テレビなどでよくタレントさんが「教員免許を持っている」や「看護師資格がある」といって紹介されているのをよく見かけます。また、身近な人の中にも、実は教員免許を持っている、看護師の資格がある、という人がいたりしますよね。では、そういった教員免許や看護師の免許を持っている人は実際どれくらいいるのでしょうか?また、毎年どれくらいの人がそういった免許を取得しているのでしょうか?それぞれの免許の管轄である文部科学省と厚生労働省に話を伺い調査をしてみました。■教員免許の取得者は毎年10万人以上文部科学省の統計データによると、小学校、中学校、高等学校の教員免許取得者は、毎年10万~13万人もの数になります。その内訳をおおまかな数字で言うと小学校が約2万人、中学校が約5万人、高等学校が約6万人といった数字になります。例えば、文部科学省が公表している統計データによると、平成18年度は小学校の教員免許取得者が17,198人、中学校が51,912人、高等学校が73,458人となっています。さて、この教員免許取得者数というのが昔より減っているのか増えているのかと言いますと、実は大きく減っているのです。昭和59年度のデータを見ると、小学校が29,171人、中学校が88,339人、高等学校が80,465人となっています。小学校と高等学校については、1万人ほどの減少ですが、中学校が3万人と大きく減っています。教員免許の取得者の減少の理由は、景気の問題、少子化、採用率の低さなどさまざまあると言われています。では、毎年10万人以上もの人が教員免許を取得している訳ですが、採用率が低い中、どれくらいの人が実際に教壇に立つことができるのでしょうか?先ほど取得者数の例に挙げた平成18年のデータでは、●小学校の教員免許取得者17,198人採用者数11,598人競争率4.6倍●中学校の教員免許取得者51,912人採用者数6,170人競争率9.8倍●高等学校の教員免許取得者73,458人採用者数2,563人競争率14.2倍となっています。免許を取得しても採用してもらえる学校がない、なんて話をよく耳にしましたが、本当にそうなのですね。こうした採用率の低さから、取得しても採用試験を受けない人も非常に増えているそうです。また、免許取得者の大半が「持っていると何かの役に立つかも?」と考える人や、「大学で取得できるのなら取っておこう」という人だそうです。■看護師免許取得者も意外と多い?次、厚生労働省に看護師免許について話を伺ったところ、看護師としての登録人数はこれまで累計で164万3,481人に上るとのことでした。簡単に考えると、これだけ多くの人が看護資格があるということですよね。次に毎年どれだけの人が看護師免許を取得しているのか、調査してみました。厚生労働省・医政局看護課からいただいたデータによると、平成21年受験者数……50,906人 合格者数……45,784人(合格率89.9%)平成22年受験者数……52,883人 合格者数……47,340人(合格率89.5%)平成23年受験者数……54,138人 合格者数……49,688人(合格率91.8%)平成24年受験者数……53,702人 合格者数……48,400人(合格率90.1%)といった数字になっています。毎年5万人近い人が看護師免許を取得しているのですね。また、厚生労働省によると、保健師は年間13,000人ほど、助産師は2,000人ほどが免許を取得しているそうです。先生や看護師さんなど、身近な職業の免許。調べてみると、意外なほど多くの方が毎年取得されているようでした。ちなみに、調理師免許は毎年約4万人、美容師免許は毎年約2万人が取得しているそうです。そう考えると、教員免許取得者は際立って多いと考えられます。読者のみなさんの中にも、もしかしたらこういった免許を実は持っている、という人がいるかもしれませんね。(貫井康徳@dcp)
2012年12月15日年収が高い職業といえば、どの職業を思い出しますか?弁護士、医者、教授、建築士、看護師、キャビンアテンダント・・・と専門職が出てくるかと思います。その中で、みなさんの生活の中で意外と接する機会の多い“看護師”をピックアップ!一般的な女性の平均年収と比べて看護師は高収入な上に、不況による厳しい雇用環境が続く中でも安定していると言われていますが、事実はどうなのでしょうか?実際のデータと看護師自身の満足度とを合わせて検証してみました。 ■看護師のお給料、平均はどのくらい?厚生労働省の平成22年の調査では、看護師の平均年収は「469万円」。平均月収にすると32万円、平均時給では、1,916円。また、 リクルートの看護師求人・転職パートナー「ナースフル」 による平成24年6月実施の現役看護師を対象とするアンケート結果でも、働き盛りの25~29歳の看護師の平均年収は約405万円、結婚や出産などを含めたライフイベントに伴って働き方を調整する人が増えてくる30~34歳においても、平均年収は約407万円という結果が。 ※2012年6月ナースフル調べ (首都圏・関西・愛知の方を対象に調査)男性の平均年収である約500万円には及ばないとしても、一般的な女性の平均年収が200万円台後半とされていることを考えると、女性の収入としてはかなりの高水準にあると言えるのではないでしょうか。また特徴的なのは国内の経済状況のあおりを受け減少する一方のサラリーマンの収入に対し、看護師の収入は経済動向に左右されることが少ないようです。過去の賃金推移を見ても、年収、月収、時給ともにほぼ横ばいで安定しています。■満足?不満?看護師自身から見た給与と仕事のバランス 単純な数字の比較だけ見ると、高給と思われがちな看護師の年収ですが、それ相応の理由があるようです。では、この数字について、当の看護師たちはどのように思っているのでしょうか。同じく、ナースフルが行った現役看護師対象のアンケート結果をのぞいてみましょう。自分の年収についての満足度を100点満点で表してもらったところ、最も多いのは「70点台」で28%。次いで「60点台」が17%という結果に。一方で、50点未満が4割近くを占めており、多くの看護師は満足しているとは言い難いようです。最大の理由は、「仕事の過酷さ」。夜勤など不規則な勤務形態や慢性的な人手不足による業務量の多さ、また命を預かる責任の重さ、医療事故などのリスクを考えると「割に合わない」、「年収が低い」と不満を感じる看護師が多いのは当然とも言えます。 ■高収入だけ目的じゃない!やる気と使命感にあふれた看護師たち 「私たちは必ずしもお給料だけで職場を選んでいるわけではありません」と話すのは、子どもの高校進学を機に、10年勤めたパート勤務のクリニックを退職し、総合病院へ転職したばかりの看護師Mさん。久しぶりの病棟勤務で、看護師の原点に帰って改めてやりがいのある仕事だと、認識を新たにしているとのこと。 「お給料も大事なポイントなのですが、経験を積んで技術を磨いていくことも大切です。そのために積極的に自費で研修や勉強会に参加しています。また、スキルアップだけではなく、患者さんとの触れ合いを通して自分の成長を感じられることも魅力だと思っています。」とお話ししてくれました。命を預かる現場で働く看護師は、仕事のやりがいを感じることも多いようです。自分自身が成長できる環境で働くことが、給与だけでは語れない看護師の魅力と言えるでしょう。また、子育て中はパートタイム、子育てが一段落したら、正社員へ戻るなど、自分のライフサイクルに合わせていろいろな働き方ができるのも「手に職」がある看護師という職業ならではです。 やりがいがある半面、命を預かる仕事は心身ともに負担が大きく、過酷な業務であることも確か。その緩和を目指して、現在、看護業界では労働条件や労働環境を改善し、健全な「ワーク・ライフ・バランス(WLB)」の実現に向けて動き始めています。例えば、働く時間帯を選ぶ事ができたり、ワークシェアをするといった活動が進められている病院も増えているそうです。 どの職場でも同じですが、仕事とプライベートが両立できる環境があってこそ、本人が満足のいく「仕事」ができて、その対価として満足な「お給料」が得られていると感じることができるのかもしれませんね。■今回ご紹介した以外にも、恋愛術や生活の知恵など、ナースの意外な情報を大公開中! ナースフル×ウーマンエキサイト特別企画ページ ■取材協力: リクルートの看護師求人・転職パートナー「ナースフル」
2012年12月07日看護師専用コミュニティーサイト「看護roo!」を運営するクイックは11月21日、看護師専用の給料情報サイト「ナースなワタシのお給料」をオープンした。同サイトでは、看護師の給料明細と給与に関する本音を投稿・閲覧できる。4月にプレオープンして以降、のべ1,500人以上の給与明細とコメントが寄せられている。厚労省のデータよりもさらに細かく、年代別の平均給与額の算出や、看護師1人ひとりが抱える具体的なコメントなどを閲覧することができる。看護師の給与水準は厚生労働省の賃金データ「賃金構造基本統計調査」によると、平均給与額は474万3,000円。女性の仕事の中では11番目に高い数字となっている。しかし、看護師自身は給与への不満を抱えているケースが多く、同サイトには、看護師からの給与に関するコメントが多く寄せられている。理由として「急性期の夜勤はとても忙しい。もう少し夜勤手当を上げてほしい」「残業代は出るが、給与は下がっているから定時で帰りたい」など。医療現場の人手不足が深刻化する中、こうした給与に対するリアルな看護師の声には、今後注目が集まることが予想される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日社会貢献度が高いけど、仕事内容はハードなイメージが強い看護職。しかし、他の職種に比べ、引く手あまたで転職経験者が多いことでも知られます。中には3回以上転職をしているという人も少なくないとか。 リクルートの看護師求人・転職パートナー「ナースフル」 のアンケート、「看護師さんの“世論調査”」より、現役看護師さんの転職にまつわる気になる本音を大公開。転職理由別に、看護師さんの理想の転職先をピックアップしちゃいます。●転職理由 第1位「仕事が忙しすぎたから」(約27%)「仕事自体は好きだけれど、それだけじゃイヤ」、「ハードな毎日でワークライフバランスもままならない!」などのお悩みで転職した看護師さんには、勤務時間や休日がほぼ一定の外来専門のクリニックが人気。入院施設を持たないクリニックなら日勤のみで、定時に業務が終わることが多く、生活リズムが作りやすいことが最大の魅力。世間一般並みに日曜・祝日に休みがとれます。ただし、収入はその分減ることになりますが、家事や育児との両立、プライベートを優先する人には根強い人気の職場です。また、狭き門ともなりますが、企業で働く人の健康管理を行う企業内保健師も、基本的に土曜・日曜・祝日に休みの職場として非常に人気があります。●転職理由 第2位「人間関係が悪かったから」(約24%)一人ひとりの患者さんを24時間交代で受け持つという、一人では完結できない特性の仕事のため、申し送りやカンファレンスがあったりと看護師同士のコミュニケーションは濃厚です。また、患者さんに笑顔で接しなくてはならないという感情労働としての特性や、何人もの患者さんを受け持っての激務、生活リズムを保てない夜勤シフトなど、看護師さんの仕事にストレスはつきもの。このストレスは、現場で人間関係の溝となって表れやすいようです。申し送り等スタッフ間のコミュニケーションの少ない外来専門のクリニックや、リーダーシップを取れる頼れる師長のいる病院では、人間関係も良好に保たれる傾向。人間関係の良い職場を探すには、実際に働いている知人に聞く、もしくは、細かな情報を持っている情報量の豊富な紹介会社に相談をするというのが近道のようです。●転職理由 第3位「スキルアップしたかったから」(約22%)看護師としての知識や技術の習得はもちろん、スペシャリストとして確実にスキルアップしたい人には、施設規模の大きい急性期病院への転職が多いようです。色々な症例の患者が訪れる総合病院なら、多くの臨床経験を積むことができ、最新の治療を目の当たりにできます。また、重篤な疾患のケアや急変時の対応など、さまざまな手技や自信が身につきます。さらに専門看護師や認定看護師を目指す人には、大学病院という選択肢も。学校へ通いながらの勤務や、配属部署も相談に応じてくれるなど、手厚い支援が受けられる病院もありますので、事前にどのような支援体制が受けられるのかを調べておくと良いかもしれません。 ●転職理由 第4位「給与アップしたかったから」(約21%)経験年数による昇給額は病院によって様々。新卒で入った時には他の病院と同等の給与だったはずが、気がつけば周囲とずいぶんな差が開いていたという話も…。慢性的な看護師不足の現在、看護師さんの転職は売り手市場です。看護師不足を解決するために高めの給与設定をしている病院もあり、求人の給与欄は華やか。思わず自分の年収と比べてしまう人も少なくないのではないでしょうか。実際に転職を機に給与が上がったというケースも多くあります。また、給与として見えないものの、交通費の支給額や住宅手当、その他の福利厚生も医療機関ごとに差がありますので、給与の額面だけにとらわれずに情報を集めるのも有効でしょう。●転職理由 番外編「結婚を控えたから」(4%)&「出産を控えたから」(約2%)ライフイベントを理由にしての転職は意外にも少数派。結婚や出産で自分を取り巻く環境が激変している中で、職場まで変えるのは大変…という意識が影響しているのかもしれません。家庭との両立を重視するなら、病院、クリニック問わず、通勤に便利なところや自分の生活圏内で職場を探すことがポイント。最近では、日勤のみで正社員として雇ってくれる、24時間保育の託児所を完備するなど、サポート体制が充実し、看護師が気持ちよく働ける環境を備えた病院もあります。しかし、好条件の医療機関は非公開で募集することも多いようです。賢い看護師は、非公開の優良求人を多く扱う看護師転職サイトを利用しているそうです。●理想の就職・転職をするために看護職に限らず、求人を探す場合、職場の特性とそれぞれのメリット、デメリットを踏まえて、同時に理想や条件を整理しておくことが大切。「これだけはどうしても譲れない」という部分をはっきりさせるため、それらに優先順位をつけておくのもおすすめです。あいまいな希望で職場を選んでしまうと、何度も転職を繰り返すことにもなり、キャリアアップにも影響を及ぼしかねません。特に、看護職は命に係わる仕事でもあるので、安心して責任を持った仕事ができる環境が欲しいと考える看護師さんも多いようです。看護の現場は一刻一秒を争うことも多く、疲れたからと言って甘える事が許されない環境。自分の希望やライフスタイルをしっかり見つめ、「自分に適した理想の職場を選ぼう!」と頑張っている看護師さんがたくさんいることがうかがえますね。■参考 看護師さんの転職理由第1位は・・?みんなの転職理由アンケート ■今回ご紹介した以外にも、恋愛術や生活の知恵など、ナースの意外な情報を大公開中! ナースフル×ウーマンエキサイト特別企画ページ ■取材協力: リクルートの看護師求人・転職パートナー「ナースフル」
2012年11月13日リクルートの看護師転職パートナー「ナースフル」では、看護師さんへの感謝のエピソードを募集し、看護師による投票で優秀作品を決める「ナースフルなストーリー」キャンペーンを行ってきた。( キャンペーン概要・編集部がセレクトしたストーリーはこちら )500を超えるエピソードの中から10日、グランプリ、優秀作品が決定した。なお、今後も受賞作以外に投稿のあったエピソードを公開していく予定。グランプリ作品は天理よろづ相談所病院の看護師さんへ向けた『母に代わってありがとう』。母親の最期のとき、患者親子に穏やかに寄り添った看護師さんへの感謝の思いがつづられている。他にも、『ちょっと不器用だけどスーパーマン』では、足音でその人だと分かるくらいパワフルな体育会系男性看護師さんとの思い出、『素敵な女性でした』では病院食を食べやすくしたり、薬を細かくして渡すなど細やかな気遣いにあふれた看護師さんへの淡い恋心など、エピソードは看護師さんのひたむきな仕事ぶりへの感謝の言葉に溢れている。かわいらしくて、看護師さんが粋なのが以下のエピソード。「守られた初恋」私がまだ小学生だった時のことなのですが… >>続きを読む また、グランプリ作品のように患者自身でなく、患者の家族から寄せられた感謝のエピソードも多く寄せられている。『大丈夫だよ』では、弟を怪我させてしまった小学生のお姉ちゃんに。『同じ目線で』では、闘病で痩せ細る祖母を見ることができなかった小学生の兄弟に向けた、看護師さんの言葉や気遣いのエピソードになる。他、母親や妻など、家族が看護師から『看護師と誇り』や『看護師の母親』、『奥様は看護師』などの応援エピソードも寄せられている。さてこのキャンペーン、ここで終わりではない。寄せられたエピソードには病院名や科名がつけられたものが多く、もしかすると主役の看護師さんが、「これって私とのエピソード?」と見つけられるかもしれないだろう。そして、「これ私かも…?」のボタンを押し、人物が一致すれば再会できる、という仕組みだったのだ。優秀作品だけの特権ではあったが、看護師さんとの奇跡の再会ができるかもしれないから、ワクワクと胸を弾ませて投稿した方も多かっただろう。患者の体と心のみならず、患者の家族も支える高いプロ意識は読んでいて気持ちが暖かくなるだけでなく、働くとはどういうことなのかを教えてくれる。 健康になったら会えなくなってしまう看護師さん。でも、感謝の気持ちはずっと残り続ける。お問い合わせ:ナースフル 公式サイト ・「ナースフルなストーリー」を見る (望月文子)
2012年09月21日リクルートの看護師転職パートナー「ナースフル」が、心に響く独特なキャンペーンを行っている。キャンペーン内容は、看護師さんとのいい話、楽しい話などの思い出話「ナースフルなストーリー」を募集し、投票で優秀作品を決めるもの。集まった話は500以上。集計が終わり、今月10日の発表を控えているところだ。この企画の感動的なポイントは、なんと話の主役の看護師さんが「もしかしてこれって私とのエピソード?」と見つけた場合のこと。そのとき「これ私かも…?」のボタンを押して、人物が一致すれば再会できるのである。優秀作品だけの特権ではあるが、ふと思い出した看護師さん、また昔お世話になって忘れられない看護師さんなど、奇跡の再会を果たしてみたくはないだろうか。優秀作品は、現在行われている「ジーンときた投票」で決まる。そして、「もしかしてこれって私とのエピソード?」と思った看護師さんは、「これ私かも…?」を押そう。思いがけない感謝の気持ちを聞けるかも。500以上のエピソードが詰まっているから、心に潤いを求める方は、いくつか読んで話を吟味して投票してみてほしい。ちなみに編集部の私が個人的に選んだエピソードはこちら。悩みを自信に変えてくれる看護師さんの強さに、思わず憧れと尊敬の念を抱く。■都立駒込病院 婦人科の看護師さんへ 『勇気の印』今から12年前、突然知らされた『子宮頸がん』。当時わたしはまだ23歳になったばかりでした。円錐切除では取り切れず、1週間後の全摘が決定。まだ若かった私は、命の心配や痛みへの不安より心を痛めていたのはバッサリと開腹した後の、お腹につく「大きなキズ」でした。今後、妊娠や出産も出来ず、身体にも大きなキズが残ったら女性として全てを失ってしまうような、そんな気持ちが手術日に近づくにつれて大きくなっていました。そんな私に気づき、心配してくれた1人の看護師さん。私のベットまで来ると、サーっとカーテンを引いて突然ナースウエアを脱ぎ始め、見せてくれたのは自分のお腹。そこにうっすらと残る大きなキズ。同じ病で手術を経験した方でした。「無くなりはしないけど時間が経てばこんなものよ!」とそっと笑顔で言ってくれたその時、不安で沈んでいた気持ちがとても暖かくなりました。言葉ではない、大きな大きな勇気をもらい私は手術に向かえたと思います。私は35歳になり、半年に1度の検査は続けていますが、転移や後遺症も少なく元気に過ごしています。私のお腹にもしっかり残る「勇気の印」を見ると今でもあの時の看護師さんを、ふっと思い出します。-----------------------------------いかがだっただろうか? 10日に発表される優秀作品もぜひチェックしてみてほしい。お問い合わせ:ナースフル 「ナースフルなストーリー」を見る
2012年09月07日BIGLOBEは、求人情報提供サービス「BIGLOBE 求人情報」において、看護師、薬剤師向け求人検索サービスを開始する。「BIGLOBE 求人情報」は、全国の看護師求人約5,000件、薬剤師求人約26,000件(5月16日現在)の求人情報を提供する就職・転職情報サイト。都道府県、鉄道路線、資格、雇用形態、希望の仕事、担当業務などの条件で検索できるため、希望に合った求人情報を探すことができる。また、関連する求人情報をレコメンドとして表示。有利な条件での就職を後押しする。同サービスは、約40年にわたって人材ビジネスを展開するマイナビグループの「マイナビエージェント」と連携して提供される。勤務地、条件、勤務形態、給与・待遇、福利厚生、休日、休暇など詳細な募集要項が閲覧可能。条件に合った求人が見つかり、無料転職サポートに登録すれば、専任のキャリアコンサルタントが転職・就職活動、入職(入社)後のアフターフォローまで一貫して無料サポートする。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月25日介護業トップのニチイ学館は、この4月から訪問看護サービスを開始すると発表した。開始はこの4月からで、現在ある在宅介護拠点等に併設するとし、平成25年度末までに100拠点を目標に開所するという。看護から介護までの一貫サービス提供が目的同社ではこれまで、顧客のライフステージに合わせた最適なサービスの提供と、多様化するニーズに対応するため、介護予防や在宅系介護サービス、居住系介護サービスといった介護保険内サービスから、家事代行サービス等の介護保険外サービスに至るまで、サービスラインアップの拡充を推進してきた。今回の訪問看護サービスの開始は、可能な限り住み慣れた自宅で自立した生活を営むことができるよう、医療機関との連携を密にしつつ顧客の療養生活をサポートして、医療(看護)から介護に至る一貫したサービスの提供体制の構築を図るものという。看護師の就業機会拡大と、サービス現場の活性化をまた同社は、当サービス推進にあたり、看護師の就業サポートや就業後のフォロー体制の強化、研修体制の強化等を積極的に推進することで、看護職や55万人にのぼるとも言われる潜在看護師の就業機会の拡大を図るとともに、同社の多彩なサービス提供現場での看護職の活性化に繋げるとしている。さらに同社の訪問介護事業所、通所介護事業所といった在宅介護拠点等への複合展開により、地域や顧客の利便性を追求すると共に、ニーズに即した有機的且つ効率的なサービス展開を推し進める。そして、医療関連事業で培った医療機関との太いパイプや、全国のトータル介護サービス基盤等、同社の経営資源を最大限に活用して、サービス間の相乗効果を追求するとしている。
2011年01月14日受診できない可能性11月12日、近畿厚生局が福井県越前市にある岩堀病院の保険医療機関指定を、12月1日から5年間取り消すことを発表した。中日新聞が報じた。これにより、患者は3割負担の診療が受けられなくなる見込み。不正請求は2005年から記事によると、同病院では2005年3月より2009年7月にかけて、「看護師を病棟に常時配置していない場合があった」「看護師に過剰な夜勤を行わせた」などの実態があったがそれを隠し、基準通りに診療したと報告。患者68人分で、診療報酬約2,291万円を不正に請求したという。この他にカルテの記載不備による不当請求もあったもよう。事態の発覚は昨年の6月、定期調査によって事前の報告と看護師の勤務実態が異なっていることが判明したことがきっかけとなった。厚生局は同病院に対し、判明している不正請求を、患者が加入していた各健康保険組合などに全額返還するとともに、過去5年の他の請求についても調査するよう指示した。
2010年11月17日損保関連各社がメンタルヘルス対策サービス企業において心の病を抱えてる社員の存在は経営上の脅威。そういった企業のメンタルヘルス対策のサービスに力を入れる損害保険関連会社が増えている。損保ジャパン・ヘルスケアサービスでも損保ジャパン・ヘルスケアサービスでは、従業員の心の病の予防から復職支援までのサービスを提供。07年に設立した同社は、設立直後に比べて今年の顧客数が6倍となる見通しだ。同社では、医師や看護師などの専門家によるメンタルヘルス対策や研修も行い、職場環境の改善を推進するなど、企業側にも変化を促す。うつ病などの病気の場合、治療を受け回復した従業員を同じ職場環境に戻した場合、再発する恐れが大きいため、企業側の対応も必要なのだという。企業にとって「人」は大事な資産厚生労働省によると、自殺やうつ病による09年の国内の損失は、約2兆7000億円に上るという。企業の資源は人であり、心の病で退職したり休んだりすることの損失に企業が気づき始めたようだ。
2010年10月27日このところのエコ意識や健康ブームの高まりから、自転車を利用する人が増えている。便利な乗り物として、その価値が見直された結果といえそうだが、一方、スピードが出るだけに、転倒して大けがをしたり、歩行者にけがをさせるなど、思わぬ事故が多くなっているという。警察庁によると、自転車が歩行者をはねる事故が全国的に増えていて、1999年の801件から2009年は2934件と約4倍になっているとのことだ。事故での賠償金に、5,000万円の判決例もそして、事故での賠償金にも高額なものが現れている。例えば平成17年のケースで、当時16歳の女子高生が、無灯火のうえ携帯電話をしながら自転車の運転をし、市道を歩行中の看護師女性に追突した事例では、被害女性が失職かつ障害が残ったため、横浜地裁は加害者(判決時19歳)に約5,000万円の支払いを命じている。自転車事故に対する危機意識の薄さも問題である。先の携帯電話を見ながらの事故はもちろんだが、ヘッドホンで音楽を聴きながら自転車に乗っている人もよく見かけるようになり、こうしたメディアの登場も事故増加と無関係ではないようだ。さらに自転車にはクルマにある自賠責保険のような強制保険の制度がないため、自転車事故の当事者が必ずしも保険に加入しているわけではないし、十分な賠償資力を持っているとは限らない。任意保険に入っていなければ、相手にけがさせた場合、賠償は全額自己負担となるから、自転車を買う際は是非とも考慮に入れるべきであろう。万一の自転車事故に備える保険は?自転車に特化した保険として以前からあった「自転車総合保険」は、2010年3月には基本的にはすべての損害保険会社で廃止され、一部セコム損保と朝日火災にて団体契約対象のみ行われている。朝日火災の「自転車総合保険」は、個人での加入は受け付けておらず、サイクリングの同好会などグループ単位が一般的で、賠償責任保険もセットになっている。「財団法人日本サイクリング協会(JCA)」が会員に対し、朝日火災の「JCA自転車総合保険」などの特典をつけている。個人賠償責任保険は必要。特約付帯保険なら割安に保険加入を考えるなら最低でも個人賠償責任保険の加入は考慮すべきだが、新たに加入することなく、自動車保険、火災保険、傷害保険などに特約で付けることも可能となっている。火災保険に付帯する場合、補償額1億円つけても特約保険料は年間でも1000円程度とのことだ。三井住友海上は、傷害保険「GKケガの保険」で自転車に絡むけがの補償をカバーしている。交通事故などのけがの補償に限定した個人向けでは、死亡・後遺障害保険金が1,000万円、入院時1日4,000円などを補償するプランで、月払いの保険料は770円とのこと。さらに同保険は、80円程度の掛け金を上乗せすれば「日常生活賠償特約」を付けられ、法律上の賠償責任を負ったときに備えられる自動車事故のような「示談交渉サービス」が受けられる。「TSマーク」には1年の付帯保険がこのほか、自転車の安全利用の観点から自治体で推進する動きとして、日本交通管理技術協会が交付する「TSマーク」がある。同協会に安全整備店として登録する自転車販売店で購入、点検整備することを条件に、このマークが張られ、傷害保険と賠償責任保険がセットになった1年間の付帯保険が付くものだ。但し補償内容は、損害賠償が最高で2000万円、ケガの入院も15日以上が対象で、補償としては少し心もとないが、それでも何もないよりはましだ。これは、TSマークのついた自転車安全整備店の看板のある店で取り扱っている。
2010年10月13日