「いまの彼女は子育て最優先。仕事で夜遅くなるときには、翌日の仕事は“夕方まで”と決めて、スケジュールを組んでいます。週末は基本的にオフにして公園やヒーローショーに行き、子どもたちがやりたいことに全力で付き合ってあげるそうです」(テレビ局関係者) 17年3月、カリスマヘアメイクアーティストの菊池勲氏(47)と離婚しシングルマザーとなった小倉優子(36)。 離婚成立後は、長男(5)と次男(0)のことを考え、新しいマンションに引っ越している。オリコンリサーチ調べの『好きなママタレ』1位にも選ばれ、この半年で70本以上のテレビ番組に出演。多忙な日々を送っている。 「引っ越しの際、元夫の私物はすべて処分し、彼女自身の服でも菊池さんとの思い出が残るものはリサイクルショップへ持って行き、“断捨離”をしたそうです。新居には『ものがないの!』と友人たちに笑って話しています。離婚後は仕事が忙しすぎて自分の時間が持てず、毎日の買い物にも宅配を利用し始めました。それでも長男と一緒に書く絵日記は毎日欠かさず、その日に幼稚園で誰とどんな遊びをしていたのか、コミュニケーションを取りながら2人で書いているそうです」(前出・テレビ局関係者) 仕事と重なってどうにもならないときだけ、ベビーシッターや母親の手を借りるが、育児も家事もほとんど1人でこなしているという。もともと育児本や料理本などを出版し、ママタレとして安定した人気があった彼女。 「小倉さんは“良妻”のイメージを守って離婚できたため、ママタレとしての需要は高く、皮肉にも離婚で好感度がさらに上がりました。本人も『今は働くとき!』と割り切って頑張ってます。子育てに励みながら仕事をこなす姿には、女性からの支持が高く、実際、年明けから2つのバラエティ番組でレギュラーが決まっています」(別のテレビ局関係者) いっぽう、小倉の後輩アイドルと“ゲス不倫”をして離婚原因をつくった元夫の菊池氏はといえば――。 「仕事は順調で、今年7月には美容室をさらに1店舗オープンしました。さすがに懲りたのか、派手な場所にも顔を出さず仕事に打ち込んでいるようです。ただ、離婚後は子供たちにはあまり会えていないようです」(美容関係者) “ゆうこりん”から立派な母親に成長した小倉。一家の大黒柱として、懸命に働く日々は続く――。
2017年12月18日日本テレビ深夜ドラマ「シンドラ」枠にて放送中、「Sexy Zone」菊池風磨が主演にしてたったひとりの出演者を務める「吾輩の部屋である」。この度、本作の主題歌を担当している「Sexy Zone」のメンバーが、10月23日(月)放送の第6話以降、声のゲストで登場することが分かった。■ドラマ「吾輩の部屋である」って?ドラマは、アパートの一室を舞台に、男子大学院生の日常を描く物語。菊池さんが演じる1人暮らしの主人公・鍵山哲郎に、“家具”たちがツッコミを入れるというスタイルが展開されており、そのツッコミ要員が「豪華すぎる!」と話題となっている。レギュラーとしては、カバの置物として林家木久扇、炊飯器を賀来千香子、照明をミッツ・マングローブ、ビンたちを山寺宏一が好演。この4つの家具のほかにも、各話色々な家具が主人公にツッコミを入れている。そして今回、「Sexy Zone」のメンバー4人が、6話から9話までの1話につき1人ずつ登場!本ドラマ撮影現場で、主題歌「ぎゅっと」の取材を受けていた「Sexy Zone」のメンバーが、菊池さんから突然の「声の出演をお願いしたい」というオファーにより今回のゲスト出演が実現。誰が何話で、何役に挑戦するのかは、ぜひ放送で確認してみて。■「Sexy Zone」メンバーからコメント到着!菊池風磨(鍵山哲郎役)自分の主演ドラマに、自分のグループの主題歌が流れるというだけでもすごく嬉しいことだと思っていたのに、声の出演とはいえメンバー全員が出るなんて!最初に、メンバーの出演をどう思うかとプロデューサーさんに聞かれて「え~?」と言いながら、本当にすごく嬉しかったです。オファー前に、きちんとドラマ見てるかメンバーには聞きましたけど、約2名まだ見てないヤツがいたのでそこは注意しておきました!中島健人オファーを受けて一瞬でワクワクしました。Sexy Zoneとしてドラマに携わることができて本当に嬉しかったです。菊池のお芝居で笑ってしまいそうになるのを堪えて、声の出演にチャレンジしました!ヤバいくらいめちゃめちゃ楽しかったです。菊池風磨with Sexy4をぜひお楽しみください!佐藤勝利台本を風磨くんに渡されて、10秒で「はい、撮るよ」って緊張がヤバかったです(笑)でも風磨くんの主演のドラマに僕含めSexy Zone全員で出るっていうのは、凄いことだと思いました。それが本当に嬉しいです。この作品が声の出演の代表作になるように頑張らせていただきました!マリウス葉声のオファーを受けて自分の役を聞いて、「なるほど!僕だからこの役!」と納得しましたし、すごく嬉しかったです。風磨くんに色んなアドバイスをもらったので、みなさんの心に残るような良いキャラが演じられたと思います!メンバーが全員いる中でアフレコをしたのは初めてで、みんなのお芝居を生で見ることができ、普段見ないメンバーの顔を知ることができたのも嬉しかったです。松島聡人生で一度はアフレコをやりたいと思っていたので、風磨くんのドラマを声のお仕事の出発点にできて感無量です!ものすごく緊張したし、役がモノなので感情を入れるのが大変でしたが楽しかったです。普段やらない声色に挑戦したり、風磨くんのお芝居の色んな引き出しも見られたり、とても勉強になりました!「吾輩の部屋である」は毎週火曜日0時59分~日本テレビにて放送。※Huluにて配信中。(cinemacafe.net)
2017年10月18日アイドルグループ・嵐の松本潤と、女優の有村架純が16日、映画『ナラタージュ』(10月7日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶に、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村架純)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。撮影で学んだことについて、松本は「お芝居をさせてもらう時の表現の幅が広がったんじゃないかな」と振り返る。「演技のやり方もだいぶ削ぎ落とした方向」と語り、「全然違う役をできるようになったらいいなという風に思います」と今後の役柄にも思いを馳せた。また有村は「映画の面白さを改めて感じた」という。「お芝居って作品が終わるまであまり楽しいとは思わないんですけど、いろんな葛藤をしながら作品を作る楽しさを、改めて感じました」と魅力を表し、「いろんな出会いや発見をくれた作品でもあったので、撮影から今日まで、とても充実した時間でした」と語った。一方、行定監督が「首がつながった。これ当たんなかったら、路線変えようと思ってたんだよね」と明かすと、松本は「マジっすか!? 大胆発言ですね」と驚いた様子。行定監督は「人間関係の曖昧さが好きなんです、僕は。映画だからできることだと思っていて。わかりやすくしなくてもいいし、暗闇の中で2時間くらい没頭してもらいたいという気持ちがあるんですよね。物語じゃないものをみんなが感じ取ってる」と映画の良さについて持論を展開した。行定監督が「これが当たらなかったら、超ジェットコースタームービーみたいなものを撮ろうかと……」と実は持っていた構想を披露すると、松本は「真逆ですね」と苦笑。監督は「皆さんが観ていただいたってことで、もうちょっとこういうのをやっていける期間が延びた」と感謝した。さらに監督は「映画がキャストによって救われれる瞬間があるものなんですよ」と2人にも感謝。「このキャストに出会うために10数年間、成立しなかったんだろうな、待ってたんだろうなと思います」と語り、2人のおかげで大規模公開できたため「たくさんの人に映画を観て欲しいという思いがあったので、感謝しています」と改めてお礼の言葉を述べた。
2017年10月16日女優の有村架純が、都内で行われた映画『ナラタージュ』(10月7日公開)の「一生に一度の恋をした人限定!スペシャル試写会」に、松本潤、坂口健太郎、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。印象的なシーンを聞かれた松本は「架純ちゃんの表情が崩れる姿ですかね」とピックアップ。「体当たりで演じられてる分、如実に出てるので。観てる皆さんが共感してくれるんじゃないかなと思います」と語る。松本の言葉を受けて、有村は「葉山先生に対して『なんなんだろうこの人は』って思いもあったし、複雑ですね」と撮影中の役の心境を振り返った。有村は同じ質問に対して「泉が葉山先生に対して『聞いてることと違うぞ』と思うところ。そこがわかってから、問い詰めるんじゃなくて、わかった上で寄り添う」と説明。行定監督は有村の回答を聞いて「『なんか違うぞ?』という時の架純ちゃん、すげー怖い」とニヤリと笑顔を見せた。一方行定監督は、作中で泉が見せた土下座シーンを挙げる。「ここはクライマックスの前だから、あんまり盛り上がっちゃいけない感じもするけど、なんか痛いよね」と語ると、松本と坂口も無言で頷く。行定監督はさらに「女性が土下座するんですよ。とんでもないですよね。けど切ないね」としみじみ。「(相手側との関係性が)SなのかMなのかとか、ねじれまくってる。それが愛の表現だと言ってしまえば、すごい究極」と語り、「土下座が見所ですね」とアピールした。
2017年09月27日一生に一度のすべてを捧げた恋を描いた映画『ナラタージュ』の完成披露試写会舞台挨拶が8月23日(水)、都内にて行われ、出演する松本潤、有村架純、行定勲監督が登壇した。大人の男を演じた松本さんは、行定監督に「今日、明らかに(劇中と)違うよね。声かけづらかったもん。嵐の松潤がいるよ」と言われると、「まあ、嵐ですけど(笑)」と余裕の笑み。さらに、行定監督が「葉山先生は親近感がある」と続ければ、松本さんは「僕、親近感がないみたい、やめてくださいよ(笑)」と、タジタジになっていた。『ナラタージュ』は、『陽だまりの彼女』以来4年ぶりとなる松本さんの主演映画。2006年版「この恋愛小説がすごい」第1位となった島本理生による同名小説の映画化で、たとえ許されなくてもすべてを捧げた衝撃の純愛を描く。大学2年生の泉(有村さん)のもとへ、高校の演劇部の顧問教師・葉山(松本さん)から、後輩の卒業公演に参加してくれないかと誘いの電話がくる。葉山に特別な想いを抱いていた泉は、再会により気持ちが募っていってしまうが…。行定作品に初出演となった松本さんは、参戦について「うれしかったです。プライベートで一度お会いしたことがあって、『いつか面白い作品があったとき、やれたらいいね』と言っていたので、思い出して本当に声かけてくださったんだなって」と感激の表情。同じく行定組に初参加となった有村さんも「ご一緒できるんだと、すごく感激しました。とても難しい役でもあったので、インするまでは緊張していました。現場では気は抜けなかったですけど、肩の力は抜けたと思います」とふり返った。この日は、8月30日に34歳の誕生日を迎える松本さんのために、サプライズでバースデーケーキが登場する一幕も。『ナラタージュ』にもじって「ナラタージュン」と描かれたケーキに、思わず笑みをこぼした松本さんは「まさか、タイトルと僕の名前でギャグができるなんて…祝っていただけてうれしいです!ありがとうございます!」と、赤いバラが施されたケーキの前で感激の様子。ちなみに、34歳の目標は「ぜひ映画がたくさんの方に観ていただけたらと、説に願います」と願をかけていた。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。(cinamacafe.net)
2017年08月23日「小倉さんは5月いっぱいで家族の思い出が詰まったマンションから引っ越しました。寂しい思いをさせた“パパ”をこれ以上、子供たちに思い出してほしくない。母親として“決意の行動”のようです」(テレビ関係者) 今年3月、ヘアメークアーティストの菊池勲氏(46)との離婚を発表した小倉優子(33)。離婚当時、慰謝料や養育費について、小倉に近い関係者は本誌にこう明かしていた。 「“慰謝料なし”で双方離婚に合意しましたが、慰謝料という名目ではないだけ。2人にはハワイに共同名義で購入した別荘があり、そのローン残額5千万円を菊池さんが全額支払い、小倉さんの単独名義にすることで慰謝料代わりにしました。さらに母子が住むマンションの家賃80万円と生活費20万円の合計100万円も、彼が毎月支払うことになったと聞いています」 あれから4カ月。その豪華マンションから小倉はすでに引っ越し、なんとハワイの別荘も売却したという。 「引っ越しもハワイの別荘売却も、すべては子供たちのためです。小倉さんは5歳の長男に離婚したことを説明したそうですが、パパがいない状況にあまりピンときていない様子だったとか。小倉さんは『ママがいるから大丈夫』と毎日言い聞かせたそうです。離婚後、小倉さんが芸能活動を本格化させると長男は『行かないで!』と泣くこともあったといいます。でも、いまではそんな長男が積極的に料理や掃除を手伝ってくれるそう。小倉さんは『たくましい!』と喜んでいますよ」(前出・テレビ関係者) 菊池氏の“浮気”が原因だったとはいえ、元夫と住んでいたマンションや別荘の売却は過去との“完全決別宣言”。すっぱり“元夫の残臭”を消し去った小倉は、前だけを向いて歩き始めていた――。
2017年07月20日グラビアアイドルの菊池梨沙がこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『Catch me』(発売中 4,104円税込 発売元:竹書房)の発売記念イベントを行った。同DVDは日大芸術学部に通学しながら芸能活動をしている菊池梨沙の初めてとなるグラビア作品。今年2月に訪れたバリ島で撮影され、家庭教師に扮した菊池が生徒の男の子を誘惑するというドラマ仕立てで、随所で面積の小さい水着を着用しながら上からB79(Eカップ)・W56・H80というスレンダーボディを露わにするなど、処女作からセクシーな仕上がりとなっている。初めてのグラビア撮影を「最初は抵抗があり、ポーズとか分からなくて人前が苦手でどうしようかと思ったんですが、皆さん優しくしてくれるうちに色んな自分が出せると思って楽しかったです」と笑顔を見せた菊池。内容について「私が家庭教師の先生になって年下の男の子に色んな罠を仕掛けて誘惑する作品になっています。テニスなどスポーツをしているシーンや洗車など、色んなシチュエーションがあります」と紹介。恥ずかしかったシーンとして「私はお尻が柔らかくて、下の水着がどんどん食い込んじゃうんです。動いている時にすぐメイクさんから『挟まってる!』と言われて何度も直されました(笑)」と苦笑いを浮かべた。グラビアデビューを飾った菊池だが、現在は大学に通いながら官能小説を書いているとあって「将来的には自分が書いた官能小説を映画化やドラマ化し、オーディションで選んだ女の子に演じてもらいたいです。原作者になりたいですね」と制作側を志望しているという。また、同DVDでは年下の男の子を誘惑したが、プライベートの話題になると「私は年上の男性が好きで、赤ちゃんのように『よちよち』とかしてみたいんですよ~。だから2作目以降は男性を甘えさせるようなシチュエーションを是非やってみたいですね」と目を輝かせていた。菊池梨沙(きくち りさ)1995年6月3日生まれ。埼玉県出身。B型。身長157.5cm。スリーサイズはB79・W56・H80。日大芸術学部に通いながら芸能活動をしている期待のニューカマー。超絶美形のフェイスにEカップのバストとスレンダーボディーが魅力で、初めてのグラビア作品となる同DVDでは惜しげもなく披露している。2014年開催の「ミス日芸コンテスト2014」ではファイナルまで残ったほか、2015年公開の映画『リスナー』で銀幕デビューも飾った。特技はトランポリン、マラソン。
2017年06月01日相変わらず、芸能人の不倫のニュースが世の中を騒がせていますね。男性から仕掛けるイメージがあるかもしれませんが、現実には相手にパートナーがいるとわかっていながら、あえて手を出す女性も多いそうです。それは略奪以外の何でもない行為。略奪愛を実行した女性は、その彼と幸せに過ごすことができる?「因果応報」ということはないのでしょうか?◆略奪愛を好む女性が存在する?一般的な恋愛とは、お互いにパートナーや好きな人がいない“完全フリー”の状態から始めるもの。しかし、相手がフリーだと恋心に火がつかないという女性も少なからず存在するようです。彼女たちに共通することは「自分の存在を認めてほしい」という“承認欲求”。ある種の恋愛依存症とも言えるでしょう。◆リアル略奪愛ストーリーここで、一般の女性が体験した略奪愛のエピソードをご紹介します。◎略奪した結果、一文無しに…飲み会で出会った男性と意気投合したM子さん(40代)は、その場で連絡先を交換したとのこと。「顔がもろに好みのタイプだった上、自営業でお金持ちの彼。何度かデートを重ねるうちに妻子持ちだとわかったのですが、男女の関係になる頃には大好きになっていて、気持ちを止められませんでした。そのうち彼の子どもを妊娠し、籍を入れないまま出産することに。彼は責任を取ると言って、奥さんと子どもを捨て私のもとにやってきました。“略奪成功!”と喜んだのも束の間、実は彼の財源は元奥さんのものだったことが判明。奥さんの実家が経営している会社で副社長として働いていたため、離婚をきっかけに一文無しになってしまったのです。出産後、共働きしていますが、それでもゼロからの出発はかなり大変でした」略奪愛を成功させたものの、結局苦難の日々を迎えてしまったとは。人のパートナーを盗ったら、自分にツケが回ってくるという「因果応報」の好例と言えるかもしれません。◎結婚したのに元カノに奪われて…好きな人に恋人がいると知りながら、どうにか振り向かせようと近づいたA子さん(30代)。「2人で飲みに行ったとき、酔ったふりをして彼の家に泊まり、体の関係を持ちました。そこから恋人未満というかセフレみたいな状態に。最初はそれでもいいと思ってたんだけど、彼が本命彼女ともうすぐ結婚するって噂を聞いて、なんとかしなきゃと。で、計算妊娠して結婚までこぎつけました。でも彼、結婚した後も元カノと続いてたんです。そのことに気づいてはいるけど、離婚を言い出されるのが怖いので知らないふりをしています」妻の地位は手に入れても、彼の心まではつかめなかったんですね。残念ですが、これは自業自得のような気も…。お子さんに影響が出ないことを願っています。◆芸能人も…盗ったら盗られる!?略奪したら痛い目に遭うのは有名人も同じ。結構ひどいしっぺ返しを食らっている人もいるようです。◎離婚ホヤホヤ、小倉優子も略奪愛先日、離婚を発表したタレントの小倉優子さん。元夫は芸能人のスタイリングも担当しているカリスマ美容師の菊池勲さんです。彼が小倉さんの事務所の後輩と浮気したことをきっかけに離婚に至りました。2人目の子を妊娠中に夫の浮気が発覚したこともあり、完全に被害者として報道された小倉さん。しかし彼女の結婚も略奪愛からのスタートだったそうです。当時、恋人がいたと言われる菊池さんとの出会いは仲間内の食事会。アプローチしたのは菊池さんのほうでしたが、小倉さんも菊池さんを気にいっていたとのこと。そして、彼女がいると知りながら、得意の手料理で菊池さんの胃袋をガッチリつかみ、みごとゴールインに持ち込んだとか。でも、根本的に遊び人だった菊池さんは結婚後も浮気に走り…。小倉さんにとっては、後輩タレントに夫を寝取られるという、最悪のツケが回ってくる状況となったのです。順風満帆なママタレ生活を送っているかのように見えた彼女も、因果応報の法則には勝てなかったんですね。◎女優・南果歩も因果応報?世界的スターの渡辺謙さんと女優の南果歩さん。おしどり夫婦として世の女性たちから憧れの目を向けられていましたよね。それなのに最近、渡辺さんに不倫疑惑が…。強い絆で結ばれているイメージのある2人ですが、実はこの夫婦も略奪愛からのスタートだったそう。渡辺さんは2005年に一般女性とドロ沼離婚を果たしました。その頃には今の妻である南さんと知り合っていて、結果的に略奪婚のような形に。自分自身も略奪の過去があるため、南さんは渡辺さんを責めることができない、との報道も出ています。こちらも文字通り、因果応報という結果になったようです。◆略奪愛で楽しめるのは一瞬だけ略奪愛を成功させたカップルが全て不幸せな結末を迎えるとは限りません。でも、少なからず略奪をしたツケは回ってくるもの。自分たちだけでなく、周りの人たちもハッピーになれるような恋愛こそが、正道の恋と言えるのではないでしょうか。できればみなさんが、後ろめたい「秘密の恋愛」ではなく「誰からも祝福される恋愛」を楽しめますように!ライタープロフィールSYKSNアラサー、1児の母。人生最大のモテキに、お食事会(コンパ)で旦那をゲット。しかし出産を機に旦那への恋心は冷め、ドラマや映画で胸をキュンキュンさせて女性ホルモンを活性化させる日々を送っております。座右の銘は「生きてるだけでまるもうけ」。お笑いをこよなく愛する、アラサー関西人です。これまで見聞きしてきたおもしろ恋愛エピソードなどを活かして、ちょっと笑えるコラムをお届けします。
2017年04月19日二股をかける男性って、女性からすると何を考えているかわからないですよね。過去にひどい目に遭った、もしくは今の彼氏に自分以外の女性の影をうっすら感じている…そんなお悩みを抱えている人はぜひ注目してみて!二股男の心理をはじめ、浮気との違い、男性・女性それぞれの目線からの意見をご紹介します。◆やっぱり優柔不断が原因!?二股男性の特徴として挙げられるのは、優柔不断な一面。彼女はいるけど満足できない部分がある、いろいろ目移りしてしまう、そんな男性なりの葛藤があるようです。そこで二股や浮気の経験者にお話を聞きました。ご協力いただいたのは、Aさん(27歳男性・IT関連)、Bさん(33歳男性・食品メーカー)、Cさん(34歳男性・不動産)の3名です。・Aさん「完璧な彼女なんていない。足りない部分があるからこそ、そこを埋めてくれる女性も求めてしまうんです」・Bさん「彼女は大切にしたいけど、浮気相手とのつながりも諦めきれなくて。結局そのまま進行しちゃいました」・Cさん「彼女以外の女性でも、魅力的なら誘惑に負けてしまいます。“どっちも欲しい”っていう自分の野生には勝てません」どうやら、欲張りな気持ちゆえに優柔不断さが出ている様子。彼女は大切だけど、浮気相手を切り捨てるのも惜しい…そんな迷いが、一人に絞るための決断を遅らせているのです。◆浮気と二股、何が違う?本命のパートナーがいながら他の女性に手を出すのは浮気、二人の女性に同じだけ気持ちがある場合は二股、とするのが一般的。もしあなたの彼氏が当てはまるなら、浮気と二股の違いがその後の交際に影響するでしょう。・Aさん「彼女が本命だから絶対別れたくない。浮気に勘付かれないように全力で努力しています」・Cさん「彼女と浮気相手のどっちが本命なのかわからなくなることも。いよいよ二股に突入したんだな、って思ったら結婚がますます遠のいたように感じました」最近で言うと、元AKB48の川崎希さんの夫アレクサンダーさんは完全に浮気、小倉優子さんの元夫・ 菊池勲さんは二股と言えるでしょう。ふらふらしても、必ず妻のもとに戻る前者は、本命を明らかにしたうえでの火遊び。一方、後者は、遊び歩くことを妻に黙認された結果、ゲス不倫して離婚に至っています。男性側の気持ちの配分で決まる浮気と二股は、カップルの関係にも大きく関わってきますよ。◆二股をかける男性は見抜けない?平気で二股をかけるような男性とは、なるべくなら付き合いたくないですよね。しかし事前に見抜くのは難しいものです。・「一途なタイプの男性と付き合ったら、やっぱり元カノのことが忘れられないとカミングアウトされました。私だけでなく元カノにも一途なんだ、と思うとショック」(29歳女性・金融)・「友達の紹介で付き合うことになった元カレ。“誠実キャラだから理想にぴったりだよ”と勧められたのに、まさか二股をかけられるとは思いませんでした」(26歳女性・通信関連)二股をかける男性を見抜くのは、自身はもちろん周囲の友人でも難しいようです。◆二股をかけられやすい女性の特徴それでは、どんな女性が二股をかけられやすいのかと言うと…・常に男性優先の尽くすタイプ・ちょっとした優しさに喜ぶ、機嫌が良くなる・浮気?と感じるシーンに出くわしても、見て見ぬふり尽くすのは男性への愛情表現ではありますが、男性を優先しすぎると都合のいい女になってしまうことも。また、男性が機嫌を取りやすい女性、現実と向き合えない女性は男性を調子付かせる要素を持っています。◆別れたがらない彼氏って何なの?彼氏の浮気や二股を知って別れを告げたら、なぜか引き止めてきた。そんな経験はありませんか?・「彼女に浮気がバレて別れを告げられたら、許しを乞うと思います。彼女と浮気相手への気持ちが同等だったとしても、どっちも好きなことに変わりはないので」(28歳男性・広告関連)自分も浮気相手もどちらも捨てがたい!なんて欲張りな気持ちは、彼女として納得できませんよね。・「彼氏の二股に気付いたとき、別れようと思ったけど、引き止められて心が揺らぎました。愛情が残ってたから、“一回ならまあいいか”と思っちゃったんですよね…」(31歳女性・美容師)引き止めた結果、彼氏を許して交際を続けるカップルもいます。納得できなくても別れるほうがつらい…女性側にそんな気持ちがあれば、相手の過ちを許してしまうようです。◆二股に遭遇しても慌てない!女性なら誰しも、二股に遭遇する可能性は0ではありません。いざというときに慌てないよう、予備知識を蓄えておくこと、いろいろなケースを想定しておくことが大切です。ゲス男なんかのせいで悔し涙を流さないため、そして、恋愛をもっと楽しむための参考にどうぞ!ライタープロフィールメロン一児の母として、育児、家事、仕事に奮闘中のママライター。独身時代のほろ苦い恋愛経験や、結婚生活の経験を活かして、ハッピーな毎日を送るためのヒントが得られるような記事を配信していきます。
2017年04月06日ヘアメイクアーティストの夫・菊池勲さんと、“慰謝料なし”で離婚したことが話題になった小倉優子さん。しかし、『女性自身』が小倉さんと菊池さんをよく知るというファッション関係者の話として、二人の離婚に慰謝料はなかったものの、菊池さんは「きっちり“責任”を取らされた」ということを報じています。『女性自身』によると、二人は海外のリゾート地に共同名義の別荘を持っており、その別荘のローン残額およそ5,000万円を菊池さんが全額引き受け、別荘の名義は小倉さんにすることで合意したということです。また、2人の子どもの養育費として、小倉さんが現在住んでいるマンションの家賃80万円と生活費20万円の合計100万円も、毎月、菊池さんが支払っていくといいます。“慰謝料なし”ということについて世間からは小倉さんに同情が集まりましたが、実は月100万円の養育費と別荘を確保し、夫にきっちり責任を取らせていたようです。出典:小倉優子オフィシャルブログ「Yuko’s Happy Life」●ネット上では「さすがゆうこりん」「ちゃっかりしてる」の声小倉さんが月100万円の養育費と別荘を確保していたという報道について、ネット上では、『なんだ、十分しっかりもらってるじゃん』『それだけお金取ったなら、全然円満じゃない』『小倉優子はやっぱりしっかりしてるわ』『結局はお金なんだね』『ゆうこりん、ちゃっかりしすぎてて怖い』『言ってることとやってることが違う(笑)でも、ゲス不倫男からはそれぐらいもらって当然』『家賃80万って……もったいない!庶民とはやっぱり感覚が違うね』『旦那、毎月そんなに払えるの?そんなに給料もらってるの?』『流石はゆうこりん。計算高いね』『庶民からすると、月に100万ももらえるなら離婚してもいい』『浮気が高くついたね。ゲス夫の給料が気になる』『月100万なら離婚するよね。優雅な生活でいいな〜』『一般人とは感覚が違いすぎる。やっぱり芸能人は普通じゃない』『これだけもらえるなら、浮気されて離婚してもかわいそうと思えない…』『転んでもタダでは起きないゆうこりん』など、「それくらいもらって当然」とする声の一方、小倉さんに対して「ちゃっかりしてる」「計算高い」という声も少なくありませんでした。小倉さんが月100万円の養育費と別荘を手に入れたというのが本当であれば、不倫なんてするゲス男と早いうちに離婚できてよかったと言えるかもしれませんね。【画像出典元リンク】・小倉優子オフィシャルブログ「Yuko’s Happy Life」/●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年03月17日ヘアメイクアーティストの夫・菊池勲氏(46)との離婚をブログで発表した、小倉優子(33)。 その1週間前、本誌が彼女の“離婚決意”を報じたばかりだった。本誌は、彼女が菊池氏に「慰謝料7千万円」を要求しているが、金額で折り合わず、離婚が延びていると報じていた。 結局、小倉は「慰謝料なし」で菊池氏と離婚。本誌が報じたような「慰謝料7千万円」をめぐってもめたりしてはいないと強調したのだが――。 2人をよく知るファッション関係者がこう明かす。 「たしかに最後は“慰謝料なし”で双方が離婚に合意しましたが、“慰謝料”という形をとらなかっただけで、菊池さんはきっちり“責任”を取らされたんですよ(苦笑)。2人は海外のリゾート地に共同名義で別荘を持っているんですが、ローンの残額を菊池さんが全額引き受け、別荘の名義を小倉さんにすることで合意しました。ローンの残額およそ5千万円を、菊池さんが支払っていくことになります。さらに現在彼女が住んでいるマンションの家賃80万円と生活費20万円の合計100万円も、2人の子の養育費として、菊池さんが毎月支払っていくことで話がまとまりました」 別荘と養育費をしっかり確保しつつ、今後のママタレとしての活動を見据えて、“慰謝料ゼロ”での再出発を強調する小倉だが、しっかり“ゲス不倫”夫にはお灸を据えたようだ。
2017年03月17日この人って、実はものすごく武闘派で苦労人だ! 元こりん星の「りんごももか姫」こと小倉優子さん(33)を見ていると、ついそんな言葉が口をついて出ます。 元祖不思議系アイドルとして人気者になったゆうこりん。こりん星の姫という設定が印象的ですが、彼女の芸能人としての遍歴は山あり谷あり深い谷あり。苦労と努力の連続のようにみえます。 デビュー当時は「こりん星からいちごの馬車に乗ってきた」と言い切ってバラエティで人気を博しましたが、その後はこりん星キャラに悩んだようす。株やゴルフを始めてみたり、焼き肉店を始めてみたり、こりん星はキャラ作りだったことを暴露してみたりと葛藤がうかがえます。 極めつきは所属事務所との契約解除問題が浮上し、裁判に発展したこと。泥沼の末にゆうこりんは移籍し、菊池勲さん(46)と結婚しました。芸能人とはいえ、何という苦労と努力。そして、気の強さを感じさせる人生でしょう。 しかし、まだまだ彼女のアップダウンな人生は続きます。結婚当時は「マメで優しくてラブラブ」とテレビで散々のろけまくっていた美容師の夫が、ゆうこりんの第2子妊娠中に事務所後輩と不倫。後輩は即事務所を解雇となりましたが、夫との夫婦関係は一転してしまうのです。 そして不倫発覚から半年、離婚が成立します。ゆうこりんは「臆測だけが独り歩きしてしまい全く事実にない事が報道され」と週刊誌報道に反論していますが、さすがの彼女も苛立ちや悲しみを隠せないのかもしれません。 ロリータフェイスと華奢なボディからは想像できないほど、苦労と気の強さがにじみ出ている彼女の経歴。現在は「ほんわかママ」として、おっとり可愛らしくて料理上手なキャラを確立しています。しかしこの離婚を機に、その少し残る嘘くさい可愛らしさもやめてしまえばいいんじゃないかと思います。 なぜならキュートな見た目の背後から、数々のトラブルを乗り越えた“肝っ玉母ちゃん”のニオイがプンプンするではないですか。キャラ迷走も事務所トラブルも離婚騒動も乗り越え、シングルマザーとなったゆうこりん。彼女のことを誰が「ほんわかママ」と思うでしょう。実際はものすごく切れ者で、ものすごく苦労人で、ものすごく肝が据わっているはずです。 せっかくならこの離婚を再スタートとして、ニッコリ笑顔で「夫はクソ男でしたね!」くらい切れ味抜群のコメントを言ってくれたほうがいい。それでこそ、「毒舌キュートなママ」という新しいキャラが手に入ると思います。 しかもラッキーなことに「肝っ玉母ちゃん」的なポジション、実は現在空席です。元プロレスラーでタレントの北斗晶さん(49)が元々は肝っ玉キャラだったものの、彼女も闘病生活が続いていたため万全とは言えないでしょう。 こんなにもママタレがいるのに「はっきり本音が言える好感度が高くて強いママ」が実はいないのです。 苦労アピールはいけませんが、漏れ出すくらいの毒はもう隠さなくてもいいと思う。離婚をきっかけに自分を偽ることをやめ、しがらみから自由となって新たに活躍することを願うのみです。
2017年03月14日お笑いコンビ・浅草キッドの玉袋筋太郎、フリーアナウンサーでタレントの脊山麻理子が6日、東京・品川のジョイサウンド品川港南口店で行われた「全日本スナック連盟記者発表会」に出席した。玉袋筋太郎の音頭で2014年に設立した一般社団法人 全日本スナック連盟。この日行われた記者会見では、更なる事業拡大として新ロゴマークや玉袋がオーナーを務める赤坂のリアル店舗「スナック玉ちゃん」の詳細、公式HPや連盟公認スナックレディ「スナガール」などがお披露目された。同連盟の会長を務める玉袋は、実家がスナックだそうで「スナックは水商売のど真ん中にいましたが、今は新しい事業形態が出てきて端っこに追いやられています。こういう状況を見ると、スナックを応援したいなという気持ちで連盟を立ち上げました」と危機感から連盟を立ち上げたという。2月2日に赤坂でオープンした実店舗「スナック玉ちゃん」については「よくタレントさんにありがちなタレントショップじゃないですから! リアルにお店に出勤していますし、資金繰りから全てやりました。ママさんたちの苦労がわかりましたね」と明かしつつ、「実店舗の赤坂店が成功したらフランチャイズ展開もしていきたいです。ライバルは富士そば! じつは2号店が大阪にオープン予定で、東名阪をまず抑えてから全国的にと思っています」と今後の展開に期待を寄せた。この日は実店舗のママ候補として玉袋に選ばれた脊山麻理子も登場。脊山を選んだ理由として「一か八か、バツイチ、生きるための背水の陣と、この3つを満たすのが脊山さん」と玉袋から説明された脊山は「プロレスに挑戦した時と同じ気持ちです。やる気がありますよ」と満更でもない様子で「まだ玉袋さんから勤務体系の指導を受けてないので、好きな時に働いていいスタイルを取らせてもらいます」と不定期ながら店舗にも勤務する予定だという。また、ヘアメイクアーティスト・菊池勲氏と離婚した小倉優子を雇うかという問いに玉袋は「あの人は焼肉ですけどね。腰掛けでやってたからそうなったんじゃないかな。あっちの旦那の方がスカウトマンに向いているんじゃねないのかな」と否定的だった。
2017年03月07日みなさんは「ダメ男」とお付き合いしたことはありますか?ダメ男にもいろいろなタイプがあるわけですが、大きく分けると、自己肯定感の高すぎるダメ男と、自己肯定感の低すぎるダメ男が存在しているように思います。■自己肯定感の高さはどうやって決まるの?自己肯定感とは、自分が人から愛されている、必要とされていると感じる心のこと。その高い・低いは、幼少期に本人を取り巻く環境(親などの大人)からいかに肯定・共感を与えられたかで変わってくるそうです。子どもの頃に周囲が愛を持って接し、必要に応じてほめる、抱きしめるといったことを日常的にしていれば、自己肯定感は養われやすいとか。一方、過剰な期待をかけられ、それができなかったことで否定されたり、ダメな部分を指摘され続けたりすると自己肯定感の低い大人に育つ可能性が高くなります。■自己肯定感の高すぎる男は浮気する一般的に、自己肯定感の高い男性はモテると言われています。それは根拠のない自信があり、卑屈さがないから。失敗を恐れずに物事にチャレンジできるので社会的に成功する確率も高いし、屈託がなくポジティブだったら、確かに魅力的に見えますよね。でも彼らは「自分は何をしても許される」と思い、同時に複数の女性と付き合うことも。例えば不倫騒動で話題を呼んだ乙武洋匡さんや、6股疑惑のあった狩野英孝さんは自己肯定感が高すぎると言われています(ちなみに乙武さんは『自分を愛する力』を執筆、狩野さんは「僕イケメン」!)。この手の男性はプライドが高いので、浮気してパートナーに別れを告げられると、わりとすぐに受け入れるようです。そして、そのときは反省の色を見せても恐らくまた同じことを繰り返します。小倉優子さんと離婚ほやほやの菊池勲さんなんかもその一人ですよね。もともと浮気の常習犯だったらしいし。■自己肯定感が低い男性の2パターンそれなら自己肯定感の低い男性のほうがいいかと言うと、こっちもまた曲者。自己肯定感が低い男性には、プライドの高い人とプライドの低い人がいますが、どちらも厄介です。◎自己肯定感が低くプライドが高い人「認められてない」から「認められたい」という想いが強く、口では「俺はダメな奴だ」と言いながらも他人にけなされると、とても傷つく。自分でそのプライドを満たすことができない分、どうにか他人に自分を認めさせようとして、くだらない自慢をする。◎自己肯定感が低くプライドも低い人「認められてない」ことを仕方ないと諦めている。心底、自分はダメな奴だと思っていて、言葉の端々にそれを匂わせるので、母性愛の強い女性にとっては守りたくなる存在。上記のうち、「自己肯定感が低くプライドが高い人」は目立つためイメージしやすいかと思いますが、「プライドも低い人」は意外と盲点ではないでしょうか?これはどんな男性かと言うと…■自己肯定感が低くプライドも低い人の特徴[1] 自分のことをダメだと思っているからこそ、甘え上手。変なプライドがないので女性としても楽。[2] 彼自身は努力しない。その分、努力している人を素直にほめる。[3] 己に甘くて人にも甘い。だから一緒にいる女性のことも徹底的に甘やかしてくれる。こんな感じの人、見たことありませんか?甘くておいしいけど、食べたら食べた分だけ太りそうな、真夜中のケーキのような男性。心が健康な状態だったら「こんな奴はダメだ!」というセンサーが働きそうですが、疲れていたり、何かしらバランスを崩しているときだと、どこまでも甘い彼らにハマり、抜け出せなくなってしまう可能性大。中毒性があり、ハマると抜け出せなくなるので、ここでは仮に「アリ地獄系ダメ男」と名付けてみました。たいしたことをしなくても、日々ほめてもらえるので気分がいい。プライドが低い分、傷つけるようなことを言ってもサンドバッグ状態…こんな人が身近にいたら手放せないですよね…。いわゆるヒモ男には、この手の男性が多いのではないでしょうか。あと、少し違いますが、中毒性があるという意味ではDV男も近いのかもしれません。■アリ地獄系ダメ男は観察眼に優れている?ダメ男にハマる女性と話していて思うのが、その女性本人は「男を見る目がない」けれど、男性側は基本的に「観察眼に優れている」らしい点。無意識のうちに女性の種類を見極めていて、「コイツにはここまでしても大丈夫」「この人にはこれをしてはいけない」ってことを瞬時に判断しているように感じます。それが上手だからこそモテるし、女性に貢がせることもできるという…。そういえば、沖縄で22年以上鑑定を続けている、奇跡の鑑定士・沖縄の父いわく、男性にとって女性は3種類しかいないそうです。男にとっての3種類の女その3種類とは?[1] 遊びの女…一晩限りの付き合いになる女性[2] 恋人…一緒にいて楽しい女性[3] 伴侶…一生独り占めしたいパートナーみなさんは、好きな人にとってどのポジションの女性になりたいですか?願わくば、[3]の「伴侶」になりたい!と願う人が多いのでは?彼の中での「遊びの女」「恋人」「伴侶」がどんな女性か知りたいなら、占いサイト『奇跡鑑定◆沖縄の父』を覗いてみましょう。「3種類の女」のそれぞれの特徴が丸わかりしちゃいます!また、あなたにとって、彼が「選ぶべき」人なのかということも判明します。「選んでOK」と確信できるのなら、どんなことをしてでも彼の伴侶になりたいもの。ちょっと怖いけど…ぜひチェックしてみてくださいね。逆に「この人は違う」ということがわかれば、冷静さを取り戻し、「アリ地獄系ダメ男」から抜け出すこともできるかもしれませんよ。監修者紹介「沖縄の父」こと福田隆昭鑑定歴22年。沖縄発着便の客室乗務員の間で、「コワイほど当たる占い師がいる!」と噂が広がり口コミで評判に。「沖縄の父」と慕われ、本当の父親のように親身にアドバイスをする血の通った鑑定に涙を流す者続出!那覇国際通りにある「喫茶サンフランシスコ」で毎日鑑定中
2017年03月06日昨年11月に次男を出産して育休に入っている小倉優子(33)。妊娠中だった昨年8月に、夫のカリスマヘアメイクアーチスト・菊池勲氏(46)の“ゲス不倫”が発覚。2人は“離婚危機”を叫ばれ続けてきた。 昨年9月、本誌の直撃取材に「離婚はしません」と“夫婦再生”を明かした小倉。だが「2人がついに離婚を決めた」と小倉夫妻と親交のあるファッション関係者が本誌に明かした。 「じつはもう、2人は別居しているんです。小倉さんは、妊娠中の夫の不倫を絶対に許すことができませんでした。小倉さんから菊池さんに離婚の意思を告げて、離婚すること自体は菊池さんも同意しています。いまは条件面の話し合いを続けている状態で、小倉さんは“慰謝料7千万円”の支払いを求めています」 なんと家を出ていた菊池氏は、11月の次男の誕生をマスコミ報道で知ったという。2月下旬、打ち合わせを終えた菊池氏を都内で直撃した。取材を予想していたのか、驚いたようすも見せず、落ち着いて答えた。 ――小倉さんとの離婚が決まったと聞きました。 「いやいやいや。まだ決まってないです」 嫌な顔も見せず、すらすらと質問に答える菊池氏。“慰謝料7千万円”を聞くと、「そんなに持ってないですよ」と苦笑した。 ――別居もされてますよね。 「(さえぎるように)してないですよ」 ――では、今は家庭円満ということですか? 「いや、まあ、そのへんはいろいろあるんですけど……」 そう言って、横にいた男性スタッフを気まずそうに見た。 ――2人目のお子さんの出産も、報道で知ったと。 「いやいや、そんなわけないでしょ!ははは(笑)」 本誌の取材に、「NO」を連発する菊池氏。だが、あることを聞くと、ピタリと歩みを止めた。菊池氏がキャバクラ通いのあげく、キャバクラ嬢に「料理も本とか出してるクセにまずいんだよ」など小倉の悪口を言っていたと『フライデー』が報じた件だ。 「これはちゃんと(誌面に)載っけてほしいけど、あれはもう本当にデタラメ。本当に取材してんの?っていうぐらい。失礼ですよ。仕事関係の人にだって妻のことは話さないし、聞かれても、悪く言うわけないじゃないですか」 だが前出のファッション関係者は、こう話す。 「本当は、2月中に離婚が成立するはずだったんですが、小倉さんが要求する慰謝料が高額なため、折り合いがついていないだけです」 “こりん星”で一時代を築いたバラドルが6年間の結婚生活で行き着いたのは、悲しき“りこん星”だった――。
2017年02月28日安曇野ちひろ美術館の開館20周年を記念して3月1日から5月9日まで「高畑勲がつくるちひろ展 ようこそ!ちひろの絵のなかへ」が開催される。宮崎駿らとスタジオジブリを設立し、常にアニメーションづくりの第一線で活躍してきた高畑がいわさきちひろの絵本と出会ったのは約50年も昔。当時、高畑の長女が保育園から持ち帰った絵本が『あめのひのおるすばん』であったそう。詩のような短い言葉と水彩のにじみを生かした絵に心を奪われ、その後、ちひろが新たな絵本表現に意欲的に取り組み始めた時、高畑はリアルタイムでその作品に出会い、ちひろの絵本から創作のインスピレーションを得てきた。同展では『あめのひのおるすばん』をはじめ、『おにたのぼうし』や『戦火のなかの子どもたち』などの作品が出展され、高畑が選んだちひろの絵を高精細に拡大して再現し、絵の中へ入り込むような感覚で筆致や絵の具の重なりを楽しめる。なかでも、『戦火のなかの子どもたち』はアニメーション作品『火垂るの墓』を監督するにあたり、高畑が若い制作スタッフに見せ、想像力を高めてもらい迫真の表現を追求した作品である。今までにない、高畑の視点からちひろの絵の魅力が新発見できる同展で、新しい世界を体感してみてはいかがだろうか。【展覧会情報】「高畑勲がつくるちひろ展 ようこそ!ちひろの絵のなかへ」会場:安曇野ちひろ美術館 展示室1・2住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24会期:3月1日~5月9日時間:9:00~17:00(4月29日~5月7日は18:00まで)休館日:3月22日、4月12日、26日料金:大人800円、高校生以下無料※作品画像の転載及び、コピー禁止
2017年02月17日アイドルグループ・Sexy Zoneの菊池風磨が6日、都内のスタジオで行われた関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『嘘の戦争』(10日スタート、毎週火曜21:00~21:54)の制作発表会見に出席し、「演技で腹筋を超えます!」と謎の宣言を行った。このドラマは、2015年1月期に放送された同局系ドラマ『銭の戦争』のスタッフが再結集し、主演の草なぎ剛演じる幼い頃に家族を殺された主人公・浩一が、天才的な詐欺師となって復讐を果たそうとする姿を描くもの。菊池は、浩一の復讐に加担する、詐欺師見習い役だ。会見で、事務所の先輩・草なぎからの演技指導があるかを聞かれた菊池は「弊社(ジャニーズ事務所)は背中を見て学ぶスタイルなので」と答えたが、これに草なぎは「風磨くんは背中を見るんじゃなくて、腹筋を見せてくるんですよ」と暴露。「6パックに割れててすごい腹筋してるんですよ。さすがSexy Zoneだなぁ」と、興奮気味に菊池の肉体美を力説した。それに対し、菊池は「着替えをしなきゃいけないときに先輩を待たせるわけにいかないんで、僕は外でパパッと着替えちゃうんです。そのときに発見されてしまって…」と弁解。以降も、草なぎの腹筋への絶賛は止まらず、「演技より腹筋の方がすごい。演技はそれを超えてほしいので、そこが課題だね」とミッションを与えられると、菊池は「はい! 演技で腹筋を超えます!」と宣言するに至った。しかし、マギーから「腹筋を超える演技ってどういうこと?」と冷静なツッコミを受けることになった。現在、慶應義塾大学在学中の菊池だが、この年末年始は卒業論文の作成に取り組んでいたそう。テーマは「今までのライブの概念をいい意味で壊して新しいものを作る」という内容だそうだが、「卒論ってこんなに大変だったんだなと実感しました」と苦労している様子。締切が今月23日に迫っているそうで、「今もちょっとワナワナしてます」とプレッシャーを語った。そんな菊池が出演している音楽番組をチェックしているという草なぎ。年末の歌番組を前に「風磨くんが一番カッコ良ければ、『嘘の戦争』の宣伝になるぞ」と伝えていたそうで、この会見で「一番カッコ良かった」と太鼓判を押された菊池は「すごくお優しい方だなと毎日実感しています」と、草なぎに感謝していた。このように、相変わらず"いいひと"ぶりが伝わってくる草なぎだが、関西テレビの河西秀幸プロデューサーから、1つ指摘が。劇中で草なぎが女子高生の話をカフェで盗み聞くというシーンを、東京・原宿のスイーツパラダイスで撮影したのだが、草なぎは後日、香取慎吾とのラジオ番組で「原宿で朝イチで撮影するんだったら、(撮影スタジオ内にある喫茶店の)今昔庵で良かったんじゃないか」と不満を漏らしていたのだという。この発言に対し、河西プロデューサーは「今昔庵じゃダメなんです、草なぎさん! 監督は5軒くらい店のNGを出したと聞きました。それだけわれわれは気合が入ってるんです」と力説。これには、さすがの草なぎも苦笑いで、「まずびっくりしたのは、河西プロデューサーが香取くんとやってるラジオを聞いてるということ」と驚きながら、「朝の6時に竹下通りに行かなければいけなかったので、ちょっと文句を言ってしまいまして…すいません」とタジタジになっていた。
2017年01月06日2016年5月に生涯を終えた電子音楽家・冨田勲さんの追悼コンサートの初演が11日、東京・Bunkamuraオーチャードホールで行われ、遺作となった「ドクター・コッペリウス」が上演された。公演は、冨田さんが晩年にソリストとしてボーカロイド・初音ミクを迎えて制作した「イーハトーヴ交響曲」の再演、プロデューサーなどで知られるエイドリアン・シャーウッドによる冨田さんの代表曲「惑星 The Planets」のダブミックスのパフォーマンスからなる第1部と、「ドクター・コッペリウス」を上演する第2部で構成。「ドクター・コッペリウス」は、冨田さんが完成を夢見て、亡くなる数時間前まで制作に向かっていた作品だ。「イーハトーヴ交響曲」では、オーケストラの厳かなハーモニーに乗って、ミクが可憐な歌声を披露。ステージ中央に設置された装置に映写されたミクは、舞台上を行ったり来たりしているかのように、あどけない仕草を見せながら動き回り、コーラス隊と共に合唱してみせた。エイドリアンのパフォーマンスへ転換する間の小休憩時には、「これからの演奏は通常のクラシック音楽とは異なり、大音量で強いビートが響く。ぜひ席を立って音に身を委ねてほしい」といった放送が。思わぬアナウンスに客席からも笑みがこぼれたが、再び幕が上がると、すぐにエイドリアンによる太いシンセサイザーの音色と弦楽器隊のハーモニー、その両者を支える激しくも複雑なブレイクビートがホールを揺らした。ガラリと変わった雰囲気から、前列に躍り出る観客も続出した。そして、「ドクター・コッペリウス」。小気味良いシンセの断片的な音のかけらがこだまし、第2部が始まった。この楽曲の主人公は、宇宙を夢見る科学者・コッペリウスと不思議な力を持つ少女・ミク。コッペリウスは重なる重圧に苦しみながらも、ミクと出会って宇宙へ飛び立ち、彼女とバレエを踊りだす。そんなSF的な世界観が、コッペリウス役の実際のダンサー・風間無限と舞台上に立体像で投影されたバーチャルシンガー・"初音ミク"のダンスで表現された。「イーハトーヴ交響曲」の荘厳さも感じさせるアンサンブルから一転、オーケストラは鮮やかな音色を奏でてみせる。そして、それに飛び乗った軽やかな電子音が、サラウンドで縦横無尽に飛び回る。ステージでは、コッペリウスが重力に抗いもがくようなパフォーマンスをみせ、ミクの動きと合わさる。実在しているのにどこか不可思議で複雑な演技を披露するコッペリウス、画面の中にいるのに生き生きと歌い踊るミク、ストーリーも相まって、その対比が近未来的な映像として浮かび上がっていく。カーテンコールでは、風間をはじめ、コンサートの演奏面と演出面を力強く支えた電子音楽家・ことぶき光も立ち上がり、深々とあいさつ。最後に、客席の中央に座っていた長男・冨田勝さんら親族がかつての冨田さんの写真を抱えながら起立すると、「ブラボー!」という声援があがり、スタンディングオベーションで歓喜を伝える観客も現れた。終演後、ホールを後にするオーディエンスを見返すと、集まった層は実に多様。老若男女を問わず、クラシックに精通する観客も、ボーカロイドに慣れ親しんでいる観客も、電子音楽を敬愛する観客も、文化の壁を超え"冨田勲"という音楽家が遺したものを共有している喜びに包まれているようだった。「ドクター・コッペリウス」は2017年4月、東京・すみだトリフォニーホールにて、新日本フィルハーモニー交響楽団を携えての再演が決定。詳細は、後日発表される。(C)Crypton Future Media,INC.www.piapro.net/photo by 高田真希子
2016年11月12日「ネプチューン」名倉潤、原田泰造、堀内健が司会を務め、出演者たちがチーム制でクイズとゲームに挑む「ネプリーグ」の11月7日(月)放送回に「Sexy Zone」菊池風磨ほか豪華ゲストが出演する。今夜の「ネプリーグ」では「名門大チーム」と「お天気チーム」が対決。「名門大チーム」のゲストには、慶應義塾大学に在学中の「Sexy Zone」菊池風磨をはじめ、慶應義塾大学在籍中にブログを立ち上げ、カリスマブロガー・プロデューサーとして活躍しているはあちゅう。1382年創設のイギリス最古のパブリックスクールであるウィンチェスター・カレッジを卒業し4か国語が話せるモデルのハリー杉山が出演。一方の「お天気チーム」にはお天気お姉さんとして人気のモデル・大石絵理をはじめ、生放送で“号泣”したことで一躍有名となった気象予報士の岡田みはる。お天気キャスターランキングで1位に輝いた木原実。お天気キャスター歴40年以上を誇り「洗濯指数」を発明した森田正光がゲストとして出演する。両チームは小・中学校の教科書から出題される穴埋め問題を音読し解答する「音読ルーム」。林修先生が厳選した漢字クイズに挑戦する「林先生の漢字テストツアーズ」。5個以上解答がある常識問題を制限時間内に答える「ファイブボンバー」で対決。「音読ルーム」では“インテリジャニーズ”として知られる菊池さんの意外な苦手なものが発覚。「Sexy Zone」としての活動だけでなく俳優としても、ドラマ「アルジャーノンに花束を」でジャニーズの先輩、山下智久と共演。この夏放送された「時をかける少女」では黒島結菜、竹内涼真らと共にフレッシュな演技で名作を現代に蘇らせた菊池さんが「全然やってこなかった」と思わず悲鳴を上げたのは一体どんなものなのか。放送をお楽しみに。「ネプリーグ」は11月7日(月)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年11月07日今年5月に逝去した作曲家/シンセサイザーアーティストの冨田勲の遺作『ドクター・コッペリウス』がプロジェクトチームにより制作され、11月11日(金)・12日(土)の追悼特別公演で初披露される。10月26日に開かれた制作発表記者会見でその全貌が明らかになった。【チケット情報はこちら】『ドクター・コッペリウス』は、亡くなる1時間前まで打ち合わせをし、冨田が上演を最期まで夢見て創作し続けていた作品。“日本の宇宙開発・ロケット開発の父”と呼ばれ、バレエダンサーでもあった糸川英夫博士の「ホログラフィと一緒に踊りたい」という夢を形にするとともに、『イーハトーヴ交響曲』(2012年)のときに生のオーケストラ演奏で歌い踊ったボーカロイド・初音ミクにバレエ作品『コッペリア』を踊らせたいという冨田の思いが詰まった壮大な交響曲。オーケストラとシンセサイザー、バレエとホログラフィを融合させた“スペースバレエシンフォニー”となる。今回は、3Dで浮かび上がるバレエの衣装に身を包んだ初音ミクが、バレエダンサー風間無限とともに“パ・ド・ドゥ”を踊り、歌う。演出/エレクトロニクスのことぶき光は「映像は当日をお楽しみ」と明言を避け、振付の辻本知彦は「一番最後の曲はとてもいい振付になったと自負してます」と満足の表情でアピールした。1970~1980年代に冨田が制作した音源が入ったオープンリールテープもこのたび発見され、「再サンプリングしてかなりの場所で使います」とことぶき光。楽章の構成は7楽章。ストーリー原案とほとんどのサウンドファイルが遺されていたが、第1楽章と第2楽章はテーマや歌詞が遺されているのみ。プロジェクトチームから冨田氏へ思いを捧げる第0楽章『飛翔する生命体』を冒頭に据え、1と2は欠番となる。指揮の渡邊一正は「リハーサルはこれから。わくわくしています」と笑顔で語った。既存の楽曲を素材として用い、新しい世界観を作り上げるのが冨田の手法。本作には、ヴィラ=ロボス『ブラジル風バッハ』やレオ・ドリーブ『コッペリア』、ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』、最後の劇場用映画音楽となった映画『おかえり、はやぶさ』メインテーマが素材として用いられ、新しい世界を作り上げている。当日は、『ドクター・コッペリウス』のほかに、『イーハトーヴ交響曲』、冨田の代表作である『惑星 Planets』(1977年)のリミックスも披露される。冨田勲 追悼特別公演『ドクター・コッペリウス』は11月11日(金)・12日(土)に東京・Bunkamuraオーチャードホールにて開催。チケット発売中。取材・文:門 宏
2016年10月31日電子音楽家・ことぶき光らが26日、11月11日と12日に東京・Bunkamuraオーチャードホールで行われる故・冨田勲さんの追悼公演「冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』」の制作発表会見に登壇し、意気込みを語った。ことぶきのほか出席者は、国際交流基金理事長・安藤裕康氏、公演の音楽監督を務める指揮者・渡邊一正、ダンサーで振り付けを担当する辻本知彦、そして勲さんの長男・冨田勝氏、音楽ライター・前島秀国ら。コンサートでは、ソリストとしてボーカロイド・初音ミクが迎えられた「イーハトーヴ交響曲」の再演、勲さんが最期まで公開を夢見ていた「ドクター・コッペリウス」の初上演などが行われる。「ドクター・コッペリウス」は、2012年に「イーハトーヴ交響曲」が完成した直後から、勲さんが「必ずやり遂げなければならない」とまで語っていた大作。勲さんは上演を待たずして、その生涯を終えたものの、公演では舞台上に投影されるミクと風間無限とのバレエと共に披露される。勝氏は、これを「父が何十年も温めてきた企画」と説明。勲さんの生きざまを「最後まで『どうやったらお客さんに感動を伝えられるか』と考えた"前のめりの人生"」と形容しながら、「楽曲に込められた父の思いを一人でも多くの方に聴いていただきたい」と呼びかけた。続いて前島が、「ドクター・コッペリウス」を制作するにあたり勲さんには、ミクにバレエを踊らせたいという思いと、日本の宇宙開発に尽力した故・糸川英夫さんをイメージさせる作品として成立させたいという構想があったと解説。糸川さんが大空に向かって飛び立つ意志を持っていたように、「冨田先生が伝えたかったのは『重力のしがらみを乗り越えようとする人間の情熱』ではないか」との見解を述べた。コンサート全体をサポートすることぶきは、演出面のシステムの素材を組み立てていると発表。制作は、冨田家も借りて行っていると明かした。また、その場で眠っていた勲さんの機材を鳴らしたところ、勝氏が「ノコギリ波(シンセサイザーの基本波形の一つ)だ」とその音を言い当てたことを振り返り、「幼い頃から聴いていたからかな。ビックリして一気に仕事がはかどりました」とほほ笑んだ。会場では、バレエ衣装に着飾ったミクのイメージもお披露目。さらに、かつて勲さんがオープンリールに残していた音源も公開され、ことぶきは「ミクが歌い踊ります。そしてモーグ・シンセサイザーの音や、オープンリールの音源をサンプリングして、フレーズごとに振り分けたものを何らかの方法で走らせます」とアピールした。
2016年10月27日●冨田さんとは一歩超えたところでコミュニケーションさせてもらえた2016年5月に亡くなった冨田勲さんの追悼公演が11月11日、12日に東京・Bunkamuiraオーチャードホールで開催される。前回、前々回に引き続き、そのオーケストラと初音ミクの音が交わるステージの裏側を支えることぶきの言葉を紹介したい。コンサートは、冨田さんが遺した音を再現することだけでなく、舞台上に投影されるミクと、実際のダンサー・風間無限の共演も見どころとなる。また、タックヘッドなどのダブアーティストを輩出してきたイギリスのレーベル・On-Uサウンドの設立者で、ナイン・インチ・ネイルズやアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンといったインダストリアルアーティストのプロデューサーとしても知られるエイドリアン・シャーウッドが冨田さんの代表曲「惑星 The Planets」をリミックスすることも大きな注目点だ。「イーハトーヴ交響曲」の再演、ミクたちのダンスも見られる冨田さんの遺作「ドクター・コッペリウス」の上演、エイドリアンによる「惑星」の再解釈…公演ではこの3点から、冨田さんの遺志を引き継いだ音を響かせつつ、オーディエンスに新たな未来を提示する。ことぶきは、その演奏面だけでなく映像の演出面やリミックスの素材制作の面でもコンサートの裏側をサポートしている。一見、ハードワークにさえ思えるそんな活動を通じて、彼がオーディエンスに届けたい思いとは。晩年の冨田さんとの仕事で抱いた感触なども思い返しながら、ことぶきはそれを言葉にしてくれた。○何でここまで繋がるのか――お話を伺っていると、幼少時から当時のP-MODELでの活動、そして現在の冨田さんのお仕事は繋がっている部分が多々ありますね。ね、それ自体がすごいよね。飲み屋で冨田先生に何でモーグを買ったのか聞いたら、ウェンディの話が出てきて。しかも70年の万博の時に大阪に行って、現地のレコード屋さんで見つけたのかな。性転換直前…ウォルターの頃のジャケを見て買って。「これは!」と思ってモーグも買った訳ですよね。そんな流れとか、あとはオケとコンピュータの同期の話とか、冨田先生がやっていたサウンドクラウドとかにも繋がってるというのもある。「何でここまで繋がるのか」っていう話はご本人ともしてましたね。――「イーハトーヴ交響曲」の始動が12年ですよね。NHKの特別ドキュメンタリー『音で描く賢治の宇宙~冨田勲×初音ミク 異次元コラボ~』(13年放送)でもサウンド設定に苦労されている姿が捉えられていました。実際にはいつくらいから打ち合わせが始まったのでしょう。初めて声がかかったのは、その年の6月頃じゃないですかね。(交響曲の)構想自体は多分ずっと前からあって、音も作っていって、実際にライブで披露するというのは一番後なので。話をいただいてからは、実のところ3カ月くらいでやりました。○"共有感"を喜んでもらえていたのでは――そんなに短期間だと相当疲れたんじゃないですか。いや、それはないです。よく「俺は何時間しか寝てねぇ」とか自慢するヤツいるじゃないですか。でも例えば、何もやることがないまま3日寝られないっていうのは病気ですよね。そこでもう1つ考えられるのは、アイデアが降りてきてしょうがなくて、冴えて寝られないというパターン。そう思うと、「俺は何時間寝てねぇ」って人は「俺はこれくらい才能があるんだ!」と言って回っているのと同じですよね。そうじゃなきゃ、本当に倒れるように寝ちゃうはず。本当に寝られない時というのは良い意味で寝られないので、そこに疲れるとかしんどいというのは一切ないですね。――インスピレーションも次々湧くような楽しみながらのお仕事だったんですね。冨田先生から夜中とか朝5時とかに電話がきて、思いついたことをめちゃくちゃ言ってて。最初は「あれ、まだ起きてたの」とか言ってくれるんだけど、どんどんそれがなくなってくる。そうなると、誤解かもしれないけども、僕も「冨田先生も喜んでくれてるのかな?」と思ってね。寝てなきゃいけない時間に作業してるということ自体がうれしそうな感じ、世間一般とは違う時間感覚で物を作れてるということがうれしい感じ。昼間でも夜でも関係なく、そういう時間軸じゃないところで物を作ってるんだという。おこがましいけど、そんな"共有感"を喜んでくれてたんじゃないかと思ってます。――他に共作する中での印象に残ったエピソードはありますか。一つ一つ印象は強いです。音の仕組みとかを瞬間的に理解できるというのも他の人ではあり得ないし。そこにメーカーのスポンサーが入った場合、彼らも自分の開発物を売らなきゃいけないから、機能として何ができるかっていうスペックをアピールしますよね。でも、その情報は現場ではほぼ使い物にならない。冨田先生は、メーカーが言うのとは別のところで現場的に何が使えるかを瞬時に察する感覚というのを理解されていた。おこがましいですが、そのステップを一歩超えたところで、飲みに連れて行っていただいてお話してくれたのが本当にうれしかったですね。●ミクとオケのスペースバレエシンフォニーを体感してほしい○アイデアは先人に生んでもらった――今回の公演では音の面だけでなく映像にも関わってらっしゃると伺いました。そちらはどういう段階までディレクションなさっているのでしょう。僕は絵とかCGとかわからないので…振り付けとかにも口出ししていると思われたりもしますが、ダンスも全然(笑)。なので、雰囲気だけ伝えて、基本はお任せですね。ただ、作業スピードを上げるために、撮り方のシステム自体は組んでて。ゲームでやるようなモーションキャプチャーのシステムとは違うやり方で撮ってるというのは、一つあるんです。仕事のスピードって、作品に影響するじゃないですか。すごいスピードで進行している感じを作り上げるために、その仕組みを提供しています。――そのアイデアは一から作ってらっしゃるんですか?いや僕のステージじゃないのもありますから、そこは(着想を)誰かに生んでもらったっていう。先人のおかげですよ。やっぱり先人への畏敬が全部のベースにあって。ちなみに基礎技術開発みたいなのは、また別途あります。なぜそれが別途かと言えば時間がかかるからですね。基礎技術って、使えるようになるまでに何年もかかったりするもんだから。それをゼロから作る必要はなくて、基礎技術開発の選択の組み合わせでイノベーションが起きる…そこを狙ってます。かと言って、開発をしてないわけでもなくて、何年後かのために常にやってもいます。――エイドリアンのパフォーマンスにも企画当初から関わってらっしゃるんですよね。初期段階から、「やってもらうならエイドリアンしかいない」というのがありました。冨田先生の世界観にある意味でのハサミを入れられる人は多分、エイドリアンかリー・ペリーかどっちかじゃないですかね(笑)。打ち合わせは、メールベースで「こういう風にアプローチしよう」といったやり取りして、サウンドファイルも送っているんですが「聴いてないけど、良いんじゃない」って(笑)。――それは信頼されているということですよね(笑)。何かすごい余裕とスケール感を感じちゃいますね。ほっといても大丈夫だと思われてるのかな。○初音ミクはクリエイトの母、冨田さんが父――ことぶきさんは、二足歩行シンセのように枠組みにとらわれず色んなデバイスを作ってらっしゃいますよね。ご自身から見た初音ミクはどのようなものでしょう。クリエイトの母ですかね。要するに、それがルーターみたいなハブみたいな機能を果たしていると思うんです。それをベースに何かを作れるっていう意味ではものすごい存在ですよね。初音ミクという母がいて、冨田先生という父がいて、僕らはステージに向かって作っていけています。――最後に今回は冨田さんの追悼公演という側面が一つあると思うのですが、冨田さんの遺志をオーディエンスに届けるという部分もあるかと思います。そこで、ことぶきさんとしてオーディエンスに伝えたいことを教えてください。スペースバレエシンフォニー。これ、3月終わりか4月頭に冨田先生に言った時は、全然真に受けられなくて、シャレみたいに受け止められちゃったところもあるかもしれないけど(笑)。コンピュータとオーケストラのスペースバレエシンフォニーを感じていただきたいです。■プロフィールことぶき光1964年3月30日生まれ。北海道出身。80年代半ばから、あがた森魚や鈴木慶一らのバックのキーボーディストとなり、プロのアーティストとして音楽活動を開始。87年に平沢進率いるテクノポップバンド・P-MODELに参加。バンドは一旦"凍結"と呼ばれる活動休止期間を迎えるが、その間も89年にソロデビューした平沢の活動をサポートしてきた。"解凍"と称して期間限定で再結成したP-MODELでは"ヒューマン・クロック"と呼ばれる同期システムを構築。ライブでのパフォーマンス面でも自身の横や背後、時には真上にまでシンセサイザーを並べた強烈なプレイスタイルで、"キーボード妖怪"と評された。P-MODELが再び活動休止期間に入り、バンドを脱退。カンボジアなど諸外国でも音楽活動を送っていたが、戸川純率いるヤプーズのライオン・メリィらと共にプノンペン・モデルを結成。現在でも活動を続けている。また02年には、中野テルヲや福間創ら元P-MODELのメンバーも参加したソロアルバム『mosaic via post』をリリース。09年には、自身やかつてのP-MODELのメンバーの名前をもじったキャラクターが登場し大ヒットしたアニメ『けいおん!』も放送され、さらなる注目を浴びる機会も増えていた。12年、冨田さんの「イーハトーヴ交響曲」の初演にエレクトロニクスというパートで参加。"ヒューマン・クロック"を使用したシステムを披露し、オーケストラと初音ミクが共存するステージを成立させる主要メンバーの1人となった。■公演情報冨田勲 追悼特別公演「冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』」日時: 11月11日 開場18:00/開演19:0011月12日開場12:30/開演13:30 開場17:00/18:00 (2公演)会場:東京・Bunkamuraオーチャードホールチケット料金:S席10,000円/A席 8,500円(税込/発売中)出演:渡辺一正/東京フィルハーモニー交響楽団/エイドリアン・シャーウッド/風間無限/ことぶき光/初音ミクほか
2016年10月26日●解凍P-MODELと平沢進ソロでの"ライブの方法"で課題をクリア2016年5月に亡くなった冨田勲さんの追悼公演が11月11日、12日に東京・Bunkamuraオーチャードホールで開催される。前回に引き続き、そのオーケストラと初音ミクの音が交わるステージの裏側を支えることぶき光の言葉を紹介したい。冨田さんとの共演での課題となるのは、躍動的な生楽器たるオーケストレーションと統制された電子音たるミクの音をいかにして適切なタイミングで重ね合わせるか、そして両者を違和感なくオーディエンスに聴かせるかといった問題だ。ことぶきと冨田さんの仕事は、2012年の「イーハトーヴ交響曲」の初演以来であるが、これらの課題をクリアするカギは20年以上も前、90年代初頭の解凍P-MODELでのパフォーマンスや平沢進のソロライブにあったという。解凍P-MODELとは、"凍結"と呼ばれる一旦の活動休止期間をおいて、91年から93年に"解凍"と称して再始動していた時期の同バンドを指す。ことぶきは解凍以前よりP-MODELに参加していたが、その時のレコーディングの成果は残念ながらライブ映像音源としてしか残されていない。一方で解凍P-MODELは、凍結以前よりも積極的にシーケンサーやサンプラーといったデジタル機材の使用を前面に押し出し、洪水のような電子音とバンドアンサンブルとが共存した、クラブシーンなどとも異なるテクノサウンドを展開。そのステージでことぶきは、当時のドラマー・藤井ヤスチカが刻むバスドラムから、全体のシーケンサーを回す"ヒューマン・クロック"と呼ばれるシステムを披露。自身を取り囲むようにシンセを縦(!)に並べた奇抜なパフォーマンスもみせ、そのアクロバティックなスタイルから"キーボード妖怪"とも評された。"ヒューマン・クロック"のシステムは、冨田さんと共に作り上げてきたステージの核の一つ。第2回は、その点に着目しながら、解凍P-MODEL時代の逸話や平沢との楽曲制作の裏側までを振り返ってもらったエピソードを中心にお伝えしたい。○解凍P-MODELの映像を見た冨田さんが「できるじゃん」って――冨田さんのお仕事の話も少しずつ出始めたところで、今回のコンサートでのことぶきさんの役割をあらためて教えていただけますか。プレイヤーとしてのエレクトロニクス奏者というのが1つあります。それらを含んだ同期とかシステムの枠組みを作る役割、それと舞台の演出という役割、その3つですね。――冨田さんから声がかかったのはいつ頃ですか?「イーハトーヴ交響曲」の仕込みの段階。シンク(同期)システムとか"ヒューマン・クロック"で周りを走らせる仕組みをどうやって作るかと試行錯誤していた時ですね。――"ヒューマン・クロック"というと解凍P-MODELで使われていた手法ですよね。よくご存じで! まさにそうなんですけど、でもそれって今になって分かる話で。90年代当時のオーディエンスは誰も気付いてなかった。ただ、それは知らなくて良いことで。例えば劇団四季やディズニーランドが「私たちはこういうシステムでやってます」と説明するわけないじゃないですか。むしろバレない方が良い。でもなぜこのように、舞台裏の話を聞いていただいているかというと営業、要は金の話です。そして、なぜこれが必要かというと、次を作れないから。今思えば、こういうのって2、30年前にはある意味、必要なかったのかもね。それか、僕らがバカすぎて気付いてなかったか(笑)。――冨田さんは、その解凍P-MODELでのことぶきさんのプレイをご存じだったんですか。仕込みの初期段階で「例えばこういうことです」と『BITMAP 1979-1992』(92年)*なんかの映像を見てもらいました。と言うのも、「テンポを30%以上の揺らぎで制御するなんて無理だよね?」って話を振られてね。冨田先生も色んなシステムを作っていて、すごく現場をご存じ…むしろオーソリティー(権威)なくらいですが、「いや僕ら30%以上どころか完全に(演奏を)止めてからBPM180まで、0から加速していくみたいなのをやってましたので、OKです」って返すと「えー!?」と驚かれたんですよね。それで実際に映像を見てもらったら「できるんじゃん」って。*『BITMAP 1979-1992』:解凍P-MODELのツアーを収めたライブVHS。2014年にはDVDとして再発された。○冨田さんとの2つの課題――当時の「NO ROOM」の演奏なんてまさにそれでしたね。一度止めて、一気に加速するという。まさにそう! ああいうのはクラシック界、ハイ・アート*の世界だと、多分雑に見えると思うんだ。でもぶっちゃけ、ハイ・アートの方が中身だけ見れば雑なんだよね。彼らのテンポの揺れってハンパない。そのズレを人数で上塗りして作り上げている、つまり目くらまし戦法のものすごいやり方です。もっと言えばオーケストラって装置は、人数を重ねるために倍音を削ってるわけじゃないですか。弦1本弾けば世界観ができる楽器の豊かな倍音をわざわざ削って、音の豊かさも消したがゆえに人数を重ねることによって、別の音色を作り上げることが可能になった。なので揺らぎはあったほうが、あの世界を出すためには有効で。それを冨田先生はシンセでやっちゃったわけだ。シンセのダメなところとして単音の中に入ってる情報量があまりにも少ないということがよく言われますよね。ただ、それだったらオケの楽器の方が一つ一つで見ればもっと少ない。なぜ皆が「オケ楽器の音は豊かな音響を作れる」という勘違いをしてるかと言えば、(音を)重ねてるからです。それを冨田先生は理解しちゃった。何の性格も持たないものにリメイクしちゃった楽器の音を、あえて人数重ねて別の音響感を作るやり方。それをシンセでやったのが冨田先生なんですよ。*ハイ・アート:ポップ・ミュージックなどの大衆芸術(ロー・アート)に対して、理解するのに一定の教養を必要とする芸術のこと。クラシック音楽や古典的な演劇、絵画など。*倍音:基本となる音の周波数に対して2倍以上の周波数を持つ音。音には正倍数の倍音が含まれている。ギターやベースのハーモニクス奏法などでも身近に知られる。――"ヒューマン・クロック"の仕組みは今回のコンサートでも生かされてるんですね。そうです。やってることは何年も変わってないですね(笑)。――冨田さんには、平沢さんのソロライブ映像も見せられたと伺いました。それは「Orchestral Manoeuvres In The Nurse」*ですか?何で知ってるんですか(笑)。その通りです。冨田先生との仕事にはテーマとなる課題が2つありました。1つは"ヒューマン・クロック"での同期をどうするか、もう1つはオケとコンピュータをどうやって共存させるか。前者は『BITMAP 1979-1992』を、後者を平沢さんソロのものを、それぞれ参考にしながらやってみました。*「Orchestral Manoeuvres In The Nurse」:90年に行われた平沢のソロライブ。電子音を基調としながら、看護師の仮装をした生楽器の演奏チームがバックにつき、ことぶきもキーボーディストとして参加していた。公演タイトルは、70年代から活動しているシンセ・ポップバンド、オーケストラル・マヌヴァーズ・イン・ザ・ダークのもじり。●物を作るために「条件下で何ができるか」を楽しむ○"ピコる精神"としての『スウィッチト・オン・バッハ』――先に『スウィッチト・オン・バッハ』の話が出ましたが90年代当時、平沢さんからの勧めがあって聴かれたという経緯もあるんですよね。そうそう。どうやってP-MODELを解凍させるかって話を2人で散々してた時、"ピコる精神"の音楽を作ろうって平沢さんがおっしゃって。「それは何だ?」と話してたら、リファレンス(参考音源)のような扱いで「『スウィッチト・オン・バッハ』を聴け」って言われたんですよ。当時からCD含めて音楽は買わなくなってたんですけどね。――それは学生の頃からですか?中2までは、底が抜けるくらい散々買いました。でも自分で作るようになってからは他人の音楽は全く聴かなくなった。伊福部昭さんの作曲本に「作曲を志す人間は音楽を聴いちゃダメだ」って書いてあったんです。「中途半端に毒された音を聴いちゃうと作曲ができなくなるから聴くな」と。○"元をとる"ために生まれた「2D OR NOT 2D」――なるほど。それでも『スウィッチト・オン・バッハ』は買われたんですよね。そう、金を払ってわざわざ買った。でも良くなかったです。平沢さんには「何てものを聴かせるんだ」って言ったんですけども。「まぁ自分の意思で買ったんだし」って返されちゃった(笑)。それで、これは(アルバム代金分の)元をとんなきゃいけないって、また曲を作りました。でも、何がしかのことがあって、その元を取るために次何やるかを決めるというのは、今でも全てにおいてそうです。言い方を変えれば「条件下で何ができるか」という作り方です。――それで完成した曲は『P-MODEL』(92年)に入っている楽曲ですか?「2D OR NOT 2D」ですね。あれは、僕が全部オケを作って…歌メロも作ってたんだけども、平沢さんがボーカルブースに入って、全然違う風に歌っちゃってね(笑)。スタジオに入る前の音を作ってる段階では、平沢さんはいなかったですね。僕と当時のエンジニアとマネージャーの3人でトラックを作って、その後、多分僕がジェットコースターに乗りに富士急ハイランドに行ってる間に平沢さんが全然違う歌にしちゃってましたね。まぁそういうのもアリかな(笑)。○具体的な個人に向けないと作り始められない――その偶然を楽しむ感覚は、冨田さんとの仕事にも感じられます。「条件下で何ができるか」ね。ちなみにこれから演出面で、キューブ型のパイプを12本はわせて上に吊るす装置のテストするんだけども、それが内径3600ミリなんです。なぜ3600かって言うと、4000ミリにすると上の蛍光灯にぶつかって割れちゃうから。そんな風に、全部条件下で決めてますね。例えば、曲をためてやりくりしてる人がいますけど、僕は全然そういうのを信用してなくて。少なくとも僕自身は、具体的に誰かに向かって作るというのが無ければ、事を始められない。一応、聞かれたら「皆さんに喜んでもらうために」とか言ってますけど、実際それを成し得るには、当然ながら物ができなきゃいけない訳です。その上で、まず誰のために作るか。それは、端的に言えばディレクターに向けてです。担当ディレクターが一番喜ぶ物を作って、その先に皆の喜ぶ顔があるわけで。――そこをクリアしないことは先にアプローチできないということですね。そうそう。冨田先生みたいな崇高なキャリアがある方であれば、作ったら世界の人を喜ばせることができるでしょう。創作と聴き手がイコールで直結してる。でも僕クラスの人間がそれを言うのはおこがましくて。その前に世界にリーチできる物を作らねばならない。そのためには、具体的な誰か個人に向けて作らないと、というのがあります。ここまで話を聞いてみると、幼少時から現在の活動まで、ことぶきが体験してきたことは、全て一つの線で結ぶことができるのではないかという思いが湧き出てくる。それに、「具体的な個人に向けて作らないと事を始められない」との言葉は、冨田さんとの仕事での姿勢を示唆しているようにも感じられる。それは、冨田さんの作った曲を舞台上で再現することにあった。その再現性自体もまた一つの作品と言えるのではないか。次回紹介する、冨田さんと過ごしてきた時間の中でのエピソードは、そんなことぶきが冨田さんという個人に向けて作ってきたとも言えるだろう音の背景をのぞかせるものだ。■プロフィールことぶき光1964年3月30日生まれ。北海道出身。80年代半ばから、あがた森魚や鈴木慶一らのバックのキーボーディストとなり、プロのアーティストとして音楽活動を開始。87年に平沢進率いるテクノポップバンド・P-MODELに参加。バンドは一旦"凍結"と呼ばれる活動休止期間を迎えるが、その間も89年にソロデビューした平沢の活動をサポートしてきた。"解凍"と称して期間限定で再結成したP-MODELでは"ヒューマン・クロック"と呼ばれる同期システムを構築。ライブでのパフォーマンス面でも自身の横や背後、時には真上にまでシンセサイザーを並べた強烈なプレイスタイルで、"キーボード妖怪"と評された。P-MODELが再び活動休止期間に入り、バンドを脱退。カンボジアなど諸外国でも音楽活動を送っていたが、戸川純率いるヤプーズのライオン・メリィらと共にプノンペン・モデルを結成。現在でも活動を続けている。また02年には、中野テルヲや福間創ら元P-MODELのメンバーも参加したソロアルバム『mosaic via post』をリリース。09年には、自身やかつてのP-MODELのメンバーの名前をもじったキャラクターが登場し大ヒットしたアニメ『けいおん!』も放送され、さらなる注目を浴びる機会も増えていた。12年、冨田さんの「イーハトーヴ交響曲」の初演にエレクトロニクスというパートで参加。"ヒューマン・クロック"を使用したシステムを披露し、オーケストラと初音ミクが共存するステージを成立させる主要メンバーの1人となった。■公演情報冨田勲 追悼特別公演「冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』」日時: 11月11日 開場18:00/開演19:0011月12日開場12:30/開演13:30 開場17:00/18:00 (2公演)会場:東京・Bunkamuraオーチャードホールチケット料金:S席10,000円/A席 8,500円(税込/発売中)出演:渡辺一正/東京フィルハーモニー交響楽団/エイドリアン・シャーウッド/風間無限/ことぶき光/初音ミクほか
2016年10月24日●すごい音を体験しちゃった2016年5月、電子音楽の巨匠・冨田勲さんが、84歳でその生涯の幕を閉じた。冨田さんは生前、1950年代に活動を開始。NHKなどのテレビ番組の音楽を作曲しながら、60年代末にアナログ・シンセサイザーのモーグに出会い衝撃を受ける。74年には、モーグを使って、ドビュッシーの楽曲を再解釈したアルバム『月の光』を発表。クラシカルでありながら時代の先端を鳴らしたサウンドは世間の注目をさらい、国内電子音楽の歴史を大きく塗り替えた。その後も、それまでの音楽を現代的に解釈し直した作品を発表しながら、常に先鋭となるべき音を求め続け、晩年はボーカロイド・初音ミクをソリストに迎えた「イーハトーヴ交響曲」を制作。12年の初演では、日本フィルハーモニー交響楽団とミクの歌声が融合するパフォーマンスを披露して話題を集めた。しかし、オーケストラとボーカロイドの音を有機的にミックスしながら、ライブとして臨機応変に対応するのは容易なことではない。それを可能にした主要メンバーの1人が、現在はプノンペン・モデル、かつては平沢進率いるテクノポップバンド・P-MODELの一員として活動していたことでも知られる電子音楽家・ことぶき光だ。解凍P-MODELのステージで"ヒューマン・クロック"と呼ばれるバンドサウンドと電子音を同期させるシステムも披露してきた彼は、その経験から冨田さんのミクを用いたステージも強力に支えてきた。ことぶきは、11月11、12日に東京・Bunkamuraオーチャードホールで行われる冨田さんの追悼公演「冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』」も全面的にバックアップ。コンサートは、「イーハトーヴ交響曲」の再演に加え、冨田さんが最期まで公開を夢見て制作していた「ドクター・コッペリウス」の初上演、エイドリアン・シャーウッドによる冨田さんの代表作「惑星 The Planet」のリミックスパフォーマンスで構成される。この冨田さんの遺志を受け継いだ公演を前に、ことぶきはどのような思いを持っているのか。それを聞いてみたところ、コンサートの舞台裏だけでなく、"冨田サウンド"との出会い、音楽制作への向き合い方、P-MODEL時代の秘話、冨田さんと共演してきた上での思い出、そしてプライベートでの音楽体験にいたるまで、さまざまなエピソードを饒舌に語ってくれた。これを3回にわたってお伝えする。第1回は、幼少時に大阪万博で受けた大きな衝撃から、シンセサイザーを手にするまで、アーティストデビュー以前の彼の物語を紹介したい。○万博で全部経験しちゃった――ことぶきさんが最初に冨田さんの音楽を聴かれたのはいつ頃でしたか。テレビを介して気が付いてたら聴いてましたね。それこそ大河ドラマとかの劇伴は、20世紀音楽の開花と言えるようなインパクトで。僕のような世代は、日常的にすごいものを聴いてた訳ですよ。60年代、70年代にね。――大阪万博の頃(70年3月~9月に開催)くらいですかね。まさにそう。僕は全部を万博で体験しちゃったんです。幼稚園の卒園式を抜け出して行ったんですけども。――卒園式を!?小学校に上がるタイミングでちょうど大阪万博があったんです。そこで、お祭り広場に行く途中、松平頼暁*さんの作った曲が流れてたのを聴いちゃった。ただ、僕は1週間くらい通ったんですけど、松平さんの音楽はその途中ですぐ中止になって。コンパニオン全員が体調不良になるという当時の事件があったんですね。松平さんは独特な楽理で音を構築していて、それが影響しちゃったんだ。その話を07年か08年に松平さん本人から聞いて、「わー」って思っちゃって。そのようなことが幾つかあって、冨田先生とお話しできた時も、僕が万博で体験しちゃったものの裏側を40、50年後に作家本人から聞けたっていう…これはもう信じがたいことで。万博の後に、半分くらいの作家は皆、死んじゃうわけですから。すごい音を70年に全部、体験しちゃった。*松平頼暁:現代音楽作曲家。50年代後期からさまざまなオーケストラ、ピアノの楽曲を制作している。○小学校以降は"余生"――5、6歳でそこまで大きなショックがあったんですね。僕、小学校以降は全部"余生"だと思ってて。それまでの体験を何十年もたった後に分析してるくらいです。それは大きなポイントで、今、学生に音楽を教えてもいるんですけど、何も作ったことのない人間に音楽を教えても、ほぼ意味がない。例えば、音楽大学の作曲科の生徒に教えるとします。あの世界は積み上げられたメソッドが分厚くあって、対位法とか和声法とかを一からやりながら、楽器の奏法も修得しなきゃいけない。これじゃ10年とかすぐたっちゃう。*対位法・和声法:対位法は一つ一つのパートの独自性を保ちつつ、複数のメロディを重ね合わせる手法。和声法は主となるメロディに対して、どのようなハーモニーを接続するかに重きを置いて音を作っていく手法。――理論的な部分からガチガチで攻めるわけですね。と言うより、何を何カ月でマスターして次に行くって手順が決まってるんです。彼らって、それを修得しなかったら作品は作れないと思ってるんですよ。――え、そうなんですか? フィーリングではダメ?彼らは練習課題として色んなものを作りながら、最終的に自分自身の作品を作るための訓練を10年以上かけてやってる。それに、音大は義務教育の中で教わった内容だけでなく、特殊訓練を受けなきゃ受験もできない。訓練を何年も受け続けてる子どもたち、そして何でも知ってる子どもたち、その学生が何も作れないっていう事実ね。その一方で、特訓もせず、ほとんど何も学んでないままに、自分の持ったポップミュージックのセンスを信じて何かを作ってる"バカ"たちもいる訳です。でも、両者を並べた時にどっちに可能性があるかは明らかですよね。"バカ"の方は自分で音楽を作って、後から分析して次のステップに行くんです。ただ、それができるようになるためには早い段階、吸収力がピークに達している段階で、何らかの音楽的な洗礼を受ける必要が恐らくあって。僕はそれが6歳頃だった。まぁ僕が何か作ったわけじゃなくて、ただ聴いたってだけですけど(笑)。それでも、後はもういいやって感じでしたね。それくらい本当にデカい出来事でした。――とすると、6歳という絶妙なタイミングで冨田さんの音楽にも衝撃を受けられたのでしょうか。ただ、その時には"冨田サウンド"とは気付いてなかったですね。(カールハインツ・)シュトックハウゼンにしても冨田先生にしても、テレビで流れていたので、それが普通だと思ってました。誰の作ったものかって意識し出したのは後からですね。●僕らがやっていけるのは「冨田先生がいたから」○冨田さんの名前は「街の事情で知った」――それはいつ頃でした?その後、図らずも住んでた街の事情でピアノ教室に通わざるを得なくなって。ピアノを習ってる女子は4人いたんだけど、男がいなかったんです。そこで、ピアノの先生が「男子を生徒としてどうしても入れたい」って言うので、僕が行くことになった。生徒が何人以上、男女比何割っていうのがフランチャイズ経営で決められていたらしいんですよ。それをクリアしないと教室がなくなってしまうという。――ノルマですね(笑)。そういう事情で入れられちゃって。そこで先生から冨田勲の名前を聞いた。それも今思えば偶然で、ある種の"おかげ"ですね。その時が小学2、3年かな。○シンセサイザーとの出会い――それが初めてじっくりと楽器に取り組んだ時になるんですよね。最初からシンセサイザーを使ってらっしゃるイメージだったので意外です。シンセサイザーを、その時はまだ知らなかったですね。8歳だから、72年か…その時期だと、『スウィッチト・オン・バッハ』(68年)*はリリースされてると思うんだけども、その当時はシンセサイザーを知らなくて、『NHKニュースおはよう日本』がきっかけでした。「世の中のあらゆるサウンドを再現できるマシンが登場した!」って触れ込みでシンセがテレビに出ちゃった訳ですよ。その頃の僕は、地元ではあり得ないくらいのお年玉をもらう子どもだったんで、「これは大変だ」って、お金をかき集めて買いに行きましたね。*『スウィッチト・オン・バッハ』:後に性転換を経験するウェンディ・カルロス(発表当時はウォルター・カルロス名義)がモーグ・シンセサイザーを駆使してバッハの演奏を再現したアルバムで、日本国内の電子音楽アーティストにも多大な影響を与えた。モーグを全面的に使用した作品では初のミリオンセラーを記録したアルバムでもある。――小学生で?それは多分、中学2年ですね。と言うのも、72年の段階だと、そもそも冨田先生が買ったような1,000万円レベルのシンセしかなかったので。○大前提にあるのは先人への畏敬――当時の冨田さんと言えば、モーグですものね。そうそう(笑)。でもモーグ*は、テレビで映されてなかったです。紹介されるようになったのは、冨田先生が『月の光』(74年)とかをリリースして売れた後、「この音を作った楽器は何なんだ!?」っていう声が出始めて。それから30年たった今、11月のコンサートでいなくなった冨田先生を、復活させるんです。これは、ある種のリミックスですね。冨田勲という存在自体をリミックスしてる。まぁ、そんな冨田先生のモーグの登場を受けて日本のメーカーがコンシューマーレベルの…10、20万円の機材を出し始める。まだ手を出せる範囲での減算方式のシンセの原型が現れたのは70年代後半くらいですね。*モーグ:ロバート・モーグ博士が開発した革命的なアナログ・シンセサイザー。ザ・ビートルズやクラフトワークをはじめとして、さまざまなジャンルのアーティストの作品に使用され、現在でも国内外問わず非常に高い人気を集めている名機。流通しているものは非常に高価。――MS-20とか?おっしゃる通り。僕は後に、エレキギターのアウトプットを3本に分岐して、それぞれをMS-20*に繋げて演奏するようになるんですが、そんなマシンを持って、ある国に行った時は「日本から来たMS-20を同時に操る人間」といった一定の評価を受けています。「なぜか?」と考えると、冨田先生がいたからです。それも完全に"おかげ"で。そんなところから僕は、先人への畏敬というのが、まず前提としてあって。冨田先生がやってくれたから、僕らが外国でそのようにやっていける、大きな事実がある訳です。話を戻すと、NHKの朝の番組では、(実際にはその前からあるけれど)シンセっていうのが「世の中に登場した」って言い方で紹介されていたと記憶しています。「世の中のあらゆるサウンドを再現できる。例えば猫の声」とかね。で、自分で買って、実際に操作してみると、確かに猫の声は出ました。でも、猫の声しか出なかった。そこで「ああ、これがシンセか」と。それで1回は離れちゃいました。*MS-20:VCO、VCF、VCA、EGを2系統搭載していた、コルグのアナログのモノフォニック・シンセサイザー。P-MODELでも田中靖美が使用したように、1978年発売当時からプロアマ問わず多くのアーティストから関心が寄せられた。現在は、コルグから当時のアナログ回路を完全再現した小型版も発売されている。アーティストとしてのデビュー前、6歳の頃の大阪万博での衝撃から音楽に惹かれてきたことぶき光。中学2年生でシンセを初めて購入するまでの期間にも、冨田さんの影はそこかしこに見られた。そんなことぶきは、その後何十年もたってから冨田さんとの共演を果たす。用いられていた同期の仕組みは90年代初頭にP-MODELの一員として、披露していたもの。次回は、そんなP-MODEL時代の平沢とのエピソードなどの舞台裏から冨田さんとの仕事にいたるまでの間を振り返ってもらっている。■プロフィールことぶき光1964年3月30日生まれ。北海道出身。80年代半ばから、あがた森魚や鈴木慶一らのバックのキーボーディストとなり、プロのアーティストとして音楽活動を開始。87年に平沢進率いるテクノポップバンド・P-MODELに参加。バンドは一旦"凍結"と呼ばれる活動休止期間を迎えるが、その間も89年にソロデビューした平沢の活動をサポートしてきた。"解凍"と称して期間限定で再結成したP-MODELでは"ヒューマン・クロック"と呼ばれる同期システムを構築。ライブでのパフォーマンス面でも自身の横や背後、時には真上にまでシンセサイザーを並べた強烈なプレイスタイルで、"キーボード妖怪"と評された。P-MODELが再び活動休止期間に入り、バンドを脱退。カンボジアなど諸外国でも音楽活動を送っていたが、戸川純率いるヤプーズのライオン・メリィらと共にプノンペン・モデルを結成。現在でも活動を続けている。また02年には、中野テルヲや福間創ら元P-MODELのメンバーも参加したソロアルバム『mosaic via post』をリリース。09年には、自身やかつてのP-MODELのメンバーの名前をもじったキャラクターが登場し大ヒットしたアニメ『けいおん!』も放送され、さらなる注目を浴びる機会も増えていた。12年、冨田さんの「イーハトーヴ交響曲」の初演にエレクトロニクスというパートで参加。"ヒューマン・クロック"を使用したシステムを披露し、オーケストラと初音ミクが共存するステージを成立させる主要メンバーの1人となった。■公演情報冨田勲 追悼特別公演「冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』」日時: 11月11日 開場18:00/開演19:0011月12日開場12:30/開演13:30 開場17:00/18:00 (2公演)会場:東京・Bunkamuraオーチャードホールチケット料金:S席10,000円/A席 8,500円(税込/発売中)出演:渡辺一正/東京フィルハーモニー交響楽団/エイドリアン・シャーウッド/風間無限/ことぶき光/初音ミクほか
2016年10月21日『世界の中心で、愛をさけぶ』『ピンクとグレー』の行定勲監督が初のロマンポルノに挑む『ジムノペディに乱れる』が、板尾創路主演で11月26日(土)より公開されることが決定。この度、本作のポスタービジュアルと予告編が到着した。自宅のピアノから流れてくるエリック・サティの「ジムノペディ」の音色。目を覚ました映画監督の古谷慎二(板尾創路)はピアノが置かれた部屋へ足を踏み入れるが、そこにはピアノを弾いていた妻の姿はない――。古谷は久々に新作映画の撮影に入っていた。国際映画祭で高い評価を得た名声は過去のものとなり、いまでは低予算映画の仕事にありつくのがやっとだった。かつては「精神が研ぎ澄まされていれば、金がなくても映画だ」と、どんな条件でもやる気を失わなかったが、いまでは「こんな現場は映画じゃない」と愚痴っている。撮影直前になって、主演女優の安里(岡村いずみ)がラブシーンで愚図りはじめ撮影が進まない。古谷は強引に説得するが、安里と言い争いとなり、険悪な雰囲気のまま撮影は中断してしまう。その日、古谷は昔から関係がつづく衣装部スタッフと一夜を共にする。そして翌朝、彼女から安里が降板したことを知らされる…。映画は製作中止となり、時間を持て余した古谷は、街で会った映画専門学校の教え子・結花(芦那すみれ)の部屋に転がり込む。思わせぶりな態度で挑発してくる結花と体を重ねる古谷。雨の音に紛れてどこからかジムノペディが聞こえてくる…。本作は、今年生誕150年を迎えたエリック・サティの名曲「ジムノペディ」の調べにのせ、ラブストーリーの名手・行定監督が、切なく不器用な大人の愛を官能的に描いている。今年で製作開始から45周年を迎える“日活ロマンポルノ”のリブートプロジェクトの一環で製作された本作。今回メガホンを取った行定監督のほか、塩田明彦監督、白石和彌監督、園子温監督、中田秀夫監督ら第一線で活躍する監督陣が完全オリジナルの新作を28年ぶりに撮りおろすことでも話題。さらに、先日行われた「第21回釜山国際映画祭」でのワールドプレミア上映には、韓国を代表する鬼才映画監督キム・ギドクや、映画プロデューサーのアン・ドンギュなど韓国映画関係者が来場し本作を絶賛した。主演を務めるのは、芸人や俳優など様々な顔を持つ板尾さん。映画監督としても2本の作品を残し注目される彼が、今回は全てを失い自暴自棄になっている映画監督の男・古谷演じる。古谷を惑わすヒロイン・結花には、これまではBOMI名義でミュージシャンとして活動しており、本作が本格的な映画デビュー作となる芦那すみれ。もうひとりのヒロイン・安里には、大河ドラマ「真田丸」の出演など、注目の若手女優・岡村いずみ。2人とも本作で初めて濡れ場に挑戦し、美しく官能的なラブシーンを披露している。そして、本作の見どころの一つとなっているのが、古谷が<1週間>、ヒロイン2人を始め、田山由起、田嶋真弓、木嶋のりこ、西野翔らが演じる様々な年齢層の女性たちと官能的に乱れる姿。さらに、ロマンポルノを代表する女優・風祭ゆきもカメオ出演している。このほど初解禁された予告編には、古谷が女たちの肌のぬくもりに助けられながら、失った何かを探し求める姿が描かれており、古谷をとりまく女たちとの官能的なシーンを想起させる映像がちりばめられている。本作は、中央線沿線が舞台になっており、ロマンポルノにも深い関わりがある映画監督の実話エピソードにもインスパイアされているそう。終盤に放たれる「感じるんだ」というセリフには、不感症で不寛容な時代へ一石投じるものになっている。なお、豪華監督陣による完全オリジナルの新作ロマンポルノを、「新作製作 powered by BSスカパー!」として製作開始。新作公開に併せ「BSスカパー!」にて、各作品の劇場公開同日の深夜0時より【R15+版】で放映される。『ジムノペディに乱れる』は11月26日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2016年10月18日ライブ配信サービス「LINE LIVE」にて、9月12日(月)今夜、「岩井俊二監督、行定勲監督をゲストに重大発表!?」のタイトルで特別番組が生配信されることが決定した。10月25日(火)より10日間にわたって開催される「第29回東京国際映画祭」のLINE LIVE初回配信となる本番組。『世界の中心で愛をさけぶ』『ピンクとグレー』などを手掛ける行定勲監督と、『花とアリス』や今年3月公開された『リップヴァンウィンクルの花嫁』の岩井俊二監督をゲストに迎える今回は、「第29回東京国際映画祭」に関する重大発表を行うという。気になる重大発表の中には、過去に季葉、岡本あずさ、山崎紘菜などフレッシュな顔ぶれが抜擢され映画祭を盛り上げた「東京国際映画祭ナビゲーター」が発表されるほか、行定監督も参加するアジアの気鋭監督3名が、ひとつのテーマのもとにオムニバス映画を隔年で共同製作するプロジェクト「アジア三面鏡」の新たな情報や、東京国際映画祭の大きな2本映画特集のひとつ「JAPAN NOW」部門にて、岩井監督の作品を改めてふり返る企画「岩井俊二監督特集」の新たな情報が発表されるようだ。「東京国際映画祭SP企画 岩井監督&行定監督登場で重大発表!?」は9月12日(月)20時~LINELIVEにて配信。(cinemacafe.net)
2016年09月12日アニメーション監督の高畑勲氏が9月1日(木)、都内で行われたスタジオジブリ最新作『レッドタートル ある島の物語』の完成披露試写会に、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督、プロデューサーの鈴木敏夫氏とともに出席した。ジブリにとって初の海外共同製作作品である本作で、アーティスティック・プロデューサーを務めた高畑氏。およそ10年前にジブリ側から長編製作のオファーを受けたヴィット監督が、「尊敬する高畑勲監督から長編映画の制作全般について助言を受けること」を条件に快諾したことがきっかけだ。実際に制作中には、高畑監督が参加し、シナリオ、絵コンテ作りから効果音や音楽に至るまで何度も打ち合わせを重ねて、8年もの歳月をかけて完成させた。挨拶に立った高畑氏は、「こんな立派な役職…。それほどの役割は果たしていませんし」とアーティスティック・プロデューサーという肩書に少々居心地が悪い様子。それでも「初めての経験で、面白さもあった。あくまでマイケル監督の考えを尊重すべきだと思ったし、(結果的に)優れた作品ができて安心している」と本作に太鼓判を押した。そんな高畑氏の言葉に、ヴィット監督は「私自身も、この映画を誇りに思っている」と感無量の面持ち。「現場は主にフランスやベルギーのスタッフでしたが、思いは常に高畑さんや鈴木さんにあった。初めての長編で多くのことを学びましたし、ジブリの皆さんがインスピレーションの源だった」と感謝を伝えた。企画の発端となった鈴木氏は、「あれから10年。こんな大ごとになるなんて」と時の流れをしみじみふり返っていた。『レッドタートル ある島の物語』は、9月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月01日2016年8月3日発売の『週刊文春』にて、タレント・小倉優子さん(32)の夫である美容師の菊池勲さん(45)の不倫が報じられました。菊池さんの不倫相手は、小倉さんと同じ事務所に所属する女性アイドルグループ『ユルリラポ』のメンバー・馬越幸子さん(25)。7月28日、馬越さんの自宅マンションで約6時間ほど過ごして出てきた菊池さんに『週刊文春』が直撃したところ、菊池さんは馬越さんと親しい仲であることは認めつつも、不倫関係は否定したとのことです。なお、菊池さんと馬越さんの出会いは今年の3月末で、すぐに意気投合し、その後、菊池さんは馬越さんのマンションへと通う仲になったそう。小倉さんは現在、第2子を妊娠中で、菊池さんは小倉さんの妊娠中に不倫していたことになります。妻の妊娠中の不倫に対し、ネット上では菊池さんを非難する声が殺到しているようです。●ネット上では「最低すぎる」「どんな神経」と非難囂々『妻の妊娠中に、しかも妻の後輩に手を出すなんて最低すぎる』『妻の妊娠中にどういう神経してるの?神経疑うわ』『ゆうこりんというかわいくてよくできた妻がいるのに信じられない』『まさにゲス不倫。小倉優子も子どももかわいそう』『妊娠中に不倫されたなんて…ゆうこりん頑張ってたのに…かわいそう』『妻の妊娠中に他の女の部屋で6時間も過ごして、不倫じゃないって苦しすぎる』『この夫、最初からチャラそうって思ってたけど、まさか妊娠中に不倫とは…』『こりゃ離婚だね。こんなゲスな男とはすぐ別れたほうがいい』『妻の妊娠中に不倫!なんて最低な男!ゆうこりんに同情します』『相手の女もこの男も最低すぎる』『不倫なんて常にダメだけど、特に妊娠中は精神的にダメ』『妻と同じ事務所の後輩に手を出すなんてありえない。不倫相手も、先輩の旦那に手を出すとか、何考えてんの?』『呆れて言葉が出ない。とにかく妊娠中は許せない』『妊娠中はただでさえ情緒不安定なのにこんなことされたら…ゆうこりん頑張って!』『またゲス不倫。さすが文春。もうこれはアウトでしょ』『45歳にもなって、自分のことしか考えられないんだね。ほんとサイテー』など、ネット上は菊池さんへの非難の声と小倉さんへの同情の声であふれています。宮崎謙介元議員やファンキー加藤さんも妻が妊娠中に不倫しており、世間から非難されましたが、それらの報道を見ていても、菊池さんは何も学ばなかったのでしょうか。ただでさえ妊娠中は精神的に不安定になるものですが、そんな妻を放って他の女性と遊んでいた夫に対し、小倉さんは今後どのような対応をしていくのか注目ですね。【画像出典元リンク】・小倉優子オフィシャルブログ「Yuko’s Happy Life」(プラチナムプロダクション)Powered by Ameba/(文/パピマミ編集部)
2016年08月03日嵐・松本潤が、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04年)や『ピンクとグレー』(16年)の行定勲監督の最新作『ナラタージュ』(2017年秋公開)で主演を務めることが12日、明らかになった。松本と映画初共演となる女優・有村架純が、ヒロインを務める。原作は、島本理生氏が20歳の若さで、狂おしいほど純粋に禁断の恋に落ちる2人の関係について執筆した同名の恋愛小説。映画や演劇において人物の語りや回想によって過去を再現する手法・"ナラタージュ"をタイトルに冠している通り、ヒロインの回想によって構築された同作は、スキャンダラスな内容ながらその文芸的評価も高く、第18回山本周五郎賞候補となり、宝島社が選ぶ2006年版「この恋愛小説がすごい!」で首位を獲得した。そんな原作発売から11年。原作に出会ってから長年にわたり映画化を熱望し、企画と構想を温めてきた、行定監督がメガホンを取って映画化が実現する。高校教師と生徒として出会った2人が、時がたち再会した後、決して許されない、しかし、一生に1度しか巡り会えない究極の恋に落ちる。その2人の思いが放つ光と、思いあうほどに濃くなる純愛の陰影を描き出す。松本が演じるのは、許されない恋に悩みながらも思いにあらがえない高校教師・葉山貴司。一方、有村は葉山に身も心もさらけ出しながら全てをささげても良いと思える恋に落ちる20歳の女子大生・工藤泉役を務める。なお2人が行定監督とタッグを組むのは、今回が初となる。「行定監督がこの映画で描きたいとおっしゃったテーマに強く共鳴」したという松本。「恋愛というのは、感じ方や受け取り方が人それぞれ違うモノ」とした上で、「でも人の心が人の心を動かす瞬間は誰もが共感してもらえるモノだと信じています」と力強く口にし「有村さんと一緒に、清らかであるのと同じ程、苦しい心模様を表現していきたい」と意気込みを述べる。有村は「新しい環境での撮影に『刺激的な夏になる』と感じております」とフレッシュな表情を見せ、本作を「普遍的な愛を描いていきます」と説明。「大人とか子供とか関係なく1人の女性として1人の男性に愛を注いでいくのですがそのとても繊細な恋愛模様を大切に大切に演じていきたい」と補足しつつ、演技のポイントを明かしている。また、行定監督は「恋することがこんなにつらいのならしなければよかったと思えるような、恋愛映画の金字塔を目指してスタッフ・キャスト一丸となって挑みたい」とアピール。島本氏は、原作について「思春期の恋愛の全てを書いた」と述懐し、「青春は決して明るいものではなく、むしろ孤独な季節だからこそ、主人公たちは恋をせずにはいられなかったのだと思います。刊行から十数年たった今、行定監督の手によって、最高のメンバーで映画化するとの知らせを受けて、大変興奮しています」と歓喜の声をあげた。
2016年07月14日アーティストの菊池敏正による「対峙する客体 -形態の調和と造形-」が、7月16日から31日まで東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスにて開催される。菊池敏正は、古典作品の技法材料を研究し、現代美術との融合をコンセプトに乾漆や木彫の立体作品を制作するアーティスト。数理模型(関数から成り立つ立体)やウニや骨などをモチーフに、自然科学を調和した美しい作品たちを生み出している。同展では、自然史標本や廃材を再構成した作品と、日本の伝統的な技法による作品を同一空間に展示する。同展について、菊池敏正は「現代には再利用可能な資源が多くあり、それらに着目して芸術の領域において活用することは、新しい造形の可能性を強く感じさせ、同時に現代美術におけるホットスポットになり得るものでもあります」とコメントしている。【イベント情報】「対峙する客体 -形態の調和と造形-」会場:ポーラ ミュージアム アネックス住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階会期:7月16日~31日時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)入場無料会期中無休
2016年07月13日