アカデミー賞に輝く名匠アン・リーが、不可能と言われていた名作小説「パイの物語」に映画化に挑戦した渾身の一作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』。「言葉の壁を越えて世界中の人々に感動を与えた」と絶賛され、リー監督がフランス文化芸術文化賞を受賞するなど、早くもアカデミー賞最有力との呼び声も高い本作だが、このたび『アバター』で世界中を席巻した3D映画の先駆者ジェームズ・キャメロンが絶賛のコメントを寄せる特別映像が到着した。荒々しい海に投げ出された少年に残されたのは、小さなボートとわずかな非常食、そして一頭のトラ。主人公・パイの波乱と冒険に満ちた人生の航海が描かれる。この奇想天外なヤン・マーテル原作の小説の映像化を可能にしたのは、最先端のデジタル・テクノロジー技術と、ジェームズ・キャメロンが所有する3D撮影機材。特別映像で垣間見える、3D映像の可能性を極限まで引き出した圧巻の映像美には、思わず目を奪われてしまうはずだ。今回、初公開された特別映像の中でキャメロン監督は、「アン・リー監督は、3D映画の概念を崩した」と熱弁する。「冒頭から不思議な光景で物語に一気に引き込まれ、その旅は驚きと恐怖にあふれ、そして実に美しいんだ。これ以上の作品はない。ぜひ自分の目で確かめてほしい。これこそ3D映画のあるべき姿だ!」と本作を大絶賛!一方のリー監督は、「この方法にたどり着くには時間がかかった」と苦労を明かす。「ヤン・マーテルの原作『パイの物語』で素晴らしいと思ったことの一つは、次から次へと信じられない話が続くこと。映画を作る上で私が目指したのは、それらのストーリーを息づかせることだった。私はストーリーをできるだけ詳細かつリアルに描こうと思い、3Dを使えば心に訴えかける作品が作れると思ったんだよ」と、発表当時世界を驚愕させたリー監督の初の3D映画について持論を展開している。「3Dは立派な芸術だ」と語るキャメロン監督が大絶賛の映画『ライフ・オブ・パイ』。3D映画の未来を託された本作に全世界の注目が集まる。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』は2013年1月25日(金)よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 2013年1月25日よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Fox
2012年12月12日今週末にファンタジー大作『ホビット 思いがけない冒険』が、来年1月に巨匠アン・リー監督の新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』が公開される。まったくタイプの違う2作だが、どちらも3D映画の“次の扉”をひらくと言われている作品だ。最初の流行から約60年。3D映画はどのように進化していくのだろうか?その他の画像現在、日本の映画館では毎日どこかのスクリーンで3D上映が行われている。“ブーム”と呼ばれる時期を終え、完全に上映形態のひとつとして定着したといっていいだろう。60年前に最初に3D映画が流行した際は大きなブームを呼んだが、定着することなく3D映画は市場から姿を消し、それ以降も、3D映画は劇場に姿を見せては観客から忘れ去られていった。このほど発売された書籍『3D世紀 驚異!立体映画の100年と映像新世紀』は、これまでの3D映画の歴史、方式、作り手たちの奮闘、社会的な反響を網羅しながら、3D映画の現状と未来にまで迫った大著で、本書には約60年に渡る3D映画の盛衰が数々の貴重な図版と共に描かれている。結果的に3D映画としては公開されなかったが、巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督が1954年の映画『ダイヤルMを廻せ!』を3D映画として撮影していたというエピソードは映画好きの間では有名な話だ。しかし当時の3Dは粗悪なものも多く、長時間の観賞には決して向いていなかった。風向きが変わったのは2005年前後。ジェームズ・キャメロン監督が3D映画の世界に参入し、自ら研究・開発を重ねて2009年に自作『アバター』で“デジタル3D時代”の幕開けを宣言した。そんな3Dの世界も現在、さらなる進化を遂げている。『ホビット…』では、ハイ・フレーム・レート3Dと呼ばれる新方式での上映が決定。これは1秒間に上映されるフレーム数を増やすことでさらにキメの細かい立体視を可能にするものだ。また、作り手たちの3D映像に対する意識も変化している。巨匠アン・リー監督は、新作『ライフ・オブ・パイ』を3Dで撮影。完成した作品を観たキャメロン監督は「3D映画を見ているという感覚さえも忘れてさせてくれる。これこそ3D映画のあるべき姿だ」とコメント。“見世物”的要素が強かった3D映画の世界に新風を巻き起こそうとしている。3D映画がどんな進化を遂げるのかについては、そもそも“観客は本当に3D映画を観たがっているのか?”という問題と密接な関係があり未知数だが、そのヒントは書籍『3D世紀 驚異!立体映画の100年と映像新世紀』をじっくりと読むことで見えてくるのではないだろうか?『3D世紀 驚異!立体映画の100年と映像新世紀』発売中著者:大口 孝之、谷島 正之、灰原 光晴定価:3990円(税込)発行・発売:株式会社 ボーンデジタル
2012年12月10日『ブロークバック・マウンテン』や『ラスト、コーション』で知られる名匠アン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の日本語版キャストを俳優の本木雅弘が務めることが発表された。リー監督の熱烈なラブコールがきっかけで、本木は初の実写洋画吹替キャストを務める。その他の画像本作は、動物園経営者を父に持つ16歳の少年パイ・パテルが船の事故に遭い、どう猛なベンガル・トラと小さな救命ボートに乗り込んで227日にもおよぶサバイバル生活を展開する様を、美しい自然の風景を交えて描き出した感動作。本木が演じるのは、大人になったパイ・パテル。彼の回想によって海に投げ出され、極限状態を生き抜いた少年の日々が綴られる構成だけに、映画にとって極めて重要な役どころだ。今回の配役は、本木主演の映画『おくりびと』が好きだというリー監督が熱烈にオファーしたことがきっかけで、本木は「何よりもこの作品が与えてくれた力は、ここ最近で最もインパクトのあるものだった。このプロジェクトに僅かながらも参加できたことに喜びを感じている」とコメントしている。吹替えは、ロンドンにある名門スタジオ、デイ・レーン・リー・スタジオで収録。この施設はロンドンにある伝説的なスタジオで、ザ・ビートルズ、クィーン、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・フーなど多くの音楽家がレコーディングを行い、『プロメテウス』や『007 スカイフォール』『ダークナイト ライジング』など大作映画のポスト・プロダクション作業も行われている場所だ。世界最高峰のスタジオで、本木が『ライフ・オブ・パイ』の登場人物をどのように演じたのか気になるところだ。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』2013年1月25日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開※3D/2D同時上映
2012年11月29日全米批評家から賞賛の嵐を受け、『アバター』のジェームズ・キャメロン監督までもが「自分の目で確かめてほしい」とまで絶賛したアン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』。早くもアカデミー賞の呼び声高い本作の日本語吹き替え版を、本木雅弘が担当することがこのたび決定し、ロンドンのスタジオにて初の実写洋画吹き替えに挑戦した。文学界の権威あるブッカー賞を受賞した世界的ベストセラー小説「パイの物語」を、アカデミー賞に輝く名匠アン・リー監督が映画化した本作。荒々しい海に投げ出された少年に残されたのは、小さなボートと、わずかな非常食、そして一頭のトラ。誰もが目を疑う極限状況の下、あまりにも巨大な試練に直面した少年は、どのようにトラとの共存関係を築き、希望をたぐり寄せていくのだろうか…。主人公・パイの波乱と冒険に満ちた人生の航海が描かれる。今回、本木さんが吹き替えを録音したのは「ビートルズ」や「ザ・フー」、「クイーン」などの伝説的ミュージシャンも収録を行ったという有名スタジオ「デイ・レーン・リー・スタジオ」。ここ数年でもっとも好きな映画が『おくりびと』だというアン・リー監督たってのオファーで、この極めて貴重なコラボレーションが実現した。実は本木さんと本作には不思議な縁があるという。というのも、本木さんが吹き替えを担当したのは本作の主人公を演じるイルファ・カーンの役どころ。そしてイルファンの出演作である『スラムドッグ$ミリオネア』は『おくりびと』が第81回アカデミー外国語映画賞を受賞した2009年に、作品賞を受賞しているのだ。この奇妙な巡り合わせに、46歳にして初めて挑んだ初の実写洋画吹き替えに、本木さんは「何よりもこの作品が与えてくれた力は、ここ最近で最もインパクトのあるものでした。このプロジェクトに僅かながらも参加できたことに喜びを感じています」と未だ興奮冷めやらぬ様子。『ブロークバック・マウンテン』でアジア人初のアカデミー監督賞を受賞し、いまやハリウッド映画界でもっとも重要なクリエイターのひとりとなったアン・リー監督初の3D作品に、本木さんが吹き込んだ魂はどのように共鳴するのだろうか。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』は2013年1月25日(金)よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 2013年1月25日よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Fox
2012年11月29日アンファーが主宰するエイジングケア総合情報サイト「アンファー からだエイジング」では、シングル女性に向けて、男性の生理的バイオリズムに着目した「運命のカレをみつけて落とす ◎秘テク」を公開している。同サイトによると、統計的に右手の人さし指と中指の長さを比べ、薬指が長いほどテストステロン(男性ホルモン)の値が高い傾向にあるという。このことから、薬指が長い人は「肉食系」、人さし指が長い人は「草食系」と分類することができる。恋愛や結婚でも、お互いにないものを補うカップルはうまくいく傾向にある。同サイトでは、気になる男性と自分の指をチェックし、自分とは逆の指の相手にアプローチするのがよい、としている。人さし指が長い「草食系」の彼を落としたい場合は、デートは夜ではなく、テストステロン(男性ホルモン)の分泌量がピークを迎える朝のデートがおすすめ。有酸素運動を一緒に行う、テストステロンを上げる食材(にんにく・ニラ・玉ネギなど)が入った食事をするなどがよいとのこと。アルコールを控えることや、睡眠をたっぷりとることも大事だという。薬指が長い「肉食系」の男性は、女性関係が派手になりがち。そこで、テストステロンを下げて女性に対して消極的になるよう仕向けるのが効果的とのこと。テストステロンを下げるには、上記の「草食系」の男性の場合と逆の方法を行う他、子どもの泣き声を聞かせるなど、父性的な体験をさせることも効果があるという。また、メイクや服装、香水などを定期的に変え、“他の女性に変わったかのように演出する”というのも、男性の興味を引き付けるひとつの方法。複数の女性とともに出掛けるときはテストステロンを下げる環境になるよう配慮し、2人きりのときは男性が積極的になるよう、テストステロンを上げる行動を取ることが、気になる男性を落とすテクニックとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日『ブロークバック・マウンテン』や『ラスト、コーション』で知られる名匠アン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』が来年1月に日本公開される。ひとりの少年の数奇な運命を描いた本作は、リー監督初の3D作品。その完成度は、『アバター』のジェームズ・キャメロンに「これこそ3D映画のあるべき姿」と言わせてしまうほどのクオリティのようだ。その他の画像本作は、動物園経営者を父に持つ16歳の少年パイ・パテルが船の事故に遭い、どう猛なベンガル・トラと小さな救命ボートに乗り込んで227日にもおよぶサバイバル生活を展開する様を、美しい自然の風景を交えて描き出した感動作。本作が描こうとしているものは基本的にド派手なアクションでも、CGよって描かれた愛らしいアニメキャラクターでもない。ひとりの少年とトラ、そしてもの言わぬ大自然が対話を重ねながら、主人公の意志の強さと心揺さぶるドラマが胸をうつ感動作だ。しかし、リー監督は「この映画は3次元の映像が必要だと思いました。3Dは新しい映像芸術の形。本作は冒険を通じて希望と驚嘆を描き、精神や信念といった概念も表現しています。内容、映像、全てが壮大なのです」と説明する。そこで製作陣は、3D映画の第一人者でもあるジェームズ・キャメロンが所有する最新の3D撮影機材を用いることを決定。ショットごとに左右の映像の視差、露出、フォーカス、そして構図を細かく調整し、近景と遠景をなめらかに結ぶことで、スクリーンの向こう側に“物語の世界”が広がっているような立体映像を作り出すことに成功した。完成した作品についてキャメロンは「本作は、“3D映画は興収が確実に見込める『アベンジャーズ』のようなヒーロー作品や、『ハリー・ポッター』のようなシリーズ作品のように、スペクタクルなビッグタイトル作品でなければならない”という概念を覆した。この映画はとても美しく想像性に溢れ、観客はその素晴らしい映像美をごく自然に体感することができる。一体どんな壮大な冒険が待ち受けているのかわからない楽しみがある。『ライフ・オブ・パイ』のような良質な3D作品は、3D映画を見ているという感覚さえも忘れてさせてくれる。これこそ3D映画のあるべき姿だ」とコメントしている。『アバター』の登場以降、多くの映画監督、撮影監督たちが繰り返し「3D映画だと感じさせないことこそが3Dの目標」と言い続けてきた。『ライフ・オブ・パイ』が目指す映像も、単なる立体ではなく、映画の主人公パイ少年が体験した227日の漂流記を、よりリアルに観客に感じさせるためのものだそうで、感動を呼ぶ奇跡のドラマに、最新の3D映像がどのような効果をもたらしているのか気になるところだ。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』2013年1月25日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開※3D/2D同時上映
2012年11月15日アン・ハサウェイがスティーブン・スピルバーグの次回作『Robopocalypse』に出演することがわかった。主演はクリス・ヘムズワース。撮影は来年スタートするという。『Robopocalypse』は、ダニエル・H・ウィルソンが書いた小説に基づくSFスリラー。舞台は、ロボットが日常生活に欠かせない存在になった近未来。ロボットが人間に反抗し始め、人間たちがそれに立ち向かうという物語だ。撮影は来年前半、カナダのモントリオールでスタートする予定らしい。北米公開は2014年4月25日。29歳のハサウェイは、今、公私ともに絶好調。この夏はクリストファー・ノーラン監督の大ヒット映画『ダークナイト ライジング』に出演し、年末にはオスカー狙いと位置づけされているトム・フーパー監督のミュージカル映画『レ・ミゼラブル』が公開となる。また9月末にはジュエリー・デザイナー兼俳優のアダム・シュルマンと結婚したばかり。結婚式はカリフォルニアのビッグ・サーで行われ、3週間ほどヨーロッパでハネムーンをエンジョイしたようだ。
2012年11月13日『ブロークバック・マウンテン』や『ラスト、コーション』で知られる名匠アン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の予告編映像がこのほど公開された。予告編映像本作は、マーテルの小説『パイの物語』(邦訳:竹書房)をリー監督が壮大なスケールで映像化した感動ドラマ。動物園経営者を父に持つ16歳の少年パイ・パテルが船の事故に遭い、どう猛なベンガル・トラと小さな救命ボートに乗り込んで227日にもおよぶサバイバル生活を展開する様を、美しい自然の風景を交えて描き出す。このほど公開された予告編は、主人公のパイが家族、そして動物園の生き物たちと船の事故に遭い、大海原に投げ出されるダイナミックな場面から始まる。混乱の一夜が明けて海に残されたのはパイ青年と一匹のトラだ。その後の映像は、真っ赤に染まった空を写した水面、咆哮をあげるトラ、海を鮮やかに照らすクラゲの集団、空をはねまわるトビウオ、宙を豪快に舞うクジラなど、思わず息をのむシーンがこれでもかと編集されている。主人公のモノローグがあるものの、海にいる人間はパイ少年だけ。予告編は時に美しく、時に脅威を与える自然と少年の“対話”によって綴られおり、本作は大きな画面でじっくり観賞したくなる作品になっているようだ。また予告編では、なぜ十分な食料がなく腹をすかせたトラと227日間も漂流し、少年が生き延びることができたのか? を問いかけるテロップも登場。逃げ場もなく、助けも来ず、サバイバル能力があるわけではないパイ少年の数奇な227日間について、想像がふくらむ内容に仕上がっている。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』2013年1月25日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開※3D/2D同時上映(C)2012 TWENTIETH CENTURY FOX FILM
2012年11月07日アン・ハサウェイが、ジョン・マルコヴィッチが製作総指揮を担当するロマンティックコメディ『The Low Self-Esteem of Lizzie Gillespie』(原題)に出演することが決定した。アンは同作で、男運がなく恋愛に関して自信を無くしていたものの、ある素敵な男性からアプローチを受けるようになってから人生が一変するという女性を演じるという。「The Hollywood Reporter」誌によれば、アンは、同作で脚本も手がけたミンディ・カリングと共演予定だという。同作はジョンが製作総指揮を、さらにプロデューサーやキャスト陣が決まってきている一方、監督や公開予定日、クランクインの時期などは未定だという。そのほかにも、アンはヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウらと共演した今冬注目のミュージカル作品『レ・ミゼラブル』が12月28日(金)に日本公開予定だ。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年10月10日オリジナルのエイジングケア商品を展開するアンファーは、10月8日午前10時より、創業25周年を迎えることを記念して「アンファー25周年 大感謝祭」を同社ウェブストアで開催している。同キャンペーンでは、期間中に新規会員登録した人全員に、同社ウェブストアで使えるポイントを250ポイントプレゼント。ポイントは、1ポイント=1円として使用できる。また、10月12日、19日、26日の21時から、25周年特別セットを販売。男性向け、女性向けそれぞれ2500セット限定で販売する。価格は2,500円(送料無料)。なお、特別セットの商品内容は毎回変更され、各販売日の21時から同社ウェブストアで確認できるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月09日『ブロークバック・マウンテン』や『ラスト、コーション』で知られる名匠アン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』が来年1月に日本公開されることが決まり、日本時間29日(土)にはリー監督と原作者のヤン・マーテルが第50回ニューヨーク映画祭に登場し、その模様が全世界にネット中継されることが発表された。その他の写真本作は、マーテルの小説『パイの物語』(邦訳:竹書房)をリー監督が壮大なスケールで映像化した感動ドラマ。動物園経営者を父に持つ16歳の少年パイ・パテルが船の事故に遭い、どう猛なベンガル・トラと小さな救命ボートに乗り込んで227日にもおよぶサバイバル生活を展開する様を、美しい自然の風景を交えて描き出す。台湾出身で、アメリカで映画を学んだ経歴をもつリー監督は、『恋人たちの食卓』のような家族ドラマや、『グリーン・ディスティニー』『ハルク』のようなアクション大作まで幅広いジャンルを手がけながら、映画作家としての評価も獲得してきた名匠で、『ブロークバック・マウンテン』では第78回アカデミー監督賞を、『ラスト、コーション』ではベネチア映画祭の最高賞・金獅子賞を受賞するなど、つねに新作が待たれている監督のひとりだ。そんな中、第50回ニューヨーク映画祭で本作が世界初上映される。現地にはマーテルとリー監督が入り、日本時間の29日(土)の17時からは記者会見も実施。この模様な全世界に向けてネット配信される。関係者の間では、早くも「本年度のオスカー有力候補になるのでは?」と言われており、会見でリー監督がどのような発言をするのかも注目だ。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』2013年1月、TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開※3D/2D同時上映
2012年09月28日アン・ハサウェイが、スティーヴン・スピルバーグ監督最新作『Robopocalypse』(原題)への出演交渉中のようだ。同作でプロデューサーを務めることになったトム・ロスマンは声明で「もし政治家だったらホワイト・ハウスから、もし野球選手だったらヤンキースから、そして映画関係者だったらスティーヴン・スピルバーグから声がかかるのを夢見るものです。『Robopocalypse』は映画史的にも重要な娯楽作品になるはずで、大胆な構想を持ち合せた大作です。そしてこの作品の映画化にはスティーヴン以外考えられないでしょう。そんなスティーヴンから助けを求められるなんて、計り知れないくらい光栄なことです」とコメントを残している。ダニエル・H・ウィルソンの原作を基に、同作では人類とロボットとの戦争を描くSFアクション超大作で、全米公開は2014年4月25日を予定しているという。アンのほかにも、『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが出演交渉中とうわさされている。■関連作品:リンカーン (原題) 2013年4月、TOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOXレ・ミゼラブル 2012年12月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年09月26日オスカー狙い作品として期待が寄せられているアン・リー監督の『Life of Pi』から、トビー・マグワイアの出演場面がカットされることがわかった。インド系中心の無名キャストの中で、ひとりだけ浮くというのが理由のようだ。『Life of Pi』は、11月に北米公開が予定されているアドベンチャー大作。マグワイアが演じるのは、主人公をインタビューするライターの役だ。出演時間は短く、すでに撮影は終わっているが、リー監督は編集過程で、この役をもっと名前が知られていない俳優に演じさせることに決めたという。無名キャストばかりの映画であることから、マグワイアのような有名スターが出てくるのは不自然に感じたということだ。マグワイアは、「この役に違う方向性を持たせるというアンの決定を支持します。アンはこの映画について、かなり多くのことを僕と分かち合ってくれました。僕がこれまで観せてもらったかぎりでは、とても美しい作品です」とコメントを発表。一方でリー監督は、「ほかのキャストと統一性を持たせるための決定。トビーのことは尊敬していますし、将来また一緒に仕事ができることを楽しみにしています」と語った。リー監督とマグワイアは、『スパイダーマン』でマグワイアが有名になる前に97年作の『アイス・ストーム』で組んでいる。マグワイアは、バズ・ラーマン監督の『華麗なるギャツビー』にも出演しているが、公開がこの冬から来年夏に延期になっている。文:猿渡由紀
2012年09月06日今年2月に公開され大ヒットを記録した『ドラゴン・タトゥーの女』の続編が、当初の予定とは異なり2013年の公開が難しいことが明らかとなった。第1作の続編となる『The Girl Who Played with Fire』(原題)は元々来年の公開を目指していたものの、関係者が「EW.com」に語ったところによると、現在はまだ同作の脚本が練られている段階で、脚本が完成しない限り制作が進行しないという。第1弾に出演したダニエル・クレイグとルーニー・マーラの2人はすでに続投が決定しており、デヴィッド・フィンチャー監督も続投の模様だが、まだ正式には発表されていない。人気作品の続編制作が遅れているのは本作だけではなく、奇才J・J・エイブラムス監督の『Star Trek 2』(原題)も1年の遅れが出ており、ジェームズ・キャメロン監督の『Avatar2』(原題)も少なくとも2015年まで公開が延びている。フィンチャー監督は、ソニー・ピクチャーズが長年温めている企画『Cleopatra』(原題)の監督を務める交渉をソニー側と断念したようで、ソニーはフィンチャー監督に代わり『ラスト、コーション』のアン・リー監督に同作のメガホンを取ってもらう代替案を検討しているという。■関連作品:ドラゴン・タトゥーの女 2012年2月10日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.スター・トレック (2009) 2009年5月29日より丸の内ルーブルほか全国にて公開Star Trek (2009) Directed by: J.J. Abrams Photo Credit: Industrial Light and Magic TM & Copyright ©2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved
2012年08月27日今年11月に米大統領選挙での再当選を狙うバラク・オバマ現大統領が、『ダークナイト ライジング』の中でアン・ハサウェイが「一番のキャラクター」だとして、アンの演技を手放しで褒め称えた。映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン氏がコネチカット州の自宅で今月6日(現地時間)に開いたオバマ大統領の再選キャンペーンで同作に触れたオバマ大統領は、アンの演技を絶賛している。「バットマンの新作を観る機会があったんだ。アンは映画の中で一番のキャラクターだと思うよ。それが僕の個人的な意見だね」。ワインスタイン氏が開いた資金調達イベントにはジョアン・ウッドワードやアーロン・ソーキンらも参加しており、大統領からお褒めの言葉をもらったアン自身も参加していた。一皿3万5,800ドル(約280万円)分という豪勢なパーティには、ほかにも名司会者ジェリー・スプリンガーやUS版「VOGUE」誌編集長アナ・ウィンターらも出席している。アンは、トム・フーパー監督の新作ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』で演じたファンテーヌ役のために髪をショートカットにしたが、その経験をキャットウーマンに扮した『ダークナイト ライジング』でのアクションスタント以上に「怖かった」と明かしている。「本当に怖かったわ。(『ダークナイト ライジング』では)窓からバク転したり、ビルから飛び降りたり怖いことも全部やったけど、自分の髪をあれだけ切られることが一番恐ろしいなんて思ってもみなかったわ」。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年08月13日トビー・マグワイアが、『JUNO/ジュノ』や『ヤング≒アダルト』で知られるジェイソン・ライトマン監督最新作『Labor Day』原題)に出演することが決定した。ジョイス・メイナードの同名小説の映画化となる本作にはすでに、ケイト・ウィンスレット、ジョシュ・ブローリン、ガトリン・グリフィスらの出演が決定している。本作は、ケイトとガトリン演じるストレスを抱えたシングル・マザーのアデルとヘンリー親子がある日、ジョシュ扮する脱獄囚・フランクと知り合うというストーリー。アデル親子にかくまわれながらも、5日間に及ぶ労働者の日(レイバー・デイ)を通してフランクがヘンリーに大切な人生の教訓を教えていく。トビーはナレーションも担当するほか、成長したヘンリー役を演じる予定で、本作は今月にもマサチューセッツでクランクイン予定だ。『スパイダーマン』シリーズ以来、俳優業よりもプロデューサーとして活躍を見せていたトビーだが、今後はレオナルド・ディカプリオ主演作『The Great Gatsby』(原題)を始め、アン・リー監督作品『Life Of Pi』(原題)や『The Details』(原題)など出演作が目白押しで、俳優業に本腰を入れるようだ。■関連作品:JUNO/ジュノ 2008年6月14日よりシャンテ シネほか全国にて公開© 2007 Twentieth Century FoxThe Great Gatsby (原題) 2013年、全国にて公開ヤング≒アダルト 2012年2月25日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures and Mercury Productions, LLC. All Rights Reserved.
2012年07月13日ソファの上にちょこんと、けれども背筋をピンと伸ばしてたたずむ姿は天使か女神か。キュートでいてエレガント、朗らかでいて静謐なミシェル・ウィリアムズが放つ何層もの魅力に触れ、グラマラスなセレブの顔と繊細な少女の心を併せ持つ存在、マリリン・モンローに、彼女が驚くほどナチュラルに寄り添えた理由が分かった気がした。世紀のスターを演じ、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされたミシェル自身、「マリリン・モンローを演じる上では外見的な変身に苦労させられるのと同時に、彼女の魂に近づくことが大事だった」と語る。「喋り方から指の動かし方まで、外見的な役作りをここまで徹底させたのは初めてよ!」と思わず苦笑するミシェル。セックス・シンボルとしてハリウッドを賑わせたマリリン・モンローと化すにあたっては、「目一杯お化粧すること!(笑)」の次に「自分自身を研究し尽くすこと」が重要だったという。「そもそも私は自分の顔を見るのがすごく嫌い。家の鏡を大きな地図で覆ってしまっているくらいなの。でも、今回は覚悟を決め、自分の顔を隅から隅までじっくり研究したわ。どうすれば彼女のように魅力的に見えるか?どうやって完璧なマリリンになればいいのか?を考えるためにね。その甲斐あって、いまは自分の顔と向き合うのに以前ほどの抵抗はなくなった。あとは…そうね。『エンジェルズ・メイクアップ』のコラーゲン・アイパッチを使えば、もっと抵抗がなくなるわ。12時間寝て目覚めた後みたいにスッキリした目元になるから、ものすごくオススメよ(笑)」。透き通る美肌の秘密をこっそり教えてくれるさまもチャーミング。ただし、「私自身が真の美を感じるのは、風がそよぐ草原を見たり、友人の笑顔に触れているとき。“人生”を感じられる瞬間にこそ、自分自身を美しいと思えるの」とも明かし、「マリリンの光り輝く魅力も内面から来るものだったんじゃないかしら」と続ける。「彼女の出演作や写真を見ると、守ってあげたい気持ちになる人が多いと思う。彼女は様々な方法で内面の脆さを隠そうとしたけれど、少女の頃に負った痛みや傷が消えることはなかった。隠そうとしても見え隠れしてしまう部分が、謎めいたものとして大勢を惹きつけたのね。いままでの役もそうだけど、やっぱり重要なのは役の精神を理解すること。その点、マリリンという存在に共感できる部分は多かったわ。彼女ほどではないにせよ、自分自身を信じられなかったり、力不足を嘆いたりする葛藤は女優業に付き物だもの。とは言え、役を演じるときは自分と似ている部分よりも異なる部分を見つけようとするものよ。似ている部分は何もしなくても似てくるし、意識することで誇張されてしまったりもするから」。『マリリン7日間の恋』で語られるのは、マリリンが『王子と踊り子』の撮影でイギリスを訪れた7日間。ストーリー自体、実体験に重なるところがあったという。「撮影が始まる前は少し近い気持ちだったわね。というのも、映画の中のマリリンも撮影当時の私も30歳で、アメリカ人なのも、イギリスで撮影するのも同じ。伝統的な演技法に長けたイギリスの名優たちと共演する状況も一緒だったわ。私はそういった演技のレッスンを受けたこともなければ、シェイクスピア劇に出たこともないから、力不足じゃないかとひるむ気持ちすらあった。でも、映画の中のマリリンとは違い、私の場合は信頼し合える共演者たちに恵まれたの。彼らは私を温かく迎え入れてくれたわ」。歩んできた道はイギリスの名優たちと異なれど、いまやミシェルがトップ女優の1人であるのは紛れもない事実。演技の道に足を踏み入れた少女時代をふり返り、「12~3歳の頃はメソッド演技の俳優たちに興味津々だったわ」と明かす。“メソッド演技”とは役の感情を追体験する演技法で、マリリン・モンローも取り入れた手法だ。「同世代の子たちが興味を持つスターには関心がない子供だったの。どうしてかしらね…(笑)。ジェームズ・ディーン、マーロン・ブランド、モンゴメリー・クリフト、もちろんマリリン・モンローと、いろいろなメソッド俳優たちの伝記を読み漁ったわ。たくさんの俳優に憧れ、影響を受けているのはいまも昔も同じね。日本に来る飛行機の中で『ハンナとその姉妹』(’86)を観たのだけど、ダイアン・ウィーストが本当に素晴らしかった。ケイト・ウィンスレットやホリー・ハンター、ティルダ・スウィントンも大好きな女優よ。尊敬する仲間の名前を挙げればきりがないわ」。ヴィム・ヴェンダース、アン・リー、トッド・ヘインズら、共に作品を作り上げてきた名匠も多数。「作品に取り組むたびに、監督たちから多くのことを学ぶの」と、女優業に対する尽きない想いを口にする。「演技を始めて20年経ったいまもお芝居への愛を持ち続けていられるのは、どの作品でも学ぶことが大きいから。まだまだ知らないことがたくさんあるし、求められるものも作品ごとに違う。好奇心が満たされ、決して飽きることがないの。私の仕事は監督が望むものを提供すること、そして彼らが思い描くフレームを埋めていくこと。それぞれの作品が誇らしいし、いままで仕事をした全ての人たちが私にとっては特別な存在だわ」。演技に対し、映画に対し、惜しみない愛情を注ぐミシェルにこんな質問も。アカデミー賞に輝いた『アーティスト』や過去に組んだこともあるマーティン・スコセッシ監督の最新作『ヒューゴの不思議な発明』など、映画愛を謳った作品をどう思う?「私は元々ノスタルジックなタイプで、朝食を食べていても何だかじんわりしてしまうことがあるくらい(笑)。それに、ハイテクは苦手だから、手紙を書くときもいまだに手書きなの。古き良き時代に対する思い入れは強いし、昔を伝える映画が作られるのは個人的にも嬉しいことよ」。ところで、『王子と踊り子』はマリリンが主演のみならずプロデュースにも乗り出して意欲を注いだ1作。ミシェル自身は『ブルーバレンタイン』で製作総指揮にクレジットされていたが、今後の興味はプロデュース業にも向けられているのだろうか。「正直に言って、いまのところは“ノー”よ。『ブルーバレンタイン』は8年もかかったプロジェクトだから、企画の立ち上げからずっと関わってきた私とライアン(・ゴズリング)へのご褒美として製作陣がクレジットしてくれたの。そもそも私にはプロデュースまでこなすほどの脳ミソはないし(笑)、どちらかと言えば一つのことにじっくり取り組むのが好き。ビジネスには向いていないと思うの。いつか自分のエネルギーがあり余っているのを感じ始めたら挑戦するのもいいかもしれないけど…、いまは母親業と女優業にエネルギーを使い果たしている感じね!」(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe)特集:7stepで学ぶ、マリリンstyle■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.■関連記事:椿鬼奴、マリリン・モンローになりきって「今年は結婚したい」と婚活宣言!ミシェルのキュートな3変化に胸きゅん!春先取り、来日ファッションをチェックミシェル・ウィリアムズ、一番好きなモンロー映画は『お熱いのがお好き』ミシェル・ウィリアムズ、娘のマチルダちゃんと貯めた義援金を福島に寄付ミシェル・ウィリアムズが初来日!純白ドレスで“現代のマリリン”を見事に体現
2012年03月21日夏の疲れを存分に癒し、秋の夜長をゆっくりと堪能したい。そんな方にお勧めなのが「伊東温泉 アンジン」が提供するムーンエナジーステイ・プラン。月の満ち欠けは、人の体と密接に関係しているという。女性の月経周期は、月の満ち欠けのサイクルとほぼ同じであるというほど、月は女性との結びつきが深いらしい。他にも新月にかける願いなど、そのエナジーは近年でも大いに注目されているところ。滞在中はそんな月のパワーを最大限に享受できるよう、ここでしか味わえない特別メニューがふんだんに盛り込まれている。到着後はウェルカムドリンクでお出迎え。月が満ちていく時期はアップルミントやフェンネルを。欠けていく時期には美肌に良いローズヒップや若返りのブラックベリー。月の周期に合わせてブレンドされた“ムーンティ”が供される。ひと息ついた後はムーンスパへ。ここで用意されているのが月の満ち欠けに合わせた2種類のプログラム。月が満ちていく「陽」の時期(9/28~10/12、10/28~11/11、11/27~30)は、疲れた体にミネラルや水分をたっぷりと補給させる「チャージコース」を。デコルテ&陽のフェイシャルスパに始まり、仕上げは豆乳パックで美肌成分をたっぷり吸収させる。おすすめは、最も体に吸収しやすいといわれる満月の日。月が欠けていく「陰」の時期(~9/27、10/13~27、11/12~25)には、溜まった老廃物を排出させる「デトックスコース」。フットバスで温まったら陰のレッグス・トリートメントで血行促進。肩から背中にかけての老廃物がより排出されやすくなるのだとか。こちらのコースも、浄化に最適なのは新月の日。自分の体の状態を、月の暦を照らし合わせて、プランをたてよう。ムーンスパでキレイになったら、オープンしたばかりという屋上の「サン・ブエナ・デッキ」へ。相模湾を臨む月明かりの下で、伊豆の新鮮な魚貝を使った本格和懐石がいただける。極めつけは限定デザートの満月ブリュレと月をイメージしたというムーンカクテル。デッキチェアの上で心ゆくまで月のエナジーを体感できる。ムーンパワーで身も心もリフレッシュ。本来の自然な体を取り戻した翌朝は、かつてない爽やかな目覚めが待っていることだろう。癒しとビューティーを求める女子にぴったりの「ムーンエナジー ステイ」。アンジンならではの極上プランは1日1組だけが堪能できる。お問い合わせ:伊東温泉 アンジン tel.0557-37-3111 公式サイト 「ムーンエナジー ステイ」実施期間:11月末日(予定)まで、1泊2食¥29,800~。取材/栗丘とまこ
2011年09月21日映画公開記念イベントに登場17日公開の映画『アンフェア the answer』。人気シリーズの完結編として注目されているが、公開に先駆け、14日、都内で公開記念イベントが行われ、主演の篠原涼子と本作の主題歌を担当した中島美嘉が登場した。先日、第2子の妊娠を発表した篠原だが、この日も元気に登場。第1子を授かった際も、前作『アンフェア the movie』(2007)の公開後であったことから「『アンフェア』をやると幸せが訪れるようでうれしい」ともコメントしたそうだ。浴衣&和服でクールにしっとり美しく☆“女子会トーク&ライブ”をテーマに開催されたこのイベント。約400人の女性が浴衣で参加し、篠原涼子と中島美嘉もそれぞれ和服姿で登場した。篠原は、役柄の雪平刑事をイメージし、黒を効果的に取り入れたクールな装いで、会場からは「キレイ」の声が多くあがったという。イベントでは、最後に中島美嘉が主題歌『LOVE IS ECSTACY』を熱唱。主人公・雪平夏見の気持ちを歌に込めたというこの曲で、会場を一つにした。全国東宝系にて公開の本作。人気シリーズ見納めとして、ぜひチェックを。元の記事を読む
2011年09月17日『バットマン ビギンズ』、『ダークナイト』に続くクリストファー・ノーラン監督による『バットマン』3部作の最新作『ダークナイト ライジング』で、アン・ハサウェイ演じるキャットウーマンの新ビジュアルが解禁となった。バットマン伝説の起源を描いた『バットマン ビギンズ』に、故ヒース・レジャーにオスカーをもたらした『ダークナイト』に続く、3部作の完結編となる本作。前作でヒースが演じたジョーカーと並ぶ、バットマンにとって最強の敵と言われるベインとキャットウーマン(セリーナ・カイル)が登場することで話題に。ノーラン監督の『インセプション』でも存在感を放ったトム・ハーディがベインを、そしてアン・ハサウェイがキャットウーマンを演じ、トムと同じく『インセプション』組のマリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン=レヴィットも出演している。キャットウーマンといえば、過去の「バットマン」映画でも幾度となく登場。ティム・バートン監督による『バットマン・リターンズ』(’92)では、ミシェル・ファイファーがセクシーなコスチュームに身を包んだ。原作コミックでも猫をモチーフにした印象的なコスチュームで描かれているが、今回のアン・ハサウェイの衣裳はかなり洗練されたデザインになっている。サングラスをかけてバット・ポットにまたがり、髪をなびかせる姿はクール!アン・ハサウェイはキャットウーマンのコスチュームについて「大好きよ!本当に大好き!いままで聞かれた質問は大体『どんな女の子も子供の頃、お姫様になりたいって思ったはずだけど、君もお姫様になりたいって思ってた?』っていう質問ばかりだったわ。でも、その当時、本当のことは言えなかったの。本当は――、『いいえ、私はキャットウーマンになりたかったの!』って言いたかったの。その夢がいままさに現実になったのよ!」と興奮気味に喜びを語っている。ミシェル・ファイファーにハル・ベリー、ジュリー・ニューマー、リー・メリウェザー、アーサ・キットなど錚々たる女優たちが演じてきた役に抜擢されたことについては「私より前に素晴らしい女性たちが、あのコスチュームを着てきたわけだから、あのスーツを自分が身につけることは、本当に光栄ね」と物語のカギを握る新キャラクターを楽しんでいる様子だ。物語の詳細についてはクリストファー・ノーランとワーナー・ブラザースによる厳重な箝口令の下、いままでのところ一切の説明がなく、キャットウーマンおよび、その正体であるセリーナ・カイルがどのように、クリスチャン・ベイル扮するブルース・ウェイン、すなわちバットマンに関わってくるかは不明である。先述の『バットマン・リターンズ』では、バットマンを倒そうと画策しつつも、皮肉なことにその正体のブルースとは惹かれ合っていくという役どころだったが、今回は果たして――?ビジュアルの新鮮さはもちろんだが、ノーラン作品だけにあっと驚くオリジナリティあふれる設定、独自の演出が期待されるところ。『ダークナイト ライジング』は2012年夏、全国にて公開。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年夏、全国にて公開© Warner Bros. Ent. All rights reserved.■関連記事:『ダークナイト ライジング』特報&ポスターが解禁!病室で横たわる男の正体とは?
2011年09月06日『英国王のスピーチ』が作品賞をはじめとする4冠に輝き幕を閉じた第83回アカデミー賞。『英国王のスピーチ』と『ソーシャル・ネットワーク』の一騎打ちが注目を集めたが、終わってみれば主要部門での直接対決を制し、『英国王のスピーチ』が賞レース全体で見ても“横綱相撲”を見せた格好。昨年はキャサリン・ビグローが女性として初めて監督賞を受賞したことが話題となったが、今年の受賞者および候補作を眺めてみると、ハリウッドの新たな波が浮かびあがってくる?まずは主要各部門をふり返り!俳優部門では助演男優賞、女優賞をクリスチャン・ベイル&メリッサ・レオの『ザ・ファイター』の2人が獲得。ちなみに2人の実際の年齢差は13歳なのだが、劇中では2人は母と息子という間柄を演じており、見事“母子”受賞を果たした。『フローズン・リバー』で一昨年のオスカーで主演女優賞にノミネートされたメリッサにとっては、50歳にして念願のオスカー受賞。一方、激しい役作りで知られるクリスチャンだが、意外にもオスカーノミネートは今回が初めて。今後、主演男優賞も含め、オスカーの常連となりそうな予感が…。“鉄板レース”と言われた主演男優賞は、予想通りコリン・ファースに栄冠が。コリン同様2年連続ノミネートの昨年の覇者ジェフ・ブリッジスに3年前の助演男優賞受賞者ハビエル・バルデム、『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグに今年の司会も務めたジェームズ・フランコと例年にもれず実力者が顔を揃えたが、今年ばかりは文句なしでコリンが受賞。『英国王のスピーチ』では、コリン演じるジョージ6世と彼を献身的に支える妻(ヘレナ・ボナム=カーター)の姿が印象的だが、役柄そのままに壇上でさらりと愛する妻への感謝を口にするところはさすが!主演女優賞も大方の予想通り『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンの手に。ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門とミュージカル・コメディ部門とで女優賞を分け合った『キッズ・オールライト』のアネット・ベニングを推す声も根強くあったが、終始、賞レースを引っ張ったナタリーが初の戴冠。アネットは三度目の正直ならず。脚本部門は脚色賞を『ソーシャル・ネットワーク』、オリジナル脚本賞を『英国王のスピーチ』と二強が分け合った。残念だったのは『インセプション』のクリストファー・ノーラン。その緻密な世界観の構築に対し、監督賞として推す声も多かったが候補作に含まれず、オリジナル脚本賞でのノミネートとなった。この処置には一部のファンから怒りの声が上がっていたというが、結局、“最後の砦”であったオリジナル脚本賞でも受賞はならず。とはいえ、『インセプション』は視覚効果賞、音響編集賞、録音賞、そして撮影賞とスタッフ部門を中心に最多タイの4冠獲得は立派のひと言!改めてこの作品の質の高さを見せつけた。そして、作品賞および監督賞は『英国王のスピーチ』(トム・フーパー監督)が獲得。直前まで予想が割れたこちらの部門。作品賞に関しては、オスカー会員として投票権を持つプロデューサーや監督が選出する米プロデューサー組合賞や全米監督協会賞を受賞した『英国王のスピーチ』が獲得する流れを重視する声が多かったが、それでも監督賞だけでもデヴィッド・フィンチャー(『ソーシャル・ネットワーク』)が獲るのでは?という予想も多かった。そうなると第78回で作品賞を『クラッシュ』が、監督賞を『ブロークバック・マウンテン』のアン・リーが獲得して以来となる、別々の作品による作品賞と監督賞受賞だったが、ふたを開けてみれば両部門とも『英国王のスピーチ』に。『ソーシャル・ネットワーク』は先述の脚色賞に加え、編集賞、作曲賞とスタッフ部門では受賞したものの、作品、監督、主演男優という主要部門ではことごとく『英国王のスピーチ』との直接対決で苦杯をなめる結果に。賞レースの序盤を圧倒的な強さで牽引したが、やはり後半失速した感が否めない。「Facebook」の誕生の背景という物語の内容はもちろん、演出の部分でもフィンチャーの切れ味の鋭さが目立った本作だが、アカデミー会員を唸らせる、という意味では正攻法のドラマ『英国王のスピーチ』の後塵を拝した。ちなみに部門数では『英国王のスピーチ』と『インセプション』が最多タイの4部門、続いて『ソーシャル・ネットワーク』が3部門を獲得。『トイ・ストーリー3』、『アリス・イン・ワンダーランド』がそれぞれ2部門で受賞している。10部門ノミネートされたコーエン兄弟による西部劇『トゥルー・グリット』は無冠に終わった。また、今回の監督賞候補者の5組6名のうち、フィンチャーとダーレン・アロノフスキー(『ブラック・スワン』)の2人が40代で、トム・フーパーにいたっては、1972年生まれでいまだ30代!確実にハリウッドの世代交代は進んでいると言えそう。さて、来年はどんな新星が現れるのか?いやいや、ベテラン勢の逆襲にも期待!すでに今日この瞬間から来年に向けた過酷な賞レースは始まっているのだ。<第83回アカデミー賞受賞結果一覧>作品賞:『英国王のスピーチ』監督賞:トム・フーパー(『英国王のスピーチ』)主演男優賞:コリン・ファース(『英国王のスピーチ』)主演女優賞:ナタリー・ポートマン(『ブラック・スワン』)助演男優賞:クリスチャン・ベイル(『ザ・ファイター』)助演女優賞:メリッサ・レオ(『ザ・ファイター』)オリジナル脚本賞:『英国王のスピーチ』脚色賞:『ソーシャル・ネットワーク』長編アニメーション映画賞:『トイ・ストーリー3』短編アニメーション映画賞:『ザ・ロスト・シング』(原題)長編ドキュメンタリー映画賞:『インサイド・ジョブ』(原題)短編ドキュメンタリー映画賞:『ストレンジャーズ・ノー・モア』(原題)撮影賞:『インセプション』編集賞:『ソーシャル・ネットワーク』視覚効果賞:『インセプション』録音賞:『インセプション』音響編集賞:『インセプション』美術賞:『アリス・イン・ワンダーランド』メイクアップ賞:『ウルフマン』衣装デザイン賞:『アリス・イン・ワンダーランド』短編実写映画賞:『ゴッド・オブ・ラヴ』(原題)作曲賞:『ソーシャル・ネットワーク』歌曲賞:「僕らはひとつ」(『トイ・ストーリー3』)外国語映画賞:『イン・ア・ベター・ワールド』(原題/デンマーク)特集 2011アカデミー賞 Yada / © A.M.P.A.S.Rick Salyer / © A.M.P.A.S.■関連作品:トゥルー・グリット 2011年3月18日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.ウルフマン 2010年4月23日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedソーシャル・ネットワーク 2011年1月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.トイ・ストーリー3 2010年7月10日より全国にて公開© DISNEY/PIXARザ・ファイター 2011年3月26日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 RELATIVITY MEDIA. ALL RIGHTS RESERVED.ブラック・スワン 2011年5月13日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.英国王のスピーチ 2011年2月26日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2010 See-Saw Films. All rights reserved.第83回アカデミー賞 [アワード]© Bob D’Amico/ABC■関連記事:【アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜ダークカラー編〜【アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜ホワイト編〜【アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜レッド&パープル編〜【アカデミー賞】作品賞は『英国王のスピーチ』で決着!計4冠で賞レース制す【アカデミー賞】『英国王のスピーチ』コリン・ファースが予想通りの主演男優賞!
2011年02月28日イランのメディアが、3月から拘束されていたジャファル・パナヒ監督が保釈されたと報道している。パナヒ監督は、昨年6月のイラン大統領選挙に関する反政府的内容の作品を制作したのを理由に3月1日に拘束された。デビュー作『白い風船』でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人賞)を受賞、『チャドルと生きる』で2000年のヴェネチア映画祭金獅子賞を受賞、2006年の『オフサイド・ガールズ』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞するなど、国際的に活躍するパナヒ監督の解放を求めて、スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、フランシス・コッポラ、アン・リー、スティーヴン・ソダーバーグ、マイケル・ムーアといった監督たちが署名運動を行っていた。パナヒ監督は23日に閉幕したカンヌ国際映画祭の審査員に決まっていたが、渡仏はかなわず、オープニング・セレモニーでは彼のネームプレートが置かれた椅子が用意され、最終日にはイランのアッバス・キアロスタミ監督の『Copie conforme』(原題)で女優賞に輝いたジュリエット・ビノシュが受賞スピーチでパナヒ監督解放を訴えた。保釈金は20億イラン・リアル(約1,800万円)で、解放されたパナヒ監督は、家族や弁護士との面会を求めて16日からテヘランのエビン刑務所でハンガーストライキを始めていた。(text:Yuki Tominaga)カンヌ国際映画祭で、ジュリエット・ビノシュはパナヒ監督と同じイラン人監督、アッバス・キアロスタミからのパナヒ監督拘束に関する手紙を読み上げた(右は映画祭会長ジル・ジャコブ)。© REUTERS/AFLO■関連作品:第63回カンヌ国際映画祭 [映画祭] 2010年5月12日開幕© Brigitte Lacombe – ad design graphiqueオフサイド・ガールズ 2007年9月1日よりシャンテ・シネほか全国にて順次公開■関連記事:【カンヌレポート 最終回】バルデム受賞にペネロペ涙!最高賞はタイ作品映画祭開催中のカンヌで、豪華セレブが集うエイズ研究チャリティ・ガラ開催【カンヌレポート 番外編】ファッションで見るカンヌ!ベストドレッサーは誰?【カンヌレポート 06】ディエゴ・ルナ初監督作にカンヌっ子拍手!雨の日に観たい映画ランキング大発表!1位はあのミュージカルの傑作
2010年05月26日『ハート・ロッカー』が作品賞を始め6部門を制し幕を閉じた第82回アカデミー賞。授賞式前は『ハート・ロッカー』と、同じく9部門ノミネートの『アバター』の一騎打ちを予想する声が多かったが、その『アバター』はスタッフ部門3部門受賞にとどまった。これまでの賞レースの流れをふり返りつつ、主要部門の結果について総括!『ハート・ロッカー』の6部門制覇の中でもやはり特記されるべきは、キャスリン・ビグロー監督の女性として初めての監督賞受賞。今後、“女性”監督ということが何ら珍しいことではなくなっていくであろうが、最初にその壁を破ったという点で、彼女の偉業は今後も語り継がれていくだろう。監督の喜びのスピーチとあわせて、監督賞のプレゼンターを務めた同じく女性で歌手のバーブラ・ストライサンドが発表の際に「時は来ました!」と興奮気味に語ったのが印象的だった。『ハート・ロッカー』はヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭などでの高評価を背景に賞レースに参戦するも当初は無名。昨年12月に発表されたナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で作品賞など主要部門を制し、当初本命視されていたのは『マイレージ、マイライフ』だった。まさに“伏兵”とでも言うべき存在だったがその後、うなぎのぼりに評価を上げ、年明け早々の全米映画批評家協会賞を始め、シカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルスの各都市の映画批評家協会賞を独占し、一気にオスカー候補として名乗りを上げた。時を同じくして、『アバター』が歴史を塗りかえる興行成績で市場を席巻、賞レースにも参戦し、ゴールデン・グローブ賞の作品・監督賞を制したことで一気に『ハート・ロッカー』と『アバター』の一騎打ちの様相を呈した。オスカー直前の英国アカデミー賞ではお返しとばかり『ハート・ロッカー』が作品・監督賞を獲得。そのままの勢いを駆ってオスカー本番も制した。今年は久々に作品賞と監督賞を分け合う可能性も考えられた(そうなったら第78回の作品賞:『クラッシュ』、監督賞:アン・リー/『ブロークバック・マウンテン』以来)が、アカデミー会員はやはり娯楽大作よりも社会性の強い作品を選んだということか。俳優部門に目を向けてみても、授賞式を盛り上げたのはやはり女性陣!これまでの流れから“鉄板”と目される部門が多かった中で、最後の最後まで予想がもつれたのが主演女優賞。結果的に、ゴールデン・グローブ賞を始め、主要賞レースを引っ張ってきたサンドラ・ブロックが念願かなって初めてオスカー像を自らのものにしたが、実力に関して文句のつけようのないメリル・ストリープ&ヘレン・ミレン、さらに20代の新鋭キャリー・マリガンとガボレイ・シディビーと、作品と併せて高い評価の女優陣が顔を揃え、ハイレベルな争いを繰り広げた。受賞スピーチでサンドラは、候補者ひとりひとりに言葉を掛け、最後のメリルには、1月の放送映画批評家協会賞で共に主演女優賞を獲得した際に、壇上でキスを交わしたことをネタに、「あなたはとってもキスが上手ね」と語りかけ会場を沸かせた。一方で世界中の母親たち、そして自身の母親への感謝を口にしホロリとさせる場面も。授賞式でも千両役者ぶりを見せ付けた。そして、今年の授賞式で最も人々の心を震わせたスピーチと言えば、『プレシャス』で助演女優賞を受賞したモニーク。作品の関係者や偉大なる先人たちへの謝辞と共に、最愛の夫へも素直な感謝の気持ちを口にした。「時に、人気の出ることを取るのではなく、正しいことを選ばなくてはならない、と教えてくれました。(オスカー像を掲げ)その通りでした」と涙ながらに語る場面は今年のハイライトのひとつだった。また、男優部門は獲るべき実力派がきっちりと獲得した、という印象。カンヌ国際映画祭のときから「(主演の)ブラッド・ピットを喰った男」と絶賛されてきた『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツは授賞式の先陣を切ってオスカー像を獲得。昨年の助演女優賞を獲得した、同じく欧州出身のペネロペ・クルスからオスカー像を手渡され顔をほころばせた。結果的に彼の授賞が『イングロリアス・バスターズ』に唯一のオスカー像をもたらした。そして最も“獲るべき”でありながら、これまでなかなか栄冠に手が届かなかったジェフ・ブリッジスが、主演、助演合わせて5度目の挑戦で悲願のオスカー像(主演男優賞)を手にした。最終的に、『ハート・ロッカー』の6部門(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、音響編集賞、録音賞)、『アバター』の3部門(視覚効果賞、美術賞、撮影賞)以外で複数の部門を制したのは3作品。長編アニメーション映画賞と作曲賞を獲得した『カールじいさんの空飛ぶ家』と主演男優賞(ジェフ・ブリッジス)と歌曲賞を受賞した『クレイジー・ハート』、そして助演女優賞(モニーク)と脚色賞を手にした『プレシャス』といずれも前評判の高かった作品が受賞リストに名を連ねた。第82回アカデミー賞受賞結果一覧作品賞:『ハート・ロッカー』監督賞:キャスリン・ビグロー『ハート・ロッカー』主演男優賞:ジェフ・ブリッジス『クレイジー・ハート』主演女優賞:サンドラ・ブロック『しあわせの隠れ場所』助演男優賞:クリストフ・ヴァルツ『イングロリアス・バスターズ』助演女優賞:モニーク『プレシャス』脚本賞:『ハート・ロッカー』脚色賞:『プレシャス』外国語映画賞:『瞳の奥の秘密』(アルゼンチン)長編アニメ映画賞:『カールじいさんの空飛ぶ家』短編アニメ映画賞:『LOGORAMA』(原題)撮影賞:『アバター』美術賞:『アバター』視覚効果賞:『アバター』編集賞:『ハート・ロッカー』衣裳デザイン賞:『ヴィクトリア女王世紀の愛』メイクアップ賞:『スター・トレック』作曲賞:『カールじいさんの空飛ぶ家』歌曲賞:「The Weary Kind」(『クレイジー・ハート』)音響編集賞:『ハート・ロッカー』録音賞:『ハート・ロッカー』長編ドキュメンタリー賞:『ザ・コーヴ』短編ドキュメンタリー賞:『Music by Prudence』(原題)短編実写映画賞:『The New Tenants』(原題)特集:2010アカデミー賞■関連作品:第82回アカデミー賞 [アワード]© Omelette/AMPASアバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedハート・ロッカー 2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.プレシャス 2010年4月24日よりシネマライズほか全国にて公開© PUSH PICTURES, LLC しあわせの隠れ場所 2010年2月27日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 ALCON FILM FUND, LLC ALL RIGHTS RESERVEDクレイジー・ハート 2010年公開© 2009 Twentieth Century Fox■関連記事:アカデミー賞授賞式今年の“ベストプレゼンター”部門受賞者はベン・スティラー?オスカー授賞式後はアフター・パーティ。お疲れモードでもセレブはパーティをはしご【アカデミー賞】ファッションチェック!〜レッド&ブラック編〜【アカデミー賞】ファッションチェック!〜ブルー&パープル編〜【アカデミー賞】ファッションチェック!〜シルバー編〜
2010年03月09日アジア各国から厳選された作品を集めた、東京国際映画祭の人気部門「アジアの風」。毎年多くの映画ファンが注目する本部門だが、映画祭終盤となる10月24日(土)、台湾の若手注目監督チェン・ヨウチェが新作青春映画『ヤンヤン』(『陽陽』)を引っさげ来場。出演のホワン・チェンウェイと共に観客とのティーチインを行い賑わいを見せた。チェンウェイのデビュー作でもある『シーディンの夏』、『一年之初』に続き、同映画祭への出品はこれで3回目となるチェン監督は、「こんなに緊張感がなくていいのかな(笑)」と堪能な日本語で挨拶。本作は台湾の名匠アン・リーと弟のカン・リーによる若手映画監督支援プロジェクトの全面バックアックを受けているが、「カン・リーには自分が良いと思うものを徹底的にやってくれと言われた」と話す。映画『ヤンヤン』は、台湾の人気女優サンドリーナ・ピナを主演に迎え、陸上に打ち込む高校生たちのほろ苦い青春を描く。陸上部という設定については「最後に(主人公)ヤンヤンが走るシーンが頭に浮かんだので、そこから物語を膨らませた。人が走ってる姿が好きなんです」と話す監督だったが、「自身も走るのか?」と聞かれると「自分は草食系なので(笑)」と照れながら否定した。また、観客から変幻自在なカメラワークについて質問を受けた監督は、撮影監督のジェイク・ポロックについて「彼はしし座で、個性的で自由奔放な方なのですが」と星座好きな一面も披露しつつ「良いところも悪いところも全部含めて彼の美学なので、自由に撮らせました。一人の女性を愛するのと同じです」とのロマンティックな答えで観客を和ませた。一方、監督のお気に入り俳優であるチェンウェイは、本作では“いい人”を演じているが、「見た目のせいで悪いやつの役が多いが、今回は監督にいい人にしてもらえて良かった。私自身も良い人です(笑)」と冗談交じりに答え観客を魅了した。なお、チェンウェイは本作で台湾のアカデミー賞とも称される、本年度の金馬奨最優秀助演男優にノミネート。ほか主演女優のサンドリーナ・ピナを始め、本作は合計6部門にノミネートされている。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:【TIFFレポート】杏がミニスカで美脚披露!木村佳乃は…写真でふり返る閉幕式【TIFFレポート】『イースタン・プレイ』グランプリ含む3冠!亡き男優にも男優賞【TIFFレポート】これぞ影の最高賞?観客賞が発表 『少年トロツキー』に栄誉!辻仁成インタビュー「アントニオ猪木さんをもう一度、リングに上げたかった」【TIFFレポート】大森南朋、原作者の「かっこよすぎる」という称賛に複雑な気分
2009年10月25日