世界的巨匠ウェイン・ワン監督が手がける初の日本映画『女が眠る時』の初日舞台あいさつが2月27日に、東京・有楽町の丸の内TOEIで行われ、ワン監督をはじめ、主演のビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリが登壇した。『女が眠る時』舞台あいさつ/その他の写真スペイン人作家ハビエル・マリアスの短編小説を基に、ある年の離れたカップル(ビートたけしと忽那)の艶めかしい人間模様と、それを覗きながら狂気の領域に陥っていく小説家(西島)の姿を描いた異色のミステリー映画。今月開催された第66回ベルリン映画祭パノラマ部門に正式出品され、ワン監督、西島、忽那が出席。この日は現地入りが実現しなかったたけしに、映画祭公式のテディベア、シカのオブジェなど3人が選んだ“ベルリン土産”が贈られた。西島が「現地ではとにかく“北野人気”がすごく、公式上映も熱気を帯びていた」と報告すると、たけしは「本当にありがたい。ベルリンにはよく誘われるけど、どういうわけかスケジュールが合わなくて。今年も山梨のラドン温泉で営業があって」と笑いを交えながら、不参加を悔やんでいた。「観終わった後、頭の中で知性と感受性が戦うような映画。今の日本映画界はあまりにエンターテインメント重視で、観客に考えさせない遊園地みたいな映画ばかりだから」とアピールするたけしは、さらに「ワン監督には『よくぞ作ってくれた』とお礼を言いたい。それに引き替え、『アウトレイジ』をやってる自分が恥ずかしい」と自虐コメントも忘れず、会場を笑いに包んだ。そんな発言に、ワン監督も「作った私でさえ、観るたびに新しい解釈や答えが見えてくる」とうなずき、「ハッキリ言えるのは、ひと夏で2つの愛が失われたということだけ。明確な答えは用意していないので、感性を信じ、ご覧になる皆さんなりの答えを見つけてください」と観客にメッセージをおくった。『女が眠る時』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年02月27日ビートたけしが2月27日(土)、自作以外では12年ぶりとなる主演作『女が眠る時』の初日舞台挨拶に登壇し、「最近の日本映画は、あまりにもエンターテインメント重視で、話題になるのはお客さんの数だけ。遊園地のような映画ばかりもてはやされる」と苦言を呈した。東京・有楽町の丸の内TOEIで行われた初日舞台挨拶には、たけしさんをはじめ、共演する西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリ、ウェイン・ワン監督が登壇。ワン監督が自ら日本で撮影することを提案し、初のオール日本人キャストでスペイン人作家ハビエル・マリアスの短編小説を映画化した。スランプに陥った小説家(西島さん)が、滞在したリゾートホテルで初老の男性と若い美女(たけしさんと忽那さん)のカップルに出会い、その異様で妖艶な空気に魅せられる…。解釈の余地を残した結末のミステリーで、たけしさんは「きっとご覧になった皆さんの頭の中で、知性と感受性が戦っているはず。そういう意味では、頭のエンターテインメント。ワン監督にはよくぞ作ってくれたと言いたいし、何時間でも討論できるようなこの作品に、日本映画界が刺激を受けてくれれば」と持論を展開した。このコメントに、西島さんも「皆さん、見終わった後で少しボーっとされていますね。僕もそうでした。ぜひ、気持ちいい夢を見たような余韻を楽しんでもらえれば」とアピール。ワン監督は「映画を作った私自身が、見るたびに新しい解釈や答えを見つける作品。皆さんも、自分の感性を信じ、ご自分なりの答えを見つけてください」と語った。今月には第66回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品され、ワン監督、西島さん、忽那さんが現地入り。この日は3人から、ベルリン行きが叶わなかったたけしさんへのお土産がプレゼントされ、たけしさんはワン監督が選んだシカのオブジェに興味津々だった。『女が眠る時』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年02月27日ビートたけしはこの映画を「妄想と覗きのバームクーヘン」と表現する。西島秀俊は完成した映画で改めて、たけしの演技の凄まじさを目の当たりにし「一からやり直そう」と打ちひしがれたという。そしてウェイン・ワン監督。彼は撮影前にたけしに対しこの映画について「これまであなたが作ってきたヤクザ映画に近い作品です」と告げたという。男たちが『女が眠る時』を語る――。※インタビュー中、作品の解釈などについて、物語の内容に深く触れながら話している箇所がございます。映画を見ていない方はご注意ください。スペイン人作家ハビエル・マリアスの短編小説の舞台を日本に置き換え、『ジョイ・ラック・クラブ』、ベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた『スモーク』など映画ファンを熱狂させてきた巨匠ウェイン・ワンが映画化。処女作以降、ヒットに恵まれない小説家の健二は妻と訪れたリゾートホテルで初老の男・佐原、彼が世話を焼く美しく若い女・美樹と出会う。なぜか2人に興味を持った健二は、彼らから目が離せなくなり、やがて部屋を覗くまでになる。部屋では毎晩、佐原が美樹の眠る姿を撮影し続けていたが…。――何が現実でどこからが妄想なのか?リゾートホテルとその周辺という狭い空間の中で何とも不思議な物語が展開します。最初に脚本を読まれた感想は?西島:最初に読み始めた時は、不思議なカップルを覗き見るというエロティックな物語かと思ったんですが、読み進んでいくうちにだんだんとサスペンスになっていって、急に事件も起きたりして…楽しんで読ませていただきました。たけし:おれは、(佐原は)単なる変態オヤジだなって(笑)。変態オヤジの役に選ばれて嬉しくもあり、哀しくもあり…。――物語はどのように解釈されましたか?たけし:(佐原は)妙な性癖のある変な奴には違いないし、撮影では言われた通りにやったけど、いざ完成した作品を見るといくらでも解釈のしようがあるんだよね。おれが西島くん演じる作家の首に冷たいナイフを当てて「脳は目が覚める一瞬でストーリーを作っちゃうんだ」という内容のことを言うけど、まさにその言葉の通り、この映画で起きているはずの全ては、実は最後のワインバーでのシーンで一瞬で“作られた”ものなんじゃないか?とか。それはそれで面白い解釈だなと自分でも思うけど、正しいとは限らない。見る人によって違うだろうね。ワン監督:原作の小説は哲学的で複雑に入り組んでいて、初老の男の若い女への執着、思惑などを描いてますが、舞台を日本にしたことで、うまく哲学的側面をカットし、より強い内容になったと思います。2人の人物がある“密約”を交わし、それに対する裏切りがあり、裏切り者を始末しなくてはいけなくなる――忠誠心についての映画でもあり、撮影前にたけしさんに「あなたが撮ってきたヤクザ映画と近い」とも伝えたのです。――解釈に関しては人それぞれですが、男性と女性、また既婚者と未婚者などそれぞれの立場で考え方、受け取り方が変わってくるかとも思います。男の女に対する思い込みや妄執も描かれますが、たけしさん、西島さんも女性に対して、ある時ふと「違う生き物だ」という畏怖を感じたり、女性には男性にはない感覚が備わっていると感じることはありますか?たけし:西島くんは結婚は…西島:しました(笑)たけし:え?そうなの?なんだ…言ってくれたら止めたのに(笑)。西島:(笑)たけし:いやぁ、カミさんはすごいですし、女ってのは恐ろしいですよ(苦笑)。あらゆるものを持ってるから。多くの生物は最初、女として誕生し、そこから男に分化するものと、そのまま女として生まれるものとで性別が分かれると言われてて、だから『全ての可能性はメスが握ってる』ということはよく言われる。可能性と要素を持っているのは女で、男はそれに翻弄されると…。西島:さっきの解釈の話にもなりますが、あるスタッフは、僕が演じた作家の妻(小山田サユリ)が全てをコントロールしてたんじゃないかって言ってました。彼女は実は求めていた全てを手に入れてるんじゃないかと。そう考えると怖いですよね…。今回の映画でも、男が女性に翻弄されるってのはありますよね。――女性には本能的に男には装備されていない感覚が備わっていたり…?西島:あるのかもしれません(笑)。男とは全然、違う視点で物事を見ていたり。こっちが命がけでやってることを、全く大したことだと思ってなくてバッサリ斬られて…ということはありますよね(笑)。たけし:翻弄って言うなら今回、我々はワン監督に翻弄されたわけだけど…(笑)。この人、何を考えてるのか?おれは何をしてるのかって、だんだん意味不明になってきたからね。ワン監督:演出ってそれくらいでいいのだと思います(笑)。役者をいつも混乱させたいと思ってます。そうすると、役者は本能に頼るしかなくなりますからね。――健二と佐原に、西島さんとたけしさんをキャスティングした理由を教えてください。また、この2人だからこそ表現しえた部分はどのようなところだと思いますか?ワン監督:長い答えになりそうですが…(笑)、健二も佐原も強い“執着”を持ったキャラクターです。その側面をきちんと見せたいと思っていました。健二は、佐原と美樹を見てその執着心をより強めていく――そのケミストリーがドラマに厚みを与えていきます。西島さんもたけしさんも、役者として強さを持っており、リアルにそこにあればいいし、リアルに感じられないことは演じないというタイプです。映像作家を長くやってきましたが、ハッキリと言えるセオリーは「演じないでくれ。ただキャラクターとしてそこにいてくれ」ということだけですね。西島:健二という役は、現実で起きているいろんなことを見ないことにして生きてる男。佐原がある意味でストレートに愛情を表すことで、健二が日常で見ないようにして隠していることがどんどん暴かれていきます。それは北野さんが持つ資質――みんなが見ないようにしてるものを暴いていくという部分と一致してるんだと思います。――臭いものにふたをするのではなく、暴いていく感じ?西島:あくまで僕のイメージですが、普段から北野さんは執着を持ってないし、これまで演じてきた役も、生にも死にも執着しない。女性に対してもそう。「もう死んでもいい」って感じで。でも今回、初めて愛情に執着し固執するという役を演じられて、これが素晴らしくて…。現場でももちろん勉強になりましたけど、完成した映画を見て「一からやり直そう」って思いました。こういうアート映画に北野さんがいらっしゃるともう全然、勝負になりません。正直、自分にとっては2015年で一番大きい出来事であり、心を入れ替えてやり方を探していかないとって思いで、いろんな意味でインパクトを受けた作品でした。――改めてこの映画、どんな映画かと説明するのが難しい作品ですが…たけし:普段から記者に「この映画で監督は何を言いたいのか?」と聞かれて「そんなの言葉で言えるなら撮らねえよっ」って言うんだけど、この「何が言いたいのか?」という問いを逆手にとって「あなたは何の映画だと思うか?」と問いかける逆襲の映画なんだな。ファストフード店に入ると、店員は「○○はいかがですか?▲▲は…?」ってこっちの意見をハナから無視して圧倒的に与える物を言ってくる。そういうスタンスと正反対にあるんだよね。観客に「こう思って」とか「こう感じて」とは絶対に言わない。あらゆる世代、男女が違う意見を持ってもかまわない。そういう男を演じるとなると、逆にどうとでも受け取れる男でないといけないわけで、監督の言う「演じないでくれ」ってのは、そういうことなのかなと思ってます。西島:これだけ観客に委ねられた映画ってのもあまりないですよね。でもストーリーはちゃんとある。よく「観客が見ることで映画が初めて完成する」と言いますが、まさにそういう作品だと思います。(photo / text:Naoki Kurozu)
2016年02月26日女優の忽那汐里が2月24日(水)、東京・有楽町の日本外国特派員協会で行われた『女が眠る時』の試写会に出席。年齢の離れた恋人役で共演したビートたけしについて、「現場ではとても寡黙な方」と明かした。スペイン人作家ハビエル・マリアスの短編小説を原作に、『スモーク』でベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いたウェイン・ワン監督が、自ら日本で撮影することを提案し、初のオール日本人キャストで映画化したミステリー。スランプに陥った小説家(西島秀俊)が、リゾートホテルで初老の男性と若い美女(たけしさんと忽那さん)のカップルに出会い、その異様で妖艶な空気に魅せられる。外国人記者からラブシーンについて、質問された忽那さんは「親子ほど年の離れたカップルという設定なので、不自然に見せないために、良い関係を築いていかなければと思っていました」とふり返り、「たけしさんと最初に撮ったのは、一緒に蝶を捕まえるシーン。不思議な経験でしたが、ご一緒することが心地よく、(恋人役として共演する)自信にもつながった」と語った。ホウ・シャオシェン監督の『黒衣の刺客』、トルコとの合作映画『海難1890』など海外での活躍も目覚ましい忽那さん。今回は日本でも人気が高いウェイン・ワン監督と初タッグを組み、「役者から自分のイメージ通りの演技が出ないと決してOKは出さない監督。その分、役者とはコミュニケーションを重ねて、創造性を最大限に引き出してくれるし、こちら側がきちんと感情表現できるまで、辛抱強く待ってくれた」と刺激を受けた様子だった。会見には共演する小山田サユリ、渡辺真起子が同席した。『女が眠る時』は、2月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月25日『スモーク』のウェイン・ワン監督がビートたけし、西島秀俊、忽那汐里らオール日本人キャストで邦画制作に挑んだ『女が眠る時』が、第66回ベルリン国際映画祭パノラマ部門へ正式出品されることがこのほど決定。あわせてワン監督、西島さん、忽那さんがベルリンに渡航し、同映画祭に参加することが明らかとなった。作家の清水健二(西島さん)は1週間の休暇を取り、妻の綾(小山田サユリ)と共に郊外のリゾートホテルを訪れる。初めて書いた小説がヒットしたもののスランプに陥り、今後就職することが決まっていた健二は、妻との関係も倦怠期を迎え、無気力な時間を過ごしていた。滞在初日、彼はプールサイドで異様な存在感を放つ、初老の男・佐原(たけしさん)と若く美しい女性・美樹(忽那さん)のカップルに目を奪われる。その日以来、健二はホテル内で彼らを見かけるたびに後をつけ、部屋を覗き見るようになっていく。スペイン人作家ハビエル・マリアスによる短編小説「While the Woman Are Sleeping」を、『メイド・イン・マンハッタン』などの巨匠ウェイン・ワン監督が自ら日本で撮影することを提案し、初のオール日本人キャストで映画化した本作。主演を『血と骨』以来12年ぶりに自作以外での映画主演を果たすたけしさん、共演に『CUT』がヴェネチア国際映画祭にて絶賛された西島さん、オーストラリア出身で、2015年カンヌ国際映画祭にて監督賞を受賞した『黒衣の刺客』への出演など国際派女優としての期待も高い忽那さん、現在ニューヨークにて活動中の小山田サユリらが務め、予告編のイメージソングを中森明菜が担当している。そしてこのほど、本作の第66回ベルリン国際映画祭パノラマ部門への正式出品が決定。ベルリン国際映画祭は、ドイツ・ベルリンで毎年2月に開催され、カンヌ、ヴェネチアと並ぶ世界三大の映画祭のひとつ。第66回目の開催となる今年は、日本からは他にも桃井かおり監督作『火 Hee』や、黒沢清監督作であり本作と同じく西島さん出演の『クリーピー』の出品が決定している。さらにワン監督、西島さん、忽那さんの3人は現地ベルリンへ渡航し、映画祭に出席する事が決定。たけしさんはスケジュールの都合上欠席となっており、記者会見やレッドカーペットイベントなどの公式行事は2月14日、15日(現地時間)に行われる予定だ。ワン監督は過去に『スモーク』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞しており、本作の国際的な評価に注目が集まりそうだ。『女が眠る時』は、2月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日名匠ウェイン・ワン監督による日本映画『女が眠る時』の完成会見が16日(土)都内で行われ、主演のビートたけし、共演の西島秀俊、忽那汐里、新井浩文が出席した。ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞映画『スモーク』や『ブルー・イン・ザ・フェイス』などで知られる、香港出身の名匠ウェイン・ワン監督が日本映画に初挑戦。美しい海辺に滞在していた小説家の健二(西島さん)は、プールサイドで親子ほど年の離れたカップル(たけしさん・忽那さん)を見かける。二人の関係性に興味をそそられた健二は二人を覗き始めるのだが……。自作監督作映画以外では映画『血と骨』以来約12年ぶりの映画主演となるたけしさんだが「最初は西島秀俊君が主役で、私はサポート役と聞いていたのに、完成台本を見たら主演になっていた」とぶっちゃけつつ「『007』や『スター・ウォーズ』などディズニーランドに行くような映画が製作されている昨今、実に時代のニーズに応えていない映画」と驚きの紹介。そんな中「本作のテーマは?」と聞かれると「SMAPのトラブルです」と、SMAPの分裂解散騒動を早速ネタにしていた。それでもたけしさんは「自分も初期の作品では“いまの映画をぶち壊してやる”という意識で、説明を省いたり、時間軸を飛ばしたりしていたけれど、あまりにも客の動員数がなくて、損失を出しちゃって。でも今回は他人の映画ですから、損失出しても俺のせいじゃないので。自分の理想とする、難解だけど知的な作品ということで喜んで出演しました」と明かした。また2月に開催される第66回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されることも決まっており、たけしさんは「映画というのはお客様に観てもらえるのがベストで、今回の場合は賛否両論だろうけれど、それが映画の面白いところ。いまは興収ばかり注目されがちだけれど、この作品は古き良き映画を思い出させる映画。そういう映画をもう一度見直してもらえるためには、映画祭の参加も嬉しい」と熱弁。西島さんも「ベルリン国際映画祭はアート映画に対して温かい。目の肥えた観客に楽しんでもらえたら嬉しい」と喜んだ。『女が眠る時』は2月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月17日2月27日公開の映画『女が眠る時』の完成会見が16日、東京・有楽町の丸の内TOEIで行われ、ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、新井浩文が出席した。同映画は、巨匠ウェイン・ワン監督がニューヨーカー誌に掲載されたスペイン人作家ハヴィア・マリアスの短編小説『WHILE THE WOMAN ARE SLEEPING』をベースに日本で撮影した作品。ワン監督にとっては初めての日本映画となる。ストーリーは、妻の綾(小山田サユリ)とバカンスでリゾートホテルに訪れた小説家の健二(西島秀俊)が、プールサイドで美しい女の美樹(忽那汐里)にクリームを塗っている初老の佐原(ビートたけし)の姿に目を奪われ、ほんの好奇心から始まった彼らへの追跡が次第に異常な行動をとるようになっていく。主演のビートたけしは「この映画は時代のニーズに応えてないね。『007』や『スター・ウォーズ』とかの映画が製作されている昨今に、直木賞や芥川賞に匹敵する知的映画を製作したワン監督の力だけでなく、すべて私のお陰です(笑)」と笑わせるも、本作が商業的な娯楽性の高い映画とは対称的である点を強調。続けて「あまりにも観客動員数が少ないんで、ついつい暴力映画やお笑い映画を撮っちゃってますが、今回は他人の映画だから損失があっても俺のせいじゃない。難解だけども知的ゲームの映画なので喜んで出させてもらいました」と出演までの経緯を説明し、「こういう映画をもう1回改めて見直して欲しいということで、国際映画祭に出ることはいいことだと思います」と本作がパノラマ部門として正式出品される第66回ベルリン国際映画祭(2月11日開幕)に期待感をにじませていた。たけしについて西島は「監督さんの演出に対して120%真摯に向かうところは、僕もそうありたいと思いました。現場に入ると俳優として参加するその姿勢は素晴らしかったです」と賞賛し、忽那も「たけしさんにカミソリを投げるシーンがあったんですけど、本番中に勢いついてたけしさんに2回も当てちゃったんですが、『全然大丈夫だよ』とおっしゃっていただき、安心して一緒にお芝居することができました」と全幅の信頼感。そんな賞賛の言葉にビートたけしは「ここにいて俺の悪口言わないでしょ。普通褒めますから」と照れ笑いを浮かべるも「出来たら現金を送りたいぐらい。良いところを見繕うのが大変だと思いますけど、ありがとうございます」と再三にわたって感謝の言葉を繰り返していた。映画『女が眠る時』は、2月27日より全国公開。
2016年01月17日ビートたけしが自身の監督作以外で12年ぶりとなる映画主演を果たす『女が眠る時』。共演に西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリら豪華キャストが出演する本作から、今回予告編が到着。さらにイメージソングに中森明菜の「FIXER」が起用されタイトルコールも担当することが明らかとなった。作家の清水健二(西島秀俊)は1週間の休暇を取り、妻の綾(小山田サユリ)と共に郊外のリゾートホテルを訪れる。小説がヒットしたもののスランプに陥り、今後就職することが決まっていた健二は、妻との関係も倦怠期を迎え、無気力な時間を過ごしていた。滞在初日、初老の男・佐原(ビートたけし)と若く美しい女・美樹(忽那汐里)のカップルに目を奪われる。その日以来、健二はホテル内で彼らを見かけるたびに後をつけ、部屋を覗き見るようになっていく。部屋には、美樹の体の産毛をカミソリで丁寧にそり、毎晩彼女が眠る姿を撮影し続ける佐原の姿があった。自ら佐原に近づいた健二は、佐原と初めて言葉を交わしたものの、美樹が眠る動画を見せながら彼が放った「あの子の最後の日を記録しようと思って」という言葉に底知れない恐怖を覚える。危険を感じながらも好奇心をさらに掻き立てられた健二の行動は次第に常軌を逸し、部屋の中に忍び込む――。本作は、『スモーク』でベルリン国際映画祭銀熊賞に輝き、『メイド・イン・マンハッタン』など、ハリウッドを代表する巨匠ウェイン・ワン監督が、スペイン人作家ハビエル・マリアスによる短編小説「WHILE THE WOMAN ARE SLEEPING」を日本で撮影することを自ら提案し、ワン監督にとって初となるオール日本人キャストで邦画の監督に挑んだ。そしてキャストには、自作以外での映画主演は『血と骨』以来、実に12年ぶりとなるビートたけしが主人公の初老の男・佐原を演じる。また佐原に振り回されていく作家・健二には西島さん、ミステリアスなヒロイン・美樹には、カンヌ国際映画祭にて監督賞を受賞した『黒衣の刺客』など、国際派女優としての期待も高い忽那さん、健二の妻・綾には、現在ニューヨークにて活躍中の小山田さんが好演し国内外で活躍する豪華な演技派俳優陣が集結した。さらに本作のイメージソングとして中森明菜の「FIXER -WHILE THE WOMAN ARE SLEEPING-(女が眠る時)」が起用されることが決定。サブタイトルには映画の原題が付けられ、見事に映画の世界観とマッチした内容となっている。歌姫・中森明菜の妖艶な世界観かつ独特の印象深い歌声が映画関係者の耳にとまり、映画の深淵なる魅惑のミステリー感とマッチするという事で今回オファーに至ったという。今回解禁された予告編は、<これは5日間の愛の話>というテロップから始まる。“DAY1”、プールサイドで健二に妻の綾が「ねえ、あれ見て。親子じゃないよね」と佐原と美樹に好奇心を抱きはじめる。“DAY2”、佐原に近づいた健二は「あの子の最後の日を記録しようと思って」とビデオに撮った映像を見せる。そして中森さんの歌声に乗せて、<狂っているのは自分なのか、現実か>というテロップと共に3日から5日までの出来事が映される。そしてラストには「彼女に何したんですか」という健二の問で予告編は終了する。何やら家具の下に忍び込む健二や手首を切りつけようとする女、なんとも言えない恐怖さえも感じるそんな予告編となっている。また今回の予告編では、中森さんがタイトルコールを担当しており、昨年のNHK紅白歌合戦以来の肉声となり大いに話題を呼びそうだ。単なる好奇心が物語を展開していく。異常な愛は時として狂気へと変わる、そんな一面をまずは予告編から覗いてみて。『女が眠る時』は2016年2月27日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年12月05日『スモーク』(1995年)でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したことで知られるウェイン・ワン監督がメガホンを取った映画『女が眠る時』の公開日が2016年2月27日に決定し、チラシビジュアルが24日、公開された。本作は、ウェイン監督がニューヨーカー誌に掲載されたスペイン人作家ハヴィア・マリアスによる短編小説『WHILE THE WOMAN ARE SLEEPING』をもとに日本で撮影。ウェイン監督にとっては、初の日本映画となる。妻の綾(小山田サユリ)とバカンスでリゾートホテルに訪れた小説家の健二(西島秀俊)が、プールサイドにたたずむ美女・美樹(忽那汐里)と彼女にクリームを塗る初老・佐原(ビートたけし)のカップルに目を奪われ、ほんの好奇心で始まった追跡から次第に異常な行動をとるようになっていく様を描く。公開されたチラシに描かれているキャッチコピーは、「覗き見たのは、<狂気>か<愛>か。」。ビートたけしと西島の意味ありげな目元、忽那と小山田の不惑の表情が印象的なデザインに仕上がっている。チラシは、順次劇場に設置される予定。(C)2016 映画「女が眠る時」製作委員会
2015年10月24日監督としても世界各国で名高いビートたけしが、自身の監督作以外で12年ぶりとなる映画主演を果たすことで話題の『女が眠る時』。この度、本作の公開日が決定するとともに、チラシビジュアルも解禁となった。作家の清水健二は1週間の休暇を取り、妻の綾と共に郊外のリゾートホテルを訪れる。初めて書いた小説がヒットしたもののスランプに陥り、今後就職することが決まっていた健二は、妻との関係も倦怠期を迎え、無気力な時間を過ごしていた。滞在初日、彼はプールサイドで異様な存在感を放つ、初老の男・佐原と若く美しい女・美樹のカップルに目を奪われる。その日以来、健二はホテル内で彼らを見かけるたびに後をつけ、部屋を覗き見るようになっていく。部屋には、美樹の体の産毛をカミソリで丁寧にそり、毎晩彼女が眠る姿を撮影し続ける佐原の姿があった。自ら佐原に近づいた健二は、佐原と初めて言葉を交わしたものの、美樹が眠る動画を見せながら彼が放った「あの子の最後の日を記録しようと思って」という言葉に底知れない恐怖を覚える。危険を感じながらも好奇心をさらに掻き立てられた健二の行動は次第に常軌を逸し、部屋の中に忍び込む――。本作は、『スモーク』で「ベルリン国際映画祭」の銀熊賞に輝くなど、世界的な活躍をみせるウェイン・ワン監督の最新作。ワン監督は本作が日本映画初の作品となる。主演の初老の男・佐原役にビートたけしを迎え、作家・清水健二役に『MOZU』シリーズや今シーズンでは「無痛~診える眼~」(フジテレビ)でも主演を演じる西島秀俊、清水の妻・綾役には「ブラッディ・マンデイ」(TBS)に出演していた小山田サユリ、そして佐原の恋人で若く美しい女・美樹役には『黒衣の刺客』『海難1890』など海外を視野に演技の幅を拡げ続ける忽那汐里といった豪華キャストが集結。このほか、リリー・フランキー、新井浩文、渡辺真起子らも出演することが決定している。今回解禁されたポスターは、「覗き見たのは、<狂気>か<愛>か。」と書かれたキャッチコピーとともに、たけしさんと西島さんの怪しげな目元と、忽那さんと小山田さんの不惑の表情が強調されたなんとも意味深で印象的なポスタービジュアル。そしてこのポスターには「狂っているのは自分なのか、それとも目の前の現実なのか。」など劇中の言葉が散りばめられており、更に本作の内容が気になる仕様となっている。このポスターは、今週末より順次劇場に設置される予定だ。ハリウッドの巨匠と日本の豪華俳優陣がどんな物語を織りなすのか。佐原が注ぐ異常な愛はどういった結末を迎えるのか、今後の続報にも期待したい。『女が眠る時』は2016年2月27日(土)より、全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年10月24日ハリウッドで活躍するウェイン・ワン監督が日本人俳優を起用し映画『女が眠る時』を製作。クランクアップを迎えた7月11日に都内で会見が行われ、主演のビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリとワン監督が出席した。その他の画像スペイン人作家のハビエル・マリアスの短編小説「WHILE THE WOMEN ARE SLEEPING」をワン監督が日本で撮影売ることを提案し、製作が決定した本作。妻と共にリゾートホテルを訪れた作家が目撃した、初老の男と親子ほど年の離れた若い女性の異様な愛を官能的に描き出す。6月16日にクランクインし、メインのホテルのシーンは静岡県河津町の伊豆今井浜東急ホテルおよび、河津町、下田近郊で撮影。この日の都内(北青山)での撮影で全てのシーンを撮り終えた。たけしにとっては自身の監督作以外での映画主演は『血と骨』以来、12年ぶり。開口一番「渡辺謙です」と自己紹介するなど随所にジョークを交えつつ「自分のキャリアの中で久々に緊張して、最初は手探り状態が続いた。やってみて、役者としても監督としてもいい勉強になった」と振り返った。現場ではワン監督が一方的に演出するだけでなく、常に台本に変更が加わり、俳優陣にアイディアを求めることも多かったという。西島はその様子について、特にワン監督とたけしのやり取りを指して「偉大な映画作家2人と現場でご一緒できて、2人が話し合ってどんどん膨らんでいくのを見ることができたのは僕にとって財産。さっき(撮影が)終わったばかりで落ち込んでいます(苦笑)」と語る。ワン監督はたけしについて「この作品にとってのもう一人の監督。こちらから『日本人ならこういう状況に置かれた時、どうする?』などとアイディアを求めたこともありました」と話した。忽那は、たけしが演じる初老の男・佐原の理想の女性として幼い頃より育てられてきた美樹を演じた。当初、監督は忽那は美樹のイメージと違うと感じていたものの、会ってすぐに起用を決断したという。忽那にとっても挑戦となったが「クランクインまでは時間があり、監督と文通のようにコミュニケーションをとりながら作っていきました」と述懐。撮影に入っても常に変更があり「予測不可能な毎日で、いつも以上にどちらに傾いても役がぶれないようにと考える時間が長かったです」と苦労の日々を明かした。このほか、リリー・フランキー、新井浩文、渡辺真起子も出演。現時点で未定ながらも、今後、海外の映画祭への出品などにも注目が集まる。
2015年07月13日2016年春公開の映画『女が眠る時』の製作発表記者会見が11日、都内で行われ、ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリ、ウェイン・ワン監督が出席した。巨匠ウェイン・ワン監督がニューヨーカー誌に掲載されたスペイン人作家ハヴィア・マリアスによる短編小説『WHILE THE WOMAN ARE SLEEPING』を日本で撮影した本作。ウェイン・ワン監督にとっては初めての日本映画となる。物語は妻の綾(小山田サユリ)ととバカンスでリゾートホテルに訪れた小説家の健二(西島秀俊)は、プールサイドで美しい女の美樹(忽那汐里)にクリームを塗っている初老の佐原(ビートたけし)の姿に目を奪われ、ほんの好奇心から始まった彼らへの追跡が次第に異常な行動をとるようになっていく、というストーリーだ。クランクアップを迎えたこの日は、ウェイン・ワン監督と主演のビートたけしらキャスト陣が勢揃い。ビートたけしが冒頭で「渡辺謙です。トニー賞がもらえなくて殴ってやろうかと思いました」といきなり会場を笑わせて「(演出法は)基本的に俺と似ていますが、俺は適当で面倒くさがり。監督は非常に真面目な方なので、きれいな女性とソープ嬢の違いみたいな感じですね」とたけし節が随所でさく裂。とはいえ「今回の映画は自分のキャリアの中でも久々に緊張して手探りの状態が続きましたが、役者としても監督としてもいい勉強になりました」と監督の演出に刺激を受けた様子だった。佐原に10歳の頃から育てられた美樹を演じた忽那は「とにかく刺激的で挑戦的な毎日でした。毎日何が起こるか分からない中、極力"美樹"という不思議な女性に少しずつ作っていけたら、と悩みながら演じました」と感想を。また、ウェイン・ワン監督は「本当にある意味、たけしさんはもう1人の監督で、いろんな提案を出してもらいました。たけしさんを含めたキャスト全員は、撮影が始まる前に監督以上に完璧に理解していましたね」とキャスト陣に感謝の言葉を口しながら「日本人スタッフがこれほど仕事熱心で文句ひとつ言わずに働いてくれることにすごく感動しました。英語が分からなくてもジェスチャーが通じてスムーズでしたよ」と日本での仕事に満足げだった。映画『女が眠る時』は、2016年春に全国公開予定。
2015年07月13日ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリがベルリン国際映画祭銀熊賞に輝くなど世界的な活躍を見せるウェイン・ワン監督の最新作『女が眠る時』に出演。クランクアップを迎えた7月11日(土)に都内で記者会見が行われた。香港出身でハリウッドでも活躍するワン監督がスペイン人作家ハビエル・マリアスによる短編小説「WHILE THE WOMEN ARE SLEEPING」を日本で撮影することを自ら提案。リゾートホテルで、初老の男・佐原と親子ほど年の離れた若く美しい美樹の間にある愛情を目にした作家・健二が彼らに心奪われ、執拗に追いかけ、次第に自分を見失っていくさま、佐原が美樹に注ぐ異常な愛が描き出される。撮影は6月半ばに始まり、メインのホテルのシーンは静岡県の「伊豆今井浜東急ホテル」および、近郊の河津町、下田で撮影され、この日、都内の北青山での撮影でクランクアップを迎えた。佐原を演じるたけしさんにとって、自身の監督作以外の作品に主演するのは『血と骨』以来、12年ぶり。開口一番「渡辺謙です。トニー賞がもらえず、殴ってやろうかと…」と語り笑いを誘う。本作への出演を決めた理由についても「スケジュールが合ってギャラもらえるから。金をくれれば親でも殺す芸人なので」と冗談を連発していたが「キャリアの中でも久々に緊張し、最初は手探りの状態が続いた。やってみて役者としても監督としてもいい勉強になりました」と大いに刺激を受けたよう。ワン監督は現場でもどんどん台本に変更を加えていくタイプで、たけしさんをはじめ、キャスト陣にも積極的に行けんやアイディアを求めたそう。たけしさんについてワン監督は「この作品にとってはもう一人の監督」と最大限の賞賛を送る。たけしさんはワン監督の現場について「基本的に、おれの作り方と似ているなと感じた。違うのはおれは適当で『こんなもんでいいや』というところ。やってることは同じだけど(笑)」とまたも冗談に紛れさせつつ、現場で感じた“共鳴”を明かした。作家の健二を演じた西島さんは、ワン監督がベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた『スモーク』に言及し「個人的に何度も見直してる映画で、何度見ても『この映画は何なんだ?』『この役者たちの素晴らしさは何なんだ?』と感じる」と語り、今回の作品へのオファーと共にすぐさま香港に飛んで、監督と話をしたと明かす。「役について深く話をして、自然にスーッと(本作への参加が)始まった感じだった」と振り返る。西島さんにとって、たけしさんは自身の出世作と言える『Dolls/ドールズ』の監督でもあるが、今回の現場について「偉大な映像作家2人と現場をご一緒できて幸せでした。さっき、(全ての撮影が)終わったばかりで落ち込んでいます(笑)。どんどん新しいシーンが増えていくのは刺激的でしたし、お2人が話して、どんどん膨らんでいくのを見られたのは僕にとっては財産です」と充実した表情を見せた。忽那さんは、少女の頃から佐原の理想通りに育てられてきた美樹を演じたが、実は当初、忽那さんはワン監督がイメージする美樹とはやや違っていたそうで「役をいただけるとはあ思ってないところから、『一度お茶でも』とお会いした」とのこと。ワン監督は直接会って、すぐに忽那さんの起用を決断したという。忽那さんは「クランクインまで時間があり、美樹というなかなかない育てられ方をした女性ということで、自分一人では見失ってしまうところを、監督と文通のようにコミュニケーションを取りながら作って生きました」と述懐。撮影でも「予測不可能な毎日で、役がどういう気持ちに傾いても、ぶれないようにといつも以上に考える時間が多かったです。刺激的で挑戦的な日々でした!」と笑顔で語った。たけしさんは、自身が演じた佐原を「変態」と自虐的に評するが、ワン監督は原作を読んで「変態ながらも共感できた」と語る。「この初老の男が眠る少女をビデオに収めるのですが、そこに純粋なものが凝縮されているのを感じました。彼はいつか彼女が自分を捨てるであろうことも薄々感じているのです。その意味でこれは“裏切り”を描いたヤクザ映画のようなものだとも言えます」と語り、完成に向けての手応えをうかがわせた。このほか、リリー・フランキー、新井浩文、渡辺真起子が出演することも発表された。『女が眠る時』は2016年公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月13日シマンテックは5月31日、日本人を狙った新たなワンクリック詐欺が登場したとセキュリティブログで詳細を説明した。日本語でのワンクリック詐欺は後を絶たないのが現状だという。2015年初頭には、スマートフォンのブラウザをロックしたうえで、詐欺師が設定したサポートセンターに電話するよう仕向ける手口が登場した。今回見つかったワンクリック詐欺の手口は、ユーザーがアダルト動画を再生しようとすると、あたかもOS側が有害であると警告を出すように見せかけ、ユーザーに詐欺アプリをインストールさせるというもの。具体的には、アダルト動画サイト上で動画を再生すると、「この種類のファイルはお使いの端末に悪影響を与える可能性があります」と表示が出て、「player.apk」をダウンロードするように指示が出る。アプリをインストールすることで端末内に詐欺アプリが入り込む。アプリを実行すると、会員用ページが開き、アダルト動画のリストが表示される。しばらくすると、ユーザーが契約したことになっている登録についての情報が表示され、料金の支払いを求められる。今回の詐欺では、支払い方法としてクレジットカードが求められている。これまで銀行振込が一般的な手口であり、クレジットカード払いを確認したのは初めてのことだという。シマンテックでは、「支払いプロセスを被害者にとってできるだけ簡単にしようと意図している」と説明している。料金は3日以内に支払えば料金は9万9000円、それを過ぎると30万円上がるというもの。アプリの拡散は5月末で、公開後の最初の24時間で500回以上ダウンロードされている。アプリをインストールしても、請求を無視すれば被害を受けることなく、個人情報が盗み出されることもない。アプリ自体も通常の操作で簡単に削除できると説明している。シマンテックは、利用者への対策として見たことのないサイトからアプリをダウンロードすることは避け、信頼できるサイトだけからダウンロードするようにと呼び掛けている。
2015年06月04日みずほ銀行は15日、インターネットバンキング「みずほダイレクト」にて、カード型のワンタイムパスワード生成機「ワンタイムパスワードカード」の取り扱いを開始した。発行手数料や利用料は無料で、再発行には1,080円の手数料が必要。「みずほダイレクト」もしくはみずほ銀行店頭から申し込みできる。内閣サイバーセキュリティセンターが2月に開催した記者会見では、サイバー攻撃による2014年の不正送金被害は、2013年の14億円から約2倍となる29億円へと増加し、深刻な被害をもたらしている。みずほ銀行は今後、手口が高度化すると予想。個人向けユーザーへのサービスとしては邦銀初とする「トランザクション認証」機能を追加した「ワンタイムパスワードカード」を導入する。「ワンタイムパスワードカード」では、「みずほダイレクトご利用カード」に記載の第2暗証番号に替えて、1 回限りで使い捨てとなるワンタイムパスワードを表示(発行)する。「トランザクション認証機能」は、事前登録した振込先以外の振込時に利用できる、セキュリティサービスのひとつ。ワンタイムパスワードに振込先口座番号等の情報を持たせることができ、不正に振込先を書き換えるといった新たな手口が発生した場合でも、被害を防止できることが特徴。また、三菱東京UFJ銀行でも同日、カード型端末「ワンタイムパスワードカード」の提供を開始した。申し込みは無料で、紛失・盗難時の再発行には1,080円の手数料が必要。同行が従来より提供していたワンタイムパスワード生成用のスマートフォンアプリに加え、同カードを利用することでも、振込などの取引時に確認番号表の代わりにワンタイムパスワードが利用できる。モバイル向けアプリ「ワンタイムパスワードアプリ」の推奨環境は、Android 2.3 / 4.0 / 4.1 / 4.2 / 4.3 / 4.4、iOS 6以降。アプリおよびカード型端末は、PC版の三菱東京UFJ銀行で申し込み後、設定用ハガキが届き、その後アプリのダウンロードや端末をセットアップすることで利用可能となる。
2015年03月17日ジェームズ・ワン監督が、ホラー映画『死霊館』の続編でも監督を務めることに決まった。その他の情報ジェームズ・ワンが監督したオリジナルは、昨年、2000万ドルの予算で製作され、全世界で3億2000万ドルを売り上げる大ヒットとなった。ワン監督は、現在北米公開中のスピンオフ『Annabelle(原題)』でもプロデューサーを務めている。『死霊館2』は来年夏に撮影の予定で、北米公開は2016年。『ソウ』シリーズ、『インシディアス』など、ホラーのジャンルでヒットを生み出し続けているワン監督だが、次回公開作は『ワイルドスピード』の7作目。同作品は、今年夏公開予定だったが、昨年11月のポール・ウォーカーの事故死を受けて、来年4月公開に延期された。文:猿渡由紀
2014年10月23日くり抜きのハートで、いつもよりワンランク上のラブリーネイル。デートや記念日などにぴったり。■ 季節 : 春夏■ シーン : デート パーティ■ デザイン : ワンカラー ハート■ カラー : レッド ホワイト提供MOGA・BROOK BEAUTY STUDIO 東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー9Ftel.03-6418-8939 公式サイト >>ネイル一覧
2013年08月08日富山県に路線を持つ富山地方鉄道では、黒部ワンコインフリーきっぷ、通称「くろワンきっぷ」を発売中だ。発売期間は9月15日(土)~11月11日(日)までの土日祝日。利用できる区間は富山地方鉄道黒部市内、電鉄石田駅~宇奈月温泉駅までの区間。1日乗り降り自由で料金は大人500円、小学生250円。「くろワンきっぷ」は、富山地方鉄道黒部市区間内活性化事業の一環として、電車に乗りながらふるさとを再発見し、その魅力に触れてもらうために始められたもの。春と秋に発売され、今回で第12弾となる。「くろワンきっぷ」販売と同時期に黒部市内で各種イベントが開催される。10月27日(土)には「秋咲きの桜鑑賞会」、28日(日)は富山地方鉄道を舞台にした三浦友和主演の映画「Railways2~愛を伝えられない大人たちへ~ロケ地めぐり」。11月3日(土・祝)には「遊歩の会ウォーキング」が開催。さらに4日(日)は「石田地区まち歩き」、11日(日)は「電車でGo!サイクリング」が行われる。期間中、地元の特産品や宇奈月温泉1泊2日の旅が抽選で当たる「くろワン・スタンプラリー」が行われるほか、クイズ「プチ黒部検定パート13」、電鉄黒部駅待合室では「おらがふるさと黒部Part2」写真展が開催される。<当日券販売場所> 電鉄黒部駅、宇奈月温泉駅、地鉄電車内(電鉄石田駅~宇奈月温泉駅区間) <前売り券販売場所> 電鉄黒部駅、宇奈月温泉駅 黒部まちづくり協議会(勤労青少年ホーム)※火曜日~金曜日 黒部市役所新幹線交通政策課※月曜日~金曜日 詳細はくろワンきっぷ事務局ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月24日◆サロン------------------------------------ MOGA・BROOK BEAUTY STUDIO > ◆ 季節------------------------------------- 春 ・ 夏 ・ 秋 ・ 冬 ◆ シーン------------------------------------ デイリー ・ オフィス ・ デート ・ パーティー ・ ウエディング ・ 着物 ◆ デザイン---------------------------------- ワンカラー ・ フレンチ ・ 逆フレンチ ・ カラーグラデーション ・ ラメグラデーション ◆ デザイン2 -------------------------------- ドット ・ ストライプ・ボーダー ・ ピーコック ・ マーブル ・ レース チェック ・ フラワー ・ リボン ・ ハート ・ スター ・ 3D ・ ストーン ◆ カラー------------------------------------ ホワイト ・ レッド ・ ピンク ・ オレンジ ・ イエロー ・ グリーン ・ ブルー パープル ・ ベージュ ・ ブラウン ・ ゴールド ・ シルバー ・ カラフル ◆ ネイリストコメント---------------------------- 深みのあるレッドのワンカラーにストーンで華やかに。(価格:¥13,270) ネイル一覧
2012年03月27日北陸銀行は22日、インターネットバンキング「ほくぎんダイレクトA」におけるワンタイムパスワードサービスについて、スマートフォンでも提供を開始したと発表した。ワンタイムパスワードとは、1回だけ有効な使い捨てパスワード。パスワードを1分ごとに更新するため、パスワードを推測されることがなく、フィッシング、スパイウェアなどによるID・パスワード情報の不正取得を防ぐことができる。同サービスでは、顧客の携帯電話またはスマートフォン上のソフトウェア(トークンアプリ)によりパスワードを生成・表示する。パスワード生成機などの専用装置は不要。なお、スマートフォンから利用する場合は、「ほくぎんダイレクトA」でのトークン発行処理、ワンタイムパスワードアプリの初期設定、ワンタイムパスワード利用開始処理の3ステップの手続きが必要となっている。iPhoneおよびAndroid OS搭載端末で利用可能。利用手数料は無料だが、通信料・接続料などは顧客負担となる。詳細は同社Webサイトまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月23日1994年に恵比寿にオープンし、世界各国の秀作を上映し続けてきた単館系シアター「恵比寿ガーデンシネマ」が2011年1月28日(金)に休館し、17年間の歴史に幕を閉じることが発表された。ミニシアターブームの先駆け的な存在として多くの映画ファンを生み出してきた本映画館。ロバート・アルトマン監督の『ショート・カッツ』で開館し、その後も『スモーク』、『モーターサイクル・ダイアリーズ』などインディーズ系の作品がセレクトされることが多く、映画通に愛される映画館として良質の作品を上映し続けてきた。過去に上映された数ある作品の中で、最も高い興行収入を記録した作品はマイケル・ムーア監督作の『ボウリング・フォー・コロンバイン』。ちなみに、本映画館歴代興行収入ベスト10は以下の通りとなっている(※年度は日本公開年度)。1位:『ボウリング・フォー・コロンバイン』(マイケル・ムーア監督/’03)2位:『スモーク』(ウェイン・ワン監督/’95)3位:『モーター・サイクル・ダイアリーズ』(ウォルター・サレス監督/’04)4位:『リアリティ・バイツ』(ベン・スティラー監督/’94)5位:『ロッタちゃん はじめてのおつかい』(ヨハンナ・ハルド監督/’00)6位:『ショート・カッツ』(ロバート・アルトマン監督/’94)7位:『グッバイ、レーニン!』(ヴォルフガング・ベッカー監督/’04)8位:『17歳のカルテ』(ジェームズ・マンゴールド監督/’00)9位:『セントラル・ステーション』(ウォルター・サレス監督/’99)10位:『デッドマン・ウォーキング』(ティム・ロビンス監督/’96)10作中、実に7作が2000年までに公開された作品。このランキングを見ても、本映画館が90年代のミニシアターブームを引っ張ってきたことがうかがえる。また恵比寿ガーデンシネマと言えば、忘れてはならないのがウディ・アレン監督!本映画館における過去最多上映監督に堂々と君臨!通の間では「ウディ・アレンと言えば恵比寿ガーデンシネマ」というほど、高い人気を博してきた。本館の最後の上映作品に選ばれたのも、ウディ・アレンにとって記念すべき40作品目の監督作となる『人生万歳!』。現在も上映中のこの記念碑的作品と共に恵比寿ガーデンシネマはその歴史に幕を閉じることに…。また、1月15日(土)からは17年間の感謝の意を込めて、過去のヒット作から選りすぐりの作品を上映する「恵比寿ガーデンシネマ・ベストセレクション」の開催も決定!映画館を共に盛り上げてきたウディ・アレン作品からは『ウディ・アレンの夢と犯罪』、『マッチポイント』、『さよなら、さよならハリウッド』などが上映される。そのほかの上映作品は未定。どんな“お別れ”を用意してくれるのか?この、洒落た映画館ならではの最後のチョイスに期待!シネマコンプレックス(複合型映画館)が映画興行の主体となっていく中で、貴重な単館系映画館がまたひとつなくなってしまうのは寂しいが、最後の思い出にぜひ足を運んでみては?『人生万歳!』は現在公開中。恵比寿ガーデンシネマ公式サイト■関連作品:人生万歳! 2010年12月11日より恵比寿ガーデンシネマほか全国順次公開© 2009 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.■関連記事:ウディ・アレン インタビュー「ニューヨークを舞台にあと50本は作ることができるよ」ウディ・アレン×エヴァン・レイチェル・ウッド『人生万歳!』試写会に10組20名様ご招待【ハリウッドより愛をこめて】ウディ・アレンがぼやき節!マイケル遺児は学校へ?
2010年12月13日ワンワンワンの日!ペット保険のアニコムが、11月1日(ワンワン・ワン)に合わせて「第6回犬の名前ランキング2010」を公表しました。今回対象となったのは同社のペット保険“どうぶつ健保”に新規契約した、0歳の犬約11万6千頭。※画像はイメージ1位はチョコちゃん栄光(?)の1位に輝いたのは、なんと6年連続で「チョコ」ちゃん。特に男の子の名前で多く支持され、811頭が名づけられました。女の子で「チョコ」と名づけられたのは658頭で5位。合計1,469頭とオスメス双方で高い支持を得たのが1位獲得の要因のようです。総合で2位は「ココ」ちゃんで1,363頭。こちらは男の子が7位で418頭、女の子が2位で945頭が名づけられました。3位は「マロン」で1,333頭。こちらは男の子で2位、女の子で7位という結果となりました。柴犬では和風が…犬種別に名前を見ると、柴犬では男の子の上位が1位コタロウ、2位ソラ、3位にはコテツ・ハチ・コロ・リクの4つ。女の子は1位サクラ、2位モモ、3位ハナ・ナナとなりました。和風の名前が多いようですね。マルチーズでは男の子が1位マル、2位ソラ、3位レオ。女の子は1位モモ、2位ミルク、3位マルとなりました。ポメラニアンの男の子は1位ポンタ、2位レオ、3位チョコ。女の子は1位モモ、2位モコ、3位ココ・ミルクというようになりました。どれも飼い主さんの愛情が伝わってくる良い名前ばかりですね。
2010年10月24日可愛いワンちゃん、ネコちゃんのお気に入りありますか?今日はインスタグラマーTammy*さん(@t_ammy) 家のワンちゃん「comomoちゃん」と、MARIさん(@yomejennu)家のワンちゃん「よもぎ子ちゃん」と「まめ太郎くん」の最近のお気に入りをご紹介しますね。■インスタグラマーのTammyさん家のcomomoちゃんのお気に入りインスタグラマーのTammy*さん(@t_ammy) 家のcomomoちゃんは、どうやらひんやり冷たいベッドがお気に入りのご様子。「接触冷感クールペットベッド」はまだまだ暑さが残るこの季節、ペットたちにひんやりと心地よいペット用のベッドです。サラサラとした肌触りの接触冷感素材は、触れるとひんやり!触れたところから熱を逃して、ペットたちを程よく涼しい、心地よい眠りへと導いてくれますよ。汚れても丸洗いできるから、いつだって清潔にお使いいただけます。デニム調だからどんなインテリアにも溶け込んで、可愛いペットたちの居場所づくりが可能です。▼ご紹介したアイテムはこちら⇒ 「接触冷感クールペットベッド」 ■インスタグラマーMARIさん家のよもぎ子ちゃんとまめ太郎くんのお気に入りインスタグラマーMARIさん(@yomejennu)家のよもぎ子ちゃんとまめ太郎くんのお気に入りは、おとぼけ顔したこんなおもちゃ。「犬用おもちゃアニマル・プラッシュトイ」は、ほっこり癒されるにくめない表情をしたぬいぐるみ。噛むとキューキュー鳴るスクイーカーが入っているから、ワンちゃんが夢中になって何度もカミカミしちゃいます。厚めの織生地としっかりした縫製だから、長持ちしそうなのも嬉しいところ。そして鉛を含む重金属8元素の溶出試験もきちんとクリアしているから、安心して遊ばせることができますよ。じゃれあってるその姿を見て、ついつい癒されちゃいそうなアニマルトイです♪▼ご紹介したアイテムはこちら⇒ 「FADアニマル・プラッシュトイS犬用おもちゃ」 ⇒ 「FADアニマル・プラッシュトイXS犬用おもちゃ」 いかがでしたか?アンジェのペットアイテムは他にもたくさんのラインナップが!ぜひページを覗いて、大切なワンちゃんネコちゃんのお気に入りを見つけてあげてくださいね。【ご紹介したアイテム】 ⇒ 接触冷感クールペットベッド 3,240円(税込)⇒ FADアニマル・プラッシュトイS犬用おもちゃ/ファッド 756円(税込)⇒ FADアニマル・プラッシュトイXS犬用おもちゃ/ファッド 594円(税込)
2001年12月05日