6月27日、天皇陛下と雅子さまは日本学士院賞授賞式にご出席。そして、7月1日にも日米フルブライト交流計画70周年記念式典にお二人で出席された。東京都心で35度以上の猛暑日が続いた酷暑ウイークに、コロナ禍以降、初めて週に2つのご公務で外出された雅子さま。日本学士院賞の授賞式後には、受賞者から研究について説明を聞き、雅子さまは「どういうことで、この分野に興味を持たれたんですか」と身を乗り出されて質問を。また、日米間で学生や研究者を奨学生として相互派遣する留学奨学金制度「日米フルブライト交流計画」の70周年記念式典では、留学経験がある陛下と雅子さまは、若い人たちの国際交流に大きな期待を寄せられているようだった。これまで暑い夏がどちらかといえば苦手といわれてきた雅子さまだが、この2つのご公務では終始明るい表情をお見せだった。連日の猛暑にも、皇后としてのお務めを大切にする姿勢を示されていた。
2022年07月09日《いやー!遂に、発表できました!皆さんからの、たくさんの嬉しいコメント!ほんとに感謝です!》自身のTwitterでこのようにつづったのは寺脇康文(60)。10月から放送される人気ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)の新シーズンに、5代目相棒として寺脇が再登場することが発表された。今年3月には、歴代最多出演(138回・’15〜’22年)を記録した4代目相棒・反町隆史(48)が卒業。5代目を誰が演じるのか注目が集まっていたが、初代相棒が電撃復帰となった。「水谷豊さん(69)は近年、“2クールの撮影が体力的にきつい”とこぼすこともありました。 また、水谷さんが監督を務めた映画に、テレ朝は“3作まで”という約束で出資していましたが、その3作目が6月に公開され、テレ朝との関係も一区切り。寺脇さんを“最後の相棒”として、シリーズ終了の方向で話が進んでいます」(制作関係者)杉下右京の“終活”となりそうな新シーズン。寺脇の再登場は水谷の意向だったという。「最終章のタイミングで新キャストを相棒とすると“作品が中途半端になってしまう”と水谷さんは感じていたようです。そこで水谷さんが推したのが寺脇さん。自ら電話をかけ、ラブコールを送ったそうですよ」(テレビ朝日関係者)’00年に単発ドラマとしてスタートした『相棒』。寺脇はその初回から124回にわたって熱血漢・亀山薫役で出演し、水谷演じる右京と息ピッタリの掛け合いを見せていた。’08年に『相棒』を卒業した際には水谷との“不仲説”も噂されていたが……。「実際には不仲ということはなく、卒業は寺脇さんから申し出たんです」前出の制作関係者は、寺脇の卒業の真相について続ける。「当時寺脇さんは役者として成長するため、舞台中心の活動へ舵を切ろうとしていました。撮影に半年以上も拘束される『相棒』との両立が難しくなっていたのです」苦渋の決断で卒業を選択した寺脇。水谷は寺脇にエールを送っていたという。「水谷さんは“『相棒』にとどまらず、さまざまな役を演じるために羽ばたいてほしい”と寺脇さんに言葉をかけ、気持ちよく送り出したそうですよ」(前出・制作関係者)今回の寺脇の再起用の背景には22年前の“『相棒』誕生秘話”が関係しているのでは、と前出のテレビ朝日関係者は指摘する。「当時、寺脇さんはドラマに途切れることなく出演しており、バイプレーヤーとして活躍していました。ですが連ドラ主演経験はなかったんです。そこで、寺脇さんの演技力や芝居への熱意を評価していたプロデューサーが寺脇さんを主演にした“バディ作品”を考案。それが『相棒』の原点でした」近年の『相棒』は“水谷とその相棒の物語”というイメージが強いが、もともとは“寺脇主演”を想定していたというのだ。「同時期に水谷さん主演のドラマの企画があったことから、水谷さんが寺脇さんの相手役として『相棒』への出演が決まったのです。当時寺脇さんはオファーが相次いでいる時期でしたが、水谷さんのキャリアが考慮され、『相棒』はダブル主演となりました」(前出・テレビ朝日関係者)寺脇が主演の座を半分譲るようにしてスタートした『相棒』。実際に当初は水谷と寺脇が“同格扱い”だったと、テレビ誌ライターも言う。「初期の『相棒』には『警視庁ふたりだけの特命係』というサブタイトルが付いていました。最初は水谷さんと寺脇さん、どちらにもスポットを当てた作品だったのです」当時の水谷について、芸能関係者は次のように話す。「水谷さんは熱血教師役を演じた主演ドラマ『熱中時代』シリーズ(日本テレビ系、’78〜’81年)が大ヒットし、役者としての地位を不動のものにしました。ですが’90年代になると、連ドラ主演は『刑事貴族』シリーズ(日本テレビ系)のみ。作品になかなか恵まれない時期だったのです」ただ、撮影現場では寺脇が水谷を立てるようにしていたという。「寺脇さんが役者になったのは、水谷さんに憧れていたから。いわば師匠のような存在である水谷さんに対し、寺脇さんは常に敬意を持って接していました」(ドラマ関係者)結果的に水谷にとって久々の連ドラ主演となった『相棒』は好評を博し、シリーズは長期化した。「そもそも寺脇さんから始まった企画だったのだから、警視庁を退職し海外へ飛び立つという形で寺脇さんが作品から退場したときにドラマ自体が終了となってもおかしくなかったはず。それでもドラマは継続し、『相棒』のメインは完全に水谷さんへと譲られたのです」(前出・芸能関係者)『相棒』は、寺脇の存在があったからこそ水谷の代表作となったといえるだろう。「不遇の時代を過ごしていた水谷さんは、再びヒット作を出すきっかけを作ってくれた寺脇さんに感謝の思いがあるのでしょう。そういった恩返しの気持ちも込めて、寺脇さんを5代目として指名したのかもしれませんね」(前出・ドラマ関係者)14年ぶりの共演となるが、ツーカーの演技が期待できそうだ。「水谷さんが寺脇さんに5代目相棒の依頼で電話した後、2人で食事にも行ったそう。『相棒』の終結をどのように演じるか話し合ったようです」(前出・芸能関係者)再びタッグを組む右京&亀山。“22年前の原点”を礎に、どんな集大成を見せてくれるのだろうか。
2022年07月07日6月20日、日本芸術院賞授賞式に出席された雅子さま。初夏らしい白の装いで、受賞者と懇談された。皇后となられてからの装いを拝見すると、雅子さまは白がお好みのよう。ファッション評論家の石原裕子さんに、雅子さまの白の装いについて伺った。「日本芸術院賞授賞式のお召し物は、トランプ大統領夫妻の歓迎行事でもお召しになっていました。しかし、細やかなところに雅子さまのお心遣いが感じられます。元モデルのメラニア夫人のお迎えでは、アクセサリーを大粒パールのグラデーションネックレスにされるなど、小物でゴージャスさを演出されていますが、芸術院賞授賞式では控えめにされています。お会いになる方によって使い分けられているのです。また、白は最も高貴で皇后らしさを感じる色。“皇后として、身も心も清らかで純粋に”との思いが込められているように感じます」特に、蒸し暑い時期に白をお召しになることが増えた雅子さま。暑さを吹き飛ばす、爽やかな白コーデを振り返ります。【’19年5月27日】トランプ大統領夫妻の歓迎行事。ネックレスは芸術院賞授賞式のときよりもやや長く、豪華な雰囲気。【’19年6月17日】日本学士院賞授賞式にご臨席。ジャケットの襟、袖口にブレードを飾った華やかなセットアップ。お帽子のリボンにもブレードが。【’19年6月21日】ノーカラージャケットの丸襟に美しく沿う、パールのステーションネックレスを。優しい雰囲気の装いで港区の麻布保育園をご訪問。【’19年9月7日】秋田県で全国豊かな海づくり大会の絵画・習字優秀作品をご覧に。襟元や袖口、裾にフリルをあしらった女性的なジャケットで。【’19年9月24日】目黒区の高齢者センターへ。ノーカラーのツイード風ジャケットにややロング丈のフレアスカートを合わせられ、柔らかい印象を演出。【’21年9月6日】赤坂御所から皇居にお引っ越しの際はシャープなカッティングのセットアップを。ブローチとイヤリングはゴールドのものをお使いに。【’22年6月14日】沖縄本土復帰50周年記念特別展「公文書でたどる沖縄の日本復帰」に。パンツスーツに淡い色のスカーフを合わせカジュアルな装い。
2022年07月02日6月11日、雅子さまは皇居内の紅葉山御養蚕所で「初繭搔き」の作業に臨まれた。「わたあめみたい」蔟(まぶし)と呼ばれる、蚕がいる網から繭を取り出された雅子さま。この作業は6月8日に予定されていたが、雅子さまに腰の違和感があるとのことで、大事を取って延期されていた。雅子さまは紅葉山で4種類の蚕を飼われていて、今回は日本古来種「小石丸」の繭を手に取られている。御養蚕は、明治以降に歴代の皇后が担われていたお務めで、この日は天皇陛下と愛子さまも合流し、繭の収穫に加え「毛羽取り」や「繭切り」の作業をされている。今年、雅子さまが御養蚕の日程を延期されたのは、今回で2回目。前回の6月1日に行われた、蚕に桑の葉を与える「御給桑(ごきゅうそう)」も1日遅れで、ご一家で作業された。5月19日の御給桑にも陛下が参加されていて、今年のご養蚕の様子からは、ご一家で万全のご体調でない雅子さまを支えられていることが伝わってくる。ご家族のお支えの甲斐があったのか、6月14日には、天皇陛下と雅子さまがおそろいで国立公文書館をご訪問。沖縄復帰50周年記念の特別展「公文書でたどる沖縄の日本復帰」を見学され、1972年の本土復帰に関する公文書や資料を熱心にご覧になっていた。
2022年06月25日「仮面ライダー1号が帰ってきたように、相棒1号も帰って参ります!今、はやりの言葉にすると、『シン亀山薫』でございます!特命係を去って、サルウィンに渡った薫ちゃんが、どうやって戻ってくるのか!皆さん!楽しみに待っていてくださいね!」こうコメントを発表したのは、俳優の寺脇康文(60)。水谷豊(69)が主人公・杉下右京を演じる人気ドラマシリーズ『相棒』(テレビ朝日系)に“亀山薫”が帰還するのだ。23日、10月にスタートする同作のseason21で、寺脇演じる初代相棒・亀山薫が5代目の相棒としてカムバックすることが発表された。『相棒』は今年3月に放送されたseason20の最終回で、冠城亘役の反町隆史(48)が卒業したばかり。亘は歴代最長となる7シーズン、計125話にわたって右京の相棒を務めたため、卒業にあたり惜しむ声が後を絶たなかった。「寺脇さん演じる薫は’00年6月のプレシーズン第一話から登場した“元祖相棒”です。’02年10月に同作が連ドラ化してからも出演し、124話にわたって右京の相棒を務めました。その相棒歴は亘に次ぐ記録で、今なお根強い人気を誇ります。薫が最後に登場したのは’08年12月に放送されたseason7の第9話。南アジアにあるとされる架空の国・サルウィンに移住しました。それ以来、回想シーン以外で薫が作品に登場することはありませんでした」(テレビ局関係者)今回、14年の時を経て再会する右京と薫。論理的な右京と熱血漢の薫は、劇中でぶつかることもたびたびあった。そして2人を演じる寺脇と水谷にも、不仲説が取り沙汰されたことが――。「寺脇さんは水谷さんに憧れて芸能界を志したと言われるほどで、初代相棒として共演が実現した際はかつてない喜びようだったといいます。しかし、寺脇さんは情熱的な役作りをすることで知られており、『相棒』スタッフとの間で意見の相違が起きるように。そして、その影響からか次第に水谷さんとの関係もぎくしゃくするようになったそうです。’12年には一部で、寺脇さんが自ら降板を申し出たことが報じられていました」(テレビ局関係者)■スタッフとの関係悪化で結婚式も不参加さらに、寺脇は制作サイドとの間でも亀裂が生じていたという。「薫の移住には、実は制作側の『リアリティを追求したい』という都合が大きく影響していたんです。右京や薫の所属する特命係は窓際部署ですから、『薫の性格なら“このままでいいのか?”と思うはず』とスタッフが考えたそうです。しかし、寺脇さんは『薫は自分の分身』と話すほど、役に対して相当思い入れがありました。にもかかわらず、一方的に退くことになったわけですから、制作サイドに対して思うところがあったといいます」(制作関係者)そのため’12年10月、『相棒』に出演する川原和久(60)と二代目松本白鸚(79)の長女・松本紀保(50)の結婚披露宴が開催されたものの、寺脇の姿はそこになかったという。「会場には水谷さんや2代目相棒の及川光博さん(52)、3代目相棒の成宮寛貴さん(39)含め、『相棒』の関係者が勢ぞろいしていたのですが……。寺脇さんと川原さんは同学年ということもあり、気心の知れた仲。プライベートでも交流があるといいます。自分の都合で参加しなかったことを申し訳ないと思った寺脇さんは後日、川原さんご夫婦に改めてお祝いを贈ったそうです」(前出・制作関係者)不仲説が報じられてきた水谷と寺脇の再タッグが実現するということもあって、SNS上では喜ぶファンが相次いだ。《不仲説出て相棒引退したって噂信じてたからめっちゃ嬉しい》《相棒に寺脇康文が戻ってくるのか。離れた際には不仲説があったが、こうやって戻ってくるのはいいな。随分相棒を見ていないけど、また見ようかな》寺脇は、23日、Twitterで《いやー!遂に、発表できました!皆さんからの、たくさんの嬉しいコメント!ほんとに感謝です!「泣いちゃいました」なーんてコメント見ると、じんわりくるものがあります。皆さんに楽しんでもらえるよう、しっかり準備して、臨みます!》と投稿。紆余曲折を経ての薫役に、喜びもひとしおのようだ。
2022年06月24日現在、公開中の水谷豊が監督を務める作品第3弾『太陽とボレロ』より、プロオーケストラの演奏シーンがたっぷり含まれた本編の冒頭5分間の映像が公開となった。水谷は初監督作となる『TAP-THE LAST SHOW』(2017年)で、若者の青春群像とショービジネスの光と影を、脚本も手掛けた監督第2作『轢き逃げ 最高の最悪な日』(2019年)では不幸な事故が露わにする人間の心の奥底を映像に落とし込んだ。第3弾となる本作は“クラシックのオーケストラ”が題材。アマチュア交響楽団“弥生交響楽団”にまつわる、音楽を愛する普通の人々とその人間模様を描く。公開後、特に話題となっているのはまるでコンサートに行ったかのような大迫力の演奏シーン。本作は映画初主演となる檀れいが演じる花村理子が主宰する弥生交響楽団の演奏はもちろんのこと、本物のプロオーケストラによる演奏も体験できる贅沢な作品となっている。この度、弥生交響楽団のメンバーである、町田啓太演じる圭介と、森マリア演じるあかりが鑑賞するプロオーケストラの演奏シーンがたっぷり含まれた本編映像の冒頭5分間が公開。映像は、雄大な自然とまるで海外かと見間違うような美しい建築の描写からスタートし、物語の舞台である弥生市に実在するプロのオーケストラである、世界的指揮者・西本智実氏が率いるイルミナートフィルハーモニーオーケストラによる公演が映し出されている。また、アンコールの拍手が鳴り響く中、トイレから慌てて座席へ駆け込む圭介の可愛らしい姿も。演奏演目はジョルジュ・ビゼー作曲「アルルの女」より“ファランドール”。自分達の所属する弥生交響楽団の定期演奏会を前日に控えた、圭介とあかりのふたりが演奏に見惚れる姿も描かれ、まさに一緒にコンサートを鑑賞しているような感覚になる映像となっている。『太陽とボレロ』公開中
2022年06月23日2022年6月23日、テレビドラマシリーズ『相棒』(テレビ朝日系)のシーズン21が、同年10月にスタートすることが発表されました。水谷豊さんが演じる主人公の天才警部、杉下右京の五代目『相棒』に選ばれたのは…。【新相棒&新シーズン解禁✨】『相棒season21』放送決定‼️初代相棒 #亀山薫 ( #寺脇康文 )が再び右京の"相棒"薫が特命係を旅立ち約14年…どんな再会を果たすのか⁉️右京と薫の新章――相棒season2110月スタート毎週水曜よる9時"原点"を超えていく… #相棒 新たなステージ #5代目亀山薫 #aibou pic.twitter.com/rvviA91fs1 — 相棒 (@AibouNow) June 22, 2022 初代相棒、亀山薫!2000年から放送されている、刑事ドラマシリーズ、『相棒』。プレシーズンから、これまで4人の相棒を迎えてきましたが、今回のシーズン21で再び、寺脇康文さん演じる亀山薫を迎えることになりました。熱血漢である亀山薫は、冷静沈着な杉下右京と初めは衝突したものの、次第にその人柄を認められ、固い絆で結ばれた人物です。歴代の相棒の中でも人気の高いキャラクターの復帰に、ネット上では喜びの声が相次いでいます。・まさかの薫ちゃんだったよー!嬉しすぎ!・やっぱり右京さんの相棒は、薫ちゃんだよね。ずっと待ってました。・いやー最高!今から水曜日が楽しみすぎます。・ここで初代が帰ってくるとは。絶対見ます!また、初代相棒を迎えることについて、「ドラマのファイナルが近いという伏線かもしれない」と予想するコメントも寄せられていました。2008年に放送されたシーズン7の第9話で、亀山薫は刑事を退職。南アジアの小国・サルウィンに移住していましたが、新シーズンではどのような展開で刑事に復帰するのでしょうか。10月の放送開始が、待ちきれませんね![文・構成/grape編集部]
2022年06月23日担当者の説明にうなずきながら、沖縄返還にまつわる資料を真剣な表情でご覧になった天皇陛下と雅子さま。お二人が特別展「公文書でたどる沖縄の日本復帰」を鑑賞するために、国立公文書館に行かれたのは6月14日のことだった。雅子さまが同館を訪問されたことに、皇室担当記者は胸をなでおろしたという。「雅子さまの“腰のご不調”が大変心配だったからです。“腰の調子がよくない”という理由で、予定されていたご養蚕行事『初繭搔き』を取りやめられたのは6月8日のことでした。作業には腰をかがめる動作なども必要となりますので、それがご負担だったようです。雅子さまのご体調について、不良な体の部位が明確に公表されるのは大変珍しいことなのです」だが2日後の6月10日、宮内庁担当記者たちからの質問に、侍従次長はこのように答えるばかりだったという。「皇后陛下の腰のお痛みにつきましては、だいぶ落ち着かれたようです。ただ女性の体調に関わるお話ですので、どういった症状であるのかなどは、私のほうからお伺いすることは控えておりますので、詳しくはわかりません」ご不調の原因は明らかにされなかったのだ。さらに1週間後の16日になっても侍従次長は、「(皇后陛下の腰については)完全にお痛みがなくなったわけではないようです」と、コメントを……。前出の皇室担当記者が続ける。「実は4年前、’18年6月にも、当時皇太子妃だった雅子さまの“腰のお痛み”が公表されているのです。当時、東宮大夫は“車での移動をはじめ、立ったり座ったりする際にお痛みを伴う”と、説明していました。医師の診断は『腰椎ねんざ』。しかしこのときも原因は明らかにされず、東宮大夫は『お疲れもたまっていたと思うが、それが直結しているかはわからない』と、語っていました」“原因不明の腰の爆弾”を抱えられている雅子さま。腰や首の不調は、“皇后の職業病”とも言われているという。宮内庁関係者が解説する。「式典などで来賓席に一度座られたら、背筋を伸ばし身じろぎすることもできません。ずっと同じ姿勢を保つことは、腰や首にかなりご負担になっているはずです。また地方にお出かけになり、地元の人々とお話しになる際は、視線を相手に合わせるために、腰をかがめられています。皇后さまは東日本大震災の後に、避難所なども訪問されましたが、いつも床に膝をつけて、被災者と長時間にわたってお話しになっていました。さらに言えば、宮中祭祀も天皇陛下よりご負担が大きいといわれています。天皇陛下の正装は束帯、皇后さまは十二単をお召しになります。皇后さまの『おすべらかし』の御髪(おぐし)は首などに重圧がかかります。美智子さまも70代後半からは、お体への負担を考慮され、欠席されることも増えたのです」皇后になられて4年目、58歳の雅子さま。58歳というご年齢は“皇后の鬼門”なのかもしれない。「美智子さまが精神的なショックの積み重ねから、お倒れになったのが’93年10月、59歳のお誕生日のことでした。その後、しばらく声を出すことができない症状が続きました」(前出・皇室担当記者)■ストレスが腰痛を引き起こすケースも美智子さまが失声症を発症されたのは59歳だったが、58歳当時は被災地ご訪問などの過酷なスケジュールに疲弊し、またご自身への心ないバッシング記事に胸を痛めていらしたという。皇室ジャーナリストの渡邉みどりさんはこう語る。「バッシング報道は、皇室改革を進めてこられた美智子さまへ、保守派の反発が向かったことが原因だったといわれています」美智子さまが58歳といえば、皇后になられて4〜5年目。雅子さまも同様だが、一心不乱に邁進された心身のお疲れが蓄積してきた時期ということなのか。精神科医の香山リカさんは次のように語る。「雅子さまが腰に違和感を覚えられていると伺い、心配しております。実は整形外科の医師から受けたレクチャーによれば、腰の痛みの70%は原因がわからないというのです。さらに、原因不明の方の多くが、心因性によるのではないかとも指摘していました」確かに厚生労働省のHPでも、《ストレスが腰痛を引き起こすメカニズム》について詳細に説明されている。香山さんは、こう続ける。「60歳の手前である58歳ごろは、自分の人生を振り返り、やり残したこと、やれなかったことなどを思い出し、精神的な苦痛が生じやすい年齢といわれているのです」美智子さまが危機を乗り越えられたのは、長女・黒田清子さんの尽力も大きかったという。「清子さんが中心になって、御所に音楽家を招いて、美智子さまがお好きな作曲家のシベリウスの曲の演奏会を開かれるなど、お心安らかに過ごせるお時間を作ったのです」(前出・渡邉さん)すると雅子さまが現在の危機を脱するためにもご家族のサポートが必要となるのだろうか。「『初繭搔き』を取りやめられてから、3日後の6月11日、雅子さまは紅葉山御養蚕所に赴かれたのです。お痛みをこらえてのお務めを心配されたのでしょう。天皇陛下と愛子さまも合流され、作業をご一家で行われました。詳細は明らかにされていませんが、雅子さまが声を出して笑われる場面もあったと伺っています」(前出・宮内庁関係者)腰痛に悩まれる雅子さまにとって、陛下と愛子さまとお過ごしになるひとときが、何よりの癒しになっているのだろう。
2022年06月23日子どもから大人まで、日本中を夢中にさせ続けるアニメ『ドラゴンボール』シリーズ。前作から4年、待望の新作映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が現在、公開されている。そこで、孫悟空、悟飯、悟天の3役を演じる野沢雅子さんと、ピッコロ役の古川登志夫さんという超レジェンド声優のお二人に、今作の魅力をお話しいただきました!古川登志夫:ピッコロが作品に登場してから一番印象深いシークエンスは、悟飯に修行をつけるシーンです。そこから付き合いが始まり師弟関係を築いてきた二人が、今回の劇場版でフィーチャーされる。期せずしてお互いを補完し合っているものがあり、ここへきて共闘する姿が描かれることは、嬉しいですね。野沢雅子:悟飯くんはお勉強家で戦うのが嫌いだけど、悪は許せないんですよね。平和な世の中でみんなと暮らしたいというのが望みだからこそ、今回は戦う。彼にとってピッコロさんは、お父さんよりもお父さんですから。信じて、尊敬して、従っていく。すごくいい関係です。古川:理想の上司と部下の関係だと言う人もいますよね。命令はせず、ほっときながらも見守るスタンス。近年のピッコロは戦いの前線で活躍することは少なく、悟飯の家政婦のような立ち位置でさえあるけれど(笑)、そう描かれてきたのは、格闘戦士でありながら優しいというレンジの広い性格が魅力だからこそ。野沢:古川さんはピッコロさんにぴったりですよ。犬を2匹飼っていらっしゃるでしょう?毎日、散歩をしていたりと面倒見がよくて、優しい。その性格が演じる役にも全面に出ています。――美しい映像も見どころの一つ。古川:3Dのような立体感がありクオリティ高く仕上がっている気がします。芝居が負けないようにしないと。ドラマとバトルシーンのバランスが非常にいい点も今作の特質です。野沢:幸せな家庭生活があるけれど、扉を出ると徹底的に悪をやっつける。差をきっちりとつけました。――今作は、ピッコロの家が初めて登場することも話題に。古川:“家なんてあったんだ!”と思いました。庭付き一戸建てでね。野沢:いい家じゃない、ピッコロさんすごいじゃない!って(笑)。古川:鳥山(明)先生の遊び心なのかもしれませんね。――悟飯とピッコロのように、お二人のいい関係も長く続いている。古川:夏になるとマコさんがご自分で育てたゴーヤをくださるんです。野沢:毎年、5月に植えて。貰ってくださるから嬉しくって。古川:後輩ごときのために朝に採って、重いのに持ってきてくださって、本当に感動しますよ。しかもスーパーサイヤ人の作る野菜ですから、とりわけ価値があります。手軽にできるおひたしが美味しいんです。野沢:えー!知らなかった!古川:でも、長いこと一緒にやらせていただいていますが、表現者としての佇まいをマコさんから学ぶことが多いです。折に触れて、先輩の背中に励まされることもあり、全てがモチベーションに繋がっていますね。野沢:出会いって大切ですよね。私がツイていたなと思うのは、『ゲゲゲの鬼太郎』も『ドラボンボール』も全部、原作者の先生に選んでいただいたこと。全部オーディションで。古川:本当にすごいことですよ。金字塔的な作品ばかりやっていらして、しかも生涯現役を貫いている。自分もそうでありたいです。追いつくことはできないですが、目指すことはできますから。『ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー』孫悟空により壊滅させられた悪の組織・レッドリボン軍。だが、彼らの遺志を継いだ者たちが人造人間・ガンマ1号、2号を作り出し、ピッコロや悟飯を襲い始める。原作・脚本・キャラクターデザインは鳥山明。監督は児玉徹郎。全国の映画館で公開中。©バード・スタジオ/集英社©「2022ドラゴンボール超」製作委員会のざわ・まさこ10月25日生まれ、東京都出身。代表作に、『ドラゴンボール』シリーズ、『ど根性ガエル』のひろし、『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎、『銀河鉄道999』の星野鉄郎、『ONE PIECE』のDr.くれはなど。ふるかわ・としお7月16日生まれ、栃木県出身。代表作に、『機動戦士ガンダム』のカイ・シデン、『ゲゲゲの鬼太郎』(第6作)のねずみ男、『ONE PIECE』のエース、『ポプテピピック』のポプ子、『北斗の拳』のシンなど。※『anan』2022年6月22日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2022年06月21日6月5日、天皇陛下と雅子さまは滋賀県甲賀市で開催された「第72回全国植樹祭」にオンラインでご出席。昨年に続き、中継で式典会場のスクリーンに両陛下の様子が映し出された。今年は会場の参加者と同時に緑化への願いをこめてハンカチを振る演出があり、両陛下は、皇居・御所の玄関前に設けられたお席で黄色いハンカチをお振りになられた。ハンカチ一枚一枚には滋賀県の子どもたちが書いた、「滋賀県は特別な自然や生き物がたくさん」などのメッセージが。コロナ禍で予定されていた生徒全員の参加がかなわなかったため、県庁が植樹祭に関する一言をお願いしたのだという。さらに、両陛下は記念にスギなどの苗木をお植えになり、コウヤマキなどの種を蒔まかれた。式典後、滋賀県に運ばれて植えられる予定だ。また、3年ぶりに緑化啓発ポスターの展示をご覧になり、植樹祭の参加者たちともご懇談。コロナ禍で直接のご交流はできないが、地方ご公務のオンライン参加にも両陛下らしい工夫がなされているようだ。
2022年06月18日スキンケア商品「HARPCELL(ハープセル)」の販売を行う株式会社ハープコーポレーション(所在地:東京都港区、代表取締役:水谷 琴美)は、天然鍼(スピキュール)でリフトアップ、ハリ、ツヤ感を実感できる「HARP SPグロスエッセンス」の販売を、2022年5月より公式サイト( )にて開始いたしました。HARPCELL商品紹介先行予約販売として、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」にて2022年3月9日(水)~4月9日(土)にプロジェクトを実施し、516%達成しました。天然鍼配合!先端技術でも導入される“エクソソーム入り”美容液が誕生「Makuake(マクアケ)プロジェクトページ」: Makuakeプロジェクトページトップ■開発背景「HARPCELL(ハープセル)」は「美しく生まれ変わる~すべての人々を幸せに~」をコンセプトに、開発者が自身の美容経験から開発したスキンケアブランド。今回の美容液は「いつものケアにプラスするだけ」で、ハリ、ツヤなど「年齢とともに抱きがちな肌悩みをケア」することに着目し、国内工場で開発・製品化いたしました。美容液などをオンラインでご購入いただけます。HARPCELL公式サイト: HARPCELL美容液■特徴*最先端技術でも導入されるエクソソームの配合量が圧倒的!1mlに500億個超えエクソソームとは、最先端技術にも導入されている成分で、ハリ・透明感アップなど、年齢を感じさせない肌づくりをサポート、エイジングケアの行き届いた肌に導きます。エクソソームの効果は配合量によって異なりますが、「HARP SPグロスエッセンス」の成分は、ヒト脂肪幹細胞が作るエクソソームを1mlあたり500億個以上配合しています。*天然鍼(スピキュール)でリフトアップ、ハリ、ツヤ感を実感さらに肌へのアプローチをかけるのが「天然鍼(スピキュール)」です。海に生息する海綿生物から抽出した自然由来物質で、長さ約0.2mmと非常に小さく、無数の空洞が空いています。その中に配合した美容液成分が浸透しており、肌の角質層へと届けます。お肌に塗ると多少のチクッとした感触があり、その刺激から肌自身が補修しようと細胞を活性化し、ハリ・弾力アップなどの効果が期待できます。また、スピキュールはゆっくりと抜け落ちていきます。*3種のセラミド、NMN、CICA、ハピクロなど注目の高機能成分も配合肌悩みを多角的にケアするため、年齢と共に減少しがちなNMNや、韓国美容でも話題の肌荒れを防ぐCICAなど、効果的な成分をたっぷりと配合しました。なかでも「ハピクロ」は幸せのシンボル四つ葉のクローバーを原料にした美容成分で、肌の引き締めなどの作用があります。社会福祉施設で生産される原料を使用、不用部位の使用、トレーサビリティのある国産原料であるという点から、「SDGsな成分」としても注目されています。<製品概要>商品名 : HARP SPグロスエッセンス内容量 : 30mL原産国 : 日本成分 : 水、BG、グリセリン、メチルグルセス-10、ペンチレングリコール、ベタイン、ヒト脂肪由来幹細胞順化培養液、ヒト脂肪間質細胞エクソソーム、加水分解カイメン、ニコチンアミドモノヌクレオチド、シロツメクサエキス、ツボクサエキス、セラミドNP、セラミドAP、セラミドEOP、フィトスフィンゴシン、マデカッソシド、アシアチコシド、クダモノトケイソウ果実エキス、乳酸桿菌、マルトデキストリン、プラセンタエキス、ヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン、グリチルリチン酸2K、アラントイン、アルギニン、キサンタンガム、カルボマー、PEG-60水添ヒマシ油、フェノキシエタノール、ラベンダー油販売場所: ■会社概要商号 : 株式会社ハープコーポレーション代表者 : 代表取締役 水谷 琴美所在地 : 〒107-0062 東京都港区南青山6-7-15 ラヴォーグ南青山501設立 : 2019年1月事業内容: スキンケア商品販売、痩身エステサロン運営資本金 : 100万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月16日「ご成婚記念日だった6月9日の前日、雅子さまは予定されていたご養蚕行事『初繭掻き』を取りやめられました。宮内庁によれば、“腰に少し違和感がある”とのことでした。雅子さまのご体調について、不良な体の部位が明確に公表されるのは珍しいことです。当日は外務省の総合外交政策局長からの進講は受けられており、また『初繭掻き』も3日後の11日には無事に行われましたが、やはり心配ですね」そう語るのは、皇室担当記者。6月9日に29回目のご成婚記念日を迎えられた天皇皇后両陛下。実は、寿ぐべき日を目前にして漂った“不穏な空気”は、雅子さまのご体調不良ばかりではなかった。「6月1日に寬仁親王の著書『ひげの殿下日記』が出版され、静かに波紋を広げつつあるのです」(前出・皇室担当記者)昭和天皇の末弟・三笠宮崇仁親王(’16年に薨去)と百合子さまの長男として誕生された寬仁さま。ラジオDJとしても活躍されたり、アルコール依存症であることを公表されたりするなど、“異色の皇族”としても知られている。前出・皇室担当記者が続ける。「ざっくばらんなお人柄で、“ひげの殿下”と呼ばれ、国民からの人気も高かったのです。晩年は次々と発症したがんと闘い、’12年6月6日に薨去されました」没後10年となる今年6月6日に、十年式年祭の「墓所祭」が営まれたのだが……。「99歳となられた母・百合子さまをはじめ、長女・彬子さまや次女・瑶子さまらが参列されました。しかし、妃の信子さまのお姿はなかったのです。寬仁さまのご生前から信子さまとのご夫婦関係はよくなかったそうです。信子さまが寬仁さまのご看病にも消極的だったことから、彬子さまや瑶子さまとの確執を生んだとも報じられています」(前出・皇室担当記者)■皇位継承問題についても持論を展開されていた寬仁さま没後10年を機に出版された『ひげの殿下日記』(小学館)を監修されたのは彬子さま。「寬仁さまは会長を務めていた福祉団体『柏朋会』の会報にエッセイを執筆されていました。その内容は障害者福祉から、お嬢さまたちの育児、宮家職員との交流まで多岐にわたります。そうした寬仁さまが遺された文章をまとめたのが『ひげの殿下日記』なのです。ご本人いわく“身内の小冊子”ということで、かなり自由にかつユーモラスに執筆されていたのですが、“皇統の問題”についても、複数回にわたって記述されているのです」(前出・皇室担当記者)天皇陛下や皇族方が、公の場で政治的な発言をされることはほとんどなく、特に“男系を維持すべきか”“女性天皇を認めるべきか”といった、皇位継承問題についての発言は実に少なかった。だが寬仁さまは例外で、会報に寄せた文章でも男系男子による継承をはっきりと求められている。《二六六五年間の世界に類を見ない我が国固有の歴史と伝統を平成の御世でいとも簡単に変更して良いのかどうかです》(’05年9月30日付)《「女系」を認める事は、婿殿の血族をも認める事で、長いスパンで見れば、普通の家系図とそれ程変わらなくなります。その時人々が、神話時代の神武天皇以来、連綿と続く、「万世一系」が途切れた皇統を尊重してくれるか甚だ疑問です》(’10年6月30日付)前出・皇室担当記者によれば、「’05年、小泉純一郎首相(当時)の諮問機関『皇室典範に関する有識者会議』の議論により、女性・女系天皇容認論が社会的に盛り上がりを見せ始めていました。寬仁さまはその動きに危惧を抱かれていたのです。ほかにも《いつの日か、「天皇」はいらないという議論に迄発展するでしょう》と、書いていらっしゃいますが、“男系を維持し続けなければ支持を失って、皇室は滅びてしまう”と、予言されていたわけです。寬仁さまは、歴史上存在した一代限りの“女性天皇”については認められています。しかし多くの男系維持派は、“女性天皇誕生は女系天皇(母方にのみ天皇の血筋を引く天皇)につながる”として、支持していません。寬仁さまもご存命であれば“愛子さまを天皇に”という意見には“皇室消滅につながる可能性がある”として反対されたことでしょう」なぜこうした考えに至られたのか?寬仁さまにお話を伺ったこともある宮内庁関係者はこう語る。「寬仁さまご本人は『歴史学者の父・三笠宮も男系維持を主張しているから』と、おっしゃっていました。皇統の問題に関する皇族の“肉声”は大変貴重です。保守系の学者や政治家も“寬仁さまも男系男子による皇位継承を訴えられていた”と、いまも自分たちの主張のよりどころにしているのです」だが静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう言う。「126代の今上陛下までの系図が確定したのは明治以降のことです。初代の神武天皇も女神とされる天照大神の子孫です。また系図についても、神武天皇から何代目までかは実在しなかったという学説などがあり、万世一系で男系が維持され続けてきたという論拠も崩れ始めているのです。また私は、男系論者の一部が、愛子さまと旧宮家男系男子との結婚を、皇位継承問題の解決策として主張していることを危惧しています。男系を維持するために、愛子さまの人生を犠牲とするようなことは、国民の1人として絶対に避けるべきとも考えています」■天皇陛下には“人格否定発言”のご説明を求める手紙を昨年末に皇位継承をめぐる政府有識者会議の答申が出されたが、その柱の1つが“旧宮家の男系男子が養子として皇籍に復帰する”という案なのだ。寬仁さまも、男子皇族を絶やさないためとして、’05年の「柏朋会」の会報で男系論者の主張とかなり近い提案をされていた。(1)臣籍降下された元皇族の皇籍復帰。(2)現在の女性皇族(内親王)に養子を元皇族(男系)から取る事が出来る様に定め、その方に皇位継承権を与える。(3)元皇族に、廃絶になった宮家の祭祀を継承して戴き、再興する。こうした案について前出の宮内庁関係者は次のように語る。「政府有識者会議では、女性・女系天皇については答申がありませんでしたが、国民からは“愛子さまを将来の天皇陛下に”といった声も上がっているのが実情です。6月10日に発売された『文藝春秋』7月号にも、《「愛子天皇」を諦めない》と題した鼎談が掲載されていますが、そうした声を受けてのことだと思います」かつて寬仁さまが、皇太子時代の天皇陛下に苦言を呈されたことも話題になった。「’04年に天皇陛下が『雅子のキャリアや、そのことに基づいた雅子の人格を否定するような動きがあった』と発言されました。このご発言に対して寬仁さまは、詳しい説明を求める長文の手紙を書かれたのですが、期待したようなお返事はなかったそうです。のちにニューヨーク・タイムズの取材に対して、『皇太子からは“貴重な意見に感謝する”という返事しかなかった。こちらの求めに応じてくれたなら、少しは前に進めただろうに』と、陛下を責めるような発言をされています。またこの際も“いかなる犠牲を払っても男系を維持すべき”と持論を展開されました。“愛子さまを天皇に”という声が高まるいっぽうで、薨去されて10年を経た寬仁さまのお考えが、随想集として出版されたことで再注目されつつあることに、不思議な因縁を感じますね。男系維持派が寬仁さまのご主張を“皇室全体のご意見”と飛躍させて利用していく可能性も高いと思います。特に内親王と旧宮家男子との結婚を実現させようとする動きが加速することに対しては、天皇陛下や雅子さまも暗然たる思いを抱かれているのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
2022年06月14日「このコはよく食べますね」「こちらにも葉を置いたほうが食べやすいかも……」蚕たちが食べる桑の葉の置き方について相談される雅子さまと愛子さま。そしてお二人を、ほほ笑みながら見つめられる天皇陛下。天皇ご一家が、そんなかけがえのないひと時を過ごされたのは、6月1日午後のことだったという。皇室担当記者が次のように語る。「雅子さまが、皇居・紅葉山御養蚕所で取り組まれている養蚕の作業に、天皇陛下と愛子さまも参加されたのです。実は前日の5月31日に雅子さまが、蚕に餌となる桑の葉を与える『ご給桑』という作業を行われる予定になっていました。ご養蚕は明治以降、歴代皇后が受け継いできたお仕事です。天皇陛下の稲作とともに、皇室においては神事に近いお務めであり、雅子さまもとても熱心でいらっしゃいます。しかし雅子さまのご体調が思わしくなかったそうで、直前になっておとりやめに……。雅子さまが、事前に参加が発表された行事を欠席されるのは、最近では大変珍しいことですので、私たちも驚き、また宮内庁職員たちも心配していました」だが翌日の6月1日、体調が回復された雅子さまは、御養蚕所に赴かれたのだ。「天皇陛下と愛子さまも同行されたのは、雅子さまのお体を心配されたからかもしれません。愛子さまが御養蚕所で作業をお手伝いされるのは初めてのこと。詳しい経緯について宮内庁は明らかにしていません。しかし、ご家族3人で有意義で楽しい時間を過ごされたことは、記念日を目前に控えられた天皇陛下にとっても、“サプライズな出来事”となったことでしょう」’93年に結婚された天皇陛下と雅子さまは、6月9日に29回目のご結婚記念日をお迎えになる。お二人が出会われた当時、東宮侍従を務めていた竹元正美さんはこう語る。「’86年10月、スペインのエレナ王女が来日した際、東宮御所で歓待のためのお茶会が開かれたのです。エレナ王女と同年代の若い人も、ということで出席されたのが、外交官試験に合格したばかりだった“小和田雅子さん”でした」輝かしいキャリアを歩み始めた雅子さまが、お輿入れを決断されたのは、それから6年後の’92年。「皇室に入られることには、いろいろと不安や心配がおありでしょうけれども、雅子さんのことは僕が一生全力でお守りしますから」プロポーズのお言葉はあまりにも有名だ。そして陛下は、その誓いを守り続けてこられたのだ。■ご夫婦でのご公務を待ち望み続けられた天皇陛下天皇皇后両陛下の側近も務めたことがある元宮内庁関係者も感慨深げだった。「この30年の道のりはけっして平坦ではありませんでした。’03年12月に帯状疱疹で宮内庁病院に入院された後、翌年3月から雅子さまは、軽井沢にある小和田家の別荘で1カ月ほど静養されました。当時はまだ『適応障害』という診断が出る前で、このころがいちばん不安でおつらい時期だったと思います。そういった時期だからこそだったのでしょう。天皇陛下は多忙なご公務の合間を縫って、軽井沢に駆け付け、雅子さまに寄り添われたのです。また愛子さまが学習院初等科への登校に不安を感じられ、雅子さまが付き添われていたこともあります。そうしたときも天皇陛下は外では国民のために粛々とご公務に臨まれ、また東宮御所では、雅子さまと愛子さまを優しく支えていらしたのです」一時期は、雅子さまがご公務にほとんど出席されず、陛下の“単独ご公務”が続いた。元宮内庁関係者が続ける。「東京都内の式典でも、地方へのご訪問でも、陛下はいつも関係者に、このようにおっしゃっていました。『雅子も来たがっていましたが、今回は残念ながら……』『次の機会には、ぜひ雅子もいっしょに』こうしたお言葉は、お二人でのお出ましを願い出ていた式典の主催者らへのフォローという意味もありましたが、陛下の、“雅子さまとごいっしょに公務に臨みたい”という真摯なお気持ちの表れなのだと、私たちは感じていました」雅子さまとお二人でご公務に臨まれるとき、天皇陛下はとてもうれしそうにされているという。ある宮内庁関係者によれば“楽しいお気持ちが、お体全体から感じられる”のだという。「5月25日には、東京国立博物館で開催中の特別展『琉球』を、両陛下がご覧になりました。展覧会鑑賞などのために皇居からお二人で外出されるのは約2年3カ月ぶりのことで、このときも陛下のお気持ちが伝わってくるように思いました。展示物についてお二人が腰をかがめて、目を合わせながらお話しになるお姿、また説明担当者にそれぞれがタイミングよく質問される息の合ったお姿などからも、両陛下の仲むつまじいご様子が感じられました」■「次回は皇后を…」バイデン大統領への言葉に秘めたもの前出の元宮内庁関係者が明かした、「次はぜひ雅子も」と、お話しになっていたという陛下の“習慣”が、いまも変わらずに続いていることが最近判明した。「5月23日、天皇陛下はバイデン米国大統領と御所で会見されています。翌々日に、陛下に同行して特別展『琉球』を鑑賞することを決断されていたためか、雅子さまは接遇に参加されませんでしたが、会見では、雅子さまのことも話題に上ったのです。陛下が『皇后も高校・大学をアメリカで過ごし、たくさんよい思い出を持っています』と、お話しになりました。さらにボストン市郊外にあるベルモント・ハイスクールを卒業したことも明かされると、バイデン大統領は『それでは(皇后は)ボストンなまりの英語を話されるのですか?』と聞き返すなど、会話もさらに盛り上がったそうです。陛下としては、その場にいない雅子さまも、いっしょに会見に臨んでいるようなお気持ちだったのでしょうか。会見の最後には陛下が『次回は皇后を交えてお会いしたいです』と、挨拶されています。このやりとりを知ったとき、私は、あるエピソードを思い出しました……」(前出・宮内庁関係者)ご成婚後、天皇陛下と雅子さまは、忙しい日も朝食をともにすることを日課とされていた。しかし雅子さまが体調を崩されるようになり……。「雅子さまは、朝の起床も難しくなってしまったのです。それでも陛下は、テーブルの前で座ったまま、食事に手をつけることなく、静かに雅子さまをお待ちになっていました。ときには昼近くになったこともあったと聞いています。天皇陛下にとられて、雅子さまと“二人でいる”ということは、それだけ大切なことなのだと知りました。会見時の『次回は皇后を交えて』というご挨拶は、もちろんバイデン大統領に向けてのものなのですが、陛下にとっては『永遠に皇后と2人で』という誓いでもあったのでしょう。ご結婚記念日を前にした重要な会見の場での、そのお言葉は、雅子さまへの“再プロポーズ”ともいうべきものだと思います。雅子さまも、きっと感動されていたはずです」(前出・宮内庁関係者)コロナ禍も収束傾向にあり、両陛下のご公務も本格的に再始動しつつある。「国内では、今年10月から国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭が沖縄県で開催されます。雅子さまも25年ぶりの沖縄再訪に向け、意欲を燃やされています。また海外については、’20年に両陛下でイギリスを訪問される予定でしたが、コロナ禍のために実現しませんでした。これは宮内庁も“延期”という認識ですから、近いうちに再検討が始まると思います」(前出・皇室担当記者)6月9日からご結婚30年目に入られる天皇陛下と雅子さま。きっと絹糸のように美しく、しなやかな絆を紡がれ続けるに違いない。
2022年06月08日いつもイケメンに注目している、このコラムですが、今回はエレガントなたたずまいで魅了する、憧れの美女が登場! 水谷豊監督作品第3弾『太陽とボレロ』で満を持して映画初出演を務めた、檀れいさんにお話をうかがいました。「ワクワク感を抱きながら、現場に入っていました」【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 111『太陽とボレロ』は、長年活動を続けてきた、アマチュア交響楽団のラストコンサートを通して、人生讃歌を描いたエンターテインメント作品です。舞台となるのは、豊かな自然に恵まれた、とある地方都市。楽団主宰者の花村理子は、ラストコンサートを計画するなかで、それぞれの事情を抱えた、楽団をめぐる人々とのつながりを深めていきます。脚本、監督、出演の三役を担い、作品をアグレッシヴに牽引したのは、水谷豊監督。鮮烈な映画監督デビュー作『TAP -THE LAST SHOW-』(2017年)、前作『轢き逃げ-最高の最悪な日-』(2019年)での、オリジナリティあふれる世界観で人生の希望を照らしてきた天性のエンタテイナーです。水谷監督のオファーを受けて、主人公・理子を演じたのは、檀れいさん。観客の共感を呼ぶ等身大のヒロインを明るくチャーミングに演じきっています。そして、歌手、ミュージカル俳優としての活躍も目覚ましい石丸幹二さん、監督が熱視線を送る、若手注目株の町田啓太さん、映画初出演ながら、ヴァイオリンの腕を見込まれて、大抜擢された森マリアさんが出演。さらに、田口浩正さん、藤吉久美子さん、田中要次さん、六平直政さん、河相我聞さん、原田龍二さん、檀ふみさん、山中崇史さん、松金よね子さん、小市慢太郎さんら、幅広く、にぎやかなキャスティングで、味わい深いハーモニーを奏でています。コロナ禍で撮影が1年延期になった間も、楽団メンバー役の俳優陣は、楽器を猛特訓。吹き替えなしで、プロのオーケストラと『ボレロ』を演奏した、クライマックス・シーンは圧巻です。世界を舞台に活躍する指揮者・西本智実氏率いる、イルミナートフィルハーモニーオーケストラの美しい旋律が、映画をいっそう輝かせています。ーー水谷監督とご一緒して、いかがでしたか?檀さんご一緒させていただき、とても充実した撮影の日々を過ごしました。いただいた脚本を読んで、自分が想像していたものを飛び超える演出に驚かされたり、刺激を受けたり、感動したりしながら、撮影をしていましたね。私だけではなく、ほかの共演者のみなさまも自分が与えられた役割というものを、楽しんで演じていたと思います。私自身、現場へ行くのが楽しくて。今日はどういうシーンになるのかなというワクワク感を抱きながら、現場に入っていました。ーー水谷監督と初めてお会いしたときの印象を教えてください。檀さん水谷さんとは、テレビドラマ『相棒』(2010年放送の回)でゲスト出演した際に、初めてお会いしました。そのとき、私が緊張しないようにいろいろとコミュニケーションを取ってくださいました。その後、時代劇ドラマ『無用庵隠居修行』(2017年~)でもご一緒しましたが、水谷さんはいつも朗らかな笑顔で、若いスタッフさんひとりひとりにまで気を配っていらっしゃいました。若い方は特に緊張されるでしょうから、水谷さんにそのように接していただけると、うれしいですよね。人としての優しさにあふれた、素敵な大先輩だと思っています。ーー水谷監督は、本作の起用の理由について、何かおっしゃっていましたか?檀さん水谷監督は、あて書きではなく、それぞれ架空の人物をキャラクターに見立てて脚本を書くそうです。本作のPRのため、ふたりでインタビューを受けた際に、水谷監督は、脚本を書いていると、あるシーンで私の顔が浮かんだとおっしゃっていました。とはいえ、私のイメージが浮かんだから、すぐにオファーをしようとは思わなかったそうです。水谷監督は、「こちらがオファーをしても、檀さんには断る権利がある」と(笑)。「断られるとむなしいので、プロデューサーにも誰にも言わずに心に留めていた」とおっしゃっていました。ーー水谷監督はどのシーンで檀さんのお顔を思い浮かべたのでしょう。檀さんが鬼の形相でホテルから出てくるシーンがありますが、まさかあのシーンではないですよね?(笑)。檀さんあのシーンは、水谷監督と私の間では“白鳥の湖事件”と呼んでいるんですが、その事件の翌朝、朝のお散歩をしている犬と目が合って、気持ちが和むというシーンを書いているときに私の顔が浮かんだそうです。ーー花村理子をどのように演じたいと思いましたか?檀さん花村理子は、ひとりでいろんなことを抱えている、自分のことよりも人のために頑張っている女性ですが、苦しいとかつらいとか、そういう表情は見せたくないと思いました。ふとしたときに、限界を感じて涙がにじむ、それくらいで気持ちを抑えて、まわりのために奔走する女性でありたいと思いました。そのほうが、母親が彼女に言うセリフ「自分のために生きなさい」につながると思いました。私も頑張りすぎてしまうところがあるので、そこは彼女と似ているかもしれません。ーートランペット奏者を演じた、町田啓太さんの印象はいかがでしょう?檀さん町田啓太くんとは、今回、初めてご一緒させていただきましたが、すごく軽やかにユーモアあふれるお芝居をされる方だなと思いました。いで立ちはシュッとされていて、かっこよくてさわやかな方ですが、ユーモアをにじませながら、さらっと演じることができる。素敵な役者さんだなと思いました。ーー檀さんは、撮影のない日も現場を訪れたそうですね。檀さんスタッフも共演者も水谷監督が作る『太陽とボレロ』が大好きで。現場は笑顔とワクワクと刺激にあふれていました。クランクアップが近づくにつれ、あちらこちらから、“終わりたくない、まだやっていたい”という声が聞こえましたね。演奏される方々は何日かにかけて、クライマックスの演奏シーンを撮っていました。私は客席側でしたので、1日で演奏シーンの撮影が終わりましたが、ぜひみんなの撮影を見守りたい、この現場を離れたくないという気持ちで、差し入れをいっぱい買って、現場にお邪魔しました。ーー最後に、本作の見どころをお願いいたします。檀さんこの映画は見どころが満載です。クスっと笑えるお芝居が随所にちりばめられ、クラシックが好きな人も映画が好きな人も、幅広い世代の方々が楽しめるエンターテインメント性の高い作品です。ぜひ多くの方に観ていただきたいです。インタビューのこぼれ話インタビュー冒頭、遠目でもスターのオーラ全開の水谷監督が「よっ」という軽妙な挨拶とともに、間違って(!?)インタビュー現場に入るというサプライズが!水谷監督の明るさに触れ、檀れいさん、そして取材現場に居合わせた一同が笑顔になるひとときでした。Information映画『太陽とボレロ』6月3日(金)より全国公開出演:檀れい、石丸幹二、町田啓太、森マリア/田口浩正、永岡佑、梅舟惟永、木越明、高瀬哲朗、藤吉久美子、田中要次/六平直政、山中崇史、河相我聞、原田龍二、檀ふみ/水谷豊監督・脚本:水谷豊©2022「太陽とボレロ」製作委員会衣装協力:衣裳(LANVIN COLLECTION)、アクセサリー(NATURALI JEWELRY)写真・山本嵩文・田嶋真理 スタイリスト・髙橋正史(OTL)ヘアメイク・黒田啓蔵写真・山本嵩 文・田嶋真理 スタイリスト・髙橋正史(OTL) ヘアメイク・黒田啓蔵
2022年06月06日俳優として様々に活躍する水谷豊が監督を務めた映画の第3弾『太陽とボレロ』が6月3日に公開された。ある地方都市の市民交響楽団を舞台にし、主宰者の花村理子(檀れい)が楽団の歴史に幕を閉じる決断を迫られ、最後のコンサートのために奔走する姿を描く。個性豊かな楽団員が登場し、役者陣はみな吹き替えなしで演奏にも挑んだ。トランペット奏者・田ノ浦圭介を演じた町田啓太は、かねてより水谷監督と一緒に仕事をしたいと思っていたそうで、取材時にはツーショットチェキに水谷のサインを書いてもらうなど、まさかのファン心も爆発。今回は水谷監督と町田に同作についてインタビューした。○■キャスティングでは「迷いもなく」――水谷監督にお伺いします。今回、トランペット奏者の圭介が町田さんに決まったのはどういう理由だったのでしょうか?水谷:台本が出来上がってさて、この若いトランペット奏者を誰にしようかというキャスティングが始まった時に、資料の映像をいろいろ見せていただいて。同年代の方がずらっと並ぶ中で、迷いもなく啓太でした。町田:ありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しいです。水谷:もう、ピカイチでした。ちょっとユーモアのある役ですが、必ずできると確信しました。センスを持ち合わせているのを感じましたし、いざやってもらってみたら思った以上でした。非常にリズム感と感性がすごいです。町田:嬉しさしかないですし、もっと頑張れればと、気合いが入ります。僕は本当にいつか何かの形でご一緒できたらと思っていたので、こうして一緒にインタビューさせてもらうこと自体もとても嬉しいです。――演奏シーンも迫力があって印象的だったんですが、町田さんはトランペットに挑戦されていかがでしたか?町田:本当に試練でした。やっぱりちょっとやそっとじゃできることではないですし、そこに嘘が生じてしまうと観ている方のストレスになって、物語や音楽の素晴らしさが伝わらなくなってしまうので、自分も音楽を好きで愛しているというところに持っていかなければと、その分の練習をして、先生にもすごくお世話になりました。――音も自分で出されてたんですか?町田:現場で出したんですけど、申し訳なくなるぐらいの音だったかと……(笑)水谷:出せてましたよ!(笑)町田:本番では、ちょっと調子に乗ってしまいました(笑)――町田さんはダンスもされていて、リズム感などは生かせるところだったりしたんですか?町田:リズムに関しては「速取りの名人」と言われていたので(笑)。テンションが上がりすぎて、音よりも速く動いてしまうんです。今回はそれを必死に抑えながらやらせてもらいました。――水谷監督に対してはどのような印象でしたか?町田:いつかご一緒できたらと思っていましたし、ご本人の前で言うのは恐縮なんですけれども、本当に素敵な方だと思いました。俳優としてのインタビューなどを読ませていただいていた時から思っていましたし、実際にお会いしたらプロフェッショナルとユーモアがたっぷりで。この映画も品がある中にユーモアと優しさがあり、水谷さんを象徴している作品だと思いました。僕は、今のこの年齢でお会いできて本当に良かった。今後もずっと役者を続けたいと思っている中で、「こうなれたらいいな」という方に出会うことができました。○■理想の現場は「それぞれがリスペクトし合う」――水谷監督は俳優として確かなキャリアを築かれて来ましたが、映画監督としての醍醐味はどのようなところにありますか?水谷:映画監督って、やっぱり「作品の方向を決める」という責任があるんです。キャストもスタッフも、監督が言ったゴールへ向かうわけですから、向かう先が間違ってたら作品は失敗するわけですよね。ただ、いい方向が見えた時に、キャストやスタッフが一つになっていく様を見れるというのは、監督じゃないと味わえない醍醐味だなと思います。ですから、僕の笑い声が入ってNGになることもあります(笑)町田:水谷さんの笑い声が聞えてくると、安心します。「ああ、よかったんだ」って。水谷:それ、ほかの俳優さんにも言われたよ(笑)町田:できればもっと笑ってほしいと思ってしまうぐらいです。皆さん、絶対にそう思われてると思います。――今作では楽団をまとめる難しさも描かれていました。水谷監督も、映画の現場をまとめる際に気をつけられていることはありますか?水谷:スタッフもキャストもひとつの台本を読んで集まるんですね。感性の違う人たちが集まって、近い世界に向かおうとする。やはりどこかの分野で優れてる人たちが集まりますから、どういう世界なのかそれぞれに判断できて、面白いと思えばみんな熱量があがる。逆に「なんだかつまらないな」と思ったらエネルギーが向かなくなってくるでしょうね。だからみんなが面白いと感じる世界を示せるかに、かかってくると思っています。町田:今回、大先輩方もそう感じられていたと思います。最初からみんな「楽しい」と言っていて、作品の中でどんどん挑戦されている姿が刺激的でしたし、水谷さんが笑ってくださったり方向性を伝えてくださったりすることが本当に嬉しく、自信にもなりました。役者として貪欲になれる、素敵な空間の中で演じることができました。――映画監督のあり方も問われる昨今で、俳優・監督として思うことや、「こうありたい」という姿はありますか?水谷:撮影現場には基本的にスタッフが40人ほどいて、必要じゃない人はいないんです。全ての方が必要。よく言われる撮・照・録……撮影・照明・録音、さらには美術などもありますけど、それぞれの専門家が集まって、実際に形作ってくださる。実際にクリエイティブを担うのが彼らなので、僕が入れないところもあって、それぞれの仕事を見ているとすべて尊敬できます。僕がイメージを伝えると、それ以上のことをやってくださるわけです。作品ができる前に感動させてもらっています。自分ができないことをやってくれているわけだから、それぞれがリスペクトし合う現場が理想だと思っています。町田:おっしゃる通りだと思います。水谷さんの言葉を聞いて、「リスペクト心があれば、ハラスメントがなくなるかもしれない」と言われてるのは、間違いじゃないと思いました。水谷:絶対に自分ができないことをやってくれてるんだから、偉そうになりようがないよね。――ハラスメント防止の取り組みを「リスペクト・トレーニング」というくらいなので、水谷監督から「尊敬」という言葉が出てきて驚きました。水谷:僕は何よりも大切なのは、尊敬だと思ってるんです。友達も家族も、誰にでもそうだけど、実は自分の意識から信頼や尊敬にいたるわけじゃないですか。逆に疑おうとすればなんでも疑うようになってしまうし、相手の尊敬できるところを見つけるのが1番です。町田:それがあるべきというか、普通だという世界になってほしいし、楽しい世界であってほしいと改めて思いました。■町田啓太1990年7月4日群馬県出身。『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(20年)では、第106回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞などを受賞。近年の主な出演作に『SUPER RICH』(21年)などがある。NHK総合にて『漫画家イエナガの複雑社会を超定義』(毎週金曜23:15~)がレギュラー放送中。7月からスタートするフジテレビ系ドラマ『テッパチ!』では主演を務める。ヘアメイク/Kohey(HAKU)、スタイリスト/Eiji Ishikawa(TableRockStudio)■水谷豊1952年7月14日、北海道出身。代表作はドラマ『傷だらけの天使』(74年)、『熱中時代』(78年)、『相棒』シリーズ(00年~)など。映画では『青春の殺人者』(76年/キネマ旬報主演男優賞受賞)、『幸福』(81年)、『少年H』(13年)、『王妃の館』(15年)などがある。『TAP‐THE LAST SHOW‐』(17年)で初監督に挑み主演を務め、『轢き逃げ 最高の最悪な日』(19年)では監督と脚本を務めた。ヘアメイク/山北真佐美、スタイリスト/高橋正史
2022年06月05日映画『太陽とボレロ』(6月3日公開)の公開記念舞台挨拶が4日に都内で行われ、檀れい、石丸幹二、町田啓太、森マリア、田口浩正、藤吉久美子、田中要次、六平直政、原田龍二、河相我聞、永岡佑、高瀬哲朗、梅舟惟永、木越明、水谷豊監督が登場した。同作は水谷豊監督作の第3弾で、ある地方都市の市民交響楽団を舞台に、「音楽を愛する人々」と「音楽の素晴らしさ」を描いていく。主宰者である主人公の花村理子(檀れい)は18年間、個性豊かなメンバーとともに活動してきたが、楽団の経営は苦しく必死に奔走する理子だったが、ついに楽団の歴史に幕を閉じる決断を迫られる。そして、最後にして最高のコンサートがはじまる。俳優たちは吹き替えなしで演奏に挑み、自分が担当した楽器を持って登場した。トランペット奏者を演じた町田は「最初の方に『トランペットをちょっとやった』と、言っちゃったんですよね。水谷さんにも言っちゃったもんだから申し訳ないんですけど、小学校の鼓笛隊でピ〜と鳴らしてただけなんですよ。ほぼやってないのと一緒だったので、自分からハードル上げてしまって大変だったんです」と苦笑。「スタジオを借りてやったり、家でミュートをつけて、布団とかかぶりながら」と練習の日々を振り返った。また作品にちなみ「自身が経験した小さなミラクル」について聞かれると、町田は「雨が降ってて、撮影できないな、晴れないかなあ、待ってみようという状況もあったんですけど、監督が『ちょっと待ってて』とおっしゃってスッと目を閉じると、本当に止むんですよ」と明かす。森も「水谷監督は天気を操れる男とお聞きしました」と畳み掛け、水谷監督は爆笑。「でも、本当の話ですよ。たまったま起きるんですよ。たまたま起きること多いんですね。雨も呼べるんですよ」と自身の特殊能力について語った水谷監督だったが、「もうそこまでにしときます」と会場の笑いを誘っていた。
2022年06月04日5月25日、天皇陛下と雅子さまは上野の東京国立博物館を訪問し、沖縄復帰50年記念特別展「琉球」を鑑賞された。お二人での展覧会へのお出かけは2年3カ月ぶり。雅子さまのご様子からは、胸のときめきが伝わってくるようだった。雅子さまは、琉球王国時代の「銅鐘 旧首里城正殿鐘」に興味を持たれ、鐘に刻まれた「船で万国の津梁、いわば架け橋となって貿易を行い、国に宝物が満ちている」といった内容の銘文を、熱心にのぞき込んで読まれていた。さらに、鐘についた傷をご覧になり「やはり戦争の傷ですか」とご質問。戦争の爪痕についても気にかけていらした。コロナ禍の自粛ムードもようやく薄れつつあり、今後は両陛下でのお出ましも増えてくるに違いない。
2022年06月04日水谷豊が監督を務める作品第3弾『太陽とボレロ』が6月3日(金)より公開となる。この度、本作より新たなメイキング映像が公開された。水谷は初監督作となる『TAP-THE LAST SHOW』(2017年)で、若者の青春群像とショービジネスの光と影を、脚本も手掛けた監督第2作『轢き逃げ 最高の最悪な日』(2019年)では不幸な事故が露わにする人間の心の奥底を映像に落とし込んだ。第3弾となる本作は“クラシックのオーケストラ”が題材。アマチュア交響楽団“弥生交響楽団”にまつわる、音楽を愛する普通の人々とその人間模様を描く。解禁となったのは、吹き替え無しでプロのオーケストラと共演する演奏シーン撮影に向けて、一丸となり奮闘するキャスト陣の姿が映し出されたメイキング映像。弥生交響楽団トランペット奏者・田ノ浦圭介役を演じる町田啓太は「一生に1回なので思う存分楽しみたい」と、演奏シーンの撮影を前に少し緊張した面持ちを浮かべながらも笑顔で意気込む。続いてオーボエ奏者・牧田九里郎役の田口浩正による「先生たちのがすごい」、ホルン奏者・遠藤正道役の田中要次の「こんなでかいステージで」、コントラバス奏者・吉村益雄役の六平直政による「心臓が痛くなっちゃう」というコメントも。長年バイプレイヤーとしてキャリアを積んできた面々が圧倒されている様子や、プロのオーケストラの先生から熱い指導を受けているキャスト陣の姿も収められている。プロの先生からの熱い指導に答えるように真剣な眼差しで練習に打ち込んでいたキャスト陣。六平はさらに「1年間の練習の成果がでましたね」と語り、コロナ禍で撮影が延期になった間もそれぞれ積み重ねてきた練習の手応えを感じていた様だ。また、ラストシーンの撮影に挑む直前、ヴァイオリン奏者・宮園あかり役の森マリアは「ラストのボレロ、魂込めて頑張りたいと思います」と明るく、頼もしく意気込む。そんな森の想いも込められたモーリス・ラヴェル作曲「ボレロ」の演奏シーンの迫力は、本編での演奏シーンへの期待をさらに高めてくれるものとなっている。『太陽とボレロ』6月3日(金)より公開
2022年06月02日クラシックのオーケストラを題材とした水谷豊監督・脚本映画『太陽とボレロ』が来週6月3日(金)より公開。この度、公開に先駆けて、クセの強すぎる楽団員たちがBBQをする場面の写真がシネマカフェに到着した。檀れい演じる主人公・花村理子が主宰するある地方都市のアマチュア交響楽団「弥生交響楽団」。経営は苦しく、その歴史に幕を閉じる決断を迫られてしまう。今回到着した場面写真は、その楽団メンバーがBBQをしているシーン。しかし、楽しそうな雰囲気とは異なり、なにやらただならぬ空気が流れている。田ノ浦圭介(町田啓太)を中心に、楽団員が集まって何かを見つめているカットを始め、圭介と中西(永岡佑)が怪訝な表情を浮かべるカット。そして、与田清(原田龍二)と片岡辰雄(河相我聞)が指を差し合い、口論しているような場面や、川の中で互いに怒鳴り合い掴みかかろうとしている与田と片岡を止めているシーンも公開。一体、彼らの間に何が起こったのか、本編が気になる写真となっている。『太陽とボレロ』は6月3日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:太陽とボレロ 2022年6月3日より全国にて公開©2022「太陽とボレロ」製作委員会
2022年05月30日ぬくぐるみ工房(代表:濱津 雅子、所在地:東京都練馬区)は、オーガニックコットン100%に特化したぬいぐるみ、「オーガニックコットン 草木染め ベンガラ型染め トラのぬいぐるみ」を、2022年5月30日(月)に通販サイトで販売開始いたしました。トラのぬいぐるみ_Mサイズと子トラ『天然素材のぬいぐるみ ぬくぐるみ工房』通販サイト ぬくぐるみ工房の製品は、オーガニックコットン100%。染色にもこだわり、化学染料は使わずに天然の草木染めやベンガラ染めで表現しています。この度発売のトラのぬいぐるみは、柘榴(ざくろ)で草木染めをしたパイル生地に、ベンガラ泥染めの型染めで一つ一つ丁寧に模様を付け、作り上げたぬいぐるみです。【商品の特長】1. オーガニックコットン100%表側の生地だけでなく、縫い糸・刺繍糸・中わた・タグまで、全てオーガニックコットンです。農薬や化学肥料を使わずに丁寧に生産されたオーガニックコットン。人にも地球にもとても優しいぬいぐるみです。2. 天然の草木染めカラシがかった黄色い生地は、柘榴(ざくろ)で草木染めしたオーガニックコットンパイル。どこかほっとする、優しいあたたかな色合いが特徴です。3. 天然のベンガラで型染めしたトラ模様トラ模様は、パターンに合わせて型紙を彫り、刷毛で一つ一つ模様を摺りこんでベンガラ染めをしています。ベンガラとは土から取れる酸化鉄のことで旧石器時代から使われている最古の顔料です。4. 優しい仕様とデザインぬいぐるみのお顔はみんなにこにこ笑顔。目や口の刺繍も草木染めをした工房オリジナルの刺繍糸で一個一個丁寧に手刺繍をして仕上げています。5. 足の裏への名入れ刺繍別途、足の裏に名入れの刺繍ができます。原綿そのままや草木染めをした工房オリジナルの刺繍糸は優しくあたたかなお色。今年生まれた赤ちゃんや寅年の方へのプレゼントにもお勧めです。【商品の概要】商品名 : オーガニックコットン 草木染め ベンガラ型染め トラのぬいぐるみ販売開始日: 2022年5月30日(月)価格 : Mサイズ 10,450円(税込)子トラサイズ 7,700円(税込)名入れ刺繍は別途275円~(税込)素材 : 生地・縫い糸・刺繍糸・中わた・タグ全てオーガニックコットン100%サイズ : Mサイズ 高さ15.5cm 重さ約85g子トラサイズ 高さ約12cm 重さ約55gURL : Mサイズ 子トラサイズ ■工房の概要ぬくぐるみ工房では、皆様に毎日を気持ちよく、笑顔で過ごしていただけますようにと願いをこめて、一つ一つ丁寧にオーガニックコットン100%のぬいぐるみを作っています。屋号 : ぬくぐるみ工房代表者 : 濱津 雅子所在地 : 〒179-0083 東京都練馬区平和台1-18-13開業 : 2015年8月事業内容: オーガニックコットンのぬいぐるみ・雑貨・手作りキット・刺繍糸の製造販売URL : 【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】ぬくぐるみ工房E-Mail: info@nukugurumi.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月30日5月19日、雅子さまは赤十字社の記章をお付けになった白地に紺のアクセントのあるスーツをお召しになり、日本赤十字社名誉総裁として全国赤十字大会に出席された。毎年開催されるこの大会はコロナ禍で2年連続中止されており、皇后としては2度目のお務め。「お若いのにすごくしっかりしていますね」「そのフレッシュな新鮮さをこれからも武器にして頑張ってください」愛子さまと同学年という埼玉県青少年赤十字卒業生奉仕団の加藤緩凪さん(21)に、優しくお声がけされた雅子さま。式典には、名誉副総裁である紀子さま、信子さま、久子さまがご列席。’19年8月のフローレンス・ナイチンゲール記章授与式以来、雅子さまと妃殿下方が皇居以外のご公務でおそろいになった。そんな、雅子さま&妃殿下のファッションチェック!【雅子さま】赤十字大会では定番の白と紺の装い。襟や袖口、ポケットのフラップに薄いオーガンジーを使い、トレンドの透け感も取り入れられて。【紀子さま】ペパーミントグリーンの丸首のセットアップは、前合わせの特徴あるデザインがポイント。ベージュのバッグと靴で優しい雰囲気を。【信子さま】涼しげな素材の淡いブルーのセットアップにお帽子も共布で統一し、爽やかな印象。黒いバッグと靴で全体を引き締めた装い。【久子さま】大輪の菊を思わせる地紋の穏やかなグレーのスーツ。お帽子のレースとリボンが抜け感を演出。バッグとパンプスの黒使いもお見事。’19年5月に雅子さまが皇后となって初めて出席されたときには、式典の所作についてしっかり練習して臨まれたと伝えられていたが、今回の式典は3年ぶりでも少し余裕がある印象。雅子さまが自らお贈りになる有功章授与では、1人目はいささか緊張されていたご様子だった。それでも、続く12人の受章者には落ち着いて授与されていた。お帰りになる際にはお見送りに出ていた実践活動の報告者、出演者などに、明るい表情でお声がけされ、積極的に懇談された雅子さま。この2年間コロナ禍でできなかった国民との直接の交流に、皇后としてのあるべき姿を示され、充実したご様子だった。
2022年05月28日壇上には、白と紺のバイカラーのスーツを身にまとった雅子さま。日本赤十字社の名誉総裁として、13人の受章者代表に有功章を手渡されるそのご表情は明るく、生き生きとされていたーー。5月19日、明治神宮会館で全国赤十字大会が開催された。コロナ禍で’20年、’21年は中止となっていたため、今回が3年ぶりの開催。雅子さまにとって、天皇陛下とご一緒ではない“単独公務”も2年9カ月ぶりだった。宮内庁関係者も、ほっとした様子を見せた。「雅子さまは昨年11月から年明けにかけて体調を崩されていましたが、今回のご様子を拝見する限りでは、体調もかなり安定してきたのだと思います。ただ、外出を伴うご公務こそ増えてきましたが、海外ご訪問はまだ先のことになりそうです」’20年の初夏には両陛下がイギリスを訪問される予定だったが、コロナ禍により延期に。今年、海外訪問が再開される見通しは立っていない。「雅子さまご自身も、語学力や外務省時代の経験を生かした国際親善に取り組みたいという思いが強いのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)そんななか、5月13日に宮内庁がある計画を発表した。皇居・東御苑に、カフェを建設するというのだ。「大手休憩所」と仮称された施設は平屋を基本に一部2階建てで、床面積が3千平方メートルという大規模なもの。カフェのほか売店も併設され、屋上は眺望が楽しめるオープンテラスになる。皇居の歴史や皇室の活動を紹介するコーナーも設けられるという。完成は’25年(令和7年)度の予定だ。実は、皇室に代々受け継がれる美術品や宝物を管理・展示する三の丸尚蔵館も拡充される予定になっており、大手休憩所はその向かいに建設されるという。この計画に、皇室担当記者は驚きを隠さない。「皇居外苑の和田倉噴水公園にはスターバックスコーヒーがありますが、天皇ご一家のお住まいである皇居の中にカフェが設けられるのは初めてのことです。数年後のコロナ禍の収束を見据え、外国人観光客の来場を見込んでいるようですが、前例を守り、伝統を何より重視してきたこれまでの宮内庁の姿勢とは、まったく異なります。いったいどなたのお考えなのでしょうか……」■雅子さまが訴えていた「皇室の情報発信」元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんは「国内外を問わず、皇室への関心や理解を深めるきっかけになる、よい構想」と語る。「コロナ禍以前、東御苑の入園者数は増え続けていて、外国人観光客は4割を超えていました。三の丸尚蔵館には伊藤若冲の作品など、国宝や国宝級の品々がたくさんあるのですが、現在の建物では小さすぎました。外国人に対しても皇室や皇居、日本の文化財をアピールし、おもてなしするには、新しい施設が必要ということでしょう。もちろん、宮内庁が独断で行うことはなく、天皇陛下のご了承あっての話なのだと思います」一方、前出の宮内庁関係者は、雅子さまのお考えも反映されているのではないかと語る。「雅子さまは以前から、外国との相互理解を育む重要性を訴えていらっしゃいました。皇族数が減少し、海外訪問の機会も減っているなかで、新たな国際交流のあり方を模索されていたのです。’19年には224万人もの来園者数を記録した皇居・東御苑にカフェを設置して、日本人と外国人の交流の場を作る、そして皇室の役割や歴史について伝える場にするというアイデアは、雅子さまのお考えにも合致していると思います」雅子さまは’97年の誕生日会見で、世界の国々との関係について、次のように発言されていた。「世界の様々な問題や、また、将来にわたって人類にとっての問題となってくるような問題について、世界各国の人々が、手を携えて取り組んでいかなければならない時代にあると思いますので、そのためにも各国の人々との相互理解が進んでいくことが大切ではないかと思っております」そして、海外への情報発信の重要性についても言及されていた。「外国から日本に対して寄せられている関心も大変高いものがございますし、また、日本の皇室に対しても、関心が寄せられているというふうに感じる時もありますので、海外に向けても正しく情報が発信されて伝達されていくということも大切なのではないかというふうに感じます」ただ、雅子さまは’03年12月に体調を崩され、翌年には医師から適応障害と診断される。長い療養生活のなかでは、国際親善に携わる機会も限られていた。「皇后となられた’19年、米大統領だったトランプ氏とメラニア夫人や、フランスのマクロン大統領夫妻と、通訳なしで会話されるお姿は、国内外から絶賛されました。ようやく体調が上向いてきたなかでコロナ禍という新たな壁に直面された雅子さまですが、斬新なアイデアによる皇室改革で、再び国際親善を盛り上げたいとお考えになったのでしょう」(前出・宮内庁関係者)昨年9月に、天皇ご一家は赤坂御用地から皇居にお引っ越しされたばかり。その皇居に建てられる史上初の巨大カフェが、令和の“開かれた皇室”のシンボルとなるーー。
2022年05月26日水谷豊が監督を務める作品第3弾『太陽とボレロ』が6月3日(金)より公開となる。この度、本作より新たな場面写真が公開された。水谷は初監督作となる『TAP-THE LAST SHOW』(2017年)で、若者の青春群像とショービジネスの光と影を、脚本も手掛けた監督第2作『轢き逃げ 最高の最悪な日』(2019年)では不幸な事故が露わにする人間の心の奥底を映像に落とし込んだ。第3弾となる本作は“クラシックのオーケストラ”が題材。アマチュア交響楽団“弥生交響楽団”にまつわる、音楽を愛する普通の人々とその人間模様を描く。公開されたのは、町田啓太が演じるトランペット奏者・田ノ浦圭介と森マリアが演じるヴァイオリン奏者・宮園あかりの仲睦まじい様子が切り取られた場面写真だ。ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(2020年)、ドラマ『今際の国のアリス』(2020年)、大河ドラマ『青天を衝け』(2021年)、ドラマ『ダメな男じゃダメですか?』(2022年)など続々と話題作に出演し、若手注目株の最有力候補と名高い町田。彼が演じるアマチュア交響楽団のトランペット奏者・田ノ浦圭介は、石丸幹二演じる鶴間が経営する中古車販売店で働きながら交響楽団に所属。少し擦れたような発言をしながらも、音楽とひたむきに向き合う姿がなんとも憎めないチャーミングなキャラクターだ。一方の森は『ヤヌスの鏡』(2019年)やドラマ『24 JAPAN』(2020年)に出演し注目を集めたフレッシュな才能。彼女が演じるのは父を亡くし経済的な問題からプロになる夢を諦めやっとの思いで弥生交響楽団に入団、音楽に対して人一倍強い思いを持った宮園あかりである。圭介とあかりが向かい合うカフェのシーンは、満開のツツジが印象的。水谷豊監督によって色鮮やかに映し出される、幻想的なロケーションの数々も本作の見どころだ。またこのシーンは、弥生交響楽団のコンサートが間近に迫る中、プロのオーケストラを鑑賞し圧倒されてしまった圭介と、盛り上がるあかりの姿を描いたシーン。演奏を聞いた直後の圭介とあかりの表情の差が印象的に映し出されている。続いて、ホールで見つめ合う2人の姿や、解散を目前に控えた弥生交響楽団の今後について語り合う姿も。さらに、あかりが圭介に寄りかかっている姿を映し出したシーンも公開されている。『太陽とボレロ』6月3日(金)より公開
2022年05月24日水谷豊監督の最新映画『太陽とボレロ』(6月3日公開)の場面写真が24日、公開された。同作は水谷豊監督作の第3弾で、ある地方都市の市民交響楽団を舞台に、「音楽を愛する人々」と「音楽の素晴らしさ」を描いていく。主宰者である主人公の花村理子(檀れい)は18年間、個性豊かなメンバーとともに活動してきたが、楽団の経営は苦しく必死に奔走する理子だったが、ついに楽団の歴史に幕を閉じる決断を迫られる。そして、最後にして最高のコンサートがはじまる。この度解禁されたのは、トランペット奏者・田ノ浦圭介(町田啓太)と、ヴァイオリン奏者・宮園あかり(森マリア)の場面写真。圭介は鶴間(石丸幹二)が経営する中古車販売店で働きながら交響楽団にも所属し、少し擦れたような発言をしながらも、音楽とひたむきに向き合う姿がなんとも憎めないチャーミングなキャラクターで、あかりは父を亡くし経済的な問題からプロになる夢を諦めやっとの思いで弥生交響楽団に入団し、音楽に対して人一倍強い思いを持った、まっすぐで明るい女性となっている。場面写真ではそんな2人の仲睦まじい様子が切り取られ、満開のツツジが印象的な圭介とあかりが向かい合うカフェのシーンは、弥生交響楽団のコンサートが間近に迫る中、プロのオーケストラを鑑賞し圧倒されてしまった圭介と、盛り上がるあかりの姿を描いている。演奏を聞いた直後の圭介とあかりの表情の差が印象的に映し出された。続いて、ホールで見つめ合う2人の姿は、解散を目前に控えた弥生交響楽団の今後について語り合う姿が切り取られた。さらに、あかりが圭介に寄りかかっている姿を映し出したシーンも。常に前向きなあかりと少し弱気な圭介のユーモラスな掛け合いも本作の見どころの一つとなっている。(C)2022「太陽とボレロ」製作委員会
2022年05月24日水谷豊の監督作品第3弾『太陽とボレロ』が6月3日(金)より公開。その東京プレミアに、本作が映画初主演となった檀れいをはじめ、石丸幹二、町田啓太、森マリア、そして監督・脚本を務める水谷さんが登壇した。本イベントは、本作がオーケストラを題材にしていることにちなみ、縦2.4m×横7.2mの大型劇場パネルが設置された本物のコンサートホールさながらの会場で開催。檀さんらが次々に登壇すると、満員約500人の観客からの大きな拍手が送られた。まず、公開まで2週間を切った現在の気持ちを問われると、映画初主演の檀さんは「1人でも多くの方に見ていただきたいですし、可愛がっていただきたいです」と公開への期待をコメント。また、監督作品3作目となる水谷さんは「(コロナ禍での撮影延期を経て)今、作品が完成してここに立てていることが奇跡だと感じています」と本作にかけてきた想いを熱弁した。続いて、水谷組での撮影について檀さんは「(毎朝、水谷監督と全キャスト・スタッフで交わす)グータッチからいただくエネルギーは大きくて、今日も1日頑張るぞと思いました」とふり返る。町田さんも「こんな時間をすっと過ごせたらいいなと思うぐらい夢のような時間でした」と語り、水谷組の仲の良さを話すと、それを受けて水谷監督は「冗談だけど、どうしてそのことを現場で言ってくれなかったのか(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。さらに、吹き替えなしでの演奏シーンの撮影について、トランペット奏者・田ノ浦圭介役の町田さんは「小学校の鼓笛隊で少しだけ鳴らしたことがありまして、まさかまたトランペットと縁があるとは思いませんでした(笑)」と、はにかみながら答え、「1年以上、(家での練習では音が大きいため)布団をかぶったり、時にはマウスピースだけで練習していました」と苦労した練習の日々を語った。続く、ヴァイオリン奏者・宮園あかり役の森さんは「共通言語として“音楽”という話題があったので、他の現場よりも一体感が感じられました」と、音楽を通してキャスト一丸となっていった当初の様子を明かす。また、その練習の成果を目にした弥生交響楽団主宰者・花村理子役の檀さんは「花村理子としても檀れいとしてもうちの弥生交響楽団はほんとにすごいんだぞと叫びたいくらいみなさんカッコよかったです」と絶賛、理子を支える鶴間芳文役の石丸さんは「本当の意味でのブラボーの演奏を聞かせてもらって感激でした」と明かした。檀れい「この仕事が何よりも好きなこと」そして、弥生交響楽団のメンバーが音楽を愛するようにキャスト陣が「ずっと好きなもの」や「好きなこと」を問われると、檀さんは「やはりこの仕事です。表現すること、エンターテインメントの世界でお仕事することは何よりも好きなことです。どんなに大変でも苦しくてもそれ以上に好きという気持ちがあるのが1番いいと思います」と語る。水谷監督は「人って何だろうと思うことが原動力。いろんなことがあっても最後に必ずいいことがあると思って生活することが好きなことです」と回答し、長年エンターテインメント界を牽引してきた2人の答えに、ほかのキャストも真剣に耳を傾けていた。最後に、檀さんは「ユーモアあふれる作品なので存分に楽しんでいただけたらいいな」とコメント、水谷さんは「太陽とボレロがご覧になったどなたかにとって、1日幸せな気分で過ごせるようないい映画になってくれたらこんなに嬉しいことはありません」と公開に向けた意気込みを語っていた。『太陽とボレロ』は6月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:太陽とボレロ 2022年6月3日より全国にて公開©2022「太陽とボレロ」製作委員会
2022年05月24日6月3日(金)より公開となる水谷豊が監督を務める作品第3弾『太陽とボレロ』の東京プレミアが5月23日に実施された。このイベントには、本作が映画初主演の檀れい、石丸幹二、町田啓太、森マリア、監督・脚本を務める水谷豊が登壇。本作に対する思いを語った。アマチュア交響楽団“弥生交響楽団”にまつわる、音楽を愛する普通の人々とその人間模様を描くいた本作のイベントは、オーケストラを題材にしていることにちなみ縦2.4m×横7.2mの大型劇場パネルが設置された本物のコンサートホールさながらの会場で開催。まずはじめに、公開まで2週間を切った今の気持ちを問われると、映画初主演の檀は「1人でも多くの方に見ていただきたいですし、可愛がっていただきたいです」と公開への期待を語った。また、監督作品3作目となる水谷は「(コロナ禍での撮影延期を経て)今、作品が完成してここに立てていることが奇跡だと感じています」と本作にかけてきた思いを熱弁。続いて、水谷組での撮影について檀は「(毎朝、水谷監督と全キャスト・スタッフで交わす)グータッチからいただくエネルギーは大きくて、今日も1日頑張るぞと思いました」、町田は「こんな時間をすっと過ごせたらいいなと思うぐらい夢のような時間でした」と語り、水谷組の仲の良さが伝わる回答に会場は暖かい空気に。それを受けて水谷は「冗談だけど、どうしてそのことを現場で言ってくれなかったのか(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。さらに、吹き替え無しでの演奏シーンの撮影について、トランペット奏者・田ノ浦圭介役の町田は「小学校の鼓笛隊で少しだけ鳴らしたことがありまして、まさかまたトランペットと縁があるとは思いませんでした(笑)」と、はにかみながら答え、「1年以上、(家での練習では音が大きいため)布団をかぶったり、時にはマウスピースだけで練習していました」と苦労した練習の日々を明かした。ヴァイオリン奏者・宮園あかり役の森は「共通言語として“音楽”という話題があったので、他の現場よりも一体感が感じられました」と音楽を通してキャスト一丸となっていった当初の様子を懐かしそうに語った。また、その練習の成果を目にした弥生交響楽団主宰者・花村理子役の檀は「花村理子としても檀れいとしてもうちの弥生交響楽団はほんとにすごいんだぞと叫びたいくらいみなさんカッコよかったです」、花村理子を支える鶴間芳文役の石丸は「本当の意味でのブラボーの演奏を聞かせてもらって感激でした」とそれぞれに絶賛した。弥生交響楽団のメンバーが音楽を愛するようにキャスト陣が「ずっと好きなもの」や「好きなこと」を問われると、檀は「やはりこの仕事です。表現すること、エンターテインメントの世界でお仕事することは何よりも好きなことです。どんなに大変でも苦しくてもそれ以上に好きという気持ちがあるのが1番いいと思います」と語り、水谷は「人って何だろうと思うことが原動力。いろんなことがあっても最後に必ずいいことがあると思って生活することが好きなことです」と回答、長年エンターテインメント界を牽引してきたふたりの深い答えに、他キャストも真剣に耳を傾ける様子もみられた。最後に、檀は「ユーモアあふれる作品なので存分に楽しんでいただけたらいいなと思っています」、水谷は「『太陽とボレロ』がご覧になったどなたかにとって、1日幸せな気分で過ごせるようないい映画になってくれたらこんなに嬉しいことはありません」と公開に向けた意気込みを語り、集まった500人の観客の大きな拍手に包まれながらイベントは和やかに幕を閉じた。『太陽とボレロ』6月3日(金)より公開
2022年05月24日女優の森マリアが27日にデジタルフォト『resonance』(600円 ジュピマール)を発売する。「神戸美少女図鑑」の掲載をきっかけにスカウトされ、2018年に日本テレビ系ドラマ『Jr.選抜!標への道』で女優デビューを果たした森。水谷豊の監督作品第3弾で、檀れいが主演を務める映画『太陽とボレロ』(6月3日公開)への出演も決まっている。そんな彼女のデジタルフォトは、写真家・細居幸次郎氏が撮影を担当。「多くの可能性を秘めた被写体を、写真家、スタイリスト、メイク達との共同作業で写真に切り取り、その魅力を引き出していく」という思いのもと制作され、『resonance』というタイトルが付けられた。
2022年05月20日7月29日より上演される舞台『ゲゲゲの鬼太郎』のビジュアルや新たな配役が18日、発表された。1965年の『週刊少年マガジン』の連載にはじまり、漫画、アニメ、映画、小説、ドラマ、ゲームなど、半世紀以上にわたり多くの人に愛され続けている『ゲゲゲの鬼太郎』。登場する妖怪たちの多くは日本古来より伝承された存在で、作者である水木しげる氏が新たな解釈やデザインのアレンジを加えたことで妖怪そのものが広く周知されるようになり、日本の妖怪伝承において大きな影響を与えた作品とも言われている。水木しげる生誕100周年である2022年夏、東京・明治座と大阪・梅田芸術劇場メインホールにて舞台『ゲゲゲの鬼太郎』が上演される。主人公であるゲゲゲの鬼太郎役には、舞台『刀剣乱舞』シリーズや『MANKAI STAGEA3!』など、数多くの舞台に出演する俳優の荒牧慶彦。ねこ娘役には、アニメ『中二病でも恋がしたい!』、『スター☆トゥインクルプリキュア』など人気アニメに出演する声優アーティストの上坂すみれ、ねずみ男役は、芸人のみならず歌手や俳優としてもマルチに活躍中の藤井隆が務める。さらに俳優、声優、アーティストと活動の幅を広げる元宝塚歌劇団男役スターの七海ひろき、舞台『ハムレット』、『魔界転生』など、ドラマ・映画・CM と第一線で活躍する浅野ゆう子が出演。またミュージカル『刀剣乱舞』、『ブルーピリオド The Stage』など多数の話題作に出演している立花裕大、『大家さんと僕』で第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞し芸人、漫画家、俳優など多方面に活躍する矢部太郎(カラテカ)と個性豊かなキャストが集結する。このたびキービジュアルが公開。また、既に公開されている鬼太郎、ねこ娘、ねずみ男役以外のメインキャストの配役が発表され、浅野ゆう子は砂かけばばあ役、七海ひろきは天邪鬼-リン役、立花裕大は村人・タケル役、矢部太郎は子泣きじじい役を演じることが明らかになった。さらに、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』で目玉おやじの声を務める野沢雅子が同役で声の出演をすることが決定した。舞台『ゲゲゲの鬼太郎』は、東京・明治座にて7月29日~8月15日、大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて8月19日~8月28日に上演。(C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション (C)舞台「ゲゲゲの鬼太郎」製作委員会
2022年05月18日「日本赤十字社の名誉総裁をお務めの雅子さまにとって、全国赤十字大会への出席は非常に重みのあるご公務です。コロナ禍により2年連続で中止となっていた赤十字大会ですが、ようやく3年ぶりに開催されます」(皇室担当記者)5月19日、全国の赤十字会員やボランティアの代表を集め、功績のあった個人や団体を表彰する全国赤十字大会が開催される。雅子さまは5月9日には、天皇陛下とご一緒に日本赤十字社の社長と副社長と御所で面会し、説明を受けられた。皇室と赤十字社のつながりは深い。歴史学者で静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう語る。「歴代皇后は赤十字社の活動に積極的に関わってきました。明治天皇の后(きさき)であった昭憲皇太后は、国際赤十字に基金を下賜され、今日でも昭憲皇太后基金として世界のさまざまな地域で赤十字の活動に役立てられています。昭和天皇の后であった香淳皇后も、戦時中に各皇族妃とともに戦傷病者の慰問活動などを熱心に行いました。平成の時代には美智子さま、そして令和の時代には雅子さまが、その役割を引き継いでいるのです」この2年あまり、コロナ禍のため大会が中止となっただけでなく、外出を伴う公務も制限されていたが、その間も雅子さまは医療従事者に心を寄せられてきた。’20年11月、両陛下は全国4つの赤十字病院をオンラインでご視察。雅子さまは「皆様が力を尽くされていることに敬意を表します」と、コロナ禍と闘う医療関係者にねぎらいの言葉をかけられた。昨年12月の誕生日のご感想でも、国内外で新型コロナの治療法の研究などが進んでいることに触れ、《一歩ずつではあっても、我が国、そして世界の人々が着実にこの試練を乗り越えていくことができるよう願っています》とメッセージを記されていた。「雅子さまは日本赤十字社の名誉総裁として、とくに医療従事者をサポートしたいという思いは強かったのではないでしょうか。それだけでなく、雅子さまは並々ならぬ思いがあるようです。それは、女性皇族の団結を示したいという思いです」そう語るのは宮内庁関係者。今回の全国赤十字大会には、名誉副総裁をお務めの紀子さま、寬仁親王妃信子さま、高円宮妃久子さまもご出席の予定となっている。「雅子さまは今年5月で皇后となられて4年目に入りましたが、皇室の現状に危機感を抱かれているようです。コロナ禍で、国民とのふれあいの機会はほとんどなくなりました。皇居での一般参賀も、’20年の1月以来開かれていません。平成から令和への御代替わりという重要な時期に国民との接点が激減したことは大きな痛手でした。雅子さまは、妃殿下が勢ぞろいする全国赤十字大会をきっかけとして、女性皇族の力で現状を打破しようと呼びかけられているのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)■妃殿下方が一丸となり皇室の一体感を示す前出の小田部さんも「雅子さま自身も、お務めへの意気込みやご覚悟が高まっておられるのではないか」と語る。「会場に臨席されることは、長引くコロナ禍のなかで従事されてきた医療関係者などへの励みにもなるでしょう。そして、雅子さまのみならず、紀子さま、信子さま、久子さまが一丸となってご公務を担われるのは、皇室の一体感や安定感を国民に示すことになります」実は、妃殿下方は5月に入ってから、活動の幅を広げられている。久子さまは5月12日、女性の生活向上を目指すボランティア組織「国際ソロプチミスト東京―東」の設立50周年式典に出席された。紀子さまも同日、秋篠宮さまとご一緒に、地域の現場で献身的な医療活動に取り組む医師を顕彰する「日本医師会赤ひげ大賞」の表彰式に出席されている。さらに信子さまは5月9日、香川県の直島を訪れ「瀬戸内国際芸術祭」の作品を鑑賞された。これまで最小限に抑えられていた地方ご訪問も、再開する方向に舵が切られたのだ。「平成の初めの数年、上皇陛下と美智子さまはなるべく早く全都道府県を回ろうと、5泊6日で4県を巡るといった過密日程の地方ご訪問を何度もなさいました。そうやって“国民とともにある皇室”を目指されたのです。しかし、天皇陛下と雅子さまの場合は即位関連儀式を終えた矢先にコロナ禍となってしまいました。そうした苦境を乗り越えるためにも、オンラインの活用だけでなく感染対策のもと地方への訪問を増やしていくことも不可欠です。雅子さまは妃殿下方にも、ご公務への出席、そして国民と触れ合う機会を増やしていくことを呼びかけられているのではないでしょうか。これまで、控えめな印象もあった雅子さまですが、令和の皇室を団結させるべくリーダーシップを示されるご覚悟なのです」(前出・宮内庁関係者)雅子さまのリーダーシップのもと女性皇族が輝くことで、令和の皇室はさらに国民に支持されていくだろう。
2022年05月17日帯状疱疹(たいじょうほうしん)は皇后雅子さまが40歳直前に発症された病気であり、コロナ禍の生活様式の変化により、最近発症する人が増えているそうです。どの年齢でも起こりますが50代以降に多く、治療が遅れると完治に時間がかかり、顔面麻痺や帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんごしんけいつう)などの後遺症をもたらしやすくなる、実はかなり怖い病気とのこと。今回は私の体験をご紹介します。出張中に突然左下半身にビリッと激痛が!海外生活も20年を過ぎた47歳のとき、管理職として毎日非常にストレスの多い日々を過ごしていたある日のこと。出張先で会議中に突然、左大腿部の内側にビリッとした激痛を感じました。その夜は痛みが腰まで広がり、激痛と皮膚の腫れのため、ほとんど眠れませんでした。以前、地方への出張時に虫に刺されて足が腫れたことがあったので、今回も虫に刺されたのかなと思いましたが、応急処置として市販の痛み止めを飲み、なんとか翌日の仕事をこなし夜遅くに出張から帰宅しました。仕事を終えてようやく病院に行ったのは翌日の夕方、痛みが出現してから3日目でした。信頼できる医療機関の数が限られていて、仕事場からも自宅からも病院が遠いため、受診するのが遅れました。自分で症状をネット検索したときには、腰痛や神経痛の可能性が高いと思い、まあ急ぎではないだろうと自己判断し、病院に行くのが遅くなってしまったのです。 診療に来るのが遅いと医師に叱られた理由病院で診察を受けると、ほぼ即決で帯状疱疹ですと医師に診断されました。「帯状疱疹は症状が出たら早期に治療してウイルスの増殖や痛みを抑えることが大切な病気です。症状が出てからすぐに病院に来ていれば、抗ウイルス薬で治療ができたのだけれど、痛みを感じてからもう3日目だから抗ウイルス薬の効果は低くなってしまいます。後日、帯状疱疹後神経痛になる可能性が高いですよ。なぜ早く来なかったのですか?」と医師に叱られてしまいました。医師によると、私のように夜も眠れないほど強い痛みがあったり、皮膚症状が重症な人は、神経痛が残る可能性が高いため、とにかく早く帯状疱疹を発見・治療する必要があるそうです。発症する部位で多いのは胸から背中にかけての上半身ですが、顔面、特に目の周辺に発症すると、角膜炎や難聴、まれに髄膜炎などの重篤な合併症になることもあり、耳の周辺の場合は顔面神経が麻痺する場合もあるそうです。痛みの箇所によって、腰痛、五十肩、歯痛などと勘違いして受診される方がいるそうですが、私の場合は大腿部内側から腰の痛みでした。腰痛や大腿部の痛みはこれまでに経験したことのある痛みであったため、間違えた自己判断による受診の遅れにつながりました。帯状疱疹ウイルスにはストレスが大敵!水疱瘡(みずぼうそう)にかかると、その後もウイルスが体内に潜伏し、疲れやストレスなどによって免疫力が落ちることにより、帯状疱疹を発症するそうです。私が水疱瘡にかかったのは2歳前だったので、実に45年間もウイルスが体内に潜んでいたことになります。帯状疱疹を発症した当時は、夫の単身赴任が始まり、職場での人員削減のため部下のリストラ、部下の汚職が発覚しその対応に追われるなど、ストレスがピークの状態のまま、睡眠時間はいつも5時間以内という生活でした。帯状疱疹後神経痛が原因と思われる痛みがその後、年に1回程度、帯状疱疹後神経痛が原因と考えられる首、肩や腰の痛みがあり通院していますが、別件で休職してからは睡眠時間も増え格段に免疫力が回復しました。私の場合、帯状疱疹という病気に関する知識がなかったため、免疫力が低下している自覚はあったものの、ストレスの多い生活が続き事前に予防することができませんでした。まとめ体の痛みは片側のみで、かつ発疹もあるという、帯状疱疹の典型的な特徴を知っていれば、すぐに病院で治療を受けていたと思います。この体験により、体が伝えている病気のサインを見逃さず、免疫力を高める生活を心掛け、自己判断せずに早めに診察を受けるようにしていくということを痛みを持って学びました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。イラスト/サトウユカ著者/kurisato(49歳)中学生と小学生の2児の母。これまで20年以上海外で仕事をしてきたが、数年前より自分の体と向き合いながらストレスの少ない働き方や生き方を模索する毎日。
2022年05月17日