渡辺謙が半ばあきれ顔で漏らす。「最初に犯人を決めずにこの小説の連載を始めたって?なんて恐ろしいことをやる人なんだろうって(笑)」。吉田修一は「いま、こうしてお話ししていて、なぜ李相日監督が、渡辺さんもあの役を…と考えたのか、わかってきた気がします」と顔を輝かせる。ペンと肉体。小説と映画。表現の方法や道具は異なれども、2人の男たちは確実に、ひとつの物語を共有し、共鳴した。作家・吉田修一が生み出し、俳優・渡辺謙が己の肉体を駆使して登場人物のひとりを表現した物語『怒り』。小説として誕生し、映画として産み落とされるまで――その“はじまり”と“終わり”に携わった2人が語り合う!――吉田さんが『怒り』の連載を開始されたのは2012年ですね。夫婦惨殺事件の現場に「怒り」という血文字が残されているという、センセーショナルな幕開け。犯人が顔を変えて逃亡を続ける中、東京、千葉、沖縄に、犯人と同じ特徴を有した3人の男が現れ、彼らの周囲の人間、彼らを愛する者たちが「実は自分の一番近くにいるこの男は殺人犯なのか?」という不信と愛情のはざまで葛藤します。そもそも、こうした作品を描こうと思ったのは…。吉田:テーマに関して、なかなかひと言では言い表せませんが…小説って「次はこれを書こう」って思って書けるもんじゃないんですよね。その時の自分が感じてること――その時、“書くべきもの”があるんですよね。それに従って書くしかなくて、その時は“怒り”という言葉を元にした物語を書くということだったんですね。なぜと言われると分からないんですが…。渡辺:啓示というと大げさかもしれないけど、何か降りてくるんですかね?吉田:何とも言い難いんですけど、そんな感じですね。本当に自分ではどうにもできない。その時に“喜び”で何か書こうとしても、全く筆は進まないんです。――いま、連載、刊行から少し時間を置いてみて、ふり返ってみて理由や背景について思い当たることや分かってきたことなどはありますか?吉田:いや、それもないんです。いろんな感想が届いて、こっちがなるほどと思ったりもするけど、本人は「だからこういうことだった」という結論には至らないんです。渡辺:思考というよりも、皮膚から入ってくるようなものだね(笑)?吉田:まさに!抗えないんですよ。ただ、イメージとしての“怒り”でいうと、小説を書いているときは、血文字の真っ赤な“怒り”だったんですよ。でも、完成した映画を見て、渡辺さんが演じた洋平やラストシーンを見ながら、自分の中の“怒り”の文字が少しずつ薄れてきたんですよね。ネガティブな感情としてあった怒りを、この映画はラストへ進む中で、消してくださるような作用があったんじゃないかと感じてます。――渡辺さんはどのようにこの映画『怒り』に携わることに?李相日監督とは『許されざる者』に続いてのタッグですね。渡辺:『許されざる者』が終わったときに、「また何か、形にしたい企画があれば、どんなものでも参加するから」とは伝えてたんですよ。それで「こういう企画を考えてます」って吉田さんの原作を渡されたんです。――では原作から入られたんですね?渡辺:そうです。ただ、どの役かといった説明は全くなくて。読んでいく中で「優馬(※映画では妻夫木聡が演じているゲイの青年)ではないよな…」とは思ったけど(笑)。ただね、読み進めていく中で、僕、ページがめくれなくなっちゃったの。何というか、悪い習性なんだけど、物語に鋭い角度で入り込み過ぎちゃって。そこで悩んじゃうとページが進まないの(苦笑)。その時点で「参加したい」って気持ちは固まってたけど、読みえた時は、正直「李のやつ、また厄介な本を…」って思ったよ(笑)。吉田:すみません(苦笑)。渡辺:東京、千葉、沖縄と3本の話があって、非常に根源的というか、人間としての根っこの部分をえぐられる物語だよね。きちんとこの3本のドラマをうねらせながら、2時間の中で深く掘り下げていくって至難の業だよなぁって。――吉田さんは、執筆されているときは映画になるとは…吉田:書いている最中は、そんなこと考える余裕はなかったですね。でも、書きあがったときに「李さんはこれをどう読むかな?」ってすごく興味がわいてきて、送ったんです。渡辺:馬の前にニンジンをぶら下げたようなもんですよ(笑)。吉田:いま考えると、渡辺さんが、物語の構成を変えて、犯人を追う刑事の役(※映画ではピエール瀧が演じている)を演じるってのも、ありだったかなってふと思ったんですよね。いまとは全く違う映画になるでしょうけど、あの刑事に焦点を当てた物語も面白いだろうなって。でも、李さんは、渡辺さんに洋平をやってもらうと。――洋平は、千葉の漁港組合で働く男で、妻を亡くして娘の愛子(宮崎あおい)と暮らしている男ですね。愛子に幸せになってほしいと願う父親ですが、決してキリッと強いタイプではなく…。吉田:どちらかというと、優柔不断で決められない、弱い男ですよね。渡辺さんが洋平…。『許されざる者』での李さんと渡辺さんの関係性があるからこそなんでしょうが、かなりチャレンジャーだなと(笑)。やっぱり、いまでも不思議なんですよ。いや、逆にお聞きしたい! なんで洋平役を受けてくださったんですか?渡辺:役の大小とかかっこよさではないんですよね。その役を生きて、心を震わせるかってところで、僕はこの物語を読んで、それを深く感じたんです。とはいえ、どこか洋平という男を掴みきれないまま、「これは監督と一緒に悩みながら作っていけばいいのかな?」と走り出したところもあります。――千葉編は洋平と愛子の親子、数か月前に街に現れて洋平の下で働くようになり、愛子と恋仲になる田代(松山ケンイチ)の3人を軸に展開しますね。田代は事件の真犯人なのか?というミステリ部分はもちろん重要ですが、それと同じくらい、洋平の愛子に対する自信の持てなさ――自分の娘は決して幸せになれないんじゃないか?と考えてしまう弱さの部分がドラマとして際立っています。渡辺:それが顕著なのは、事件の真相そのものよりも、愛子が洋平のところに来て泣くところですよね。あそこはつらかったなぁ(苦笑)。田代を疑っている自分がいて、愛子も同じ思いを持っていて、それに苦しんでる彼女を目の前にして…本当に悲しかったです。人間て不思議なもので、結果や真相以上に、その過程で疑いを抱いてしまっている自分に苦しむし、それが弱さなんですよね。――池脇千鶴さん演じる、近所に住む姪(愛子の従姉)が、洋平に「おじさん、本当は『愛子が幸せになれるはずがない』って思ってるんじゃないの?」とグサリと言い放つシーンも強烈です。吉田:素晴らしかったですね、あのシーン。渡辺:刺さりますよ、本当に(苦笑)。自分でも知らず知らずに確信を積み重ねていて、ボタンを掛け違えている。そのずれ、核心をズバッと突かれてしまう――もうね、愕然とするくらい、堪えました(笑)。――先ほど、演じる前は洋平を「掴みきれていなかった」とおっしゃってましたが…渡辺:わかんなかったですよ。僕とは正反対ともいえるタイプ。なぜ決められない?なぜその道を選んでしまう? その中にある苦しみ、弱さに何とか寄り添おうとしてました。そんな時に、吉田さんが千葉に撮影の見学にいらっしゃったんですよ。吉田:見学させていただきました。渡辺:その時に、「洋平には、千葉編の愛子と田代の物語だけでなく、東京編の優馬と直人(綾野剛)の物語、沖縄編の泉(広瀬すず)と辰哉(佐久本宝)、田中(森山未來)の物語、その全てを最後の最後で受け止めてほしいんです」とおっしゃっていただいて。その時ね、いろんなことがはっきりしたし、的が見えてきたんです。これは僕だけの物語じゃないんだ。3つの純愛、血だらけの3つの物語を受け止めなくちゃいけないんだと。吉田:先ほども言いましたが、最初、この洋平という男を優柔不断な弱い男として僕自身もまた捉えて「なぜこの役を渡辺謙が?」と考えていたんですよ。でも違う。「最後に全てを受け止める男」として考えたら、それはやっぱり渡辺さんなんですよね。いまこうして話していて、李さんは最初からそこを見ていたんだ!と感動を覚えています。――吉田さんは、前回、『悪人』でも李監督と組んでますが、小説『悪人』に関して現時点でのご自身の「最高傑作」とおっしゃってました。いま、『怒り』は吉田さんの中でどのような作品に?吉田:最高傑作になったかどうかはともかく、書くときは「『悪人』を超えなきゃ」という意識でしたし、この映画に関しても李さんをはじめ、みなさんが強い思いで参加してくださっているのを感じていました。自分の中では『悪人』を超える作品になったんじゃないかと思っています。渡辺:結局、クリエイトし続けるってことは、上書きしていくということだからね。もちろん評価は読者や観客がすればいいけど、作る側は、作家であれ俳優であれ、常に「これが自分のベスト」という思いで作り続けていかないといけない。――渡辺さんにとっては、吉田さんの作品に出演されるのは初めてでしたが、いま、改めて作家・吉田修一の凄みをどんなところに感じてますか?渡辺:いや、無からこれだけの作品を産み落とす、その苦しみは計り知れないですよ。まして、犯人を決めずに連載を始めたって(笑)。それは、冒険であり、物語と一緒に旅をするわけですよね。普通は、プロットを書いて、箱を決めて、そこにあった物語を書き始めるでしょ? それがいきなり終わりの見えない旅を始めちゃったわけで、「おいおい!」って思いつつ、その勇気には敬服しますよ。(photo / text:Naoki Kurozu)
2016年09月17日漫画『DEATH NOTE』実写映画化シリーズ最新作『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)とHuluオリジナルドラマ『デスノート NEW GENERATION』(9月16日より1週間ごとに順次配信開始)の重要シーンをまとめた特別映像が16日、公開された。映画最新作の舞台は、夜神月(やがみ・らいと/藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の死から10年後。6冊のノートの存在が判明し、ノート対策本部捜査官・三島創(東出昌大)、Lの遺伝子を継ぐ世界的名探偵・竜崎(池松壮亮)、キラ信奉者でサイバーテロリスト・紫苑優輝(菅田将暉)の3人がメインキャラクターとして登場、三つどもえの頭脳戦を繰り広げる。オリジナルドラマは三島の「新生」、竜崎の「遺志」、紫苑の「狂信」と、それぞれのキャラが主人公となった全3話を展開する映像では、全編にわたって安室奈美恵によるドラマ主題歌「Fighter」を使用。音源は今回、ウェブ初公開となるものだ。映画では劇中歌となるこの楽曲は、弥海砂(戸田恵梨香)の目線から描かれたアグレッシブなダンスナンバー。どんなに批判され、何を犠牲にしようと、"愛するあなた"への思いを貫くために戦う"ファイター(戦士)"でありたいという強い信念が込められているという。さらに、ドラマの竜崎編となる「遺志」に、Lの後継者を育てるワイミーズハウスの出身で、かつて月と死闘を交わした天才少年・ニアが登場することが判明。加えて映画の予告映像に映り込み、話題となっていた金色の死神の名前が"ベポ"であり、ドラマの中では映画へと続く伏線に一役かっていることも明らかになった。Huluオリジナルドラマは、あすの「新生」を皮切りに、23日0時頃に「遺志」を、30日0頃に「狂信」が順次配信される。(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
2016年09月15日映画『怒り』に出演する渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡と李相日監督が9月14日(水)、映画上映後の舞台挨拶に登壇。直前に行われたフォーマルな完成披露とは打って変わってラフな衣装でぶっちゃけトークを繰り広げた。この日は東京国際フォーラムでも完成披露試写会が行われ、500名の観客を前に渡辺さんらはスーツ、タキシードなどのフォーマルな姿で出席したが、その後、別会場で行われたこちらのトークイベントでは一転、登壇陣は砕けたラフな衣装で登場し、ゆる~いムードの中で、トークを展開。こちらの模様はLINE LIVEでも生中継され、多くの視聴者を集めた。私服っぽさを感じさせる登壇陣の姿に会場からは歓声が。渡辺さんは「おじさんなんで一応、ジャケットを着てまいりました」と語ったが、隣りの妻夫木さんは「ラフにって聞いてたのに、謙さんだけジャケットで話が違うなと思ってます(笑)」とニヤリ。宮崎さん、広瀬さん2人は共に花柄のワンピースで、客席からもネット上でも「かわいい!」という声が飛び交った。日本国内で、上映後の観客を前にイベントを行うのはこれが初めて。登壇陣も反応が気になるようだが、観客には事前に配ったボードに、感想をひと言で表してもらい、掲げてもらった。渡辺さんは「苦しかった」という感想を見つけて「本当に苦しかったんだろうと思います」としみじみ。広瀬さんは「衝撃」「迫力」といった感想を見やり「私たちだけでなく、みなさんにも感じていただけたんだなと思います」と嬉しそう。妻夫木さんは「『信』という字が多いですね」と映画のメッセージが伝わったことに満足そうに笑みを浮かべていた。吉田修一の小説を映画化した本作は、東京、千葉、沖縄の3つの地で展開。夫婦惨殺事件の犯人が顔を変えて、逃亡を続ける中、疑わしい3人の男がそれぞれの地に現れる。真犯人は誰なのか?愛する人、信頼している人が犯人なのか? 葛藤や揺らぎ、信じることの難しさが描き出されていく。松山さんは、同じ千葉編で共演した渡辺さんが、パブリックイメージと異なる弱く、優柔不断な男を演じた点について「謙さんが漁港の職員て、どう考えても結びつかないけど、現場で謙さんがフォークリフトに乗ってたら、買い付けに来た人が普通に『今日は何時から?』と聞いてた(笑)」といかに渡辺さんが漁港の男として溶け込んでいたかを力説!渡辺さんは「地元のみなさんは、『松山くんだ!』とか『あおいちゃん、可愛い!』とか言ってるのに僕が衣装でふらふら歩いてても何も言わない…」と苦笑。松山さんは「フォークリフトは全てを吸収するんですね…」と語り、笑いを誘っていたが、娘役を演じた宮崎さんは「お父ちゃんの長靴があまりに似合っててキュンキュンしてました!」と語り、渡辺さんを喜ばせていた。また、既に舞台挨拶や会見で恒例となった感もある「いかに李監督が厳しいか?」というテーマでもキャスト陣はここぞとばかり、とっておきエピソードを披露。妻夫木さんは、涙ながらに道を歩くあるシーンについて「(背中の側から)バックショットで撮るということで、僕をアテンドするスタッフがいないんですよ。なかなかカットがかからない中、山手通りを歩き続けて、周りの人が『あ、妻夫木聡だ…泣いてる!』って反応で…(笑)。50mくらいは一人で歩き続けました」と明かす。沖縄編に出演した広瀬さんは、監督のあまりの厳しさに「(本作のために)船舶免許を取ってたので、(船に乗った状態で)このまま逃げられるんじゃないか?ここで私が逃げたら、監督はどうなるんだろう?とか考えました」と告白。すかさず監督は「こっちの(監督・スタッフが乗っている)船のほうが速いからね」と笑顔で返し、これにはほかの共演者も爆笑していた。イベントの最後には、渡辺さんが自撮り棒を掲げて、壇上で登壇陣、観客とっ共にスマホで記念撮影を行うなど、最後まで大きな盛り上がりを見せた。『怒り』は9月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日映画『怒り』のジャパンプレミアが9月14日(水)に開催され、主演の渡辺謙をはじめ、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡のメインキャスト7名と李相日監督が500名の観客を前に上映前の舞台挨拶に臨んだ。吉田修一の同名小説を原作に、東京、沖縄、千葉の3か所で物語が展開。1年前に起こった殺人事件の特徴を有する素性の知れない3人の男たちに対し、彼らの周囲の人間が愛情や信頼と板挟みになりながら疑いを深めていくさまが描かれる。渡辺さんらはタキシードやスーツ、ドレスなどのフォーマルな衣裳で出席。最初に姿を見せたのは東京編でゲイのカップルを演じている妻夫木さんと綾野さん。壇上でがっしりと抱擁を交わし、続いて沖縄編の広瀬さんと森山さんが現れて中央で握手。千葉編の宮崎さん、松山さんと続き、最後に登場した渡辺さんは李監督の手を取ってたからかと天へと突き上げた。渡辺さんはこれから映画を見る観客に「インパクトのある映画です。覚悟して見てください」と宣戦布告! 李監督、宮崎さんとともに訪れたトロント国際映画祭で、観客と一緒に映画を鑑賞したが「最後に滂沱の涙が流れました。自分の出ている映画で泣いちゃうなんておかしいですけど…(苦笑)」といかにこの映画が自身にとって特別かを口にする。キャスト陣のリアルな演技のための役作りも大きな話題に。森山さんは無人島を旅する男になりきるべく、撮影の予定よりも前に島に入り、実際に生活を送り、千葉の漁港で働く流れ者の青年を演じた松山さんも同様に撮影前から千葉入りした。また、ゲイのカップルを演じた妻夫木さんと綾野さんは、撮影期間中に実際に生活を共にしたという。綾野さんは「(自身が演じた)直人の存在があるのは妻夫木さんのおかげと言っても過言ではない」と語り、妻夫木さんも「僕も剛がいたから(役の)優馬でいられた」とうなづく。綾野さんの「妻夫木さんとの生活は愛おしい時間でした」という言葉に会場は温かい拍手と歓声に包まれた。松山さんは本作を「1億人に見てほしい」と語り、この日の観客500名に対して「ひとり2千人に勧めてください!」とお願いし笑いを誘う。宮崎さんは、公開を直前に控え、“父”渡辺さんとこうしてイベントに出る機会も残りわずかということで「お父ちゃんの言葉を聞けなくなるんだなと寂しい気持ちもあります」と正直な思いを吐露。改めて、妻夫木さんは「一番大切な人と見てほしい映画です。最後にその意味を知ることになると思います」と呼びかけた。最後に登壇陣を代表してマイクを握った渡辺さんは「ご覧いただければ何かを受け取っていただける映画だと思います」と力強く語り、会場は大きな拍手に包まれた。なお、本作はスペインで開催される第64回サンセバスチャンのコンペティション部門に日本映画として唯一、出品されることも決定。先日のトロント国際映画祭の結果も近日中に発表されることになっており、海外での今後の評価、公開も期待される。『怒り』は9月17日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月14日漫画『DEATH NOTE』実写映画化シリーズ最新作『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)の予告映像が5日、公開された。予告は、「そのノートに名前を書かれた人間は死ぬ」というルールをもったノートを巡る夜神月(やがみ・らいと/藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の壮絶な戦いが繰り広げられた10年前から、現在に舞台を移してスタート。ノートで犯罪者を粛清し理想の社会を作り上げようとした月とは対照的に、無差別殺人を行う"思想なきノート所有者"・青井さくら(川栄李奈)によって東京・渋谷が大混乱に陥る様子が続き、新たな金色の死神も姿を見せている。本作で描かれるのは、ノート対策本部捜査官・三島創(東出昌大)、Lの遺伝子を継ぐ世界的名探偵・竜崎(池松壮亮)、キラ信奉者でサイバーテロリスト・紫苑優輝(菅田将暉)らが展開する三つ巴の戦い。「こっから先はデスノート争奪戦だ」との言葉から、「これは罠だ!」と叫ぶ三島、自身に銃を向ける竜崎と、意味深な描写が繰り出される。そんな中、紫苑は月のかつての恋人・弥海砂(戸田恵梨香)に不敵な笑みを見せながら、「夜神月は生きている」と発言。「そんな話、信じるわけないでしょ?」と返す海砂だが、再びノートを手にした彼女の元にはリュークが登場し、「月は生きてるの?」という複雑な心持ちを感じさせる声が響く。また、安室奈美恵による主題歌「Dear Diary」が流れると、「俺はお前も見ているからな」と火花を散らす三島と竜崎が。一方、紫苑はノート片手に「キラのおかげで僕は呪縛から解放された」と意味深なことを口にしている。さまざまな思惑が交錯する様を捉えた映像だ。さらに、16日より3週連続配信となるHuluのオリジナルドラマ『デスノート NEW GENERATION』の主題歌として、安室による映画での劇中歌「Fighter」が起用されることも発表。こちらは映画の謎につながるヒントも隠されているようで、これまでの『デスノート』ファンだけでなく、新たな視聴者も楽しめる内容になっているという。(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
2016年09月06日新感覚盗賊エンターテインメントのシリーズ第2弾WOWOW「連続ドラマW ふたがしら2」の第1話完成試写会が5日(月)都内で行われ、主演の松山ケンイチ、早乙女太一、共演の成宮寛貴、菜々緒、入江悠監督が出席した。漫画家オノ・ナツメによる原作コミックをベースに、明るく豪快な弁蔵(松山さん)と頭脳明晰でクールな宗次(早乙女さん)が「脅さず殺さず、汚え金を根こそぎいただく」をモットーに、巧妙な駆け引きと騙し合いの中で鮮やかに盗みを働いていく痛快時代劇。シリーズ第2弾となる今回は、盗賊一味「壱師」を築いた弁蔵と宗次が、江戸の頂点を目指していく姿をオリジナルストーリーで描く。続編を熱望していた松山さんは「前作後に弁蔵と宗次がどうなっていくのかを体験したくて続編制作を言い続けていたので、製作陣の方々には感謝してもしきれないくらい感謝している」とシリーズ第2弾のお披露目に思いもひとしお。さらに松山さんは、入江監督が「スケール感の大きさが挑戦だった」と前作超えを強調すると「菜々緒ちゃんのシーンは相当力を入れている。特にお風呂場のシーン。昨日子どもと一緒にゲームをしながら見ていたら、お風呂場のシーンで子どもも釘付けになっていました。それくらい力が入っています」と愛息子のリアクションを交えてパワーアップぶりをアピールした。その菜々緒さんはドラマ撮影中にキャスト陣と「一番足が高く上がるのは誰か」という話題で盛り上がったとふり返り「それをやったときに、早乙女さんが一番足が硬くて上がらず、あまりにも硬くて皆でゲラゲラ笑った」と証言。それに松山さんが「足が下がるのが早くてナイフのような前蹴りだった。あれは絶対に何かが切れる」と付け足すと、成宮さんも「あんなに立ち回りしているのに…」と不思議そう。当の早乙女さんは、菜々緒さんから「皆さんが想像している以上に上がらない」とダメ押しされると、無言で天を仰いでいた。WOWOW「連続ドラマW ふたがしら2」は、9月17日(土)22:00より放送開始。(text:cinemacafe.net)
2016年09月05日100年に1人といわれる天才・羽生善治と互角に渡り合いながら、29歳で急逝したプロ棋士・村山聖の、全力で駆け抜けた生涯を描く『聖の青春』。このほど、本作の主題歌に泰基博が書き下ろした「終わりのない空」が決定、併せて、その楽曲がドラマティックに彩る予告編映像と新ビジュアルが解禁となった。本作は、幼少時より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患いながら、羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称された村山聖の全力で駆け抜けた生涯を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動作。主人公・村山聖には、役づくりのため体重を大幅に増量させた松山ケンイチ。また、ライバル・羽生善治には早くも「激似」と話題の東出昌大。聖の弟弟子・江川貢役に染谷将太、聖を支えた師匠・森信雄役にリリー・フランキー、母・村山トミコ役に竹下景子、さらに安田顕や柄本時生、鶴見辰吾、北見敏之、筒井道隆ら、豪華キャスト陣が脇を固め、伝説の将棋指しの短い人生を、周りの人々から愛された記憶と共に愛情豊かにスクリーンに昇華する。そして今回、本作の主題歌を担当することになったのが、今秋デビュー10周年を迎え、幅広い世代のファンを惹きつける秦さん。名人になることだけを夢見て、命を削りながら将棋に全てを懸けた村山聖の一生に感銘を受けたという秦さんは、本作のために主題歌を書き下ろし、力強くも儚い、ドラマティックな名曲が完成した。その主題歌「終わりのない空」に乗せて映し出される予告編では、「さっき、村山くん亡くなりました…」と電話口で語る彼の師匠・森(リリーさん)の言葉から始まる。そして、“西の怪童”と呼ばれた天才棋士・村山聖(松山さん)が、最大のライバル・羽生善治(東出さん)と死闘を繰り広げる一方、医師から進行性の膀胱がんを宣告される場面も。「負けたくない」という心の叫びのごとく、短くも全力で駆け抜けた聖の生き様が、泰さんが歌い上げる楽曲とマッチ。羽生との勝負を超えた心のつながりも胸を打つ、「どう生きるか、どう死ぬか」を問いかける映像に仕上がっている。■泰基博コメント主題歌のお話をいただき、村山聖さんという稀代の棋士のストーリーということで気合いが入りました。曲作りは5月ごろから。完成直前の映像を拝見し、将棋を通した魂のぶつかり合い、聖の、病気という困難に直面しながらも、名人という夢に突き進んでゆくその姿に感動をおぼえました。エンドロールに流れることをイメージしながらまず曲を、そしてアレンジを考えていきました。ちょうどツアーで全国を回っている時期だったので、その移動中に原作を読み進めながら歌詞の構想を練っていきました。サビには聖のその瞬間、瞬間にいのちを燃やし、全身全霊ぶつかっていくさま、そして、彼が手記に遺した「人間は悲しみ、苦しむために生まれた。それが人間の宿命であり、幸せだ。」という言葉から汲み取った想いを込めています。映画とともにこの「終わりのない空」を受け取っていただけたら嬉しいです。■監督・森義隆コメントまた一人、村山聖の生き方に魅せられ、その才能を『聖の青春』に注ぎ込んでくれた仲間が増えました。秦さんは今回、その美しくやさしい歌声で、誰もが限りある人生を生きていることの刹那、そしてその現実の前でのわれわれの無力さ、そして、それでも生きることのなかにある希望を歌いあげてくれました。このエンディングテーマを通して、村山聖の短い人生の物語は、映画を観てくれたみなさん自身の人生の物語と重なり合っていくんだなぁ、と。感慨です。■原作者・大崎善生コメント考えてみればはじまりは森信雄と私。いつも二人きりで白黒の画像の中にいた。二人で村山君の物語をいったいどのくらい語り合ったろうか。いつの間にかそれが画像になり、カラーになり多くの人たちが私たちの世界に色と光をもたらしてくれた。そしてついにはこんなに美しい音楽までが抽出された。まるで何かを絞り出したような清らかなメロディーが、この世界に生まれ落ちた。『聖の青春』は11月19日(土)より丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月02日シンガーソングライター・秦基博が、29歳で亡くなった棋士・村山聖さんの生涯を俳優・松山ケンイチの主演で描く映画『聖(さとし)の青春』(11月19日公開)の主題歌として、書き下ろしの新曲「終わりのない空」を提供することが2日、明らかになった。合わせて、同曲を使用した新たな予告映像が公開された。原作は、大崎善生氏による同名の処女小説。「東の羽生、西の村山」として羽生善治と並び称されながら、名人への夢半ばで倒れた"怪童"の一生を描く。精神面、肉体面の両方から聖にアプローチしている松山のほか、東出昌大が羽生役として登場。聖の師匠・森信雄役のリリー・フランキー、母・村山トミ子役の竹下景子、弟弟子・江川役の染谷将太らが脇を固める。秦は、命を削りながら将棋に全てを懸けた村山さんの一生に感銘を受け、主題歌を書き下ろし。完成直前の映像を見た際も、「将棋を通した魂のぶつかり合い、聖の、病気という困難に直面しながらも、名人という夢に突き進んでゆくその姿に感動を覚えました」と語っている。曲作りは、全国ツアー中の5月頃に開始。エンドロールに流れることをイメージし、「曲を、そしてアレンジを」といった順に着手した。歌詞の構想を練ったのは、「移動中に原作を読み進めながら」。サビでは「聖のその瞬間、瞬間にいのちを燃やし、全身全霊ぶつかっていくさま、そして、彼が手記に遺した『人間は悲しみ、苦しむために生まれた。それが人間の宿命であり、幸せだ』という言葉からくみ取った思いを込めています」と明かした。メガホンを取る森義隆監督は、「秦さんは今回、その美しくやさしい歌声で、誰もが限りある人生を生きていることの刹那、そしてその現実の前でのわれわれの無力さ、そして、それでも生きることのなかにある希望を歌いあげてくれました」と絶賛。原作の大崎氏も「まるで何かを絞り出したような清らかなメロディーが、この世界に生まれ落ちた」と口をそろえる。公開された映像は、冒頭から森の「さっき村山くん、亡くなりました」との淡々とした知らせが映し出される。最大のライバル・羽生と死闘を繰り広げる一方、医師からがんを宣告される聖。余命三カ月という過酷な状況の中、周囲にかみつきながらも彼は必死に盤面に向かう。短くも全力で駆け抜けたその生きざまが、秦による主題歌と合わさり、「どう死ぬか、どう生きるか」を真摯に訴えかける仕上がりになっている。(C)2016 「聖の青春」製作委員会
2016年09月02日渡辺謙ら豪華俳優陣が出演し、「第41回トロント国際映画祭」に出品が決定するなど話題を集める映画『怒り』。この度、本作から本邦初公開の映像に、坂本龍一と「2CELLOS」の演奏シーンをMIXさせたプロモーション・ビデオが完成。本日8月31日(水)より、映画公式ウェブサイトにて視聴することができるようだ。八王子で起こった夫婦殺人事件。現場に“怒”の血文字を残し、顔を整形し、全国に逃亡を続ける犯人の行方は知れず。事件から1年後。千葉の漁港で暮らす洋平(渡辺謙)・愛子(宮崎あおい)親子の前に現れた田代(松山ケンイチ)。東京の大手企業に勤める優馬(妻夫木聡)が街で偶然出会った直人(綾野剛)。沖縄の女子高生・泉(広瀬すず)が無人島で遭遇した田中(森山未來)。前歴不詳の3人の男の中に、あの殺人犯がいるのか?あなたを信じたい――。そう願う我々に驚愕の結末が突きつけられる。芥川賞作家・吉田修一の同名小説を映画化する本作。キャストには、娘と暮らすしがない父親役の渡辺さんを始め、宮崎あおい、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、妻夫木聡といった、いま注目を集める実力派俳優陣が集結している。このほど到着したのは、「坂本龍一 feat. 2CELLOS」の本作の主題曲「M21 - 許し forgiveness」のPV。「2CELLOS」は、2本のチェロで奏でる情熱の超絶パフォーマンスにより世界を震撼させるクロアチア出身イケメン・チェロ・ユニット。2013年には、NTTドコモ「ツートップ」のTVCMに出演し、衝撃の演奏で日本のお茶の間をも沸かせていた人物だ。今回のPV内の「2CELLOS」演奏シーンは、7月下旬に20回を迎えたフジロック・フェスティバルのために来日した際都内で撮影。そこに坂本さんがNYで録音した際のフッテージと、すでに公開されている予告編の映像に加え、本作からの初公開映像をMIXさせたものとなっている。ストーリーの流れに沿って坂本さんと「2CELLOS」の演奏シーンがインサートされ、映画の世界観が見事に凝縮された濃厚な映像作品に仕上がっている。「2CELLOS」は、「このような日本映画の大作に、そして日本を代表する偉大な作曲家、坂本龍一氏とご一緒できて大変光栄です」と喜び、「僕たちは2人とも映画やアニメなど、日本の文化が大好きなので、このプロジェクトに参加できてとてもワクワクしています」とコメントを残している。なお、この主題曲「M21 - 許し forgiveness」も収録されている「怒り オリジナル・サウンドトラック」は、9月14日(水)よりリリース予定。また、iTunesなどで主題曲「M21 - 許し forgiveness」がアルバムに先駆けて先行配信中だ。『怒り』は9月17日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年08月31日俳優・池松壮亮が漫画『DEATH NOTE』実写映画化シリーズ最新作『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)内で演じる竜崎の愛車として、ドゥカティのバイク・ディアベルが登場することが29日、発表された。本作の舞台は、かつての主人公とライバルである、夜神月(やがみ・らいと/藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の死から10年後の世界。デスノートによる大量殺人事件が再発したことで、6冊のノートの存在が判明する。池松演じる竜崎は、Lの遺伝子を持つ後継者の世界的名探偵という役どころだ。そんな竜崎の乗るディアベルは、快適性と実用性を両立させた、強い存在感のあるモーターサイクル。その名前は、開発初期段階に試作モデルが組み立てられて披露された際、開発者の1人が「まるで悪魔みたいだ!」とつぶやいたことに由来し、イタリア・ボローニャの方言で"悪魔"を意味する。本作劇中でも、黒を基調としたファッションも相まって竜崎の持つワイルドながらもクールな印象を、より特徴づけており、さまざまなシーンで登場している。(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
2016年08月29日『悪人』の吉田修一と李相日監督が再タッグを組んだ映画『怒り』の特別映像が、映像配信サービス「GYAO!」にて順次配信されている。八王子で起こった夫婦殺人事件。現場に“怒”の血文字を残し、顔を整形し、全国に逃亡を続ける犯人の行方は知れず。事件から1年後。千葉の漁港で暮らす洋平(渡辺謙)・愛子(宮崎あおい)親子の前に現れた田代(松山ケンイチ)。東京の大手企業に勤める優馬(妻夫木聡)が街で偶然出会った直人(綾野剛)。沖縄の女子高生・泉(広瀬すず)が無人島で遭遇した田中(森山未來)。前歴不詳の3人の男の中に、あの殺人犯がいるのか?あなたを信じたい。そう願う我々に驚愕の結末が突きつけられる――。本作は、SNSやモバイルの発達により家族や友人、ときに愛する人でさえ簡単に疑ってしまう不信の時代に、“信じる”とは?という根源的な問いかけを1つの殺人事件をきっかけに投げかける群像ミステリー。主人公の娘と暮らすしがない父親役に渡辺謙を始め、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡といった超豪華俳優陣が集結している。今回「GYAO!」にて配信するのは、千葉・東京・沖縄という3つの舞台をテーマにした特別映像と、各舞台のメインキャストとなる俳優の特別インタビュー映像。8月25日(木)より、映画公開までの3週にわたって配信される。第1弾としては、「東京編」の特別映像と、東京で出会う2人の男を演じる妻夫木さん、綾野さんのインタビュー映像が配信中。9月5日(月)からは「沖縄編」と広瀬さんと森山さんのインタビュー。9月12日(月)からは「千葉編」と渡辺さん、宮崎さん、松山さんのインタビュー映像が配信される。『怒り』は9月17日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年08月26日2010年の『悪人』で、深津絵里が第34回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門最優秀女優賞を受賞、日本でも興収20億円の大ヒットとなり、第34回日本アカデミー賞主要5部門を受賞をした原作・吉田修一×監督・李相日のコンビ。このほど、そのチームが再集結し、渡辺謙をはじめとする豪華実力俳優陣で贈る意欲作『怒り』が、第41回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門、加えて第64回サン・セバスティアン国際映画祭コンペティション部門へ出品されることが決まった。八王子で発生した陰惨な殺人事件。被害者のものと思われる血で書かれた「怒」の一文字と、逃亡を続ける犯人。1年が経過しても犯人の有力情報は得られぬまま、事件から生まれた疑いが日本中に広まり、人々の“信じたい”気持ちに歪みを与えていく。前歴不詳の3人の男と出会い、距離が縮まる3組の登場人物。信じたはずが一度生じた疑いから逃れられず、“信じる” “疑う”の対極の感情の間で揺れていく。行き着く先は救いか破滅か。信じた先の“怒り”は凶行を生み、思わぬ形で殺人事件を解き明かしていく――。主演の渡辺さんをはじめ、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡といった豪華キャスト陣がそれぞれ新たな境地を開いた本作。行き場のない感情に葛藤する3組が織り成す群像劇は、李相日作品の真骨頂として大きな注目を集めている。まず、ベルリン、カンヌに次ぐ来場者数32万人を集め、例年300本以上の作品が上映される北米最大級の映画祭にして、米アカデミー賞の前哨戦として広く知られるトロント国際映画祭では、父娘を演じた渡辺さんと宮崎さん、そして李監督が招待を受け、現地時間9月10日のプレミア上映に参加する。本映画祭の最高賞は、観客の投票によって決定する観客賞で、近年では『英国王のスピーチ』や『それでも夜は明ける』、『ルーム』など、アカデミー賞に直結するとして大きな注目を集めている。さらに、スペインで開催されるサン・セバスティアン国際映画祭では、日本映画で唯一、コンペティション部門での出品が決定!現地時間9月23日のプレミア上映に、渡辺さんと李監督が参加。また、翌日、現地時間24日に行われるクロージングセレモニーにも出席し、これまで日本作品は受賞していない最高賞となる最優秀作品賞を目指す。なお、渡辺さんは『明日の記憶』(’06)でハワイ国際映画祭、『硫黄島からの手紙』(’06)でベルリン国際映画祭、LA Eiga Fest2014、2013年公開の『許されざる者』でヴェネチア国際映画祭、釜山国際映画祭に参加以来、3年ぶりの国際映画祭への参加となる。■渡辺謙コメント僕が日本で出演した作品をアメリカで紹介したいとアメリカのパブリシストに言うと、「トロント国際映画祭へ出品しろ」と言われるくらい北米最大の映画祭です。この作品に含まれている人間の本質的な痛みや悩みみたいなものは、洋の東西問わないと思うので、海外の方々へどれだけ深く刺さるか、どういうリアクションがかえってくるか、興味深いです。また、ヨーロッパの方は日本に近い感覚を持っていらっしゃるお客様が多いので、また北米とは違うリアクションがあるのではないかと、とても楽しみにしています。オリンピックでもたくさんの種目があるように、日本の映画もいろいろなタイプの映画があります。いま、本当に誇れる映画が出来たなという気がしています。ちゃんと日本でこういう映画をつくりました、という誇りを持って、日本代表として行きたいと思います。■宮崎あおいコメントこの作品で李監督と渡辺さんと一緒に映画祭に行けるというのは、本当に嬉しいです。「すごい映画が出来ました」と自信を持って言える作品なので、その気持ちを伝えて、たくさんの人に観ていただけるように頑張りたいなと思います。とても緊張していますが、『怒り』を観た海外の方々の反応を楽しみにして行きたいと思います。そしてトロントは10年以上前ですが、ホームスティをした場所でもあるので、このようなかたちでトロントに行けることも嬉しいです。『怒り』は9月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月25日原作・大場つぐみ、作画・小畑健の大人気漫画を、藤原竜也、松山ケンイチらで実写化した伝説の映画『デスノート』の誕生から10年目となる今年、“正統な続編”として完全新作でお届けする映画『デスノート Light up the NEW world』。東出昌大、池松壮亮、菅田将暉ら豪華俳優陣の共演でも話題の本作の主題歌を、“Queen of POP”安室奈美恵が担当することが分かった。犯罪のない社会を目指し、デスノートで世界を変えようとしたキラこと夜神月。暴走する彼を阻止しようとした世界的名探偵L。天才VS天才の対決から10年経ったある日、世界中のネット回線がジャックされ、キラによるメッセージが発信された。「デスノートを手に入れろ――」。死神により地上にもたらされた6冊のデスノート。同時多発的に発生する大量の殺人事件。そんななか、三島(東出昌大)が率いるデスノート対策本部に、Lの後継者・竜崎(池松壮亮)が加わり、無差別殺人事件の現場で一冊のデスノートを手に入れる。一方、その現場には、キラの信奉者・紫苑(菅田将暉)の姿が…。いま、それぞれの譲れない“正義”を懸けた、3人の壮絶な頭脳戦が始まる!原作は、「週刊少年ジャンプ」にて連載された伝説的コミック「デスノート」。これまで、実写映画『DEATH NOTE』『DEATH NOTE the Last name』、そしてスピンオフ作『L change the WorLd』が公開されシリーズ3作の日本国内興行収入は112億円に到達。そのほかにもアニメ、小説、舞台と世界中でメディアミックスが展開。そんなモンスター・シリーズの最新作である本作の主要キャストには、日本映画界を牽引する若き3人の俳優が集結。キラ事件に精通する捜査官・三島創に東出昌大、Lの遺伝子を継ぐ後継者で世界的名探偵・竜崎に池松壮亮、キラ信奉者のサイバーテロリスト・紫苑優輝に菅田将暉。そして、弥海砂は前作に引き続き戸田恵梨香、死神・リューク役も中村獅童が続投。新たなデスノートの所有者として川栄李奈、船越英一郎が脇を固める。そしてこの度、主題歌&劇中歌を安室さんが担当することが決定!これまでの映画『DEATH NOTE』シリーズでは、「主題歌の力も借りて、世界へ」という思いから「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」、レニー・クラヴィッツと海外アーティストの楽曲が起用されてきたが、本作は既に海外からも大きな期待を寄せられていることから、「もう海外アーティストの力を借りる必要はない、今回は日本を代表するアーティストとともに、本当の意味での『日本発、世界』を主題歌においても実践しようと思い、『Queen of POP』安室奈美恵さんにお願いしました」と、佐藤貴博プロデューサーはその起用理由を明かす。完成した主題歌「Dear Diary」は、映画タイトルでもある“Light up the NEW world”をコンセプトに、ただ愛することや信じることが、世界に光を照らし、悲しみや痛みさえも強さや愛しさへと変えていく力を与えてくれるという真っ直ぐな想いを描いた壮大なバラードソングに仕上がっているという。また、劇中歌「Fighter」はどんなに批判されようと、なにを犠牲にしようと、“愛するあなた”への想いを貫くために戦う“ファイター(戦士)”でありたいという強い信念を込めた、前作映画のヒロイン・弥海砂の目線から描いたアグレッシブなダンスナンバーだ。安室さんは、今回の起用について「とても光栄に思っております。今作を拝見し、人それぞれが持つ正義感とそれに対する葛藤を経て、それでも、理想を目指そうとする強さが描かれていると感じました」と本作へ共感を示し、楽曲についも「全く異なる2曲ですが、どちらの楽曲でも共通して自分の信念への真っ直ぐな想いを歌っています。この2曲で、より映画の魅力を引き立てることができれば嬉しいです」と語った。『デスノート Light up the NEW world』は、10月29日(土)より丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月25日歌手・安室奈美恵が、漫画『DEATH NOTE』実写映画化シリーズ最新作『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)の主題歌に「Dear Diary」、劇中歌に「Fighter」と2曲の新曲を提供することが25日、発表された。本作の舞台は、かつての主人公とライバルである、夜神月(やがみ・らいと/藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の死から10年後の世界。デスノートによる大量殺人事件が再発したことで、6冊のノートの存在が判明する。続出するノート保持者に世界中が大混乱に陥る中、"キラウィルス"と呼ばれるコンピューターウィルスが世界中に拡散。東出昌大、池松壮亮、菅田将暉の3人がメインキャストとして出演し、キラ復活を望む者とそれを阻止する者たちによる頭脳戦が繰り広げられる。この世界観やテーマ性に共感した安室は、新曲提供を「とても光栄」と快諾。主題歌は、映画タイトルとなっている"Light up the NEW world"をコンセプトに、愛することや信じることが、世界に光を照らし悲しみや痛みを強さやいとしさへ変えていく力となるという思いを歌った壮大なバラードソングとなっている。一方の劇中歌は、どんなに批判され何を犠牲にしようと"愛するあなた"への思いを貫くために戦う"ファイター(戦士)"でありたいとの信念を、前作映画のヒロイン・弥海砂(戸田恵梨香)の目線から描いたダンスチューンだ。「人それぞれが持つ正義感とそれに対する葛藤を経て、それでも、理想を目指そうとする強さが描かれていると感じました」と本作の印象を語る安室。提供したのは、「全く異なる2曲ですが、どちらの楽曲でも共通して自分の信念への真っすぐな思いを歌っています」と説明しており、東出は「最高の主題歌です。この一言に尽きます」と絶賛し、メガホンを取る佐藤信介監督も、殺伐とした劇中世界の中に「救いの兆しがあるとすれば、この曲が、そこに一条の光を当てている思い」と口をそろえる。"主題歌の力も借りて、世界へ"という思いから、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、レニー・クラヴィッツと海外アーティストの楽曲を起用してきた映画シリーズ。その世界観を受け継ぐ本作は、海外からも大きな期待を寄せられているが、佐藤貴博プロデューサーは「もう海外アーティストの力を借りる必要はない」とし、「今回は日本を代表するアーティストとともに、本当の意味で"日本発、世界"を主題歌においても実践しよう」との思いから安室を起用したこと明かす。加えて、「さらなる高みを目指し挑戦する安室奈美恵の楽曲と、同じく本気で誠実に新作に挑んだ映画が高次元で融合し、エンターテインメントとして最高に刺激的で面白くて美しく感動的な作品が完成できました!」と強調。「ぜひ、劇場の大スクリーン大音響で、安室さんのこだわりの神髄と大きな愛が込められた『映画』を体感してください!!」と呼びかけた。(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
2016年08月25日100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながらも、29歳の若さでこの世を去った伝説の棋士・村山聖の生涯を描く映画『聖の青春』。この度本作が、11月19日(土)の公開に先駆け、10月25日(火)より開催の「第29回東京国際映画祭」クロージング作品に決定した。1994年、大阪。路上に倒れていたひとりの青年が、通りかかった男の手を借りて関西将棋会館の対局室に向かっていく――。彼の名は村山聖(松山ケンイチ)。現在七段、“西の怪童”と呼ばれる新世代のプロ棋士だ。聖は幼少時より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っており、無理のきかない自らの重い身体と闘いながら、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指して快進撃を続けてきた。そんな聖の前に立ちはだかったのは、将棋界に旋風を巻き起こしていた同世代の天才棋士・羽生善治(東出昌大)。すでに新名人となっていた羽生との初めての対局で、聖は必死に食らいついたものの、結局負かされてしまう。「先生。僕、東京行きます」どうしても羽生の側で将棋を指したいと思った聖は上京を希望し、相談を持ちかける。先生とは「冴えんなあ」が口癖の師匠・森信雄(リリー・フランキー)だ。聖は15歳の頃から森に弟子入りし、自分の存在を柔らかく受け入れてくれる師匠を親同然に慕っていた。体調に問題を抱える聖の上京を家族や仲間は反対したが、将棋に人生の全てを懸けてきた聖を心底理解している森は、彼の背中を押した。東京――。髪や爪は伸び放題、本やCDやゴミ袋で足の踏み場もなく散らかったアパートの部屋。酒を飲むと先輩連中にも食ってかかる聖に皆は呆れるが、同時にその強烈な個性と純粋さに魅了され、いつしか聖の周りには彼の情熱を支えてくれる仲間たちが集まっていた。その頃、羽生善治が前人未到のタイトル七冠を達成する。聖はさらに強く羽生を意識し、ライバルでありながら憧れの想いも抱く。そして一層将棋に没頭し、並み居る上位の先輩棋士たちを下して、いよいよ羽生を射程圏内に収めるようになる。そんな折、聖の身体に癌が見つかった。「このまま将棋を指し続けると死ぬ」と医者は忠告。しかし聖は聞き入れず、将棋を指し続けると決意。もう少しで名人への夢に手が届くところまで来ながら、彼の命の期限は刻一刻と迫っていた…。病と闘いながら将棋に全人生を懸け、全力で駆け抜けた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動のノンフィクションエンタテインメント『聖の青春』。主人公・村山聖を演じるのは、『の・ようなもの のようなもの』の俳優・松山ケンイチ。聖の最大のライバル・羽生善治に、『デスノート Light up the NEW world』の公開が待たれる東出昌大。そのほか、染谷将太、リリー・フランキー、竹下景子、安田顕、柄本時生、鶴見辰吾、北見敏之、筒井道隆ら豪華キャスト陣が集結する。この度、10月25日(火)より六本木ヒルズほか都内で開催される「第29回東京国際映画祭」のクロージング作品として、本作の上映が決定。世界が注目する本映画祭のトリを飾ることになる。『聖の青春』は11月19日(土)より丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月24日松山ケンイチ&早乙女太一を主演に、入江悠監督が演出を務めるWOWOWの時代劇盗賊エンターテインメント「ふたがしら」シーズン2。本作から、初めて挑戦した花魁役も話題の菜々緒が、色艶やかな着物姿の七変化が到着した。江戸の夜。弁蔵(松山ケンイチ)と宗次(早乙女太一)、“ふたがしら”の盗賊一味「壱師」は“つとめ”を鮮やかにこなしていた。昼は、品川の宿で働く2人。料理の仕出しをする宗次に対し、弁蔵は賭場でばくちを打つ日々だ。ある日、弁蔵は賭場で勝ち続ける男、蔵蔵(大森南朋)に出会い、意気投合する。早速、吉原に繰り出した弁蔵と蔵蔵だが、男衆に捕まった若い娘を追って来た宗次と遭遇。そんな3人の前で花魁道中が始まるが、その花魁を見て驚く弁蔵と宗次。そこにいたのは、半年前に行方をくらましたのおこん(菜々緒)だった。おこんは、弁蔵と宗次に遊女11人を盗み出してほしいと仕事を依頼する。一方、江戸の町では新たな火盗改の頭が着任早々、次々と盗賊一味を捕らえて名を上げていた。そんな中で、「壱師」の“つとめ”が始まるのだが…。松山さん演じる明るく豪快な弁蔵と、早乙女さん演じる頭脳明晰でクールな宗次の2人の盗賊が、“脅さず殺さず、汚え金を根こそぎいただく”をモットーに、巧妙な駆け引きと騙し合いの中、鮮やかに“つとめ”を遂行していくドラマの待望の続編となる本作。さらにパワーアップした、最強盗賊一味の“ふたがしら”が戻ってくる。今回到着したのは、前作で甚三郎(成宮寛貴)と姿をくらましていたが、本作では、花魁になっていた菜々緒さん演じるおこんのさまざまな着物姿。それぞれ、どんなシチュエーションかはまだ不明だが、吉原での艶っぽい姿や“盗賊”風の姿など、それぞれの場所の雰囲気も相まって、どれもが魅力的に映る見事な七変化となっている。菜々緒さんは、「やはり日本人として似合う女性でありたいなとすごく思っていて、そういったところでお着物というのは日本人としての誇りです」とコメント。「着付け師さんがすごく綺麗に、帯の幅だったりとかを鏡を見ながら、いろいろとやっていただいて、抜きの部分だったりとかも、本当にバランスをみて、一番綺麗に見えるように着付けていただいているので、すごく感謝しています。私はなで肩がすごくコンプレックスなんですけど、お着物のときは、一番それが生かされるのでそういう時はすごく嬉しいですし、なで肩でよかったなって初めて思います」と語る。今回の続編では「出番が格段に増えた」というが、「本当にいろんな職業に化けるというところが多かったので、いろんなお着物を着させていただいたり、いろんな場面だったりとかで刺激的で楽しかった」と明かす。今後は「大奥のような十二単衣」にもチャレンジしてみたいという菜々緒さん。「花魁の衣装より重いんですかね(笑)。 そういったお着物とかも機会があれば、着てみたいなと思います」と、改めて着物への憧れを語っている。連続ドラマW 「ふたがしら2」は9月17日(土)22時~WOWOWプライムにて放送開始(全5話)※第1話無料放送。(text:cinemacafe.net)
2016年08月23日月(ライト/藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の死から10年後の世界を描く新章『デスノート Light up the NEW world』に、前シリーズに続き弥海砂(あまね・みさ)役で出演する戸田恵梨香の撮影の現場の様子が明らかに!その手に持ったノートに書くのは誰の名前なのか――?前シリーズでの月とLの死闘から10年。死神が再び、地上のデスノートをばらまき、世界中は混乱に陥る。この未曽有の状況に立ち向かう捜査官・三島(東出昌大)、Lの正統な後継者として捜査に協力する竜崎(池松壮亮)、彼らを翻弄する狂気の男で、キラの復活を目論むテロリスト・紫苑(菅田将暉)らの戦いが展開する。戸田さんは前シリーズではデスノートの保持者となり、愛する月のために死神の目(=デスノートの使用に必要な相手の名前や寿命が見える目)を持つダークヒロイン・海砂を演じた。本作では海砂は、既にデスノートの所有権を放棄したことで、デスノートに関する記憶を失っており、女優として活動しているが、この封じられ10年前の“記憶”と彼女の“目”が物語の大きなカギを握ることに…。この日、撮影が行われたのは、東京・湾岸地域にあるビルの1階の大きなホールで、多くの群衆が行き交うという設定に合わせて、300人ものエキストラが参加した。戸田さんのほか、主要キャストでは池松さんが演じる竜崎、そして菅田さん演じる紫苑も参加している。シーンとしては、物語の終盤に差し掛かっており、この3人がどういう関係であり、それぞれがどのような思惑で動いているのか…?海砂は1階ホールの中央に静かに佇むが、その衣装は白っぽいグレーのロングコートに黒のインナーで足元も黒いブーツ。竜崎が黒づくめの衣装、そして紫苑は上下とも白で、白・黒・グレーの3人の姿が、群衆の中でもひときわ際立つ!この衣装に関して戸田さんは衣装担当の宮本まさ江さんと相談して決めたという。「『やはり黒と赤が海砂のイメージだよね』というところから、宮本さんが『恵梨香の普段の私服に近い気がする』って言ってくださったんです。それで自分の私服をイメージし、そこに海砂をはめ込んだら、意外としっくりくるかも! と思えて。実際には、衣装合わせのときに宮本さんが用意してくださったロングコートがいちばんしっくりきて、とても救われました。インナーもまさに私の私服のようでした」と明かす。また、白と黒の対照的な衣装の紫苑と竜崎に対しても感じるところがあったよう。「事前にそれぞれのキャラクターの写真を見せていただいたんですけど、まず『なるほどな』と思いました。10年前の『デスノート』では月は真っ黒の衣装、Lが真っ白の衣装を着ていて、それで“正義”と“悪”を表現していたと思うんですけど、今回はそれが逆になっていたから『こう来たか!?』 という驚きがありましたね」と語っている。衣装に加えて、髪形も注目のポイント!このシーン、海砂は戦う決意を込めた“ハーフツインテール”で登場しているが、実はこれは戸田さん自身の発案によるもの!この髪型が、10年ぶりに海砂を演じるにあたって「一番悩んだ」ポイントだったという。「前髪を作って髪の長さも当時の長さに戻すとして、普通に下ろすと大人っぽ過ぎるような気がしました。それで次にポニーテールも考えてみましたが、現場に入ってやってみたらカッコよ過ぎるし、しっくりこなくて…。現場に入って自分で髪を手でつまんでいるときに『これだ!』というスタイルを見つけることができ、撮影にギリギリ間に合いましたね」と明かしてくれた。戸田さん自身、10年前の『デスノート』が映画デビュー作であり、この作品をきっかけに注目を浴び、次々と話題作へ出演し、押しも押されもせぬ同世代を代表する人気女優となり、いまに至る。現在、女優として活躍する海砂の人生と重なる部分も感じるが、10年を経ての海砂の人物像をどのように捉えているのだろうか?「海砂は確かに女優として成功しましたが、10年前に持っていた無防備なところや明るさ、隙はいまも彼女は持っているような気がします。それを隠し通して女優として生きるのではなく、本人もたぶんプライベートな一面も含めて外に見せる顔を作った人なんだろうと思います。そこがちょっと切ないし、改めて孤独な人だなという印象を持ちました」。戸田さんにとっては「原点に帰るような気持ち」だったという再びの『デスノート』参戦。果たして海砂はどのような変貌を遂げ、どのような思いを抱きノートを手にして竜崎、紫苑の前に現れたのか?海砂という“劇薬”の存在が、新たな戦いに何をもたらすのか――?『デスノート Light up the NEW world』は10月29日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月22日漫画『DEATH NOTE』実写映画化シリーズ最新作『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)と前作からの10年間に迫るHuluのオリジナルドラマ『デスノート NEW GENERATION』が、9月16日より配信されることが、このほど明らかになった。映画最新作の舞台は、かつての主人公とライバルである、夜神月(やがみ・らいと/藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の死から10年後の世界。デスノートによる大量殺人事件が再発したことで、6冊のノートの存在が判明する。続出するノート保持者に世界中が大混乱に陥る中、"キラウィルス"と呼ばれるコンピューターウィルスが世界中に拡散。東出昌大、池松壮亮、菅田将暉の3人がメインキャストとして出演し、キラ復活を望む者とそれを阻止する者たちによる頭脳戦が繰り広げられる。一方のオリジナルドラマでは、捜査官・三島(東出)が独自の視点による捜査でノート対策本部のエースに抜てきされるまでの活躍を描いた「新生」、Lの後継者で世界的名探偵・竜崎(池松)がノート捜査に参加するに至る事件とLへの思いと約束を描いた「遺志」、キラ信奉者のサイバーテロリスト・紫苑(菅田)の過去のトラウマとノートに関わる契機を描いた「狂信」の全3話を展開する。こちらには、佐藤信介監督をはじめ、脚本の真野勝成氏、音楽を手掛けるやまだ豊氏といった映画スタッフが再集結。香港でのロケも敢行し、映画に至るまでの各キャラクターの裏側を映し出す。また主要キャストだけでなく、ノート対策本部のメンバーも全員出演し、史上最悪のノート所有者・青井さくら役の川栄李奈も登場。加えて、中村倫也、相島一之といったドラマのみの俳優陣も姿を見せる。劇中では、シリーズならではの難解な謎解きのみならず、事件解決の刑事捜査ストーリーやサイコサスペンス的展開といった、ドラマ独特の新たな演出も。映画の"謎"につながるヒントが隠されてもいるという。配信は、9月16日の「新生」を皮切りに、23日に「遺志」、30日に「狂信」と3週連続で実施。いずれの日も0時頃からの配信を予定している。このほか、Huluでは『DEATH NOTE』の映像作品をまとめて特集した「デスノート」チャンネルを開設。実写映画化シリーズに加え、2006年のアニメ版、2015年のTVドラマ版も公開する。(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS (C)2016「DEATH NOTE」HOD PARTNERS
2016年08月12日本日8月12日(金)、映画『デスノート Light up the NEW world』スペシャルイベントが開催され、そこに『DEATH NOTE』『DEATH NOTE the Last name』に出演していた青山草太が登場。引き続き本作にも登場していることが分かった。本イベントに登場した青山さんは、前2作でキラ対策本部のメンバーとしてキラ事件を追いかけ、夜神月(藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の壮絶な死闘を目の当たりにした刑事・松田桃太役を好演。10年ぶりの新作に青山さんは、「責任感と共に、嬉しさを感じました。(本作の)撮影時にはキャスト同士で、良い意味で前作を裏切っていかなきゃいけないねと話しました」と明かし、自身が演じた松田桃太については「天然なところがありつつも責任感がある強い刑事」と語っていた。そして、前作『DEATH NOTE』と本作『デスノート Light up the NEW world』の劇中の写真が登場。今回の撮影時の様子にていて青山さんは「前作の時は劇中で夜神月とLがチェスをしていましたが、本作では三島役の東出くんと竜崎役の池松くんが将棋をやっていて、10年前はチェスで、今回は将棋という10年の間の変化がおもしろかったです!」とエピソードを披露。また、先日完成したばかりだという本作を鑑賞した青山さんは「前作はデスノートが何なのか誰も知らなかったので、“人間vsデスノート”の戦いでしたが、今回の新作はデスノートという武器を持った“人間vs人間”の戦いが描かれているのが魅力です!」と本作の見どころを語った。最後に青山さんが「今回の新作『デスノート Light up the NEW world』は前作を継承しながらも、また新たな世界観が誕生し、皆さんにも楽しんでいただける作品です!」と本作をPR。イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。伝説となった映画『デスノート』誕生から10年目となる2016年、“正統な続編”として完全新作で放たれる映画『デスノート Light up the NEW world』。本作では、原作にありながら未だ使用されていなかった“6冊ルール”を駆使し、繰り広げられる極限のデスノート争奪戦を描く。『デスノート Light up the NEW world』は10月29日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年08月12日先日続編が発表された、松山ケンイチと早乙女太一が出演する新感覚盗賊エンターテインメント「ふたがしら2」。この度、前作に続き本作にも続投する菜々緒の劇中花魁姿が解禁された。江戸の夜。暗闇の中、うごめく人影。弁蔵と宗次“ふたがしら”の盗賊一味「壱師」は、“つとめ”を鮮やかにこなしていた。昼は、品川の宿で働く弁蔵(松山ケンイチ)と宗次(早乙女太一)。料理の仕出しをする宗次に対し、弁蔵は賭場でばくちを打つ日々だ。ある日、弁蔵は賭場で勝ち続ける男、蔵蔵(大森南朋)に出会い、意気投合する。早速、吉原に繰り出した弁蔵と蔵蔵だが、男衆に捕まった若い娘を追って来た宗次と遭遇。そんな3人の前で花魁道中が始まるが、その花魁を見て驚く弁蔵と宗次。そこにいたのは、おこん(菜々緒)だった。おこんは、弁蔵と宗次に、遊女11人を盗み出してほしいと仕事を依頼する。一方、江戸の町では新たな火盗改の頭が着任早々、次々と盗賊一味を捕らえて名を上げていた――。 そんな中で、「壱師」の“つとめ” が始まるのだが…。松山さん演じる明るく豪快な弁蔵と、早乙女さん演じる頭脳明晰でクールな宗次の2人の盗賊が、“脅さず殺さず、汚え金を根こそぎいただく”をモットーに、巧妙な駆け引きと騙し合いの中、鮮やかに“つとめ”を遂行していく痛快時代劇エンターテインメントシリーズ「ふたがしら」。キャストには2人に加え、成宮寛貴、菜々緒さんが続投するほか、大森南朋、田口浩正、芦名星ら俳優陣が集結している。そして、今回9月の放送前に到着したのは、おこん役を演じる菜々緒さんの劇中花魁姿。おこんは、「赤目」の初代かしら・辰五郎の妻。 甚三郎がかしらを務める「新・赤目」を弁蔵と宗次につぶされてからは行方をくらましていた。また、姐さん時代から甚三郎とは深い仲であり、弁蔵と宗次に対しても時に色目を使い、時に裏切り、時に手助けする、自由気ままに立ち回る、したたかな女という役どころだ。実際にこの衣装を着た菜々緒さんは「あの重みもそうですけど、誰しも憧れるというか、一度は花魁の格好をしてみたいなって思う女性は多いと思うので、衣装が着られたというのはすごく嬉しいですね」と喜び、「頭の重さだけでも4.5kgはあって、お着物で20kgぐらい、高さのあるポックリみたいなもので、片足4kgとおっしゃっていたと思うので、ずっしりと身にしみましたし、ずっしりきました」と全身で相当な重みがあったと明かしていた。さらに本作でのおこんの見どころについては「おこんは謎の女性で『あ、花魁もやってたんだ』っていうところだったりとかも、謎が多いおこんらしいと思うんですけど、そういったところで、おこんの知られざる過去みたいなものも、おこんファンの方がいらっしゃるとしたら、そういったテイストもあった方が、面白いんじゃないかなと思います」と語っていた。連続ドラマW 「ふたがしら2」は9月17日(土)22時~WOWOWプライムにて放送(全5話)※第1話無料放送。(cinemacafe.net)
2016年08月08日漫画『DEATH NOTE』実写映画化シリーズ最新作『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)より新たに登場する死神を捉えた場面写真が5日、公開された。本作の舞台は、かつての主人公とライバルである、夜神月(やがみ・らいと/藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の死から10年後の世界。デスノートによる大量殺人事件が再発したことで、6冊のノートの存在が判明する。続出するノート保持者に世界中が大混乱に陥る中、"キラウィルス"と呼ばれるコンピューターウィルスが世界中に拡散。東出昌大、池松壮亮、菅田将暉の3人がメインキャストとして出演し、キラ復活を望む者とそれを阻止する者たちによる頭脳戦が繰り広げられる。先日公開された特報第2弾でも少しだけ姿を見せた、写真の死神の名前は"アーマ"。以前からシリーズに登場していたリュークをはじめ、本作で登場する死神たちは、10年間のVFXの進化もあり、佐藤信介監督の新たな解釈でスタイリッシュになって登場。その肌や髪、羽などの質感もリアリティを増している。さらに、正義感に燃える若き捜査官・三島(東出)らデスノート対策本部の面々と、Lの遺伝子を継ぐ正統な後継者で世界的名探偵の竜崎たちが"地下保管室"に降り立つ場面写真も公開。ロシア、アメリカのウォール街、そして東京・渋谷でノートによる大量殺人が再び突発する中、三島と竜崎たちはノートを押収。それに触れると死神が出現し、人間界に6冊のノートがもたらされていることが知らされる。しかし、人間界で同時に使用できるデスノートの数は6冊のみ。7冊目以降は持ち込まれてもその効力が無いこと、ノートのルールがいくつあるのかは死神たち自身も分かっていないということも判明する。なお、このシーンで彼らが出会うのはリュークやアーマでなく、また別の死神であるという。(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
2016年08月05日余白を埋めてあげたくなる、未完成な姿。そんな年下男性の魅力が詰まった映画をご紹介。選んでくれたのは、映画ライターの細谷美香さんです。■『天国の口、終りの楽園。』「若い男子特有の、みなぎっている生命力やリビドーを存分に味わえる、“女子のための官能映画・決定版”という作品。人妻が若い男2人のお相手をして、そのエキスを浴びて活気づいていく様子が、とても色っぽい。ファンタジー全開の内容ですが、魅力的な男性とまぐわう姿は、羨ましいと思うこと間違いなし。主人公たちの形のいいお尻や、水をはじくツヤのある肌も見ていて“いいなぁ”としみじみしますね」■『人のセックスを笑うな』「設定はファンタジーなのですが、みるめ(松山ケンイチ)とユリ(永作博美)の関係性がリアル。二人がじゃれ合うシーンでは、キャピキャピしたところも気だるいところもすべてが生々しく描かれていて照れるし、どこか退廃的な雰囲気が漂います。見ているうちに、年下男子と疑似恋愛をしている気分になれるはず。みるめがよく着ているパーカは、年下男子が着るとかわいらしくてぐっとくるアイテムですよね」■『理想の彼氏』「年下男性の魅力のひとつが、背伸びをせず、等身大の自分で付き合えるところだと思うのですが、バツイチの主人公・サンディが恋に落ちるアラムは、まさにそんなタイプ。セクシーというよりも草食男子的です。ピュアな魅力と素直なアプローチで、夫の浮気に疲れていたり、気を張って生活している彼女の心を解きほぐしていきます。“こういう彼氏がいればいい!”と誰もが思ってしまう、まさに理想の彼氏」「若い男性特有の、限られた瞬間にしか存在しない、きらめき、生命力、性欲がスクリーンから伝わってくると、それだけでありがたい気持ちになりますよね。彼らは完ぺきじゃない分、余白がある。そこを埋めてあげたくなるのが、大人の女性の性なのかもしれません。今は年をとった俳優さんの、若い頃の瑞々しい姿が刻まれている作品もたくさんあるので、ぜひ、楽しんで観てください」◇ほそや・みか映画ライター。女性誌を中心に、ハリウッドからアジア、日本まで、幅広く映画紹介や俳優、監督のインタビューを担当している。◇幼なじみのフリオとテノッチは17 歳の高校生。ある日、親戚の結婚式で年上の人妻・ルイサと知り合った2人は、彼女を連れて当てのない旅に出発する。全国のレンタルDVDやAmazonビデオで視聴可能。◇美術学生のみるめは、非常勤講師のユリに絵のモデルを頼まれて彼女のアトリエに行く。すると、当たり前のように服を脱がされ、関係を持ってしまう。(C)2008「人のセックスを笑うな」製作委員会発売、販売元:ハピネットDVD¥4,700◇夫と別れNYにやってきたサンディ。引っ越し先のアパートの下にあるカフェで働くアラムと知り合い、ひょんなことからベビーシッターを頼むことになる。ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントブルーレイ¥2,381/DVD特別版¥1,429※『anan』2016年8月10日号より。写真・中島慶子文・重信 綾
2016年08月04日原作にありながら、未だ使用されていなかった“6冊ルール”を駆使し繰り広げられる極限のデスノート争奪戦を描く『デスノート Light up the NEW world』。この度、本作のポスタービジュアルが解禁された。犯罪のない社会を目指し、デスノートで世界を変えようとしたキラこと夜神月。暴走する彼を阻止しようとした世界的名探偵L。天才VS天才の対決から10年経ったある日、世界中のネット回線がジャックされ、キラによるメッセージが発信された。「デスノートを手に入れろ――」。死神により地上にもたらされた6冊のデスノート。同時多発的に発生する大量の殺人事件。夜神総一郎が立ち上げた<デスノート対策本部>は存続していた。すでに亡くなった夜神総一郎の跡を継ぐべく、キラ事件に精通した三島(東出昌大)を筆頭に、唯一10年前のキラ事件を経験した松田を含む5人の対策特別チームの捜査官たちを中心に警視庁内に本部を構えていたのだ。ロシア、ウォール街そして渋谷でのデスノートによる大量殺人が行われる中、世界的私立探偵にして、“Lの正統な後継者” 竜崎(池松壮亮)が加わり事件解明に当たり、無差別殺人の現場で1冊のデスノートを手に入れる。一方、その現場には、キラ信奉者・紫苑(菅田将暉)の姿が。いま、3人の壮絶な頭脳戦が始まる。すべてを終わらせるのは、誰か?極限のデスノート争奪戦の幕が切って落とされた――!名前を書かれた人間は死ぬという死神のノート「デスノート」を使って犯罪者を粛清し、理想の社会を作り上げようとする夜神月と世界的名探偵・Lによる頭脳戦を描き、10年以上を経た現在も圧倒的な支持を得、世代を超えて読み継がれ日本国内累計発行部数3,000万部を誇る大ヒットカリスマコミック「デスノート」。2006年の最初の実写版ほか、アニメ、小説、舞台と様々なメディアミックスを展開し、日本国内のみならず、世界中で新たなファン層を獲得している。本作の舞台となるのは、デスノートを拾った天才的頭脳を持つ大学生・夜神月/キラと、命をかけてキラを食い止めた世界的名探偵・Lとの天才同士の対決から10年を経た世界。“6冊ルール”を適用し、新たなデスノート争奪戦を描く。キャストには、デスノートを追う男、デスノート対策本部の捜査官・三島創役の東出昌大を始め、デスノートを封じる男・竜崎役の池松壮亮、デスノートを制する男に菅田将暉。ほかにも、世界中に散らばった“デスノート”6冊のうち、1冊を手にする青井さくら役に川栄李奈や、“ミサミサ”こと弥海砂役に戸田恵梨香が続投している。今回解禁となったのは、東出さん、池松さん、菅田さんら主要キャストが屋上に降り立ち、後方にはデスノートを手にする戸田さん姿も収められた最新ポスタービジュアル。背景には東京の夜景が広がり、地上を明るく照らす光からは死神・リュークの姿、そして大都会を光と闇で二分するように、空にはキラ、Lらデスノートをめぐり死闘を繰り広げたかつての天才2人が君臨している。さらに「これで、すべてを終わらせる。」といったコピーも添えられ、その言葉に込められた意味とは一体…?と、ますます本作の公開が待ち遠しくなるビジュアルに仕上がっている。『デスノート Light up the NEW world』は10月29日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月29日漫画『DEATH NOTE』実写映画化シリーズ最新作『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)の新たなポスタービジュアルが29日、公開された。本作の舞台は、かつての主人公とライバルである、夜神月(やがみ・らいと/藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の死から10年後の世界。デスノートによる大量殺人事件が再発したことで、6冊のノートの存在が判明する。続出するノート保持者に世界中が大混乱に陥る中、"キラウィルス"と呼ばれるコンピューターウィルスが世界中に拡散。東出昌大、池松壮亮、菅田将暉の3人がメインキャストとして出演し、キラ復活を望む者とそれを阻止する者たちによる頭脳戦が繰り広げられる。公開されたポスターには、10年前の事件を緻密に調べあげるデスノート対策本部の熱い捜査官・三島創(東出)、Lの遺伝子を継ぐ正統な後継者で世界的名探偵の竜崎(池松)、キラの信奉者にして狂気のサイバーテロリスト・紫苑優輝(菅田)ら屋上に降り立った3人が。紫苑の後方、建物を隔てるような位置には、成長した弥海砂(あまね・みさ/戸田恵梨香)の姿も見られる。背景には、東京の夜景が広がり、死神・リュークも飛ぶ。さらに、都会を光と闇で二分するように空には、キラとL、ノートをめぐり死闘を繰り広げたかつての天才2人の面影も。そんな光と闇のはざまに立つ三島は真剣なまなざしを向け、暗い闇側の竜崎はLの象徴とも思われる"ひょっとこ"のお面を手にし、明るい光側の紫苑はリュークの好物であるりんごをつかんでいる。上部に「これで、すべてを終わらせる」との言葉も踊り、先に公開されていたティザーポスターから、さらに意味深な含みあるデザインに仕上がっている。(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
2016年07月29日映画『怒り』が、2016年9月17日(土)より全国の劇場で公開される。原作は、吉田修一による同名の小説。監督・脚本に李相日を迎え、本当の悪人は誰か?という人間の善悪に深く切り込んだ映画『悪人』のタッグが再び実現した。千葉・東京・沖縄の3箇所を物語の舞台に、それぞれ異なる3つの物語が交差しながら重厚な人間ドラマが紡ぎ出されていく本作。キャストには、主演・渡辺謙のほか、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡ら人気・実力を兼ね備えた俳優陣が集結している。偶然の出会いから、次第に関係を深めていく3組の男女が抱く「自分が愛した人は、殺人犯なのか?」という懐疑心。家族や友人、ときに恋人さえ簡単に疑ってしまう不信の時代に、一つの殺人事件を通して「信じるとは?」という根源的な問いかけを投げかける。そして主題曲「M21 - 許し forgiveness」は作曲を坂本龍一、演奏は坂本龍一と2CELLOS(トゥー・チェロズ)が担当した。2CELLOSは、2本のチェロで奏でるパフォーマンスにより、注目を集めるクロアチア出身のチェロ・ユニットで、フジロック・フェスティバル’16にも出演を果たしている。オリジナル・サウンドトラックは2016年9月14日(水)に発売予定、主題曲は先行配信中だ。【作品情報】映画『怒り』公開日:2016年9月17日(土)原作:吉田修一(「怒り」中央公論新社刊)監督・脚本:李 相日音楽:坂本龍一キャスト:渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、佐久本宝、ピエール瀧、三浦貴大、高畑充希、原日出子、池脇千鶴、※宮崎あおい、妻夫木聡※宮崎あおいの「崎」は正しい文字が環境により表示できないため、「崎」を代用文字として使用。(C)2016映画「怒り」製作委員会【ストーリー】ある夏の暑い日に八王子で夫婦殺人事件が起こった。窓は閉め切られ、蒸し風呂状態の現場には、『怒』の血文字が残されていた。犯人は顔を整形し、全国に逃亡を続ける。その行方はいまだ知れず。事件から一年後。千葉と東京と沖縄に、素性の知れない3人の男が現れた。千葉―――――――3か月前に突然家出をした愛子(宮崎あおい)が東京で見つかった。彼女は歌舞伎町の風俗店で働いていた。愛子を連れて帰った父・洋平(渡辺謙)は、千葉の漁港で働く。そして愛子は、2か月前から漁港で働きはじめた田代(松山ケンイチ)に出会う。東京―――――――大手通信会社に勤める優馬(妻夫木聡)は、日中は仕事に忙殺され、夜はクラブで出会う男と一夜限りの関係を続けていた。彼には末期がんを患う余命わずかな母がいた。ある日、優馬は新宿で直人(綾野剛)に出会った。沖縄――――――男と問題を起こした母と、夜逃げ同然で離島に移り住んできた高校生の泉(広瀬すず)。ある日、無人島でバックパッカーの田中(森山未來)に遭遇した。殺人犯を追う警察は、新たな手配写真を公開した。その顔は、出会った男に似ていた。偶然の出会いから関係を深めていった3組は、次第に疑い始める。愛した人は、殺人犯だったのか?それでも、あなたを信じたい。そう願う彼らに、信じたくない結末が突きつけられる。■「怒り」オリジナル・サウンドトラック発売日:2016年9月14日(水)定価:3,000+税音楽:坂本龍一全20曲収録予定
2016年07月24日俳優・松山ケンイチが、29歳で夭折した天才棋士・村山聖に扮して主演を務める映画『聖(さとし)の青春』(11月19日公開)の初映像となる特報が15日、公開された。原作は大崎善生氏による同名の処女小説。羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、名人への夢半ばで倒れた"怪童"の一生を描く。精神面、肉体面の両方から聖にアプローチしている松山のほか、東出昌大が羽生役として登場。聖の師匠・森信雄役のリリー・フランキー、母・村山トミ子役の竹下景子、弟弟子・江川役の染谷将太らが脇を固める。特報に収められているのは、聖八段が羽生四冠に対局を挑む劇中の名シーン。当時の戦績が、5勝6敗とほぼ互角の実力者であった2人の熾烈な対局を、1997年の竜王戦1組1回戦での実際の棋譜を元に忠実に再現している。この場面は、プロ棋士・金井恒太六段が現場に指導役として張り付き、細かな所作に至るまでリアリティのある画作りを行ったという。さらに、対局中に聖が思わず倒れてしまうシーンや病床の場面も映し出されている。(C)2016 「聖の青春」製作委員会
2016年07月15日主演に松山ケンイチを迎え、成宮寛貴と菜々緒の続投も決定している連続ドラマW「ふたがしら2」。この度、大森南朋、渋川清彦らが加わり、オールキャストが発表された。江戸の夜。暗闇の中、うごめく人影。弁蔵と宗次“ふたがしら”の盗賊一味「壱師」は、“つとめ”を鮮やかにこなしていた。昼は、品川の宿で働く弁蔵(松山ケンイチ)と宗次(早乙女太一)。料理の仕出しをする宗次に対し、弁蔵は賭場でばくちを打つ日々だ。ある日、弁蔵は賭場で勝ち続ける男、蔵蔵(くらぞう)(大森南朋)に出会い、意気投合する。早速、吉原に繰り出した弁蔵と蔵蔵だが、男衆に捕まった若い娘を追って来た宗次と遭遇。そんな3人の前で花魁道中が始まるが、その花魁を見て驚く弁蔵と宗次。そこにいたのは、おこん(菜々緒)だった。おこんは、弁蔵と宗次に、遊女11人を盗み出してほしいと仕事を依頼する。一方、江戸の町では新たな火盗改の頭が着任早々、次々と盗賊一味を捕らえて名を上げていた。 そんな中で、「壱師」の“つとめ” が始まるのだが――。松山さん演じる、明るく豪快な弁蔵と、早乙女太一演じる、頭脳明晰でクールな宗次の2人の盗賊が、“脅さず殺さず、汚え金を根こそぎいただく”をモットーに、巧妙な駆け引きと騙し合いの中、鮮やかに“つとめ”を遂行していく痛快時代劇エンターテインメントシリーズ「ふたがしら」。シーズン1のラストでは、自分たちの盗賊一味「壱師」を築いた弁蔵と宗次だったが、今回のシーズン2では、「壱師」のかしらとなった2人の、江戸の頂点を目指す新しい戦いを描いていく。そして今回の続編に、「ハゲタカ」や『笑う警官』など、数々の作品に出演する大森さんが登場! 本作では畷安房守蔵人(なわてあわのかみくらんど)/蔵蔵という2つの名前を持った重要なキャラクターを熱演する。大森さんが演じるのは、二面性を持った役どころということで、「台本を読んで覚え始めたりしていた頃はどのように演じようかと思っていました。色々と試してみましたが極端に何かを変えようとか、そこまで作りこむことはしないで、もちろん風貌も変わりますし演出やその場の雰囲気など、相手役でもそのような所が変わってきているとは思います。遊び人の蔵蔵の時は笑顔を出したり、弁蔵とつるんでいる時は、本当に素直に楽しんでいる風に出せればいいかなと思い演じました」と役作りについて語った。また、実際に撮影に入り、血のりの量に驚いたと話す大森さんは「もちろん血のりの経験はあるのですが、ここまで噴き出すのは、近年稀にみる量だと思います。自分はいちドラマファン、映画ファンとして、どうなっているのか見てみたいです。これからご覧になる方も、血のりの噴き出すシーンは必見です」とアピールしていた。また、大森さんのほかにも、壱師の仲間・芳役に渋川さん、前作に続き叶屋喜兵衛役に田口浩正とお銀役に芦名星、吉原の遊女役に吉倉あおい、火付盗賊改方の一員、監物弥九郎役に山田純大、お銀と恋仲になる政吉役に北村有起哉、前作に続き鉄治郎役の橋本じゅん、畷安房守蔵人の上役の稲葉備前守役に矢島健一、御隠居役でお馴染みの品川徹など豪華キャストが集結する。連続ドラマW 「ふたがしら2」は9月17日(土)22時~WOWOWプライムにて放送(全5話)※第1話無料放送。(cinemacafe.net)
2016年07月15日羽生善治と互角に渡り合った薄命の棋士・村山聖(さとし)の生涯を、実話をもとに描く松山ケンイチ主演映画『聖の青春』の特報映像とポスタービジュアルが公開になった。公開された特報映像映画は大崎善生のノンフィクション小説が原作。「東の羽生、西の村山」と並び称されながらも29歳にして亡くなった実在の棋士・村山聖が、全力で駆け抜けた生涯を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描かれる。松山のほか、東出昌大が羽生役を演じ、『宇宙兄弟』『ひゃくはち』の森義隆が監督を務め、『クローズEXPLODE』『陽だまりの彼女』の向井康介が脚本を手がける。特報映像は、将棋を指す駒音から始まり、本作の最大の見どころである村山聖八段(松山ケンイチ)が羽生善治四冠(東出昌大)に対局を挑むシーンがわずかだが垣間見られる。当時の戦績は5勝6敗とほぼ互角の実力であったふたりの対局は、実際の棋譜(1997年竜王戦1組1回戦)をもとに、プロ棋士・金井恒太六段の指導のもと、細かな所作に至るまで忠実に再現したという。特報映像にはそのほか、聖の師匠・森信雄役のリリー・フランキー。母・村山トミ子役の竹下景子。弟弟子・江川役の染谷将太。安田顕、柄本時生、北見敏之らも登場する。「負けるのは死ぬほど悔しい……生きる時間を削ってでも勝ちたい」「勝つことが、生きること。」と、病と闘い、将棋と戦う村山聖の生き様は、観る者に感動以上のメッセージを届けることになりそうだ。『聖の青春』11月19日(土)丸の内ピカデリー・新宿ピカデリー他全国公開
2016年07月15日羽生善治と並び天才として称賛されながらも、29歳の若さでこの世を去った伝説の棋士・村山聖。“怪童”とも呼ばれた彼を、松山ケンイチが全身全霊を懸け演じることで話題を呼んでいる本作の公開日が11月19日(土)に決定。熾烈な勝負の世界を描いた特報映像とビジュアルが解禁された。1994年、将棋のプロ棋士・村山聖(松山ケンイチ)は、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指し、 15歳のころから 10年間弟子入りし同居していた森師匠(リリー・フランキー)の元を離れ、上京しようとしていた。聖は幼少期より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っており、家族や仲間は反対する。しかし、幼いころから何をおいても将棋にかけてきた聖を見ている森師匠は、背中を押す。聖の上京後、同世代の棋士・羽生善治(東出昌大)が前人未到のタイトル七冠を達成する。聖は強烈に羽生を意識し、ライバルでありながら憧れの想いも抱く。そして聖は、将棋の最高峰であるタイトル「名人」になるため、一層将棋に没頭し、並居る上位の先輩棋士たちを下して、快進撃を続ける。そんな中、聖の身体に癌が見つかる。だが、療養を勧める医者の忠告を聞き入れず、聖は将棋を指し続けると決意する。彼の命の期限は刻一刻と迫ってきていた…。今回の特報映像では、松山さん演じる村山聖八段が、東出さん演じる羽生善治四冠に対局を挑む、本作屈指の名シーンが主に描かれている。いまなお将棋界の頂点に君臨する羽生さんを相手に、当時5勝6敗と互角の戦績を築いていた村山さんの名勝負を、実際の棋譜を元に再現。ふたりの間に生まれる熱量がひしひしと伝わってくる、見応えたっぷりの映像となっている。併せて解禁されたビジュアルには「負けるのは死ぬほど悔しい生きる時間を削ってでも勝ちたい」という、勝負の世界の過酷さを感じさせるキャッチコピーが添えられ、病と闘いながら将棋に全人生を賭け、全力で駆け抜けた“怪童”村山聖の一生を想像させる。染谷将太、安田顕、柄本時生、竹下景子、リリー・フランキーら実力派キャストとともに、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く、感動のノンフィクションエンタテインメント『聖の青春』。まずはこちらの特別映像から、伝説の棋士の“凄み”に触れてみて。『聖の青春』は11月19日(土)、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2016年07月15日漫画『DEATH NOTE』実写映画化シリーズ最新作『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)の第2弾となる特報映像が27日、公開された。本作の舞台は、かつての主人公とライバルである、夜神月(やがみ・らいと/藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の死から10年後の世界。デスノートによる大量殺人事件が再発したことで、6冊のノートの存在が判明する。続出するノート保持者に世界中が大混乱に陥る中、"キラウィルス"と呼ばれるコンピューターウィルスが世界中に拡散。東出昌大、池松壮亮、菅田将暉の3人がメインキャストとして出演し、キラ復活を望む者とそれを阻止する者たちによる頭脳戦が繰り広げられる。新たな特報は、思想なきノート所有者・青井さくら(川栄李奈)が、渋谷の街中を混乱に陥れている描写から始まる。続けて、ノートの最初の所有者だった月=キラが映し出されているモニターをバックに、「デスノートを封印する」としっかりした口調でプレゼンに臨む、キラ事件に精通したデスノート対策本部捜査官・三島創(東出)の姿が。一方、自身がかぶる"ひょっとこ"の顔をまねて挑発気味に「俺はLと約束したんだよ、デスノートは使わないって」と口にする世界的私立名探偵・竜崎(池松)の言葉からは、かつてキラと命がけの戦いに挑んだLの遺伝子を継ぐ者としての覚悟が感じとれる。また、キラ信奉者でサイバーテロリストの紫苑(菅田)は「キラこそが、神だ!」と恍惚(こうこつ)の表情。それぞれの思惑の中、男たち3人のノート争奪戦の幕開けが彩られている。加えて、弥海砂(あまね・みさ/戸田恵梨香)の姿も。かつてキラを崇拝し、月の恋人でノートを所有していた海砂は、10年前に所有権を失ったことから、劇中ではデスノートに関する記憶を失っているが、先日公開された場面写真で、本作でもノートを所有していることが判明している。かつてのノート所有者が記憶を取り戻すには、使用したことのあるノートを手にする以外の手段はないため、「死神の目は?」「記憶は?」などさまざまな推測が飛び交い、注目を集めている。このほか、ノートによるものと思われる殺人事件の続発、月が使用していた腕時計の仕掛け、笑顔で自分の頭に銃を向ける松田桃太(青山草太)と意味深なシーンが次々に。ノート争奪戦の様子と前作のキラ=月、不敵に迫る死神・リューク(中村獅童)、そして"真っ白な人間ではない何か"の様子も収められており、緊迫感ある映像となっている。さらに、第2弾となる前売り特典も発表。この特典「限定メモリアルファイルデス」(A5サイズ)の表面には、本作ティザービジュアルがあしらわれ、裏面には前作のポスタービジュアルがデザインされている。チケットは、16日より発売。通常券は一般1,400円で小人800円、ムビチケカードは一般1,400円で小人は900円(価格はいずれも税込)となる。(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
2016年07月15日