好感度CMのトップ、au「三太郎」シリーズから“浦ちゃん”こと浦島太郎を演じる桐谷健太が自ら三線を弾き語り、甘い歌声を披露して話題を呼んでいる。“浦ちゃん”といえば、「三太郎」の中でもツッコミキャラ。松田翔太、濱田岳の桃太郎、金太郎にツッコミを入れて大笑いしている印象が強かったが、本CMでは一変。菜々緒演じる乙姫への想いを、「涙そうそう」などで知られる「BEGIN」が手がけたオリジナル楽曲「海の声」に乗せ、切なく歌い上げている。そのCMはYouTubeで公開後、2週間で再生回数100万回を突破、8月1日現在で130万回を超えている。そこで、今回は、普段のイメージはひと味違う“キャラ変”を楽しむCMをピックアップしてみた。まず、現在公開中の『バケモノの子』で主人公・九太の青年期の声を務めている実力派若手俳優の筆頭株、染谷将太だ。9月公開の鬼才・園子温監督&脚本による、ちょっぴりエッチな青春妄想グラフティ『映画 みんな!エスパーだよ!』で超能力に目覚めた高校生・嘉郎を演じるほか、山崎貴監督『寄生獣』では“ミギー”なる寄生生物と共存する主人公や、石井岳龍監督のロック映画『ソレダケ/that’s it』で“激走”する若きホームレス、『バクマン。』では佐藤健&神木隆之介の最強ライバルマンガ家を演じるなど、今年も個性派として大活躍。そんな彼が、オーバーオールの短パン姿で「どこでとれたの唄」をコミカルに歌い踊るコカコーラ「Toreta!」は、ある意味、衝撃的!?去年のいまごろは、園監督の『TOKYO TRIBE』で流暢な英語のラップを披露していたのだが…。このCMで新たな姿を見せてくれる染谷さんは、要チェックだ。衝撃といえば、インパクト大なのが日清「カップヌードル」だ。佐藤健が戦隊ヒーローや巨大ロボットなど17変化に挑戦した「STAYHOT ウマい篇」に続く「STAYHOT かわいい篇」では、角川映画40周年記念作品『セーラー服と機関銃 -卒業-』の主演にも抜擢された、“千年に一人の逸材”の橋本環奈が登場する。カップヌードルをひと口食べるや、「この味、カップヌードル超かわいい!」と、瞳がキラリッと光る橋本さん。「麺かわいい! エビかわいい! お湯かわいい! もう全部かわい!」と言いながら、白いフォークを手にフリフリのミニ、赤のハートマークがポイントのブーツで、さながら魔法少女系アイドルに変身し、最後には投げキッスと、“世界一かわいい”リアクションを見せている。さらに驚くべきは、そんな橋本さんとはキャラ的に真逆といえる“親分”梅宮辰夫が、ゴルフの練習の合間にカップヌードルをひと口食べ、全く同じリアクションをしていること!魔法少女のような衣装はもちろん、ロマンスグレーの髪にはしっかり、かわいいエビが!さらにラストの投げキッスまで同じ、という衝撃的な大変身には、目が釘付けになることまちがいなし。また、現在、おなじみキャラたちの“実写化”CMも相次いでいる。日本テレビ系「ZIP!」の「MOCO’Sキッチン」で、オリーブオイル使いの料理人としても知られる速水もこみちが扮するのは、日清「出前一丁」の“出前坊や”。イケメンな素顔はそのままに、金髪に赤鼻、白いはちまきに水色の法被姿という実写版“出前坊や”となって、オリーブオイルではなく、ごまラー油を十分な高さから華麗に注ぐ姿は、見事な包丁さばきも含めて必見だ。そして、誕生から41年、明治のスナック菓子「カール」でおなじみ、麦わら帽子をかぶり口ヒゲを生やした“カールおじさん”が、まさかのイケメンになって実写化された。WEBのスペシャルムービー「UNCLE KARL」で、腕立て伏せを欠かさないクールな佇まいの実写版“カールおじさん”に扮するのは、『駈込み女と駆出し男』でダメな色男を好演した武田真治。動画では自慢のサックスも披露しており、その振り幅大きすぎる“カールおじさん”のイメチェン(?)には、驚愕の声が続出している。一方、「激似」とネットを騒がせているのは、フィギュアスケーター・織田信成が扮する“カイジ”。織田さんが、藤原竜也主演で実写映画化もされた人気マンガの主人公・カイジに扮したコロプラのスマートフォン向けアプリ「東京カジノプロジェクト」からは、2本のCMとメイキングが公開されている。第1弾CMで見事ルーレットが的中、涙を浮かべ「僥倖(ぎょうこう)ー!」と叫ぶ“織田カイジ”の姿は、その鼻と顎のトンガリ具合から目尻のシワの感じまで、そっくりと評判。泣き虫キャラとして知られる織田さんの、“ハマリ”役となっている。あなたもCMから、お気に入りキャラを見つけてみて。(text:cinemacafe.net)
2015年08月04日女優の神楽坂恵らが3日、東京・内幸町のイイノホールで行われた映画『みんな!エスパーだよ!』(9月4日公開)の完成披露試写会に出席し、上映前に舞台あいさつを行った。超能力研究の第一人者・浅見教授を演じた安田顕は欠席だったが、冒頭ではスクリーンにメッセージ映像が映し出された。安田は「昨日飲み過ぎましてね。イイノホールにたどり着けませんでした」と笑いを誘うと、「みんな! エスパーだよ!」の掛け声で本作でメガホンを取った園子温監督をはじめ、劇中衣装に身を包んだ主要キャスト(染谷将太、真野恵里菜、池田エライザ、マキタスポーツ、深水元基、柾木玲弥、高橋メアリージュン、神楽坂恵)が登場した。浅見教授の助手・秋山多香子役を演じた神楽坂は、現場で"ギリギリまで頑張ったこと"について、「ずっと安田さんと一緒でした」と語りはじめると、スクリーンには神楽坂の谷間を凝視する安田の劇中シーンが映し出され、観客は大笑い。「ずっとこうではないですけど」と否定しながらも、「みなさんが思っている以上にこれはだいぶ距離が近い。凝視されると笑っちゃうので遠くを見るようにしていました」とその写真に笑顔で説明を加えた。また、その安田と共演シーンが多く、時には待ち時間もあったことから、自然と会話も増えたという。待機時間が長くなりがちだった主な原因は、2人以外の妄想シーンなど。しかし、神楽坂にとっては「生い立ちからいろいろとおしゃべりをして。充実した時間を過ごさせていただきました。(安田さんのことが)結構分かりましたし、私のことも聞いていただきました」と貴重な機会だったようだ。本作は、漫画家・若杉公徳の同名漫画を原作に、2013年4月よりテレビ東京で連続ドラマ化された『みんな!エスパーだよ!』の劇場版。映画では、主人公・鴨川嘉郎(染谷将太)らエスパーたちが能力に目覚めた理由が明らかになるとともに、チームエスパーが迫りくる世界危機に立ち向かう姿が妄想混じりで描かれる。
2015年08月04日女優の真野恵里菜らが3日、都内で行われた映画『みんな!エスパーだよ!』(9月4日公開)の完成披露試写会に出席し、上映前に舞台あいさつを行った。本作は、漫画家・若杉公徳の同名漫画を原作に、2013年4月よりテレビ東京で連続ドラマ化された『みんな!エスパーだよ!』の劇場版。映画では、主人公・鴨川嘉郎らエスパーたちが能力に目覚めた理由が明らかになるとともに、チームエスパーが迫りくる世界危機に立ち向かう姿が妄想混じりで描かれる。この日は本作でメガホンを取った園子温監督のほか、登壇した主要キャスト(染谷将太、真野恵里菜、池田エライザ、マキタスポーツ、深水元基、柾木玲弥、高橋メアリージュン、神楽坂恵)は全員が劇中衣装という気合の入れよう。テレビシリーズから浅見紗英役で出演している真野も、「連ドラからついに映画まで出来ました。この格好でみんなと一緒に皆さんの前に立てていることがとても幸せです」と感慨深げにあいさつした。また、撮影で「ギリギリまで頑張ったこと」については、「エスパーでは注目の1つというか…パンチラですかね」とシリーズでおなじみの演出を恥ずかしそうに挙げ、「この作品は男子目線でのストーリー」と説明。「下ネタで盛り上がっている男子に対してちょっと拒否反応があったというか」と連ドラ当初の心境を告白し、撮影を通して「スカートがめくれてそこにカメラが行くのは男子の視線なんだろうな」「男子の青春ってこれなのかな。心に余裕が持てるようになったというか、それが健全なんだなって」と受けとめ方が変わったという。しかし、司会者から「器が大きいですね」と褒められると、「そう思わないとできないんですよ!」と思わず本音を吐露していた。
2015年08月03日女優の高橋メアリージュンらが3日、都内で行われた映画『みんな!エスパーだよ!』(9月4日公開)の完成披露試写会に出席し、上映前に舞台あいさつを行った。この日は本作でメガホンを取った園子温監督をはじめ、劇中衣装で主要キャスト(染谷将太、真野恵里菜、池田エライザ、マキタスポーツ、深水元基、柾木玲弥、高橋メアリージュン、神楽坂恵)が集結。高橋が演じるのは、主人公・嘉郎(染谷)の高校に赴任してきたセクシー美人英語教師・ポルナレフ愛子役で、劇中ではボディラインが際立つ服装で、生徒をはじめ周囲の男性陣を虜にする。その衣装に身を包んで登壇した高橋は、観客を前に「どんなキャラクターかは見たら分かりますので」と控えめながらも色っぽくアピール。それぞれが撮影中に「ギリギリまで頑張ったこと」を振り返る中、高橋は「今日も着ていますが、際どい衣装をいくつか着させていただきました。今までになかったので…」と露出度の高い衣装に触れた。司会のテレビ東京・松丸友紀アナに衣装の感想を求められたマキタスポーツは「メアリーさんは美しい」と褒める一方、競輪の新田康仁選手と結婚した松丸アナを「旦那さんと性生活がすごいでしょ? 競輪選手ってすごいんですって?」と下ネタでイジって会場の笑いを誘っていた。本作は、漫画家・若杉公徳の同名漫画を原作に、2013年4月よりテレビ東京で連続ドラマ化された『みんな!エスパーだよ!』の劇場版。映画では、主人公・鴨川嘉郎らエスパーたちが能力に目覚めた理由が明らかになるとともに、チームエスパーが迫りくる世界危機に立ち向かう姿が妄想混じりで描かれる。
2015年08月03日モデルで女優の池田エライザらが3日、都内で行われた映画『みんな!エスパーだよ!』(9月4日公開)の完成披露試写会に出席し、上映前に舞台あいさつを行った。池田が演じるのは、主人公・嘉郎(染谷将太)の幼なじみで、ヤンキー女子高生の平野美由紀。現在、女性ファッション誌『CanCam』(小学館)の専属モデルを務め、過去には『高校デビュー』(11年)や『絶叫学級』(13年)などの映画に出演した。今回、本作で園子温監督にヒロインとして抜てきされ、シリーズでおなじみの演出となっているパンチラにも「池田"エロ"イザ解禁します」と気合を入れて現場に臨んだという。この日は園子温監督をはじめ、劇中衣装の主要キャスト(染谷将太、真野恵里菜、池田エライザ、マキタスポーツ、深水元基、柾木玲弥、高橋メアリージュン、神楽坂恵)が勢ぞろい。それぞれが「ギリギリまで頑張った撮影」を振り返る中、池田は「際どいシーンを体当たりで頑張りました」と胸を張った。背後のスクリーンには、その例として染谷への"ミニスカ跳び蹴り"写真が映し出された。ざわつく観客を前に「ひどいよね!?」と共感を求め、「際どいかどうかは皆さんの判断になりますが、人によっては"アウトなんじゃないか"というところまで頑張りました」とコメント。現場では染谷からの「大丈夫だよ」という言葉を信じ、「心置きなく」跳び蹴りをお見舞いしたという。本作は、漫画家・若杉公徳の同名漫画を原作に、2013年4月よりテレビ東京で連続ドラマ化された『みんな!エスパーだよ!』の劇場版。映画では、主人公・鴨川嘉郎らエスパーたちが能力に目覚めた理由が明らかになるとともに、チームエスパーが迫りくる世界危機に立ち向かう姿が妄想混じりで描かれる。
2015年08月03日『映画 みんな!エスパーだよ!』の完成披露試写会が8月3日(月)に開催され、染谷将太、池田エライザ、真野恵里菜、マキタスポーツ、深水元基、柾木玲弥、高橋メアリージュン、神楽坂恵、園子温監督が舞台挨拶に登壇。映画さながら下ネタ連発の暴走ぶりを見せた。若杉公徳の人気漫画の実写版で、2013年に深夜枠で放送された連続ドラマの劇場版。園監督の故郷である愛知県東三河を舞台に、ある日、突然エスパー能力に目覚めた者たちが、世界の平和のために戦う姿をエロとコミカルを交えて描き出す。この日、キャスト陣は全員、劇中の衣裳で登場し、「楽しむダニ!」「見りんね!」などセリフにもある三河弁を交えて挨拶。さらに今回の映画で頑張ったポイントをアピールした。真野さんはパンチラのシーンに言及し「連ドラのときは下ネタで盛り上がっている男子に拒否反応があったけど、ドラマを経験して男子の青春っててこれなんだ…と思うようになりました。そう思わないとやってられない!」と苦笑。マキタさんは真野さんの発言を受け、男子代表として“パンチラ=男のロマン”という声について「そうなんです!」と堂々と宣言し会場からは期せずして拍手がわき上がる。ここから徐々にトークはエロ&下ネタ方向に暴走!マキタさんは自身のアピールポイントとして「今回の映画で腰を振るにあたって体力づくりと筋トレをして臨んだ」と語り、これに園監督が「この間、双子が生まれたから、その間に腰を振ってて…」とさらに話題は下世話な方向へ…。高橋さんのきわどい衣裳について感想を求められると、マキタさんはなぜか司会のテレビ東京の松丸友紀アナウンサーをイジリはじめ、松丸アナの夫が競輪選手の新田康仁であることに触れ「ダンナさんが競輪選手だとすごい性生活なんでしょ?」「週何回くらい?」などと全くオブラートに包むことなく面と向かってセクハラ発言を連発し問いただす。これには松丸アナもタジタジで、女性キャスト陣も苦笑を浮かべていた。『みんな!エスパーだよ!』は9月4日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月03日元AKB48研究生で女優の冨手麻妙(とみて・あみ=21)が1日、東京・新宿武蔵野館で行われた映画『闇金ドッグス』の初日舞台あいさつに出席した。本作は、ヤンキーアクション映画『ガチバン』シリーズの組員・安藤忠臣を主人公とした物語。冨手が演じるのは、地下アイドルユニット"けろリズム"の姫野えりな役で、アイドルとして売れることを夢見るも、津田寛治演じる悪徳事務所社長から金銭を要求され、ついには闇金に手を出してしまう役どころとなっている。2009年にAKB48の第8期研究生オーディションに合格して芸能界デビューを果たすも、同年12月に卒業した冨手。翌年の復帰後はグラビアアイドルを中心に活動しながら舞台で演技を磨き、今年は園子温監督作に3作連続で出演するなど注目を集めている。この日は冨手のほか、山田裕貴、高岡奏輔、津田寛治、青木玄徳、土屋哲彦監督が出席。司会を務めたプロデューサーが冨手に「本当にリアルなアイドルに見えましたが、ワケがあるんですか」としらじらしく質問すると、場内からは笑い。冨手は「なんで言ってくれないんですか」とツッコミを入れながら、「台本を読んだ瞬間に『これだ!』と思いました」と自身と役柄を重ねたことに触れた。また、「借金をしたことはないですが」と前置きした上で、「アイドルの世界を生々しく描いている作品は今まで見たことがありませんでしたし、これは絶対にやりたいという思いで撮影にも挑ませていただきました」と撮影前の意気込みを振り返った。また、撮影で苦労したこととして「けろリズムのポーズ」を挙げ、片手でその指サインを披露。登壇者からは「(楳図かずおの)"グワシ"に似ている」との指摘もあり、冨手が「監督からの指示でやりました。踊りとか歌よりもこれが一番難しかったです」と語ると、土屋監督は「特に意味はありません(笑)。衣装合わせの時にふと思いついて」と説明。登壇者たちは「難しいな…」などとつぶやきながら、見よう見まねで"けろリズムポーズ"を再現していた。イベントの締めくくりには全員並んでのフォトセッションの時間が設けられ、カメラマンからはこの"けろリズムポーズ"の要求。登壇者たちは快く応じながらも「指痛い」などと苦労する姿に、客席から笑いが起こっていた。
2015年08月01日元AKB48で歌手の板野友美が、俳優・染谷将太主演の園子温監督作『映画 みんな!エスパーだよ!』(9月4日公開)にカメオ出演していることが30日、明らかになった。本作は、漫画家・若杉公徳の同名漫画を原作に、2013年4月よりテレビ東京で連続ドラマ化された『みんな!エスパーだよ!』の劇場版。映画では、主人公・鴨川嘉郎(染谷将太)らエスパーたちが能力に目覚めた理由が明らかになるとともに、チームエスパーが迫りくる世界危機に立ち向かう姿が妄想混じりで描かれる。嘉郎らチームエスパーの憩いの場、喫茶シーホースのご近所のスナック店員・エリ役で出演する板野。自分たちが世界を救うヒーローかもしれないことを知ったエスパーたちが開く"エスパー・パーティー"のシーンに登場する。本作は、池田エライザや高橋メアリージュンをはじめ、華やかな女性キャスト陣が着こなすセクシー衣装でも話題となっており、板野も大胆なミニスカート姿を披露し、チームエスパーの面々を魅了する。今回の板野の出演は、園監督からの直接オファーがきっかけ。園組初参加の板野は「監督の映画のファンだったので、今回作品に参加させていただき、とてもうれしく思います。ちょっと過激なところも多いですがすごく見応えある作品です!皆さんもたくさん笑って観てください」とコメントを寄せている。(C)若杉公徳/講談社(C)2015「映画 みんな!エスパーだよ!」製作委員会
2015年07月31日ヤングマガジンで連載され人気を博し、2013年4月よりテレビ東京「ドラマ24枠」で連続ドラマ化され、若杉公徳原作コミック「みんな!エスパーだよ!」。9月4日(金)より公開となる劇場版『映画 みんな!エスパーだよ!』に、板野友美がカメオ出演していることが明らかとなった。突然人の心の声が聞こえるようになった鴨川嘉郎は、運命の出会いを夢見る高校2年生、童貞。時を同じくして、悪のエスパーによる人類滅亡の序章“世界エロ化計画”が始まる。超能力研究者の浅見教授は、嘉郎と同じく超能力に目覚めたエスパーたちを招集する。能力覚醒の驚愕の事実と、迫りくる世界危機の阻止を命じるのだった。ところが、テレパシー、テレキネシス、テレポーテーション、透視といった彼らのすごい能力は、エロいことにしか機能しない。果たしてこれで、世界の危機を救えるのか…?突如、超能力に目覚めた高校2年生、鴨川嘉郎らエスパーたちの友情と戦いを描いた本作には、主人公・嘉郎役の染谷将太を始め、池田エライザ、真野恵里菜、マキタスポーツ、深水元基、安田顕、神楽坂恵らが出演。さらに、映画版オリジナルキャラクターとして、高校の新任英語教師、ポルナレフ愛子役に高橋メアリージュンが抜擢された。今回、カメオ出演が判明した板野さんは、嘉郎らチームエスパーの憩いの場、喫茶「シーホース」のご近所のスナック店員・エリという役どころで出演。自分たちが世界を救うヒーローかもしれないことを知ったエスパーたちが開く“エスパー・パーティー”のシーンに登場する。今回、園子温監督からの直接の出演オファーがきっかけだそう。園組初参加となる板野さんは「園子温監督の映画のファンだったので、今回作品に参加させていただき、とても嬉しく思います。ちょっと過激なところも多いですが凄く見応えある作品です!みなさんもたくさん笑って観てください」と喜びのコメントを寄せた。女性キャストが着こなすセクシーな衣装が話題の本作だが、板野さんも大胆なミニスカート姿を披露し、チームエスパーの面々を魅了したという。いったい板野さんは園監督の作品でどのような表情を見せてくれるのか?ますます公開が楽しみだ。『映画 みんな!エスパーだよ!』は9月4日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月31日きちみ製麺はこのほど、白石温麺「幸村の願い」(税込476円)を数量限定で発売した。同社は宮城県白石市に位置しており、400年の歴史を持つ白石温麺(うーめん)を製造・販売している。白石温麺は油を使用しない手延麺の製法による麺で、通常のそうめんに比べてひと回り太い。そのためコシが強く、舌触りがよいという。また長さは9センチと短いため、茹(ゆ)でやすく食べやすいのも特徴とのこと。今回販売を開始した同商品は、真田幸村とその娘・阿梅(おうめ)、白石城主の片倉小十郎公をイラストに使用した白石温麺のセット。イラストに描かれた「片倉小十郎公」は、仙台藩・白石城の主であり「白石温麺」という名称の名付け親でもある。「真田幸村」は、今から約400年前の大阪夏の陣で、片倉小十郎とは敵同士だった。激戦の末、自らの死を覚悟した幸村は片倉小十郎を知勇の兼備の将と見込み、娘の「阿梅(おうめ)」らの後事を託したという歴史がある。同商品には、真田幸村と片倉小十郎のイラストを描いた白石温麺各1束と、梅パウダーが入った阿梅姫柄のピンク色の温麺1束が入っている。3食分一緒に茹でれば白とピンクのコントラストが鮮やかな温麺に仕上がるという。冷やしでも温めてもおいしく食べることができるとのこと。同社直営売店、インターネット通販、各種販売店にて3,000袋限定で販売している。
2015年07月30日園子温が監督、染谷将太が主演を務める『映画 みんな!エスパーだよ!』。このほど、9月4日(金)の公開前日の9月3日(木)に、キャスト、監督、そして、本作の世界観を彩るアーティストが集結する公開前夜祭「エスパーナイト」が開催されることが決定した。突然人の心の声が聞こえるようになった鴨川嘉郎は、運命の出会いを夢見る高校2年生、童貞。時を同じくして、悪のエスパーによる人類滅亡の序章“世界エロ化計画”が始まる。超能力研究者の浅見教授は、嘉郎と同じく超能力に目覚めたエスパーたちを招集する。能力覚醒の驚愕の事実と、迫りくる世界危機の阻止を命じるのだった。ところが、テレパシー、テレキネシス、テレポーテーション、透視といった彼らのすごい能力は、エロいことにしか機能しない。果たしてこれで、世界の危機を救えるのか…?ヤングマガジンで連載され人気を博し、2013年4月よりテレビ東京の「ドラマ24」枠で連続ドラマ化され、大きな話題を呼んだ若杉公徳の原作漫画の映画化『映画 みんな!エスパーだよ!』。このほど開催が決定した前夜祭イベント「エスパーナイト」には、園子温監督をはじめ、染谷将太、池田エライザ、真野恵里菜、マキタスポーツ、柾木玲弥、神楽坂恵といった主要キャストをはじめ、映画版オリジナルキャラクターをセクシーに演じた高橋メアリージュン、冨手麻妙、サヘル・ローズ、今野杏南、星名美津紀、篠崎愛、清水あいり、星名利華ら豪華キャストが勢ぞろいして登場することが決定。さらに、マキタスポーツによるスペシャルユニット「永野輝光&マキタスポーツpresents Fly or Die」や、テレビシリーズのエンディングテーマを担当した石崎ひゅーいのLIVE参戦も明らかに!また、追加ゲストアーティスト参加の可能性もまだあるという。当日は入場者プレゼントやオリジナルグッズの販売を予定。豪華キャスト&アーティストによるトークにライブと、かなりの盛り上がりを見せることは必須。映画から派生した異色のイベントとしても、大きな注目を集めそうだ。『映画 みんな!エスパーだよ!』公開記念「エスパーナイト」は9月3日(木)18:30より新代田FEVERにて開催。『映画 みんな!エスパーだよ!』は9月4日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月27日6月27日に公開された映画『ラブ&ピース』のトークイベントが20日、東京・TOHOシネマズ新宿にて行われた。本イベントには、本作で監督・脚本を務めた園子温監督と、型破りな手法のドキュメンタリー・ディレクターで映画監督の経験もある田原総一朗氏という、新旧鬼才の2人が登壇。本作に込められた「現代日本への想い」についてクロストークが繰り広げられた。劇中の冒頭シーンで、バラエティ番組の司会者として本人役で出演、映画への出演は5年ぶりとなる田原氏。「映画を見たらとにかくバカな役で。マスコミのバカの誇張みたいだった」と自身が演じた役を振り返りながら「最初はどういう役か分からなくて頼まれて出たけど、ああいう役だと知っていたら断っていたと思う」とブラックな発言で会場を沸かせていた。園監督は、田原氏との撮影について「現場で『次は何をやればいいんだ』って怒鳴られてタジタジだった」と撮影裏話を披露。「いろんな役者と仕事したけれど、田原さんほど現場で怖い人はいない。めちゃくちゃ疲れたのを覚えている」とカミングアウト。しかし、「怖かったけど『冷たい熱帯魚、面白かったよ』って言われたのがうれしかった」と胸中を語った。続けて田原氏は「最後はカメちゃんゴジラみたいだったね。すさまじい話だけど、可愛い映画だよね」と本作を評しつつ、「西田(敏行)さんが出てくる(地下世界の)ファンタジーの部分がいいですね」と絶賛。さらに園監督に「下水道にファンタジーの世界を作ったことについては?」と質問すると、園監督は「(脚本を書いた)25年前は東京がバブルで浮かれていた頃、すぐに浮かれる日本人への皮肉だった」と当時を振り返り、「今は東京オリンピックを前に、目の前の問題を無視して、蓋をしてという世界。棄民の象徴として下水道のシーンがある」と、捨てられた人形たちが暮らす下水道の世界に込めた思いを吐露した。また園監督は、西田が演じる謎の老人が福島弁であることについて「捨てられたものを語るときは福島弁にしたいと、いろんな風に取れるようにした」と現代の日本に込めたメッセージを説明。さらに「25年前は夢の島の風景から始まったけど、今それが無くなっちゃって」「撮影をした2013年に、2015年の設定にすれば東京オリンピックに向けてスタジアム建設が始まるんじゃないかと。そうしたら、今本当にそうなっている」と話すと、田原氏も現実に起きている問題になぞらえ「実際大騒ぎだね」と大きくうなずいた。客席からの質問では「怪獣映画にしようというのは25年前から決めていた?」と寄せられ、園監督は「これを商業映画デビューにしようと決めていた」と回答。「等身大の青春映画が多くて。じめじめしたのが好きじゃなくて、スケールのデカい怪獣映画でデビューしようと決めていたけど、まさか25年もかかるとは思わなかった」と苦笑いだった。園監督や田原氏へ質問が終わると、劇中に出てくるカメのラブちゃんがゲストとしてステージに登場。すると田原氏はラブちゃんに「演じた感想は?」とすかさずインタビューをしたり、質問をした観客に「どの辺で一番泣いた?」など逆質問をしたり、終始田原節炸裂の状態だった。最後に園監督は「田原さんとは、これ以上現場で緊張することはないくらいに緊張して、終わって放心状態になったんですけど、(出演を)快諾していただけてうれしいです」と感謝の気持ちを述べ、「また出てください」と次回作へのオファーをさりげなく切り出し、トークイベントは盛況のうちに幕を閉じた。『ラブ&ピース』は、怪獣特撮映画の要素を取り入れながらも、「愛」をテーマに描いた感動と涙のラブストーリー。『ヒミズ』『冷たい熱帯魚』などでヴェネチア映画祭ほか海外映画祭で高い評価を受け続ける園監督がメガホンを取り、第59回ベルリン国際映画祭カリガリ賞・国際批評家連盟賞を受賞した『愛のむきだし』以来となる、直球で愛を描いている。(C)「ラブ&ピース」製作委員会
2015年07月27日公開初日を迎えた映画『東京無国籍少女』の舞台あいさつが25日、東京・新宿バルト9で行われ、主演の清野菜名をはじめ、田中日奈子、吉永アユリ、花影香音、押井守監督が出席した。アニメ界の巨匠、押井守監督がメガフォンをとった本作は、園子温監督の映画『TOKYO TRIBE』でヒロインを好演した清野菜名を主演に抜てき。とある女子美術高等専門学校を舞台に、心身ともに傷を負った少女・藍(清野)の日常が音を立てて崩れ始める姿を描く。押井監督がこれまで避けてきた悲惨な暴力や性的描写を解禁するなど、野心に充ちた作品となっている。本作で映画初主演を果たした清野は「初主演ということで、自分自身プレッシャーと不安もありましたが、監督やスタッフ、キャストの皆さんに支えられて最後まで藍を演じることができました」と周囲に感謝の言葉。押井監督については「第一印象は声が小さい(笑)。現場に入ったらマスクをされていて、頑張って口元を見ながら言葉と照らし合わせましたが、分からなくて『もう1回お願いします!』と繰り返してました(笑)」と苦笑いを浮かべるも「分からないことがあったら監督に何でも聞き、理解するまで何度も何度も説明してくれました。分かりやすかったし納得して演じられました。アクションシーンは自分で見てもビックリするぐらいカッコ良いと思いましたね」と満足げだった。そんな清野を主役に抜てきした押井監督は「この作品は清野くんじゃなかったら出来ませんでした。役者さんはセリフを欲しがりますが、清野くんは構えた時が様になる。若い人は難しかったりしますが、清野くんにそういう不安は全く感じませんでしたね」と絶賛。続けて「初めて主演をやってもらった人は何となく一生つきまとう。また一緒にやりましょう」とラブコールを送ると、清野も「私も撮影している最中に監督の魅力に引き込まれました。また別の作品でご一緒できたらと思ったので、これからもよろしくお願いします」と返して押井監督を喜ばせていた。
2015年07月26日●セリフを覚えることの苦手意識急激に人気が高まった時に使われる「ブレイク」という言葉は、定義が特に明確ではないために、軽はずみに使うと疑問視されることがままある"要注意ワード"とも言える。清野菜名という女優に会ったのは約1年前だが、「仕事量」を基準に当時と今を比較して考えるとすれば、ブレイクした若手女優の1人として挙げられるのではないか。現に、今回のインタビューはタイトな撮影スケジュールの合間を縫って行われ、1度の再調整を経てやっと取材に漕ぎ着けた経緯がある。ところが、朝から複数社の取材を受ける中、われわれのインタビュー後の撮影では昨年にも増して元気いっぱいに走り回ってくれた。大抜てきの園子温監督作『TOKYO TRIBE』が公開されたのが昨年8月。そこから『少女は異世界で戦った』、『虎影』などの出演映画が公開され、今後は『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』などの待機作も。ドラマも『素敵な選TAXI』、『ウロボロス~この愛こそ、正義。』のほか、『LOVE理論』ではヒロイン役など次々と出演オファーが舞い込んだ。そして、有村架純、山崎賢人、東出昌大、窪田正孝といった今を時めく同世代の俳優と肩を並べて、『永遠のぼくら sea side blue』に出演したのも記憶に新しい。この勢いに乗って清野が初の主演映画『東京無国籍少女』(7月25日公開)に挑む。『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』(2008年)などで知られる押井守監督がメガホンを取った作品で、とある女子美術高等専門学校を舞台に展開されるスリラー作品。清野は事故で心身に傷を抱えた天才アーティスト・藍を演じ、ラスト15分では銃剣などを駆使した激しいアクションが巻き起こる。本作のキャッチコピー「なぜ、いまここにいる」を今の彼女にぶつけてみたところ、「ブレイクの陰」にあった意外な事実を知ることができた。○初日まで不安だった押井守監督の現場――最近はとてもお忙しそうですね。以前、体を動かさないとストレスが溜まるとおっしゃっていましたが、大丈夫ですか?休日とアクロバットの練習の日があまり重ならなくて。そういえば、2~3カ月ぐらいは行っていません。最近は友だちにダンスを教えてもらったりしています。まだ初心者なんですけどね(笑)。――インスタグラムではカラオケを熱唱している動画がアップされていましたが、すごい弾けぶりですね。そういうところでストレスを発散しています(笑)。でも発見もあって、やっぱり友だちと会うのは大切なことというのに気づくことができました。以前は、ほとんど遊びたいという欲がなくて、誘われてもなるべく行かないようにしていたくらいで。――単独では初主演と聞いて少し意外な気もしました。本人としては待ちに待ったという感じですか。自分としてはまったく意識していません。むしろ、まだこんなに経験が浅い私でいいのかという心配の方が…。でも、アクションがあると聞いて、自分にしかできないものにしようと決意しました。台本にはそこまで細かく書いていなくて、プロットがおおまかに書いてあるだけ。監督からは、それが「完成」と言われていて、「あとは現場の照明や空気感を見ながら1時間25分の映画にしたい」と言われました。私はアドリブが苦手なので、家で台本を読んで気持ちを作っていくことが多いのですが、現場でアドリブとか求められたらどうしようという不安をまず感じました。そういう撮影の仕方は初めてだったので、 どうなっていくのか想像がつかなかったです。でも、その不安も初日まで。藍の気持ちで分からないところがあればその場で聞いて、監督は納得するまで教えてくださいました。それでも分からない時はまた聞く、その繰り返し。監督とそうやって積極的にコミュニケーションを取るのも初めてだったので、一緒に映画を作っている実感がわきました。――以前、アクションは"見た目"を意識しているとおっしゃっていましたが、今回のアクションシーンにおいて、その点いかがですか。練習は全部で3日しかできませんでした。初日はアクション監督が私がどれくらいできるのかを判定する日で基礎練習。2日目はほふく前進や銃の扱い方などの練習。最終日が立ち回りの練習でした。『TOKYO TRIBE』のようなアクションは今まで自分がやってきたものに近いので覚えやすいですが、今回は初めて習っている感じで大変でした(笑)。『TOKYO TRIBE』は自分の素手での打撃で的も大きい。今回は首の動脈や足の腱など小さな的に向けての動きなので、実戦的なアクションがとても多かったです。銃剣も初めて手にして、監督からは「全く体になじんでない」と言われたので、悔しくて家まで銃を持って帰ってずっと練習していました。○運命を変えた園子温監督――本作のキャッチコピーの一文で「なぜ、いまここにいる」は、藍の気持ちを表すと同時に、現実世界のわれわれも常々考えていることです。ご自身に置き換えて思うことはありますか。『TOKYO TRIBE』がなかったら…この仕事を辞めていたかもしれません。その時期(2013年夏ごろ)は仕事がなさすぎて、精神的にも追い込まれていました。卒業してもいつまでも高校生気分で、夏になったら「夏休み」という感覚で。仕事がないんだったら、1カ月ぐらい実家(愛知県稲沢市)に帰ろうかなと思っていました。1度は落ちたオーディションに受かったことで、そこから何かが変わりました。何よりも仕事に対する自分の気持ちが一番変わったと思います。――出演作が増えると、撮影時期が重なる作品も出てくると思います。それまでには味わったことがない経験だったのでは。セリフを1文字も間違えないように"縛り"みたいなものを自分で作ってしまった時期があって、セリフを覚えることへの苦手意識がどんどん強くなりました。『東京無国籍少女』はセリフがあまりなかったので、そういう心配はありませんでしたが、同時期に重なっていた仕事がとんでもないセリフの量で。それを1日で覚えないといけない時には、かなり追い込まれました。●凱旋舞台あいさつで号泣――今年3月3日のブログに「この壁を乗り超えるのは1年くらいかかりそう」と書いてあったのはそのことでしょうか?それもあります。あとは『ウロボロス』も私にとっては高い壁でした。多くのベテラン役者さんに囲まれての現場も初めてでしたし、その中でセリフの量も多くて警察の専門用語もたくさんありました。キャラクターもほかとは違って、唯一コミカルでテンションが高くて。覚えていたはずなのに緊張してしまって、現場で全部飛んでしまったりすることもありました。しかも、クランクインの日が上野樹里さんと2人のシーンで。緊張してしまって、覚えていたセリフがどんどん抜けていって…。でも、テンションは上げないといけない。気持ちはどんどん焦っていきます。――どんな役にもそういう精神的なプレッシャーはあるものですか。そうですね。特に『ウロボロス』は長年あたためていた作品だったみたいで、構想期間を含めると6年。企画がスタートしたのが私がまだ中学生のころで、女優になるなんて夢にも思ってない時からはじまった作品ということになります。その作品の中の1人を演じさせてもらえるのはとてもうれしいことでしたが、スタッフさんが積み上げてきたものを崩したくないという不安…そして、期待に応えたいという意欲。毎日いろんなことに全力でぶつかる日々でした。――今年6月24日に放送されたドラマ『永遠のぼくら sea side blue』では、今を時めく同世代(有村架純、山崎賢人、浅香航大、矢本悠馬、成海璃子、東出昌大、窪田正孝など)との共演でした。現場に入る時はどのような心境でしたか。いつもの現場とは違った緊張感がありました。やっぱり同世代で、最初はみんな様子をうかがっている感じもあって。でも、物語としては後半にかけて仲良くなっていく話なので、同じようにどんどん距離も縮まってみんなでご飯食べに行ったりもしました。今でもすごく仲良くさせてもらっています。スピードワゴンの小沢さんを引き連れて(笑)。生の"セカオザ"さんすごいですよ。私、しいたけが好きなのでそのことを話したら、「じゃあ、しいたけも君のこと大好きだね」って言ってくださいました(笑)。※スピードワゴン・小沢一敬は水族館職員役で出演○故郷が教えてくれたこと――ところで、ファンの方との撮影にも応じていらっしゃるようですが、時々、ファンの方の喜ぶ声をリツイートなさっていますね。私もうれしかったですし、その方が喜んでくださるのかなと。最近は1日に1回は話し掛けられるようになりました。『ピチレモン』のモデルをやっている時は男性より女性のファンの方が多かったのですが、最近は若い男性の方も増えてファンの層が広がりを実感しています。とてもありがたいことです。――そういったファンの広がりの中で、昨年8月に地元の愛知・稲沢で行われた『TOKYO TRIBE』の凱旋舞台あいさつは感慨深かったのでは? 開催されたユナイテッドシネマは、昔から通っていた映画館だと聞いています。ステージに出た瞬間に泣きました! 客席に知っている顔がたくさん見えて。友だちがいたのもビックリしましたが、中学校の先生もいたんですよ! それが何よりも驚いて…。しかも、私が昔から行っていた映画館。すごいですよね。今でもこうして振り返ると…あぁ、鳥肌が立ってしまいます(笑)。――ブログには「また稲沢に帰ってくる」と書かれていました。控室のホワイトボードに「おかえり」と書いてあって。応援してくれている気持ちとか迎え入れてくれる気持ちがすごく伝わってくる言葉でした。稲沢はすごく好きですが、そこにさらに愛を感じて。稲沢の代表になった気持ちでがんばって、また戻りたいなと思います。――中学から『ピチレモン』の専属モデルとして活動し、芸能系の高校に入学するために上京。その時はどのような気持ちで稲沢を離れたのでしょうか。当時はそこまで深く考えての上京じゃなかったと思います。反抗期の影響でとりあえず親から離れてみたい気持ちとか…。きっと、そういう軽い気持ちです。上京したての頃は女子寮での生活でしたが、夜になると寂しくなって後悔する日もありました。高校入学してアクションをはじめた時、最初はボクシングを集中してやっていました。だから腕もすごくパンパンになってしまって、母からも周りからも「何になりたいの?」「アクションやめた方がいいんじゃない?」「モデルできなくなるよ」と言われることも多かった。でも、自分にとってすごく大好きなことで、その時の生きがいがそれしかなかったので、今思うと本当に続けていてよかったなと思います。そして『TOKYO TRIBE』に出ることができて、稲沢に帰ることもできた。続けることはとても大切なことなんだとあらためて知ることができました。■プロフィール清野菜名1994年10月14日生まれ。愛知県出身。身長160cm。特技はアクション、バク転、殺陣、球技、ギター、ドラム、陸上競技。2007年にファッション雑誌『ピチレモン』(学習研究社)でモデルデビュー。2011年まで専属モデルを務め、同年現在の事務所に移籍。園子温監督作の『TOKYO TRIBE』(14年)で注目を集める。『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~』(14年)、『少女は異世界で戦った』(14年)、『虎影』(15年)の映画のほか、『素敵な選TAXI』(14年)、『ウロボロス~この愛こそ、正義。~』(15年)、『LOVE理論』(15年)、『永遠のぼくら sea side blue』(15年)などドラマにも多数出演している。
2015年07月26日映画『リアル鬼ごっこ』の大ヒットを記念して7月25日(土)、トリプルヒロインを演じトリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜が浴衣姿でそろって舞台挨拶に登壇した。幾度となく映像化されてきた山田悠介の人気小説を鬼才・園子温が映画化。JK(女子高生)を対象にした恐るべき鬼ごっこが展開する。“夏祭り”と銘打って行われた舞台挨拶に合わせて、3人は涼やかな浴衣姿で登壇。真野さんは髪を上げて「うなじを出してみました!」とニッコリ。篠田さんは鏡と口紅をあしらった洒落たデザイン、トリンドルさんはあえて古風な柄を選択しそれぞれに会場をわかせていた。既に公開から少し時間が経ったが、周囲から様々な反応が寄せられているよう。トリンドルさんは「母が3回見に行ったんですが、毎回電話やメールで伝えてくる感想が違うんです。『園さん(※園子温監督)ってすごい人なんだね』と言ってました」と明かす。篠田さんは友人が見に行ったそうで「『(キャストは)女性ばかりだと思っていたら、斎藤工さんが出てきて得した気分』って言ってました(笑)。私も大好きです!」と笑顔を見せ、真野さんは「『深いね』と言う人もいれば『意味を求めちゃいけないんだね』と言う人もいて、見る人によって感想が違う」と周囲の反応を楽しんでいるようだった。この日は、隅田川の花火大会ということもあって、街にも浴衣姿のカップルが多くいたそうで、真野さんは「浴衣デートって憧れます。甚平もいいけど、男性の浴衣も素敵ですね」とうらやましそう。篠田さんは、夏祭りの思い出を聞かれ、昨年訪れたお祭りでの出来事を告白。「射的の景品に私のカレンダーがあって、しかも公式ではないやつなんですよ(笑)。獲ろうと思ってもなかなか獲れなくて、そうしたら店のおばちゃんに『何でこんなもん欲しいの?』って言われまして…。『どうしても欲しいんですよ』と言ったら『300円出したらあげるよ』と言われて買いました(笑)」と明かし、会場は爆笑に包まれた。『リアル鬼ごっこ』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リアル鬼ごっこ 2015年7月11日(土)より全国にて公開(C) 2015「リアル鬼ごっこ」学級委員会
2015年07月25日韓国で開催中の第19回ブチョン国際ファンタスティック映画祭(略称BiFan)で、22日(現地時間)に園子温監督が“I AM (NOT) SONO SION”と題したマスタークラスを行い、映画祭プログラマーのアリス・ユー氏の進行のもと自作について70分以上に渡り、熱く語った。ジャンル映画の祭典であるBiFanでは、園監督の人気はとても高く、過去には審査員を務めたことも。今回も500人以上入る富川市庁舎ホールは超満員だった。「園子温監督といえば?」というキーワード・ウォールには、「アブノーマル」、「暴力」、「SEX」といった数々の刺激的な言葉が並んでいたが、これを見た園監督は「ここに並んだ単語で映画を作ってみようかな」と語って観客を沸かせた。「実際、これらの言葉が今までの僕だとしたら、来年はまったく違う映画を作ってみたいし、一方でシンボル的にこれらのものをそのままぶつけて撮ってみるのも面白い」と語り、観客の反応を楽しんでいた。また、「血は大嫌い。指に一滴の血を見ても嫌だし、僕自身は暴力は嫌いです」と答えると、観客は大爆笑。「『自殺サークル』など映画の中で流れる大量の血は、傷ついたことや、道に迷っていることを表すための比喩なんです」と語った。今回上映された最新作『リアル鬼ごっこ』と『ラブ&ピース』のスタイルが正反対であることについて聞かれると、「僕はピカソが大好き。次から次へとタッチを変え、これが自分だと決めつけない彼のようなスタイルが好きなんです。常に前回と180度違うものを作りたいし、ちょっと実験的でありたい。これが自分のスタイルだ、と将来決めるかもしれないが、まだ僕はそこに達してはいない」と答えた。BiFanでは今年、園子温特集として『自殺サークル』、『愛のむき出し』他、全8作品を上映。24日の『恋の罪』の上映では、同作で知り合い結婚した園子温夫人の神楽坂恵と共に舞台挨拶を行った。神楽坂さんは韓国訪問が初めてで、その熱い歓迎ぶりに感激の面持ちだった。(photo / text:Ayako Ishizu)■関連作品:リアル鬼ごっこ 2015年7月11日(土)より全国にて公開(C) 2015「リアル鬼ごっこ」学級委員会
2015年07月25日独特な詞世界と音楽性でカリスマ的人気を誇るミュージシャンの岡村靖幸さん。最近は『GINZA』の対談連載で“名インタビュアー”としても活躍中。今年50歳の節目を迎える彼に聞く大人の男とは?* **――昔はどんな大人に憧れました?美食のためだけに一人旅をする人。――池波正太郎的な。そう。それが究極の大人っぽさだと思ってた。だから、僕も以前はそれに近いことはやってたんです。一人でフラッと本を一冊持って遠方まで旨い蕎麦を食べに行く、とかね。でも、最近はまったくやらないんですよ。――え、なぜですか?誰かと一緒に食べたいんです。人と一緒に食べたほうが楽しいし美味しい。そう思うようになったのはここ4~5年のこと。音楽だけに没頭せず、いろんな人と積極的に会うことで社交的になり、酒を飲めるようになったのが大きい。飲みながら食事をする楽しさを知って。酒を嗜むことを覚えて、コミュニケーションが広がったんです。――つまり、音楽以外の、インタビューや対談の仕事で他業種の人と会うことで、「大人」になった部分もあると。いろんな大人のカタチを知ることができるし、確実に自分の血肉にはなってると思う。以前、坂本龍一さんと対談したときに、大人になればなるほどエゴイスティックになれないという話をしていたのが印象に残っていて。人はみんなエゴイスティックな生き物なんですが、年齢を重ねると自分の欲の限りを尽くすことがだんだんできなくなるんです。サシの入った肉が苦手になってくるというか(笑)。単純にそれを食す体力がなくなってくるからなんですが、そういう自分を受け止めることが大人になるということなんだと。いい意味で。ピカピカに磨かれた部分だけではなく、錆びている部分に味わいを感じられるようになるのが豊かなことだと思うんです。◇おかむら・やすゆき1965年生まれ。シンガーソングライターダンサー。園子温監督『映画 みんな! エスパーだよ!』の主題歌『ラブメッセージ』は9月2日発売!◇岡村靖幸オフィシャルHPokamurayasuyuki.info※『anan』2015年7月29日号より。写真・藤原江理奈スタイリスト・島津由行ヘア&メイク・マスダ ハルミ(M-FLAGS)文・辛島いづみ
2015年07月24日運命を変えるものに、人は必ずどこかで出会っている。映画『東京無国籍少女』で映画初主演を飾った女優の清野菜名が辿って来た道のりを俯瞰すると、それがよくわかる。女優に憧れて愛知県から上京してきた一人の少女は、東京で挫折を経験し、女優になる夢を諦めかけた。しかしそんな清野に手を差し伸べ、助けたのが、華奢な体から繰り出されるキレのあるアクションだった。運命を変えるものに出会ったのは、上京して間もない頃。「偶然観た映画『バイオハザード』のミラ・ジョヴォヴィッチの姿に衝撃を受けました。ウィルスに感染した犬に追い詰められたミラが、壁を蹴って上る姿を見て“ヤバ!私もやりたい”って思った」と清野さんは昨日のことのように興奮と共に遭遇の瞬間を振り返る。事務所の紹介もあって、すぐに映画『VERSUS ヴァーサス』の主演俳優としても知られる坂口拓のアクション養成所の扉を叩き、1年間通い詰めてスキルを磨いた。準備は万端。ところが思うように仕事が来ない。「昔から変な自信があった」という楽観主義も影を潜め「自信も一つずつ潰されていきました。スケジュールは真っ白でバイトばかりの日々。たまにある仕事も、誰かのボディダブル。“私、何をしているんだろ?こんな事をやりたいわけじゃなかったのに…”と落ち込んでいました」。「この仕事は私には向いてない。辞めよう」。そう思い悩んでいた時期にたまたま受けたのが、園子温監督の映画『TOKYO TRIBE』のオーディションだった。しかしそれも不合格。ところが、スタント枠として再度オーディションを受けた清野さんのアクション演技を見た園監督が「アクションをやっている時の君は輝いている」との言葉と共に、清野さんをヒロインに急遽大抜擢した。この話題作への出演をきっかけに、清野さんは若手女優として一躍注目を浴びる存在に。憧れたアクションが、自らの女優生命を救った。生まれ変わった清野さんに用意された初主演映画『東京無国籍少女』(押井守監督)も、アクションがキー。クライマックスに衝撃と秘密が待ち受ける幻想的実写映画といえる本作のハイライト、ロシア兵とのバトルはまさに独擅場だ。練習期間として用意されたのはたった3日とあまりにも少な過ぎたが「売れない辛い時期を経験していたので、どんなに苦しいことがあっても、当時を思い出すと何でも乗り越えられる気がする」というマインドで体当たりした。最も苦戦したのは、銃を持っての殺陣。「戦いながら片手でマガジンチェンジをするときに、銃が重すぎてダラッと下がってしまって、押井監督から“それじゃロシア兵を倒すようには見えない”と言われてしまいました」と打ち明けるが、その一言がアクション魂に火をつけた。「悔しくて銃を家に持って帰りました。銃を自分の肩と部屋の壁に挟んで意識しないようにテレビを見ながらマガジンチェンジを交換する練習もしたし、銃の重みを感じて自分の足で家に帰るという行為も自分の中での馴染むポイントになった」と自主練の成果を感じている。撮影現場では、納得のいくまで押井監督とディスカッションを重ねたという。そこには「事前に渡された台本はプロット程度のもので、セリフも少なく表情で見せる演技が中心になるので、納得して理解しないと出来ない役だと思ったから」という理由もあるが、一番は主演という意識が関係している。「経験の浅い新人という部分で負い目があって、監督と話し合いが出来ない事も多かったけれど、この作品では主演という立場も大きくて、初めて監督ととことん話し合いました。完成した映画は納得しながら出来た分、目にも自信が宿っているように見えた」と胸を張る。女優としての目標を聞くと「ハリウッド進出」と即答する。すでにヴィジョンは確立済で「ミラの姿に影響を受けてアクションを始めたので、ハリウッドに進出した際にはミラと共演して同じ仲間として戦う役どころのアクション映画を撮りたいです。もちろん監督はポール・W・S・アンダーソンで」。運命を変えるものに、人は必ずどこかで出会っている。それを極めようと努力すれば、おのずとチャンスは訪れる。(photo / text:Hayato Ishii)■関連作品:東京無国籍少女 2015年7月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2015東映ビデオ
2015年07月22日俳優の斎藤工が17日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画「リアル鬼ごっこ」の舞台あいさつに登壇した。舞台あいさつ前には自身が劇場ロビーに立ち、観客に直接、チケットのもぎりを行った斎藤は、舞台あいさつで「私はもぎりという天職を見つけたので、職業の変更を考えております。もぎり兼俳優の斎藤工です」とあいさつして会場を沸かせ、「(チケットの)素材が紙なので、お客さまの皮膚の状態にそって剥がしやすい、剥がしにくいというものがあって、僕と似て手の湿度が高めの方のチケットは円滑に剥がせましたね」と上機嫌な様子で感想を語った。さらに、「何人の方に『時給は出るんですか』って言われたんですけど、研修期間だから出ないんだと自分に言い聞かせています」とお茶目な一面を覗かせ、映画館で働くのが夢だったという斎藤は、もぎりの作業が気に入ったようで「元々工場で働いていて、1日中同じ作業をしていたんですが、坦々とした作業が非常に合うなと確信いたしました」と笑顔を見せた。同作は、山田悠介による同名小説を、園子温監督がオリジナル脚本で映画化したもので、全国の女子高生が正体不明の何者かに追われるホラーサスペンスムービー。斎藤はシークレットキャストとして、物語の重要な鍵を握る高校生と老爺の1人2役を演じている。上映前の舞台挨拶だったため多くは語れない中、同作の出演依頼が来たときの感想を聞かれた斎藤は「女性しか住んでいない世界を園さんが撮ると伺っていて、その中でオファーをいただいたので、自分の性別を確認しましたね。でも台本を読んでなるほどと思いました」と振り返り、特殊メイクをした感想については「目と鼻の穴と口以外の皮膚を変わって素材で覆っているので、食事が大変でした。(特殊メイクの)溝に米粒などの小さな食材が入り込んでしまうので、つま楊枝で掻き出したりしましたね」と苦労を明かした。また、トリプルヒロインであるトリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜と共演した斎藤は、「園子温の作品に出演することは、日本の多くの俳優が覚悟を決めて、何かをさらけ出すという意識で参加しないと太刀打ちできない。彼女たちのそんな覚悟が肥大しているときにご一緒できたので、ゾッとしましたね」と3人の印象を語り、「私も含めてですが、今後5年10年したときに、このタイミングで園さんと出会い、作品を作ったことは大きくプラスの経験になっているんじゃないかと思いました」としみじみと語った。映画「リアル鬼ごっこ」は全国にて公開中。
2015年07月18日俳優の斎藤工が7月17日(金)、出演作『リアル鬼ごっこ』が上映中の東京・新宿ピカデリーで、チケットの“もぎり”に挑んだ。約20分かけて、もぎった枚数は計234枚。「天職が見つかった。今日から、もぎり兼俳優の斎藤です」と転身を示唆し(?)、ご満悦だった。「この仕事、気に入りましたね」と声を弾ませる斎藤さんは、映画館で働くのが夢だったと言い、「紙のチケットを受け取り、それをもぎる。アナログな感触がいいですね。やっぱり、人が人に届けるのが映画だと感じました」と感激した様子。さらに「もともと淡々とした仕事が向いているとは思いましたが…今日、確信しましたね」とすっかり、もぎり業にハマっていた。斎藤さんは本作に物語の重要な鍵を握る存在として、“高校生”と“老爺の姿”という一人二役でシークレット出演。当初、トリプルヒロインを演じるトリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜をはじめ、「女性キャストしか出演していない」と宣伝されていた作品だけに、封切り後、斎藤さんの出演は大きな話題を呼んだ。当の斎藤さんも「オファーをいただき、自分の性別を疑いましたよ!」と半信半疑だったのだとか。老爺役では、準備を含め4時間半かかる特殊メイクで「知らなければ、僕だと気づかないはず」(斎藤さん)と言うほどの大変身を遂げた。観客の反応が気になるようで、「失笑じゃないことを祈っています」と照れ笑いを浮かべた。全国の「佐藤さん」が鬼に殺されるという設定で一大ブームを巻き起こしたベストセラー小説を、“鬼才”園子温監督が新解釈で映画化した本作。鬼たちの標的を全国のJK(女子高生)に変更し、目的も正体も不明な鬼と、不条理な死のゲームに巻き込まれた女子高生が壮絶なバトルを繰り広げる。『リアル鬼ごっこ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リアル鬼ごっこ 2015年7月11日(土)より全国にて公開(C) 2015「リアル鬼ごっこ」学級委員会
2015年07月17日16日(現地時間)、第19回富川国際ファンタスティック映画祭が韓国の富川(プチョン)市で開幕し、イ・ミンホ、ムン・チェウォン、オ・ダルス、オ・ジホ、チョン・ギョンホ、イ・ジョンヒョン、チョンウ、キム・コウン、映画祭広報大使のクォン・ユル、オ・ヨンソらがレッドカーペットを飾った。また、香港からはジョニー・トー映画でおなじみの 人気俳優サイモン・ヤム、日本からは 山田孝之の実姉の椿かおりも登場した。「花より男子」で人気になり、『江南ブルース』では映画初主演を果たしたイ・ミンホは、今年を代表するスターとして、女優ムン・チェウォンと共にプロデューサーズチョイス賞を受賞。イ・ミンホは「映画俳優として初めて賞をいただきました。このことは一生忘れないでしょう。そしてムン・チェウォンさんと同時に受賞するのも意義を感じます。無名のころに競演した二人が今こうして受賞できて、うれしいです。これからも俳優として精進を重ねるつもりです」と喜びを語った。『国際市場で逢いましょう』や『10人の泥棒たち』など出演する映画がすべて大ヒットする、個性派俳優のオ・ダルスは功労賞であるファンタジア賞に輝いた。オ・ダルスは「とても光栄です。これからも皆さんに演技を通じて笑顔を贈れるようがんばります。そして『10人の泥棒たち』で共演したサイモン・ヤムさんがこの場にいることも、とてもうれしいです」と挨拶した。サイモン・ヤムは今年のメインゲストの一人で、『PTU』など代表作6本が特集上映される。日本の園子温監督の特集上映もあり、園監督のティーチインも行われる予定。また後半には『猫侍2』の北村一輝も来場する予定だ。富川国際ファンタスティック映画祭は、ソウル近郊の富川市中心部で26日(現地時間)まで開催。(photo / text:Ayako Ishizu)
2015年07月17日6月27日に公開された園子温監督最新作『ラブ&ピース』を、特撮の視点から語るトークショー付上映イベントが、都内の劇場で10日に開催された。巨大化したカメが東京都心で暴れるという特撮要素を含みながら、これまで観客に配慮してその部分はあまり表に出されてこなかったが、この日からはそれが解禁。特殊撮影技術監督を務めた田口清隆氏、音楽プロデューサーの福田裕彦氏、特撮研究家の氷川竜介氏、本作にて主人公・鈴木良一の同僚役として出演した女優の大沢まりをが登壇。進行役をプロデューサーの大月俊倫氏が務めた。会場となったスクリーンには破壊された都庁が搬入され、なんとホンモノの「ラブちゃん」(巨大化バージョン)の着ぐるみも登場。テンションの上がった来場者から大きな拍手で迎えられた。○ぶっちゃけ変わった映画大月氏はまず、各登壇者に同作に参加しての感想を訊ねた。田口監督は「園監督の演出を目の前で見ることができたのは、楽しくもあり苦労もあり、身になりました。あとは、こんなに贅沢に豪華な特撮をやらせてもらったことは今までになかったので、いい経験ができて良かったです」と回答。大沢も「(園監督が)もっと元気よくやれとか、今の表情良かったとか、とてもきちんと演出してくださっていました」と語った。また、自分の出番がない日にも現場へ遊びに行き、おもちゃや動物が出てくる地下室のシーンでは、人出が足りないからとぬいぐるみの操演を手伝うこともあったという。神楽坂恵や主演の長谷川博己も手伝うなど「みんなで作り上げる、映画ならではの楽しい撮影現場でした」と振り返った。パンフレットにも寄稿している氷川氏は「ぶっちゃけ変わった映画だなと思いました。特撮映画はいろいろな可能性がありますが、ちょっと毒があるような、怪獣が出ないと描けないこともあります。それを新しい形で見せてくれたので、新鮮な驚きがありました」と、本作における特撮パートのあり方に改めて感想を述べた。音楽を担当した福田氏は当初、大月プロデューサーから「デカいのが出るから、そういう音楽が必要」と言われ、怪獣映画という認識で参加したところ、「(ラブちゃんが巨大化したシーンで)第九をやりたい、しかも『時計仕掛けのオレンジ』のような感じでやりたいと園監督から言われて、これは怪獣映画という認識じゃないんだと思ったんです」という裏話を披露。しかし、「実際に完成してみると、あそこで第九は泣けるんだよね!」と本人も納得の仕上がりだったようだ。だが、相手は巨匠の名曲。「3~4分程度の楽曲に映画1本分くらいの体力が必要でした」と難しさを語った。さらに、楽曲はステムという各トラックが個別に扱える状態で納品し、ラブちゃんの足音や爆発音など効果音との兼ね合いでレベルを上下させながらミックスしていったという。大物が暴れるシーンでありながら音楽がきちんと聞こえる仕上がりを、劇場の音響で体験してほしいと福田氏は語った。○都庁破壊! 数秒のカットに3日かけた今回のトークイベントに先立ち、初めてラブちゃんの中に入ってみたという田口監督は、中の人がどれほど大変なものかを実感したと言う。しかし絵作りにこだわり細かな仕掛けが非常に多かったため、1日に撮影できたのは平均3カット程度。都庁の破壊シーンは特に念入りな準備の元、撮影が行われたそうだ。田口監督:このカットだけで3日間かかりました。特撮でビルを壊す時はよく石膏を使うんですけど、この都庁は厚紙製で、骨組みを通して、初めからどこがどう壊れるかを計算し尽くして作られているんです。氷川氏:一種のトランスフォーマー的な作りですね。田口監督:そんな感じです。だから、壊しなのにテイク2があったんですよ。また、囚われたラブちゃんが建物を壊しながら巨大化するシーンでは、黒カポック(造形用の硬めの発泡スチロール)製の建物をスーツアクターの入った着ぐるみの上に建て、装飾を施し、火薬を仕掛けてからカメラを回すという手順で行われた。スーツアクターはその準備中約2時間ほど身動きできないという過酷な撮影だ。もう一つ、ラブちゃんの移動中に破壊される新宿区役所は石膏製で、異なる材質のビルを壊す実験的な試みにもなったと監督は語った。こうした巨大な破壊劇でありながら、劇中では死傷者ゼロで特撮シーンが終了する。園子温監督がインタビューで語ったように、ラブちゃんは社会批判を背負って暴れまくる凶暴な怪獣ではないのだ。それを象徴するのがこの無邪気な顔。カメが成長し巨大化するというストーリーは『小さき勇者たち~ガメラ~』(2006年)に似た部分もあるが、「この無邪気さはなかった」と大月氏が指摘すると、田口監督は「園監督にトト(『小さき…』で巨大化するカメ)の写真も見せたんですけど、違う、もっとかわいい顔だと言われて。(ラブちゃんは)完全にかわいい方に振り切って正解でしたね」と述べた。○樋口監督「やりたい放題じゃないか」怪獣のデザインから爆破の手法まで、特撮ファンにとっては見どころがぎゅっと濃縮された本作。『ウルトラQ』のエピソードを持ち出したり、特報映像に使われた伊福部昭氏(『ゴジラ』シリーズなどの作曲家)の音楽の話など、特撮好きの登壇者の間で話が弾むと、来場者も笑いや拍手でそれに応じて盛り上がりを見せた。また、本作を観た樋口真嗣監督からは「カメの怪獣が東京をメチャメチャにした映画の代表がこの一作で変わる、のかよ!? ちくしょう田口め、やりたい放題じゃないか。悔しいが、でかした!」とコメントが寄せられた。これには田口監督も「(樋口監督の)『平成ガメラ』でこの道を目指した者としては、うれしい限り」と喜びの表情を見せた。最後に田口監督は「とんでもない映画ですけど、自分でもこの特撮はけっこうイケたなと思っています。特撮ファンでこの映画を見逃す人がいないように、ぜひともお客さんを連れて来てください」と会場に集まったファンに呼びかけ、トークを締めくくった。トーク終了後はラブちゃんとの撮影会が行われ、ファンにとってはまたとない貴重なイベントとなった。
2015年07月17日終戦70周年を記念し製作された『この国の空』の完成披露試写会が7月16日(木)、都内で行われ、主演の二階堂ふみをはじめ、長谷川博己、工藤夕貴、富田靖子、荒井晴彦監督が登壇した。園子温監督の『地獄でなぜ悪い』以来2度目の共演となった二階堂さんと長谷川さん。本作では戦時下で思いを寄せ合う、19歳のヒロインと妻子ある年上男性を演じており、長谷川さんは「ふみちゃんはすっかり大人っぽくなっていて…。成長の過程を見られた喜び、というか勉強?になりました」とドギマギ?一方、二階堂さんは「私にとっては仲のいいお兄ちゃん。今回も(演技を)たくさん引き出していただいた」と涼しい表情だった。芥川賞作家・高井有一による「谷崎潤一郎賞」受賞の同名小説を原作に、19歳の里子が「私は愛も知らずに、空襲で死ぬのでしょうか…」と空襲におびえながら、それでも懸命に生き抜き、ある男性との出会いを機に、少女から女へと開花する姿を描いた。沖縄出身の二階堂さんにとって、戦争映画への出演は念願だったと言い、「(終戦)70年という節目に作られたこの映画を、こうしてお披露目できて、胸に来るものがありますね」と感無量の面持ち。約18年ぶりのメガホンとなった荒井監督は、「知り合いの阪本順治監督から『荒井さんは、この国の上の空でしょ?』って言われるけど、いまこの国の上の空は、安倍晋三じゃないですか」と痛烈に批判していた。里子の母親を演じる工藤さんは、「誰も死なない、誰も血を流さない。不思議な戦争映画ですが、見終わると、熱い気持ちが沸き上がる」とアピール。里子の叔母に扮した富田さんも「戦争映画なのに、艶っぽさを感じさせる。もちろん、やっぱり戦争はいかんぞとも思わせる」と話していた。『この国の空』は8月8日(土)よりテアトル新宿、丸の内TOEI、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月16日俳優の染谷将太が主演を務める園子温監督作『映画 みんな!エスパーだよ!』(9月4日公開)の場面写真が15日、公開された。本作は、漫画家・若杉公徳の同名漫画を原作に、2013年4月よりテレビ東京で連続ドラマ化された『みんな!エスパーだよ!』の劇場版。映画では、主人公・嘉郎(染谷将太)らエスパーたちが能力に目覚めた理由が明らかになるとともに、チームエスパーが迫りくる世界危機に立ち向かう姿が描かれる。キャストには、嘉郎の幼なじみのヤンキー女子高生でヒロイン・平野美由紀役を雑誌『CanCam』(小学館)専属モデルの池田エライザ、映画版オリジナルキャラクターで嘉郎の高校に新任してくる新任英語教師・ポルナレフ愛子役を高橋メアリージュンがセクシーに演じる。テレビシリーズに引き続き、嘉郎が片思いするクラスメート・浅見紗英役を真野恵里菜、テレキネシス能力を持つ喫茶店マスター・永野輝光役をマキタスポーツ、嘉郎と同じ高校に通うエスパー・榎本洋介役を深水元基、矢部直也役を柾木玲弥が、超能力を研究する大学教授で紗英の父・浅見隆広役を安田顕、助手の秋山多香子役を神楽坂恵が担当する。公開された場面写真は、さっそうと並んで進む凛々(りり)しいチームエスパーのメンバーたちを捉えたものから、真野が水着美女たちとともに迫る場面、安田が神楽坂の胸の谷間に見入る姿など。もちろん、本シリーズでは定番となっている、真野が超能力によってパンチラする場面も収められている。(C)若杉公徳/講談社(C)2015「映画 みんな!エスパーだよ!」製作委員会
2015年07月15日押井守が監督を務め、園子温監督作『TOKYO TRIBE』への出演で注目を集めた清野菜名が主演を務める『東京無国籍長女』の新トレーラーと場面写真がこのほど解禁となった。そこは女子美術高等専門学校。日々、創作活動に取り組む生徒たちの中に、かつて天才と持て囃された藍(清野菜名)が居た。彼女は事故で怪我を負った影響で心に傷を抱えてしまい、いまでは眠ることも出来ず、授業もドロップアウトし、ただ一人、謎のオブジェを作り続けていた。そんな藍を再び広告塔として利用するため全てを黙認し、決して学園の外に出そうとしない教頭(本田博太郎)。特別扱いされる藍を苦々しく思う担任教師(金子ノブアキ)と、嫉妬を募らせる同級生たち。降りかかる執拗なイジメと嫌がらせの中、唯一、彼女の身を案じる保険医(りりィ)にも心を開かない藍。やがて、心休まらない憂鬱な日々は、藍の中で目覚めた「なにか」によって崩れ始める…。群発する地震。響く大量の鳥の羽音。学園内に流れ続けるクラシック音楽。そして繰り返される謎の声…お前はなぜ、ここにいる?既に海外4つの国際映画祭での上映が決定している、ソリッドシチュエーションスリラーの本作。このほど公開されたのは、血まみれで迫力のアクションを披露する清野さんの姿が映し出され、衝撃のラスト15分に大きな期待がかかる予告編。主人公の藍がうける凄惨ないじめや、苦悩する姿が映し出され、美術学校に漂う不穏な空気が感じ取れるがそこから一転、血まみれの清野さんが衝撃的なアクションを繰り広げるシーンが展開!謎の軍隊と壮絶な死闘や、銃を打ちまくる清野さんの姿は、いったいどんな展開でこのような状況になってしまうのか想像もつかないほどの迫力だ。あわせて解禁された場面写真では、清野さんの顔に飛び散った血が生々しい場面のほか、真剣な表情で撮影に挑む清野さんの様子が映し出されている。ナイフ、銃を手にする清野さんのまなざしには、押井監督が絶賛するぞっとするような殺気が漂う。衝撃のラストの真相を、まずはこのビジュアルから覗いてみて。『東京無国籍少女』は、7月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月15日鬼才・園子温監督が染谷将太を主演に迎えて贈る青春妄想グラフティ『映画 みんな!エスパーだよ!』。ちょっぴりエッチな描写で男女問わず大きな支持を集めた連続ドラマの劇場版となる本作から、この度、ヒロインの池田エライザや真野恵里菜のパンチラシーンなどを捉えた劇中ビジュアルが一挙公開された。突然人の心の声が聞こえるようになった鴨川嘉郎(染谷将太)は、運命の出会いを夢見る高校2年生、童貞。時を同じくして、悪のエスパーによる人類滅亡の序章“世界エロ化計画”が始まる。超能力研究者の浅見教授(安田顕)は、嘉郎と同じく超能力に目覚めたエスパーたちを招集する。能力覚醒の驚愕の事実と、迫りくる世界危機の阻止を命じるのだった。ところが、テレパシー、テレキネシス、テレポーテーション、透視といった彼らのすごい能力は、エロいことにしか機能しない。果たしてこれで、世界の危機を救えるのか…?今回公開された劇中ビジュアルには、嘉郎(染谷将太)と幼馴染のヤンキー女子高生・平野美由紀(池田エライザ)、テレキネシス能力を持つ喫茶店マスター・永野輝光(マキタスポーツ)、嘉郎と同じ高校に通うエスパー・榎本洋介(深水元基)、矢部直也(柾木玲弥)、超能力を研究する大学教授で紗英の父・浅見隆広役(安田顕)、助手の秋山多香子(神楽坂恵)と、“チームエスパー”が集結!また、映画版オリジナルキャラクター、嘉郎の高校に新任してくる新任英語教師・ポルナレフ愛子(高橋メアリージュン)がセクシーな衣装に身を包み、笑みを浮かべたりと、ドラマファンを裏切らずスケールアップした仕上がりに。さらに、嘉郎が片思いするクラスメート、浅見紗英(真野恵里菜)のパンチラやセクシー美女集団に囲まれるインパクトあるビジュアルも到着。果たして染谷さん含むエスパーたちは世界を救うことができるのか…?彼らの“童貞人生”をかけた熱き戦いを劇場で目撃して。『映画 みんな!エスパーだよ!』は9月4日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月15日鬼才・園子温監督がトリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜をトリプルヒロインに迎えて贈る『リアル鬼ごっこ』。先日7月11日(土)より公開された本作に実は俳優・斎藤工が一人二役で出演していることが明らかになった。2001年に“全国の佐藤さん”が鬼に殺されるという、斬新でインパクトの強い設定で中高生を中心に爆発的なブームを巻き起こした山田悠介の原作小説を、園監督が新たに生まれ変わらせた本作。本作で、斎藤さんは“高校生”と“老爺の姿”で、物語の重要な鍵を握る存在として登場。斎藤さんが老爺役を演じるのは本作が初!『虎影』で斎藤さんとタッグを組んだ特殊造形プロデューサー西村喜廣が手掛けた今回の特殊メイク。準備を含め4時間半かかり、一目見ただけでは斎藤さんだと誰も気づかない風貌になっている。園組初参加となった斎藤さんは「園組でのイメージを勝手に持っていたのですが、予想外に、なめらかな現場でした。撮影現場では、その場の嗅覚を園さんが先行させていくので、“生のうまみ”が作品に宿るのだなと確認いたしました。特殊メイクのシーンなどもあり、貴重な体験を楽しみながら、素晴らしい園組の一員として参加できてうれしいです」と喜びを語った。園監督は斎藤さんのことを「この仕事が好きで好きで仕方ないという情熱を感じ取れる、稀有な俳優だと思います」とコメントし、映画と真摯に向き合う斎藤さんを絶賛した。『リアル鬼ごっこ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リアル鬼ごっこ 2015年7月11日(土)より全国にて公開(C) 2015「リアル鬼ごっこ」学級委員会
2015年07月14日2015年7月11日、12日の全国映画動員ランキングは、細田守監督の新作『バケモノの子』(全国355館)が初登場で1位に輝いた。2位は、アーノルド・シュワルツェネッガーが12年ぶりにシリーズ復帰した『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(全国339館)になった。その他の画像/映画動員ランキング1位の『バケモノの子』は、『時をかける少女』『サマーウォーズ』の細田監督による長編アニメーション。ひょんなことから“バケモノ”熊徹の弟子になった“人間の子”九太が、想像を超えた出来事を通して成長していく姿と、その先に待ち受ける戦いを描く王道エンターテインメント。続いて初登場2位の『ターミネーター・・・』は、未来から送られてきた殺人マシン“ターミネーター”と人類の戦いを壮大なスケールで描く超大作。これまでの設定を引き継ぎながら、過去作で描かれたタイムラインが一新され、まだ誰も知らない物語が描かれる。3位の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』から、8位の『それいけ!アンパンマンミージャと魔法のランプ』までは、先週から2つずつ順位を落としただけで顔ぶれは変わらず。その他、週末に封切られた作品では、乃木坂46初のドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』(全国46館)が9位に、“アリの目カメラ”で虫の世界を捉えたドキュメンタリー映画『アリのままでいたい』(全国206館)が10位に、山田悠介の原作を基に、園子温が映画化した『リアル鬼ごっこ』(全国101館)が11位に入っている。『バケモノの子』公開中
2015年07月13日映画『リアル鬼ごっこ』の初日舞台あいさつが11日、東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストのトリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜と園子温監督が出席した。山田悠介の同名小説をもとに、園子温監督がオリジナル脚本で描いた本作。捕まったら死という"鬼ごっこ"の標的にされた全国の女子高生たちは、生き残りをかけて逃げ惑う――というストーリーで、トリンドル、篠田、真野がトリプルヒロインを務めている。観客と一緒に客席で鑑賞したトリンドルは、初日を迎え、「うれしいです。ウルウルしてました」と感無量。また、真野が、「ちょっと、胸がいっぱい……。お客さんと一緒に見ることができて感動しました」と感激の表情を見せると、篠田も、「エンドロールで自分の名前が出てきて、震えが止まらなかった。やっと旅立ったと実感しました」と興奮冷めやらぬ様子。そんな女優陣を園監督は、「不思議なキャスティングでどうなるかと思ってたけど、良いバランスだった」と称していた。イベントでは、「鬼をやっつける」というコンセプトのもと、8枚の"鬼"瓦割りを披露する企画を実施。女優陣3人は、観客による掛け声で一斉に拳を振り下ろし、見事すべての瓦を割る快挙を見せ、観客は大喝采。「痛かった~。でも、全部割れましたね」(トリンドル)、「8枚割ったのは初めて!」(篠田)、「スカッとして気持ち良かったです」(真野)と笑顔を見せる3人に、園監督は、「割れないと思ってた……。実は力があるんだなと怖くなった」と目を丸くしていた。
2015年07月12日トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜の3人が7月11日(土)、都内で行われた『リアル鬼ごっこ』の初日舞台挨拶に出席し、“鬼”かわら割りに挑戦!それぞれ8枚のかわらを見事に割り、園子温監督を「ちょっと怖くなっちゃった」と戦々恐々とさせた。かわら割りを成功させたトリンドルさんは、「痛かったです!」と素直な感想。一方、篠田さんは「8枚割ったのは初めてです。痛み?大丈夫です」とクールに答え、真野さんは「気持ち良かったです」と豪快な笑顔を見せていた。全国の「佐藤さん」が鬼に殺されるという設定で一大ブームを巻き起こしたベストセラー小説を、“鬼才”園監督が新解釈で映画化した本作。鬼たちの標的を全国のJK(女子高生)に変更し、目的も正体も不明な鬼と、不条理な死のゲームに巻き込まれた女子高生が壮絶なバトルを繰り広げる。トリンドルさんにとっては、映画初主演で「うれしいですね。ウルウルしちゃいました」と感激しきり。現場で園監督から「もっとパッションを!と言われた」そうで、園監督も「少しオドオドしていたから」とふり返った。また、篠田さんが「いつもは“篠田さん”なのに、急に“マリちゃん”を呼んでくださる日があって。ドキッとして一日中忘れられなかったです」と園監督のエピソードを明かすと、真野さんも「衣装合わせのときに、いろんな髪型を試していたんですけど、監督が『ポニーテール真野ちゃん、いいね』とおっしゃって即決でした」と話していた。三者三様の“JK”ヒロインが鬼と戦う本作について、園監督は「不思議なキャスティングですが、いいバランスで良かったと思います」と手応えを示していた。映画『リアル鬼ごっこ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リアル鬼ごっこ 2015年7月11日(土)より全国にて公開(C) 2015「リアル鬼ごっこ」学級委員会
2015年07月11日