2023年3月8日に開幕した、野球の世界大会である『ワールド・ベースボール・クラシック(通称:WBC)』。翌9日、東京都文京区の東京ドームで行われた第1ラウンドでは、日本代表の『侍ジャパン』が中国代表を相手に初戦を繰り広げました。WBCで日本代表の『ベンチに掲げられたもの』に反響試合開始前、中継カメラが写したある光景に、ネットから多くの称賛の声が相次ぎました。話題になったのは、東京ドーム一塁側に設けられた日本代表のベンチ。そこには、ケガで出場を辞退した、鈴木誠也選手のユニフォームが掲げられていたのです。『シカゴ・カブス』所属の鈴木選手は、当初WBCのメンバーに選抜されていましたが、左脇腹を痛めて辞退を決意。今後のため、リハビリに励むことになりました。ベンチに掲げられた背番号『51』の、鈴木選手のユニフォーム。その光景は、まるで鈴木選手もベンチで試合を見守っているかのようです。侍ジャパンの行動からは、リハビリに励む鈴木選手に対するエールや、仲間としての強い絆を感じます。この日、鈴木選手はInstagramのストーリーズ機能に、ユニフォームを着用した写真を投稿。「今日から、これ着てずっと応戦します。頑張れ侍ジャパン」とつづり、『仲間』へエールを送っています。お互いにエールを送り合う、侍ジャパンと鈴木選手の姿は、試合を見ていた人たちの心を打ちました。・ユニフォームが目に入った瞬間、胸が熱くなった…。・なんて粋な対応なんだ。鈴木選手も、ものすごく嬉しかったと思う。・侍ジャパン、試合開始前から全力で泣かせにくるじゃん…。大谷翔平選手中国代表を相手に、初戦から8対1で勝利をつかんだ侍ジャパン。今後も素晴らしい試合を見せ、ファンや鈴木選手を含む、世界中の人の胸を熱くしてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年03月10日2023年3月6日、『ワールドベースボールクラシック(以下、WBC)』に出場する野球日本代表『侍ジャパン』が強化試合のため、『阪神タイガース』と対戦しました。同試合で注目を浴びたのは、打者として出場した大谷翔平選手です。3回の第2打席で片ヒザを付きながらホームランを放ち、会場を沸かせた大谷選手。さらに、5回の第3打席でも、センター方向にホームランを放ち、観客のみならず、選手たちをも驚かせました。大谷選手の2打席連続ホームランに驚いた、山川穂高選手は「野球をやめたい」と冗談交じりにコメントしています。七回に代打で途中出場した山川(西武)は2打席連発の大谷に「マジで野球辞めたいっす。同じ競技をやっているとは思えない」と脱帽した。サンケイスポーツーより引用山川選手も、これまでにパ・リーグで三度のホームラン王を獲得しているスラッガーです。そんな山川選手に「同じ競技をやっているとは思えない」といわしめる大谷選手に、改めて驚かされた人は多いようです。・大谷選手は本当に、漫画やアニメのキャラクターなのかと思う。もはやファンタジーの域だわ。・いや~、大谷選手、すごかった!確かにあんなプレーを目の前で見せられたら戦意喪失するよね。・大谷選手のプレーにがくぜんとしたのは、山川選手だけじゃないはず。でも僕は『侍ジャパン』のみんなで勝つところが見たい!頑張って!・『WBC』がめちゃくちゃ楽しみになった一戦だった!早く試合が観たい!『侍ジャパン』の初戦は、同月9日、19時から東京ドームで行われます。大谷選手をはじめとする『侍ジャパン』がどのような戦いを繰り広げてくれるのか、目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2023年03月07日2023年3月8日から始まる、野球の国際大会『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC(通称:WBC)』。台湾、日本、アメリカの3か国で『1次ラウンド』が行われるなど、国内外で多くの人の注目を集めています。海外から日本に来るのは選手だけでなく、報道陣もです。普段、メジャーリーグに関する記事を書いているMichael Clairさんは、『WBC』取材のため来日しました。同月6日現在、各国の練習試合を取材しています。海外に行くと、自分の国で目にしないようなものを発見するのは万国共通。Clairさんは、日本のお菓子を大変気に入ったようです。If this potato ran for mayor, I’d vote for him pic.twitter.com/XBpH8JKPcc — Michael Clair (@michaelsclair) March 5, 2023 もしこのポテトが市長選に立候補するなら、投票するよ。Clairさんは、『ポテトチップス』の醬油味を大絶賛!さらに、ホットドッグやお酒に対しても舌鼓を打ったようです。Was absolutely starving so got a hot dog — which is nice and crisp on the outside — and what I thought was a lemonade. After taking a few sips, I’m pretty sure this is booze though, so I won’t be finishing it. pic.twitter.com/A5uCWNjPqV — Michael Clair (@michaelsclair) March 6, 2023 I think you can understand my confusion. THOSE LEMONS LOOK SO REFRESHING pic.twitter.com/8gbBI2QGi8 — Michael Clair (@michaelsclair) March 6, 2023 Clairさんは、ホットドッグについて「パリッとしていて最高」、レモンサワーも「おいしくてレモンが新鮮」と、感想をつづっています。ネット上ではClairさんの投稿に対し、「海外から来た人が、日本の飲食物をおいしいといってくれるのは嬉しい!」「『ポテチ』が世界に知れ渡った!」といった反響が上がりました。同大会が始まれば、海外から観客が来ることが予想されています。一人ひとりがまた、「日本の飲食物はなんて素晴らしいんだ!」と魅力を知ることになるかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2023年03月06日イングランドのプレミアリーグ・ブライトンに所属するサッカー日本代表・三笘薫が、8日にABEMA NEWSチャンネルで配信された『MITOMA ~頂点を目指す者~』完全版に出演し、「FIFA ワールドカップ カタール 2022」を振り返った。「FIFA ワールドカップ カタール 2022」の閉幕後に再開したイングランド・プレミアリーグで、目覚ましい活躍を見せている三笘。8日に配信された同番組では、元日本代表の内田篤人氏が様々な角度の質問から三苫の本音に迫り、4年後の「FIFA ワールドカップ」を見据え、三笘の目指す目標やゴールについて徹底的に深掘りしていく。内田氏は、冒頭から軽快なトークで場を和ませながら、プレミアリーグ1年目で公式戦3試合連続ゴールと、三苫の好調な活躍を称賛。「(プレミアリーグに)慣れてきたか」と聞かれた三苫は、「徐々に慣れてきて、フィジカル的にもシーズン当初よりもフィットしてきている」「チームとしてもサッカーが成熟してきているので、そこにマッチしている」と手応えを語った。また、「FIFA ワールドカップ カタール 2022」にて、スタメン出場を望んでいた三笘だったが、全試合途中出場で幕を終えた心境も吐露。「FIFA ワールドカップの時は、僕自身コンディションを100%に持っていけなかったということもありましたし、そこでは完全に僕のミス」と反省点を明かしつつ、「途中出場からやるべきことはやらないといけないと感じていたので、そこに対する不満とかは全くなかった」と振り返った。そして、次回のワールドカップでスタメンとして定着するためには、「結果を残し常に存在感を出していかなければならない」と決意を新たにした。
2023年02月09日プロ野球選手になるために一番必要なものは、『身長』ではない株式会社カンゼンから、近年プロ野球の世界で身長の低い選手の活躍が目覚ましい点に注目し、プロの世界では体格に恵まれているとはいえない彼ら少年野球時代を指導者と本人の証言から紐解く『小さなプロ野球選手の履歴書』(ヤキュイク編集部 編)を2月9日に発売いたします。『小さなプロ野球選手の履歴書』書影プロ野球選手になるために一番必要なものは、『身長』ではない指導者と本人の証言から紐解く『成功の秘訣』「壁の越え方はひとつじゃない」――石川雅規「体の小ささを言い訳にしない」――美馬学「自分が決めたことを毎日続けて」――宮﨑敏郎「この身長だからより一層頑張らないといけない」――小川泰弘「自分に合った体の使い方を見つける」――宮城大弥「身長や体重に関係なく活躍できるのが野球の魅力」――平良海馬「体のサイズがハンデだと思ったことはない」――森友哉「『体が小さくてもプロで活躍できる』、そんな夢を与えたい」――浅野翔吾サンプルページ「壁の越え方はひとつじゃない」――石川雅規「体の小ささを言い訳にしない」――美馬学目次目次①目次②【収録選手】宮城大弥(オリックス)172cm美馬学(ロッテ)169cm森友哉(オリックス)170cm平良海馬(西武)173cm宮﨑敏郎(DeNA)172cm小川泰弘(ヤクルト)171cm石川雅規(ヤクルト)167cm浅野翔吾(高松商:巨人2022年ドラフト1位)171cm<専門家の視点>発育とパフォーマンスとの関係性勝亦陽一(東京農業大学准教授)書誌情報『小さなプロ野球選手の履歴書』ヤキュイク編集部 編ISBNコード:978-4-86255-672-1定価:1,870円(本体1,700円+税)判型:四六判ページ数:208P発売日:2023年2月9日出版社:カンゼンAmazon : Rakutenブックス : 商品ページ : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン 営業部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月01日中京テレビ放送株式会社(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役社長:丸山 公夫)は、町中華の名店「ピカイチ」に野球好きスピードワゴン小沢・プロ野球OB・ドアラが集い、野球トークやゲーム対決を行う土バラ「野球酒場バラエティ~ドアラと小沢とピカイチと~」を1月28日(土)に放送いたします。メインビジュアル■番組詳細番組タイトル: 土バラ「野球酒場バラエティ~ドアラと小沢とピカイチと~」放送日時 : 2023年1月28日(土) 24:55~25:25(中京テレビ)出演者 : 小沢一敬(スピードワゴン)、岩瀬仁紀、館山昌平、ドアラ(中日ドラゴンズ)、望月杏夏(中京テレビアナウンサー)配信 : 2023年1月28日(土)25:25~・番組の見逃し配信は「Locipo」 ・未公開シーンも盛り込んだ完全版は「Locipo」 「中京テレビスポーツ【公式】 YouTubeチャンネル」 公式HP : 番組概要 : プロ野球ファンのみならず、野球選手も通う町中華の名店「ピカイチ」で中日OB岩瀬仁紀とヤクルトOB館山昌平がプロ野球スピリッツAでゲーム対決!お店の看板メニューやお酒を堪能しながら、OBだからこそ語れるトークなど…スピードワゴン小沢とドアラがまさかの番組MC!?プロ野球に興味がない人でも楽しめる「野球酒場トークバラエティ番組」! 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月27日サッカー日本代表GKの権田修一選手(清水エスパルス)が14日、静岡県静岡市のツインメッセ静岡 北館で開催された「SDGs推進 TGC しずおか 2023 by TOKYO GIRLS COLLECTION」にシークレットゲストとして出演した。FIFAワールドカップカタール2022でのビッグセーブの数々が記憶に新しい、地元静岡県に拠点を構える清水エスパルス所属の権田修一選手がTGC初登場。ガーベラの出荷量が日本一を誇り、「花の都」と呼ばれている静岡県のステージに出演した。キンギョソウを身につけて初ランウェイを飾った権田選手は、2人組YouTuber・平成フラミンゴ(NICO、RIHO)と合流し、3ショットを披露。その後のトークで「(ワールドカップ)初戦のドイツ戦よりも緊張しました。こんな長いと思わなくて。でも楽しかったです」と語った。2019年より2年連続で開催し、SDGsの推進に取り組んできた「SDGs推進 TGC しずおか」が3年ぶりに開催。今回は「輪-WA-」をテーマにファッションショーやアーティストライブを展開。手を取り合い、SDGs達成に向けて行動し連携していく“輪”を広げたいという思いが込められている。撮影:加藤千雅
2023年01月14日選手それぞれ思い思いの時間を過ごしているよう。今回は伊東純也選手、吉田麻也選手、権田修一選手、堂安律選手のようすをご紹介します。伊東純也選手は和の心に触れてほっこり この投稿をInstagramで見る Junya Ito / 伊東純也(@1409junya)がシェアした投稿 伊東選手が12月16日にアップしたのが、「帰国するたびに思う日本は本当にご飯が美味しい」とのコメントとともにごはんをよそう姿の写真。この投稿には田中碧選手、前田大然選手、中山雄太選手、守田英正選手、板倉滉選手からのコメントがついており、選手間の仲の良さもうかがえてほっこり♡吉田麻也選手はドイツ入りを報告 この投稿をInstagramで見る Maya Yoshida(@mayayoshida22)がシェアした投稿 吉田選手は12月17日に位置情報をドイツのフェルティンス・アレーナ (Veltins-Arena)にタグ付けし、所属するチーム・シャルケに戻ったことを報告。「さぁ、ここからまた始まる!とりあえずドイツ寒すぎ!笑」とのコメントつきで麻也選手の写真が投稿されていました。W杯が終わって、次へ向けて切り替えて練習スタートといったご様子。権田選手はそっくり!?サバンナ高橋さんとのツーショットを公開 この投稿をInstagramで見る Shuichi Gonda/権田修一(@shuichi33g)がシェアした投稿 「結婚おめでとうお兄ちゃん生き別れの兄に先日お会いできました」とのコメントとともに12月20日に投稿されたこちらの投稿。ファンからは「昔から似てると思ってました」などのコメントも。ふたりが対面してすぐあとにサバンナ高橋さんの結婚発表があったそうで、権田選手は「本当におめでとうございます」と祝福。堂安選手は先輩宇佐美選手とのツーショットをアップ この投稿をInstagramで見る 堂安律/Ritsu Doan(@doanritsu)がシェアした投稿 「いつも緊張しながら唯一写真をお願いする方と…」との言葉とともに12月19日に投稿されたこちらの写真。日本のワールドカップを語るには欠かせない2人、宇佐美選手と堂安選手のレアなツーショットです。本人が書いている通り、どこか緊張した面持ちの堂安選手。どんなときでも強気の堂安選手でも、緊張することはあるんですね♪どの選手も自由に試合終わりを過ごせた模様束の間の試合のない時間をどの選手も楽しく過ごしているようでした。次のワールドカップに向けて、今後もがんばってほしいですね!あわせて読みたい🌈新木優子さん、大胆ドレス姿を披露!「本当にスゴイ」「イルミと肌見せ」とファン歓喜
2023年01月06日ジークスタースポーツエンターテインメント株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:大賀智也)が運営・マネジメントする日本ハンドボールリーグ(以下JHL)所属のジークスター東京は、中央大学4年生の蔦谷大雅、大阪体育大学4年生の矢村裕斗の2023-24シーズン新加入が内定しましたのでご報告します。蔦谷選手は今年度の大学日本一を決める高松宮記念杯全日本学生選手権(全日本インカレ、2022年11月開催)で優勝した中央大学ハンドボール部の主力であり最優秀選手賞も獲得しました。日本代表にも選出されています。矢村選手は全日本インカレで準優勝(2021年11月)したほか、男子ユース(U-19)での日本代表経験もあります。両名とも今後の日本ハンドボール界を担うプレーヤーとして大きな期待を寄せられています。新しいメンバーを加え、チーム一同で日本一、日本ハンドボール界を盛り上げるという目標に向かっていきます。【新加入選手の紹介】●蔦谷 大雅(つたや たいが)■プロフィール背番号:25ポジション:RB(右45)身長・体重:182cm・84kg生年月日:2000年4月4日(22歳)出身地:大阪府経歴:貝塚バーディーズ→大阪体育大学浪商中→大阪体育大学浪商高→中央大→ジークスター東京→中央大→ジークスター東京→中央大受賞歴:高松宮記念杯全日本高校選手権大会3位 2016全国高等学校ハンドボール選抜大会3位/優秀選手 2018高松宮記念杯全日本学生選手権3位 2019関東学生秋季リーグ優秀選手賞 2021高松宮記念杯全日本学生選手権優勝/優秀選手 2021関東学生秋季リーグ優秀選手賞2022高松宮記念杯全日本学生選手権優勝/最優秀選手 2022代表歴:U-19 ユース世界選手権出場 2017、2019U-19 ユースアジア選手権出場 2018日韓定期戦 2022■コメントこのたびジークスター東京でプレーさせていただくことになりました蔦谷大雅です。この機会に自分のプレーを改めて見直し、日本リーグでは一味違うプレーをご覧いただけるようチャレンジ精神を持って取り組んでいきます。ファンのみなさまとハンドボール界を一緒に盛り上げながら、チームの勝利に貢献したいです!応援いただけますようどうぞよろしくお願いいたします!●矢村 裕斗(やむら ひろと)■プロフィール背番号:12ポジション:GK身長・体重:186cm・85kg生年月日:2000年10月19日(22歳)出身地:兵庫県経歴:浜の宮中→神戸国際高→大阪体育大受賞歴:高松宮記念杯全日本学生選手権大会準優勝 2021関西学生秋季リーグ最優秀選手賞 2022代表歴:U-19 ユースアジア選手権出場 2018U-19 ユース世界選手権出場 2019■コメントこのたびジークスター東京に加入させていただくことになりました矢村裕斗です。スター選手がたくさん在籍していて少し不安もありますが、それ以上に楽しみに思っています。まわりのすごさに飲み込まれないように一年目から自分の色を出して、チームの一員として一生懸命がんばります!また、チームに在籍しているGKはひとり一人タイプが違うので、御三方から学びさらに上のレベルのGKになれるように成長していきます!!ジークスター東京のファンのみなさま、これからよろしくお願いいたします!!【PRESS】蔦谷大雅+矢村裕斗内定_20221229確定版替.pdf : instagram投稿 : Twitter投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月29日ドイツ代表、スペイン代表を破るなど日本中を熱くW杯日本代表。クロアチア代表とのPK戦で惜しくもベスト8には進めなかったものの、世界と戦える姿を見せてくれました。しかし、今回も突破できなかったベスト8の壁。日本サッカーがさらに強くなるために、私たちは今回のW杯から何を学べばいいのか、育成年代でどんなことが必要なのかを池上正さんに伺いました。池上さんの提言をもとに、みなさんのチームでも話し合ってみてください。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>カタールで行われたワールドカップでドイツ、スペインに勝利した日本代表(C)新井賢一<<攻守の切り替えをどう教える?身体の向き、その時何を見ればいいのか、子どもたちに理解させる方法を教えて<サカイク編集部からの質問>今年最後の連載は、編集部からの質問になります。サッカーをしているすべてのお子さんがプロを目指しているわけではありませんが、日本のトップがどんなサッカーをしているのかを知ることは一つの学びになると思います。先日幕を閉じたW杯では、日本代表は初戦でドイツに、グループリーグ最終戦でスペインに勝利するなど着実に力をつけているように見えました。一方で、他国の戦いを見て日本に足りないものを感じたサッカー関係者もいると思います。池上さんがW杯を通じて感じた、日本が強豪国になるための課題、そのためには子どもの頃からどんなことを身に付けたらいいのか、という事をお聞かせいただけませんでしょうか。<池上さんからのアドバイス>今回は編集部からの質問です。ありがとうございます。4年に一度こうやって世界のサッカーを一気に観られ、そこで私たちの国の代表が戦ってくれることは本当に幸せなことです。ただ、毎回感じるのは、代表の強化には育成方法の進化発展が必要だということです。日本サッカー協会や識者も同じように育成に触れますが、明確な改革や対策が提示されていないようです。■DF冨安健洋が語った「8強の壁」奇しくも、8強の壁は何かと問われた冨安健洋選手が「日本人の育った環境だったり、サッカー以外のところもそうですけど、そこの本当の根のところなのかもしれない」と育成について言及しています(「日本人の育った環境、本当の根かも」 出典元:サッカーダイジェストWeb2022年12月6日配信)。皆さんは、日本の子どもたちや、彼らを育てる大人たちに何が足らないと思われますか?その点をぜひみんなで議論できるといいなと思います。以下、議論の材料にしていただけそうな提言を四つさせてください。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■「習ってないからできない」ではなく、幼少期から自ら考え、学ぶ習慣を以前ある国立大学の教員養成を行う学生や大学院生らと野外料理に興じた日の出来事が思い出されます。ある学生が、薪(まき)の上に新聞紙を置いて、そこに火をつけていました。しかし、火は上に上がるので薪は燃えません。あれ?こうかな?いや、こうすれば点くかな?と何か工夫すればよいのですが、ずっと同じことを繰り返していました。その日の活動が終わってからの振り返りの会をしている時に、私が「今の大学生も危ないね」とみんなの前でそういうと、ある大学院生が「何が危ないのですか?」と聞き返してきたのです。そこで私が、「どうしたら薪に火がつけられるか色々試してみれば良いのに、それができないのが危ないということかな」と答えたのです。そうすると大学院生が「いや、僕はそう思いません」と言いました。「彼は(薪の燃やし方を)習っていないから、できないんです」彼らにとって何かを「学ぶ」ということは、大人や教師から「習う」ことなのです。しかし、それではいけません。自ら考える。自ら学ぶ。子ども時代からそのような習慣をつけなくてはいけない。それがひとつめの提言です。■子どもたちが自分のやりたいことを表現できる環境を作ることしたがって、まずはコミュニケーションのあり方から変えてください。これが二つめです。子ども各々がやりたいことがあって、表現できるようなコミュニケーションをすべきです。戦術的な取り決め、きまりごとを一方的ではなく、選手同士で考えてつくり出していく経験をさせてください。その経験を積まなくては、選手だけの力でピッチ上で細かい調整や変化をもたらすことができません。この点は、コスタリカ戦を観ていて特に感じました。そこを修正するためには、育成に携わる私たちが、子どもが監督やコーチに何でも言える環境整備に努めましょう。間違っていたら怒られるとか、恥ずかしいとか感じなくていい空気感や対等な関係をつくらなくてはいけません。例えば私は、練習が終わった後に「今日の練習はどうでしたか?」と子どもたちに尋ねます。こちらが気になることを言った子には「それってどういうこと?」と聞き返します。そこで対話が生まれ「コーチに自分の考えを言っていいんだ」という信頼と安心が生まれます。子どもに「物事を批判的に捉え判断する」クリティカルシンキング(批判的思考)を植え付けることも重要です。指導者が言ったことに「それってどういうこと?」と言える子を増やしてください。反抗している、生意気などととらえてはいけません。批判ではなく、確認をして納得しなくては前に進めないことに大人も気づく必要があります。オランダでのコーチ留学の経験があるサッカー指導者によると、同国でライセンスを取得するための指導実践で、インストラクターが言ったことに対し「僕はこう思う」ときちんと主張しディスカッションができるコーチがいたとします。すると、そのコーチに対しインストラクターは「この人、OKです」と合格点を与えるそうです。ところが、そのサッカー指導者がオランダから日本に帰って来て「ディスカッションしましょう」とコーチたちに話しかけても、誰も発言しないそうです。これは現場の選手の傾向と同じです。皆さん何も考えていないわけではありません。これは子どもも同じです。自分の発言が他の人に何と思われるかを非常に気にするのでしょう。■斬新なトレーニングができる指導者が少年サッカーのカテゴリーに来なくてはいけない三つめ。若い指導者がもっと海外に出る必要があると思います。オシムさんも同じことをおっしゃっていました。海外で教育を受けてくる、もしくは教育を見てくることが重要だと説いていました。例えばスペインで指導を学んでいる人が帰国時に、九州産業大学の練習を見て「(他の日本人指導者と)全く違う練習ですごく興味深かった」と話していました。同大学を率いるのは、オーストリアのプロリーグで監督経験がありスロベニア代表に帯同した経験も持つ濵吉正則監督です。そんなふうに斬新なトレーニングができる指導者が、少年サッカーのカテゴリーに来なくてはいけないと思っています。オシムさんやクラマーさんが、私の師匠である祖母井秀隆さん(仏グルノーブルGMなどを歴任)に「おまえは(日本の)子どものことをやれ」と言われたと聞きます。名伯楽たちは日本が重点的に取り組まなくてはいけないところを知っていたのです。■進化するサッカーの理解を深めるため、学び、議論し続けなければならない試合後勝利を喜びお互いをたたえあう選手たち(C)新井賢一四つめは、進化するサッカーの理解を深めることです。『競争闘争理論サッカーは「競う」べきか「闘う」べきか?』(ソル・メディア)の著者でもある、鎌倉インターナショナルFCの河内一馬監督は、こう説きます。「相手が邪魔しに来るのを、チームでどう攻略するか?がサッカー。それなのに、いまだに一対一で勝負できるか、とか、個の力といった話に終始している。ひとりが抜けたとしても、その次のプレーを他の選手が考えなくてはならないし、そこを理解しておかなくてはいけません。すでに世界が日本の技術を認めています。足元の技術はあるけれど、サッカーが上手くできていません。数的優位を使っていません。オシムさんがよくジェフの選手に向かって「おまえたちはサッカーをしていない」と話していました。オシムさん的な表現で言うとすれば「エレガントなサッカー」です。みんながワルツを踊っているように、コレクティブに連動して攻撃する。クロアチアなどがそうでした。中盤からワンツーを使ってどんどん進んでいく。相手を崩していく。そういう感覚が日本にはありません。ぜひ議論してください。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年12月23日世界の強豪とも肩を並べ、日本中を沸かせた今回のFIFAワールドカップ。日本国民の心に勇気と感動をくれたサッカー日本代表の得点ゲッターをまとめます。ドイツ戦・スペイン戦で1点ずつ獲得の堂安律選手4度の優勝経験があるドイツ代表と対戦した日本。この試合では、前半でドイツに先制点をとられるも、後半、堂安選手と浅野選手がゴールをきめ逆転勝利!さらに、世界ランキング7位のスペイン戦でも後半開始3分で同点ゴールを獲得、その直後に田中碧選手の勝ち越しゴールに貢献しました。 この投稿をInstagramで見る 堂安律/Ritsu Doan(@doanritsu)がシェアした投稿 強気な発言と、それを有言実行してしまう堂安選手は、日本のメッシとも呼ばれているそう。ポジションはミッドフィールダー。 この投稿をInstagramで見る 堂安律/Ritsu Doan(@doanritsu)がシェアした投稿 堂安選手の活躍もあって逆転勝利をおさめ、グループ首位で決勝トーナメント出場を決めました。利き足の左足を使った力強いドリブルと高いシュート技術はもちろん、フィジカルの強さやタフな守備にも定評!ドイツ戦で1点を獲得の浅野拓磨選手強豪ドイツとの戦いで1点を決めたフォワードの浅野選手。勝負強くて献身的と称される浅野選手は、今回が初のワールドカップメンバー選出。 この投稿をInstagramで見る Takuma Asano(@asatakugram)がシェアした投稿 浅野選手は、圧倒的なスピードで相手のディフェンスの背後に迫ることや、スタミナを生かした前線からの守備にも定評があります。11月23日の初戦、FIFAランク11位のドイツ戦に途中出場した浅野選手は、敵選手から身体を当てられながらもゴールから角度のない位置で、右足を振りぬき世界的GKマヌエル・ノイアーのニアから得点を奪い返し、逆転劇を果たしました。浅野選手いわく、「どの相手でも、自分がピッチに立てば100パーセントでプレーすることだけを意識していました。全員がピッチで表現できて結果につながっただけ」とのこと。スペイン戦で1点を獲得の田中碧選手球際の強さと確かな技術で大きな成長曲線を描くミッドフィールダー・田中碧選手。幼馴染の三笘薫選手と作り上げたシュートは伝説的で日本国民の目に焼き付けられたこと間違いなし! この投稿をInstagramで見る Ao Tanaka / 田中 碧(@tnk_0910)がシェアした投稿 スペイン戦でのシュートは、小学生からの幼馴染・三苫選手がギリギリのラインをついた勝ち越しアシストを出し、田中選手が決めるという歴史的瞬間となり、ビデオ判定まで行われたもののゴールが認められました。2人の息の合ったプレーが点数に繋がったこととゴール後の2人が抱き合って喜ぶ姿がエモいと話題となり、2人の地元鷺沼も大盛り上がり。筆者の地元も鷺沼なのですが、出身校の鷺沼小に貼られた横断幕は、地元の人たちのフォトスポットとして一時行列ができるほどに!田中選手が小学生から入ったといわれているさぎぬまSCも入会希望者が殺到しているそう。クロアチア戦で1点を獲得の前田大然選手勝利を呼び込む韋駄天として、50mを5.8秒で走る日本屈指のスプリング力を誇る前田選手。お互い1歩も引かない駆け引きの中、先制点を決めました! この投稿をInstagramで見る 前田大然/Daizen Maeda(@m_daizen0827)がシェアした投稿 味方を助ける前線からのプレスなど献身的な動きから、ファンの間では漫画「ドラゴンボール」のキャラクター・クリリンに因んで“足の速いクリリン”と呼ばれている前田選手。今回のワールドカップスペイン戦でも先発で登場し62分で交代するまで得意のプレスをかけ続け、両チーム最多の62回のスプリントをたたき出しました。そして、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦では先制ゴールを決めた上に、64分間の出場で、スペイン戦を上回る68回のスプリントを記録。すごすぎる!どの選手も積み上げてきた努力のたまもの!選手の顔と名前しか知らないサッカーにわかでしたが、選手のプロフィールや背景を知れば知るほど、得点を獲得したのは必然だったように思えました。今回取り上げた選手だけでなく、日本代表全選手が一丸となり攻防する姿や相手チームに勝つという一体感はどの試合も一時たりとも目が離せませんでした!次のワールドカップも楽しみにしています♡あわせて読みたい🌈【W杯】韓国はソン・フンミン選手が大人気!出場報告に160万超“いいね”の大反響
2022年12月09日日本時間2022年12月6日、サッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』の決勝トーナメント1回戦が行われました。日本は前回大会で準優勝したクロアチアと対戦。試合は1-1のまま延長戦でも決着が付かず、PK戦の末敗れました。試合後、日本代表の選手やサポーターたちが悔し涙を見せる中で、森保一監督が取った行動に、反響が寄せられています。サポーターに感謝の一礼世界中から注目が集まっていた、今回の一戦。試合が終了した後、FIFAワールドカップや、アメリカのスポーツ専門メディア『ESPN』などがTwitter上に投稿したのは、森保監督のある印象的な姿でした。森保一監督 #日本代表 pic.twitter.com/BzFFQidUaX — FIFAワールドカップ (@FIFAWorldCup_JP) December 6, 2022 Japan manager Hajime Moriyasu bowed in appreciation to the fans who traveled all the way to Qatar to support their team Respect! ❤️ pic.twitter.com/zokP53cCoC — ESPN FC (@ESPNFC) December 5, 2022 森保監督は日本のサポーターたちが集まったスタンドに向かい、胸に手を当てた後、深く一礼。会場となったカタールまで日本から駆け付け、選手たちを応援し続けたサポーターに対する、感謝の想いを表しました。森保監督の誠実な人柄が伝わる行動に、日本のみならず、世界中から称賛の声が寄せられています。・この姿を見て、こらえきれず涙があふれました。森保ジャパンありがとう!・すごく思いやりのあるしぐさに泣ける。このW杯で日本という国に対し、尊敬の念を抱いた。・森保一と日本チームに敬意を表します!間違いなく、今回日本は最高のプレーをしていたよ。もっと見たかった。惜しくも越えられなかった、ベスト8の壁。しかし、奮闘した日本代表や森保監督、そして日本のサポーターの姿に、心を動かされた海外のサッカーファンは多かったようです。[文・構成/grape編集部]
2022年12月06日2022年12月2日、『FIFAワールドカップカタール2022』で日本代表は、強豪であるスペインに見事勝利!グループリーグE組を首位で突破し、決勝トーナメント進出を果たしました。「誇りに思う」日本代表の行動に称賛の声同年11月23日、グループリーグ第1戦でドイツを2-1で下した日本代表。試合結果だけでなく、試合後の行動にも称賛の声が寄せられていました。選手たちはロッカーを美しい状態に戻し、感謝の声を残していたのです。日本代表が去った後の『更衣室』に、世界が驚愕残されていたのは?その後、同年12月2日、決勝トーナメント進出をかけたスペインとの勝負に見事勝利した日本代表。この日も、試合後にはロッカーを美しい状態に戻し、折り鶴とともに感謝の声を残していました。❤️ pic.twitter.com/IjTQNUYPOv — FIFAワールドカップ (@FIFAWorldCup_JP) December 2, 2022 日本代表の行動に、多くのファンから称賛の声が上がっています。・日本ってやっぱりいい国だなと思わせてくれてありがとう!・こういうところも含めて、日本代表が誇らしい。決勝トーナメント進出おめでとう!・勝っても負けても、きちんときれいにして帰っていくところがとてもかっこいい。・折り鶴が11羽っていうところも粋だと思う!日本は決勝トーナメント1回戦で、前回大会で準優勝したクロアチアと対戦することが決まっています。日本時間2022年12月6日午前0時にキックオフです。テレビの前から、日本代表へ声援を送りたいですね![文・構成/grape編集部]
2022年12月02日2022年12月2日、サッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』で、日本代表がスペイン代表に勝利。予選を突破し、決勝トーナメントへの進出が決まり、多くの人が歓喜の声を上げています。俳優の志尊淳さんは、日本代表が勝利した興奮のあまり、実家にいる母親に電話をかけました。日本時間の朝4時頃から試合が始まったとあって、母親は起きたばかりだったとのこと。折しも、日本代表の堂安律(どうあん・りつ)選手がゴールを決めたニュースが流れていたそうです。しかし母親は、『堂安選手』ではなく『堂珍選手』といい間違いをしていました。音楽ユニット『CHEMISTRY』の堂珍嘉邦(どうちん・よしくに)さんの苗字と似ているため、母親は間違えてしまったのでしょう。興奮のあまり、母に電話。見てた?ううん、さっき起きたのよ。でもニュースで見たけど堂珍選手、あ、堂安選手が、点決めたんだよね。興奮して間違えちゃった母。でもケミストリーは起こってたから正解。日本代表の皆さん。最高っでした!!!!ゆっくり休んで、また応援させてください。— 志尊淳 (@jun_shison0305) December 1, 2022 志尊さんはいい間違いをした母親に「ケミストリーは起きていたから正解」とコメント。日本代表が強豪で知られるスペイン代表に勝ったのは、選手たちのプレーが、素晴らしい化学反応(ケミストリー)を起こしたためだといえますね!志尊さんと母親のやり取りに、多くのファンが和んでいます。・朝から癒しをもらえました。ありがとうございます!・安定の志尊一家に、クスッとしました!・興奮して朝から母親に電話をしちゃう志尊さんが大好きです!・苗字に『堂』が入っていたら、『堂珍』といいたくなる気持ちが分かります。決勝トーナメントに進出し、さらなる強豪と試合をすることになる日本代表。グループリーグで見せてくれたプレーで、また私たちを歓喜させてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年12月02日FIFA ワールドカップ カタール2022が絶賛開催中です。日本代表のキーマンのひとり、三笘薫選手がこれまで答えてくれたインタビューの模様をご紹介。自身の性格や恋愛観など、三笘選手の素顔が丸わかり!?【W杯】サッカー日本代表のキーマン・三笘薫選手の素顔に迫る川崎フロンターレから海外へ飛び立ち、さらなる成長を遂げ、2022年日本代表としてワールドカップカタール大会にて大注目されている三笘薫選手。ひとたびボールに触れれば「何かをしてくれそう!」と観る者の心を揺さぶる、華麗でエキセントリックなドリブルが持ち味だ。一瞬にしてピッチ上の空気を自分色に染めてしまうほどの強い存在感を放つ三笘選手とは、いったい“何者”なのか。過去にananに登場し語ってくれた言葉から、彼の素顔を紐解きます。まずは、「サッカープレーヤー・三笘薫」について。悔いのない人生を。僕のモチベーションはそこにある周囲の期待やプレッシャーの対処法を、「毎試合の反省点を練習に落とし込んで次に活かす。それを積み重ねていくしかない」と即答。ほかにも、プロ2年目のジンクスについては「より実力を求められると思いますし、各クラブ、僕に対する対策もいろいろとしてくると思います。そのうえでも、それを上回る活躍をしたい」と語り、抱負をたずねると「自分のステータス、実力を1日1日伸ばしていきたい」とコメント。どれも間髪入れずに答えが返ってきて、その速さは、次の質問を考えるのにこちらが困ってしまうほど。ーーピッチ上で魅せるプレーのように、迷いのない答え方をされますね。どれも前から心に決めていたような。大学時代から、プロになってからのことをイメージしていました。自分のパフォーマンスを最大限に活かすには、どのような準備をすればいいのかをずっと考えていたんです。いざプロになり、観客数やプレーヤーとしての見られ方も違うので、最初の頃は見極めながらやっていましたけれど、4年間、自分を客観的に見つめられる時間をもらえたおかげで、こういった考えに辿り着けましたし、ブレずにやってこれているのだと思います。ーーこうお話を聞いていると、三笘選手は周りに流されず、自分で考えて決めたことを実行に移すタイプ、と思えます。そうですね、どちらかというと、自分の世界を持っているほうです。また、例えば試合があるとして、そこから逆算してやるべきことを計画していくので、ルーティーンもけっこうありますね。前日の過ごし方や食事の摂り方をパフォーマンスに結びつけて、今回よかったからこれを続けようとか、逆に悪かったからこうしてみようとか、いろいろ積み重ねて自分なりにベストを導き出すようにしています。ーー流されないといえば、昨シーズンに多かった途中出場でも、ピッチ上の空気をすぐにご自分のものにされていた印象があります。よく冷静と言ってもらえる状況判断やプレーは、動じない性格が影響しているかもしれないですね。ピッチに入る前はドキドキしますけれど、一度ボールに触れれば練習と同じ感覚になれます。そこからは自信があるので、いつも通りの動きができますね。ーー感情的になったりすることは?カッとなる時はもちろんありますよ。絶対に得点できる位置に自分がいるのに、ボールが来なかった時などはそうなりますね。でも、私生活同様多くは主張しません(笑)。「次、見ておいてね」と自分の存在をアピールするくらいにしています。とはいえ、自分自身をどう評価しているかといったら、どのプレーも極められていません。シュートはまだ課題があるし、ドリブルも奪われるので、むしろ満足できる部分はひとつもなく、伸びしろだらけだと思っています。ーー特に、弱みを挙げるとしたら?言えないので、全部、と言っておきます(笑)。ーー三笘選手の原動力は?僕のモチベーションは「サッカー人生も残りの人生も悔いなく終えたい」、そこにあるのかなと思います。人生は1度きりというのが心に大きくあって、だから、やるからには上に行きたいんですよね。そして、引退したときに功績なり、人間性なりを残せられたらと思います。※2021年4月17日配信「普段の僕は悪い男です」ーーそして、気になるプライベート、「素顔の三笘薫」について。普段の僕は、あまりしゃべらないほうで、いじるでもなくいじられるでもなく、そのやり取りを端っこで見ているような悪いタイプ(笑)。休日は、部屋で好きな音楽を流しながらゆっくり過ごすことが多くて、あとはサッカーの動画や映画を観たり…。目的を持って生活したいとは思いますが、プライベートは地味な毎日を送っていますね(笑)。ーーさらに、恋愛面のことを尋ねると…。何でも言い合えて、尊敬や刺激もし合える関係性が理想です。とはいえ基本的に女性を前にすると緊張するので、アプローチするとしても一気に仕掛けず、様子を窺いながら徐々に間合いを詰めていきます(笑)。僕のアピールポイントといえば聞き上手。ずっと話を聞いていられるし、共感もできるからそこが魅力と思ってくれたらいいのですが、どちらかというと鈍感で、相手の変化に気づけないんですよ。サッカーでは自信を持っている“状況判断”に失敗して、試合に負けています(笑)。攻める(=気づく)ことがなかなかできないので、相手に合わせてディフェンスするしかないですね。サッカーの練習同様に、反省しながら修正していきたいです(笑)。※『anan』2021年3月31日号より。写真・岡本 俊(まきうらオフィス)スタイリスト・中根美和子取材、文・伊藤順子(by anan編集部)※2021年3月27日配信。田中碧、三笘薫、旗手怜央「僕らは三兄弟」強い絆の関係性最後に、三笘選手が川崎フロンターレ在籍時代に、田中碧選手、旗手怜央選手と三人で登場していただいた時の座談会より。ーーお二人から見た三笘選手について。田中とにかく薫さんは、ドリブルがすごい。それに、足がめちゃくちゃ速いよね。旗手普通は、ドリブルで人を抜くなんてなかなかできないのに、簡単に抜いていっちゃう。あのドリブルのテクは謎レベル。私生活も謎だけど(笑)。三笘オフはひとりでいるのが好きなんだよ(笑)。ドリブルは、ボールを持ってからの仕掛けとともに僕のストロングポイント。そうはっきりと言える自信をつけられたのは、プロ入り1年目だった昨シーズンの経験がとても大きいと思う。――具体的には?三笘昨年の6月頃までは試合にも出られないことが多かったのですが、7月にやっと初ゴールできて、そこから5試合連続で点を決められたんです。そこで初めて、勝利に貢献できたと思えました。また同時に、チームから認められたという実感が湧き、自信につながったんですよね。結果を出すことの重要性を理解することができました。※『anan』2021年8月4日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)Getty ImagesAFLOSPORTスタイリスト・壽村太一インタビュー、文・伊藤順子取材協力・Jリーグ川崎フロンターレ(by anan編集部)憧れの選手はいるけど、大切なのは自分らしさその座談会では、三笘選手が憧れのプレーヤーや、日本代表に対する思いもコメント。――憧れの選手を挙げるなら? また、彼らを乗り越えるには…。僕の憧れは、ブラジル代表のネイマール選手(パリ・サンジェルマンFC所属)です。彼がボールを持つと、サポーターはみな、どんなパフォーマンスを披露してくれるのだろうと、ワクワクしますよね。僕も、ボールを持ったら「何をするかわからない」と思われるようなプレーヤーになりたいです。とはいえ、碧と同じく自分にフォーカスしているので、憧れの選手や先輩たちを超えるといった意識はしていないですね。――国を背負うことについてはどうお考えですか?日本代表になってW杯に出たい気持ちは、小さな頃から持っていました。僕には、後世に語り継がれる選手になるという目標があります。誰もが僕の名前を見ただけで、どんな選手だったのか、思い浮かぶような存在になりたいんです。それには、W杯で活躍することが必要なので、世界の大舞台で戦って勝てる選手になるために、一日一日を大切に頑張っています。それはこれからもずっと変わらないと思います。※『anan』2021年8月4日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)Getty ImagesAFLOSPORTスタイリスト・壽村太一インタビュー、文・伊藤順子取材協力・Jリーグ川崎フロンターレ(by anan編集部)三笘薫選手の飛躍はまだまだこれから!どんなプレーを魅せてくれるのか、想像を超えるステージへ連れていってもらいましょう!まとめ構成・伊藤順子
2022年12月02日4年に一度のワールドカップが開催中です。みなさんご覧になっていますか。今回は、サカイクで過去に行った今大会の日本代表メンバー及び関係者のインタビュー記事をご紹介します。代表まで上り詰めた選手たちの少年時代、保護者の接し方、親御さんがどんな声を掛けていたかなどをご覧になってください。サッカーを頑張るお子さんをどう見守るかの参考にもなるはずです。遠藤航決してエリートではなかった日本代表遠藤航が明かす、大きな夢や目標をかなえるために必要な「考え方」キャプテンは試合で引っ張ればいいだけじゃない、日本代表遠藤航が中学部活で身につけたキャプテンシーの基礎ブンデス・デュエル王を育てた「答えを言わない」ポリシー。「あれやれ、これやれ」と指図しない理由......遠藤航・父の教育①ブンデス・デュエル王を育てた「過去と他人を気にするな」の名言。先のビジョンを見据えて逆算できる選手に...遠藤航・父の教育②本当に大切なものだから悔いのないように自分で決める、日本代表遠藤航がクラブチームではなく中学サッカー部を選んだ理由久保建英『バルサに入る!』親は息子の夢をかなえるサポート役でありたい『バルサに入る!』夢をかなえるために、日常生活で気をつけていた事とは?『バルサに入る!』夢をかなえるために、集めた情報や勉強した事とは?『バルサに入る!』夢をかなえるために、少しでも上手くいけば褒める吉田麻也吉田麻也が語る、海外でプレーするために「サッカー以上に大事なこと」長友佑都長友選手の名言に学ぶ! 夢を公言して才能を花開かせる力伊東純也日本代表のスピードスター、伊東純也が速くなれたのは「負けず嫌い」と「地元の地形」のおかげ!?小中高と選抜歴ゼロ、全国とも無縁だった伊東純也がスカウトの目に留まったワケ権田修一『あいつだけには絶対に負けたくない』という気持ちで、練習に取り組んでいた。とにかく「試合に出たい」という気持ちが、誰よりも強かった森保一監督自分のできることに集中する‐森保一【File.1】自分のできることに集中する‐森保一【File.2】田中碧中村憲剛さんが20歳の田中碧選手に伝えたメッセージ谷口彰悟部活だけでなく勉強、挨拶、掃除、片付けも頑張ることで、人間としても大きく成長/多くのJリーガーを生んだ公立高校の指導哲学柴崎岳「両親は自分の取り組みや考え方を尊重してくれた」日本代表柴崎岳選手が振り返る両親のかかわり方プロになれるのはほんの一握り。だからこそ学生時代に身につけておくべきこと柴崎岳選手インタビュー川島永嗣3人の子どものパパ・川島永嗣選手が、保護者代表として『気になる子供の歯並び』と『インビザライン矯正』に迫る!
2022年12月01日2022年11月27日に中東のカタールで行われた、サッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』における、日本代表対コスタリカ代表戦。同月23日、日本代表は、優勝候補として名高いドイツ代表に勝利を収めました。勢いそのままに、コスタリカ戦でも勝利を期待する声がありましたが、残念ながら0対1で敗北。試合後、SNSなどでは、「『戦犯』は誰なのか」といった投稿が目立ちました。『戦犯』とは、チームにおいて、敗北の原因を作った人物を指す意味として使われているネットスラング。「今回の敗北につながったプレーをした選手は誰なのか」という投稿が上がっているのです。G.G.佐藤が日本代表への批判にひと言『戦犯』の言葉がSNSで目立つのを受けて、元プロ野球選手のG.G.佐藤さんはTwitterで多くの人々に呼びかけました。「日本代表の誇りを胸に戦っている選手に、『戦犯』という言葉を使わないであげて」と。G.G.佐藤さんは、2008年に行われた『北京オリンピック』で日本代表メンバーとして出場していただけに、サッカー日本代表の選手たちの気持ちがよく分かるのでしょう。G.G.佐藤さんは「言葉の力は、勇気や希望を与える応援に使おう」とも続けました。日本代表の誇りを胸に戦っている選手に戦犯という言葉を使わないであげて言葉の力は、勇気や希望を与える応援に使おう短期決戦は気持ちの切り替えが本当に難しいなんとか気持ちを切り替えて、次のスペイン戦諦めず戦ってほしい— GG佐藤 (@ggsato_travers) November 27, 2022 同年12月2日には、スペイン代表との試合がある日本代表。「短期決戦は気持ちの切り替えが本当に難しい」としながらも、G.G.佐藤さんは「なんとか切り替えて、次のスペイン戦を諦めず戦ってほしい」と日本代表の選手たちにエールを送りました。Twitterを通じて、G.G.佐藤さんが呼び掛けた言葉に、多くの賛同の声が寄せられています。・本当にこの言葉の通りだと思う。『戦犯』を探すよりも、これからの試合に向けて選手たちにエールを送るのが正しいよ。・選手たちは誰だって、負けたくて負けたわけではないのに。応援する気持ちが大切でしょ。・G.G.佐藤さんもかつて日本代表として出場しただけあって、言葉の重みが違う。国内外から多くの注目を集める『FIFAワールドカップカタール2022』。勝利すれば歓喜の声、敗北すれば落胆の声が上がるなど、人々の感情が露わになりやすいイベントともいえます。例え敗北しても、選手たちを中傷したり、『戦犯』探しをしたりしないことが、選手たちの『次』につながるのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2022年11月28日2022年11月20から同年12月18日にかけて、中東のカタールで開催されている、サッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』。同年11月23日に行われた第1戦では、日本代表が優勝候補の1つであるドイツ代表を制し、番狂わせの展開に世界中から驚く声が上がりました。初戦から優勝候補を制したこともあり、日本国内の盛り上がりは増すばかり。第2戦でのコスタリカ戦も、勝利が期待されていたのですが…。本田圭佑、第2戦敗北の日本代表にズバリひと言同月27日に行われた第2戦で、国際連盟(FIFA)ランキング24位の日本は、同ランキング31位のコスタリカと対戦。動画配信サイト『ABEMA』で実況を担当する、サッカー日本元代表の本田圭佑さんも、前半では「コスタリカ、あんまり強くないぞ」と発言していました。しかし、試合で日本代表は1点も入れることができず、0対1でコスタリカに敗北。日本代表が敗北すると、本田さんは「なんかもう選手として、監督として、ファンとして受け入れがたいっす」と落ち込む発言をするも、すぐさま気を取り直してこのようにコメントをしました。下馬評では予選敗退やったんで、この状況は勝手に僕らが期待して、勝手にガッカリしてるだけなんで。まあ「もう分かってたよ」と。「もともとこうだったよね」ってラインにもう1回落ち着かせて、まず今夜スペイン、マジ…スペインを応援します。それはもう、ドイツには申し訳ないですけど。ABEMAーより引用開幕前、下馬評では予選敗退を予想する声が上がっていた、日本代表。それが、第1戦の番狂わせによって、日本人を含む多くの人が「この後の戦いも勝てるのではないか」と期待してしまったのでしょう。本田さんはそういった経緯をくみ取った上で、「自分たちが勝手に期待して、勝手にガッカリしているだけ」というと、素早く頭を今後の戦いに切り替えました。ポジティブかつ頭の切り替えが早い本田さんの発言は、またたく間にネットで話題になり、共感する声が続出いています。・すごく適切かつ冷静な意見だ。まさにド正論。・ものすごくストレートな意見だけど、本当にそうだよなあ。・サッカーだけでなく、いろんなことにいえる。何事も勝手に期待して、勝手にガッカリするのはよくないね。第3戦では、スペインと対戦する日本代表。本田さんが言及していたスペイン対ドイツは、同点で試合が終了しました。スペイン戦の結果や、他国の試合結果によって、日本が決勝トーナメントに進出する可能性はあります。今後の試合も、日本代表が持てる力をすべて発揮し、気持ちのいい戦いができるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年11月28日11月20日に開幕したFIFAワールドカップカタール大会。11月23日夜に初戦を迎えた日本は、ドイツを相手に熱き戦いを繰り広げ、見事ドイツに逆転勝利!ドーハの悲劇から29年、令和のサムライブルーが“ドーハの歓喜”、“ドーハの奇跡”へと歴史を塗り替えました。この大金星に、日本中に歓喜の声が響き渡り、Twitterでもトレンドランキングに「日本逆転」「勝ったーーー!」などの関連ワードが席巻。日本はもちろん、海外メディアからも優勝候補のドイツを破った日本の選手に注目が集まっています。堂安律選手の同点弾、そして逆転弾でゴールを揺らした浅野拓磨選手はもちろん、日本チームの何倍も放たれたシュートを前に好セーブを見せた権田修一選手も“守護神”として大注目を浴びています。守護神・GK権田の妻・権田裕美さんも歓喜の投稿守護神・権田選手の妻・権田裕美さんも現地で応援!11月22日には「主人のいるカタールの地に向けて出発します!」と、9歳になる息子さんとの親子ショットを投稿。 この投稿をInstagramで見る ごんだゆみ(@yumigonda)がシェアした投稿 25日には興奮冷めやらぬ様子で「ずっとずっと願い続けて来たけど、まさか本当にこの日が来るなんて思っていなかった…。」と投稿。 この投稿をInstagramで見る ごんだゆみ(@yumigonda)がシェアした投稿 続けて息子さんとの2ショットを添え、「独特な雰囲気と熱気の中、W杯の大舞台に立つ主人の姿を見て、ただただ尊敬の気持ちでいっぱいになりました」と感動と感謝の気持ちを投稿していました。裕美さんはInstagramのプロフィール欄に『「食とヨガ」で心と体の重心を上げる人』と綴っているように、アスリートの妻として、ヘルシー&ビューティーフードアドバイザー、ヨガインストラクターの資格を取得。食事と可愛らしい笑顔で権田選手をサポートしてきました。ドイツに勝利し、勝ち点3を得た日本。次なる対戦相手はコスタリカ。試合は11月27日(日) 19:00キックオフ予定。mamagirlも全力で応援します!あわせて読みたい🌈サカ妻&ヨガインストラクターママ・権田裕美さん【mamagirlアンバサダー#2】
2022年11月27日サッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』で、日本代表は強豪のドイツ代表と対戦し、2-1で見事に勝利。試合当日の2022年11月23日から、ネット上は喜びの声であふれています。NHKの料理番組で人気を博す、料理愛好家である平野レミさんも、喜びの声を上げた1人でした。テレビ番組で平野レミが作った料理に驚き同日の試合前、料理番組『平野レミの早わざレシピ』(NHK)で、日本代表を応援するレシピを紹介していた平野さん。日本勝利を知った後にTwitterを更新し、その料理の写真を投稿しました。インパクトが抜群で、ネットが湧いたビジュアルをご覧ください!やったね!ちくわカツで大勝利。2本食べて日本がカツた〜 pic.twitter.com/tOPhEWpGUf — 平野レミ (@Remi_Hirano) November 24, 2022 揚げ物5本が、サッカーボール型のおにぎりの周囲に立っています!こちらの揚げ物は、日本を象徴した焼きちくわで、ドイツのイメージであるソーセージを包み、パン粉をつけて揚げた『ちくわカツ』。『2本のカツ』と『日本勝つ』の語呂合わせで、平野さんは勝利を祈っていたようです。独創的な料理を考案することで定評のある平野さんの、新たなレシピは人々の目を奪いました。・安定の作風で、安心しました!・日本の勝利は『ちくわカツ』のおかげか。・誰もまねできないダイナミックな発想。・すごく元気が出た。先生に一生ついていきます。同月27日にはカタール、同年12月1日にはスペインとの試合が予定されている日本代表。今後、平野さんがどのようなレシピを紹介してくれるのか、期待が高まります![文・構成/grape編集部]
2022年11月25日課題を突き付けられる3連敗であるとともに、確かな手応えも得た3連敗と言える。残念ながらラグビー日本代表はニュージーランド代表、イングランド代表、フランス代表というティア1から金星獲得はならなかった。それでも世界トップの圧力や本場のアウェイの雰囲気、さらに『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』のスタジアムでの試合を経験できたのは大きい。オールブラックスからあわや歴史的勝利かと思わせる好ゲームも繰り広げた。キャップ認定試合ではないオーストラリアAとの国内3連戦を含め、日本代表はこの秋確固たる財産を積み上げた。11月20日・スタジアム・ド・トゥールーズでの『リポビタンD TOUR2022』フランス戦で日本代表は食らい付いた。前半3-21と点差を付けられ、イングランド戦の大敗(13-52)もよぎったが、後半早々CTB中野将伍のビッグゲインからサポートに回ったSH齋藤直人がトライ。60分にはフランス代表WTBダミアン・ペノーのこの日2本目のトライを決められるも、3分後にラインアウトのサインプレーからWTBシオサイア・フィフィタが見事に抜け出した。73分には試合を決める4本目のトライを決められるも、終わってみれば17-35。善戦と言えないまでも、来年に迫った『RWC2023』へ向けてポジティブな要素も得られたゲームとなった。試合後、指揮官はこのようにコメントした。ジェイミー・ジョセフHC「自分たちのパフォーマンスもそうだが、しっかりとした強い意志が見えたと思う。特にフィジカルの部分では先週からの反省点をしっかり出せたし、そこでプレッシャーをかけることができたと思っている。フランスもすごく強かったが、来年『RWC』でまたここに来ることになるし、このトゥールーズで試合ができたことも自分たちにとってはプラスになった。今年はたくさん試合ができたので、『RWC』に向けていい方向に向かっていると思う」ジェイミー・ジョセフ日本代表HC(C)JRFUキャプテンもHCの意見に同意する。HO坂手淳史主将「ポジティブな部分もあった。自分たちのやってきたプレーを出せた部分もあったし、ペナルティやミスもあったが、世界のベストチームに試せたことは僕たちにとっていいチャンス。僕たちのやりたい部分を出して、チャレンジできた。強みをもっと伸ばしていかないといけないが、これから『RWC』までに伸ばしていって、『RWC』ではいいゲームをしたい。このグラウンドでできたことも大きかった」PR稲垣啓太「結果が伴わなかったのは非常に悔しい。準備してきたものが出せた部分と出せなかった部分がはっきりした試合だったと思う。日本のラグビーはスキル、ディテールの上で成り立っている。スクラムやブレークダウン、パス、スペースを作ることすべてディテールの上に成り立っている。そのディテールが発揮できた時はゲインを取れたし、トライも取れたが、それが失われた時は相手の時間帯になっていた。いかに自分たちの時間を長く使えるか、そこにフォーカスしていきたい。『RWC』前にこのスタジアムで試合ができたことは本当に素晴らしいし、この雰囲気を忘れずに、そしてこの敗戦の悔しさを忘れずに『RWC』にもっていきたい。結果を100%残すことにフォーカスし、『リーグワン』が始まるので、そこでしっかりパフォーマンスを上げていくことに尽きる」齋藤「チャンスは数多く作れていたので、こういった結果に終わって悔しい。(トライシーンは)後半開始早々から自分の周りにスペースができはじめて、将伍が声をかけて走り込んでくれたので将伍に助けられたトライ。信頼しているし、将伍が目に入ったらパスを考えている。テストマッチは勝たなけれれば意味がないし、惜しいで終わってはいけない。『リーグワン』が終わってもう一度日本代表に戻って、また勝てるチームをリードできる存在になっていきたい」齋藤直人(C)JRFUフィフィタ「アウェイの試合で天候もよくない中、前半は自分たちのラグビーをあまり出せなかった。後半はいいところもあったと思う。いつもよりはパワーを出せなかったが、またフランスと試合できるように日本に帰ってしっかり強くなっていけたらと思う。『RWC』のメンバーに入れるように、『リーグワン』でしっかり活躍してがんばっていきたい」中野「こういう大きなテストマッチでは細かいミスから失点につながるので、精度をもっと上げていかないといけない。(齋藤のトライシーンは)前半が終わってあの位置が空いているとコミュニケーションを取っていたので、それがトライにつながった。サポートの声も聞こえていたし、トライしてくれるだろうと思ってパスをした。もっともっと成長してこのレベルで戦えるように努力していきたい」中野将伍(C)JRFU11月24日には活動総括オンラインメディアブリーフィングが実施された。藤井雄一郎ナショナルチームディレクターは前夜ドイツ代表を破るジャイアントキリングをやってのけたサッカー日本代表に刺激を受けていた。「おそらく今日はサッカー一色でラグビーどころではないと思うが、最後まで食らい付き最後ああいう形でとどめを刺す形は我々も目指す形。オールブラックスからの3連戦、ギリギリまで食らい付き、最後とどめを刺したかった。若い選手も含めハードな練習し、成長した選手は多かった。結果は出なかったが、最後ひっくり返せるよう最後の詰めの部分を考えさせられたテストマッチになった。フランス戦もあと少しというところまでいった。勝っていないので納得はできないが、それなりの成果は出せたのかなと思っている」課題はいかに点を取り切れるかにあると藤井TDは言う。「あの点数で食らい付いてく、接点でも圧力受けるのは最初からわかっていた。イングランド戦は若いレフリーでいくつか疑問があった。フランス戦はやってきたことを出せたが、相手は世界で1・2を争うチーム。ゴール前までいって取り切るのが、今後の課題」スコアするためにラインアウトでのサインプレーも有効である。「ポールのキープ力だったりキープ時間だったり。イングランド戦もフランス戦も相手がホームだったので、ラインアウトのサインプレーがかなり知られていた。どうやったのか相手に見られていた。『RWC』ではホームではないので、ラインアウトからサインプレーで取れると思っている」藤井雄一郎ナショナルチームディレクター藤井TDは若手の活躍に目を細めた。「李(承信)、ワーナー(・ディアンズ)、下川(甲嗣)がプレータイムが出た中で、しっかりしたパフォーマンスを出してくれた。ワーナーに関してはMVP級の活躍。豪州Aを含めて6試合、『スーパーラグビー』のシーズンを戦ったぐらいの経験を詰めたのではないかと思っている」『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23』ではケガ人の回復具合に注目している。「ケガ人が何人かいるのでどれぐらい回復しているか、どれぐらいのパフォーマンスをできるかを見ていきたい。2019年を経験している選手は試合に出ていれば、代表に呼ばれると思う。松田力也だったり、経験のあるジェームス・ムーア、FBだったら(セミシ・)マシレワとか、どうなっているかは見ていきたい」来年の『RWC』では長期合宿は組めないが、青写真はできている。「来年はおそらくティア1との試合を組むのは難しい。『パシフィックネーションズ』や報道に出ていた試合(マオリ・オールブラックス戦やイタリア戦)が決まれば、今年ほどではないが、次の段階としては十分だと思う。(『NTTリーグワン2022-23』の)バイウィークに1日だけ集まったり、プレーオフに出ないチームは少し休んで、早めにキャンプに入ってくることになると思う。試合は6月終わりから7月になるだろう」日本代表戦士たちはこの秋の課題に向き合いつつ、それぞれのジャージに着替え、12月17日(土) に開幕する『NTTリーグワン2022-23』で研鑽を積む。取材・文=碧山緒里摩(ぴあ)リーグワンチケット情報:
2022年11月25日2022年11月20~12月18日まで開催されている、サッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』。同月23日には、日本代表がグループリーグ第1戦でドイツ代表と対戦し、2-1で見事勝利を収めました!大方の予想に反して強豪のドイツを破ったことで、世界中から注目されている日本代表ですが、『試合後のある行動』にも、驚きの声が上がっています。同日、国際サッカー連盟『FIFA』は試合終了後の日本代表のロッカールームの写真を、Twitterに投稿。選手たちが去った後に残されていたものは…。ドイツに歴史的な勝利を収めた後、日本のサポーターはスタジアムのゴミを片付け。日本代表は、このようにピカピカな状態でカリファ国際スタジアムの更衣室を後にしました。どうも、ありがとう。@FIFAcomーより引用(和訳)After an historic victory against Germany at the #FIFAWorldCup on Match Day 4, Japan fans cleaned up their rubbish in the stadium, whilst the @jfa_samuraiblue left their changing room at Khalifa International Stadium like this. Spotless. Domo Arigato. pic.twitter.com/NuAQ2xrwSI — FIFA.com (@FIFAcom) November 23, 2022 きれいに片付けをして去っていった日本代表の選手たち。さらに、こんな粋な『置き土産』も添えられていました。This is what they left behind too. pic.twitter.com/mSrHzIsEbm — FIFA.com (@FIFAcom) November 23, 2022 折り鶴とともに残されたのは、現地の言葉と日本語で書かれた「ありがとう」のメッセージ。自分たちが使った場所を、できる限り美しい状態に戻すことは、相手への尊敬や感謝を示すことにもなるでしょう。また、スタジアムでは、日本人サポーターが座席周辺のゴミ拾いをする姿が、現地のメディアに注目されていました。日本人サポーターのみならず、選手団の心温まる行動に、海外からもたくさんの称賛のコメントが上がっています。・折り鶴を見て、驚きました。言葉にならないほど、素晴らしい!・日本のこういうところが本当に好き。尊敬します。・鶴と現地の言葉で書かれた感謝のメッセージなんて、粋。素敵なチームですね!細やかな心遣いを実践するサポーターと選手団に、日本人として誇らしい気持ちになりますね![文・構成/grape編集部]
2022年11月24日ダンヒル(dunhill)銀座本店に併設する「ダンヒル バー(dunhill BAR)」は、サッカー日本代表を応援する限定カクテルを、2022年11月18日(金)から12月2日(金)まで提供する。4年に一度の世界大会を祝した特別な空間&限定メニューダンヒル バーから、カタールで行われる4年に一度のサッカー世界大会に挑む日本代表を応援する限定カクテルメニューが登場。期間内は、日本代表のチームカラーであるブルーを基調をした特別仕様の店内で、大会1次リーグの対戦相手各国をイメージした限定カクテルメニューが提供される。対戦相手各国にちなんだ特別なカクテル日本をテーマにしたカクテル「ジャパン」は、日本酒をベースに甘酸っぱいレモン&シロップで仕上げた爽やかな味わいのカクテル。見た目にも日本らしさを表現する梅干しは、カクテルに程よい塩味を与える。カタールの国旗の色合いにインスピレーションを受けたカクテル「カタール」は、コンデンスミルクで白を、シナモンやジンジャー、クローブなどのスパイスで赤茶色を表現。味わいは紅茶ベースで、カタールをはじめアラブ諸国で広く親しまれている「カラクティー」をイメージしている。一部カクテルはノンアルコールでの提供も可能ほかにも、2種類のスコッチウイスキーを使用した「イングランド」や、ジン&ベルベットを合わせた甘い香りと芳醇な味わいの「ドイツ」、赤い見た目が目を引く、フルーティな甘さの「スペイン」など、対戦各国に着想を得た、大会の応援ムードを盛り上げる豊富なカクテルメニューが揃う。また、一部のカクテルはノンアルコールで用意することも可能だ。【詳細】ダンヒル バー 限定カクテル販売期間:2022年11月18日(金)~12月2日(金)メニュー:・ジャパン※ノンアルコール対応可・カタール※ノンアルコール対応可・イングランド・ドイツ・スペイン・コスタリカ価格:各1,600円■店舗情報ダンヒル バー住所:東京都中央区銀座2-6-7 2-3FTEL:03-6263-2158営業時間:11:00~23:30、日祝のみ11:00~20:00
2022年11月21日野球漫画の名手・クロマツテツロウの「ドラフトキング」(集英社「グランドジャンプ」連載)が、WOWOWでドラマ化されることが決定した。「横浜ベイゴールズ」のスカウト・郷原眼力(ごうはら・オーラ)は、独善的で毒舌家だが自他ともに認める凄腕。彼の狙いはその確かな“眼”で隠れた才能を見出し、その年のドラフト会議で選ばれた選手の中のNo.1であるドラフトキングを引き当てること。新米スカウトの神木良輔やスカウト部の部長・下辺陸夫らスカウト部メンバーは、郷原とも激論を交わしながら、チームの強化に向けて奮闘していく。一方で目的達成のためなら手段を厭わず“ハブ”の名で恐れられる、郷原の宿敵「大阪ホワイトタイガース」のベテランスカウト・毒島竜二もまた、逸材獲得に向けて闘志を燃やし、暗躍する。郷原たちは原石を見出し、「ドラフトキング」を獲得することができるのか――。プロ野球チームの凄腕スカウトを主人公とした物語で、現在も連載中、単行本は最新の13巻が明日(11月17日)発売される人気沸騰中の野球漫画「ドラフトキング」。単に才能を見抜くではなく、選手たちの人生に寄り添い、彼らの葛藤や苦悩を分かち合うのもスカウトの務め。裏方の流儀や誇りをも作品を通して描いていく本作は、社会人ならきっと多くの人が共感し、熱くなれる、新たなスポーツドラマとなる。なお、個性豊かな人物たちを演じるキャスト、監督や脚本といった制作陣は今後発表予定だ。「ドラフトキング」は2023年春、WOWOWにて放送・配信予定。(cinemacafe.net)
2022年11月16日野球漫画『ドラフトキング』が、WOWOWで連続ドラマ化されることが決定した。原作は、『ベー革』『野球部に花束を』をはじめ、数々の人気作を生み出してきた漫画家・クロマツテツロウによる同名漫画。主人公は野球選手ではなく、球団「横浜ベイゴールズ」で並外れた眼力を持つ凄腕スカウト・郷原眼力(ごうはら・オーラ)。彼をはじめとするスカウト部メンバーは、その年のドラフトで選ばれた選手の中のNo.1を指す「ドラフトキング」の獲得を目指している。華やかなスポーツの裏側で繰り広げられるスカウトたちの活躍を描いた、熱きスポーツビジネスエンタテインメントとなっている。野球が題材となる作品がWOWOWでドラマ化されるのは今回が初めて。ドラマは2023年に放送および配信がスタートする予定で、主人公の郷原や、スカウトとしてはまだまだ駆け出しながらも、選手たちに誠実に向き合う元プロ野球選手の神木良輔をはじめとした個性豊かな人物たちを演じるキャスト陣、監督や脚本といった制作スタッフは後日発表される。<番組情報>ドラフトキング2023年春 WOWOWで放送・配信スタート『ドラフトキング』ロゴ (C)クロマツテツロウ/集英社原作:『ドラフトキング』クロマツテツロウ(集英社『グランドジャンプ』連載)特設サイト:
2022年11月16日『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』の前哨戦ではない。指揮官はあくまで今週末の勝利にフォーカスを当てる。日本代表は前任者のエディー・ジョーンズHCが率いるイングランド代表と明日11月12日(土) に対戦する。両雄は来年9月17日(日) には『RWC2023』プールDで激突。しかも、本大会初戦の9月9日(土) にイングランド×アルゼンチンが組まれているのと同様に、11月6日・トゥイッケナムスタジアムでイングランド×アルゼンチンが対峙した。まさに絶好の『RWC2023』の試金石である。しかし、ジェイミー・ジョセフHCは10カ月後ではなく、目の前のゲームが重要だと力説する。「『RWC』で戦う相手というよりもティア1のチームと戦うことに意義がある。オールブラックス戦でしっかりしたパフォーマンスを見せ、ケガ人もなく、この試合に向かっていけることにワクワクしている。今『RWC』のことは考えてない。今週の試合を考えている。今週の試合はビッグゲーム。自分たちとしてはしっかりチームを作り上げる段階。各チームとも本大会を見据えていろんなことを試したり、違うことをしたりすることもあるが、自分たちにとってはこういうプレッシャーのかかる試合で一貫性のあるパフォーマンスを見せることができるのか。楽しみにしている」ジョセフHCは次のメンバーを選出した。【ラグビー日本代表の試合登録メンバー】01. 稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)4302. 坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)3103. 具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)1904. ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)505. ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1006. リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)7607. 姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)2308. テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)1309. 流大(東京サントリーサンゴリアス)2810. 山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)511. ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)412. 中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)3113. ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)814. 松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)4515. 山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)2516. 堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)517. グレイグ・ミラ―(埼玉パナソニックワイルドナイツ)718. 木津悠輔(トヨタヴェルブリッツ)519. ヴィンピー・ファンデルヴァルト(浦安D-Rocks)2020. ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1321. 齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)922. 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)423. シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)10※所属チームの後の数字はキャップ数。ジョセフHCは31-38で惜敗したニュージーランド戦を悔やんだ。「オールブラックス戦は大切な時間帯で自分たちのミスをおかし、勝てるゲームを落としてしまった。チームとしてこのインテンシティの高さの中戦うことに慣れていかないといけないし、ティア1相手では1回のミス、1個のペナルティが勝つか負けるかに直結することを継続して話している。これはチームとして常に話していること。土曜日の試合も変わらない。イングランドはプレッシャーを掛けてくるが、我々は重要な時間帯でしっかり遂行力を発揮することが大事だと思っている」NZ戦の先発からひとりを変更、11番をフィフィタからファンデンヒーファーに代えた。「サイアはオールブラックス戦でミスが多かった。彼はポテンシャルが高く先発で起用してきたが、彼のパフォーマンスに責任を持ってもらうということで、今回はゲラードを先発に起用した。サイアは素晴らしい選手だし、チームとして機能していくことは重要だが、今週に関してはゲラードに何ができるか、どんなパフォーマンスをするか見たいと思い、チャンスを与えたいと思った。それに今週の試合はキックを多く使うことになるだろう。ゲラードはキックのしっかりしたスキルも持っている。彼に期待している」LOファンデルヴァルト、FLラブスカフニとベンチに頼もしいハードワーカーも帰って来た。「経験が重要になると思っている。試合の勝てる場所にいる時間帯では経験が求められる。イングランドにも2回『RWC』に出ている経験豊富な選手が6人ほどいると思うが、自分たちにとっても経験は大事。若い選手はエキサイティングな気持ちで試合に出るが、経験がある選手がバランスを取ることが重要だと思っている」HCは4年前のトゥイッケナムでのイングランド戦を知るベテランたちのグラウンド外での働きに目を細める。「すごく助かっている。リーチ、姫野らが経験を若い選手に伝えてくれている。8万人の前でしっかりパフォーマンスを発揮するためにはメンタルのコントロールも必要。エキサイティングな気持ちを持ちながら、緊張をほぐしたい。前回経験した坂手、ラピース、ヴィンピー、松島がしっかりその経験を伝えているのはいいこと」先週、29-30とアルゼンチンに13年ぶりの白星を献上したイングランドだが、ジョセフHCは警戒を緩めない。「イングランドにとって夏のテスとマッチからの1試合目、どのチームにとっても最初のゲームからベストのパフォーマンスを見せるのは困難なこと。イングランドもチームとして学び、今週は違ったプレーをしてくると思う。彼らのホームグラウンドで、彼らの強みのフィジカリティを押し出してくるだろう。我々は自分たちのラグビーのブランドをしっかり出すこと、しっかりプレッシャーを掛けていければ、自分たちにもチャンスは十分あると思っている」HCはセットピースとキックが鍵だと言う。「どのチームもそうだが、スクラム、ラインアウトとモールでプレッシャーを掛けてくる。オーストラリアA戦からも成長してきたし、イングランド対アルゼンチンもセットピースでお互いに持ち味を出していた。セットピースとキッキングゲームで対応していかないといけないと思っている」トゥイッケナムスタジアムでのゲームは特別だと口にする。「チームとしてトゥイッケナムでできることにワクワクしている。ここはとてもユニークな環境。独特な空気がある。私もここでプレーしたことがあり、日本代表もプレーしている。このスタジアムで向かっていかないといけない。土曜にはふたつの相手がいる。ひとつはイングランド代表、もうひとつはイングランドのファン。しっかり準備しないと空気に飲まれる。23人のメンバーが8万人の前でプレーする準備ができている。モチベーションも高く、試合に向かうことができるだろう」指揮官は改めて『RWC』に向けて、チーム作りの途中であると強調した。「チームとしてまだまだ成長しているところ。前回の『RWC』からメンバーは変わってきている。しっかりラグビーができていない期間があったが、車で言うとしっかり車をドライブ、前へ進めないといけない。パンデミックでラグビーの経験が足りないかもしれないが、豪州A、NZとの試合で自分たちのコンビネーション、自分たちのペースも出来上がってきている。今後も継続していくことが大切だと思っている」『リポビタンD TOUR2022』イングランド代表×日本代表は11月12日(土)・トゥイッケナムスタジアム(イングランド・ロンドン)、翌週20日(日) にはスタジアム・ド・トゥールーズ(フランス・トゥールーズ)にてフランス代表×日本代表がキックオフ。イングランド戦の模様はNHK総合、WOWOW、フランス戦の模様は日本テレビ系、WOWOWにて生中継。取材・文=碧山緒里摩(ぴあ)
2022年11月11日自信を持ってベストメンバーを選出した。11月1日、『FIFA ワールドカップ カタール 2022』に挑むSAMURAI BLUE(サッカー日本代表)メンバー26名が発表された。発表記者会見に出席した森保一監督は次のように意気込みを語った。「“このカタールでの『W杯』で日本代表として日本のために戦いたい”と多くの選手が気持ちを見せてくれた。すべての選手を招集できないが、日本のために戦うと思ってくれたすべての選手に敬意と感謝を申し上げたい。これから発表する26名にはカタールの『W杯』でプレーしたくてもプレーできない選手の思いや、我々を支援・応援してくれた方がいて前へ進めることを胸に刻み、カタールで日本人として、日本代表としての誇りと責任を持って戦ってほしい。国内外で力を発揮してくれる選手が多く、難しい選考となったが、これまでの活動を振り返りながら、スタッフで議論し、今のベストとして自信を持ってみなさんにお伝えしたいと思う。カタールの『W杯』では日本人の誇りを持って、チーム一丸となって最後まで粘り強く戦い抜く姿をサポーター・国民にお見せしたい。そして我々はベスト8以上の結果を目標にしている。簡単な目標ではない。サポーター・国民のみなさんの力が必要。応援とともに共闘をお願いします。日本人一丸となって戦って、新しい景色を見たいと思います。どうぞよろしくお願いします」【FIFA ワールドカップ カタール 2022 SAMURAI BLUEメンバー】【GK】川島永嗣(RCストラスブール/フランス)権田修一(清水エスパルス)シュミット・ダニエル(シントトロイデンVV/ベルギー)【DF/MF/FW】長友佑都(FC東京)吉田麻也(シャルケ04/ドイツ)酒井宏樹(浦和レッズ)谷口彰悟(川崎フロンターレ)柴崎岳(CDレガネス/スペイン)遠藤航(VfBシュツットガルト/ドイツ)伊東純也(スタッド・ランス/フランス)山根視来(川崎フロンターレ)浅野拓磨(VfLボーフム/ドイツ)南野拓実(ASモナコ/フランス)守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC/イングランド)相馬勇紀(名古屋グランパス)三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)前田大然(セルティック/スコットランド)堂安律(SCフライブルク/ドイツ)上田綺世(セルクル・ブルージュKSV/ベルギー)田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)冨安健洋(アーセナル/イングランド)伊藤洋輝(VfBシュツットガルト/ドイツ)久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)発表を終えた率直な心境を聞かれると、森保監督はこのように答えた。「発表した今も難しい選択だなと思っている。先ほども話したが、今のベスト。今回の『W杯』に臨むベストの選手を選択としたと自信を持っているが、このメンバーに入ってもおかしくない力がある選手はまだまだいる。その選手たちのことを思うと複雑な心境だが、すべての選手の思いを持って『W杯』で戦いたい」選手選考のポイントはこうである。「重要視したポイントはこれまでの活動、今の選手が置かれている状況、『W杯』の戦いを見通した時に総合的に考えて今のベストを選考させてもらった。個のストロングポイントを持ちつつ、チームとして気持ちをつなぐことができる、連携連動して戦うことができる選手を選考させてもらった。すべてのポジションで26名に入っていてもおかしくない選手がいるので、そこで誰を選ぶかということは非常に難しさがあった」大迫勇也が外れ、経験が浅い人選となったFWについて問われると。「そこは議論が出た。選ぶ時に『W杯』経験者は我々の考えるポイントのひとつだったが、こうやって選んだ今でも経験者の力を借りて戦いたい思いもこうして選んでおきながらまだあるが、経験がない選手の『W杯』で成功したいという野心を持って戦ってくれることを期待してメンバー選考に至った。大迫であったり、古橋(亨梧)であったり、これまでの活動で今回の『W杯』につながる道を作ってくれた素晴らしい選手だと思うが、色んなシミュレーションをした上で優先順位をつけこういうメンバーになった。今回選んだ選手と同等の力を持っているので、日本のために戦う気持ちを持ち続けてくれればと思っている」今大会は23名から26名に登録選手数が変わったが、選手選考の難しさは変わらないと言う。「あらゆる想定をした上で、日本のストロングポイントを少しでも出していける特徴を持った選手を選考した。いい選手がたくさんいる。たとえば登録が30名だったとしても迷う選考になっていたと思う。23名の選考枠から26名になって、もっと選びやすくなると思ったが、まったくそんなことはなかった。選手たちの思いを感じながら、今回の選考をさせてもらった」浅野、守田、田中、板倉、久保らケガ人も『W杯』に間に合うと口にした。「日本協会のメディカルチームと所属クラブのメディカルの間で常に情報を共有しながら選んでいる。選手に関しては『W杯』に向けてチームでの見通し、『W杯』でトップパフォーマンスでプレーできるということを情報共有している。情報共有だけではなく、日本協会の欧州支局の津村(尚樹)さんが常に各チームを回ってくれて、トレーナーとドクターが同行し、選手たちの状況を直で確認してくれた。情報をもらって安心して選ばせてもらった」監督は現在の心境を四文字熟語で表した。「四文字熟語で言えば、行雲流水。この場はすごく緊張しているが、『W杯』の本大会を考えた時は非常に楽しみだし、ワクワクするが、気持ちの高揚はあまりなく、普段やっていることを『W杯』に向けて積み上げていくことを自然体で考えられている」現役時代、苦い思い出のあるドーハを歓喜の場所に変えるつもりである。「私が現役の時、ドーハの地で夢を叶えられなかった場所で、悔しい悲しい思い出のある地だが、リベンジの思いはない。素晴らしいメンバー、スタッフととともにカタールの地で戦うことを楽しみにしている。ドーハの悲劇をドーハの歓喜に変えられるよう、残された時間で最善の準備をして、カタールでは選手たちに伸び伸びプレーしてもらい、みんなで喜び合える結果を出せればと思っている」森保監督は改めてベスト8進出を誓った。「まずは日本代表を応援してもらっている日頃からの活動の応援を感謝申し上げたい。カタールでは日本の代表として、日本人の誇りを持って、日本人らしくチーム一丸となって最後まで戦い抜いてみなさんの期待に応えたいと思っている。我々はベスト8以上の目標を持っている。強豪ばかりの『W杯』で簡単ではないが、みなさんの応援の力を借りれば、必ず目標は達成できると思っている。みなさんには応援とともに一緒に戦っていただき、世界の舞台にみんなで挑み、新しい景色を見て喜びたいと思っている」田嶋幸三会長と反町康治技術委員長は、記者会見で次のようにあいさつした。田嶋会長「7度目の『W杯』、これから発表される26名としっかり戦っていきたい。グループステージではドイツ、スペインという優勝経験がある国、またブラジル大会ではベスト8に進んでいるコスタリカと同じグループ。簡単な相手ではないが、私たちの目標の新しい風景を見るために勝っていかないといないといけない相手。そして2050年までにW杯で優勝したいというJFA2005年宣言を叶えることを考えると、公式戦で強豪と戦えるのはこの上ない喜びであり、幸せなこと。簡単なことではないが、まずグループリーグを突破し、ベスト16、そしてベスト8と駒を進めるべく日本サッカー協会一丸となって進んでいきたいと思います」反町技術委員長「今回の『W杯』、SAMURAI BLUEの団長として最初から最後まで責任を持って臨みたい。今回で7度目の『W杯』、しかし残念ながらいつも脇役で終わっている。今回はカタール『W杯』で主役として、ベスト8以上の成績を残して、新しい風景を見たいと思っている。ここまでコロナもあり、思うような強化ができず、最終予選も苦しい戦いだった。そうした中で培った我々の強さをこの本大会で披露したいと強く思っています」11月15日(火) にSAMURAI BLUEへ応援を届けるイベントとして、『新しい景色を2022 SAMURAI BLUE 壮行会』を実施。壮行会はドーハにいる監督、選手たちと日本の会場をオンラインでつなぎ、その模様はJFATVとSAMURAI BLUE公式Twitterでライブ配信(無料)される。日本代表は11月9日(水)・カタール・ドーハへ旅立ち、17日(木) にUAEアルマクトゥームスタジアムでカナダ代表と親善試合を行った後、『W杯』へ突入。11月23日(水・祝) ・ハリファ国際スタジアムにてドイツ、27日(日) ・アフマド・ビン・アリ・スタジアムにてコスタリカ、12月1日(木) ・ハリファ国際スタジアムにてスペインと戦い、グループE組上位2を目指す。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年11月02日スイスの高級腕時計ブランド「ウブロ」は2015年から、サッカー日本代表にオフィシャルウォッチを提供しています。この度、新たなオフィシャルウォッチとなる最新コネクテッドウォッチ「ビッグ・バン e ブルー ヴィクトリー」を発表しました。サッカー日本代表選手が着用するオフィシャルウォッチ「ビッグ・バン e ブルー ヴィクトリー」は、その名の通り、夢の舞台で勝利を目指す日本代表チームと共に時を刻みます。文字盤、ケース、ストラップには、チームカラーであるSAMURAI BLUEからインスパイアされたブルーが用いられています。ウブロのアイコニックな機械式腕時計「ビッグ・バン」のデザインを受け継ぐ44mm径のブルーセラミック製ケースに、「ビッグ・バン e」で初となる、カーフ&ラバー製ストラップを組み合わせ、高級感とスポーティーさを両立しています。さらに、交換用ブラックラバーストラップが1本付属しており、ウブロ独自のストラップ交換システム「ワンクリック システム」によって簡単にストラップ交換が可能です。「ビッグ・バン e ブルー ヴィクトリー」は、ウブロのコネクテッドウォッチコレクション「ビッグ・バン e」の第三世代で、これまでで最も高性能で刺激的な「ビッグ・バン e」です。進化した高精細スクリーンを備え、新たにデザインされたサッカー専用アプリによって、試合のあらゆる栄光の瞬間をとらえることができます。最先端の機械式時計ムーブメントの代わりに、このモデルにはQualcomm® Snapdragon Wear™ 4100と、最新版Wear OS by Google™ (Wear OS 3)が採用されています。さらに、加速度センサー、ジャイロスコープ、マイク、スピーカー、GPS、心拍数モニターなど、充実したハードウエアスペックを備えています。これらのセンサー機能を活用するため、この時計にはアスリートのための主要なプラットフォームで、195カ国で1億人以上のアスリートが参加する世界最大のスポーツコミュニティであるStravaアプリがあらかじめプログラムされています。Stravaは、ランニング、サイクリング、水泳、そして最近追加されたサッカーを含む30種類以上のスポーツのパフォーマンスを記録、分析することができます。Bluetooth 5.0を搭載し、様々なデバイスやアクセサリーと接続可能です。また、プリロードされたアプリのスイートによって常時接続可能なため、アクティビティや健康状態などを追跡することができます。また、Google Playを利用することで、より多くの優れたアプリケーションを腕時計上で利用することができます。このスマートウォッチは、一日使用可能なバッテリーを備え、空の状態からフル充電まで約2時間となっています。5秒間操作されない場合は、バッテリーを節約するために自動的に「低消費モード」に切り替わります。優れた視認性と、人間工学に基づいた、華やかでインタラクティブな機能を備えたユニークな時計です。この時計は、AndroidとiOSに対応し、3気圧防水です。iOSの機能と互換性は、デバイスによって異なります。ウブロはFIFAワールドカップのオフィシャルタイムキーパーを4大会連続で務めており、今年も12月18日にドーハのルサイル・スタジアムで行われる決勝戦を含む、FIFAワールドカップ カタール2022™の全64試合のタイムキーパーを務めます。129人の公式レフェリーは、ウブロの新作コネクテッドウォッチ「ビッグ・バン e FIFA ワールドカップ カタール 2022™」を手首に着用し、試合時間を計測します。「ビッグ・バン e ブルー ヴィクトリー」 製品概要品番:450.EX.1100.VR.JFA22素材:ダークブルーセラミックケース、ブルーカーフ×ブラックラバーストラップ、交換用ブラックラバーストラップ1本付属価格:79万2,000円(税込) *日本限定150本※ウブロ公式オンラインブティック「ウブロ e-ブティック (hublot.com)」にて2022年10月下旬より先行販売中。2022年11月7日より全国の「ウブロブティック」、正規販売店に展開予定。ウブロ公式サイト: (@hublot_japan) : HUBLOT JapanInstagram (@hublot_japan) : (@Hublot_Japan) : (@Hublotjapan) :
2022年11月01日もうすぐワールドカップが開幕。11月1日には日本代表のメンバーが発表されます。サカイクではそれに先がけて、みなさんが子どもと一緒に考える「理想のスタメン」を募集しました。みなさんからの投票の結果を発表します。あくまで読者のみなさんがお子さんと話し合いながら「こんなスタメンが見たいね」と投票いただいたものなので、ご理解ください。★サカイク読者が選ぶ「日本代表理想のスタメン」はこちら!いかがでしたか?予想と当たった!という方もいれば、あのポジションは意外だった!という結果もあるかもしれません。みなさんから寄せられた応援コメントの一部もご紹介します。----------------------------------------------------勝ってください!ただそれだけです!個々の輝きと連携のとれたパスサッカー楽しみにしてます一つでも多く勝ってワクワクさせて下さい ガンバレニッポン!しっかりゲームマネージメントをしながら、戦って欲しい期待してます!厳しいグループだけど行けると思う。頑張れ日本代表ずっと寝ないで観ます。応援してます。----------------------------------------------------明日選出されるワールドカップ出場メンバーの皆さんには、悔いのない戦いをしてきてほしいですね。みなさんも4年に1度のワールドカップを親子で楽しんでください。
2022年10月31日試練の3連戦である。オーストラリアAとのタフな3連戦を終えたラグビー日本代表が、テストマッチ3連戦に臨む。ホームで世界ランキング4位・ニュージーランド代表を迎え撃ち、敵地・欧州で5位・イングランド代表、2位・フランス代表と対峙するのだ。第1戦・22-34、第2戦・21-22、第3戦・52-48とタフな3連戦を戦ってきた日本だが、豪州A戦からさらなる成長を見せなければ勝負は早々に決してしまう。オールブラックスもエディー・ジョーンズHC率いるイングランドもホスト国での『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』を控えたフランスも、正真正銘世界トップクラスである。ここのところ敗戦が珍しくなくなったオールブラックスではあるが、高く大きな壁である。10月27日、メンバー発表会見に臨んだジェイミー・ジョセフHCも「オールブラックスはクオリティの高い選手が揃っているので、誰が出てきても変わらない。彼らも休暇明けでゲームタイムを与えたいメンバーを選出しリフレッシュしている。ただ集中すべきは自分たち、自分たちのことにフォーカスすることが大事」と警戒する。指揮官は次のメンバーにアップセットを託した。【ラグビー日本代表の試合登録メンバー】1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)422坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)303具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)184ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)45ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)96リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)757姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)228テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)129流大(東京サントリーサンゴリアス)2710山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)411シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)912中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)3013ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)714松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)4415山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)2416日野剛志(静岡ブルーレヴズ)517グレイグ・ミラ―(埼玉パナソニックワイルドナイツ)618竹内柊平(浦安D-Rocks)119下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)020ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)421齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)822李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)323ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)3※所属チームの後の数字はキャップ数。前戦からSOのスタメンとリザーブを入れ替えた点を問われると、ジョセフHCはこう答えた。「山沢のことは高く評価している。前回のシーズンではケガやコロナがあり、準備ができなかったが、今回はしっかりトレーニングを積み準備してきた。彼にここで機会を与えることは考えていた。李は若くポテンシャルのある選手。今週のゲームではインパクト、リザーブから出てどういうインパクトを残せるか見てみたいと思って、ベンチスタートにした」9番・10番はコンビで固定しているわけではないと言う。「自分としてはコンビと決めたわけではない。流は前回の試合、しっかりしたパフォーマンスをしてくれた。ほかの選手からリストペクトされ、リーダーとしてチームをリードしてくれている。流と山沢がオールブラックス相手にどのようなプレーをするか見てみたいと思いスタメンで起用した」さらにベンチメンバーの重要性を説いた。「自分たちとして前回の試合から学んだことがある。20点差で勝っていてもメンタルの部分で相手に勢いを与えたり、プレッシャーを掛けられることを前回の試合から学んだつもり。経験があるミラー、齋藤、李もそうだが、後半でしっかりコネクトすることが大事だと考えている」ジョセフHCはオールブラックスをこのように分析する。「オールブラックスとしてはしっかりゲームをコントロールしたいだろう。特にセットピース、スクラムやラインアウトから大きなFWパックを使ってセットピースでしっかりコントロールしてくる、しっかりドミネートしてくると思う。自分たちの対応も難しいと思うが、今週のトレーニングの大半の時間を費やししっかり準備してきた。セットピースからしっかりいいボールをBKに供給していけばトライを取れると思っている」アップセットを起こすポイントも必然的にセットピースとなる。「セットピースを安定させることだと思っている。オールブラックスは本当に大きい選手が揃っている。彼らはラインアウト、スクラムをコントロールしたいと思っているはずだ。我々はそのティア1のパワーにしっかり対応していくことが大事。セットピースからいいボールを供給し、BKにいいアタックをさせるのが明確なフォーカスポイントだと思っている。選手たちがしっかりプランを遂行できるかも重要になる。運動能力の高いオールブラックスのパワー、オフロードにどう対抗していくのか。セットピースを止めていけば、我々のチャンスも生まれてくる。そこでプレッシャーを掛ければ、勝てるチャンスを広がると思う。もちろん簡単ではないがプレッシャーを掛けていきたい」ジョセフHCは母国とのビッグゲームを改めて歓迎した。「本当に素晴らしい経験になる。チームにとっても、『リーグワン』でたくさんの経験がある山沢にとっても、オールブラックスとの試合は大きな経験になるし、大きな価値があると思う。今年に入ってフランス戦、豪州A戦もチームとして成長できるゲームだった。この試合も多くの経験をもたらす大事なゲームになると思う」HCはこの経験が今後に生きると確信していた。「コロナの影響で1年キャンセルした。3年間でテストマッチレベルの試合は13試合しかしていない。オールブラックスは我々の4倍くらいの試合をこなしている。ラグビーの試合が少ないと、チームとしてなかなか成長するのは難しい。だが、今季はたくさん試合ができているのはチームにとって重要。特に若い選手が世界のベストチームと対戦できるのは本当に素晴らしい経験になっている。確かに他国に比べて遅れを取っているが、チームとして新しい経験の場を与えることができている。今週からのツアーで選手たちに多くの経験を積ませたいと思っている」【ニュージーランド代表の試合登録メンバー】1ジョージ・バウアー(クルセイダーズ)192デーン・コールズ(ハリケーンズ)843ネポ・ラウララ(ブルーズ)424ブロディー・レタリック(チーフス)985トゥポウ・ヴァアイ(チーフス)156シャノン・フリゼル(ハイランダーズ)217サム・ケイン(チーフス)858ホスキンス・ソトゥトゥ(ブルーズ)129フィンレー・クリスティー(ブルーズ)1210リッチー・モウンガ(クルセイダーズ)4111ケイレブ・クラーク(ブルーズ)1112ロジャー・トゥイヴァサ=シェック(ブルーズ)213ブレイドン・エノー(クルセイダーズ)514セヴ・リース(クルセイダーズ)2115スティーブン・ペロフェタ(ブルーズ)116サミソニ・タウケイアホ(チーフス)1717オファ・トゥウンガファシ(ブルーズ)4818ティレル・ロマックス(ハリケーンズ)2019パトリック・トゥイプロトゥ(ブルーズ)4420ダルトン・パパリイ(ブルーズ)1821アーロン・スミス(ハイランダーズ)11122デービッド・ハヴィリ(クルセイダーズ)2123アントン・レイナート=ブラウン(チーフス)56※所属チームの後の数字はキャップ数。果たして、日本代表はオールブラックスにどこまで迫れるのか。豪州A戦でかつての輝きを取り戻したFLリーチ、前回のゲームでインパクトを残したNo.8タタフ、3戦連続トライを決めているWTB松島はどんなパフォーマンスを見せるのか。『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×ニュージーランド代表は10月29日(土)・国立競技場にてキックオフ。チケットは予定枚数終了。同日・秩父宮ラグビー場で行われる入場無料の『JAPAN RUGBY AUTUMN FEST 2022』ではパブリックビューイングを実施。試合の模様は日テレ系にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年10月28日