俳優の山崎育三郎が、ストリーミングサービスを利用した生配信ライブ『山崎育三郎 Special Live “YOU & I” 〜 ねぇ、僕だよ? みんなのプリンス 〜』を開催することが26日、明らかになった。現在放送中の連続テレビ小説『エール』(NHK総合 月曜~土曜8:00〜)では、オペラ「ドン・ジョバンニ」や「故郷」を美声で披露するプリンス・佐藤久志役を熱演、今夏スタートのドラマ『私たちはどうかしている』(日本テレビ系 毎週水曜22:00〜)では、ミステリアスな多喜川薫役を演じる山崎。新型コロナウイルスの影響により、主演予定だったミュージカル『エリザベート』公演も中止となってしまったが、7月18日日に初の生配信ライブを開催する。マチネ(15:00〜)とソワレ(19:00〜)で内容を変え、“エール”を込めたライブを届けるという。チケット代は各2,500円(税込)で、オフィシャルファンクラブ会員限定で撮りおろしの「特典ライブフォト」と「動画メッセージ」が見れる特設ページも公開される。○山崎育三郎 コメント今回の新型コロナウイルスの影響で、僕自身もミュージカル、コンサート、ディナーショー、イベント、様々なエンターテインメントが次々と中止になり、ステージ上で歌を歌う機会を多く失いました。どうにか今の状況の中で歌を届けたいという思いから、初めて生配信でのライブをやらせて頂くことになりました。ピアニストには多彩なアレンジと繊細かつドラマティックな演奏スタイルを持つ、宗本康兵さんによるグランドピアノでの生演奏。セットリストには、出演ミュージカル作品の楽曲、ディズニー楽曲、オリジナル楽曲、更に今回は朝ドラ『エール』が放送休止期間に入ってしまうため、佐藤久志がドラマで歌っている楽曲など、幅広い音楽を届けたいと思います。オンライン上で、皆さんからのコメントを読み上げ、リクエストに応えて即興で歌うシーンも考えています。
2020年06月26日子育てにおけるキーワードとして頻繁に見聞きする「ほめて伸ばす」という言葉。ただ、株式会社子育て支援代表取締役であり日本アドラー心理学会/日本個人心理学会正会員でもある熊野英一さんは、「ほめて伸ばす」子育てに潜む危険性を指摘します。アドラー心理学に基づく子育てでは、ほめるのではなく、「勇気づける」ことが大切だとされているのだそう。その理由とはどんなものでしょうか。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカット)親子の信頼関係を壊す、子どもを操作しようとする「下心」アドラー心理学に基づく子育てでは、「ほめない」ことを大切にしています。その代わりに、子どもを「勇気づける」のです。こう言うと、「ほめることで子どもは伸びるのではないか」と思う人も多いでしょう。「ほめ言葉」が駄目だという意味ではありません。大切なのは、親の声かけのなかに「下心」をもたないこと。子どもをほめるときには、どこかで「子どもを自分の思い通りにしよう」という「操作」の下心が入りやすくなるものです。「いい子だから早く寝ようね」「こんなに勉強ができてすごいね!」と言って子どもをその気にさせようとする。そういった操作の下心があると、子どもとの信頼関係をきちんと築けなくなります。なぜなら、親の下心を子どもは敏感に察知するからです。最初は、子どももよろこぶでしょう。お父さんやお母さんから「いい子だね」と言われて嬉しくない子どもはいません。でも、親の下心は、表情やしぐさなどどこかににじみ出るものですから、そのうち必ず子どもにバレます。自分に置き換えて考えてみてください。仕事相手でもプライベートの知り合いでも、妙にお世辞を言うなどしてあなたのことをうまく転がそうとしてくるような人間と、いい関係を築けると思うでしょうか?そんなことはないはずです。ほめすぎることが子どもの人格形成に与える悪影響また、下心をもっているかどうかは別として、子どもをほめすぎることは、子どもの人格形成に悪影響を与えることもあります。ひとつは、「ほめられないとなにもしない子どもになる」ということ。ほめられることが当たり前になるために、ほめてくれないのなら勉強もしない、部屋の片づけもしない、といったことになります。また、「指示待ち人間になる」というのも、ほめすぎることが子どもに与える悪影響です。なぜなら、ほめるという行為の前提は、上下関係があるということだからです。子どもをほめすぎることは、「親は上に立って命令し、結果を評価する人であり、子どもは言うことを聞いたり親に依存したりして、その評価に左右される人」という関係をつくってしまう。その関係のなかで、子どもは指示待ち人間になっていきます。そして、最終的には子どもが「勇気を失ってしまう」ことにもなる。子どもを大げさにほめすぎるような親は、反面、子どもがちょっとしたミスをしたようなときには必要以上に叱りがちです。そういう親は、子どもが勉強の基本問題で正解できたようなときにも「わあ、すごい!」なんて大げさにほめ、「あなたは頭がいいから、応用問題もやってみようか」とけしかけます。でも、子どもは「基本問題だけでいい」とチャレンジから逃げてしまう。なぜなら、難しい応用問題でもいい結果を出せなければ、叱られることを知っているからです。ほめられないとなにもしない、自分で考えて行動できない、チャレンジする勇気がない――そんな子どもが、将来、自立した人生を歩んでいけるでしょうか?答えは考えるまでもなく「NO」ですよね。子どもを認めることが、子どもに「勇気」を与える大切なのは、ただ子どもをほめることなどではなく、子どもをひとりの人間として信頼してリスペクトすることにあります。もちろん、親と子、大人と子どもという立場の上下は存在する。でも、親子でコミュニケーションをするときには、縦ではなく横の関係であるべきです。それは、子どもを「認める」、子どもに「共感する」ことであり、そして子どもを「勇気づける」ことにつながります。テストで100点とったかそうではないのか、スポーツでいいプレーをできたかそうではないのか――そういった子どもがやったことの結果ではなく、子どもの気持ちに関心を寄せるのです。仮に結果がよくなかったとしたら、悔しさや恥ずかしさなど、子どもはさまざまな気持ちを抱いています。その気持ちに共感して寄り添うのです。そして、「じゃ、今度はどうしようか?」「なにか手伝えることはある?」と親が伴走してくれたなら、子どもにとってこれほど頼もしいことはない。きっと子どもは「よし、もう一回やってみよう!」という勇気を手にすることができるはずです。このように、子どもがなにかに失敗した場面でなら、「認める」「共感する」「勇気づける」ための親の振る舞いはイメージしやすいものでしょう。でも、逆に子どもがなにかに成功した場面ならどうでしょうか?それこそ、手放しでほめたくなるものですよね。下心のないほめであればいいですが、やはりほめることに重点は置かないようにしましょう。ほめてあげるよりも、もっと子どもを勇気づけるのは、「自分の気持ち」、そして「感謝」を伝えることです。子どもが打ち込んでいるなにかでしっかり結果を出した。そのとき、お父さんとお母さんから、「すごく嬉しいよ、ありがとう!」と言われた――。それこそが、子どもにとって最高の勇気づけです。『アドラー式働き方改革 仕事も家庭も充実させたいパパのための本』熊野英一 著/小学館(2018)■ 株式会社子育て支援代表取締役・熊野英一さん インタビュー記事一覧第1回:「○○ファースト」がポイント!アドラー心理学で親子間のコミュニケーションがうまくいく第2回:大事なのは我が子を無条件で信じる「信頼」。「信用」しかできないのはとても危険第3回:子育てでは“ほめないこと”が大切なわけ。アドラー流・子どもを「ほめずに勇気づける」方法第4回:つい叱りたくなるときでも、親は「インタビュアー」になれば落ち着いて我が子に向き合える(※近日公開)【プロフィール】熊野英一(くまの・えいいち)1972年1月22日生まれ、フランス・パリ出身。株式会社子育て支援代表取締役。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。メルセデス・ベンツ日本人事部門に勤務後、米国Indiana University Kelley School of Businessに留学(MBA/経営学修士)。製薬企業イーライ・リリー米国本社及び日本法人を経て、保育サービスの株式会社コティに統括部長として入社。約60の保育施設の立ち上げ・運営、ベビーシッター事業に従事。2007年、株式会社子育て支援を設立し、代表取締役に就任。日本アドラー心理学会/日本個人心理学会正会員。主な著書に『アドラー式子育て 家族を笑顔にしたいパパのための本』(小学館)、『アドラー子育て・親育て 家族の教科書 子どもの人格は、家族がつくる』(アルテ)、『アドラー子育て・親育て 育児の教科書 父母が学べば、子どもは伸びる』(アルテ)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年06月16日ほめるタイミングを発掘するいつほめるのか?と言うと、一般的には何かを達成したときが多いのではないでしょうか。約束を守ったとか、お手伝いをしたとか、何かを頑張ってやり遂げたとか。だけど多動衝動かつ、こだわり屋なむっくんには、そうそうそんなタイミングは訪れません。そこで我が家ではほめるタイミングを攻めの姿勢で探します。希少動物の撮影隊気分で、暮らしの中で奇跡の一瞬を狙うのです。Upload By ウチノコ自宅で冷房や暖房をつけているとき、このようなやりとりはありませんか?Upload By ウチノコこれ、閉めていないときに声をかけてしまいがちですが、「閉めて」と注意を繰り返しても進展はありません。そこで、我が家ではうっかり閉めてしまった。そんなつもりはないが、偶然ドアが閉まった。そんなときにすかさず声掛けをするよう努めています。Upload By ウチノコむっくんがドアを閉めてくれる、もしくは偶然閉まるなんて滅多にないことです。そこを見逃さずほめるのです。2年半ほどこのような声掛けを繰り返したところ、ついに!Upload By ウチノコ私がほめ忘れても自画自賛できるようになりまして。時々、ドアを閉めてくれるようになりました。時々でも、ドアに意識が向くというのは成長したということ。他にも偶然の好ましい行動を見逃さず、「今できていたね!」とむっくんに言葉で伝えることを心がけています。そしてあわよくばその行動が増えたらいいなぁと下心満載でむっくんを見つめています。Upload By ウチノコ物事はプラスとマイナス、考え方次第でどちらにでも捉えられるものです。そこでむっくんの行動をできるだけポジティブに捉えるよう意識しています。例えばお茶碗に2口残ったご飯に対しては…Upload By ウチノコほめるとは少し違うかもしれませんが、むっくんの行動をそのまま言葉にしながら、私のポジティブな感情を伝えます。少し強引だな、もはや屁理屈だなと自分で笑ってしまうこともありますが、それでもむっくんは認めてもらえたと受け取るようで、ご機嫌になるものです。するとほかの場面でも好ましい行動が増えてくるので「ほめパワー」ってすごいなぁと感じています。強引にほめてみた事例集Upload By ウチノコUpload By ウチノコUpload By ウチノコUpload By ウチノコUpload By ウチノコUpload By ウチノコUpload By ウチノコほめようと思えばいつでもほめられるもの。強引なほめ方でも、ほめのハードルがとーーっても低くても良いのじゃないかと私は思っています。プラスの声かけをした後は親子がお互い満たされるように感じることがあり、ほめるって結構いいなと思ったりするのです。ほめるか否かは大人次第子どもと暮らしていると、つい好ましい行動をスルーしてしまい、好ましくない行動に注目してしまいがちです。だけど怒られる、注意されることは、子どもにとって不愉快でしょう。不愉快になればますます不適切な行動も増えて来るもの。一方ほめられる、認められることは心地よく、時間はかかりますが、確実に適切な行動が増えてきます。ネガティブな声掛けをすることで始まる負のサイクルに進むのか。ポジティブな声掛けをすることで始まる正のサイクルに進むのか。大人の声掛けの仕方が子どもの行動を左右します。Upload By ウチノコ子どもが大人を怒らせているのではなく、大人が自ら怒ることもしくはほめることを選んでいるのです。子どもに変化を望むとき、まずは大人側が変化する必要があると私は思うようにしています。特に問題行動は注目しやすい上に、終えたタイミングは必ずプラスの声掛けができる貴重なほめチャンス!今日一日怒ってばかりだった!そんな日は貴重なチャンスを見逃したのかもしれません。自分もほめる子どものころ叱られることが多かった私は、意識しないとほめ言葉が出てきません。プラスの声掛けができない…と自己嫌悪で落ち込むこともあります。だけどそんな時こそ「強引にでもほめる」、「プラス思考を忘れない」を思い出してできていないということは、伸びしろがたっぷりある。のかも!「まだまだ私も成長できるってことだな!」と、自分自身にもプラスの声掛けを心がけてみるようにしています。もしかしたら自分自身をプラスに受け止め、ほめることこそ、子どもをほめるための第一歩なのかもしれません。Upload By ウチノコ
2020年06月08日カレのテンションを上げたり、会話で喜んでほしいときに手っ取り早いのは、カレをほめること!でもいつも同じことをいっても面白くないので、バリエーションをたくさん持っておいて、彼のツボを押さえた褒め方をしたいですよね。そこで今回は、男性がほめられると喜ぶ4つのポイントをお伝えします!■知識の豊富さ多くの男性がほめられたいと思っているのは、やはり「頭の良さ」ではないでしょうか。あなたの知らないことを教えてくれたら、すかさず「本当に物知りだよね」とほめてみましょう。続いて、「いつもなんでも知ってるからびっくりするよ」などとたたみかければ、カレは鼻高々に。次からは、あなたがわからないことがあって困っていても、すぐに教えたり調べたりして助けてくれることでしょう!■車の運転技術カレが運転をしてくれる場面が多いのであれば、そのテクニックをほめるのも喜ばせる方法です。昔から、運転や車はカッコいい男というイメージがありますよね。「あなたの運転だと安心して眠くなっちゃう」「すごいね、わたしだったらこんな狭いとこ怖くて走れないよ~」など、具体的にほめるとよりカレの心に響くでしょう。運転してくれた感謝も込めて、時々はほめてあげるといいですね。ただし、あまりにほめ過ぎて、調子に乗った彼が事故を起こさないように注意してくださいね。■身体のパーツ女性同様、ルックスを褒められるのはうれしいみたい。日ごろからトレーニングをしているなら、特に自信のあるパーツをほめるてあげましょう。カレが着替えているときに「ちょっと、そんな良い身体見せられたらドキドキしちゃうよ!」なんて冗談めかしていうのも盛り上がりそう。また鍛えているわけではないカレでも「あなたの指ってきれいだよね」「この柔らかい髪の毛が好きなんだ」なんて、具体的に好きなところを挙げましょう。さりげなく、でも具体的に伝えると本気感が伝わり、ドキドキすること間違いなし。■持ち物などのセンスファッションや持ち物などに自己流のこだわりを持っている場合は、そのセンスをほめてあげましょう。「その財布、すごくおしゃれだね」「今日の服装、あなたにぴったりのイメージで素敵」と、カレを見て、目についたものからほめてみてもいいですね。機械に強いカレなら、「そのスマホ、新しい機種だよね?」「いつも使ってるイヤフォン、こだわりがありそうだね」など、持っている電子機器や家電に目をつけても良さそうです。自分のこだわりを話し始めたら、しっかり話を聞いてあげましょう!■ほめ上手は円満の秘訣?ほめられると誰でも気分や機嫌が良くなりますよね。人を喜ばせることは、重要なコミュニケーションのひとつともいえるのです。カレをたくさんほめて、円満なカップルでいてくださいね。(tummy/ライター)(ハウコレ編集部)
2020年05月31日男子は、女子にほめられるとテンションが上がる生き物。デートのときにはりきってプランを練ったり、サプライズしてくれたりするのも、彼女に「ほめられたい」からでしょう。その男性心理を逆手にとって、恋愛に活かしてみるのはどうでしょうか?彼がほめてほしいポイントを押さえることで、彼はあなたにコロリと落ちる可能性大です。そこで今回は、彼の血液型別に「男性が女性にほめられたらうれしいこと」をご紹介します。■ A型男子の彼は…様々な状況に対応できる「段取り力」をほめてA型男子は、真面目なしっかり者。なにごとも準備万端にしてからのぞみます。そんな彼の「段取り力」はピカイチ!恋愛においても、デートの前には雑誌やネットでキチンと情報を集め、あなたを喜ばせるデートコースをしっかり考えてくれます。ぱっと見、目立たないかもしれませんが、彼の入念な準備と段取り力は、一緒に過ごすうえでとてもありがたいもの。しっかりと感謝し、ほめることで、彼も達成感を感じて喜んでくれるでしょう。あなたに対しても、尽くしがいを感じるはず。■ B型男子の彼は…人を惹きつける「コミュニケーション能力」をほめてB型男子は、コミュニケーション能力がバツグン。話題が豊富で人柄もよく、誰とでも親しくできるユーモラスな性格の持ち主です。周囲の人たちにも愛されるでしょう。彼がなにか事業を行うときには、たくさんの協力者が現れそう。そんな彼のコミュニケーション能力をたくさんほめてあげましょう。「すごいね」「なかなかできないよ」といったあなたの言葉に嬉しくなり、あなたとの恋愛においても、得意のコミュニケーションで一気に距離を縮めてくれますよ。■ O型男子の彼は…リーダーシップと「見せない努力」をほめてO型男子は、情熱的でエネルギーにあふれる性格。周囲を引っ張っていけるリーダータイプです。仕事でもデートでも決断力が光り、男らしさと頼りがいを感じるでしょう。ただ、彼はソツなくこなしているというよりも、本当はかなり頑張っているタイプ。その頑張りを、周囲に見せないようにしているのです。そこで、彼の努力をほめてあげましょう。「ありがとう」といった感謝の言葉だけで、彼は大きな達成感と喜びを感じるはず。また、彼は「デキる男」と思われたいと感じているので、「○○君ってすごいね」などのほめ言葉にも弱いでしょう。恋愛においても、あなたを喜ばせるためにあれこれと努力してくれるサービス精神旺盛な彼。惜しみなく愛を注いでくれるでしょう。■ AB型男子の彼は…器用さと多才さで「さりげなく」デキるのをほめてAB型男子は、A型とB型の性質を両方持ち合わせるマルチな才能の持ち主。そのため、何でも器用にこなし、人づきあいも上手です。何でもサラッとこなすのに、それを自慢しないところもポイント高し。まさに「さりげなく」デキる男なのです。そんな彼の魅力に気がつき、「スマートだね」「紳士的!」とほめてあげましょう。シャイな彼なので、かなり照れてしまうかもしれませんが、内心ではガッツポーズ。恋愛においても、困っているあなたをさりげなく助けてくれたり、距離を縮めてきたりと、「デキる男」っぷりを発揮しそうです。■ 男子は女子にほめられると成長する!どんな男子も、女子からほめられると嬉しいですし、やりがいを感じるもの。ほめられることでやる気を出し、さらにその魅力がグレードアップするでしょう。あなたが彼を褒めることで、さらに「デキる男」へと成長させていけるのです。ほめることで、恋愛関係が一歩進展するはず!日常会話の中にさりげなくほめ言葉を挟むだけでいいので、ぜひ実践してみてくださいね。(脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年04月15日今年で25回目を迎える「横浜ダンスコレクション」。今年のプログラムでは、2017年の同コレクションのコンペティションIで審査員賞を受賞した黒須育海が率いる「ブッシュマン」が世界初演となる新作「けむりでできたぞう」を上演。黒須育海に新作披露への意気込み、そして横浜ダンスコレクションの意義について話を聞いた。【チケット情報はこちら】まず今回の新作「けむりでできたぞう」について。「動物の象は、重くて大きくて、ものや人を運んだりする。どこか哀しいイメージで、僕の中で、人間に使われているという印象がすごく強いんですよね。一方で煙は象とは真逆の軽くてフワフワしたイメージ。『重いけど軽い。軽いけど重い』――そんなイメージでこのタイトルをつけました。コンセプトとしては、いままで自分が作ってきた作品は、人間の欲望や本質、感情的なものを元に、そこから広げていったものが多いんですが、今回はもう一歩、“外”の視点を取り入れて、社会問題だったり小説などから情報を取り入れて作っていきました」2015年には横浜ダンスコレクションで、香取直登との共作でシビウ国際演劇祭賞、Touchpoint Art Foundation賞をW受賞。そして2017年には単独で審査員賞に輝いたが、黒須にとって横浜ダンスコレクションは多くの若いダンサーにとってそうであるように「ひとつの大きな目標」であったと同時に、もうひとつ、ある強い思いを抱いていたという。「当時、僕は常勤の教員をしていたんですが、若いダンサーにとって、ダンスというのはフリーターなどで何とか生活しながら続けていくものという認識があって…、でもそうじゃないだろうって思いをずっと持っていたんです。日本でダンスをする方法として、ちゃんと働きながらでも続けていけるということを結果を出して示したいという思いがありました」まさに結果でもって、新たな道を切り拓いたわけだが、改めて黒須は横浜ダンスコレクションを「その時代、その年ごとに合った新しいダンスが発掘されていく場」であると語り「日本だけでなく海外からも多くのダンサーが参加して、新しい時代のダンスを味わうことができる。自分も含めて新たな作品を作り続けて、提示していくことが大事だなと思っています」と意気込みを口にする。2018年からは近藤良平率いる「コンドルズ」に参加するなど、精力的に活動の場を広げているが「コンドルズへの参加は刺激の極みですね。個性の塊、刺激の塊の中でダンサーとしてだけでなく舞台に立つ人間、表現者として勉強させてもらっています」と声を弾ませる。一方で、自らが率いる「ブッシュマン」は「日本のコンテンポラリーはもっといろいろな作品があっていいと思います。コンドルズのようなみんなに愛される作品は勿論大好きな僕ですが、ブッシュマンでは独特な世界観と異形な身体を発信していきたいと思います」と語る。新たな才能の発掘と共に黒須のパフォーマンスにもぜひ注目したい。「けむりでできたぞう」は2月10日、2月11日、横浜にぎわい座 のげシャーレにて上演。取材・文:黒豆直樹
2020年02月07日オンラインでの育乳講座がスタート!DMMオンラインサロンにおいて、『育乳女神みやざきやすこの「育乳+食事法」オンライン講座』がスタートする。同講座は女性限定。2020年1月6日(月)から1月14日(火)21:00まで募集を受け付ける。育乳できるブラジャーのサイズの選び方や、育乳できるブラジャーの着け方、自宅でできる個別エクササイズ、育乳食事法など、育乳するために必要なことを徹底的に学ぶことができる。回数は全6回を予定。料金は330,000円。みやざきやすこは、神楽坂でバストケアサロン『ヘブンズドア』を運営。自身のバストをAカップ以下からEカップまでアップさせた経験をもつ。参加特典をチェック!DMMオンラインサロンの『育乳女神みやざきやすこの「育乳+食事法」オンライン講座』の受講者には、1年間のフォロー、個別育乳診断などの特典が用意されている。ヘブンズドアで施術を受ける際にはメンテナンス料金が適用される。育乳したい人や、バストを残したまま痩せたい人や、バストケアの正しい方法を身に付けたい人などは受講を検討してみてはいかがだろうか。講座の詳細はDMMオンラインサロン及びヘブンズドアのホームページを確認。(画像はみやざきやすこオフィシャルブログより)【参考】※みやざきやすこオフィシャルブログ※ヘブンズドア※DMMオンラインサロン
2020年01月09日密かに自慢に思っている部分についてほめられたら、誰だって悪い気はしないですよね。特に日常的にケアしていたり、鍛えていたりと、努力して磨き上げた部分であれば、なおのことうれしいはず。そんな男性の「ほめポイント」を上手に探り当てることで、初対面でもグッと好感度を上げられるかもしれません。今回は、女性にほめられてうれしかった「身体のパーツ」について、男性たちにインタビューしました!■スラリとした足の長さ「普段は履かないスキニーパンツを履いたら『スタイルいいね!モデルみたい!』と言ってもらえた。細いのがコンプレックスだったけど、女の子にほめられると悪くないかもと思える」(25歳/飲食業)スリムな男性には足の長さをほめるのが有効です。「スマートだから着こなしも抜群だよね」など、スタイルのよさと合わせてファッションセンスもほめれば、より喜んでもらえるでしょう。ただし「ひょろ長い」「痩せてる」などのワードはコンプレックスにつながる可能性もあるため、使わないほうが無難です。■顔をほめられるとやっぱりうれしい「合コンなどで初対面の子にイケメンと言われると単純にうれしい。俳優の〇〇に似てる!とか。わざとらしくない感じでほめられたら、テンションが上がります」(29歳/銀行員)やはり顔のよさというのは、ステータスとして根強いものがありますよね。イケメン!ともてはやされれば、誰しもうれしくなるでしょう。顔の中でも目元や鼻筋など、さらに細かいパーツをじっと見つめながらほめたら、相手はドキドキしてしまうかも。■肌のきれいさは努力の証「学生時代に肌荒れして以来、スキンケアだけはちょっと気にしてるので、ほめられると頑張ってよかった~と思う。美肌だと『若く見える』とも言われるのが地味にうれしい」(33歳/設計士)美意識の高い男性って、スキンケアも手を抜かないですよね。ツルツルのお肌は男女問わず魅力的なポイント。日々の努力なくして美肌は手に入らないので、その頑張りをほめましょう。その際「どんな化粧水使ってるの?」など、同性扱いするような質問は気を悪くする場合もあるため要注意。■胸板、腕、お腹などの筋肉「好みの子に腕や胸板を触らせて!って言われるとテンションが上がるし、いくらでも触っていいよー!と調子に乗っちゃいます。筋肉やガタイのよさをほめられたら弱いので…」(27歳/自衛官)日常的に身体を鍛えていそうな男性に最も効果の高い「筋肉ほめ」。定番のほめ言葉ではありますが、こういう男性は「男らしい」と憧れの眼差しを向けられることにステータスを感じるようです。ただし、露骨にほめすぎて「身体しか見てないな…」などと誤解されないよう、トレーニングのこだわりなんかも併せて聞くといいかも。そうすれば好感度アップ間違いなし?■身体はサラッとほめるのが◎男性の身体についてほめる際は、的外れなお世辞を言ってコンプレックスを刺激しないようにするのが大切!また、あまり大げさにほめると逆効果になりかねません。素敵と思ったことをさりげなく伝えたら、きっと喜んでくれるでしょう。本人が大切にしていそうなことを見抜きつつ、的確に言葉を選ぶ「ほめ力」を培うことを意識してくださいね。
2020年01月07日歌手で俳優の山崎育三郎が11日、東京国際フォーラムで番組イベント「ニッポン放送 『山崎育三郎の I AM 1936』presents THIS IS IKU 2019~ 男祭 ~」を開催した。山崎がパーソナリティを務めるラジオ番組『山崎育三郎のI AM 1936』(ニッポン放送/毎週土曜21:30~22:00)から誕生した同イベントは、今年で2年連続の開催となる。今回は「男祭」と題し、ホストを務める山崎と多彩な男性ゲストが一夜限りのコラボレーションを実現した。1組目のゲストとして登場したのは、ダンス&ボーカルユニットの超特急。11月20日リリース予定の最新曲「Revival Love」を歌い上げると、5,000人が詰めかけた満員の会場は大歓声に包まれた。超特急は、山崎が出演した2016年のドラマ『お義父さんと呼ばせて』(フジテレビ系)のエンディングテーマを担当。メンバーのリョウガはドラマにウェイター役として登場し、山崎と共演も果たしている。その時のことを振り返って山崎が「どんなセリフだったっけ?」と質問すると、リョウガは「おまたせしました……」とくぐもった声で演技を披露。これを見た他のメンバーからは「なんでテンション低いの?」と突っ込まれ、山崎も「あまりうまくなってないね」と言って笑っていた。トークのあとは、山崎のカバーアルバム『MIRROR BALL’19』の中から、「お祭りマンボ」と「フレンド・ライク・ミー」を、山崎&超特急のメンバーがコラボで披露。歌い終えると山崎は「最後は超特急の楽曲を一緒に歌って踊ろうかなと思います」と言い、「やっぱり僕らの出会いの『お義父さんと呼ばせて』の主題歌を」として同ドラマのエンディングテーマ「Yell」を歌い上げた。2組目のゲストは、お笑いコンビ・ロバートの秋山竜次。音楽デュオ・CHAGE and ASKAの代表曲「YAH YAH YAH」を2人で歌ったほか、山崎のムチャ振りによって、「天才子役・上杉みちくん」「グローバルTPS物語」「赤ちゃんの泣き方」「雰囲気で北欧の酒場」など秋山の十八番ネタが次々と披露され、会場の笑いを誘っていた。3組目のゲストとしてステージに上がったのは、昨年も同イベントに登場した歌手の龍玄とし(Toshl)。昨年は、山崎とのデュエットで楽曲『美女と野獣』のベル・パート(女性パート)を歌い上げた龍玄としだが、今年はディズニー映画『アラジン』の楽曲「ホール・ニュー・ワールド」のジャスミン・パート(女性パート)を熱唱。山崎と美しいハーモニーを披露し、会場を魅了した。また、10日が54歳の誕生日だった龍玄としへ、山崎からサプライズでバースデーケーキが贈られる場面も。山崎が「お友達のケーキ屋さんに電話して用意してもらいました」と説明すると、龍玄としは「えっ、ほんとですか!?」と喜びをあらわに。実際にケーキが登場すると、大のスイーツ好きとして知られる龍玄としは「わぁ、すごいうれしい! ちょっと変になってしまう!」と喜んだ。最後には、超特急と秋山が再登場し、全員で「お祭りマンボ」を披露。イベントの最後に山崎は「大型の台風が来ている大変な時にお集まりいただき、本当に感謝しています」とあいさつ。「今日帰るまでが『THIS IS IKU』なので、皆さま気を付けてお帰りください!」と観客を気遣いつつ、「また皆さまと再会できることを楽しみにしています。本日はありがとうございました!」とお礼を言って締めくくった。
2019年10月12日まずは「手洗い・あいさつ」の習慣づけを0歳の頃から保育園に通っていたわが子。私のずぼらでいい加減な性格も相まって、「保育園でちゃんと1食食べているからいいでしょ」とあまり食にこだわりがありませんでした。しかし、最近小さいお子さんをもつママから食事について質問されることも多く、さすがにわが家流をお伝えしていてはダメかなと、子どもが小さいうちに気をつけるべきことについて、食育インストラクターに聞いてみました。開口一番に出てきたのは、「まずは手洗いとあいさつが大事!」「え?」ちょっと拍子抜けしてしまいました。それなら、わが家もできているかも…。これが食育で大事なこと?という気もしますが、「食べる」にあたって大切なことをきちんと「習慣づける」ことが重要なのだそうです。色だけ気にして栄養面クリア!そして、私が一番知りたかった栄養面で大切なこと。ちょっと気にするだけで、栄養面での偏りが改善されるというポイントを教えてもらいました。私はあまり細かいことを言われるとやる気をなくしてしまうので「ちょっと」が大事…きっとそう感じるのは私だけじゃないはず!栄養管理という点で大切なことは、「毎食における3色を気にすること」だそう。3色の具体例は以下の通り。赤=タンパク質(肉・魚・大豆・卵など)黄色=炭水化物(ご飯・パン・麺・芋類)緑=ミネラル(野菜・くだもの・きのこ・海藻類)これらをひとつずつ取り入れたメニューにする、それだけ!この3色が頭に入っていれば、組み合わせを変えるだけでメニューのバリエーションは多種多様にアレンジできます。たとえば、オムライスやピザは、1品で3色揃っているので、メニューを考えるのがめんどうな時にいいですね。特にピザは手づかみメニューとして小さい子にもおすすめとのこと。もし、あともう1色、ちょっと足りないなという時には、こんなものを1品プラスしてみてください。赤:納豆、目玉焼き黄:ふかし芋や焼き芋緑:野菜やきのこ炒め何はともあれ、みそ汁をプラス基本メニューは、「主菜・副菜・汁物」という3種で考えるそうですが、栄養面で心配な時は、汁物を具だくさんみそ汁にするといいそう!みそ汁の具は、野菜だけでなく、肉でもで魚も何でもOK。食材の組み合わせで、洋風にもできるので、ひと言でみそ汁と言ってもバリエーション豊富です。特にささっと済ませたい朝ごはんは、具だくさんにすることで副菜と汁物をひとつにできてしまうし、お腹も満たされて、洗い物も減るというメリットも。何よりも、家族で楽しい食事タイムなにはともあれ、食事の時間は、「楽しい」「おいしい」と笑顔になれる環境づくりを心掛けることが一番。子どもが野菜嫌いなのは、「苦い=毒」という生き物本来の防御作用が働くからなのだそう。まわりの大人がそのあたりの不安を取ってあげることが大事で、食べなくても「まだ慣れていないだけ」と思って、出し続けて、「おいしいね〜!」とたくさん語らいながら徐々に食べられること目指しましょう。「苦い=毒」という思い込みから、「毒ではない」という理解にかわり、そのうちに嫌いな野菜も食べられるようになるそうです。どんなに小さい赤ちゃんでも、親の顔を見ているので、親がニコニコしながら「おいしい」と食べている様子を見て、初めての食材にも安心して挑めたり、「おいしいね」の語りかけで、「毒」だと判断してしまう食材も、毒ではないという理解に変わっていくようです。今回お話を聞いて、栄養面は色とみそ汁でクリアできると知り、気持ちが軽くなりました。そして、これからも食事タイムを「楽しい」「おいしい」と笑顔になれるような環境づくりを心掛けていこうと思います。取材先:食育インストラクター蛯名智子さん<文・写真:ライター鳥山由紀>
2019年10月05日「ほめ写プロジェクト」とは写真を使って子どもをほめることで、子どもの自己肯定感を高める新たな子育て習慣を発信、啓発する活動。先日、東京地区のセミナーが開催され約90組の参加者が集いました。今回は「ほめ写」(ほめしゃ)の始め方や、ほめるコツについてお伝えします。■ 子どもが自分に自信を持つには?Pangaea / PIXTA(ピクスタ)子育て中のパパとママは子どもが自分に自信を持ち、前向きな気持ちで毎日を過ごしてほしいと誰もが願うはず。それを叶えるポイントが「自己肯定感」を高めることです。自己肯定感が高い子は自分に自信を持ち、やる気やあらゆるシーンで積極的に取り組みます。それが他人を思いやる気持ちにも繋がります。一方、自己肯定感が低いと失敗を恐れ、挑戦をしたとしても壁にぶつかるとすぐに諦めてしまう傾向にあります。内閣府が発表した調査では先進国の中で日本の子供は自己肯定感が極めて低いという結果も出ています。ほめ写プロジェクトの調査によると90%以上のパパとママが子供の自己肯定感を育む必要性があると感じていますが、具体的に子どもの自己肯定感を高める方法がわからないと悩んでいるのが現状です。そこで始めたいのが日常的に「子どもをほめる」ことです。■ 「条件付きほめ」と「無条件ほめ」の違い、それぞれのポイントは?ほめ方には「条件付きほめ」と「無条件ほめ」の2種類あるので両方おこないましょう。条件付きほめは、子どもが頑張って何かを成し遂げた「努力」と「達成」をほめることです。教育評論家の親野智可等(おやのちから)氏登壇されたほめ写プロジェクトのキーマン、教育評論家の親野智可等氏によると、日本人は人をほめるのがとても下手だと言います。■ 「条件付きほめ」のポイントは、「部分ほめ」と「場面ほめ」「部分ほめ」は、漠然と人を見て評価するのではなく、その人のキラリと光る所を見つけてほめることなのだとか。例えば子どもの書き取り帳を見て全体的に上手な字が少なくても、その中で上手く書けた字や、部首や作りで良く書けた箇所を思いきりほめてください。(親野式ほめ方例:タテ画の天才だね!このハライがとても上手だね!)EKAKI / PIXTA(ピクスタ)「場面ほめ」は、見過ごしがちな子どもが見せる優しさや気遣いをほめること。(親野式ほめ方例:兄が弟の靴を揃えてあげた時、「お兄ちゃん優しいね~!」)親御さんは子どもへの愛ゆえに「しなきゃだめ」「しちゃだめ」とダメダメを連発してしまいがちです。しかる行為を続けると、次第に子どもは自己肯定感が低くなります。すると、自分に自信が持てなくなる、親が自分をダメな子だと思っていると感じ始めて親に愛されていないという根源的不安に陥る恐れがあり、やがては親子関係が崩壊すると警鐘を鳴らします。一方の「無条件ほめ」は努力や成果などに対してではなく、「あなたがいてくれるだけで幸せ」「大好き」と、子どもの存在そのものをほめることです。そこで、無条件に子供をほめることに活用したいのが「写真」です。■ 「撮る」「飾る」「ほめる」の3ステップがほめ写!shimi / PIXTA(ピクスタ)撮るコツ写真を撮る時は特別なシーンばかりでなく日常のシーンを撮ります。(例/習い事や縄跳びの練習、兄弟が家で遊んでいる様子など)。兄弟姉妹がいる場合は枚数や写し方を揃えること、仕事でふだん家にいる時間が少ないパパの場合はパパと子供が一緒に映っている写真を沢山飾る事が大切です。飾るコツ写真は子ども目線の高さで生活動線上に貼りましょう。お気に入りの写真はA4サイズ程度の大きめにプリントするのがおすすめ。何度も何度も目にして子どもに反すうさせます。できれば飾る写真は子どもに選んでもらいましょう。ほめ写に便利なツールなども商品化されていますので、それらを活用するのもひとつの方法です。壁に穴を空けずに壁を傷つけないフックで気軽にほめ写!左/コマンドフック壁紙用(カレンダー用)右/コマンドフック壁紙用フォトクリップホワイト共にスリーエム ジャパン株式会社製お気に入りは大きくプリントしてオリジナルパネルに。左/WALL DECOR(ウォールデコ) 右/Shacolla(シャコラ)共に富士フイルムホールディングス株式会社製ほめるコツ飾った写真を見ながら「この時はがんばったね」と努力や成果をほめると共に「大好きだよ」「生まれてきてくれてありがとう」と無条件に子どもをほめましょう。写真があると自然とほめ言葉が出てきます。■ 「ほめる」を続けるにはパパやママ自身が満たされている事も重要2人目の登壇者であるプロカメラマンの織田隆一氏。年間数百組の親子写真の撮影を通じ子どもを「ほめる」重要性について語っていただきました。ファミリースタイルフォト代表織田隆一氏ご自身は3人のお子さんを持つパパ撮影現場で上手に笑えない、撮影に応じない子どもの親御さんには共通点があると言います。それはできない子どもに対して命令口調でダメ出しをすること。叱ったり怒鳴ったりすることは、寒い日に冷たいシャワーを浴びさせているようなものだと言います。ダメ出しやキツイ言葉を子どもに向け続け押してしまうと、子どもが本能的に押し返してきます。■ イイね!をする感覚で我が子を無条件にほめるのがおすすめmits / PIXTA(ピクスタ)子どもを押すのではなくしっかり受け止め、無理にコントロールしようとしないで接することが大切で、SNSのイイね!をする感覚で我が子を無条件にほめること。子どもをほめ続けるには、パパやママ自身が満たされていることも重要と織田氏は力説。日本のママは自分の時間をほぼ子育てと育児に費やす人が多いため、なかなか自分自身の自己肯定感を育める環境にいません。ぜひ自分で自分の機嫌を良くする努力をしてほしい、とも。それが家族関係の向上につながると織田氏は言います。まずは夏休みや運動会に撮った写真を飾る事から「ほめ写」をはじめてみませんか。取材協力ほめ写プロジェクト
2019年10月02日既視感ありすぎの育児ネタをシュールなイラストにのせて描く、人気のコミックライターのふるえるとりさん。ウーマンエキサイトの連載 『ふるえるとりの育児日記』 でも、育児の「あるあるネタ」で笑いを誘うのみならず、ママたちが心の奥に抱える悩みや疑問にドンピシャでせまり、毎回多くの読者の心を鷲掴みにしています。そんなとりさんの初書籍 『母ちゃんだってほめられたい。』 が刊行されました。自らを心配性・自己肯定感低め・体力ナシと評するとりさんが、心配してふるえ、うれしくふるえながら体験した「子育てのこと」、「母親になって感じたこと」、「夫婦関係」についてつづっています。■わかりみがすごすぎて笑いが止まらない「とりさんの子育て劇場」本書には、子育て中のママなら思い当たる節のある共感ポイントが、とりさんならではの絶妙なタッチと言葉のセンスで描かれています。子どもにバレないようにと身につけた隠れ食いスキル。その何気なさはもはや名人レベル…なんてママも多いのでは!?そして電車内での困った一幕…子どもに言い聞かせているようで、ちゃっかり周りへのアナウンス。心の中では「勘弁して〜」と思いながら、ママも平常心を保つのに必死なんですよね。それでもわが子の可愛さには、勝るものはなく…愛おしすぎて、たまらずわが子の“寝息を吸引”してしまう母。ひそかな幸福の儀式、わかりすぎます…。 日々の育児で、なんとなく身についた習慣や行動、ふと感じる喜びや不安。とりさんの作品には、あまりにも何気なさすぎて言語化できない自分の想いや姿が映し出され、思わずドキリとするほど…。「これって私だけじゃないんだ!」と自分を肯定しながら笑える本書は、育児中の不安や悲しみさえ払拭してくれる駆け込み寺のような存在。「わかる! うちも!」と共感しながら、心の中のモヤモヤを吹き飛ばす、育児中の最強アイテムであることは間違いありません! ■子育ての迷路にハマった時に思い出したい「とり名言」「わが子をほかの子どもと比べて落ち込んでしまう…」、子を育てる母親として、その苦悩と向き合うことはもはや避けられないことなのかもしれません。特に新生児期から1歳くらいまでは、すべてが手探りなうえ、子どもを生かすことに精一杯になる時期でもあるため、ママ自身も余裕を失くし、何をしても報われないと感じてしまうことも…。そんなママに向けてとりさんが語るのは、「この子はこの子である」という親として何より愛おしく、大切にしたい事実。比べないことは難しいけれど、親の手の届かないところで、子どもはその子なりの個性や気質を持ち、“その子らしさ”を形作るのです。良いことも、悪いこともすべて引き受けながら…。食べないわが子に悩みまくったとしても、明けない夜はない。自らの体験をもとに、「食べない子」を持つ親の苦悩とわが子の成長との向き合い方についてもとりさんはつづります。親のやり方がどうこうではなく、その子のペースがあり、“個性・個体差”があるということ。ずっと気を張って、“食べさせること”に奮闘してきたママにとって、心強い言葉が並びます。頑張りすぎなくて、大丈夫…。いくら自分で言い聞かせても心が折れて、強くいられない時。誰かにそっとかけてほしい優しい言葉の数々が、本書にはたくさんちりばめられています。 ■「夫がいる休日はなぜイライラする?」を踏まえた“夫婦円満術”夫婦が揉める原因の一つとして挙げられる「家事育児の分担問題」。とりさんも“夫がいる休日のほうがイライラしている”自分に気付き、その理由を自問します。平日のワンオペはほぼ余裕でこなせるのに、頼りになる夫がいる休日になるとなぜうまくこなせないのか?結局は“夫に頼ること”を自分に許容できなかったことが原因になっていたと気付くとりさん。本当は頼りたいと思っているのに、疲れている夫に頼れず、自らすべてを引き受けるものの、気持ちが消化できず、イライラ…。世の夫たちが疑問に感じる「なぜ妻はいつもイライラしているのか?」の答えがここにあります。子どもが小さいうちは心に余裕がないうえ、素直に夫に頼れなかったり、物理的に頼れなかったりするなかで、一人で抱え込み、結果、大爆発を起こすことに…。「自分が頑張ればいい」、「我慢すればいい」は、その場しのぎになるだけで、必ず限界が訪れます。“無茶ながんばりは結果的に家族のためにならない”と語るとりさんの言葉通り、自分を大切にすることは、家族を大切にすることも意味します。ならば休み休み、誰かに頼って家事育児を行うことこそが、家族みんなの幸せつながるはず。そんな大切なメッセージが詰まった本書は、夫婦でも共有したい1冊です。■ふるえるとりさんからのスペシャルメッセージ!初の著書を上梓したとりさんに現在のお気持ちをお伺いしました。こんにちは、ふるえるとりです。おかげさまでこのたび私のツイッターでの漫画が一冊の本となりました。『母ちゃんだってほめられたい。』育児をしている母ちゃんだってほめられたい!自己肯定感低めのわたくし「ふるえるとり」がむすめの可愛さにふるえながら、はたまた心配しすぎてふるえながら…日々を過ごす悲喜こもごもの育児生活をまとめました。60ページの書き下ろしは出産レポや離乳食に悩んだ話、母親自身の個性の話などシリアスな内容が多く、育児に悩むお母さんたちに共感していただけるのでは…と思っています。ほか、むすめちゃんとの楽しい日々を描いた4コマをぎっしり詰め込みました。むすめちゃんの謎の行動や、日々母を翻弄する様子を描いています。全体を通して、気持ちを楽にして楽しんでいただける内容になっています。是非手にとっていただけると幸いです。 『母ちゃんだってほめられたい。』 ふるえるとり著(KADOKAWA)1,100円(税抜) 人見知り、体力ナシ、泣き虫、自己肯定感ひくめな母の、いろいろふるえる子育て日記。心配してはふるえ、かわいくてふるえ、トラブルでふるえ、また嬉しくてふるえる…そんな子育ての悲喜こもごもな毎日を絵日記でつづったTwitterで大人気の著者「ふるえるとり」の初書籍。描き下ろしマンガ60ページ収録。●ふるえるとりさんのTwitter: @torikaworks ●ふるえるとりさんのInstagram: @torikaworks ●ふるえるとりさんのブログ: ふるえるとりのふるえワークス ●ウーマンエキサイトの連載: ふるえるとりの育児日記
2019年09月14日食育がテーマのワークショップ”食育”をテーマにしたワークショップ「kanatta」が、2019年9月21日(土)、東京・表参道で開催されます。当日は二部制で、第一部は冷蔵庫の食材を使ったオーガニックドレッシング作り、第二部は参加者と講師を交えた情報交換会(懇親会)が行われる予定です。ゲスト講師に学ぶ食育ワークショップの講師を務めるのは、食育インストラクターや野菜ソムリエ、調理師の資格を持つ横山あゆみ氏。服部栄養専門学校で学び、数々の料理番組でのアシスタント経験を持つ講師から、直接食育について学ぶチャンスです。インスタ映えを意識した食材の切り方や、盛り付け方法などを教われる”プチ・インスタグラム勉強会”も用意されているので、美容・食育に興味がある人だけでなく、SNS等で情報発信をしたい人にもお勧めのワークショップです。参加費は3,000円。第二部の懇親会から参加の場合は1,000円です。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社Kanattaのプレスリリース※ワークショップ詳細
2019年09月08日我が子には健康に育ってほしい――。子を持つ親であれば誰もがそう願います。その観点からも、普段の食事の栄養面に気を配り、子どもの「食育」に対しての関心が高い人も増えています。しかし、食育の意味をぼんやりとはイメージできても、本来はどういったものを指すのかを知っている人は少ないかもしれません。食育、家族社会学を専門とするお茶の水女子大学生活科学部非常勤講師の松島悦子先生に、食育の定義や意義を教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)人間は食を通じて多くのことを学んでいく「食育」という言葉もいまではかなり一般的になりましたから、多くの人が聞いたことがあるでしょうね。その定義は、2005年に制定された食育基本法の前文に書かれた次の内容になるでしょうか。表現は固いのですが、食育とは「生きるうえでの基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置づけるとともに、さまざまな経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること」となります。したがって、食育は、心身の健康を維持増進するための食習慣を身につけ、食の管理能力を育てることを目標としているといえます。この定義でもそうですが、「食育」という言葉からも、食育とはどうしても食生活に限定された教育と思われがちです。食育で学ぶものというと、栄養や食品の知識、調理の技術といったものをイメージしますよね?もちろんそれらも食育の基本ですから、身につけることはとても大切です。ただ、食育はそこにとどまらないものだとわたしは考えています。というのも、人間は食を通じて本当にたくさんのものを学ぶことができるからです。ひとつ例を挙げるなら、親や友だちなどと食卓を囲めば、子どものコミュニケーション能力が伸びることは容易に想像できるでしょう。日本では現在進行形で外国人労働者がどんどん増えています。いまの子どもたちは、たとえ海外に行かなくても、価値観や文化がちがうたくさんの外国人と接していくことになる。そして、彼ら外国人とうまく共生して人間関係をきちんと築いていくために欠かせないものといえば、やっぱりコミュニケーション能力ですよね。コミュニケーション能力を磨けば、多様な人々と円滑な人間関係をつくったり、互いに譲り合って調和を図る協調性といった大切な能力を身につけたりすることにもつながります。そのように、これからの時代に必要とされるさまざまな力を食がもたらしてくれるのです。わたし自身は、食育とは「食を通じた人間教育」だと考えています。食を大切にすることは人生を豊かにすることもちろん、さまざまな力を身につけるという点以外でも、子どもにとって食育は大切なものです。たとえば、生活リズムを身につけることも食育の大きな目標のひとつです。食習慣はそれこそ離乳期から徐々に形成されていきますから、きちんと食事の時間を決めることできちんとした生活リズムを身につけることができます。また、食を大切にすることは、人生を豊かにすることにもつながります。たとえば、幼児期になると、自我が芽生えてなんでも自分でやりたがるときがきます。食べ物をスティック状にするなど子どもが自分の手で持って食べる楽しい経験を存分にさせてみる。一緒に食卓を囲んだ大人が子どもに話しかけながら、美味しそうに食事を食べる。そういった食卓での経験は、その子どもの人生における食への意識や態度に表れるようになります。食事が「楽しいもの」だと思えれば、それだけ人生は豊かになりますよね。では、逆にそういう経験がなかったとしたら、子どもはどんな大人に育つか想像してみてください。食事に対しての関心が薄く、食事が楽しいものだと思えなかったら、やっぱり人生のなかのひとつの大きな楽しみを自ら手放すことになるのではないでしょうか。1日に3回の食事が楽しいと思える人なら、長い人生のうちに何万回もの楽しみを味わえます。でも、それがまったくないとしたら……その人生はちょっぴり寂しいですよね。毎日の食事中の会話で行う食育また、食育と聞いて多くの人がイメージするのが、食品や栄養などの知識を得ることでしょう。もちろん、そのポイントも食育の重要な側面です。将来、親元を離れたときに、自炊は苦手だったとしてもより体にいい食事を選べることは大切です。それこそ、現在はさまざまな冷凍食品の他、「中食」と呼ばれるお弁当やお惣菜など、なにを食べるかという選択肢がどんどん広がっている時代ですから、きちんと知識さえ身につけておけば自ら調理することなく自分の健康を考えた食事を組み立てることができるのです。そういった教育は、なにも学校の家庭科の授業でしかできないものではありません。むしろ、家庭での普段の食事でこそ、子どもに学ばせることができるはずです。食事中には、積極的に食べ物に関する話をしてあげましょう。幼い子どもに対してなら、炭水化物だとかビタミンといった専門用語を使う必要はありません。「色の濃い野菜を食べると元気が出るよ」とか、「お肉を食べてパワーアップしよう!」といった栄養のことや、食文化、調理法、季節の食材などの話をしてみてください。もちろん、そのようにして親子でコミュニケーションが取れれば、家族の関係をより良くすることにもなります。せっかく目の前に料理という素晴らしい会話の題材があるわけですから、それを話の種にして家族の絆を深めていきましょう。それが子どもの食育にもつながれば一石二鳥だと思うのです。『白熱教室 食生活を考える』松島悦子 他 著/アイ・ケイコーポレーション(2016)■ お茶の水女子大学生活科学部・松島悦子先生 インタビュー一覧第1回:「食育=食生活の教育」ではない!?常識を超えた、食育の“真のねらい”第2回:「家族で食べたい」と素直に言えない子どもたちに、親がすべき“食事の場”づくり(※近日公開)第3回:子どもに「調理」をさせるメリット。料理をする子・しない子の“内面”の大きな違い(※近日公開)第4回:「父親のかかわり」で食は2倍豊かになる!料理が苦手でもできる食育の方法とは?(※近日公開)【プロフィール】松島悦子(まつしま・えつこ)お茶の水女子大学生活科学部非常勤講師。専門は食育、家族社会学、消費者科学。お茶の水女子大学家政学部食物学科卒業、同大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了、博士(社会科学)。東京ガス都市生活研究所勤務、お茶の水女子大学食育プロジェクト講師、和洋女子大学家政学群准教授を経て現職。著書に『子育て期女性の「共食」と友人関係』(風間書房)、『白熱教室 食生活を考える』(アイ・ケイコーポレーション)、『食物学概論』(光生館)、『消費者科学入門』(光生館)などがある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年06月17日足育アドバイザーの高階貴子さんにお話をうかがい、3回にわたってお送りしてきた「子どもの足育」。最終回となる今回は、座った姿勢で気を付けるべきことや、今からでも遅くないママの足育についてご紹介しましょう。お話をうかがったのは…高階貴子(たかしな・たかこ)さん日本足育プロジェクト協会認定足育アドバイザー。自身の足のトラブルをきっかけに若石リフレクソロジストに。正しい知識で足を守ってほしいと足育講座を開催している。 ・若石リフレ・足育 KICO ・日本足育プロジェクト協会 ■足を育てる「座り方、イスの高さ」――子どもの足育に、座り方は関係しますか?高階貴子さん(以下、高階さん):体幹ができていなくても安定することから、子どもは割座(正座でひざから下を外側に出して座る姿勢)をしがちなのです。しかし、これは足をひねる座り方になってしまうので、上から見たら足がひし形になるように、足裏を合わせた座り方に直してあげましょう。子どもをイスに座らせる場合は、できれば足裏が着く低いものがいいですね。ごはんを食べるときも足がしっかり着いていたほうが姿勢もとれるし、食べやすいのです。テーブルで高いイスを使う場合は、下に台などを置いて足の裏が着く状態にしてあげるといいと思います。足裏を着けたほうが、足の刺激にもなりますし体が安定します。そのほうが、ごはんを食べることに集中できますし、しっかりかめます。学習机も同様で、足裏が床に着いていなかったら台を置くようにしましょう。――ほかに取り入れられることはありますか?高階さん:子どもの足の指をマッサージしてあげるといいですね。指をクルクルしたり、指の付け根を反らせたり曲げたり、指1本1本をさすったりなでたり。子どもの足は柔らかいので強さは必要ありません。足のツメの切り方も気を付けてください。赤ちゃんのときは深爪をしている親御さんが多いですが、指先と同じが少し長いくらいのほうが、指の力を出す、守るにはいいんです。けり出す力をしっかり足に伝えることができますから。また、深爪にすると巻き爪になりやすいという理由もありますね。■妊娠・出産で足も激変! ママにこそ足育が必要な理由――妊娠中や出産後に足のトラブルを抱えるママが多いですが、改善方法はありますか?高階さん:女性の体は妊娠すると、分娩に備え、恥骨を開かせるためにリラキシンという女性ホルモンが出ます。このホルモンは体全体に影響があり、足のじん帯や関節もゆるくなるんです。そのときに、ふだんの体重よりも重い負荷が足にかかってくるため、アーチが崩れてしまうのです。例えば、靴がきつくなって足が大きくなった感じがすると思うのですが、靴をサイズアップするのではなく、逆に広がった足を守るために、靴のひもをしめて形をキープすることが大事です。年を重ねたときのトラブルにもつながりかねないので、足が広がってしまうホルモンが出たときには、足の形が崩れないようにしっかりと足を保護しましょう。妊娠中はおなかが大きいので、ついつい簡単な靴をはきたくなりますが、ひもを結ぶのが難しければ、マジックテープのものや引っ張ると締まるゴムのひもに代えるのもいいでしょう。妊娠中は、体重増加を防ぐためにお医者さんから歩くように言われることも多いと思います。足に合っていない大きめの靴をはいて歩くと足にダメージを受けるかもしれないので、いっそう靴選びには注意が必要です。出産後は、骨盤を元に戻すためにベルトを巻いてくださいと病院や産院から指導されますよね。足も同じように思ってもらえたらいいかと思います。関節やじん帯がゆるんでいる状態から元の体に戻るには、出産後、2年くらいかかるといわれています。その間は足を守り引き締めるという意識をもっていただけるといいでしょう。ママが歩くのがつらかったり足が痛いと、子育てにも影響が出ますよね。子どもと一緒に走ったり遊んだりするのも、自分の足が元気じゃないとできません。自分の足を守ることが、ストレスなく育児に取り組むことにもつながるでしょう。子どもがのびのびと遊んだり、赤ちゃんが思う存分ハイハイできる広い環境を用意するのは、なかなか難しいことです。でも「子どもが遊ぶ空間、時間を確保することが大切。これを意識して習慣にしてください」と高階さん。最初からあれもこれもと欲張ると、長くは続かないものですが、「足育」はできることから少しずつでも大丈夫。家族みんなで楽しく生活に取り入れてみましょう。取材・文/河部紀子
2019年04月23日前回 は、足育アドバイザーの高階貴子さんに、なぜ足育が必要なのかをお聞きしました。足育の柱は、「足を守って(=靴)育てる(=運動)こと」。今回は、どのように足を育てるのかをご紹介したいと思います。お話をうかがったのは…高階貴子(たかしな・たかこ)さん日本足育プロジェクト協会認定足育アドバイザー。自身の足のトラブルをきっかけに若石リフレクソロジストに。正しい知識で足を守ってほしいと足育講座を開催している。 ・若石リフレ・足育 KICO ・日本足育プロジェクト協会 ■ママの抱きクセが赤ちゃんの発育に影響?――足を育てるには、具体的に何をすればいいのでしょうか? まず、赤ちゃん時代にできることを教えてください。高階貴子さん(以下、高階さん):大切なのは、赤ちゃんがずっと同じような姿勢でいないようにすることです。例えば、抱っこひもでずっと抱っこしていたり、ベビーカーやベルトで留めるイスなどに長時間座らせること。ずっと同じ姿勢、窮屈な姿勢になってしまわないように、床に寝かせて自由にバタバタする時間を確保しましょう。また、利き腕側など、クセで片側でばかり抱っこしてしまうママがいますよね。そうすると、赤ちゃんも同じ姿勢が続きますし、ママも片方の骨盤が上がった状態となります。ママの姿勢とリンクして、赤ちゃんにもクセがついてしまうのです。そうした抱っこが続くと、赤ちゃんはハイハイのときに片足ばかりでけるなど、発育にも影響が出ることがあります。バランスよく左右両側で抱っこする、また正面に抱くのがおすすめです。片側での抱っこが長くなってしまったら、おろしたときに赤ちゃんの足の付け根のリンパ部分を軽くさする、足がギュッと曲がって窮屈な姿勢が続いたと思ったら、足を伸ばしてさすってあげるなど、リセット、リラックスの時間をもってあげましょう。■ハイハイをする子、しない子「ケガのリスクも変わる?」――ハイハイ期に入った赤ちゃんはいかがですか?高階さん:ハイハイは歩くための準備なので、たくさんさせてください。スポーツに準備運動が大事なように、ハイハイもすごく大事なのです。最初のズリばい、手と足をついてする四つばい、ひざをつかずに四つ足で歩く高ばいと、ハイハイにも段階があります。しかし、今の赤ちゃんはほとんど高ばいをしないそうです。生活の環境にもよると思いますが、狭いスペースにテーブル、棚など、赤ちゃんがつかまれるものがすぐそばにあると、少しハイハイをしたらつかまって手や腕の力で立てるようになってしまいます。立ち上がって景色が変わるというのは赤ちゃんにとって興味深いので、高ばいをとばして立つ。そして、立てたらつかまり歩きに移行と、十分にハイハイの期間をへない子が多いのです。転んだ時、顔のケガをしたり、歯を折ってしまったりする子どもが多くなっているのは、赤ちゃんの頃のハイハイが少なかったからではないかといわれています。ハイハイは、背筋、腹筋をきたえてまっすぐ立つ力をつける練習になります。転んだときに顔や頭を守る準備でもあるのです。――赤ちゃんの頃に十分にハイハイをしなかった子どもでも、今からできる対策はありますか?高階さん:トンネルくぐりのようにハイハイの姿勢を取る遊びをたくさんするようにしてください。足の指でけりながら雑巾がけをしたり、窓ガラスを拭きながらかかとの上下運動をしたりするのもいいですね。おそうじを足育タイムにしてはいかがでしょうか。■子どもが歩き始めたら「デコボコ、グラグラ」で遊ぼう――歩き始めた子どもはどのような足育をすればいいでしょうか?高階さん:しっかり歩けるようになった2歳くらいからは、足を使って歩く、自由に遊ぶようにしましょう。地域差もあると思いますが、乗り物で移動することが多かったら駅では階段を使おう、いつもバギーに乗っているけど近くのお買物は手をつないで歩いて行こうなど、日常のなかでここは足を使ってみようと意識してみてください。週末にまとめて体を動かすのでも構いません。今週は歩く時間も少なかったし、週末は外遊びの何かを計画しようか、というようなことでいいのではないかと思います。家の中でできる簡単な運動もおすすめです。足でグーチョキパーをしてみたり、タオルの綱引きのように、足指で何かをつかんでみるのもいいと思います。つま先立ちをして両腕を上げる「キリンのポーズ」や、つま先を上げてかかと歩きをする「ペンギンのポーズ」、片足でバランスを取って立つ「フラミンゴのポーズ」などは、遊びながら取り入れられますね。難しくないことから始めてみてください。――立ち方や歩き方で気を付けることはありますか?高階さん:子どもは、こう立ちなさいと言っても立てるものではありません。いい立ち方ができるようになるために足をしっかり作っていくわけです。歩き方も同じですね。平坦ではなくデコボコな道、段差を歩くことをおすすめしています。いつも平らな整備されているところを歩いているようなら、公園の中にあるデコボコした場所や、舗装されていない土のままの場所で歩いたり遊んだりしてください。逆に、足元がフワフワな場所や、足が空中でブラブラしているだけの乗り物などは、足の裏が刺激されないので骨が丈夫にはなりません。そうなると、足のアーチもできないんですね。斜面もいいですね。そういう場所は、足の指を使わないと登れないんです。踏ん張ったりすることで、足指とアーチがしっかり育てられますよ。芝生や土、砂の上を裸足で歩くのも刺激になります。ただし、アスファルトやコンクリートは柔らかい足には刺激が強過ぎるので避けましょう。いつも平らに整備された場所ばかりで遊ぶのではなく、足元が不安定で少しグラグラするくらいの場所で、しっかり踏ん張らないといけない感覚を、安全に留意しながら遊びのなかに取り入れるよう意識してみてください。第2回は、子どもの足育のために、どうすればいいのかをうかがいました。 次回 は、座った姿勢で気を付けるべきことや、今からでも遅くないママの足育についてうかがいます。取材・文/河部紀子
2019年04月22日人間、誰しも承認欲求があるもの。自分を見てほしい、認めてほしい、ほめてほしい、というのは普通の感情です。ただ、単にほめるのではなく「自分がほめてほしいところ」をほめられなきゃ、意味がない!と思う人も多いでしょう。実はここはあなたの弱点であり、自分のヤバさを反映している部分でもあるのです。そこで自分がほめてほしいところからわかる「あなたのヤバさ」を分析します。■髪型やネイルの変化をほめてほしい髪のアレンジやネイルアートなど、ちょっとした変化を男性にほめられると、好意を持つ、という女性はいませんか?こういった箇所を変えても、男性にはなかなか気づかれないもの。そこをほめる男性は、女性の扱いにかなり慣れた人です。つまりはモテ男子か遊び人の可能性大。髪型やネイルをほめてほしい女性は、つらい恋愛に突入しないように、自分の「男性の好みのヤバさ」を自覚してくださいね。■仕事ぶりをほめてほしい仕事にやりがいを感じ、頑張っているので、その姿をほめてもらえるとうれしい、という人もいるでしょう。このタイプは自己満足型です。努力している自分が好き、そんな自分を見てほしい、というちょっと「ヤバい頑張り屋さん」かも。でも、本人が期待しているほど、他人はあなたを見ていません。頑張りすぎて、心のバランスや体を壊してしまうこともありそう。くれぐれも自分を大切にしてくださいね。■性格をほめてほしいルックスやスタイルは並みだけれど、性格やノリのよさには自信があるからほめてほしい、なんて人もいるはず。男性にとって、性格をほめるのはなかなか難しいこと。また、全ての男性が、明るくノリのいい女性を好むわけでもありません。おとなしくて地味な女性が好きな男性もいるでしょう。性格をほめてほしいあなたは、実は「人気者になりたいヤバい女」です。100人全てに好かれようとせず、100人中で5人でもいいから気の合う人がいればOK!と考えたほうがいいかもしれません。■センスをほめてほしい服や持ち物にこだわりがあり、そこをほめられると好感を持つ女性もいるのでは?そんなあなたは、ずばり「プライドが高いヤバい女」です。意識高い系かもしれません。なお、センスをほめられても、相手がダサい男性なら、ショックを受けたり、逆にバカにしたりもすることも?センスというのは曖昧だし、好き嫌いも関係してくるもの。他人に対して、もう少し寛容になったほうがいいでしょう。■女子力や家庭的なところをほめてほしい料理や家事が得意、ということを男性に気づいてほしい、って人もいそうですね。このタイプは「結婚願望が強いヤバい女」です。まだお付き合いもしていないのに、妄想の中ではその男性と結婚している、くらいのヤバさ……。怖い!うっかり付き合ったら大変!と思う男性もいるでしょうから、過剰に家庭的アピールするのも考えものです。■あなたの「ヤバさ」はどこにある?あなたがほめてほしいポイントはどこですか?自分の「ヤバさ」は自覚できたでしょうか?その部分を修正していくと、新しい出会いを引き寄せられたり、身近な男性といい感じになれたりするかもしれませんよ。
2019年04月08日「男はほめて育てる」なんて言いますよね。ただ、彼氏や旦那さんはともかく、職場の人をほめるのは微妙、などと思っていませんか?実は“ちょいほめ”すると人間関係がスムーズになる可能性大。今回は、ほめ上手な30代の女性に“ちょいほめ”技を教えてもらいました。協力してくれたのは由佳さん(30歳/広告)、美咲さん(31歳/IT系)、真弓さん(36歳/アパレル)の3名です。■関係性によって、ほめ方は変わる――普段、どんな人をどのような感じでほめてるんですか?由佳「先輩・同期・後輩で使い分けてますね。やっぱり先輩をほめるときはヨイショも入ります」美咲「私は先輩や同期には“すごーい”と“さすが〇〇さん”が定番」真弓「それは間違いないと思います」由佳「“この案件は○○さんじゃないとダメ”もよく使うかな。頼りにしてる感を出すのが大事なので」真弓「私は“また聞きほめ”も使いますよ。“△△さんが、〇〇さんのことをデキるって言ってましたよ”とかね」美咲「それは直接ほめるより効くでしょ?」真弓「あとは“最初から〇〇さんに聞けばよかった”とか。他の人ではダメだったけど、その人に聞いたら解決!みたいなパターンね」“また聞きほめ”は確かにうれしいですよね。誰かがほめているのを耳にしたら、覚えておいて、ここぞというときに伝えてみては。■職場の後輩のほめ方は?――年下男子って難しそうですが、後輩はどういうふうにほめますか?真弓「本気でほめると調子に乗る人が多いので、冗談っぽさを残すかな。“〇〇くんはデキる子だと思ってたよ”とか」美咲「それいい。うちの会社は全体的に若くてカジュアルな雰囲気だから“〇〇くん、恐ろしい子”って『ガラスの仮面』調のほめ方をして盛り上がったりしてます」由佳「楽しそうな会社。それ女子に言ってもいいですね。笑いも取れるし、本人も悪い気はしないだろうし」ほめたいけれど大げさな感じにしたくない。笑いの要素が欲しい、なんてときは、こんなほめ方もいいかも。■男性の持ち物をほめるのはあり?――真弓さんはアパレル勤務ですよね。男性の服や持ち物ってほめていいのか悩んでしまうのですが……。真弓「うちの会社は基本的にお洒落な人が多いから、服や持ち物はほめません。ただ、営業の人のネクタイはほめますよ。簡単でいいんです。“今年の流行色ですね”とか“渋いですね”とか」由佳「下手に細かいところまでほめると、墓穴を掘りそうですもんね」真弓「そうそう。あくまで“ちょいほめ”でいいんです」美咲「私の上司のネクタイ、いつも素敵なんですけど、奥さんの趣味らしいから、あえて思いっきりほめるようにしてます。特に初めて見たネクタイの場合は“すごいお洒落ですね!”って」真弓「それでいいと思います。こだわりがある人はプライドが高いから、センスのない人に触れてほしくない、みたいなオーラを出したりするし」ネクタイを“ちょいほめ”するくらいなら、ハードルは高くなさそう。相手が本当に素敵なネクタイをしていたら、無邪気に「お洒落~」って言ってもいいかもしれませんね。■文房具をほめるのは意外とGood――ネクタイ以外に、おすすめの“ほめ”ポイントはありますか?由佳「私は文房具をほめることが多いかな。上司が書類にサインするときは万年筆を使うので、毎回“渋い”“かっこいい”と言ってます」美咲「私は、借りた文房具を“使いやすかった”“私も買おうかな”と言うことがあります」真弓「男性って文房具好きな人、多いですもんね。“ちょいほめ”って本当に小さいことの積み重ねだから、あんまり構えなくていいと思います」特別なときにオーバーなほめ方をするより、気づいたときに、ちょこちょこほめるほうがいいのだとか。言わば、日々の買い物でポイントを稼ぐような感覚でしょうか。■ “ちょいほめ”は積み重ねが大事もちろん、嘘をついてまでほめる必要はありません。それをやると信用度が落ちるし、女性に嫌われるので気をつけて。本当にほめる要素があるときに、スルーしないで口に出すようなイメージです。“ちょいほめ”の積み重ねで、あなたに好意を持つ人が増えるかもしれません。気になる人との間に愛が芽生える可能性も。ぜひ明日からでも取り入れてみてくださいね。
2019年02月24日大阪市北区に開校一般社団法人CHO-JIN食育協会は、腸専門の食育資格講座を2019年2月に開始し、同時に西日本に大阪校を開校することを発表した。同校では、「ロンジェビティフードアドバイザー2級講座」、「ロンジェビティフードアドバイザー1級講座」、「ロンジェビティフード体験講座」、「ロンジェビティフードアドバイザー講師認定講座」を受講できる。腸内環境を初めて学ぶ人でもわかりやすい授業「ロンジェビティフード」とは、“長寿の食事”を意味する。日本の伝統的な和食を起点として、腸の不調を改善する知識を有するアドバイザーが行う食事法のことである。2019年度は、ロンジェビティフードの基礎を学ぶ「ロンジェビティフードアドバイザー2級講座」と腸の基礎について学ぶ「ロンジェビティフード体験講座」の募集をスタートした。「ロンジェビティフードアドバイザー2級講座」は、腸・発酵・栄養学の基礎を習得し、日常生活で腸活を実践するための内容となっている。2級講座の費用は、テキスト代、会場費、認定料込みで64,800円(税込み)。体験講座の費用は、3,240円(税込み)となっている。内容・日程などの詳細は、同校のウェブサイトで確認を。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース 一般社団法人CHO-JIN食育協会※大阪の腸活スクールCHO-JIN大阪校
2019年01月12日今やすっかり定着した「食育」という言葉。ここ日本では2005年に「食育基本法」が制定され、急速に「子どもと食」についての意識が高まってきました。この「食育基本法」は日本独自の法律であり、国民一人ひとりが食育の推進に取り組むことを目的としての制定されたものです。一方で、海外ではどうでしょうか。生活環境の違い、食文化の違い、食料自給率の違い……あらゆる点で日本との違いがあるにせよ、世界中どの国であっても“健康な人生を送りたい”“子どもに食の大切さを伝えたい”という願いは同じはずです。ここでは、世界各国の食育事情から見えてくるものや、日本でも取り入れられそうなアイデアをご紹介します。今回は、言わずと知れた美食の国・フランスです。グルメ大国フランス。その食育の歴史をひもとくヨーロッパで初めて食と健康についての政策を打ち出したフランスは、まさに食育先進国といえるでしょう。活動の中軸となる国の機関「フランス国立食文化評議会(CNAC)」(1989年設立)は、食の問題に取り組むだけではなく、文化としての食を広める役割も果たしています。その食育活動の中でも重要な位置を占めるのが『味覚週間』と呼ばれる国民的な食育イベントです。1990年にスタートしたこのイベントは、毎年10月の第3週目にフランス全土で開催されます。その目的は、「バランスの取れた食生活を促進する」「食体験を通じ、味覚や風味について様々な提案を行う」といった消費者目線のものから「安全で良質な食品の生産者を勇気づける」「食品の産地、生産方法、質について信頼できる情報を提供する」などと生産者のメリットを考えられたものまで多岐に渡っています。近年では数百もの自治体が参加し、国立食文化評議会や農業・食品・水産省なども加わるまでに発展した結果、国民の8割以上に認知される国民的食育活動へと成長を遂げたのです。この『味覚週間』で実施される取り組みの中で最もフランスらしさを感じさせるのが「味覚のアトリエ」と呼ばれるイベントです。<味覚のアトリエとは?>フランス全土で行われる食のイベント活動。有名な星付きレストランなどの飲食店は、この期間のためのメニューを用意し、学生には学割を利用した特別価格で料理を提供する。この取り組みにより、日頃そのようなレストランを利用できない層が新しい味覚を発見する機会になる。「子どもが有名店で食事なんて」「大人になってからでいいじゃない」と“本物の味”から遠ざけるのではなく、有名店の本格的な味覚に触れることを推奨する、というのがなんともフランスらしいですよね。フランスの学校は食堂も学びの場日本のように給食がないフランスでは、子どもたちは昼休みに自宅に戻って昼食をとっていました。しかし近年では共働きの家庭が増え、ほとんどの子どもたちは食堂(cantine:カンチーヌ)でランチをいただきます。フランスは学校食堂を「食育の場」として考えています。そのため、生徒にきちんと座りきちんと食べることを体験させ、食のバリエーションを伝えることを大切にしているのです。さらに、教育省や経済・財政・産業省、農業・水産省といった関係各省の大臣が連名で「学校食堂での食事と食の安全」と題する指令を出し、あらゆる方面から学校食堂をサポートしています。たとえば、推奨される摂取エネルギーの配分を【朝食2割、昼食4割、4時の間食1割、夕食3割】とし、「昼食はこの割合に従って用意すること」と定めるなど、かなり細かく制定されています。どうしてここまで細かいかというと、しっかりとした理念に基づいたうえで学校食堂を「食育の場」としているからです。この学校食堂に関する指令では、次のような点を教育活動の軸として掲げています。1.生徒の味覚を育て、伝統の料理を評価し、質の良い農産物を推奨すること2.味覚をはっきりと表現できない生徒に対し、味覚に関する正確な言葉遣いや表現力を養わせること3.食品製造の方法や食物の成分について説明すること4.その土地の特産物を賞味すること5.香り、香辛料、エキスを発見すること(引用元:国立国会図書館|ISSUE BRIEF NUMBER 450|欧米の食育事情)香辛料やエキスを自分の舌や鼻で感じ取ることは、繊細な味覚を養ううえで非常に重要です。フランス人のグルメな舌は、こうやって小さいうちから鍛えられているのかもしれませんね。ここで注目すべきは「2」の項目について。味覚と言語能力や表現能力の関係性について、次で詳しく説明しましょう。味覚を言語化する→味覚が研ぎ澄まされる→さらに言語表現が豊かになる!フランスでは食育の要である『味覚教育』と『栄養教育』の授業に多くの時間を割いています。独自のメソッドに基づいたその内容は、基本的なことを子どもにもわかりやすく教えるだけはなく、食を通じて五感を研ぎ澄まし、言語表現にまでつなげることを目的としています。ここでは、ベネッセが2008年に現地で調査した授業内容の一例をご紹介します。8歳~10歳、180人の小学生を対象とした味覚授業は非常に興味深い内容です。まず、子どもたちに五感について説明したあと、さまざまな感覚機能を言語で表現できるように促します。具体的には、以下のような方法で学びます。・匂いを嗅ぎ分け、なんの匂いに似ているか言葉で伝える・何枚かの違う布を触らせた感触を言語で表現させる・料理や飲み物の感触(ねっとりしている、サラサラしている、バリバリしている、など)を表現させるフランスでは自分の思っていることを論理的に、相手にわかるように表現することを小学校から徹底して教育されます。それは食育の一環である味覚教育でも同じです。子どもたちが“味覚の言語化”を学ぶことは、味覚をより研ぎ澄ます効果があり、その鋭敏になった味覚が言語表現をより豊かにする、という感覚と言語との相互作用効果が期待できるといいます。さらにもうひとつ。味覚を言語化できるようになることで思わぬ利点も生まれます。それは「食わず嫌い」が減るということ。見ただけではその味が想像しにくい食べ物への抵抗感は、未知のものに対する恐怖と似ています。その恐怖を払拭するには、言語表現を介した想像力が有効です。自らの想像力により先入観を取り払い、新しいものや知らないものにも挑戦してみようというチャレンジ精神が芽生えるのです。より実戦的な栄養教育を取り入れる効果とは同じくベネッセが現地調査した『栄養教育』では、どのような授業が行われているのでしょう。ここでご紹介する実例は、9歳の小学生24名を対象としたもの。まず、子どもたちには昼食前にメニューを渡し、「栄養アドバイスマシーン」という機械で食べたいものを選ぶように促します。フランス料理らしく前菜→メイン料理→デザートの順番で選ぶよう指示されますが、面白いのは選んだメニューによって与えられるポイントが異なるということ。栄養バランスの良し悪しによってポイントが進呈され、子どもたちは自分が選んだメニューを食べながら「自分のポイントがどのような理由で少なかったのか」などを栄養士を交えて話し合います。このようにゲーム感覚で楽しみながら実践的に学ぶことは、子どもたちにとって深い理解につながることが期待できます。日本に比べて早い段階から「自分で考え、自分で選ぶ」ことに重点を置いた教育をしているのは、食文化の違いも大きいのかもしれませんね。ご存知の通り、フランスの食事はスープ、前菜、メイン料理、チーズやデザート、果物、というように一皿ずつ順番に運ばれます。そのため、味のバランスや栄養の偏りを頭の中で考えてからメニューを決定しなければなりません。つまり、子どもたちの将来の食生活に直結するからこそ、授業の一環として時間をかけて取り組んでいる様子がうかがえます。***美食の国フランスでは美味しい食べ物があふれ、人々は食べることを楽しんでいます。ただしそれは、フランスが国として自国の食文化を守り、受け継いでいくことを前提として制定された教育プランの賜物でもあるのです。「味覚を確立する」という教育、ここ日本でも積極的に取り入れてほしいですね。(参考)農林水産省|食育の推進StudyHacker こどもまなびラボ|「食育基本法」とは?以外に知らない基本理念と内容をまとめてみた国立国会図書館|ISSUE BRIEF NUMBER 450|欧米の食育事情benesse|若手研究者現地調査レポート|フランスの小学校教育における食育TOKYO GAS|ウチコト|【食育】フランス生まれの味覚教育「味覚の一週間」とは?著名シェフによる特別料理教室もご案内!
2018年11月08日歌手で俳優の山崎育三郎が13日、東京国際フォーラムで番組イベント「ニッポン放送 『山崎育三郎の I AM 1936』 presents THIS IS IKU」を開催し、豪華なゲストが集結した。ラジオ番組『山崎育三郎のI AM 1936』(ニッポン放送/毎週土曜21:30~22:00)のパーソナリティを務めている山崎。今回のイベントは同番組から誕生した一夜限りのスペシャル企画だ。イベント冒頭、登場するやいなや、「I LAND」「Wonderland」「ひそかな夢 Evermore」を3曲立て続けに歌い上げた山崎。歌い終えると「皆さん、こんばんわ! 『THIS IS IKU』におこしいただき、まことにありがとうございます!」と会場に詰めかけた5000人の観客へあいさつし、「今日は僕史上、一番歌うかも知れないです!」と宣言。客席に向かって「This is!」とコールを振り、観客が「IKU!」と返すやり取りを数回繰り返し、会場の一体感を高めていた。最初のゲストとして舞台に上がったのは、11年にミュージカル『ロミオとジュリエット』でWロミオを務め、山崎と親交がある俳優の城田優。同ミュージカルの劇中歌「世界の王」を2人で息ピッタリに歌い上げた。さらに、ラジオで行っている弾き語りコーナー『育三郎くん、ちょっとこれ歌って!』で浮上していた「本当に即興でやっているのか?」という疑惑を晴らすべく、SMAPの『夜空ノムコウ』と、中西保志の『最後の雨』を、城田のピアノ伴奏&ハモリ付きで2曲連続で披露した。続いて登場したのは、17年版ミュージカル『ロミオとジュリエット』でジュリエットを演じた乃木坂46の生田絵梨花。同ミュージカルの劇中歌『エメ』を山崎&城田と共に歌った後には、2人から「どっちのロミオを取るの?」と詰め寄られる場面も。「うーん、私のロミオはお客様なので…(笑)」と答え、「120点!」と褒め称えられていた。さらに生田は、ショパンのエチュード「第1番『エオリアン・ハープ』 変イ長調」を演奏し、山崎が歌う「僕こそ音楽」(ミュージカル『モーツァルト!』より)の伴奏を務めるなど、多才ぶりをいかんなく発揮していた。その後、舞台の上にDJブースが設置され、『山崎育三郎の I AM 1936』の公開収録がスタートした。公開収録のゲストとして招かれたのは、お笑い芸人・友近扮する大物演歌歌手の水谷千重子。台湾観光キャンペーン用の楽曲「カラフル~台湾百色旅情」と、山崎とのデュエットで「Choo Choo TRAIN」を披露した。最後のゲストとして出演したのは、X JAPANのToshl。大のミュージカル好きだというToshlは「ロサンゼルス滞在中、何度観に行ったかわからない」というほどミュージカル『美女と野獣』がお気に入りだそう。山崎との「美女と野獣」のデュエットでは、ハイトーン・ボイスを響かせつつ、山崎のエスコートでダンスも披露して見せた。パフォーマンスが終わると、山崎は「すごい! OH MY GOD!」とただただ感嘆しきりで、Toshlは「ダンスの時こんなにドキドキしたの初めてです! というか 人前でダンスを披露したのが初めてなので(笑)」と照れくさそうにしていた。さらにX JAPANの「Foever Love」をToshlがピアノを演奏し、山崎と熱唱した。アンコールでは、山崎、城田、生田、水谷が「君は薔薇より美しい」を歌唱。ラストは、山崎が自身の作詞した楽曲「Keep in touch」を70人のコーラス隊と壮大に歌い上げ、「僕の想いがたくさん詰まったコンサート、いかがだったでしょうか? また来年もやりたい!」と達成感にあふれた表情で語った。(C)Rina Asahi
2018年10月14日その気品あふれる甘い歌声と確かな演技力で、多くのミュージカル・ファンを魅了し続けている山崎育三郎。待望のオリジナル・アルバム『I LAND』を携えて、2019年1月から2月にかけて全国ツアー「山崎育三郎 LIVE TOUR 2019 ~I LAND~」を開催することが決定した。【チケット情報はこちら】近年では舞台以外にもドラマ、映画、バラエティなど、八面六臂の大活躍。加えて、一昨年、昨年と2年連続でリリースしたカヴァー・アルバムが音楽的にも高い評価を得るなど、歌手としての活動にも大いに注目が集まっている。そんな中で発表したのが最新作『I LAND』だ。ホーンが華やかな幕開け感を盛り立てる表題曲『I LAND』をはじめ、艶やかにスウィングする『TOKYO』や、自身の迷子エピソードをユーモアたっぷりに歌い上げた『宿命』など、まさに“ミュージカル界のプリンス”と呼ぶにふさわしいナンバーがズラリ。だが、その一方で、自身が作詞、あるいは詞曲を手掛け「等身大の想いを素直に歌った」と語る『Keep in touch』や『ヒカリ』など、“極上のポップス”として味わう曲もバランス良く配置され、その鮮やかなコントラストが、より“エンターテイナー・山崎育三郎”としての“個性”を強く輝かせている。「考えてみたら、この世界に入って20年。人生の半分以上をミュージカルと共に過ごして来たんですよね。だったら、それこそがまぎれもない”僕の個性“なんじゃないかなと思って、そこを追求してみようかなと。ありがたいことに、最近は歌番組でもミュージカルの曲を披露させてもらう機会が増えて、それをきっかけにファンになってくださったという方も多くなってきた。であれば、これからも“僕にしかできない音楽、山崎育三郎ならではのエンターテインメント”を多くの方に届けて行きたいなと思って、自分のスタイルを“ミュージカル・ポップス”と名付けることにしたんです」ポップスにもミュージカルにも自在に行き来できる山崎育三郎ならではの世界観=“ミュージカル・ポップス”とは、言いえて妙のネーミングだ。「僕は、お客さまと一緒に何かを作っていくことのできる“ライヴ”という空間がとにかく好きで。今回のツアーでも“他にないもの、まだ誰も演ったことがないようなもの”を皆さんと一緒に、作れたらいいなと思っていますので、是非、楽しみに待っていてください」ツアーは2019年1月12日(土)埼玉・三郷市文化会館を皮切りに全9都市9公演を予定。福岡は2月2日(土)福岡国際会議場 メインホールにて。チケットの一般発売は11月11日(日)午前10時より。なお、一般発売に先駆けて、プレリザーブを9月29日(土)午前11時から10月9日(火)午前11時まで実施。取材・文:なかしまさおり
2018年09月28日編集部:学研キッズネット編集部本サイトの連載「子どもが伸びる親力」で、いつも的確な子育てアドバイスをしてくれている親野智可等先生が中心メンバーとなり、子どもの自己肯定感を高める新しい子育て習慣を発信する、「ほめ写プロジェクト」をスタートしました。「ほめ写」とは、いったいどんな子育て習慣なのでしょうか?発表会に参加してわかったその内容をリポートします。子どもの成長を左右する「自己肯定感」親野先生は、長年にわたって小学校の教師を務めた経験から、自己肯定感の有無が子どもの成長を決定づけるということに気づきました。自己肯定感とは、自分の可能性を信じて肯定的に自己を認識すること。自己肯定感のある子は、何事にも積極的にチャレンジし、壁に当たったとしても「自分にはできるはずだ」と思えるので努力が続けられ、その壁を乗り越えられます。「親や学校の先生が優先すべきは、子どもが自己肯定感を持てるようにしてあげること」と親野先生は言います。自己肯定感を高めるには、ほめることが大きく影響します。子どもが努力していたり、何かを達成したりした瞬間に、すかさずほめるようにするのです。しかし、これだけでは条件的なほめかたになってしまい、何か達成しないとほめられないと思ってしまいます。そのため、同時に「いっしょにいるだけで幸せ」とか「生まれてきてくれてありがとう」というように無条件にほめることも大事になってきます。親にこう言われることで子どもは安心し、自己肯定感を高めることにつながります。写真を使ってほめる子どもをほめる方法は、いろいろです。このたび親野先生たちが提案するのが、家の中に写真を飾ってほめる、「ほめ写」です。これは、親野先生がこれまでに多くの子どもたちと接してきたなかで、自己肯定感の高い子どもの家庭には写真プリントが貼られていることが多いという体験に基づいています。写真の内容は、習い事や勉強、お手伝いに取り組むようすや目的を成し遂げた姿です。写真を飾ることで、子どもは親が自分のことを気に留めていることに気づくでしょう。また、写真は親子の対話のきっかけになり、対話する中で愛情を伝えることもできます。そして、子どもは写真で自分が頑張る姿を客観的に見て、「自分はできる。頑張れる」という思いを強くしていきます。家族みんなで仲よくいっしょに写っている写真も効果的です。そうした写真を見ているうちに「わたしは家族に愛されている。わたしも家族が大好きだ」と、親や家族の愛情を実感できるようになります。「ほめ写」は、自分自身への満足感に効果あり「ほめ写」が子どもの自己肯定感を高めることに有効かどうかを実証するため、普段写真を飾っていない32組の親子に、「ほめ写」ワークを約3週間にわたり実施してもらいました。その結果、子どもの自己肯定感に関する意識が全般的に向上したという結果が出ています。特に「自分自身への満足」に大きな変化が見られました。さらに、「ほめ写」を3週間体験した子どもと、「ほめ写」を体験していない子どもに、自分の写真、家族との写真、関連性のない写真を見せたとき、脳活動にどのような違いが見られるか測定を行ないました。こちらも「ほめ写」を体験し自己肯定感が高まったと答えた子どもは、写真を見たときに「心地良い」と感じる脳の部位である腹内側前頭前野に活性化がされていることが確認できました。さっそく、「ほめ写」を実践してみましょう自己肯定感を高める「ほめ写」の方法はとても簡単で、たった3つのステップで実践できます。①撮る子どもが何かに頑張っている姿や何かを達成したなどの特別なシーンを写真に撮る。何気ない日常の一コマや家族といっしょに写っている姿も写真に収めます。②飾る写真は子どもの目線の高さで、生活の導線上に飾ります。特に重要と思う写真は、A4程度に大きくプリントするのが効果的。③ほめる飾った写真を見ながら、「このときは頑張ったね」「よくできたね」と努力や成果をほめるだけでなく、「生まれてきてくれてありがとう」「見ているだけで幸せな気持ちだよ」と子どもの存在そのものを肯定します。自己肯定感を高めるにはほめるのがいい。わかってはいても、忙しい毎日でつい忘れがちですよね。子どもの写真を撮るのは親にとっても楽しいことだし、その写真を家の中に貼っておくだけで子どもの自己肯定感につながるのなら、こんなにいいことはない。ぜひみなさんも試してみてください!学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2018年08月30日いつもの旅に少しの工夫を加えることで子どもの成長をうながす「旅育」。 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)の著者で旅行ジャーナリストの村田和子さんに、前回は、旅のプラン作りや準備のコツについてお聞きしました。今回のテーマは、旅先での旅育。持て余しがちな移動時間はどう過ごしたらいいのか、親はどう関わったら良いのか、旅の思い出を定着させるテクニックなどをうかがいました。お話をうかがったのは…村田和子さん旅行ジャーナリスト。1969年生まれ、1児の母。子どもが生後4カ月の時に家族旅行を開始し、9歳までに47都道府県を制覇。『All About』では2001年からガイドを務めているほか、『週刊文春』では子連れ旅行の連載、JALサイトの『初めての子連れ海外』ページを監修・執筆するなど、家族で旅をする魅力やヒントを多方面で伝え、2013年には子どもの生きる力を育む「家族で旅育メソッド」を発表。子どもが旅育を実践し中学入試で志望校に合格したことを機に『プレジテンドファミリー』『AERA with Kids』『日経DUAL』をはじめ雑誌・新聞・ウェブで注目を集める。 「家族deたびいく」 運営。旅行業務取扱管理者・クルーズコンサルタント。 ・公式ホームページ(トラベルナレッジ) ■話す・遊ぶで“退屈”を吹き飛ばす「移動時間」――子連れにとって、移動時間は大きな課題です。私自身、6歳息子と出かける時は、一緒に遊んであげなきゃと思いつつゲームやタブレットに頼ってしまうことがあります。村田和子さん(以下、村田さん):ゲームをやること自体は悪くないんですよ。大人がスマホをさわっているのに、子どもにだけ「ゲームをしちゃダメ」というのは説得力がないですしね(笑)。事前に「最初の30分は自由時間にしよう。ゲームをしてもいいし、ママもスマホを見るね。でもその後の30分はお話しようね」というように、時間を区切り、ちゃんとできたらほめれば、それも成功体験になります。最初、一緒にルールを決めると、子どもは案外守れるものですよ。一番避けたいのは、子どもが騒いだらゲームを渡す、というやり方。騒げばゲームができるんだとなり、負のスパイラルにはまってしまいます。そもそも、移動中は家族が一緒に過ごせる貴重なチャンスなんです。ふだんは聞けない学校や園での様子も、旅の楽しい雰囲気に押されて話してくれるかもしれません。会話だけではなく、小さなお子さんは簡単なクイズやしりとり、計算ができるお子さんなら車のナンバーで足し算クイズなどをすると、遊びながら自然と学びにつなげられます。■子どもの新しい一面を発見できる「旅の目標」――移動は大変というマイナスイメージを持つよりも、旅育に活用するといいんですね。旅先ではどう過ごすと、より効果的なのでしょうか村田さん:なにか目標を持たせるといいと思います。未就学児なら、「元気にあいさつをする」「自分の荷物は自分で持つ」といった約束をして、ちゃんとできたら具体的にほめてあげる。すると「できた」という成功体験が心に刻まれ、自己肯定力が養われていきます。旅先では親以外にも、仲居さんや施設のスタッフ、通りすがりの人など、いろいろな人がほめてくれる機会も多くあります。それまで気づかなかった子どもの長所をほめてもらえることもあり、親にとっても発見があります。小学校中学年以上なら、会計係を任せる、時刻表を調べてもらうなどの役割をお願いするのも良いでしょう。考える力がついて学習に役立つほか、頼られることで自主性と責任感が身につきます。――親として、何かやるべきことはあるのでしょうか。村田さん:子どもの「なぜ?」「なに?」にはとことん付き合うこと。今はスマホで一緒に調べればすぐにわかりますし、「どうしてだろうね?」と子どもが自ら考える時間を持つ方法もいいでしょう。旅行中は時間に余裕がある分、子どもの小さな疑問や好奇心を見逃さないようにしたいですね。帰宅後にも図鑑で調べたり、博物館に足を運んだりして、学びを深めるのも良いと思います親自身が興味を持って旅を楽しむことも大切です。例えば、めずらしい料理が出てきたら、スタッフの方に「これはなんですか? この土地のものですか?」と聞くのもいいでしょう。子どもは親をよく見ていて、親のマネをします。親のそういった姿に、子どももやる気になるものです。 ■旅の記憶を定着させる旅先からの「絵ハガキ」――旅行中はとても楽しそうだった子どもが、数日後にはすっかり忘れて日常に戻ってしまう。仕方がないのかもしれませんが、もったいなく感じてしまいます。村田さん:子どもの毎日は刺激の連続ですから、放っておくと忘れてしまい、がっかりということもありますよね。私が実践しているのは、旅先から1枚の絵ハガキを送ること。後日届いた絵ハガキを見ながら「これ見たね」「こんなことしたね」と会話をすることで、旅の記憶が定着していきます。絵ハガキは場所を取らないので、保存しやすいのもメリットです。最初はハガキからはみ出しそうな字でひらがなしか書けなかった息子が、だんだんと漢字を交えた長文を書けるようになり、思春期になると面倒がってひとことコメントだけになる(笑)。子どもの成長がダイレクトに残るので、後で見返すと面白いですよ。■中学受験直前まで続けた「週末旅行」――小さな頃から旅育を続けると、家族の思い出も増えていくわけですね。わが家は子どもが小学生になり、旅が難しくなったと感じてします。未就学児のうちに、もっと行っておけばよかったと後悔しています。村田さん:小学生になると、どうしても週末限定になってしまいますよね。わが家の場合、金曜の夕方に出発して日曜に戻ってくる、というパターンが定番でした。学校のスケジュールを見ながら、テストや行事に影響が出ない日程を選ぶので、旅行を決めるのはいつも直前でしたね。それでも、中学入試の直前まで毎月1回のペースで行き続けていました。――入試の直前まで! 試験前は勉強に集中させる家庭が多いなか、変わらずに旅を続けられたんですね。村田さん:私は「旅育からの中学受験」と呼んでいるのですが、息子は小学5年生までは塾に通わず、旅で得た経験をベースに学びを深めていました。小さい頃から地図を見ながら旅をしていたので、日本地図は学校で習う前から頭に入っていましたし、その土地の産業や気候といった知識も体験とひもづけて役立ったようです。小学校中学年からは、教科書に載っている史跡や絵画などを見に行く旅も、子どもの興味に応じてしていました。こうした体験は、単なる暗記ではなく、本質的な学びにつながります。――旅育で育った息子さんは現在17歳。息子さんご自身は、これまでの旅についてどう言っていますか?村田さん:人と出会い、いろいろな体験ができたことがためになったと言っています。特に、素晴らしく美しい料理を作るシェフ、知識豊富で話上手なバスガイドさん、カツオをさばいてタタキにする方法を教えてくれた漁師さんなど、その道のプロフェッショナルとの出会いが印象的だったようです。旅で身につけた力は、子どもにとって一生の財産となります。息子は17歳になり、旅育の経験を生かして、自ら人生を切り開く次のステージになりました。今までの経験から得た旅育の魅力やノウハウを、次世代の親御さんをはじめ多くの方に伝えたいと思い、 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 を執筆しました。多くの方が旅育を実践するきっかけになればうれしいです。また、私も旅育の環境整備など、今後もライフワークとして「旅育」に関わっていきたいと思います。親子で旅をできる時間は案外少ないもの。筆者も荷物運びを手伝ってくれたり、6時間のトレッキングを達成したりと、成長していく息子の姿に旅の力を実感しています。家族それぞれの形で、旅育に挑戦してみてはいかがでしょうか。参考図書: 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)村田和子著 1,512円(税込) 旅を通じて子どもの脳を刺激し、自立心や感受性、行動力、考える力などを育む「旅育」。旅行ジャーナリストの村田和子氏が十数年の親子旅の経験をもとにした旅育の5つの基本メソッドと、実践するための25のヒントを紹介する。47都道府県の親子旅を経験した著者が選ぶおすすめスポットやモデルコースに加え、星野リゾート代表・星野佳路氏に聞いた「子どもにとっての旅の効果・効能」、茂木健一郎先生の旅×脳コラムなども掲載。取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
2018年08月02日ドラマやバラエティ番組にも活躍の場を広げている、ミュージカル界のプリンス、山崎育三郎さん。≪ミュージカルポップス≫という新しい音楽を聴かせたい。山崎育三郎さんは、ソロシンガーとして約2年かけて完成したはじめてのオリジナルアルバム『I LAND』をリリースした。「いままで2作のカバーアルバムを制作しましたが、その中で自分でも楽曲を作りたい、オリジナル楽曲を届けたい、という気持ちが高まっていました。ここに満足できる作品が完成し、大きな目標に到達できたので、感慨深いものがありますね」『I LAND』は、山崎さんが自ら作詞作曲した楽曲も含め、全て書き下ろしのオリジナルアルバム。そこには彼本人のリアルな体験や心境が伝わるナンバーもあり、いままでの彼の作品、ミュージカルのCDやカバーアルバムとは違うものだ。「ミュージカル俳優としてデビューして20年になるんですが、ミュージカルは決まった歌詞、メロディに自分の感情をどうのせていくか、ということが大事。それとは全く違い、自分でゼロから曲を作り上げることをやってみたかったんです。基本的に、ミュージカル俳優はポップスを歌わないんです。先輩たちを見ても、出されるCDはミュージカルの楽曲か、カバーアルバムです。誰もゼロから作る方はいなかった。だからこのアルバムは、ある意味≪挑戦≫でしたけどすごく楽しかった」アルバムの1曲目は、山崎さんが詩を共作したタイトル曲「I LAND」。ミュージカル仕立てのサウンドアレンジで、彼らしい世界に即、誘われ、ワクワクするはじまりだ。だがそれだけではない。プライベートな経験から生まれた温かい言葉が並ぶ「ヒカリ」や、人生を変えたほどの大切な経験を切々と歌い上げ、聴く者の胸をキリキリとさせるような「Turning point」など、全ての曲でリアルな思いが綴られる。どれも山崎さんにしか歌えない言葉。「ゼロから音楽を作り上げたい」という言葉に納得させられる。いままで“ミュージカル”というある種ファンタジーの世界でファンを酔わせてきた彼とは正反対の、自分自身を正直にさらけ出す楽曲の数々。その大きな隔たりに果敢にチャレンジしたことに驚かされる。「リアルに僕の心情を音楽で表現するというのは、いままでしていなかったことです。でも歌手・山崎育三郎としては、何か真実がないと伝わらないと思いますし、新しい表現にチャレンジしたかった。チャレンジしながら歌っていると全く違う感情が生まれたり、よりグッと歌に入っていけたり、そんな気持ちに自分自身ワクワクしています」カテゴリー分けするなら『I LAND』はポップアルバム、だろう。しかし既成のカテゴリーに収まりきらない、ユニークなパフォーマンスを感じずにはいられない。「そう言われると嬉しいですね。僕は≪ミュージカルポップス≫と呼べるような、新しいジャンルを自分で作り上げたいと思っています。J-POPでも、ミュージカルソングでもない僕のオリジナル作品、ですね。まだ誰もやってない新しいジャンルがあってもいいでしょう」Original Album『I LAND』【初回限定盤CD+DVD+GOODS】¥4,300最新シングル「Keep in touch」など11曲収録。DVDには『I LAND』のMVとメイキングが。【通常盤CD】¥3,000(UNIVERSAL MUSIC)やまざき・いくさぶろう1986年1月18日、東京都生まれ。‘07年『レ・ミゼラブル』でミュージカル俳優としてデビューし、その後も数々の名作に出演。2019年1月から「山崎育三郎 LIVE TOUR 2019~I LAND~」の開催が決定。※『anan』2018年8月1日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子(by anan編集部)
2018年07月28日旅を通じて子どもの心と脳を育てる「旅育」。家族旅行はもちろん、帰省や日帰りのレジャーも、子どもを大きく成長させるチャンスです。特に、言葉を理解し始める3歳頃から基礎的な脳が出来上がる9歳頃までは、旅育のゴールデンエイジだといいます。現在、6歳の息子を持つ筆者も旅育を実践中。そこで、 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)の著者で、旅行ジャーナリストの村田和子さんに旅育についてお話をうかがいました。お話をうかがったのは…村田和子さん旅行ジャーナリスト。1969年生まれ、1児の母。子どもが生後4カ月の時に家族旅行を開始し、9歳までに47都道府県を制覇。『All About』では2001年からガイドを務めているほか、『週刊文春』では子連れ旅行の連載、JALサイトの『初めての子連れ海外』ページを監修・執筆するなど、家族で旅をする魅力やヒントを多方面で伝え、2013年には子どもの生きる力を育む「家族で旅育メソッド」を発表。子どもが旅育を実践し中学入試で志望校に合格したことを機に『プレジテンドファミリー』『AERA with Kids』『日経DUAL』をはじめ雑誌・新聞・ウェブで注目を集める。 「家族deたびいく」 運営。旅行業務取扱管理者・クルーズコンサルタント。 ・公式ホームページ(トラベルナレッジ) ■3歳~9歳が「旅育」のゴールデンエイジ――村田さんは、現在17歳の息子さんが生後4カ月の頃から親子旅を始め、9歳までに47都道府県を制覇されたと聞きました。当初はまだ、子連れ旅行が一般的ではない時代ですよね。村田和子さん(以下、村田さん):「小さな子どもを連れて旅行なんてとんでもない」とよく言われましたし、施設側も子連れを受け入れる体制が整っていませんでした。その点、今は子ども向けの施設やプランが充実した宿がたくさんあり、新幹線や飛行機などのサービスも行き届いています。親子で旅に出るには、絶好の時代だと思いますよ。――確かにそうですね。私は5年前から親子旅を始めたのですが、おいしそうな離乳食やキッズミールがあったり、キッズルームや子ども向けのイベントが用意されていたりと、レベルの高さを感じます。村田さん:それに、子どもにとって旅に出ることの重要性は増していると感じます。昔に比べて、今の子どもたちの世界はかなり狭い。子どもたちがふだんふれあう大人は、親御さん、幼稚園や学校の先生、習い事の先生、友だちのお父さんお母さんくらいではないでしょうか。子どもは自分が知っている世界が社会のすべてだと考えがちなので、日常で自分の居場所が見つけられないと悩んだり、自暴自棄になったりする危険性があります。実際、私の息子も、男の先生にほめられて自信になっていた「朝の元気なあいさつ」を、小3になり先生が変わった途端「そんなに大きな声を出さなくて結構です」と言われたことで混乱。旅先でもあいさつができなくなってしまったことがあるんです。「これまでに、たくさんの人に元気なあいさつをしてきたけれどどうだった? そうだよね? 笑顔で返してくれた人やほめてくれた人が多かったよね? 担任の先生は価値観が違うかもしれないけれど、ママはすてきだと思うよ」と話し合って解決したんですが、子どもにとって学校や先生の影響がいかに大きいかを思い知らされました。――それは辛いですね。でも、息子さんがすぐに納得してくれたのは、やはり旅を通じて多くの人や価値観とふれあった経験が大きいんでしょうか。村田さん:そう思います。息子はいかにも社交的で目立つという感じではないんですが、さまざまな地域で暮らす年代も異なる多様な人々との交流を通じて、懐の深い人間に育っていると感じます。また、旅のトラブルを乗り越えた経験などから、何事にも「手をつくせば、なんとかなる」というタフさや、臨機応変に対応する力は身についたと思います。今の子どもたちが生きてくのは変化の時代ですから、旅育は大いに役立つと考えています。――受験勉強だけできればいい、という時代ではないですものね。子どもたちが成長する頃、「生きる力」がますます重要になっていると実感しています。村田さん:私が提案している「旅育メソッド」では、生きる力を「自己肯定力・コミュニケーション力・知恵を育む力」の3つと定義しています。旅育で一番大切なのは、親子のコミュニケーションです。親のちょっとした心がけや働きかけで、この3つの力はぐんと伸びていきますよ。特に、言葉を理解し始める3歳頃から、基礎的な脳が出来上がる9歳頃までは旅育のゴールデンエイジですから、積極的に旅に出ることをおすすめします。――そうなると、赤ちゃん時代に旅に出ることはあまり意味がないのでしょうか? 確かにうちの息子も、小さい頃の旅はまったく覚えていません。村田さん:旅にはリフレッシュ効果もあります。親御さんが旅でストレスを解消して、ゆとりを持って子育てをできるのは、子どもにとって大きなメリットだと思います。また、小さな頃の旅は忘れてしまうので意味がないのでは? と思いがちですが、本の中で脳科学者の茂木健一郎先生が解説してくださったように、記憶には残らなくても、子どもが成長した時、ものの見方や行動に影響を与えると考えられています。 ■「どこに行くか」より「何をするか」――周囲のママたちに旅育をすすめると、「楽しそうだけどお金がかかりそう」と言われることが多々あります。村田さん:旅というと、どうしてもぜいたくなイメージがあるのかもしれません。でも、近場の日帰りレジャーやイベントに出かけるだけも旅育はできるんですよ。ネットで検索すると、子連れ向けの施設やイベントはたくさん見つかります。肝心なのは「どこに行くか」ではなく「何をするか」。特にお子さんが小さいうちは、無理をして遠出をしなくても大丈夫。日常と違う経験をすることは、それだけで子どもの脳に刺激となります。――小さな子を連れた旅やおでかけでは、公共の乗り物や施設で迷惑をかけないか心配、という声もよく耳にします。村田さん:小さくても旅をする仲間ですから、「どうせわからないだろう」と子ども扱いしないことが大切だと考えます。私は写真や地図を見せて「これからこの場所に行くよ」「電車に◯時間乗るよ」「眠りたい人もいるから、静かにしていようね」などと説明していました。そして、上手にできたら「頑張れたね! えらいね!」と認めてあげると、子どもにとって成功体験となります。「電車に何分乗るから、その間は何をして遊ぼうか」と相談しながら、子ども自身が持ち物を用意するのもおすすめです。――自分で用意をさせると、自主性が身につきそうですね。でも息子が3歳の頃にリュックに入れるおもちゃを選ばせたら「全部持っていく!」と言い張り、荷物がパンパンになってしまった経験があります(笑)。村田さん:3歳くらいだとまだ自分では気がつかないことも多いので、「全部使って遊ぶ時間あるかな?「持てる? ちょっと背負ってみようか。自分でずっと持つんだよ?」と親が助言してあげたほうがいいでしょうね。ただ、可能な限り、最終的には本人の判断に任せるのが良いと思います。自分で言い出したことに責任を持つのも大事ですし、失敗から学ぶことも多いと感じます。■未就学児&低学年「旅育プラン」3つのアイデア旅育のモデルプランは無数にあり、どんなプランがいいのかは子どもの個性や発達によってさまざま。「小学校中学年以上の子どもなら話し合いで決めるのも旅育の一環となりますが、小さいうちは親がナビゲートする必要があります」と村田さん。そこで、プラン作りのヒントとなる3つのアイデアを教えていただきました。1.テーマを決めてとことん追求する!子どもが興味を持っていることをより深めていくことで、探究心や集中力が育ち、自信にもつながります。例えば、電車好きの子どもなら鉄道博物館に行く、ユニークな観光列車に乗ってみる、鉄道会社のスタンプラリーに参加するなどの選択肢があります。食べることが大好きなら、フルーツ狩りや食品メーカーの工場見学もいいでしょう。「これといって興味を持っていることが見当たらない、というお子さんは、親の趣味から子どもの成長に合ったものを選んで、お子さんに提案してもOKです。ただし無理強いは禁物。もし子どもが興味を持てないようなら、違うプランを試しましょう」(村田さん)2.親子でいっしょに「初めて」を体験!人生経験が豊富な親は、つい「上から目線」で子どもに接してしまいがち。「親も子もどちらにとっても初めての体験なら、同じスタート地点に立つことができ、親子の連帯感が育まれます。例えば、見たことがない花や動物を見に行ったり、専門家のもとで簡単なトレッキングやアクティビティに参加してみたりといったプランがおすすめですよ」(村田さん)子どもにとって、初めての体験は深く心に残るもの。小さいうちから親子で、たくさんの“初めて”に挑戦してみましょう。3.家族で別々に過ごす時間を作る!旅行中に親子別々の時間を作ってみましょう。子どもは、ホテルにあるキッズクラブや子ども向けの自然体験教室などに参加。親と離れて何かに挑戦することで子どもは一気に成長し、再会した際には「こんなことをしたんだよ」と家族の会話が広がります。「もし、旅先にキッズクラブや自然体験教室などがなく、子ども1人で参加できる環境が整わないなら、ふだんとは違う家族の組み合わせで行動するのもいいですね。例えば、ママと一緒に過ごすことが多い子どもは、パパやおばあちゃんと一緒、ママはひとりなど、いつもと違う組み合わせで行動すると、意外と発見もあり、うまくいって楽しめることが多いんですよ」(村田さん)自分の子どもはどんなことに興味があり、どんな力を身につけさせたいか。上記を参考に、ぜひプラン作りに挑戦してみましょう。次回は、旅育の実践編として、旅先での過ごし方をお教えします。参考図書: 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)村田和子著 1,512円(税込) 旅を通じて子どもの脳を刺激し、自立心や感受性、行動力、考える力などを育む「旅育」。旅行ジャーナリストの村田和子氏が十数年の親子旅の経験をもとにした旅育の5つの基本メソッドと、実践するための25のヒントを紹介する。47都道府県の親子旅を経験した著者が選ぶおすすめスポットやモデルコースに加え、星野リゾート代表・星野佳路氏に聞いた「子どもにとっての旅の効果・効能」、茂木健一郎先生の旅×脳コラムなども掲載。取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
2018年07月26日「髪をバッサリ切ったのに、夫は何も気づいてくれない。本当は気づいてほしいし、ほめてほしいのに…」。そんな経験のある人、少なくないのではないでしょうか。夫はなぜ妻をほめないのでしょう。夫からほめてもらうにはどうしたらいいのでしょうか。今回は、夫が妻をほめない理由、そして「ほめクセ」をつける方法について考えていきましょう。■どうして夫はほめてくれないの?2つの絵を見比べ、違うところを見つける「間違い探し」というゲームがありますよね。実はこのゲーム、女性より男性のほうが苦手といわれています。というのも、男女の脳には違いがあり「ものの見え方が異なる可能性がある」そうです。例えば、女性は意識しなくてもまんべんなく細かいところに気づくけれど、男性は一点に集中してしまうと、よほど大きな変化がない限りほかの部分との違いに気づかない傾向があるそうです。そのため、髪を切った、メイクを変えた、ネイルをぬったといった妻の小さな変化に、そもそも夫は気づいていない可能性が。「いつもと同じなんだから、ほめようがない」というのが、夫側の言い分のようです。■ほめない夫に足りないものは?また、日本人はもともと、お世辞は得意ですが、「ほめる」のは苦手。もともと、ほめる習慣があまりなく、ほめる機会自体が少ないので、自然とほめ言葉のボキャブラリーも少なめです。そこに輪をかけて、男性は小さな変化に気づきにくいので、妻をほめる行動になかなかつながらないのでしょう。さらに、夫の中には「ほめられたいと妻が思っている」という発想すらない場合もあります。例えば、髪を切った妻がその変化に気づいてほしい。夫からかわいい、キレイという言葉をかけてほしい、と思っていたとします。けれど、夫は「俺にほめられたくて、妻は髪を切ったのかもしれない」という発想がないのです。そのため、髪を切ったことには気づいても、「暑いの?」などと見当ちがいな発言をしてしまうのです。■ほめない夫が変わる「ほめクセをつける方法」では、ほめない夫にほめる習慣、つまり「ほめクセ」をつけるにはどうしたらいいのでしょうか。次の手順を試してみてはいかがでしょうか?1.日ごろの会話を増やすまずは日常的な会話量を増やしていきましょう。日ごろから会話がない夫婦なのに、いきなり「ステキだね」とほめてもらうのは難しいものです。まずは会話を増やすことを意識してみましょう。2.夫をほめまくる夫婦の会話が増えてきたら、今度は「夫をほめる」機会を増やします。男性はほめられると照れや恥ずかしさで引いてしまう人もいます。なんだか気恥ずかしくて「なんかあるの?」と最初は戸惑ってしまうかもしれません。けれど、ほめられて嫌な気分になる人はいないでしょう。何度も繰り返しほめられるうちに「ほめられるって、なんだかんだうれしいな」という気持ちになってきます。「ほめられるとうれしい」という感情に、日常生活で慣れさせていくようにしましょう。3.自分も「ほめてほしい」と伝える夫に「ほめられるのはうれしいことだ」という意識が根づいてきたと思ったら、今度は自分もほめてほしいと夫に伝えていきましょう。「ほめられるとうれしいし、頑張れるんだよ」と言葉にして伝えるようにします。そして、自分からも「髪切ったんだけどどう?」「部屋の模様替えしたんだけどどうかな?」と夫に声をかけます。そして「良いと思うよ」「良いんじゃない?」などの答えが返ってきたら、少々オーバー気味に喜ぶようにしましょう。すると夫には「ほめるとこんなに喜ぶんだな」という意識が生まれていきます。4.「どこが良い?」と具体的に聞くここまでくると「どう?」と聞くと「良いね」といった返事がすぐに返ってくる状態になっているはずです。そこで今度は「どのへんが良い?」「形が良い? 色が良い?」など具体的に何が良いのかを聞くようにしていきましょう。これは、ほめ言葉のバリエーションを増やすという目的があります。何度も繰り返していくことで「色の組み合わせが良いね」「顔色が良く見えるよ」「若々しくなったね」といった具体性を持ったほめ言葉が夫から自然と出てくるようになるでしょう。ここまで読んでみて「夫にほめてもらうのってこんなに大変なの…?」とげんなりした人もいるかもしれません(笑)。これだけ多くの手順を踏まなければ根づかないほど「男性にほめクセをつける」のはとてもハードルの高いものなんですね。妻が突然ほめ始めたら、夫は最初、びっくりしたような顔をするかもしれません。でも、夫がそんな表情になる原因を作ったのは、ほかでもない妻です。「夫はほめてくれない」と愚痴る前に、あなた自身がこれまで夫をほめていたかどうかを振り返ってみましょう。ほめられると誰だってうれしくなるものですよね。その気持ちに気づき、気づかせてあげることが夫に「ほめクセ」をつける始めの一歩となるでしょう。「妻をほめる夫」は1日にしてならず! あせらず地道に夫を育てていけると良いですね。
2018年07月18日子どもと一緒に過ごす時間が長いとイライラも増えますが、親子水入らずの時間が増える夏休みこそ、子どもを成長させるチャンスです!8月の終わりに、「できることがたくさん増えたね」と親子で言い合える、そんな楽しい夏休みを目指してみませんか?●お話を聞いたのは…原邦雄さんほめ育財団代表理事。褒めて人を育てる「ほめ育」の提唱者。これまで国内外200社の企業に導入され、業績をアップさせてきたほか、保育園にも教育方針として導入。著書に「たった一言で人生が変わるほめ言葉の魔法」(アスコム)など。9歳と7歳の女の子のパパ。今年は子どもを褒めて成長させる「攻める」夏休みに毎日の昼食作りや、子どもたちの「どこか連れてって」攻撃などママの負担が増える夏休み。「褒めるなんて無理!」という声も聞こえてきそうですね。でも、親子水入らずで過ごせるのは子どもが幼い間だけ。ちょっと発想を転換して、「どっちにしろイライラするなら、1日に1回は必ず子どもを褒めて、親子で笑顔になろう」と「攻める」考え方をしてみませんか。褒める効果は、笑顔になれるだけではありません。下の「〝ほめ育〞に大切な3つの言葉」を見てください。人は褒められることで自信がつきます。もっと褒められたくて頑張り、できなかったことができるようになる好循環が生まれるのです。しかし、「何をしたら褒めるか」「どう褒めるか」が整理されていないと子どもも混乱しますし、親も長続きしないもの。そこで紹介したいのが「夏休みほめシート」づくりです。親子でチャレンジしてみましょう!●“ほめ育”に大切な3つの言葉(1)「ありがとう」「自分ってすごいんだ」という気持ち(自己重要感)を育てます(2)「すごいね」「成長したね」「自分はやれるぞ」という気持ち(自己有能感)を育てます(3)「好きだよ」「自分は愛されているんだ」という実感(自己好感)が生まれます●STEP1…「夏休み楽しみだね」と子どもに話すいきなりシートを持ち出しても、子どもはノッてくれません。まずは「ママはあなたとの夏休みを楽しみにしているよ」「いろんなことができるようになりたいね」という思いを先に伝えてください。それから「こんなの考えたよ」とシートを見せましょう。●STEP2…「やってほしいこと」は子どもと一緒に考える子どもがイチから考えるのは難しいので、まずはママが案を考えて書きますが、必ず子どもの意見を聞いて。「この目標はちょっと無理…」という反応なら、目標自体を変えるか、「ママがここまで手伝ったらできるかな?」と、ハードルを下げて。●STEP3…どんな褒め言葉を掛けるかを決めておく子どもは行動したらすぐ褒めてもらわないと、だんだんやる気が失せていきます。「できたら褒める」ことをママが意識できるように、可視化しておきましょう。子どもに「できたときはママに何て言われたい?」と聞き、シートに書き込みます。●STEP4…できたらシールやスタンプをペタンシートを親子で見られる位置に貼り、目標を達成できたらシールやスタンプをペタン。できたらその都度貼ってもよし、一日を振り返って「よくできた」と思えたら貼ってもよし。親子でベストなやり方を探っていきましょう。●STEP5…「次に期待すること」は最後にアドバイスする例えば洗濯物を畳んだとき、親はつい「もっと端と端をきれいに合わせて」など、期待を先に言いがち。子どもは「やれって言うからやったのに。褒めるのが先でしょ!」と思っています。褒めた上で「次はこうしてくれるともっとうれしい」と伝えて。「夏休みほめシート」の例親子で笑顔になるために…シートをうまく活用できない!こんなときどうする?「夏休みほめシート」をせっかく作っても、うまく活用できなくて結局ママがイライラしてしまっては、本末転倒です。これまで千人以上のママの「ほめシート」を添削してきた原さんに、つまずきがちなポイントと、解決方法を聞きました。Q:「やってほしいこと」の見つけ方が分かりませんA:どんな子どもに育ってほしいかまずはそこから考えましょうまずは「素直な子に育ってほしい」など、漠然とした願いを思い浮かべましょう。次に、「じゃあ私の思う“素直”ってどんなこと?」とイメージします。誰しも「自分辞書」を持っていますから、同じ“素直”でも、「自分の気持ちを正直に伝えること」「気持ちのいい受け答えをすること」など、イメージは人によって違うはず。最後に、「楽しかったことを絵に描く」「元気に返事をする」など、子どもが実行できる行動に落とし込んでいきます。Q:目標が達成できないとつい叱ってしまいますA:叱るときは全てを否定せず解決方法を一緒に考えて叱ることも含めて「ほめ育」ですが、叱り方にはコツがあります。1つ目は「いつも◯◯なんだから!」というふうに全てを否定しないこと。「昨日はできてた。でも今日はできてないね」と言った方が、子どもも「確かに」と納得できます。2つ目は、「ママは知りません」という態度を取らないこと。子どもの目標はママの目標でもあります。「うまくできる方法を考えられなくて、ママもごめんね」「どうやったらできるようになるかな?」と一緒に考えられるといいですね。Q:調子に乗らないか心配で褒められませんA:「正しい調子」に乗せれば心配いりません「うちの子はお調子者で、褒め過ぎると天狗にならないか心配」というママにこそ、夏休みほめシートはお薦めです。ママの「やってほしいこと」と「やってほしくないこと」の枠がしっかり決まっているわけですから、むしろ調子に乗って目標をどんどん達成してくれればこちらのもの。「よく頑張ったね、やればできるじゃん!」「応援してるよ、一緒に頑張ろうね」などの言葉が成長スイッチになります。Q:旅行中や帰省中は目標達成が難しくなりそうA:夏のレジャーこそ楽しく実行できるチャンス!非日常の場面が多い夏休みこそ、褒める機会を増やすチャンス。花火大会なら「必要な持ち物を自分で考えて準備する」、旅行なら「パジャマを一人で畳めるようになる」というふうに、レジャーをきっかけに目標を考えてみましょう。努力するのも楽しくなりますし、ただ「遊びに行って楽しかった」だけでなく、子どもが成長したという思い出も残ります。子どもだけでじぃじ・ばぁばの家にお泊まりする、パパと一泊旅行するなど、ママもラクになり子どもも成長できるイベントが実行できたら、一石二鳥!「親子でほめ育楽しもう!ママも自分のことを褒めてあげられる夏休みに!子どもを褒めるためには、ママが自分を褒められることが大切です。毎日家族のためにご飯を作っていること。子どもの遊びに付き合ったこと。イライラだって、子どもを成長させたい、正しく育てたいと思うからこその感情です。普段「ありがとう」と言われる機会の少ないママだからこそ、ぜひ子どもやパパと話しながら、ほめシートを作ってみてください。
2018年07月04日365日ほめられるヘアアレンジBOOKインスタグラムで人気の星玲奈氏と、東京・表参道の美容室「natura Aolani」代表の保志ゴロー氏の共著「星 玲奈&保志ゴローの365日ほめられるヘアアレンジBOOK」が発売された。星氏と保志氏は夫婦で、この新刊が夫妻初の共著となっている。インスタフォロワー数39万人の星玲奈氏カリスマインスタグラマーとして知られる星玲奈氏のフォロワー数は約39万人を数え、日々のファッションコーディネートや家族の写真などが人気を集めている。また、保志ゴロー氏が代表を務める「natura Aolani」では、スタイリングしやすさを重視し、カウンセリングによる自身がなりたいイメージとトレンド、その人らしさをプラスしたカットとスタイリングを行っている。ボブスタイルだけでなくロングヘアスタイルも新刊「星 玲奈&保志ゴローの365日ほめられるヘアアレンジBOOK」では、同書のために星玲奈氏が髪をカットしボブスタイルに変身。ボブは星氏にとって10年ぶりだという。旬だとされるボブの秘密、ボブで簡単にできるアレンジを保志ゴロー氏が直伝する。また、ロングヘアの巻き方、星氏のロングヘアスタイルをコピーできるマニュアルも掲載。さらにロングでは保志氏による場面別のアレンジ図鑑も掲載されている。この新刊はA5判、1,400円(税別)にて、光文社より発売中である。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※星 玲奈Instagram※星 玲奈&保志ゴローの365日ほめられるヘアアレンジBOOK(Amazon.co.jp)
2018年06月02日子どもの心と体の健康を育むために、「食」はとても重要。そこで今回は、食育インストラクターである著者が「子どもの食育」についてポイントを4つに絞って紹介します。即実践できるものばかりなので、早速試してみくださいね。「共食」は3~8歳の数年間が特に重要社会環境が変わり、家族がバラバラの時間に食べる「個食」が増えているといわれている現代。40年前は、年に約700~800回ほど家族そろって食事をしていたのに対して、今では300回ぐらいに減少しているといわれています。あなたのおうちでは、1週間に何回くらい家族そろって食事をしていますか?実は、家族と一緒に食べる「共食」こそが、子どもの人格を養う大切な時間だといわれています。共食は、人と人とのコミュニケーションを深める場であり、楽しいおいしいといった幸せを感じる場でもあります。実際に、1人で食べるよりも、家族や友人たちと食べる方が心もなごみ、食欲も増す…といった経験をしたことはありませんか?さらに面白いのが、単に食べるのと「おいしい」と感じながら食べるのとでは、栄養の吸収率が変わってくるということです。楽しく食事をすることは栄養の吸収力を高め、心も満たしてくれるのです。この「共食」が大きな意味を持つのが、3~8歳です。この時期は1人きりで食事をさせず、テレビを消して一緒に食事をすることが重要です。また、家族そろって同じ物を食べ、正しい箸の使い方や「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつ、マナーをきちんと身につけさせる時期でもあります。というのも、これらの作法や食習慣を子どもに身につけさせるには、8歳までが理想的だといわれているからです。この年齢を過ぎると、他のことへの興味や好奇心が芽生えて身につきにくくなるといわれ、その労力は10倍にもなってしまうのだとか。幼児期のうちに、家族で一緒に食事をしながら食に興味を持たせ、マナーを身につけさせることが大切です。では具体的に、どのようなマナーを身につけさせたらよいのでしょうか。「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつ食事マナーの基本は、食事前後のあいさつです。これは単なるあいさつではなく、感謝の気持ちを表したもの。「いただきます」は、料理を作って出してくれた人たちや農家の人、肉や魚の命をいただくことへの感謝の気持ちを表したものです。また、「ごちそうさま」の「馳走(ちそう)」は、あちこち走り回って食材を用意するという意味があるとか。そのように苦労して食事を用意してくれた人に対して、感謝の意味を込めて「ご」と「様」をつけたことから「ごちそうさま」というようになったそうです。これらのあいさつは「食事に対する感謝の気持ちを表したものなんだよ」と、子どもに伝えることで、食べ物を大切にする心を育むきっかけになるかもしれません。正しい姿勢のポイントは椅子とテーブルの高さ調整箸の持ち方を注意することはあっても、食べる姿勢にはあまり目が行き届かない…という人は多いのではないでしょうか。食べる時の姿勢が悪いと消化にも悪く、だらしがない印象を与えてしまいがちです。何より猫背がクセになってしまっては、後に直そうと思っても簡単にはいきません。そこで大切なのが、体型にあった椅子とテーブル選びです。高さが合っていないと食べにくかったり、足がぶらぶらと動き、落ち着いて食事をすることができません。ヒジをテーブルにつく原因にも。足がぶらぶらする場合には、足元に箱を置くなどして調整しても〇。テーブルが高い場合には椅子にクッションを置いて調整します。<正しい姿勢のポイント>・背筋を伸ばして猫背にならない・椅子の背もたれに寄りかからない・テーブルと体の間は、げんこつ1個~1個半空ける・足はぶらぶらさせない。足の裏は床か、椅子の足載せにつける正しい箸の持ち方レッスンは食事中以外で箸選びのポイントは子どもの手の大きさに合ったものを選ぶことです。基準は、手を広げて親指の先と人さし指の先端の長さを測ります。その長さの1.5倍が、ちょうどよい箸の大きさになります。箸の太さや重さも大切なので、子どもと一緒に箸を買いにいくといいですね。また、食事中に箸使いの練習をすると食事が楽しくなくなってしまうので、それ以外の時間にトライします。ポップコーンや茹でた枝豆などをつまむゲーム感覚で練習すると〇。乾燥した小豆などの小さなものもつまめるように、少しずつ難易度を上げてみてください。<正しい箸の持ち方>1.上の箸を人さし指と中指ではさみ、親指をそえて鉛筆のように持ちます。持つ位置は箸の長さを3等分して、箸先から3分の2の位置です。2.下の箸は、上の箸の下側に差し入れ、薬指で固定します。3.はさむときは、箸の先端がきちんとぶつかるように、上の箸を動かします。いかがでしたか?大切なことは食事のマナーを厳しくしつけることではなく、家族で食事をする楽しさを一緒に体験することです。その中で子どもたちは、食事をする意味や楽しさ、マナーを理解していくことを、親自身が忘れないでいたいですね。笑顔あふれる食事の時間が、少しでも多く増えますように。参考資料:服部幸應の食育インストラクター養成講座<文・写真:食育インストラクター・フリーランス記者岩本亜実>
2018年05月03日