バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」( )内のコレクションフィギュア販売ショップ「魂ウェブ商店」は、結成40周年を迎えたお笑いコンビ「ダウンタウン」を立体化した『S.H.Figuarts 松本人志 -究極のボケ-』『S.H.Figuarts 浜田雅功 -究極のツッコミ-』(各7,700円 税込/送料・手数料別途)の予約受付を、2022年5月20日(金)に開始いたします。(発売元:株式会社BANDAI SPIRITS)※商品購入ページ:S.H.Figuarts 松本人志 -究極のボケ-ページURL: S.H.Figuarts 浜田雅功 -究極のツッコミ-ページURL: 「S.H.Figuarts 松本人志 -究極のボケ-」「S.H.Figuarts 浜田雅功 -究極のツッコミ-」■商品特長1982年にコンビを結成し、2022年に結成40周年を迎えた「ダウンタウン」がパワーアップしてS.H.Figuartsに再登場!2018年に発売の『S.H.Figuarts 松本人志』『S.H.Figuarts 浜田雅功』から、新規造形の頭部パーツに変更することでより一層のリアルさを追求し、近年の二人の体型に合わせ身長差を再現!硬度の異なるパーツの組み合わせによる可動と合わせて、ご本人らしいポージングが可能です!■商品概要・商品名 :S.H.Figuarts 松本人志 -究極のボケ-( )S.H.Figuarts 浜田雅功 -究極のツッコミ-( )・価格 :各7,700円(税込)(送料・手数料別途)・対象年齢 :15才以上・セット内容:本体/交換用頭部(笑)/交換用頭部(困)/交換用左右手首5種・商品素材 :ABS・PVC・商品サイズ:S.H.Figuarts 松本人志 -究極のボケ- 約150mmS.H.Figuarts 浜田雅功 -究極のツッコミ- 約145mm・販売ルート:バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」( )、他・予約期間 :2022年5月20日(金)~・商品お届け:2022年10月予定・発売元 :株式会社BANDAI SPIRITS(C)YOSHIMOTO KOGYO※最新の情報・詳細は商品販売ページをご確認ください。※準備数に達した場合、販売を終了させていただくことがあります。※ページにアクセスした時点で販売が終了している場合があります。※商品仕様等は予告なく変更になる場合があります。※掲載している写真は開発中のため、実際の商品とは多少異なる場合があります。※日本国外で販売する可能性があります。■S.H.Figuarts(エス・エイチ・フィギュアーツ)シリーズについて「可動によるキャラクター表現の追求」をテーマに、「造形」「可動」「彩色」とあらゆるフィギュアの技術を凝縮した手の平サイズのスタンダードフィギュアシリーズです。■「ダウンタウン」について吉本興業に所属する浜田雅功と松本人志からなるお笑いコンビ。1982年結成、大阪NSC1期生。ダウンタウン 公式プロフィール|吉本興業株式会社 ■バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」とは「プレミアムバンダイ」は今ここでしか買えないメーカー公式の限定商品、アニメ・コミックなどに登場する人気キャラクターのグッズを多数取り扱っています。ガンプラなどのプラモデルやフィギュア、ガシャポン、食玩からファッションまで豊富な品揃えです。バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」 【一般のお客様からのお問い合わせ先】BANDAI SPIRITSお客様相談センター 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月20日日本テレビ、読売テレビでドラマが放送され、舞台化もされた芸人青春群像劇『あいつが上手で下手が僕で』(通称『カミシモ』)に登場するお笑いコンビ・アマゲンの単独ライブイベント『ハローハローニューワールド』が、6月21日に東京・草月ホールで開催されることが決まった。「アマゲン」は、湘南劇場最年長であっても売れることを決して諦めず、常にお笑いを愛し、お笑い道を一直線に進む真っ直ぐな性格のツッコミ・現多英一(陳内将)と、ポーカーフェイスに包み隠さぬゆとり世代感、そして予測不能な言動といった三要素を兼ね備え、湘南劇場でも一際目を引く存在だったボケ・天野守(梅津瑞樹)のコンビ。今回のイベントでは、ドラマシーズン1では全てが見られなかったネタをフルサイズで披露するほか、「芸人と言えば!」な様々な企画に対し、時に競い、時に協力しながら挑戦したり、ファンからの質問に答えつつ互いにトークを交わしたり…といった内容を予定している。新ネタもこの日のために鋭意準備中だ。6月21日の開催で、昼公演は14:15開場・15:00開演。夜公演は18:15開場・19:00開演。チケットは12日11時から一次先行受付を開始し、1枚7,800円。(C)カミシモ製作委員会
2022年05月10日大阪・万博記念公園で29日~5月1日の3日間、「Warai Mirai Fes 2022~Road to EXPO 2025~」が開催。初日の29日、お笑いコンビ・アキナ(山名文和、秋山賢太)が絵手紙ワークショップに参加し、その後、報道陣の取材に応じた。「Warai Mirai Fes 2022 ~Road to EXPO 2025~」は、大阪・関西を国際的な文化芸術・エンターテインメント・スポーツ都市として発展させることを目指し立ち上げた14社による協議会「チーム関西」の第1弾イベント。2025年の大阪・関西万博の開催に向けて、未来のためにみんなの心をつなげたい、SDGsの目標達成を旗印に、大阪のエネルギーの源たる笑い、食、そして音楽の力でムーブメントを関西から日本中へ、そして世界へと拡げる。アキナはこの日、「日本郵便・郵便局長が教える!アキナと一緒に絵手紙をつくろう!」と題した絵手紙ワークショップに参加。「心が癒やされました。先生に教えてもらった通りに表現しようとする素直さが見ているだけで癒やされました」「局長が僕らに対してもいじってくれるのでいい雰囲気になりました」と振り返った。2人とも父親でもあるアキナ。大阪・関西万博が開催される頃にはどういう世の中になってほしいか聞かれると、秋山は「保育園に娘を通わせたんですけど、保育園の数が足りない。そして、保育士がもっともっと評価されるべきかなと思います」と話し、続けて「吉本に言いたいんですけど、子供を預ける場所を作ってほしい。劇場の中に。山名と僕だったら、お互い子供をつれて、預けて出番に。そうしたら奥さんがその日はゆっくり仕事も集中できるし休める。そういう世の中になればいいな」と提案した。山名も「いいかも!」と同調し、「NGK(なんばグランド花月)は僕も妻(宇都宮まき)も一緒の劇場なので、ロビーに赤ちゃんスペースを作っていただけたらほんまにありがたい」と希望。子供たちの面倒を見る先生は「師匠」がいいと言い、「のりお師匠があやす日もあれば、よしお師匠があやす日もある。全員お笑いの英才教育」と笑った。
2022年04月29日愛くるしい動物たちには裏の顔があり、複雑な人間模様が絡み合う――。昨年、地上波で放映され話題を呼んだTVアニメ『オッドタクシー』。本編を再構築した、大注目の映画版『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』は、個性的な声優陣も特徴です。ここでは、ダイアンのお二人にお話を聞きました。津田篤宏(ホモサピエンス 馬場役)、ユースケ(ホモサピエンス 柴垣役)劇中に登場するお笑いコンビ・ホモサピエンスを演じたダイアン。芸人のガチな掛け合いは物語を一層リアルなものにし、ファンからは絶賛の声が上がった。声優(ほぼ)初挑戦という二人に、収録を振り返ってもらった。――『オッドタクシー』が初めての声優のお仕事になるんですよね。津田:そうです。前にアニメの収録現場に取材に行って、チロッと出させてもらったくらい。ユースケ:その時の経験があったからスッと役に入れましたね。津田:いや、一言しか喋ってへん(笑)。経験のうちに入らない。――演技は難しかったですか?津田:「柴垣」が全然言えない時があって、最終的に「お前」に変えてもらいました。ほら、「柴垣」ってすごく難しい名前でしょ?ユースケ:いや、インド人みたいな名前やったらわかるけど、柴垣なんて巷に溢れてるやんか。だから僕、ブースの外出たんですよ。一人のほうがいいかな、柴垣がおると萎縮するかなと思って。津田:なんで萎縮すんねん(笑)。ユースケ:タバコを2本吸って戻ったら、まだ柴垣柴垣言うてて。え、ずっと言うてたん?監督さんもどんだけ頑張んねんと思って。津田:お前も映画のアフレコ、全然言えてなかったやんか。ユースケ:「盛ってる」のイントネーションが関西弁と違くて。で、監督さんがテンパってたから「とりあえず落ち着いてください!」って言うていったん止めて。津田:なんで監督がテンパんねん。あと止めるなよ。――(笑)。馬場と柴垣の性格は、普段のお二人とは違います?津田:全然違いますね。僕、普段あんなおっとりしてないですもん。ユースケ:柴垣はお笑いへの熱が前面に出てて、あの姿勢とかトガリは僕そのまんまですね。津田:全然ちゃうやんけ(笑)。ユースケ:熱いんで。津田:劇中で事件に巻き込まれた柴垣が「おもろいやんけ」なんて言うんですけど、西澤(ユースケ)はいのいちばんに逃げる。ユースケ:柴垣がやってたキャバクラのボーイも経験済みですし。津田:うそつけ!お前、とんかつ屋でしかバイトしてへん。ユースケ:キャバクラのシーンではとんかつ屋さんでバイトしてた時の感じを出しました。とんかつ屋さんで働いてよかったです。――(笑)。好きなシーンは?津田:彼女(二階堂ルイ)と楽屋でハグするところです。すげードキドキした。演じた三森すずこさんと映画のアフレコでご挨拶できた時は、勝手に“やっと会えた”みたいな感覚になりました。ユースケ:僕は、第6話の最後で馬場にネタ合わせを断られた柴垣がトボトボ帰るところ。ショーウィンドーに馬場のパネルがあって。切なかったですね。またトニーフランクの曲が芸人の歌やから。――映画の見どころは?津田:大満足の仕上がりになってると思います。新発見もあるし。ユースケ:アニメを見てはった人も見てなかった人も楽しめる。安心して観られると思います。津田:第三者からの視点で描かれてるのが興味深いよな。ユースケ:…正直、僕は小戸川には何かあると思ってたんです。津田:そらそうやろ。主人公やぞ。ユースケ:早くから気づいてた。津田:ンフ(笑)。小戸川のその後が気になる人はぜひ!ホモサピエンス 柴垣/馬場野心を持つイノシシの柴垣(CV:ユースケ/ダイアン)と脳天気なウマの馬場(CV:津田篤宏/ダイアン)による中堅お笑いコンビで、N‐1グランプリの準決勝進出の常連。コンビ格差に悩む。中学の同級生だった二人が2000年に結成。『ダイアンのTOKYO STYLE』(TBSラジオ)に出演中。『ダイアンのガチで!ごめんやす』(群馬テレビ、BSよしもと)が、4月8日スタート。YouTube「ダイアン公式チャンネル」も配信中。津田さん(写真右)・すべてスタイリスト私物ユースケさん(写真左)・カバーオールジャケット¥89,990(ボストック TEL:03・3470・2221)その他はスタイリスト私物『オッドタクシー』東京のど真ん中で個人タクシー運転手として働く、天涯孤独の小戸川。客との何気ない会話を重ねながら平凡な日々を送っていたが、次第に巷で話題の女子高生失踪事件に巻き込まれていく。2021年4月から6月にかけてテレビ東京系で放送。4月1日に『映画オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』が公開。©P.I.C.S./映画小戸川交通パートナーズ©P.I.C.S./小戸川交通パートナーズ※『anan』2022年4月6日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・内野陽文ヘア&メイク・寺田英美(e‐mu)取材、文・飯田ネオ(by anan編集部)
2022年04月01日●妻は“神”恩返しで「すごい額のお金を渡したい」2014年に32歳の若さで腎臓がんが発覚し、2015年1月に摘出手術、そこから5年以上再発はなく2020年に“がん卒業”を果たしたお笑いコンビ・はんにゃの川島ofレジェンド(川島章良)。早期発見につながった健康診断を勧めてくれた妻とそのきっかけをくれた娘を“天使”と表現し、家族への恩返しが生きるモチベーションの一つになっているという。また、解散危機にあったコンビの関係も、川島のがんをきっかけに改善。互いの大切さを改めて感じ、以前よりも固い絆で結ばれている。川島にインタビューし、がんによって人生がどう変わったのか話を聞いた。18日に発売された著書『はんにゃ川島のお笑いがんサバイバー』(扶桑社刊)で、がん闘病の日々を赤裸々につづった川島。闘病を支えた妻・菜月さん、相方・金田哲のインタビューも収録されている。同書で闘病生活を振り返り、「本当に奥さんに迷惑かけたんだな」と改めて感じたという。「奥さんがこういう風に思っていたんだって感じることができ、頭が上がらないです。本当に感謝しています」と妻への思いを語る。菜月さんとの間に子供ができ、プロポーズしようと決めていた温泉旅行先で、病院の先生から電話でがんだと宣告された川島。「もうすぐ父親になるんだし受けたら?」と菜月さんに提案されて受けた健康診断で発覚した。がんだと知って川島は愕然とするも、菜月さんは「よかったじゃん。生まれてくる赤ちゃんががんを見つけてくれたんだよ」と声をかけたという。川島は「肝が据っている。おばあちゃんががんを2回経験されていたこともあって、死ぬわけではないし、私が支えてあげなきゃなって一瞬で思ったらしいです。悟りの境地に達していて、彼女は人生を5回ぐらい経験しているのかもしれないです(笑)」と語る。菜月さんのおかげで川島も、菜月さんと子供という2人の“天使”によってがんが早期で発見できたのだと前向きに考えられるように。菜月さんの素晴らしい人柄に触れてさらに好きになったのでは? と尋ねると、「好きというか、どう恩返ししていけばいいんだろうって。好きを越えて神ですね」と笑う。入院中も菜月さんが毎日病院に通って支えてくれた。川島は「奥さんは『入院中、朝から晩まで一緒にいられて楽しかった。一番長くいられた時期だったからうれしかった』と言ってくれて、完璧すぎて僕もどうしていいのか」と感謝しきり。「奥さんにすごい額のお金を払いたいです(笑)。感謝の気持ちを形として。だからお金持ちになりたい!」と冗談交じりに話し、どれくらいの金額か尋ねると「1000万円ぐらい渡したいですね。渡せるなら1億ぐらい渡したいですけど、まずは1000万円」と答えた。●最低だった過去の自分から180度変化「奥さんのおかげで」健康診断を受けるきっかけをくれた娘への恩返しとしては、子育てに関するさまざまな資格を取得した。「娘が生まれてこなかったらがんも見つかってなかったので、娘に何がしてあげられるかなと考えたときに、育児系の勉強をしていい育て方をしたいなと」。さらに、「娘にはいい時期に(歯の)矯正をしてあげたい。僕も奥さんも、もともと歯(並び)が悪く、たぶん娘も悪くなると思うので。矯正もお金がかかる。やっぱり金ですね(笑)」と話した。家族への恩返しが生きるモチベーションの一つになっている川島。がんにならなかったらこんなに家族思いにはなっていなかったという。「最低だったらしいです。亭主関白で、すべて男の人が優先という考え方。それが今、180度変わりました」。退院後すぐに変わったのではなく、2年くらいは亭主関白なダメ夫だったという。「奥さんが指摘してくれたおかげで『自分ヤバい』と気づけたのですが、母親が何でもやってくれるタイプで甘やかされていたんです。今でも僕の靴紐がほどけていたら結んでくれる母親で、僕もそれが普通だと思ってしまっていて。奥さんは今、僕みたいな息子にならないようにと思って子育てしているみたいです(笑)」。変わることができたのは、がん闘病を経て家族に恩返ししたいという思いがあったから。「闘病生活をずっと支えてくれて、そもそもがんを見つけるきっかけをくれた妻と子供に対して僕は何をしていたんだと反省しました。まだちょっとヤバいらしいですけど、すごく変わったと言ってくれています」と、家族のために変わる努力をしている。ヤバかった過去のエピソードも明かしてくれた。「入籍してすぐのバレンタインデーに奥さんがクッキーを作ってくれたのに、僕は『今度から物がいい』と言ったらしいです。最低ですよね。この前、奥さんに言われて自分でもびっくりしました。たぶん調子に乗ってたんです。けっこうチョコをもらえていたので、好きな人からは物のほうがうれしいなって。でもせっかく手作りしてくれたものを……」と反省し、「昔の自分が怖いです(笑)」と話した。●がんきっかけに個人の仕事増周囲から「死に急いでいる」川島は、2016年4月放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』でがんを公表した。公表を決断するまではかなり悩んだという。「1年半ぐらいずっと悩みました。芸人という仕事をしているので、がんのイメージがついてしまうと笑えないんじゃないかなって。でも言わないと逆に周りの人たちにも迷惑がかかる。僕の場合は傷がけっこうあったので、お風呂に入るロケとか服を脱ぐときに隠すのが大変で。今は言ってよかったなと思うことが多いです」。がん公表後は講演の仕事が増え、さらに、YouTubeで料理チャンネルを開設したり、レシピ本を出版したり、eスポーツにも挑戦するなど、芸人の枠を超えて活動している。川島は、がんになったことで「人生何が起こるかわからない」と身をもって感じ、「やれることはすぐやろう」という考えに変わったと明かす。人から「死に急いでいる」と言われることもあるという。「それぐらいいろいろやりすぎているときもありますが、健康な状態から急に病気になったので。息子も、今は大丈夫ですが、いきなり血小板が減少する突発性の病気になってしまって。急になることが多いので、やれることは今のうちにすべてやりたいと思っています」。川島個人の仕事が増えていき、相方・金田も俳優業など個人の仕事に尽力。以前から2人で個人でも活躍できることを目指していたそうで、「今、一番いい感じだよね」と話しているという。川島は「お互いに好きなことをやって個人でもスキルアップし、はんにゃという母体に還元できたら」と語る。特に講演会が川島にとって大きな経験に。「しゃべるのが苦手なタイプでしたが、講演会では60分とか90分とかしゃべらないといけない。回数を重ね、今はもう60分くらいしゃべりたくなるんです」とトークに対する苦手意識を克服。バラエティやイベントなどでのトークにも生きているか尋ねると「ちょっとずつ」と笑った。●コンビの解散危機も脱出! 相方・金田は「お兄ちゃんみたい」著書の中で、がん発覚前はコンビの大ピンチだったことも明かしている。解散危機ほどの不仲で、ケンカの原因はだいたいネタ作りだったという。「根本的に僕がヤバかったのかなと (笑)。金田くんがネタを考えてくれるんですけど、台本は書かず内容もコロコロ変わるので、僕が意見を言うと『考えてきてるから』って。それに対して僕は『考えてきてないじゃん』と言ってしまい、ケンカすることが多かったです」。だが、川島のがん闘病をきっかけに解散危機を脱した2人。お互いの大切さや必要性を改めて感じたのだという。川島は金田の人柄を「『手術頑張れ! 待ってる』って言葉で伝えるのではなく、『俺はいつでも待っているから』って背中で語るタイプ。4個下ですが、お兄ちゃんみたい」と紹介。心配しすぎることなく普通に接しようとしてくれていたことがうれしかったと言い、「友達思いでめちゃくちゃ熱いヤツなんですけど、距離感のとり方がうまいんです」と感謝し、「金田くんも僕がいたほうがコンビとして成り立つと思ってくれたんだと思います」と話した。絆を強めた2人は、結成20周年となる2024年を大きな節目とし、20周年記念単独ライブを考えている。川島は「僕らの集大成として大きくやりたい」と言い、それだけでなく「今年もちょこちょこコンビでやっていこうと話しています」と予告。「それぞれやってきたことがトークに生きる。例えば、僕がeスポーツに600万円還元することになった話もトークになるので(笑)」と、個人での経験をコンビの成長につなげていく。そして、「これからもいろいろなことをやっていきたい。それ芸人の仕事? って思う仕事もやっていきたい」と、引き続きさまざまな挑戦をしていくという。ただ、軸はあくまで芸人。「そこは変わりません。何をやっても芸人。いろいろなことに挑戦することで、はんにゃとしてもパワーアップしていきたい」と力を込めた。川島ofレジェンドという名前を今後も続けていくのかという質問もぶつけてみた。オンラインバトルゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」でゴールドプレーヤーを目指す際に芸名を変えなければならないというルールが設定され今の名前になったが、「ゴールドランクになれたら名前を戻したい」とのことだ。『はんにゃ川島のお笑いがんサバイバー』では、「がん告知の絶望を乗り越えるには」「入院生活で希望を保つには」など、大事なポイントをわかりやすく伝えている。「ずっと使える本になっています! 自分の経験が少しでも役に立てばうれしいです」とアピールする川島。ちなみに著者名は「川島ofレジェンドは嫌だったので川島章良にしてもらいました」と本名に。だが、レジェンドの“L”ポーズは「やりやすくていい」と気に入っているようで、写真撮影では何度も「川島ofレジェンドです!」と言いながらノリノリで披露してくれた。■川島ofレジェンド(川島章良)1982年1月20日生まれ、東京都出身。2005年に金田哲とお笑いコンビ・はんにゃを結成し、2009年に「ズクダンズンブングンゲーム」でブレイク。プライベートでは2015年2月に結婚し、同年長女、2020年に長男が誕生。2016年4月に『しくじり先生 俺みたいになるな!!』で、2014年11月に腎臓がんが発覚し、2カ月後に摘出出術を受けていたことを告白した。「だしソムリエ1級」「食育アドバイザー」「おひるねアート講師」などさまざまな資格を持っている。
2022年02月22日お笑いコンビ・千鳥のノブがMCを務め、大悟が出演するNetflixコメディシリーズ『トークサバイバー! 〜トークが面白いと生き残れるドラマ〜』が、3月8日から全世界全話一挙配信される。世界190カ国の国と地域で配信される同番組は、実力派俳優陣が脇を固める本格ドラマに、千鳥・大悟と若手からベテランまでの芸人たちが出演。ドラマ内にあるフリートークゾーンで突然与えられるお題に沿ったエピソードトークを披露し、面白くないと判断されれば即ドラマから降板となる、生き残りをかけたトークバトル番組だ。企画・演出は、数々のバラエティー番組を手掛けてきた佐久間宣行氏が担当し、主題歌は佐久間氏と親交の深いサンボマスターの「花束」が採用された。ドラマは学校法人NF学園を舞台に、そこで起こった盗難事件が、世界を巻き込む大事件につながっていくストーリー。ドラマに出演する俳優陣には、間宮祥太朗、高橋ひかる、東出昌大、岡田浩暉、森永悠希らが顔を揃える。また、学園編のトークバトルのプレイヤーとして大悟、劇団ひとり、ずん・飯尾和樹、ドランクドラゴン・塚地武雅、インパルス・板倉俊之、アンガールズ・田中卓志、峯岸みなみ、エピソードゲストとしてコロコロチキチキペッパーズ・ナダルが参加する。そして警察編にはケンドーコバヤシ、平成ノブシコブシ・吉村崇、狩野英孝、ハライチ・岩井勇気、パンサー・向井慧、さらば青春の光・森田哲矢が登場。また、NF学園の事件を追う特別捜査本部の会議に集まった所轄の若手刑事として、とにかく明るい安村、三四郎・小宮浩信、ヒコロヒー、錦鯉・渡辺隆、蛙亭・イワクラ、オズワルド・伊藤俊介、ラランド・サーヤが参加し、若手のトークバトルを繰り広げる。エピソードゲストプレイヤーとしてアンミカ、オードリー・春日俊彰、ハリセンボン・近藤春菜が出演。MC・ノブとともに滝沢カレン、佐藤栞里、トリンドル玲奈が立会人としてトークバトルを見守る。コメントは以下の通り。■千鳥・大悟ドラマ部分からトーク部分への切り替えが、1番の見所だと思います。演技に慣れて無い芸人達が演技部分を、ようやく終えて、ホッとした瞬間に、ガチのトークバトルが始まるので、頭がグチャグチャになってる芸人の顔は他で見れないと思う。後、やっぱり僕の演技が見所。役者さんと演技してる時と劇団ひとりさんと演技してる時の違い、芸人が演技すると、周りの人達で、こんなにブレブレになるのかと言う役者大悟が見所。■千鳥・ノブNetflixでお笑いが出来るなんて嬉しいです! とにかく笑いましたしめちゃくちゃ大規模で震えましたが、どんな内容かは説明出来ませんので是非是非観て下さい! とにかくあの『イカゲーム』とか載ってるランキングに載りたいので観て下さい!■劇団ひとり出演者の皆と撮影前に不安を言い合い、撮影中は愚痴を言い合い、撮影後に慰め合い乗り切りました。どうか温かく見守ってください。■飯尾和樹(ずん)のどかな風景とは裏腹に、心拍数が上がるのが如実にわかりました。その分、クリアした時の開放感、サウナ好きの人が言う「ととのう」とは、こういうことを言うのかな。とにかく刺激的で面白い現場でした。ぺっこり深々88°、良かったら楽しんで観てください。■ケンドーコバヤシ全世界配信ということで、特に中南米の視聴者の方々を意識しました。アディオス。■塚地武雅(ドランクドラゴン)本編ではお芝居してエピソードトークしてという斬新な内容で切り替えが大変でした。中身はヒリヒリして精神すり減って終わったら疲れ果てて爆睡しました。でもそこはかとない充実感もありました。結局めっちゃお笑いだったなと。スタイリッシュでありながら武骨なコンテンツ。これが世界に? 何より一緒に出演した芸人仲間とは共に戦った同志のような感覚が芽生えてます。■板倉俊之(インパルス)Netflixでお笑いをやると聞いて嘘だと思ったら本当でした。ちなみに、僕だけ奇抜な髪形をしていますが、決して調子に乗ったわけではなく、そういう発注だったのです。それだけはわかってほしいと思っています。■田中卓志(アンガールズ)トークサバイバー、とにかく新しい番組! ドラマとトークと大喜利とサバイバルがミックスした楽しい番組でした。楽しいんだけど、脳みそにドロドロの冷や汗をかきながら、一生懸命やってきました。とにかくビッグスケールな番組なので、是非みなさん一度見てくださいね! あと、峯岸さんがなんかエロいです!■吉村崇(平成ノブシコブシ)すごい規模ですごいメンバーでの撮影でした。あんなに時間と手間をかけた番組はここ最近では無かったんじゃないかと思います。その上めちゃくちゃストイックな内容ですし。番組内での僕個人の活躍と致しましては……ま、まぁ観てください。■とにかく明るい安村とにかく緊張感漂う現場でした! 普段、顔芸や変な動きで戦っているのでトークだけは新鮮でした! 三四郎の小宮の演技が下手すぎて最高でした! とても豪華なセットやメンバーで最高でした! 最高に楽しかったです! 安心してください、面白いですよ!■狩野英孝僕たちは過去の「悲劇」をエピソードトークとして話す事はよくあります。だけど、このトークサバイバーのしっかりとしたドラマ仕立ての中で過去のエピソードを、哀愁たっぷりにトークする事によって、当時の悔しさや悲しさがより視聴者の方々に伝わり、大きな笑いに変わる気がしました。「ドラマ×トーク×サバイバル」凄い番組に出演させて頂き最高です。■小宮浩信(三四郎)地上波じゃないと思って、なめてかかったら、ひっくり返るくらいのスタッフ量で、ベラボーに見応えのある、新感覚の番組でした。バチボコストロングスタイルのお笑い番組! 刮目せよ!!■峯岸みなみなにやらすごい並びにお邪魔しています。「これは人生の思い出だ!」と半分ヤケクソな気持ちで参加させていただきました。過去の切ない思い出が健やかに成仏してくれた気がします。芸人さんのトーク×俳優さんのお芝居×大規模な演出。最高のエンタメをお楽しみください!■岩井勇気(ハライチ)ふと身の上話をする事が最高に面白くなるように、出演者全員が演技を頑張っています。本気でふざけているので、馬鹿馬鹿しく観てもらえると思いますが、よく考えるとトークで生き残りをかけてぶつかり合うというかなりストロングスタイルの番組。ちなみに、スーツでメガネをかけているのが僕です。■向井慧(パンサー)トークが面白い者が生き残るというストイックなルール、共に戦う芸人の面子、Netflixだからこそ成せるセットの規模感、どれを取ってもオファーを受けてしまった事を後悔するには十分でした。芸人人生の"総力戦"を是非ご覧下さい。■森田哲矢(さらば青春の光)普通にトークしに行くだけだと思って現場行ったらむちゃくちゃお金かかったセットが組まれてて、ビビり倒しました。終始緊張と緩和の連続でしたがめちゃくちゃ面白い収録だったので沢山の人に見てほしいです。■ヒコロヒー痺れました。紛うことなきお笑いの空間でした。よく分からないですがこの現場を終えて帰ってる時、無性にサンクチュアリが読みたくなりました。私たちは弱ければ死にます。■渡辺隆(錦鯉)トークサバイバーという手練れしかいない戦場に放り込まれて全く生きた心地がしませんでした。トークのみで只々殴り会うことに人間の作り上げた文化の原点を見ました。出演者もスタッフも全員イカれている。そんな番組に出演出来て私は光栄です。■ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)途中からで参加させていただきましたがだいぶキツかったです。。僕が到着する前から収録していた参加者の皆さんは全員疲労困憊で、顔死んでました。とにかくすごい規模のお金の匂いのする現場でした! ぜひご覧ください!■イワクラ(蛙亭)普段トークをする時に緊張する事はあっても、緊張感のある中でトークをする事は無かったので新しい刺激でした。演技の中で自分の話をしているのが不思議な感覚で、普段すごくゲラですぐ笑ってしまうので、人が真面目な演技の中で話してる中笑うのを我慢するのが無理で、口の中をずっと噛み締めて歯形が付きました。違う場面でもまたやりたいです。■伊藤俊介(オズワルド)役に入りながらエピソードトークを繰り広げる。ユニットコントのようでシリアスに生身を削りながら流れていく時間に肛門がキュッとなりました。千鳥さんの新しい遊びに交ざれて感無量です。普段のテンポで喋れないのは難しかったですが、役を降りずに最後まで楽しめました。是非!■サーヤ(ラランド)ここまで身を削ったのは初めてです。この芸能界をサバイブするためにはここまでのトークをしないといけないのかと痛感しました。全世界に配信されるのが今から恥ずかしいです。■アンミカ芸人さんばかりの中、お招きいただき、とっても光栄でした。やっぱり笑いのプロのトークは違う! と緊張感のある、学びになる時間でした。芸人さんのアドリブ合戦というプロの仕事を見られる番組です。お楽しみに!!!■春日俊彰(オードリー)どこまでが台本で、どこからがリアルショーかわからぬ全く新しいエンターテインメントが生まれた。俳優春日とおもしろ春日を一度に刮目せよ!まさしく贅の極み。これさえあればもうドラマもバラエティーもいらねぇ。3月、Netflixで会おうや。■近藤春菜(ハリセンボン)わたしは突然現れます。トークももちろん大事ですが、女優として、岡田浩暉さんとの絡みを見てほしいです。女の顔です。トークとしてはパンサー向井くんの話が未だ脳裏をよぎります。ぜひお楽しみに!■滝沢カレン今回参加したトークサバイバーは、本当に思い出に残る数日でした。私はありがたいことにノブさんの真横で見させていただく存在でしたが、画面に映る出場者の方々に立ち上がり拍手を送りたいです。なぜならとてつもない流れから、ご自身の出来事を頭の中を整理しながら話すだけではなく、さらにそれを私たちの胸に残る喋り方をするのです。もう面白くって、切ないエピソードもこんなに思い出話に笑いが咲くなら、その日の切なさも救われるような気がします。さらに、ドラマの物語も進んでいき私生活に見えるのに、やっぱりドラマな世界にも連れて行ってくださる出場様たちに感謝します。私が生きた29年間で、こんな新しい扉をノックしたような映像は初めて見ました。“経験は宝”、まさにそんな言葉が似合う景色がこのドラマには隠されています。■佐藤栞里これから何が起こるのかわからない緊張感と突然にやってくる大爆笑の波に引き込まれ、何度も何度も心揺さぶられました。語られる思い出はスリリングで、ときに切なくみなさんの言葉、表情ひとつ見逃すのがもったいない。そしてまさかの、きゅんとしてしまう場面も。私にとっては純愛ドラマでした。とにもかくにも、芸人さんのかっこよさを。痺れる生き様を。ご堪能ください!■佐久間宣行氏テレビ東京を辞めて、最初に何かやりませんかとオファーを頂いたのがNetflixさんでした。いくつか出した企画の中で、一番自分がやりたくて一番チャレンジングな企画でGOが出た時は嬉しくて笑ってしまいました。この大変な企画のオファーを受けてくれた千鳥とたくさんの面白い芸人さんたちが、爆笑と衝撃のトークを繰り広げながら、どんどん消耗していく様をぜひご覧ください。バラエティでありドラマでありドキュメントです。最後にはなぜか感動します。まあとにかく、千鳥が凄いです!
2022年02月19日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹と綾部祐二が、3月7日から放送されるオリックスクレジット・ORIX MONEYの新CM「ORIX MONEY 行くと決めた男」編で共演する。2人のCM共演は、綾部の渡米後では初となる。14日から放送される第1弾CM「ORIX MONEY 心を決めた人々」編は、赤い空間に黒スーツ姿の又吉が登場。様々な決断をする人々に「やるか、やらないか」と語りかけ、その決断を応援しながら背中を押す。3月7日から放送の第2弾CM「ORIX MONEY 行くと決めた男」編では、2017年に単身ニューヨークに渡った相方の綾部祐二がゲスト出演。綾部が下した決断と現在のニューヨークでの暮らしを、又吉がストーリーテラーとして伝える。CM撮影後のインタビューで、自身の人生の中での大きな決断について聞かれた又吉は、「お笑い芸人になるために地元の大阪から上京したことですね。東京に来てから仕事が無い日々も続きましたが、あの時“挑戦”してなかったら後悔は大きかったと思います」と回答。さらに、「小説の執筆も大きかった」といい、「世の中にはたくさん素晴らしい小説があるのでわざわざ自分が書く必要があるのかと最初は思っていました。ただ、そんな時に知り合いの編集者さんが、まず一歩踏み出してみてほしいといった言葉をかけて頂き、それが自分の背中を押してくれましたね」と人生のターニングポイントを振り返った。また、綾部の渡米については、「エンターテインメントの頂点の場所とも言えるニューヨークに、武器も持たずに素手で乗り込んでいった綾部さんの根性と精神力は本当にかっこよいと思いましたね」と絶賛。「当時はお陰様でコンビとして様々お仕事頂いている状況でしたが、それを一度リセットして挑戦するというのはなかなかできないことだと思います」と相方の勇気をあらためて実感していた。
2022年02月14日お笑いコンビ・チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)が8日、都内で行われた映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(公開中)の大ヒットバレンタインデーイベントに、女優の上白石萌歌とともに出席し、バレンタインの思い出を語った。1984年に公開され世界中で大ヒットを巻き起こした『ゴーストバスターズ』、その5年後に公開された『ゴーストバスターズ2』の正統続編となる本作。オリジナル版のゴーストバスターズ4人がニューヨークの街中でゴーストたちと戦ってから30年後、封印されていたゴーストたちが田舎町に出現し、主人公の少女フィービー(マッケナ・グレイス)たちが立ち向かう。チョコプラは「ゴーストバスターズ」の大ファンだという。松尾はNo Ghostマークのゴーストに扮し、「いろいろモノマネさせてもらったんですけど、まさかこのロゴをモノマネさせてもらえるとは思わなかった。ちゃんと認められてモノマネしている。オフィシャルでやっている。こんなうれしいことはない」と喜び、長田は「ぽっちゃり感もかなり再現度が高い」と太鼓判を押した。バレンタインの思い出を聞かれると、長田は「チョコレートプラネットっていう名前でやらせてもらっているので、バレンタインデーめっちゃ仕事していると思いきや、全くなかった。毎年2月14日はスケジュール空いていて、何も仕事入らないから単独ライブをやるっていうのをやっていた」と話した。松尾は、若手時代のバレンタインのエピソードを披露。「ライブ終わって打ち合わせしたときに、長田がご飯を買いに外に出て戻ってきたら、袋いっぱい、両手にいっぱいチョコを持っていた」と明かすと、長田は「ちょっとそのときは人気がありまして」と話した。そして、長田に「まだ待っている子がいたぞ。たぶん松尾を待っているから行ってあげたほうがいい」と言われて松尾も外に。だが、「誰からも声かけられなかった」と松尾は振り返り、長田も「こいつコンビニで缶コーヒー買って帰ってきました。ビターな思い出ですね」といじって笑いを誘った。
2022年02月08日「“相方の不祥事で解散”と認識されてしまった影響は、いまだに大きいです……」こうため息をつくのは、大人気お笑いコンビEXIT・兼近大樹(30)の元相方・逢見亮太(34)。EXITは、りんたろー。(35)と兼近の“チャラ男”キャラでブレーク。レギュラー番組を多数抱える売れっ子になっている。そんな兼近はEXIT結成前、’13年から「ぷりずん。」というコンビを組んでいた。その相方が逢見で今はタイで芸能活動中だ。’17年末にぷりずん。が解散する半年前、逢見の運命を変えた出来事が発生した。『週刊文春』が《吉本芸人が集団強姦で解雇!》との見出しで20代女性の告発を掲載。女性が出席した飲み会に参加した「芸人O」と報じられたのが、逢見だった。本人が当時を振り返る。「その日、先輩芸人2人と居酒屋で飲んでいたら、先輩たちが女性を呼び寄せたんです。僕は帰ろうとしたんですが、別の先輩の家に『一緒に行こう』と誘われて断れませんでした。それで家に着いてちょっと飲んでゲームして僕はすぐ帰りました。その後にその事件が起きたんです。後日僕は吉本興業に呼ばれて初めて記事のことを聞かされました。しかし結局、女性側の一方的な主張でした。それなのに謹慎処分とされてしまったのです」その後、逢見以外の芸人4人は吉本から解雇。逢見は謹慎を言い渡されて活動休止となったという。「『週刊文春』の記事にも反論したかったのですが、吉本からは『何も言うな』と……。相方の兼近にも迷惑かけられないし、ひたすら我慢していました」事件は不起訴になるも、「ぷりずん。」としての活動ができない間に兼近がりんたろー。と新コンビを組んでいたという。「気づいたら、兼近がEXITとしてM-1に出ていて驚きました。さらに、’18年夏に兼近が『ゴッドタン』(テレビ東京系)で“EXITはお互いに相方が不祥事でいなくなったコンビ”といったフレーズを使ったんですよね。僕はタイに滞在していて知人からの連絡で知ったので、兼近に確認したら『テレビ側に言わされた。もう言わないようにするよ』と約束してくれました。しかし以降も番組や兼近の本でも“不祥事”とされ続けたのです」■「4~5年たって売れなかったら解散しよう」と約束を昨秋に発売された兼近の“自伝的”小説『むき出し』(文藝春秋)は累計5万部を突破。当時のコンビ解消理由がこうつづられている。《相方が突然の活動休止になる。週刊文春に集団強姦疑惑と報じられた》《バッシングが浴びせられ、会社もその声に応じるしかなく、俺にお笑いを沢山教えてくれた大切な相方は、日本を離れ、苦楽を共にしたコンビは解消した》《中島さん(兼近の小説内の相方名。りんたろー。の本名でもある)も前の相方がスキャンダルで解雇、コンビは解散となっていて、シンパシーを感じていた。残された2人で、漫才を楽しみたかった》実はりんたろー。の元相方は’16年4月、無免許運転で逮捕。半年間の謹慎期間を経てコンビを解散している。その影響もあり“EXITは元相方が不祥事でいなくなった同士”という印象がついてしまい、逢見を苦しめているという。「日本のクライアントさんからもお仕事の話があるんですけど、『ネットに不祥事解散と書かれていますね』などと聞かれてしまうんですよね。日本の企業はコンプライアンスが厳しいので、仕事の話が通りにくくなってしまうので影響が大きいのです」逢見は「ぷりずん。」解散の真相についてこう明かす。「もともと兼近とは『4~5年たって売れなかったら解散しよう』という約束でした。その期間に僕は謹慎で活動停止に。兼近は僕が何もできない間に新コンビを組んでいて、僕が復帰したら『売れなかったら解散する約束だったから』という理由で解散になりました。だから、解散と『週刊文春』の事件はまったく関係ないんです」解散後はピン芸人として活動しテレビにも出演していた逢見だが、約2年前に吉本との契約を解消し、現在はタイを拠点にドラマやバラエティ番組などで活躍している。「日本のテレビ業界とは違って、タイだとどれだけ大御所の方でも一緒に食事したりフレンドリーなところがいいですね」吉本興業に逢見の活動休止理由、また不祥事解散とされていることに関して見解を尋ねたが、回答は得られなかった。最後に逢見に元相方・兼近への思いを聞いた。「兼近とは仲が悪いわけではないですし、同じ芸人として応援しています。ただ、『元相方の不祥事』と言うのだけはやめてほしい。世間の誤解を解いてほしいですね。もちろん吉本には所属時代に磨いてもらったので感謝しています。そして、機会があれば兼近と共演したいです。『タイに行ってる間に、めちゃくちゃネタにしてくれたな!』とイジると思いますよ」そう語る逢見。兼近は元相方の思いをどう受け取るのか――。
2022年01月25日KID FRESINO(キッド フレシノ)が、お笑いコンビ・Aマッソと2マンライブツアー『QO』を開催。2022年1月30日(日)の東京・Spotify O-EASTを皮切りに、福岡・大阪を回る。KID FRESINO×お笑いコンビAマッソのライブツアー国内外でのライブやDJ、CM楽曲制作、ナレーションなど幅広い活動で注目を浴びるラッパーKID FRESINO。今回はかねてよりAマッソの大ファンだったというKID FRESINOが、2021年6月5日(土)放送のNHK特番『シブヤノオト Presents KID FRESINO one-off』にてナレーションをAマッソ村上に依頼したことをきっかけに、2マンライブツアーの開催が決まった。映画監督・長久允が演出ライブツアー『QO』の演出は長久允。サンダンス映画祭のショートフィルム部門において、短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』で日本映画として初のグランプリを受賞した映画監督だ。KID FRESINOのバンドメンバーとして、millennium parade(ミレニアム・パレード)、SMTK(エスエムティーケー)、Answer to Remember(アンサー・トゥ・リメンバー)でも活躍する石若駿、ペトロールズの三浦淳悟、Yasei Collective(ヤセイコレクティブ)の斎藤拓郎、Black Boboi(ブラックボボイ)の小林うてな、佐藤優介、西田修大らも参加する。【詳細】KID FRESINO Aマッソ 2マンライブツアー『QO』出演:Aマッソ、KID FRESINOバンドメンバー:三浦淳悟(Ba/ペトロールズ)、佐藤優介(Key)、斎藤拓郎(Gt/Yasei Collective)、石若駿(Dr/Answer to Remember、millennium parade、SMTK)、小林うてな(Steelpan、MainStage、Cho)、西田修大(Gt)■東京公演日付:2022年1月30日(日)会場:Spotify O-EAST第一部 開場15:00 開演16:00第二部 開場18:30 開演19:30※整理番号付自由席TEL:03-5458-4681(Spotify O-EAST)■福岡公演日付:2月26日(土)会場:Zepp Fukuoka開場18:30 開演19:30※全席指定■大阪公演日付:2月28日(月)会場:大阪心斎橋BIGCAT第一部 開場16:00 開演16:45第二部 開場19:15 開演20:00※整理番号付自由席TEL:06-6258-5008(大阪心斎橋BIGCAT)<チケット情報>・オフィシャル先行前売券:5,500円(ドリンク代別)受付方法:先着順受付期間:2021年12月25日(土)10:00〜2022年1月1日(土)23:59受付場所:e+、we!プレ※1人、2枚まで申し込み可能。※未就学児入場不可、小学生以上はチケットが必要。
2021年12月25日●褒められて伸びるタイプ編集部とお笑いが好きなライター推薦により、今年ブレイク必至の芸人をピックアップする新連載『お笑い下剋上2021』。賞レースに対する意気込みやコンビの関係性などを聞きつつ、お笑いへの向き合い方やパーソナルな一面にも迫っていく。第3回に登場するのは、マセキ芸能社所属の漫才師「カナメストーン」。中学で出会い、上京から12年同居している幼馴染コンビだ。人生の大半をともに過ごす彼らの強みは、本気で「ともに過ごす時間を楽しんでいる」こと。『M-1グランプリ2020』は惜しくも準々決勝で敗退したが、それを機に「明るく泣き虫の零士・奇人の山口」というキャラクターと漫才の面白さがお笑いファンにバレ、人気に火が付いた。急激にライブシーンのトップに駆け上がり、勢いそのまま『M-12021』の活躍が期待される彼らに、話を聞いた。――2020年後半から、急激に知名度が上がっている印象があります。きっかけは『M-1グランプリ』でしょうか?東峰 零士(以下、零士):そうですね。なんなら、それまでは本当に"誰も知らない"くらいの感じで。山口 誠(以下、山口):ラジオ(カナメストーンのカナメちゃん村)をやったことで、人間を分かってくれたのもあるのかなぁ。零士:(2020年5月から)ラジオをやり始めて、「こういうやつらなんだ」って少し分かってもらった上での『M-1』だったんで、それが良かったのかもしれません。山口:『M-1』準々決勝が終わった後のラジオで、零士が泣いたんですよ。零士:僕がめちゃめちゃミスっちゃって、悔しくて!やだったんですよ。山口:ラジオで泣いたのが広まって(笑)。零士:それくらい『M-1』に人生懸けてるんで!そりゃ涙も出るよ!みんなに知ってもらえるきっかけになったし、『M-1』様々ですね。――注目度が上がっていることは、体感していますか?零士:エゴサするんで分かるんですけど、めちゃめちゃツイート増えてます、はい。ただ、コロナ禍で出待ちができないじゃないですか。だから実感はあんまりないですね。味わってみたいですよ、行列できた! みたいなのを。山口:そうそう。三四郎さんが売れる前は、ぐわーって長蛇の列ができて。零士:すごいの見てたからね。俺らもいつか、あぁなれたらなぁ。早く、対面で実感したいですね。――エゴサをしていて、言われる内容の変化は感じますか?零士:あ~……ちょっと寂しくなってます。山口:えっ、どうしたの零士。零士:お笑い好きな方って、発掘したいんですよね。山口:青田買いみたいな。零士:カナメストーンに対しては、もう「面白い」とかは言わなくても良いか、みたいなのを感じて寂しいんですよ。「面白い」ってずっと言ってもらいたいんで……。――カナメストーンが面白いのは、お笑い好きにとっては当たり前のことになってしまった?零士:嬉しいことなんですけど、でもずっと言ってもらいたいんですよ(笑)!ツイートを見つけたら、いつもは「いいね」するんです。でも「カナメストーンは置いといて、〇〇がびっくりするほど面白かった!」みたいなのを見ると、「いいね」するか迷います。悔しくて(笑)。「面白いって言ってよ!俺らのことも!」って思っちゃいます。山口:零士は「なにくそ!」ってならないもんね。零士:うん、褒められたい。山口:零士は反骨精神で良いのが出るタイプじゃないんですよ。とにかく笑顔でやっていくんだから。零士:毎日を、笑顔で楽しく過ごしていきたいから(笑)。●カナメストーンがMCの番組で、狩野英孝がロケに行く――お二人は、狩野英孝さんと親交が深いですよね。アドバイスをもらうことはありますか?零士:狩野さんって「俺は余計なことは言わない」ってスタンスなんですよ。相談したら「ここはこうしたほうが良いんじゃない?」とか言ってくださるんですけど、狩野さんの方からなにかを言うことは無いんです。「毎日ライブに出てネタを磨いてる人には絶対に敵わない」みたいなことを言ってくださるんです。なんであんな売れてる方が、こんなこと言ってくださるんだろう。山口:めちゃめちゃリスペクトしてます。零士:「こうしろ」っていうより「頑張れよ」ってエールの方が大きいですね。山口:「今年勝負だぞ」っていうのは、会ったら絶対言われるな。零士:一緒に仕事したいって言ってくださるんで、俺らが早く狩野さんがいるステージに行けたらと思います。山口:狩野さん、「お前らがMCで俺がロケに行く」のが夢だって言ってくださって。零士:泣きましたよ! なんでこんな優しいこと言ってくれんだ!出会ってから、僕らのお笑いへのスタンスも変わりましたね。「さらけ出して良いんだ」って。山口の女性関係のダメな部分とかも、隠す必要なんて無いんだ、みたいな。山口:武器にしてね。「良いじゃん、面白れぇじゃん」って言ってくれますからね。零士:「ダメだよ、ダメなんだけどね」とも言うけど(笑)。でもお前は"そう"なんだからって。俺らが面白いと思ってなかった部分も面白がってくださったんで「芸人ってそういう職業なんだ」って、ガラッと考え方を変えてもらった感じがします。かっこつけるんじゃない、ダメな部分も見せるのが芸人なんだ、みたいな。山口:狩野さんの「面白ければ勝ちじゃん」っていう名言もあります。零士:最終的に笑いを取れば勝ちってね。山口:狩野さんのおかげで、舞台衣装を変えるとか“伝えるための努力”もするようになりましたね。零士:前は紺のブレザーを着てたんですけど、「お前はもっと明るい色を着たほうが良い」って言ってくれて。同じネタでも、スーツを黒から白に変えるだけで反応が変わったって言う実体験を話してくれたんです。伝えてるつもりでも、全然お客さんに伝わってないこともあるから「まずは見た目で分かりやすい方が良いじゃん。舞台に出て数秒でお客さんの心を掴めよ」と。山口:言ってたね~。零士:狩野さんは、常にお客さんのこと考えてるんだよね。――毎年、年始に狩野さんのご実家の神社に手伝いに行ってますよね。忙しくなっても続けますか?零士:狩野さんの神社から、中継でネタをやるのが夢ですね。「今、狩野さんのご実家にいます」って言って、ネタやって「ごめんなさい、お守り売らなきゃいけないんで、ここらへんで失礼しまーす」みたいなのをやりたいです。○「楽しい時間」を続けるために、芸人に――零士さんは『アメトーーク!』や『ロンドンハーツ』に出たいんですね。零士:どっちも狩野さんの流れですね。かっこいいじゃないですか、あそこで笑いを取ってる姿って。山口:生き様で笑わすみたいな。零士:そう。『アメトーーク!』も『ロンハー』も、めちゃめちゃ人間力を試される。人間が面白い人じゃないと通用しないところで笑いを取ってる姿がかっこよすぎるんで。自分もあぁなりたいですね。――山口さんは『鉄腕ダッシュ』や『黄金伝説』ですか?山口:俺のちっちゃい頃からの夢ですね。零士:山口って、マジでバラエティを観てないんですよ。山口:幼少期はお笑いにまったく興味が無くて。――興味が無かったのに、お笑いをやろうと思ったのはなぜですか?零士:確実に僕の影響ですね。僕は、正反対にお笑いばっか観てて。中学の文化祭で、一緒にショートコントみたいなのをやったんですよ。それが、すーごいウケて。山口:トリオだったんですけど、ちゃんと名前も付けて。零士:恥ずかしくて言いたくないけど……(笑)。僕ら「19(ジューク)」が大好きだったんです。彼らは19歳だから「19」 らしいので、僕らは14歳だったから「14(ジューシ)」。そこがスタートでしたねぇ。あと「普通に働きたくない」とも思ってて、「楽したい」って。山口:最初はそう思うよね。芸人なんて、楽勝そうじゃんって。零士:余裕で売れるっしょ! と思って入ってきてますからね。すぐ売れて、芸能人と付き合って……調子こいて言ってたもんね(笑)。山口:あのウケまくった「14」ならいける、って(笑)。零士:「楽してお金稼いでちやほやされよう」で始めてますね。始めてみたら、真逆でしたけど(笑)。山口:入学卒業とか、節目節目で零士に誘われてな。大学時代は、2週間に1度零士がうちに遊びに来てくれてました。俺が静岡で零士が東京の大学だったんですけど。零士:バスの回数券買っちゃって(笑)。――零士さんは山口さんのうちに遊びに行ったときに、インフルエンザにかかったことがあるそうですね。零士:そうです!山口の家で看病してもらって(笑)。山口:そうそう。零士がヤバい!ってなったけど布団が足りなくて。元カノに電話で「布団貸してくれる?」って言ったら「なんでおめぇに貸さなきゃいけねんだよ!」って(笑)。でも「ごめん!頼む!零士がヤバい!」って、貸してもらって。零士:で、俺はそれを、汗でビショビショに……(笑)。山口:「ごめんね!」ってそのまま返して(笑)。でもこの頃ですら、お笑い知らなかったですね。『M-1』はレンタルして初めて観ました。零士:ちょっと待って!テレビで観たわけじゃなくて、レンタルで観たの!?山口:『M-1 2015』を、レンタルして観たのよ。「お笑いってどんなもんなんだろう」と。零士:お笑いを始めるかもしれないから、ってこと?山口:そう。で、ブラマヨ(ブラックマヨネーズ)さんが優勝して。当時はボケツッコミすら知らなくて、小杉さんをボケだと思ってたくらいなんですよ。それでも、「人生懸けてる想い」は伝わってきて。――『M-1』を観たことで、芸人になる決心がついたということですか?山口:『M-1』きっかけというより、「零士となにかできれば」ってずっと思ってて。それならお笑いだろうなぁ、と。零士:二人で過ごす楽しい時間が「人生のここだけで終わって良いわけないじゃん」みたいに思っちゃったんですよ。二人で楽しみながらお金を稼いで、人生をそのまま続けていけたら良いじゃん、って。山口:零士となんかやりたいから、最初は二人で「スタイリストやろうか」って。零士:あー! 中学のときね。「誰に弟子入りする?」みたいな話がすっごい楽しくて(笑)。でも、結局なにやってるのが1番楽しいかってなると、お笑いみたいなことをやってるとき。その楽しい時間を、今も続けさせてもらってます。山口:だから一緒に暮らしてるんですよ、俺ら。零士:12年一緒に住んでます。少しでも楽しい時間を味わいたくて。山口:地元で「就職しないか」ってスカウトされたりもしたんですけど、すぐに零士に電話しましたね。零士:「やーばい! 俺! このままじゃ就職しちゃうかもしんない!」みたいな。俺も「ばっか! 行くんじゃねぇぞ、お前!」って言って(笑)。すぐ養成所(NSC)の願書取り寄せて、山口のところに行って「書け書け!」って。――山口さんの養成所代は、零士さんの親御さんが負担したと聞いたことがあります。零士:そうなんですよ! 山口は大学のときからパチンコとか行ってお金が無くて。銀行から借りることもできないし、親にも言えないって言うから、俺の親父に貸してもらって(笑)。でも、3~4年でちゃんと色付けて返してました。親も笑ってましたね。「あいつはなんなんだ」って(笑)。山口:NSC出て吉本に所属して、辞めちゃったけどな。零士:事務所の色って確実にあって、俺らは吉本の色に合わせられるほど柔軟じゃなかったんですよ。自分たちが面白いと思うことを全力でやりたいと思ったとき、マセキには三四郎さん、モグライダーさんとか、漫才で面白い人がたくさんいるのを知って。山口:そう。"人間"で漫才してるみたいな。零士:技術じゃなく"人間"で漫才やってるのを見て、この先輩たちに近づけるんじゃない? って思って、マセキに入りました。――最近は、ニューヨークさんなどNSC時代の同期と共演することも増えましたね。零士:そうなんですよ。養成所で同期ができたのはものすごい財産なんだなって、今になって思います。ずっと孤独に戦ってると思ってたんですけど、俺らが壁作ってただけだったんですよね。山口:ニューヨークと話すようになったのはここ1~2年なんですけど、俺らがやってることでめっちゃ笑ってくれたりして。零士:え!? ってなったよね。山口:好きなの!? 俺らのこと!?って(笑)。零士:俺らも大好きになっちゃうよね(笑)。それこそ、ダイヤモンドの野澤(輸出)はずっと好きって言ってくれてますね。半年くらい前に「お笑いやってなかったらマジでカナメストーンの追っかけやってたわ。そんくらい好きなんだよ」とか言ってくれて、めちゃめちゃ嬉しかったっすね。山口:野澤は、零士が泣くタイミングで一緒に泣いてるもんな。零士のツイート見て(笑)。零士:「俺も泣いたわ」って、3人目のカナメストーンぶって(笑)。養成所で同期ができたのは、めちゃくちゃ財産っすね。離れたことで、より感じられるようになりました。――最後に、『M-1グランプリ』に向けた意気込みを教えてください。零士:特別なことはやらないようにします。これまでやってきたことを知ってもらうために、全力を尽くしたいですね!これまでライブやラジオ、YouTubeでやってきたことを、次は全国に持っていきます。山口:準決勝突破。零士:いやあの、決勝進出って言って。山口:必ずや。零士:決勝進出のほうが絶対良いよ。山口:強い気持ち、メンタルで。零士:そらそうよ。芸人みんなが、1年どころか芸歴全部をぶつけてくる大会なんですよ。なのでネタが面白いのは当たり前で。これはメンタルの大会なんです。堂々としてるだけで、笑いは増えるんですよ、絶対に。でも調子こいたら、笑いは減る。山口:そう! そのバランス。零士:これこそ人間力だと思うんですよ。シンプルに、今までやってきたことしか出さない。普段のライブ通りのことを出せば良いだけだから。山口:今年はもう、それですね。零士:今までお客さんに気付かせてもらったことを、全力でぶつける。それが1番良い!手を抜くだなんて誰も考えてないですし、全部をぶつけます!連載「お笑い下克上2021」次回はキュウが登場します。
2021年10月31日●「新しい笑いが生まれる時代に突入したのかな」昨年、結成20周年を迎えたお笑いコンビのNON STYLE(石田明、井上裕介)。9月14日からは全国ツアー「NON STYLE LIVE 2020・真/2021・新~あっというま~」を全国5カ所で開催。彼らの真骨頂である漫才をたっぷりと披露する。20年におよぶコンビの歴史においてのチャンス、そしてピンチも「M-1に優勝したこと」だと語る井上。一方の石田は「井上さんがいろいろと世間をお騒がせしてきた」と苦笑いを見せつつ、「自分にも相方にも人にも、求めすぎないようになってからすごく楽になった」とこれまでの道のりを振り返る。M-1グランプリ優勝をきっかけに起きたネタの変化や、コロナ禍での葛藤など、結成21周年の思いを明かした。結成20周年を記念して、昨年開催する予定だった全国ツアー。新型コロナウイルス感染拡大の影響でそれが叶わなかったが、昨年、今年の2年分の思いを込めて、「2020・真」「2021・新」という内容の異なる2つの公演としてパワーアップした形で開催される。石田は「昨年、20周年でやれたらと思ったことができなくなってしまったので。2020年に用意していたものもお蔵入りさせずにしっかりとお届けして、2021年に新しく作ったものも見ていただきたい。ネタは生ものなので、その年にしか生まれないもの。『真』と『新』でまた違った笑いを楽しめると思います」とアピール。「今年も最後まで無事にやり遂げられるかまだわかりませんが、その場合は来年に『真』『辛』『新』と3つのパターンでやるかもしれません」と話す。井上は「ネタ入りは僕からになるので、どちらのパターンだったのかごっちゃになりそう(笑)。大変ですが、頑張ります!」と2パターンでの公演に意欲をのぞかせ、「やっぱりお客さんがいるかいないかで、生まれる“笑いのうねり”のようなものは変わってくる。有観客でライブをできることはうれしいですよ」とにっこり。しかし「無観客でライブをやるということも、今後は定番化してくると思うんです」とコロナ禍でのエンタテインメントのあり方について吐露する。「僕らは、その中で新たなうねりを作る方法論を考えていかないといけないんだろうなと思っています。よく(明石家)さんまさんが言っていますが、コロナ禍によってルールブックが改訂されることはもう仕方がない。改訂された中で、どう立ち回るかが大事。送り手、受け手どちらも有観客、無観客とやり方を選ぶ時代になるだろうし、あえて『無観客ならば、こういうことができる』と考える人も出てくるでしょう。また新しい笑いが生まれる時代に突入したのかなと思います」と前向きに語る。●“求めすぎない”ことで気が楽に転機はM-1優勝NON STYLEは、大阪府内の同じ中学、高校の同級生だった石田と井上が、2000年に結成した。昨年20周年を迎えたが、石田は「20年、本当に“あっというま”だったんですよね」とツアーのタイトルと同じ気持ちだそうで、「こんなに続くとは思っていなかったし、振り返ると“あっというま”。なかなか東京に進出できない……と長く感じる時代もあったんですが、コロナ禍になってからここ1年半は引くぐらい“あっというま”です。この先ますます時間が早く過ぎて行くと思うので、ひとつひとつの出来事を大切にしていきたい」としみじみ。対して井上は「僕は逆ですね。“あっというま”という感覚はなくて、コロナ禍になってからは特に長く感じている」のだとか。「それまではずっと外に出ていた人間なので、急に家にこもることになって、精神的にもしんどかった。子育てがあるわけでもなく、家にいて何か希望の光があるわけでもないですからね(笑)。そこから家で何ができるんだろうと考えたり、経験したことのないこと、新しいことの連続。趣味含め、いろいろなことに挑戦して密度が濃かったように思います」と時間の感じ方はそれぞれ違うようだ。石田は「こんなに続くとは思っていなかった」と話したが、ここまで続けられた理由についてどのように感じているのだろうか?すると「求めすぎないようになったからじゃないですかね」と思いを巡らせた石田。「若い頃は自分にも相方にも、いろいろな人に求めすぎていた。だからしんどかった。自分に求めなくなって、相方に求めなくなって、誰にも求めなくなったら、すごく楽になったんです」と告白。考え方を変えたのは「医者に『石田さんがしんどくなるのは、求めすぎるからです』と言われたから」だそうで、「ずっと求め続けていたら、しんどくなってこの仕事も辞めていたでしょうね」と胸の内を明かす。「すべて周囲の人のおかげ」というのが井上で、「先輩、後輩、マネージャー、番組スタッフ含め、いい人と巡り合ってきた。辞めたいな、しんどいなと思ったときに引っ張り上げてくれたのも、人です。そりゃあ借金だらけだった若い頃には、辞めたいなと思ったこともありますよ。26歳まではバイトをしていましたし、バイト先の店長がずっと飯を食わせてくれたり、先輩が『頑張れよ』と支えてくれたり。本当に感謝しています」とこれまでの出会いを噛み締める。そんな中でコンビの転機となったのが、2008年の『M-1グランプリ』優勝だという。井上は「M-1で優勝できたから、一生この世界でご飯を食べていけると思えた。あの年に優勝していなかったら今テレビにも出られていないでしょうし、『M-1チャンピオンの人や』と認識してもらえるようになって、仕事も増えた。でも優勝できたから、その後が大変だったとも言えます。いろいろな意味で、大きなターニングポイントです」とキッパリ。「M-1で優勝したから人生が変わったし、M-1優勝とその後を乗り越えたから今がある」と力強く語る。石田は「コンビの転機かあ……井上がベストフンドシストを受賞したことですかね」と話して、井上も「やっぱりふんどしを巻いてからが、一人前ですからね」と乗っかり2人で大笑い。石田は「僕は普段『悔しい』とか言わないですけど、あれは悔しかったなあ。井上が先に選ばれたんや。俺も頑張らないといけない思った」と続けつつ、「井上さん、いろいろと世間を騒がしてきていますからね。よくいろいろと乗り越えてきたなと思います」と目尻を下げていた。●M-1優勝後のネタの変化とコロナ禍の葛藤人生を大きく変えたのが「M-1グランプリの優勝」だというが、さらにそれをきっかけにネタも変化していったと口を揃える。井上は「先ほど石田が『求めなくなった』と言いましたが、ネタに関しては僕も求めなくなったというか。M-1で優勝できたことによって、大会向けのネタをやらなくていいようになったわけです。石田が作った台本を見て『これはウケへんやろうな』と思っても、昔なら『直そうぜ』と言いましたが、今は言いません。石田がやりたいことをやろう、という感覚です」とネタ作りを担う石田に全幅の信頼を寄せる。石田も「確かに自由になりましたね」とうなずき、「今は、自分が面白いと思うことをやればいいと思っています。M-1を優勝するまでは、なかなかそれができなかった。ポイント制の空手をしっかりやる、という感じ。今は自分の殴りたいやり方でいい」と充実の時を迎えている。お互いに年齢的にも40代に突入した。今後の目標を聞いてみると、井上は「今、目標を見失っている。探している最中です」と打ち明ける。「新しい笑いが生まれる時代に突入した」と思いつつも、葛藤も抱えているという。「コロナ禍になるまでは、この先もライブにお客さんが来てくれるだろうと思っていましたが、それが全部崩れてしまったような気がしています。テレビ収録でも頑張って、現場で結果を残していれば、ある程度は付いてきてくれる人がいると思っていました。お笑いが好き、人としゃべるのが好きというのは変わりませんが、テレビ収録もお客さんの観覧ができなくなったり、無観客ライブや、一定数しかお客さんを入れられないライブだと、お笑いの正誤判定がしにくいというのも悩みどころです。YouTubeもやっていますが、再生数やコメントを見るだけではわからないことがある。やっぱりお笑いって、目の前のお客さんが笑ってくれるかどうかで、やっていることが正解か不正解かがわかるもの。自分がやっているお笑いが正しいのか、わからなくなるときがあります」石田は「僕はもう、生のリアクションを信じるだけです」と力を込める。「8月まで古田新太さんたちと一緒に舞台をやっていたんですが(『ミュージカル「衛生」~リズム&バキューム~』)、やっぱりお客さんはエンタメを求めているんだなと実感しました。こういう状況下でも、エンタメを楽しみたい人は確実にいる。それならばそういった人たちを楽しませることをやるしかない。僕がやることは変わらないと思っています」と話していた。■NON STYLE石田明と井上裕介の2人によるお笑いコンビ。2000年5月に結成。2005年に上方お笑い大賞第25回最優秀新人賞、2006年NHK新人演芸大賞演芸部門大賞を受賞したほか、数々の賞を受ける。2008年に東京進出し、同年のM-1グランプリで優勝。2010年には、S-1バトルの初代グランドチャンピオンとなる。
2021年09月14日●「無限にゲームはできる」アイデア続々お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルが、ゲーム開発やパーソナルジムの立ち上げなど、多才ぶりを発揮し注目を集めている。ゲーム作りを趣味とし、お笑いのネタにも用い、今年4月には自身が手がけたNintendo Switch用ゲーム「スーパー野田ゲーPARTY」が発売に。その続編「スーパー野田ゲーWORLD」の開発も先日発表された。7月にはパーソナルトレーニングジム「クリスタルジム」をオープンし、趣味だった筋トレも仕事にしている。NBAのバスケットボール選手レブロン・ジェームズを主演に迎え、無限バーチャル・ワールドで繰り広げられるeスポーツバトルを描いた映画『スペース・プレイヤーズ』(8月27日公開)では声優に初挑戦。バスケットボールとゲームの趣味が仕事に結びついた。「かみ合いすぎていて、この仕事がなくてもこの映画は見ていましたね。レブロンも好きですし」と言うほど、自身にぴったりの作品で声優デビュー。ただ、「芸人が吹き替えをやると怒られがち」という印象があるようで、オファーを受けたときは「世間に怒られないように」と気が引き締まったという。低音ボイスが魅力の野田が吹き替えを担当したのは、NBA・WNBAの選手たちが演じる敵チーム[グーンスクワッド]の一人、クレイ・トンプソン選手/ウェット・ファイヤー役。アフレコで意識したことを尋ねると、「映画の邪魔にならないようにと、それ一つでした。俺1人でこの映画をぶっ壊すわけにはいかないので」と話した。eスポーツバトルを描いた本作に参加し、ゲームクリエイターとして刺激を受けたという。「バスケのゲームを作りたいなと思いました。作りたいゲームは、この映画のゲームみたいなもの。バスケの域を超えた、芸術点などで点をとっていくのは、いいなと思いました」。本作でレブロンらが戦うバスケのゲームは、ゲーム開発者を夢見るレブロンの息子ドムが作り出したもの。野田は「ドムに先にやられました(笑)」と悔しがった。声優決定が発表された際、「アフレコ自体をゲームにできるんじゃないかと思いました」とコメントしていた野田。「常にアンテナを張っているわけではないですが、『今のゲームにできるな』と思うことはあります」と言い、取材メンバーを見て「カメラマンもゲームにできますから。『ベストショットを撮れるかゲーム』。取材もゲームにできるかもしれない。どれだけ話を引き出せるか。一番難易度が高いのはスーパーベテラン俳優で、何もしゃべってくれないとか、面白そうですね(笑)」とアイデアが続々。「無限にゲームはできますね」と笑った。ゲーム好きになったきっかけを尋ねると、「幼稚園に行く前に毎日ゲームをやらせてもらっていました。兄弟も親父も全員ゲームをやっていたので」と説明。最初にゲームを作ったのは、小学生の時。ゲームを作れるソフト『RPGツクール』で作ったそうで、「すごく衝撃的でした。主人公に『うんこ』って言わせたんですけど、感動しすぎて泣きそうに。僕がやってきたゲームの主人公はそんな言葉絶対言わなかったですから。それを僕が『うんこ』って文字を入力したら、『うんこ』って言うんですよ! その衝撃が忘れられないです」と当時の興奮を振り返った。そして、芸人になってから本格的にゲーム制作に取り組み、ネタにも使用。『R-1ぐらんぷり2020』では「自作ゲームの実況」というネタで優勝をつかんだ。ついに今年4月、自身が制作したNintendo Switch用ゲーム「スーパー野田ゲーPARTY」が発売され、月間ダウンロードランキングにランクインするなど話題に。「僕が作ったミニゲームがたくさん入ったものが発売されたらうれしいなとずっと思っていました。Switchから出すのはハードル高いと思っていましたが、実現するもんだなと(笑)。でも、出して終わりではないですね。これからも僕のゲームは続くので」野田は「ゲーム自体、お笑いだと思っている」と語る。「ゲームはゲーム、お笑いはお笑い、という考えではなく、笑いの取り方の一個としてゲームがある」。どちらも目的は「人を楽しませること」。野田としては同じ括りなのだ。●「やることは決まっている」今後を語る『スペース・プレイヤーズ』ではバスケットボール選手の声を演じたが、野田は小学2年生でバスケを始め、中学でもバスケ部に所属。吉本興業のバスケ部にも所属し、芸人仲間とバスケを楽しんでいる。筋肉芸人としても知られているが、「ダンクがしたくて筋トレを始めました」とバスケがきっかけ。2015年にジェラードン・かみちぃがアップした動画で野田のダンク成功を見ることができる。成功したもののまだ満足していないそうで、もっとジャンプ力をアップさせて豪快なダンクができるようになりたいと考えている。「中学生の時もジャンプ力が高いと言われていて、自分でもジャンプ力を鍛えまくって、もう伸びしろなくなったと思っていた現役時代よりも20センチ高く今、跳べているので、まだまだ跳べる。トレーニング次第で伸びると思います」筋トレに励む理由はもう一つ。憧れの松本人志の影響もある。「まっちゃんが鍛えていたので。マッチョ順に面白いのだと(笑)。松本さんはいまだにマッチョなので、あの年齢までは僕も鍛えようと思います!」今年7月に野田のパーソナルトレーニングジム「クリスタルジム」が吉本興業の運営でオープン。野田をはじめとする筋肉自慢の芸人たちがトレーナーを務めている。純粋な芸人としての仕事に加え、ゲーム作り、ジムと大忙しだが、「つらくはないです。楽しいです」と充実した表情。「仕事にしないと筋トレする時間がないと思ってジムを作りました」と、筋トレできる時間が確保できて喜んでいるようだ。仕事とプライベートの境界線が曖昧だが、「最終的には、プライベートが全部仕事になっている状態になったらいいな」と理想を述べ、「すべてはお笑い。ゲームもお笑いだし、筋トレもお笑い。クリスタルジムは面白いですから」と強調。さらに、「やることは決まっています。ゲームに関しては、自分が作ったゲームの発展と、自分自身がゲームをたくさんやれる状況。筋トレに関しては、ジムの発展と、自分自身が筋トレをたくさんして豪快なダンクができること。そして、のんびり漫才とかネタをやる」と今後について語った。また、「何事も面白くすること。お笑い芸人はそれがすべて」と、自身の軸となっている考えを説明。「ネタがすべったのも面白いとしようよって。お笑いに限らず、何か嫌なことがあっても、それも面白いとしようよって。それができたら芸人だと思う」すべてを面白くするために、野田は2006年から日記を書き続けている。「現場で嫌なことがあっても、日記に書くことでその日一日を面白いとする。ブラックに書くのではなく、面白く書く! 嫌なことを乗り越えるには、それを面白いとするしかないですから」。すべて面白いことに変換することは精神的に「大事なこと」だと実感しているそうで、「みんな日記を書いたらいいのに」と勧める。何事も面白くする、日々の心がけも野田の活躍につながっているのかもしれない。■野田クリスタル1986年11月28日生まれ、神奈川県出身。2007年に村上とお笑いコンビ・マヂカルラブリーを結成。『M-1グランプリ2017』の決勝で審査員の上沼恵美子が酷評し最下位になるも、全国区の知名度を得て、『M-1グランプリ2020』では悲願の優勝を果たした。野田は『R-1ぐらんぷり2020』でも優勝した。ゲーム開発も行っており、2021年4月に自身が手がけたNintendo Switch用ゲーム「スーパー野田ゲーPARTY」が発売に。また、野田のパーソナルジム「クリスタルジム」も吉本興業の運営で7月にオープンした。
2021年08月27日お笑いコンビ・EXITの兼近大樹、りんたろー。が出演する、ピーステックラボ「Alilce.style(以下、アリススタイル)」の新インフォマーシャル「貸し借りアプリ アリススタイル インフォマ」(アウトドア編、カフェ編、美容編の3パターン)が、フジテレビ系トークバラエティ番組『EXITV~FODの新作・名作をPon!Pon!見せまくり!!~』(毎週木曜25:25~ ※関東ローカル)にて、26日より放送される。兼近とりんたろー。がコミカルなやり取りを見せる今回のCM。「カフェ編」の撮影では、りんたろー。から兼近に「コンビ組んでくれてありがとう」とアドリブが飛び出し、お互い恥ずかしがるという、EXITのコンビ愛が垣間見える場面もあった。撮影を振り返り、「(りんたろー。が)面白さを追求するあまり、撮影の方法を皆で考えていたのにぶっ壊した」と兼近。それに対し、りんたろー。は「コント番組のような撮影セットに憧れるあまり、興奮し、撮影セットの窓から飛び出さないよう必死だった」と明かし、「(まるで)松本人志さんと同じだよね?」と笑いを誘っていた。また、アリススタイル公式Twitterでは、「EXIT×アリススタイル」のスペシャルコンテンツを26日より随時公開。第1弾は「10の質問」から、モノの貸し借りアプリ「アリススタイル」にちなみ「今、誰に何を借りて豊かになりたいか」という質問に、EXITの二人が答えている。○■EXITインタビュー「10の質問」第1弾(一部抜粋)――今、誰に何を借りて豊かになりたいですか?りんたろー。:僕は、兼近くんに「顔面」を借りたいですね。兼近:結構安めで。1カ月レンタルしますよ、何を豊かにするんだよ? 顔を借りて。りんたろー。:私生活(を豊かにしたいです)、(兼近は)無駄使いしてるからね。兼近:俺今無駄遣いなの? フル活用してますよ。僕は、大谷翔平さんから二刀流のうちの一刀を1カ月くらい借りて、才能を豊かにしたいです。りんたろー。:じゃあ一刀流になっちゃう(笑)? 別に野球選手じゃないでしょ? いつ使うんだよ!兼近:芸人野球のほうで。りんたろー。:もったいねー。
2021年08月26日●転機となった『新しい波8』オーディション秘話「お笑いは一番好きな仕事で楽しいけど、天職だと思っていない。そんな才能もあると思えないですしね」。そう笑って話すのは、お笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅、49歳。芸人としても、俳優としても、タレントとしても、間違いなく“売れっ子”である塚地だが「この仕事を天職だと思う?」と聞くと、冒頭の答えが返ってきた。ドランクドラゴンは1996年に結成され、今年で25周年。これまでの軌跡、転機となった出来事、そして50歳を前に叶えたい野望について話を聞いた。塚地は大学卒業後に仏壇メーカーに就職するも、お笑いの道を諦めきれず会社を半年で辞め、人力舎のお笑い養成所に入学。そこで相方の鈴木拓と出会い、コンビを結成する。「サラリーマンを続けていれば、お給料いただけるし、仕事はちゃんとある。人生としては問題なかった。でも、もし高校を卒業していきなりお笑いの養成所に入っていたら『お笑い以外の道もあったのでは?』と思ってしまっていたので結果的によかった」と振り返る。「お笑いの道で生きていこう」と固く決意したのは養成所内でのできごと。「養成所入って1年後に残れるかどうかを決めるオーディションがあって、ステージでネタを披露して受かったら事務所に所属できるっていう。で、そのオーディションで残れた。そのとき『コレや!』って思ったんです。最悪売れなくていいと思えたくらい、舞台に立ってウケた感じが心地よくて、それが自分の人生でほしいものだとわかった。そう僕はこれがしたかったんだと心の底から思えた」。芸人としての目標は『夢で逢えたら』のようなコント番組に出演すること。『夢で逢えたら』は1980年代後半から90年代前半にフジテレビ系で放送された伝説のお笑い番組で、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、清水ミチコ、野沢直子らそうそうたるメンバーがお茶の間の爆笑をさらっていった。「『なんてかっこいいんだ!』と思ったんです。力強さとパワーがあって、こういう番組に出るのが目標の1つだった。この番組にはほんまに衝撃を受けましたね」。そんな塚地にチャンスが巡ってくる。お笑い界には“8年周期説”というものがある。ビートたけしの8つ下が明石家さんま。さんまの8つ下がダウンタウン、ダウンタウンの8つ下がナインティナイン…と8年ごとにスターが誕生していることを基にしているのだが、その8年周期説をベースにナイナイの次のビッグスターを発掘しようと1992年に始まったのがフジテレビ系のオーディション番組『新しい波』シリーズ。塚地は2000年放送の第2弾『新しい波8』に参加することになるのだが……。「そのオーディション、最初は参加させてもらえなかった。僕は年齢いってからこの業界に入っていて、ナイナイさんやよゐこさんと同い年。8年後のスターを探すコンセプトの番組やから、同い年の僕はオーディションに行かせてもらえなかった。事務所の人がオーディションを断っちゃって」。落胆する中、浅草の寄席・木馬亭でライブを開催。来場したお客はわずか3人だったが、「お客さんの一人が番組(新しい波8)のディレクターだった」。そのディレクターがドランクドラゴンのネタを気に入り、『新しい波8』に呼ぶ。そして無事に参加できたドランクドラゴンは、『新しい波8』から選抜されたキングコング、ロバート、北陽、インパルスとともに『はねるのトびら』をスタートさせた。ドランクドラゴンの名は『はねるのトびら』で一気に上昇。ブレイクを果たす。当時について「深夜にユニットもののお笑い番組をやらせてもらって、ほんまについている。『新しい波8』のオーディションが転機になったオーディションですね。それがなかったら今、この場にはいないです」としみじみだ。●俳優としても活躍「お笑いがお芝居を呼んできている」映画『間宮兄弟』で佐々木蔵之介とともにダブル主演を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞のほか、各映画賞の新人賞を総なめ。ドラマ『裸の大将』が復活した際には故・芦屋雁之助さんが演じていた山下清役を引き継いだ。近年の朝ドラ、大河ドラマの活躍も言わずもがなだ。ただ、どんな俳優として栄光を浴びようとも芸人というスタンスは変わらない。「よく『芸人を辞めて俳優さんに転向しても大丈夫』と言ってもらえるのですが、そういうことじゃない。お笑いやっているからコメディ的な役が自分に回ってくる。お笑いをとるポジションとか、ダメな男の役とか、犯人役とか……。お笑いがベースにあって、そこから派生して呼んでもらっているだけなので、芸人と俳優は別物じゃない。つながっているんですよ。お笑いがお芝居を呼んできているだけ」と自身の立ち位置を冷静に語る。塚地は特撮ヒーロー作品やK-POPの大ファン。芸人・俳優以外にも、こうした趣味が高じた仕事も多い。最近では、dTVで日本独占配信されている韓国の大型オーディション番組『LOUD』(毎週土曜0:00~更新)の見どころを紹介する特別番組「『LOUD』~今からでも間に合う!見どころ大放出SP~」でMCを務めており、16年におよぶK-POP愛が抜てきを手繰り寄せた。このナビゲート番組では、朝日奈央らとともに『LOUD』の魅力を紹介。塚地は「朝日奈央ちゃんたちと楽しさを共有しているのに過ぎない。堅苦しくもなく座談会みたいな感覚がただただ楽しくって。…MCとしてはどうなのかな?」と立場を忘れて夢中になるほどK-POPに夢中だ。アイドルになりたくてオーディション番組に参加する若人の姿に、かつての自分を重ねる。「オーディションって社会の縮図みたいなところがありますからね。この子は自分っぽいなって自分を投影させて、まだまだ自分も頑張らないとなって奮い立たせられるんですよ」。ピンの仕事も絶えない塚地だが、気になるのはドランクドラゴンとしての今後だ。「数年前に、ひとつのネタ番組で60本くらいのネタを披露させてもらって。それに加えてほかの仕事もあってネタに関していうと少し疲れてしまっていた時期があった」と低迷期があったことを明かす。それでも「コンビ的な活動においては、多くの人が知らないこともまだまだある。まだ手の内を全部見せている気はしていないので、ドランクドラゴンの単独ライブはいずれやりたい」と力強く答えた。芸歴25年。「この仕事は天職だと思う?」という質問には「いやぁ思っていないかな。お笑いは一番好きな仕事で楽しいけど、天職だと思っていない。そんな才能もあると思えないですしね。僕の場合『好きこそものの上手なれ』。好きだからこそ長く続けられているだけ。だから芸人を辞めようと思ったことも一度もない。会社員は半年で辞めましたけどね」と笑い飛ばした。最後に、今年11月で50歳となる塚地に野望を聞くと「こんな体型ではあるのですが、太った体を利用してアクションを撮りたいんですよ」と声を弾ませる。「もともと中学時代から特撮ヒーローが大好き。アクションスターになりたいという夢もあったんです。今もジムに行ったり、ボクシングをしたりと体を鍛え続けている。体力がなくなりギリギリのこのタイミングでアクションヒーローになるのも、逆にいいんじゃないか。アクションヒーローになって、コンビでライブして、それから死にたいですね。興味ある関係者の方がいたら名乗りを上げてください(笑)」。■塚地武雅1971年11月25日生まれ、大阪府出身。大学卒業後、仏壇メーカーに就職するも夢を諦められずお笑い養成所の門を叩く。1996年に鈴木拓とお笑いコンビ・ドランクドラゴンを結成。2001年~2012年に放送された『はねるのトびら』(フジテレビ系)でブレイクする。映画『間宮兄弟』(2006年)でダブル主演を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞のほか数々の新人賞を受賞。ドラマ『裸の大将』で山下清役に抜擢され、NHKの大河ドラマ『平清盛』(2012年)、『西郷どん』(2018年)、朝の連続テレビ小説『まれ』(2015年)、『おちょやん』(2020年)に出演するなど俳優としての活躍も目覚ましい。
2021年08月20日放送作家の野々村友紀子とお笑いコンビ・2丁拳銃の川谷修士夫妻が出演するJCOMの新Web動画「丁度ええ J:COM」が6日に公開された。野々村・川谷夫妻がリビングで暮らしの悩み事を話すシーンから始まる新CM。そんな夫妻の前に登場したのはJ:COM社員“美濃さん”なのだが、実は元吉本興業所属のお笑いコンビ「みのなが」のボケ担当で、野々村とは大阪NSCの同期だったという関係。3人のコントのような掛け合いに注目だ。3人のコメントは以下の通り。――ご夫妻での共演についてお聞かせください。野々村:相方の小堀(2丁拳銃)がおるから変なことになる。私も怒らなあかんし私たちだけなら平和やんな? すごいコンビネーションも良いし、2人でやってる方が良いと思うんですよ! 夫婦でやる仕事って楽しいよな?川谷:こんな心強い相方はいないですよね。コンビ(2丁拳銃)でいてたら「今のアドリブ誰も笑てへんのちゃうか」とかドキドキしますやんか。その心配が(夫婦だと)ないですよね。――今回の撮影の感想をお聞かせください。野々村:楽しかったよね、今日再会できて!美濃さん:20年ぶりくらいにお会いして、さすがですよね。非常に助けていただきました。野々村:もともと大阪NSCの同期で(美濃は)大阪では有名な漫才師だったので、それだけあってしゃべるよね。あんな大きな声出せへんもん。美濃さん:そうね、途中くらいからテンション上がってたね。(撮影が)もっと続けばいいのになと。川谷:(芸人時代は)しゃべりがしっかりした漫才でしたからね。野々村:“しゃべくり漫才”やったから。美濃さん:すごい嬉しいのは、だいぶ会ってなかったけど、久しぶりに会ってもあんま距離感が変わらないところ。川谷:年賀状のやり取りはしているので、20年くらい。毎年1年が経つ美濃さんを見てるから。
2021年08月06日お笑いコンビ・しずるの村上純が12日、YouTubeチャンネル『中田敦彦のトーク - NAKATA TALKS』に出演。動画「天才脚本家コンビ・しずる村上さんと初コラボ!」内で、自身に起こったお笑い観の変化を明かした。「コロナになってからのこの約1年くらいで、人間として芸人として人前に出るとか、ものを作る上で、だいぶマインド的なものが変わって」と話す村上。バッファロー吾郎Aと真面目にトークする配信を経て、自分は「人生における欲求・目的の一番がお笑いじゃないって気づいた」という。これに対し、中田が「えー! それはすごい発見ですね」と驚くと、村上は「人の話聞くのと、自分の話するとか、二人で共有して何かを話すってことが第一目的で、そのコミュニケーションツールとしてお笑いがあるのが自分の理想」と明かす。村上は「1年目なんて、クエスチョンマークが来たら『全部大喜利で返さなきゃいけない』とか」「取材でウソばっかついてたし、誰かと話すんだったら、その話にオチがあるとか、ボケてツッコむとか笑いがないといけない」と“若手芸人病”にかかっていたと言い、つい最近までもそう思っていた。しかし「それを取っ払って(バッファロー吾郎Aと)90分話してみて、それまでお笑いを意識して話してたものとちょっと違う方向に行って、そこで話してるみんなで爆笑になることがある」と発見。意図せずとも、自然な流れで笑いが起こる瞬間があった。さらに「その間の笑いがない時間は何で処理しているかっていうと、面白いが2種類あってっていう風にA先生と帰結したんだけど、いわゆるお笑い芸人の笑いは“ファニー”の笑いで、それまで笑いのない時間で耐えられるのは“インタレスティング”の面白い時間だっていう。興味深いって面白ささえあれば、観ている人は聞けるんだ、観られるんだっていう傾向が見えた」と持論を展開した。続けて村上が「あっちゃんはそれに結構前から気づいてたんじゃないかなって」と問うと、中田は「僕自身はインタレスティングがどちらかと言うと得意なほうだと思うんです。YouTubeでやってるのもインタレスティングをベースにファニーを混ぜていくっていうか。逆に言うと、インタレスティングを求められるタイプでもあるんですよ」と返答。そして「僕の中でちょっとコンプレックスだったのが、インタレスティングをやっていくというよりも、ファニー原理主義の人がいっぱいいるじゃないですか? インタレスティングに逃げるなと」「僕は自分が亜流だなって思ってた」と自己分析しながら、「村上さんは僕のイメージではファニーというものが何かをコントっていう文脈で追求している方だと思っていたので、そっちなんだっていうのは意外であると同時に嬉しいです」と率直な気持ちを伝えていた。
2021年07月14日お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実が7日、YouTubeチャンネル『陣内智則のネタジン』に出演。動画「チュートリアル徳井義実と本音でトーク続編! 結婚! 仕事! コンビ! 陣内がリアルアドバイス」内で、コンビの展望について語った。動画中盤、陣内から「今後どうするの? チュートリアルの展望を聞いときたい」「漫才はやっぱりやるんでしょ?」と問われ、徳井は「(ネタは)どうですか?」と逆質問。それに対し、陣内は「(『ネタジン』の視聴者は)ネタはめちゃくちゃ観てくれるねんけど、ネタ以外は本当に観いひん」と話し、自身は『エンタの神様』などのお笑いネタ番組をきっかけに世に出たとしながら、「俺のネタを観たいと思ってくれてるんだ、じゃあやろうと。需要があるなら、お客さんがいるならやろう」と、ネタの“引き際”に関しての考えを伝えた。陣内の考えを聞き、徳井は「『ずっと漫才し続けてください』とか、お笑い好きな人はよく言ってくれる」と言い、「お笑いを高齢になってもずっと続けるっていう美学もめちゃくちゃあると思うんですけど、そうじゃないタイプの人もいると思うんですよ。どこか途中でネタを卒業した人は『ネタを大事にしてない人』って言われたりするけど、ネタが好きで大事やからこそ辞めるっていうのもあると思うんです」と持論を展開。そして「1日でも長く続けたいんだって人がいても全然いいと思う。ただ、僕はどこかでスパンとやめるんちゃうかなと思って」と続ける。さらに、今、劇場に足を運ぶ観客の多くは、かまいたち、銀シャリ、霜降り明星といった次世代の芸人が目当てで、自分は「メインで観にきてもらってる人間じゃないって感覚がある」と同世代の芸人仲間とも共感し合うという徳井。陣内がそれに同意しつつ「ねじ伏せる力もあるわけやん」「(次世代の芸人目当てで来たけど)チュートリアル面白い! って言わす力もあるわけやん」と聞くと、「どうなんですかね。その辺でまだやれてんなとか、新ネタ作れてるなとか、やれてるうちはやろうかなって思いますけど、もしかしたらどこかで福田に『辞めよう』っていうかもしれないです。まだちょっとわからないですけど」と、現段階での自身の思いを明かした。
2021年07月12日●好きで入った道だからこその苦悩「楽しいだけでは…」コンビ結成から25周年を迎えた、藤原一裕と井本貴史によるお笑いコンビ・ライセンス。6月26日からは、実に9年ぶりとなる単独ライブを開催する。25年という年月について「気づけばそんなにやっていたのかという感じ」と笑う2人だが、「解散しようと思ったこともある」と告白。それでも奮起できたのは、どのような理由だったのか。デビューからの変化や、「サンパチマイクさえあればいい」という、25年経った今だからこそできるライブへの展望を語ってもらった。高校の同級生だった藤原と井本は、1996年にライセンスを結成。オーディションで吉本興業入りを果たし、2006年『M-1グランプリ』では決勝に進出している。友人からスタートしたコンビならではの息の合った掛け合いや、フリートークも人気を博している。25周年という節目を迎えた心境はいかがなものだろうか。井本は「芸歴をカウントしていたのなんて、10年目くらいまでですからね。それからは全然数えないようになりました」と笑いつつ、「やっぱりどの世界でも、“10年ひと区切り”みたいなところってありますよね。10年続けたら、一丁前。そこからはもう、気づけばそんなになっていたのかという感じ」とコメント。藤原も「10年目は、M-1があったからというのもあって、焦りもありましたね。それからだんだん芸歴を数えないようになって。40歳を過ぎると、誕生日が近づいても気づかないようになるじゃないですか。それと同じ感覚で『もう25年もやってるんや』という感じ」と笑顔を見せつつ、「でも考えたら25年ってすごいですよね」としみじみ。「僕たちが19歳ぐらいでデビューして、当時、最初にファンになってくれた17歳の高校生の子がいて。その子も、今度のライブ来てくれたらいいなと思いますね。そんなふうに想いを馳せられる芸歴、年齢になったんだなと思います」と語る。25年での変化をどのように感じているかを聞いてみると、藤原は「バカさ加減で言ったら、20代の頃となにも変わっていない」そうだが、「仕事の向き合い方は変わったかもしれないですね。やっぱり、自分本位ではなくなった。周りのことを気にするようになって、そういった意味では大人になったのかも」とにっこり。井本は「『芸人、楽しそうだな』と思ってこの仕事を始めて。でも、すぐに目が覚めるというか、どんな仕事でもそうだと思いますが、“楽しい”だけで突っ走れる仕事ではないなと思っています。苦しいことの方が多いかもしれない」と複雑な胸の内を吐露。「根本には楽しいという気持ちがあるけれど、好きで始めたことだからこそ、プロの世界に入ってみると『こんなに大変なの?』ということもたくさんあって。年齢や経験を重ねていくごとに、“好き”とか“楽しい”という気持ちだけではできなくなる。そんな日々を続けてきて、この25年があると思うと、やっぱりすごいもんですね」と改めて継続の重みを噛み締める。●解散危機を乗り越えられた理由「吉本興業にいたからこそ」そんな中では、「コンビの危機」を感じた瞬間もあるという。井本が「解散というところまで行ったこともあります。8年目だっけ?」、すると藤原は「26歳とかやと思いますね。僕が言い出したんです」という。藤原は「『これ、売れへんな』という感覚があって。生放送のMCもやらせていただいていましたし、仕事がそんなに悪い状況というわけでもなかったんですが、『なにかが違うな』と思った。そもそもやりたい仕事に就けていること自体、稀なことなんですが、若いからそういった感謝もできない。不満や焦りを感じていたんでしょうね」と振り返る。井本は「ね、そんなこともあるので、楽しいだけで突っ走ったわけではないですよね」と笑いながら、「僕は芸人を辞めたいなと思ったことはないですが、『明日辞めてもしょうがないかな』という気持ちではいます」と続けるなど、2人で真剣なトークを展開。藤原は「あれ! このツアー、そんなに重くないですよ!」、井本も「観に来ていただく方には、ざっくり25年ということで!」と思わず大笑いだ。ピンチを乗り越え、ここまで来られたのは「吉本興業にいたからこそ」と声を揃える。藤原は「会社に解散を切り出したときも、『ちょっと待ってくれ』と言ってくれた人がいました。そこで『オーケー』と言われたら、終わっていたかもしれない。それに吉本って劇場がいっぱいあるし、よその事務所だったとしたら、あまりネタの出番ももらえず、M-1ももっとあかんかったでしょうね。吉本に常設の劇場があるからこそ、25年続けてこられた。それが一番の礎になっていると思います」と感謝。井本も「吉本興業には上にも尊敬できる芸人さんがたくさんいて、下からもどんどん素晴らしい芸人さんが出てくる。おととしぐらいに、社長が『みんなファミリーや』とおっしゃっていましたが、本当にその通りなんやろうなと思います。他の芸人さんに嫉妬したりすることもめちゃくちゃありますし、切磋琢磨をしたくなくとも、させてくれるのが吉本興業」と語り、「昨年の緊急事態宣言のあと、久しぶりに劇場に行ったら、みんなが楽屋でものすごくうれしそうにしているんです。めっちゃ明るい!そのとき、本当に芸人っていいもんだなと思いました」と目を細める。藤原も「刺激になりますよね」と同調し、「これまで全然売れなかった人がドカン!と売れたりすることもあるじゃないですか。そういうときは面白いなと思うし、うれしい反面、嫉妬もする。芸人っていいなと思う瞬間も多いです」と「カンフル剤のある環境」と話す。●9年ぶりの単独ツアーで「僕らの成長を見てほしい」6月26日から9月4日にかけて、「25周年! ライセンス漫才トークツアー~新作3本+トーク30分の60分公演~」を開催する。福岡、静岡、東京、京都をまわる、単独ツアーだ。実は井本は「コロナ禍でツアーをやることに不安もあった」という。しかし「ある会社をやっている方とお話しする機会があって。その方は『コロナ禍だからこそ、前に進んだ。止まることをしなかった』とおっしゃっていたんです。その話を聞いて、僕も『コロナだからできない』と言うのではなく、そこでできることをやるべきなんだと思った」と決心。また1回目の緊急事態宣言中は「お笑いがやりたくて仕方なかった」そうで、藤原も「昨年の緊急事態宣言が明けて、最初のライブで数カ月ぶりに漫才をやったら『うわ! こんなに楽しいもんなんや。俺、ほんまにお笑い好きなんや』と思って。再確認させてもらいました」と笑いへの熱をさらに高めたと語る。9年ぶりの単独ライブでは、「シンプルにネタを楽しんでほしい。やっぱりそれに代わるものって、ないんですよ。ネタを提供したいし、受け取ってほしい」と井本。「以前の単独ツアーでは、ものすごいセットを組んだりしていたんです。LED照明を派手につけたりして、当時みんながやっていなかったようなことをやっていました。でも今は、サンパチマイクが1本、そこに立っていればいいと思っています」とキッパリ。サンパチマイクとは漫才師の象徴でもあるセンターマイクのこと。井本は「セットを立て込んでいたころは、きっとセットに頼らないとダメだった。25年経った年の功で、そう思えるようになったんだと思います」と自信をのぞかせる。藤原も「『こういうネタもやるようになったんだ』と思いながら、笑ってもらえるネタになると思います。やっぱりネタも若い頃とはまた違ったものになる」とアピール。「若い頃ならば、ネタの入り口も自由でよかったけれど、おっさんになってそれをやっていたら『気持ち悪っ』と思われてしまうので(笑)。入り口も変わってくると思いますし、若い頃とは違った説得力を見せることもできるはず。そういった成長も見てもらえたらうれしいですね」とネタの変化も見どころだ。井本が「同じ学校で、そこから一緒に芸人になって。友だちから始まったコンビだからこそ、出せるものがあるはず。そういう相方と、25年続けられたことはうれしいですね」というと、藤原も「この世界に一緒に入ってきて、当然、この相方でなければここまで来られていない。同じ時期にしんどい思いをして、『あのとき、キツかったな』と共感できる人は他に絶対いないですから」とうなずくなど、特別な関係を築いてきた。「このような状況になってお客さんもみなさん大変で、行動だけでなく、気持ちまで自粛になってしまっていると思うんです。楽しい気持ちで、足を運んでほしいです。コロナ禍でツアーを走り切ったあとには、きっと僕らもなにかが見えると思う。なにか見つかりそうな気はしています」(井本)、「43歳という年齢でまわるツアー。50代になったときに、43歳のツアーはよかったなと思えるものにしたいです」(藤原)と意気込みは熱い。25周年を期にまた新たなスタートを切ろうとするライセンス。彼らの今後がますます楽しみになった。■ライセンス高校時代からの友人同士である、藤原一裕と井本貴史によるお笑いコンビ。1996年にライセンスを結成。オーディションで大阪吉本興業入りし、1999年の第29回NHK上方漫才コンテスト優秀賞。2001年に拠点を大阪から東京に移す。2006年の M-1グランプリでは敗者復活戦に勝利し、初の決勝進出を果たしている。
2021年06月25日お笑いコンビ・笑い飯が4日、オンラインで行われた「笑い飯の漫才天国 ~結成20+1周年記念ツアー~」開催発表会見に出席した。2020年7月にコンビ結成20周年、12月に『M-1グランプリ2010』の優勝から10周年を迎えた笑い飯。新型コロナウイルスの影響で昨年大きな活動ができなかった悔しさをぶつけるべく、20+1周年記念ツアーと銘打って、単独公演「笑い飯の漫才天国」を7月17日より全国12カ所で開催することが決定した。同ツアーでは、これまでのネタに加えて会心の新ネタを披露。また、豪華ゲストも出演し、千鳥、中川家、かまいたち、ミキら吉本芸人だけでなく、サンドウィッチマン、ナイツら他事務所の芸人たちも参戦し、共に笑いを届ける。この日の会見には、笑い飯の西田幸治と哲夫、そして、司会進行として、笑い飯の後輩にあたり、20年来の付き合いとなる、南海キャンディーズ・山里亮太も出席した。哲夫が「ストレスがたまるような去年からの厄災を吹き飛ばせるようなライブにできたら。“爆笑ワクチン”になれば」と意気込むと、山里が「爆笑ワクチンだと、爆笑が起こらなくなる」とツッコミ。西田も「ライブを見て笑ってもらい、爆笑抗体を!」と乗っかって笑いを誘った。『聖☆おにいさん』をイメージしたツアーのビジュアルも公開され、西田はイエス、哲夫はブッダになりきった姿を披露。これまでも似ているという言われていたが、見事にハマっている2人。会見にもこの姿で登場した。西田が「僕はめっきり中年太りになりまして、イエス感は薄い。哲夫は似ているなと思います」と話すと、山里も「確かに」と同調。哲夫は「ありがたいです。頭蓋骨が真ん中、盛り上がっているので、丸坊主にしたとき恥ずかしかったんですけど、それをこんなに生かせる機会はないなと。しかも、ちょいちょい仏教関連のお仕事もしているので違和感なく見てもらえるかなと思います」と気に入っているようだった。ちなみに、『聖☆おにいさん』ファンのマネージャーからの提案で、このビジュアルが実現したという。
2021年06月04日お笑いコンビ・かまいたちの山内健司と濱家隆一が2日、公式YouTubeチャンネル『かまいたちチャンネル ねおミルクボーイ』に出演。動画「【ご報告】かまいたちがコロナ療養期間のことについて全て語ります」内にて、それぞれの病状の経過や症状を話した。5月19日に発熱し、PCR検査を受けた結果、その日中に陽性と診断された濱家。最初は「なんとなく今日(体が)あったかいなくらい」で、仕事前の検温でも36.5度だったのだが、仕事後には37度台に。PCR検査で陽性と診断されてそのまま入院し、その時の熱は38.5度まで上がっていた。さらに、初日に39.5度まで熱が上がり、高熱によると思われる激しい頭痛もあったらしく、濱家はこの時の症状を「めっちゃしんどかった」と振り返った。そのあとは3日間、高熱が続く。4日目以降に平熱に戻ったものの、その2日後くらいに「匂いと味が全くしない」状態になったと言い、「味覚嗅覚なくなるって話聞いてたけど、うっすらあるんやろなあとか、何となく感じるんやろなと思ってたけど、ゼロやった」と説明。動画撮影時には「コーヒー飲んだら、ちょっと苦いんかな?」と感じる程度にまでは回復していると話した。一方の山内は、濱家が陽性の診断を受けた5月19日には陰性だったが、翌日の夜に発熱。その時は微熱だったが、5月21日に病院でPCR検査を受け帰宅すると、その夜に39度台まで熱が上がり、5月22日に陽性診断の連絡が来る。高熱が出た際は「寝れないしんどさ、節々が痛い」という症状があったものの、病院で処方してもらった解熱剤を飲んだところ、1日で36度台に。その後は「何の症状もない。しんどさも全然なかった。めっちゃ人による病気なんやろなと思った」と、濱家とは症状が違っていたことを明かした。
2021年06月04日2021年6月3日、お笑いコンビ『アジアン』の隅田美保さん、馬場園梓さんが、お互いのSNS通してコンビ解散を発表しました。『アジアン』解散2人のコメント2002年に結成した『アジアン』は、お笑い劇場『baseよしもと』や『うめだ花月』での活動を経て、2010年には東京に進出。一時期は、バラエティ番組で見ない日はないといっても過言ではないほどの活躍を見せていました。解散の発表にあたって、2人はお互いのSNS上で今後の活動についても触れています。隅田美保さん~ご報告~この度、アジアンは2021年6月3日を持ちましてコンビを解散する事になりました。アジアンとして22年間活動して参ましたが、今後は、昔からの夢でもあった演劇の世界で芝居やミュージカルに本格的に挑戦していきたいと思っています!アジアンを応援して頂いていた皆さまには心から本当に感謝しております。これからも各々の活動を、応援し見守って頂けると嬉しいです。突然の発表でびっくりさせてすみません!アジアンとして漫才ができたことは、ほんとにほんとに感謝しかございません!これからも何卒宜しくお願い致します!2021年6月3日隅田美保miho_sumida1129ーより引用 この投稿をInstagramで見る 隅田美保(すみだみほ)(@miho_sumida1129)がシェアした投稿 馬場園梓さんお世話になります。世の中が大変な時に私ごとで貴重なお時間をいただき申し訳ありません。このたび2021年6月3日をもちましてアジアンを解散することになりました。今や一日一日が貴重な時代。限りある時間を全力で好きな事に使ってもらいたいので全力で送り出すことにしました。せっかくですから縁起の良い日を選びました。暦を気にする年齢になりました。わたしもわたしでこれまでの日々に感謝をしながら気持ちは一生漫才師として初心に返ってまた楽しい事を求めていきたいと思います。今まで応援してくださった皆様には心から感謝しています。たくさん支えていただき本当にありがとうございました。アジアンとして漫才ができて最高でした。別々にはなりますが今後とも二人を宜しくお願い致します。2021年6月3日馬場園 梓@babazonoazusaーより引用いつも応援してくださる皆様へ思いを込めて揚げました。今まで本当にありがとうございました。そしてこれからも何卒よろしくお願い致します! #感謝の唐揚げ pic.twitter.com/QFZXANDpmE — 馬場園 梓 (@babazonoazusa) June 3, 2021 俳優として演技の道に進む隅田さんと、今後もお笑いタレントとして活躍する意向を示している馬場園さん。進む道こそ違うものの、ともに芸能活動を続けるため、いつかまた俳優とお笑いタレントとして2人がそろう姿が見たいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年06月03日●人に寄り添った5年間…「人は人」と受け入れられるように3月26日で日本テレビ系情報番組『スッキリ』のMCを卒業したお笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜(38)が、安定したトーク力と親しみやすいキャラクターを生かして、バラエティ番組で大活躍だ。これまでのレギュラー番組に加え、MCを務める『通販だけ生活』(テレビ朝日)が4月にスタートし、『オオカミ少年』(TBS)や『TOKIOカケル』(フジテレビ)にも定期的に出演、そのほかにも数々のバラエティ番組にゲスト出演している。新たなスタートを切った春菜にインタビューし、『スッキリ』卒業を決意した理由や『スッキリ』で学んだことを聞くとともに、今後の活動、高まっているというお笑いへの思い、また、相方・箕輪はるかとの関係性の変化について話を聞いた。――改めて『スッキリ』卒業を決意した思いをお聞かせください。約5年間、今までの芸人生活だけではできない経験をたくさんさせていただきました。そして、『スッキリ』で学んだことを生かしていろいろなことにチャレンジしたい、外の世界を見たいと思って卒業を決意しました。――「今だ」と決意した瞬間があったのでしょうか。5年やらせていただいたことや、年齢的に38歳というもあり、自分の中でまだまだやりたいことがあるなと思ったときに、ぼやっとですけど「今かな」と思いました。お芝居にもチャレンジしたいという思いや地方でライブやロケをやりたいという思い、そういったものが積み重なって決断しました。――お笑いへの思いが高まるきっかけはありましたか?徐々に積み重なっていった感じです。また、コロナ禍での自粛期間中に、友近さんのYouTubeで「アドリブ合コン」や「徳川徳男・徳子」などやらせてもらったのですが、発信しているときってめちゃくちゃ楽しいんですよね。ハリセンボンでネタをやっているときもめちゃくちゃ楽しいし、人に楽しんでもらっているのがダイレクトにわかるのが好きなんだなと改めて感じました。――インスタライブもいろいろな方とされていて話題になっていましたが、リアルタイムに視聴者のコメントが見られるのも面白いですよね。そうですね。劇場でダイレクトに笑い声が聞こえるのが一番アドレナリンが出て楽しいですが、SNSのコメントでもコミュニケーションがとれるんだなと。私も元気をもらったので、これからもSNSでも発信していきたいです。――『スッキリ』での5年間で成長できたと感じていることを教えてください。『スッキリ』に出演する前は自分の意見を求められることはほとんどなく、求められたとしても、ウケるほうを選んでいました。でも、『スッキリ』で事件などいろんなことと向き合う中で、自分は誰に寄り添いたいのか考えるように。自分と向き合い、人のことを思えた5年間だったので、心の成長があったと感じています。――自分と向き合って新たな気づきなどありましたか?相手のことが受け入れられなくてイラッとしたり、自分ってちっちゃいなと思う瞬間がありましたが、『スッキリ』でいろんな方と会ったり、いろんなお話を聞いたりすることによって、「人は人」「こういう人もいるよね」と受け入れられるようになりましたね。――芸人として成長できたと感じていることも教えてください。相方のはるかに対する思いも変わりました。はるかはおとなしいキャラなので自分からなかなか前に出られず、どうやったら2人で存在感を出せるのかというのが私の悩みでしたが、芸人の中で希少な存在で、これがいいところなのだと思えるようになりました。――生放送で鍛えられた対応力なども強みになりそうですよね。生放送でもどっしり構えられるようになったのはとても大きいです。また、いろんな方とやりとりした経験によって、トークにおいて少しは余裕ができたかもしれません。●新生活でコンビ共演の楽しさも実感「前よりも仲良し」――『スッキリ』出演時は朝5時起き生活だったそうですが、新生活はいかがですか?5年間その生活だったので、卒業して次の月曜日はパッと起きてしまうだろうなと思っていましたが、ぐっすり寝ていました(笑)。でも、午前中からお仕事の日もあるので、ダラダラはしていなくて、ちゃんとした生活をしています。『スッキリ』のときはギリギリまで寝ていましたが、今は起きたらまずカーテンを開けて太陽を浴び、「地球ありがとう」という気持ちに(笑)。そういうのを一個一個噛みしめています。――寝る時間も変わりましたか?夜更かしできるようになり、夜中2時くらいまで映画を見たりすることも。水卜(麻美)ちゃんは『ZIP!』になって2時くらいに起きるらしくて、「水卜ちゃん今起きた頃かな。頑張って」と思いながら寝るという(笑)。水卜ちゃんにそれを伝えたら、「思い浮かべてくれるだけでうれしいです」と言ってくれて。でも、「丑三つ時に水卜ちゃんのことを思い出してるよ」って言ったら、「怖い」と言われました(笑)――『スッキリ』卒業されてからも素敵な関係ですね(笑)。毎朝の生放送の緊張感がなくなり、心境的にもだいぶ違いますか?気持ちの余裕はありますね。『スッキリ』のみなさんは日々いろんなことに対応していて、離れたことによって改めてすごさを感じています。――相方のはるかさんは、リアルタイムではないけれど、『スッキリ』を毎日録画してチェックしていたそうですね。1.5倍速から2倍速で見ていたそうなので、ほとんど内容は入ってないと思いますが(笑)。この間、「私が『スッキリ』卒業してから、はるかの生活変わった?」って聞いたら、「録画はしなくなって、見なきゃいけないという義務感がなくなったから気持ちに余裕ができたし、時間も余裕ができた」と言っていて、「ツッコミどころ満載ですけど、一緒に戦ってくれていたんだな」と思いました(笑)――『スッキリ』卒業後、さまざまな番組に出演されていますが、やりがいを感じていますか?今まで視聴者として見ていた番組に呼んでいただいて、めちゃめちゃ楽しいですし、うれしいです。ネタをやるのも達成感がありますし、『スッキリ』とは違う刺激があって、日々新鮮で楽しいです!――コンビの時間も増えていると思いますが、いかがですか?以前より話すようになりました。年を重ねたというのもありますが、近所のおばちゃん同士が井戸端会議をしているような、前よりも仲良しです(笑)。18年くらい一緒にいますが、いまだに何を考えているのかわからないところもあるし、こんなの好きなんだという発見もあって、話していて楽しいです。――関係性が変わっていきているんですね。毎日顔を合わせているとしゃべることがなくなってあまりしゃべらない時期があったり、友達みたいにわざわざ連絡とってまで近況報告しなかったり、コンビって不思議な関係なんです。でも最近はよく会うし、ネタのことも一緒に考えるし、世間話もよくするようにまた戻って、お茶飲み友達みたいな感じになっています(笑)。お互い心に余裕ができたのだと思います。――結成18年。コンビ継続の秘けつとは?いい距離感は大事だと思います。干渉しすぎないけど、相手のことに興味を持って接するというか。特にはるかは読めないんです。意外なものに興味を持っていたり、ずっと新鮮でいられるのは、長く一緒にいて楽しい秘けつかもしれません。――最近ハリセンボンとしてやったことで、楽しいなと思った瞬間を教えてください。バラエティ番組ではるかが特技を披露することが多く、けん玉をやったり、重機を運転させてもらったり、アクティブなはるかを隣で見たりツッコんだりするときに、楽しいなと思います。はるかが楽しそうな姿を見て、私も「よかったね~」と。立ち位置がツッコミというよりヘルパーさんみたいな感じですが(笑)。――春菜さんのはるかさんへの愛を感じますが、はるかさんも『スッキリ』を毎日見ていたなんて春菜さんのことが大好きですよね。それは感じますね(笑)。2倍速でも、毎日録画して見るというのはなかなかできないですから、私のこと好きだなと思います(笑)●お笑いの方向性が明確に「誰かに寄り添える笑いができたら」――今後、コンビの活動により力を入れていくとのことですが、特に力を入れたいものはありますか?何かに重きを置くというより、漫才もコントもやっていきたいと思っていますし、コロナが広がる前はトークライブを毎月開催していて、落ち着いたらまたやりたいです。テレビやラジオも頑張りたいですし、いろんなことができたら。――ネタはどのように作っているのでしょうか。漫才ははるかが基礎を作って、そこに私がツッコんだりという作り方ですが、コントの場合は、お互い設定を出し合って、この設定で1回やってみようとアドリブでやってみて、いいところをとっていくという作り方です。――ハリセンボンさんらしさとして目指している方向性もお聞かせください。自分たちがやりたいことをできるのがベストだと思いますが、『スッキリ』を経験して思うことは、何かで生きづらいと思っている人たちに、私たちを見ている間だけでも嫌なことを忘れられたり、考え方をプラスに変換できたりするような、何も考えなくていい時間を作れる笑いや、これを見たら頑張れるという笑いを届けられたらと思っています。――『スッキリ』を経験され、目指すべきお笑いの方向性が明確になったのですね。そうですね。また変わるかもしれないですが(笑)。『スッキリ』に出演していたとき、自分の中でテーマにしていたのは「寄り添う」ことだったので、誰かに寄り添える笑いができたら。ハリセンボンはそうだなと思ってもらえていたらうれしいです。――今後、春菜さんやハリセンボンさんの活動が『スッキリ』で取り上げられたり、ゲストとして出演する機会もありそうですね。扱ってもらえたらうれしいです(笑)――最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。これからまた改めていろんなことに挑戦し、いろんな時間帯で見ていただけるように頑張りたいと思いますので、これからもよろしくお願いします!
2021年05月28日お笑いコンビ・さまぁ~ずの三村マサカズと大竹一樹が17日、公式YouTubeチャンネル『さまぁ~ずチャンネル』で、コンビ仲について本音をぶっちゃけた。この日公開された動画「【突然小木がやって来た!】小木の毒&チルトーク止まらない!コンビの距離感・森山家の話・(秘)ハワイ」で、おぎやはぎ・小木博明からコンビ仲について聞かれたさまぁ~ず。新幹線で隣り合って座るなど、“仲が良い”ことで知られる2人だが、三村は、「俺らも直接電話するとかないよ。がんか離婚か、不倫か、重たいことじゃないと電話しないかもしれない」と、重大なことが起きない限り、電話をかけることはないとキッパリ。続けて、「2人きりって、そんなに話が弾まないのよ。照れちゃうというか」と告白すると、小木は、「それが一番良いじゃないですか。夫婦みたいな」と、言葉がなくても通じ合う仲であることを強調。そんなおぎやはぎも、「基本、矢作がしゃべりかけて、俺の方が閉ざしてる感じ。スイッチ切ってる感じ。家族や親の前みたいな」「だからしゃべんなくてもいい。一番良いやつですよね」と、家族のような関係であることを明かすと、三村も、「そうなのよ。俺もスイッチ切ってる感じなのよ」と同調した。また、地方ロケや旅行先で、同じ部屋に泊まることができるかという話題になり、小木は、「昔はありましたけど、一緒の部屋はさすがにキツいですね。向こうはいびきがすごいから、それがツラい」と苦笑い。大竹一樹も、「俺らも三村のいびきがすごいから。ワーッ! って言うくらいのいびきなの」と共感しつつ、「それで俺は横で寝てたんだけど、寝小便しちゃったの。それを処理してるところがバレたりして……」と、笑いながら失敗談を明かしていた。
2021年04月27日お笑いコンビ・野性爆弾のくっきー!とロッシーが22日、都内で行われた日比谷花壇「母の日ギフト向け イラストコラボレーション商品」メディア発表会に出席した。今回、くっきー!は日比谷花壇とコラボ。描き下ろししたイラストを使用した母の日向けギフトを限定販売する。イラストは「人間」「お花妖精」「花」「お花妖精と人」の4つのキャラクターがあり、すべてのキャラクターがパッケージ全体にあしらわれているデザインとなる。くっきー!は「花の周りの生き物をかわいすぎないようにしようと思って、化け物寄りにした。化け物に寄った花ってきれいじゃないですか。化け物に花を添える、みたいな感じ」と説明。くっきー!らしい個性豊かなイラストとなったが、「かわいいと思う人もいれば、ギャッ!って言う人もいると思う(笑)。母の日は毎年訪れるので、インパクトがある母の日にしてほしい。脳みそに残ればいいなと思ってイラスト描きました」とアピールした。この日、相方のロッシーは顔に厚塗り化粧をし、くっきー!が描いたイラストの一部になりきって登場。顔ハメ看板のように顔だけ出してステージにあがると「(姿勢が)しんどいよ…」と嘆き。それでも終盤には「アートになった瞬間に『あ、光栄』と思えた!」となぜかご満悦だった。母の日の思い出を語る場面で、くっきー!は「うちの母は厳しめ。やんちゃするとよくパンイチで正座させられた。竹でできたものさしを太ももで叩きながら怒るんですよ。僕肌が白いので叩かれた部分が赤くなって、太ももが布袋寅泰のギターの柄みたいになってた(笑)」と回想。ロッシーは「僕は毎年花を贈っている。今年はコラボ商品を送る。喜ぶと思う。あと恥ずかしい話、妻にも毎年花をあげています。誕生日も花の数だけあげるし、プロポーズも花を添えた」と照れながら明かした。芸人、芸術家、音楽家などさまざまな顔を持つくっきー!だが、「絵も音楽も、すべてお笑いのカテゴリーの中に含んでいる。お笑いの要素が入っている。僕の中では一本の筒のようになっている」とした。イベント終了後、質疑応答が行われる予定だったが、なかなかロッシーが登壇せず。くっきー!は「ロッシーさんは自分の出番が終わったと思ってメイク落としてました」と暴露。ロッシーはメイクが落ちきっていない顔で慌ててステージに戻ると、会場は笑いに包まれた。くっきー!とのコラボ商品は「ボックスアレンジメント」「ボックスアレンジメントBIG」「ブーケ」の3種類を用意。4月23日より日比谷花壇オンラインストアで先行注文受付を開始し、5月7日より店舗にて販売を開始する。
2021年04月22日お笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明が16日、さまぁ~ずの公式YouTubeチャンネル『さまぁ~ずチャンネル』に出演。「【小木が突然やって来た!】小木の毒&チルでホンネでトークし過ぎた!YouTubeとテレビとお金と思い出・コラボしない理由」と題した動画内で、お笑い芸人のYouTubeチャンネルでよく見られるコラボ動画について疑問を投げかけた。「テレビはみんな同じメンバーじゃないですか。ゴールデンなんて同じ人が出てて、同じサイクルで飽きてきて」と、テレビを観なくなった理由を語った小木は、「それで俺最近、ずっとYouTubeばっかり観てたの。YouTubeも芸人がどんどん出てるけど、それもみんな同じメンバーで固まっちゃって」と、YouTubeもテレビと同じような状況になっていると説明。お互いのYouTubeチャンネルに出演し合うコラボ動画も人気だが、「コラボとか恥ずかしい言葉じゃないですか(笑)。何? コラボって?」と一蹴し、「さまぁ~ずもコラボとか言い出すんじゃねーかと思って、すごい心配してたんですよ」と本音を打ち明けた。これまで、お笑い芸人とのコラボ動画を配信していないさまぁ~ずだが、三村マサカズは、「コラボしなさすぎて、登録者数が伸びない」とつぶやきつつ、「伸びねーなってイライラしてるわりに、コラボしたくないっていう謎の芸人になっちゃってる」と苦笑い。大竹一樹も、「申し訳ないけどやらないよって言ってる」と明かすと、小木は、「本当にそうです。コラボはやんない方がいいです」と安堵するも、「嫌だもん。コラボで違うチャンネルに出なきゃいけないやつ。なんだよ! って思って」「コラボも結局同じメンバーなんですよ。だから、芸人さんのはもう観てない。飽きちゃって」と、心底辟易している様子だった。
2021年04月21日お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーが8日、都内で行われた「ピザハット アンバサダー就任&新CM発表会」に出席した。ピザハットは、ブランドアンバサダーに起用されたメイプル超合金のカズレーザーと人気キャラクターのムックが共演した新CM『ピザ全部30%50%OFF』編と『MY BOX』編を3月12日より全国で放送。また、カズレーザーが命名した新商品『カズレーザー4』が3月15日から発売される。その発表会にムックと登場したカズレーザー。ブランドアンバサダー就任に「こんな大役を仰せつかって身に余る光栄です。これからピザが主食になるように全力で務めたいと思っています」と意欲を見せ、「食品関係のお仕事をいただくことがあまりないので、赤い服を着ていて良かったですよ」とニッコリ。1日で撮影が終了したという新CMについては「色んなシーンもありましたし、投げた物をノールックで取るところが大変でしたね。ムック先輩がお忙しいので1日で終了しましたよ」と笑いを誘った。また、撮影以来の再会となったムックとについて「サイズ感がぴったりなので違和感がなかったですね。ムックとコンビはあり得ます。色々とやっていきたいですよ」と好印象の様子だった。CMの撮影時ではたくさんのピザを食べたというカズレーザー。この日は人気ナンバー1の「得うまプルコギ」、定番の「ピザハット・マルゲリータ」、新発売の「ほろほろプルドポーク」、カズレーザーイチ押しの「カマンベールの贅沢ミートソース」を試食し、その4つのピザが楽しめる新商品の名前を命名することに。「カズレーザー4」と命名して見事採用されることとなり、3月15日に発売することが決定して「無理やり自分の名前を入れたいっていうのはありますね笑い。いつ食べてもおいしいのがピザハットの良いところ。ぜひご賞味ください!」とアピールした。カズレーザーは、同居人が新型コロナウイルスに感染したことで濃厚接触者に該当する可能性があったため、イベントの前々日まで自宅待機。待機期間の2週間を経て、外出したのが自宅待機明けとなる3月4日だったという。「すごく暖かくなっていたのでビックリしました」と久しぶりの外出では春の陽気に誘われたそうで、「自宅で2週間、起きて寝るという生活でした。何もせずダラダラしていましたよ。あまり忙しい生活をしたくないし働かずに暮らすのが夢だったんですが、はからずも叶ってしまいました(笑)」と笑顔を見せていた。
2021年03月09日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、東京・本郷の東京大学 安田講堂で行われた「オンライン特別講義シリーズ『東大吉本対話』vol.1~ 言葉力が世界を変える?~」に出席。イベント後に行われた報道陣向けの取材に応じた。東京大学と吉本興業は、東京大学の「知」と吉本興業の「エンターテインメント」を掛け合わせた「笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト」をスタート。同プロジェクトでは、2025年大阪・関西万博、その先のSDGs目標達成年次の2030年を見据えながら、学術とエンタテインメントの積極的な対話、協働を推進し、持続可能な新しい価値の創出と未来への提言を目指していく。その第1弾として行われたこの日のイベントでは、東京大学 大学執行役・副学長を務める佐藤健二大学院人文社会系研究科教授と吉本興業所属の又吉直樹が登場し、"言葉の生み出し方、捉え方""現代のコミュニケーション""私たちが持つべき言葉力"をテーマにした言葉にまつわる対談を実施。「これまでの人生で掛けられた言葉で忘れられない言葉は?」という視聴者からの質問コーナーでは「結成した時に相方から『伝説の始まりや』と言われて、ヤバい、時間かかりそうやな、とんでもない人と組んでしまったと思いましたね」と初めてコンビを組んだ時の綾部祐二が発した言葉を紹介した又吉は「伝説は始まらなかったんですけどね」と笑いを誘った。また、初めて訪れたという安田講堂の印象について「舞台に立ってみるとデザイン性が高いもので緊張感がありました。この会場の雰囲気と相まって貴重な体験ができたと思います」と好印象だった又吉。イベントの感想を問われて「すごく勉強になったし、言葉が持っている力そのものが広がったような立体的に捉えられたような気がします。ジャンルの越境は新しいものを生むことがよくあるので、異ジャンルに交わると新しい発見がありますね」と佐藤教授との対談で刺激を受けた様子だった。イベントではSNSなどで問題となっている誹謗中傷にも言及し、「自分の日記で書いている言葉は見せなければいいんですが、匿名である安心感から他者に向けてしまいます。そういう危険性があるということをみんなで共有しないと無くせないとは思いますね。思っていることを伝えても良いと主張される方もいますが、それによって失われるチャンスがあるということも広まっていけばと思います」と提言した。
2021年03月08日お笑いコンビ・キャイ~ンが2日、YouTube公式チャンネル『キャイ~ンのティアチャンネル』で、さまぁ~ずのコンビ仲について語った。「Wikipedia検証! キャイ~ン本人がチェックしてたら思い出話が止まらない!!」と題した今回の動画では、Wikipediaに書かれたコンビのプロフィールや歴史が正しいかどうかをチェックしながら、当時を振り返っていく。その中の「ウドの天野に対する溺愛ぶりが有名で、『お笑い界一仲の良いコンビ』と称される。さまぁ~ずの三村マサカズからも『デビューからこれだけ変わらないコンビも珍しい』と言われるほど仲が良い」という記載を読み上げた天野ひろゆきは「俺たちから言わせるとさまぁ~ずさんの方が仲いいよね」と反論。ウド鈴木も「仲いいよね、本当に」と同意する。コンビ仲を表すエピソードとしてウドは、「お仕事で、さまぁ~ずさんと一緒に新幹線で名古屋へ移動するときに、2人並んでたもんね」と、さまぁ~ずが隣同士の席に座っていたことを回顧。しかし、その近くでキャイ~ンも隣の席に座っていたようで「俺と天野くんも並んでるから、そこを通った人は『お笑いコンビって仲いいんだな』って思ったよね」と、結果として2組の仲の良さが明らかに。天野はさまぁ~ずの関係性について「本当にどっちも必要としてるっていう。お互いを」と話し、「大竹さんがガンガン行く人じゃないから、三村さんがボケやすい道を切り開いてる」と、コンビという観点から関係性の魅力を語った。
2021年02月05日2021年2月1日に、お笑いコンビ『ザブングル』が解散することが明らかになりました。所属事務所によると、『ザブングル』の松尾陽介さんは、同年3月31日をもって専属契約を満了し、芸能活動から引退。話し合いを重ね、松尾さんの「芸能活動に区切りをつけ、新しいことにチャレンジしてみたい」という意思を尊重した結果だそうです。この度、弊社所属お笑いコンビザブングルの松尾陽介が、2021年3月31日をもって弊社との専属契約を満了し、芸能活動から引退することをご報告いたします。これに伴い同日付で、お笑いコンビザブングルは解散となります。芸能活動に区切りをつけ、新しいことにチャレンジしてみたいという松尾の思いを尊重し話し合った結果、このような結論に至りました。ワタナベエンターテインメントーより引用また、相方の加藤歩さんに関しては、引き続き同年4月1日以降も、単独で芸能活動を継続するとのこと。ネット上では、発表に対してさまざまな反応が寄せられています。・もう見れなくなるのは、さびしすぎます。・松尾さんのツッコミが好きでした。新しい道でも活躍されることを祈っています!・『アメトーーク!』の水神様が好きだったので、それだけでも出演してほしいです。同年3月をもって、21年間のコンビ活動にピリオドを打つことになった『ザブングル』。長い期間にわたって2人が残したお笑いは、多くの人の心に残り続けることでしょう。4月以降も、それぞれが新しい道で、変わらずに頑張ってほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年02月01日