女優の吉永小百合が出演する、キリンビールの新CM「キリン ビールが、もう一度始まる。ティザー編」が17日より放送される。新CMでは、吉永が日の出をバックに遠くを見つめるなか、「なんで、ビールはどれも同じなんだろう」とナレーションが。ビールの注がれたグラスを持つ吉永の姿によって、新しい時代の幕開けを表現している。なお、吉永がキリンのCMに登場するのは約20年ぶりとなる。○■吉永小百合コメント・「ビールが、もう一度始まる。」というメインコピーにちなんで、新しく始めたいこと東洋の武術。例えば、太極拳や空手とかそういうのに触れてみて、ちょっと習ってみたいなと思います。太 極拳は前にちょっと仕事でやったことがあり、空手はオリンピックで見ててすごいなと思って感動しました。 そういうものを自分で体験して、それを演技のほうに生かしたいです。・以前CM出演していた「キリンラガービール」の話についてもうおよそ20年も前にハリソン・フォードさんと共に出演させていただきました。ハリウッドまで行って撮影して、ほんとに貴重な体験でしたし、素敵な思い出です。今回も思い出を作りたいと思いますし、ぜひ皆様に喜んで飲んでいただけたらという風に願っております。
2022年03月17日『乃木坂46』一期生として活躍後、舞台を軸足に活動する俳優の井上小百合。念願のシス・カンパニー公演初出演となる舞台『奇蹟』の稽古が進行中だ。物語は記憶を無くした名探偵(井上芳雄)と相棒の医師(鈴木浩介)が“迷いの森”に導かれ、過去と現在を彷徨いながらとある怪事件に挑む物語。「奇跡」ではなく、あえて宗教的意味合いの「奇蹟」にこだわるスピリチュアルなミステリーだ。井上は謎の女性のマリモ役。現在と中学時代の“2役”を行き来する謎めいた存在を演じる。「奇蹟 miracle one-way ticket」 チケット情報「子どものマリモが何を思い、どういう大人たちと関わってきて今のマリモになったのか。単に子ども、大人と分けて演じるのではなく、その流れを考えながら役作りしています。観る人には善悪色んな解釈を楽しんで頂ければ」と話す。脚本の北村想が「つじつまが合うものを作ってしまったらつまらない」と言い、演出の寺十吾も「こんな戯曲は初めて」と舌を巻く本作。色んな価値観や感情、解釈ができる「多様性のある作品」だけに、役作りでは百戦錬磨の俳優たちも「物凄く脳みそを使う!」と頭から湯気を出すほど。根気強く何度も作家とディスカッションを交わす現場は「新鮮な体験」と声を弾ませる。「北村さんの返答も『様々な受け取り方ができるように演じて下さっても良い』と、役者次第な所もあって物凄くプレッシャーを感じます。プランを持ち寄って答えを合わせていく感じがルービックキューブみたいで。今この座組だからこそできる面白さがある」。事務所の先輩の鈴木浩介からは、役者同士のキャッチボールが何より大事とアドバイスを受けた。「アイコンタクトでも心のキャッチボールでも深い部分のやり取りがないと成立しない作品なので。相手のことを考える時間が長い、それが本当に面白い」と現場の臨場感を口にする。見せ場のひとつが“迷いの森”を彷徨う場面。「テトリスをやっているみたいにめちゃめちゃセットが動くんですよ!映像も駆使しているので、場面転換を見ているだけでも面白い」。加えて主演コンビも愛さずにはいられないと言う。「鈴木さんの役はひとりでボケてツッコんで、演出が加わる度にどんどん面白くなる。本当に完成形が楽しみ過ぎる」。主演の井上芳雄は本読みの段階から役への理解が凄かった。「それは作家の北村さんも『びっくりしました』と仰るほど。こういう役者さんになっていけたらと間近で思えた体験でした」。自身の見所には井上芳雄の歌唱シーンをあげる。思わぬ形で参加すると言い「めちゃめちゃ面白いシーンになりそうなので、本当に楽しみにしていて欲しいです」。日増しに強くなる作品への理解とチームの結束感。最後は「お客さまも迷いの森に入り込む“体感型の舞台”になれば面白い。一緒に楽しんで頂ければ」とアピールした。東京公演は3月18日(金)から4月10日(日)まで世田谷パブリックシアター(※3月12日(土)~17日(木)は公演中止)、大阪公演は4月13日(水)から17日(日)まで森ノ宮ピロティホールにて。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2022年03月04日北村想の書き下ろしを、寺十吾が演出する舞台『奇蹟 miracle one-way ticket』が、3月18日(金)、東京・世田谷パブリックシアターで幕を開ける。「日本文学シアター」シリーズでおなじみのふたりによるこの話題作に出演するのが、乃木坂46を卒業後、俳優として活躍する井上小百合だ。深い森に迷い込んだ記憶喪失の探偵・法水連太郎(のりみずれんたろう)と、彼を探しに来た親友で医師の楯鉾寸心(たてほこすんしん)。なぜ法水はこの森にやって来たのか…というところから物語は始まる。本作の魅力を、井上はこう語る。「今までに出会ったことのないようなミステリーだなと思いました。脚本の想さんいわく、『エンターテインメントをミステリーで味つけしただけ』だと。ミステリーと言いつつ、笑える面白いシーンもありますし、法水役の井上芳雄さんが歌ったりもする(笑)。すごく新鮮で、斬新で、ちょっと前衛的な作品になるんじゃないかなと思います」井上演じるのは、法水、楯鉾の前に突如現れる女性マリモ。「彼女が善なのか悪なのか、それはきっと最後までわからないと思います。見方によって、本当にいろいろな受け取り方ができる役どころなので。そんなマリモがふたりに対して、どういう立場で接していくのか。それを今模索しているところです」演出の寺十とは、本作が初の顔合わせとなる。「寺十さんは俳優としての顔もお持ちなので、俳優目線で演出を考えてくださる方だと思います。『こうしてください』と振付のような演出をつけるのではなく、『こういう心持ちでいると、こういう行動が取れるかもしれないね』といった感じで、こちらの感情を引き出し、自然と動けるようにしてくださる。私にとってはとてもやりやすいですし、素晴らしい演出家さんだなと思います」とはいえ独特な文体と世界観を有する北村作品。それだけに苦戦もしているようで…。「本当に難しくて、役者への“挑戦状”みたいな感覚もあります。想さんから、『あなたはこの役、どうやって演じますか?』と言われているような…(苦笑)。ただ自分ひとりで、というよりかは、皆さんと一緒に、相手役がこう来るからマリモはこう、みたいな感じでお稽古を進めることが出来ている。しかもこのキャストですから!めちゃくちゃ頼りまくっていますし、とても贅沢で豊かな現場だなと。私自身、ここまで作品を深く追求したことがなかったので、本当に勉強になりますし、成長出来ているのではないかと思います」東京公演は3月18日(金)から4月10日(日)まで世田谷パブリックシアターにて上演(※3月12日(土)~17日(木)は公演中止)。その後、4月13日(水)から4月17日(日)まで森ノ宮ピロティホールにて大阪公演を開催する。両会場ともチケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2022年03月03日■前回のあらすじ上司である祐司に惹かれる小百合。既婚者でガードの固い祐司は飲みに誘っても断られるので…。 >>1話目を見る いい感じにいけるかも…?と思っていたらタイミングよく祐司さんとの出張が決まりました。奥さんからの着信で酔いが覚めたのか、祐司さんは自分の部屋にさっと帰ってしまいました。次回に続く(全25話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ のばら
2022年02月05日■前回のあらすじ高橋小百合が夫の祐司に送ってきた「やっぱり好き」というメッセージ。そのメッセージを見た真由は…。 >>1話目を見る 【小百合 side story】私の名前は高橋小百合。25歳。IT系の企業で働いています。なので私の中で綾瀬さんのことは終了していました。結婚している男性とどうにかなって、奥さんに恨まれたり慰謝料を取られたりするなんてそんなリスク取りたくない。でもこの後、あんなことになるとは思いませんでした…。次回に続く(全25話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ のばら
2022年01月31日■前回のあらすじ出張の同行者の中に、夫に近づく高橋小百合の名前が! 真由は不安を覚え出張中の祐司に電話をしたのですが、夫は電話に出ませんでした。 >>1話目を見る 夫の祐司の出張は、女性部下の高橋小百合が一緒。何かあるのではと不安になってしまい、夜に何度も電話をしたのですが、祐司は電話に出ませんでした。その日は祐司と話す気になれず、会話のないまま就寝。それから数日間は怒りがおさまらず冷たく接していると…。夫を信じたいけど不安が消えない。夫は私の気持ちがわからないようです…。次回に続く(全25話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ のばら
2022年01月29日■前回のあらすじ高橋小百合は狙った男は逃がさないと噂の肉食女子…夫の祐司は大丈夫? >>1話目を見る そんな中最悪のタイミングで、祐司が一泊の出張に行くことになりました。そういうふうに見ているからかもしれませんが、最近の祐司は見た目を気をしたり、スマホをお風呂に持ち込んだりしているのです。次回に続く(全25話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ のばら
2022年01月28日春先のケアにぴったりなアイテムや、オシャレ顔を叶える新色をピックアップ。美容知識も豊富な、モデルの石井亜美さんがお試し!モデルの石井亜美さんが話題の新商品をお試し!1、HAKUメラノフォーカスUV SPF50+・PA++++紫外線から肌を守りつつ美白ケアも叶える薬用の日中美白美容液。2種類の美白有効成分を配合。シミ予防研究の先端技術を搭載し、日中ならではの美白ケアを実現。「みずみずしい使用感で、メイク下地としても!トーンアップ効果もあり、色ムラやシミの目立たない、クリアな肌に見せてくれます」メラノフォーカスUV SPF50+・PA++++〈医薬部外品〉45g¥5,280 1/21発売(資生堂 TEL:0120・81・4710)2、LUNASOLプランプメロウリップス サテン EX08サテンのようになめらかにのび、丸みが際立つ上品モードな唇に!優しくとけ込むような血色感カラーで、肌色もクリアに魅せる人気リップの限定色。EX08は、明るくフレッシュな印象のデイジーブルーム。「人類みんなにモテるような、唇の血色感と質感を生み出してくれるリップ。オン・オフ問わず活躍する一色」プランプメロウリップス サテン EX08¥4,400 1/21限定発売(カネボウ化粧品 TEL:0120・518・520)3、to/oneペタル フロート アイシャドウピュア&鮮やかなデュアルカラーで洒落感たっぷりの眼差しをクリエイト。鮮やかなコントラストカラーと、軽やかな光感のレイヤードを楽しめる、デュオアイシャドウ。「春らしい色と、締め色のコントラストが利いていて、これひとつでトレンド感が高まる目元に。フィット感がよく、ヨレにくいのも」ペタル フロート アイシャドウ(記事1枚目の写真・右から11、15)各¥2,420 一部店舗先行発売、1/20全国発売(トーン TEL:03・5774・5565)4、DUOデュオ ザ クリームbエイジング悩みを一掃し、キュッと引き締まった3Dフェイスへ。美容医療から着想を得て開発した独自成分を配合。肌が下垂する原因や、表情ジワなどにアプローチ。「こっくりしているけど、のびがよく、表情ジワやたるみにアプローチしてくれる頼もしいクリーム。保湿力も高く、夜塗ると、朝まで肌がもっちり」デュオ ザ クリームb 30g¥7,920 1/21発売(プレミアアンチエイジング TEL:0120・557・020)石井亜美さん“日本一親しみやすいモデル”をキャッチコピーにYouTuberとしても活躍中。「象印の4Lの加湿器を導入。湿度が上がるだけで、肌と髪の潤いを感じられるように!」※『anan』2022年1月26日号より。写真・田村昌裕(FREAKS)スタイリスト・荻野玲子取材、文・松原 彩
2022年01月22日成城石井で開催中の「シンガポールフェア2021」がいよいよ大詰め!まだ食べてないなら要チェックです。成城石井の自家製惣菜のこだわりとは?相性の良いペアリングドリンクもご紹介します!今年はシンガポール大使が全面協力!フェアの目玉は惣菜4品毎年恒例の成城石井のシンガポールフェア。今年は駐日シンガポール大使や政府観光局の全面協力で開発した、自家製シンガポール風惣菜4品が大注目です。この4品は、日本ではまだ知られていないシンガポールの食文化「プラナカン料理」のスタイルを取り入れているのが特徴。プラナカンとは、マレーの料理をベースに中華料理の調理法を取り入れ、アジア各国の食材、レモングラスやハーブを多用する多国籍な料理のこと。未知なる本場の味わいを再現しながらも、日本人の口にも合うよう工夫されています。さらに、フルーツに3種のスパイスを合わせた新感覚ジュースも新発売。シンガポール風惣菜のお供にも良いそう!新発売!成城石井のシンガポール風 自家製惣菜4選成城石井の担当者による、シンガポール風 自家製惣菜4品のこだわりと、それぞれに合うドリンクをご紹介します。1.発売から約2週間で約2万個売れた、2021年エスニック総菜最大のヒット商品!「成城石井自家製 シンガポール風ドライラクサ(海老の汁なしラクサ)」 ¥755(税込)2021年10月28日の発売から11月15日までに約2万個売れた人気のフードがこちら。シンガポールの定番麺料理ラクサを、今、現地でもトレンドというドライタイプに仕上げた一品です。海老や鶏肉のベースに香辛料やココナッツクリームを加えたソースにより、こだわりの麺を炒めたそう。麺は、ソースとよく絡む国産小麦を使ったコシのあるストレートの太麺を開発。レンジでチンしても麺の腰が残るようにしたといいます。殻付き海老やさつま揚げなどトッピングも盛りだくさんで、食べごたえがあるそうですよ。おすすめペアリングドリンク…「成城石井 スパイシーフルーツジュース パイナップル・マンゴー」¥237(税込)パイナップルとマンゴーにターメリックをブレンド。ココナッツクリームを使用したまろやかな甘みと、パイナップルやマンゴーのトロピカルな味がラクサにマッチします。2.大使のお墨付き!甘酸っぱい焼きビーフン「成城石井自家製 シンガポール風ドライミーシャム(海老のピリ辛焼ビーフン)」¥539(税込)ミーシャムとは、ゆでたビーフンにいろいろな具をのせて、酸味の効いた甘辛いスープをかけた料理。それをドライタイプにアレンジし、具材と麺・調味料を一緒に炒めています。海老の風味が香るちょっとスパイシーで甘酸っぱい焼きビーフンです。開発のこだわりは、大使にもアドバイスを受けたという酸味の効かせ方。本場仕様に酸味をしっかり効かせつつ、日本人にも美味しく食べられるよう、スパイスのタマリンドとビネガーの量を試行錯誤を重ねて調整し、ライムを追加したといいます。また、本来大豆を使うところ、今回は日本の仙台みそを使用し、酸っぱいだけではなく甘みを感じる一品に仕上げています。海老の香りが非常に高く、大使からもお墨付きをもらっているというので、期待が高まります。おすすめペアリングドリンク…「成城石井 スパイシーフルーツジュース すいか・レモン」¥237(税込)すいかとレモンにコリアンダーとペッパーをブレンド。コリアンダーなどのスパイスやピリッとしたペッパーなどの風味がミーシャムと相性がいいそうですよ。3.スーパーの惣菜でここまで煮込んだ料理はめずらしい!牛肉ホロホロの煮込み料理「成城石井自家製 シンガポール風ビーフルンダン(9種スパイスの牛すね肉煮込みご飯) 」¥755(税込)ビーフルンダンは、牛肉をスパイスとココナッツクリーム、レモングラス、ナッツなどと一緒に煮込んだ料理。濃厚な味わいが、ご飯とも相性抜群です。牛スネ肉を香辛料などと約2時間半もじっくりと煮込んでいるので、調味料の味が染み込み、口の中でホロっとやわらかくほぐれるそう。「ココナッツフレークが入っているのが本場の味」という大使のアドバイスも参考に、本場の美味しさを再現したそうです。成城石井の担当者いわく、スーパーマーケットの商品で煮込んだものを提供するのはとても手間暇がかかるのだそう。さらにこの商品には、味の調整がむずかしい9種のスパイスを使用しています。スーパーの惣菜で、ここまでこだわっているのは少ないことから、ぜひそのこだわりを味わってほしいとのことでした!おすすめペアリングドリンク…「成城石井 なつめしょうが茶」¥139(税込)福井産なつめ、高知産しょうが、鳥取産はと麦、群馬産クマザサ、徳島産びわ葉など、すべて国産原料を使用したブレンド茶。しょうがの強い風味がガツンとくるほどしょうがフレーバーを感じるお茶なので、ビーフルンダンのスパイスに負けずに、相性がよく、美味しくいただけるそうです。4.うまみたっぷりの鶏肉煮込みを丼スタイルで!現地の人も認める本格的な味「成城石井自家製 シンガポール風アヤムシオ丼(スパイスチキン煮込みご飯) ¥647(税込)アヤムシオとは、鶏の骨付き肉をコリアンダーとタマリンドで煮込んだシンガポール料理。スパイシーなのに辛くない、深みのある独特な味わいは、現地の味を見事に再現。うまみたっぷりの鶏肉煮込みを、ご飯にのせて丼スタイルでいただきます。コリアンダー、アニス、シナモン、グローブなどの香辛料を使用。コリアンダーの風味がしっかり味わえるような、現地の人にも認めてもらえる本格的な味に仕上がったそう。成城石井のセントラルキッチンで調理人が時間をかけて煮込んでいるため、肉の食感も柔らかいのが成城石井の惣菜ならでは。こちらも仙台みそを使用しています。独特の甘みを持っていて、シンガポール料理の邪魔をせず、むしろ生かすことができているそうです。おすすめペアリングドリンク…「成城石井 スパイシーフルーツジュース ざくろ・ライチ」¥237(税込)ざくろとライチにジンジャーとナツメグをブレンド。シンガポール風アヤムシオ丼はスパイスが強めの料理なので、このざくろの酸味やライチなどの華やかですっきりとしたジュースの風味と相性がいいとか。新発売のシンガポール風自家製惣菜は、どれもこだわりの調理法と、現地の味を再現しつつ、日本人にも食べやすい味わいに仕上がっている逸品ぞろい。シンガポールフェア2021は、2021年11月30日まで。売り切れる前に今すぐお店にGO!Information※新商品4品のうち「成城石井自家製 シンガポール風アヤムシオ丼」「成城石井自家製 シンガポール風ビー フルンダン」は、関東および東海エリア店舗のみでの販売。関西エリアおよび エスパル 仙台店・ さんすて 岡山店では取扱いなし。文・椎原茜
2021年11月30日株式会社石井(本社:東京都墨田区、代表取締役:石井 慎一)が運営する自社ブランド「MUZICA VITA」は、イタリアンレザーを使用したネコ型コインパスケースを、2021年11月30日より発売予定です。バッグチャーム◆誕生の背景2021年2月より、自社ブランドにてネコ好きによる、ネコ好きのためのいつもネコを身近に感じられるコレクション「助かるにゃ~シリーズ」を発表してまいりました。新製品は、多機能で大人かわいいネコ型コインパスケース。カードと小銭、お札も二つ折りで収納可。カラビナ付きストラップにより、バッグのハンドルの根本やパンツのベルトループなどお好きななところに取り付けることができます。(助かるにゃ~シリーズは、日々の暮らしの中で、痒い所に手が届く『あると便利!』な製品をネコモチーフで仕上げています。売り上げの一部を“公益社団法人アニマル・ドネーション”に寄付しています。)◆特徴1. 多機能コインパスケース交通系カードはもちろん、小銭とお札(2つ折り)も入り、着脱もカラビナで簡単、日常使いしやすい仕様。付属の鈴は紛失防止にも役立ち、お子様にもオススメです。2. 大人可愛いシルエットネコらしく、丸みがあって愛らしいシルエットにこだわり、何度も試作を重ねました。バッグチャームとして使用した際、鈴の音色や、引手のチェーンが揺れることで、上品なかわいらしさを表現しています。3. 除菌ができるイタリアンレザー裏面が特殊加工された牛革を使用しており、パスケース内部は70%濃度のアルコール液で除菌可能です。イタリアならではの発色の良いカラー、全6色展開(ホワイト・ミモザ・シルバー・ライトブルー・ブラック・ピンク)です。◆製品概要名称 : にゃんコインパスケース販売開始日 : 2021年11月30日販売価格 : 4,950円(税込)サイズ : 縦105mm×横95mmストラップ長さ: 230mmカラー : 全6色販売店 : RayzCloset(直営店舗)所在地 : 〒110-0005東京都台東区上野5-9-10 2k540 AKI-OKA ARTISAN内 G-1URL : ■会社概要商号 : 株式会社石井代表者 : 代表取締役 石井 慎一所在地 : 〒130-0005 東京都墨田区東駒形2-4-1設立 : 1951年1月(創業1899年)事業内容: 革卸売事業(インポート及び国産)/OEM事業/オリジナルバッグ・小物企画販売事業資本金 : 1,000万円URL : 事業詳細: バッグ革小物用のインポートレザー(イタリア・インド)を取り扱う他、OEM事業も行う。2005年には、自社レディースブランド「MUZICA VITA」をスタート。【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社石井Tel:03-3622-2908(平日9:00-17:00) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月28日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。今回は、第12のテーマ、「幸福」とは何か。(後編)をお届けします。12.「幸福」とは何か。(後編)私はかねてより、第12ハウスの象意について、個人的な仮説を抱いてきました。それは、「第6ハウスが雇用関係を象徴する。それは他人から自分への命令、または自分から他人への命令を意味する。であれば、その対岸にある第12ハウスとは、自分で自分に命令する場所、つまり、究極の『自由意志』の場所なのではないか」ということです。たとえば、義務を果たす(6ハウス)ことは他者との関係の中で起こりますが、「自己犠牲(12ハウス)」は、自分で自分に命じることによってだけ成立します。もといこの仮説は、かなりの暴論です。一般的な星占いの考え方の真逆をゆくもの、と言ってもいいかもしれません。6-12ハウスはあらゆる意味で「自由意志の制限」を意味する、という考え方のほうが「主流」のはずです。なぜ私がそこに全く逆の仮説を抱いたかといえば、「星占いにおける自由、人生における自由とは、一体何なのだろう?」と考え続けていて、まだその答えにたどり着いていないからなのかもしれません。ホロスコープにおける12のハウスの意味づけには、様々な根拠があると言われます。そのなかでも重視されるのが「アセンダント/第1ハウスからの位置関係」です。第1ハウスとの位置関係が「アスペクトするか否か」が大変重要なのです。伝統的占星術においては、第1ハウスとメジャーアスペクトの位置関係にならないハウス、すなわち2、6、8、12だけが、凶意を付与されています。これらは第1ハウスという「自己」からは「見えないところ」、つまり「コントロールの及ばない場所」なのです。それでも、第2ハウスは第1ハウスに隣接している分、まだ「見える」場所です。即ち「自分の手の中にあるもの、持っているもの」を示します。第12ハウスも第1ハウスに隣接していますが、これは「背後」です。普段は自分に見えない自分、振り返らなければ見えない自分を象徴している、と言えるのではないでしょうか。私たちの日常の行動の多くは、ほとんど無意識に発動しています。「どうやって歩いているか」をいちいち考えながら歩いていたら、たぶん転んでしまいます。自転車に乗るのも、私がこうしてキーボードを叩いているのも、ひとつひとつ意識に上らせて動作しているわけではありません。同様に、たとえば誰かが自分に怒鳴りつけてきたとき、無意識に固まって、何も言えなくなります。道端で二人の人が喧嘩しているのを見て、とっさに「怖い」と感じ、見て見ぬ振りをして急いで通り過ぎる、といったことも、やってしまいます。あとになって「あの時、言い返せばよかった!」「仲裁に入るか、警察を呼ぶかすればよかった!」などと思い返しても、間に合いません。それでも、なにか困難やトラブルに遭遇したとき、敢えて立ち止まり、怯える自分や面倒を避けたい自分と闘って、「自分の時間や労力を犠牲にしてでも、よいことをしよう」とおもえることがあるとすれば、これはすばらしい「自由意志」です。それをしたからなにか見返りがあるというわけではありません。ただ、自由な一人の人間として「そうしたい」と思い、自由に行動する権利を行使するだけなのです。損をするかもしれず、ケガをするかもしれず、「良かれと思ってやったのに、拒否される・失敗する」といったことになる可能性もあります。それでも、究極の自分の「自由の行使」として、私たちは時折、そうした行動を起こします。前述の通り、第12ハウスには古来、凶意がたくさん詰め込まれています。でも、そこには「苦悩」とか「隠遁」とか「海外追放」「犠牲」など、「おや?」と思わされるキーワードがところどころに現れます。ある人が12室を生きていて、「苦悩し、隠遁したり、海外追放になったりしている」とすれば、この人はいったい、どうしてそんなことになったのでしょうか。ただ単に「運悪く」そうなったのでしょうか。この人は何に悩み、どうして追放になったのでしょうか。「単に生きるのではなく、善く生きる」と言ったソクラテスのように、自説を曲げずに火刑に処されたジョルダノ・ブルーノのように、この人はもしかすると、限りない自由な意志を生きたのではないでしょうか。もちろん、人間は、自分の身に降りかかる災厄を避けるために、意志を隠したり曲げたりすることもできます。実際、現実の中では、多くの人がそうした選択をします。それは決して、悪いこととはいいきれません。家族の暮らしを守るために上司の理不尽な命令に従うとか、進学に有利な成績をつけてもらうために教師の理不尽な要求に応えるとか、そんなことはいくらでもあります。世の中は広い意味での権力の関係に支配されていて、だれも完全に自由になど生きられません。ただ、「自分の力ではあらがえない権力や圧力に屈した」という経験は、人の心の中に、深い傷を残します。でも、「自分がこれを選んで、自分の力でこれを成し遂げたのだ」という主体感、自己効力感は、あくまで「自由な意志」としか結びつかないはずです。外圧に負けて意見を変えたなら、主体感や自己効力感は著しく削がれるでしょう。本物の幸福がもし、「私が自分の意志で何事かをなしている」という条件を必要とするなら、「自分の意志に反して身を守った」記憶は、幸福感を減じるはずなのです。もしかすると「殺されても自分の意見を曲げない・捨てない」人はつまり、「殺されても自分の幸福を手放さない」人だった、ということになるのでしょうか。「私の出生図では、12ハウスに星が集まっているのですが、私は不幸なのでしょうか」というご質問を以前、頂いたことがあります。結論から言えば、そういう読み方にはならないと思います。アセンダント近くにある星は「上昇星」と言われ、フレッシュで強い状態にある、という考え方があります。また、12室に星を多く持つ人の中には、優れた政治家や医師など、「(原理的には)営利を目的としない仕事につく人々」が多く見られるという説もあります。「ギブアンドテイク」を度外視したような仕事、役割は、世の中にとてもたくさんあります。他に宗教家やアーティスト、教育者、社会運動家、思想家などもそうした要素を担っているだろうと思います。その人の中に何かしら自由な強い意志がなければ、担えない役割がたくさんあるのです。12室に星を集めている人は、その役割にハッキリした名前がついているかどうかは別として、そうした方向への道を選びやすいのかもしれません。そうした意志を持てる人たちは、幸福なのでしょうか。たとえば、雨の日に傷ついて倒れていた子猫を保護して、その子猫が息を吹き返して元気になっていくのを見るのが「幸福」だとするなら、きっと、第12ハウスの幸福とは、そうしたものなのではないかと私は想像しています。それは奇跡のような、ギフトのような、それでいて「受けとらなければ決して手に入らない」、神秘的な幸福なのだと思います。
2021年10月25日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。今回は、第12のテーマ、「幸福」とは何か。(前編)をお届けします。12.「幸福」とは何か。(前編)第12ハウスのテーマから「幸福とは何か」を考えたとき、私は2つのことを思い浮かべました。ひとつは、「人間が最も大きな幸福を感じるのは、どんなときか」ということです。これは、このシリーズでも何度か書いたように思いますが、「心配事が解決したとき」「心待ちにしていた人が帰ってきたとき」「辛い病気が快癒したとき」「苦しみが終わり、安らぎが来たとき」なのではないかと私は考えています。何か辛いこと、悲しいこと、強い制限やガマンしている状態があって、それが「解除」されたとき、私たちは雨上がりの虹と青空を見上げるように、突き抜けるような「幸福だ!」という思いを味わいます。たとえば恋人に愛を伝えたり、生涯のパートナーとなってくれるようにプロポーズしたりする時でも、思いを伝える側は極度に緊張し、「もし受け入れてもらえなかったらどうしよう」という恐怖を感じます。申し出を受ける側も、それを期待している場合は特に「このまま相手が態度をハッキリさせなかったらどうしよう」という深い不安や孤独感を抱くものだろうと思います。こうした暗い疑念や不安が深ければ深いほど、「告白」が受け入れられたときの喜びが大きくなるものではないでしょうか。もうひとつは、「主体感」「自己効力感」というようなもののことです。「自分の力でやった」「自分の判断でやった」「自分の意志でやった」という手応えは、幸福の重要な条件ではないでしょうか。たとえば、自分が取り組んだゲームがうまく行ったときでも、それが全くの偶然でうまく行ったときと、自分自身の創意工夫、技術などでうまく行ったときとでは、喜びの質が異なります。「自分が頑張って成し遂げたのだ」「自分の力で出来たのだ」と感じる時、私たちはその喜びを受けとる「正当な権利を持っている」と思えます。たとえば、自分で首や脇の下を触ってもなんともないのに、他人が触ってくると「くすぐったい」と感じます。同じように同じ部位を触っても、「自分で触った」のと「他人が触った」ので感じ方が変わります。私たちは「自分がやったこと」と「他人がやったこと」を、こうした感覚レベルでさえ、細かく区別しています。苦しみが解決したとき。そして、自らの行動で良いことが起こったと感じたとき。この条件が「幸福」を生み出すのではないか、と私は想像しました。たとえば、保険会社やハウスメーカーの「幸福な家族」のイメージを思いえがいた時、「彼らは生まれつき裕福な家庭に生まれ、何の問題もなく育ち、特に挫折することもなく出会い、子供を持ち、みんな健康で、引き続き問題なく裕福に暮らし続けている」と考えると、なんとなく薄ら寒いような、リアリティのなさを感じてしまいます。もちろん、そういう家庭も存在するかもしれませんが、それが「幸福の究極の形」と言えるかというと、頷けない気持ちになります。一方でもし、その家族は実は、破産を乗り越えてもう一度再生した家族だったとか、家族の誰かが重病から回復したとか、そういった「苦労した過去」があったなら、「この人達は今現在の幸せの価値や意味を、誰よりも知っているのだろうな!」と想像したくなります。また、「ギフトを受けとる側と、ギフトを贈る側では、どちらが幸福か」というテーマがあります。ずっと欲しかったものや憧れていたもの、見た瞬間に気に入るようなものを「プレゼントされる」のは、確かに嬉しいものです。でも、自分が贈ったギフトを大喜びして受けとり、ずっと大事に愛用してくれている、といったことのほうが、喜びの「重み」は大きいのではないかという気がします。これは「自分の力でよいことが起こった」という喜びに属するはずです。「石井ゆかりの幸福論」という壮大なお題をいただいて、ホロスコープの「12のハウス」をそのまま章立てにして、ここまで「幸福」とは何かを考えてきたわけですが、最終章である「第12ハウス」は、現代的には「無意識、過去、秘密、自己犠牲」などを象徴する、とされます。ただ、古い時代の占星術では、このハウスはあまり良い象意を与えられていません。その解説には「悪い予兆、不運、自己破壊、奴隷、使用人、危険、外国、敵、隠れた敵、魔女、犠牲、国外追放、自己犠牲、幽閉、隠遁、恐れ、病」などというキーワードが並びます。どれも「幸福」のイメージからはほど遠い言葉たちです。実は、これらのキーワードには、第6ハウスと共通するものが少なくありません。第6ハウスは現代的には「雇用関係、仕事の状態、家事、健康」ですが、伝統的占星術では「使用人、奴隷、病気、敵、不運」などが当てはめられるのです。12室と6室は向かい合っていて「ポラリティ」で結ばれています。対岸のハウスはその意味合いにつながりがあり、あるいは「反転」しているのです。たとえば第1ハウスは「自己」で、第7ハウスは「他者、パートナー、相手」です。第3ハウスは「基礎的学習、兄弟姉妹、短い旅」、第9ハウスは「専門的な学問、遠い親戚、長旅」となります。「自分」の対義語は「他者・相手」、「近い」の対義語は「遠い」だとすると、向かい合ったハウスは対義語の関係になっている、と言えるかもしれません。第6ハウスと第12ハウスの意味合いが似ているのは、両者に割り当てられた惑星がともに「凶星(マレフィック)」、すなわち火星と土星だという点に関係があるのかもしれません。古い時代の星占いでは吉凶がかなりはっきりと語られる傾向があります。一方、現代的な占星術の世界では、「吉凶とはそもそも、なんなのだろう?」という掘り下げが行われますので、「幸運・不運」だけをバッサリ決めてしまうような考え方は、あまりしないように思われます。……後編へ続きます。>>次回もお楽しみに(2021年10月25日更新)
2021年09月25日株式会社石井(本社:東京都墨田区、代表取締役:石井 慎一)が、2021年2月1日より販売しております、イタリアンレザーを使用したネコ型マスクケース&肉球型コードホルダーが2021年8月31日に販売個数2,000個を達成しました。詳細URL: 正面除菌可能なレザー◆誕生の背景昨今の感染症拡大で暗い話題が多い今、老舗の革問屋として、世の中を明るくする商品を作りたいという想いで、当社オリジナルブランド『MUZICA VITA』より、ネコ型のレザーマスクケース『にゃすくケース&コードほるにゃー』をリリースしました。ネコ好きデザイナーがフォルムにこだわり、“ネコ好きのためのいつもネコを身近に感じられるアイテム”として身に着けられるよう、何度も試作を重ね完成させました。マスクケースを閉じているときはネコの顔、開いたときは後ろ姿に見えるシルエットです。(意匠登録出願中)当社で販売している高機能レザー(ツインレザー)を使用しており、マスクが接する裏面は、アルコールでくりかえし除菌することができます。『MUZICA VITA』では、日々の暮らしの中で痒い所に手が届く「あると便利!」な革雑貨を『助かるにゃーシリーズ』として展開しており、『にゃすくケース&コードほるにゃー』を含め、ネコモチーフのアイテムを他にもリリースしています。また売り上げの一部を“公益社団法人アニマル・ドネーション”に寄付しています。◆特徴1. 除菌ができる高機能な革雑貨高級感のあるイタリアンレザーの裏面を特殊加工しており、マスクが触れる面を繰り返しアルコール除菌できます。色展開はなんと22色。22色展開2. マスクケースとコードホルダーマスクケースにはストラップがついており、バッグチャームにもできる。USBケーブルなどのコード類をまとめておけるコードホルダーもセットです。バッグチャーム3. プレゼントにもおススメ、かわいいパッケージ表紙にはポップなネコのポストカード(3種類ランダム)のパッケージ。開封するとネコちゃんが手を挙げて挨拶してくれます。パッケージ■製品概要名称 : にゃすくケース&コードほるにゃー販売開始日: 2021年2月1日販売価格 : 1,848円(税込)サイズ : マスクケース(縦25mm×横11.5mm)コードホルダー(縦8.5cm×横3.7cm)カラー : 全22色販売店 : RayzCloset(直営店舗)所在地 : 〒110-0005東京都台東区上野5-9-10 2k540 AKI-OKA ARTISAN内 G-1URL : 商品URL : ■会社概要商号 : 株式会社石井代表者 : 代表取締役 石井 慎一所在地 : 〒130-0005 東京都墨田区東駒形2-4-1設立 : 1951年1月(創業1899年)事業内容: 革卸売事業(インポート及び国産)/OEM事業/オリジナルバッグ・小物企画販売事業資本金 : 1,000万円URL : 事業詳細: バッグ革小物用のインポートレザー(イタリア・インド)を取り扱う他、OEM事業も行う。2005年には、自社レディースブランド「MUZICA VITA」をスタート。【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社石井Tel:03-3622-2908(平日9:00-17:00) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月14日高級スーパーでおなじみの成城石井。今回は、成城石井で話題になっている絶品スイーツ「ピスタチオプリン」をご紹介します。いつものプリンとはひと味違う、リッチなおいしさの虜になるはず。早速チェックしていきましょう。ピスタチオ好き待望の贅沢プリン出典: Instagram成城石井で販売されている「ピスタチオプリン カスタードソースがけ」は商品名通り、ピスタチオ入りのプリンの上にピスタチオペースト入りのカスタードソースがかかった、ピスタチオ尽くしの贅沢スイーツ。カスタードソースの上には、ホイップクリームとシュトロイゼル(クランブル)もトッピングされていて、「どこを食べてもおいしい!」「さすが成城石井」と話題になっているんです。ピスタチオ感がすごい!出典: Instagramプリンはスプーンですくうと固めですが、口に入れるとなめらかにとろけるクリーミーな食感。ピスタチオ独特のコクと甘み&旨みを、優しい甘さのプリンが引き立てます。カスタードソースは、プリン以上に超濃厚でピスタチオの香ばしさまでしっかり感じられますよ。ホイップとシュトロイゼルがおいしさを後押し出典: Instagramピスタチオ感たっぷりのプリンとカスタードソースを、ミルキーなホイップクリームがまろやかに包み込んでくれます。1番上にトッピングされたシュトロイゼルのザクザクとした食感と、バターの風味がいいアクセントになって、最後まで飽きずにおいしく食べられますよ。ピスタチオ好きは買わなきゃ損♡出典: Instagram成城石井で販売されている「ピスタチオプリン カスタードソースがけ」は、プリンにもカスタードにもピスタチオを使った、ピスタチオ好きにはたまらないスイーツ。ホイップクリームとシュトロイゼルのバランスが絶妙で、一緒に食べるとやみつきになるおいしさです。大きめサイズで食べ応えもあるので、きっと満足できるはず。見つけたらぜひ購入してみてくださいね。本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事では、maaaa_sweets様の投稿をご紹介しております。記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございますので、ご了承くださいませ。また、店舗ごとに在庫が異なるため、お立ち寄りの店舗へお問い合わせください。"
2021年09月09日『アラジン』などディズニー映画の音楽を手がけた、ハワード・アシュマンとアラン・メンケンが世に送り出したミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』。昨年、惜しくも途中で公演が中止となった今作の再演が決定!主人公・シーモアが恋するオードリーを演じるのは、昨年、乃木坂46を卒業した井上小百合さん。並々ならぬ思い入れと熱い思いを持って挑んでいる。女性にとっての幸せについて考えさせられる作品です。「昨年、乃木坂46を卒業する時に、けじめとして一つの舞台作品をやりたいという思いがあり、出合ったのが今作でした。本当は千穐楽に卒業する予定で…。だから、再演が決まった時は、素直に嬉しかったです。ミュージカルはこれまでに出ていたストレートプレイとは違い、喋るトーンのまま歌に入っていくところが難しい。前の公演の映像を見て、もっと過剰に表現しないと伝わらない部分があるとわかり、反省もしました。ただ、できないことに向き合うほうが燃えるタイプ。自分の殻を破るためにも必要な作品だと思うし、他の舞台で経験を積んだ分、ワンランク上のオードリーをお見せできたら。声をしっかり出せるように、体の使い方を変えたり、肺の周りにある筋肉を鍛えたりもしています」演じるオードリーの第一印象は「キュートな女の子」。でも、演技を重ねるにつれ変化していったという。「だんだんと彼女の中にある強みと弱みが見えてきたし、この作品が生まれてから現代まで変わらずにある、女性の社会進出の難しさや、その中での生き方をすごく考えている人だとわかりました。“女性と男性の幸せってなんだろう”というところが見えてくる作品だと思います」W主演をつとめる鈴木拡樹さん、三浦宏規さんに刺激を受けることも。「三浦さんは陰の努力家で、稽古場では飄々としているのにセリフを全部入れてきているし、歌の練習量がものすごい。鈴木さんは、稽古場で誰よりも真剣に共演者の動きを観察したりと探究心が強い。そんな二人を見ると身が引き締まります」俳優の仕事に邁進する今が、「楽しくて仕方ない」と井上さん。「私の演技を見て心が動いたり、辛いことを忘れて楽しんでいただけたという声を聞くと、自分が生きる意味はこれだと思えるんです。だから今、本当に夢みたいです」『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』8月26日(木)~9月11日(土)日比谷・シアタークリエ脚本・歌詞/ハワード・アシュマン音楽/アラン・メンケン翻訳・訳詞・演出/上田一豪出演/鈴木拡樹/三浦宏規、妃海風/井上小百合(共にWキャスト)、阿部裕、石井一孝、デーモン閣下(声の出演)ほか全席指定1万1500円東宝テレザーブ TEL:03・3201・7777花屋で働く冴えないシーモアは、「オードリーII」と名付けた奇妙な植物と出合い、人生が大きく好転する。でも、オードリーIIには恐ろしい秘密が隠されていて…。いのうえ・さゆり1994年12月14日生まれ。埼玉県出身。乃木坂46を卒業した後、『DISTANCE‐TOUR‐』『カチカチ山』『ID』などの舞台作品に出演。公式YouTubeチャンネルも人気。※『anan』2021年9月1日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年08月30日ミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』が東京・日比谷シアタークリエで初日を迎え、鈴木拡樹、井上小百合らが登場した。『リトルマーメイド』『美女と野獣』『アラジン』等で知られるハワード・アシュマン(脚本・歌詞)と、アラン・メンケン(音楽)コンビが1960年の同名ホラー映画をミュージカル化し、以来世界中で愛されている同作。日本初演は1984年で、その後多くの実力派キャストによって何度も上演されてきた。さびれた街の小さな花屋で働く冴えない青年・シーモア(鈴木拡樹/三浦宏規 Wキャスト)が、ある日手に入れた奇妙な植物・オードリーⅡ(声・デーモン閣下)を店に置いたことにより、人生が一変する。主役のシーモアは鈴木・三浦、ヒロインのオードリーは元宝塚歌劇団星組トップ娘役の妃海風と元乃木坂46の井上小百合がWキャストで務める。この日はシーモア役を鈴木、オードリー役を井上が務めたほか、ムシュニク役の阿部裕、オリン役の石井一孝らが出演した。同作で本格ミュージカルに初挑戦となった鈴木だが、2020年3月の公演は新型コロナウイルス感染拡大の影響により途中で中止に。再演となる今回が再チャレンジとなった。井上演じるヒロイン・オードリーは美人で高嶺の花ながら自己肯定感が低く、ボーイフレンドのオリンに怯えながら暮らしている……という役どころ。様々な衣装でも観客を魅了した。公演は東京・日比谷シアタークリエにて8月26日~9月11日。写真提供:東宝演劇部
2021年08月26日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。今回は、第11のテーマ、「友」と「希望」。(後編)をお届けします。11.「友」と「希望」。(後編)私は自分が愛読する本の作者を、勝手に友だと感じています。でも、生身の彼らに会って友達になれるか、というと、絶対になれないだろうな!とも思います。人間は色々な部分でできていて、その部分のいくつかで友情を交わせれば、それでいいのではないでしょうか。毎日挨拶をするお店の店員さんも、家に帰れば全く違った表情をしているかもしれません。でも、その人の全てと友情を交わすのでなくとも、たった一瞬の積み重ねで、温かな細い糸が紡がれていく、ということで、十分だという気がするのです。夢も同じです。庭の花を育て、窓ガラスを拭き、食事を支度し、書類のブランクを埋め、ダンボールをまとめてしばり、といった具合に星屑のようにたくさんの日々の夢が散らばっていて、その小さな星屑を一つ一つ集めて、それで人生の道筋ができていく、ということではないかと思うのです。たった一つの巨星を追いかけつづけるような人生もあれば、星屑で出来た天の川を歩き続けるような人生もあるのだと思うのです。全ての瞬間の中に、11ハウスのテーマがきらめいている。そんな生き方ができれば、すばらしいだろうな、と思います。そしてそれは、けっして、それほど大それたことではないだろうとも思うのです。本稿のタイトルは「友」と「希望」としました。「希望」と「夢」は、似ているようで違います。「夢」はビジョンですが、「希望」には、絵面はありません。「希望」とは、「なにかはわからないけれど、なにかきっといいことがある」という信念のことだと思います。「夢」は持てなくとも、「希望」は持てます。「希望」は、人が生きていくためにどうしても必要な思いであり、他者と関わる時にも絶対に必要な合い印です。希望を失った人は、いわゆる「セルフ・ネグレクト」のような状態に陥ります。自他を破壊するような衝動、自分を放棄するような衝動に駆られます。絶望と孤独は密接につながっています。そこは、光の射さない、深い洞窟のような場所です。現代社会において、社会生活の大部分は「ルール」と「ビジネス」でできています。「仕事だからやる」「ルールだからやる」ということだらけです。仕事でもきまりでもないけれどもやる、という活動は、「個人的な趣味」と見なされがちです。11室のテーマは「友」と「夢、希望」で、これらはルールでもビジネスでもありません。ゆえに現代的な目には、これらは「個人的なテーマ」と映ります。でも、11ハウスは本来、プライベートな世界ではありません。この場所は世の中そのもの、社会そのものです。「一人の人間として、自由な気持ちのもとに社会参加する」ということは、特殊な活動と考えられがちです。でも、本来はもっと自然なことであり、多くの人が願い目指すことであり、もっと祝福された活動なのではないか、と思われます。たとえば日本では選挙の投票率がなかなか上がりませんが、投票行動は11ハウスのテーマと考えられます。もちろん、自分一人だけの利益を追求するために投票に行く人もいるかもしれませんが、多くの場合はどんな立場であれ「みんなが幸福になるためには、こんな状況はおかしい」「もっといい世の中にしたい」というビジョンを抱いて投票に臨むはずです。そこには希望があり、同じ社会を構成する他の人々との、友愛の感情があります。11ハウスの対岸には、5ハウスがあります。5ハウスは個人としての愛や歓びを象徴します。対する11ハウスは、自分を取り巻くこの世の中への愛や、社会的な喜びを象徴します。11ハウスの「公共性」のイメージが、両者の対比で際立ちます。人間は個人的にも、社会的にも、「自分さえよければいい」という具合にはいかないのだろうと思います。愛する人が、ひいては全世界の人が幸福になってくれなければ、自分自身も本当に幸福にはなれない。そういう思いが、この5ハウス-11ハウスのポラリティに示されているような気がするのです。>>次回もお楽しみに(2021年9月25日更新)
2021年08月25日女優の井上小百合、7ORDERの長妻怜央らが出演する、映画『ラストサマーウオーズ』の製作決定が13日、明らかになった。同作は狭山茶の主産地として有名な埼玉県入間市を舞台に、自主映画制作に奮闘する小学生たちのひと夏を描いた青春映画。小学6年生の内気な映画好き男子が、好きな女の子の引越しが決まったことで、彼女をヒロインにした自主映画作りをスタートさせようと奮闘する。主演となる小学生の子供たちの役は現在オーディションを実施中だが、子供たちを見守る小学校の若手担任教師役にアイドルグループを卒業し舞台で活躍している埼玉県本庄市出身の井上小百合、主人公の兄役に舞台『タンブリング』など俳優としても活躍中の7ORDER・長妻怜央が決定した。主人公の父親役に、ラーメン店の経営と並行して俳優・タレント業を積極的に行っているデビット伊東、主人公の母親役に30年以上に渡りドラマ・映画の第一線で活躍し続ける櫻井淳子と、埼玉県出身の豪華キャスト陣が脇を固め、雄大な入間の茶畑や自然を背景に、子供達の目線で描かれるひと夏の物語を届けていく。監督は、入間市出身で映画『恐怖人形』『gift』『成れの果て』ほか、テレビドラマ『スミカスミレ〜45歳若返った女〜』『ひぐらしのなく頃に』等の演出も手がける注目の若手クリエーター・宮岡太郎が務める。9月下旬頃からの映画撮影を予定している。また、同作の2022年全国公開へ向けて、応援団をクラウドファンディングで募集する。クラウドファンディングプラットフォーム「MotionGallery」にて、 13日18:00よりスタート。エンドロールへのクレジット掲載、本編Blu-rayの進呈、完成披露試写会への招待などのリターン(特典)を用意している。○井上小百合 コメント役者を目指し始めたのは中学生のとき。色んな過程を経て16歳で一人、東京に出てきました。辛いことも沢山経験し、傷付かなかったというと嘘になるけれど、それでも『夢』という希望がいつも私の中の光となって、生きる糧になっていました。ただ、そうして夢に立ち向かおうとする度に、それをさまたげる大人たちがいたことも思い出します。幼い自分に対して愛情あってのことだというのは重々承知でしたが、自分を否定されるような感覚になったことは確かでしたし、それが何よりも傷付いたのも、確かでした。大人になってみて、諦めないで良かったとつくづく思うことが沢山あります。好きなことに全力でぶつかれるほど充実した日々はないです。例え打ちのめされても、やりたいことを否定されることのほうがずっとずっと悲しかったので、今の私は、努力する人を応援してあげられるような、誰かに夢を与えられるような存在になりたいと思っています。この脚本を読んだとき、何よりもそんな自分とリンクして…純粋に沢山の人に届けたい映画だなと思いました。宮岡監督の、映画への愛もとても感じており、そんな方の元でものづくりができるという事を本当に有難く思っています。ご時世柄、世の中は暗いニュースで溢れていて、こんな時代に希望を持つことは容易いことでは無いのかも知れません。が、子供たちはこんな世の中でも生きていかなければ、未来をつくっていかなければなりません。ここに登場する少年少女たちを通して、何か伝えられるものがあると信じています。ぜひ子供から大人まで、あるいは現在夢を追いかけている人や、もしかしたら今何かを諦めようとしている人、色々な人に見ていただきたいです。○長妻怜央 コメントひとつのことに熱中できることほど幸せなことはないと思わせてくれる作品です。僕も普段の活動でさまざまな取り組みをしていますが、仲間や、周りに居てくれる沢山の方々に助けてもらっているから、今の仕事や活動がしっかりできてるんだと、この作品に触れて改めて感じました!!助けてもらう方ではなく、この作品では夢を追いかける小学生のお手伝いができることを本当に楽しみにしています!!○デビット伊東 コメント自転車でひたすら北に北に走り川があったら飛び込んで、手掴みで魚を捕まえ、掴んだ魚が黒い魚影「ナマズだ〜!」「すげ〜」「地震が起こるから気をつけろー」一瞬黙る。みんな。ナマズを見ながら笑う。夢や希望は毎日生まれる。僕が子供の時描いた夢は、今大きく育ってます。明日の子供達も、この入間市で夢を描いて欲しい。その為の努力なら協力はおしまないです。○櫻井淳子 コメント小学校最後の夏休み、試行錯誤しながら夢に向かって突き進むギャングエイジの子供達…忘れかけていた、何事にもチャレンジしていく気持ち、夢や希望の大切さを思い出させてくれる…そんな作品に参加出来ることを楽しみにしています。○宮岡太郎監督コメント小学生の頃から、映画が大好きでした。小6の夏、友達を集めて、親のハンディカムを使って裏山で初めて自主映画を撮りました。以来、今に至るまでの20余年、映画の監督として魅力的な作品を観客に届けたいという思いは、常に私の中心にあり続けています。少子高齢化が進行したこの時代、子供たちを主役にした実写映画はほとんど作られなくなってきています。だからこそあえて今、彼らの元気なパワーが十分に炸裂するような、胸を熱くさせる少年少女の群像劇を実写で誕生させたいと思っています。今回、自分の生まれ育った埼玉県入間市という場所で本作を撮影させていただくことになりました。慣れ親しんだ入間の景色を映画に綴じ込められる喜びを感じながら、映画で故郷を盛り上げて、その輪を全国へと広げてゆきたいと願っています。(C)「ラストサマーウオーズ」製作委員会
2021年08月13日女優の吉永小百合が主演を務める映画『いのちの停車場』(5月21日公開)が第11回北京国際映画祭コンペティション部門にノミネートされることが5日、明らかになった。同作は都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師でありながら、作家として活躍する南杏子の同名小説の実写化作。救命救急医として、長年大学病院で患者と向き合ってきた咲和子(吉永)は、とある事情から石川県にある父の住む実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになる。北京国際映画祭は、上海国際映画祭と並ぶ中国最大級の国際映画祭で、毎年世界中からの多くの映画人が参加、国際交流の場としても重要な地位を占めている。先日、コンペティション部門「天壇賞」の審査委員長に、人気女優コン・リーが選ばれたことを発表し、中国国内外で大きな話題となっていた。今回の「天壇賞」を争うコンペティション部門には中国国内外から15作品がノミネートされ、日本映画では本作『いのちの停車場』のみ。その他にはフィンランド映画『Any Day Now』や アルゼンチン映画『A School in Cerro Hueso Trailer』、ロシア映画『A Siege Diary』、中国映画は『関于我媽的一切(All About My Mother)』などが決定している。日本では公開された週末の興行成績では興行収入・動員数ともに第1位を飾り、東京・大阪などの映画館休業、他エリアでの時短営業の影響を受けつつも、感動の声が広がっていた同作。累計興行収入が951,418,820円(7月29日時点)となり、吉永122本目の映画にして大台の10億円突破は確実となっている。○成島出監督 コメントこの度、北京国際映画祭コンペティション部門にノミネート頂き、また中国の皆様に『いのちの停車場』をご覧いただけけるとのこと、大変嬉しく思っております。本作はコロナ禍の大変な状況の中で、キャスト・スタッフが一丸となって作り上げました。中国、そして世界の一人でも多くの方々に本作を通して“生きる希望”を感じていただけたら幸いです。
2021年08月05日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。今回は、第11のテーマ、「友」と「希望」。(前編)をお届けします。11.「友」と「希望」。(前編)友達がたくさんいる人、夢を持っている人。この2種類の人々は、もしかすると現代社会でもっとも「肯定される人」なのかもしれません。「友達がいない」「自分が何をしたいのかわからない」と悩んでいる人は、現代社会にはたくさんいます。人間がかかりうる最も大きな病が孤独と絶望なのだとすれば、「友達と夢があればとりあえず大丈夫」と言えるのかもしれません。先日、ヘミングウェイの名作「老人と海」を再読していたのですが、たった一人で漁に出て行く老人サンチアゴには、少年マノーリンという友があり、大物を釣り上げようという夢があります。この2つの条件によりサンチアゴは、認知症の影を見せ始めていながらも、とても充実した人物に見えます。ホロスコープの12の「ハウス」のうち、第11ハウスは最も祝福されたハウスと言っていいかもしれません。そこには古く「友、希望、贈り物、才能、将来の夢」といったテーマが並べられ、大吉星である木星が、ここに位置するとき喜ぶ、とされています。人間が人生において望みうるもののうちもっとも大きなものが、この11室という場所に関連付けられています。どれもお金では買えないもの、「授かる」しかないものたちです。こう考えてみて、自分自身を振り返ると、「私には、仕事以外でマメに連絡を取り合うような相手はいないし、これを目指しているとはっきり言えるような夢もないな」と、苦笑したくなります。ただ、それで自分がとても恵まれない不幸な人間だと感じるか、と言えば、そうでもないように思われます。「夢」と言えば「人生を賭けるような夢!」のイメージが浮かびます。「友」と言えば「終生信頼し合い、支え合い、いつでも何でも相談できる親友」を想像したくなります。でも、もしかすると、「夢」や「友」は、そんなに大それたことでもないのかもしれません。たとえば「日々の夢」は、そんなに高く輝かしいものではなくて、ただ「今日やるべきこと」「やってしまいたいこと」程度のものなのかもしれません。しばしば仕事を引退した人たちが「やるべきことや通う場所がなくなると、一気に老いる」と語ります。「夢」は、ここから一歩でも二歩でも先に進んだ場所にいる自分のビジョンだと考えると、このことはしっくりきます。日々のタスクは、ごく小さな単位の「夢」なのです。「友」も、「ズッ友だよ!」というような「友」だけが友ではありません。日々挨拶する隣人や顔見知りのコンビニの店員さん、行きつけの店のスタッフなど、「知人」レベルでもうっすらとした親愛の情が存在するもので、それで十分「友」なのかもしれません。たとえば災害に見舞われたようなとき、そうした「顔見知り」とは、すぐに声をかけ合ったり、助け合ったりできるでしょう。外国で孤独を感じているとき、自国の人に出会うととても嬉しくなる、といったことがあります。人間同士の心の距離とはそんなもので、お互いをわずかにでも「知っている」と思えれば、それで十分なのかもしれません。純粋で、完璧で、絶対的な「友」「夢」というのは、たしかにそうしたものを持っている人もいますが、多くの場合は幻想なのではないでしょうか。更に言えば、人間は成長し、変容します。それとともに、夢も友も、変わっていくものです。11ハウスで力を持つとされる星は前述の通り、木星です。木星は、射手座と魚座の支配星です。両者は柔軟宮、変容を司る世界です。夢も友も、変化の中にあるのです。「永遠の友」は、もしかしたら、存在しないかもしれません。でも、「この瞬間の友」は、いつでも作り得ます。先日、ある人がこんな話をしていました。「子供を自転車に乗せて走っていたら、後ろから走ってくる人がいて、見れば脱げ落ちてしまった子供の靴をとどけてくれようとしていた」というのです。走ってきてくれた人は「この瞬間の友」です。その靴が落ちるのを見たのは、走ってきてくれた人だけではないかもしれません。同じように拾おうとして、先を越されたので立ち去った、という人もいるかもしれません。みんなが「その瞬間の友」です。もしあなたが今、この稿の中に共感できる部分を見いだして下さったなら、あなたは私の「この瞬間の友」です。でも、さらに成長を遂げた未来のあなたは、この稿を振り返って、とても幼稚で陳腐だと感じるかもしれません。友情は、変化していきます。とはいえ、たとえば幼い頃に読んだ絵本を愛する気持ちが終生変わらないなら、その絵本は、瞬間の友であったと同時に、永遠の友です。……後編へ続きます。>>次回もお楽しみに(2021年8月25日更新)
2021年07月25日石井美保氏が美容誌の表紙を飾る2021年7月9日、美容誌No.1の『美的』は、2021年7月20日に発売される『美的9月号』において、美容家 石井美保氏を総計45ページにもわたって大特集することを、オフィシャルインスタグラムにて発表した。同誌の編集長は「石井美保さんの美容愛と熱量は本当にすごい!」と大絶賛。「結果、美容好きな読者の皆さんの期待に応える、美容誌としてとても王道な表紙&大特集になったと思っています!」としている。石井美保氏は自身のインスタグラムの中で、『美的9月号』について「是非永久保存版でお手元に置いて頂ければ嬉しいです。」と綴っている。石井美保氏のインスタグラムのフォロワーからは「すごい!ほんとにすごい!おめでとうございます」「購入して、永久保存版にします」「絶対買います」などのコメントが寄せられている。美しすぎる45歳石井美保氏は1976年6月23日生まれ。サンフランシスコ出身。麻布十番にて、まつげサロンを14年経営し、アイリストとして活躍。美容知識が豊富で、美容家としても活動している。オフィシャルブログのフォロワー数は11,000人以上。インスタグラムのフォロワー数は285,000人を超えている。(画像は石井美保オフィシャルブログより)【参考】※美的オフィシャルインスタグラム※石井美保オフィシャルインスタグラム※石井美保オフィシャルブログ※株式会社 ボーテスト
2021年07月15日映画『いのちの停車場』(5月21日公開)の"チームまほろば"サンクスデーイベントが30日に都内で行われ、吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、成島出監督、南杏子(原作)が登場した同作は都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師でありながら、作家として活躍する南杏子の同名小説の実写化作。救命救急医として、長年大学病院で患者と向き合ってきた咲和子(吉永)は、とある事情から石川県にある父の住む実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになる。作品で記憶に残ってるシーンについて聞かれると、広瀬は松坂とのシーンである「ラーメン屋さんのシーン」を挙げ、「かなり印象に残っています。現場に入ってから監督にいろんなご指導いただき、リハーサルと全然違う芝居にたどり着いてすごく難しかったなというシーン」と明かす。松坂も「カメラが正面にあったりして、今回のこの現場ではなかなかない撮り方ちょっとやっていて、確かに難しいところではありました」と振り返った。そんな2人のシーンについて、吉永は「もう本当に素晴らしかったです。見てたら胸がキュンとしましたし、私も若い頃、浜田光夫さんとああいうシーンをやったことがあるなと思ったりもしました」と語った。また西田は「まほろば診療所に吉永さんが初めて訪ねて来られた時の、すずちゃんの対応ですね。堂々としてて。若い時に吉永さんをスクリーンを見て感じた感動と、同じような感動をすずちゃんに感じました」と広瀬の演技を絶賛。「 吉永小百合を食いにかかってる、すごい女優だなという風に思いました」と見解を示すと、広瀬は照れ笑いを浮かべる。吉永も「本当に堂々として、シャキッとしてて素敵でした」と同意し、「自転車のシーンもあって、10代の頃はちゃんと自転車に乗れていたのに、10年ほど前にコマーシャルで転倒して、それからトラウマになってしまって苦手なんです。すずちゃんが『得意です』とおっしゃるので、ずっと付いて行ったんですよ。もう感謝してます」と和気藹々とした様子を見せた。
2021年06月30日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。今回は、第10のテーマ、「自己実現」とはなにか。(後編)をお届けします。10.「自己実現」とはなにか。(後編)学業を修めて社会に出て、ひとつの仕事に就き、その仕事を定年まで続けて、引退後は晴耕雨読でのんびり暮らす。たとえばこのような人生を送った人には、第10ハウスのテーマ「キャリア、社会的立場」は、ごくわかりやすいものに思えるかもしれません。一方、様々な事情から社会的に複雑な道のりを歩んできた人、若いときに学びの機会が得られなかった人、結婚して仕事を辞めて家庭に入った人、「ヤングケアラー」のような立場に立たされ、ほとんど仕事を選べなかった人などの中には、「自己実現とは何か」というテーマの前で、怒りや痛みを抱きながら立ち尽くす思いをしている人が少なくありません。人に誇れるような社会的立場、収入がなければ、人生は失敗なのか。自分は幸福では無いのか。昨今では「承認欲求」という言葉が一般的になりました。「マウンティング」「キラキラ」といった言葉もよく見かけます。人から、社会的存在としてどう見えているかということを、だれもが気にしています。古い時代の第10ハウスのテーマに「評判」があります。社会的評判。人間が人生を賭けて目指す、最も高いところにあるものは、「社会的評判」なのでしょうか。社会的に評判がよければ、それこそが人生最大の幸福なのでしょうか。どんなに人からうらやましがられても、個人として幸福でなければ、なんにもならない。そう考える人もいます。パートナーや子供達から愛され、人から尊敬され、たくさんの友に囲まれることこそが人生の幸福であり、金や立場、名誉などはどれほどあっても意味がない、と語る人もいます。そうした話に耳を傾け、深く頷きながら、「そんな風に割り切れるのは、老人か宗教家だろうな」とシニカルに考える人がいます。「やりたいことをやるのが、一番だ」と言いきる人もいます。その「やりたいこと」がなんなのか、まるで解らずに、「やりたいことのない自分」を責めている人もいます。「やりたいこと」と言われて、ゲームをしたり遊びに行ったりすることを思い浮かべる人がいます。一方、「なんらかの活動をして社会的に名をなす」「儲かるビジネスをする」ことを「やりたいこと」と捉える人もいます。所属する組織の中で、どんどん地位を上げ、大きな権力を持とうとする人もいます。その権力をもって「世の中をよくしよう」と考えていたのに、いつか、権力を持って維持することだけが喜びとなっている人もいます。社会的に大きな力を持てば持つほど、それを失うことが怖くなり、自分の内側に閉じこもってしまう人がいます。自己実現とは、何なのでしょうか。社会的な成功や幸福とは、どんなものなのでしょうか。この問いへの答えは、たぶん、生きている人の数だけ存在するようにも思われます。私の知人に、生まれつきの重病と闘いながら生きた人がいます。その人は幼い頃「そう長くは生きられない」と言われながら、何度も危険な橋を渡りつつ、なんとか大人に成長しました。20代の頃、比較的病状が安定していたときに障害者採用で会社勤めをしましたが、数年で体調が悪化し、退職せざるを得ませんでした。病気のため、結婚したり子供を生んだりすることもありませんでした。退職した後、体調のよいときはボランティアをしたり、町内会の資料作成などの仕事を引き受けたりしました。老いた両親の体調が悪くなると、自分も辛い中で、なんとか面倒を見ました。たくさんの本を読み、映画を見、世の中のことを知ろうとしていました。病気のために足が悪くなっても、出かけるのが好きなお母さんを、色々な場所に連れ出しました。やがて病状が悪化し、50代の若さで亡くなりました。私たちは、自分の人生の全体を知ることはできません。いつも途中までしか解りません。もとい、死ぬ間際に「これが自分の人生だった」と総括することができる人もいるでしょう。ただ、私が知人の人生をこんなふうに短くまとめたようには、本人が捉えることは難しいのではないかという気がします。素晴らしい頭脳の持ち主だった知人が、「もし、病気がなかったら、どうだっただろう」と想像したくなることはありました。でも、病気のせいで知人の人生が「自己実現」を阻まれたのかというと、それはちょっと違うのでは無いかという気もするのです。もちろん、本人の思いと、他人の認識は全く異なります。知人自身は、自分の病を恨んでいたかもしれません。ただ、私から見れば、知人の人生は本当に力強く、ひたすら尊敬に値するものでしかありません。どんな有名人の人生、どんな成功者の人生とくらべても、知人の人生はなんらひけをとるものではありません。それどころか、私の目には、だれの人生よりもたちまさって感じられます。ドラッカーは「なにをもっておぼえられたいですか?」と問いかけました。たとえば自分が死んだ後で、自分のことを思いだしてくれた人が、「あの人はこんな人だった」と語るとして、それはどんな表現だったら満足か、というのです。「あの人は野球の名選手だった」「あの人は名監督だった」などと言われたい人もいるでしょう。「あの人は素晴らしい職人だった」「ユニークな芸術家だった」「多くの人の命を救った医師だった」などと言われる人もいるでしょう。「情熱的な営業マンだった」「誰よりも愛されたガイドだった」「最高の父親だった・母親だった」「かけがえのない親友だった・恋人だった」等と言われたい人もいるかもしれません。人の人生は一言でまとめられるようなものではありませんが、その人と関わった人には、なんらかの記憶と印象が残ります。私は知人の印象を、「誇り高く、強く、人間として限りなく尊敬できる人生を送った人だった」と記憶しています。第10ハウスがもし「評判」ならば、ドラッカーの問いは正鵠を射ています。「なにをもって記憶されたいか?」という問い、そしてそのあとには「そう記憶してもらえるような生き方をしているか?」と続きます。その答えこそが、第10ハウスの幸福の答え、なのだろうと思うのです。……後編へ続きます。>>次回もお楽しみに(2021年7月25日更新)
2021年06月25日吉永小百合主演映画『いのちの停車場』が現在公開中。この度、本作で訪問看護師の麻世を演じる広瀬すずのクランクアップ写真と、吉永さんとの新場面写真が到着した。在宅医療に携わる医者と患者、その家族たちを通して、“いのち”、“愛”、“いまを生きていく”、家族たちの願いを丁寧に描き出す本作。広瀬さん演じる麻世は、亡くなった姉の子・翼を育てながら、「まほろば診療所」の訪問看護師として院長・仙川(西田敏行)と二人三脚で在宅医療に携わってきた。一方で、過去に大きなトラウマを抱え、家族に対して特別な思いを持っている人物。新たに診療所メンバーに加わった咲和子(吉永さん)と仙川とは異なる患者への向き合い方をする姿に困惑しつつも、次第に咲和子の姿勢に背中を押され、過去のトラウマに向き合い、未来へ歩みはじめていく麻世。そんな役作りにあたって広瀬さんは「看護師として、患者とどう向き合うべきか悩みましたが、監督からのアドバイスもあり、重くなりすぎないよう常にフラットな気持ちでいるように意識しました」と語る。また、初共演の吉永さんや、再共演となった西田さんらベテラン勢との現場について「居心地がよく、体験したことがないような不思議な時間でした。吉永さん、西田さんからのアイデアでこんなにも変わるのか、というような経験があったり、一日一日が濃厚で新鮮でした」と撮影をふり返っている。そして吉永さんは、同じ14歳で役者デビューした広瀬さんをかねてより“注目している女優”に挙げており、「すずちゃんは涼やか」と印象を語り、「お互いに合わせようとしなくても自然と(芝居が)やれた」と共演した感想を明かす。一方、西田さんは「すずちゃんとは孫の役で共演しました。僕はすずちゃんのおじいちゃんの役でその時まだすずちゃんは15~17歳。別の場所から来たんかい!っていうぐらいの可愛さ、その時からずっと虜ですね(笑)」とコメントした。『いのちの停車場』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:いのちの停車場 2021年5月21日より全国にて公開©2021「いのちの停車場」製作委員会
2021年06月19日映画『いのちの停車場』(公開中)に出演する、広瀬すずの新場面写真とクランクアップ写真が19日に公開された。同作は都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師でありながら、作家として活躍する南杏子の同名小説の実写化作。救命救急医として、長年大学病院で患者と向き合ってきた咲和子(吉永)は、とある事情から石川県にある父の住む実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになる。本作で訪問看護師の麻世を演じる広瀬すずが、19日に23歳の誕生日(6月19日)をを迎えることから写真を公開。広瀬演じる麻世は亡くなった姉の子・翼を母親代わりに育てながら「まほろば診療所」の訪問看護師として、院長の仙川(西田敏行)と二人三脚で在宅医療に携わってきた頼もしい存在だが、過去に大きなトラウマを抱え“家族”に対して特別な思いを持っている。「まほろば」の家族として新たに診療所メンバーに加わった咲和子(吉永小百合)と在宅医療を行い、仙川とは異なる患者への向き合い方に困惑しつつも次第に咲和子の姿勢に背中を押され、過去のトラウマに向き合い、自身の進む未来へ歩みはじめていく。役作りにあたって「看護師として、患者とどう向き合うべきか悩みましたが、監督からのアドバイスもあり、重くなりすぎないよう常にフラットな気持ちでいるように意識しました」と語っていた広瀬。本作で初共演を果たした吉永や、再共演となった西田らベテラン勢との現場を「大先輩方との撮影は、居心地がよく、体験したことがないような不思議な時間でした。吉永さん、西田さんからのアイデアでこんなにも変わるのか、というような経験があったり、一日一日が濃厚で新鮮でした」と振り返る。同じ14歳で役者デビューした広瀬をかねてより「注目している女優」と挙げていた吉永は、「すずちゃんは涼やか」「お互いに合わせようとしなくても自然と(芝居が)やれた」と初共演の印象を語る。西田は「すずちゃんとは孫の役で共演しました。僕はすずちゃんのおじいちゃんの役でその時まだすずちゃんは15〜17歳。別の場所から来たんかい! っていうぐらいの可愛さ、その時からずっと虜ですね(笑)」と再共演を喜んでいた。
2021年06月19日吉永小百合が主演、在宅医療に関わる人々を描いた『いのちの停車場』から、鑑賞者からの絶賛あふれる松坂桃李&広瀬すずの名コンビぶりを収めたメイキング映像が解禁となった。咲和子を追いかけて金沢へやって来た医大卒業生で、まほろば診療所の運転手として働いている野呂(松坂さん)。まほろばの訪問看護師として働きながら、亡くなった姉の子・翼を母親代わりに育てている麻世(広瀬さん)。本作で初共演を果たした松坂さんと広瀬さんが演じたキャラクターは、「まほろばの“太陽”のような存在」として息の合ったコンビを見せ、劇中でもとりわけ笑顔になれる微笑ましいシーンが多く「野呂くんと麻世ちゃんの数々のシーンが大好き」「ふたりの存在が温かい」「太陽でした!」と、2人の心温まる演技を絶賛する声が溢れている。今回解禁されたメイキング映像は、そんな2人と翼を演じた子役・鈴木乃伊留との舞台裏。野呂を慕う小児がんを患う少女・若林萌(佐々木みゆ)が壊してしまった“魔法の杖”を野呂が修理していたところに、麻世と翼がやって来て、2人の月に1回の外食デーに誘うシーン。1つ目のテイクでは、「よかったら一緒に行かない?」と麻世が外食デーに誘うと、野呂が「おごり?」と冗談を交わしてみせ、2人の軽やかなやりとりが垣間見える。カットがかかると、何故か終始直立して固まっていた乃伊留くんに思わず「どうした!?」と優しく声をかけ緊張をやわらげようとする松坂さん。「昨日仲良くなったはずなのに(笑)」と笑みを浮かべる広瀬さん。乃伊留くんとの撮影にあたって2人は、実際に仲良くなろうと現場で意識的に声をかけ、“翼との距離感”を縮めていったという。続く次のテイクでは、先ほどとは打って変わって元気よくリラックスした表情を浮かべる翼と少し照れ臭そうにしながら野呂を誘う麻世、そして翼に手を引かれながら笑顔で「行く!」と誘いに答える野呂と、微笑ましいシーンが映し出されている。『いのちの停車場』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:いのちの停車場 2021年5月21日より全国にて公開©2021「いのちの停車場」製作委員会
2021年06月18日女優の吉永小百合が主演を務める映画『いのちの停車場』(5月21日公開)のメイキング映像が18日に公開された。同作は都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師でありながら、作家として活躍する南杏子の同名小説の実写化作。救命救急医として、長年大学病院で患者と向き合ってきた咲和子(吉永)は、とある事情から石川県にある父の住む実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになる。今回公開されたのは、咲和子を追いかけて金沢へやって来た医大卒業生で、まほろば診療所の運転手として働いている野呂(松坂桃李)と、まほろばの訪問看護師として働きながら、亡くなった姉の子・翼(鈴木乃伊留)を母親代わりに育てている麻世(広瀬すず)のメイキング映像。本作で初共演を果たした松坂と広瀬が演じたキャラクターは「まほろばの”太陽”のような存在」として息の合ったコンビを見せ、劇中でもとりわけ笑顔になれる微笑ましいシーンが多い。映像では、そんな2人と翼の舞台裏が収められている。野呂を慕う小児癌を患う少女・若林萌(佐々木みゆ)が壊してしまった”魔法の杖”を、野呂が修理していたところに、麻世と翼がやって来て、月に1回の外食デーに誘うシーンのメイキングだ。1つ目のテイクでは、「よかったら一緒に行かない?」と麻世が外食デーに誘うと、野呂が「おごり?」と冗談。しかしカットがかかると、何故か終始直立して固まっていた鈴木に思わず「どうした!?(笑)」と松坂が優しく声をかけ緊張をやわらげようとするが、その姿にキャスト・スタッフ一同笑いが溢れてしまう様子が映し出されている。「昨日仲良くなったはずなのに(笑)」と笑みを浮かべる広瀬に松坂も「今日も朝あいさつしたんだけどな〜(笑)」と笑いを浮かべる。2人は鈴木との撮影にあたって、実際に仲良くなろうと現場で意識的に声をかけ、“翼との距離感”を縮めていったという。続く次のテイクでは、先ほどとは打って変わって元気よくリラックスした表情を浮かべる翼と少し照れ臭そうにしながら野呂を誘う麻世、そして翼に手を引かれながら笑顔で「行く!」と誘いに答える野呂の様子が微笑ましいシーンが映し出されている。(C)2021「いのちの停車場」製作委員会
2021年06月18日舞台 TXT vol.2 「ID」の公開ゲネプロが16日に東京・よみうり大手町ホールで行われ、崎山つばさ、松田凌、井上小百合、萩谷慧悟(7ORDER)、小野塚勇人、砂川脩弥、鈴木蘭々、高橋悠也(作・演出)が取材に応じた。同作は『仮面ライダーゼロワン』他、多数の作品の脚本を手掛ける高橋悠也が作・演出を務める完全オリジナルの新作演劇作品。2019年6月に高橋悠也×東映シアタープロジェクト TXT vol.1「SLANG」が上演され、今回が第2弾となる。極秘実験にて意図的にデザインされたアバターたちと、その実験を進める委員会の物語を描く。出演者はアバターと委員会の2役を演じることとなる。主演の崎山は「ようやく初日を迎えられるという感覚と同時に、『本番を迎えられて良かったな』という安心感があり、気を抜かずに最後までこの舞台を届けられればいいなと思います」と思いを表す。松田は「嬉しさと、楽しみの中の緊張感のようなものを感じています。様々な仕掛けがある作品なので、試行錯誤しながら本番に臨んでいくと思う」と心境を吐露し、井上は「自分も役者としてのアイデンティティを見つけていく作品になるのかなと思っていますし、この作品を観てお客さんがいろんなことを感じてくれたら嬉しい」とメッセージを送った。萩谷は「この作品のテーマはアイデンティティとか、自分が生きてきた道だったり。自分が何者かと作中でお客さんに問いかけることも多いんですけど、稽古期間は自分自身にも問いかけることが多かった」と振り返る。「座組の中で本当に色んなことを話しましたし、最終的に自己証明を作りあげて表現してるだなというのがあって、未だにまだそれが続いてるような状況なんです。千秋楽を迎えるまでそういうことをたっぷり考えて、新しい自分が見つかるかもしれないし、すごく考えさせられる機会を与えて下さった作品だなと思って楽しみにしております」と作品への思いを明かした。小野塚は「無事に初日迎えられそうなので一安心してるのと、本当にこの公演が終わるまで安心安全で終われるようにという、そこです。この中でも劇場に足を運んでいただけるお客様のために、この作品を届けられたらと思います」と、コロナ禍の公演に言及。砂川は「衣装などを見て下さるとわかると思うんですけど、メイクとか衣装とか独特の世界観を皆に早く届けたいというワクワクの方が強い」と語った。最後に、「ついに現場で1番年上になってしまったという焦りがあった」という鈴木。「若い子達の中でどうやって稽古を進めていったらいいのだろうかと思ってたんですけど、ご覧の通りとてもお芝居に対して真面目で純粋な若者たちばかり揃っているので、若い時の気持ちを思い出して、このエネルギーに負けないように舞台に立ちたいなと思っております」と意気込んだ。東京公演はよみうり大手町ホールにて6月17日~27日、大阪公演はサンケイホールブリーゼにて7月2日~4日。また特典映像付きの配信も実施される。
2021年06月17日『仮面ライダーエグゼイド』や『仮面ライダーゼロワン』でメインライターを務めた高橋悠也×東映によるシアタープロジェクト『TXT(テキスト)』の第2弾『TXT vol.2「ID」』の公開ゲネプロが6月16日、会場となる東京・よみうり大手町ホールで行われた。2019年6月に上演された第1弾『SLANG』に続き、高橋が作・演出を担当。“ID(アイディー)”をテーマに崎山つばさ、松田凌、井上小百合、萩谷慧悟(7ORDER)、小野塚勇人、砂川脩弥、鈴木蘭々ら個性的な面々が、それぞれ「開発する者(委員会)」と「開発される者(アバター)」を演じ分ける。主演を務める崎山は「本番を迎えられる安心感と同時に、気を抜かず最後までこの舞台を届けられればと思います」と背筋を伸ばし、「少しずつ舞台を楽しんでもらえる状況が取り戻せているのかなという実感も。そこに甘えず、僕らが作り上げたものを、ここにいるみんなと一緒に見せていければ」と抱負を語った。各キャストが1人2役に挑むチャレンジングな試みに「それぞれに与えられたものから、何かが派生する瞬間に、どんな化学反応が起こるか。演じながら見つけることを楽しんでいる」と初日を前に、強い手応えも示していた。『SLANG』にも出演している井上は「前回の作品には“あなたの性格は何ですか?”というセリフがあり、自分自身も分からないな、何のために生きているんだろうと答えられない部分もあった」と回想。「そのテーマが『ID』には詰め込まれている」と分析し、「自分にとって、役者としてのアイデンティティを探す作品になる。お客様にもいろんなことを感じてもらえる、体験型舞台になるのが理想」とアピールした。「さまざまな仕掛けがあり、僕らも試行錯誤している。幕が開けてから完成するピースもあるのかなと。ご覧になる皆さまに見どころを作っていただければ」(松田)、「みんなで自己証明を表現していて、それが今も続いている。千秋楽までたっぷり考えれば、新しい自分が見つかるかもしれない」(萩谷)、「自分の役者史上もっとも濃いメイク(笑)。衣装も2役それぞれで違うので、注目してもらえれば」(小野塚)、「見どころはキャラクター。この作品独特の世界観を早く届けたい」(砂川)と若手キャスト陣は意気込み十分。鈴木は「ついに現場で一番の年上になってしまい焦りが…」と笑いを誘い、「ご覧のように、みんなとっても真面目で、お芝居に対して純粋な若者ばかり。自分の若い時の気持ちを思い出し、エネルギーに負けないように舞台に立ちたい」と話していた。作・演出の高橋は、人工知能をテーマにした『仮面ライダーゼロワン』に触れ、「その経験を踏まえて、別の切り口でSF作品を作りたいと思った」と本作の着想を明かし、「役者のみんながどんな感情になって、その感情をぶつけ合い、どういう結末を迎えるのか。稽古を重ねるなかでSFとは趣が違う、(役者同士が繰り広げる)サイエンスノンフィクションになった。そんな実験を垣間見る感覚で皆さんにも届けば」と新境地に自信をのぞかせた。会見の後にはゲネプロが行われ、極秘実験を遂行する“委員会”の生徒会長を演じる崎山が冒頭から圧倒的なカリスマ性を発揮。同時に喜びの感情をインストールされたアバター、ジョーを演じる際には、文字どおり生きる喜びを体全体で表現し、2役の振り幅を見せつけた。また、井上は物語のカギを握る“広報委員”をチャーミングに好演。もうひとつの役どころであるアバター、テラ役では自身にインストールされた恐れと向き合いながら、それを克服する姿を繊細に演じ分け、物語をクライマックスへと導いていた。取材・文・撮影:内田涼『TXT vol.2「ID」』作・演出:高橋悠也出演:崎山つばさ、松田凌、井上小百合、萩谷慧悟(7ORDER)、小野塚勇人、砂川脩弥、鈴木蘭々ほか【東京公演】2021年6月17日(木)~6月27日(日)会場:よみうり大手町ホール【大阪公演】2021年7月2日(金)~7月4日(日)会場:サンケイホールブリーゼ【ライブ配信公演】ライブ配信:6月17日(木)19:00~/松田凌インタビュー付6月22日(火)14:30~/井上小百合インタビュー付6月22日(火)19:00~/萩谷慧悟(7ORDER)インタビュー付※アーカイヴ視聴は、17日公演は6月19日(土)23:59まで、22日公演は6月24日(木)23:59まで販売期間:2021年6月10日(木)12:00~6月19日(土)21:00配信プラットフォーム:PIA LIVE STREAM配信サービス詳細: 【お問合せ: 】視聴チケット料金:44,00 円(税込) ※ライブ配信映像特典付
2021年06月17日6月17日から7月4日にかけて東京・よみうり大手町ホール、大阪・サンケイホールブリーゼで順次上演される舞台『TXT vol.2「ID」』。『仮面ライダーエグゼイド』や『仮面ライダーゼロワン』でメインライターを務めた高橋悠也と東映によるシアタープロジェクト『TXT(テキスト)』は、高橋が作演出を担当し、2019年6月に上演された第1弾『SLANG』では全キャストが異なる2役を演じる、現実と虚構が交錯する物語で大きな反響を呼んだ。そこから2年を経て、ついに上演する第2弾『ID』。崎山つばさ、松田凌、井上小百合、萩谷慧悟(7ORDER)、小野塚勇人、砂川脩弥、鈴木蘭々といった個性的な面々が一堂に会し、“ID(アイディー)”をテーマにそれぞれ「開発する者(委員会)」と「開発される者(アバター)」を演じ分ける。『TXT vol.2「ID」』第1弾『SLANG』に続いて2作連続で出演を果たす井上。昨年春、乃木坂46を卒業して外へと飛び出し新たな活動をスタートさせた彼女が、前作での経験を経て今作で何を表現しようとしているのか。ひとりの役者として、ひとりの人間として今思うこととは?――井上さんは前作『SLANG』にも出演されていましたが、今振り返るとご自身にとってどんな期間でしたか?井上みんな仲良くて、とにかく楽しかったという記憶しかないくらい、最強に楽しいカンパニーでした。自分の人生の中でもいろいろ分岐点に差しかかっていた時期にいただいた作品でもあったので、いろんな感情が折り混ざっている中、そういう部分も全部包み込んでくれるようなカンパニーだったので、絶対にまたお仕事したいと思っていたんです。だから、今回のお話をもらったときは「きたー!」って思いました(笑)。――夢の中でのお話とシリアスな現実という、ふたつの異なる物語が同時進行していき、徐々に交わっていくという作品でした。井上二面性のある役は他の舞台でも経験したことがあるんですけど、『SLANG』のときは出演者全員がひとり2役という未知の世界だったので、最初に台本をもらったときは「どうなるんだろう?」ってすごく考えました。ただ、さらにそこで難しいのが、ただ両極端な二面性を持っているだけじゃなくて、「こういうところがあるから、この人はこうなんだよね」みたいにどこかで辻褄が合っているというか、現実と夢の世界が少しつながっているんですよね。そこをどう自分たちの中で合わせていくかというところが難しくて、稽古をしながら「ここはどういう解釈でやったらいいですか?」とみんなで話し合いの時間を持つとか、お互いの解釈をまず一致させようというちょっと不思議な稽古で。それこそ、「筆者は何を考えて、この言葉を考えたのでしょうか?」みたいに現代文の勉強をしているような(笑)、(高橋)悠也さんの頭の中で何が起こっているのかをみんなで咀嚼しながら作っていった感覚で、そういう意味でも新鮮でした。――すごく難しい作業なんだろうなと、作品を観ていて感じました。井上難しかったです。悠也さんの台本は言葉にならないものを扱っている部分がすごくあると思ったんですよね。『SLANG』では、そんなことを言ったつもりはなかったけど、実際にその人を自殺にまで追いやっていた自分がいたという、気づかないうちにふたつの面を持っていた自分だったり、夢の中で見たものがどんどんあやふやになって、気づかないうちに夢と現実の境目がなくなっていたりと、言葉に表せない不思議な感覚が多くて。それは今回の作品にも言えることですけど、深層心理みたいなものをすごく考えましたね。――今回の『ID』への出演が決まったときのコメントでも、“「目に見えないものを取り扱う」奥深さがある”とおっしゃっていましたものね。と同時に、そういった題材が今の我々の日常生活にもすごく当てはまるものがあって、グサッと刺さるものが多いんです。井上たぶんそれが悠也さんの考えていることなんだと思います。今はSNSを通じて、誰でも簡単に世界に発信することができるじゃないですか。実はそれってすごく怖いことでもあるんだよ、というのが裏テーマにあったんじゃないかな。――SNSで気軽に発言したポジティブな言葉でも、受け取り方が違ったら相手を傷つけるものにもなりますし。井上本当にそうですよね。私も過去、苦しいときに「頑張れ」と言われたことがあって。苦しくないときだったら嬉しい言葉だけど、そのときは「これ以上、何を頑張ったらいいんですか?」と逆につらくなってしまったんです。たぶん、普通に生活している中にもそういうことがあふれていたりするんでしょうね。実は『SLANG』が始まる時期に、ある悲しい事件をニュースで目にしたんです。例えば、私たちはその情報をニュースでしか得られないわけじゃないですか。テレビやメディアで発せられたことしか知らないし、それが私たちにとっては100%なんですよ。だから、加害者と呼ばれる人がどういう生活を送っていたのか、何を思ってそんなことをしたのか、私たちにはまったく分からないから表面でしか評価するしかない。そう考えると、『SLANG』では自分の兄を亡くして、さらに自分の恋人が加害者という立場に置かれたときに、私たちが普段目にしているニュースでは加害者だったり被害者だったりの裏側がまったく見えないわけじゃないですか。それで、どういう気持ちでその事件と向き合ったらいいんだろうというのを、すごく考えてしまって。「事件を起こした方が本当はとても優しい人で、とっても大事な人がいたけど、何かのきっかけでそういうことを起こしてしまったのかもしれない」とかいろいろ考えてしまったら、『SLANG』での町野伊都という役をどう向き合って、どう演じたらいいのかとすごく悩みました。――公演を重ねていく中で、何か糸口は見つかりましたか?井上無意識に隠れていた言葉の持つ力を知らずに生活していた人の悲劇だったのかもしれないとか、そういうことを考えるうちに、セリフのひとつひとつが全部伏線に思えてきて。なので、言葉のひとつひとつを大事に言うようにしました。と同時に、言葉については自分が発するだけじゃなくて相手から受け取るときも、より考えるようになりました。自分に見えているものだけですべてを判断しちゃいけないし、そのニュースの話でも、聞いたものに対して「これが100%なんだ」と自分の中で解釈しちゃうのはよくないなと。その人の在り方とか佇まいって世間が決めつけるものなのか――では、今回の『ID』の台本を読んだときは、井上さんはどう感じましたか?井上本当に難しいことをやっているなと思ったし、読んでいるうちに自分が分からなくなりそうな感じがしています。それこそ「私のアイデンティティってなんだろう?」と思ってしまうし、なんかこう……すごく難しいです。ただ、物語は委員会の広報委員から始まるので、今はなるべく感情を見せないように演じた方が面白いのかなと。その役それぞれの色合いみたいなものをつけていけたらなと思います。――『SLANG』に続き出演者に2役が与えられており、井上さんは芸術家肌で大胆不敵な広報委員と、“恐れ”の感情コードをインストールされたアバターという、一見相反する役を演じます。井上自分の中でどう整合性をつけていくのが、すごく難しくなりそうですね。自分に似ているかと言われると……私は絵も下手だし(笑)、あまり物怖じしないタイプだし。もしかしたら、正反対だからこそ当てられたのかもしれませんね。『TXT vol.2「ID」』での井上のキャラクタービジュアル――『ID』はSFの世界観ではあるけど、『SLANG』同様に今の社会との共通点をたくさん見つけられる内容ですよね。井上本当にそうですね。さっきの話じゃないですけど、今はいろんな人がSNSで自分を発信できるようになった分、「私はこういう人ですよ」みたいに表現するクリエイティブな人がすごく増えたと思うんです。でも、私はあまり自分を出したくない人間で、自分じゃない何かになってお芝居をしているときが一番楽しい。じゃあ「自分って何者なんだろう?」と考えてみると、その答えがまったく分からなくて。今は“女優・井上小百合”という肩書きをつけられることが多いですけど、好きだからやっているだけで、自分から女優と名乗るのは何か違う気がしている。それこそYouTuberさんとかTikTokの方々とか有名人と言われるけど、では芸能人なのかと言われるとよく分からないし、じゃあ「一般人ってなんだろう?」というのも、実はよく分からない世の中になってきた。その人その人の在り方とか佇まいって世間が決めつけるものなのか否か、よく分からないですよね。――それこそ自分で「私は○○です」と言ってしまえば、その肩書きが通ってしまう時代ですものね。井上そこが曖昧だからこそ、いろんなことができたり自由度が高かったりするのかなと思うけど、今回は自由を求めて模索している人たちの話でもあるので、「じゃあ自由ってなんだろうな?」と。そういう重たい題材を扱っている気がします。“ボールを受け止めて投げ返す”側になりたい――この取材時点では本読みを終えていますが、今回のカンパニーについてはいかがですか?井上皆さんすごくいい人そうだなと思いました。すでに本読みの段階で各々が事前にいろいろ考えて役を作ってきてくれたので、「ああ、こういう感じでくるんだ」という発見もあったし、「こう来るなら、私はこうしてみようかな?」と考えられるヒントもあったので、また良いカンパニーになりそうだなと思っています。――それでは、『SLANG』での経験を踏まえつつ、今回のカンパニーで井上さんご自身の役回りについて考えていることは?井上『SLANG』では終盤のかなり大事なシーンを任せてもらったんですが、悠也さんが「あのシーンをやりたかったがためにこの話を作った」みたいなことをおっしゃっていて。今回呼んでいただけたということは、それがひとつ認められたのかなと思っているんです。今回も台本を読んだときにすごく刺さるシーンを任せてもらっているなと感じたので、前回とは違う方向性で私に何ができるのかをまだ模索している状態ではあるものの、それに応えられる存在でありたいなと。あと、前回はキャストの皆さんにめちゃくちゃ助けられたんですよ。言葉で「こうした方がいいよ?」と伝えるのではなく、お芝居の中で私がこういうボールを投げてみたら「なるほど」と解釈してくれて、「じゃあ、こういうボールで返してみよう」と返してくれる方々だったんですね。だから、今回はちょっとでもそういうボールを受け止めて投げ返せるように頑張りたいと思っています。――この2年の成長を見せられるような。では、井上さんにとって役者として掲げるアイデンティティとはどういったものですか?井上私、自分というものがないんですよ(苦笑)。ずっとセリフを喋っていたいぐらい、自分の言葉を発することが苦手なんです。例えば、よく取材を受ける中で「どんな役をやってみたいですか?」と聞かれるんですが、特にないんですよね(笑)。役をいただいたら「ありがとうございます!」と全力で演じるのみなので。「好きな女優さんとかいますか?」と聞かれても、「みんな好きだし、逆に嫌いとか特にないし、この人になりたいみたいなこともないし、自分は自分だしな」と思ってしまう。よくマネージャーさんにも「もうちょっと自分を持ちなさい」と言われるんですけど、本当にないんですよ。だから役者としてのアイデンティティ、見つけたいですね。――井上さんにとって演じるということは、確たる何かを見つけるために必要なことなのかもしれないですね。井上そうかもしれないですね。だから楽しいのかもしれない。――となると、この作品を終える頃の井上さんはどうなっているんでしょうね?井上私も気になります。でも私、天邪鬼なところがあって、「井上さんってこうだよね?」「こういうところがあるよね?」と言われるのがすごく嫌いなんですよ(笑)。「お前に何が分かるんだ!全然違うし!」と思っちゃうんですけど、実際そうだったりするのかな……。今回の作品の話に戻りますけど、自分ではこうだと思っているけど他人から見たらこういう人だとか、人間の共存って難しいなと思うんです。そういう奥深いところを自分でも見つけていけたらいいなと思います。“この時期”にどれだけ自分を高めることができるか――ちょっと作品の話題から離れますが、この1年、おそらく想像していたものとはまったく違う世の中になってしまったと思いますが、井上さんにとってこの1年はどんな期間でしたか?井上実は元々は「どうせ2020年はオリンピックもあって東京も騒がしくなるだろうから、この場から逃げよう」と、一旦活動をストップして休みたいなと思っていたんですよ。そうしたら、全世界が休み始めてしまって(苦笑)。でも、それが逆に好都合だと感じて、「だったら、この時期に動いてやろう!」と今までやりたかったことや勉強したかったこと、見たかったものをガンガン楽しみました。――思ってもみない形で、糧になるものが増えた期間になったんですね。井上今までは同い年の同業者の方と自分を比べて、「自分はまだこれぐらいなのに、もうあの子はあんなにたくさん作品に出て賞まで獲ってる」とか考えてしまう瞬間もあったんですけど、この時期ばかりは誰もが何かと止まってしまったので、同じ環境下に強制的に置かれたことは自分的にはラッキーと思って。周りの人を見ていると、この時期にどれだけ自分を高めることができたかによって、その後がすごく変わってくるなと思ったんですね。自分の身の回りの環境が一変したこともあって、より動きやすくなったし、本当に自分はラッキーガールだなと思うことしかなかったです。――YouTubeチャンネルを立ち上げたのも、そのひとつですよね。井上「何か学ぶんだったら、それを可視化したほうが面白いいんじゃないか?」ということで始めたんですけど、それもコロナの影響で先生を呼べなかったりして。でも、それでもいろいろ学ばせてもらえていると思うので、すごくありがたいですね。有意義に時間を使わせてもらっています。――では、いち個人として今やってみたいことは何かありますか?井上かなり欠落した人生を送ってきたので、丁寧な生き方をしたいです(苦笑)。それこそ、このコロナの期間に自分の自堕落な生活を見直して、食生活とかそういうものに気を遣うようになったんですよ。今までは洗いものも嫌いだったんですけど、洗剤を天然のものに変えたりすることで家事に積極的になったり。人間性って、そういうところに出てくるじゃないですか。なので、ちゃんとしようと思っています(笑)。あと、海外旅行に行きたいですね。本当なら休もうと思っていた期間に行くはずだったんですけど、予想外な展開になってしまったので、今はそれを楽しみにしながら日々生活しています。――この作品が無事に終わっていけることを祈っています。井上コロナ禍でいろいろ考えることも増えた中、本当にやりたいこと、やりたい作品があることに感謝しています。観てもらえるととてもうれしいです。頑張ります。取材・文:西廣智一撮影:源賀津己『TXT vol.2「ID」』作・演出:高橋悠也出演:崎山つばさ、松田凌、井上小百合、萩谷慧悟(7ORDER)、小野塚勇人、砂川脩弥、鈴木蘭々ほか【東京公演】2021年6月17日(木)~6月27日(日)会場:よみうり大手町ホール【大阪公演】2021年7月2日(金)~7月4日(日)会場:サンケイホールブリーゼ【ライブ配信公演】ライブ配信:6月17日(木) 14:30~ / 崎山つばさインタビュー付6月17日(木) 19:00~ / 松田凌インタビュー付6月22日(火) 14:30~ / 井上小百合インタビュー付6月22日(火) 19:00~ / 萩谷慧悟(7ORDER)インタビュー付※アーカイヴ視聴は、17日公演は6月19日(木) 23:59まで、22日公演は6月24日(木) 23:59まで販売期間:2021年6月10日(木) 12:00~6月19日(土) 21:00配信プラットフォーム:PIA LIVE STREAM配信サービス詳細: 【お問合せ: 】視聴チケット料金:4400 円(税込) ※ライブ配信映像特典付ぴあアプリにはアプリ限定カット6点も掲載!井上小百合さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=516fe593-efaf-40ab-9d31-468e461d136b&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。
2021年06月17日