みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。更年期障害とは漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。佳代の態度に驚く良一読者の感想は……『私も更年期の始まりがこの漫画のようでした。周囲に今まで頑張ってくれたから休んでと言われてからとても楽になりました。』『主人公の立場に立ったとき、自分の体や心が思い通りにいかなくて辛い気持ちを誰かにわかってほしいし寄り添ってほしいと思うかもしれません』『誰にでも起こりうることだから、本人も周囲も変化を穏やかに受け入れていくことが大切かなと思いました』『少しでも気持ちを軽くするために、不調なときは家事を頑張りすぎず手を抜いても良いと思います。』など、さまざまなコメントが寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。皆さんは、この漫画どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年12月01日私が20代後半ごろ、当時50代だった母が重度の更年期障害になり、しまいにはうつ病となり入院しました。日常生活や会話すらまともにできない母に家族全員が翻弄(ほんろう)され、胸を痛めたものです。あれから20数年。当時20代だった私もついに更年期に突入。すると当時の母の苦しみが少し理解できるように。イライラと落ち込みを繰り返し、母同様に私もうつ病寸前!? そんな私を救ったのは……。更年期に突入、気分は最低だったのが…どうにもできない更年期のもどかしさ私は50代で、飲食業界で働いています。45歳になるまで連れ添ったパートナーとは結婚せず、子どももいません。パートナーと暮らし始めてから13年、ずっと同じで何も変わらない毎日……。そんな生活に特別不満を抱くこともなく、ただ淡々と日々を過ごしていました。ところがです。40代半ばごろから、パートナーとの間に何か特別なことがあったわけでもないのに、何かが違うと感じるようになりました。以前と変わらない生活をしているのに、何かが違ってなんだかおかしい。口では言い表せないむずがゆい気分や感情にさいなまれるのです。やる気が出ないとか、すぐにイライラしてしまう更年期の症状をパートナーに訴えてもうまく伝わらない。理解してほしくても理解してもらえない。気分はいつも最低です。イライラ、落ち込み、イライラ、落ち込みの繰り返し。このままうつ病になるのでは……と思うほどでした。親友との会話をきっかけに人生の再構築を決意ちょうどそんなとき、幼なじみで親友の女性と温泉に行く機会がありました。お酒を飲みながら、昔話に花が咲きました。お互い若いなりに人生を楽しんでいたあのころ……。若さゆえに勢いがあり、がむしゃらに今を生きていたあのころ……。2人で若かりし日々を懐かしんでいるうちに、私の中で「カチッ」と音がした気がしました。この13年間、私はどこかパートナーに気をつかい、言いたいこともうまく伝えられず、したいことも遠慮してできないことが多かったように思いました。それは、決してパートナーに強要されたわけではありません。私自身の性格の問題で、2人で過ごす中でそういう関係性を自ら築いていたのでした。親友と2人、温泉に浸かりながら「もうアラフィフだもんね。楽しくない時間を過ごすのはもったいないよね」と話すうち、私は今のままではダメだと思いました。自分の生きたいように生きたい。もう我慢はほどほどにして生きていきたい。そんな思いがふつふつと湧き上がりました。そして私は自分が築いてきたものを少しずつ壊し始めたのです。いえ、あらゆる面から自分の人生を築き直すことにしたのです。パートナーとの別れと新たなる出会い自分の人生を前向きに生きたいと思ったとき、更年期の症状とも向き合おうと思いました。そして、まずは親友おすすめのサプリメントを試すことに。ホルモンバランスを整えてくれるという「エクオール」です。親友の場合はイライラやホットフラッシュが軽くなったらしいのですが、私の場合は効果がなかったので、半年ほどで服用を中止。代わりにネットで調べて、ホルモンバランスを整えるのに良いというプラセンタと、気の巡りを良くしてくれるという漢方「田七人参」を飲み始めました。すると半年ほどでひどい疲労感が軽減。家でゴロゴロしていることが多かったのに外出したいと思うようになったり、イライラしてふさぎがちだったのに気持ちをうまく切り替えられるようになったりと、徐々に改善していきました。それと並行して、私の行動にも変化が。行きたい場所へひとりで行き、パートナーにも言いたいことを言うようになり、ついにはパートナーの元を去りひとりで新たな生活を始めました。誰にも気をつかわず、自分のペースでの生活です。その2年後には、言いたいことを言い合った上でわかり合える新しいパートナーとも出会え、仕事以外のストレスがなくなりました。まとめ私をつらい更年期から救ってくれたのは、やはり「自分らしく生きる」という人生の姿勢だったと思います。アラフィフになってそれまで築いてきた人間関係を壊したり殻を破ったりするのは大変でした。でもそれは、私が本来の自分を取り戻し、言いようのないストレスから解放されるには必要なプロセスだったと思います。思えば、母も更年期を抜けたらまるで別人でした。厳格な父に言いたいことも言えず遠慮がちだったのに、更年期を境に父に意見し、したいことをするようになりました。私も母も「自分らしさ」を取り戻してから更年期の症状が軽くなったような気がします。更年期の症状の緩和に限らず、「自分らしさ」も生き方の大事なエッセンスのように思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。マンガ/山口がたこ著者/ひろこ(50歳)バツイチ子どもなし。更年期にさしかかってから5年。一波乱ののち今では年下のパートナーと良好な関係を築き、精神的には落ち着いてきたものの体や顔の変化に毎日格闘中。
2023年12月01日女性の更年期は誰もが知っていますが、男性にも更年期があることはまだあまり知られていないのではないでしょうか。「最近、夫がいつもと違う」「夫婦関係がぎくしゃくしている」と感じたら、夫の更年期が原因であることも。そこで、泌尿器科医でありメンズヘルスにも詳しい窪田徹矢先生に「男性更年期」について聞きました。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。男性更年期とは?男性ホルモンが低下する時期日本人女性の閉経年齢の平均は50.5歳とされ、更年期は閉経年齢の前後5年、一般的には45歳~55歳といわれていますが、男性はどうなのでしょうか。「女性ホルモンは急激に分泌が減りますが、男性ホルモンはゆっくり、少しずつ減っていくのが特徴です。30代後半から減り始め、40代、50代にかけて減っていきます。ただし、これには個人差があって、例えば運動を定期的におこなっている人や肉体労働をしている人などは筋肉量が多いため、男性ホルモンが維持されやすいことがわかっています。クリニックに相談に来られる方は40代後半から60代前半くらいまでの方が多いです。男性更年期は、働き盛りでストレスが多い時期と重なります」(窪田先生)。男性更年期の症状は?「精神」「体」「性機能」が変化男性ホルモンが低下すると、どんな症状が表れるのでしょうか。「男性ホルモンのテストステロンは、大きくは丈夫な筋肉・骨を作る性機能を高める認知機能を高めるといった働きをします。ですから、テストステロンが減ると性機能の低下性欲低下記憶力、集中力、モチベーションの低下精神不安定(うつ、イライラなど)肥満骨粗しょう症発汗、ほてり疲れやすくなる不眠といった症状が見られます。ただし、その度合いや感じ方は人それぞれです。テストステロンが落ちても症状を感じない人もいます」(窪田先生)。症状は改善できる?メンズヘルスを扱う医療機関で相談を窪田先生によれば、例えばうつっぽい症状があって心療内科や精神科へ行ったものの、改善できずに悩んでいる男性は多いと言います。「正真正銘のうつと、うつっぽい症状を混同される方は多いですね。ただ、自分でその違いを見極めるのは難しいです。まず心療内科などで相談するのは良いのですが、しばらく通院しても改善されない場合は違う原因を考えたほうが良いでしょう」(窪田先生)。40代以降の男性なら、男性更年期の可能性もあるということですね。「そうですね。メンズクリニックを標榜している医療機関に相談してみると良いでしょう。診察は問診と血液検査をおこない、テストステロンの数値を調べます。保険診療で薬を出すことも可能なので、気軽に受診してみてはいかがでしょうか」(窪田先生)。まとめパートナーは、男性更年期症状に当てはまる項目はありましたか。症状が出ていても、自分では気付いていないことも多いもの。客観的に見ている妻だからこそできることがあると思います。気になることがあれば、メンズヘルスクリニックの受診を勧めてみてはいかがでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(50歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/窪田 徹矢 先生くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
2023年12月01日頭痛にはさまざまな痛みがあり、原因もさまざまです。更年期症状から来る頭痛もありますが、きちんと診察をしないとわかりません。ただ市販薬を飲み続けるのは良くないので、頭痛が続く場合は早めに受診を考えましょう。そこで受診のタイミングや治療法を産婦人科医の粒来 拓先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。「この記事はこんな人におすすめ」・更年期の頭痛の症状から原因や治療法について知りたい方・更年期の頭痛がなかなか治らない場合の対処法が知りたい方・更年期の頭痛が激しい場合、何科を受診したら良いか知りたい方更年期症状の頭痛はさまざま更年期症状として、頭重感(頭が重くて晴れない、雲がかった感じ)を訴える方は多く見られます。はっきりとした頭痛の多くは緊張型頭痛と片頭痛です。緊張型頭痛緊張型頭痛とは頭全体がきつく締められるような痛みです。必ずしもエストロゲンの減少が原因とは言えませんが、閉経後に症状が悪化したというケースが多いようです。片頭痛片頭痛は頭の片側がズキズキと脈打つような痛みで、光や音に過敏になる、吐き気や嘔吐(おうと)を伴うこともあります。卵巣ホルモン、特にエストロゲンの減少が明らかな誘因の1つといわれ、閉経前に悪化することが多いようです。脳や歯、眼の病気のケースもその他にも、高血圧や脳腫瘍、脳血管の異常が原因のケースもあります。また、頭痛の原因には歯のかみ合わせ不良や眼精疲労などもあります。頭痛薬でも治らない場合は?頭痛外来など、医療機関に相談を市販の頭痛薬を飲んでもなかなか治らない場合は、高血圧や脳腫瘍、脳血管の異常など怖い病気が原因のケースもあります。ただ漫然と鎮痛剤を飲み続けるのではなく、医療機関に相談しましょう。神経内科や脳神経外科では、頭痛外来として専門外来をしているクリニックも多くあります。更年期症状の頭重感なら、ホルモン補充療法(HRT)が有効であることもあります。また、鎮痛薬に併用して漢方薬では「葛根湯(かっこんとう)」や「五苓散(ごれいさん)」「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」などが処方されます。激しい頭痛が続く場合は?自己判断しないで早めに脳神経外科へ更年期によくある症状の頭痛ですが、吐き気を伴った激しい頭痛や発熱、首の後ろも痛むような頭痛が続く場合は、他の病気が隠れていることもあります。気を付けたい疾患としては、脳出血、髄膜炎、脳腫瘍、脳動脈瘤、くも膜下出血など。自己判断はしないで早めに脳神経外科にかかることがおすすめです。高血圧が原因の場合は内科で相談し、降圧剤や鎮痛剤の薬物治療がおこなわれます。歯のかみ合わせ不良や眼精疲労が原因の頭痛は、歯科や眼科へ相談します。睡眠不足やスマホの使い過ぎに注意さまざまな原因が考えられる頭痛ですが、睡眠不足やストレス、スマホやパソコンの使い過ぎ、近いものを長時間見る、運動不足による筋緊張などから頭痛が起こることもあります。そのため普段から、しっかり睡眠を取り、ストレスをうまく解消させ、スマホやパソコンを使う場合は定期的に休憩を挟むなどを心がけることはとても大切です。首や肩の凝りから頭痛につながることもありますので、ストレッチ体操なども効果的です。・しっかり睡眠を取る・ストレスをうまく解消させる・スマホやパソコンの使用は休憩を挟んで・首や肩の凝りをほぐすストレッチも効果的まとめ頭痛があると、なかなか日常生活がスムーズにいかないもの。更年期に限らず、頭痛はよくあることと市販薬を飲んで済ませることもあるかもしれませんが、やはり頻繁に薬を使う状態は良くありません。症状が続くようなら早めに受診して原因を探り、きちんとした治療を受けることが大切ですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。著者/監修/粒来 拓 先生よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長。日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
2023年11月30日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。更年期障害とは漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。体がおかしい……読者の感想は……『私も同じ症状で、汗もたくさん出ますし、夜も寝れません。旦那と二人で心療内科に行き、理解してくれました。多分家族は心配しているんですよね。』『何をしたらいいのかさえ自分自身ではわからないので非常につらいと思います。』『私も更年期のため、何をするのも面倒くさいというのは痛いほどわかります。』『本人もかなり大変だろうな』など、さまざまなコメントが寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。皆さんは、この漫画どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月28日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。更年期障害とは漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。優しかった佳代がだんだんと良一や里奈に”イライラ”するようになります。里奈は違和感を覚え、症状を検索することに。そして、更年期障害なのではないかと思った里奈は、佳代と一緒に病院へ……。病院で更年期障害と判明し……読者の感想は……『娘さんのファインプレーですね。もし娘さんのサポートがなかったら、大変な展開になっていたように思います。』『ちゃんと原因がわかり、家族で話し合うことができてよかった。』『自分でまず更年期の症状があることを認めて、そして周りにも理解してもらうことが大切なんだなと気づきました。』『支えてくれる人がいてよかったです。私が同じ立場だった場合、原因がわからないままだったら、焦っていたと思います。』など、さまざまなコメントが寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。皆さんは、この漫画どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月27日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。優しかった佳代がだんだんと良一や里奈に”イライラ”するようになります。里奈は違和感を覚え、症状を検索することにして……。病院へ行くことに……読者の感想は……『娘さんの対応が素晴らしい!病院へ一緒に行ってあげる、私のために行って欲しい、なかなか言えないと思いました』『早い段階で症状を察し病院に連れて行くという判断ができてよかったと思いました』『自分で更年期障害と認めたくない気持ちや気がつかないことは、きっといろんな人に当てはまると思います。』など、さまざまなコメントが寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月26日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。優しかったのに……読者の感想は……『私の母も更年期障害です。家族が理解を示すことで、良くなるかもしれないですね』『お母さん自身もきっとわけがわからなくて辛いんですよね。』『私が母親の立場だったら温かく見守ってほしいのです。味方でいてくれると感じれば、気持ちが楽になります。』『私も同じように、なぜこんなにしんどいのか自分でも理解できない、イライラする、で家族に当たってしまいそうです。』など、さまざまなコメントが寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月25日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。妻の様子がいつもと違う……?読者の感想は……『気持ちをコントロールしたくてもできないのかもしれないですね』『自分でもイライラし、体調が悪いと気づいているけど、どうしていいか分からないと思います。』『主人公も家族も辛いし苦しいですよね』『旦那さんもいつもどうりの雰囲気で接していても、奥さんにとっては負担に感じてしまったのかなと思いました。』など、さまざまなコメントが寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。皆さんはこの漫画どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月23日真冬を除くほぼ1年中汗をかくようになった私。そのためにさまざまなトラブルに見舞われるようになりました。更年期障害の代表的な症状の1つ、異常発汗のリアルと対処法についての体験談を紹介します。汗が止まらないのは体形のせい?インドアで在宅勤務が主だった私が、社会復帰して外で働き出したのは6年前の45歳のころ。1日の歩数が2,000歩台から多い日では1万歩を超え、平均しても7,000歩オーバーになり、これで健康的な生活が送れると喜んだのもつかの間、ものすごい汗っかきで悩まされることになりました。若い子と一緒に外出していると、彼らは汗一つかかないのに、私は額から、首から、脇の下から汗ダラダラ。ハンドタオルでせっせと拭いても、拭いたそばから汗がたら~り。気になるようになったのは初夏のころだったので、暑がりでがっつり肥満体形だったからそのせいかもと思っていました。今思えば、これが更年期症状の異常発汗の始まりだったようです。汗ダラダラでのトラブルが続出!本格的な夏が来ると、これは異常じゃないかと思うほど汗をかくように。なにせブラウスを着ると襟や脇の下がびっしょり。色物だとしっかり変色しているではありませんか! 酷暑の日本。ハンドタオルで拭いても拭いても汗は止まらず……。ハンドタオルは常に湿っていて、紙の資料がタオルの水分を吸ってシワシワになることも。パンツやキャミソールは会社に着くころにはひんやり。そんな状態で冷房のきつい室内に行くと、汗がひくのはいいけれど、冷たくなったパンツやキャミソールが直にあたり、寒すぎるっ。そして、一番つらかったのがブラジャーやパンツのゴムの当たる部位がかゆくてかゆくてたまらないこと。お風呂に入ってもかゆみは治まらずボリボリかいてはかき壊し、引っかき傷とかさぶたになってしまいました。汗っかきを最小限に食い止める方法を発見汗っかきにより、デリケートゾーンが無残な状態になって皮膚科に行くことに。患部を見せると、汗かぶれであるとのこと。塗り薬を処方され、清潔にしてから塗布すること、症状がひどいときには塗った後にガーゼを当てておくと良いとアドバイスを受けました。実践すると今までのかゆみがうそみたい。赤茶色になっていたり、傷がついていたりした肌がきれいに。そして、ブラジャーやショーツが肌に当たる部分に布を当てることで、汗をかいてもこれを取り替えればブラジャーやパンツの跡がつかず、かゆくないことを発見! 今ではほぼ1年中ブラジャーを着けるときに手ぬぐいを入れて、汗をブロック。キャミソールの裾をショーツの中に入れてデリケートゾーンのかゆみや湿疹を予防しています。ショーツはボクサータイプを愛用しています。そして、汗を拭くためのアイテムはハンドタオルから手ぬぐいへ。手ぬぐいなら濡れてもあっという間に乾くので大活躍です。まとめ春と秋も当然のように汗をかきます。みんながコートなどの羽織りものを着ているときでも、汗がダラダラ。そんなときに使っているのはスカーフ。顔と首の汗をしっかり吸い取ってくれます。必要に迫られ何枚かを着回していると、おしゃれさんと勘違いされることも。脇の下の汗対策は、春と秋なら制汗スプレーでなんとか回避できています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/杉田リエ(51歳)大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。
2023年11月23日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。様子がおかしい……?読者の感想は……『私が主人公の女性の立場だったら、浮き沈みが激しいことにも悩むかもしれないです』『自分で気づきにくく、なかには治療が必要になってくる人もいるようなので、周りの理解も必要なんだなと思いました』『更年期障害は本人がもっとも辛いだろうし、でも、支える家族も大変だろうな』『体だけでなく心の不調も見られるので、旦那さんとしっかりお話して自分の気持ちを伝えることができるといいなと思いました』など、さまざまなコメントが寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月21日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。娘にイラつき……読者の感想は……『これまで出来ていたことができなくなることへの不安、それによるストレスを大きく感じました。早く症状に気づき、本人だけでなく家族も一緒に乗り越えるという姿勢が重要だと感じました。一番つらいのは症状が出ている本人であり、家族の支えが重要になると思います。』『無自覚のうちに様々な症状が悪化していく様子は見ているだけでも心が痛みました。』『この漫画は私が経験した症状にぴったりでした。もう5年くらい前からですが、はじめはイライラして周りにあたってしまうことからでした。症状がこの漫画と同じなので頷きながら読みました。私だけじゃないんだと思えました。』など、実にさまざまな声が寄せられましたその後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月20日更年期を迎え、頻尿に悩まされるようになりました。特にひどくなってきたのは、閉経を迎えてからだと思います。それまでは特にトイレが近いと意識したことはなかったのですが、加齢とともに明らかにトイレに行く回数が増え、急な尿意を覚えることが多くなりました。今回は私の頻尿との付き合い方をご紹介します。さっき行ったのにまたトイレに行きたい!「頻尿」という言葉は知っていましたが、正直、高齢者が悩む症状だと捉えており、更年期を迎えるまでは特に意識したことはありませんでした。それが3年前に50歳で閉経を迎えてから、尿意を覚える間隔が短くなったように感じ始めました。最初は、「あれ、さっきトイレに行ったばかりなのにまた行きたい!」と感じることが多くなった程度でしたが、徐々にトイレに行く頻度が増えていったのです。そのうちに、以前は仕事でオフィスにいる日は1日で2回程度だったのが、午後だけで5回もトイレに行くようになりました。私が働いているオフィスが入っているビルのフロアには他の会社も入っているのですが、トイレの数が足りていないのか、運が悪いとトイレ待ちの列ができていることも。そうなると、オフィスからトイレに行って帰ってくるだけで10分くらいかかってしまうこともあり、仕事が何度も中断されて生産性が落ちてしまいます。社内会議の場合は途中で抜けてトイレに行くことができますが、お客様との商談中は中座できないため、トイレを気にし過ぎて商談に身が入らないことも……。頻尿を意識してからは、必ず商談前にトイレに行く時間を持てるよう、早めに客先に到着するようにしました。夜中もトイレに行きたくて目が覚めるように私の頻尿問題は寝ているときにも発生するようになり、毎晩夜中に2回は目が覚めてトイレに行くようになりました。若いころは一度寝たら朝までぐっすり眠れるタイプだったのに、この変化には「おばあちゃんになったみたい」と少々落ち込みました。さらに悪いことには、トイレに行く回数が増えただけではなく、「今すぐトイレ!」というように急な尿意を感じるようになっていったことです。それはすぐにトイレに行かないと失禁してしまいそうなレベルの尿意。何かきっかけがあったわけでもなく、急にこのような症状が現れるようになりました。そのため友だちと遊びに行ったり、旅行に行ったりするときにトイレが気になって緊張するようになりました。とりあえずの対応策は、外出中にトイレを見たら入るようにすること。映画やライブの前には必ずトイレに行く。バスツアーでは休憩ごとにトイレ。レストランや居酒屋ではトイレに行ってから会計。電車に乗る前には1本遅らせてでもトイレに寄る。50歳を過ぎて人前で粗相することのないように必死になりました。頻尿も更年期症状の1つだった!頻尿の症状が続いていたので、ある日頻尿対策を調べてみようと思いネットで検索していると、女性の頻尿は更年期症状の1つであることがわかりました。あるサイトによると、私が悩んでいた「急な強い尿意」も過活動膀胱という症状で、その中には夜中の尿意も含まれるそうです。これを読んで、私の頻尿や強い尿意も更年期による泌尿器への影響であるかもしれないと思いました。さらに調べていくと、過活動膀胱は「膀胱訓練」という尿を我慢することが有効な治療法であるとのこと。なんと、私がおこなっていた「できるだけ頻繁にトイレに行く」とは真逆の行為でした。あと5分、あと10分というように少しずつ我慢する時間を延ばし、膀胱に負荷をかけることで膀胱の容量を増やす訓練だそうです。この訓練を知ってからは、自宅にいるとき、オフィスで事務仕事をしているときなど、可能な場合はなるべくトイレに行く回数を減らすようにしてみました。ただし、どうしても厳しいときは、無理に我慢はしないようにしています。まとめ膀胱訓練に4カ月ほど取り組んでいますが、現在も頻尿はまだ続いています。しかし、更年期が原因かもしれないとわかったことで、友人と出かけるときには、「更年期の症状でトイレが近いの」と正直に伝えられるようになりました。そうすることで同年代の友人たちは理解してくれ、遠慮なくトイレに立ち寄ることができるようになりました。高齢者の問題だと思っていた頻尿が、更年期症状の1つかもしれないことがわかり、女性にとって加齢の影響は大きいことを改めて感じました。なんとなく泌尿器系の症状は恥ずかしいという気持ちがありましたが、頻尿はこれからも長く付き合っていかなくてはならない問題だと思うので、膀胱訓練を継続してなるべく症状を軽減していければと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。【窪田先生からのアドバイス】頻尿や強い尿意に悩んでいる場合は、まずは泌尿器科を受診してください。早期に受診すれば早期に改善する可能性が高くなります。この方の症状は過活動膀胱だと思われますので膀胱訓練はこのまま実践していただいても良いですが、できれば受診をして医師から聞いたアドバイスを実践すると安心です。著者/ST(53歳)更年期と戦いながら外資系企業で働く営業ウーマン。若い子に置いて行かれないように必死で頑張るも、年齢のせいか最近は物覚えの悪さに拍車がかかり、厳しい毎日。家族は夫と猫1匹。
2023年11月19日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?聞いたことがあっても、どうして障害になってしまうのか知らない人が多いようです。そこで今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品には『更年期障害』を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状がみられる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。優しかった佳代がだんだんと良一や里奈に”イライラ”するようになります。病院へいくと『更年期障害』だと診断されました。家族で散歩へ読者の感想は……『自分がどうかしてしまったと感じていたら怖くなって当然だと思うので、病院に行くのを考えられないというのも分かる気がしますし、それでもきちんと自分と向き合えているのは立派だと思います。』『家族も献身的にサポートしてくれていますし、パートを始めてみようという前向きな考えも出てきたようなので、このままうまく更年期障害と付き合っていってほしいです。』『家族の理解は不可欠ですよね。私も更年期に確実に足を突っ込んでいて辛いです。』『更年期障害にこんなに理解ある家族がいるの素敵ですね。ご主人も娘さんも思いやりがあり、幸せですね。パートに行こうとする前向きな気持ちもすごいです。』『精神的な負担が少しでもなくなると、更年期障害の症状が楽になるんだなと思いました。周りに信頼できる人がいると回復のスピードも早そうですね。』など、実にさまざまな声が寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月19日更年期に表れる全身症状として体が冷えることもあります。もともと女性に多い冷えですが、更年期になるとさらに症状がひどくなることがあるようです。さらに心配なのは、冷えにはさまざまな病気が隠れていることも。そこで産婦人科医の粒来 拓先生に受診の目安や治療、セルフケア法を聞いてみました。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。「この記事はこんな人におすすめ」・更年期の体の「冷え」について悩んでいる方・更年期の体の「冷え」の仕組みについて知りたい方・更年期の体の「冷え」の改善方法について知りたい方更年期での体の「冷え」の原因は?エストロゲンの分泌低下によるものや生活習慣病も更年期による体の冷えの原因は、卵巣ホルモン(エストロゲン)の急激な分泌低下によって自律神経が乱れ血行不良を招くことです。そのほかにも血液がドロドロ、動脈硬化、糖尿病などによるもの、摂取カロリー不足、運動不足、ストレス、心臓が弱っていることが原因として挙げられます。症状としては、夏でも手足は冷たいまま、カーッとのぼせてもエアコンはつらい、お風呂で湯船につかっても体がなかなか温まらない、厚手の靴下をはいても足が冷たくてなかなか眠れないなどがあります。体の「冷え」がつらいとき、受診は必要?日常生活に支障が出るなら婦人科への受診を以前よりも体が冷えてなかなか眠れない、体が冷えて体を動かすのもしんどい、家事ができないなど日常生活に支障が出るようなら婦人科への受診を考えましょう。更年期の時期はさまざまな症状が表れるので、どれも更年期が原因と考えがちですが、ほかの病気だったというケースもあります。更年期の症状から来るものかを確認することも大切です。婦人科での治療法は?まずは生活改善の指導と漢方治療を婦人科では、生活改善の指導に加え、エストロゲンを体に補充するホルモン補充療法(HRT)も検討されますが、まずは生活改善の指導と漢方治療を試みることが多いです。東洋医学的に冷えとは、瘀血(おけつ/血の流れが悪い・ドロドロ)血虚(けっきょ/貧血・血の質と量が足りない)水毒(水分の巡りが悪い)陽気不足(エネルギー不足で元気がない、ストレス過多)などが原因で、気逆(頭はのぼせ、手足が冷える状態)になるといわれます。漢方症例としては、「温経湯(うんけいとう)」「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」などが処方されます。健康診断で生活習慣病が疑われたら内科の受診を健康診断でコレステロール、血糖値が高かった場合、高脂血症、糖尿病、動脈硬化、高血圧などの生活習慣病が疑われますので、内科を受診しましょう。まず検査をしてそれらが原因であるのなら、それを治療することで冷えも改善していく可能性があります。冷え改善に有効なセルフケアの方法「食事」と「運動」【1】根菜類などで体を温め、たんぱく質で筋肉量アップを【2】無理なく続けられるウォーキングを【1】根菜類などで体を温め、たんぱく質で筋肉量アップを冷えは普段からのセルフケアでもかなり改善できるといわれています。基本は血液をサラサラにし、体を温めるような食事を心がけ、運動を定期的におこなうことです。おすすめの食材は根菜類、しょうが、唐辛子、にんにく、ねぎ、味噌、梅干し、酢など。毎日の食事で意識してとるようにしましょう。また、筋肉量アップのための魚や肉、豆類などのたんぱく質もしっかりとるように。【2】無理なく続けられるウォーキングを運動は無理なく毎日続けられるものなら、なんでも大丈夫。特にウォーキングなどがおすすめです。あえて運動の時間が取れないようなら通勤や買い物のときに、少し長めに歩くなどの工夫を。服装は首、手首、足首やおなかや腰などを冷やさないものを身に着けます。血管を収縮させ、血圧上昇につながり心臓に負担をかけるたばこはやめましょう。放っておくとどうなる?免疫力や代謝機能が落ち、不調が起きやすくなる冷えを放っておくと肩凝り、腰痛、胃腸の不調や不眠、生活習慣病などさまざまな体の不調を引き起こすことがあります。通常、体は37度ぐらいの体温で免疫力や代謝機能が一番力を発揮することができます。体が冷えるとその力が落ちてしまうため、不調が出やすくなってしまうのです。冷えを感じたら、まずはセルフケアを実践し、改善が見られないようなら婦人科や内科を受診し、原因を確認し治療を受けましょう。・日常生活に支障が出るなら婦人科を受診・婦人科では生活改善の指導と漢方治療をおこなう・体を温める食事と筋肉量をアップする運動を心がけるまとめ更年期はさまざまな症状が出るため、受診するタイミングに悩むこともあると思います。まずは自分の症状を把握し、生活習慣なども見直して、それでも改善せず支障が出るようなら我慢せずに受診しましょう。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。著者/監修/粒来 拓 先生よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長。日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
2023年11月19日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。穏やかだった佳代が、家族に強くあたることが増えていきます。里奈が佳代を病院へ連れて行くと、『更年期障害』と診断されました。更年期障害とは原因がわかって良かった……読者の感想は……『お母さんはずっと理由の分からないイライラに悩まされていましたが、何故こんな症状があるのかちゃんと分かって良かったですね。それだけでほっとする部分もあると思うので、これから更年期障害とうまく付き合っていければと思います。家族のそれぞれの思いがきちんと打ち明けられたのも良かったです……。』『1つの事柄が良くも悪くも、家族全体に影響を及ぼすことがわかりました。しかしながら、こういったことが起こるのも家族の絆が強いからだと思います。ポジティブに捉えて支えあっていってほしいです。』『更年期障害に対する理解が得られない家庭もあると思うので、家族一丸になって対応していこうとしているのは素晴らしいと思います。誰も悪くないから謝る必要は無いと感じましたが、それでも謝っているところに全員の優しさを感じました。』『私も正に更年期障害真っ只中で同じ状況ですが、自分の体調の変化がこんなにも家族全員に波及していることにショックでした。お互い心配しているからこそですが、通院で少しでも良い方向に向かうことを願いたいそして応援したい家族です。私も本当に辛かったら行かないと決めつけてしまっている通院を考えたいと思いました。』など、さまざまなコメントが多く寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月15日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。穏やかだった佳代が、家族に強くあたることが増えていきます。里奈は佳代のことが心配になり、調べてみることに……。更年期障害とは『更年期障害』かも……そして、更年期障害と判明し……読者の感想は……『いざ自分の身に起こると自覚しにくいんだなと感じました。怖いですね。お母さんの異変を感じて病院を勧めた娘さんはえらい!』『更年期障害じゃないのか。と本人に伝えることも勇気のいる事だと思う。言われた本人もショックだと思うけど、少しずつ受け入れて、また穏やかにみんなで過ごせる事ができればよいなと思いました。』『こうやって違和感に気づいてくれる家族がいてよかったです。社会全体で助け合っていけるような世の中になればいいなと思いました。』『本人だとなかなか気づかなかったり、気づいても病院には行かなかったりするので、病院にいけてよかったです。』など、さまざまコメントが寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるようになります!そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月14日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。穏やかだった佳代が、家族に強くあたることが増えていき……。更年期障害とは感情が不安定に……読者の感想は……『どう接するべきなのか、距離感が難しいと感じました。』『プレ更年期と言って、早い人なら30代半ばから更年期の症状に悩まされます。生理の不安定とダブルで来ます。サポートが大切だと思います。』『更年期障害と言う言葉を知っている人は多いと思いますが、実際どういう症状がそれにあたるのか、また、どのように対処すればいいのかということに対しては、なかなか理解が進んでいないのが現状だと思います。』『こうした症状ですと結構周囲も心配はしますが、どうしてよいのかわからず、思っていることは言葉にして皆で協力をしあいながらなんとか跳ね除けていくのが一番ではないかと感じます。どうかイライラせずに柔軟に、周囲も受け止めてあげてほしいです。』など、さまざまなコメントが寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。その後、家族3人で話し合い、周囲の理解やサポートもあったことで更年期障害と向き合うことができるようになりました。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月13日更年期症状の1つである落ち込みやイライラなどの精神症状。これから寒い季節に向かっていきますが、一般的にはうつの症状は冬に多いといわれています。更年期の精神症状にも、季節と関係はあるのでしょうか。また、その場合、精神症状を悪化させないためにできることはあるのか、産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。冬に更年期の精神症状が悪化するってホント?季節の変化に体がついていけないことでさまざまな不調が冬になると精神症状が悪化するとよく聞きますが、実際はどうなのでしょうか。「精神症状には脳内の神経物質であるセロトニンが関係するとされています。セロトニンはストレス耐性をもたせ、精神の安定や脳の活発化を促します。セロトニンは日光を浴びることで分泌されますが、冬は日照時間が減り、気温が下がるので外出する機会も減ります。そのためセロトニンも減るとされ、精神症状が増えると考えられています。ただ、冬になると全員に精神症状が表れるわけではないので、理由の1つ、くらいに考えると良いと思います。それよりも、女性の場合は秋から冬へ向かう変化についていけないことの影響が大きいと思います。季節の変化への対応は自律神経でコントロールしますが、更年期に入ると女性ホルモンの分泌の乱れとともに自律神経も不安定になります。季節の変化への対応についていけず、さまざまな不調を引き起こしやすくなるのです」(駒形先生)落ち込みを和らげる対策は?1.日光を意識的に浴びる「セロトニンは日光を浴びることで分泌されます。1日15分ほど浴びれば十分とされていますが、冬は光量が減るので気持ち長めが良いでしょう。紫外線が気になる人もいると思いますが、日光浴は手のひらだけでも十分とされています。手のひらは日焼けしにくい箇所なので、気になる方は『手のひら浴』が良いでしょう。また、朝のウォーキングもおすすめです。脳が活性化され、1日を活動的に動けるからです。そのとき、全身に日焼け止めを塗るなど紫外線対策をしっかりしてしまうと効果が薄れてしまうので注意しましょう」(駒形先生)2.体調に合わせた生活にシフトする「体調が良くないときも普段の生活は変えない、という人がいます。体調が良くない、というときは体から『休んだほうがいい』というサインが出ているということです。季節の変わり目に体調を崩しがちな人は頑張り過ぎないことが大切です。家事や仕事などのペースを少し落として、体が新しい季節に慣れるまでは休息をこまめに取るなど無理をしない生活を心がけましょう」(駒形先生)3.体内時計に合わせた生活を心がける「よく、規則正しい生活を送りましょうと言われますが、季節は変わるのに生活はそのまま変わらないというギャップが、体への負担になるときがあります。欧米では古くからサマータイムなど季節に合わせた生活リズムが取られていますが、日本も導入してほしいと感じます。季節の巡りに合わせた生活にすること、またそれに伴う自分の体の変化に合わせて生活することで体への負担は軽減されます。夜寝る時間も、『22時には必ず寝る』と、眠くもないのに布団でゴロゴロするのはよくありません。時間よりも自分の体を軸にして、『眠くなったら寝る』ほうが体へのストレスは減るはずです。育児や仕事は自分のペースだけで進められるわけではありませんが、自分の体や体内時計にできるだけ忠実に行動すれば、心も体もラクになるでしょう」(駒形先生)4.婦人科に相談する「私のクリニックにも精神症状を訴える患者さんはたくさんいらっしゃいます。その多くは心療内科や精神科でまだ相談をしていない方です。精神症状に悩んでいても、心療内科などはハードルが高いと思っている方は多いようです。そんなときはまず、婦人科で相談するのも良いと思います。正直、婦人科では心療内科などよりもカウンセリングの時間は多く取れませんが、誰かに話すことで自分を客観視できるのではないでしょうか。また、精神症状の裏に体の不調や気分の落ち込み、イライラなどを引き起こす甲状腺疾患が隠れている場合もあります。婦人科では症状に合わせて甲状腺疾患の検査もおこなうことが多いので、悩みがある方は相談してみてはいかがでしょうか」(駒形先生)5.不安やイライラの原因を明らかにする「デスノート」を書く「私たちは知らず知らずのうちにいろいろなことを我慢してしまっています。一度我慢してフタをしてしまった感情は勝手になくなることはなく、いつまでも心の中でくすぶり続けています。その結果、ふとしたきっかけで落ち込んだり、不安になったり、人によってはイライラしたりという不調が表れるのです。ですから、ため込んだ感情は向き合い、処理することが大切です。そこでおすすめしているのが『デスノート』です。納得できなかったことをひたすら書き出し、その理由をとことんまで突き止めます。そのうち『あ、こういうことだったのか』と、ふに落ちるときがきます。そこでやっと我慢してきた気持ちが成仏するのです。落ち込んでいた理由が『なんとなく』ではなく、はっきりするだけで心はかなりラクになります。お気に入りのノートとペンで試してみてください」(駒形先生)まとめいかがでしょうか。紹介した5つの対策はすべておこなわないといけないものではありません。ご自身の生活やスタイルに合わせて選んでほしいと思います。落ち込みもため込まず、「今日はやる気が出ないな」という日は思い切って休む勇気を持ちたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(51歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年11月09日今までアクティブ人間だったこの私が、50歳を過ぎたあたりからなんだか無気力に? 頑張りたいけど頑張れないなんてうそでしょう!? 更年期かもしれない症状に戸惑う私の体験談です。50歳ごろから頭と体が重くなり…いつも忙しく動いていないと気が済まない回遊魚のような人、たまにいると思いますが、私がまさにそれ! 昨年ついに50歳になりましたが、元気いっぱいで童顔なこともあり「30代に見える」とお世辞を言われることもあります。10年前に趣味が高じてネットで園芸店を開店、YouTuberとしての活動も始めて順風満帆にやっています。イベントなどで「タフなあなたが来ないと盛り上がらないよ」とおだてられれば、忙しくても予定を空けて飛んでいき、期待に応えたくなってしまう性分です。また、休日で家にいるときでも、常に予定を立てて朝からフル回転です。掃除、洗濯、風呂掃除などの家事をはじめ、メダカのお世話、庭の草刈りやガーデニング、ウォーキング。そして、ライフワークとしている子どもの福祉のボランティア活動など、毎日予定がぎっしり。おなかが空くのでモリモリ食べて快食快便! 夜、布団に入れば即熟睡の充実した日々を送っていました。ある日ふと気付いたらもう夕方に!?そんな私でしたが、50歳を過ぎてからなんだか毎日、頭や体が重い。病気というほどではないのだけど、いわゆる不定愁訴というものでしょうか? 1日中ハッスルすると、しっかり寝ても翌朝疲れが抜けず、めまいがする日もあります。ある日、良いお天気なのであれもこれもやろうと思いながら、朝、夫を見送ったあと、パジャマを脱いで着替えていました。だるさからソファの上でしばしスマホをチェック……。ハッと我に返ると市の16時のチャイムが鳴っていました。なんと上だけ着替えて、下はパジャマのズボンのまま、気付いたらもう夕方になっていたのでした。遊びや仕事に誘われても、おっくうで断りがちに……。今まで予定をしっかりこなしていた私は一体どこへ行ってしまったのでしょう。イベントに出店したり、ガーデニングをしたり、ウォーキングをしたりと、やりたいことはたくさんあったはずなのに!頑張りたいけど頑張れない。まるでダメ主婦になってしまった自分に焦りを感じました。そして、ひょっとして更年期障害の症状なのでは?! と思うようになりました。私の体質では大豆イソフラボンは効果なし更年期の症状は人それぞれだと聞きます。私ももう50歳、いつ更年期症状が表れてもおかしくありません。しかし、病気の症状がないのに婦人科へ行くのはハードルが高いもの。まずはサプリから始めてみることにしました。よく耳にする大豆イソフラボン。納豆などからも摂取できるそうですが、サプリで飲んだほうが手っ取り早いので、自分に合っているのではないかと思いました。良いサプリがないかネットで検索していると「日本人は大豆イソフラボンを飲んでも効果がない人が半数ほどいる」という驚きの情報が! 大豆イソフラボンが体内でエクオールに変換されない体質だと、更年期障害改善の効果は期待できないというのです。検索を続けると、体内でエクオールを作れるか調べる尿検査キットが4,000円ほどとそんなに高くない値段で売っていたので、早速注文して試してみました。その結果「あなたはエクオールをつくれていませんでした」の非情の文字が……。私の測定数値は0.4μM(マイクロモーラー)で、この検査では、1.0μM以上ないと大豆イソフラボンの効果が期待できないと書かれています。大豆イソフラボンサプリを購入しても、私の体質では無駄になってしまうことがわかったのでした(腸内細菌が増えれば体質が変わることもあるそうです)。まとめエクオールサプリを飲めば直接摂取できるので心配は無用なのですが……大豆イソフラボンよりエクオールサプリのほうが、値段が高いのが残念なところ。腸内細菌が活発になればエクオール変換できるようになることもあるそうなので、腸内の菌活も同時に進めてみようと思っています。そして、年齢にあった予定を組むことも大事なのかな、と思うようになりました。若いころは行動範囲を広げることが良いことのように思っていましたが、自分の身の丈に合わせて行動範囲を狭めることも、時には必要かもしれません。まだ若い気でいるのでなかなか諦められませんが、少しずつ調整していこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。マンガ/きびのあやとら著者/こぴあ(50歳)園芸店店主。園芸ライター。県の里親として虐待児童の一時保護など児童の福祉に携わる。主に1歳前後の里子がお泊りに来るので、日々奮闘中!
2023年11月08日「更年期障害=病気」という認識が薄かった私。その症状を実感するようになったとき、「ついに来たか!」と思ったものです。更年期障害と似たような別の病気もあると知り、自己判断は危険だと思った私の体験談です。まさか自分に来るとは…私の母親は更年期障害になったことがありません。実感していなかっただけなのかもしれませんが、「特に悩まされることはなかった」ということでした。体質が似ていることもあり、それなら私も更年期障害にはならないかもしれないと思っていたのです。ところが、実際には違っていました。40歳を過ぎたころから「ホットフラッシュ」に悩まされるようになったのです。最初は更年期障害だとは思っていませんでした。なんでこんなに暑く感じるのだろうと不思議に思っていたのですが、更年期障害の症状だということに気付きました。まさか自分に更年期が来るとは思ってもいませんでした。いくつかの科を受診してとはいえ、自分で勝手に更年期障害だと決めつけてはいけないと思った私。インターネットで調べたところ、似たような症状の病気がいくつかあることがわかったからです。例えば、内科を受診すると自律神経失調症と診断されることもあったり、婦人科へ行けば更年期障害、さらにうつ病などの精神疾患と診断されることもあると知りました。そんな話をネット上のみならず、周囲の身近な人たちからも聞いたことがありました。私は、婦人科を受診するのが一番良いと思いました。あとは内科や症状に合わせて皮膚科、消化器科などを受診しようと思い、早速私は婦人科と内科を受診しました。婦人科での診断結果は婦人科では更年期障害と診断を受けましたが、内科では自律神経失調症と言われました。診断名が違ったものの、私は子宮内膜症の検診で定期的に通っている婦人科での診断を信用することに。婦人科ではホルモン数値などもしっかり検査をして、漢方を処方されました。まとめ婦人科で処方された漢方を服用するようになってから症状が緩和されたので、やはり更年期障害で間違いなかったと思います。40代になってからの体調不良は、まずは婦人科受診から始めるのがいいと身をもって体験しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。【駒形先生からのアドバイス】更年期症状と自律神経失調症は同じです。45~55歳の更年期に自律神経が乱れれば「更年期症状」、更年期以外に乱れれば「自律神経失調症」となります。また、家事が進まない、出かける気も起きない、自分で気分転換もできないなど日常生活に支障が出るようなら、まずは婦人科に相談してみるのが良いでしょう。婦人科ではカウンセリングや問診をして、生活習慣の見直しを提案します。通常、婦人科では女性ホルモンの採血ともに甲状腺ホルモンの検査もおこないます。もし異常があれば内科の受診が勧められます。文/そのここのこ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年11月08日更年期の女性によくあるといわれる手指の関節痛。私も約6年間、右親指付け根の痛みに悩んでいます。もうすぐ54歳で、もはや更年期もベテランの域に達した感がある私ですが、この痛みだけはじょうずに付き合えていません。医師からすすめられた関節内注射は怖くて受けられず、ただ痛みに耐える日々。そんな臆病な私がついに決断する日がやってきました!更年期によくある母指CM関節症の痛み48歳のころに始まった右親指付け根の痛みは、整形外科で更年期の女性によくある「母指CM関節症」と診断されました。関節が亜脱臼しているそうで、医師からはなるべく装具で固定して手を酷使しないこと、痛みがひどい場合は注射か手術の選択もあることを説明されました。「手に注射なんて想像するだけで痛い! 手術なんてもっと無理! 」そう思った私はサポーターで固定したり、ストレッチをしたりと、自分でできる対策を選びましたが、症状は一進一退。関節痛に効くというエクオールのサプリは効果を実感しましたが、痛みが完全に消失するわけではありませんでした。家事や仕事をセーブするわけにはいかないし、ましてや感染予防のため頻繁に手洗いや消毒をする必要があります。1日中サポーターを付けて安静になんて、そもそも無理な話です。もしかしたら右親指の痛みは更年期が終わっても続くのかもしれない。なんとかしないと、と思うのですが注射は嫌だと悩んでいました。新しいクリニックでついに注射を決意近隣の整形外科の診断はすべて同じだったため、私は違う治療法を求めて新しく開院した整形外科を受診しました。真新しいクリニックはどうやら大人気のよう。初診の私は診察まで2時間、レントゲンを撮り終えて再び呼ばれるまでさらに1時間かかりました。そして待ちくたびれた私に、医師は今までと同じ診断を下しました。「固定して安静にしてください。ストレッチも大切ですよ。我慢できないなら注射を打っていきますか? 」。これまで6年間、注射が怖いなら痛みと付き合っていくしかないと現状を受け入れてきた私ですが、もうそれでは永遠に解決しないのだと悟りました。「注射を打ってください! 」。あんなにためらっていたのがうそのように私は一瞬で決断し、医師にそう告げたのです。3時間も待ってこのまま手ぶらでは帰れない! という謎の損得勘定が働いたのも事実ですが、長い間耐えてきた痛みに疲れ果ててしまったのが本当のところ。医師は「注射は第一選択ではないけれど、痛いのなら打ってみましょうか。ラクになりますよ」と言ってくれました。効果てきめん!3日後には痛みが消失あっという間に準備が整い、私は右親指の付け根にステロイド薬と麻酔薬を混合した関節内注射を受けました。実際に注射を目にしたときには恐怖を覚えましたが、意外に針は細く痛みは想像の1/10くらい。しかし時間がたつにつれ母指球(親指の付け根のふくらんだ部分)がパンパンに腫れてきて、その日は本来の指の痛みより注射の痛みのほうがとても強く出ました。変化が表れたのは3日後のこと。接種部位の痛みが引くにつれて母指CM関節症の痛みもすっかり消失したのです。今までうっかり右手を使ってはイタタ…… となっていたのに、洗濯ばさみをつまんでも、ジャムのフタを開けても、ドライヤーを持っても、痛くない!ステロイドの関節内注射は、ネットで調べる限り何度もおこなっていいものではないようです。私自身も長い間抵抗感があったわけですが、実際に受けてみたらあまりにも劇的に改善したのでとても驚いています。接種から2週間以上たつ現在も効果は継続。今後いつ再発するのかはわかりませんが、ひとまず痛みから解放されたことで心まで軽くなりました。まとめ新しい整形外科を受診したことがきっかけで、ずっとためらっていた関節内注射を受けることになった私。母指CM関節症の痛みは劇的に改善し、長年の悩みが解消されました。家事や仕事がはかどるようになっただけでなく、心まで軽くなり生活の質が向上。あまりの効果に喜び半分、驚き半分…… といったところでしょうか。薬効が切れて痛みが再発したときにどうするのか、まだそこまで考えは及んでいませんが、サポーターとストレッチも継続しつつ、注射の良い面と悪い面をしっかりと理解して対処していきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。著者/みやび(53歳)大学生と高校生の男子2人の母。夫の自営業を手伝いながらマイペースにライター活動中。息子の野球に全集中した12年間が終わり、燃え尽きたあとにやってきたのは更年期と介護だった……。趣味のヨガで体を整え、すべてを乗り切る所存!
2023年11月01日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?聞いたことがあっても、どうして障害になってしまうのか知らない人が多いようです。そこで今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品には『更年期障害』を描写するシーンがございます。もし、本編の主人公と同じような症状がみられる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。穏やかだった佳代が、家族に強くあたることが増えていき……。イライラすることが増え……この後「頭が痛い」とつらそうにしながら、妻は部屋へ閉じこもってしまうのでした。読者の感想は……『私の親も更年期はイライラして怖かったし、しょうがないのかなと思ってました。でも、本人も辛いんですよね。』『自分も近い将来のことなので正直勉強になりました。私の親もこんな感じで夫婦喧嘩も多かったのを見ていたのでもっとお互いの理解があれば良かったのかな。と感じました。』『たぶん、自分でもコントロールがきかないのだと思います。』『私も最近はおさまりましたが、更年期障害で汗をかいたり、イライラして家族に当たり散らした事がしばらくありました。』など、実にさまざまな声が寄せられました。この後のお話で、娘が登場。娘は「家族のために」婦人科へ行くことをすすめます。そこで医師からさまざまなアドバイスをもらい、また同じ症状に悩む友達もできて、妻と周りの家族は更年期とうまく向き合っていくことができるようになるのでした。皆さんも家族とギスギスしてきたと思ったら更年期だった……、という経験はありませんか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年10月31日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?聞いたことがあっても、どうして障害になってしまうのか知らない人が多いようです。そこで今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品には『更年期障害』を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。もし、本編の主人公と同じような症状がみられる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。表情が暗い佳代読者の感想は……『私の更年期のはじめの頃の症状とよく似ていて自分に納得してしまいました。今まで頑張ってくれたから休んでと家族から言われて救われました。諦めれば楽になることもあります。そしていつか乗り越えられると思います。』『気がつけば良かったと感じてくれる旦那さん、優しいなと思いました。主人公さん、無理されないで下さい。』『更年期も周りの理解とサポートが必要だと思います』『更年期障害は出る症状や年齢など個人差が大きく、それが更年期障害だと気づかないと、後々の家族関係が大きく悪化する原因にもなるため、もっと広く知られるべきだと思った。』夫は佳代に違和感を感じつつも、体調の異変などには気づけていなかったようです。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年10月30日50歳のころ、閉経という人生の境目に近づき、精神的にも落ち込むことが多い時期でした。ただ、それが更年期障害というものなのか実感として湧かなかったことも事実。しかし、生理の大量出血が起き、生活にも支障を来してしまったのです。いつどこで出血が起きてしまうかわからないので、ゆっくり外食もできない状態。そのときにおこなった解決方法などについてお話しします。閉経前の大量出血の原因は?50歳の誕生日を迎えるころから、生理のときの出血に違和感を覚えるようになりました。最初はタンポンから血が漏れていることが多いなと不思議に感じましたが、タンポンの入れ方が悪かったのだろうと気にしないようにしていました。しかし、友人の車に乗せてもらった際に大量出血。これはちょっとおかしいと感じました。そこで生理の出血が増える原因を調べてみました。大量出血が起きる可能性について、次のような情報を見つけました。ホルモンバランスの乱れ子宮筋腫子宮腺筋症子宮内膜ポリープ子宮内膜増殖症病気がある場合は早期発見、早期治療が大切。そこでネット記事を参考に次のことをチェックしました。また、チェックしておくと婦人科に行って説明がしやすかったこともメリットでした。出血の量血液の塊が出る鈍痛生理期間の延長生理ではないときの出血排尿が苦痛腹部のしこり私は婦人科を受診した際、タンポンから漏れるほどの大量出血、レバーのような塊が見られる、生理期間が少し長いことを伝えました。生理があるときには婦人科に行かないほうが良いと思っていましたが、医師に「必ずしもそうではないよ」と言われました。出血しているときの受診のほうが、医師が判断しやすいこともあるそうです。まず電話で相談して、医師にどのような状態で診察してもらうのが良いのか聞いたほうが良いのだなと思いました。リングで黄体ホルモン療法診断の結果、病気は見つからず更年期障害とのことでした。年に2回必ず婦人科でチェックをしてもらっているので、病気になることはないと思っていましたが、それでも何かの病気だったらと心配でした。更年期障害だとわかり、安心しました。生理のときの大量出血については、経血量を減らすために黄体ホルモンで子宮内膜を薄くすることになりました。もともと私は避妊のためのリングを使っていたので、変更することにしました。リングには黄体ホルモンが付けられており、少しずつ子宮内膜に吸収されていくというものです。リングを入れた後の生理ではまったく問題がなくなりました。タンポンから出血が漏れることがなくなり、安心してどこにでも行けるように。私は若い人たちに混じって大学に通っていたので、授業中に漏れてしまったらどうしようという不安がなくなりとてもうれしかったです。54歳になってから生理がないので、多分閉経したのだと思います。このまま様子を見て、1年以上生理がない場合はリングを除去するそうです。リングを利用するメリット・デメリット医師によると、リングを使用するメリットは、経口タイプの薬より副作用が少ないこと、飲み忘れがないこと、直接作用するため効果がすぐに期待できることだそうです。リングに付着している黄体ホルモンが自然にゆっくりと放出され効果が出てきます。私は他の薬も飲み忘れがちなタイプなので、子宮内に入れたらそのままという方法がぴったりでした。デメリットは合わない人もいることだそうです。私の場合は41歳の3人目の妊娠で腎臓の機能が低下したため、4人目の妊娠は絶対無理だと言われ避妊のためリングを入れました。リングを入れる際に痛みがある人も多いそうですが、私の場合はリングを入れることだけを専門にしている医師に頼んだので痛みはありませんでした。ただし、その後数カ月は違和感があり、数回の受診をしています。中には痛みや違和感に我慢できず、途中で外してもらう人もいるほど、合わない人は本当に合わないようです。私の場合、半年ほど過ぎたころからまったく違和感がなくなったので、ある程度の時間は必要なのではないかと思いました。まとめリングを入れることで大量の出血がなくなり、更年期の時期を気持ち良く過ごせました。精神的な問題もなく過ごせたのはリングのおかげだと思います。ちょうどその時期大学生だったこともあり、学校に通い続けられるかとても心配でしたが、婦人科医に相談し、面倒なこともなく55歳までとても気持ち良く過ごせています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/くり子(55歳)36歳から41歳までに3人の子どもを出産。ヨーロッパ在住。45歳からは学生に。自分のしたいことをするためにケアが大切だと感じている。
2023年10月28日更年期に入って眠りが浅くなった自覚があり、疲労回復に時間がかかることも気になっていました。栄養バランスのとれた食事、ストレッチやヨガなどの軽い運動だけでは改善が見られず、リラックスできる空間をつくったほうが良いのではないかと思い至りました。ここでは更年期を乗り切るために、私がおこなった対策を紹介します。模様替えをして光を取り込む職業柄、仕事の資料が多く読書家の私の部屋は大きな本棚と机があり、二面ある窓の一部が隠れている状態でした。睡眠の質を上げる上で朝日を浴びることが大切だと知り、カーテンが開けやすく光を取り込みやすい部屋にしようと思ったのです。自室は寝室も兼ねているので、愛読書や小説など仕事に絡まない書籍以外は別室の本棚に移動し、本棚を小型のものに変えて窓が全部見えるように模様替えしました。部屋の色合いを変える私はダークブラウンの家具を好んで使用していましたが、慢性的な睡眠不足に悩まされるようになってから、圧迫感が気になるようになりました。娘が進学のために1人暮らしを始めることになったので、娘が使っていた淡い色合いのウッディな家具をもらい受け、家具を入れ替えることにしたのです。白壁と高さのないライトブラウンの家具の組み合わせにしたことで圧迫感が軽減され、天井の広がりも感じられるようになりました。棚に余白をつくるそれまでは本棚には隙間なくさまざまなサイズの書籍を詰め込んでいましたが、模様替えに合わせて整理したことで棚に余裕ができました。空いた棚に小さな観葉植物だけを置くなど、余白を意識したのです。部屋でくつろいでいるときに目から情報が入り過ぎないようにすると疲れにくいと、体験から知ることができました。化粧用のコットンなども樹脂製のキャニスターなどに入れ替えて、光や向こう側が見えるように配慮したこともあり、気分も上がったように思います。まとめ更年期対策と聞くと、食事や運動など生活を整えることを連想する人が多いかもしれません。しかし、自律神経を整える意味では、生活空間を整えることも意味があるのだと気付く機会にもなりました。今後は寝具にもこだわって、睡眠の質を上げることで疲労回復しやすい環境をより進化させていきたいと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/サトウ ユカコ(54歳)広告制作プロダクションで、プランナーやディレクター、ライターを兼務。双子を含めた4人の子どもがいる。小学校教諭、幼稚園教諭の資格を持っている。
2023年10月27日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?聞いたことがあっても、どうして障害になってしまうのか知らない人が多いようです。そこで今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品には『更年期障害』を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。もし、本編の主人公と同じような症状がみられる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。体がおかしい……読者の感想は……『辛さに共感しました。個人差はあると思いますが、ご自身でも少しは自覚があるようなので、一度病院で診断してもらった方がスッキリするかもしれませんね。』『周りがもう少し理解してあげられると楽になると感じました。』『更年期障害は体が火照るくらいの知識しか無かったのですが、精神的にもこういう症状が出る場合があるという勉強になります。将来気を付けようと思いました。』『こうした症状は本当に人ごとではなく、急にイライラしたり落ち着かなくなったりなど、バランスが大切でなかなか気が付きにくいのですが、みんなでフォローし少しでも前向きにいきたいですね。』などさまざまなコメントが多く寄せられました。佳代は、自分の体の変化に戸惑っているようです。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年10月27日「東大卒はなるべく隠しておきたい」という当事者の言葉『ルポ高学歴発達障害』は、世の中で言われる「高学歴」の発達障害当事者10人のインタビューや、大学教員、精神科医、支援団体への取材を通じて「理解が得られにくい不条理」に迫った1冊です。このコラムでは、著者である姫野桂さんのインタビューをお届けします。Upload By 発達ナビ編集部――姫野さんはご自身の経験も合わせて、発達障害についてさまざまな発信をされてきました。今回、「高学歴発達障害」をテーマに選ばれたのはどのような思いからですか?姫野桂さん(以下、姫野):以前、高学歴なのに発達障害の特性で仕事がうまくいっていない方の記事を読みました。今まで取材してきたなかでも京都大学を卒業している方で、同僚はすぐに覚えられる電話対応などの仕事が覚えられずにうつ病になってしまったとお話ししてくださった方がいました。高学歴というとエリート道を進んでいると思われがちですが、実は悩みも抱えている人が多いことを伝えたくて本にしました。また、私自身は超高学歴ではありませんが、就職活動や会社員時代に苦労したのでそういった苦悩も書きたかったからです。――大人の発達障害当事者の方からは、「ケアレスミスが多い」「マルチタスクが苦手」「職場でのコミュニケーションがうまくいかない」といった声が聞かれますね。姫野さんご自身の苦労とは、どのようなものだったのでしょうか?姫野:就職活動で例を挙げると、当時は自覚がなかったのですが算数障害があり、SPI(適性検査)の数学がまったくできませんでした。大手企業はSPIを導入しているところが多かったため、大手企業は避けるようにして中小企業に絞りました。――そうすると面接に進めるように?姫野:そうですね。ただ、自分をより良く見せることが不得意なこと、本音を話してしまうことなどから、うまくいきませんでした。例えば、「なぜ弊社を選んだのですか?」と聞かれた際に「福利厚生が良かったからです」と答えたり、「何か質問はありませんか?」と聞かれた際に「残業はどのくらいありますか?」といった質問をしたりしていました。――今回、10人の発達障害当事者の方を取材されています。印象的だった言葉を教えてください。姫野:東京大学法学部卒の女性の「東大卒はなるべく隠しておきたい」という言葉です。東大卒ということで期待されるボーダーラインが上がってしまうという点は、理不尽だと思いました。※本書では当事者の方のプライバシー保護のため、氏名や年齢、事実関係などが一部変更されています最後に、石川さんに東大卒であることを“損”に思ったことはあるか聞いてみた。「それはあります。やはりハードルを上げられてしまうので、「東大卒だったら何でもできるだろう」というような感じで“合格ライン”が上がってしまう感じがあるんです。だから、なるべく隠しておくほうが得だなと思います。石川真里さん(東京大学法学部卒業)の言葉――早稲田大卒の男性も同じようなことをお話しされていますね。結果的にその会社は辞めたのですが、そのとき僕を怒鳴っていた上司は学歴コンプレックスがあったんです。「お前は俺が行きたかった大学を卒業しているのになんでそこまで仕事ができないんだ」と言われたことがあって。(中略)必要のない限りは、大学名を口にしなくなりました。三崎達也さん(早稲田大学経済学部卒)の言葉――そして、お二人とも「東大は自分にとても合っている場所だったので、それはすごく良かった」「自分のポジティブな部分を作ってくれたのは早稲田のおかげ」というように、誇りに思われているのも印象的でした。プライドとの折り合い――精神科医の熊代先生とは、高学歴の発達障害者が自身のアイデンティティと向き合っていくことの困難さについてお話しされていますね。ご自身の体験と重なるようなことはありましたか?姫野:私自身、発達障害が分かったのが30歳のときでした。就活を始めた頃、鬱病を疑って心療内科にかかったのですが、発達障害については何も言われず、抑鬱状態という診断を受けました。もっと早く発達障害があると分かっていたら、就職活動の仕方や仕事選びも変わってきていたのではないかと思います。当時はリーマンショックの影響で周りの友人もなかなか内定が出ない人が多かったので、発達障害が原因ではなくリーマンショックのためだと考えていました。それでも、「なぜ人事受けが良いはずの大学なのに受からないんだ」という葛藤がありました。そのあたりのプライドの折り合いをつけられたら良かったなと思います。子どもの頃から学業では優れていても、社会関係の部分ですごく弱みや苦手があるということを踏まえて、天狗にならないようにするというか、学歴を鼻にかけないようにするのが処世のあり方として結構重要になります。そのためには自身の発達適性の早い段階での把握は肝要です。(中略)ただし一方で、「自分には何かできるはず」「秀でたものがあるはず」といったアイデンティティを持つことには可能性もあるんですよね。ここも高学歴発達障害者の方のアイデンティティの形成戦略としてかなり難しいところです。熊代亨さん(精神科医)の言葉「大学が一番楽しかった」という声――筑波大学における学生支援についても取材されていますね。姫野:筑波大学のヒューマンエンパワーメント推進局の取り組みは素晴らしいと感じました。特に発達障害のある高校生へ向けた「大学生1日体験講座」で、10名限定ですが高校生一人ひとりに学生のメンターがつき、中には「障害学生支援技術」などを履修したピア・チューター(有償のボランティア)がいるのはとても魅力的だと思いました。ピア・チューターになるには自由科目の「障害学生支援技術」を履修したうえで、視覚障害、聴覚障害、発達障害といった形でコースに分かれた集中講義を受けてもらいます。佐々木銀河さん(筑波大学ヒューマンエンパワーメント推進局)の言葉ただ、多くの高学歴発達障害者を取材してきて、ほとんどの人が「大学が一番楽しかった」と答えています。社会に出てからどう自分の特性とつき合っていくかが課題だと思っています。――たしかに、「社会に出てから」「就職してから」直面した困難がインタビューからも強く感じられますね。最後に、本書をどのような方に読んでほしいとお考えでしょうか。姫野:高学歴発達障害当事者だけでなく、同僚や家族、友人など身の回りに高学歴発達障害の方がいる方にも読んでいただき、周りの期待やエリートのイメージと実情との乖離、活躍している大学時代の友人との比較、アイデンティティとの折り合い……といった「高学歴であるからこその葛藤」があることを知ってほしいです。そして、「あの人は高学歴だから」という前置きを外して個として見てもらえたらと思いますし、彼らが苦手そうなことにぶち当たって困っていたら「何か手伝おうか?」と声をかけるなど、そっとさりげなくフォローしていただきたいです。――ありがとうございました。姫野 桂さんフリーライター。1987年生まれ。宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトをし、編集業務を学ぶ。卒業後は一般企業に就職。25歳のときにライターに転身。現在は週刊誌やウェブなどで執筆中。専門は性、社会問題、生きづらさ。著書に『私たちは生きづらさを抱えている発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音』(イースト・プレス)、『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書)、『「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック』(ディスカヴァー21)『生きづらさにまみれて」(晶文社)電子書籍『ダメ恋やめられる!?発達障害女子の愛と性」(集英社)。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年10月27日生理が不順になり、そろそろ更年期だなと思ってくると、いろいろな症状を「更年期だから」と思うことに慣れてしまっていました。そのため不眠、下痢、1回当たりの尿量がたらっと出るぐらいでトイレが近いなど、あとから思えば更年期以外の理由も考えられる症状を見逃してしまいました。そしてある日、急性心不全と診断されてしまったのです。「更年期だから」と症状を見逃していて…結婚と同時に、ほぼ寝た切りの義母の介護が始まりました。介護は覚悟していましたが、41歳という年齢的に子どもはできないと思っていたのに突然の妊娠。ありがたいことですが、人生設計の立て直しを余儀なくされました。義母の介護をしながら仕事に行っていたら切迫流産になり、安静が必要になりました。その後、無事出産。仕事は出産のタイミングで退職したものの、40代での育児は大変でした。出産して4、5年たったころから、ひとり暮らしをしていた足の悪い実母に認知症の症状が現れて実母の介護も加わり、自分のことなど考える暇がありませんでした。更年期症状と思っていたら急性心不全だった50歳で閉経を迎え、不眠、下痢、トイレが近いなどの症状が見られるようになりました。子どものことや義母と実母のことなど自分以外の人に対しては、目配り気配りするけれども、自分の症状は全部更年期のせいだと自分を納得させていました。しかし、ちょっと動くと下痢しやすく、横になっていることが多くなり、咳をしていることが気になった夫がこのままじゃいけないと近所の病院に連れて行ってくれました。自分では気付かなかったのですが、不整脈の1つである心房細動が見られ、血圧が測れない状態に。酸素マスクをして、近所の病院から救急車で救急病院へ搬送され、急性心不全との診断がおりました。命に関わる経験をして思ったことその後入院して、カテーテルという細長い器具を心臓内に挿入する検査をおこない、心房細動を引き起こす部分を高周波電流で焼き切るアブレーションという治療をするなど、合計で25日間入院しました。突然命に関わる状態になったことで、驚きのあまり現実なんだろうかと思いましたが、これまでに思い当たる症状がいくつもありました。医師によると横になって眠れないのは、心臓のポンプ機能がうまく働かないと肺の中に水がたまってしまい、溺れているのと同じ状態になるためで、咳もそのせいだったそうです。下痢も心臓のポンプ作用がうまく働かず腸に水がたまったからで、尿量が少ないのも腎臓にうまく血液が運ばれていないからとのこと。全部更年期のせいだと思い込んでいた自分が今思うと怖いです。退院後は、安静にする時間を設けたりして無理をしないように過ごし、通院をして内服薬と定期的な検査のおかげで、3年後にはパートですが仕事に行くことができました。まとめ私は更年期だからと自分の不調に気付かない振りをしていました。その中に大きな病気が隠れているかもしれないと思いながら、こういう状態になるまで放置してしまいました。もし病院に行くのが何日か遅ければ、今この世に存在していない可能性もあります。安易に更年期だからと思わず、定期健診をしっかり受けて自分自身の体と付き合っていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。マンガ/あさり著者/ほのぼの(55歳)41歳のときに初産。見た目若い格好しているつもりだけど子どもといるとおばあさんに間違えられる。50才で閉経。義母と実母の介護を経験。看護師やケアマネのは資格あるものの今後10年のことを考え国家資格をもう一つ取得しようと思ってた矢先に入院。人生100年と思い模索中。
2023年10月24日更年期に入る前は、冷房が苦手でアイスさえ食べきれないほど冷え症だった私。それが40代後半に入り、暑くて眠れない、冷房温度を下げる毎日が来るなんて……。更年期に入り、体に起こった変化について紹介いたします。40歳過ぎまでは冷房が苦手な冷え症の私私は冷え性がひどく、クーラーの効いたあるオフィスではひざ掛けに毛布を使ってぐるぐる巻きにし、足にはレッグウォーマー、上半身は厚手のカーディガンを着ていました。さらに、夏に職場で上司がアイスを買ってきてくれることになった際は、「アイスは食べきれません……」と断り、プリンを買ってきてもらうほど寒いのが苦手でした。夏場は寝ているときも、冷房は30度設定にして、しかも寝室に冷房を入れると寒くて、居間だけ入れていました。パジャマも半ズボンなどはもってのほか、常に長いズボンをはいて過ごしていました。それでも足がつってしまったり、胃腸が冷えてしまうなどもあり、冬場はなんと室内で私だけ分厚い靴下を履いていても足がしもやけになるほど寒がりだったのです。46歳になると感じた変化あんなに冷え症で、レッグウォーマーだけで何組持っているんだとツッコミを入れられるほど寒がりだった私が、45歳を越え、2人目の妊活に取り組むうちに自分の体の変化に気付いてきました。まず寝るときに暑いのです。夏は長ズボンがはけなくなりました。下手すると夏でも冬用のルームウエアをはいていたのにすごい変化です。さらに室温が28度だと、暑くて眠れない。ベッドから降りて床に寝るくらい、冷たいところを探して眠る猫みたいな状態です。そこで気付いたんです。これが更年期のほてりじゃないかと。ベッドの配置を変えて、子どもや夫に冷房の直風が当たらないようにしつつ、自分に当たるようにするとある程度眠れるようになりました。その他のほてりに関することでは、汗が止まらない、暑がりになるなどの症状も出始めました。PMSにも変化が更年期に入る前までは、PMSでずっと苦労していました。生理1週間前から食欲は増して、徐々にイライラが増し、生理数日前になると人が変わったと言われるほど怒りっぽくなったのです。さらに便意もひどかったのですが、腹痛もあり、生理が来ると急におなかが緩く下痢になる繰り返しでした。そんな私でしたが、更年期の現在はイライラはするものの、更年期に入る前のイライラをレベル10とすると、今はレベル2~5くらいになった感じで、期間が3日から1週間以上に伸びている印象。食欲増進はなくなり、腹痛もひどい便秘も下痢もあまり感じなくなりました。更年期のイライラについては漢方薬がよく効くといわれており、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)という漢方薬を飲み始めたら、うそのようにイライラがなくなってきました。まとめ私は薬剤師なので、ほてりなどに効果があるような漢方薬も知ってはいるのですが、暑がりな子どもたちもいることから、まあいいかと今のところは飲まないで暮らしています。あんなに寒がりで冷え症の自分がこんなに暑がりになる日が来るなんて、これが更年期の症状の1つなんだなと日々実感する毎日です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/ナココ(48歳)40代で2児を超高齢出産した未就学児2人のママ。フリーランスの薬剤師で、漢方が大好き。もともとPMSに悩んでいたが、更年期に入りさらなる症状に四苦八苦中。寝ても寝たりないほど体力の低下も実感中。現在は保育園で流行する感染症にずっと翻弄されながら、ライターとして活動中。
2023年10月18日