玉木宏と倉科カナをメインキャストに迎え来年1月からスタートする、“産後危機”問題に焦点を当てた社会派コメディードラマ「残念な夫。」。このほど、本作に「乃木坂46」の生田絵梨花が女子高生役で出演することが決定。生田さんは連続ドラマでの初レギュラーとなる。本作は、今話題の“産後の離婚危機”をテーマに、子どもが生まれたのに父親らしい進歩が見えないことで、妻からの愛情が冷え込み、家庭内カースト最下層に落ちてしまった“残念な夫”が、理想の夫、最高のパパに成長しようと奮闘する様を描く。家庭内で“残念な夫”に成り下がってしまった主人公・榛野陽一役に“父親”役初挑戦となる玉木宏を始め、育児への責任感から“モンスター妻”になってしまった榛野知里役に倉科カナ、そのほか岸谷五朗、大塚寧々、黒木啓司(EXILE)、林遣都、高橋メアリージュン、浅田美代子といった豪華俳優陣の出演がすでに発表されている本作。そんな本作で、初の連続ドラマのレギュラーを掴み取った生田さん。本作で演じる役は、陽一(玉木さん)の上司である細井茂(岸谷さん)と妻・美和子(大塚さん)のひとり娘・美香。私立の進学校に通う17歳の女子高校生で、幼い頃から通っているピアノ教室の講師に「素質がある」と褒められ、将来ピアニストの道へ進みたいと思っている、超優等生な役どころだ。生田さんといえば、バラエティー番組でピアノを演奏し、その技量の高さが大きな反響を呼んだが、本作でもそのピアノの腕前を実際に披露するよう。この演出に、生田さんは「ただ指先が動いているんじゃなくて、そのときの役の心情をメロディーに乗せて弾ければいいなと思います」と役作りのプランを語っている。そして、主演の玉木さんには意外な縁を感じているという。「音大を舞台にしたドラマ『のだめカンタービレ』をずっと見ていて、それがきっかけで音楽がもっと好きになったんです。そう思わせてくれた方と共演できるのがすごく嬉しいです。カッコいいですし、声が素敵なのでこれからお会いするのが楽しみです。『のだめカンタービレ』ではのだめ(主人公)をつかんで歩くシーンが面白くて好きでした。このドラマでもコメディーの要素が出てくるので楽しみにしています」。果たして、生田さんが演技巧者な共演陣とどんなアンサンブルを奏でるのか、注目が集まりそうだ。ドラマ「残念な夫。」は1月14日(水)より毎週水曜22時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年12月22日女子フィギュアスケート選手で休養中の浅田真央が12月18日(木)、東京都内で自身プロデュースの「クリスマス・チョコツリー」点灯式に出席。1年間の競技生活休養を発表してから約7か月経った現在の赤裸々な思いを語った。今年5月の休養発表会見で進退を尋ねられて答えた「ハーフハーフ」が新語・流行語大賞にノミネートされたが、浅田さんは「会見の時は、やるか分からないという意味を込めて『ハーフハーフ』と言ったけれど、それから数か月経って練習中のジャンプの調子も上がってきて…より一層『ハーフハーフ』の気持ちが強くなった」と当時に比べてより進退を意識している様子。それでも、スケートに対する思いを聞かれると「オリンピックが終わってからは続けていきたいという気持ちがなかったけれど、数か月経ってみて、スケートが好きだし、スケートと共に成長してきた私なので、共に歩んでいこうと思っています」と心境の変化を明かした。また休養後初のクリスマスを迎える浅田さんは「予定は特に決まってないです。何もないです」と笑顔を浮かべながら、「毎年この時期に試合があるので気持ち的に試合モードだけれど、今年は試合に出ないということでリラックスした気持ちですね」と新鮮な面持ち。ただ12月21日(日)からは「クリスマス・オン・アイス2014」への出演も予定されていることから「ショーには出演するので、今年も滑るんだという気持ちです」と話していた。浅田さんプロデュースのチョコ・ツリーは、品川プリンスホテルにて12月25日(木)まで展示される。(text:cinemacafe.net)
2014年12月19日子どもが生まれる前は円満だった夫婦関係が、出産を機にギスギスした雰囲気に変化してしまう…“産後危機”問題に焦点を当てた社会派ライトコメディードラマ「残念な夫。」がフジテレビ1月期の水10枠で放送されることが決定。このほど、本作でその“残念な夫”を俳優・玉木宏が演じることが明らかになった。夫たちは職場や飲み会で「被害者パパの会」を作って愚痴をこぼし、妻たちは「ママ友の会」で育児の過酷さを共有して夫の残念さを嘆く。ライフスタイルが変化し、女性が結婚や出産、離婚などを自分で選択できるようになった現代社会において、夫婦観、家族観は変化してきている。そんな今を反映したストーリーで、子どもが生まれてからの「理想の夫婦」の在り方を提示する本作。主演を務めるのは「のだめカンタービレ」(フジテレビ)で大ブレイクし、映画『幕末高校生』や、話題のドラマ「きょうは会社休みます。」(日本テレビ)で“こじらせ女子”を気に掛けるイケメンCEOを好演する玉木宏。外見・性格・能力ともに“理想の夫”と思われていたが、子どもが生まれてから妻の態度が冷たくなったように感じ、しかしその原因や解決方法が分からず、家庭内で“残念な夫”に成り下がってしまった、住宅会社勤務の主人公・榛野陽一を演じる。玉木さんの妻役には、コメディからシリアスまで幅広く演じ分ける女優・倉科カナ。こちらも夫に尊敬の眼差しを向けて尽くしてくれる“理想の大和撫子妻”と思われていたが、出産後にいままで許せていた夫の言動が気になるようになり、ヒステリックな状態が続くことから夫にとって“モンスター妻”という存在になっていく榛野知里を演じる。倉科さんは現在放送中の「ファーストクラス」に続けての出演となる。主演の玉木さんは「主人公の陽一は、悪気もなく無意識に“残念な夫”になってしまう男です。僕自身は結婚に良いイメージしかないので、いまのタイミングでこういう役をいただいたということは、僕にとって“人生のバイブル”にできるかなという気がしています。現代劇で父親役を演じるのは初めてなので、一つのチャレンジでもありますし、たくさんの方に共感していただけるような、説得力のあるドラマにしたいと思っています。貴重なオリジナル作品で、精一杯“残念な夫”を演じさせていただきます」と意気込みを語った。妻役の倉科さんは、「産後をきっかけに“モンスター妻”に変貌する役柄で、自分としては、未婚でもあり母になる経験はしていないのですが、いろんな意味で初体験、初挑戦の部分が役柄的に多そうなので、楽しみです。私は、長女として妹や弟の世話をする事が日常だったので、その経験も生かしながら、できるだけリアルな子育て奮闘を表現できればと思います」とコメントを寄せた。また、玉木さん扮する陽一の上司であり、家庭内では妻子に見限られた“残念すぎる夫”細井茂役に岸谷五朗、娘を寵愛して夫への愛が冷え込んでいる妻・細井美和子役に大塚寧々が決定。そのほか、産後危機を迎えてしまった榛野夫婦にさまざまな形で影響を与えていくキャスト陣に黒木啓司(EXILE)、林遣都、高橋メアリージュン、浅田美代子が集結している。実際の夫婦に調査したリアリティあるエピソードを盛り込んで描かれる本作。玉木さんや倉科さんを始めとしたキャラクターが本音を語るシーンには思わず共感してしまうはず。ドラマ「残念な夫。」は1月14日(水)より毎週水曜22時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月27日ソチ五輪のフィギュアスケート女子シングルは、20日0時より決戦の火蓋が切って落とされる。浅田真央選手に金メダル獲得の期待が高まる中、最大のライバル、キム・ヨナ選手(韓国)だけではなく、15歳の新鋭、ユリア・リプニツカヤ選手(ロシア)も一躍金メダル候補に躍り出た。20日のショートプログラム(SP)を観戦する前に、3人の特徴をチェックしておこう(時間はすべて日本時間)。○トリプルアクセルを減らし、着実な得点を狙う浅田日本のエース・浅田選手最大の武器といえば、ジャンプの「トリプルアクセル」(3A)。6種類あるジャンプの中でも最も難しいとされているが、銀メダルを獲得した2010年のバンクーバー五輪では、SPとフリーを合わせて五輪史上初めて3回の3Aを成功させた。ただ、今大会ではSPとフリーで1回ずつの計2回にすることを、ソチ入りする前に明言している。フリーで3Aを2回飛ぶと体力の消耗が激しいとされているため、体力を温存してジャンプミスのリスクを抑えると同時に、3Aよりも基礎点が高い3回転-3回転のコンビネーションジャンプをフリーに入れることで、着実に得点を重ねる作戦のようだ。○3回転ジャンプの完成度が高いキム・ヨナ浅田選手最大のライバルとされているのが、前回バンクーバー五輪の覇者であるキム・ヨナ選手だ。2011-2012シーズンは休養のために全試合を欠場しており、バンクーバー五輪以降の主要大会への出場は少ないものの、2013年の世界選手権では浅田選手を下して1位となっている。また、バンクーバー五輪で出した228.56というスコアは、いまだに破られていない女子フィギュアスケートの世界記録。銀メダルだった浅田選手(205.50)を20点以上も突き放した高得点の原動力となっているのが、3回転ジャンプの精度だろう。高いジャンプをいかした高難度の3回転ルッツ-3回転トゥーループのコンビネーションジャンプの基礎点は10.10。浅田選手の武器である3Aの基礎点(8.5)を上回り、キム・ヨナ選手の得点源とされている。ソチのリンクでも3回転のコンビネーションジャンプを度々成功させるなど、好調を維持しているようだ。正確無比の3回転コンビネーションを武器に、女子では史上3人目となる五輪連覇に挑む。○「キャンドルスピン」と地の利を武器にするリプニツカヤ今大会で一躍脚光を浴び、メダル候補に名乗りをあげたのが15歳のリプニツカヤ選手だ。その最大の武器は柔軟性をいかしたスピンだろう。自身が命名したという「キャンドルスピン」は、背中ごしに片足をまっすぐ垂直に上げた状態で回転。まっすぐに美しく姿はまさに1本のキャンドルのようだ。柔軟性をいかしたオリジナルスピンを武器に、9日の団体女子SPでは浅田選手を含む10人の中でトップの72.90をマークしている。また、団体フリーでは基礎点が1.1倍になる後半、普通の選手よりも1回多い5回のジャンプを飛んでいる。後半は疲労がたまってくるため、ミスのリスクも高まるが、個人戦でも高得点狙いで5回飛んでくる可能性はありそうだ。ロシアの女子フィギュアスケート界は競争が激しい。近年は今大会に参加しているアデリナ・ソトニコワ選手のほか、ソトニコワ選手のライバルとされるエリザベータ・トゥクタミシェワ選手、2013年の世界ジュニア選手権1位のエレーナ・ラジオノワ選手ら10代の実力者が急増している。彼女らとのし烈な五輪代表争いをくぐりぬける中で、成長してきたであろうリプニツカヤ選手。地元開催という「地の利」を生かして、浅田選手、キム・ヨナ選手の2強に割ってはいることができるか。熱戦必至のフィギュアスケート女子シングルは、SPが20日0時から、フリーが21日0時から開始予定。注目の滑走順は、キム・ヨナ選手が17番目、リプニツカヤ選手が浅田選手と同組の25番目、そして浅田選手は大トリの30番目となっている。
2014年02月19日浅田次郎の小説『柘榴坂の仇討』(ざくろざかのあだうち)が、主演に中井貴一を迎えて映画化されることが発表された。阿部寛、広末涼子、中村吉右衛門が出演し、『沈まぬ太陽』の若松節朗監督がメガホンを執り9月に全国公開される。『柘榴坂の仇討』は浅田が2004年に発表した短編集『五郎治殿御始末』(ごろうじどのおしまつ)に所収された一編。敬愛する主君、大老・井伊直弼を桜田門外にて失った彦根藩士・志村金吾を主人公に、密かに仇討の命を受け、敵を探す旅に出た志村が、幕末から明治へと時代が移り変わる中で、誇りと覚悟を持った“最後の侍”として生きる様を描く。中井は主人公・志村を、広末は妻セツを、中村は井伊直弼を、阿部は仇のひとりである佐橋十兵衛を演じる。中井は自身の役について「江戸から明治へと日本が大きく変わろうとした激動の時代。武士道の根幹である武士の“忠義”を貫き、不器用にも自らの誇りをかけて生き抜いた金吾。彼は家族と妻の大きな愛情に包まれ、その時代と向き合うべく必死に生き、そして、己の結末をつけます」と説明し、「時代劇離れと言われる昨今、日本人が本来持っている本当の“こころ”の文化のようなものを力一杯注ぎ込んで、お客様に何かを感じていただけるような映画にできたら良いなと思っています」と語る。阿部は「久しぶりの時代劇で、身が引き締まる思いがしています。深い人間像をどこまで出せるか、難しい役ですがとても演じがいを感じています」と話し、広末は「脚本と、自分の気持ちに正直に演じきることができたら、間違いなく歴史に残る日本映画になる気持ちがしています。一生懸命頑張ります」とコメントしている。本作は先月より京都府、滋賀県などで撮影に入っており、クランクアップは2月の予定。9月に松竹の配給で全国公開される。『柘榴坂の仇討』2014年9月全国ロードショー
2014年02月04日3月末より放送開始となるNHKの連続テレビ小説「花子とアン」の撮影現場の様子が1月7日(火)、報道陣に公開され、主演の吉高由里子を始め、仲間由紀恵、浅田美代子、ともさかりえ、高梨臨が会見に出席した。山梨の貧しい家に生まれ、東京の女学校、教師生活を経て、翻訳者への道を進み、やがて「赤毛のアン」を翻訳する村岡花子の明治から昭和にかけての波乱に満ちた人生を描く本作。花子は10歳でこれまで育った環境と全く異なる東京のミッション系女学校に編入し、そこで英語を学び、翻訳者となる上での基盤を作り上げていく。劇中の姿で登場した吉高さんは「まだ始まったばかりのような気持ちで慣れないところもありますが懸命に臨んでいます」とニッコリ。男子禁制の女学校とあって、キャストも女性ばかり。撮影の合間の共演陣との会話について問われると「むき出しの女子会トークです。多分、(記事に)書けない」といたずらっぽい笑みを浮かべつつ、「強気に“朝の顔”と言い張って2014年はいきたい」と宣言し報道陣の笑いを誘う。果たしてどんな内容が?と気になるところだが、花子の生涯の親友となる蓮子を演じる仲間さんは「そこはあまりツッコまれない方が…」と微妙な笑み。自身も女子校出身ということで「本当の女子校はもっとすごいものがありますからね(笑)。明るい女子会トークが繰り広げられてます」とフォローしていた。高梨さんは、朝ドラ初挑戦となるが「毎日、勉強になります。両親が必ず見ているドラマに出るというのは素直に嬉しいです」と語る。「面白い方が多いので楽しいです。前日のリハーサルの本読みで、私が漢字を間違えて読んでたんですが、仲間さんが後でこっそりとみなさんに聞こえないように教えてくださいまして。天使のような先輩です」と笑顔を見せた。ともさかさんは英語教師役ということで、かなりの分量の英語のセリフがあるそうで「受験勉強のようです」と苦笑。役柄の性格の点でも厳格な女性とあって「撮影が終わるまでに何本、眉間にシワが増えるか不安です(苦笑)」と悩みの種は尽きないよう?浅田さんは女学生たちを見守る寮母を演じているが、舞台となった学校のモデルが東洋英和女学院であることに触れ、かつて同校を受験し「面接で挨拶がきちんとできなくて落ちました(苦笑)」と告白。「それなのに先生をやっていいのかと…」と自虐的に語り、会場は再び笑いに包まれた。浅田さんは現場の様子について「主演の吉高さんが明るくて、和やかです。チームワークが良くてキャピキャピしてます。女学校のシーンは画面が明るくなりそう」とまさに寮母さながらの温かいまなざしで語っていた。NHK連続テレビ小説「花子とアン」は3月31日(月)より放送開始。(黒豆直樹(cinema名義))
2014年01月07日住友生命保険は21日、このたびブランドパートナーである浅田真央選手を応援する「MAO ASADA応援プロジェクト」を立ち上げ、12月21日から、スペシャルサイトを公開した。同社営業職員やサイト内の応募フォームを通じて集まった応援メッセージを広く紹介するとともに、浅田真央選手本人にも直接提供する予定という。浅田真央選手は、「グランプリシリーズ中国大会」(11/2~11/4)、「グランプリシリーズ日本大会(NHK杯)」(11/23~11/25)で優勝。「グランプリファイナル」(12/7~12/9)に進出し、優勝を果たした。住友生命では、「夢の実現に向けて『強さ』を磨き、真摯な努力を続けている『浅田真央』選手を職員はもちろんのこと、顧客とも一丸となって応援していける、大応援団を結成したいと考えている」という。プロジェクト名称 : MAO ASADA 応援プロジェクト実施期間 : 2012年12月7日(金)~2014年3月31日(月)活動内容 : 「浅田真央選手に応援メッセージを届けよう!」参加方法 : (1)同社営業職員が配布するメッセージ記入シートから参加、(2)スペシャルサイト内、専用フォームから参加メッセージについて : (1)同社スペシャルサイトで応援メッセージを紹介、(2)タブレット型電子端末などを通じて、浅田真央選手にメッセージを提供スペシャルコンテンツ : (2012年12月7日からプレオープン中)その他コンテンツ : 専用フォームからの応募の場合、Facebookと連動したデジタルノベルティをプレゼント住友生命は、「プロジェクトの今後の展開については、詳細が決まり次第、順次発表していく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日保護犬の認知度・飼育率を上げる活動を行う「ONE LOVE ウォーク実行委員会」は、動物愛護・啓発チャリティーイベント「Summner Night パーティー in 高輪」を10日都内で開催した。主催である「ONELOVEウォーク」は、動物保護団体への寄付や、里親募集のためのHOGO犬マッチングサイトの運営、殺処分についてのセミナーなどの啓発活動を目的に2008年1月に設立された団体。「ONE LOVE ウォーク実行委員会」の委員長を務める野中ともよ氏は、設立の背景として「命について語ることの重要性」について述べた。「日本社会では、誰もが気軽に犬を飼うことができてしまいます。それゆえに、捨てられてしまう動物がいるのです。’この犬、彼氏が買ってくれたんだけど、彼氏と別れたからもういらないや’といって、簡単に命を捨ててしまう人が残念ながら存在します。このONE LOVE ウォークの活動を通じて、命の重要性についてもっとたくさんの方と一緒に考え、そして犬との共生社会を実現していきたいです」(野中氏)また、イベントにはフィギュアスケーターの荒川静香、タレントの浅田美代子らが出席し、保護犬についてのトークショーを行った。荒川は、現在シーズー1頭、ミニチュアダックスフント3頭とともに暮らしており、「まるで自分の子どもたちのように思っています」と述べた。自身は、小さいころから犬に囲まれた生活を送っていおり、初めて犬を飼うことになった際には、母親に保健所に連れて行かれ、動物の殺処分について教わったという。「殺処分の現状を知るたびにやり場のない怒りを覚えます。自分ができることを少しずつ行っていきたいと思います」と述べた。また、浅田はドイツのディアハイムを訪問した際の体験を語った。ティアハイムとは、ドイツにある動物保護施設。ドイツでは動物の殺処分が存在せず、何らかの理由で飼い主と別れることになった動物はすべてこの施設に預けられ、次の飼い主が見つかるまでここで暮らすという。「ティアハイムでは、たとえ新しい飼い主が見つからなくても、一匹一匹に広い個室が与えられ、動物は終生そこで幸せに暮らすことができます。このティアハイムのような施設が日本にも必要だと強く感じています」(浅田)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月15日浅田次郎の同名小説を映画化した『日輪の遺産』主演の堺雅人、共演の中村獅童、福士誠治、そして佐々部清監督が5月11日(火)、東映東京撮影所にて開かれた会見に出席した。原作は1993年に刊行。帝国陸軍がダグラス・マッカーサー(のちのGHQ最高司令官)から奪取した時価200兆円におよぶ財宝をめぐる、祖国を思う20名の少女たちと軍の密命を受けた将校たちの壮絶なドラマが、現代を生きる老人の回想という形で語られる。帝国陸軍の軍人を演じた堺さん、獅童さん、福士さんは、撮影中とあって揃って坊主頭に軍服姿で登場。軍上層部から秘密裡に、マッカーサーから奪取した900億円の財宝(現在の価値で200兆円)を移送、隠匿せよとの命を受ける陸軍少佐・真柴役の堺さんは「今日は男3人だけの撮影でしたが、ほかの撮影ではユースケ・サンタマリアさんと20人の女学生が加わって、毎日が新鮮で、演じていて楽しい現場です。戦争を描くにあたっては、分かったふりだけは避けたいと思いました。あと、型にはまった軍人にならないように気を付けています。映画で描かれる現場、その場にいて息吹のある演技をする、演技を楽しむ役者はそれしかできないと思います。初めてと言えば“居合の達人”という役柄で、40時間以上特訓してます」と撮影の様子について明かした。望月曹長役の獅童さんは「20人の女学生とのシーンで、彼女たちのたたずまいを見ていると心に響くものがあり、新鮮でした。もんぺを穿かせると、やはり日本人だ(笑)と思いましたし、時代を飛び越えるような瞬間にドキッとさせられました。戦争映画は作品を通じて何を感じていただけるか、ということだと思うので、一生懸命やっています」と思いを語った。同じく陸軍の中尉・小泉役の福士さんは「佐々部監督とは『チルソクの夏』以来7年ぶりにご一緒させていただきました。ずっと、もう一度ご一緒したいと思っていたので、役者としての喜びを感じながら演じています。英語を使うシーンがあるのですが特訓しながら準備しています」と今後の撮影に向けての意気込みを語った。これまでも『出口のない海』、『夕凪の街 桜の国』など戦争がもたらす悲劇や、その時代に生きた人間のドラマを描いてきた佐々部監督。「脚本を作り始めて4年目になり、いつ実現するのかという状況が続きました。助監督時代、最後の仕事が(浅田さん原作の)『鉄道員(ぽっぽや)』だったこともあり、自分の10作品目となる節目に、ファンである浅田次郎さんの作品を映画化できるということで感無量です。こうして素晴らしいキャストを迎え、周りの方々に感謝しながら、恥ずかしくない作品に仕上げたいと思っています」と決意を語った。ほかにユースケ・サンタマリア、八千草薫の出演も決まっている。祖国の明日のために命を懸けた将校たちと少女たちの思いは、戦後60年以上を経た現代を生きる日本人の心に何を問いかけるのか?『日輪の遺産』は2011年公開。■関連作品:日輪の遺産 2011年公開
2010年05月12日西田敏行、三國連太郎が12月26日(土)、東京・丸の内ピカデリー1で行われた、主演を務める国民的人気シリーズ最終作『釣りバカ日誌20 ファイナル』の初日舞台挨拶で異例のカーテンコールに立ち号泣。投げキッスと「愛してるよー!」のメッセージをファンに贈った。同シリーズレギュラーの浅田美代子、今作キャストの吹石一恵、塚本高史、朝原雄三監督と舞台挨拶を終えて退場したが、客席から沸き起こった「ハーマーちゃん!」「スーさん!」の大コールを受けて2人で再登場。西田さんは「映画の舞台挨拶でカーテンコールが掛かるなんて前代未聞。みんな、愛しているよー」と大粒の涙。三國さんも涙を拭いつつ「これからも映画を愛してやってください」と呼びかけ。2度目の退場時にも止まない声援に西田さんは投げキッスを3回贈り、満面の笑顔で応えた。挨拶を終えた西田さんは「今日は泣くまいと思ったのですが、三國さんの横顔を見ていたら感極まりました」とポツリ。今後も1〜2年に1回ぐらいは?と続編に関する取材陣の問いに「どうなんでしょう?今回の作品をたくさんのお客様に観ていただき、たくさんの声が上に『釣りバカ』と届けば立ち上がらないわけにはまいりますまい、と思うかもしれませんが、いま、予定はありませんね」と飄々と語ってみせた。同シリーズは、作・やまさき十三、画・北見けんいちによる同名漫画を原作に、一流会社「鈴木建設」の会長のスーさんこと鈴木一之助(三國さん)と同社の平社員で釣りの名人、ハマちゃんこと浜崎伝助(西田さん)の珍道中と様々な人々との交流を描く物語。1988年公開の第1作から、スペシャル版を含め今回の『ファイナル』まで全22作で終止符を打つ。『ファイナル』では、不況下で大型受注に成功したご褒美の釣り休暇でスーさんと北海道を訪れたハマちゃんが、スーさんの親友の孫娘(吹石さん)と同棲中の牧場の跡取り息子(塚本さん)のためにひと肌脱ぐ物語。ハマちゃんの愛妻役を演じてきた浅田さんは「涙がこみ上げて、ちゃんと舞台挨拶ができませんでした」と照れ笑い。塚本さんは「いつも緊張しないのに今日は緊張してしまって…1作目から観られている人たちも来ていたわけで、ホームのようでアウェイだった。でも、そういう人たちにも僕の演技を観てもらえた。役者になってよかった」と感激をかみしめ、吹石さんは「こんな舞台挨拶は初めてで鳥肌が立ちました。ドラマも好きですが映画はカメラの向こうにこんなに温かいお客さんがいる。いいですね」としみじみ話していた。『釣りバカ日誌20 ファイナル』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:釣りバカ日誌20 ファイナル 2009年12月26日より全国にて公開■関連記事:ハマちゃん&スーさんサンタ来場、感涙メッセージとボヤキ節で特集上映スタートハマちゃん「釣り竿を納めたい」 『釣りバカ日誌20 ファイナル』大感謝パーティ国民的シリーズ『釣りバカ日誌』が遂に終焉…ハマちゃん&スーさんの胸中は?
2009年12月26日22年続いた人気映画シリーズの最終作『釣りバカ日誌20 ファイナル』の公開記念大感謝パーティが11月4日(水)、東京・ホテルニューオータニで行われ、主演コンビの西田敏行がシリーズに別れを告げ、三國連太郎は西田さんとの再タッグを願った。人気漫画を原作に、一流企業の万年ヒラ社員で釣りの名人、ハマちゃん(西田さん)と、同社会長でハマちゃんの釣り弟子、スーさん(三國さん)のコンビが、日本各地の釣りの名所で騒動を繰り広げる人情喜劇。昭和63年に『男はつらいよ』シリーズの併映作品としてスタートし、ほぼ1年に1本のペースで製作されてきた。最終作の名所ロケは6月に北海道の道東地方で行われた。約40人集まった歴代キャスト陣を前に、西田さんは「この旅で鉾というか、釣り竿を納めたいと思います」としみじみ。「寂しい感情もありますが、惜しまれながら終わるのがいいという美意識もある。この辺りかな、と思う」と感極まったような表情。この日がちょうど62回目の誕生日で、同シリーズのロケ地をイチゴで示した日本列島を描いた巨大ケーキで祝福されると「誕生日ではあるなーと薄々思っていたけどこんな形で祝ってくださるとは思いませんでした。今日はハマちゃんの22回目の誕生日と理解しています」と会場を和ませた。一方の三國さんは「つい最近こけたんです」と“転倒事故”を突如告白。左頬を指して「こことここにヒビが…」と言うと、西田さんは「86歳でランニングしてこけたんです。ダメでしょう?」と飄々とした調子で茶化す始末。関係者によると、三國さんは10月23日(金)、静岡県沼津市の別荘内で転倒。高齢のため大事をとって東京・慈恵医大へ3日間、検査入院したが骨折などはなく打ち身ですんだという。三國さんは挨拶で「成田反対闘争で初めて西田さんとお会いして…」。すかさず西田さんが「三國さんがおしゃっているのは、(初共演した)『襤褸の旗』という独立プロの映画の現場の話でして、(主演の)三國さんが田中正造で、私が農民の一人を演じました」と解説。三國さんは西田さんに「私の不用意な俳優生活で刺激になった俳優さんです。こんなにリズム感のいい人が、世の中にいるんだと感動しました。ただちょっとのんべいなのが気がかりですが、乗り越えて次世代を代表する俳優になると思っています」と太鼓判。スーさん役との別れについて聞かれても「成田からご一緒している俳優さんで、私が役者をしている間は永遠にご一緒したい」とラブコールを送り続けた。パーティには、ハマちゃんの愛妻・みち子さん役の浅田美代子らも出席。浅田さんは「私生活では結婚は必要ないと思うくらいハマちゃんに愛され、幸せでした」と笑顔を見せ、写真撮影の際、取材陣から求められ、何度も西田さんの頬にチュッとキス。ほかに本作キャストの吹石一恵、塚本高史、歴代マドンナ代表の名取裕子らが「心に残るシリーズ」と声を揃えていた。『釣りバカ日誌20ファイナル』は12月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:釣りバカ日誌20 ファイナル 2009年12月26日より全国にて公開■関連記事:国民的シリーズ『釣りバカ日誌』が遂に終焉…ハマちゃん&スーさんの胸中は?
2009年11月04日