『映画刀剣乱舞』(2019年公開)の第1弾ビジュアルとして、鈴木拡樹演じる三日月宗近のビジュアルが31日、公開された。同作は、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を原案に映画化。スマホアプリは500万ダウンロードを突破し、アニメ2本、ミュージカル、舞台など数多くのメディアミックスを成功させてきた。耶雲哉治監督がメガホンを取り、小林靖子が脚本を務める。この度明らかになった第1弾ビジュアルは、2.5次元舞台で圧倒的な人気を誇る鈴木拡樹演じる三日月宗近が、鋭い眼差しで前を見据えたものに。舞台『刀剣乱舞』でも同役を演じる鈴木は、他の共演陣と共に驚異的な身体能力を駆使し、殺陣やワイヤーアクションに挑戦してきた。撮影現場での過酷な戦いの日々が収められた作品となっている。同作には他、荒牧慶彦(山姥切国広役)、北村諒(薬研藤四郎役)、和田雅成(へし切長谷部役)、岩永洋昭(日本号役)、定本楓馬(骨喰藤四郎役)、椎名鯛造(不動行光役)、廣瀬智紀(鶯丸役)が出演する。(C)2019「映画刀剣乱舞」製作委員会(C)2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus
2018年05月31日2009年の『ヘンリー六世』に始まり、『リチャード三世』、『ヘンリー四世』と鵜山仁の演出で、浦井健治、岡本健一らを迎えシェイクスピアの歴史劇を上演してきた新国立劇場。その集大成とも言える『ヘンリー五世』がまもなく幕を開ける。【チケット情報はこちら】前作『ヘンリー四世』(2016年)では、浦井はハル王子として、放蕩三昧の暮らしを送ったかと思えば、あっさり悪い仲間たちと手を切り、戴冠しヘンリー五世に即位した。本作では冒頭から、王子時代の若気など一切感じさせぬ、怜悧かつ威厳に溢れた王の姿を体現。ハル王子時代はヘッドフォンを首から下げ、ハイテンションの芝居が印象的だったが、今回は王冠に王笏、ローブという“王道”スタイルで、目は据わり、セリフ回しにもどっしりと重みが感じられる。仏王の挑発を落ち着いて受け止め、裏切り者の諸侯を苛烈に処断し、戦争となれば、先頭に立って躍動し、勇ましく兵たちを率いていく。『ヘンリー四世』でタイトルロール、つまりハル王子の父親を演じたのは、昨年、急逝した中嶋しゅう。演出の鵜山は「このシリーズはいわば、浦井健治がいろんなものを食べて、成長していくという話。しゅうさんのことも含めて、いろんな“エコー”を背負って、吸収し、変化していくのを感じる」と浦井が背負うドラマに言及する。そんな王が象徴する「国家」と相反する「個」を象徴する存在として描かれるのが、王にとっては王子時代の悪友であるピストル。前作に続き、岡本が演じているが、こちらは子どもがそのまま大きくなったかのような悪童ぶり。言葉遣いは乱暴で酒好き。欲張りで器が小っちゃく、勇ましいことは言いつつも戦には及び腰、しかし仲間の命のために奔走する情の厚さも持つ男を岡本は人間臭く、魅力的に演じている。鵜山はこのピストルを「大義名分よりも個の幸せや欲望。大陸を巻き込んだグローバルに対するローカルを象徴している」と評す。浦井と岡本は過去のシリーズでは、様々な関係性で一騎打ちを見せてきたが、本作では直接やりあうシーンはない。後半、ふたりが顔を合わせるシーンでは、ピストルは目の前の相手が王でかつての悪友であることを認識せぬまま、王に対する評価を口にする。「直接、ぶつからないのが厄介(笑)。このすれ違いを掘り下げていくと何か見えるんじゃないか」(鵜山)。もうひとり、物語…というよりも歴史の歯車を大きく回すことになるのが、中嶋朋子が演じるフランス王女でヘンリー五世に嫁ぐことになるキャサリン。英語の会話もままならぬ状態で、“戦果”として英国に渡ることになるが、彼女の存在が『ヘンリー六世』、そして『リチャード三世』へと繋がっていくことを想像しながら見ていると、英語を必死で練習し、片言で受け答えをするコミカルなやり取りがどこか恐ろしく感じられる。『ヘンリー五世』は5月17日(木)より東京・新国立劇場中劇場で上演。取材・文・撮影:黒豆直樹
2018年05月16日歌手の岡本真夜と松室政哉がきょう16日に放送される文化放送の音楽番組『楽器楽園~ガキパラ~for all music-lovers』(毎週金曜 22:00~)にゲスト出演する。この番組は、タレントでサックスプレイヤーの武田真治と“美人すぎるバイオリニスト”岡部磨知がレギュラー出演する音楽番組。きょうの放送では、スタジオを飛び出して文化放送のイベントホールから生放送で、ライブハウスさながらのパフォーマンスが行われる。岡本は代表曲の1つである「そのままの君でいて」を武田、岡部と生セッションする。さらにピアニストとしてリリースした2ndアルバム『Good Time』の制作秘話を語るほか、その収録曲をグランドピアノで弾き語りをする。そして山崎まさよし・秦基博ら豪華アーティストによるスペシャルユニット「福耳」に昨年仲間入りを果たした松室は、メジャーデビュー曲「毎秒、君に恋してる」を武田、岡部と生セッションし、歌だけではない松室のパーソナルな魅力に迫っていく予定だ。
2018年03月16日大人気コンテンツ「刀剣乱舞-ONLINE-」初の実写映画化『映画刀剣乱舞』が、来年公開されることが決定。“刀剣男士”のキャストには、鈴木拡樹をはじめ舞台を中心に活躍する若手俳優が演じる。原案は、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」。2015年のリリースから200万人以上が登録しており、2016年リリースのスマホアプリは500万ダウンロードを突破。これまでにアニメ2本、ミュージカル・舞台化もされた人気作品。また「2017年ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートもされた。今回“刀剣男士”のキャストには、三日月宗近役の鈴木拡樹をはじめ、山姥切国広役の荒牧慶彦、薬研藤四郎役の北村諒、へし切長谷部役の和田雅成、不動行光役の椎名鯛造と、舞台「刀剣乱舞」にも出演したメンバーが同役で出演。さらに、日本号役を舞台「銀河英雄伝説」や「仮面ライダーオーズ/OOO」に出演した岩永洋昭、骨喰藤四郎役を「ミュージカル・テニスの王子様3rdシーズン」の定本楓馬、そして鶯丸役を舞台「弱虫ペダル」「ダイヤのA」や『HiGH&LOW』シリーズの廣瀬智紀が演じる。なお、監督は『百瀬、こっちを向いて。』『MARS~ただ、君を愛してる~』の耶雲哉治、脚本は「仮面ライダー電王」「烈車戦隊トッキュウジャー」など特撮シリーズなどを執筆する小林靖子が務めることも決定した。■耶雲監督&小林氏のコメント到着!監督・耶雲哉治まさか、あの「刀剣乱舞」が実写映画化されるとは。しかもその監督を自分が務めることになるなんて。期待と同時に緊張もありますが、魅力的な刀剣男士たちと真剣な想いを胸にこの作品に取り組んでいます。そして密かに、日本映画の歴史を変えてしまおうと目論んでおります。脚本・小林靖子子どもの頃からチャンバラ時代劇が好きで、刀剣はそれが思う存分出来ることが楽しみでした。特撮アクション畑の人間なので、《萌え》はないかもしれませんが、《燃え》はきっとあります。「実写は…」と敬遠せずに見ていただけたら幸いです。『映画刀剣乱舞』は2019年、公開予定。(cinemacafe.net)
2018年03月07日“無料の鈴木拡樹”――。そんな不思議な言葉が昨年11月、「VS嵐」放送をきっかけにネット上を駆け巡りました。福士蒼汰、宮野真守らと共に、ゲストチームの一員として同番組に出演していたのが鈴木拡樹。“無料の――”という言葉の意味については後述しますが、つい先日、発表されたディズニー/ピクサーの最新作『リメンバー・ミー』日本語吹替版の声優キャストの中にも鈴木拡樹の名前が!「ついにディズニー作品に!」「でも、なんだか遠くに行っちゃったような…」そんな会話が熱烈なファンの間で繰り広げられたことでしょう。と、ここまで読んで「てゆうか、鈴木拡樹って誰?」という方もいるはず。いや、残念ながら、彼の存在を知っているという人の方がまだ少数派かもしれません(涙)。でも今後、彼の顔と名前を見かける機会はガンガン増えるはず(と勝手に期待…)。「WHO IS 鈴木拡樹?」――知っておいて絶対に損をしない、鈴木拡樹の魅力をご紹介いたします。■2.5次元の世界に欠かすことのできない“最重要俳優”鈴木さんは、漫画やアニメ、ゲームを原作とした、いわゆる2.5次元舞台/ミュージカルの世界では、その名を知らぬ者のいない人気、実力ともにトップの俳優です。2.5次元の作品を生で見たことがない人でも「弱虫ペダル」「薄桜鬼」、そして昨年、新語・流行語大賞にもノミネートされた「刀剣乱舞」といった作品の名前は聞いたことがあるのでは?鈴木さんはこれらの作品をはじめ、数々の2.5次元舞台に出演し、観客を魅了してきました。甘いマスクが印象的ですが、作品ごとに見た目からセリフの言い回し、声質まで大きく変化させ、まるで役が憑依したかのようにキャラクターになり切ってしまうところが大きな魅力であり、その佇まい、立ち居振る舞いにはどこか美しさ、品の良さが漂います。明確な原作が存在し、キャラクターが舞台そのものの成立にとって、非常に重要な要素となる2.5次元の世界において、もはや欠かすことのできない、最重要人物と言える俳優です。1985年生まれの32歳で、俳優になる前は美容師をやっていたという変わり種。いま、舞台に出演する多くの若手俳優が、目標とする俳優として鈴木さんの名を挙げます。■“無料の鈴木拡樹”というパワーワード以前、「仮面ライダーディケイド」に出演した経験もありますが、現在の活動は舞台が中心で、ほぼ1年中、何らかの舞台に出演しているという状態です。映像系の仕事としては、「弱虫ペダル」が2016年に舞台からほぼ同じキャストで実写ドラマ化され、鈴木さんも舞台に続いて荒北靖友役を演じたほか、現在、シーズン2が放送中の、2.5次元の俳優に密着する「2.5次元男子推しTV」でMCを担当。しかし、「弱虫ペダル」はBSスカパー!、「2.5次元男子推しTV」はWOWOWでの放送ということでどちらも有料チャンネル。(「弱虫ペダル」は地上波サンテレビにて一部地上波放送)。冒頭に紹介した“無料の鈴木拡樹”というパワーワードは、普段、お金を払って舞台を見に行くか、有料放送に加入しないと、ほぼ見ることができない鈴木さんの顔を、地上波で拝むことができる!というファンの喜びを端的に表した言葉です。そんな“地上波希少俳優”であるはずの鈴木さんが、なぜ「VS嵐」に出演していたかというと、劇団☆新感線の人気舞台「髑髏城の七人」のプロモーションのため。昨年の3月より今年の5月まで、キャストや演出を変えて“花”“鳥”“風”“月”“極”の5パターンが上演されていますが、その中でも鈴木さんは、人気声優の宮野真守を主演に迎え、鈴木さんをはじめ、廣瀬智紀(舞台「ダイヤのA」「男水!」)、松岡広大(「ミュージカル・テニスの王子様」、ライブスペクタクル「NARUTO」)など、2.5次元の人気俳優が脇を固めた「Season月 下弦の月」に出演。主人公・捨之介の前に立ちはだかる敵役・天魔王を演じました。この天魔王役は、「髑髏城の七人」における最重要人物と言っても過言ではなく、強烈な存在感、激しいアクションが要求され、悪役ながらも強さとカッコよさの際立つ役どころ。これまで、新感線の看板役者である古田新太をはじめ、市川染五郎、森山未來、成河、松山ケンイチ、早乙女太一といった錚々たる面々が演じてきましたが(※古田さん、染五郎さん、松山さんのバージョンは、主人公の捨之介と天魔王は一人二役)、鈴木さんは彼らに全く引けを取らない天魔王を見事に熱演!凄まじいまでの存在感、美声に華麗な殺陣&マントさばきを見せつけました。また、捨之介、天魔王のかつての盟友で、信長の下で共に天下統一を夢見た無界屋蘭兵衛を廣瀬智紀が演じたのもファンにとってはたまらないところ。「弱虫ペダル」シリーズで共演を重ねた2人が、再び同じ舞台に立ち、相まみえる姿にファンは胸を熱くしました!■ディズニーも認める美声の持ち主そして、このたびディズニー/ピクサー『リメンバー・ミー』(3月16日公開)への、鈴木さんの声優参加の一報です。死者の国に迷い込んだ少年の冒険を描く本作ですが、鈴木さんは、死者の国の住人である“コーンを持った男”の声を担当しています。ディズニー作品と言えば、吹替声優キャストにもオーディションが課され、本国のGOサインが出なければ出演ができないというのは知られた話です。つまり、今回の出演は、2.5次元作品のファン層へのアピールということではなく、これまで数々のミュージカル、朗読劇などで美声を響かせてきた鈴木さんの声をディズニーが認めたということ。もちろん、2.5次元の舞台と映像作品、洋画アニメーション、どれが上でどれが下とかいうものでもないですし、2.5次元を中心に活動する俳優が映像作品に出ることが“出世”を意味するわけではありませんが、豊かな才能がより多くの人の目に触れる機会ができるのは素晴らしいことに間違いありません。残念ながら今回は“無料の鈴木拡樹”ではありませんが、1,800円のチケット(舞台に比べたら安い!)を払ってその声を聴きに行く価値あり(いや、というか普通に映画作品として楽しめるはず)!それを機に、2.5次元作品に興味を持つもよし。映画館で、2.5次元のカリスマの美声に酔いしれるべし!(text:Naoki Kurozu)
2018年02月27日東京・南青山にある岡本太郎記念館では、企画展「太陽の塔 1967 ー 2018 ー岡本太郎が問いかけたものー」の第2期を、2月21日から5月27日まで開催する。「地底の太陽 原寸スチロール原型」プロデューサーとして大阪万博に参画した1967年から、塔内が再生される2018年まで半世紀におよぶ足跡を振り返り、岡本太郎がテーマ館/太陽の塔に込めた思いをすくいあげる。フィギュア界のチャンピオン・海洋堂の全面協力のもと、大阪万博テーマ館のミニチュア立体化を敢行。これまで写真でしか見ることができなかった、芸術的な展示空間を3次元で追体験する過去にも例のない試みだ。第2期では実際に塔内再生工事で使われた原型や模型などを通して、再生の軌跡を生々しく辿っていく。復元される《地底の太陽》の原型も登場。再生プロジェクトの舞台裏に触れることができる。【展覧会情報】太陽の塔 1967 ー 2018 ー岡本太郎が問いかけたものー会期:2月21日〜5月27日(第1期 2017年10月13日~2月18日)会場:岡本太郎記念館住所:東京都港区南青山6-1-19時間:10:00~18:00(最終入館は17:30まで)料金:一般620円 小学生310円休館日:火曜日、2月19日
2018年01月30日「VS嵐」の11月16日放送回に超人気声優の宮野真守と、話題の“2.5次元俳優”鈴木拡樹がゲストチームの一員として出演。「嵐」や人気俳優の福士蒼汰らとの“ゴールデン共演”に、声優ファン、2.5次元俳優ファンの双方からの歓喜の声がネット上を駆け巡った。本番組は「嵐」チームとゲストチームがプラスワンゲストを加えて体感型ゲームで対戦するバラエティ。16日の放送では「髑髏城の七人 Season月」から福士さん、宮野さん、早乙女太一、三浦翔平、渡辺いっけい、鈴木さんらメインキャスト陣が参戦。「嵐」チームのプラスワンゲストには11月18日(土)から初単独主演映画『泥棒役者』が公開される「関ジャニ∞」丸山隆平が参加した。182cmの長身と“イケボ”と呼ばれるその美声で数々の人気キャラを生み出してきた宮野さん。「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズの一ノ瀬トキヤ役などイケメンキャラから『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のエディ・レッドメインの吹き替え。17日(金)から公開される『GODZILLA -怪獣惑星-』までその活躍の場は幅広い。そして「仮面ライダーディケイド」の剣立カズマ/仮面ライダーブレイド役や「ここはグリーン・ウッド」、独特の切り口で評判を呼んだ「戦国鍋TV」などテレビや映画とともに「弱虫ペダル」での荒北靖友役をはじめ「薄桜鬼」「刀剣乱舞」「ノラガミ」など数多くの“2.5次元”舞台で活躍。出演作のチケット入手は至難の業と言われる鈴木さん。この両者が地上波ゴールデンのバラエティ、それも「嵐」と共演するとあって、特に声優ファンと2.5次元ファンから熱い視線が注がれていた今回のオンエア。勝負は激戦の末「嵐チーム」の勝利となったが、途中の「○○は誰だ!?」対決では宮野さんの“演技力”で嵐チームに勝利するなど数々の見せ場を作った。放送がはじまると「地上波で宮野真守と鈴木弘樹を拝めるとは」「宮野真守と鈴木拡樹がvs嵐に出てる世界……すごい」など、以前には想像もできなかった光景が目の前に展開する様に興奮が抑えられない視聴者が続出。「友達とすごいしか言ってない」「VS嵐に宮野真守が出た。生きててよかった」「まさか鈴木拡樹をテレビで見る日が来ようとは」など両者が“お茶の間”に認知される存在になったことに感動する声がタイムラインにあふれた。また舞台のチケットがなかなか取れないという鈴木さんのファンからは、「鈴木拡樹を無料で見られる」という声も。「今日は鈴木拡樹が無料で見られる日だった」「鈴木拡樹を無料で見れるとか至福」「TLで無料で鈴木拡樹見れてありがたいってみんな言ってる」などのツイートがあふれる状況に「パワーワードが飛び交っている」という反応も寄せられていた。宮野さん、鈴木さんはじめ今回のゲストらが出演する舞台「髑髏城の七人 Season月」は11月23日(木)から「IHIステージアラウンド東京」で上演される。(笠緒)
2017年11月16日いま大ブームを巻き起こしている2.5次元舞台。そのなかで、原作に忠実なキャラクター造形で、第一人者と言われているのが鈴木拡樹さん。なんと次回作は初出演となる劇団☆新感線です。ものすごくゆっくりのペースでしか成長していけないタイプなんです。漫画やアニメ、ゲームの世界を舞台上に忠実に立ち上がらせ、いま大ブームを巻き起こしている“2.5次元舞台”。メイクやウィッグ、衣裳による完璧なビジュアル作りもさることながら、声や表情、仕草、動きに至るまでの役の造形が的確で緻密だと評価を受けているのが鈴木拡樹さん。しかし、鈴木さんがその世界の代表者のように語られるのには別の理由がある。どんなキャラクターを演じていても、普通なら介在するはずの役者の自我や肉体というものの存在を消し去り、すべてを役に明け渡しているように見えるのだ。それはまるで、丸かったり尖っていたり、いろいろなキャラクターの器に合わせて形を変えていく水のような。だからこそ今回、鈴木拡樹という人そのものの形を確かめたくて、さまざまな表情での撮影とインタビューをお願いした。――これまで2.5次元作品への出演が多かったのですが、今回は、劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月に出演されます。鈴木:出演のお話が来ていると知った時には、やっぱりびっくりしました。初めて新感線さんの作品を観たのが『鋼鉄番長』(‘10年)で、好きな世界観の舞台だと思いましたけれど、自分が出るのはピンとこないというか…僕のことを知ってもらえる機会はないだろうと思っていましたから。――そんなはずはないですが、確かに、今回のキャスティングが発表になった時、「ついに見つかってしまったか」とは思いました。鈴木:…はははは(笑)。――初めて触れる新感線の稽古場はいかがですか?鈴木:覚えなければいけないキッカケ数が多いです。体の向きを変えるタイミングのような細かいところまで決まっている。ただ、それに合わせて効果音が入ってきて、それが気持ちいいんですよ。新感線さんの舞台って、いつもとってもテンポがいいですけれど、お客さんを盛り上げられるテンポ作りには、あの細かい演出が必要なのかもしれないなと思っています。――チラシのビジュアル撮影で、役の扮装をした鈴木さんの役づくりがあまりに完璧で、現場が騒然となったと聞いたのですが…。鈴木:…台本はいただいていなかったけれど、以前に観たことがある作品でしたから、一応、ざっくりとした自分なりのイメージでアプローチさせていただいたんですよね。でも、カメラマンさんが、「冷たく指示を出しているように」とか、いろいろお題をくださったので、セリフのないお芝居をしている感覚で、僕も楽しかったです。ただ、他のキャストがいなかったので、完全に“ひとり髑髏城”でしたが。――わりとすぐに役に没入できてしまうほうなんですか。鈴木:どうでしょう…なんとなく、こういう場面でこういう反応をする人なのかな、とか、ある程度ベースを考えておくとやりやすいし、すぐに入れると思います。だから、撮影前に資料を集めて、こういう性格のタイプで、こういう癖があって…ということは、ある程度考えておいたりはします。ただ、稽古が始まってみて、全く変わってくることもありますからね。――実際に稽古が始まって、どんな『髑髏城~』になりそうですか。鈴木:今回、全体的にキャストが若いということもあって、若さゆえの青さみたいなものを、これまでより強く描くと言われています。僕が演じる天魔王は、天下を狙う男ですが、未熟さゆえの思い込みの激しさだったり、人間的な部分が出てくるのかなと思っています。――先日、鈴木さんがMCを務めている『2.5次元男子推しTV』を見直したんですが、ゲストの皆さんが鈴木さんの印象として、一様に「神様」だとか「宇宙人」のような、人間じゃないものに例えていたのが面白かったです。鈴木:普段、あんまり怒ったり声を荒げたりしたくない人なんで、そのせいなんだと思います。――もともとの性格ですか?鈴木:そういう部分もありますし、心がけてもいます。自分の身の丈に合った形で、できるだけ人に優しく接しようとは思っています。――10代や20歳前後には…?鈴木:一般的にトガってると言われる時代ってやつですね(笑)。――まさに、その若気の至りみたいな過去もあるんですか?鈴木:逆パターンですが…もう少しトガっておけばよかったなと思います。学生時代…いわゆる思春期と呼ばれる時期に、親に反抗したりすることがなかったんですよね。今回の役もそうですし、不良役を演じる時も、何か参考にできたかもしれないなって。――不良文化に憧れる、みたいなことはありました?鈴木:たぶん感覚が違うんですよね。反抗している同級生を見て、「ダメだよ」って思っていました。だから、僕自身はそんなつもりはないけれど、同級生からは大人に見られることが多かったですね。――逆に、ハメを外せない自分に対して悩むことはありました?鈴木:そういう瞬間がラフにできる人間だったらよかったなとは思うんですけれど、そんな自分と何年も付き合ってきているんで(笑)。無理するのも違うし、自然にこういう自分をわかって受け入れてくれる人と付き合ってきましたし。――天魔王もですが、ものすごく悪い役や気性の激しい役を演じている時はどんな気持ちですか?鈴木:解放感はありますよ。でも、自分はほぼ持っていない部分なので、想像のなかで作っていくしかないぶん、極端な振り方になってしまうのかもしれません。――今回、同時期に上弦の月と下弦の月の2チームが交互に演じることになりますが、上弦チームへのライバル意識はありますか?鈴木:なくはないですが、同じ天魔王役の(早乙女)太一さんが、稽古中もいろんなことを教えてくださいますので、いまは吸収させていただいて、それを下弦チームに生かすことを考えています。周りを見て動くというのは、自分の得意分野なので、いいと思ったところは積極的に盗んでいきたいな、と。すずき・ひろき1985年6月4日生まれ。大阪府出身。‘07年、ドラマ『風魔の小次郎』でデビュー。翌年の舞台『最遊記歌劇伝 -Go to the West-』で初主演を果たし、以降、舞台を中心に様々な作品に出演。おもな出演作に舞台『刀剣乱舞』『弱虫ペダル』などがある。MCを務めるトーク番組『2.5次元男子推しTV シーズン2』(WOWOW)が11月23日より放送開始。劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月は、11月23日(木・祝)~2018年2月21日(水)に豊洲・IHIステージアラウンド東京 にて上演。上弦の月と下弦の月のW チームでおこなわれ、鈴木さんは下弦の月に出演。共演に宮野真守、廣瀬智紀、木村了、松岡広大、羽野晶紀、千葉哲也ほか。ステージアラウンド専用ダイヤルTEL:0570・084・617(10:00~20:00)※『anan』2017年11月15日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・中村美保ヘア&メイク・AKIインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年11月10日南青山にある岡本太郎記念館では、企画展「太陽の塔 1967 ー 2018 ー岡本太郎が問いかけたものー」の第1期が、10月13日から2018年2月18日まで開催中。本企画展は、これまで写真でしか見ることができなかった、大阪万博テーマ館での岡本太郎の芸術的な展示空間を3次元で追体験できるという史上初の試みを実施。大阪万博当時の塔内部を再現したモデルもあわせて展示される他、半世紀前に彼がつくりあげたメッセージ空間をフィギュア界では知らない人はいないであろう海洋堂がジオラマで再現している。また、翌2月21日から5月27日まで開催される本企画展の第2期では、展示の一部を入れ替え、太陽の塔再生プロジェクトの一端を紹介する。【展覧会情報】太陽の塔 1967 ー 2018 ー岡本太郎が問いかけたものー会期:第1期 10月13日~2018年2月18日/第2期 2018年2月21日〜5月27日会場:岡本太郎記念館住所:東京都港区南青山6-1-19時間:10:00~18:00(最終入館 17:30まで)料金:一般620円 小学生310円休館日:火曜日、2018年2月19日ギャラリートーク:11月16日/12月14日/2018年1月18日/2月14日/3月15日(ともに14:00から20分程度、予約不要。日程は変更する可能性あり)
2017年10月23日「太陽の塔 1967 ー 2018 ー岡本太郎が問いかけたものー」展を、東京・岡本太郎記念館にて開催。第1期は、2017年10月13日(金)から2月18日(日)まで、第2期は2018年2月21日(水)から5月27日(日)まで。2018年3月、《太陽の塔》が完全な姿で”再生”する。今まで非公開のままになっていた太陽の塔内の耐震補強工事のついに終了し、展示施設に生まれ変わる。抽象的で真っ白な塔から1歩中に足を踏み入れると、そこにはまるで生き物の体内のような異質な空間が広がっている。無数の襞を打つ真っ赤な壁は「脳の襞」。そして中央にそびえ立つ「生命の樹」は、様々な色の枝をつけた樹木のようであり、一方で血管のようでもある。本展は、この太陽の塔の復活を記念し、「太陽の塔とはなにか」を再び今の時代に問いかける。大阪万博に参画した1967年から塔内が再生される2018年まで、半世紀にわたる岡本太郎と太陽の塔の軌跡を紹介。大阪万博テーマ館のミニチュア立体化も公開する。さらに、当時の展示空間を、”3次元”のリアルな再現で追体験できる企画も用意した。【詳細】「太陽の塔 1967 ー 2018 ー岡本太郎が問いかけたものー」展会期:・第1期 2017年10月13日(金)〜2月18日(日)・第2期 2018年2月21日(水)〜5月27日(日)※第2期では展示の一部を入れ替え、太陽の塔再生プロジェクトの一端を紹介。会場:岡本太郎記念館住所:東京都港区南青山6-1-19開館時間:10:00〜18:00 (最終入館17:30まで) 休館日:毎週火曜 ※2018年2月19日(月)は臨時休館入館料:一般 620(520)円、小学生 310(210)円 ※( )内は15人以上の団体料金【問い合わせ先】TEL:03-3406-0801
2017年09月23日2.5次元の世界を牽引する鈴木拡樹を主演に迎え、唐々煙の大人気コミックスを原作に舞台化した「煉獄に笑う」。8月より上演されていた本舞台が、先日東京公演全日程を終了し、メインキャストからコメントが到着した。時は天正、戦国乱世の真っ只中。300年に一度、日ノ本(ひのもと)最大の湖・琵琶湖に甦るといわれる伝説の化物「大蛇」。その「大蛇」には絶大な力が宿るという言い伝えがある――。時の武将たちは、それぞれに、大蛇の絶大なる力を追い求めていた。織田家家臣・羽柴秀吉の命を受け、大蛇に繋がる髑髏鬼灯の謎に挑む小姓・石田佐吉(後の石田三成)。大蛇に関わりがあるとされる曇神社八代目当主・曇芭恋と阿国を巻き込んで、織田家の対抗勢力、伊賀・百地家当主・百地丹波との一戦を向かえる…。石田佐吉役を演じる鈴木さんのほか、崎山つばさ(曇芭恋役)、前島亜美(曇阿国役)、中村誠治郎(島左近役)、浅田舞(芦屋弓月役)らが出演した本作。8月24日(木)にサンシャイン劇場で幕が開き、9月3日(日)まで全16ステージが上演。9月8日(金)からは大阪公演が行われる。今回東京公演を終え、鈴木さんと崎山さんのメインキャスト2人からコメントが到着。鈴木さんは、「この『煉獄に笑う』は舞台として挑戦しているところがあって、それが凄く面白いところでもあって難しいところでもあるんですが、例えば、セットが大きく転換していくシーンでは、裏回りの導線ですとか、お客様には見えない動き部分は、稽古場でもセットは組んでいたんですが、劇場に来て初めて完成した部分でした。通し稽古やゲネプロもありましたが、本当の意味で物語に初めて息が吹き込まれたという感触を得たのは初日でしたね」とふり返り、崎山さんも「自分も初日の公演なんですが、OPが終わったときにもらった拍手が印象的で、間違えなく楽しんでいただいている拍手に聞こえたので、凄くその後の弾みになった気がします」とコメント。観客がどれくらい満足したのかを一番感じられるのがカーテンコールだと話す鈴木さんは、「そのとき起こる拍手であったり、盛り上がりであったりを直接感じることが出来るのが本当に幸せだなと思っています」と語り、「稽古場では絶対味わえない、作品に携わる方の全員の結果が出たんだと感じることが出来るんです。そういう意味でも物凄い反響を日々感じていた公演だったと思います」としみじみ。またこれから迎える大阪公演については、「劇場が変わるので、演出的なところでまた変わって行くところはあると思いますが、僕は拡樹君に対する悪戯を毎回変えていますね(笑)」と崎山さん。鈴木さんは、「今作で一番大切にしているのが怒涛のように吹く風のごとく流れていくストーリーなので、この東京公演で付けた勢いをそのままに、大阪でより暴れさせてやろうかと意気込んでいます」と話している。なお、本舞台の大千穐楽公演の模様は、ライブビューイングのほかTV生中継も決定しており、鈴木さんは「新しい挑戦としてお客さまにも楽しんで観てもらいたいですね」と話し、崎山さんも「自分にとっても凄く新鮮事で、より遠くに届けるという意識を持ちながら最後まで突っ走っていきたと思いますのでよろしくお願い致します」とメッセージを寄せている。舞台「煉獄に笑う」大阪公演は9月8日(金)~10日(日)森ノ宮ピロティホールにて上演(全5回)。舞台「煉獄に笑う」は9月10日(日)17時~CSテレ朝チャンネル1にて生中継。(cinemacafe.net)
2017年09月04日俳優の鈴木拡樹が24日、主演舞台『煉獄に笑う』の公開ゲネプロに登場し、崎山つばさ、前島亜美、中村誠治郎、浅田舞、吉野圭吾とともに取材に応じた。同作は唐々煙による人気作『曇天に笑う』の300年前を描いたコミックを舞台化。羽柴秀吉の命を受けて、300年に一度琵琶湖に蘇ると言われている大蛇につながる髑髏鬼灯の謎に挑む小姓・石田佐吉(鈴木)と、その謎の鍵を握る曇神社の当主である双子・曇芭恋(崎山)、曇阿国(前島)が戦いに巻き込まれていく。殺陣に次ぐ殺陣という激しい構成に「1日10時間くらい稽古をしていた」と振り返る鈴木。「10時間汗をかき続けていると(ストーリー上の)旅の原点を忘れたりするんですけど」と苦笑しつつ、公開ゲネプロにより「髑髏鬼灯を探して、殿に任されて旅に出たんだなと実感しつつやってるので、新鮮な気持ちで」と心境を表した。双子役の崎山と前島は鈴木にちょっかいを出すシーンも多いが、前島は「稽古中はすごく集中していたので、たわいもない会話くらいしかしていない」と稽古の大変さをうかがわせた。「芭恋と阿国で”絵しりとり”をして、佐吉に当ててもらうというゲーム」をしたところ、前島が”画伯”だったため「双子の勝利でした」と明かし、崎山も「多分見せられない絵だと思います」と苦笑した。鈴木は「舞台上では、本当に双子にしか見えないけど、裏では本当に真面目に打ち合わせしますからね」と裏側の様子を明かし、「自然な双子感が出ていてすごいなと思う。プロフェッショナルのよう」と称賛。また崎山は「拡樹くんを見ていると、ちょっかいを出したくなるような佐吉なので、隙があればやりたいなと思う」と笑い、「まだまだ果敢に佐吉にいたずらを仕掛けていきたいなと思います」と意気込んだ。同作には他、小野健斗、納谷健、碕理人、林田航平、釣本南、山下聖菜、村田洋二郎、平塚真介、東慶介、角川裕明(吉野とWキャスト)が出演。東京公演はサンシャイン劇場にて8月24日~9月3日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて9月8日~9月10日に行われる。
2017年08月24日ニューエラ(New Era)と日本が誇るアート界の鬼才・岡本太郎のコラボレーション第3弾が登場。2017年4月6日(木)に発売される。これまで発売されてきた第1弾では「太陽の塔」「こどもの樹」をモチーフにしたキャップやバケツ帽子を展開、そして第2弾では「天空に我あり」「風」といった作品をフィーチャーしたバッグも登場した。第3弾となる今回は、岡本太郎がロゴデザインを手がけたことで知られるプロ野球球団「近鉄バファローズ」を復刻したアジャスタブル仕様の「9FIFTY Trucker」や、彼が作品に記すサインを刺繍したベースボールキャップ「59FIFTY」など、全9モデルが用意されている。さらにキャップをミニサイズにした可愛らしいキーホルダーも。カラーはモノトーンをメインに、レッドをアクセントに取り入れたものも登場している。暖かくなるこれからの季節に取り入れてみてはいかがだろう。【詳細】ニューエラ×岡本太郎 第3弾発売日:2017年4月6日(木)価格:・59FIFTY 5,500円+税・9FIFTY Trucker 5,000円+税・Cap Key Holder 2,300円+税【問い合わせ先】ニューエラTEL:03-5773-6733
2017年04月09日俳優・山本裕典(29)が21日付でエヴァーグリーン・エンタテイメントから契約を解除されたことを受け、同事務所に所属する女優・岡本夏美(18)が26日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、社長から詳しい事情の説明があったことを明かした。山本のことを兄のように慕っていたという岡本は、「もともと裕典くんは、事務所の中でもお兄ちゃん的な存在で、私が入った時から妹のようによくしてくださった」と感謝し、「お兄ちゃんと呼ぶくらい親しい仲」と回顧。契約解除が発表された日の午前中、社長と山本が話し合いを行った上での結論であると言い、「その後に事務所のメンバーがみんな集められたんです。マネージャーさんとタレントが」。一部では無断で副業をしたことが原因と報じられているが、「副業の問題ではないと聞きましたし、法的なことではないとも聞きました」と報告した。契約解除後、山本と連絡は取っていないという岡本。同番組の現役高校生枠でたびたび出演して注目を集めたが、高校を卒業することから奇しくもこの日が最後の出演に。そのタイミングと山本のニュースが重なり、「ワイドナショーの呪い……」と吐露して笑いを誘った。"ワイドナショーの呪い"とは、同番組の出演者のスキャンダルや災難が続くことからネット上など囁かれはじめたこと。岡本も「まさかの最後の最後に……」と戸惑いの表情を浮かべていた。
2017年03月26日岡本太郎現代芸術賞20周年を記念した企画展「TARO賞20年/20人の鬼子たち」が、3月12日から6月18日まで東京・南青山の岡本太郎記念館にて開催される。岡本太郎を失ってひとりになった岡本敏子が、「太郎を次の時代に伝えるのが私の仕事」という思いで立ち上げたTARO賞。同展では、20周年を迎えたTARO賞にこれまで入選してきた410組の作家の中から、入選後もめざましい活躍を見せる“20人の鬼子たち”による作品を展示。一筋縄ではいかない作家たちが繰り広げる濃密なアート空間を堪能できる貴重な機会となっている。参加作家は、宇治野宗輝、梅津庸一、大岩オスカール、オル太、風間サチコ、加藤翼、加藤智大、金沢健一、キュンチョメ、斉と公平太、サエボーグ、関口光太郎、天明屋尚、東北画は可能か?、ながさわたかひろ、西尾康之、村井祐希、山口晃、吉田晋之介、若木くるみの20名。また、3月17日、4月14日、5月18日、6月15日にはギャラリートークが開催される。【イベント情報】「TARO賞20年/20人の鬼子たち」会場:岡本太郎記念館住所:東京都港区南青山6-1-19会期:3月12日~6月18日時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)料金:一般620円、小学生310円休館日:火曜日(祝日の場合は開館)
2017年03月09日「ニューエラ(New Era)」が、日本が誇るアート界の鬼才・岡本太郎とコラボレーション。2017年2月9日(木)より、全国のニューエラ正規ディーラーにて順次展開される。数か月に渡ってリリースされる岡本太郎とのコラボレーションコレクション。第一弾には、1970年に大阪万博で発表された岡本太郎の代表作「太陽の塔」をモチーフにしたアイテム群が用意されている。展開されるのは、ニューエラのアイコン「59 FIFTY」 キャップや、59FIFTYと同様のフォルムながら、アジャスタブル仕様でサイズ調整が可能な「9 FIFTY」、カジュアルにコーディネートできる「Bucket(バケット)」など。帽子の裏には、鮮やかなプリントが施されているところもポイントだ。デイパックには、大きく太陽の塔をデザインしインパクト大。PCを入れられたり、ペットボトルをサイドに収納できたりと、機能性も十分だ。この「太陽の塔」シリーズを皮切りに、太郎のスケッチ画や油彩画をフィーチャーしたモデルや、「こどもの樹」をモチーフにしたキッズモデル、そして太郎がロゴデザインを手がけたプロ野球球団「近鉄バファローズ」のモデルなどが順次リリースされる予定となっているので、目が離せない。【概要】岡本太郎×ニューエラ発売日:2017年2月9日(木)~発売場所:ニューエラ直営店、全国のニューエラ正規ディーラーアイテム:・59FIFTY 各 5,800円+税・9FIFTY各 5,300円+税・Bucket-01 各 4,800円+税・Pom-Pon Knit各 4,600円+税・Daypack 各 10,000円+税【問い合わせ先】ニューエラTEL:03-5773-6733
2017年02月04日世界的なアーティストとのコラボレーションを展開してきたニューエラ(New Era(R))が、日本が誇るアート界の鬼才、岡本太郎とのコラボレーションコレクションを数ヶ月に渡りリリースする。第1弾となるコレクションは岡本の代表作となる1970年に大阪万博で発表された「太陽の塔」をモチーフとした、キャップ、ニット帽、バックパックなどニューエラを代表する人気モデルの数々に、この象徴的なモチーフが落とし込まれている。「太陽の塔」シリーズを皮切りに、スケッチ画をフィーチャーしたモデルや、「子どもの樹」をモチーフとしたキッズモデル、ロゴデザインを手がけた「近鉄バッファローズ」のモデルなどが順次リリースされる予定だ。
2017年02月02日来年2月に上演される舞台「ノラガミ-神と絆-」。この度、本作で鈴木拡樹演じる“夜ト”と植田圭輔演じる“雪音”が対峙するティザービジュアルと、2人のキャストビジュアルが公開された。原作は、「月刊少年マガジン」(講談社)にて連載中の、あだちとかによるダーク・アクションファンタジー作品「ノラガミ」。貧乏でマイナーな神様である主人公・夜ト、神の道具である神器となった死霊の少年「雪音」、魂の抜けやすい半妖体質となった少女・壱岐ひよりの3人に芽生える絆、そして神々との戦いを描いていく。今回の舞台は、今年1月に上演された舞台「ノラガミ-神と願い-」に続く完全オリジナルストーリーで展開。キャストには、主人公の夜ト役を舞台「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~」「刀剣乱舞」など数多くの2.5次元舞台に出演する鈴木さん、雪音役を舞台「『戦国無双』関ヶ原の章~」の植田さん、兆麻役を『ミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズン』の和田琢磨。さらに、壱岐ひより役を長谷川かすみ、毘沙門役を安藤彩華、小福役を糸原美波、大黒役に友常勇気が続投。そのほか中村龍介、川隅美慎、NAO-G、丸目聖人ら追加キャストも発表されている。なお本公演のチケットが発売中(チケットが無くなり次第受付終了)。さらに、本公演は最終日にライブビューイングが決定しており、この先行申込受付も開始されている。舞台「ノラガミ-神と絆-」は2017年2月16日(木)~26日(日)の期間でAiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演(全15公演)。舞台「ノラガミ-神と絆-」ライブビューイングは2月26日(日)丸の内ピカデリー(東京都)、ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都)、MOVIX八尾(大阪府)ほかにて上映。(cinemacafe.net)
2016年12月26日来年3月より待望の再演を果たす「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~2017」。この度、横浜流星演じる日向創、鈴木拡樹演じる狛枝凪斗のビジュアルが公開された。「南の島で、“サイコトロピカル”な“コロシアイ”!!」「超高校級」と称される卓越した才能を持つ現役高校生だけが入学を許される国家公認の私立校「希望ヶ峰学園」。主人公・日向創は、強い憧れだった希望ヶ峰学園に念願の入学を果たした。入学式の日、日向が目を覚ますとそこには「扉」があり、扉を開けた先の教室には日向と同じ学園の新入生達が集っていた。しかし、程なく生徒たちは教室に閉じ込められてしまっていることを悟り困惑する。そこに突如現れたのは謎のキャラクター「ウサミ」。引率役を名乗るウサミは唐突に修学旅行の開催を告げる。教室の外壁が外れるとそこは南国のリゾート地「ジャバウォック島」だった。驚きのあまり海岸に倒れてしまった日向は同じく新入生の狛枝凪斗に起こされる。その際、自分の持つ「超高校級の才能」を含む過去に関する記憶が思い出せなくなっていることに気付いた…。ウサミの話では「ほかの生徒たちと仲良くして希望のカケラを集める」ことが目的の平和な修学旅行だったのだが、日向達が思い思いに島を探索していたとき、突如として謎のぬいぐるみ・モノクマが襲来する。生徒たちを守ろうとしたウサミはモノクマに敗北し、大事な杖を破壊され、モノミに改造されてしまう。呆気にとられる生徒たちに、モノクマは「島から脱出するためには他の生徒を殺さなければならない」という「コロシアイ修学旅行」の開催を宣言。「修学旅行のしおり」に新たなルールを書き加えた上、日向たち生徒全員が「何者かによってここ数年間の記憶を奪われている」という事実を突きつける。唐突な事態の連続に戸惑う日向たちだったが、自らリーダーを名乗り出た超高校級の御曹司・十神白夜の提案によりオールナイトパーティを執り行うことになる。だが、それが全ての悲劇の始まりであった――。本作は、スパイク・チュンソフトの大ヒット人気ゲーム「ダンガンロンパ」の舞台化シリーズ第2弾として、昨年舞台化された「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~」の待望の再演。キャストには、前作より主役の日向創役の横浜さん、狛枝凪斗役の鈴木さんのほか、神田沙也加(特別映像出演)、いしだ壱成、井上正大、伊波杏樹、高橋ユウ、西洋亮、水越朝弓、蜂谷晏海、濱頭優、貴家堂子(声の出演)らが続投。さらに、「ダンガンロンパ THE STAGE 2016」に引き続き、TARAKO(声の出演)がモノクマの声を担当。そのほか、伊藤萌々香(フェアリーズ)、植田圭輔、三瓶、おにぎり(ニューロマンス)、中田クルミ、倉持由香、高野祐衣、山口真季ら新キャストも加わっている。11月30日に行われた制作発表にて、伊藤さん演じる“超高校級のゲーマー”七海千秋役のビジュアルが初公開。これに続き、このほど主演の横浜さん演じる“超高校級の???”日向創と、鈴木拡樹演じる“超高校級の幸運”狛枝凪斗ビジュアルが解禁された。そして、今週より毎週金曜日に公式Webサイトにて順次ビジュアルが公開されるので、こちらも楽しみにしていて。また12月10日(土)10時より、本作のチケットの抽選先行特別受付が開始となる。「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~2017」は2017年3月16日(木)~3月26(日)東京・Zeppブルーシアター六本木、3月30日(木)~4月2日(日)大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。(cinemacafe.net)
2016年12月09日Tiny N主宰、「花生師」として雑誌やTV、イベントなどでも活躍する岡本典子さん。小学3年生&1年生の二人のお子さんのお母さんでもあります。前回の「アンティークと花に囲まれた子育てライフ」「岡本さん流、仕事と子育てのバランス術」に続いて、子育て中でもできる “花あしらいのコツ” を伺いました。▼岡本典子さんファミリー プロフィール・家族構成:夫、妻、小学3年生の男の子と、1年生の女の子との4人暮らし・居住エリア:神奈川県・住宅形態:一軒家・Instagram:日々頁 @noriko_okamoto 、花頁 @hanaikeshi ・Facebook: ・HP: ■暮らしの風景に似合う花を「お花を飾る、というと花束やホテルのロビーのような華やかさをイメージする人も、まだまだ多いかもしれません。もちろん、豪華な花の美しさも素敵です。でも、一般的な家庭に似合うかどうかは、また別の話。花は空間や暮らしに沿うことが大切です。そこだけがぐっと目立つのではない、ふと気づけば花がある。風景のひとつでありながら、一輪でも確かな意味がある。そんな形が理想です」そこで、子育て中の家庭でも今すぐ取り入れられる、小さなアイデアをいくつか教えていただきました。▼花器は自由に選ぶ。子どもに倒されない工夫も中に水を入れた容器を忍ばせれば、どんなものも花器になります。花器をそのまま置くと子どもがひっくり返すのが心配という場合も、こうしてカゴなどにいれることで倒れにくくなるという嬉しい効果も。▼賃貸でも大丈夫! 立体ディスプレイ上写真、中央奥の黒い木枠は、ホームセンターなどでも購入できる板材を四角く組み立てた花台。賃貸マンションなどで、棚やフックを取りつけられない家庭でも、気軽に立体的な壁面ディスプレイを楽しめます。玄関では、下駄箱の上に置いて鍵の定位置に。▼照明用のダクトレールを有効活用照明用のダクトレールを利用すれば、ハンギングがより手軽に。S字フックを併用し、壁や天井を傷つけることなく、空間ディスプレイが楽しめます。これからの季節なら、こんなふうにわら細工のヒンメリを吊るすのも素敵です。(照明との距離を保つなど、十分注意の上で設置してください)▼壁にかける、大きな器に飾る壁面にドライフラワーを飾るのも、子育て中にはぜひ取り入れたいテクニック。花を束ねるときは、テーブルなどの平面に置いた状態でドライにすると、平らな部分ができて壁に飾りやすくなります。「水を取り換えるのを忘れそうなら洗面所に飾る、そんなふうに、自分に合った場所を見つけるのもいいですね。花はあくまでも生き物。いわばペットのような存在です。ただインテリアの一部として置くのではなく、しっかり様子を見ながら、お世話する気持ちを楽しんで。枯らすのを怖がって手出しをしないのではもったいない。ぜひ、前向きな気持ちで取り入れてみてください。もし枯らしてしまったら、“勉強させてもらいました、ありがとう”という気持ちで、次に生かせば大丈夫。そうやって、場数を踏んでいけば、だんだんと花と向き合うことが楽しくなってきて、自分のハッピーなエネルギーが伝わり、花ものびのび健やかに育っていきますよ。そしてまた、そこから自分もエネルギーをもらうんです。そうなったらもう、私と同じ『花中毒』ですね(笑)」 ■子どもたちには “生きる力”を身につけてほしいそんな自称 “花中毒” の岡本さんが出版された 「花生活のたね」 。気軽な花の飾り方や、さまになる選び方、ハーブの取り入れ方など、四季折々、一年を通じて花を緑を楽しむ暮らしのヒントが詰まった一冊ですこの本では、自然を通して子育てをする姿、年に何度も行くというキャンプについての話も。「我が家では、もともと夫がキャンピングカーを持っていたこともあり、キャンプは家族みんなが楽しみにしているレジャー。私にとっては、日常をリセットできる大切なリフレッシュでもあります。お勉強ももちろん大切ですが、子どもたちには “生きる力” を身につけてもらいたい。普段、恵まれすぎている環境にいる私たちにとって、キャンプのような限られた条件の中での暮らしは、“どうすればいいか? 何で代用できるか?”の連続です。火を起こしたり、洗い物は自分でやったりを通して、楽しみながら力強く、たくましくなっていってもらえたら嬉しいですね」花や緑に触れている岡本さんにとって、山や森に身を置く時間を大切に感じるのは、ごくごく自然なことにも思えます。しかし、意外なことに子どもたちに「自然を、花や緑を好きになってほしい」という強い思いを持つことはないのだそう。「本当に好きだと感じたら、それこそ親から止められても突き進んでしまいます。まずは興味をもってもらいたい。親が先に導きすぎて、気持ちを削いでしまってはもったいないですから。いろんなことを経験する中で、興味のある方へ進んでくれたらいいなと思っています」花のさまざまな個性を尊重しながら、一番いい表情を見極めいきいきと見せる岡本さんの手。それは、のびのびと育つ子どもたちを広く受け止める、おおらかな母の手でもありました。取材/文:藤沢あかり 撮影:田所瑞穂(書籍クレジット写真を除く)
2016年12月01日女優の岡本玲が、29日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『今夜くらべてみました』(毎週火曜23:59~)で日記を公開。その内容に「怖すぎる」と驚きの声が上がっている。今回、「トリオ THE いいね!を押せない女」と題して、SNSで「いいね!」を押せないという岡本玲、横澤夏子、伊藤ゆみ(ICONIQから改名)が出演。「いいね!」を押す気になれない不満を打ち明けた。岡本は、高校2年生の頃から書いているという、心にたまった憤りを吐き出す日記を公開。チュートリアルの徳井義実が「仕上がりはデスノート」と紹介したその日記には、「抹殺」「消えなされ」「死」「地獄」「滅亡」「生への渇望」「南無阿弥陀仏」といった言葉がつづられており、共演者から「怖い怖い」という声が上がった。岡本は「浮かんでくる感じのイメージをただひたすら家で書いていて、自分の中の暗かったり怖かったりする部分を自分で気付く時間」と説明。「安定剤みたいな感じ?」と聞かれると、「うん」とうなずいた。「DEAD or DEAD」という言葉も公開され、「生き死にのことを考えていて、でも生きるって死への道じゃないですか。"生きる=死"だしな…"DEAD"ってなりました」と説明。また、テレビでは公開できないレベルのページを見せられた横澤は、「えっ怖い…。目を合わせてお話しできなくなるくらい」とおびえていた。ツイッターでも、「岡本玲こわいわ」「岡本玲ヤバイやろ」「可愛いのにデスノート怖すぎ」「見た目と違って闇深すぎ」と驚きの声が続出。また、「岡本玲ちゃんおもろすぎ」「岡本玲の言ってることよくわかる」「生きることは死への道って岡本玲の考え方ピッタリ同じすぎて心震える」という声も上がっている。
2016年11月30日花や緑のある豊かな暮らしを提唱するTiny Nの主宰「花生師」として活躍する岡本典子さん。TVや雑誌、イベントなどで活躍中の岡本さんですが、実は小学3年生&1年生の二人のお子さんのお母さんでもあります。前回の「アンティークと花に囲まれた子育てライフ」に続いて、岡本さん流の仕事と子育ての両立についてお話を伺いました。▼岡本典子さんファミリー プロフィール・家族構成:夫、妻、小学3年生の男の子と、1年生の女の子との4人暮らし・居住エリア:神奈川県・住宅形態:一軒家・Instagram:日々頁 @noriko_okamoto 、花頁 @hanaikeshi ・Facebook: ・HP: ■子どと向き合うことでエネルギーは循環される「好き」を仕事にしながら、日々、花に触れ、忙しくもパワフルに飛び回っている岡本さん。しかし、一方では小学生2人の子をもつ、お母さんでもあります。仕事、家庭を居心地良く整える家事、子供たちへの食事作り。目の回るような忙しさは想像に難くありません。仕事と子育て、どのようにバランスを取っているのでしょう。 ■家族はチーム、「ごめんね」より「ありがとう」を仕事が予定よりも遅くなり、子どもたちの待つもとへ、駆け足での帰宅。働くお母さんならではの、日常の一コマです。気持ちばかりが焦って、イライラ、バタバタ。さらには、それが子どもにも伝わり、親も子どももぐったり……そんなことはありませんか?いつでも家族の目に触れる廊下の一角を、思い出を重ねるスペースにしています。写真だけでなく、公園の落ち葉で作った工作なども。小さな足型は、兄妹それぞれがまだ赤ちゃんだったころのもの。シックな色づかいのファブリックパネルなら、こんなふうにインテリアの一部として楽しめます。そこで、子どもたちと顔を合わせた岡本さんが真っ先に伝えるのは、「ありがとう」という言葉。「遅くなってごめんね」ではありません。「『待っててくれてありがとう〜!おかげで、すごくいい仕事ができたよ!』っていうと、子どもたちの顔がパッと華やぐんです。なんなら、『でしょ!?』ってドヤ顔になるくらい(笑)。自分たちも、仕事に参加した気持ちになってもらえるのかもしれませんね」「ママがつらそうだと、子どもも悲しいですよね。私一人ががんばっているわけでは、決してありません」と岡本さんは話します。パパ、ママ、そして子どもたち。誰一人として欠けられないその歯車を、みんなで回しているという自覚。その思いが、家族を「チーム」として高め、より結束した関係になるのかもしれません。そうは言っても、家事や育児の繰り返される日常は、楽しいことばかりではありません。岡本さんにとっての小さなリフレッシュは、大切にしている朝時間のひととき。毎朝、子どもたちが家を出るのは、8時前くらいでしょうか。みんなで早起きの我が家は、子どもも5~6時頃起きだします。週に3度、花の仕入れに行くときは3時起きですが、それがないときは4時半頃起きて、家族が起きてくるまでの間に、やりたいことを少しだけやります。夜は21時頃布団に入ることも多いので、家事もこの時間帯ですね」新しい芽吹きや花のほころびに目をやりながら、庭で飲む一杯のコーヒー。今日一日のスケジュールを思いながら、身体をほぐして温める、朝風呂の時間。ほんの少しの時間ですが、それは岡本さんにとってスイッチを切り替える大切な、ささやかな暮らしの句読点です。「子どもたちが2人とも小学生になり、少しずつ自分の時間がもてるようになりましたが、つい最近までは時間との追いかけっこの毎日でした。夜は疲れて子どもと眠ってしまうこともしばしば、だから自然と朝の時間が不可欠になってきたのかもしれません」ある日息子さんが作ってくれた、家族の役割分担表。母親からお手伝いを強制するのではなく、子どもたちが自然と家族をチームだと感じていることの表れのひとつ。「いただきますをいうひと」という分担があるのも、仲睦まじい家族の食卓が思い浮かぶようで微笑ましい。でも、と岡本さんは続けます。「花の仕事をして、まだまだ手のかかる子どもたちとも全力で向き合って、クタクタに疲れます。でも、そんな私にエネルギーを注いでくれるのもまた、子どもたちの存在なんです。エネルギーを吸い取られるけれど、その何倍ものよいエネルギーを、また私に吹き込んでくれる。生きる力の循環です。子どもたちって、エネルギーに満ちあふれていますから」全力で向き合って、様子をしっかり目で見て、心の声を聞く。それは花も子育ても、共通するものがあるのかもしれません。「仕事中、『あ~、疲れた!』って感じると、だからこそ早く子どもに会いたい!とも思うんですよね、不思議なものです(笑)」次回は、子育て中でも楽しめる「花のあしらい術」を岡本さんに教えていただきます。 取材/文:藤沢あかり 撮影:田所瑞穂
2016年11月30日誰しも一度はあこがれる、「花と緑に囲まれた暮らし」。家事や育児、仕事に追われる毎日には難しいことだと考えがちですが、「たった1本からでも始められる」と言われたら、少し興味がわいてきませんか。そんな楽しみ方を提案し、いつしか自然に、花や緑のある豊かな暮らしに導いてくれるのがTiny N主宰「花生師」として活躍する岡本典子さん。雑誌やディスプレイ、イベントなどあちらこちらでご活躍の岡本さんですが、実は小学3年生&1年生の二人のお子さんのお母さんでもあります。仕事に家庭にと、毎日はつらつと走り抜けている岡本さんに、忙しいからこそ暮らしに添えたい花の楽しみ方、そして子育てのお話を伺いました。▼岡本典子さんファミリー プロフィール・家族構成:夫、妻、小学3年生の男の子と、1年生の女の子との4人暮らし・居住エリア:神奈川県・住宅形態:一軒家・Instagram:日々頁 @noriko_okamoto 、花頁 @hanaikeshi ・Facebook: ・HP: ■花とアンティークのある暮らしリビングへ足を踏み入れると、窓辺や棚だけでなく、天井までも、あふれんばかりに飾られたドライフラワーや生花。岡本さんが生み出す作品同様、アンティークカラーのグラデーションが、古い家具と溶け合うことでドラマティックな空間を生み出しています。高台に建つ一軒家を購入し、DIYが大好きなご主人と一緒に、少しずつ手を加えながら暮らしている岡本さん。大好きなアンティークの家具に似合うよう、リビングの壁には家族みんなで漆喰を塗りました。「一人暮らしを始めたころから、変わらずずっと古いものが好き。アンティークの家具が好きなのは、さりげなく自然に、花と調和するからかもしれません」リビングからエントランスへ抜けるドアは、アンティークショップで購入した古いドアを設置。あいた壁にも、建具や脚立を立てかけ、こちらはエアプランツなどのディスプレイに。窓は、一般的なサッシの部分に木枠を取りつけ、はめ殺し窓のようにしています。ガラスははめていないので、すき間からサッシ窓の開閉もOK。クラック加工ペンキ(乾くとひび割れて、アンティークのような仕上がりになるペンキ)を塗り、こちらも時間をかけて育ったような趣に。建具を味わいのある素材に替えると、部屋全体の重厚感がぐっと増すようです。 ■子どもの想い出アイテムもディスプレイに花台にしているのは、お子さんが小さいときに使っていたアンティークのハイチェア。「一時的にしか使わないものなので、いつか花を合わせたいと思って選びました」。まだ子どもたちの身体が小さく、この椅子がぴったりだったころの食卓の風景が、いつでもよみがえります。カウンターにも、古い木箱やショーケースを置き、ディスプレイスペースとして活用。キッチンの生活感とリビングとを、ゆるやかに隔てる効果も。カウンター上の壁面には、植物画を入れたアンティークのフレームを飾っています。黒を基調にすることで、花の甘さをぴりっと引き締めるスパイスにも。また、子どもたちが作ったリースも、壁面を彩る大切なエレメント。「リース作りは、大人と一緒であれば2歳くらいから始められると思います。うちでは、子どもが興味を持ちだしたこともあって、私が先生役となり、リース作りの家族ワークショップを開いたんです。それをきっかけに、子どもたちは毎年作るようになりました」シックな色を選べば、クリスマスだけでなく一年中楽しめるのだそう。ドライフラワーは、子育て中でも楽しめるまるでおとぎ話の森へ迷い込んだような、エントランススペース。ここでも、もう一台のハイチェアを花台として使っています。「子どもがまだ小さいと、花を飾ることに躊躇される方も多いかもしれません。ワイヤーを使って吊り下げたり、壁に飾ることで、子どもの手に届かず、またドライフラワーなら乾燥した状態で下げられるので、一石二鳥です」「ドライフラワーの寿命は約6か月とお伝えすることが多いですが、これはあくまでも目安です。風通しのいい乾燥した場所で、身体が触れたりぶつかったりする場所でなければもっと長持ちします。状態を見てカサカサしすぎていたり、色があせてきたなと思ったら取り換える程度で大丈夫」と岡本さん。次回は、仕事と子育ての両立について岡本さんに伺います。 取材/文:藤沢あかり 撮影:田所瑞穂
2016年11月29日俳優・鈴木拡樹が10日、舞台『あずみ~戦国編』の公開ゲネプロ及び囲み取材に、川栄李奈、小園凌央、早乙女友貴、有森也実、星田英利、構成・演出の岡村俊一とともに登場した。同作は小山ゆう原作の同名漫画を舞台化。幼い頃より刺客として育った美しい少女・あずみ(川栄李奈)が、運命に抗いながらも、戦いに身を投じていく。鈴木は、あずみと共に育った刺客・うきはを演じた。舞台ではフライングも披露した鈴木。川栄演じるあずみに想いを寄せる役で、淡い恋模様も繰り広げられた。あずみを守り戦うシーンでは、身体能力を生かし、跳躍力のある殺陣を見せた。鈴木は「生きるということをテーマにそれぞれが戦ってる」と作品について説明した。そして「何よりも強いなと感じたのは川栄座長ですかね」と川栄を絶賛。「(川栄に)引っ張られて、僕たちもここまで来れてると思います」と笑顔で語った。また、会見ではタレント・ヒロミと松本伊代の息子である小園が少しだけ披露する殺陣が「下手」と話題に。「独特な個性と感じます」と言葉を濁しつつも「必死に練習してる姿を僕見てますので素晴らしいなと感じますし、本番、お客さんの力も借りて一段階上がるんじゃないかと」と、期待を寄せた。公演は11月11日~27日、Zeppブルーシアター六本木で行われる。
2016年11月10日俳優・佐藤隆太と女優・岡本玲が、今年最もレザーが似合う著名人として「ベストレザーニスト 2016」に選ばれ、11月5日(土)に行われた記者発表会に出席した。「ベストレザーニスト」は、「11月03日=いいレザーの日」にちなんで、国産の皮革および皮革製品の魅力を、より多くの方に知っていただきたいという想いから、一般社団法人日本皮革産業連合会で毎年行われている。この日参加した佐藤さんと岡本さんは、共に黒い革のジャケットを着用して登場。佐藤さんは授賞式ということで、革ジャケットの下はフォーマルなワイシャツ&ネクタイを合わせつつ、ボトムはゆったりしたパンツのコーディネート。「革ってハードなイメージがあると思いますが、僕はどんな素材であっても着るときはいつも自分らしくありたいと思っています。ライダースジャケットは形もきれいで細身でシャープなんですが、ボトムはちょっとゆるくバランスをとりました。ちなみにパンツはフェルトですが、ヒモは革です(笑)」と自分なりのスタイリングを明かしていた。一方、岡本さんは青いワンピースに細身の革ジャケットを合わせたスタイル。「普段からファッションは、“シンプル”を心がけているんですが、レザーのカッコよさを大事にしつつ、女性的でふんわりとした感じを大事に柔らかいワンピースの上にレザーを重ねてみました」とコメントした。今回の受賞について佐藤さんは、「レザーを上手に着こなすという点で、決して自分で自信を持てるところではなかったので…。過去の受賞者のみなさんも普段からお世話になっている伊藤英明さん、山本耕史さんを始め、いつもカッコよく革を着こなされている方々で、僕がそこに名を連ねていいのか?マネージャーに一度『本当に僕でいいのか?と確認してください』と言いました(笑)。まさかジローラモさんと同じ場に立てることになるとは(笑)」と驚きを隠せなかったという。また、岡本さんは「実は私は、こういう賞をいただくのは初めてでして…。25歳にして!それがまさかレザーニストというカッコいい賞をいただけるとは!しかも、佐藤さんは大学の先輩でして、目標とする先輩と同じ舞台に立てて嬉しいです」と興奮気味に語り、レザーに対しては“カッコいい女性”のイメージを持っているという岡本さんは、「(カッコいい女の仲間に)入れましたかね(笑)?つま先だけお邪魔しましたって感じですが…(笑)。これから大人の女性になれたらと思います」と決意を新たにしていたようだ。そして、会場には大きな牛一頭分の革や、鮮やかに染められた色とりどりの羊のレザーなどが用意されており、「スカートを作ってみたいです。柔らかい、女性的なフォルムで作れそう」(岡本さん)、「これを機に台本カバーを作りたいです。長く使えそうですし」(佐藤さん)と、2人ともそれらを手に取ってあれこれと自分だけの革製品を想像していた。(cinemacafe.net)
2016年11月07日展覧会「舘鼻則孝 呪力の美学」が、東京・南青山の岡本太郎記念館で開催される。期間は2016年11月3日(木・祝)から2017年3月5日(日)まで。舘鼻則孝は、展覧会を開催するほか、伝統工芸士との創作などにも精力的に取り組むアーティスト。2016年3月には、仏カルティエ現代美術財団にて人形浄瑠璃文楽の舞台を初監督「TATEHANA BUNRAKU : The Love Suicides on the Bridge」を公演するなどその活動は多岐に渡る。「舘鼻則孝 呪力の美学」は、岡本太郎のアトリエなどを含む館内全てをジャックした舘鼻史上最大規模の展覧会。普段の作風を逸脱し、本展覧会のために制作した「ヒールレスシューズ」をはじめとする新作に加え、2015年12月に和敬塾で限定公開した、自身の骸骨を鋳造彫刻とした「トレーシーズ オブ ア コンティニュイング ヒストリー シリーズ(Traces of a Continuing History Series)」の一部を初公表する。これら舘鼻則孝の作品群に加え、本展では岡本太郎の貴重な過去の映像と舘鼻則孝の作品が共存する空間も。過去と未来が混在する世界へと見る者たちをいざなう。【詳細】「舘鼻則孝 呪力の美学」会期:2016年11月3日(木・祝)~2017年3月5日(日)開館時間:10:00~18:00(最終入館 17:30)会場:岡本太郎記念館住所:東京都港区南青山6-1-19休館日:火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12/28~1/4)及び保守点検日。観覧料:一般 620円(520円)、小学生 310円(210円)※()内は15人以上の団体料金。
2016年10月29日男性でありながらソプラノの音域を持つ「ソプラニスタ」(男性ソプラノ歌手)の岡本知高が、10月16日(日)に東京オペラシティで行う“Concerto del Sopranista 2016-2017”に、オーストラリア出身の歌手、ヴァイオリニストのサラ・オレインがゲスト出演することが決まった。「岡本知高Concerto del Sopranista 2016-2017」の公演情報サラ・オレインは、「f分の1のゆらぎ」という聴くものをリラックスさせ、爽やかさと清涼感を与える天性の声の持ち主。また、澄んだ声と強い声を自在に使い分ける「声帯のアスリート」とも呼ばれている。テレビ番組出演、ラジオパーソナリティ、CMソング、フィギュアスケートやアイスショーでのコラボなど、多岐にわたって活躍。ウィーン少年合唱団との共演、名音楽プロデューサー、デイヴィッド・フォスターが手掛けたアルバム「We Love Disney」への参加、アンドレア・ボチェッリの最新アルバムでのデュエットなど、様々なジャンルの音楽家とも共演している。世界で数人しかいないと言われる「ソプラニスタ」の岡本知高は、国内・海外の主要オーケストラとの共演はもちろん、先日行われたブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚歌劇OGバージョンでニューヨークブロードウェイの舞台を賑わかせ、その圧倒的な歌唱力で観客を虜にしたことも記憶に新しい。彼の歌声は華やかで、それでいて共演者の歌声を決して妨げることなく存在感を出せるのは流石としか言いようがない。老若男女、全てを引き付ける彼の魅力を、思う存分楽しめるコンサートとなるだろう。また、10月12日(水)にニューアルバム『春なのに~想歌(おもひうた)』を発売することも決定しており、新たなレパートリーに期待が高まる。聴くものすべての心を揺さぶる「奇跡の歌声」をもつ岡本知高と、サラ・オレインの癒しの波長が合わさり、骨抜きにされること間違いなしだ。■岡本知高Concerto del Sopranista 2016 - 20172016年10月16日(日) 13:30開場 14:00開演東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル
2016年09月16日旅行に持って行くトランク、ついつい余分なものを持ちすぎてしまったり、逆に足りなくなってしまったり、帰りには、入りきらなくなってしまったり、なんて経験がある人もいるのでは?旅慣れている人たちに、愛用のトランクや、その中身、旅に欠かせないものなどを聞いてきました。フォーマルな靴も1足あると便利「シューズケースに入ったフォーマルなディナー靴なんですが、パーティーバックと同じでおしゃれをしたいときに履いて楽しみます。暖かい国では、サンダルなどで過ごしますが、旅行に行くときは一足、フォーマルな靴を持っていれば、行動範囲が広がります」おすすめの海外兼用コテ「コテは必ず海外兼用のものを選んでいます。クレイツのコテは、日本で使うときもキレイに巻けて、ツヤツヤな巻髪を作ることができます。」未知の土地での体験で気持ちをリセット「そうやって、いろいろな未知の場所に行って未知の体験をするからこそ、その瞬間瞬間の感情みたいなものに敏感になることができます。ああ、こういうことをしているときに自分は心から笑える、こういうことをしたかったんだ、という風に、その瞬間瞬間の感動によって、東京にいるときの自分の気持ちがリセットされていく魅力があります」岡本静香さんプロフィール女性美容家。「日本すっぴん協会」の会長であり、2005年に始めた美容ブログ『静香のメイク日記』が絶大な支持を得て美容ライターとして活動。『著書「岡本静香のすっぴん美容(光文社)」が好評発売中。
2016年08月30日旅行に持って行くトランク、ついつい余分なものを持ちすぎてしまったり、逆に足りなくなってしまったり、帰りには、入りきらなくなってしまったり、なんて経験がある人もいるのでは?旅慣れている人たちに、愛用のトランクや、その中身、旅に欠かせないものなどを聞いてきました。お昼と夜の使い分けが大切「お昼のトートとパーティーバッグです。旅行先で、お昼は、軽いトートバックにお財布やパスポートにいれて、旅先で買ったものが増えても大丈夫なように軽いものを使っています。素敵なレストランに行くとき用のパーティーバックも持って行って、両方のシチュエーションを楽しめるようにしています。ポイントは両方とも軽いこと」シーンに応じて偶然の出会いが「旅行に行くときはツアーには参加しないで、いくつか、その場所に行ったことのある人にだけおすすめのお店を聞きます。それ以外はノープランで、その土地に行った瞬間にやりたいことが自然と見えてくるもの。その勘を頼りにしていくと、いろんな嬉しい偶然の出会いがあると思います」岡本静香さんプロフィール女性美容家。「日本すっぴん協会」の会長であり、2005年に始めた美容ブログ『静香のメイク日記』が絶大な支持を得て美容ライターとして活動。『著書「岡本静香のすっぴん美容(光文社)」が好評発売中。
2016年08月30日旅行に持って行くトランク、ついつい余分なものを持ちすぎてしまったり、逆に足りなくなってしまったり、帰りには、入りきらなくなってしまったり、なんて経験がある人もいるのでは?旅慣れている人たちに、愛用のトランクや、その中身、旅に欠かせないものなどを聞いてきました。大胆なドレスアップも海外では楽しめる「日本では、着るのが少し恥ずかしいと思うくらい大胆で露出の高いドレスでも、海外ではかっこよくドレスアップをしている素敵な方が多いので、楽しめてしまいます。自分でも、必ず一着か二着持っていくようになりました」1本あるだけで便利な赤リップ「ドレスアップをするときにポイントとなるのが赤リップです。旅行先には荷物が重くならないように、あまりコスメは持っていかないようにしていますが、赤リップがあるだけで一気に顔もドレスアップできるので必携です。スックのペンシルタイプの赤リップを、すっと引くだけで、顔が引き締まるので愛用しています」岡本静香さんプロフィール女性美容家。「日本すっぴん協会」の会長であり、2005年に始めた美容ブログ『静香のメイク日記』が絶大な支持を得て美容ライターとして活動。『著書「岡本静香のすっぴん美容(光文社)」が好評発売中。
2016年08月25日