大人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」が、今年も「違法ダウンロードされたテレビ番組」ナンバーワンを記録。「TorrentsFreak」が発表した。製作側にとっては喜べないランキングで5年連続1位というポジションだが、良く取ればそれだけ長い間、「ゲーム・オブ・スローンズ」が注目されているという証拠でもある。NetflixやHulu、Amazonプライムなどの安価で手軽なストリーミング配信サービスが身近になり、加入する人が増えたおかげで、違法ダウンロード回数自体は減っているというのが幸いだ。2位は、昨年と同じで「ウォーキング・デッド」だった。一方、3位には今年10月から12月に放送されたJ.J.エイブラムスが製作総指揮を務める新番組「ウエストワールド」がランクイン。4位から7位は「The Flash/フラッシュ」、「Arrow/アロー」、「ビッグバン☆セオリー/ギークなボクらの恋愛法則」、「ヴァイキング~海の覇者たち~」といった既存の有名番組が続いた。8位は今年初めにアメリカで放送されて話題を呼んだDCコミックス原作の新番組「Lucifer/ルシファー」、9位は「SUITS/スーツ」。ドラマだらけのランキングの中、10位に自動車番組の「グランドツアー」が登場。11月18日(現地時間)からシーズン1の配信が始まったばかりにもかかわらずランクイン。10位以内に入った今年の新番組3つは、早くも次シーズンの製作が決定し、すでに人気作品となっている。(Hiromi Kaku)
2016年12月28日マーベルの大ヒット映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の新作『GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2』が、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の邦題で2017年5月12日に日本公開されることが13日、明らかになった。本作は、70年代を中心とした懐かしくゴキゲンなヒット曲にのせて、ヒーローとは言い難い宇宙のはみ出し者たち"ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー"が銀河を救うため強大な敵に立ち向かうアクション・アドベンチャー。宇宙一不運なトレジャー・ハンター、ピーター・クイルが、刑務所で偶然出会った正義や平和とはかけ離れた仲間たちをまとめあげ、銀河の危機を救う。メンバーは、個性と魅力にあふれた"普通じゃないキャラ"。ピーターに悪態をつきながらも、相棒グルートの面倒を見ながら銀河を救うために奔走してしまう宇宙一凶暴なアライグマ"ロケット"や、緑の肌のセクシーな暗殺者"ガモーラ"、復讐に生きてきたがどこか抜けている破壊王"ドラックス"、「I am Groot.」としか話さない動く木"グルート"だ。今回、かつては巨大な木であった"グルート"が、戦いの末その身体の大半を失い、挿し木から少し成長した"ベビー・グルート"として登場。米サンディエゴで行われたコミコン・インターナショナルでいち早く紹介された際には、つぶらな瞳を輝かせるキュート過ぎる姿と、相変わらずの「I am Groot.」という一言に、集まった観客からため息が漏れたという。本作のもう一つの魅力は、70年代を中心とした懐かしくてゴキゲンなヒット曲たち。ピーターが母親から贈られたカセットテープに収録されている楽曲たちが、壮大なアクションシーンや、爆笑必至なシーンを彩り、このへんてこな負け組チームの背中を押す。監督・脚本を務めるのは、ハリウッドの人気監督の仲間入りをしたジェームズ・ガン。そして、『ジュラシック・ワールド』で注目を集めた俳優のクリス・プラットが、引き続きピーター・クイルを演じる。(C)Marvel Studios 2016
2016年12月14日「ゲーム・オブ・スローンズ」でデナーリス・ターガリエンを演じて大ブレイクしたエミリア・クラークが『スター・ウォーズ』の世界に仲間入りする。『スター・ウォーズ』のキャラクター・ハン・ソロの若き日を描くスピンオフ映画に、出演が決定したのだ。『スター・ウォーズ』の公式サイトで正式に発表されている。オールデン・エアエンライクがハン・ソロ役、ドナルド・グローバーがランド・カルリジアン役を演じ、フィル・ロイドとクリス・ミラーがメガホンを取ることがすでに報じられているが、女性キャストが発表されるのは初めて。「The Hollywood Reporter」によれば、『ダイバージェント』のゾーイ・クラヴィッツ、『クリード チャンプを継ぐ男』のテッサ・トンプソン、『オデッセイ』のナオミ・スコットらもこの映画のためのオーディションを受けたということだが、エミリアと同じ役を競ったのかは明らかになっていない。公式サイトでは「エミリアの役は、ハン・ソロとチューイーが出会うダイナミックなキャラクターたちをより完全にしてくれる」と表現されており、重要な役であることには間違いないようだ。映画の公開は2018年5月25日に決定しているが、タイトルは未定。(Hiromi Kaku)
2016年11月21日第68回エミー賞ドラマ部門作品賞ほか2年連続最多12部門受賞という歴史的快挙を打ち立てた、いま世界が注目する超ド級ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」。衝撃の結末で幕を閉じたシーズン5「第五章:竜との舞踏」に続いて驚愕の展開が連続するシーズン6「第六章:冬の狂風」から、ティリオン・ラニスター役のピーター・ディンクレイジをはじめ、キャストたちの“NGが連続する”特別動画が解禁となった。架空の七王国を舞台に、1つの玉座をめぐり複数の名家が繰り広げる壮絶な覇権争いとドロドロの恋愛&人間ドラマを、映画をも凌駕する壮大なスケールで描いたアクション・スペクタクル巨編。シーズンを追うごとに米ケーブルテレビ局「HBO」史上最多の視聴者を集め続けており、特に第六章は、ジョージ・R・R・マーティンによる原作「氷と炎の歌」の物語を追い越した予測不能の展開が待ち受ける。苦難のアリア(メイジー・ウィリアムズ)、逃亡を図ったサンサ(ソフィー・ターナー)、未知の地へ降り立ったデナーリス(エミリア・クラーク)、そしてジョン・スノウ(キット・ハリントン)の生死など、まさにシリーズ最大の盛り上がりとなることは必至。すでに第八章でのシリーズ完結が発表されており、第七章は2017年夏、全米放送予定、スピンオフ化も検討中という。また、本作からは、映画界で大躍進を遂げる若手俳優たちが続々と登場している。エミリア・クラークは、今年『世界一キライなあなたに』で主演を務め、ソフィー・ターナーは『X-MEN:アポカリプス』、ブライエニー役のグェンドリン・クリスティーは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、ダーリオ役(第三章のみ)のエド・スクレインは『デットプール』『トランスポーター イグニション』に出演。第四章から同役を演じているミキール・ハースマンは『アデライン、100年目の恋』などに出演しており、ロブ・スターク役のリチャード・マッデンは『シンデレラ』の王子に、カール・ドロゴ役を演じていたジェイソン・モモアは、DCコミックスの実写化“アクアマン”に抜擢されている。そんな本作のブルーレイ&DVDには、約90分にも及ぶ映像特典を収録。今回のNG集は、その特典にも入っていないPR用動画となっており、何度も同じ箇所でかんでしまうディンクレイジや、とにかく明るいエミリア、人気キャラ“ハウンド”役のロリー・マッキャンらが、おちゃめな素顔を見せている。「ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風」ブルーレイ&DVD はレンタル中、11月16日(水)よりブルーレイ&DVDコンプリート・ボックス発売。Game of Thrones (C) 2016 Home Box Office, Inc. All rights reserved.HBO(R) and related service marks are the property of HomeBox Office, Inc. Distributed by Warner Bros. Entertainment Inc.発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ](C) 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2016年11月15日シーズンを追うごとに世界中のファンを熱狂させている海外TVドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』のブルーレイ&DVDのレンタルが本日より開始され、11月16日(水)よりソフトが発売されるのを記念して、NG動画が公開になった。公開されたNG動画架空の王国を舞台に、ひとつの玉座をめぐり複数の名家が繰り広げる壮絶な覇権争いを映画を凌ぐ壮大なスケールで描く『ゲーム・オブ・スローンズ』。シリーズ最大の盛り上がりを見せる第6章『冬の狂風』は、第68回エミー賞で作品賞ほか最多23部門にノミネートされたほか、エミリア・クラーク(『世界一キライなあなたに』『ターミネーター:新起動/ジェニシス』)や、ソフィー・ターナー(『X-MEN:アポカリプス』)、グェンドリン・クリスティー(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)、エド・スクレイン(『デッドプール』『トランスポーター イグニション』)など、本作を足がかりに活躍の場を広げる俳優たちも多く、アメリカドラマ界を牽引する超大作として話題を集めている。本シリーズは第8章で完結することが決まっており、第7章は全米で来夏放送される。16日(水)に発売されるコンプリート・ボックスには、撮影の裏側がわかるメイキングや未公開シーンなど約90分に及ぶ映像特典が収録される。このほど公開になったNG動画は、ティリオンを演じるピーター・ディンクレイジを中心に、デナーリス・ターガリエン役のエミリア・クラークも登場し、ファンならずとも思わずクスっと笑ってしまう内容になっている。『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』(全10話)ブルーレイ&DVD(Vol.1~5)レンタル中11月16日(水)DVD コンプリート・ボックス(5枚組):9400円+税ブルーレイ コンプリート・ボックス(5枚組):11300円+税発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントGame of Thrones (C)2016 Home Box Office. Inc. All rights reserved.HBO(R) and related service marks are the property of HomeBox Office. Inc. Distributed by Warner Bros. Entertainment Inc.
2016年11月02日ジェラルド・バトラー主演のアクション映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』の3作目が製作されることになった。タイトルは、『Angel Has Fallen(原題)』。その他の情報1作目と2作目『エンド・オブ・キングダム』で、バトラー演じるマイク・バニングは大統領を守るシークレット・サービスだったが、3作目では彼自身が危険にさらされることになるようだ。バトラーはプロデューサーも兼任する。監督は決まっていない。1作目は全世界で1億6,000万ドル、2作目は2億ドルを売り上げている。バトラーの最新作は『キング・オブ・エジプト』。現在はアクションスリラー『Hunter Killer』を撮影中。共演はビリー・ボブ・ソーントン、ゲイリー・オールドマン。文:猿渡由紀
2016年10月29日映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が、2017年5月12日(金)に日本公開される。最新作では新キャラが登場前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、母の死に向き合えないピーター、一族最後の生き残りとなり暗殺者へと身をやつしたゴモラ、軽口を叩きながらも心に深い傷を抱えるアライグマのロケット、家族を殺され復讐心で埋め尽くされたドラックス、そして優しい心を持つグルートが主な登場人物。それまで孤独に生きてきた宇宙のならず者たちは負け犬同然の人生をやり直すために、宇宙のために無謀な闘いを挑むことを決意し物語は進んで行く。最新作ではピーターの出生の秘密、そして新キャラクターの登場など気になる要素が満載。その中には“ベビー・グルート”と呼ばれる注目キャラクターも。かつては巨大な木であり、その姿からは畏敬の念すら覚える古の生き物であったグルートが戦いの末その身体の大半を失ってしまい、挿し木から成長した新キャラクターとして登場する。マーベル史上最も“カワイイ”の称号を手にするはずの彼には目が離せない。クリス・プラット続投、シルベスタ・スタローンらも出演ガーディアンズのリーダー、ピーター・クイル(スター・ロード)は引き続きクリス・プラットが演じる。また、シルベスタ・スタローンやカート・ラッセルなどの俳優陣も出演。ロケットにブラッドリー・クーパー、樹木のグルートにヴィン・ディーゼルといった声優も続投する。吹き替えは個性派ぞろい吹替えキャストには、リーダー“ピーター・クイル”を山寺宏一、チームのメンバーの一人(一匹?)で凶暴で毒舌なアライグマ“ロケット”を加藤浩次が決定している。更には、同じくガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーで、殺人兵器として育てられた美しくも危険なツンデレ暗殺者ガモーラと、野獣の力を宿した荒くれものだがド天然な脳筋男ドラックスの吹替えも、前作に引き続いて朴璐美と楠見尚己が演じる。ベビー・グルートを演じる遠藤憲一を含め、日本公開に向けて日本のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバー達が再び終結することに。前作でガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと対立するも、どこか憎めない役として登場した各キャラクターたちの吹替え声優も。ピーターを地球から誘拐し育てた銀河海賊のリーダー・ヨンドゥは立木文彦が、ガモーラの妹でありながら愛され願望をこじらせてしまっている暗殺者ネビュラは森夏姫が続投。作品情報『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』原題:Guardians of the Galaxy Vol. 2公開日:2017年5月12日(金)キャスト:クリス・プラット、ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、デヴィッド・バウティスタ、ゾーイ・サルダナ、マイケル・ルーカー、ショーン・ガン、カレン・ギラン、カート・ラッセル、シルベスタ・スタローンなど監督:ジェームズ・ガン配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン©Marvel Studios 2017【日本版吹替えキャスト一覧】ピーター・クイル/スター・ロード:山寺宏一ロケット:加藤浩次ベビー・グルート:遠藤憲一ドラックス:楠見尚己(くすみ なおみ)ガモーラ:朴璐美(ぱく ろみ)ヨンドゥ:立木文彦(たちき ふみひこ)ネビュラ:森夏姫(もり なつき)
2016年10月18日現地時間の9月18日に開催された、テレビ界最大の祭典とも言えるエミー賞授賞式。前回に続き、授賞式の素敵モーメントをふり返りつつ、オススメドラマを紹介していきます。授賞式中、最も存在感を放っていた作品の1つが、リミテッドシリーズ部門作品賞に輝いた「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」。このドラマはタイトル通り、1994年のO・J・シンプソン事件を題材にしたもの。アメフトの元スター選手O・J・シンプソンが元妻とその友人を殺害した罪に問われ、全米が注目する“世紀の裁判”が展開していきます。「アメリカン・クライム・ストーリー」自体はシーズンごとに異なる事件を取り上げるアンソロジーとなっており、その第1弾にあたるのが「O・J・シンプソン事件」。製作総指揮は「glee/グリー」のライアン・マーフィーです。作品賞以外にも、裁判で思わぬ苦戦を強いられる検察官マーシャ・クラーク役のサラ・ポールソンが主演女優賞、弁護団の代表となる敏腕弁護士ジョニー・コクラン役のコートニー・B・ヴァンスが主演男優賞、マーシャと共に裁判を担当する検察官クリス・ダーデン役のスターリング・K・ブラウンが助演男優賞を受賞。業界内の人気も非常に高いようで、三者の受賞ではそれぞれスタンディング・オベーションが起きました。そんな中、「アーミー・ワイフ」などでも知られるスターリング・K・ブラウンは受賞スピーチで、ジェイ・Zが妻ビヨンセのことを歌った「Public Service Announcement」の歌詞を引用しながら愛妻に感謝。それに続けと言わんばかりにコートニー・B・ヴァンスも同歌詞をもじって妻アンジェラ・バセットに感謝。さらには、「SHERLOCK/シャーロック忌まわしき花嫁」でテレビムービー部門作品賞を受賞したスティーヴン・モファットや「Last Week Tonight with John Oliver」でバラエティトーク部門を制したジョン・オリバーも同歌詞を引き合いに出したり、引用してみようとしたりする…という楽しい現象が起きました。受賞スピーチにおけるちょっとしたブームを作ってしまったことからも、「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」の勢いが感じられます。そして、最後にやはりドラマシリーズ部門作品賞の瞬間を上げないわけにはいきません。「ゲーム・オブ・スローンズ」の2年連続受賞は、授賞式の最後を飾るのに相応しい結果でした。新たなシーズンを迎えるたびに“シリーズ史上最高のシーズン”を生み出している「ゲーム・オブ・スローンズ」ですから、昨年の受賞に続き今年も受賞するのは必然。…と言いたいところですが、不遇の時期が長かったため油断はできませんでしたよね。ただし、過去の「マッドメン」や「モダン・ファミリー」のように、一度受賞できたらその後延々と受賞できてしまうのもエミー賞の傾向の1つ。「ゲーム・オブ・スローンズ」も残すところあと2シーズン、最終章までの連続受賞もあり得る?かもしれません。また、監督賞と脚本賞にも輝いた「ゲーム・オブ・スローンズ」ですが、どちらも対象になったエピソードは第9話「Battle of the Bastards」。ウェスタロス大陸北部奪還の重要な戦いが繰り広げられる第9話は、アクション史劇の映画1本をまるまる観ているかのような迫力!受賞も納得の傑作エピソードとして、ドラマ史に残っていくと思います。(text:Hikaru Watanabe)
2016年10月15日本年度エミー賞でドラマシリーズ部門・作品賞を2年連続で受賞した「ゲーム・オブ・スローンズ」。同作をはじめ、数々の伝説的ドラマを生み出してきた米国ケーブルTV局「HBO」が次に放つのが、西部劇の世界をそのまま再現した近未来のテーマパークを舞台に、“AI(人工知能)の反乱”を描く衝撃のSFミステリー「ウエストワールド」だ。この壮大なテーマに導かれ、初のTVシリーズレギュラー出演を決めたアカデミー賞俳優アンソニー・ホプキンスや、『アポロ13』『トゥルーマン・ショー』などで知られる名優エド・ハリスら、映画界のスターたちが、本作にはこぞって参戦する。今回は、『X-MEN』シリーズのサイクロプス役から、ニコラス・スパークス原作の感涙ラブストーリー『かけがえのない人』、ベルギー発の色情サスペンスをハリウッドリメイクした『パーフェクト・ルーム』などまで、幅広く活躍するイケメン俳優ジェームズ・マースデンに、本作について“話せる範囲”でたっぷりと語ってもらった。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ.J.エイブラムズと『ダークナイト』シリーズのジョナサン・ノーランが、人気ドラマ「パーソン・オブ・インタレスト犯罪予知ユニット」から再タッグを果たした本作。マースデンが演じるのは、列車に乗って“ウエストワールド”を訪れる謎の青年テディ・フラッドという役どころだ。恐竜たちの生きた時代を疑似体験できるのが“ジェラシックワールド”なら、“ウエストワールド”は、ホプキンス演じる天才科学者が創造した、無法の西部開拓時代を疑似体験できるテーマパーク。ガンマンや娼婦など、それぞれの役割を与えられたAIロボットたちが、“ホスト”として来場者に対応するという。「ウエストワールドは、警察も政府もいない、法律もない、何の処罰もないラスベガスといったところかな。社会的制約なしで、この(西部劇の)体験に浸れるんだ。そして鮮やかで魅惑的な形で目の前に広がるから、つい悪い道にそそのかされてしまう」と、マースデンは言う。「興味深いと思ったのは、法も結果もない西部開拓の時代に遡るということ。その環境で、自分が誰になるか、という疑問を投げかけているんだ。実際に行ってみたいですか?と聞かれたら、『はい(いいえと答えるかもしれないけど)、自分の友達全員と家族全員と行って、みんなの本性を見てみたい』と答えるよ。なぜなら、ここは人間の本性をさらけ出させる環境だから。ウエストワールドは、ひとが見ていないときの自分がどんな人間かが問われる場所なんだ」と、意味深に言葉をつなぐ。「何が面白いかって、このドラマでは一部の人間の、卑劣な醜い一面が描かれる。そして見た人は本当に感情移入しているのか、それとも感情移入しているふりをしているだけなのか、疑問を抱き始める。そして造られた物体、“AI”のほうが高潔で共感的なんだ。悪人としてプログラムされたものもいるけど、たいてい彼らのほうが、明らかにこの地球上で最も知性があり、発達していて、文明的な種である僕たちよりも、道徳規範を備えているんだ」。“AI”が自我に目覚め、人間を凌駕する…というテーマは、これまでも数多くの映画やドラマで描かれてきた。かのスティーヴン・ホーキング博士が人工知能の進化の危険性を訴え続けているように、“AIの反乱”は、この時世、リアリティを持って受け入れられるはずだろう。その詳しいストーリーがますます知りたくなるが…。「話せないんだ。ネタばれして台無しにしたくないしね。混乱させたり、ごまかそうとしているわけじゃないけど、『何が起きているのか見えてくる気がするけど、実は全然見えていない』ということだけ言っておくよ」と、言葉を濁すマースデン。「このドラマについては誰も絶対的なことは言えないんだ、なぜなら回を追っていくうちにいくつものサプライズが覆されていき、終盤に向けて8話、9話、10話でパズルのピースが全てかみ合ったときに、楽しみにしてて。驚愕するから。くつくつ煮立つように始まって、沸騰して終わるんだ」と、こちらの期待をますます煽っていく。実は、「ウエストワールド」の登場人物たちにも、撮影直前までストーリー展開は知らされていなかったという。「毎回、撮影開始の1週間くらい前まで台本をもらえなかったよ。もちろん、敢えてそういう形をとったんだ。キャストに内容を知らせていないということは、撮影するシーンについてキャストは、そのとき必要な知識しかない状態で臨むということ。その先に起こることは知らない状態で撮影するというやり方なんだ」と明かす。「演じる側にとっても、“先を知らないほうが良い”という判断だったのさ」。ならば、キャスト同士でその後の展開を推測し合っていたのだろうか?「エヴァン(・レイチェル・ウッド)はいつも探ってたね。僕は真逆だった。僕は完全に、何も知らないというスタンスでいたんだ。5話か6話あたりで、エヴァンが本当に分かったようなことを言っていたから、『君は傲慢だ。全て分かったと思いこんで――まさに(脚本の)ジョナサンの思うつぼだ』ってからかったんだ。手に入れたと思った瞬間、ジョナサンは足をすくうんだ。でも6話あたりでは、エヴァンの推測はほぼ当たっていたね。僕が最後の2話分くらいの台本を受け取ったとき、彼女は冗談言っていたんじゃなかったんだ、当たってたんだ、って思ったよ」と打ち明ける。エヴァンが演じたのは、西部開拓時代の農場娘ドロレス…として“造られた“AIロボットだ。牧歌的な自身の人生が、実は入念に作られた嘘であることに気づき始め、マースデン演じるテディと関わることになる。「僕たちのストーリーラインは互いに絡み合っている感じ。テディは道楽の街に浸っていたいとは思っていなくて、そこで彼女を見たとき、彼が人生に求めているもの全てを彼女に見たんだ。彼には乗り越えようとしているわりと暗い過去があって、それが次第に明かされる。彼女は彼にとっての光であり、彼の目には彼女は純粋さ、無垢、善良とか、彼が自分に求めている全ての象徴のように映るんだ」と、2人の関係性を明かす。しかも、「彼は銃の名士で、必要とあらば死とも直面する。そういう部分も楽しかったよ。乗馬とか銃撃シーンとかね」と自身のキャラクターについても触れてくれた。まさに、西部劇とSFという2つのジャンルが融合した本作。では、彼自身としては、これほどまでのテクノロジーの進化やAIについて、どう思っているのか聞いてみた。「『ジュラシック・パーク』のジェフ・ゴールドブラムのセリフで好きな言葉があって、『科学者たちはできるかどうか確かめることばかりに躍起になって、するべきかどうかについては立ち止まって考えることをしない』。僕たちはいままさにその時代にいると思う」と、マースデンは応じる。「コンピューターや電話でも何でも、ただ後でアップデートをする。それが僕たちにとって良いものかどうかを、立ち止まって考えることをしないんだ」。さらに、「いますぐに電話を手に取ってAmazonで新品の靴をオーダーして、それが明日家に届くって、すごいことだよね。話をすることができない相手にメールだって送れる。ただ、そういうことってまだ新しいことだから、僕たちはこれが僕たち人類にどんな影響を与えているか分かっていないんだと思う」と、真摯に語る。「進歩に対して反対しているわけじゃないんだ。でも、この数年加速した気がしていて、責任と限界は必要だということだよ。自制、加減、またはある程度、統治する知性も必要だと思う」と、本作のエッセンスにもつながるような気になるコメントも…。「過去に戻りたがる人の気持ちが分かるよ。こんなに歳をとった気がしたことはいままでないよ」とも話すマースデン。特に15歳の息子とのジェネレーションギャップは急激に広がっているようで、「自分がすごく遅れてるように感じるよ。もう手が出せないくらい」と、親としての本音もちらり。「このテクノロジーは常軌を逸している。指紋で携帯を起動させ、車は電気で走る、僕がそれを充電もできる。そして、そのボタンは携帯で押すことができる。もはや手作業なんてないんだ。僕はただ、手綱を握って『ハイヤー』って立ち去りたい気分だよ」。もしや、このドラマが描くのは、「人類の行動様式を変え、人との関わり方を変えた」テクノロジーの絶望的ななれの果て!?パズルのピースが全て組み合わさったときに明かされる“真実”を、ぜひ目にしてみたいものだ。「ウエストワールド」は10月13日(木)よりスターチャンネルにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2016年10月11日ヴィン・ディーゼルが「魔女狩り一筋800年」の不死身の男を演じるSFアクション大作『ラスト・ウィッチ・ハンター』が公開中だ。このほど、大人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」や「ダウントン・アビー」で注目を集め、本作では現代に生きる魔女を演じたローズ・レスリーのインタビュー映像が、シネマカフェに到着した。800年前、魔女に不死の呪いをかけられたコールダー(ヴィン・ディーゼル)。以降、現代に至るまで、唯一無二の魔女ハンターとして戦い続けていた彼を、ドーランと呼ばれる神父が歴代の相棒として見守っていた。だが、ある日、36代目のドーラン(マイケル・ケイン)が何者かに殺害される。37代目ドーラン(イライジャ・ウッド)とともに捜査に出たコールダーは、大昔に殺したはずの魔女の女王が関与していることを知り…。2017年に、『ワイルド・スピード』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、そして『トリプルX』の最新作の公開が控える、泣く子も黙るアクションヒーロー、ヴィン・ディーゼルが、人類を守るため、悪なる魔女を狩り続けてきた不死身の戦士を演じる本作。共演には、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのイライジャ・ウッド、『キングスマン』のマイケル・ケインといったハリウッドを代表する豪華キャストが集結。現代の世にも魔女たちがその存在を密かに隠して生きているという設定や強烈なバトル、思いがけない裏切り、魔女の女王との最終決戦に挑むコールダーたちの勇姿と、ファンタジーな世界観が話題を呼んでいる。そんな本作でヒロインを演じているのが、スコットランドの名家の出身というローズ・レスリーだ。「ゲーム・オブ・スローンズ」のイグリット役で知られ、プライベートでは同作でジョン・スノウを演じるキット・ハリントンと交際中。また、「ダウントン・アビー」シーズン1にメイドのグウェンとして出演、最終シーズン6にもサプライズ登場を果たしている。届いたインタビュー映像で彼女は、本作でクロエという現代の魔女を演じる際の想いを語る。魔女としての誇りを持っているクロエだが、悪なる魔女の女王を倒すという、いわば自分の信じていたものに反する戦いに挑むことになっていく葛藤の表現の難しさや、クロエというキャラクターのアイデアを考えたときのエピソード、ヴィンをはじめとする共演者についてなど、いずれも、ここでしか聞くことのできない貴重な内容となっている。『ラスト・ウィッチ・ハンター』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月09日大人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のエミリア・クラークと、『あと1センチの恋』のサム・クラフリンで贈る『世界一キライなあなたに』。都内メイン館の新宿バルト9では初回から満席スタートを切るなど、好調な出だしを見せ、号泣を誘っているなか、このほど、賛否両論を巻き起こしている本作のラストと邦題の意味にもかかわる、本編クライマックスシーンの映像が解禁となった。26歳にして家族を養わなければならないルー(ルイーザ)が出会ったのは、不慮の事故で四肢麻痺になり、車椅子生活を送る大富豪ウィル。2人は運命的な恋に落ち、ルーは人生の本当の楽しみ方を教えてもらうが、かつては仕事もプラーベートも順風満帆だったウィルが決めた、“生きる時間”はあと半年だった…。“尊厳死”というテーマを軸に、自分らしく生きていくとはどういうことなのかを教えてくれる感涙のラブストーリーとして話題騒然の本作。鑑賞者からは、「涙腺崩壊~」「過呼吸になるかと思った、涙と鼻水が止まらなかった」「今年最高の恋愛映画」「魂が洗われるほどの感動」といったコメントがSNS上に続出。しかし、その一方で「あのラストには納得いかない」「ウィルの決断が決して正しいとは思えない!」と、想像を超える意外なラストに賛否両論の声が巻き起こっている。このラストは、鑑賞者自身の死生観をも問うことになるため、世代、性別によっても意見が分かれているようで、「彼女を愛する上での彼の決断に感動した」(60代女性)、「ラストに納得がいかない」(40代女性&男性)、「彼女を尊重せず自分勝手な決断だ」(20代女性)など意見も様々。本作は、最悪の出会いから少しずつ距離を縮め、一生に一度の運命の恋に落ちるラブストーリーの王道を踏みつつも、世界的な社会問題をも含む内容で物議を醸している。そんななか公開されたのは、クライマックスの本編映像。ルーとウィルが旅行に訪れた最高にロマンチックな海辺にて、このまま人生を終わらせることを望むウィルに対して、ルーが涙ながらに説得する、本作随一の“感涙”シーンとなっている。ルーが「あなたの選択は知っていたわ。何か月も前から。本心の選択ではないわよね。私があなたを幸せにするから」と、ウィルの目を覗き込み説得するも、「無理なんだ。いくら楽しくても、事故の前は普通に人生を楽しんでいた。こんな状態では生きられない…」と、ウィルの決意は変わらない。「チャンスをちょうだい!半年であなたのために生まれ変わったわ」とさらに懇願するルー。果たして、彼女の気持ちは通じるのか?また、SNS上では、本作の邦題『世界一キライなあなたに』(原題は『Me Before You』)についても、「よくあるラブコメかと思ったら違った」「原題のままでいい」といった意見が飛び交っている。邦題では、愛し合っているのに“死”を望むウィルに対しての、ルーの「愛している」からこそ「キライ」という表裏一体の感情を表現。よくあるラブストーリーとは一線を画した、本作の意外性にも着目したタイトルが表すルーの複雑な気持ちは、本映像のシーンからも伺い知ることができそうだ。『世界一キライなあなたに』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月07日「セックス・アンド・ザ・シティ」から「ゲーム・オブ・スローンズ」まで、全米で圧倒的な人気を誇る有料放送チャンネルHBOと提携し、「HBO」作品の日本初配信も行っている「Hulu」。このほど、新たにサラ・ジェシカ・パーカーの最新主演ドラマ「Divorce/ディボース」やスティーヴン・ソダーバーグ監督初のTVシリーズ「The Knick/ザ・ニック」、エミー賞常連のタイムリーな人気コメディ「Veep/ヴィープ」など、7作品が追加されることになった。現在、Huluでは、シリコンバレーでどこか世間とズレたITオタクが起業に悪戦苦闘するコメディ「Silicon Valley/シリコンバレー」、あのドウェイン・ジョンソンが初TVシリーズ主演を飾ったコメディ「Ballers/ボウラーズ」、『アメリカン・ビューティー』でアカデミー賞を受賞したアラン・ボール製作総指揮のクライム・アクション「Banshee/バンシー」を独占配信中。今回、さらに7作品が追加され、Huluプレミアとして国内独占配信される。■サラ・ジェシカ・パーカーがHBOに帰ってきた!「Divorce/ディボース」女性のバイブルとして、いまなお大人気の「セックス・アンド・ザ・シティ」(以降、SATC)で主人公キャリー・ブラッドショーを演じ、一躍、世の女性の憧れの的となったサラ・ジェシカが、SATC終了以来、12年ぶりに初のTVシリーズ主演としてHBOに帰ってきたのが本作。彼女が演じるのは、自分の人生について考え直し、長年連れ添った相手と離婚(Divorce)を考え始める管理職の女性フランシス。今回も世の女性の気持ちを代弁し、自分らしい人生を見出していく。夫・ロバート役を務めるのは、『サイドウェイ』『スパイダーマン3』のトーマス・ヘイデン・チャーチ。アメリカで間もなく10月9日から放送開始する本TVシリーズを、Huluでは約1か月後の11月下旬にいち早く独占配信する。■鬼才スティーヴン・ソダーバーグ、初TVシリーズは革新医療にメス「The Knick/ザ・ニック」『オーシャンズ』シリーズなどで知られる鬼才スティーヴン・ソダーバーグ監督がテレビ界へ活動拠点を移すことを宣言したのは、いまから3年前の2013年。その翌年にTVシリーズとして最初に世に送り出した「The Knick/ザ・ニック」は、20世紀初頭を舞台に革新的な医療を進める天才外科医とそのスタッフの人間模様を描く。主演に、紀里谷和明監督『ラスト・ナイツ』、アカデミー賞ノミネート『クローサー』のクライヴ・オーウェンを起用し、映画顔負けのシリーズを作り上げた。これまでにエミー賞、アメリカン・フィルム・インスティチュート、ピーボディ賞など含め7部門受賞、20部門以上にノミネートされている。ソダーバーグは製作総指揮以外に全エピソードの監督、編集、撮影も担当している。2014年のNYタイムズ紙が選ぶベスト10作品にも選ばれ、批評家たちを中心に高く評価され、話題となった。■エミー賞常連!女性副大統領の日常を描いた大ヒットコメディ「Veep/ヴィープ」「となりのサインフェルド」で一躍スターダムに上り詰めたコメディエンヌのジュリア・ルイス=ドレイファスが女性副大統領を演じる「Veep/ヴィープ」も、満を持して登場。エミー賞コメディ部門の作品賞を2年連続受賞しており、主演のジュリアも同・主演女優賞を連続5度目の受賞を果たす人気作。国家で2番目の権力を持つはずなのに、彼女の政策はいつもうまくいかない。スピーチで言ってはいけないことを発言してしまうドジな一面があったり、周りのスタッフもちょっと抜けているところがあったりと、いつもハプニングと笑いが巻き起こる。そのほか、オトナなコメディ「Hung/ハング」ほか、「Looking/ルッキング」「How to make it in America」(原題)、「In Treatment」(原題)を12月以降、順次配信する予定。「The Knick/ザ・ニック」は10月12日(水)より、「Veep/ヴィープ」は11月10日(木)より、「Divorce/ディボース」は11月下旬よりHuluにてプレミア配信。(text:cinemacafe.net)
2016年10月06日ベストセラー小説を映画化し、世界興収2億ドルを超える大ヒットとなっているラブストーリー『世界一キライなあなたに』。このほど、本作で主人公を演じたエミリア・クラークが出演する大ヒットTVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」が、第68回エミー賞にて作品賞ほか12冠を獲得したことを記念して、「ゲーム・オブ・スローンズ」のイメージとはまた異なる、コロコロ表情の変わるエミリアを堪能できる結婚式のシーンの本編映像が解禁となった。26歳にして失業中、将来の展望が全く見えない女の子ルーことルイーザ・クラークと、不慮の事故で生きる希望を失った超ハンサムな大富豪ウィル・トレイナーの、運命的な恋と人生の選択を描く本作、通称『セカキラ』。本作で等身大の親しみやすい女性を演じて、世界中の女性から共感を得たエミリアを一躍世に知らしめた作品といえば、先日のエミー賞で23部門にノミネートされた「ゲーム・オブ・スローンズ」。“ドラゴンの母”デナーリス・ターガリエン役で助演女優賞にノミネートされていた彼女自身の受賞は惜しくもならなかったものの、同作は2年連続の作品賞、監督賞ほか最多12冠を達成、本年度も圧倒的強さを見せつけた。実はエミリアは、素の性格は『セカキラ』の主人公ルーと“似ている”と感じていたそうで、「『ゲーム・オブ・スローンズ』はこれまで私がやった役の中で最も大きな役だったのだけれど、デナーリスは笑顔をほとんど見せず、喜びなど感じられない役柄だった。一方、素の私のスタンスというのは、おばかな人でいること、いつでもとにかくジョークを言いたくてうずうずしているの。人を笑わせて、楽しみたいと思っているわ」と語っている。今回解禁となった、物語のキーポイントとなる結婚式のシーンでも、“ドラゴンの母”のイメージを覆す、笑顔満載のエミリアを目にすることができる。元カノが親友と結婚することを知ったウィルは結婚式に出席することを決意、ルーも彼に同行することになるのだが…。いっそう距離が縮まるルーとウィルの様子を、まずはこちらから確かめてみて。『世界一キライなあなたに』は10月1日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開。「ゲーム・オブ・スローンズ第六章:冬の狂風」は11月2日(水)よりブルーレイ& DVDレンタル開始、11月16日(水)よりコンプリート・ボックス発売。(※R-15:本作には、一部に15歳未満の鑑賞には不適切な表現が含まれています)(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ](C) 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2016年09月28日アメリカTVドラマ界に革命を起こした「ゲーム・オブ・スローンズ」。この度、オンライン動画配信サービス「Hulu」にて「第六章:冬の狂風」(シーズン6)を10月25日(火)より放送することが決定した。本作は、全世界でベストセラー小説となった「氷と炎の歌」(ジョージ・R・R・マーティン著)が原作。夏と冬が不規則に巡る架空の世界を舞台に、七つの王家が覇権をめぐり繰り広げる壮大な“玉座取りゲーム”を描いた大ヒット作だ。2015年度エミー賞でアメリカTVドラマ界に革命を起こしてから1年、またしても本作が「第68回エミー賞」ドラマ部門作品賞を含む最多12部門を受賞!これまでの受賞総数は38となり、テレビ界のアカデミー賞と評されるエミー賞の約70年におよぶ歴史で過去最多となった。エミー賞受賞式では、デナーリス役のエミリア・クラークは「シーズン6は素晴らしい。シーズン7の脚本を受け取って全部一気に読んだわ。セリフ一言一言が重要なの」と語り、シリーズ8で完結することが先日発表され、そのことについては「残りあと2シーズンで、このシリーズにさよならを言うのはとっても難しいと思う」とコメントしている。さらにサンサ役のソフィー・ターナーも「シーズン6は素晴らしいわ。信じられないくらい、想像を遥かに超えるはずよ。言葉で表現出来ないくらいよ…」と熱弁し、シーズン7については「脚本を読んだとき涙が出たわ。ファンにとってさらに満足のいくシーズンだと思う」と話した。シーズン6「ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風」は、10月25日(火)よりHuluにて独占配信開始。※シーズン1~5まで全話配信中(cinemacafe.net)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ](C) 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2016年09月21日俳優のジョニー・デップが主演を務める映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(原題:『Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales』)が、2017年7月1日に日本公開されることが20日、明らかになった。同シリーズの主人公は、海賊船ブラック・パール号の船長にして、決して北を指さないコンパスを持つ伝説の海賊ジャック・スパロウ。本作でももちろん、ジョニー・デップが演じる。そして、いつもペットの猿を肩に連れた海賊ヘクター・バルボッサ役にはアカデミー賞俳優ジェフリー・ラッシュ、自らが海賊の息子だということを知らずに幼少時代を過ごしたウィル・ターナー役にはオーランド・ブルーム。さらには、『ノーカントリー』の冷酷無比な演技でオスカーを受賞し、『007 スカイフォール』でも悪役を怪演したハビエル・バルデムが、全海賊の滅亡を謀る"海の死神"サラザールを演じる。『マレフィセント』など話題作への出演が続き、現在ハリウッドで最も注目されているイケメン俳優ブレントン・スウェイツの出演も決定。早くも"ポスト オーランド・ブルーム"と注目を集めている。また、物語の鍵を握る、強く美しいヒロインは、『メイズ・ランナー』シリーズなどで活躍の新進気鋭の若手女優カヤ・スコデラーリオが演じる。(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
2016年09月21日第68回エミー賞授賞式が18日(現地時間)、ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで行われ、最多23ノミネートの「ゲーム・オブ・スローンズ」がドラマシリーズ部門の作品賞を2年連続で受賞、監督賞や脚本賞など合わせて最多12部門を獲得した。実は12部門受賞も2年連続という快挙を成し遂げた「ゲーム・オブ・スローンズ」はエミー賞の総受賞数38を記録。1993年から2004年放送の「そりゃないぜ!? フレイジャー」の受賞数37を抜いて、歴代最多受賞トップに躍り出た。コメディシリーズ部門の作品賞は「ヴィープ(原題)/Veep」が昨年に続いて2度目の受賞を果たした。リミテッドシリーズ部門では下馬評通り、「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」が作品賞、主演男優賞(コートニー・B・ヴァンス)、主演女優賞(サラ・ポールソン)、助演男優賞(スターリング・K・ブラウン)、脚本賞(D・V・デヴィンセンティス)など主要部門を独占し、圧倒的な強さを見せた。ドラマシリーズ部門の主演男優賞は「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」のラミ・マレック、主演女優賞は「オーファン・ブラック暴走遺伝子」のタチアナ・マスラニーが共に初受賞。コメディシリーズ部門の主演男優賞は「トランスペアレント」のジェフリー・タンバーが2年連続、「ヴィープ(原題)/Veep」のジュリア・ルイス=ドレイファスに至っては5年連続で受賞という強さを見せた。ドラマシリーズ部門の助演賞は「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントンとメイジー・ウィリアムズが有力視されていたが、2人とも受賞はならず。特に助演女優賞は授賞式を欠席した「ダウントン・アビー」のマギー・スミスが受賞。プレゼンターが彼女の名前を読み上げると、司会のジミー・キンメルが歩み寄ってトロフィーを取り上げると、「郵送はしないよ。マギー、もしこれが欲しいなら、落し物コーナーに置いてあるから」と、一度も授賞式に姿を見せたことのないマギーに皮肉まじりのメッセージを送った。ちなみにジミーは「バラエティ・トーク・シリーズ」部門で自身の名を冠した「Jimmy Kimmel Live!」が作品賞受賞を逃すも、粛々と仕事を続行。そこに突然マット・デイモンがサプライズで登場した。実はこの2人、10年以上前からジミーの番組上でネタとして確執を演じ続けている関係。今回は、失意をひた隠すジミーの前にマットがリンゴをかじりながら登場、「さっきのカテゴリーを見逃しちゃった。君、受賞した?」と問いかける。ジミーが受賞者を教えると、マットは「イエス!」とガッツポーズ。そして「気の毒だな。負けたのに、ここに残ってみんなの前に立たなきゃいけないなんて、屈辱的だよね」と言いたい放題の後、会場にジミーへの拍手を促し、ハグして退場した。今年のアカデミー賞では会場でガールスカウトのクッキー販売があったが、エミー賞ではジミーのお母さんが7,000人分のピーナツバター&ジェリーのサンドイッチを作って配るという趣向があり、セレブたちが大喜びでかぶりついていた。第68回エミー賞の主な受賞結果は以下の通り。ドラマシリーズ部門・作品賞:「ゲーム・オブ・スローンズ」・主演男優賞:ラミ・マレック「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」・主演女優賞:タチアナ・マスラニー「オーファン・ブラック暴走遺伝子」・助演男優賞:ベン・メンデルソーン「ブラッドライン」・助演女優賞:マギー・スミス「ダウントン・アビー」・監督賞:ミゲル・サポチニク「ゲーム・オブ・スローンズ」・脚本賞:デビッド・ベニオフ、D・B・ワイス「ゲーム・オブ・スローンズ」・コメディシリーズ部門・作品賞:「Veep」(原題)・主演男優賞:ジェフリー・タンバー「トランスペアレント」・主演女優賞:ジュリア・ルイス=ドレイファス「Veep」(原題)・助演男優賞:ルーイ・アンダーソン 「Baskets」(原題)・助演女優賞:ケイト・マッキノン「サタデー・ナイト・ライブ」・監督賞:ジル・ソロウェイ「トランスペアレント」・脚本賞:アジズ・アンサリ、アラン・ヤン「マスター・オブ・ゼロ」リミテッドシリーズ/テレビムービー部門・リミテッドシリーズ作品賞「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」・テレビムービー作品賞「SHERLOCK/シャーロック忌まわしき花嫁」・主演男優賞:コートニー・B・ヴァンス「アメリカン・クライム・ストーリー O・J・シンプソン事件」・主演女優賞:サラ・ポールソン「アメリカン・クライム・ストーリー O・J・シンプソン事件」・助演男優賞:スターリング・K・ブラウン「アメリカン・クライム・ストーリー O・J・シンプソン事件」・助演女優賞:レジーナ・キング「アメリカン・クライム」・監督賞:スサンネ・ビア「ナイト・マネジャー」・脚本賞:D・V・デヴィンセンティス「アメリカン・クライム・ストーリー O・J・シンプソン事件」(text:Yuki Tominaga)
2016年09月20日「ゲーム・オブ・スローンズ」のエミリア・クラークが主演を務める『世界一キライなあなたに』。このほど、本作の挿入歌を歌う人気急上昇中の米国のバンド「X・アンバサダーズ」による、本編映像に彩られたスペシャル・ミュージック・ビデオが解禁となった。26歳にして失業中のルーの新しい仕事は、不慮の事故で生きる希望を失った、超ハンサムな大富豪ウィルの介護兼話し相手。やがて、2人は運命的な恋に落ち、ルーは自分の人生の楽しみ方を教えてもらうが、彼の決めた“生きる時間”は6か月だった…。世界40か国以上で翻訳され、850万部以上の大ベストセラーとなった恋愛小説「ミー・ビフォア・ユー君と選んだ明日」を映画化し、本年度、世界で最もヒットしたラブストーリーとなった本作。9月30日(金)に発売されるサウンドトラック日本盤には、「イマジン・ドラゴンズ」、「X・アンバサダーズ」、エド・シーラン、「THE 1975」、ジェシー・ウェア、フジロックにも参戦した新星ジャック・ガラットなど、米国&英国の人気ミュージシャンたちの楽曲がふんだんに使われている。今年6月の全米公開時にはiTunes USアルバム・ランキング5位、サウンドトラック・ジャンルでは1位を獲得した。そんな中、今回解禁となったMVは、『スーサイド・スクワッド』のサントラにも参加している人気オルタナティブ・バンド「イマジン・ドラゴンズ」にその才能を認められた、「X・アンバサダーズ」による挿入歌「Unsteady(Erich Lee Gravity Remix)」。オーケストラの演奏をバックに、ウィルのひげを剃るルーや、勝負ドレスのコンサートデート、次第に距離が縮まる2人の姿など、映画の印象的なシーンがふんだんに使われたスペシャル・バージョンとなっている。劇中では、ヒロイン・ルーと恋人のウィルが未来を決める重要なシーンで使用されており、切ないボーカルと畳み掛けるようなドラマティックな曲調が、映画のクライマックスシーンを一段と盛り上げている。本国では早くもこの曲が評判を呼び、全米TOP 40ラジオ・チャートやiTunes USソング・ランキングでTOP10入りを果たしている。『世界一キライなあなたに』は10月1日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月19日『マン・オブ・スティール』の続編が製作されることになった。今年3月に公開された『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』が酷評を受けたものの、ワーナー・ブラザースはヘンリー・カヴィルがスーパーマンを演じる『マン・オブ・スティール』続編の製作に向けて動き出したと、関係者らがザ・ラップに明かしている。2014年にワーナー・ブラザースのケヴィン・ツジハラCEOが今後のDCコミックキャラクターが登場する9つの映画について発表した時には、ザ・フラッシュ、アクアマン、ワンダーウーマンらの単独映画が含まれていたもののスーパーマンの単体映画が含まれていなかったため、このニュースはDCコミックファンたちにとって良い知らせとなっているだろう。『ワンダーウーマン』が2017年6月2日、ヘンリーとバットマン演じるベン・アフレックが出演する『ジャスティスリーグPart 1』が2017年11月17日の公開を予定しているのに続き、現在のところ2018年7月27日に『アクアマン』が公開予定となっている。そして、関係者の1人はバットマンの単独映画がスーパーマン単体映画続編の前に公開される可能性が高いとしている。現在ワーナーブラザースは、2018年10月5日と2019年11月1日に新作を公開するとしているが、どの作品が公開されるかについては明らかになっていない。(C)BANG Media International
2016年08月11日大人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で知られ、「世界で最も美しい顔」にも選ばれたエミリア・クラークと、『あと1センチの恋』『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのサム・クラフリンが共演する今秋注目のラブストーリー『世界一キライなあなたに』。このほど、本作待望の予告編映像と、2人が見つ合う姿をとらえたポスタービジュアルが解禁となった。本作は、26歳にして失業中、将来の展望が全く見えないヒロイン、ルーが、思いがけない恋との出逢いによって、自信に満ちあふれた女性へと変わっていく様子を描く世界的ベストセラー小説の映画化。全米では大作ひしめく中で初登場3位を飾り、映画を観たユーザーのSNSからは感動の声が続々。また、世界各国でも興行成績を伸ばし、本年度“最もヒットした”ラブストーリーとなった(Boxmojo調べ)。その感動的なストーリーを引っ張る、魅力的な等身大ヒロインを演じたのは、エミリア・クラーク。米映画サイトが発表した「世界で最も美しい顔2012」1位、オンライン男性誌「AskMen.com」の「世界で最も魅力的な女性」でも1位に輝いている彼女は、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のサラ・コナーや、「ゲーム・オブ・スローンズ」の“ドラゴンの母”デナーリス・ターガリエンとしておなじみ。本作では、ポップでカラフルな服や靴、ミツバチのタイツなど、個性的で自分らしさを大切にしたファッションを披露し、コロコロと表情が変わるキュートなヒロインを好演する。ウィル役は日本で最も熱い美形英国俳優の1人、サム・クラフリンが演じている。今回公開された予告編では、主人公ルーと元青年実情家のウィル・トレイナーが出会い、少しずつ心を開いていく様子が爽やかに描かれている。不慮の事故で車いすでの生活を送るウィルは、ルーに対して「一度きりの人生だ。違う世界に飛び込んでみろ」と夢を追いかける大切さを説き、彼女は少しずつ自らの人生の可能性を信じる女性へと変化していく。あるときには、クラッシックコンサートの帰りに2人きりで愛おしい時間を過ごす一方で、ウィルが6か月後に永遠の旅立ちを選ぼうとしているという事実も明らかに…。本映像では、はじめは反発し合っていた2人が次第に惹かれ合うシーンや、切ない展開を予感させるシーン、そして個性的なファッション・センスの持ち主のルーのキュートなコーディネートが次々と登場、英国、モーリシャスなど美しいロケ地の数々も見どころに。「ゲーム・オブ・スローンズ」タイウィン・ラニスター役のチャールズ・ダンス、「ダウントン・アビー」ベイツ役のブレンダン・コイルの姿も、海ドラファンにはうれしいところだ。また、ポスタービジュアルは、真紅のドレスに身を包んだルーと、タキシード姿のウィルが互いを見つめ合う最高にロマンチックなもの。全世界の女性が笑って泣いた本作の、等身大ヒロインが人生を花開かせる姿や2人の恋の行方が気になるビジュアルとなっている。本作でメガホンをとったシーア・シェアイック監督は、「この作品は愛の力と、それが自分をいかに変えていくかを描いたストーリーなの。登場する2人の人物は、それぞれのまったく違うけれども困難な事情がなければ、出会うことがなかったはず。でも2人は出会った。そして、そこからおとぎ話が始まるの」と、本作について語っている。『世界一キライなあなたに』は10月1日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月09日毎シーズン衝撃的な展開でファンを驚かせてくれる「ゲーム・オブ・スローンズ」があと2シーズンで終わりを迎えると製作・放送局のHBOが公式に認めた。HBOの番組編成部のトップ・ケイシー・ブロイズ氏によると、「(製作総指揮のD.B.ワイスとデヴィッド・ベニオフ)はあと何シーズンを作りたいのか具体的に考えているみたいだよ。僕が彼らに頼めるならさらに10シーズン製作して欲しいところだけど、この番組がベストな形で終われるよう、彼らに任せたいと思っている」そうだ。今年6月にシーズン6の放送が終了。来年春に放送予定だったシーズン7が「雪のシーン」を撮影するためにクランクインを遅らせることとなり、放送は夏へと延期になった。エピソードもたった7話に縮小されている。シーズン8で終わることは確かではあるが、こちらは何エピソードになるかは確定していないとのことだが、「スピンオフ番組の製作も考えている」とブロイズ氏は明かす。「スピンオフに関しては話し合っているし、私も反対しているというわけではないが、もし製作するならクリエイティブで意味のあるものにしなくては。まだ具体的なことは全然決まっていない」と言うが、あと2シーズンで終了が決まってしまった「ゲーム・オブ・スローンズ」のファンにとっては期待したい話だ。(Hiromi Kaku)
2016年08月01日先頃のエミー賞ノミネート発表で作品賞など最多23ノミネートを獲得し、放送終了後も盛り上がりを見せ続ける「ゲーム・オブ・スローンズ第六章:冬の狂風」。昨年に続いての作品賞受賞が期待されるほか、ジョン・スノウ役のキット・ハリントンと来日したアリア役メイジー・ウィリアムズがそれぞれ助演男女優賞に初ノミネートされるなど、今年も注目ポイントが盛りだくさん!キャストも勢揃いする授賞式では、ドラマの興奮が再びこみ上げてくることになりそうです。そんなエミー賞授賞式を楽しみに待ちつつ、今回も前回に続き、“「ゲーム・オブ・スローンズ」的観劇旅行のススメ”をお送りします。ジョン・スノウ役のキット・ハリントンが出演していた「ドクター・フォースタス」、ロブ・スターク役のリチャード・マッデンが出演する「ロミオ&ジュリエット」に続き、足を運んだのは「ザ・スポイルズ」。こちらには、シオン・グレイジョイ役のアルフィー・アレンが出演しています。「ザ・スポイルズ」は、『ソーシャル・ネットワーク』などで知られるジェシー・アイゼンバーグが自ら脚本を手掛け、主演も務める舞台。昨年の初夏にオフブロードウェイで初演を迎え、話題となった人気の舞台がロンドンでも観られることになりました。ジェシー演じる映像作家志望のベンは、甘ったれで横柄なひねくれ者。ルームメイトのカルヤン(「ビッグバン☆セオリー」のラージことクナル・ネイヤー)は、皮肉屋の彼に振り回されがちです。そんな中、ベンの初恋の相手サラが結婚することに。それを知ったベンはカルヤンを巻き込みながら、彼女の奪還作戦を練り始めるのですが…。ベンとカルヤンが同居するアパートの一室を舞台にしたワンシチュエーションの物語は、会話の応酬と登場人物それぞれの一挙一動にクスクスと笑わされるもの。なかでもやはり、よく喋り、よく怒り、よく悩み、そしてカルヤンによく甘えるベンの面倒臭い困ったちゃんぶりがキュートです。そして、ベンの憎き恋敵テッドを演じるのが、アルフィー・アレン。サラとの結婚を控えたテッドは、ベンの幼馴染みでもあります。ベンとは対照的に人柄もよく、安定した職業に就いているテッドは、傲慢で薄情だったシオン・グレイジョイとはもちろん全く異なるキャラクター。シオンも過酷な運命をたどることで徐々に成長し、頼もしさを見せ始めているとは言え、『ジョン・ウィック』でもマフィアのダメ息子を演じて印象を放っているアルフィーだけに、人のよいテッドを好演する彼の姿は少々意外でした。「ゲーム・オブ・スローンズ」とのギャップを味わう!という意味でも、「ザ・スポイルズ」は大いに楽しめる作品です。「ザ・スポイルズ」はトラファルガースタジオで8月13日まで上演。この夏、“「ゲーム・オブ・スローンズ」的観劇旅行”をしてみませんか?(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ](C) 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2016年07月31日テレビ界のアカデミー賞といわれる第68回エミー賞の候補が発表になった。公式サイトによると、最も多くのノミネートを受けたのは昨年と同じ「ゲーム・オブ・スローンズ」が23ノミネート。続いて「The People v. O.J. Simpson: American Crime Story」(原題)が22、「FARGO/ファーゴ」が18、テレビ局としては「ゲーム・オブ・スローンズ」を製作・放送しているHBOが計94ものノミネートを記録した。昨年、ドラマシリーズ部門作品賞をはじめ、12もの賞を獲得した「ゲーム・オブ・スローンズ」だが、今年はティリオン・ラニスター役のピーター・ディンクレイジとジョン・スノウ役のキット・ハリントンの2人が助演男優賞、サーセイ・ラニスター役のレナ・ヘディ、デナーリス・ターガリエン役のエミリア・クラーク、今年日本に来日を果たし話題になったアリア・スターク役のメイジー・ウィリアムズの3人が助演女優賞にノミネートされる快挙を遂げている。2月に開催された第88回アカデミー賞は、主要俳優部門にノミネートされた20人が全員白人だったことから「アカデミー賞は白すぎる」だとか「白人至上主義」と物議を醸したが、エミー賞の俳優部門には黒人が2人以上ノミネートされている部門もあり、「多様性」を見せている。エミー賞授賞式は9月18日(現地時間)に行われ、ジミー・キンメルが再びホストを務める。ジミーは2012年にもホストに抜擢された経験を持つ。(Hiromi Kaku)
2016年07月15日世界的人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のエミリア・クラークと、『あと1センチの恋』『ハンガー・ゲーム』シリーズのサム・クラフリンが共演を果たし、全米初登場3位を記録したベストセラー恋愛小説の映画化『Me Before You』(原題)。このほど、『世界一キライなあなたに』とのタイトルで、10月より日本公開が決定した。舞台は、イギリスの田舎町。ルイーザ(ルー)は、お洒落をすることが大好きな26歳。明るく前向きな性格だが、自分の夢にチャレンジすることを躊躇してしまい、仕事を転々としながら毎日をなんとなく過ごしている。ある日、働いていたカフェが閉店することになり、突然、職を失ってしまったルー。新たに得た職は、バイク事故の影響で車椅子生活を余儀なくされた、元・青年実業家ウィル・トレイナーの介護兼話し相手。ただ、6カ月という期限付きの仕事だった。最初はルーに冷たく当たるウィルだったが、ルーの明るさが、ウィルの頑な心を溶かしていき、やがて2人は心を通わせ、互いが最愛の存在になっていく。だが、ある日ルーは、ウィルのある重大な決意を知ってしまう――。6月3日(金)より全米公開されるや、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(2週目)など大作を抑えて初登場3位を記録するヒットスタートとなった本作。その後も、4週にわたり全米TOP10圏内を維持し続け、英国、ドイツ、ノルウェー、ニュージーランドなどでは1位を獲得するなど、世界各国で大ヒットとなっている。原作は、2012年にジョジョ・モイーズにより発表され、世界40か国以上で翻訳されて850万部突破の大ベストセラーとなった「ミー・ビフォア・ユーきみと選んだ明日」(集英社文庫刊)。現代恋愛小説の傑作と評されている小説を原作者自らが脚色した。主人公のルーを演じるのは、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』で新時代のサラ・コナー役に抜擢され、「ゲーム・オブ・スローンズ」では“ドラゴンの母”こと女王デナーリス役で知られるエミリア・クラーク。これまでのイメージとは打って変わった、とにかくキュートで前向きな役柄には共感度100%。劇中で披露する可愛らしく個性的なファッションの数々にも注目が集まっている。また、相手役のウィルには、口コミからスマッシュヒットとなった『あと1センチの恋』の好演も記憶に新しいサム・クラフリン。ハリウッドで大活躍する、英国の注目俳優2人の共演も話題となっている。そのほか、英国のベテラン女優ジャネット・マクティア、「ゲーム・オブ・スローンズ」のチャールズ・ダンス、「ダウントン・アビー」のブレンダン・コイル、『ハリー・ポッター』シリーズのマシュー・ルイスら、豪華キャスト陣が脇を固めている。さらに、「イマジン・ドラゴンズ」「X・アンバサダーズ」、エド・シーラン、「THE 1975」、ジェシー・ウェア、ジャック・ガラットなど、米国&英国の人気ミュージシャンたちの楽曲がふんだんに使われたオリジナル・サウンドトラックも要チェック。全米公開時には世界で発売され、iTunes USアルバム・ランキング5位、サウンドトラック・ジャンルでは1位を獲得している。2016年最も切なく、愛と思いやりに満ちたラブストーリーを楽しみにしていて。『世界一キライなあなたに』は10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月14日世界同時放送で始まった「ゲーム・オブ・スローンズ第六章:冬の狂風」が、ついに幕を閉じてしまいました。しかも、第七章が放送されるのは、まだまだ先のこと…。現在、“「ゲーム・オブ・スローンズ」ロス”に陥っている人も多いのではないかと思います。そんな心の穴を少しでも埋めるべく、前回に引き続き、“「ゲーム・オブ・スローンズ」的観劇旅行のススメ”をお送りしましょう。ジョン・スノウ役のキット・ハリントンが出演していた「ドクター・フォースタス」に続き、足を運んだのはロブ・スターク役リチャード・マッデンが出演する「ロミオ&ジュリエット」。「ロミオ&ジュリエット」はご存じの通りシェイクスピアの有名戯曲で、リチャードはロミオを演じています。しかも、ジュリエットを演じるのはリリー・ジェームズ、舞台の演出を手掛けているのはケネス・ブラナー。つまり、大ヒット映画『シンデレラ』の監督と主演コンビが再結集したのが、今回の「ロミオ&ジュリエット」なのです。リリーとリチャードの相性のよさはシンデレラと王子を演じた『シンデレラ』ですでに証明済みですが、ロミオとジュリエットになってもやはり息はぴったり。2人が恋に落ちる舞踏会のシーンをはじめ、愛の言葉を交わし合うバルコニーのシーンから胸を打つラストまで、その1つ1つが輝いていました。「ゲーム・オブ・スローンズ」ではスターク家の長男ロブ・スタークに扮し、父亡き後のスターク家を率いる存在として力強さと頼もしさを表現していたリチャード。そのロブの運命はロミオに負けないほど悲劇的で、先頃来日した妹役のメイジー・ウィリアムズも「ロブのラストシーンは本当に哀しかった!」とコメントしていました。演じるリチャードもロブのストーリー展開に合わせて第三章で番組を去っていますが、人気のキャラクターだっただけに彼の退場を嘆く声は多数。「ロミオ&ジュリエット」の会場内にも、「ゲーム・オブ・スローンズ」をきっかけにリチャードのファンになったという女性客の姿がありました。「リチャードのお芝居が観たくてスペインから来たの!」という20代の女性もいましたよ。ちなみに、このケネス・ブラナー版「ロミオ&ジュリエット」では、登場人物たちが現代の衣装を着用。リチャードのロミオもスーツ姿にサングラスをかけていたり、ジェームズ・ディーン風のジャケット姿だったりと、とてつもなく格好いいです。そのシンプルな装いとよく響く声、チャーミング過ぎる笑顔が、ロミオの情熱とマッチしていました。「ロミオ&ジュリエット」はギャリック劇場で8月13日まで上演中。次回は、シオン・グレイジョイことアルフィー・アレン出演の「ザ・スポイルズ」をレポートします。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ](C) 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2016年07月10日世界同時放送で始まった「ゲーム・オブ・スローンズ第六章:冬の狂風」が、6月27日の最終話のオンエアをもっていよいよフィナーレ!そんな興奮最高潮の中、今回は“「ゲーム・オブ・スローンズ」的観劇旅行のススメ”と題し、同作ファンにぜひチェックしていただきたいレポートをお届けします。実は、今年初夏のロンドンでは、「ゲーム・オブ・スローンズ」の主要キャスト3人がそれぞれ舞台に挑戦。ジョン・スノウ役のキット・ハリントンが「ドクター・フォースタス」に、ロブ・スターク役のリチャード・マッデンが「ロミオ&ジュリエット」に、シオン・グレイジョイ役のアルフィー・アレンが「ザ・スポイルズ」に出演していました(※「ロミオ&ジュリエット」「ザ・スポイルズ」は現在も上演中)。つまり、初夏のロンドンに行けばジョンとロブとシオンに会える!という状況だったのですが、まずはキット・ハリントンの「ドクター・フォースタス」からご紹介。クリストファー・マーロウの同名戯曲をベースにした本作は、悪魔に魂を売った男フォースタスの物語です。マーロウの戯曲は16世紀に発表されたものですが、今回の「ドクター・フォースタス」はオリジナルをアレンジ。舞台を現代に移し、悪魔との契約の下、キット演じる野心的なフォースタスが名声にとりつかれながらショウビズ界を闊歩していきます。フォースタスの人物描写も含め、この舞台は全編を通して非常にダークで挑発的。パーカーにスウェットパンツ姿のフォースタスが登場する冒頭からすでに、「えっ!?」と思わず驚いてしまう場面になっていました。実際、私が鑑賞した回では、驚いた女性客の1人が「あれは本当に彼(キット)なの?」とつぶやきながら、観客席の前方まで確かめに行ってしまったほど!しかし、ここで驚いていては身が持たないほど、ジェイミー・ロイドによる演出は大胆で、その中を全力で堕ちていくフォースタス=キットから衝撃を受けずにはいられませんでした。「ゲーム・オブ・スローンズ」ではスターク家の私生児ジョン・スノウに扮し、たくましく、雄々しく成長していく過程をエネルギッシュかつ繊細に演じているキット・ハリントン。舞台上の彼は間違いなく、新たな一面を見せていました。そういえば以前、映画『ポンペイ』の主演に彼を推薦したミラ・ジョヴォヴィッチが「『ポンペイ』の彼は分厚い毛皮や甲冑をつけていないわよ!」と冗談交じりにコメントしていましたが、「ドクター・フォースタス」の赤裸々度は『ポンペイ』以上。まさに体を張った大熱演が見られました。デューク・オブ・ヨーク劇場で上演されていた「ドクター・フォースタス」は6月25日で閉幕しましたが、またいつか舞台に立つキット・ハリントンに出会いたいもの。次回は、ロブ・スタークことリチャード・マッデンの「ロミオ&ジュリエット」をレポートします。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ](C) 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2016年07月02日「聡明」という言葉がぴったりの19歳。だからと言って背伸びしている様子は微塵もなく、至って等身大。前日に行われた来日記者会見で「フクロウカフェに行きたい!」と目を輝かせていた姿からも、一夜明けて希望を叶えたいま、「ネットで見たイメージとはちょっと違って…。フクロウたちが紐につながれていてちょっと哀しかったかも」と率直に語る姿からも、ありのままの彼女が感じられる。そんなメイジー・ウィリアムズの出演する「ゲーム・オブ・スローンズ」が、いよいよ第六章に突入する。覇権争いの一角を担うスターク家の次女にして、過酷な運命に晒されるアリア・スタークを演じ始めて6年目を迎えるわけだ。「アリアはシーズンごとに成長するキャラクターだから、12歳でオーディションを受けたときのアリアといまのアリアは違う。私にとっても、彼女の変化を演じるのが何よりも楽しいの。子役が大人の俳優に脱皮するのは難しいと言われがちだけど、その点、私はアリアと共に成長してきた。可愛いだけじゃ終わらない役に出会えて、私は恵まれているわ」。しかも、「成長する」と容易に言うのが躊躇われるほどアリアを取り巻く状況は厳しく、その中で「成長せざるを得ない」と言った方が正しい。「守ってあげたくなるって、みんながそう言ってくれるわ(笑)」と照れた笑顔を見せるのも納得。王家の勝ち気な少女がいまや父と母を亡くし、残された家族とも離れ離れになりながら孤独な旅を続けている。「アリアが大変な出来事に直面するときほど、“私ならどうするかな?”“どんな気持ちになるかな?”と考える。自分の中の感情を引き出しながら、アリアの状況に身を置くの。私の役作りは、とにかく脚本に集中するところから始まる。何せドラマに関わり始めたのが12歳だったから、そのときは原作を読むには早過ぎる年齢だったのよね。両親に止められたの。描写も生々しいし、分厚いし(笑)。でも、ドラマと原作はちょっと違うから、それでよかったと思ってる。原作はいつかドラマが終わったときに読もうかな」。父や母の敵討ちを志す中、第五章のラストで視力を失ってしまったアリア。彼女にとって、第六章はさらに過酷なシーズンとなるそうだ。「これからのアリアがどう戦い、どう生きていくのか?彼女は初めて誰かに頼らないと生きていけなくなるの。次第に視力を失ったのであれば、ある程度の心構えはできると思うけど、急に見えなくなったものだから、どうしたらいいか分からなくなってしまう。アリアは独立心が強いし、人を信じていないから、誰かに頼るのは屈辱的でしょうね。心身共にボロボロになった彼女が、強さを取り戻せるのかが大きな課題になると思うわ」。いまや、シリーズは“続きが最も気になるドラマ”へと成長。制作側は関係者に厳しい緘口令を敷いており、もちろんメイジーも先々の展開を口外することはできない。「言いたいけど言えないから、フラストレーションはすごくたまるわね。でも、それ以外にもちょっと不満があるの。1年前のこの時期は、誰もが第五章のことを知りたがったわ。でも、いまはみんな観終わっているから、第五章について誰も聞いてくれない。私は第五章の話もみんなとしたいのに(笑)!」。なるほど。では、第五章の中で最も誰かに教えたかった展開は?こう尋ねてみると、「間違いなく、ジョン・スノウのことね!」という返事がすぐさま返ってきた。アリアの腹違いの兄にあたるジョン・スノウにも、第五章のラストで悲劇が訪れる。「あのエピソードのときは、ママが先に脚本を読んだの。それで、“もう最後まで読んだ?”と聞いてきたから、すぐに私も読んで…ショックを受けたわ。誰かにすごく言いたくなった。でも、私の友達の中には番組を全然観ていない子もいるから、その子たちに話して聞かせたりはしている。話された方は何のことだかよく分からないから、それでいいの。私の気も楽になるしね。さすがにジョンのことは言ってないけど(笑)」。ジョン・スノウに限らず、シリーズを通して数々の悲劇に見舞われてきたスターク家の面々。受難の日々が続く中、メイジーはどんな気持ちで本編を観ているのだろうか。「キャトリン(母)とロブ(兄)の最期は、分かってはいたけどショックだった。観ていてとても哀しかったし、心が張り裂けるかと思ったわ。その点、自分も撮影に参加したシーンの場合はショックが和らぐの。ネッド・スターク(父)の処刑シーンは血糊や偽物の生首を用意する準備段階も知っていたから、“ああ、うまい編集だな”くらいの気持ちだった。実際のオンエアを観るときは、撮影が終わってから随分経っているし」。そんなスターク家の運命は、シビアな現実を描いた「ゲーム・オブ・スローンズ」のテーマにも直結している。善人だからと言って幸せになれるとは限らず、悪人だからと言って天罰が下るわけでもない。ファンタジーでありながらも、厳しい手触りがリアルだ。「これはずっと言い続けてきたことなのだけど、番組の人気の理由は、別世界に行った気分にさせながらも、実は現実を描いているからだと思う。要するに、視聴者の知性の上に成り立っているドラマなの。現実に起きる問題や社会に即したテーマを扱っているからこそ、視聴者を惹きつけるのよね。だからこそ、私自身もよく考えるわ。“もし、この世界に自分がいたら?”とね。たぶん、私もアリアと同じ生き方を選ぶんじゃないかな。旅に出るの。権力争いに関わることなく、自分の冒険をしたい。自分のリストを持ってね」。アリアはいつか家族と再会し、幸せになれるだろうか?「それが理想よね」と最後の問いに頷きつつも、作品テーマとの真摯な向き合い方を改めて垣間見せる。「彼女なりの幸せを達成することができれば、私はそれでいいと思う。すべきことのリストをすべて成し遂げたとき、アリアは幸せを感じられるんじゃないかな」。(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ](C) 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2016年05月19日ジェラルド・バトラーが米大統領のシークレットサービスとなり、大ヒットを飛ばした『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編『エンド・オブ・キングダム』。このほど、5月28日(土)に迫った公開を前に、本日5月8日(日)の「母の日」に合わせて“母は強し”の場面写真が到着した。舞台をホワイトハウスからイギリス・ロンドンに移し、製作費も大幅スケールアップした本作は、史上最大の厳戒態勢の中で勃発した“キングダム”=王国の崩壊の危機に立ち向かう。米大統領のシークレットサービス、マイク・バニングをバトラーが熱演するほか、アメリカ大統領ベンジャミン・アッシャーにアーロン・エッカート、副大統領アラン・トランブルにモーガン・フリーマンと、前作に引き続き豪華キャストが再集結。さらには、トム・ハーディの愛妻として知られるシャーロット・ライリーが英国情報部MI6の凄腕スパイを演じ、『ダーク・シャドウ』『ロボコップ』などのジャッキー・アール・ヘイリーら、強力なキャストが新たに加わった。今回届いたのは、前作『エンド・オブ・ホワイトハウス』に引き続き登場する、マイク・バニングとの妻リア(ラダ・ミッチェル)との微笑ましい場面写真。リアは妊娠中で出産間近。夫婦は愛するわが子の誕生を心待ちにしていたが、同時に、大統領の護衛を務めてきたマイクは、一番近くにいる大切な家族を守るためにシークレットサービスを退職しようか思い悩んでいた。そんなとき、イギリス首相の葬儀に出席する大統領と共に、ロンドンへ行くことになったマイク。愛妻リアとお腹の子に無事の帰還を誓う。優しく夫を送り出すリアだったが、ロンドンで大規模なテロ襲撃があったことをニュースで知り、不安は最高潮に…。しかし、お腹の子という守らなくてはならない存在を得た彼女は、うろたえることなく、ただ一心に夫を信じ帰りを待つのだった…。母親という存在は、どんなときも強くたくましい。本作でもそんな強い母の存在と家族の愛が、ストーリーに一層の深みを与えている。『エンド・オブ・キングダム』は5月28日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月08日映画を超える空前絶後のスケールで、世界中で大ヒットを記録しているドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。日本でもシーズンを重ねるごとにファンを増やし、5月3日(火)にはエミー賞で史上最多の12部門を受賞した第五章がブルーレイ&DVDリリースされる。そして4月25日(月)からは、最新シーズン第六章の日米完全同時放送も決定。そんな中、初来日したアリア・スターク役のメイジー・ウィリアムズに話を聞いた。その他の写真ジョージ・R・R・マーティンの世界的ベストセラー『氷と炎の歌』を完全映像化。架空の大陸ウェスタロスの覇権をめぐって、愛と欲望、陰謀と裏切りの戦いを繰り広げてきた『ゲーム・オブ・スローンズ』。ドラゴンや異形の者たちが登場するが、これまでのファンタジー映画やドラマとは一線を画す熱狂的な支持を得ている。メイジーはそんな人気の秘密を、「それは、本当に無慈悲にメインキャストを殺しちゃうことね。そんな思い切ったことをするドラマは他のシリーズにはないでしょう。だから、予想がつかなくて、視聴者は次が気になってしまい、また観たくなるのよ」という。2011年からスタートした本作。メイジー演じるアリアは覇権争いに巻き込まれるスターク家の次女で、目の前で父が殺害されたことから少年を装って逃亡し、家族の復讐を誓いながらも、行く先々で苦難に見舞われる。「アリアは最初はとても純粋で無垢な部分もある子だった。それが、さまざまな苦難を乗り越える中で、父のように忠誠心だけでは生きられないことを知り、策略家的な発想もするようになったの。でも、まだまだ世の中のことをもっと学んでいかなくてはならない。それは私自身もそうだけど」と役柄に自分自身を重ねる。先日、19歳の誕生日を迎えたばかり。「10代をこのシリーズと共に生きてきた。アリアと同じように早くから大人の世界に放り込まれたことで、私自身も成長したわ。何より、『ゲーム…』に出会えたことで一生、女優業をやりたいという自信にもつながった」と語る。覇権争いはますます熾烈になっていくが、一体最後に誰が王の座に座ると思うか尋ねてみたら……、「実は、アメリカで出演者の合同インタビューがあった時に、メインキャストのひとり、エミリア・クラークが『サンサ(スターク家の長女)が女王になり、アリアが女王の手(=宰相)になるのがいいんじゃないかな、ふたりコンビで……』と言っていたわ。本当に、どんな物語になるのかしら、私も楽しみなの(笑)」『ゲーム・オブ・スローンズ 第五章:竜との舞踏』5月3日(火)ブルーレイ&DVDリリース発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』(全10話)スターチャンネルにて4月25日(月)朝10時より日米完全同時放送取材・文:前田かおり
2016年04月23日王国の覇権争いを壮大なスケールで描くHBO製作の人気海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の最新章『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』の日米完全同時放送を記念し4月19日に、アリア・スターク役を演じるイギリス出身の女優メイジー・ウィリアムズが初来日会見を行った。その他の写真世界193カ国で放送され、昨年のエミー賞では歴代最多の12部門受賞の快挙を成し遂げた『ゲーム・オブ・スローンズ』の最新シリーズ。本作でデビューを飾り、第1章から孤独な旅を続ける王家の三子アリア・スタークを演じるウィリアムズは、「今回がシリーズ史上最も強力。アリアも今まで以上に活躍するので期待して」と会場に駆けつけたファンと報道陣にアピールした。第6章では、アリアが復讐の報いとして盲目になってしまう設定で、「とてもナーバスになったし、実際にコンタクトをつけての殺陣は、とてもハードだった。その分、チャレンジしがいもあって、最後は演技を楽しむことができた」とシリーズで培った女優魂を発揮。「14歳でデビューし、今月19歳になったばかり。シリーズとともに成長したし、いろんなことを学ぶ場にもなった。共演者とは家族のように結束している」と強い思い入れを語った。全世界が注目する中、オバマ米大統領が一足先に第6章の第1話を視聴したという報道については、「こんな不公平はないわ(笑)。私は出演しているのに、まだ見せてもらったないんだから」と可愛らしく苦言を呈する場面も。「休日は家族と過ごしたり、飼ったばかりの子犬と散歩するのが楽しいの」と19歳らしい素顔ものぞかせた。会見にはピン芸人のじゅんいちダビッドソンが駆けつけ、お得意のサッカー日本代表・本田圭佑の物まねや、海外ドラマにまつわる“あるある”を披露。ウィリアムズは「意味はよく理解できないけど、とても面白いわ。楽しい雰囲気が伝わるの」とR-1チャンピオンの芸に大喜びだった。『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』(全10話)スターチャンネルにて4月25日(月)スタート毎週月曜午前10時より日米同時放送同日午後10時より再放送取材・文・写真:内田 涼
2016年04月19日世界的人気を誇るTVシリーズの最新シーズン「ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風」の日米同時放送開始を前に人気キャラクターのアリアを演じるメイジー・ウィリアムズが初来日。4月19日(火)にファンも招待して都内で行われた記者会見に出席した。7つの王国の覇権争いを描くSFファンタジーで、メイジーは第1章から全シーズンを通じて出演。争いに巻き込まれ、過酷な運命を背負って戦いの旅を続ける王家の次女アリア・スタークを演じている。19歳になったばかりのメイジー。これが初めての来日となるが「子どものころから日本に来るのが夢だったの!HBOの人に『今年は(プロモーションで)どこに行きたい?』と聞かれて、真っ先に『日本!』と答えたわ。夢がかないました」と嬉しそうに語る。前日に到着したばかりだが「今日の夜、フクロウカフェに行くことになってるの」と満面の笑みを浮かべていた。2011年から本シリーズに参加しており「長く関わってきて、このシリーズと共に成長してきて、この作品で人生が変わったわ。いろんなところに行ったり、人生勉強をさせてもらってるの」と強い思い入れを語る。いまでは共演陣は「家族のような存在。(シリーズが進むにつれて)いなくなるキャラクターもいるのが寂しいです」と語る。特に、仲が良いのは「(姉役の)サンサを演じているソフィ・ターナー。オーディションのときに知り合って、役が決まる前からずっと友達なの。同世代で、同じような体験をしてきて、互いをよく知っているわ」と明かした。物語の行く末が気になるが、メイジー演じるアリアは復讐の報いで盲目に!さらにジョンが刺されるシーンがあったり、ファンの間ではネッドやハウンドといった死んだはずのキャラが生きているのでは?という噂もある。さらに第六章より参加するイアン・マクシェーンは自身の役について「死んだはずの誰かを蘇らせる」と語ったという情報も!メイジーは「ジョンについてはコメントできないの(苦笑)。いろんな噂があるのも知ってるけど、それも何も言えないわ…」と思わせぶりに語る。また、イアン・マクシェーンのコメントについては「それは初めて聞きました!台本が2種類あるのかしら…(笑)?」とファンの期待をあおっていた。この日は、サッカーの本田圭佑の物まね芸人として知られるじゅんいちダビッドソンも来日し、まさかのメイジーの前でネタ披露!意外にも、メイジーは大喜びで「全体的によく分からないけど面白かったです!」とノリノリだった。「ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風」は4月25日(月)よりスター・チャンネルにて放送開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ](C) 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2016年04月19日