食通の間で絶大な人気を誇る、日本料理の名店「末冨」。その立ち上げに尽力した菅野功一さんが、自身のお店を銀座にオープンさせました。菅野さんが長年構築してきた確かな基礎と伝統の技に加え、日本料理職人としての自分らしさが伝わる品々がコース仕立てで楽しめます。白木の一枚板のカウンターが凛とした空気を醸し出す店内は、銀座らしい大人の雰囲気。特別な日に訪れたい、新たな名店の誕生です。店主の菅野功一さん一流料亭や割烹旅館、和食の名店などで研鑽を重ねた店主の菅野功一さん。きちんとした基礎と伝統の技を駆使しつつ、自分らしさも随所に出していきたいと語ります。始まりから終わりまでをひとつの料理として捉え構築されるコースには、14種類前後のお料理が登場。各地から集めた上質な食材を使い、日本の旬がふんだんに盛り込まれた多種多彩な味わいを創り出します。[先付] 平目独活木耳蕗味噌花穂お料理はまず、食欲を刺激する先付(さきづけ)から始まります。春のある日の先付は、平目、独活(うど)木耳(きくらげ)、蕗味噌(ふきみそ)、花穂。春を代表する貝の中でも、凝縮した旨みと品のある味わいが特徴の平貝を中心に、春の食材が満載。蕗味噌のほろ苦い味わいと一緒に食します。今から春の料理をいただく、というのを感じてもらいたいと菅野さん。[椀物]毛蟹コゴミ黄柚子お椀は、毛蟹とコゴミと黄柚子。毛蟹はしんじょうにせず、身を重ねて蒸しあげているので、蟹の旨みが100%味わえます。本枯節、真昆布、利尻昆布でとった出汁の馥郁たる香りと深い味わいが身体中に染み渡り、いつまでも食べていたくなる美味しさです。[御造]虎魚ぽん酢赤おろし浅葱お椀の次はお造りです。「虎魚(おこぜ)は、骨以外全部食べられる、捨てるところがない魚です」と菅野さん。皮や肝、胃袋などを丁寧に下処理し、身と一緒に肝和えにします。美味しい魚なので、シンプルに紅葉おろしで。お刺身を切って出すのもいいけれど、一手間かけてより美味しく食べてもらえれば嬉しいと菅野さんは言います。[煮物]筍鯛子蚕豆木の芽大阪・貝塚の筍(たけのこ)、徳島の鯛子(たいこ)、蚕豆(そらまめ)と、春そのものが一皿に会した煮物です。筍と鯛子は別々に炊き、蚕豆は茹でて出汁につけて味を含ませてから合わせるので、それぞれの味わいが際立っています。旬の食材は、特定の産地を決めるのではなく、その日一番美味しいものを仕入れているそう。[強肴]赤貝磯辺揚八代海苔山葵強肴(しいざかな)は茶懐石で一汁三菜の後に出す料理のことを言いますが、お酒が進むように出す一品という意味合いもあります。店主が“強いてもう一品進める肴”というお料理です。この日の強肴は赤貝に海苔を巻いて揚げた磯辺揚げ。生で食べることがほとんどの赤貝ですが、熱を加えることで風味がグッとアップします。海苔との相性もよく、菅野さんの技が冴える料理屋ならではの一品になっています。[酒肴]鰹黄身辛子醤油新玉葱酸味がある春の鰹は、それを補うために生姜や葱やニンニクをたっぷりと使うことが多いけれど、それでは普通すぎてつまらないと菅野さん。鰹をさっと燻製にして燻香をつけ、卵黄に熱を加えてとろみを出し辛子と醤油で味付けしたものを絡めます。[煮物]蛤桜蒸蛤の中にもち米を射込み、桜の葉で巻いて蒸しあげた一品。口の中に蛤の旨みと桜の香りが広がります。お酒に合う、大人のための甘くない桜餅を作りたかったと菅野さん。こちらもいかにも春らしいお料理です。[焼き物]すっぽん西京焼き西京味噌に漬け込んだすっぽんを、炭火でこんがり焼いた逸品。炭火焼きの香ばしさと、ねっとりした歯応えがたまりません。まさにコラーゲンの塊!「すっぽんを西京味噌漬けにしているところはほとんどないので、定番として出していこうと思っています」。[口直し]べったら漬け福神漬け箸休めには、べったら漬けと自家製福神漬けを。銀座の店なので、何か東京のものを出したかったという菅野さんが選んだのが、東京発祥のべったら漬け。そして、新蓮根、大根、なす、きゅうり、新生姜を漬け込んだ自家製の福神漬け。これだけでお酒が進む美味です。[酢物]蛍烏賊浜防風山葵酢ボイルしたての温かい蛍烏賊(ほたるいか)を山葵酢で。温かいと肝の風味が際立ちます。一般的な酢味噌ではなく山葵酢でいただくのも、一品一品を懐石料理店らしいものに仕立てたいという菅野さんの矜持です。[御飯]白御飯牛時雨ちりめん山椒赤出し漬物コースの終盤に登場するのは、菅野さんが食べ物の中で一番好きだという白ご飯。その時一番美味しいお米を一番美味しい炊き方で出してくれます。自家製のちりめん山椒や牛肉時雨煮など日替わりのお供も美味しくて、お腹がいっぱいなはずなのに、ご飯が止まらなくなります。[御飯]甘鯛湯葉あんかけ黒七味白ご飯の後に、なんともう一品登場!「最後にスッと入るもので、家庭ではできない料理屋だからこそのものを出したくて」と菅野さん。ふっくらとした甘鯛と出汁がきいて優しい味わいの湯葉あんかけが、無理なくお腹に収まります。[御飯]すっぽん煮麺露生姜浅葱正真正銘の締めに、すっぽん素麺が供されます。西京焼きにしたすっぽん以外の部位で取った出汁で半田素麺をいただきます。すっぽん出汁の深い旨味がいつまでも感じられる、余韻の長い味わいです。[甘味]わらびもち自家製わらび餅で、コースもいよいよフィナーレ。甘すぎずさっぱりした味わいに別腹が喜びます。甘味は日替わりですが、お茶と合う日本のお菓子を出していくそうです。美味しいフルーツを厳選して出すことも。美味しいものが少しずつたくさん味わえる、大満足のコースです。〈銀座すがの〉一見シンプルそうに見えながら、わからないところにしっかりと手をかけて、旬の食材の美味しさを引き出す日本料理の真髄が味わえる。店主・菅野功一さんのモットーは、「こだわらないことにこだわりたい」。特定の産地や生産者に捉われるのではなく、その時一番美味しい食材にさりげない創意工夫を散りばめて、極上の一皿に仕立てる。14品前後も登場するコースはまさに大満足。特別な日にぜひ!東京都中央区銀座8-7-7 JUNO銀座誠和ビル3F03-6263-8873おまかせコース28000円第一部18:00〜、第二部20:30〜不定休カウンター10席、個室1部屋(2〜4名)禁煙*料理は仕入れ状況や季節によって変わります。
2022年04月25日女優の菅野美穂が出演する、キッコーマン食品「キッコーマン うちのごはん」シリーズの新CM「うちのごはん キャベツのガリバタ」編が18日より放送される。新CMのテーマは「できるな、わたし!」。 菅野の「できるな、わたし!」というセリフと、キャベツのジューシーな見た目、家族のおいしそうな表情が見どころだ。今回のCM撮影中、モリモリ食べる子役の姿を、笑顔で見守った菅野。最初は緊張していた家族役のキャストも、菅野のアドリブ混じりのチャーミングな演技ですっかり打ち解けていた。○■菅野美穂コメント「キャベツのガリバタ醤油炒め」は、にんにくとバターとしょうゆベースのソースとキャベツのシャキシャキ感があいまって、とてもおいしかったです。「香味ねぎだれふっくらチキン」も、鶏肉がすごくふっくらしていて、とてもおいしかったです。商品の中に具材が入っていて、見た目からもおいしさが伝わってきます。鶏肉をパウチの中に入れて、レンチンするだけで、こんなにジューシーに仕上がるのだというのが驚きでした。どの商品も、いつもの手料理をちゃんとおいしくしてくれて、「できるな、わたし」と思っちゃいました。みなさまもぜひご賞味ください。
2022年04月15日女優の菅野美穂と俳優の坂口健太郎が出演する、キリンビール・キリン グリーンズフリーの新CM「登場」編が、15日より放送される。新CMでは、エメラルドグリーンの世界観の中に菅野と坂口がぞれぞれ登場。「大人に新提案!」と投げかけられた菅野は、「なんの話でしょう」と興味深々の様子で同商品を一口飲む。そして「あー……」と驚きの表情を浮かべる。一方の坂口は「大人に新提案!」という声に、嬉しそうな表情で「なんでしょう」と反応。同商品を勢いよく飲み、至福のひと時を噛み締める。■菅野美穂インタビュー――新しくなった「キリン グリーンズフリー」を飲んだ感想を教えてください。前の「キリン グリーンズフリー」もおいしかったですが、さらにおいしくなった! という感動がありました。CMで「大人だから気持ちよく」というセリフもありますが、本当に気持ちもリフレッシュできるんです! 軽やかな味わいなので毎日でも飲みたいと思えるノンアルコールビールだと思います。パッケージも(エメラルド)グリーンの爽やかな色合いが素敵ですよね!――新しくなった「キリン グリーンズフリー」はどんなシーンで飲むのがおすすめですか。日常の中でひと段落ついてリフレッシュしたいという時に飲みたいなと思いました。外出する機会も減っているので、普段の生活で、何か飲んで息抜きしたいなという時に飲んで欲しいと思います。私自身は、家族がいるので、たまに訪れる一人になる時間の時に飲みたいと思いますね。ちょっとピリ辛なエスニック料理とかと一緒に楽しみたいなと思います。――CM内で「大人に新提案」というセリフもありましたが、菅野さんが理想とする大人像を教えてください。軽やかに人生を楽しんでいる方や、逆に、マイペースに演技に向き合っている女優さんは素敵だなと思います。あとは、四季折々の行事を楽しんだり、旬のお花を飾ったりと丁寧な暮らしをされている大人に憧れますね。今は憧れからはちょっと遠いんですけど(笑)。――パッケージも味も大刷新し、挑戦した「キリン グリーンズフリー」ですが、新しく挑戦したいことはありますか?最近子どもがノコギリや焚き火ができるようになったんですよ。だから、キャンプに行って気持ちをリフレッシュしたいな、と思います。■坂口健太郎インタビュー――新しくなった「キリン グリーンズフリー」を飲んだ感想を教えてください。おいしかったです。すごくビールに近いな、という感覚でしたね。とてもさっぱりしているので、ごくごく飲めるし、まるでお酒を飲んでいるような気持ちになりました。パッケージも、 色がとても素敵だなと思いました。ノンアルコール飲料はあまり濃い色のパッケージの印象がないので、この(エメラルド)グリーンはとてもいい色だなあ、いいデザインだなあと思いました。――新しくなった「キリン グリーンズフリー」を飲んで、ノンアルコール・ビールテイスト飲料への印象は変わりましたか。印象が変わりました。これまでノンアルコール・ビールテイスト飲料はお酒が飲めないシーンで飲む、というイメージがありましたが、「キリン グリーンズフリー」は、昼とかにあえて飲むという選択もありだなと思いました。僕は家で台本を覚えるなど仕事の準備をする時間が多いのですが、その合間にリフレッシュで「キリン グリーンズフリー」を飲みたいなと思いました。――CM内で「我慢する日のノンアルはもう終わりです」という言葉にかけて、坂口さんが「ちょっと我慢しているけど解放したいこと」を教えてください。1クールドラマを作るために、3~4カ月くらい撮影に没頭するので、終わったタイミングで自分へのご褒美を買うようにしたいと思っています。といいつつ、最近は買ってないですけど(笑)。ちゃんとした靴を買いたいなと思います。最近、役の衣装などを着る機会が多いので私服を着る機会が全然ないんですよね。そうなると、実は素足で過ごすことが多くて。もう30歳にもなるので、一足良い靴を買いたいと思っています!――CM内で「日常をちょっと特別にするおいしさ」という言葉にかけて、坂口さんが体験した「最近あったちょっと特別なこと」を教えてください。普段自分で出た作品を見返しても、自分が演技しているし内容も把握しているので、これまでは、あまり感情があふれることがなかったんですよね。でも、最近自分が出た、ある映画を見直したとき、すごい入り込めたんです。その映画は、不思議と見ていて思わず感極まった瞬間があって……ここまで感情があふれた体験は、自分自身にとって特別なことでしたね。
2022年04月14日最近の芸能ニュースを見ていて、芸能人の“意外な告白”を目にする機会が増えたと感じる人はいないでしょうか。たとえば「私は親との関係に実は長年悩んでいました」と、毒親告白をする人。たとえば「子育ては毎日戦争のようで、自分のケアなんて全然していません」と、現実感のある子育てを告白する人。はたまた不妊治療であったり、セクシャルの問題であったりを告白する人などなど。数年前までは暴露といえば、恋愛ネタが定番でした。しかし、最近はパーソナルな告白をする芸能人がバンバン増えています。一体なぜ、このような流れが出てきたのでしょうか。■なぜ芸能人がこぞって私生活を告白し始めたのかたとえば毒親問題であれば、お笑い芸人の青木さやかさん(48)が厳しかった母親との軋轢を積極的に発信。毒親問題に悩む方から、共感の声を集めています。また吉川ひなのさん(41)も過去に両親から経済的に依存されていたと、5月に上梓した著書で告白しています。子育てで言えば菅野美穂さん(43)や北川景子さん(34)など、その数はもっと多くなります。女優といえば、以前は私生活がミステリアスなイメージもあったもの。主演クラスの女優さんたちが子育ての苦労をバンバン吐露するようになったのも、時代の流れの変化といえるでしょう。こうしたある意味での“告白ブーム”がなぜ起きているかというと、芸能人の人気に「共感」が強く絡むようになってきたこと、そして芸能界の「仕組み」が以前とは変わってきていることなども要因として考えられます。そもそも人気を構成する要素は女優、モデル、芸人、それぞれの立場によって昔は違ったものです。しかし今はどの職業においても、「共感」がとにかく必要な時代です。またこの共感を抱く前段階で憧れの要素が強ければ強いほど、多くの人は自分と同じような境遇や気持ちを見つけたときにギャップから、共感と合わせてその人をまるごと好きになるように思います。その際たる例が、女優さんによる本音の子育てトークでしょう。「あの人も私と同じで大変なんだ!」という気持ちを強く抱いたお母さんたちがこぞって応援する流れは、最近よく目にするものです。■ネットで発信するか、マスメディアを使うかこうした共感を大切にする文化のなかで誰しもがネットを活用しているわけです。その際にマスメディアで本音を告白するというのは、SNSで告白するよりも爆発効果が大きい。そして反響も得やすいというメリットがあります。とにかく今は芸能人として取り上げられる人も増えましたし、芸能ニュースも情報過多な時代です。そのため「取り上げられやすい話題を!」となったときにセンセーショナルな自分の話をするのは、うがった見方をすれば“効率が良い”といえます。また芸能人は現在、さらなる細分化の時代に直面しています。テレビとYou Tube、TwitterとInstagram。どこを主な活動場所にするのかということ。また「自分といえば」といった発信ジャンルを設けることも、共感や興味関心を引く要素として重要です。そうなったときにパーソナルな話から1つのジャンルを確立することは、今では注目のフックとして大きなメリットを持っているといえるのです。■ネガティブな起爆剤の先に待っているものただこうした個人的エピソードの告白というものは当然、リスクもあると思っています。それは需要に自分が引っ張られすぎてしまい、告白が過激になりすぎるケースもあるという点です。これは、恋愛匂わせ告白でよく起きること。「私モテるんです」「実はいろんな人と遊んでいて」的な匂わせエピソードで注目されるタレントさんは、昔も今も定期的にいるものです。過去には橋本マナミさん(36)や元SDN48の芹那さん(36)などが、こうした匂わせで注目を集めました。それ自体は良いのです。ただエピソードが話題になると当然のように、「もっともっと」と需要が高まっていきます。それに答えていくと話がだんだんと過激になったり、ネタを求めた行動に走ったりするようになります。そうして気づくと自分を確立するためにやっていたはずが、自分を見失わせている……なんてケースもあります。現に橋本マナミさんは結婚後に、“愛人キャラではあったものの、過激なエピソードや要求があったことに当時は悩んでいた”と告白しています。ポジティブな告白であればどんどん過激になっても、それはそれでプラスの要因がありそうです。しかし毒親問題や過去の辛いエピソードなどの場合、過激になった先にあるのは苦しさの増大かもしれません。そうならないためにも、あくまでも暴露は起爆剤程度と捉え方をしていたほうが精神的には安全かも……。ニーズに乗り続けなくてはいけない芸能人って、そう考えると大変な時代に生きているのかもしれません。(文:おおしまりえ)
2021年07月02日(左から)菅野美穂、仲間由紀恵、北川景子菅野美穂(43)、仲間由紀恵(41)、北川景子(34)、いずれも主役を張る人気女優で、子育て真っ最中のママたちだ。その3人が最近はテレビのトーク番組やイベントに登場するたびに、自らの育児について語っている。■ママ女優たちの育児話に共感菅野は5月21日に生出演した『あさイチ』(NHK)で、子どもと入浴するときは、子どもが湯冷めしないようにボディソープで髪まで洗っていると告白していた。北川も、その完璧主義の性格からか、夫のDAIGOのサポートに感謝しながらも「家ではとにかくいつも走っている」状態で自分でなんでもやってしまうという。「Women of Excellence Awards(ウイメン・オブ・エクセレンス・アワーズ)」のスペシャリスト部門に選出された仲間は、5月29日に行われた授賞式でのトークショーではこんなエピソードを披露した。「最近は2人(双子)で遊んでくれる時間も増えたそうで、その間に家事もできるようですが、昨年ぐらいまでは、家を出るギリギリまで服を着替える余裕もなく、顔も洗っていない状態で出かけることもあったそうです」(スポーツ紙記者)ネット上では、いずれも《あんなにきれいな女優さんでも、ママになると同じことやっているんだな、と思うとすごく身近に感じる》《着飾って、きれいなところばかりを見せようとしないところが逆にすてき》《仕事とプライベートの切り替えがうまくできていて、かっこいい》など、多くの共感の声があがっている。「菅野、北川、仲間ともトーク番組やバラエティー番組への出演は自分の出演作品の番宣のためとはいえ、子育てエピソードは本人の了解がなければできないこと。写真誌や週刊誌でも普段のママの姿を撮られ話題になりますが、ほとんどネガティブな印象がありません。むしろ、『自然体ですてき』といった共感する声の方が多い」(女性誌記者)3人に共通するのは、いわゆるSNSなどは番宣のみでプライベートは見せないこと。「SNSなどで食卓やお弁当、ファッションなどの日常の様子を披露している“ママタレ”のような投稿が3人からはいっさい見られないです。オンとオフを明確にしているので、久しぶりにメディアに登場して語るエピソードがリアルで新鮮に聞こえてしまうのでしょう。そこが逆に説得力を増す理由なのかもしれません」(テレビ関係者)たしかに日頃からSNSなどで素顔が見られない分、本人の口から出る言葉には耳を傾けてしまうものだ。
2021年06月18日繰り返される緊急事態宣言、コロナ禍終息の兆しが見えないなか開催に突き進む東京オリンピックなど、未だ混迷を極める2021年上半期。並行して芸能界でも数々の“事件”がーー。本誌が目撃した“スクープ”から特に反響の大きかったものを今一度お届けしたい。昨年、最も視聴率を稼いだドラマ『半沢直樹』終了から約半年。悠々自適な日々を送る立役者の堺雅人が休日に娘と向かったのはテーマパーク。堺が休日返上で娘を見守る陰には、代わって奮闘する妻・菅野美穂への愛があったーー(以下、2021年4月20日号掲載記事)※年齢は掲載当時のママ遊具スペースをところ狭しと動き回る女の子。腰かけた柵からしそうに目じりを下げて娘を見つめているのは堺雅人(47)。楽しげに遊ぶ娘の姿を一秒でも逃すまいと、手にしたスマートフォンで熱心に動画を撮影している。3月下旬のとある休日。この日、堺は朝から関東近郊にある人気アニメのテーマパークに長女(2)と訪れていた。「アニメの世界を忠実に再現した子供たちに大人気の施設。最近はコロナ禍で、有料スペースは事前予約が必要なのですが、チケットがすぐ売り切れてしまうんです。堺さんは遠くから娘さんを見守るという様子で、ほかの子のママさんともお話しするほどの溶け込みぶりでした」(居合わせた男性客)板についたパパぶりを見せる堺。どうやら、この施設の“常連”でもあるようだ。「お昼時のフードコートはいつも混んでいるので、11時ごろに行ったのですが、そのすぐあとに堺さん親子もやってきたんです。手慣れた様子で席を探していました。ここのメニューはほとんどが子供向けなのですが、堺さんは娘さんと同じものを仲よく食べていましたよ」(前出・男性客)■菅野美穂と長男がいない理由男性客によると、この日、妻・菅野美穂(43)と長男(5)の姿はなかったという。休日返上で娘との“デート”を楽しんだ堺だが、大仕事を終えた妻へのねぎらいでもあった。「菅野さんは主演した連ドラ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)の撮影が終わったばかり。4年ぶりの連ドラということで、疲れも相当なものだったようです。菅野さんに少しでもゆっくり休んでもらうためにも、アニメ好きの娘さんを連れていったのでしょう」(テレビ局関係者)本誌は、昨年7月にも長女を乗せたベビーカーを一人で押す堺の姿を目撃している。社会現象を巻き起こした昨年の『半沢直樹』(TBS系)以来、俳優活動を行っていない堺だが、そこには支え続けてきた菅野への“恩返し”があった。「堺さんと菅野さんは家族を最優先しているので、夫婦のどちらかが仕事のときは、極力、片方は家庭を支えるという方針。’15年に長男、’18年に長女が生まれてからは『真田丸』(NHK)や『半沢』に出演する堺さんに代わって、菅野さんが家庭を守っていました。堺さんはそんな菅野さんに感謝しているそうで、“今度は自分が妻を支える番”と自宅で料理なども率先して作っているそうです」(前出・テレビ局関係者)愛娘と菅野に愛情を“倍返し”した堺。次回作が見られるのは当分先かも!?
2021年06月18日菅野美穂主演で誰にでも起こり得る母と子の壮絶なドラマを描いた映画『明日の食卓』が現在公開中。6月12日に本作の公開記念トークイベントが都内で行われ、瀬々敬久監督と先日出演していることが明らかになった大島優子が登壇した。大島さんが本作で演じているのは、菅野さん、高畑充希、尾野真千子に続く、“第4の母”耀子。本作で重要な役どころとなる彼女。瀬々監督は「大島優子さんが素晴らしいという反響が結構きている。誰だか分からなかったと。それだけ素晴らしかったということ」と明かす。実はこの日、別の劇場で一人でこっそり、本作を鑑賞してきたという大島さん。「誰も気づかず」だったといい、「母親ってすごい鬼みたいな顔をしてる時もあるけど、仏のように微笑んでいる時もある。それって子どもからの主観として見ていて、そういう表情とかだけで親の心情を察知していた。親と子って鏡みたいだったなって思いだした。自分の母親もこういう瞬間があったんだろうなと思いだしながら観ましたね」とコメントした。また、本作に出演している渡辺真起子から「(本作を観て)『お母さんに会いたくなった』ときたんです。やっぱりお母さんを思いだしたりするんだな」と瀬々監督。大島さんも「改めて感謝しなきゃなとも思いました。私は父子家庭なので割と父親とばっかりずっといるんですけど、でも母親は母親なりの目線で子どもを見て、自分を奮い立たせるというか、母親って父親よりも信じたいっていう気持ちが強いのかなって思って…。架空でもいいし、何かを信じながら生きていこうっていう力が強いのかなって映画を観て思いました」と述べた。そして、瀬々監督のファンだったという大島さんは「お話しが来た時は二つ返事でやらせてくださいと」と当時をふり返り、「でも1シーンだけというのは、やっぱりすっごく恐かったですね。それまでの背景とか流れがない中で、唐突に出るっていうものほど恐いものはないなと。撮影の1週間前位から耀子のバックボーンを考えながら、毎日毎日ずっと考えていました」と思いを語る。演じるにあたって、周りの実際に子どもがいる友人に話を聞いたそうで「温厚で子どもも好きな方なんですけど、『初めて育ててみて分かったよ』って。『1回プチッとなる瞬間が訪れるんだよね。そういう瞬間が自分にもあることに気づいた』って言っていて、誰にでも起こりえることなんだなと思ってそこを反映しました」と役作りを明かす。瀬々監督は、そんな大島さんの演技に対して「素晴らしいなと思いました。凝縮された時間の中でだすのは大変だと思うし、ポンと出てきて断片だけで勝負するというのは、本当に恐い仕事だと思う。それに果敢に臨んでいただいたってことだけでもありがたい、この映画の“隠れたMVP”だと思っているんですけど」と絶賛した。『明日の食卓』は全国にて公開中。WOWOWオンデマンド、auスマートパスプレミアム、TELASAにて配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年06月14日女優の菅野美穂が主演を務める映画『明日の食卓』が、TELASA・auスマートパスプレミアムできょう11日に配信開始された。5月28日に公開され、今回が最速配信となる『明日の食卓』は、椰月美智子氏による同名小説(角川文庫刊)を実写化した瀬々敬久監督の最新作。菅野は『ジーン・ワルツ』(11年)以来10年ぶりの映画主演を務める。元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)、同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たち。些細なことからそれぞれの忙しく幸せな日々が崩れ、思いもよらない方向へと向かっていく。どこで歯車が狂ってしまったのか。「ユウ」の命を奪った母親は誰なのか。そして3つの石橋家がたどり着く運命とは。(C)2021『明日の食卓』製作委員会
2021年06月11日《「優しそうな菅野美穂でも子供怒るんだ……よかった、私だけじゃない」と思えました》《リアルに子供と向き合って奮闘してる女優さんには好感湧く。嘘くさくなくて本当にいい》ネット上で、菅野美穂(43)の子育てに共感が相次いだのは5月下旬のこと。『めざましテレビ』(フジテレビ系)にVTRで出演した菅野は、子供を育てる母親としての葛藤を赤裸々に明かしたのだ。番組内で彼女は、おおらかな対応を目指しているのにもかかわらず、真逆になっている現状を、「こんなに子供とずっと一緒にいられるのって人生の中でほんのわずかな時間のはずなのに、本当にずっと怒っちゃうんですよ」そう語っていた。’13年に堺雅人(47)と結婚し、彼との間に5歳と2歳の子をもうけた菅野。’21年1月クールに4年ぶりの連ドラ主演を果たし、現在公開中の『明日の食卓』でも10年ぶりに映画主演を務めている。ドラマや映画に大忙しの彼女だが、こんな姿も目撃されている。「ロケ地への移動時間中に台詞を確認したり、仮眠を取ったりして、なんとか時間をやりくりしている様子でした。疲れからか、撮影の待ち時間に、ついうたた寝する菅野さんを見かけたこともあります」(ドラマ関係者)さらに彼女は多忙を極める生活を周囲に漏らしていたと、このドラマ関係者は続ける。■「ボディソープで全身を洗ってた」「『仕事をしているときしか自分の時間が取れない』と話していました。毎日6時に起きて子供の朝食を準備してから撮影に向かい、23時ごろに帰宅。そこから台詞覚えをして、寝るのが深夜2~3時になることもあったそうです」彼女が女性たちから支持を受けるのは女優として、母として頑張っているからだけではなく、リアルな自分を隠さないからだろう。菅野は5月21日に生出演した『あさイチ』(NHK)でも飾らない子育てエピソードを披露。「とにかく自分のことよりも、子供を洗って湯冷めしないうちに自分も出ないといけないので、ボディソープで(頭髪も含めて)全身を洗ってた。リンスもなしで(頭髪は)バッサバサ」と自分のケアは二の次だと打ち明けていた。そんな菅野の“女優らしからぬ告白”に、《飾り立てたお料理とか、オシャレな子供さんとのエピソードよりも、とても現実感と共感を感じます》と子育てママたちはネット上で大共鳴していたのだ。「AERA.dot」で6月3日に配信された鼎談では、《SNSとかで「ステキな子育て」を目にしたりするけど、いや日常にはできないから!》とも語っていた菅野。彼女の飾らない言葉は育児に疲れたママたちをほっこりさせ続けていくだろう。
2021年06月11日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子の豪華競演で贈る『明日の食卓』。この度、本作より3人の母親たちに注目した3種類のスポット映像、場面写真が解禁された。菅野さん演じる留美子は息子を育てながら仕事復帰を目指そうとするが、今度は夫が仕事を失ってしまい、息子にも「俺たちが嫌いなら、捨てちゃえばいいだろう!」と言われてしまう。徐々に息子に冷たい視線をぶつけてしまう留美子が絶叫する姿で映像は幕を閉じる。金銭的に苦しくも、仲睦まじい家庭を築く高畑さん演じる加奈。しかし、リストラで家計が苦しくなり、その焦りから加奈も「なんで分かってくれへんの」と息子を激しく追い詰めてしまう――。一方、一見何も問題ないように見える、尾野さん演じる“あすみ”の石橋家。だが、徐々に柴崎風雅演じる息子・優への不信感がつのり、優が「つまんねえ!」と吐き捨てる姿にあすみは驚愕する。最後は「誰か助けてー!」という優の叫び声とともに映像は終わる。それぞれ、息子を愛していたはずなのに、歯車が狂ってしまう様子が収められており、「他人事に思えない」それぞれの母親の奮闘が描かれている。また、併せて解禁された場面写真では、初日舞台挨拶で話題となった、部屋に置かれたビニールプールを前に留美子が呆然と立ち尽くす様子のほか、菅野さんが絶賛する、高畑さん演じる加奈が手際良くクリーニング店で働く姿が。息子・優を押さえつける夫の太一を止めようとする様子が写し出された、尾野さん演じるあすみは、さらにママ友の山口紗弥加演じる若杉に言い寄られる姿も。この3人の母親と、息子ユウに何が起きてしまうのか、ますます気になる場面写真となっている。『明日の食卓』は全国にて公開中。WOWOWオンデマンド、auスマートパスプレミアム、TELASAにて6月11日(金)より配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年06月04日石垣のりこ参議院議員(本人ツイッターより)、菅野完氏(本人HPより)「“俺は政権や右翼勢力に狙われているから、交際していることは誰にも話すな”とクギを刺されました。まさか石垣議員と不倫していて、私との交際がバレないための口止めだったなんて……」そう憤るA子さんは、石垣のりこ議員との不倫が発覚した元秘書の菅野完(すがの・たもつ)氏(46)の元交際相手。■菅野氏にナンパされたA子さんが激白『週刊女性』のスクープにより不倫が明るみになった、立憲民主党の石垣のりこ参議院議員(46)と、元私設秘書で著述家の菅野完氏。在職中の不倫疑惑が報じられた石垣議員だが、未だに有権者に向けての説明は皆無だ。「最近では現・国民民主党の山尾志桜里議員が不倫発覚後にダンマリを続けていますが、国会議員としては不適切な振る舞いでしょう。国会議員は法律を制定する立場であり、不倫についてもどのような考えを持っているか示す責任があるはず」(政治ジャーナリスト)記事の公開後、在職中の不倫疑惑について有権者に向けた釈明の考えはあるのか事務所に問い合わせたが、「お答えする事由はありません」政治家としての説明責任すらも放棄している石垣議員。週刊女性がさらに取材を進めると、石垣議員の不倫相手・菅野氏の“3股”交際が発覚した。「私は石垣さんの選挙運動のときにナンパされて、付き合うようになりました」冒頭のA子さん(50代)が打ち明ける。「菅野さんがメルマガで石垣さんの選挙ボランティア参加を呼びかけていたので、関西から応援に駆けつけました」既婚者で成人した子どももいるというA子さん。若々しく、とても50代には見えない美人だ。「菅野さんとは初対面でしたが、家族関係や仕事のことなどを事細かに聞かれました。そして、私の選挙ボランティア最終日。菅野さんにいきなり、“石垣が当選したらデートしてほしい”と言われたんです」菅野氏は、石垣議員と不倫中に別の女性にも交際を持ちかけていたことになる。「冗談と思い受け流していましたが、その日だけで、真顔で3回誘われた。女性としては悪い気はしませんよね」男女関係とは別に、人として菅野氏に興味があったA子さん。1度食事をしてみたいと思い、その後、ふたりは連絡を取り合う仲になる……。■石垣議員と交際前から付き合っていたB子さんその一方で、菅野氏は別の女性も石垣議員の選挙運動の場に呼んでいた。「彼が独身だと聞かされて、ずっとお付き合いしていたのですが……」菅野氏の元交際相手B子さんは、悲しそうな様子で打ち明ける。「交際を始めたのは2~3年ほど前のこと。知り合ったのは菅野さんのサロンです」つまり、菅野氏は石垣議員と交際する前からB子さんと付き合っていたことになる。「2019年の石垣さんの選挙運動にも呼ばれ、夜はホテルで一緒に過ごしました。菅野さんは、私の枕もとで、石垣さんのスピーチ原稿を書いていました。仕事する姿を見せてもらえるのが嬉しかったけど、あとから彼が石垣さんと交際していたと知って……。今考えると、気持ち悪いですね」■A子さんに「俺の子どもを産んでほしい!」再び、石垣議員の選挙運動で菅野氏がナンパしたA子さんに話を戻す。選挙後、菅野氏と連絡を取っていたA子さん。ふたりのLINEのやり取りを見ると、菅野氏は、〈あ。そうだ。約束があったw デートしてください〉などと積極的にアプローチをする様子が確認できる。また同年10月には、〈抱けるってんなら今すぐ(関西行きの)新幹線に乗ります〉と猛アタック。菅野氏のあまりのしつこさに根負けし、大阪で一夜を共に過ごすことに……。「まず、北新地の高級焼鳥店で3万円ほどの食事をした後、リッツカールトンに一緒に泊まりました。性行為の途中に、“どうしても俺のものにしたかった。お前は俺の彼女になるか? 俺の子どもを産んでほしい!”と耳元でささやかれました」そのときに菅野氏はA子さんに改めて交際を申し込み、関係がスタート。交際は順調だったようで、「東京に行くときは、交通費や食事・ホテル代など全部出してくれた。お店は『銀座久兵衛』や大阪の老舗店など、高いところばかり。ホテル代の精算は、彼の会社宛の領収書で切っていましたが……」かなり稼いでいるのか金遣いは非常に荒かったという。「2020年のホワイトデーには、カルティエのプラチナのラブリングもプレゼントしてくれた。私は彼にクリスマスプレゼントとして、数万円の財布を贈ったりもした。京都に逢引き用の部屋を借りようと提案されたことも」■B子さんには「お金がないから会えない」菅野氏は石垣議員と交際を続けながら、裏では別の女性に貢いでいたのだ。前出のB子さんも、月に1回程度のペースで会うなど交際は続いていたが……。「段々と菅野さんが冷たくなり、“お金がないから会えない”と言われるようになった。それで結局、私からお別れしたのですが、“精一杯、弾圧と闘っているときに酷い。君との時間は無駄だった”などと傷つける言葉を浴びせかけられた」そんな中、8月には石垣議員が安倍晋三前首相を揶揄(やゆ)する炎上ツイートで大騒ぎに。その後、菅野氏は石垣議員の秘書を辞して、国会前でハンガーストライキを開始した。2020年10月1日、政府が日本学術会議の会員候補6名の任命を拒否したことが発覚し、菅野氏は抗議のハンストを行ったのだ。この頃も、石垣議員と菅野氏の関係は続いていたが、前出のA子さんがある行動に出てしまう。■ハンストで石垣議員とA子さんが対面「政府と闘う菅野さんの姿をひと目見たくて……。彼には内緒で翌日、朝イチでハンスト現場に向かいました」だが、そこにはすでに先客がいた……。「朝8時にもかかわらず、石垣さんがいたんです。選挙運動で顔を合わせていた彼女は“あれ?”と意外そうな表情でこっちを見てきました」石垣議員と一緒の場にA子さんが突然現れ、菅野氏は青ざめ、不自然なほどよそよそしい態度だったという。「石垣さんは女の勘が働いたのかもしれません。菅野さんの目の前で突然、私にLINEの交換を求めてきました」後日“彼氏”の体調がどうしても心配で、A子さんは再び菅野氏のもとを訪れると──。「彼は急にムラムラしてきたらしく、国会記者会館のトイレへ一緒に行こうと誘われました。でも、トイレの入口前の廊下で求められてその場で……。日曜日なので人はいませんでしたが、誰でも入ってこられるスペースでした」その一方でA子さんは、石垣議員とも連絡を取り合うようになる。「LINEの交換をするときに、親類の大学生の子が政治に関心があると伝えると、“ぜひ、事務所に遊びにきて”と言われました。その子に伝えると乗り気だったので、後日、1人で行かせました」A子さんと菅野氏の関係を怪しんだ石垣議員は、探りを入れようと思ったのだろうか。そして、来訪当日に事件が起きる。A子さんの親類が来訪する前に、石垣議員の秘書が名前を見るなり、「A子さんの親類? ああ、菅野の彼女の!」と事務所内で暴露してしまったのだ。この秘書は以前からA子さんと菅野氏の関係に気づいており、つい口に出てしまった。その場にいた石垣議員は凍り付いたに違いない。■石垣議員にA子さんとのことがバレ、激怒した菅野氏すぐに石垣議員は、その場にいなかった菅野氏にA子さんとの関係を問いただしたようだ。動揺した菅野氏からA子さんに電話があり、「お前、石垣に俺と付き合ってるとバラしたやろ! 事務所のみんなも知っている」と怒りをぶちまけられたという。「“これから48時間、関係者には連絡を取るな。俺の月500万の仕事が飛ぶんや!”と怒鳴られました。なぜ私のせいで仕事がなくなるのか、意味不明でした」(A子さん)さらには、菅野氏は「あなたとの今後について決めます」と言い、唐突に電話を切った。「菅野さんが石垣さんと交際していて、そのツテで政党から仕事を請け負っていた。だから、彼は焦っていたんでしょうね……」(A子さん)そんな騒動のあと、A子さんの親類と2人で国会見学をすることになった石垣議員。そのときの彼女の顔は鬼のように険しかったという。結局、関係が悪化した菅野氏とA子さんは破局。そして、石垣議員は、元夫から菅野氏との“不貞”を訴えられることになる……。今回、石垣議員の不倫相手・菅野氏のお盛んな女性関係、そこで起きた愛憎劇が明らかになった──。菅野氏に一連の女性関係の事実について問い合わせると、「回答の必要を認めません」とのこと。石垣議員には同情する部分もあるが、やはり政治家として在職中の“不貞行為”については説明を果たす責任があるだろう。
2021年05月31日菅野美穂が10年ぶりに映画主演を果たした『明日の食卓』が5月28日(金)に公開を迎え、神奈川県横浜市の「イオンシネマみなとみらい」にて舞台挨拶が開催。菅野さんと、高畑充希、尾野真千子、和田聰宏、大東駿介、藤原季節、瀬々敬久監督の総勢7名による舞台挨拶が行われた。この日は横浜での舞台挨拶となったが、まず瀬々監督は「ここへ来られたこと、この出会いが嬉しいです。こんな時期でも、物語という宝物をプレゼントすることができます」と映画公開の喜びを口にした。主演を務めた菅野さんも、「映画館でこうしてみなさんとお会いすることができて嬉しいです。コロナ禍で、物語の持つ力を改めて感じています。誰かの元気の素になるといいなぁと思いながら、今日という日を待っておりました」と初日を迎えての思いを語った。菅野美穂「やりがいのあるシーンができてるな、と思いながら」この日は、映画の中で夫婦を演じた菅野さんと和田さん、尾野さんと大東さん、そして姉弟を演じた高畑さんと藤原さんという3組のペアが登壇、それぞれの共演について振り返った。仕事をしながらワンオペ育児に奮闘する菅野さんは、和田さんが演じた劇中での夫について「うちのダンナはビールばっかり飲んで、子どもとは遊んでくれるけど、私がやってほしいことはやってくれない(笑)」と話して笑いを誘いつつ、そんな夫を演じた和田さんは「菅野さんは、テストと本番で(演技が)がらりと変わるんです」とコメント。菅野さんは「毎回、全力でただ投げ込むだけでした(笑)。暴投になっていたかも…」と照れくさそうに語る。そんな2人の激しいケンカのシーンについて、和田さんは「(菅野さんが放り込まれることになる)プールの水が汚かったんです」と明かし、「菅野さんは『全力で入れてください!』と言うので、それに応えて思い切りやりました」と明かした。菅野さんも2人の激しいやり取りを振り返り「夫婦のことって2人にしかわからないこともあるので、私もよくないところが絶対にあったはずなんです。育児って毎日ギリギリで、綱渡りですけど、ちょいちょい綱から落ちるもの。そういう怒りはわかりますので、ケンカのシーンは確かに凄かったですね…。極限状態ですけど、和田さんがしっかり受け止めてくださって、監督もグッと熱量が上がる瞬間があり、やりがいのあるシーンができてるな、と思いながらやっていました」と充実した表情を見せた。高畑充希の弟役・藤原季節「お風呂に数日入らなかった」わけとは!?続いて、高畑さんは藤原さんが演じた弟について「どうしようもない弟でしたけど、季節さんだったからなのか? どうにも嫌いになれなくて…」と困ったような表情で語る。一方、藤原さんは、高畑さんとの近距離での芝居について「体臭とか大丈夫かな? と心配してました。瀬々監督の映画に出るってことで、“匂い立つ”感じが出ればと、お風呂に数日入らなかったんです」と驚きの告白。藤原さんは熱いさなかの撮影で「胸ぐらをつかまれるシーンもあって『入ればよかったな』と思ってました…」と若干申し訳なさそう。高畑さんは「知らなくてよかったです」と驚きつつ、笑みを浮かべていた。また、尾野さんと大東さんも、劇中でかなり激しいやり取りを見せているが、尾野さんは「私たち、関西人でして、気を抜くとすぐに関西弁になる危機感を持ちながらやっていました(笑)」と述懐。大東さん曰く、2人とも関西弁の中でも「かなりコテコテのほう」とのこと。そんな2人は壇上で、現場でのやり取りを完全再現。尾野さんがコテコテの関西弁で「標準語でいきたいねん、今日は」と言えば、大東さんが「そやな。シュッとしよ、今日は」と返し、笑いを誘う。さらに尾野さんが、大東さんが演じた“とんでもない夫”について「イヤですね。でも、全部が全部、イヤじゃなかったような気もしました」と言うと、大東さんは「それは…? 大東くんが…? 演じているから…? って、全部俺が言うてまったやん! 言ってくれや(笑)!」と返すなど、見事な夫婦漫才を繰り広げ、これには共演陣も大笑いだった。女性が日々抱えているモヤモヤ、孤独感は「自分だけのものじゃない」最後に菅野さんは「女性が日々抱えているモヤモヤ、孤独感は『自分だけのものじゃないんだ!』と思ってもらえる何かがある映画だと思います」とアピール。「大きな声で『劇場にお越しください』と言いづらい世の中で、今日は横浜に参りましたが、物語の持つ力を私は今、改めて感じているし、今日、こうしてみなさんが劇場に来てくださったことに励まされました!この映画との出会いに感謝しています。“明日の食卓”が豊かなものになりますように」と感謝の思いを口にした。そして瀬々監督は、「いま、すごくつらい状況だと思います。この映画もつらい状況を扱っていますが、そんな状況でも、出会いがあったり、別れがあったり、気持ちが昂って、感動的な瞬間が訪れたりするんだということを描こうと思い、作った映画です。こういう状況の中でも、みなさんの中にそんな出会いや『いいなぁ、今日は』という瞬間が訪れることを願っていますし、そういう映画になっていれば幸いです。みなさん、Twitterとかでこの映画について『苦しい』とか『つらい』と書くと思いますが『でも、よかった』と最後に足してください。お願いします!」と呼びかけていた。『明日の食卓』は角川シネマ有楽町ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月29日映画『明日の食卓』(5月28日公開)の公開初日舞台挨拶が28日に神奈川県で行われ、菅野美穂、高畑充希、尾野真千子、和田聰宏、大東駿介、藤原季節、瀬々敬久監督が登場した。同作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。この日は横浜での舞台挨拶となったが、瀬々監督は「ここへ来られたこと、この出会いが嬉しいです。こんな時期でも、物語という宝物をプレゼントすることができます」と映画公開の喜びを口にする。主演の菅野は、コロナ禍の中で「公開になるのかな? という気持ちで過ごしてきましたが、映画館でこうしてみなさんとお会いすることができて嬉しいです。コロナ禍で、物語の持つ力を改めて感じています。誰かの元気の素になるといいなぁと思いながら、今日という日を待っておりました」と初日を迎えての思いを語った。この日は、映画の中で夫婦を演じた菅野と和田、尾野と大東、そして姉弟を演じた高畑と藤原という3組のペアが登壇しており、それぞれの共演について振り返る。菅野は、和田が演じた劇中での夫について「うちのダンナはビールばっかり飲んで、子どもとは遊んでくれるけど、私がやってほしいことはやってくれない」と笑いを誘いつつ、そんな夫を演じた和田は「菅野は、テストと本番で(演技が)がらりと変わるんです」と指摘。菅野は「毎回、全力でただ投げ込むだけでした。暴投になっていたかも……」と照れ笑いを浮かべる。そんな2人の激しいケンカのシーンについて、和田は「(菅野が放り込まれることになる)プールの水が汚かったんです。女優さんが入るので心配してたんですが、菅野さんは『全力で入れてください!』と言うので、それに応えて思い切りやりました」と明かす。菅野も2人の激しいやり取りを振り返り「夫婦のことって2人にしかわからないこともあるので、私もよくないところが絶対にあったはずなんです。育児って毎日ギリギリで、綱渡りですけど、ちょいちょい綱から落ちるもの。そういう怒りはわかりますので、ケンカのシーンは確かに凄かったですね……。極限状態ですけど、和田さんがしっかり受け止めてくださって、監督もグッと熱量が上がる瞬間があり、やりがいのあるシーンができてるな、と思いながらやっていました」と充実した表情を見せた。最後に菅野は「女性が日々抱えているモヤモヤ、孤独感は『自分だけのものじゃないんだ!』と思ってもらえる何かがある映画だと思います」と映画をアピールし「大きな声で『劇場にお越しください』と言いづらい世の中で、今日は横浜に参りましたが、物語の持つ力を私は今、改めて感じているし、今日、こうしてみなさんが劇場に来てくださったことに励まされました! この映画との出会いに感謝しています。“明日の食卓”が豊かなものになりますように」と感謝の思いを口にした。
2021年05月29日石橋ユウ、10歳。そして、同じ名前の子どもをもつ住む場所も環境も違う3人の母親。それぞれに事情を抱え子育てに奮闘しながらも、息子を心から愛していたはずの3人。ところがある日、ひとりの「ユウ」が、母親に殺されてしまい——。3つの「石橋家」の話から構成される映画『明日の食卓』が、5月28日に公開となります。フリーライターで2児の子どもを育てる石橋留美子は、菅野美穂さん。静岡に住む専業主婦の石橋あすみは、尾野真千子さん。そして、大阪に住むシングルマザー・石橋加奈を、高畑充希さんが演じました。劇中より「加奈のように、自分ですべて何とかしようとしてしまう思考回路はよくわかる」と、高畑さん。でも年齢を重ねるにつれて、周りにうまく頼ったり、自分をいたわったりできるようになってきたと言います。高畑さんの、そんな変化をうかがいました。「自分でやるしかない」から「周りに委ねよう」に変わるまで——高畑さんが演じた加奈は、すごく真面目で頑張り屋。アルバイトを掛け持ちし、経済的にも体力的にもギリギリの生活をしながら、子どもを深く愛しています。高畑さんと加奈の性格に、重なる部分はありましたか?高畑充希さん(以下、高畑):加奈は真面目で頑張り屋だけど……すごく、頼るのが下手な人ですよね。若くしてシングルマザーになった人だからか、自分が何とかしなくちゃいけないという思いが強い。その思考回路はとても理解できます。20歳前後でエネルギーがあふれているころは、私も、自分で突破口を見つける以外の方法を知らない感じでした。いまは年齢を重ねてきたからか、加奈ほど「自分で解決しなくちゃ」とは思わなくなってきたし、周りに委ねられる場面も増えてきたのですが。——「自分で突破口を見つけるしかない」という背負い込むスタイルから、いまの「周りにも委ねよう」といった考え方に変わるまでには、何かきっかけがあったんでしょうか?高畑:これといったターニングポイントがあったわけではありません。ただ、私は結構急に、いろいろと主演をやらせていただけるようになったんですね。それまで「主演はどっしり構えていなくちゃいけない人」っていうイメージがあったのに、突然その立場になったものだから、自分がまったく追いついていなくて。どうしよう、自分で何とかしなくちゃって最初のうちは悩んでばかりいたんですけど、少しずつ、周りの人に頼ったり任せたりできるようになっていって。その結果、一人で背負い込もうとするよりもみんなで手分けしながらやるほうが、自分にも余裕が持てるし作品全体も良くなるって感じられたんだと思います。いまは、いい意味であまりそういうプレッシャーを考えなくなりました。自分の弱さも出せるようになった——周りに頼るって、自分をすり減らしたりポキッと折れたりするのを防ぐためにも、とても大事なことですよね。苦しいとき、高畑さんはどんなふうに周りの力を借りるんですか?高畑:コロナ禍になって、交友関係は狭く深くなりましたね。もともとはフットワークが軽いほうなので、誘われたらわりと行くようにしていたし、それが楽しかったんですけど……。いまはそういうわけにもいかないから、本当に会いたい人に会う。じっくり話したいとか、頼りたいとか思った人にだけ時間を作ってもらうのが、スタンダードになってきたように思います。対面じゃなくて電話も増えましたね。本当にしんどいことがあったとき「いますごくしんどいから話だけ聞いて」って、電話しています。——話を聞いてもらうだけでも、気持ちがラクになれたりします。でも、自分のそういう弱いところをうまく人に見せられない人もいるかも……。高畑さんはそうではないですか?高畑:もともとはそうだったかもしれません。昔からずっと、人に相談をされることが多くて。「どうしたらいいと思う?」みたいな連絡もしょっちゅうくるし、話を聞くのも苦になりません。そうやって相談されることは多くても、自分のストレスには意外と鈍感でした。でも最近はようやく「私、今すごく疲れてるっぽい」「かなりしんどい時期だ」って、気づけるようになってきたんです。そうしたら、周りにも「だから話を聞いてほしい」とか「助けてくれない?」って、言えるようになってきた。聞くばっかりじゃなくて、話すことができるようになってきたんです。——自分のSOSサインに気づけるようになったのは、すばらしいことですね。高畑:だから最近は、どんどん自分に甘くなってきていますよ。毎日「頑張ってる私、超偉い」って(笑)。前までは「みんな頑張ってるから頑張るのは当然だ」などと思っていましたが、いまは「でもやっぱり、頑張ってる時点で偉いな?」って。自分を認めることがあまり得意じゃなかったけれど、いまみたいに自分を甘やかすほうが毎日楽しい。昔を振り返ると、頑張りすぎてストレスを溜めていることに気づけていなかった自分は、結構怖いなって思います。——気分転換のお出かけなどがままならない今こそ、家の中でも手軽にできる「自分褒め」。気持ちが明るくなって、すごくいいなと思います。高畑:人に会う回数が減ったからかもしれないですが、自分に目を向けられるようになれました。「今日は肌の調子がいいな」とか「ここがちょっと成長してる」とか、本当に小さなことなんですけど……。そういう“自分のいいとこ”を見つけて、心の中で褒めてあげられるようになりました。自分に興味が出てきたってことかもしれません。■映画情報『明日の食卓』5月28日(金)全国公開WOWOWオンデマンド、auスマートパスプレミアム、TELASAにて、6月11日(金)より配信開始。配給:KADOKAWA/WOWOW(C)2021「明日の食卓」製作委員会(スタイリスト:Shohei Kashima(W)、ヘアメイク:根本亜沙美/衣装:ビスチェ¥10,000、スカート¥14,000/すべてパブリック トウキョウ(パブリック トウキョウ 渋谷店)、ピアス¥12,000/ユーカリプト(ユーカリプト)、リング(人差し指)¥17,273/ガガン(ガガン)、リング(中指)¥9,000/ソワリー(ソワリー)、その他スタイリスト私物)(取材・文:菅原さくら、撮影:面川雄大、編集:安次富陽子)
2021年05月28日石橋ユウ、10歳。そして、同じ名前の子どもをもつ住む場所も環境も違う3人の母親。それぞれに事情を抱え子育てに奮闘しながらも、息子を心から愛していたはずの3人。ところがある日、ひとりの「ユウ」が、母親に殺されてしまい——。3つの「石橋家」の話から構成される映画『明日の食卓』が、5月28日に公開となります。フリーライターで2児の子どもを育てる石橋留美子は、菅野美穂さん。静岡に住む専業主婦の石橋あすみは、尾野真千子さん。そして、大阪に住むシングルマザー・石橋加奈を、高畑充希さんが演じました。高畑充希さんにインタビューする前後編。今回は、タイトな撮影期間や、加奈という役、そして作品の感想について伺いました。劇中より約1週間で撮り切る、スタッフ全員猛ダッシュの現場——高畑さん演じる加奈は、非正規雇用でいくつもアルバイトを掛け持ちしながら子どもを養うシングルマザーです。脚本を読んで、加奈の印象はいかがでしたか?高畑充希さん(以下、高畑):大阪在住の加奈は、他人の感じがしませんでした。私自身も東大阪の町工場が多い街で育ったし、周りにシングルマザーの方もたくさんいたので、その空気感を懐かしく思いました。——どことなく自分に近く思える加奈という役を、どんなふうに作っていかれたんでしょうか。高畑:現場に行ってみないとわからない感覚が多かったので、息子役の阿久津(慶人)くんや監督と一緒に作っていきました。ただ、現場がかなりタイトで、私のパートは一週間くらいで撮りきったんです。だからいつスイッチを入れたのかわからないうちに始まって、あとは集中を切らすタイミングもないまま終わってしまった印象ですね。本当に怒涛でした(笑)。——あれだけ濃いシーンの数々を、1週間で!高畑:そうなんです。全編通しても1ヶ月かかっていないくらいで撮り終わっていると思うので、スタッフ全員猛ダッシュの短距離走!という感じだったのではないでしょうか。監督の瀬々さんは映画がすごくお好きな方なんですよね。演技指導もほとんどありませんし、ただただモニターをキラキラした目で見つめていて……そのうちモニターを食べちゃうんじゃないかっていうくらい、映画愛のある方(笑)。年に何本も撮っていてお忙しいのに、映画を撮ることにこれだけのエネルギーを注いでいらっしゃる、そのバイタリティに感激しました。——高畑さんも、そのすごい世界の一員でいらっしゃったんですね。高畑:撮影が終わったときにはいろんなものを吸い取られた感じがあって、抜け殻でした。私のパートがトップバッターだったので、スタッフの方々はこれから菅野さんパートと尾野さんパートであと2回猛ダッシュの撮影があることを考えると、本当に身体に気をつけてほしいなと思いましたね。現代の子育てを取り巻く、息苦しい空気——菅野さん演じる留美子は、やんちゃ盛りの兄弟を育てながら、多忙なフリーライターの仕事に復帰。尾野さん演じるあすみは、優等生の息子と年下の夫に囲まれ、何不自由ない暮らしをしています。高畑さんが演じた加奈も含め、ご自身は、どの母親役に一番近いと感じましたか?高畑:どうでしょう……。私は加奈ほど一生懸命な人間ではないし、あすみほど周りに委ねる女性でもないから、留美子が近いのかな。でも、子どもを持ったらどうなるかはわからないですよね。——どの母親も幸せに暮らしていたはずなのに、ほんの少しのズレから徐々に生活が崩れ、子どもにいら立ちを向ける場面がありますよね。そして、母親の誰かが「ユウ」を手にかけてしまう……。高畑:「ユウ」を殺したのは一体誰なのかという、サスペンス的な要素もある作品ですよね。台本の時点で、瀬々さんとは「加奈が一番そういうことをしなさそうな役だよね」という共通認識がありました。そういう人柄であるけれど、同時に加奈も犯人の候補の一人として、子どもに対してボルテージを上げていかなきゃいけないから、そこの演技はとても難しかったです。虐待をする親の気持ちはわからないけれど……多分わーっと手を上げるというより静かに首を絞めるような、じわじわと他の退路が断たれてしまうような感覚なのかなと感じました。——物語が進むにつれ、留美子やあすみの夫が育児に参加していない姿や、男性なりの生きづらさを抱える様子も描かれます。高畑:私はシングルマザーの役なので、撮影中はあまりそういうことを感じなかったですね。でも完成した作品を観ると、男性の育児の不参加も、きっと監督が描きたかったテーマのひとつなんだろうなと感じました。子どもは男女二人から生まれるのに、育児は母親がメインで父親はそれを「手伝う」っていう感覚も、いまだに根強いですよね。私は、父親でも子育てに参加するのは当たり前だと思うのですが……。私の母について振り返っても感じることですが、女性は子どもとの関係が真っ直ぐで濃くなりがちだと思います。それに比べると男性は、「社会の中でどこに位置しているか」「使い物になっているか」みたいな、外からの目線を気にしがちな気がする。それゆえ、子育てや家庭の優先順位が低くなってしまう人も少なくないだろうなと思います。■映画情報『明日の食卓』5月28日(金)全国公開WOWOWオンデマンド、auスマートパスプレミアム、TELASAにて、6月11日(金)より配信開始。配給:KADOKAWA/WOWOW(C)2021「明日の食卓」製作委員会(スタイリスト:Shohei Kashima(W)、ヘアメイク:根本亜沙美/衣装:ビスチェ¥10,000、スカート¥14,000/すべてパブリック トウキョウ(パブリック トウキョウ 渋谷店)、ピアス¥12,000/ユーカリプト(ユーカリプト)、リング(人差し指)¥17,273/ガガン(ガガン)、リング(中指)¥9,000/ソワリー(ソワリー)、その他スタイリスト私物)(取材・文:菅原さくら、撮影:面川雄大、編集:安次富陽子)
2021年05月27日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子が“母”を演じ、子を持つ親なら誰もが直面するであろう問題をリアルに描いた映画『明日の食卓』が、明日5月28日(金)より公開。この度、本作に大島優子が同じく“母”として出演していることが明らかになった。コミカルな演技が話題のドラマ「ネメシス」や、連続テレビ小説「スカーレット」などに出演した大島さんが本作で演じるのは、物語の重要なキーマンとして登場する“第4の母”耀子。大島さんはほぼノーメイクで熱演した。瀬々敬久監督作品へは今回が初となる大島さん。「瀬々監督の作品に参加できる喜び、そしてかつてない緊張感を味わいながらの刺激的な現場でした。三者三様で描かれた母の存在が圧巻で、苦しくなるほどでした。そして“第四の母”として重要な役どころで参加させていただき、とても嬉しかったです」と撮影をふり返っている。また、瀬々監督は「スカーレット」から大島さんに注目していたそう。本作での大島さんについて「後半の物語のカギを握る重要な役どころです。ただ出番はほんのわずか。それでも引き受けて頂けただけで感謝でしたが、現場はもっとスゴかった。あの山本キッドの伝説の1ラウンド4秒KOかのように、僅か数時間の撮影の中で記憶に残る名シーンを演じてくれました。ただ、もしダメだったら映画の成否に関わるような重要なシーンです。それを一気にテンションの高い芝居で上り詰め、風のように去って行った。まるで新しい伝説に立ち会えたような瞬間でした。大島優子、天晴れ!です」と絶賛している。『明日の食卓』は5月28日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月27日女優の大島優子が、映画『明日の食卓』(5月28日公開)に出演することが27日、明らかになった。作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。この度、追加キャストとしていま様々な作品で注目を浴びる実力派女優の大島優子が本作で物語のカギを握る“第4の母”耀子役で出演することが明らかになった。本作では耀子役をほぼノーメイクで熱演している。○大島優子 コメント瀬々監督の作品に参加できる喜び、 そしてかつてない緊張感を味わいながらの刺激的な現場でした。三者三様で描かれた母の存在が圧巻で、苦しくなるほどでした。そして“第四の母”として重要な役どころで参加させていただき、とても嬉しかったです。○瀬々敬久監督 コメント大島優子さんは朝ドラ『スカーレット』から俄然注目していました。身体の動きがしなやかで華があり、それでいて良きバランスで物語を支えているのが、なんだかスゲエなと、思ってました。今回も、後半の物語のカギを握る重要な役どころです。ただ出番はほんのわずか。それでも引き受けて頂けただけで感謝でしたが、現場はもっとスゴかった。あの山本キッドの伝説の1ラウンド4秒KOかのように、僅か数時間の撮影の中で記憶に残る名シーンを演じてくれました。ただ、もしダメだったら映画の成否に関わるような重要なシーンです。それを一気にテンションの高い芝居で上り詰め、風のように去って行った。まるで新しい伝説に立ち会えたような瞬間でした。大島優子、天晴れ!です。
2021年05月27日女優の菅野美穂が主演を務める、映画『明日の食卓』(5月28日公開)の特別映像が26日に公開された。作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。解禁されたのは、母親役を演じた菅野美穂・高畑充希・尾野真千子3人の女優のインタビューとメイキング映像・本編映像が折り重なった特別映像「3人の女優 渾身のキャラクター編」。豪華女優陣がそれぞれ演じた母親を語り、その舞台裏も明かされている。菅野美穂が「必死な人」と評する留美子は、復帰したばかりの仕事に育児にと、必死にパワフルに向き合っており、今回解禁された映像でもとにかく一生懸命な姿が印象的。その一生懸命さに、自らも子育てに向き合う菅野自身も「育児をしている立場だと、どういうところに息が詰まって、どういうところに自分の喜びを感じるのか、というのが想像しやすく、すごく共感するところが沢山ある役でした」と語る。息子のために、雨が降ろうと自転車を漕いで仕事に向かい、健気に頑張る姿が印象的な加奈を「学はないけど、頭は悪くない人」と分析する高畑充希。「しっかりしているし、計画的だし、頑張れるし、理性も効くし、できた人だな、と思います」と話すように、辛い顔を見せずに笑顔で頑張る姿が母としての責任感の強さを引き立てつつ、一方で孤独感も象徴している。「すごく難しかった」と尾野真千子が語るのは、何不自由なく幸せを手に入れていると思いきや、徐々にその幸せが崩れていってしまう・あすみ。難役に挑戦した尾野は「正解のことをやっているつもりだったのですが、子供目線のト書きとかを見ていると、“ダメなんだ”って、色々なことを気づかされる役、に感じました」と、自身の演技を振り返った。
2021年05月26日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子が、同じ“石橋ユウ”という名前の小学5年生の息子を育てる母たちを演じる映画『明日の食卓』より、3人の役どころを紹介する特別映像「3人の女優 渾身のキャラクター編」が到着した。今回の映像では、本編映像に加えて、菅野さん、高畑さん、尾野さんの3人のインタビューとメイキングも収録。そして本編からは、母親たちが葛藤する姿も新たに公開されている。菅野さん演じるフリーライターの留美子は、復帰したばかりの仕事や、やんちゃ盛りの息子たちの育児と、とにかく必死。映像では、パワフルに向き合っている様子が映し出されており、演じた菅野さんは「必死な人」とそのキャラクターについて説明。そして「育児をしている立場だと、どういうところに息が詰まって、どういうところに自分の喜びを感じるのか、というのが想像しやすく、すごく共感するところが沢山ある役でした」と語る。また、息子のために健気に頑張る姿が印象的な、シングルマザーの加奈を演じたのは、高畑さん。「学はないけど、頭は悪くない人」と分析する高畑さんは、「できた人だな、と思います」と印象明かす。辛い顔を見せずに、笑顔で頑張る姿が母としての責任感の強さを引き立てつつ、一方で孤独感も象徴している。最後に、専業主婦のあすみを演じた尾野さんは「すごく難しかった」とふり返り、「正解のことをやっているつもりだったのですが、子供目線のト書きとかを見ていると、“ダメなんだ”って、色々なことを気づかされる役、に感じました」と語っている。『明日の食卓』は5月28日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月26日元アナの石垣のりこ議員(本人HPより)5月17日発売の『週刊ポスト』で不倫疑惑が報じられた立憲民主党の石垣のりこ参議院議員(46)と著述家の菅野完(すがの・たもつ)氏(46)。『週刊女性』の取材により、2人の交際当時、菅野氏が既婚者であったことが判明。疑惑は真実となった。また、昨年秋頃に石垣事務所内で交わされた、不倫が当選後も続いていた事実を隠ぺいする内部音声も入手。その内実を明らかにする──。■強制わいせつ未遂で書類送検された過去を持つ菅野氏エフエム仙台のアナウンサーを経て、2019年の参議院選挙で宮城県から初当選を果たした石垣議員。「野党第一党は、政権批判こそが職責です」過去にSNSでそう語っていた彼女は、立憲民主党内でも屈指の政権批判の急先鋒だ。「選挙の際、石垣議員は擁立した立憲民主党のほか、国民民主党、共産党などからも支持を得て、野党共闘の旗印として当選を果たしました。安倍晋三前首相が辞任した際には、ツイッターで“大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物”などと揶揄(やゆ)して炎上。その後も、度々失言を繰り返すなど、“お騒がせ議員”としても知られています」(政治ジャーナリスト)一方、石垣議員との不貞関係が疑われている菅野氏はどんな人物なのか。「著書『日本会議の研究』は12万部のベストセラー。2017年に起きた森友学園騒動では、当時の籠池理事長夫妻に取材を行い、一躍、脚光を浴びました。過去にアメリカで暮らしていたときには、交際していた日本人女性に暴行を加えて逮捕状が出されたことも報じられており、日本で逃亡生活を続けていると本人も認めていました」(同)国内でも、2019年に支援者の女性への強制わいせつ未遂で書類送検されたことがあるが、不起訴となっている。そんな2人の不貞行為を訴えているのが、石垣議員の元夫(45)だ。■石垣議員は菅野氏との関係を周囲に隠していた訴状によると、〈元夫と石垣議員が結婚したのは2009年。同年に長女も生まれたが、2014年に離婚し、別居していた。その後、2016年には再び同居を開始。内縁関係を築いた〉という。石垣議員と菅野氏が“不貞関係”を結ぶようになったのは2018年の12月ごろ。〈2019年の選挙期間中に元夫は2人の関係を疑い、石垣を問いただしたが、否定。しかしすぐに不貞の事実は明らかになる〉当時、元夫と石垣議員は共有のパソコンを使用しており、LINEの会話も閲覧できる状態にあったため、菅野氏との密会の様子も確認できたものと思われる。だが、かねてより選挙協力を求められていた元夫は、選挙が佳境に入っていたこともあり、大切な時期に騒ぎを起こすようなことはできないと考え、家族として協力せざるをえなかったという。「実は石垣議員は数年前から菅野さんの発行する月刊誌や有料メルマガの会員で、都内で行われるサロンにも、仙台から頻繁に通っていました。石垣議員が選挙に出馬すると決まったときも、菅野さんに相談していたようです」(石垣議員の元支援者)石垣議員は菅野氏との関係を周囲に隠していたようだ。元夫側の陳述書には、2人と家族ぐるみの付き合いのある友人から、「のり子さんが選挙に出馬したときには、周囲の人に投票を呼びかける協力をしました。2人が夫婦ではなく、のり子さんに別の相手がいると知っていたら、協力しなかった」「今は子育てを放棄していると言ってよい状態にありながら、周囲にはシングルマザーとして子どもを1人で育てているようなそぶりでいる現状に憤りを覚えます」(一部抜粋)などと陳述されている。■内縁関係を否定し、不貞関係はなかったと主張さらに元夫は準備書面でも、〈2人は2018年12月にはいわゆる男女関係をもち交際を始めた〉〈東京や仙台で逢瀬を重ねていた〉と主張。これに対して、石垣議員は準備書面で、〈元夫とは子どもの養育において協力するという関係で、内縁関係にはない〉〈元夫が泊まりにくることはあったが住民票も別で、同居した事実はなく、肉体関係も無かった〉〈再婚の意志はないと度々告げており、選挙時の会見でも離婚していた旨は述べた〉などと内縁関係を否定し、不貞関係はなかったと主張している。その一方で、菅野氏との関係性については、〈2018年12月頃に一時(菅野氏と)交際していたことは認めるが、その後も交際が継続しているという点においては否認する〉〈出馬を決定した頃には関係が終了しており、選挙では菅野氏が人脈を有していたことから助言を得ていた〉と交際を認めた。石垣議員が婚姻関係を否定している以上、内縁関係を証明することは難しく、菅野氏との交際は問題ないのではないかと思われた。しかし、2人は確かに、不倫をしていた。実は、菅野氏には交際当時、妻がいたのだ。菅野氏の準備書面によると、〈妻と離婚したのは2019年10月26日〉となっている。つまり、石垣議員との交際当時である2018年は離婚前で、不倫を自ら認めたのだ。■妻帯者だった菅野氏との交際は選挙後も続いていたさらに、石垣氏と菅野氏を知る人物からはこんな証言も。「菅野さんは2019年に離婚したと言っていますが、ウソじゃないですかね。しかも、石垣さんとの交際は選挙後も続いていましたよ」と両人の発言を全否定しつつ、こう続けた。「2020年秋ごろ、私は菅野さんから、石垣さんと交際をしていて、これから妻と離婚をすること、石垣さんとの今後の関係について相談を受けていました」この人物は石垣氏からも相談を受けていて、「菅野さんとの不倫関係、さらには彼が石垣さん以外にも交際する女性が複数いたため、悩んでいました。石垣さんは、菅野さんに対して、“私は愛人になるつもりはありません!”と怒ったこともありました」さらに裁判資料には、菅野氏と元妻は、2020年8月時点で、都内で同居していたことも記載されている。過去の不倫関係が明らかとなった石垣議員と菅野氏。『週刊ポスト』の質問に、石垣議員は、「交際時期は私人」ということで回答を拒んだ。しかし交際が終了していたと主張する当選後にも、石垣議員は菅野氏を私設秘書として登用し、一緒に動画配信を行うなど、親しい様子を披露している。取材を進めると、2人の関係が選挙後も続いていたことを示す内部音声を独占入手した。■石垣議員の私設秘書が交際時期を“改ざん”しようとしていたこの音声は2020年の秋頃に録音された電話の音声で、音声の主は、石垣議員の私設秘書であり、作家活動も行っている横川圭希氏(55)と、石垣議員の支援者だ。当時は、石垣議員が元夫から訴えられた直後で、あわてふためいた様子で、横川氏が支援者に状況を説明している。「石垣のりこと菅野完が、石垣の元夫に訴えられている。選挙の半年くらい前から菅野と付き合っていたLINEのやり取りを、元夫に見られていた」さらに重要な証言が。「菅野が離婚していないと石垣が知ったのは、2020年の6月。石垣はそれまで、不倫だと知らなかった。2人には選挙と同時に別れたことにしてくれと伝えた。そうすれば、交際が明るみになっても、(選挙前の)半年だけだったと言える。ホテルに行くときも、部屋は別々に取っているから大丈夫」準備書面にある石垣議員の、〈菅野氏と選挙前にはすでに別れていた〉という主張とは食い違う。交際が明るみになった場合に備えて、交際時期を“改ざん”しようとしていたのだ。横川氏は『週刊ポスト』の報道後に「(2人の関係は)知らなかった」と支援者向けの動画配信で眉一つ動かさずに語っているが、なかなかの役者である。森友学園を巡る財務省の公文書改ざんを散々批判してきた石垣議員。自身の在職中の不倫は隠ぺいするのだろうか。一連の不倫行為について石垣議員に質問状を送ると、代理人を通じて、「頂戴した質問のほとんどが選挙前の私人のときのことにかんすることで、お答えする事由がありません」と答えた。また菅野氏は、「裁判所に提出した書面に記載した以上の回答はお控えさせていただきます」と代理人を通じて返答。石垣議員の元夫にも取材を申し込んだが、「裁判のことについては、最中でもあるので、資料以外に申し上げることは控えたい」今年は4年ぶりの衆議院選挙を控えており、石垣議員は参議院議員とはいえ、普段以上に慎重な行動が求められる。そんな中での不倫騒動。どうやら、「大事なときに不貞行為を訴えられる危機管理能力のない人物」だったようだ。※さらに近日中に公開予定の続報では、石垣のりこ議員の選挙中に菅野完氏からナンパされて不倫した元カノらとの“3股”交際、石垣議員に浮気がバレた際の「修羅場」などの全内幕を明らかにする。
2021年05月24日女優の菅野美穂が主演を務める、映画『明日の食卓』(5月28日公開)の本編映像が22日に公開された。同作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。公開されたのは、菅野美穂演じるフリーライターの留美子が仕事で徹夜作業をしていたため寝坊してしまい、忙しない朝を迎えるシーン。2人の息子たちの遠足の日で、お弁当を急いで用意する留美子は、ウィンナーとブロッコリーを一緒に茹でたり、卵焼きに失敗してしまい炒り卵にしたりと、焦る気持ちのなか何とか切り抜けようとする。そんな中、兄の悠宇は「なんで起こしてくれなかったんだよ! 早くしてよ」と、留美子に当たり散らかし、さらには下の息子は泣き喚く。“こっちが泣きたい気分……”と思う中、まさかのラスボスとして夫の豊(和田聰宏)が登場。「朝からうるせえなあ」と完全に他人事であるだけではなく、「帰ってきたの、2時だぜ?」と自分の苦労話をする。そんな夫に「こっちは徹夜だったんですけど?」と応戦する留美子だが、軽くあしらわれてしまい、さらには「あー、お茶飲みたい。お茶ないの?」と、“3人目の子ども”のような言葉も飛び出し怒りが止まらない様子。さらに弟を置いて行こうとする、長男・悠宇を必死でなだめるが……。仕事も家庭も両立させようとする母親と、なかなか協力をしてくれない夫と子どもたち。まさしく、“ワンオペ育児”を映し出したシーンは、本作で取り上げられる育児の問題を象徴している。
2021年05月22日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子という豪華女優陣を迎え、数々の受賞歴のある椰月美智子の同名小説を原作に瀬々敬久監督が映画化した『明日の食卓』。この度、菅野さん演じるフリーライターの石橋留美子が仕事で徹夜作業をしていたため寝坊してしまい、忙しない朝を迎えるシーンの本編映像が解禁となった。解禁された本編映像では、2人の息子たちの遠足の日で、徹夜明けながらお弁当を急いで用意する留美子の姿が…。ウィンナーとブロッコリーを一緒に茹でたり、卵焼きに失敗してしまい、炒り卵にしたりと、焦る気持ちのなか何とか切り抜けようとする。そんな中、兄の悠宇(ゆう)は「なんで起こしてくれなかったんだよ!早くしてよ」と、留美子に当たり散らかし、さらには下の息子は泣き喚く。“こっちが泣きたい気分…”と思う中、まさかの夫の豊(和田聰宏)が登場。「朝からうるせえなあ」と完全に他人事であるだけではなく、「帰ってきたの、2時だぜ?」と愚痴る。そんな夫に「こっちは徹夜だったんですけど?」と応戦する留美子だが、それも軽くあしらわれてしまう。さらには、「あー、お茶飲みたい。お茶ないの?」と、“3人目の子ども”のような言葉も飛び出し、留美子も怒りが止まらない様子。そして、弟を置いて行こうとする長男・悠宇を必死でなだめるが…。仕事も育児もちゃんとやろうとする母親・留美子と、父親として協力する気もない夫。まさしく、“ワンオペ育児”を映し出したシーンは、本作で取り上げる育児の問題を象徴している。『明日の食卓』は5月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月22日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子が母を演じる瀬々敬久監督映画『明日の食卓』から、親子のスーパーでの買い物シーンを切り取った本編映像が到着した。子を持つ親なら誰もが直面するであろう問題をリアルに描写した本作。今回到着した映像では、菅野さん演じるフリーライターの留美子が、スーパーでケンカを始める息子たちを必死になだめようとするシーンから始まる、どこかで見たことのある親子の日常が映し出される。息子たちはカートでほかの買い物客にぶつかってしまい、弟を叩く兄・悠宇を捕まえてゲンコツを落とす留美子。その様子に虐待を疑っているような訝しい視線を送る買い物客に思わず頭を下げてしまう。そして帰宅した留美子は、この様子を大人気の子育てブログ「鬼ハハ&アホ男児Diary」に書き留めるのだった。そんなブログこそが、本作で描かれる3つの石橋家を繋ぐ重要な架け橋になっている。先日行われた完成報告会でもそんなゲンコツシーンの話題になり、菅野さんから「最後に一発入ってしまって…。(外川が)“え…”となって目もウルウルしてきて」と撮影時をふり返っていた。『明日の食卓』は5月28日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月16日女優の菅野美穂が、18日から放送されるロッテ「キシリトールガム」新CM「キシリトール フィンランド」編に出演する。今回のCMでは、菅野がキシリトールのブランドカラーをイメージした緑のワンピース姿で登場。フィンランドでキシリトールを研究する教授から、フィンランドの家庭や保育園で食後に毎回食べるキシリトール習慣を教えてもらい、「知らなかった!」と驚く姿が撮影されている。CM撮影中は、なかなかベストなポーズが決まらず悩むカメラマンに、「とりあえず……色々やってみます!」と菅野自らポーズを提案。爽やかな笑顔で、首を傾げたり、手を前に組んだりと様々ポーズを見せると、「最高!」「良いですね~!」「かわいい!」とスタッフから大絶賛の声が上がった。また、撮影後のインタビューでは、「その歯と100年。キシリトール。」というブランドコンセプトにかけて、「私、乳歯が一本残ってまして、『60歳までもったら良いね』って歯医者さんに子供の頃言われたことがあるのですけど、100歳まで使えるように今手入れしています。この先100年だと140歳になってしまうので、それはちょっとおかしいなっていう感じですけど(笑)、その歯と100年ということで言うなら、一本残っている乳歯と100歳までやっていけたらなと思います」と菅野ならではのエピソードも明かした。
2021年05月12日4月23日、元AKB48の前田敦子さん(29)が勝地涼さん(34)との離婚を発表しました。かねてより離婚協議や別居報道の話は広まっていましたから、満を持ししてといった感じでしょう。もともと交際4カ月でのスピード婚&できちゃった婚であったことや、前田さんの情緒的な性格や勝地さんの飲み歩き癖など、多くの離婚原因につながる要素があった2人。結婚後は夫婦喧嘩をスクープされながらも、2年ほどでピリオドが打たれたことになります。今年の1月には長年所属した事務所を独立し、フリーとなった前田さん。親権も前田さんということで、今後は仕事にも前向きに取り組むことが各種メディアのインタビューでも明らかとなっています。どちらかと言えばプライベートを明かしてこなかった(その代わりたくさんスクープされていた)前田さん。今後は子育てや仕事のことなど、「何でもやります!」なスタンスに切り替えているといった話も出ています。そこで気になるのが“プライベートを出したことで、逆に好感度が下がってしまわないか”という点です。■プライベートを出して好感度が下がるケース上がるケースとは前田さんと聞いて多くの人がイメージするのが、おそらく我の強さであったり情緒不安定な部分でしょう。それ自体は個性とも言えますから、否定すべきことではありません。ただ今後プライベートを発信するママタレとして活動していく中では、先輩ママタレ&女優の皆さんを例にしてみると、アダとなる可能性もある気がします。たとえば、以前はママタレの代名詞的存在でもあった小倉優子さん(37)です。18年に再婚した男性との不仲説が出た際に報道では「真摯に向き合う」と反省をしつつも、頑なにいつもどおりのプライベートを発信。その姿(でも夫の存在感はない)が、逆に怖さを覚えるといったリアクションにつながりました。現在もママタレとして積極的に発信しているゆうこりんですが、一時のママタレとしての勢いは落ち着きをみせています。我の強さは1つの個性。しかし我が道を行く感じが明るくポジティブに受け止められるようでないと、ママタレといった立ち位置の場合だとどうしても「元国民的アイドルを引きずっている」といった偏見も抱かれやすい部分はあります。逆に最近は女優としてだけでなくママとしての発言も積極的にすることで存在感を示しているのが、女優の菅野美穂さん(43)です。主演映画「明日の食卓」(瀬々敬久監督、28日公開)の完成報告会では、育児の大変さや母としての当たり前に苦しんでいる姿を告白。「女優でも同じ苦労があるんだ」「分かる」といった共感を呼んでいました。子育てエピソードの中には、「いつも怒っている」といったネガティブなものも含まれています。しかしもともと女優というプライベートを明かさない立場からのギャップ、そして共感ポイントがすべて良い方向に働いていケースと言えるでしょう。■番号変更で人間関係をリセット、その賛否ちなみに前田さんが先日にお昼の情報番組でゲスト出演したのですが、その際に早くも我道を行くエピソードが披露されて裏目に出ている気もしました。番組で、共演した元AKBの48の高橋みなみさん(30)がこう語っていたのです。「突然、すべての連絡先を変える。突然、LINEも電話もできなくなって、アレレレーって。ふと会えるときに『あれ、変えた?』って聞くと『変えたの、交換しよう』って言って、そこからまた始まる」いっぽう、前田さんは携帯を変えるタイミングで全部ゼロにしてスタートさせるスタンスであることを告白。「何か、こう。また戻ってきてくれる人は関係が永遠に続いていくなと思っていて」と説明しました。これに対して「自分第一主義」とか「周りを振り回すタイプ」といった声もあるようです。しかし筆者は常に周りを戻ってくるかどうか試し続けないと相手を信頼できないのも、なんだか悲しい性分だなと思ってしまいました。その人が自分の人生に必要ではないと感じるのなら、関係を整理すればいい。本来は番号変更という強制力を働かせなくとも、その権利は誰にでもあるはずなのに……とも思うのです。それは、アイドルという異質な世界にいたからこそのスタンスかもしれません。ただ個人的には好感度が上がる要素があんまりないのが、今後のママタレとしての雲行きの怪しさを覚えなくもないのでした。こういった独特なエピソードが今後も出るたびに批判されるのか、我が道を行くキャラが確立されていくのかは定かではありません。一般的に離婚というイベントを経験した女性は「前に前に進もうとしてエネルギッシュになるタイプ」と「傷を引きずってマイナススタートから抜け出せないタイプ」の2つに分かれると言われます。情緒不安定なイメージの強かった前田さんがママとなり、積極的な活動をしていく。それによって今後の立ち位置が、国民的アイドルからどう変化していくのか注目です。(文:おおしまりえ)
2021年05月08日映画『明日の食卓』の完成報告会が5月5日よみうりホールにて行われ、主演の菅野美穂をはじめ高畑充希、尾野真千子、柴崎楓雅、外川燎、阿久津慶人、瀬々敬久監督が登壇した。椰月美智子の2016年に出版された同名小説を原作とした本作は、子を持つ親なら誰もが直面するであろう問題をリアルに描いたエンタテインメント作品。今回イベントに参加した菅野さん、高畑さん、尾野さんは母親を演じ、外川さん、阿久津さん、柴崎さんは、彼女たちの息子役をそれぞれ演じている。フリーライターで2人の息子を育てる留美子を演じた菅野さんは、実生活でも2児の母であり「子供が生まれ、今回母親役をいただき、原作を読んで“これは世の中のすべてのお母さんが自分を重ねる役だ!”と思った」と出演は即決だったようで、「コロナ禍となり、緊急事態宣言もあって子供と向き合う時間を経ての撮影だったので、運命的なタイミングでの出会いだと思いました」と今回のオファーをふり返る。そんな留美子の息子・悠宇を演じた外川さんは「いつも怒ってばかりの怖いお母さんでしたが、撮影後にはフォローしてくれたり、明るく接してくれたり、とてもいい人でした」と菅野さんについて話すも、菅野さんは「私に言わされているみたいな感じになっている」と苦笑い。またゲンコツをする場面の撮影をふり返り「最後に一発入ってしまって…。(外川が)“え…”となって目もウルウルしてきて」と菅野さんが明かすと、外川さんも「痛かったです!」と告白した。一方、若くして母となり、シングルマザーとして働きづめの中、息子を育てる加奈を演じた高畑さんは「大阪の町工場で働いている設定で、私自身も東大阪育ち。ロケ地の土地や空気の懐かしさがかつて住んでいたところとリンクした」と話し、息子・勇役の阿久津さんは「僕は関西弁がド素人で、それを現場で練習していたら、高畑さんが一緒に練習をしてくれました」と感謝。そして、年下の夫と優等生の息子に囲まれ、一見なに不自由なく幸せを手に入れているように見えるあすみ役の尾野さんは「私の役は悪い要素がてんこ盛り」と役柄を説明しながら「でも現実のお母さんの方がもっと辛いんだと言い聞かせて前向きに演じました」とハードな熱演だった様子。一方で息子・優役の柴崎さんから「撮影外の時間で尾野さんが全力でトランプで遊んでくれたので、毎日楽しく過ごすことができました」とエピソードが語られ、「100点!」と尾野さんは愛息子のコメント力に太鼓判を押す場面も。そんな親子3組が揃った今回のイベントだが、映画の構成上、女優陣の共演シーンは皆無だという。菅野さんは「お二人のお母さんとしての姿が素晴らしくて引き込まれた」と感想を語り、高畑さんも「お二人のシーンにはすごい瞬間も多く、のめり込んで見ていました」、尾野さんも「お二人がどのようなことをしていたのかを聞いていたので、私は私らしい家族をお届けできればというプレッシャーとワクワクした感情で撮影に臨みました。そして本編を見て、それぞれの大変さを目の当たりにして感動しました」と完成作を観た印象を明かした。さらに最後に菅野さんは「コロナ禍で物語が人を励ます力を改めて感じているので、できることならば無事に公開日を迎え、世のお母さんたちには旦那さんを誘って映画館に行ってもらいたいです」とアピールし、瀬々監督は「壊れそうな状況で希望と再生に向かう三組の家族を描いています。お母さんの目線から見た物語だけれど、同時に上手くいかない時点でどうしていこうか?という物語でもある。女性はもとより、かつて子供だったすべての人に観ていただきたい」と力を込めた。『明日の食卓』は5月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月06日映画『明日の食卓』(5月28日公開)の完成報告会が行われ、菅野美穂、高畑充希、尾野真千子、柴崎楓雅(子役)、外川燎(子役)、阿久津慶人(子役)、瀬々敬久監督が登場した。同作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。10年ぶりの主演となった菅野は「もうそんなに経ってしまったんだ、10個年をとったんだ、という気がしたんですが、その間に私も子供が生まれて、母親の役をいただきまして、原作も読ませていただいて、これはもう本当に世の中のお母さんみんな自分を重ねてしまう役だなと思いました」と心境を明かす。息子を演じた外川は「いつも怒ってばっかりの怖いお母さんの役なんですけど、でも撮影が終わった後フォローしてくれたり明るく話しかけたりしてくれて、とても優しい人でした」と菅野について表し、菅野は「言わされてるみたいな感じでしたけど」と笑いを誘う。「時間が限られた撮影で、なかなかうまくいかなくてどうしようとなっていたところに、ゲンコツをする振りだったんですけど、最後の1回だけ入っちゃって。目がうるうるしてて、悪かったなと思って……」と謝罪すると、外川は「痛かったです」と苦笑していた。2人の子供を育てる菅野は「以前は子供さんと歩いてらっしゃる親子の姿を見ると、微笑ましいなと思っていたんですが、今は『違う、1日の中のほんのわずかなほのぼのしてる時間なんだ』と。こんなに命を育むのが大変なのに出来て当たり前みたいに思われて、『子供が生まれたんだから当然でしょう』と、こんなに大変でこんなにすごいことをしてるのに誰にも何も褒められないってなんてひどいんだ、辛いな」と実感しているという。菅野は実際に「一昨日、洗い物をしてたらダイニングテーブルの上がボンドで真っ白になってて……『なんでこんなちょっとした隙間にこんなにひどいことになるの!』と。掃除にすごい時間かかるじゃないですか。このつらさ!? 涙目になりながらウェットティッシュを水に浸してきれいに拭き取って、次、乾いたやつで」とエピソードを披露。「手の届くところに置いた私が悪いという気持ちと、私『今、世界で一番不幸』って気持ちと、その両方です」と語った。高畑も「私はシングルマザーの役だったので元々夫がいない状態での子育てという撮影だったんですが、映画全体を見て男性が子育てにいないことって結構多いんだろうな、と。男性が本当の意味で参加するって難しいんだろうな。全国のパパに見て欲しいと思いました」とアピールする。作品に出てくる男性陣について「どうしようもない」とバッサリ切っていた。
2021年05月05日女優の菅野美穂が主演を務める、映画『明日の食卓』(今春公開)の場面写真が19日に公開された。同作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。このたび解禁された場面写真では“3人の母親”たちが母親、そして女性として三者三様に懸命に生きる姿が切り取られている。2人の息子を持つ留美子は、慌しい朝に息子たちを学校へと送り出し、母親らしい姿を見せる一方、息子である悠宇は暗い部屋で耳を閉し何かに怯えているようで、この一家に降りかかる問題を予感させる。また生活費を切り詰め懸命に暮らすシングルマザーである加奈が、息子に真剣な表情で向き合い、そして小さな体で息子をしっかりと抱きしめる姿からは、2人の温かくも厳しいリアルな日常が伝わってくる。さらに一見優雅な暮らしを送るように見えるあすみだが、息子・優を不安げな表情で見つめ、一人呆然と立ち尽くす姿も写し出されており、降りかかる事件を予感させる。自分なりに注いできたつもりの愛情も、子供たちには思うように届かない。ワンオペ育児や困窮するシングルマザー、世の母親たちを取り巻く環境は過酷で「こんなはずじゃなかった」と理想と現実の狭間で揺れ、息子への愛と憎しみを行ったり来たりする母親たちと、そんな母親の感情を複雑な気持ちで受けとめる息子たちとの間で、思いはすれ違っていく。決して他人事ではないリアルな現実を感じさせる場面がとらえられた。
2021年04月19日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子が母親たちを演じ、椰月美智子の2016年出版の同名小説を原作に瀬々敬久監督が映画化した『明日の食卓』。この度、三者三様の“母親”像に注目の場面写真が解禁された。神奈川県在住の仕事復帰を目指す43歳のフリーライターの石橋留美子(菅野美穂)、大阪府在住の30歳のシングルマザーで息子を愛情深く育てながら懸命に生きる石橋加奈(高畑充希)、静岡県で優しい夫と自慢の優等生の息子に囲まれ幸せそうに暮らす36歳の専業主婦の石橋あすみ(尾野真千子)、同じ「ユウ」という名前の小学5年生の10歳の息子を育てる“3人の母親”たちの三者三様に懸命に生きる姿が切り取られている。2人の息子を持つ留美子は、慌しい朝に息子たちを学校へと送り出す一方、息子である悠宇は暗い部屋で耳を閉し何かに怯えているようで、この一家に降りかかる問題を予感させる。また、生活費を切り詰めながら懸命に暮らす加奈が、息子に真剣な表情で向き合い、そして小さな体で息子をしっかりと抱きしめる姿からは、2人の温かくも厳しい日常が伝わってくる。さらに一見優雅な暮らしを送るように見えるあすみだが、息子・優を不安げな表情で見つめ、さらには1人呆然と立ち尽くす姿も写し出されており、果たして彼女に何が起こるのか…降りかかる事件を予感させる。ワンオペ育児や困窮するシングルマザーなど、「こんなはずじゃなかった」と理想と現実の狭間で揺れ、息子への愛憎を行ったり来たりする母親たち。そんな母親の機微を感じとる息子たちとの間で、すれ違っていく思い…。それぞれの母親の姿は、どこか「見たことがある」ようで決して他人事ではないリアルさを感じさせることだろう。『明日の食卓』は5月28日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。6月11日(金)よりWOWOWオンデマンド、auスマートパスプレミアム、TELASAにて配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年04月19日子を持つ親なら誰もが直面するであろう問題を社会派エンタテインメントの旗手、瀬々敬久監督が映画化した『明日の食卓』が5月28日(金)に劇場公開。この度、その2週間後の6月11日(金)より配信されることが決定した。10年ぶりの映画主演となる菅野美穂、ドラマ「にじいろカルテ」も話題となった高畑充希、『茜色に焼かれる』の公開を控える尾野真千子が母親を演じ、母と子の壮絶なドラマを描いた本作。今回本作の配信が決定した配信プラットフォームは、今年1月から提供開始となった「WOWOWオンデマンド」や、「auスマートパスプレミアム」、「TELASA」の3つ。これにて、映画館だけでなく、場所を選ばずどこでも鑑賞が可能となる。瀬々監督は本作の原作について「語り口はミステリー的でありながら、その中で描かれていることは極めて家庭的な話」と言い、「一見よくできた親子関係で、互いが互いを思い合っているようでも、母親も息子も実は相手の本当の姿が見えていなかったりする。微細な感情の流れからボタンの掛け違いが起こってしまうところに興味を引かれました」と語る。また「女性の働き方、貧困、親子関係など、今の日本社会が抱える重要なテーマが随所に散りばめられているので、これは現代日本の縮図を描いた映画でもあるんです」と説明。すでに行われているマスコミ試写では、特に女性たちに高い共感を得ている。『明日の食卓』は5月28日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。6月11日(金)よりWOWOWオンデマンド、auスマートパスプレミアム、TELASAにて配信。(cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年04月15日