「全国どこに行っても、原発を止めなきゃいかんという声は根強いよ。この法案を国会に提出して、与野党で議論を深めていきたい」 そう語るのは、小泉純一郎元首相(76)。小泉氏が言う“この法案”とは、「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」のこと。1月10日、小泉氏が顧問を務める「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」は骨子を発表。国内にある原発の即時廃止や、再稼働の停止、核燃料サイクルの廃止、自然エネルギーへの早期転換などを求めている。野党とも連携し、今国会での法案提出を目指す。 ’11年に起きた福島第一原発事故の悲劇を目の当たりにし、原発推進から、“脱原発”へと大きく考えを変えた。’13年ごろから講演で全国を回っていたが、近年、高浜原発(福井県)、川内原発(鹿児島県)など、再稼働を進める動きに危機感を強め、講演のペースは一気に上がった。 「北海道から九州まで、平均月に2~3回だったのが、昨年の10月は10回、11月は8回。さすがにちょっとやりすぎたかな(笑)。でも依頼が引きも切らないんだよ」(小泉氏・以下同) すでに、今年11月の公演予定も入っているという。どの会場も満員で、「小泉さん、脱原発がんばって!」と声がかかる。 「私も首相のときは、原発を推進していた。だけど、それが間違いだったとわかったから、考えを改めた。過ちだとわかって改めないことこそ、本当の過ちなんだよ」 小泉氏がここまで必死になるのは、自身も、「原発推進派のウソ」に騙されていた、という後悔があるからだ。 「原発推進派は、日本の原発は安全だと言い続けていたけど、原発に“絶対安全”なんかないことは、福島の事故でよくわかった。とくに日本は、地震や津波、火山の噴火が何年かごとに必ずやってくる。地質学的にも危険な地域だ」 それでも政府は「原発の電気は、ほかの電気と比べて、もっともコストが安い」と試算して、「原発を動かさないと国富が流出する」などと言っている。 「政府の試算には、膨れ上がる廃炉費用や賠償費用、除染費用などは、十分に含まれていない。東電は、福島第一原発を40年で廃炉にするというが、もっと時間がかかるよ。いま21.5兆円と試算されている事故処理費用は、さらに膨らむ。いまでさえ東電は支払えなくて、政府が肩代わりしているんだ」 東電は、事故処理費用を電気代に上乗せして利用者に支払わせている。つまり、国民にツケを回しているのだ。 「政府は、原発の依存度を減らすと言いつつ、“国の重要な電源”と位置づけて、原発の割合を20~22%に高めると打ち出している。そのためには、原発を30~40基新設しないといけない。原発を1基造るのに、事故前は約5,000億円。これからは安全対策費などがかさむから、1基につき1兆円以上かかるんだ」 こういう現状がありながら、安倍首相は、なぜ原発をやめないのか。 「それが不思議でしょうがないんだ。『推進派に騙されるなよ』と言ってもニヤニヤ笑っているだけ。首相が、やめると言ったらやめられるのに」 秋には自民党総裁選がある。“安倍一強”と言われるが、その牙城を崩す存在は現れるのだろうか。小泉氏は意外な名前を挙げた。 「外務大臣の河野太郎さんなんかはね、期待できる。本来は原発反対だけど、いまは立場があるから抑えているね。総務大臣の野田聖子さんと岸田さん(元外相)はわからないなぁ。進次郎?まだまだ……彼も福島の原発はゼロにしろと言っているよ。でも、まぁ若いから自分の立場をわきまえているよ。私のいろいろな講演録を読んで勉強はしているらしい。それを読んで自分で考えろと。もうこっちは政界引退しているんだから」 自分の意志を継いで、“脱原発”を成し遂げる人物が現れるまで、小泉氏は「これまでどおり原発ゼロ運動を続けていく」と力強く語った。
2018年02月05日「私も首相のときは、原発を推進していた。だけど、それが間違いだったとわかったから、考えを改めた。過ちだとわかって改めないことこそ、本当の過ちなんだよ」 そう言って豪快に笑うのは、小泉純一郎元首相(76)。小泉氏は、’11年に起きた福島第一原発事故の悲劇を目の当たりにし、原発推進から、“脱原発”へと大きく考えを変えた。 ’13年ごろから講演で全国を回っていたが、近年、高浜原発(福井県)、川内原発(鹿児島県)など、再稼働を進める動きに危機感を強め、講演のペースは一気に上がった。 「北海道から九州まで、平均月に2~3回だったのが、昨年の10月は10回、11月は8回。さすがにちょっとやりすぎたかな(笑)。でも依頼が引きも切らないんだよ」(小泉氏・以下同) すでに、今年11月の公演予定も入っているという。どの会場も満員で、「小泉さん、脱原発がんばって!」と声がかかる。昨年は、原発再稼働を進める安倍首相のお膝元、山口県にも乗り込んだ。 「安倍首相は、原発再稼働を進めているし、そのうえ山口県は、4つある選挙区すべてが自民党議員。みんな原発賛成だ。これはやりづらいな、と思ったんだけど、あそこには建設計画中の上関原発があってね。福島原発事故前から熱心に反対運動をしている人たちがいるんだ。彼らに、『安倍さんのお膝元だからこそ、小泉さんに来てほしい』と頼まれて。その熱意にほだされた。全国どこに行っても、原発を止めなきゃいかんという声は根強いよ。この法案を国会に提出して、与野党で議論を深めていきたい」 小泉氏が言う“この法案”とは、「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」のこと。1月10日、小泉氏が顧問を務める「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」は骨子を発表。国内にある原発の即時廃止や、再稼働の停止、核燃料サイクルの廃止、自然エネルギーへの早期転換などを求めている。野党とも連携し、今国会での法案提出を目指す。 小泉氏がここまで必死になるのは、自身も、「原発推進派のウソ」に騙されていた、という後悔があるからだ。 「原発推進派は、日本の原発は安全だと言い続けていたけど、原発に“絶対安全”なんかないことは、福島の事故でよくわかった。とくに日本は、地震や津波、火山の噴火が何年かごとに必ずやってくる。地質学的にも危険な地域だ」 先日も草津白根山が突然噴火したが、より原発に近い火山が噴火したら、どうなるか――。 「再び事故が起これば、住む場所を失う人がまた大量に出る。だいたい福島に関しても、政府は『収束した』と発表しているけど、していない。汚染水、あれはどうするの。除染で出た大量の汚染物質、焼却しなきゃいかんと言ったって、焼却をすれば、放射能が出る。壊れた原子炉から中の燃料棒を取り出すと言っているが、人間がそこに立てば1分ほどで死ぬくらい危険だ」 小泉氏は、そう言って、故郷を追われた福島の人々にも思いを寄せる。 「40年たったら帰れると言う人はいるけどね。40年ふるさとを離れた人がほんとうに帰れるか。40歳の人は80歳に。10代、20代の人は、50~60代になる。そう考えると難しいね。原発事故が起きたら、そういうことになるんだ」
2018年02月05日お笑いコンビのビスケッティが5日、北海道・札幌市内で開幕した「みんわらウィーク」のオープニングステージに登場。佐竹正史が、おなじみの安倍晋三首相のモノマネで会場を盛り上げた。「みんわらウィーク」は、昨年北海道が制定した8月8日の「道民笑いの日」を盛り上げ、お笑いの輪を全道に広げるイベント。昨年に続き、2回目となる今年は、8月5日~8日の4日間開催。メイン会場となる「サッポロファクトリー」を中心に、札幌市内各所でお笑いステージや音楽ライブ、スポーツイベント、映画上映など、さまざまな企画を展開する。同イベントの総合司会を務めるタカアンドトシから「お忙しいご公務のなか、すごい方に来ていただきました」と呼びこまれ、相方の岩橋淳と共に登場した佐竹は、「ただいま御紹介にあずかりました第97代内閣総理大臣、安倍晋三と申します」とあいさつ。「本日は、私の政治資金パーティーにお集まりいただきまして…」とブラックジョークを放ち、トシから「総理違いますよ」とツッコまれた。そして、「『日本を取り戻す』と言っておりますけど、今日から8月8日まで、北海道のみなさんも、笑顔を取り戻す!」と安倍首相が掲げたスローガンを用いて、集まった観客にメッセージ。「辞めろー!」とほかの芸人たちからヤジが飛ぶと、「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」と力強くコメントした。また、岩橋は、道内179市町村の主婦が推薦した商品の中から認定商品を決めるプロジェクト「よしもと北海道シュフラン」を紹介。「皆さまに召し上がっていただくいただく試食会を開催します」と、イベント期間中、毎日実施する試食会をアピールした。オープニングステージにはそのほか、FUJIWARA、椿鬼奴、とにかく明るい安村、モリマンも登場した。
2017年08月05日3人の30代の演出家が昭和30年代に書かれた戯曲に取り組む「かさなる視点―日本戯曲の力―」の第2弾として、上村聡史が安部公房の「城塞」に挑む。開幕まで1か月を切った3月中旬、稽古場に足を運んだ。【チケット情報はこちら】軍需産業で成り上がった“男”(山西惇)には、“拒絶症”を患う父(辻萬長)がいる。拒絶症とは、ある時から自分の中の時間を止めてしまう病。発作時だけかつてのように正気を取り戻す父に、男は妻(椿真由美)や従僕(たかお鷹)を巻き込み、終戦直後のある一日を再現してみせる。幾度も繰り返されるそんな芝居にうんざりした妻は、父を精神病院に送る計画を立てる。男は妻に代わりストリッパーの女(松岡依都美)を雇い、最後の芝居を打つが……。上村は「“戦後”と対峙したいという思いでいくつかの戯曲を読んだ中で、この作品から“いま”を感じた」と語る。「登場人物たちが、戦争の被害者意識と加害者意識を巧みに、無自覚に使い分けているさまが、すごく利己的であり、どこかで現代と繋がっている気がしました。“忘却”は日本人の特性かもしれないけど、終戦から時間を経て、僕らはどんどん忘れていく。そこでいま一度、この作品を通じて日本を批評したい」とこの戯曲を選んだ意図を明かす。稽古を見ると、上村はとにかく頻繁に芝居を止め、演出席から舞台へと足を運び、立ち位置、動き、セリフのニュアンスまで幾通りも試していく。「俳優たちと一緒に批評性を持って作っている」「稽古中はとにかくみんなうるさい(笑)」という上村の言葉通り、俳優陣からも次々と質問や提案が飛ぶ。特に、精神を患い幼児のようになった父を演じる辻、そんな彼を世話する従僕を演じるたかおのベテランコンビは、毎回のようにセリフに込める感情から動きまで変化させ、“怪演”と言うにふさわしい変幻自在の芝居を見せる。まさに病める父親に振り回される邸内の者たちといったところだが、山西、椿、松岡もさすがの反射神経でベテランふたりの好きにさせまいと応酬する。山西演じる“男”は、父親を病院に入れなければ禁治産処分(※財産を自由に処分する権利を失う措置)にすると妻から脅され、なんとかそれを回避しようと奔走するのだが、忌まわしい過去の“記憶”に囚われ、本当に病んでいるのは父ではなく自分なのではないかと苦悩する。男のモノローグは、辻とはまた違った鬼気迫るような圧巻の存在感を放つ。そこから、物語はクライマックスへ――。病んだ父を外へと引きずり出し、また再び時計の針を“あの時”へと戻し、父と息子の対峙へと向かうのだが、このふたりのやり取りはどこへ向かい、たどり着くのか……。それぞれに言い訳、自己弁護、理由を抱えた者たちが“芝居”の力を借りて、自らを正当化しようと戦う――日本人…いや、人間の本能のぶつかり合いが心に突き刺さる。「城塞」は4月13日(木)より東京・新国立劇場小劇場で上演。取材・文・撮影:黒豆直樹
2017年03月24日女優の遠野なぎこが、きょう9日深夜に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『EXD44』(毎週月曜24:15~24:45 ※一部地域を除く)で、「首相を経験した大物政治家に口説かれた」と暴露する。この番組は、AKB48グループ総合プロデューサーの秋元康氏が企画監修を務め、"EXD44"と命名されたテレ朝の若手ディレクターが、映像コンテンツを制作するもの。今回が3カ月の休止期間から復活する第1弾となる。放送される企画は「一番ヤバい話が勝ち!ゴシップルーレット」。遠野に加え、お笑いコンビ・カラテカの入江慎也、元Jリーガーの岩本輝雄、マルチタレントのマイケル富岡の4人が、ルーレットに止まったら芸能界のゴシップネタを披露するというルールで、一番すごいネタの暴露者には、賞金10万円が贈られる。トップバッターの入江は、超大物女優に「アイツを(芸能界から)消せ!」とマジギレされた恐怖エピソードを暴露。ほかのメンバーからも、「大物俳優から受けたものすごいセクハラ」や「有名女優のものすごい恋愛遍歴」「芸能人元夫婦と三角関係にあったエピソード」「元サッカー選手の激しすぎる7股事情」などの"ヤバい"話が次々と飛び出す。そんな中で遠野は、自身が「かつて、首相を経験した大物政治家に口説かれた」というエピソードを披露。超大物に口説かれた時の生々しい様子を語る遠野だが、入江・岩本・マイケルだけでなく、スタジオで見ていたバカリズム、YOU、ゲストのウーマンラッシュアワー・村本大輔にも衝撃が走る。
2017年01月09日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(52)が、1日放送のフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、安倍晋三首相と共演した。前日朝に娘が高熱を出したが、自宅に帰ることなく収録に臨んだという。この回の収録は先月14日夕方に行われ、同月17日の放送を予定していたが、熊本地震の報道特番に差し替えられて延期になっていた。松本は番組冒頭、「昨日の朝、娘が高熱を出して」と告白。すぐに病院で診察を受けるもインフルエンザの判定には時間が必要で、その時点では発症の可能性もあったことから、安倍首相にうつさないよう自宅には帰らなかった。「もし僕がインフルエンザになって。あの方にうつしてはいけないということで、昨日、家に帰ってないんですよ」と打ち明けると、共演者からは「えー!?」と驚きの声。松本は「これを美談として伝えてくださいね!」と呼びかけ、笑いを誘った。司会の東野幸治(48)は「ありがとうございます」と松本の配慮をたたえつつも、「事前に耳に入っていたら僕の方から言いますから」とダメ出し。松本は「そうか! そっちの方が良かったか!」と反省し、「しかも、インフルエンザではなかったんやけどね……」とオチをつけて再び笑いを取っていた。
2016年05月02日フジテレビは16日、安倍晋三首相がゲスト出演する予定だった、あす17日のトーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)を休止することを決定した。報道特番『緊急みんなのニュース 熊本大地震その時何が』を生放送する。あす放送予定だった『ワイドナショー』は、熊本地震発生前の14日夕方に、東京・台場の同局本社で収録。安倍首相をゲストに迎え、先日行われた首相主催の「桜を見る会」など、いくつかのニュースについて、松本に加え、山里亮太(南海キャンディーズ)、古市憲寿、指原莉乃(HKT48)とともにトークを行った。しかし、出演者たちから首相へ質問するフリートークが展開されるなど、終始和やかな雰囲気での番組となっており、今回の地震を受け、放送を見合わせることになった。今後、この収録の模様を放送するかについて、同局は現時点で未定としている。この代わりに、安倍首相の出演はなかった『ワイドナB面』(毎週日曜10:55~11:15)も休止して、報道特番『緊急みんなのニュース 熊本大地震その時何が』を生放送することを決定。平日夕方『みんなのニュース』の伊藤利尋アナウンサーと椿原慶子アナウンサーが現地・熊本から、生野陽子アナウンサーが東京のスタジオから伝える体制で、今回の地震の情報を伝える。
2016年04月16日安倍晋三首相が、17日に放送されるフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)にゲスト出演することが14日、分かった。同日、東京・台場の同局本社で行われた収録に参加し、ダウンタウンの松本人志らと初対面した。『ワイドナショー』は、松本をはじめとする"普段スクープされる側の芸能人が個人の見解を話に集まるワイドショー番組"で、これまでもビートたけしなどの大物芸能人が出演し、芸能ニュースや時事問題などを取り上げてきた。現役の政治家が出演するのは初めてで、安倍首相がフジテレビのバラエティ番組に出演するのは、2014年3月21日放送の『笑っていいとも!』のコーナー「テレフォンショッキング」に登場して以来、約2年ぶりとなる。今回の放送では、先日行われた首相主催の「桜を見る会」など、いくつかのニュースについて、松本に加え、山里亮太(南海キャンディーズ)、古市憲寿、指原莉乃(HKT48)とともにトーク。終盤には、出演者たちから首相へ質問するフリートークが展開され、終始和やかな雰囲気で収録が行われた。MCは東野幸治とフジテレビの山崎夕貴アナウンサーで、"バーテンダー"には犬塚浩弁護士、井上公造、前園真聖、ワイドナ現役高校生として岡本夏美が出演する。なお、安倍首相は今回、同番組から続けて放送される『ワイドナB面』(毎週日曜10:55~11:15)には出演しない。同番組は、2013年10月14日に深夜枠でスタートし、2014年4月から『笑っていいとも!増刊号』の後番組として日曜午前帯に進出。当初は裏番組のTBS『サンデー・ジャポン』に苦戦していたが、毎回松本の独特な持論が展開されることなどで注目を集め、今年2月14日の放送では番組歴代最高視聴率11.6%を記録。今月10日まで、日曜午前帯での97回の平均視聴率は7.1%となっている(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)。
2016年04月15日ジョージ・クルーニーが妻のアマルさんとともにドイツのアンゲラ・メルケル首相と私的に面会、ヨーロッパにおける難民問題やシリア危機について話し合った。ジョージは11日(現地時間)から開催中の第66回ベルリン国際映画祭で最新主演作『へイル、シーザー!』がオープニング上映作に選ばれ、監督のコーエン兄弟やアマルさんとベルリンを訪問。12日にメルケル首相と面談した。英国の外務・英連邦大臣を務め、現在は国際救援委員会(IRC)の理事兼CEOのデヴィッド・ミリバンド氏も同席し、メルケル首相の執務室で40分間にわたって、シリア危機やドイツにおける難民の状況など、様々な問題について話し合った。メルケル首相はAPの取材に「とても良い話し合いができた」と語った。首相と面談後、ジョージたちはベルリンに暮らすシリア難民の家族と面会した。シリアでの生活がどんなものだったか、住み慣れた地を離れなければならなかった理由、ドイツでの将来についてを話し合ったという。ジョージは「シリア人の家族の方々とお会いできて光栄です。彼らの生活は戦争によって破壊されてしまいましたが、彼らの生活を立て直すためにドイツの人々が力を貸していることに感動しました」と語った。(text:Yuki Tominaga)
2016年02月15日安倍晋三首相は、24日開かれた経済財政諮問会議で、「最低賃金を、年率3%程度を目途として、名目GDPの成長率にも配慮しつつ引き上げていくことが必要である。これにより、全国加重平均が1,000円となることを目指す」と表明した。内閣府が公表した甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨によると、最低賃金について、塩崎厚生労働大臣、三村日本商工会議所会頭、大村全国中小企業団体中央会会長も参加して審議。塩崎厚労大臣からは、「日本の最低賃金の水準は、他のG7諸国と比較すると低い状況である。最低賃金引上げのためには、中小企業やサービス業等における生産性革命を推進することが必要である。厚労省としても金融機関と連携するなど、積極的に取り組んでいく」との発言があった。これに対し、榊原経団連会長は、「最低賃金の引上げに当たっては、中小零細企業への配慮が必要である。経団連としては、昨年の政労使会議の取りまとめに則り、価格転嫁や支援・協力に取り組むよう、引き続き会員企業へ呼びかけていく。また、官民合同で立ち上げた『サービス業の生産性向上協議会』にも、引き続き協力していく。政府には中小零細企業のニーズを踏まえた上で、生産性向上に効果のある施策を速やかに実施するようお願いしたい」と述べた。三村日商会頭は、「2年連続で約6割の中小企業が賃上げを実施している。現在の我が国経済にとって、将来の経済規模と、それにふさわしい最低賃金の目標を掲げ、実現に向けて官民で知恵を絞って取り組むことは非常に重要である。日本商工会議所の調査では、企業規模が小さくなるほど、労働生産性の向上に取り組めていない傾向にある。商工会議所としても、当然、生産性向上への支援等を行っていくが、政府としても取引価格適正化も含め、中小企業が求める生産性向上支援策をこれまで以上に強力に推進していただきたい」と発言した。大村全国中小企業団体中央会会長からは、「近年の最低賃金の大幅な引上げにより、地方の中小企業は対応に苦慮しており、中でも、小規模事業者からは、『経営の存続にも影響する』との声が上がってきている。賃上げや最低賃金引上げをしていくために、下請代金の引上げに向けた取引条件の更なる改善策や指導を行うこと、そして、収益の改善によって賃上げの原資の確保を図る付加価値化に向けた予算、税制の強化をお願いしたい。全国中央会としては、『ものづくり補助金』など国の支援措置の周知と活用に努め、最低賃金を含めた賃上げを精一杯、後押ししていく」と話した。これらの意見に対し、安倍晋三首相は、「名目GDPを2020年頃に向けて600兆円に増加させていく中で、昨年12月の政労使合意に沿って賃金上昇等による継続的な好循環の確立を図るとともに、最低賃金についても、これにふさわしいものとしていかなければならない。そのためには、最低賃金を、年率3%程度を目途として、名目GDPの成長率にも配慮しつつ引き上げていくことが必要である。これにより、全国加重平均が1,000円となることを目指す。このような最低賃金の引上げに向けて、中小企業も小規模事業者も生産性向上等のための支援や、取引条件の改善等を図る。厚生労働大臣・経済産業大臣には、最低賃金の引上げに向けて、しっかりと対応していただきたい。産業界におかれては、中小企業の取引条件の改善について、一層の協力をいただきたい」との要請を行った。塩崎厚労大臣はこれに対し、「厚労省としても、経産省や金融庁と連携して、最低賃金の引上げや中小企業の生産性向上に取り組みたい」と述べた。
2015年11月25日小学館は、TOKYO FMのラジオドラマ「NISSAN あ、安部礼司BEYONDTHEAVERAGE」のスピンオフ絵本『えいたとハラマキ』を発売した。同書は、TOKYO FMで放送7年目を迎え、リスナー74万人を誇るラジオドラマからの初のスピンオフ絵本。今回は、ラジオドラマの主人公、安部礼司のひとり息子4歳の「永太(えいた)」を主人公に、誕生日のプレゼントにもらったママの手編みのハラマキを巻いて奮闘する姿を描いた。ストーリーは、誕生日プレゼントでもらったハラマキを巻いて、えいたが街に飛び出すと、郵便ポストやモミの木、こぐま、白鳥のこどものトラブルに遭遇。持ち前の機転と大事なハラマキで、次々と彼らを助けていくという内容。白鳥のお母さんと世界を救うために、寒い国の魔王と対峙(たいじ)するなど、優しさと勇気にあふれた内容となっている。今回は、絵本化にあたり、ストーリーは番組の脚本家が特別に書き下ろしを行った。絵は新進気鋭の絵本作家が担当している。ハラマキを巡って展開するファンタジーで、ラジオドラマとの斬新なコラボレーションは、子どもはもちろん大人も楽しめる内容とのこと。『えいたとハラマキ』は、小学館が発行。作は北阪昌人、絵はおくやまゆか。全40ページで、価格は1,470円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月28日内閣広報室は13日、首相官邸ホームページに「インフルエンザ&ノロウイルス特集ページ」を新設した。同特集ページは、冬に流行のピークを迎えるノロウイルスとインフルエンザへの注意喚起を目的として、家庭や職場でできる予防対策や政府の取り組みなどをまとめたもの。「インフルエンザにかからないためには」「政府が取り組むインフルエンザ対策」「ノロウイルスによる感染を防ぐには」などを閲覧できる。「インフルエンザにかからないためには」では、感染経路を断つこと、予防接種を受けること、免疫力を高めることなどを推奨。「正しい手の洗い方」など、インフルエンザから身を守るために気をつけるポイントを紹介する。ノロウイルスについても、家庭でできる予防対策の3つのポイント、「手洗い」「人からの感染を防ぐ」「食品からの感染を防ぐ」について、具体的な方法を示すなど、感染の拡大防止を呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日世界の首相を感嘆させた総料理長が来日!2012年2月23日~29日までの間、『ジェノバサミット総料理長来日 ジャンニ・マラゴリフェスタ』が、東京の「クルーズクルーズ THE GINZA」で開催される。ジャンニ・マラゴリ氏2001年のイタリアジェノバサミット総料理長を務め、小泉元首相をはじめ、世界の首相を感嘆させたマラゴリ氏がこの度来日。期間中は、マラゴリ氏とその愛弟子・松永藤吾(「クルーズクルーズTHE GINZA」のグランシェフ)とのコラボする、饗宴ディナーを楽しめるという。料理イメージ各国の要人たちの舌をうならせた、イタリア料理界の巨匠が手がける珠玉の逸品を楽しめるまたとない機会、ぜひお見逃しなく。ジャンニマラゴリフェスタお問い合わせ:クルーズクルーズ THE GINZA tel.03-5568-8800住所:東京都中央区銀座5丁目8-20 銀座コアビル7階開催期間:2012年2月23日~2月29日 公式サイト
2012年02月21日英国初の女性首相で、世界史のその名を残す女性マーガレット・サッチャー女史の半生を描いた映画『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』の予告編がこのほど公開された。映画『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』予告編『マーガレット・サッチャー…』は、現段階において英国史唯一の女性首相であり、その強い信念から“鉄の女”と称されたマーガレットの栄光と、それまでにたどった苦しみと挫折、最愛の夫の存在など、政治家だけでなく妻であり、母であり、何よりひとりの女性としてのサッチャーの姿を描いた作品。幾度もオスカーを受賞してきた名女優メリル・ストリープがマーガレットを演じるほか、『アイリス』で米アカデミー助演男優賞を受賞したジム・ブロードベントらが出演する。このほど公開された予告編では、圧倒的に男性優位だった議会に女性としての乗り込んだマーガレットが“サッチャー首相”へとのぼりつめていく過程が紹介された後、政治家として活動するために支払った家庭での犠牲や軋轢、議会での対立など彼女を追いつめる困難の数々が描かれる。さらに、1982年に起こったフォークランド紛争や、労働組合制度の改革など、常に決断を迫られ、戦いを余儀なくされてきた彼女の“鉄の女”としての側面と、愛する夫と子どもたちと暮らす中で迷い、立ち止まる“ひとりの女性”としての側面が交互に登場している。これまでも『英国王のスピーチ』や『クィーン』など実在の英国人のエピソードを重厚なタッチで描いた作品は、対象とする人物の有名/無名を問わず、そのドラマ性が高い評価を受けており、本作も第69回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされたのを始め、ニューヨーク映画批評家協会賞、ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞で女優賞を受賞するなど、早くも注目が集まっている。『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』2012年3月16日(金) TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー(C)2011 Pathe Productions Limited Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.
2011年12月16日イスラエル発のコスメブランド「SABON」スポーツ報知によると、9月22日、野田首相夫人の野田仁実さんがニューヨークの「SABON」で、ボディーローションなどを購入していたらしい。仁実夫人は野田首相の渡米に同行していた。「SABON」は、イスラエル発のコスメブランドで、日本では東京・表参道や六本木ヒルズなどに合計13店舗ある。「SABON」は、死海の塩を使用した商品が特徴で、人気がある。「ボディースクラブは64種類のミネラルを含んでいて、寝る前に使えば香りがよく、血行促進、アンチエージングの効用も期待できます」(表参道店スタッフ)。初外交の合間にちょっとお買い物野田首相夫人の初外交先でのお買い物はお肌がツルツルになる「SABON」だった。夫人が購入したボディーローションは、死海の塩を使ってないが人気のある商品のひとつだ。日本での価格はボディーローションが3500円、ボディースクラブが5000円になる。政界の人の発言などで人気が出る「経済効果」。今回は野田首相夫人のおかげで「SABON」が注目の的になるかもしれない。日本ですでに販売されているので、手に入りやすいのがいい。元の記事を読む
2011年09月25日