人との会話の潤滑油になるのが「笑い」。実は笑いを引き出せる人には、かなりメリットがある様子!笑いを生むコツやメリットをご紹介します!コミュニケーションを円滑にするうえで大きな役割を担うのは、“笑い”のある会話のよう。「たとえば、優しい人は誰からも好かれやすいと思いますが、話が面白い人の周りを引きつける力はそれ以上。もう一度会いたいと思われる確率が高いので、楽しい場に呼ばれるなどメリットが多数あります」(著述家・湯山玲子さん)会話上手になるためには、まずは相手にプラスのイメージを持ってもらうことも大切に。「どんなに面白いことを言っても相手に悪印象を持たれていては、笑ってもらえません。口角を上げたり、瞳に微笑みをたたえるなど柔らかい表情を心がければ、笑いのハードルも下がります」(心理カウンセラー・小高千枝さん)以下では、さらに具体的に微笑みの生まれる会話ができる人の5大メリットをご紹介。1. 人に好かれる「話が面白い人は人間関係最大モテ!やっぱり一緒にいるなら楽しい人のほうがいいわけですから、自然とフォロワーが増えてきます。それは友達はもちろん、恋愛でも同じ。男性からも人間的に好かれるので、自然と男性とのご縁は良好なはず」(湯山さん)2. ささいな失敗が許されやすい「会話に笑いがまざると、副交感神経が活発になり、ストレスホルモンが減って、話している相手への興味関心が高まります。つまり、微笑みの生まれる会話ができる人は、相手との信頼関係ができているので、小さな失敗も許してもらいやすいんです」(小高さん)3.良い情報が入ってくる「微笑みの生まれる会話ができる人に対しては、相手も『ユーモアの分かる人だ』と気軽に接しやすいんです。そうすると知り合いが増えるので、ネットなどでは拾えない、お得な情報もたくさん入ってくるようになります」(コラムニスト・石原壮一郎さん)4.出会いのチャンスが多い「面白そうな会合があると、『彼女が来たらもっと面白いはず』と呼んでもらえることが多いので、いい出会いも自ずと増えます」(湯山さん)「彼女募集中の男性がいれば『あの子はどうだろう』と即思い出して繋いでもらえるメリットも」(石原さん)5.良い仕事が回ってくる「上司にとっても、微笑みの生まれる会話上手の部下は、目をかけたくなる存在。仕事の力量が同じくらいの部下が複数いたら、ユーモアの分からない気難しいタイプより、コミュニケーションのとりやすい面白い部下に、仕事を回したくなるはず」(石原さん)◇ゆやま・れいこ著述家。『喝! 迷える女子の人生相談』(小学館)など著書多数。現在、『バラいろダンディ』(TOKYOMX)、『スッキリ!!』(日本テレビ)のコメンテーターとしても活躍中。◇いしはら・そういちろうコラムニスト。“大人力”たっぷりの執筆やコメントが好評。近著は同じテーマの悩みに村上春樹や蛭子能収など賢人が答えた『日本人の人生相談』(ワニブックス)。◇こだか・ちえ心理カウンセラー。メンタルケアサロン『ピュアラル』代表。日本愛妻家協会と監修した新刊『サラリーマン妻夫木マモルの愛妻生活』(竹書房)が11月19日に発売。※『anan』2015年11月18日号より。イラスト・菜々子文・保手濱奈美
2015年11月14日厳しいオーディションで選びぬかれた様々なタイプの5人の男の子たちが、温泉地を訪れ料理や観光を楽しむ姿や、彼らのセクシーな入浴シーンなど、女性が観たいと思える欲望をハイクオリティな映像で堪能できる“温泉リアリティ”番組「メンズ温泉」。いま、にわかに注目を集める本番組のDVD化が決定した。容姿も職種も違う5人の男の子たちが温泉地へ旅をし、その土地や宿を堪能しながら、既存の温泉番組のように情報だけを紹介するのではなく、彼らが楽しんでいる様子を映し出すことで彼らと一緒に旅に出ているような気分を味わえる本番組。見所は、脱衣場で服を脱ぎながら筋肉を触りあうメンズ…温泉に入って熱いお湯を掛けあうメンズ…初キスの話で盛り上がるメンズ…などなど、視聴者の心をザワザワ&キュンキュンさせるメンズたちの“萌える関係性”が垣間見えるところだろう。そして、なんといっても、彼らの美しさを十二分に引き出すべく、本番組こだわりのハイスペックカメラによって撮影された男たちの美しい入浴シーンは女子垂涎の必見映像だ。温泉地を旅するのは、100人を超える応募から数多くの女性審査員の厳しい眼で選び抜かれた先鋭5人。俳優、格闘家、小説家志望とそれぞれバックグラウンドも違い、下は21歳、上は32歳と年齢もバラバラの5人の中から、毎回3人が温泉ロケを敢行。時間を共有し、裸の付き合いをしていく中で、回を重ねるごとに本音が漏れたり、プライべートな会話をするようになっていく姿が見られ、そこで生まれる5人のメンズの“関係性”は温泉番組を超えたリアリティショーとして視聴者にドキドキ感を与え、人気を博している。ファン待望のDVDには、本編に引けをとらない未公開イベントを収録。K1ファイター武尊の試合を見に行く5人、スナックでの一夜、温泉卓球対決をはじめ、入浴シーンの完全版などメンズたちの魅力的な映像が満載だという。また、構成ブレーンの湯山玲子をはじめとする女性スタッフのコメンタリーも収録。女子会で大ウケ必至のお楽しみ特典をぜひこの機会にお見逃しなく。“全ての女性へ――”温泉を舞台にした革命的な本番組DVDで、女子の欲望を満たしてみては。「メンズ温泉」完全版DVDは11月18日(水)より順次リリース。(text:cinemacafe.net)
2015年09月14日アラン・リックマンが監督・脚本・出演を務め、アカデミー賞女優のケイト・ウィンスレットが主演する『ヴェルサイユの宮廷庭師』。このほど、本作をいち早く観賞した「ベルサイユのばら」の原作者・池田理代子や、その世界を演じてきた元宝塚女優など女性著名人たちの絶賛&共感コメントが、シネマカフェに到着した。本作の舞台となるのは、歴史上もっとも華やかで、最高にドラマティックな伝説に包まれているヴェルサイユ宮殿。17世紀、栄華のシンボルとして宮殿の増改築を計画した国王ルイ14世(アラン・リックマン)に応えるべく、庭園建築家アンドレ・ル・ノートル(マティアス・スーナールツ)は、稀有な才能を持つひとりの名もなき女性庭師サビーヌ(ケイト・ウィンスレット)に仕事を任せることを決める…。歴史的大ヒット作『タイタニック』や『愛を読むひと』など様々なヒロインを演じてきたウィンスレットが、「サビーヌ・ド・バラはわたしよ!」とまで言い切り、求めるものに向かって飛び込んでいく自由な感性と情熱で、格式ある伝統に新風を吹き込む彼女を全身全霊で演じた本作。ケイトが体現したヴェルサイユで“働く女性”像に、「ベルサイユのばら」で知られる劇画家・声楽家の池田氏は、「壮麗さで世界に冠たる、ヴェルサイユ宮殿とその庭園。人工的でシンメトリックなフランス庭園にぽっかりと存在する、遊び心に満ちた野外舞踏場は、自立した女主人公の存在を象徴するようである。ゆったりと流れる時間が、現代の私たちを癒してくれるに違いない」と、本作が持つ優美さと力強さに酔いしれたよう。また、ケイトの魅力を語るのは、女優の賀来千香子。「ケイト・ウィンスレットの瞳の奥の憂いが印象的!ヴェルサイユの響きに誘われ、愛が、優しい噴水のように流れている映画だと感じました」と語り、華道家の假屋崎省吾氏も「園芸少年だったころを思い出しながら、夢の実現のために未曾有の困難に翻弄されながらも乗り越える美しき女性庭師の生き方にうっとり。ケイト・ウィンスレットの魅力満載です」と彼女が体現する美しさと勇気を讃えている。さらに、漫画家・コラムニストの辛酸なめ子は、「17世紀の造園家の女性サビーヌに、時代を超えてキャリアアップ術を教えてもらいました。最も大事なのは大自然からエネルギーを吸収することでしょうか…」と語り、著述家の湯山玲子は、「情熱を持って仕事し、人間的に立派であるならば、けっこう、男たちは応援してくれて、恋愛関係にもなりえる、という、実は女の方が信じようとしない真実を堂々と描き爽快」と語り、現代女性として彼女の生き方を参考にしたいという声も。そして、かつて宝塚歌劇団で「ベルサイユのばら」に出演した、朝海ひかる、紫吹淳、水夏希といった女優たちからもコメントが続々到着。17世紀を舞台にした新しいヒロイン像に絶賛の声を贈っている。<著名人コメント一覧(敬称略/五十音順)>■赤川次郎(作家)整然とした人工美のフランス式庭園に、男と女の秘めた想いが静かに燃える。この着想の妙。完成した舞踏場の華やかな幕切れが目にしみる「大人の恋愛映画」だ。■朝海ひかる(女優)フランスの木の草の花の香りを感じる事ができる作品。その安らぎとは真逆の人間ドラマ。そのバランスが絶妙でした。<舞踏の間>にいつか立って“小さな混沌”を感じてみたい。■池田理代子(劇画家・声楽家)壮麗さで世界に冠たる、ヴェルサイユ宮殿とその庭園。人工的でシンメトリックなフランス庭園にぽっかりと存在する、遊び心に満ちた野外舞踏場は、自立した女主人公の存在を象徴するようである。ゆったりと流れる時間が、現代の私たちを癒してくれるに違いない。■賀来千香子(女優)ケイト・ウィンスレットの瞳の奥の憂いが印象的!ヴェルサイユの響きに誘われ、愛が、優しい噴水のように流れている映画だと感じました。■假屋崎省吾(華道家)大好きなヴェルサイユ宮殿。園芸少年だった頃を思い出しながら、夢の実現のために未曾有の困難に翻弄されながらも乗り越える美しき女性庭師の生き方にうっとり。ケイト・ウィンスレットの魅力満載です。■紫吹淳(女優)私が愛するヴェルサイユ宮殿が舞台で心踊る。無名の女性庭師が鮮烈な感性で世紀の大事業に挑む愛と勇気の物語。女子力アップを目指す人必見! ひと花ふた花咲かせてね!!■辛酸なめ子(漫画家/コラムニスト)17世紀の造園家の女性サビーヌに、時代を超えてキャリアアップ術を教えてもらいました。最も大事なのは大自然からエネルギーを吸収することでしょうか……。■水夏希(女優)「あの美しく広大な庭園も人の手で創られたのだ」何もない森から「永遠の美」が生まれる瞬間を体験しました。美しい映像とロマンス、ヒロインの芯の強さに勇気を貰ってください!■余貴美子(女優)庭園設計を通して、王宮を取り巻く人々の人生とラブロマンスが絡み合う世界!秘め事を覗き見するような背徳感のドキドキする色っぽさ!『ヴェルサイユの宮廷庭師』は10月10日(土)より角川シネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月04日○「ボクがキミを守る」は男が支配欲に酔っているだけ?フィクションの世界では、しばしば愛する女性に対して「ボクがキミを守る」的なことをバシッと宣言するのが、ヒロイックでかっこいい男性の振る舞いだとされている。現実でもそういうことを言いたがる男性(言ってもらいたがる女性)はいるようだが、実際のところ通り魔や強盗に襲われたり、船の沈没や異星人の襲来に見舞われたりしたときに、海猿でもアイアンマンでもない一般男性が、果たして適切に「キミを守る」ことができるのかは、甚だ疑問である。結局、このセリフを現実で言っちゃうような男性は、「ボクの"守ってあげたい欲"を満たしてくれる程度に、キミには弱い存在でいてほしい(経済的・社会的な立場を大いに含む)」という歪んだ支配欲に酔っている可能性が高いのではないか。経済的にも社会的にも、お互い自立していたほうが何かとセーフティなこのご時世、対等なパートナーであれば、「危険な目に遭ったら、手を取りあって一緒に逃げようね」で十分なはずだ。だがしかし、どんなに自分はリベラルで、男女は対等だと思っているつもりでも、表面上は「ボクが守るよ」と言っておかないと、「男のくせに頼りない」と言われてしまうのではないか、という強迫観念が捨てられないから、男の自意識はやっかいなのである。「男らしくない」ことを、自分で認められない(許せていない)せいで、自己肯定できないまま卑屈になったり、「どうせ女は強くてリードしてくれる男が好きなんだろ」とやっかんだりしてしまう。真綿で自分の首を絞めていく負の思考スパイラルに、男性は陥りがちなのだ。そして、まさにそんな男性にこそ見てもらいたいのが、7月4日から公開中の映画『フレンチアルプスで起きたこと』である。○「男らしくない自分」を受け入れられない父親の苦悩この映画は、そこそこエグゼクティブな中流階級のスウェーデン人一家が、フレンチアルプスに5日間のスキー旅行にやってきたところから始まる。夫のトマスと妻のエバは、一見、友達のように対等で仲睦まじい理想の夫婦だ。ところが2日目、スキー場が人工的に発生させた雪崩が、予想外に大きくなってしまいテラスを襲ったことから、家族に亀裂が走る。雪崩自体は事故未満のちょっとしたハプニング程度で済むのだが、このとき身の危険を感じたトマスは、とっさにエバと2人の子供を置いて、さっさとひとりだけ逃げてしまうのである。そのせいで残りの4日間、地獄のような気まずさと不和を味わう一家の様子を、この映画はシュールで残酷なコメディとして描く。トマスは最初、妻子を置いて逃げた事実を、すっとぼけて「なかったこと」にしようとする。「ああ、君の解釈では、僕が逃げたってことになってるんだね。うん、そこは見解の違いだな、アハン?」みたいなクールな態度を気取り、やりすごそうとするのだ。それが、ますますエバの怒りを買って、関係をこじらせていく羽目になる。おそらく彼は、嘘をついて妻を論破してやろうなどとは決して思っていない。誰よりもトマス自身が、「父親たるもの、いざというときは家族を命がけで守るものだ」という「男らしさ」を内面化し、自分に課していたのだろう。だから、その「いざというとき」に、自分だけ助かろうと本能的に逃げてしまった「男らしくない俺」を、自分で受け入れ、許すことができないのである。とはいえ、トマスが最初から潔く「ごめん、逃げちゃった!」と素直に謝っていればエバが許してくれたかというと、それも雲行きが怪しい。彼女もまた、夫に対して無意識に「男らしさ」「父親らしさ」を期待していたのに裏切られたという被害者意識があるし、「私はその場にとどまって子供たちを守った"母親らしい"女である(あんたと違ってね!)」という自負や優越感も見え隠れする。男女平等先進国スウェーデンの、一見リベラルで対等に見える夫婦の心の奥にも、「男(父親)たるもの」「女(母親)たるもの」という見えない性役割規範がしぶとく巣食っていることを、この映画は意地悪くあぶり出していくのだ。○湯山玲子と田中俊之が語る"日本のフレンチアルプス"問題ところで、映画の公開に先立って6月29日に開かれた本作の試写会では、著述家の湯山玲子氏と、武蔵大学助教の田中俊之氏によるトークイベントが行われている。湯山氏は、『男をこじらせる前に男がリアルにツラい時代の処方箋』(KADOKAWA)の著者。一方、男性学の第一人者である田中氏もまた、『男がつらいよ絶望の時代の希望の男性学』(KADOKAWA)を上梓したばかりとあって、男性特有の抑圧や生きづらさを語るには、まさにうってつけの2人だ。湯山氏はまず、トマスが自分だけ逃げたのを最初「なかったこと」にしようとする態度について、「男性によく見られる思考停止」と指摘。田中氏も、「満員電車のつらさや残業する意味を、いちいち疑問に感じていたら企業で働けなくなってしまう。これまで男性は、自分の本当の感情を麻痺させられてきた」と語る。田中氏が定年退職した男性に聞き取り取材をしたところ、40年間ひたすら企業に身を捧げてきた結果、自分に何も残っていないことに気付き「残念です」と答えた人が多かった、というエピソードには愕然とさせられた。また、旧来の男性が「金・権力・女」を原動力に生きてきたのに対して、最近の学生はそこに頓着や執着がないと田中氏は言う。湯山氏は、それ自体はいい傾向であるとしながらも、「金・権力・女」に代わるモチベーションとして、「家族」が再び理想化されていることに危惧を示した。男性を仕事の奴隷にしてきた戦後社会は、一方で母と子の癒着状態を生み出し、子供を管理/監視したいという「母性の暴走」を許してきたという。その結果、「お母さんに心配かけたくない」という発想が蔓延し、若者が自分の責任で自立や挑戦をすることを阻害しているのではないかというのだ。たしかに、自分も含めた「いまどき」の男性の傾向として、マッチョな「男らしさ」を手放す代わりに、自分の行動に対する「責任」も取りたくないという甘えを感じることがある。ひょっとすると男性は、「男らしさ」で縛り付けられていないと、責任や主体性を引き受けられないのではないか……そんな暗澹たる考えも頭をよぎる。自己保身から一転して自己反省の深みにはまり、ダメな自分を受け入れられずに壊れていくトマスの姿を見ていると、そんな男性の本質的な脆弱性を突きつけられているようで、実に居心地が悪い。しかし、「男(父親)たるもの」「女(母親)たるもの」という性役割規範の暴走は、どちらかがやめれば済むというものではなく、社会の構造や制度が変わらない限り、表裏一体で切り離せない。本作は、ラストで観客の解釈を試すような「ある事件」が起きて、モヤモヤした不穏な印象を与えたまま幕を閉じる。それは、「トマスが反省して夫婦と家族の絆が修復できれば、それでめでたしなのか?」という疑念を暗示しているように、私には思えた。ちなみにこの映画、ヒューマントラストシネマ有楽町では、男女ペアなら2,000円で見られる「カップルチャレンジ割引」が実施されているので、勇気ある猛者カップルはぜひ一緒に見てみてほしい。『フレンチアルプスで起きたこと』(7月4日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー)公式サイト 公式ツイッター 公式フェイスブック(C)Fredrik Wenzel<著者プロフィール<福田フクスケ編集者・フリーライター。『GetNavi』(学研)でテレビ評論の連載を持つかたわら、『週刊SPA!』(扶桑社)の記事ライター、松尾スズキ著『現代、野蛮人入門』(角川SSC新書)の編集など、地に足の着かない活動をあたふたと展開。福田フクスケのnoteにて、ドラマレビューや、恋愛・ジェンダーについてのコラムを更新中です。
2015年07月15日頭の中にはいつだって理想の自分像があるのに、なぜか現実はままならない。そんな現状に不安はあるものの、何から手をつけるかわからないという女子は少なくないはず。 そこで、自分の不安や不満の原因がどこにあるのかを自覚すべく、女子的人生の歩き方を「生」の声から学んでみるのはいかが?リアル女子社会でもなかなか聞けない本音と実感を味わえる3冊のエッセイ&対談集を紹介します。 ■『雨宮まみ対談集だって、女子だもん!!』雨宮まみ、峰なゆか、湯山玲子、能町みね子、小島慶子、おかざき真里 コンプレックスをこじらせた結果、人生の沼地に足をとられかけている女子の心の処方箋的対談集。<「ゲロブス」自意識からの旅立ち><処女のままで死ねない>など、イタ切なさがたまらない!ポット出版1300円 ■『女子漂流うさぎとしをんのないしょのはなし』中村うさぎ×三浦しをん 女の欲望に振り回され続ける中村うさぎと、いわゆる女子戦線から離脱し、我が道を行く三浦しをん。共に女子校育ちのふたりが、女子の生態について語り尽くす対談集。エロ問題にも言及します。毎日新聞出版1200円 ■『アナタたち、「いつか結婚できる」と思っているでしょ?』荒木久美子 ジュリ扇片手に「荒木師匠」と呼ばれた日から早幾年。婚活トレーナーとして活躍する著者が、結婚をとりまく現実を示しつつ「正しい結婚」を得るための心構えを教えてくれる指南書。泰文堂1200円 写真・土佐麻理子 ※『anan』2015年5月13日号より
2015年05月10日西本智実とイルミナートフィルハーモニーオーケストラによるオーチャードホール第2回定期演奏会が、5月6日(水・休)に東京・オーチャードホールにて開催される。公演に関連し、指揮者の西本智実と、クラシックイベント「爆クラ!」(※)を主宰するなどクラシックに造詣の深い著述家の湯山玲子によるトークショーが開かれた。「西本智実指揮イルミナートフィル オーチャードホール第2回定期演奏会」のチケット情報※「爆クラ!」…爆音クラシックの略。毎回テーマに合わせて選曲されたクラシック音楽を爆音で聴き、多彩なゲストとともにトークをするイベント。今回の定期演奏会のテーマは「イタリア」。演奏プログラムは、ロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師」序曲と、レスピーギのローマ三部作「ローマの祭り」「ローマの噴水」「ローマの松」が予定されており、トークショーでは特にレスピーギのローマ三部作に焦点をあて、その魅力が語られた。初めてレスピーギを“爆音”で聞いたときに椅子から転げ落ちるほど感動したと話す湯山は「私にとってレスピーギは、クラシックファンでなければ知らないような名曲をたくさんもっている作曲家ナンバーワン」と紹介。19世紀末から20世紀初頭にかけてイタリアで活躍したレスピーギについて、当時の時代背景やクラシック史上の位置づけなども交えながら「ロマン主義から現代音楽の間をつなぐような音楽家」と解説した。その音楽の魅力について西本は「多調といって、いろんな調を一緒にだすのが特徴的。とても映像的な音楽で、たとえば映画『ゴッドファーザー』で血生臭いことが行われているそのすぐ横でお祭りをしていたりするような、全然ちがうテーマだったりメロディやリズムを、同時にだしてくるんです。いろんな要素が同時に存在するのに、それぞれがぶつからず、不思議な感覚になる。いろんな空間を同時に感じられます」と紹介。湯山も同意し、さらに「映像に慣れている私たちにはとても馴染みやすく、たとえばグーグルアースみたいに、大きな視点からカメラがガッと寄ってきて、一気に美女の顔が大写しになる、みたいなダイナミズムもある」と加えた。特に三部作の中でも“祭り”については「後半にかけては、楽しくて楽しくて。いろんな曲があっちでもこっちでも聞こえる。音の映画みたい」(西本)、「“祭り”は、自分をかっこよく見せようというひとではやれない。大きい心がないとできない曲ですよね」(湯山)と、演奏への期待をふくらませた。最後に西本は「ローマ3部作を3曲まとめて聞ける機会は意外とない。豪華すぎて。生でしか味わえない良さがありますので、いろんな空間を音で作っていく生の製作現場にぜひいらしてください」と締めくくった。公演は5月6日(水・祝)、オーチャードホールにて開催。チケットぴあでは、西本智実自身がセレクトしたイタリアンのスペシャルメニューがセットになったお食事付チケットも好評発売中。
2015年04月28日●語られはじめた、男の生きづらさこれまで、女性の生きづらさについては、数々の本や言説によって取り上げられ、その啓蒙や救済が語られてきた。一方、男の生き方となると、「もっとビジネスで成功するには」「より女性からモテるには」といったハウツーやノウハウばかりで、その"苦しさの正体"にはほとんど触れられてこなかったように思う。いや、"苦しい"と感じること自体を許さないような空気すら、そこにはあった。しかし、「俺だってつらいんだよ!」と男性がようやく言えるようになったのか、はたまた「"女の呪い"を解くには、表裏一体で存在する"男の呪い"をセットで解決しないと、どうにもならねえ」ということに女性が気付いたのか、最近にわかに"男のしんどさ問題"がクローズアップされはじめている。○"男らしさの呪い"がようやく語られはじめたたとえば、モテを男性の自意識の問題として捉え直した『すべてはモテるためである』(二村ヒトシ・著、文庫ぎんが堂)や、男性の性欲を社会構造の視点から説いた『男子の貞操――僕らの性は、僕らが語る』(坂爪真吾・著、ちくま新書)はその代表例。プライドの高さとコミュニケーション不全が"弱者男性"を生んでいる現状を描いた『ルポ中年童貞』(中村淳彦・著、幻冬舎新書)、ミドルクライシスに陥った男性を長期取材した『男性漂流 男たちは何におびえているか』(奥田祥子・著、講談社+α新書)、男性の性欲が過剰に肯定・保証されている社会の空気をあぶり出した『男しか行けない場所に女が行ってきました』(田房永子・著、イースト・プレス)なども、注目すべき本だ。他にも、武蔵大学で男性学を研究する田中俊之氏、ネットコラムで男性心理の問題点を丹念に因数分解する「桃山商事」など、同様の動きは同時多発的に発生している。そして、これらの問題をほぼダイジェストで解説した、入門編とも決定版ともいえる本がついに登場した。それが、『男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋』(湯山玲子・著、角川書店)だ。著者の湯山氏は、これまで『四十路越え!』(角川文庫)や『快楽上等! 3.11以降を生きる』(上野千鶴子との共著、幻冬舎)などで、従来の"女らしさ"から脱却した新しい女性の欲望のあり方について、繰り返し語ってきた論客である。そんな彼女が、分析の矛先を初めて"男の問題"に向けたのが本書だが、その舌鋒の鋭さはこれまで以上だ。男性の欲望が、結局は競争・プライド・モテの3つにしかないことを見抜いた彼女は、その3つが生きていく土台になってしまっているために、そこから抜け出そうとすると男性はアイデンティティが崩壊し、生きていけなくなってしまうことを喝破している。その上で、それが問題だと感じたことも考えたこともない男性に向けて、あえて寝た子を起こすような耳の痛い指摘を、ずばずばと展開していくのだ。●男にかけられてきた呪いとは○感情を殺し、組織に依存し、競争がやめられないたとえば、<わかっちゃいるけど止められない、「競争」>の章では、すべてを勝ち負けでしか捉えられない男性の行動原理を分析。"敗者になる"ことの恐怖から競争を抜け出せず、勝つことよりも、失敗を恐れて保身することが男性社会の目的となっていると言い放つ。女性の社会進出が阻まれてきたのは、敗者男性を敗者と感じさせないように、「それでも女よりは上」と思わせておく必要があったという背景にも斬り込んでいる。また、<歌舞伎と忠義から学ぶこと>では、歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』『東海道四谷怪談』に描かれる"忠義"の精神を例にとり、男性が生きるために必要な個人の判断や選択を、所属する組織や周囲の空気にゆだねてしまう"組織依存"の性質を指摘。自由意志や自己責任を放棄してしまったほうが、ラクだしおトクである、という日本人の本音に踏み込んだ。さらに、<「モテ」は思想である>では、男性にとって恋愛やモテの動力源が、「ヤッた女の数、または質を競う」という競争原理にあり、セックスの動機が女性への征服欲にあるという問題を取り上げている。<男における感情問題>では、自分の感情に蓋をして"ないもの"としてきたために、感情への対処の仕方がわからず、突然キレるようになった暴走老人の例を紹介。プライドや恐怖が先行して、自分の感情をブロックしてしまう男性の脆弱性に目が向けられている。このように、最近になって問題化してきた"男にかけられた呪い"が、湯山氏の手でほとんど網羅されているのがすごい。彼女が周囲にヒアリングした実例や、文化的な背景にも豊富に言及されており、一種のカルチャー論としての強度も持ち合わせている。●自由に性を乗りこなす"心の両性具有者"であれ○マザコン社会が男性を"子ども化"させる本書では、最近の新しい男性の潮流として、マッチョな競争原理に依存せず、自分らしさや気分のよさを優先させて、無理をしない自然体の男性が増えている例も紹介している。一見、とても望ましいことのように思えるが、湯山氏はこれを手放しで賞賛しない。万能感を持ったまま自分の欲望を制御せず、ラクでおトクな道ばかりを選ぶ"子ども化"が進行しているのではないかと彼らを危惧している。その背景として重要なのが、"男性のマザコン化"だ。戦後の家父長制が母と子を家庭に押し込めた結果、日本男性は、性の目覚めをきっかけに母親から自立する機会を奪われてしまった。自分に全力の愛情を注いでくれる一番の理解者である母親と、自分の性欲をその通り満たしてくれるAVさえあれば、他者の女性と関わる必要がなくなり、そのことが男性の"子ども化"に拍車をかけているのではないかと、氏は推察するのだ。昨今、家庭も大切にして、育児にもきちんと参加する男性は理想的に語られるが、湯山氏には彼らの姿が、妻の言いつけに従順なだけの"聞き分けのいいお兄ちゃん"に見えるという。つまり、"母の息子"から、"妻の息子"に変わっただけだというのだ。この指摘には、男性の新たな生存戦略を見透かされたようで、正直、身震いがした。だからこそ、大人の男性としての性愛のコードや振る舞いを身に着けるべきだと、湯山氏は主張する。"男らしさ""女らしさ"に囚われる必要はないが、男女の性を"ないこと"にしてしまうのは"子ども化"であり、それもまた不自然な抑圧を生むというのが氏の考えだ。○自分の中に女性性を育てよう本書の中で、私がもっとも感銘を受けた場所がある。"女言葉"には、相手を威嚇する攻撃的なボキャブラリーがないため、女性は「やべえ」「うるせえ」「ふざけんな」といった"男言葉"を使うことで、初めてそういう気持ちを表現できるようになった、と解説する章だ。湯山氏はそこで、逆に男性も女言葉を使うことで、自分の中の女性性(優しさ、愛嬌、コケットリーなど)が表現でき、感情や意見を伝えやすくなるのではないか、と提案している。つまり、男女の性をどちらも"ないこと"にして押さえ込むのではなく、男の中にも女性性を、女の中にも男性性を、両方そなえることで性を超越しようと、本書は述べているのである。男性優位、女性蔑視の差別構造を糾弾しようとするあまり、性差そのものを過剰に否定するよりも、自由に性を乗りこなす"心の両性具有者"であれ。私は本書から、そんなメッセージを読み取った。ともあれ、当たり前だと思っている無意識の行動原理が、自分の首を絞めあげ、他者を踏みつけていることを確認するためにも、「別に俺は悩んでない」という男性ほど、本書は必読であろう。<著者プロフィール<福田フクスケ編集者・フリーライター。『GetNavi』(学研)でテレビ評論の連載を持つかたわら、『週刊SPA!』(扶桑社)の記事ライター、松尾スズキ著『現代、野蛮人入門』(角川SSC新書)の編集など、地に足の着かない活動をあたふたと展開。福田フクスケのnoteにて、ドラマレビューや、恋愛・ジェンダーについてのコラムを更新中です。
2015年03月03日「パスザバトン(PASS THE BATON)」表参道店内にて、2月26日(木)~3月15日(日)の期間、「Beyond the border ─歌舞伎町 ホストクラブの世界─」と題して、歌舞伎町のホストクラブの世界にフォーカスした「仮想ホストクラブ」を無料体験できるエキシビションを開催する。豪華絢爛、お金と愛欲が渦巻くイメージが浮かぶ、歌舞伎町のホストクラブ。でも実際はどうなのだろうか。今回のエキシビションでは、謎多きホストクラブの世界、ホストの魅力や素顔に迫るさまざまなコンテンツを展開する。現役ホスト20人の私物の展示販売を始め、ギャラリー内に期間限定の「仮想ホストクラブ」を作り、無料でホストクラブ体験できるコーナーが設けられる。(ホストクラブ無料体験は事前予約が必要)2月26日(木)のオープニングパーティーでは、ホストクラブ「Smappa! Group」会長の手塚マキ、湯山玲子、「Chim↑Pom」のエリイ、司会は「PASS THE BATON」代表遠山正道でトークイベントも開催される。当日は、オープニングイベントとして、トークショーのほかに、現役ホストたちも登場して、シャンパンタワーやコールを披露して場を盛り上げる。一線を越えた先に広がる、見たこともないようなホストの世界をあなたもちらりと覗いてみては?(text:Miwa Ogata)
2015年02月12日ここではないどこかへ行ってしまいたい。非日常の世界に身を投じ、たゆたうように生きていたい。今を生きる女性なら、誰もが一度はそんなふうに考えたことがあるのではないでしょうか。別に不幸ではないけれど、なんとなく満たされない。日々、退屈。何も変わらない毎日にうんざり…。そういう時、あなたはどのようにして、その物足りなさを埋めていますか?映画『パリ、ただよう花』の主人公で中国人の教師・花(ホア)は、正にそんな感じ。北京で出会った恋人の後を追ってパリに来たものの、彼に捨てられパリの街をさまよい歩きます。偶然出会った建設工の男マチューと恋に落ち、むさぼり合うようなセックスを重ねる二人。でも、何度愛し合っても、それは体が惹かれ合うだけ。通訳もできるエリートの中国人女性と、学がなく、肉体労働で食べている男性。国も立場も価値観も異なる二人の先の見えない関係はある日、ホアがマチューの仕事仲間ジョバンニにレイプされることで動き出します。ホアがすぐに他の男と寝るかどうかを確かめるため、マチューがジョバンニをけしかけたと知り、別れを切り出すホア。「別れるなら死ぬ」とホアへの執着を露わにするマチュー。そして、決して幸せな未来が待っているとは思えない、マチューからのプロポーズ…。惹かれ合っているけれどずっと一緒にはいられない。これは激しくて苦しい、熱病のような期間限定の恋愛。涙ながらに「私たちは違いすぎる、続かない」と訴えたホアには、そう遠くないうちに、別れの時が来ることがわかっていたのでしょう。一方、通訳の仕事のため北京に戻るというホアに、マチューは「後悔するぞ、こんなにお前を愛する男は他にいない」と、駄々っ子のような言葉を投げかけます。お互いに秘密を抱えたまま、どこまでも激しく肉体を求め合う二人。目には見えない、でも高く険しい壁の両サイドに佇むホアとマチューの恋の行方は…?【『パリ、ただよう花』公開記念イベント】この映画の公開を記念して12月23日、湯山玲子さん(著述家)と宮台真司さん(社会学者)が公開記念トークイベントに登壇。作品に描かれた“めまい”のような恋愛について、また、本作から学べるちょっとした“恋愛テクニック”についてお話をしてくれました。出会ったばかりのホアとマチューが最初にセックスをするシーンは、一見とても暴力的に、男性が襲っているように感じられるのですが、「ホアは拒否しているように見えて、実は目配せで“Yes”と言っている」と湯山さん。一方、ナンパ講座(男子素敵化計画)の講師でもある宮台さんは「この映画には、男がどんなサインによって恋愛に積極的に乗り出すかが描かれている」と語っていました。「普段は口数の多い女性が急に黙るだけでも、男にとってはサインになる。いつもとモードを変えることが、男の“性愛”スイッチを入れる絶好のアピールになります」。本作を見てこのあたりのテクを学んだら、余計なことを言わなくても、何人もの男から求められるホアのような、ある意味究極のモテ女に近づけるかも!?あとは「セックスの下手な男は、女が教えてあげればすぐに上達します。でも、男はプライドが高いから2歳以上年下の男に教えるべき」なんて、名言も飛び出しました。最高のHがしたいなら、年下が狙い目。これ、テストに出るので覚えておきましょう。見る人の年齢や恋愛経験によって、捉え方がずいぶん変わってしまいそうな、リトマス試験紙みたいな映画『パリ、ただよう花』。自分の幸せを見極めたい人、恋愛や女の生き方について改めて考えたい人にはぜひ見ていただきたい作品です。(文=編集J)『パリ、ただよう花』☆ヴェネチア国際映画祭2011ヴェニス・デイズ正式出品、トロント国際映画祭2011正式出品監督・脚本:ロウ・イエ/脚本:リウ・ジエ/撮影:ユー・リクウァイ/出演:コリーヌ・ヤン、タハール・ラヒム(仏・中国/2011年/105分)
2013年12月26日恋愛小説の最高峰として知られるボリス・ヴィアンの「うたかたの日々」を、『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督が映画化した『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』。主演を務めたオドレイ・トトゥが、“ロミオ&ジュリエットのようなカップル”と例えるロマン・デュリス演じる恋人との関係や、作品の魅力を、自らの恋愛観も交えて熱く語った。舞台はパリ。財産に恵まれ、働かなくても裕福な暮らしをしていたコランは、あるパーティで美しい女性・クロエと恋に落ちる。2人は互いに惹かれ合い、愛に満ちた幸せな日々を送っていた。だが、クロエは肺に睡蓮の花が咲くという不思議な病に冒されてしまう。クロエを救おうと、コランは自由奔放なそれまでの生活を捨て、働き始める…。「魅力は、イマジネーション、自由、そしてなによりもロマンチックな恋愛ね。2人はまるでロミオ&ジュリエットのような絶対的なカップルだからこそ、多くの人の心をとらえたんだと思う」。オドレイは原作にそんな感想をもったそう。自分が演じるにあたっては「原作より実年齢が上だから、純情すぎないキャラクターを心掛けたわ」というアレンジも。2人の幸せな日々はクロエの病によって崩れ始めてしまうが、「いままでの暮らしが美しかった分、その人生の不当さは観る者に響くと思うの」と語った。さらに、ゴンドリー監督の演出によって「ラブストーリーに遊び心が加わった」とも。「遊びの要素がなければ、恋愛だって退屈するでしょ?私はロマンチストな人間よ。その方が楽しいもの」と恋愛観も披露してくれた。また、著述家の湯山玲子氏は、本作で描かれる恋愛からは「ウキウキ気分を現実に取り戻すこと、という教訓も読み取れる」と語る。「セックスとプロポーズの期待だけという殺伐とした恋愛しか知らない、いまの恋人たちに必要なのは、スケートやダンスに興じるデートの世界」と、本作の見どころを紹介する。キュートで残酷、悲痛で幸せ。そんな相反する魅力を放つ大人の愛の物語。人恋しくなる秋、胸を締め付けられるような切ない恋愛に酔いしれてみては?『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』は10月5日(土)より新宿バルト9、シネマライズほか全国にて公開。(丸山こずえ(cinema名義))■関連作品:ムード・インディゴ~うたかたの日々~ 2013年10月5日より新宿バルト9・シネマライズほか全国にて公開(C) Brio Films – Studiocanal – France 2 Cinema All rights reserved
2013年10月04日気になるあの人の名前の裏側に隠された秘密は?開運アドバイザーの安斎勝洋先生が、話題のあの人の姓名を鑑定します。ブレイク中の女芸人・大久保佳代子さんのお名前を鑑定!男運や結婚運は?アラフォーを迎えてからのブレイクとお名前の関係は?数々のバラエティ番組に出演し、今年の春から冠番組が2本スタートするなど、大人気の女芸人・大久保佳代子さん。長年、タレントとして不遇の時期を過ごし、芸人とOLの“二足のわらじ”を履いていた彼女がアラフォーを迎えブレイクした理由とは?下ネタや毒舌コメントで注目され、著述家の湯山玲子さんに「彼女が凄いのは、ブスと性欲をクールに両立させているところ」と言わしめた大久保さんのお名前には、どのようなパワーが秘められているのでしょうか。大久保佳代子(人17地16外14総31)1971年5月12日生まれ~節目・転機について~41歳のお誕生日から良い時期に入りました。明るくてチャーミングな方ですね。「地運の16」は快活さやひょうきんな性格を表す画数。好奇心旺盛で何にでも興味を持つタイプなので、ときとして「軽い」と誤解される可能性はあるでしょう。「人運の17」を持つ人は、悪気なくストレートな発言をしてしまいがちなのですが、「地運の16」と「総運の31」を併せ持っているため周囲に対して気遣いをすることができ、バランスがとれています。恋愛面で見ると、「外運の14」は相手に求める理想の高さを表します。恋愛体質で、特に若い頃は少し自己中心的になる傾向があったのではないでしょうか。その影響で結婚に至らなかった可能性が高いようです。でも、良妻賢母的な気質や聡明さの「総運31」を持っているので、実際には結婚に向いているタイプと言えます。「総運の31」は晩年、地位と名声と財を手にする画数なので、アラフォーになりブレイクしている現状は、お名前の観点から見ても充分に合点がいきます。---------------前向きで裏表がなく、かわいらしい女性を表すお名前です。本来の彼女には、テレビで見せるようなふしだらなイメージはありません。とても賢くて、自分の本質をきちんと理解をしているからこそ、良い意味で計算し、現在のキャラクターを演じられるのでしょう。今は、自分の中にある「人運の17」と「外運の14」の特徴を上手に用いて、味のあるキャラクターを作り出すことに成功しています。男運も結婚運も良いので、現在付き合っている人がいるなら結婚に向かってもいい時期と言えます。いわゆる“あげまん”で、金銭面もしっかりしています。アドバイステレビではよく、口角を下げて不機嫌そうな表情をしているイメージがありますが、口角を上げると印象がグッと変わり、もともと持っている人柄の良さが出るでしょう。そうすれば、今後結婚して今のキャラクターが合わなくなったとしても、次の道を見つけられるようになります。先々を見越して活躍の場を広げるためにも、今から意識して口角を上げていくほうがいいですね。綾野剛さん、安藤美姫さんの姓名鑑定や、自分の名前もチェック!姓名は総運・天運・人運・地運、外運の5つで構成されています。・総運…すべての画数の合計⇒一生を司る総合的な運勢・天運…苗字だけの画数の合計⇒先祖代々から受け継がれてきた、一族が共有する宿命・人運…苗字の最後と名前の頭文字の画数の合計⇒思春期(13歳頃)から、さまざまな影響を受けて形成される性格・地運…名前だけの画数の合計⇒生まれてからの後天的な基本運勢・外運…苗字の頭文字と名前の最後の1文字、または2文字の合計⇒周りから受ける影響。自分を中心とした周囲の吉凶ただし、姓名判断では、天運を除く四運で運勢を判断します。天運は天から授かった先祖代々の宿命を表すものであるため、その人自身の判断には用いません。監修者紹介開運アドバイザー安斎勝洋(あんざいかつひろ)昭和20年東京生まれ古くから伝わる「姓名学」「風水学」「九星占術」等を学び、開運アドバイザーとしての仕事をスタート。 30年以上に及ぶ数々の個人鑑定などで、多くの人間と接することにより、姓名・生年月日・住環境と、その人間の運勢との関係を独自の統計データとしてファイル。時代に沿ったかたちで数のもっているより細やかで深い意味を分析した“安斎流 姓名判断”と中国風水をもとに、日本の風土や生活様式に合ったかたちで日常生活に活用できる“安斎流 風水”を確立。メディアではTBS系「悪魔のささやき」フジテレビ系「笑っていいとも!」のレギュラーを経て、ワイドショーやバラエティ番組内での出演、番組名の鑑定、雑誌「an・an」の人気占い特集など、テレビ・雑誌・新聞・ラジオと多方面で活躍中。インターネットサイト「安斎流 姓名判断」や手軽に活用できる携帯サイト「安斎流 開運鑑定」を監修。モバイルサイト「安斎流 開運鑑定」「笑っていいとも!」をはじめTV出演多数!芸能人の鑑定や著書も多く『開運アドバイザー』として有名な安斎勝洋(あんざいかつひろ)先生の本格姓名鑑定サイトです。名前で分かる恋愛、結婚、仕事のこと、安斎流でアドバイスいたします。子育てに役立つ子どもの姓名鑑定、お部屋の開運度チェックなど新コーナーも続々公開中!
2013年09月19日※画像は、潮田玲子オフィシャルブログ「時にはシオらしく…」より体質改善と日々の生活からのリセットに元バトミントン選手の潮田玲子さんが、体調不良の母親と断食施設に入ったことをブログで投稿している。個人での断食は、正確な知識と環境がないと余計に体調を悪くさせかねない。最近では、適切なスケジュールで指導を行ってくれる宿泊施設も増えた。潮田さんは、三洋電機のバトミントン部に所属をし、小学生のころから面識のあった小椋久美子さんとのペアが長く、「オグシオ」の愛称で親しまれた。2010年より、日本ユニシスバトミントン部に籍を置いていたが、2012年に現役生活を引退。同年に結婚をしてからは、キャスターを務めるなどタレントとして活躍をしている。きつくない訳はない、が終わった時には断食には様々な効果があるようで、日頃の過食や邪食により酷使された内蔵を休ませる。毒物や老廃物を排出する。余分な脂肪を落とす。身体の抵抗力が増す。などで、身体に良いそうです。(潮田玲子オフィシャルブログ「時にはシオらしく…」より引用)と、母親の体質改善を目的としながらも、現役時代に酷使していた身体をリセットさせているようだ。入所5日目で、既に慢性的に合った胃痛が改善し、肌の調子も良くなってきているとか。体力的にはキツイが、その分の見返りも十分にあるようだ。【参考リンク】▼潮田玲子オフィシャルブログ「時にはシオらしく…」元の記事を読む
2013年08月17日新雑誌でプロ顔負けのモデル姿を披露昨年9月に現役を引退し、選手生活に別れを告げた、ロンドン五輪女子バドミントン代表の潮田玲子が15日、ファッション誌モデルの撮影に挑戦。新たな一歩を踏み出した。3月7日に創刊される新雑誌「Majesty JAPAN」のゲストモデルに起用されたことによるもので、この日、東京都内で撮影が行われた。発売が楽しみになる「Majesty JAPAN」本格的なモデルには初挑戦ということで、緊張していた潮田だったが、現役モデルの難波サキや高橋真依子らのアドバイスで、徐々に現場にも慣れた様子。リラックスした表情で、モデル顔負けのポーズも決めていたそうだ。潮田は、今回のモデルだけでなく、幅広いことにチャレンジしていきたいそうで、スポーツキャスターなどにも挑戦の意欲をみせているという。なお、彼女の初モデル姿も掲載される「Majesty JAPAN」は、子どもっぽいおしゃれを卒業したい、オーバー25の女性のための新しいファッション誌。ネクストステージに進みたい女性たちを応援する、革新的な内容とすることを掲げており、クオリティの高い大人の“使える雑誌”をコンセプトとしている。リアルハイエンド雑誌として、美フリークならチェックしておきたい新雑誌の予感。潮田の初モデル姿の公開とともに、創刊を期待して待ちたい。元の記事を読む
2013年02月18日岩井俊二監督の8年ぶりとなる最新作『ヴァンパイア』の公開を記念して、岩井監督が描いたストーリーボードやポスターなどを展示する“岩井俊二祭り”が代官山蔦屋書店で展開されている。5日には、同店で岩井監督と著述家の湯山玲子氏によるトークショーが行なわれ、岩井監督のサイン会も実施された。その他の写真カナダを舞台に全編英語で撮りあげた本作は、血を飲みたい欲求を抑えられない高校教師と自殺志願の少女たちの不思議な関係性と恋を描く。主演をケヴィン・セガーズが務めるほか、蒼井優やレイチェル・リー・クック、クリスティン・クルックらが出演している。トークショーでは、湯山氏が、「なぜ本作で“ヴァンパイア”をネタにしたのか」と聞くと、「これだけたくさん(作品が)ある“ヴァンパイア”というジャンルの中で、誰も作っていないものをみつけたんです。10年くらい前、『リリイ・シュシュのすべて』を書く前にみつけました」と明かす岩井監督。そもそも、映画『ヴァンパイア』は、岩井監督著作の同名小説をもとに製作された作品。「小説で描けることと、映画で描けるところは自分の中で違います。小説のもてるダイナミズムを損なわずに、映画にしていって、映画のなかでも良いペースのものをつくりたいと思うと、そんなに長いものは作れないです」と、実写化するにあたっての苦労を吐露した。また、本作にはケイシャ・キャッスル=ヒューズをはじめ、多くの女優が出演しているが、それに対して岩井監督は、「今回の女優さんは、ケイシャ・キャッスル=ヒューズも、クルックも、実物も綺麗ですが、映像に乗っかって初めてものになる感じです。みんなスクリーン映えする方でした」とコメント。湯山氏が“映像のメロディーメーカー”と形容するように、岩井監督がどのように“ヴァンパイアの世界”を描いているのか期待が高まりそうだ。『ヴァンパイア』9月15日(土)シネマライズほか全国順次ロードショー
2012年09月07日バドミントン・潮田玲子&Jリーガー増嶋竜也のアスリート愛7日、写真週刊誌フライデーが8日発売の紙面でバドミントンのロンドン五輪女子代表、潮田玲子(28)J1の増嶋竜也(27)のお泊まり愛を明らかにした。「フライデー」によると、潮田の自宅で2日間の“お泊まり愛”や、潮田の愛犬の“お散歩デート”を報じているという。お笑いの「たむけん」がTELで確認8日、朝日TV「おはよう朝日です」に出演しているたむらけんじが、この日の朝、親しくしている増嶋に直接TELを入れて確認したところ、二人の交際を認めていたとコメント。今年に入って交際スタートしたという二人の事務所は、本人に任せてあるとして交際を否定をしていないことから、美男美女のアスリートカップルが誕生したと考えられる。増嶋竜也2011年より柏レイソル所属でディフェンダーといして活躍。千葉県出身、市立船橋高校卒業。その甘いマスクから女性ファンが多いという。元の記事を読む
2012年06月11日ファッションやソーシャルメディアなどを巧みに融合させた発信力が大きな注目を集めているサカナクションが、雑誌「VOGUE JAPAN」6月号に登場。メンバー全員でのぞんだ初のモード撮影と、ボーカル・山口一郎さんのロングインタビューが掲載される。サカナクションは強烈な個性が融合した北海道出身のバンド。ロングインタビューでは、そのボーカルであり、カルチャーアイコンとしても注目を集める山口一郎さんに、彼らの大ファンだという著述家であり、プロデューサーでもある湯山玲子さんが迫った。話題は彼の感性の源ともいえる子供時代の読書体験から、ユーストリームやSNSなどオンラインメディアの話まで。90分間をフルに使って彼らの魅力に迫った、濃厚で読みごたえのあるものになっているという。その他、6月号では「スポーツグラマーな20sモード、解禁!」「日常で使いこなすアールデコ・ジュエリー。」「小栗旬が語る自然と愛。」「食の冒険を求めていざ、大阪へ!」などの特集が組まれている。「VOGUE JAPAN」6月号は今月27日発売。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月25日