シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーが共演で話題の『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』。本作でマーゴット演じるエリザベス1世の寵臣ロバート・ダドリーを演じ、現在公開中の『女王陛下のお気に入り』にも出演しているジョー・アルウィンのインタビュー動画がいち早くシネマカフェに到着した。16世紀の英国、スコットランド女王メアリー・スチュアートとイングランド女王エリザベス1世の波乱に満ちた人生を描く本作。今回公開された映像は、エマ・ストーンにベタ惚れする貴族役を演じた『女王陛下のお気に入り』(公開中)、ルーカス・ヘッジズ主演『ある少年の告白』(4月19日公開)と、話題作に相次いで出演しているジョー・アルウィンのインタビュー動画。エリザベス1世と親しい関係にあった寵臣ダドリーについて、エリザベス1世を演じたマーゴットの“大変身”ぶりなどについて真摯に語っている。名門演劇学校在学中にアン・リー監督に見いだされ『ビリー・リンの永遠の一日』で主演デビューしたジョーは、私生活ではテイラー・スウィフトの彼氏としての注目も集めている。先日2月10日にロサンゼルスで開催されたグラミー賞授賞式を欠席したテイラー。実は、ジョーが“恋人”エリザベス1世を演じたマーゴットと、『女王陛下のお気に入り』で“妻”アビゲイルを演じたエマ・ストーンが同時にノミネートされていた英国アカデミー賞(BAFTA)のアフターパーティに彼と出席、手繋ぎショットを披露していた。さらには会場で熱いハグをしていたとの目撃情報も。どうやら米ミュージック界の“女王”が全力で彼を応援し、至れり尽くせりの様子。そして、 本日2月21日はジョーの28歳の誕生日。ジョーにベタ惚れのテイラーと濃厚で熱~い1日を過ごしているのかも!?『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は3月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ふたりの女王 メアリーとエリザベス 2019年3月15日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年02月21日社会現象を巻き起こしたディズニー・アニメーション映画『アナと雪の女王』の最新作が、『アナと雪の女王2』の邦題で、日米同時となる11月22日に公開されることが19日、明らかになった。前作『アナと雪の女王』は、興行収入約255億円、観客動員約2,000万人という驚異的な数字で日本の歴代興行収入第3位を記録。また、全世界興行収入は12億7,648万335ドル(※boxoffice mojo調べ)と、90年以上続く歴代ディズニー・アニメーション作品のトップを走り続けている。興行収入のみならず、日本では空前の『アナ雪』ブームが巻き起こり、その先駆けとなった代表曲「Let It Go」はミュージッククリップ再生回数の記録を打ち立て、和訳である「ありのままで」というワードはその年の流行語大賞にも選ばれたほど。また、歌唱シーンのパロディ映像や二次創作、エルサやアナ風の衣裳を身に着ける姿があらゆるところで目撃されるなど、社会現象を巻き起こした。そして2019年、最新作『アナと雪の女王2』が公開される。声優は、エルサ役にイディナ・メンゼルが、アナ役にクリステン・ベルが続投。さらに監督はクリス・バックとジェニファー・リーが前作から引き続き務めることが決定している。当時ディズニー初のWヒロインという新しい試みと演出・最新技術で世界を驚かせたゴールデン・コンビが最新作ではどのような仕掛けを用意しているのか、期待が高まる。(C)2019 Disney. All Rights Reserved.
2019年02月20日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。読者の皆さんは、激動の16世紀ヨーロッパを生きたメアリー・スチュアートとエリザベス1世というふたりの女王のことをご存知ですか?【シネマの時間】第57回は、アカデミー賞ノミネート最旬女優の競演で贈る映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』をご紹介します!スコットランド女王にしてフランス王妃のメアリーを鮮烈に演じるのは、『レディ・バード』『ブルックリン』『つぐない』ほか3度のアカデミー賞ノミネートのシアーシャ・ローナン。気高く繊細なイングランド女王エリザベスには、『アイ・トーニャ史上最大のスキャンダル』でやはりアカデミー賞にノミネートされたマーゴット・ロビー。16世紀ヨーロッパの宗教問題や大国同士の駆け引き、ジェンダー、男性社会の中で運命に翻弄されながらも、信念ある女王たちの激しくも華麗に生きる姿は、多くの共感を呼んでいます。メアリーの最初の夫ダーンリー卿には、『ダンケルク』などで脚光を浴びた実力派俳優のジャック・ロウデン、『女王陛下のお気に入り』ほか出演作が立て続けに公開されるジョー・アルウィンが、エリザベスの寵臣ロバート・ダドリーに扮して恋愛模様も描かれ興味深いです。さらに、本作には『エリザベス』『エリザベス:ゴールデン・エイジ』のアカデミー賞受賞スタッフが再び集結!当時のヨーロッパ文化や歴史を楽しめる美しい衣装やヘアメイク、建築などは、映画ならではの素晴らしい映像美で見逃せません!例えば、エリザベス1世は、威厳ある姿を見せるために豪華に着飾ることを好み、特徴的な大きな襟は、「エリザベスカラー」と言われファッション用語になっているほど。メガホンをとったのは、イギリス演劇界のトップ女性演出家ジョージー・ルーク。女性監督ならではの視点で壮大な歴史ドラマを背景に、ふたりの女王たちの内面も丁寧に描き出し、心揺さぶられます。脚本は、ゴールデングローブ賞ほか数々の賞を獲得したテレビドラマ『ハウス・オブ・カード野望の階段』のボー・ウィリモン。ヘアメイクを担当したのは、ケイト・ブランシェット主演『エリザベス』でアカデミー賞を獲得したジェニー・シャーコア。そして、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』でやはりアカデミー賞を受賞したアレクサンドラ・バーンがコスチュームデザインを手掛け、一つひとつの衣装が本当に素敵で映画を美しく彩っています。ぜひ、この機会に映画館でお楽しみください!■映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』あらすじー激動の16世紀英国を生きるふたりの女王の物語激動の16世紀のヨーロッパ。当時のヨーロッパは、カトリックとプロテスタントの間で、宗教戦争の真っただ中にありました。さらにヨーロッパ西部では、ハプスブルク(オーストリアなどドイツ側の王家とスペイン王家)とヴァロワ(フランス王家)とが覇権を争い弱肉強食の世界。そんななか、スコットランドでカトリックとして生まれたメアリー・スチュアート(シアーシャ・ローナン)は、父の急逝により生後わずか6日でスコットランド女王に即位。幼少期、身の安全のためにアンリ2世の手によってフランスへ渡り、15歳でフランス王太子フランソワ2世と結婚します。16歳でフランスの王妃に、18歳で未亡人となり、母国スコットランドへ王位に戻ることに。後ろ盾になったのは、スコットランドの軍事を担ってきたボスウェル伯(マーティン・コムストン)がメアリー・スチュアートでした。メアリー・スチュアートがフランスにいる間、プロテスタント教徒たちがスコットランドで勢力を拡大。異母兄マリ伯(ジェームズ・マッカードル)が摂政としてメアリー・スチュアートの代わりに国を統治していました。長老派の指導者ジョン・ノックス(デヴィッド・テナント)は、スコットランドのプロテスタント教徒たちを率い、女性君主は神の意思に反すると主張。ジョン・ノックスに加えて、国務大臣メイトランド(イアン・ハート)もカトリックの女王を快く思わず、メアリー・スチュアートの統治はなかなか上手くいきません。ジョン・ノックス、メイトランド、マリ伯らは、何度も陰謀や内乱を画策しましたが、そのたびにメアリー・スチュアートを助けたのはボスウェル伯でした。イングランドでは、エリザベス1世(マーゴット・ロビー)が25歳で即位。ウィリアム・セシル(ガイ・ピアース)やレスター伯ロバート・ダドリー(ジョー・アルウィン)ら枢密院と侍女ベス(ジェンマ・チャン)たちが彼女を支えていました。メアリー・スチュアートがフランスからスコットランドに戻ったとの知らせに、枢密院内は緊迫した空気が走ります。早く結婚して世継ぎを産むよう、プレッシャーをかけられるエリザベス1世。メアリー・スチュアートは生まれた時からエリザベス1世の王位継承権のライバルでした。従姉妹でありながら恐れ合い、同時に惹かれていたふたり。女性として世を治めるとはどういうことなのかは、このふたりにしか理解しえなかったのです。メアリーを恐れるエリザベス1世は、彼女をコントロールするため、寵臣ダドリーを結婚相手として提案します。実はエリザベス1世は天然痘にかかっていました。王位継承権をエリザベス1世が認めるならば、ダドリーとの結婚は受け入れる、というメアリー・スチュアートからの手紙を読み、自分の死が近づいているかもしれないこと、愛するダドリーを奪われるかもしれないことに心を乱されるエリザベス1世。しかし、エリザベス1世は一命をとりとめます。一方、メアリー・スチュアートは、同じスチュアートの血を引くダーンリー卿ヘンリー・スチュアート(ジャック・ロウデン)と出会い恋に落ちます。そして、彼と結婚し、子どもを身籠ります。何よりも正当なイングランドの王位継承権を持った子どもであり、生まれればメアリー・スチュアートの次のスコットランド王位継承権はその子に譲られるのです。スコットランド宮廷の男たちは自分たちの権利を守ろうと躍起になりました。そして、メアリーが重用していたデビッド・リッチオ(イスマエル・クルス・コルドバ)とメアリーの関係を疑い始めたダーンリー卿の父レノックス伯(ブレンダン・コイル)はマリ伯と共謀し、息子を巻き込んでメアリーの部屋にいたリッチオを殺害してしまいます。リッチオ殺害事件の後、メアリーは23歳の時に世継ぎジェームズを産みます。メアリーは、誕生に際し「代母になってほしい」という手紙をエリザベス1世に送り、エリザベス1世は受諾。さらに「エリザベス1世に子どもが生まれなければ、ジェームズを後継者に」という提案までも了承しました。恋愛、結婚、出産を経験し、若く美しく自信にあふれたメアリーに複雑な想いを抱くエリザベス。しかし、結婚によって王室の混乱が深まるのを目の当たりにし続けてきたエリザベス1世は、愛する人が目の前にいたとしても、その争いを避けたかったのでした。彼女が結婚した相手は人間ではなく国家「イングランド」。メアリーとエリザベスの手紙により、イングランドとスコットランドに和平が訪れるかに見えました。しかし、メアリーの敵はあまりに多く、宮廷におけるおぞましい陰謀や策略は渦巻いていました。ダーンリー卿がリッチオ殺害に絡んでいたのを知ったメアリーは、ダーンリー卿と別居していましたが、ボスウェル伯らによってダーンリー卿は殺害されます。メアリーのためを思って、自身が王になることを望み、マリ伯たちにそそのかされたボスウェル伯は半ば無理矢理にメアリー・スチュアートと結婚します。しかし、ボスウェル伯との結婚は民衆から受け入れられませんでした。メアリーがボスウェル伯と結婚するためにダーンリー卿を殺した、という噂はジョン・ノックスたちによって国中に広まり、国民はメアリーの退位を望んだのです。強い軍指導力を持っていたボスウェル伯であっても、兵を集めることは難しく、ふたりは投降することになります。ジェームズはマリ伯に預けられ、マリ伯は摂政となりました。何度も窮地を脱してきたメアリー・スチュアートでしたが、なす術もなくエリザベス1世に助けを求めます。そして、ふたりは秘密の会談を行うのですが……!■映画『ふたりの女王メアリーとエリザベス』作品紹介映画『ふたりの女王メアリーとエリザベス』2019年3月15日よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー公式サイト:原題:Mary, Queen of Scots監督:ジョージー・ルーク脚本:ボー・ウィリモン製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、デブラ・ヘイワード原作:「Queen of Scots: THE TRUE LIFE OF MARY STUART」(ジョン・ガイ著)製作総指揮:アメリア・グレンジャー、ライザ・チェイシン、ケイト・パッケナム共同製作:ジェーン・ロバートソン撮影:ジョン・マシソン(BSC)美術:ジェームズ・メリフィールド編集:クリス・ディケンズ衣装:アレクサンドラ・バーンヘア&メイク:ジェニー・シャーコア音楽:マックス・リヒターキャスティング・ディレクター:アラステア・クーマー(CDG)協力:パーフェクト・ワールド製作:ワーキング・タイトル監修:君塚直隆(関東学院大学教授)字幕翻訳:牧野琴子製作年:2018製作国:イギリス上映時間:124分配給:ビターズ・エンド映倫:G©2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.2queens.jp■映画『ふたりの女王メアリーとエリザベス』キャストメアリー・スチュアート=シアーシャ・ローナンエリザベス1世=マーゴット・ロビーダーンリー卿=ジャック・ロウデンロバート・ダドリー=ジョー・アルウィンジョン・ノックス=デヴィッド・テナントウィリアム・セシル=ガイ・ピアースベス・オブ・ハードウィック=ジェンマ・チャンボスウェル伯=マーティン・コムストンリッチオ=イスマエル・クルス・コルドバレノックス伯=ブレンダン・コイルメイトランド卿=イアン・ハートランドルフ卿=エイドリアン・レスターマリ伯=ジェームズ・マッカードル【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2019年02月18日2月10日(現地時間)、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで第72回英国アカデミー賞授賞式が開催された。主催のBAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)の会長を2010年から務めているウィリアム王子は、今年もキャサリン妃を伴って来場。「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQUEEN)」のドレスや故ダイアナ妃のピアスでドレスアップしたキャサリン妃は、レッドカーペットに花を添えた。作品賞、監督賞は『ROMA/ローマ』に譲るも、最多7冠を獲得したのは『女王陛下のお気に入り』。外国語作品賞にノミネートされていた『万引き家族』は惜しくも受賞ならず。こちらも『ROMA/ローマ』が受賞した。主な受賞作品&受賞者は以下の通り。作品賞『ROMA/ローマ』監督賞アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)主演男優賞ラミ・マレック(『ボヘミアン・ラプソディ』)主演女優賞オリヴィア・コールマン(『女王陛下のお気に入り』)助演男優賞マハーシャラ・アリ(『グリーンブック』)助演女優賞レイチェル・ワイズ(『女王陛下のお気に入り』)英国作品賞『女王陛下のお気に入り』作曲賞ブラッドリー・クーパー、レディー・ガガ、ルーカス・ネルソン(『アリー/スター誕生』)アニメ賞『スパイダーマン:スパイダーバース』(Hiromi Kaku)■関連作品:アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLCスパイダーマン:スパイダーバース 2019年3月8日より全国にて公開女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century FoxNetflixオリジナル映画「ROMA/ローマ」 2018年12月14日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング開始
2019年02月12日『ボヘミアン・ラプソディ』で改めて注目されている「クイーン」のみならず、“女王”をはじめとする英国王室は、ここ日本でもその一挙手一投足が注目の的。そのうえ、今冬から春にかけ、映画界ではアカデミー賞候補作にもなった“英国の映画”がとにかく熱い。ジュディ・デンチからオリヴィア・コールマン、シアーシャ・ローナン&マーゴット・ロビーまで、豪華女優たちが演じる4人のクイーンがスクリーンに連続でお目見えする!平成最後の映画界は“英国”がとにかく熱い!興行収入100億円超え、2018年公開作品NO.1と特大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』。「クイーン」を生んだ英国を抜き、日本が世界興行(全米を除く)のトップとなっている。また、J.K.ローリングが生み出した「ハリー・ポッター魔法ワールド」の最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。3週連続の週末ランキングNo.1獲得は、2018年公開の洋画実写の中では唯一。そして『ボラプ』同様、全米を除く世界興行でお膝元・英国を抜いて日本が世界第1位に。『ハリポタ』『ファンタビ』を合わせたシリーズ10作品で累計興収1兆円を超えたことも話題となった。とりわけ『ファンタビ』は「USJ」のウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターの変わらぬ人気ぶりもあり、「ハリー・ポッター魔法ワールド」シリーズに初めて触れた、新たな第二次魔法ワールド世代が誕生していることが一役買っている。新しい世代といえば、まさにいま、現代に生きる大人と子どもたちのために新たにスクリーンに蘇る『メリー・ポピンズ リターンズ』にも注目だ。1964年、英国の児童文学作家P.L.トラヴァースの小説を基にした前作『メリー・ポピンズ』はアカデミー賞13部門ノミネート&5部門受賞を誇る名作。映画『ウォルト・ディズニーの約束』でも描かれたように、ディズニーがそのヒロイン像に惚れ込み、映像化を熱望した。新たなメリー・ポピンズをクールかつ、エレガントに演じるエミリー・ブラントに、ベン・ウィショー、コリン・ファースなど人気と実力を併せ持つ英国俳優・女優たちが出演。同じくロンドンを舞台に、前作へのリスペクトたっぷりに観るも楽しい歌とダンスで魅了する。特にクライマックスでは、“ロンドンの顔”というべきビッグ・ベンが重要な役割を担っており、英国ファンとしては見逃せない。そんな中、にわかに英国ファンをザワつかせているのが、スクリーンに相次いで登場する4人の女王たちだ。『ヴィクトリア女王 最期の秘密』ジュディ・デンチが再び女王に!知られざる真実描く18歳で英国女王となり、63年にわたり君臨したヴィクトリア女王。映画『ヴィクトリア女王 最期の秘密』(公開中)では、2010年になって初めて明らかになった、女王の晩年を輝かせた真実の物語が描かれている。1887年、ヴィクトリア女王即位50周年記念式典。記念金貨の贈呈役に選ばれたインドの若者アブドゥルは、「お顔を見るな」と散々言われていたのに、つい女王に視線を向けてしまう。式典にすっかり疲れ切っていた女王も顔を上げ、ふと目が合った2人。すると、女王はそれまでの疲弊が一気に吹っ飛んだかのように、柔和な笑みを見せる。以来、最愛の夫アルバート公と従僕ジョン・ブラウンを亡くしてから長年心を閉ざしてきたヴィクトリア女王はアブドゥルを重用、「ムンシ」(先生)と呼んでインドの文化や言語を学び、心を許すようになっていく。しかし、女王と植民地のインドから来た従者との友情は、やがて英国王室を大きく揺るがすことに。ヴィクトリアの玄孫にあたる現女王エリザベス2世から“デイム”の称号を受けたジュディ・デンチが、ジョン・ブラウンとの愛を描いた『Queen Victoria 至上の恋』(97)に続き、約20年ぶりにヴィクトリア女王を演じる、という時制的マッチングも妙。ジュディはその最晩年を、ときに恋する乙女のように、ときに女王の威厳を持って熱演する。メガホンを取ったのは『クィーン』『あなたを抱きしめる日まで』のスティーヴン・フリアーズ監督。さらに脚本は『リトル・ダンサー』のリー・ホール、撮影は『英国王のスピーチ』のダニー・コーエン、衣装は『クィーン』のコンソラータ・ボイル、音楽は『007 スカイフォール』のトーマス・ニューマンが担当するなど、スタッフも豪華。本作で初めて撮影が許された、実際にヴィクトリア女王が愛したワイト島にある離宮「オズボーン・ハウス」はもちろん、史実をもとに再現された華やかな衣装や小物も見どころ。ちなみに、アルバート公との熱愛の日々を描いた『ヴィクトリア女王世紀の愛』(09)では、エミリー・ブラントが若きヴィクトリアを演じている。▼主な受賞歴第90回アカデミー賞衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞ノミネート第75回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)ノミネート『女王陛下のお気に入り』アン女王の寵愛をめぐる、幼なじみvs新参者のバトル本年度の映画賞レースを牽引する1作『女王陛下のお気に入り』(2月15日公開)は、ヴィクトリア朝からさかのぼること約100年、18世紀初めの英国王室が舞台。オリヴィア・コールマン、レイチェル・ワイズ、エマ・ストーンはいずれもアカデミー賞にノミネートされており、3女優の演技バトルは見もの。17人もの我が子を早産や死産などで失い、自身も痛風持ちのアン女王(オリヴィア・コールマン)は、幼なじみのレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)だけが頼り。レディ・サラは、フランスとの間で続く戦争にも口を出すほど絶大な権力を振るっている。そんな中、やってきたのはサラの従妹で、没落貴族の“元レディ”・アビゲイル(エマ・ストーン)。何とか上流階級に返り咲きたいアビゲイルは、レディ・サラとアン女王に取り入るうちに、2人の重大な秘密を知ってしまう。そこで彼女が選んだ道は、その秘密を“自分なりに”、最大限に利用することだった。アン女王はたちまちアビゲイルに夢中になり、側近に大抜擢。一方、レディ・サラは次第に窮地に立たされていく。ここに、戦争反対派のハーリー(ニコラス・ホルト)やアビゲイルに恋した貴族のマシャム大佐(ジョー・アルウィン)が絡んでいく。『ロブスター』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』と、独特の映像世界で失笑と苦笑の微妙なラインのシュールな物語を構築してきたギリシアの鬼才ヨルゴス・ランティモスが手掛ける本作。英国宮廷を舞台にしてもなお、徹底された美意識と撮影手法により、まるで宮廷が迷宮と化したかのような異様さを醸し出す。数々の名作英国宮廷ものを楽しんできた人にとっても、新鮮な驚きがあるはずだ。ちなみに、レイチェルが演じたレディ・サラことサラ・チャーチルは、昨年ゲイリー・オールドマンが演じたチャーチル首相や、ダイアナ元妃の先祖。▼主な受賞歴第91回アカデミー賞作品賞・監督賞・主演女優賞・助演女優賞ほか最多10ノミネート第72回英国アカデミー賞作品賞・監督賞・主演女優賞・助演女優賞ほか最多12ノミネート第76回ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)受賞(オリヴィア・コールマン)第75回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞・女優賞(オリヴィア・コールマン)W受賞『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』シアーシャvsマーゴット、因縁のふたりの女王にアン女王から、さらにさかのぼって16世紀。『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(3月15日公開)では、スコットランド女王にしてフランス王妃となるも、夫の死により帰郷したメアリー・スチュアートを『レディ・バード』『ブルックリン』のシアーシャ・ローナン、「私は国家と結婚した」との言葉を遺し、生涯独身を貫いたイングランド女王エリザベス1世を『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のマーゴット・ロビーが演じる。メアリー・スチュアートとエリザベスは従姉妹関係にありながら、カトリック(旧教)とプロテスタント(新教)の宗教対立が激化していた時代に、君主であるからこそ対照的な生き方を選ばざるを得なかった女王だ。18歳で未亡人となってスコットランドに戻ってきたメアリーだが、故郷にはカトリックである彼女の居場所はなかった。そんな中で、遠戚でもあるダーンリー卿(ジャック・ロウデン)と結婚し、世継ぎとなるジェームズを出産、それを強みにエリザベスに揺さぶりをかけていく。そんなメアリーをどうしても演じたくて、企画から5年待ったというシアーシャほど、このたくましさを表現できる女優はいないだろう。一方のエリザベスも、ヘンリー8世とアン・ブーリンとの間に生まれた庶子という脆弱な自身の立場を、これ以上揺るがしたくはない。寵臣ロバート・ダドリー(ジョー・アルウィン)の存在があっても、女王であり続けるために女性であることを諦めていく。そんなイングランド女王を演じたマーゴットは『エリザベス』『エリザベス:ゴールデン・エイジ』の衣装・メイクチームのもと大変身し、圧巻の存在感を発揮する。史実には明記されていないが、終盤、このふたりはかなりドラマチックな形で対面を果たす。シアーシャとマーゴットも3週間の撮影の最後に、メイクアップや衣装を身につけた状態で初めて対面したそうで、双方とも忘れがたい経験となったことを明かしている。ちなみに、エリザベス死後にスコットランド王にしてイングランド王となったメアリー・スチュアートの息子ジェームズ1世は、現在まで続く英国王室の祖。現女王はメアリーの子孫でもある。▼主な受賞歴第91回アカデミー賞衣装デザイン賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞ノミネート第72回英国アカデミー賞助演女優賞(マーゴット・ロビー)・衣装デザイン賞ほか3ノミネート第22回ハリウッド映画賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞(text:Reiko Uehara)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.ボヘミアン・ラプソディ 2018年11月9日より全国にて公開© 2018 Twentieth Century Fox女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Foxふたりの女王 メアリーとエリザベス 2019年3月15日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.ヴィクトリア女王 最期の秘密 2019年1月25日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2017 FOCUS FEATURES LLC.
2019年02月11日ジュディ・デンチが主演を務める、知られざる史実を基にした物語『ヴィクトリア女王 最期の秘密』。都内メイン館Bunkamuraル・シネマでは、先週1月25日(金)の公開初日から5日間連続で満席が続くなどヒットを記録中。そのヴィクトリア女王は、現在の“開かれた英国王室”の生みの親であったようだ。SNSでは「人生においてときめきを持つことがいかに大切なことか思い知らされた」「ヴィクトリア女王 最後の秘密見てきたんだけど、めちゃくちゃ美しかった~!!!!!!」「言わずもがなジュディ・デンチの演技をスクリーンで拝める時点で100満点出ている」など、熱い感想が続々と流れている。■現在の英国王室の人気ナンバーワンが妃に迎えたのは…世界で最も有名な一族といえるのが、英国ロイヤルファミリー。その中でも特にウィリアム王子とキャサリン妃夫妻、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻の4人組は“ファビュラス・フォー”と呼ばれ、言動ひとつひとつが注目を集める人気ぶり。さらに、先日発表された英機関「YouGov」が行った英王室メンバーの人気ランキングでは、ヘンリー王子が一番人気だということが明らかになった。そして今年5月に出産も控えるメーガン妃は、アフリカ系アメリカ人の母親を持つ、アメリカ人の元女優。ヘンリー王子より年上で、離婚歴もある。そのメーガン妃が伝統ある王室への仲間入りには世界が驚き、祝福したが、そこはイギリスというお国柄があってこそ。その開かれた考えは、本作でも描かれるヴィクトリア女王の価値観からきているようだ。■ロイヤルファミリーが「世界一愛される家族」である、その理由「何故ロイヤルファミリーは世界でこんなにも愛されているのか」。その理由のひとつには、亡きダイアナ妃も盛んに活動していた慈善事業がある。現在、ロイヤルファミリーが参加する慈善団体数は3,000を優に超えている。そして、彼らはそれをただの“お飾り”としているわけではなく、しっかりと話し合いの場に立って意見を述べている。メーガン妃も例外ではなく、彼女が世界の人々に受け入れられた理由に、自身が元々熱心な活動家であることも関係しているだろう。11歳のとき、テレビCMのセリフに疑問をもった彼女は当時の大統領夫人ヒラリー・クリントンに直訴の手紙を書き、そのセリフは変更されると同時に、彼女の存在を世に知らしめた。その後、彼女は俳優業をこなしながら熱心な活動を行い、いまに続いている。■現女王エリザベス2世とヴィクトリア女王、共通する数奇な運命とは?そしてヘンリー王子の祖母で、英国イチの即位期間を誇る現イギリス女王、エリザベス2世。そのエリザベス2世が“一番尊敬する女王”として名をあげているのが、本作の主人公であり、高祖母にあたるヴィクトリア女王。それには、2人の女王の境遇の近さが関係しているのかもしれない。エリザベス2世の父親はジョージ6世。『英国王のスピーチ』で描かれるように、伯父エドワード8世の駆け落ちによる退位は王室を揺るがし、ジョージ6世の王位継承は想定外のものだった。さらに直系男子がいなかったため、その父亡き後、26歳でエリザベス2世として即位する。一方、ヴィクトリア女王の父親はジョージ3世の四男、ケント公爵エドワード。3人の兄がいるため継承順位は下位だったが、いずれの兄にも正式な結婚による子がいなかった。また、先王の存命中に彼女にも弟がいれば王冠が授けられることはなかったが、父ケント公はヴィクトリアがわずか8か月の時に早逝、18歳の若さでヴィクトリア女王として即位すると、2015年にエリザベス2世が更新するまで、63年7か月という歴代最長の在位期間を誇った。数奇な運命に翻弄された2人。だが、大英帝国の最盛期に君臨したヴィクトリア女王を、現女王エリザベス2世が尊敬するのは当然といえるのかもしれない。そして本作『ヴィクトリア女王 最期の秘密』で描かれるのは、晩年のヴィクトリア女王とインド人従者・アブドゥルとの身分も、人種も、年齢も越えた強い絆。ヴィクトリアの偏見なき在り方は、いまの英国王室を形作る一因となったはず。そんな点にも注目しながら、本作を楽しんでみてほしい。『ヴィクトリア女王 最期の秘密』はBunkamuraル・シネマほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴィクトリア女王 最期の秘密 2019年1月25日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2017 FOCUS FEATURES LLC.
2019年02月03日女優の大地真央が、舞台『クイーン・エリザベス -輝ける王冠と秘められし愛-』主演を務めることが25日、明らかになった。同作は、『マリー・アントワネット』『カエサル』で知られる齋藤雅文が描き下ろした歴史ロマン劇。16世紀のイングランドを舞台に、女王の座を引き継いだエリザベス1世。心を寄せる男性がありつつも、あえて非婚の女性として生き、熾烈な権力争いの中を男たちに頼らず民のために生き抜こうとした生涯を描く。新国立劇場の前芸術監督・宮田慶子が演出を務める。大地は、フランス王妃マリー・アントワネットを演じて以来、13年ぶりに女王役を演じることになる。エリザベスに慕われた寵臣・レスター伯には、『TWENTIETH TRIANGLE TOUR 戸惑いの惑星』(2017)以来2年ぶりの舞台出演となる長野博が決定。レスター伯は、「自分は国と結婚したのだ」と宣言し未婚のまま王として生きるエリザベスを支えていくが、エリザベスは妻のあるレスター伯との許されない恋に苦しむことにもなる。また、エリザベス最愛のレスター伯亡き後、彼女の心を埋める若きエセックス伯を、『薔薇と白鳥』(18)でストレートプレイ初挑戦、初主演を経験した高木雄也が演じる。若く魅力あふれるエセックス伯だが、政治を操ることが得意でなかったために不満分子に祭り上げられ、謀反の罪で捕らえられてしまう。さらに、即位したエリザベスを初期から支え続けるウィリアム・セシル国務長官を、西岡德馬が演じる。公演は東京・日生劇場にて、5月5日~26日。○宮田慶子(演出) コメント16世紀、大英帝国の礎を作ったエリザベス1世……。すべては「女」として生まれたことから始まったと言える、その数奇で孤独な運命を果敢に生き抜いた「エリザベス」を、「人間・エリザベス」として齋藤雅文さんが描き出してくださいます。そして、壮大な歴史の流れに生きる"生身の女性"としてのエリザベスを演じる大地真央さんに、今からワクワクしています。強く、賢く、愛おしく、吹きすさぶ風に向かってすっくと立つエリザベスを夢見ています。そしてエリザベスの人生に大きな影響を与える二人の男性を長野さん、髙木さんという魅力的なお二人が演じてくださいます。初めてご一緒するお二人とのお仕事もとても楽しみです。○大地真央(エリザベス役) コメント新元号になって最初の舞台。この歴史の節目に、世界史に残る、偉大でスケールの大きい、波乱万丈を絵に描いたような君主の役を演じられる幸せに感謝し、幸福と絶望、孤独と愛に満ち溢れながら、生涯独身を貫いた勇敢な一人の女性として、新しいエリザベス1世を創り上げたいと思っております。○長野博(レスター伯役) コメント今回、舞台『クイーン・エリザベス』でエリザベスの幼馴染であり側近、人生に深く関わったレスター伯役を演じさせていただくことを大変嬉しく思っています。大地真央さん演じるエリザベスに寄り添いながらも、初めて共演させていただく楽しみも感じていけたらと思っています。○高木雄也(エセックス伯役) コメント舞台『クイーン・エリザベス』の舞台に立つ事が決まりました。大地真央さんそして事務所の先輩でもある長野さんと一緒にステージに立てる事を光栄に思います。一緒にステージに立たせていただくからには、遠慮せずにガンガン自分なりに攻めて先輩方から沢山学びながら、クイーン・エリザベスの世界に入り込み楽しみたいです。僕的には平成から元号が変わって1発目の仕事なので、新しい元号の時代にグループ名のHey! Say! JUMPという言葉を皆様の目に沢山触れていけるように頑張ります!
2019年01月25日シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーというアカデミー賞ノミネート女優ふたりが、激動の16世紀を生きた女王を演じる『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』。この度、その予告編映像が公開された。スコットランド女王メアリー・スチュアートとイングランド女王エリザベス1世の波乱に満ちた人生を描く本作。メアリー・スチュアートのもって生まれた高潔さ、激情をシアーシャが鮮烈に演じ、エリザベス1世の気高さ、繊細さ、孤独をマーゴットが緊張感をもって体現。マーゴットは英国アカデミー賞にて助演女優賞にノミネートされている。この度解禁された予告編では、生後すぐにスコットランド女王、そして16歳でフランス王妃となったメアリー・スチュアートが、18歳で未亡人となり、スコットランドに帰国するところから幕を開ける。その知らせに表情をこわばらせるエリザベス1世。冒頭から、隣り合う国に君臨する女王同士の、王位をめぐる並々ならぬ因縁の対決の予感がヒシヒシ。「友情か敵対か」「愛か憎しみか」というキャッチコピーが、ふたりの女王は互いに手を取り合うのか、それとも対決せざるを得ないのか――観客の想像をさらにかき立てる。結婚と出産を経験する、シアーシャ演じるスコットランド女王メアリー・スチュアートと、嫉妬にかられ泣き崩れる、マーゴット演じるイングランドに生涯を捧げた“処女王”エリザベス1世の姿からは、ふたりの女性のそれぞれの選択によってドラマが大きく展開していく様が垣間見える。美しきふたりの女王にかしづき、寄り添う家臣には『ダンケルク』のジャック・ロウデンや、『女王陛下のお気に入り』にも出演するジョー・アルウィン、『クレイジー・リッチ!』のジェンマ・チャン、『メメント』『英国王のスピーチ』のガイ・ピアースらの姿も。映像の終盤ではメアリーがエリザベスに「殺せるものなら、殺してごらんなさい!」と凄む、鬼気迫るシーンも登場し、一筋縄ではいかない若き女王たちの壮大なドラマを映し出している。『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は3月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ふたりの女王 メアリーとエリザベス 2019年3月15日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年01月22日三浦大知(31)が2月24日に東京・千代田区の国立劇場で開かれる「天皇陛下在位30年記念式典」にて、記念演奏すると発表された。三浦の国民的行事への参加に、ネットでは大きな反響を呼んでいる。各メディアによると今回三浦は、「歌声の響」を披露。天皇陛下が沖縄訪問時の思いを込めて作詞され、皇后陛下が作曲された楽曲だという。Twitterではファンからの驚きとともに、喜びの声が上がっている。《沖縄県出身の、MJに憧れて歌いはじめ、踊りはじめた小さな少年は、青年になってとうとう天皇陛下、皇后陛下の作られた楽曲を御本人達の前で歌い、舞い踊る事になりましたとさ。いや、すげえや》《天皇皇后両陛下はきっと、三浦大知くんの歌声が国民の心を少しでも和やかにしてくれるだろう、って。そんな風にお考えになっているんじゃないかと想像して今夜は眠りたいです》《驚きすぎて気持ちが成層圏を突破している》三浦は97年にパフォーマンスグループ・Folderのメンバーとしてデビュー。9歳にしてメインボーカルを務めていた。「当時から、その歌声はMISIAさん(40)といった数々の大物ミュージシャンから認められていました。ソロに転向してからも着実にステップアップし、17年には紅白歌合戦に初出場。昨年も出場し、30人のダンサーを引き連れたパフォーマンスで多くの視聴者を魅了しました。昨年12月にリリースした楽曲『Blizzard』のMVが、YouTubeで1,000万回再生を突破したばかり。そのタイミングでの今回の発表に、ファンは喜びもひとしおのようです」(音楽関係者)そのキャリアは20年以上。三浦はついに、国民的歌手としての階段を登りつめたようだ。
2019年01月17日第76回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(オリヴィア・コールマン)に続いて、英国アカデミー賞では最多12ノミネートを果たした『女王陛下のお気に入り』。この度、本作に登場する3人の女たち、オリヴィア、レイチェル・ワイズ、エマ・ストーンとヨルゴス・ランティモス監督が語る特別映像が到着した。『ロブスター』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』など、クセがスゴすぎる作風で知られるランティモス監督の最新作として映画賞レースを席巻中、アカデミー賞主要部門のノミネートも確実な本作。今回の特別映像では、宮廷を舞台にした女たちの愛と権力を巡る複雑でハチャメチャな関係性が、ランティモス監督と彼が信頼を寄せる実力派三女優のインタビューと共に紹介されていく。監督が「3人の女性全員を主人公にするアイデアに興味をそそられた」「3人とも複雑なキャラクターに仕上げた」と見どころを説明すると、アン女王役のオリヴィアも「どうなるか最後までわからない」と明かし、「3人の関係の描き方がとても斬新よ。すばらしいストーリーだわ」と大絶賛を贈る。「特定の悪役も、被害者もいない。悪役と被害者がコロコロ変わっていく」と監督も言うように、エマ演じる没落貴族の娘アビゲイルも単なる“被害者”ではない。「誰もが欠点だらけで滑稽だけど、一筋縄ではいかない。全員が自分なりの理由で動いている」とエマ。「パワーバランスと支配権を巡る争い」と語るレイチェルも、そんなアビゲイルは「レディ・サラにとってはただの泥棒猫よ」とピシャリ!彼女たちの辛辣な発言とともに、美しい宮廷でのドロ沼な“攻防”も映し出され、見逃せない映像となっている。『女王陛下のお気に入り』は2月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Fox
2019年01月10日シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビー、アカデミー賞ノミネート女優が16世紀英国の女王を演じた映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』の公開日が、3月15日(金)に決定。新たな場面写真も到着した。スコットランド女王メアリー・スチュアートと、イングランド女王エリザベスI世の波乱に満ちた人生を描く本作。今回新たに到着した場面写真では、本作で要注目のイケメン俳優2人の姿がとらえられている。注目人物1人目は、メアリーの2人目の夫ダーンリー卿を演じるジャック・ロウデン。クリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』に出演し、いま大注目を集めている俳優だ。メアリーを魅了するチョイ悪で奔放な青年を演じている彼だが、本作をきっかけにシアーシャとの距離がグッと縮まったとかなんとか…。本作のイベントや集まりがある際には、常に彼女の傍を離れず、トイレにまで付いていくほどのご執心ぶりだそう。劇中だけでなく、プライベートでの恋の展開も要注目?続いて2人目は、エリザベスI世の寵臣レスター伯を演じるジョー・アルウィン。ジョーは、『女王陛下のお気に入り』『ある少年の告白』と、2019年のアカデミ ー賞に絡むであろう注目作に立て続けに出演している期待の新星。ファッションブランド「プラダ(PRADA)」のコレクションイメージモデルも務め、ファッションアイコンとしても注目される彼は、私生活では米ミュージック界の”女王”テイラー・スウィフトの彼氏としても話題の人物。そんなジョーが今作で演じるロバート・ダドリー(レスター伯爵)は、エリザベスI世の即位前からの知り合いであり、誠心誠意彼女を守るナイト。エリザベスの心身の支えとなる役を演じている。シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーの共演で話題の本作だが、全く異なるタイプのイケメン2人に胸キュンすること間違いなし!?『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は3月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ふたりの女王 メアリーとエリザベス 2019年3月15日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年01月09日1958年11月、美智子さまが皇太子妃に選ばれたことが報じられ、日本中に巻き起こった“ミッチー・ブーム”。そのさなかに創刊された『女性自身』だが、本誌は天皇陛下の独身時代についても、貴重な証言をスクープしていた。天皇陛下の独身時代のエピソードとしてひときわ有名なのが、学習院高等科のご学友2人との“銀ブラ事件”だ。「銀座の夜に消えた皇太子と4時間」(68年2月26日号)では、銀ブラに同行した千家崇彦氏(故人)と橋本明氏(故人)が登場している。高等科卒業を目前にした1952年2月、天皇陛下はこうおっしゃったという。「大学に入るといろいろむずかしいと思う。ボクは立太子式後はますます公的行事に時間をとられて身動きできなくなる。いまがいちばんのチャンスだと思うんだよ」数カ月後に正式に皇太子と認められる立太子式を控える陛下には、並々ならぬ決意があったのだ。学習院の寮を抜け出した3人は目白駅から満員の山手線に乗車。新橋駅で降りて銀座の喫茶店に向かう道のり、陛下はこのようなご様子だったという。《殿下の足どりはゆっくり落ちついていたが、軽やかだった。殿下は手放しの喜びようだった》喫茶店では《殿下は運ばれてきたコーヒーを実にうまそうに飲んだ》という。新橋駅に戻る前に刑事に見つかってしまった3人。その後、橋本氏と千家氏は侍従たちから激しい叱責を受けたそうだ。(『女性自身』皇室SPECIAL増刊 )【創刊60周年記念「女性自身」皇室SPECIAL増刊】ご婚約から60年 美智子さまその輝きは時代を超えて――2018年12月25日(火)発売特別定価 500円(税込)
2018年12月31日天皇皇后両陛下(昭和の皇太子殿下と正田美智子さん)が結婚されたのは、’59年4月10日。“民間からの初のお輿入れ”は、大きな注目を集め、日本中に「ミッチー・ブーム」が巻き起こる。’58年創刊『女性自身』でも、多くの読者の要望に応える形で皇室記事が増えていった。あれから60年。両陛下と共に歩んだ本誌が伝えてきた“変わりゆく皇室”とは何だったのか。元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さん(62)と本誌皇室担当、近重幸哉記者(57)が語り合った。近重「新憲法下でのご成婚となった両陛下ですが、今回のお代替わりの経緯も含め、これまで数々の皇室の“変革”がありました。元宮内庁職員として、印象的だったものをお聞かせください」山下「両陛下は一般社会と同様に“家族ご一緒の生活”をされてきました。それが、国民が皇室に親近感を持つようになった、ひとつの要因になったのでしょうね」近重「確かに、美智子さまのファッションだけでなく、お子様方の育児方法や食卓メニューまでこと細かに報道されました。皇太子ご一家は、戦後の経済成長期にあって“憧れの家族像”でしたから」山下「東宮御所に『ご自分で料理をするための台所』を作られるなど、一般家庭も目指せるような、“幸せムード”がありましたね」近重「雲の上の存在から『開かれた皇室』に大きく舵を切られた」山下「ただ、それらは『昭和天皇のご理解があればこそ』だということを忘れてはいけません。昭和天皇は今上陛下が3歳のときから離れて暮らされたため、寂しい思いをされました。家族は一緒に暮らすべきという考えをお持ちでも、時代が許してくれなかったのです。晩年、昭和天皇は『(自分はできなかったけれど)東宮ちゃんができているからいい』とおっしゃっていました」近重「’89年1月7日、昭和天皇が崩御されたとき、山下さんは宮内庁の報道担当。昭和から平成へのお代替わりは、どのようなものだったのでしょうか」山下「1年間は昭和天皇の喪中ですから、おめでたいという雰囲気はありません。1月7日の『皇位継承の儀式』も喪装で執り行われました。’19年5月1日は、男性は燕尾服の正装ですかね。とくに忙しかったのは、新天皇が内外に即位を宣明される『即位礼正殿の儀』などが行われた’90年11月。ほかに『祝賀御列の儀』(オープンカーでのパレード)、『饗宴の儀』(「即位礼正殿の儀」に参列した各国の賓客などを招いた祝宴)が4日間で7回、一般参賀、園遊会、そして、同じ月に『大嘗祭』『大饗の儀』まで。宮内庁で勤務した23年間の中でもっとも忙しい期間でした」「大嘗祭」とは、天皇が即位の礼後に初めて行う、一世一度の新嘗祭(収穫祭)のこと。11月、秋篠宮さまがお誕生日に際しての記者会見で、大嘗祭について《宗教色が強いものについて、それを国費で賄うことが適当かどうか》と発言された。近重「戦後の憲法下でのお代替わりですから『政教分離原則』については、再び注目されるでしょう」山下「はい。国事行為か皇室行事かなどの線引きが難しいですね」近重「秋篠宮さまのご意見は、大嘗祭は宗教色の強い行事なので、両陛下、皇太子ご一家の私的な予算である『内廷会計』から支出するべきだというものでした」山下「新天皇が即位当日に行う『剣璽等承継の儀』という国事行為がありますが、実はこれは平成へのお代替わりのときに“新たに作った”名称です。本来は『剣璽渡御の儀』(剣と璽が新帝の下に自らお渡りになるという意味)です。宗教色を排除するために本来の儀式の名称を変えたらしいのですが、国事行為ではなく皇室行事にしておけば、変更しなくてもよかったのに、残念です」近重「あまり“建て前”にこだわるのはどうかということですね」
2018年12月30日どうもあかりです。すでにクリスマスまで間近!「もうプレゼント買った」「決めたから、あとは買いに行くだけ」「彼からリクエストを受けたのでそれをあげる予定」などなど、いろんなステータスの人はいるかと思いますが、どうか、この記事を読み終わるまでちょっと待った!今日は、あなたのクリスマスプレゼントを「オンリーワン」のものにするためのプラスワンアイデアをご紹介します。■■「サブプレゼント」でサプライズ感がアップ!さて、プレゼントはひとつと誰が決めたのでしょうか(問題提起)?もらって嬉しいものだから、一つと言わず、二つあげればいいじゃない(エリザベス女王風)。例えば、メインのプレゼントとして財布とか時計とかちょっとイイ感じのお値段のするものを考えているのなら、サブプレゼントとして彼が普段使いしているアイテム(ワックスなど)やちょっとしたお菓子なんかをあげるのはオススメです。こういうものは、値段的にも、また、「一生使えるもの」でもないので、「それ単体」ではプレゼントにはしにくいです。だけど、こういうのをメインの贈り物とセットにすることで、「お金」だけじゃなくて「気持ち」も届けることができます。また、彼から「これほしい」と具体的にリクエストを受けていたりすると、あまりサプライズ感が出せなくて困るけど、そういうときにも、この「サブ」でサプライズを演出できる。■■「年末年始プラン」で、2人の楽しい時間を提案「クリスマス」というイベントがでかすぎて、なかなかその背後に迫っている「年末年始」というイベントへの対策がお留守になりがちでもあります。なのでそこを狙って、クリスマスのタイミングで、「新年の初詣プランを考えてきましたー!」みたく、年末年始の計画を自分なりに考えて、提案してあげるのもいいですよね。とくに、クリスマスはおそらく彼氏のほうで一生懸命にデートプランを練り練りしたり、お店を予約したりしてくれているのでしょうから、その代わりと言ってはなんだけど、年末年始のプランニングをこっちで頑張ってあげるなんて素敵じゃないですか。クリスマス→年末年始と、恋人たちにとっては怒涛のハッピーウィークが続くわけですが、ネタ切れしないように、しっかりと手を打っておいてあげましょう。■■気持ちが伝わる「クリスマスカード」もおすすめ一番最初のサブプレゼントと関連しますが、クリスマスというからには、そのもっともクラシックな贈り物である「クリスマスカード」も非常におすすめでございます(口調)。要するに手紙です。クリスマスカードと題して、一年の感謝、来年に向けた一言を簡単に添えるだけで、メインのプレゼントとセットで一年の締めくくりとして最高のプレゼントになることは間違いないでしょう。やっぱり、モノだけもらうのも嬉しいけれど、それに何か一言メッセージがついていると、本当に良い意味で「重み」が違いますよね。■■彼氏だけに見せるコスプレは、アリこちらもクラシカルですが、「クリスマスには、クリスマスっぽいかわいいコスプレが見たい!」という男子も多いです。ハロウィンが「彼氏以外」を対象としたコスプレイベントなら、クリスマスは、「彼氏のためだけ」のコスプレイベントでしょう(そうなのか)。しかしさすがに他のプレゼントなしに「今年のクリプレは、私だよ♡」とサンタコスで玄関先に登場しても、無言でドアを閉められてしまうどころか、オートロックも開いてもらえずにエントランスホールでむなしい思いをしてしまうでしょうから、メインのプレゼントを片手に、お部屋の中限定ですれば、思い出に残りますよね。■■おわりに:気持ちまでギフトに込めるのがイイ!ということで、クリスマス当日まであと少しですが、せっかくのクリスマスが「ただ店で売ってるちょい高いものを買ってあげた」という味気ないものになってしまわないように、ちょっとした工夫をして、彼と特別な時間を過ごしてみてくださいね。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年12月21日英国の至宝ジュディ・デンチが『あなたを抱きしめる日まで』のスティーヴン・フリアーズ監督と再び組んだ『ヴィクトリア女王 最期の秘密』。実は19世紀を生きたヴィクトリア女王は純白のウエディングドレスの生みの親であり、ファッションの定番を作り出してきた存在だ。■最愛の夫を亡くした女王が出会ったのはインドの青年だったジュディが『Queen Victoria 至上の恋』に続き、20年ぶり2度目のヴィクトリア女王役を演じた本作。1887年、女王即位50周年記念式典で記念金貨の贈呈役に選ばれた若者アブドゥルは、英領インドからイギリスへとやってくる。最愛の夫と従僕を亡くし、長年心を閉ざしてきたヴィクトリア。そんな彼女が心を許したのは、王室のしきたりを無視し、真っ直ぐに自分へ微笑みかけてくるアブドゥルだった。身分も年齢をも超えた強い絆で結ばれていく2人だったが、周囲はそんな“君主と従者”の関係に猛反対。英国王室を揺るがす大騒動へと発展していく!息子エドワード7世により、歴史から消された驚きの“真実”。いま1世紀もの時を経て、女王の晩年を輝かせた秘密が明かされるーー。■ウエディングドレスの元祖となった女王女王即位から3年後、同い年の知的なアルバートと運命的な出会いをし、一目惚れをしたヴィクトリア。結婚を決意した彼女は、当時男性からのプロポーズが当たり前だった時代にも関わらず、20歳で自らアルバート公にプロポーズ!晴れて想いを叶えた彼女は、白のサテンに幅の広いレースの段飾りとオレンジの華の飾りをあしらい、まさに“純白”なウエディングドレスを着用する。現代では“無垢”なイメージとして純白のドレスが主に選ばれているが、それを当時の上流階級に流行らせたのはヴィクトリア女王だった。さらには、新婦のサポート役であるブライズメイドのドレスもヴィクトリア自らスケッチするこだわりよう。そんな彼女は“ウエディングドレスの元祖”と評されている。さらに夫アルバート公に、ウエディングドレスに身を包んだ自身の自画像をプレゼントしたともいわれる。「淑女であれ」と声高にいわれた時代。ヴィクトリアは公務に就く者でありながら、情熱的な想いを忘れない、常に時代の先を行く女性だったのだ。■最愛の夫の死の後、40年にわたり喪服を着用ヴィクトリア女王は、最愛の夫アルバート公が亡くなると、約10年もの間、公の場から姿を消した。この間、市民の間でも喪服や喪章を着用するのが主流となっていく。その後、残りの生涯40年を喪服で過ごすヴィクトリア。本作でもその当時の女王や宮廷の女性たちの姿が映し出される。喪服を纏いながらも、品のある華やかさ・女性らしさを忘れないヴィクトリアはまた、喪服に合うジュエリーを発展させた人物ともいわれている。■衣装は第2の主役、その立役者はフリアーズ監督作の常連デザイナー!衣装を担当したコンソラータ・ボイルは本作で第90回アカデミー賞にノミネート。フリアーズ監督作『クィーン』『マダム・フローレンス!夢みるふたり』でも2度にわたりアカデミー賞&英国アカデミー賞の衣装デザイン賞にノミネートされ、確固たる評価を得ている。彼女が参加する作品は実話を基に描かれるものが多く、実際の出来事とフィクションをうまく織り交ぜる要素として衣装が大きな役割を果たしている。そして、役者たちの存在感をより説得力あるものにしているのも、彼女の衣装があってこそ。本作で描かれる知られざる物語では、衣装について「想像を巡らせる」余地があったとボイルは語る。「歴史上の出来事はもちろん大切です。しかし、その裏に隠れていることも同様に大切なのです」。「ヴィクトリア女王は最初のうちは黒い服を着ていて非常に暗いです。しかし、アブドゥルとの関係が深まると、衣装もそれに応じて明るいものになり、襟を飾るカラーも軽いものに変わっていきます。ピークはフィレンツェに行った時。その後、疑念が忍び寄り、彼女の衣装は再び暗いものになってゆくのです」。本作のために用意された数百点にもわたるヴィクトリアの衣装は、彼女の心の変化を何よりも雄弁に語っている。また、従者アブドゥルの衣装にも注目。イスラム教のターバンは着用しつつ、スコットランドへ出向かうときにはタータンを羽織ったり、西洋と東洋のそれぞれの要素を取り入れつつ、調和のとれた服を身に纏っている。そこには英国へのリスペクトを忘れずに、母国インドへの想いも感じられる。史実に忠実でありながらも、繊細にヴィクトリアの心情を映し出す鏡のような衣装は、本作の第2の主役!美しい衣装の数々をスクリーンで確かめてみて。『ヴィクトリア女王 最期の秘密』は2019年1月25日(金)よりBunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年12月16日エリザベス・バンクスが新『チャーリーズ・エンジェル』の撮影を終了したことをSNSで報告した。エリザベスは同作の監督を務め、エンジェルたちをサポートするボスレー役として出演もしている。エリザベスがSNSに投稿した写真には、帽子をかぶっているエリザベスを囲む3人の新生エンジェルのクリステン・スチュワート、ナオミ・スコット、エラ・バリンスカが写っており、「終了。たくさんの愛と感謝をこのエンジェルたちに。なんで私、こんなに大きな帽子をかぶっていたのかしら?」というキャプションが添えられている。3人の自然な笑顔が印象的な写真だ。出演者のサム・クラフリンは「この写真、大大大好きだよ。きみたちそれぞれと同じくらいにね」とコメントを送っている。出演者以外のセレブたちでエリザベスと親交のあるダイアン・クルーガーは「おめでとう、シスター!」、エレン・ポンピオは「おめでとう。最高の作品になるに違いないわ。誇りに思うべき素晴らしい功績ね」と祝福した。新『チャーリーズ・エンジェル』の全米公開日は2019年11月19日に決定している。(Hiromi Kaku)
2018年12月13日『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンと『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のマーゴット・ロビーというアカデミー賞ノミネート女優が、激動の時代を生きた“ふたりの女王”を演じる『Mary,Queen of Scots』の邦題が『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』に決定、2019年3月より日本公開されることになった。“因縁の関係”にあったスコットランド女王メアリー・スチュアートと、イングランド女王エリザベスI世の波乱に満ちた人生を描く本作。シアーシャがメアリー・スチュアートを、マーゴットがエリザベスI世を演じる。16歳でフランス王妃となり、18歳で未亡人となったメアリーは、スコットランドで再び王位につく。しかし当時のスコットランドは、女王エリザベスI世の支配下にあった。メアリーは自身のイングランド王位継承権を主張、エリザベスの権力を脅かす。恋愛、結婚を経験し、気高く美しいメアリーに複雑な想いを抱くエリザベス。それぞれの宮廷内部で起こる裏切り、反乱、陰謀がふたりの王位を危険にさらし、歴史の流れを変えてゆく。“従姉妹”同士ながらお互いを恐れ、同時に魅惑されていた若きふたりの女王たちは、男性社会の中で政治を司る女性として戦うのだったーー。メアリーのもって生まれた高潔さ、激情をシアーシャが鮮烈に演じ、エリザベスの気高さの影にある繊細さ、孤独をマーゴットが緊張感をもって体現。16世紀のイギリスを揺るがしたふたりの女王の熾烈な戦いは、海外ドラマ「クイーン・メアリー」や映画『エリザベス』など、これまでに語られてきたメアリーとエリザベスI世の常識を覆す新しい物語となる。本作で長編映画監督デビューを果たしたのは、舞台演出を数多く手がけてきたジョージー・ルーク。キャストには『ダンケルク』のジャック・ロウデン、『女王陛下のお気に入り』のジョー・アルウィン、『クレイジー・リッチ!』のジェマ・チャン、『アリス・クリードの失踪』などのマーティン・コムストンが名を連ねる。『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は2019年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年11月22日エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ、そしてオリヴィア・コールマンという3人の実力派女優が三つ巴の争いを繰り広げる『女王陛下のお気に入り』。この度、歴史に基づく女たちの激突を描く予告編が公開された。『ロブスター』でカンヌ国際映画祭・審査員賞、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』で同・脚本賞を受賞したヨルゴス・ランティモス監督の最新作となる本作。第75回ヴェネチア国際映画祭では銀獅子賞(審査員大賞)に輝いている。この度解禁された予告編では、18世紀フランスとの戦時下、グレートブリテン王国を支配していた虚弱で気まぐれな女王アンと、女王を支配し権力を奮っていた強気な公爵夫人レディ・サラ。没落した貴族の娘で、女王を魅了し上流階級への返り咲きを目論む女官アビゲイルという三者三様の女性たちが登場。彼女たちの三つ巴の争いを、世代を代表する3大女優がこれまで見せたことのない挑発的な演技と、美しくも斬新なビジュアルと音楽とともに描き出していく。まさに、鬼才と呼ばれるランティモス監督の才能が炸裂した映像となっている。10月31日に発表された英国インディペンデント映画賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞(オリヴィア・コールマン)、助演女優賞(エマ・ストーン/レイチェル・ワイズ)、キャスティング賞、撮影賞、衣裳賞、編集賞、メイキャップ&ヘア賞、美術賞、音響効果賞と12部門13ノミネートとなる最多ノミネートを達成。イングランドの女王アンを演じたオリヴィアはヴェネチア国際映画祭で主演女優賞を受賞しており、アカデミー賞主演女優賞最有力との声も上がっている。また、女王の幼なじみレディ・サラを演じるレイチェルも先日、第22回ハリウッド映画賞にて助演女優賞を受賞。そして女官アビゲイルを、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞に輝き、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』でも新境地を切り開いたエマが熱演する。美しい宮廷を舞台に巻き起こる、3人の女たちの刺激溢れる関係を、まずはこの映像から覗いてみて。『女王陛下のお気に入り』は2019年2月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:女王陛下のお気に入り 2019年2月、全国にて公開予定(C)2018 Twentieth Century Fox
2018年11月10日クリスマス時期は、ノーフォーク州にあるサンドリンガム・ハウスに集うのが慣例となっているイギリス王室メンバーたち。今年のクリスマスは、エリザベス女王がメーガン妃の母・ドーリアさんをサンドリンガム・ハウスに招いたという。「Daily Mail」紙が報じた。エリザベス女王からのこうした“お誘い”は前例がなく、キャサリン妃の家族でさえサンドリンガム・ハウスには招かれたことがないとのこと。これまで、キャサリン妃の家族は教会で行われるクリスマス礼拝に王室メンバーたちとともに何度か出席しているが、その際の滞在先はウィリアム王子一家が住んでいたアンマー・ホールだったようだ。イギリス出身で家族のサポートを受けられるキャサリン妃とは違い、アメリカから王室に嫁いで身近に家族がいないメーガン妃。さらに現在は妊娠中であるということもあり、エリザベス女王はメーガン妃を気遣ってドーリアさんを招待したとみられている。ドーリアさんの元夫でメーガン妃の父であるトーマス・マークルや、異母姉のサマンサ・マークルは、すっかり“お騒がせ人物”として有名になってしまったが、物腰が柔らかく温和なドーリアさんは、王室のメンバーから温かく受け入れられているそうだ。(Hiromi Kaku)
2018年11月06日天皇陛下の執刀医・天野篤さん(順天堂大学医学部附属順天堂医院院長・63)が本誌に独占告白!陛下の泰然たるご様子と美智子さまの「献身」……。6年前の心臓手術の“舞台裏”がいま明かされる。2012年2月18日。東京大学医学部附属病院・入院棟14階の特別室をあとにした陛下は、美智子さま、黒田清子さんに見送られるようにして、午後9時24分、手術室にお入りになった。手術を担当したのは東京大学と、順天堂大学の合同チーム。執刀にあたったのは当時、すでに6,000例もの心臓手術を手がけ「神の手」と称されていた心臓血管外科医、順天堂大学医学部教授(当時)の天野さんだ。午後11時1分。天野さんの握るメスが陛下の胸に当てられる。歴史上初めての天皇の心臓手術、冠動脈バイパス手術が始まった。あれから6年――。手術前日、天皇皇后両陛下に直接、お会いして手術の説明をしたとき、経験したことのない緊張に包まれたと天野さんは明かす。「たった30分の説明が、3時間に感じられました。全身の水分が、全部背中から流れ出たみたいな感じ。普通だったら映像の中にいる人。会いたくたって会えない人。そういう人と、同じ空気のなかに、僕なんかがいていいのかなと。もう、それぐらい圧倒的に神々しい。オーラが違いました」説明をお受けになる両陛下のご様子を、天野さんは述懐する。「天皇陛下は泰然となさっておいででした。医療に対する信頼がおありだったんだと思います。手術のことも、最初からすべて受け入れてくださっていた。『何かご質問はありますか?』とうかがっても『お任せしてありますから』と」一方、陛下のお体をとても心配なさっていた美智子さまからは、「矢継ぎ早に多くのご質問を受けました」と天野さん。「皇后陛下はご質問をされるたび、必ず『そうでございましょう』と天皇陛下にご同意をお求めになっていました。それに対して陛下は『うん、そうね、そうね』と」天野さんは、お二人の深い絆が見えるようだったと語る。「天皇陛下がお生まれになってから、日本はずっと戦争のただ中でしたよね。そして、皇后陛下に出会うまでに、いろいろご苦労があったわけじゃないですか。皇后陛下のなかには『私がもっと早く出会い、少しでもその辛苦をご一緒に背負って差し上げられていたら』というお気持ちが強くあったと思う。その強い思いを、天皇陛下もきちんと受け止めていらっしゃって。だから、皇后陛下のおっしゃることは基本的にすべて肯定される。あのお二人は、まさしく一心同体、そう感じました」こうして迎えた2月18日。3時間56分に及んだ手術は、無事に終わった。手術が終わって1時間ほどで天皇陛下は麻酔からお目覚めになった。そして、美智子さま、清子さんのお見舞いを受ける。「術後のご面会で、天皇陛下は左手を皇后陛下、右手を清子さんにさすってもらいながら『気持ちいい』とつぶやかれていました。おそらく術後の痛みだってあったはずです。それなのに、決してお辛いところをお見せにはならない。手術前、偉ぶることなく全員にお声をかける陛下にも感動しましたが、ご自身の威厳をしっかりと保つお姿は、とても神々しく思えました」――半年後の’12年夏。両陛下は天野さんを食事会に招かれた。吹上御所の応接間の窓からは、満開のキスゲの花が見えたという。「皇后陛下が『奇麗でしょう、いまがいちばんの見ごろなんです』と説明してくださいました。天皇陛下は、キスゲの隣にあった大きな木をお示しになって『悠仁がカブトムシをよく捕りにくるんです』と。そのお顔からは、お孫さんのことが可愛くて仕方ないというお気持ちがにじみ出ているようでした」そのとき、御所で供されたのは松花堂弁当。その中にカツオの刺身が入っているのを見て、天野さんは驚きを隠せなかった。じつは手術後、天野さんは天皇陛下に、「ご回復のためにも食事できちんと栄養を取るよう心がけてください。タンパク質を取るには、これからの季節、カツオがおいしくて、よろしいと思います」と、進言していたのだ。美智子さまはにっこりほほ笑んで、天野さんにこうおっしゃった。「先生もお好きだとお話しされていたので、カツオをご用意しておきました」天野さんは美智子さまのお心遣いに「感じ入った」という。「ほかに注意点として『ケガに気をつけてください』と申し上げました。ケガをすると体力も落ち、生活の質も下がりますから。手術後、公務に復帰された両陛下が、腕を組む場面が増えたように感じませんか。ちょっとした階段などでも、皇后陛下は必ず、天皇陛下を支えられている。もしかしたら、僕の助言を皇后陛下がお聞き入れくださったのではないかと思います。内助の功の素晴らしさを拝見した気がしました」来年4月30日、天皇陛下はお元気なまま、ご退位の日を迎えられるに違いない。「200年ぶりといわれる歴史的な生前退位に、ほんのわずかでも関われたことはとても誇らしく、僕にとっては勲章のようなものです」
2018年10月19日「天皇陛下はご自分の足で、歩いておみえになりました。そして、緊張した面持ちで整列していた医師やスタッフ、一人ひとり、全員にお声をかけてくださった。それは、とても印象的な光景でした」すべての人に分け隔てなく――それは、私たち国民には見慣れたいつもの天皇陛下のお姿だった。ただ、その場所がこれからご自身の心臓手術が執り行われる、手術室という一点を除けば……。2012年2月18日。東京大学医学部附属病院・入院棟14階の特別室をあとにした陛下は、美智子さま、黒田清子さんに見送られるようにして、午後9時24分、手術室にお入りになった。手術を担当したのは東京大学と、順天堂大学の合同チーム。執刀にあたったのは当時、すでに6,000例もの心臓手術を手がけ「神の手」と称されていた心臓血管外科医、順天堂大学医学部教授の天野篤さん(現・順天堂大学医学部附属順天堂医院院長・63)だ。午後11時1分。天野さんの握るメスが陛下の胸に当てられる。歴史上初めての天皇の心臓手術、冠動脈バイパス手術が始まった。あれから6年――。「手術後、陛下からはいつも招待状を送っていただいて。毎年、12月23日に吹上御所でお目にかかります。でも、それも、おそらく今年で最後になるでしょう」順天堂医院の院長応接室で、間もなく迎える平成最後の天皇誕生日を前に、天野さんは感慨深げにこう語った。そして、改めて、あの日に思いをはせた。「いよいよ手術という場面、執刀医にあいさつする人はいても、全員に声をかける患者さんなんていません。それも決して偉ぶる素振りもなく、ごくごく自然に。こんなことを言っては畏れ多いですが、僕はもう、そのお姿を見ただけで、陛下の大ファンになりました」心臓手術を受けた’12年の天皇誕生日。記者会見の席で、記者からの「手術後も以前と変わらぬペースで公務に取り組まれているが、来年80歳となるのを機に一層の負担軽減が必要との指摘があるが」という問いかけに、天皇陛下は次のようにお答えになった。「……負担の軽減は、公的行事の場合、公平の原則を踏まえてしなければならないので、十分に考えてしなくてはいけません。いまのところしばらくはこのままでいきたいと考えています」天野さんの胸に響いたのが、「公平の原則」というお言葉だった。「関係者の方からも、陛下は公務の優先順位も、ご自分の中にある『公平の原則』に照らして、お決めになる、と聞きました。国民とともにあるため、陛下は徹底的に公平の原則を貫いてこられたんだと改めて感銘を受けました」陛下の信念に触れ、天野さんも仕事に対する姿勢を変えた。「以前は部下任せにすることも多かった緊急手術を、極力すべて自分で引き受けるようにしました。経験値がいちばん高いものがあたれば、緊急といえど、高いレベルの治療が提供できるからです」いつ飛び込んでくるかわからない手術のため、酒もきっぱり断った。「当時の僕は、年間500例の手術をこなしていました。だけど、それは結局、自分のためだったんです。手術がうまくなりたい、有名になりたい、症例数を増やし学会で名をなしたいって」そんな、思い上がった気持ちも、奇麗さっぱり捨て去った。「陛下のおっしゃる公平の原則を、僕なりに守るにはどうしたらいいか。それは、どんな患者に対しても、自分のベストを尽くすことだと思いました。それを続けることができれば、周りの人もきっとついてきてくれる。天皇陛下も、そうじゃないですか。自分の中で公平の原則を常に意識し、きちんと守っていらっしゃるからこそ、国民誰もが尊敬のまなざしを向ける。そんなところを、ちょっとでも、僕もまねしていきたい」症例数はもはや8,000件を超え、いまさら、数をこなしたいとは思わない。いかに、質の高い医療を誰にでも提供できるか。その思いが、天皇陛下のお心に触れて固まったのだ。だからこそ、陛下の手術もあくまで8,000分の1にすぎないと考える。「陛下の手術はあの時点での僕のベスト。でも、あの手術から僕はもっと進化して、さらに質の高い手術を、現在の患者さんには行えているはず。きっと、公平の原則を大切にされている陛下なら、『それでいいんですよ』とおっしゃってくださるに違いないと思います」
2018年10月19日イギリスの長寿ドラマ「ドクター・フー」で11代目のドクターを演じ、「ザ・クラウン」ではエリザベス女王の夫、フィリップ殿下の若かりし頃を演じたマット・スミスが、『スター・ウォーズ エピソード9』(仮題)に出演するという。「Variety」誌によれば、マットの役柄は物語の鍵を握る重要な役とのこと。J.J.エイブラムス監督が手掛ける『スター・ウォーズ エピソード9』は、すでに今月初旬からロンドンのパインウッド・スタジオで撮影開始に。マーク・ハミル、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガらキャストが前作から引き続き出演するとともに、新たにケリー・ラッセル、リチャード・E・グラント、ドミニク・モナハンの参加が伝えられている。マットは9月18日に開催のエミー賞において、前述したフィリップ殿下役の演技が認められ、助演男優賞にノミネートされている演技派。私生活では『シンデレラ』のリリー・ジェームズと2014年から交際中で現在は同棲している。今年に入ってリリーが左手の薬指に婚約指輪をつけていたことから、すでに婚約済みとのうわさも。『スター・ウォーズ エピソード9』はアメリカで2019年12月20日に公開予定。(Hiromi Kaku)
2018年08月29日1980年代から35年以上に渡り世界的ヒットを作りつつけている元祖ポップス女王マドンナ(Madonna)。歌手以外でも女優、映画監督、さらには実業家としても活躍する彼女は1958年8月16日に生まれ、今年で還暦を迎える。Spotifyではそんなマドンナの代表曲を中心にまとめられたプレイリスト「This is Madonna」を公開中。同時に過去9ヶ月間最も聴かれた曲も発表した。この機会に彼女生み出した名曲に触れてみてはいかがでしょうか。Spotifyで最も聴かれたマドンナの楽曲1. Like A Prayer2. Material Girl3. Like A Virgin4. 4 Minutes(feat. Justin Timberlake & Timbaland)5. Vogue6. La Isla Bonita7. Hung Up8. Bitch I’m Madonna9. Holiday10. Into The Groove毎日気になる面白い音楽プレイリスト情報を配信。あなたの音楽ライフをより楽しく。プレイリスト専門webマガジン「DIGLE MAGAZINE」
2018年08月21日“ソウルの女王”と呼ばれたアレサ・フランクリンがすい臓がんの闘病の上、亡くなった。8月16日朝(現地時間)にアレサのパブリシストが発表。数日前に「危篤に陥っている」ことが報じられていた。デトロイトの自宅で息を引き取ったという。享年76。訃報を聞いたセレブたちからは悲しみの声が上がっている。エルトン・ジョンは昨年アレサの「最後のパフォーマンスを見ることができた」と思い出をふり返った。アレサは彼が主催するエイズ基金のイベントに出演したが、「見るからに具合が悪そうで、歌えるかどうかわからなかった。でも彼女はやってくれた。大歓声だったよ」とのことだ。「本物の音楽を愛する者にとって、アレサの死は大打撃だ」と嘆いている。歌唱力が高く評価されている俳優のヒュー・ジャックマンは、アレサとの共演経験を懐かしんだ。「僕のキャリアにおけるハイライトの1つは、トニー賞授賞式でアレサと歌ったことだ。自分の肉体から離れたような経験だった。史上最高の歌手の1人だよ。みんなが寂しく思う」。オバマ元大統領はミシェル夫人と連名で追悼文を発表。ミシェル夫人は2015年にコンサートでアレサの歌声に涙する姿が目撃されていた。トランプ大統領もSNSで「素晴らしい女性だった。彼女の声は神からの贈り物だった。残念だ」とツイート。11月14日には、ニューヨークでアレサの音楽業界の功績を称えたコンサートが開かれる。これは数か月前から企画されていたものだが、アレサが亡くなったいま、追悼コンサートの役割が大きくなるかもしれない。(Hiromi Kaku)
2018年08月17日映画『女王陛下のお気に入り』が2019年2月15日(金)より全国ロードショー。監督はギリシャの鬼才・ヨルゴス・ランティモス、エマ・ストーン主演最新作となる。『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン主演最新作映画『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』で新境地を開いた女優エマ・ストーン。彼女の主演最新作となる映画『女王陛下のお気に入り』では、再び貴族の地位に返り咲くため必死に戦う、召使いの役を演じる。貴族へ返り咲くため戦う召使い役にエマ・ストーン演じるアビゲイルは、18世紀初頭フランスと戦争状態にあるイングランドの女王のもとに入った、新しい召使い。しかし、アビゲイルはただの召使いではなく、再び貴族の地位に登りつめたいと激しい野望を持つ人物だった。レイチェル・ワイズが女王の下で絶大な権力を振るう強者にそんなアビゲイルに惹かれたのが、レイチェル・ワイズ演じるレディ・サラ。レディ・サラは虚弱な女王・アンの幼馴染でありながら、病身で気まぐれな女王の世話をし絶大な権力を振るう強者。そんなレディ・サラと友情を育み、女王の近臣としてサラを手助けするアビゲイル。レディ・サラがサポートしてくれるものの、アビゲイルの行く手には数々の試練が待ち受けていた。共演はレイチェル・ワイズ&オリヴィア・コールマン共演はオスカー女優のレイチェル・ワイズ。ゴールデン・グローブ賞/エミー賞に輝く名女優オリヴィア・コールマンが女王役を担当する。また、実力派に加え、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィンといった、フレッシュな英国俳優たちの登場も作品の魅力の一つだ。監督は“ギリシャの鬼才”ヨルゴス・ランティモスメガホンをとるのは、『ロブスター』でカンヌ映画祭 審査員賞、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』でカンヌ映画祭 脚本賞を受賞した、ヨルゴス・ランティモス。今最も注目されるギリシャの鬼才と呼ばれる人物だ。ベネチア映画祭&ゴールデングローブ賞で快挙、オリヴィア・コールマンが主演女優賞受賞なお、映画『女王陛下のお気に入り』は、第75回ベネチア映画祭のコンペ部門で、FOXサーチライト配給作品として出品されワールドプレミアを実施。審査員大賞の“銀獅子賞”を受賞した他、オリヴィア・コールマンが“女優賞”を受賞し、W受賞となった。またアカデミー賞の前哨戦となる第76回ゴールデングローブ賞においては、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、女優賞(オリヴィア・コールマン:ミュージカル・コメディ部門)、助演女優賞(レイチェル・ワイズ、エマ・ストーン)、脚本賞(デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ)の主要賞4部門5ノミネート。授賞式では、オリヴィア・コールマンが主演女優賞の受賞を果たした。アカデミー賞で最多10部門にノミネート新たに発表された第91回アカデミー賞においては、作品賞、監督賞(ヨルゴス・ランティモス)、主演女優賞(オリヴィア・コールマン)、助演女優賞(レイチェル・ワイズ、エマ・ストーン)、脚本賞(デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ)、編集賞(ヨルゴス・モヴロブサリディス)、衣裳デザイン賞(サンディ・パウエル)、美術賞(フィオナ・クロムビー)、撮影賞(ロビー・ライアン)の9部門10ノミネートの快挙。ついにアカデミー賞も本格的になり、この賞レースから目が離せない。エマ・ストーンら着用の舞台衣装が六本木に第91回アカデミー賞で『女王陛下のお気に入り』『メリー・ポピンズ リターンズ』のWノミネート中の衣裳デザイナー、サンディ・パウエルの衣装展が、2月6日(水)より、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催。オリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズが『女王陛下のお気に入り』の撮影で実際に着用した舞台衣装が展示される。ストーリー18世紀初頭、フランスとの戦争状態にあるイングランド。虚弱な女王、アン(オリヴィア・コールマン)が王位にあり、彼女の幼馴染、レディ・サラ(レイチェル ・ワイズ)が病身で気まぐれな女王を動かし、絶大な権力を振るっていた。そんな中、没落したサラの従妹アビゲイル(エマ・ストーン)が召使いとして参内し、その魅力がレディ・サラとアン女王を引きつける。レディ・サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を伺っていた。戦争の継続をめぐる政治的駆け引きが続く中、急速に育まれるサラとの友情がアビゲイルにチャンスをもたらすが、その行く手には数々の試練が待ち受けていた。【詳細】映画『女王陛下のお気に入り』公開時期:2019年2月15日(金)監督:ヨルゴス・ランティモスキャスト:エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ、オリヴィア・コールマン、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィン2018年/アイルランド・アメリカ・イギリス映画配給:20世紀フォックス映画原題:The Favourite
2018年07月29日エリザベス・バンクスがメガホンを取るリブート版『チャーリーズ・エンジェル』のエンジェルが決定したという。クリステン・スチュワート、『パワーレンジャー』のナオミ・スコット、イギリス出身の新人女優エラ・バリンスカの3人だ。「The Hollywood Reporter」が伝えた。クリステンは昨年、ルピタ・ニョンゴとともにエンジェル候補として出演交渉中であることが報じられており、メディアにも「ぜひやりたい。できたらいいなぁ…リズ・バンクスの大ファンなんだ。彼女はいま、この時代の話を語るのに完璧な人。最後まで全力でサポートするよ!」とアピールしていた。エリザベスは監督、製作、脚本を担当し、さらにチャーリーの右腕・ボスレーに当たる役も演じるという。ボスレーはいままでドラマ、映画ともに男性という設定だった。「私にとって『チャーリーズ・エンジェル』は強い女性を描いたオリジナルブランドの1つなんです。だって、70年代に放送がスタートしたんですからね」とエリザベスは『チャーリーズ・エンジェル』シリーズへの憧れを明かした。「この映画では新しい時代のモダンで地球規模なエンジェルを紹介しつつ、チャールズ・タウンゼント(チャーリー)と彼の探偵事務所から受け継いだものに敬意を払いたいと思います。このチャプターをクリステン、ナオミ、エラと世界中のファンに届けるのが楽しみで仕方ありません」と抱負を語った。新『チャーリーズ・エンジェル』(仮題)は2019年9月27日全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2018年07月27日26日(現地時間)、2014年からエリザベス女王が毎年1回開催している「ヤング・リーダーズ・アワード」にヘンリー王子とメーガン妃が出席した。同アワードはコモンウェルス(英連邦)の国々の様々な分野で活躍している若いリーダーたちを称えるイベント。ヘンリー王子とメーガン妃は今後、夏にバッキンガム宮殿で行われる「ヤング・リーダーズ・プログラム」をエリザベス女王から引き継ぐと報じられている。今年王室入りしたメーガン妃にとって、このイベントに出席するのは初めてだが、「Daily Express」紙によれば7年前に王室に嫁いだキャサリン妃はいままで招かれたことがないという。また、数週間前にはメーガン妃はエリザベス女王と2人きりの初公務を行ったが、その際に女王と王室のプライベート・トレインに乗ったことも異例だと話題になった。こちらは本来フィリップ殿下やチャールズ皇太子などのシニアメンバー以外が乗車することはなく、当然キャサリン妃も乗ったことはなく、それどころかウィリアム王子、ヘンリー王子も経験がないそうだ。女王にかわいがられていることで少しリラックスしすぎてしまったのか、この日は女王とヘンリー王子と横並びで座っている際に脚を組んでいる姿が撮られ、「エチケットがなってない!」とSNSで一部王室ファンに批判された。(Hiromi Kaku)
2018年06月27日ヘンリー王子と結婚してからまもなく1か月が経つメーガン妃。先週はエリザベス女王の誕生日パレード「Trooping the Colour」でバッキンガム宮殿のバルコニーデビューを果たし、ロイヤルファミリーのメンバーとして早くもなじんでいる感を漂わせている。そんなメーガン妃が、14日(現地時間)、初めてエリザベス女王と2人だけで公務に臨み、女王と笑顔で談笑する余裕を見せた。「ETonline」によると、エリザベス女王は公務の前にパールとダイアモンドのピアスをメーガン妃にプレゼント。メーガン妃は当日そのピアスを「ジバンシィ」の白いドレスに合わせ、上品な装いにまとめた。2人は1日を通してよく話し、互いにクスクスと笑う姿が撮られており、すべてが順調に進んだという。関係者はメーガン妃がロイヤルファミリーとして自信を持って振る舞えるのは、「キャサリン妃、カミラ夫人が温かく受け入れ、ヘンリー王子もメーガン妃が不安を持たずに心地よく過ごせるよう最善を尽くしているから」と語っている。そんなヘンリー王子のやさしさに、メーガン妃もメロメロ。公務の間にファンたちと交流し、ヘンリー王子は「最高の夫」であるとのろけ、「結婚生活は素晴らしく、とても楽しんでいます」とコメントした。(Hiromi Kaku)
2018年06月15日9日(現地時間)、毎年恒例となっているエリザベス女王の誕生日パレード「Trooping the Colour」が開催された。5月にヘンリー王子と結婚したメーガン妃が、ロイヤルファミリーとして初めてバッキンガム宮殿の“バルコニーデビュー”。しかし、それ以上に注目を集めたのは、やはりキュートなジョージ王子&シャーロット王女だった。バッキンガム宮殿の上空では、イギリス空軍の飛行機による祝賀飛行「フライパスト」が行われ、乗り物好きなことで知られているジョージ王子は大興奮。おしゃべりと笑いが止まらず、隣にいた7歳のはとこサヴァンナ・フィリップスに口をふさがれてしまった。そのとき、サヴァンナはカメラに気付いており、ギョロッとした視線を送っている。その後もくすくす笑いが止まらないジョージ王子に、サヴァンナは自分の口元に指を当てて「シーッ」と注意。サヴァンナはアン王女の長男ピーター・フィリップスの長女で、エリザベス女王にとって初めての曾孫だ。終始ご機嫌だったジョージ王子に比べ、シャーロット王女はぐずる場面も。「People」誌によれば「フライパスト」の間に空を見上げたシャーロット王女はバランスを崩し、後ろに転んでしまったそうだ。幸い、後ろに立っていたキャサリン妃がすぐに手を差し伸べ引き上げたが、シャーロット王女は大泣き。キャサリン妃と一緒に、サヴァンナもなぐさめている姿が写真に収められていた。(Hiromi Kaku)
2018年06月11日東京ディズニーランドホテルでは、「食」のエンターテイメントプログラム「ディズニー・ダイニング・ウィズ・ザ・センス~ディズニー映画『アナと雪の女王』より~」を、2019年8月3日(土)から18日(日)までの期間限定で開催する。“魔法のアイマスク”をして楽しむ「食」のエンターテイメント「ディズニー・ダイニング・ウィズ・ザ・センス」は、アイマスクをした状態で、ディズニー映画の世界観に入り込みながらコース料理を楽しむ「食」のエンターテイメントプログラムだ。ディズニー映画『アナと雪の女王』の世界をモチーフにテーマは、ディズニー映画『アナと雪の女王』。ゲストは“魔法のアイマスク”を着用して『アナと雪の女王』の世界観を感じながら、アレンデール王国のパーティーで振舞われた料理をイメージしたコース料理を味わうことができる。2019年1・2月に実施された同イベントの再公演となる今回は、普通席・ペア席に加えて、前回開催時に要望の多かった4名までのグループ席も用意されている。視覚を抜いた“四感”で楽しむコース料理イベント当日は、プログラムの進行役であるマジカルシェフがかける魔法を合図に『アナと雪の女王』の世界へ。突然訪れた冬の寒さを乗り越え、夏の到来に歓喜するアレンデール王国を舞台に、すぐそばに感じるアナやエルサたちの声や、思わず口ずさんでしまう名曲を聴きながら、様々な料理を味わうことができる。何も見えない中、手探りで口に運ぶ料理は、一体どんな味わいがするのか?味覚・嗅覚・触覚・聴覚を研ぎ澄ませながら、ディズニー映画『アナと雪の女王』の世界観を“食”で体感してみてはいかがだろう。オラフのシルエット入りグラスをプレゼントなお、参加者にはオラフのシルエットと「ディズニー・ダイニング・ウィズ・ザ・センス」のロゴが入ったデザインのグラスがプレゼントされる。開催概要「ディズニー・ダイニング・ウィズ・ザ・センス~ディズニー映画『アナと雪の女王』より~」開催期間:2019年8月3日(土)〜8月18日(日)※昼の部と夜の部で1日2回開催。時間は開催日によって異なる。会場:東京ディズニーランドホテル 宴会場「シンデレラドリーム」料金:■通常回普通席 1名 13,900円 ペア席 2名 27,800円料理(コース料理)、飲み物(乾杯用スパークリングワインおよび白・赤ワイン、ソフトドリンクのフリードリンク)※20歳以上限定。■ファミリー回ペア席 25,800円、グループ席 51,600円料理(コースメニュー)、飲み物(ソフトドリンクのフリードリンク)※16歳以上の家族で参加可能。チケット発売日:2019年5月23日(木)10:00よりローソンチケットにて販売※普通席...2名以上で普通席を申し込んだ場合、同伴者と別のテーブルに案内。また、他のゲストと相席となる。※ペア席...2名1組でペア席を申し込んだ場合、同伴者と同じテーブルの向かい合わせの席に案内。また、他のゲストと相席となる。※「ディズニー・ダイニング・ウィズ・ザ・センス」のプレゼントは1人1点のみ。※画像はすべてイメージ。©Disney
2018年05月21日