在宅ワークの私を見下し、仕事中だろうと会議中だろうと乱入して家事をさせる傍若無人な夫。毎度イライラさせられながらも、夫に対する情が残っている私は離婚に踏み切れませんでした。しかし、夫は勝手に離婚届を出してきて――!?在宅ワーク中の私を邪魔して、家事を押し付ける夫。その日も、オンライン会議中に「晩飯ができていないとは何事だ!?」と乱入してきたのです。 自分勝手な夫「お前の会議よりも旦那様の晩御飯の方が大事だろ!」「俺は今無性にコロッケが食べたい、今すぐ作れ!」といつものようにわがままを言い出した夫。挙句の果てには「3分間だけ待ってやる、それまでに晩飯を作り始めなかったから覚悟しておけ」と私を脅すようなことまで言い始めたのです。 30分後――。 あろうことか、「早く晩飯を作れ、じゃないと離婚だぞ」と離婚届を持ってオンライン会議に乱入してきた夫。もちろん上司も部下もドン引き、私はただただ平謝り。結局会議も途中で切り上げることになってしまいました。 一方の夫は「これでお前の無駄なオンライン会議を減らせるだろうから感謝しろ」「これからは『旦那に離婚される』って言えば余計な仕事も回ってこないぞ」とにやにや。 呆れ果てた私の様子を見て、「なんだその態度は」と言いながらも相変わらずにやついた顔を隠そうともしない夫。「乱入した時に持っていた離婚届はサイン済みだし、こっちは本当に離婚してもいいんだぞ」と離婚をちらつかせてきたのです。 親友の存在1時間後――。 夕飯を終えた私のもとに、親友からメッセージが。この親友、実は東大卒で会社経営をしている社長なのです。うちの夫は「東大卒だからってイキがってる生意気な女」と嫌っているようですが……。 親友の会社は私の在宅ワークの発注元。親友は先ほどのオンライン会議にも参加しており、突然の夫の乱入に驚いて個人的に私に連絡をくれたようです。 「離婚で脅してくるなんてありえない!」と憤慨する親友。もちろん、離婚を考えたことは二度や三度ではありません。 夫はそこそこの企業に勤めていましたが、大量リストラでクビになり、今は下請けの工場で働きながらいろいろな資格を取っています。完全未経験でもともとの給料が低いうえに、資格取得費用が給料から天引きされるため、月収は10万円に届きません。 こんな状態の夫が私に八つ当たりするのも無理はない、と思ってしまうのは、まだ情が残っているからなのでしょうか……。 私の話を黙って聞いてくれた親友は、「心変わりした時は教えてね」「週明けは久しぶりの職場出勤よね?会えるの楽しみにしてる!」と明るく私を励ましてくれたのでした。 会社にバラしたのは…1カ月後――。 またもオンライン会議中に「帰ってきた旦那様に晩飯を用意していないとはどういうことだ!?」と乱入してきた夫。リビングに「晩飯は冷蔵庫に入っています」というメモを残しておいたのに……。 「帰ってきた旦那様には手作りが常識だ」「さぁ早く俺に出来立てのカレーを出すんだ、もちろん福神漬けもな」とにやにやしながら言いつけてくる夫。オンライン会議が終わるまで待つように言うと、「なんだその態度は!」「こっちは慣れない仕事でも毎日がんばっているっていうのに、呑気に在宅仕事をしておいて家事も手抜きなんて許されないぞ!」と激昂。 「たいした金も稼いでいないてめえなんかが一丁前に共働きを気取るんじゃない!」「こっちは寄生虫を養うために毎日汗水流して働いてるっていうのに、ほんと嫌になるぜ」 寄生虫呼ばわりされた私はあ然。「今回も3分だけ待ってやる」と言い残して立ち去った夫に、ふつふつと怒りが湧いてきました。 30分後――。 私は夫の要求を無視してオンライン会議に出席。すると、また夫が後ろから現れてとんでもないことを言ってきたのです。 「旦那様の言葉を無視して会議中のお前に報告だ、たった今俺はお前との離婚届を出してきたぞ」 再び私はあ然。「何のために……?」と思わず問いかけると、「お前を教育するために決まってるだろ」と夫。そんな理由で勝手に離婚届を出すなんて……。 「旦那様を大切に扱っていれば離婚なんてされずに済んだのになw」「嫁でもない寄生虫の低収入OLは今すぐ出て行け!」「助かるわ、ありがとう!」「え?」 夫は、自分がいないと私が生きていけないとでも思いこんでいたのでしょうか。どうやら私は自分から離婚に踏み切ることが不安だったようです。現に、今夫から「離婚届を出した」と聞いて、私の気持ちは晴れ晴れとしています。離婚届の提出には本来双方の同意が必要なはずですが、結果的には問題ないでしょう。 私の喜びように、夫はぽかん。「お前は俺と離婚できてうれしいのか……?」と尋ねてきたので、「これからは自分の年収1,000万円を好きなように使えるんだもの」と返すと、夫は開いた口が塞がらなくなってしまったようでした。 夫がリストラにあった時に、私は前々から声をかけてくれていた親友の会社に引き抜かれる形で転職していたのでした。親友からの期待に応えようとがんばった結果、コネや贔屓なしで私は年収1,000万円を達成したのです。 「い、いやいや、おかしいだろ、ありえないだろ」「俺なんて前の職場でも500万くらいだったんだぞ」と急に焦り始めた夫。職場や年収も知らなかったようで、私にいかに興味がなかったがありありとわかりました。 私は夫を支えようとがんばってきたのですが、夫から三行半を突き付けられては仕方ありません。オンライン会議も無事終わったので、荷物をまとめて出て行くことにしましょう。 その後――。 私の離婚を聞いた親友が、タワマンでのルームシェアを提案してくれました。家事の苦手な彼女の代わりに家事をするという条件で、家賃は免除。 一方、元夫は12万円の家賃が払えず、私のところに泣きついてきました。給与明細もしっかり確認していなかったようで、資格取得費用も全額実費で天引きされていたことを知らなかった様子。 いまだに元夫からは復縁したいと連絡が来ますが、もう私に情は残っていません。これからは親友とのルームシェアを思いっきり楽しもうと思っています。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年03月05日夫の転勤を機に退職し稼げなくなった私に、夫は何かあるたびに「お前は稼いでないくせに」と見下してくるようになりました。私も働いていないことに対する罪悪感を抱くように。黙っている私に夫の言動はエスカレートしていったのです。 稼げない私を見下す夫夫の転勤先に子どもと一緒について行くため、私は勤めていた会社を退職し、わが家の家計は一馬力となりました。無駄づかいはせず毎月やりくりを頑張っていたため、毎月まとまったお金を貯金できていました。しかし、私が仕事を辞めたころから夫の厳しい家計チェックが始まったのです。 私がドラッグストアで購入した1,000円の化粧水さえも夫は無駄と言ってきたり、夫のリクエストで購入した夕飯の牛肉は「稼ぎのないお前は食べるな!」と、私だけ鶏むね肉を食べるように強要されることも。 私は最初こそ夫に抗議しましたが、何を言っても「稼いでから意見しろ!」としか夫は言わないのです。そんな毎日に、私は働いていないことに対する罪悪感をだんだんと抱くように……。喧嘩をしながらも夫の言うことを受け入れるようになったのでした。 言動はさらにエスカレート夫の言動はさらにエスカレートしていき、水道とガス代がもったいないからと私だけお風呂の時間を5分以内に制限されるように。5分が過ぎると早くお風呂から出るよう夫が催促をしにきて、「お前はこんなこともできないなんて、本当に無能だな」と言ってくるようになりました。そんな日々が続き、とうとうブチ切れてしまう出来事が起こったのです。その日、夫にテレビのリモコンを取ってほしいと私はお願いされましたが、ちょうど生後3カ月の息子のおむつ替え中で手が塞がっていたため、今は無理だと夫へ伝えました。すると「ごちゃごちゃうるせーな! お前ら(私と息子) は稼いでねえんだから、まずは俺の言うことを聞け!」と怒鳴ってきたのです。 私だけではなく、子どにも怒鳴った夫に私の怒りは爆発。慣れない育児や寝不足の日々も重なり、私は夫へ今までの不満をすべてぶつけ、最後は離婚すると切り出しました。 原因はプレッシャーだった「離婚」という言葉と今まで見たことのない私の怒りように、さすがの夫も冷静になったようで何度も謝ってきました。そして、夫は私に本音を明かしてくれたのです。「本当は自分の言動が異常だって気付いてた。自分(夫) ひとりで家族を支えなきゃいけないことが想像以上にプレッシャーで、自分でも感情をコントロールできなくて……」と、かなり追い詰められている様子の夫を見て私も仕事をすることを決意。 しかし、これからも夫の転勤は続くため、決まった場所で働き続けることは難しく……。夫と相談した結果、息子を家で見ながらフリーランスで働くことにしました。最初こそ育児と仕事の両立はうまくいきませんでしたが、現在は何とか軌道に乗ったのです。少しですが収入も増えたおかげで、夫と私の心にも余裕ができ、以前のような穏やかな日々が戻ってきたのでした。 夫が妊娠・出産のつらさを知らないように、私も夫が仕事や家族を養うことで感じるプレッシャーやストレスを本当の意味では理解できていないと思います。もしかしたら、そういった日ごろの私の態度が夫を暴走させてしまった理由の1つだったのかもしれません。自分が経験したことのないことでも想像力を働かせ、相手に寄り添う大切さを学ぶことのできた体験でした。 監修/助産師 松田玲子著者:米久 熊代0歳男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2024年03月03日妊娠中、私は子どもの名前の候補をいくつか考えていました。しかし、夫からは全て却下されていました。名前の候補とは…夫は「夏生まれだから夏にちなんだ名前がいい」とは言うものの、具体的な候補は何もなし。仕方がないので出産までに考えてもらい、夫の候補の中から私も気に入った名前を選ぶ、ということで妥協しました。退院と同時に出生届けを出す予定でした。 産後3日目、夫に赤ちゃんの名前は?と聞くと「まだ考えてない」とのことだったので、翌日まで待つことにしました。翌日23時過ぎにようやく送られてきたリストには、まさかの10~11個もの名前が。しかも夏にちなんだ名前は1つのみ。2日間で一生懸命考えたのは伝わってきただけに文句も言えず、「退院直前にこれかよ…」とただただ悲しくなり泣いてしまいました。 ◇◇◇ 夫の候補にあった名前の漢字の画数を調べていたときに、私が使いたかった漢字の画数がかなり良いことにたまたま気付きました。なので「この漢字を使いたいから、この名前にしよう!」と言い切り、あっさり決まりました。 作画/さくら著者:山本えり40代、3歳の娘を育児中の40代母。日中は夫の店を手伝いながらマイホーム購入に向けて情報収集中。
2024年03月01日2歳の娘・ヒナタを育てるタケシとエリの夫婦。産後2年たち、2人目を望みつつも、レスが続いていました。その原因は、エリ。どうしてもタケシの性的な目線や行為を受け入れられずにいたのです。同じくレスだったはずのママ友たちは次々妊娠していき、悩むエリ。そんなある日、夫のお願いでスキンシップをとったのですが、それ以来夫はエリを頻繁に誘うように。レス解消への一歩と思いきや、エリはますます夫への嫌悪感を募らせていくことになってしまいました。そんなエリの様子を見て、夫も不満を溜めているようで……。 夫婦関係より子どもを最優先だから…!避けられていることを感じた夫から「行為をしておかないと、早くおばさんになっちゃうかもよ」と言われたエリ。 追い討ちをかけるようにママ友の妊娠報告があり、エリは悶々と悩んでしまいます。夫もエリも、早く2人目が欲しいと思っており、夫は「待つよ」と言ってくれますが……。 休日、夫と娘は遊びに出かけましたが、その帰りに夫は実家に娘を預けてきました。驚くエリに、夫は「娘がいるからできないんでしょ。だから預けてきた」と言います。 娘はまだ一人でお泊まりをしたことがないと慌てるエリに、夫は「夜の夫婦生活の重要性わかってる? 離婚だってありえるんだよ?」と真剣な顔で訴えました。 ◇◇◇ いきなり娘を預けてきたという夫のタケシさん。娘のヒナタちゃんはまだ2歳で、お泊まりをしたことがないのですから、エリさんの驚きはいかほどだったでしょう。もちろんレスは離婚の理由にもなる場合もありますし、大切なことではありますが、相談もなく娘を預けてくるタケシさんは少々身勝手すぎるようにも思えます。みなさんは夫婦間ですれ違いがあるなと感じた際、どのようにしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年02月26日2歳の娘・ヒナタを育てるタケシとエリの夫婦。産後2年たち、2人目を望みつつも、レスが続いていました。その原因は、エリ。どうしてもタケシの性的な目線や行為を受け入れられずにいたのです。同じくレスだったはずのママ友たちは次々妊娠していき、悩むエリ。そんなある日、夫のお願いでスキンシップをとったのですが、それ以来夫はエリを頻繁に誘うように。レス解消への一歩と思いきや、エリはますます夫への嫌悪感を募らせていくことになって……。 うちも早くもう一人欲しいな手で触ってあげて以来、夫は夜になると性欲をむき出しに。エリはそれが嫌で寝たふりを続け、夫とは日に日に気まずくなっていきます。 避けられていることを感じた夫は、「行為をしておかないと早くおばさんになっちゃうかもよ」などととんでもない発言までしてエリに不満をぶつけました。 エリの友人は、夫との行為が無理だと言っていたはずなのに、2人目を妊娠したとのこと。それを知った夫のタケシは「うちも早くもう一人欲しいな」と、エリの髪を撫でました。エリはそれだけでゾッとしてしまい、咄嗟に「まだいいかな」と答えます。 その返答に「もう耐えられない」と声を荒げる夫。幸いにもすぐ自分の発言の無神経さに気づいて「俺は待つよ」と言ってくれましたが、エリ自身も「タケシの言うことも、もっともだ」と、モヤモヤした気持ちになってしまいました。 ◇◇◇ 夫のことが嫌いというわけではないけれど、どうしても受け入れられないエリさん。エリさんのことを愛しているがゆえに、待たされ続けることに苛立ってしまうタケシさん。どちらのもどかしい気持ちも、わかりますよね。エリさんもママ友の妊娠で動揺してしまっているようですが、こういうときは他人と比べないようにしたほうがいいように思えます。レスへの問題は、焦らず、自分たちのペースで向き合っていくのがいいかもしれませんね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年02月25日2歳の娘・ヒナタを育てるタケシとエリの夫婦。産後2年たち、2人目を望みつつも、レスが続いていました。その原因は、エリ。どうしてもタケシの性的な目線や行為を受け入れられずにいたのです。同じくレスだったはずのママ友たちは次々妊娠していき、悩みは大きくなるばかり。しかし産後に夫が容姿をバカにしてきたことや、性欲を押し付けてきたりした言動を思い返すと、やはり夫とは「できない」と感じてしまいます。そんなある日、夫のお願いでスキンシップをとったのですが……。 求められてるうちにしとかないと!どうしても夫とする気になれないエリは、夫にお願いされるまま、手で触ってあげました。しかしその日以来、夫は夜になると性欲をむき出しにしてくるように。 それを受け付けられなくなったエリは、寝たふりを続け、夫を避けるようになりました。当然、夫とは日に日に気まずくなっていき……。 避けられていることを感じた夫は、エリに詰め寄ります。会社ではモテているが妻と子どもを大切に思っていると言うなど、かなり不満げな様子。 そこまではまだ良かったのですが、エリに対して「行為をしておかないと早くおばさんになっちゃうかもよ」などと失礼な発言まで飛び出します。 憤ったエリでしたが、心の片隅にその言葉がトゲのように引っかかってしまいました。 ◇◇◇ 大切に思っている妻に避けられて不満がたまっているタケシさんの気持ち。そして、なかなか自分がレスを解消できないことに悩んでいるエリさんの気持ち。第三者から見ればどちらの気持ちも理解ができますよね。ただ、自分の主張を出すだけでは問題の解決にはならず、溝は深まるだけ。レス問題というのは心身ともに、お互いの気持ちが同じ方向にないと解決は難しいですよね。ここはお互い勇気を持って、自分の気持ちを打ち明け、レスという問題に向き合ってほしいですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年02月24日私の夫は旅行が好きではありません。家族旅行をしようと提案しても、まったく乗り気ではないため、私はある作戦を考えて……。 旅行が好きじゃない夫夫と娘と3人で暮らしている私。娘にはいろいろな体験をさせてあげたく、家族そろっての旅行をしたいなと考えていました。けれど、夫は「旅行はあんまり好きじゃないんだよね」と言い、家族旅行を拒否してくるのです……。 どんなに説得しても「行きたくない」と言うため、夫に理由を聞いてみると「旅行の準備と帰ってきたあとの荷解きが面倒くさい」「旅行中にトラブルが発生したら大変だから嫌」と言われました。「そういうのも旅行の醍醐味じゃん!」と、私は熱弁してみたものの、夫は聞く耳を持ってくれませんでした。 しかし、どうしても娘に旅行の経験をさせたいと思った私は、夫に内緒でプチ旅行の計画を立てることに。 夫に内緒で…ある日、夫が出勤したあと、最低限泊まれる荷物を持った私は娘と一緒に電車に乗りました。行き先は、夫が勤務している都内の会社近くです。夫の会社近くには、娘が楽しめる場所が充実しているため、夫の仕事が終わるまで遊びつくすことができ、娘と遊んでいる途中で、私は近くのホテルを予約しました。 そして、夫の仕事が終わるころに会社へ迎えに行った私たち。夫を見つけるやいなや、「おかえり~!今からみんなでホテルに泊まるよ!」と伝えました。そもそも、私と娘が会社まで迎えに来ていることに驚いている夫だったので、ホテルに泊まると言われて「え?!これから泊まるの?!」と軽くパニック状態に。 そんな夫を連れて電車に乗り、予約していたホテルへ到着。道中もずっと「なんで急に……?」と困惑していた夫でしたが、いざホテルに入ると「いい部屋だね!」と目を輝かせ、娘と一緒に大はしゃぎしていました。ホテルでの夜ごはんや大浴場など、家族3人で楽しく過ごすことができ、プチ旅行の計画を強行突破してよかったです。 遠出をするような旅行ではありませんでしたが、ホテルに宿泊するという非日常を家族みんなで味わうことができました。娘がとても楽しんでくれていたので、夫も旅行に対して前向きな気持ちになってくれています。夫が面倒だという旅行のもろもろは、私がカバーしてこれからも家族の思い出を増やしていけるよう旅行の計画を立てていきたいです。 著者/花山 花子作画/ちゃこ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年02月23日2歳の娘・ヒナタを育てるタケシとエリの夫婦。産後2年たち、2人目を望みつつも、レスが続いていました。その原因は、エリ。どうしてもタケシの性的な目線や行為を受け入れられずにいました。同じくレスだったはずのママ友たちは次々妊娠していき、悩みは大きくなるばかり。しかし産後に夫が容姿をバカにしてきたことや、性欲を押し付けてきたりした言動を思い返すと、やはり夫とは「できない」と感じてしまいます。そんな中、夫はエリにあるお願いをし……。 俺のこと避けてるよね?夫は、エリに「行為が嫌なら俺のだけでも触って」とお願いしました。 結婚したのだから相手の性欲も解消しなければいけないと考えたエリは言うとおりにしましたが、夫は「またお願い」「ほんとうはちゃんと挿れたい」と性欲をむき出しにしてくるようになり……。 触ってあげた日から、エリは寝たふりをして夫を避けるようになりました。やはり夫と性的な行為をすることに嫌悪感を覚えてしまうのです。夫もエリが自分のことを避けていると気づいて、イライラしている様子。完全なレスではなくなり一歩前進したのかな?と考えていたエリでしたが、これでは状況が悪化してしまう一方で……。 ◇◇◇ 夫の要望通りに性欲を解消してあげることに苦痛を感じ、避け始めたエリさん。エリさんの気持ちも理解できますが、あからさまに避け始めてしまうと夫のタケシさんがショックを受ける気持ちもわかります。ただ、そんなエリさんの状況に薄々気づいていながら「抜いてもらいたかった」というのは一人よがりにも思えますよね。夫婦それぞれ、お互いの状況を思いやった言動ができるといいですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年02月23日2歳の娘・ヒナタを育てるタケシとエリの夫婦。産後2年たち、2人目を望みつつも、レスが続いていました。その原因は、エリ。どうしてもタケシの性的な目線や行為を受け入れられずにいました。同じくレスだったはずのママ友たちは次々妊娠していき、悩みは大きくなるばかり。しかしエリは産後に夫が容姿をバカにしてきたことや、性欲を押し付けてきたりした言動を思い返すと、やはり夫とは「できない」と感じてしまいます。 相手の性欲も処理しないと…レスの相談をした友人が「気分転換に」と貸してくれたドラマを見ていたエリ。予想外に、そのドラマはセクシーな表現のあるものでした。 夫はエリがそんなドラマを見ていたことに触発され、性欲が爆発。挿れなくていいから触ってほしいと、エリに頼み込みます。 夫の言うとおり、処理してあげたエリ。しかし事後に「またお願い」「ほんとうはちゃんと挿れたい」と言われ、エリは思わず鳥肌が立ってしまいました。 夫は、エリが拒否しても浮気せずにいてくれます。結婚したのだから相手の性欲にも向き合わなければいけないと、責任感を感じるエリ。ですが、やはり乗り気にはなれず……。 ◇◇◇ スキンシップさえ不快に感じてしまうエリさんにとっては、触ることも嫌だったのではないでしょうか。これでレス解消に一歩前進すれば良いのですが、エリさんはまだ無理そうです。 夫はエリさんに要望を伝えたので、今度はエリさんからも夫に譲歩できる要望を伝えられるように頑張ってほしいですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年02月21日2歳の娘・ヒナタを育てるタケシとエリの夫婦。産後2年たち、2人目を望みつつも、レスが続いていました。その原因は、エリ。どうしてもタケシの性的な目線や行為を受け入れられずにいました。同じくレスだったはずのママ友たちは次々妊娠していき、悩みは大きくなるばかり。しかし産後の夫の言動を思い返すと、エリは夫とは「できない」と強く感じてしまいます。 挿れなくていいからさ!レスであることを友人の明美に相談すると、「産後クライシスでは?」と言われたエリ。 そして気分転換になるようにと、明美がハマったというドラマを貸してもらったのですがそれは……。 明美から借りたドラマは、セクシーな表現のあるものでした。それを見ながらエリは「行為自体が嫌になってしまってるのかも…」と思いました。 しかし、なんとその様子を夫が見ていました。ドラマに触発された夫は、「これみたいに俺にもしてよ」と頼んできました。「挿れなくていいから触っていて欲しい」というお願いに、エリは驚愕してしまい……。 ◇◇◇ 明美さんから借りたドラマは、まさかの内容でした。これを見てエリさんは行為が嫌だと自覚。しかし、興奮してしまった夫は「行為が嫌なら手で触って」と断りづらい要求をしてきました。スキンシップも苦痛なエリさんにとっては、万事休すの事態ですね。 本来このような性的な行為は、お互いの同意があってこそ成り立つもの。「夫だから」「我慢させては申し訳ない」などと思ってしまうかもしれませんが、少しでも「嫌だ」という気持ちがあるのであれば無理をしてはいけません。どうして無理なのかを分析し、その理由を夫にも伝え、話し合うことができるといいかもしれませんね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年02月20日2歳の娘・ヒナタを育てるタケシとエリの夫婦。産後2年たち、2人目を望みつつも、レスが続いていました。その原因は、エリ。どうしてもタケシの性的な目線や行為を受け入れられずにいたのです。同じくレスだったはずのママ友たちは次々妊娠していき、さらに悩みは大きくなるばかり。しかし産後の夫の言動を思い返すと、やはり夫とは「できない」と感じてしまい……。 良いお父さんなんだけど…夫は産後すぐのころ、育児に疲れていたエリの容姿をバカにするように笑ったり、自分の性欲を身勝手に押し付けてきたりしていました。 そのときから、夫に性的な目で見られることが怖くなってしまい、エリは夫の誘いを拒否するようになっていったのでした。 それを友人に相談すると……。 友人に「旦那さんのこと嫌いなの?」と聞かれたエリ。改めてそう聞かれると、夫はいい父親であると断言できます。 それでも気持ち悪く感じてしまうというエリを見て、友人は「産後クライシスってやつかな」と言います。そして気分を変えるためにと、ハマっていたというドラマの映像を貸してくれました。 ◇◇◇ 産後クライシスとは、子どもの出産後に夫婦仲が急激に悪くなる状態のことです。メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーさんによると、産後の妻側はホルモンバランスの変化によってイライラしやすくなったり、夫とする気分になれないといった影響が現れるとのこと。しかし夫側からすると、なぜか急に当たられるようになったり、夜の誘いを拒否されるようになったりと妻の行動が理不尽に感じてしまうのだそうです。お互い無自覚なため、このすれ違いが産後クライシスを引き起こすと言われています。 これを防ぐには、産後にどのくらい母体の負担が増えるのかを共通認識として擦り合わせておくことが大事。夫婦の間でコミュニケーションを取っていくことが、何より大切なのかもしれませんね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年02月19日2歳の娘・ヒナタを育てるタケシとエリの夫婦。産後2年がたち、2人目を望みつつも、レスが続いていました。その原因は、エリ。どうしてもタケシの性的な目線や行為を受け入れられずにいたのです。同じくレスだったはずのママ友たちは次々妊娠していき、このままではよくないと悩むエリですが……。 性的な目で見られると…夫に求められると、鳥肌が立つほど嫌悪感を覚えてしまうエリ。エリは2人目を望んでおり、さらに同じくレスだったはずのママ友たちが次々第二子を妊娠していくことに焦りを感じていましたが、どうしても夫を受け入れられずにいました。 エリが夫を受け入れられないのは理由がありました。 娘を産んですぐのころ、育児で眠れなかった顔を見てバカにするように笑ったり、誘いを断ったら拗ねたり、下ネタを言いながら下半身を押し付けてきたりしたこと……。 こういったことが積み重なって、エリは性的な目で見られることが怖くなっていったのでした。 ◇◇◇ 産後のタケシさんの行動を見ると、エリさんが夫を自然と拒否してしまう気持ちもわからなくはないですよね。産後すぐは子どものお世話で大変。さらに自分の心身もヘトヘトな状態ですよね。そんなとき容姿を笑ったり、自分の性欲を押し付けられたりするとげんなりしてしまいます。当時のエリさんの夫には、もう少しエリさんに対する配慮が必要だったのかもしれませんね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年02月18日2歳の娘・ヒナタを育てるタケシとエリの夫婦。産後2年たち、2人目を望みつつも、レスが続いていました。その原因は、エリ。どうしてもタケシの性的な目線や行為を受け入れられず……。 あの発情した目が…同じくレスだったはずのママ友たちが次々第二子を妊娠していくのを見て、悩んでしまったエリ。 しかしどうしても夫のことが気持ち悪く思えてしまい……。 悩んでいるエリの気持ちとは裏腹に、夫は無邪気に求めてきます。しかし抱きしめられると一気に鳥肌が立つほど、嫌悪感を覚えてしまうエリ。最初は時間がたてば大丈夫になるだろうと思っていたのですが、2年がたっても夫の発情した目が気持ち悪くて仕方なかったのです。 ママ友たちも同じく感じているそうですが、その中のひとりが何気なく「レスが悪化して一人っこになっちゃう人いるらしい」と発言。みんなで「わかる」と笑いあっていたのですが、エリは心中穏やかではありません。なぜなら、軽い気持ちではなく本当に夫と行為できないことを悩んでいたからでした。 ◇◇◇ 子どもの出産後に夫婦にさまざまなすれ違いが生じ、夫婦仲が急激に悪くなる状態を産後クライシスと呼びます。メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーさんによると、妊娠や出産の影響でホルモンバランスが変化し、夫の行動にイライラしてしまったり、「夫に触られたくない」と感じたりすることなどが産後クライシスの特徴だそう。これだけ夫のことを気持ち悪く思ってしまうということは、エリさんも産後クライシスに近い状態にあるのかもしれませんね。産後クライシスを防ぐには、コミュニケーションを取り、認識のずれを合わせていくことが必要なのだとか。「何が嫌か」「どういうことをされたくないか」とお互いに理解し合うと、解消に向かうことがあるそうです。 一人で悩んでも解決できないこともあります。エリさんも思い切って夫に相談し、夫婦で考えていく時間をとるのもいいかもしれませんね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年02月17日2歳の娘・ヒナタを育てるタケシとエリの夫婦。産後2年たち、2人目を望みつつも、レスが続いていました。その原因は、エリ。どうしてもタケシの性的な目線や行為を受け入れられず……。 全然したくない!エリは2歳の娘・ヒナタの育児中。ある日、公園でヒナタを遊ばせていると、ママ友が話しかけてきました。 ママ友のひとりが女の子を出産したことを聞いたエリ。そのママ友の家は後継にうるさいため、男の子が産まれるまで頑張るそうです。 その情報を教えてくれたママ友は「私には考えられない」「今はしたいと思えない」と言い、エリもそれに同意。さらに、育児をしていたら、夫のことを気持ち悪く感じてしまっていると話が盛り上がりました。 ですが、エリと同じように夫を気持ち悪がっていた友人たちも、いつの間にか第二子を妊娠していきます。二人目を希望しているエリは焦りつつも、どうしてもレスを抜け出せずにいました。 ◇◇◇産後、ホルモンバランスの変化や育児の影響で価値観が変化したりすることもありますよね。そのため、エリさんのように夫に対する感じ方も変わってしまう人もいるのではないでしょうか。「2人目がほしいのに」とレスに悩むエリさんですが、一度同じ悩みを持って克服した人に話を聞いてみるのも解決への道かもしれませんね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年02月16日私はフリーのウェブデザイナーをしており、自宅で働いています。同い年の夫と結婚したのですが、結婚してすぐに夫が「仕事を辞めた」と突然退職し、以来、生活費は私が全額負担。それにもかかわらず、家事もほとんどしてくれません。締め切りに追われ、寝る時間を削って仕事をする私に、夫は「朝食はまだ?」と平然と話しかけてきます。そんな夫には怒りを通り越して、呆れる毎日です。 夫の真の顔を知らない義母ある日、急に仕事部屋の外から掃除機をかけている音が聞こえてきました。珍しく夫が家事をしていると思ったら、インターホンが鳴りました。玄関には義母の姿が。 私を見るなり、義母は「また息子に家事をさせて! あなたは息子のお金で、ずっと家でダラダラしているんでしょ!?」と私を責めてきました。実は、夫が無職である事実を義母は知らず、義母が訪問するときだけ夫が家事をするふりをします。 「息子に寄生するニートは不要!」と言われ義母には「家事は分担することになっているんです。私も仕事しているんで」と伝えても、少しも理解してくれません。そして一通り私に嫌味を言ったあと、2人は嬉しそうに外食へ行ってしまいました。 そしてまた次の週末、義母は家に突撃してきて「息子に寄生する嫁なんて不要よ!」「息子も、あなたみたいに金遣いの荒い嫁は嫌だって言ってるわ! あなたが出て行けば、私はここで息子と暮らせるのよ!」と言ってきました。 夫は私の知らないところで義母に悪口を言っていた様子。もう、我慢の限界です。 家を出た私がやったこと私は「わかりました。それなら、出ていきますね」と言い、準備しておいた記入済みの離婚届を渡しました。夫は思わぬ展開に焦っていた様子でしたが、義母に「早く書いちゃいなさいよ!」と言われ、その場で記入してもらいました。 そして荷物をまとめて家を出た私は、家賃や光熱費、夫のスマホ代など、私が支払っていた費用の支払いをすべて停止しました。私が稼いだ分の銀行預金をすべて引き出し、海外のリゾート地へ脱出。 妻に見放された夫の末路その後、義母から「カードが使えないんだけど、どういうこと!?」「電気・ガス・水道が止まったんだけど!?」と連絡の嵐。私は電話で、夫がずっと仕事をしていない事実と、生活費をすべて私が負担していたことを説明しました。広い家で息子と悠々自適な生活が送れると思っていた義母は、ショックを受けた様子。 私が家を出てから、会社に行くフリをして公園で時間をつぶしていた夫は、義母に詰め寄られてすべてを白状したそうですが、今さら私が戻るはずもありません。賃貸住宅の家賃の支払いができず、古くて狭いアパートに引っ越すことになったそうです。 その後、夫とは離婚が成立。今回の出来事を通じて、自分で自分を守るために、不当な扱いを受けた場合には断固として立ち向かうことが大切だと学びました。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年02月14日赤ちゃんのお世話と家事で、毎日てんてこ舞いの私。夫は協力してくれず、ワンオペの私は心身ともに疲弊しています。私が出産してから夫は飲み会が多くなり、朝帰りや外泊をするようになりました。なかなか寝てくれない娘に、私はすっかり参っていて……。夫も泣き声を聞いていると頭痛がすると、ぶつくさ言っていました。 私と娘が発熱したときは、風邪をうつされたくないと数日帰宅せず……。すこし夫に娘を見てもらい、私も横になりたかったのですが、その願いは叶いませんでした。 出産後から夫の態度が豹変当たり前ですが、娘は夫と私の子どもです。それなのに、夫は親としての責任を果たそうとしません。 協力してほしいとお願いしても、自分は無職の私と違って苦労が多いんだと威張ってきます。家事なんて誰でもできるのに、手伝えとは何事だと怒り出す始末で。挙げ句、私のことを寄生虫だと侮辱してきました。 あんまりな夫の態度に最初は落ち込んでいましたが、だんだん腹が立ってきました。日に日にひどくなる夫の言動に我慢できなくなり、行動を起こすことに。 ある日、私の携帯電話から夫に連絡を入れました。すると、速攻怒りの返信が届きました。「飲むのやめて帰ってこい?」「寄生虫の分際で何様だ?」夫の暴言は続きます。子どもと一緒に路頭に迷いたくなかったら俺に指図するな、立場をわきまえろ、ですって……。 「本当にひどいな。お前もう会社来なくていいよ」「は? 急になんだお前」やりとりしている相手が妻ではないことに、いつになったら気づくのでしょう。じつはこの返信、夫の上司が書いたものでした。やっと気づいた夫は、しどろもどろになりながら言い訳を並べましたが、すでに夫の素顔はバレており……。今さら繕っても遅いのです。 社内での夫の評価は…!?夫の上司の連絡先ですが、以前に私たち夫婦と上司で食事をした際に名刺をいただき、それを見て連絡を入れました。 妻の私をバカにして家族を大切にしない態度もそうですが、夫の会社での態度もあきれたものだったようです。部下に仕事を押し付け、自分は定時に上がってスナックやキャバクラで遊んでいたというのですから目も当てられません。 部内で1、2を争うトップ成績を誇っていた夫ですが、今回のことで上司からの評価はガタ落ち。なんだかスカッとしました。 そして私の気持ちも固まり、夫との離婚を決意。離婚届へのサインと養育費の支払いを要求しました。 新生活をスタートさせて…結局、寄生虫だったのは元夫のほうだったように思います。妻である私に家事も育児も押し付け、会社では部下たちに仕事を押し付けて……。自分はおいしいとこどりばかりをしていたのですから。 離婚してからも元夫は私へ復縁を求めてきました。私は再婚がそろそろ決まりそうだったので、丁寧にお断り。その事実が堪えたのか小さな声で私に謝罪をし、その後は連絡がこなくなりました。 私は今、やさしい夫とかわいい娘と穏やかで幸せな毎日を送っています。 ◇ ◇ ◇ 生まれたばかりの自分の子をかわいがる様子もなく、元夫の行動は理解に苦しみますが……。最後に謝ったということは、何か感じたことがあったのでしょうか。後悔することのないよう、振る舞いには気をつけたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年02月12日昔から嫁である私や娘を見下し、横柄な態度を取り続けている夫。そんなある日、私の父親が急死。慌てて実家に戻ろうとする私に、夫は「俺の世話はどうする」「嫁の仕事を放棄するなら離婚だぞ」と言い出したのです。仕事中の私のもとに、母から父の訃報が届きました。職場に説明すると、2週間ほど休みを取っていいとのこと。私は帰路を急ぎながら、夫に父の死と実家に帰る旨を伝えたのですがーー? 父の葬儀へ「こんないきなり実家に帰るなんて非常識だ!」「俺の飯!洗濯!掃除!まさか家のことは全部放棄するつもりか!?」と怒られたのです。父親を亡くしたばかりの私に対して、これはあんまりではないでしょうか。 「私は父のお葬式に出たいし、母と一緒にちゃんと弔ってあげたいの」といくら言っても、夫は聞く耳を持ちません。それどころか、「旦那様より亡くなった人の方が大事だと言うんだな」「俺に逆らってでも帰省するなら離婚される覚悟を決めろ!お前は誰の嫁なのか冷静に考えろ!」と言い出したのです。 私は夫の嫁である前に、父の娘です。こんな理解のない夫の嫁である必要なんてない。そう思った私は「それならもう離婚でいいです」と言って、夫との会話を打ち切りました。 今はとにかく父の葬儀に出たい。母のもとに行って支えてあげたい。そう思い、娘を連れて帰省しました。 いまさら離婚?2週間後――。 父の葬儀も無事終わり、ようやく自宅へ戻って来た私。リビングのテーブルの上には、記入済みの離婚届が置かれていました。そして夫からメッセージが。 「今更泣いて謝っても、もう遅いぞ!」「俺の言葉を無視して家事サボったから離婚なw」「もう離婚してますけど」「え?」 何かあればすぐに「離婚だ」と言って、私を脅していた夫。サイン済みの離婚届を渡されたことも一度や二度ではありません。私はそれを捨てずに取って置き、実家へ戻る前に役所に出しておいたのです。双方が離婚について同意しているのですから、問題はないでしょう。 夫は「葬式に行くななんてひどいことを言って悪かった」と謝ってきました。しかし、私がもう戻らならないときっぱり告げると、「今なら特別に戻って来ても許してやると言ってるんだ!」とまたも上から目線に。ますます私はこの家で夫と二度と住むことはないと決意を固くするだけでした。 夫がダシにしてきたものは「母親が地元に帰るなんて、娘はどうするんだ!」「かわいい娘がかわいそうだろう」と、今度は娘をダシにしてきた夫。 「娘なら、ずっと前から私とおばあちゃんと暮らしたいって言ってるけど? あなたは怒ってばっかりだから離れたいみたいよ」と私が返すと、夫は言葉も出ない様子です。そして、「待て待て待て!俺一人でどうやって生きていくというんだ!?」と大慌て。 今まで私に指示ばかりして、私にすべて家のことをやらせて生きてきた夫は、「見捨てないでくれ」「お前がいないと生きていけないんだ」と追いすがってきましたが、私は「でも私はあなたがいない方が生きていけるんです」と返しました。そして荷物をまとめて、娘を連れて実家へ向かったのです。 その後――。 弁護士さんを挟み、財産分与などの手続きを終わらせた私。今は実家で母と娘と、楽しく暮らしています。娘も以前より笑顔が増えた様子。 時々夫からは謝罪の手紙が送られてきますが、すべて無視してシュレッダーにかけて捨てるのみ。夫と離れたことで時間的にも心にもゆとりができたので、これからは娘の成長を見守りつつ、自分の好きなことにも時間を取りたいと思っています。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年02月07日夫はまるで大きな子ども。時間も体調もすべて、妻である私に管理を任せてきます。私も仕事をしているので、夫のことばかり構ってはいられないのですが……。朝、何度起こしても起きなかったくせに、会社に遅刻しそうになると文句を言う夫。しかも朝の忙しいときにアレがない、コレがないと言うので、イライラしてしまいました。 私も仕事の準備があるので、自分のことはもう少し自分で管理してほしいと思っています。 いつかやると思ったけど…ついに問題発生!うちの夫は、片付けができません。人がやってくれると思うからなのかわかりませんが、私が家に帰るとドロボウが入ったような状態になっていることもしばしば。先日は出がけに財布がないと大騒ぎしました。 大事なものはどこに置いたか把握していると言いますが、財布や携帯電話を無くしたのは一度ではありません。 そのうち大変なことになるのではと思っていた矢先、その通りのことが起こりました。会社の重要な情報が入ったUSBメモリを、夫は失くしてしまったのです。慌てて仕事中の私に連絡してきましたが、心当たりがありません。 この事実がバレると相当困ることになると、夫はパニックになっていました。帰宅後にUSBメモリを探すことになり、「疲れた……」とぼやいたところ、夫は私が悪いと一喝。私の片付けが下手でこんなことになったのだから、私のせいだと責めてきたのです。 堪忍袋の尾が切れた私は…翌日になっても、USBメモリは出てこず……。夫はUSBメモリのことが気になりすぎて、仕事でミスをしたそうで。その怒りを私にぶつけようと、イライラ満載のメッセージをいくつも送ってきました。「お前のせいで仕事でミスしただろ?!」「お前の管理が甘いせいだ!」 「ミスはお前が無能なせいだろ」夫は私の携帯電話からの返信を見て、怒りをさらに増したようです。「誰が無能だこのクソ女……」そして上司にバレたらどうしてくれるんだと、また騒ぎ出しました。もう知っているんですけれど……。なにしろ、今の返信はその上司が私の携帯電話から送ったんですから。それを知った夫は、態度を急変させました。 じつは私、今日は仕事を休んでUSBメモリを探しをしていたんです。執念深く探したことが功を奏したのか、無事発見しました。なんと通勤途中の駅に、忘れ物として届けられていたのです。持ち出し禁止の品を外で発見したということは……、厳しい処分が下りそうです。 じつは今、夫の会社の会議室に夫の上司と一緒にいます。USBメモリを直接届け、この事実を上司に暴露したのでした。夫に理不尽に責め立てられ、我慢の限界に達してしまったので、このくらいしないと気が済まなかったのです。 内密にしてほしいと上司に相談すると…夫はこの件を内密にしてほしいと懇願したようですが、上司は拒否。私が探すことになった経緯から何からすべて、会社の上層部へ報告したそうです。夫に期待して重要情報の管理を任せたのですから、失望も大きかったようです。夫は上司に見放され、大きなショックを受けていました。 私はこれを機に夫との関係を見直し、離婚。別れることになって初めて、夫は私の存在の大きさ、やさしさに気づいたようです。お前がいないと何をすればいいのかわからない、ですって。その後、夫は会社から厳しい処分を受け、働く意欲がなくなって退職したと聞きました。自業自得ですね。 ◇ ◇ ◇ 相手に頼るのであれば、ギブアンドテイクで自分も相手を想って行動することが大切ですよね。一緒に生活する上で、お互いが気持ちよく過ごせる関係でありたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年01月31日私と夫は、30代の共働き夫婦です。ある日2歳の娘が熱を出し、保育園を休ませたときのこと。在宅ワークに切り替えた私は、その日休みだった夫に娘の世話を依頼。しかし、ささいなことをきっかけに「母親失格」とまで言われたのです……。 意外な人物の助言が夫を変えた! 私は夫に娘の世話を頼み、在宅で仕事を進めていました。しばらくすると、イヤイヤ期の娘の泣き叫ぶ声とオロオロする夫の声が聞こえてきます。昼12時ごろ、もう少ししたらお昼ごはんを作ると夫に報告すると、「熱がある娘を放置して、母親失格だな」と突然言われました。私は「八つ当たり!?」とカチンと来ましたが、それよりも「母親失格」という言葉に大きなショックを受けます。言い返す気力もなく、モヤモヤしたまま数日が経過……。 そんなある日、義実家へ遊びに行った際、娘が熱を出した先日のことが話題に。義母に看病したのかと聞かれた夫は、仕事がある私に代わってひとりで世話をした、と得意げです。すると義母は私を「仕事と家事・育児を両立するあなたは偉い!」と褒めてくれ、夫には「あんたが面倒みるのは当たり前」とズバリ。言いたいことをすべて代弁してくれた義母に、私は感動しました。 その後、夫は八つ当たりを認め、私に謝ります。今回は義母の言葉によって救われましたが、未解決のままだと夫とはすれ違っていたかもしれません。私はこの出来事をきっかけに、嫌な発言をされたときは自分の気持ちにフタをしないこと、そして夫が困りそうなことは先手を打って対策する必要があるということが大切だと気づいたのでした。 作画/Pappayappa著者:小山 うみ
2024年01月30日結婚後、義母の強い要請があったこともあり、私は仕事を辞めて専業主婦をしています。夫は勤務時間が特殊な仕事のため、私が職場への送り迎えをしていますが、これは専業主婦だからできることです。すると、次第に夫の要望はエスカレートしていったのです――。 そこまでしなきゃいけないの!?今年から釣りに目覚めた夫。しかし、朝が苦手で運転も嫌いな夫は、仕事だけでなく趣味である釣りの送迎も私に頼んできました。私は釣りに興味がないため、海まで夫を送って行ったあと近くの観光地を探してウロウロと別行動をとり、終わったら迎えに行くということで折り合いをつけることに。 ところが最近、夫が息子の友人のお父さんと釣り友になり、一緒に出かける仲に。すると今度は……。 午前3時や4時に出発して行くのですが「起こして欲しい」と言うのです……。 仕事で4時に出勤というならまだしも、遊びに行くときも私が起こすの?と納得がいかないまま渋々夫を起こしました。 さらに夫は「服出して~」「お茶用意して~」「おにぎり作って~」「見送ってくれへんの?」と、すべて私に頼んでくる始末。おかげで私は完全に目が覚めてしまい、早朝からバタバタしていたためか、一日を終えるころには疲れ切っていました。すると釣りから帰宅した夫が、私に「めっちゃしんどそうやん。どうしたん?」と一言……。これには呆れてしまいました。 夫の釣りブームが早く冷めることを願ってしまう今日この頃です。 ◇◇◇ 大人になって夢中になれる新しい趣味ができるのは、素敵なことですが、さすがにそのために午前3時や4時に起きなくてお手伝いをさせられるとなると、家族にとってはストレスですよね。旦那さんと話し合いの機会をもって、自分のことは自分でやるよう伝えていけるといいですね。 イラスト/きりぷち著者:倉坂ちさ
2024年01月26日私たち夫婦は共働きで、お金の管理は妻である私がしていました。私のお給料は貯金し、生活費は夫の給料で何とかやりくりの日々。夫には、夫の給料から毎月3万円を渡していましたが、夫は不満があるようで度々お小遣いを無心してくるようになったのです……。 夫の小遣い結婚する際、お金管理についてしっかり決めごとをしていた私たち夫婦。私のお給料は貯金へ、生活費は夫のお給料からやりくりすることにして、妻である私がお金管理を行っていました。 夫のお給料からは、毎月夫へのお小遣い3万円と私のお小遣い1万5000円も捻出していました。お昼は手作りのお弁当を持たせるなど夫にお金がかからないよう工夫していますが、夫は3万円では足りないよう……。「小遣いが足りない」「生活費でこれを買ってほしい」と常に不平不満をこぼしていました。 でも、これ以上渡すと夫の給料でのやりくりは危ういのです……。とはいえ、夫の不満を無視し続けることはできないと思い、自分のお小遣いは自分の稼ぎから出すようにして、だいたいいつも5000円ぐらい余るため、そのお金を追加で夫に渡していました。 しかし、夫の物欲は止まりません。お小遣いを多く渡した数日後、「これ(夫の物)を生活費で買って」と言ってきました。そのとき、私の中で何かがブチっと切れたのですー。 怒り心頭の私は「お小遣いから買いなさい!」とまるで子どもに言うように叫んで夫に説教。今回ばかりは許せませんでした。 その後ー。 しばらく機嫌の悪かった夫ですが、仕方なく自分の小遣いから出して購入したよう。 夫ともう一度話し合いの機会を設け、夫の小遣いを3万円から4万円に、私のお小遣いは1万円に減らすことで着地しました。特に欲しいものもないので1万円でも足りるのですが、夫のお金の使い方には今でも不満を感じています。 ◇◇◇夫婦間での金銭感覚のズレは非常にネックな問題ですよね……。なんとか着地したようですが、今後も定期的に話し合いを重ね、夫婦の感覚が少しでも近づいていくといいですね。 イラスト/ふくふく 著者:小林さつき
2024年01月25日私と夫の出会いは、元同僚・イツキさんの紹介でした。当時夫は、奥さんを事故で亡くしたばかり。慣れない家事をしながら小学生の一人息子を育てていました。息子においしいごはんを食べさせてあげたいからレシピを教えてほしいと言われたことをきっかけに仲良くなり、結婚に至った私たち。結婚後、私は夫と息子のサポートをするために仕事を辞め、パート勤務を始めました。しかしこの結婚、夫のある企みがあったようで……。こんなはずじゃなかった!!いざ一緒に生活を始めてみると、息子の性格の悪さに私は唖然としてしまいました。上から目線で呼び捨てなんて当たり前、口をひらけばお金の請求ばかり。何度か夫にも相談したのですが「母親になったんだから、自分で考えろよ」としか言ってくれませんでした。結婚前はあんなにやさしかったのに、入籍してからの夫はまるで別人のよう……。しかも、夫婦共有の口座に入金している私のパート代を勝手に引き出してしまうなど、金使いの荒さも気になります。 夫が仕事を辞めたワケそんなある日のこと、夫が突然仕事を辞めてしまいました。理由を聞くと、社長がうるさくてもう限界だったと……。 夫の会社の社長は私の元同僚のイツキさんで、私に夫を紹介した人です。私もよく知っているのですが、そんなに口うるさい人ではなく、どちらかと言えば部下を信じて仕事を任せ、困ったときにはサポートしてくれるので、誰からも好かれる人だったはず……。 とにかく詳しい状況を知るため、私はすぐさまイツキさんに電話をしました。 イツキさんは言いづらそうに、夫が同僚たちとうまくいっていないこと、仕事を選り好みすることに加え、部下を馬鹿にするような素振りも多く、まわりから浮いてしまっているという事実を教えてくれました。それに対してイツキさんが釘を刺したことで、今回の退職につながったようです。 私はATMだった?!イツキさんはまだ退職届を受理していないようで、最後のチャンスをくれました。私が夫を説得しようとリビングに向かうと、夫と息子の会話が聞こえてきたのです。 「ついでにババアも家から追い出しちゃおうぜ」と息子。「アイツ、そこそこ料理ができて家事もちゃんとやるし、ATMにすればいいんだよ! パート収入でも、ないよりマシだろ」と夫が息子をたしなめます。 さすがの私も、この発言は聞き逃せません。すぐさま荷物をまとめて家を出ました。私が家を出たことに気付き、夫が連絡をしてきたのは翌日のこと。離婚したいと伝えると「お前がいないと生きていけない」と歯の浮くようなセリフが飛び出します。 埒があかないので先日の会話を聞いていたことを告げると、夫もさすがに諦めたのか、離婚に応じてくれました。 堕ちるところまで堕ちた元夫離婚後、私はまた正社員としてバリバリ働くようになり、家を出て一カ月後には、縁あってイツキさんの会社の取締役に就任することが決まりました。離婚は残念でしたがやりがいのある仕事に巡り会えたので、気落ちすることもなく毎日を過ごしていたのですが、あるとき元夫から電話がかかってきました。 ひとまず出てみると、「お前、一体いくら稼いでんだよ……!」と、私の近況をどこかで聞いた様子。復縁を求められるかと思いきや、元夫から「金を貸してくれ」と懇願されました。なりふり構わない様子を察するに、仕事を辞めてお金に困っているに違いありません。あまりに情けない姿にがっかりしつつ、お金を貸すのは丁重にお断りしました。 こんな元夫でも子を持つ父親。どこかで心を入れ替えてほしいと願います。 家事や育児のために再婚相手を探していた夫。世の中にはそんな不純な理由で再婚相手を探す人もいるようです。一生のパートナーである結婚相手は慎重に選びたいですね。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年01月25日日ごろワンオペで2人の子どもを育てている私。仕事が多忙な夫は、育児に割ける時間が限られています。そんなある日、育児参加があまりできていないことを気にしてか、夫がある提案をしてきて……? 夫からの突然の提案ある日、夫から「今度、平日休みを取ろうと思う。2人の子どもを連れて、電車に乗って野球を観に行ってくる」「お昼ごはんを食べてから家に帰る」と突然言われ、私は飛び上がるほど驚きました。 子ども2人を連れて外出なんて考えただけでも大変なのに……電車に乗って、野球を観て、さらにお昼も食べて帰ってくるなんて。そんなこと、この人本気で言ってるの? ーー思わずそう思ってしまいました。 日ごろワンオペで子どもたちを見ている私は、大変であろうことが容易に想像できます。しかし、普段からあまりワンオペを体験する機会のない夫は、事の重大さを理解できていないのかもしれません。 そこで、私は夫を気づかって「私も一緒に行くよ」と言いました。 「私も行くよ!」と言ったけれど…しかし、夫は私の申し出を頑なに断り、自分だけで行くから私にはゆっくりしてほしいと言うのです。子ども2人を連れて野球を観て、お昼ごはんまで食べて電車に乗って帰ってくるなんて、すごく大変なことです。きっと帰ってきたら夫は、疲労困憊で疲れているだろうと予想しました。 また、私自身も野球観戦は気分転換になりそうだから行ってみたい気持ちもあり、もう一度「私も行くよ」と言いましたが、それでも夫は私の申し出を断り、「俺だけで子ども2人を連れて行く」と言うのです。 友人の話を聞いて気づいた私は夫のことが心配であったのと、私も野球を観に行きたいという気持ちが満たされず、不満を抱きました。そんな中、後日この話を友人にすると、友人は「それは旦那さんからのプレゼントかもね」と言うのです。 「夫からのプレゼント? それ、どういうことなの?」と友人に詳しく聞いてみると、「日ごろワンオペ育児の大変さがわかるからこそ、たまには妻にゆっくりしてほしい、ひとりの時間を堪能してほしいという気持ちをこめたプレゼントなのかもよ?」とのこと。 私はまさか、夫からひとりの時間をプレゼントされたとは思ってもおらず、夫のねぎらいの気持ちにもまったく気がついていませんでした。 友人の言葉を聞いて感動した私は、夫からのプレゼントをありがたく受け取ることに。そして、いよいよ当日。夫は言葉通り2人の子どもを連れて、電車に乗って野球を観に行ったあとにお昼を食べて、ヘロヘロになりながらも楽しそうな顔で帰ってきました。 久しぶりにひとりの時間をゆっくり過ごせた私は、夫と子どもたちが帰ってきたとき、いつもより大きな笑顔で出迎えられたような気がします。夫には感謝の気持ちでいっぱいです。 著者/nanoka22作画/おはな ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おはな
2024年01月23日妊娠して体調不良が続いた私は、悩んだ末に仕事を辞めました。私が専業主婦になると、夫は今まで以上に何もしなくなり……。私が体調不良で横になっていても、家事を手伝ってくれない夫。先日はゴルフクラブを磨けとまで言ってきて……。すこしワガママがすぎるのではないかと思います。私もなかなか断れないのですが……。 妊婦への理解がまったくない夫臨月の私は、ちょっと動くのもひと苦労。疲れやすく、横になる回数も増えました。しかし夫は妊婦に対して理解がなく、私が休んでいると不機嫌に……。妊娠を言い訳に家事をサボっていると言ってくるので本当に困ります。 私が妊娠後すぐに退職したことも、気に食わなかったようです。体調不良が続き、悩んだ末に辞めたのですが、夫はラクしたいがために早めに専業主婦になったと勘ぐったわけです。 そもそも妊娠・出産は命がけのことで、常にリスクが伴います。夫はそのことにまったく気付いておらず、母体を大切にする気持ちが芽生えないようです。逆に、自分が稼いでラクさせてやっていると大いばりで、自分が一番偉いと思っています。 ベビーベッドの組み立てなど出産準備もなかなか協力してくれず、週末はゴルフの予定でいっぱい。すこしは協力してほしいとお願いしても、ギャーギャーうるさいと言われ……。母親の自覚が足りないと、なぜか説教されました。 予定日より前に破水…そのとき夫は!?ある朝、私は破水。出産予定日まで日があったのですが、急きょ病院へ行くことに。しかし夫は私を残し、ゴルフに出かけたのです。 数時間後。夫の携帯電話へ何度も連絡を入れましたが、応答はなし。「何度も連絡するなよ」「ゴルフの邪魔すんな!」やっとメッセージを返してきた夫に、ガツンと言いました。「妻子の命よりゴルフ?」「二度と二人には会えないと思いなさいよ」夫に返信したのは、義母でした。 母子ともに大変な状態だったことが義母から伝えられると、夫はびっくりしたようでした。破水したのがウソだと思ったと言い訳しましたが、私がウソを付く必要はなく……。同じように思った義母に、やり込められていました。 これまで私たち夫婦がやり取りしていたメッセージを義母に見せたところ、おかしいのは息子のほうだと私の味方になってくれました。 夫との関係を見直した結果…義母は、私のいる病院へ夫を近づけないでくれました。退院した今は実家に帰り、子どもの世話をしています。 今までのことを考えると、夫はこの先何も変わらないだろうと思っています。最初はパフォーマンスとして家事や育児をするとは思いますが……。離婚が一番いい選択だと思い、決断。夫には子どもの名前と離婚の話し合いだけ伝え、連絡を断ちました。 今になって夫は、子どもが生まれるのを本当に楽しみにしていたと言いました。私にしたら、どの口が言っているのだと思ってしまいますが。以前、親になる自覚がないと私に説教した夫ですが、自覚が足りなかったのはどっちだったのでしょうか。 両家の両親に責め立てられ、夫は後悔と反省の日々を送っているようです。ですが、今となってはどうにもなりません。 私は実家で暮らしながら、仕事に復帰することも考えています。初めての育児で大変なこともありますが、両親の手助けもあってなんとかやっています。周りの人への感謝の気持ちを忘れずに、生きていこうと思います。 ◇ ◇ ◇ 子どもの誕生を楽しみにしていたなら、妻のことを気遣ったり、ベビーベッドの組み立てを手伝ったりしてほしかったですね。夫婦は対等で主従の関係ではありません。お互いに思いやりをもって生活したいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年01月21日医者である私の夫。とにかく激務で、ほぼ毎日病院に泊まり込んでいました。それなのにお給料は少ないようで、微々たる生活費しか渡してもらえません。実は夫が勤務する病院は、祖母が経営する医療法人の系列病院です。真面目に働く夫をもう少し評価してくれてもいいのにと思わずにいられません。夫のお給料だけでは生活が厳しく、独身時代の貯蓄を切り崩してまかなう日々が続いていたため、私は何か打開策はないか考えていました。私の提案を鼻で笑った夫そこで思いついたのが、お弁当を作って届けること。カップラーメンやコンビニ弁当中心の食生活では栄養面も心配なので、たまには手料理を食べてもらいたかったのです。 しかし、そんな私の提案を夫は鼻で笑いました。「医者の妻が病院に弁当を持ってくるなんて聞いたこともないし、理事長の孫がウロウロしていたらみんな見張られているような気持ちになるだろ」そう言われて、たしかにそうかと納得。むやみやたらに病院に出入りするのはやめようと決めました。 そのまま夫と顔を合わせない日々が続き、次第に気持ちまですれ違っていると感じるようになりました。そこで私は、もうすぐ誕生日を迎える夫のためにプレゼントを買いに出掛けました。誕生日くらいは帰ってくるはず。盛大にお祝いしたいと思ったのでした。 しかしその日の帰り道、駅の階段を踏み外してしまい、そのまま階段の一番下まで落下してしまいました。 階段から転落…!あまりの痛さにその場でうずくまっていると、しばらくして救急車が到着。かかりつけの病院はあるか? と聞かれ、私は夫のいる病院に運んでほしいと頼みました。 無事に病院に到着し、ひと通りの治療をすませた私は、とんでもなく豪華なお部屋に案内されてしまい、ビックリ……。理事長の孫ということで、気を遣わせてしまったようです。 急遽受け入れてもらった上にこの待遇では、他の患者さんに申し訳が立ちません。夫から伝えてもらおうと電話をかけました。 夫は「これから手術だから切るよ」だと素っ気ない対応……。私は、仕事が終わったら病室に顔を出してほしいと看護師さんに伝言を頼みました。すると看護師さんは不思議そうな顔をして「先生は長期休暇をとっていますよね?」と言ったのです。 夫は病院に泊まり込んでいるはず…休暇なんて初耳です。家を出るときには「気になる患者がいるから、しばらく泊まり込み勤務になる」と言っていたはず。 すべてを察した私は、離婚の準備を進めることを決めました。夫の身辺調査を依頼してみると、ビンゴ! どうやら夫は、病院内のスタッフと浮気をしていて、休暇をとって不倫旅行に出掛けていたのです。 これまで何度も長期休暇をとったり、私が嫌がるという理由で夜勤を断ったりとやりたい放題だった夫……。理事長の孫婿だと言うこともあり、誰も何も言わなかったようです。 その上、私に告げている以上に給料を貰っていて、不倫相手につぎ込むために中抜きされていたことも発覚しました。 不倫夫の行く末夫をこのまま野放しにするわけにはいきません。夫の休暇中が勝負! 私はすぐに家を解約すると不動産屋に連絡をし、早々に引っ越し。祖母には夫のおこないをすべて伝え、これからも医師として雇うか、能力だけで判断してほしいとお願いしました。 不倫旅行から帰ってきた夫は、私の荷物が丸々消えた家を見てびっくり! その後すぐに祖母から呼び出され、すべてを理解したようです。 ほどなくして私たちは離婚しましたが、夫は祖母に腕を買われていたこともあり病院に残ることになりました。しかし、理事長の孫婿という特別待遇を失った夫は、好き勝手休みが取れなくなったことに音を上げた末、自ら病院を去ったのでした。 人間性に難ありだった彼……。医者としての腕はあるようなので、何かのきっかけに身を立て直してほしいですね。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年01月16日私の夫はひとりっ子です。義父は他界していて、結婚するまで義母と暮らしていました。私との結婚が決まったとき、義母を1人にするのは心配だろうと思って、私のマンションに義母も呼び、3人での暮らしをスタートさせました。幸い広いマンションなので、義母とも程よい距離感を保ちながら過ごせていたのですがーー。ある日、仕事から帰ると、リビングから夫と義母の楽しそうな声が聞こえてきました。私が会話に加わると、途端に2人とも無言に……。そのときはたまたま聞かれたくない話をしていたのかと思ったのですが、それ以来、挨拶をしても話しかけても、2人で申し合わせたように無視するようになりました。原因は不明。思い当たる節もありません。なんで無視するの?3人で出掛ける約束をしていた日も、相変わらずのフルシカト。さすがに腹に据えかねてしまった私は「何かした?」と聞いてみましたが、状況は変わらず……。私は1人でお出掛けを楽しんできました。 家に帰ると、リビングのテーブルに「温泉旅行に行ってくる」と書いた置き手紙が……。夫と義母は、最初から私が1人で出掛けた隙に旅行にいくつもりだったのです。 私はもう我慢できず、怒りを抱えたまま実家に帰りました。 出迎えてくれた両親に、これまでのことを話すと「こういうときは、思い知らせてやるのが一番」といって、とある提案をしてくれました。たしかに、私もやられっぱなしではいられません。両親の提案を受け入れることにしました。 夫と義母を懲らしめるために…数日後、久しぶりに夫と義母が話しかけてきました。用件は祖父の誕生日会のこと。その日は親族が集まって盛大にお祝いすることになっています。毎回有名店のシェフを呼んで、おいしいお酒とお料理がズラリと並ぶ、それはそれは豪華なパーティーです。 2人ともお酒とお料理をタダで楽しみたいようで、パーティーに行く気満々です。何事もなかったかのように接してくるので、呆れてしまいました。 でも、このパーティーが仕返しの舞台! 笑顔で応えておきました。 シカト返し大作戦パーティーの招待客には、大手企業の重役やテレビでも活躍する著名人もいるせいか、夫と義母はいつも以上に愛想を振りまいています。しかし、誰に何を話しかけても無視。実家の敷地に足を踏み入れてから、私も無視をスタートしました。「空気のように扱われる気分はどう?」母がそう声をかけると、2人ともドキッとした表情を浮かべています。これが夫と義母を懲らしめる作戦です。招待客には「ドッキリを仕掛けているので無視するように」と伝えておいたのでした。 「よくもうちのかわいい娘にひどいことをしてくれたな!」父はそう言いながら、写真の入った封筒を夫に手渡しました。私を無視していた理由封筒に入っていたのは夫の不倫の証拠写真。義母公認のようで、3人で仲良くお出掛けしている写真もあります。どうやら夫と義母は、無視に耐えかねた私が離婚を言い出すのを待っていたよう。もちろん慰謝料など払う気はありません。 念のため、身辺調査をしておいて正解でした。私は2人の思惑に反し、多額の慰謝料を請求して離婚したのでした。 家族の協力のおかげで、有利な条件でお別れできただけではなく、相手に同じ思いをさせて、懲らしめることができました。自分が悪いことをしているのに、お咎めなしで済ませようなんて、人生そんなに甘くはありませんよね。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年01月12日夫と職場結婚し、そのまま寿退社した私。しかし、夫はとんでもないモラハラ夫だったのです……。私を見下し、召使のように扱う夫は、私が体調を崩しても、病院に行く許可すらくれません。限界を迎えた私は、この地獄のような生活に終止符を打つのでした――。スマホの通知音が鳴り響き、私はため息をつきました。 「全然返信ないけど何してる?」「スマホ見てないのか?」という夫からの連投メッセージ。私は「ごめんなさい、気付かなくて」と返すと、また怒涛の勢いで「なにやってんだよ」「5分も待ったぞ」「スマホは肌身離さず持ってろっていつも言ってるだろ」と返信が。 厳しい夫そして私はいつも通り、午前中したことを報告するのでした。 「洗濯物を干して、家の中を掃除した」「あと涼しいうちに庭の草むしりも」「ベットのシーツと枕カバーを交換して」「あとは買い物ももう済ませてきたよ」 「買い物は予算内に収まっただろうな?」と尋ねてきた夫に、「ごめんなさい、今回は100円オーバーしてる」と正直に伝えました。「事前に計算してたんだけど、最近の値上げで予算を超えちゃって……」「前回は予算を下回ったから、それでプラマイゼロにはならない?」と私が言うと、夫は「前回は関係ないし、ルールは絶対だ」「甘ったれた考え方するな」と私を叱責しました。 「俺が汗水垂らしてやっとの思いで稼いだ金なんだ」「無駄にすることは絶対に許さないからな」「お前、今日は夕飯食うなよ」 昨日はクリーニングの出し忘れで、夕飯を抜かれたっけ……。2日連続夕飯抜きは、こたえるものがあります。 私には100円の予算オーバーも許さないくせに、夫は海外のお菓子やジュースをまとめ買い。結局飽きて無駄にするのに、1回に数万円も使うのです。 こんな生活がもう3年も続いているのです……。新しい靴も服も買うことは許されていません。私はよれよれになった服と、今にも穴が開きそうな靴を見て、またため息をつくのでした。 もう、限界…1カ月後――。 その日は朝から体調が悪く、いつもの夫からの昼の連絡も返せませんでした。少し回復してからスマホを見ると、案の定夫からは怒涛の連投メッセージが。 「体調が悪くて寝てた」「ねぇ、病院に行ってきてもいい……?」と送ると、「え?病院なんか行かなくたって、家にある市販薬を飲めばいいだろ」と夫。 しかし、私の第六感が告げるのです。このままだとヤバイ、と。 「まだ耐えられるだろ」「病院に行くと金がかかるし」「主婦のくせに病院にかかるなんて図々しいんだよ、自力で治せ」「市販薬を使うことすらお前には贅沢なんだよ、病院なんてもってのほかだ」 市販薬も、病院にかかることも贅沢……?そこまで言われる筋合いはない……私はこのときそう思ったのです。 モラ夫への制裁翌日――。 「病院の領収書があるけど、お前病院行ったのか?」「俺の金を無駄に使いやがって」「覚悟しろよ」「覚悟するのはお前だよクソ夫」 このままだとヤバイと思った私は、夫に無断で病院へ。そこで判明したのは、あと少し遅かったら命を落としていたかもしれない病気でした。しかも、ストレスが増悪させる要因のひとつだったのです。 ようやく、目が覚めた私。なんでこんな夫の言いなりになっていたのか、今では不思議で仕方がありません。傷つけられた分、徹底的に戦い抜いてやります。 「無職で役立たずの主婦に何ができるって言うんだよ」と嘲る夫に、私は「あなたがしていたのはモラハラって言うの」「モラ夫と離婚する時にはね、妻は慰謝料を請求することができるんだよ」と返しました。 昔からのくせで、毎日日記をつけていた私。夫からの暴言や経済制裁も、すべて3年間分の日記に残っています。さらに、昨晩は家の中にカメラも仕掛けておきました。夫は体調の悪い私に物を投げつけて罵倒してくれたので、いい証拠になるでしょう。 その後――。 弁護士を通して、私たちは離婚。私の日記やカメラの映像を見た義両親は、私の肩を持ち、元夫を勘当しました。 私は元夫から受け取った多額の慰謝料を使って、引越ししました。独身は孤独との戦いだと聞いていましたが、今は一人暮らしが楽しくて仕方ありません。離婚して、ようやく自分らしい人生を取り戻せた気がします。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年01月09日私は42歳。現在は夫と2人暮らしで平穏な毎日を過ごしています。実は夫にとって私は2人目の妻。前妻は私の親友で、若くして病死してしまいました。2人の間には娘がいて、再婚時には、実の娘として育てていこうと決めたのですが……。亡くなったママが大好きだった娘に、私を母親だと思ってほしいというのは酷な話だとわかっていた私。しばらく様子を見ていましたが、娘は近所に住む義母にばかり懐いていて、私たちは一向に仲良くなれませんでした。お母さんじゃなくておばさん!結婚して数年が経って、娘が中学生になっても、私との関係は変わりませんでした。夫が「今度の授業参観はお母さんと2人で行く」と言っても「このおばさんはお母さんじゃない!」とご機嫌ななめになってしまいます。さすがの私も気が滅入ってしまいましたが、そんなときは亡くなった親友が私に残した手紙を読み返していました。その手紙には、私が夫をずっと好きだったことに気付いていたこと、自分がとってしまって申し訳なく思っているということ、それでも応援してくれて嬉しかったこと、自分が亡くなったあとに夫が再婚するなら、相手は私がいいと思っていることが書かれています。 何度読み返しても涙が流れてしまうこの手紙は、いつでも読めるように仏壇に置いておきました。 家を出て行った娘ある日娘が突然大きな荷物を持ってリビングにやってきました。「他人と一緒に暮らしたくないから、おばあちゃんの家に住む!」と言って、飛び出していってしまったのです。 「他人」とはきっと私のこと。私はショックで動けなくなっていました。夫が娘を追いかけて説得を試みたのですが、娘の決心は変わらず。それ以来娘は義母の家で生活することになりました。 娘はそのまま義母の家で高校卒業までを過ごし、進学はせずに就職。ほどなくして、娘は1人暮らしを始めました。お盆や正月も顔を見せず、すっかり疎遠になってしまった娘から次に連絡があったのは、20歳になったころ。婚約をしたという知らせでした。 新婦の手紙結婚前夜、生まれ育った家から式場に向かうと言って娘が帰ってきました。実の母親に話があったのか、娘は夜遅くまで仏壇の前に座っていたようです。 親友もきっと喜んでいることでしょう。私は親友の写真を持って、式に参列しました。 結婚式は滞りなく進み、最後は新婦からの手紙が読まれます。手紙には夫と親友への感謝の言葉。私は、ほんの少し寂しさを感じていました。しかし、手紙の終わりに、娘が泣きながら私へのメッセージを読み始めたのでした。 結婚式で暴かれた真実娘が私に距離を置いていたのは義母の嘘のせいだったよう。義母は、ママが亡くなったのは、私が夫と不倫していたせいで精神を病んだからと娘に伝えていたのでした。それが誤解だと知ったのは昨夜のこと。仏壇に置いてあった親友からの手紙を読んで知ったというのです。 たくさんの謝罪と、それでも自分を大切にしてくれたことへの感謝を伝えてくれた娘。長い時間がかかりましたが、私はようやく娘と心を通わせることができたのでした。写真の中の親友も、いつもより笑っているような気がしました。 子どもを持つ人との再婚は、決して簡単なことではなかったはず。娘さんとの距離が縮まらずに心を痛めていた時期もあったと思いますが、辛抱強く最後まで愛情を注ぎ続けられたのは素敵なことですね。これからは本当の母娘として、楽しい思い出をたくさん作ってほしいものです。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年01月07日夫から何の取り柄もない、冴えない女だと思われている私。私を見下す発言を繰り返す夫に、私も嫌気がさしていました。そんなある日、夫から「新しい嫁を用意したからお前は帰ってくるな」と言われたのです……。夫の働く会社は女性社員が多く、とても華やか。結婚した時は「お前以上の女はいない」と言ってくれていた夫ですが、今は私をさげすむばかり。 女子力とは?「うちの女性社員ってみんな女らしいんだよ」「料理や裁縫が趣味だし、ネイルも綺麗にしてて、みんな美意識が高いんだろうな」「それに比べて……なんで俺の嫁はこんな低レベルなのかなー?」 結婚して4年。たしかに歳は取りましたが、毎日のように「劣化」「低レベル」と言われて嫌な気持ちにならないわけがありません。 「女は年を取ったら価値を失っていくけど、男の場合は渋みが出てきて良い味になるからな」「俺は出世が約束されたエリートだから、部下の女の子たちからも理想の男性だって言われてるし」と自慢気に話す夫。「お世辞って知ってる?」と言いかけましたが、私は慌てて口をつぐみました。 夫のまさかの発言1週間後――。 いつもより早く仕事が終わった私は、休みの夫に「久々に外食しない?」とメッセージを送りました。すると、「今日は19時までの予定だっただろ?」「せっかく1人の時間を満喫してたのに……」と文句たらたら。 「そんなに外食したいならお前1人で行けよ、ババアを連れて歩いても楽しくないだろ」と言う夫。 さすがの私も「あなただっておじさんじゃない、女性の年齢をいじったりするのは良くないと思う」「そういうのを会社で言ったらハラスメントになってしまうわよ?」「女の子にちょっと褒められたくらいで調子に乗って……私の年齢を悪く言う前に、4年で10kg以上太った自分自身をどうにかしなさいよ!」と言い返しました。 「うるせえ!ババアなんかに言われたかねーよ!」「女は25過ぎたら価値なんかないくせに!」「お前なんかもういらねぇ!もう帰ってくんな!」と夫。 そして、宣言通り、夫は私を閉め出したのです。鍵は換えられていなかったものの、チェーンで入れないようにされていました。さらに、私の荷物が玄関の外に放り出されていたのです……。 仕方なく、私は自分の荷物を持ってホテルに宿泊。1週間経っても夫がへそを曲げ続けていたため、ウィークリーマンションを借りてそこで一人暮らしを始めました。 何も知らない夫1カ月後――。 別居中の夫に、「話したいことがあるから、家に帰ってもいい?」とメッセージを送りました。 「お前もう帰ってこなくていいよ」「新しい嫁くるからw」「離婚届ももう出したからなw」「あんた何も知らないんだねw」 私は離婚届にサインした覚えはありません。どうやって出したというのでしょうか。 私の疑問はさておき、夫は機嫌良く「前々からババアの嫁は捨てたいと思っててさ、交際してた女の子にプロポーズしたんだ」「お前と違ってピチピチの若い女の子だよ」と不倫を露呈。 「不倫なら、私が慰謝料を請求しても問題ないよね?」と聞くと、「別に良いけど?どうせはした金だろ、くれてやるよ」と夫。 「その子は昨日うちに来る予定だったんだけど、ちょっと予定がずれたみたいでさ~」とメッセージを連投し続ける夫。 本当に何も知らないようなので、私は真実を教えてあげることにしました。 「どれだけ待っても不倫相手なら来ないわよ?」「もう連絡すら取れなくなってるんじゃないかしら?」 この1カ月間、私がおとなしくしているとでも思っていたのでしょうか。私は夫の会社の人に聞き込みを続け、不倫相手を特定したのです。そして、不倫相手の帰宅時間を見計らって待ち伏せし、直接話を聞き出しました。 彼女は今年入ったばかりの新入社員でした。田舎から上京したばかりで、右も左もわからない状態だった不倫相手。そこに下心を隠して近づいたのが、彼女の直属の上司である夫だったのです。 私が夫の妻であることを明かすと、不倫相手は泣きながら謝罪してきました。自分が何をしでかしたのかようやく気付いたのでしょう。 「なんてことしてくれたんだ!俺の計画をぶち壊しやがって!」「彼女を待ち伏せして脅すなんてどうかしてる!そんな異常なこと、頭がおかしい人間しかやらねーよ!」「そこまでして妻の座を奪われたくなかったのか?!」 別に、私はこんな男の妻の座に執着はしていません。私をさげすみ続けてきた男が幸せになるのが許せなかっただけです。 「……私の報復がこれで終わりだと思ってるの?」と送ると、夫は「何をする気だ……?」と怯えていました。 実際のところ、もうやれることは全部やりました。あとは夫が破滅していくところをあたたかな目で見守るだけです。 その後――。 夫と話す前に、私は根回しをすべて終えていました。夫の上司には「不倫相手を異動させて、夫と引き離してください……」と健気な妻を演じてお願いしましたし、離婚届のサインを偽造されたことについても弁護士に相談しました。もちろん、その後で正式な離婚届を提出しています。 不倫相手は自主退職したようですが、夫は私への慰謝料や離婚届の偽造の罰金を支払うために義両親や親族からお金を借りたようで、今でもあの会社で働かざるをえないようです。どこに行っても後ろ指を指されて肩身の狭い思いをしてるようですが、自業自得です。 一時期は元夫への憎しみにとらわれていた私ですが、最近になって新たな恋人ができました。年齢や容姿を揶揄したりしない、素敵な人です。新しい恋人との楽しい記憶で、元夫に関する記憶をすべて上書きしてしまいたいな、と思っています。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月31日結婚後、夫は会社での人間関係に疲れ、退職。私は会社員として働きながら、落ち込んでいた夫を支えていました。毎日私に「迷惑かけてごめんな」と言っていた夫。しかし、夫の父親、つまり私にとっての義父が亡くなった途端、夫の態度が豹変したのです……。仕事を辞めてから、毎日のように「迷惑かけてごめん」「俺と結婚して失敗だったよな……」と私に言い、自分自身を責め続けている夫。私は励ましの言葉をかけ続けていましたが、あまり夫には響いていないようでした。 義父の死夫と2人なら私の収入だけでも十分暮らしていけるので、「のんびり新しい仕事を探せばいいよ」と言っていた私。そんな生活が約1年続き、夫もちょこちょこ求人雑誌などを見始めるようになっていました。 そんな時、義父が亡くなったのです。 心不全で急逝した義父。夫は「いまだに無職だし、亡くなった父さんに合わせる顔がない」と言ってしぶっていましたが、「最後のお別れなんだから」と私が引きずって葬儀に向かいました。 長男である夫が喪主だったのですが、夫は呆然として立ち尽くしているのみ。手続きや葬儀の手配は、ほぼ私が行いました。 そうしてバタバタしているうちに、あっという間に2週間が経過。「今週末もお義父さんの実家に行くよね?」と切り出すと、夫は「いや、いいよ」と一言。 そして、「俺たち別れよう」と切り出されたのです。 夫の本音は…義父が亡くなったショックから立ち直れていないのか、と不安になった私。いつものように「別に迷惑かけられたなんて思ってないよ……?」と言うと、夫はいつになく明るく「お前ってさ、ほんと馬鹿だよな~」と言い出したのです。 「俺、落ち込んでるようにちゃんと見えてた?」「お前、結構給料いいじゃん?だから俺が働かなくてもいいかもって思って、仕事やめちゃったんだよね~」 一瞬ぽかんとしたものの、私は「元気なら良かった……」と返してしまいました。すると、夫は「お前の取り柄ってやさしいとこだもんな」と笑いました。 「でも、離婚は決定だから」と夫。 「もうお前に愛情ないんだよな」「父さんの遺産が入るし、一緒に居る必要ないから離婚で」「いいけど、後でたよらないでね」「は?頼るわけないだろw」 仕事ばかりしている私に魅力を感じなくなったと言う夫。私が母親のようにあれこれうるさいことも気に入らなかったようです。これからは義父の遺産で自由に暮らしていきたいとのことでした。 さらに、「俺、他に好きな人いるし」と言い出した夫。この一言で私は打ちのめされてしまいました。そして、私たちはそのまますぐに離婚したのです。 やり直せない2カ月後――。 元夫から「最低な離婚をさせて悪かった」「一番幸せだったのはお前と一緒に過ごした時間だったってことにやっと気づいたんだよ」とメッセージが届きました。 はぁ? この一言に尽きます。離婚直後はショックで悲しみに暮れていた私。しかし、ちゃんと考えてみると、夫は最低なクズ野郎です。私と一緒に居た時間……つまり、私が働いている時間にぐーたら過ごして、他の女と不倫しているのが幸せだった、なんて言えるんですからね! 元夫のことを考えれば考えるだけ、腹が立ちます。と同時に、なんて無駄な時間を過ごしてしまったんだろう……という虚無感も。 「お義父さんの借金も相続しちゃったんでしょ?」「お金に困ったから私に連絡してきたってところ?」と聞くと、「知ってたのか!?」と元夫。 義父は生前、私に「借金があるから遺産は放棄しろ」と言っていたのです。しかし、遺産相続の手続き前に離婚したため、言うタイミングを逃してしまった私。元夫は義父の借金を背負って生きていく羽目になってしまったのです。 元夫に借金が発覚してから、不倫相手も姿をくらましたそう。「やっぱり俺のことを一番に理解してくれるのはお前だ」「女は若ければいいってもんじゃない、包容力があってやさしいお前みたいな人が一番だ」と私に甘い言葉をささやく元夫。しかし、もうその手には乗りません。 「もうあんたに愛情ないんだよね」とだけ言って、メッセージのやり取りを打ち切った私。その後も「俺を見捨てないでくれ!」「ちゃんと働くから!」「どうかもう一度俺と共に人生を歩んでください……」などのメッセージが届いていましたが、私は無視し続けました。 3年後――。 今、元夫がどうなっているかは知りません。しかし、元夫が相続した義実家は、売りに出されていました。きっと借金の返済のために売却せざるをえなかったのでしょう。 ずっと支えてきた夫に裏切られたショックはなかなか消えませんでした。しかし、幸運なことに、もう一度だけ信じてみてもいいかな、と思える人に出会えました。今は結婚は考えられませんが、私自身も内面をもっと磨き、お互いを支えられる関係であり続けたいと思っています。 もし、義父があの時に亡くなっていなければ、私はずっと元夫を信じ続けていたでしょう。元夫との関係を断ち切るきっかけを作ってくれた義父のお墓参りには毎年行っています。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月31日