韓国映画『地球を守れ!(Save the Green Planet!)』が英語でリメイクされることになった。製作は、『パラサイト 半地下の家族』のCJエンタテインメント。監督はオリジナルのチャン・ジュヌァン。プロデューサーには『ミッドサマー』のアリ・アスターも名を連ねる。オリジナルの公開は2003年。釜山映画祭で作品賞、監督賞、主演男優賞などを受賞、カンヌ映画祭でも上映されたが、日本では劇場公開されていない。エイリアンが地球を滅ぼそうとしていると信じる青年が、恋人の協力も得て、地球を守るために大胆な行動に出るSFコメディだ。脚本はこれから執筆される。文=猿渡由紀
2020年05月08日「レッスン料金が安い」「送迎がいらない」「自宅で気軽に始められる」などの理由から、子どもの習い事として、近年需要が高まっているオンライン英会話。英語講師の仕事をしていると、「子どもにオンライン英会話をやらせたいのだけど、たくさんのサイトの中から、いったいどれを選べばよいの?」といった質問をよく受けます。そこで、私が8社以上を実際に体験してみて感じた「子どものためのオンライン英会話を選ぶポイント」とおすすめのサイトをお伝えします!講師はネイティブにこだわる?オンライン英会話では値段が安ければ安いほど、講師はネイティブではありません。つまり英語が母国語ではない人たちが教えているケースがほとんど!サイトを見ているとフィリピン人の先生が本当に多いですよね。できればネイティブ講師を選びたいというのが本音ですが、そこにこだわると選択肢はかなり狭まり、値段も上がります。ただサイトによってはフィリピン人だけのところと、ヨーロッパやロシアなど様々な国の先生が登録していて選べるところもあります。もしくは自分が英語が苦手だから日本人がいいという場合は、日本人講師がいたり、日本人のサポートがあるサイトを選ぶのもよいと思います。発音とテンションが重要特に、講師を選ぶ際に気をつけたいのが「発音」と「テンション」です。親が聞いて、なるべくなまりのない発音をしているか、聞き取りやすい英語を話すかをチェックしてみてください。聞き流しが重要な幼児期には、なるべくキレイな英語をインプットしていくことがとても大切です。また、子どもに英語を教えるというのは、対面レッスンの場合も様々な工夫が必要です。それがオンライン上となれば、すぐに集中力が切れ、上の空…なんてことにもなりかねません。先生がテンションを上げて、子どもの興味を引く努力をしているかは長く続けていく上で大事なポイントではないかと思います。これは対面レッスンでも言えることですが、オンラインではなおさら講師の質はただ「英語が喋れる」、だけではなく、「子どもに英語を教えられる」のかです。子どもは大人とは違います。たとえネイティブであっても教えられるかはまた別の話で、きちんと子どもに教える経験であったり、訓練を受けているかが本当の意味での講師の質に関わってくるのだと思います。娘が実際にレッスンを受けている様子子ども専門のサイトでメソッドを持っている?大人向けのオンライン英会話から派生して子どものレッスンを提供しているサイトもありますが、やはり子ども専門のサイトを選ぶのがよいと思います。オリジナルの教材を使用したり、ゲーム形式で発音チェックをしたり、サイトによって様々ですが、子どもに教えるメソッドをきちんと持っていると安心感がありますね。また目的によっても選ぶサイトは変わってきます。英検を受けさせたいのか、それとも毎日話して英語に慣れさせたいのか、その目的を達成できるコースがあるのかもチェックしましょう。フリートークのみのレッスンはなるべく避け、それぞれの目的に合わせて教材やコースを選ぶと失敗しないと思います。フォニックスを取り入れていること個人的には「フォニックス」を取り入れているサイトがおススメです。フォニックスとはsound of the letterのことで、綴り字と発音の規則性を学びます。例えばcatはC A Tと書きますが、シーエーティーとは読まないですよね。実際にはク ア ツという音をつなげてキャットと読んでいるわけです(日本語で表現すると多少異なりますが…)。昔は発音記号として習っていましたが、今ではネイティブの子ども達と同じように幼児期にフォニックスを習うのが主流になってきています。これを習得すると英語の単語が読めるようになり、発音もよくなるので、ぜひお子さんの英語教育に取り入れてほしいと考えています。私が主に使用しているjolly phonicsの教材アフターフォローがしっかりしている?いくつか体験レッスンを受けてみて、その後のアフターフォローがまったく異なることに気づきました。あるサイトでは、講師からの「Thank you」というコメントのみ。また別のサイトでは使ったテキストとポイントをメールで送ってくれたり、現在の子どものレベルを判定してくれるサービスもありました。幼児や低学年の時期は、レッスン自体は親が側についていなくてもいいと思いますが、その後の復習や、日々の学習では親のフォローが必要かと思います。そのフォローがなるべくしやすい体制や、情報を整えてくれるサイトを選ぶのが重要だと感じました。ストレスフリーなオンライン環境で親の視点からもう一つ、どのツールを使用しているのかも長く続けられるポイントになります。パソコンを使用するのか、スマホやタブレットを使うのか、なるべく親子ともにストレスフリーな環境を作っておくとよいと思います。多くのサイトはスカイプを使用していますが、オリジナルのアプリを提供しているところもあり、子どもでも簡単に繋がることができていいなと思いました。英語学習で最も大事な点は、「続けること」です。ただ安いだけで選ぶのではなく、わが子に合った先生、教材、コースを無料の体験レッスンを実際に受けてみて、選ぶことをおすすめします。おすすめのサイトをご紹介私の子どもはこの春、小学4年生と中学2年生になりましたが、下記にご紹介するサイトの中で、小学生はハッチリンクジュニアを、中学生はDMM英会話を続けています。どちらも無料体験レッスンが受けられますので、ぜひ試してみてくださいね。〈講師の国籍が豊富〉DMM英会話121か国の講師が所属し、毎日1回レッスンを受けられるコースが基本で、まず英語に慣れたい、習慣づけたいお子さんにおススメ。24時間対応なので、予約が取りやすいのも続けられるポイントです。〈子ども専門の豊富な学習や教材〉ハッチリンクジュニアフラッシュカードや英語の歌、ゲームなど子どもが楽しく英語に触れることができるように工夫が施されたレッスンを受けることができます。〈アフターフォローが手厚い〉QQイングリッシュ子どもの英語レベルや弱点、強みなどの詳しいレビューを終了後に送ってくれるので、継続していく中で英語力の伸びが分かりやすいと感じました。オリジナルアプリでのレッスンなので、回線が安定していてインターネットのトラブルが少ないと言われています。<文・写真:ライターよこも>
2020年04月24日皆さんこんにちは、チッチママです。 最近娘たちの習い事が1つ増えました。早いうちから触れさせてあげたいな、と前々から考えていた「英語」です! 最初は習い事を増やして子どもたちの負担にならないかな…と少し不安でしたが、ふたりとも楽しんで通ってくれているようで安心しています。 まだ通い始めて数回。英語で挨拶したり、リンゴをアップルと言ったり…なんてことはまだなく、週に一回、楽しい教室に行く機会が増えたね~くらいの気持ちでいたのですが… 子どもの吸収力はすごい!
2020年02月06日もともと英語に苦手意識があり、学生時代以降は英語と無縁の生活をしていた私が、いきなり夫の仕事の都合で、子どもたちと一緒に海外で暮らすことになりました。今回は、ほぼ英語力のないままに初めての海外生活を過ごしてわかったことをお伝えします。言っていることがまったく分からない!英会話レッスンと日常会話の違い今回、住むことになったのは、オーストラリアのニューサウスウェールズ州。私は、海外に住むのは初めてで、そもそも英語に触れるのなんて学生時代以来で約20年ぶり。そこで、渡航準備の一環として英会話のレッスンを受けました。それは自宅で行う、ウェブを使ったマンツーマンレッスンで、テキストも用いますが、フリーのトークもあるもの。そこでは先生と何とか会話ができてきている気がしていました。ところが、現地でいざ会話をしようと思うと、まず聞き取れません。とにかく言っていることが早い。区切りがどこかさえわかりません。レッスンでは会話を交わしながら、発音も指摘してもらったりしていたのですが、それは所詮、素人に合わせてゆっくり話してくれていただけだったと実感しました。当然、日常生活で会う人たちは、私が英語をわからないという前提で話してはくれません。いろいろ国からの移民の多いオーストラリアではなまりのある人もいるし、同じことでも表現が違うことも多いのです。情けない話ですが、メルボルンという単語でさえ、聞き取るのに5回聞き返してやっと聞き取れるレベルでした。聞き取れても、言いたいことがパッと出てこないありがたいことに、子どもたちが通う学校のお母さんたちは、私が英語を話せないことをわかってくれるので、ゆっくり丁寧に話してくれます。同じ年頃の子どもを持つ母親同士なので、共通の話題が多く、聞き取れる単語や状況から推測して、なんとなくこんなことを言っているんだろうなと、話したいことは理解できます。しかし、日本で使うようなちょっとした返答ができません。「うちもだよ~」は「Me too」、「それはいいね~」は「That’s nice」「It’s good」、「高すぎだよね~」は「Too expensive!」のレベルの相槌がせいぜいです。「値引き商品が、値引きになっていない」ということを言いたいときも、そんな高度な言い回しができず、レシートと商品を手に持って「This one…This price is different!」だけで、差額返金までこぎつけました。それでもなんでも話続けるということ聞き取りはおろか、普通の会話さえ難しい状態ですが、それでも会話しているところに首を突っ込み、相槌レベルでも無言にならないこと、話すことをあきらめないでいることに努めています。まず、会った時には「Hello!」か「Hi!」。「How are you?」と言われたら「How are you?」と返す。これは、知り合いに会ったときだけでなく、お店のレジでや通りすがりの人と会った時などはいつも繰り返される会話でもあります。それから会話をしようとするときには、日本でもメジャーなお天気の話。It’s raining today. It’s cloudy today. It’s hot today. もしくはThe sun is strong today. The wind is strong today.…などです。お天気の話を振れば、子どもを持つお母さんや年配の女性であれば、洗濯ができないとか、明日の行事が心配だとか、相手が話を膨らませてくれることが多いです。言っていることすべてがわかってなくても、合っていなくても、にこやかにジェスチャーを交えて会話の輪に入っていれば、これは重要だということは翻訳アプリやテキストで提示してくれたり、片言の日本語で意味を言い添えてくれたりすることもありました。話したいことがある場合は、あらかじめ英文を準備して会話に臨みますが、普段のお迎えで顔を合わせる時のママたちとの会話は、挨拶とお天気の話、そしてそこから広がる学校や習い事、日常の話に終始しています。気をつけているのは、「I want to~」ではなく、「I’d like to ~」、してほしい時には「Could you~」を使うようにしていることくらいでしょうか。よくよく考えてみれば、日本でのママ友との会話だって、店員さんとのやり取りだって、正しい日本語や文法できっちり話しているわけではありません。文字に起こしてみたらめちゃくちゃなことも。つまり、単語の羅列だっておおよその意味が通じるのです。開き直りになりますが、会話というのは、スキルは関係なく、大事なのは話そうとする姿勢や勇気だけなのかも…。それが海外で暮らして初めにわかった私の英語でのコミュニケーションのコツです。これからも、積極的に会話に参加することだけはいつも意識して、海外生活を乗りきっていきたいと思っています。<文・写真:ライター結生>
2020年02月04日映画に出てくるようなハンサムな外国人男性に、憧れる女性はよくいますよね。日本で国際結婚をする人たちもいて、コツを知っていれば案外成功できます。出会いを探すのが重要な国際結婚外国の男性は日本人とは雰囲気が違い、考え方にも特徴があります。そのような方と一緒に過ごしたい、女性ならそう思う方もいるでしょう。ただ普通に暮らしていると、外国の男性と会う機会は多くありません。そのため外国人男性付き合いたいなら外国人が多い所を調べて、自分の相手を探す必要があります。海外の人が集まる所は案外あるので詳しく知っていれば、理想的な相手を見つけやすくなります。海外まで行って探す男性との出会いシンプルで効果的な外国人男性の探し方としては、海外まで行く方法があります。旅行や留学などである程度の期間、海外に滞在すれば現地の人と仲良くなれます。そういう形で自分の好きな人を探して、一緒に過ごしている方もいます。海外まで行く負担はありますが、沢山の外国人と接する機会がある方法です。夏のバカンスのついでにちょっとした、恋人探しをするのもよいかもしれません。有料サービスを使った出会い恋人探しとしてはマッチングアプリがありますが、実は海外の人と関われるものも利用できます。外国人が多いマッチングアプリは日本でも利用できて、自分に合った恋人を探したい時に利用されています。このようなアプリを使う場合は有料のものだと、サポートなどもしっかりしているので安心です。外国人の登録数が多いマッチングアプリならば、自分に合った相手を探しやすいです。国際結婚で英語は必要なの?理想の外国人男性を探す場合に気になるのは、英語が話せないといけないのではというのがあります。確かに海外の方と会話する時に、英語ができないと困るケースはあります。しかし簡単な英語ができる程度でも、会話はできるので特別な能力は必要ではありません。また海外の男性と知り合って仲良くなれれば、日常的に英語を使うので自然と慣れてきます。英語ができないと心配と思う女性は多いですが、実際はそれほど語学力がなくてもすむ場合が多いです。
2019年11月26日幼い子どもへの英語教育には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。それぞれ詳しい内容をチェックして、子どもが自然と英語に親しめる環境作りのヒントにしましょう。英語を上手に学べる具体的な方法も紹介します!幼児に英語教育をするメリット幼児向けの習い事の中でも、近年特に人気を集めているのが『英語』です。しかし、幼児に英語を学ばせる理由について、明快な答えを持っている人はそう多くありません。まずは、幼児に英語教育をするメリットから詳しく確認していきましょう!発音が上手にできるようになる『臨界期』という言葉を聞いたことはありますか?これは『人間の脳において、ある特定の能力を習得できる限界のタイミング』のことで、言語分野においては7歳ごろがこの臨界期にあたるといわれています。つまり、『臨界期仮説』によれば、人がある言葉を習得するには7歳までにその言語に触れ、耳を慣らす必要があるということです。多くの日本人は、英語の『L』と『R』の音を聞き分けられないといわれています。しかし、臨界期を迎えるまでに英語に親しんだ子どもは、この『L』と『R』の聞き分けもごく自然に行えるのです。コミュニケーションとしての英語を身に付けてほしいと願うのであれば、臨界期前の幼児の時期から英語に触れさせることが重要といえるでしょう。幼児期はスムーズに学びやすいタイミング『スムーズに学べる』というのも、幼児に英語教育をするメリットの1つです。幼児期の子どもには、学ぶことに対して「イヤなこと」「つまらないこと」という固定概念がありません。新しいことを吸収するのが大好きで、何でも積極的に取り組んでくれるでしょう。全く同じことを学ぶとしても、ワクワクした気持ちで取り組むのと、イヤイヤ取り組むのとではその成果は大きく変わります。どんなことにも前向きに取り組める幼児期は、英語教育を始めるタイミングといえるでしょう。多様性を身に付けることにもなる英語を学ぶメリットには、『多様性が身に付く』というものもあります。人が外国語を学ぶとき、学んでいるのは『言葉』だけではありません。自覚のあるなしにかかわらず、その言葉のバックグラウンドである文化や歴史・概念についても同時に学んでいるものです。世界の人口およそ70億人の内、1/4にあたる17.5億人が話す英語は、世界で1番話されている言葉として知られています。そんな英語を幼児期から身に付けることは、多様性を受け入れ、グローバルな視野を持つ人物になるための大切なステップといえるでしょう。反対にデメリットもある?幼児期からの英語教育については、いくつかデメリットも指摘されています。客観的な視点で是非を判断するためにも、その詳しい内容をしっかりと確認しておきましょう!英語と日本語が混ざってしまうことも幼児期からの英語教育のデメリットに、『英語と日本語が混ざってしまう』というものがあります。これは、母国語である日本語がまだおぼつかない段階で英語学習をスタートすることにより、日本語能力の発達に悪影響を及ぼしてしまうという考え方によるものです。この度合いが深刻な場合、日本語と英語どちらもが中途半端な習熟度になってしまいます。日常会話に問題はないものの、込み入った話はどちらの言語でも上手にできないといった事態を招くこともあるでしょう。幼児期から英語を学ばせるからこそ、母国語である日本語についてもしっかり身に付けさせてあげたいものですね!英語が嫌いになってしまう恐れがある英語教育に対する親の思い入れが深ければ深いほど、起こってしまいがちなのが『英語が嫌いになってしまう』という事態です。相手が誰であれ、『強制されること』に抵抗を感じるのは自然なことです。ましてやそれが小さな子どもであれば、徹底的に拒否反応を起こしてしまい、英語そのものを嫌いになってしまうでしょう。英語を身に付けてほしいと思えばこそ、「どちらでもよいんだよ」というゆとりある親の姿勢が大切なのかもしれませんね。上手に学んでもらう方法は?子どもが上手に英語を学ぶ方法にはどのようなものがあるのでしょうか。おすすめの方法を2つ紹介します!自宅で教材から学ぶより教室がおすすめ子どもに効率的に英語を身に付けてほしいと願うなら、自宅学習よりも、先生がいる『教室』を選ぶのがおすすめです。英語というのは、本来『教科』ではなく『言葉』です。自然な形で身に付けるには、テキストに向き合うよりも、生身の先生との生きたコミュニケーションが効果的なのはいうまでもありません。言葉としての英語を身に付けるなら、ネイティブの先生との自然な会話が体験できる教室でのレッスンを選びましょう!動画やDVDなど英語を聞く機会を子どもを英会話教室に通わせたいと思っても、適当な教室や先生が見つからないこともあるでしょう。また、レッスンに通ってはいるものの、自宅でも英語に触れられるようにしたいという人もいるはずです。そんなときは、『動画やDVD』といった方法で英語に親しむ機会を増やしましょう。『目』と『耳』を同時に刺激することで、より効果的&楽しく子どもの英語力を高められますよ!商品名: アニメDVD 一番やさしい親子英会話価格: ¥1,728(税込) アニメDVD 一番やさしい親子英会話 詳細はこちら 商品名: 【0-7歳】Goomies ENGLISH FOR KIDS 幼児英語 DVD グーミーズ価格: ¥3,888(税込) Goomies ENGLISH FOR KIDS 幼児英語 DVD 詳細はこちら 子どもの成長に合わせた教育を「子どもに英語を習わせたいけれど、どんな方法を選べばよいのか分からない…」そんな悩みを持つ人は少なくありません。幼児期からの英語教育には、『発音が上手になる』『スムーズに学べる』などのメリットがありますが、その一方で、『英語と日本語が混ざってしまう』『英語が嫌いになってしまう恐れがある』といったデメリットも指摘されています。子どもに英語教育をさせるのであれば、これらのメリット・デメリットをしっかりと理解して、子どもの成長や個性に合わせた方法を選ぶのがおすすめです。国際化が進むこれからの時代を生きる子どものために、『英語が使いこなせる』というかけがえのない財産をプレゼントしてあげましょう!
2019年09月21日「子どもに英語で絵本を読んであげたいけど、私が英語がわからなくて…」、「どんな本を選んだらいいですか?」私は2歳~小学生が通う英語教室を主宰していますが、教室に通う子どもの保護者から、子ども向けの英語の絵本についての相談をよく受けます。確かに幼児期の絵本選び、それが英語ともなると親の英語力も問われるため、悩みますよね。そんなパパやママに私の教室で大人気の「笑える!楽しい!飽きない!」と3拍子そろった絵本を紹介します。その絵本の名前は…Brand New Readers(ブランド・ニュー・リーダーズ、以下、BNR)シリーズです。1冊8ページのショートストーリーが、10冊で1セットになってボックスに入っています。息子は2歳の時にお友達からBNRシリーズのブルーセットをプレゼントされました。カラフルなイラストがひとめで気に入り、ボックスを引っ張り出してきては、私に「よんでー」とリクエストしていました。ストーリーが単純明快!BRNシリーズのすべての絵本は、とにかくカラフルでキャラクターがかわいく、そして、ストーリーが単純明快。最後に必ずくすっと笑えるオチがあり、そのオチがイラストと読み手の声のトーンだけでも理解できるので、英語がわからない子どもでも楽しめます。2歳児クラスや3歳~4歳児クラス、4歳~6歳児クラスの子どもはレッスン中すぐに飽きてしまうことも多いもの。でも、この絵本を取り出すと、さっと集まってきて、絵本の前の場所取りがはじまります。実は未就学児のクラスだけでなく、小学生低学年クラスの子どもたちもこの絵本が大好き。オチが楽しいのか、みんな同じリアクションでケタケタ笑いながら、楽しんでくれています。シンプルなセンテンスが繰り返される文章は1ページに1文のみのシンプルな構成。同じ単語が繰り返し使われることも多く、リズミカルで韻(いん)をふんでいるものもあり、耳にすっと入ってくるのもポイントです。難しい単語が使われることもないので、英語に自信がないパパやママも気負うことなく、子どもに読み聞かせをすることができます。読み聞かせからひとり読みまで長く使える!単純なストーリーを毎日1冊ずつ、繰り返し読み聞かせていると、子どもたちはあっという間に文章を覚えてしまいます。そして、アルファベットやフォニックスがわかるようになると、自分で文章を読めるようになります。息子の例を挙げると、毎日読み聞かせていたこともあり、小学校1年生の終わりごろには、ほとんどのストーリーを自分で読めるようになりました。小学校4年生になる今でも、たまに引っ張り出してきては、懐かしそうにページをめくっています。ちなみにセットには読み終えたらシールを貼ることができるポスターと10冊分のシール、10冊すべてを読み終えたときの修了書、自分でも絵本を書くことができる真っ白の冊子が入っていて、子どものやる気を応援する仕組みも。息子が約8年間、この絵本シリーズに親しんできているように、幼児期から長く使えるのも魅力です。失敗から学ぶ英語の絵本を選ぶ2つのポイントわが家には私の趣味で選んだたくさんの英語の絵本がありますが、どんなにステキな絵本でもストーリーが長いと、英語初心者の子どものアンテナには引っかかりません。英語の絵本を選ぶ第1のポイントはストーリーが短く、イラストが多めでとにかくわかりやすいこと。第2のポイントは子どもの「好き」に関連した絵本を選ぶこと。その点でもBRNシリーズは1ボックスに10冊入っているので、子どもに「これ!」と思わせるタイトルが必ず見つかるはずです。教室に子どもを通わせる保護者からは「英語好きの主人がはまって読み聞かせしている」「子どもにリクエストされて全シリーズ購入してしまった」なんて話も。大人も子どもも最後にくすっと笑えるBRNシリーズ、おすすめです。<参考商品><文・写真:ライター稲井華子>
2019年06月26日「将来、子どもが英語を話せるようにするためにはどうしたらよいですか?」これは私が幼児の英語教育に携わってから、一番よく聞かれる質問です。2020年度に全国の小学校で英語教育が必修化することを受け、英語教育を重視するママが増えています。そんな教育熱心なママたちからの質問の中には「あれ?」と感じてしまうものも。今回は私の経験も含めながら、みなさんが勘違いしているかもしれない英語教育のいろいろをQ&A形式で紹介したいと思います。Q. 英語耳・英語脳は6歳までしか育たないの?A. 幼児期(1~6歳)は「聞く」と「話す」がとても得意な時期です。そして、リスニング能力については、やはり早い時期から英語を始めた子どものほうが発音が良いと感じます。でも、6歳を過ぎても英語耳、英語脳を育てることは可能です。私の経験の範囲内ですが、年齢に関わらず、良い耳を持つ人は日本語にない"R"と"L"の聞き取りもできますし、聞き取りができれば、その音を自分で作り出すこともできます。英語と日本語は周波数が違う、音節が違うから聞き取りづらいなどと言われますが、大人になってから環境や勉強法で克服し、ネィティブ並みの発音を身につけている人が私の周りにはたくさんいます。Q. 英語に興味がないわが子。英語を学ばせるのはムリ?A. 子どもが英語に興味がないと悲しんでいる人は、まず自分が英語に興味があるかを考えてみましょう。私が英語を学ぶ上で一番大切だと思うのは、子どもだけでなく、大人も一緒にやってみること。一番効果的なのは、で以前にお伝えした、子どもが好きな遊びを英語で大人が一緒にやることです。でも、それが難しい場合は、自分が好きな海外アーティストの曲を子どもに聴かせたり、海外旅行に行ったときのエピソードを話してあげるだけでも大丈夫。家庭で身近に英語の存在を感じられる環境が子どもの言語感覚を養います。Q. 日本人の親が英語を教えるのはよくないの?A. 発音を重視される保護者にはネィティブの先生とのレッスンをおすすめしています。しかし、「英語を嫌いにならない子ども」を育てたいのであれば、日本人のママやパパが英語を教えることに私は大賛成です。幼少期から英語に触れておけば、子どもが成長してやる気になった時にぐんと伸びます。そのためにはやはり子ども本人が楽しめる形を大人が一緒になって作り上げることが一番。幼少期は「大好きなママやパパ」と一緒に「遊びながら学ぶ」ことが、子どもの心も育てます。Q. お金をかけているのにちっとも上達しない!A. レッスンに通わせているのに、英語が身についていない!」という相談もよく受けます。そのような相談に限って「レッスンにさえ通わせていれば大丈夫」と家庭でのサポートがない場合がほとんど。週に1度、1時間程度のレッスンに通わせているだけでは英語は身につきません。家庭で習い事と連動している教材のCDを聴かせ、DVDを見せるのは大切な親の役目。子どもと一緒にCDを聴いて、DVD鑑賞ができればなおよしです。私が教えているクラスの子どもたちも家庭でのサポートのあるなしで、あきらかに習熟度に違いが見られます。英語教育は年齢があがると、子どもの努力も親の努力もより必要になりますが、幼児期に種まきをしておくと、この努力が軽減されます。「大人も一緒に楽しむ」をキーワードにこの春から親子で英語を楽しんでみませんか。<文・写真:フリーランス記者稲井華子>
2019年04月15日日本に住んでいた頃、上の子供の英語教育は、頭痛の種でした。お父さんがイギリス人だから、苦労しなくても英語が話せるようになっていいねとよく言われましたが、子供だって必ずしも苦労せずに言語を覚えるのではないのだなあと、そばで見ていてしみじみ思ったものです。現に一才からイギリスで育っている下の子も、会話で “I buyed” などと言ってしまうのを、何度も “I bought” と言い直したものです。今ではさすがに減りましたが、それでも時々、不規則動詞の過去形はミスが出ます。話し言葉でもそうですから、読み書きはさらに工夫が必要です。日本の子供達が長い時間をかけて漢字を覚えていくように、イギリスの子供は例外が多い英語のスペルを、時間をかけて覚えていきます。私たち家族にとって難しかったのは、ちょうど日本語の読み書きに興味を持ち始めた上の子の、日本語に対する好奇心を潰すことなく、どうすれば英語の読み書きを導入できるか、でした。英語圏の小学校で使われるフォニックス教材最初に購入したのは、フォニックス教材のJolly Phonicsでした。英語圏の小学校などで使われる教材で、アルファベットと音をうまく組み合わせて教えていくのには非常に向いています。動画の14秒あたりから見るとわかるように、子供達にアルファベットと音、それに体の動作を教えていきます。CDやビデオも併用して使う、基本的には学校用の教材です。小さな子供の興味を引くように作ってあり、とても助かったのですが、我が家には一つだけ問題がありました。これは、親がつきっきりで見ないとならないプログラムだったのです。フルタイムで働いていた当時の私には、子供が保育園から帰ってくる7時過ぎから、夕飯、お風呂、翌日のしたくと、やるべきことが山積みでした。その中でこの教材を使うのは、とても難しいことでした。優れた教材ですから、もっと時間があったら活用できたのに、と残念に思っています。オンライン識字教育プログラム “Reading Eggs”そんな時、同じように日本で子育てをしているニュージーランド人のお母さんから勧められたのが、オンラインの識字教育プログラム、Reading Eggsです。対象は2歳から13歳まで。英語圏の小学校で公式に使われることもあるプログラムですが、ゲームのような感覚で英語が読めるようになっていきます。あまり小さいうちからコンピューターに触らせるのはどうかな、とも思ったのですが、これはとても使いやすいプログラムでした。7時過ぎに保育園にお迎えに行き、帰ってきてご飯のしたくをしている間、数十分、遊び感覚でやってもらうのに最適だったのです。ちなみにReading Eggsを開発した会社(3P Learning)は、子供向け算数のオンラインプログラム、Mathseedsも出しています。簡単な計算をゲーム感覚で楽しみながらマスターすることができるので、こちらも一時期、併せて利用していました。まさに英語「を」学ぶだけでなく、英語「で」学ぶことができる、貴重な教材だったのです。オンラインプログラムは、イギリスの小学校の宿題でも大活躍イギリスに引っ越してきてから気づいたのですが、イギリスの小学校の宿題は、こういったオンラインプログラムを使うことが多いのです。算数の計算のような単純な問題は、オンラインプログラムに任せてしまえば先生は採点をしなくても良いですし、それでいて、それぞれの子供の弱点がわかりますよね。学校から出される宿題だからといって、クラスの子供たち全員が一斉に同じ問題を解くのではなく、それぞれ違う問題に取り組むこともあります。オンラインプログラムを活用することで、前回お話ししたオックスフォード・リーディングツリーを使った識字教育と同様に、子供のレベルに合わせた教育をすることができるのです。家庭にコンピューターがない子供のために、休み時間に学校のコンピューターを使って宿題をやってしまう「ホームワーククラブ」もあります。どこの国でも先生は大忙しですが、機械に任せられるような単純作業を機械に任せられる、良いシステムだと思います。英語圏にはきちんとした教育目的のオンライン教材がたくさん!オンライン識字教育プログラムReading Eggsや算数プログラムMathseedsは、会費がかかりますが、家庭で手が出せない金額ではありませんし、非常に良いプログラムだと思います。※識字・算数プログラム合わせて、年間購読で一ヶ月あたり7.92ドル(約880円)、識字プログラムのみだと一ヶ月あたり6.70ドル(約750円)。子供が自分である程度読めるようになると、多読教材がオンラインで読めるのも魅力的です。図書館で英語の本を借りることも日本国内ではそう簡単ではありませんから、絵本を一冊買う程度の金額で、ある程度の読書量を確保することができるのはいいですよね。実は英語圏にはかなりの数、しっかりとした教育用のオンラインサービスがあります。そして多くが、比較的利用しやすい価格帯で提供されているようです。例えば、全世界の子供たちと、算数の競争ができるサイトMathleticsは、先ほどご紹介した3P Learning 社の開発したもので、会費は年間約60ポンド、日本円で8,700円前後でしょうか。こうした教材が開発される背景には、小学校での宿題に使われるだけでなく、一定人数ホームスクール(ホームスクーリング)をしている子供がいることも挙げられるでしょう。学校に通うのではなく家庭で教育を受けるホームスクーリングは、アメリカやオーストラリアのように国土が広い国では、場合によっては必然的なチョイスです。病気であったり、家庭の方針でホームスクーリングを選ぶケースもあります。これは海外に限ったことではありません。インターナショナルスクールに通わせると年間300万円を超える学費がかかることもあり、東京に住んでいる外国人の親御さんの中には、経済的な事情からホームスクーリングを選ばざるをえない方もいます。日本に住んでいた頃は、日本の保育園に通う上の子のために、「ホームスクーリング」と「小学校」をキーワードに、オンラインサイトをかなり探しました。まだまだある!低年齢向けオンライン教材識字だけでなく、様々な科目を教えてくれるサイトもあります。現在下の子供が小学校で使っているサイトはPurple mashといい、英語だけでなく科学や算数、ITやアートなど、イギリスのカリキュラムに沿った様々なトピックを扱っています。残念ながら、学校向けの事業展開ですが、似たようなサイトで家庭教育に使われているものもあります。たとえば上の子の小学校が使っていたのはEducation Cityと呼ばれるサイト。イギリスやスコットランドのカリキュラムをカバーしており、ホームスクーリングをしている家庭向けのサービスは年間89ポンド、日本円で約13,000円で利用することができます。英語だけでなく算数や科学、IT、フランス語やスペイン語も。そして英語を外国語として学んでいる子供向けの教材もあります。アメリカのカリキュラムを念頭においたものですが、英語や算数、理科や社会、ITに加え、ヘルスやアート&ミュージックなどの様々な科目を扱っているBrain Popは、家庭ごとに利用することができます。現在はアメリカの小学校の約4分の1が利用しているとされているサービスです。同様にStarFallもアメリカのカリキュラムに沿った識字教育のサイトです。フォニックスを学べるアニメーションや、音声付のウェブ絵本、ダウンロードしてワークシートとして活用できる紙ベースの教材をはじめとして、多岐にわたった学習コンテンツを楽しむことができます。一部有料コンテンツもありますが、無料で楽しめる教材も豊富に用意されています。幼稚園生向け、小学生向けに分かれ、会員登録の手間なく、子供の学習レベルに合った内容にアクセスできます。子供の負担にならない程度、ゲーム感覚でイギリスやアメリカの小学生たちの使っている教材に触れることは、実は日本にいても、昔よりずっと簡単になっているのです。(参考)Wikipedia|BrainPopJolly Phonics UK Catalogue
2019年03月21日日本の文化と融合した和製アイビースタイル50年代にアメリカで生まれたアイビー・ルック。ナチュラル・ショルダーのブレザー、ボタンダウンシャツ、ペニーローファー……シンプルで飽きのこないアイテムを基本としたアイビー・ルックは学生じゃなくても楽しみたいスタイルのひとつです。その時代背景も含め憧れを抱かずにはいられない私は『トゥルー・プレップオフィシャル・プレッピー・ハンドブック』で現代版のルールを学びつつ、80年代に出版された穂積和夫さんの『絵本アイビーギャル図鑑』を実践編として参考にしています。冬ならば、英国海軍御用達の厚手のメルトン製のブルーのダッフル・コート。その裏地に合わせたタータン・パンツ、足元はベージュのバックスキンのデザート・ブーツを合わせる。そんなスタイルで冬もお洒落を楽しめたら素敵ですよね。本の中ではアイビーから派生した日本独自のハマトラのスタイルも紹介されています。今回注目したいのは日本の文化と融合した和製アイビースタイル。1954年に石津謙介によって生み出された『VAN』ブランドはその中心となり、日本の若者たちに支持されました。ディテールなどにこだわった『VAN』のアイテムは半世紀以上が経った今でも、クラシックとして愛用し続けたいものばかりです。 Processed with VSCO with c1 preset 『絵本アイビーギャル図鑑』春夏秋冬、そのシーズンならではのスタイル、そしてそれを構成するアイテムが可愛いイラストと気の利いた文章で紹介されています。メイク、小物からインテリアまで、これを読めばアイビー・ルックの基礎が身につきます。 Processed with VSCO with c1 presetProcessed with VSCO with c1 preset『VAN』キャメルカラーのダッフルコート。裏地にタータンチェック、フロントのボタンはトグル(浮き型)のクラシック・タイプ。 Processed with VSCO with c1 presetProcessed with VSCO with c1 presetこだわりが詰まったボタンダウン・シャツ。背にはロッカーのフックに手軽に引っ掛けることができるようにアイビー・ループが施されています。 一見シンプルなアイテムですが、アメリカやイギリスへの憧れをベースに随所に日本の職人によるこだわりが垣間見れ、着れば着るほどに魅力を増すのが和製アイビーの魅力だと思います。『絵本アイビーギャル図鑑』や『VAN』にまつわる書籍を参考にしながらぜひ自分のスタイルに取り入れてみてくださいね。
2019年01月14日「子どもには英語を話せるようになって欲しい…。英語教室に通わせた方がよいのかしら…」これからの英語教育に不安をもつママは多いと思います。2020年度からセンター試験に代わる「大学入学共通テスト」が導入され、英語の試験では「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能が問われます。それにともない、小学校では高学年から英語が教科として正式にスタート、中学校では英語の授業を英語のみで行い、高校では生徒自身が英語で発表・討論・交渉などの活動を行う予定です。幼児期からの英語教育が当たり前になりつつある社会ですが、何から手をつけるべきか悩みますよね。そんなお悩みママに手軽にできる自宅での英語遊びを紹介します。英語遊びは何歳から?自宅での英語遊びには年齢制限がありません。0歳からでも、幼稚園に入ってからでも大丈夫。思い立ったが吉日で、親子で楽しむことが何よりも大切です。なぜなら、将来的な目標は「バイリンガルな子どもを育てる」なんて大それたものではなく、「英語を嫌いにならない子どもを育てる」ですから。ゆったり構えましょう。具体的に何をするの?幼児期はこれから問われる英語の4技能のうちの「聞く」と「話す」がとても得意な時期です。まずはわが子が好きな絵本を用意しましょう。日本語、英語、どちらでも構いませんが、ひらがなが読めると日本語の絵本だと読み始めてしまうので、英語の絵本がおすすめ。「私には英語での読み聞かせはムリ!」というママ、ご安心ください。読み聞かせではなく、絵本を使って質問遊びをしましょう。"What’s this?"から始めよう!"What’s this?"(これなーんだ?)"It’s an elephant!"(ぞうさん!)絵本に出てくる動物やモノを指さして、お子さんに問いかけてみてください。最初は「ママ、何言ってるの?」と思っているお子さんも回を重ねるうちに「エレファント!」と元気よく答えてくれると思います。ここでママがやらなくてはいけないことは、"What’s this?"の正確な発音を覚えること、そして、絵本に載っているモノをすべて英語で覚えること。子どもは数回聞けば、あっという間に覚えてしまいます。お子さんに負けないように頑張りましょう!慣れてきたらほかの質問もしてみよう!"What color is this?" (この色は何色?)"It’s red!"(赤!)お子さんが好きなモノを英語で言えるようになったら、色も一緒に覚えてもらいましょう。これは絵本がなくてもできるので、おやつの時間、お風呂の時間などを利用して遊ぶこともできます。色を覚えたら、次は形(shape)という感じで、日本語と同じように英語でもどんどん質問遊びをしましょう。子どもは大好きなママと英語でコミュニケーションをとることで、「英語って楽しい」と思ってくれます。英語遊びのポイントは「続けること」!子どもが大好きな遊びを英語でやる、ただそれだけです。でも、ここで重要なポイントは「続けること」。幼児期は覚えるのも早いですが、忘れるのも早い時期。自宅で英語遊びを続けることで、「英語=遊び=楽しいもの」と脳に記憶され、小学校からの英語教育にも抵抗なく取り組めると思います。そして、「英語を嫌いにならない」子どもは将来的に英語力を身につけることができます。これは私の実体験からの感想ですが、長くなるのでまた今度。お手軽な英語遊び、ぜひ一度親子で楽しんでみてくださいね。<文・写真:フリーランス記者稲井華子>
2019年01月10日自分が本当に「言いたいこと」と、実際に英語で「言えること」のギャップは、英語を使おうとすると必ずといってもいいぐらい直面する問題です。そうしたギャップに出会ったとき、皆さんはどうしますか?多くの学習者は「沈黙」してしまいますね。日本語で「えーと」が出てから、ぎこちない時間が流れることになります。または、何とか言い換えようとするでしょう。例えば「終身雇用制度」に相当する英語がみつからないとします。ぴったりした英語は “lifetime employment system” ですが、知らなければ、その意味するところをなんとか伝えるしかありません。“You can work until you get old.”(歳をとるまで働く)のような言い換えをする人もいるかもしれませんね。「コミュニケーション方略」の実態この2つの例は、第二言語習得研究者たちが「コミュニケーション方略」と呼ぶ具体的事例を表しています。「えーと」で沈黙するのは「話題の放棄」という方略です。一方、言い換えて伝えようとするのは「パラフレージング」という方略です。放棄は消極的、言い換えは積極的なコミュニケーション方略になります。ほかにも、このような方略があります。・話題の回避・翻訳・手振りで伝える・相手に援助を求めるわからないからと言って、話題を放棄するのはNG日本人学習者は、英語で表現できないと感じたとき、バツの悪い沈黙をした末に、話題を回避したり、放棄してしまう傾向があります。話題の回避は、ある種の防衛本能から生まれるものかもしれません。つまり、英語で表現できず、間違ったことを話すと笑われてしまうかもしれないと思い、自信のない話題をつい避けてしまうのです。しかし相手は、こちらの思いをそのように解釈してくれるとは限りません。場合によっては「自分と話したくないから、無視している」と受け取られることもあります。相手は、あなたの英語に興味があるのではなく、あなた自身に興味があるのです。そのため、回避や放棄といったコミュニケーション方略は、マイナス効果を生む可能性が大です。そこで話題を回避したいときは、そのことを英語できちんと表現する必要があります。I want to talk about this topic, but I don’t know how to express my ideas in my English.(話したいんだけれど、自分の考えを英語でなんて表現すればいいのかわからないんだ)このように言語化すれば、相手は状況を了解してくれるでしょう。「何も言わなくても、相手は自分の気持ちをわかってくれるだろう」という考えは通じません。「インターアクション仮説」とリスク・テイカー間違ったことを言ってしまったら恥ずかしい、というのは多くの英語学習者の心理です。たしかに、間違いを犯すのはリスクです。しかし、ある程度のリスク・テイカーが外国語習得に向いているといわれます。英語が使えるようになるには、使うしかありません。これは明白です。英語で “Leaning by doing” という言い方がありますが、まさに、活動の中で、活動を通して、英語の運用能力を身につけていくことが重要なのです。子どもが母語の運用能力を身につける際にも、他者とのやりとりが鍵となりますね。言語習得は、常にやりとりのなかで進行する。そして、この母語習得のありようは、第二言語習得の場合にも、基本的には通用する。そう考えるのが「インターアクション仮説」です。学習者が実際に英語を使うことを通して、自分の言っていることが相手に通じたり、通じなかったりという経験をするでしょう。それは、相手との共同作業の中で行われる経験です。このような形で、実際に英語を使いながら、英語力を高めていくのです。英語を使う現場に、試験の「減点主義」を持ち込まないで仮にインターアクション仮説が正しいとした場合、「誤り」に対する考え方を変えなければなりません。英語で話そうとすれば、文法なり語彙なり発音なり、何かしらのミスをしてしまうもの。そして間違いは一種の「スティグマ」のようなものとして捉えられ、恥ずかしいという感覚を呼び起こします。「できることなら、ミスなく英語を話したい」。そう考えることは理解できます。しかし、間違うことに過剰反応することで、英語を使う気持ちが削がれてしまうと本末転倒です。学校では、間違いは減点の対象になります。英語などの試験では、65点や70点のように点数がでます。テストでは、それも仕方のないことです。しかし、学校における「減点主義」というものを、英語を使う現場に持ち込むことは正しくありません。子どもには「もっと間違って前進しよう」と伝えてほしいよく、このような「励まし」のコトバを耳にすることがありますね。Don’t be afraid of making mistakes.(誤ることを恐れるな)しかし、このコトバの背後には「間違いを犯すことは怖れの対象になる」という前提があります。それよりも、Make more mistakes and make progress.(もっと間違って、前進しよう)というべきです。何か新しいことをするには、試行錯誤はつきものです。試行錯誤を通して、英語は熟達するのです。特に自然な会話では、誤りに対して寛容なもの。言い間違いがあれば、言い直せばよいのですから。これはお子さんの英語学習を支える上で、親御さんに特に意識してほしいポイントです。たとえお子さんが間違った英語を使ったとしても、決してミスを責めないでください。英語を話す上で、間違いを犯すのは悪いことだと子どもに教え込むことで、将来「話題の放棄」や「話題の回避」をはじめとした、消極的なコミュニケーション方略をとる英語学習者に育ってしまいかねません。そうではなく、まずは英語で表現することに挑戦する姿勢を褒めてあげましょう。英語を使って相手と繰り返し話すうちに、次第に英語力を高めることができるのですから、心配はいりません。間違いは、前進のもと。成功のもとなのです。
2018年11月02日英語や体操に赤ちゃんを通わせるママは少なくありません。しかし実際に始めるためには、何をいつから始めればいいのか、わからないですよね。そこで今回パピマミ編集部が、赤ちゃんの教育をいつから始めればいいのか紹介していきます。超早期教育はいいことなのかどうか英語教育は一般的に幼児期から始めるケースが多く、早期教育と呼ばれています。そのため1歳〜3歳の赤ちゃんへの教育を始めることを超早期教育 と言い、赤ちゃんの才能を開花させる試みとして話題を集めています。しかし赤ちゃんへの超早期教育は、才能開花や専門的な技術の体得 、語学力を身につくなどのメリットがある反面、弊害も指摘されています。例えば、親の過度な期待へのストレスや与えられる環境に慣れへの受け身の姿勢など、子どもの将来にデメリットな部分も。ただ、赤ちゃんへの教育が決して悪いというわけではないので、弊害があることを理解しながら検討する ことが大切だと言われています。半年以上経過したころがおすすめされる理由赤ちゃんの教育はいつからがベストなのか。例えば、英語教育のように語学に関する教育は、6か月から8か月の間がいいと言われています。なぜなら、赤ちゃんの耳はおよそ10か月から1歳で、英語のLとRの違いの聞き分けられる からです。語学を学習する能力が、非常に高い状態と言えます。つまり、1歳より前に英語教育などの語学に力を入れておくと、日本語はもちろん英語やほかの語学も大人よりも適切に身につけられるでしょう。ポイントとしては、あくまでコミュニケーションの一環として英語などの語学を身につけさせる という点で、大人が日常的に赤ちゃんに語り掛けることによって学習しやすいとされています。実は胎児の頃からでも教育ができる一般的に赤ちゃんへの教育は、生まれてから行われるものだと考えられています。しかし、実は生まれる前から実践できる教育 もあります。胎児である赤ちゃんでも、6か月頃から脳が発達すると考えられています。お腹の赤ちゃんに向けてクラシックを聞かせる 妊婦さんは少なくありません。これも、一種の早期教育の一つだと考えられ、発達していく脳に心地よい刺激を与えて、より活発な成長を促しているのです。月齢や成長に見合った教育を検討することが大切他にも、赤ちゃんの教育をいつから始めるかの指標に、赤ちゃんの月齢や成長に見合ったタイミングがあります。赤ちゃんは、月齢とともに理解できる情報量が増えていきます 。そのため、早い時期に教育を始めないとストレスにる可能性があります。月齢に伴ってどのようなことができるようになるのか、理解が可能となるのかを踏まえた教育を実践していくことが効果的です。ただ、あくまで月齢に伴って理解できる内容は目安なので、その内容には弱冠の個人差があると考えられています。赤ちゃんそれぞれの成長速度も踏まえながら、実践できる教育の内容 を検討していきましょう。まとめ赤ちゃんへの教育は、お勉強ではなく脳の活性化を支援する手段です。赤ちゃんへの教育を始めるタイミングは、生まれてからであればその成長速度や月齢に合わせましょう。ただ、早期教育のデメリットなども理解した上で徐々に教育できる内容を検討するべきです。●文/パピマミ編集部
2018年10月23日英語力“ほぼゼロ”の娘と母、第2のふるさとオーストラリアを巡る旅(別名、英語コンプレックス克服の旅)では、ホームステイ・ファームステイ以外に、ちょっとしたチャレンジをさせてみることにした。はじめてのおつかい?自分で買い物に挑戦!今回の旅で子どもにぜひ挑戦させてみたかったこと、それは「自分で買い物をすること」。娘たちは過去の旅行で、機内食の注文やトイレの場所を聞くことには慣れていた。その次のステップに駒を進めておきたかった。旅の2日目、タイミングを見計らって「ちょっと、自分たちで買い物しておいでよ」と、長女と次女に話しをしてみた。…え?という表情の2人。しかしそこはわが家のチャレンジャー、「できない」とは言わないのである。“何でも挑戦してみよう!”というのが、長女のスタンスだから。はじめての買い物はメルボルン、サザンクロス駅構内のパイショップで、ビーフパイとカプチーノを買うミッション。私は少し離れたところで見守ることにした。カウンターにはアジア人女性(どうやら日本人らしい)。はじめてにちょうどいい。「恥ずかしがらずに英語で注文してごらん。きっと大丈夫だから」と背中を押した。「Can I have a beef pie?」(私には聞こえないが、そう言ったのだろう)やさしく笑顔で対応してくれたお姉さん、おかげで無事にミッションを完了(お姉さんありがとう!)。パイとコーヒーを手に、ニコニコ顔で私の元に戻ってきた。ここで自信を得た長女は、その後何度もひとりで買い物に行くようになる。露天でクレープを買ったり、売店で水を買ったりと、着実に小さな成功体験を重ねていった。「自分でできた!」「英語が通じた!」という喜びと自信は、この旅で一番の収穫だっただろう。彼女の後ろに続く妹たちにも、よい刺激になったに違いない。Busselton Jettyバッセルトン桟橋の売店にて。優しい対応と笑顔がうれしい「キャンディースタンド」で買ったブロックのグミ現地の小学校訪問「子どもたちがオーストラリアと日本の小学校の違いを知りたがっているんだけど、小学校の見学ができないかしら?」現役教員でもある、オーストラリア人のママ友Bさんに連絡を取ったのは出発の1カ月前。駐在中の先輩のお子さんが同じ小学校に通っているということもあり、地域で一番大きな公立小学校を見学する機会に恵まれた。校内唯一の日本人の女の子。引っ越してきてまだ1年経っていない彼女が先導、校内を案内してくれた。娘たちは英語オンリーの学校にすっかりなじんでいる彼女の姿に、まず驚かされていたようだ。クラスルームとは別に、外国人や発音が苦手な子たちが発音を学ぶ特別の教室がある。校内の壁にはカラフルな絵、広いグラウンドは芝生。空間も広いし、のびのびしている。日本の学校とは違う雰囲気に、娘たちも興味津々。グラウンドの隅に見える、立派なアスレチックコーナーは新設されたばかり。「木に登ったり、大きなタイヤを飛んだり、体全身を使って遊ばせることで、子どもたちは危険を知るし、自分の限界も分かってくるんですよ」と先生。こういう場所と機会を子どもに与えることも大切なのだと話してくれた。その他、校内専属の歯医者や、売店など、日本とは違う様子に「オーストラリアの学校、おもしろいね。いいな~」と娘たち。東京のマンモス校、地方の小さな学校の両方を知る娘たちに、これもまた新しい刺激となったようだった。長女の英語コンプレックス、その後…オーストラリア東部と西部の4都市、友人を巡る2週間の旅はあっと言う間に終盤を迎える。旅の最終日は三女のリクエスト、パース動物園。広くてゆったり、木陰が多くて歩き易くて快適。夏休みの自由研究で有袋類について調べた三女は、念願のコアラに会えただけでも大満足だった。カメラ目線のコアラの赤ちゃんその後、パースに住むママ友宅を訪問。大きくて新しいお宅に、オーストラリア流(イギリス流)の素敵なティータイムのセッティング、庭にはトランポリンも!「すごーい!素敵!」と、ワクワクを隠せない三姉妹。姉妹同士ということもあって、その後も違和感なくレゴフレンズで遊ぶ女子。どれどれ、と様子を見に行くと「お母さんはあっちへ行っといて~。ここは子どものゾーンだから!」あれほど私の通訳を必要としていた娘たちが、“あっちへ行って!”と言うのだ(驚)!「アイスクリーム?」、「イェス、プリーズ」、「サンキュー」、「ヤミー」など、知っている単語を発して遊んでいる。三女は思いっきり日本語だったが…しっかり遊びに混ざっていた(笑)。その姿に驚くやら、微笑ましいやら、うれしいやら。さようならのとき。レンタカーの中から手をふり、大きな声で「バイバ~イ!」と娘たち。それに応える「Bye!!Take care!」。たった数時間だったが、子どもたちの心が通じていたことが感じられ、うれしかった。空港までの車内で次女が「あー、楽しかった!」と満足そうな顔をして言った。「でも英語が話せたらもっともっと楽しいだろうな~」。「私、英語やろうかな…」ボソッと言ったのだ。この旅では長女の後ろにくっつき、手応えがあるのかないのか分からなかった次女が、自らやる気を表明したことに驚いた。英語コンプレックスを持っていた長女はというと、帰国後すぐに今回の旅で感じたことを紙に書き、私に見せてくれた。「これまで見てきたものと世界が違って見えた」、「自分で買い物をして、勇気がわいた」、「もっと英語を話せるようなって、お母さんたちの会話に入れるようになりたい」などと、ポジティブな言葉が並んでいた。そして最後に「この思い、この感覚を絶対に忘れたくない!!」と。彼女の英語コンプレックスは、いつの間にかどこかに消えてしまったようだ。ようやくやる気になってくれたか!と、心でガッツポーズをしたのは言うまでもない。今回の滞在でよかったのは、言葉に不安がありながらも“小さな成功体験を重ねることができた”ことと、友人・知人と多くの時間を過ごすことによって、“言葉の壁を越えられた”ことにあるだろう。友だちと楽しく遊びたい、大切な人に想いを伝えたいという気持ち、それこそがコミュニケーションの原点だから。9月から英語の勉強を本格的にスタートすることにした長女と次女。小6と小4でやや遅いスタートではあるけれど、やる気になったときが始めどき。親の私も気持ちを新たに、子どもたちの英語学習に付き合おうと決心したところである。おっと、もう1人を忘れてはいけない。小1の三女だが、彼女は特に変わらず、「あー、オーストラリア楽しかった!」といつも通りマイペース(笑)。ま、楽しんでもらえたなら何より。いつ彼女がやる気になるのか、今後を楽しみにしておくことにしよう。
2018年09月23日英語学習は小学校での英語の授業のみ。英語力“ほぼゼロ”のわが家の三姉妹は、学習意欲が低いわけではないのに、英語に関してはなぜかモチベーションが上がらない…。そんな娘たちに今年の夏、ちょうどよいタイミングがやってきた!小6長女、謎の英語コンプレックス…わが家の三姉妹の小6長女と、小4の次女はオーストラリア生まれ。小1の三女はオーストラリアとは縁もゆかりもない。2009年、夫の転勤により、長女が2歳半、次女は生後3カ月で私たち家族は日本へ帰ってきたのだが、長女はある時期から、「オーストラリアで生まれたのに、英語ができない…」と謎のコンプレックスを抱くようになっていた(2歳半の「No!No!」イヤイヤ全盛期に帰国したのだから、身についているはずもないのだが…)。そんな長女が「自分が生まれた国オーストラリアを見てみたい」と言い始めた。長女は来年中学生、3人を連れて自由に旅ができるのは今年しかないかもと、半ば勢いでオーストラリア行きの計画を立てることにした。娘たちに生まれた国と町を見せること、また友人や大切な人々に会うことが最大の目的なのだが、ついでに“生の英語に触れさせて英語に対するモチベーションを与えたい”。もっとついでに、“長女の英語コンプレックスをなくしたい”。(克服することができたらいいのにと淡い期待を抱きつつ…)昔の人脈を頼りに、オリジナル旅程が完成したのだった。友人宅にホームステイメルボルンから約300キロ、ビクトリア州とニューサウスウエールズ州との州境の街ウォドンガ。私たち4人はサザンクロス駅からバスに乗り、ママ友Kさんと娘のNちゃんのところへ向かった。鉄道、バスが発着するサザンクロス駅ママ友Kさんは私のはじめてのママ友であり、親友だ。産後からたくさんの時間を過ごしてきた仲で、私の英語に対する恥ずかしさが払拭されたのは、彼女のお陰と言っても過言ではない。私の下手な英語に嫌な顔ひとつせず、じっくり付き合ってくれていた彼女。9年経った今も変わらず、うれしい再会だった。アプリやジェスチャーで距離を縮める子どもたち昔仲良く遊んでいた娘のNちゃんと長女も9年ぶり。最初は少し恥ずかしく、照れくさそうだったが、一緒に写った写真がたくさんあったおかげで、“初めまして”の感覚はなさそうだ。しかし言葉なしで意思疎通は難しく、正直ストレス。11歳の彼女たちはスマホの翻訳アプリを使ったり、ジェスチャーを交えてコミュニケーションをとるようになっていた。私たちと過ごすために、学校を休んでくれていたNちゃん。一緒に買い物に出かけたり、ピザを作ったり、BBQピクニックをして公園で遊んだり、朝から晩までたくさんの時間を過ごした。1日目より2日目、2日目より3日目と、日が経つにつれ、互いの性格もなんとなく分かってきて、子どもたちの距離が縮まっていく。私も友人との会話に、次第に脳と口が動き始めた気がした。大声で笑いながら遊ぶ子どもたち。英語は大切なツールだけど、“言葉だけでもないんだよね…”ということに、子どもの姿から気づかされるのだった。BBQ用の無料の設備がある公園も多い水のかけ合いっこ。楽しすぎてとまらない!英語で褒められ、伸びる子どもたちウォドンガを発った翌日、私たちはメルボルンから西オーストラリア・パースに移動していた。州都パースから南東に300キロの街。昔お世話になったご夫婦のファームに滞在する。これぞまさに“ファームステイ”。何度か来日したときに会っているので、娘たちも親戚に会う感覚。「久しぶりね!よく来たわね~!」と、ホストマザーがビッグハグで迎えてくれた。「どこまでもファームなんだね」「羊がたくさんだね」子どもたちも初めての景色に心を奪われる。旅の後半から合流した夫がバギーに子どもをのせ、牧場を走る。はちきれんばかりの笑顔の子どもたち「いえ~い!オーストラリア、最高!!」ある日の朝食中、長女がいつもと違う反応を見せた。「What would you like to drink, girls?」と投げられた言葉に「milk please」と即答してみせたのだ!何の前触れもなく投げかけられた質問に返事をすることができた。それがたとえ機内で使う基本的なフレーズだとしても、その反応のよさに驚いた。「oh! すぐ返事できるなんてすごいわ!分かってきたわね~!あと2週間もここにいれば話し始めるわね!」と、ホストマザーも嬉しそう。本人のまんざらでもない表情を、母は見逃さない(笑)。ホストマザーは娘たちにとって、オーストラリアのおばあちゃん的存在。特に長女は産後すぐから2歳半までかわいがってもらっていた。長女は彼女に“ミミ”というニックネームをつけて、そう呼んだ。滞在中、ミミはちょっとしたことでも娘たちを褒めてくれた。「あいさつがステキよ」、「上手な英語ね!」、「マナーがすばらしい!」、「スタイリッシュね!似合ってるわ!」と洋服までも。英語の褒め言葉はとてもストレートだし、トーンがいい。またミミの褒め方が大げさなものだから娘たちは褒められるたびにステキな笑顔を見せ、どんどん自信をつけていった。「Thank you」、「good night」簡単なあいさつだが、子どもたちが自信をもって発している。「3人とも、毎晩きちんとおやすみのあいさつにきてくれるのよ」ミミが嬉しそうに話してくれた。「ミミの言うことが、たまに分かるんだよ」と長女。以前、日本で会ったときも同じことを言っていた。「お互いの気持ちが通じ合っているからかもしれないね」。“言葉はコミュニケーションのツールとして大切だけど、でもやっぱりそれだけじゃないんだよね…”ここでもそんなことを思いながら、一緒に過ごせたことに感謝した。滞在最終日の夕食は特別ディナー、七面鳥とレッグハム。オーストラリアで一番大切な家族の日=クリスマス、その日のディナーメニューを娘たちに味わってほしいというミミの気持ちからだった。七面鳥は塩こしょう、ハーブとオレンジで味付け後、低めの温度で6時間焼くレッグハムを切り分けるのは旦那さんの仕事「あなたたち三姉妹の誕生日のお祝いをしてあげられないから、今日お祝いしましょうね」。サプライズのケーキが出てきたときには、娘ではなく私が泣きそうになった。ありがとう、気持ちがとても嬉しい。別れの日の朝、寂しくて泣いてしまった三女。ミミに「I LOVE YOU!」と必ず伝えると宣言していたはずが、あまりに悲しくておえつで伝えられず…三女を抱きしめたミミも涙。私ももらい泣き(笑)。「英語じゃなくても、気持ちは必ず伝わっているよ。大好きなこと、分かってくれているからね」、そう伝えて、車に乗り込み、ファームを後にしたのだった。(体験重視のオーストラリア旅パート2へ続く)※母と三姉妹のブラジル旅行記は下記をご覧ください<文・写真:フリーランス記者林未香>
2018年09月13日先日、専門家の方に 「幼児期からの英語学習」について詳しくお話を聞いた ので、英語熱が高まってきました…!自宅で通信教材をはじめるか、教室に通おうか悩んだのですが、我が家は自宅で子どもと一緒に楽しめる教材がいいなと思いました。なかでも、ベネッセの「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」は、世界の一流とコラボした玩具や、子どもが自然に言葉を覚えていくプロセスなど発達心理学的アプローチも取り入れたカリキュラムで構成されているとのことで、興味津々!というわけで、今回はウーマンエキサイトさんのご協力のもと、教材を自宅でお試しさせていただけることに。約2週間自宅で試してみた感想をご紹介したいと思います!ベネッセの「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」は、0歳から学べるオールイングリッシュの教材で、発達別に7つのステージにわかれているそう。今回は、英語を初めて学ぶということで、最初のステージ1を体験してみました!■ベネッセの「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」到着! イチコの様子は…さて、教材が到着! イチコの反応はというと…パペットや木製の果物玩具、絵本など、イチコは目を輝かせていました。「遊びたい遊びたい〜!」とかなり積極的で、届いた中身のチェックが済むと即絵本を読まされました。私の感想としては、玩具がしっかりしていることに驚きました。届く前は、教材(記述式ワークなど)がメインで、あくまで玩具はサブとして教材に興味を持つきっかけ…というイメージだったのですが、玩具が教材そのものであることにびっくりしました。そして正直「オールイングリッシュの教材についていけるかしら…」とはじめは緊張もしました。■遊べる教材にドハマり! イチコが気に入った教材BEST3ベネッセの「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」を実際につかってみると、最初の不安をよそにわが子は大盛り上がり! イチコがドハマりした教材BEST3をご紹介します!・1位 Emotional Toys(パペットと果物玩具)パペットを使ってやり取りすることで、親子で抵抗感なく英語を使った対話ができます(Basic DVDsで遊び方を紹介してくれます)。私もDVDに出てきた英語でイチコに話しかけてみることに。「ワッチュアネーム?」と聞くと、「アイムイチコ!」と答えてくれました!普通にぬいぐるみとして楽しく遊んでいることも多かったです。きょうだいで果物を食べさせまくっていました。・2位 Basic DVDs英語の歌やダンスなどの真似したくなる映像を中心に、英語力をステップアップしていけるDVDです。歌のシーンやキャラクターが出てくるシーンがお気に入りのようで、意味はあまりわかっていないとは思いますが、英語の世界を楽しみながら喜んで観ています。ちなみにキャラクターがしゃべるのはすべて英語なので、はじめは親しみを感じられるか心配でしたが、子どもにとっては一般的な他のキャラクターと同じ扱いの様子。英語だけしか喋らないからといって、苦手ということはなさそうです。かわいいキャラクターが好きなのでハマっていました!・3位 Practical Toys(タッチパネル式の玩具)幼児期の会話に必要な単語を音声で確認できる玩具です。ゲームの楽しさから、繰り返し使うことで、単語が定着していくそう。イチコは果物や動物が出てくるカードがお気に入りで、そればかりやっています。繰り返すうちに聞き取れるようになった単語("rabbit"や"alligator"など)もありました!BEST3以外にも、DVDsにでてくる歌やダンスを集めた音楽CD「Music Library」や、いろいろな国の絵本を親子で楽しめる「Picture Books」、単語を覚えながらアルファベットの形を覚えられる「Alphabet Poster」など、さまざまな教材が盛りだくさん! これなら飽きずに英語を楽しめそうです。■その結果…イチコに変化が!約2週間使ってみると、「えいごはわからない!」と言っていたのが、「しってるで!」に変わりました。デタラメなことも多いですが、不安や未知のものではなくなったようです。玩具で自主的に遊ぼうとするので、英語に対する意識も、身近でポジティブなものになりそうで嬉しいです。そのうちごっこ遊びで英語を喋ってくれないかなぁ…。■英語が苦手な私でしたが…ちなみに、英語が大の苦手な私でしたが…一緒に楽しめました! 聞き取りやすい英語だったからかな?あとは子どもと同じく、教材というより玩具として楽しく遊びました。(笑) タッチパネルみたいな玩具はイチコより私がハマりました! どさくさにまぎれて自分も英語教育…。DVDで流れる歌もビートルズなど知ってるものばかりで、映像もキレイで私自身が引き込まれました。DVDの英語圏の子の生活を紹介するシーンが私は特に好きです!■保護者視点で気に入ったところとにかく、玩具がしっかりしていること。1歳児が乱暴に扱っても壊れず、ずっと使えそうです。DVDの中でも、DVDの内容と玩具の連動という意味でも、繰り返し単語やフレーズが出てくるので、自然と遊びながら復習できることもいいなと思いました。■まとめ「英語学習」というと身構えちゃうけど、ベネッセの「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」は一緒に遊ぶだけで楽しく英語に触れられます! 親も一緒に楽しめるのがポイントだと思います。DVDで同じ単語ややりとりが繰り返し反復できるように作られているのに、飽きない仕掛けになっているのがすごいなぁと思いました。0歳と1歳以上、それぞれに向けた 無料お試し教材 も用意されていて、DVDや英語の読み聞かせなどが体験できるので、まずは触れてみるのもいいかもしれません。また、 500円での教材レンタル ではパペット2体と木製果物玩具・絵本なども体験できるので、個人的にはこちらのほうが、教材の雰囲気も、我が子や親に合うかどうかもわかってオススメです。その他にもベネッセには、しまじろうと学べる通信教材「 こどもちゃれんじEnglish 」や、全国に約1,700拠点ある英会話教室「 BE studio(ビースタジオ) 」など、特長の異なる教材・教室があります。きっとお子さんに合った英語学習法が見つかるはず!「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」は、玩具とDVDが連動していて、まさに遊びながら学べる良い教材だと思います! みなさんもぜひ試してみては? 「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」無料お試しはこちら! 500円でパペットもレンタル! 充実の2週間有料お試しはこちら>> PR:株式会社ベネッセコーポレーション
2018年09月07日英語が話せないけど、海外には行きたい! 「英語が話せない&言っていることが理解できない」そんな私でも楽しめるラスベガスのオススメスポットを紹介します!ラスベガスはさまざまな国の人が行き交い、言葉が通じなくても体感できて楽しめるスポットがたくさんありますよ。女子旅にもぜひ!必見!男性ストリップショー『Chippendales』まずひとつめは、刺激が欲しい女子&男子必見!!マッチョなイケメンお兄さん方が魅せてくれる男性ストリップショー『チッぺンデールズ』です。お客さんは若い方からお年寄りまで年齢も幅広く、たくさんの女性で会場が埋め尽くされていました。誕生日や結婚前にバチェラッテパーティなどで来ている方も多かったです。(※バチェラッテパーティとは、女子同士で結婚式前に開くパーティのこと)終始、見えそうで見えない……興奮しっぱなしの舞台。とりあえず、脱いでくれます!!何人か選ばれた女性が舞台に連れて行かれるのだけど、かなり際どい絡みをしたりと、観客含めて楽しませてくれます。ぜひアピールしてみてください!スーツ姿に消防士、軍服など、コスチュームもいろいろ変わって楽しめるし、パフォーマンスもおもしろくて、ダンスもとてもかっこいい!舞台から降りて、ハグをしてくれたり絡みもあります…。言葉がわからなくても体と雰囲気でお腹いっぱいになります。チップも用意せず、気軽にショーを楽しめるので、女性同士でオシャレをして、ワーワーキャキャー騒いで楽しんでほしいです!※18歳以上入場可ダウンタウンの街を飛ぶ『SlotZilla』続いて2つめは、絶叫系が好きならぜひ乗ってほしい!!ダウンタウンの商店街の上を飛ぶ『SlotZilla(スロットジラ)』。約2mの高さから飛ぶ、座るスタイルと、約4mの高さから飛ぶ、スーパーマンスタイルがあります。座るスタイルは全長260m、スーパーマンスタイルは全長530mと距離が違います。人気のアトラクションなので予約は必須!私は夜に体験。ダウンタウンの街は人も多く、ライブやショーなどとても賑わっていました。イルミネーションのきれいな賑やかなアーケード内を飛行します。たくさんの人の上を猛スピードで駆け抜けます!せっかくなので、スーパーマンスタイルを体験!メガネやポケットの中身、荷物は全て用意されたリュックに入れます。ワイヤーに装着されて走行する時間までの待ち時間がドキドキ…。準備してくれているスタッフの方が何か英語で喋りかけてくれていたのですが、リラックスしてね、みたいなことを言ってるのかな〜と笑顔でお返ししました。スタートし、スピードも出て人々の上を飛ぶのでスリルもありとっても楽しい!!慣れてきたらクロールしてみたり平泳ぎしてみたり、鳥のように手をバタバタしたりしました。止まるときが一番怖かったかも。終わったあとは、けっこう汗をかいていました……。ほぼ3分間ぐらいで、楽しすぎてあっという間に終わりました。また機会があったら乗りたい!ハマって何度も体験する方も多いみたいなので要チェックです。EDM好き必見! 日本にはまだ少ない「プールパーティ」まだまだあります! 3つめは、日本のEDMイベントではもう物足りない!という方は行って欲しい! ラスベガスの大型ホテル『Wynn Las vegas(ウィンラスベガス)』に入っているプール『Encore Beach Club(アンコールビーチクラブ)』で行われる、プールパーティです。昼間に行われ、有名なDJの方々が登場するとても楽しいイベントです。私が行った時は、AFROJACK(アフロジャック)さんがDJでした! 日本のフェスでは、会場は人数も多くDJとの距離は遠いのですが、こちらのイベントは有名なDJでも近い距離で楽しむことができます。みなそれぞれプールの中で楽しんでいたりと、言葉が通じなくても、音楽を通して盛り上がりますよ!昼だけでなく、夜はナイトプールとして営業しています。いろいろなDJの方が来日して回しているそうなので、毎回行くのが楽しみですね。スーパーカーで猛スピード! サーキット体験『SPEEDVEGAS』最後は、車好き&アトラクション好きの方は要チェック!参加費はお高めですが、ランボルギーニやフェラーリ、ポルシェなどのスーパーカーの中から乗りたい車を選んでサーキット体験ができる『SPEED VEGAS(スピードベガス)』もおすすめ。車の選択は予約時にします。私はフェラーリを選び、自分では運転せず、イケメン運転手さんの助手席に座ってサーキットを走りました!5ラップ(ラップ=トラックの1周)を選択しコースを5周走りました。スピードは出さなくてもよいので自分のペースでOK!走り終えた後はなんだか達成感を感じました。実際に乗らなくても、屋上から走っている様子が観られるので迫力が伝わりますよ!サンダルはNGなので、スニーカーなどつま先が隠れる靴を持参してくださいね。女性同士でラスベガスに行って、ストレス発散しよう!いかがでしたか?英語ができなくても、ラスベガスではいろいろなおもしろい体験ができます。予約もネットで、翻訳をかけられるからゆっくりとできて、当日あたふたすることなく安心です!日本ではなかなかできない遊びも、オシャレをして女子同士で楽しめます。ぜひ体験してみてください!Information「Chippendales」住所:リオ オール スイート内3700 W. Flamingo Road,Las Vegas, NV 89103料金:64ドル〜「SlotZilla」住所:425 Fremont St #160, Las Vegas, NV 89101料金:座るスタイル 25ドル , スーパーマンスタイル 45ドル「Encore Beach Club」住所:3131 S Las Vegas Blvd, Las Vegas, NV 89109料金:25ドル〜「SPEEDVEGAS」住所:14200 S Las Vegas Blvd, Las Vegas, NV 89054料金:195ドル〜取材協力:ラスベガス観光局
2018年09月05日私(現在30代)の世代では、英語は中学生から勉強するものでした…。でも今の子どもは違うんです! 2020年度から始まる次期学習指導要領で、英語の授業は小学3年生からスタートするし(参考: 小学校の英語教育が変わる! 教育のプロに聞いた「ママが準備すべきこと」by tomekko )、何なら年中さんの娘イチコの友達もすでに数人習ってる!小学校で初めて英語に出合うよりは、頭の柔らか~い幼児期から英語学習を始めた方がいいのでしょうか…。でも英語の早期教育についてはさまざまな意見も聞くし…。ど、どうしたらええねーん!そんな中タイミングよくウーマンエキサイトさんからのお声がけで、教育のプロにお話を伺う機会をいただきました。これ幸いと「幼児英語学習」についていろいろ聞いちゃいましたよ~!■英語学習は何歳からやるべき?モチコ:早い人は0歳から始めていると聞きます! やはり早くから始めた方がいいのでしょうか?加藤さん:早ければいいということではありません。幼児期は、英語に慣れ親しんで「英語が好き」という気持ちをはぐくむ時期なので、その子に合った学び方や教材を見つけることが大切です。また、幼児期は日本語でもそうですが、意味があいまいでもそれを聞き続けることができます。その力は本格的に英語を学習する時に役立ちます。モチコ:幼児期ならではのメリットもあるんですね!加藤さん:はい。日本語の発達と同じように、英語も【聞く→話す→読む→書く】の順で習得していくので、まずは英語を聞くことから始めたほうがよいでしょう。しかし聞くといっても英語のCDなどをただ流しているだけでは意味がありません。子どもは自分の好きなものや大事にしているものとの関わりを通して学んでいくため、一番近くにいて自分を愛して守ってくれる大好きな母親・父親などと一緒に英語に触れることが大切です。また、身の回りのもの、たべもの、おもちゃ、動物など自分が興味を持ったところから覚えていくので、絵本などを活用するのもいいですね!■親が英語が苦手な場合は?モチコ:私自身、英語は苦手でした…。聞き取れないし発音も下手だし…。子どもに日本人的な発音で絵本を読んであげたり、歌ったりしても大丈夫なのでしょうか?加藤さん:親が無理していることは、すごく子どもにも伝わります。お母さんが苦手なら無理に英語で歌ったりする必要はありませんよ。親が出来ることは「教えること」ではなく「環境を用意すること」。もし英語が苦手でしたら、いい教材、いい指導者を選ぶことが大事です。英語の音声付の絵本で、お母さんは一緒に絵をさしてあげるだけでもOKです。そのときにお母さんも一緒に楽しんでくださいね。子どもって面白いもので、教材のネイティブライクないい発音をちゃんと真似してくれるんですよ! モチコ:英語らしい自然な発音を聞かせるのが大事なんですね!加藤さん:赤ちゃんは生まれたときにはすべての言語が聞ける耳を持っていると言われていますが、発達するにつれて自分に必要な言語の音以外は聞き分けられなくなっていきます。そういう意味では、赤ちゃんのうちに英語の発音に触れさせるのはいいと思います。■1日のうちにどれくらいやればよい?モチコ:英語は聞けば聞くほど耳が慣れて力がつくイメージなのですが、1日どれくらい英語に触れればいいのでしょうか?加藤さん:バイリンガル教育ではなく、「母語が日本語の中で、英語を始める」という前提の場合、日本語より英語と触れ合う時間が多くなってはいけません。日本語の語りかけや、やりとりの時間がしっかりある前提で、1日20~30分程度がよいでしょう。一番いいのは、1日の中で「この時間は英語を楽しむ」という習慣を作ることです。また、ひざに乗せたりアイコンタクトをしたり、愛情を感じるコミュニケーションの中で五感に刺激を与えるのも重要です。 モチコ:イチコが英語を楽しく集中して取り組めるか心配です…。加藤さん:集中力が切れたからといって、アウトプット(話す・書く)を無理強いしてしまうと、英語が嫌いになってしまいます。インプット(聞く・読む)に関しても、「英語を聞くぞ」と意気込むより、その子の「興味があるもの」からはじめるとよいでしょう。アニメやスポーツを英語音声にして見てみるなど…今は英語に触れられるチャンスはたくさんあります。たくさんの英語の中で少しでも聞き取れる単語があれば、「すごい!」と褒めてあげましょう! モチコ:イチコはアニメや塗り絵が好きなので、そこから入っていくのもいいかもしれませんね!加藤さん:英単語が書いてある海外の塗り絵などもぜひ活用してみてください。 モチコ:幼児英語学習に興味がわいてきましたー!加藤さんの研究所もあるベネッセは、幼児英語学習で有名ですよね。自宅で学べる教材も種類があるし、教室もあるんですね! どれを選べばいいのでしょう…。ベネッセのそれぞれのご担当の方、教えてくださーい!■世界の一流とコラボした自宅学習教材「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」日本人が幼児期に英語に「浸る(イマージョン)」効果を徹底研究し、さらに世界水準のクリエーションと融合させることで、「わが子にいちばん与えたい英語の環境」の実現を目指して作られたベネッセ史上最高の英語教材です! 世界中で愛される玩具メーカー「ネフ社」や「ジーナ社」など世界の一流とコラボした玩具や、感性を育てるすばらしい絵本作品をお届けします。教科としての英語学習ではなく、子どもが自然に、かつ前向きに言葉を覚えていくプロセスなど、発達心理学的アプローチも取り入れたカリキュラムで構成され、ふれられる語彙数は約6,000語でインプット量が非常に豊富。(※中学3年間で学ぶ語彙は約1,200語)単なる「先取り」ではなく、最新の研究「ECF理論」に基づく、幼児期に体験すべき英語習得プログラムです。英語に不安がある保護者のかたでもお子さまの英語力をさらに高めるようなサポートが充実しています。体験者のママからは「実際に絵本や玩具を手に取って、本当によくできているのがわかりました」「1歳代で『r』と『l』の音を自然に区別して発音できるようになったことに感動しました」「動物の名前をすべて英語で覚えていて、発音もネイティブのようでした」という声もいただいています。 「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」をもっと知りたい方はこちら ■しまじろうと学べる自宅学習教材「こどもちゃれんじEnglish」子どもに大人気のしまじろうといっしょに学びます。年齢や興味に合わせた年齢別カリキュラム(1歳から)で、5年間で約2,000語の語彙にふれられます。2か月に1回のお届けなので無理なく続けやすく、こどもちゃれんじと一緒の受講なら、1号あたり2,880円~(通常価格は3,571円~)とお手ごろ価格なのもメリットです。体験者のママからは「大好きなしまじろうの教材なので、遊びながら楽しく英語を学べます」「遊んでいるうちに、英語らしい発音が身についています」「海外旅行でも英語であいさつできました」などの声をいただいています。 「こどもちゃれんじEnglish」をもっと知りたい方はこちら ■全国約1,700拠点の英会話教室「BE studio(ビースタジオ)」お子さまの個性や保護者のかたの生活スタイルなどに合わせて選べる、2つのプログラムと教室タイプを用意。プログラムは、主に日本人講師による「スタンダードプログラム」と、外国人講師による「インターナショナルプログラム」、教室タイプは、先生がご自宅や近くの外部会場で開校されているアットホームな「ホーム校」と、ショッピングモールなどにある利便性重視の「プラザ校」、提携先が運営する「提携校」があります。お子さま一人ひとりの性格、好き・嫌いを受け止め、 英語でのコミュニケーションで「伝わる、理解できる」喜びを感じる機会を提供し、 お子様が自ら 「もっとこうなりたい」という目標を育てます。乳児向けコースでは、レッスン後に、ご自宅での教材の使い方や英語遊びのヒントなどについて、おうちのかた向けに講師がフォローする「ケアリングタイム」も充実しています。 「BE studio」をもっと知りたい方はこちら 今回、幼児英語教育についていろいろと知ることができました。子どもも親(私)も一緒に楽しく取り組めることが大事なのですね!ということで、このたび私が1番興味を持った 「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」 をお試しさせていただくことに。全部英語で、イチコも私も好きな絵本があることが決め手になりました。おもちゃは二太郎も好きそうやし!楽しみ~!PR:株式会社ベネッセコーポレーション
2018年08月21日東京オリンピックが開催される2020年には小学校、中学校の英語教育が変わるといわれており、今まで以上に子ども達の英語教育は重要視されています。学校以外でも英語に触れる機会があると、子ども達の英語力やモチベーションは格段に上がるので海外旅行は最適ですが、まとまったお休みが取れないと海外に行くのは厳しいですよね。でも諦めるのはまだ早いです。クラブメッドでは日本にいながらにして異国体験が出来ます。2017年12月にオープンしたばかりのクラブメッド・北海道トマムへ滞在したのでご紹介したいと思います。■ 日本では石垣島、北海道サホロにもある「クラブメッド」ってどんなところ?クラブメッドはフランスに本社のある国際的なバカンス企業で世界に約70か所の宿泊施設があります。日本では石垣島、北海道サホロに続きトマムが3番目のリゾートになります。クラブメッドの大きな特徴は滞在中の費用がすべてが旅行代金に含まれるので(オールインクルーシブ)、朝食、昼食、夕食、アルコール類(一部高級アルコール除く)を含むドリンクも追加費用がかかりません。食事も和、洋、中とバラエティに富み、様々な国籍のシェフが腕をふるった料理を味わえます。日中も営業しているバーでは、外国人のバーテンダーに向かって子どもが英語でジュースのオーダーに挑戦しました。クラブメッド・北海道トマムは約7割が外国人の宿泊客ということもあり、様々な国籍のスタッフの方がいます。外国人のスタッフの中には日本語を話せる方もいましたが、英語で会話することもあります。もちろん、日本人スタッフもいるので困る事はありません。また、子どもから大人まで楽しめる多彩なアクティビティもほとんどが追加代金不要です。雲海で有名な星野リゾートトマムの運営する雲海テラスへ行くゴンドラ費用も含まれていました。■ 年齢に合わせた多彩なアクティビティ子どもの年齢に合わせたアクティビティが用意されているので、外国人のお友達と一緒に遊ぶことができます(2~3歳のプティクラブは追加費用が掛かります)。子ども達に人気の空中ブランコも敷地内に完備。その他アーチェリー、テニス、マウンテンバイク、プールなどのプログラムがあります。チャイルドケアの資格や経験を持つスタッフが対応してくれるので、安心して子どもを参加させる事が出来ます。大人向けには朝のヨガやダンスレッスンなどがあるので、家族それぞれで楽しんで、また食事のときに集合するのも良いですね。今回は、子どもも英語学習のモチベーションアップに繋がる旅になりました。筆者の子ども達は学校以外でも英語学習をしていますが、なかなかアウトプットする機会がなかったので今回のクラブメッド・北海道トマムの滞在はとても良い機会となり、「もっと英語が話せるようになりたい!」という気持ちになったようです。夏休みの旅行先選びの参考になれば幸いです。※クラブメッド・北海道トマム
2018年07月20日いまや幼児英語教育は当たり前ともいえる時代です。とはいえ、日本語もままならない幼児に英語を学ばせても、身につかないのでは?と疑問に思うママも多いのではないでしょうか。そこで今回は、中野区にある幼児英語教室「GLOBAL FIELD」のHead teacher・金子沙穂さんに、幼児期に英語を学ぶメリットや学び始めるタイミング、親がするべきサポートなどを聞いてきました。0~3歳の“耳の黄金期”は英語のシャワーを浴びせることが大切自身も5~9歳まで海外で暮らし、幼少期は英語環境の中で育ったという金子さん。やはり、英語を自分のものにするためには、少しでも早い時期から英語に触れさせた方がよいのでしょうか。「幼少期に英語を学ぶメリットは、聞き取りと発音の能力が圧倒的に身につくことです。5歳くらいまでに日本語と英語などの2言語を学んでおくと、3つ目4つ目の言語も習得しやすいといわれています。中でも0~3歳の時期は、声や音の情報を大量に吸収して成長する“耳の黄金期”なので、この時期に、どれだけ多くの音を聞くかによって、耳の能力に大きな差が出てくるように思います。というのも、英語は国によってアクセントやイントネーションが異なるんですよね。先日3歳の生徒が、普段聞かないアクセントの英語なのに、ゲスト講師の英語を聞き取る姿を見て本当にびっくりしました。その子は2歳から教室に通っていますが、聞き取り能力は確実に身についているなと思いました」小さい頃から英語教室に通わせているものの“本当に身についてるのかわからない”と、不安に思うママが多いように思うのですが、きちんと身についているんですね。「はい、身についています。幼児期は日本語もままならないので、英語と日本語をリンクするのに時間がかかります。英語を聞いてインプットはできてもアウトプットするには時間がかかるので、本当に身についてるの?と不安に思うのでしょうね」英語教室に通うほかに、英語を身につけさせるために親ができるサポートはありますか?「幼児期はとにかく英語のシャワーを耳に浴びせることが大切です。自宅で映画版のディズニーアニメを見せたり、ビートルズなどの洋楽を流すのがおすすめです。意味がわからなくてもどんどん耳に入っていきます。『アナと雪の女王』や『塔の上のラプンツェル』が大好きな3歳の女の子がいるのですが、自宅で英語版のDVDをよく見ているそうなんです。英語の意味がわからなくても絵を見て習得できるせいか、日常生活の中でアニメのセリフを真似して使ったりしていて。だから単語だけでなく文章で話すこともできるし、講師たちが話している英会話もほとんど理解できるんです。教室だけでなく、自宅でも英語を聞かせてあげる時間を作るといいと思います」英語を確実に身につけるポイントは、7歳までに2000時間以上英語に触れさせること英語教室を辞めたとたん、覚えたことを忘れてしまう…なんてことにならないためには、どのように学習したらよいのでしょうか。「これまでの教室運営の経験上、個人差はありますが、7歳までに2000~2500時間以上英語に触れさせることで、英語の基礎が定着すると考えています。この2000時間をいかに早く達成できるかがポイントです。それによって、その後の英語の定着率が変わっていきます。4歳から英語を習い始め、現在も教室に通っている5年生の生徒は、英検準2級を取得してリスニングは満点を取りました。この生徒はもう2000時間達成しているので、教室を辞めても英語を忘れることはないと思います。定着さえすれば、少し英語に触れていくことを意識するだけで、大人になっても日常会話に困ることはないと思います」英語講師の金子沙穂さん教室では、講師も生徒も日本語禁止で過ごしているようですが、それは少しでも長く英語に触れさせるためでもあるんですね。「はい。大切なのことは、英語に触れる時間を少しでも多くすることと、長く続けることです。私自身も幼少期の海外生活が楽しかったということもあり、帰国後も国際課のある高校に通ったり、短期留学に行くなどして英語に触れ続けていました。留学や海外旅行でもいいし、道を歩いている外国人に積極的に声をかけることでもいいので、英語に触れ続けながらもアウトプットするチャンスを作ること。そうすることで、より英語が身についていくと思います」<取材協力>GLOBAL FIELD講師金子沙穂GLOBAL FIELD <文・写真:フリーランス記者岩本亜実>
2018年06月23日筆者は2年前、ひらがなや算数なら小さいうちは家で教えることはできても、英語は最初からネイティブに習う方がいいのでは…と考えました。そこで、2歳から英語教育を始めたところ、あれよあれよと言う間にママの私より英語が上手になった4歳の息子。周囲から、「一体どんな勉強をさせているの?」とよく聞かれるように。今回は、息子の英語学習法を紹介します。アニメや動画鑑賞は基本英語で1歳の時から「きかんしゃトーマス」が好きな息子。最初から英語で見せていたおかげで、アニメは英語で見るものだと勝手に思い込んだようです。電車やバスを見るたびに「Watch out!(気をつけて!)」と叫ぶのを見て、教えなくても簡単な英語は勝手に意味を理解しているのに気づき、これがきっかけで英語を学ばせることに。その後は、イギリスのアニメ「Peppa Pig(ペッパピッグ)」、「Sarah & Duck(サラとダックン)」、「The Octonauts(すすめ!オクトノーツ)」や、アメリカのアニメ「The Magic School Bus(マジック・スクール・バス)」、「Curious George(おさるのジョージ)」などがお気に入りに。さらにYouTubeにもハマり、建設現場で働くクルマのミニカーを使いさまざまな場所で遊ぶ「The Axel Show」や、トーマスなどの列車を使って遊ぶ「Izzy’s Toy Time」、いろいろなおもちゃの遊び方を紹介してくれる「Ryan Toys Review」などお気に入りの英語圏のYouTuberができ、英語教室では学ぶことはない英語力が向上したのを実感しました。週1回2時間の英語教室でアウトプット2歳から幼稚園に入るまでは、週に1回4時間、保育園代わりに英語スクールへ行っていた息子。家族以外の大人と初めて過ごす時間がすべて英語ということもあり、あっという間に先生と英語で話すように。「It’s stuck!(動かないよ!)」や「Stop teasing!(からかわないで!)」など、とっさの時に英語が出たり、英語の歌を自作して歌ったりすることも。その後、幼稚園入園のタイミングで週1回2時間のクラスへ。4時間クラスの時と比べ、英語力の向上はやや劣るものの、英語のアウトプットの場として大きな役割を果たしているようです。英語スクールのサイエンスの時間に作ってきた作品親としても勉強!家や旅先でも英語を話す機会を持つように英語が得意な夫とは違い、英語が苦手な私。でも、子どもの教育のためにはなんとか頑張りたいと、普段の会話で使用するフレーズが載っている英会話の本を購入し、積極的に子どもに英語で話しかけるように心がけました。「Roll up your sleeves.(袖をめくって)」や「Finish your plate.(早く食べて)」など、よく使うフレーズは付箋に記入して壁に貼っておくように。夫には、私にはできない子どもの英語の間違いを直してもらうようにしています。ママ用テキスト。目の届くところに並べていつでも取り出せるようにまた、最近はインターナショナルスクールのシーズンプログラムやキッザニアの英語イベント「Let’s talk in English!!」に参加したり、英語圏へ旅行したりして、子供がなるべく英語を話す機会が持てるように心がけています。シンガポール動物園にて。ぞうの餌やりプログラムにひとりで参加し飼育員さんに質問英語に興味を持ってくれたけれど、今後の課題もこんな具合に、特別な勉強をさせたわけでもないのに子どもが英語をある程度習得したのは、本人が「英語が分かればいろいろなことが分かる」ことを早めに理解したのが大きかったようです。インターナショナルスクールに通っている子どもに比べると英語力は落ちますが、自分の知っている英語を最大限に使ってコミュニケーションを取ろうとする姿勢は常に持っていて、旅先やインターナショナルスクールでも物怖じすることなく英語を話しています。ハワイのスムージーショップにて。スムージーの種類とサイズを指定して自ら注文しかし、ママの私より英語力がついた息子。「これ、英語でなんて言うの?」と聞かれて分からなかったり、子どもの英語が聞き取れなかったりして、私が困ることもだんだんと増えてきました。また、帰国子女のママや帰国子女の子を持つママ、インターナショナル幼稚園から公立の小学校に進学した子を持つママなどに話を聞くと、小さい時にどれだけ英語が上手でも、英語を使う頻度が減った途端に英語力が落ちたというのは共通した意見のようです。勉強全般に同じことが言えるかもしれませんが、子どもが学ぶことへの好奇心が持続できるように、親がサポートしていけるかが今後の課題かもしれません。<文・写真:フリーランス記者芳賀千歳>
2018年05月23日2018年9月6日、東京・江東区青海に英語で学ぶ体験型学習施設 「TOKYO GLOBAL GATEWAY(以下、TGG)」 がオープンします。外国のような空間で、着いた瞬間から英語漬け。子どもたちが、海外の日常生活シーンや文化を体験できると話題の施設です。東京都と共同で推進するこの英語教育施設について、統括本部本部長の谷口正一郎さんにお話をうかがいました。■学習時間が足りない英語「英語漬けになれる場所を作ろう」――TGG開設は、どういう経緯で決まったのでしょうか?谷口正一郎さん(以下、谷口さん):2020年には、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、大学入試や小学校の英語授業が変わります。より英語の実践力を高めていかないといけないという東京都教育委員会の強い思いから、企画が実現したんです。いろいろな有識者の方が集まり話し合った結果、英語漬けになる場所を作ろうとなりました。日本の英語教育の現状は、英語を使う場所がないというところに尽きると思います。私も仕事で海外に行く機会が増え、「英語ができるようになったね」と言われることがありますが、できるようになったのではなく、使う場面や機会があることが何よりも重要だと感じています。一般的に英語は、2000~2500時間くらい勉強しないとしゃべれるようにならないといわれています。小学校から高校3年生の大学受験まで入れた英語の総授業時間がだいたい800時間。家庭学習を全部入れても足りないのです。学校の英語の教え方が間違っているのでは、という方も多いのですが、そうではない。学習時間、特に英語を使って話す時間がそもそも足らないのです。この大都会・東京でさえ、英語が使えるところ、使わないといけないところはあまりありませんよね。であれば、いつもの学校や地域社会とは違う空間を意図的に用意して、英語漬けになれる場所を提供しようというのが、発想の原点です。 ■英語「を」活用、英語「で」学ぶプログラム――どのようにしてプログラムを進めていく予定ですか?谷口さん:学校で利用いただく時は、8人のグループに分かれて参加いただきます。それぞれにイングリッシュ・スピーカー「エージェント」が1人付き、このチームで1日、または半日を過ごします。具体的な例をご紹介します。入場した生徒さんは自己紹介などをしてから、「アトラクション・エリア」で飛行機やレストランなど、海外で起こる生活シーンを疑似体験。例えば、飛行機のブースに行くと、スタッフが待っていて生徒とやり取りをし、なるべくフルセンテンスで答える練習をします。その間、待っている生徒たちはエージェントと練習をするようにしています。声が大きい子はよくしゃべる、内気な子はなかなかしゃべらないなど、小学生にはよくあるのですが、ここではなるべく全員が同じ発言量にできるよう促します。また、待っている間に日本語を使っていると効果が薄れますので、常に英語が飛び交う環境をご用意します。アトラクション・エリアが終了したら「アクティブ イマージョン・エリア」へ移動。ここは、英語で新しい単元を学ぶというコーナーで、専門知識を身につけた「スペシャリスト」が授業をします。例えば、マーケティングというのはこういう考え方なんだよという内容を、先ほどの8人で聞くんです。スペシャリストが何を言っているのかわからない場合は、エージェントが英語で教えてあげたりします。そして、最後に“振り返り”学習を行います。その後、学校で、先生と一緒にTGGでの一日を振り返っていただければと思います。――アクティブ イマージョン・エリアは、初級レベルのお子さんには難しくはないのでしょうか?谷口さん:このエリアは、初級から上級まで5つのレベルに分かれています。例えば、橋を制作して街を作るなどのテーマは、目で見てものを動かしたり、「これくらいの高さで」と指示があったり、チームで作業することが多いので、小学生でも英語が理解しやすいと思います。上級ですと、デイトレーダーのような画面を見ながら株価の算定をする企業分析もあります。今回、日本で初めてオーストラリアのクイーンズランド州と提携した留学ゾーンを設置します。高校の先生方から、英語のできる子、優秀な子でも留学すると、海外の授業スタイルになじみがなく、手が挙がらないという悩みをうかがいます。クィーンズランドの学習指導要領に基づいた授業をそのまま受講でき、討論形式の授業を受けることで、留学前の準備をしていただくというものにしています。――英語漬けの良さはどのようなところですか?谷口さん:皆さんも体験したことがあると思いますが、海外旅行をしていると、帰る日くらいに「ソーリー」が「Sorry」と聞こえてきたり、話す時も「I want 〇〇」と自然と出てくるようになりますよね。TGGでは、最短で3時間半、最長で1日7時間過ごしますので、海外旅行での英語体験をギュッと凝縮している感じですね。伝わって楽しかった、伝えられなくて悔しかった、という思いが、英語学習のモチベーションになります。「TGG」PRの動画撮影の際に、英語に興味があるモデルの子たちに集まってもらったんですよ。中にはしゃべれない子もいたのですが、3時間半くらい撮影をすると、明らかに変化がわかるんです。外国人役の先生が「How can I help you?」と聞くと、最初は何を言ってるんだろう? という様子だったのが「I want this one.」「How could I call this one?」と言うようになるんです。そういうところを見ると、子どもたちの吸収力に下手にふたをしてはいけないなと思いますね。「日本人はどうして中学、高校の6年間英語を学んでも話せるようにならないのか?」と長くいわれてきましたが、谷口さんの「一般的に英語は、2000~2500時間くらい使わないとしゃべれるようにならない。小学校から高校3年生の大学受験まで入れた英語の総授業時間がだいたい800時間。家庭学習を全部入れても足りないのです」の言葉で、目からウロコでした。期間や中身だけではなく話す時間数がキモだった英語学習。そのために、TGGはできるべくしてできた施設なのでしょう。 次回 は、TGGの具体的な利用方法や、来る東京2020オリンピック・パラリンピック大会へ向けた取り組みについてご紹介しましょう。 『TOKYO GLOBAL GATEWAY』 住所:東京都江東区青海2-4-32 TIME24ビル1-3階問い合わせ:0120-86596-1(受付時間:月~金9:00~17:00、祝日・年末年始を除く)画像提供:TOKYO GLOBAL GATEWAY取材・文/河部紀子
2018年05月22日日本人は英語が苦手だと、よく言われます。子どもの英語教育を熱心に行っているママの中でも、このままの学習法で子どもが本当に英語を話せるようになるのかしら…と自信を持てない人がいるのでは?かくいう筆者も子どものころ英会話スクールに通ったり人並みに勉強したつもりですが、英語が得意だとは言えません。いっぽう、筆者のルーマニア人の夫は母国語に加え、英語・日本語を話せるトライリンガル。学校の授業と独学で高い英語力を習得し、イギリスの大学に留学しました。日本と同じく母国語が英語ではないにも関わらず、ルーマニアの若者は英語が達者な人が多く、英語圏の国への留学も盛んだそうです。なぜルーマニアの若者は英語を話せるのでしょうか?日本の英語教育とどう違うのか、英語の勉強法について夫に聞いてみました。英語のテストがない!?ルーマニアの学校における英語教育日本の学校では、英語のショートストーリーが書かれた教科書を使って、その中に出てくる単語や文法を勉強するのが一般的ですよね。それはルーマニアも変わらないそうですが、小・中・高と学年が上がっていくうちに授業中に使う言語は全て英語になったとのこと。クラスメイトと英語で議論する時間も多く、英語の実用に力を入れていたそうです。また、英語の本を読むと成績のスコアが上がるシステムもあったそうで、『ハリー・ポッター』などの流行りの本や自分の好きな本を選んで勉強できたのも良かったと言っていました。驚くことに、夫の通っていた学校では英語のテストがなかったそう。日本では英語が受験の必須科目である場合が多いので、ほぼ強制的に勉強をしなければいけません。テストのための暗記がメインの英語教育なので、そこでつまづくと苦手意識を持ってしまう子どもが多いように感じました。アニメ・ゲーム・音楽・映画…英語力が自然に身につく環境夫いわく、子どものころから英語に親しみやすい環境であることも、英語力が身につきやすい理由とのこと。ルーマニアではアメリカのアニメが英語のままテレビ放送されており、見ていない子どもがいないほど人気だそうです。そのほかにもさまざまな英語圏のカルチャーが生活の中に溢れていて、若者は洋楽やゲーム、洋画などに関心を持ち、それらを理解したい思いから自然と英語を覚えるそう。夫も学校以外で本格的に勉強と呼べるような勉強をしたことはなく、幼少期は他の子どもと同じように英語のアニメを見て育ち、学生時代には好きだったアメリカのネットゲームから英語を学んだと言っていました。英語を身近に感じられる環境が子どものころから整っており、かつ娯楽=勉強という図式が成り立っているようです。ところで、日本人は英語を話すとき、その独特の発音を恥ずかしがる人が多いですよね。筆者も英語の授業のときには、わざと棒読みで教科書を読んでいました。夫に聞いてみたところ、ルーマニアの若者は英語の発音に対して一切抵抗がなく、クラスメイト同士でも恥ずかしがらずに英語を話せていたそうです。外国語である英語をすんなりと自然に受け入れられるのも、おそらく幼少期から英語が身近な環境で育ったためと言えるでしょう。単語や文法を暗記する勉強法では身につかない夫は英語のほかにもフランス語やスペイン語が得意で、外国語を勉強するのが好きだそう。ところが、そんな夫が大苦戦したのが日本語でした。ひらがなや漢字など欧米の言語とはまるでタイプが異なるというのもありますが、日本語がなかなか上達しなかった一番の理由は、夫の中で勉強したいと思えるモチベーションが上がらなかったこと。夫は別段、日本の文化が好きだったわけではなく、日本語の本や邦画にも興味を持てませんでした。単語や文法をひたすら暗記する勉強法はあまり功を成さず、結局、夫が日本語を話せるようになったのは筆者と結婚して日本で生活してからのこと。日本のテレビや本に関心を持つようになってから言葉の意味や言い回しについて調べるようになり、格段に日本語力がアップしたそうです。やはり、言語の上達には本人の興味やモチベーションが必要不可欠のようです。強制はNG。楽しみながら「好き」を育てる夫の話では、話せる英語を身につける大切なポイントは以下の3つ。・英語を身近に感じられる環境づくり・英語を「好き」になること・学んだ英語を活用できる場を作る日本では普通に生活していると、英語に触れる機会がほとんどありません。そのため自宅で英語のアニメや本を取り入れるなど、ある程度意図的に環境を作ってあげた方が良いと思います。ただし、気をつけなければいけないのが、英語の勉強を強制しないこと。子どものモチベーションを高めるために大切なのは何よりも「好き」の気持ちです。遊びの中で自然と英語を覚えていけるように、子どもが英語を好きになるきっかけを与えてあげましょう。我が家で読んでいる英語の本。『はらぺこあおむし』は日本でも馴染み深いのでおすすめ我が家では子どもがまだ1歳になったばかりですが、幼いころから英語に親しみを覚えられるように英語の本を読んだり歌を流すなどして、自然と英語が耳に入ってくる環境づくりを心がけています。また、夫は子どもがもう少し大きくなったら一緒にゲームをして遊びたいそうで、英語版のカードゲームなら「きみならどうする?」や「I Can DO That」「アップル トゥ アップル」など、ボードゲームなら「人生ゲーム」がおすすめだと話していました。英語を覚えたら、それを実際に使うことができる場も必要です。英会話スクールに通う方法もありますし、ネットのオンライン英会話を利用するのも良いでしょう。ネイティブと接することは英語力を高めるだけでなく、英語をより身近に感じられることにも繋がります。子どもが楽しみながら学べるような英語の学習法を考えてあげてくださいね!<文:フリーランス記者奥 汐紀>
2018年05月14日英語を単なる”お勉強”だと思わせないためにこのところ、英語教育現場にいろいろな変化が起きています。文科省による「英語教育改善プラン」が出されたのが昨年(2017年)4月のこと。それに伴い、今年に入ってから小学3年生から英語教育を導入する学校が増え、5年生からは必修科目となっています。大学入試のスタイルも変わるとのことで、より実践的な英語を目指す方向に。それに合わせ、早ければ0歳から子どもの英語教育を開始する保護者は少なくありません。ただ問題は、英語に対する子どもの興味をひき出し、学習意欲を高く維持し続けることができるのか、ということ。英語が実際にコミュニケーションツールであることを理解しなければ、それは単なる卓上の勉強であって、子どもにとってはあまり面白くないものになってしまいます。そこで見つけたのが、職業・社会体験施設『キッザニア』の英語プログラム。『キッザニア』では、毎週水曜日は英語デー『English Wedesday!』を開催しており、約40種類以上のアクティビティを英語で体験することができます。これなら遊びながら英語の発話を助け、英語環境に身を置くことができそう!今回10歳の娘とともにプログラムを体験してきました。実在する企業などによる協力で、かなりリアルな職業体験ができるキッザニア。「お金は自ら働いて手に入れるもの」という感覚を養うことができるのも魅力的ネイティブキッズと一緒に職業体験キッザニアでできる職業・社会体験は実に多岐にわたっていて、ピザを作ったりマンガを描いたり、はたまた証券会社や裁判所といった多種多様な職業の内容をかなりリアルに再現。完全入れ替えの2部制となっていて、水曜日は第1部・第2部ともに『English Wedesday!』が開催されています。英語でのアクティビティでは、職業内容についての説明もすべて英語のみ。参加者には日本に駐在する外国人の子女や海外からの旅行者も少なくありません。水曜日には外国人の子どもも多い。この日は修学旅行生の中学生もいて、元気よく「Good evening!」とあいさつをしていた(キッザニアでは”夜の街”をイメージしているため、あいさつは「こんばんは」で統一されているそう)今回筆者が娘とともに体験したのは、『EAP eKspress (English Activities Program Express)』。3つの職業体験がパッケージになったもので、事前予約が必要なプログラム。通常6人までの子どもが1グループになり、スタッフによる案内で待ち時間なく3つの職業体験ができること、子どもをスタッフに預ける形になるので、保護者はその間、一時退場など好きに行動できるといった利点もあります。体験できるアクティビティは曜日によって異なるそうで、この日は「消防署」「石けん工場」「出版社」がラインナップ。娘と一緒に参加したのは1人で、カリフォルニアからおばあちゃんと一緒に初めて日本にやってきたジャスパー君(8歳)です。なかなかハード…でも楽しいから大丈夫!朝9時から始まる第1部、午前中は好きに遊んで、12時45分の集合で入場カウンター前へ。「EAP」のビブを着て、身の回り品を入れるためのオリジナルデザインバッグを受け取り記念撮影などを経て、13時になったら体験スタートです。もちろん説明はすべて英語。ジャスパー君がネイティブなせいもあるのか、担当ナビゲーターでコロンビア人のマリアさんの話すスピードはふつうにネイティブの子ども向け。通訳なんてもちろんありません。もしかして、ネイティブでない英語学習者にはハードルが高いかも…?と一抹の不安を覚えたものの、「キッザニアで遊びたい!」という楽しみが先行するのか、意外とすんなりとついて行く娘。スタッフの方に聞けば、英語がわからなくてもジェスチャーなどで理解できるよう配慮しているので、すべてが英語でも問題なく入っていける子がほとんどとのこと。はじめはドキドキ照れくさそうだった子も、時間が経つにつれ自ら英語を使ってあいさつができるようになるのだそう。子どもの対応力と柔軟性ってすごい!ナビゲーターのマリアさんは日本語を一切発せず、終始英語のみ!なかなかハード…?と思ったものの…全く問題ない様子子どもたちの雄姿も大きな見どころさて、グループが最初に訪れたのは「消防署」。一般の参加者のこどもたちも一緒に消防士として働きます。ジャスパー君は今回のグループの隊長に任命され、番号を呼ばれたらシュタッとかっこよく敬礼!ジャスパー君にならって、ほかの参加者もシャキシャキ動きます。アクティビティを行うのはナビゲーターのマリアさんで、すらすらといいピッチでコトが進んでいきます。参加者には4~5歳くらいの小さな子や、英語がわからないらしい子もいましたが、ジャスパー君にえっちらおっちらとついてきています。午前中から英語だけの環境にいるためか、英語に臆することがないのがいいところ。消防車に乗って火災現場へ行き、放水をしてしっかりと火を消し消防署まで帰ってきました。鎮火してから全員で敬礼をしたときのその誇り高い顔つきに、うるっとすることは請け合いです。やる気に充ちたジャスパー君。さすがにナビゲーターの説明にいち早く反応。そのおかげで、日本人の子どもたちも次にやることがなんとなくわかりスムーズにコトが進むホンモノの水が出てくるホースで消火活動。火が弱まったと思ったらまた燃えさかったりと、火の動きもなかなかリアル消防署のアクティビティが終わると、すぐさま「石けん工場」へ。待ち時間がないのはうれしいところです。この石けんづくりはなかなか高度かも。使われている単語が専門用語で、子ども向けに適当な説明をすることはなく、石けんができるまでがわかるプチ工場見学となっています。もちろん、見学するだけでなく自ら機械を操作しなければならない箇所もあり、そこは説明を聞いていないとできません。なかなかハードではあるものの、ジェスチャーを見ながらなんとかボタンを押すなどの作業を完了。最後に成果物として、体験日が印字された石けんを持ち帰れるので、ちょっとうれしいお土産になりますね。英語を「学ぶもの」から「使うもの」へ3つ目の「出版社」では漫画家となってコミックの1ページを仕上げます。下絵が入ったサンプルの、空いているフキダシ部分にせりふを書き込み、トーンを貼るなどして好きに装飾。作業自体はもくもくと行われます。日本の漫画に慣れていないジャスパー君や小さな子どもでも、好きなように文字やイラストを書きこんでいて、創造性をかき立てられるアクティビティなのだなと思いました。サンプル原稿に文字やイラストを描きいれる、漫画家の作業。できあがったらプリントして表紙をつけてくれる3つすべてのアクティビティが終了するまで約1時間30分。業務に対して支払われる“お給料”「キッゾ」を受け取り、記念写真をもらってプログラムは終了です。待ち時間がなくスムーズであることもさることながら、やはりなんといっても周りからも英語のみが聴こえてくる環境でのアクティビティであることが大きな利点。英語を学ぶ子どもたちにとって、ふだん英語を話す相手は英語の先生など大人であることが多いなか、同年代の子どもたちとも英語で触れ合うことができます。英語は「学ぶもの」というより「使うもの」ということを肌で感じることができたのではないでしょうか。今、英語を勉強している人にもそうでない人にもおすすめです。キッザニア(東京・甲子園)青いポロシャツはイングリッシュスピーカー。場内にも何人もいるので、積極的に話しかけてみよう<文・写真:フリーランス記者岩佐 史絵>
2018年04月30日ananの人気連載「鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat.スティーブ・ソレイシィ」が、とうとう書籍になりました! 英語が苦手だと感じている人にこそ手に取ってもらいたい一冊。書籍化を記念して、鈴木亮平さんとスティーブ・ソレイシィさんが対談をしました。鈴木:ついに本が完成しましたね!ソレイシィ:しましたねー。この連載がスタートしてからもう3年経つなんて信じられない。鈴木:こうして書籍として一冊にまとまると、感慨深いものがありますね。ソレイシィ:意外なんだけど、鈴木さんにとってはこれが初めての英語本なんだそうですね。鈴木:そうなんです。なんだか緊張しますね。たくさんの人に読んでもらいたいな。ソレイシィ:この本を作るにあたって、細かく読み返したんだけど、この本は英語本としても、俳優さんやタレントさんが出す本としても、異色だと改めて感じています。鈴木:そうなんですか?どんなところが?ソレイシィ:鈴木さんは英語の専門家の気づかない部分を突いているんです。その視点がとてもユニーク。だからいわゆる“定番”の表現だけにとどまらない内容になっている。鈴木さんの発想があったからこそできた本だと思います。鈴木:照れますね。ソレイシィ:例えば病気を訴える場合、定番表現は“I have a problem with~.”(~に不具合があります)なんですけど、それに加えて“I feel~.”を使うといいっていう発想は、僕にとっては目からウロコでした。鈴木:ああ、“I feel bad.”(気持ち悪い)とか“I feel dizzy.”(めまいがする)とかのことですね。ソレイシィ:そう。言われてみれば確かに僕らネイティブもそういう言い方をしているんですが、無意識なのでなかなか気づかない。これこそが、現役の英語学習者としてのリアルな視点なんです。鈴木さんが英語を学ぶプロセスの中で自分のものにしてきた言葉という気がした。僕自身、気づかされたことがたくさんありました。鈴木:僕が迷いながら英語を学んできた過去の試行錯誤を詰め込んだつもりではあります。通じなくて苦労したこと、誤解されて失敗したこと、ブレイクスルーした瞬間とか、「あ、この単語はこういうふうに使うんだ」とか、「このフレーズを使えば楽だな」とか。自分がたどってきた道のりを思い浮かべながら話してきましたね。ソレイシィ:鈴木さんみたいに、ネイティブじゃないのに英語が話せるようになる人には、共通点があるんです。鈴木:え、どんなことですか?ソレイシィ:ひとつは表現意欲があること。「この言葉を使って自分の気持ちをこう表現してみよう」、と。もうひとつ、使おうとする意欲も旺盛。「あの場面でこのフレーズを使ってみよう」と思っている。鈴木:実は連載の対談でも、面白いフレーズを仕入れたら、どこかで絶対使ってみようと思っている部分がありますね。ソレイシィ:そうそう、それがいいんです。常に好奇心を持っているし、使う前提だから、新しい表現もどんどん自分のものになっていく。現役の英語コミュニケーターなんですよね。だから常に英語に対して好奇心のアンテナを張っていられるし、進化していけるんです。僕が日本語を覚えたのもまさに同じような感覚だったし、もっと言えば母国語だってそう。新しい言葉は常に生まれているから、覚えたり、忘れたり、思い出したり、その繰り返しなんですよね。鈴木:新しく覚えた言葉を駆使して、今まで表現できなかった次元のことが通じたときの気持ちよさってありますからね。ソレイシィ:そう、伝わる気持ちよさって、確かにある。その快感にハマると語学が楽しくなってくる。鈴木:僕は大学で言語学を学んできたので、言語そのものも好きなんですけど、実際通じるかどうかっていうのは言葉以外の部分も大きい。顔の表情とかジェスチャーとか、声のトーンとか。そういったコミュニケーション術みたいなものを身につけることも大事なんですよね。そこも含めた内容になっていると思います。ソレイシィ:僕が感心したのは、機転の利かせ方。道を聞くときに行き先ではなくて現在地から聞くとか、そういうのはもう、コミュニケーション術を超えた発想力の高さだと思いますね。Ryohei Suzuki1983年生まれ。兵庫県出身。東京外国語大学卒。2006年、俳優デビュー。’14年、連続テレビ小説『花子とアン』で注目を集める。現在、NHK大河ドラマ『西郷どん』で主人公の西郷隆盛役を熱演中。映画『羊と鋼の森』が6月8日公開。Steve Soresi英会話コーチ、「ソレイシィ研究所」代表。アメリカ出身。NHKラジオ第2『英会話タイムトライアル』メイン講師。『英会話なるほどフレーズ100』(アルク)、『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!』(文響社)など著書多数。『こんなに簡単! 鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat.スティーブ・ソレイシィ』鈴木亮平さんによる初の英語書籍。鈴木さんが実体験を通して身につけた実践的な英語フレーズが満載。スティーブ・ソレイシィさんとの掛け合いが楽しい対談では、言葉の持つ細かなニュアンスや使い方も学べます。※『anan』2018年4月25日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・八木啓紀ヘア&メイク・宮田靖士(THYMON Inc.)文・東海林美佳(by anan編集部)
2018年04月20日学校教育だけでは一向に身につかないといわれる日本の英語教育。「わが子には効果的な英語教育を受けさせたい」と考える親たちは、英会話スクールや英語教材といった学習を行なう人も多いだろう。●日本の学校教育で、英語が身につかない理由とは?でも、なぜ日本の学校教育だけでは英語が身につかないのか?「英語塾エベレスト」を運営する代表の齋藤孝夫さんに、まずはその問題点をうかがった。「人間が言葉を覚える過程を考えるとわかりやすいです。生まれたばかりの赤ちゃんは言葉を話さず、ひたすら言葉を聞いて言語の情報を収集しています。2歳くらいになると収集した情報を整理して、少しずつ言葉を発するようになります。その後読むことができるようになり、書くことができるようになりますよね。そしてその言葉を学ぶ過程は、すべてその状況や一定のシチュエーションで学んでいきます。だからどんなシーンでどう使うかがわかるのです」(齋藤さん以下同)しかし日本の英語教育は、言語学習過程の「聞く、話す」よりも、基礎文法を覚え、読解することが多い。「その結果、設問は解けるが、どんなシチュエーションで、どう伝えたらいいかがわからないままになります。だから使えないのです。目的に対する手段が間違っていることがわかります」さらによく言われるのは「日本人は英語で話して間違えるのを嫌がるから上達しない」という国民性の問題。しかし齋藤さんは「それも日本人の性質ではなく、日本の学校教育の問題」と断言する。「学校では、英語のテストを受けさせ生徒に優劣をつけます。つまり『答えはひとつで、間違えるのはいけないこと』と、身に染みて学ばされるのです。これでは、英語がコミュニケーションツールとして機能していない。その結果、英語で話す機会があっても『間違えたくない』という気持ちが働き、黙ってしまう。大人でもそういう人は多いですよね」●重要なのは、継続して日常的に英語を使う機会では、そういったハードルがあるなかで、具体的に何をすれば英語を身につけることができるのだろうか?「重要なことは2つ。ひとつは『はじめから英語を意思の伝達手段として使うこと』。もうひとつは『その絶対量を確保すること』です。しかし日本では日本語だけで成り立つので、その環境を整えることはとても難しい。そういった意味では、日常で英語に触れるために、インターに通ったり、留学して強制的に英語を使わざるを得ない環境に身を置いたりするのは有効です」とはいえ、実際そこまで親が子どもに投資するのは、正直かなりハードルが高い。実際は英会話スクール、英語塾に通う、英語教材などで勉強をするのが一般的だろう。英語が身につく英会話スクールに子どもを通わせるにはどういった点に注目したらいいのだろうか?●体験レッスンでは、スクールによる目標設定と、生徒の"会話量"を見極めよう「プログラムを見て、何をゴールにしているかを確認してください。英検取得を目的としているところが増えてきていますが、残念ながら実践ではあまり意味がありません。実践的に使えるようにするために、ここに通ったらどうなるのか明確なゴール設定とそのゴール到達のためのプロセスがしっかりと設計されている塾をお勧めします。どこを目指すかで、カリキュラムや講師の教え方が決まっていきますので。」そして、次に重要なのは、生徒にしっかり会話をさせる授業かどうかの中身(質)だという。「経験の浅い講師は、自分の話ばかりしてしまいます。会話といいつつ、生徒は話を聞いているばかり。講師が主役ではありません。生徒の話をしっかりと引きだして、いかにリードできるかがプロ講師としての腕の見せ所です。注意したいのは、会話といっても、一言生徒が答えただけで、満足してしまう講師が多い。そこを素通りせずに、ちゃんと文章に直して、生徒に言わせる努力をしているかどうか。そこをしっかり見極めてほしいですね。手間を惜しまないところか、本気度を確かめてください」もし今後子どもに英会話スクールへ通わせるなら、これらのポイントを踏まえて効果的なスクールを見極めたい。(取材・文:高山惠編集:ノオト)
2018年02月24日子どもの英語力を伸ばすためにはさまざまな方法がある。本格的に英語が話せることを目指すなら、将来的な留学やインターナショナルスクールの留学。さらには英会話スクールで真剣に学ぶ方法もあるだろう。その一方で、英語教材やラジオで勉強するなど家庭でできる学習法や、英語教育を取り入れている学童や幼稚園・保育園に通わせるケースも最近は増えている。さらには親が幼少期から積極的に英語で語りかけをすることも。はたしてこれらの学習法はどれほどの効果があるのか?英語塾「エベレスト」を運営する齋藤孝夫さんに話をうかがった。●パパママによる幼少期の「語りかけ英語」は効果絶大!まず齋藤さんが「間違いなく効果アリ」と太鼓判を押すのは、パパママによる幼少期の「語りかけ英語」。まだ子どもが言葉を発しない頃から、英語で子どもに語りかける学習法が、なぜそれほど効果的なのか?「乳幼児の言語習得研究の世界的な第一人者のパトリシア・クール氏が行った実験では、幼児のお子さんは人間による言葉しか、言語として認識しないそうです。テレビやDVDで英語を聞かせても、この年齢では情報を集積しなかったのです。つまり、DVDで英語の音声を流すことではなく、親が英語で話しかけてあげることで、子どもはどんどん言語として吸収していきます」(齋藤さん以下同)英語が得意なパパママならいいが、苦手な人にはハードルが高そう。それに発音もうまくできないと、子どもへの影響も不安だし、自分自身にも照れが生じそうだ。「語りかけの英語力は『Look at that』とか『Do you like it?』など、3語から5語で十分。中学英語レベルの表現を知っていれば問題ありません。発音がうまくできなくてもいいんです。英語の発音は国によって違いますし、キレイじゃなくても十分通じます」●英語教材やラジオは、親子で一緒に取り組めるならアリ次に聞いたのは、おもに家庭でできる「英語教材」や、NHKで放送されている「ラジオ英会話」などの家庭でできる学習法。費用的にはもっとも手軽で、一番取り入れやすい方法だが…。「こういった学習法の一番の難しさは続かないというところです。受け身で、座学のため単純につまらない。続けることがかなり苦痛になりかねません。もしこれらをしっかりと活用したいなら、明確なゴールを設定して、子どもと一緒に取り組みましょう」例えば、どういうゴール設定が必要だろうか?「漫画が好きなら、海外版の漫画が読めるようになることを目標にするとかで十分。うちの生徒だと『米歌手のテイラー・スウィフトが好きだから、インタビューが理解できるようになりたい』という子がいます。子どもの興味・関心と英を結び付けていくことで、英語を学ぶ目的を常に意識させることは大切です」そして親が子どもと一緒に取り組む方法とは?「そもそも、コミュニケーションツールであるはずの英語を座学で完結させるには無理があります。教材を最大限活用するには、学んだことをちゃんと試せるように、親が話し相手になる、進捗を確認することで、お子さんのモチベーションを維持できるのではないでしょうか。親御さんとしては重たく考えず、子どもと一緒に英語を話す楽しい時間というとらえ方でいいと思います」●英語教育を取り入れた幼稚園や学童…英語が身につかないケースは多い最近増えているのが、英語教育を取り入れた幼稚園や、学童に通わせているケース。別途スクールなどに行かず英語教育を学べるなら、親の負担もかなり少なくなる。「そういった子が僕の英語塾にもよく来ますが、正直最初はまったく英語が話せないケースがほとんど。こちらの言っていることを少しはわかっていても、文章が出てこないのです」それはどうして?「大人数でゲームをするだけで、"授業"とはいえないからです。一言、二言英語を話すぐらいで、特に到達点を決めていないことも。しっかりと自分で文章を考え、会話をしないと、まともな英語は身につきません」●最近注目を集める「スカイプ英会話」も効果アリさらに齋藤さんは最近注目を集める英語の学習法として「スカイプ英会話」の効果についても語ってくれた。「オンライン上でスカイプを活用した海外の人とのレッスンで、毎日1回25分ほど生の会話が展開されます。毎月1万円もかかりませんし、お子さんの生活の中に習慣として取り入れることができれば、効果が期待できると思います」しかしスカイプとはいえ、いきなり海外の人とマンツーマンで会話するのは、かなりハードルが高そうにみえる。「最初はまったくわからなくてもいいんです。そもそも英語と日本語では周波数がかなり違うので、日本語にない新しい音は聞き取れなくて当然です。ただ聞き取れなくても新しい英語の音を集積していきますので、一定時間が経過するとなんとなく理解できるようになりますよ。半年から1年は効果のことは考えずに、海外の人と話す時間をとにかく持つ。これは英語を習得するのに効果的です」語学の習得に近道はないよう。本気で子どもの英語力向上に取り組みたいなら、語りかけなど親も本気で取り組む必要があるだろう。(取材・文:高山惠編集:ノオト)
2018年02月21日2020年の大規模な教育改革、一部の学校では2018年度から先行実施される学校もあります。小学校の授業から大学入試まで、英語に求められるレベルや内容が変化します。小学校でも、これまでの「英語に慣れ親しむ」ための授業とは異なり、小学5年生からは教科として評定がつくようになるとのこと。英語教育は、まず「聞くこと」「話すこと」が大切と言われています。ただ、小学校の高学年になってくると、“間違えるのは恥ずかしい”という思いがどんどん高まるもの。それまでに、子どもには“間違えても良いから英語を話す&楽しむ”という体験をさせてあげたい…ですよね。今回は、 前回の記事 で紹介した、進研ゼミのオプション講座で自宅でできる英語教材<Challenge English>を実際に使っている小学校3年生の通吾くんを取材。通吾くんのお母さんであり、ママリーダーズの宇高さんにも、リアルな感想をお聞きしてきました!宇高有香(うだかゆか)さん 息子さん:通吾(とおご)くん(8歳)、娘さん:有咲(ありさ)ちゃん(6歳)2013年にライフオーガナイザー1級を取得し、その後はフリーランスで活動中。お家からパワーをもらえるような空間作りを目指す「ウチカラ」主宰。著書に 『子どもと暮らす ラクに片づく部屋づくり』 (辰巳出版)。ブログ 「丘の上の家」 も人気。HP: <Challenge English>を始めたきっかけは?小学校1年生のときから「進研ゼミ 小学講座」を受講していた宇高さんの長男・通吾くん。宇高さんは以前から、通吾くんに英語への興味を持ってもらいたいと考えていたそう。そんなとき<Challenge English>の案内が目に入ったと言います。学校でいきなり勉強として英語に触れると、通吾くんの性格上、自ら意欲を持って取り組めないのでは? と考えた宇高さん。「息子はもともとマイペースな性格なんです。自分が興味を持ったことには夢中になるけど、楽しめないと続かない。だから、デジタルレッスンでレベルをクリアしながら進めていく<Challenge English>は息子に合ってるんじゃないかな…と思いました。私は片づけや収納方法をアドバイスする仕事をしているのですが、その方法もそれぞれの人にあったやり方があります。それと同じで、学習方法にも子どもに合った方法があると思う。それを探して、親が選んであげられるといいですよね」■英語の「4技能」をバランスよく学べるレッスン早速、通吾くんが普段行っているタブレット学習の様子を覗かせてもらいました。<Challenge English>では、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランス良く学ぶことができます。1.「聞く」:英語特有の発音を聞き取れるように英語の会話を聞いて、内容に合ったイラストを選びます。吸収の早い子どもにとって、きれいな発音を繰り返し聞くことは何よりも大切。クイズ形式なので、自然と何度も挑戦している通吾くん。英語ならではの「音」も、聞き取れているようです。2.「話す」:きれいな発音を覚える会話フレーズを練習したり、ストーリーにそったフレーズをマネして発音したり。ヘッドフォンマイクで話した英語は、発音判定システムで即座に判定してくれます。画面の中にいる外国人の先生と実際に会話をしているように進むので、よりリアルな疑似体験ができます。通吾くんは、周りに人がいても気にすることなく(!)どんどん進めていました。いい判定が出るまで何度も挑戦しています。3.「読む」:耳で覚えた英語を読む力につなげる始めは単語から、そして長文まで。レベルに応じて、文章を読む力につなげます。耳から覚えた英語を読む力につなげられるよう、音声と合わせて学びます。読むと同時に音声を聞けるのがタブレットの魅力。通吾くんは「これはちょっと難しいなあ~」「こっちは簡単!」と、間違ったり正解したりしながら夢中で取り組んでいました。4.「書く」:混乱しやすい大文字・小文字を丁寧に書く力がつくと、英語の楽しみは格段に広がります。ここではタイピング機能を使ったレッスンで、子どもが混乱しやすい大文字・小文字も丁寧に教えてくれるので安心です。通吾くんは悩みながらも慎重にキーをタッチして、正解すると大よろこび!「アニメーションで動くキャラクターが登場して、ストーリー仕立てになっているなどの子どもが夢中になる仕掛けや、どんどん次に進みたくなるような動線がしっかりしているなと感じます。このゲーム形式が、楽しく続けられる理由ですね」と宇高さん。 <Challenge English>をWEB上で体験してみる しかも、親にとってうれしいのが<Challenge English>は、タブレット学習なので採点が必要ないという点。「学習内容や息子がどう感じたかが毎日メールで送られてくるので、助かっています。それぞれの技能が細かくレベル別になっているのも、進み具合が把握しやすくていいですね」■外国人講師との「オンライン会話レッスン」で実践!また、これまでに習ったことをオンライン会話レッスンで実践可能! 専門の指導をうけた講師が英語のみで対応します。好きな曜日・時間に予約でき、変更もOK。だから気負わず、自宅でリラックスした状態でレッスンを受けられるのだそう。「始める前は緊張していた息子でしたが、講師の先生が盛り上げるのが上手で安心しました。楽しく会話できたようで、本人の自信にもつながったと思います。息子は他にも習い事をしているので、送迎がないのは本当にありがたい。自宅でどういうふうに学んでいるのか確認もできるので、安心です」 レッスン内容を動画で見てみよう ■続けることが苦手だった通吾くんに変化が!実は通吾くん、学習の習慣化がうまくいっておらず、3年生に上がったとき一時的に成績が下がってしまったそう。「とにかく『続ける』のが苦手だったんですね。だから、15分という短い時間で楽しく学べる<Challenge English>は、学習の習慣化のいいきっかけになりました。今では、毎朝起きるとまず<Challenge English>で学んでいます。そのあと、計算や漢字のテキストをやるという朝学習が習慣になりました」当初は空き時間に学習するというスタイルでしたが、なかなか定着しなかったそう。それを朝学習にすると考えたのは、なんと通吾くん自身なのだそう! 毎日英語の学習を続けられていることが、他の部分にも良い影響を与えているのかもしれませんね。「英語はずっと続けていってもらいたいので、これからも無理なく楽しんでほしいです」そう語る宇高さん。長女の有咲ちゃんもときどき、通吾くんのタブレットを覗き込んでいるそう。そして、英語に限らず自宅学習を検討しているママに朗報が。「進研ゼミ 小学講座」でも<Challenge English>の一部のレッスンが利用可能。「話す」で紹介した<Challenge English>でも人気のスピーキングレッスン(音声認識を使った外国人講師との英会話疑似体験)を年に3回利用できるんです。4教科+英語を自宅で学べるようになるうえに、年に1回、受講費内でGTEC Junior Online(※)が受けられるので、4技能の実力を測ることができるようにもなります。(※ベネッセが提供する小・中学生のための英語4技能検定「GTEC Junior」をベースにした、簡便に4技能を測れるアセスメント)「娘も興味を持っているようなので<Challenge English>を受講する予定です。『進研ゼミ 小学講座』でもレッスンが利用できるようになるなら、まずそちらで試してみてもいいかなと考えています」話せるようになるためには、毎日続けることが大切な英語学習。お子さんはもちろん、親にもうれしい仕掛けがいっぱいの<Challenge English>なら、どんなご家庭でも無理なく英語に取り組めそうですね。 4月スタートのしめ切り日と受講費は?<Challenge English>を詳しく見る! 「進研ゼミ 小学講座」も追加料金なしで英語学習ができるように!>> PR:株式会社ベネッセコーポレーション
2018年02月19日子どもへの英語教育に関心が高まるなか、学校以外にも「子どもの英語教育」に関心を寄せている親は少なくないだろう。そこで、実際に子に英語教育を始めている人は何歳ごろから、どんな学習を選択しているのか?ママテナの独自インターネット調査で「英語教育の実施状況や、2020年の英語教育義務化に関する本音」を探った(調査期間:2018年1月19日〜1月23日、有効回答数:172人)。●約8割の親は、学校以外での英語教育の必要性を実感まず子どもがいる親を対象に「英語教育についての現状」を質問したところ、次のような結果となった。1位現在子どもの英語教育を行っている……51.8%2位現在は行っていないが、将来的には英語教育を行いたい……27.4%3位子どもの英語を行う予定はない……20.7%「現在子どもの英語教育を行っている」親がかなり多く、さらに「現在は行っていないが、将来的には英語教育を行いたい」と考えている親も含めると、実に約8割は学校以外の英語教育が必要だと考えているようだ。英語教育を行っている人、行いたいと思っている人にその理由を尋ねると、一番多いのは「将来、英語が必要な時代になり、少しでも働くうえで選択肢が増えればと思って習いはじめました」(30代後半)「将来英語は話せて当たり前な世のなかになると思うので」(30代後半)など、国際化社会への対応を視野に入れた理由だった。一方で「小学校から英語が必修となるため、早くから英語に慣らせたかった」(30代前半)といった、2020年よりスタートする小学生の英語教育義務化を見据えた回答も目立った。小学校3年生より英語教育がスタートし、5、6年には教科として成績もつくようになるという。また意外に多かったのは「本人が興味を持ったから」(40代前半)など、子ども自身が英語教育に興味を持ったケース。すでに英会話スクールに通う友だちがいたり、英語のアニメに触れたりする機会があると、自ら英語に興味を持つことも多いようだ。●すでに始めている人の半数は、3歳以下からスタート!では、子どもに英語教育を行っている親は、どういった学習方法を選んでいるのか?同調査では「将来的には英語教育を行いたい」親も含め、その内容について調査。結果は次の通りだ。1位英会話スクール、英語教室などに通う……69.4%(将来的に行いたい66.7%)2位英語の教材やラジオなどで家庭学習させる……36.5%(将来的に行いたい37.8%)3位ネイティブスピーカーや英語が得意な人と関わりを持たせる14.1%(将来的に行いたい26.7%)4位外国で暮らす、留学……3.5%(将来的に行いたい13.3%)圧倒的に人気なのは「英会話スクール、英語教室に通う」。ほか英語の家庭学習も根強い人気だった。さらに子どもに英語教育を行っている親と、将来的には英語教育を行いたい親を対象に、英語教育を始めた(始めたい)年齢についても調査。その結果は後述の通りだが、こちらは始めた年齢と始めたい年齢で、大きく結果が異なっている。・英語教育を始めた年齢1位0歳から3歳……52.9%2位4歳から6歳……29.4%3位10歳以上……11.8%4位7歳から9歳……5.9%・英語教育を始めたい年齢1位10歳以上……31.1%2位4歳から6歳……24.4%2位7歳から9歳……24.4%4位0歳から3歳……8.8%すでに始めている人たちの半数以上は0歳から3歳からスタート。52.9%のうち、言葉がほぼ話せない0歳から1歳で始めている人も、21.2%いた。これから始めたい人たちで一番多いのは「10歳以上」。どうやら英語教育は赤ちゃんの頃から始めている層と、小学校高学年以上に始める層で大きく分かれているようだ。●小学校の英語教育義務化は賛成も、授業内容に不安さらに2020年から始まる小学校の英語義務教育化についての率直な感想を尋ねた。「良いことだと思う。教室に通わなくても学校の授業で同等の教育ができたらとてもありがたいことだと思う」(30代前半)といった期待を持つ意見もあるが、かなり目立ったのは「英語の早期教育はいいと思うが、学校、教師によってレベルや内容に偏りが起こりそうで心配」(30代前半)、「良いと思う、ただ今までのような文法重視の英語教育はやめて欲しい」(30代前半)といった、早期英語教育は必要としながらも、教育内容に不安を覚える意見だった。今回の調査結果で実感したのは、学校の英語教育に期待が持てない親がとにかく多いこと。だからこそ英会話スクールや家庭学習などの英語教育への関心も高く、高い実施率となっている。そんな親たちの期待や子どもたちの努力が果たして、将来的な英語力向上に実を結ぶのか?できれば親子の想いや努力が、報われる結果となってほしい。(取材・文:高山惠編集:ノオト)
2018年02月18日子どもを習いごとに行かせなくても、自宅で英語環境を作って学ばせたいと考えるパパやママが増えています。家庭英語の学習教材では、特にセット教材に人気が集まっていますが、「ベスト」な教材は、それぞれの家庭で異なるもの。そこで今回は、代表的な英語教材の特徴を含めつつ、満足度の高い教材に出会うために押さえておくべきポイントをお伝えしていきます。■まずは2、3年後の到達目標を決めようまず、どのように買いそろえる教材を決めていけば良いのか、各家庭の英語目標レベルを定めます。例えば、下記のように個々の目標はさまざまです。・小学校の英語学習が始まる前に、苦手意識を作らせない・英語を十分に聞き取れる耳を育てる・定型表現のマスター~バイリンガルの基礎作りを行う「小学校の英語学習が始まる前に、苦手意識を作らせない」ことを目的にする家庭の場合、NHK Eテレ「えいごであそぼ」でおなじみのキャラクターやパペットたちが出てきて、遊びの要素が多い『 えいごであそぼプラネット(旺文社) 』などで遊びながら、様子を見てみましょう。一方、「不自由なく英語を聞き取れる耳を作る」以上のレベルを目指す場合、日本語交じりの教材では、必要な英語のインプット量の確保は難しくなってきます。系統だったカリキュラムの下、バランスの良い教材がそろえられている、英語のみのものを選ぶようにします。『 Worldwide Kids(ベネッセ) 』や、スモールステップでグレード別になっている多聴多読教材『 Oxford Reading Tree 』などから取り組むと、十分な基礎力を培っていくことができます。そこから定型表現のマスター、そしてバイリンガルの基礎作りへと広げていきます。■習得の近道は子どもの興味を伸ばしてあげることしかし、いくら親が頑張っても、子どもが英語にあまり興味がない場合はどのような教材選びをすれば良いでしょうか。英語の早期学習を始めるメリットは、「自然な英語の音、リズムへの慣れと体得」につきます。「英語時間の習慣化」という目的を、まずはクリアできることを目指しましょう。普段から、本より歌を楽しんでいるようであれば、セット教材にこだわらず、好きな分野の音楽教材を優先的した方が効果的です。実年齢に関係なく、英語への慣れを意識した『 Super Simple Learning 』や、定型表現を歌って踊って学ぶ『 Genki English!! 』のCDといった、手軽に取り組める教材を試してみてください。特に、歌は長期記憶にも役立ちますので、手始めには歌が一番です。英語そのものに慣れれば、後から学びの範囲を広げられるので、まずは焦らずに楽しい経験を増やしてあげましょう。■おすすめのCD/DVDの聞き流し、掛け流し教材最後に、かけ流し教材としておすすめなのが、0歳から始める場合、『 エンジェルコース(アルク) 』は音声のインプット量も十分で万人向けです。しかし、10ヶ月を過ぎる頃から、どんなに良い教材を使っても、一方的な聞き流しだけでは、教材の購入費、および英語にかける時間に対して、子どもの英語力の伸長が期待できなくなるため、「聞き流しだけ」というのはおすすめできません。英語は言葉であり、生きたかかわりを通してしか学ぶことができないのです。まずは、1日に20~30分くらい英語の時間がとれれば十分。平日は、車の中で、歌を聞きながら歌う、寝る前に一緒に英語の絵本を開いたり、週末にDVDや動画をみて、アクティビティを一緒に楽しんだり…。英語とのふれあい方を工夫すれば、両親がフルタイムで働いている場合でも、家庭英語教育を続けることは可能です。親子の関わりの中で、一緒に学ぶ喜びを共有できる教材に出会えると良いですね。
2018年01月19日