先月からついに公開がスタートした『るろうに剣心 最終章』。この度、現在公開中の『るろうに剣心 最終章 The Final』、6月から公開が始まる『るろうに剣心 最終章 The Beginning』との2部作の副音声上映が決定した。チーム「るろ剣」集結! 究極の裏トークを劇場で本シリーズ史上初となる2部作での副音声上映は、剣心役の佐藤健、監督の大友啓史、そしてアクション監督の谷垣健治と、シリーズを10年間支えてきた3名が参加。5月22日(土)より『The Final』、6月19日(土)より『The Beginning』で実施され、本編に合わせて撮影当時の裏話ほか様々な貴重なエピソードを余すことなく語り尽くす!副音声の収録を終えた佐藤さんは「やはり最後の剣心と縁の戦いは、何回観てもどちらにも感情移入して入り込んでしまうので、心が疲れました(笑)」とまずは率直な感想を述べ、「僕が知らない裏話もお二人がしてくださったのでめちゃくちゃ楽しかったです」とコメント。さらに「剣心は自分の胸の内に想いを秘めているキャラクターなので、自分なりに“この時はこういう想いで演じていた”という気持ちを話したりしたので、楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。一方、大友監督は「副音声を聞いて、『るろうに剣心』5作通して散りばめていた様々なことを知り、新たな発見をしてもらいたいです。ぜひこの機会にこの体験自体を楽しんでほしいです」と呼びかけ、谷垣さんも「1回目に見るときはアクションシーンの迫力を堪能していただき、2回目は副音声を聞くことで、アクションをより楽しんでいただける手助けになればと思います」と語っている。なおこの副音声上映は、無料のスマートフォン専用アプリ「HELLO! MOVIE」をダウンロードし、副音声データを事前に入手、本編上映前にアプリを劇場で起動しイヤホンを装着、映画の音声を認識し映像に合わせて音声が再生され、劇場で作品を鑑賞しながら楽しめる仕様となっている。新映像公開! 神木隆之介“宗次郎”現るさらに新たに、神木隆之介が演じる瀬田宗次郎の姿も映し出された映像が到着。片足でリズムを刻むあの独特なステップ“縮地”を見せた後、剣心に斬りかかるシーンが収められている。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月14日映画化もされたバーナード・スレイドの傑作戯曲『Same Time, Next Year』が、剣幸主演で開幕した。不倫から始まる男女の25年を描く二人芝居。剣の相手役は坂田聡と大沢健という、まったく持ち味の違う二人がダブルキャストで務める。演出は荻田浩一。坂田が出演した回のゲネプロをレポートする。舞台は1951年、北カリフォルニアの海辺のコテージ。大きなダブルベッドには、男と女がいる。偶然の出会いから一夜を過ごしてしまったらしいドリスとジョージだ。甘いピロートークが展開するかと思いきや、会話から次第に判明するのは、お互い所帯持ちであるということ。しかしジョージが抱く罪悪感が、自分には子どもが二人いると言っていたけれど実は三人なんだというようなことだったりと、不倫カップルのわりにどこか憎めない。お互いの家庭の悩みなども打ち明けなんとなく心を通わせ、年に一度、同じ場所で落ち合うことを約束する……。時はとんで1956年。ずいぶん洗練された大人の会話をするようになった二人。1961年、ドリスは8か月の妊娠中。1965年、1970年――年に一度しか会わない彼らは、登場するたびに外見も内面も変化していく。特に、ドリスの変貌はまぶしい。世間を知らず、学もなく、もしかしたら家庭内で抑圧されていたかもしれない女性が、大学に行き、事業を立ち上げるまでになる。ブロードウェイでドリスを演じたエレン・バースティンはトニー賞主演女優賞を受賞したが、日本版ドリス・剣も素晴らしい名演だ。時が経つごとに精神的に成長していくが、ドリスの芯の部分――朗らかさや優しさといったところがぶれずにあるため、外見がいくら変わろうと違和感がなく見ていられる。対する坂田のジョージは逆に、外見は少しずつ変化しながらも、時を経ても変わらない“男のどうしようもなさ”がずっと貫く。自由に羽ばたくドリスを受けの演技で包み込む、そんな坂田ジョージもまた、愛しい。さらに、ここにダンサーの橋本由希子と鈴木凌平が彩を加える。愛を象徴する概念のような存在かと思いきや、ドリスとジョージをいたずらっ子のような表情で見つめたり、小道具を出し入れしたりとシーンにも関与。愛の妖精、もしくはキューピッドのような存在?彼らの存在が作品を一段、洗練されたものに押し上げた。演出の荻田の手腕が光る。それぞれが年をとるごとに変化していくように、二人の愛情の質も、次第に変わっていく。1975年、最終的に行きつく場所は友情のような、同志愛のような、熟年夫婦のような……いや、愛をカテゴライズするのすら無粋かもしれない。コンプライアンスに厳しい昨今だが、不倫カップルの話なんて……と眉を顰めるなかれ。男女の性愛の先にあるその愛は人間臭く美しく、しっかりとした質感を持ってそこにある。この二人の愛が羨ましいとすら思える。ある意味、究極のファンタジーかもしれない。公演は5月23日(日)まで、東京・赤坂RED/THEATERにて。取材・文:平野祥恵
2021年05月14日俳優の神木隆之介が、佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)に出演していることが14日、明らかになった。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。4月23日より公開された同作は、5月12日までの興行収入が24億円を超え、観客動員数は170万人を突破する大ヒットに。そしてこの度、前作『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』で剣心の前に立ちふさがった、志々雄真実の右腕にして十本刀最強の剣客・神木隆之介演じる瀬田宗次郎のサプライズ出演が明らかになった。瀬田宗次郎は天賦の剣才を持ち、剣心と互角の速さで抜刀術を操るだけでなく、唯一剣心の逆刃刀を折った『るろうに剣心』ファンの中でも絶大な人気を誇るキャラクター。シリーズを代表するアクションシーンである、剣心VS宗次郎を彷彿とさせるサプライズ登場は本編中最も観客を驚かせ、SNSでは「最後の隠し玉は激アツ!!」「瀬田宗次郎の登場は鳥肌が立ちました!」「声が聞こえた瞬間、本当に号泣してしまった」「神木くん降臨でテンション上がった!」「るろうに剣心完璧すぎた。誰がなんと言おうと佐藤健くんも真剣佑も神木隆之介くんも天才すぎる!」と驚きと共に歓喜の声で溢れている。今回、手に刀を持ち剣心の前に再び姿を見せる宗次郎の場面写真と、物憂げな表情で佇む宗次郎から不穏な空気が漂う場面写真の2点も初解禁となった。
2021年05月14日興行収入24億円、観客動員数170万人を突破した(5月12日まで)現在公開中の佐藤健主演映画『るろうに剣心 最終章 The Final』。この度、本作に神木隆之介演じる瀬田宗次郎が再び登場していることが明らかになり、宗次郎の場面写真も到着した。前作『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』で剣心の前に立ちふさがった、志々雄真実の右腕にして天賦の剣才を持つ十本刀最強の剣客・瀬田宗次郎。彼は、剣心と互角の速さで抜刀術を操るだけでなく、唯一、剣心の逆刃刀を折ったキャラクター。今作へのサプライズ登場は、本編中で最も観客を驚かせ、観客からは「最後の隠し玉は激アツ!!」「瀬田宗次郎の登場は鳥肌が立ちました!」「声が聞こえた瞬間、本当に号泣してしまった」と歓喜の声が寄せられた。かつて剣心を追い詰めた宗次郎だが、今作では敵か、それとも味方か?そしてなぜ、再び現れたのか?本作では宗次郎の登場にも注目だ。そして『The Beginning』への期待もより一層高まっている中、今回そんな宗次郎の本編場面写真が初公開。刀を片手に、剣心の前に姿を見せるシーンや、物憂げな表情で不穏な空気が漂う場面が切り取られている。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心 京都大火編 2014年8月1日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 和月伸宏 / 集英社 (C) 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」るろうに剣心 伝説の最期編 2014年9月13日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月14日大ヒット上映中の映画『るろうに剣心 最終章 The Final』において、神木隆之介演じる瀬田宗次郎のサプライズ出演が明らかとなった。神木演じる宗次郎は、前作『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』で剣心(佐藤健)の前に立ちふさがった、志々雄真実の右腕にして十本刀最強の剣客。天賦の剣才を持ち、剣心と互角の速さで抜刀術を操るだけでなく、唯一剣心の逆刃刀を折った『るろうに剣心』ファンの中でも絶大な人気を誇るキャラクターだ。剣心VS宗次郎を彷彿とさせるサプライズ登場は本編中最も観客を驚かせ、SNSでは「最後の隠し玉は激アツ!!」「瀬田宗次郎の登場は鳥肌が立ちました!」「声が聞こえた瞬間、本当に号泣してしまった」「神木くん降臨でテンション上がった!」「るろうに剣心完璧すぎた。誰がなんと言おうと佐藤健くんも真剣佑も神木隆之介くんも天才すぎる!」と驚きと共に歓喜の声であふれている。併せて公開となった写真は、手に刀を持ち剣心の前に再び姿を見せる宗次郎の場面写真と、物憂げな表情で佇む宗次郎から不穏な空気が漂う場面写真の2点。かつて剣心を追い詰めた宗次郎は敵なのか、味方なのか。そして、剣心の前に再び立ちはだかった目的とはーー。『るろうに剣心 最終章 The Final』公開中『るろうに剣心 最終章 The Beginning』6月4日(日)より公開
2021年05月14日実写版『るろうに剣心』シリーズが『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をもってついに完結する。これを記念してシネマカフェではキャスト陣のリレーインタビューを敢行! シリーズ完結への思い、いまだから言える“あの”話、主演の佐藤健に言いたいor聞きたいことなどについて語ってもらい、さらにアンケートで寄せられた読者からの質問にも回答してもらう。第4回は、本作からの出演となる、剣心の前に立ちはだかる最強の敵・雪代縁を演じた新田真剣佑!今作のアクションは「ひとつひとつが挑戦的」――今回、雪代縁を演じることが決まった時の気持ちを教えてください。最初にお話をいただいたのは撮影の2年前でした。当時は、本当に続編があるのか半信半疑でしたが、2年後、本当に話が進み始めたので「いよいよか」と思い、身が引き締まる思いでした。――演じる上で、縁の内面に関して、どういう部分を大切に演じられましたか? 特に大切なセリフ、やり取りなどがあれば教えてください。縁はもともとすごく心優しく、お姉さん思いで正義感の強い青年でした。角度を変えて見てみると、剣心と縁、どちらが悪なのか、決めつけることができないです。とにかく自分の信念を貫き「これが正義だ」と信じて生きてきた男を演じようと思いました。――佐藤健さん演じる剣心と剣を合わせてみて、どんなことを感じましたか? これまでもいろんな作品でアクションは披露されていますが、今回、アクション監督を務めた谷垣健治さんによるアクション演出はいかがでしたか?とにかくアクションシーンは楽しかったです。日本映画の最高レベルのアクションができて幸せでした。撮影中、谷垣さんのアイディアにはいつも驚かされました。迫力のある数々の動き、そしてひとつひとつのかっこよさ。できなかったことはなかったですが、ひとつひとつが挑戦的で、いつもワクワクしながら演じていました。座長・佐藤健に「続編やりませんか?」――現場で共演者のみなさんとどんな話をされたんでしょうか? 現場でのエピソードや思い出深い出来事などを教えてください。アクションシーンを撮影中、元号が平成から令和に変わる瞬間を、みなさんと一緒に見ていたのを覚えています。そしてその後、アクションシーンを撮影しているうちに疲労が溜まり、みなさんがだんだんと無口になっていったという思い出があります。――「座長・佐藤健さんに今だから言えること」を教えてください。続編やりませんか?――読者から寄せられた質問です。縁は、剣心の住む平和な世界を破壊しようとしますが、いま真剣佑さんが良い意味で壊してみたいなと思うものはありますか?毛根(笑) 「AMサロン」というサロンを始めたので通って美肌になりたいです。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月14日佐藤健主演のアクション・エンターテイメントシリーズの完結編となる『るろうに剣心 最終章 The Final』が、シリーズ2作目『るろうに剣心 京都大火編』を超える本年度実写映画No.1のオープニング興収の大ヒットを記録。公開2週目もその勢いは止まらず、緊急事態宣言の影響がありながら、週末(5月1日~2日)2日間で興行収入3.17億円を記録し、2週連続で週末興行ランキング実写映画No.1を獲得したことが分かった。昨年の夏公開からの延期を経て、4月23日(金)より全国362の劇場、480スクリーンの邦画最大規模で公開された本作。緊急事態宣言の影響で、東京都・大阪府・兵庫県・京都府の4都府県が25日(日)より63館が休館(※4月26日より計64館、27日より計67館が休館)という状況にも関わらず、オープニング2日間で興行収入5.35億円、観客動員数37.1万人を記録、3日間では興行収入7.45億円、観客動員数51.5万人を突破。2021年に公開された実写映画として週末オープニング興収No.1であることはもちろん、シリーズ最大の興行収入となった映画『るろうに剣心 京都大火編』(公開初日:2014年8月1日/最終興行収入52.2億円)のオープニング2日間の興行収入5.1億円を超える大ヒットスタートを切った。そしてゴールデンウィーク期間中も客足はよく、5月5日(水)の時点で興行収入20億円超え。SNSには感想コメントが溢れており、すでに2回以上鑑賞したファンから10回観たという人も。また今回、通常の上映形態に加えてシリーズ初であるIMAX(R)/4DX/MX4Dでも上映されており、各種の上映を観たファンからは「スクリーンの大きさ、映像も音響も迫力が凄かった」「それぞれのキャラクターの気持ちを考えながら見たら、2回目もまた泣けました。後は、4DXも体験したい!!!」など、様々な上映形態を楽しんでいる声も寄せられている。4月30日(金)には、日本テレビ「金曜ロードショー」にて、シリーズ1作目の『るろうに剣心』が地上波で放送。地上波4度目の放送にもかかわらず、12%の高視聴率を記録(*ビデオリサーチ・関東地区調べ)また、当日の放送時には、Twitterにて「#るろうに剣心」がトレンド1位、「#がんばれ剣心」がトレンド2位を独占するなど、SNS上でも大きな盛り上がりを見せていた。『るろうに剣心 最終章 The Final』は公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月08日映画『るろうに剣心 最終章 The Final』(4月23日公開)の興行収入が7日、明らかになった。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。4月23日に初日を迎えた本作は、全国362の劇場、480スクリーンの邦画最大規模で公開された。緊急事態宣言の影響で、東京都・大阪府・兵庫県・京都府の4都府県の63館が25日より休館という状況下にも関わらず、オープニング2日間で興行収入5.35億円(観客動員数37.1万人)を記録、3日間では興行収入7.45億円(観客動員数51.5万人)を突破する大ヒットスタートを切った。その勢いは止まらず、公開2週目の週末(5月1日~2日)2日間で、興行収入3.17億円を記録し、2週連続で週末興行ランキング実写映画No.1を獲得。ゴールデンウィーク期間中も多くの観客が劇場に来場し、5月5日の時点で興行収入20億円を突破した。SNSでは絶賛の感想コメントが溢れており、すでに2回以上鑑賞したファンはもちろん、10回観たというファンの声も。また今回、通常の上映形態に加えて、シリーズ初であるIMAX/4DX/MX4Dでも上映されており、各種の上映を観たファンからは「スクリーンの大きさ、映像も音響も迫力が凄かった」「それぞれのキャラクターの気持ちを考えながら見たら、2回目もまた泣けました。後は、4DXも体験したい」など、様々な上映形態で楽しんでいるようだ。映画の盛り上がりに比例するように、ワーナー ブラザース ジャパン合同会社では、約570種にも及ぶ他に類をみない最大級の関連商品を展開。4月30日には、日本テレビ「金曜ロードショー」にて、シリーズ1作目の『るろうに剣心』が地上波で放送。地上波4度目の放送にもかかわらず、12%の高視聴率を記録した(※ビデオリサーチ「関東地区」調べ)。本日5月7日19時には、先週の金曜ロードショーに引き続き、映画公式Twitterにて『るろうに剣心京都大火編』の同時視聴キャンペーンを実施。19時にDVD、BD、配信サービスの『るろうに剣心京都大火編』の再生を開始し、映画を鑑賞しながらハッシュタグ「#がんばれ剣心」でツイートすることでユーザーが気軽に参加することができ、豪華プレゼントが当たるチャンスも。さらに5月14日の19時には『るろうに剣心伝説の最期編』の同時視聴キャンペーン開催も予定している。
2021年05月07日実写版『るろうに剣心』シリーズが『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をもってついに完結する。これを記念してシネマカフェではキャスト陣のリレーインタビューを敢行! シリーズ完結への思い、いまだから言える“あの”話、主演の佐藤健に言いたいor聞きたいこと、さらにアンケートで寄せられた読者からの質問にも回答してもらう。第3回は、剣心の頼れる相棒・相楽左之助役の青木崇高!役作りのスタートは肉体からのアプローチ――足掛け10年にわたって左之助という役と向き合ってきました。ここまで長く役と付き合うことはなかなかない経験だと思いますが、映画『るろうに剣心』シリーズ、そして左之助という役柄は青木さんにとってどういう経験であり存在だったのでしょう?本当に特別だと思いますね。こんな凄いものが詰まったとんでもないプロジェクトに出会えるっていうのは、どんな仕事のジャンルにおいても、幸せだと思うんですよね。自分のキャリアにおいて、とんでもなく大きな意味を成すと思いますし、喜びですよね。幸せだと思っています。もちろん、結果として“10年”になっている訳であって、パート1の時はここまで見据えている訳ではなかったです。ここまでの作品が続いたのは、現場はもちろんですが、関係者のおかげであったり、公開された後も、多くの人に支えられたからだと思います。本当にそう感じますね。――左之助役は基本的にテンションが高めで、フィジカルで勝負するキャラクターですが、毎回、役に入る際のスイッチとなるルーティンであったり、続けてきたことなどはありましたか?パート1の撮影前は、パンチの出し方からアクションの練習を始めました。そこから少しずつキャラクターをつかんでいったんです。僕のそれまでの作品では、資料を集めたり、分析したりと、“心”から作ることが多かったんですけど、左之助に関しては、自分で動いて、動いて、動いて…その中でキャラクターを作っていく、肉体からのアプローチでキャラクターを作っていきました。だから、何年経ってもその動きを繰り返せば、キャラクターや精神が蘇ってくるというのを感じました。もちろん衣装や髪型もそうですし、スタッフの顔や神谷道場のセットを見てもそうです。だからキャラクターに戻れるかどうかという不安はなかったですね。――パート1のアクションの対戦相手は、元格闘家の須藤元気さんでしたが、パンチを習うところから始めたんですね?そうです。大丈夫かなって不安もありましたけど、いろんなアクションシーンで助けてもらって、なんとかキャラクターを成り立たせることができたかなと思います。大友(啓史)監督とパート1を携えてロスに行った時の現地のお客さんの反応がすごく面白くて。各キャラクターが出るたびに拍手したり口笛を吹いたりしてくれて、左之助のキャラクターもすごくウケていたので、もし続編やるなら、海外の人ももっと楽しめるようにと意識もしていました。“陽”のキャラクターで明るく照らす――過去作で左之助が「お前の傷を治すのは俺の役目じゃない」というセリフを言った際、海外の観客が「よく言った!」という感じでメチャクチャ盛り上がったという話を大友監督がおっしゃっていました。原作も含め、国内・海外を問わず人気の高いキャラクターですね。(登場人物たちは)暗い過去を背負っているじゃないですか。“陰”のキャラクターが多い中で、左之助は数少ない“陽”のキャラクターなので、そこは明るく照らさないといけないなと思っていました。もちろん彼は単純なヤツじゃない。思いやりのある明るさを持っているっていうのは物語の中でも必要なんじゃないかなと思います。保育園の先生から手紙をもらったことがあるんですが、不登校だった子どもが大好きな左之助を見たことによって、学校に来るようになったというのを知りました。自分自身、こういう声をもらえるっていうことに感動しましたし、左之助やこの映画にはそんなパワーがあるんだなってとても嬉しくなりました。老若男女、国内外を問わず通じるような、憎めない気持ちのいいキャラクターがあるとするなら、それを探っていたと思いますね。――読者からの質問ですが、佐之助以外に演じてみたかったキャラクターはいますか? オーディションの時点に立ち戻って「好きな役を選んでいいですよ」と言われたら…?自分的にはやっぱり左之助しか考えられないですけど…僕、切れ味のいい刀は振ってないんですよ(※左之助が拳以外で使う刀は巨大な“斬馬刀”)。だから真剣の殺陣ができるなら誰でもいいからやりたいなっていうのはありますね。吉川晃司さんが演じた刃衛は、しびれるほどかっこよかったなと思います。「俺がやっても…」っていうのはありますけど(笑)、剣心を相手に一度ちゃんと切れる刀抜いてみたいですね。――シリーズを通して一番大変だったシーンは、どの作品のどのシーンでしたか?結構どれも大変でしたので一番を挙げるのはなかなか難しいんですけど「(撮影を)朝までやった」とか「昼までやった」とかありましたね。本当にどの戦いも大変だったんですけど、毎回アドレナリンがドバドバ出てるって感じですね。脳内のアドレナリンがなかったら、撮影が成り立たなかったんじゃないかというくらいアドレナリンに助けられてました。アクション撮影後は、自分の体をさすりながら「お前、よう頑張った」「ようもった!」と労っていました。アクションにおいて、心にブレーキをかけてる映像って本人が一番わかっちゃうんでやりたくないんですよ。だから多少のケガなら仕方ないと覚悟を決めてやっていました。しかしどれもハードでしたね…。全てのアクションが終わって、メイクさんたちに体中の血のりを落としてもらっている時は涙が止まらなかったですね。全部終わったんだっていうのを体と心で感じましたね。左之助にひと言「お前も相当強いぞ!」――そんな左之助の、今回の最終章における魅力、見どころについて、ネタばれがない範囲でお願いします!喧嘩屋という彼のキャラクターだと思うんですけど、拳にこだわっている以上、(刀での戦いに)ついていけないところがあるのかもしれない。けど、だからこそ見える彼の精神性というか…。剣心が「ただいま」と戻ってくる場所はやっぱり神谷道場だし、剣心だけでなく、薫、弥彦、恵にとってそういう場所が大切だと思いました。そこを守ろうとするキャラクターの強さが見どころじゃないかなと思いますね。「つれねぇこと言うんじゃねーよ」とか「水臭いじゃねーか」といった言葉は、左之助のキャラクターをよく表しているんじゃないかなと思いますね。――作品としては今回で最終章となりますが、左之助に対して青木さんから何かひと言いただけますか?本当に素敵な人だと思います。やっぱり剣心と出会ったことで、攻める強さだけでなく、守る強さも知ることができたんじゃないかなと思いますね。その強さに関しては、お前も相当強いぞ!っていう思いはありますね。けど少しは防御も学べと(笑)。いつまでも恵(蒼井優)に治してもらってるだけじゃなくて。――シリーズが終了してしまうこと、左之助にさよならすることに対しての寂しさみたいなのはありますか?他の作品で感じるような寂しさはないですね。それより続いたことが奇跡に近いと思うので、その感謝や喜びとかが勝ってますね。10年も経ったわけで、個人的な感覚では当時のアルバムみたいなのものになってる部分もあるんですよ。ロケやキャストやスタッフさんとの思い出とかもありますし。作品を観たら、何度でも反芻できて個人的に楽しめるところはあると思います。「また続編を…」と話が来ても、同じことを思うんじゃないですかね。「こんな作品に出会えるなんてお前、幸せだぞ」「やるしかねーだろ!」って。そう言い聞かせると思います。それだけ自分にとって特別な作品だっていうことです。――改めて『るろうに剣心』チームというのはどういう存在でしょうか?クレイジーでファンキーで、本当に楽しい最高な仲間たちの集団だと思います。いろんなものが逸脱した…(笑)。ぶつかり合える喜びがある、本気な人たちっていう感じですね。――座長・佐藤健に今だから言いたいこと、聞きたいことがあればお願いします。いろんな現場を主演として背負ってると思うんですけど、ずっとクールに佇んでいるんですよ。それはとても大変なことだし、ストレスやプレッシャーも感じると思います。「ちゃんとバカやってる?」って聞きたいです。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月07日佐藤健主演、累計観客動員数は980万人を超える『るろうに剣心』シリーズがついに完結する『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』。新時代を迎えるため、そして守るために刀を握り続けた佐藤さん演じる主人公・緋村剣心ら神谷道場の仲間たちを支えた、蒼井優がシリーズを通じて演じてきた高荷恵に迫った。誰よりも愛情深く仲間を想う、心優しき医者高荷恵(蒼井優)は辛辣な物言いをするが、心は真っすぐな医者。代々医者の名家の娘だったが、家族全員が戦死して天涯孤独となり、生きていくために悪事に手を染めていたところを剣心に救われた。以降は剣心、神谷薫、相楽左之助、明神弥彦ら神谷道場メンバーの一員となり、医者として一人でも多くの人を救うことに身を捧げている。剣心に出会って救われた恵だが、剣心も元は天涯孤独の身の上。医者として剣心の体を労るのはもちろんのこと、『伝説の最期編』では志々雄との戦いに赴く剣心の心情を察して必ず生きてかえるように言葉をかける姿も。恩義を感じているだけではない、似通った出自の2人だからこその強い信頼関係を伺い知ることができる。一方、静かに心の深い部分で理解しあっている剣心との関係とは対照的に、左之助(青木崇高)とは常に口論や軽口が絶えない。この2人のかけ合いは神谷道場のシーンの定番となっており、激しい戦いや重厚な人間ドラマの合間に描かれる彼らの姿は、劇中の剣心同様に観客の心も和ませてくれる。そして今回、『The Final』で最も恵の存在が助けになるのは薫(武井咲)だ。神谷道場メンバー全員で剣心の過去を聞いた後、誰よりも動揺している薫に寄り添って彼女の言葉を受け止めつつ、剣心と向き合うように語り掛ける。SNS上では、恵が薫に伝えたセリフは「今の時期だからこそ胸に響くものがありました」との声や、「恵と左之助のやり取りでにやけちゃった」など、物語の陰の功労者ともいうべき恵の存在に言及する声も上がるほど。シリーズのクライマックスを飾るに相応しい極限のアクションシーンと共に、剣心と出会って新たな居場所を見つけた恵が支え続けた神谷道場メンバーの物語のクライマックスにも注目だ。『るろうに剣心 最終章 The Final』は公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心 2012年8月25日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2012「るろうに剣心」製作委員会るろうに剣心 京都大火編 2014年8月1日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 和月伸宏 / 集英社 (C) 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」るろうに剣心 伝説の最期編 2014年9月13日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月06日竹野内豊が演じる元弁護士、高校中退という異色の経歴を持つ刑事裁判官・入間みちおが、絶対に冤罪を生むことのないよう、自ら捜査に乗り出すリーガル・エンターテイメント「イチケイのカラス」。月9では、大ヒット海外ドラマをリメイクした「SUITS/スーツ」も記憶に新しい中での法廷ものだが、刑事裁判官が主人公になるドラマは民放連ドラ史上初という。そして今作で裁判所書記官・石倉文太を演じる新田真剣佑も、初めての月9に挑んでいる。「HERO」を思い出す声が続出!刑事裁判官を描くドラマ今作は、「週刊モーニング」(講談社)で連載されている浅見理都の同名漫画をドラマ化。ドラマ版の入間みちおは、竹野内さんの風貌や温かみある雰囲気を生かしながら、口ヒゲを生やして服装はカジュアルに、世間一般の裁判官のイメージとはほど遠いゆるい空気をまとっている。みちおが所属する東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称イチケイ)には、新田さんが演じる裁判所書記官の石倉ほか、お人よしの主任書記官・川添博司(中村梅雀)、3つ子の母でもある姉御肌の裁判所書記官・浜谷澪(桜井ユキ)、物おじしない新人の裁判所事務官・一ノ瀬糸子(水谷果穂)といった顔ぶれが揃い、有罪率99.9%といわれる日本の刑事裁判において30件あまりの無罪判決に関わった伝説の裁判官・駒沢義男(小日向文世)が部長を務めている。木村拓哉が型破りな検事を演じた「HERO」を思い起こさせるとすでに話題となっており、検事の井出伊織(山崎育三郎)や城島怜治(升毅)までも、いつの間にか、みちおのペースに巻き込まれイレギュラーな行動をサポート。「キャスト陣がいいバランス」と視聴者からも好評だ。そんなイチケイに、若くして特例判事補になった東大法学部出身の坂間千鶴(黒木華)が赴任する。彼女はいわゆる“ザ・裁判官”のイメージそのままの堅物タイプで、事件の処理件数が極端に少なく、会社なら倒産レベルの赤字状態であるイチケイを立て直す役割を任されている。その赤字状態の原因、みちおが“職権発動”と裁判所主導の捜査権の発動を宣言し(刑事訴訟法128条には「裁判所は、事実発見のため必要があるときは、検証することができる」と定められている)、疑問に思った事件の現場検証を何度も行い、真相を深掘りしていく姿は、イチケイでは「入間る」と呼ばれている。それゆえにみちおの裁判は見応えがあり、傍聴マニアによる“みちおを見守る会”も存在するほど。一方、迅速さと効率性を求めるあまり、傍聴マニアから“ベルトコンベアー裁判官”と名づけられてしまう坂間は、みちおのスタイルは全く理解ができずイライラが募るばかり。イチケイの仲間からは「坂間る」と皮肉られる。この正反対な2人の化学反応を見守り、どこか楽しんでいる様子の石倉はイチケイのムードメーカーであり、みちおに振り回されるイチケイメンバーとの橋渡し役となっている。『るろうに剣心』から一転、“陽キャ”の元傍聴マニアに!?新田さん演じる石倉は裁判所書記官。法廷では裁判官の前方の席に座り、裁判の記録や調書などを作成・保管し、裁判所主導の現場検証を行う際にはスケジュールを調整したり、検証に立ち会って記録したりと、縁の下の力持ちとして裁判官をサポートする。しかも石倉は元傍聴マニア。書記官になる前から弁護士時代のみちおの裁判を傍聴したことがあり、みちおがかつて弁護士バッジを捨て裁判官へと転身するきっかけになった事件の裁判も含め、駒沢部長に次いでみちおの過去を知る人物のようだ。坂間にも「みちおさん、心を読むんです」「気になったら、いつも止まらないんですよ」と教え、彼のことなら何でも知っていると言わんばかり。みちおが“職権発動”する際も、“みちおファン”の石倉は「出るぞぉ」とニンマリ。何より書記官になったのも、その活躍ぶりを最前列で目撃できるから。みちおが飼いたがった犬・みちこも、犬アレルギーであるにも関わらず実家のそば処「いしくら」で代わりに引き取っている。その一方で、みちおに影響を受けながら、効率や処理件数よりも裁判官としての誇りを再確認するようになった坂間にも興味を持ち始め、LOVEをストレートにぶつけていく。そんなふうに人との距離を縮めていくのが得意な石倉は、まるで新田さんそのものでもある。2017年に映画『ちはやふる』で第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その後も、『劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』や『サヨナラまでの30分』(主演)、『名も無き世界のエンドロール』などに出演、テレビドラマでも「僕たちがやりました」「トドメの接吻(キス)」「同期のサクラ」などの話題作で、不良高校生から優秀な営業マンまで多彩な役柄に挑んできた。主演映画『ブレイブ-群青戦記-』では戦国時代にタイムスリップする、自分に自信が持てない弓道部員を演じたばかり。そして、何と言っても現在公開中の『るろうに剣心 最終章 The Final』では、愛する姉・巴の復讐を誓う雪代縁(ゆきしろ えにし)役に抜擢され、その繊細な演技や息を飲むようなアクションシーンに「ハマり役」「最高だった」と絶賛の声が上がっている。同作の大友啓史監督は新田さんの起用理由を、「ある意味でこの何年間で若手俳優のなかではモンスター級になった佐藤健という存在にぶつける相手として、新田真剣佑は適任だと思った」と説明している。確かに最近の仕事ぶりに照らしても、新田さんの存在感は“モンスター級”だ。今作ではスーツや法服を着ていても、鍛え上げた体躯の素晴らしさを隠しきれないが、キャラとしては真逆のよう。入間みちお役の竹野内さんとは約20年ぶりの再会で共演を果たし、坂間千鶴役の黒木さんとは「一度舞台を見させていただき、とても感動した」と初共演を喜んでいた。第6話過去の事件が再び動き出す…草野球の試合を終えた入間みちお(竹野内豊)たちは、井出伊織(山崎育三郎)ら地検チームと一緒に石倉文太(新田真剣佑)の実家「そば処いしくら」に集まって飲んでいた。そこに、坂間千鶴(黒木華)が日高亜紀(草刈民代)を連れてやってくる。するとみちおは、志摩総一郎(羽場裕一)という男の名前を出し、彼が被害に遭った窃盗事件を担当することになったと日高に告げる…。みちおが裁判長を務める窃盗事件とは、前科6犯の窃盗犯・岸田茂(バカリズム)が、会計事務所所長の志摩の自宅に忍び込み、現金113万円を盗んだ事件だった。岸田は犯行後、盗んだ自転車で逃走を図ったが、その途中で新聞配達員と自転車同士の衝突事故を起こして顔を見られたため自首していた。第1回公判で、岸田はエリート人生から転落して窃盗を繰り返したという井出の言葉に反発し、泥棒がいかに魅力的な仕事であるかを力説し始める。みちおは、理路整然と話す岸田が、逃走時のことになるとあいまいな話をし始めることや、今回初めて自首してきたことが気になり、逃走経路周辺の防犯カメラを確認することにするが…。イチケイのチーム力が注目を集めている今作。次第に明らかにされるはずの、みちおの過去の事件も気になるばかりだ。「イチケイのカラス」は毎週(月)21時~フジテレビ系にて放送中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会ブレイブ ‐群青戦記‐ 2021年3月12日より全国にて公開©2021「ブレイブ ‐群青戦記‐」製作委員会©笠原真樹/集英社名も無き世界のエンドロール 2021年1月29日より全国にて公開©️行成薫/集英社 ©️映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
2021年05月05日和月伸宏の同名コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎える。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経て公開された『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2021年4月23日・6月4日公開)は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。主人公・剣心の口癖として、原作から実写版に至るまで親しまれているのが「おろ?」だ。戦闘の時とは違い、普段のとぼけた剣心の様子が現れる口癖で、映画『るろうに剣心』のコミュニティサイトの名前も「おろコミュ」であったり、先日公開されたテレビスポット「剣心×薫 編」でも最後に使われるなどおなじみとなっており、SNSでも「佐藤健の『おろ』がかわいい」「佐藤健にしかできない」と注目されている。また、様々な映画について女子高生がプレゼンを行う漫画『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん』(ホーム社 服部昇大著)4巻では同作の大ヒットについて、アクションやリアルさ、配役などを挙げながら「実写版『るろ剣』ヒットの要因…それは佐藤健が完全に『おろ?』を自分のモノにしているからではないかと!!」と「おろ」に言及。「心の底から出るおろ」「血が通ってるおろ」「おろの使い手」と、4ページにもわたって佐藤の「おろ?」の素晴らしさが熱弁されている。そんな佐藤に、直接「『るろ剣』感想で、『おろ』の言い方がうますぎる、と話題になっている」ことを伝えると、「そうなんですか」と驚いた様子。そのまま言うとキャラクター感が出てしまいそうなものだが、自然に口にするコツを聞くと「大体、『あれ?』という感覚です。『あれ?』とか『あら?』とか、そういう感じで言ってます。台本を読んだときにも、そういうことかな、と」と、単に「キャラの口癖を言う」のではなく演技として昇華している佐藤の様子が窺える。先日行われた「最終章」公開を記念したオンラインイベント「るろうに剣心 GLOBAL FAN SESSION」では、ファンの子供達から「『おろ』を言ってください!」とリクエストされ、渾身の「おろ」を聞かせるも、無反応の子供達に「何か反応してくれ!」とうなだれてしまい、笑いを誘った佐藤。『るろうに剣心 最終章 The Final』ではもう今後聞けないかもしれない「おろ」にも注目だ。
2021年05月01日実写版『るろうに剣心』シリーズが『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をもってついに完結する。これを記念してシネマカフェではキャスト陣のリレーインタビューを敢行! 最終章を迎える心境、いまだから言える“あの”話、主演の佐藤健に言いたいor聞きたいことなどなど、赤裸々に(?)語ってもらう。さらにはアンケートで寄せられた読者からの質問も!第2回に登場するのは、剣心との“これから”も気になる神谷薫役の武井咲。シリーズを通して「演じるということの根本的な意味を教わった」――第1作から10年近くにわたってひとつのシリーズに参加するという経験はいかがでしたか?前作の時にフィリピンに行ったときもそうでしたが、海外の人が当たり前にこの作品を知ってくれていて、なおかつファンでいてくれたことの衝撃がありました。日本の剣術を扱ったこういう作品を海外の方に好んでいただけて、実写化に対する大きなハードルも受け入れてもらえたということが大きく今作も楽しみに待っててくださって大変嬉しく思っています。そんなグローバルな作品に出演できたことはすごく光栄なことだったなと思います。大友組の撮影方法って、他の現場ではあまりないんですよね。一部分だけを演じるのではなくて、きちんとキャラクターとして生きられる現場で、演じるということの根本的な意味を教わったと思っています。「その一瞬だけ演じていればいい」ではなくて、役者に自由にできる環境を与えてくれて、自由に演じて良い部分を切り取られているというやり方なので、「役を生きる」ってこういうことなんだと教えてもらえた現場だったと思っています。――シリーズを通じて、薫を演じる上で大切にしていたこと、気をつけていたことはどんなことですか?役に入る際にルーティンとしてやってきたことなどがあれば教えてください。何度もテイクを重ねてくださるので、それでだんだん自分も慣れていきますし、今回は前作から5年ぶりということで、同じキャラクターをまた演じるということはそんなにあることではないので、空白の部分どうやって過ごしてきたのかなって想像したりして世界観を思い出すように心がけました。あとは衣装の澤田石(和寛)さん(※シリーズを通じて衣装デザイン、キャラクターデザインを担当)がパンチのある衣装を作られるので(笑)、それをまとうと「戻ってきたな!」って思いましたし、現場に行ったら巨大なセットが用意されていて(笑)、そこには『るろ剣』ワールドが広がっていました。完璧なシチュエーションを用意していただいた中でどう感じるかという、本当に質の高い現場だったので、行けばその世界に入れるような感じでしたね。役作りはあえて“変化”を意識しないこと――特に今回の「The Final」における薫のこれまでのシリーズとの変化や成長について、ご自身でどのように受け止められて、作品に臨まれましたか?今回(剣心の過去を)『The Final』で初めて知るので、それまでは何も変わらない薫ちゃんです。剣心たちと変わらない日常を過ごしていたんだけれども突然、衝撃的なことを知りどうやって受け止めていくのか? この時代背景の中で薫ちゃんという女性がどんな心情でいるのか? 考えました。なので、あまり“変化”というのは意識しないでいたかなと思います。その時、剣心が話してくれることをリアルに感じようと思っていたので、特に準備というのはしていなかったですね。――『るろうに剣心』シリーズがこれで終わってしまうこと、薫を演じるのが最後になってしまうことへの寂しさはありますか?日に日に寂しく感じますね。「早くみなさんにお届けしなければ」とか「無事に公開できるのかな?」と、世の中の不安な状況もあってそのことばかり考えていて、今回みたいにインタビューしていただくうちに、本当に終わりに向かっているんだって改めて思うようになりましたね(笑)。――薫に対し、この映画の「先」の人生について、エール、アドバイスなどがあれば一言お願いします!(原作では)剣心との子どもが生まれているので、単純に会ってみたいですね。プライベートのこととか、子育てのこととか聞きたいですね(笑)。剣心メンバーは色んなことを共有できる特別な仲間――改めて武井さんにとって、映画『るろうに剣心』シリーズ、このチームはどういう存在ですか?私は10代の時に第1作に参加させていただいているんですが、10代の頃を知ってる人ってほぼ親戚のような感じなんです(笑)。緊張して右も左も分からないような私に大友(啓史)監督は寛大な心で「そのままでいいんだよ」って言ってくださったり、「演じるっていうのはこういうことじゃないかな?」と、そっと教えてくださったりしました。(演技の)ベースを作ってくれた、それを学ばせていただいた現場でもあるので、私にとっては(スタッフのひとたちは)家族のように思っている方たちです。(キャスト陣の)剣心メンバーには特別な思いもあって、10年同じキャラクターを演じてきた仲間として色んなことを共有できるし、久しぶりに会ったらやはり嬉しくて。また会いたいと思える方たちです。――「座長・佐藤健にいまだから言いたいこと、聞きたいこと」はありますか?なんだろうな…。いまの自分の弱み(笑)?全部できるし、知的だし、運動神経もいいし、ユーモアもあって。何かないの?って(笑)。何かできないことはないの?って、素朴な疑問です(笑)。あと、10年経ってこれだけビジュアルが変わらないのもすごいことだと思うんですよね。太ったりも痩せたりもないですし。なので、何か続けてやっている事とかあるのか?そのへんのコツも知りたいです(笑)。――読者から寄せられた質問です。「薫として緋村剣心のどこに一番惹かれましたか?一番チャーミングだと思うところは? グッとくるところをぜひ教えて下さい!」えぇ~どこだろう。言えないなぁ…。(笑)きっと今作を含めて今まで見て下さる方々が、それぞれの剣心に対する想いがあるし今作でまたその想いが芽生えてくるだろうから…。それが一番大事だと思うんですよね。そうですね…私個人的には、今作で薫が初めて剣心から明かされる過去を知るのですが、その過去をきちんと伝えるべき時に剣心は伝えてくれて、そして、いつでもどんな時でも自分の命を危険にさらしても、大切な人を守り抜く強い思いのある剣心のその姿勢に「愛」がある人だなと個人的には思っていますね。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年04月30日現在公開中の佐藤健主演映画『るろうに剣心 最終章 The Final』よりアクショントレーニングの様子を映した特別映像が到着した。4月23日より邦画最大規模で公開された本作は、シリーズ最大の興行収入となった『るろうに剣心京都大火編』の週末2日間の興行収入5.1億円を超える、オープニング2日間で興行収入5.35億円、オープニング3日間で興行収入7.45億円を突破と、2021年実写映画オープニングNo.1の記録的大ヒットスタートを切った。本作には、剣心に復讐をするため、東京に総攻撃を仕掛けるシリーズ最恐の敵・雪代縁が登場。これまでのシリーズオールスターが集結し、剣心のため、新時代のために、最終決戦へ挑む究極のクライマックスが待っている。最大の魅力である超絶アクションのほぼ全ては、俳優自ら演じており、今回到着した映像では、剣心役の佐藤さんをはじめ、新田真剣佑、青木崇高、土屋太鳳、江口洋介のアクショントレーニングが収められている。佐藤さんは逆刃刀を使用した全身を使った華麗なアクションを披露。まるで剣の速さ、身のこなしの速さ、相手の動きの先を読む速さという三つの速さを最大限に生かした剣心の得意とする「飛天御剣流」を見ているかのよう。また新田さんは、縁役で『最終章』で新たに参加。縁と斎藤(江口さん)が列車内で対峙し、警官たちを次々となぎ倒していく場面も映し出されている。さらに、驚異の腕力で敵を叩き伏せる相楽左之助役の青木さんや、バク転などを交えた俊敏で軽やかなアクションを魅せる巻町操役の土屋さん、得意の剣を次々と振りかざす斎藤役の江口さんの姿も必見。アクション撮影について佐藤さんは「このシリーズには特別な想いがありますし、今回は剣心にとって間違いなく最も重要なエピソードですので、自分のすべてを捧げる決意で臨みました」と思いを明かし、「シリーズで一番迫力のあるものにしたいと考えた時、“潔い”アクションシーンにするべきではないかというのが僕の想いでした。洗練されたアクションだけを濃密に凝縮して見たことのないものを作りたいと、大友監督とアクション監督の谷垣さんと、現場でゼロから作り上げていきました」とコメントしている。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年04月30日映画『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』より、特別映像が公開された。4月23日より邦画最大規模で公開された映画『るろうに剣心 最終章 The Final』。シリーズ最大の興行収入となった映画『るろうに剣心 京都大火編』の週末2日間の興行収入5.1億円を超える、オープニング2日間で興行収入5.35 億円、オープニング3日間で興行収入7.45億円を突破。剣心に復讐をするため、東京に総攻撃を仕掛けるシリーズ最恐の敵・雪代縁。これまでの“るろ剣”オールスターが集結し、剣心のため、新時代のために、最終決戦へ挑む究極のクライマックスにSNS 上では、「何度も観たい。最高で、やばい、やば、やばかった、トビます!」「アクションは瞬きする暇がないほど圧巻!」とシリーズ毎に進化を遂げてきた壮絶アクションに驚きのコメントが続出している。この度公開されたのは、アクションの舞台裏に迫るトレーニング映像。本作最大の魅力である超絶アクションのほぼ全ては、俳優自ら演じてきた。数々の死闘を繰り広げてきた主人公・緋村剣心役の佐藤健は、斬れない刀<逆刃刀>を使用した「神速」と言わざるを得ない、全身を使った華麗なアクションを披露。それはまるで、剣の速さ、身のこなしの速さ、相手の動きの先を読む速さという三つの速さを最大限に生かした剣心の得意とする「飛天御剣流」を見ているかのよう。そして『最終章』では、剣心のすべてを奪い破壊をもくろむ雪代縁役に新田真剣佑が参戦。縁と斎藤一(江口洋介)が列車内で対峙し、警官たちを次々となぎ倒していく、観客の度肝を抜く一連シークエンスも映し出されている。縁の人間離れした強さと破壊力を体現した新田の身体能力で繰り広げられる強力なパンチや回し蹴りといったパワフル&スピーディな中国拳法、殺意剥き出しの壮絶なバトルは興奮を抑えきれない。他にも驚異の腕力で敵を叩き伏せる相楽左之助役の青木崇高や、男性キャストと肩を並べ、バク転などを交えた俊敏で軽やかなアクションを魅せる巻町操役の土屋太鳳、得意の剣を次々と振りかざし攻撃する隙を与えず、圧倒的な力差を見せつける斎藤一役の江口洋介など、本作のアクションを確固たるものにするため、皆一様、全身全霊で取り組んだ。本作のアクション撮影について佐藤健は「このシリーズには特別な想いがありますし、今回は剣心にとって間違いなく最も重要なエピソードですので、自分のすべてを捧げる決意で臨みました。シリーズで一番迫力のあるものにしたいと考えた時、“潔い”アクションシーンにするべきではないかというのが僕の想いでした。洗練されたアクションだけを濃密に凝縮して見たことのないものを作りたいと、大友監督とアクション監督の谷垣さんと、現場でゼロから作り上げていきました」とコメントを寄せている。『るろうに剣心 最終章 The Final』公開中『るろうに剣心 最終章 The Beginning』6月4日(金)公開
2021年04月30日2012年に公開された1作目『るろうに剣心』から幕を開けた、かつて誰も体感したことのないスピードと圧倒的で迫力あるアクション、そしてエモーショナルに描かれる人間ドラマを融合させたエンターテインメント・シリーズの完結にして、すべてが詰まった究極のクライマックスを描く『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』が2作連続で公開。今回は、新時代を迎えるため、そして大切なものを守るために刀を握り続けた主人公・緋村剣心(佐藤健)と共に生きた魅力的な女性キャラクターたちに光を当てながらシリーズを振り返ってみた。“不殺”の剣心と“活心”の薫神谷薫(武井咲)は明るく一本気で、曲がったことが大嫌いなキャラクター。亡き父から受け継いだ“人を活かす剣”を説く神谷活心流の師範代であり、周囲からも慕われている。流浪人として現れた剣心を居候とし受け入れる度量の大きさも持ち合わせており、相楽左之助、高荷恵、明神弥彦たちと共に、剣心にとって家族の様な存在となっている。剣心が己に課している“不殺の誓い”と薫が亡き父から受け継いだ神谷活心流の掲げる“活心”は、“人を殺さない誓い”と“人を活かす剣”という表裏一体の関係であり、剣心と薫もまた切っても切り離せない関係性。『京都大火編/伝説の最期編』では宿敵・志々雄との戦いに臨むために京都に向かった剣心を追いかけ、その先で志々雄の部下が読み上げる剣心が過去に殺めた人たちの名前を聞くことになり、剣心が歩んできた人斬り時代の過去を突き付けられることになったが、それでも戦いを終えて帰ってきた剣心を支え続けた。『最終章 The Final』では新たに明かされた剣心の亡き妻・巴(有村架純)にまつわる過去と、その過去が生み出してしまった怪物・雪代縁(新田真剣佑)の登場により、2人の関係性はこれまでにないほど大きく揺らぐが、薫は剣心と巴、2人の気持ちにも思いを寄せて、改めて剣心を支えようと決意する。すべてを受けとめる薫の強さと、それを体現する武井さんの演技には、SNS上でも「剣心と薫。過去を聞いた後の薫の神妙な表情と薫の巴への想いが印象的」「薫ちゃんが巴の事を聞いた時の心情…とても感慨深く泣きました」など、薫の想いに心打たれる人たちの声もあがっている。薫を演じる武井さんは1作目の公開時は17歳。彼女が10年間で積み上げてきたキャリアが『The Final』の薫を演じる上で大きなプラスになっているのだろう。新時代を迎えるために幕末の戦いに身を投じ、新時代を迎えても“不殺の誓い”と共に戦い続けた男の最後の戦いと、剣心が新時代で生きていく“希望”となった女性が織りなすドラマを最終章で見届けてほしい。『るろうに剣心 最終章 The Final』は公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心 2012年8月25日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2012「るろうに剣心」製作委員会るろうに剣心 京都大火編 2014年8月1日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 和月伸宏 / 集英社 (C) 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」るろうに剣心 伝説の最期編 2014年9月13日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年04月29日和月伸宏氏の同名コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎える。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経て公開された『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2021年4月23日・6月4日公開)は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶編」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回は、第1作からヒロイン・神谷薫を演じ続けてきた武井咲にインタビュー。シリーズ10周年を迎え、自身の環境にも変化があった武井は、同作について何を感じていたのか。○■薫の気持ちを自分の中に組み込んでいく——10年間という大きなスパンでたどり着いた「The Final」への思いを教えて下さい。薫の変化や自分自身の変化を感じたことはありましたか?今回の「The Final」は、薫が初めて剣心の過去を知る部分も描かれていて、剣心に昔、妻がいて、その人を自分の手で殺めてしまったということに強烈な衝撃を受けます。現代の女性だったら、思ったことをパッと口に出せたり態度に出せたりするけど、この時代ではきっとそういう風にいかないだろうと考えました……。私が演じていなかった間も、剣心と薫は神谷道場でどう過ごしてきたんだろうなという想像をしたり、長い時間一緒にいる中で「自分の知らない剣心がいたんだ」という衝撃を乗り越えていく姿が、すごく新鮮に映っていると思います。——剣心のことを受け止める薫を演じられたのは、ご自身の成長があったからでもありますか?この作品の撮影に入る前に大友監督とお話しましたが、私の生活にも変化があったから、どう受け取られているんだろうという不安もありました。でも、久しぶりにお会いしたときに、あたたかく「おめでとう」と言ってくださって。娘が生まれたことにも喜んでくださって、「女優さんは自分の生き様がお芝居につながっていくし、今回の薫にもうまく活かせるんじゃないかな」と言ってもらえたのがすごく嬉しかったです。薫が剣心の過去を知る衝撃を、今の私が演じるからこそ、成長した薫を見せられるんじゃないか……と言っていただいて、ものすごく心強かったです。フラットに考えることができて、思ったまま素直に演じて大丈夫なんだと思うことができました。——武井さんは「The Final」に出演されていますが、逆にご自身の出演されていない「The Beginning」を見たときは、どんな感想でしたか?「The Beginning」は台本も読んでいなかったので、映画でどういうストーリーになっているのか、どういう描き方をされるのかも知らなかったですし、巴さん(有村架純)のビジュアルも「The Final」の縁の部屋の肖像画で初めて見たんです。本当に薫のような気持ちで、巴さんのことも受け入れてはいるんだけど、目の当たりにするとなんだか変な気持ちになりました。でも、薫は「The Beginning」の時間を過ごした剣心のことを知って、剣心と一緒にいるわけですし、薫と同じような気持ちを自分の中に組み込んでいく感覚でした。剣心に寄り添い理解していく、という気持ち。私も「The Beginning」を見ながら、今までのことが一つ一つ、クリアになっていきました。今まで剣心から聞いただけのお話じゃなくて、映像を目の前にすると、すごい傷を背負った人だったんだなと改めて思いました。またシリーズを見返したくなってしまって、見事に大友さんの誘惑に乗ってしまいました(笑)。——「The Beginning」で佐藤さんは10代を演じていましたが、その姿についてはどんな感想でしたか?「The Final」と同じ時期に撮影していたはずなのに、幼く見えていたので驚きました。「The Beginning」の健さんに現場でお会いする機会もあって。「The Beginning」の剣心は別人なくらいに暗く、痩せていて、いつもと違う雰囲気で、とても小さく見えました。○■10年で感じた作品の重み——一方で佐藤さんはオンラインイベントの時にも、10年間の武井さんの変化を思って「会うのが怖かった」とおっしゃっていました。剣心メンバーはみんな、10年ずっと離れていても互いに気になる存在で、一緒にいるような気持ちなんです。青木(崇高)さんとは毎年、年賀状のやりとりで互いの状況をやりとりしたりしていて、本当に親戚のような感覚。私はその中でも10代だったから、きっと皆さんの中では子どものイメージが大きかったのだと思います。お芝居の経験も浅い時期にこのような大作に出演して、子猫が入ったような頼りない存在だったと思うんですけど、そこから20代になって、結婚して子どもを産んで再会したことで、緊張させてしまったところはあったのかもしれません。実際、変わることはそんなにないですし、私自身いつも通りで来たんですけど、10代から20代への変化もあったから「どんな感じなんだろう」と恐れられてたんじゃないかな(笑)。でも、撮影に入るとすぐに感覚が戻りました。——この10年を経たことで、改めて『るろうに剣心』という作品や周りの方について気付いたことなどはありましたか?やっぱり、重みです。私が10代の時は、よくも悪くも作品の重みを理解しきれなかったからこそ、よりぶつかることが出来たのだと思います。もちろん大きな作品だと理解していましたが、10代の時と今とでは感じる重みが全然違うし、健さんがこれだけの責任を背負って演じられていたんだなと思うと、想像もできません。今の自分ですら剣心のような役を演じるという図が想像できないですし、そんな役を20代前半で演じられていたなんて。恐ろしいほどのプレッシャーを抱えながらも、それを感じさせないように現場では柔らかく穏やかにいらっしゃったので、さすがだなと思いました。——ちなみに、もし武井さんが戦闘シーンに参加するとしたら「この技をやってみたい」とか…。裏側を知っていると、もう、無理です!(笑) 今回の縁との戦いは、今までとも全然違う戦いになっていて、敵であって敵でない相手に対して、剣心の思いが乗ったアクションになっています。すごく大きな一つの見所です。でも、私はちょっと……。——「できないと思うくらいすごい」といった感じでしょうか?「できないと思う」じゃなくて、「できない」です!(笑) 本当に、到底できないようなことをされているんです。——『るろ剣』はコミックの実写化作品で、ヒットの要因に美術などの力もあると思いますが、実際に現場で見て驚いたことはありましたか?強烈に覚えているのは、剣心たちと歩いた「赤べこ」からの帰り道(広島県たけはら町並み保存地区)です。もともと風情のある場所だったんですけど、さらに町ごと美術で飾られていて、エキストラにも地元の方が参加してくださったりしていて、すごいことだなと思いました。撮影の前はまだ『るろうに剣心』の発表がされていなかったから、「佐藤健の超大作映画のロケ、エキストラ募集」という感じだったと思うんですが、もう絶対に『るろ剣』しかないですよね(笑)。皆が「あれしかない」という作品であるところも偉大だし、町ごと『るろ剣』ワールドに染めた美術も、素晴らしかったです。——改めて、『るろ剣』シリーズの最後を迎えることについても、お気持ちを伺えれば。もちろん寂しいです。一ファンとしては、ぜひまたやってもらいたいです。健さんは、大変ですけど(笑)。実写化するというのにとても大きなハードルがあった作品だったと思うのですが、今「The Final」の公開を迎えられるということが嬉しいし、世界中の方たちがこの作品を楽しみにしてくれていると思うと、ドキドキワクワクする気持ちでいっぱいです。■武井咲1993年12月25日生まれ、愛知県出身。2007年、雑誌「セブンティーン」の専属モデルとしてキャリアをスタート。2008年に『櫻の園-さくらのその-』で映画デビュー。『るろうに剣心』シリーズ(12年/14年)で、幅広い層から支持される。『愛と誠』『今日、恋をはじめます』(12)、ドラマ「黒革の手帖」「今からあなたを脅迫します」(17年)などに出演。
2021年04月28日映画『るろうに剣心 最終章 The Final』(4月23日公開)の週末興行収入が26日、明らかになった。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。4月23日に初日を迎えた本作は、全国362の劇場、480スクリーンの邦画最大規模で公開された。緊急事態宣言の影響で、東京都・大阪府・兵庫県・京都府の4都府県の63館が25日より休館という状況下にも関わらず、オープニング2日間で興行収入5.35億円(観客動員数37.1万人)を記録、3日間では興行収入7.45億円(観客動員数51.5万人)を突破する大ヒットスタートを切った。この記録は、2021年で公開された実写映画週末オープニング興収No.1であり、シリーズ最大の興行収入となった映画『るろうに剣心京都大火編』(公開初日:2014年8月1日/最終興行収入52.2億円)のオープニング2日間の興行収入5.1億円を超えており、最終興行収入50億円も見えるスタートに。シリーズの累計観客動員数は1,000万人を超えた。劇場には女性グループやカップルなどの若い観客から、老若男女幅広い層が駆け付け、すでに2回連続で観る観客や、19年間に渡るシリーズの終焉に感極まり涙する観客の姿も。国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks」では、初日満足度ランキング第1位を獲得、シリーズ最高の「★4.0」のユーザー評価となっている。SNS上にも様々な感想があふれており、口コミの広がりで今後の興行へも期待がかかる。映画への期待度に比例するように配給元のワーナー・ブラザース映画では、約570種にも及ぶ他に類をみない最大級の関連商品を展開。緋村剣心らのスチールやモチーフ、イラストをあしらった文具や雑貨などの商品に加えて、カフェとのコラボレーションの開催を予定している。全国各地で展開する『るろうに剣心』関連商品が一堂に揃う期間限定ショップでは、映画の名シーンを切り取った写真や、実際に着用された衣装など、ファンならずとも必見の展示も。さらに、トムとジェリーやハローキティとのキャラクターコラボレーション商品も発売される。4月30日には、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』公開記念として、シリーズ第1弾『るろうに剣心』が日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送される。
2021年04月26日4月23日に公開された佐藤健(32)の主演映画『るろうに剣心 最終章 The Final』。さまざまな苦難を乗り越え、ついに公開となった矢先に緊急事態宣言の発令が。そのため、同情する声が相次いでいる。映画『るろ剣』シリーズは’12年8月に第一作目が、そして’14年8・9月に続編となる『京都大火編』、『伝説の最期編』が公開された。この3作でシリーズ累計の興行収入は125億円以上、観客動員数は980万人を突破している。そして’19年4月、『最終章 The Final』の公開が決定した。後に同作は20年7月公開とアナウンスされたものの、新型コロナウイルスの影響を受けて1年延期することに。主人公・緋村剣心を演じる佐藤は「来年の公開日をお互いに健康で迎え、必ずまたお会いしましょう」とコメントしていた。そんななか、’20年9月には四乃森蒼紫役の伊勢谷友介(44)が大麻取締法違反の疑いで逮捕。『るろ剣』ファンはお蔵入りを危惧し《るろ剣どうなっちまうんだよ!?》《ただでさえ延期になったのに!》とネットにつづっていた。延期や出演者の逮捕といったハプニングに見舞われたものの、ついに『最終章 The Final』は今月23日に公開されることに。ところがその直後となる25日から東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象にした緊急事態宣言が。そしてTOHOシネマズやイオンシネマなど公開を予定していた映画館が、軒並み休業となってしまった。苦難の続く『るろ剣』。そのため「可哀想すぎる」との声が上がっている。《るろうに剣心、四乃森蒼紫の逮捕にも負けずなんとか公開に漕ぎ着けた二日後から緊急事態宣言は流石に可哀想過ぎる》《ちょうど緊急事態宣言出されてしまうなんてかわいそすぎる、、制作陣俳優陣、、》《映画公開直後に緊急事態宣言が起きて映画館休館になってる現実が辛すぎるな》《るろうに剣心は一度上映延期になってそれでいよいよ上映開始となった途端の緊急事態宣言よ。色々と辛いわ》
2021年04月26日4月24日、25日の全国映画動員ランキングは、『名探偵コナン 緋色の弾丸』が公開2週目も首位をキープした。シリーズ累計の興行収入が125億円を突破し、世界100カ国以上で配給されたアクション大作の最終章であり2部作の第1弾『るろうに剣心最終章 The Final』は初登場2位になった。公開7週目の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、先週2位から3位に。新作では、次世代ガールズバンドプロジェクト『BanG Dream!』に登場する“Roselia”の物語を、前後編で描いた劇場版アニメーション『BanG Dream! Episode of Roselia I:約束』が初登場5位に入った。公開28週目に入った『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、先週5位から6位に。公開13週目の『花束みたいな恋をした』は先週9位から順位をあげている。次週は『海辺の彼女たち』『映画 賭ケグルイ絶体絶命ロシアンルーレット』『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい写真家 森山大道』『くれなずめ』『劇場版 ポリス×戦士 ラブパトリーナ! 〜怪盗からの挑戦! ラブでパパッとタイホせよ!〜』『ビーチ・バム まじめに不真面目』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『名探偵コナン 緋色の弾丸』2位『るろうに剣心最終章 The Final』3位『シン・エヴァンゲリオン劇場版』4位『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』5位『BanG Dream! Episode of Roselia I:約束』6位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』7位『モンスターハンター』8位『花束みたいな恋をした』9位『奥様は、取り扱い注意』10位『騙し絵の牙』
2021年04月26日佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介の超豪華キャスト陣と、メガホンをとった大友啓史監督が『るろうに剣心 最終章 The Final』の初日舞台挨拶に登壇。『るろうに剣心』シリーズ完結編である本作がついに公開初日を迎えた心境や、シリーズを含めたこれまでのシリーズにまつわるエピソードを語りあった。4月23日(金)より公開初日を迎えた本作は、当日18時時点で、興行収入52億円の大ヒットを記録した映画『るろうに剣心京都大火編』の初日の興行収入2.3億円(公開初日:2014年8月1日)を超え、シリーズ最大のオープニングスタートを切る見込みとなった。登壇した佐藤さんは「この2部作のクランクアップを迎えたのがちょうど2年前の4月23日だそうです。色んな意味で今日という1日は忘れられない日になりそうだなと思いますし、非常に感慨深いです」と万感の思いを込めて挨拶。「この先もこの映画のこと、シリーズのこと、キャラクターたちのこと、愛してくれたら嬉しいなと思います」と語った。大友監督も「観て頂ければ分かるのですが、撮影もハードでした。そういう時に僕らの間で合言葉にしていたのは“お客さんに届けば奇跡が起きる”という言葉です。僕らは映画の力、物語の力を信じて撮影を続けて今日に至りました。今までたくさんの作品を作っていますが、今日はとりわけ感無量です。最後エンドロールを観て頂くと分かりますが、とんでもない数の人間が自分達にできる10年分の全てをこの作品に捧げてくれています。是非観終わった時に皆に拍手を送ってください」と、映画の公開に思いを込めて観客に語りかけた。佐藤健「こんなに幸せな現場はない」『The Final』と『The Beginning』の2作品で総製作費50億円、撮影期間7か月、エキストラ延べ6,000人、キャスト&スタッフ約2,200人と類まれなる規模で制作された本作。作品のスケールを感じた撮影時のエピソード、そして本編への手ごたえを聞かれた佐藤さんは「大友組はクランクイン初日からサプライズといいますか、スケールの大きさで我々を圧倒してくれるんです。そうすると自然にテンションもモチベーションも上がって、“やってやろう!”という気持ちになるんです」と語る。さらに「(キャストの)努力をちゃんと細かく汲み取ってくれて、(映像に)映し出してくれる。非常に役者冥利に尽きますし、役者をやっていてこんなに幸せな現場はないなと日々感じていますし、その中でも今回最高の映画が出来上がっていると思います。いつも言えないですけど、監督ありがとうございます!」とコメントし、大友監督も「照れくさいですね(笑)」と嬉しそうな姿を見せた。武井さんは「撮影で地方にお邪魔させて頂いたときに地元の方々がエキストラとして参加して下さっていて、(我々と)同じ熱量で大友組に参加してくださったんです。それがとてもびっくりしました」と地方での撮影エピソードを明かし、新田さんは「監督は建物をちゃんと建てて、ちゃんと壊してます(笑)それを目の当たりにしたときは、すごい作品だなと思いました」とセットについて触れると、大友監督からは「大物の宮大工が作ってくれたセットを壊すことになったんです」との説明が入り、登壇していたキャストも驚いた様子を見せた。蒼井さんは「私はわりと早く撮影が終わって、別の作品に入っている時に(『るろうに剣心』の)スタッフさんにお会いしまして。『そろそろ剣心出来る頃じゃない?』って話しをしたら『まだ撮ってるよ!』と言われて。本当に普通の感覚だったら出来上がっているころにでもまだまだ撮影が続いている事を知った時に、本当に妥協のない作品作りをしているんだなと感じました」と明かした。衣装も妥協しない「それを着てすべてを剣心にぶつけたい」壮大なスケールの本作の撮影を行っていく中で、ここは妥協しなかった、ここはこだわったというポイントについて聞かれた佐藤さんは「袖の親指がどこまで隠れるかとか、一歩を踏み出したときにギリギリ引っかからない袴の丈とかを衣装部の皆さまに作って貰いました」と衣装に関するトークを展開。武井さんも「衣装部さんがこだわって作って下さった薫のお着物が、お洋服で着る様な分厚い生地を使っていまして。(シリーズの衣装担当)澤田石さんがその素材が良い!と仰ったんだと思うんですが、着ている側からすると苦しくて、動きやすいというのは薫に関してはなかったかなと思います(笑)」と衣装について語り、会場を笑わせた。新田さんは「縁って所々衣装を変えているんですが、ラストの殺陣の時の着物の色を白にしたいと監督や澤田石さんと相談したんです。白は『The Beginning』で巴が着ている着物の色なんですよね。だからそれを着てすべてを剣心にぶつけたいと思いました」と衣装に込められたこだわりを明かした。藤原竜也「多くの人にるろうに剣心が届くように」また、本作の公開を祝って、緋村剣心を最も苦しめた敵の1人、『京都大火編/伝説の最期編』の志々雄真実を演じた藤原竜也からコメント動画が到着。藤原さんは動画で「大友監督、佐藤健くん、またまた大変な、本当に苦労したであろう撮影を乗り越えて公開にこぎつけたこと、おめでとうございます。コロナ禍で大変だと思いますが、多くの人にるろうに剣心が届くように祈っております!」コメント。佐藤さんは「光栄です。藤原さんとの最後の戦いは忘れられないですね。そんな藤原さんから今日という日を祝って頂いたこと、うれしいです」と感慨深げ。最後に、“座長”佐藤さんは「ここ1、2年くらいよく思うのは、やはり人というのは日々の暮らしに光が見出せないと生きていけない生き物なんだなということです。この映画が、皆さまの希望の光となれば幸いです。どうかまたお会いできる日までお元気で、皆さまの心と体の健康と、日々の幸福を願っております。本日はありがとうございました」と挨拶し、イベントを締めくくった。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年04月24日『るろうに剣心 最終章 The Final』初日舞台挨拶が23日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。スレンダーボディが際立つワンピースドレスで、抜群の透明感を見せた武井。「やっとこの日を迎えられて大変嬉しく思っています。10年薫を演じられてとても幸せに思っています」と思いを表す。「不安な状況ではありますが、皆様と楽しい時間を過ごせたら」と挨拶した。同作の衣装のこだわりについて、武井は「本来お着物で仕立てるような素材じゃなくて、お洋服で着るような分厚い生地だったんです。お着物って、巻き付けて着るじゃないですか。衣装部さんも汗だくになりながら着せてもらっていて、着てる側からするととても苦しくあまり配慮がなかったかなって」と本音をチラリ。一方で「細部までこだわったってことです! 作品のために!」と熱く語っていた。
2021年04月23日『るろうに剣心 最終章 The Final』初日舞台挨拶が23日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。パート1から出演する蒼井は、「1の時に、ちょうど誕生日だったというので、京都で撮影終わりで香川(照之)さんとか佐藤さんとか皆が『ごはんでも行くか』みたいになって、佐藤さんが予約をとってくれたんです」と振り返る。「横で聞いてたんですけど、『個室ありますか?』とか聞いてたけど会話がうまくいってなくて、個室とか頼む人いないのかな? と言って、調べてくれた所に皆で行ったら、そのサイトに載ってる住所と電話番号が間違ってて、寺に着いたんです」と驚きのエピソードを披露した。青木は「あったあったあった!」と思い出し、蒼井がさらに「一生懸命予約してくれたのが、祈祷のお願いだった」と明かすと、佐藤も「思い出した!!」と苦笑する。青木は「で、せっかくだから寺行った」と話を補強し、蒼井が「完璧に見えて抜けてるところがある」と佐藤の意外な一面を語ると、佐藤は「それは申し訳ない。慣れない京都のロケ中だったのでその節は大変ご迷惑をおかけしました」と10年越しに謝罪していた。
2021年04月23日『るろうに剣心 最終章 The Final』初日舞台挨拶が23日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。主演の佐藤は「先ほどスタッフの方と話していて、この2部作のクランクアップを迎えた日がちょうど2年前の4月23日、22日の深夜だったそうです。色んな意味で今日という1日は忘れられない1日になりそうだなと思っています」としみじみ。「非常に感慨深いです。我々にとって大切な作品をついに皆さんに見ていただけると思うと、幸せな気持ちです。ここまでやってこれたのは、皆さんのおかげです。本当に感謝しています」と熱く語った。撮影中のエピソードとして、佐藤と激戦を繰り広げた新田は「そんなに年が変わらないじゃないですか。なのに最後の殺陣の時に、『まっけん、俺、おじいちゃんだからダメだあ〜』と言ってました」と佐藤のかわいらしい一面を暴露。佐藤は「(佐藤が)パート1をやってたときの年齢なんですよ、まっけんは。私それから10年経ってますから、そんな変わらなくはないの」と苦笑しつつ、「まっけんがまぶしかったですね。ずっと常に動けるようにアップして、やってて、えらかったね」と新田を褒める。新田が「僕との最後の殺陣のシーンは、(佐藤が)全部やってきた後の最後だったんですよね。僕はあのシーンの最後で本当にバテてました。それくらい色んなアクションシーンを乗り越えてきてのあの健さんはすごいなと思いました」と讃えると、佐藤は「頑張ったな、我々」と労をねぎらい合った。また、舞台挨拶では「剣心と死闘を繰り広げたあの人」からのビデオメッセージも。青木が「観柳!? 武田観柳!?(香川照之)」とボケる中、志々雄真実役の藤原竜也が登場した。藤原は「またまた大変な苦労したであろう撮影を乗り越えて公開までこぎ着けたこと、おめでとうございます。コロナ禍で大変だと思いますけど、多くの人に『るろうに剣心』が届くことを僕も祈っております。応援しております! 頑張って下さい!」とエール。佐藤は「光栄ですね。本当に強かったので。今回も大変でしたけど、藤原さんとの最後の所も忘れられないです。そんな藤原さんから今日という日を祝っていただけたこと非常に嬉しいです」と感謝していた。
2021年04月23日和月伸宏のコミックを実写映画化した人気シリーズの最新作『るろうに剣心最終章 The Final』が4月23日、全国約400スクリーンで封切り。ワーナー・ブラザース映画によると同日18時時点で、シリーズ最高興収を記録した『るろうに剣心京都大火編』(2014年8月1日公開/最終興収52.2億円)の初日興収(2.3億円)を上回る、歴代最高の好スタートを切った。東京・有楽町の丸の内ピカデリーでは初日舞台挨拶が行われ、主人公・緋村剣心を演じる佐藤健をはじめ、武井咲(神谷薫役)、新田真剣佑(雪代縁役)、青木崇高(相楽左之助役)、蒼井優(高荷恵役)、江口洋介(斎藤一役)、大友啓史監督が出席した。第1作『るろうに剣心』の撮影が始まった2011年から10年。公開延期を経て、シリーズ完結を迎える心境を語った。挨拶に立った佐藤は、コロナ禍での映画封切りに「いろんな意味で忘れられない1日になりそう。我々にとって大切な作品を、支えてくださった皆さんに見ていただけるのは幸せですし、非常に感慨深いです」と感無量の面持ち。「この作品が皆さんの希望の光になれば幸いです。また、お会いできる日を待ちながら、皆さんの健康と日々の幸福を祈っております。これからも愛してくだされば」とファンに向けて、思いのたけをぶつけた。大友監督との再タッグについては「毎回、スケールの大きさで圧倒され、勝手にモチベーションがあがる。その気にさせるのがうまいので(笑)、人生をかけて全うしようと思えるし、その努力をくみ取ってくれるので、役者としてこんな幸せな現場はない」とべた褒めし、「いつもは言えないけど、監督、いつもありがとうございます!」と最大級の感謝を示していた。舞台挨拶では、かつて宿敵・志々雄真実を演じた藤原竜也から映画の封切りを祝うビデオメッセージが紹介され、佐藤は「光栄ですね。志々雄真実も本当に強かったので、今日という日を祝ってもらえて、うれしい」と喜んでいた。映画版『るろうに剣心』シリーズの最新作にして最終章となる今回の2部作。剣心に復讐するため、東京を総攻撃するシリーズ最恐の敵・縁が登場する。これまでシリーズを彩ってきた“るろ剣”オールスターが集結し、剣心のため、新時代のため、最後の戦いへ挑む究極のクライマックス『The Final』。さらに、戦いの理由は幕末へと遡り、剣心の頬に刻まれた“十字傷の謎”に迫る『The Beginning』へと続いていく。取材・文・写真=内田涼『るろうに剣心 最終章 The Final』公開中『るろうに剣心 最終章 The Beginning』6月4日(金)公開
2021年04月23日映画『るろうに剣心 最終章 The Final』(4月23日公開)の初日興行収入が、シリーズ最大ということが23日、明らかになった。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。昨年の夏公開からの延期を経て23日に公開された映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は、全国400スクリーンの邦画最大規模で公開され、本日18時時点では、興行収入52億円を突破した映画『るろうに剣心京都大火編』の公開初日の興行収入2.3億円(公開初日:2014年8月1日)を超え、シリーズ最大のオープニングスタートを切る見込みであることが分かった。初日の興行収入として2.3億円を超えるのは、2021年で公開された実写作品の記録ではNo.1となる。映画への期待度に比例するように配給元のワーナー・ブラザース映画では、約570種にも及ぶ他に類をみない最大級の関連商品を展開。緋村剣心らのスチールやモチーフ、イラストをあしらった文具や雑貨などの商品に加えて、カフェとのコラボレーションの開催を予定している。全国各地で展開する『るろうに剣心』関連商品が一堂に揃う期間限定ショップでは、映画の名シーンを切り取った写真や、実際に着用された衣装など、ファンならずとも必見の展示も。さらに、トムとジェリーやハローキティとのキャラクターコラボレーション商品も発売される。4月30日には、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』公開記念として、シリーズ第1弾『るろうに剣心』が日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送される。
2021年04月23日映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が、2021年6月4日(金)に公開される。『るろうに剣心 最終章 The Final』に続く、二部構成となる。“これで終わる。ここから始まる”人気コミック「るろうに剣心−明治剣客浪漫譚-」を原作に、大友啓史監督が映画作品へと昇華させた『るろうに剣心』シリーズが、約10年の月日を経て遂にグランドフィナーレへ。前作に続き、約5年ぶりの公開となる<最終章>は、明治/幕末という異なる時代を背景に、物語の核心へと迫る『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の二部作の構成となる。シリーズ最恐の敵・縁との因縁の対決を描いた『The Final』に続く『The Beginning』の舞台は、時空を超えて、明治から動乱の幕末へ。かつて“人斬り抜刀斎”と恐れられた剣心の過去と、剣心の最愛の女性・巴との出会い、そして十字傷に秘められた真実が、今明らかになる。剣心の<不殺の誓い>の理由とは?動乱の幕末。緋村剣心は、倒幕派・長州藩のリーダー桂小五郎のもと暗殺者として暗躍し、血も涙もない最強の人斬り・緋村抜刀斎と恐れられていた。ある日、剣心は、人斬りの現場を目撃されたことから、のちの妻となる巴を側に置くことに。穏やかな生活の中で、いつしか巴は唯一剣心が心を許せる存在になっていくのだが、ある“事件”をきっかけに自らの手で斬殺しまう…。一体なぜ剣心は最愛の人を殺めなければならなかったのか?そしてなぜ<人斬り・緋村抜刀斎>は人斬りをやめ、逆刃刀を手にしたのか?これまで明かされることのなかった剣心の<不殺の誓い>の理由が、遂に明らかに—。登場人物緋村剣心(佐藤健)またの名を“人斬り抜刀斎”。これまでのシリーズの“流浪人”である剣心の優しいイメージを根底から覆す、血も涙もない冷酷な剣客。この時代は、斬れない逆刃刀ではなく 真剣 ”を手にしている。頬の傷は、まだ“一本”のみ。雪代巴(有村架純)ある夜、るろうに剣心に助けられるが、人斬りの現場を見てしまう。口封じのため側に置かれることに。幕府の追手から逃れるため巴とともに農村へと身を隠す。剣心は巴の影響で、人斬りの正義に迷い、幸せを見出していく。その素性は謎に包まれているが、剣心にとって唯一心を許せる最愛の女性、最愛の妻であり、その手で斬殺されてしまう人物。演じる有村架純は、“るろ剣”シリーズに初参加し、「最終章 The Beginning」では新ヒロインを演じる。桂小五郎(高橋一生)長州藩志士であり、“人斬り抜刀斎”が誕生するきっかけとなる人物。剣心は桂小五郎のもとで暗殺者として暗躍する。斎藤一(江口洋介)幕府側の浪士隊・新選組の三番隊組長。沖田総司(村上虹郎)新選組一番隊組長。剣心と対峙する相手。高杉晋作( 安藤政信)桂と同じく長州藩の志士。動乱の幕末に命を懸けて戦う。辰巳(北村一輝)剣心に大きな影響を残す幕府直属の隠密組織「闇乃武(やみのぶ)」のリーダー。剣心の過去と現在に大きな影響を残す。大友啓史監督&佐藤健コメントなお作品に関して、大友監督は下記のようにコメント。「十字傷の謎、それに触れずして絶対にシリーズは終われない。シリーズ開始当初から、我々の意識の先には常にこの作品がありました。来るべき新時代を肩に背負い、孤独に囚われ、返り血を浴びながら、生涯ただ一度の恋に生命を煌めかせた、ある人斬りの「運命」をめぐる物語。それは僕にとって、「龍馬伝」の岡田以蔵に始まる佐藤健との十年に及び旅のまさに終着点であり、総決算に他なりません。人斬り抜刀斎そのものと化した佐藤健は、蒼白く燃える魂を心の奥底に秘め、巴との邂逅と不殺の誓いに至るプロセスを、美しく、ストイックに演じ切りました。その一瞬一瞬を噛み締め、愛おしみながら、僕たちは彼の姿を瞼に焼き付け続けました。いよいよシリーズ最後の作品、そして我々の集大成をお披露目する時です。「おろ?」っとおどける剣心とは別人格の、京都の夜を震え上がらせた人斬り抜刀斎の全貌が明らかになります。積み重ねてきた十年に渡る私たちの時間の結晶と、剣心と巴との生命の燃焼の物語『The Beginning』を、ぜひ劇場でご覧いただき、楽しんでいただければと思います。」また主演・佐藤健は、「完成した映画を見ましたが、僕が思い描いたものを遥かに超えたクオリティで大友監督が映画として完成させてくれました。嬉しいですし、悔いはありません。僕自身絶対に演じたいエピソードでしたので、早く皆様に届けたいです。ぜひ、『The Final』と合わせてご覧頂けると嬉しいです。」と、映画完結を迎える喜びの声を寄せている。主題歌はONE OK ROCKが担当主題歌は引き続きONE OK ROCKが担当。ボーカルのTakaは『るろうに剣心最終章 The Beginning』について「僕は圧倒的に『The Beginning』が一番好きです。この大好きな映画に自分たちが作った曲のタイトルを入れていただけたということにも、監督の愛をすごく感じました。」とコメントした。作品情報『るろうに剣心 最終章 The Beginning』公開日:2021年6月4日(金)原作:和月伸宏「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」監督・脚本:大友啓史音楽:佐藤直紀主題歌: ONE OK ROCK出演:佐藤健、有村架純、高橋一生、村上虹郎、安藤政信、北村一輝、江口洋介配給:ワーナー・ブラザース映画
2021年04月23日佐藤健(32)のハマリ役がスクリーンに帰ってくる!映画『るろうに剣心』の新作『るろうに剣心最終章 The Final/Beginning』が4月23日、6月4日2作連続公開。そこで、’10年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』から佐藤健と仕事をしている、本シリーズの大友啓史監督(54)にお話を伺いましたーー。■革新的な本格アクション「手前味噌ですが、映画『るろうに剣心』は、日本のアクション映画の道を切り開いた作品だと思います。今までの日本映画のアクションは専門の人がやるイメージで、俳優が芝居の延長として体を張ったアクションをやってこなかった。若い佐藤健が先陣を切って果敢に挑んだといえるでしょう。また、新しいアクションを可能にするには、今までの時代劇のやり方では不可能で、衣装はゼロから作るなど、あらゆる発明が必要でしたね」(大友監督・以下同)■貫禄が増した佐藤健の存在感「最終章に臨む今回の健は、座長感がより増した印象でした。それは共演者が落ち込んでいるときに励ますとか言葉にしやすい気遣いではない。役を演じるうえで俳優としてやるべきことを一人黙々とこなし、自分の背中を見せることで周りの人のパフォーマンスも引き上げていく。その姿はまさに孤高の存在です。10年前のクランクアップのときは『やった!終わった!』と無邪気に喜んでいた健が、今や貫禄も十分。器が大きくなりました」■新田真剣佑(24)との化学反応「今作の敵である縁は、剣心にとって本来最も戦いたくない相手。復讐したい一心で攻撃してくる縁を、剣心はすべて受け止めなくてはならない。なので今回は、アクションチームに『とにかく感情が見えるアクションを構築してください』と伝えました。シリーズの最後を飾る見せ場を作るためには、真剣佑がいかに健に刺激を与えて突き上げていくかが課題で、彼はその役割を十分に担ってくれました」「女性自身」2021年5月4日号 掲載
2021年04月23日実写版『るろうに剣心』シリーズが『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をもってついに完結する。これを記念してシネマカフェではキャスト陣のリレーインタビューを敢行! シリーズ完結への思い、いまだから言える“あの”話などを語ってもらう。第1回に登場してくれたのは、我らが緋村剣心役・佐藤健! 読者から寄せられた質問にもじっくり丁寧に答えてくれた。このエピソードをやらずして終わることはできない――前作の『京都大火編/伝説の最期編』が終わった後、もう一度、剣心を演じることになるだろう(=原作の「人誅編」の映画化があるだろう)と感じていましたか?最終章は、いつかどこかでやる時がくる――僕も大友(啓史)監督もそれはずっと思っていたことですが、前作の撮影の過酷さがなかなか消えなくて見て見ぬふりをしてきました。(前作から約5年後に)最終章の話をもらって、ついにその時が来たかと。『るろうに剣心』シリーズとしても、今回のエピソードをやらずして終わることはできないなと思っていました。――その間の剣心という役柄との距離感みたいなものはどんな感じだったのでしょうか?仲は良いけど会わない親友という感じですかね。そのくらいの距離感だと思います。――武井咲さんや青木崇高さん、江口洋介さんらおなじみの面々と今回の現場で久々に顔を合わせたときの気持ちを教えてください。高校の同級生に久々に会う感覚じゃないですかね(笑)。今までで一番“潔い”驚きのアクション――『京都大火編/伝説の最期編』で、見ている側にとっては「もうこれ以上の激しいアクションはないのではないか…?」と思わせるくらいの激しく素晴らしいアクションを披露されていましたが、今回、それをさらに超えるアクションをしなくてはいけないということへのプレッシャーはありませんでしたか? アクション監督の谷垣健治さんとどのように話し合い、作られていったのでしょうか?基本はやはりアクション部がどんどん新しいアイデアを出してくれて、よりパワーアップしたアクションを提案してくれたというのが一番です。例えば「『京都大火編』『伝説の最期編』で壁を走ったから次は天井を走りたいね」とか、「屋根走ったけど、走っただけだったから飛び降りるところまで一連で撮ってみようか?」とか。そういった話から始まりました。今回のアクションは、今までで一番“潔いアクション”にしたかったんですよね。“潔いアクション”というのは、アクションシーンって“待ち”になってしまう可能性があると思っていて。人と人が戦っていて、お客さんはそれを見ているんだけど、決着するまで待っている時があると思うんですよ。「すごいなぁ」って見ているんだけど、“観てる”ではなくて“待っている”時があるんです。アクションが決着したらまた集中して見始めるみたいな。それはやっぱり避けたいなと。そうなるくらいだったら一撃で決するくらいの方が逆に面白いんじゃないかと思っていて。練習をしながらアクションを構築していく時に「これはいらないな」って思ったことを積極的に「カットしましょう」と言っていました。そうするとアクション部が「いやいや、それだとすぐに終わってしまうから、こうしましょう」と言ってくださって、そのやりとりでより良い動きだけが残っていくんです。つまり待ちにならないための吸引力のある、観たことのない驚きのあるアクションだけ残ったと思っていて。そのようなことを目指してやっていました。「喜ばしい財産であるのと同時に、大きな壁」――今回の『The Final』では剣心はセリフが決して多くはない中で、「答え」を探し、苦悩する姿などを見せなくてはならなかったと思いますが、剣心の心情をどのようにとらえ、作り上げていったのでしょうか? 何かキーになった感情やセリフ、やり取りなどがあれば教えてください。基本的には現場ですね。自分の中にもう剣心はいたので、その剣心が何を感じ、何をセリフとして言って、どういう表情で敵と向き合っているのかということは、シーンごとで感じながら作っていきました。――読者からの質問です。「緋村剣心を演じたことで、佐藤さん自身が得たものはなんですか?また、成長したところはどのようなところですか?」今後、役者をやっていく上で、これだけ関わっている人たち全てが人生を懸けて、魂を削って作る作品はなかなかないと思います。そういった作品に出演させていただいたことは、ひとつとても大きな財産だと思いますし、やはりアクションに関してのノウハウが身についたと思っているので、今後、別の現場に行っても、より良いものを映像に残せると思います。あとこれは良くも悪くもだと思うんですが、ひとつ大きな代表作になったので、今後も佐藤健といえば『るろうに剣心』だよね? とか、僕を見るその陰に、剣心も同時に見る人たちがたくさんいると思うので。それは嬉しいことでもあり、今後、僕がさらに上に行くためには、この殻を突破しないといけないなという思いもあります。非常に喜ばしい財産であるのと同時に、大きな壁ともなっているんだと思います。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年04月23日撮影中は、自分が3人いた感じがしたその白い衣を脱いだ瞬間、逞しい上腕二頭筋があらわになる。盛り上がった筋肉に見惚れると同時に、俳優・新田真剣佑が雪代縁という役にどれだけ身骨を砕いて向き合ってきたか、凄絶な日々の一端が見えた気がして、痺れる想いがした。スクリーンの中で描かれる、剣心と縁の最終対決。それは、日本のアクション映画の歴史を塗り替えた映画『るろうに剣心』シリーズのラストを飾るにふさわしい、命と命のぶつかり合いだった。「撮影中は、自分が3人いた感じがしました。剣心を憎む縁としての自分と、姉を想う純粋な縁としての自分。そして、そんな縁になりきるために、時間の許す限り体づくりに取り組み、いっぱい食べて自分の体を痛めつけている新田真剣佑と。カメラが回っているときはもちろん、そうでないときも、ずっと集中していました。」過酷すぎた日々を振り返る。雪代縁は、新田真剣佑が俳優として持てる力のすべてを注いでつくり上げた役だった。「それだけ自分を追い込まなければ、雪代縁という役は演じられなかった。だからこそ、『るろうに剣心』という映画は、世界に通用する作品なんだなと思います。直前に台本を読んでもできるような役は一つとしてない。ちゃんと準備期間があって、予算があって、かつ面白い。こういう作品に出会えることが、俳優としては何よりも幸せです」受け答えは、極めてクール。だけど、言葉に充実感がにじんでいる。新田真剣佑がここまで本気で取り組んだのも、これまで『るろうに剣心』という大作を築き上げてきた“大友組”へのリスペクトがあったからだ。「1作目がつくられたのは、僕が14歳のとき。他のみなさんは10年という月日を『るろうに剣心』と共に過ごしてきた。みなさん役が身に染み込んでいるし、それぞれの人物になりきっている。その中でいきなりパッと入ってきた僕が同じ説得力を持てるか。僕がどれほど縁になりきることができるかが難しいところでしたね」やれと言われたら何でも出来るので言ってください、と伝えましただからこそ、どんな高いハードルも絶対に超えてみせると決めた。『るろうに剣心』シリーズの見せ場のひとつでもあるアクション。新田真剣佑にも身体能力の限界に迫るような熾烈なアクションが与えられた。「これほど動ける現場に会えたことがものすごくうれしかったです。コロナの影響で公開は『ブレイブ -群青戦記-』が先でしたが、自分にとっての初アクションは『るろうに剣心』。だからこそ、一切妥協はしたくなかった」まず強烈な先制攻撃となるのが、映画冒頭の縁の登場シーンだ。狭い電車の中で、警官たちを次々となぎ倒す縁は、さながら鬼神のようだった。「大多数の相手を倒すのって楽しいなと思いました。そこだけ文字にすると危ない人ですけど(笑)。この場面は戦い方も特殊なんですよ。縁は、けん玉で戦っていく。縁なら、けん玉さえも武器になること、そして何十人何百人と来ても倒せる力があることを冒頭で見せつけなければいけなかった。かなり暴れさせてもらったので、ものすごく楽しかったです」アクション監督は、谷垣健治。シリーズ第1作から『るろうに剣心』のアクションを手がける、この映画の屋台骨だ。「谷垣さんのクリエイティビティと想像力には何度も驚かされました。どうやったらこんなアイデアが出てくるんだ、と思うようなアクションがたくさん入っていて。セクションごとに、見る人を惹きつける難しい技が必ず入っているんですよ。だから、どこから見ても面白い。それがまた谷垣さんのすごいところだなって。僕としても、アクションで求められるクオリティが高かったので楽しかったです」まるで最新のアトラクションに乗ったように、新田真剣佑は何度も「楽しかったです」と口にする。だが、映画本編を観てもらえれば一目瞭然だが、とても容易に「楽しい」と言えるような生ぬるいアクションではない。予想を裏切る大胆かつ斬新な動き。稲妻のようなスピード。呼吸も許さぬ膨大な運動量。これを習得するだけでも、想像を絶するトレーニングが必要だったはずだ。しかし、新田真剣佑は悠然とした表情を崩さない。「谷垣さんには、『想像しうる中で、いちばん難しい手を用意してください』と言いました。やれと言われたら何でも出来るので言ってください、とも。アクションの事前練習は1週間くらい。まずアクションチームの方たちがやってくれたのを見て、それを動画に撮って見て覚えて、家で練習して。慣れてきたら、どんどんスピードを上げていって、本番に向けて仕上げるという感じでした」どんな高難度のアクションも1週間で絶対に自分のものにする。強気な姿勢を、新田真剣佑は有言実行してみせた。そこにあったのは、日本最高峰の映画に携われているという誇りだ。「僕はこの『るろうに剣心』は、日本を代表する映画であると思っています。その中に出てくる最後の敵が、縁。縁を輝かせるために自分にできることは全部やりたかった。やった分だけカッコよく撮ってくださる組だったので、その期待に応えたかったというのもあります」人生で一番大変な撮影でしたアクションだけでなく、雪代縁として生きるために、その内面とも真っ向から対峙した。原作は、あえて読まない。映画の中の雪代縁として、台本から人物像を浮かび上がらせた。「本来の縁はものすごく優しくて、まっすぐな男の子。そんな縁を変えてしまったのが、剣心なんですよね。角度を変えれば縁が正義であり、剣心が悪という見方もできる。どちらかが正しくて、どちらが間違っているか、簡単に言えないところが面白いなと思いました」だからこそ、決して縁が悪役だとは思わなかった。「縁のやっていることは、愛する家族を殺した人間への復讐。自分の正義を貫いているだけだから、悪でもなんでもない。僕だって縁と同じ立場なら同じことをしている気がします」復讐を遂げるために、殺戮を繰り返す残虐性と、一途に姉を慕い続ける純粋性と。縁が内包する二面性を、新田真剣佑は演技に込めた。「縁の狂気と姉想いの面は、意識して変化をつけて演じました。実は僕、有村架純さんが演じている巴を、撮影が終わるまで一度も見ていません。あくまで、僕の頭の中にある巴のイメージを広げて、現場では演じていました。言葉で表すと難しいんですけど、そのシーンそのシーンに必要なかけらを拾い集めながら演じていたという感じです。自分でもどうやって演じていたのかわからない。でも、たぶんそういうことを頭の中でやっていたんだと思うし、現場に入って衣装を着れば、自然と縁になれました」健くんは僕をすごく信頼してくれていた最大の見せ場は、剣心との対決シーン。これまで作品を背負い続けてきた佐藤健と、全力でぶつかり合った。「健くんは僕をすごく信頼してくれていたみたいで、あえて二人で役について話すことなく、あのシーンはとにかく自分の信じるものを貫いたという感じでした」剣心との最終対決は、1週間かけて撮影した。連日続く嵐のようなアクションシーン。その壮絶さに、お互い日に日に無口になっていたという。「4日目くらいから、体が重くて重くて。疲れているのか、バネがきかないんです。そんな体でも本番はやらなきゃいけない。本当に苦しかったし、大変でした」文字通り満身創痍になりながら、雪代縁として生き抜いた。クランクアップの瞬間は、この疲労から解放される安堵感と、やり遂げた達成感が、同時に溢れ出た。「3年前なのでちゃんと覚えていないですけど、確かその場ではうれしいですということと、あとは人生でいちばん辛い撮影でしたと伝えたのを覚えています。その言葉は今でも変わらない。間違いなく、自分の人生でいちばん大変な撮影でした」だが、その苛烈な経験は、時を経た今、勲章となってその胸に輝いている。新田真剣佑にとって、この『るろうに剣心』はどんな作品になったのだろうか。「海外への挑戦を前に、日本を代表する、世界に通用する作品に出られたことが誇りになりました。」俳優・新田真剣佑の第1章は、『るろうに剣心 最終章 The Final』をもって完結を迎えた。次の舞台は、世界。その大いなる第2章の幕がいよいよ上がろうとしている。取材・文/横川良明
2021年04月23日