そごう横浜店6階のそごう美術館では、「不思議の国のアリス展」を9月21日から11月17日まで開催する。ルイス・キャロル 《切手ケース》 1890年 紙Lewis Carroll, The Wonderland postage stamp case. The Rosenbach, Philadelphia『不思議の国のアリス』は、1865年に初版が出版されてから150年以上が経ち、すでに170を超える言語に翻訳され、その発行総部数は1億部とも言われる世界的ベストセラー。今回開催となる「不思議の国のアリス展」は、貴重な原画展示はもちろん、充実のコラボレーション企画まで、アリスの不思議な世界を多角的に楽しめる、これまでにない展覧会となる。会場では、この名作の原点である著者ルイス・キャロルの貴重な自筆スケッチが日本初公開。初版本の挿絵を描いたジョン・テニエルの原画も展示し、物語の原点に迫る。さらに、『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』2つの物語をめぐる、絵本作家や挿絵画家など世界で活躍する7名のアーティストが描く「アリス」作品が並ぶ。草間彌生 《毒きのこ》 1990年 シルクスクリーン/紙 松本市美術館所蔵また、書籍にとどまらず、映画やアニメーション、音楽や舞台などさまざまな分野で愛されている『不思議の国のアリス』は、現在でも多くのアーティストたちが創作意欲を刺激され、新しい「アリス」が誕生している。同展では、過去から現在までの多種多様な「アリス」作品を一堂に集め、この物語に新しい表現を加えたアーティストたちの作品群を展観。同展のために新作を制作したエリック・カール、舘鼻則孝、anno labをはじめ、草間彌生ら各アーティストが生み出すさまざまな「アリス」を通して、現代でも色褪せない不思議な魅力を紹介する。アリスをテーマに約200件の古今東西の作品が織りなす不思議な世界は、本展覧会ならではの貴重な機会となる。さらに、「ハードロックカフェ」とコラボしたオリジナル限定ピンバッジ付き前売券(税込3,000円)や、女性に大人気のコンセプトショップ「水曜日のアリス」とのコラボ・グッズ、伊沢拓司を中心とした東大発の知識集団・QuizKnock制作のオフィシャルブック(1,000円)、そして、声優の平田広明とQuizKnockによる2種類の音声ガイドなど、作品鑑賞の枠を超えた楽しみも登場する。【展覧会情報】不思議の国のアリス展会期:9月21日~11月17日会場:そごう美術館住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店6階時間:10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)※最終日11月17日は10:00~17:00(入館は16:30まで)料金:大人1,500円(1,300円)、大学・高校生800円(600円)※税込、( )内は前売及び20名以上の団体料金、障がい者手帳各種の所持者及び同伴者1名は入館無料会期中無休
2019年05月09日「不思議の国のアリス展」神戸展が、2019年5月26日(日)まで兵庫県立美術館で開催される。その後、巡回展を松本で2019年7月13日(土)から9月8日(日)まで、横浜で2019年9月21日(土)から11月17日(日)まで、福岡で2019年12月3日(火)から2020年1月19日(日)まで、静岡で2020年2月1日(土)から3月29日(日)まで開催。さらに、名古屋、新潟にも巡回予定だ。『不思議の国のアリス』の世界観に迫る展覧会イギリスの作家、ルイス・キャロルによる世界的ベストセラー『不思議の国のアリス』は、誕生から約150年を迎えてもなお、少女アリスが迷い込む不思議な世界とキャラクターによって多くの人を魅了し続けている。「不思議の国のアリス展」では、「不思議の国のアリス」の原点や、物語の魅力を、日本初公開を含む貴重な作品と共に紹介。様々な角度から、『不思議の国のアリス』の世界観に迫っていく。大学の数学講師として働いていたルイス・キャロルは、学校に新しく赴任してきたリデル学寮長の娘、アリス・リデルとその姉妹のために『不思議の国のアリス』の原点となる『地下の国のアリス』を生み出した。自筆の挿絵入りの本を完成させ、アリス・リデルに贈ると物語の面白さが評判を呼び、出版することに。人気画家ジョン・テニエルが挿絵をつけた『不思議の国のアリス』が出版されると、キャロルは一躍人気作家となる。草間彌生やダリ、清川あさみの「アリス」も会場内には、日本初公開となるルイス・キャロルによる「アリス」のスケッチや、テニエルによる挿絵のための下絵を展示する他、アーサー・ラッカム、エリック・カール、ヤン・シュヴァンクマイエル、サルバドール・ダリ、マリー・ローランサン、草間彌生、清川あさみ、山本容子など多彩なアーティストが独自の世界観で表現した「アリス」が集結。それぞれのアーティストのフィルターを通した「アリス」を楽しめる。また、『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』、2つの物語に登場する、シロウサギやチェシャ猫、ハンプティ・ダンプティといった、ユニークなキャラクターたちを魅力的に描いた作品なども展示される。〈神戸展〉リアル脱出ゲームとコラボさらに、神戸会場では、「不思議の国のアリス展」と「リアル脱出ゲーム」がコラボレーション。本展のためだけに作られた特別なキットを持って、入口をくぐると、アリスのようにシロウサギの後を追って、不思議の国へ飛び込むことができる。物語の主人公として「謎解き体験」をしながら『不思議の国のアリス』の世界を楽しむことが可能だ。詳細「不思議の国のアリス展」〈神戸展〉会期:2019年3月16日(土)~5月26日(日)※月曜日、5月7日は休館。ただし、4月29日、5月6日は開館。会場:兵庫県立美術館 ギャラリー棟3F住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1開館時間:10:00~17:00(最終入場は、16:30まで)問い合わせ先TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル、全日8:00~22:00)観覧料金:・当日券 一般 1,400円/高校・大学生 1,000円/小・中学生 600円※小学生未満無料。金額はすべて税込み。※障がい者手帳持参者は、本人と介添者1名まで当日料金の半額。他の割引とは併用不可。※当日券は、ローソンチケット(Lコード53878)、チケットぴあ(Pコード992-018)、セブンチケット、CNプレイガイド、阪神プレイガイド、チケットポートほかにて販売。※リアル脱出ゲームの謎解きキットは会期中、会場にて1,500円(税込)で販売。詳細は公式ホームページに記載。■巡回・松本(松本市美術館)会期:2019年7月13日(土)~9月8日(日)※月曜日休館(祝日の場合はその翌日)。ただし、8月は無休。住所:長野県松本市中央4-2-22観覧料金:大人 1,200円(1,000円)、高校生・大学生 800円(600円)※ 中学生以下無料、障がい者手帳携帯者とその介助者1名は無料※( )内は20名以上の団体および前売券 ※前売り券の販売期間は2019年4月27日(土)~7月12日(金)・横浜(そごう美術館)会期:2019年9月21日(土)~11月17日(日) ※会期中無休住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 (横浜駅東口 そごう横浜店 6階)観覧料金:大人 1,500円(1,300円)、大学・高校生 800円(600円)※( )内は20名以上の団体および前売券 ※障がい者手帳各種持参者、および同伴者1名は入館無料※ミレニアム/クラブ・オンカード、セブンカード・プラス、セブンカードの持参者は前売・団体料金にて観覧可能※前売券は2019年7月4日(木)~2019年9月20日(金)に販売。・福岡(福岡市美術館)会期:2019年12月3日(火)~2020年1月19日(日)住所:福岡県福岡市中央区大濠公園1-6・静岡(静岡市美術館)会期:2020年2月1日(土)~3月29日(日)住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3F・名古屋 ※会期など詳細未定。・新潟 ※会期など詳細未定。
2019年04月26日初めて出版されてから約150年以上経てもなお、絶えることなく読み継がれているルイス・キャロルによる名作「不思議の国のアリス」。この物語の魅力を紐解き、なぜこんなにも人々を惹きつけてやまないのか様々な角度から迫る展覧会『不思議の国のアリス展』が、3月16日(土)より5月26日(日)まで、兵庫県立美術館にて開催される。それに先立ち、3月15日に開会式と内覧会が行われた。「不思議の国のアリス展」チケット情報神戸展でのみ特別展示されるルイス・キャロルの直筆画をはじめ、日本初公開となる32点を含む貴重な作品とともに、「不思議の国のアリス」の魅力に迫る。その中でも、「はらぺこあおむし」で知られるエリック・カールが本展覧会のために描き下ろした《チェシャネコいもむし》や、レディー・ガガの専属靴デザイナーである舘鼻則孝が“もしアリスに靴をオーダーされたら”という依頼で作った《アリスの青い靴》、そして、福岡を拠点に活動するクリエイティブ集団anno lab(あのラボ)による、たくさんの絵が展示されたコーナーの絨毯の上に立って動くと、絵の中のアリス達が自分と同じ動きをする参加型展示の3作品は、本展覧会のために作られただけに必見の展示となっている。また、「不思議の国のアリス」は、他の文学作品と比べても特にアート作品が多く、本展覧会でも様々な作品が並ぶ。特に、スペインを代表する画家サルバドール・ダリによる「不思議の国のアリス」の挿絵や、草間彌生によるアリスのアート作品、チェコスロバキアを代表する映画監督ヤン・シュヴァンクマイエルによるイラストレーション、ムーミンの産みの親トーベ・ヤンソンによる「不思議の国のアリス」の表紙画など、様々な切り口の作品が展示されていることで、「不思議の国のアリス」がアートとして広がりを見せていることを感じられるだろう。さらに、展覧会とのコラボレーションは初めてとなる、SCRAPによるリアル脱出ゲーム「不思議の国からの脱出」で、展示を見ながら体験型謎解きゲームに参加することもできるなど、様々な角度から「不思議の国のアリス」の世界に入り込むことができる展覧会だ。『不思議の国のアリス展』は、3月16日(土)より5月26日(日)まで兵庫県立美術館にて開催。取材・文:華崎陽子
2019年03月15日草間彌生美術館では、展覧会「幾兆億年の果てより今日も夜はまた訪れてくるのだ―永遠の無限」を4月4日から8月31日まで開催する。草間彌生 Infinity Nets (2) 1958 油彩・キャンバス 125.2x91cm ©YAYOI KUSAMA1959年に発表した、始まりも終わりもなく、ただ網目が反復する絵画シリーズ「無限の網」は、抽象表現主義が隆盛するニューヨーク・アート界でその独自性が高く評価され、草間は前衛芸術家としてのキャリアを彼の地で華々しくスタートさせた。本展では、「無限の網」シリーズの初期作品および当時の制作の様子がわかる写真・資料と最新の絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に展覧。無限の反復により、時空を超越し永遠に生きる創作を試みる作家の多様な創作の軌跡を紹介する。草間彌生 PUMPKIN 2015 ウレタン塗装・ステンレススチール 173.7xø182.2cm ©YAYOI KUSAMA永遠の希求から制作された、初公開となる梯子のインスタレーションや、コズミックな色彩に彩られ、無限で未知なる宇宙を想起させる日本初公開のステンレス製かぼちゃ立体作品もあわせて展示し、謎に満ちた永遠で無限の広がりを持つ作品世界へと誘う。【展覧会情報】幾兆億年の果てより今日も夜はまた訪れてくるのだ―永遠の無限会期:4月4日~8月31日会場:草間彌生美術館時間:11:00〜17:30開館日:木・金・土・日曜日および国民の祝日料金:一般1,000円 小中高生600円 ※未就学児は無料、団体割引はなしwww.yayoikusamamuseum.jp日時指定の予約・定員制(各回90分)毎月1日10:00(日本時間)に美術館webサイトにて翌々月分のチケット発売開始※当日券なし※チケットは美術館webサイトのみで販売
2019年03月04日三重県鳥羽市に、2019年4月19日(金)グランドオープンする〔TAOYA志摩〕。大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社が手がける、旧〔タラサ志摩ホテル&リゾート〕をリニューアルした新たな温泉リゾートです。解放感あふれるオーシャンビューを楽しめる大浴場や、モダンなスタイルの館内で「ゆったりと、たおやかに」過ごすことができますよ♡待望の予約開始は2019年2月4日(月)!周辺の観光スポットと合わせて、その魅力をご紹介します♪魅力その1. 昼夜で景観を楽しめる「インフィニティ温泉」〔TAOYA志摩〕には、海と一体になったようなオーシャンビューが楽しめる大浴場「インフィニティ風呂」があります。晴れた日の青空から日が沈んだ後の星空まで、昼夜で刻々と色を変える風景にきっと癒やされますよ♡また、シャンプーをはじめとするアメニティは、オーガニック系を含む3種類から選べます。館内着の浴衣を着て、ゆっくりと羽根を伸ばしたいですね♪魅力その2. 地元の味を堪能♡三重県の特産物を味わえる「グルメバイキング」伊勢うどんや手こね寿司など、地元の方からも愛されるご当地メニューをはじめ、三重県の特産物を用いた多種多様のメニューが堪能できるバイキングも用意されています♡お食事処にもオーシャンビューが採用され、リゾートテイストの開放的な空間でおいしい食事を楽しむことができますよ。魅力その3. 非日常感に包まれる「眺望」と“映え”な「現代アート」太平洋に面し、雄大な自然に囲まれた〔TAOYA志摩〕では、夕日に染まるビーチやメインエントランスまでの道のりにいたるまで、日常の喧騒から離れてリゾート感を満喫できるのがうれしいところ。リニューアルに伴い新設された星空テラスでは、屋外の足湯で星空を眺めながら、リラックスしたひとときを過ごせます♡さらに、館内には芸術家である草間彌生さんの作品をはじめとする現代アートや、ファイヤープレイス(暖炉)も設置されています。写真映えのするスペースがいろいろあるので、きっと旅の思い出になりますよ♪周辺には観光スポットが盛りだくさん!海沿いのステキなロケーションに佇む〔TAOYA志摩〕ですが、周辺には観光スポットもたくさんあります。今回はその中から3つのおすすめスポットをご紹介します!まずは、〔TAOYA志摩〕から車で約25分の場所にある〔志摩スペイン村〕。さまざまなアトラクションが楽しめるテーマパーク〔パルケエスパーニャ〕が有名&人気のスポットです。スペインをテーマにしたショーやパレード、本格的なスペイン料理が味わえるレストランなど、園内には大人から子供まで楽しめる施設が多数♪また、雨の日でも乗れる室内型のライドもあるので、ぜひ家族みんなで訪れてみてください♡続いてのおすすめは、〔志摩スペイン村〕からもう少し足を伸ばしたところに位置するリゾート地。青い空に映える白い街並みが美しい〔志摩地中海村〕です♪〔TAOYA志摩〕からは車で約45分で到着しますよ。ギリシャのミコノス島や、スペイン・マドリードのカスティーリャ地方をイメージした街並みを歩いていると、まるで本当に外国にトリップしたかのよう♡他にもイタリア本島西側の島サルジニアや、スペイン南部のアンダルシア地方をイメージしたゾーンなど、計5つのゾーンを散策できます。園内にはスパやレストランもあり、ホリデー気分でゆっくりと過ごせます。フォトジェニックな風景の中で、異国情緒を感じてみてはいかがでしょうか。3つめのおすすめスポットは、生きものの飼育種類数日本一として知られる〔鳥羽水族館〕。〔TAOYA志摩〕から車で約25分の場所にある水族館です。館内はさまざまなエリアに分かれ、順路がないので自分の好きなところから巡ることができますよ♪中でも見どころは、「人魚の海」にいるジュゴン。実は2019年2月現在、日本でジュゴンを見られるのは、ここ〔鳥羽水族館〕だけなのだそう(!)。他にも最近なにかと話題になるダイオオグソクムシが見られる「へんな生きもの研究所」など、じっくりと観察したくなるエリアが盛りだくさんの水族館です。ここまでご紹介した3つの施設は、どれも家族みんなで楽しめるスポットです。〔TAOYA志摩〕に宿泊する際には、ぜひ足を運んでみてくださいね♪ゴールデンウィークは〔TAOYA志摩〕で、たおやかに時間を過ごそう♪「ゆったりと、たおやかに」がコンセプトの〔TAOYA志摩〕をご紹介しました。景観や内装、グルメなど魅力あふれるお宿ですよね♡日本語では女性の姿、仕草が美しいさまを「たおやか」と形容することがあります。たまには日常を忘れ、ゆったりと流れる時間に身を任せるのもステキですよ♪雄大な自然を望むリゾート感たっぷりのお宿で、心癒やされてみてはいかがでしょうか?周辺には観光スポットも豊富なので、ゴールデンウィークのお泊まり先としてもおすすめです!※掲載している情報はすべて、2019年2月上旬時点での予定となります。また、画像はすべてイメージです。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。●〔大江戸温泉物語TAOYA志摩〕所在地:三重県鳥羽市浦村町白浜1826-1総客室数・定員数:123室/473人宿泊料金:4名1室9,980円/名~※プラン、日程により異なる場合があります。予約開始日時:2019年2月4日(月)予約・問い合わせ番号:0570-031268〔TAOYA志摩〕URLはコチラ!
2019年02月04日銀座エリア最大の商業施設、ギンザ シックス(GINZA SIX)では、施設中央に位置する吹き抜け空間に、アーティスト・塩田千春による新作インスタレーション「6つの船」を2月27日から10月31日まで展示する。同館の開業以来、3作品ぶりの日本人アーティスト起用となる新作アートを手掛けるのは、ベルリンを拠点として国際的に活躍し、今年6月から森美術館で過去最大規模の個展開催が控えているアーティスト・塩田千春。「6つの船」をテーマに、鉄枠、フェルト、ロープの素材で作られた全長5メートルの6隻の船が中央吹き抜け空間を飾る。これまでも塩田の作品にはしばしば船がモチーフとして用いられてきた。船は人や物だけでなく、時間をも運びながらいずれかの方向に前進するものであり、「存在とは何か。生きているとはどういう意味なのか。私たちは何を求めて、どこへ向かおうとしているのか」を追求してきた塩田の問いに共鳴している。今回の新作では、戦後多くの困難を乗り越えて復興を遂げてきた銀座の「記憶の海」を6隻の船が出航し、前進する様子を表現。6隻の船は異なる高さや向きで配置されているため、同館の各フロアから見え隠れする船を眺めながら、ふと異次元を訪れるような想像の旅を楽しめる。同館の象徴とも言える中央吹き抜け空間では、これまでに草間彌生、ダニエル・ビュレン(Daniel Buren)、ニコラ・ビュフ(Nicolas Buffe)といった世界で活躍するアーティストの作品を展示し、クリエイティブなエネルギーと驚きの要素に満ちた、感性を刺激するアートプログラムを展開してきた。同作品では草間彌生、ダニエル・ビュレンの作品に続いて森美術館が監修を務め、館内各所にも国内外で活躍する注目アーティストの作品を常設展示している。銀座および東京の文化発信拠点として、身近にアートと触れ合える機会を創出し、より豊かな生活を提案する同館の取り組みに注目したい。
2019年01月23日瀬戸内海の島々を舞台に、現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭 2019」が、2019年4月26日から5月26日、7月19日から8月25日、9月28日から11月4日の総計107日間に渡り開催される。本年11月7日にはその企画概要が発表された。第1回の開催当初から掲げてきた目的である「海の復権」をテーマに、次回で4度目の開催を迎える瀬戸内国際芸術祭。有史以来、瀬戸内海の島々には、様々な人々が行き交い、常に新しい文化や様式を伝えてきた。しかしながら近年は、人口減少や高齢化など地域の活力低下により島の固有性は失われつつある。そんな状況にあるなかでも、瀬戸内の美しい景観と自然の恵みは在り続けてている。かつて、この美しい自然と人々が交錯してきたように、活力を取り戻したこの瀬戸内の島々と瀬戸内海が地球上のすべての地域の“希望”となることを目指している。Photo:Osamu Nakamura会期は、前回に引き続き春・夏・秋の3期で構成される。春期が2019年4月26日から5月26日まで、夏期が7月19日から8月25日まで、秋期が9月28日から11月4日までの総計107日間。直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、沙弥島(春)、本島(秋)、高見島(秋)、粟島(秋)、伊吹島(秋)、高松港周辺、宇野港周辺を会場に行われる。草間彌生「赤かぼちゃ」2006年 直島・宮浦港緑地 / Photo:Daisuke Aochi注目されるのが、建築家の田根剛と、2010年から参加をする現代アーティストの塩田千春のコラボレーション。現在、豊島にある木製のトンネル状の塩田の作品「遠い記憶」が撤去され、そこへ新たに田根剛との作品が生み出される。女木島では、レアンドロ・エルリッヒ(Leandro Erlich)や宮永愛子、KOURYOUなどが参加する「小さなお店プロジェクト(仮称)」を計画。2010年にこの島で「不在の存在」を制作したエルリッヒは、コインランドリーの開店を予定するなど島民にとって便利で、他所からの来訪者にとってはユニークなスポットとなるような“小さなお店”の作品が集結する。宮永愛子は、瀬戸内国際芸術祭の会期中に高松市美術館で企画展の開催を予定している。そのほかにも重点プロジェクトとして、瀬戸内の特産品や農水産物等に焦点を当てた「瀬戸内の資源 × アーティスト」、アジアの国々のアーティストと瀬戸内の島々が連携するプロジェクト「アジアの各地域 × 瀬戸内の島々」、瀬戸内の島々に残る伝統的な食をアーティストが掘り起こしアップデートする「島の『食』 × アーティスト」を実施。また、芝居や舞踏といったイベント・パフォーマンスも多く企画されている。オランダのアーティスト、クリスティアン・バスティアンス(Christiaan Bastiaans)が、大島のハンセン病をテーマにした「貴重な荷物」をインスタレーション化するとともに、世界的大女優リブ・ウルマン(Liv Ullmann)や笈田ヨシ、大野慶人、石橋静河が出演する公演が大島、高松港周辺で行われる予定。淀川テクニック「宇野のチヌ」 / Photo:Osamu Nakamura【イベント情報】瀬戸内国際芸術祭 2019会期:春(ふれあう春)2019年4月26日〜5月26日、夏(あつまる夏)7月19日〜8月25日、秋(ひろがる秋)9月28日〜11月4日会場:直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、沙弥島(春)、本島(秋)、高見島(秋)、粟島(秋)、伊吹島(秋)、高松港周辺、宇野港周辺料金:3シーズンパスポート 4,800円(前売り特別価格 3,800円)※16歳〜18歳は身分証の提示により3,000円(当日現地販売のみ)、前売り期間は2018年11月8日~2019年4月25日会期限定パスポート(春用・夏用・秋用)各4,000円※各16歳〜18歳は身分証の提示により2,500円(当日現地販売のみ)。春用は2019年4月26日から、夏・秋用は直前の会期の終了後に販売を開始。
2018年11月30日彼と会えなくて寂しい…でもこの時間、実は女子力を磨くチャンスかも?昔の歌に「会えない時間が愛を育てる」なんてフレーズがあるように、会えない時間こそ彼から愛される女性になるために有効活用するべきなんです。何をしていいのか分からない、実は気になっている女子力アップに繫がる最新トレンドなどを今回はご紹介していきたいと思います。■ 1、美ボディーを手に入れる魅力的な女性というのは適度な運動をして女性らしい体型を維持しているんです。では女性に人気の運動とはどういったものがあるのでしょうか?まず最も始めやすく人気が高いのが「ウォーキング」ですよね。慣れるまでは距離もセーブできますし、手軽く始めやすいのも人気の理由でしょう。またヨガやピラティスといったゆったりと精神統一もできる運動を行っている女性も多いですよね。では今注目され始めているのはどのようなエクササイズなのか見ていきましょう。エアリアルヨガ天井から吊るされた布に体を預けて行うエクササイズで、布に包まれながら宙に浮く体験にハマってしまう女性が増えているようです。特に激しい動きがあるわけでもないので、運動したいと思っている方にはお勧めのエクササイズかもしれませんね。フィールサイクル最近男女ともに注目されているこちらは暗闇の中でアップテンポな曲を聴きながら45分間備え付けのバイクをこぎ続けるエクササイズです。結構体力を使うのですが、まるでクラブにいるような感覚を味わえると普通のエクササイズとは一味違ったテイストになっています。思い切り汗を流して楽しみたいという方にはうってつけでしょう!2つほどご紹介しましたが、どちらも楽しみながら理想の体型を手に入れることができる今ひそかに人気が出てきているエクササイズです。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?■ 2、日常から少し離れたことにチャレンジ!日頃の疲れを癒すには自分が好きな事をするのが1番ですよね。例えば読書が好きであれば図書館でゆっくり過ごしたり、ブックカフェでお気に入りの1冊を読んだり…また新しい分野に触れてみるのも良い刺激になります。ここではアートとゲームで新しい体験を提案したいと思います。草間彌生美術館ポップでカラフルな空間は今まで体験したことのない新しい扉を開いてくれるかも?完全入れ替え制なのでゆっくりと作品を鑑賞できます。筆者も若いころには美術館…ツマラナイ!なんて思っていましたが、年齢を重ねると気付かされる魅力が芸術にはあるんです。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?VRZONE SHINJUKUテレビなどでも良く観るようになったVR体験が存分に楽しめる体験施設です。中でもマリオカートはとても人気が高いのだとか。不思議な感覚を味わいながら楽しめるVRで友達とリフレッシュするのも面白いかも?このように日常から少し離れた体験をすると視野が広がりますし、気持ちもスッキリするかもしれません。■ 3、美味しいもので癒されよう美味しいものって、心も体も癒してくれますよね!特に女性は盛り付けや食材などにもこだわりますから見た目が可愛いものや体に良い食事の情報について調べる方も多いのでは?ここでは目で楽しめて体にも優しいカフェをご紹介したいと思います。AtoZcafe奈良美智さんが内装に携わったどこか懐かしい雰囲気が漂う、ポップなカフェです。お酒も飲めたり、ランチタイムには体の事を考えた和食のセットがあったり。女子会で使われる事も多い素敵な空間を是非一度体験してみてくださいね。家と庭ミナペルホネンがOPENしているセレクトショップに併設されたカフェで、食器やファブリックがとにかくどれも素敵です。素敵な食器に盛られた食事も体に優しくお腹も満たしてくれるものばかり。こだわりが光るこちらのカフェもとっても素敵ですのでぜひ訪れてみてください。■ 4、ネイルやヘアケアで美意識アップ!次に彼に会うまでにネイルやヘアケアをして美意識を高めるのも効果的!女子力も高まりますよね。ではこの春のネイルやヘアスタイルの流行はどのようなものがあるのでしょうか?ネイル「ウルトラバイオレット」が流行すると注目されていて、大人っぽい深みのある上品なパープルのネイルです。日本特有の色で表すならば「すみれ色」トレンドのウルトラバイオレットで大人っぽい指先を演出してみては?ヘアスタイル昨年から人気が続いている「外ハネ」のアレンジ、ロブ(ロングボブの略)ヘアやフリンジバングといった束間のあるシルエットの前髪が流行するのだそう!小顔効果やでか目効果も期待できる女子にとっては気になるヘアスタイルですよね。流行を取り入れるだけで自分が洗練された気持ちになることってありますよね!積極的に流行を取り入れていきましょう。■ 5、スキルアップも魅力を引き出す鍵!自分の時間にスキルアップの勉強をしている女性は男性からの評価も高いって知ってましたか?何かに一生懸命取り組む姿は輝いて見えるものなんです。では女性に人気が高い資格とはどのようなものが多いのでしょうか。やはり1番人気なのが「医療事務」の資格で、医療関係という安定した職場というのが高い人気の理由です。そして最近人気が出始めているのが「サービス介助士準2級」の資格で、介護職に就きたいのであればまず必要になる資格です。また取得難易度がそこまで高くないのも人気の理由に繫がっているようですね。これから益々少子高齢化社会が進むのでこちらの資格の需要もまだまだ人気が高まるのではないでしょうか。いかがでしたか?彼と会えない時間を有意義に過ごす方法をいくつかご紹介させて頂きました。色々と女子力を上げる方法はありますが、あなたに合ったスタイルで自分の魅力を引き出してみてください!(コンテンツハートKIE/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2018年10月26日「フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年」が、2018年10月6日(土)から12月16日(日)までの期間、静岡市美術館にて開催される。セーブル磁器は、1740年にフランス国王ルイ15世による庇護を受け、フランス西端のセーブルに王立磁器製作所を設立したところから歴史が始まった。「フランス宮廷の磁器 セーブル、創造の300年」は、ヨーロッパ磁器の最高峰の一つであるセーヴル磁器の300年に及ぶ伝統と創造の軌跡を、セーヴル陶磁都市の優品約130件で紹介する日本初の大規模展だ。作品は、4章に分けて紹介。第1章「18世紀のセーブル」は、マリー・アントワネットや、ロシア皇帝エカテリーナ2世をはじめとした王侯貴族を魅了した作品などを展示する。第2章「19世紀のセーヴル」は、絵画的で技術の高い新古典主義の作品が揃う。第3章「20世紀のセーブル」では、外国人として初の型の製作に携わった日本人・沼田一雅の作品を、第4章「現代のセーブル」では、日本の現代アーティスト・草間彌生などの作品を展示。ヨーロッパの王侯貴族たちを魅了してきた作品から、現代を代表する作家たちとコラボレーションしたものまで、希少な名品の数々を是非鑑賞してみては。【詳細】フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年開催期間:2018年10月6日(土)~12月16日(日)場所:静岡市美術館住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3F休館日:毎週月曜日 ※10月8日(月・祝)は開館、翌10月9日(火)休館開館時間:10:00~19:00(展示室入場は閉館の30分前まで)観覧料:一般 1,200(1,000)円、大高生・70歳以上 800(600)円、中学生以下無料※()内は前売および当日に限り20名以上の団体料金※障がい者手帳等を持参および介助者原則1名は無料
2018年08月27日前衛芸術家・草間彌生と、ニューヨーク近代美術館MoMAデザインストア(MoMA Design Store)がコラボレーション。オリジナルスケートボードが、MoMA デザインストア 表参道、公式オンラインストアほかにて発売される。なお、MoMA デザインストア 表参道では、2018年10月27日(土)午前10時より抽選販売を実施。草間彌生は、巨大な絵画や彫刻、パフォーマンス、デモンストレーションなど、多彩な芸術活動を行うアーティストだ。今回、MoMA デザインストアとのコラボレーションによって、装飾用スケートボードが誕生。幼少期より草間作品に取り入れられてきた、水玉と網模様のモチーフにフォーカスを当て制作を進めた。草間彌生作品≪YELLOW TRESS≫を再現した、力強いイエローカラーの「Yellow Trees Skateboard Triptych」は、象徴的なもつれ合う枝をドット柄で表現。インパクトのある配色でカラーリングし、魅惑的に仕上げた。≪DOTS OBSESSION≫のディテールを再現した「Dots Obsession Skateboard」は、草間彌生がこのスケートボードの為に制作した、ハンドペイントの象徴的な水玉がモチーフ。土台にはカナダ製メープルウッド材を使用している。また、MoMAコレクションに収蔵されている2000年≪INFINITY NETS≫をモチーフにした、スケートボード「Infinity Nets Skateboard Triptych」は、ミラーとシルクスクリーンの手法で表現された、オリジナル作品の世界観を再現。世界限定500セットの販売となる。【詳細】MoMA Design Store Introducing Yayoi Kusama Skateboard・Infinity Nets Skateboard Triptych 120,000円+税、3枚セット<世界限定500セット>・Yellow Trees Skateboard Triptych 65,000円+税、3枚セット・Dots Obsession Skateboard 各26,000円+税取り扱い店舗:・MoMA デザインストア 表参道※10月27日(土)10:00より抽選発売住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F・MoMA デザインストア 京都※11月2日(金)発売住所:京都府京都市中京区大黒町(河原町通)58・公式オンラインストア ほか【問い合わせ先】MoMA デザインストア 表参道TEL:03-5468-5801※販売に関する注意事項
2018年08月26日草間彌生美術館にて展覧会「未来へのわが展望をみてほしい―植物とわたし」を10月4日より開催する。草間彌生ポートレート ©YAYOI KUSAMA草間彌生は種苗業を営む旧家に生まれた。幼少期から植物に囲まれて育ち、植物は草間にとって作品の重要なモチーフであり続けている。愛すべき対象であると同時に、幻覚による恐怖を与える存在でもある植物は、草間のアイデンティティを反映してきたひとつの鏡像といえる。草間彌生「一人、花園に埋もれば」2014 アクリル・キャンバス 194×194 cm ©YAYOI KUSAMA草間彌生「自画像」1972 インク、ボールペン、パステル、コラージュ・紙 74.4×44 cm ©YAYOI KUSAMA本展では、草間自身の鏡像ともいえる植物モチーフと、幼少期から現在にいたるまで数多く作り続けている自画像の関係性を問う。10代の頃のスケッチや日本画の技法で描かれた初期の大作から始まり、60年代のパフォーマンス作品への発展、70年代のコラージュ作品、近作のインスタレーション作品、さらには最新の絵画群への展開と、作品の中に自己イメージを登場させ、植物的なメタモルフォーゼを繰り返しながら自己のオブセッションをいかに乗り越えてきたのか。草間が制作してきた多様な作品群から、その創作の世界を紹介する。【展覧会情報】「未来へのわが展望をみてほしい―植物とわたし」会期:10月4日~2019年2月28日会場:草間彌生美術館住所:東京都新宿区弁天町107時間:11:00~17:30開館日:木・金・土・日曜日および祝日休館日:月・火・水曜日料金:一般1,000円 小中高生600円 ※未就学児は無料、団体割引はなし日時指定の予約・定員制(各回90分)毎月1日10:00(日本時間)に美術館webサイトで翌々月分 のチケット発売開始※当日券なし※チケットは美術館webサイトのみでの販売
2018年07月31日最近ペルルでは、さまざまなワークショップやものづくりをテーマにしたフェスなど、創作意欲が湧いてきそうなイベントの取材リポートが気分です。管理人の私は昨年2日で4万人以上もの来場者数を誇る松本クラフトフェアに潜入し、パトロールしてきました!ハンドメイド系の媒体などでのリポート記事も多く見かけるので、むしろ若干後発気味の取材紀はいかがなものか、、とも思いましたが、スナップをさせて頂いた方々でも「今回初です!」という関西からの来場者もまだまだいたので、行ったことのある方もない方もフレッシュな気持ちでものづくりの街、松本の雰囲気をほんの少しこの記事で味わってみてくださいませ。とは、言ったものの、私が住んでいる東京から松本は車で順調に行っても3時間以上。日本の週末の道路事情はみなさんご存知の通り。結局4時間かけて松本市内にたどり着きました。ただ日本の旅には渋滞はつきもの。市内までは以外と早く感じてしまったほどでした。また、当日は、草間彌生さんの展示イベントも開催中だったため、草間さん目当てのお客さんも多く、その日の松本は街全体がなんだかお祭り気分な雰囲気。そんな空気感も後押しされ、「アートな街、ものづくりの街、松本」そんな街にいることがちょっと心地よく感じました。松本市内に着くと至るところに松本クラフトフェアの看板が目につき、いよいよ念願の場所に行けるー!と興奮しましたが、市内ももちろん、クラフトフェアに行く人々で渋滞中。。もう目と鼻の先なのに!ワクワクしながら焦る気持ちを抑えてハンドルを握り続け。。そして。。 やっと会場となる「あがたの森公園」に到着!おなじみのブルーのクラフトフェアの看板会いたかったー!このクラフトフェアの看板。全国各地からお客さんが集まり凄い賑わいです。真夏のように暑い日でしたが、緑が多く、川も流れるこのクラフトフェアの会場は、ちょっとしたオアシス的な印象を受けました。会場に入るとインフォメーションがあります。1日では周りきれないほどのブース出展数を誇るこちらのフェアなので、マップをもらおうとすると、「すみません!マップがもうなくなってしまったんです。。」と告げられ。。初日のamでマップが無くなるほど人気のイベント、おそるべし。なるほど。では、道なりにぐるーっとひと通り回るか! pick up booth①まず目の前に飛び込んできたのは??和グッズな「OPEN STUDIO」のブースミニ箒とカラフルなちりとり レトロな雰囲気と1点1点、趣の異なる世界にひとつだけのアイテムです。使い込んでいくうちに自分の色が出てきそうな逸品。 あまりにもブースの数があったので。。ワンブース見たところで、、ちょっとだけ腹ごしらえを。。 pick up booth②一際目立つ長蛇の列に参戦したのはソーダ割りジュースが人気のお店「Chipakoya」フレッシュなフルーツをソーダと一緒に 店頭には、ジンジャーシロップや様々な種類のジャムが並べられています。 購入したのは、ニューサマーオレンジ(右)とストロベリーソーダ(左)。 スコーンとお菓子と一緒にいただきました。ソーダとフルーツのフレッシュさが暑さを吹き飛ばすほどの美味しさでした。自然と全国選りすぐりの作家さんの名作で溢れているこの「あがたの森」で飲むからさらにその美味しく感じるのかも。 当日は本当に暑くて、しょっぱいものが食べたくなったので、覗いてみたおにぎり屋さん「Kajiya」さんはお昼にはもう完売してました。。食べたかったのですが、、残念。。 pick up booth③その代わりではないのですが、向かいに「Chipakoya」さんばりにお客さんが並んでいた梅干し屋さんでいろんな味の梅干しを試食。 購入したカツオ梅干し。 蜂蜜の甘さとカツオの和風テイストが程よく絡み合って美味でした! 小腹も満たしたところで、ブース巡りに再出発! pick up booth④こちらは「カトラリーmorita emi」さんのお店持ち手の部分の細さが絶妙なスプーンやフォークなど。綺麗なゴールドカラーのテーブルウエアが印象的。 pick up booth⑤こちらは「くにさきかたち工房」の食器類が並ぶブース 温かみのあるキッチンツールや食器、カップが並びます。こんなカップでコーヒー飲みたい!素敵なお皿でご飯を食べたらどんなに心地いいんだろう。。自分で作った簡単なサラダですらお店で食べる味になりそう?!妄想力は育まれます。 pick up booth⑥凛とした美しさがある「木本紗綾香」さんの陶芸作品 繊細でいて力強さも感じさせる1点1点表情が異なる陶器は、大切に使いたくなる代物です。 pick up booth⑥木のぬくもりを感じるお箸やカッティングボードのテーブルウエア 使うほどに愛着がわきそうなテーブルウエア、キッチンツール。経年変化を楽しみたいアイテムです。 『松本クラフトフェア』では、作家さんのブースはもちろん、それらを全国から見に来る来場者さんのファッションにもフォーカスしてみました。が、こちらの記事内では書ききれないので、松本クラフトフェアの続編〜スナップ編〜もぜひチェックしてみてください。
2018年06月27日東京・渋谷Bunkamura Galleryでは、2018年6月21日(木)から7月1日(日)までの期間で「サマーアートセール」を開催する。原画、版画、挿画本から立体、ポスターに至るまで、世界中に多くのファンを持つ著名アーティストの作品が、市場価格よりも安く手に入る、Bunkamura Gallery半期に一度の人気企画「サマーアートセール」。出品予定作家は、アンディ・ウォーホル、マルク・シャガール、パブロ・ピカソ、ジョアン・ミロ、荻須高徳、草間彌生、奈良美智、藤田嗣治ら。洋の東西を問わず、様々なジャンルのアート作品がバリエーション豊かに用意されている。【開催概要】「サマーアートセール」開催期間:2018年6月21日(木)〜7月1日(日)会場:Bunkamura Gallery(東京都 渋谷区道玄坂2丁目24-1)時間:10:00〜19:30※会期中無休・入場無料
2018年06月26日「フォーエバー現代美術館 祇園・京都」が、これまでの常設展示室3室と企画展示室1室に加え、新たに2室を拡張して2018年5月3日(木・祝)にグランドオープン。それを記念し、5月3日(木)から2019年2月28日(木)まで「草間彌生 永遠の南瓜展」を開催する。「草間彌生 永遠の南瓜展」では、タイトルにある通り、草間彌生の代表的なモチーフの一つとして知られる「南瓜」にフォーカスし、その作品世界を中心に123点を紹介。特に、南瓜をモチーフにした作品は油彩、版画、立体インスタレーション作品など多岐にわたり35点を展示する。屋外に展示された巨大なパブリックアートの「南瓜」、形、色、サイズが様々な版画作品の南瓜、ミラールームの中で増殖を繰り返す「宇宙にとどけ、水玉かぼちゃ」など、どれ一つとして同じではない南瓜の世界を楽しむことができる。また、ほか2つの企画展示室では、花の間、富士の間として、それぞれの展示室名にちなんだ作品で構成。花の間では、花をモチーフにした47点の作品群を、富士の間では、草間彌生が浮世絵師とコラボレーションして制作した「七色の富士」の作品シリーズ全9点を公開する。一方で、常設展示室では、1950年に制作された貴重な初期作から1963年の「無限の網」、1992年の作家の代表作「黄樹」など28点の作品展示により、草間彌生の初期から2000年代までの作家活動を追う。【詳細】フォーエバー現代美術館コレクション 草間彌生 永遠の南瓜展Yayoi Kusama Pumpkin Forever会期:2018年5月3日(木)~2019年2月28日(木)住所:京都府京都市東山区祇園町南側570-2 フォーエバー現代美術館 祇園・京都開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:年末年始観覧料:一般 1,500円、中高生 1,000円、小学生以下無料voice
2018年04月29日ロンドンでは、ほとんどの美術館・博物館が無料で公開されている…というお話は前回させていただきましたが、ひとくちに美術館と言っても絵画、オブジェ、歴史などジャンルは様々ですよね。今回はわたしの大好きな、ちょっと面白い美術館を紹介します。それが『Tate Modern』という近代美術を扱っている美術館です。ここはなんと以前発電所だった建物を、美術館として公開しています。 わたしはここでパフォーマンス・アートを見るのが大好きです。パフォーマンス・アートとは、アーティスト自身がその場でアートを作り上げる、もしくはアーティスト自身が作品になる芸術を指します。今回私が見たパフォーマンス・アートは’10days 6 night’という作品。これは Joan Jonasというアメリカ出身の映像を使ったパフォーマンス・アートの先駆者を題材にした作品です。残念ながらパフォーマンスの撮影はできなかったのですが、この空間がとても神秘的で、思わず長居しちゃいました。 私もピアニストとして、アーティストの人とコラボレーションすることは多々あります。以前、コンテンポラリーダンサーの方と体と音楽を使って壁に絵を描いていくというちょっと変わったコラボレーションをしたことがあります。 なんだか見ているだけで難しそうですよね(笑) これはパソコンを使って体の動きをトラッキングするというとっても難しい作品でした。でも、ただ普通にクラシック音楽を聞くよりも、目でも感じられるパフォーマンスっていいですよね。 パーフォーマンス・アートの可能性は無限大だと思います。あの有名な日本の芸術家草間彌生さんのように、キャンパスの上で絵画として表現するものも、パフォーマンス・アートのひとつの形です。 パフォーマンス・アートには見る観客を魅了するなにかがあると私は信じています。その瞬間、その場所でしか生まれない芸術。なんか素敵じゃないですか? 京花Instagram::
2018年04月08日ギンザ シックス(GINZA SIX)はオープン1周年を記念し、フランス人アーティスト ダニエル・ビュレンによる新作アートをギンザ シックス2F 中央吹き抜けにて展示する。期間は2018年4月2日(月)から10月31日(水)まで。草間彌生《南瓜》からダニエル・ビュレンの新作にギンザ シックスでは館内の様々な場所に注目アーティストや人気クリエイターとのコラボレーションアートを展開。中でも館内中央の吹き抜け空間に展示された草間彌生のアート作品《南瓜》は2017年の開業時より話題を集めてきた。ダニエル・ビュレンによる新作アートはこの吹き抜けアートの第2弾として登場。ギンザ シックスを象徴する新たな顔としてバトンを引き継ぐ。ダニエル・ビュレンとは50年以上にわたりイギリス、イタリア、日本など世界各地で多くの作品を手掛けてきたダニエル・ビュレン。2016年にはルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が手掛ける現代アート美術館「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」の建築をジャックしたことでも知られている。フラッグアートが吹き抜け空間を彩るギンザ シックスには彼のトレードマークである8.7cmのストライプ模様を旗に用いた新作アート《ムクドリの飛行のように ―GINZA SIX にて》を展示。赤と青の計1,675枚の旗を使った作品が開放的な吹き抜け空間を彩る。銀座・中央通りやギンザ シックス外観にもさらにこの吹き抜けアートと連動した作品が、5月6日(日)まで銀座・中央通り、ギンザ シックス外観に登場。銀座1丁目から8丁目の目抜き通り・中央通りには全長約1,100mに及ぶ90枚のフラッグアートが展開され、ギンザ シックス外観のれん部分にも三角形が印象的なアート作品が飾られる。ギンザ シックス1周年記念限定アイテムもなおギンザ シックスの各店舗では1周年を記念した限定アイテムを多数取り揃える。ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)の「TOKYO」のロゴ入りバッグ、ヴァレンティノ ガラヴァーニ(VALENTINO GARAVANI)の桜カラーのミディアム ショルダー バッグ、KURO(クロ)のメンズリメイクデニムなどが用意されている。マルベリー(MULBERRY)は、ギンザ シックス1周年を記念して、ブランドのアイコンバッグ ベイズウォーターの特別限定モデルとなる「スモール ベイズウォーター クロスグレイン ミッドナイト」を先行発売。エナメルのレッド、ホワイト、ブルーのユニオンジャックがポストマンズロックに配された英国カルチャーを反映したモデルは、コンパクトサイズ感がポイント。取り外し可能なストラップが付属するので、クロスボディとしても使用できる。【詳細】ギンザ シックス ダニエル・ビュレン 新作アート・《ムクドリの飛行のように ―GINZA SIX にて》期間:2018年4月2日(月)~10月31日(水)予定場所:ギンザ シックス 2F 中央吹き抜け住所:東京都中央区銀座6 丁目10-1・《三角形を追いかけて ―2018年東京・銀座中央通りにて》期間:4月2日(月)~5月6日(日)場所:銀座・中央通り・《GINZA SIX のエントランスのための三角形》期間:4月2日(月)~5月6日(日)場所:ギンザ シックス 外観
2018年04月06日早稲田にある草間彌生美術館にて、展覧会 「さあ、今、我が人生の最大の出発にきた」 が、8月31日まで開催中だ。『磁性体』(1954) ※前期展示インク、水彩、コラージュ、紙 49.2×40 cm©YAYOI KUSAMA幼少期から幻覚を描きとめるドローイングを一日数十枚も制作してきた草間。本展では草間彌生の創作活動の出発点となる1950年代に故郷の松本などで描いたドローイング、水彩作品を、前期・後期にわけて40点展示。この時期の作品は、様々な素材やテーマに果敢に挑戦し続ける驚くべき多様性が見られ、現在の草間作品とはまた違った魅力を発見できる。また今、最も力を入れて制作している最新の絵画シリーズ「わが永遠の魂」も登場。同シリーズは2009年に着手され、現在も描き続けられている大型絵画の連作で、現時点で作品数は優に550点を超える。同展ではその中でも初公開の「夢は舞っていた」「人生の行路」などを含む、16作品を展示。爆発的な色彩でダイナミックに抽象と具象を自在に行き来する本作は、草間が展開してきたスタイルや要素が目まぐるしく混在する、草間芸術の集大成となっている。『無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでゆく』(2017)ミクストメディア サイズ可変©YAYOI KUSAMAまた会場では、体感型インスタレーション作品「無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでゆく」の展示も行う。同作品は種苗業を営む生家に生まれた草間が、幼少期に見た頃からその“太っ腹の飾らぬ容貌”に興味を抱いていたという“かぼちゃ”を題材に製作。暗闇に瞬く水玉のかぼちゃのビジョンがミラールームの中で無限に反復し、宇宙に浮かぶ無限のかぼちゃ畑にいるような感覚を持たせる没入型の作品となっている。その他、講演会や作品の見どころについて説明が受けられるギャラリートーク、子ども向けのワークショップなども開催。詳細は公式サイト(www.yayoikusamamuseum.jp)にてチェックができる。なお、同展のチケットは完全予約制。毎月1日に翌々月分のチケットが公式サイトにて発売が開始される。今日に至って“さあ、今、我が人生の最大の出発にきた”と語る、草間彌生のとどまるところを知らず、旺盛な制作の足跡を辿れる展示会。一貫して変わらない創作の姿勢、たゆまず圧倒的な創作を続けるエネルギーを間近で感じてみては?【イベント情報】さあ、今、我が人生の最大の出発にきた会期:4月1日〜8月31日(前期:4月1日~6月17日、後期:6月21日~8月31日)※会期中、1950年代の作品を展示する2階のみ展示替えあり会場:草間彌生美術館住所:東京都新宿区弁天町109時間:11:00〜17:00 ※入場時間指定あり、各回定員入れ替え制料金:一般 税込1,000円、小中高生 税込600円 ※毎月1日10:00に美術館webサイト(www.yayoikusamamuseum.jp)にて翌々月分のチケット発売開始。当日券はなし 休廊:月・火・水曜日
2018年04月04日衹園甲部歌舞会とフォーエバー現代美術館が、「都をどり in 春秋座」の開催に合わせて、「都をどり特別展 衹園・花の宴 草間彌生・花の間展」を開催。明治5年から140年以上続いている「都をどり」は、本来の会場である「衹園甲部歌舞練場」が耐震対策に着手するため、京都市左京区の京都造形芸術大学内にある京都芸術劇場「春秋座」に舞台を移して公演する。そのため、衹園甲部歌舞練場敷地内を利用し、「都をどり・祇園町」をテーマにした展示や芸妓・舞妓の舞、また世界的に著名な前衛芸術家である草間彌生の展示を融合した新しい空間を演出する。京都の花街を40年以上に渡って撮り続けた溝縁ひろしによる、「昭和の祇園町」や「祇園の四季」をテーマにした写真展、また、都をどりの衣裳の展示や会場である祇園甲部歌舞練場の模型、昨年の「都をどり in 春秋座」の映像などを放映、館内では都をどり特別展オリジナルの芸妓・舞妓グッズなども販売している。また、「草間彌生 花の間展」では、祇園町の花として親しまれている芸妓・舞妓とコラボレーションする形で、花をモチーフにした作品47点を始め、草間彌生の貴重な初期作品、代表作品を含む選りすぐりの草間彌生作品80点を展示する。館内の展示室は全室畳敷きとなっており、畳に座って作品と対峙できるよう少し低めに展示。新しい現代美術作品の展示および、鑑賞スタイルが楽しめる。4月には、「京舞の披露」として、祇園甲部の芸妓・舞妓による京舞を、11時半、13時、14時半、16時、17時の1日5回、各回10分披露。舞の後は、各回先着順にて芸妓・舞妓との記念撮影(1人 500円)も可能。また、来場5日前までの予約・先着順にて、辻留・中村楼・萬亀楼・竹茂楼・平八茶屋・瓢亭・菱岩の老舗料亭による京名物「百味会」特製弁当(税込3,000円)を販売。庭を眺めながら京都の老舗の味が楽しめる。特製弁当の他にも、京菓子、お茶、日本酒、なども販売する。ミュージアムショップでは、ポスタカード、ストラップやかぼちゃのオブジェなど、かわいいポップな草間彌生のグッズを160点以上取り揃える。およそ100席のカフェでは、水玉をモチーフにしたロールケーキや、舞妓はん弁当など、新鮮なフルーツや野菜が盛りだくさんの、美味しくて健康的なメニューを提供している。【展覧会情報】都をどり特別展 衹園・花の宴 草間彌生・花の間展会期:3月10日~4月30日会場:祇園甲部歌舞練場敷地内八坂倶楽部・ホール住所:京都市東山区祇園町南側570-2時間:10:00~18:00※最終入館 17:30まで料金:一般 1,500円、中高生 1,000円休館日:なし
2018年03月26日松本市美術館で開催中の『草間彌生ALL ABOUT MY LOVE私の愛のすべて』に行ってきました。草間さんの生誕地で開かれるということで注目を集めている特別な展覧会、その見どころ&楽しみ方をご紹介します!松本が草間ワールドに変身!【女子的アートナビ】vol. 103新宿から特急スーパーあずさに乗り約2時間半、JR松本駅を出ると街のあちこちで草間さんのシンボル「赤い水玉」が出迎えてくれます。松本市美術館には駅からバスでも徒歩でも行けますが、以前松本に住んでいたことのある筆者は徒歩を選択。ゆっくり歩いても15分ほどで到着します。松本市美術館に着きました。建物にも水玉や作品のキャラクターたちがいっぱい!入り口前のエリアでは、草間さんの野外彫刻《幻の華》も見ることができます。この美術館では、今まで草間さんの大規模個展が2回開かれていますが、いずれも巡回展でした。3回目となる今回の『草間彌生ALL ABOUT MY LOVE私の愛のすべて』は、松本だけで開催される完全オリジナルの特別展。生誕の地である特徴を最大限に生かし、日本初公開となるミラールーム作品をはじめ、松本時代の貴重な絵画から最新作まで約180点を紹介。日本を代表するアーティスト・草間彌生の集大成となる展示になっています。松本時代の作品は超必見!まず3階の第1会場では体験型のインスタレーションからスタート。空間全体に水玉が散りばめられた作品《I’m Here, but Nothing》やシャンデリアを使ったミラールーム《傷みのシャンデリア》など幻想的な作品が続き、一気に草間ワールドに引き込まれます。続いて、子供時代のパステル画などが展示。制作年で一番古いのは1934年ごろ、なんと5歳のころに描いたものでした。特に感動したのが、1950年代初期に描かれた作品群。パステルやインクを使った作品から本格的な油彩画まで展示され、アーティストの原点となるような作品も見ることができます。最新作は撮影もできる!続いて2階の展示室へ。入り口近くには立体作品《真夜中に咲く花》が展示されています(こちらは撮影OK)。そして第2会場最初の展示室では、《天国への梯子(はしご)》や《ゴッド・ハート》などライトを効果的に使った幻想的な作品を見ることができます。さらに大きな展示室に入ると、「わが永遠の魂」68点が壁一面にずらりと並んでいます。これらは現在も草間さんが描き続けている最新シリーズ。見ごたえ抜群で写真撮影もOKです。最後に、日本初公開のミラールーム《南瓜へのつきることのない愛のすべて》が登場。鏡に覆われた小部屋のなかに20秒間入り、無限のカボチャワールドを体感できます。人気のYAYOIちゃんプラッシュで遊ぶ!ところで、2017年の草間彌生展(国立新美術館)で大ヒットした人形「YAYOIちゃんプラッシュ」が松本でも登場しています。この新・YAYOIちゃんプラッシュ(松本限定版、税込み1,200円)は松本市美術館のミュージアムショップで買えるのですが、すぐに売り切れてしまう大人気商品。私が松本に訪れたのは、展覧会が開幕して約1週間たったころでしたが、このときすでに売り切れ・入荷待ち状態でした。幸い、私は人形付きチケットを事前に購入していたので、受付でチケットと引き換えに人形をゲット。YAYOIちゃんと一緒に展示会場を回ることができました。それでは、インスタグラムの「#やよいちゃんプラッシュ」に投稿されている写真をまねて、私も人形で遊んでみます。まずは館内の撮影可能スポットで記念に一枚。うしろに見えるのは、作品《ヤヨイちゃん、トコトン》の一部です。次は、松本市美術館に併設されているレストラン、『ビストロサンチーム』で展覧会記念メニューと一緒に撮影。かぼちゃのキッシュ(サラダ・パン付き 税込み1,080円)、おいしかったです。こちらは、松本市美術館の近くにある「イオンモール松本」で展示中の《宇宙にとどけ、水玉かぼちゃ》。この作品は無料で見ることができますよ。さらに、私の大好きなケーキショップ『5HORN』の松本パルコ店で展覧会開催記念スイーツ「スクエアドット―赤と白ー」(税込み980円)を食べてきました。赤い水玉がとってもキュートで食べるのがもったいないくらい、かわいいプレートでした。展覧会は7月22日まで開催。春の松本で濃厚な草間ワールドをぜひ体感してみてくださいね!Information会期:~7月22日(日)休館日:月曜日※4月30日(月・祝)、5月7日(月)、7月16日(月・祝)は開館時間:9:00〜17:00 ※土曜日は19:00まで開館。(入場は開館の30分前まで)会場:松本市美術館料金:一般 1,200円/大学生・高校生 800円/中学生以下無料公式サイト:
2018年03月14日銀座エリア最大の商業施設、ギンザ シックス(GINZA SIX)が開業1周年を記念し、4月2日から5月6日までの期間、「GINZA SIX 1周年プロモーション」を展開。≪ Like a flock of starlings work in situ ≫ Daniel Buren 2018 ※イメージ© ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 G1226ギンザ シックス建物中央の象徴的な大きな吹き抜け空間では、50年以上にわたり世界を舞台に活躍するフランス人アーティスト、ダニエル・ビュレン(Daniel Buren)が、銀座の新たな顔となる新作インスタレーションを担当。彼のトレードマークである、8.7センチの赤と青のストライプ模様の旗、計1,500枚がアトリウムを彩る。なお、開業時より同館を象徴するアート作品として親しまれてきた、前衛芸術家の草間彌生によるオープニングインスタレーション「南瓜」は、3月21日まで展示期間が延長される。また、彼の作品は銀座の街へも飛び出し、全長約1,100メートルの目抜き通りである中央通りをアートジャック。ギンザ シックス中央吹き抜けのインスタレーションと連動した90枚のフラッグが、4月2日から5月6日まで街を彩る。《半円から円へ:色彩の旅》 展示風景、ボコタ近代美術館、ボコタ、コロンビア、2017年© ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 G1226ダニエル・ビュレンは、フランス生まれの美術家。1965年から自身の論理に基づいた8.7センチ幅のストライプ模様の作品を数多く制作。その作品は絵画、彫刻、壁面、建物など幅広いメディアに展開され、いままでに数千点以上の作品を制作してきた。1986年にはフランス代表としてベネチア・ビエンナーレに参加し「金獅子賞」を受賞。また、2007年高松宮殿下記念世界文化賞受賞(絵画部門)。近年では、2016年にフランク・ゲーリー設計のフォンダシオン ルイ・ヴィトンの美術館建築をジャックし、話題となった。日本でも横浜トリエンナーレ2005、茨城県北芸術祭(2016年)など数多くの芸術祭や恒久設置を行っている。「GINZA SIX親子能体験教室」※イメージ「GINZA SIX 薪能特別公演」と題し、能楽最大流派である観世流の能の世界を堪能できる場として、初の試みとなる薪能特別公演を屋上のGINZA SIXガーデンにて開催。5月4日の公演では、観世清和(二十六世観世宗家)が出演する。同日には日本の伝統芸能である能を身近に感じることのできる「GINZA SIX 親子能体験教室」も開催。能面などに実際に触れ、親子で謡や舞いの稽古が受けられる参加型のワークショップ。現代アーティスト・小松美羽同館内の店舗では、1周年を記念した限定商品の展開や、国内外のアーティストとブランドがコラボレーションし、特別なイベントや展示を実施。4階のOKANOでは、現代アーティストの小松美羽が1周年を祈念し「小松美羽 GINZA SIX 1周年祈念ライブペイント」を開催。1周年イベント開催期間中は、4階の店舗では、小松の狛犬の作品をOKANOの佐賀錦織で表現した「五徳狛犬」のタペストリーの限定販売も実施される。2階のDELVAUXでは、4月29日と30日に、同ブランドのスカーフデザインや商品案内のブックレットなどのイラストを手掛けるヴァレンティン・デ・コートによる「ライブドローイング」を実施。ライフスタイルや趣味、家族構成などから、その場で一人ひとりのパーソナルに合わせた唯一無二のイラストに仕上げてプレゼントする。6階の銀座蔦屋書店では、4月中旬から下旬に“日本のデザイン”をテーマとしたアートイベントを開催。各分野のコンシェルジュがセレクトした書籍やアイテムを販売する他、トークイベントも開催予定。World Footwear Gallery5階のライカGINZA SIX店では、3~6ヶ月周期で、様々な写真家がライカで撮影した作品を展示、販売。3月20日からは柏木龍馬氏による作品を展示。同じく5階のWorld Footwear Galleryでは、4月2日から5月6日まで“COLOR”をテーマに、アーティストとアルチザンに焦点を当てた展示を開催。アート作品としては、草間彌生の版画ではない本物の絵画作品と、故人で草間彌生の元パートナーであるジョゼフ・コーネルの作品等を展示し、入札方式での販売も予定している。また、アルチザンによるディスプレイでは、革靴への色染めを行う国内のカラリストの第一人者による色染めのオーダーメイドの紳士靴や、オーダーメイド靴を手がける職人によるアーティスティックなレディース靴や漆を使用した様々な色彩のヒールの展示を予定、実際に商品をオーダーすることも可能。開業1周年を記念し、ワールドクラスクオリティのブランドが限定となる特別商品も展開。ファッションアイテムの他、ライフタイル、ビューティー、そしてグルメなど様々なブランドが限定商品を販売する。CARVENまた、限定ポップアップショップもこの期間に合わせて開催。3階のカルヴェン(CARVEN)では、3月28日から5月1日まで、2018年春夏コレクションよりクリエイティブ・ディレクターにセルジュ・ルフューを迎えた新生CARVENのポップアップショップを開催。フローラルバードプリントやパームプリント、ストライプなど、プレイフルでユーモア溢れるパッチワークプリントに仕上げたキャンバストートバッグをギンザ シックス限定カラーで発売。4階では、クレ・ド・ポー ボーテ 「ア ラディアント デイ」と題し、3月28日から5月1日まで、シーンや気分に合わせて自分自身をエンパワーする最高のリップアイテムに出会えるポップアップストアをオープン。名入れしたリップアイテムをスペシャルボックスに入れた特別なギフトも販売する。地下2階のコンフェクション(Qonfection)では4月3日から29日まで、3階のステート オブ エスケープ(STATE OF ESCAPE)、4階のヘザーブランウンギャラリー(Heather Brown Gallery)では5月2日から29日までそれぞれ限定ポップアップストアをオープンする。開業から1年が経ち、文化の発信地“銀座”の新たなランドマークとして定着してきたギンザ シックス。2年目を迎え、これからもさらに、身近にアートと触れ合える機会を創出し、ここでしか味わえない上質な体験を届けていく。
2018年02月20日伊勢丹新宿店本館5階=アートギャラリーでは、2月21日から3月6日まで「草間彌生版画展」が開催される。1950年代後半から70年代にニューヨークを中心に活躍し、「前衛の女王」と称された草間彌生。1960年代には水玉模様を身体に纏った「ハプニング」と呼ばれる大胆なパフォーマンスで一般世間からも注目を浴びる。1998年から1999年にかけては大回顧展がロサンゼルス・カウンティ美術館を皮切りに、ニューヨーク近代美術館、ウォーカーアートセンター、東京都現代美術館を巡回するなどし、今や日本を代表する現代アーティストの一人として世界的に評価されている。2017年10月1日には、自身の美術館「草間彌生美術館」も開館させた。「花 FLOWERS C」2005年 シルクスクリーン、ラメ、ed.50 61.2×51㎝本展では、オリジナル版画が一堂に集結。展示販売が行われる。【イベント情報】草間彌生版画展会期:2月21日~3月6日会場:伊勢丹新宿店本館5階=アートギャラリー住所:東京都新宿区新宿3-14-1時間:10:30~20:00(※最終日は18:00まで)
2018年02月14日ギンザ シックス(GINZA SIX)5階のアートギャラリー、アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー(Artglorieux GALLERY OF TOKYO)では「草間彌生と世界の現代アート作家展」を2月1日から14日まで開催する。アンディ・ウォーホル, Andy WarholCommittee 2000 1982年シルクスクリーン、額 76.35 x 50.95 cm戦後美術史に大きな足跡を残し続け、日本を代表する前衛現代アート作家となった草間彌生の作品を中心に、同時代からそれ以降に活躍した世界の著名な現代アート作家の作品を集め紹介。アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)やデビッド・ホックニー(David Hockney)など、60年代に全盛期を迎えたポップアートや、それ以降ポップアートの影響を受け現れたミニマルアート、80〜90年代に活躍したジェフ・クーンズ(Jeff Koons)やジュリアン・オピー(Julian Opie)など様々な現代アートを展示する。【イベント情報】草間彌生と世界の現代アート作家展会期:2月1日〜2月14日会場:ギンザ シックス 5階 アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー
2018年02月02日韓国で生まれ、ロサンゼルスからヨーロッパを経て、現在はアーティストとして挑戦するために拠点をニューヨークへ移した、ジェイ・ヨン・キム(Jae Yong Kim)。彼の作り出す陶器で作られたドーナツ・コレクションは見る者を楽しい気分にさせてくれる。ドーナツは粘土、グリッター、スワロフスキー・クリスタルなどから作られ、表面には色鮮やかな模様のペインティングが施される。一つとして同じものはなく、ジェイにとってどれも特別なものだ。見た目がポップでカラフルなコレクションではあるが、それだけではなく非常にコンセプチュアルなものだとジェイは語っている。彼の手から生まれた作品たちはプロフェッショナルなアーティストとして歩む道と、彼と彼の将来の家族にとってアメリカでの成功した生活とは何かを見つけ出す手助けをしてくれるのだそうだ。ジェイがニューヨークへ越してきて気付いたのは、人々が「どうやってお金を作るか」「自分はこんなことをしている」といった話題しか話さず、彼にはまるで理解のできない言語を聞いているようだったそうだ。それならば自分で独自の言語を作り、主張しようと思い立った。以前制作した作品の中でドーナツを登場させた際、それが自分を一番ハッピーにさせるものだと確信できていたため、それを介して主張しようと考えた。ドーナツにはジェイがその日感じたことを表現するようにしているとのこと。そのため見ればそれを描いた日を思い出せるほど、一つひとつが特別で思い入れのあるものだ。陶器のドーナツたちがきっかけで、ジェイは当時の彼にとって未知な領域であったペインティングとカラーリングに挑戦するようになった。その過程で更にアートの歴史へ足を踏み入れるようになり、草間彌生やジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)の作風をドーナツへ取り入れてみたという。ジェイはニューヨークを中心とした数々のギャラリーでインスタレーションを精力的に行っているので、ニューヨークを訪れる際はウェブサイトでスケジュールをチェックしてから足を運んでみるのも良いかもしれない。※本記事は (引用元: に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。
2018年01月27日特別展「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」が、長野・松本市美術館にて2018年3月3日(土)から7月22日(日)まで開催される。世界的芸術家・草間彌生世界的な芸術家の草間彌生が、生誕の地・松本で特別展を単独開催する。絵画、ソフト・スカルプチャー、映像、インスタレーション、野外彫刻、パフォーマンス、ファッション、小説など様々な表現形式で作品を生み出してきた草間彌生は、2017年には東京・国立新美術館で展覧会「草間彌生 わが永遠の魂」を開催し52万人を動員。世界各地で行われる展覧会においても入場者数の記録を塗り替えるなど、国内外で不動の人気を誇る。約180点が集結する個展特別展「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」には約180点の作品が集結。モチーフの反復や、ビビッドな色使いによって、戦争で失われた青春、平和、愛、宇宙といった普遍的な意味を表現する作品の数々が登場する。入口には水玉強迫や南瓜のオブジェ展覧会は、美術館の入口にある草間彌生の《幻の華》と《松本から未来へ》から始まる。無料観覧スペースにもバルーン作品や水玉強迫、南瓜のオブジェなどが展示予定となっており、館内に足を踏み入れる前から草間が織りなす世界観を楽しむことができる。ブレイクの糸口となった無限の網シリーズ続く第1会場では、まずはじめに見る者を非日常の空間へと誘う近作のインスタレーション作品の数々が展示される。そこから一気に時代を遡り、1957年に渡米する以前の貴重な作品をはじめ、ニューヨークでブレイクのきっかけとなった無限の網シリーズやソフト・スカルプチャー、帰国後の活動の幕開けとなったコラージュ、網目や水玉の無限性、立体作品を目にすることができる。最新シリーズ、わが永遠の魂徐々に暗闇の空間へと導かれていくのが、第2会場。そこでは、光と鏡で無限性を表現した立体作品が深遠なる世界へと誘い込む。暗闇を抜けると、ひときわ明るい巨大空間が広がり、2009年から手がける最新シリーズ「わが永遠の魂」が並ぶ。すでに制作枚数が550枚を超えたというこのシリーズのうち、今回は約70点を展示予定。さらにその約半数が日本初公開作品で、中には世界初公開となる貴重な作品も目にすることができる。シリーズの中でも注目は、《落魄の墳墓、そして私の心の貧しさだけが全身を支配しているのだ》。草間彌生がデザインを担当した、二月大歌舞伎で行われる松本幸四郎ら親子三代の襲名披露興行の祝幕にあしらわれた作品の1つだ。日本初公開のミラールーム最後の空間に展示されるのは、中に入って鑑賞できるミラールーム《南瓜へのつきることのない愛のすべて》。日本初公開となるこの作品の中に無限に広がる光景はどんな世界なのか、期待が高まる。オリジナルグッズの販売も会期中は、展示で紹介する草間彌生作品などをあしらったグッズを扱うショップを特別に設置する。1月20日(土)から販売されている先行前売券とセットになっている「新・YAYOIちゃんプラッシュ」松本限定版が登場するほか、オリジナルグッズや関連書籍なども展開される。なお、今回の展覧会場の風景写真も収録した展覧会図録は、4月以降に販売される予定だ。【詳細】草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて会期:2018年3月3日(土)~7月22日(日)会場:松本市美術館住所:長野県松本市中央4-2-22休館日:月曜日 ※4月30日、5月7日、7月16日は開館開館時間:9:00~17:00※土曜日は19:00まで開館。3月3日(土)は21:00まで開館延長。※入場はいずれも閉館の30分前まで。観覧料:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 800円(600円)※()内は前売・20名以上団体料金※中学生以下無料、障害者手帳携帯者とその介助者1名無料プレイガイド:松本市美術館、セブンチケット、ローソンチケット、展覧会ホームページ、チケットぴあ、イープラス、CN プレイガイド、JTB、チケットスター※前売券販売期間(先行販売を除く): 2月1日(木)~3月2日(金)※3月3日(土)以降は当日券のみ販売、団体券は松本市美術館のみ取扱い■「新・YAYOIちゃんプラッシュ」付き先行前売券 2,200円(税込)販売期間:2018年1月20日(土)~3月2日(金) ※売り切れ次第終了※セブンチケット、ローソンチケット限定※プレイガイド購入時に観覧券とプラッシュ引換券を発券。プラッシュは展覧会会期中に松本市美術館総合窓口にて引き換え。※新・YAYOI ちゃんプラッシュ(松本限定)は会場でも販売予定となっているが、生産数に限りあり。確実な入手を希望する場合はセット前売券の購入推奨。 【問い合わせ先】松本市美術館TEL:0263-39-7400
2018年01月20日誰にでもある手のコンプレックス。ネイルで綺麗に解消したい!爪が小さい、指が太い、手のしわが気になる…。コンプレックスって数え出したらキリがないですよね。特に冬は乾燥も手伝って、増々自信がなくなっちゃう。今回はコンプレックスごとに、今付けたい旬なネイルをご提案します。「ちび爪さん、指太さんの救い主は、ベイビーブーマー」ただいまサロンでも大流行中、私の手にも付いているのがベイビーブーマー。ピンクベージュとソフトホワイトのグラデーションスカルプチュアで、手元がふんわり優しい印象になります。長さも自由自在、ピンクベージュの助けで指長効果もあるので、手先がほっそりエレガントにキマリます!ショートに作ってオフィスネイルに、ロングでパーティースタイルにと万能デザインです。ベリーショートネイルをポップにキメて、自慢したい!「ベリーショートネイル、小さな手にぴったりな水玉ネイル」アーティストの草間彌生氏の影響で、デザイン界には水玉ブームが来ています。この水玉、どんなファッションにも似合ってしまうフォトジェニックさん。洋服はもちろん、和服にだってOK!とってもインパクトがあるので、超短いネイルや手が小さい方も印象的な指先を演出できます。ここは潔く、紅白の水玉が冬っぽい。大きな手をエレガントに女っぽくアピールしたい!「大きな手にはちょこっとグラデとシンプルアート」ゴールドは黄色人種の日本人にとって、肌に柔らかになじむカラー。グラデーションする幅も狭くすれば、それだけで手を小さく見せてくれます。最近はやりの極細フレンチもいいですね!ネイルの形は、緩やかな円を描くラウンドがおすすめ。極めつけにシンプルではっきりしたネイルアートを1、2本。とてもいいアイキャッチになって女らしさアップ↑この時期おすすめは椿の花。オフィスネイルにも、和装にも、ピリッとしたブラック一色のファッションにも似合う!2月末までOKなデザインです。1人1人、みんな手や爪のコンプレックスはあるけれど、それを美しく解消してくれるのがネイルサロンです。コンプレックス解消のヒントをお気に入りのサロンで聞いてみてくださいね。人に自慢したくなるようなネイルを身に着けて、やっぱり今日のあなたもきれいですよ~!ネイルデザイナー/田邉薫(mini-ka SURGA)
2018年01月19日芸術家の草間彌生が生誕の地、長野県・松本にある松本市美術館にて「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」を、3月3日から7月22日まで開催する。草間 彌生©YAYOI KUSAMA同展は松本市の市政施行110周年と、松本市美術館の開館15周年を記念し特別単独開催が決定したもの。草間彌生はこれまで開館記念展から始まり、2005年「草間彌生の魂のおきどころ」、2012年の「草間彌生 永遠の永遠の永遠」と松本市美術館にて3本の展覧会を開催してきた。幻覚体験の恐怖から逃れるために無我夢中で描き続けた草間彌生は、世界の芸術家としての地位を掴み取り、世界各地で行われる草間彌生の展覧会は入場者数の記録を塗り替えている。なぜ草間彌生は世界の人々に、かくも熱狂的に迎え入れられるようになったのか。戦争で失われた青春、平和。そして、愛。草間が芸術を通じて語るのは、人間にとってもっとも普遍的、かつ大切なメッセージでもある。《大いなる巨大な南瓜》2012年時の展示風景より©YAYOI KUSAMA1月20日より先行前売り券(税込2,200円)の販売がスタート。国立新美術館で開催された展覧会「草間彌生わが永遠の魂」で限定販売され、会期終了を待たずに売り切れるほど大好評だったキーホルダーの新バージョン「新・YAYOIちゃんプラッシュ」がセットになっている。「新・YAYOIちゃんプラッシュ」付き先行前売り券の取り扱いはセブンチケット、ローソンチケット限定にて3月2日まで販売、売り切れ次第終了。なお、一般前売り券は2月1日から販売開始する。【イベント情報】草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて会期:3月3日〜7月22日会場:松本市美術館住所:長野県松本市中央4-2-22時間:9:00〜17:00(土曜日は19:00まで、3月3日は21:00まで、入館はいずれも閉館の30分前まで)料金:一般1,200円 大学生・高校生800円(中学生以下無料、障害者手帳携帯者とその介助者1名無料)休館日:月曜日(ただし4月30日、5月7日、7月16日は開館)
2018年01月18日2017年もたくさんの商業施設がニューオープン! 街並みを変えるような大規模な再開発が都内のいたるところで見られました。もう行った方も、まだ行ってないという方もお正月休みの機会に要チェック。建物のデザインも一見の価値あり! ギンザ シックス:2017/4/20オープン■ギンザ シックスの中が明らかに! 衣・食・遊まで徹底的に大解剖(全貌ガイド)銀座6丁目にオープンしたギンザ シックス。ラグジュアリーブランドの旗艦店をはじめとする241店舗が出店し、草間彌生のオブジェ展示や観世流の拠点「観世能楽堂」を擁するなどアートへの造詣も深い、銀座最大級の商業施設だ。グルメ、ショッピング、アート鑑賞と異なるジャンルの視点でご紹介。赤坂インターシティAIR:2017/9/29オープン■赤坂・虎ノ門エリアに緑に囲まれた複合商業施設「赤坂インターシティAIR」開業! 入居店舗はディーン&デルーカの新業態など赤坂・虎ノ門エリアにオープンした複合商業施設「赤坂インターシティAIR」は、レストラン・カフェが15店舗が入った溜池山王駅直結の新ランドマーク。「アーティザン テーブル・ディーン&デルーカ」や、新感覚のハワイアン料理が楽しめる「マウカキッチン」など、緑豊かな公園を望む敷地内に展開する。上野フロンティアタワー:2017/11/4オープン■上野フロンティアタワー内部を解剖! 入居する大人のパルコ「パルコヤ」って?上野にオープンした“大人のパルコ”をコンセプトにした「パルコヤ(PARCO_ya)」は、68のテナントが出店する複合型商業施設。6階のグルメフロア「口福回廊」に初ビルイン出店する「うえの やぶそば」、1階には予約困難の日本料理店「くろぎ」が新業態となる和スタイルのカフェ・バー「廚 otona くろぎ」が出店。地下1階ではパンダグッズも多数取りそろえる。カシカ:2017/11/9オープン■新木場に複合型の新スポット「カシカ」誕生! 薬膳カフェやギャラリー、古道具のリプロダクトショップ「生きた時間と空間を可視化する」をコンセプトに、家具やプロダクト、アートやデザイン、職人や工房、食、健康、映像、声など、多様な時代/地域/人によって生み出されたモノゴトが一同に集まるコンプレックス・スペース「カシカ(CASICA)」が、東京・新木場にオープン。ギャラリー、カフェ、古道具の修理も行うアトリエの他、撮影スタジオやレコーディングルームも併設された複合型ショップとなっている。再開発が続く街、渋谷 100BANCH:2017/7/7オープン■渋谷再開発! パナソニック、ロフトワーク、カフェ・カンパニー3社が未来へ続く実験場「100BANCH」をオープンパナソニック株式会社と株式会社ロフトワーク、カフェ・カンパニー株式会社の3社が合同でJR渋谷駅新南口エリアに開設した「100 BANCHI(ヒャクバンチ)」は3フロアからなる複合施設。1階は未来に向け新たな食の体験を探求するカフェスペース「KITCHEN」、2階はさまざまなプロジェクトが同時多発的に展開するプロジェクトメンバーのためのワークスペース「GARAGE」、3階はパナソニックが次の100周年を創り出すためのコラボレーションスペース「LOFT」となっている。渋谷キャスト:2017/4/28オープン■渋谷、原宿、青山、表参道をつなぐ複合施設「渋谷キャスト」がオープン! カフェやシェアオフィス、住居がひとつに渋谷と原宿をつなぐキャットストリートの入り口にオープンした「渋谷キャスト」は、東京都が主催する「都市再生ステップアップ・プロジェクト」の一環として作られた全17フロアからなる複合施設。クリエイターの交流を活性化させるシェアオフィス&カフェやレジデンス、ITやアパレル企業のオフィス、多様なイベントに活用できる多目的スペースなどの施設が充実したビルとなっている。TRUNK(HOTEL):2017/5/13オープン■TRUNK(HOTEL)潜入レポート! “ソーシャライジング”をコンセプトにした新感覚ホテルが渋谷に誕生■TRUNK(HOTEL)でグルメやショッピングを楽しむ。旅の記憶に残るブランチ、団子、串焼き渋谷の神宮前にオープンしたTRUNK(HOTEL)は、宿泊、ブライダル、レストラン、グッズショップの施設を備えた新しいタイプのホテル。“ソーシャライジング”をコンセプトに、ホテルのロゴや部屋のインテリア、アメニティーグッズの数々がTRUNK(HOTEL)のコンセプトに共感したパートナー企業とともに開発したもので揃えられている。モダンなチャペルや廃材を利用したインテリアの設えも要注目だ。
2017年12月28日色彩と水玉が無限に広がる草間ワールド!「草間彌生美術館」東京・牛込に誕生した草間彌生美術館で、開館を記念した特別展「想像は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」が開催しています。さっそく突撃して足を踏み入れた瞬間、世界を魅了し続ける前衛芸術家の独創的な世界観に、思わず圧倒。フリーハンドで描いたドローイングを版画にした連作50点「愛はとこしえ」シリーズは、自分の周りを不思議なモチーフでぐるりと囲まれ、異世界に飛び込んだような気分に。ミラールームではビビッドなかぼちゃに囲まれ、気づけば自分が草間ワールドの一部になっていました。キュートなスヌーピーミュージアム特別展「Love is Wonderful –恋ってすばらしい。」肌寒く人恋しくなる秋にぴったりの胸キュンスポット、スヌーピーミュージアム特別展「Love is Wonderful –恋ってすばらしい。」は、乙女心をくすぐられてときめきが止まらない!場所は六本木・スヌーピーミュージアム。主人公チャーリー・ブラウンとルーシーのかわいらしい恋の物語が空間いっぱいに描かれていて、ついつい感情移入してしまいます。行くだけでときめき気分に浸れるパワースポットです。デザインに「ふれる」24日間! 話題の体験型デザイン展示六本木・東京ミッドタウンで開催中のイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」。普段は「見る」ことが多いデザインを実際に「ふれる」ことで、デザインの魅力や可能性を身近に感じることが出来るのだとか。面白いのは、きらめくイルミネーションのビニールハウス! なんと、さつまいもや、ミニトマト、ミニだいこんなどが実際に栽培されています。イルミネーションと野菜のコラボは、今までに感じたことのない異空間を演出。実際に体験してアートに触れることで、より身近な存在に感じました。横浜の街全体がアート展に!「横浜トリエンナーレ」アイ・ウェイウェイ(艾未未)《安全な通行》2016《Reframe》2016ヨコハマトリエンナーレ2017展示風景(横浜美術館)©Ai Weiwei Studio港町・横浜の大規模なアートの祭典「ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス」は、個展が集まったような雰囲気で1日中アートを満喫できます。それぞれの作品が互いに影響し合うアート空間が斬新で、美術館入口の柱を利用した巨大インスタレーション作品《安全な通行》は見上げてため息をついてしまうほどの存在感。難民問題を表現するなど、深く心に切り込んでくる作品ばかりで、世界を見る目が変わります。騙されて楽しい新体験「驚異の超絶技巧! -明治工芸から現代アートへ-」日本橋の三井記念美術館で開催中の、日本の工芸作品が一堂に会する特別展示「驚異の超絶技巧! -明治工芸から現代アートへ-」。どれもギミックなのですが、じーっと見ても本物に見えてしまうほど精巧。騙されて心地いい、そんな巧みな技術が光る展示品ばかりで目を丸くしっぱなしでした。花から葉の葉脈、ツタまで繊細に作り込まれた超絶技巧作品《胡瓜》は感動的!アートの真髄を体感できます。文/萩原かおり
2017年10月23日フランスの宮廷文化を代表する磁器「セーヴル」の300年に迫る展示会2010年、国立セーヴル磁器製作所と国立セーヴル陶磁美術館が統合され「セーヴル陶磁都市」という新組織になりました。本展は、「セーヴル陶磁都市」の所蔵する名品・優品を約130点展示し、およそ300年におよぶセーヴル磁器の創造の軌跡を紹介する日本で初めての展覧会となります。国立セーヴル陶磁美術館のコレクション展が日本で開催されるのは、20年ぶりのことです。1740年、パリ東端のヴァンセンヌに誕生した軟質磁器製作所は、フランス国王ルイ15世(1710~74)の庇護を受けてパリ西端のセーヴルへ移転し、王立磁器製作所に成長しました。宮廷の彫刻家や画家たちが次々に考案する、洗練された形や絵柄。磁器というデリケートな素材の上に、いかなる形や絵柄も実現する、技術者たちの卓越した妙技。両者の真剣勝負が創り出すセーヴル磁器は、優雅で気品に満ち、またたく間にフランス内外の王侯貴族を虜にしました。以来、セーヴル磁器製作所は今日までヨーロッパ磁器の最高峰の一つに君臨しています。セーヴルの「18世紀」「19世紀」「アール・ヌーヴォーとアール・デコ」「1960年代~現在」の4章で構成セーヴルが協力芸術家として史上初めて受け入れた外国人は、日本の彫刻家・沼田一雅(1873~1954)でした。現在も日本の著名な芸術家・デザイナーたちとのコラボレーションは続いています。本展ではセーヴルと日本の交流についても作品を通じてご紹介します。創立から現在まで、常に時代の先端であり続ける「磁器芸術」セーヴルの姿を堪能できます。第1章 18世紀のセーヴル ---王の磁器---16世紀にポルトガルが、次いで17世紀にオランダがヨーロッパにもたらした中国磁器は、王侯貴族の間で大流行し、ヨーロッパ各地で中国磁器製作の秘術が探求されました。その結果まず完成したのが、16世紀イタリアのメディチ磁器をはじめ各地で製作された軟質磁器です。セーヴル磁器製作所の前身であるヴァンセンヌ製作所は、1740年、パリ東端に位置するヴァンセンヌの城の塔内で、軟質磁器の製作所として設立されました。ルイ15世の庇護の下、1756年に規模を拡大してパリ西端のセーヴルに新築・移転、王立セーヴル磁器製作所となりました。やがて、中国磁器のようにカオリンを用いた硬質磁器がヨーロッパでも製作できるようになりました。その嚆矢はザクセン公国が1710年に設立した、マイセン製作所です。セーヴルが硬質磁器の製作に成功したのは、公式には1770年のことでした。セーヴルを象徴する濃く麗しいブルーの地色の誕生セーヴルは当初、マイセン磁器を手本としていました。しかし1751年、ルイ15世の寵姫・ポンパドゥール夫人がセーヴル磁器に興味を示すようになると、マイセン磁器の模倣を止め、ポンパドゥール夫人(1721-64)の好みに応えて独自のスタイルを創出していきます。当代一流の宮廷芸術家たちが次々に新しい形と意匠を提案し、卓越した技術を持つセーヴルの技術者たちが磁器という素材の上に実現しました。その結果、セーヴル磁器に特徴的な、愛らしい子供たちや優雅な庭園を主題にした作品が生まれました。よりリアルな絵画表現のため無数の色絵具の新色が開発され、さまざまな壺や、大理石を思わせる無釉白磁のビスキュイ彫刻、セーヴルを象徴する濃く麗しいブルーの地色も誕生しました。本章では、セーヴルの芸術的挑戦が創り出し、18世紀の宮廷人の心を虜にした食器セット、壺、テーブルセンターピースなどをご紹介します。セーヴルのスタイルは東洋への憧れからもマイセン風からも脱却して、フランス独自の磁器芸術として 歩み始めたのです。パーヴェル・ペトロヴィチのティーセット 1772-73 年ⓒRMN-Grand Palais (Sèvres, Cité de la céramique) /Droits réservés / distributed by AMF ※無断転載禁止第2章 19世紀のセーヴル ---ブロンニャールと製作所の成功---フランス革命(1789~99)に端を発した大きな政治的混乱にもかかわらず、セーヴルは国有の製作所として存続しました。1800年から1847年まで所長を務めたアレクサンドル・ブロンニャール(1770~1847)は、19世紀の製作所を黄金期に導きました。鉱山技術者であると同時に鉱物学、地質学、動物学の研究者でもあった博識なブロンニャールの業績は、大きく4つに分けられます。第一に、鳥類学・植物学・地形測量学など広範な分野の知見を加えて、形や装飾を一新したこと。第二に、教育・技術双方に資するフランス初の陶磁とガラス専門の美術館を1824年に設立・公開したこと。第三に、画期的な製造技術を導入したこと。最後に、ステンドグラスや銅胎七宝など、磁器以外の火を用いる芸術分野にも挑んだことです。ブロンニャールの死後も、新技術の開発は盛んに推し進められました。一方造形面では、歴史主義の時流に倣い、装飾過剰とさえ言えるスタイルに達しました。製作所と美術館が現在の地に移転したのもこの頃(1876年)です。本章では、ブロンニャール時代の食器セットや壺などを中心として、広範な学問分野にまたがる豊かな知識とすぐれた技術が結晶した、19世紀のセーヴルの魅力をご紹介します。デザート皿《デュプレシ准将の戦闘と死》(エジプトのセルヴィスより)ジャック・フランソワ・ジョゼフ・スウェバー、ドミニク・ヴィヴァン・ドゥノン、アレクサンドル・テオドール・ブロンニャール(父) 1811年 セーヴル陶磁都市© RMN-Grand Palais (Sèvres, Cité de la céramique) / Martine Beck-Coppola / distributed by AMF※無断転載禁止第3章 20世紀のセーヴル ---アール・ヌーヴォーとアール・デコ---19世紀後半、セーヴルを含む欧米諸国、日本、中国の陶磁器製作所は、万国博覧会で作品が一堂に会したことで互いに大きな刺激を受け、技術と芸術性の双方において競い合いました。ジャポニスムが隆盛をみたのもこの頃です。1897年に製作所の芸術部長に任命されたアレクサンドル・サンディエ (1843~1916)は、アール・ヌーヴォー様式を取り入れます。滑らかで洗練されたフォルム、植物を主要なモチーフとし左右対称性を強調した図案、各作品の形態に最も適した技法で施された装飾。すべてが完璧なレベルで調和した新しい作品群が誕生しました。それらは1900年のパリ万国博覧会において絶賛を博し、特にアガトン・レオナール(1841~1923)の優美で華やかなテーブルセンターピース「スカーフダンス」は、大きな評判を呼びました。ジャポニスムやアール・ヌーヴォーを経て、それまで外国人に門戸を開くことのなかったセーヴルが、1904年に外国人初の「協力芸術家」として日本の彫刻家・沼田一雅(ぬまたいちが)を受け入れたのは特筆すべきことです。一雅が提案した女性像や動物像はビスキュイ彫刻となり、その原型は今も大切に保管されています。一雅は、現在まで続く日本とセーヴルの交流の端緒とも言えるのです。1920年代には、形はさらに簡潔になり、装飾は幾何学的になって、質感や色彩の洗練が進みました。いわゆるアール・デコ様式の採用です。1920年に着任した所長、ジョルジュ・ルシュヴァリエ=シュヴィニャール(1878-1945)は、著名な芸術家、建築家、室内装飾家に協力を求め、1925年のパリ近代装飾美術産業博覧会では、斬新な形の壺や照明器具などを発表しました。そこで大きな成功を収めた製作所は、朝香宮邸(現・東京都庭園美術館)などの重要な発注を受けるようになりました。本章では20世紀前半のセーヴル黄金期を築いたアール・ヌーヴォー様式とアール・デコ様式から選りすぐりの作品と、彫刻家・沼田一雅の作品をご紹介します。ダンサーNo.14(テーブルセンターピース「スカーフダンス」より)アガトン・レオナール 1899-1900年 セーヴル陶磁都市© RMN-Grand Palais (Sèvres, Cité de la céramique) / Martine Beck-Coppola / distributed by AMF※無断転載禁止第4章 現代のセーヴル ---ゴーティエの時代、現代の芸術家との協力---1960年代以降のセーヴル製作所は、歴代の名品の復刻を続ける一方、現代の著名な芸術家を招き、さらに魅力的な磁器芸術を創出することにも力を注いでいます。1963年に着任した所長セルジュ・ゴーティエ(1911~2004)は、フランスで活躍していた高名な抽象芸術作家たちに声をかけ、セーヴルに新しい現代性を吹き込んでくれるよう依頼しました。それに応え、アレクサンダー・カルダー(1898~1976)やセルジュ・ポリアコフ(1900~69)、エティエンヌ・アジデュ(1907~96)は、真っ白なカンヴァスに向かうがごとく、磁器の皿の上に描きました。またジャン・アルプ(1886~1966)は、彼の詩的で超現実的な世界観を象徴する、優雅な曲線で構成された壺を創作しました。ゴーティエの方針は受け継がれ、今日まで数々の有名な芸術家がセーヴルに新たな着想をもたらしました。時には製作不可能な空想にすら見えるアイデアを、セーヴルは技術と情熱の限りをつくし、磁器で実現しました。その挑戦が、新たな色、着色技法、素地についての研究をも進歩させることになりました。例えばルイーズ・ブルジョワ(1911~2010)の《ネイチャー・スタディ》、草間彌生(1929~)の《ゴールデン・スピリット》のように謎めいた彫像や、エットレ・ソットサス(1917~2007)のテーブルセンターピースのように自由に配置を変えられる、機能性を兼ね備えた作品もあります。これらは、セーヴル磁器の伝統的な「食卓の芸術」をすでに超越しています。《ゴールデン・スピリット》草間彌生 2005年 セーヴル陶磁都市 © Sèvres, Cité de la céramique, Dist. RMN-Grand Palais / Gérard Jonca / distributed by AMF※無断転載禁止本章では、建築・彫刻・絵画・デザインなど各分野の第一線で活躍する芸術家の自由な発想から生まれた、1960年代以降の作品をご紹介します。「六本木開館10周年記念展 フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年」 開催概要会 期:2017年11月22日(水)~2018年1月28日(日)主 催:サントリー美術館、TBS、朝日新聞社企 画:セーヴル陶磁都市構 成:サントリー美術館会 場:サントリー美術館 (港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 )開館時間:10時~18時※金・土および11月22日(水)、1月7日(日)は20時まで開館。ただし12月29日(金)は18時まで開館。※いずれも入館は閉館の30分前まで休 館 日:火曜日(ただし1月2日、9日、16日、23日は18時まで開館)、12月30日(土)~1月1日(月・祝)入 館 料:一般1300円、大学・高校生1000円、中学生以下無料お問い合わせ先TEL.03-3479-8600
2017年10月21日とことん草間ワールド! 日本を代表する新アートスポット誕生どこまでも果てしなく増殖する水玉、ビビッドなカラー…壮大な独自の芸術で世界を席巻する前衛芸術家・草間彌生。彼女の作品が結集した「草間彌生美術館」が、満を持して東京・牛込に誕生しました。開館を記念した特別展「想像は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」が、2017年10月1日(日)から2018年2月25日(日)まで開催中です。本展は最新絵画シリーズ《わが永遠の魂》を中心に、選りすぐりの代表作から最新作品までを展示した美術館のこけら落とし展。限られたスペースで安全で快適に作品を楽しむために、入場は完全予約制(1日4回入れ替え)となっています。とことん草間ワールドを体感できる本美術館は、芸術ファンはもちろん、パワーや情熱を感じたい人々にぴったりの新アートスポット。記念すべき特別展で注目したい作品の一部をご紹介します。生命賛歌を謳い続けて 《愛はとこしえ》フリーハンドで描いたドローイングを版画にした連作50点「愛はとこしえ」シリーズ。本展ではうち27点をぐるりと取り囲むように展示しました。線や水玉、紋様の反復や集積といった草間ワールドを代表するモチーフをはじめ、宇宙人のような摩訶不思議なキャラクターも登場します。作品を通してずっと「愛」について表現し続ける草間の情熱が、部屋いっぱいに溢れています。草間彌生の集大成がここに 《わが永遠の魂》2009年から制作をはじめ、今もなお新作が発表し続けられている「わが永遠の魂」シリーズ。1日1点か2日1点という驚異的な速さで制作が進む本シリーズから、選りすぐりの16点が展示されています。まるで色彩が爆発しているかのよう。アクリル絵の具で描かれた“草間ワールド”は、まさに彼女の集大成。芸術家としての飽くなき挑戦と創造の闘いを全身で感じられるはずです。いつの間にか作品の一部に… 《無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでいく》体感型インスタレーション「ミラールーム」は草間の代表的な表現方法のひとつ。無限に増殖するモチーフを体感することのできる最新作《無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでいく》が登場しました。本作はオレンジ色に瞬くかぼちゃが、闇にどこまでも広がっていく世界を表現したインスタレーション作品。鑑賞者と作品の境界線をなくしてしまうような、そこはかとないエネルギーと不思議な力が詰まった空間がありました。文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:草間彌生美術館開館記念展「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」催行期間:2017年10月01日 〜 2018年02月25日住所:東京都新宿区弁天町107電話番号:(03) 5273 1778 (開館日の11:00~17:00)
2017年10月20日