『フリンジマン』第10話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第11話のあらすじ(ネタバレあり)田斉(大東駿介)は料理教室で知り合った江戸川(東幹久)のおかげで、目当ての女性とキスすることに成功した。江戸川の実力と考え方を目の当たりにした田斉は、今まで愛人作りのレクチャーをしてくれた井伏(板尾創路)と決別。田斉が井伏と別れたあと、江戸川は「毒蜂料理人・バズコック」と呼ばれる、甘い言葉で近づき何もかも壊してしまう人物だということが判明した。井伏から江戸川の正体を教えてもらった満島(淵上泰史)と安吾(森田甘路)は、田斉に真相を話そうとするが連絡は無視されてしまう。直接話そうとふたりは田斉のマンションへと向かうが、途中、田斉の妻と江戸川が密会しているところを目撃する。そのことも含めてふたりは帰宅途中の田斉に話すものの、田斉は不安になりつつふたりを振り切って帰宅した。井伏は江戸川の目的を探るために、助っ人として愛人手術のスペシャリスト・森尾(村上淳)に連絡をとって呼び寄せる。森尾を料理教室に送り込み、女性たちを誘惑してもらえば、江戸川は自分の場を乱されたと焦り、きっと何か動きを見せるはずだと井伏は考えていた。満島、安吾とともに料理教室に入った森尾は、愛人作りのテクニックを活用して女性の心を掴んでいくが、江戸川も負けておらず、森尾が狙った女性を奪い返していく。しかし、森尾のほうが一歩先をいく様子に焦った江戸川は、あることを今夜決行することに決めた。一方、田斉は料理教室をサボり、目当ての女性と過ごしていたが……。■『フリンジマン』第11話の感想愛人作りのプロ同士のバトル、とても見応えがありました!奪っては奪い返し、奪っては奪い返し……次々とテクニックを繰り出すふたりに、尊敬の念(?)を抱いてしまいそうになります。井伏によると、料理教室に通う女性たちは江戸川の愛人だと思われるとのこと。すでに誰かの愛人になっている女性をときめかせるなんて、これは森尾のほうが上手ですね。開業医というステータス、さらに女性のハートをつかむ心理テクニック。私も江戸川か森尾か選べと言われたら、森尾にクラっときてしまいそうです。特に、自分でも気づいていない長所を褒められるのはたまりません。もしも褒めてもらえたら、「この男性、私のことをよく見てくれている!」と胸キュンします。とはいえ、「脈が若い」という褒め言葉(?)は、いまいちピンとこず噴き出してしまいました。体年齢や肌年齢が若い、という感覚と同じなのでしょうかね。さて森尾が乱入したことにより、江戸川はかなり焦ってしまいました。江戸川は協力者の女性に電話を入れて怒鳴り、何かを決行するように指示。この時点では何をするつもりなのかわかりませんでしたが、物語の最後に井伏の諜報室が荒らされているシーンを見て、ピンときた視聴者は多いはず。恐らく江戸川が女性に指示したのは、諜報室を突き止めて、井伏の愛人のデータを盗むこと。江戸川が井伏の愛人のデータを欲しがるのは、愛人作りのライバルとして目障りだから?それともほかに個人的な恨みがあるのか?とても気になるところです。江戸川は諜報室のみならず、田斉の妻にも接触しています。どのような思惑で近づいているのか、こちらも気になって仕方がありません。愛人作りのプロなのですから、田斉の妻を愛人にしようとしているのかも。ただ、そもそもなぜ田斉の妻を狙うのかがわからない。田斉も妻の浮気疑惑があるからこそ、不倫に意欲的になってしまっています。このままだと、田斉夫婦はダブル不倫をして夫婦仲は最悪なことに……?まだ田斉の妻が浮気していると決まったわけではありませんが、不穏な空気が漂いすぎていて不安です。なんせ、江戸川が絡んでいるのですから!ちなみに田斉は愛人の原石と裸でベッドにいましたが、本当に体を重ねてしまったのかは疑問が残るところ。田斉は記憶がないのですから、ただ寝ていただけの可能性もあります。毎週楽しみにしていた『フリンジマン』も、来週でいよいよ最終回。田斉夫妻、さらに井伏と江戸川の対決がどうなるのか必見です。最後まで見届けようと思います!■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第11話12月16日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年12月17日谷崎潤一郎の小説を原案に映画化するプロジェクト「TANIZAKI TRIBUTE」。3作品のうち先日、渋川清彦と戸次重幸がW主演する『神と人との間』の予告編が公開されたが、この度、片山萌美、淵上泰史、でんでんらが出演する『富美子の足』の予告編とポスタービジュアルが公開された。■TANIZAKI TRIBUTEとは…世界でも高い人気を誇る、言わずとしれた近代日本文学の大文豪・谷崎潤一郎。これまで数多くの作品が映画化されてきたが、今回「TANIZAKI TRIBUTE」では、『神と人との間』(内田英治監督)、『富美子の足』(ウエダアツシ監督)、『悪魔』(藤井道人監督)と、年齢もキャリアも異なる3人の映画監督が描きたい作品を選び、それらの作品を原案に現代劇として甦らせる。富豪の老人・塚越は、デリヘルで見つけた富美子を愛人にし、彼女の美しい足を偏愛し、悦びを感じる日々を送っている。塚越はフィギュア作家の甥の野田に、富美子の足の等身大のフィギュアを作るように依頼。しかし、野田の作ったフィギュアに満足しない塚越は業を煮やし、「富美子の足を理解するために舐めてみろ!」と命令するのだが…というストーリー。■キャストに片山萌美、淵上泰史、でんでんその中のひとつ「富美子の足」は、大正8年、谷崎氏が33歳頃の作品。芸者遊びに精を出し、さらに芸者の富美子を妾にし身の回りの世話をさせ、彼女の美しい足に戯れることに悦びを感じる日々を送る塚越老人を主人公に描く物語だ。今回はその原作を、『桜ノ雨』のウエダ監督がさらに現代劇に昇華。富美子の足に強い偏愛を示す塚越をでんでんが演じるほか、グラビアでも注目を集める女優・片山萌美が富美子を、『ダブルミンツ』「恋がヘタでも生きてます」の淵上泰史が野田を演じる。さらに追加キャストとして、塚越の親友・角次郎役を田村泰二郎、富美子の母・喜代子役を武藤令子、塚越の娘・初子役を山田真歩、そして喜代子を世話するボランティア・田中役を福山翔大が演じることも決定した。■「舐めろ」!? 女の足が男たちを狂わせる…衝撃の予告編公開された予告編では、富美子の足に惚れ込む異常な塚越の姿が垣間見える。野田に富美子の足のフィギュアを作らせるも、出来栄えに納得しない塚越は、「舐めろ!」と強く命令。拒否する野田だったが、その足の美しさが野田の心を急速に変えていき、足を舐めるシーンも登場。また富美子も、塚越が自分の財産をすべて相続すると言ったものの、なかなか他界する気配がないことにイライラが募り、野田への暴力をもっても精神的に不安定になる一方。「私の足は呪われている」と富美子自身が語るように、周りの男たちの人生を次々狂わせていく様子が分かる予告編となっている。『富美子の足』は2018年2月10日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。『神と人との間』は2018年1月27日(土)、『悪魔』は2018年公開。(cinemacafe.net)
2017年12月11日『フリンジマン』第9話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第10話のあらすじ(ネタバレあり)出張のため井伏(板尾創路)が不在の状態に。愛人作りも中断かと思った矢先に、雀荘の常連客・夏美(MEGUMI)から料理教室を勧められる。料理教室には出会いを求めている女性が多いと聞いた田斉(大東駿介)、満島(淵上泰史)、安吾(森田甘路)は、井伏に頼らずに愛人作りをしようと決意。早速入会したところ、料理教室には美しい女性ばかりが通っており、3人のテンションはどんどん上がっていった。3人はこれまで井伏に教わった数々のテクニックを駆使して、ターゲットとなる女性との距離を順調に詰めていく。しかし、田斉のターゲットを満島が横取りしようとしたことで田斉は困惑。安吾も目当ての女性と順調に仲良くなりつつあったため、田斉は焦りを感じていた。そんななか、田斉たちを除く唯一の男性生徒・江戸川(東幹久)が田斉に声をかける。田斉の愛人作りに協力を申し出てきた江戸川は、井伏と同じく人の心理をよく理解しており、すぐに田斉とターゲットの仲を取りもつことに成功。江戸川のおかげで、田斉はその日のうちにターゲットと食事を済ませ、さらにキスまですることができた。井伏とは違い「不倫に愛は必要」と考える江戸川と出会ったことで、田斉は井伏の考え方に疑問を持つようになり――。■『フリンジマン』第10話の感想ついに、最終章突入です。新しい登場人物として、田斉たちの前に江戸川が登場しました。江戸川はこれまでもひっそりと何度か登場しており、今までの様子から見て愛人同盟の味方とは言いづらい人物です。しかし、田斉に対してはとても親切です。江戸川が田斉の愛人作りに協力したおかげで、田斉はターゲットと難なくキスするのに成功。井伏のときは苦労していたのに、江戸川の協力を得た途端にトントン拍子でコトが進むなんて……。もちろん井伏の教えも十分効果的ではあるものの、江戸川のように出会って数時間でキスまでもっていける状態を作ってくれるなら、井伏より江戸川を頼りたくなるのもわかります。そもそも、「愛人に愛は必要ない」という井伏の考え方には、最初から驚いたり戸惑ったりしていた田斉。「井伏がそう言うのならそうなのだろう」と思っていたとしても、自分を成功に導いた江戸川が「愛人に愛は必要」と言うのなら、もうそちらを信じてしまうでしょう。今度こそ愛人を作れる、そして愛があってもいいんだ!田斉にとって、これほど気持ちが高揚することもないと思います。それだけに、江戸川が「毒蜂料理人・バズコック」と呼ばれる、甘い言葉で近づき何もかも壊してしまう人物だというのは、残念極まりないです。田斉は江戸川の餌食になってしまうのでしょうね。今は田斉も幸せ状態ですが、きっとすぐに破滅へと導かれてしまうのでしょう……。満島と安吾が田斉に江戸川の本性を伝えてくれたらいいのですが、果たして田斉は江戸川が悪だということを信じるでしょうか?自分にいい思いをさせてくれた相手に対して、悪い印象は持ちにくいと思います。周囲からあれこれと言われたって、少なくとも今は実害がないのです。井伏側についている満島と安吾の言葉に、耳を傾けてくれるのかどうか……。一方、田斉の妻も怪しい動きを見せています。妻が夜遅くに外出することで、田斉は浮気を疑い始めました。万が一浮気をしていたとしても、愛人作りをしている田斉は妻を責められないでしょう。お互い様というカタチになりそう。とはいえ、そもそも妻が浮気をしているのかは未だ不明のままです。おまけに、江戸川は田斉の妻にも目をつけている様子。江戸川の明確な目的はまだわかりませんが、田斉夫妻が江戸川のせいで良くない事態に陥る可能性は十分あるはず。愛人同盟は田斉を助けられるのか、それとも江戸川の勝利に終わるのか。最終章は愛人作りよりも、江戸川の存在が気になって仕方がないです。次週も江戸川に注目したいと思います。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第10話12月9日 (土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年12月10日『フリンジマン』第8話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第9話のあらすじ(ネタバレあり)安吾(森田甘路)の愛人作りのためにターゲットのリサ(小倉優香)と恋人を別れさせることになったが、肝心の別れさせ方は井伏(板尾創路)がリサを抱いているところを恋人に見せるというもの。この方法に納得のいかない安吾は、井伏を止めようと決意。田斉(大東駿介)と満島(淵上泰史)に、井伏の情報提供をお願いした。井伏はタレント志望のリサと親しくなるために、プロデューサーのフリをしてドラマの撮影現場へと赴く。リサ、田斉、満島の前で撮影スタッフと話す井伏にリサは笑顔を向け、田斉と満島は知人がひとりもいないはずの撮影現場で堂々とふるまう井伏を不思議に思っていた。撮影現場のあとは「打ち合わせ」と称して、井伏はリサたちを寿司屋へと連れて行く。寿司屋の大将も井伏と知り合いらしく、プロデューサーに扮する井伏に話を合わせていた。リサが先に帰ったあと、井伏が話していたドラマの撮影スタッフや寿司屋の大将は、200人以上の会員が属する不倫ネットワークのメンバーだと判明。不倫ネットワークの会員は会員同士で助け合うことになっていて、井伏は会員を使って見事リサを騙すことに成功したのだ。この出来事を知った安吾は、井伏の脅威に改めて恐れを抱く。なんとかしてリサを救いたい安吾。しかし、常に先をゆく井伏に太刀打ちできず、ついに諦めようとしたが――。■『フリンジマン』第9話の感想今回は特記すべき「愛人作りのハウツー」はなく、安吾の純な恋愛奮闘劇です。好きな女性のために必死で走る安吾と、安吾に全力で協力する田斉、満島の行動に、男の友情と純情さを感じました!「愛人がほしい!」と言っていた安吾が、まさか愛人という割り切った関係ではなく、本気で女性を好きになり、「付き合いたい」と思うだなんて……。いえ、これが彼の本来の姿なのでしょうね。学生時代のトラウマのせいで女性恐怖症になっていましたが、それもやっと卒業です。おめでとう、安吾!安吾はリサに振られてしまうものの、それはもともとわかっていたことです。わかったうえで告白し、きちんと断ってもらえたのですから、これでこの恋に心残りはないと思います。片想いの終わりはとても悲しい。でも安吾はリサのために全力で考えて行動し、井伏という脅威にも立ち向かった。そして、安吾のために一緒に走ってくれる男友達もいる。なんだかいいなぁ、なんて思ってしまいました。全力で恋ができて、それを応援してくれる友達がいて。「愛人同盟」というふざけた集まりかと思いきや、今回に限っては、思わぬ男の友情と純情な恋を見ることができました。安吾とリサの終わりを見届けたあと、これら一連のことは井伏が仕組んだことだと判明。おまけにリサも協力していたなんて!てっきりリサが騙されて、不幸な目に遭うものだと思っていたのに、騙されていたのは愛人同盟側。すべては安吾の女性への恐怖心を乗り越えるための、「安吾改造計画」だったわけです。女性恐怖症の安吾は愛人作りよりも先に、女性恐怖症をなんとかしなければいけなかったのですね。さすが井伏。愛人作りのプロなだけあって、まず愛人作りができるかどうかを見極め、できないならできるように計画を立て実行する。井伏の分析力と愛人作りの徹底ぶりにはいつも感心してしまいます。これが愛人作りではなく、もっと善の行動だったら応援しやすいのに……。さて、安吾改造計画を終えた今、安吾はやっと愛人作りのスタートラインに立てました。これで田斉、満島、安吾と、改めて愛人作りを開始できます。次週の予告を見てみると、どうやら料理教室で愛人を探すよう。料理男子も人気が高いですから、なんだかモテそうな気がします。でも、気になるのは作中でときどき登場する謎の男(東幹久)と女(MEGUMI)。井伏たちの味方とは言えなさそうな雰囲気です。きっと、何か大きな壁となって立ちはだかるのでしょう。「フリンジマン」もいよいよ最終章。クライマックスに向けて、どんな展開が待ち受けているのか期待です。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第9話12月2日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年12月03日『フリンジマン』第7話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第8話のあらすじ(ネタバレあり)安吾(森田甘路)は、バイト先のレンタルDVD店で客として訪れたリサ(小倉優香)と出会う。リサが探している映画は安吾と趣味が似ており、またリサが安吾のことを覚えていたことから、安吾は彼女を「愛人の原石かもしれない」と期待。しかし、彼女はDVDを借りず、恋人と共に店を出ていってしまった。安吾は愛人同盟の前で、「映画よりも男を取った!」とリサに対して怒ったものの、井伏(板尾創路)は安吾がリサのことを気にしていると見抜く。安吾もそれを認め、なんとかリサを安吾の愛人にできないかと相談を始めた。問題なのはリサに恋人がいることだが、井伏は落ち着いた様子で「別れさせればいい」と言う。井伏と安吾はリサのことを調べるために、リサの通う大学の軽音楽部部室へと向かった。リサの身辺に関わるものを探しているうちに、軽音部の部員が帰ってきてしまったが、井伏はOBのふりをしてその場をしのぎ、無事に情報を集めることに成功した。その後、井伏はリサに浮気をさせて恋人と別れるよう仕向ける作戦を考案。リサの浮気相手は井伏自身が行うと宣言した。安吾が見守る中、井伏は田斉(大東駿介)と満島(淵上泰史)の協力を得て、難なくリサとの距離を近づけていく。そしてリサと恋人を別れさせる決定的な方法は、井伏がリサを抱いているところを恋人に見せるという衝撃的な内容だった。■『フリンジマン』第8話の感想「赤べこの法則」には笑ってしまいました!”相手のツボを抑えたキーワードを投げかけ、赤べこのごとく頷き続けることで玄人味を醸し出す”ものですが、思い起こせば周囲にも赤べこの法則を使っている人がけっこういたかもしれません。それっぽいキーワードを出されると、勝手に解釈して話を進めてしまうんですよね。頷いてもらえれば自信が持てるし、特に疑うことなく満足して会話を終了できます。ドラマ内でも、赤べこの法則を使った井伏に対して、軽音部員たちが楽しそうに話していました。井伏の堂々とした態度がより彼らを納得させているのでしょう。井伏のような、いつ・どんなときでも動じない精神と、その場を乗り切るスキルを私も身につけたいものです。さて、今回からはいよいよ安吾のパートとなりました。そもそも独身者である安吾に愛人もなにもありませんが、そのへんは置いておきましょう。女性を嫌っていそうな安吾が選んだのは、自分と映画の趣味が合うお客さまのリサ。恋人と別れさせる方法は何かと思いきや、井伏とリサのセックスを恋人に見せるという驚愕のものでした。恋人が誰かとベッドを共にしている姿を見るなんて、トラウマ級のショックです。井伏はそんなトラウマをリサの恋人に与えようとするなんて!リサ自身も深い傷を負うと思います。大学生でこんな体験、とても受け止めきれなさそう……。愛人作りにおいて、井伏は何度も「マシーンになれ」と言っていました。愛人を愛することも、愛人から愛されることもダメ。ただひたすらマシーンになる……そんな状態で愛人を作って、楽しいんでしょうか。少なくとも井伏はそれで納得しているようですが、安吾にそれは無理というもの。井伏のひどい別れさせ方を聞いた安吾は、発狂したように叫び、その場を出て行ってしまいました。今回は安吾が女性恐怖症になったエピソードが登場しましたが、「そりゃ女性が嫌になっちゃうよね」と思わざるを得ない内容でした。目の前で堂々と彼女に裏切られてしまう、それも思春期に。大切な時期に恋愛で大きく傷ついてしまうと、大人になってからもそれを引きずってしまうのはよくわかります。女性を避けて生きてきた安吾が、愛人作りに踏み出せたのは大きな一歩です。できればここで大きな成果を上げてほしい!しかし、味方であったはずの井伏は敵のようなポジションに変化しました。リサを安吾の愛人にするという目的達成のためとはいえ、この別れさせ方は安吾にとって納得できないものです。だからこそ必死で止めようとするものの、井伏は手強い。安吾は井伏を止めることができるのでしょうか。もしも止められたとして、リサを愛人にする手段はほかにあるのか?それとも、愛人にするのは諦めるのか?今後、安吾とリサがどうなっていくのが楽しみです。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第8話11月25日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年11月26日『フリンジマン』第6話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第7話のあらすじ(ネタバレあり)ふたりの愛人候補のうち、ひとりはダメになってしまった満島(淵上泰史)。すぐにターゲットをミエ(佐津川愛美)に戻し、満島は仕事を後回しにしてミエとのやりとりを楽しんでいた。朝10時からのデートの約束を取り付けて上機嫌な満島は、愛人同盟に頼らず自分でがんばろうとするものの、井伏(板尾創路)のレクチャーなしにミエの心をつかむことはできなかった。必死になる満島は過去に井伏がレクチャーした技を次々に繰り広げるが、タイミングを選ばず苦し紛れに繰り出すだけの技はことごとく失敗に終わった。ミエはすぐに帰ってしまい、満島の焦りはピークに達した。なんとかしようとした結果、満島はミエの仕事帰りにサプライズとして待ち伏せをする行動に出てしまう。サプライズと称した待ち伏せ行為にミエはハッキリと拒絶の態度を示し、満島を置いてさっさと歩き始めた。どうすることもできず呆然としていた満島の元に、井伏ら愛人同盟から連絡が入る。井伏はミエについて、ある推測を満島に伝えようとしていた。そしてまたミエも、追ってくる満島に自身が隠していた秘密を打ち明け――。そんな中、愛人同盟のたまり場「雀荘北」に、謎の男・江戸川(東幹久)がやってくるのだった。■『フリンジマン』第7話の感想「満島編」が終わってしまいました。満島も田斉同様に愛人成立に至らず。しかも、かなり切ない結末です。満島とうまくいきそうな雰囲気を出しつつも、なぜか短時間デートしかしなかったミエ。実は離婚歴ありの子持ち女性だったのですね。あぁ、それなら長時間一緒にいられないのも納得です。子どもがいることを言えずにデートをするのって、どのような感じなのでしょうか。いつか言わなければいけない、でも言い出しにくい……好きになればなるほど、苦しい思いでいっぱいになりそうです。満島は満島で、妻帯者であることを隠していました。せっかくうまくいっているのに、知られたら関係が終わってしまう。ミエは満島が妻帯者かもしれないと気づいていましたが、それがハッキリしてしまうとお別れになってしまうこともわかっています。あえて聞かない、気づかないようにしていたミエを思うと、満島との時間がどれだけ楽しかったのか想像がつきます。久しぶりの恋愛にドキドキしているからこそ、できるだけその時間を長く味わいたいですよね。悲しい結末はできるだけ先延ばしにしたいものです。ふたりとも大きな秘密を抱え、そしてほぼ同時に打ち明けて別れを選ぶシーンは泣きそうになりました。付き合っても不倫になるだけなので未来はないですが、お互いに惹かれ合っていると思うと、別れはやっぱり悲しい気持ちにさせられます。愛人作りのはずが、報われないピュアな恋物語のようになっていました。不倫のハウツードラマのはずなのに、なぜこんなに切なくさせられるのでしょうか。「不倫なんて!」と思う気持ちはありつつも、世の中の不倫にはきっとこういう悲哀も紛れているのかもと思わされます。次はいよいよ「坂田編」ですが、それ以外にも気になることがいくつか出てきました。まず、愛人同盟のたまり場「雀荘北」に現れた謎の男。いったい、この男性は何者なのでしょうか。愛人同盟の仲間になる人なのか、それとも敵になる人なのか。次に、田斉の奥さん。夜遅くに帰宅したうえに、田斉の質問をごまかして詳細を話しませんでした。これはもしや、田斉の妻が不倫をしているパターン?もしもそうなら、田斉は愛人作りに失敗したうえに、妻に不倫された残念すぎる男になってしまいます。さらに妻の不倫相手が井伏だったりしたら、大変なことになりそう。そして、今回のラストに登場した謎のセクシーな女性。こちらも今後、どのようなカタチでストーリーに絡んでくるのか気になります。7話まで終わり、そろそろクライマックスへ向けてストーリーが進行すると思います。謎の人物や田斉の妻の言動など、気になる展開が山盛りです。まずは次週、坂田の愛人作りに注目したいです。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第7話11月18日 (土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年11月19日『フリンジマン』第5話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第6話のあらすじ(ネタバレあり)満島(淵上泰史)は井伏(板尾創路)から「すぐに妻帯者だとミエ(佐津川愛美)に打ち明けなさい」と指示されるが、満島は無視してしまい、打ち明けないままミエとのデートを終えた。満島は愛人同盟から責められるも、最終的に井伏は「すべては満島さんが決めること」、さらに「責任は自分で負うこと」と釘を刺した。その後、井伏は愛人同盟を料亭に呼び出す。「愛人作りには事前に愛人のリサーチが必要不可欠」と言い、井伏は自身の愛人・美紗(安達祐実)を愛人同盟に引き合わせて帰っていった。美紗は愛人同盟に「脈ありの女性を見分ける方法」を教え、満島は早速それを実践。ミエはダメだったが、もうひとりの愛人候補・キャバクラ嬢のカオリ(岸明日香)は脈ありだと判明した。喜んだ満島はカオリをデートに誘うことに成功。報告を受けた井伏は、いよいよ最終レクチャー「ホテルへの誘い方」の指導を始めた。満島はカオリとのデートを順調に進め、井伏の指導通りにホテルへ誘い、見事カオリとホテルに行くことができた。カオリもまんざらでもない様子で、自ら服を脱ぎ始める。満島はカオリのやる気をみて意気揚々と服を脱ぎ、服を脱ぎ終わったカオリを喜々として眺めたところ、カオリの体には“あるもの”があって――。■『フリンジマン』第6話の感想男性が勃起しているかどうかは背中の角度でわかるという話には、大きく頷いてしまいました。ドラマやマンガでも、股間が元気になったときは前かがみになる描写があります。あの姿勢を見ると、「男性って大変だな」と思わずにはいられません。ベッドに入っているときならともかく、居酒屋で何気なく話しているときに、あそこが元気になったら困りものです。自分の意思で抑えることも難しいのでしょう。満島もカオリとの居酒屋デートでは、一度トイレへ立たなければいけない状況になっていました。あのシーンを見たときは吹き出してしまいましたが、男性にとっては笑い事では済みません。これだけ元気なら、ベッドインしたときは大活躍するはず!と思っていたのに、いざカオリとホテルへ行ったら勃たない。いえ、最初は元気でした。でもカオリのタトゥーを見た途端に元気を失ったのです。勃たなければ、セックスはできない……。満島はせっかくカオリとホテルへ行けたのに、コトを済ますことなく帰る羽目になってしまいました。もったいないにもほどがある!恋人同士ならセックスをせずにいちゃいちゃするだけでもよさそうですが、満島は愛人、カオリはセフレを求め、さらにカオリは満島のことを「チキン」「小さい」とまで言う始末です。あそこを小さいと言われるなんて、男性にとってはダメージの大きいことでしょう。プライドがズタズタ。ただでさえ勃たずに焦っているというのに。男性にとって、女性のタトゥーは勃たない原因になるのでしょうか?タトゥーが身近ではない人にとっては、少しドキッとするものかもしれませんね。井伏もタトゥーの女は難易度が高いと口にしていました。これでカオリは愛人候補として落選。残るはデパートの案内係・ミエです。ただ、ミエにはまだ妻帯者だと告げていないことが大きな問題になっています。このままミエを騙し続けていたら、ただの悪い男になってしまう……。ミエは満島に好意を寄せているように見えます。もしもそれが事実なら、そのショックは計り知れません。満島が改心してミエに真相を打ち明けてくれるよう祈るばかりです。満島はまたもや井伏たちの力を借りず自分だけでやっていこうとしますが、果たしてどうなることやら。満島はミエに真実を伝えられるのか、ミエはそれを聞いたときに受け入れられるのか……そして愛人関係は成立するのか?知りたいことがたくさんで、来週が待ち遠しいです。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第6話11月11日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年11月12日『フリンジマン』第4話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第5話のあらすじ(ネタバレあり)田斉(大東駿介)の愛人作りが未遂に終わり、今度は満島(淵上泰史)が愛人作りに乗り出した。「とにかく愛人が欲しい!」と主張する満島に、井伏(板尾創路)はまず愛人候補を見つけることが必要だとレクチャー。それを聞いた満島は得意げに「すでに愛人候補を見つけた」と言う。それもふたりいるとのことで、愛人同盟は驚愕した。早速愛人候補を見に行ったところ、ひとりはデパートの店舗案内係・ミエ(佐津川愛美)、もうひとりはキャバ嬢・カオリ(岸明日香)だった。田斉(大東駿介)と坂田(森田甘路)は清楚系であるミエのほうが適役だと考えるが、井伏は「店舗案内係は難易度が高い」とふたりに話す。店舗案内係がいかに手強いか力説した井伏は、満島に過度なプレッシャーを与えないよう、そのことは秘密にしておくようにと田斉と坂田に口止めした。満島は井伏から「曲がっているネクタイを直接直しにくる女性は愛人の原石」という「ネクタイの法則」を教わり、早速実行に移した。するとミエは見事に満島のネクタイを直し、愛人の原石だと判明した。その後、満島はカオリとのデートに成功。ミエともデートの約束を取り付け、順風満帆な状態だった。しかし、満島はミエにあることを秘密にしており、井伏はそのことを指摘したが……。■『フリンジマン』第5話の感想愛人候補がすでに見つかっているうえに、ふたりもいるとは。おまけにそのふたりと順調に仲を深めているのですから、愛人成立も時間の問題かもしれません。期待を高めつつドラマを見ていましたが、それほど甘いものではなかったよう。最後に大きな問題が発覚しました。なんと満島は、既婚者であることをミエに黙っていたのです。満島が既婚者だとミエが知っていれば、ミエもその気がある場合、納得したうえで愛人関係になれます。しかし、知らなければ……ミエは完全に騙されている状態です。これはひどい、ひどすぎます。自分がこんな目に遭わされたら、きっと秘密にしていた男性を恨むでしょう。そして騙された自分を恥じて、ひたすら泣いているかもしれません。愛人作りのプロである井伏は、電話で満島に「妻帯者であることを彼女に伝えなさい」と指示。井伏の愛人作りのポリシーから考えたら、既婚者であることを秘密にするなんて言語道断です。レクチャーしている相手がそんな行動に出ることは許せないと思います。今まで井伏の言う通りに動いていた満島でしたが、今回は井伏からの電話を切ってしまいました。あぁ、あんなにお世話になった井伏からの指示なのに!順調に進んでいた関係が終わってしまうという恐怖は、満島にとって井伏を裏切る恐怖よりも大きかったようです。とはいえ、電話を切った満島の手はかなり震えていました。井伏に牙をむける恐ろしさを感じているのがよくわかります。関係がうまくいっていたら、自分が不利になるようなことは言いたくない。そんな気持ちはよくわかります。問題を後回しにすればするほど、事態が発覚したときに困ることはわかっているのですが、どうしても目先のことばかり考えてしまうのでしょう。井伏に逆らった満島は、もう井伏からアドバイスを受けられないかもしれません。関係が順調にいっているため、井伏がいなくてもなんとかなる可能性もありそうですが、それでも不安は大きそう。また、既婚者だといつバレるのかも気になるところ。満島はこれから、仲を深める楽しみよりも、既婚者であることを知られる恐怖のほうが大きくなっていくのではないでしょうか。愛人作り、やはりむつかしい。せっかく愛人候補がふたりもいるのに、今回も一筋縄ではいかないようです。ただ次回予告では、満島が女性とベッドインしそうな雰囲気がありました。もしかして、なんだかんだで愛人関係が成立するのでしょうか……?そして、井伏は言うことを聞かない満島に手を貸すのでしょうか?来週の展開も見逃せません。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第5話11月4日 (土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年11月05日『フリンジマン』第3話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第4話のあらすじ(ネタバレあり)田斉(大東駿介)は詠美(筧美和子)から「元カレと完全に終わった」との報告を受けた。これで元カレのフリをする必要はなくなったが、なんとしても詠美との関係を終わらせたくない田斉は、井伏(板尾創路)に連絡をとり、本当のデートに誘う方法を尋ねる。田斉の本気を感じ取った井伏はすぐにアドバイスをし、田斉は無事に詠美とデートの約束を取り付けることができた。社内での秘密のやりとりや本屋での待ち合わせなどを経て、「これが本当のデートだ!」と心をはずませる田斉。詠美との何気ないやりとりを楽しむのだった。一方、坂田(森田甘路)は詠美の元カレと一緒に写っていた女性を職場で発見する。坂田の手にしたAVのパッケージに写っているのがまさにその女性。彼女はAV女優だった。田斉は坂田から話を聞き、そのAV女優の情報を社内のパソコンで見ていたところ、詠美に画面を覗き込まれてしまう。慌てる田斉に詠美は、神妙な面持ちで「話がある」と言い出し――。そのころ坂田は、AV女優と詠美の身体的な共通点を見つける。そしてAV女優と詠美は同一人物であり、今の詠美は整形した姿だったと気づいた。坂田は愛人同盟に報告しに行くが、田斉はちょうど詠美とラブホテルに入るところで――。■『フリンジマン』第4話の感想詠美の元カレには別の女性がいると思いきや、その女性は詠美の過去の姿とは……。しかも、AV女優!自分の顔がコンプレックスだったと言う詠美。AV女優として働いて得たお金で、整形をするくらいなので、よほどの覚悟と辛さがあったのでしょう。故郷を出て顔を変え、新しい自分として再出発。不安もあったでしょうが、コンプレックスから開放されたうれしさは大きかったはずです。だからこそ、過去の自分を知る元カレは、心に影を落とす存在だったと思います。元カレは捨て去った過去を思い出させる存在です。生まれ変わって生きていくには、元カレとも完全に縁を切ったほうがいいでしょう。とはいえ、元カレは離れてくれず。整形しても詠美を心から思ってくれる元カレに胸が熱くなりつつも、別れたあとも家に押しかけてくる熱っぽさは少し怖いかも。今回は丸く収まったのでいいですが、詠美が元カレとの絶縁を心から願っていたとしたら、元カレの行動はストーカーのようになってしまいそう……。さて、詠美を愛人にしたかった田斉は、自らの意思で詠美の誘いを断り、体の関係までは進みませんでした。スタイル抜群の美女が目の前で「抱いてください」と言いながら全裸になるのですから、田斉としてはまたとないチャンスです。夢にまでみた瞬間のはずなんです。それなのに、手を出さずにいる田斉。田斉のこういう、悪人になれないところがとても好きです。悪い男なら、ここですぐにパンツを脱いでしまうでしょう。「君を慰めてあげる」だのなんだの言ってベッドインし、そのままずるずると愛人関係に……。田斉がいい男でよかった。愛人作りをしようとする時点で、いい男ではないかもしれませんが、詠美の誘いを断った姿を見て、いい男認定します。彼は人情溢れるいい男!と思いきや、ラストで「AV女優とセックスするのは試されているようで……」という、なんとも情けない理由が原因で抱かなかったことが発覚!男のプライドってやつでしょうか。感動の涙を返してほしい!ほんと、男ってバカねぇ。なんて言いたくなった瞬間です。でも、そのバカさがなんだかかわいい。今回で田斉編が終了し、次は満島が愛人作りにチャレンジです。満島は田斉ほど慎重ではないでしょうから、田斉のときとは違った面白さを楽しめそうです。そしてラストに、復讐を誓う男性が登場。この男性はいったい誰なのか、そして復讐とは……?田斉編が終わったのもつかの間、次の展開にも大きな期待をしてしまいます。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第4話10月28日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年10月29日近代日本文学の大文豪・谷崎潤一郎の作品を原案に映画化する「TANIZAKI TRIBUTE」の3作品のうち、渋川清彦と戸次重幸がW主演する『神と人との間』の予告編とポスタービジュアルが到着した。『グレイトフルデッド』『下衆の愛』の内田英治監督と、『リュウグウノツカイ』『桜ノ雨』のウエダアツシ監督、そしてメジャー映画からインディーズ 映画、テレビドラマまで数多くの作品を手がける俊英・藤井道人監督の3人が、谷崎潤一郎氏の短編作品の中から自分たちの描きたい作品を選び、それらの作品を原案に3本の現代劇として甦らせるという本プロジェクト。今回予告編が解禁された『神と人との間』を手掛けたのは内田監督。原作は、谷崎氏が実生活で親友である佐藤春夫に、自分の妻・千代を譲る「細君譲渡事件」の大スキャンダルをモデルにしたといわれる作品。出演者には、映画業界の監督やプロデューサーが「最も使いたい」と声を揃える渋川清彦と、演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバー・戸次重幸がW主演で名を連ね、町医者の穂積(渋川清彦)と、親友で漫画家の添田(戸次重幸)、そしてふたりに思いを寄せられる朝子(内田慈)の3人の歪んだ三角関係が描かれる。町医者の穂積と、親友で漫画家の添田はともに熱帯魚屋で働く朝子に惚れている。ある日穂積は添田に朝子を譲り、ふたりは結婚する。その瞬間、添田は愛人を作り朝子を虐待し、そのうえ穂積と朝子が不倫をするようにけしかけたりとサディスト化するのだった。かつての親友に馬鹿にされ挑発されながらも一心に朝子を想い続ける穂積。しかしある事件をきっかけにその純愛は憎悪へと変貌する…。映像では、添田が穂積に朝子が好きだと告げるシーンからスタート。添田と朝子は結婚するものの、添田は愛人を作り、朝子を虐待、そのうえ穂積と朝子が不倫をするようにけしかける。かつての親友に馬鹿にされ、挑発されながらも一心に朝子を思い続ける穂積。しかし、ある事件をきっかけに純愛が憎悪へと変貌…それを予感させるシーンが所々にインサートされ、これから3人の関係がどうなっていくのか気になる仕上がりとなっている。また、本作は10月25日(水)より開幕する「第30回東京国際映画祭」の日本映画スプラッシュ部門への出品が正式決定。来年の劇場公開に先駆け、ワールドプレミアが行われる。「TANIZAKI TRIBUTE」では、『神と人との間』のほかにも、片山萌美と淵上泰史らを迎えウエダ監督が『富美子の足』を。吉村界人、大野いと、前田公輝らを迎え藤井監督が『悪魔』を手掛ける。『神と人との間』は2018年1月27日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。『富美子の足』『悪魔』は2018年、全国にて順次公開予定。(cinemacafe.net)
2017年10月23日『フリンジマン』第2話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第3話のあらすじ(ネタバレあり)愛人の原石・詠美(筧美和子)から恋人のフリを頼まれた田斉(大東駿介)。元カレを諦めさせるためとはいえ、デートができたことに喜んだのもつかの間、デート先のレストランに妻の美知子(渡辺舞)が姿を現した。美知子は田斉と背中合わせに座り、いつデートがバレてしまうかわからない状態に陥る。レストランを出るには美知子のそばを通るしかなく絶体絶命状態だった。井伏(板尾創路)は「詠美に田斉のあだ名をつけさせて」と指示。あだ名で呼んでもらうことで、カクテルパーティー効果(カクテルパーティーのように多人数で談笑している中で、周囲の雑音レベルが高いにもかかわらず、自分が興味のある人の会話や名前などは正確に聞き取れる現象)を避け、美知子に気づかれないようにするためだった。さらに、井伏は「5分後に美知子を動かす」と宣言した。その言葉通り、美知子は井伏の作戦で席を立ち、その隙に田斉と詠美は店を脱出することに成功した。急場をしのぎホッとした田斉だったが、次は歩きながらのふたりでの会話に頭を悩ませる。話題作りに困る田斉に、井伏は立ち止まるべき場所を指示した。井伏の指示通りに立ち止まると、田斉の目の前にはアパレルショップがあった。詠美は田斉がそのお店に興味があると思い、ファッションについてのトークを開始。田斉から話題を持ちかけることなく、ショーウィンドウの前に立ち止まるだけで、詠美が次々と話してくれるようになった。そしていよいよ、ふたりは詠美の元カレの勤務先へと向かった――。■『フリンジマン』第3話の感想タクシーのとき同様、またしても井伏は危機を乗り越えるための的確な指示を出してくれました。偶然にも、美知子が他店にスマホを忘れてくれたおかげでなんとかなったわけですが、井伏ならその幸運がなくてもどうにかできたと思います。それにしても、別店舗のスタッフのふりをしてお店に電話をかけるなんて、どれだけ度胸があるんでしょうか。数々の不倫をこなせば、この程度のことは朝飯前になるのでしょうか。不倫は嘘をつく能力と冷静な状況判断力が必要だと思います。繰り返していくうちに度胸がついてくるのかも……?今回勉強になったのは、会話に困ったときは「ショーウィンドウの前に立つ」ことです。私も田斉と同じで、人との会話に困ったことは数知れず。無理やり話題を出してスベった経験は山ほどあります。井伏の「あなたの周りにはいくらでも(話題の)材料があります」という言葉には、大きな力をいただきました。不倫に限らず、対人関係でとても役立つ知識です。『フリンジマン』は愛人作りの作品ですが、こうしてみると対人関係におけるノウハウがあちこちに広がっています。不倫について学びたい人はもちろん、それ以外の人にも学びのある作品だと思います。さて、田斉は詠美の元カレと意外なカタチで再会してしまいましたが、このときのショックと恐ろしさは尋常ではなかったと思います。「もう会うことはない!やったー!」と思って安堵していたあとに、元カレと偶然の再会ですからね。一度安心したからこそ恐怖は大きいはず。引きつった笑顔をしたあと、なぜか踊り出す田斉には大笑いさせていただきました。しかも、冒頭では怖すぎて壊れてしまったのか(?)、元カレの顔をしっかり見て踊っています。あれだけ見つめられる精神がすごい!非常事態になったとき、人はどういう行動を起こすかわかりません。田斉の場合は、元カレの前で踊りだったのですね。踊るという行為は奇想天外すぎて、愛人同盟に呆れられていましたが、同じ立場になれば似たようなことをするかも……いえ、恐らくしませんね。走って逃げるくらいだと思います。元カレは驚異的なものの、元カレがスマホを落としたことで事態は田斉が有利となったよう。元カレのスマホに映っていた女性が誰なのかが気になるところです。次回予告で詠美の脱衣シーンがありましたが、これは愛人成立でベッドインの流れなのでしょうか?そして、田斉が美知子に疑われているような描写もあるような……?これは早く真相を知りたいですね。来週が待ち遠しくて仕方ありません。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第3話10月21日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年10月22日『フリンジマン』第1話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第2話のあらすじ(ネタバレあり)田斉(大東駿介)は愛人の原石である2年目の新人OL・詠美(筧美和子)とタクシーに同乗。チャンスとばかりに愛人作りのベテラン・井伏(板尾創路)にアドバイスを求めた。井伏は「彼女と一緒にタクシーを降りて彼女の部屋に上がろう」と言い出したものの、田斉はどうすればいいのかわからず困っていた。もうすぐ詠美の自宅に到着するというとき、井伏はタクシーのルート変更を指示。その結果、道路事情により田斉は詠美と一緒にタクシーを降りることに成功した。井伏の的確な指示に感心する愛人同盟。そして井伏の予測通り詠美は田斉を誘い、いよいよ詠美の部屋へと上がることになった。ところが、詠美の部屋の前に強面の男性が登場したことで事態は急変。田斉は怖くなって逃げ出し、怯えながら事の顛末を愛人同盟に報告した。井伏は話を聞きながら状況を整理し、美人局の可能性とその男性が彼女の兄という可能性、そして稀な可能性として男性がジョーカーであるケースを説明。ジョーカーの場合、愛人成立率は85%まで跳ね上がるという。田斉は不安な気持ちを抱えながら出社し、詠美に話しかけたところ、昨夜の男性は元カレだということが判明した。そして詠美は田斉に「元カレの前で彼氏のふりをしてほしい」と頼み、さらには日曜日のデートまで誘ってきて――。■『フリンジマン』第2話の感想井伏、どこまで頭が回るんだ……!タクシーの件では、心から感心してしまいました。人間の心の動きを読むだけでなく、状況も冷静に判断できる。その能力、不倫だけでなく他の部分にも活かせないの?と思わずにはいられません。警察や探偵にも向いていそう。さて、詠美は元カレに諦めてもらうために、田斉に恋人役を頼みました。うーん、これってどうなのでしょう。確かに新恋人がいれば諦めるというケースはあります。しかし、元カレが逆上して田斉に殴りかかってくるということもありそうです。詠美の元カレはちょっと怖そうな男性。田斉だったら一発KOな気がします。愛人の原石である詠美からのお願いだからこそ受け入れるものの、田斉に不倫願望がなければ断っていそうな申し出です。今回心配になったのは、田斉の妻がタクシーの領収書を見つけてしまったことです。井伏ならこのようなミスはしないでしょうが、田斉のような素人はやっぱり詰めが甘いですね。勘の鋭い女性なら「何か隠し事があるのでは」とピンとくると思います。田斉は堂々と不倫ができるタイプではないので、あのおどおどした態度を見た妻に、勘繰られるのではないでしょうか。おまけに田斉は日曜日に予定があります。ここで田斉の妻がどのような予定なのか詳しく問い詰めたら、田斉はうまくかわせないかも……。田斉が妻にスマホカバーをプレゼントしたことも気になりました。妻に発信機をつけるためですが、妻が「珍しく旦那がプレゼントしてくれた」と言っていたあたり、「やましいことがあるから優しくなった人」に見えてしまい……。もしも田斉の不倫(未遂も含む)が妻に知られたら、妻は「やましいからスマホカバーをくれるなんていう、珍しいことをしたんでしょ!」と思いそう。まさか発信機がついているとは思わないでしょうし。さて、日曜日のデートは愛人同盟の連携プレーのおかげで滞りなく進むと思いきや、妻が同じお店、しかも田斉の後ろの席に座ることになったのだから、修羅場を予想せずにはいられません。第2話はここで終わってしまったため、この先はどうなるのかまだわかりません。もしも妻に気づかれてしまったら、タクシーの領収書のこともあり、不倫を疑われる可能性は十分あります。井伏は「臆病者ほど戦地で生き残る。不倫もまた然り」と言っていました。田斉はかなりの臆病者で心配性です。そういう人は不倫自体に手を出さなさそうですが、いざ愛人作りを始めたら成功率が上がるのでしょうね。不倫という行為は応援できませんが、フィクションであるドラマなら、安心して田斉の不倫を応援できそうです。田斉は詠美を愛人にできるのか、それとも妻にバレてしまうのか……。まずは田斉が妻に気づかれないように退店できるのかどうか、早く知りたいものです。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第2話10月14日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年10月15日■『フリンジマン』第1話のあらすじ(ネタバレあり)3年のセックスレス、枯れ果てた結婚生活……田斉(大東駿介)は「愛人がほしい!」と強く望むようになっていた。同じように、田斉の友人・満島(淵上泰史)と坂田(森田甘路)も愛人を欲しており、たまり場にしている雀荘で愛人の作り方について話し合う。しかし、愛人の作り方がわからず、話は堂々巡り状態。そこで満島は、同僚の井伏(板尾創路)を田斉と坂田に紹介した。井伏は21歳で結婚、22歳で初愛人を作り、同時期に最高で11人の愛人と付き合った経験のある人物だ。人呼んで愛人教授(ラマン・プロフェッサー)の井伏は、愛人を求める男性に愛人の作り方を教えてくれるのだ。井伏は田斉たちの愛人を求める動機や状況などを聞き、愛人を作るのは難しいと考えたが、自分の愛人作りのノウハウを実践してくれる未完成の被験体を探していたことから、田斉たちの申し出を受け入れることにした。愛人作りをレクチャーする上で、井伏は田斉たちに4つの掟を掲示する。そしてチーム「愛人同盟」が結成され、愛人作り活動が始まった――。まずは愛人になりそうな都合のいい女を見つけるため、3人はそれぞれの職場でレクチャー通りに女性を物色。田斉は2年目の新人OL・詠美(筧美和子)が愛人の原石だと目をつけ……。■『フリンジマン』第1話の感想愛人もののドラマと考えると、ドロドロな泥沼恋愛ものだろうか?と思ってしまいます。しかし、『フリンジマン』は違いました。ものすごく、本当に大真面目に不倫をしようとするんです。井伏をはじめ田斉たちはみんな真剣ですし、「たった一度きりの人生、思い残すことがあっては無念すぎませんか?」なんて名言も飛び出しますが、やっていることは愛人作り。全力で愛人を作ろうとし、真顔で語り合うシーンはなんだかシュールで、笑いがこみ上げてきてしまいます。さて、『フリンジマン』に登場する愛人作りのノウハウは、女である私が見ても、「なるほど!」と思うものばかりでした。例えば、「朝の挨拶の法則」。”挨拶の後に相手の名前を呼ぶ女性は相手を意識している”というものですが、確かに私も多少なり好意のある相手のときは、名前も一緒に呼んでいる気がします。「あぁ、ということは私も愛人の原石なんだ……」なんて軽いショックを受けつつ、自分で気づかなかった部分にふれ、目の覚める思いをしました。好意は恋愛としての好意だけではなく、友人としての場合もあると思います。ただ、どちらにしろ人として好意を持っていることは同じこと。ただの友達だと思っていた相手でも、もしかしたら愛人という関係になる可能性もあるのかも……?井伏のレクチャーを受けて田斉たちは愛人作りを開始。田斉は運良く愛人の原石を発見!なかなかいいスタートだなぁと思ったのですが、田斉はまだ愛人作りという冒険ができる覚悟は決まってなかったよう。不倫という背徳行為に思いきって飛び出せない田斉には好感が持てます。できればこのまま愛人作りを諦めてもらいたいものの、結局は井伏の説得で愛人作りに乗り出してしまいました。愛人の原石とタクシーに乗り込むのですが、ここから「愛人同盟」、というより井伏のすごさに驚きました。愛人作りのために、わざわざ諜報室まで用意しているなんて!いくつもあるモニター、スマホのGPS、通信機、そして井伏のノウハウ。井伏の的確な分析と指示で、田斉は愛人の原石との距離を確実に詰めていました。そして最後に、井伏は彼女と一緒にタクシーを降りて彼女の部屋に上がろうと指示。といっても、それはハードルが高すぎます。そもそも一緒に降りる口実がありません。田斉が彼女の部屋に上がれるのか、それとも上がれないのか……それは来週に持ち越しです。『フリンジマン』は愛人作りのノウハウを学べるため、男性にとっていい勉強(?)になると思います。そして女性目線で見ると、「私は愛人の原石なのか?」という疑問を解消できそうです。愛人のターゲットにされないためにも、『フリンジマン』を観て勉強していこうと思います。次週の展開、そしてどんなことを学べるのか、今から放送が待ち遠しいです。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第1話10月7日 (土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年10月08日お笑い芸人の板尾創路が主演を務めるテレビ東京系新土曜ドラマ24『フリンジマン~愛人の作り方教えます~』(10月7日スタート 毎週土曜24:20~24:50)の出演者が6日、明らかになった。同作は青木U平による漫画『フリンジマン』をドラマ化。愛人が欲しい男たちに、最高で同時期に11人の愛人と付き合ったことがあり”愛人教授”として男性に方法論を教える井伏真澄(板尾)が、不倫のハウツーを教えていく。「オハヨウゴザイマス」のあとにアナタの名前を呼ぶ人は間違いなく『愛人の原石』です」など、井伏から名言が飛び出していく。井伏のミッションを遂行していく男たちとして、大東駿介(田斉治役)、淵上泰史(満島由紀夫役)、森田甘路(坂田安吾役)という注目俳優3人が決定。“愛人を作りたい”と願う冴えない男たちを熱演する。また、ドラマのキーパーソンとなる江戸川雷人(通称:バズ・コック)を東幹久、4人が夜な夜な愛人作りについて語り合う雀荘の店主を村松利史が演じる。小心者のサラリーマン・田斉を演じる大東は「板尾さんと仕事するのは久しぶりなので楽しみです。本読みの時に板尾さんが『とにかく真剣に思いを持ってやるんだ』と言っていたのが印象的でした。それが結果的に見てる人にはばかばかしく見えるからと」と明かした。愛人づくりという題材にも「躊躇はなくふたつ返事でした。これぞテレ東と思いました」ときっぱり。「少年のように無垢に好奇心を持って、不純な気持ち無く、まじめに愛人を探したいと思います」と語った。空気の読めない明るい野球バカ・満島役の淵上は、「このご時世、さすがテレ東さん面白いことやるなと思いました。参加させてもらえて光栄です」と喜ぶ。独身にも関わらず愛人同盟に参加する坂田役の森田は「大丈夫かな……? と思っているんですけど、OAされてからの世間の反応がすごく楽しみでもあります」と、期待と不安の入り混じった心境を吐露した。(C)テレビ東京
2017年09月06日高梨臨主演、田中圭、土村芳、淵上泰史、小関裕太らの共演で“恋ヘタ女子”のラブストーリーが展開するプラチナイト木曜ドラマ「恋がヘタでも生きてます」の第2話が4月13日(木)今夜放送となる。映画『種まく旅人~夢のつぎ木~』やHuluオリジナルドラマ「代償」などで活躍する女優の高梨臨が約4年ぶりの連ドラ主演を務めることになる本作。原作は“恋ベタ”主人公たちの不器用すぎる恋愛模様を人生設計やセックスにまつわる赤裸々なガールズトークも交えて描いた、女性の理想と本音が入り乱れた大人のラブコメとして人気の藤原晶による同名コミック。高梨さん演じる茅ヶ崎美沙は新興スマホゲーム会社で働き会社の経営トップに立つことを目指す一方、恋は最長2か月しか続いたことがない「恋より仕事」のキャリアウーマン。そんな美沙を仕事でも恋でも翻弄する雄島佳介には田中さん。佳介はNY帰りの経営のプロで仕事も恋愛もパーフェクトに見えるが、強引な恋のアプローチのウラには実は乗り越えられない過去があり、前回の1話では美沙に強引にアプローチ、さらには美沙の社長就任の夢まで奪ってしまう。美沙のルームメイトで「夢は結婚」というお嬢さま気質の受付嬢、榎田千尋には土村さん。前回放送の第1話では4年の交際を経て彼氏からプロポーズされるも、その彼氏を内田理央演じる同僚で後輩の受付嬢・桜井理佳子に奪われてしまう。今夜放送の第2話では、佳介に社長の座を奪われた美沙は仕事の実権も握られ、いままで通り仕事ができないでいた。そんななかゲームの新キャラがパクリではないかという騒動が巻き起こる。仕事も恋も佳介に翻弄される美沙は再び佳介にキスを迫られることに。一方プロポーズされた婚約者に浮気された千尋は命の恩人・橋本司(淵上泰史)と再会。“セックス下手”が理由で浮気されていた千尋は司から「彼氏を浮気相手から取り戻す方法…男を腑抜けにするセックスを教えてやる」と言われ…という展開に。“全員恋ベタ”男女の恋愛が急速に動き出す今夜の「恋がヘタでも生きてます」第2話は、4月13日(木)23時59分~日本テレビにて放送。(笠緒)
2017年04月13日サブカル界のカリスマ、中村明日美子の問題作を『下衆の愛』の内田英治が映画化する『ダブルミンツ』。この度、初めて本編映像が一瞬だけ垣間見ることができる特報予告と、本ポスタービジュアルが到着した。「女を殺した――」ある日突然、壱河光夫(淵上泰史)の携帯電話にかかってきた高飛車な声の主は、高校時代の同級生でいまはチンピラになっている市川光央(田中俊介)だった。高校の新クラスで出会った同じイチカワミツオの音の名前を持つ2人だったが、冷酷で高飛車な光央(須賀健太)にいつしか光夫(川籠石駿平)は下僕となり逆らえない主従関係となっていた。 数年を経て、衝撃的な再会をした光夫と光央だったが、かつての隠微な記憶が忘れられない光夫は、逆らうことなく共犯者となった。だがそれは高校の頃の主従関係でない、新しい形の関係へと姿を変えていく…。原作は、少女漫画やボーイズラブなど、その作風で多くの熱狂的ファンを得ているサブカル界のカリスマ・中村氏の傑作といわれる衝撃的な作品「ダブルミンツ」。高校時代に強者と弱者の主従関係となっていた同じ音の名前を持つ2人の男が、時を経て衝撃的な再会をしたことで、その関係は次第に新しい関係に変わっていき、やがて取り返しのつかない犯罪の世界へ墜ちていく姿が描かれる。本作は、実写映画化が発表されるや大きな話題となり、クラウドファンディングの募集もわずか1日で達成するなど、ファンの間でも早く映画が見たいという声が高まってきている。主演は、今作が初主演作となる淵上泰史(壱河光夫役)と、「BOYS AND MEN」田中俊介(市川光央役)。そして、須賀健太が高校時代の高圧的な光央役を演じるほか、冨手麻妙、川籠石駿平、高橋和也、小木茂光が脇を固めている。そんな期待高まっている本作から、暗闇で穴の中に折り重なる2人の男たちを中心に据えた、衝撃的かつ妖しげな雰囲気を醸し出した本ポスタービジュアルが到着。また、併せて公開された15秒の特報予告では、まだまだベールに包まれた映像の中で、田中さん演じる市川光央が、ものすごい形相で銃口を向けるシーンなど、本編映像がほんの少し垣間見ることができる。『ダブルミンツ』は初夏、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年02月25日高梨臨が主演する4月期放送の新・プラチナイト木曜ドラマ「恋がヘタでも生きてます」。この度、日曜ドラマ「大貧乏」にて“元ヤンママ”役で出演中の内田理央が、本作に受付嬢役で参加することが分かった。本ドラマは、「プチコミック」(小学館)にて連載されていた藤原晶の同名コミック。“恋がヘタな主人公たちの不器用すぎる恋愛模様”を描くラブコメディで、恋愛ドラマならではの願望満載シーンに、人生設計やセックスにまつわる赤裸々なガールズトークを交えて、“女性の理想”と“本音”が入り乱れた大人が楽しめる作品。会社の経営トップに立つことを目指す一方、恋は最長2か月しか続いたことがなく、「恋より仕事」と突っ張って生きている新興スマホゲーム会社で働くキャリアウーマンの茅ヶ崎美沙役を高梨さんが演じるほか、キャストにはNY帰りの経営のプロ・雄島佳介役を田中圭、家事上手な清純派お嬢様の受付嬢・榎田千尋役を土村芳、美沙と同じ職場で働くライバルの橋本司役を淵上泰史が出演。そして今回新たに参加が決定したのは、雑誌「MORE」の専属モデルで、「逃げるは恥だが役に立つ」や映画&ドラマ化が決定している「トモダチゲーム」ではヒロインを務めるなど女優としても注目が集まる内田さん。本作で彼女が演じるのは、千尋の同僚で証券会社の受付嬢・桜井理佳子役だ。内田さんは、「色々な恋愛がどんどん進展していき、台本を読んでいて凄くドキドキしてしまいました。女の子の本音が盛り込まれていて、とてもリアル」と台本を読んだ感想を話し、役柄については「人の男を取りたくなってしまう桜井理佳子という小悪魔的な女の子。この子も恋愛が下手なんです」とコメント。また自身も恋愛下手と語る内田さんは、「かなり。内気すぎて…このドラマと一緒に私も勉強させていただきます!」と意気込んで見せた。新・プラチナイト木曜ドラマ「恋がヘタでも生きてます」は4月6日より毎週木曜23時59分~日本テレビ系にて放送開始。(cinemacafe.net)
2017年02月24日淵上泰史と「BOYS AND MEN」田中俊介を迎え、サブカル界の巨匠・中村明日美子の同名マンガを実写化する映画『ダブルミンツ』。この度、本作の日本全国公開拡大プロジェクトとしてクラウドファンディングを開始したところ、開始1日経たずに目標金額の250万円を達成したことが分かった。システムエンジニアとして働く壱河光夫のもとに、ある日、一本の電話がかかってくる。「女を殺した。いまから来い」受話器の向こうから聞こえてきたのは、同じ名前をもつ高校時代の同級生・市川光央の声だった。学生時代から目立たずに生きてきた光夫と、そんな光夫を執拗にいじめ続けた光央。2人の間に蘇る、少年時代に結んだ主従関係。光夫は光央に命じられるまま、女の死体を始末しようとするが――。原作は、昨年劇場アニメが上映され大きな話題となった「同級生」の原作者・中村氏のダークBL作「ダブルミンツ」。中村氏の原作作品で初の実写化に挑むのは、『グレイトフルデッド』『下衆の愛』で国内外の映画祭の話題をさらった内田英治。共依存という複雑な関係に陥る主人公を演じたのは、『花宵道中』『僕だけがいない街』などに出演し、本作で“初”主演を飾る淵上さん。そして、2016年日本レコード大賞新人賞を受賞した「BOYS AND MEN」のメンバーで、俳優としても『白鳥麗子でございます!THE MOVIE』などに出演する田中さんだ。また高校時代の2人には、須賀健太と川籠石駿平ら若手実力派俳優が集結した。そしてこの度、本作の全国主要都市へ上映拡大と、海外映画祭出品や海外配給実現のためのプロモーション費用の支援を目的として、“映画『ダブルミンツ』日本全国公開拡大プロジェクト”が、クラウドファンディングプラットフォームのMotionGalleryにて、2月8日20時より開始。目標金額250万円のところ、わずか1日で目標金額を達成!現在でも、250万円以上の支援が寄せられている。本プロジェクトは、目標到達に関わらず、3月30日(木)23時59分まで支援を募るとのことなので、最終着地がどこまで伸びるか期待だ。ちなみに、支援のリターンには、現場でのオフショット写真や秘蔵メイキング映像、楽屋招待などが用意されているという。裏社会と同性愛というタブー視されている2つの世界を真っ向から捉え、重厚なサスペンスでありながらも、恋愛すら既存の形に当てはめてしまいがちな社会に一石を投じる本作。2人の男の苦しいほどの衝動が胸を打つ、異色の人間ドラマが、2017年初夏の日本に広く轟くことだろう。『ダブルミンツ』は初夏よりシネ・リーブル池袋ほか全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2017年02月09日サブカル界のカリスマ・中村明日美子が描く「ダブルミンツ」が、初夏より実写映画化されることが決定。主演には淵上泰史と「BOYS AND MEN」の田中俊介を迎え、ただならぬ男たちの関係を鮮烈に演じていく。「女を殺した――」ある日突然、壱河光夫(淵上泰史)の携帯電話にかかってきた高飛車な声の主は、高校時代の同級生でいまはチンピラになっている市川光央(田中俊介)だった。高校の新クラスで出会った同じイチカワミツオの音の名前を持つ2人だったが、冷酷で高飛車な光央(須賀健太)にいつしか光夫(川籠石駿平)は下僕となり逆らえない主従関係となっていた。 数年を経て、衝撃的な再会をした光夫と光央だったが、かつての隠微な記憶が忘れられない光夫は、逆らうことなく共犯者となった。だがそれは高校の頃の主従関係でない、新しい形の関係へと姿を変えていく…。原作は、少女漫画、ボーイズラブ(BL)など、その作風に多くの熱狂的ファンを得ている中村氏の同名作品。中でも彼女が描く「同級生」は、昨年アニメが劇場上映され大きな話題となったが、本作は高校時代に強者と弱者の主従関係となっていた同じ音の名前を持つ2人の男が、時を経て衝撃的な再会をしたことで、その関係は次第に新しい関係に変わっていき、やがて取り返しのつかない犯罪の世界へ墜ちていく姿を描いている。なお、中村明日美子原作作品では、今回初の実写映画化となる。そんな衝撃作の主演を務めるのは、『花宵道中』『僕だけがいない街』などに出演し、今作が初主演作となる淵上さん(壱河光夫役)と、2016年日本レコード大賞新人賞を受賞した「BOYS AND MEN」のメインメンバーで、『白鳥麗子でございます!THE MOVIE』『サムライロック』など俳優としても活動する田中さん(市川光央役)。田中さんは「原作を初めて読んだ時の衝撃はいまでも覚えています。ダブルミンツが持つ不思議な魅力。狂気的で、一見理解し難い光夫と 光央の関係性。でも、そんな2人から放たれる空気感が本当に美しく、そこには紛れもない愛があると感じました」と語り、「責任感を強く感じ、全身全霊をかけ、本気で挑ませていただきました」とコメントを寄せている。そして監督を務めるのは、『下衆の愛』でロッテルダム国際映画祭ほか30以上の海外の国際映画祭で上映されて話題を呼んだ内田英治。「どつかれた感じではなく、刺された感覚。すぐさまこの作品を映画化したいと思った。凄まじいマンガである」と原作を読んだ感想を語り、「中村明日美子さんの頭を覗いてみたいと思い、2年に渡り脚本のやりとりをした」と今回悲願の実写化決定だと明かす。また原作の中村氏は、当初実写化は無理だろうと思っていたそうだが、「ほとんど不可能だろうと思ったキャスティングも、思いがけず熱心で情熱を持った方々に演じていただいて、この作品は本当に幸運でした」と感謝を述べ、「原作を読んでくださった方々にもご満足いただける内容になったと思います」と太鼓判を押している。さらに主演の2人のほかにも、高校時代の高圧的な光央役に須賀健太、 『アンチポルノ』主演で話題の冨手麻妙、『想いのこし』の川籠石駿平、『そして父になる』『そこのみにて光輝く』の高橋和也、『踊る大捜査線』シリーズの小木茂光が脇を固める。『ダブルミンツ』は初夏よりシネ・リーブル池袋ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年01月31日俳優の林遣都が9月14日(水)、都内で行われた主演作『にがくてあまい』のトークイベントに出席。“男祭り”と銘打ち、共演する淵上泰史、中野英雄、草野翔吾監督とともに撮影をふり返り、渕上さんとのキスシーンについて「放心状態でした」と語った。野菜嫌いで料理ができず、だらしない生活を送るキャリアウーマンの江田マキと、オーガニック野菜を愛する菜食主義のゲイ・片山渚がひょんなことから同居を始めるラブコメディ。小林ユミヲ氏の人気漫画を原作に林さんが渚を、川口春奈がマキを演じた。劇中には林さんと、渚の初恋相手であるアラタを演じる渕上さんのキスシーンがあり、「かぶりつくような、むさぼるようなキスで『ふあ~』となりました。女性の気持ちが分かりました」(林さん)、「イン(現場入り)初日で、朝の挨拶をしてから30分くらいでキスシーンでしたから。前日はくさいものを食べず、朝はしっかり歯磨きも(笑)。緊張しました」(渕上さん)。2人が明かす舞台裏に、駆けつけた女性ファンはうっとり聞き入っていた。さらに草野監督が、「実は映画監督として、キスシーンを撮るのが初めてなので、すごく気合いが入っていた。実際使ったシーンの5~6倍はカメラが回っているし、いろんなキスを撮った」と語ると、林さん&渕上さんは思わず照れ笑い。中野さんが「いまも目、合せないもんね。デートしてみたら?」と茶々を入れ、客席からは笑いがもれた。また、料理がテーマの作品にちなみ、「作ってもらったら、惚れてしまう料理は?」と質問された林さんは、「一人暮らしですし、食生活も規則正しくはないので、魚焼いてくれたら、それだけでいいです」とファンなら聞き逃せない回答。「モテないですよ。ギャップを狙って、落ち着いた雰囲気を意識したりするんですが、春奈ちゃんからは『ただただ近寄りがたいだけ』って言われました」と話していた。『にがくてあまい』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日公開初日を迎えた映画『にがくてあまい』の舞台あいさつが10日、東京・新宿のTOHOシネマズ新宿で行われ、川口春奈、林遣都、淵上泰史、桜田ひより、中野英雄、石野真子、草野翔吾監督が出席した。"食と愛"をテーマにした小林ユミヲ原作のベジタリアンフード・コミックを映画化した本作。野菜嫌いのOL・江田マキ(川口春奈)は、恋に落ちた美術教師の片山渚(林遣都)と同居生活を送ることに。だが、渚がゲイでベジタリアンだったことが判明するも、マキは渚が作る野菜たっぷりの料理に癒やされていく。川口は「穏やかな現場で、和気あいあいとしていました。怖い人が1人もいない現場だったので、すごく楽しかったです」とロケを振り返り、初共演となった林について問われると、林に「どうでしたか?」と逆質問する場面も。すると林が「本当に今日はクレオパトラみたいでちょっと話しづらいところもありますが、皆さん面白くてユニークな方ばかりだったので、楽しい雰囲気を役柄に生かしてました」と絶賛し、川口は「ありがとうございます」と感謝しつつ、ゲイ役の林を「意外に満更でもない感じが見ていて伝わってきました」と暴露して会場の笑いを誘った。また、この日は韓国や台湾でも年内に公開が決まり、シンガポール日本映画祭やハワイ国際映画祭への出品が決定したことも発表された。それについて川口は「うれしいし、本当にありがたいですね。とにかくたくさんの方々に見てもらいたいと思います」と笑顔を見せ、草野監督も「僕も昨日知ってビックリしています。ただただ映画ってすごいな、と思いましたし、映画ってそうやって広がって行くんだと感激しております」とうれしそうだった。
2016年09月11日映画『にがくてあまい』が9月10日(土)に公開を迎え、主演の川口春奈をはじめ、林遣都、淵上泰史、桜田ひより、中野英雄、石野真子、草野翔吾監督がそろって初回の上映前の舞台挨拶に臨んだ。小林ユミヲの人気漫画を原作に、ひょんなことからひとつ屋根の下で暮らすことになった野菜嫌いのOLと、ベジタリアンのゲイの青年の奇妙な共同生活をコミカルに描き出す。川口さんと林さんは、本作で初共演となったが、川口さんの「どうでしたか?」という問いかけに林さんは「今日は、クレオパトラみたいで話しかけづらいですが…(苦笑)」と撮影現場とは全く違う川口さんのムードに気圧され気味…?川口さんが「それ、ほめ言葉なの?」と迫ると「ほめてます(笑)!」とうなずき「川口さんもそうですが、面白いユニークな方たちばかりの現場で、そのいい雰囲気が作品の中で生きていると思います」とふり返る。川口さんも「穏やかな現場でした。怖い人はひとりもいなかったです」とにっこり。一方、林さんとの濃厚な絡みを披露している淵上さんは、そのシーンについて「いい味でした(笑)」とニンマリ。林さんも、淵上さんの言葉を受けて「いい味でしたよ…(苦笑)」とうなずき「台本からは想像もできない濃厚な…接吻(笑)!」と忘れられない味(?)を述懐する。川口さんは、この2人との共演シーンも多かったが「林さんは、意外とまんざらでもない感じが見てて伝わってきました」と証言。「男らしさと中世的な部分がいい具合のバランスでした」と称賛していた。なお、本作は日本だけでなく香港、韓国でも公開されることが決定!さらに台湾、タイ、シンガポールとも配給の契約を進めている最中であり、加えてシンガポール日本映画祭、ハワイ国際映画祭でも上映されることが発表された。『にがくてあまい』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年09月10日映画『にがくてあまい』の完成披露試写会が9月1日(木)に開催され、主演の川口春奈をはじめ、林遣都、淵上泰史、SU、中野英雄、石野真子、草野翔吾監督が舞台挨拶に登壇。野菜を使った恋愛心理テストでは意外な結果が判明し…。日本のみならず海外でも高い支持を集める小林ユミヲの人気コミックを映画化。野菜嫌いのOLとベジタリアンのゲイの青年がひょんなことから同居することになり、互いへの理解を深めていくさまをコミカルに描き出す。林さんはゲイおよび料理好きの青年という点について「監督から『これだけはやってほしい』とハッキリと言われ、料理は全くできなかったけど猛練習しましたし、ゲイの部分も上っ面だけにならないようにと細かいところまで研究しました」とふり返る。同じくゲイのバーのマスターを演じたSUさんは、役作りの勉強で林さんと新宿2丁目に足を運んだことを明かしたが「(林さんが)もう、バカみたいにモテてました!」と証言。石野さんも「色気がありました」と林さんの役への入り込み具合に称賛を送っていた。淵上さんは、林さん演じる渚の初恋の男性を演じており、映画の中では2人の濃密な関係性を表現する描写も!林さんは「(淵上さんとのシーンが)唯一のそういう描写でしたが、どれくらいの感じで来るのかな?と予想はしてたけど、段取りからMAXでした(笑)。あまりに想像以上で…」と淵上さんの激しさに驚いたよう。淵上さんは「最高の褒め言葉をいただきました!」と満面の笑みを浮かべていた。この日、登壇陣は心理テストのため、事前に「気になる異性に贈るための野菜」を3つ、選択し、理由を書き記していたが、そこにはそれぞれの恋愛スタイルに関して深層心理が…!、一つ目に選んだ野菜は「相手にどう思われたいか」。2つ目は「恋愛におけるあなたの魅力」。そして3つ目は「恋愛において、相手に対して譲れないポイント」とのこと。川口さんはひとつ目にトマト、2つ目にサツマイモ、3つ目にじゃがいもを選んでおり、特に3つ目のジャガイモを選んだ理由として「はらもちする」「見た目がキュート!」「もらってもなにかと使える」と書いており、この「なにかと使える」という点について「イヤな女(笑)!」と周囲からツッコミを受けていた。一方、林さんは、サツマイモ、オクラ、トマトを選んでおり、特に3つ目のトマトについて「みずみずしい、可愛い、くずれやすい」と理由を述べており、これには自身でも「そうかも!」と納得した様子。意外にも真理を突いている(?)野菜占いの結果に、登壇陣も観客もうんうんと興味深そうにうなづいていた。『にがくてあまい』は9月10日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月01日俳優・林遣都と川口春奈が1日、都内で行われた映画『にがくてあまい』(9月10日公開)完成披露試写会舞台挨拶に、共演の淵上泰史、SU、中野英雄、石野真子、草野翔吾監督とともに出席した。同作は小林ユミヲによる同名漫画を原作に、川口演じる野菜嫌いのキャリアウーマン・江田マキと、林演じるゲイでベジタリアンの高校教師・片山渚の同居生活を描く。ゲイという役を「上っ面にしてほしくない」と監督から指示された林は、SUとともに、新宿二丁目のゲイバーに行ったことを明かす。SUは、バーでの林について「バカみたいにもてるから!」と暴露し、「バカだよね。かっこよすぎるよね」と怒りながら褒めていた。林と初共演となった川口は、林につい「結構ちゃんと感情があって、情に厚い」と表現。川口は「私の話とかも親身になって聞いてくれたし、ドライな印象を持ってたけど、そうじゃなかった。優しいお兄ちゃんでした」と笑顔で話した。林も、川口の印象を「すごいかわいらしい感じなんですけど、持ってたイメージと違って落ち着いてて大人っぽくて、無言でもいられる居心地の良さがあって」と語り、「距離を縮めて、2人の役に生かしました」と、役作りを振り返った。また林は、渚の初恋の相手を演じた淵上とのシーンを「最も印象に残った」と告白。林は「唯一そういう(ラブ)描写があるんですけど、テストの前の段取りからマックスで、それにまず驚いて」と撮影状況を説明し、「終わった後に、『想像以上でした』ということはお伝えしました」と苦笑した。淵上は「監督はあえて、どこまでとか言わないんですよね」と振り返りながら、「思いっきりやりました」と満足そうな様子を見せた。
2016年09月01日川口春奈と林遣都という最旬の2人で、男運ナシの野菜が苦手な女と、料理上手で女が苦手な男の“食と愛”を描くオーガニック・ラブコメディ『にがくてあまい』。このほど、「OKAMOTO’S」が本作のために書き下ろした「Burning Love」が場面映像をセクシーに彩る本予告編が解禁となった。仕事に燃えるキャリアウーマンの江田マキ(川口さん)は、ある日、男子高のイケメン美術教師の片山渚(林さん)と出会い、2人はひょんなことから同居することに。しかし、天真爛漫なマキを、ぞんざいに扱う渚。衝突しながらも、マキは渚に恋している自分に気づくが、渚はなんとゲイだった!それでも、大嫌いだったのに渚の作るオーガニック野菜料理に癒されていくマキ。それぞれが抱える問題を解決していくうちに、お互いが大切な人に変わっていくが…。NHK BS プレミアムのドラマ「受験のシンデレラ」や映画『一週間フレンズ。』など話題作が続く川口さんと、Netflixオリジナルドラマ「火花」で好演を見せ、波瑠主演ドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」や『HiGH&LOW THE MOVIE』への出演など、活躍著しい林さんのタッグで同名人気コミックスを映画化する本作。また、渚の初恋の人で元同居人の立花アラタ役には淵上泰史、ティーンモデル・青井ミナミ役には注目の若手女優・桜田ひより、さらに渚の職場の後輩“ばばっち”こと馬場園あつし役に真剣佑、ゲイのマスター・ヤッさんには「RIP SLYME」MCのSU、野菜農家を営むマキの両親を中野英雄と石野真子が演じている。登場するのは、まさに個性豊かなキャラクターばかりということで「『にがくてあまい』の世界観を超個性派アーティストである『OKAMOTO’S』さんに描いて欲しい!!」という製作サイドの強い希望で、今回の楽曲書き下ろしが実現した。その楽曲も解禁される本予告は、川口さん演じる、恋に仕事に悩めるリアルな独身女子の一生懸命な姿をコミカルに描いているものの、ほろ苦いシーンも随所に。林さん演じる、ゲイでベジタリアンの男との同居生活を通して生まれる、2人の関係性にも迫っていく。川口さん、林さんともに新境地の役柄に挑んでおり、見どころがたっぷり詰まった映像となっている。「OKAMOTO’S」のメンバーは、今回の楽曲について「原作を読んで、歌詞やサウンドに影響を受けました。作品の内容も刺激的だったので、刺激的でセクシーな楽曲に仕上がりました」とコメント。川口さんも、「OKAMOTO’Sさんの楽曲が物語の最後の最後を締めくくるような、映画の余韻にひたれるような『にがくてあまい』の世界観にピッタリだと思いました。とても満足だし何よりカッコいいです!」と絶賛。「改めて映画をつくる上で音楽って大事なんだなと感じさせてくれました!芝居と同じように音楽にもぜひ注目していただきたいです」と期待を込めている。『にがくてあまい』は9月10日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月22日女優の木嶋のりこと間宮夕貴が、「江戸川乱歩エロティックシリーズ」第3弾となる映画『屋根裏の散歩者』(7月23日公開)でW主演を務めることが10日、発表された。原作は、1925年に執筆された同名小説。1970年に始まり、1976年、1994年、2007年にも映画化されたほか、さまざまなテレビドラマにも登場するなど、クリエイターたちの想像力をかき立ててきた。これまで同シリーズの第1弾『失恋殺人』、第2弾『D坂の殺人事件』を手がけた窪田将治監督がメガホンを取り、脚本も執筆する。木嶋と間宮は、オールヌードで大胆なベッドシーンに挑戦。淵上泰史、河合龍之介、近藤芳正、草野康太、松本若菜、柳憂怜らも出演し、3人での圧巻の情事のシーンも見せつけるという。映画は、7月23日から8月5日にかけて、2週間限定レイトショーで公開(18歳未満は入場禁止)。初日の東京・シネマート新宿での木嶋、間宮、窪田監督による舞台あいさつの実施、7月27日のDVD『メイキング・オブ・屋根裏の散歩者 主演:木嶋のりこ 間宮夕貴』(3,800円/税別)のリリースも決定した。(C)2016「屋根裏の散歩者」製作委員会
2016年06月10日女優・川口春奈と俳優・林遣都が初共演する映画『にがくてあまい』(9月10日公開)の特報映像が9日、公開された。原作は、小林ユミヲ氏がWebコミック誌『EDEN』(マッグガーデン)で連載した同名コミック。男に恵まれない肉食系独身女・マキ(川口)とゲイのベジタリアン男子・渚(林)の相いれない2人が、"ありのまま"でぶつかり合う風変わりな同居生活を描くヒューマンラブコメディで、林はゲイ役としてBL的なシーンにも挑戦する。メガホンを取るのは、『からっぽ』(12年)などの草野翔吾監督。脚本監修および脚本は、ヨーロッパ企画の上田誠氏と大歳倫弘氏が務める。11日から全国の劇場で公開される特報では、しゃれた音楽が流れる中、バーで酒をあおっているマキが、野菜を大量に持った渚に出会うシーンから始まる。続けて、マキが「野菜のバカー!」と絶叫。場面は変わって、マキが下着姿を見せると、渚も上半身ヌードを披露。立花アラタ(淵上泰史)らさまざまな男性とのセクシャルな描写も映され、色気たっぷりの映像に仕上がっている。さらに、ロックバンド・OKAMOTO’Sが、主題歌として、書き下ろし楽曲「Burning Love」を提供することが決定。同曲の詳細な情報は後日、発表されるという。(C)2016映画「にがくてあまい」製作委員会
2016年06月09日川口春奈と林遣都が初競演を果たす、人気WEBコミックの映画化『にがくてあまい』。このほど、川口さん、林さんがともに大人っぽい妖艶シーンに挑戦する特報映像が、キービジュアルとともに解禁。また、本作主題歌を「OKAMOTO’S」が書き下ろしで手がけることが分かった。仕事に燃えるキャリアウーマンの江田マキは、ある日、男子高のイケメン美術教師の片山渚と出会い恋に落ち、2人はひょんなことから同居することに。しかし、天真爛漫なマキを、ぞんざいに扱う渚。衝突しながらも、マキは渚に恋している自分に気づくが、渚はなんとゲイだった!それでも、大嫌いだったのに、渚の作る野菜料理に癒されていくマキ。それぞれが抱える問題を解決していくうちに、お互いが大切な人になっていくが…。WEBコミック誌「EDEN」(マッグガーデン)にて無料配信された原作コミックが、この5月に惜しまれつつも思わぬエンディングに迎え、「切ない!! 泣ける!! 胸を打たれた!!」などのコメントが上がり話題となった本作。韓国、台湾、香港などでも翻訳され、“食と愛”をテーマにしたベジタリアン・フードコミックとして人気を博している。解禁となった特報では、川口さんが初々しく演じる男に恵まれない独身女・マキと、林さん演じる女に興味のない男・渚とのまつわる出会い、奇妙な同居生活の始まりと、相容れない生き方をする男女が“ありのまま”でぶつかり合う様子を映し出していく。しかも、ゲイの菜食主義者役の林さんが上半身ヌードを披露すれば、川口さんのかつてない衝撃の姿もチラリ。そして、大人の妖艶さをまとったシーンが続き、見る者をとりこにする色気を醸し出す映像となっている。さらに、淵上泰史、桜田ひより、真剣佑、SU(RIP SLYME)、中野英雄、石野真子といった個性的なキャスト陣にも要注目だ。また、本作の主題歌は「OKAMOTO’S」が本作のために書き下ろした「Burning Love」に決定。“人と違う”ことに生きづらさを覚える世の中で、自らをストレートに表現する生き生きとした登場人物たちの姿を、いっそう盛り上げてくれるに違いない。『にがくてあまい』は9月10日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月09日女優・川口春奈と俳優・林遣都が初共演する映画『にがくてあまい』(9月10日公開)のティザーポスターと真剣佑ら新たなキャストが3日、発表された。原作は、小林ユミヲ氏がWebコミック誌『EDEN』(マッグガーデン)で連載していた同名コミック。男に恵まれない肉食系独身女・マキ(川口)とゲイのベジタリアン男子・渚(林)の相いれない2人が、"ありのまま"でぶつかり合う風変わりな同居生活を描くヒューマンラブコメディで、林はゲイ役としてBL的なシーンにも挑戦する。メガホンを取るのは、『からっぽ』(12年)などの草野翔吾監督。脚本監修および脚本は、ヨーロッパ企画の上田誠氏と大歳倫弘氏が務める。ビジュアルでは、原作第1巻のマキと渚のポーズを川口と林が再現。背景には、原作の各キャラクターのアップも透けており、表紙からそれぞれのキャラがより生き生きとして見える仕上がりだ。真剣のほか新たなキャストとして発表されたのは、淵上泰史、桜田ひより、RIP SLYME・SU、中野英雄、石野真子。真剣は渚の職場の後輩"ばばっち"こと馬場園あつしを、淵上は渚の初恋の人で元同居人・立花アラタを、桜田はティーンモデル・青井ミナミを、SUは渚も通うビーンズバーのゲイのマスター・ヤッさんを、中野はマキの父親・江田豊を、石野は母親・江田操をそれぞれ演じる。真剣は、馬場園を「ばかがつくほど真っすぐな人間で、ずっと笑顔でいるキャラクターだったので、全力で思い切り楽しんで演じました」と現場を振り返っている。(C)小林ユミヲ/マッグガーデン・にがくてあまい製作委員会
2016年05月03日「津軽百年食堂」「ふしぎな岬の物語」などの著者・森沢明夫の同名小説を原作に、主演・有村架純×監督・廣木隆一と『ストロボ・エッジ』以来のタッグを組んだ『夏美のホタル』。この度、シンガー・Uruが歌う本作の主題歌が入った予告編が到着。併せて本ビジュアルも解禁された。写真家になる将来の夢と恋人の慎吾(工藤阿須加)との関係に悩んでいた夏美(有村架純)は父の形見のバイクで思い出の森へ向かう。そこで小さな商店を営んでいる、通称・地蔵さん(光石研)とヤスばあさん(吉行和子)親子に出会い、居候することに。地蔵さんの友人・雲月(小林薫)の不遜な態度を腹立たしく思いながらも、地元の子どもたちと触れ合い、自然に囲まれた地元の食を楽しみ、穏やかに過ごしていた。しかしある日、地蔵さんが別れた家族との間に埋められない溝を抱え、長い間苦しんでいることを知る。親子、夫婦、家族、友達。誰かを大切に想う事が、夏美の心を少しづつ癒していく。まるでホタルの淡い灯火のように――。大学生活最後の夏、将来の夢と進むべき道に思い悩む夏美が導かれるように向かったのは、父と過ごした思い出の場所。そこで出会った人たちとの交わりから、それぞれの人生が動き出し、心が解きほぐされていく物語だ。そんな本作に挑むのは、『ストロボ・エッジ』で話題を呼び、5月に公開を控える『オオカミ少女と黒王子』も手掛ける廣木監督。そして主人公・夏美役には有村さんが好演し、廣木監督との再タッグが実現した。そして主人公・夏美役には有村さんが好演し、廣木監督との再タッグが実現。そのほか、工藤阿須加、淵上泰史、村上虹郎、小林薫、光石研らも顔を揃えた。今回完成したのは、素顔をほとんど見せないモノトーンに統一された映像と、透き通る声が「YouTube」で注目されているシンガー・Uruさんのデビュー曲「星の中の君」が挿入された予告編。夏の美しい風景と共に、楽曲が本作に彩りを加えている。「YouTube」で数多くの動画をアップしていたUruさんは、カバー曲に加えてオリジナル曲もアップしており、初のオリジナル曲として公開していた「星の中の君」 が、映画関係者の耳に留まり、今回異例の主題歌抜擢となった。主題歌に抜擢されたUruさんは「『星の中の君』が、『夏美のホタル』という素晴らしい作品に主題歌として起用していただけることを本当に光栄に思っています」と喜びを語り、「人と人との関わりの中で感じることのできる愛や気付き、受け継がれた一つ一つの命が繋がった、『今』を生きているという尊さを感じさせてくれる作品だと思いました」と本作についてもコメントした。また楽曲を聞いた有村さんも「Uruさんの歌声は人と人とを繋げてくれる力のある歌声だと思いました」と話し、「作品自体も、心に響くものが詰まってる作品です。親心、子心、普段見落としてしまいがちな身近な人の小さな優しさという作品のメッセージが、Uruさんの歌声に乗って伝わってくれたらいいなと思います」と映画とぴったりな楽曲だと語っている。『夏美のホタル』は6月11日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月22日