「むかし、まねきんありけり」と後年、好事家が書き記すかもしれないが、確かに2016年の梅の季節に「FEMM(フェム)」と呼ばれる歌い踊るマネキン2体が東東京・墨田向島の言問団子の茶店に居た。平安時代に在原業平が詠んだ歌を採録した伊勢物語を所以とするこの茶店の歴史は、江戸末期、約170年前にさかのぼる。そこに突如現れたラテックスに身を包んだ美しきマネキン2体は手亡の団子を食べるふうでもなく、ただ観察している。1970年代後期のクラフトワーク、ディーボなど洋楽シーンの動きを受けて、YMO、プラスチックス、Pモデルなど80年代初頭に世界に冠たるテクノポップカルチャーを誕生させたトーキョーで、2010年代に現れたのは進化型ピンク・レディー?あるいはWinkのアンドロイド?そのピンク・レディーの『UFO』をもカバーする(『UFO feat. Fz from sfpr vs Invaderous』)このマネキンデュオは、EDMと共にインターネットシーンから現れた。ダンス、RAP、はたまたファッションショーにモデルとして出演するなど、既に2年ほど前から、デジタルメディアではよく知られているFEMM(FAR EAST MENTION MANNEQUINSの略)。東京で発見されたにも関わらず、海外のメディアでその評判が高まり、最新の3月号の『VOGUE JAPAN』では「TOKYO NEW GLAM」と題されたファッションページにも“表現者”として登場している。はてさて今回、東東京に現れたる未来型マネキン。マネキンは話すことができないため、RiRiのエージェントであるハニービー(Honey-B)、LuLaの代弁者としてエージェントのダブルトラブル(W-Trouble)の二人に話を聞いた。ー今回の東東京エリアの撮影はいかがでしたか?Honey-B(RiRi担当):かわいいロケーションで楽しかったですね。これまでも雷門の前で撮影したり、浅草は来たことがあったのですが。W-Trouble(LuLa担当):花やしきは初めてだったのですが、色がとてもポップで良かったですね。ー最初にFEMMというユニットが誕生したきっかけを教えて頂けますか?Honey-B:そもそもFEMMの普通のマネキンだったんです。そのマネキンは何か特別な能力を持っていると、私たちエージェント二人が感じて、特別な能力が与えられてFEMMになったことが始まりです。2013年頃から街中に出て行くようになりました。ーあなたたちエージェントお二人に特別な能力を与える力があるのですか?Honey-B:いいえ。私たち自身がそういうテクノロジーを持っているわけではなくて、私たちが所属しているFEMM's Agency Syndicateという組織がそういうことができるということです。ーそのシーンはYoutubeで発表されているティーザーのムービーにも収録されていますね。W-Trouble:そうです。彼女たちのバックグラウンドのストーリーはそのムービーで伝えており、実際に命を吹き込むシーンもあります。ーFEMMの映像は「IKIOI」が制作、コレオグラフは「Hidali」と今の日本を代表するクリエイターたちが参加しているのにも驚かされました。FEMMとうユニットはダンスと音楽というエンターテイメントに特化したスーパーマネキンなんですか?Honey-B:エンターテイメントをすることがFEMMの存在意義ではなく、道具として不当に扱われてきたマネキンの存在をもっと人々に知ってもらいたいということを発信するリーダーがRiRiとLuLaなのです。そのメッセージを伝える時、人々の心に届きやすい手段が音楽やダンスなので、そういう手法を使っています。まずはマネキンの置かれている現状を知ってもらうことが目的です。W-Trouble:FEMMは人間に似せられたマネキンなのですが、本当は感情があったり、人権があったりするのではないかという問題意識のもとに生まれたという背景があります。現在もマネキンは世界中で増え続けているのですが、個々のマネキンが元々持っていた能力を最大限引き出せるのがFEMM's Agency Syndicateという組織で、FEMM.jpという私たちのWEBサイトでエージェント登録すれば、だれでもアバターとしてFEMMが持てます。ーRiRiとLuLaはそれぞれ違う性格を持っているのですか?W-Trouble:LuLaはハウスキーパー型のマネキンです。RiRiが壊れやすく、ライブの途中などで止まってしまうことがあるので、それを直してあげるような女らしい性格です。ナースの衣装が好きで、『Kiss The Rain』や『Kill The DJ』といったやや女性らしい曲などが似合いますね。Honey-B:RiRiは攻撃的な強い性格で、マーシャルアーツなど格闘技の素養があります。衣装もアーミーなどの格好が似合います。24日にリリースされる新曲『PoW!』のようなRAPや、ビートの強い曲が気に入っているようです。ーRAPやダンスなど音楽シーン以外でも、山本寛斎のショーでは三越伊勢丹の大西洋社長と一緒にランウェイを歩いたり、ファッション誌に登場にしたりと、モデルの仕事も多いようですね。W-Trouble:マネキンなので、世の中の人々がFEMMにどういう衣装を着せたいのかは、エージェントとしても気になります。やはり服を着るということは彼女たちの本来の役割なので、こういうファッションしかしない、というこだわりはなく、どんな洋服でも着せたいという思いが強いです。逆にFEMMを素材としてプロデュースしたいという声を大切にしたいですね。ーメジャーデビューすることで期待することはありますか?W-Trouble:彼女たちのことをより多くの人に知ってもらえる機会が増えて楽しみです。これによってマネキンが人間とどう共存していけるか、興味があります。Honey-B:今まで2年間は彼女たちの声をより広く届けるためにインターネット配信というデジタルだけで問題ないと思っていたのですが、ファンやエージェントの方から、歌詞が読めたり写真を飾ったり出来るものがほしいと言う声があったので、良かったと思います。ー配信限定アルバム「Femm-Isation」は、全米ビルボードチャートWORLDで10位を獲得。海外の活動はこれからも増えていくと思いますが、インタビューはいつも英語でエージェントのお二人が答えているとか? お二人についても少しお話しを聞きたいのですが?Honey-BW-Trouble:私たち二人のプライベートに関しては残念ながらお答えできません。トップシークレットです。【FEMMプロフィール】2013年に“発見”されて以来、ネット配信だけだった活動は2月24日にFEMM's Agency SyndicateよりいよいよCD2枚組(オリジナル新曲2曲、リミックス等の新録 3 曲に加え、リミックス音源を5曲収録した DISC1と 昨年発売された配信限定アルバム「Femm-Isation」を完全収録した DISC2 、2枚あわせて全23曲収録)によるメジャーデビューを果たす。Text: birds-nest
2016年02月23日SelfCreative合同会社(SELF)は、東東京に拠点を構えるものづくり企業を盛り上げていくという目的で、プロジェクト「東東京モノヅクリ商店街」を発足させた。同プロジェクトは、東東京に拠点を構えるものづくり企業を盛り上げていくという目的のもと、ネット上に架空の商店街を作り出し、SELFがキュレーションを行ったクリエイターや、企業同士のセッション、催し物などを行い、今後数年かけて継続的に商店街をもりあげながら「モノ」と「コト」を展開させていくもの。「モノづくりの町すみだ」に集積するファッション、ライフスタイル産業の製造業を中心に、東京周辺の中小企業を支援する第三セクターとして設立された「国際ファッションセンター(KFC)」との協業によるプロジェクトとなる。第一回目は、MOMAで取り扱いもされている廣田硝子や、創業60年、動きやすくからだにやさしいニットシャツを国内工場でつくるシャツ屋、丸和繊維工業や、パリコレに参加する人気ブランドのレザー制作を一手に引き受ける牧上商会、今までにない形や色で新しい風船の可能性を探るマルサ斉藤ゴムなど、多彩なメンバーで商品開発やイベントを行う予定となっている。また、2月17日から東京都・代々木の国立代々木競技第一体育館で行われるファッションとデザインの合同展示会「rooms」の地場産エリアにて、同プロジェクトのお披露目が行われるということだ。参加企業は、井上鞄製作所、駒屋、玉の肌石鹸、トロフィー佐藤、廣田硝子、牧上商会、マルサ斉藤ゴム、丸和繊維工業他約30社。参加クリエイターは、SELF、関根正吾(イラストレーター)、藤崎尚大(meanswhile)、宇藤えみ(スタイリスト)、紫をん(和菓子作家)、吉田ちかげ(アートディレクター)他。
2016年02月04日花を愛でるということを、人を愛することに置き換えてみれば東信の信念の一端が見えるかもしれない。流行に流されないスタンスで“花の価値”を突き詰めている東信。狂気に近しいほど神経を研ぎすませ、花と真摯に向き合うには理由がある。「『美』とは何か。花は枯れるものだが、咲く時だけが本当に美しいのか?一般の人の目に商品として触れる花は、人の欲望の為に生産されるものの内の2割にしか過ぎない事を、どれだけの人が知っているだろう?人が必要としていない部分も含めて、花の全部が美しい」。世の中に蔓延する盲目的な既成概念を覆し、花の価値を高める挑戦は、創業当初から変わらず続いている。最新プロジェクトの「In Broom」では、宇宙空間に続き、フィリピンの海の真ん中といった本来、植物が生息しない場所に花を生けた。「次もむちゃくちゃやるよ。不毛の土地には理由がある。それを追い求めたい」という言葉通り、彼の活動は常に驚きに満ちている。それは新宿伊勢丹のフラワー オブ ロマンス(FLOWER OF ROMANCE)でも同じ事。「今まで全く花に興味がなかった人に『こんなに花って綺麗だったのか』という気づきや、(フラワー オブ ロマンスの)花をもらった人に『これが花なのか?』という純粋な驚きをもたらしたい」と話すのは、当店の全てを任されている望月マネージャー。東は「花の価値を追求するのも良いけど、広げないか」という望月の言葉に突き動かされ、「お前が言うんだったらやろう」と踏み切った。「花を買いづらい」という声にフォーカスを当てたという今回の出店。「俺たちは一年に何万本という花を切って殺している訳だから、生き物を扱っていく上での責任がある。花の本当の意味を暮らしの中で感じてもらう、それが花を生ける意味。ファッションやシャンパンにはできないことだと思っている」。その切実な想いが形になったのがフラワー オブ ロマンスだ。「花と向き合って行く姿勢を貫き、真摯にコツコツとやっていくまでだ。“花の価値”を突き詰め、それを広げるには、世界一でないと意味がない」と力強く言い切る。事実、世界からの熱い視線が東信に注がれているのは、メディアにひっきりなしに取り上げられている事からも分かるだろう。この1、2年だけを例に挙げても、Thames & Hudson社の書籍『FLORAL CONTEMPORARY: The Renaissance in Flower Design』、仏ル モンド紙の『Mマガジン』、『New York times』、『Huffington Post』などで彼の作品や「In Broom」のプロジェクトが報道・特集されている。「正直、日本のお花のレベルは高い。だが、問題は花をどう解釈し、どう広げていくか。我々は植物に生かされている。それこそが花の価値。世界で勝負する時もそのままの姿勢を変えず、自然体のまま、強く、逞しくやっていくので見ていて欲しい」。世界の舞台での活躍は、前述のファッション界の一流メゾンをはじめ、グローバル企業や他ジャンルのアーティストとの取り組みなど多岐に渡るが、彼が最も注力している“花の価値を広げる”為の活動においても、新宿伊勢丹への出店はまだ彼にとって出発点だ。香港、上海、NYなど世界の重要都市でのポップアップなどが計画されているという。人生に花がある本当の意味を、世界中の多くの人々が彼の店で感じることができる日もそう遠くない。
2015年05月16日「イカ東」という言葉、耳にしたことありますか?「テレ東の仲間・・・?」「イカの種類・・?」困惑の声が聞こえてきそうですが実はこれ、「いかにも東大生」の略なのです。日本一頭の良い東京大学ですが、その中でも「イカ東」ってどんな存在なの?かつて東大のサークルに所属していたこのわたくしが調査&分析をしてみました。■「イカ東」のビジュアル東大生といえば頭がいい、将来性がある、天才などプラスイメージを持つ方が多いことでしょう。しかし「イカ東」はダサい、野暮ったい、カッコ悪いといったファッションセンスに乏しく、見た目に無頓着ながり勉君を指しているのです。具体的にどんな見た目なの・・・?お、おおう。これまで東大や研究者を目指して勉強一筋。お洒落まで勉強する時間はなかったのでしょう。でも案外街でこんな人見かけませんか?いやいや、秋葉原じゃなくて渋谷とか下北とかでも。それもそのはず。東大の1、2年生が生息する駒場キャンパスは渋谷から徒歩15分圏内なので彼らのテリトリーなのです。渋谷でこんな人を見かけたらそれは「イカ東」かも・・・?■「イカ東」スピリット「イカ東」は勉強の鬼です。例えば2年間で200単位習得するため、休暇中まで集中講義を受けたり、挨拶代りに爆裂研究トークをしたり。Facebookで自らの勉強計画を発表している人も。自分独自の世界を持ち、いわゆる「コミュ障」状態に陥っているイカ東も多いです。やはり「普通の大学生」とは一線を画していますね。■「イカ東」とtwitter東大生はtwitter率がとても高いように感じます。いや、そりゃ今の時代大学生のtwitter人口はとても多いのですが、彼らは独特。twitterの中でいかに「ネタクラスタ」(ネタツイートをするtwitterユーザーのこと)として活躍するか、「あるふぁついったらー」(フォロー数の多いtwitterユーザーのこと)になるかなど日々競い合っているイメージがあります。まあ頭がいいからか、確かに面白いツイートが多いのは事実ですけどね。「イカ東」はそんな「東大ネタクラスタ」のかっこうの餌食。というか「イカ東」自身が自らをネタに、「あるふぁついったらー」に上り詰めることもあります。なんだか憎めない愛すべき「イカ東」。日本の未来は君たちが背負っている?!がんばれイカ東、負けるなイカ東。
2015年03月29日映画『ST赤と白の捜査ファイル』の初日舞台あいさつが10日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われ、キャストの藤原竜也、岡田将生、志田未来、芦名星、窪田正孝、瀬戸朝香と佐藤東弥監督が出席した。今野敏の同名小説(講談社文庫刊)を実写化した本作は、日本テレビ系で放送されたドラマシリーズの劇場版。警視庁内に設置された科学特捜班・STは、法医学のスペシャリスト・赤城(藤原)をはじめ、優秀だが性格に難があるメンバーばかり。そんな中、サイバーテロ事件が起こり、殺人容疑で逮捕された赤城とSTを管理する百合根(岡田)らは対決することになる――というストーリーで、映画は全国公開中。ハッピ姿で現れたキャスト陣は、大歓声を上げる観客に紅白のお餅を配りながらステージに登壇し、藤原は、「監督に多くの人に受け入れてもらえるような作品にしてもらった。今日は笑って温かい気持ちになって帰って欲しい」と胸を張ってアピール。また、朝9時からの舞台あいさつだったため、「本当に眠いです……」と笑いを誘った岡田も、「“キャップ”として、STのメンバーを愛してきた自信がある。変わったメンバーですが、みなさんがこんなに愛してくれてうれしいです」と笑顔であいさつした。また、劇中で、武術に秀でるが言葉を発しないSTメンバー・黒崎(窪田)と対峙するシーンがある藤原は、アクションが得意ということもあり、「窪田くんが毎回毎回とんでもない動きをしてたので、そういうのも良いなぁと思ってた。今回は念願が叶って良かった」と満足げに語った一方、窪田は、「僕は逆にたくさんしゃべって謎解きをしたい」と苦笑い。同シリーズでは、STメンバーによる長セリフの応酬も見どころとなっており、STの監査役・松戸理事官を演じた瀬戸は、「隣りで見ていて、みんな集中力がすごかった」と感嘆していた。舞台あいさつ最後は映画続編の話になり、カツラを着用した役柄だった志田が、「ドラマを観ていた人に『頭デカいね』って言われてたので、カツラを外すシーンをたくさん作って欲しい」と笑いを誘うと、芦田も、「現場検証とかに、STメンバーみんなで行きたい。意味なく集合してるみたいな」とノリノリで、岡田は、「絶対面倒くさいことになる!」と大爆笑。そんなキャスト陣たちの言葉に、佐藤監督は、「全部やりたいですね。頭からあふれるくらい考えてます」と続編制作へ意欲を燃やしていた。
2015年01月11日『映画 ST 赤と白の捜査ファイル』が1月10日(土)に公開を迎え、主演の藤原竜也、岡田将生、志田未来、芦名星、窪田正孝、瀬戸朝香、佐藤東弥監督が赤と白の法被姿で朝9時から上映前の舞台挨拶に登壇し、映画の公開を祝った。特殊な能力に長けた個性豊かなメンバーを擁するST(科学捜査班)が事件を解決していく様を描いたスペシャルドラマ、連続ドラマの映画化。STの頭脳とも言える赤城(藤原さん)が“容疑者”として追われるという衝撃的な事件の解決にメンバーたちが挑む。朝9時開始の舞台挨拶にもかかわらず場内は満員。藤原さん、岡田さんら登壇陣は獅子舞に先導されて、客席の間を通って登場し、観客に紅白の餅を配りながら壇上へ。藤原さんは「明けましておめでとうございます」とまずは新年の挨拶。「夏に撮影して、ようやく公開です」と満を持しての公開の喜びを口にする。岡田さんは「ちょっとだけ本気で眠いです(笑)」とボヤキ気味に語っていたが、主演2人に続いてマイクを握った志田さんが「お2人とももっとしっかりしたこと言うかと思ってたら意外とナチュラルで…(笑)」と舌鋒鋭く語り、会場は笑いに包まれた。初回上映を前に、制作陣はさらにその先、早くも続編を見据えているようで、登壇陣には「この先やってみたいこと。やり残したことは?」という質問が。藤原さんは「窪田くんが毎回、とんでもない身体能力を見せてくれて、そういうのもいいなと思ってます。派手なアクションやりたい。いつも黒崎(窪田さん)がいいとこを持って行くので(笑)」と武闘派への転身を希望。一方の窪田さんは、「逆に謎解きしたいです。たくさん喋って『謎は全て解けてしまった』とやりたいけど…なんせ(黒崎は設定上は)喋れないので…」と羨ましそうに語っていた。芦名さんは「みんなが揃うシーンが好き」ということで、個性があり過ぎて個別行動の多いSTの面々が「全員で動くのをやりたい。全員で現場検証行ったり、意味なくても一緒にいるのがいい」と希望を明かすが、STのまとめ役である岡田さんは「めんどくせー(笑)!絶対に大変ですよ!」とうんざりした表情。この日は初日を祝って壇上で鏡開きも行われ、ヒットを祈願。キャスト陣からは喜びと共に長年、寄り添ってきた作品の巣立ちに対し「寂しい」という言葉も漏れた。最後に、改めてマイクを握った岡田さんは「僕自身、スペシャルドラマで始まった時からキャップとしてSTのメンバーを一番愛してきた自信があります!みなさんが変わったメンバーをこんなに愛してくれるのが本当に嬉しいです。みなさんの心の中にメンバーが残ればと思います」と語りかけ、会場は温かい拍手に包まれた。『映画 ST 赤と白の捜査ファイル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 ST赤と白の捜査ファイル 2015年1月10日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「ST赤と白の捜査ファイル」製作委員会
2015年01月10日日本テレビの連続ドラマの劇場版となる『映画 ST 赤と白の操作ファイル』の完成披露試写会が12月9日(火)に開催。主演の藤原竜也、岡田将生に志田未来、芦名星、窪田正孝、三宅弘城、佐藤東弥監督が舞台挨拶に登壇した。それぞれ専門分野のエキスパートであるが、変人揃いの「ST(科学捜査班)」の面々が難事件に挑んでいく姿を描き、スペシャルドラマ、連ドラと放送されてきたが、連ドラ最終話で藤原さん演じる赤城がまさかの逮捕という形で幕切れ…。今回の映画ではその真相が描き出される。キャスト陣は客席の間を通って登壇。最初に藤原さんと岡田さんがそれぞれ左右の扉から姿を見せると会場は熱狂。窪田さんは、三宅さんと一緒に登場したが、途中で劇中の黒崎と山吹のやりとりそのままに、窪田さんが三宅さんの耳元にささやく仕種を見せ、ファンからは悲鳴のような歓声が上がった。藤原さんは、ドラマ最終話から劇場版を待ち望んだファンに「(ドラマで)モヤモヤした終わらせ方をしてすいません。全部監督のせいです。“赤城逮捕”という…自分でもなんで捕まったのか分かんないけど…(笑)」とこれから映画を観る観客の期待を煽る。スペシャルドラマから2年弱の間で、印象深い出来事を尋ねると藤原さんは、ある飲みの席で志田さんが発した注文「ゆず酒ソーダ割り」という早口言葉のような言葉がキャスト陣の間でブームになり、さらにセリフの中で人物名「柚木響子」、さらに「ストラディヴァリウス」という言葉に苦しめられたと述懐。セリフ量の多い本作にあって、窪田さんだけはほとんどセリフを発しないとあって、藤原さんは「ひと言もしゃべらずに最後にカッコいいとこを持っていく。窪田くんのための『ST』ですよ」と恨み節を連ねて会場は笑いに包まれた。岡田さんは、完成したドラマの第1話を、藤原さんの家で藤原さん、レギュラーであり映画にも出演している田中哲司さんと一緒に見たそうで「共演者と見るのも初めてのことでなかなかない経験だった」と嬉しそうにふり返る。だが、「第1話の感想とかを語り合うかと思ったら、感想を言わずに大の大人3人が『桃鉄』をやりたいとなって…(苦笑)」と感想そっちのけでゲームに興じていたことを明かした。志田さんは、映画のロケ撮影で一泊した際「怖い話をしたんですが、私は苦手で…。星さんの部屋に泊めてもらいました」と明かす。芦名さんは「小動物みたいでかわいかったです」と笑顔を見せた。三宅さんは、その芦名さんがある席でビートたけしのモノマネをしたと暴露!当然(?)、この場で生で…という流れになり、芦名さんは照れながらも「バカヤロー!」とモノマネを披露し会場を沸かせる。さらに、最後の挨拶でも藤原さんが「星ちゃんが、ヤギのモノマネを忘れてたみたいで(笑)」と突然のムチャぶり!芦名さんは観念したように「すぐに終わらせますから(苦笑)…メェェ」と見事にヤギのモノマネを披露し会場は拍手と笑いに包まれた。『映画 ST 赤と白の操作ファイル』は2015年1月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月09日パンティを被ることで変態の血が覚醒して、超人的なパワーを発揮する高校生を主人公とした『HK/変態仮面』。90年代に『週刊少年ジャンプ』に連載された『究極!!変態仮面』を原作とした本作で、“変態仮面”こと色丞狂介を演じるのが、『ガッチャマン』(佐藤東弥監督)も控える注目の俳優・鈴木亮介だ。本作の映像化を熱望していて、脚本協力で参加する小栗旬が「彼しか考えられない」と太鼓判を押すキャスティング。異色のヒーローに挑んだ鈴木に、話を聞いた。その他の画像「小栗旬君と『シュアリー・サムデイ』という映画を撮っていたときに、『亮平とやりたい作品がある』って言ってくれたんですよ。それが『…変態仮面』で、僕も世代的に原作は知っていて、やってみたいと思ったので、それこそ『これを俺たちの“いつかきっと”(=シュアリー・サムデイ)』にしようって話してたんです」変態仮面といえば、その格好。顔にパンティ、脚に網タイツ、ボディにはビキニを纏っているだけで、ほぼ裸同然の格好だ。正直、恥ずかしさはなかったかと訊いてみると!?「本当に撮れるのか、身体作りは大丈夫なのかっていうことで頭がいっぱいだったので、衣装合わせのときは恥ずかしいなんて考えてる余裕は一切なかったですね。でも、いざ初日ってなって、最初にあの衣装を着て鏡を見たときには、『あれっ、待てよ?』と一瞬だけ迷いました。『鈴木亮平、本当にいいのか!?引き返すなら今だぞ!!』と(笑)。でもそれも10秒くらいで(笑)、とにかくこの作品をできることがうれしくて。不思議なのは、あの仮面(パンティの下のお面)を着けると、全然恥ずかしくないんですよね。あの1枚があるだけで何か違って、撮影の合間にパッと取ると、また恥ずかしくなるんですよ」4月公開にも関わらず3月まで撮影されていて、「変態的スケジュールと僕は呼んでます。すべて変態的なんですよ、この映画は(笑)」と語る本作だが、笑いやアクションはもちろん、青春の葛藤や恋愛といった、さまざまなテーマが詰まっているのも見どころだ。「原作ものをやるときは、まずなにより原作を好きな人たちの気持ちを裏切りたくないってすごく思うんですよ。どうしても原作と違う部分は出てきますが、読後感やキャラクターの芯はちゃんと連動させていたい。『…変態仮面』もそういう作品になっていると思います。あとは、観た人にどう受け取ってもらえるか。映画として、あのキャラクターをいかにカッコよく見せられるかにすべてを懸けてやったので、観た人に『カッコイイ』って言っていただけたら一番うれしいです。もちろん爆笑はありきですけどね(笑)」『HK/変態仮面』4月6日(土)新宿バルト9にて先行公開、4月13日(土)全国ロードショー取材・文:渡辺水央撮影:中川有紀子
2013年03月29日佐藤健主演の映画『るろうに剣心』の舞台あいさつが13日に名古屋で行なわれ、佐藤と大友啓史監督が登壇した。その他の写真『るろうに剣心』は、1994年から『週刊少年ジャンプ』に連載され、コミックの累計発行部数は5000万部を突破、テレビアニメ化もされた人気作。かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられるも、維新後に殺さずの誓いを立てた伝説の剣客・緋村剣心(佐藤)が、様々な人との出会いを通じて、自らの生きる道を見出していく姿を描く。子どもの頃、リアルタイムでテレビアニメの放送を見ていたという佐藤は「ハードルは高かったです。僕自身がこのアニメを好きだったし、誰もが知っているマンガっていうのがわかっていたので、剣心を演じるっていうのがどれだけ高いハードルかっていうのは、最初から意識していました。でも、このハードルを超えられないならやらない方が良いと思った」と役への想いを告白。大友監督は「彼は自分から高いハードルを設定していた。そこに時間や場所を用意してあげれば、どんどん吸収していっていた」と称賛した。本作には本格的なアクションシーンが多く登場するが、大友監督は「今回は、時代劇の“殺陣”ではなく、“ソード(刀)アクション”と呼んでいます。“斬り合い”というのは人間とのぶつかり合いなので、そこにはドラマがある。今回はアクション俳優ではなく、健くんはじめ、素晴らしい役者たちが練習して演じた、CGに頼らない、汗を感じる生身のアクションになっています」と語った。また司会者から、この日を心待ちにしていたファンが開場の11時間前から列を作っていたことを聞くと佐藤は「マジっすか!? 暑いなか…。お水飲んでくださいね(笑)」と声をかけ、「この映画を楽しみにしていただいていたと思いますが、みなさんに見ていただけるのが本当にうれしいです」と笑顔を見せた。『るろうに剣心』8月25日(土)全国ロードショー※8月22日(水)、23日(木)、24日(金) 先行上映
2012年08月14日堺東まちなか”逸品バル”実行委員会事務局は、第2回「堺東まちなか”逸品バル”」を開催する。堺東で毎年恒例となっている夏まつりの時期に合わせての開催となる。同イベントは、地元のまちづくり組織である「そや堺ええ街つくり隊」が中心となり、地元の商店組織である「堺東商店街連合会」と連携して、堺東のにぎわいづくりのため取り組んでいるもの。スペイン風居酒屋”バル”をイメージした「飲み物+逸品」のセットを楽しむイベントだ。昭和の面影が残る立ち飲み屋や小粋な日本料理店、おしゃれなバーなど、地元の個性豊かで魅力ある飲食店が、各店自慢の逸品を提供。各店舗はチケット1枚(約500円)で利用できる。今回は51店舗が参加。そのうち19店舗が堺の農産物「堺のめぐみ」を使用したバルメニューを提供するほか、堺産野菜や自家製プリンなどをチケットと交換できる「おみやげバル」3店舗が初登場する。なお、最終日(8月4日)には、堺市役所前市民交流広場で「そや堺ええ街つくり隊」主催の夏まつりが開催されるとのこと。■堺東まちなか”逸品バル”詳細・開催期間:8月2日から4日(開催時間は各店舗で異なる)・参加店舗:51店舗・チケット代:1冊4枚綴り(前売り:2,000円、当日:2,400円)・チケット販売:前売り(各店舗で8月1日・18:00まで、特設売場で7月30日から8月1日・12:00から18:00まで)・チケット販売:当日券(特設売場で8月2日から8月4日・10:00から21:00まで)詳しくは同イベントウェブサイトから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月01日映画『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』が11月5日(土)に公開初日を迎え、主演の藤原竜也を始め伊勢谷友介、吉高由里子、生瀬勝久、香川照之ら主要キャスト陣が勢揃い。原作者で脚本も担当した福本伸行と佐藤東弥監督と共に舞台挨拶に登壇した。人生を賭けて博打に挑むカイジの姿を描いた人気漫画の実写映画版第2弾となる本作。計2億円を稼ぎ出すために、“沼”と言われるモンスターパチンコを攻略すべくカイジを筆頭に仲間たちが命を賭ける。これまで藤原さん、伊勢谷さん、吉高さんの3人が出席してのイベントは行われてきたが、「トークの精鋭」(伊勢谷さん)である生瀬さんと香川さんを含めた5人が勢揃いするのは「最初で最後」(吉高さん)とあって一同はハイテンション。いきなり藤原さんは真昼間の舞台挨拶にもかかわらず「みなさん、こんばんは」と挨拶し、香川さんから「飲んでるのか?」とすかさずツッコミが入った。映画では原作にはないオリジナルの“姫と奴隷”と呼ばれるゲームが展開し、本物のライオン2頭が参加しているが、キャスト陣はこのシーンにまつわるエピソードを披露。このライオンがなかなか動かずに苦労したらしいが、加えて生瀬さんによると「猫アレルギーが4人(※藤原さん、伊勢谷さん、吉高さん、香川さん)もいた」とのこと。香川さんは「僕は生まれたばかりの子猫でもダメ。犬もダメ」と渋い顔をしていたが、生瀬さんから「お前、そんなんでよく『南極大陸』(TBSにて放送中)とか出てるな」と挑発されると「“サラリーマン”のように働いてるからな」と生瀬さん出演の『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』(公開中)を意識して応酬し、会場は笑いに包まれた。現場でもこの2人はこんなやり取りばかりだったそうで「相変わらず仲が悪い」(香川さん)、「あの人(香川さん)は喋るだけ喋って寝る」(生瀬さん)と不仲ぶりを見せつける。吉高さんは、20代から50代までの個性派の男優陣に囲まれての撮影をふり返り「こうやって大人になっていくんだな…。藤原さんも30年後にはこうなってるのか」と生瀬さんを見やりながらしみじみ語り、会場は笑いに包まれた。映画にちなんで「人生の中でやり直したいこと」を尋ねられた伊勢谷さんは「(本作の)宣伝でTVに出たときに、隠してたわけではないんだけど、出すべきじゃないところが出ちゃった。『AVは企画ものが好き』と言ってしまって…」と後悔。香川さんから「企画ものは好きじゃないの?」と蒸し返されると「企画ものの方が興奮するのは事実なんですが、もう少し清楚な方が…」と明かすなど終始、丁々発止のやり取りで客席からは幾度も笑いがわき起こった。『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:カイジ2 〜人生奪回ゲーム〜 2011年11月5日より全国東宝系にて公開© 2011「カイジ2」製作委員会■関連記事:吉高由里子、チケット争奪に訪れた千人を前に「クズのみなさん、こんばんは!」駆け引き上手な俳優No.1は藤原竜也!向井理、西田敏行らが上位にランクイン藤原竜也、現場で伊勢谷&吉高との勝負に負けスタッフ全員分の餃子をお使いシネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?吉高&香川『カイジ2』続投!本物のライオン登場のオリジナルゲームも
2011年11月06日人気コミック『カイジ』シリーズの実写映画化第2弾『カイジ2 ~人生奪回ゲーム~』の完成披露記者会見が6日に都内で行なわれ、主演の藤原竜也、吉高由里子、伊勢谷友介と佐藤東弥監督、そして本作では脚本も手掛けた原作者の福本伸行氏が登壇した。完成披露の模様映画『カイジ2』は、原作ファンに人気のエピソード“欲望の沼”(『賭博破戒録カイジ』に収録)をベースに、多額の負債を抱えてしまった主人公、伊藤カイジ(藤原)が、ドン底人生からはい上がるために2週間で2億円を手に入れるサバイバル・ゲームに挑む。吉高は2009年に公開された『カイジ ~人生逆転ゲーム~』に引き続いての出演で、伊勢谷は巨大カジノの支配人役として登場する。藤原は「撮影自体は相手の裏を読み細かい駆け引きがある、張り詰めた空気の中でのお芝居だったんですが、現場を離れるとみんなで仲良くやっていた」と話し、初参加となる伊勢谷は「藤原くんを地獄に落とそうとする最大限の悪人をやらせていただいた。生瀬勝久先生、香川照之先生がかなり強烈で、本当に楽しい現場でした」と2か月半の撮影を振り返った。さらに本物の“2億円”が出演者の前に運ばれるとトークはお金のことになり、伊勢谷は「お金というものは僕らがあとから価値を付けただけであって、素材としてはただの紙。原作にはお金に固執した社会になっているというアンチテーゼがあって、先進的な考え方だと思った。お金のありようを考え直す時期にきているのでは」と語ると、藤原は「ドン底に落とされても仲間を信じてのし上がっていくカイジの姿に共感できたし、手応えを感じる作品になった。お金の価値観や仲間に対する思いだけでなく、エンターテインメントとしても優れたものができた」とPRした。『カイジ2~人生奪回ゲーム~』11月5日(土) 全国東宝系にて公開
2011年10月07日映画『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』の完成披露記者会見が10月6日(水)、東京国際フォーラムにて開催され、藤原竜也、伊勢谷友介、吉高由里子、佐藤東弥監督、原作者の福本伸行が出席した。人生を懸けてギャンブルに挑む青年・カイジの姿を描いた人気漫画の実写映画化第2弾。2週間で2億円を稼ぐためにカイジが裏カジノで勝負に挑む。前作に続きカイジを演じた藤原さんは「続編に参加させてもらえるということは前作を多くの人が観てくれたということ。その嬉しさを感じながら撮影に臨みました」と充実の表情。伊勢谷さんとは初共演、吉高さんとは前作で共演しているものの、本格的に芝居で絡むのは初めて。「初めて一緒にどっしりと芝居させてもらいましたが、嬉しかった。伊勢谷くんのプライベートの話も吉高さんの話も聞きました」と笑顔をのぞかせた。伊勢谷さんは「新参者だったので心配だったけど、温かい現場でした。最大限、悪い人をやらせてもらいました」とニヤリ。吉高さんも「映画が公開されたら会えなくなるのが寂しい」と仲の良さをうかがわせた。撮影中、藤原さんが「餃子を食べたい」と言い出し、3人でじゃんけんをして負けた人がスタッフも含めた全員分の餃子を買ってくるという劇中さながらの“大勝負”に挑んだことも。結果は「言いだしっぺが負けるもの」(伊勢谷)ということで藤原さんが自腹で130個の餃子を買いに行かされたとか。この日は映画にちなんで本物の2億円の現金が用意されたが、伊勢谷さんは「いまなら震災復興支援に使いたい。お金は人間が作り出したもので素材は紙。社会の中で後から価値がつけられたもの。(映画は)それに固執する社会へのアンチテーゼになっているのかなと捉えた」と作品を通じて考えたお金の在り方について思いを語った。吉高さんは「持って帰ったら刺されそうですね」と笑いつつ、脇に控える警備員を見やり「警備員さんて全然笑わないんですね。さっきから目を合わせてくれない」と巨大な現金を前にしつつも妙なところに興味津々だった。さらに「おかえり、クズの皆様」という強烈なキャッチコピーにちなんで自らのクズな部分について尋ねられると、藤原さんは「休みの日に競馬場で飲んで、負けたらスナック寄って…クズだな、と毎回思ってます」とプライベートでの意外な一面を告白。負けじと(?)吉高さんは「スナックは行きませんが、3日くらい休みだと遮光カーテン閉めて、ベッドから動かないです」と“クズ自慢”に花を咲かせていた。『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』は11月5日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:カイジ2 〜人生奪回ゲーム〜 2011年11月5日より全国東宝系にて公開© 2011「カイジ2」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?吉高&香川『カイジ2』続投!本物のライオン登場のオリジナルゲームも
2011年10月06日佐藤江梨子と柳楽優弥主演の『すべては海になる』が1月23日(土)に公開初日を迎えた。佐藤さん、柳楽さん、そして山田あかね監督による舞台挨拶が都内劇場で行われ、先日結婚式を挙げたばかりの柳楽さんへの祝福ムードで大きな盛り上がりを見せた。どこかで寂しさを感じている書店員の夏樹(佐藤さん)と崩壊した家庭を一人、立て直そうとする高校生の光治(柳楽さん)の「本」を介してのつながりを描いた本作。佐藤さんは、公開初日を迎えての気持ちを尋ねられ「昨日、生まれて初めて流れ星を見たんですよ!まあ…ただのコバエだったんですけど(苦笑)。そのときに『願いごとしなきゃ!』と思って、『たくさんの人が来てくれますように』とお願いしました」と語り、満席の客席を見て喜びの表情を浮かべた。そして「うちの姉と弟は2人とも書店で働いた経験があって、私も働いてみたかったので、夢がかないました!」とニッコリ。実際の本屋での撮影について「貸し切り状態で、本が読み放題だったので、雑誌から芸能人本まで読みました」と語ったが、司会者からの「じゃあ、撮影中にそこのあった本は全部読んだんですか?」という珍妙な質問に思わず「そりゃ無理だろ!」と怒気を含んだツッコミを入れ、次の瞬間ハッと正気に返って「それはムリでしょう?」と優しい笑顔を浮かべて言い直し、会場は笑いに包まれた。柳楽さんが挨拶しようとすると、すかさず客席から「結婚おめでとう!」という祝福の声が。柳楽さんは「ありがとうございます」と笑顔で返した。今回の役について「僕は本を読まないし、2年ぶりの演技ということで、監督に『本読みをやりたい』とメールしました。でも、監督と2人で本読みをやると、監督が相手役を演じるので僕の芝居を見れないんです(苦笑)。監督はそれに気づいて『助監督呼んでいいですか?』って。それから佐藤さんや白井晃さんとかいろんな人が入ってきて、結果オーライでした」とふり返った。監督は柳楽さんについて、というか柳楽さんの結婚について「ウブな少年の役になりきっていて、ガールフレンドの気配を全く見せなかった」と証言。佐藤さんもこれにすかさず「(事前に何も言わなかったことを)責めてない。責めてないよ。でもびっくり!触ったら壊れそうな少年を演じてたので、少し距離を置いて接してたら…『あれー?』って感じ」とやっぱり責めてる?さらに、この映画をどんな人に観てほしいか?という質問に柳楽さんが「ヨメに…」と答えると、佐藤さんは「オー!!」と歓声を上げ、「私も(柳楽さんの奥さんと同じ)エリーだよ!」と興奮した様子でよく分からないアピール。会場には拍手と笑いがわき起こった。『すべては海になる』は新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開中。■関連作品:すべては海になる 2010年1月23日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開©「すべては海になる」パートナーズ■関連記事:サトエリ&柳楽優弥、カンヌで「運命の出会いをした」『すべては海になる』完成披露世界最大のお化け屋敷“戦慄迷宮”が、清水崇監督&柳楽優弥主演で映画化
2010年01月23日映画『東のエデン』の新ビジュアルを使用した新たなポスターが完成!あわせて、11月28日(土)より公開される『東のエデン劇場版IThe King of Eden』の主題歌がTVシリーズ版のエンディングも担当したschool food punishmentの歌う「light prayer」に決定した。TVシリーズで人気を博し、その続編という形で『東のエデン劇場版IThe King of Eden』、『東のエデン劇場版IIParadise Lost』と2章に分けて公開される本作。これに先駆け、先日よりTVシリーズの再編集版として『東のエデン 総集編Air Communication』が限定上映され、初日には立ち見客が出るほどの異例のヒットを記録している。このたび発表されたポスターには「滝沢朗とは何者なのか?」という文字が躍り、「はちみつとクローバー」などでおなじみの羽海野チカのデザインによる滝沢が微笑みかける。ズバリ、この滝沢の失踪の秘密こそが今度の劇場版の大きなテーマのひとつ。TV版の最終回で再び記憶を消し、姿を消した滝沢はどこへ向かったのか?「俺はずっと、君と一緒に旅した場所にいます」というメッセージの意味は?少女・咲は滝沢を探しにニューヨークへ。そして、日本を救う新たな戦いがいま、幕を開ける――。TV版のエンディングテーマに続いて、神山健治監督直々の指名を受けて『劇場版I』の主題歌を担当することになったschool food punishmentは本作の脚本を読んで、「light prayer」を書き下ろした。ボーカル&ギターの内村友美は「“何が待ち受けていても、目の前で起こることに立ち向かう、その先にしか未来はないし、どんな理不尽な世界でも、それを受け止めた先に、自分にとっての楽園はある”という思いを込めて『light prayer』という曲を作りました。私が感じたイメージが、映画の世界観を少しでも広げることが出来たら嬉しいです」と曲に込めた思いを明かす。「light prayer」は11月25日(水)に発売される。また今後、物語にも登場した“聖地”豊洲の劇場、ユナイテッド・シネマ豊洲では“東のエデン Cafe”が、さらに吉祥寺パルコでは“PARCO CITY×東のエデン プレミアムショップ”がオープン(近日詳細を発表予定)するなど、公開までまだまだ話題を集めそう!『東のエデン劇場版IThe King of Eden』は11月28日(土)より、『東のエデン劇場版IIParadise Lost』は2010年1月9日(土)よりテアトル新宿テアトルダイヤほか全国にて順次公開。■関連作品:東のエデン劇場版IThe King of Eden 2009年11月28日よりテアトル新宿、テアトルダイヤほか全国にて順次公開東のエデン劇場版IIParadise Lost 2010年1月9日よりテアトル新宿、テアトルダイヤほか全国にて順次公開
2009年10月14日映画『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』の初日舞台あいさつが10月10日(土)、東京・TOHOシネマズ日劇スクリーン2で行われ、主演の藤原竜也、香川照之らが出席した。漫画家、福本伸行による累計1,300万部突破の人気コミックの実写映画化で、その日暮らしの自堕落な生活を送る26歳の青年・カイジ(藤原さん)が、友人の借金の保証人になっていたせいで背負った多額の借金返済のため、人生の逆転を賭けて数々のゲーム挑む姿を描くサバイバルストーリー。劇中にちなみ、初めての給料の使い道を司会者から聞かれた藤原さんは、「15歳くらいだったと思いますが、(所属事務所の)ホリプロから少量の金額をもらいました。母親に少し渡して…あとは好きなものを買ったと思います。15の夏だったかなぁ」と懐かしげ。宝塚歌劇団出身の天海祐希は「19か20のときだったと思います。何も買っていないですね、貯金しちゃったんです」と答えつつ「宝塚ってアルバイト禁止なので親の仕送りをしてもらっていて、初任給をもらったときに金額を見て『もう結構です』と大見得切って仕送りを止めてもらったんです。でも1か月分だと思っていた金額が3か月分だと後から分かり、『しまった!』と思いましたが、そのままやりくりしました」と苦い思い出を吐露。さらに香川さんは、回答から脱線して「俳優になる前、TBSの緑山スタジオで2か月間、ADのアルバイトをしていて、すごく大変でみなさんからものすごい怒られていました。コードを巻いたりお弁当を配ったり…。僕の後に、のちの行定勲監督が入ってきて、僕はどうもデカい顔して弁当の配り方とかを行定監督に教えていたらしいんです。キッチリ復讐されましたけど」と意外なエピソードを告白。会場を大いに沸かせた。一方で続編の話題に、カイジを苦しめる狡猾な男・船井を演じた山本太郎は「僕の撮影は1日半くらいで終わってしまったので、次はもっと長く出たい」とおねだり。今作で映画初監督を務めた佐藤東弥監督は「また僕をご指名いただけると…」と今作への思い入れタップリの様子。すかさず香川さんから「次はねぇ、(東弥監督の実父の)佐藤純彌さんに決まっているらしいよ」とツッコミを食らったが「いや別の大作が控えていますから」と笑顔で切り返していた。『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:カイジ 〜人生逆転ゲーム〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 福本伸行・講談社/2009「カイジ」製作委員会■関連記事:天海祐希、“結婚”に関する問いを力技で封印?「逆転など必要ない!」
2009年10月10日人気漫画を原作にした『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』の完成披露が15日(火)に行われ、上映前の舞台挨拶に主演の藤原竜也を始め、天海祐希、香川照之、光石研、佐藤東弥監督、そして原作者の福本伸行が上映前の舞台挨拶に登壇。タイトルに因んで“人生逆転”や“ゲーム”についてトークを繰り広げた。開口一番、「よろしくお願いします!」と絶叫した藤原さん。すばり、藤原さんにとって、人生逆転の転機となった出来事は?と尋ねると「僕は15歳で演劇の道に引っ張られたんですが、そうじゃなきゃ秩父の山奥で畑仕事してたと思います(笑)。それがいま、こうしてみなさんとご一緒してる。そう考えると、15のときが人生の転機だったのかな、と思います」との答えが返ってきた。香川さんは、自身のことはそっちのけで、高校時代はサエなかったパソコン好きの同級生が、自慢のパソコン技術で同級生たちの間でいまや“神”のように崇められている現実を語り「人生ってわかんないな、と思ってます」とコメント。「ちなみに僕は、その同級生たちの間でも細々と生きてます…」とポツリ、会場の笑いを誘った。光石さんは、小さい頃の「こどもの日」の思い出を披露。「抽選で当たるとお餅がもらえるんですが、僕は外れてあめ玉をもらって帰りました。次の日に学校行くと、お餅をもらった人があたって休んでまして…。小さな逆転劇を味わいました(笑)。全く“大逆転”とは言えないんですが…」と少し恥ずかしそうにふり返った。人生の大逆転(小逆転?)を告白する男性陣をよそに、天海さんは「私には、逆転しなきゃいけないことなど何ひとつございません!いまの状態で本当に幸せです」と力強く宣言。続けて「まだまだ、コン…いつかまた大逆転狙いたいかなと…。ううん、しなくても全然OK!」とやや不自然な笑みを浮かべながら答え、恐らく会場にいた多くの人の頭をよぎったであろう「結婚は?」という無言の問いかけを封じた。続いて映画に関連して、得意なゲームは?という質問が出ると、天海さんは「香川さんは、きれいなお姉さんたちとやる王様ゲームがお得意だそうです」と香川さんに代わって回答。監督は「ドラクエです」とかなり具体的な答えで会場の笑いを誘った。最後にマイクを握った藤原さんは観客に向けて「やれるかどうかじゃない、やらなきゃいけないんだ!」と絶叫して映画をアピール。会場は歓声に包まれた。『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』は10月10日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:カイジ 〜人生逆転ゲーム〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 福本伸行・講談社/2009「カイジ」製作委員会
2009年09月16日