主演に岡田准一、共演に役所広司、有村架純らを迎え、司馬遼太郎による国民的ベストセラーで描かれた、日本史上最も有名な戦いを映画化する『関ヶ原』。本作で大注目なのが、“関ヶ原”の勝負の行方を決めたといわれている武将、小早川秀秋に扮した若手実力派の東出昌大。TBSドラマ「あなたのことはそれほど」での怪演も記憶に新しい彼が、本作でも、その狂気の演技を炸裂させていることが分かった。『日本のいちばん長い日』『駆込み女と駆出し男』の原田眞人監督のもと、主人公の石田三成をNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、映画『蜩ノ記』以来の本格時代劇出演となる岡田さん、意外にも徳川家康役は初めてというベテランの役所さん、本格時代劇に初挑戦し、殺陣などのアクションにも挑んでいる有村さんをはじめ、現代の日本映画界を賑わす豪華キャストが大集結した本作。あの「関ヶ原の戦い」が、スペクタクル・アクション超大作としてついにスクリーンに登場する。そんな本作に参戦する東出さんといえば、先日終了したドラマ「あなたのことはそれほど」にて、波留演じる主人公・美都の夫・涼太を怪演。東出さんの新境地ともいえる狂気の演技は、ドラマの視聴率を上げる要因になるほど注目を集めた。ドラマは、主人公・美都が、仕事先で出会った“2番目に好きな”男性・涼太と夫婦生活を送りながら、偶然再会した中学時代の初恋相手・有島光軌(鈴木伸之)と不倫関係に陥るというストーリー。東出さん演じる涼太が、美都の身勝手な振る舞いにも心の中の嫉妬や憎悪を押し殺しながら、愛が狂気へと変貌していく演技が話題となり、「とにかく怖い!」「ホラーやサスペンス見てるみたいでハラハラする!」とハマる人が続出。特に第6話での、奇声を上げながらワインボトルを掴み、部屋中にぶちまける衝撃のラストシーンは「怖すぎる!」と視聴者に強烈なインパクトを残しており、その狂った演技には熱視線が送られている。そんな視聴者を怖がらせまくる狂気をはらんだ怪演ぶりを発揮し、改めて大注目されている東出さん。本作で演じるのは、“天下分け目の戦い”を決定づけたとされる“裏切りの武将”・小早川秀秋。史実では、関ヶ原の戦いに於ける最年少19歳の武将であり、三成(岡田さん)率いる西軍側にいたものの、合戦の終盤で家康(役所さん)率いる東軍へと寝返ったとされている。ただ、今回の映画での小早川はひと味違うという。彼がなぜ“裏切り”とされる行動に至ったかを、原田監督は「小早川の“裏切り”は、年月をかけた豊臣の権威への“復讐”に違いない」と考え、その激動の時代に1人で戦った孤独な若武将として、小早川のキャラクターを肉づけし、描いている。激しさを増す合戦の最中、西軍、東軍の狭間で悩み続け、次第に追い詰められ心を乱していく、細やかな心理描写の多い小早川秀秋という難役を、東出さんは今回も熱演。小早川が自軍を戦場へと送り出すシーンは、涙なしには見られない名シーンの1つとなっている。そして、本作も“役者・東出昌大”を代表する1本となりそうだ。『関ヶ原』は8月26日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月28日俳優の鈴木亮平(34)が27日、自身のブログを更新し、嵐の大野智(36)が主演を務める映画『忍びの国』(7月1日公開)の決闘シーン撮影の裏話を明かした。鈴木は「『忍びの国』公開まであと4日!」と題して更新し、「まいど!昨日は浅草の浅草寺で大ヒット祈願をしてきました、鈴木亮平です」とあいさつ。「お寺でヒット祈願をするのは初めてでして、神社とはまた違った迫力ある祈祷に身が引き締まる思いでした」と報告した。また、「昨日撮影中の写真を見返していましたら、興味深い写真が出てきました。クライマックスの決闘シーンの撮影、2日目終了後の写真です」と、撮影後に受けたという全身アイシング&マッサージ中のショットを公開。「いやぁ…思い出すだけでもキツい(笑)全身をアイシング&マッサージ」とつづり、「この3日間の撮影の間は、『さすがにきついだろう』とのことでプロデューサーが現場にトレーナーさんを呼んでくれていたのです」と明かした。続けて、「これね、びっくりするくらい効くんですよ。スポーツ選手が試合後にアイシングする理由が初めて分かりました。このおかげで僕は、何とか3日間の死闘を乗り越えることができました」と鈴木。しかし、3日間共に決闘シーンをやりきった大野に「あのアイシング助かりましたよねー」と話をしたところ、「あ、オレやってないんだよね。あれ冷たいし、マッサージとか苦手で」とまさかの答えが返ってきたそうで、大野について「ふむふむ…超人ですね」とつづった。最後には、2018年1月7日から放送される鈴木亮平主演のNHK大河ドラマ『西郷どん』の追加キャストを改めて報告。「ものすごいメンバーに集まっていただき、静かな興奮に武者震いしております。未熟な自分ですが、憧れと敬意を込めて全身でぶつかっていきたいと思います」と意気込みを記し、「2018年大河ドラマ『西郷どん』、そろそろクランクイン。ご期待下さい」と、まもなく撮影開始することも明かした。
2017年06月27日『2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」特別展 戦国!井伊直虎から直政へ』が、東京都江戸東京博物館で7月4日(火)から開催される。「おんな城主 直虎」特別展 戦国!井伊直虎から直政へ チケット情報現在放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」(毎週(日)後8・00 NHK総合ほか)は、戦国時代を生き抜き、後の徳川四天王のひとりで彦根藩の藩祖・井伊直政を育てた遠州井伊谷のおんな城主・井伊直虎の生涯を描いた物語。柴咲コウが主人公・直虎を好演し、今後の展開も注目を集めている。本展は、その登場人物に関連した資料や文化財を通じ、主人公ゆかりの地の歴史や文化を紹介するというもの。井伊直虎や井伊氏にまつわる数少ない資料が展示される。注目は、井伊氏に代々伝わる【世継観音像】(戦国時代 16世紀 井伊谷 龍潭寺)。龍潭寺外では初めて展示されるもので、本展のための調査によって仏像の厨子の背面に「『次郎法師』が大藤寺に奉納した」と書かれていることが判明したという。ドラマでは第8回「赤ちゃんはまだか」(総合テレビ2月26日放送)で、南渓和尚が仏像を彫るシーンが放送された(※実際は南渓和尚が彫ったという記録は残っていない)。ほかにも、直虎の花押が入った唯一の書状【井伊直虎・関口氏経連署状】(浜松市指定文化財 /永禄11年(1568) 蜂前神社・浜松市博物館保管)。ドラマ第13回「城主はつらいよ」(総合テレビ4月2日放送)では、直虎が方久に土地を与えるシーンとして登場した(※ドラマは実際に直虎の花押が記された書状の内容とは異なる)。同じく第13回で登場した、「今川仮名目録」として有名な、今川家が領国内を統治するために定めた分国法【今川家式目】(戦国時代 明治大学博物館)(※直虎が今川家式目を受け取った記録は残されていない)。さらに、第6回「初恋の別れ道」(総合テレビ2月12日放送)に登場し、井伊直親が身を隠していた信濃から井伊谷へ戻る際に寺野の地で寄進したと伝えられている【青葉の笛】(浜松市指定文化財/戦国時代 寺野六所神社)も展示。「青葉の笛」は、460年の時を超え、神社外初公開となる。今回、初めて展示されるものもあり、直虎ファンはもちろん、歴史好きも楽しめる本展。東京、静岡、滋賀と巡回するのでぜひチェックして!『2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」特別展 戦国!井伊直虎から直政へ』は、東京都江戸東京博物館で7月4日(火)から8月6日(日)まで、静岡県立美術館で8月14日(月)から10月12日(木)まで、滋賀・彦根城博物館で10月21日(土)から11月28日(火)まで開催。取材・文:中川實穗
2017年06月26日女優の高橋ひかる(15)が、26日発売の漫画雑誌『ヤングキング』(少年画報社)14号の表紙と巻頭グラビアを飾る。高橋が同誌に登場するのは、今回が初。にこやかな表情を写した今回の表紙。「大河ドラマで大活躍中!!国民的美少女がやってキタ」「煌めきは君のために。」のコピーと共に、「光彩巻頭グラビア8P」で撮り下ろしのコンセプトとボリュームを伝える。シチュエーションを変えた室内では、ベッドの上でガラリと雰囲気を捉える。身長165センチの抜群のスタイルで、ショートパンツから伸びる美脚を惜しげもなく披露している。2001年9月22日生まれの滋賀県出身。2014年の「第14回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞し、芸能界デビュー。NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の高瀬役で注目を集めている。(C)ヤングキング(C)田中栄治
2017年06月26日●作品じゃなく、俳優にファンがつく日本現在、豊洲の新劇場・IHIステージアラウンド東京で上演されている『髑髏城の七人』。“花・鳥・風・月"と4つのシーズンに分け、それぞれ異なるキャスト、脚本・演出で1年3カ月にわたる長期公演が行なわれている。1年以上の公演でありながら、チケットはすぐに完売。当日券を求める人が列をなす事態となっている。『髑髏城の七人』は、劇団☆新感線の代表作で、1990年の初演以来、7年ごとに再演されている。なぜ『髑髏城の七人』がここまで求められるのか、演出家のいのうえひでのりに話を聞いた。○『髑髏城の七人』しかなかった――今回、1年3カ月という長丁場に、『髑髏城の七人』を選んだ理由を教えてください。最初話があった時にまず、1年以上同じ作品をやるのは、日本では難しいなと思ったんですよ。だから何本かやらなければいけないという話になり、同じ作品で何本かやるなら、うち(劇団☆新感線)のレパートリーには『髑髏城の七人』しかなかった。やってみて正解でしたよ。この作品しかないです。話の骨格がしっかりしているので、応用が効く。七人のキャラクターの設定をちょっとずついじっても、骨格がぶれないので、面白く4シーズンで見せられます。――4シーズンに分けて、出演者や演出を変えるというのも、驚きでした。海外と違って、ロングランできるような演目がなかなか日本にない、というのが大きいですよね。例えば『エリザベート』のようにチケットが取れない作品でも、1年以上の公演は難しいと思うんですよ。やっぱり日本は、作品より俳優さんにお客さんがついてるので、ロングランで、しかも豊洲の辺鄙な土地に人を集めようと思うと、改めて「『髑髏城の七人』を4シーズンやる」という作戦しかなかったと思います。――『髑髏城の七人』があってよかった、というお気持ちですか。本当に、『髑髏城の七人』しかなかったですね。阿修羅(『阿修羅城の瞳』)じゃ難しかったと思います。このシアターの醍醐味として、場面転換がいろいろできて、しっかりと作りこんだセットで見せられるという点でも『髑髏城の七人』しかなかったなあと、"Season花"が開いてみて、改めて思いました。なんだかんだ言っても、ずっと再演している作品って、これだけなんですよね。キャストを変えて、新たに創造できる、間口の広さがこのホンにはあるんだと思います。●BL要素、刀剣ブームもハマった!?○『髑髏城の七人』は日本人が好きな話――改めて、『髑髏城の七人』のどこがこんなに求められるんだと思いますか?日本人が好きな話なんじゃないでしょうか。3人にするか、5人にするか悩んだこともありましたが、7人という点も良かった。何者でもない連中が集まって、巨大な敵に向かうというのも、もともと日本人が好きなパターンだと思うんです。そこにうまいことはまったというのは、お客さんの反応からも感じます。あとは淡いBL要素があるとか、今はちょっとした刀剣ブームがあるとか(笑)。僕らは昔からやっているので、狙っているわけじゃないけど、もともとそういう要素がいっぱいある作品なんで、今の時代はそこにハマるんだ、みたいな驚きはありました。――そういった感想も、キャッチアップされているんですね。狙ってやっているわけじゃないんですが、こんな風に受けるんだと思って。じゃあちょっと狙っていこうかな、みたいな気持ちも芽生えますが(笑)。――最近、殺陣をやる舞台もかなり多いですよね。僕らが始めた頃に観ていた人たちが「こういうことやっていいんだ」と思われた点もあるかもしれないですね。ゲームのクリエイターや漫画家さんの中にも、新感線を観ていらっしゃる方がいるみたいで。そういう広がりが今、実を結んでいるのかもしれません。2.5次元ミュージカルで、昔の新感線がやっていたような衣装を見ると、僕たちはもうやらんぞ、と思ったりしますね(笑)。昔は誰もやっていなかったし、お金もなかったから、「時代物でもブーツでいいじゃん」みたいなところがありました。髪の毛も「髷のヅラが買えないから長髪でやろう」みたいな。逆にそれが、今の時代では定番になっている。僕らは逆に、今はカツラも借りられるようになりました(笑)。○時代が求める阿部サダヲ――"Season花"の小栗旬さん、"Season鳥"の森山未來さん&早乙女太一さんと、2011年の通称"ワカドクロ"キャストが、再出演されていますが、何か意図はあるのでしょうか?ワカドクロで知り合った俳優さんたちが、脂が乗っている時期に来ていると思うんです。(小栗)旬も出会った時から時間が経って、気力・体力、いろんなものが充実して、改めて"Season花"で挑戦できたし、当時19歳だった(早乙女)太一が25歳で、一番脂が乗った時に、もう1回できる。そういう出会いが、実を結んでるところもあります。――逆に"Season鳥"主演・捨之介役の阿部サダヲさんは、かなり今までのイメージと違いますね。捨之介にはどうしても「着流しの傾奇者」というパブリックなイメージがあったので、「阿部ちゃんで!?」と思ったんですけど、全然変える捨之介だったらありだな、と。そこがきっかけになって、"Season鳥"は設定も変えていこうと思いました。――阿部サダヲさん、ちょうど2019年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の主役となることも発表されて。やっぱり、時代のシンクロニシティじゃないですかね。うまいですよ、阿部ちゃん。古田(新太)と一緒で、会場の空気を感じながらお芝居ができる。これは、天性のものですね。華もあるのに、腕もある。安心して任せられる主役俳優さんだと思います。――ちなみに、今注目している役者さんはいますか?神木隆之介くんは、面白そうですね。映画『るろうに剣心』を見たらかなり動いてたし、やってくれたらいいなとは思いますけど、なかなか映像でハマってる人は舞台に来てくれないこともあるからなあ。――舞台と映像を行き来する役者さんも、最近は増えているのかなという印象もありますが、舞台の良さはどこにあると思いますか。舞台をやらなきゃいけない、と思っているところもあると思うんですよ。お客さんの前に緊張した状態で、自分の体を晒す経験ですからね。映像の演技も大変なんですけど、全てを晒すわけではないじゃないですか。編集もあるので、1素材になるという点が大きいと思います。逆に舞台は、ステージに出ちゃうと、本人が見せ方のディレクションも含めてやるから、自分のパフォーマンスの支配率が高くなる。そこが楽しいところでもありますね。○『髑髏城の七人』情報作・中島かずき、演出・いのうひでのりにより、1990年の初演以来、7年ごとに再演されている劇団☆新感線の代表作。これまでに古田新太、市川染五郎、小栗旬が主演を務めている。天正18年、織田信長の死後「関東髑髏党」に支配されている関東を舞台に、浪人・捨之介が偶然知り合った仲間たちと共に、因縁深い関東髑髏党の首領・天魔王と戦う。IHIステージアラウンド東京で行われる"Season鳥"は阿部サダヲ主演にて、6月27日~9月1日に上演。さらに向井理主演"Season風"(9月15日~11月3日)、主演未発表の"Season月"(11月下旬~)公演を控える。
2017年06月22日「ひげもじゃで格闘ゲームのキャラクターのようですよね。じつは、メークを終えるまでに2時間もかかるんです」 こう語るのは、NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』で近藤康用役を務める、橋本じゅん(53)。橋本が演じる近藤は、今川家から井伊の目付に任じられた近隣領主。直虎と激しく対峙する場面も。柴咲コウ演じる直虎との初対面シーンを、橋本は次のように振り返る。 「初めて直虎と相対してがっつりやる場面だったので、緊張しましたし、わくわくも、ドキドキも。実際、対峙して思ったのは、全くひるまないなあ、と。非常に目がいろいろなことを語る人なので、逆にこっちが力をもらえるというか、芝居が楽しくなります」 大阪芸大在学中の’85年に『劇団☆新感線』に参加。以来、看板俳優として活躍するほか、映像作品では名脇役として注目されている。 「舞台も、映像も、役づくりという点ではなんら変わりない。ただ、明らかに違うのは、舞台は一度始めたら止められない。今、『レ・ミゼラブル』に参加していますが、動きながら歌うので息が上がってしまって、そこは新感線と似てる。舞台は体力的には部活だと思っています(笑)」 俳優人生を順調に歩んでいるかに思える橋本だが、過去にこんな経験も。 「じつは、僕、役者を始めて11年ほどたったころ、ちょっと行き詰ってしまって。単身イギリスに渡り、筋ジストロフィーの患者の施設でケースワーカーとして働いたことがあるんです。そこで患者さんの介助をしながら、体が動くこと、自分がしたいことができる意味を考えて、結果、役者を続ける決意ができた。ヘタでもいいんだ、やれることを精いっぱいやろう、と。人生観が大きく変わりました」
2017年06月11日「撮影が始まったころは、周りがみんな芸能人!みたいな感じがありましたが、ようやく慣れてきました。月1ペースで開いている『直虎会』を通して、みなさん気さくな方だとわかって(笑)」 そう語るのは、NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』で奥山六左衛門を演じている、田中美央(42)。初めての大河ドラマ出演は、オーディションで獲得した。 「殺陣の訓練などいろいろ準備しましたが六左衛門は、まだ一回も抜刀していない。この先もあるのかどうか(笑)。いつも汗をかいて、鈍くさくて。私をイメージして書いてくださったのかと思うほど、僕そのものです。純和風の顔なので、もっと時代劇のオファーがあると思っていましたが、今回がほぼ初めて。NHKに入った瞬間、ここまでくるのに20年かかったなあ、と感慨深かったですね。でも、スタジオパークの直虎展に行っても、誰も気づいてくれなくて(笑)」(田中・以下同) ナレーターとしても活躍する美声で、ミュージカル俳優を目指したことも。 「ミュージカルの勉強をする一方で、ふつうのお芝居も深めてみたいという思いはずっとあって。決定的だったのは、(大阪芸大)卒業間近に『アニー』の最終オーディションに落ちたことです。演技が全然ダメだったと聞かされたとき、歌や踊りをメインに考えていたけど、根幹になるものは、やはりお芝居なのだな、と痛感しました。今後目指すのは、名バイプレーヤーと言われる役者。『名前はわからないけど、この人、よく出てるね』という存在になれたらいいなぁと」
2017年06月11日「正直、大河の歴史や大きさをつかめていなかったのですが、リハーサルで先輩たちの芝居を目の当たりにして初めて、『俺、大変なものに出るんだ!』と(笑)」 そう語るのは、NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』で中野直之役を務める、矢本悠馬(26)。矢本が演じる中野は、女性が城主になることに反発していたが、直虎(柴咲コウ)を知るにつれ、忠誠心が芽生えていく。 「現代劇のときは現場で作っていくタイプだったのですが、それは通用しない。本気で怒っているテンションを出せるまでには、正直、時間がかかりました」(矢本・以下同) また、武術にたけた直之を演じるうえで、殺陣シーンは見せどころの一つだが。 「リズムや力の強弱をつけて、もっと変えて見せたいと思っていますが、まだまだ一本調子ですね。日ごろ、自分にしかできない表現をしたいと心がけているので、殺陣でも個性を出せたら」 そんな矢本のお気に入りのシーンは? 「殿への親愛の情が描かれる場面ですね。直之の笑顔を見て、『愛が漏れてるな』と。もともと柴咲さんのファンだし、あれは、芝居じゃなかった(笑)」 子役として活動後。8年間の休業を経て、再び、役者の道へ。 「子どものときからずっと、芝居をするのが大嫌いだった。でも2年前、映画『ちはやふる』に出たころから、役者は楽しいと思えて。目標は、自分のようにひねくれている人間に好かれる役者になること。いや、国民的に愛されたいです!(笑)」
2017年06月11日NHK大河ドラマ「真田丸」で真田信繁(堺雅人)の側室“たか”役を務めて注目を集め、映画・ドラマ・演劇などでめざましい活躍を続ける実力派若手女優・岸井ゆきの。彼女が満を持して初主演を務める映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』の豪華追加キャストが発表され、さらに主題歌をシティポップバンド「Yogee New Waves」が手がけることが分かった。とある夏の地方都市。鳴り続ける電話、吉子(岸井ゆきの)が彼氏とのセックスを中断して出てみると、それは、祖父の訃報だった。2階から、草むしりをする父・清二に声をかける――「おじいちゃん、死んじゃったって。」。祖父の葬儀のために、久々に集合した祖父の3人の子とその家族は、その死を悲しむひまなく準備に追われていく。そんな中、それぞれのやっかいな事情が表面化し、とある事件をきっかけに、みっともないほどの本音をさらけ出す。そんな親族に呆れながらも、流れに身を任せていた吉子は…。「真田丸」や映画『ピンクとグレー』『森山中教習所』などで知られる実力派女優・岸井さんを映画初主演に迎え、「ソフトバンク」「Microsoft」「JRA」など話題のCM演出で業界若手No1といわれる監督・森ガキ脩大との注目のタッグで贈る本作。祖父の葬儀をきっかけに、それぞれの事情を抱えた家族が久々に集合し、やがて、みっともないほどの本音をさらけ出すうちに、やっかいだけど愛すべき“本当の家族”へと踏み出していく珠玉の物語。このたび明らかとなったキャストで、祖父の長男・昭夫を演じるのは、劇作家・俳優・演出家・監督など多岐にわたり活躍する岩松了。失業したことを親戚や近所にひた隠しにし、父親の威厳をすっかり失っている、という役どころ。また、次男で吉子の父親・清二には、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」やNTV「フランケンシュタインの恋」に出演中の光石研。一番の常識人に見えるが、どこか滑稽な父を演じる。長女・薫には、“ドロキュン”ドラマ「奪い愛、冬」も記憶に新しく、近年は脚本家、演出家としても活躍する水野美紀。東京で成功し、真っ赤なフェラーリに乗って登場する自由気ままに生きる独身の女性だ。昭夫の元妻・ふみ江には、NHK「ごごナマ」レギュラー出演中の美保純。昭夫との離婚後、祖父の葬儀で久々に昭夫と気まずい再会を果たすことになるという…。さらに、昭夫の息子・洋平には、ドラマ「貴族探偵」や「ひよっこ」、主演映画『ポエトリーエンジェル』の公開など話題作に立て続けに出演する若手実力派の岡山天音。父親を影で馬鹿にしながら、自らは大学浪人中、かつ引きこもり中というキャラクター。そして主題歌として本作を彩るのは、「FUJI ROCK FESTIVAL’17」を始め、数々の人気フェスにも出演や新アルバム「WAVES」リリースで話題の「Yogee New Waves(ヨギーニューウェーブス)」が書き下ろした「SAYONARAMATA」。初めて映画に楽曲提供した彼らのメロディは、さまざまな想いや心象を抱えながらも、前に向かう人を後押しするような1曲となっている。初主演を務める岸井さんは、「炎天下の熊本をともに過ごし、闘った、心強すぎる皆さんです。毎日全員野球で、一緒に、物語を紡いでいきました。ある1日、田んぼの真ん中で『主題歌はこの人に歌って欲しいんだ』と監督がかけたのが『Yogee New Waves』の曲でした。そのまま、この映画のエンディングのような時間が流れたのを覚えています。まさか書き下ろしていただけるなんて。夢みたいだ!」と、喜びをコメント。一方、本作が長編映画デビュー作となる森ガキ監督も、「描きたかったキャラクターにぴったりの配役で、演出している間もずっと笑いをこらえるのに大変でした。こんな群像劇みたことないぞって自信をもって言えるのも、岸井さんを中心に個性あふれる素晴らしすぎる役者の方々が臨機応変に1つのゴールにむかって、笑いながらかけづり回ってくれたおかげです。あの夏の熊本での撮影は一生忘れません」と撮影をふり返ってコメント。「僕も初長編作品、岸井さんも初主演というので主題歌も絶対に初のアーティストって漠然と決めていて、一緒に大きくて新しい波を作っていけるアーティストを探していたときに『ヨギー』と出会いました。映画完成まで本当にいろんなことがあったんで、曲が上がった瞬間にようやくここまできたんだなって、涙がこみ上げてきました。多くの方にヨギーとこの映画の化学反応を皆さんにみてもらいたい」と感激もひとしおの様子。「Yogee New Waves」の角舘健悟もまた、「かんかん照りの日射降り注ぐ、無情なまでの晴天。温度の隙間を縫うようにするりと風の糸がほどけては、心もまたほどけてゆく。祖父に会いにいこう!」と本作のタイトルにひっかけ、粋なコメントを寄せている。『おじいちゃん、死んじゃったって。』は11月よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月08日映画『昼顔』、WOWOWの連続ドラマW「アキラとあきら」などが控える人気俳優の斎藤工が、「齊藤工」名義で長編監督デビューを果たし、本年度ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて観客賞を受賞した『blank13』が、2018年2月、劇場公開されることが決定。齊藤監督と、主演を務めた高橋一生からコメントが到着した。突然蒸発し、13年間行方不明だった父親の消息が判明。しかし、家族との溝が埋まらないまま、その3か月後にがんでこの世を去ってしまう。取り戻せないと思っていた、父との13年間の空白。だが、葬儀当日の参列者が語る父親のエピソードで、家族の誰も知らなかった父親の真実とともに埋まっていく――。放送作家・はしもとこうじの実話を基にした本作は、13年前に突然失踪した父が余命3か月で見つかったことから始まる、ある家族の物語。3月に開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」にて観客賞にあたる、ゆうばりファンタランド大賞(作品賞)を受賞した。13年間行方不明だった父と向き合う前に、父を亡くしてしまう主人公・松田コウジ役には、ドラマ「カルテット」の好演も記憶に新しく、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」にも出演中の高橋一生。その彼女役に「ウチの夫は仕事ができない」『勝手にふるえてろ』の松岡茉優、さらに失踪した父親役に『美しい星』のリリー・フランキー、母親役を『光』『武曲 MUKOKU』の神野三鈴が務め、そのほか、村上淳、伊藤沙莉、佐藤二朗ら、いずれも実力派、個性派俳優陣が集結。“俳優・斎藤工”自身も主人公の兄役で出演しており、音楽監督は俳優・ミュージシャンとしても活躍中の金子ノブアキ、スチール撮影はレスリー・キーが務めるなど、スタッフ陣にも注目。主演を務める高橋さんは、“齊藤監督”について「映画に向ける静かな熱情を常に現場で感じていました。お芝居をしっかり見てくださっていたので、技術的なことを敢えてしない臨み方が出来たと思っています」と、撮影をふり返ってコメント。「作品作りというものに、撮影前からこれほど参加させていただいた経験は、はじめてのことでした。幸せな時間でした」と吐露する。さらに、映画公開を待つファンに向け、「人生の愛しさも、滑稽さも、絶望も、少しの希望も感じられる映画になっていると思います。是非ご覧になっていただいて、少し忘れてしまっていたかもしれない、自分の身近に居る好きな人たちのことを思っていただけたら嬉しいです」とコメントした。また、齊藤監督は、「オブラートくらいペラッペラな私には、“監督”と言う重厚な響きが未だしっくり来ませんが、 この作品への関わりとしてそれ以外の役職名がいまの所ないので、偉そうに名乗ってしまっています。私がこの作品に対してしたことと言えば、はしもとこうじ氏のとっておきの物語を映画にしたいと言い、 身に余るスタッフ方・キャスト方に集まっていただき、それをワクワクしながら特等席で見ていた、 ただの我儘おっさん傍観者です」と謙遜。「かつて映画少年だった私には、この瞬間も含め、夢の様な映画の時間の進行形を過ごしています」と語り、映画を愛してやまない監督らしい素顔がちらり。「映画とは、やはり映らない部分にも沢っ山のドラマがあることを、身を以て体感しました。まだ先ではありますが、皆様のお陰で無事に来年公開が決まりました。本当にありがとうございます。派手にではなく、じっくりと手渡しの様に劇場にてこの作品を届けて行きたいと思っています。同時にここから公開までが最も大事な時間です。恩着せがましいですが、この作品を一緒に育てていただきたいです」と、観客に向けてメッセージを贈っている。『blank13』は2月3日(土)よりシネマート新宿にて限定公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月31日女優・柴咲コウ(35)主演のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(毎週日曜20:00~)に出演中の女優・高橋ひかる(15)が28日、自身のブログを更新。人気子役・寺田心(8)との自撮り2ショットを公開し、反響を呼んでいる。同ドラマで、直虎(柴咲)の初恋相手、亡き井伊直親(三浦春馬)の娘を名乗る謎の美少女・高瀬役を演じている高橋。「直虎ちゃん」と題して更新されたブログでは、「昨日は、『おんな城主 直虎』のトークショーに虎松役を演じている寺田心くんと一緒にゲストとして参加させて頂きましたー!」と報告した。そして、井伊直政の幼少期・虎松を演じる寺田との2ショットを公開。「直虎の舞台になっている浜松のご当地クイズもあったりと楽しかったです」とイベントを振り返り、「心くん可愛かったなー」とつづった。また、「出世法師直虎ちゃん人形頂きましたっありがとうございます」と、人形の写真もアップした。イベントでも「本当に弟ができたような気分」と語っていた高橋が公開した寺田との2ショットに、ファンから「2人ともかわいいです!「姉弟みたい!」「二人とも可愛いすぎ」「きゃー」「心くん可愛いー!」「可愛い~~」「めっちゃ可愛いー!!」「こころ君との2ショットも仲よさそうでいい写真」「2大可愛いの奇跡の2ショット!!!」などとさまざまなコメントが寄せられている。
2017年05月30日NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』で、亡き直親(三浦春馬)の隠し子を名乗り、井伊谷へやってきた謎の美少女。その美少女・高瀬を演じているのが高橋ひかる(15)だ。剛力彩芽(24)、武井咲(23)らを輩出した「全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリに輝いたのがおよそ3年前。 「ずっと芸能界に憧れていて、まわりの勧めもあって応募しました。映画やCMに出演させていただいて、そこから女優のお仕事に憧れを持つようになりました」(高橋・以下同) 演技経験はデビュー作の映画『人生の約束』に続き2作目、ドラマデビューにして大河に抜擢された。 「歴史、特に戦国時代が好きなので、大河ドラマに出られてうれしいです。時代劇のお芝居の勉強がたくさんできて充実しています」 演じ方で悩んだときには、主人公・直虎を演じる柴咲コウ(35)から“目ヂカラ”の使い方のアドバイスをもらい、救われたという。 「『目線ひとつで、身分の差がわかる』ということを教えていただきました。そのとき高瀬は井伊の家に来たばかりで、直虎さんや祐椿尼さん(財前直見)と目を合わせている私の演技に、まだ目を合わせられる状況ではないと教えていただいて。柴咲さんは普段着のときもすごくオーラがあって、かっこいいんです」 ハキハキと話す“国民的美少女”。これから女優として成長していく姿が楽しみです!
2017年05月20日「(激動の)この状況を面白がっているというよりは、もっと受け身かもしれないです」 こう語るのは、NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』で小野但馬守政次を演じる、高橋一生(36)。引きも切らないドラマ出演、その合間にセクシーなヌード姿を披露し女性たちを魅了。そしてテレビCMでも活躍。まさに快進撃を見せる高橋。 「いただく仕事に関してはなるべく前向きに、できるかぎりやらせていただこうという精神です。高橋一生にやらせようと思ってくださる方がいる以上、できるかぎり取り組みたいと思っているのが僕の今の心情です」 いったいいつ休んでいるの?と聞きたくなるほどの活躍ぶり。吹越満演じる父・政直に、頬のこけ方がそっくりだと視聴者は沸いたけれど……。 「こけて見えたのは、そのタイミングで父・政直の姿に見た目が近づけるよう減量をしたからです。それは意図的にやっていることなので、高橋一生激務だねってどうか思わないでほしい。よく食べるし、運動もしてるし、めちゃくちゃ体調はいいので」 直虎への秘めたる思いを抱え生きる政次にかけて、自身の初恋についてたずねると。 「小学校5年生のときです。一緒に映画を見に行って、横を見たときに、すごい産毛が生えていてショックだったという(笑)。後日、人目のつかないところで伝えたらビンタされ、そのまま終わりを迎えました」 終始耳に心地よい低音ボイスで質問にこたえる様子に人気の理由を見た気がした。
2017年05月20日「政次に限らず、すべての役に対して自分との共通点を見つけてアプローチしていくという仕方を僕はしていなくて、いつもこれは自分だと思いながら没入して台本を読んでいく。その役が腹が立っていたら自分も腹が立っているし、そんな感覚なんです」 こう語るのは、NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』で小野但馬守政次を演じる、高橋一生(36)。喜怒哀楽を出すことなく冷徹に見せかけて心の奥で何かに耐える男。ときにそれを静かに爆発させる男。煩悶の表情が似合いすぎる、まさに高橋の真骨頂ともいえる役柄だ。 「僕はすごく器用に見られることがあるんですが、自分ではあまり器用じゃないと思っていて、自分以外の誰かの人間性にジャンプできない。自分の中にあるものからでしかお芝居はできないというか」 そんな中、第18回(7日放送)にドラマは大きな見せ場を迎えた。井伊家の家臣でありながら今川家に内通する政次の本心を探るべく、政次と直虎の2人が対峙するのだ。 「呼吸や間というところに人間の本質的なものが宿ると思っていますので、柴咲さんとはお互い通じるものを確認しながらお芝居ができたと思います。お芝居ってごっこ遊びと思われる方もいるかもしれないですけれど、そうじゃない瞬間を求めているのが俳優だと思うので、特に第18回はそういう瞬間を柴咲さんと共有できたように思います」 苦悩する姿さえもセクシーな政次が今後、直虎とどんな関係を築くのかが見どころだ。
2017年05月20日キャンドルの開発、製造、販売を行っているペガサスキャンドルから、伝統と現代性を融合させたキャンドルブランド「倉敷製蝋(*)」が、5月2日より通年販売開始されました。「倉敷製蝋(*)」は、上質な倉敷製のキャンドルブランドです。マスキングテープ「mt」のデザインなどで知られるアートディレクター居山浩二氏とのコラボレーションから生まれました。2017年2月1日に「東京インターナショナル・ギフト・ショー春2017LIFE×DESIGN」にて発表された同商品は、多数のメディアに紹介され人気を博しました。当初は期間限定の受注生産商品の予定でしたが、多くのユーザーの要望に応え、この度通年販売することに決定しました。「倉敷製蝋(*)」 工芸の町 倉敷のキャンドルメーカー × 居山浩二氏ペガサスキャンドルは、昭和9年創業のキャンドルメーカーです。工芸の町倉敷で、ウエディング用キャンドルやアロマキャンドルなど、独自技術を活用してキャンドルを作り続けてきました。マスキングテープ「mt」やNHK大河ドラマ「龍馬伝」のアートディレクションで知られる居山浩二氏とコラボレーションし、2015年より新商品の開発に着手。80年あまりのキャンドル作りで培ってきた知識や技術と現代性を融合すべく、素材・加工・香料の吟味・検証を重ね、キャンドルをデザインしました。丁寧な手仕事から生まれる、上質な倉敷製キャンドルです。厚さ3mmのキャンドル「CARD CANDLE」最も特徴的なキャンドルは、「CARDCANDLE」。幅18mm×高さ70mmそして厚みが3mmの薄い板状で、他に類を見ないキャンドルです。真鍮製のホルダーにキャンドルを立て火を灯すと、ほとんどロウが垂れることがなく、周囲のロウを溶かしながら燃焼します。とてもシンプルな形状だからこそ、あかりの美しさとキャンドルの面白さが際立つデザインです。コラボだからできた、こだわりのキャンドル多数のアイディアの中からアイテムを徐々に絞込み、商品化されたのは1/3程度。例えばエッジのシャープさをわずかに高めるために製法を変更するなど、細部のデザインにまでこだわり、何度もやり直し試作を重ねた商品です。香りは、現代の日本人の感覚にマッチし上質なリラックス時間を過ごせる、FreshFloral・FreshGreen・CassisLeavesの3種を新たに開発。長年の"挑戦し続けるものづくり"で得たペガサスキャンドルの知識や技術と、数々のデザイン賞を受賞し、国内外のデザインアワード審査員も多く務める居山氏のこだわりが結集したデザインとのコラボレーションにより生まれた「倉敷製蝋(*)」。使って心地のよい、日本のキャンドルブランドです。Webページ TUBE CANDLEFreshFloral/FreshGreen/CassisLeaves1candle+1holder¥7,560(税込)燃焼時間:約19時間packagesize:6.5cm×6.5cm×12cmHcandlesize:3.5cmφ×11cmHTESTTUBECANDLE×33candles+1holder3つの香り(各1本)のセット¥21,600(税込)燃焼時間:約19時間packagesize:21cm×6.5cm×12cmHcandlesize:3.5cmφ×11cmHTESTTUBECANDLEREFILLFreshFloral/FreshGreen/CassisLeaves1candle※グラスの中のキャンドルだけ交換します。¥1,620(税込)燃焼時間:約19時間packagesize:3.3cm×3.3cm×8.5cmHcandlesize:3cmφ×7.5cmHCARD CANDLEFreshFloral/FreshGreen/CassisLeaves5candles+1holder¥2,160(税込)燃焼時間:約30分packagesize:2.8cm×2cm×10cmHcandlesize:1.8cm×0.3cm×7cmHCARDCANDLEREFILLFreshFloral/FreshGreen/CassisLeaves5candles¥1,620(税込)燃焼時間:約30分packagesize:2.8cm×2cm×8.5cmHcandlesize:1.8cm×0.3cm×7cmHGLASS CANDLEFreshFloral/FreshGreen/CassisLeaves1candle¥5,400(税込)燃焼時間:約24時間packagesize:7.5cm×7.5cm×7.5cmHcandlesize:7cmφ×7cmCHOCOLATE CANDLE¥3,240(税込)5candles無香料燃焼時間:約1時間30分packagesize:6cm×20.5cm×2.8cmHcandlesize:3cm×3cm×2cmHMATCHES¥540(税込)packagesize:3.5cm×11cm×1cmH香りFreshFloralローズとジャスミンを基調に爽やかなシトラスと甘酸っぱいプラムの優雅なジューシーフローラルの香りFreshGreen爽やかでシャープなティー、ゼラニウム、パルマローザが作り出す知的なフレッシュグリーンの香りCassisLeavesカシスの葉のグリーンアクセントと、甘いローズが瑞々しいフルーティグリーンフローラルの香り直営オンラインショップCandleWorld「倉敷製蝋(*)」は5月18日(木)から販売開始予定注*「倉敷製蝋」の蝋は旧字体
2017年05月19日「亡き母に、『真田丸』を観てもらいたかった。時代劇が好きな人でしたから、きっと喜んでくれたと思います」 昨年のNHK大河ドラマ『真田丸』で“昌幸ロス”を巻き起こしたことが記憶に新しい草刈正雄(64)。今月12日に発売した初の写真集では、亡き母・スエ子さん(享年77)との“お宝2ショット”も公開。今回、最愛の母との“57年間の絆”を初めて明かしてくれた。 草刈は1952年、福岡県小倉市でアメリカ人の父とスエ子さんとの間に生まれた。しかし米兵だった父は、草刈が生まれる前に朝鮮戦争で戦死。兄弟もおらず、ずっと“母1人、子1人”の2人暮らしだったという。 「母は、ひと言でいうと“すごく厳しい人”だったかな。典型的な“九州の女”。でも今思えば、『私が父親代わりにならなきゃ』という思いもあったのかもしれませんね。母は日用品の卸売店で働きながら、女手ひとつで僕を育ててくれましたから」 やんちゃで母を困らせていたという正雄少年も、中学生になると早く自立するためにアルバイトを始めた。 「中学のころから新聞配達をしていました。高校は定時制だったから、授業の後に野球の練習をして、その後にスナックのバイトへ。本の訪問販売もしていました。大変でしたが、それもいい経験だったなと思います」 そして17歳のときに、アルバイト先のスナックのマスターの勧めでモデルの仕事を始めることになった。 「僕がモデルになるため上京するときには、母はまったく反対しませんでした。内心は行かせたくなかったのかもしれませんが、『好きにしていいよ』と背中を押してくれました」 上京した草刈は、1年後に東京へ母を呼び寄せたという。 「母は、仕事もやめて僕と一緒に東京で暮らし始めました。この道で食べていけるかどうかという状況でしたから、正直“賭け”でしたね」 その不安とは裏腹にモデルを始めて3カ月後、資生堂のCMに大抜擢。それがきっかけで、俳優の道がひらけた。 「僕の結婚を機に母とは別々に暮らすようになったのですが、母が体調を悪くしてから亡くなるまで15年ほどは同居していました。母は孫の世話もよくしてくれて、娘たちをあちこち連れていってくれていましたね」 しかし、そんな幸せいっぱいの草刈家三世代が寄り添う日々は突然、終わりを告げてしまう――。 「母は喉頭がんもやったし、乳がんにも罹り、糖尿病も抱えていました。入院していた時期もありました。そして7年前の夏、突然、自分の部屋で息を引き取っていました……。脳梗塞でした」 昨日まで元気だった母との“突然の別れ”。病気がちだった母と晩年の15年間を同居したことはこれ以上ない親孝行だったはずだが、草刈自身は「もっとしてあげられることがあったのでは」といまだに後悔することも多いという。 「東京に呼んでよかったのかと、落ち込んだりもしました。母は最期まで“九州女”でしたから、東京で僕たちと暮らしたことが果たして幸せだったのか……。さらに上京したころ、母はまだ30代後半。再婚のチャンスもあったのかもしれませんが、死ぬまで未婚を貫きました。いまも、そんな母のことを思い出します」 母を亡くした悲しみのなかで、ふと気付いた“母の教訓”があるという。 「生前、母は『ありがとう、ごめんなさいと素直に言える人になりなさい』とよく言っていました。歳を重ねれば重ねるほど、素直になるのが“勝ち”だなと思うようになりました。経験を積んでくると変なプライドが身についてしまいがちなので、素直であり続けるのは難しいですよ。でも、そうした垢を削ぎ落として、謙虚に頑張っていきたいですね」
2017年05月19日タレントの橋本マナミ、俳優の草刈正雄が26日、東京・六本木ヒルズで行われた「ザ・プレミアム・モルツ フェスティバル」オープニングイベントに出席した。サントリービールは、3月14日にリニューアル新発売した『ザ・プレミアム・モルツ』のイベント「ザ・プレミアム・モルツ フェスティバル」を全国17都市で開催。東京会場となる六本木ヒルズでオープニングイベントが開催され、スペシャルゲストとして橋本マナミと草刈正雄が登場した。東京会場の大使に選ばれた橋本は「プレモルは大ファンなので、東京大使に選んでいただいて夢のようです。このイベントは毎年六本木でやっていることを知っていました。今回新しくなったプレモルを工場直送で飲めるということなので、1人でも多くの方に楽しんでいただきたいです」とアピール。途中からお客第1号として草刈が登壇し、橋本が注いだビールで乾杯。飲み終わった後に草刈が発した「これが大博打の始まりや!」というNHK大河ドラマ『真田丸』の名セリフを間近で見た橋本は「まさかここで聞けるとは思いませんでした」と目を丸くしていた。『真田丸』の演技でブレイクした草刈は、5月12日に自身初めてとなる写真集『草刈正雄 FIRST PHOTO BOOK』(双葉社刊)の発売も控えている。「最初話が来た時はこっ恥ずかしくてね。この歳(64)で写真集かと思いましたよ。説得されてやってみようかとね」と経緯を語る草刈に、橋本が「今でも素敵なのに、どういう感じなのか楽しみですよね。私は脱いでいるところがみたい! 上半身だけでもいいので、それを期待したいです」とリクエストする場面も。それを横で聞いていた草刈は「じゃあ次回!」と満更でもない様子だった。
2017年04月26日「昨年、息子が小学4年生になるときに塾に通わせようと思ったことが、資格を取るきっかけになりました。息子に“お母さんも勉強して頑張っているのよ”という姿を見せたほうがいいかな、と思って(笑)。資格だったら、認定証をいただけるので証明にもなりますからね。でも息子からは、『どうせ自分のためでしょ?』って言われましたけど(笑)」 そう笑いながら話すのは、現在、NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』で柴咲コウ演じる主人公の井伊直虎の母親・祐椿尼を演じている女優・財前直見さん(51)。シリアスからコメディまで、数多くの作品で活躍するかたわら、彼女は’16年5月から9月までのわずか4カ月間で、6つもの資格を取得していた。 「メンタル心理カウンセラー」「上級心理カウンセラー」「行動心理士」「シニアピアカウンセラー」「終活ライフケアプランナー」そして「エレガンスマナー」。彼女にそこまでさせた理由は何だったのか、財前さんはこう語る。 「資格を取ったもう1つの理由は、昨年、私自身が50歳になったことも大きかったですね。それまでの自分はまだまだ未熟で、周りの大人たちからいろんなことを教わって生きてきました。そんな自分が50歳になった節目として、何か社会貢献をしなきゃいけないという強い意識を持つようになりました。“誰かのために何か役に立てる人間になったほうがいい”と思ったんです」 彼女が取得した6つの資格のほとんどが「心理」に関係しているもの。そのなかでも、将来自身がいちばんなりたいと思っているのが「終活ライフケアプランナー」だ。 「これは、自分が死を迎えるときに周りに迷惑をかけないためのアドバイスができるので、お年寄りの方だけでなく、若い人たちにも勧めていきたいと思っています。たとえば、一人暮らしの方が突然亡くなったとします。その方のパソコンのなかには、住所録をはじめさまざまなデータが入っている。でも家族はそのデータをどうやって引き出せばいいかわからない。つまり、自分自身に万が一のことがあった場合、自分の意思や家族に迷惑をかけないために知らせておきたいことを書いた終活ノートの重要性をアドバイスしていきたいと思っているんです。もちろん、私も終活ノートを書いて家に置いていますよ(笑)」 たしかに、親が突然亡くなった場合、親の預金通帳、はんこ、保険証書といった大事なものが、家のどの場所にあるかだけでもわかれば、残された家族はかなり助かる。 「じつはいま売っている終活ノートよりも、もっと書きやすくてわかりやすい、オリジナルの終活ノートをプロデュースしたいな〜と、ひそかに考えてます(笑)。お年寄りの方って、エ〜ッ!て、思うようなとても大事なことを新聞チラシの裏に書き残していたりするんです。それなら大事なことを項目ごとに、1つのノートにまとめて書いておいたほうが、自分や家族のためにもなる。若い人からお年寄りまでが、終活ノートを書く世の中になってほしいというのが、私の希望でもあるんです」 そして、彼女が次に取りたいと考えているのは、これまでの子育て経験を生かせるような、養育に関わる資格。新しい資格への好奇心は増すばかりだという。 「私にとって資格は、自分自身を見つめ直して、自分自身を褒めてあげるもの。息子にも言われましたが、結局、自分自身のためなのだと思います。限界を作っているものも自分。諦めるのも自分。何と戦うか。それは自分の弱さ、甘さだったりします。どんな人であっても、自分はどうしたいのか、悩んだり苦しんだりする。いくつもの資格を取ることによって、自分を客観的に見つめ直す、いいきっかけにもなりました」 女優業にも、資格の勉強にも、飽くなき好奇心と向上心で挑戦し続けているようだ。
2017年04月21日人間不思議なもので、人生に何かと区切りをつけたがるものです。幼少のころであれば、それは入学や卒業、はたまた成人式など勝手に社会が区切ってくれたもの。ですが、社会に出ると区切りはほぼなくなります。そしてダラダラ年をとるのが怖いからこそ自分で人生に区切りを設け、“自分との約束”に苦しむのです。 多くの女性が設定する区切りでよくあるのが「30歳までに結婚したい」という、“自分との約束”でしょう。日本女性の平均初婚年齢が29歳ですから、30歳までに結婚を希望するのは特段おかしなことではありません。でも2から3と特に変化を感じるタイミングだからこそ、自分の希望に強くとらわれてちょっと足をすくわれてしまう女性は多い気がします。井上真央さん(30)の状況も、一般女性にありがちな悩みとそう違わないのかもしれません。 井上真央さんは子役としてブレークしてから着々とキャリアを重ね、今や清純派女優の一人として名前を連ねる女優さん。ドラマで共演したのをきっかけに、アイドルグループ「嵐」の松本潤さん(33)との交際が報じられました。12年をへてそろそろ結婚かと思ったのも束の間、松本さんの二股疑惑が発覚。その後も事務所独立でトラブルが起きたりと、最近は結婚から遠のきそうな事件が連発しています。 そして落ち着いたかと思えば、15年に出演したNHK大河ドラマ『花燃ゆ』以降はCMをのぞいて目立った露出もありません。井上さんは「30歳までに結婚したい」と前々から公言していたため、現在身の振り方に注目が集まっています。 彼女に限らず、30歳という節目に焦ったり悩んだりする女性は多いもの。そもそも最近の30歳女には、どんな変化が起きているのでしょうか。それは次のようなものだと思います。 「若くて可愛い」で許されていたことが通用しなくなり、“第2次結婚ブーム”が発生。示し合わせたかと思うくらい結婚&出産が連発し、多くの女性が「私も続け!」と思い結婚や出産に目を向け始める。しかし男性は30歳ごろから仕事で結果が出始め、優秀な男性ほどモテ始める。そのため男女の人生設計の希望がかみ合わず、結果として長年付き合っていたカップルが別れる、なんてことが起きるのです。 これが、30歳前後の女性を悩ませる正体。ですがこの状況に悩んだ結果として起きることが、「結婚を焦って本来なら選ばない人と結婚して後悔する」とか「焦って婚活して疲れる」とか「なかなか結婚を決めない彼氏を待っていたら若いコと浮気された」とか……。 あれ、これって井上さんの状況に似ていますね。つまりスケールこそ大きいものの、松本さんと井上さんの状況は30歳女性によくあるトラブルといえそうです。 焦りや立場の変化に遭遇し、悩み始める30歳女。そんなときに自分の中で決めた人生計画は、ときに邪魔になってしまいます。30歳は区切りとしてはいいのかもしれませんが、区切りで結婚という自分との約束に従い続けることは自分の人生を本当に輝かせてくれるのか。井上さんにとって、ゆっくり考えるべきときに来ているのかもしれません。
2017年04月18日鈴木亮平主演で西郷隆盛を描く来年の大河ドラマ「西郷どん」で北川景子が篤姫役を演じること、鈴木さんと「花子とアン」で共演した高梨臨、過去に西郷と大久保利通を主役にした大河ドラマ「翔ぶが如く」で大久保を演じた鹿賀丈史らが出演することが発表された。すでに西郷の盟友・大久保役に瑛太、西郷の3番目の妻役で黒木華らが出演することが発表されているが、この日、出演が明らかになったのは北川景子、北村有起哉、高橋光臣、堀井新太、高梨臨、沢村一樹、斉藤由貴、鹿賀丈史、小柳ルミ子の9名。過去に「篤姫」で宮崎あおいが演じたことが記憶に新しい篤姫は、薩摩出身で将軍に嫁ぐことになる島津分家の姫。北川さんはのちの篤姫こと於一を演じるが、本作では鈴木さん演じる西郷との間に淡い恋も…?大河初出演の北川さんは「緊張してます」と声を震わせる。自身、大河ドラマに対して「いつかは」という思いを抱いていたそう。これまで多くの先輩方が演じてきた篤姫から勉強しつつ、歴史も勉強し、中園(ミホ)先生の描く『西郷どん』のオリジナリティも大切にしながら務めていきたいです」と意気込みを口にする。出演を知って家族の反応を問われると「祖父母は大河ドラマを欠かさず見てるので、『大河に出られるようになったんだね』と本当に喜んでくれました」と笑顔を見せた。西郷たちにとっては“先生”のような立場にある薩摩藩の赤山靱負(ゆきえ)を演じる沢村さんは、地元・鹿児島出身!「先日、父の墓参りで帰ったばかりで、ゆかりの地を巡ったりしたんですが、会う人に『出らんのね?(出ないの?)』と言われ、そのたびに『出たいけどどうなるんだろうね』とごまかしてきたので、やっとここで『出ます!』と言えます」と晴れ晴れとした表情。鹿賀さんは、西郷隆盛役の西田敏行と共に主演を務めた『翔ぶが如く』をふり返り「あのときは、なるべく薩摩弁をと思って使ってたら、視聴者から『よくわからん』との声をいただいて、字幕が出ました(笑)」と懐かしそう。今回は、薩摩藩主の島津斉興を演じるが「クセのある藩主になりそうなので、台本が楽しみです」と微笑んだ。このほか、北村さんは西郷と幼少時から学び、維新後は鹿児島県令(知事)となる大山格之助を、高橋さんは藩主・斉興の茶坊主として出世し、時に西郷に嫉妬する有村俊斎を、堀井さんは西郷を兄と慕い、最後まで西郷と運命を共にする村田新八を演じる。高梨さんが演じるのは、貧しい農民の娘として過酷な人生を送り、西郷の人生にも大きな影響を与える娘・ふき。昨年の「真田丸」に続く大河出演の斉藤さんは、篤姫の教育係にして、西郷と密に連絡を取り合う幾島を、小柳さんは斉興の側室として寵愛を受け、やがてお家を揺るがす騒動(=お由羅騒動)を引き起こす由羅を演じる。西郷役の主演・鈴木さんは「理想のキャストが集まってくださいました!」と満面の笑み。「沢村さんには控室で『鹿児島弁やってる?いまからやっとかないとやばいよ!』と言われまして(笑)。僕もそこは妥協したくないと思ってます。大学で言語学を学び、言葉は好きなので、方言に妥協せず乗り越えていきたいです」と語る。また「主役として大河を背負うとなると、以前の作品意識するもの」と同じく西郷隆盛を主人公のひとりにした「翔ぶが如く」の存在について「良い例でありライバル」と言及。「そこで大久保を演じられた加賀さんが、今回は大久保の仇でもある斉興を演じてくださると聞いて興奮しました」と喜びを口にした。そして「歴史は絶対に一人の力では動かない。みんなの熱い心とタイミングのうねりが強烈にとがったとき、何か事件が起こる。このドラマもみんなで一つの方向に向かい、それが爆発するような、明治維新のようなドラマにしたい」と力強く語った。NHK大河ドラマ「西郷どん」は2018年1月より放送開始。(text:cinemacafe.net)
2017年04月12日「井上さんは、今年1月9日で30歳になりました。人生の節目を迎えた彼女は、女優としても1人の女性としても、自分の将来を真剣に考え始めているようです」(芸能リポーターの城下尊之さん) この1年間、実質上の“休業状態”が続いている井上真央(30)。年明けの特番『新春大売出し!さんまのまんま』(フジテレビ系)に出演したものの、ドラマや映画の出演予定は全く聞こえてこない。連ドラも15年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で主演を務めたのが最後だ。 この1年間におよぶ“休業”は彼女のある“決意”によるものだと報じられてきた。それは、“交際12年恋人との結婚”。その相手とは、嵐の松本潤(33)だ。3月20日付の『東京スポーツ』では、「松本との結婚のために井上はこのまま引退するのでは」という“電撃引退説”も報じられた。 井上と松本は05年、『花より男子』で共演し、交際が始まったといわれている。 「マスコミ関係者の間では『彼女が30歳になったら結婚する』ともいわれていたのですが……」(芸能関係者) だが昨年末、状況が一変する。井上と交際を続けるかたわら、松本が別のタレント女性と4年にわたり交際を続けていたと、「週刊文春」で報じられたのだ。さまざまな憶測を呼んでいる“休業状態”の真相は、果たして――。その答えを本人に聞こうと3月下旬、本誌は井上を直撃。正午過ぎ、愛犬を散歩させようと都内自宅から現れた井上に声をかけた。 ――報道されている松本さんとの恋愛、結婚についてお聞きしたくて。 「いやいやいや、ちょっとここでお答えするのもアレなんで。事務所を通してお答えさせていただきますよ」 これまで週刊誌などの直撃取材には口を閉ざしてきた井上。だが記者が質問を重ねると、次から次へと“意外な答え”が返ってきた。 ――松本さんとご結婚が近いと報じられてますよね。 「いやいや、全然全然!」 ――1年ほどお仕事を休まれていることと結びつけて“引退か”なんて報道もありましたが。 「あれには、私もびっくりしました。でも、しょうがないですね。いろいろ言われるのがこのお仕事なので」 ――では、引退はない? 「ええ、まったくないですよ。はい(笑)」 ――いまはすべてをリフレッシュする期間だと? 「はい、お仕事もこれから始めます。いまはまだ、発表してないんですけど……」 結婚、引退と立て続けに質問をぶつける記者に、キッパリと否定した井上。「年明けにも」と言われてきた“結婚引退”は、今の井上にはまったく視野に入っていないようだ。 ――松本さんとタレント女性の交際報道で落ち込んでいらっしゃるとの報道もありましたが。 「アハハ、なんですか、それは(笑)。本当にみなさんの妄想が激しいので、びっくりしちゃいます」 ――松本さんとのご結婚は全然ないんですか? 「う~ん……。答えてしまうとみなさんにご迷惑をおかけしてしまうので。お答えしたい部分もあるのですが、申し訳ありません」 本誌直撃に“女優再開”を宣言し、井上は予想以上の明るい笑顔を見せた。12年間“彼”を信じて待ち続ける井上に“春”は訪れるのだろうか――。
2017年04月06日第58作目となる大河ドラマが、「いだてん~東京オリムピック噺~」として2019年1月より放送されることがこのほど明らかに。主演には中村勘九郎と阿部サダヲの2人がリレー形式で務め、宮藤官九郎オリジナル脚本で“知られざるオリンピックの歴史”を描いていく。戦争、復興、そして…平和への祈り。オリンピックには、知られざる日本人の“泣き笑い”の歴史が刻まれている。本作では、1912年の「ストックホルム」から、1936年「ベルリン」、そして1964年「東京」までの3大会を中心に、激動の52年間を描いていく。勘九郎さんは、“オリンピックに初参加した男”マラソンの金栗四三(かなくりしそう)役を、阿部さんが“オリンピックを呼んだ男”田畑政治(たばたまさじ)役を演じる。勘九郎さんは、「この歴史ある大河ドラマを宮藤さんの本そして阿部さんとともにできるというのは本当にうれしいです。幸せですし、誇りに思います」と喜び、「金栗さん、教師時代いつもにこにこにこにこしていて生徒におしゃか様というあだ名を付けられた、というかあだ名がついたそうですので、この1年間長きにわたる撮影でございますけれども、笑顔を絶やさず、体力・気力・努力で走り抜けたいと思います」と意気込み。一方阿部さんは、「いま大河ドラマで『直虎』に出ていて、まさかないだろうなと思っていたので、声が掛かったんで本当にびっくりしてるところで」と驚きが隠せない様子。また、「テレビドラマに宮藤さんの作品10年以上出てないので、『あまちゃん』とかも出てる出てるって言われるんですけど出てないんですよ僕ね。『あまちゃん』に出なくてよかったなっていうか、『いだてん』に出られるってことで本当にすごいうれしいので、一生懸命頑張っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします」とコメントした。また語り手には、“落語の神様”古今亭志ん生。架空の落語「東京オリムピック噺」の軽妙な語りに乗せ、“笑いの絶えない”ドラマを目指す。さらに、志ん生さん自身の波乱万丈な人生もドラマに挿入。生粋の江戸っ子である志ん生さんの目線で、明治から昭和の庶民の暮らしの移ろい、“東京の変遷”を映像化。そして、初の4K制作で、移り変わる“東京の町並みを映し出していく。2019(平成31)年大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は2019年1月よりNHKにて放送予定(全50回)。(cinemacafe.net)
2017年04月04日俳優の鈴木亮平が、34歳の誕生日を迎えた29日、自身のブログを更新。幕末の志士のような情熱を持って役者に向き合うことを誓った。29日をまわった直後に「34才」というタイトルで更新した鈴木は、「夜分に失礼しますよ。たった今、34才になりました。鈴木亮平です」と書き出し、「なんだか、気恥ずかしいですね。いつもはあんまり誕生日を意識しない性格なのですが、今年はちょっと意識して前のめりに、こんな時間にブログをアップしてみました」とつづった。そして、意識した理由について「最近調べてみたんです。『34才って、幕末の志士たちは何をしていたのだろう』と。そうすると、びっくりしたのは、多くの人たちがその年にはすでに亡くなっているんですね」と説明。「橋本左内 享年25 久坂玄瑞 享年25 高杉晋作 享年28 吉田松陰 享年29 坂本竜馬 享年33」と列挙し、「気付けばいつのまにか、坂本龍馬よりも年上になっていました」と記した。さらに、「近藤勇・土方歳三・小松帯刀の3名はちょうど34才にして亡くなっています。恐るべきスピードで『生』を燃やし、歴史に名を残して散っていった彼ら」と続け、「一方、わたくし鈴木亮平。僕はもちろん長生きする気まんまんですが、それでも彼らに負けるわけにはいきませんので、同じくらいの激しい情熱を静かに腹に落とし込んで、これからの役柄に向き合っていきたいと思います」と、幕末の武士らと同じく情熱を持って役者の仕事に向き合っていくことを誓った。また、2018年NHK大河ドラマ『西郷どん』の新キャストが発表されたことを報告し、主人公の西郷吉之助(隆盛)役を演じる鈴木亮平は「最高のキャストが実現したと思っています」とコメント。「僕の好きな邦画トップ10には必ず入る『蒲田行進曲』の伝説的トリオ、松坂さん、風間さん、平田さん」「ずっと同世代の俳優として意識し、尊敬してきた瑛太くん」「黒木華ちゃん。皆さん知っての通り、花アンファミリーであり、天皇の料理番ファミリーでもあります。なんと二度とも彼女の義理の兄役だったのですが、今回は夫婦ということで、これまでに築き上げた信頼関係を活かして、素敵なシーンを作り上げていけたら」などと共演者への思いを記した。
2017年03月29日俳優・鈴木亮平が主人公・西郷隆盛を演じる、2018年放送のNHK大河ドラマ「西郷どん」。この度、本作の出演者会見が行われ、瑛太、黒木華、桜庭ななみ、松坂慶子ら豪華キャストが発表された。西郷吉之助(隆盛)は、薩摩(鹿児島)の貧しい下級武士の家に育った。家計を補うため役人の補佐として働くが、困った人を見ると放っておけず、自分の給金も弁当も全部与えてしまう始末。西郷家はますます貧乏になり、家族はあきれかえるが、西郷は空腹を笑い飛ばす。盟友・大久保一蔵(利通)との深い友情や反目、生涯の師・島津斉彬との出会い、篤姫との淡い恋、3度の結婚、2度の島流し…波乱の生涯の中で、唯一無二の揺るぎなき「革命家」へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく――。「不機嫌な果実」「anego」など様々な著書が映像化される林真理子の「西郷どん!」を原作に、「ハケンの品格」や「花子とアン」の中園ミホが脚本を担当する本作。有名な上野の銅像や、世間がイメージする太った無口な男ではなく、エネルギーみなぎる全く新しい“西郷どん”を描く。今回発表されたのは、西郷家ゆかりの人々。西郷の生涯の盟友でありライバルの大久保利通役に瑛太さん。西郷と同じ城下に住む武家の娘で、幼い頃から西郷どんにひそかに思いを寄せ、一度は心ならずも他家へ嫁ぐが、紆余曲折の末西郷3人目の妻となる運命の女性・岩山糸役に黒木さん。西郷家の長女で吉之助の妹・琴役を、大河ドラマ初出演となる桜庭さん。貧乏に追い込まれる西郷家を、兄に成り代わり一家の大黒柱として支える西郷家の次男・西郷吉二郎役に渡部豪太が扮する。さらに、西郷の父・吉兵衛役を風間杜夫、母・満佐子役を松坂さん、大久保の父・次右衛門役に平田満、西郷家に親子代々で仕え、生涯西郷に尽くす熊吉役を塚地武雅が演じる。大河ドラマ「西郷どん」は2018年1月よりNHKにて放送予定(全50回)。(cinemacafe.net)
2017年03月27日「恵ちゃんがかわいそうになって…。『とても真面目な人。婚約者がいるってわかっていたけど、本当に好きになってしまった。入籍してないから、もしかしたら…』と、彼に夢中だったんです」 こう証言するのは、モデルでNHK大河ドラマ『秀吉』出演歴もある女優・濱松恵(34)の親友Aさんだ。「とても真面目な人」とは、東京03・豊本明長(41)。 2009年には、キングオブコント王者に輝き、「1000人規模の公演チケットがすぐに売り切れる」(豊本の後輩芸人)というほど、トリオの仕事は順調。豊本はプロレス好きで知られ、ピンで関連番組のMCなども務めている。2014年12月末には、その縁で「逆プロポーズ」を受け、婚約者ができた。お相手は、日本のキャットファイトの草分け的存在である女子プロレスラー、ミス・モンゴルこと上林愛貴(40)。豊本とはまだ入籍していないが、都内で同棲しており、事実婚の状態にある。 Aさんによれば、豊本と濱松の関係が始まったのは、2016年11月。知人の紹介で知り合ったそうだ。共通の趣味だったゲームの話で意気投合。男女の関係になるのに、時間はかからなかった。 本誌は、そんな2人がやり取りしたLINEの一部を関係者から入手。そこには、《じゃ、舐めたげる》などのエロい文章が並んでいた。 3月22日、濱松を直撃した。「えっ、はい…。はい…」とだけ口にし、足早に立ち去った。 翌23日、一方の豊本にも話を聞いた。濱松と友人であることは認めたが、交際については否定。だが、LINEのことを持ち出すと一転、急に口ごもった。そして、「いま、答えられません…」とだけ言い残し、仕事へ出かけていった。 本誌の取材に、濱松の所属事務所は「プライベートは本人にまかせています」。豊本の所属事務所は「(2人の関係は)知りませんでした」と回答した。(週刊FLASH 2017年4月11日号)
2017年03月27日長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、さらに高杉真宙が出演する黒沢清監督の最新作『散歩する侵略者』。本作に、先のNHK大河ドラマ「真田丸」で話題を呼び、今後も話題作が多数控える恒松祐里の出演が決定。黒沢監督からも絶賛のコメントが到着した。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に1人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向に。「地球を侵略しに来た」と、真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える…。本作は、国内外で圧倒的な支持を集める黒沢監督が、気鋭の劇作家・前川知大率いる「劇団イキウメ」の人気舞台を長澤さん、松田さん、長谷川さんら日本映画界を代表する豪華キャスト陣で映画化。そこに今回、加わることになった恒松さんは、NHK連続テレビ小説「まれ」、映画『くちびるに歌を』などで注目を浴び、「真田丸」で主人公・真田信繁(堺雅人)の娘すえを好演して話題に。今年は公開中の『ハルチカ』、間もなく3月25日からは『サクラダリセット』の公開が控える、ネクストブレイクの1人として注目の逸材だ。演じるのは、外見はどこにでもいるあどけない普通の女子高生、しかし、その正体は“侵略者”という立花あきら役だ。恒松さんは、10年以上のバレエで培った身体能力を発揮し、本格アクションシーンに初挑戦。クランクイン前からハードなトレーニングを重ね、撮影現場ではすさまじい殺陣アクションを披露。想像を超える恒松さんの身体能力に、スタッフ・キャスト一同が感嘆するひと幕もあったという。また、アクションだけでなく、微妙な表情や芝居を求められる“侵略者”という難役を軽々と演じてみせる彼女に、黒沢監督も「末恐ろしい女優」とその才能を絶賛。どこか狂気を感じさせながら、楽しげに男たちを叩きのめすという“笑顔×狂気×ハードアクション”のニューヒロインを演じる恒松さんに、期待していて。■恒松祐里立花あきらは、外見は女子高生で中身や考え方は“侵略者”という設定なので、電車の中などで人間観察をしながら、「人間ってこういうものなのかな」って面白がる感覚があきらっぽいのではないか、と思って役作りをしました。一番苦労したのはアクションシーンですが、どう見せたらかっこいいか、というだけではなく、黒沢監督から「“人間ってこういう感じなんだ、へえー”みたいな感じのアクションで」と言われ、そういうあきらの「度を超えた」無邪気な好奇心を表現しながらアクションをするというのが、とても難しかったです。■黒沢清監督まだ若いのに、もう芸歴10年以上になるんでしょうか。まったく躊躇せず、この難役をスラスラと演じていました。しかも、そこにいるだけでパッと華がある。大女優の素質があるんでしょう。将来が楽しみです。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月21日国宝「松本城」5重6階の堂々たる姿を見せる国宝5城のひとつ松本城。天主が築造されてから明治維新までの治世約270年間を支えた美しい城は、今も松本の象徴です。蔵のある街「中町通り」今も白と黒のなまこ土蔵が立ち並ぶレトロな中町通りには、民芸やクラフトのお店や飲食店などのお店で賑わい、古きよき松本の散策が楽しめます。信州上田「真田の郷」長野県上田市の真田氏発祥の地へ。真田氏本城跡で、記憶に新しいNHK大河ドラマ『真田丸』の撮影地へ。第3話で、長澤まさみさん演じる「きり」が、腰をかけていた樺の丸太に座って真田の郷を見渡せば、戦国時代へタイムスリップしたかのよう。ゆきむら夢工房では、ツルツルもちもちの腰のあるそば打ち体験も。取材・文/小野アムスデン道子スポット情報スポット名:星野リゾート 界 松本住所:長野県松本市浅間温泉1-31-1電話番号:0570-073-011
2017年03月20日歌舞伎俳優の市川海老蔵が16日、「渡瀬恒彦さん」というタイトルでブログを更新。多臓器不全のため14日に死去した俳優の渡瀬さんを悼んだ。主演したNHK大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』で渡瀬さんと共演した海老蔵は、「沢山思い出が、撮影の時テストや本番とあります」と告白。テストの時に照明合わせにずっと立っていたら「いいんだよ。本番キチンとやればいいんだよ。主演がずっとやっていたら、周りも一年間やる事になる。他のドラマと違い一年間の長丁場だから、いいんだよ」とアドバイスをもらったそうで、「全てを思っての大人の優しい言葉でした」と感謝した。また、茨城のロケの後に食事に連れて行ってもらったときのエピソードも披露。「あの当時の私は、血気盛んな上に血気盛んの血気ボーボーでしたから笑笑」と前置きした上で、渡瀬さんから「俺と一緒でどうをとるやつは初めてだ!」と言われて「なんすか?どうをとるって?」と聞いたというやりとりを明かし、「臆する事なく聞いた無礼に優しく強くこたえて下さった事とか、、、本当にカッコよく素敵な先輩でした」とつづった。さらに、「この度のこと、ショックでした」と吐露し、「心から御冥福を御祈り申し上げます」と締めくくった。
2017年03月16日ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』で、海に選ばれた少女モアナと伝説の英雄マウイを、沖縄出身の新星・屋比久知奈と多方面で活躍中の歌舞伎俳優・尾上松也が声優として演じている。2人は劇中で素晴らしい歌声を披露するとともに、それぞれモアナとマウイが抱いている希望や葛藤、情熱や挫折など、ありとあらゆる感情を繊細に演じ切っている。「誰もが共感する作品」と口をそろえるふたりに、作品のことを聞いた。――モアナとマウイは一緒に行動していますが、友人や師弟関係とも違う、ちょっと不思議な関係ですよね? どういう関係だと理解して演じましたか?屋比久:一緒に海を旅するにつれて支えあう関係というか、お互いの欠点を補いあっているような感じがしました。モアナにとってもひとりで海に出て行く気持ちは、どういう感じかなって思ったりもしたのですが、頼もしいマウイといることで安心したと思うんです。彼なしでは達成できないことのような気がしました。松也:兄弟、友人、いろいろな見方ができると思いました。全体的に観ると、ライバルのような感じがします。僕自身も彼に似ていて、近しい友だちが一生懸命に頑張っている姿を見ることで、自分自身を鼓舞して高めていける。モアナが懸命に生きていてくれるからマウイも成長できると思ったので、ライバルだと思います。屋比久:また、マウイにとっても心を開くきっかけを作ってくれた人がモアナだと思うので、そういう意味ではふたりは補いあう、支えあう関係なのかなって思いました。松也:だからこそ、いろいろなことを教えあうんですよね。おそらくマウイもモアナも、お互いが懸命に生きていてくれないとお互いを支えられないと思うので、僕はよきライバル関係だと思いました。――モアナは海に選ばれた少女ですが、選ばれただけじゃダメで、自分の力で運命を切りひらかなければいけないですよね。これは待っているだけのヒロインじゃないという、最近の能動的なディズニー・ヒロイン像を継ぐキャラクターでした。屋比久:そうですね。いままでのディズニー・ヒロインとは、まったく違うなって思いました。いままではお姫様で、キラキラした世界に観ていてあこがれちゃうような、ちょっと遠い存在だったと思います。わたし自身、そう思っていました。でも、今回のモアナは人間らしくて、より身近な女の子。等身大の16歳の女の子という感じがしました。松也:僕たちが観ていたヒロインは、おっしゃったとおり素敵な王子様がいて、苦労を乗り越え、最終的にはハッピーで終わりますよね。もちろん自分の中でも葛藤があるけれども、周囲の影響や助けもありました。最近では『アナと雪の女王』がそうでしたが、ヒロインが一番頑張っている。それは時代の流れや女性像の変化にもよると思います。屋比久:もちろん世界を救うために海に出ることは、私たちにしては考えられない大きなことですが、モアナをひとりの少女として観た時に、彼女の想いをすごく感じて、共感できると思うんです。外の世界に対するあこがれなどはわたしたちの思う将来のことと似ていて、それに対する不安や葛藤も似ています。モアナと同じ16歳の方だけでなく、それを乗り越えた方、これから立ち向かう方も共感して、身近な存在として勇気をもらえると思いますし、彼女に背中を押してもらえるような、そんな魅力のある女の子だと思います。松也:今回のモアナはマウイのサポートを受けはしますが、彼のほうが弱いものを抱えていて、最後までしっかりと自分を持って(使命を)成し遂げようとするのは、モアナのほうなんですよね。これはとても、現代的なことであると感じました。あと、体格がいいマウイ、小さなモアナ、すべてが逆のような感じもする。そのギャップを感じると、見栄えや体の大きさ、男か女かなどが関係ない時代に来ている気がします。誰もが勇気を持って踏み出せば、物事を変えられる。考えすぎかもしれないけれど、人は見た目で判断しがちですが、その内実には皆いろいろなことがあるというメッセージもあると思いました。――そういうメッセージを声だけで表現するという大仕事でしたね。どういうことを意識して表現していたのですか?松也:僕はミュージカル、映像作品など何をするにも同じですが、表現方法は違っても、根本的に演ずるということは、すべてが一緒だと思っています。例えば今回のマウイで言いますと、その人生の一部分を切り抜いて表現しますので、そこにいたるまでのなんとなしの背景は見えるべきだと思っています。マウイは生まれた時が描かれていないので、僕の中では、そこを想像する作業をしました。本来なら体でも表現することを声だけで演じるので、そういう制限があればあるほど、おなかの中で何を思い、何を伝えたいかをしっかりと構築していないとできないのかなという気はしていましたね。屋比久:私は、相手がいて初めて表現が成り立つのかなと思ったので、すごく相手のことを考えるように意識して収録に臨むようにしました。でも、技術的なことや知識的なことなどで足りないこと、わからないことがたくさんあったので、想いだけでやってはみたけれど、あらためて声だけの表現について繊細なところがあることを知りました。――ところで、最初にうかがうべきでしたが、『モアナと伝説の海』でディズニー・ファミリーになった気分はいかがですか?松也:僕はもう、ただただうれしい、感慨深いですね。小さい頃からディズニー・アニメーションで育っていたので、僕の幼少期はディズニーなしでは語れませんし、これで夢が叶ったと言ってもいいです。僕自身、大人になっても作品で流れた曲やシーンを覚えているほどなので、もしも今回の『モアナと伝説の海』を観て、そういう風に思ってくださる方がいるなら、これほどうれしいことはないです。屋比久:本当に幸せで、光栄な経験をさせていただいています。最初は不安で、私で大丈夫かな? と思ったりもしましたが、選ばれた以上はモアナと一緒に成長したいなと思って収録もしていました。本当に多くの方々に愛される作品になったと思うので、早く観ていただきたいです。松也:僕は、例えば『モアナと伝説の海』がアトラクションになった時に、声が変わることだけは避けたいですね。マウイの声は全部演じたい。でも、もしも僕が演じていなかったら大人の事情だと。ただ、全部演じたい気持ちはありますので(笑)■プロフィール屋比久知奈1994年生まれ、沖縄県出身。東京や沖縄でのミュージカル作品への出演を経て、ディズニーのヒロイン史上最大級のオーディションで大抜てきされ、デビュー作となった『モアナと伝説の海』で初めて声優として主人公モアナ役を好演。力強く、透き通った歌声も披露した。4歳から続けているクラシックバレエは指導も行えるほどの腕前。現在、琉球大学法文学部に在学中(3月現在)。尾上松也1985年生まれ、東京都出身。父は六代目尾上松助。『伽羅先代萩』(90)の鶴千代で、二代目尾上松也を襲名・初舞台。以降、次代を担う若手俳優の一人として活躍を続けるほか、自身が主催する歌舞伎自主公演『挑む』は、2009年以降年1回のペースで継続中。また、歌舞伎以外では、蜷川幸雄演出『ボクの四谷怪談』(12)、帝国劇場ミュージカル『エリザベート』(15)などのほか、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(17)では、今川氏真役で出演。
2017年03月16日ネイキッドが、東京ミッドタウンにて開催される10 周年記念イベント「江戸富士(EDO-FUJI)」にて、高さ約6m、幅約23mの富士山の屋外インスタレーションのプロジェクションマッピング「aeru」を公開。ネイキッドの演出は2017年3月17日(金)から4月16日(日)まで、東京ミッドタウン・芝生広場で観ることができる。東京ミッドタウン10周年を記念して、「JAPAN, THE BEAUTIFUL」をテーマに、日本が世界に誇るシンボル“富士山”のモニュメント「江戸富士(EDO-FUJI)」が広大な芝生広場に登場。同モニュメント制作はプラントハンター西畠清順(そら植物園代表)が手がける。「江戸富士(EDO-FUJI)」は”日本の自然の美”と”日本の文化の美”、現在と過去、未来が混ざり合う、交差点のような役割を担う。この「江戸富士(EDO-FUJI)」のインスタレーションに、“併せ持つ”という意味を持った「和える」という語源と江戸富士(EDO-FUJI)に出“会える”を元に「aeru」というタイトルがついた。aeruは、この高さ約 6m、幅約 23mのスケールで表現する巨大な富士山のモニュメントにプロジェクションマッピングと照明で表現する大規模なインスタレーション。LEDによる照明演出で表現される富士後光や逆さ富士は、本物の富士山とは一味違った富士山に出会うことができる日本の美しさを表現する巨大インスタレーションとなっている。演出概要■Scene1:富士山の誕生雲海の中から太陽が徐々に見えてくる。大きな雲が晴れると、後光を受けながら、富士山がその雄大な姿を現す。■Scene2:富士山の四季全貌を表した富士山に四季が訪れる。春には桜、秋に は紅葉が舞い、美しい光景が一面に広がる。■Scene3:東京ミッドタウンと富士山の出会い富士山の麓に東京ミッドタウンが登場。街から光の粒子が放たれ、富士山が放つ光の粒子と融合していく。■Scene4:日本の美を和え、四季を巡る「日本文化の美」を表しながら、四季のうつろいと共 に富士山の姿が次々と変化し、クライマックスへと繋いでいく。「江戸富士」(EDO-FUJI)開催概要場所:東京ミッドタウン・ガーデン芝生広場期間:3月17日(金)〜5月28日(日)11:00~21:00【ネイキッドによるプロジェクションマッピング演出】4月16日(日)までの公開(各日18:00〜21:00)映像演出時間:毎時00分、10分、20分、30分、40分、50分※ 各回4分※ 上記以外の時間はライトアップを実施入場料: 無料主催:東京ミッドタウン演出:NAKED Inc.協力:アークベル株式会社カラーキネティクス・ジャパン株式会社機材協力:株式会社ファインリンクスセカンドステージ株式会社技術協力:キスソニックス株式会社NAKEDとは株式会社ネイキッド(NAKED Inc.)。1997年、村松亮太郎を中心に、映像ディレクター/デザイナー/CGディレクター/ライターなどが集まり設立されたクリエイティブカンパニー。メディアやジャンルを問わず、映画/広告/TV/インスタレーションなど様々なクリエイティブ活動を続ける。また、近年はプロジェションマッピングを始めとした様々な技術や美術造作、演出を組み合わせ、光を使った空間の総合演出を手がけている。現在、自社が企画・演出・制作を手がけたイベントやショーが通算130万人以上を動員している。■村松 亮太郎/RYOTARO MURAMATSUアーティスト。クリエイティブカンパニーNAKED Inc.代表。大阪芸術大学客員教授。環境省が認定した日本一の星空の村「阿智村(あちむら)」阿智★昼神観光局のブランディングディレクター。TV/広告/MV/空間演出などジャンルを問わず活動。 長編/短編作品と合わせて国際映画祭で48ノミネート&受賞している。代表作として、東京駅3Dプロジェクションマッピング『TOKYO HIKARI VISION』、「東京国立博物館特別展「京都-洛中洛外図と障壁画の美」『KARAKURI』」の演出、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』タイトルバック、『新江ノ島水族館ナイトアクアリウム』企画・演出など。2016年5月には、市川染五郎主演の歌舞伎ラスベガス公演”Panasonic presents Wonder KABUKI Spectacle’KABUKI LION’ ”の空間創造を手掛ける。近年では、東京タワーほか全国主要タワーにて夜景×マッピング『CITY LIGHT FANTASIA by NAKED』シリーズや、花の体感型イベント『FLOWERS BY NAKED』、『SWEETS by NAKED』(表参道ヒルズ)、『TOKYO ART CITY by NAKED』(渋谷ヒカリエ)などを開催しており、これまでのイベント通算動員数は130万人を超える。アーティスト本&作品集「村松亮太郎のプロジェクションマッピング SCENES by NAKED」がKADOKAWAより発売。今春、日本橋三井ホールにて「FLOWERS by NAKED 2017ー立春ー」を好評開催中。
2017年03月16日