サヤ山サヤさんの双子の娘・ポン子ちゃんとコン子ちゃんは小学校に入学したときのお話です。夢に満ちた入学式の翌日、小学校から「ポン子ちゃんがケガをした」との連絡が入りました。ケガをした原因はなんと、制服に刺さっていたマチ針……!?慌てて小学校の保健室へ向かい、元気そうなポン子ちゃんを見て安心したものの、ケガの原因であるマチ針を実際に見て、驚愕するサヤさん。どうやら縫製の段階で、マチ針を取り忘れたままになっていた様子。さらに、お友だちのレイちゃんの制服にも針が混入していたことが判明。1学年に2人も被害者が出てしまったのです。教頭先生が制服の販売店に電話してくれることになり、サヤさんも帰宅してから電話をする旨を先生から伝えてもらうことにしました。 しかし、サヤさんが集団下校する子どもたちと一緒に帰ろうとしていたときに、販売店の店主から一方的な謝罪電話が。サヤさんが改めて連絡すると言っているにもかかわらず話し続け、「もう1人、針が入っていたお子さんの名前を教えてほしい」と頼んできたのです。 さらに、「新しい制服を用意するので、明後日、店まで取りに来てください」と言ってきました。 軽傷とは言え、子どもがケガをしてしまった今回の事件。店側が謝罪に来るレベルだと感じていたサヤさんは、あぜんとしてしまい……。 客への対応が適当な店主…? 店主の電話に対応している間に、集団下校の列は出発。いつの間にか子どもたちを見失ってしまい大慌てするサヤさん。幸いにもなんとか2人を見つけだし、また、針混入のもうひとりの被害者・レイちゃんのお母さんにも会うことができました。 レイちゃんのお母さんによると、今回制服を購入した販売店の店主はいい加減なところがあるとのこと。「店主よりもしっかりしている奥さんが対応してくれたらよかったのにね」というレイちゃんのお母さんは話すのでした。 販売店は何かのついでに行ける場所ではなく、サヤさんたちの普段の生活圏から離れた距離のところにあるそう。販売店側のミスでケガをしてしまったのに、新しい制服を取りに来させるなんて耳を疑ってしまいますね。 ライバルがいない制服販売店だからといって、お客さんへの対応に問題があれば、近所ですぐに話は広がってしまうのではないでしょうか? 毎年、新小学1年生が気持ち良く、安心して制服を着るためにも、『小学校制服の販売店』という立場に甘えることなくきちんと対応してほしいものです。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター サヤ山 サヤ
2023年11月15日サヤ山サヤさんの双子の娘・ポン子ちゃんとコン子ちゃんは小学校に入学したときのお話です。夢に満ちた入学式の翌日、小学校から「ポン子ちゃんがケガをした」との連絡が入りました。ケガをした原因はなんと、制服に刺さっていたマチ針……!?慌てて小学校の保健室へ向かい、元気そうなポン子ちゃんを見て安心したものの、ケガの原因であるマチ針を実際に見て、驚愕するサヤさん。どうやら縫製の段階で、マチ針を取り忘れたままになっていた様子。さらに、お友だちのレイちゃんの制服にも針が混入していたことが判明。1学年に2人も被害者が出てしまったのです。教頭先生が制服の販売店に電話してくれることになり、サヤさんも帰宅してから電話をする旨を先生から伝えてもらうことにしました。 しかし、サヤさんが集団下校する子どもたちと一緒に帰ろうとしていたときに、販売店の店主から一方的な謝罪電話が。サヤさんが改めて連絡すると言っているにもかかわらず話し続け、「もう1人、針が入っていたお子さんの名前を教えてほしい」と頼んできたのです。 なんとも身勝手な電話に困惑したサヤさんは……。 え!?私が取りに行くの? 「相手の許可なく教えることはできませんので、確認してからお電話します」とサヤさんが伝えたところ、「できれば5時までに」と時間の指定をしてきました。さらに、「新しい制服を用意するので、明後日、店まで取りに来てください」と言ってくるではありませんか! 軽傷とは言え、子どもがケガをしてしまった今回の事件。店側が謝罪に来るレベルだと感じていたサヤさんは、あぜんとしてしまいます。サヤさんは「その場で強く言えなくて、いつもあとで『こう言えばよかったかな』とモヤモヤしちゃう……」と振り返ります。 自分に非がないにもかかわらず、強く言いだせないことってありますよね。相手の立場に立って考えたり、相手にも事情があるのかもしれないと想像を巡らせたりするうちに、自分の言いたいことを飲み込んでしまうことも。 しかし、人の気持ちや状況を察することが苦手な相手の場合、こちらがため込んでいる気持ちはなかなか伝わりません。勇気がいることですが、違和感を抱いたときには冷静に自分の気持ちを伝えることも大切です。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター サヤ山 サヤ
2023年11月14日サヤ山サヤさんの双子の娘・ポン子ちゃんとコン子ちゃんは小学校に入学したときのお話です。夢に満ちた入学式の翌日、小学校から「ポン子ちゃんがケガをした」との連絡が入りました。ケガをした原因はなんと、制服に刺さっていたマチ針……!?慌てて小学校の保健室へ向かい、元気そうなポン子ちゃんを見て安心したものの、ケガの原因であるマチ針を実際に見て、驚愕するサヤさん。どうやら縫製の段階で、マチ針を取り忘れたままになっていたようです。制服のジャケットの肩部分に入っていた針が指先に刺さり、少し出血したため保健室で手当てを受けたポン子ちゃん。 実はサヤさんは学校に向かう途中、お友だちのレイちゃんの制服にも針が混入していたことを耳にしました。幸いレイちゃんはケガをしなかったそうですが、こんなにも身近にもうひとり被害者がいたことが判明。 そのことを教頭先生に伝えると、すぐに制服の販売店に電話してくれることになったのですが……。 お願いだからしゃべらせて…!! サヤさんは帰宅してから電話をかけると先生に伝えたにもかかわらず、制服店から一方的な謝罪電話がかかってきました。それも、下校する子どもたちと合流しようとしてた、バッドタイミングで……。 子どもたちを見失わないように、サヤさんはすぐに電話を切りたかったのですが、一方的に話し続ける店主に困惑。サヤさんが改めて連絡すると話しているにもかかわらず、「もう1人、針が入っていたお子さんの名前を教えてほしい」と言ってきたのです。 かけてくるタイミングも悪く、おまけに自分の用件だけ済ませようという、なんとも身勝手な電話。「店主の嵐のような勢いに圧倒され、口を挟む間もなく、電話を切るタイミングも与えられず……。ただただ相手のペースに巻き込まれてしまいました」とサヤさんは振り返ります。 制服に針が混入していたことですでに動揺している中、このような一方的な電話がかかってきたら、どう対応すべきか困ってしまいますよね。お友だちの名前を勝手に教えていいものかどうかも気になるところ。皆さんがもしサヤさんの立場だったら、店主にどのような対応をしますか? >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター サヤ山 サヤ
2023年11月13日サヤ山サヤさんの双子の娘、ポン子ちゃんとコン子ちゃんの小学校入学時のお話です。夢いっぱいの入学式翌日、ポン子ちゃんがケガをしたと小学校から電話がありました。ケガをした原因はなんと、制服に刺さっていたマチ針……!?小学校からポン子ちゃんがケガをしたとの連絡を受け、サヤさんは慌てて保健室に向かいました。 元気そうなポン子ちゃんを見て安心したものの、ケガの原因であるマチ針を実際に見て、驚愕するサヤさん。どうやら縫製の段階で、マチ針を取り忘れたままになっていたようです。教頭先生の説明によると、ポン子ちゃんが椅子の背もたれに掛けていたジャケットを羽織ろうと、肩の部分をつかんだところ……。 他にも被害者が…!? 針がポン子ちゃんの指先に刺さり、少し出血したため保健室で手当てを受けたそうです。 実はサヤさんは学校に向かう途中、お友だちのレイちゃんの制服にも針が混入していたことを耳にしました。幸いレイちゃんはケガをしなかったそうですが、こんなにも身近にもうひとり被害者がいたことが判明したのでした。 SNSのコメント欄には、「子どもに制服を着せるときがきたら、隅々までチェックするようにします!」 「人がしていることだからミスがあるのは仕方ないのかもしれないけど、1学年に2人は多いよ」 「子どもが着るものだからしっかり検品してほしい。これを読んで、うちの子の制服を確認しました」 など、子どもが身につける衣類をよく確認しようと再認識した方の声が寄せられました。 サヤさんの実体験から、たとえ学校の制服であっても、絶対に安心というわけではないことがわかりますね。新しい衣類を購入する際は、「汚れがないか」「縫製はきれいか」といった確認だけでなく、「針などの異物が混入していないか」をチェックするようにしましょう。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター サヤ山 サヤ
2023年11月12日サヤ山サヤさんの双子の娘、ポン子ちゃんとコン子ちゃんの小学校入学時のお話です。夢いっぱいの入学式翌日、ポン子ちゃんがケガをしたと小学校から電話がありました。ケガをした原因はなんと、制服に刺さっていたマチ針……!?ドキドキワクワクの小学1年生! 子どもたちの成長を喜ばしく思う反面、「2人とも学校に着いたかな」「泣いてないかな」とそわそわした気持ちで家で過ごしていたサヤさん。 お友だちのレイちゃんのママと一緒に、子どもたちを途中まで迎えに行く約束をしていたところ……。 入学早々、学校から電話が…!? 小学校からポン子ちゃんがケガをしたとの連絡を受け、サヤさんは慌てて保健室に向かいました。 元気そうなポン子ちゃんを見て安心したものの、教頭先生によればケガの原因はなんと、制服に刺さっていたマチ針!!どうやら縫製の段階で忘れられたままだったようです。 サヤさんは「入学式のときも、初日の登校のときも、このジャケットの上にランドセルを背負っていたのですが、まったく気が付きませんでした。もしも、重いランドセルを背負った勢いで肩に刺さっていたら……と思うと、怖いですよね」と振り返ります。 毎日着る制服に針が混入していたなんて、考えただけで恐ろしいですね。子どもたちの安全のためにも、新しい服を着る際には、必ず事前に点検することが大切かもしれません。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター サヤ山 サヤ
2023年11月11日主人公の春山夫妻は、長女ゆあ、保育園に通う次女と長男の5人家族。ゆあが小学校に入学して数日後、事件が発生。朝から大雨が降っていたある日、仕事中に娘が通う学童から連絡が。折り返すと「今日、学童はお休みですか?」と聞かれ頭が真っ白に…。「娘は今日、どこに帰宅することになっていますか?」 不安を抱きながら一旦、小学校の担任に連絡した春山。娘が来ていないと学童から連絡があったことを伝えると、担任の上田先生は慌てながら放課後の行き先を調べてくれました。 すると「春山さんは学童に行くことになっています」と衝撃の回答が。今日、1年生を学童に連れて行った先生に確認を取ると言われ…。 心配しながら連絡を待っていると 小学校からの折り返しを待っていた春山さん。すると、集計ミスがあってゆあちゃんは自宅に帰るグループにいたことが発覚。 ゆあちゃんは家の鍵を持っていない上に家にはもちろん誰もおらず、そして外は大雨、と悪い条件が重なっており、不安が倍増。このまま居場所がわからないと事故や事件に繋がってしまうのではないかと心配になりますよね。 この場合は学校側が集計ミスと認めましたが、小さなミスが大きな事案になってしまわないよう改善してほしいものです。 著者:マンガ家・イラストレーター いもやまようみん
2023年11月06日株式会社キシル(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:渥美 慎太郎)は、2025年度に小学校へ入学するお子さまに向けた「アタラ(atara) ランドセル2025年度カタログ」のお申し込みを2023年11月1日(水)より公式WEBサイトにて開始いたします。気になるランドセルブランドを見つけたら、まずはカタログ請求を。ランドセル探しのスタートは、カタログ請求から始めるとスムーズです。【カタログ申込概要】・申込方法: 公式WEBサイトのカタログ請求ページよりお申し込み。・URL : ・予約受付: 2023年11月1日(水)~・配布開始: 2024年2月上旬~【アタラ(atara)について】アタラのランドセルの特徴は、6年間飽きのこないニュアンスカラー、使い勝手のよいミニマルなデザイン、ひと目を引くコロンとしたフォルムです。タブレットや水筒など、いまの小学校生活に必要なものをすべて収納できる大容量タイプ。両手が空くため安全性が高く、最軽量クラスのため、元気な子どもの動きをサポートするランドセルです。【アタラのランドセルが選ばれている理由】1.暮らしに馴染むカラー自然をモチーフにした、暮らしに馴染むニュアンスカラー暮らしに馴染むカラー2.使い勝手抜群、見た目以上の収納力小学校生活に欠かせない持ち物がしっかり入る大容量ランドセル使い勝手抜群、見た目以上の収納力3.北欧発、オリジナルテキスタイルマリメッコを手掛けるデザイナーがデザインした内装柄北欧発、オリジナルテキスタイル4.オリジナリティを楽しめる、充実オプションランドセルカバーと持ち手で自分好みにカスタマイズオリジナリティを楽しめる、充実オプション<基本機能>・防水加工・開け閉めしやすい「前面錠前」・安定感のある「立ち上がり背カン」・肩周りを優しく包み込む「S字型の肩ベルト」・体感重量を軽減「ふかふかU字背あて」【子どもの暮らしに寄り添う2つのシリーズ】アタラのランドセルは、2シリーズ。・軽くてたっぷり入る大容量タイプの「LIFE(ライフ)」・本革で最軽量クラスの従来モデル「STANDARD(スタンダード)」2025年度モデルのラインナップ詳細については、2月上旬から公式WEBサイトやSNSを通じて順次公開を行います。子どもの暮らしに寄り添う2つのシリーズ【安心の6年間修理保証】元気な子どもが使うものだから、なにが起きるかは予想がつかないもの。だからこそ安心して、毎日笑顔で使ってもらうために、6年間の修理保証をお約束します。不注意による故障や故意の破損も代替ランドセルをお届けし、無料で修理しております。<6年間修理保証について> 【森をつくる、アタラのランドセル】アタラは、日本の木を大切にする家具ブランド「XYL(キシル)」から生まれました。ランドセルの売上の一部を苗木にかえ、日本の山に小さな森をつくりはじめています。小さな背中から、大きな森へ。アタラのランドセルを選ぶことは、豊かな自然環境の循環の輪に加わることを意味しています。森をつくる、アタラのランドセル【2025年度ご入学用 販売スケジュール】11月1日(水):カタログ予約開始2月 :カタログ配布スタート2025年度ご入学用 公式WEBサイトオープン2025年度ランドセル販売開始(直営店、公式オンラインストア)おためしランドセル(レンタル)開始3月 :POP-UP TOUR(出張展示会)スタート※上記スケジュールは予告なく変更する場合がございます。【公式Instagramで最新情報を配信】最新情報をいち早くお届け。お客様からの質問にその場でお答えするインスタライブも開催予定。<公式Instagram> 【会社概要】会社名 : 株式会社キシル代表 : 渥美 慎太郎所在地 : 〒430-0841 静岡県浜松市南区寺脇町716-1設立 : 2002年11月12日事業内容: 家具・雑貨の企画製造販売 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月31日9月30日、岐阜県の小学校で行われた運動会の最後に、小学校の50周年を記念し、大量の風船を飛ばすバルーンリリースが行われることに。当日の様子について岐阜市議会の佐藤幸太議員(33)はX(旧Twitter)に《快晴で何より!》とポストし、青空を舞うたくさんの風船の写真をアップしている。その3日後、栃木に住む男性がXで風船の一つが自身の元に届いたと報告。男性は写真もアップしており、そこでは風船とヒモ、そしてそれに括り付けられていた用紙の姿を確認することができる。用紙には小学校の名前と児童の書いた「スポーツカーにのってレースにかちたい」という夢が綴られており、男性は「夢を叶えてほしい!」と投稿している。するとリプライ欄には、《すごい感動 本当に届くものなんだなぁ》《こういうの素敵ですね》《少年よ!将来の活躍を期待してます♪》との声が。また前述の佐藤議員も《バルーン飛ばしの風船が栃木まで!ご紹介ありがとうございます》と大喜びだ。いっぽう、称賛一辺倒かというとそうではない。というのも、写真で紹介されている用紙には「この用紙はカモミールの種入りです。土に還ります」と書かれている。しかしカモミールは外来種であり、定着すると生態系に影響を与える可能性があるのだ。そのため、Xでは生態系破壊を危惧する声がこう上がっている。《素敵ツイートっぽいけど、このイベント良くないんじゃ?カモミールの種入りって言うから調べたら繁殖力高いみたいじゃん。生態系破壊に繋がらないの?》《カモミールは外来種なのでもし各地で定着してしまうと各地の生態系が狂います》《生態系を崩すよね》《実際、外来種の種を広範囲に飛ばす環境テロを子供たちにやらせてるの夢も希望もないのよね…》■「“環境に何も影響がない”ということがベスト」今回は風船が人の元に届いたが、人の目の届かない場所に到着した風船もあるはず。それは結果的に、生態系の破壊に繋がるのか。そこで本誌が環境省に見解を問い合わせたところ、中部地方環境事務所を紹介され、同所の担当者は「予防策や安全面に立った上での考え方をお伝えします」とした上で、こう答えた。「今回のカモミールが“生態系の破壊に繋がるかどうか”の確証はわかりません。ただ、自生していない場所に他の種類が人為的に運ばれるということはあまり好ましい状況ではありません。在来の植物が生えるべきところを外来種が占拠してしまうと、在来の植物が生え辛くなってしまう。そうなると在来の植物に依存していた他の動物たちにも影響がある。それが巡り巡って、生態系への影響に繋がります。ただ花壇や植木鉢など、人の管理が行き届くところで栽培していただく分には全然問題はないと思います」(以下、カッコ内は中部地方環境事務所の担当者)しかし、もう一つ気がかりな点が。それは、風船についてだ。栃木県の男性は風船とそれに付随していたヒモについて「土に還るものだそうです」と説明しているが、それでも「誤って食べた野生動物に影響を与える可能性もあるのでは?」と危惧する声もネット上に上がっている。そこで、このことについても尋ねてみた。「どうしても風船を飛ばさなくちゃいけない事情があるのなら、生分解性という土に還る素材でできた風船を使うのは一般常識になりつつあります。ただ、それを動物が誤って食べた場合、どうなるのかまでは私にはわかりかねます。動物にも、色んな種類がいますから。判断材料がないので害があるともないとも言い切れません。しかし、どういったケースにしても“環境に何も影響がない”ということがベストです」華やかなイベント、バルーンリリース。しかし関わった人全てに、自然に配慮した行動が必要となりそうだ。
2023年10月06日うちの息子もいつの間にやら年長さん。■息子のラン活が始まり…小学校入学を来年に控え、わが家もついにランドセル探し“ラン活”が始まりました。息子に要望を聞いてみると…。息子は開口一番「ピンクがいい!」と瞳を輝かせました。確かに、以前からピンク色が好きな息子。まあ、ありっちゃありかもしれない…。あくまでも息子の気持ちを尊重しようと考えていたので、とりあえず、ショッピングモールのランドセル売り場に連れていくことに。すると…。ステキなランドセルがたくさんあるのを目の当たりにして、思いっきり目移りしている息子。これは…まだちょっと揺れ動くかもしれない…。普段の買い物でも「やっぱりあれがよかったかも…」が多い息子なので、ゆっくり時間をかけて考えることにしました。■時間をかけて、息子が選んだ色は…そして、夏休みも終わる頃。これ以上ゆっくりしていると、ほしいものが見つかったときに品切れだったり、作るにしても間に合わないかもしれない…。娘もこの頃にランドセルを購入したこともあり、わが家はランドセル購入を再び考えることとなりました。息子に再び、聞いてみると…。「赤がいい!」どうやら、やっぱり黒や青ではないらしい…。息子に聞いた上でカタログを探してみると、意外にも“黒地に赤ライン”というものは増えてきたようで、カッコいいものがたくさん見つかりました。それを息子に見せてみると…。「ちがう! ぜんぶ赤のやつ!」なるほどーーー!!そうとなると、展示場やカタログを見た感じ、だいぶ選択肢は狭まります。それと同時に、動揺する夫。「えぇ…あ、青のだったら、1000円あげるよ!?」なぜかお金で釣って息子の選択を変えようとする夫。夫としては、身をもって小学生男子を経験してきた男です。冷やかしやいじりの現場をたくさん見てきただけに、『息子が赤のランドセルをいじられて、傷ついたらどうしよう…』という気持ちがあったようです。でも、息子の意思は固いものでした。一瞬、1000円につられながらも、やっぱり改めてカタログを見れば、“赤がいい”となるのでした。確かに、息子の好きなヒーローも、ロボットも、お寿司のまぐろも、いちごも、全部赤です。冷やかされたり、いじられる可能性はあるかもしれない。でも、そういうことをする子は、「そこ!?」という些細なポイントを見つけて、なんだって冷やかしてくるはずです。もし、冷やかされて、息子が傷ついたら、コワモテの私とコワモテの夫があいさつに行くだけだ。私は息子の選択を優先することにしました。 ■赤いランドセルが…なかなかない!こうして、息子の赤いランドセル探しが始まったわが家。というか、私。まず、息子にリサーチです。「かわいい赤と、かっこいい赤、どっちがいい?」「かっこいい赤!」「黄色っぽい赤と、青っぽい赤、どっちがいい?」「うーん…? かっこいい赤!」とりあえず、かっこいい赤がいいらしい。今はジェンダーレスランドセルといって、男の子でも女の子でも楽しめる、シックでおしゃれな色のランドセルも増えてきました。そんな中から、少し落ち着いた赤のランドセルを発見!ワインレッドという感じの、シックな赤です。これなら男の子でも全然いけるはず…!見てみると…。フタを開けた内張りが、ピンク…!!やっぱり、女の子仕様にできているようです。ほかにも、ハートの刺しゅうがあったり、キラキラのファスナーアクセサリーがついていたり…私がほしいくらいのステキ仕様だけど、あくまでも“かっこいい赤のランドセル”がほしい息子のおめがねにはかないませんでした。こうして、子どもたちとの嵐の夏休みを過ごしつつ、夜なべでランドセル探しを続けた結果…。ついに、念願のかっこいい赤のランドセルを発見!無事に、購入することができました。落ち着いたワインレッドで、高学年になっても飽きのこないデザインです。実母にそれを報告すると…。「え、赤!? キャンセルできないの!?」やはり、親・祖父母世代に定着した“男は黒、女は赤”というイメージはなかなか固く、厳しい言葉が飛んでくるのでした。しかし、実際に息子が背負った写真を見せると「意外といいかも…!」と好印象。そんなこんなで、わが家のラン活は無事に完了したのでした。色とりどりのランドセルが増えた現代でも、なかなか探すのが難しかった、かっこいい赤のランドセル。それと同時に、大人が抱いているイメージの残酷さにも気づかされるラン活でした。どんな色のランドセルでも、たくさんの夢と希望がつまったわが子が背負うのは一緒です。どうかこれからも、子どもたちが大好きな色を身に着けることができる世の中でありますように!
2023年09月27日小学校入学のときに悩むことのひとつが、「学習机を買うか否か」。今はリビング学習という考え方もあり、学習机は必要になってから購入…というご家庭も多いのではないでしょうか。我が家も同じで、入学のタイミングでは学習机は買わずに、必要になってから買うことにしました。そして今年、イチコが小3の終わり頃に学習机を買いました!同時にイチコの子ども部屋も作りました。…と言っても学習机があるだけで、寝室やランドセル置き、服の収納場所は変わらずリビング付近です。と言ったところで、学習机を入学時に買わなかったメリット&デメリットについて書こうと思います!まずメリットについて!■机を入学時に買わなかったメリット「宿題がわからない」とすぐ私を呼ぶイチコ…。すぐ私が宿題を見られるので、リビングで勉強してくれていて良かったなと思っています。本人の得意や苦手も把握しやすい!ある意味サボり防止にもなっているのかも…!?これは何げに1番ありがたかったかもしれません…。入学前にイチコがほしがったデスクは、「ほんまにこれ高校生とか大学生まで使う?」というようなデザインやサイズのものでした。親は先々の使い勝手まで考えますが、当時のイチコは「かわいい!」が基準。とはいえ本人が使うものなので本人の好みのものを買ってあげたい気持ちもあり…。「買うとなったらどうしよう」と思っていました。そこから3年たって、今年買った学習机は、ちゃんと先を見越したデザインや使い勝手のもの! そしてもちろん今のイチコも「お気に入り!」と思えるデザイン。長ーく愛用できそうで安心です。小4ともなると、それなりに自分でお片付けをしてくれる年齢…。そのため、私が口酸っぱく言ったり手伝ったりしなくても、机や部屋の片付けは本人がしてくれています。「やっと手に入った机と個室!」という喜びもあるんだろうなぁ…。きれいに使いたい気持ちが強いようです。(リビングは散らかりっぱなしですが)さてお次はデメリットについてです。■一方、机を買わなかったデメリットは?リビング学習ということは、リビングにある机を使うということで、そうなると食事などで机を使うときには、学習の途中でも物をどかさないといけない…!中断した学習をやり直すときは、またページをめくるところからスタートしないといけません。めんどくさー!学習に気分が乗っているときでも中断しないといけないのももったいない気がしていました…。気分が乗るなんてレアなのに!まぁこれ、リビングに学習用の机を置けたら解決できた話なんですけどね! 我が家は無理でした!リビングには自分だけじゃなく、親もきょうだいもいて、それぞれやりたいことはバラバラ。となると、イチコの宿題中に二太郎がテレビを観たり、私と二太郎がしゃべっていたり、二太郎に話しかけられたり…。集中できん!これは1番苦労したことだったかもしれません…。今は「集中したいから部屋で宿題する!」ということもできるので、楽になりました…。以上、学習机を小3の終わりで買ったメリットとデメリットでした!学習机の導入とともに作った子ども部屋ですが…、たまーに友達が遊びに来たときと、たまーに部屋で集中したいときくらいしか使ってません…。宿題も結局リビング学習!そう思うと「学習机と子ども部屋、もうちょっと後でも良かったのでは…」という気がしなくもないですが、まぁイチコの居場所が増えたので良しとしよう! うん!
2023年08月28日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)をすすめられて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」などの問題行動が目立つようになりました。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方。学校内だけでなく、学童や登校班でもトラブルを起こすタクくんに頭を悩ませていたもっつんさんは、小学校の担任の先生から案内があった、スクールカウンセラーに相談してみることに。臨床心理士として非常勤大学教授もしているスクールカウンセラーの花雲(かうん)先生のアドバイスにより、改めてタクくんに教室を脱走してしまう理由を聞いてみると、「教室がうるさいから」という思わぬ言葉が返ってきました。タクくんは『聴覚過敏』の症状に苦しんでいたかもしれないことが判明。 そこでもっつんさんは、花雲先生のアドバイスのとおり、宿題をするときには静かな環境にしたり、小さな成功を褒めたりするなど、タクくんが少しでも落ち着いた時間を過ごせるように工夫をします。 少しずつタクくんの行動は落ち着いてきましたが、それでもまだタクくんの発達に違和感を抱えているもっつんさんに、花雲先生は病院の受診を提案しました。 しかし、以前に総合病院へ相談したときには半年待ちだったことを花雲先生に伝えると、「じゃあ、僕が発達検査をして、紹介状を書きます」との返答が!まさかの提案に驚いたもっつんさんは……。 すごい、どんどん話が進んできた…! ※訂正:(誤)WISCVI→(正)WISC-IV(ウィスク・フォー)※訂正:(誤)WISCVI→(正)WISC-IV(ウィスク・フォー)(誤)ウィスクラー式知能検査→(正)ウェクスラー式知能検査(誤)WISCとは→(正)WISC-IV(ウィスク・フォー)とは(誤)4指数→(正)4つの指標 そして、2時間ほどかかる「WISC-IV(ウィスク・フォー)」という知能検査を、担任の先生と相談して時間を作り、実施してもらえることに。 「本当にスクールカウンセリング利用してよかった。どんどん話が進んできた気がする!」と前向きな気持ちになるもっつんさん。タクくんも、「花雲先生と実施する図形なぞなぞ」と聞いて、楽しみにしている様子です。 子どもにとって長い検査にはなりそうですが、何よりもタクくんが楽しみにしているのを見ると安心しますよね。これまでの花雲先生との信頼関係があるからこそ、検査を前向きに捉えることができたのでしょう。タクくんの発達についてずっと悩んできたもっつんさんが、頼れる先生に巡り合うことができて、本当によかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年08月10日幼稚園に通う年長の息子には来年度の小学校入学を見据え、きちんとした箸の持ち方を教えています。しかし、当の息子はなかなか箸を使って食事してくれず悩む日々でした。そんなある日、息子がいつのまにか箸の持ち方を習得し、積極的に箸を使うようになったのです。それは意外な方法で……? 箸の持ち方は無理に教え込まなくても習得できた! 幼稚園年中の息子には、リング付きの補助箸を使っています。徐々に通常の箸へ移行してもらいたかったのですが「食べにくいから嫌だ!」と拒否。結局、年長になっても補助箸のままでした。来年度の小学校入学に向けて、改めて箸の持ち方をマスターさせたいと思った私は息子が好きなキャラクターの箸を購入。息子はうれしそうに箸を使い、ある程度は食べられるようになりました。しかし、ぎこちない持ち方を正そうとすると息子はすぐにイライラして、上達するにはまだ時間がかかりそうです。 そんなある日、幼稚園に迎えに行くと、食事の時間でもないのに箸を持つ息子の姿が。先生やほかの友だちと一緒に、箸を使ったゲームをしていたのです。ゲーム内容は箸で丸形や豆形、三角形などさまざまな形をしたひよこのおもちゃをつまみ、指定の穴に入れるというもの。私は「こんな小さな豆みたいなものをつまめるなんて!」と驚きました。何より、息子が楽しそうにしている姿が印象的だったのです。 先生によると「はじめは難しそうだったけど、じょうずになりましたよ!」と。息子も「小さいけど、つまめるんだよ!」と得意げな表情。遊びの延長だからこそ、飽きずに楽しく習得できたのでしょう。親はつい必死になって教え込みますが、楽しみながら学べる環境づくりこそ大切なのだと感じました。幼稚園のゲームとは違いますが、家でも箸の練習ができるゲームを購入して、楽しく学んでいます。 作画/mosu著者:内野みお
2023年08月02日知的障害がある子どものトイトレは長い道のりトイレトレーニング…ダウン症という障害でなくても、何らかの知的障害のあるお子さんのママさんは、トイレトレーニングを悩みに悩んで試行錯誤されている方が多いのではないでしょうか?もちろん、わが家でも長きにわたり、この問題には頭を悩ませています。(そうです、現在進行形です)ダウン症で知的障害がある息子のきいちゃんは、オシッコがトイレでできるようになったのは年長さんのとき。でもウンチが全く1回も成功しなくて、小2になってやっとトイレでウンチができるようになりました。とはいえ、まだ夜寝るときにはオムツをしていますし(そしてまだ寝ながらオシッコしています…)完全にトイトレが終わったわけではありませんが、昼間のトイレは自分一人でできるように!知的障害がある子どもは、トイレで用が足せるようにならない!?そもそも、「知的障害のある子どもはトイレで用が足せるようにならないかもしれない…」ということを知ったのは、きいちゃんがまだ0才の赤ちゃんの頃、市役所にトイレのこととは全く別の相談で伺ったときでした。そのときに対応してくださった職員の人から「知的障害がある人がお腹がすいたとき、通りすがりの誰かがごはんを与えてくれることはあっても、便を漏らしたときは誰も助けてくれない」と、言われました。「…確かに…!!」と思ったのと同時に、障害のあるきいちゃんを産んでまだ間もなく、右も左も分からない不安な私に対して、なんて冷たい言葉を吐く人なんだろう…とも思い、傷つきもしました。(しかしどういう経緯でそんな話になったのかは忘れてしまいました(笑))そして、「排泄物はトイレでするのが当たり前」だと思っていたのが当たり前でないこと、そしてわが子がトイレで用を足すことができないかもしれない事実を、そのときに知ったのです。正直、とてもショックでした。そして、地域の小学校の特別支援学級もトイレが自分でできることが、入学の一つの目安であることをそのときに、知らされました。Upload By 星きのこでもきいちゃんは当時、まだ0才の赤ちゃん。まだまだトイレトレーニングを始める年齢ではなかったので、問題はまだ先だな…と思っていました。一般的にトイレトレーニングを始める時期は、1歳半~3歳ごろと言われています。これは子どもの発達とも関係していて、1~2歳のうちは膀胱にたまると反射的に出てしまっていたオシッコが、3歳くらいになると、少しずつ膀胱にためてから、まとめて出すことができるようになるからだそう。ちなみに赤ちゃんの頃は膀胱がまだ小さいのでしょっちゅうオシッコをしますよね。ただ、子どもによって成長も違うので、トイレトレーニングを始めるタイミングは、お子さんの様子を見てから始めるといい、と言われています。Upload By 星きのこまだまだ先だと思っていたトイトレ…。だけど、あっという間に3歳!とりあえずわが家もきいちゃんがそのくらいの年齢になってから始めようと決めました。そして、まだまだ先だと思っていた3歳に、あっという間になってしまったきいちゃん。うおお…!とうとうトイレトレーニング始めるぞ…!と意気込んで、まずはトイレの絵本を数冊買ってきて、「オシッコやウンチはトイレでやるんだよ~」ということを理解してもらおうと読み聞かせしました。きいちゃんも喜んでトイレ絵本の流しボタンを「ジャー」と押して、キャッキャと喜んでいます。Upload By 星きのこいよいよトイレトレーニング開始!よし!次はいよいよトイレだ!!…とおまるに座らせても、全くオシッコのする気配がないきいちゃん。そりゃそうだ、そんなに簡単にトイレできたら苦労しないわ!と思ったのですが、まさかその苦悩が何年も続き、保育園を卒業するころになってもまだできていないとは、そのときの私は思ってもみなかったのでした…。そして、そんなきいちゃんでもオシッコを成功するようになった経緯は、また別の機会に書ければと思います。Upload By 星きのこ執筆/星きのこ(監修:鈴木先生より)トイトレの基本はタイミングです。何度かトイレに連れていき、たまたまできたら、思いっきり褒めてあげることが重要です。ご褒美に特別におやつをあげてもいいかもしれませんね。そして、できないときは決して怒らずスルーで大丈夫。これはおねしょ対策でも同じなんですよ。焦らず・怒らず・起こさず、が基本です。ご褒美を活用して、子どもの好ましい行動を自発的に引き出すトークン法を使ってみましょう。トイレに入れただけでもシールを貼ってポイントがたまったらご褒美をあげることで、きっとお子さんのやる気が高まりますよ。また、多動なお子さんは便座に座っていても落ち着きがないので踏ん張ることが難しい傾向があります。これを多動便秘と言います。踏み台や子ども用の便座を用意して動画や好きな絵などを見せる工夫も大事ですね。やっぱり、くつろげないとトイレはできませんので。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
2023年07月28日現在、小学1年生の娘は、小学校生活をとても楽しみにしていました。ところが、入学してから1週間後の月曜日、急に行きたくないと泣き出しました。その理由とは……? 楽しみにしていた小学校生活のはずが… 保育園に通う娘は「早く小学校に行きたい!」と小学校生活を楽しみにしていました。保育園の卒園式も無事に終わり、娘は入学式が待ち遠しい様子。うちの地域は集団登校がなかったので、近所の子と一緒に行ってもらうようにお願いし、毎日楽しく登校していました。 入学して1週間が過ぎた月曜日、朝起きたら娘の元気がありません。「どうしたの?」と聞いても答えてくれず。登校時間になったので、いつものように見送りに行くと娘が「お母さんと一緒じゃなきゃ嫌だ」と泣き出し、服をつかんで離しません。仕方なくまだ新生児だった息子を連れて、結局学校の正門まで行くことに。正門にいた校長先生に「どうして泣いているの?」と聞かれても娘は何も答えず……。その後、学校から特に連絡もなく、娘は「楽しかった」と帰ってきました。 翌朝も見送りになると泣き始め、その後は毎日泣くようになります。担任の先生や友人にアドバイスをもらい「環境が変わったばかりだから、ついて行ってあげるのが一番」といわれ、2週間ほど一緒に登校することに。娘と話しても「学校は楽しい」というばかり。いつまでこの生活が続くのかと不安になり「何かあったら相談してください」と言ってくれていた、保育園の園長先生に相談しました。そうすると「一度、遊びにいらしてください」とのこと。娘は園長先生が大好きだったので、とても大喜びしました。 園長先生によると、娘は「お母さんが一緒にいないと寂しい」と言っていたようです。久しぶりに大好きな園長先生、お友だちと会って気持ちが穏やかになったのか、次の日は「みんなも頑張っているから」と登校できるように。私は、寄り添っていたつもりでも寂しい思いをさせたと反省。それから学校へ行く前と、帰って来たときには必ず娘にハグをして、たくさん話を聞くように意識しました。半年経った今では「お母さんがいなくても大丈夫」と言うまでに成長し、心強く感じています。 作画/Pappayappa著者:西野まゆこ
2023年07月22日小学校入学後、困りごとが続出。特定の教科だけ特別支援学級に通うことに保育園のときから、ほかの子と少し違う…?というところがあった息子ですが、小学校は通常学級へ入学。しかし、そこからさまざまな困りごとが出てきてしまいました。息子の学校は登校後体操服に着替えて、そのまま一日過ごす決まりですが、息子は着替えませんでした。周りのお友達に「着替えた方がいいよ」と助言されても、なぜわざわざ着替える必要があるのか納得できない息子は、周りに合わせた行動がとれなかったのです。また、授業中手を挙げる大勢のお友達の「ハイ!ハイ!」の声や、休み時間の教室のざわざわした音が苦手で、耳を塞いでしゃがみ込んだり、それでも耐えられなくなると暴れてしまいました。体育の授業でドッジボールをやったとき、校庭の横を走る車に夢中だった息子(当時は、働く車が大好きでした)。ですが、ドッジボール中ですので、ぼんやり立っている息子は恰好の的です。当然ボールをぶつけられるのですが、すると息子は怒って相手の子に殴りかかってしまいました。そのほかにも机にぶつかった友達を「わざとやった!」と決めつけ、暴言を吐いたり追いかけ回したり…。家では、宿題で非常に苦労しました。つきっきりで教えて、終わるのが毎日夜8時過ぎなのです。そんなこともあり、先生の勧めでクリニックを受診し、検査を受けました。その結果、息子はアスペルガー症候群(現在の自閉スペクトラム症に含まれる)と診断されました。さらに聴覚過敏や偏食もあることもわかりました。保育園のときから感じていた「ほかの子と少し違う?」という違和感の原因が、やっとわかったと思いました。そして特別支援学級の先生が、「国語と算数だけ特別支援学級に通ってみたらどうでしょうか」と勧めてくださいました。おそらく、国語と算数の宿題に苦戦していたからだと思います。通常学級に在籍しながら、特定の教科だけ特別支援学級で受けるというやり方は、うちの学校では息子が初めてだったようですが、とてもありがたいものでした。※通常学級在籍の場合、個別の支援は「特別支援教室」もしくは「通級指導教室」で行われます。もしくは特別支援学級に在籍し、特定の科目を交流級にて受ける形をとります。この体験談のお子さまについては、学校の判断により、通常学級に在籍しながら一部の科目について特別支援学級で受けています。Upload By ユーザー体験談プロの技に感服!特別支援学級の先生の工夫は至れり尽くせり1年生の2学期から、息子は国語と算数の授業を特別支援学級で受けるようになりました。少人数で静かな環境が本人に合っていたのか、息子は特別支援学級の授業を集中して聞くことができました。そして特別支援学級の先生は、発達障害児がどこにつまずきやすいのかを分かっていて、教え方もさまざまな工夫をしてくれました。息子は国語が大嫌いでした。「わ」と「は」の違いが分からず、「、」や「。」の間の開け方や「ば」や「ぱ」などの濁点も見間違えてしまいます。それを指摘すると暴れてしまい困っていたのですが、特別支援学級の先生は、教科書読み上げのCDを使って、読み方を教えてくれました。すると、目で見るだけでは分かりづらかった違いを意識できるようになり、すんなり頭に入ったようでした。筆圧が弱く、フラフラ書きや文字のバランスが悪い息子の文字についても、十字線のあるマスの大きなノートを使い、「それぞれのマスには、どんな形が入るかな?」とクイズ方式で楽しみながら取り組んでくれました。Upload By ユーザー体験談息子は算数は好きで、足し算引き算は暗算していましたが、「=」を書き忘れる、また、「+」と「-」を見間違えることがあり、荒れることがありました。ただ、得意な科目のため通常よりも速く学習が進み、一年生の終わりころからは、掛け算のCDやパソコンを使うなど、視覚と聴覚の両方を使って教えてもらえました。息子に合ったやり方なので、ストレスなく覚えられたようです。また、コンパスの使い方も早めに練習してくれ、至れり尽くせりでした。息子はバツをつけられることに対して強く反応し興奮してしまうのですが、特別支援学級ではそんな息子のため、一番最初に合っているものを赤でマルにし、やり直して正解をもらうと、今度は息子の好きな色でマルがもらえるという工夫をしてくれました。この方法で少しずつ息子のイライラも軽減されました。一方、私は発達障害の本を図書館で借りてきて読みあさり、そこでイヤーマフを知りました。これを使用できればイライラが少しは軽減するかも!と思い、すぐに学校側に相談して使用許可を頂きました。何個か購入して本人が気に入ったものを使用するようになり、息子はずいぶんと楽になったようです。使わなかったイヤーマフは、同じような苦しみを味わうお子さんが1人でも減らせればと特別支援学級に寄付しました。こうして特別支援学級の先生のおかげで、息子は不登校になることもなく、無事中学生になりました。Upload By ユーザー体験談「俺は、恵まれた環境でここまでこれた」という息子の夢を応援したい中学生になってからも、小学校と同じように、国語、数学、そして英語の授業を特別支援学級で受けました。しかし、「板書ができないのはサボっているからだ」とある教科担任の先生から言われ、クラスでちょっとイジメにあってしまった息子は、一週間に1、2度休むようになってしまいました。私は傷ついた息子を何とかサポートできないかと、再度発達検査をして診断書をとり(ここでLDの診断がでました)、それを息子に関わる全ての教職員にコピーして渡しました。LDがあるから板書ができないと合理的配慮を求めたのですが、通常学級だとノートの提出があり、成績に関わると言われたため、中学2年生から特別支援学級に所属することになりました。このおかげで休みがちだった息子は不登校になることもなく、高校にも無事に合格したので、早めに判断して在籍学級を移ってよかったと思っています。中学卒業後は、特別支援学級がある高校が住んでいる地域になかったため、週3日通う通信制の高校を選択しました。出席日数で大学の指定校推薦が受けられなくなると息子の抱く「将来の夢」の実現が危ぶまれるため、あえて通信制高校にしたのです。息子の将来の夢は「特別支援学級の先生」です。実は息子は、父親を4歳で亡くしています。息子以外わが家はみんな女性ばかりです。特別支援学級の先生は、困ったとき力になってくれた身近な男性です。そして卒業するまでの6年間、勉強だけでなく、さまざまなことを教えてくれました。運動会の組体操、逆立ちの仕方。林間学校の飯盒炊飯の事前練習。修学旅行前には銭湯にも連れて行ってくれ、男風呂の経験もさせてくれました。息子は先生がとても大好きでした。きっと、うっすら覚えているかどうかの父親と重ねていたのかも知れませんね。Upload By ユーザー体験談息子は、自分と同じように困っている子どもたちをサポートしたいと言っています。「俺は、恵まれた環境でここまでこれた。障害を持っていても、諦めなくていいって、先生が教えてくれた。俺に関わった人達に感謝したい」勉強だけでなく、息子の人生に大きな、いい影響を与えてくださった特別支援学級の先生には感謝してもしきれません。イラスト/keikoエピソード提供/しのっぺ(監修:室伏先生より)特別支援学級へ通われることになった経緯、特別支援学級での学習の工夫などについて具体的に共有くださりありがとうございました。素晴らしい先生方に出会えて、息子さんに合う方法で学ぶことができたこと、本当によかったですね。私も息子さんの夢を応援したいと思います。学習障害のあるお子さんは個々の苦手に合わせた学習が必要ですが、通常学級の生徒の数では個々に合わせた支援は難しいです。このお子さんの通われていた学校では一部の授業だけを特別支援学級で受けるという柔軟な形をとってくださったとのことですが、どの地域でもそのような支援が受けられるわけではなく、悩まれている親御さんも多いことと思います。通級指導教室に通っているお子さんもいらっしゃいますが、頻度として十分ではないこと、学習障害への個別指導に対応してくださる先生がいらっしゃるかどうかに依存してしまうこと、テストや試験においての配慮は受けにくいこと、など課題はたくさんあります。学習障害で読みや書き、計算などに困難さはあるけれど、知的障害はない場合、特別支援学級に在籍することは難しいこともありますし、在籍できたとしても、困難さのない範囲の学習に支障をきたす可能性や、学習以外の生活の場面で必要以上の制限を受けてしまう可能性などがあります。困っているお子さん全員が、一人ひとりにあった柔軟な教育、配慮が受けられる社会になるといいですね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年07月17日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「夫からの入学祝いを娘が捨てた!? そのワケ」を紹介します。パニ子の娘、パニ美はお菓子作りが得意な女の子。作ったお菓子を友だちにプレゼントするのですが、ラッピングにもこだわりあり! パニ美曰く、「プレゼントは物を贈るものでなく、心を届けるもの」なのだそう。そんなパニ美も4月から小学1年生! 親としてはとっておきのプレゼントをあげたいのですが…… 入学祝いくらい、くれてやるよ!「パニ美の卒園と入学のお祝い、なにをしようか?」パニ子は夫、ミノルに相談を持ちかけます。 しかし、気乗りしなそうな様子で返事をするミノル。 「幼稚園なんて誰だって卒園できるし、小学校も義務教育なんだから誰でも入学できるよね? お祝いするようなことじゃないじゃん」 「それはそうだけど……人生の一区切りを迎えたパニ美を祝いたいじゃない」 「どうでもいいや〜そんなことに金や時間を使うよりも、別のことに使ったほうが有意義だろ」 親としての自覚を疑うレベルの最低な発言に、パニ子はがっかり!! そんなパニ子を見て、ミノルは投げやりにいいます。 「あげりゃいいんだろ? 入学祝いくらい、くれてやるよ!」 しかし卒園式にも入学式の朝にも、ミノルからのプレゼントはありませんでした。 捨てるに値するプレゼントしばらくして、きれいにラッピングされたプレゼントを持って帰ってきたミノル。 「パニ美〜待たせたな〜。入学祝、買ってやったぞ~」とプレゼントの箱を渡しました。 無言で受け取ったパニ美はプレゼントの箱をテーブルにポンとおき、どこかへいってしまいました。 しばらくして、ゴミ箱にプレゼントの箱が捨ててあるのを発見したパニ子。びっくりしてパニ美に尋ねると、パニ美はしれっと答えます。 「これは捨てるに値するものだからよ! よく見て。これは私にくれたプレゼントじゃないから」 そういわれ、ゴミ箱に捨てられたプレゼントを開けてみると、高級なブランド物の財布とメッセージカードが入っていました。 「スズコ、誕生日おめでとう! 愛してる♡」 なんと、浮気相手へのプレゼントを誤ってパニ美に渡していたのでした。 最低夫、プレゼントを取り違えるパニ美にいわせると、心のこもっていないプレゼントはすぐにわかるのだそう。 おかしいと思ったパニ美が夫の部屋を探したところ、もうひとつプレゼントの箱を発見! ミノルはパニ美への入学祝と一緒に、浮気相手へのプレゼントを買っていたのでした。しかも同じリボン、同じペーパーでラッピングしており、見分けがつきません。 残念なミノルは、浮気相手へのプレゼントと娘へのプレゼントを取り違えたのでした。 パニ美へのプレゼントを開けてみると、小さなぬいぐるみが1つ。よくよく見ると100円ショップのタグがついていました。 かたや高級な財布、かたや100円のぬいぐるみ。 「私へのプレゼントは渋々用意したのに、その女には張り切って購入したのがすぐにわかるプレゼントね。パパは娘よりも浮気相手が大切なのね!」 プレゼントは気持ちを伝える手段のはずが……「娘のお祝いに、なんてことしてくれるのよ!!」パニ子はミノルを呼びつけ、問い詰めることにしました。 ゴミ箱に捨てられていた浮気相手へのプレゼントを見て、すべてを悟ったミノル。パニ子とパニ美の冷ややかな視線に耐えきれず、ゴミ箱からブランド物の財布を拾い上げ、乱暴に家を出ていきました。 「どこまでもセコイ男ね!!」 娘と浮気相手へのプレゼントを同じラッピングにするなんて、プレゼントに気持ちが入っていない証拠。パニ子とパニ美に愛想を尽かされるばかりか、浮気相手に捨てられるのも時間の問題でしょう。 パニ美のいうように、本来プレゼントは気持ちを伝える手段。今回は、プレゼントをあげる相手を雑に扱う気持ちまで伝わってしまったようですね。著者:ライター パニコレ
2023年06月29日通常学級入学し1ヶ月で登校渋りが始まった長男長男は、3歳で自閉症、小学校1年生でADHD、LD(学習障害)の診断を受けていますが、おとなしくて、周囲の大人を困らせるような行動もない長男は、小学校入学時は通常学級と判定されました。実は長男は年長になってもひらがなを覚えられず、入学前から療育に相談をしていました。ですが、学習障害があるのかは小学校に入学してからではないと判断できないと言われ、様子見状態だったのです。そして入学後、案の定、ひらがなの読み書きでつまずいてしまいました。授業についていけない長男に、隣の席の女の子が勉強を教えてくれたそうなのですが、長男は女の子の言い方がきついと感じたようで、学校に行くのを嫌がるようになり、入学1ヶ月で登校渋りが始まってしまいました。Upload By ユーザー体験談このままではいけないと、相談支援専門員さんに相談し、学校で放課後等デイの先生も参加したケース会議を開いてもらいました。その場で「長男を通級指導教室(※)に通わせたいです」とお願いしたところ、1年生の夏から週1回、通級指導教室に通えることになりました。ほかにも、クラスでは席替えをして席を前の方にしてもらう、近くの席は穏やかな性格のクラスメイトしてもらうなど配慮してもらいました。さらに、ひらがなについては、当時利用していた療育施設でも見てもらえることになり、この結果、登校への拒否感も軽減されて、毎日教室で過ごせるようになっていきました。しかし、その後も友だちからきつい言い方をされて落ち込んだり、宿題が分からないと怒ってやらなかったりなど、問題がないわけではありませんでした。※通級指導教室とは、小・中学校に通う比較的障害の程度が軽い子どもが、通常の学級に在籍しながらその子ども一人ひとりの障害特性に合った「通級による指導」を受けるための教室です。週に何時間かある通級による指導の時間、通級指導教室に移動して、それぞれの困りごとや課題に合わせた支援・指導を受けます。通級指導教室は拠点校に設置されているため、在籍する学校に設置がない場合は拠点校まで出向く必要があります。東京都など一部の地域では、公立小・中学校の「特別支援教室」で一部の時間、在籍校内の別の教室で指導を受けることができます。通級指導教室と違う部分としては、対象の児童・生徒が在籍する学校に専門の職員が巡回してきますので、特別支援教室では子どもたちが普段通っている学校で自立活動による指導を受けられます。参考:通級による指導の現状|文部科学省参考:小学校における特別支援教室の導入 ガイドライン(改定版)|東京都教育委員会参考:東京都の発達障害教育|東京都教育委員会特別支援学級に入学時から通う次男は順調に成長。長男にも特別支援学級がいい?わが家には、長男とは2学年差で現在小学3年生の次男がいます。次男は5歳で自閉スペクトラム症と診断され、小学校では特別支援学級へ通うことになりました。次男はマイペースなので、もし通常学級に行くことになっていたら、周りの流れについていけずつらい思いをしていたと思うので、この進路が合っていたと思っています。次男は、少人数の環境の中で、少しずつ自分で考えて行動できるようになっていきました。負けるのが嫌で、保育園では運動会も参加できませんでしたが、いつの間にか、勝ち負けのある遊びにも参加できるようになり、成長を感じています。特別支援学級だからこそ、できた成長だと思います。もともと私は、長男も特別支援学級に行ったほうがいいのではないかとずっと思っていました。小学校に入学した次男の様子を見て、その思いは強くなっていきました。そこで、当時3年生だった長男に、特別支援学級に転籍してみてはどうか?と勧めてみました。ですが、「このまま通常学級がいい」とのこと。それならばと本人の希望を優先することにしました。ただ、もう限界なのでは?という出来事が、4年生になって起こりました。Upload By ユーザー体験談授業参観で見た長男の表情。教室にいることが「とてもつらい」ことを理解した母4年生になった長男は、難しくなった算数の学習でつまずきました。さらに追い打ちをかけるように、仲の良かった友だちとトラブルが起こり関係が悪化、これがきっかけで不登校になってしまいました。4年生のクラスは、きっちりした乱れのないようなクラスだったようで、誰かが何かトラブルを起こしたり、統率を乱すような行動をすると目立ってしまいました。そのような環境の中、うまくいかない出来事が続き、長男は「自分はダメなんだ…」という思いを募らせてしまったのかもしれません。最初、長男が「学校に行きたくない」と言ったとき、私は行ってしまえば何とかなると、無理やり連れて行ってしまいました。家では毎日「自分はなにをやってもダメだ」と言う長男。ただ、私も夫も仕事を休み続けるわけにはいかず、自傷行為や刃物持ち出しなどもある長男を一人で留守番させられないと、とにかく一人にさせないための居場所探しに躍起になっていたのもあります。適応指導教室やフリースクールについても調べましたが、結局学校の「相談室」(教室に入ることが難しい子どもがいることができる教室)へ登校して自習したり、通級指導教室に行っては早退して放課後等デイサービスに行くという日が1ヶ月ほど続きました。そして5月になったころ、授業参観がありました。長男はその時間だけ相談室ではなく教室に行くことになったのですが、教室で授業を受ける長男の表情を見て愕然としました。ここにいることがとてもつらいのだと、ようやく理解できました。それくらい絶望感に満ちたひどい表情だったのです。私は何も分かってなかったのだと痛感しました。Upload By ユーザー体験談私は再び長男に特別支援学級を勧めてみました。今までは拒否してきた長男でしたが、次男に学校での様子を聞いて楽しそうと思うこともあったようです。試しに行ってみると自分で考えて、転籍を決めました。長男が自分で考えて、自分の意志で選んだことを嬉しく思いました。さっそく担任の先生に特別支援学級へ行かせたいと伝えたのですが、年度中の移籍はイレギュラーな対応になり、学校側でも通常学級と特別支援学級の連携がうまくいっていないようでなかなか話が進みません。そこで、特別支援学級在籍の次男の担任の先生からアプローチしてもらったり、放課後等デイサービスの先生が間に入ってくれたおかげで、なんとか年度中での移籍への流れができたように思います。長男は夏休み前ごろから特別支援学級で過ごすようになり、最初は早退することもありましたが、だんだんと1日授業を受けられるようになってきました。そして正式に手続きを踏んで、10月から特別支援学級に入級することができました。特別支援学級で登校できるようになり、表情も良くなってきました特別支援学級に入った長男は、最初はこれまでのクラスとの違いに戸惑ったそうです。ですが、失敗したりトラブルがあっても、授業中に静かにできないことがあっても大丈夫なんだ、受け入れてもらえるのだと感じられたことから、少しずつ前向きになっていったように思います。特別支援学級には次男がいたり、放課後等デイサービスで一緒の友だちがいたりと、顔見知りのみんなが温かく迎えてくれたのも良かったと思います。いろいろあった長男、今ももちろんすべてが順調というわけではありませんが、本当にたくさんの方に支えられて、特別支援学級で頑張っています。ずいぶん落ち着いていますが、やはり自己肯定感の低さはあり、心配なところです。これから思春期の難しい時期に入りますが、自分に自信を持てる環境で過ごせるよう、今後の進路を考えていきたいと思っています。次男は、長男がいたからこそ、幼少のころから支援に繋がることができたと思います。このまままっすぐ育ってほしいです。Upload By ユーザー体験談長男のような、大人側があまり困ることがないようなおとなしい子どもは、入学時に通常学級判定になりがちなのではないか、と感じています。ただ、通常学級で一度深く傷ついてしまうと、その後の成長に強く影響を及ぼしてしまのかもしれないと長男の経験を通して感じました。最近は笑顔も増えた長男ですが、最初から特別支援学級に入っていれば良かったのでは…と今も後悔をしてしまうことがあります。イラスト/星河ばよ※エピソード参考者のお名前はご希望により非公開とさせて頂きます。(監修:初川先生より)長男くんの通常学級での入学、登校渋り、通級指導教室の利用、学年が上がってからの苦戦、そして特別支援学級への移籍という一連の流れのシェアをありがとうございます。入学前の就学相談にて通常学級判定が出た、ということでしょうか。初就学時(小学校入学前)の就学相談では、知的な遅れの度合いの把握や行動観察、保護者からの聞き取りや園の先生からの聞き取りなどをふまえて、総合的に判断をします。基本的には、知的な遅れのあるなしによって、「通常学級または特別支援教室/通級利用」か、「特別支援学級」(いわゆる固定級)かの判断が大きく決まります。遅れのない場合に、その他の課題(行動面や注意集中の持続など)をふまえて、特別支援教室/通級の利用を勧めるかどうかについても判断がなされるイメージです。長男くんに関してはおそらく知的な遅れがなかったことで、通常学級判定になった(そして行動面にも大きな問題がないように判断された)のかなと感じます。このあたりについて、例えば就学相談への補助資料として療育機関や相談機関から情報提供書を出していただいたり、園の先生とも事前によく面談して就学先の希望があれば伝えていただいたりといった工夫はできるかもしれません。また、就学相談の判定結果は強制力のないものですので、それをふまえてどう判断するかは最終的には本人や保護者の意志で決めるものになります。入学してみないと分からないこと(集団の中で学習を積むことがどのくらいできるか、学習そのものでどのくらいのつまずきが見られるか)はたくさんありますし、また、学年が上がるにつれて学習の進度が飛躍的に速くなっていくため、低学年時では大丈夫だったことも中学年高学年となるにつれつらくなることもあります。そういう意味では、例えば“一度通常学級と決めたのだから卒業までずっと!”のように6年間をひとまとめにして考えてしまうとお子さんが苦しくなる場合があります。この長男くんの保護者さんのように、お子さんの様子を見て、都度先生方や関係する方にご相談され、よき環境について考えていくことはお子さんの学習面のみならず、精神面(こちらのエピソードでは自己肯定感について触れられていますが、まさにそうしたことなど)にもとても重要なこととなります。クラスのメンバーや担任の先生の方針などによってもクラスの雰囲気や居心地は変わります。通常学級や特別支援学級というくくりで検討するだけではなく、現在在籍するクラスの中でお子さんがどう過ごしているかをまずご覧になるのも大切なことです(この保護者の方は授業参観でつらそうな姿をご覧になったとのことでしたね)。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月16日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。元気いっぱいのタクくんが小学校に入学し、これから始まる新しい生活に胸を高鳴らせるもっつんさん。しかし、タクくんは学校で次々とハプニングを起こし……。ドキドキワクワクの入学式。もっつんさんが待ち構えていると、補助の先生に付き添われて入場してくるタクくんの姿が。何も聞かされていなかったもっつんさんは動揺したものの、入学式後は教科書や書類の配布などで慌ただしく、補助の先生がついてくれていた理由を質問することができませんでした。入学からしばらく経ったころ、担任の先生から電話があり、学校でのタクくんの様子について、「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」など衝撃の事実を知らされたのです。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような気分で、夫にもなかなか本音を言い出せず、もっつんさんの疲労とストレスはたまる一方でした。 そんな中、仕事終わりに学童へタクくんを迎えに行くと、学童の先生に「ちょっとお話いいかな?」と呼び出されたもっつんさん。 先生いわく、タクくんがお友だちともめたり、勝手に部屋から出たりしているようで、学校と同じ状況であることが判明し……。 息子の問題行動は、私の育て方の問題…? ※訂正:(誤)検診→(正)健診 ※訂正:(誤)検診→(正)健診 タクくんの発達について、常に不安な気持ちでいたもっつんさん。「悩む気持ちを奮い立たせてがむしゃらに走ってきたけれど、やはり第三者から見てもタクは違和感あるんだと知り、もっと向き合って知らなきゃいけないと思った」とのこと。 子育てにおいては特に、不安なことがあるとつい情報収集に没頭し、情報過多で混乱してしまったり、モヤモヤしてしまったりすることがありますよね。ずっとひとりで抱え込んできたもっつんさんですが、学童の先生の言葉をきっかけに、自分を責めるのではなく、わが子と向き合う決心をしたようです。自分の悩みや不安を吐き出すのは勇気がいることです。タクくんのことを考えて一歩踏み出したもっつんさん。これから明るい道が開けるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年06月07日息子もついに小学校入学です!上の子の時はさまざまな事にかなり苦労したので、今回も覚悟していました。■私はもう…ひとりじゃない!!お姉ちゃんはは早起きしたいタイプだったので、今までずっと姉弟二人の起床時間がズレていました。しかし、その間にもしっかり成長していたムギ。一緒にハルを起こしてもらったことになんだかすごくホッとして、一人で声掛けするのって意外にストレスだったんだなと気がつきました。本当にありがたかったです(泣)■こんなに違うの!?保育園と小学校では「ラクさ」が段違い送迎をしなくてよくなったので、ここに来てようやく在宅ワークの醍醐味を享受できた感があります!前回に引き続き、これまで毎朝一人でよくやってきたなぁと自分で自分を褒めたくなりました。何より、ムギには感謝しきりです。そして息子よ、もう少し自分から動いておくれ!!!
2023年06月07日みなさんこんにちは、チッチママです!新学期が始まってまだ2ヶ月程。今のところ長女は小学校へ楽しく通っています。長女が小学校へ通い始めた頃、少しだけ意識していたことがあります。一応寝る前におしゃべりタイムがあるので、何か気がかりなことがあればそこで話してくれるかなと思っています。(もしくは帰宅早々話してくるかもしれないし…)帰宅したら習い事やら工作やら自分の世界に入って忙しそうな長女ですが、たまに学校で楽しかったことを自ら話してくれた時はすごくテンションが上がってしまいます♪
2023年06月07日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。元気いっぱいのタクくんが小学校に入学し、これから始まる新しい生活に胸を高鳴らせるもっつんさん。しかし、タクくんは学校で次々とハプニングを起こし……。ドキドキワクワクの入学式当日を迎え、もっつんさんはタクくんが入場する瞬間を待ち構えていたのですが、なかなか来る気配がありません。「名前の順だと過ぎているはず……」と、もっつんさんがハラハラしていると、補助の先生に付き添われて入場してくるタクくんの姿が。何も聞かされていなかったもっつんさんは動揺したものの、入学式後は教科書や書類の配布などで慌ただしく、補助の先生がついてくれていた理由を質問することができませんでした。その後、タクくんは順調に小学校生活を送っていると思っていたのですが、担任の先生から電話があり、「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」など衝撃の事実を知らされ、頭を悩ませます。 実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。夫にもなかなか本音を言い出せず、もっつんさんの疲労とストレスはたまる一方でした。 もっつんさんは不安やストレスを吹き飛ばすかのように、仕事に精を出しますが……。 学童の先生に「話がある」と言われ… もっつんさんが学童にお迎えに行くと、「タクくんのことで、ちょっとお話いいかな?」と学童の先生に呼び出されます。どうやらタクくんは、学童でも友だちともめたり、勝手に部屋から出たりしているとのこと。小学校での様子は担任の先生から聞いていたものの、学童でも同じ状況になっていることに、ショックを隠せないもっつんさんなのでした。 改めて「話をしたい」と言われると、思わずドキッとしてしまいますよね……。しかし、ゆっくり話をするというのは、こちらの状況を理解してもらえるチャンスでもあります。身構えて心を閉ざすのではなく、ありのままの状態を伝えることで、自分自身や家庭のこと、子どものことを多角的に見てもらえるきっかけになるかもしれませんよ。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年06月06日■前回のあらすじ先生の提案を受けて、思い切り長女ゆいを甘やかしてみると、やがて、ゆいはミニ図鑑セットを持たずに保育園に行けるように。そんなゆいの行動を見て、赤ちゃん返りだったのだと思うのだが…。■小学校に入学!■登校に付き添って…ゆいは小学校に入学。登下校は個人で行う学校であったことから、「ひとりで行くの怖いからついて来て」と頼まれ、付き添うことに。しかし入学から1ヶ月後、数十人いた付き添いは数人だけになっていて…。次回に続く「療育手帳を取得した話」(全38話)は12時更新!
2023年06月06日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。元気いっぱいのタクくんが小学校に入学し、これから始まる新しい生活に胸を高鳴らせるもっつんさん。しかし、タクくんは学校で次々とハプニングを起こし……。ドキドキワクワクの入学式当日を迎え、もっつんさんはタクくんが入場する瞬間を待ち構えていたのですが、なかなか来る気配がありません。「名前の順だと過ぎているはず……」と、もっつんさんがハラハラしていると、補助の先生に付き添われて入場してくるタクくんの姿が。何も聞かされていなかったもっつんさんは動揺したものの、入学式後は教科書や書類の配布などで慌ただしく、補助の先生がついてくれていた理由を質問することができませんでした。その後、タクくんは順調に小学校生活を送っていると思っていたのですが、担任の先生から電話があり、「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」など衝撃の事実を知らされます。その都度タクくんに厳しく注意するものの、同じことが繰り返され、本人は何が悪いのかよくわかっていない様子で、もっつんさんは頭を悩ませていました。 実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような気分で、もっつんさんの疲労とストレスはたまる一方です。 もっつんさんは、話を聞いてくれる夫の帰りを、毎日待ちわびていて……。 私の気持ち、考えてる? 帰宅後、1階でゆっくりテレビを見てから2階に上がってきた夫に対して、「帰ってきたなら、いろいろと手伝ってよ。今日も大変だったんだよ」という言葉をグッと飲み込むもっつんさん。 仕事で疲れて帰ってくるパパに弱音や愚痴は吐きたくない。タクくんは自分の連れ子だから、私が責任持ってしつけなきゃ。私がしっかり頑張らないと……。と、当時はひとりで抱え込んで我慢しすぎてしまっていたとのこと。 バツイチで子連れだからといって、負い目を感じる必要は何もありません。これまでの人生があったからこそ、今の幸せがあるとも言えます。たとえ血のつながりはなくても、タクくんの父親は、もつパパさんです。もっつんさんひとりで抱え込まずに、夫婦で協力しあい、タクくんの成長を見守っていけるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年06月05日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。元気いっぱいのタクくんが小学校に入学し、これから始まる新しい生活に胸を高鳴らせるもっつんさん。しかし、タクくんは学校で次々とハプニングを起こし……。ドキドキワクワクの入学式当日を迎え、もっつんさんはタクくんが入場する瞬間を待ち構えていたのですが、なかなか来る気配がありません。「名前の順だと過ぎているはず……」と、もっつんさんがハラハラしていると、補助の先生に付き添われて入場してくるタクくんの姿が。何も聞かされていなかったもっつんさんは動揺したものの、入学式後は教科書や書類の配布などで慌ただしく、補助の先生がついてくれていた理由を質問することができませんでした。その後、タクくんは順調に小学校生活を送っていると思っていたのですが、担任の先生から電話があり、「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」など衝撃の事実を知らされます。もっつんさんは、その都度タクくんに厳しく注意するものの、同じことが繰り返され、本人は何が悪いのかよくわかっていない様子……。 実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。そのため、もっつんさんの疲労とストレスはたまる一方でした。そんな中、タクくんを叱っていると、同居中の義母から声をかけられて……。 この環境…、きっつい!! 子連れ再婚で、義家族(義父・義母・義祖父)との同居をしていたもっつんさん親子。まるで下宿をしているような気分で、同居ストレスと子育てストレスが同時に襲ってきていたそうです。義実家との同居生活は、世代間のギャップや価値観の違いなど、さまざまな問題点が見えてきてしまうもの。もっつんさんは、話を聞いてくれる夫の帰りを、毎日待ちわびていました。 SNSのコメント欄には、 「細かいことの積み重ねで、すり減っちゃう」 「よく頑張っていましたね……。見ていて心がキュッとなりました」 「なんてキツい環境……。本当にお疲れさまです」 など、同居によるストレスに共感する声が多く寄せられています。 息が詰まってきてしまったときには、自分自身の気持ちを優先して心の余裕を持つことも忘れずに。家族に相談するだけでなく、信頼できる周囲の人や、カウンセリングを受けることができる専門機関に相談し、ゆっくり話を聞いてもらうことで気持ちがラクになるかもしれません。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年06月04日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。元気いっぱいのタクくんが小学校に入学し、これから始まる新しい生活に胸を高鳴らせるもっつんさん。しかし、タクくんは学校で次々とハプニングを起こし……。ドキドキワクワクの入学式当日を迎え、もっつんさんはタクくんが入場する瞬間を待ち構えていたのですが、なかなか来る気配がありません。「名前の順だと過ぎているはず……」と、もっつんさんがハラハラしていると、補助の先生に付き添われて入場してくるタクくんの姿が見えました。補助の先生がつくということをまったく知らなかったもっつんさんは、動揺してしまいます。 入学式のあとは大量の教科書を渡されたり、重要書類の配布があったりと忙しく、もっつさんは補助の先生がついてくれていた理由を質問するのをすっかり忘れてしまっていたそうです。 その後、順調に小学校生活を送っていると思っていたのですが、担任の先生から「タクくんが授業中に教室から脱走した」と連絡がありました。しかも、これが初めてではないとのこと。 もっつんさんが家でタクくんにしっかりと注意したところ、その場ではちゃんと聞いているように見えていたのですが……。 授業中に脱走してしまう理由とは!? 今度は「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」など、保育園のころにはなかったハプニングが起こります。 実は、もっつんさんはタクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。もっつんさんの疲労とストレスはたまる一方です。 仕事をしながら再婚相手の義両親と同居という決断をしたもっつんさん。とても大きな選択です。タクくんももっつんさんも、それぞれ変化した環境の中、とても頑張っているのでしょうね。 子どもに同じことを何度も注意し続けるというのは、親自身も心が疲弊してしまって、ついイライラしてしまうのも無理はありません。「もうしない」という“約束”を交わすことによって、同じことが繰り返されたときに「約束を破られた」という気持ちになり、怒りが倍増してしまったというもっつんさん。皆さんは、良い方向に向かうようにと決めた約束事が、逆効果になってしまった経験はありますか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年06月03日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。元気いっぱいのタクくんが小学校に入学し、これから始まる新しい生活に胸を高鳴らせるもっつんさん。しかし、タクくんは学校で次々とハプニングを起こし……。ドキドキワクワクの入学式当日を迎え、もっつんさんはタクくんが入場する瞬間を待ち構えていたのですが、なかなか来る気配がありません。「名前の順だと過ぎているはず……」と、もっつんさんがハラハラしていると、補助の先生に付き添われて入場してくるタクくんの姿が見えました。補助の先生がつくということをまったく知らなかったもっつんさんは、動揺してしまいます。 「うちの子って補助の先生がつくの?」「何も聞いていないし、言われてないよ……」「隣の子の補助の先生に甘えているだけ?」 入学式のあとは大量の教科書を渡されたり、重要書類の配布があったりと忙しく、もっつさんは補助の先生がついてくれていた理由を質問するのをすっかり忘れてしまっていたそうです。 翌日、笑顔で登校したタクくん。順調に小学校生活をスタートできると思っていたのですが……。 息子が教室から脱走している!? ※訂正:(誤)緊張が溶けて→(正)緊張が解けて/(誤)幼少期→(正)幼児期 入学してしばらく経ったころ、タクくんが教室から脱走していると担任の先生から電話がありました。しかも、これが初めてではないとのこと。幼児期からヤンチャな子だということはわかっていたものの、小学校に入ってから周囲の子どもたちとの成長の差を感じるようになったというもっつんさん。 もっつんさんは家でタクくんにしっかりと注意しました。「言えばわかってくれる」と信じ、深く追及することはなかったそうです。「その場ではちゃんと聞いてるように見えていた」とも振り返ります。 小学校に入学すると、これまで慣れ親しんだ環境との大きな違いに戸惑うこともあるでしょう。言葉にしなくても、子どもなりに何か不安や悩みを抱えているのかもしれません。可能な限り親子の会話の時間を確保し、子どもの話にじっくりと耳を傾けることで、親は子どもにとっての“心の安全基地”でありたいものですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年06月02日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。元気いっぱいのタクくんが小学校に入学し、これから始まる新しい生活に胸を高鳴らせるもっつんさん。しかし、タクくんは学校で次々とハプニングを起こし……。在胎30週の早産で生まれたタクくんは元気いっぱいに成長し、いよいよ小学生に! ドキドキワクワクの入学式の日、もっつんさんはタクくんが入場する瞬間をカメラ片手に待ち構えていたのですが……。 あれ……。タクくんがいない!? 入学式に息子がいない!?※訂正:(誤)移席→(正)移籍※訂正:(誤)進入生→(正)新入生 名前の順だとタクくんの番は過ぎているはず……。 もっつんさんがハラハラしていると、補助の先生に付き添われて式場に入ってきたタクくんの姿が。 「うちの子って補助の先生がつくの?」「何も聞いていないし、言われてないよ……」「隣の子の補助の先生に甘えているだけ?」 もっつんさんの心がざわつきます。 入学式のあとは大量の教科書を渡されたり、重要書類の配布があったり、大忙し。補助の先生がついてくれていた理由を質問するのをすっかり忘れてしまっていたそうです。 幼稚園や保育園とは違い、小学校は地域によっては30人以上の生徒を先生ひとりでまとめければいけません。加えて、親が送り迎えをする必要がなくなり、必然的に先生や他の保護者との接点が少なくなってしまいます。 何か少しでも気になることがあれば、連絡帳や学校への電話を通して、早めに親のほうから先生にコンタクトを取るように意識しておくといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年06月01日こんにちは!miharuです❤︎5月に入ってGWも終わり、息子が小学校へ入学してから1ヶ月以上が経ちました✨びっくりすることに、息子はGW中も、「早く学校に行きたい」と言うくらい小学校生活をenjoyしております、、もちろん入学前は少し弱気になったり、同じ幼稚園のお友達はかなり少なかったため、私も不安でしたが、入学前から&入学後やってよかったな!と思ったことがあったので、今回はそのことをテーマにブログを書こうと思います見守りGPSがお守りがわりに。いつでも自分の居場所を把握してくれる安心感があった!GPSについては以前書いたblogに詳しく載せています☺️GPSについての過去blogはコチラからはじめは1人でエレベーターにも乗れなかった息子。もちろん最初の何日かは付き添いましたが、このGPSをランドセルに入れておくだけで、ママがいつでも自分の居場所をわかってくれているという安心感があったみたいです。また、このGPSには何かあったときに押せる「お知らせボタン」という機能があり、なにか困ったことや事件に巻き込まれたときなどに押すと、すぐに私に連絡がいくようになっています。まだボタンを押されたことはありませんが、「いつでも、何かあったらそうすればいいんだ」という安心感が持てるお守りのような存在になっているなと思います✨入学前から行った学童保育でお友達ができる&学校に慣れる私が仕事をしているため、息子を学童保育に入れることは前から決まっていました。私は入学してすぐは少し仕事も休んで、息子が学校に慣れてきたら仕事を再開して、学童保育に行かせようかなと思っていたのですが、パパの意向で入学式の3日前から学童に行くことに!なぜかというと、うちのパパは昔学童の先生をやっていたこともあって、「学童ってすごく楽しいよ!クラスのお友達以外にも沢山友達もできるし、パパみたいな大人も一緒に遊んでくれるんだよ!」と息子に学童がどんなところかを丁寧に説明してくれました!最初は少し不安がっていましたが、結果、入学前に少しお友達もできて、入学後には学童で会ったお友達が同じクラスだったりして喜んでいました!今では学校も楽しいけどそれ以上に学童のほうが楽しいと言うくらい、大好きみたいです学校内でやっている習い事に通い始めたことで多学年との関わりも増えた!息子は年中になってからバスケットを始めて、今もバスケが大好きなのですが、入学した小学校にミニバスがあったので1年生になってすぐに加入しました!同じ学校の先輩たちもたくさんいるので、毎週一緒にバスケをすることで先輩にも顔と名前を覚えてもらい、より安心感が湧きました学童や習い事は、ご家庭それぞれの事情がありますが、我が家はこんな感じで小学校生活を今のところenjoyできております!!それでも親的にはいろいろ心配ごとは絶えないですが、1年生の時期は特に、決して無理させずに子供を第一に考えて学校生活が楽しめるよう協力してあげたいと思います❤︎最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
2023年05月19日4月に小学校に入学した末っ子のすうちゃん。なんだかんだで毎日、元気よく学校に行っています。1学期の一年生は、ほかの学年よりも先生からの連絡が多く、毎日プリントをもらってきます。■宿題に興味津々な子どもたち ■宿題も楽しみのひとつにこのように、すぅちゃんのクラスでは、入学してから1週間後、すぐに宿題が始まりました。一年生にとっては、宿題も楽しみのひとつみたいです。
2023年05月15日ねこじまさんの長女・わっちちゃんが小学校へ入学したときのお話です。新しいランドセルを背負ってドキドキワクワクしながら、順調な学校生活をスタートさせたわっちちゃん。しかし、2週間ほど経ったころから、家を出る直前に腹痛が始まるようになりました。かかりつけの小児科の先生に「いわゆるお母さんとの分離不安(母子分離不安)みたいなものかも」と言われ、ひとりで思い詰めるねこじまさん。それからは、わっちちゃんの登校に付き添い続ける毎日でした。ある朝、いつも通り教室までわっちちゃんを送り届け、帰ろうとしたところ、校長先生に呼び止められます。校長先生は、「こうやって根気よく、今お母さんがしてくださっていることは、必ずこれからのわっちさんの力になりますよ! 大丈夫ですよ!」と熱く語りかけてくれました。この言葉に「もう少し、頑張ってみよう」と思えたねこじまさんは、引き続き登校に付き添うことに。(※)母子分離不安:子どもが母親など愛着対象から離れることに、強く不安を感じる状態。 そして2学期を迎えた9月のある日、「お母さん、今日はここから、ひとりで行ってみる」と、ついにわっちちゃんが自ら頑張ろうと決心。いつの間にか、集団登校の場所からは付き添いなしでも行けるようになりました。 しかし、すべてが順調に行くというわけではありませんでした。 いろいろな困難が待ち受ける 連休明けや長期休み明けには不安になることもあったり、防災の授業で見た写真がトラウマになったり、新型コロナによる自粛生活で気持ちが滅入ってしまうこともあった、わっちちゃん。 しかしそのたびに、ねこじまさんはどうすればいいのかを一緒に考え、わっちちゃん自身も頑張って乗り越えてきました。弟が小学1年生になってからは、完全に玄関からひとりで登校できるようになったそうです。 不安な気持ちを正直に言葉にして伝えてくれるわっちちゃん。わっちちゃんの言葉を決して否定することなく、「帰ってきたらいろいろ聞かせてね」とやさしい言葉をかけ続けるねこじまさん。ふたりの強い絆があるからこそ、いろいろな困難を乗り越えてこられたのかもしれませんね。 まさに、校長先生が言っていた「お母さんが根気よくしていることは、必ずこれからのわっちさんの力になる」という言葉通り。これから何かにつまずくことがあっても、そのたびに、諦めずにわが子と向き合い続けた日々のことを思い出して、きっとまた乗り越えていけるでしょう。 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2023年05月06日