タレントの北斗晶が15日に自身のアメブロを更新。元バドミントン選手でスポーツジャーナリストの陣内貴美子からのプレゼントに申し訳なくなった日の出来事をつづった。この日、北斗は陣内が楽屋に遊びに来てくれた際にプレゼントをくれたことを報告し「誕生日でもないのに…なんだか申し訳ない」とコメント。「素敵なBOXの中は…フレンチブルドックのジュエリー」(原文ママ)と写真とともに中身を説明し「凄いーー」と興奮気味につづった。続けて、ブルドッグがデザインされたアクセサリーを身につけた自身の写真も公開し「可愛くてステキ」と嬉しそうにコメント。「ブルドックグッズに目がない」(原文ママ)といい「ドンピシャのプレゼントに驚きと嬉しさと…」と感激した様子でつづった。最後に「早速、つけさせてもらいこのまま今日のロケに出発させてもらいます!!」と報告。「大好きだよ いつも有難うね~」と感謝を述べ、陣内との2ショットとともにブログを締めくくった。この投稿に読者からは「凄いですね」「嬉しいプレゼントですね」「可愛い」「大事にしないとね」などのコメントが寄せられている。
2024年04月16日神戸の六甲山上で毎年開催されてきた現代アートの芸術祭「六甲ミーツ・アート芸術散歩」。2010年に始まり、今までに参加したアーティストはのべ470組以上。街と海を一望できる美しい風景や自然と融合したアートが評判で、関西では人気イベントのひとつになっている。六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond第14回を迎える今年は「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」と名称を新たにパワーアップ。“表現の向こう側(にあるもの)”をキーワードに、国内外のアーティスト50組の作品が集合する。「神戸を代表する観光地・六甲山で開催される本芸術祭は、他の芸術祭とは異なり、アートファンだけではなく一般の観光客が多いのも特徴。ここで初めて現代アートに触れる人も多く、そんな人たちに作品を通じて表現者とその先にあるものに目を向けてもらいたいのです」と総合ディレクター・高見澤清隆さん。新施策の目玉は招待アーティスト枠の拡充だ。招待枠を昨年の22組から32組へ広げ、椿昇や川俣正ら海外でも活躍するアーティストや、森山未來が所属する「Artist in Residence KOBE(AiRK)」の作品も登場。また会場はROKKO森の音ミュージアムを新たな拠点とし、六甲高山植物園、六甲ガーデンテラス、風の教会など人気の観光スポットが多数。会場間を徒歩で移動しながら作品を楽しめるトレイルエリアも誕生し、山歩きと作品鑑賞が同時に楽しめるのも、本祭の醍醐味となりそうだ。二ノ宮久里那《Transience》2022年 六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅昨年はファブリックや立体作品によって六甲有馬ロープウェーの六甲山頂駅も華やかな展示会場に。髙橋匡太《ひかりの実 in SIKIガーデン》2021年 ROKKO森の音ミュージアム写真:村上美都夜間鑑賞とライトアップが楽しめる「ひかりの森~夜の芸術散歩~」も期間限定開催。写真:伊丹豪/ロゴマーク:佐貫絢郁/アートディレクション:芝野健太(株式会社ライブアートブックス)海と山が迫るオンリーワンの都市景観が特徴の神戸。その魅力を映したポスターも話題。六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond神戸・六甲山上の9会場で開催。8月26日(土)~11月23日(木)10時~17時(開場時間は会場により異なる。17時以降も鑑賞できる作品あり)会期中無休鑑賞パスポートは一般前売り2800円ほかTEL:078・891・0048※『anan』2023年8月30日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2023年08月28日最新作『こんにちは、母さん』が、9月1日(金) より公開される山田洋次監督初のオフィシャルWEBサイト「山田洋次 Official Site」がオープンした。91歳となった現在も精力的に創作活動に取り組み、新しい映画を世に送り出し続ける山田監督。トップページには今に続く監督人生の軌跡を辿るように、若かりし頃の姿や『男はつらいよ』シリーズで主演を務めた渥美清さんとの貴重な2ショット写真など、様々な時代の写真をローテーションで掲載。また、監督作90作品を網羅した「FILMS:作品一覧」ページには、各作品に向けた監督自身の「演出のことば」も掲載されている。山田洋次 Official Site:
2023年08月01日俳優の山田孝之が出演する、キリンビール「スプリングバレー」の新CM「スプリングバレー ビールの色編 30秒」が28日より、放送される。「#クラフトビールと出会った」のコピーとともに、山田が突然「いつものビール、何色ですか?」とカメラ目線で問いかけるシーンからスタートする今回の新CM。「スプリングバレー 豊潤」が注がれたグラス片手に、おいしく飲むだけでなく、いつもと違うビールの色を見て、その味を想像したり、合わせる料理を考えたりする時間を楽しむ姿を通じて、今までのビールでは体験できない、日常に豊かな時間をもたらすクラフトビールが表現されている。○■山田孝之 インタビュー――キリンのクラフトビール「スプリングバレー」のCM出演オファーが届いた時の心境は?自然体というか、そのままの僕でいいと仰ってくれたのがうれしかったですね。その分、何の役でもない、山田の状態でカメラ前に立つのは緊張しますし、今回の長回しという撮り方が、ある意味舞台みたいな感じだったので、そこでさらに緊張もしましたが、同時にワクワクしました。――今回のCMを通して、山田さんが伝えたいことは?クラフトビールはデザインも味も色も、いろんなものがあって、自分もその日の気分で変えて楽しんでいるので、「いろんなビールの楽しみ方があるよ」みたいなことが伝わったらいいんじゃないかなと思います。――「スプリングバレー 豊潤」「スプリングバレー シルクエール」(以下、「豊潤」「シルクエール」)をどんな人に飲んでほしいですか?まずは飲んだことがない人に飲んでほしいですね。クラフトビール自体もそうですし、クラフトビールをいろいろ飲んだ方にも試してほしいと思います。みんなでああだこうだと飲み比べして飲むのも楽しそうですし、一人で違いを楽しむのもいいのかなと。それで言うと、僕は一人でしか飲み比べをしたことがないので、誰かと「あれが好き」「これが好き」みたいな感じでやってみたいですね。――山田さんは普段、どんな時、どんなシチュエーションでお酒を飲みますか?仕事が終わって、家で一人飲む時もあれば、ご飯がまだだったら、外でビールを飲んでから食事が始まることもあるし、みんなでバーベキューしながらとか、いろんなシチュエーションで飲みますね。――これから飲んでみたいクラフトビールの種類は?クラフトビールって、本当にすごい数があるじゃないですか。一つひとつ全然違うから、いろいろ飲んでみたいですね。それこそ世界中を見ると、その土地土地で気候によってビールの作り方や味も違うし、それと一緒で日本も、いろんな都道府県、いろんなところで作っているので、いろんなクラフトビールを飲んでみたいです。――旅行に行くと、その土地のビールを飲みますか?絶対選びます。でも、昔は酒屋に行かないとなかったんですけど、最近は結構コンビニでもクラフトビールを置き出しましたよね。だから、今はコンビニとかで買ったクラフトビールを、家に何種類か置いておいて、その日の気分で飲み比べしています。――山田さんが考えるクラフトビールの魅力について、CMでは伝えきれなかった思いなどがありましたら、お聞かせください。飲むのはもちろんですが、僕は選ぶ段階から結構楽しいんですよ。いろんな種類があるし、それこそデザインもいろいろあって、正直買って飲んでみないと分からないじゃないですか。味を伝えるための、いろんな表現はあるけど、「これ、どんな味なんだろう?」ってワクワクできるのが、クラフトビールの良さかなと思います。――赤の「豊潤」、白の「シルクエール」と合わせて、一緒に食べたいものは?赤は割としっかりしているから肉で、白の方は洋食の魚ですかね。ヒラメのムニエルや、アクアパッツァも合いそうなので、今度試してみます。――CMをご覧になる視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。スプリングバレーの新CM では、クラフトビールの選ぶ楽しさ、合わせる料理など、たくさんの魅力を皆さんに伝えています。ぜひ皆さんも、自分の好きなクラフトビールを見つけてみてください!
2023年07月27日1年を通して老若男女問わず人気のカレー。暑くなってくるこれからの季節、食欲をアップさせるために、食べる機会が増えてくるのではないでしょうか。大手のカレーチェーン店である『カレーハウスCoCo壱番屋(以下、ココイチ)』は、アンバサダーに俳優の山田裕貴さんを起用。就任発表会があるというので、『ココイチ』のトッピングでは、昔からチキンカツを愛してやまない筆者も参加してきました。母親とのエピソードを話す山田裕貴さん登場早々「家族でココイチを頼むようになってから自身の母親がカレーを作るのをやめた」という話で、会場を笑いの渦に包み込んだ山田裕貴さん。サービス精神に溢れる彼の魅力があらわれた瞬間でした。山田裕貴「アンバサダーは俺だろ!?」初の『ココイチ』アンバサダーとなった山田裕貴さん。就任が決まった際の感想を求められると…。本当に、こんなこというと恐れ多いのですが「俺だろ!?」と思っていたんですよ。「こんなに好きってないぞ」って、ずっと思っていました。本当にありがとうございます。強い『ココイチ』愛と、感謝の意を伝えていました。葛原社長と山田裕貴さんそんな山田裕貴さんにはアンバサダー就任を記念して、『ココイチ』の運営会社である株式会社壱番屋の葛原社長から、お食事券とマイネーム入りスプーンが贈呈されました。発表会ではコンテンツが盛りだくさんクイズ全問正解で笑顔になる2人発表会の現場では、山田裕貴さんによる『ココイチ』あいうえお作文や、クイズコーナーなど、『ココイチ』の魅力に迫る企画が盛りだくさんでした。クイズコーナーでは互いに全問正解する葛原社長と山田裕貴さんが思わず笑顔になるシーンも。新ユニフォームと葛山咲貴さん全世界で使用される店舗スタッフ用の新ユニフォームがお披露目される一幕も。名古屋モード学園の葛山咲貴さんがデザインしたユニフォームは、2024年1月から、世界中の『ココイチ』の店舗で使用されるとのことです。現場には、優しく会場を見守る『ココイチ』社員の姿も。筆者が今回のアンバサダーの件についてお話をおうかがいしたところ、快く答えてくださいました。経営企画室広報課の河村課長会社としてホスピタリティをとても大事にしているので、今日の山田裕貴さんの壇上でのサービス精神あふれる魅力的なお姿を見て、やっぱり(アンバサダーに選んで)間違いなかったなと感じました。山田裕貴が出演する新ブランド映像は公式HPから!アンバサダー就任に伴い公開される新ブランドムービー「人生のスパイス」編は、『ココイチ』愛溢れる山田裕貴さんの表情に注目です。動画は、『ココイチ』公式ホームページ及び、公式YouTubeチャンネルからも確認ができます。新ブランドスローガンに「毎日にカレーを!」を掲げパワーアップしていく『ココイチ』のこれからに期待です。[文・構成/grape編集部]
2023年06月29日2児の母親であり、お笑いタレントの山田花子さんが2023年4月10日にブログを更新。小学校入学をむかえた次男が、長男とそろって初登校する様子を報告しました。山田花子の次男、お兄ちゃんと初登校の日この日は、次男が初めてランドセルを背負って登校する日とのこと。朝から念入りに、ランドセルを背負う練習をしていたそうで、気合十分の様子がうかがえますね。登校が待ちきれないのか、「早く行こうよ~」と長男を急かす次男に、山田さんも「まだ早いよ」とコメントしました。一方、着替えずにくつろぐ長男には、「お兄ちゃんは、余裕やね」と頼もしく感じた様子の山田さん。2人そろって仲よく登校する姿に「まぶしい光景だわ」と感激しつつ、送り出しました。山田さんは、これから毎日2人同時に登校することに対して「なんて楽なんやろ~」と荷が下りた様子。最後にこうつづり、明るく締めくくっています。母は、子供の成長が寂しい時もあるけど…楽になることも増えてくる!でも、家事は減らないわ〜山田花子オフィシャルブログーより引用子供が小学校に入学するまでは、自分の時間がなかなかとれないという人も多いでしょう。成長につれて手がかからなくなることは、嬉しくもありますが、どこかさびしい気持ちもありますよね。子供の成長への山田さんのリアルな心境に、共感の声が集まりました!・子供の成長は嬉しい反面、さびしさもありますね。・子供が大きくなれば、嫌でもゆっくりと朝ご飯を食べる日が来ますよー。でも、確かに家事は全く減らない…。・2人で登校する姿は、感慨深いことでしょう。お笑いタレントと両立しながら家事と子育てをしてきた山田さん。毎日忙しく大変な日々を過ごしてきた分、次男の小学校入学は感慨深かったようです。時にはさびしさを感じながらも、山田さんらしく明るく朗らかに2人の成長を見守っていくことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年04月13日●香取、井之脇の好青年ぶりに感嘆! 余の支えに感謝映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』(9月23日公開)で主演を務めた香取慎吾と、同僚役を演じた井之脇海、余貴美子にインタビュー。共演の感想や現場でのエピソードを語ってもらう中で、それぞれの魅力や、ユーモアを交えて現場を牽引する香取の座長としての姿が見えてきた。市井昌秀監督が脚本も手掛けた本作は、表向きは仲良し夫婦という田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)のゆずらないバトルをコミカルに描いたブラックコメディ。裕次郎は、平凡で情けないダメな夫。そんな夫にイライラする日和は、SNSの「旦那デスノート」に愚痴をぶちまけるように。そしてある日、裕次郎もその存在を知ってしまい、引くに引けない夫婦ゲンカに発展していく。井之脇と余が演じたのは、ホームセンターで働く裕次郎の同僚。井之脇は、やがて結婚の恐ろしさを知ることになる後輩・若槻広人、余は、裕次郎と日和のケンカのキーパーソンとなっていく蓑山を演じた。――まず、ご自身の役を演じる際に意識したことを教えてください。香取:裕次郎は、空回りしているとか、先が見えていないとか、マイナスな言葉が似合う男で、僕と全然違って(笑)、あまり好きになれない男ですが、初めてこういう役を演じたので新鮮で面白かったです。基本、力を抜いて、袖とかめくれていたら直しそうになるけど、コイツはこんなんでいいんだという感じで演じていました。井之脇:若槻は、先輩の裕次郎にタメ口をきいたり、ちょっと生意気だけど先輩からかわいがられるところがあって、僕はタメ口をうまい距離感で使えないので、どうやったらみんなからかわいがられるようなキャラクターになるのか考えながら演じました。「〇〇っすよ」みたいなところから始めてちょっとずつ関係性ができていったのかなと思います。余:蓑山さんは「何があっても田村くんの味方よ」というセリフがあるのですが、仲間を大切にするとか、責任を持つことをすごく大切にしている女性で、同僚を大切にする人間だと思いながら演じました。――香取さんと井之脇さん、井之脇さんと余さんは初共演。香取さんと余さんは、TBS系ドラマ『いちばん大切なひと』(1997)以来の共演のようですが、合っていますでしょうか?香取:そうだと思います。余:25年も前ですか? 記憶がおぼろげですが、もう当時からスターでしたから、顔も見られませんでした(笑)香取:僕もあまり覚えていませんが、今と変わらず優しかったことは覚えています!――香取さんは今回、余さんと共演していかがでしたか?香取:僕はこれまでヒーローや熱い心を持った役が多かったのですが、今回はそういう役ではなく、周りの人に支えてもらわないといけない役で、余さんがいなかったら本当にダメな感じで終わっていたと思います。蓑山さんは「味方よ」と言いながらも、「は?」と思っているところもあるのですが、いろいろ助言をくれたり、役としても香取慎吾としても支えてもらいました。共演できることもうれしかったです。――井之脇さんとの共演の感想もお願いします。香取:初共演でしたが、結婚式のスピーチのシーンが終わったときに、「すごく響きました」って言いに来てくれて、「なんていい青年だ!」と思いました。褒められたら伸びるほうなので、「よかった! 今日いいぞ!」と思ってうれしかったです(笑)井之脇:ありがとうございます(笑)。本当に響きました。香取:あと、セリフの発し方を組み立てる頭の中の感じがちょっと僕と似ているのかなと思って、ご一緒できて気持ちよかったです。――セリフの発し方を組み立てる頭の中の感じが似ているというのを、もう少し具体的に教えていただけますか?香取:考えていないようで考えている、すらーっとセリフを話しているけれど自分の中ではああでもないこうでもないと考えているみたいな。僕はうまくいかなかったことも、うまくいったこともあまり言いたくないタイプで、井之脇くんもそうなのかなと感じました。しれっとしているけど、今の気になっているんだろうなと感じるときがあって。井之脇:そうなんです。僕は事前にめちゃめちゃ考えて、現場では忘れてというか、削ぎ落として行くのですが、事前に考えている分、自分がアウトプットしたときに誤差があると気になることがあります。それが面白いときもありますが。でも、決定権は監督にあって、監督がいいといったらそれがいいですし、あまり言わないようにしています。●香取の演技は「信じられるリアリティがある」――井之脇さんと余さんは、香取さんと共演していかがでしたか?井之脇:僕は1995年生まれで、香取さんがお仕事を始められたのが1988年。僕が生まれたときにすでにテレビに出演されていたので、「自分が見ていた人だ!」と身構えてしまうところがありました。でも、フランクに接していただけたので、僕も気負うことなくお話しすることができて、いろいろ話せる関係になれたらいいなと思いました。余:香取さんってすごく不思議な、言葉ではなんとも言えない、こんな人会ったことがないという感じがします。すごく優しくて、裏表もなくて飾らないし、いけそうなんだけどいけない何かが……隠しきれてないオーラがあるのかなと。「慎吾ちゃ~ん!」って言いたいのに、そんなの恐れ多くてできないってなるんです(笑)香取:言ってくださいよ!――演技面に関しても共演の感想をお聞かせください。井之脇:若槻が涙を流すシーンで、何回も撮影したのですが、毎回香取さんが真摯にお芝居に付き合ってくださいました。香取さんの声が本当に素敵だなと思って。台本に書かれているものが香取さんの体を通して声になって出てきたときに台本以上の深みを感じたんです。なので、泣こうとしたわけではなく、泣かせてもらいました。余:この作品は、作らないというか、本当にその人になるという、リアルな感覚が求められて、ちょっとでも余計なことをすると監督が見抜くんです。香取さんは監督が求めていた、信じられるリアリティのある演技をされていて、いつ芝居をしているのかわからない感じでした。――ホームセンターでの3人のシーンの感想や意識していたことを教えてください。余:3人でデスノートを見るシーンは、初日だったのでドキドキしました。香取:最初にデスノートを見せてくれるところは、監督が余さんの椅子の動きを細かく指示していましたよね。余:もっと速く動けませんかって(笑)。お弁当をたくさん食べないといけなかったから申し訳ないなって。そういう細かいところをジタバタやっていました。井之脇:喫煙所のシーンのときは、横に控え室があって、そこでお話しましたよね。少しでしたが。余:これだけ違う世代の3人が一緒で、もっといろいろお話したいなと思いました。香取:最近はコロナで離れていないといけないし、マスクで顔もあまり見えないし。作品としても、みんなで一つになって何か一緒にやるものだと、本番以外もそのテンションで話せますが、今回は3人バラバラな気持ちの役だったので。余:喫煙所のシーンは、ZIPPO(ジッポー)をかっこよくつけてくれって監督に言われて、それを頑張ったことも印象に残っています。――余さんは動きに関していろいろリクエストされていたんですね。香取さんと井之脇さんは、苦労したことなどありますか?香取:何だろう……。余:商品の名前を覚えるのが大変そうでしたよね。よくこんなの覚えられるなって思いました。香取:覚えてはないですよ。雰囲気で。井之脇:でもNG出してないですよね。――香取さんは記憶力がすごいのでしょうか。香取:でもすぐ忘れますから(笑)●『犬チャリ』で言葉を声に出す大切さを改めて実感――ほかに印象に残っている現場でのエピソードがありましたら教えてください。井之脇:ホームセンターのシーンは3日間くらい昼夜逆転で撮影して、夕方に入って支度して朝日が昇る頃に終わるという、けっこうしんどい撮影だったのですが、香取さんが気を使って「あ~疲れた!」「あ~眠たい!」ってあえて明るく言ってくださっていて、そのおかげでみんな「疲れた」って口にできました。言いづらいことを笑いに変えながらおっしゃって、それで現場が和やかになっていて、すごく素敵だなと思いました。――座長がそう言ってくれると、皆さんも本音を言えるし、明るい雰囲気になりそうですね。余:そうですね。権力をかざすのではなく、静かなうちに親分になってくれている感じで、とても安心感がありました。香取:静かなる親分です!(笑)――香取さんは座長としてどんなことを意識されていたのでしょうか。香取:嫌な空気は嫌いだから、「何時までやるんだよ」とか言うのは嫌いなんですけど、「疲れた」をさわやかに言うのは面白いなと。本音の「疲れた」「眠い」というのを、「あ~疲れた!」「いや~眠いね!」って。それで雰囲気がよくなると言ってくれますが、僕は単純にそれが好きなんです(笑)――自分が好きとおっしゃいましたが、現場の空気が悪いのは嫌いということで、やはり全体のことを考えていらっしゃるんだなと。年齢や経験を重ねられて、そういう意識が増してきたのでしょうか。香取:それは子供の頃からですね。小学生のときからこの世界で働いていて、そうではない空気でいたいのかなと。――最後に、この作品に参加したことで気づけたことや学べたことをお聞かせください。余:いろんな形の愛があって、SNSのデスノートに発散したとしても、直接話し合ったり向き合って乗り越えていて、結局は根本に愛があるから解決していくことなんだなと。いろんな年代の人たちの悩みといっても、そこが一番大切なのだなと感じました。井之脇:若槻でいえばマリッジブルーになって悩んでいるというのは、自分の将来の不安でありつつ、相手ありきで悩んでいるという事でもあると思うんです。相手のことをそこまで深く考えられるって素敵なことだなと感じました。香取:言葉を声に出すことは大切だとずっと思ってきましたが、この作品を通じて改めて必要だなと思いました。裕次郎と日和ももうちょっと早くから声に出して思いを伝えられていたらここまでの状況にはなっていないのかなと。そういうときに愛を持ってさわやかに「疲れた~!」って言えたらいんじゃないでしょうか(笑)■香取慎吾1977年1月31日生まれ、神奈川県出身。1991年にCDデビューし、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。2017年9月に稲垣吾郎、草なぎ剛と「新しい地図」を立ち上げた。近年の主な出演作は、ドラマ『家族ノカタチ』(16/TBS)、『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(21/テレビ東京)、映画『ギャラクシー街道』(15)、『クソ野郎と美しき世界』(18)、『凪待ち』(19)など。また、スタイリスト・祐真朋樹氏と共にショップ「JANTJE_ONTEMBAAR」を展開。ルーヴル美術館で個展を開くなど、多岐にわたって活躍している。bayfm『ShinTsuyo POWER SPLASH』、ABEMA『7.2新しい別の窓』にレギュラー出演中。■井之脇海1995年11月24日、神奈川県出身。子役としてドラマ『柳生十兵衛七番勝負 最後の闘い』(06)でデビューし、映画やドラマ、CMなどで幅広く活躍。近年の出演作はドラマ『義母と娘のブルース』シリーズ、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(20)、『俺の家の話』(21)、『失恋めし』(22)、『ちむどんどん』(22)、映画『サイレント・トーキョー』(20)、『ONODA 一万夜を超えて』(21)、『ミュジコフィリア』(21)、『猫は逃げた』(22)など。10月21日よりTBS系列のドラマ『クロサギ』に神志名役で出演予定。■余貴美子1956年5月12日生まれ、神奈川県出身。劇団「東京壱組」の活動を経て、映画・ドラマへと活動の場を広げる。2008年度、毎日映画コンクール田中絹代賞受賞のほか、『おくりびと』(08)、『ディア・ドクター』(09)、『あなたへ』(12)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得するなど受賞歴多数。また19年には紫綬褒章を受章している。近年の主な映画出演作に、『後妻業の女』(16)、『シン・ゴジラ』(16)、『おもてなし』(18)、『ステップ』(20)、『総理の夫』(21)、『ノイズ』(22)、『冬薔薇』(22)などがある。(C)2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS
2022年09月24日●出産はやはり大変「それより怖いものは何もないという気が」モデルで女優、そして母親として子育てにも奮闘している山田優。公私共に充実しているに違いない山田は、年を重ねるごとに、より一層輝きを放つ。そんな山田のモットーは「いつも素直に自分らしくいること」だと言う。肩肘張らず、常に自然体な印象を受ける山田にインタビューし、仕事と子育ての両方について話を聞いた。9月3日に開催された「第35回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 AUTUMN/WINTER」(TGC)では、颯爽とランウェイを歩き、スポットライトを浴びた山田。「衣装とメイクをまとい、ステージに立つと、勝手に仕事のスイッチが入ります。TGCに参加するのは3年半ぶりでしたが、会場の熱気や見にきてくれた方々の熱い視線を久しぶりに体感できてすごく楽しかったし、気持ちよく歩かせていただきました」と笑顔を見せる。変わらぬ抜群のスタイルで観客を魅了したが、体型をキープする秘訣を尋ねると「毎日少しでもストレッチをやるとか、お風呂上がりにマッサージを欠かさずやるぐらいで、あとは“ながら運動”です。掃除しながら、ごはんを作りながら、足上げをしてみるとか。基本的に、毎日続けられないことはあまりしません」と、無理のない範囲で体を動かしているようだ。今年38歳になった山田。ファッションについては「30代後半になってからのほうが、いろんな挑戦ができるようになりました。例えば今まで苦手だった薄いパステルカラーの服も着るようになったし、どんどんファッションを楽しめるようになってきた感じです」と語る。モデル、女優として活躍しながら、今は子育てに主軸を置いた生活を送っている。そんな山田に、子育てで大切にしていることを尋ねると「子供たちの個性を伸ばすこと」だと明かしてくれた。「子どもがやりたいと言ったことは、とりあえずやらせてあげたいと思います。もちろんちゃんとダメなことはダメだと言ったり、怒ったりもすることもありますが、そういう時も、なぜダメだったのかという理由をきちんと言い聞かせて、必ずその日のうちに解決するようにします。次の日に引きずりたくないので」母になってからの変化についても聞くと「やはり自分自身が子供たちを守っていかないといけないと自覚するようになりました」と語る。「あとは出産ってやはり大変だなと。私の出産は何もかも軽いほうだったとはいえ、1人の体からもう1人の人間が出てくるという神秘的なことですし、それより怖いものは何もないという気がします。だからこそ、自分自身も強くなれたし、成長できたと思っています」そして、「元々の性格もあると思いますが、あまり考えず、のびのびと育てていければいいやと思いながらやっています。基本的には楽しみたいし、また、大変な時は『大変だ』と口に出し、みんなに支えられているなかでお仕事ができていると思っています」と周りの人々に心から感謝する。●モットーは「どんな時でもプラス思考に考えていくこと」今後、やってみたいことについて尋ねると「今はそんなにバリバリとお仕事ができる感じではないので、落ち着いたら、頑張っていきたいです。お芝居もまたやりたいし、モデルの仕事でも、カッコイイ撮影や面白いことができたらいいなと思いながら探しています」と力強く答えた。そんな山田が仕事をするうえでのマイルールを尋ねると「その日の自分をちゃんと100%出し切ること」だとキッパリ。「中途半端で終わらせたくないし、妥協はしたくないです。そういう風にしないと、あとから『やり残した』と気持ち悪くなるから」と、何事においても次の日にしこりを残さないようにしているそうだ。ちなみに、今回のTGCのテーマは「GOING MY RUNWAY」、すなわち“私らしさ”だったが、山田が常に大切にしている信条は「どんな時でもプラス思考に考えていくこと」だという。「生きていくうえで、もちろん嫌なこともたくさんあります。私だってこういうことって好きじゃないなとか、この仕事は気が進まないなと思うこともありますが、そういった要素もすべてプラスに変えていけたらいいなと。例えばこの仕事をやれば、この人に会えるからラッキー! と思うとか、ちょっと考え方をプラスに変えるだけで、いい方向に進むのかなと。そうやって日々を過ごせていけたらいいなと思っています」山田からあふれでる美しさは、外見だけではなく、内からあふれ出ているものなのだと改めて実感。今後も、たくさんの経験を経て、心身ともに磨かれていく山田優に期待せずにはいられない。■山田優1984年7月5日生まれ、沖縄県出身のモデル、女優。ファッション誌『CanCam』の専属モデルを務めた後、女優としても活動の幅を拡大。主な出演ドラマは『ショコラ』(08~09)、『崖っぷちのエリー~この世でいちばん大事な「カネ」の話~』(10)、『VISION-殺しが見える女-』(12)など、主な出演映画は『The焼肉ムービー プルコギ』(07)、『劇場版 カンナさん大成功です!』(09)や『新宿スワン』シリーズなど。
2022年09月16日映画『燃えよ剣』(10月15日公開)の完成披露イベントが9日に都内で行われ、岡田准一、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、尾上右近、山田裕貴、伊藤英明、原田眞人監督が登場した。同作は岡田演じる土方歳三を主人公に、新選組志士たちの人生と激動の幕末を描く。『関ヶ原』(17)、『日本のいちばん長い日』(15)などで知られる原田眞人監督が、司馬遼太郎の同名小説を原作にメガホンを握り、新選組局長・近藤勇を鈴木亮平、美しき剣士・沖田総司をHey! Say! JUMP・山田涼介が演じる。新撰組を演じての苦労を聞かれると、岡田は「メンバーが本当の隊士のようにチームワークが良くて、誰かが悩んでたら鈴木くんが食事に連れてくとか」と振り返り、鈴木は「局長ですから」とニヤリ。岡田は「新撰組が成り上がっていく中で、山田(涼介)くん演じる沖田はフラットでずっと変わらないということも心がけて距離を取ってくれたんだろうし、本当にその場にいる人たちのような空気感が現場でも作れていた。原田監督の"場作り"というのがすごくある現場で、助けられて演じることができました」と感謝した。原田監督が岡田について「弱く見せなきゃいけないところを苦労してた」と指摘すると、岡田は「最近すごい強いみたいなこと言ってるけど、そんなことないですよ」と苦笑し、鈴木は「強いですよ、岡田さん。我々みんな知ってますよ!」とツッコむ。岡田はアクションも付けていたが、山田涼介は「急遽決まった3人で手合わせをするというシーンがあって、岡田さんとたまたまサウナで一緒になったら、サウナで一生懸命考えられてたので、大変なんだなと思いました」と明かした。サウナでは裸で山田に「ちょっと手を貸して!」と言いながら動きを考えていたというが、岡田は「それも鈴木くんが悪いんですよ」と、鈴木が岡田&山田涼介のシーンを見て「俺もやりたい」と言ったことから生まれたシーンであることを説明。鈴木は「うらやましかったんですよ。土方と沖田がずっと仲良しそうで、じゃれ合うような組み手してるのを見て。結果、裸で考えることになったんですね」と苦笑する。そのシーンは予告映像にも採用されており、原田監督は「近藤局長からのそういう意見が出たら、採用しないわけにはいかない。3人の関係性があれで生きるなと思ったので好きなシーンです」と喜んでいた。最後に「最近一番熱く燃え上がったこと」を聞かれた岡田は、「今日ですね。W山田がそろった……」と答え、山田涼介&山田裕貴から「そこですか!?」と驚かれる。岡田は「2人はどういう感じで話してるの? 個人的には燃えてる」と発言し、山田裕貴が「ゲームの話とか……」、山田涼介が「裕貴くんとは呼んでます」と説明し、連絡先も交換していることがわかると、岡田は「聞けて良かったです」と満足そうにしていた。
2021年09月09日画家ジュゼップ・バルトリは1910年生まれのスペイン人。風刺漫画家でありながらスペイン内戦時代の20代の頃は共和国軍の一員として戦う。’45年にはNYに渡り、マーク・ロスコやウィレム・デ・クーニングらとも交流。雑誌『ホリデイ』『サタデー・イブニング・ポスト』のイラストを手掛け、芸術家としての名声を確立した人物だ。そんな彼が30代の頃に体験したフランスの強制収容所での実話をアニメ化した映画『ジュゼップ 戦場の画家』が今、話題を呼んでいる。1939年2月、スペイン内戦の戦火を逃れようと、隣国フランスには大勢の難民が押し寄せていた。しかしフランス政府によって強制的に収容所に閉じ込められた彼らは、劣悪な環境のもとで寒さや飢え、病気に苦しむことに。難民の一人だったジュゼップは、建物の壁や地面に黙々と絵を描き続けた。若きフランス人憲兵セルジュは、そんなジュゼップに鉛筆と紙を与え、二人は固い友情で結ばれていくが……。フランス人憲兵の監視下に置かれ、理不尽な暴力を受けていた難民の姿を描くとともに、ジュゼップと心優しき新米憲兵セルジュが織りなす友情が胸を打つ。また実際にジュゼップが描いた絵は、収容所の凄惨な日常を後世へと伝える貴重な記録にもなった。フランス出身のイラストレーターである監督のオーレル氏は、ジュゼップのスケッチに衝撃を受け、彼を「レジスタンスとジャーナリストの精神を持ち合わせた人物」と心からの賛辞を送る。人間の尊厳が容赦なく踏みにじられる極限状態の中でも希望を捨てず、ペンを執り続けたアーティストの生き様を伝えるには、動きやリズム、音響を備えたアニメーションが必要だと、自らの手で10年をかけて映画化した。世界中に祖国を失った難民があふれ、人権問題もクローズアップされている現代社会を映しているともいえる本作は、映画ファンはもちろん、ジャーナリストや美術関係者、アニメファンからも称賛の声が。“生きる”という本質的なテーマを肉筆感溢れるスケッチで紹介した映像は、私たちの心に迫ってくるはずだ。『ジュゼップ 戦場の画家』監督/オーレル脚本/ジャン=ルイ・ミレシ。2020年、カンヌ国際映画祭正式出品。アテネ国際映画祭観客賞、脚本賞ほか、数多くの賞を受賞。8月13日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開。©Les Films d’Ici Mediterranee – France 3 Cinema – Imagic Telecom – Les Films du Poisson Rouge – Lunanime – Promenons – nous dans les bois – Tchack – Les Fees Speciales – In Efecto – Le Memorial du Camp de Rivesaltes – Les Films d’Ici – Upside Films 2020※『anan』2021年8月11日‐18日合併号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年08月16日2012年からNHK BSプレミアムで放送されている『岩合光昭の世界ネコ歩き』。世界中の愛くるしいネコたちの一瞬の動きや表情、ネコを通して見える素敵な世界は、9年間にもわたりネコ好きな人々の心を鷲掴みにしてきた。そのロケ中に撮影された写真209点を紹介するのが本展『写真展 岩合光昭の世界ネコ歩き』だ。「本展は番組開始3年の節目から企画されていたもの。当館では美術館をより身近で楽しい場所だと感じてもらえる企画に力を入れているのですが、本展はその意図にふさわしく、6年間も練り上げ今年開催できる運びになったのです」(東京富士美術館学芸員・西野正恵さん)動物写真家の岩合光昭氏は19歳の時に、父・岩合徳光氏に同行したガラパゴス諸島でその大自然を目の当たりにして父と同じく動物写真家を志し、1979年には「海からの手紙」で第5回木村伊兵衛写真賞を受賞。世界的に知られる『ナショナルジオグラフィック』の表紙を2度飾るなど、その作品は国内外で高い評価を得ている。大自然に育まれた野生動物の姿を追う一方で、人々の暮らしの傍らで飄然と逞しく生きるネコにも眼差しを向け、その何気ない一瞬をとらえた写真は、多くの人々の心を惹きつけてきた。本展では、パリに始まり、欧州、アフリカ、南北アメリカ、アジア、最後に沖縄と世界15地域を取り上げ、ネコをテーマにほぼ地球を一周する構成に。これは番組で放送された地域の中から、視聴者に人気のあった地域や特徴的なネコ、岩合氏のお気に入りのネコが登場する地域が選ばれた結果だという。会場では各地の雰囲気に合わせた展示空間の演出にもこだわり、ネコを通じて土地の人や風景が楽しめる。さらに岩合氏のネコへの愛情を深く感じられるよう、ネコに向けて彼が語った印象的な言葉を各所で紹介する。「ネコを美しく撮るためには背景となる土地の風土が大切。だから常に背景を気にしながら撮っている」と岩合氏。厳しい環境にあっても一生懸命生きようとする健気な姿、生命力の強さ、子育てに奮闘する母ネコの母性など、どんな情勢にも負けない世界のネコの姿は、見ている私たちを勇気づけてくれるはずだ。たとえブタでも、私はあなたが大好き。グァランゲティ♂(生後5か月)とブタのローリー♀(生後6か月) ウルグアイ ©Mitsuaki Iwagoハワイでバカンスを楽しんだ二匹の思い出。ラバ♀(2歳半)とイヌのスヌーピー♀ ハワイ ©Mitsuaki Iwago夜市にも臆せず出かける招きネコ。台湾 ©Mitsuaki Iwagoアパルトマンからの景色がお気に入り。ソシソン♂7歳 パリ ©Mitsuaki Iwago『写真展 岩合光昭の世界ネコ歩き』東京富士美術館東京都八王子市谷野町492‐16月1日(火)~8月29日(日)月曜(8/9は開館)、8/10休一般1000円ほかTEL:042・691・4511緊急事態宣言延長にともない、6月1日(火)より当面の間、時間短縮の措置により、以下の時間で開館しています。詳しい情報は公式HPでご確認ください。開館時間:10:00-16:00(15:30受付終了)休館日:月曜日※『anan』2021年6月2日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年05月31日2011年から2018年まで週刊ヤングジャンプで長期連載されたダークファンタジー『東京喰種トーキョーグール』シリーズで、鮮烈なデビューを飾った漫画家・石田スイ。人の姿をしながら人肉を喰うことで生きる「喰種(グール)」が蔓延する現代の東京を舞台に、互いの種の存続をかけた戦いを通して、生や正義とは何かを問いかけた本シリーズ。全世界累計発行部数が4700万部を超える世界的な人気作だ。映像や音楽と一体となった空間で、石田スイの制作過程を追体験。©Sui Ishida/SHUEISHAそんな石田氏初の大規模展覧会「石田スイ展[東京喰種(トーキョーグール)▶JACKJEANNE]」が始まった。テーマは、“石田スイの世界を追体験、~ゼロから作品が生まれるまで~”。会場では『東京喰種トーキョーグール』シリーズに加え、今年3月に発売されるNintendo Switch用新作ゲーム『ジャックジャンヌ』の2作品に焦点を当て、石田作品の制作過程を、多数のイラストや資料を通して紹介。さらに初期作品であるアナログ原稿やネームも初めて公開される。注目は石田氏が原作、キャラクターデザイン、シナリオを務めた初めてのゲーム『ジャックジャンヌ』。これは男性が男女両役を演じる「ユニヴェール歌劇学校」で、女性であることを隠して入学した主人公・立花希佐が、仲間たちとの絆を深め、時に競い合い、主役になることを目指す少年歌劇シミュレーションゲームだ。ゲーム内の立ち絵やイベントイラストは全て石田氏の描きおろし。ストーリーは小説20冊分を超える大ボリューム、しかもメインシナリオはフルボイスで、豪華仕様だと前評判も高い。そんなファン待望作品のキャラクター設定や楽曲等の制作過程を各分野のクリエイターたちによるコメントとともに紹介することで、石田氏の作品創作の過程を辿ることができるのも魅力の一つだ。会場に一歩足を踏み入れると、まずはイントロダクションとして17台のモニターにより『東京喰種トーキョーグール』の世界感を表現したビデオコラージュ映像が目に飛び込む。ここで用いられている楽曲はTVアニメ主題歌「unravel」をヨルシカのn-buna(ナブナ)氏がリミックスした新バージョン。ワクワク感をさらに盛り上げる。音楽と展示作品、そして造形までもが融合した会場では、文字通り石田氏の世界を追体験できるような趣向があちこちに。石田ファンならずとも見逃せない内容だ。石田スイ展[東京喰種▶JACKJEANNE]池袋・サンシャインシティ 展示ホールA東京都豊島区東池袋3-1-3開催中~3月7日(日)13時~20時(土・日・祝日10時~。入館は閉館の30分前まで)全日日時指定制ローソンチケットで発売中。一般2000円ほか。TEL:03・3535・7815※『anan』2021年2月17日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年02月16日ユニクロや楽天グループ、セブン-イレブン・ジャパンなどのデザインを手掛け、今や日本を代表するクリエイティブディレクターとなった佐藤可士和さん。そんな彼が自身初、国立新美術館での個展「佐藤可士和展」を開催する。佐藤可士和の美意識の神髄に迫る展覧会。「国立新美術館からオファーをいただいたのがきっかけです。デザインの展覧会を国立の美術館でやることはたいへん意義深いですし、なんといっても2007年の開館時に僕がシンボルマークをデザインした非常に思い入れのある美術館で大規模な個展ができて、とても嬉しいです」今回は過去の膨大な作品の中から約50のプロジェクトを厳選。その多くは、デザインの力でなんらかの新しい挑戦を試みているものだ。「僕が小学5年生の時に描いた『宇宙』という作品から展覧会が始まります。そこから最新のアートワークまで、ほぼ時系列に僕の歩んできた道が辿れる趣向に。プロジェクトの規模はどんどん大きくなっていますが、子供の頃から大切にしていることはあまり変わっておらず、本展で僕の美意識の根底に流れるものも感じていただければ幸いです」特に今回は自身で手掛けたという空間演出も見どころのひとつ。例えば「THE LOGO」のコーナーには、キャンバスに3.5mもあるユニクロのロゴや、実際のタオルで織られている今治タオルのロゴなど、そのブランドの特性を表現する素材でロゴをオブジェ化。20m角の大空間の中に並ぶ巨大なロゴは、ロゴの存在感や重要性を改めて感じられるインスタレーションに。また「UNLIMITED SPACE」は、楽天のテクノロジーをテーマに、佐藤さんと楽天デザインラボ、楽天技術研究所とが共同で作り上げたインタラクティブ作品。展示空間に足を踏み入れると、その動きに反応して楽天で検索されている単語が続々と投影され、一人ひとりの人型を形成するというもの。私たちの体の動きと楽天のデータ世界が可視化される空間演出など、様々なメディアを駆使した空間にはサプライズが満載だ。また今回は、和紙に描かれた岩絵の具のドローイングなど、画才を感じさせる新作も披露される。「デザインとはソリューション。社会の中の問題を一つひとつ解決するプロセスこそがデザインの正体」と言う佐藤さん。彼が30年にわたり、様々な仕事で考えてきた問題解決の方法を、本展ではエンターテインメントの要素も交えて、惜しみなく紹介している。1.「日清食品関西工場」トータルプロデュース2019年滋賀県にオープンした日清食品の工場は、建物を見ただけでそれとわかる象徴的なデザイン。2.グローバル旗艦店「ユニクロ ソーホー ニューヨーク店」屋外広告(工事中店舗の仮囲い)2006年NYにある『ユニクロ』旗艦店。カタカナを使用したスクエアなロゴやシンプルな建物はもはや世界のブランドとして浸透。3.「宇宙」1975年色紙のコラージュ38×53.5cm佐藤氏が小学生の時に描いた作品も本邦初公開。すでに才能の片鱗が!国立新美術館東京都港区六本木7-22-2開催中~5月10日(月)10時~18時(入場は閉館の30分前まで)火曜(2/23、5/4は開館)、2/24休全日日時指定制一般1700円ほかTEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)さとう・かしわ1965年、東京都生まれ。博報堂を経て2000年「SAMURAI」設立。最新著書『佐藤可士和の対話ノート』(誠文堂新光社)発売中。※『anan』2021年2月17日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年02月14日1990年代に『週刊少年ジャンプ』で連載され、累計発行部数は7200万部超え。アニメ化、実写映画化もされた大ヒット漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』。時代の変化に苦しみつつも自分の信念を貫き、幸せとは何かを模索する主人公・緋村剣心。その生き方や本作に描かれる普遍的なテーマが、価値観の大きく変わる現代にも通じる人生の指針になるはずだと、満を持して「25周年記念 るろうに剣心展」が開催される。描きおろしの原画に加え、無鑑査刀匠が作った逆刃刀も登場。かつてない規模の直筆原稿やカラー原画を展示するほか、現在連載中の続編「北海道編」や、メディアミックス展開がなされた作品も紹介。特筆すべきは、本展に合わせ作者・和月伸宏氏が特別に描きおろした二枚一対の《剣闘図》。剣心と宿敵・志々雄真実の闘いを、作者ならではの躍動感あふれる筆致で描いた直筆原画となる。この作品にふさわしく、場内は燃え盛る炎をイメージした演出に。さらに後期には、岐阜県・関の無鑑査刀匠・尾川兼國氏が作品を元に作り上げた、実物の刀剣「逆刃刀・真打」も登場する。「逆刃刀・真打」 所蔵・写真提供:博物館明治村(後期から展示予定)「25周年記念 るろうに剣心展」東京ドームシティGallery AaMo東京都文京区後楽1-3-611月22日(金)~3月7日(日)(前期~2/10、後期2/11~。一部展示入れ替えあり)11時~19時(土・日・祝日と1/22は10時~。入場は18時半まで)会期中無休一般1600円ほか※完全日時指定制ローソンチケットのみでの販売。東京ドームシティ わくわくダイヤル TEL:03・5800・9999「25周年記念 るろうに剣心展」キービジュアル ©和月伸宏/集英社※『anan』2021年1月27日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年01月26日アートディレクター、デザイナーとして多岐にわたる分野で新しい時代を切り開きつつ世界を股にかけ活躍した石岡瑛子。彼女の世界初となる大規模回顧展『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』が開催される。1992年公開のハリウッド映画『ドラキュラ』の衣装を手がけアカデミー賞を受賞。また2008年の北京五輪では開会式の衣装を担当。マイルス・デイビスやビョークら、世界の一流アーティストたちから愛された彼女の仕事と人生を総覧する内容だ。彼女の才能は、資生堂に入社し1年目ですぐに開花する。社会現象となったサマー・キャンペーンポスターをはじめ、独立後もパルコや角川書店などの数々の歴史的な広告で快進撃を続けた。拠点をNYに移した’80年代以降は映画やオペラ、サーカス、演劇、PVなど様々な分野でその才能を遺憾なく発揮し続けた。その活躍を支えたのはデザインを生み出すまでの徹底した調査や、たった1ミリという細部にまでこだわる姿勢。完璧主義を貫く彼女の制作現場は常に緊張の糸が張りつめ、刃物のような立ち振る舞いだと彼女を揶揄する者もいた。そんな声を意に介さず「デザインはタイムレスでなければ。何十年後かに見た時、古くてはならない」「時代を生き残ってゆくために必要なのは自分の内から湧き上がるオリジナリティ」「創造のゴールは国を超え、人種を超え、性別を超えたところに存在する」と哲学を持ち、生涯仕事に邁進した。本展では、「Timeless:時代をデザインする」「Fearless:出会いをデザインする」「Borderless:未知をデザインする」の3部で会場を構成。’60~’70年代の広告の仕事や、石岡のデザインプロセスを示す膨大な資料、ハリウッドをはじめとする世界各国のアーカイブから集められた映画&舞台衣装を展示する。「表現者にとって一番大切なのは鍛錬」とバイタリティの塊のような生涯を送った彼女。その人生と言葉には、人を前に向かせる力がみなぎっている。石岡瑛子とは…「すごい日本人」と、世界が称賛した人物。1938年、東京都生まれ。東京藝術大学美術学部卒。アートディレクターとして資生堂、パルコ、角川書店などの広告でセンセーションを起こす。1980年代からはNYを拠点に幅広いプロジェクトを手がけアカデミー賞、グラミー賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、カンヌ国際映画祭芸術貢献賞を受賞。紫綬褒章受章。2012年、すい臓がんで永眠。石岡瑛子1983年 Photo by Robert Mapplethorpe ©Robert Mapplethorpe Foundation. Used by permission.’79年に制作されたPARCOのポスター「西洋は東洋を着こなせるか」は、無国籍で鮮烈なイメージ。高度成長期の日本において世界に目を向けたメッセージ性が注目を集めた。石岡瑛子ポスター『西洋は東洋を着こなせるか』(パルコ、1979年)アートディレクションシルク・ドゥ・ソレイユ『VAREKAI』の衣装。危険極まりなく見えても、絶対安全を確保できる魔法のコスチュームをデザインした。石岡瑛子コンテンポラリー・サーカス『ヴァレカイ』(シルク・ドゥ・ソレイユ、2002年)衣装デザイン Director:Dominic Champagne/Director of creation:Andrew Watson/Set designer:Stephane Roy/Courtesy of Cirque du Soleil『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』東京都現代美術館 企画展示室1F/B2東京都江東区三好4‐1‐1開催中~2021年2月14日(日)10時~18時(入場は閉館の30分前まで)月曜(11/23、1/11日は開館)、11/24、12/28~1/1、1/12休一般1800円ほかTEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)※『anan』2020年11月25日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2020年11月24日「翻訳とはコミュニケーションのデザインである」。そんな考えがテーマの展覧会「トランスレーションズ展―『わかりあえなさ』をわかりあおう」が今、話題を集めている。本展のディレクターで情報学研究者のドミニク・チェン氏は、日本、台湾、ベトナムの血を引くフランス人。幼少期は50か国以上から学生が集まるインターナショナルスクールに通い、日常的に翻訳とともに過ごした経験から、うまく言い表せないもどかしさを痛感してきたと語る。「コミュニケーションの根本には“わかりあえなさ”が横たわっている。翻訳によってこぼれ落ちてしまう意味もたくさんあるが、その面白さや豊かさをもっと知ろう。本展の副題にはそんな意味が含まれています」会場では、様々な分野から集まった21作品をキーワード別に、7ゾーンに分けて紹介。その内容は言葉の翻訳を超え、アートやデザイン、身体表現、動物や微生物との対話にいたるまで、多種多様な翻訳スタイルを紹介。例えば「ことばの海をおよぐ」ゾーンでは、自分が叫んだ言葉が一瞬にして世界中の言語に翻訳されるインスタレーションが登場。画面の大小はその言語を話す世界人口の数を示しており、日本のことわざなども絶妙に翻訳してくれる様子に圧倒される。一方「異種とむきあう」ゾーンでは、特殊な香水を使ってサメと人間が恋愛できるか実験した作品や、ぬか床の様子を様々なセンサーで読み取り、「そろそろかき混ぜたら?」「ちょうどいい具合に漬かっているよ」など微生物の言葉を翻訳し、対話できるロボットも。他に植物の気孔の動きを読み取って、植物の言葉を理解しようと試みた作品など、実験的かつユーモア溢れる展示が満載で、実に興味深い。「作品には相手の気持ちを汲み取ろう、ケアしようという想いが共通している」とチェン氏。世界中で分断が進む今、コミュニケーションの本質について考える好機になりそうだ。マイクに向かって話すと、23か国語に翻訳!Google Creative Lab+Studio TheGreenEyl+ドミニク・チェン《ファウンド・イン・トランスレーション》は、翻訳の結果だけではなく、機械が言葉を発見していくプロセスを可視化する。異なる動物と愛しあえる?サメを誘惑する香水。長谷川愛の《Human X Shark》は、異種間の愛について考える作品。ダイビングスーツにサメが好む美味しい香りをつけて引き寄せ、「匂い」を用いてオスを性的に惹起する実験をレポート。植物の葉にある唇から声なき声を読み取る。シュペラ・ピートリッチの作品《密やかな言語の研究所:読唇術》。まるで動物の唇のように開閉する植物の気孔を唇に見立て、読唇術や人工知能を使い、植物の言葉を解読する。「トランスレーションズ展―『わかりあえなさ』をわかりあおう」21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2東京都港区赤坂9‐7‐6東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内開催中~2021年3月7日(日)11時~18時30分(土・日・祝日10時~。入場は閉館の30分前まで)火曜(2/23は開館)、12/26~1/3休一般1200円ほか※事前予約制TEL:03・3475・2121※『anan』2020年11月18日号より。写真・北尾 渉文・山田貴美子(by anan編集部)
2020年11月13日女優の山田杏奈が、自身初のカレンダー『山田杏奈2021年 インテリアカレンダー』(アミューズ 3,000円)を12月に発売する。MBS・TBSドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』で主演を務め、6日には主演映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』が公開されるなど、話題を集める山田が2021年1月8日に20歳を迎えることを記念に制作が決定。“1年間 部屋も心も豊かに過ごす”をテーマに、中央に四角い窓が空いた16枚のシートと合わせて使用する16枚のシート、両面印刷の全32枚が透明スリーブに収められた特殊な仕様のカレンダーは、シートの組み合わせにより600通り以上のレイアウトを楽しむことができる。四角い窓から山田が覗いているようにセットすることも可能で、インテリアグッズとしても使用できることから「インテリアカレンダー」と名付けられた。撮影にはフィルムカメラも使用され、無邪気でポップなイメージや、シックでぐっと大人っぽいイメージなど、様々な山田の表情が収められている。また、1月から12月までをデザインした『山田杏奈 スペシャルバースデーシート』(12種 アミューズ 600円)も合わせて販売。山田の直筆プリントの誕生日祝いコメントが入っており、カレンダーに追加してセットすることで、誕生日仕様のスペシャルなレイアウトを作ることが可能。山田は今回のカレンダーについて「カラフルな背景の中で色々遊んでます。沢山のスタッフさんのこだわりの詰まった楽しい撮影でした」と撮影を振り返り、「2021年、みなさんの毎日に少しでも色を添えられたらいいなと思って作りました」と意気込みを語った。
2020年11月12日2018年5月からリバプールで開催され、好評を博した展覧会『DOUBLE FANTASY-John & Yoko』が、ジョン・レノン生誕80年を迎える誕生日から東京でスタートする。ジョンの故郷リバプールでは会期を7か月も延長し、70万人を動員するほど話題になった本展。ジョンとヨーコの物語を彼らの言葉や作品、ヨーコ所有の貴重なプライベートコレクションによって辿っていく回顧展だ。ジョン・レノンとオノ・ヨーコ、影響を与えあった二人の軌跡を辿る。Photo by Iain Macmillan ©Yoko Ono展示はそれぞれの生い立ちから時系列に沿って進む。二人の出会いは1966年にロンドンの画廊インディカ・ギャラリーで開催されたヨーコの個展。当時と同様、会場には彼女の作品《天井の絵》《釘を打つための絵》《リンゴ》を再現する。ジョンが感銘を受け、ヨーコに惹かれるきっかけとなった天井の「YES」を見つけた瞬間など、二人の感動を追体験できるはずだ。また東京展では、たびたび訪れていた軽井沢での家族写真や愛用の洋服なども初めて公開。《WABISABI(侘び寂び)》や《AMAI、SUPPAI、SHOPPAI、KARAI、NIGAI(甘い、酸っぱい、しょっぱい、辛い、苦い)》など、ローマ字で書き込まれたジョンの日本語練習スケッチブックの原画も登場。他にも二人の肉声が収録された復刻インタビュー盤が会場限定で販売されるなどファン垂涎の品が満載だ。ジョンの日本語練習スケッチブック ©Yoko Ono Lennon「イマジン」手書きの歌詞 ©Yoko Ono『DOUBLE FANTASY-John & Yoko』ソニーミュージック六本木ミュージアム東京都港区六本木5-6-2010月9日(金)~2021年1月11日(月)10時~18時(金・土曜、1/11は~20時。入場は閉館の30分前まで)12/31、1/1休一般当日券2600円ほか※ローソンチケットにて販売※『anan』2020年10月14日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2020年10月13日俳優として活躍している山田裕貴(やまだ・ゆうき)さん。その端正な顔立ちと高い演技力で、多くの人から支持されています。そんな山田裕貴さんのインスタグラムについて、さまざまな情報をご紹介します!山田裕貴がインスタライブで弾き語りを披露し、大反響山田裕貴さんが、2020年5月10日にインスタライブを行い、その様子をアーカイブで公開しました。インスタライブでは、山田裕貴さんがビートたけしさんの楽曲『浅草キッド』を弾き語りで披露。大きな反響を呼びました。 この投稿をInstagramで見る 山田裕貴(@00_yuki_y)がシェアした投稿 - 2020年 5月月10日午前6時22分PDT山田裕貴さんの素敵な歌声に魅了されたファンも多く、次のようなコメントが寄せられています。・歌もギターも上手で、本当にかっこいい!・裕貴くんってギターの弾き語りができるんだ!すごい。・ギターを弾いてる裕貴くん、めっちゃ素敵。また、山田裕貴さんはこの日のインスタライブで、俳優・お笑いタレントの安井順平さんとトークを行い、ファンから「楽しかった!」と声が上がるほど大好評だったようです。山田裕貴のインスタは魅力的な写真がいっぱい!山田裕貴さんのインスタグラムには、魅力的な写真が多数投稿されており、更新を楽しみにしているファンも多いようです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 山田裕貴(@00_yuki_y)がシェアした投稿 - 2020年10月月10日午前2時20分PDT この投稿をInstagramで見る 山田裕貴(@00_yuki_y)がシェアした投稿 - 2020年 5月月10日午前3時39分PDT この投稿をInstagramで見る 山田裕貴(@00_yuki_y)がシェアした投稿 - 2020年 1月月10日午前3時16分PST この投稿をInstagramで見る 山田裕貴(@00_yuki_y)がシェアした投稿 - 2020年 9月月6日午前2時19分PDT この投稿をInstagramで見る 山田裕貴(@00_yuki_y)がシェアした投稿 - 2019年12月月15日午後6時50分PSTまた、共演者との写真もたびたび投稿しており、ファンの目を楽しませています。 この投稿をInstagramで見る 山田裕貴(@00_yuki_y)がシェアした投稿 - 2020年 7月月22日午前6時16分PDT この投稿をInstagramで見る 山田裕貴(@00_yuki_y)がシェアした投稿 - 2020年 1月月12日午前4時28分PST この投稿をInstagramで見る 山田裕貴(@00_yuki_y)がシェアした投稿 - 2020年 4月月15日午前4時21分PDT この投稿をInstagramで見る 山田裕貴(@00_yuki_y)がシェアした投稿 - 2019年12月月12日午前4時53分PST山田裕貴はドラマのインスタでもかっこいい!山田裕貴さんは、出演した作品の公式インスタグラムにもたびたび登場しています。こちらは、2020年1~3月にかけて放送されたドラマ『ホームルーム』(毎日放送)の公式アカウント。同作で、山田裕貴さんは主人公・愛田凛太郎役を演じました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る ホームルーム【ドラマ特区公式】(@homeroom_drama)がシェアした投稿 - 2019年11月月27日午後7時38分PST この投稿をInstagramで見る ホームルーム【ドラマ特区公式】(@homeroom_drama)がシェアした投稿 - 2019年12月月2日午後11時11分PST この投稿をInstagramで見る ホームルーム【ドラマ特区公式】(@homeroom_drama)がシェアした投稿 - 2019年11月月25日午後2時32分PST次は、2018年1~3月にかけて放送されたドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)に出演した時の山田裕貴さんです。同作で、山田裕貴さんは黒井由伸役を演じました。 この投稿をInstagramで見る 【公式】ホリデイラブ2018年1月期(@holiday__love)がシェアした投稿 - 2018年 3月月12日午前2時00分PDT この投稿をInstagramで見る 【公式】ホリデイラブ2018年1月期(@holiday__love)がシェアした投稿 - 2018年 1月月23日午後4時55分PST この投稿をInstagramで見る 【公式】ホリデイラブ2018年1月期(@holiday__love)がシェアした投稿 - 2018年 2月月7日午前1時31分PST この投稿をInstagramで見る 【公式】ホリデイラブ2018年1月期(@holiday__love)がシェアした投稿 - 2018年 1月月9日午後10時59分PST山田裕貴ってどんな人?2011年に、特撮テレビドラマ『海賊戦隊ゴーカイジャー』(テレビ朝日系)で俳優デビューした山田裕貴さん。2012年にはドラマ『ボクらが恋愛できない理由』(テレビ東京系)でドラマ初主演、2014年には映画『ライヴ』で映画初主演を飾りました。以降は、ドラマ『ホテルコンシェルジュ』(TBS系)や『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』シリーズ(日本テレビ系)、『3人のパパ』(TBS系)、『僕たちがやりました』(フジテレビ系)、『ホリデイラブ』、『特捜9』シリーズ(テレビ朝日系)、『SEDAI WARS』(TBS系)、連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)など、数多くのドラマに出演。最近では、2020年10月放送開始のドラマ『先生を消す方程式。』(テレビ朝日系)に、頼田朝日役で出演しています。 この投稿をInstagramで見る ■#田中圭 主演の怒涛の学園サスペンス。#山田裕貴 の出演が決定! 田中圭が1年ぶりに『土曜ナイトドラマ』枠に主演、しかも #鈴木おさむ 氏によるオリジナル脚本作品ということでスタート前から大きな注目を集めている、『#先生を消す方程式。』。 田中が“恐怖の進学校教師”という役柄で新境地に挑む、この学園サスペンスに山田裕貴が出演することが決定しました! 本作では、田中演じる教師・義澤経男(よしざわ・つねお)が受け持つ3年D組の副担任・頼田朝日(よりた・あさひ)を演じます! ■山田裕貴が田中圭に寄り添う…!? さわやかな副担任役を熱演!! 義澤が担任を務めることになった3年D組は成績優秀者が集められているものの、担任になった教師が皆、短期間でメンタルを蝕まれ、次々退職していくという問題を抱えるクラス。実は、反抗的な生徒たちが中心となって、大人を追い詰め、教師が壊れていく姿をゲームのように楽しんでいたのです! 何度も担任教師が教室から去っていくのを見てきた朝日は、義澤も同じ道をたどるのではないかと心配。さわやかな好青年で生徒たちから慕われる朝日は、そんな義澤に寄り添う、心強い存在となります。 ■「圭さんを支えて絶対、面白い作品にしたい!」山田裕貴が全力投球宣言! 2人の“わちゃわちゃ”したやりとりが清涼剤に!? “鈴木おさむワールド”がさく裂する脚本を手にした山田は「ドラマの概念をぶっ壊すような面白いことが出来るんじゃないか、という気がしています。これまでにない演技のアプローチをしたい!」と、早くも興奮気味! また、さっそく本作について田中と意見を交わし、演技プランを練っていることも告白。「朝日が副担任として義澤先生をバックアップするように、僕もいろんな面で圭さんを支えていきたいですし、絶対、面白い作品にしたい! 圭さんのドラマに対する熱意と同じくらい熱い気持ちを僕も持っているので、何としても“バズる”ドラマにします!」と力強く宣言しています。 劇中でも義澤と朝日はすぐ打ち解け、仕事終わりに2人で食事に行く場面も描かれます。本作は強烈なシーンが続くハードなサスペンスとなっていますが、ところどころで挿入される義澤と朝日の“わちゃわちゃ”としたやりとりがドラマの中で一服の清涼剤のごとく、視聴者の心を和ませるはず。若手実力派として評価の高い山田が本作でどんな演技を披露していくのか、目が離せません! なお、本作から『#土曜ナイトドラマ』はよる11時からスタートとなり、放送枠も30分に変更。怒涛の展開で、より濃密なドラマをお届けしていきます。その先陣を切る『先生を消す方程式。』に、ぜひご期待ください! #先生を消す方程式。 #土曜ナイトドラマ #10月31日 #よる11時スタート 土曜ナイトドラマ『先生を消す方程式。』テレビ朝日公式 (@senkesu5)がシェアした投稿 - 2020年 9月月17日午後2時12分PDTまた、山田裕貴さんは映画『ストロボ・エッジ』や『闇金ドッグス』シリーズ、『ふきげんな過去』、『青空エール』、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』、『亜人』、『万引き家族』、『嘘八百 京町ロワイヤル』など、多数の映画にも出演。その抜群の演技力で、多くのファンを魅了しています。山田裕貴さんのこれからの活躍も応援しています!山田裕貴が『モニタリング』で見せた姿に「純粋すぎる…!」明かした恋愛観とは?[文・構成/grape編集部]
2020年10月13日歴女はもちろん、戦国通も茶道ファンも!華麗な桃山文化の美術品に注目した、特別展『桃山─天下人の100年』。政治史における安土桃山時代とは室町幕府滅亡から江戸幕府開府までの、わずか30年間。織田信長と豊臣秀吉が政権を握っていたこの時代には南蛮文化が伝わり、ヨーロッパの美術品が本格的に日本に流入。日本美術史上もっとも豪華絢爛な時代として知られている。そんな激動の時代に花開いた桃山美術に注目した本展。室町末から江戸初期に至る100年間の美術作品約230件を展示。美術品から日本美術の流れを知るのが狙いだ。まず注目したいのが絵画。狩野永徳や長谷川等伯らによる障屏画を大々的に紹介。さらに桃山時代前後の作品も加える本展ならではの趣向も。例えば室町後期の禅宗寺院の大画面障壁画や洛中図は格式高く、安土桃山時代後の近衞信尹(のぶただ)や俵屋宗達らの作品は優美で自然な調和を重んじている。100年間という時の流れの中、時代を映した日本画の画風の変化を比較できる試みだ。また桃山文化と聞いて外せないのが茶の湯の発展。こちらも千利休から古田織部に至るまで、時の人とともに育まれていった精神性や造形美を選りすぐりの名品から導き出す。最終章では、豊臣家滅亡後の江戸の武家美術も紹介。徳川の時代になって、桃山美術がいかに受け継がれ、どのようにリニューアルしていったのか、その進化から未来を展望する。戦国武将の肖像画から、茶道具、甲冑や刀剣といった武具まで名品が集結する圧巻の内容。美術史のバイブルとして楽しめるのはもちろん、戦国ファンにも、茶道通などカルチャー女子にも満喫できるはずだ。唐獅子図屏風狩野永徳筆安土桃山時代・16世紀東京・宮内庁三の丸尚蔵館蔵後期展示2頭の威圧的な唐獅子は時代の空気を体現。狩野永徳の《唐獅子図屏風》。重要文化財松鷹図襖・壁貼付狩野山楽筆江戸時代・寛永3年(1626)京都市(元離宮二条城事務所)蔵通期展示(部分)狩野山楽の《松鷹図襖・壁貼付》は京都・二条城の大広間の障壁画。重要文化財花鳥蒔絵螺鈿聖龕安土桃山時代・16世紀九州国立博物館蔵前期展示《花鳥蒔絵螺鈿聖龕》は日本から欧州に輸出されたキリスト教の祭儀具。『桃山─天下人の100年』東京国立博物館 平成館東京都台東区上野公園13‐910月6日(火)~11月29日(日)(前期:10/6~11/1後期:11/3~11/29)9時半~18時(金・土曜~21時)月曜(11/23は開館)、11/24休一般2400円ほか※事前予約制。TEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)※『anan』2020年10月7日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2020年10月02日1969年にテレビアニメとして登場して以来、日本で圧倒的な人気を誇るムーミン。’45年に作者トーベ・ヤンソンが最初の小説を発表してから75周年。昨年は埼玉に「ムーミンバレーパーク」がオープンするなど、愛されぶりは周知の通り。けれど、このキャラクターの人気を不動のものにしたのはコミックスだという事実をご存じだろうか。ムーミン人気を決定づけたコミック原画を日本初公開。ムーミンが漫画に初めて登場したのは‘47年。フィンランドの新聞ニィ・ティド紙に2年間掲載されると、‘54年からは英国イブニング・ニューズ紙で連載がスタート。最盛期には全世界で120紙・2000万部の紙面を飾り、世界的なムーミン人気につながっていった。これをきっかけに、トーベは児童文学作家としての国際的な名声を得たのである。ただ、この連載コミックスはトーベ一人で仕上げたものではなかった。当時、アート制作や書籍の執筆などマルチな活躍をはじめたトーベに代わり、それまで主にネタ探しや英訳を担当して彼女を助けてきた弟のラルスが’60年からコミックスを引き継ぎ、15年にわたり執筆を続けた。実は、弟あってこその共作だったのだ。本展ではそんなコミックスを、日本初公開となる原画やスケッチ280余点などを通して紹介。ムーミンの物語やキャラクター以外にも、ヤンソン姉弟がこの物語を守ってきた背景や仕事ぶり、ひいては家族の絆までも知ることができる。従来とはひと味違った切り口のムーミン展だ。ムーミンを家族で守るヤンソン家の絆に注目。トーベ・ヤンソンとラルス・ヤンソン。彫刻家の父と挿絵画家の母との間に生まれた長女トーベ(左)と次男ラルスは12歳差。長男のペルは写真家と芸術一家の中で育つ。©Moomin Characters TMトーベ・ヤンソン「『黄金のしっぽ』習作」。新聞連載の第18話の下書き。©Moomin Characters TMトーベ・ヤンソン「『まいごの火星人』スケッチ」。第11話には警察官など人気キャラも。©Moomin Characters TMラルス・ヤンソン「『Moomin and the Ten Piggy Banks』原画」。ラルスが手掛けた最後のムーミンコミックス。©Moomin Characters TM「ムーミン コミックス展」松屋銀座8階イベントスクエア東京都中央区銀座3-6-19月24日(木)~10月12日(月)10時~20時(9/27、10/4、10/11は~19時30分、最終日は17時閉場。入場は閉場の30分前まで)日時指定制/一般1200円ほかTEL:03・3567・1211(松屋大代表)※『anan』2020年9月30日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2020年09月23日「汗ばむわ~」のギャグで知られる、女性お笑いタレントの山田花子(やまだ・はなこ)さん。セクシーなギャグと容姿のギャップがウケ、バラエティ番組を中心に引っ張りだこでした。しかし、徐々にその姿を見かける機会が減少。かつて女性お笑いタレントとして一世を風靡した山田花子さんは、今は何をしているのでしょうか…。山田花子、今や2児の母親に2010年にトランペット奏者の福島正紀さんと結婚した山田花子さんは、2012年に長男、2016年に次男を出産し、2児の母に。2012年に長男が生まれた際には、夫の福島正紀さんとともに家族そろってイベントに出席したことがあります。2012年、長男とともにCD発売イベントに出席した福島正紀さん(左)と山田花子さん(右)また、山田花子さんは2016年に次男を出産した際、事務所を通じて「すでにイケメンになりそうな予感がして、育てるのが楽しみです」とコメントを発表。山田花子さん、41歳 帝王切開で第2子出産!母子ともに健康。すでにイケメンになりそうな予感!?そして2020年9月現在、ツイッターでは子供に関する投稿が目立ち、母親として子育てに日々奮闘していることが分かります。これが、金塊やったらな〜私もこんな笑顔するのにな〜 pic.twitter.com/IO91oy8qYA — 山田花子 (@y_hanak0) July 24, 2020 息子、2年生の作品!鉛筆立て!タイトルは、「あくま」らしいです。 pic.twitter.com/2bKFufqH3q — 山田花子 (@y_hanak0) August 6, 2020 山田花子、現在は大阪を拠点に活動中山田花子さんの姿をテレビで見かける機会が減ったのも、子供の存在が関係しています。というのも、2004年に東京に移籍した山田花子さんですが、「慣れ親しんだ地元の大阪で子育てをしたい」という思いから、2016年に活動を拠点を大阪に移し、古巣・吉本新喜劇に復帰しました。大阪に拠点を移した理由は、慣れ親しんだ地元・大阪で子育てをしたいとの思いから。「東京だと子どもがバカにされそうで...大阪の人はお笑いが好きだから大丈夫」と我が子を思いやる気持ちを告白。長男が小学校に上がる前に戻りたいと思い、夫の福島正紀さんに相談したところ、「付いていくと言ってくれました」。すでに東京のマンションは「早めに高く売って」(花子)、大阪での新生活をスタートさせています。よしもとニュースセンターーより引用現在は吉本新喜劇を中心に活躍しているため、これまでよりもテレビで見かける機会が減りましたが、お笑いタレントとしてはまだまだ現役です。今週のNGKは川畑週舞台は豪華客船⚓️✨海上で次々にトラブルが巻き起こる?! #川畑座長 を筆頭に #内場勝則 #浅香あき恵 #山田花子 #宇都宮まき とキャスト陣も超豪華!!!✨是非なんばグランド花月へお越しください♂️♀️ #吉本新喜劇 #川畑泰史 #クルージング pic.twitter.com/VNnFE5DxWR — 吉本新喜劇 (@shinkigeki1) April 23, 2019 山田花子の夫に批判の声前述した通り、2010年にトランペット奏者の福島正紀さんと結婚した山田花子さんですが、夫に関する話題はほとんど聞こえてきません。結婚発表当時、山田花子さんは「結婚できて幸せです!は~今夜も汗ばむわ~」と自身のギャグを交えて喜びをあらわにし、その後、夫婦そろってテレビに出演していたことも。第1子の妊娠を会見で発表した福島正紀さん(左)と山田花子さん(右)。2012年撮影しかし、山田花子さんがバラエティ番組『お笑いワイドショー マルコポロリ!』(関西テレビ)で「1回キスするごとに1000円、夜の生活は1回10万円を夫に支払う」と衝撃告白をしたことをきっかけに、夫婦仲を心配する声が寄せられていました。また、2017年に出演した情報番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)では、福島正紀さんが子供に大阪弁を使わせないよう、英語で会話していることも告白。英語が分からない山田花子さんは、夫と子供の会話に入れないことを番組中で嘆いており、視聴者からは「ありえない」「かわいそうで涙が出てきた」と同情する声も…。一方で、山田花子さんはツイッターで、仕事で忙しい自身に代わって、福島正紀さんが保育園の送り迎えをしてくれていることなどを報告しており、2020年9月現在も2人は夫婦関係を継続中です。夫婦関係は当人同士にしか分からないもの。はたから見ると不思議な夫婦関係も、2人にとっては順調そのものなのかもしれません。とはいえ、実際の夫婦仲はどうなのか、山田花子さんの口から説明してほしいと望むファンは多くいるようです。結婚し、2人の子宝にも恵まれ、現在の山田花子さんは仕事に育児にと日々大忙し。何も語らないのは、それだけ山田花子さんにとって、今が一番充実しているということなのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2020年09月11日2018年末にパリのラ・ヴィレットで開催され1か月間で3万人以上を動員した「MANGA TOKYO」展の凱旋展が開催される。「MANGA」を通して再発見できる、世界の人々を魅了する東京。「パリでは日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮への関心が非常に高く、それは19世紀のフランスで日本の浮世絵などがジャポニスム旋風を巻き起こしたことに連なります」教えてくれたのはゲストキュレーターの明治大学准教授・森川嘉一郎さん。出品コンテンツは90タイトル以上、マンガ原画やアニメ、ゲームの制作資料など500点以上という圧巻のボリュームだ。日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品は、現実の都市の景観がリアルに描写されているものも多い。作品とキャラクターが、駅や電車、コンビニエンスストアなど実空間とシンクロすることで、作品と都市の双方にファンが生まれる。本展では、そんな事例をインスタレーションとして再現する試みを実施。1/1000の縮尺で再現された幅約17m、長さ約22mの巨大都市の模型を会場の中心に設置し、それを取り巻くように様々な作品のシーンを展示する。「基本的に作品よりも場面を重視した展示です。時代を超えた東京をそれぞれの時代の少年目線、女性目線で鮮やかに切り取り、会場の巨大模型と照らし合わせることで位置関係を明らかに。フィクション作品をパノラマのように見渡す体験を提供しています」普段暮らしている街がドラマの舞台になると嬉しくなったり、普段の街が違って見える。そんな発見が、本展にはあちこちに溢れている。1もはや日本アニメの定番?永遠のテーマ“破壊と復興”。日本のフィクション作品において、天災や未知なる生物の襲来などで東京が破壊されるシーンはもはや定番。それは東京が実際に何度も壊滅的な打撃を受け、そのたびに奇跡的な復興を遂げてきた歴史があるから。「破壊と復興の反復」セクションでは、単なるランドマークにとどまらず、未来への対策まで映し出された作品を紹介。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』では、街中を疾走する初号機の背景に富士山が。細部までリアリティを追求した表現。©カラー2生活の場である東京の変遷をたどる「東京の日常」シーン。破壊と復興という非日常の合間には人々の暮らしがあった。ここでは江戸時代からの近代化と敗戦、戦後の高度経済成長からバブル、現在まで、作品に描かれてきた人々のライフスタイル、価値観の変化を、絵巻のように並べて紹介。生活の場としての東京の変遷をたどる、まるで時間旅行のような華やかなセクションに。歴史『サクラ大戦』など、江戸時代末期から現代へと、近代化の幕開けを描いた作品で歴史に興味を持つ人も。©SEGA3実際に登場したキャラクターに注目。「キャラクターvs都市」ここでは、現実の東京の都市空間に様々なフィクションのキャラクターが現れるようになっている現実に注目。街に現れるキャラクターのラッピングカーや電車、お台場に現れた実物大のガンダム立像、さらにはアニメの舞台となった現場を訪れる聖地巡礼など、現実とフィクションが混在する新たな都市風景の事例を紹介する。お台場の「実物大ユニコーンガンダム立像」はもはやエリアの顔。子供だけでなく幅広い世代のファンからも支持される。撮影協力:ダイバーシティ東京 プラザ©創通・サンライズ「MANGA都市TOKYOニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」国立新美術館 企画展示室1E東京都港区六本木7-22-2開催中~11月3日(火)10時~18時(入場は閉館の30分前まで)火曜(9/22、11/3は開館)、9/23休日時指定観覧券当日1600円ほか*事前予約制。オンラインにて日時指定観覧券または日時指定券(無料)の予約が必要。TEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)※『anan』2020年8月26日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2020年08月20日今年2月に開設したYouTubeチャンネル「山田邦子クニチャンネル」が人気を集めている山田邦子(60)。「新日本プロレスは和解したのか!?馳浩さんとの確執について語ります」、「有名タレントが今、『大手芸能事務所を辞める』のは何故?芸能人が続々と事務所を辞めていくワケ。」など、動画では暴露トークを連発している。特に、彼女の広範な交友関係から繰り広げられる「お酒が強い人ベスト10」「凄いと思った後輩芸能人ベスト10」といったランキング企画が好評だという。「やっぱりランキングは人気ですね。自分も力が入るし、見る方もワクワクするみたい。いちばん人気が高かったのは『怖かった人ランキング』ですね」現在、100万回再生近くを誇る4月に公開した「山田邦子が選ぶ怖かった芸能人ランキング!」では、裏話を次々と連発していた。《梅宮辰夫さんは入りが早すぎるから勘弁してほしい》《石原さとみさんは危険な唇をしている》《高岡早紀さんは会ったら殺されますよ。今はもう熟女になられましたけど、今でも会っちゃダメ。なんかフェロモンが違う。もう目が合ったら死にますよ》《深田恭子さんもすごい。心全部もっていかれますよ。万が一何かで会うようなことがあったらもう目をつぶっててください。やり過ごしてください》こうした“忖度なし”の内容に、視聴者から《歯に着せないのがすっきり》《世代じゃなかったけど、山田さんってこんなに面白いのか!》といった世代を超えた絶賛コメントが相次いでいる。歯に衣着せぬ発言に称賛が集まるいっぽうで、“忖度なし”の姿勢にクレームがくることも……。「マッチ(近藤真彦・55)が風邪で休んだって話したんですが、ファンの方から『そのとき集まった人たちにマッチが風邪をうつしたって話になってしまう可能性があります。そういう配慮はないんですか?』とお叱りを受けてしまったんです。そこまで気をつけて喋らないといけないんだと、とても勉強になりました。それ以来、コメントはいつも読んでいます」動画のコメント欄にはエールが並ぶいっぽう、《バカ》《ブス》といった心ない言葉も。しかし、山田は意に介していないようだ。「それも商売。『はい、がんばりま~す』『応援よろしく!』なんて書いて返しているんです」そんな山田へ、特別、本誌に向けて「大嫌いな芸能人ベスト5」をお願いすると、「怒られたりして……」と言いながらも答えてくれた。「一番はやっぱり面と向かって『殺したる!』って言われたやっさん(横山やすしさん・享年51)ですかねえ」前出の「怖かった芸能人ランキング」では横山やすしさんと共演した際の怖かったエピソードも語っていた。《大阪の番組のメーク室に入ってきていきなり『なんだお前!』って。私のことを敵だと思ったのか、大阪に私が来たことが気に入らなかったのか『ぶっ殺したるわ、お前なんか!』って。殺されちゃいやだと思って収録をやめて即、東京に帰っちゃった》第2位にランクインしたのは惜しまれつつも昨年、この世を去った伝説のロックンローラー。「最後は大の仲よしになりましたけど。『ひょうきん族』などでの悪ふざけを『山田さん、いいかげんにしてくださいよ』って何回も呼び出されて凄まれた内田裕也さん(享年79)が2位かなあ」そして3位は“因縁”の大人気後輩芸人だ。「私が太田プロをやめるときに『根性なし!』とかみついてきた有吉弘行(46)ですね。“そんなことをお前に言われる筋合いはないんだよ!”って今でも思っています。4位は『やまかつ』のメンバーで何度も一緒に仕事したマーシー(田代まさし・63)かな。覚醒剤で逮捕されて、出てくるたびに応援しようと思うんだけど、また捕まっちゃうから……」5位には意外な大御所俳優の名前も飛び出した。「名高達男さん(69)とはくだらないことが理由で大げんかしたことがあるんです。私が座長だったんですけど、『こんな心の小さい座長なんかについていけない』って言われて私も『はぁ?』ってなっちゃって。今は和解して、仲よしですけどね」「女性自身」2020年7月7日号 掲載
2020年06月26日新型コロナウイルスの感染拡大の影響により開催が中止・延期になった展覧会も多い中、美術ファンの救世主となっているのがアートマーケットプレイス『OIL by 美術手帖』内の展覧会図録・グッズ販売特設サイト「EXHIBITION CATALOGUE & GOODS COLLECTION」。ここでは5月22日現在、延期や中止になった展覧会の図録やグッズを販売。今後も規模を拡大してゆく予定。中止&延期になった展覧会の図録やグッズが手に入る。もともとアート専門ECサイトである『OIL by 美術手帖』。日本を代表する50を超える美術館やギャラリーが作品を出展し、品揃えが豊富。しかも運営は雑誌『美術手帖』なので、紙面と連動してアーティストを掘り下げ、理解を深めながら購入を検討できる点も魅力だ。『美術手帖』総編集長・岩渕貞哉さんに思いを聞いた。「自宅で念願の作品を発掘できたり、見逃した展覧会グッズを購入できたり。新しいアートとの出合いを提案していきたいですね」美術館が再開し特設サイトが役割を終えても、引き続き図録やグッズ、アート作品の他、限定品の制作にも力を入れる予定なので要チェック。「バルセロナ展」で注目された名作が、文房具のセットに。名画《幼少期のマリア》をあしらったクリアファイルは、両面に作品をあしらったもの。A6サイズのミニノートは、中が無地で自由に使える。「バルセロナ展」クリアファイル×ミニノートCのセット¥1,045(税込み)バイオテクノロジーを駆使し制作された楽曲は意外にポップ。微生物「シネココッカス」の塩基配列をイメージして作られたやくしまるえつこの楽曲「わたしは人類」CD。ドローイングや顕微鏡写真がプリントされたシャーレつき。「未来と芸術展」ポーチ入りCD¥3,500(税込み)キュートな阿彌陀佛と仏像のテープ。法隆寺の阿彌陀佛・仏像をユニークなイラストにしたマスキングテープ。幅約2.4cmと使いやすく、カットしてシールとして使っても。「法隆寺金堂壁画と百済観音」マスキングテープ(左・阿彌陀佛、右・仏像) 各¥449(税込み)インテリアとしても素敵!チェコ・デザイン展の図録ミュシャのポスターから、キュビスムの家具や食器、社会主義体制下の日用品に加え、児童向けアート、チェコ・アニメーションなど約250の作品を掲載。「チェコ・デザイン 100年の旅」展覧会公式図録¥2,200(税込み)サステナブルな世界をアートを通して訴える。“エコロジーへの気づきとサステナビリティの実践と提案”がテーマの芸術家オラファー・エリアソン。日本初公開の新作も多数収録。「オラファー・エリアソンときに川は橋となる」公式図録¥3,520(税込み)幻の展覧会の全貌がこの一冊に凝縮!新型コロナウイルスの感染拡大の影響により開催中止となった「芸術と力」展。古今東西の芸術が、昔から担ってきた社会的な役割にフォーカスする。「ボストン美術館展芸術×力」公式図録¥2,500(税込み)伝説の写真家の作品でコーヒーを。“カラー写真のパイオニア”と呼ばれたNYの写真家ソール・ライターの作品が印刷されたオリジナルマグカップ。箱入りでギフトにも。「ソール・ライター展」マグカップ(大)〈無題、撮影年不詳〉¥2,200(税込み)OIL by 美術手帖※掲載商品は売り切れの場合もあり。また価格に加え別途送料がかかります。※『anan』2020年6月17日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2020年06月10日最新技術を駆使したエンタメ&カルチャースポットが続々とオープン中。今回は花をテーマにした施設「HANA・BIYORI」を女優・岸井ゆきのさんが体験しました!岸井ゆきのが体験レポート!エンタメ&カルチャースポット最前線。次々に東京にオープンする新施設のなかで、今回女優の岸井ゆきのさんに体験してもらったのは、先日オープンしたばかりの「HANA・BIYORI」。ここは「よみうりランド」に隣接する、花と自然がテーマの新感覚フラワーパーク。「このあたりは昔から家族や友達と何度も足を運んでいて、実は私にとって馴染み深い場所。今日久しぶりに来て、以前の思い出がよみがえってきました」と懐かしそう。元は「よみうりランド」内にあった日本庭園が装いを新たに新感覚のフラワーパークへ生まれ変わったと知ると「いつの間に。『よみうりランド』もバージョンアップしているんですね」と驚いた様子。未知なる施設に興味津々で「ガンガン歩いて詳しくレポートします」と宣言。早速、期待に胸を膨らませ園内へ!まず、やってきたのは施設の中心に位置する巨大な温室「HANA・BIYORI館」。この館を囲むように、園内には花の庭園と桜並木が広がっている。「この温室がメイン会場なんですね!中に入ってみましょう」と岸井さん。「HANA・BIYORI館」のクライマックスは、1日4~6回上映される花とデジタルのアートショー。こちらは実物の花とデジタル、音響など様々な演出技術を融合させた最新鋭のイマーシブ(没入型)空間がテーマ。投影された四季折々の景色の中を歩き回る岸井さんは、迫力満点の映像に驚きを隠せない様子。「もう、びっくりしました!前後から迫る音響はその振動が体に響くほど。シーンによっては雪まで降る。五感に訴える映像ってこういうことかも」。実は、このシアターはマルチエンディングシステムを採用。センサーが来場ゲストの感情を分析して、エンディングシーンが切り替わるのも画期的。「HANA・BIYORI館」で人気なのが、可愛いしぐさが胸キュンと評判のコツメカワウソ。餌穴を通してコツメカワウソと触れ合った岸井さんも、これには大興奮。「こんなに接近する機会ってあります?あの小さな手を出してくる姿が可愛くて、もう感激です!手が柔らかくて、めちゃくちゃ癒されました」。ここではスタッフからの生態トークや餌をあげる体験イベントも開催予定(現在は休止中)。同館でもう一つの目玉は巨大なアクアリウム。「花だけじゃなく、こんなにたくさんの魚も見られるんですね。色とりどりで綺麗です」と岸井さん。こちらは、沖縄の海を彩る魚が主役の長さ8mの水槽。一方には緑豊かな水草が拡がる3mの水槽が。岸井さんが見上げるのは温室内に併設のカフェテリア店内。「太陽の光がさんさんと降り注ぐ、花と緑に囲まれたボタニカルカフェって非日常的。天井いっぱいのフラワーシャンデリアを眺めながら、ゆっくりお茶できる時間って最高ですね。誰もがリフレッシュできると思います」屋外エリアの見どころのひとつ「四季の庭」には季節ごとに花が1万5000株も植えられ、“毎日がお花見日和”を体現。反対側の「セコイアの庭」に構える世界有数の大木センペルセコイアは象徴的な存在。「母がガーデニング好きなので、私もお花が大好きなんです。今日は自然に触れてマイナスイオンをたっぷり浴びました。またゆっくりと家族で訪れたいです!」HANA・BIYORI満開の花を毎日楽しめる次世代フラワーパーク。300鉢超の吊り花が咲き誇る1500平方メートルの温室では、花とデジタルが融合したアートショーが開催。温室外に広がる日本庭園には文化財も。ワークショップなどイベントも予定。東京都稲城市矢野口4015-1(よみうりランド隣接)TEL:044・966・87179:30~17:00※時期により変動不定休入園料¥1,200ほかきしい・ゆきの1992年、神奈川県生まれ。第43回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。4/10スタート、金曜深夜ドラマ24『浦安鉄筋家族』(テレビ東京系)に出演。ブラウス¥19,000スカート¥23,000(共にロワズィール TEL:03・6861・7658)ソックス¥2,100パンプス¥18,600(共にアデュー トリステス TEL:03・6861・7658)イヤリングはスタイリスト私物※『anan』2020年4月15日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・白男川清美ヘア&メイク・藤垣結圭取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2020年04月13日4月5日(日)~9月27日(日)に岡田美術館にておこなわれる「生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―」の魅力に迫ります。葛飾北斎の実力を思い知る、圧倒的な肉筆画の数々。江戸の浮世絵師と聞いて誰もがまず思い浮かぶ作家といえば、葛飾北斎。1760年、現在の墨田区に生まれた北斎は6歳の頃から好んで絵を描いた。数え年で19歳の時、役者絵版画で一世を風靡し、美人画で有名だった勝川春章に弟子入り。浮世絵師・勝川春朗としてデビューする。勝川派から離れた後は、たびたび画号を変えて90歳で生涯を閉じた。今年は北斎の生誕260年。それを記念した本展では彼の40歳代から最晩年までの各時代を代表する肉筆画11点を中心に、版画・版本、春画を含む全17点の北斎作品が展示される。ちなみに肉筆画とは、大量生産できる版画に対し、絵師が一点一点筆で描く唯一無二の絵のこと。版画より自由度が高いため絵師の実力がダイレクトに反映されるのが特徴だ。まず最大の見どころは、北斎50歳前後の作品と伝わる肉筆美人画。なかでも「夏の朝」「美人夏姿図」の2点が並んで展示される機会はめったにない。また、北斎ファンには欠かせない浮世絵「冨嶽三十六景」より、三役とも呼ばれる「神奈川沖浪裏」「凱風快晴」「山下白雨」も登場する(※)。これらは北斎が70歳の頃に手掛けた作品で、西洋のプルシアンブルーの顔料を使った表現が話題を呼び、風景版画の大ブームを巻き起こした作品だ。さらに通なファンに愛されている『北斎漫画』も展示。北斎の漫画スケッチともいうべき本作は、彼が55歳から没後まで刊行され続けたロングセラー。変顔、動物、コミカルな人の動きなどユーモアたっぷりのこの本もお楽しみのひとつだ。さらにもう一つ、大人向けの企画として紹介したいのが北斎作の春画。特に北斎が絵だけでなくストーリーまで担当した『萬福和合神』は、読み物としても楽しめるはずだ。迫真の精密描写に注目!質感がわかるほどの肉筆画。上・義経、静御前、弁慶という人気の3人を描いた作品は精密かつ構図も洒落ている。葛飾北斎「夏の朝」(部分)19世紀初頭 岡田美術館蔵下・髪を整える女性の傍らには金魚鉢や房楊枝(歯ブラシ)もあり当時の文化も伝える。葛飾北斎「堀河夜討図」(部分)19世紀前半 岡田美術館蔵以前はこんな作風も!40歳代以前に描かれた屏風。北斎が40歳頃よりも以前に描いた屏風絵。私たちがよく知る彼の作風とは違い、優しいタッチで四季の移ろいを伝えている。年代によって違う北斎絵の多彩さを楽しめるのも本展の魅力だ。葛飾北斎「四季耕作図屏風」(部分)19世紀初頭 岡田美術館蔵生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―岡田美術館神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-14月5日(日)~9月27日(日)9:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)会期中無休一般2800円ほかTEL:0460・87・3931※冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」「凱風快晴」「山下白雨」はそれぞれ展示期間が異なります。※『anan』2020年4月8日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2020年04月01日世界5都市で100万人以上を動員した展覧会「バンクシー展 天才か反逆者か」が上陸!世界で最も注目されているアーティストの一人、バンクシー。イギリスを拠点に活動する覆面アーティストの彼は、世界各地のストリート、壁、橋などにステンシルを使用しつつ風刺的なひと言を添えた作品を描く。社会問題に根ざした批評的な作品が美術界で評価されるほか、テーマパーク、宿泊施設、映画の制作など、その活動は多岐にわたる。彼は20年以上もストリートで描き続け、その場所だからこそ意味のある作品を残してきた。2018年のサザビーズのオークションでは、彼の作品が落札された瞬間にシュレッダーで切り刻まれるという衝撃の事件が起こる。実はこれを仕掛けたのもバンクシー。自分の意に反して、作品が勝手に高値で売買される現実に対するアンチテーゼだった。本展では、そんな反骨精神を貫くバンクシーの作品70点以上が来日。オリジナル作品や立体オブジェクト、限定プリントの展示、またバンクシー作品に込められた政治的なメッセージやユーモアあふれる風刺などを映像で紹介する体験空間も登場。LOVE IS IN THE AIR2003年、パレスチナの分離壁に描かれた本作は「火炎瓶ではなく花束を投げよう」というメッセージ。GIRL WITH BALLOONもともと英国ウォータールー橋に上る階段に描かれた後、数多く英国内に登場したが、現存する壁画はない。「バンクシー展 天才か反逆者か」アソビル神奈川県横浜市西区高島2‐14‐9アソビル2F開催中~9月27日(日) 10時~20時30分(最終入場は20時)無休平日大人1800円ほか※『anan』2020年4月1日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2020年03月28日6月7日(日)まで三菱一号館美術館にて開催されている『画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン』を紹介します。画家の愛が伝わる子供絵の数々。三菱一号館美術館の開館10周年を記念した本展は「子供」にフォーカスしたもの。19世紀末パリの前衛芸術家グループ「ナビ派」の画家たちの作品を中心に、当時の都市生活や近代芸術を、子供を通して紹介する。ナビ派とは19世紀末にパリで起こった芸術運動のひとつ。ポスト印象派の巨匠ゴーガンやゴッホなどの影響もあり、写実を重んじる伝統的な美術に対して、何気ない日常生活のワンシーンを力強い色彩や単純化された構図で描き出しているのが特徴だ。ナビ派は19世紀と20世紀の美術をつなぐ存在として近年、注目され評価も高まっている。そんな中から今回はピエール・ボナール、フェリックス・ヴァロットン、モーリス・ドニ、エドゥアール・ヴュイヤールら派の中心人物たちが残した油彩・版画・素描・挿絵本・写真など約100点を紹介。家の中で、公園で、と当時のパリ生活と共に描かれた作品からは、画家として、親として、向けられた子供への温かい眼差しが読み取れるはずだ。フェリックス・ヴァロットン≪可愛い天使たち≫1894年 木版/紙 三菱一号館美術館蔵モーリス・ブーテ・ド・モンヴェル≪ブレのベルナールとロジェ≫1883年 油彩/カンヴァス オルセー美術館蔵Photo ©Musee d’Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt / distributed by AMFエドゥアール・ヴュイヤール≪赤いスカーフの子ども≫1891年頃 油彩/厚紙 ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵National Gallery of Art, Washington, Ailsa Mellon Bruce Collection, 1970.17.90フィンセント・ファン・ゴッホ≪マルセル・ルーランの肖像≫1888年 油彩/カンヴァス ファン・ゴッホ美術館蔵Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)『画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン』三菱一号館美術館東京都千代田区丸の内2-6-2開催中~6月7日(日)10時~18時(入館は閉館の30分前まで。祝日を除く金曜、第2水曜、4/6、会期最終週平日は~21時)月曜休館(4/6、5/4、6/1と、トークフリーデーの3/30・4/27・5/25は開館)1700円ほかTEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)※『anan』2020年3月4日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2020年02月28日文化学園服飾博物館で行われる「ひだ―機能性とエレガンス―」の魅力に迫りました。フリルのドレスは機能性から生まれた?本質を辿る展覧会。プリーツ、ギャザー、タックなど、さまざまな表現で語られる衣服のひだ。ドレープやフリル、などと聞くと優雅なイメージだけど、実はこれらは機能的な理由から誕生したもの。そんなルーツを学べるのが本展だ。例えばチェコやルーマニアの民族衣装のように、寒い東欧では細かいひだがたっぷりの服がよく見られる。実はこれ、寄せたひだの凸凹が空気層を作り、防寒効果をもたらしている。ペティコートやエプロンを重ねるのも効率よく体温調節を行うためだ。一方で高温多湿地域では、サリーなどのように一枚布のひだが外気を通し、直射日光から肌を守る。また、歴史的な絵画を見れば、王侯貴族の襞衿(ひだえり)やタックドレスなど、ひだが着る者のステイタスを表していることはよくわかる。大きな衿や揺れるドレープなど、ひだには豪華な生地や体のラインを強調したり、人の動作を優雅に見せる効果も。現代でいえばロリータ・ファッション愛好家も、お姫様のような華やかさに憧れている部分も多いかも。機能的にも歴史的にも影響力の高いひだ。その本質を本展で学んでみて。ウェディング・ドレスイギリス1855年頃女性用衣装中国苗族1990年代ドレスイタリアフォルチュニイ1910-20年代腰巻衣:マフェルコンゴ民主共和国20世紀女性用衣装チェコ1970年スカート:ガガラインド19世紀後半ひだ―機能性とエレガンス―文化学園服飾博物館東京都渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル開催中~2020年2月14日(金)10時~16時30分(1/24、2/7は~19時。入館は閉館の30分前まで)日・祝日、12/27~1/5休一般500円ほかTEL:03・3299・2387※『anan』2019年1月1日-8日合併号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2019年12月25日