新潮社が毎年選ぶ「新潮文庫の100冊」の1冊に選出され、発行部数30万部を超える橋本紡原作のロングセラーを、次期NHK朝ドラのヒロインを射止めた注目の女優・波瑠を主演に迎えて映画化する『流れ星が消えないうちに』。本作を国内外へ届けるべく、サイバーエージェント・クラウドファンディングの運営する「Makuake」にて“『流れ星が消えないうちに』応援プロジェクト”が始動した。主人公の本山奈緒子(波瑠)は、大人になる時間を一緒に過ごしたかつての恋人・加地径一郎(葉山奨之)を事故で失っていた。しかも、加地は見知らぬ女性と一緒にいたのだ…。月日は流れ、現在では新しく付き合っている恋人・川嶋巧(入江甚儀)との日常、大学に通う日常があった。けれど、消せない心の傷に気付かされる。加地との思い出が詰まった部屋では眠ることが出来ず、奈緒子は玄関で眠るようになる。奈緒子は、巧を必要とし肌を重ねることに罪悪感を感じていた。巧もまた、親友の加地と恋人だった奈緒子と付き合うことの罪悪に押しつぶされそうになっていた。そんな折、奈緒子の父、本山諒(小市慢太郎)が、突然東京からやってくる。追いかけるようにして妹の絵里も奈緒子の下へ集まり、奈緒子のこころに変化がもたらされようとしていた。悲しみは、きっといつか勇気に変わる――。原作は、橋本氏著の同名小説。その人気は根強く、来年度の「NHK杯全国高校放送コンテスト」の朗読部門指定作品に選出されたほど。また橋本氏は、13年4月、自身のSNS上で突然断筆を示唆する内容を発表。多くのファンが復活を待ち望んでいる中、「痛みも書きたい。得ることは失うことでもある」という想いを持つ作家・橋本氏の物語の映画化に、監督をはじめ豪華キャストが集結した。恋人の死の喪失感と対峙、前を向かなければと足掻き続ける主人公・本山奈緒子役には、今秋スタートのNHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインを演じることが決まっている波瑠さん。絶望の縁から動けなくなってしまった奈緒子の支えになろうとする現在の恋人・川嶋巧役には、『キカイダー REBOOT』で主演を務めた入江甚儀。 死により奈緒子と巧の心に深く悲しみを残すかつての恋人・加地役には、NHK連続テレビ小説「まれ」で知られる葉山奨之。 また、奈緒子の妹・絵里役には、『ストレイヤーズ・クロニクル』、『at Homeアットホーム』など話題作への出演や、カルピスなど多数のCMで脚光を浴びた黒島結菜ら、最旬若手キャストが勢揃い。そして、奈緒子の父・本山役の実力派俳優・小市慢太郎ほか、石田えり、古舘寛治、西原亜希、岸井ゆきの、八木将康、渡辺早織といった個性派俳優陣が彼らの脇を固める。メガホンを取る柴山健次監督は、「この物語で描かれる主人公たちは身近な人間の死という、堪え難い哀しみを乗り越えるため、全力で生きようとします。その姿勢は誰もが共感すると同時に、自分の物語だと気付くと思います。主人公たちの堪え難いはずの哀しみは、やがて僕らに優しく寄り添ってくれはずです。明日が今日より、わずかでも、輝いているように願う気持ちは誰のこころにもあると思います。この物語を必要とする方に、より多くの方々に届くことを望みます」と本作への想いを明かした。撮影は、東京都武蔵野市と三鷹市の協力のもと、両市で2014年の冬に敢行。冷たく澄んだ空気に、登場人物たちの切ない心情が見事に調和し、原作の切なさや温もり、前向きなメッセージが表現され、観る者の心を前向きにするヒューマン・ラブストーリーがここ誕生した。今回の応援プロジェクトで、国内、そして海外へ本作の魅力を伝える活動が活発になることに期待したい。(text:cinemacafe.net)
2015年09月01日グループの勢いそのままに、最近では各メンバーが映画やドラマなどで活躍の場を広げている「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」。そのメンバーのELLYが映画初主演を果たした『TRASH/トラッシュ』から、ELLYさん自身が楽曲提供した「CLAPTIME」が使用された激アツの予告編が解禁となった。地元では負けなしの本堂ケント(ELLY)。東京に出てきたものの、腕っぷしだけでは上手く行かず、何でも中途半端に投げ出してしまう生活を送っていた。いつも世話になっているバーのマスター野中に紹介してもらった仕事も喧嘩が原因でクビになり、ある日、地元に戻ったケントは、高校時代に付き合っていた細川南(中村ゆり)が旦那の作った借金でやっかいごとに巻き込まれているのを知る。旦那探しを引き受け東京に戻ったケントは、闇金ニコチンファイナンスに殴り込むが、そこは元暴走族の堀田昌樹(遠藤要)が仕切る地下組織の息のかかった店だった…。その独自の感性で評価を得ながら、パフォーマーとして類まれな身体能力を発揮するELLYさんが、夢や希望が見つからず、そのモヤモヤをぶち壊すために暴れまくる“アウトロー”を好演する本作。何かに打ち込めず苛立ちを体でしか表現できない主人公・ケントを演じるELLYさんは、ダンスで培った能力を十分に活かしたキレキレのアクションや、鍛え抜かれたボディで腹筋を披露。彼のファンはもちろん、アクション映画ファンをも納得させられる格闘シーンを熱演。予告編映像には、ケントと共に東京で夢に向かってガムシャラに働く親友・森崎宏太役の「劇団EXILE」八木将康ほか、ヒロインの中村ゆり、遠藤雄弥、天野浩成、さらに、地下組織で暗躍する堀田役として、『クローズ ZERO』でのヤンキーや「ようこそ、わが家へ」「アイムホーム」の“クズ”役ぶりで注目を集めた遠藤要も登場。 ELLYさんとの直接対決も楽しみな映像となっている。『TRASH/トラッシュ』は10月24日(土)よりシネマート新宿、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月20日ELLY(三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)が映画初主演を果たした『TRASH/トラッシュ』の予告編が解禁された。“最強の男”を演じるELLYがアツい格闘シーンを披露する本映像では、彼が楽曲提供したメインテーマ曲『CLAPTIME』が使われている。予告編ELLYが演じるのは、地元では負けなしの男・本堂ケント。勢いよく東京に出てくるも、不器用ゆえに何かに打ち込むことが出来ず、ケンカに明け暮れる日々を送っていた。そんなある日、昔の恋人が闇金からの借金が原因で、トラブルに巻き込まれていることを知る。仲間のため闇金に乗り込むケントだったが、彼の前に元暴走族が仕切る地下組織が立ち塞がる。三代目JSBのパフォーマーとして、高い身体能力を誇るELLY。このほど公開された予告編映像では、ダンスで培った技量を活かしたキレのあるアクションシーンが次々に登場する。『ガチバン SUPERMAX』や『アラグレ』などを手がけた権野元監督と脚本家の池谷雅夫がタッグを組んだ本作には、ELLYのほか、八木将康(劇団EXILE)がケンタの親友役、中村ゆりが彼らのヒロインとして出演している。『TRASH/トラッシュ』10月24日(土)よりシネマート新宿、ユナイテッド・シネマ豊洲ほかにて全国ロードショー
2015年08月20日EXILE TRIBEをはじめ豪華キャスト陣が総出演する映画『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』が来年7月16日(土)に公開されることが決定した。公開に先がけ、連続ドラマなど、本作を軸に様々なメディアコンテンツと連動する“HiGH&LOWプロジェクト”を始動することが発表され、企画プロデュースを務めるHIROがコメントを寄せた。その他の写真映画『HiGH&LOW…』は、5つの不良チームが集まるSWORD地区を舞台に、そこで巻き起こるプライドをかけた壮絶な闘いと、その裏でうごめく大人たちの生き様を描く大作。映像ディレクターとして数々のMusic Videoやライブ映像を手がけてきた久保茂昭が映画とドラマの監督を務め、完全オリジナル原作で、このプロジェクトの為に集結した脚本家集団Team HI-AX(チーム・ハイアックス)が脚本を担当する。撮影は9月から来年3月にかけて行われる予定。出演者は、EXILEからAKIRA、TAKAHIRO、橘ケンチ、黒木啓司、岩田剛典、白濱亜嵐、佐藤大樹。三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEから山下健二郎、ELLY、登坂広臣。GENERATIONS from EXILE TRIBEから佐野玲於。劇団EXILEから青柳翔、秋山真太郎、小澤雄太、鈴木伸之、町田啓太、小野塚勇人、野替愁平、八木将康、佐藤寛太。E-girlsからは楓、藤井夏恋、藤井萩花、坂東希、佐藤晴美という豪華キャストが集結する。その他のキャストは随時発表される。“HiGH&LOWプロジェクト”は、10月期から日本テレビで放送される深夜連続ドラマや、配信、コミック、SNS、映画・ドラマと連動したLIVEツアーなど、あらゆるメディアコンテンツと連動させた総合エンタテインメント・プロジェクトで、HIROは「世の中をビックリさせたい、ワクワクさせたいという気持ちと、EXILE TRIBEメンバーの夢や、普段からのアーティスト活動や役者活動などを照らし合わせていくうちに様々なアイデアが生まれてスタート致しました」と説明。「日頃から僕らは“Love,Dream,Happiness”を根本に活動しておりますが、今回のプロジェクトでは、普段僕らがライブや作品などを通して伝える伝え方とは全く別の角度から、“Love,Dream,Happiness”を届けていきたいと思っております。今までにない様々な展開を見せていくので、是非期待して楽しみに待っていて下さい」と語っている。『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』2016年7月16日(土)全国公開
2015年08月11日EXILEらが所属するLDHと日本テレビがタッグを組み、映画を軸にドラマ、連動型ライブ、動画配信といったさまざまなメディアで展開する世界初の総合エンタテインメント・プロジェクト「HiGH&LOW」(ハイ・アンド・ロー)が11日、発表された。同プロジェクトの企画プロデュースを務めるのは、EXILEのHIRO。来年7月16日公開予定の映画を軸に、今年10月クールの日本テレビで深夜連続ドラマを放送し、同時期に動画配信サービス・Huluでドラマの特別版を配信する(全10話・30分)。さらには『HiGH&LOW』の世界を、『別冊少年チャンピオン』と『ヤングチャンピオン』の2つの漫画誌でそれぞれ違った目線から漫画化される。物語をよりリアルにする試みとして、写真共有サービス・インスタグラムの公式アカウントを立ち上げ、出演者の紹介やその世界観にもとづいた写真を日々公開。EXILE TRIBEグループの垣根を越えたオリジナルアルバムを来年の発売に向けて制作するほか、一連の世界観と連動したライブツアーも来年実施する。完全オリジナル作品として制作される映画『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』は、不良チームが集まる架空の街・SWORD地区が舞台。5チームによるプライドをかけた抗争を切り口に、その裏にある大人の世界、生きざまを描き出す。脚本は、今回のプロジェクトのために招集された脚本家集団・Team HI-AX(チーム・ハイアックス)が担当。HIROと共に数々のミュージックビデオやライブ映像を手がけてきた久保茂昭氏が、映画とドラマの監督に初挑戦する。映画公開に先駆けて放送されるドラマには、EXILEからAKIRA、TAKAHIRO、橘ケンチ、黒木啓司、岩田剛典、白濱亜嵐、佐藤大樹、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEから山下健二郎、ELLY(ドラマ初出演)、登坂広臣(ドラマ初出演)、GENERATIONS from EXILE TRIBEから佐野玲於、劇団EXILEから青柳翔、秋山真太郎、小澤雄太、鈴木伸之、町田啓太、小野塚勇人、野替愁平、八木将康、佐藤寛太、そしてE-girlsからも楓、藤井夏恋、藤井萩花、坂東希、佐藤晴美が出演する。今後の追加キャストについては、随時発表される予定。同プロジェクトについてHIROは、「世の中をビックリさせたい、ワクワクさせたいという気持ちと、EXILE TRIBEメンバーの夢や、普段からのアーティスト活動や役者活動などを照らし合わせていくうちにさまざまなアイデアが生まれてスタート致しました」と経緯を説明。「日頃から僕らは"Love, Dream, Happiness"を根本に活動しておりますが、今回のプロジェクトでは、普段僕らがライブや作品などを通して伝える伝え方とは全く別の角度から、"Love, Dream, Happiness"を届けていきたいと思っております」と今回の企画にかける熱い思いを伝え、「このHiGH&LOWを中心に、LDHならではのエンタテインメントを創造していき、今までにないさまざまな展開を見せていくので、ぜひ期待して楽しみに待っていてください」と呼びかけている。(C)HiGH&LOW製作委員会
2015年08月11日女性からの絶大な人気を誇る「EXILE」、「三代目J Soul Brothers」らが所属する「LDH」が、日本テレビとタッグを組み総合エンタテインメント・プロジェクト「HiGH&LOW」を立ち上げたことが明らかになり、この度、企画プロデュースを務める「EXILE」のHIROからコメントが到着した。伝説はある街から幕をあける。かつて、「ムゲン」という伝説のチームがこの一帯を支配していた。その伝説のチームに唯一潰せない凶悪な兄弟がいた。 その名は雨宮兄弟。 死闘の中、突如「ムゲン」は解散し、その地区に5つの組織ができた。 各チームの頭文字をとって、SWORD地区と呼ばれ、 そこにいるチームは「G-SWORD」と呼ばれている。 山王商店二代目喧嘩屋「山王連合会」、誘惑の白き悪魔「White Rascals」、漆黒の凶悪高校「鬼邪高校」、無慈悲なる街の亡霊「RUDE BOYS」、復讐の壊し屋一家「達磨一家」、この5つのチームによるプライドをかけた 闘いが始まろうとしている。しかし、物語はさらに深く…敵か味方か、謎の組織「MIGHTY WARRIORS」の出現。いったい、この街に何が起ころうとしているのか…?完全オリジナル原作となる本作では、不良チームが集まるSWORD地区で巻き起こるそれぞれのチームのプライドをかけた壮絶な闘いと、その裏のリアリティのある大人の世界・生き様を描く。企画プロデュースをHIRO、監督には多くのMusic Videoやライブ映像をHIROさんとともに創りあげてきた久保茂昭が映画・ドラマに初挑戦する。また、脚本は今回のプロジェクトのために集結された脚本家集団「Team HI-AX(チーム・ハイアックス)」が担当する。今回発表されたのは、様々なメディアコンテンツ全てが映画に連動した、世界初の総合エンタテインメント・プロジェクト。2016年7月16日(土)公開予定の映画『HiGH&LOW』を軸に、日本テレビでの深夜連続ドラマ展開、オンライン動画配信サービス「Hulu」では連続ドラマのディレクターズカットを加えた特別版を全話独占配信。さらには、原作のコミカライズ、また、『HiGH&LOW』の世界をリアル展開するInstagramなどのSNS。そして「LDH」ならではのエンタテインメントによる企画として、「EXILE TRIBE」のグループの垣根を越えたオリジナルアルバムを制作し、『HiGH&LOW』の世界観を表現するライブツアーを計画するという。HIROさんは「この『HiGH&LOW』プロジェクトは、世の中をビックリさせたい、ワクワクさせたいという気持ちと、『EXILE TRIBE』メンバーの夢や、普段からのアーティスト活動や役者活動などを照らし合わせていくうちに様々なアイディアが生まれてスタート致しました。日頃から僕らは “Love, Dream, Happiness”を根本に活動しておりますが、今回のプロジェクトでは、普段僕らがライブや作品などを通して伝える伝え方とは全く別の角度から、“Love, Dream, Happiness”を届けていきたいと思っております。この『HiGH&LOW』を中心に、『LDH』ならではのエンタテインメントを創造していき、いままでにない様々な展開を見せていくので、是非期待して楽しみに待っていて下さい」とコメントを寄せた。映画の全国公開に先駆け、2015年10月期から日本テレビで始まる連続深夜ドラマには、「EXILE」からAKIRA、TAKAHIRO、橘ケンチ、黒木啓司、岩田剛典、白濱亜嵐、佐藤大樹、「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」から山下健二郎とドラマ初出演となるELLY、同じくドラマ初出演の登坂広臣、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」から佐野玲於、「劇団EXILE」から青柳翔、秋山真太郎、小澤雄太、鈴木伸之、町田啓太、小野塚勇人、野替愁平、八木将康、佐藤寛太、「E-girls」からも楓、藤井夏恋、藤井萩花、坂東希、佐藤晴美など、異例の豪華キャストが一堂に集結。今後は「EXILE TRIBE」以外の豪華キャスト陣も随時発表されるとのことだ。映画『HiGH&LOW』は2016年7月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月11日『クロノ・トリガー』『クロノ・クロス』などの人気ゲーム作品の楽曲を手がけた作曲家・光田康典氏の作曲家生活20周年を記念したアレンジアルバム『ハルカナルトキノカナタヘ』が、10月14日に発売されることが決定した。アルバムでは、「クロノ」シリーズに登場した名曲の数々が、光田氏自身のプロデュースによって全曲新録されているという。1995年にスーパーファミコン用のソフトとしてリリースされた『クロノ・トリガー』は、「ファイナルファンタジー」シリーズの生みの親である坂口博信氏、「ドラゴンクエスト」シリーズを手がけた堀井雄二氏、さらに『ドラゴンボール』の鳥山明氏がキャラクターデザインとして参加したRPGゲーム。プレイステーション、ニンテンドーDSにも移植され、1999年にプレイステーション向けに続編としてリリースされた『クロノ・クロス』と合わせて、パッケージゲーム累計出荷本数は全世界で540万本を突破している。ゲームの内容だけではなく、劇中で使われた音楽でも評価の高い「クロノ」シリーズだが、清水翔太やヒルクライムをはじめ、世界各国のアーティストたちがカバー作を発表するなど、ゲームのテーマと同じようにその魅力は時間を越えて愛されている。今回リリースが決まったアレンジアルバムでは、ユーザーからの人気が高い楽曲を光田氏本人が厳選し、ユーザーの記憶に残るゲームサウンドのメロディーラインを残しながらも、新たな楽曲として楽しめるものになっているという。価格は3,000円(税別)。(C)1995, 1999, 2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
2015年07月27日方南ぐみ企画公演『ボンバーマン初夏の浅草の秘密』に、劇団EXILEの小野塚勇人と八木将康が出演する。ふたりが演じるのは、タイムスリップによって昭和25年という時代にやってきた男たち。小劇場の手練れに混じって、この作品にどう取り組んでいるのか。初日を控えた小野塚と八木が気合いを見せた。方南ぐみ企画公演『ボンバーマン初夏の浅草の秘密』チケット情報自分の人生がうまくいかないのを世の中や人のせいにしていた若者が、ひょんなことから昭和25年の浅草に迷い込んだ。そこで出会うのは、戦争を生き抜き、貧しくとも懸命に生きている人たち。小野塚と八木は、台本を読んですぐ、この物語に惹かれたという。「現代にいると、ちょっとイヤなことがあっただけで面倒くさいってなるけど、この時代はイヤだからって頑張らなければ本当に死んでしまう。生きていくためには何だってやるぞっていう強さを感じるんです」(小野塚)。「知らない時代のことだから、自分にとって新しい知識としてすごく勉強になりますし、また「知らない」ということが逆に役を演じる時にリアルな反応をすることができる強みでもある。観てくださる方も、僕たちと同じ目線で物語に入っていけると思います」(八木)。まさに、ふたりを通して観客にも何かが届くという仕掛けだ。「現代っ子の僕たちだからこそ伝えられるメッセージというものも台本には詰まっているので、しっかり伝えていきたいと思っています」(小野塚)。今作の作・演出を手がけ、方南ぐみを主宰する樫田正剛は、実はふたりの恩人である。2012年の樫田の作品『あたっくNo.1』への出演をきっかけに、劇団EXILEに加入することになったからだ。だからこそ、期待に応えたいという気持ちは強い。「まったく未経験の僕らに、技術じゃなくて気持ちで芝居をするっていう役者としての基礎を教えてくれた人なので、今回もちゃんと精神を入れて、本気で役と向かい合いながら芝居をしたいと思います」(小野塚)。「常にチャレンジしろ、やりすぎるぐらいがいいっていうこともいつも言われるんです。だから、ベテランの方々にもまれながら、食らいついていこうと思ってます」(八木)。また、今回は小劇場で上演されるとあって、このふたりならではの息の合ったところも間近で観ることができそうで、「視線を合わせるところや細かい表情も観ていただきたいポイントです」と八木もアピールする。「戦後の話ですけど、エンターテインメントにあふれる物語で、笑える部分もたくさんあります。それに、知らないことが描かれているからこそ面白いということもあると思うんです」と最後に語った小野塚。その言葉が演劇の真髄を表していた。公演は7月15日(水)から20日(月・祝)まで東京・キンケロ・シアターにて。チケット発売中。取材・文:大内弓子
2015年07月08日数々の名曲の歌詞を世に送り出している秋元康さん。秋元さんが紡ぎだす歌詞には、色褪せない言葉や、あるいは“今”を表すキーワードまで、さまざまな日本語がちりばめられています。秋元さんにお話をうかがいました。「作詞といっても、僕の仕事は“流行歌の歌詞”を書くこと。しかもその歌詞は、“歌手”の口を通して発せられるものなので、僕は“誰が歌うのか”ということを考えて、歌詞を書きます。若い女の子が歌うなら、あえて“ら抜き”言葉を使うこともある。美しい日本語を良しとする方々からすると、けしからんと思われるかもしれませんが、その歌詞を歌う人にとっては、“ら抜き”の方がリアリティがあるんです。そして、そういった時代の一瞬を捉まえた言葉は、消えていくものです。だからこそ、流行歌には必要なんだと思います」秋元さんにとって歌詞のヒントは、日常の中にあるのだとか。「人と話したり、メールやLINEでやりとりをしたり。誰かが使ったり、話していた言葉の中で気になる日本語に、僕は心の中で無意識に付箋を貼ってます。例えば『フライングゲット』という曲は、よく“AKBのCDをフラゲした”という言葉を耳にしていて、“フラゲってなんだろう?”と思ったことがきっかけでした。それは、CDは発売日の前日にお店に到着するんですが、その到着日に手に入れた=フライングゲット、ということだったんです。それおもしろいな、と思って心に留めておいた。また『ヘビーローテーション』は、僕らの世代にとっての意味は、ラジオなどで一曲を数多くかけることだったんですが、今は“おでんをヘビロテ”=好きで繰り返し食べるという意味で使われている。それも気になって、付箋を貼っておいた。それで、歌詞を書くときに、心に留めておいた言葉と言葉が繋がって、歌詞になっていく。そんな感じです」◇あきもと・やすし国民的アイドル「AKB」グループの総合プロデューサーとしても知られる。TVの企画構成、映画の企画・原作、CMやゲームの企画、マンガの原作など、多岐にわたり活躍中。2020年開催の東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事を務める。※『anan』2015年7月1日号より。写真・小笠原真紀
2015年06月24日“うどん県”と言えば、讃岐うどんで有名な香川県のこと。では、『うどん先生』とは? 実は、秋元康さんがプロデュースしたドラマのタイトルなのです。秋元康さんと言えば、国民的アイドル“AKB48”グループなどを手掛ける、超有名プロデューサー。そんな彼による『うどん先生』が現在Youtubeで放送中です。そして、5月1日からいよいよGyaoでも放送が始まりました。このドラマは、あなぶきグループが推進する、子どもたちの健やかな成長を支援している「あなぶキッズプロジェクト」の一環として制作されたもの。香川県でオーディションを実施し、中学生役のメインキャスト5名を含む11名を、大人役としてあなぶきグループ従業員から18名を選抜しました。当然、一般キャストの演技経験はゼロ。それを一流の制作陣が、本格的な地域発信のウェブドラマに仕立て上げたのです。ロケは全て香川県で実施。さらに出演者全員も香川県民。県の魅力と、県民の持つパワーが詰まったドラマとなっています。秋元さんも「オーディションでは香川の可能性、パワーを全国に伝えたいと思い、お芝居の上手さとかではなく、地元で生まれ育った個性・キャラクターが出ている方を選ばせていただきました。作品ではこの点にもご注目いただければと思います」とコメント。さらに作品について、「今の“地方創生“の時代に一石を投じることができるのではないかと考えております」と語るほどの力作となっています。物語に登場する中学生たちは、心も体もぐんと成長し、できることが増える分だけ、さまざまな悩みを抱えていきます。ドラマでは、そんな思春期の生徒たちと、彼らを想い、いざという時に助けてくれる熱血教師の担任「うどん先生」が織り成す心温まるストーリーが展開されていきます。第1話『転校生の主張・前編』では、地元の香川で30年ぶりに中学時代の同級生5人組が集まります。久しぶりの再会に盛り上がり、話題は担任だった「うどん先生」との思い出話に。実は5人それぞれに、「うどん先生」との特別なエピソードがあったのだとか。全10話で、さまざまな生徒と「うどん先生」とのエピソードが描かれていきます。1話およそ10分と、ちょっとした時間に見るのにもぴったり。思春期をせいいっぱい生きる中学生の姿に、ほっこり懐かしい気持ちになれそうです。・あなぶきグループ 公式サイト ・視聴はこちらから YouTubeチャンネル Gyao特集ページ
2015年05月01日“イイ男”がズラリ! 女子必見の2015年春ドラマをまとめてチェック!2015年もあっという間に春ドラマの季節に突入!今シーズンは、大物俳優から勢いのある若手まで“イイ男”が主演の作品がずらり。彼らの一挙手一投足は、仕事に疲れて帰宅した女性のハートを癒やしてくれること間違いナシ。そんな至福の胸キュンタイムを見逃さないために、さっそくオススメの春ドラマをチェックしていきましょう!●嵐の相葉クンがストーカーに狙われる!?フジテレビの「月9」枠は、嵐の相葉雅紀を主演に起用した「ようこそ、わが家へ」(月・21時)。大ヒットしたドラマ「半沢直樹」「花咲舞が黙ってない」などの原作者としても知られる人気作家・池井戸潤の小説をフジテレビが初めてドラマ化します。ストーカーの恐怖に襲われた家族の姿をサスペンスタッチで描く本作。相葉クンは何に対しても受け身のおっとり系男子・倉田健太役を、その父親で、とにかく気弱で情けない倉田太一役を寺尾聰が熱演します。ある日、駅で割り込み乗車を注意した健太は、その後、ストーカー化した男につきまとわれようになってしまいます。一方、父親の太一は、勤務先の会社が不正をしていると疑念を抱いたために、厳しい状況へ追い込まれることに…。心優しき2人が、どうストーカーや窮地に立ち向かっていくのか。“池井戸作品最弱のヒーロー”ともいわれる彼らの奮闘が見どころです。●TBSは佐藤健、山下智久をそれぞれ主演にキャスティングTBSは佐藤健、山下智久という2人の“イイ男”を起用。それぞれを主役に据えたドラマを発表しました。まず、佐藤健は日曜劇場「天皇の料理番」(日・21時)で、戦後の混乱を乗り越え、見習いから天皇陛下の料理番にまで駆け上がった料理人・秋山篤蔵(とくぞう)を演じます。このドラマの原作は、実在の人物をモデルにした杉森久英の小説。田舎で厄介者扱いされていた篤蔵は、生まれて初めてカツレツを食べた時に、その味に感動したことがきっかけで「西洋料理のシェフになる」と決意。皿洗いからスタートした彼が、フランス・パリで修行を積み、一流の料理人になるまでを当事の世相も背景にしながら愛情あふれる筆致で描き出してくれそう。そして山下智久が演じるのは、世界的ベストセラー小説が原作の「アルジャーノンに花束を」(金・22時)。精神遅滞でありながら、手術を受けて天才的な知能を手に入れた青年を演じます。脚本は、あの野島伸司が監修。同じ手術を受けた白いネズミ・アルジャーノンとともに、コミュニケーションもままならない状態から天才になっていき、また元に戻るという非常に難しい役に山下が挑戦。彼の演技によって“奇跡”がどう表現されるのか、非常に興味深いところ。演出面も含めて大注目の作品です。●テレ朝の連ドラでついにキムタクが初主演!「アイムホーム」(テレ朝・木21時)では、SMAPの木村拓哉がテレ朝の連ドラで初の主演。上戸彩とも初共演で夫婦役に挑戦します。事故で過去5年間の記憶が吹っ飛んだエリートサラリーマン・家路久を演じる木村は、10本の鍵束をもとに、過去の自分を探す旅に出ます。その旅を通じて、冷徹だった過去の自分のこと、過去の妻子となぜ別れたのか、そして今の妻と子がなぜ仮面を付けているように見えるのか…といった、さまざまな謎が少しずつ解明されていくミステリー要素のあるストーリー。自分探しをする彼と夫婦の姿を描きながら“家族とは何か”という問いの答えを探していきます。●日テレの新設枠でイケメンEXILEファミリーがワイルドに大活躍!日テレは、日曜夜にドラマ枠を新設。ここに持ってきたのは、熱い男の友情をテーマにした「ワイルド・ヒーローズ」(日・22時30分、初回4/19のみ22時~)。タイトルからして男クサさ満点、アクションてんこ盛りで、ガッチリ系男子が好きな女子は必見でしょう。ストーリーは、7人の“元ヤン”が1人の少女を守り抜くという設定で、スッキリ爽快な後味を期待できそう。主人公・瀬川希一を演じるのはEXILEのTAKAHIRO。元ヤンキーながら大学受験をし、今は普通の社会人として過ごしている彼が、偶然ある1人の少女を助けたことから状況が一変。その少女は裏の社会から命を狙われている存在で、希一も巻き込まれることに…。そこで彼は、昔一緒に無茶をしてきたヤンキー仲間とともに、訪れる数々の危機を乗り越え、男の友情と絆を取り戻していくという物語です。TAKAHIROを助ける元ヤン仲間の役には、EXILEファミリーから男らしさあふれるイケメンがずらり。EXILE第四章加入の佐藤大樹、THE SECOND from EXILEから黒木啓司、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEからは岩田剛典、劇団EXILEから青柳翔、野替愁平、八木将康の3人と、勢いのあるメンバーがガッチリ脇を固めます。少女を守るために熱く戦う彼ら7人の姿を見れば、月曜からの仕事に向けて熱いパワーを受け取れそうです。そのほか、藤木直人と阿部サダヲが問題アリ男子を演じ、病んでいる男女4人の四角関係をコメディにした「心がポキッとね」(フジ・水22時)、男3人のシェアハウスを舞台に、映画監督を目指す、なぜか態度のやたらデカいフリーターを山田孝之が演じる「REPLAY&DESTROY」(TBS・火曜深夜、時間未定)、堺雅人が天才精神科医を演じる「DR.倫太郎」(日テレ・水22時)など、男の魅力をさまざまな角度から演じる作品が勢ぞろい!録画も駆使しながら、あなた好みの“イイ男”をチェックしてくささいね。<文/関谷知生>
2015年03月26日若い世代から絶大な人気を誇る「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」のパフォーマー・ELLYが、今秋公開予定の映画『TRASH/トラッシュ』で自身初となる映画主演を務めることが決定。この度、ELLYさんから喜びのコメントが到着した。地元では負けなしの本堂ケント。勢いよく東京に出てきたものの、腕っぷしだけでは上手くいかず、何でも中途半端に投げ出してしまう生活を送っていた。いつも世話になっているバーのマスター野中に紹介してもらった仕事も喧嘩が原因でクビに。ある日、地元に戻ったケントは、高校時代に付き合っていた細川南が旦那の作った借金で厄介ごとに巻き込まれているのを知る。旦那探しを引き受け、東京に戻ったケントが、闇金ニコチンファイナンスに殴り込むが、そこは元暴走族の堀田昌樹が仕切る地下組織の息のかかった店だった…。夢や希望が見つからず、そのモヤモヤをぶち壊すために暴れまくる若者を描く本作。メガホンをとるのは映画界に一石を投じた『アラグレ』ほか、深い人間描写と鮮烈な演出で知られる権野元。ELLYさんが演じるのは腕っぷしは強いが不器用で、過去のトラウマを引きずっている主人公の本堂ケント。映画デビュー作となった『クローズEXPLODE』でも類まれな身体能力を発揮したELLYさんだが、本作でもダンスで培った能力を十分に活かせるアクションが満載。劇中ではアツい格闘シーンを熱演しているという。ほか共演者には、主人公のケントと共に東京で夢に向かってガムシャラに働く親友・森崎宏太役を「劇団EXILE」の八木将康、そんな彼らのヒロインを『パッチギ!LOVE&PEACE』の中村ゆり、地下組織で暗躍する堀田に『クローズZERO』の遠藤要らが集結。主演を務めるELLYさんは、「個人として発信する場所に出たときにいかに力を出せるか?というのが大切になってくると感じました。同時に、グループとして学んできたことを活かして作品を作り上げたいと思いました。スクリーンには映らない部分、いち人間としてもスタッフのみなさんと向き合っていくことで何かを残していけるんじゃないかと考えていました」と真摯にコメント。また、「今回の作品を通して、俳優としての見せ方やあり方を学ばせていただきました。そして俳優としてオンリーワンな存在感をみなさんにエンターテインメントとしてお届けしたいと考えていました。具体的には、男気溢れる俳優を目指したくて、そこもみなさんに伝わるといいなと思っています」と気合十分。近年では岩田剛典が「ディア・シスター」(フジテレビ)で石原さとみの相手役を務めるほか、映画『ホットロード』に出演した登坂広臣は、報知映画賞で「新人賞」を獲得するなど、各メンバーが映画やドラマなどで活躍の場を広げているが、ELLYさんも応援の言葉に励まされていたようで、「三代目のみんなからは、『頑張って』と励ましの言葉をもらいました。HIROさんからも、『俳優としてのELLYに必ず活きてくるから、良いものを残せるように頑張って』とおっしゃっていただきました」と語った。『TRASH/トラッシュ』は2015年秋、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年03月18日自主制作した短編『フミコの告白』で注目を集め、『陽なたのアオシグレ』で劇場デビューを果たした石田祐康監督が、YKKとスタジオコロリドのコラボレーション作品『FASTENIG DAYS』を完成させた。“ファスナー”を題材にしたアクション作品だ。その他の写真本作は近未来を舞台に、主人公ケイとヨージがファスナーを使ったハイテクマシンで街を守り、人の気持ちを“つないで”いく様を描いた短編作品。劇中には伸張性ファスナーや水密ファスナー、蓄光ファスナーなどYKKのアイテムをモチーフにしたファスナーが登場。現在、Youtubeで全編が無料公開されており、好評を集めている。石田監督は4人の仲間と短編『フミコの告白』を、次作『rain town』を自身を含む2人だけで制作した。しかし、現在はスタジオコロリドに籍を置き、数十人のスタッフを率いて制作にあたっている。「最初の頃はスタッフに自分の意図を伝えるのが大変でしたけど、今では自分ひとりではなしえない物量、アイデア、クオリティを求められるので、集団でやる意味を感じています。この作品に登場する“ファスニングマシン”のメカニックなアイデアや、アクションのアイデアも、別のスタッフが考えてくれたんです」。一方で石田監督は、規模は大きくなっても自身と“つながり”を持てるスタッフと作品づくりをしていきたいと考えているようだ。「これから少数精鋭で、共通理解をちゃんと得られる人たちと、“濃い”ものを作っていきたいですね。少数精鋭のスタッフが各々に“想い”を込められるような度量のある作品が濃くなると思います」。監督の“想い”は日本だけでなく、世界各地のファンにも伝わっている。石田監督はデビュー時から作品をネットにアップしており、観客は世界各国に存在するからだ。「感想は励みになりますね。海外の感想を日本語訳してくれているサイトを見つけて読んだりしていますし、海外からの反応は何よりもうれしいです。ネットに触れる以前から何かを描いて人に見せることが前提というか、人に見せてコメントをもらうことが楽しかったので、それが原動力になっていますね。それはアニメーションを作るようになってからも変わらなくて、笑ってくれたり、話のネタにしてくれたり、人にアクションを起こさせることが楽しいんです」。石田監督にとって作品づくりは“表現”だけではなく、その先の“コミュニケーション”も含んでいる。デジタル技術の進化によって少数でのアニメ制作が可能になり、ネットにアップすることで瞬時に世界中に作品を送り出し、観客とつながることができる現在、石田監督の作品は今後も多くの観客をつなぎ、そのネットワークを広げていくだろう。『FASTENINGDAYS』公式サイト、YouTubeで公開中
2014年11月28日ファスナーのトップメーカーYKKがブランディングショートアニメ『FASTENINGDAYS』を製作し、『フミコの告白』で注目を集める石田祐康が監督を、砂原良徳が音楽を、Perfumeがエンディングテーマを務めることが発表された。『FASTENINGDAYS』YKKは創業以来80年に渡ってファスナーや繊維テープなどの分野で世界をリードしているトップメーカー。世界各国でもYKKの製品は圧倒的な信頼を得ており、Fasten=“つなぐ”ことの大切さをさらに広めるために新作アニメーションを製作することになった。監督を務める石田は2009年に手がけた『フミコの告白』が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞するなど高い評価を集め、昨年には『陽なたのアオシグレ』で劇場デビューも果たした人物。本作では近未来を舞台に、主人公ケイとヨージがファスナーを使ったハイテクマシンで街を守る姿を描いており、劇中には伸張性ファスナーや水密ファスナー、蓄光ファスナーなどYKKのアイテムをモチーフにしたファスナーがたくさん描かれる。ケイの声を白石涼子が、ヨージの声を大浦冬華が務め、Perfumeの『Hurly Burly』がエンディングテーマに起用される。作品は公式サイトとYoutubeで全編無料公開中で、英語、スペイン語、フランス語、中国語の4か国語で全世界向けに公開されるほか、各国のYouTube上でコマーシャル映像として展開される予定。『FASTENINGDAYS』公式サイト、YouTubeで公開中
2014年10月30日この秋冬、日本映画界は“女装”がブームのようだ。しかも、正統派イケメン・岡田将生(25)、美少年系イケメン・菅田将暉(21)、そして個性派イケメン・安田顕(40)と、タイプの異なる人気俳優たちが、新作映画で女子顔負けの女装を相次いで披露している。その美しすぎて罪(?)な、彼らの女装姿に迫った。まずは、今年、『偉大なる、しゅららぼん』『オー!ファーザー』と主演映画が続き、出演ドラマ「ST赤と白の操作ファイル」が映画化へ、そして11月、蜷川幸雄演出の「皆既食-Total Eclips-」では若き天才詩人ランボー役で、舞台初挑戦にして初主演を果たす岡田さん。11月22日(土)公開の『想いのこし』で岡田さんが演じるのは、頭の中には“カネと女”しかないというダフ屋・ガジロウ。甘いマスクで女の子を口説き落としてはチケットを売りさばく、という最低のダメ男だ。しかし、彼がきっかけとなった交通事故で、ユウコ(広末涼子)、ルカ(木南晴夏)、ケイ(松井愛莉)の3人のポールダンサーと、そして運転手のジョニー(鹿賀丈史)が死亡してしまう。さまざまな理由で現世に未練があるため、幽霊となった彼らは、ガジロウを使って、のこした“想い”を遂げようとするのだが…。「あなたには、私たちにできないことをしてもらう義務がある」と言い放つ、広末さん演じるユウコの言葉どおり、岡田さんは、ドラマ「昼顔」で注目を集めた木南さん演じるルカの身代わりとなってウェディングドレスの花嫁姿に!しかも、あろうことか、花婿とキスまで!さらに、広末さんとのポールダンスのシーンでは、コテコテの“夜顔”メイクで華麗なダンスを披露。ポールに対して90度になる反りっぷりも見事な、美しいけど、ちょっぴり筋肉質な女装ダンサーと相成っている。続いて、『共喰い』で各賞を席巻した昨年に引き続き、今年も出演した呉美保監督の『そこのみて光輝く』がモントリオール世界映画祭で「最優秀監督賞」を受賞し、さらに第87回アカデミー賞「外国語映画賞」部門の日本代表作品にも選出された菅田さん。「仮面ライダーW」での鮮烈デビュー以降も、連続テレビ小説「ごちそうさん」の坊主頭から、『闇金ウシジマくん Part2』、2015年公開の『チョコリエッタ』『暗殺教室』まで、さまざまな役柄を巧みに演じ分けている若き実力派の菅田さんだが、能年玲奈主演で東村アキコの人気コミックを実写映画化する『海月姫』(12月27日公開)では、驚異の“美”女装姿に。その、もはや嫉妬レベルの女装美男子ぶりには、原作者の東村さんまでも「本当にキレイ」「奇跡のキャスティング」と太鼓判。原作ファンからも、ネット上で「カワイイ!」と絶賛の声を集めている。菅田さん演じる蔵之介は、“クラゲオタク”の能年さんほか、“鉄道オタク”の池脇千鶴、“三国志オタク”の太田莉菜、“和物オタク”の馬場園梓(アジアン)、“枯れ専”の篠原ともえ、といった個性豊かなオタク女子集団・“尼~ず”たちが暮らす男子禁制アパートに、おしゃれ女子の“蔵子”として入り込む。有名政治家一族の次男ながら、ファッションの世界で生きることが夢という蔵之介は、筋金入りのオタク女子たちを懐柔しながら、奇妙な友情関係を築いていくらしい。ここに、蔵之介の兄で女性恐怖症の童貞エリート・修(長谷川博己)がどう絡んでいくのか、いまからも楽しみだ。最後は、映画に、ドラマに、舞台に、「TEAM NACS」の垣根を越えて個人でも活躍著しい“ヤスケン”こと安田さん。今週末10月4日(土)に公開となる『小川町セレナーデ』では、なんとオカマダンサー・エンジェル役で女装姿を披露。「TEAM NACS」のメンバー、大泉洋が『ぶどうのなみだ』で、美人シンガーソングライターの安藤裕子を相手役に寡黙な男を演じ、戸次重幸が小島聖、酒井若菜と繰り広げた不倫ドラマ「エンドレスアフェア~終わりなき情事~」が劇場版になるという中、安田さんは昔、“男女の関係”にあった女性と、2人の間に生まれた娘のためにひと肌脱ぐことになる、オカマパブのスターダンサー役を好演する。借金のため、閉店の危機に陥った真奈美(須藤理彩)が経営するスナック。隣町でオカマバーが大人気であることを知った娘・小夜子(藤本泉)は、自らオカマのフリをして “偽オカマバー”を開き、再起を狙おうとする。実は小夜子の父親であり、カリスマ・オカマダンサーとして小夜子や真奈美を手取り足取り指導することになるのが、安田さんが扮するエンジェルだ。ちょっぴり変わったカタチではあるものの、安田さん演じるエンジェルと、等身大の母親役がハマる須藤さん、映画『アオハライド』の公開も控える次世代女優・藤本さんの家族は、きっと見事な化学反応を起こしてくれるに違いない。さて、あなたのお好みはどの“女装男子”?(text:cinemacafe.net)■関連作品:海月姫 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014映画『海月姫』製作委員会(C) 東村アキコ/講談社小川町セレナーデ 2014年10月4日より全国にて公開(C) 2014「小川町セレナーデ」製作委員会
2014年10月02日「ケンゾー(KENZO)」を運営するケンゾーパリは1月29日、八木通商と共に、日本で合弁会社「ケンゾーパリ ジャパン」を設立することを発表した。新会社は今後数ヶ月以内に設立され、日本におけるケンゾーラインのディストリビューターとして、14AWから営業を開始する。ケンゾーパリのエリック・マレシャル(Eric Marechalle)CEOは「ケンゾーのファッションは、ブランド創始者・高田賢三の故郷である日本のお客様に高く評価されており、更にその存在を高めたい」とコメント。 八木通商の八木雄三代表取締役社長は「私共のマーケティングに関する高度な専門知識を用いて、ケンゾーを日本市場において最も成功を収めるブランドに育てて行く」と意気込みを語っている。高田賢三は、1970年にパリにブティック「ジャングルジャップ」を開き、ハンドメイドのウィメンズコレクションを発表。99年にはLVMHグループの傘下となり高田はアーティスティックディレクターを辞任。2011年7月に「オープニング セレモニー(OPENING CEREMONY)」創設者のキャロル・リム(Carol Lim)とウンベルト・レオン(Humberto Leon)がクリエーティブディレクターに就任した。八木通商は1946年に設立。アメリカ、ヨーロッパ、アジアに海外拠点を持ち、「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」「バラクータ(BARACUTA)」「バブアー(Barbour)」「J&M デヴィッドソン(J&M DAVIDSON)」「ファリエロ サルティ(Faliero Sarti)」「スリードッツ(three dots)」などの輸入・販売を手掛けている。2009年には「モンクレール(MONCLER)」とも合弁会社を設立し、日本でのビジネス展開を担っている。
2014年01月30日来年1月に上演される舞台『華アワセ』の出演者による、日替わりトークショーの開催が決定した。高木万平、中村誠治郎、飯塚大夢、根本正勝、安居剣一郎、橋本真一、八木将康ら人気の若手俳優たちが顔を揃える舞台。トークショーには、高木、中村、飯塚、根本、橋本、八木の6名が参加。舞台終演後3名が日替わりで登場する。舞台『華アワセ』チケット情報舞台は同名の恋愛アドベンチャーゲームを原作に、オリジナルストーリーで上演。華遷(かせん)と呼ばれる“魔法”が支配する世界。能力者が集まる華遷国立学園を舞台に、五光と呼ばれる5人のエリートたちが物語を繰り広げる。公演は2014年1月21日(火)から26日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケットの一般発売は11月23日(土・祝)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行抽選「プレリザーブ」を実施中。11月11日(月)午前11時まで受付。■トークショー出演者1/21(火) 19:00高木・飯塚・八木1/22(水) 14:00中村・根本・橋本1/22(水) 19:00高木・根本・橋本1/23(木) 19:00中村・八木・根本1/24(金) 14:00高木・中村・根本1/24(金) 19:00飯塚・八木・橋本※トークショーは該当公演のチケットをお持ちの方のみ参加可能
2013年11月01日自分仕立てラーメンの「康竜」が、ラーメンクリエーションの新「康竜」としてパワーアップして東京・銀座に11月27日(火)グランドオープン。「自分仕立てラーメン」とは麺の太さ、硬さ、油加減、味の濃さのほか、オリジナルの旨味辛だれ、博多ねぎ、焼豚の有無と8種類のトッピングから4種類が選べる「康竜」独自のラーメンシステムのこと。今回さらに「ラーメンクリエーション」として、無料7種類、有料8種類、期間限定(有料)4種類の全19種類のトッピングメニューを追加。無料トッピングは、テーブル上でお好み盛り放題と大盤振る舞い!特に店主が薦める新登場の天かすは、とんこつスープをよく吸って旨味倍増。期間限定のトッピングでは、ラーメンを特集した数々の雑誌やテレビ番組でおなじみの本谷亜紀さん、文月さんとのコラボが実現。本谷さんは世界旅行をイメージした日本の「明太子」、スペインの「チョリソー」、文月さんは玉子焼きをのせた「チャーシューエッグ定食」、納豆をのせた「納豆定食(生卵付)」など斬新なメニューを提案。今後、期間限定トッピングは続々登場する予定。話題のラーメン女子がプロデュースしたトッピングは男性のみならず女性にもオススメ!お買い物やデートなど、銀座を目一杯楽しんだ後は、自分好みにカスタマイズしたラーメンをお腹いっぱいになるまで楽しんでみてはいかが。店名:自分仕立てラーメン 康竜 銀座店住所:東京都千代田区有楽町2-3-6アクセス:東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅C1出口よりすぐ、日比谷線日比谷駅A4出口より2分、JR有楽町駅日比谷口より2分TEL:03-3569-0314OPEN:平日11:00~翌5:00、金祝前日11:00~翌6:00、土日祝11:00~24:00定休日:なし坪席数:20坪・25席客単価:¥800
2012年11月27日日本コカ・コーラは、競泳の北島康介選手を招いた水泳教室「アクエリアス 未来への夢はじめよう。」プロジェクトを2012年8月21日に東京辰巳国際水泳場にて実施する。現在、同水泳教室に参加する小学生200名を募集している。募集期間は7月13日まで。本プロジェクトは、「アクエリアス」のTVCM に出演中の北島選手が、”へたでもいいから新しいことにチャレンジすることの意義”、”カラダを動かすことの純粋な楽しさ”を水泳教室を通じて共有し、”僕にはできる”という力強いメッセージを未来への夢に向って一生懸命に頑張る子供たちに伝えることを目的としたもの。募集対象は日本国内の小学校に在学する4~6年生。泳法は関係なく、25m以上泳げることが条件となっている。応募は同社Webサイトから行うことが可能だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月21日デサントはこのほど、2004年アテネオリンピックおよび2008年北京オリンピックの100M・200M平泳ぎの金メダリスト、北島康介選手(日本コカ・コーラ所属)と、水着などのスポーツウェアに関するアドバイザリー契約を締結したと発表した。4月1日から2年契約となる。同社は「アリーナ」ブランドの競泳水着をはじめとするスポーツウェアのサプライなどを通じて北島選手をサポートするほか、同選手プロデュースの商品開発も行う予定。また、彼をブランドキャラクターとして店頭プロモーションやユーザーイベントなどの宣伝活動にも起用し、ブランドPRを図る。北島選手は来月2日より行われる第88回 日本選手権水泳競技大会 兼 第30回ロンドンオリンピック競技大会代表選手選考会に出場予定で、4大会連続でのオリンピック出場が期待されている。この度の契約締結に関して、「多くのトップ選手と契約している『アリーナ』の一員として、日本において、そして世界において、よりいっそう水泳界を盛り上げていきたいと思います」と語っている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日榮倉奈々、岡田将生からの突然のプレゼントに涙!11月10日、映画「アントキノイノチ」公開を記念し、都内で開催されたセレモニーに、主演した榮倉奈々、岡田将生が出席した。榮倉と岡田は「アントキノイノチ」公開を記念するため一般公募された【ラブレターツリー】の設置セレモニーに出席。岡田からの突然ののクリスマスプレゼントに、榮倉が涙ぐむ場面があった。岡田からのサプライズプレゼントはスノードーム岡田からの榮倉へのサプライズプレゼントは、劇中の印象的なシーンで登場する観覧車の模型が入ったスノードームだった。映画コムによると岡田は「2月から一緒にやってきましたが、すごく助けられました。本当に一緒にやれてよかったし、また違う作品でも会えたらうれしい。ありがとうございました」と照れくさそうに感謝の言葉を榮倉に伝え、スノードームを手渡した。榮倉の瞳に涙が思いがけないプレゼントに驚いた様子の榮倉は、涙を静かにぬぐい「(作品への)思いが強いだけに、全てのことに100%届けようと一緒にがんばってきたのでうれしいです。ありがとう。恥ずかしい(笑)」と感激で一杯の胸の内を語ったという。映画「アントキノイノチ」とは?歌手のさだまさしによるベストセラー小説を映画化。遺品整理業という特殊な仕事を通して「命」の重さ、人と人が繋がる尊さを描いた作品だ。また、榮倉は「アントキノイノチ」の公式サイトで「生きるということ、社会と関わるということ。日々、自問自答しながら前進したいと望む姿は同世代として、とても興味深いです。瀬々監督も岡田将生くんも初めてご一緒させていただくので、どんな風にコミュニケーションを取って撮影が進んでいくのか、今から楽しみです。」と、コメントを残している。「アントキノイノチ」初日舞台挨拶のお知らせ●11月19日(土)●場所:丸の内ピカデリー11回目 午前9:20の回、上映終了後/2回目 お昼 12:50の回、上映前●[登壇者]岡田将生、榮倉奈々、原田泰造、松坂桃李、瀬々敬久監督(以上すべて予定)●場所:MOVIX亀有1回目12:30の回、上映終了後/2回目15:45の回、上映開始前●[登壇者]岡田将生、榮倉奈々、松坂桃李、瀬々敬久監督(以上すべて予定)「アントキノイノチ」公式サイトより元の記事を読む
2011年11月12日「一生懸命、自分の中から言葉を探してる」と岡田将生は言った。作品や役柄についてではなく、そのときのインタビューについて語った発言なのだが、俳優・岡田将生の生き方そのものを表していると言える。10代の頃から誰もが羨むような輝かしい成功の階段を上り続けてきたように見えるが、その陰で常にもがき、自らと向き合ってきた。だからこそ、映画『アントキノイノチ』で演じた主人公の杏平に対して、まず何より感じたのは強い共感だった。壊れた心を少しずつ再生していく杏平を演じながら岡田さんは何を探し、何を伝えようとしたのか?その内なる思いを明かしてくれた。10代の自分とリンクした、杏平の心の葛藤映画冒頭、裸で民家の屋根の上に座り込み虚空を見つめる岡田さんの姿が映し出される。高校時代のある出来事がきっかけで、心を壊してしまった杏平。22歳の岡田さんは、自らが10代の頃から感じてきた思いを重ね合わせながら物語と向き合っていった。「ふと『何でおれは生きてるんだろう?』とか『これからどんな大人になって、どういう社会で生きていくんだろう?』ということを考えることが10代のときから僕自身ありました。漠然とした不安を感じながら俳優という仕事をさせてもらって、その中で僕はこの仕事が好きだと気づいて続けられている。でも杏平くらいの頃は何も分からずにいて、そのリアルさに『おれもそうだったな』とリンクしました」。ある悪意に疲弊し自ら命を絶った友人。その悪意の矛先が今度は自分に向けられることへの恐怖と戸惑い。そして期せずして発見した己の内にある憎悪と周囲の無関心――。そうしてバラバラになった心を、杏平は遺品整理業という仕事を通じて再生させていく。こうしたひとつひとつの心の動きを岡田さんは丁寧に演じている。「僕自身、いじめられた経験もあるし、それがどんなにつらくて嫌なことか分かっています。僕はまだ22歳ですが、そういうところを若い人にきちんと伝えたいと思ったし、『分かりたい』って思う自分がいました。何より、生に対してもがき、苦しんでいる姿、少しずつ杏平が前に進んでいく姿がいいなと思えたんです」。演技の面でポイントとなったのは杏平が生まれつき抱えている吃音(きつおん)。杏平の周囲との距離感やもどかしい思いが伝わってくる。一方で岡田さんは「映画を観る方に届いたらいいなと思った大切なセリフ」に関しては監督に対し、あえて吃音を含ませずにストレートに表現することを提案したという。「榮倉(奈々)さん演じるゆきが過去を告白するシーンでの、杏平の『自分がどうして生きてるか分からない』というセリフはすごく好きで、それを吃音で言うべきかどうか悩みました。あとは文化祭で杏平がみんなに問いかけるシーン。あの心からの叫びでも吃音が出てないです。あのセリフを噛んで言ってしまうと、ただもがいている一人の生徒に見えてしまい、(周囲への思いが)伝わらないと思ったんです」。ちなみに全編を通じて岡田さんのモノローグが入るのだが、こちらも吃音はなく、落ち着いた口調で語られている。物語の中でもがき、葛藤する杏平とは違う人物のようにも感じられるが…。「あのモノローグは現在よりもずっと先の杏平という設定で、少し達観した立場から語ってるんです。僕は最初、そういう風に思ってなかったんですが、監督から成長した杏平が過去をふり返るような形にしてほしいと言われて『あぁ、なるほど』と思いました」。「これまで良い出会いがたくさんあったし、それを必然と思いたい」先述の榮倉さん演じるゆきの告白のシーンを「『いま生きてるんだな』、『息して、目の前の人と話してる』というのを感じながらその場にいた」と述懐。ゆきと杏平の出会いをこんな言葉で説明する。「杏平にとってはいい時期に巡り合えた同じ傷を抱えた女性。巡り合わせなのかなと思えました。原作の小説や台本を読んだときから僕は親のような気持ちで『お前、ゆきちゃんと出会えて本当によかったな』って思ってました(笑)。それは巡り合うべき人だったし、傷をなめ合うのではなくて、一緒に一生懸命考えて、“生きていく”ということを見出せる人。僕自身、これまで良い出会いがたくさんあったし、それを必然と思いたい。色々なところに行って色々な人と会って、新たな発見を求めている自分がいるんです。それはいまでも思っているし、だからこそ現場が好きなんです」。「終わったときは寂しくて、永島杏平という役から離れるのが嫌だなと素直に思えた」と岡田さん。クランクアップを迎えたその足で美容院に直行して髪を切り、気持ちを切り替えたというエピソードからも役柄への強い思い入れがうかがえる。ゾクリとするような歪んだ笑みを浮かべて悪意を体現した昨年の『悪人』、己の内の悪意と憎悪に押し潰されて心を壊していく今回の『アントキノイノチ』と、強く役柄を引きずってしまいそうなヘビーな作品で際立った存在感を放っているが、出演作品を決める基準は?「僕自身は作品選びにはタッチしてないです。ただ、マネージャーや事務所の人には『こういう作品をやってみたい』ということは普段から少し伝えています(笑)。20歳を超えてから、高校生を離れて次のステップとして社会派というか、メッセージ性の強い作品に携わりたいという思いはありましたね。いまも違うジャンルの映画を観ると『こういうのをやってみたい』とか思います。いまは…しばらく恋愛映画から離れていたんですが、『ラブ・アクチュアリー』を観て幸せになったので(笑)、ハッピーエンドのラブストーリーをやりたいと言ってます」。探しているのはきっと言葉だけではない。時に疾走し、立ち止まり、泣いて、叫んでまた歩き出し…。岡田将生の旅はまだまだ終わらない。(photo:Yoshio Kumagai/text:Naoki Kurozu)■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:岡田将生のサプライズプレゼントに榮倉奈々、思わずウルリシネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】岡田将生&原田泰造通訳付き映画祭公式上映にハイテンション!【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ岡田将生、釜山映画祭でサイン攻め!『アントキノイノチ』への特別な思い明かす
2011年11月10日