もうすぐ1歳の誕生日というある日、私の不注意で息子が手のひらに全治3カ月の大やけどを負ってしまいました。子どもの大やけどに直面したときの行動や対処法、その後の治療や経過とともに周りの反応や私自身の心境の変化をお伝えします。 今でも忘れられない、あのときの光景いつものように使用済みヘアアイロンをタオル掛けに吊るして収納しお化粧をしていると、火のついたように大泣きしだした息子。振り返るとヘアアイロンのすぐそばで明らかにいつもと様子が違う息子の姿がありました。 「まさか」と思い急いで手のひらを見ると、人差指、中指、一部手のひらが真っ赤になっていたのです。ヘアアイロンの電源を消したのはついさっき、設定していた温度は190度。血の気が引いた私でしたが、震える手で息子を抱えすぐに流水で冷やす処置を始めました。 ▲実際の写真 通院と看病の日々⋯流水で冷やしながら皮膚科に電話。すぐにきてくださいとのことで病院に向かい、緊急性が高かったため3時間待ちのところを優先して診察していただきました。診察の結果、熱傷の程度は中等度の深達性Ⅱ度でした。引きつれなどが生じるおそれもあると告げられ、頭が真っ白に……。そして、ガーゼと包帯を換え、薬を塗る毎日が始まりました。傷口を見るたびに後悔が襲いましたが、私にできることをするしかないと黙々と看病をしました。最初のころは心配で毎日通院し、落ち着いてからも週2〜3回診察に行く日々が2カ月続きました。 周りの反応、何を言われてもつらかった日々息子に痛い思いをさせてしまったこともつらかったですが、周りの反応に対してもナイーブになっていきました。夫をはじめ親族は「痛そう⋯⋯」と顔は歪めるものの、私に気をつかってあまり触れずにいてくれました。児童館では「うちの子なんて私の不注意であごの骨折ったのよ!」と励ましてくれるママさんもいましたが、そのやさしささえとてもつらかったです。あるときはすれ違いざま高齢者の方に、「あらやけど? やけどは親の不注意だよ」と言われることもありました。とても深く傷つきましたが、言われて当然のことをしたと思っています。 もう絶対に繰り返さないための危険対策!事故が起こってしまった原因は、私の心にありました。それは危ないと思ったものの放置したことです。向こうで遊んでいるし⋯…という甘い考えが招いた事態でした。事故後すぐに「日常で危ないと思っていること」をその対策と一緒に書き出し、夫と共有しました。想像できる最悪の事態は必ず起こると危惧すること、その不安材料を取り除くこと。意識の徹底により、そのやけどの事故から現在まではケガなく過ごせています。 事故から半年、すっかり治り、手も不自由なく使えているようです。私の不注意で痛い思いをさせてしまったことは後悔してもしきれませんが、母として成長できたとプラスに考えるようにしています。子どもが小さいうちは「想像できたら、それは起こる出来事」を合言葉に息子の安全を守っていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:高橋さちこ1歳男児の母。新卒で営業職に就き、妊娠を機に退職。その後就活・保活に成功し、現在は働きつつ妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月23日私は、甘えん坊の1歳の男の子を育てています。最近は夫の仕事が忙しく、毎日がワンオペ育児状態です。息子が大泣きしてしまうから、「仕方がない」とあきらめて抱っこひもをしながら調理をしてしまい、息子にやけどを負わせてしまった体験談をご紹介します。 甘えん坊な息子息子は、生後6カ月から近くにママやパパがいないとじょうずにひとり遊びができずに、泣いてしまいます。特に朝と夕方は、機嫌が悪いことが多く、近くに座って一緒に遊ぶか、抱っこをしながら家事を進めています。 抱っこひもでのおんぶはなぜか大号泣で拒否。そのため、夕食作りは基本的に抱っこひもで、抱っこをしながら調理をしています。危ないなと感じることは過去にも数回ありましたが、息子に号泣されるよりも抱っこのほうがいいかなと私は甘く考えていました。 抱っこひもでの調理中に息子の近くに座り、見守っていたら機嫌よくおもちゃで遊んでいたので、夕食作りを開始しました。すると、案の定息子は大号泣しながらキッチンへ。いつも通り抱っこひもをして、炒め物を作っていました。 すると、突然息子は抱っこひもから調理中のフライパンのほうへ手を伸ばし、手の甲がフライパンにあたってしまいました。大号泣する息子にかなり焦りながらも、急いで流水で20分以上冷却。ですが、水ぶくれができてしまいました。 翌朝、皮膚科を受診症状を調べて、翌朝の受診で大丈夫とわかったので、ネットで調べた対処法をし、翌朝皮膚科を受診。幸いにも軽いやけどだったようで、3〜4日で傷は乾き、やけど痕も残らないだろうという診察でした。 診察結果に安心したものの、傷口に塗られた薬がしみて大号泣する息子を見ながら、私は胸が張り裂けそうでした。自分のせいで息子にやけどをさせてしまったことがすごくつらく、何度も謝罪。二度とこのようなことがないよう、家事の方法を反省しました。 今までは、泣くから危ないけど抱っこひもを付けて調理をするのは仕方がないと考えていましたが、息子にやけどをさせてしまってから、どんなに危険な行為だったのかを認識。母親として、息子にやけどをさせてしまったことが申し訳なくてなりません。二度と同じことがないように、昼寝の時間や夫のいる時間を有効活用、家事の時間にすることにしました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:白田 よう保育士として働いていたが、出産を機に退職。やんちゃな男の子を育てながら、自身の体験談を中心に執筆中。
2021年09月21日やけどは赤ちゃんに多いケガの1つです。私は娘が生後3カ月のときに、スープをこぼしてやけどをさせてしまい、とても後悔しています。「こども医療でんわ相談(#8000)」に電話して、対処したことを詳しく紹介します。 ランチ中にスープでやけど当時生後3カ月だった娘は、床やベッドに寝かせると泣いてしまうので常に抱っこをしていました。平日はワンオペ育児で、食事中に娘の面倒を見てくれる人はいない状態。そこで、私があぐらをかいてその上にのせると静かだったので、寝返りもまだ打たないし大丈夫だろうと思い、その状態でよく食事をとっていました。いつもどおりあぐらの上に娘をのせてランチをしていたところ、手が滑ってスープが娘の足にかかってしまい……。一瞬頭の中が真っ白になりました。 「こども医療でんわ相談」へ電話 「まずは冷やさないと」と思い、泣いている娘をお風呂に連れて行き、冷水のシャワーを浴びせました。冷たいのか、シャワーを浴びるとより一層、泣いている声が大きくなるばかり……。一通り冷やしたあとに、「こども医療でんわ相談(#8000)」に電話して、今の状態を説明し、どうしたらよいのか聞きました。すると、水ぶくれを破かないように冷やして皮膚科を受診するように言われ、急いで皮膚科へ。どんどん大きくなる娘の泣き声を聞くと、とても不安になりましたが、電話をして状況を説明することで、状況を客観的に見ることができて少し冷静になれました。また、専門の方の対処方法を聞いて、どうしたら良いのかわかり、少し安心できました。 やけどさせたことを後悔幸い娘のやけどはひどいものではなく、皮膚科で処方してもらった薬が効いたのか、やけどの痕は残っていません。娘が近くにいる状態で、熱いスープを飲んだことをとても後悔しました。気をつけているつもりでも、毎日の繰り返しで「まあ大丈夫だろう」と思ってしまった自分を責めました。それからは、まず娘が近くにいるときはやけどしそうな熱いものは食べない、どうしても熱いものを扱わないといけないときは、ヘビーベッドや安全なところに娘を待機させることを決意。 娘に初めてケガをさせてしまって、申し訳ない気持ちで胸がいっぱいに。やけどをしたときはどうしたらよいのか分からず不安でしたが、「こども医療でんわ相談」に相談し、専門家の意見を聞き正しい対処がわかったので安心して行動にうつせました。今後も何かあった場合には相談しようと思います。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:北沢ゆき0歳の娘を育てる1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆。
2020年11月21日イギリスの路上で1匹の子猫が倒れているのを通りかかった警官が見つけました。オスの子猫は顔と脚に重度のやけどを負っていて、そのすぐ近くでは焚き火をしていたといいます。警官は急いで子猫を動物病院へ連れて行きました。しかしやけどのひどさから、子猫が生き延びられる可能性はわずかだと診断されます。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る (@firecat_2020)がシェアした投稿 - 2020年 9月月25日午前9時01分PDT海外メディア『Metro』によると、子猫はまだ生後7週間ほどで、顔中の皮膚が焼けただれていたのだそう。看護師のジェニー・グレットンさんと獣医師は、過去にこれほどひどいやけどを負った猫を診察したことはなかったのだとか。そのため子猫を治療するべきか、それとも安楽死させるべきか、分からなかったといいます。しかし子猫は瀕死の状態にもかかわらず、最初の処置を終えた時点でしっかりと生きていました。その姿を見たジェニーさんは「この子に生きるチャンスをあげたい」と思ったのだそう。そして子猫の生命力を信じて、できる限りの治療をすることにしたのです。数日経っても子猫の飼い主が現れなかったため、ジェニーさんは自らが里親になることに決めます。子猫は彼女の息子によって『ファイヤー・キャット』と命名されました。 この投稿をInstagramで見る (@firecat_2020)がシェアした投稿 - 2020年 9月月25日午前9時10分PDTファイヤー・キャットが保護されてから1週間後、彼の皮膚や毛が抜け落ち始めます。ジェニーさんは1日に何度もファイヤー・キャットをお風呂に入れて、傷にワセリンを塗ってあげるなど懸命に看護をしました。するとファイヤー・キャットはどんどん元気を取り戻していったのです。 この投稿をInstagramで見る (@firecat_2020)がシェアした投稿 - 2020年10月月2日午前1時51分PDTジェニーさんはファイヤー・キャットの毛は再び生えてこないとだろうと思っていたのだとか。ところが保護されてから約1か月経った時点で、彼の顔の毛はかなり生えてきています。まだやけどの傷は治っていないものの、それ以外は健康な子猫と変わらないくらい元気に遊んでいるということです。ファイヤー・キャットのInstagramには「この子はパーフェクト」「勇敢な子猫だ」「早くよくなってね」などの声が寄せられています。 この投稿をInstagramで見る (@firecat_2020)がシェアした投稿 - 2020年10月月27日午後5時11分PDTファイヤー・キャットは病院に連れて来られた時、やけどのせいで感染症や呼吸困難になる可能性があったのだそう。また彼自身も相当な痛みに耐えていたと思われます。しかし今では「とても明るく、幸せに過ごしている」とのことです。安楽死を逃れ、優しいジェニーさんや獣医師のおかげで生きるチャンスをもらったファイヤー・キャット。きっと言葉が通じなくても、彼の「生きたい」という思いがジェニーさんたちに届いていたのでしょうね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月06日もうすぐ1歳の誕生日というある日、私の不注意で息子が手のひらに全治3カ月の大やけどを負ってしまいました。子どもの大やけどに直面したときの行動や対処法、その後の治療や経過とともに周りの反応や私自身の心境の変化をお伝えします。 今でも忘れられない、あのときの光景いつものように使用済みヘアアイロンをタオル掛けに吊るして収納しお化粧をしていると、火のついたように大泣きしだした息子。振り返るとヘアアイロンのすぐそばで明らかにいつもと様子が違う息子の姿がありました。 「まさか」と思い急いで手のひらを見ると、人差指、中指、一部手のひらが真っ赤になっていたのです。ヘアアイロンの電源を消したのはついさっき、設定していた温度は190度。血の気が引いた私でしたが、震える手で息子を抱えすぐに流水で冷やす処置を始めました。 ▲実際の写真 通院と看病の日々⋯流水で冷やしながら皮膚科に電話。すぐにきてくださいとのことで病院に向かい、緊急性が高かったため3時間待ちのところを優先して診察していただきました。診察の結果、熱傷の程度は中等度の深達性Ⅱ度でした。引きつれなどが生じるおそれもあると告げられ、頭が真っ白に……。そして、ガーゼと包帯を換え、薬を塗る毎日が始まりました。傷口を見るたびに後悔が襲いましたが、私にできることをするしかないと黙々と看病をしました。最初のころは心配で毎日通院し、落ち着いてからも週2〜3回診察に行く日々が2カ月続きました。 周りの反応、何を言われてもつらかった日々息子に痛い思いをさせてしまったこともつらかったですが、周りの反応に対してもナイーブになっていきました。夫をはじめ親族は「痛そう⋯⋯」と顔は歪めるものの、私に気をつかってあまり触れずにいてくれました。児童館では「うちの子なんて私の不注意であごの骨折ったのよ!」と励ましてくれるママさんもいましたが、そのやさしささえとてもつらかったです。あるときはすれ違いざま高齢者の方に、「あらやけど? やけどは親の不注意だよ」と言われることもありました。とても深く傷つきましたが、言われて当然のことをしたと思っています。 もう絶対に繰り返さないための危険対策!事故が起こってしまった原因は、私の心にありました。それは危ないと思ったものの放置したことです。向こうで遊んでいるし⋯…という甘い考えが招いた事態でした。事故後すぐに「日常で危ないと思っていること」をその対策と一緒に書き出し、夫と共有しました。想像できる最悪の事態は必ず起こると危惧すること、その不安材料を取り除くこと。意識の徹底により、そのやけどの事故から現在まではケガなく過ごせています。 事故から半年、すっかり治り、手も不自由なく使えているようです。私の不注意で痛い思いをさせてしまったことは後悔してもしきれませんが、母として成長できたとプラスに考えるようにしています。子どもが小さいうちは「想像できたら、それは起こる出来事」を合言葉に息子の安全を守っていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:高橋さちこ1歳男児の母。新卒で営業職に就き、妊娠を機に退職。その後就活・保活に成功し、現在は働きつつ妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年09月05日やけどは赤ちゃんに多いケガの1つです。私は娘が生後3カ月のときに、スープをこぼしてやけどをさせてしまい、とても後悔しています。「こども医療でんわ相談(#8000)」に電話して、対処したことを詳しく紹介します。 ランチ中にスープでやけど当時、生後3カ月だった娘は、床やベッドに寝かせると泣いてしまうので、常に抱っこをしていました。平日はワンオペ育児で、食事中に娘の面倒を見てくれる人はいない状態。そこで、私があぐらをかいてその上にのせると静かだったので、寝返りもまだ打たないし大丈夫だろうと思い、その状態でよく食事を摂っていました。いつもどおりあぐらの上に娘をのせてランチをしていたところ、手が滑ってスープが娘の足にかかってしまい……。一瞬頭の中が真っ白になりました。 「こども医療でんわ相談」へ電話「まずは冷やさないと」と思い、泣いている娘をお風呂に連れて行き、冷水のシャワーを浴びせました。冷たいのか、シャワーを浴びるとより一層、泣いている声が大きくなるばかり……。一通り冷やしたあとに、「こども医療でんわ相談(#8000)」に電話して、今の状態を説明し、どうしたらよいのか聞きました。すると、水ぶくれを破かないように冷やして皮膚科を受診するように言われ、急いで皮膚科へ。どんどん大きくなる娘の泣き声を聞くと、とても不安になりましたが、電話をして状況を説明することで、客観的にみることができて少し冷静になれました。また、専門の方の対処方法を聞いて、どうしたら良いのかわかり、少し安心できました。 やけどさせたことを後悔幸い娘のやけどはひどいものではなく、皮膚科で処方してもらった薬が効いたのか、やけどの痕は残っていません。娘が近くにいる状態で、熱いスープを飲んだことをとても後悔しました。気をつけているつもりでも、毎日の繰り返しで、「まあ大丈夫だろう」と思ってしまった自分を責めました。それからは、まず娘が近くにいるときはやけどしそうな熱いものは食べない、どうしても熱いものを扱わないといけないときは、ヘビーベッドや安全なところに娘を待機させることを決意。 娘に初めてケガをさせてしまって、申し訳ない気持ちで胸がいっぱいに。やけどをしたときはどうしたらよいのか分からず不安でしたが、「こども医療でんわ相談」に相談し、専門家の意見を聞き正しい対処がわかったので安心して行動にうつせました。今後も何かあった場合には相談しようと思います。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:北沢ゆき0歳の娘を育てる1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆。
2019年11月27日2人目を妊娠していたとき、少し目を離したすきに上の娘がやけどをし、足に傷を負わせてしまいました。そのときにとった私の行動と、娘に申し訳ない気持ちでいっぱいになったときの体験談です。 2人目の妊娠判明娘が1歳2カ月だったとき、2人目の妊娠が判明。娘を妊娠していたときもつわりがひどく寝たきりの生活を送っていましたが、2人目もやはりつらいつわりがありました。 つわりのなかの育児は思った以上にしんどく、夫や両親は仕事でほかに頼る相手もいませんでした。ずっとつわり特有の気持ち悪さと戦いながら、休み休み娘の相手をしたり、家事をしたりしていました。 聞いたことのないような声で泣く娘 ある日曜日のお昼前。夫は仕事へ行っており、平日と同じように家で娘と2人きりで過ごしていました。一通りの家事が終了し、娘とリビングで休んでいるとき、ついうとうとして眠ってしまったのです。 娘もいつもは一緒に寝てくれるのですが、その日は違ったようで、おもちゃを出して遊んでいました。眠りについて30分も経っていないくらいのとき、突然聞いたことないような声で娘が泣いたため、飛び起きました。 急いで病院へ娘はまだ赤ちゃん言葉だったので、何があったか聞いてもわかりません。体を見ると、太ももにやけどをしていました。隣にはスイッチの入ったアイロンがあり、「あ、これはまずい!」と焦った私。「とにかく冷やさないと」と思って風呂場に向かい、そのまま娘を抱きかかえてシャワーをかけました。突然水をかられたことと、やけどの痛みからか娘は号泣。 しばらく流水をかけ、その後は氷水を入れた袋で冷やしながらネットでやけどの対処などを検索。しかし、正確な情報はわからず、病院へ行くことに。ただ、日曜日だったこともあり、かかりつけの皮膚科もお休み。県のホームページを確認し、休日の皮膚科の当番医を見つけました。家からは約40分かかる場所にある皮膚科でしたが、なんとか午前診療中に行けるよう急ぎました。 自分の不注意で娘の体に傷を病院へ到着するとすぐに診察してもらえ、処置を受けました。痕が残ったら……と心配して医師に聞くと、「現時点ではわからない」と言われ、落胆しました。包帯を巻かれた娘は痛々しく、まだ幼い娘に私の不注意で傷を負わせてしまったこと、女の子なのに足に痕が残ってしまうことを考えると、申し訳なさと悲しさとで涙が止まりませんでした。 その後はかかりつけの皮膚科へ通い、傷の経過を見てもらいました。しばらくの間包帯を巻かれた娘を見るたび、つらくなりました。傷が安定し、包帯が外れた娘には、やけどでできてしまったかさぶたがあり、少しでも痕にならないように、夏でも足が隠れる服装をさせていました。 数カ月は傷痕が残っていましたが、2年ほどたったころにはほとんど痕もない状態まで回復しました。今思い返しても少し目を離してしまったことや、危ない物を周辺に置いたままにしたことで娘につらい思いをさせてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。その後は当たり前のことですが、危ない物、熱い物は娘たちのそばに置かず、アイロンなどは娘たちが寝た夜におこない、使ったらすぐにコンセントを抜くことを徹底しました。もう2度と今回のようなことが起こらないよう注意深く育児をしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:金本ゆきこ4歳と2歳の姉妹の母。学生結婚をし、出産後に専業主婦を経験。育児を満喫しながら、新たな働き方のできるライターへ転向。自身の経験をもとに記事を執筆している。
2019年11月06日もうすぐ1歳の誕生日というある日、私の不注意で息子が手のひらに全治3カ月の大やけどを負ってしまいました。子どもの大やけどに直面したときの行動や対処法、その後の治療や経過とともに周りの反応や私自身の心境の変化をお伝えします。 今でも忘れられない、あのときの光景いつものように使用済みヘアアイロンをタオル掛けに吊るして収納し、お化粧をしていると、火のついたように大泣きしだした息子。振り返るとヘアアイロンのすぐそばで明らかにいつもと様子が違う息子の姿がありました。 「まさか」と思い急いで手のひらを見ると人差指、中指、一部手のひらが真っ赤になっていたのです。ヘアアイロンの電源を消したのはついさっき、設定していた温度は190度。血の気が引いた私でしたが、震える手で息子を抱えすぐに流水で冷やす処置を始めました。 ▲実際の写真 通院と看病の日々⋯流水で冷やしながら皮膚科に電話。すぐに来てくださいとのことで病院に向かい、緊急性が高かったため3時間待ちのところを優先して診察していただきました。診察の結果、熱傷の程度は中等度の深達性Ⅱ度でした。引きつれなどが生じるおそれもあると告げられ、頭が真っ白に……。ガーゼと包帯を換え、薬を塗る毎日が始まりました。傷口を見るたびに後悔が襲いましたが、私にできることをするしかないと黙々と看病をしました。最初のころは心配で毎日通院し、落ち着いてからも週2〜3回診察に行く日々が2カ月続きました。 周りの反応、何を言われてもつらかった日々息子に痛い思いをさせてしまったこともつらかったですが、周りの反応に対してもナイーブになっていきました。夫をはじめ親族は「痛そう⋯⋯」と顔は歪めるものの、私に気をつかってあまり触れずにいてくれました。児童館では「うちの子なんて私の不注意であごの骨折ったのよ!」と励ましてくれるママさんもいましたが、そのやさしささえとてもつらかったです。あるときはすれ違いざま高齢者の方に、「あらやけど? やけどは親の不注意だよ」と言われることもありました。とても深く傷つきましたが、言われて当然のことをしたと思っています。 もう絶対に繰り返さないための危険対策!事故が起こってしまった原因は、私の心にありました。それは危ないと思ったものの放置したことです。向こうで遊んでいるし⋯…という甘い考えが招いた事態でした。事故後すぐに「日常で危ないと思っていること」をその対策と一緒に書き出し、夫と共有しました。想像できる最悪の事態は必ず起こると危惧すること、その不安材料を取り除くこと。意識の徹底により、そのやけどの事故から現在までは怪我なく過ごせています。 事故から半年、怪我はすっかり治り、手も不自由なく使えているようです。私の不注意で痛い思いをさせてしまったことは後悔してもしきれませんが、母として成長できたとプラスに考えるようにしています。子どもが小さいうちは「想像できたら、それは起こるできごと」を合言葉に息子の安全を守っていきたいと思います。 著者:高橋さちこ1歳男児の母。新卒で営業職に就き、妊娠を機に退職。その後就活・保活に成功し、現在は働きつつ妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月24日子どもが生まれると、安全性を第一に家具や文具、調理用具の置き場所に注意します。私も同じように気をつけているつもりでした。しかし、思ってもいなかった意外なことで子どもにケガをさせてしまった体験をご紹介します。 1人目出産後から徹底した家の安全対策それまで棚や引き出しにしまっていた包丁やハサミを、1人目の子どもが生まれたあとは徐々に子どもが届かない高い場所に移動、または子どもが開けられないように棚にガードの留め具をするようになりました。そしてガスの元栓は使用時以外は締めるなど、できる限りの安全対策をおこなっていたつもりです。 1人目のときは“初めての子ども”ということもあり、できるだけ目を離さないよう慎重に子育てをしていました。まだ1人だけだったので他の子どもに気を取られることもなく、危ない物を触ってもすぐ止められたので 、ケガをさせることはありませんでした。 やけどの原因は「炊飯器の水蒸気」子どもが大きくなって危険なことの判断が理解できる時期には、2人目の子どもが徐々にハイハイ、つかまり立ちでいろいろな所を触るようになっていました。そして2人目がちょうど1歳くらいになったときのことです。いつものように夕食を準備していると、子どもはおもちゃで遊びながら台所を行ったり来たり。すると急に大声で泣き出したので、ビックリしました。 慌てて駆け寄ると右手が少し赤くなっていて、子どもの横を見るとそこには炊飯器が……! 夕食のご飯を炊いていて、その蒸気口を子どもが触ってやけどしたことがわかりました。実は、炊飯器の水蒸気がやけどするほど熱いと、私は思っていなかったのです。 やけどのレベルはⅡ度。水ぶくれがひどく…子どもの手が赤くなっていたので、水と氷で冷やして応急処置。その後、水膨れになっていたものの、そこまで大きくなかったので軟膏で対処しました。そして、普通に遊んでいたので大丈夫かなと様子を見ていたのですが、翌朝に水膨れが酷くなっていたのです。皮膚科に連れて行くとやけどには3段階あり、うちの子どもはⅡ度という深さでした。 治療としては、水膨れの水泡を丁寧に潰して消毒し、LEDの光をあてて回復促進治療。医師からは「20分くらい冷やしたほうがよかったね」と指導を受けました。私は子どもが嫌がっていたので5分ぐらいで終わらせてしまったのです。やけど跡が残るか心配でしたが、2日に1回皮膚科に通い、10日ほどできれいに治ってきて安心しました。 やけどをさせてしまったことは子どもに申し訳なかったのですが、このことがきっかけで家の中の危険なもの・場所を再確認することができました。低い場所にあった炊飯器は、子どもの手の届かない高さの場所に置きました。他にも見落としやすい電気のコードや、上の子どもの文具等の配置を変えました。今回の炊飯器の蒸気口のように火が直接見えない部分でも、子どもの柔らかい皮膚は簡単にやけどをしてしまうという教訓にもなりました。 著者:鈴木そうこ6歳3歳0歳の兄妹を育児中。韓国人の夫と結婚し、韓国の田舎で専業主婦をしている。韓国語と日本語の二重言語教育や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月22日赤ちゃんのけがで多いものの一つがやけどです。やけどをしたとき医療機関に行く前に家庭でできることがあります。やけどをしたときにはどうすればよいか、応急処置を知っておくと良いです。ここでは赤ちゃんがやけどをする状況と応急処置、ステロイド軟膏を使ったホームケアについて説明します。 やけどとは?やけどは医学用語では「火傷」と呼ばれ、熱による皮膚や粘膜症状をいいます。日常生活で経験する可能性の高い外傷の一つです。高温に触れることで起きることが多いものの40~55度ぐらいでも、長い時間触れているとやけどになります。乳幼児は皮膚がうすく低温やけどになりやすいです。 重傷度は1~3度に分類されます。軽症のやけどが1度で皮膚が赤くなったりむくんだりします。痛みはありますが症状が何日も続くことはありません。数日で傷跡が残ることなく回復します。赤みやむくみに加え水ぶくれもできるのが2度のやけどです。2度のやけどは症状により浅いタイプと深いタイプに分類されます。浅いやけどは鋭い痛みがありますが1~2週間あれば傷を残すことなく回復します。より重症なのが、深いやけどです。痛みはさらに強く傷は体毛や汗腺に及びます。治癒に3~4週間ほどかかり多くは傷が残ります。 2度の深いやけどよりも重症なのが3度です。水ぶくれはできませんが血管に障害がおよぶため、皮膚は白色または黒色になります。知覚神経がやられるため痛みはほとんど感じません。治癒に1カ月以上を要します。 【参考】日本皮膚科学会HP 注意しよう! 赤ちゃんがやけどをする状況家でも気をつけていないとやけどをしてしまうことがあります。乳幼児はいろいろなものに興味を持ち、ほんの少し目を離したすきに手を伸ばしたり口の中に入れたりします。赤ちゃんがやけどをする状況をまとめてみました。 炊飯器や電気ポット、加熱式の加湿器など蒸気の出る家電製品は注意が必要です。炊飯器や電気ポットなどから蒸気がモクモクと出ていると興味を示して触ろうとします。蒸気は熱湯よりも高温なので深いやけどを引き起こしやすいです。手の届く低いところに炊飯器や電気ポットを置かないように気をつけます。つかまり立ちができるようになると、手の届く範囲が広がり気配りが必要です。子どもの手の届かない場所に家電製品を置いていても、コードを引っかけてしまうこともあります。赤ちゃんがずりばいやハイハイをするようになると、電気ケトルなどのコードが引っかかり本体が倒れてきて中の熱湯を浴びてしまったりします。 アイロンも注意が必要です。熱いアイロンに触ってしまいやけどをした事例はたくさんあります。使用中はもちろんのこと使用後に冷ますためにしばらく置いておくときにも近づかないように気をつけましょう。冬場はホットカーペットや使い捨てカイロによるやけどもあります。大人にとっては心地良い温度でも皮膚が薄い赤ちゃんには温度が高すぎることがあるのです。熱いと感じてもうまく向きを変えたり移動できないこともあります。低温でもやけどの範囲が広いと重症化してしまいことがあります。 コーヒーや紅茶などをテーブルクロスに置いておくとテーブルクロス引っ張ってコーヒーや紅茶が倒れてやけどをすることもあります。魚を焼くグリルコンロも手が届きやすいので注意します。このように家庭のさまざまなところに危険があります。こまめに大人が気をつけることで事故を防ぎましょう。 【参考】政府広報オンライン「家の中の思わぬ危険。乳幼児のやけど事故にご注意を!」 やけどの応急処置やけどをしたときは、まず自分を落ち着かせます。慌てるとさらに大きな事故となります。応急処置の基本はずばり冷やすことです。手足のやけどには流水で冷やします。20分ほど冷やすことで痛みをやわらげ、症状の進行をおさえます。顔や頭など水をかけにくい場所は濡れタオル、保冷ジェルを使って冷やします。冷たさがなくなったら新しいものに替えます。氷を使う場合は直接患部に当てることは避け、氷をビニール袋に入れタオルでくるんで冷やします。服の上からやけどをした場合は服を脱がせる必要はありません。服が皮膚にはりついているのに無理に脱がせると皮膚を傷つけてしまうことがあるからです。服は着たままで冷やしましょう。 症状が軽ければ自宅で冷やして経過観察するだけで良くなることもあります。すぐに外科や小児科、形成外科、皮膚科、総合病院等の医療機関を受診できないときは冷やした後にステロイド軟膏を使うと効果的です。しかし、手や足の指の場合は皮膚がくっついてしまうことがあるので医療機関を受診しましょう。病院へ行く移動中も患部を冷やし続けます。移動中は流水は使えないので濡れタオル、保冷ジェルを使います。陰部のやけど、水ぶくれを伴うやけども医療機関で診てもらいましょう。全身のやけどや顔面のやけどの場合は救急車を呼びます。 応急処置で気をつけたいことは低体温です。赤ちゃんは体を冷やすと低体温になりやすいので冷やしている間は様子を観察しましょう。全身にやけどをした場合は濡れたバスタオルで体を包み、さらにその上から乾いたタオルで包むと適度に体を保温できます。 受診後のホームケアはどうする?医療機関で治療を受けた後はホームケアが大切です。病院でやけどの範囲や程度に合わせてステロイド外用剤などの塗り薬や飲み薬が処方されます。薬の目的は細菌の感染を防いだりやけどの回復を早めたり、傷ついた部分をきれいにしたりすることです。ステロイド外用剤は長期間漠然と使用するとかえって治りが遅くなるなどのリスクがありますが、やけどをした直後に短期間使用する分には効果的です。家庭では、処方された薬を指示通りに使用しましょう。ステロイド外用剤など塗り薬を塗るときは、手を洗ってから薬塗ります。指定の用量で塗ります。また、医師に入浴してもいいか、軟膏を塗るときに患部を水で洗ってもいいかについて確認しておきましょう。 自宅では、しっかり経過観察をすることも大切です。やけどは表面に出ずに、皮膚の下で進行するケースもあるからです。やけどをしたときは赤くなっていただけだったのに、翌日になって水ぶくれになることもあります。赤ちゃんは症状を口に出して訴えることができないので、やけどをした部分に変化はないか、数日間は注意深く観察してあげましょう。 まとめ赤ちゃんがやけどをしてしまったときは、まず自分を落ち着かせます。それから患部を冷やす処置をして、その後病院で診察を受けましょう。処方されるステロイド外用剤で治療をおこないます。やけどは予防第一です。時々家の中を見渡して発達段階に応じた事故防止を工夫しましょう。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医
2019年07月08日歌手で俳優のジェジュン(33)が2月13日、自身のInstagramを更新。腕にやけどを負い、病院で治療を受けたことを明かした。ジェジュンは、ひじの内側あたりに10cmほど赤く腫れたやけどの写真を投稿。「チャパゲティを食べていたら、ひどい目にあった。美味しいから許してあげる……チャパゲティ、お前ってやつは。火傷くらい……」と韓国語でつづった。チャパゲティとは韓国風インスタントジャージャー麺のことで、食べる際にやけどを負ったとみられる。つづけて「幸せな病院だね」というコメントとともに手当てを受ける動画も投稿。そこではジェジュンが「失敗していませんか?」と処置をする人にたずね、「皮脂があるから(テープが貼りづらい)」と説明されると「乾燥肌なんだけどな(笑)」とおちゃめに返す声も録音されており、本人は元気な様子だ。ファンからは「気を付けて!!」「痛そう。早く治りますよに(涙)」「痕が残りませんように」といった心配の声が世界各国から届けられている。
2019年02月14日まだ長男なーが1歳半のころ、私の不注意でやけどをさせてしまったときのことです。それは夕飯の支度をしていたときのこと。それを母に相談したところ、母はよくおんぶしながら家事をしていたとのことで、私もおんぶをしてみることに。するとピタッと泣きやみ、これで落ち着いて夕飯作れる~と思っていました。コンロのうしろには冷蔵庫があり、フライパンで魚を焼いている間に野菜でも切ろうと振り向いて冷蔵庫を開けたときのことでした。何かがガシャンと落ちた音と同時に、「なーが何かイタズラしたな」と思いました。案の定、焼いていた魚が床に落ちていました。私もつい大声で「鮭落ちてるー!!」と言ってしまったせいか、なーは大泣き!!「火を止めないと!」と思いコンロを見ると、そこにあったはずのフライパンがありませんでした。床にも落ちてない…フライパンを取り上げ、なーを下ろして「危ないからやめてね」と注意をしたのですが、泣き方が尋常じゃない。ふと足を見ると左足の側面が真っ赤に…!フライパンを持ったときにフライパンの底が足に接してしまい、やけどを負わせてしまいました。急いで冷やして皮膚科に行きました。7歳になった今でもうっすらとやけどの痕は残っていて、今でも本当に申し訳なく思います。ちょっと私が気を付けていれば防げたことなのに…。まさかフライパンに手を出すなんて思ってもいなくて気が抜けていました。それ以降おんぶで料理は怖くてしていません。■その後の対策うちはキッチンの設計上フェンスをつけるのが困難だったので、またケガをされるより泣かせてるほうがいいと思い、泣いたらあやしつつ料理をしたり、ちょっと珍しいおもちゃを出したり、その期間はかなり手抜きをしまくりました…(笑)昼寝している時間に…とも思ったのですが私にくっつかないと寝ない子だったので離れることができず、その時間を料理や家事にあてることはできませんでした。おんぶをしていると後ろは見えないし、1歳半にもなるといろいろ興味が出てきて触れられるものはいろいろ触ります。おんぶで家事をする方は多いと思いまずが、ケガや事故などには本当に気を付けてくださいね。<こちらも参考に> ・乳幼児のやけど 事故防止ガイド - 東京くらしWeb - 東京都 ・乳幼児のやけどの危険 - 東京都
2018年09月27日source:冬になると、温かい飲み物が欲しくなりますよね。そこで活躍するのが電気ケトルやポット。筆者宅にもあり重宝しています。ところが、この電気ケトルで子どものやけど事故が多発しているのです!その数は、消費者庁が注意喚起を出すほど。今回は、その“電気ケトル”を中心に、冬に多い子どもの“やけど事故”について調査データなどを元にお伝えします。▼「電気ケトル」が凶器に!? 後悔しないために知っておくべき事実2010年12月~2017年10月までに、医療機関から寄せられた子どもの事故を分析したところ、電気ケトルやポットの事故は241件あることがわかりました。水が沸とうした時の“蒸気”に子どもが触れたり、コードに引っかかってしまい熱湯をかぶるケースが多いそうです。入院が必要なひどいやけどは56件(約23%)、暖房器具(約9%)や炊飯器(約8%)よりはるかに高い割合で発生しています。年齢別でみると、このうち0歳が半数、2歳以下では9割を占め、ほとんどが2歳以下の子どもだということもわかりました(※1)。電気ケトルやポットは、すぐにお湯が手に入る分、小さな子どもにとってはリスクが高いことをまずは認識したいですね。関連記事:寒くなったら要注意!知っておきたい「子どもの冬の事故対策」4つ▼他にも要注意!家庭内での「やけど事故」source:電気ケトル以外にも、家庭内には危険なモノがいくつもあります。例えば次のようなモノです(※2)。・暖房器具(ストーブ、ヒーターなど)・アイロン・蒸気の出る炊飯器・オーブンやグリル小さいな子どもは好奇心旺盛です。赤く燃えている暖房器具や、湯気が出ている器具、形のおもしろいアイロンなど手に届くものはすぐに触りたがります。ハイハイ前の赤ちゃんは、ホットカーペットや床暖房なども“低温やけど”を起こす危険があります。しかし何よりも、一番やけどが多いのが「食品」です。熱々の料理はしばらく時間をおいても、中の方がまだまだ熱かったりします。お茶やコーヒーもテーブルに置いたままにすれば、触ってやけどしてしまう可能性が高まりますので気を付けましょう。関連記事:気をつけて!スマホで「低温やけど」する子供が急増中▼やけどを防ぐために家庭で気を付けたいポイント8つ以上のように、家庭内には数多くのやけど発生場所があります。大事な子どもを守るためにも、以下の8つがポイントになります。(1)電気ケトルや炊飯器等やけどするものは子どもの手の届く範囲で使用しない、置かない(2)ストーブやヒーターに触れないよう、安全柵やベビーゲートをする(3)お湯の入ったやかんをストーブの上に置かない(4)熱いお茶やコーヒーカップをテーブルの上に置かない(5)熱い食べ物・飲み物はしっかり冷ましてから与える(6)カーペットや床暖房の上で寝かせない(7)エアコンなど、やけどしない暖房器具を積極的に使用する(8)熱い蒸気の出ない製品を活用する 大人が注意して対策をすることで、子どものやけどは防げることが多くあります。小さなわが子がやけどしないように、安全な環境づくりを心がけましょう。関連記事:最悪の場合「感電死」も…!? コンセントの危険と注意点とは 【参考・画像】※1 「電気ケトル、熱湯に注意=子どものやけど7年で241件―消費者庁」2018年2月5日、時事通信社※2 「危害情報からみた子どものやけど」2003年、国民生活センター※3 「炊飯器や電気ケトル等による、乳幼児のやけど事故に御注意ください」2017年12月、消費者庁※ Cipolina、Maksym_Tarasyuk / Shutterstock
2018年02月12日source:冬は暖房器具を使うことが多く、赤ちゃんの“やけど”などの事故が増える時期です。また、内閣府の統計を見ると、12月は交通事故が一番多くなっており、室内外ともに注意が必要です(※1)。そこで今回は教育コンサルタントで自身も2児のママである筆者が、どんなことに気をつけたらいいのか、赤ちゃんや子どもに多い“冬の事故”についてご紹介します。1:ストーブやヒーターでの「やけど」赤ちゃんや子どもは好奇心旺盛です。暖かい空気が出たり、炎が燃えている暖房器具に興味を示し手を伸ばします。ストーブ、ヒーターなどの暖房器具によるやけどには、注意が必要です。特に寝返りのできない赤ちゃんは、ホットカーペットや床暖房でも“低温やけど”を起こす危険があります。熱いお茶・ポットなどによるやけども発生してしまうそうです。やけどを防ぐためには、次のような工夫が効果的です。・ストーブやヒーターに安全柵をする・お湯の入ったやかんをストーブ上に置かない・熱いお茶やコーヒーカップをテーブルの上に置かない(飲ませるときも冷ましてから)・カーペットや床暖房の上で寝かせない・エアコンなどやけどしない暖房器具を積極的に使用する等 2:送り迎えも要注意!「交通事故」source:車や自転車、歩行すべてにおいて事故の可能性があります。筆者は自転車を多用しますが、つい先日ハッとしたことがありました。夜道で自転車に乗っていた時、前方に大人が見えたので避けようとしたら仰天!大人の右側に小さな子どももいたのです。慌てて大きくハンドルをきりましたが、ライトを点灯していたのにほとんど見えないことに怖さを感じました。12月に事故が多いのは、次のような理由があげられます。(※2 第1-26図)(1)日没が早い薄暗くなると視界が悪くなるので、ドライバーから歩行者の発見が遅れたり、車までの距離が測りにくくなります。 (2)路面の凍結気温が低い日の朝は、雪が降っていなくても道路が凍結することがあります。日陰や道路の白線は凍結すると溶けにくく滑りやすくなります。車や二輪車のスリップ事故に巻き込まれるリスクもあります。 (3)積雪で音が聞こえにくい雪は音を吸収しやすいので、車が近づく音が聞こえにくくなるそうです。 (4)年末に向けて車や人の移動が増える1年の終わりで子どもは冬休みに入り、大人も仕事納めになります。年末年始で心理的にも慌ただしくなり注意が必要です。交通事故を防ぐには、次の行動を心がけましょう。・時間に余裕をもって行動する・車が見えたときは横断せずに行き過ぎるのを待つ・外に出るときはリフレクター(反射板)を身につける・寒い日の朝や雪が降った日は、滑りやすい場所に注意する 3:転倒に気をつけて!「雪遊びの事故」冬の寒い日には、雪がふることもありますよね。雪道は滑りやすく、転倒が多くなります。つい雪遊びに夢中になり、歩行者が車との接触事故を起こすことも。雪遊びに出かける際は、スキーや“そり”などを体験させたいものですが、子どもの年齢と体力に合った遊びを楽しませると良いです。無理なチャレンジは骨折や重大事故につながりかねません。雪の事故を防ぐには、雪道では遊ばせない、クッション性の高い帽子・手袋・衣服を身に着けると安心です。 4:赤ちゃんの近くに置かないで!「灯油やもちの誤飲」ご家庭で“灯油”を利用する場合は、子どもが誤飲しないように手の届かない場所に保管しましょう。万一に備えて、灯油が触れるフタ類やポンプは、指さし確認をして片づける、飛び散った灯油は少量でも丁寧に拭き取ることが大事です。灯油の誤飲は重大な“中毒症状”を引き起こします。誤飲したときは、吐かせずに、すぐに医療機関を受診してください。(※3)また誤飲とは違う話ですが、年末年始に食することが多い“もち”は喉につまりやすいので、意識して小さくカットして与えましょう。 いかがでしたか? 子どもの事故は、大人が注意を払い対策をすることで防げることが多くあります。子どもが事故にあわないよう、安全な環境づくりを意識したいですね。 【参考】※1 「平成26年度交通事故の状況及び交通安全施策の現況」内閣府※2 「冬に起こりやすい事故から子どもを守る」子どもの危険回避研究所※3 「保健師・薬剤師・看護師向け中毒情報」公益財団法人日本中毒情報センター※ Maksym_Tarasyuk、CokaPoka / Shutterstock
2017年11月15日source:これから寒くなってくると、ますますお風呂タイムが楽しくなってきますね♪子どもとのお風呂タイムを満喫するパパ、ママも多いのではないでしょうか?しかし、子どものお風呂タイム、全てが“大人と同じ”で良いとは限りません。そこで今回は調査結果などを元に、安全・楽しいお風呂タイムを過ごすための注意点をご紹介します。 子どもの入浴時間と最適温度ってあるの?ここでは大人と子どもの入浴時間と最適な温度についてご紹介します。子どもにとっての最適な入浴時間は、お湯につかっている時間が乳児で6~10分、洗う時間も含めて10~15分とされています。また、1度だけではなく何度入浴しても構わないとされています。幼児については細かい決まりはないものの、東京ガスのアンケートによると多くの家庭が平均して入浴時間は11分前後としているところが多いようです。(※1)お湯の温度は夏で38℃、冬で40℃くらいが理想です。お風呂に入れるときには授乳あるいは食後“1時間以上”経過してからとし、入浴後に風などにあたらないよう脱衣所に窓がある場合には施錠し、温かい状態にしておきましょう。(※2) 何歳~「大人と一緒の湯船」に入ってOK?お子さんと一緒に同じお風呂の湯に入って良いタイミングは、生後2ヶ月以降となります。それまではベビーバスなどを使用して、大人と別のお風呂に入れてあげましょう。また、一緒に入る際には家族みんなが入り終わった1番最後などにせず、まだお湯がきれいな1番最初のうちに入れてあげるようにしましょう。(※2) 大人には丁度良いけれど…子どもが「熱いお湯」に入った後のスキンケアsource:大人にとって丁度良いくらいの熱いお風呂に入れてしまうと、皮膚が弱い子どもは乾燥を助長させてしまう可能性もあります。そのため、“入浴後のスキンケア”が大切になります。そして入浴後は、なるべく早く保湿剤を使用しましょう。夏であればさっぱりとして子どもも嫌がらないローションタイプ、冬であれば保湿力の高いクリームタイプが理想です。また、入浴後にはタオルで肌をこすって拭くのではなくトントンと軽く押さえ拭きをしましょう。さらに下着はナイロンや毛のものでは摩擦によって皮膚のトラブルを招きかねないため、木綿のものとすることが理想的です。(※3) お風呂を控えたほうが良いタイミングとは?お風呂大好きな子どもであってもお風呂を控えたほうが良い時があります。お風呂を控えたほうが良い時は以下のようになります。・高熱があるとき・病気が完全に治っていなくて辛そうとき(下痢、嘔吐、咳など)(※1)しかし、下痢や咳などの症状があっても食欲があり、顔色が良いという時や熱が無いという時は短時間あるいは本人の意向に合わせてお風呂に入れても構いません。風邪をひいている場合などは無理してお風呂に入れず子どもの状態や症状をよく観察し、主治医の指示に従うようにしましょう。また、熱があるから……と言ってお風呂に入れてはいけないという根拠はありませんが、本人が辛そうであれば中止してあげたほうが良いですね。入浴の際には脱衣所はしっかりと温めておき、入浴後は素早くパジャマに着替えるようにすると湯冷めを防ぐことができます。また秋から冬など夜の気温が下がる時期には、昼間に入れてあげても良いですね。 いかがでしたか?一生のうちで子どもとお風呂に入れる時間は非常に短いものです。ぜひ、子どもとのお風呂タイムを満喫してください。 【参考・画像】※1 入浴について – 妹尾小児科※2 親子入浴に関する実態調査 2010 – 東京ガス※3 子どものスキンケア – 資生堂※ Marcell Faber , Evgeny Atamanenko / Shutterstock
2017年11月09日子どもがやけどしそうになり「ひやっ」とした経験はないでしょうか。予期しないタイミングで起きてしまう乳幼児のやけどは、家の中だけで起こる事故ではありません。その危険性は屋外でも同じです。今回は乳幼児がやけどしやすいシーンについて、事例を交え具体的に紹介します。とくに、気温の高くなる季節特有の事例は、注意が必要です。■乳幼児のやけど事故は、こうして起きていた!東京くらしWEBのヒヤリ・ハット調査 「乳幼児のやけど事故防止ガイド」 によると、屋内での乳幼児のやけど事故で多いのは、「熱いみそ汁をこぼした」、「湯のみ茶碗を倒した」といった熱い食べ物、飲み物が原因になっていました。また料理で火を使ったり、調理家電が多くあったりするキッチンは、危険がたくさんあります。湯気が出ることで小さい子も興味を示しやすい炊飯器の蒸気、調理中の熱いフライパンなど。思わず手が出てしまう子どもにヒヤっとした経験がある人は多いのでは。やけどの怖さがわからない子どもだからこそ、親が目を光らせていなければならないようです。また調理中の油、熱いコーヒーなど、ママの不注意も、子どものやけど事故につながってしまう場合もあります。■寒い季節ならではのやけど事故寒い季節の電化製品は、やけどの原因になることを注意しているママも多いことでしょう。それでも「うっかり」やけども多くあります。例えば、湯たんぽ。寒くてつい湯たんぽに体をつけたまま眠ってしまうと、低温やけどの危険性があります。湯たんぽを使う場合には、子どもが多少動いても触れないところに置くか、眠る前に布団を温めるために使うのみにとどめるなど対策しましょう。また「ヒーターに接触して」「ストーブに触って」やけどしてしまうことを認識しているママは多いことでしょう。でも子どもはついつい触ってしまうもの。安全ガードなど子どもが触れないような対策を検討することも大切です。■油断は禁物。屋外のやけど事故とは?やけどは屋内で起こるものと思いがちですが、東京くらしWEBのヒヤリ・ハット調査 「乳幼児のやけどの危険」 を見ると、乳幼児のやけどの危険性は家の中だけでなく、屋外でも起こりえることがわかります。屋外でのやけど事故といえば、以前から注意喚起がされてきた「花火」が圧倒的に多くなります。しかし盲点となっている場所でのやけどのケースも報告されています。こんなところでやけど? ~意外な場所・製品でのやけど事例~・日差しで熱せられた公園の金属製の滑り台で指先をやけどした。(3歳 女児)・車の下に入ったボールを取りにもぐった際にマフラーに触れてやけどした。(5歳 男児)出典:東京くらしWEBのヒヤリ・ハット調査 「乳幼児のやけど事故防止ガイド」 夏場の直射日光により暑くなっていたすべり台、マンションの駐車場によくある金属製の機械式駐車場、車の下といった思わぬところでやけどを負う可能性も。駐車場で座ろうとしたとき、車の下に転がってしまったボールをとろうとしてマフラー(車の後ろにある金属パイプ)にさわってしまったときなど、子どもがよくありがちな行動も、気温や直射日光が引き金となって事故が起きてしまうことが。■乳幼児のやけどは重症化の危険も!東京くらしWEBのヒヤリ・ハット調査がおこなったアンケートによると、やけど事故を経験した子どものうち20.3%が病院を受診(入院も含む)していることがわかっています。乳幼児は大人と違って皮膚が薄く、体の体表面積も多くありません。そのため大人であれば重症化しないやけども、深刻化してしまう可能性があります。万が一やけどをしてしまったときの応急処置方法については、ぜひ親は知識として持っておくことをおすすめします。屋内に限らず、屋外でもやけどの危険性があることが今回の事例で明らかになりました。具体的なイメージとしてもっておくことで、やけど事故を未然に防ぐことができるかもしれません。<参考サイト>東京くらしWEB ヒヤリ・ハット調査 「乳幼児のやけどの危険」
2017年04月25日source:新しい年になり、親族の集まりや新年会で気が緩む人もいるかもしれませんね。そのせいか、この時期になると色々な事故が発生しています。そこで今回は、子どもに多い事故を再度確認し、楽しい年始を迎えましょう!年始に起きやすい事故といえば?年始に多い事故は、断トツで“車事故”のようです。普段乗らない人が休日に車を運転することを「サンデードライバー」といいますが、運転免許があっても、日ごろから運転している人とは同じ運転技量はないこと、そして、普段とは違う交通状況のため事故が増えるそうです。筆者は、先日免許書き換えの講習でこのような話を聞きました。交通事故は、秋冬の夕方に多く起こります。まだ明るいと思っていても、人の目が薄暗い状態に慣れるのには時間がかかり、そのときにライトを付けていなないと、見えているつもりでも見逃しているものが多くあります。車に乗っていても、歩いていても、夕方の車は注意しましょう。また、最近頻繁に騒がれている“高齢者の運転事故”や取り締まりが厳しくなってもまだ起こっている、“飲酒運転”なども事故に巻き込まれる可能性がありますので、車が近づいてきた際は注意したいですね。子どもが危険にさらされやすい出来事8つsource:(1)この時期多い!? 車の事故先ほども挙げたように、車に乗るときは、チャイルドシートの使用をし、ママも後部座席でもシートベルトをしましょう。シートベルトを着用するだけで、非着用の約14倍も“死傷率”が下がるそうです!また、事故を起こす側にならないよう、運転する車のメンテナンスや安全運転に気をつけましょうね。 (2)少し大きいものでも誤飲事故になってしまう1歳頃になると、ピンポン玉より少し大きいくらいのものは飲み込めます。例えば、リボンなど長いから大丈夫と思わず、くるくるとまとめるとその大きさになるものは飲み込めるので気を付けます。また、何でも口に入れてしまう危険もあるので、洗剤や薬などは子どもの手の届かないところに片づけましょう。 (3)人混みに行く際は安全対策を年始はバーゲンや初詣など、人が多く集まる場所に出かける機会もあります。ですが、迷子・誘拐・感染症など、様々な危険が潜んでいます。それぞれの対策を考えてから行動をしましょう。ベビーカーでもトラブルが多いので、その日の混雑具合などは、事前によく考えてから出かけたいですね。 (4)お風呂場では目を離すと危険ママが頭を洗って目を離しているときに溺れていた……というように短時間で溺れることがあります。音を立てず、静かに溺れていると気が付かないので、細心の注意を払います。くるぶし程度の深さでも溺れることを頭に入れておきましょう。筆者の1歳4ヶ月の娘は、浴槽の蓋を開けることができちゃいました。蓋をしているから大丈夫!とは思わない方がいいですね。(5)やけどするものは見えないところにかなり減ってきていますが、ストーブやアイロンなど、好奇心旺盛な子どもは触りたい気持ちでいっぱいです。コンロにも手を伸ばし、鍋をひっくり返すこともあります。“届かない”ではなく、“見えない”ところにしまいましょう。 (6)キッチンには入れないほうが安全扉を開けて包丁を振り回す、コンロに火を付けようとするなど、思いがけないことをします。筆者の娘は1歳になった頃から、椅子を運んでその上に乗り、高いところにあるものを手探りでいじっていました。1歳になったばかりでも、危険な行動は山ほどあります。また、オール電化の“IHコンロ”のスイッチを付けて、背伸びして加熱のスイッチをいじることもあります。キッチンには入れないようにすることがオススメです。 (7)おもち、布団でも窒息死!?この時期は“おもち”を喉に詰まらせて亡くなる方もいます。また、ビニル袋なども、赤ちゃんが好きな音を出すので、遊ばせているママも多いですが、かぶって遊ぶのは窒息に繋がり、危険です。必ず近くで見守りましょう。他にも、冬になると使う“重めの布団”も赤ちゃんには危険です。寒さ対策には“スリーパー”を着せ、胸下辺りから布団をかけましょう。 (8)自転車事故にも注意しましょうママと一緒に電動自転車などに乗るときはヘルメットをかぶせ、交通ルールを守りましょう。また、止めてある自転車には触れないよう教えます。倒れて下敷きになってしまったら大変です。毛布やマフラーなど、寒さ対策に使っていても、車輪に巻き込まれて首を絞めたりしたら大変!要注意です。 事故防止のために夫婦で話し合いましょう新しい年の始まりに、普段、子どもと接することの少ないパパと子どもの成長についての話をするのはいかがでしょうか?「こんなことができるようになった」「あと少しで〇〇ができるようになる」など、今まで時間がなくて話ができなかったことも、家族で過ごすことが多くなるこの時期に話してみてもいいですね。その中で、子どもの成長過程で多い事故の例などを挙げると、パパも普段より注意して子どもと接してくれるかもしれません。転んでできた多少の擦り傷は、元気な子どもの証ですが、薬が必要だったり、病院に行かなくてはいけないような事故は、こちらの寿命が縮まります。2017年の始まり、家族みんなが笑顔で過ごせますように。 【参考】※ 交通事故統計 – 警視庁※ 子どもに安全をプレゼント – 事故防止支援※ くらしの安全 ヒヤリ・ハット調査 – 東京暮らしWEB【画像】※ ESOlex、Pavel L Photo and Video / Shutterstock
2017年01月05日質問:料理中に足にお湯をこぼしてやけどをしました。健康保険の範囲内でレーザー治療はできますか?先日、料理中に、足にお湯をこぼしてやけどをしました。膝の上に5mmくらいのケロイドができてしまい、色が濃く目立ってしまいます。レーザー治療を考えていますが、健康保険の範囲内で、治療ができるのでしょうか?どの程度まで、目立たなくなるのでしょうか?また、切除術も可能でしょうか?術痕が残ってしまわないか心配です。東京都:ぴなぴなさん(40)回答:やけど後のケロイド治療についてお答えします。――ケロイドの保存的治療について足にお湯をこぼした部分がケロイドになってしまったということですね。ケロイドに関しては、大きく分けて二通りの治療法があり、「保存的治療」と「手術および放射線治療」と呼ぶことができます。それぞれについてご説明をしていきたいと思います。保存的治療には、柴苓湯(さいれいとう)という漢方薬やトラニラストと呼ばれる内服薬による治療や、ステロイド軟こうやヘパリン類似物質を含む外用薬を患部に塗ること、ステロイドのテープを貼ること、液体窒素などでケロイド部分を凍結・壊死させる方法、ステロイドの注射をケロイド部分に打つ方法、そしてご相談者さまが考えていらっしゃるというレーザー治療などが含まれます。レーザー治療に関しては、レーザーの種類などを含めさまざまなやり方があり、一長一短ですので、受診される医療機関で詳しく説明を受けられることをおすすめします。大きさによっては何回かに分けてケロイド部分を縮めていき、ケロイドが平らになってきたら、今度は血管に反応するレーザーを用いて赤みを取る、といった方法がよく行われているようです。レーザーによるケロイド治療は、基本的に保険適用外になり、小さなものであっても数万円程度かかることが多いようで、皮膚科や美容皮膚科、美容形成外科といった科が専門になります。<ケロイドの手術および放射線治療について>また、もう一方の手術および放射線治療に関してですが、手術については肥厚している部分を切り取り、突っ張りを解除する手術を行うことになります。ご相談者さまのように小さなものが一つであれば、入院でなく日帰りで、局所麻酔で行える施設も多いかと思います。切除した後で、傷が広がったり、引きつれたりしないように一定期間、しっかりテープや装具で固定を行うことも、きれいな傷の治りのために非常に重要です。ケロイドの種類として、「真性ケロイド」と呼ばれる傷の範囲を超えて増大するタイプのもの(肩や胸に多く体質的な要素が強い)であれば、再発防止のため手術の後、放射線治療を行いますが、傷の範囲にとどまるタイプの「肥厚性瘢痕」(ひこうせいはんこん)であれば、手術と固定のみで放射線は使わないようです。ケロイドの治療を行うと、赤みやふくらみ、かゆみが減り、かなり目立たなくなることが多いですが、完全になくなるということではないので、そのあたりも処置を受けられる前に、担当の医師によく確認されることをおすすめします。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日source:先日、“日本一危険な滑り台”としてテレビなどで紹介された長さ60メートルの滑り台が使用禁止になりました。猛スピードで滑る動画がインターネット上で広がり、危険性を指摘されたからとのこと。実際にこの動画を見てみましたが、ローラーも横ではなく縦ですし、確かに滑りやすい服で滑ったらかなり危ない遊具だと感じました。意外と身近な場所に危険って潜んでいるものです。そこで今回は、身近に潜む意外な危険について、家の中で起こりやすいこと、外で起こりうることを5つご紹介いたします。島津優理子ママライター。現在、試行錯誤しながら長女の日本語と英語の“バイリンガル育児”を実践中。趣味はポーセラーツ、旅行。好きな国は、フランスとギリシャ。 意外と見落としているかも?身近な危険5つ家の中でも起こりうること(1)鼻にモノを詰まらせるこれは家の中で起こりやすい事故です。実は筆者の娘も小さいときにやりました。誤飲は意外と気をつけているのですが、まさか鼻の中に入れると思わなかったので、驚きました。娘が鼻の中にせっせと詰めたのはご飯粒で、一部は自然に出てきて、残ったものはピンセットで取ることができましたが、これがもし、小さいブロックやビーズだったら……。実際に、鼻の中に何かが詰まって取れず、病院に行った方や救急車を呼んだ方もいるそうです。 (2)小さい穴に指を入れてしまう筆者が小さい頃実際にやったことです。当時、椅子の脚の床につく部分にカバーがついておらず、空洞になっていました。掃除のときに、机の上にあげた椅子の脚がちょうど目の高さだったので、何を思ったのか指を入れてしまったのです……。ちょうど指の太さと同じくらいで抜けなくなってしまいました。子どもって何か穴があると指を入れたりしてみたくなるものです。椅子以外にも、公園の遊具やおもちゃにあいている穴など、指がはまって抜けなくなるという可能性はゼロではありません。 お外で特に注意したいことsource:(3)まだ撤去されていない「昔の遊具」また意外と危険なのが昔の“動きがある遊具”です。過去には死亡事故もありましたよね。2000年ごろから撤去する自治体が増えてきて、今は新しい安全な遊具が増えていますが、まだ全てが撤去されたわけではありません。「箱型ブランコ」や「ぶらさがりシーソー」、ぶら下がって遊ぶ回転遊具などがもし、近くの公園や遊びに行った場所にあったら、特に注意する必要があります。 (4)触ると危険!屋外での「ヤケド」ヤケドというと、家の中で起きるイメージがありますが、外にもヤケドの危険はたくさんあります。例えば、身近なものでいうと、チャイルドシートの金具など。これからの季節は危険は減りますが、夏は注意したい部分です。他にも、屋外の機械式駐車場の金属部分に座ってしまい、ヤケドをしてしまった、また、車の下に入ったボールを取りにもぐって、マフラーに触れてヤケドしてしまったという事例もあるそうです。 (5)雨の日は注意!傘が子どもの目に刺さる雨の日の駅の階段にも危険が潜んでいます。たまにテレビでも特集を見るのですが、傘の水平持ち、注意して見てみると、今も駅で本当によく見かけます。ちょうど、傘の先端が子どもの顔の高さになることも多いため、これがもし目に当たったら…….と思うと恐ろしいですよね。これは注意すべきことなのですが、実際によく見かけるので、特に子連れでの駅の階段、気をつけてください! いかがでしたか?子どもの行動は全く予測がつかないのでヒヤッとすることが多いですよね。子どもは好奇心のかたまりです。いずれは、危険を子ども自身が察知できるようになるといいのですが、子どもが小さいうちは、ママがしっかり見て気をつけてあげたいですね。 【参考・画像】※ 「日本一危険な滑り台」使用禁止に注意喚起し再開へ – 朝日新聞DIGITAL※ ヒヤリハット調査 – 東京くらしWEB※ Romrodphoto、wk1003mike / Shutterstock
2016年10月27日子どもの頃に不注意で転んでしまって、肘やひざを擦りむいてしまった経験は誰しも持っていますよね。中には大人になっても傷跡が残ってしまった……という方もいるのではないでしょうか。しかし、今回ご紹介する“ラップ療法”を使えば、傷跡を残さずに綺麗に治すことができます!しかも薬いらずで、やけどにも応用可能です。今回はそんな新常識の“ラップ療法”をご紹介したいと思います。■傷口を「消毒しないで」洗うだけ擦り傷の処置の定番といえば、傷口の消毒ですよね。そしてガーゼなどをあてがい、交換するたびに消毒をしていきます。しかし、“ラップ療法”(湿潤療法)というのは、なんとこの消毒をしません。消毒は再生しようとしている細胞にダメージを与えるため、傷口は水道水で洗うだけにします。そして創部にラップを被せ、乾かさずに常に“湿った状態”を保ちます。再生している組織は乾燥によって死滅してしまうからです。ラップを交換するたびに傷口を水で洗って綺麗にしますが、この時も消毒はしません。これを繰り返すことで傷口が薬を使うことなく、綺麗に、しかも早く治すことができます。 ■赤ちゃんに処置を行う場合の注意点実は、筆者も数年前に自転車で転んで手のひらの付け根をアスファルトで怪我した時にこのラップ療法を試したことがあります。当時は「消毒しない」というのが半信半疑でしたが、本当に早く治り、しかもまったく傷口が残りませんでした。この治療法は赤ちゃんにも使えますが、いくつか注意点があります。まず、切り傷など、傷が深くに達している場合は細菌が侵入する可能性があるので使えません。また、食品用のラップは衛生的ではありませんので、市販されている患部の乾燥を防ぐタイプの絆創膏を使うと良いです。また、この治療法を試す場合は自己判断で行わず、病院を受診して医師の支持をあおぐようにしましょう。 いかがだったでしょうか。子どもに生傷はつきものですが、適切に処置することで傷跡を残さないようにできます。ぜひ選択肢の1つとして覚えておいてください。 【画像・参考】※ VGstockstudio / Shutterstock※ キズパワーパッド – BAND‐AID※ カラダヨロコブログ【著者略歴】※ 圓尾 和紀・・・管理栄養士。ファスティングマイスター。大学、海外、大学院で七年間栄養学を学ぶ。病院勤務を経て「予防医療に貢献したい」と思い、独立。現在は「和食」と「ファスティング」を取り入れた生活の提案を行う。
2016年08月12日古町糀製造所の「糀」(こうじ)を使用した、第4弾「日焼け止め」商品!ロート製薬株式会社と古町糀製造所とのコラボ商品『糀肌ひやけどめ』が3月から登場する。シットリしたうるおいと高い保温で美しい素肌を守る【クリームタイプ】の日焼け止めアイテムだ。同社は日本の再活性化と地域の貢献を目標とする企業として、“もの作り”と古町糀製造所を通して、伝統的な日本食材のすばらしさを広め、スキンケア商品のコラボ開発を実践しているという。そして、この度は2012年からスタートしたコラボシリーズの4弾目になり、商品は石鹸で洗い流せるので、外に出て洗濯物を干している時や、庭の掃除をしている時、またスポーツの時など、日常の多くのシーンで利用しやすい。商品の成分は?独自で開発された【白糀コメエキス】が調合されており、シットリとしたうるおいと優れた保温力のある伸びやすい日焼け止め。また含水シリカや酸化鉄が含まれた「スーパーUVカット成分」(SPF50+、PA++++)仕様で、素肌をソバカスやシミなどの要因となる強い紫外線から守ってくれる。さらに素肌やファンデーションになじみやすいので、化粧下地にも適している。古町糀製造所について日本有数のコメ産地の新潟県で、蔵人および杜氏とともに「糀」を作り、「糀」の技術と価値を支える専門店。同シリーズのコラボ第一弾は、2012年に登場した「白糀コメエキス入りクリーム」という。(画像はプレスリリースより)【参考】・ロート製薬株式会社 プレスリリース
2015年03月03日