これまでとは異なる代表選考と言えよう。5月31日に発表された2022夏シーズン日本代表およびNDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)は、1年3か月後に迫った『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』を睨んだメンバーとなった。5月9日には2022年度日本代表候補選手63名が発表されていた。実績重視、あくまでテストマッチレベルでの実績に重きを置くジェイミー・ジョセフHCのこと、シンプルにキャップホルダーは日本代表、ノンキャップメンバーはNDSに振り分けるものと思われた。それがどうだろう。指揮官は『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022』のパフォーマンスにケガやコンディションを加味するとともに、『RWC2023』までの時間を逆算し、選手たちに競争を促したのだ。顕著な例としてSOを見てみたい。日本代表68キャップの田村優をNDSへ、3キャップの山沢拓也、ノンキャップの中尾隼太と李承信を日本代表へ配したのだ。メンバー発表の前にジョセフHCは、日本代表とNDSの考え方について説明した。 「まずふたつのチームについて話したい。フレッシュな2チームを選出し、ウルグアイ、フランスとのテストマッチに臨みたい。『リーグワン』でケガ人が出たので、新しい選手にチャンスを与え、テストする機会にし、新しいチームを作り上げていきたい。これからテストマッチを重ね、選手層を厚くして『RWC』に臨むことが重要だと考えている。またキャプテンについて話をしたい。リーダーシップはチームの成長において非常に重要だと考えている。キャプテンとコーチが同じ絵をしっかり見ていることが大事だ。坂手(淳史)と流(大)に共同キャプテンに任命した。2016年に私が日本代表監督に就任した際、ハル(立川理道)、(堀江)将太のふたりの主将を任命したが、そこから7人の主将が誕生した。フランス大会へ向けて主将の育成、クオリティを高めていくことも大事だと考えている」日本代表選手34名は以下の通り。【PR】稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)木津悠輔(トヨタヴェルブリッツ)クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)森川由起乙(東京サントリーサンゴリアス)【HO】坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)橋本大吾(東芝ブレイブルーパス東京)堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)【LO】サウマキ アマナキ(横浜キヤノンイーグルス)ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)【FL】ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)古川聖人(トヨタヴェルブリッツ)ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)【No.8】ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)【SH】齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)中嶋大希(コベルコ神戸スティーラーズ)流大(東京サントリーサンゴリアス)【SO】中尾隼太(東芝ブレイブルーパス東京)山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)【CTB】梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)【WTB】髙橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)山下楽平(コベルコ神戸スティーラーズ)【FB】野口竜司(埼玉パナソニックワイルドナイツ)山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)NDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)選手34名は次の通り。【PR】淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)海士広大(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)※北川賢吾(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)竹内柊平(NTTコミュニケーションズシャイニンズアークス東京ベイ浦安)※津嘉山廉人(横浜キヤノンイーグルス)三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)【HO】中村駿太(東京サントリーサンゴリアス)日野剛志(静岡ブルーレヴズ)※堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)【LO】秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)大戸裕矢(静岡ブルーレヴズ)辻雄康(東京サントリーサンゴリアス)ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪)【FL】飯野晃司(東京サントリーサンゴリアス)※嶋田直人(横浜キヤノンイーグルス)德永祥尭(東芝ブレイブルーパス東京)シオネ・ラベマイ(東芝ブレイブルーパス東京)※山本浩輝(東芝ブレイブルーパス東京)【No.8】セル ジョセ(花園近鉄ライナーズ)テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)【SH】小川高廣(東芝ブレイブルーパス東京)茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)※【SO】田村優(横浜キヤノンイーグルス)【CTB】シェーン・ゲイツ(NTTコミュニケーションズシャイニンズアークス東京ベイ浦安)立川理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)テアウパ シオネ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)【WTB】竹山晃暉(埼玉パナソニックワイルドナイツ)根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)メイン平(リコーブラックラムズ東京)※吉澤太一(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪)※【FB】奥村翔(静岡ブルーレヴズ)※尾崎晟也(東京サントリーサンゴリアス)※=5月9日発表の日本代表候補外からの選出。No.8姫野和樹、SO松田力也、CTB中村亮土、FB松島幸太朗らこれまでの主力はケガやコンディション不良を考慮し、選出を見送ったことが付け加えられた。あくまで1年3か月後を見据えた選択である。坂手と流、共同主将に期待することを問われると、ジョセフHCはこのように答えた。「ふたりともチームで主将を経験している。坂手はパナソニックで素晴らしい責任感を発揮し、チームは素晴らしい団結力を見せてくれた。流もサントリーやサンウルブズでキャプテンを経験している。『RWC』に向けて、新しい選手たちが理解力を上げていくことが大事。若い選手たちに日本代表がどういうチームなのか、彼らの口で伝えることが重要だと考えている」経験があるファンデルヴァルト、田村、徳永、ラファエレをNDSに置いた意図を聞かれると、こう返答した。「経験がある選手たちにはNDSでゲーム感覚を戻してほしいと思う。ケガを抱えている選手が何人かいるし、プレッシャーの少ない中で調子を取り戻してほしい。今後2年を見据えている。2019年にいいパフォーマンスをした選手の中には年齢が高くなっている選手もいる。トップフォームを取り戻しているか見極める必要がある。それが『RWC』に成功する要因になる。ひとつ重要なのは代わりに入った新しい選手もしっかり功績も認めなければならないということ。競争がなければ、チームは成長していかない」指揮官はSOについても言及した。「私の中でクオリティの高いSOは5人いる。すべてのSOはスキルが違う。山沢はこれまで代表に入ったり入らなかったりしたが、常に彼のことは観察してきた。可能性がある選手だし、彼のことを見てみたいと思い今回呼んだ。中尾は10・12番でもプレーできる。東芝でもいいパフォーマンスを見せ、素晴らしいリーダーでもある。中村がケガをした中で彼が入ってくることも考えられる。李は前回の別府合宿で感心した。彼は若い選手だが、ハングリーで未来がある。ジャージを欲する意欲も伝わってきた。ほかにも忘れてはいない選手として田村がいる。彼にしっかりチャンスを与え、彼がいいパフォーマンスをすることを望んでいる。初戦のウルグアイ戦でプレーする予定だ。彼をNDSに配したのは一貫性を持ってプレーしてほしいから。一貫性を持ってプレーすれば素晴らしい選手だと理解している。『RWC』に向けて彼には調子を上げてほしい」ジョセフHCはリーグワンMVPに輝き、『RWC2019』以来となる代表復帰となる堀江について、このように評価した。「彼は本当にクオリティを持った選手だと思っている。ケガがなく、本当に素晴らしいシーズンを送り、一貫性を持ったプレーをした。彼は年齢を感じさせないプレーを見せてくれた。彼が出ることによってインパクトを残し、負けている試合でも彼が出てくると逆転したこともあった。イングランドやアルゼンチンに勝つには彼のような選手がしっかり活躍していくことが大切だし、将太なら活躍できると思っている」指揮官は今回の代表活動、秋のシーズンに向けての青写真を語った。「トンガ戦と最初のウルグアイ戦はNDSのメンバーで臨み、2回目のウルグアイ戦にはNDSから何人か日本代表に入るかもしれない。代表に選ばれなかった選手は次のシリーズへ向けて休息に入る。7月のフランス戦のあと今回の68名、ケガ人を含めて78名のメンバーから秋のシーズンには45~50名くらいに絞っていくことになる。だから試合に出るメンバーはしっかりしたパフォーマンスを見せないといけない」6月3日(金)より日本代表は宮崎合宿、NDSは大分合宿へ突入する。6月11日(土)・秩父宮ラグビー場での『ジャパンラグビーチャリティーマッチ2022』EMERGING BLOSSOMS×TONGA SAMURAI XV、6月18日(土)・秩父宮ラグビー場、6月25日(土)・ミクニワールドスタジアム北九州での『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×ウルグアイ代表、7月2日(土)・豊田スタジアム、9日(土)・国立競技場での『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×フランス代表へ向けて準備を進めるのだ。TONGA SAMURAI XV戦とウルグアイ戦のチケットは発売中。フランス戦のチケットは本日6月1日~2日(木)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、6月11日(土)午前10時より一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2022のチケット情報
2022年06月01日核酸(*1)栄養の健康食品および化粧品を販売するフォーデイズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:和田 佳子)は、このたび公益財団法人日本レスリング協会(以下、日本レスリング協会)の公式スポンサーとなりました。日本レスリング協会は、長年築き上げてきたレスリング大国としての伝統を守り、これまでに世界では類を見ないほど数々のメダリスト輩出に貢献してきました。とりわけ昨今の女子レスリング選手の活躍はめざましく、フォーデイズ株式会社は「女性の自立を支援する」という企業ミッション実現の一環として、女子レスリング日本代表を応援してまいります。女子レスリング【公益財団法人日本レスリング協会】日本におけるレスリングの統括団体として、レスリングを発展させることにより、国民の体力向上とスポーツ精神の涵養に資することを目的として1932年に設立された団体。 【フォーデイズ 会社概要】会社名 :フォーデイズ株式会社所在地 :〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町6-7代表者 :和田 佳子創業 :1997年4月資本金 :4,500万円企業情報:主力製品の核酸ドリンク「ナチュラル DNコラーゲン」は、人の細胞の中に存在し健康と若さに役立つといわれる栄養素「核酸」に注目し、1999年12月に販売を開始。以後、現在に至るまで8度の改良を施しました。ネットワークビジネス業界において、国内では第3位(*2)の売上規模となっており、核酸栄養のリーディングカンパニーとして、健康食品と化粧品市場を牽引中。 *1 遺伝情報は細胞の核内に存在するDNAに書き込まれており、その情報をRNAが写し取ってさまざまなたんぱく質を合成しています。DNAとRNAは核内にある酸性の物質ということで「核酸」と呼ばれています。*2 ネットワークビジネス業界 国内ランキング 1位. 日本アムウェイ 2位. 三基商事 3位. フォーデイズ 4位. ニュースキンジャパン出典:「ネットワークビジネス」2022年3月号より抜粋 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月01日故ロバート・ダウニーの代表作である1969年製作の映画『パトニー・スウォープ』が、7月22日(金)より日本初公開となることが決定した。2021年7月7日85歳でこの世を去ったダウニー。息子でありハリウッドを代表するスター俳優ダウニー・Jr.は父の死に際し、ハリウッドに組みせずあくまでインディペンデント映画にこだわった父親について「彼はアメリカ映画界における偉大なる真の異端児だった」と語った。それから約1年となる今年7月、『パトニー・スウォープ』の日本初公開が決定。長らく幻の映画として知られてきた本作だが、全米で新たに注目を浴びるきっかけとなったのは、2016年に ナショナル・フィルム・レジストリーに選出され、その後マーティン・スコセッシが設立したフィルム・ファンデーションとアカデミーフィルムアーカイブによって2019年にデジタル復元がなされたことによる。以後、本作は全米映画ファンの間で「見なければいけない映画」の地位を獲得した。『パトニー・スウォープ』はジム・ジャームッシュやポール・トーマス・アンダーソンなど多くの映画作家に影響を与えた。特にアンダーソンは本作品を最も影響を受けた作品の一つに挙げ、『ブギーナイツ』でドン・チードルが演じるバック・スウォープというキャラクターを創造し本作へのオマージュとしている。また、ダウニーを役者として『ブギーナイツ』『マグノリア』で起用。第94回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞3部門にノミネートされ7月1日(金)日本公開されるアンダーソン最新作『リコリス・ピザ』は「ロバート・ダウニーに捧ぐ」という献辞で終わり、いま改めてダウニーはその存在感を増している。舞台は1960年代のニューヨーク。マディソン・アヴェニューの名門広告会社の創業者が突然亡くなり、会社の唯一の黒人役員(といっても楽曲担当)であるパトニー・スウォープが予想外の結果によって新社長に選出される。早速、スウォープは会社の名前をTruth &Soulに変更し、ほぼすべての白人役員を解雇。破壊的で奇抜だが、悪趣味ともいえる広告キャンペーンは次々とヒット商品を生み出し、会社は新たな成功へと飛躍する中、何とスウォープは国家安全保障への脅威であるとして、アメリカ大統領ミミオの陰謀に巻き込まれることになる。1969年の全米公開時『パトニー・スウォープ』は、過激なユーモアと奇抜な映像と音楽で世の中のあらゆる欺瞞を風刺する時代の先駆者そのもののであった。ポスターが刺激的すぎるとして、各地の映画館で掲載拒否運動が起こったというエピソードがあり、「最も悪意に満ちた悪徳の映画」(デイリー・ニューズ)と酷評される一方、ジェーン・フォンダがテレビで「『イージー・ライダー』も凄いけどもう一本見るべき映画が『パトニー・スォープ』」と語るなど、評価は真二つ。アメリカン・ニューシネマの到来に沸くアメリカ映画界においてさえも、『パトニー』の時代の先を行き過ぎた映像感覚と内容の過激さは人々を驚嘆させた。それから50年の時を経て、BLM(ブラック・ライブズ・マター)運動などが声高に叫ばれる現代にその先見性をどのように見るか。『パトニー・スウォープ』は2022年の今、まさにタイムリーな作品である。映画は7月22日(金)より渋谷ホワイトシネクイントにて公開。その後、順次全国でも公開される予定だ。【作品情報】『「パトニー・スウォープ」-デジタル・レストア・バージョン-』原題:Putney Swope1969年/ アメリカ映画 / 上映時間 85分 / 白黒・カラー監督:ロバート・ダウニー/主演:アーノルド・ジョンソン提供:RIPPLE V 、3DAP Japan LLC配給:RIPPLE V公式ホームページ:
2022年05月26日『ラグビーワールドカップ(RWC)』2019年大会ホスト国が、2023年大会ホスト国を迎え撃つ。日本代表がウルグアイ代表との2連戦を経て、欧州6か国対抗戦『シックスネーションズ2022』全勝優勝を飾り、本大会へ向けて視界良好なフランス代表との2連戦を実施する。コロナ禍で強化が思うように進まない日本代表がV候補の一角を相手にどれだけ戦えるか。本番まで1年半を切った5月9日、ラグビー日本代表候補が発表された。FW36人・BK2名計63名の2022年度日本代表候補選手は次の通り。【PR】淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)北川賢吾(クボタスピア船橋・東京ベイ)木津悠輔(トヨタヴェルブリッツ)津嘉山廉人(横浜キヤノンイーグルス)クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)森川由起乙(東京サントリーサンゴリアス)【HO】坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)中村駿太(東京サントリーサンゴリアス)橋本大吾(東芝ブレイブルーパス東京)堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)【LO】秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)大戸裕矢(静岡ブルーレヴズ)ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)サウマキ アマナキ(横浜キヤノンイーグルス)辻雄康(東京サントリーサンゴリアス)ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)長谷川崚太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪)サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)【FL】ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)嶋田直人(横浜キヤノンイーグルス)下川甲嗣(東芝ブレイブルーパス東京)セル ジョセ(花園近鉄ライナーズ)古川聖人(トヨタヴェルブリッツ)山本浩輝(東芝ブレイブルーパス東京)ピーター・ラブスカフニ(クボタスピア船橋・東京ベイ)リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)【No.8】テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)德永祥尭(東芝ブレイブルーパス東京)姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)ファウルア・マキシ(クボタスピア船橋・東京ベイ)【SH】小川高廣(東芝ブレイブルーパス東京)齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)中嶋大希(コベルコ神戸スティーラーズ)流大(東京サントリーサンゴリアス)【SO】田村優(横浜キヤノンイーグルス)中尾隼太(東芝ブレイブルーパス東京)山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)【CTB】梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)シェーン・ゲイツ(NTTコミュニケーションズシャイニンズアークス東京ベイ浦安)立川理道(クボタスピア船橋・東京ベイ)テアウパ シオネ(クボタスピア船橋・東京ベイ)ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)【WTB】髙橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)竹山晃暉(埼玉パナソニックワイルドナイツ)ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)アタアタ・モエアキオラ(コベルコ神戸スティーラーズ)山下楽平(コベルコ神戸スティーラーズ)【FB】尾崎晟也(東京サントリーサンゴリアス)野口竜司(埼玉パナソニックワイルドナイツ)山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)メンバーを選出したジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチは次のようにコメント。「『RWC2023』フランス大会まであと 1 年余り。新しいシーズンの幕開けを迎え、充実したテストマッチシリーズに向けて、日本代表候補を発表できることをうれしく思う。このたび再び日本のファンの前で、全国のスタジアムにてプレーできることは、とてもエキサイティングなこと。今回のメンバー選考では経験、潜在能力その他の適切なバランスを見極めるとともに、我々のプレースタイルを補完する能力と姿勢を持ち、かつ我々のスタイルを進化させる可能性を持つ選手を探した。シニアプレーヤーは、経験豊富なチームのバックボーンとして重要な役割を担っているが、同時に若いプレーヤーを指導し、導く役割も担っている。新しい選手にはステップアップして自分の力を発揮し、チームに新たな一面をもたらす機会を得ることを期待している。2023 年の『RWC』を見据え、世界の強豪を相手にラグビーにさらに磨きをかけ、どのチームにも挑戦できるような最高のポジションに身を置くことが、私たちのセレクションのすべて。なお今回、庭井祐輔、具智元、小瀧尚弘、ジェームス・ムーア、福井翔大、松田力也、小倉順平、中村亮土、松島幸太朗、セミシ・マシレワはコンディション都合により選考対象外となった」発表会見には藤井雄一郎男子15人制日本代表ナショナルチームディレクター(NTD)がオンラインで出席。「大事なポジションにケガ人も数名出たりして、チャレンジなテストマッチになる。『RWC』でも起こり得る自体。初キャップの選手もいるが、これをいいチャンスだととらえてアピールしてほしい」と期待を寄せた。久しぶりの代表選出となったHO堀江、SO山沢、CTB立川についてはこのように選出理由を明かした。「(堀江について)彼は別格。スーパー特別扱い。ジェイミーも気にしていたし、『リーグワン』のプレーを見ても文句なしで選ばれる活躍をしている。中村がシーズン通してコンディションがよくなくて、次のテストマッチ、『RWC』には間に合ってほしい。立川には経験がある。彼自身にも『RWC』を狙ってほしいし、若い選手に経験を伝えてほしいという両面がある。中村がいないことも含めて彼を選んだ。上からの順番で山沢が一番近いところにいた。今までも決して彼がよくなかったわけではなくて、ほかの選手がよかったということ」藤井NTDはノンキャップのメンバーはプレッシャー下でどれだけのパフォーマンスを継続して見せられるかに注目している。「下川はクレバーな選手、将来性もある。辻もタフ。テストマッチでどれだけやれるか見てみたい。中尾や李、根塚、竹山とかもハイプレッシャーの中でどれだけできるか見てみたい。(根塚、竹山について)日本人らしいスピードがある。あとはハイボールやディフェンス。常に安定して出せるかどうかだと思う」ケガで選出を見送ったFB松島については想定内だと口にした。「ずっとプレーしている時間が長く、休ませようとしていた中でのケガだったので想定内。想定外のケガした選手もいるし、今後も起こり得ること。どけだけの選手が使えるかというテストでもある」とくにテストしたいポジションにHO、SOを挙げた。「SOとHO。堀江以外のHOを見たい。どれぐらいできるか見たい。(田村、松田の次のSOを探しているという問いに)そうですね」藤井NTDは日本代表とナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)のメンバー編成にこう説明した。「NDSという名前だと若手というイメージが持たれると思うが、次の『RWC』を狙うメンバーということもあるが、コンディションを見てみたい選手、(当落上の)ギリギリの選手もいる。トンガ戦はNDS、次のウルグアイ戦が(NDSと代表の)半々、2回目のウルグアイ戦がフル代表と思っている。2回目のウルグアイの前にNDSのメンバーで韓国代表とやれればと今調整しているところ」一部選手を除いた日本代表候補は5月14日(土)・15日(日)に大分県でのテスティングキャンプ、23日(月)~27日(金)にスキルコンディショニングキャンプを実施し、6月3日(金)~30日(木)・宮崎県での日本代表合宿と6月3日~27日(月)・大分県でのNDS合宿に分かれる。日本代表合宿は7月3日(日)~9日(土)・東京都でも実施。6月11日(土)・秩父宮ラグビー場での『ジャパンラグビーチャリティーマッチ2022』EMERGING BLOSSOMS×TONGA SAMURAI XV、6月18日(土)・秩父宮ラグビー場、6月25日(土)・ミクニワールドスタジアム北九州での『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×ウルグアイ代表、7月2日(土)・豊田スタジアム、9日(土)・国立競技場での『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×フランス代表がラインナップ。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×ウルグアイ代表のチケット情報 『リポビタンDチャレンジカップ2022』チケット情報()
2022年05月10日7大会連続となる7度目の『FIFA ワールドカップ』出場を決めた日本代表にとって、次のゲームは決して消化試合ではない。『W杯』アジア最終予選・ベトナム戦は貴重な実践の場である。本大会のメンバー23名をかけたサバイバルはすでにはじまっているのだ。22回目を数える『W杯』は11月21日(月)にカタールで開幕する。本大会までFIFAインターナショナルウィンドウは5月30日(月)~6月14日(火)と9月19日(月)~27日(火)の2回のみ。7月19日(火)~27日(水)の『EAFF E-1 サッカー日本主権2022』決勝大会は国内組の大事なアピールの場となるだろう。3月26日、『SAMURAI BLUE FIFAワールドカップカタール2022出場権獲得会見』の席上で日本サッカー協会・反町康治技術委員長は「『W杯』出場が決まった今、これからベスト8という目標に向け、次のベトナム戦が最初のスタートだと思う。これから熾烈な争いがチーム内でも起きると思う」と言及した。さらに今後のスケジュールについて、「6月のインターナショナルマッチデーで4試合やりたい。その後、7月中旬に『E1』がある。こちらは海外組の招集が難しいので、基本的にはJリーグの選手で構成して臨みたい。今回は11月の後半に『W杯』がはじまるので、9月の後半のインターナショナルマッチデーが最後の力試し、メンバー選考の上でも大事な試合になるので、強い相手とやりたい」とコメントした。同席した森保一監督はベトナム戦へ向けて、次のように語った。「我々は第一関門を突破したにすぎない。カタールで日本歴代最高の成績のベスト8以上を掴み取るべく、次のベトナム戦から新たに最善の準備をし、一戦一戦全力で戦っていき目標を達成したい。次のベトナム戦に勝って、このアジア最終予選を1位で突破すること、そのあとの『カタールW杯』での目標達成につなげられるように勝利を目指して戦いたい。戦い方に関しては、これから選手のコンディションを見極め、勝つためにベストな選択をしていきたい」選手を固定する傾向の強い森保監督だが、ベトナム戦ではメンバーを変更して臨むことになる。選手をがらりと入れ替えるか、これまでのメンバーをベースに要所となるポジションのみ入れ替えるかはわからないが、顔触れは変わる。もともと今回の代表活動はCF大迫勇也が不在である。アンカーの遠藤航とCB板倉滉はオーストラリア戦後、チームを離れた。期せずして、ベトナム戦は生命線となるセンターラインのテストマッチとなるのだ。CFとともに起用法が物議を醸した左SBはこれまで通り長友佑都か、中山雄太が入るのか。オーストラリア戦で殊勲の2ゴールを決めた三笘薫は先発起用されるのか、引き続きジョーカーの役目を担うのか。アンカーでは守田英正を本来のポジションで試すのか、柴崎岳を配置するのか。CFに入るのは前戦と同様に浅野拓磨か、それとも上田綺世、林大地か。はたまた2トップのオプションを試すのか。『W杯』を見据えた森保監督の選択が注目される。3月26日~28日には選手たちのメディア対応が実施された。喜びや安堵の声とともに選手たちは本大会へのサバイバルに向けて覚悟を口にした。上田綺世「僕以外にもFWはいるが、僕がこういう選手だということを表現できるように、与えられた中で自分の武器や結果にこだわりたい」守田英正「僕自身一番慣れているポジション、やってきたポジションがアンカー。航くんがずっと出ていて、僕もやれるということを見せられるチャンスだと思う。航くんは精神的支柱で、チームを引っ張る力があり、そこに頼ってしまうところは少なからずある。いなくなった分チャンスだと思うし、自分の普段見られない一面を見せられるチャンス。ポジショニングだったり、ビルドアップだったり、色々なところを見てもらいたい」山根視来「あそこ(豪州戦の先制点のアシスト)で貢献できたことはうれしいが、もう1試合あるので、メンバーに選ばれることが大事。次の準備に向かっている。育成年代でも代表のユニフォームを着ていなかったので、(『W杯』を)リアルに想像することは難しかった。数年前までそうだったが、何があるかわからない。チャンスはあるので、自分で掴みたい」三笘薫「僕は招集されて2回目、スペースが空いた後半に生きるタイプだと思う。ただ前半からもやれるところを見せないといけない。そのチャンスがきた時に生かさなければいけない。次の試合でどうなるかが変わってくるので、出場権は決まったが、決まっていない気持ちでなければいけない。スタメンで出て結果を残したい」田中碧「代表の活動で結果を残すのが大事。ゴールやアシスト、またそれとは違うものでアピールしていかないといけない。これから勝利とスコアというものによりこだわってやっていかないといけない。でも僕はボランチなので、ゴールをすればOKではないので、90分の内容も含めて求めていかないといけない」旗手怜央「自チームでインサイドハーフをやらしてもらっているので、インサイドハーフで勝負したい思いがある。でもウイングバック、ウイング、サイドバックでも経験があるので、出られるならどこでもという思いがあるが、インサイドハーフでやれるのはありがたい。(『W杯』は)僕自身テレビで見てきた舞台、豪州戦で出場を決めたのを肌で感じられたのは今後の成長につながると思う。今は少なからずチャンスはあると思うので、憧れの舞台に立てるかどうかは自分次第」原口元気「ポジションを奪うだけ。何を言われようとそこをやるだけ。所属クラブでやっているプレーを代表でもやれればチャンスはあるはず。ボランチのようにプレーするつもりはない。チームでもボランチに近い位置でプレーしているが、よりアタッカー気質と言うか、得点につながるプレーを見せていければと思う。『W杯』に行くことが決まったので、これからポジションを奪うよう、もちろんチームのためにやるが、自分のためにギラギラしてやっていきたい。次の試合チャンスがあれば、自分が表現したいものを表現する場だと思う。『W杯』まで半年、悔いが残らないようにポジション争いに勝ちたい」林大地「まず自分のできることを最大限引き出してやることと、FWは得点という目に見える結果を出さないと物足りないので、ゴールを取りたい。いくらでも序列はひっくり返るとうことは昨年の『東京五輪』で自分でも経験している。でも中途半端な気持ちや準備では起こることも起こらない。しっかり準備をして、自分の可能性を信じてしっかりやることが大事」吉田麻也「チームももっと構築しないといけないし、個人ももっと成長しないといけない。アジアと世界の戦いは違う。もう競争ははじまっている。ここからのマッチメイキングがすごく大事になってくる。コロナ禍で渡航が制限される中、いいマッチメイクでいい相手と戦うことが大事」南野拓実「チャンスはあったので、それを決め切りたかった。次に向けてああいう場面で決め切れるようにレベルアップしていきたい。時間を重ねるうちに自分もあのポジションをやりやすくなっている」柴崎岳「普段航がやっているポジションだが、自分が入ったら自分らしいプレーをピッチの中でパフォーマンスしたい。『W杯』が決まって、近々相手も決まって、相手によってメンバー構成が決まってくると思うので、そこのメンバーに入っていけるよう努力していきたい」谷口彰悟「まず1位で予選を突破すること。あとは『W杯』に向けての戦い、出場するだけが目標ではない、ベスト8以上という目標を掲げている以上、1試合1試合大事にしたい。試合に飢えている、結果に飢えている選手も多いので、そこで結果を出したい。コンディションはいいと思うが、試合に出て結果で見せないと意味がないので、しっかり集中していい準備したい」中山雄太「もちろんポジションは常日頃から狙っている。僕個人の思いで言えば、『W杯』出場を決められてうれしいが、新たな競争は始まっていると思う。次の試合は最終予選という名前ではあるが、新たな競争がはじまっている印象。チャンスがあれば結果にこだわってやっていきたい」『W杯』アジア最終予選へ臨む日本代表のメンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)、谷晃生(湘南)【DF】長友佑都(FC東京)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、佐々木翔(広島)、谷口彰悟(川崎F)、山根視来(川崎F)、植田直通(ニーム/フランス)、中谷進之介(名古屋)、中山雄太(ズウォレ/オランダ)【MF/FW】原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、柴崎岳(レガネス/スペイン)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、南野拓実(リバプール/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、林大地(シントトロイデン/ベルギー)、三笘薫(サンジロワーズ/ベルギー)、旗手怜央(セルティック/スコットランド)、上田綺世(鹿島)、田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、久保建英(マジョルカ/スペイン)3月26日の『W杯出場権獲得会見』でもサポーターへ来場の声掛けを行った吉田主将は3月28日のメディア対応でもファンの来場を促した。「会見で言った通り、選手たちは満員のスタジアムで代表戦をやることに飢えている。ヨーロッパでもオーストラリアでも明らかに日本とは状況が違う。誰かが突破口を開かないといけない。それはサッカー日本代表ではないといけないと思っている。みんなが我慢しているところ、誰かが扉を開かないといけないといけない。僕らにできることはサッカーで一つひとつ実績を積んで変えていくこと。サッカーファミリーで変えていけたらいいなと思っている。みんなで一丸となって扉を開けたらうれしいし、ぜひ6万人集まってほしい」果たして、明日の日本代表はどんなスタメンが並ぶのか。『W杯』アジア最終予選・日本代表×ベトナム代表は3月29日(火)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。チケット発売中。試合の模様はDAZN、テレビ朝日系列にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)アジア最終予選(RoadtoQatar)のチケット情報
2022年03月28日特定非営利活動法人 情報オリンピック日本委員会は、来る2022年8月インドネシアで開催予定の「第34回国際情報オリンピック(IOI 2022)」の日本代表選手4名と、本年10月トルコで開催予定の「第2回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI 2022)」の日本代表選手4名を発表しました。IOI 2022日本代表選手 左から児玉さん、田中さん、田村さん、渡邉さん「第21回日本情報オリンピック(JOI 2021/2022)」予選に参加した1,429名から本選選考を経た、成績優秀者30名(内1名欠席)による春季トレーニング合宿(3月20日~23日)をNTT DATA駒場研修センターにおいて実施しました。合宿期間中は、感染症予防の対策を講じると共に、4回の競技(各5時間3課題)・解析・解説を中心に実施し、遠方の参加者のみ宿泊しました。その結果に基づき、3月23日「第34回国際情報オリンピック(IOI 2022)」の日本代表選手4名を決定しました。日本代表選手は以下のとおりです。「第34回国際情報オリンピック(IOI 2022)」日本代表選手児玉 大樹(こだま だいき) 灘高等学校 高1田中 優希(たなか ゆうき) 灘高等学校 高1田村 唯(たむら ゆい) 大阪府立大学工業高等専門学校 高専2渡邉 雄斗(わたなべ ゆうと) 渋谷教育学園幕張高等学校 高2(氏名は五十音順、学年は2022年3月現在)この4名は、2022年8月に行われる予定の「第34回国際情報オリンピック(IOI 2022)インドネシア大会」に日本代表選手として参加します。「日本情報オリンピック第2回女性部門(JOIG 2021/2022)」では、予選に参加した217名から、本選を経て成績優秀者10名が、NTT DATA駒場研修センターで行われた「JOIG春季トレーニング合宿」(3月20日~23日)に進みました。合宿では、2日間(各5時間)の講義・演習を挟み、2回の競技(各5時間4課題)の結果から、以下の日本代表選手4名を決定しました。EGOI 2022日本代表選手 左から飯島さん、大野さん、藤居さん、山下さん「第2回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI 2022)」日本代表選手飯島 亜海(いいじま あみ) 桜蔭高等学校 高1大野 栞(おおの しおり) 筑波大学附属高等学校 高2藤居 星(ふじい あかり) 札幌市立あいの里東中学校 中3山下 結菜(やました ゆうな) 東京都立小石川中等教育学校 中等4(氏名は五十音順、学年は2022年3月現在)この4名は、2022年10月にトルコ・アンタルヤで行われる予定の「第2回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI 2022)」に日本代表選手として参加します。【国際情報オリンピックとは】国際情報オリンピック(IOI=International Olympiad in Informatics)は、情報科学(informatics)を対象とするものであり、毎年、ホスト国を変えながら1週間にわたり開催されます。世界の約80の国・地域から高等学校3年に相当する、学年以下の生徒達が集まり、数理情報科学の能力を競う智の競技会です。競技では、現実の問題をモデルにした与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムを設計し、さらに、それをプログラムとして適切に実装することが求められます。「第21回日本情報オリンピック(JOI 2021/2022)」実施要領: 【ヨーロッパ女子情報オリンピックとは】ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI=European Girls' Olympiad in Informatics)は、高等学校3年に相当する学年以下の女子生徒を対象としたプログラミングコンテストです。競技では、与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムを設計し、さらにそれをプログラムとして適切に実装することが求められます。EGOIは主にヨーロッパの国・地域を中心に開催されますが、ヨーロッパ以外の国・地域も招待されており、日本は2021年、第1回スイス大会から参加しています。「日本情報オリンピック第2回女性部門(JOIG 2021/2022)」実施要領: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月24日株式会社イーフローラ(本社:東京都港区、代表取締役社長:竹崎 亨)が事務局を担う、『インターフローラ ワールドカップ 2023 日本実行委員会』では、花業界において歴史も古く、世界的に権威のあるフローリストの国際競技会『INTERFLORA WORLD CUP 2023』への日本の代表選手を選出する『インターフローラ ワールドカップ 2023 日本代表選考会』の参加を可能にする、一般出場枠の応募受付をこのほど開始しました。 『インターフローラ ワールドカップ 2023』日本代表選考会一般出場枠応募受付『INTERFLORA WORLD CUP 2023』は、2023年9月にイギリス・マンチェスターで開催される花の技術を競うフローリストの国際競技大会です。日本では、インターフローラと業務提携契約を結ぶ株式会社イーフローラが日本実行委員会を担っています。企業や団体の壁を越え、世界で戦えるフローリストを募集し、選出・養成を行い、代表選手と共に世界において日本の花き文化・産業のアピールを行い、国内の消費者に向けてもメディアやSNSなどを通じて花の魅力を伝え、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により大きな影響を受けた日本の花き需要を支える活動行ってまいります。『インターフローラ ワールドカップ 2019』(1)日本の各団体・組織枠に加えて、公募から出場できる「一般出場枠」は、すべての人に日本代表選考会への出場チャンス、そして国際競技大会である『インターフローラ ワールドカップ 2023』へ羽ばたけるチャンスとなっています。▽応募概要はこちら 【日本代表選考会『一般公募枠』応募概要】●応募締め切り 2022年5月16日(月)必着●応募資格・日本に最低5年間居住し、働いていることが証明できること・INTERFLORA/FLEUROP/FTDネットワークに属している者本選出場には(株)イーフローラへの所属関係が必要なため、現在ご加盟頂いていない方で日本代表として出場される際には(株)イーフローラの特別メンバーとしてご登録頂きます。・経験(アマチュア・プロフェッショナル)は問いません。・応募条件・権利規定・及び応募に関する注意事項を遵守すること・各選考を通過した場合、次の選考会、大会に出場すること●スケジュール1.一次選考会(書類審査)2022年5月30日(月)2.二次選考会(実技審査)2022年8月30日(火)<東京都内>3.日本代表選考会2022年11月29・30日(火・水)<東京都内>4.ワールドカップ本戦2023年9月4日(月)~9月9日(土)イギリス・マンチェスター ※準備期間含む●応募方法以下応募登録サイトのフォームに、必要事項及び、課題二つの作品のタイトル・形態・作品説明及び作品写真データ(JPG)を応募規定に則りにご登録ください。 【インターフローラ ワールドカップ 『INTERFLORA WORLD CUP』について】世界最大の生花店組織・インターフローラが主催する、歴史も古く世界的に権威ある国際競技会。花の技術・デザインの更なる向上だけではなく、文化的財産としての花贈りの新しい発想を人々に提供し、花を通した交流を推進することを目的として4~5年に1度開催されています。前回2019年アメリカ・フィラデルフィアにて開催された大会では、日本代表選考会で選出されたフローリストが世界9位となりました。前回 2019年3月のアメリカ・フィラデルフィアで開催された「インターフローラ ワールドカップ 2019」の様子 前回 2018年10月の東京で行われた「日本代表選考会」の様子 【株式会社イーフローラについて】 加盟店1,189店のフラワーショップが加盟し、常時10,000点以上の商品を掲載するECサイトを運営する『お花屋さんネットワーク』です。地域に根ざし、お花に関する知識と経験も豊富なプロが、お花とともに全国へ皆様の“想い”を大切にお届けしています。『INTERFLORA WORLD CUP』を主催するインターフローラに加盟し、日本代表選手派遣団体として認定されています。『インターフローラ ワールドカップ 2019』(2)『インターフローラ ワールドカップ 2019』(3) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月17日日本の迎賓館として開業したホテルが作った「王道と革新」を感じる日本料理店世界中のVIPをもてなしてきた、日本ブランドの最高ホテル「帝国ホテル」。いくつかあるホテル直営のレストランに、今まで日本料理店がなかったと聞いて、以外に思う方も多いのではないでしょうか。その理由を紐解くには、130年のこのホテルを辿ってきた歴史を振り返る必要があります。帝国ホテルの開業は1890年。1867年の大政奉還から23年後のことです。近代国家になるためにも欧米と対等の外交を望んでいた明治政府ですが、諸外国の反応は「日本は文明国家としての体制が整っていない」という冷たいもの。これからは、外国人の賓客を招き、交流を盛んにして欧化政策をしなければいけないと、当時の外務大臣・井上馨が外国との社交場として鹿鳴館を建設します。その鹿鳴館の隣の敷地に世界の賓客をもてなす迎賓館として誕生したのが帝国ホテルです。当時、外交儀礼の公式料理はフランス料理と定められていました。当然、帝国ホテルで提供される料理は最高峰のフランス料理でなければならず、その使命通り、帝国ホテルのフランス料理は名実ともに日本トップのクオリティを誇ったのです。その後第四代料理長、内海藤太郎(1909-1915年)がレストラン・宴会場の料理を正統フランス料理で統一した流れから、今まで館内のレストランはフランス料理中心の構成となっていました。天井も木を使い、数寄屋作りをベースにした静謐なカウンターしかし、「和食」の評価が世界的に高まる中、フランス料理だけで世界各国からの賓客をおもてなしするのではなく、新たな選択肢を持つ必要が出てきました。「創業の精神を継ぐ日本を代表するホテルの役割として、日本の食文化、本物の日本料理を伝えることも不可欠ではないか。そうした考えから、日本料理店を作ることになったのです」と【帝国ホテル 寅黒】の誕生の経緯を、このプロジェクトの担当者は話します。「日本料理店をホテルに作ろうと思うも、人材もノウハウもホテル内にはありませんでした。そこで幅広く検討した中で、タッグを組みたいと相談したのが、ミシュラン三つ星に13年間輝き続ける【神楽坂 石かわ】を中心とした石かわグループを率いる石川秀樹さんでした」。なぜ、石川さんだったのか?曰く、料理の素晴らしさはもちろんのこと、さまざまな日本料理店に食べに行き、記事を読み、体験していく中で触れた石川さんの「海外のお客様に日本に来ていただいて、日本料理を通じて、日本の素晴らしいことを伝え、それを理解していただくお客様の数を増やすことが使命」という思いが自分たちの哲学と重なったことが決め手になったのだそう。調理責任者の鷹見将志さん。2011年に【神楽坂 石かわ】に入社し、配属先は【虎白】へ。以来11年間研鑽を積みながら店を支える。一方、【神楽坂 石かわ】の石川秀樹さんは、最初に話があったときには、全く乗り気ではなく断ろうと思っていたのだそう。ところが、帝国ホテルの「ともに日本の迎賓館にふさわしい日本料理店をつくりたい」という熱意と想いにほだされ、タッグを組むことを決めたのでした。そこから、石川さんは帝国ホテルの歴代料理長の料理本を読み、すべてのレストランへ何度も足を運び、“帝国ホテル”について自分なりに理解し、咀嚼して、帝国ホテルでの日本料理を表現するものはなにか、というの要素を煮詰めていきます。その素案をもとに、ホテルと石川さん両者で辿り着いた答えが「日本の迎賓館で食す、王道と革新の日本料理」というもの。そこからどういう店にしていくか、内装、料理の内容、提供の仕方などを肉付けしていったのです。そして誕生した【帝国ホテル 寅黒】。調理責任者に任命されたのは、【虎白】の当時二番手だった30歳の若き料理人、鷹見将志さんです。『フカヒレなす生姜』。小鍋仕立のプレゼンテーションも楽しい。この大役に任命された鷹見さんですが、プレッシャーなどはみじんも感じさせず、実に楽しそうに仕事をしています。カウンターでにこやかにお客様に話しかけ、厨房のスタッフにもきめ細やかに目を配り、その和やかな雰囲気はカウンターに並ぶお客様に伝わり、リラックスした雰囲気が店全体に流れています。この日は一人で店を訪れましたが、一人でもとても心地良い空気で迎えてくれました。ここで注文できるのは、おまかせコースのみ。最初の一品はなんとフカヒレが登場!戻したフカヒレに、鰹と昆布の出汁で味を含ませたフカヒレは黄金色に輝いて……。一口食べれば、丁寧にクリアにとった出汁の香りが鼻腔をくすぐり、出汁の旨味が広がります。下に忍ばせた生姜を少し効かせて炊いたナスのとろりとした歯触りとフカヒレの食感が抜群に相性がいい。「フカヒレは【虎白】でも人気の料理でした。“王道と革新の日本料理”を考えたときに、あえて伝統的な日本料理の食材ではなく、新しさ、驚き、そして贅沢さでインパクトを持ってくるのも、面白いのではと考えました」と鷹見さん。フカフレという従来の日本料理にはない食材を使いつつ、味付けはこれぞ日本料理の王道。この一品から続くコースに期待感が高まる先付と言えるでしょう。『松葉蟹の真丈』。生の状態の蟹と、茹でた蟹をつかって真丈をつくり、蟹の旨味と甘味を立体的に引き出している。調味料は使わないが、蟹味噌も使い、旨味と塩味を調整。続いて登場したのは、『松葉蟹の真丈』のお椀。昆布と鰹でとった出汁に、つなぎを使わない、たっぷりとした“蟹だけ”の真丈がゴロンと入っています。なんと、真丈には調味料は一切使わず、出汁と蟹本来の塩気のみで調理したとのこと。ちょうどいい、まろやかな塩味と旨味。蟹の甘味と香り、すべてを口に含んだときに感じる素直なおいしさ……。これがすべて食材の塩味と旨味だけでできているとは!海外の方でなくとも驚く方はきっと多いはず。椀ものは日本料理の華。大胆に、潔く、すべて食材の塩気と旨味のみを組み合わせながら、完璧なおいしさのバランスを生み出した一品からは、鷹見さんが食材のポテンシャルを引き出す「これぞ日本料理」という真骨頂を世界に伝える意気込みを感じました。お客様の目の前で、皮目に火を入れる鷹見さんお客様の目の前で調理をし、立ち昇る香りや、視覚でも美味しさや楽しさを演出できるのが“割烹”の醍醐味。鮮度のよい食材を目の前で見せ、調理の過程を披露し客人をもてなす。これこそ、日本独特のスタイルとも言えるでしょう。今回のコースで割烹ならではの楽しさを感じたのは、お造りのとき。鷹見さんが赤く熱した炭を直接金目鯛の皮目に落とし、皮だけを香ばしくパリッとさせる“炭落とし”を目の前で見せてくれると、お客様も盛り上がります。脂ののった金目鯛のジューっと焼ける香ばしい香り。立ち上る煙。見た目も楽しいけれど、この一手間でおいしさも倍増するのがポイント。皮目を焦がしたパリパリ感が生まれ、香ばしい香りがつくのと同時に、ほんのりと温まった皮側の身の脂がとろけて柔らかい舌触りになり、内側のしまった身への食感のグラデーションが生まれるのです。これは、シンプルなお刺身とはまた違うおいしさで、目でも楽しめ、舌でも幸せになれる一品です。金目鯛のお造り。造りはこうした炙りものを含み、旬の魚で3種類ほど登場。そして、煮物椀の前の冷たいお料理で登場した『牛肉のしゃぶしゃぶ蕪胡麻出汁』も印象に残った一品。脂ののった牛肉は冷たくするとその香りや柔らかさが損なわれると思っていたけれど、これはそんな先入観を吹き飛ばしてしまうほどの美味。出汁で炊いた蕪を冷やして、さっとしゃぶしゃぶした京都牛の肩ロースをふわっとかけて、冷たい胡麻出汁をはり、目の前で炒った胡麻を振りかけた料理を冷たく食べるという、意外な組み合わせ。けれど、この温度がしつこくなく、さっぱりといただけるポイントなのでしょう。ほんのり甘味を抱いた冷たい蕪を、これまた甘い脂をほどよく含む薄切りの牛肉が包んで、香り高い胡麻とお出汁を合わせていただけば、コースの中盤でもほどよくお腹におさまります。煮物椀の前に登場する『牛肉のしゃぶしゃぶ蕪胡麻出汁』こうして驚きあふれる料理から、王道のしっかりとした日本料理らしさを感じるもの緩急合わせて登場したコースは全13品。最後は土鍋で炊いた白いご飯。そしてデザートは、アイスクリームなどのちょっと洋を感じるエッセンスがあるものと、わらび餅といった日本的なもの両方味わえます。コースを通して感じるのは、“お客様を楽しませたい”という鷹見さんのシンプルな思い。【帝国ホテル 寅黒】のテーマとして掲げられる“伝統と革新の料理”の、“革新”の部分は従来の日本料理から一手間かけた工夫や、食材の幅広さで表現しつつも、ベースはあくまでも本流。そのバランスが、新時代の日本料理なのだろうと感じた時間でした。帝国ホテルタワー棟の地下1階にある、ひっそりとした店構えこの“王道と革新”は、料理のみならず、サービスでも感じられます。帝国ホテルならではの、格式の高さも感じながら、でも突き放しはしない温かさや、親しみやすさ。料理だけでなく、サービスや空気感も含めたこの心地良さこそが【帝国ホテル 寅黒】の魅力。カウンターには、【虎白】の常連さんだったであろうお客様、帝国ホテルに通い続けられてるだろうご夫婦と実にさまざまな方々で賑わっていたのですが、そのすべての方が笑顔で楽しそうに食事をされていたのが印象的でした。「帝国ホテルの伝統と格式、そして目の配り方の素晴らしさ。そこにお客様を“大好きな人”としてもてなす石川イズムが融合した【帝国ホテル 寅黒】で過ごしていただくひとときは、他のどこにもない最高のものになると思っています。」と鷹見さん。格式と心地よさ。本流と、刺激。そうした絶妙なバランスが保たれている新しい日本料理。その楽しさに触れに、親と、友人と、海外からのお客様と、さまざまな方と一緒に訪れたくなるお店です。撮影/今井 裕治日本料理帝国ホテル 寅黒【エリア】新橋/汐留【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】45000円【アクセス】日比谷駅 徒歩3分
2022年03月07日有限会社IDT(大阪市浪速区)は、ミセスコンテストの世界大会であるミセスグローブの45歳以上の部、ミセスクラシックに日本代表として出場する鎌田 真紀子の挑戦を応援するプロジェクトをクラウドファンディングCAMPFIREにて開始いたしました。夢と希望があれば、年や病気に負けず、明るい未来をつかむことができるを皆様にお伝えしていきたいと考えております。61歳、世界への挑戦表紙「61歳世界への挑戦 夢と希望があれば未来は開ける」クラウドファンディングサイト ■背景還暦を過ぎて、老いていくことや、度重なる病気に見舞われ、後ろ向きな生活を送っていましたが、そんな自分を変える決心をして、人生初めてのミセスコンテスト(ミセスクイーン)にエントリー。そして、世界大会であるミセスグローブの45歳以上の部ミセスクラシックに選んでいただき、日本代表として、2022年5月に渡米することになりました。■特徴*挑戦を楽しむ新しいことを始める時に、「失敗したらどうしよう?」という不安も。たとえ失敗しても、その経験は、財産となり、次に進むことができます。「人生は一度キリ」どんなことも楽しんで生きていける心をもつことが大事。*「キレイ」は作られる背も高くないし、顔も、スタイルもごく普通、見られることも恥ずかしいと思っていたけれど、ウォーキングやメーキャップの練習、努力することで、「キレイ」は作ることができます。*夢があればいくつになっても未来は明るい今や女性の人口の半分以上は50歳を超えています。いくつになっても自分のやりたいことにブレーキをかけなくていい。■リターンについて5,000円 :世界大会での出場記念写真データをお送りします。10,000円:世界大会の映像や写真を見ながらのオンラインミーティングの参加券20,000円:世界大会のイブニングガウンコンペティションで使用するピアスと同じもの(新品)をお送りします。※その他、多くのリターンをご用意しています。■プロジェクト概要プロジェクト名: 61歳、日本代表として世界に挑戦!病気や苦手を克服し、世界に羽ばたきたい期間 : 2022年2月22日~3月26日23:59URL : ■会社概要商号 : 有限会社IDT所在地 : 〒556-0011 大阪市浪速区難波中2-8-75設立 : 2003年8月事業内容: スポーツウェア企画販売資本金 : 300万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月04日SNSマーケティング支援を展開する株式会社EmpaC(本社:東京都品川区、代表取締役:松山真衣、以下 EmpaC)は、アンプティサッカーの日本における第一人者として普及活動に取り組み、また自身も日本代表のスター選手として第一線で活躍するエンヒッキ・松茂良・ジアス選手(以下、ヒッキ選手)とマーケティングサポート契約を2022年2月17日に締結しましたので、お知らせいたします。マーケティングサポート契約締結マーケティングサポートの一貫として導入したヒッキ選手公式TikTokアカウント( )では、開始早々110Kを超える再生回数を獲得するなど、早速注目を集めています。ヒッキ選手公式TikTokアカウント再生回数、110Kを超えた「片脚だけどジャンピングボレーしてみた」投稿はこちら↓ 今後もEmpaCでは、SNS運用支援を始め、ヒッキ選手の価値創造とアンプティサッカーの認知拡大を多方面からサポートしてまいります。■エンヒッキ・松茂良・ジアス選手コメントこの度は、株式会社EmpaCと魅力的なパートナーシップを組めたことを非常に嬉しく思っております。2018年のメキシコワールドカップから帰国してから、片脚アスリートのひとりとして、アンプティサッカー選手のひとりとして、もっと何か新たな挑戦をしていきたいと考えていました。そのような中で、EmpaC社という「仲間」ができたことで、私自身にはないマーケティング機能を補完してもらいながら、片脚アスリートとしての生き様を社会にもっと届けたり、生涯を捧げているアンプティサッカーの認知が広がっていくような、様々なプロジェクトに挑戦していけることを今から楽しみにしています。よろしくお願いいたします。■エンヒッキ・松茂良・ジアス選手のご紹介練習中のヒッキ選手1989年ブラジル・サンパウロ州生まれ。5歳の時、交通事故に遭い一命は取り留めたものの右足の切断を余儀なくされる。入院生活中にサッカーに魅了され、10歳でアンプティサッカー(主に上肢、下肢の切断障害を持った選手がプレーするサッカー)を始める。18歳ではじめてブラジル代表に選出されると、その後ブラジル代表としてW杯出場を果たす。翌年、東京に支店を持つブラジルの金融会社に勤めるため来日。日本にはまだなかったアンプティサッカーを持ち込み、アンプティサッカーの日本における第一人者として普及活動に取り組み、また自身も日本代表のスター選手として第一線で活躍している。〈プロフィール〉エンヒッキ・松茂良・ジアス生年月日/1989年6月16日生まれ出身 /ブラジル サンパウロ身長 /176cm体重 /65kg血液型 /O型愛称 /ヒッキ〈選手歴〉AACD(サンパウロ)→ADPG(サンパウロ)→FCガサルス(東京)→ FCアウボラーダ(東京)〈代表歴〉2007年 /ワールドカップ ブラジル代表(4位入賞)2010年・12年・14年・18年/ワールドカップ 日本代表2017年 /Amp Futbol Cup 日本代表(3位入賞)2007年W杯出場時のヒッキ選手〈受賞歴(クラブ)〉優勝/日本選手権(FCガサルス - 2011-12年)優勝/日本選手権(FCアウボラーダ - 2014年・16年)優勝/レオピン杯(FCアウボラーダ - 2015年・17年)〈受賞歴(個人)〉新人賞/ブラジル選手権(2002年)MVP /日本選手権(2011-12年・16年)、レオピン杯(2015年)得点王/日本選手権(2011-12年・14年)、レオピン杯(2015年・17年)〈その他〉シッティングバレー ブラジルユース代表(2005年ユースワールドカップ3位)〈SNS〉Instagram: TikTok : ■エンヒッキ・松茂良・ジアス選手の最新トピックトピック1:人気スポーツブランドSoccer Junky(サッカージャンキー)がヒッキ選手のサプライヤーに!Soccer Junky×ヒッキ選手〈Soccer Junkyとは〉フレンチブルドックがトレードマークのファッションレーベル「Claudio Pandiani(クラウディオ・パンディアーニ)」が立ち上げた、スポーツレーベル。「すべてのスポーツを愛する皆様へ最高のパスを。」をテーマに、サッカーをはじめ、野球、バスケットボール、ハンドボール、テニス、ラグビー、バレーボール、卓球、水泳、ラクロス、サーフィン、スノーボードなど、多くのスポーツJunkyへ向けたユニフォーム、カジュアルライン、小物などを展開している。Soccer Junkyとのサプライヤー契約リリース: 【株式会社EmpaCについて】EmpaC=Empathy+Community「共感」を伝播し、コミュニティーを活性化させ「共創」へユーザーとのリレーション構築に最適なSNSを中心としたコミュニケーション戦略をご提案、特にリソース不足が大きな課題となっているスタートアップ、中小企業へのマーケティングサポート支援を強みとしています。会社名 : 株式会社EmpaC所在地 : 東京都品川区北品川5-5-15 大崎ブライトコアSHIP4階代表者 : 代表取締役 松山真衣設立 : 2021年4月URL : 事業内容: 企業のブランディング・SNSマーケティング支援/商品企画・販売 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月17日決めるか、決められないか。『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選の天王山・サウジアラビア戦のポイントはシンプルだ。ポジティブな条件が揃う。日本代表はこの大一番を最終予選初となるホーム2連戦の2戦目で迎えられる。1月27日の中国戦は2-0で勝利したものの、相手の出来から見てもっと点を取れたという不満も残ったが、これまでも最終予選2連戦の初戦はどうしても低調なパフォーマンスに終わっている。初戦より2戦目と時間の経過とともに、日本代表はプレーの質を上げてきたのだ。そして、今回は移動がない。腰を据えて、サウジアラビア戦へ備えてきた。一方のサウジアラビア代表は冬でも20℃を超える暖かいジッダから寒さ厳しい日本へやって来た。日本代表への追い風は、サウジアラビア代表にとって向かい風となっている。懸念された吉田麻也&冨安健洋のCBコンビの不在も、中国戦で谷口彰悟&板倉滉が安定したプレーを見せたことで不安は解消されつつある。もちろんグループA首位を走るサウジと5位に甘んじる中国では明確な力差はあるが、「水も漏らさないような対応をしないと次の相手は一瞬で決め切る力がある」(谷口)、「中国戦とは別のゲームになる。速さ強さうまさが変わってくる」(板倉)と当人たちも織り込み済み。CBふたりにとってサウジ戦を前に最終予選を肌で感じてられたのは大きい。ここまで7勝1分と完璧なリザルトを残すサウジアラビアだが、必要以上に恐れることはない。前戦のホームでのオマーン戦は1-0。後半早々に右SBスルタン・アブドゥラ・アルガンナムのシュートのこぼれ球をFWフィラス・アルビラカンが押し込んだが、22分や35分のオマーンのカウンター、試合終了間際のコーナーキックなど、ヒヤリとさせられた。勝敗を分けたのは好機を逃さなかったサウジアラビアと逃し続けたオマーンの決定力の差だった。そもそも昨年10月のアウェイゲームも同じである。敵地でのアジア最終予選第3戦は29分のカウンターか、36分のクロス、どちらかのチャンスを大迫勇也が決めていれば、ゲームはまったく別の展開になっただろう。71分に柴崎岳のパスミスをアルビラカンに決められて0-1で敗れたが、日本は終了間際も立て続けに好機を作った。結局、決め切ったサウジと決められなかった日本の決定力が勝敗を分けた。確かに最終予選7試合で7得点しか挙げていない日本代表が急にゴールラッシュを見せるとは思えない。ただ無得点は3試合あるが、システムを4-3-3に変更後は少なくともゴールを奪っている。サウジ戦後のオーストラリア戦と前回の中国戦では複数得点をマークしている。つまり4-3-3に変更後のホームゲームはいずれも複数得点を記録している。そして今の日本代表には3試合連続ゴールの伊東純也がいる。両SBが高い位置を取るサウジアラビアは伊東にとって格好の相手と言える。1月31日のメディア対応で伊東は次のように意気込みを語った。「今までの相手よりもボールを握られる時間帯が多くなると思うので、攻守の切り替えで裏のスペースを突ければいいかなと思っている。前の試合も攻守の切り替えで何回か裏を取れていたので、そこを狙っていきたい。攻守の切り替えを大事にして、相手にボールを持たれても常に相手の背後を狙っていければと思っている」相手が強ければ強いほど生きてくるタイプだと自己分析する。「相手が強いが、相手が強い方が自分は生きる方なので。緊張はしないことはないが、緊張しないように心掛けている。常に自分のパフォーマンスを出せるようにやっていて、そこまで硬くならずにできている」中国戦のゴールは狙い通りだと伊東は振り返った。「逆サイドのクロスに入っていこうと意識していた。DFの前に入ろうと思っていたので、そしたら(中山)雄太からいいクロスが入ったので、ふかさないようにだけ気を付けた。雄太の時だけではなく、佑都くんの時でも逆サイドからクロスにはサコ(大迫勇也)くん、(前田)大然だけではなく、中へ入っていこうと思っている」連続ゴールに特別な意識はないが、チームの勝利のためのために4試合連続ゴールが取れればと伊東は語る。「勝つためにゴールに絡めればいい。でも次勝つためにゴールを決められたら。2連続、3連続と決めた時も意識していなかったが、(原口)元気くんが4連続で決めているので次4試合連続で決められればとは思っている」とにかく勝利するだけだと伊東は誓った。「サウジに勝てば、サウジも全然わからない状況になるので、勝つことしか考えていない。ホームで『W杯』出場を決められるのは腹が立つので、それだけは絶対にやらせない。勝たないと『W杯』につながらないので、勝ちにいくだけ」もっと明確にゴールへの渇望を口にしたのは同じ日にメディア対応をした前田だ。中国戦で58分に出場し、攻撃のスイッチを入れた前田に満足した様子はない。「ゴールを取れなかったので、次と切り替えてやっている。前からスイッチを入れるとか、自分が中へ入ったことで純也くんも点を取れたと思うので、それはよかった。まあ次。僕はゴールを取らないと」サウジ戦でも前線からプレッシャーをかけ続けるつもりだ。「今までやってきた相手よりも強度が高いと思うが、まずそういうところで負けない。守備に関してはスイッチを入れて取れればチャンスだし、取れなくても相手はロングボールを蹴ってくればセカンドボールを奪えるチャンスになるので、取れても取れなくてもどちらでも。自分なりにこうすればいけると手応えはある」前田は強烈なプレスとともに相手の背後、そしてゴールを狙い続けるとキッパリ。「どんどん背後を狙っているので、スタートから出ても途中から出てもそこは変わらない。前で出ているのでゴールは求められていると思うし、ゴールを取ってチームに貢献したいという思いがある。途中からでもゴールに絡むのが一番。(救世主になるつもりという質問に)僕だけではなく、みんなが思っていないと勝てない。それで僕がなれたら最高だが、チーム全員がそういう気持ちで勝てればと思う」伊東、前田だけではない。ほかのアタッカー陣もサウジアラビア戦の勝点3のみを睨む。1月28日に取材対応した久保建英、29日にメディア対応した浅野拓磨、南野拓実、堂安律は次のようにコメントした。久保「一回負けているし、向こうは首位だし、勝点差は4。日本を相手に引いて引き分け狙いにはこないだろうし、勝ちにくるだろうと選手たちで話した。今回の試合で順位がひっくり返るわけではないが、自分たちもしっかり勝ちにいって勝点を縮めるのが大事だと思う」浅野「前回のサウジ戦とは比べられない状況。前回は気候、環境面で戦術どうこうという前に力を発揮できる状況になかった。相手の能力に変わりはないが、全く違った試合になると思う。相手はサイドハーフ、サイドバックががんがん上がってくるので、そのスペースを攻撃陣のひとりとして狙っていきたい」南野「個人的な感覚ではミドルでゴールが決まっているイメージが少ないので、ミドルレンジからシュートを狙うことでチャンスは広がると思うし、意識していきたい。セットプレーの重要性というのはみんな代表の中でも共有しているし、セットプレーで試合が決まるというのは個人的にも経験してきたので、そういうチャンスでチームの幅を広げていければと思う」堂安「違いを作ること、それしかない。毎試合ゴールを狙いにいっているので、ゴールへの意欲が感じられなかったら、サッカーをやめようと思っている。それぐらいのギラギラは今後も出していきたい」1月31日の公式記者会見には森保一監督が登壇。サウジアラビア戦の勝利のポイントは気持ちだと口にした。「戦術やメンタルなどポイントはいくつかあるかと思うが、我々が『W杯』出場へ向けて明日のゲーム、サウジアラビアを気持ちで上回ることが大事だと思う。サウジアラビアは強敵だが、日本代表にはいい選手が揃っている。一人ひとりが能力を100%発揮し、チームとして戦えば、我々の方が強いと選手たちに伝えた」目の前で相手に『W杯』出場を決めさすわけにはいかないという思いはあるかとの質問に対して、指揮官はあくまで自分たちにフォーカスを当てた。「アウェイでサウジアラビアに負けているのでアジアで同じ相手に負けられない、サウジアラビアが日本で『W杯』を決める状況になれば私も悔しいとか、いろんな思いはある。でも一番強く思っているのはサウジアラビアがどうかではなく、サウジに負けたから取り返すではなく、私たちが『W杯』へつなげるために明日勝たないといけないということ。2敗した時点で我々は勝ち続けることで『W杯』へつなぐことができると一戦一戦全力で戦ってきた。私たちの夢、目標に向かうことを最優先したい」メンバー構成について問われるとこのように明かした。「最終的には今日の練習を見て決めるが、基本的に大きく変える必要はないと思う。勝っていても変えるべきだと思えば変えていくが、基本的には中国戦のメンバーをベースに考えていきたい」日本代表メンバーは以下の通り。【GK】1川島永嗣(ストラスブール/フランス)、12権田修一(清水)、23シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)【DF】5長友佑都(FC東京)、19酒井宏樹(浦和)、3谷口彰悟(川崎F)、22山根視来(川崎F)、2植田直通(ニーム/フランス)、16中谷進之介(名古屋)、4板倉滉(シャルケ/ドイツ)、20中山雄太(ズウォレ/オランダ)【MF】15大迫勇也(神戸)、8原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、17柴崎岳(レガネス/スペイン)、6遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、14伊東純也(ヘンク/ベルギー)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、10南野拓実(リバプール/イングランド)、13守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、9前田大然(セルティック/スコットランド)、21堂安律(PSV/オランダ)、17田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、11久保建英(マジョルカ/スペイン)『W杯』アジア最終予選・日本代表×サウジアラビア代表は2月1日(火)・埼玉スタジアム2002で開催。試合の模様はテレビ朝日系列、DAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年02月01日前進か、足踏みか、はたまた後退か。サッカー日本代表が大事なホーム2連戦に臨む。『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選で中国とサウジアラビアを迎え撃つのだ。最終予選はここまで6試合を終えてサウジアラビアが5勝1分・勝点16でA組1位、日本は4勝2敗・勝点12の2位である。3位にはオーストラリアが3勝2分1敗・勝点11で続き、中国は1勝2分3敗・勝点5の5位に沈む。力関係では中国は劣るが、リー・シャオペン新監督のもとどのような戦術でくるのか未知数である。日本代表は3月24日(木)に豪州代表とのアウェイ戦が控える。ライバルとの直接対決を前に勝点を落とすわけにはいかないのだ。ホームのアドバンテージはある。だが、不安材料もある。吉田麻也主将と冨安健洋というCBが不在なのだ。吉田&冨安はこの最終予選でも6試合中5試合でコンビを組んできた。アーセナルへの移籍手続きの影響で冨安が不在だった初戦・オマーン戦は植田直通が先発。この試合は一進一退の攻防の末、0-1で敗北を喫したのも記憶に新しいことだろう。今回のメンバーの内、CBは4名。谷口彰悟に植田、板倉滉、冨安の負傷により追加招集となった中谷進之介である。日本代表に選出されるだけあって4人の実力は疑いようがない。しかし、森保一監督が重視する経験値は乏しい。国際Aマッチの出場試合数は植田が16試合、谷口と板倉が5試合、中谷が3試合にとどまっている。国際Aマッチ112試合出場の吉田はもとより、23歳ながら28試合を経験している冨安にも遠く及ばない。しかも親善試合ではない。やるかやられるかの最終予選である。それでも当人たちには気負いもなければ気後れもない。4人のCBはそれぞれのキャラクターを感じさせながら、前向きなコメントを発した。1月24日のメディア対応に登場した植田はこのように語った。「今まで出ていた選手がいるいないに関係なく、この2試合は大事になるし、ポジションに関係なくみんないいコンディション作っていると思うし、誰が出ても問題ないと思う。自分が出たら結果を残していきたい。今回のCBも練習の中で何度かやってきたので、これまでずっと一緒に予選を戦ってきたので、問題なくやれると思う。この2試合はチームとして、自分のことよりもチームが2連勝することにフォーカスしたい」植田はオマーン戦での失点シーンをこう振り返った。「あのシーンは僕のところで終わらせるのがベスト。クロスの対応のところでしっかりマークについていれば、問題なくクリアできていたので、チームというより自分のところでできたと思う。オマーンに負けたのは自分の中でも大きなことだったし、いろいろ考えた」大津高校の先輩・谷口とのコンビについても言及した。「なかなか一緒にやる機会はなかったし、(2021年6月の)セルビア戦が代表で初めてやったようなものなので探り探り。2回目となればお互いの良さが出せる。個人の良さを出しながら、サポートしていければと思う。大津に関わる人が応援してくれると思うので、応えられるようにしたい」今年に入って試合ができていないが、コンディションに問題はないと植田は言う。「(新型コロナウイルス感染症の)濃厚接触者になり家でひとりでトレーニングしたり。その後チームでクラスターが出て、今年に入って試合はできていないが、練習試合は意識高くやれているので、自分として問題なくここに来られている。ここに来た以上しっかりやっていきたい」CBの中で最年長の谷口も同日にメディア対応を行った。「とにかくいつ出番がきてもいいように継続して準備してきているつもり。CBふたりがケガで来られない中、間違いなくチャンスの幅が広がるのはここに来ているCBはみんな思っている。誰が出てもチームの勝利に貢献することが大事」谷口はチームファーストだと強調した。「勝つことしか考えていない。ここからスタメンの座を狙いにいくには、周りを納得させるプレーをしないといけないが、まずチームが勝つことしか考えていない。勝たないと、予選を突破しないことには始まらない。チームが勝つために自分のプレーができれば最高だが、そういう頭の中の順番。アピールという考えは大きくない。今は変な気負いもないし、変な自信もないし、結構自然体でやるべきことを準備できている」さらに谷口は攻撃面での自信も口にした。「特徴でもあるビルドアップは、自信を持って臨める。ブロックを敷く相手はどこにボールを入れられるのが嫌なのか、どこに入ればうちの攻撃がスムーズにいくとかなど、始まってみないとわからないところもあるが、始まってから見極めるところは自信がある。出し入れしながら、早い段階で探りながらつかんでいきたい。徐々に徐々に隙を突いていきたい」中国戦当日に25歳の誕生日を迎える板倉の頭にもチームの勝利しかない。板倉は1月25日・メディア対応に出席した。「ふたりが不在の中、ここでしっかり勝ち切ることが大事。もちろん自分がやってやるという気持ちでこの代表活動に来ているが、チームが勝つことしか考えていない。この2試合を終えて勝点6を手にしていることが大事。自分の良さは1対1で負けない。後ろからサッカーを作っていくこと。でもプレーどうこうよりも勝つことが大事」板倉は3人のCBについてもコメントした。「彰悟さんはフロンターレで一緒にやっているのでよく知っている。直君も何回か一緒にやっている。中くんとは一緒にやっていないけど、練習からコミュニケーションを取っていきたい。CBふたりだけの関係ではないので、誰とやっても一緒。誰と組んでも変わりないと思うが、彰悟さんのことはよく知っている、プレースタイルも性格も知っているので」サッカーにケガは付き物だと言う。「今までのキャリアを振り返ってみても出られないこともあったし、ケガ人が出て出られることもあった。大事な試合で結果を残すか残さないかでサッカー人生は大きく変わる。こういう試合で結果を残せる選手になりたいというよりならないといけない」また中谷は日本代表候補合宿での1月19日メディア対応でこう語っていた。「麻也君がいなくて変な言い方だが、チャンスはチャンス。CBの絶対的なレギュラーがいないので、アピールしていきたい。監督は攻撃の第一歩をGKからと言うが、広い視野を持ちながらいいパスを出していければと思う。(負けないポイントは)安定したプレーできるというのはひとつの強み。特筆して、対人で世界に勝てるかというのはタイプではないが、90分間通してブレずに戦い続けることができることには自信持っている」CBの前を守るアンカーであり、今回主将に指名された遠藤航、CBの後ろに控える守護神・権田修一はこのようにコメントした。遠藤「ケガ人が多い中でやらないといけないのは決していい状況ではないが、ほかにもいい選手はいるし、みんなで2試合勝てるよういい準備をしていきたい。前回とやることは変わらないし、お互いコミュニケーションを取っているところ。2試合ホームでできるのでそこはアドバンテージとしてポジティブに思っているし、厳しい戦いだと思うが、きっちり勝点6を取れるようにしていきたい」権田「代表チームの主将を務めるような選手がいないことはマイナスにしかならない。では、吉田選手がいないからチームがまとまらない、誰かがいないから勝てないというようでは本大会では勝てない。ほかの選手が代わって活躍するのが理想の形。本大会の時に『吉田選手がケガした』『コロナになった』というのは十分あり得る話。代えのきかない選手かもしれないが、日本代表なので不在を何人かで埋めていかないといけない。例えば僕や長友(佑都)選手、大迫(勇也)選手、酒井(宏樹)選手で補完していかないとと思っている」1月26日の試合前日会見では、森保監督がCBへの信頼を口にした。「これまでの我々の代表活動の中で吉田麻也、冨安がチームにもたらしてくれた貢献度は非常に大きいものがある。麻也、トミーが今回参加できないのは残念だが、一番痛い思いをしているのは本人。まずケガが直って充実したプレーが早くできることを祈りたい。麻也、トミーのいたポジションには新しい選手が入る。新しく入る選手だけではなく、チームとしてもコンビネーションを確認し、明日の中国戦に臨むことになる。代わりに入る選手ではなく、彼らは所属チームで力を発揮してこの代表にいる。自信を持ってやってほしい。誰かがいないから力が落ちたではなく、日本には力のいる選手は多くいる。チーム一丸となって戦って日本の総合力を見せていきたい」日本代表メンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)【DF】長友佑都(FC東京)、酒井宏樹(浦和)、谷口彰悟(川崎F)、山根視来(川崎F)、植田直通(ニーム/フランス)、中谷進之介(名古屋)、板倉滉(シャルケ/ドイツ)、中山雄太(ズウォレ/オランダ)【MF/FW】大迫勇也(神戸)、原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、柴崎岳(レガネス/スペイン)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、南野拓実(リバプール/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、前田大然(セルティック/スコットランド)、堂安律(PSV/オランダ)、田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、久保建英(マジョルカ/スペイン)『W杯』アジア最終予選・日本代表×中国代表は1月27日(木)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。日本代表×サウジアラビア代表は2月1日(火)・埼玉スタで開催。2試合ともテレビ朝日系列、DAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年01月27日『キリンチャレンジカップ2022』が中止となっても、サバイバルに変わりはない。日本代表候補メンバーは1月17日~21日(金)・高円宮記念JFA夢フィールドでのトレーニングキャンプで日々汗を流している。ウズベキスタン戦はなくなっても、『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選は待ってくれない。1月21日(金)・流通経済大とのトレーニングマッチを経て、翌22日(土)に日本代表メンバーは発表されるのだ。国内組にとって、森保一監督へのアピールの場は限られている。だが、そんなことは選手たちも重々承知していることだろう。むしろ、最終ラインを束ねる吉田麻也主将をはじめ、FW古橋亨梧、MF三笘薫、右SB室屋成と海外組からケガ人が続出しているのも、チャンスととらえていることだろう。トレーニングキャンプに参加した日本代表候補メンバーは以下の通り。【GK】権田修一(清水)【DF】長友佑都(FC東京)、佐々木翔(広島)、酒井宏樹(浦和)、谷口彰悟(川崎F)、山根視来(川崎F)、中谷進之介(名古屋)、西尾隆矢(C大阪)【MF/FW】大迫勇也(神戸)、稲垣祥(名古屋)、江坂任(浦和)、武藤嘉紀(神戸)、脇坂泰斗(川崎F)、相馬勇紀(名古屋)、上田綺世(鹿島)、渡辺皓太(横浜FM)、荒木遼太郎(鹿島)、松岡大起(清水)、鈴木唯人(清水)1月17日~20日、Jリーガーたちのメディア対応が実施された。まず1月17日には森保監督の信頼も厚い佐々木、2年ぶりの国際Aマッチ出場を目論む武藤、『東京五輪』組の相馬、初招集の松岡が登場。それぞれに意気込みを語った。佐々木「どのポジションであろうと攻撃も守備も自分の良さを出すことが大事。まずこの環境を楽しんで、次のステージへ自分を持っていきたい。この場でプレーできるチャンスをもらったのは選手として光栄。代表でいいプレーを出して自分が生き残っていくことを考えていきたい」武藤「ウズベキスタン戦がなくなかったのは残念だが、トレーニングはしっかり見られると思うので、自分ができることをしっかり出していきたい。チーム一体になって戦えるのが森保ジャパンの非常にいいところ。僕自身久しぶりの招集で、コンビネーションを模索しながらも、模索する時間がもったいないので自分の良さを出していければと思っている。日本のどのサッカー選手にとっても日本代表は大事なもの。自分もその気持ちを忘れていない。日本に帰ってきた時、もう一度日本代表に戻るという思いを秘めていたのでうれしく思う。前回(『W杯2018』)は悔しい思いをした。でもその悔しさは『W杯』でしか晴らせない」相馬「ウズベキスタン戦もあると思っていたので今年は早めに動けるようにしていたので、そのままコンディションはいい。下から這い上がるだけ。いつもと変わらず練習の時から自分の武器を前面に出していくだけ。『東京五輪』に参加して目線は変わった。昨年一年で自分は成長したが、まだまだ足りない。入る以上、序列を覆すほど信頼を得ないといけない。『カタールW杯』まで今年一年どれだけ進化できるか、毎日を大切に結果を出していきたい」松岡「はじめての選出、すごくうれしく思うし、自分の持っているものをすべて出す覚悟を持ってこの合宿に来た。自分も海外でやりたい気持ちある。そのために一日一日しっかり成長していきたい。来てプレーするだけではなく、『W杯に出る』『最終予選もしっかり残る』という気持ちで来ている。自分のプロサッカー人生は始まったばかりだが、一番飛躍する年にしたい」18日には昨年代表デビューから国際Aマッチ6試合出場を果たした山根、初招集の西尾、昨年3月・モンゴル戦での2得点デビューからの次を見据える稲垣、昨年3月・韓国戦でA代表初出場を果たした江坂が取材陣への対応をした。山根「(特別な年になるかという問いに)いつもと同じ。毎年自分の成長、攻撃も守備ももっとできるようにしたいし、チームで3連覇もしたいし、『ACL』も取りたいと思っている。目の前のことをしっかりやって、今できないことをやれるようになりたい。僕は去年入ったばかりのチャレンジャー、自分にできることをしっかり表現することが大事」西尾「最初はびっくりして、徐々に実感が湧いてきて、素直にうれしかった。チームと雰囲気が全然違うし、技術面ですごいレベルが高く、自分もレベルアップできるなと感じた。選ばれたからには自分の持ち味をアピールしつつ、先輩方のいいところを吸収したい。課題はどんどん出てくるので、短い時間だが、解消していきたい。対人のところは絶対に負けたくない。遠くの目標を見るよりも、まず近くの目標としてこのキャンプで少しでもレベルアップするということを意識して臨んでいる」稲垣「自信はある。自分にしかできないプレー、今までのボランチとは違う価値を出せると胸に秘めている。ボランチで得点が取れるのは自分のひとつの武器、昨季証明できたと思っている。自分が代表に残っていく上でそこの存在感が必要だと思っている。自分自身が今までやってきたことを出したいし、気負うものではない。今までやってきたをいつも通りに出せれば。ケガ人が多く出ているのは代表としては良くないが、自分を含めたほかの選手にとってはポロッと出てきたチャンスを掴めるかつかめないかで価値が大きく変わってくる」江坂「みんな、この代表のためにコンディションを仕上げてきたと思う。そこを目指してサッカーしているというより、目の前の課題や自分が求められているもので評価してもらう方が一番。目の前のプレーを全力でやるのを心掛けたい」19日は吉田の負傷というチャンスを生かしたい中谷、2021年3月以来の代表招集となった脇坂、初招集の荒木と鈴木が出席した。中谷「麻也君がいなくて変な言い方だが、チャンスはチャンス。CBの絶対的なレギュラーがいないので、アピールしていきたい。僕自身の立場で『W杯』とは言いにくいが、グランパスでいいプレーしてチャンスはつかめると思うので、結果を出し続けてそのチャンスをつかんでいきたい。監督は攻撃の第一歩をGKからと言うが、広い視野を持ちながらいいパスを出していければと思う」脇坂「チャンスは少ないと思うので、少ないチャンスを生かせるよう、自分の良さを出すというのはもちろん、味方の良さも早く把握して周りの選手も生かしたい。攻撃のところで得点に関わることが大事だし、守備の強度も求められているので、攻撃の時間を増やすために守備の強度もこだわってやっていきたい。攻撃につながる守備が大事になってくる。攻撃は後ろから始まり、守備は前から始まると思っているので、アンテナを張ってやっていきたい」荒木「自分が目指してきた場所、レベルが高く、フィジカル含めてレベルの高い場所だと感じた。まだ慣れないところもいろいろあるが自分はチャレンジャーなので、持ち味をどんどん出していきたい。『W杯』は一番の目標だが、一日一日の練習、ひとつひとつの練習をしっかりやって、最終予選に残っていけるようにしていきたい。(2022年)いい感じでスタートできたので、代表に呼ばれ続けるよう鹿島で結果を残していきたい。いろんなポジションできた方が代表に損はないし、いろんな対応力を身に付けていきたい。フィジカルや守備の部分、自分ひとりでいってそのままゴールする部分を強化していきたい」鈴木「自チームのサッカーとはかけ離れていたが、代表はイメージしたものそのままだった。最初やった時の衝撃にビビることなくできたのは良かった。どのポジションでもできるのが自分の強み。間でボールを引き出して次の攻撃につなげるのが自分に求められていることだと思うので、ポジションに引っ張られ過ぎずにやっていきたい。考えるスピードが全然違ったので、それさえできればやっていけると思うので、頭をフル回転させてやっていきたい。追加招集だが、せっかくこういうチャンスをもらえたので、吸収できるだけ吸収して帰るのではなく、最終予選に残れるようやっていければいきたい」20日は守護神の権田、吉田の代役を担う谷口、代表初ゴールを狙う上田、代表デビューを狙う渡辺がメディアに対応した。権田「最終予選に関しては終わった時にどうなっているのかというのがすべて。突破するという目標のためだけに活動するものなので、その中で『いいサッカーをする』とか、『見ている人を楽しませる』というのも大事だが、まずは結果。(吉田の不在について)誰かがいないから勝てないというようでは本大会では勝てないし、ほかの選手が代わって活躍するのが理想の形。本大会の時に『吉田選手がケガした』『コロナになった』というのは十分あり得る話。代えのきかない選手かもしれないが、日本代表なんで不在を何人かで埋めていかないといけない。例えば僕や長友選手、大迫選手、酒井選手で補完していかないとと思っている」谷口「チャンスであるのは間違いないし、もちろんそこの座を狙っているし、そのためには一回一回の練習が勝負。『自分も戦える』『自分もできるよ』というのを見せていかないとピッチに立てないと思う。守備の部分では周りを動かすところやバランスのところは整理できているので、あとは個々のバトルはこだわってやっていきたい。ビルドアップのところでは早く攻めるのか、ゆっくり攻めるのか、CBが主導でやることになるのが、やる自信はある。隙を逃さない縦パスも自信を持ってやっているので、やっていきたい。いつチャンスがきてもいいような準備はこれまでもやってきたつもりだし、今回ひとつのチャンス。結果としてチームが勝たないといけないし、後ろとしていいパフォーマンスを見せないと、次のチャンスはない。自分もできるというのを結果で表していきたい。中国戦、サウジ戦でしっかり勝つということしか考えていない。もし自分がチャンスをもらえればしっかりチャンスを生かすという気持ち。『W杯』のピッチに立つには先のことを考えるのではなく、目の前のひとつひとつをやっていくしかない」上田「動き出しのところとか自分の武器を前面に出していきたい。自分の動き出しを武器にしているので誰がやりやすいというのはない、味方の動きに合わせたりできるので。(大迫について)ポストプレーの質が抜けている。自分はまだまだ。チャンスが得られれば求められるものを出していきたいし、得点という結果を残したい」渡辺「自分自身、発表があった時はびっくりしたし、このメンバーで出場時間とか圧倒的に少ないので、まずはそこを伸ばしていかないといけない。チームでしっかり結果を残して、このチームに残れるようにしていきたい。まずこのレベルを基準にしないといけない。このレベルを忘れないで続けることができれば、チームで存在感を出せれば、必ず見てくれると思うので、そういったところは意識したい」日本代表は1月22日(土)にメンバーを発表し、27日(木)・中国戦、2月1日(火)・サウジアラビア戦と埼玉スタジアムで『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選に臨む。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年01月20日サッカー日本代表GKの谷晃生選手(湘南ベルマーレ)が6日、東京・UNKNOWN HARAJUKU(アンノン原宿)で行われた「LOEWEポップアップ in 原宿」メディア向け内覧会に出席した。ファッションブランド「LOEWE(ロエベ)」とスタジオジブリの2度目のコラボレーションとなる『千と千尋の神隠し』限定カプセルコレクションが、1月7日よりオンライン・店舗にて発売。千尋やハク、湯婆婆をはじめとするキャラクターと美しい作品世界がウエアやレザーアイテムに蘇る。発売を記念し、UNKNOWN HARAJUKUを『千と千尋の神隠し』の世界にリメイクしたポップアップストアが1月7日~16日の10日間限定で開催される(完全予約制)。谷選手は、ススワタリが可愛らしい黒のシャツを身にまとい、笑顔でフォトセッションに対応。内覧会後、自身のインスタグラムを更新し、「ロエベ×千と千尋の神隠しすごい世界観でした!!」と感想をつづり、「ぜひ行ってみてください」と呼びかけた。この投稿に、フォロワーから「可愛すぎる」「ジブリが似合う男さすがです」「めっちゃかっこいいです!!」「めっちゃ似合ってる!」などと絶賛のコメントが寄せられている。内覧会には、OWNCEAN(UNA+MATCHA)、桜田通、Taiki&Noah、夏木マリ、眞栄田郷敦、マギー、松田ゆう姫、モトーラ世理奈、ryuchell(りゅうちぇる)も出席した。
2022年01月06日2022年より双子選手としてJリーグで活躍し、日本代表でもプレーした佐藤勇人氏、佐藤寿人氏が、 ジュニア年代における国内最大規模のサッカー年間リーグ「プレミアリーグ U-11」のアンバサダーに就任したことが発表されました。【関連記事】プレミアリーグ U-11 チャンピオンシップ3 年ぶり開催お二人はアンバサダー就任にあたって以下のコメントを寄せました。佐藤勇人氏、佐藤寿人氏 コメント「子供たちにとって、試合をすることが何よりの喜びであり、成長の源です。そうやって僕たちも小さい頃から試合を経験して成長してきました。プレミアリーグ U-11の3 ピリオド制で全員が試合に出られる仕組みは素晴らしいと共感して、このたび2人でアンバサダーを務めさせていただくことになりました。日本中の子供たちがプレミアリーグU-11 を通じてたくさんの笑顔になって、たくましく成長していくことを願っています」<プレミアリーグU-11とは>「豊かなサッカー文化を日本中に広めること」、「少年サッカーに関わる人を幸せにする環境づくり」をミッションとし、サッカーの育成年代におけるソフト面のソリューションとして発足。2021年までに全国37都道府県に拡大、約600チームが参加、約4,000以上の試合を実施する日本最大の私設リーグ。負けたら終わりのトーナメント方式の公式戦では、いわゆる「上手な子」しか試合に出られない勝利(成績)至上主義が根強い日本のスポーツ文化の現状に対する問題意識からスタートしており、「力の拮抗した相手と、年間を通じてホーム&アウェイを戦う」カテゴリー分けされた育成重視のリーグ戦を編成し、「全員出場」「3ピリオド制」など、他にない独自の競技規則を設け、『補欠ゼロ』への取り組みを行なっています。大会ホームページはこちら>>お問い合わせプレミアリーグU-11実行委員会 事務局担当:佐々木電話:090-4590-5713Email:sasaki@pl11.jp
2021年12月24日日本代表の中心選手として2022年のカタールワールドカップでの活躍が期待される遠藤航選手。今でこそ華々しい活躍を見せていますが、幼少期からエリート街道を歩いてきたわけではありません。小学生時代はセレクションに2年連続で不合格、地元でも名の知れた存在ではなかったといいます。そんな遠藤航選手が初の著書「楽しい」から強くなれるプロサッカー選手になるために僕が実現してきたことの中で明かす、夢を叶えるために実行してきたステップを一部抜粋してお届けします。第三回目は、サッカー部の活動を通じて遠藤選手がどんな風にキャプテンシーを身につけてきたのかをお送りします。(C)中河原 理英<<関連記事:本当に大切なものだから悔いのないように自分で決める、日本代表遠藤航がクラブチームではなく中学サッカー部を選んだ理由■どうすれば勝てるかに頭を働かせるのは面白かった南戸塚中のサッカー部では、3年になって最終的にキャプテンを任された。チームは決して強豪ではなかったけど、だからこそ試合で勝つためには工夫が必要だった。部活では色んなレベルの選手がいて、どうすれば試合に勝てるか頭を働かせるのは面白く、それはそれですごくやりがいを感じていた。センターバックの相棒は、中学からサッカーを始めたばかりでも体格が良かったので、ボールを持った相手に当たりに行ってもらい、自分がスペースをケアするようにして、(父に渡された)指導者用の教本で読んだチャレンジ&カバーを試してみたりもした。■部活のキャプテンは試合で引っ張ればいいだけじゃない部活のキャプテンは試合中にチームを引っ張ればいいだけじゃない。平日は顧問の先生も忙しくて、練習を見に来ることができないことも多い。だから、キャプテンは先生のアシスタントみたいな役目もある。事前にメニューを確認して、代わりに自分が練習を進めていく。グループに分かれてのボール回しとか、2人1組でのボール・コントロール、インサイドやインステップといった基本的なキック、そしてヘディングの練習に、全員で順番に蹴るシュート練習。試合がある日のチームリーダーは、文字通りの「引率者」でもあった。先生とは試合会場で合流するから、移動中は自分たちだけ。■キャプテンの仕事は試合前から始まるキャプテンの仕事は、電車の乗り換えや会場の最寄り駅から歩く道順を前もって調べることから始まる。試合前日には、練習後にボールを数えながらバッグに入れて、翌日のボール担当に指名した部員に「忘れずに持ってきてくれよ」と言付ける。当日は、地元の駅に集合したチームメイトたちを、改札では1列、電車を降りて歩くときには2列に並ばせる。タラタラ歩くやつがいると列が乱れてしまうので、真面目で信頼できる部員をサポート役として列の後ろに配置したりもした。キャプテンシーの基礎は、ここでしっかりと身につけさせてもらった。
2021年12月23日日本代表の中心選手として2022年のカタールワールドカップでの活躍が期待される遠藤航選手。今でこそ華々しい活躍を見せていますが、幼少期からエリート街道を歩いてきたわけではありません。小学生時代はセレクションに2年連続で不合格、地元でも名の知れた存在ではなかったといいます。そんな遠藤航選手が初の著書「楽しい」から強くなれるプロサッカー選手になるために僕が実現してきたことの中で明かす、夢を叶えるために実行してきたステップを一部抜粋してお届けします。第二回目は、小学生年代でJクラブの育成組織に入れなかった後、プロという夢に近づくために中学でのサッカーの進路を決める時のエピソードをお届けします。(C)中河原 理英<<関連記事:決してエリートではなかった日本代表遠藤航が明かす、大きな夢や目標をかなえるために必要な「考え方」■クラブチームではなく中学部活を選んだわけ僕は昔から、サッカーでも勉強でも、周りが自分よりどれだけできるかではなく、自分がもっとできるようになるにはどうするかにいつも意識が向いていた。そういう性格だから、マリノスのプライマリーやジュニアユースで下部組織入りに失敗した後も、自分がプロ選手という夢に近づくためには、どうしたらいいのかを考えるようになった。結果的に選んだサッカーの続け方は、中学校の部活だった。普通に考えれば、プロクラブの下部組織に入れなかったのなら、せめてレベルの高いアマチュアクラブのユースチームでサッカーを続ける方が無難な選択だ。僕も、入団テストを受けて2つのサッカークラブから合格をもらってはいた。片方は補欠合格だったけど、いちおう、どちらも地元では強いと言われているアマチュアクラブ(町クラブ)だった。それでも、僕には中学のサッカー部のほうがいいように思えた。というのも、神奈川県のトレセン(日本サッカー協会のトレーニングセンター制度)で指導していた先生が、僕の進学する中学校に赴任して監督になったところだったのだ。「南戸塚中学のサッカー部に来ないか?」と、中学校でもサッカーを教えていた南戸塚FCのコーチに誘われもした。実際、小学6年生のときに練習試合の見学に行ってみると、いきなり背番号18のユニフォームを渡されて中学3年生に交じって試合に出してくれた。特別に目立つような選手ではなかった自分を、そこまで買ってくれていた。それが嬉しかった。■遠藤家は、自分のことは自分で決めさせる方針だった部活なら、学校が終わってすぐに練習ができるし、評価してもらえているから試合にもたくさん出られる。自分がトレセンに選ばれる可能性も高まるかもしれないという期待もあった。だから、地元のクラブチームか中学のサッカー部かという重要な決断も、結局は悩んだと言えるほど悩まず、かなり直感的に決めた。親にも相談しなかった。そもそも、両親は自分のことは自分で考えさせる方針で、いつも僕の気持ちや考えを尊重してくれた。サッカーの朝練にしても、他の習い事にしても、たとえ途中で嫌になったとしても無理強いはされなかった。基本的には、なんでも自分で決めなさいというスタンス。父さんからは、「自分で判断するんだ」とよく言われてもいた。■本当に大切なものだから悔いの内容に自分で決める日常生活では、「どっちがいい?」と訊かれると、「決めてもらっていいよ」と答えたりもするから、身近な人たちには優柔不断だと思われているかもしれない。けれど、自分が持っている夢や、その夢を叶えるためのやり方や目標に関しては、昔からスパッと決断できた。両親も、地元の中学校でサッカーを続けるという選択に賛成してくれた。本当に大切なものだから悔いのないように自分で決める。それしかないと思う。
2021年12月21日ドイツ・ブンデスリーガで日本人初の「デュエル勝利数1位」に輝き、2022年のカタールワールドカップでは日本代表の要として活躍が期待される遠藤航選手。今でこそ華々しい活躍を見せていますが、幼少期からエリート街道を歩いてきたわけではありません。小学生時代はセレクションに2年連続で不合格、地元でも名の知れた存在ではなかったといいます。そんな遠藤航選手が初の著書「楽しい」から強くなれるプロサッカー選手になるために僕が実現してきたことの中で明かす、夢を叶えるために実行してきたステップを一部抜粋してお届けします。(C)中河原 理英<<関連記事:ブンデス・デュエル王を育てた「過去と他人を気にするな」の名言。先のビジョンを見据えて逆算できる選手に...遠藤航・父の教育②■中学の時に書いた「目標」が現実になった「僕は未来の自分がサッカー選手になり、プロとして活躍している事、日本代表として活躍している事を期待しています」「世界に通用するDFとしてサッカーを楽しんでいることを期待しています」これは、僕が15歳のときに、未来の自分に投げかけた言葉。中学3年生のとき、10年後の自分に向けて手紙を書くという授業があって、みんなでタイムカプセルに埋めた。真剣に書いたから、25歳のころに「10年後の遠藤航」に宛てた手紙が届いたとき、昔の自分が抱いていた期待のことは覚えていた。あの手紙を書いてから12年後の2020年9月、僕はブンデスリーガで2020‐2021シーズンを迎えた。プロになった当初からの目標が現実になった。10代のころ、香川真司さんや、岡崎慎司さん、長谷部誠さん、内田篤人さんが、ドイツのトップリーグで活躍する姿をテレビで観ながら、僕は自然とブンデスリーガを意識するようになった。でも、将来ブンデスでやれるようになるなんて、サッカーを習い始めた小学生のときはだれも予想していなかったと思う。実際、シュトゥットガルトに加入して最初の3か月間は、全然と言っていいくらい出番がなかった。■大きな目標をかなえるために今何をすべきか、を理解するために必要なこと大きな目標を立てて、それを叶えるために今何をするべきか、身近で小さめの目標に落とし込むこと。僕は昔からそれが得意だった。だからそのときも割り切って、監督が何を求めているのか、先発している選手にあって自分に足りないものは何か、逆に他の選手にはない持ち味をどうやって生かすか、じっと観察しながら、どうすれば自分がチームに貢献できるかを考えた。そしてシーズン半ばに、初先発のチャンスが回ってきた。今思えば、人生でいちばん大切な試合になった。■もしだめでも、またゼロからやればいいだけ与えられたチャンスで結果を出す。その意味では、僕にとってすごく重要な試合だ。アンカーとして力を出し切り、チームの零封勝利に貢献できた90分間、特別に緊張したりはしなかった。やるだけのことをやって準備してきたという自信があった。それに、もしだめでも、またゼロからやればいいだけ。考えてみたら、子どものころからその繰り返しだった。小学校のときも、中学校の部活でも、ユースでも。自分より上手い選手が活躍しているのを見れば、「どうすれば俺も?」と考えたし、「なら、今の自分はこれをやるべきだ」と、逆算していた。■好きだから続けたい、だからやるべきことをやるプロのサッカー選手になりたい。そのために、できる範囲でまず何をすべきなのか。そう考え、もう少し頑張れば超えられそうなハードルを自分で用意しては、1つずつクリアしてきた。好きだから続けたい。楽しいから続けられる。続ければ、もっと楽しくなる。楽しみ続けること。これが基本。続けるためにやるべきことを考える。やるべきことをやる。すごくシンプルだ。でも、その繰り返しが、校庭からドイツのメルセデス・ベンツ・アレーナに僕を連れてきてくれた。この本には、僕がプロサッカー選手になるために大切にしてきたことや、実行してきたさまざまなステップがつまっている。どれも特別なことじゃないかもしれないけど、夢や目標を叶えるための何かのヒントになってくれたらいいなと思う。
2021年12月17日ジークスタースポーツエンターテインメント株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:大賀智也)が運営・マネジメントする日本ハンドボールリーグ(以下JHL)所属のジークスター東京は、中央大学4年生の部井久アダム勇樹、中村翼の2022-23シーズン新加入が内定しましたのでご報告します。2名は登録が完了次第、内定選手として今シーズン途中からJHLの試合に出場予定です。両名は今年度の大学日本一を決める高松宮記念杯全日本学生選手権(全日本インカレ、2021年11月開催)で優勝した中央大学ハンドボール部の主力選手です。また、部井久は日本代表として東京オリンピックに出場、中村も日本代表合宿に召集されるなど、今後の日本ハンドボール界を支えるプレーヤーとして大きな期待を寄せられています。昨シーズン、期間限定でジークスター東京に所属しJHLでプレーした経験から、日本一を目指し、日本ハンドボール界を盛り上げるという目標を掲げるチームへの理解も深く、このたびの契約に至りました。【新加入選手の紹介】部井久 アダム勇樹(べいぐ あだむゆうき)■プロフィール背番号:3ポジション:LB(左45)身長・体重:195cm・100kg生年月日:1999年4月21日(22歳)出身地:福岡県経歴:多々良中央中→博多高→中央大→Cesson Rennes(セッソン・レンヌ、フランス1部リーグ)→SARAN(サラン・ロワレ、フランス2部リーグ)→中央大→ジークスター東京→中央大受賞歴:高松宮記念杯全日本高校選手権大会 優秀選手2017高松宮記念杯全日本学生選手権大会3位2019高松宮記念杯全日本学生選手権大会優勝/特別賞2021代表歴:アジア選手権出場2018、20/世界選手権出場2019U-22東アジア選手権出場2016U-19ユースアジア選手権出場2016/ユース世界選手権出場2017オリンピック2021(東京)■コメントこのたびジークスター東京でプレーさせていただいくことになりました部井久アダム勇樹です。ジークスター東京は日本ハンドボール界に新たな風を吹かせているチームです。その一員になれたことをとても嬉しく思います。スター選手がそろい華やかなイメージがありますが、先輩方と一体になって、地に足を着けて若いチームの基盤を作っていければと思っています。ファンのみなさまとハンドボール界を一緒に盛り上げていきたいです。ともに戦ってください!よろしくお願いいたします!!中村 翼(なかむら つばさ)■プロフィール背番号:13ポジション:RB(右45)身長・体重:180cm・86kg生年月日:1999年10月15日(22歳)出身地:福井県経歴:北陸電力Jr→明倫中→北陸高→中央大→ジークスター東京→中央大受賞歴:全国高等学校ハンドボール選抜大会3位/優秀選手2017高松宮記念杯全日本高校選手権大会3位/優秀選手2017高松宮記念杯全日本学生選手権大会優勝/優秀選手2021国民体育大会3位2017関東学生春季リーグ新人賞2019代表歴:U-21ジュニアアジア選手権出場2018ジュニア世界選手権出場2019■コメントこのたびジークスター東京に加入させていただくことになりました中村翼です。ハンドボールを始めたころから持っていた「日本リーグに参戦する」という目標が達成でき、とてもうれしく思います。先輩方の経験や技術を学び吸収して、少しでも早くチームの力になれるように日々努力していきます。また、ジークスター東京のファンのみなさまに応援していただけるような魅力ある選手に成長したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。【PRESS】内定選手部井久+中村_20211203確定版.pdf : Twitter投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月03日一般社団法人国際文化協会(所在地:東京都中央区、会長:下村 朱美)は、2021年11月30日(火)に「2022ミス・インターナショナル世界大会」に参加する日本代表者を選出する「2022ミス・インターナショナル日本代表選出大会」を開催し、佐賀県佐賀市出身の松尾 綺子(まつお きこ)さんがグランプリを獲得しました。「ミス・インターナショナル ビューティ・ページェント(以下、ミス・インターナショナル)」は、ミス・ワールド、ミス・ユニバースと並ぶ世界3大ビューティ・ページェントの1つで、1960年に誕生しました。2022年に60回目を迎えます。美しさはもちろん、国際親善や世界平和など、国際社会に貢献しようとする志の高い女性たちが「美と平和の親善大使」として集い、互いに交流を深めることを目的としています。「2022ミス・インターナショナル日本代表選出大会」は書類審査、予選会、トレーニングを経た39名から、着物、水着、ドレス、スピーチ審査等を行い、2022ミス・インターナショナル日本代表を選出するものです。2022ミス・インターナショナル日本代表に選ばれた松尾 綺子さん(22)は、来年開催予定の「2022ミス・インターナショナル世界大会」に日本代表として参加します。今回優勝した松尾 綺子さん(22)は体のバランスが美しく、立ち姿、歩き姿に気品があり、そして華やかな笑顔など多くの点で評価され、見事優勝の栄冠に輝きました。また当日は、日本代表および準ミス4名と特別賞の受賞者が決定しました。2022ミス・インターナショナル日本代表に選ばれた松尾 綺子(まつお きこ)さん■優勝者 松尾 綺子さんコメント佐賀県の出身でして、移動など大変なこともいろいろありましたけれども、ファイナリストの方々や関係者のみなさんと過ごした日々は本当に忘れがたく幸せな日々でした。そしてこのような賞をいただきましてうれしく思います。今回グランプリとなり、影響力、発信力を持つことになると思っています。そして各地に出向いたときに直接地方の方々にお会いしてお話を聞けることがすごく楽しみでして、そこでの出会いはとても大切なもの。その人の心も私の心も温かくなると思います。そういうところから私自身にも多くの方々にもお仕事につながっていけたらよいと思います。左から、角田 愛琳奈さん、田中 歴幸さん、松尾 綺子さん、加藤 遊海さん、石田 まりあさん「2022ミス・インターナショナル日本代表選出大会」入賞者●1位氏名 :松尾 綺子 (まつお きこ)出身地:佐賀県年齢 :22歳身長 :169cm職業 :翻訳業●2位氏名 :田中 歴幸 (たなか ありす)出身地:福岡県年齢 :22歳身長 :172cm職業 :大学生/モデル●3位氏名 :加藤 遊海 (かとう ゆうみ)出身地:三重県年齢 :25歳身長 :172cm職業 :モデル●4位氏名 :角田 愛琳奈 (かくた えりな)出身地:青森県年齢 :26歳身長 :163cm職業 :モデル/リポーター●5位氏名 :石田 まりあ (いしだ まりあ)出身地:神奈川県年齢 :26歳身長 :167cm職業 :会社員●パーフェクトボディ賞加藤 遊海 (かとう ゆうみ)●ビューティスキン賞長谷川 瑞佳 (はせがわ みずか)●ハッピースマイル賞角田 愛琳奈 (かくた えりな)●Webジェニック賞佐藤 えれな (さとう えれな)■「ミス・インターナショナル」についてミス・インターナショナルは、正式名称を「ミス・インターナショナル ビューティ・ページェント」と言い、1960年に米国で誕生しました。誕生から7年間は米国で開催されていましたが、日本万国博覧会(1970年/大阪)の開催を記念して、日本に開催権が移されました。国際平和を願う各国の代表が“美と平和の親善大使”として一堂に集う世界大会では、広く世界の国々に“平和の祈り”を発信し、主催国である日本の素晴らしさもアピールしていこうという趣旨のもと毎年開催されています。また、ミス・インターナショナルでは、ミスたちが個々のレベルで国際交流活動を行っています。「緑化推進運動」や「ミス・インターナショナル・フォーラム」をはじめ、「チャリティーイベント」などの社会貢献活動を通じて、日本と世界各国との友好と親善を深めています。「ミス・インターナショナル」公式ホームページ: ■「一般社団法人国際文化協会」について一般社団法人国際文化協会は世界の文化や芸術の交流を通じた「世界各国との友好・親善」を目的に、1969年(昭和44年)4月、外務省(文化交流部)の外郭団体として認可され、発足。以来、国際貢献事業として「相互理解による世界平和の実現」と「国際社会における日本の正しい理解」をスローガンに、人物交流等を幅広く展開しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月01日ホーバスジャパン、注目の初陣だ。バスケットボール男子日本代表・AKATSUKI FIVEが『FIBA ワールドカップ 2023』、そして『パリ 2024 夏季オリンピック』への第一歩を踏み出す。今回は八村塁(ワシントン・ウィザーズ)や渡邊雄太(トロント・ラプターズ)のNBAプレーヤー、NBAの下部リーグで戦う馬場雄大(テキサス・レジェンズ)は選出されていない。そればかりか代表引退を口にした田中大貴(アルバルク東京)をはじめ、金丸晃輔(島根スサノオマジック)、ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ)、渡邉飛勇(琉球ゴールデンキングス)の『東京 2020 オリンピック』メンバー4名も辞退している。しかも、今回日本は開催国のひとつとして『W杯』本大会出場が決まっている。本来ならばヒリヒリする戦いとなるはずのオーストラリア、中国、チャイニーズタイペイと上位2枚のキップをかけた1次予選、その先の2次予選の結果に関係なく本大会へ出場できる。それでも、『FIBA バスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選』中国戦に注目せずにはいられない。なぜならこの試合がトム・ホーバスHCの男子チームを率いた初戦となるのだ。『東京五輪』で女子日本代表を率いて見事に銀メダル獲得を成し遂げたホーバスHCが男子代表チームにどんな変化を加えるのか。これは期待せずにはいられない。11月19日、オンライン会見に臨んだホーバスHCは中国戦へ向けて次のように意気込みを語った。「目標は勝ちたい、当たり前。今24名いるからバスケのシステム、スタイルは誰がフィットするとか見ている。選手を覚えながら、どんなパフォーマンスできるかチェックしている」どんなチーム作りをするか問われると、指揮官はこのように答えた。「この短い時間にいいチームを作りたい。プレースタイルは女子と同じ。スピーディでシュート力を生かしたバスケは男女問わない。1番(PG)・2番(SG)・3番(SF)のスピード、頭の良さも使いたい。私はサイズアップより速いペースを作りたい。『東京五輪』の前に大貴が1番になってサイズアップしたが、今の2・3番はそんなに小さくないと思う。PGのサイズアップよりも富樫、齋藤、寺嶋、藤井、ベンドラメの技術や速さ、プレーメイク、ゲームメイクの方が絶対プラスになると思う」ホーバスHCは中国戦のポイントについても明かした。「相手のフィジカルバスケに簡単に負けたらいけない。でも速さ、スペーシング、速いゲームを作るとうちの力を見せられる。ハーフコートゲームならば中国、速いフルコートゲームならうち。速いバスケのペースを作りたい」さらに今回辞退したメンバーについても言及した。「大貴に私から『ぜひ来てください、あなたのバスケが好きです』と伝えた。でも、彼は『五輪』が終わって今の気持ちに変わりないということだったので、『2月の試合がやりたいならぜひ来てください』と言った。このシステムでは彼は2番だということも伝えた。『五輪』メンバーはメンタルの疲れがある。それは当たり前。あの12名については『第2ウィンドウからやりたい』ということも理解できる。今回メンバー入りした5名はモチベーションが高く、非常にエネルギッシュにやってくれている。帰化選手もギャビン、ニック(・ファジーカス)、(ライアン・)ロシターの3人とも話した。ギャビンは『五輪』が終わって気持ちが足りない。ロシターも『五輪』に出られずにモチベーションが低下していた。ニックも36歳となり足も痛いので休みたいということだった」ホーバスHCが選出したメンバーは以下の通り。■AKATSUKI FIVE(男子日本代表)候補選手予備登録メンバー竹内公輔(PF/宇都宮ブレックス)古川孝敏(SF/秋田ノーザンハピネッツ)岸本隆一(PG/琉球ゴールデンキングス)比江島慎(SG/宇都宮ブレックス)アキ・チェンバース(SF/群馬クレインサンダーズ)エヴァンスルーク(ファイティングイーグルス名古屋)藤井祐眞(PG/川崎ブレイブサンダース)須田侑太郎(SG/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)張本天傑(SF/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)森川正明(SF/横浜ビー・コルセアーズ)野本建吾(PF/群馬クレインサンダーズ)富樫勇樹(PG/千葉ジェッツ)ベンドラメ礼生(PG/サンロッカーズ渋谷)原修太(SF/千葉ジェッツ)安藤周人(SG/アルバルク東京)齋藤拓実(PG/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)今村佳太(SG/琉球ゴールデンキングス)マシュー・アキノ(C/信州ブレイブウォリアーズ)エリエット・ドンリー(PF/大阪エヴェッサ)ザック・モーア(SF/大阪エヴェッサ)寺嶋良(PG/広島ドラゴンフライズ)シェーファーアヴィ幸樹(PF/シーホース三河)岡田侑大(SG/信州ブレイブウォリアーズ)西田優大(SG/シーホース三河)11月19日・22日には選手たちのメディア対応が行われた。『東京五輪』メンバー、代表復帰組、初代表勢とそれぞれの立場で抱負を口にした。『東京五輪』メンバーはこのようにコメントした。富樫「このように選んでもらって、新しいメンバーの中、すごく新鮮な気持ちで中国戦を楽しみにしている。(PGを軸にしたチーム作りについて)ペイントの得点と3ポイントシュートとポゼッションの数を増やしたいと最初のミーティングから話があった。全員が理解してやれれば本当に面白いバスケができるんじゃないかなと思っている。走りたい、ポゼッションの数を増やしたいというのは僕としてもすごくうれしいこと。(中国戦について)最初の2試合、練習時間が少ない中でもトムさんのやりたいことをしっかり理解した中でやり続けたい。高さの差があるのはわかっている。チームとして機能させることができれば面白い試合ができると思う。このメンバーで2試合臨めるのは本当に楽しみ」比江島「新体制になっても僕を必要としてくれたのはうれしく思うし、光栄に思う。新体制で覚えることも多く、新しい選手も多い中、自分の中でモチベーションにつながっている。開催国枠が決まっている状況だが、『W杯』や次の『五輪』につながる第一歩だと思うので、しっかりやっていきたい。(代表について)正直悩んだ。ひとつの大きな目標、夢の『東京五輪』を経験して、燃え尽きないか心配だったが、まだ世界の舞台で1勝もしていないのに終われないという思いがひとつと、純粋にトムさんのバスケを、女子を世界2位まで持っていってくれたバスケを経験して見たかったのが大きなふたつの理由として、代表活動を続ける選択になった」ベンドラメ「僕自身『五輪』メンバーに入って完全燃焼ではなく、不完全燃焼に終わったので、新しいメンバーに入ってその時の気持ちも含めて全力でコートで表現したい。トムさんのバスケはやることを細かく指示していて、日本の良さのスピードを生かしている。パスアンドランが増えている。ピックアンドロールではなく、オフボールの動きが難しくなっている。速いバスケは好きだし、自分のアグレッシブさは生かせると思っている」シェーファー「『東京五輪』後の世代交代という言葉をよく聞くが、自分自身まだ結果を出していない。次のステージへ進むメンバーに入れてうれしいし、光栄に思っている。トムさんのバスケは展開が速くて3Pを打つ。女子で結果を出しているし、男子でどこまで結果を出せるが楽しみ。自分もビッグマンの中では脚力がある方、3Pも練習している。こういう合宿はトライアウト感があるので、ピリピリしている。でも雰囲気はいい。トムさんのバスケは新しいし、楽しい発見がある」張本「今回新しいスタートで選んでもらい光栄に思う。『五輪』に出ることが目標だったので、ひとつ達成できた。今回新しいメンバーも入って、これまで経験してきた世界のフィジカル、まずはディフェンスのところを見せたいし、若い選手に伝えていきたい。(中国戦について)特別な思いがないと言えば嘘になる。フィリピンで2連敗し、本当に悔しい思いをした。新しいメンバー、新しいシステム、新しい挑戦なので、思い切りやっていきたい」復帰組はこう話した。竹内「本当は『東京五輪』以降は代表をやらないつもりだったが、色んな人に相談し、『必要とされているなら力になりたい』と思うようになった。色んなコーチからバスケを教わるのが自分自身プラスになる。ホーバスHCに呼びたいと思ってもらえたのは本当に光栄。どうしてもクラブとシステムが違うところが出てくるので、短い期間だが、しっかりアジャストしたい。中国戦はリバウンドが勝負の鍵だと思うので、自分の仕事だと思ってそこはしっかりやっていきたい」古川「こうやって代表になれるチャンスをもらえたのはうれしいことだし、若い頃から代表、トップで戦うことは目標だったので。この合宿、自分の良さを最大限に出しながら、臨みたい。 正直『五輪』へいきたい気持ちがあった。コートに立つことができずに本当に悔しい思いをした。でも自分の中で何かを諦めたわけではない。常に向上心を持って、自分にできることをやっていこうと思っていた。今回呼んでいただきありがたい。気持ちは切らさずにやってきた。強い思いを持って今回の合宿に臨みたい。毎日負けたくない気持ちで練習に臨ませてもらっている」岸本「これまで代表に縁がなかったが、うれしく思うし、光栄に思う。でも合宿だからと特別なことをするのではなく、普段やっているバスケを表現できればと思っている。具体的には驚きの方が大きかった。年齢も上の方なので、代表に選ばれる驚きがあった。Bリーグになって、ディフェンスへの意識が高まった。ディフェンス力が上がったとは思わないが、ディフェンスをしっかりしないとチームを勝たすことはできないと強く思うようになった。激しいディフェンスからチームにいい影響を与えられればと思っている」藤井「個人的には6年ぶり、本当に久しぶりの代表活動なので楽しみにしているし、中国戦のメンバーに入れるようがんばりたいし、中国に勝てるように代表の力になれるようがんばっていきたい。新しい体制で全員覚えることが多いので、身体を動かすよりも頭を動かすことの方が多い。そんな中でも自分の強みを徐々に出せればいいなと思っている。僕の強みはアグレシップなディフェンスなので、ルーズボールもそうだが、アグレッシブにやっていきたい」初選出勢も異口同音にモチベーションを口にした。岡田「トップチームに呼ばれたのは初めてで、今までテレビで見た選手と一緒にやれるのは自分としてもうれしい。信州と代表では自分に求められる役割は違うので、自分の仕事をやっていきたい。比江島選手は宇都宮と求められる仕事が違ってもきちんとアジャストし、格の違い、経験の違いを感じている。自分の特徴は得点能力なので、3Pを打ててドライブできるのでそこはやっていきたい」齋藤「自分のプレーを出せればホーバスさんに選ばれると思うので、自分らしいプレーを出していければと思っている。PGはセットプレーとか多い。まずそれを覚えること。PGとして各ポジションの動きも覚えないといけない。どっちサイドでプレーし最終的にどちらのサイドを使うか考えないといけない。ホーバスさんから『システムを理解した上で自分らしさを出さないといけない』と言われているので、セットオフェンスを理解しながら、アシストや3Pを出していきたい。自チームでも似たようなバスケをしているので、それを出していきたい」寺嶋「各カテゴリーの代表かすりもしなかったので、チャンスを掴めたらと思う。ホーバスHCはスピーディなバスケでトランジションが速いので、自分の特徴のスピードを今回の合宿で生かしたい。(PGとして)たくさんフォーメーションを覚えている最中。試合の流れの中でいかに使うのか頭を使わないといけない。広島でもそうやってきたので生かしたいし、ほかのレベルの高いPGから学んでいきたい」果たしてホーバスジャパンはどんな船出を見せるのか。『FIBA バスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選』日本代表×中国代表は11月27日(土)・28日(日)・ゼビオアリーナ仙台にて開催。第1試合はBS日テレ、第2戦はBS朝日、2試合ともDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年11月24日東京オリンピックで日本代表の男女全選手がメダルを獲得、大会後も余韻が残るほどの活躍を見せ、大きな関心が集まった卓球。その世界選手権「2021 世界卓球選手権」が11月23日から29日にかけてアメリカ・ヒューストンで開催される。東京オリンピックの活躍から再出発。卓球日本代表が大舞台に挑む。世界選手権は隔年で個人戦と団体戦が行われ、今回は個人戦の年でシングルスとダブルス、混合ダブルスを実施。日本からは男女それぞれ5名が出場するが、楽しみなメンバーが名を連ねる。東京オリンピックに出場した選手たちは無条件で代表に選出され、引退した水谷隼を除き勢ぞろい。一方に代表選考会を勝ち抜いた選手がいる。どちらの立場にあっても大切な“スタート”の場だ。女子のオリンピック代表、伊藤美誠は“打倒中国”を心に抱き、平野美宇は“パリオリンピックでの金メダル”を目標に据え、石川佳純は短期の目標をその都度設定しながら進んでいくという。それぞれに今後への思いの色合いは違っても、その一歩となるのがこの世界選手権だ。そのほかオリンピック代表を争って惜しくもなれなかった早田ひなと芝田沙季が出場。潜在能力をかねてから高く評価される早田は、過去の世界選手権(個人戦)で獲得した2つのメダルはダブルスでのもの。シングルスで好成績を残し、パリオリンピック出場へ向けて幸先のよいスタートを切りたいところ。芝田は早くから頭角を現す選手が多い卓球界にあって24歳で初めて代表入り。努力を積み重ねてきた成果を見せたい。男子は長年にわたり牽引してきた水谷の後継者は誰なのか、“ポスト水谷”が注目ポイントの一つ。張本智和、丹羽孝希には結果に加え、チーム内での求心力も望まれる。26歳の森薗政崇は4大会連続の世界選手権(個人戦)出場。初出場の宇田幸矢と戸上隼輔は共に20歳。世代は少し異なっても、パリオリンピックを目指す姿勢には変わりない。経験豊かな選手から若い世代までそろった男女計10名の代表。この顔ぶれは日本卓球界の層の厚さを物語っている。それも含め、日本がここまで強くなったのは中国を倒して世界一になるという目標あればこそ。悲願をかなえるために、日本卓球界にとってもスタートとなる世界選手権は見逃せない。伊藤美誠オリンピックで金、銀、銅と3つのメダルを獲得。五輪後は休養を取り久々の大会になる。石川佳純/平野美宇オリンピックで息の合ったプレーを見せた石川(左)と平野(右)。世界選手権のダブルスでもコンビを組む。もうひと組は伊藤と早田のペア。こちらも楽しみ。早田ひなオリンピックでは、リザーブとして代表選手のサポートも。パワーでは国内屈指を誇る。張本智和期待を集めたオリンピックのシングルスは4回戦で敗れた。再出発の世界選手権で上位を目指す。宇田幸矢/戸上隼輔代表選考会で1位の宇田(左)と3位の戸上(右)。明治大学の同級生の二人、シングルスのみならずダブルスでも活躍を期す。「2021 世界卓球選手権」11/23~29開催地:アメリカ・ヒューストンテレビ東京で放送。張本、宇田、早田は、混合ダブルスにも出場、3試合を戦う。※『anan』2021年11月24日号より。写真・Getty Images新華社/アフロ文・松原孝臣(by anan編集部)
2021年11月23日納得のメンバーである。現時点のベストメンバーと言っていいだろう。ラグビー日本代表の秋のツアーは、モヤモヤが溜まる戦いを強いられている。初戦ホームでのオーストラリア戦こそ一時はあわや逆転かと思われる善戦を見せたが、ダブリンでのアイルランド戦では100キャップ目の記念試合となったSOジョニー・セクストンがキレキレのパフォーマンスを見せるとともに徹底的に日本対策を実践されて5-60の大敗。アイルランド戦から先発10人を入れ替えたポルトガル戦では、フレッシュなメンバーが苦戦。最後はFB山中亮平がインターセプト、自陣からの独走トライで38-25としたが、薄氷を踏む勝利に終わった。次の相手はスコットランドだ。『ラグビーワールドカップ(RWC)2015』でベスト8進出を阻まれ、『RWC2019』で初のベスト8入りを決めた因縁の相手は日本が10月23日・23-32で敗れたワラビーズに11月7日・15-13で勝っている。『リポビタンD TOUR2021』最終戦、そして年内最後の試合へ指揮官はどんなメンバーを送り出すのか注目された。序列を重んじて『RWC2019』出場メンバーに全幅の信頼を寄せるジェイミー・ジョセフのこと、アイルランド戦と同じ顔触れが並ぶと思われたが、そうはしなかった。ケガ人やこの1週間の準備を加味しつつ、この3試合のパフォーマンスを反映した試合登録メンバーを選出したのだ。スコットランド戦に臨む23名は以下の通り。■日本代表試合登録メンバー1クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、2坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、3ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、4ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、5ジェームス・ムーア(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)、6リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)、7ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、8姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)、9流大(東京サントリーサンゴリアス)、10松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、11シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)、12中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)、13中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)、14松島幸太朗(クレルモン・オーヴェルニュ/フランス)、15山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)、16堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)、17稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、18垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)、19ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、20テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)、21齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)、22田村優(横浜キヤノンイーグルス)、23ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)どうだろう。もしかしたらHOやSHのスタメンやLOのリザーブに本職がいないことに不安を覚えるファンもいるかもしれないが、おおむねファンの支持率の高いメンバーと言っていいのではないだろうか。11月18日、メンバー発表会見に出席したジョセフHCはメンバー構成について説明した。「ポルトガル戦からケガ人から戻ってきた。ラピース(・ラブスカフニ)が7番、ムーアがLOに戻ってきた。ほかにも流もハーフに戻り、松島も14番に入った。すごく大きなチャレンジになるが、スコットランド戦はいい試合ができると考えている」アウトサイドCTBはラファエレ ティモシーではなく、中野をチョイスした。その理由を指揮官はこう語った。「中野は若く新しい選手、ポルトガル戦ではトライも取った。先を見据え、経験を積ませるのが重要だし、問題ない。若く、未成熟な部分はあるかもしれないが、今後を見据えて起用することにした」SOのスターターには松田を選出した。「彼は前回の試合でもしっかりコントロールしてくれたので、今回も試合に出る権利がある。ポルトガル戦ではいいパフォーマンスをして、キックもしっかりと蹴ってくれて、自信をつけている。今週彼がどんな試合をするか、自分も楽しみにしている」松島はWTBに回り、山中はFBに位置する。「松島は『RWC』でもWTBで戦っている。セミシ・マシレワのケガによって、山中がFB、松島がWTBに入ることになる。ふたりとも素晴らしい選手、今週の試合を楽しみにしている」1番は稲垣ではなく、ミラーだ。ジョセフHCはこのように語った。「彼は調子がいい。試合に出る権利がある。1番のできる選手は3人いるが、彼が一番経験があり、一番コンディションがいいのでミラーを選んだ」さらに指揮官は稲垣、田村がリザーブに回った理由も明かした。「先発に選んだ選手の方がいい仕上がりだから。戦術的にふたりがリザーブに回るということではない。先発の選手に出る権利がある。田村と稲垣は後半から大きな役割を果たすべきだし、それを期待している。試合を勝ち切るには後半もいいパフォーマンスを出せないといけない」勝利のために規律が求められる。この3試合、ペナルティが多すぎた。豪州戦ではWTBレメキ ロマノ ラヴァ、アイルランド戦ではHO坂手、ポルトガル戦に至ってはFLリーチとPR中島イシレリがシンビン(10分間の一時退場)となっている。これでは金星獲得も大勝劇も望めない。ペナルティがスコッドランド戦の課題となることはジョセフHCも理解している。「ペナルティの件は選手に伝えているが、ペナルティをするなと言って実践するのは難しい話。ポルトガル代表戦では、選手ががんばりすぎてミスを犯し、そのミスを取り返そうとして……という悪循環が起きていた。リーチもイエローカードをもらったが、これはメンタリティの問題からだと認識している。アイルランドにタフな敗戦を喫し、次はポルトガル代表戦へ緊張感を持って練習してきた。そして今週はマレーフィールドで5万人の前でプレーする。基本的に自分たちのラグビーをすることが重要だ」バックローの出来も勝敗を左右するとジョセフHCは睨んでいる。「向こうのフォワード第3列はディフェンスでもブレイクダウンでもジャッカルでもいい選手が揃っている。まず自分たちの精度を上げることが大事。フィフティ・フィフティの状況でペナルティを犯さないことも重要だと選手たちには話している。ただ我々にもリーチ、ラピース、姫野と経験のある選手がいる。どういう試合になるのか楽しみ」ジョセフHCのメンバー発表会見の後には選手たちのメディア対応も実施された。スコットランド戦でベンチへ回った稲垣、スタメンに戻ってきた松島はこのように意気込みを語った。稲垣「スタートだから、ベンチだからということでやることは変わらない。しっかり自分のやるべきことにフォーカスしたい。それがチームに反映されれば結果が近付いてくるし、選手全員がやるべきことの精度を高めていきたい」松島「一人ひとりが戦術の理解をするところとスキル。試合当日風が強いという情報が入っているので、そういう中自分たちのスキルをどう生かしていくか」ペナルティの多さについても質問が飛ぶと、ふたりはこう答えた。稲垣「スコットランド戦で大事にしたいのはディシプリン。連戦連戦でペナルティが多いのでフォーカスすべきだが、そこだけを意識しすぎて萎縮したり、消極的になったりしてはいけいない。そのための準備は1週間してきたつもり。一番は判断。みんなやりたくてペナルティしているわけではない。瞬間瞬間の判断やレフリーとコミュニケーションを取って、判断していかないといけない」松島「ペナルティが多いので、レフリーに寄せたプレーをするとか。試合中に改善しないといけない点があるので、レフリーがどんなペナルティを取るのか、リーダーだけではなく、チーム全員が毎回ペナルティを気にしながらやっていくべきかなと思う」ポルトガル戦での辛勝にネガティブになる必要はないとふたりは語った。稲垣「みんなが納得いく勝利ではなかったと思う。反則も多かったし、思った通りにできなかった選手も多かったと思う。ただテストマッチに勝ったのだから喜んでいいと思う。でも反省すべきところを反省する。そもそも簡単に勝てるテストマッチはない。自分たちがそんなに上に立っていると思っていない。自分たちがやるべきことをやって結果がついてくる、最初から大勝できるほど甘くはないという話をした」松島「最後の最後までどうなるかわからない状況だった。自分たちのやりたいラグビーでしっかり勝てなかったので落ちている部分はあるが、選手もいろいろ試しているし、経験している途中なので、そこはポジティブに捉えていいかなと思う」稲垣はスクラム、松島はキックチェイスについて言及した。稲垣「豪州戦が今ツアーで一番良くないスクラムだった。原因は我々が取るべきはずのヒットを相手に取られた。先手を取られた、それがすべて。アイルランド戦では改善できた。我々がペナルティを取れたので。ポルトガル戦は置いておいて、スコットランド戦でどう消化するか。やるべきことは変わらない。やろうとしていることのクオリティを変えていけるか。時間帯、場所、シチュエーションによって、ゲームシナリオ通りのスクラムを組めるかどうかがキーになる。スクラムはゲームの転機となる。実際、スクラムでのひとつの反則で勝敗を分けたゲームを見ているし、経験している。そういうものをスコットランド戦に見せていきたい」松島「レシーブしている時はエスコートが大事になってくる。エスコートでは競りにきている相手の選手を邪魔しないといけないので、そこの精度をどんどん上げていかないといけない。自分たちが競りにいく時もしっかりボールに絡んでいく、無理ならしっかりタックルへ入っていく、そこで早い判断をするのが大事になってくる」ふたりはコロナ禍での活動期間の少なさにエクスキューズを求めなかった。稲垣「時間は言い訳にできない。コロナ禍でチームとして取れる時間は少なかったが、個人個人でやるべきことはできた。時間がなかったというのは言い訳にはならない。ほかの国は日本より試合をしているが、だからと言って我々が能力的に下になっていいわけではない」松島「ほかの国に圧倒的に試合数少ないのは仕方ない。今はいろいろ試しているところ、ピークは『RWC』に持っていくので今は完成しなくていい。ただ最低限、毎試合ベストを尽くし、ある程度のレベルの試合をしたい。しっかりパフォーマンスを出す意識をどんどん上げていきたい」また稲垣がチームメイトの1~4番について「みんな状態は良さそう。アイルランド戦で大敗を喫してしまったが、気持ち切り替えて準備してきた。選手個々の調子はいいのでは」と語れば、松島は中野について「体も強いし、ラインブレイクできる選手なので、将伍が裏へ出た時に自分たち回りの選手がどれだけもらえる位置にいるかが大事だし、サポートしていきたい。先にもらってもいいし、ぎりぎりに渡しても体が強いので、前へ出られる。どっちもやれる選手なのでそういった意味ではやりやすい」と期待を寄せた。果たして、日本代表が『RWC2019』の再現を見せるのか、それともスコットランド代表がリベンジするのか。『リポビタンD TOUR2021』スコットランド代表×日本代表は11月20日(土)・マレーフィールドスタジアム(エディンバラン)にてキックオフ。試合に模様はWOWOWにて生中継。日本テレビ(関東ローカル)にて録画放送。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年11月19日第一関門は乗り越えた。11月11日、日本代表は『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選・ベトナム戦を1-0でクリア。9・10月と黒星を喫していた2連戦の初戦で無事勝点3を獲得した。次は初戦のリベンジである。アジア最終予選も2巡目、日本は11月16日(火)(日本時間17日(水))・敵地でオマーンと対峙するのだ。3位と4位の直接対決でもあるオマーン戦には、もうひとつのテーマがある。決定力不足解消である。ご存じ通り、3勝2敗・勝点9でグループB3位に付ける日本はわずか4得点に甘んじている。5戦全敗で最下位に沈むベトナムと同じ最少得点だ。4勝1分・勝点13で首位を走るサウジアラビア、3勝1分1敗・勝点10で2位に続くオーストラリアは8得点。サウジ、豪州と同じ3失点で、得点数は半分となれば苦戦を強いられるのは当然である。確かに『W杯』予選は結果がすべて。1-0でも勝てばOKなのは重々承知している。ただ、4試合で10失点喫しているベトナム相手に63%もボールを保持し、14本ものシュートを放ちながら17分の伊東純也のゴールだけでは物足りない。欧州組の大半が飛行機の給油トラブルで合流が遅れ、ほとんどぶっつけ本番で試合に臨んだエクスキューズがあったとしてもだ。1トップの大迫勇也にボールが収まらないのも気になる。2-1のオーストラリア戦と1-0のベトナム戦、4人目まで同じ交代策なのも疑問が残る。モヤモヤした空気が漂う中、森保一監督は11月15日前日会見に出席し、抱負を語った。「初戦で敗戦を喫している相手。アウェイで厳しい戦いになるが、我々は勝点3が掴み取れるよう試合に全力を尽くしたい。負けた相手に次に勝つと言うだけではなく、我々が何を目標にしているか考えないといけない。『W杯』出場権を掴み取るためにタフに粘り強く戦って、次のつなげたいと思う」具体的にどのように戦うのか問われると、指揮官はこう答えた。「明日のオマーン戦は非常に難しい試合になると思うが、ホームであろうがアウェイであろうが、『W杯』に出るために1試合1試合出場権を得るためのトーナメントのつもりで勝ち抜いていく必要がある。メンタルだけでは勝てないが、絶対勝って次につなげる強い気持ちが必要。すでに2敗している中、選手も重圧がかかる中、アグレッシブに勇気を持ってプレーしてくれているので、明日の試合も勇気を持ってプレーしてもらえるよう監督として準備したい」初戦の反省点を改善するのか、前戦と同じ4-3-3の継続性か。選手たちに強調したい点を質問されると、このように返答した。「我々はふたつ準備することがある。前回の対戦を踏まえて我々が修正しないといけないところ。ただ我々が負けたがすべてが悪かったわけではない。できたことは整理して明日の試合に臨みたい。オマーンも最終予選を通して改善を重ねてマイナーチェンジしてきている。我々が上回れるよう整理していきたい。ここ2試合4-3-3でやってきたが、その流れをベースに戦っていきたい。ただシステムは試合が動いていない立ち位置であって、4-3-3であり4-2-3-1にもなり、3-5-3や3-4-3にもなり、試合の流れで臨機応変に可変していけるよう準備していきたい」サウジアラビアが首位を独走する現状をどう見るか聞かれると、次のようにコメントした。「結論を言えば我々はどんな厳しい戦いの中でも『2023カタールW杯』へ出場できると思っている」選手たちも自分たちが置かれた状況を理解している。11月13日~15日に実施されたメディア対応では口々にゴールへのイメージが語られた。伊東純也「自分がエースだと思ったことはない。得点に絡むことは仕事だと思うが、得点を奪うキャラではないと言うか、チャンスメイクで味方がいい位置にいたらそこへしっかりパスを出すことも大事。自分が自分がとはならず、しっかりベストな選択ができればと思う。自分の中の優先順位は縦へいって嫌なところにクロスを入れるのが高い。縦を切られたら中にいくというスタンス。試合に出たらやってやろうという気持ちは変わっていないし、自分が引っ張るという気持ちを出さないといけない」大迫勇也「厚みのある攻撃をしたい。チーム全体で押し込みたいし、それが日本代表の強みだと思うので、厚みある攻撃をして、攻守の切り替え、相手のゴールをどんどん狙う攻撃をしたい。相手のやり方もわかっている、弱点をどんどん突いていきたい。セットプレーも入る時は入るというイメージでやっている。あとはしっかりチームとして狙いどころを定めていく必要がある。蹴る人の質、入る人のタイミングをもっと確認しないといけない。勝点3を取るという気持ちが強すぎる気もする。もっと振り切って、チーム全体として点を取りにいくというシーンがあってもいいかなと感じる部分はある」南野拓実「先制点がすごく重要になるなと。あとどれだけ相手を押し込めるかというのが重要になるし、前回の試合に比べて攻撃細かいミスを減らすのも重要になるかなと思っている。ベトナム戦のように5バックで中盤をケアされた時にどう攻めるのかは、今後も『W杯』予選を突破する上では重要なひとつのポイント。ベトナム戦のゴールはサコ(大迫)くんに当てて僕が追い越してという速い攻撃で3トップが絡んだ。ああいうシーンはひとつの理想的な形。チャンスが全くないわけではないし、とは言えチャンスの数は増やしていきたい。基本的にはウイングがサコくんの裏のスペースを使っていければいいと思うが、個人的には8番の選手が追い越してそのスペースを使うのも効果的だと思う。どちらにせよサコくんが動いてできたスペースはうまく使えていないと思うので、うまく使っていければと思っている」古橋亨梧「代表でやり続けることが大事だし、コミュニケーションを取らないといけない。裏を狙うだけではなく、作る部分でも動き出してはたくなどもしないと。結果はもう少しだと思うので、隙があれば裏を狙う、スペースを見つけてシュートを狙いたい。ゴールに向かう選手をもっと増やしていかなければいけないと思う。僕は相手の嫌なところ、スペースを突いたり、味方と連動して動いたりしなければいけない。どこかに隙はあるので、そこを突いていきたい」堂安律「1対2、2対3で仕掛けているので、ひとりとひとりしかかみ合っていないので、単調な攻撃に終わっている。もっと3人目4人目、いろんな選手が湧き出てくるような攻撃、コンビネーションを見せていきたい。引かれるのは予想されるので、ブロックとGKの間が狭くなるが、そこを質高く狙えるよう意識したい。アジアで1-0で勝っても喜べない。勝利を大前提にエンターテナーとして見る人を楽しませるのも僕らの仕事なので、意識してやりたい。僕が出られれば活を入れるではないけど、刺激を与えたい。勝てばいいけど、勝つだけではだめ」田中碧「僕自身セットプレーをずっと蹴ってきた選手ではないので、何がいいのか何が悪いのかを試行錯誤している。入っていない、チャンスになっていないのは事実。それは自分の蹴るボールのクオリティの低さの責任だと思っている。せっかくセットプレーを取っても、チャンスにならなければ必然的に相手もファールなどを減らさなくてもプレーできてしまう。カウンターを避けながらクオリティの高いボールを蹴られるよう練習します」冨安健洋「セットプレーと言えば、スローインのボールロストが多いので、現代サッカーではスローインもセットプレーのひとつとして考えられる。スローインからサイドチェンジにつなげればチャンスが広がるので、話し合っていきたい。あとはコーナーキック、フリーキック。まずは自分のところにボールがくると信じて100%で飛び込むのがベースなので、それをさぼらず毎回やるというのが大事」日本代表の遠征メンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、谷晃生(湘南)【DF】長友佑都(FC東京)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、酒井宏樹(浦和)、谷口彰悟(川崎F)、山根視来(川崎F)、室屋成(ハノーファー/ドイツ)、板倉滉(シャルケ/ドイツ)、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、旗手怜央(川崎F)、冨安健洋(アーセナル/イングランド)【MF/FW】大迫勇也(神戸)、原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、柴崎岳(レガネス/スペイン)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ドイツ)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、南野拓実(リバプール/イングランド)、古橋亨梧(セルティック/スコットランド)、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、三笘薫(サンジロワーズ/ベルギー)、前田大然(横浜FM)、上田綺世(鹿島)、田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、堂安律(PSV/オランダ)果たして日本代表がこれまでのうっ憤を晴らす内容と結果を手にすることができるのか、それとも再びオマーンが返り討ちにするのか。『W杯』アジア最終予選・オマーン代表×日本代表は11月16日(火)(日本時間17日(水))・スルタンカブーススポーツコンプレックスでキックオフ。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年11月16日「ティアⅠのスタンダード」を合い言葉に強化を進めてきた日本代表が、アイルランド代表にティアIの底力をまざまざと見せ付けられた。11月6日・敵地で日本は5-60と粉砕されたのだ。アイルランドは本気で対策を打ってきた。本気のアイルランドの中心には100キャップの司令塔ジョニー・セクストンがいた。SHジェイミソン・ギブソンパーク&SOセクストンはハイパントを警戒する日本の虚を突く。素早い球出しから短いパスを矢継ぎ早かつワイドにつないでいった。アイルランドのハーフ団は効果的にショートサイドも突く。チャンスと見ればセクストンが自ら切り込み、日本のディフェンスが前がかりになればギブソンパークはキックを放った。ラインアウトからは強力なモールをぐいぐい押した。アイルランドの勢いに押された日本は後手に回った。マイボールラインアウトをキープできず、タッチキックもラインを超えず、前半終了間際には反則の繰り返しでHO坂手淳史がシンビン(10分間の一時退場)となり、為す術もなくノーサイドの笛を聞いたのだ。試合後、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは「自分たちとしては改善すべき点はすべて。すべての部分で自分たちは負けた」と振り返るほかなかった。選手たちも反省の弁を口にした。FLピーター・ラブスカフニ主将「アイルランドのモメンタム(勢い)を止められずプレッシャーがかかってしまった。ブレイクダウンでどんどん繋がれて、自分たちは止められずにリセットできなかった」CTB中村亮土副将「アイルランドの非常にフィジカルなアタックが、準備していたことよりは想定外だった」No.8姫野和樹「自分たちの準備、マインドセットで至らなかった結果。本当に情けない試合をしたと思うし、泣きたくなるぐらい悔しいという思いが今は強い」SH流大「スコア通りだが完敗であり、自分たちが準備してきたものがほとんど出せない試合だった。スコア以上に自分たちが準備してきたものが出せず、悔しいし残念に思う」SO田村優「(セクストンは)勢いがすごくあった、アタックで特に。常に自分たちがゲインライン突破され続けていた状態だったので、今までとは違った脅威を感じた」FB松島幸太朗「僕たちはキックしてくると予想していて、アイルランドが真逆のことをしてきた。結局、そこでプレッシャーを与えられなかったので、80分を通してやられてしまった。今後修正能力が大事になっていくのではと思う」エクスキューズはある。『ラグビーワールドカップ(RWC)2019』以降、日本がテストマッチ4試合目なのに対して、アイルランドは17試合目である。新チームの始動は日本が今年の6月だが、アイルランドは『RWC2019』の3か月後にはテストマッチに臨んでいる。チームの成熟度に明確な差があった。そもそも、日本代表は『RWC』イヤーに長期合宿を組み、長足の進歩を見せてきたチームである。完膚なきまでにやられた日本代表だが、落ち込んでいる暇はない。次の試合が待っている。アイルランド戦の完敗を教訓として生かす否か。次のポルトガル戦、続くスコットランド戦が大事となる。指揮官、選手たちはアイルランド戦後、課題を明確にしていた。ジョセフHC「ブラインドサイドでゲインを切られて、次にオープンサイドのディフェンスではギャップを作られてしまった。それで数的不利があった。ディフェンスのリンクのところは調整しないといけない。もうひとつ、ファーストコンタクトで相手を止められなかった。後半はそこの部分はよくなったが、まだまだ改善しなければならない」姫野「気持ちが足りなかった、マインドセットが足りなかった。それに尽きる。あと2試合あるので、自分たちの誇りを取り戻すチャンスがまだある。そこの2試合に向けて、次はしっかりフィジカルで勝てるよう準備していきたい」田村「キックを蹴ったあとにプレッシャーかけたいが、相手のエスコートや自分たちのキック再獲得というところができなかった。そこでプレッシャーかけて自分たちのアタックにしたかったが、相手にアタックされた。そこで50%50%のところで勝負できればよかった」松島「タックルが絞りづらく、タックルが成立できずにラインブレイクされた。ディフェンスのノミネートや一人目のタックラーがしっかり相手にタックルできずに、オフロードされたりしていた。ボールロストが多すぎた。ラックの寄りが遅かったり、単純にボディーハイトが高くてボールに絡まれて、すぐにボール出せなかったことが多かった。まずはそこを来週やっていかないとという感じ」ポルトガル戦へ向けて、ジョセフHCは次のメンバーを選出した。■日本代表試合登録メンバー1クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、2堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)、3ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、4ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、5小瀧尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ)、6リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)、7姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)、8德永祥尭(東芝ブレイブルーパス東京)、9茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)、10松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、11シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)、12中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)、13中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)、14ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、15山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)、16坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、17中島イシレリ(コベルコ神戸スティーラーズ)、18具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)、19ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)、20ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、21齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)、22松島幸太朗(クレルモン・オーヴェルニュ/フランス)、23テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)指揮官はアイルランド戦からスタメンを10人代えてきた。フロントローは総入れ替え、FW第3列には負傷明けのリーチが帰ってきた。ケガ人続出のLOでは追加招集の小瀧が先発に名を連ね、リザーブに202cmの高卒ルーキー・ディアンズが回った。ハーフ団は茂野&松田のコンビに託され、代表初キャップの中野はサンゴリアスのチームメイトでゲームキャプテンの中村とCTBを組む。これは楽しみである。激しいポジション争いなくして、チームの成長はない。『RWC2023』へ向けて選手層の厚さが課題のひとつである。これまでジョセフHCは限られたテストマッチと短期間の準備のため、『RWC2019』のメンバーを起用してきた。新戦力を試す機会がなかなかなかったのだ。初キャップのふたりは、9月30日のメディア対応でこのようにコメントしている。ディアンズ「この合宿に参加して、自分の強さ、大きさは同じレベルだなと思った。ここで経験して次の合宿やツアーへいけるようがんばりたい。秋の目標は自分でできるだけアピールして、ラインアウトだったり、タックルだったりで負けないアピールをしたい。自分の一番大きな目標は世界で一番のLOになること。中学・高校から目標にしている。世界一のLOになるためにきついトレーニングをやらないといけない」中野「しっかり遠征メンバーに選ばれるようがんばるのはもちろん、そのためにも毎回の練習でパフォーマンスに波がなく、自分の力を出し切ることが大事だと思っている。今までやっているCTBで勝負したい気持ちもあるし、『トップリーグ』でWTBもやって、CTBとWTB、どっちで出てもいいパフォーマンスをする選手にもなりたい。自分の強みであるフィジカルを生かした突破力やオフロードで勝負していきたい。(東京SGのチームメイトでオーストラリア代表CTBの)サム・ケレビとか見ているとスピードもディフェンスももっとレベルを上げていかないといけない」その心意気はよしだ。またポルトガルという相手も絶妙である。ワールドラグビーランキングは19位で、『RWC』出場は2007年フランス大会の1回のみ4戦全敗に終わっている。両チームは『RWC2007』直前のイタリアで対戦している。テストマッチではなく、メンバーの入れ替え自由なトレーニングマッチとして。2007年の試合では15-13で日本が勝利。経験値の低いメンバーで戦う日本にはうってつけの相手である。『リポビタンD TOUR2021』ポルトガル代表×日本代表は11月13日(土)(日本時間14日(日))・エスタディオ・シダーデ・デ・コインブラ(コインブラ)にてキックオフ。試合に模様はJ SPORTS 1、J SPORTSオンデマンドにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年11月12日一般社団法人国際文化協会(所在地:東京都中央区、会長:下村 朱美)は、2021年11月30日(火)2022ミス・インターナショナル日本代表選出大会を開催いたします。2022ミス・インターナショナル日本代表選出大会「ミス・インターナショナル ビューティ・ページェント(以下、ミス・インターナショナル)」は、ミス・ワールド、ミス・ユニバースと並ぶ世界3大ビューティ・ページェントの1つで、1960年に誕生しました。毎年開催してきましたが、昨年と今年は新型コロナウイルスの影響により開催を断念いたしました。今回は2022年に60回目となる開催に向けて、日本代表を決める大会を開催いたします。美しさはもちろん、国際親善や世界平和など、国際社会に貢献しようとする志の高い女性たちが「美と平和の親善大使」として集い、互いに交流を深めることを目的としています。大会当日は39名の未来のミス・インターナショナル日本代表候補たちが水着、ドレス姿やスピーチ審査等を行い、2022ミス・インターナショナル日本代表を決定いたします。また当日は2019ミス・インターナショナル日本代表の岡田 朋峰さんが司会者として出演予定です。新型コロナウイルス感染症拡大を防止する観点から、ご来場は関係者のみに限定しております。大会当日はPIA LIVE STREAMのオンライン配信にてご視聴いただけます。■チケットぴあ【動画配信】2022ミス・インターナショナル日本代表選出大会(視聴券 3,500円) ■2022ミス・インターナショナル日本代表選出大会 概要名称 :2022ミス・インターナショナル日本代表選出大会開催日:2021年11月30日(火)14:00~17:00(※審査時間により延長する可能性がございます)会場 :ビューティ&ウェルネス専門職大学(仮称・設置認可申請中)キャンパス予定地(神奈川県横浜市都筑区牛久保3-9-3)主催 :一般社団法人国際文化協会司会 :石崎賢一/岡田朋峰(2019ミス・インターナショナル日本代表)審査員:コシノジュンコ(ファッションデザイナー)中谷彰宏(作家)公文裕子(美容研究家、1967ミス・インターナショナル日本代表、一般社団法人国際文化協会 理事)寺内千穂(2020ミス・インターナショナル日本代表)下村朱美(一般社団法人国際文化協会 会長)内容 :着物審査、水着審査、ドレス審査、スピーチ審査、特別賞(パーフェクトボディ賞/ビューティスキン賞/ハッピースマイル賞/Webジェニック賞)■「ミス・インターナショナル」についてミス・インターナショナルは、正式名称を「ミス・インターナショナル ビューティ・ページェント」と言い、1960年に米国で誕生しました。誕生から7年間は米国で開催されていましたが、日本万国博覧会(1970年/大阪)の開催を記念して、日本に開催権が移されました。国際平和を願う各国の代表が“美と平和の親善大使”として一堂に集う世界大会では、広く世界の国々に“平和の祈り”を発信し、主催国である日本の素晴らしさもアピールしていこうという趣旨のもと毎年開催されています。また、ミス・インターナショナルでは、ミスたちが個々のレベルで国際交流活動を行っています。「緑化推進運動」や「ミス・インターナショナル・フォーラム」をはじめ、「チャリティーイベント」などの社会貢献活動を通じて、日本と世界各国との友好と親善を深めています。「ミス・インターナショナル」公式ホームページ: ■「一般社団法人国際文化協会」について一般社団法人国際文化協会は世界の文化や芸術の交流を通じた「世界各国との友好・親善」を目的に、1969年(昭和44年)4月、外務省(文化交流部)の外郭団体として認可され、発足。以来、国際貢献事業として「相互理解による世界平和の実現」と「国際社会における日本の正しい理解」をスローガンに、人物交流等を幅広く展開しています。■「ミス・インターナショナル日本大会」 公式SNSInstagram: Facebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月12日ラグビー日本代表の次戦のターゲットは明確だ。『ラグビーワールドカップ2019』での金星に続く、敵地・ダブリンでのアイルランド撃破である。10月23日、2年ぶりのとなる国内でのテストマッチではオーストラリア代表ワラビーズに23-32で敗れた。3年ぶりに先発したSO松田力也の卓越したゲームコントロールを披露し、初キャップのベン・ガンターがブレイクダウンで強さを発揮、ラファエレ ティモシー&中村亮土のCTBコンビは何度もチャンスメイクした。日本代表は全員が運動量豊富に動き続けて、豪州代表を追い詰めたのだ。だが、善戦したものの勝利には及ばなかった。14個ものペナルティが響き、悔しい敗戦となったのだ。試合後、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチが「いくつかのエリアで改善点があった。そのひとつは規律で、14回もペナルティをおかせば、南アフリカに勝利していたチームに勝てない。ミスをしたタイミングも影響した」と敗因に挙げれば、PR稲垣啓太も「勝つために準備してきて、負けたのでいいゲームではない。反則が多かった。このクラス相手に14個も反則をしていれば、こりゃあ勝てない。最低でもひと桁に抑えないと難しい」と同意した。日本はアイルランドにも悔しい敗戦を喫している。両軍は7月3日、ダブリンで対峙。SO田村優のキレキレのパフォーマンスもあり、CTBラファエレが、WTBシオサイア・フィフィタ&セミシ・マシレワが躍動。しかし、この試合もアイルランドのパワーと圧力に耐えられず、31-39で惜しいゲームを落としたのだった。必勝を期すジョセフHCは次のメンバーを選出した。■日本代表試合登録メンバー1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、2坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、3具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)、4ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、5ジェームス・ムーア(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)、6ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、7ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、8姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)、9流大(東京サントリーサンゴリアス)、10田村優(横浜キヤノンイーグルス)、11シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)、12中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)、13ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)、14ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、15松島幸太朗(クレルモン・オーヴェルニュ/フランス)、16庭井祐輔(横浜キヤノンイーグルス)、17クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、18ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、19德永祥尭(東芝ブレイブルーパス東京)、20テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)、21齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)、22松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、 23山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)11月4日、試合メンバーを決めた指揮官はアイルランド戦へ向けて、次のように抱負を語った。「アイルランドは FWでのプレッシャーをかけてくるだろう。特にセットプレーでスクラム、ラインアウトでプレッシャーをかけてくるはずだ。そこの優劣が勝敗のキーとなるので、チャレンジしていかなければならない。FWのパックが前線でプレッシャーをかけて対応していけば、BKはチャンスを生かしてトライを奪うことができると思っている」ジョセフHCは反則をおかさないことと守りに入ることとはイコールではないと説いた。「あれだけ多くのペナルティをおかすとワラビーズであれ、アイルランドであれ、勝つことは難しくなる。ペナルティの多さについてはチームとして話し合った。どう精度を上げ、判断を素早くし、チャレンジしてボールに絡んでいくいのか。自分たちの遂行力を修正することに相当時間をかけて準備してきたので、今週どういう試合になるのか非常に楽しみ。ただペナルティをおかしたくないからといって守りに入ってはいけないとも伝えた。チームとして精度が低くなった時に、どう修正していくのかが大事だと話した」欧州ツアーから代表へ合流した松島への期待も口にした。「彼のプレーを見ているが、本当に素晴らしい。ただ合流して4日、彼にすべてを期待しない。松島にはアタックでチャンスを生かし、Xファクターになることを期待している。彼は本当に柔軟性がある。WTB、FB、2015年にはCTBもやっている。土曜日は彼にとって本当に大きなチャレンジ。2019年からまだ3回しか試合をしていないが、いろんなポジションを試していきたい」アイルランド対策としてCTBが本職のライリーをWTBで起用する。「アイルランドとの試合はキックが多くなることが予想される。ディランはハイボールに対するスキルがある。さらにキックもランも安定感がある。経験値が高く、長い期間コンビを組んでいるラファエレと中村のコンビネーションは崩したくなかったという側面もある。(セミシ・)マシレワのケガもあり、ディランにチャンスが訪れた」司令塔には田村を先発、松田をベンチと豪州戦と入れ替えた意図をこのように説明した。「力也に関してワラビーズ戦はビッグゲームだった。久しぶりの先発だったが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。前回、優はケガをしていて先発していない。互いにプレッシャーをかけ合うことが重要。今回は優がスタートからパフォーマンスをしっかり見せて、力也が後半出てきてチームにいい影響を与えてほしい」ジョセフHCはWTBにもポジション争いを求めた。「(ロマノ)レメキ(ラヴァ)、マシレワ、フィフィタとワラビーズ戦に出た3人は素晴らしい活躍をした。レメキもいいプレーをしたが規律の部分を考えた場合、イエロ―カードとなり非常に難しい試合にしてしまった。高橋汰地もケガから復帰し別メニューだったところからがんばってポジションを取っていかないといけない」豪州戦に続き、リーチ マイケル前主将がメンバー外になった理由を問われると、こう返答した。「彼は今日もフルトレーニングに参加しているが、負傷明けということで、今回のセレクションには入っていない」ジョセフHCは接点でのパワーゲームで対抗するのではなく、日本は独自の道を進む重要性を語った。「自分たちのDNAはないし、今後もないかもしれない。ティアⅠがティアⅡに対してFWでプレッシャーをかけることが多い。自分たちは違うプレーをすることが重要だ。大きなテストマッチで勝っていくことが大事。世界中の人たちが日本ラグビーのブランドを楽しんでいる。このブランドをさらに成長させていくことが大事だ」一方、アンディ・ファレルHCは以下のメンバーで連勝を狙う。■アイルランド代表試合登録メンバー1アンドリュー・ポーター(レンスター)、2ローナン・ケレハー(レンスター)、3タイグ・ファーロング(レンスター)、4タイグ・バーン(マンスター)、5ジェームズ・ライアン(レンスター)、6ケラン・ドリス(レンスター)、7ジョシュ・ヴァンダーフリヤー(レンスター)、8ジャック・コーナン(レンスター)、9ジェイミソン・ギブソンパーク(レンスター)、10ジョニー・セクストン(レンスター)、11ジェームズ・ロウ(レンスター)、12バンディー・アキ(コナート)、13ギャリー・リングローズ(レンスター)、14アンドリュー・コンウェイ(マンスター)、15ヒューゴ・キーナン(レンスター)、16ダン・シーハン(レンスター)、17キアン・ヒーリー(レンスター)、18フィンリー・ビーラム(コナート)、19イアン・ヘンダーソン(アルスター)、20ピーター・オマーニー(マンスター)、21コナー・マレー(マンスター)、22ジョーイ・カーベリー(マンスター)、23キース・アールズ(マンスター)アイルランドのスタメンには7月の試合では不在だったPRポーターやLOバーン、NO8コーナン、CTBアキらが名を連ねた。そしてアイルランド代表の主将であり司令塔であり象徴であるセクストンは今試合が記念すべき100キャップとなる。ジョセフHCは「彼は多くの成功を収め、多くの経験をしている選手。彼と対戦できることは自分たちにとってもいい機会。100キャップはアイルランドの選手たちにとってはもちろん、我々にとって素晴らしい機会。この試合に対してエモーショナルな部分を持っているかもしれないが、今週我々がやるべきことは変わらない」とメモリアルゲームを歓迎した。果たして、日本がダブリンの地で静岡ショックを再現するのか、アイルランドが7月に続き本拠地で2連勝を飾るのか。『リポビタンD TOUR2021』アイルランド代表×日本代表は11月6日(土)・アビバスタジアム(アイルランドダブリン)にてキックオフ。試合の模様はWOWOWにて生中継、日本テレビ(関東ローカル)にて録画放送。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年11月05日サッカー日本代表が絶体絶命のピンチを乗り越え、真価の問われるアウェイ2連戦に挑もうとしている。W杯カタール大会の出場権を懸けたアジア最終予選が9月からスタート。ホーム開催の初戦でオマーンにまさかの黒星を喫した日本代表は、今月、アウェイで行われたサウジアラビアとの第3戦でも敗戦。3試合で1勝2敗という苦境に立たされ、カタール行きに黄信号が灯った。そして3連勝中のオーストラリアをホームに迎えた第4戦。負けたら勝ち点差が9に開き、出場権獲得の2位以内が絶望的になる大一番で、試合終盤に決勝点をもぎ取って勝利。ギリギリのところで望みをつないだ。このオーストラリア戦で日本代表が手にしたものは、勝ち点3だけではない。灼熱のサウジアラビアで消耗戦の末に喫した痛恨の黒星からわずか4日後の大きな勝利。心が折れそうな敗戦から短期間でメンタル、フィジカル、戦術面での立て直しに成功し、「絶対にカタールへ行くんだ」「連続出場の歴史を途絶えさせてはいけない」という選手と森保一監督の強い意志が、日本代表に自信と覚悟を取り戻させた。オーストラリア戦で殊勲の活躍を見せた浅野拓磨を取り囲んだ歓喜の輪、勝利後に森保監督と選手・スタッフが大きな円陣を組んで今後への誓いを共有した場面は、チームの強固な団結力を象徴するシーンだった。確実に風向きは変わった。だが、4試合終了時点でオマーンに総得点で抜かれてグループ4位に転落した事実は見逃せない。11月にはベトナム、そしてオマーンとのアウェイ2連戦が待ち受ける。ヨーロッパでプレーする選手が多い日本代表にとってベトナム、オマーンと続く移動は負担が大きく、全体での練習時間も限られる見込み。これまで苦戦した条件がそろうのは気がかりだが、求められるのは困難を乗り越えての連勝のみ。本当の勝負はここからだ。オーストラリア戦では東京五輪世代の田中碧が新たなヒーローとなった。10月シリーズを負傷欠場した久保建英、堂安律の回復も期待されている。そして森保監督がどんな戦術、選手起用を選択するかにも注目だ。真価の問われる11月シリーズ。覚悟を固めた森保ジャパンの戦いは、一見の価値アリである。真価が問われるアウェイ2連戦!日本代表のキーマンをピックアップ。田中 碧 選手彼の立ち位置とワンタッチパスが攻撃陣を動かす。東京五輪でも活躍した新星に要注目。古橋亨梧 選手ワールドクラスの快足を武器にセルティックでゴールを量産中。日本代表でも爆発なるか。冨安健洋選手今夏、英国の名門アーセナルに移籍して即主力に。日本の未来を担う若き守備の大黒柱。遠藤航選手対人プレーで圧倒的な強さを誇るボランチ。抜群の危機察知能力でチームを救う。吉田麻也選手強じんなメンタルでチームを統率するキャプテン。想いが込められた試合後のコメントも必見。アジア最終予選グループBグループA、B上位2か国が出場権獲得。3位同士によるプレーオフ勝者が大陸間プレーオフへ。2022W杯カタール大会 アジア最終予選第5戦11/11 vsベトナム第6戦11/16 vsオマーン共にアウェイ開催。スポーツ動画配信サービス「DAZN」でアジア最終予選全試合を配信。アウェイ戦は独占配信。※『anan』2021年11月3日号より。写真提供・JFA文・青山知雄(by anan編集部)
2021年11月02日各年代別代表を経て、東京オリンピックではPK戦で神セーブを見せるなど大活躍したJ1リーグ・湘南ベルマーレの谷 晃生選手。ついには日本代表にも選出された新星GKの、ステップアップし続ける秘密に迫ります。20歳にして日本代表のGK!夢へと続く階段の上り方。2021年の特別な夏を「人生で一番悔しい思いをした」と振り返る。最も輝くメダルを取りにいった東京オリンピック。結果は、無念の4位。「今まで続けてきたサッカーのすべてを賭けられる大会だっただけに、悔恨の念はずっと残っています」2年前は、度重なる左肩脱臼で「こんなにサッカーから離れていたのは初めて」というほどの長期離脱を余儀なくされた。近年に続けて起きた、記憶に残る“一番”と“初めて”のワーストな出来事。それでも、いや、だからこそ前を向く。「いま目指すのはW杯を戦う日本代表。オリンピックの悔しさはそこで出していくべきだと思っています。また、怪我のリハビリ中に同世代がJリーグや代表戦で結果を出しているのを見て、自分も負けてられない、もっと成長したいと思い(ガンバ大阪からの)移籍も決めました」不屈の精神を支えているのは、ひとつに持ち前の負けず嫌い。そして、10代からずっと年代別の日本代表に選ばれ、普通の20歳では到底できない経験から生まれた考え方によるものが、大きいのかもしれない。「何事もまずは一人で考えて解決すること、ですね。僕のようなタイプは同世代では珍しいのかも。周りを見ると、全員がそうではないですが、すぐ周囲に聞く人がけっこういる気がします。でもできることは自分ですべきだし、自力でクリアしようとしているから、周りもサポートしようと思ってくれる。だから、簡単に人に頼らないようにしています」それは先述した怪我の時にも。「サッカーや自分ととことん向き合いました。そもそもこの時は、一度脱臼してからやっと復帰できた矢先に、再び同じ箇所を外してしまったんですね。倍の期間リハビリをすることになり、時間がすごくもったいないと思って。そこで得た気づきは、修正力の大切さ。ミスは誰にでもある。でも、繰り返してはいけない。そのためにはどうすれば良くなるのかを考えるべきだと。ミスに焦点を当てるとただ落ち込むだけなので、ポジティブに持っていくというのが自分の出した結論です。修正力は私生活でも意識していますね」だから、一連の経験をこう捉える。「見方によっては挫折といえるかもしれませんが、自分には必要なことだったと、今になって思います」でも、同じミスを繰り返さずとも、思うように結果が出ない場合も…。「その時は、やり方が間違っていると思いますね。自力で精一杯やってみて限界を感じたら、経験の多い先輩や指導者の方に相談します」前向きに加え、客観的でもある。「自分を俯瞰することは自然とできていたように思いますが、ユース時代のコーチによく、“感情をコントロールしろ”と言われてもいました。当時は試合で苛立つことが多かったんです。でも、心がけるようになってからはいいパフォーマンスができる一番の近道だと思っています」とはいえ、勝負の世界で感情をコントロールするのは至難の業だ。「例えばカッとなったら、手を叩くなり深呼吸をするなり、何でもいいので、落ち着くきっかけを作ってみる。やっていくうちに何をせずとも平常心を保てるようになります。ただ、もしかしたら上の世代の方には、今の若者はギラついてない、ガッツがないと思われているかもしれませんね。熱い思いは内に秘めている世代なのかも。その部分はもっと出してもいいのかな。でも、無理せず自然体でいいとも思っています」最後に、夢を叶える方法を聞くと、今まで考えた末に辿り着いた彼の答えは、実にわかりやすいものだった。「大きな目標とそれにつながる小さな目標を立てるのも大事ですが、一番は“楽しむ”。そして“よく考える”。これが不可欠だと思います」Kosei Taniサッカー/J1リーグ・湘南ベルマーレ2000年11月22日生まれ、大阪府出身。ポジションはGK。’18年、ガンバ大阪入団。’20年、湘南ベルマーレへ期限付き移籍。好きな人のタイプは「よく食べてよく笑う、一緒に食事を楽しめる人」。ニット¥39,600(キャバン/キャバン 代官山店 TEL:03・5489・5101)パンツ¥24,200(トゥモローランド TEL:0120・983・522)シューズ¥71,500(パラブーツ/パラブーツ青山店 TEL:03・5766・6688)※『anan』2021年11月3日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)スタイリスト・藤長祥平取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2021年10月29日もう善戦はいらない。ホームで戦う以上目指すのは勝利である。ラグビー日本代表がオーストラリア代表に本気で勝ちにいく。『ラグビーワードカップ(RWC)2019』でベスト8に入った日本代表と『RWC』優勝2回・準優勝2回の豪州代表には歴然とした実績の差がある。世界ランキング3位のワラビーズに対して、日本は10位。直接対決の成績を振り返ってみても5戦5敗。2000年以降の対決も『RWC2007』では3-91の大敗……、2017年11月のホームゲームでも30-63の完敗を喫した。しかも、今回が秋のツアー初戦となる日本と異なり、ワラビーズは試合を重ねてきた。7月、若いメンバー中心のフランス代表には辛くも2勝1敗と勝ち越し、8・9月の『プレディスローカップ』『ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)』ではニュージーランドに3連敗と世界ランキングは7位まで後退した。ここでデイヴ・レニーHCはある決断を下す。『RWC』王者・南アフリカとの『TRC』第3戦に花園近鉄ライナーズ所属のクウェイド・クーパーを4年ぶりに代表復帰させると、先発SOに起用したのだ。ベテラン司令塔はさすがのゲームコントロールとボールさばき、そしてサヨナラPGで28-26の劇的逆転勝利を手繰り寄せたのだった。これで豪州代表は完全に覚醒した。続く『TRC』第4戦でも30-17で南アに連勝を飾ると、アルゼンチンにも連勝。『TRC』4連勝締めで2位となったのだ。WTBマリカ・コロインベテが爆発的なスピードで突破を見せれば、PRタニエラ・トゥポウとCTBサム・ケレヴィはパワフルにゲインラインを破っていく。さらにNECグリーンロケッツでプレーしたWTBアンドリュー・ケラウェイがトライを量産、『TRC』最多トライをマークした。そしてFLマイケル・フーパーは豊富な運動量でグラウンドを所狭しと動き回り、ピンチの芽を摘むジャッカルをズバリ。相変わらずの存在感を発揮している。今ワラビーズは絶好調。オーストラリア代表は自信満々で来日を果たした。3か月半のトレーニングとテストマッチでチームの完成度を高めているワラビーズに、日本代表は1か月弱の合宿で挑む。形勢は不利である。それでも選手たちは負ける気なんてさらさらない。新キャプテンに任命されたピーター・“ラピース”・ラブスカフニが「どのチームにもそれぞれのスタイル、強みがある。スプリングボクスのプレー、オールブラックスのプレー、ワラビーズのプレー。すべてのチームに特徴やスタイルがある。自分たちは自分たちの戦い方にプライドを持って戦うことが大事。それがきちんと出せれば、結果として出ると思う」と言えば、ジェイミー・ジョセフHCも「このツアーの最初のセレクション。宮崎合宿から数週間経った。オーストラリアは南アフリカ、アルゼンチンを倒してきた。選手たちはエキサイティングな気持ちだ。私たちにとってとてもチャレンジングな戦いになる」と対戦が待ち切れない様子を見せた。さらにPR稲垣啓太は「テストマッチは勝たないと意味がないと思っている。特に自国でテストマッチを行うことがどれだけかの意味があるか僕は理解しているつもりなので、勝つ姿をお見せしたい。結果が出なかったら罵ってもらった方が楽。日本代表に対して『こんな試合しやがって!』というレベルへいっていいと思う。僕らはそんなことを言わせないように結果を残すつもりで準備していくし、選手は100%結果にフォーカスすべき」とまで言い切った。ジョセフHCは豪州から勝利を奪うためにこのメンバーを送り出す。■日本代表試合登録メンバー1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、2坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、3具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)、4ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、5ジェームス・ムーア(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)、6ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、7ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、8姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)、9流大(東京サントリーサンゴリアス)、10松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、11シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)、12中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)、13ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)、14レメキ ロマノ ラヴァ(NECグリーンロケッツ東葛)、15セミシ・マシレワ(花園近鉄ライナーズ)、16庭井祐輔(横浜キヤノンイーグルス)、17クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、18ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、19リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)、20テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)、21齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)、22田村優(横浜キヤノンイーグルス)、23ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)ワラビーズの印象を問われると、指揮官はこのように答えた。「毎試合毎試合力を付けている。クオリティの高いコーチ陣・選手たちが揃い、レニーHCが就任後しっかり力を付けている。だが、我々は我々の準備にフォーカスして戦いに臨みたい。オールブラックスとの3試合は難しいゲームになったが、最初のスプリングボクス戦でタイトな接戦で倒し、勢いを得たのではないか。『RWC』王者を倒したチームと戦えるのは我々も楽しみ」SH流&SO松田の先発起用について質問されると、こう返答した。「田村はチームにとって重要な選手だが、いくつか小さいケガもあり、松田に先発してもらう。松田はしっかりいい準備ができている。彼にとってとてもいい機会になるだろう。流は『RWC』でもスターディングメンバー。前回のツアーはいなかったが、彼はクオリティが高くリーダーシップもある。彼が戻ってきて、私もうれしい。流には自分の仕事をしっかりしてほしい。彼の存在がチームに好影響を与えるだろう。9番には特別な役割がある。ティアⅠに勝つには役割をしっかり遂行すること。ボールを動かし、周りの動かすことが大事になる」初キャップのガンターが先発し、前主将リーチが控えに回ったFW第3列の人選については、次のようにコメントした。「スピードのある試合をしなくてはいけない。スキルのある選手を選んだ。ラピースはハムストリングスの軽いけがをしたが、今は100%コンディションが戻ってきた。キャプテンとしてしっかり役割を果たしてくれるだろう。より良い準備ができている選手がガンター。リーチはこれまでの経験を生かして後半にインパクトを与えるというセレクションになった。最初から出る選手と後半から出る選手の役割は違う。チームにとって最良だと思い、このメンバーになった。リーチとか田村とかという経験ある選手が試合途中から出てきて、チームにインパクトを与えてくれることだろう」FBには山中亮平に代わってマシレワをチョイス。ジョセフHCはその理由をこう述べた。「山中は残念な気持ちだろう。彼はこれまでこのチームでたくさんプレーしてきたが、チームのバランスを考えた。マシレワがこの合宿でいいパフォーマンスを見せていた。マシレワはハイボールのキャッチもうまいし、どこからでもアタックできる。欧州遠征には松島(幸太朗)も合流する。そういうバランスを考慮し、このメンバーになった」ジョセフHCは若いWTBフィフィタにも期待を寄せた。「彼も素晴らしいポテンシャル、可能性を持っている選手。(ブリティシュ&アイリッシュ・)ライオンズ戦でもアイルランド戦でもエナジーがあり、スピードがあった。テストマッチを経験させればさせるほど、シオサイアはいい選手になっていくと思う」指揮官はラブスカフニのキャプテンシーにも信頼を寄せた。「リーチとはまた違うリーダーだと思う。まだ彼なりのリーダー像を模索している段階だと思う。ラピースはパフォーマンスでリードしていくタイプ。中村とともにふたりの素晴らしいリーダー陣として今後活躍してくれることだろう」一方のワラビーズはレニーHCが以下のメンバーで必勝を期す。■オーストラリア代表試合登録メンバー1ジェームズ・スリッパー、2フォラウ・ファインガア、3タニエラ・トゥポウ、4アイザック・ロッダ、5マット・フィリップ、6ロブ・レオタ、7マイケル・フーパー、8ロブ・ヴァレティニ、9ニック・ホワイト、10クウェイド・クーパー、11アンドリュー・ケラウェイ、12ハンター・パイサミ、13レン・イキタウ、14トム・ライト、15リース・ホッジ、16コナル・マキナニー、18アラン・アラアラトア、19ダーシー・スワイン、20ピート・サミュ、21テイト・マクダーモット、22ジェームズ・オコナー、23ジョーダン・ペタイア果たして日本が歴史的初勝利をマークするのか、豪州の余裕を奪えずまたもや返り討ちに遭うのか。『リポビタンDチャレンジカップ 2021』日本代表×オーストラリア代表は10月23日(土)・昭和電工ドーム大分でキックオフ。チケットは残りわずか。試合の模様は日テレ系にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)『リポビタンDチャレンジカップ 2021』日本代表×オーストラリア代表チケット情報
2021年10月22日