みなさんは、お子さまといつまで手をつないで買い物に行きたいと思っていますか?小学校高学年以降、どんな親子関係を望んでいますか?文部科学省が公開している「子どもの育ちをめぐる現状等に関するデータ集」(2009)によると、「どういう親でありたいか」という質問に対し、約8割の母親が「なんでも話し合える友だちのような母親」と答え、約6割の父親が「なんでも話し合える友だちのような父親」と答えています。どうやら、「できるだけ子どもの自由を尊重する親でありたい」と考える保護者が増えているようです。もちろん、家族の仲がよいのは決して悪いことではありません。しかし、親と子の距離感を間違えてしまうと、のちのち深刻な問題が生じることも……。今回は「友だち親子」の危険性と、親子の適切な距離感について考えていきます。「友だちのような仲良し親子」がじつは危険!「中学生、高校生になっても親と一緒にお風呂に入る」「毎日の洋服も進路も結婚も、迷ったときは親のアドバイスに従う」など、精神的距離が近すぎる親と子が増えていると、教育評論家の尾木直樹氏は述べています。尾木氏は著書『親子共依存』のなかで、ここ数年「うちの子、反抗期がありません」という保護者の声が増えたことに言及し、次のように指摘します。最初のうちは、このことを不審に思い、心配する親御さんも少なくありませんでしたが、いまや「うちの子は手のかからない、本当にいい子!」「とっても仲良し親子なんです」と誇らしげに言う人のほうが多数派になったようにも思います。(引用元:尾木直樹(2015),『親子共依存』, ポプラ社.)なかには、中学生の息子といつも一緒に買い物に行くことを嬉しそうに話す母親や、思春期の子どもと手をつないで歩く母親もいるそう。こうした現状を、「親子仲がよくてうらやましい」「ほほえましい」と肯定的に評価する風潮に対して、尾木氏は「非常に深刻な問題をはらんでいる」と苦言を呈します。名門校である鷗友学園女子中学高等学校の名誉校長・吉野明氏も、同様の問題を指摘しています。吉野氏によると、多くの女子学生とその母親に接するなかで、近年特に気になるのが「擬似姉妹」のような母娘の関係だそう。娘の側は、「友だちといるよりも母親と遊ぶほうが楽しい」と感じており、母親は「私は娘を一人前と認めている」と思い込んでいる――。一見、いい親子関係のようですが、実際はお互いに依存し合う「共依存関係」にあるのだと言います。そして一度、「友だち親子」のような共依存の関係に陥ってしまうと、子どもが成長するにつれてさまざまな問題が表面化するようになるようです。「友だち親子」の恐ろしい弊害3つ異常なまでに精神的距離が近い「友だち親子」は、子どもにとっても親にとっても、さまざまな弊害をもたらします。なかでも顕著なのは次の3つです。弊害1:「親子共依存」になるわが子にべったり依存してしまう親が増加している背景には、不安定な社会情勢や地域のつながりが希薄になっていることなど、複合的な要因が考えられますが、「子どもにとって “ものわかりのいい親” に見られたい」という親側の願望も見え隠れします。そして “ものわかりのいい親” になるために、親は子どもとの距離を必要以上に縮めようとするのです。すると、子どもは「自分のことを一番理解してくれる親」に対して、安心してすべてを委ねてしまいます。その結果、いざ自立すべき年齢になっても判断力や決断力がないため、親への依存度がさらに増してしまう――。これではいつまでたっても親離れ・子離れができません。「『友だち親子』になると、親子が同質化する傾向が深まる」と、共依存状態にある親子関係を別の角度から分析しているのは、目白大学教授の黒沢幸子氏です。同質化した親子は「境界線がない=ボーダレス」の状態になり、子どもの感情の揺れに対して親も共鳴してしまう「親子共振状態」を招くのだそう。つまり、子どもの感情に寄り添いすぎて、本来ならば大人としての適切な指導やアドバイスをすべき場面でも、子どもと一緒になって教師や友だちを攻撃するモンスターペアレントになりかねないと、黒沢氏は指摘します。また北海道にある篠路光真幼稚園のウェブサイトでは、共依存状態の親について、「子どもの自我を受け止めきれなかったり、ほかの子どもとわが子を比較したりと、親自身が子育てを楽しむことができなくなる」と書かれています。親子共依存は、子どもにとっても親にとっても、まわりが見えなくなる危険な状態と言えるでしょう。弊害2:「反抗期」がないまま成長してしまう「反抗期がない」と聞くと、「いい子に育ってうらやましい!」と思う方もいるかもしれませんが、子どもが大人へと成長する過程において、親に反抗心を抱くことは大事なステップです。ちなみに、親子問題が専門の心理カウンセラー・平岡亜紀氏によると、個人差はあれど「 男の子なら10歳、女の子なら11歳が反抗期スタートの目安」とのこと。また脳科学者の中野信子氏は、「反抗期は脳の発達段階のサイン」だとし、「子どもが外の世界を求め、親の価値観に逆らってみせる反抗期は脳の発達において重要」だと述べています。そして「仲良し親子のように、単調な刺激しかない状態、自分が知っているのと違う世界に触れる機会が少ない環境にいると、知能の発達に必要な知的刺激を十分に受けることができない」と警鐘を鳴らしています。そして、「いい子のまま大人になる若者が増えた背景には、親子の密着がある」と述べるのは、精神科医の大下隆司氏。就職しても実家で暮らしたがる子や、子どもを手元に置いて抱え込んでしまうというパターンが少なくないようです。ですが、あまりにも居心地のいい家庭は、子どもの自立の妨げになることもあるので要注意。大下氏は、「そもそも反抗期は、親の考えや価値観が自分とは違うと気づくことから始まる」と述べます。もちろん親はショックを受けますが、それはわが子が自分の力で人生を切りひらくための第一歩。物理的にも精神的にも離れることができて初めて、子どもは自立するのです。弊害3:「生きづらさ」を抱えるようになる適切な時期に反抗期を迎えなかった子どもは、自立すべき年齢になっても親との共依存から抜け出せず、「生きづらさ」を抱えてしまうことも。たとえば、引きこもりになってしまったり、仕事が長続きせずに転職を繰り返したり、友人関係でトラブルを起こしたりと、さまざまな面で苦労するケースが考えられます。日本メンタルアップ支援機構代表理事を務める大野萌子氏によると、「成長過程で、なんでも親に話すことを良しとされてきた子どもは、(大きくなっても)親に報告しないという選択肢はない」のだそう。その理由として、「親の強い圧力をはねのけることにエネルギーを費やすよりも、迎合して丸く収めることで家庭内での生きやすさを獲得してきた」ことを指摘しています。つまり、自分で考えることを放棄しているのです。親もまた、子どもが大きくなってからも、長年の癖でつい口出ししてしまうと言います。小さい頃から親の意見に従ってばかりいた子どもは、大きくなっても自分で決断することができず、不安を抱えたまま社会生活を送るようになります。その結果、うまく社会に適応できなくなり、「生きづらさ」を強く感じるようになるのです。「友だち親子」にならないための親の心得とはいえ、わが子を愛するがゆえに、つい口を出したり手助けしたりしたくなるのが親心です。「友だち親子」になるのを回避して、つかず離れずの関係を構築するためにはどんなことを心がければいいのか――。3つの「親の心得」をご紹介します。親の心得1:子どもと親は一心同体ではない。自分の人生を楽しもう!前出の吉野氏によると、「擬似姉妹」状態に陥っている親は、娘の友だちを悪く言ったり、娘が買ってきた洋服に「ちょっと派手じゃない?」と言ったりと、自律的に動き出した子を無意識のうちに引き止めようとする傾向があるそうです。それは、子どもと自分を一心同体だと思い込んでいるから。もしくは、子どもを自分の「分身」だと勘違いしているのです。子どもの手が離れていくのは寂しいものですが、子どもと自分の人生は別のもの。親自身もまた自分の人生を楽しむことで、お互いにとって充実した人生を送ることができます。新しい趣味を見つけたり、習い事を始めたりするなど、視野を広げることで自分の新しい可能性に気づくこともありますよ。子どもだけに向けていた目と心を、自分自身に向けてみましょう。親の心得2:悪ノリの友だちトークはNG。親は指導する立場である心理学者の植木理恵氏は、カウンセリングに来る親子の会話が「友だちトーク」になっているケースが多いことに言及しています。たとえば、子どもが「○○ちゃんが一緒のクラスにいるから嫌なんだ」と言ったら、親はまるで友だちのようなノリで「ああ、わかる……。○○ちゃんとは気が合わなそうよね」などと同調する様子をよく目にするそう。植木氏は、「子どもの話に悪ノリするのは、ただの育児放棄」と厳しく指摘しています。親であれば、「そう。だけど○○ちゃんにだっていいところがあるんじゃない?誰とでも仲良くできることも大事だよ」と、あくまでも大人として常識的な対応をするべき。“わが子に嫌われたくない” という気持ちを優先するのではなく、子どもの意見に共感を示しながらも、親は指導する立場であるということを忘れないようにしましょう。親の心得3:友だちではなく「子どもという選手のコーチ」になる友だち親子にならないほうがいい理由として、「相手のよくない点を指摘できなかったり、信頼関係が育めなかったりと、正面から向き合えない関係性になってしまう」ことを挙げているのは、子育てコーチングの専門家でNPO法人ハートフルコミュニケーション代表理事の菅原裕子氏。友だちでいるためには、相手に好かれるような振る舞いをしてしまいがちです。しかし、親が子どもに対して遠慮して、正しい指摘ができなくなると、子どもは親への尊敬や信頼を失ってしまうでしょう。そこで菅原氏は、「子どもという選手のコーチになる」ことを提案しています。「コーチは選手の自由意思や自発性を大事にしながら、どうすれば、より早く走れるか、より高く飛べるかを考えて伝えます。選手に自発的な選択をさせながら能力を引き出すような枠組みを作ります。提案されたことを実行するのは選手自身です。親は、必要なときにさっとコーチの帽子にかぶり変える意識で子どもと向き合うのがお勧めです」(引用元:日経xwoman|反動子育てで友達親子に「誤った自由さ」のリスクとは)スポーツ選手が大きな大会やオリンピックを目指すように、子どもが自分自身で自分の「心」や「行動」をコントロールできるようになることを、子育ての最終目標として設定するといいそうです。わが子の「生きる力」を育むためにも、選手の能力を最大限に伸ばすコーチとしての役割を全うしましょう。***「自分の親が厳しかったから、わが子とは友だちのような関係でいたい」と望む保護者も多いかもしれません。ですが、友だちには友だちの、親には親の役割があります。子どもの精神的な成長のためにも、親自身が共依存に陥らないようにするためにも、そのことを忘れずに子育てをしていきたいですね。(参考)文部科学省|子どもの育ちに関する現状等に関するデータ集尾木直樹(2015),『親子共依存』, ポプラ社.東洋経済オンライン|「姉妹みたいな母娘」が危険である深いワケベネッセ教育総合研究所|2「友だち親子」の光と陰ー危うい「よい子」と「乙Men現象ー集英社 学芸編集部|思春期の頭の中はどうなってる?〈その2〉明治安田生活福祉研究所|親子の関係についての意識と実態ーー親1万人・子ども6千人調査ーー東洋経済オンライン|「子どもを潰してしまう親」には共通点があるあなたは「不幸アピール」をしていませんか?ダイヤモンドオンライン|「友だち親子」になってはいけない日経xwoman|反動子育てで友達親子に「誤った自由さ」のリスクとはお金のキャンパス|脳科学者中野信子が語る!第3回子どもの可能性を育てる脳育を考える(後編)ベネッセ教育情報サイト|反抗期はいつから始まるの?具体的な年齢と親の心構えについて篠路光真幼稚園|入園の時期で迷っている方へ
2022年03月31日こんにちは! あん子です。今回は子どものダイエットについて、私の実体験をもとに話をしたいと思います。■ダイエットにのめり込んでいった学生時代学生時代の私は、身長156センチに対して体重が31キロでした。そのことを長女に話すと「そうそう!食後に青のりついてないかしら~ なんてつい使っちゃうやつ~…って、私ヒューマンっ!!」と反射的にノリツッコミしてしまいました。すみません。話を戻します…。今思えば、多分、私は拒食症だったんだと思います。ダイエットを意識するようになったのは小学校の高学年になったころから。何がきっかけか? と聞かれたらよく覚えていないのですが次第にハマっていったんだと思います。当時、私は体重が40キロをこえてしまうと、ものすごく太っていることだと思っていました。この考え自体、おかしいんですけど、当時はそんなこと全く思わなかったんです。から揚げ、ハンバーガーにトンカツなど、「おいしい~!」と思う食事なのに…、すぐに口内炎ができ、その当時お肉の臭みが苦手で食べたいとも思いませんでした。食事の量は、家族の中で一番少なかったと思います。学生時代、両親や友だちは、単純に「好き嫌いが多い子」「少食な子」だと思っていたと思います。毎日夜走ったり腹筋をしたり、運動もたくさんしていました。さらに父親の家系が痩せ型の家系だったので「父親に似たのだろう」というのもあり、両親は体型のことで何も言わなかったのだと思います。■ランチへ行ったときに気づいた危険社会人になりひとり暮らしを始めてからは、一日にチョコレートをひとかけら食べるだけ…そんな生活になっていました。ある日、会社の同僚とランチにカレーを食べに行ったときのこと。カレーを見たら、気持ちが悪い…。ご飯をほとんど食べない日々が続いていたせいか、自分の体が食事を拒否しているようでした。ふと、このまま食べ物を受けつけなければ、どうなってしまうんだろう…と思いました。そういえば、なんだかここ最近ボーっとするし、フラフラ宙に浮いた感覚もする。寝ているときも骨が当たって痛い。そんな状態なのにお腹は全く空かない。このときはじめて、死の恐怖を感じました。そしてもうひとつ。高校時代の友人に久しぶりに会ったとき、彼女が想像を絶するくらい痩せてしまっていて、その姿を客観的に見たことで、自分も同じように危険な状態なのではないのかと気がついたのです。それからお粥などから食べ始め、少しずつ食事をとるようにしていきました。友だちも実家に帰ったことで以前の体重に戻ることができたみたいです。そこまでを娘に話し、こう伝えました。「成長期の子ども時代に無理にダイエットしたら、身長も伸びなくなるし、便通はおきないし月経が止まったりするリスクがあるんだ。行き過ぎたダイエットは命に関わるケースもあるんだよ。お母さんの学生時代の話を反面教師として考えてほしいな。人生の最期に、あぁ…たくさん美味しいものを食べた人生だったなと思いたいと、今のお母さんは思うよ」。そう伝えると娘は一瞬フリーズしていましたが、「身長伸ばしたいから、過度なダイエットはしないよ」と言ってくれたことに安心しました。拒食症は誰がなってもおかしくない病気だと思うとともに、本人に痩せているという感覚がなく、他人から指摘されてもなかなか受け入れにくい難しい病気でもあると思います。ダイエットをする前に、まずはそんな病気があるんだと知ることも大切なのではないかと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました!※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2022年03月16日ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)は、長引くコロナ生活で定着したマスク生活において、小学校高学年のお子様の顔にぴったりフィットする『超快適(R)マスク 高学年専用タイプ』を、2022年3月22日に全国で発売します。UC画像01■発売の背景当社はコロナ感染対策に欠かせないマスクを、通年で快適にご利用いただくために、様々な商品を発売してまいりました。特にマスクの効果を左右する「顔にぴったりフィットする」といった観点で、複数サイズを展開し、園児や小学校低学年向けの専用品も発売しています。このような取り組みもあって、昨今では適切なサイズをご利用になる消費者が増えています。しかしながら、成長期にある小学校高学年は、園児・低学年向けでは小さく、大人用では大きく、「自分にぴったりのサイズ」を求めて、様々な商品を試したり、耳ゴムを自分で詰めたりといった工夫をするなど、悩んでいることが分かりました。そこでこのたび、成長期の小学校高学年の顔にぴったりフィットする、『超快適(R)マスク 高学年専用タイプ』を発売します。■商品の特長(1)「ほほピタカーブ」が小学校高学年のお顔にぴったりフィットUC画像02(2)「スリムやわらか耳かけ」・耳ゴムは痛くなりにくい6mm幅です。(3)「99%カットフィルタ(R)※1」でしっかりブロック・ウイルス飛沫、花粉の侵入を防ぎます。※1 フィルタ部の捕集効率試験 平均(ウイルス飛沫:VFE試験)(4)「ゆったり口元空間」で息ラクラク■超快適(R)マスクシリーズのサイズ展開UC画像03■子ども用 各学齢別マスクのご紹介UC画像04UC画像05■入数・価格UC画像06■発売時期2022年3月22日に全国で発売します。■ユニ・チャームマスク ホームページ 自分に適したマスクの形状やサイズ選びのポイントをご紹介 『超快適(R)マスク』『超立体(R)マスク』商品一覧をご紹介 ■『超快適(R)マスク 高学年専用タイプ』発売を通じて貢献する「SDGs17の目標」『超快適(R)マスク 高学年専用タイプ』発売は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記に貢献するとユニ・チャームでは考えております。3. すべての人に健康と福祉をユニ・チャームは商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、SDGsの目標達成に貢献することを目指しています。これからも事業活動を通じて、環境問題や社会課題の解決に貢献します。■会社概要社名 :ユニ・チャーム株式会社設立 :1961年2月10日本店 :愛媛県四国中央市金生町下分182番地本社 :東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館社員数 :グループ合計16,207名(2018年12月)事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売≪消費者の方のお問い合わせ先≫ユニ・チャーム株式会社 お客様相談センターTEL:0120-011-529ユニ・チャーム株式会社 ホームページアドレス 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月14日私が第2子を出産しだのは37歳のとき。子どもが幼稚園に入園した年にはすでに40を過ぎていました。当時上の子は小学校高学年で、親同士の関わりも減っていた時期。今さら密度の濃い「幼稚園ママ」として再生活するには気が重い、というのが正直なところでした。実際に2度目の園ママ生活を送りはじめると、上の子の年齢を知ったとたん、急に敬語で話されてしまったりすることもしばしばあって……。若いママに引かれてる?園ママ再デビューにあたり私がもっとも気がかりだったのは、年齢を理由に若いママたちに壁を作られてしまうのではないか、ということでした。実際、はじめのころは、母親である私の年齢というよりも、上の子の年齢から「そんなに大きなお子さんいるんですね!」とそれまでフランクに話していたのに、急に敬語になられてしまうことが多かったように感じています。 しかし、話をするにつれ、少しずつ仲は深まっていきました。今では、母親の年齢や経験は違っても、同じ年の子どもを育てる親同士として、地域の情報や子どもの発達、園のことなど気になったことを相談しあったり、時に愚痴を言い合ったりできる心強い仲間となってくれています。 集団行動するママたちが苦手だった第1子を幼稚園に通わせていたころ、私がちょっと苦手に感じていたのは集団行動するママさんたちでした。仲間内では親しげに話しているのに、グループ以外の人には態度が素っ気なく見えて「感じが悪い」と思っていました。第2子の幼稚園にもそうした集団ママさんたちはいましたが、驚くほどまったく気にならず、それどころか「ママ同士気が合うのね。仲良さそうでいいわね」と微笑ましく思えてしまうほど。 第1子のときは自分に自信がなく「陰口でも言われていたらどうしよう」という不安が、「あの人たち感じ悪い」というネガティブな気持ちにつながっていたのかもしれません。 園ママ生活で気をつけていること円滑な園ママ生活を送るために私が気をつけているのは、「距離感」です。相手の家庭の事情や方針などに首を突っ込まない、口を挟まないのはもちろん、子育ての先輩風を吹かせてアドバイスめいたことをしないこと。あくまで「同じ年齢の子どもを育てているママ同士」として対等な関係であることを意識しています。 また「私は年いってるから」「あなたはまだ若いから」といった年齢がらみの自虐ネタは、相手が反応に困ると思うのでしないように特に気をつけています。 始まる前から身構えていた2度目の園ママ生活ですが、いざスタートしてみると第1子のときよりも自然体で過ごせています。これからも子どものお友だちのママたちとほど良い距離感を大切にしながら、幼稚園ママとしての生活を送っていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:川木みさ7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。
2022年02月23日これまで関東・関西で4回に渡って開催し、好評を得ているのが、小学校高学年向けに行うサカイク主催の「GKスペシャルキャンプ」です。日本代表のシュミット・ダニエル選手、大迫敬介選手ら多くのJリーガーを指導してきた澤村公康コーチの指導を2泊3日で学べるのが、キャンプの特徴で、未来の守護神たちが確かな成長を遂げてきました。今回は、愛知県に住む矢野匠海くんが感じたGKキャンプに3度参加し、感じた変化を聞きました。(取材・文:森田将義)【春休み開催】元JクラブGKコーチが指導「GKスペシャルキャンプ」>><<過去の参加者たちの声、GK指導を受けたシュミット・ダニエル選手のコメントなど■「もっと上手くなりたい」から参加を決意保育園の頃に友だちから誘われてサッカーを始めた匠海くんは小学生になり、サッカースクールとフットサルでプレー。2年生になるとそれだけでは物足りず、近所のサッカーチームでもプレーを始めました。3年生に上がったタイミングで、「仲間と仲良くプレーするのが楽しかった」とGKへの転向を志願しましたが、ミニゴールでプレーしていた低学年とは違い、ゴールのサイズが大きくなったため、始めた当初は思うようにシュートを止められなかったと振り返ります。最初は同学年のライバルがスタメンを掴んでいましたが、幼少期に磨いた足元の技術を期待され、5年生になったタイミングでスタメンを獲得。「もっと上手くなりたい」と考えていたタイミングで、お父さんから教えて貰ったのが、サカイクGKキャンプでした。■しっかりキャッチするための具体的なコツを学べた初参加となった2020年の夏のGKキャンプは、匠海くんにとって刺激的な3日間になりました。日々の練習はライバルとの2人でチームのGKコーチから教わったメニューに取り組むのが基本的な流れ。ですが、GKキャンプでは澤村コーチらがGK指導のプロが自らシュートを打ち、アドバイスを貰えます。また、シュートを止める度に誉めるなど、選手のやる気を引き出す指導も一流。「単純なトレーニングですが、単純さの中に駆け引きがあった。『こうすれば、もっと良くなるよ』といったアドバイスも貰えるので、凄く勉強になりました。ただキャッチ出来れば良いのではなく、しっかりキャッチするための具体的なコツを学べました」。■「声の質」などコーチングの細部まで教わった「元々セービングが得意ではなかったけど、ボールを止める喜びを学べたし、1個のボールに集中できるようになった。自分の中で変化を見つけられたのでもっと行ったら、もっと成長出来ると思った」。そう振り返る匠海くんが、2度目のGKキャンプに参加したのは、2020年の冬。緊張で他の参加者に話しかけられなかった1回目とは違い、自ら積極的に話しかけ、県外の選手と仲良くなれたそうです。心にも余裕が生まれ、コーチが言ってくれる言葉も頭に残るようになりました。元々、匠海くんは声の大きさには自信があるため、コーチングを武器にしたいと考えていましたが、なかなか機会がなく、YouTubeで勉強するしかありませんでしたが、澤村コーチに「声の質」などコーチングの細部まで教わる事が出来ました。また、自身がプレーしていない際も、小学6年生のキャッチングの丁寧さや、コーチングの声や質を見て盗み、成長のヒントを掴みました。■一番変化したのはメンタル面、試合中下を向かないようになった6年生になった昨夏には、3回目のGKキャンプに参加。「最高学年なので、年下の子も多い。恥ずかしいプレー、イージーなミスはしないように気持ちでプレーしました」と振り返る匠海くんは、GKキャンプの特徴である普段家ではしない洗濯だけでなく、ミーティングやサッカーノートへの記入も前向きに取り組みました。3回のGKキャンプによって感じる一番の変化はメンタル面。他の選手と比べ小柄な匠海くんは、高い位置へのシュートを苦手としており、失点が続くと気落ちしがちでした。GKキャンプでも複数失点し、試合後に落ち込んでいると澤村コーチにメンタル面の重要性を教えて貰ったのが、印象に残っていると言います。「試合中に下を向いていたら、プレーに集中できない。チームが悪くなるので、試合中は下を向かないようになった」。■親が感じた息子の変化「責任感を持ってGKをやれるようになった」「苦手な所は気持ちでカバーするしかない。届かない球にあと少しで届くというのはよくあるので、止められるという気持ちがあれば変わってくる」と考えられるようになったのもGKキャンプによる変化です。お父さんは「参加してから、責任感を持ってGKをやれるようになった。今までは控えめだったけど、GKというポジションは自分が前に出て、しっかり先頭に立って統率していかければいけないシーンもある。そうしたシーンで責任を持ってプレーできるようになった」と成長を話します。■自信を無くしている子が「もう一度頑張ってみよう」と思えるキャンプ「どれだけ技術があっても、勇気がなければボールは獲れない。GKは非常にメンタルが大事なポジションで、澤村さんは特にGKのメンタルを凄く強化してくれるコーチだと感じています」と話すお父さんはお互いに高め合えればと考え、過去3回のGKキャンプいずれも、知り合いのGK友だちを誘っています。「澤村コーチは凄く盛り上げるのが上手なので、GKをもうやりたくないと自信を無くしている子が、もう一度頑張ってみようと思うには非常に良いキャンプだと思いました。気持ちが落ちている子こそ積極的に参加してもらいたい」(お父さん)。「技術面だけでなく、心から高まっていくキャンプでメンタル的に凄く刺激がある。良いライバルや仲間がいると競い合えるので仲間で行くのが良いと思います」(匠海くん)。■上手くなりたい、自分を変えたいGKの参加を待っていますそう声を揃えるGKキャンプは2022年3月31日(木)から4月2日(土)に千葉県のアルビンスポーツパークで開催予定です。上手くなりたい、自分を変えたいと思っている小学生はぜひ、参加してみてください。【春休み開催】元JクラブGKコーチが指導「GKスペシャルキャンプ」>>
2022年02月04日ウーマンエキサイトをご覧の皆さま、こんにちは!7歳と3歳の姉妹を育てております、ぴなぱと申します。 前回 は、小学校入学にあたっての心配事のお話を書きました。こども園の先生からも心配してされていた小学校生活。いざ入学し、1年生の2学期が終わった現在の長女の様子はというと…小学校、すっっっごく楽しんでます!それはもう拍子抜けするくらい、こども園時代には考えられないほど、毎日イキイキと登校しています。ひと言で言えば、長女には学校という場所が合っていたんだと思います。基本的に自由度が高く、みんなが楽しめるよう、みんながのびのび成長できるよう静かに見守ってくれていたのがこども園。それは園のいいところだったし、そういう園の雰囲気だったからこそ培われた部分もたくさんあるとは思います。しかし長女にとっては「好きにしていい」と言われると、正解がわからず戸惑う場面が多かったのかもしれません。対して小学校は、時間もやることも明確に決まっていて、目標も正解もとてもわかりやすい。元々新しいことを知るのも好きだったし、コツコツ頑張るのも得意なので、次から次に課題が出る学校という場所はやりがいがあるのかもしれません。 また、こども園の時は「みんなができること」中心でしたが、小学校では「個々が得意なこと」が見えてきます。そのため長女のいいところも、こども園のときよりもわかりやすく評価されるようになった気がします。学校の先生が、そういう細かい部分も見てくれているということにも驚きました。加えて長女が今まで家では見せても外ではあまり見せなかった心配りや積極性を、学校でも見せるようになっていたことにも驚きました。自由だったこども園に比べ、一見ルールに縛られて窮屈に見える小学校の方が、長女にとってはむしろ自己表現しやすい環境だったのかもしれません。 前回書いたように、こども園の頃はお友達より先生にべったりでそれも心配されていましたが、その部分については…先生のことは今でも大好きで、休み時間などは先生を交えて話すことが多いようですが、お友達と過ごす時間も格段に増えました。夏休み明けごろからは放課後毎日お友達と約束をしてきて、近所の公園に遊びに行っています。お友達との関係も良好で、きちんと子どもの世界でやっていけているんだなと安心しています。また、これも前回書いた心配事のひとつ。誰かが怒られる場面が苦手という部分ですが…慣れたそうです。声を荒げるタイプの先生が担任だったらまた違うかもしれませんが、とりあえず今は隣のクラスの先生で耐性ができたようなのでよかったかなと思っています。 最後に、こども園の時の担任だったさくら先生ですが、長女の卒園時に一緒に退職されたので、今はこども園にはいません。そのため小学校で楽しくやっていることを伝えたいと思いつつ、その機会がなかったのです。ところが先日卒園アルバムができあがり、それを受け取りに行った際、久しぶりにお会いでしました。小学校での様子を伝えると涙ぐみながら喜んでくれて、話せてよかったなと思いました。こども園より小学校の方がいいというようなことを何度も書いてしまいましたが、こども園とさくら先生がいてくれたからこそ、現在の小学校生活を楽しめるだけの基盤ができたんだと思います。そのため園で過ごした日々がかけがえのないものだったことは間違いありません。■当時を振り返って思うことこれから小学校に上がるお子さんがいるご家庭では、新しい環境に少なからず不安を感じている方も多いと思います。わが家の長女の場合、その不安は今のところ杞憂で済んでいますが、うまくいかない場合も当然あると思います。でも結局、新しい環境で本人が何に悩むのか・そうなったときどう成長していくのかというのは、入ってみないとわからない部分がすごく大きいんですよね。私自身のことで言えば、入学前は心配なことに気が行きすぎて長女の良い面にあまり目を向けられてなかった気がします。だけど今小学校を楽しめているのは、私が目を向けていなかった長女の良い面のおかげです。親として心配するのは当然だし、あらかじめできるサポートがあるならそれも必要ではあります。しかし子どもの持っている力を信じて見守ることも大切なのかもしれないと今は思っています。
2022年01月20日株式会社スタジオアリス(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:牧野 俊介)は、小学生の子どもを持つ男女400名と、中学生の子どもを育てた経験のある男女100名を対象に、「小学校の卒業と家族時間に関する調査」を実施しましたので、結果をご報告します。本調査では、小学校高学年以降、約2人に1人が家族で過ごす時間が減少していることが判明。家族の時間を確保するための工夫や、子どもと過ごす時間に対する不安なども明らかになりました。また、親と一緒にお出かけしたいと考えている小学生が6割以上いることも分かりました。さらに、小学生最後のイベントである「卒業式」に出席したい、写真を残したいと考える親がそれぞれ9割以上に上ることが明らかになりました。スタジオアリスでは、成長の一つの区切りとなる「卒業式」を記念に残す撮影プランをご用意しています。今回、小学6年生の子どもを持つインフルエンサーのAyanaさんが、実際にスタジオアリスで小学校卒業記念に写真撮影を体験した様子とインタビューについてご紹介します。調査結果 トピックス1.小学校高学年以降、約2人に1人が家族で過ごす時間減少。塾・習い事や友人関係が原因家族時間を増やす工夫「毎日ご飯を一緒に食べる(69.8%)」親離れを感じた瞬間エピソード5選2.小学生に調査!親としたいこと1位「お出かけ」2位「ゲーム」 8割以上が家族時間に満足1位「お出かけ(63.0%)」2位「ゲーム(44.5%)」、3位「一緒にご飯(42.8%)」3.成長に伴い、8割以上が家族で写真を撮る機会減少。「一緒に出かける回数が減った(58.8%)」先輩ママパパの後悔「結婚式で使える子どもの頃の写真がない」「入学式、卒業式の写真がない」4.9割以上が小学校の卒業式に出席したい。卒業式の写真を残したい親も9割以上理由「大切な節目だから(89.5%)」「思い出になるから(74.0%)」5.先輩ママパパが伝授!小学校卒業後に準備しておくべきこと「スマホやゲームなどの時間や使い方のルール」「親離れの覚悟」■ 1.小学校高学年以降、約2人に1人が家族で過ごす時間減少。塾・習い事や友人関係が原因まず、家族の時間について調査を行いました。子どもが小学校高学年になって以降、中学に入学するまでに、家族で過ごす時間が減っているかについて聞いたところ、約2人に1人が「感じる(18.8%)」「どちらかといえば感じる(29.2%)」と回答しました。家族で過ごす時間が減っている理由については、「塾や習い事に通い始めた(59.6%)」「子どもが友だちと遊びに行く機会が増えた(50.8%)」が挙げられました。家族以外のコミュニティができたことで、自宅にいる時間が減少しているようです。また、「子どもが一人でスマホを見る時間が増えた(33.3%)」といった、現代ならではの回答も一定数ありました。続いて、家族と過ごす時間を増やすためにどのような工夫をしているかについて質問すると、「毎日ご飯を一緒に食べる(69.8%)」「毎日の出来事について子どもの話を聞く(56.4%)」を意識している人が多いことが判明。暮らしの一部の時間を使って、毎日子どもと向き合う時間を設けていることが見てとれます。家族の時間を確保できるように様々な工夫をしている人が多い一方で、子どもと過ごす時間に対する不安や悩みについて聞いてみると、反抗期真っ只中な子どもとの接し方や子どもの思考が読み取れないことへの不安などが寄せられました。また、子どもが成長したことで「距離を置かれた」とショックに思ったエピソードを募ってみると、子どもの素っ気ない態度や、一緒の行動を嫌がるといった子どもの反抗的なシーンが寄せられました。<子どもと一緒に過ごす時間の不安・悩み5選>「反抗期ということもあり、甘えたい時とそうじゃない時の判断がつかず、対応に困ることがある」(東京都・45歳・女性)「宿題したか、歯磨きしたか、片付けて、などの小言ばかりになってしまう」(富山県・39歳・女性)「受験生のため、話題が勉強や受験のことになると反抗的になることがある」(東京都・39歳・女性)「最近誰と仲が良くて、どこで何をして遊んでいるか把握しきれないこと」(山形県・42歳・男性)「踏み込んだ話をしても、子どもにとって適切な回答ができるかわからなくて怖い」(兵庫県・51歳・男性)<子どもに距離を置かれた瞬間5選>「小学4年生になって、昨日まで一緒にお風呂に入っていたが、突然、お風呂の内鍵が掛かっていた」(兵庫県・66歳・男性)「どこかに行こうと言った時に、一人で行ったら、と言われたとき」(兵庫県・64歳・男性)「家族と出かけるより、友だちとの遊びを選ぶようになってきた」(大阪府・54歳・男性)「話しかけても上の空で、全く興味を持っていないと感じた瞬間」(兵庫県・61歳・女性)「学校の授業参観に来るなと言われたり、登下校時にわざと無視されたりします」(東京都・45歳・女性)■ 2.小学生に調査!親としたいこと1位「お出かけ」2位「ゲーム」8割以上が家族時間に満足親視点で家族で過ごす時間について調査してきましたが、子ども視点ではどのように感じているのでしょうか。小学生に、家族と一緒に過ごす時間に満足しているか尋ねたところ、8割以上が「満足している(25.0%)」「どちらかといえばそう思う(59.3%)」と回答しました。続いて、親とどのようなことをして家族の時間を過ごしたいかを調査したところ、「一緒にお出かけしたい(63.0%)」に最も票が集まり、「一緒にゲームがしたい(44.5%)」「ご飯を一緒に食べたい(42.8%)」が続きました。コロナ禍による外出自粛の影響もあるかもしれませんが、自分が楽しいと感じることを共有したい気持ちや、親と過ごす日常を大切にしたいという子ども心がうかがえました。■ 3.成長に伴い、8割以上が家族で写真を撮る機会減少。「一緒に出かける回数が減った(58.8%)」子どもが成長するにつれて家族で写真を撮る機会が減っているかについて聞いてみると、8割以上が「感じる(43.0%)」「どちらかといえば感じる(38.6%)」と回答しました。家族で写真を撮る機会が減っていると感じる理由には、「一緒に出かける回数が減った(58.8%)」「家族が揃う時間が減った(48.8%)」が多く挙げられました。家族で過ごす時間の減少が、写真を撮る機会の減少にも繋がっているのかもしれません。また、「子どものイベント事が減った(42.4%)」や「子どもが恥ずかしがるようになった(41.9%)」にも4割以上が回答しました。七五三や誕生日会など、親が子どもに関与できるイベントの減少や子どもの内面的な成長も、写真を撮る機会の減少に影響を与えているようです。子どもが成長するにつれて、写真を撮る機会が減少傾向にあることがわかりましたが、中学生の子どもを育てたことのある先輩ママパパたちからは、「結婚式など行事で使える子どもの頃の写真がない」「データが消えてしまって当時の写真が残っていない」など、もっと写真を撮っておけばよかった、という後悔の声も寄せられています。<「写真を撮っておけば良かった…」先輩ママパパの後悔5選>「上の子ばかりが写真に残っていて、下の子の写真が少ない。下の子をもう少し撮っておけばと思う」(鹿児島県・60歳・男性)「入学式、卒業式の写真がない。もっと子どもに寄り添う努力をすべきだった」(東京都・69歳・男性)「結婚式の時に、幼少期の写真を探しても見つからなかった時に後悔した」(千葉県・59歳・男性)「片方のデジカメのデータを間違って消してしまった時。色々な媒体で残しておかないと、と思いました」(和歌山県・50歳・女性)「学校で小さかった頃の写真の提出を言われた時、当時の写真が残っておらず子どもに寂しい思いをさせてしまった」(福岡県・51歳・女性)■ 4.9割以上が小学校の卒業式に出席したい。卒業式の写真を残したい親も9割以上これまでの調査で、家族で一緒に過ごす時間が減少していることや、子どものイベント事や子どもの内面的な成長によって、写真を撮る機会が減少していることが分かりました。普段写真を撮るきっかけが少ない家族にとっては、小学校最後の大きな区切りとなる行事「卒業式」は、子どもの写真を残せる絶好の機会だと言えます。そこで、現在小学生の子どもがいる親を対象に、小学校の卒業式について調査しました。まず、小学校の卒業式に出席したいと思うか質問したところ、9割以上が「思う(71.8%)」「どちらかといえば思う(21.8%)」と回答。また、卒業式の写真については、「思う(73.5%)」「どちらかといえば思う(21.8%)」を合わせた約95%もの人が写真を残したいと回答しました。理由については、「大切な節目だから(89.5%)」が最も多く、続いて「思い出になるから(74.0%)」「成長を感じられるから(67.2%)」に票が集まりました。卒業式を大切な節目と捉えて、写真に残しておきたいと考える親が多いようです。また、子どもの卒業式の写真を今後も撮りたいかについて聞いてみると、こちらも9割以上が「思う(71.8%)」「どちらかといえば思う(23.3%)」と回答しました。子どもが成長して写真を撮る機会が減っているからこそ、小学校、中学校、大学と訪れる大きな節目の「卒業」の写真を残して、子どもの成長を実感したいと考える親が多いのかもしれません。■スタジオアリスの「小学校卒業記念」撮影についてスタジオアリスでは、お子さまの“旅立ちの日”を思い出に残す「小学校卒業記念」撮影をご用意しています。入学時から見た目も内面も大きく成長し、中学生へと一歩大人に近づく節目の時期。ワクワク感いっぱいの表情や、輝き溢れる笑顔を写真に残しませんか。<小学校 卒業袴 ラインアップ>※店舗によって品揃えが異なります。※他にもデザインを豊富にご用意しています。■ 5.先輩ママパパが伝授!小学校卒業後に準備しておくべきこと最後に、先輩ママパパに、小学校卒業から中学校入学までに準備しておくべきことについて質問しました。必要な物から、心構えまで様々な意見が寄せられました。<先輩ママパパが伝授!中学校入学までに準備しておくべきこと5選>「いじめなど学校に行けなかった場合の対処法、親の決意」(新潟県・56歳・女性)「お金。制服に体操服、鞄などの購入に沢山飛んでいきます」(和歌山県・50歳・女性)「スマホやゲームなどの時間や使い方のルール」(神奈川県・52歳・男性)「急に親離れしていくので覚悟しておいた方がいい」(東京都・66歳・男性)「中学校進学準備のための塾通いとスポーツの両立」(東京都・68歳・男性)■調査概要・調査テーマ:小学校の卒業と家族時間に関する調査・調査方法:WEBアンケート調査・調査対象者:全国の小学生の子どもを持つ男女400名全国の中学生の子どもを育てた経験のある男女100名 計500名・調査実施日:2021年11月2日~4日・調査主体:株式会社スタジオアリス<インフルエンサー体験レポート>■ インフルエンサー・ayanaさんがスタジオアリスの「小学校卒業記念撮影(袴)」と「パパママ着物フォトプラン」を体験!今回は、インフルエンサーのayanaさんと小学校6年生の息子さんに、スタジオアリスの「小学校卒業記念袴撮影」と「パパママ着物フォトプラン」を体験していただきました。息子さんを連れてスタジオアリスにやってきたayanaさん。早速、親子で衣装選びを始めます。本撮影のメインとなる袴などの和装はもちろんのこと、タキシードなど洋装も豊富に用意しているスタジオアリス。シックな大人っぽいデザインから華やかな柄物まで、その種類は様々です。タキシードを息子さんにあてて「ネイビーが似合いそう」と、真剣な眼差しを見せる場面も。衣装を実際に手に取って選べるのも、スタジオアリスの魅力です。また、ayanaさんご自身の着物選びには、スタジオアリスのお姉さんからもアドバイスが。お子さまの衣装との兼ね合いも考えながら、プロの視点でより良い衣装選びをお手伝いします。この日の息子さんの衣装は、白とグレーを基調とした袴に、ネイビーのフォーマルなタキシード、ayanaさんの衣装は、紫をベースに上品な花柄があしらわれた着物に決定。それぞれ期待に胸を膨らませながら、着付け室に入ります。■ 息子さんの凛々しい袴姿に、思わずニッコリ。演出、ポージング、表情もすべてプロにお任せヘアセットと着付けを済ませ、撮影が始まります。袴を着た凛々しい息子さんの姿を見て、穏やかな笑みがこぼれるayanaさん。一方の息子さんは、少し緊張した表情を見せながら撮影スタジオに入ります。まずは、親子での和装撮影からスタート。スタジオアリスのお姉さんが軽快なトークで和ませつつ、ポージングの指導も行います。最も美しく見える角度を細かく伝えながら、扇子や花などの小物や、背景もシーンに合わせてアレンジ。最高の一枚を撮影するための演出に抜かりはありません。撮影中も、スタジオアリスのお姉さんから表情やポージングについての声かけが入ります。撮影が進んでいくにつれて、だんだんと自然な笑顔になっていく息子さん。お子さまの一番良い表情を引き出すことも、スタジオアリスが持つ強みの1つです。親子での撮影が終わると、いよいよ息子さん1人での撮影に入ります。最初とはうってかわって堂々とカメラの前に立つ息子さんの姿に、ayanaさんも安心した表情で撮影を見守ります。■ 「こんなに近くで写真を撮ることがあまりない」出来上がった写真に感動。最高の一枚をセレクト撮影が無事終了し、ホッとした様子のayanaさんと息子さん。私服に着替えたあとは、親子で仲良く写真選びを行います。どれも素敵な写真なので、セレクトに悩まれるお2人。スタジオアリスのお姉さんの意見も聞きながら、じっくりと写真を選んでいきます。全身だけではなく、顔をアップにして見比べることができる機能について「ズームにできるのが良いですね」と深く頷きながら話すayanaさん。息子さんがクールなポージングを決めたタキシード姿の写真には、思わず「すごいね、かっこいいね」と喜びをあらわにしました。また、親子で寄り添い笑い合う一枚を見て「こんなに近くで写真を撮ることがあまりないよね」と、嬉しそうに息子さんに語りかける場面も。終始、楽しみながら撮影体験に臨むことができたようです。■ 記念撮影体験の感想撮影後、ayanaさんにインタビューを実施しました。【インタビュー内容】ーー今回、スタジオアリスでお子さまの小学校卒業記念に袴姿の撮影を体験してみていかがでしたか?ちょっと、ジーンときちゃいましたね。もともと卒業袴を撮影する予定がなかったので。息子が赤ちゃんの頃は、お宮参り、ハーフバースデーでスタジオアリスに撮影に来ていたのですが、12歳になったいまの姿を撮影をして、やっぱり大人になったんだなと実感しました。「成長してる…」と感動でしたね(笑)。スタジオアリスの「My History(マイヒストリー) フォト」について過去にスタジオアリスで撮影された方限定で、今回撮影のお写真と、幼い頃にスタジオアリスで撮影されたお写真を一つのフレームに収めてプレゼントしております。※金額条件等がございます。■My History(マイヒストリー) フォトーー衣装選びや撮影などで意識されたことはありましたか?息子は中性的な顔立ちなので、小さい頃はわりと可愛い系のものや柔らかい色味のものを着せることが多かったのですが、やはり顔つきが大人になり、背格好も成長したので、今回はちょっとキリッとした、大人なデザインや色味のものをチョイスしました。ーー以前と比べて、学校行事などでお子さまを撮影する機会は減ったと感じますか?減ったと思います。息子の「1/2成人式」が、ちょうどコロナが流行していたタイミングとかぶってしまって、撮影を断念したんです。普段の自然な姿は私のスマホでよく隠し撮りするんですけど(笑)、節目ごとの改まった姿は、こうしてあえて機会を作らないと撮れないですよね。ーー普段、家族で一緒に写真を撮る機会はありますか?なかなかないですね。スマホで息子をパシャっと撮ることはあるのですが、家族で並んで写真を撮ることはほぼないと思います。ーー来年3月の卒業式当日にも、また写真を撮りたいと感じましたか?今日の成長を見て、卒業式当日にもちゃんと写真を撮っておきたいなと思いました。よく考えたら、6年前の入学式に撮ったきりで、それ以外に撮る機会もなかったので。子ども時代の成長って本当に早いので、少しでも記念になるものを親が残してあげられたらなと思いました。ーー中学校への進学にあたって、楽しみなことや不安はありますか?楽しみなことは、部活ですね。「何部に入るんだろう?」と気になります。息子はあらかじめ何部に入ると決めているわけではなく、「見てから決める」と言っていて、どんな部活があるのか今から楽しみにしているみたいです。不安なことは、中学生になった息子の心の成長を、親がどのように支えていけばいいのかというところです。子どもの成長は、楽しさ半分、不安半分という感じですね。【Ayanaさんプロフィール】神奈川県在住の、約4.5万人のフォロワーを抱える33歳インフルエンサー。自身のファッション、美容、ライフスタイルなどをメインに投稿している。大人のような鋭いツッコミをする、しっかり者の長男12歳(小6)と、家族のムードメーカーでいつでも赤ちゃんのような存在の次男9歳(小4)の2人の子どもを育てている。Instagramアカウント名:arsk729フォロワー数:45,819人 ※12月13日現在URL: ■ ■株式会社スタジオアリスについて【株式会社スタジオアリス 会社概要】会社名:株式会社 スタジオアリス本社所在地:〒530-0001 大阪市北区梅田1丁目8番17号 大阪第一生命ビル7FTEL:06-6343-2600FAX:06-6343-5600設立年月日:昭和49年5月10日代表者:代表取締役社長 牧野 俊介資本金:18億8595万300円主力銀行:三菱UFJ銀行 梅田中央支店事業内容:こども専門の写真スタジオスタジオアリス公式サイト URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月16日現在、小学校では35人学級や教科担任制の導入など、大きな転換期を迎えており、多くの都道府県で小学校教員が不足している状況があります。また、2000年前後は、採用倍率が12倍と高い水準だったのに対し、年々倍率は下がっていき、現在は3倍を下回っています。本学は、より良い教員養成を行い、すぐに現場で活躍できる実践力のある教員を輩出したいと考えおります。本セミナーでは、小学校の校長経験もある本学教員の大隅心平教授から、今求められる能力や教員像、そして本学の教員養成についてお話しします。本学には、毎年多くの小学校教諭免許状取得希望者が入学されており、その授業内容やレポートの添削指導は、学生アンケートにて多くの高評価をいただいております。学生と教員との距離が近く、学生に近づいていく星槎大学での学びの検討材料としてぜひご参加ください。■日時2021年10月23日(土) 14:00~15:30■対象小学校の先生を目指したい高校生・大学生・社会人の方など■講師大隅心平 (星槎大学大学院教授)専門分野:学校・学級経営/特別活動/道徳教育/現代社会におけるこども論担当科目:道徳の理論・指導法(初等)/生徒・進路指導論(初等)■参加費用無料■参加方法【STEP1】以下のURLまたはQRコードより申込フォームにアクセスして必要事項を入力して送信。登録されたメールアドレスに案内メールが届きます。申込フォームURL: 【STEP2】メールに記載された「参加URL」をクリック。「Zoom」アプリのインストールができます。詳細はメールにご案内いたします。※すでにインストール済みの方は不要です。【STEP3】参加日当日に「参加URL」を再度クリック。続いての画面で、名前(ニックネーム可)を入力し、「ミーティングに参加」をクリック。その後、音声確認の画面が出るので、「オーディオに接続して参加する」をクリック。これで、受講準備完了です!■星槎大学について本学は2004年に文部科学省の認可を受け開学した通信制大学です。学部は共生科学部のみで、学部内には共生科学、初等教育、福祉、スポーツ身体表現、グローカルコミュニケーションの5専攻を開設しています。「人と人との共生」「人と自然との共生」「国と国との共生」の観点から分野の枠を超えて教育、福祉、環境、国際関係、スポーツ身体表現などの専門科目を横断的に学ぶことが可能です。また、学生は全国に在籍し、年齢層も幅広く10代から90代の方が共に学んでいます。科目総数は300科目以上で、ライフスタイルに合わせて学び方を自由にカスタマイズできるので、自分らしく学び続けることが可能です。■充実した学修サポート体制以下のように皆さんが安心して学べるようにさまざまな学修サポートを実施しています。また、各学生に合った個別の相談ができる環境を整えています。●専門のカウンセラー等が教職員と連携「総合キャリア支援センター」●教員養成に関わる相談・サポート「教職総合支援センター」●一人ひとりに各教員がつく担任制「マンツーマン指導員」●通信での学び方や学修の進め方を案内「学修相談会」●1対1で相談「個別履修相談(学修相談)」●オンラインで教員や学生同士が繋がる「LMS(学修管理システム)」●一人でも学修がすすめられる科目ごとの攻略本(学修指導書)■目指せる教員免許状・資格●幼稚園教諭免許状●小学校教諭免許状●中学校教諭免許状(社会・保健体育・英語)●高等学校教諭免許状(地理歴史・公民・保健体育・英語)●特別支援学校教諭免許状○社会福祉士国家試験受験資格○社会福祉主事(任用資格)○支援教育専門士(履修証明プログラム)○福祉スポーツ指導員(履修証明プログラム)○ピアヘルパー/教育カウンセラー○自閉症スペクトラムサポーター○小学校外国語活動指導者○日本語教師○児童指導員(任用資格)■お問い合わせ2021年10月生としてご出願受付中。入学前のご相談は、随時受け付けております。問い合わせ先星槎大学 横浜事務局 広報部TEL:045-979-0261E-mail: info@seisa.ac.jp 星槎大学HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月02日片付けの秘訣を伝授?「物の数を少なくしてみよう!」Upload By 丸山さとこADHDの特性によるものなのか、コウはとにかく片付けることが苦手です。それでも、覚えやすく出し入れしやすい収納環境を整えることで、小学校低学年くらいまでは声をかけたときに片付けることができていました。ところが、コウの年齢が上がるにつれて片付けは少しずつ“難しくて嫌なもの”になっていき、5年生になったころには部屋がいつも散らかっている状態になってしまいました。その原因は、物の量の増加でした。年齢と共に入れ替わりつつも、教科書や本や工作道具はゆっくりと増えていきます。基本的にはゲーム機やタブレットで遊ぶことの多い年齢とは言え、けん玉・パズル・ボードゲームなどのオモチャも地味に増え続け…気づけば管理しなければならない持ち物の総数が大分増えていました。Upload By 丸山さとこそうなると、物を使う度に出しっぱなしにしていくコウは「大量の物」を前に嫌になったり疲れたりしてしまいます。食事や就寝の前など定期的に片付けるようにはしているものの、「2時間でよくここまで散らかせたね!?」と驚くほどグシャグシャになった部屋を前に親子共々、茫然とする日が増えていきました。厳しすぎ!?「15分で片付けられる量だけ出す」ルール大きくなり過ぎた片付けの負担に立ち向かうのはかなり大変で、次第にコウ一人では「今日中に終わらなかった…」という日も現れ始めました。Upload By 丸山さとこそんなコウをときに励ましときに見守り、ときに(ケンカしつつ)手伝いながら片付けを進めていく中で、『これはもう、コウが把握管理できる物の量を越えてるんだな…』ということをひしひしと感じるようになりました。1つひとつの物をしまうところは分かってはいるものの、物が多すぎて、”しまう”という作業自体が面倒になっている様子のコウ。そんな彼を見て、私は「これはもう物を減らすしかないな」と思うに至りました。観察や話し合いや試行錯誤を繰り返した結果、コウが集中力を保ったまま片付けをできる時間は15分くらいだろうということが分かってきました。20分を過ぎてくると次第に動きが鈍くなり、しまう場所も適当になっていくのが見て取れます。Upload By 丸山さとこ15分を過ぎた時点で一度切り上げ、休憩を挟んでから続きを行う方法も試してみましたが、どうやら完全に飽きた状態からのスタートになってしまうようでした。「それはそうだよな。嫌いなことを休憩後に再開するのは面倒だよな…」と思うと納得の結果だと感じられました。それらのことから、”15分で片付けられる物の量”が現在のコウにとっての適切な量なのだろうという仮定を立てて、片付けを組み直すことになりました。少しずつ物を減らして「散らかっても片付けられる部屋」に!片付けについて話し合いつつ「物の量が多すぎて管理できる限界を超えていると思う」と伝えると、「そうなってると思う。片付けにかかる時間が長すぎるし…」と、うなづくコウ。それなら一度減らしてみようか…ということで、「今これは部屋に出ていなくてもいいかも?」という物をコウに選んでもらい、“普段遊ぶときには開けない箱”に入れてもらいました。(出したいものがあるときは、同数の物と入れ替えるシステムにしました)そうして15分で片付けられる量まで物を減らすようにすると、コウの部屋は“散らかっても片付けられる部屋”になりました。Upload By 丸山さとこ使い終わった物をいつでも戻せるようになったわけではないため、今でも部屋はだいたい散らかっていますが、コウの負担は減ったようで以前よりも気楽に片付けをするようになりました。物を減らすまでは片付けに半日から数日かかることも珍しくなかったので、15分で片付けられるようになってからは「そろそろ片付けて~」と言いやすくなったのが何よりありがたいです。これからも「ごはんだよ~部屋片付けて~」と言いながら地道に片付けを推奨しつつ、方法を一緒に模索していきたいなと思います。執筆/丸山さとこ(監修:初川先生より)片付けが苦手な人は多いですね(かく言う私も片付けがとても苦手です…)。片付けが苦手なコウくんに対して、低学年時は環境調整で対応し、高学年になってからはお母さんが鋭い観察とアイデアでうまくご対応されたという今回のエピソード。とても素晴らしいです。片付けに挑むコウくんのキャパシティとコンディションを観察によってよくぞ見極められ、そして例えば「どうして片付けできないの! 」のような叱責に傾くことなく対応されています。物には執着がある割に、片付けてしまうと(物をしまって見えなくなると)「ない」ことになり、執着も薄れるお子さんもいると思います。片付けにまつわる困難さはさまざまですが、大人が怒っても片付けはできるようにならないので、今回のような工夫でお互い納得のいく手立てが取れるといいですね。
2021年09月16日小学生年代では、「全員出場させる」という方針を掲げているチームも増えつつありますが、まだまだ高学年になるとレギュラーと控えを分けるチームも少なくありません。ましてや中学や高校、プロの世界などでは上手い選手がレギュラーとして毎回スタメンで出場し続けるのが当たり前と思っている親御さん・指導者は多いでしょう。実際に高いレベルのチームで「全員がレギュラー」と打ち出しているチームは見当たりません。しかし、今年6月から7月にかけて開催されたEURO2020(※新型コロナウィルスの影響で1年延期)で優勝したイタリア代表が「全員レギュラー」を実現して話題になりました。国際大会に出場する強国の代表チームでどうして全員レギュラーを実現できたのか。マンチーニ監督の言葉を紐解きます。(構成・文:熊崎敬)■「全員がレギュラー」実に13大会ぶりとなるヨーロッパ制覇を成し遂げたイタリア。7試合に及ぶ過酷なトーナメントの中での、マンチーニ監督の次のコメントが話題となりました。「全員がレギュラーだ」これは1-0で勝った、ウェールズとのグループステージ3戦目の直後に飛び出した言葉です。すでにトルコ、スイスを破っていたイタリアは、この試合の前に決勝トーナメント進出を決めていました。そのため指揮官は、キャプテンのCBボヌッチ、GKドンナルンマ、MFジョルジーニョの3人を残して、スタメンを大幅に変更。そのことについて訊かれ、マンチーニ監督はこう答えました。「今日、我々が示したのは、全員がレギュラーということ。だれもが勝利への欲求を表現し、やるべきことを果たした。我々には特定のレギュラーはおらず、そのときピッチに立つ11人がいるだけだ」■誰が出てもチーム力が落ちなかったからこその言葉「このフレーズは勝利監督の常套句ですね」そう語るのは、名手バッジョに魅了され、イタリアに移住して23年、"カルチョ"に深く精通するジャーナリスト宮崎隆司さん。「代表監督だけではなく、少年チームの監督もよく口にしますよ。そう言うことでチームの結束が高まりますから」日本なら、しばしば耳にする「全員野球」や2019年ラグビー・ワールドカップで流行した「ワンチーム」が、これと同じ文脈でしょう。言うまでもなく、どんなチームにもレギュラーとサブのヒエラルキーがあり、それはマンチーニのイタリアも例外ではありません。ですが、宮崎さんはこう付け加えます。「今大会のイタリアはレギュラーとサブの差が小さく、誰が出てもチーム力は落ちなかった。その意味で、マンチーニの言う"全員がレギュラー"という言葉は単なる常套句ではなかったと思います」■W杯予選敗退の失意がユーロに向けての一体感や熱気を生んだ宮崎さんによると、53年ぶりのヨーロッパ制覇は3年前の悪夢を抜きにしては考えられないといいます。言うまでもない、ワールドカップ予選敗退のことです。「4度の世界一を誇るイタリア人にとって、"アッズーリ"のいないワールドカップなんてありえない。それが現実のものとなり、人々は失意のどん底に突き落とされました。ドイツ人やフランス人に嘲笑され、プライドを傷つけられていたこともあり、ユーロに向けて自然と国中に一体感や熱気が生まれたのです」監督がマンチーニ氏だったことも、もちろん大きい。「ワールドカップを逃したときの代表監督は、当時すでに70歳だったヴェントゥーラ。現役時代の実績もなければ、指導者としてもビッグクラブでの経験は皆無に等しい。戦術は古く、求心力もない。そんな監督のもとで最悪の事態が起き、あとを託されたのがマンチーニだった。マンチーニは一見、優男風に見えますが胆力やカリスマ性があり、現役時代もバッジョに次ぐ実力者として尊敬されていました。そんなマンチーニだったからこそ、イタリアは復興できた言っても過言ではないと思います」■絶対的エースがいないからこそ、総合力で戦う監督が代わったといっても、今大会のイタリアは決してタレントに恵まれていたわけではありません。「こいつがなんとかしてくれる」というエースがいないため、総合力が問われることになりました。実際に延長戦、90分、延長PK戦、延長PK戦と決勝トーナメントの厳しい戦いを勝ち上がることができたのは、マンチーニがスタメンと5人の交代枠(延長戦は6人)を上手く使いまわし、チームの力を最大限に引き出したからです。7試合すべてでスタメンを飾ったのは、前述したドンナルンマ、ボヌッチ、ジョルジーニョの3人だけ。マンチーニは登録26人中、23人を代わる代わるピッチに送り出しました。宮崎さんによると、4-3-3のいたるところにマンチーニ流の創意工夫が見られたといいます。「前線で違いを生み出すのは、左サイドの10番インシーニェ。彼の突破力を生かすために、マンチーニは左SBスピナッツォーラに献身的なサポートを要求し、スピナも驚異的な運動量で応えました。また負担のかかる中盤の3枚も、左右2枚を4人でまわし、替えが効かない中央のジョルジーニョを支えた。イングランドとの決勝戦に臨むイタリアは、トルコとの初戦からスタメン4人が異なっていましたが、こうしたことからも"全員がレギュラー"が言葉だけではなかったことがわかります」■「控え」を固定化しているチームは勝てなくなる「全員がレギュラー」それは監督ならだれもが口にする常套句ですが、言うは易し、行なうは難し。宮崎さんが身近な例を引き合いに出して解説します。「日本では中学、高校なら3学年で1チームつくりますが、イタリアは1学年で編成するので総勢20人前後。試合や合宿がマストではないこともあって、みんなが試合に出られるようになっています。そんなイタリアにもレギュラーと控えを固定化する指導者がいて、そういうチームは出番のない子が次々とチームを去り、やがて勝てなくなる。日本では"3年間控えでも、努力すれば成長できる"と言う人がいるようですが、イタリアの子はそんなふうには考えません。彼らは試合に出るために、サッカーチームにいるわけですから」全員がレギュラー。それは指導者を含めた環境に、説得力がともなってこそなのです。熊崎敬(くまざき・たかし)岐阜県出身。ライター。30年近くサッカーを中心としたスポーツの取材を続けており、これまでに訪れた国と地域は約50か国。行く先々でスタジアム巡り、草サッカー観戦に加え、サッカーにまつわる壁画探索を精力的に行っている。好きな選手はマラドーナ。著書に『日本サッカーはなぜシュートを打たないのか?』(文春文庫)、サッカーことばランド(ころから株式会社)、カルチョの休日 イタリアのサッカー少年は蹴球3日でグングン伸びる(内外出版社)などがある。
2021年08月03日セクハラ義父 第36話孫たちに絶縁宣言されたショックと義父への怒りで、家を飛び出した義母。 追いかけてきた娘の桜子さんは、小学校高学年のころ、父に押さえつけられ、胸に顔をうずめられて気持ち悪かった、それをこれまで平気なフリして我慢していたと初めて告白しました。 驚愕の事実を知った義母の決断は……? 「お母さんが気づかないフリをしていたことで、平穏な生活を楽しんでいたのは、お父さんだけだったんだよ」 義父の行為を自分が見て見ぬふりを続けていたせいで、嫁や孫、娘にまでつらい思いをさせていたことを知った義母。 「誠心誠意、謝るよ……」 これまで目をつむっていたことを悔やみました。 一方、家に残されたなつみさんは義父に腕をつかまれて……! ★♡★♡ベビカレ夏のマンガ祭り★♡★♡マンガ家100人突破を記念して『べビカレ夏のマンガ祭り』開催中!大人気のマンガコンテンツを増量し、レギュラー連載に加え、新たにスペシャルゲスト24作品を配信♪ 無料でザクザク読めちゃう!ぜひチェックしてくださいね!著者:イラストレーター Ai2児の母でライブドア公式ブロガー。インスタやブログで過去の体験談やフォロワーさんのエピソードを漫画にして紹介しています。
2021年06月30日セクハラ義父 第35話孫たちに絶縁宣言されたショックと義父への怒りで家を出て行った義母。追いかけてきた娘の桜子さんに「あんたはお父さんに何かされたことはないのかい?」と聞きます。 そこで桜子さんが思い出したのは、小学校高学年のころ、父に誘われ「戦いごっこ」をしていたときこと。突然床に押し倒され、父が馬乗りに……! 押さえつけられて抵抗できずに怖い思いをしたこと、胸の上に乗られて気持ち悪かったこと。 すごく嫌だったけれど、平気なフリして記憶から消して、これまで「無かったこと」にしていたこと……。 桜子さんから当時の話を聞き、自分の娘にまで手を出していたことを初めて知った義母の反応は……!? ★♡★♡ベビカレ夏のマンガ祭り★♡★♡マンガ家100人突破を記念して『べビカレ夏のマンガ祭り』開催中!大人気のマンガコンテンツを増量し、レギュラー連載に加え、新たにスペシャルゲスト24作品を配信♪ 無料でザクザク読めちゃう!ぜひチェックしてくださいね!著者:イラストレーター Ai2児の母でライブドア公式ブロガー。インスタやブログで過去の体験談やフォロワーさんのエピソードを漫画にして紹介しています。
2021年06月29日ライブドア公式ブロガーでInstagramでのフォロワー20万人超えのAi(@mayai260)さん。2人のお子さんのママです。フォロワーさんの体験談をAiさんがマンガ化! 短期連載にてご紹介していきます。セクハラ義父 第29話義姉がスマホをチェックしたところ、そこにはなつみさんの下着の写真が! 涙ながらに義父との同居解消を要求しました。 そこに義姉の2人の娘が現れ、当時小学校高学年の彼女たちに、デリカシーのない質問をしていたことが発覚。なかでも、「一番気持ち悪かったこと」とは一体……?! 当時小6、小5とサイズがほぼ同じ姉妹の下着を、義父が間違えずに持ってきていたという衝撃の事実……!まさか、孫の下着をチェックしていたんじゃ……? 「おじいちゃんは、なつみさんに何かしたの?」 母である桜子さんに問いかけます。 祖父がセクハラをしていたと知ったら、子どもは傷つかない? 子どもに話してもいいの? 悩んだ末、桜子さんの決断は……? 著者:イラストレーター Ai2児の母でライブドア公式ブロガー。インスタやブログで過去の体験談やフォロワーさんのエピソードを漫画にして紹介しています。
2021年06月04日小学校高学年向けのファッションブランド『mezzo piano junior(メゾ ピアノ ジュニア)』の香水『メゾピアノ オードトワレ フルーツポンチ』が約17年ぶりに復刻し、発売されます。復刻のきっかけとは?『メゾピアノ オードトワレ フルーツポンチ』は2004年に発売された、フルーティーな香りが特徴の香水。復刻のきっかけは、昨年11月にTwitterで公開された、エンドレスバブさん(@endlessbabu1)の漫画『メゾピアノの香水のおもいで とても懐かしいちゃおの香り』。15年以上前の小学生が高価な“メゾピアノの香水”に憧れていた思い出が描かれ、作中のセリフ「あの時の想い出がつまった香水を今でも探しています」が共感を集めて4万以上のリツイートを記録しました。さらに、Twitterで『メゾピアノ』がトレンド入り!再販を求める声が多く届いたことから、今回の発売が決定したそうです。“みんなが憧れた香り”を再現!今回、発売される香水では、17年前にみんなが憧れた“メゾピアノの香水”の香りを忠実に再現!オリジナル版と比較しながら、何度も配合量のテストを行なったそうです。みんなに好かれる軽めのフルーティーベースで、時間が経つと優しい香りへ変化。どんなシーンでも使いやすい香水です。また、ハートのボトルと赤いクリアなハートのキャップも再現。復刻を記念したハート型のオリジナルチャームも付く“可愛い”がつまったデザインで、インテリアとしてもおすすめです。『メゾピアノ オードトワレ フルーツポンチ』¥6,600見ているだけでも懐かしい気持ちが蘇ってくるような、『メゾピアノ オードトワレ フルーツポンチ』。予約受付には期限があるので、余裕をもって申し込むのがよさそうです!【商品情報】『メゾピアノ オードトワレ フルーツポンチ』価格:¥6,600発売日:2021年12月頃を予定※バンダイ公式ショッピングサイト『プレミアムバンダイ』で発売※5月30日(日)23時まで予約を受付中予約受付ページはこちら!人気キャラ・ベリエちゃんのTwitterアカウント開設香水復刻プロジェクトとして、『メゾ ピアノ ジュニア』の人気キャラクター・ベリエちゃんのツイッターアカウントも開設されました。「#大人になったベリエファン」のハッシュタグで、情報を配信したり、思い出を共有したりするとのこと!LINEスタンプも登場!さらには、ベリエちゃんのLINEスタンプも登場。ベリエちゃんの様々な表情に思わず胸キュンしちゃいます!香水、Twitterとともにぜひチェックしてみてくださいね。懐かしい気持ちが蘇る『メゾピアノ オードトワレ フルーツポンチ』。大人になった今こそ、“少女時代の憧れ”を手に入れるチャンスです!【参考】憧れの “メゾピアノの香水” が約17年ぶりに復刻、プレミアムバンダイにて予約販売スタート!-PR TIMES©︎株式会社ナルミヤ・インターナショナル文/mihoko
2021年05月15日愛犬のたびちゃんと暮らしている、飼い主(@dot_kyomu)さん。2021年5月に、たびちゃんを連れて散歩していると、小学校高学年ぐらいの子供から、いきなりこう声をかけられたといいます。「ウソじゃん!犬じゃん!」※写真はイメージ突然のことに驚いた飼い主さんが事情を聞いてみると…なんと小学生は、3年前に一度、たびちゃんといる飼い主さんに会ったことがあるのだとか。当時、飼い主さんはワクチンの接種が済んでいない、飼い始めたばかりの子犬のたびちゃんを、抱っこした状態で散歩していました。たびちゃんを抱っこしながら歩く飼い主さんに、小学生は「ワンちゃんですか?」と話しかけたそうです。すると、飼い主さんは…。「ううん、ツキノワグマの子供」3年前の、まだ子犬だった頃のたびちゃんの姿がこちらです!さっき高学年くらいの子に「嘘じゃん!犬じゃん!」って言われて、なんだい薮から棒に…と思って事情を聞いてみたら、3年前に我が家に来たてでワクチンも済んでいないたびを抱っこで散歩してた俺に「ワンちゃんですか?」って話しかけたら「ううん、ツキノワグマの子供」って言われたらしい。俺が悪い pic.twitter.com/D8TdJ1PpGa — 人間池畑と愛犬たび(3歳2ヶ月) (@dot_kyomu) May 6, 2021 確かに、黒い毛並みや胸元にある白い毛は、ツキノワグマの特徴にそっくりで、まだ幼い小学生が勘違いしてしまうのも無理はありません。軽い冗談のつもりでいった3年前の言葉を、小学生がずっと信じているなんて、飼い主さんにとっては衝撃だったことでしょう。飼い主さんは、見知らぬ小学生からの突然のウソツキ呼ばわりに対し「俺が悪い」とコメントしています。小学生と飼い主さんのほのぼのとしたやり取りに、クスッとさせられますね!ちなみに、成長した同月現在の、たびちゃんの姿はこちら。子犬時代の愛らしさはそのまま、大きく成長した様子のたびちゃんを見て、小学生は驚いたことでしょう。たびちゃんだけでなく、3年前のウソをすんなりと見破るほど、小学生も成長したのです。お互いにまた大きくなって、道端で会える日が来たら…どんな会話が繰り広げられるのか、楽しみですね。[文・構成/grape編集部]
2021年05月07日小学校高学年にもなってくると、親も宿題の回答に自信がなくなってきますよね……。双子ならではのエピソードです。■ 高学年あるある?(同じような話題前にも書いた気がするけど、ぬるく見守ってください(笑))双子でよかった!宿題、マルつけしてると自分の答えに自信がないことがあって……。そういうとき、もうひとりが正解プリントを持っててくれるとすっごく助かる!もちろんない場合のほうが多いんだけど、たまにこういう奇跡がおきると手を合わさずにはいられないよ(感涙)。
2021年04月24日高学年になるに従い、娘たちのふでばこをペンポーチに買い換えよう!という話になったのですが……。■ これも女子力…なのか!?愛着!わかる!女子だからなのか、丁寧に使ってくれたからなのか、とくにのまめは1年生からずっと同じふでばこを使ってて、今も「見た目はボロいけど使えなくもない」感じで、もしかしたら6年生まで使い切るかもしれない(こまめのは……ちょっと持たないかも)。娘たちの、モノを大事にするところ、好きよ。
2021年04月03日11歳で微量出血があった私。今振り返れば、あれが生理の始まりだったなと思うのですが、当時は生理だと認めたくなくて……。当時は、母にも相談できずにいました。 生理のことを母に言えなかった小学生時代11歳のころから微量の出血が不定期にありました。ごくわずかな出血が5日から10日ほどだらだら続き、何日か間があいて、まただらだら微量出血の繰り返し。生理のことは学校でちらっと習っていたので、「これって生理?」と思いましたが、「私はまだ大人じゃない!」と生理を認めたくなくて……。 母にも言えず、微量の出血があるたびにティッシュをあて、年齢があがってからは母のナプキンをこっそり使っていました。 19歳で大量出血! ようやく母に相談大学生になっても生理らしい生理はこず、不定期に微量出血があるだけ。ところが19歳のとき、これまでに経験したことのない大出血が! ナプキンが1時間で満タンになり、レバーのような塊もポンポン出てきて……。 この大量出血は1週間ほどで治まりましたが、次にきた生理は、また不定期の微量出血状態。このままではいけないと母に相談し、ここでやっと、以前から微量出血があったことも伝えました。 母への相談のタイミングがこの時期になったのは、「これは生理だ」と思えるようなきちんとした出血がこれまでなかったから。でも、11歳のころと違って19歳という大人の体でちゃんと生理がこないのはおかしい、何かの病気ではと怖くなり、病院に行きたいと思ったからです。それでも、母に相談するときは、11歳のときから微量出血があったとは言えず、以前からあったと言葉を濁してしまいました……。 大量出血の原因は不明。判明したのは…結局、産婦人科を受診しても大出血を起こした原因は不明でした。ただ、多嚢胞性卵巣症候群であることが判明し、自力では生理がこないという診断から、定期的に生理を起こす低用量ピルを飲むことになりました。 その後、私は24歳で結婚。妊活のために28歳でピルの使用をやめて、無事、2人の娘を授かりました。ただ、長女のときに胎盤癒着を、次女のときに子宮破裂を経験。現在、私の子宮はなくなり、生理もこなくなりました。でも、元気に育つ娘たちの姿と、2度も私の命を生かしてくれたことに感謝する毎日です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO----------文/KSskさん
2021年02月11日小学校教諭のぽんた(@Pontamama12345)さんは、ある日学校で起きたエピソードをTwitterに投稿。対応に反響が上がっています。職員室で仕事をしていた、ぽんたさん。すると、事務職の人から声をかけられました。「ぽんた先生…どこの子か分からない子が校庭にいます。対応できる人がほかに誰もいないので、お願いします」校庭にいたのは、変形した学ランを着て眉毛のない大柄な中学生でした。ぽんたさんは、「男性の先生が戻ってきたら、ヘルプをよろしく」と頼んで中学生に声をかけることに。「おーい、まだ在校生がいる時間だから校庭に入ってきてはダメだよー!で、きみ、誰?」すると、男子中学生は「なんだよ、教え子の顔を忘れたのかよ」と返してきました。男子中学生は、ぽんたさんの教え子ではないものの、この小学校の卒業生だったのです。ぽんたさんは、「直接は教えてないでしょ、同じ学年だったけど。3年前は声変わりしてなくて小柄で眉毛もあった○○くんだなんて、担任の△△先生でも分からないよ」と告げます。風貌は変わってしまったものの、男子中学生が小学校に通っていた時のことはしっかりと覚えていたのです。小学校を訪れた理由をいわない男子中学生。「特に用がある訳じゃない」とはぐらかしていましたが、ぽんたさんは男子中学生に質問をしていきます。「中学校、行ってる?その格好で校舎に入れてもらえてる?」「給食は食べたの?」「遅刻して給食に間に合わなくて食べ損ねた?」どの質問にも回答しない男子中学生。ぽんたさんは、その様子を見てこのように続けました。「先生が残業用に買ってあるおにぎりがあるから、あげるよ。在校生に見られないように、こっちに来て食べなさい」実は、ぽんたさんは「困った時は街をうろつくんじゃなくて小学校に来なさい」という言葉を、卒業生に贈っていたのです。男子中学生は何もいいませんでしたが、困ったことがあったのでしょう。とりとめない話をしたあと、男子中学生は中学校へ戻っていたといいます。ぽんたさんは、「またおいでね。困った時じゃなくてもいいからさ」と声をかけて送りました。空き(事務)時間「…ぽんた先生…どこの子か分からない子が校庭に」管理職ほか誰も居ないので対応して下さい、と事務職。変形の学ラン。眉毛無し。大柄。男の先生が戻ってきたら、ヘルプよろしく。「おーい、まだ在校生が居る時間だから校庭に入ってきてはダメだよー!で?きみ、誰?」— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 投稿を読んだ人たちからは、たくさんのコメントが寄せられていました。・男の子は、心が軽くなっただろうな。先生にしかできないことですね。・読んで涙が出てきました。心のよりどころがあってよかった。・心が温かくなった。こんな素敵な先生に出会いたかったです。・めちゃくちゃいい話。当事者じゃないけど感謝したい。ぽんたさんが「その格好はダサすぎるよ」と男子中学生にいうと、初めて笑顔を見せたといいます。男子中学生は、小学校を卒業したあと家庭の事情に悩んでいたものの、弱みを見せたくなく、虚勢を張っていたのだとか。しかし、それは本当の自分ではないことに、苦しんでいたようです。「小学校で自分に戻れるなら、傷を癒せるなら、遠慮しないで。パックご飯と梅干しとインスタント味噌汁は常にストックがあるからね」と優しい言葉を送ったぽんたさん。今回の対応について、「子供の居場所を作るのは市と、市の教育委員会の方針なので、私が特別なことをしたつもりはありません。ほかの教諭も同様のことをしたはずです」とコメントしています。「居場所がある」ということだけでも、子供にとっては安心の材料となるでしょう。困った時に、手を差し伸べられるような環境を作りたいですね。投稿全文はこちら空き(事務)時間「…ぽんた先生…どこの子か分からない子が校庭に」管理職ほか誰も居ないので対応して下さい、と事務職。変形の学ラン。眉毛無し。大柄。男の先生が戻ってきたら、ヘルプよろしく。「おーい、まだ在校生が居る時間だから校庭に入ってきてはダメだよー!で?きみ、誰?」— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 「なんだよ、教え子の顔を忘れたのかよ」「直接は教えてないでしょ、同じ学年だったけど。3年前は声変わりしてなくて小柄で眉毛もあった○○くんだなんて担任の△△先生でも分からないよ」「なんだよ、分かってるんじゃねえか」「そうかなと思ったけど、あまりに変わってて自信なかったんだよ」— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 「卒業以来じゃないの。どうしたの△△先生を訪ねてきたの?」「別に。特に用がある訳じゃない」3年ぶりに小学校に来てるのに?「…中学校、行ってる?その格好で校舎に入れてもらえてる?」「…」「給食は食べたの?」「…」「遅刻し過ぎて給食に間に合わなくて食べ損ねた?」「…」— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 「先生が残業用に買ってあるおにぎりがあるから、あげるよ。在校生に見られないように、こっちに来て食べなさい」いいんだよ、正解だよ。「困った時は街をうろつくんじゃなくて小学校に来なさい」卒業生に贈った言葉。覚えていてくれて思い出してくれて、ありがとう。— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 「またおいでね。困った時じゃなくてもいいからさ」「先生、変わってるよな」「そう?きみほどじゃないと思うけど?言わせてもらうけどその格好はダサ過ぎるよ」やっと笑顔を見せた彼。街中の「先輩」を頼らず小学校を頼ってくれてありがと。精一杯の虚勢を張っている彼。何があったんだろう— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 好きなアイドルとかYouTubeの話とか、とりとめない話をしてこのあとどうする?と尋ねたら「中学校に顔出す」と。「じゃ、本当に顔出したか、中学校の先生に確認の電話入れるからね」「いいよ」本当に彼は中学校へ戻っていた。小学校を卒業したあと家庭的に色々あって悩んでいたけど弱みを— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 見せたくなくて虚勢を張って。でもそれは本当の自分じゃなくて、苦しんで。またおいで。小学校で自分に戻れるなら傷を癒せるなら遠慮しないで。街をうろつくんじゃなくて小学校においで。パックご飯と梅干しとインスタント味噌汁は常にストックがあるからね。— ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 [文・構成/grape編集部]
2020年11月29日「3年生くらいまでは勉強面で心配することなんてなかったのに……」「高学年になった途端に授業についていけなくなったみたい……」このように、それまで優秀だと思っていたわが子が、学年が上がるにつれて成績が落ち込んでしまうケースはよくあるといいます。今回は、高学年で成績が伸びなくなる原因と改善策について解説していきましょう。優秀だった子が高学年で急に伸び悩むのはなぜ?小学校4年生くらいまでは成績が優秀で、家庭学習もしっかりできていたのに、高学年になって急に伸び悩んだり、勉強面での悩みが出てきたりするケースがよく見られます。『5歳から始める最高の中学受験』(青春出版社)の著者で教育専門家の小川大介さんも、長年の経験から「さまざまな家庭の教育相談を受けてきたが、『高学年になってから成績が伸びなくなった』という相談が非常に多い」と述べています。当然ですが、高学年になると学習内容自体が難しくなり、抽象的な概念を理解して読み解かなければならない問題も増えてくるでしょう。3年生くらいまでは「なんとなく」で解けていた問題が、4年生以降ではしっかりと理解できていなければ正解できないような学習内容へとシフトしていきます。だからといって、全員が伸び悩むわけではありません。むしろ、それまでは特に勉強面で目立っていなかったのに、学年が上がるにつれて、めきめき成績アップするような子もいます。「高学年から伸び悩む子」と「高学年から伸びる子」、その違いについてひもといていきましょう。高学年で成績が伸びなくなる子の共通点高学年で成績が伸びなくなる子には、いくつかの共通点があります。それには、親の関わり方が少なからず影響しているようです。■習い事でスケジュールがぎっしり!前出の小川さんは、「小さい頃からたくさんの習い事をさせている家庭では、小学4年生ごろから成績が伸び悩むケースが多い」と指摘します。月曜は学習塾、火曜は水泳教室、水曜はサッカー、木曜は……と休みなく習い事をさせていませんか?小川さんによると、「こういう子はみんな、低学年まではいい成績を取り続ける」のだそう。しかし4、5年生あたりから、一生懸命勉強しているのになぜか成績が伸びにくくなるといいます。■好奇心を育む経験が不足している小川さんは、高学年で伸び悩む子と学年が上がるにつれてぐんぐん伸びる子との違いについて、「小さいときにどれだけ夢中になれる体験をしてきたかどうか」であると述べています。学びの根っこにあるのは “好奇心” 。楽しくて夢中になれるものに対する「もっと知りたい」と学習意欲をかき立てられるような経験が、その後の勉強への向き合い方に深く通じるのです。■親に言われるから勉強していただけ学習習慣を身につけるには、自らの意志で勉強しているのだという意識が不可欠です。千葉大学教育学部附属小学校の松尾英明先生は、「誰かに命令されて嫌々やるのは習慣ではない」と話します。それまで親の言うことに従順だった子どもが、高学年になり自我を主張し始めると、「親に言われたから勉強するなんていや」と反抗するようになるケースも。■なんのために勉強するのかを理解していない上で述べたように、「親に命令されたから勉強する」という意識を持ち続けると、高学年になって物事を深く考えるようになり「そもそも、なんで勉強しなきゃいけないの?」「なんの役に立つの?」「これって意味あるの?」と自問自答するように。勉強の目的が「よい成績をとるため」でストップしていると、その先の未来を思い描けなくなります。その結果、勉強する意欲がみるみる低下していくのです。「高学年にぐんぐん伸びる子」になるために学年が上がるにつれてぐんぐん伸びる子は、幼いうちから “伸びる素地” を育んでいます。それは、親のちょっとした声かけや接し方、休日の過ごし方といった日常生活で育めるものばかり。ぜひ参考にしてみてください。■夢中で遊ばせる!小川さんは「子どもは楽しくて夢中になれるものに対しては、学びのセンサーが全開になる」と話します。好奇心が刺激されたものに興味をもち、それを知りたいと行動に移すことで、身をもって勉強への取り組み方を学べます。その際に親が心がけるのは、「夢中になっている子を否定したり邪魔したりせずに温かく見守る」こと。小川さんによると、「親の愛情を感じながら好きなことをして遊ぶというのは、なによりの安心感と幸福感をもたらす」そうです。さらに、幼少期に「たっぷり遊んだ」「納得がいくまでやり遂げた」という経験をした子は、ここぞというときにものすごい集中力を発揮するといいます。■振り返りの時間を大切に習い事でスケジュールを埋め尽くしてしまう弊害として、「振り返りの時間がなくなる」ことが挙げられます。なにかを学んだら、それを振り返り、反復することで吸収できます。つまり、習い事でもなんでも「やりっぱなし」は意味がないのです。毎日のように習い事に通い、家でのんびりする時間がなくなってしまうと、大事な振り返りの時間が失われてしまうでしょう。時間の使い方にもっと余裕をもたせれば、学んだことをより効率的に吸収できるというメリットもあります。■積極的にお手伝いをさせよう!高学年でも伸び続ける子にするために、小川さんは「日常のあらゆるシーンを学びの場にする」ことをすすめています。その代表的なものが “お手伝い” です。料理、洗濯、掃除、買い物……お手伝いには学べることがたくさんあるそう。特に買い物は計算力を高め、料理は段取り力を高めるので、ぜひ積極的に手伝わせましょう。小川さんは「勉強ができる子はたいてい段取り上手」と断言しています。高学年で重要となる “勉強のスケジュール管理” ができるようになるには、家事を手伝いながら段取り習慣を身につけるのがおすすめ。親子の絆も深まります。■勉強したくなる環境をつくる前出の松尾先生は、「『勉強しなさい』と親はひとことも言っていないのに、きちんと勉強する子は一定数いる」と述べており、その親の共通点として、「子どもが勉強するようにうまくリードしていること」を挙げています。具体的には、博物館や科学館に連れて行ったり、普段の親子の会話のなかに、うまく勉強の要素を取り入れたりしているそう。たとえば、子どもが学校で習ってきたことをクイズにするといいでしょう。「難しいけどできるかな?」と子どもの興味ややる気をくすぐり、日常会話のなかに自然に学びの要素を取り入れることで、日々の暮らしと勉強がより密接につながります。***高学年からも積極的に勉強に取り組めるように、幼いうちから「知らないことを知るのは楽しい!」という経験をたくさんさせましょう。どんな小さな子にも、知識欲や学習意欲は備わっています。親のちょっとした声かけや接し方で、子どもの「学びたい気持ち」はぐんぐん育まれますよ。(参考)プレジデントオンライン|「教育熱心な親の子」が4年生で潰れる根本原因東洋経済オンライン|中学受験「高学年で伸び悩む子」の典型パターンプレジデントオンライン|自ら机に向かう子の親が欠かさない習慣STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「勉強しなさい」といい続けたら将来どうなる!?子どもの才能を摘まないためにーー
2020年10月09日私が小学校で1年生の担任をしているときに、保護者からよく相談されていたのが「宿題」に関してです。小学校に入ったばかりのころや新学年になった初めのころは張り切って取り組んでいても、だんだんとやるのを嫌がったり、忘れてしまったり、後回しにしてしまったり…ということが出てくるものです。今回は、宿題の対策と取り組みについてお話しします。低学年の宿題は家庭学習の定着が目的1年生の宿題は、ひらがなの練習、運筆、音読、数字の書き取り、簡単な計算練習といった内容が多いと思います。高学年や中学生のようにやっておかないと授業についていけない…なんてことはなく、やってもやらなくても授業内で十分理解できる子がほとんどです。では、「なぜ宿題が出されるのか」というと、家で勉強をする習慣をつけることが目的です。学年が上がるにつれて、勉強の内容が難しくなり、予習や復習が必要になっていきます。そのときに家庭で学習することが当然になっていると、自分でどんどん勉強を進めていけるようになります。この習慣は、一朝一夕には身につきません。そのため、低学年のうちに短時間から練習しておくのがいいとされています。なので、1年生の宿題の内容自体はそんなに難しいものではなく、自分の力でできるものが中心です。宿題についてのルールは自分で決めさせる宿題は先生との「約束」「やりなさいと言わないと、一向にやらないんです」「毎日、宿題をやるやらないでケンカになってしまいます」そんな相談をよく受けました。毎日そんなやり取りをしていると、子どもも大人もストレスになってしまいますね。まず、「宿題は先生との約束である」ということを説明しましょう。1年生は1週間先、1か月先…という見通しは立てるのが難しいですよね。とはいえ、社会に出れば書類やレポートなど定められた期限までに提出を求められます。その練習として、「次の日までにこの宿題をやってくる」と先生と約束をし、それを守り、期限内に提出することを繰り返していくのです。子どもの考えを尊重しましょう次に、宿題についてのルールを一緒に決めます。一方的に親が「ゲームは宿題が終わってから!」「宿題が終わるまでは遊びに行くの禁止!」などと決めてしまうと、子どもは納得していないので、そのルールを守ることを渋ります。そして親は守らせるために必死になり…ということになりかねません。ルールは子ども主体で決めるのがいいと思います。「宿題はいつやるの?」と聞いて、子どもの考えを尊重します。「おなかがすくとできないから、おやつを食べたらやる」「すぐ終わる宿題だから、夜寝る前にする」「今日は友達と遊びたいから、帰ってからやる」など、子どもなりに考えられると思います。寝る前なんかにしたら、眠くなってできないじゃないか、遊びに行ってからだと忘れてしまうのではないかなど、大人は先を見通してやきもきしてしまうものですが、失敗も含めて、どんどん経験させましょう。サポートは子どもから求められたことだけをやる時間を決めるには、「〇時からやると時間を決める方法」と「〇〇が終わったら(帰ってきたら、夕飯が終わったらなど)とタイミングを決める方法」があります。どう手伝ったらいいかを確認し、言われたことだけ手伝いましょう。タイマーをセットしておいてあげる、忘れていたら1回だけ声をかける…といったように。宿題の時間になったら、親も近くに座って、一緒に過ごしましょう。子どもの勉強を見張るのではなく、自分も本を読んだり、家計簿をつけたり、これを機に資格の勉強をするのもいいですね。もしやらなかったらどうなるかも経験させるそれでもやらなかったら、しつこく声をかけるのではなく、忘れたらどうなるかを経験させましょう。先生に怒られてしまうかもしれません。休み時間にやるように言われるかもしれません。放課後に残ってやることになるかもしれません。次の日の宿題に前日の分のものがプラスされるかもしれません。宿題を忘れたことでどうしようとドキドキするかもしれません。一方でちゃんとやってきたクラスメイトは、先生に褒めてもらえるかもしれません。そして、休み時間は最初からお友達と遊べることでしょう。そういったことを経験したり、先生と忘れないためにどうしたらいいかを話し合ったり、自分でも考えたりしながら工夫して、家庭学習の習慣がついていけばいいと思います。できたときはそれを認める声かけを「今日は自分から宿題をやることができたね」「ひらがなが丁寧に書けたね」「毎日やっているから、音読が上手になったね」など、できたことを認める声かけをしていくと、子どものやる気が引き出されると思います。量が多いときは相談してみるのも一生懸命やっているのに、宿題に時間がかかってほかのことをする時間がないというときは、その子にとって宿題が多すぎるのかもしれません。家庭学習の目安は「学年×10分+10分程度」と言われていますので、1年生は20分ほどです。遊びながらダラダラやっているわけではなく、頑張ってやっているのに、1時間も2時間もかかるようであれば担任の先生に相談してみてもいいと思います。ただ、そのときに「先生の出す宿題の量が多すぎます!」と批判的に言ってしまうと、よかれと思って出している先生はショックを受けてしまいます。そこで、「宿題を一生懸命やっているのに2時間もかかり、寝るのが遅くなってしまいます。どうしたらいいでしょうか」というように、困っていることを具体的に伝えてみてください。当然ながら、宿題は子どもを苦しめるために出しているのではなく、学力をつけてほしいと願って出しているものです。上手につきあって、家庭学習の習慣を身につけ、将来につなげていけるといいなと思います。<文・写真:ライターHIDE>
2020年09月24日どうもこんにちは、のばらです!早いもので娘たちも小学生。長女は小学校の折り返し地点に差し掛かりました。ほんの軽い気持ちで言ったつもりが、その時の娘たちの恐怖とも嫌悪とも取れる、ドン引いた表情ったらもう…!!スタートでちょっとつまずいてしまったけど(汗)このままにはしておけない!娘の為にも、安心してその日を迎える為にも、母もしっかり向き合わなければ!<次回に続く!>
2020年04月17日幼稚園や保育園では毎日の送り迎えのときに先生と顔を合わせますが、小学校は基本的に一人で通学。学校の先生と顔を合わせる機会はあまり多くありません。私は元小学校教諭のため、まわりのママから「小学校に入学したら、担任の先生への連絡や相談はどうすればいい?」とよく聞かれます。そこで今回は、私の経験からこうしてもらうとスムーズだったなという事例をお伝えします。なお、学校によっては連絡の仕方が決まっている(電話は〇時~〇時の間でなど)こともありますので、学校のルールをまずは確認してみてくださいね。緊急の連絡以外は連絡帳が基本ですお休みの連絡、体調のこと、服薬のこと、先生へお願いしたいことは基本的には連絡帳に記入しておきます。「お腹の調子が良くないので、給食の牛乳はやめておいてください」「昨夜から咳が出ているので、体育や休み時間の外遊びは様子を見てください」「花粉症のため、ゴーグルを着用しています。」などの健康面での相談や、「学校からのお便りを持ち帰ってきません」「国語の教科書を失くしてしまったようです」という、ちょっと見てほしいこと、「夏場の水分補給のため、水筒を持たせても大丈夫でしょうか」といった確認事項など、なんでも書いて大丈夫です。ですが、授業をし、生活指導をし、休み時間に一緒に遊び…なんてやっていると下校までの時間はあっという間。返事がそっけないものでも、押印だけでも、しっかり見ていますので、気にしないでほしいと思います。お友達とのトラブルのときは少し様子をみてほしい程度のトラブルのときは、手紙に書くのをオススメします。連絡帳は不特定多数の人の目に触れることがあるので、読まれても問題ない内容のみにした方が無難です。こみいった話で電話で話をしたいときは連絡帳で一言断っておくとスムーズです。その際、「お話があるので、今日の放課後、電話いたします」と書いてあると、その日一日先生は「何の話だろう?」とそわそわして過ごすことになりますので、「休み時間の過ごし方についてご相談があるので、放課後電話いたします」「〇〇くんとケンカをしたようで、学校での様子を教えていただきたいです」「給食がイヤだと泣いています。相談したいので、〇時ごろ連絡します」などと、簡単に相談内容を書いておくと、事前に話を聞いたり、その日一日の様子を見たりできて、話がスムーズに進みます。面談をお願いすることもできます電話ではなく、直接先生とお話しした方が話しやすいこともありますね。しかし事前連絡せずに行くと、せっかく行ったのに会議をしていたり、出張に行ってしまったりして対応してもらえないこともあります。連絡帳や電話で来校することを伝えてから行きましょう。面談は学年主任の先生や、副校長先生などが同席する場合があります。ベテランの先生方が経験や知識からアドバイスをしてくれますので、気構えず、相談してみてくださいね。「子どもたちに学校生活を楽しんでほしい!」という思いは、親も先生も同じです。気になったことは遠慮せず先生に相談して、一緒に解決しながら、充実した学校生活を過ごせるといいなと思います。<文・写真:ライターHIDE>
2020年04月11日幼稚園や保育園には保護者が送り迎えをしますが、小学校からは基本的に子どもひとりで登下校。わが家でも第一子である娘が小学校に入学するまでは、常に親子一緒に行動していたので、「ひとりで学校に行けるのだろうか」と不安で仕方ありませんでした。今回の記事では、そんな不安を解消するために入学前の2月頃から娘と開始した登下校の練習方法について紹介します。小学生はひとりで通学!?わが子にできるのだろうか?わが家が住んでいるのは、首都圏の田舎地域。娘が通う予定の小学校で2月に行われた入学説明会で、集団登校は年度初めの数週間と始業式の日のみ実施という話を聞きました。「学校まで子どもの足で10分かからない距離とはいえ、娘ひとりで歩いて行けるのだろうか?」と私は不安を覚えました。それまでは親が保育園に送り迎えしていましたし、友達と遊ぶときも親が常に付き添っていたので、ひとりでいる姿を想像できなかったのです。入学まで残り1か月ちょっと。娘自身は「小学校に通えるうれしさ」が先行して、登下校は不安ではなかったようでした。しかし、念のため一緒に登下校の練習を開始することに。娘は放課後に学童にも通う予定だったので、自宅と学校の往復、自宅⇒学校⇒学童のルートを確認しました。目印や危険な個所を確認しながら通学路をまわる娘の通学路は住宅街を横切るため、ほとんど歩道がありません。また、碁盤の目のように住宅が並んでいるため、視覚の悪い脇からの車の飛び出しも心配でした。娘には、・歩道があれば、歩道を歩く。歩道のないところでは、道路の真ん中を歩かずに端を歩く・車が飛び出してくることがあるので、「止まれ」の標識がなくても、左右の安全確認をしてから道路を横切る・車から子どもは見えづらいので、道路を渡るときは手を上げる・知らない人から声をかけられて「怖い」と感じたら、防犯ブザーを鳴らして、交番、自宅、学校、学童、こども110番の家やお店などに助けを求めるというルールをしっかり守るように伝えました。平日は保育園に通っていたので、練習は週末に行いました。1回目は、実際に歩く中で、「ここのカーブは車が見づらいね」「車が多そうだね」「この公園が見えたら、もうすぐ学童だね」など、1つ1つ時間をかけて確認。2回目は、1回目に歩いた道を思い出しながら娘に簡単な地図を書いてもらい、それを元に一緒に歩きました。足りない情報なども追加しながら、再チェック。3回目以降は、娘に私の少し前を歩いてもらうことで、最終確認を兼ねました。トータルで約1か月程度ののんびりペースで、道のりや交通ルールを覚えてもらいました。その他に登下校で親ができること登下校の確認を終えたとはいえ、ひとりで登下校させるのはやっぱり不安…。そんな場合は、親の時間が許すのであれば、朝だけつき添ってみたり、近所に同じ小学校に通うお兄さん・お姉さんがいれば、しばらくの間だけ一緒に登校してもらえるか相談する方法も。わが家の場合、同じ町内会で集団登校も同じグループだった3つ年上のお姉さんがいたので、親御さんに事情を話し、最初の2週間だけ一緒に登校してもらいました。娘の保育園から同じ小学校に通う予定の友達も少なかったからです。とはいえ、こういうことで、ご近所さんに頼っていいものなのかも悩みましたが、相談を持ちかけたところ、「不安な気持ち、わかるよ!」と快く受け入れてくれてありがたかったです。入学前に通学路を見慣れたものにしておこう小学校への登下校は、親からの自立の大きな一歩でもあるため、親もドキドキ。私も最初はとても不安でした。しかし、娘と登下校の練習をすることで、通学路上に何があるか、どんな危険が起こりうるのかを事前に共有できましたし、ご近所さんの助けも得ることができたので、入学時には安心して娘を見送れました。娘自身も、「これからは1人で学校に行くんだ!」と身が引き締まったようで、登下校の練習中、「この場合はどうするの?」など、気になったことを自ら質問してくれるようになりました。子どもの小学校入学前、私と同じように不安を抱えているママがいたら、子どもとの散歩がてら登下校の練習をしてみるこををおすすめします。集団登校がある場合は、そのルートに沿った道で覚えるのもよいですね。1か月程度かけて、ルートや交通ルールをゆっくりと覚えられるようにすると、子どもにも負担が少ないでしょう。登下校の道が入学前には見慣れたものになっているよう、親子で楽しみながら練習してみてください。<文・写真:ライターnanahi>
2020年02月11日こんにちわ、エェコです。今回は息子の小学校行事についてビックリしたお話です。■「発表系」は運動会と授業参観だけビックリしました!当然のようにあると思ってたので、最初は「学校行事のプリント間違っているんじゃないかな?」って思いました。だけど、息子の1つ年上のお子さんを持つママさんに聞いたら「この小学校はないんだよ~」と教えてくれました。隣町の小学校では音楽会があるんですが…こういうこともあるんだな~。息子的にはどう思ってるんだろ?■息子は行事がなくても気にしないみたい母もマラソンは嫌いだったよ…。血は争えない…!学校行事を見ると、当たり前かもしれませんが勉強が中心の日程。自分が小学生だったころと比べると、息子の学校では勉強以外の「遊び」というか「体験」が少ない気がします。うちの息子の場合、舞台で発表するのがそんなにきらいな風ではなかった…むしろ楽しんでたようにみえたので、「小学校でまた見られる」と勝手に期待していたという側面もあります。もちろん、校外学習なんかはありますが、ドキドキやワクワクなど何でも吸収する小学生だからこその体験もいっぱいできたらいいのにな〜って思いました。■先生のことを考えると難しいただ発表会などは、子どもも大変だけど、それを指導する先生はもっと大変ですよね…!その準備などが、普通の授業にプラスされちゃうと、先生の仕事量がさらに激務になってしまうというのも分かります。親の気持ちとしてはもっと子どもの活躍を見たい気持ちはあるけれど、先生や学校の取り巻く状況も理解していこうと思います。もうホント、親のワガママです…! 発表会がない代わりに授業参観で息子の勇姿を楽しみます!※記事の一部を修正して2020年1月15日に再度公開しました。
2020年01月12日子どもが小学校高学年になってくると、多くの親が直面する子どものスマートフォン(以下、スマホ)問題。友達がスマホを持ち始め、おねだりされるものの、親としては心配な面もありますよね。子ども2人をもつhanaさんも、そのなかの一人。子どもがいつスマホデビューをしたか、ルールづくりやリスク回避の方法、家計への影響はどうかなど、hanaさんの場合を紹介してもらいましょう。■ スマホデビューはいつ?「〇〇ちゃんはスマホを買ってもらったって」「うちはいつ買ってくれるの?」という子どもの声を幾度となく聞いていました。そして筆者宅の子どもは、小学校卒業を控えた2月の終わりにスマホデビューをしました。学校やメディアから漏れ聞こえてくるのは、スマホ絡みのトラブルです。塾の保護者会では先生が「現在の敵はスマホです」と仰っていて、スマホを子どもに持たせるのは憂鬱でしかありませんでした。しかし今の時代に生きている以上、遅かれ早かれ持たせることになります。腹をくくり、ルールを決めて持たせることにしたのです。■ 所有者をはっきり示したうえでルールづくりmits / PIXTA(ピクスタ)ルールづくりの大前提となったのは「あなたが使うスマホは親からの貸与である」ということ。所有者は親であることをハッキリ示し、目に余る行動が見られたときは、すぐに契約を解除することを伝えました。その上で・自室には持ち込まない・22時以降に使う場合は許可を取る・親に見られて恥ずかしいと思うようなやり取りはしないという大枠のルーづくりをしました。ロック解除のパスワードもあえて筆者と同じパスワードを使うことにし、いつでも親が見ること、親の所有物を借りている意識を持つように仕向けました。スマホでのやり取りはとても便利ではあるけれど、一歩間違うとお友達を傷つけたり、お友達を失ってしまう恐れがあることを何度も言い聞かせているため、幸い今のところ大きなトラブルには遭っていません。■ Googleファミリーリンクで使いすぎを防止Googleファミリーリンクは、子どもの端末がアンドロイドであれば利用可能なアプリです。例えば子どもがゲームなど新たなアプリをダウンロードしたいときには、親の端末に連絡が入り、許可しないとダウンロードができないようになっています。ライン等の使用時間を親の端末で確認できたり、今何処にいるのかが分かる機能もついていたりと非常に便利なアプリです。ここで使用時間を確認して、使いすぎのときには声を掛けるようにしています。■ 家計への影響はどのくらい?親のスマホでは格安SIMを使用し、子どもは大手キャリアのキッズ携帯電話を利用していたのでキッズ携帯を解約し、格安SIMを新たに契約しました。新規契約の特典で端末料金が割り引かれたため端末代はかからず、通信費のみが請求されています。そのため大幅にアップすることなく、キッズ携帯とほぼ変わらない料金で子どものスマホを用意することができました。子どもはまだスマホを使い始めたばかり。これからさまざまな問題に直面するかもしれませんが、その都度対処できたらと考えています。
2019年11月05日小学校に入学してすぐの頃は、学習内容を先取りしている子のほうが「賢い」と思われがちです。ですが、高学年になって学習の難易度が上がってきたとき、実際に伸びるのは「自ら机に向かう」ことができる子だそう。机に向かって勉強する習慣がついている子は、机の上の教材に関心をもち、課題が終わるまで取り組む集中力が養われます。すると勉強がどんどん理解できるようになり、さらに勉強が好きになるという相乗効果を生むのだとか。幼少期から生活の中に「机に向かう時間」をつくる机に向かう習慣づけをするには、やはり幼いうちから親が土台づくりをしてあげるのがいいようです。『最強の働き方』の著者であるムーギー・キム氏との共著に『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』がある、ファミリー・コラムニストのミセス・パンプキン氏は、「勉強嫌いな子でも幼少期に学習習慣を身につけてやることは、どの時期よりもたやすい」と言います。歯を磨くのと同じように、机に向かう時間を生活リズムに組み入れることができれば、「その後は放っておいても、その学習習慣が子どもを導いてくれる」とも。また、灘中学校・灘高等学校校長の和田孫博先生が推薦する『どこまでも伸びていく子どもに育てる』の中でも、「学習の習慣化」について以下のような記述があります。生活のリズムにも気を配り、できるだけ無理のない形で机につけるようにする。そうすることで、机に向かうことへの気持ちの抵抗を小さくできます。また、机についたときに、スッと課題に向かえます。(引用元:鶴田秀樹・坂元京子(2008) ,『どこまでも伸びていく子どもに育てる』,実務教育出版.)では、その習慣をどのように身につけさせてあげればよいのでしょう。この本の著者であり、京大医学部、京大法学部、東大理科一類に進学した3人兄弟を育て上げた坂元京子さんは、子どもが幼稚園年中の頃、週に1時間、同じ曜日の同じ時間に机の前に座ることから始めたそう。またミセス・パンプキン氏は、息子たちが小学生の頃はいくら言っても自分だけでは勉強しなかったので、夕食前の1時間を母子一緒に勉強する時間と決めて、その時間はどんな都合が生じようとも勉強時間にしたのだとか。集中できる環境づくりと机に向かう習慣づけのポイントとはいえ、机や床の上におもちゃが転がっていたり、目の前に賑やかなテレビ番組が写っているような状態では、大人でも集中することができません。「家庭教師のトライ」を全国展開する(株)トライグループ取締役の森山真有さんは、勉強する場所について次のように話しています。とにかく「マンガやゲームは勉強机以外の場所で」と徹底することです。勉強をはじめるときのパターンを決めることが、学習習慣を身につけさせます。ゲーム機やテレビなど、勉強の集中を妨げるものは部屋から出してしまいましょう。(引用元:森山真有(2007) ,『伸びる子の法則自ら学ぶ習慣が身につく学習法』,PHP研究所.)そこで、勉強に集中できる環境をつくり、子ども自身に負担を感じさせずに机に向かう習慣をつけてもらうためのポイントをまとめてみました。1. できれば小学校入学前から準備を小学生になるとほぼ毎日宿題が出るので、家庭でも1日1回机に向かう力が求められてきます、しかし、幼稚園や保育園では遊んでばかりだった子に、いきなり毎日机に向かうように促しても無理があるため、入学前から習慣づけを心がけるとよりスムーズに。小学校で授業を受ける練習にもなります。2. 机と椅子は子どもと選ぶ子ども自身に「机でやりたい!」と思ってもらうには、その場所を気に入ってもらうことも大切。机とイスは大人が選んで買い与えるのではなく、できれば親子で一緒に選ぶようにしましょう。「自分だけの特等席」という意識が芽生え、ワクワクした気持ちで自ら机に向かうようになるはずです。3. 生活パターンに無理なく組み込む先述の坂元京子さんやミセス・パンプキン氏の例のように、子どもに合ったペースを見つけ、時間を決めて取り組むことが大切です。できる限り、後回しにしたりパスしたりすることなく、決めた時間には机に向かうにしましょう。4. 机に向かう時間は数分からでOK習慣づけのための取り組みを始めるのが小学校入学前〜低学年ならば、内容はいかにも勉強らしいものでなくてもOK。幼稚園生なら、簡単な線や丸などをなぞる程度のことを2~3分間取り組むことから始め、少しずつ時間や内容を増やしていくのがオススメです。5. 整理整頓も大切に机の周りのお片づけも大切なトレーニング。いつもキレイにしておくことで毎日気持ちよく机に向かえるほか、余計なものが目に入らないことで集中力もより高まります。また、算数で図形問題を理解する際に必要な「空間認識力」も養われるそう。いちばんのお手本は「親が学んでいる姿」子どもは身近な存在をまねて育つもの。いくら子どもに机に向かうことを勧めても、親がテレビを見ながらダラダラしていたり、スマホゲームに夢中になっているようでは、子どもだって納得がいきません。わが子が自ら机に向かう習慣づくりのために、親が真っ先に行うべきは、親の側が自ら机(リビングテーブルなど)に向かう習慣、すなわち学んでいる姿勢を見せることです。学ぶことがたまらなく楽しい状態、学習を「楽習」と捉えることです。親が、その姿勢を背中で示しましょう。(引用元:PRESIDENT Online|自ら机に向かう子の親が欠かさない習慣)このように、親の背中をしっかりと見せることが大切なようです。また、子どもが机に向かっていれば問題なし、というわけではありません。宿題やワークをこなすことばかりにとらわれて、内容をきちんと理解せずに突き進んでしまっては、せっかくの勉強時間も有益ではありません。宿題の丸つけの際は、「どこにつまずいているのか」をチェックしたり、「学んだ内容を理解しているのかどうか」をさりげなく質問したりといった対応が大切です。***親が学ぶ姿を見せることで、子どもの学習習慣が身につくのなら、まさにウィン・ウィン。親の学びは、なにも勉学だけでなく、キャリアアップや趣味や、家庭経済のことなどでもよいのです。与えて導くだけではなく、親である自分自身も成長を望んでいければ、きっと子どももいい影響を受けてくれるはず。机に向かって学ぶ楽しさを、親子間で共有できるといいですね。文/酒井絢子(参考)PRESIDENT Online|自ら机に向かう子の親が欠かさない習慣All About|子供の勉強習慣いつからどうやって始めるべきか?ベネッセ教育情報サイト|1年生からの勉強はどうする? 家庭で机に向かう習慣を身につけるためのポイント森山真有(2007) ,『伸びる子の法則自ら学ぶ習慣が身につく学習法』,PHP研究所.見尾三保子 (2002) ,『お母さんは勉強を教えないで』,草思社.鶴田秀樹・坂元京子(2008) ,『どこまでも伸びていく子どもに育てる』,実務教育出版.ムーギー・キム、ミセス・パンプキン(2016) ,『一流の育て方–ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』,ダイヤモンド社.
2019年02月14日9歳、10歳を迎えるころになると、娘の態度は今までの「パパ大好き!」から一変! 休日はパパとではなく友人との約束を優先させるようになったりして、パパとしては寂しい気持ちに…。徐々に親離れをしていく娘に、パパはどういう心構えで接していけばいいのでしょうか? 心を開いてもらうコツはあるのでしょうか?心理学博士で父娘関係に詳しい小野寺敦子先生に教えていただきました。お話をうかがったのは…小野寺敦子(おのでら・あつこ)先生心理学博士。目白大学人間学部心理カウンセリング学科教授。主な著書に『小学生のことがまるごとわかるキーワード55』(金子書房)、『「エゴ・レジリエンス」でメゲない自分をつくる本~ego-resilience~』(一藝社)、『親と子の生涯発達心理学』(頸草書房)、『手にとるように発達心理学がわかる本』、『ゼロから教えて発達障害』(ともに、かんき出版)など。■子どもの親離れ…父娘関係をこじらせない“パパの意識改革”――4、5年生くらいになると、個人差はありますが、休日に親よりも友人と遊ぶようになったり、好きな男の子ができたりして、パパとしては寂しさ半分、戸惑い半分といった心境になるようです。小野寺敦子先生(以下、小野寺先生): たしかに「今まであんなに懐いてくれていたのに…」と寂しい気持ちになるでしょうね。10歳ごろは、親から精神的に自立をしていく時期にあたります。「自分が人からどう見られているか」ということにも関心を持つようになり、今までのように何でも気持ちを言葉に表さなくなるため、口数が少なく感じるかもしれません。異性に関心を持つようになるのも、この時期の特徴です。調査によると、10歳のおよそ7割の女の子が恋をしているようです。ファッションだけではなく、メイクにも興味を持つようなります。――恋愛にメイク…。いつまでも娘から「パパと結婚したい!」と言われたいパパにとっては、成長の過程とはいえ、衝撃が強いですね!小野寺先生:体にも変化が現われます。生理が始まったり、胸がふくらみ始めたりして、娘自身もとまどってしまいます。同性のママや友人に相談することはあっても、パパには言いづらいですよね。そうすると、パパはますます、かやの外に…。さらにパパを戸惑わせるのが、休日にパパとおでかけしてくれなくなること。「日曜日は〇〇ちゃんと遊ぶから」と言われたら、パパとしてはショックでしょうね。でも、ここで無理に誘ったり、これまでのように急にハグしてスキンシップをとろうとすると、逆効果。娘はパパと距離を置きたい時期なので、パパはグッとこらえて静かに見守りましょう。これまでの関係が良好であれば、思春期を乗り越えて大学生になるころには、娘はパパの元にきっと帰ってきてくれますよ。■自己肯定感「女の子は10歳をピークに下がり始める」――娘ラブなパパにとってはまさに試練の時期ですね。そのほかにもパパが知っておいたほうがいいことはありますか?小野寺先生:ワコールの調査によると、女の子の自己肯定感のピークは10歳で、それ以降は年齢が上がるにつれて下がっていくことがわかりました。 10歳ごろになると、自分の長所だけではなく短所も見えてきます。「今の自分ではダメだ」と考えるようなり、自己肯定感が下がっていきます。自己肯定感が高いと積極的に人と関わろうとしたり、新しいことに挑戦しようとしますが、あまりにも低くなると劣等感が強くなり、自分に自信が持てなくなってしまいます。「自分とは何なのか」わからない子になってしまう可能性が。親の接し方によっても、自己肯定感は左右されます。■悩む娘を前に「パパがしてはいけないこと」――まさに自分と葛藤する娘に、パパはどんなふうに接すればいいのでしょうか?小野寺先生:なるべく勉強でもスポーツでもできないことではなく、できることに目を向けてあげるといいですね。それから、小学校後半になってくると、いじめとまではいかなくても複雑な友人関係、先生や塾のことなどさまざまなことに悩みが生じてきます。悩んでいそうな様子に「何かあったの?」と聞いても、口を閉ざしてしまうこともあるでしょう。そういうときに、「話してくれないとわからないよ」「パパに何でも言ってごらん」と無理に聞き出そうとするのはNG。近くのカフェで娘の好きなデザートを食べたり、車で出かけたり、気分転換をはかってみるといいでしょう。そのうち、「あのね、パパ…」と心を開いてくれるかもしれません。――静かに、ドーンと構えることが大事なのですね。打ち明けてくれそうになったら、聞き出すコツみたいなものはありますか?小野寺先生:聞き上手になるための、ちょっとしたテクニックをお伝えしますね。まずはなるべく子どもと目線の高さを合わせて、リラックスした姿勢をとります。話を聞くときは、「あるがままの話を受け止める」「自分の価値観を押し付けたり、助言をしようとしない」「適度に相づちを打つ」ことに注意しましょう。――相談に乗る気持ちでいると、ついアドバイスをしなくては…と考えがちですが、そうではないのですね。小野寺先生:論理的なパパだと解決策を提示したくなったり、娘がうじうじしていると「そんなこと大したことないから気にしなくていいよ」などと言ってしまうかもしれませんが、そこはこらえてくださいね。「すべての答えは娘の心の中にある」と思って、聞いてみましょう。「〇〇ちゃんが言いたいのはこういうことだよね?」と要約したり、「〇〇ちゃんは友だちにこう言われて困っているんだね」など繰り返したりしながら、「それで?」「もう少しくわしく教えてくれる?」など話を進められればベストです。「何の解決にもなっていない!」と思うかもしれませんが、娘にとっては「パパは私の気持ちにきちんと向き合ってくれた」という事実だけで十分なのです。大人でも、他人に話すうちに自分の中で答えが見つかることがありますよね。■娘の反抗にイライラ「口ごたえは、悪いこと?」――なるほど。悩みは聞いてもらうだけでも安心できますね。ちなみに、反抗期にさしかかっている娘が口ごたえをしてきたときはどう対処するのがいいのでしょうか?小野寺先生:もしかしたら、パパの中には親の言うことを聞いてくれる素直な子のほうが「いい子」だと考える方もいるかもしれません。でも、大切なのは自分をきちんと出せること。「こうしたい!」という反抗や主張はしっかりとしたほうがいいんですよ。親が頭ごなしに子どもの主張を否定しているうちに、子どもは「従ったほうがラク」だと考えるようになり、やがて主張することをあきらめるようになってしまいます。そうすると、将来どうなるのでしょうか? 今、話題になっているような「指示待ち人間」になる可能性も。これからのご時世、自ら主張や決断ができなければ、社会に出るときに困ってしまうでしょう。娘が間違ったことを言っていても、まずは受け入れてあげましょう。大人に近づいている娘は手ごわいですが、「自己主張ができるなんて、うちの娘はすばらしい」とポジティブに思えたらいいですね。これまで3回にわたって、パパは娘にどう接すればいいのか、娘の年齢別に小野寺先生にお話をうかがいました。「娘とどう接したらいいのかわからない」「何を言っても返事すらしてくれなくなった」と悩んでいるパパは少なくありません。でも、それをママに相談するのは恥ずかしくてできない…という方も多いでしょう。そんな父娘の関係に「あれ?」と感じたら、小野寺先生のアドバイスを元に、ママのほうから手を差しのべてみてはいかがでしょうか? パパの愛情はきっと娘に伝わるはずです。参考図書: 『パパのための娘トリセツ』 (講談社)パパにとってはナゾだらけな、女の子の子育て。幼児期、小学校から社会人になるまで、娘はどういう発達段階なのか、どう接すればいいのか、ほめ方やNGワードなど著者の心理学博士・小野寺敦子先生がくわしく解説しています。
2019年01月03日我が家の末っ子が小学校5年生のときのクリスマスイブ。普段通り仲良しの子と遊んでいたけどバイバイの時間になりました。小学校高学年ともなってくると、サンタさんの正体も知っている子が多くなってきますが、中には信じ切ってる子もいるわけで。我が家の末っ子は、ほぼ正体はわかっていてプレゼントにもそれほど興奮せず…。息子の友達は、サンタさんを信じてたのか、欲しいものがもらえることに喜んでいたのか定かではありませんが息子との温度差は…(笑)もしかすると、親御さんの気合の入れ方でお子さんも反応がかわってくるのかもしれませんね。我が家はもう4人目なのと、私のサンタ仕事が雑だったこともあり…姉兄との会話から察していたのでしょう。とにかくお友達の夢を壊すことはしちゃならない!とヒヤヒヤした体験でした(笑)
2018年12月18日徳島県で生まれた米津玄師(27)は幼少期からコミュニケーションが苦手で、孤独を強く感じていたという。《小学校高学年ぐらいの時にはもう、居心地の悪さみたいなものを感じていて。その中で編み出したのは、自分の頭の中で架空の人物と話すっていう。(略)…俺はずっと、普通の人になりたかったんですよ》(『ロッキング・オン・ジャパン』15年11月号より)表現活動として音楽に目覚めたのは小学校高学年だった。中学・高校時代はバンド活動をするも楽しいと思えず、家に籠り、ひとりで音楽を創作するように。《人と繋がれない部分っていうのは自分の音楽によく還元されていると思う。その当時は不安だとか、怒りだとか、学校生活を送るにあたって色々な感情があって、(略)そういう感覚があったからこそ、今の自分があるんだろうな》(『billboard JAPAN』17年のインタビューより)そんな彼を献身的に支え続けているのが彼の所属事務所の社長・Aさんだ。音楽関係者は言う。「米津さんは18歳でニコニコ動画に投稿。自分で書いた詩と曲を架空の歌い手の声で歌わせる“ボーカロイド・プロデューサー”として注目される存在になりました。約6年前、彼の才能に惚れたのが、大手レコード会社の宣伝担当をしていた、まだ20代の彼女でした」米津の才能をいち早く見抜いたAさんは5年前の春、彼の事務所を設立し、代表取締役に就任。「そこでまず提案したのは、“ハチ”名義で活動していた彼に本名・米津玄師でのアルバムを制作すること。つまり、彼自らが表舞台に立つことだったそうです。ライブが苦手だった米津さんに生のライブの重要性を訴えたのも彼女だったとか。米津さんも彼女の仕事ぶりに信頼と絆を強めていき、いまでは家族のような存在になったそうです」(前出・音楽関係者)米津は3年前の7月、《鬱を煩っていたことがあって、その間は最低な生活を送ることが多かった》とブログで告白している。「精神的に不安定になりがちな彼の心身のバランスをとるのも、彼女の重要な役割だと聞いています」(前出・音楽関係者)実際、Aさんは米津のサポートに多忙な生活を送っているようだ。11月上旬の某日は、深夜0時前に米津のマンションを訪れていた。11月中旬の某日は夜8時半にマンション内に入り、深夜2時過ぎまで出てくることはなかった。米津の謎の私生活をどう支えているのか。11月下旬の夕方、本誌は彼が籠るマンションから姿を現したAさんに話を聞いた。――こちらで米津さんと同居されているんでしょうか。「そんなことはないです。全くそうした事実はございません」――先日も深夜までいらっしゃっていたようでした。「宿泊したことはありませんし、長時間いたこともありません。私は自宅に帰っています。ここは作業場で、あくまで私は彼の音楽が成功できるようマネージメントをする立場なので確認しなければいけないことがあるんです。電話ではできない話もあり、夜中でも確認しに来る場合があるんです」Aさんの支えなくして、名曲『Lemon』が生まれることはなかった――。
2018年11月27日