イーサン・ホークが知られざる孤高の天才ニコラ・テスラを演じる『テスラ エジソンが恐れた天才』が、3月26日(金)より公開。この度、100年前の人物ながら“PCで検索する”シーンや、イーサンの怪演ぶりをとらえた場面写真が解禁された。■100年以上前なのに、PCで検索する演出!?劇中では、物語の解説として、テスラに好意とシンパシーを抱くJ・P・モルガンの娘アン(イヴ・ヒューソン)がPCで時代背景を検索して紹介するシーンが出てくる。これは、テスラの考えの中ではすでにPCや携帯電話が予見されていたと想像し、劇中に登場させたもの。また書き割りを多用することによって、才能がありながらも浮世離れしたテスラの浮遊するような心象風景を演出。偉人の半生を追うだけではなく、かつて観たことがない作品に仕上がっている。■イーサン・ホークの狂演、監督と3度目のタッグ!イーサン演じるニコラ・テスラは、人とのコミュニケーションがあまり得意ではなく、才能はあるが上手く世渡りができず、破滅していく。そんな彼の焦燥感溢れる場面写真が解禁。イーサンの卓越した演技が、『ハムレット』『アナーキー』に続く3度目のタッグで全幅の信頼をおくマイケル・アルメレイダ監督により最大限に引き出されている。■海外の不思議なマーケティングにも注目!海外のマーケティングもユニークなものだった本作。デザイナー、ダナ・キャランのN.Y.の自宅でプレミアスクリーニングを開催し、出演のカイル・マクラクランほか、ヒュー・ジャックマン夫妻も参加し話題になった。また、海外のポスターでは、コンセントのアイコンをもじったユニークなポスターを制作し、「IndieWire」が選ぶ2020年ベスト25の作品の1つにも選ばれている。■知られざる、ニコラ・テスラの半生にコメント続々茂木健一郎(脳科学者)世紀の天才の人生を、きらめく独創的で描く孤高のドラマ。テスラが映画を撮ったら、こんな作品になったろう。荒俣宏(作家)アメリカン・ユーモア風にいえば、電子時代に生きる現代人じゃないと理解してやれない「100年早すぎた天才」の葛藤ドラマだ。ラジオがまだ生まれたての時に、すでにインターネットを構想していたようなトンデモない男を描くなら、同時代にはありえなかった20世紀音楽や超常的な脚本が必要だったに決まっている。これでテスラの肉声が聞こえたよ!『テスラ エジソンが恐れた天才』は3月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:テスラ エジソンが恐れた天才 2021年3月26日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© Nikola Productions, Inc. 2020
2021年03月18日ロカルノ国際映画祭で2部門受賞を果たした、未知の映像美と残酷な現実が犬の世界へと誘うドキュメンタリー映画『犬は歌わない』(原題:Space Dogs)が、6月に日本公開決定。併せてポスタービジュアル、メイン写真が到着した。宇宙犬として有名なライカは、かつてモスクワの街角を縄張りにする野良犬だった。東西冷戦の時代、宇宙開発に借り出された彼女は宇宙空間に出た初の生物であり、初の犠牲者となった。時は過ぎ、モスクワの犬たちは今日も苛酷な現実を生き抜いていた。そして街にはこんな都市伝説が生まれていた。ライカは霊として地球に戻り、彼女の子孫たちと共に街角をさまよっている――。本作では、宇宙開発、エゴ、理不尽な暴力、犬を取り巻くこの社会を、ソ連の宇宙開発計画のアーカイブと地上の犬目線で撮影された映像によって描き出す。宇宙犬=スぺース・ドッグとは、1950年代、ソビエト連邦は宇宙開発に向けて様々な実験を繰り返していた。その中の一つがスペース・ドッグ計画。人間の宇宙飛行が可能か検証するために数十回に渡り、犬を宇宙空間へと送った。1957年、世界初の“宇宙飛行犬”として本作の主人公の1匹でもあるライカは人工衛星「スプートニク2号」に乗り込んだ。彼女は地球生まれの生物として初の軌道飛行を達成したが、生きて戻ることはなかった。死因については諸説あり、打ち上げ後のストレスと高熱が最も有力とされている。ライカとスプートニクに関して数多の学術的検証がなされ、また、この宇宙犬をモチーフとした物語が世界各国で生み出されることとなった――。監督はオーストリア出身のエルザ・クレムザー、ドイツ出身のレヴィン・ペーターが共同で務めた。2人が設立したウィーンを拠点とする制作会社「RAUMZEITFILM」がプロデュースし、ロカルノ国際映画祭にてヤング審査員特別賞とフィルムメーカーズ・オブ・ザ・プレゼント部門ISPEC 特別賞、オーストリア・ヴィエンナ-レ2019最優秀オーストリア映画賞を受賞。ドイツ・ドック ライプツィヒ2019入選ほか世界各国の映画祭にて評価を得ている。『犬は歌わない』は6月より東京・シアター・イメージフォーラムほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:犬は歌わない 2021年6月より東京・シアター・イメージフォーラムほか全国にて公開©Raumzeitfilm
2021年03月18日2009年、アフガニスタン山奥の前哨基地で繰り広げられた実話を描いたリアル・ミリタリー・アクション超大作『アウトポスト』から、本編映像が解禁となった。今回解禁されたのは、スコット・イーストウッド演じるロメシャ軍曹が弱点だらけの前哨基地を語るシーン。パトロールでいつもは見上げている崖に登り、普段自分たちがいる基地を見下ろす兵士たち。改めてその圧倒的な立地の悪さを痛感するロメシャ軍曹は、「何見てるんです?」という部下からの問いに、険しい表情で「敵の見る景色」「我々の死体」と答える。敵目線に立ち、基地が陥落するまでの作戦を事細かに部下に説明するロメシャ軍曹。「敵を止める方法は?」との質問には真顔で「止められない」と答え、「キーティング前哨基地はそんな場所だ」と顔をしかめる。ここからまさにロメシャ軍曹が予想したような壮絶な攻撃をタリバン兵から受けることになる米軍兵たち。果たして彼らは生き残ることができるのか。続きを確かめたくなる本編映像に仕上がっている。『アウトポスト』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アウトポスト 2021年3月12日より新宿バルト9ほか全国にて公開
2021年03月17日ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて2022年配信の最新映画『ピーター・パン&ウェンディ』(原題)の撮影が、カナダ・バンクーバーにて開始された。ジュード・ロウが主演、『ピートと秘密の友達』のデヴィッド・ロウリーが監督を務める。本作は、ジェームズ・M・バリーによる小説「ピーター・パンとウェンディ」に基づきながら、1953年公開のディズニー・アニメーション映画『ピーター・パン』にインスピレーションを受けて生まれた普遍的な物語。ある少女が寄宿学校への入学を希望する両親に逆い、2人の弟たちと一緒にネバーランドへと旅に出る。大人になりたくない少年、小さな妖精、いじわるな海賊の船長に出会いながら、家族や、温かい家から遠くはなれ場所で、ワクワクとドキドキに溢れた冒険が描かれる。主演は、フック船長を演じる『ファンタスティック・ビースト』シリーズのジュード・ロウ。ティンカー・ベル役にドラマ「Grown-ish」(原題)に出演するヤラ・シャヒディ、ウェンディ役にはミラ・ジョヴォヴィッチとポール・W・S・アンダーソン監督の娘で『ブラック・ウィドウ』にも出演するエヴァー・アンダーソン、そしてピーター・パンはアレクサンダー・モロニーと、大物と注目の若手キャストが集結。また、ウェンディたちの両親ダーリング夫人は「ハウス・オブ・カード」「ロスト・イン・スペース」のモリー・パーカー、ダーリン氏を『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のアラン・テュディックが演じる。監督のデヴィッド・ロウリーは、製作にあたり、「ピーター・パンは長い間私のお気に入りの物語の1つでした。これは、私が常に成長に抵抗してきたこともありますが、J.Mバリーの原作が、心のこもった、好奇心、冒険、想像力に溢れた色褪せない名作だからです。また、象徴的なキャラクターを新しい世代のために再定義する機会を得ることができてとても嬉しく、そしてまた、並外れたキャストとクルーでお届けできることに興奮しています」と、喜びのコメントを寄せている。『ピーター・パン&ウェンディ』(原題)は2022年、ディズニープラスにて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2021年03月17日『大統領の料理人』『偉大なるマルグリット』のフランスの名優カトリーヌ・フロが主演する『ローズメイカー 奇跡のバラ』から、予告編とポスタービジュアルがどこの国よりも早く日本で解禁となった。倒産寸前のバラ園を経営するエヴ、助手のヴェラが何とか立て直そうと、職業訓練所から全くの素人である前科者のフレッド、定職に就けないサミール、異様に内気なナデージュを雇うが…。この度、世界最速で解禁となった予告編では、主人公のエヴ(カトリーヌ・フロ)が、「チクショー!」と倒産寸前のバラ園の危機に頭を抱えるシーンから始まる。孤立奮闘中のエヴの前に現れたのは、なんと職業訓練所から派遣された3人。刑務所に入っていたフレッドからは「ババア」と呼ばれ、3人に任せていたビニールハウスのバラは枯れて果て、ますます窮地に追い込まれるエヴ。そんな彼女が閃いたのは、世界にひとつだけのバラを創るという挑戦だった!同時に解禁となったポスタービジュアルでは、愛すべき“はみだし者たち”が揃ってバラ園に佇み、堂々と笑みを浮かべるエヴに対して、不安げな3人の姿が印象的なデザインとなっている。人生につまずいた者たちが“咲かせる未来”とは?色とりどりのバラに包まれ、胸がすく逆転サクセスストーリーを期待させる予告編とメインビジュアルとなっている。『ローズメイカー 奇跡のバラ』は5月28日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ローズメイカー奇跡のバラ 2021年5月28日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2020 LA FINE FLEUR ‒ ESTRELLA PRODUCTIONS ‒ FRANCE 3 CINÉMA ‒ AUVERGNE-RHÔNE-ALPES CINÉMA
2021年03月17日人生のきらめきを見つける物語を描くファンタジー・アドベンチャー『ソウルフル・ワールド』のデジタル配信とMovieNEXのリリースが決定した。『インサイド・ヘッド』『カールじいさんの空飛ぶ家』でアカデミー賞を受賞したピート・ドクターが監督した本作は、生まれる前に「どんな自分になるか」を決める “魂<ソウル>の世界”を舞台にした物語。ソウルたちは、自分を輝かせてくれる“人生のきらめき”を見つけることで初めて人間の世界に生まれるのだが、中には、やりたいことを見つけられず、人間に生まれたくないソウルも…。そんなソウルの22番とあることがきっかけでソウルの世界に迷い込んでしまった音楽教師のジョーが運命的に出会い、奇跡の大冒険を繰り広げる。また日本版には、プロのジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師のジョーを浜野謙太、夢を見つけられず何百年もソウルの世界にいるこじらせソウル22番を川栄李奈が担当したほか、日本版エンドソングはJUJUが担当したことも話題に。このほどリリースが決定したMovieNEXには、ソウルに触れることができる「キャラクターの背景」や「見たことのない世界」、こだわりの音楽制作に迫る「音楽と音の中へ」、そして「未公開シーン」などボーナスコンテンツも充実している(デジタル配信(購入)にも一部収録)。『ソウルフル・ワールド』は3月31日(水)デジタル配信開始、4月28日(水)MovieNEXリリース。(cinemacafe.net)■関連作品:ソウルフル・ワールド 2020年12月25日よりDisney+(ディズニープラス)にて配信©2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2021年03月17日エマ・ストーンを主演に迎え、名作アニメーション『101匹わんちゃん』のヴィランの誕生秘話を実写映画化した『クルエラ』。この度、パンクムーブメント吹き荒れる70年代のロンドンから始まる、初公開シーン満載の最新映像が解禁となった。先日特報とティザーポスターが解禁されると、「クルエラ様…素敵過ぎる…!」「スタイリッシュ!」と瞬く間に独特な世界観に魅了される人が続出。また映画『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞&ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞に輝き、本作でヴィラン、クルエラを演じるエマには「エマだと分からなかった」とコメントが多く上がり、多彩な演技力を放つ彼女に絶賛の声が相次いでいる。最新映像では、70年代のロンドンに、デザイナーを目指す1人の少女・エステラの姿が。「アートを作りたい」と野望に燃えながら、1秒たりとも無駄にはできない彼女は裁縫やデザイン画の制作に必死に励み、デザイナーへの階段を駆け上がろうと切磋琢磨しながら働き続けている。その姿は“ヴィラン”とはほど遠い、夢と希望に溢れる若者だ。私たちと何ら変わりない日々を送る彼女は、このままデザイナーへの道を歩んでいくと思われたが、カリスマ的なファッションデザイナーのバロネスとの出会いがエステラの運命を大きく変えていく――。そして彼女はまるで同一人物とは思えない、狂気に満ち溢れた“クルエラ”の姿へ。夢と希望にときめく少女は、なぜディズニー史上最も悪名高きヴィランへと変わり果てたのか?エステラがクルエラへと変貌する狭間に生まれるドラマには期待が高まる!エマ演じるエステラの運命を大きく変えるカリスマ的なファッションデザイナーのバロネスを実写版『美女と野獣』のエマ・トンプソンが演じ、さらに「キングスマン」シリーズのマーク・ストロング、『リチャード・ジュエル』ポール・ウォルター・ハウザー、『イエスタデイ』ジョエル・フライなど実力派俳優陣が脇を固め、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のクレイグ・ギレスピーが監督を務める。『クルエラ』は5月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クルエラ 2021年5月28日より全国にて公開
2021年03月17日映画情報総合サイト「Yahoo!映画」と動画配信サービス「GYAO!」が公開している「第93回アカデミー賞2021特集」にて、WEBでは無料配信が初となる『ソーシャル・ネットワーク』をはじめ、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』『ムーンライト』『ラ・ラ・ランド』など過去にアカデミー賞を受賞した作品、ノミネートされた作品を合計42作品が無料で配信されることになった。本特集ではそのほか、ノミネート作品の紹介やレッドカーペットのフォトギャラリーなど、本年度のアカデミー賞を盛り上げるたくさんの企画を実施。部門別ノミネート作品・予告編の紹介はもちろん、授賞式当日の日本時間4月26日(月)午前10時には、特集ページ上でリアルタイムで授賞式の様子や結果速報をお届けする。※米国アカデミー賞自体が中止となった場合、本特集も中止となる。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソーシャル・ネットワーク 2011年1月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.ラ・ラ・ランド 2017年2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開© 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.ムーンライト 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 A24 Distribution, LLCLION/ライオン〜25年目のただいま〜 2017年4月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開© Long Way Home Holdings Pty Ltd and Screen Australia
2021年03月16日“破壊神”ゴジラと“守護神”コングが激突するシリーズ最新作『ゴジラvsコング』より、日本限定のポスタービジュアルと場面カットが到着した。今回公開された日本限定のポスタービジュアルは、大迫力のゴジラとコングが、「モンスター・ヴァース」シリーズでは初の舞台となる香港の中心街で対峙!“地球最大の究極対決”の火蓋が切って落とされる瞬間が描かれている。なおこのビジュアルは、3月19日(金)より全国の劇場(一部劇場を除く)にてお披露目される。さらに、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズ前2作で渡辺謙が演じた芹沢猪四郎博士の息子という、重要な役どころで出演する小栗旬のコメントも到着。初めて本場ハリウッドの撮影に参加した小栗さん。「好奇心一杯で臨んだハリウッド映画・・・・。その印象について言えば、当初、映画は映画・・・大きな違いは無いと高をくくっていたのですが、時間が経つに連れて、そのオペレーションの大きさ、セットのスケール、撮影に携わっているスタッフの人数、シーンにかける潤沢な撮影時間など、さすがと納得させられ、メジャーリーグのパワーに圧倒される想いでした」と刺激を受けた様子の小栗さんは、「アダム監督とは、何度もテイクを重ねていく中で、演技による色々な表現を試みる事が出来て、良いコミュニケーションを取って進められたと思います」と充実した撮影について語る。また、「出来上がった映画は、最初から最後まで、息つく間も無い怒涛の迫力で、よくこんな事を考えるなぁと思うくらいアイデアに満ちています。圧倒的なエンタテインメントとしてとても楽しめる作品になっていると思うので、期待して待っていてください!」と公開を楽しみに待つ人へメッセージを寄せている。『ゴジラvsコング』は5月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ゴジラvsコング 2021年5月14日より全国にて公開© 2021WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.
2021年03月16日コロナ禍、例年より約2か月遅れて行われる第93回アカデミー賞のノミネーションが日本時間3月15日(月)夜に発表され、映画賞レースを盛り上げてきた『ミナリ』が作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞など6部門にノミネートされた。ゴールデン・グローブ賞作品賞(ドラマ部門)受賞の『ノマドランド』は6部門にノミネート。『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』『シカゴ7裁判』などが同じく6つのノミネートで続き、最多は作品賞、監督賞など10部門にノミネートされた『Mank/マンク』と、Netflix、Amazonといった配信作品が席巻した。また、監督賞にはアカデミー賞史上初となる『ノマドランド』クロエ・ジャオ、『プロミシング・ヤング・ウーマン』エメラルド・フェンネルと2人の女性監督が候補入り。これまで女性監督が同賞を受賞したのは『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグローのみで、ノミネートも『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグや『ロスト・イン・トランスレーション』のソフィア・コッポラら、わずか5人のみ。ジャオ監督はアジア系女性としても初ノミネートとなっている。第93回アカデミー賞ノミネート一覧■作品賞『ファーザー』『Judas and the black Messiah』(原題)『Mank/マンク』『ミナリ』『ノマドランド』『プロミシング・ヤング・ウーマン』『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』『シカゴ7裁判』■監督賞トーマス・ヴィンターベア『Another Round』(原題)デヴィッド・フィンチャー『Mank/マンク』リー・アイザック・チョン『ミナリ』クロエ・ジャオ『ノマドランド』エメラルド・フェンネル『プロミシング・ヤング・ウーマン』■主演男優賞リズ・アーメッド『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』チャドウィック・ボーズマン『マ ・レイニーのブラックボトム』アンソニー・ホプキンス『ファーザー』ゲイリー・オールドマン『Mank/マンク』スティーヴン・ユァン『ミナリ』■主演女優賞ヴィオラ・デイヴィス『マ ・レイニーのブラックボトム』アンドラ・デイ『The United States vs. Billie Holiday』ヴァネッサ・カービー『私というパズル』フランシス・マクドーマンド『ノマドランド』キャリー・マリガン『プロミシング・ヤング・ウーマン』■助演男優賞サシャ・バロン・コーエン『シカゴ7裁判』ダニエル・カルーヤ『Judas and the black Messiah』レスリー・オドム・Jr.『あの夜、マイアミで』ポール・レイシー『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』ラキース・スタンフィールド『Judas and the black Messiah』■助演女優賞マリア・バカローヴァ『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』グレン・クローズ『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』オリヴィア・コールマン『ファーザー』アマンダ・セイフライド『Mank/マンク』ユン・ヨジョン『ミナリ』■オリジナル脚本賞『Judas and the black Messiah』『ミナリ』『プロミシング・ヤング・ウーマン』『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』『シカゴ7裁判』■脚色賞『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』『ファーザー』『ノマドランド』『あの夜、マイアミで』『ザ・ホワイトタイガー』■国際長編映画賞『Another Round』デンマーク『少年の君』香港『Collective』ルーマニア『皮膚を売った男』チュニジア『Quo vadis, Aida?』(原題)ボスニア・ヘルツェゴビナ■長編アニメーション映画賞『2分の1の魔法』『フェイフェイと月の冒険』『映画ひつじのショーン UFOフィーバー!』『ソウルフル・ワールド』『ウルフウォーカー』■撮影賞『Judas and the black Messiah』『Mank/マンク』『この茫漠たる荒野で』『ノマドランド』『シカゴ7裁判』■編集賞『ファーザー』『ノマドランド』『プロミシング・ヤング・ウーマン』『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』『シカゴ7裁判』■美術賞『ファーザー』『マ ・レイニーのブラックボトム』『Mank/マンク』『この茫漠たる荒野で』『TENET テネット』■衣装デザイン賞『Emma. 』(原題)『マ ・レイニーのブラックボトム』『Mank/マンク』『ムーラン』『Pinocchio』(原題)■作曲賞『ザ・ファイブ・ブラッズ』『Mank/マンク』『ミナリ』『この茫漠たる荒野で』『ソウルフル・ワールド』■歌曲賞「FIGHT FOR YOU」『Judas and the black Messiah』「HEAR MY VOICE」『シカゴ7裁判』「HUSAVIK」『ユーロビジョン歌合戦 ~ファイア・サーガ物語~』「IO Si(SEEN)」『これからの人生』「SPEAK NOW」『あの夜、マイアミで』■メイクアップ&ヘアスタイリング賞『Emma. 』『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』『マ ・レイニーのブラックボトム』『Mank/マンク』『Pinocchio』■音響賞『グレイハウンド』『Mank/マンク』『この茫漠たる荒野で』『ソウルフル・ワールド』『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』■視覚効果賞『Love and Monsters』(原題)『ミッドナイト・スカイ』『ムーラン』『ゴリラのアイヴァン』『TENET テネット』■長編ドキュメンタリー賞『Collective』『ハンディキャップ・キャンプ: 障がい者運動の夜明け』『老人スパイ』『オクトパスの神秘: 海の賢者は語る』『タイム』■短編ドキュメンタリー賞『Colette』『A Concerto Is a Conversation』『Do Not Split』『Hunger Ward』『ラターシャに捧ぐ ~記憶で綴る15年の生涯~』■短編アニメーション映画賞『夢追いウサギ』『Genius Loci』『愛してるって言っておくね』『Opera』『Yes-People』■短編実写賞『Feeling Through』『The Letter Room』『プレゼント』『Two Distant Strangers』『白い自転車』「生中継!第93回アカデミー賞授賞式」は日本時間4月26日(月)8時30分~WOWOWプライムにて放送。(text:Reiko Uehara)■関連作品:2分の1の魔法 2020年8月21日より全国にて公開©2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.ソウルフル・ワールド 2020年12月25日よりDisney+(ディズニープラス)にて配信©2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.ウルフウォーカー 2020年10月30日よりYEBISU GARSEN CINEMAほか全国にて公開© WolfWalkers 2020ノマドランド 2021年3月26日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All rights reserved.【Netflix映画】フェイフェイと月の冒険【Netflix映画】シカゴ7裁判 2020年10月9日より全国にて公開【Netflix映画】Mank/マンク 2020年11月20日より一部劇場にて公開、2020年12月4日よりNetflix独占配信開始ミナリ 2021年3月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24サウンド・オブ・メタル聞こえるということ 2020年12月4日よりAmazonPrimeVideoにて配信ファーザー 2021年5月14日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© NEW ZEALAND TRUST CORPORATION AS TRUSTEE FOR ELAROF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION TRADEMARK FATHER LIMITED F COMME FILM CINÉ-@ ORANGE STUDIO 2020プロミシング・ヤング・ウーマン 2021年夏、TOHOシネマズ日比谷、シネクイントほか全国にて公開© 2020 PROMISING WOMAN, LLC All Rights Reserved.
2021年03月15日数々の傑作を生み出してきた名監督、クリント・イーストウッド、スタンリー・キューブリック、マーティン・スコセッシの映画製作の裏側に迫る貴重なドキュメンタリー映像が本日3月15日(月)より、ワーナー・ブラザースの特設サイト「FILM MAKERS/名監督ドキュメンタリー<映画製作の舞台裏>」にて無料配信スタートした。配信中の映像は、3人の巨匠がどのように映画を製作してきたのか、本人のインタビューや撮影当時の映像・資料に加え、スティーブン・スピルバーグやウッディ・アレン、メリル・ストリープ、モーガン・フリーマン、トム・クルーズ、ニコール・キッドマン、ジャック・ニコルソン、ケビン・ベーコンなどが登場、ハリウッドを代表する名監督や俳優、スタッフなどの証言も交えたドキュメンタリーだ。アメリカを代表するフィルムメーカーで、2度のアカデミー賞監督賞を受賞しているイーストウッド監督。今回配信中のドキュメンタリー「イーストウッド語られざる伝説」は、ワーナー・ブラザース設立90周年を記念して特別に製作されたもので、日本初公開。監督デビューしたばかりの頃から、現場のカメラがイーストウッドの監督としての手腕を記録。また、謎に包まれた巨匠キューブリック監督の生涯とキャリアを探求する貴重なドキュメンタリー「ライフ・イン・ピクチャー」。ナレーションはトム・クルーズが務め、数々の写真や映像作品、ホームビデオなどの資料によって、如何にして歴史に残る偉大な名作を残したか、その作家性や独自の視点に迫っている。そしてスコセッシ監督の映像は、「グッドフェローズ スペシャル・エディション(2枚組)」DVD発売時に映像特典として収録された「グッドフェローズの伝説」。前半は『グッドフェローズ』の製作の裏側に迫るドキュメンタリーで、後半ではフランク・ダラボン、リチャード・リンクレーターらが製作者の立場から本作に対する感謝と彼らの作品にどのように影響したかについて語っている。なお、この貴重な映像は、イーストウッド監督が約70分、キューブリック監督が約142分、スコセッシ監督が約43分という見ごたえのある映像となっている。(cinemacafe.net)
2021年03月15日ジェシー・アイゼンバーグとイモージェン・プーツの共演で贈る“ラビリンス・スリラー”『ビバリウム』。この度、新興住宅地ヨンダーから抜け出せなくなるカップルのトムを演じたジェシーのインタビューと撮影風景が収められた映像が解禁となった。ジェシーは、撮影の裏側について「ベルギーに住宅街のセットを作り、家の外のシーンは全てそこで撮影して、家の中のシーンはダブリンのセットで撮った」と謎の住宅街の外と中は、実は国境をまたいで撮影していたことを明かす。現場のセットはまさに全てが“作り物”で、まるでヨンダーの世界そのもの。このように、登場人物たちと同じような環境で撮影したことに対し、「非現実的な並行世界を表現することができた」と話す。また、『ソリタリー・マン』(11)、『恐怖のセンセイ』(19)以来3度目の共演となるイモージェンについて「素晴らしい女優だし、一緒に演じてて楽しい。それに彼女は存在感がある。僕が演じるトムはジェマに引け目を感じている。そのジェマを演じるイモージェンは自信にあふれ堂々としていて、尊敬できる人だよ!だから自然と彼女への憧れを表現できた」と、トムとジェマの関係性を明かしつつ、イモージェンを称賛した。トムとジェマのように非現実的なセットの中、リハーサル前には役の方向性について監督と熱心に議論を交わしたそうで、「僕の意見を受け入れてくれて彼らとの連帯感が生まれた」とジェシー。メイキング映像では、彼が深い穴をひたすら掘り進める撮影風景も登場。本編ではどのようなシーンに仕上がっているのか、気になるばかりだ。『ビバリウム』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビバリウム 2021年3月12日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film
2021年03月15日ミラ・ジョヴォヴィッチ主演映画『モンスターハンター』より、モンスターと闘う本編映像がいち早くシネマカフェに到着した。今回の映像は、暗闇の砂漠でアルテミス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)とハンター(トニー・ジャー)が連携し、“影蜘蛛”ネルスキュラと対峙するシーン。蜘蛛のようなフォルムで、長く尖った爪、巨大な有毒針を突き出し、アルテミスを追い詰めていくネルスキュラ。アルテミスは逃げ惑い、絶体絶命…かと思いきや、これは、罠にネルスキュラを誘い込む決死の囮作戦だったのだ。待ち構えていたハンターが豪快にジャンプ溜め斬り発動。アルテミスとハンターの見事な連携シーンだ。『バイオハザード』シリーズでも見事なアクションを披露していたミラと、元々はスタントマンとして実績を積み、『マッハ!!!!!!!!』や『ワイルド・スピード SKY MISSION』などに出演するトニー。特に、生身では不可能そうなアクションをスタント、CGほぼナシで挑むことで知られ、業界内外から圧倒的な支持を集めるトニーの超絶アクションは、本作でも健在。ミラは「トニー・ジャーと一緒に仕事をするのって信じられないほど最高!トニーはワイヤーなんて使わない。高いところから飛び降り、剣を持ちながら宙返りやキックをするから皆はただただ見とれてしまう」と絶賛し、「トニーこそ実在のスーパーヒーロー。アクション映画の仕事をする中で、彼のような人とは共演したことない」と明かしている。一方のポール・W・S・アンダーソン監督も「ミラとトニーの相互作用が最高に発揮された。それぞれ単独でも戦う様子を素晴らしく演じてくれたが、2人合わさることで非常に面白かった」とコメントしている。『モンスターハンター』は3月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:モンスターハンター 2021年3月26日より公開©CONSTANTIN FILM Produktion Services GmbH
2021年03月15日ロバート・デ・ニーロが孫と「部屋とプライド」をかけた真剣勝負を繰り広げる最強のコメディ映画『グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告』。この度、予告編とポスタービジュアルが解禁となった。予告編では、デ・ニーロ演じるエドが、娘のサリー(ユマ・サーマン)の家に温かく迎え入れられるシーンから始まる。しかし、孫のピーター(オークス・フェグリー)が自分の部屋をエドに明け渡さなければいけないことを知ると一変。祖父と孫の壮絶な戦いの火蓋が切って落とされる――。2人の攻防は、エドが思い出に浸って聴いているレコードが吹き飛んだり、シェービングクリームをコーキング剤にすり替えられたりとピーターの手の込んだ悪戯はエドよりも一枚上手?だが、エドも反撃開始!机、椅子、ベッド、あらゆる家具のネジを外して応戦する。戦いがデッドヒートし、エドが孫を倒すために仲間を集るひと幕も。チーム戦によるドッジボール対決ではデ・ニーロと『ディア・ハンター』以来の共演となる名優クリストファー・ウォーケンまでも登場。シニアVSティーンの戦いはますます激しくなり…。デ・ニーロの体を張ったコメディシーンの連続に注目だ。併せて公開となるポスタービジュアルは、デ・ニーロと孫ピーター役のオークス・フェグリーの全面戦争を思わせるデザイン。背景には、ラジコンやドローンなどのイタズラに使われるアイテムが飛び交っている。『グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告』は4月23日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グランパ・ウォーズおじいちゃんと僕の宣戦布告 2021年4月23日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2020 Marro WWG LLC. All rights reserved.
2021年03月14日昨年のサンダンス映画祭でプレミア上映され話題となった、バカンス満喫型タイムループ・ラブコメディ『パーム・スプリングス』。この度、何十万回も“今日”を生きた男とその彼女が繰り広げる喧嘩映像が公開された。海外の映画賞でも多数の受賞やノミネートを果たし、現在までに10受賞34ノミネートを記録、ゴールデングローブ賞でも作品賞・主演男優賞(全てミュージカル・コメディ部門)にノミネートされ、また、映画評論サイト「ロッテントマト」で批評家支持率94%という圧倒的評価をキープし続けている大注目の本作。今回到着した本編映像は、タイムループにハマってしまっているナイルズ(アンディ・サムバーグ)にとって、すでに何十万回も繰り返された“今日”の一幕。彼女のミスティに浮気を疑われ、「浮気してたの?」というセリフから、叫び声を含む8個のセリフが見事シンクロ!そして「何なの?」と混乱する彼女をよそに、部屋を立ち去るナイルズ。怒っている側としてはたまらない映像だ。『パーム・スプリングス』は4月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:パーム・スプリングス 2021年4月9日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2020 PS FILM PRODUCTION,LLC ALL RIGHTS RESERVED.
2021年03月14日第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)、サンダンス映画祭審査員ネオリアリズム特別賞を受賞した女性監督エリザ・ヒットマンによる『Never Rarely Sometimes Always』(原題)が邦題『17歳の瞳に映る世界』として7月、日本公開されることが決定した。ペンシルベニア州の田舎町に住む17歳の高校生オータムに、ある日、望まない妊娠が分かる。ペンシルベニアでは未成年者は両親の同意がなければ中絶手術を受けることができない。同じスーパーでアルバイトをしている従妹であり親友でもあるスカイラーは、オータムの異変に気付き、金を工面し、ふたりで中絶に両親の同意が必要ないニューヨークに向かう…。『ムーンライト』『ビール・ストリートの恋人たち』バリー・ジェンキンスらが製作監督のエリザ・ヒットマンは、『キングスマン:ファースト・エージェント』にも抜擢された新進俳優ハリス・ディキンソンを主演に、性的指向に悩む青年を描いた『ブルックリンの片隅で』(17/劇場未公開)で、2017年サンダンス映画祭監督賞を受賞、一躍注目を集めた新進気鋭の女性監督。『ムーンライト』『ビール・ストリートの恋人たち』などバリー・ジェンキンスらが製作陣に加わった本作は、ベルリン国際映画祭を皮切りに、世界中で脚本賞などの映画賞を多数受賞。注目を集めていた。主役のオータムを演じたシドニー・フラニガンは、長編映画デビューの本作の等身大の演技が絶賛され、第86回ニューヨーク映画批評家協会主演女優賞、第41回ボストン映画批評家協会主演女優賞など、数々の俳優賞を獲得している。『17歳の瞳に映る世界』は7月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:17歳の瞳に映る世界 2021年7月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2020 FRIENDS IN TROUBLE LLC / FOCUS FEATURES LLC
2021年03月14日因習に抗うトルコの5人姉妹を描いた『裸足の季節』の脚本が絶賛されたアリス・ウィンクール監督が、かつてない斬新な視点で女性宇宙飛行士の葛藤と親子の絆を描き出す『約束の宇宙(そら)』。主演エヴァ・グリーンが、「このアドベンチャーの一員になりたい」と本作について語ったコメントと場面写真が到着した。欧州宇宙機関(ESA)で日々訓練に勤しむフランス人宇宙飛行士のサラ(エヴァ・グリーン)。物理学者の夫トマスと離婚し、ひとり娘ステラと暮らす彼女は、ついに「プロキシマ」と名付けられたミッションのクルーに選ばれる。それは同時に愛する娘と離れ離れになることを意味していた。これまで、地球から遥か彼方の月や火星、その道程で起こる様々なドラマティックな出来事に直面し、乗り越えていく多くのSF映画が作られてきたが、本作は宇宙へ飛び立つ前、始まる前の宇宙飛行士の訓練の日々に焦点を当てている。しかし、その積み重ねこそが日常であり、エヴァはそんな脚本の斬新さや、宇宙飛行士たちについて「読み終えた後、心臓の高鳴る鼓動が聞こえてくるかのようでした。同時にウィンクール監督と早く話したいと翌日に会い、このアドベンチャーの一員になりたいと思いました」と打ち明ける。「本作のように、彼らの身体的に過酷な訓練を映しながら精神面に焦点を当てた作品は、これまでになかったと思います、そこがとても興味深いと感じました。彼らの仕事はとても厳しく、常に限界突破を求められる。そしてあらゆる障害を乗り越え耐えねばなりませんが、彼らは宇宙へ行くためにそれらを喜んで受け入れているのです」と語る。■主人公は母親であり“スーパーヒーロー”監督・脚本を手掛けたウィンクール自身も仕事をしながら、(企画当時に)8歳の娘を持つ母親であり、自分と同じように子どものいる女性宇宙飛行士たちの親子関係について描きたい、という思い、長年自身の中にあった疑念とも向き合うことが大きな動機となり、プロジェクトが立ち上がった。ウィンクール監督は「これまで製作されてきた映画では、あたかもヒーローと母親が相容れないものかのように2つの要素をひとりの人物として投影したキャラクターが見当たりませんでした。女性のスーパーヒーローは、母親や女性らしさからかけ離れた存在として描かれる傾向にある、そう感じました」と語る。母と娘が離れ離れになるプロセスを、地球を離れる宇宙飛行士に重ねて探求したい、その思いが結実した本作。エヴァ演じる主人公サラは、内に秘めた情熱を燃やしながら、母の横顔を持ちつつ懸命に夢を追い続けるスーパーヒーローといえるだろう。『約束の宇宙(そら)』は4月16日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:約束の宇宙 2021年4月16日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開ⒸCarole BETHUEL ⒸDHARAMSALA & DARIUS FILMS
2021年03月13日ジェラルド・バトラー主演、全世界28か国初登場No.1を飾ったメガヒットディザスタームービー『GREENLAND』(原題)が『グリーンランドー地球最後の2日間ー』として公開決定した。突如現れた彗星による世界崩壊までの48時間を、状況も分からないまま生き残る道を必死で探す一家の目線で描き、徹底したリアリティと最新VFX映像で描いたリアルディザスターアクション。“そのとき何ができるのか?”、“真のヒーローとは誰なのか?”という問いを我々に突きつける。主演を務めるジェラルド・バトラーはプロデューサーとしても参加、『ハンターキラー 潜航せよ』『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズなど、これまで演じてきたタフなヒーローではなく、建築技師である市井の父親を熱演。絶望的な状況の中、息子を守り抜く気丈な母親アリソンに『デッドプール』シリーズのモリーナ・バッカリン。2人の最愛の息子を演じるのは、8歳にして『ドクタースリープ』などキャリア豊富なロジャー・デイル・フロイド。そのほか、『地獄の黙示録』や『ライトスタッフ』など幾多の名作に出演してきた名優スコット・グレンなどが集結。メガホンを取ったのは『エンド・オブ・ステイツ』のリック・ローマン・ウォー監督。ジェラルドと再タッグとなる本作では、痛快なアクションから一転、リアリティのある世界で未曾有の危機が迫る中での真のヒーロー像について描いていく。ポスタービジュアルには、空から降る無数の隕石が象徴的なもの。「世界崩壊まで残り48時間。そのとき何ができる?」のコピーそのまま、刻一刻と迫る終末へのカウントダウンに、ごく平凡な父親ジョンは愛する家族を守り抜くことができるのか!?手に汗にぎる展開に期待が膨らむポスターとなっている。『グリーンランドー地球最後の2日間ー』は6月4日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年03月13日自閉症スペクトラムの当事者が、その内面の感情や思考、記憶を言葉で伝えた世界的ベストセラーをドキュメンタリー映画化した『僕が跳びはねる理由』。この度、彼ら特有の時間感覚が語られる本編特別映像が解禁となった。映像は、草原を自由に駆ける少年の映像から始まる。まるで時間の感覚を忘れるような、その大自然の風景の印象とシンクロするように「今言われたことも、ずっと前に聞いたことも、僕の頭の中ではあまり変わらない」「みんなの記憶は多分線のように続いている、でも僕の記憶は点の集まり」と、これまで一般的にあまり知られていない、自閉症スペクトラムの時間感覚を告白。“古い記憶”のみならず、“そのときの感情”も突然の嵐のようにやってくるイメージを過去様々な人生の記憶と時間をコラージュすることで表現した映像となっている。『僕が跳びはねる理由』は4月2日(金)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:僕が跳びはねる理由 2021年4月2日より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて公開ã2020 The Reason I Jump Limited, Vulcan Productions, Inc., The British Film Institute
2021年03月12日第78回ゴールデン・グローブ賞で作品賞(ドラマ部門)、監督賞の主要2部門を受賞した『ノマドランド』。アジア人女性初の監督賞ノミネートにして初受賞の快挙を果たしたクロエ・ジャオ監督らが、ノマドたちのリアルな生き様を活写した本作について語るインタビューやメイキング映像が存分に詰まった特別映像が到着した。『最強のふたり』『三度目の殺人』などの劇伴を担当したイタリアの巨匠ルドヴィコ・エイナウディの美しい音楽と共に、本作の舞台となったアメリカ西部の美しい光景が映し出されてスタートする本映像。リーマンショックによって住居を失い、やむを得なく車上で生活を送るノマドの過酷ながら希望にも溢れた生き様を描いた本作に、ジャオ監督は「放浪する人々の物語を語るために必要なのは人々が放浪に魅了される理由を理解すること」と明かすように、ノマドの生き方そのものに寄り添いながら本作の製作は進められたと明かす。本作で主人公ファーンを演じ、プロデューサーとしても参加している名優フランシス・マクドーマンドからのオファーによって本作の監督を務めたジャオだが、同じくプロデューサーのモリー・アッシャーは「監督が本作で描いたのはアメリカンドリーム。外国出身者ならではの鋭い視点で捉えている」と、その手腕を大絶賛する。ノマドの生き様をリアルに描くためにジャオ監督が採用したのは『ザ・ライダー』でも行った“俳優ではない一般人を役者に起用する”ということ。ファーンを演じたマクドーマンドと、オリジナルキャラクターのノマドを演じたデヴィッド・ストラザーン以外のノマド役が全て一般人によって演じられている。そのひとりで劇中でファーンと友人になるノマドのリンダ役として出演したリンダ・メイは「監督はただ歩き回って、人々の振る舞いを観察し、それを完璧に捉えた」と監督について言及するように、本映像では、リンダがファーンにノマドの生活について語る様子、また2人で自由な生活を謳歌する様子も映し出される。そのあまりに自然な掛け合いに微笑ましくなると同時に、驚きも隠せないワンシーンとなっている。ジャオ監督は「リアルな作品にするために必要なのは、登場人物を軸に、配役やロケ地を決めること。彼らの経験と彼ら個人に光を当てること」「ありのままの世界が映画を特別にする」と力強く持論を語っている。また、そんな本作をひと足先に鑑賞した是枝裕和監督や、今泉力哉監督、ふくだももこ監督、モデルの冨永愛ら著名人からも多くのコメントが到着している。是枝裕和(映画監督)終始マクドーマンドから目が離せない。いや、目を逸らすことを許されない。そこに写っているのは最早、女優ではない。演技でもない。上手い言葉が見つからない。とにかく、凄いものを見てしまった。今泉力哉(映画監督)とても不思議な気持ちになった。人間ってちっぽけなんだなと思った。でもそれを感じることができるのも人間で。自然の方が人間より優れてるとかじゃなくて人間も自然の一部であることを教えてくれる映画。ふくだももこ(映画監督・小説家)映画は、監督が世界をどう見ているかがはっきりと映る。クロエ・ジャオ監督の、薄暮のように嫋やかなまなざしが好きだ。喪失を抱きしめながら車を走らせる主人公に、やさしい夜が訪れますように。冨永愛(モデル)生きることは旅する事というけれど、旅する事で私達は何を探し求めているのだろうか。生きる上で何を選択し、何を排除するのか…。逞しくも哀しく生きる彼女に自分を重ねずにはいられない。もし私が彼女だったら…。ピーター・バラカン(ブロードキャスター)最底辺で生きる人たちの姿を淡々と、ほとんどドキュメンタリーのように描いた美しい映画です。フランシス・マクドーマンドと聞いただけで間違いない!酒井順子(エッセイスト)経済というくびきに翻弄されるアメリカという国、そしてアメリカ人の心中に広がる“荒涼たる絶景”に、圧倒されました山崎まどか(コラムニスト)今のアメリカのシステムでは救えない人々それでも政府の介入を望まず、自分の生き方を貫こうとする人々彼らの厳しい生活、自由と裏表の危うさ、矛盾、人生の輝きを包み込んで、クロエ・ジャオは何という映像の叙事詩を綴ったのだろう『ノマドランド』は3月26日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ノマドランド 2021年3月26日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved.
2021年03月12日世捨て人たちが密かに暮らす、カナダ・ケベック州の人里離れた深い森を舞台に描くヒューマン・ドラマ『やすらぎの森』(原題:Il Pleuvait des Oiseaux)より、日本版予告編が到着した。カナダ・ケベック州、人里離れた深い森。湖のほとりにたたずむ小屋で年老いた世捨て人たちが密かに暮らしていた。ある日、彼らのもとに思いがけない来訪者が現れる。その80歳の女性ジェルトルードは、少女時代に不当な措置によって精神科療養所に入れられ、60年以上も外界と隔絶した生活を強いられていた。ジェルトルードは、マリー・デネージュという新たな名前で新たな人生を踏み出すが…。カナダ10州の中で最も広大な面積を誇り、フランス語を公用語とするケベック。映画製作も盛んに行われるここから新たに届いた本作は、カナダのアカデミー賞にあたるカナダ・スクリーン・アワードで5部門にノミネート(助演男優賞受賞)された、80代の男女を主人公に迎え、人生の晩年をいかに生きるかというテーマを詩情豊かに綴る愛と再生の物語。ジェルトルード/マリー・デネージュを演じたのは、惜しくも2019年11月に他界したアンドレ・ラシャペル。本作が遺作となった。また、世捨て人のひとり、チャーリーを、本作ではカナダ・アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたジルベール・スィコット。親友のトムを『みなさん、さようなら』のレミー・ジラールが演じている。監督は、本作が3本目の長編劇映画となったケベック出身のルイーズ・アルシャンボーが務めた。今回到着した予告編では、神秘的で美しいケベックの森の中で誰とも交わらず、存在を隠して暮らす世捨て人のチャーリーとトムの自由気ままな日常からスタート。そこに突然、身寄りのない女性が現れ、マリー・デネージュとして第二の人生をスタートさせる。新たな共同生活で傷ついた心が癒されていくマリー。微笑ましい彼らの生活や、チャーリーが森で暮らす理由、そして、トムのギター弾き語りも映し出されている。『やすらぎの森』は5月下旬、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:やすらぎの森 2021年5月よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2019 - les films insiders inc. - une filiale des films OUTSIDERS inc.
2021年03月12日ココ・シャネル没後50年、女性のための永遠の香り「No.5」誕生100年を記念し、ココ・シャネルの最新ドキュメンタリー『ココ・シャネル 時代と闘った女』が公開されることが決定。併せて、メインビジュアルが解禁となった。第一次世界大戦後、「皆殺しの天使」とまで称されるほど19世紀的な価値観を葬り去り女性を因習から解放して、女性として史上初の世界的実業家となったココ・シャネル。彼女はピカソ、ストラヴィンスキー、ディアギレフ、コクトーなどの芸術家、チャーチルやウィンザー公などの政治家や王侯貴族との交流、めくるめく幾多の恋を通じて得たインスピレーションと人脈を駆使し、モードの帝国を第二次世界大戦前までに築き上げていた。ところが、ナチスドイツによるパリの占領が解けた1944年、彼女は突如としてパリを脱出しスイスへ向かう。以後、齢70歳にして劇的な復活を遂げる1957年まで、10年あまりもの長きにわたり沈黙したのだ。シャネル自身により、また評伝や映画などで虚実ないまぜの様々な物語が語られてきたが、それらの多くは、沈黙の謎が確証を持って暴かれる2011年以前のもの。本作は、この実証を踏まえた上で、シャネルの生涯と実像に迫った最新ドキュメンタリーである。今回解禁されたメインビジュアルには、「最もエレガントで 最も手ごわく 最も寛大で 最も執念深い 最も象徴的で 最も謎めいている そして誰よりも未来を見ていた」というコピーとともに、若き日のシャネルの姿が写し出されている。『ココ・シャネル 時代と闘った女』は7月23日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ココ・シャネル時代と闘った女 2021年7月23日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開©Slow Production, Arte France
2021年03月12日『search/サーチ』のアニーシュ・チャガンティ監督と製作チームが新たに描くサイコ・スリラー『RUN/ラン』の日本公開が決定した。ある郊外の一軒家で暮らすクロエは、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活をしている。しかし、常に前向きで好奇心旺盛な彼女は、地元の大学への進学を望み自立しようとしていた。ある日、クロエは母ダイアンに不信感を抱き始める。そして、ダイアンが新しい薬と称して差し出す緑色のカプセル――それは決して人間が服用してはならない薬だった。なぜ最愛の娘に嘘をつき、危険な薬を飲ませるのか。そこには恐ろしい真実が隠されていた…。謎の失踪を遂げた娘を捜索する父親の苦闘を描き、画期的な映像表現で世界中の映画ファンを驚愕させた『search/サーチ』。その成功によって一躍、新世代スリラーの旗手となったアニーシュ・チャガンティ監督が、同じ製作チームと組んで完成させた長編第2作目となる本作は、チャガンティ監督がスリラーの原点に回帰した意欲作。生まれつき病気で車椅子生活を余儀なくされている17歳の娘と、その娘に歪んだ愛情を注ぐモンスター毒母…。その母娘関係を非常にネガティブに描いている。娘クロエ役はオーディションで抜擢された新人女優のキーラ・アレン。母ダイアンは、「アメリカン・ホラー・ストーリー」で現代のサイコホラーの象徴的存在となったサラ・ポールソンが怪演。アメリカでは昨年11月に「Hulu」での配信がスタートし、配信初週における同サービス最高視聴者数の記録を更新した。日本公開決定の発表と合わせて、鬼気迫る表情のクロエと、そんな娘を飲み込むかのような、静かに一点を見つめる巨大な母ダイアンが写し出されたポスタービジュアルも到着した。『RUN/ラン』は6月、TOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:RUN/ラン 2021年6月よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開© 2020 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2021年03月12日ジェシー・アイゼンバーグとイモージェン・プーツが共演するラビリンス・スリラー『ビバリウム』。この度、住宅地から出られなくなったうえ、子育てをすることになるカップルの精神が崩壊していく様を描いた本作で、世界の注目を集めるロルカン・フィネガン監督のインタビュー映像がシネマカフェに到着した。映像にはインタビューのほかに、ジェシーとイモージェンが映るメイキングも収められている。ロルカン監督は早速、「人間はいわば強制的に社会契約を結ばされている」と独自の視点から社会の現実を語り、「生きるべき規範を社会に定められ それに従うことを求められるんだ」と自分で見解を述べる。続けてロルカン監督の母国アイルランドの住宅問題について、「住宅ブームが起きたアイルランドでは郊外にしか家が持てない」と明かす。「近所に誰が住んでいるのかも知らず パック詰めの加工食品を食べる おぞましい生活だよ」と、まるで本作『ビバリウム』の世界観と同様な状態にあったことを明かす。この発言から、監督自身の身近で起きた住宅問題からインスピレーションを受け、奇妙で不気味な“ビバリウム”という世界が出来上がったといえる。撮影環境に関しては、「奇妙なストーリーに現実味を持たせるため 偽物だがリアルな世界を作り上げた」と監督。さらに主演2人について、「イモージェンとジェシーとの撮影は楽しい!ダークな映画だけど笑いに満ちてた」と、愉快な撮影期間を過ごしたことをふり返る。映像ではスコップを片手に穴の中に座ったり、なにやら楽しそうに話すジェシーの姿や、お茶目な動きをして笑いを誘うイモージェンの姿にも注目。『ビバリウム』は3月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビバリウム 2021年3月12日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film
2021年03月11日ミラ・ジョヴォヴィッチとポール・W・S・アンダーソンの最強タッグで描く映画『モンスターハンター』。この度、映画界を代表するアクションスターコンビ、ミラとトニー・ジャーがシリーズ屈指の強さを誇る巨大モンスターに挑む緊迫の本編映像が到着した。日本発、全世界を熱狂させているゲームシリーズ“モンハン”の実写化とあって、その世界観のハリウッド実写化に大きな注目が集まっている本作。このほど、数々の巨大モンスターたちのなかでも屈指の強さと凶暴さを誇り、シリーズを代表するモンスターの1体であるディアブロス亜種との闘いの幕開けを捉えた本編映像が到着。巨大モンスターが多数生息する危険な砂漠地帯で出会い、手を組み決死の闘いへ挑む主人公アルテミス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)とミステリアスなハンター(トニー・ジャー)。音を敏感に察知して獲物を追い詰める“黒角竜”ディアブロス亜種の習性を利用して、樽の仕掛けを砂漠上に飛ばし気をそらす陽動作戦を実行するが、2人の動きを察知したディアブロス亜種は獰猛に咆えながら、恐るべきスピードで距離を詰めていく……。アルテミスたちにこの凶暴な強敵を倒す手段はあるのか。広大なフィールドでモンスターを相手にする“モンハン”の醍醐味と、さらにディアブロス亜種が地中から急襲してくる、ファンにはお馴染みの場面をゲームの雰囲気そのままに完全再現している。映画化プロジェクトを進めてきた張本人であり、10年以上にわたりモンハンをプレイしているアンダーソン監督は、「この映画にとってモンスターは、ストーリーや出演者と同程度に惹きとなる要素だった。僕もその内の1人だが、大好きなモンスターたちが実写化されるのを見たいわけだ。僕はこの作品の脚本兼監督である以前に、ファンだからね」と、モンスターたちに大いなる愛着を持って描いたことを強調。特にディアブロス亜種については「倒すのが非常に難しいモンスターで、映画内では重要な役割を担っている」と、本作の世界を大きくゆり動かす象徴的な1体として登場させている。『モンスターハンター』は3月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モンスターハンター 2021年3月26日より公開©CONSTANTIN FILM Produktion Services GmbH
2021年03月11日『ムーンライト』『ミッドサマー』など、次々に斬新で良質な作品を生み出し続ける気鋭の映画スタジオ「A24」が製作、世界中の映画賞を席巻した『The Lighthouse』の邦題が『ライトハウス』として7月に公開決定。ロバート・パティンソンとウィレム・デフォーが映し出される、ポスタービジュアルと特報映像が解禁された。謎めいた絶海の孤島にやって来た“2人の灯台守”たち。外界から遮断され、徐々に狂気と幻想に侵されていく、人間の極限状態を恐ろしくも美しい映像で描いた本作。北米ではA24の配給で公開され、8スクリーンでスタートしたミニシアター系の映画としては異例の興行収入1,000万ドル以上の大ヒットを記録した。長らく日本での公開も待たれていた本作の監督を務めるのは、アニャ・テイラー=ジョイを主演に迎えた長編デビュー作『ウィッチ』がサンダンス映画祭で圧倒的高評価を受け、一躍注目されたハリウッド屈指の才能、ロバート・エガース。そして、少しずつ狂気の世界に足を踏み入れていく2人の灯台守を演じるのは、“新バットマン”にも決定、大ヒットしたクリストファー・ノーラン監督『TENET テネット』で人気となったロバート・パティンソン。そして、『永遠の門 ゴッホの見た未来』でアカデミー賞にノミネートされた、言わずとしれた世界の名優ウィレム・デフォー。実力と人気を兼ね備えた2大スターがW主演を務めている。1801年にイギリス・ウェールズで実際に起きた事件がベースになっており、劇中、ほぼ全編に渡ってロバートとウィレムの2人しか登場しない。“絶海の孤島”という極度の緊張感が強いられる空間の中で、彼らが繰り広げる壮絶な演技合戦はまさに圧巻のひと言で、数多くの映画賞で大絶賛を浴び、演技賞も獲得した。また、より人間の感情を際立たせることのできるモノクロームの映像や、かつてサイレント映画の時代に隆盛を誇っていたスタンダードサイズのスクリーンにこだわったことで、“シネマティックな映像美”も実現、そのこだわりと美しさによってアカデミー賞撮影賞にノミネート。緊迫感を増大させるこだわり抜いた音響も評判を呼び、カンヌ国際映画祭監督週間でのプレミア上映は大喝采で迎え入れられた。今回発表されたポスタービジュアルは、舞台となる絶海の孤島を背景に2人の顔が切り取られたもの。その中心には、彼らが狂気の世界へ足を踏み入れるきっかけとなる重要なキーワードとなる“灯台”が配置、モノクロームの色調がより不穏な空気を醸し出している。特報映像でも、暗闇に煌々と灯る灯台と耳障りなサイレンの音、そして、絶海の孤島にやってきた2人の男を順々に映し出し、この後のミステリアスな運命を否応なしに予感させるものとなっている。ギレルモ・デル・トロ監督は、「H・P・ラヴクラフトやサミュエル・ベケットのような、漠然とした密度と実存主義を感じる。ダークな快感、エネルギー、モノクロに満ちた、辺獄での2人の魅惑的な俳優による演劇」とコメント。『ミッドサマー』アリ・アスター監督は「並外れた映画。非常に美しく、ユニークで、そして本当に面白い」と絶賛のコメントを寄せている。『ライトハウス』は7月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライトハウス 2021年7月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2019 A24 Films LLC. All Rights Reserved.
2021年03月11日ヒップホップ黎明期を記録したドキュメンタリー映画『Style Wars』の公開を記念したコラボ企画が決定。第1弾として、カルチャーの聖地・渋谷パルコにある渋谷ホワイトシネクイントと“フッドムービーセレクション”を開催する。本作は、1970~80年代初頭のNY・サウスブロンクスで生まれたスプレー・アート“グラフィティ”をテーマに取り上げ、ラップやブレイキン(ブレイクダンス)など、のちに“ヒップホップ”として人々を魅了するカルチャーの生まれ落ちる瞬間をフィルムに捉えた貴重なドキュメンタリー。これまでヒップホップヘッズのバイブルとして語り継がれてきたが、日本ではDVDリリースされたものの劇場未公開。製作から40年近くが経ったいま、劇場で公開される。今回の第1弾コラボ企画では、“フッドムービーセレクション”を開催。“フッド”の由来は、「neighborhood」(隣人、近所)の「hood」から派生した、地元や出身地を示すスラングで、ストリートや地域の実情を描いた作品の中から、名作として語り継がれる『ジュース』(1992)と『ポケットいっぱいの涙』(1993)を上映する。『ジュース』は、4人のティーンエイジャーが面白半分から悪の道へ引きずり込まれていく姿を描いた青春ヴァイオレンスムービー。2PACことトゥパック・シャクールが物語のキーマンとして出演している。『ポケットいっぱいの涙』は、暴力とドラッグに支配される街に暮らす一人の黒人青年の目を通して、抗争や死という日常を生きる周囲の友人たちに巻き込まれていく主人公の葛藤を描写。どちらも異色の青春映画としてヒップホップヘッズたちのマスターピースとして語り継がれ、そのテーマは昨年、世界的に大きなうねりを見せた「Black Lives Matter」にも通じ、いま色褪せないメッセージを放つ。『Style Wars』は3月26日(金)より渋谷ホワイトシネクイント、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Style Wars 2021年3月26日より渋谷ホワイトシネクイント、新宿武蔵野館ほか全国にて公開©MCMLXXXIII Public Art Films, Inc. All Rights Reserved
2021年03月10日元「トーキング・ヘッズ」のフロントマンで、グラミー賞受賞アーティストのデイヴィッド・バーンと『ブラック・クランズマン』でオスカーを受賞したスパイク・リー監督のコラボレーションが実現した『DAVID BYRNE’S AMERICAN UTOPIA』が邦題『アメリカン・ユートピア』として5月7日(金)より劇場公開が決定。日本版ポスター、予告編、場面写真が解禁となった。アメリカン・ユートピアとは…?映画の原案となったのは、2018年にデイヴィッド・バーンが発表したアルバム「アメリカン・ユートピア」。この作品のワールドツアー後、2019年の秋からブロードウェイのショーとして再構成された舞台が始まり、その斬新な内容は大評判となった。映像化の可能性を考えたデイヴィッド・バーンはスパイク・リーに声をかけ、映画化がスタート。バーンのライヴ映画としては「トーキング・ヘッズ」時代に傑作『ストップ・メイキング・センス』(84・ジョナサン・デミ監督)が作られたが、バーンとスパイク・リーの幸福なコラボレーションにより、ドキュメンタリーでもなく記録映画でもない、新たなスタイルのライヴ映画が完成した。海外では早くも高い評価を得ていて、「ふたりの大物が組んだ見事なコラボ」(ヴァラエティ)、「このジャンルの最高傑作の1本」(インディワイアー)、「圧倒的な傑作」(ローリング・ストーン誌)など絶賛の声が寄せられ、ローリング・ストーン誌は20年度のベスト映画の第3位に選出している。魅惑のショー、その全容は冒頭、プラスティックの脳を持ったバーンが登場し、人間の脳の進化について語り始める。「人間の脳は成長と共に衰えていく」。そんな衝撃な研究結果について話を始めるバーン。今回のショーを通じて、彼は現代のさまざまな問題について問いかける。コミュニケーションの大切さ、選挙の重要性、人種問題......。混迷の時代を生きる現代人の意識をゆさぶる物語が語られていく。今回の舞台でバーンは意識的に何もない空間を選び、マイクやドラムセットもなくし、新たな仲間である11人のミュージシャンやダンサーと舞台の上を縦横無尽に動きまわる。パントマイムや前衛パフォーマンスの要素も取り入れた斬新な振り付けを担当したのは、過去にもバーンの舞台も手がけたアニー・B・パーソン。プロダクション・コンサルタントもバーン一家のアレックス・ティムバースが担当した。現代アメリカが熱狂!舞台から発信するメッセージ舞台に立った11人の仲間はさまざまな国籍を持っている。クライマックスでは「Black Lives Matter」を訴えるプロテスト・ソング、ジャネール・モネイの「Hell You Talmbout」を熱唱する。アルバム「アメリカン・ユートピア」からは5曲、「トーキング・ヘッズ」時代の代表曲から9曲が選ばれ、 計21曲が演奏される、大ベテランのバーンがパワフルに歌いながら踊る。スパイク・リーはもともと最高の音楽センスを持つ監督として知られ、『ブラック・クランズマン』では盟友プリンスの曲を効果的に使っていたが、今回は舞台の頭上からのショットや斜めからのアングルなども効果的に使い、視覚的な刺激にあふれた映像を作り上げた。撮影監督は『サマー・オブ・サム』でもリーと組んでいたエレン・クラスが担当している。今回解禁となるポスターでは、デイヴィッド・バーンを筆頭に11人のミュージシャンたち全員が登場。彼らはジェンダー、国籍あらゆる境界線を飛び越え、さながら理想郷(ユートピア)へと見るものを誘う使者のよう。いま、映画館でライヴを体験できる喜びコロナ禍でライヴを生で体験できる機会は激減する中、全21曲、スペクタクルな107分のノンストップなステージが展開される本作。本国アメリカでは「HBO」にて配信のみの公開となったが、日本では映画館での上映が叶った。渋谷系ミニシアター文化の出発点ともなった80年代伝説の音楽映画『ストップ・メイキング・センス』から 36年。かつて若者の代弁者だったバーンは若いミュージシャンからのリスペクトを受けながら、止まることなく進化を続ける。また、予告編ではその至福のステージングの一部を解禁。ステージからは一切の配線をなくし、自由自在な構成に。ミュージシャンたちは揃いのグレーのスーツと裸足というスタイルでショーを展開する。コンテンポラリーダンスやヨガのような動きも取り入れ、縦横無尽に動き回るバーンは当時67歳という年齢も感じさせないほどにパワフルで、時に可愛らしく、時に崇高にも見える。テンションが上がっていくドラム隊の音。伸びやかな歌声。熱狂が観客にも伝播し増幅していく幸福と感動のステージが70秒の中に詰め込まれている。「トーキング・ヘッズ」の名曲「Burning Down the House」や「Everybody’s Coming To My House」が予告編では取り入れられているが、先のトランプ政権下での分断されたアメリカ、そしてコロナ禍という時代を生きる私たちの胸にはまた違うものとして届くだろう。『アメリカン・ユートピア』は5月7日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ・渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・ユートピア 2021年5月7日よりTOHOシネマズ シャンテ・渋谷シネクイントほか全国にて公開©2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2021年03月10日世代を超えて愛され続けるネコとネズミの最強コンビを描く実写映画『トムとジェリー』。本作の日本語吹替キャストで、トムジェリのことが大好きな声優の水瀬いのりと木村昴が本作について熱弁する特別映像が到着した。「トムとジェリー」が大好きという水瀬さんと木村さんが、今回の実写映画化を一緒に喜ぶトークからスタート、たっぷりの本編映像とともに“愛”を語る本映像。『ファンタスティック・フォー』シリーズなどハリウッド超大作を手掛けてきたティム・ストーリーがメガホンを取り、動物は全てアニメーション、それ以外は全て実写というハイブリッド映像で製作された本作について、水瀬さんは「こんなの観たことないからすごく楽しみです!」と語り、木村さんも「まさにアニメから飛び出してきたみたいだ!」と2人で大興奮。そこへ木村さんが「楽しみにしてばっかりじゃいられないよ」と明かすと、水瀬さんが声を務めたクロエ・グレース・モレッツ演じる新人ホテルマンのケイラと、木村さんが声を務めたマイケル・ペーニャ演じる、いじわるな上司のテレンスが登場。ケイラとテレンスの働くホテルにやってきて、開催されたウエディングパーティーをめちゃくちゃにしてしまうトムとジェリー。トムジェリファンの木村さんも思わず「結婚式はまさに惨状」「大嫌い顔も見たくない でも諦めない」とアツいラップを刻むほど。ケイラの落ち込む姿を見て、いつもはケンカばかりのトムとジェリーが力を合わせることに。この展開に「誰かのために頑張る姿って感動しますよね!」と水瀬さんの声に合わせるように、トムとジェリーが2人で仲良くグータッチをする姿も。最高のウエディングパーティーを開催することはできるのか、続きが気になる映像となっている。『トムとジェリー』は3月19日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トムとジェリー 2021年3月19日より全国にて公開©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
2021年03月09日米動画配信サービスHBO(R)maxにて配信される『Zack Snyder’s Justice League(原題)』が、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』として日本国内でもデジタル配信及びBlu-rayリリースされることが決定した。2017年に公開され、全米No.1大ヒットを記録した『ジャスティス・リーグ』。その製作中に降板したザック・スナイダー監督が、初期構想に基づき追加撮影、再編集の上で製作したのが『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』。『ジャスティス・リーグ』では見られなかった、ジャレッド・レト扮するジョーカーの登場ほか、約4時間に及ぶ本編の内容に多くの注目が集まっている。なお、米配信開始に先駆けて、アメリカで開催される先行オンライン試写会(英語版のみ/字幕なし)に日本から限定招待する応募もスタート。本作の劇場公開予定は無く、詳しいリリース情報は4月16日(金)に発表を予定しているという。『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』は初夏、デジタル配信&Blu-rayリリース予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2021年03月09日