「美」への意識が高い女性にとって、毎日の「自分チェック」は欠かせないものだろう。姿見や手鏡はもちろん、時には無意識のうちに電車のドアやショーウィンドウでも自分のメイク具合の状態や肌のコンディション、プロポーションなどを見ている女性も少なくないだろう。ところが、いつも通りチェックしているなかで、ふと「あれ、私最近太った? 」「やだ、小じわ増えた……? 」と感じた経験はないだろうか。食事や運動などのライフスタイルを何も変えてないのに、そのような肌や体形の変化を感じた場合には、女性ホルモンが関与している可能性がある。本稿では「ホルモン補充療法」などを行うAACクリニック銀座の院長・浜中聡子医師の解説を基に、女性ホルモンと体形の関係について紹介していこう。○2種類の女性ホルモンの役割女性ホルモンは主に卵巣から分泌されるが、30代後半になると卵巣がだんだん衰え始める。それに伴い、女性ホルモンの分泌量も少なくなってくる。女性ホルモンが減少すると自律神経に乱れが生じるため、精神面に影響が出るが肉体面でも如実に変化が現れるのだ。実際にどのような変化が出てくるかを理解するには、女性ホルモンの役割をきちんと知る必要がある。女性ホルモンは「エストロゲン」(卵胞ホルモン)と「プロゲステロン」(黄体ホルモン)に大別できるが、それぞれのホルモンが体におよぼす影響は異なっている。それぞれのホルモンが欠乏すると、体形の変化以外に以下のような症状が引き起こされる。プロゲステロン欠乏によって起こる症状乳房痛 / 腹部膨満感 / むくみなどエストロゲン欠乏によって起こる症状肉体疲労の回復悪化 / 骨粗しょう症 / 顔の血色悪化 / 瞳の乾燥 / 髪の乾燥 / 頭頂部の薄毛 / はりのない頬など○体形に訪れる変化では、この2つの女性ホルモンが減ることによって、体形にはどのような変化が訪れるのだろうか。「まず、エストロゲンが減るとバストが垂れて見た目が悪くなりますね。さらに顔が乾燥してきて、唇や目の下の細かい小じわが増えます。そしてプロゲステロンが減ると、セルライトが増えます。おなかやおへその下から太ももにかけた部分、いわゆる『お肉がいらない場所』への脂肪が定着しやすくなります。体形も、上半身から下半身にかけて膨らんでいく『洋ナシ型』になってきますね」。この見た目の変化は、女性ホルモンの分泌量が低下し始め、かつ基礎代謝量も落ち込んでくる30代後半ごろに起きることが多いという。「『ダイエットをするとまずは胸から脂肪が落ちていって、おなかなどの減ってほしい部分の脂肪がなかなか減らない』という話をよく聞くかと思いますが、30代後半ごろの年齢の方は、まさにこういうシチュエーションに悩む時期でもあります。30代、40代になってくると、今までと同じ生活をしているのに、肌の状態やプロポーションの維持すらままならないということです」。○女性ホルモンにとってよい生活習慣とは胸が垂れ始め、小じわが増えだし、そして余分な肉やセルライトが目立つようになる――。まさに女性にとってダブルパンチ、トリプルパンチとも言えるような"惨劇"が女性ホルモンの低下によって訪れる。そして、残念ながら女性ホルモンは自然に増やすことはできないのだ。内服用の錠剤や皮膚に貼るパッチ剤などを用いたホルモン補充療法ならば、女性ホルモンを増やすことは可能だ。だが、女性ホルモンの減少を招く生活習慣をしているようでは、せっかくホルモンを補充してもその効果は薄まってしまう。浜中医師は、「普通の健康を維持することが女性ホルモンにもよい」と話す。■質のよい睡眠をとる■栄養バランスが取れた食事を摂取する■適度な運動をする習慣をもつ■ストレスをためないこれらの生活習慣を保っていれば、女性ホルモンの減少に歯止めをかけることができる。いざというときにホルモン補充療法という名の"魔法"をかけることはできるが、その効果がどれだけ続くかは当人次第。「女性としての美」を長く保つには、最終的に健康的なライフスタイルが大切だと覚えておこう。写真と本文は関係ありません○記事監修: 浜中聡子(はまなか さとこ)医学博士。北里大学医学部卒業。AACクリニック銀座院長。米国抗加齢医学会専門医、国際アンチエイジング医学会専門医などの資格を多数取得。アンチエイジングと精神神経学の専門家で、常に丁寧な診察で患者に接する。
2015年08月10日8月限定!『フレッシュデリ』は話題の“レッドピタヤ”人生を楽しむ医学「予防医学」を提唱するアンファー株式会社は、「季節のフレッシュデリ」シリーズより、8月限定メニュー「FRESH DELIハワイアンピタヤ 10個セット」を7月31日(金)より9月7日(月)まで発売している。【商品概要】ハワイで大流行中のスーパーフード「レッドピタヤ」で夏を乗り切る美肌を実現!!商品名:FRESH DELIハワイアンピタヤ 10個セット発売日:7/31(金)価格:5,720円(税込)原材料:バナナ、レッドピタヤ、マンゴー、パインアップル、アガベエキス、レモン(プレスリリースより引用)現在発売中の8月限定メニュー「ハワイアンピタヤ」には、“レッドピタヤ”を配合した。ピタヤにはホワイトピタヤやイエローピタヤなどがあり、なかでも“レッドピタヤ”を採用したのは、ポリフェノールを多く含み、抗酸化力が一番高く、糖分が少ないためだ。夏の悩み解消「レッドピタヤ」で紫外線対策医学博士浜中聡子氏によると、レッドピタヤは「ベタシアニン」というポリフェノールの一種を多く含むため抗酸化力に優れ、紫外線などの外的要因からも発生する活性酸素を除去してくれる働きがある。さらに、肌の敵であるシミの原因にもなる「メラニン」の生成を抑制する働きもあるため美肌づくりを内側からサポートする。他にも、葉酸や鉄分も多く含まれているため、この暑い時期による貧血の症状で悩む人にも最適だ。また、カリウム不足が高血圧を引き起こし、立ちくらみの原因にもなるが、カリウムも多く含まれているため、ナトリウムの排出を促し、高血圧予防の効果も期待できるという。アンファーの『フレッシュデリ』シリーズ家庭で簡単にさまざまな野菜と果物を丸ごと取れるメニューは、定番の8種類に加え、毎月変化をもたらす季節限定商品を展開している。美味しいだけではなく、健康を第一に考え、体の内側からのエイジングケアを行うべく野菜・果物の組み合わせが最適なバランスになるように、エイジングケア専門医と共同開発した宅配サービスのスムージーだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・アンファー株式会社プレスリリース/PR TIMES
2015年08月05日アンファーはこのほど、宅配サービスのスムージー「フレッシュデリ」シリーズより、6月限定メニュー「トロピカルビタミン」(税込5,720円)を発売した。「フレッシュデリ」シリーズは、エイジングケア専門医との共同開発により、健康を第一に野菜・果物のバランスのよい組み合わせを考慮したスムージー。メニューは定番の8種類に加え、毎月変わる季節限定商品を展開している。今回発売した「トロピカルビタミン」は、マンゴーやバナナ、パパイヤ、アガベエキス、レモンを原料としている。同商品の共同開発を行った医学博士・浜中聡子氏によると、マンゴーにはビタミンB群の水溶性ビタミン・葉酸を含んでいるという。葉酸は、神経管閉鎖障害発症のリスクを低減させる働きがあると報告されている。また、バナナは紫外線による肌の酸化を予防するビタミンB群をフルーツの中でも多く含んでいるという。さらにミネラル類も多く含むため、抗酸化力にも優れているとのこと。また、免疫力の向上や滋養強壮の効果もあるという。同商品は10個入り。「アンファーストア」で販売している。
2015年06月21日「フレッシュデリ」毎月変わる限定商品ラインナップ発売中アンファー株式会社は、宅配サービスの毎月変わる限定スムージー「フレッシュデリ」シリーズより、6月限定メニューの「トロピカルビタミン」を6月8日(月)から発売している。同社は、1987年の会社設立以来「ニッポンを若くする」をコンセプトに、「いつまでも美しく、健やかに生きる」というエイジングケア・ライフスタイルの実現をめざしている。マンゴー・バナナ・パパイヤで朝から活力をチャージマンゴーに含まれる栄養価は、ビタミンB群の水溶性ビタミンである葉酸が多く含まれ造血に作用し、不足すると貧血や免疫機能の減衰が生じるなど、毎日摂取することが必要な栄養素である。バナナの栄養価は、果物のなかでもビタミンB群が特に多く含まれ、ミネラル類も多く、抗酸化力に優れている。免疫力を高め滋養強壮の効果もある。紫外線が強くなる季節である6月に、内側から肌の酸化を防ぎ、修復するにはビタミンB群が適しているといわれている。現在発売中の「トロピカルビタミン」は、それらを多く含む食材が使われ、食べてすぐエネルギーになるところも魅力的だと、共同開発を行った浜中聡子(はまなかさとこ)医師はいう。商品名:FRESHDELIトロピカルビタミン10個セット発売日:6/8(月)価格:5,720円(税込)原材料:マンゴー、バナナ、パパイヤ、アガベエキス、レモン販売:アンファーストア(プレスリリースより引用)「フレッシュデリ」シリーズエイジングケア専門医と共同開発し、美味しいだけではなく、健康のことを第一に考えた、新鮮な生のカット済み野菜と果物を最適なバランスに組み合わせた栄養まるごとスムージーである。家庭で、簡単に野菜と果物をまるごと取れるメニューは定番の8種類に加え、毎月変わる季節限定商品を展開している。野菜と果物は1回分にパックされて自宅に宅配されるため、毎朝10秒混ぜるだけなので手軽に食生活がサポートされる。7月8日(水)からは、7月の限定スムージー、真夏でも内側からキレイを保ちたい人に向けて「いちじくカロテンプラス」が発売される。(画像はプレスリリースより)【参考】・アンファー株式会社プレスリリース/日経プレスリリース・アンファーストア
2015年06月18日あなたは「女性ホルモン」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるだろうか。女性の体のさまざまな機能をつかさどる女性ホルモンだが、果たしてその働きをきちんと理解できているだろうか。本稿では、一生にわずかスプーン1杯分しか分泌されないものの、女性の一生に多大な影響を及ぼす女性ホルモンについて、AACクリニック銀座の浜中聡子先生の解説を踏まえながら紹介していこう。○エストロゲンとプロゲステロン女性の体に大きな影響を与える女性ホルモンは、「エストロゲン」(卵胞ホルモン)と「プロゲステロン」(黄体ホルモン)の2種類がある。エストロゲンはさらに「エストロン」「エストラジオール」「エストリオール」の3種類に分別され、体内にホルモンを補充する「ホルモン補充療法」においては、エストラジオールとエストリオールを用いる。エストロゲンとプロゲステロンは、女性の性周期に密接に関わっている。生理が終わった状態をスタートとすると、まずは排卵をコントロールするエストロゲンが徐々に分泌されていき、おおよそ2週間後にピークを迎え、同時に排卵を終える。このとき、エストロゲンの量はスタート時の10倍以上にもなっている。その後、エストロゲンの分泌量は漸減していき、逆にプロゲステロンの量が増えていく。「排卵後の2週間は、妊娠したとしたら子宮内膜を厚く整え、受精卵を着床しやすくする"ベッド作り"の役割を持つプロゲステロンが増えていきます」と浜中先生は説明。プロゲステロンは20~24日後頃に最も多く分泌され、こちらも当初の10倍以上となっている。そして、エストロゲンとプロゲステロンは生理によってその状態が"リセット"され、30日前後のサイクルでこのホルモン量の上下動を繰り返すのだ。○女性ホルモンは30代後半から減少しだす女性ホルモンは、一部は副腎や胎盤から分泌されるものの、そのほとんどが卵巣によって作られている。その分泌量は20代でピークを迎え、「どんなによくても30代後半で分泌量は下がっていきます。40代後半ぐらいから生理不順が出てきて、排卵もイレギュラーになってくるという感じです」(浜中先生)。40代後半から50代前半にかけて一気に減少し、この時期は女性における「閉経期」に該当する。そして、この閉経の前後10年が「更年期」に当たり、ホットフラッシュやほてりなどのいわゆる「更年期障害」が出るとされている。○女性ホルモン不足が引き起こす症状女性ホルモンというと、生理不順や排卵などのセクシャルな面がクローズアップされがちだが、それだけではない。実は、女性の体全体を守ってくれる非常にありがたい存在なのだ。例えば、エストロゲンは肌や髪のはり・つやに関連し、プロゲステロンは脂肪やむくみに関連する。それだけに、女性ホルモンが一気に減少しだす40代後半以降は、さまざまな面で女性にとって都合の悪いことが起こる。2つのホルモンが欠乏することによって引き起こされる症状は以下の通りだ。プロゲステロン欠乏によって起こる症状乳房痛 / セルライト悪化 / 下腹部や太ももへの脂肪の付きやすさアップ / 腹部膨満感 / むくみなどエストロゲン欠乏によって起こる症状肉体疲労の回復悪化 / 骨粗しょう症 / 顔の血色悪化 / 小じわ増加 / 瞳の乾燥 / 髪の乾燥 / 頭頂部の薄毛 / はりのない頬など○正しく理解して、自分の身を守る努力を浜中先生は、「女性ホルモンはいろいろな病気にリンクしているのですが、その働きを正しく理解できている方はほとんどいらっしゃらないんですね」と話す。女性ホルモンが体の不調から身を守ってくれる存在だと知っておけば、「いざ」というときにホルモンバランスの乱れや低下に起因している心身不調だと判断でき、場合によってはホルモン補充療法で対処もできる。人生の大半を一緒に付き合うホルモンだけに、これを機にその役割や特性をしっかりと理解するようにしよう。○記事監修: 浜中聡子(はまなか さとこ)医学博士。北里大学医学部卒業。AACクリニック銀座院長。米国抗加齢医学会専門医、国際アンチエイジング医学会専門医などの資格を多数取得。アンチエイジングと精神神経学の専門家で、常に丁寧な診察で患者に接する。
2015年06月10日世の多くの女性が、一度はダイエットにトライした経験があるだろう。そして、「スリムでいたい」という女性の願いに応えるべく、「バナナダイエット」「ヨーグルトダイエット」「糖質制限ダイエット」など、ダイエットを冠するさまざまなメソッドが生み出されてきた。ただ、その中には食事量を極端に減らすものや、何か一つの物だけを食べ続けることによる栄養不足を招くものなど、体に過度の負担をかけるものも少なくない。それでは、一体どのようなダイエットが理想的なのだろうか。"本当にいいダイエット"を学ぶべく、動脈硬化や高脂血症などの生活習慣病を未然に防ぐ「予防医学」に係る知識などを患者に提供する「AACクリニック銀座」の浜中聡子院長に話を伺った。○米国メディアで話題のDASHダイエット浜中院長は「食べないダイエットは言語道断」と、しっかりと食事をしながらやせていくことが重要だと指摘。「ちゃんと食べたうえで、食事量を減らすのであればバランスよく減らしていくことが大切です」。炭水化物やたんぱく質、脂質などの栄養素のどれかを極端に減らすのではなく、すべての栄養素を一律にバランスよく減らしていくことが好ましいという。すなわち、「バナナダイエット」や「ヨーグルトダイエット」のような、ある食品だけもしくはある食品を重点的に摂取していくダイエットは体によくないということだ。栄養バランスに配慮したダイエット法は、「肥満大国」とも言われる米国でも近年注目を集めている。特に米国メディアで話題となっているのが、「DASHダイエット」と呼ばれる方法だ。「端的に言いますと脂肪、塩分、糖分、アルコールは控え、逆に野菜や果物、ナッツ、大豆、脂の少ないたんぱく質を多めに摂(と)るというものです。体格差はありますが、おおよそ摂取カロリーは2,000kcal/日に抑えています」。○たんぱく質と野菜は毎日摂取しようではそのDASHダイエットを実践するうえで順守すべき項目を一つひとつ説明していこう。糖分、脂肪を極力避ける糖分の目安は1週間に大さじ5杯と、甘党にはかなりショックであろう数字となっている。「ドーナツ1個でアウトなので、糖分の制限は結構厳しいです」(浜中院長)。できる範囲で摂取量を減らすよう努めた方がよさそうだ。脂質に関しては、オリーブオイルなどの植物性油を用いるのがよいとのこと。乳製品はノンファットや低脂肪を選ぶ日本人は比較的乳製品の摂取が多いそうなので、日ごろから商品選びの際に意識したいところだ。たんぱく質は魚と鶏肉を中心にし、赤身肉は避ける「赤身肉自体が悪いわけではありません。牛の赤身肉は鉄分が豊富に含まれていますし。ただ、太りたくない方は牛の赤身肉などは脂肪が多いので避けざるを得ないでしょうから、その特色を知って鶏肉などとうまく食べ分けてください」(浜中院長)。野菜・果物を豊富に摂取し、炭水化物は全粉穀物を中心に選ぶ野菜・果物は、砂糖を大量に使用した缶詰製品ではなく、サラダなどちゃんとした野菜の形状になっているものをしっかりと摂取することがポイント。全粉穀物は繊維質が豊富のため、腹もちがよく満腹感も得られやすいというメリットがある。塩分を控える塩分摂取を控えると体重が落ちることは、これまでにも証明されている。そのためにも、「薄味に慣れるということを若いときからしておくといいです」(浜中院長)。自炊の際は「ちょっと物足りないかな」くらいの味付けにするといいだろう。その他にも、「アルコールを控える」「カリウムやカルシウム、マグネシウムが豊富な食べ物を摂取する」「一日30分のエクササイズをする」などもDASHダイエットで守るべき項目に該当する。いきなりすべてをやることは難しいだろうが、「良質なたんぱく質と野菜を摂(と)る」ということだけは、必ず毎日実践してほしいと浜中院長は話す。「DASHダイエットをするにあたり、『体重がここまで減ったら終わり』とか『何日間限定だからやります』というわけではなくて、これらの項目をライフスタイルとして生活の中に取り込んでいかないといけません。体重が減ったり戻ったりする中で、この生活がだんだんと苦にならないようにすることを、4~5年かけてでもやっていただきたいです」。○過度のダイエットは薄毛・抜け毛の原因にもAACクリニック銀座を訪れる患者の約4割がダイエット経験者であり、特に30代ではその数は約6割にものぼるという。ただ、近年は「一日1食」などの過度のダイエットによるさまざまな"弊害"も見られるようになってきたと浜中院長は指摘する。その一例が「抜け毛・薄毛」だ。食事を抜くことなどでカロリーの摂取量を減らすと、髪の毛の成長に必要な栄養素が不足し、薄毛の原因になる。浜中院長は、「低栄養に陥ると、髪の毛の製造工場といえる『毛乳頭』の成長が極端に妨げられます。過度な食事制限は絶対にやめていただきたいです」と警鐘を鳴らす。特に女性は「夏に水着を着るまでに間に合わせたい」など、すぐさまダイエットの成果を求めがちで、食事制限だけで体重コントロールをしようと試みるケースが多いそうなので注意してもらいたい。その他に便秘や貧血、生理不順、脱水、骨粗しょう症なども間違ったダイエットによって引き起こされる可能性があることを念頭に置いておこう。○まずは自分のできる範囲から始めようダイエットをする際は、どうしてもすぐに結果を求めがちになりやすい。だが、時間をかけておなか周りや脚、二の腕などに蓄積させた脂肪を、絶食やいわゆる「ばっかり食い」などによって、わずか1カ月や2カ月で落とすというのは、ある意味虫がいい話と言える。まずは、「体に無理のない範囲で中長期的に体重を落とすことが基本」という認識を持つことが大切。そのうえで、「コーヒーや紅茶に使う砂糖を減らす」「外食時には鶏肉や魚のメニューを意識的に選ぶようにする」「エスカレーターではなく階段を使う」など、自分にできるところから始めてみてはいかがだろうか。
2015年04月23日「AACクリニック銀座」はこのほど、同クリニック院長・浜中聡子氏によるクリニックレターVol.1「女性ホルモンと髪」を発行した。女性の一生における女性ホルモンの総分泌量はティースプーン1杯程度と言われているという。年代によってその分泌量は変化し、20代後半をピークに、30歳を過ぎると徐々に減少し、45~55歳の更年期では急激に下降するとのこと。女性ホルモンでよく知られているのは、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種。特にエストロゲンは、髪の毛を保持するのに役立つといわれている。「だからといって、『エストロゲンだけ分泌されていればいい』というわけではありません。エストロゲンとプロゲステロンの双方がバランスよく分泌されることで健康的な髪、さらには健康的な身体を手に入れることができます」と浜中氏。○髪に良い5つの生活習慣とは?浜中氏は、「女性ホルモンの分泌には生活習慣が大きく関わる」とし、美しい髪を保つ生活習慣として次の5つをあげている。まず第一に、栄養バランスの整った食事を心がけること。高たんぱくかつ低脂肪が理想だという。また、女性ホルモンの働きに似た大豆食品ばかりに頼らないこともポイントで、和定食のイメージを頭に置き、卵や魚、肉など動物性たんぱく質をとるようにしたいとのこと。魚では、アジやイワシなどの青魚、肉は赤身を選んで食べると良いという。2つ目は、有酸素運動を1日20分ほど行うこと。やや汗ばむ程度の有酸素運動を行うことで、心臓から血液を送り出す機能が高まり抹消の血流も良くなるため、頭皮環境を整えることにつながるという。3つ目は、質の良い睡眠をとること。髪の成長に必要な成長ホルモンが最も多く分泌されるのは、入眠直後の90分間にやってくる「ノンレム睡眠」時であり、1日に分泌される量の70%が分泌されている。そのため、寝不足や夜型の生活が続くと、成長ホルモンが正常に分泌されなくなり細胞の修復がスムーズに行えなくなるという。「22時~深夜2時にかけてが髪にとってのゴールデンタイムで、遅くとも日付が変わる前に寝ることが大切です」と浜中氏。4つ目は、入浴で免疫力を上げること。免疫力が低下すると、髪に影響が出るという。湯船に浸かってゆっくり体を温めることで血流が良くなり、免疫システムの働きが良くなるとのこと。最後に、しっかり水分補給をすることだという。体が疲れやすくなっている人は、水分摂取量が足りていない可能性があるとのこと。ちなみに1日に必要な水分量は、自分の体重を8で割った数のコップの水が目安となる。さらに浜中氏は、「職場でストレスをためている方も多いかもしれません。そんな時はドキドキする体験をしましょう! ドキドキ体験によってホルモン分泌が活発化し、月経不順が改善されたという例もあるくらい、良い恋愛は身体へも影響します」とコメントしている。
2015年01月27日●遺伝子検査は一生に一度でOKハリウッドスターのアンジェリーナ・ジョリーさんが受けたことで一気に注目を集めることとなった遺伝子検査。アンジェリーナ・ジョリーさんは乳がんの遺伝子検査の結果、乳房切除手術を決断した。一方、日本国内へと目を向けると、ヤフーやディー・エヌ・エーでも一般向けの遺伝子検査サービスを開始し、話題となっている。筆者は1年半ほど前に出産を経験したアラフォーママだ。出産後、子どもへの愛情が増すにつれて、「子どものためにもいつまでも元気でいないと」という気持ちが強くなった。しかし、もともと体力には全く自信がなく、健康への不安は常に抱えていた。そんな時に知った遺伝子検査。「自分に何かしらのリスクがあるのなら、早めに対処したい」という気持ちから受けることにした。○遺伝子検査は"一生もの"今は唾液を郵送するだけで結果が送られてくる遺伝子検査もあるが、結果が悪かった場合、医師からしっかりとしたアドバイスを受けたいと思い、今回はクリニックで受けることにした。向かったのは東京・銀座にある「AACクリニック銀座」。同クリニックは、薄毛や抜け毛で悩む人向けの女性専門頭髪外来と、アンチエイジング外来があり、今回お世話になったのは後者。同クリニックの遺伝子検査は、生活習慣病の発症リスクを調べるためのもの。検査項目によって費用は異なるが、「肥満」「脂肪代謝」「脂肪代謝異常による動脈硬化」「その他の原因による動脈硬化」「高血圧」「血液凝固・血栓」「メタボリックシンドローム」「酸化ストレス症」「慢性腎臓病」「感染抵抗低下」「自己免疫・アレルギー」の11項目の場合、16万2,000円(税込)となる。正直「安い」とはいえないが、これで将来の発病リスクがわかるのなら受けてみる価値はある。それに、同クリニック院長・浜中聡子医師によると「遺伝子に変化はないので、遺伝子検査は一生に一度でいいのです」とのこと。「一生ものの検査」と考えれば、この金額も前向きに考えられるのではないだろうか。しかし、検査項目に「がん」がないのはなぜだろうか。浜中医師に聞くと、同クリニックではアンチエイジングドックやホルモンドックの検査項目として、乳がん・卵巣がんといった女性向けのものに加え、肝臓がん、すい臓がん、大腸がんの腫瘍マーカーも調べることができる。こういった検査の人気も高いのだが、生活習慣病に関する遺伝子検査を受けるメリットとしては、ハイリスクという結果が出たとしても対処の方法があるという点。今すぐに治療の必要がなくても、これからの生活習慣を改めることで発症リスクを低くすることが可能なのだ。そして、AAC生活習慣遺伝子検査を受ける場合、アンチエイジングドッグ(10万8,000円)の併用を勧めている。アンチエイジングドッグでは、「血管年齢検査」「骨年齢検査」「酸化ストレス度・抗酸化力測定」「筋肉・体脂肪量検査」「ホルモン量検査」を受け、身体の現状を把握する。そして遺伝子検査では、その名の通り遺伝子情報を知る。セットで実施することで、より深く自身の身体を知ることができるのだ。●「風邪をひきやすい人」と遺伝子的にも証明さて、いよいよ検査スタートだ。まず問診表を記入した後にカウンセリングを受け、医師による診察へ。そこで生活習慣や健康に関する悩みなどを伝え、必要があればAAC生活習慣遺伝子検査の他にもアンチエイジングドック等を実施。採血の他、前述の通り骨年齢検査や筋肉・体脂肪量検査などを受けていく(アンチエイジングドック併用の場合)。○「感染抵抗低下」の項目が突出結果は約1カ月~2カ月後に判明する。筆者は人間ドックなら何度か受けたことがあるが、遺伝子検査は初めて。大病こそないが、風邪は頻繁に引く。ひどい時だとひと冬に4、5回は風邪をひく。最近では子どもが風邪をひけば100%移る。この抵抗力のなさも何か悪い結果として出てくるのではないだろうか……。大きな不安を抱えながら再びクリニックへと向かう。浜中院長から受け取った検査結果を見ると……レーダーチャートの「感染抵抗低下」が飛び抜けている。健康な人ならほとんど感染しないようなウイルスや細菌に、人より感染しやすいらしい。「風邪をひきやすいということはありませんか」と浜中医師に聞かれ、「はい! 」と即答する。それも、この感染抵抗力の低さと関係しているのだという。なるほど……。しかし、抵抗力が日本人の平均より低いということは、何か重大な病気にかかりやすいということではないのだろうか。それに関しては、「高齢者を除くと、その心配はほとんどないですよ」とのこと。高齢になると抵抗力がなくなっていき、例えば肺炎を発症して命の危険につながることもあるというが、現在筆者は37歳。この年齢なら、命にかかわるような病気に人よりかかりやすいということはないのだという。ひとまず安心だ。他の項目を見ると、「酸化ストレス」も日本人の平均値より高く、抗酸化力が不足している状態とのことだ。これにより、早期の老化、慢性的な炎症などにつながる可能性が高くなるそうだ。それ以外の項目は、「メタボリックシンドローム」「糖尿病」「高血圧」「慢性腎臓病」「心筋梗塞」「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」といった項目で発症リスクは平均的か低めで、骨密度や筋肉バランス、動脈硬化度などの項目も心配するような結果ではなかった。浜中医師は、「病気の発症に遺伝子が起因するのは2~3割。あとの7~8割は生活習慣によるものです」という。今回は生活習慣遺伝子検査なので、ハイリスクという結果が出たとしても、生活習慣を見直すことで改善が可能だ(もちろん要治療レベルであれば、専門医を紹介してくれる)。○日々の生活に取り入れられる方法を私の場合は、抵抗力や抗酸化力を上げるためのアドバイスが浜中医師からあった。全身の筋肉量が少ないため、まずはこまめな運動が必要。「多忙な人は、ジョギングや水泳をしようと思っても長続きしませんよね。エレベーターを使っていたところ階段にする、といった小さな積み重ねが有効ですよ」とのこと。また、「とにかく風邪をひきたくない! 」という私の要望には、「即効性を求めるなら高濃度ビタミンC点滴ですね。高い抗酸化作用で免疫力の強化も期待できます」。さらに続けて、「おなかの調子はいかがですか? 」と聞かれ「過敏性腸症候群です」と答える。実は、腸の働きが悪いと抗酸化成分を腸が吸収できず、抗酸化力が低下するのだという。これに関しては、「納豆を摂取したり、整腸剤を試してみてはいかがでしょう」とのアドバイス。また「水分はしっかり摂取できていますか」とも聞かれ、こちらも「いえ、あまり……。オフィスのトイレが遠くて、行くのが億劫なので……」。水分は、こまめにとることで代謝がアップするのだという。こちらも今日から見直すとしよう。日常の中で取り組める具体的なアドバイスをたくさんいただいた。帰り道、早速整腸剤を買った。そして、実は検査結果を聞いた1週間後、秋に入ってもう3度目になる風邪をひいたことから、AACクリニック銀座に高濃度ビタミンC点滴を受けに来た。ビタミンC15g配合で1万800円(初診料、検査費別)。診察と検査、点滴で所要時間は90分ほどだ。あくまでも私個人の場合だが、いつもは風邪薬を飲まなければ1カ月ほどは引きずる風邪が、今回は服薬しなくても3日後には完治。その後のハードな仕事もらくらく乗り切れた。定期的に高濃度ビタミンC点滴をしていきたいと考えている。また、出社時には9階にあるオフィスまでエレベーターを使わず階段でのぼるようにもした。日ごろ運動をしていないので、2回ほど休憩を入れないとのぼりきれない情けない状況なのだが、今回の検査結果を受けて日々の生活に少し運動を取り入れられた。子どもはまだ1歳。これから子どもと一緒に元気に生活するために受けた今回の検査、生活によい影響を与えられていると思う。食生活も徐々に改善しながら、健康維持に取り組んでいきたい。
2014年12月11日女性ホルモンの分泌は20代後半がピーク。30歳を過ぎると髪質の変化を感じ始め、30代後半になると、サラサラのロングヘアを誇る人であっても、髪質は徐々に低下し、悩みが増えてくるといいます。加齢に伴いホルモンバランスが崩れるにつれ、うねりや指通りの悪さといった髪質の変化が現れてくるのがアラフォー世代です。どんな対策をしたら良いのでしょうか?アラフォー世代は、髪の悩みが急増!アラフォー世代の髪の悩みと対処法について、頭髪治療をはじめとするアンチエイジング医療の専門医である「AACクリニック銀座」院長の浜中聡子先生に話をうかがいました。「加齢により、少しずつ髪の毛に波を打ったようなうねりが出てくるようになります。これは、髪が乾燥しやすくなり、空気中の水分を含んでしまうためで、指通りの悪さを感じる方が多くなります。髪のうねりの大きな原因は、血流の低下と各種ホルモン分泌の低下です。全身の血流は年齢と共に低下します。それは頭皮に関しても同じことで、血流が低下することにより毛根への栄養補給が充分にできなくなります。」「また、ホルモンの髪に対する影響はすべて解明されているわけではないのですが、更年期の症状に直結するといわれている女性ホルモンのひとつである “エストロゲン” が低下することにより、髪のうねりや乾燥に影響します。髪の毛のうねりは、加齢変化の一つでもあるため、なかなか解消することは難しいですが、これから生えてくる髪の毛が健康なものになるように、日々の生活習慣を見直してみることをお勧めします。」生活リズムを整え、ストレスのない毎日を更年期は誰しも迎えるもの。そこできちんと対処する方法を知っておくことが、加齢による髪のトラブルだけでなく、更年期をうまく乗り越えていくことにもつながるのでしょう。ホルモンバランスが乱れる大きな要因としては、加齢のほかに「不眠」や「ストレス」「栄養バランスが偏った食生活」などが、挙げられます。質の良い睡眠、上手なストレスコントロールを心がけ、栄養バランスのとれた食事をとらなければ、いい土壌(=頭皮)は育ちません。それはすなわち、きれいな髪の毛を保つことも難しくなるということです。基本的なヘアケアですが、頭皮を健康に保つためのポイントは以下の2つ・自分の頭皮に合ったシャンプーを使用すること・常在細菌が増えないよう、洗髪後は必ずドライヤーで髪を乾かすことこれから生えてくる髪に対して何ができるかを考えると、まずは、睡眠や栄養、きちんとしたヘアケアなど、体の内側にも目を向けて内面と外面のバランスを整えることが大切です。関連特集・ Kirei Style アラフォー総研特集 インナービューティで髪のゆがみ対策
2014年11月25日「リチウム ファム(LITHIUM FEMME)」が、モデルの宮田聡子をデザイナーに迎えたコラボライン、「リチウム ファム バイ サトコ ミヤタ(LITHIUM FEMME by SATOKO MIYATA)」を発表。2013年秋冬コレクションを8月より販売開始する。「リチウム ファム」は、良質な素材とデザインが特徴のファッションブランド。着る人の個性を重視し、シルエットにこだわったエレガントなスタイルを提案している。2013年秋冬コレクションからは、「ウィズ(with)」や「ジンジャー(GINGER)」などの雑誌でモデルを務める宮田聡子をデザイナーとして起用したコラボレーションライン「リチウム ファム バイ サトコ ミヤタ(LITHIUM FEMME by SATOKO MIYATA)」を発表。同ブランドオリジナルラインのマニッシュな雰囲気に宮田がデザインしたフェミニンさが加わり、より柔らかい女性らしさが特徴のコレクションとなった。このコラボレーションは2012年秋冬コレクションで3型のみの発売でスタートしたが、今回2013年秋冬コレクションでは、型の数を大きく増やし、本格的に展開をすることとなった。同ブランドが外部デザイナーとコラボレーションラインを製作するのは初の試みで、レザーのライダースジャケットやトレンチコートなどのアウターの他、レディーライクなツィードのスカートや背中にリボンをあしらったワンピースなどが揃う。2013年8月より順次発売の予定。【店舗概要】リチウム ファム(LITHIUM FEMME)所在地:東京都渋谷区神宮前6-16-18 SANDO BLDG. 2F電話番号:03-3499-8873元の記事を読む
2013年08月14日アンファーは21日、家庭で簡単に野菜と果物を丸ごと取れる宅配サービスの7種類のフレッシュジュース「FRESH DELI(フレッシュデリ)」を専用WEBページ、および一部ショッピングサイトで発売した。同製品は、同社と米国抗加齢医学会専門医・浜中聡子氏(AACクリニック銀座院長)が生野菜と果物不足を補うために共同開発したオリジナルのフレッシュジュース。「準備の手間がかかる」「時間がない」「味が苦手」という生野菜や果物の継続的な摂取を阻害する要因をクリアしたエイジングケア食品だ。酵素やフィトケミカルをたっぷりとれるように、新鮮な野菜や果物を皮まで丸ごと急速冷凍している。コップ1杯分ごとに真空パックして、宅配サービスで提供。これを専用ブレンダー(別売)で10秒ミキサーするだけで、フレッシュジュースが完成するという。素材を買いに行く必要もなく、準備から洗いものが終わるまでを合わせても、3分で手軽に作ることができるので、毎日、無理なく続けられる。素材は150年の歴史を持つ老舗「古由青果店」が、栄養価とおいしさにこだわって厳選したものだけを使用しているとのこと。そのために用意できる素材の数に限りがあり、1日100食の限定提供となっている。なお、価格は、ポリフェノールプラス420円、ビタミンMIX360円、美肌ビタミン460円、ファイバープラス400円、緑黄色野菜420円、生の青汁450円、トロピカルビタミン(夏季限定)400円、専用ブレンダー2,700円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月22日