『デッドプール』シリーズ第3弾の製作が、ハリウッドで行われている全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキによって大きな影響を受けているようだ。監督のショーン・レヴィが「The Wrap」に明かした。「正式な公開日が決まっているのかさえ、わからない状況です。(2024年)5月3日に公開予定だったのは知っていますが。ストライキと長期にわたる製作中断によって、公開日が本当に危うくなっています」と説明。製作の進捗については、「映画の半分を撮り終え、編集も終わっています。私たちはどうしても早く仕事に戻って、来年公開したいと思っているんですよ」と語った。『デッドプール』第3弾の当初の公開予定日は2024年11月8日だった。しかし、今年5月に始まった全米脚本家組合(WGA)のストライキをきっかけにディズニーは6月、複数の作品の公開スケジュールを変更。『デッドプール』第3弾の公開日は半年前倒しになったという経緯がある。その後7月からSAG-AFTRAもストに突入したため、多くの作品が製作中断を余儀なくされている。映画ファンは「どう考えても来年の5月公開は厳しそうだ」「もともとの公開日に変更すればいい」「ヒュー・ジャックマン(ウルヴァリン役で登場)にこれ以上ダイエットとワークアウトを続けさせるのは酷だよ!」などのコメントをXに寄せている。(賀来比呂美)■関連作品:デッドプール2 2018年6月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2023年10月18日宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』の英語吹き替え版キャストが決定した。北米で同作を配給するGKIDSが公式ホームページで発表した。主人公の眞人役を演じるのは「YOU -君がすべて-」シーズン1でパコ役を演じたルカ・パドヴァン。青サギ役にロバート・パティンソン、キリコ役にフローレンス・ピュー、ヒミ役に福原カレン、夏子役にジェンマ・チャン、勝一役にクリスチャン・ベール、大伯父役にマーク・ハミル、老ペリカン役にウィレム・デフォー、インコ大王にデイヴ・バウティスタがキャスティングされた。マークは『風の谷のナウシカ』のペジテ市長役と『天空の城ラピュタ』のムスカ役、クリスチャンは『ハウルの動く城』でハウル役の声優を担当したことがあり、宮崎監督×スタジオジブリの作品とゆかりがある。英語吹き替え版キャストに対する映画ファンのコメントは、「クリスチャン・ベールがスタジオジブリの作品に戻ってきてくれた。うれしい!」「素晴らしいキャスト。スタジオジブリ作品への敬意を感じる。観るのが楽しみ」「1本の映画の中でバットマンが2人(クリスチャン&ロバート)とジョーカー(マーク)がそろうってすごい!」など好評だ。一方で、「日本人キャストのオリジナル版も観たいから、字幕版も公開してくれるよね?」という声も多数上がっている。(賀来比呂美)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2023年10月18日ジュリアン・シュナーベル監督が手掛ける犯罪スリラー映画『In the Hand of Dante(原題)』に、オスカー・アイザック、ジェイソン・モモア、ジェラルド・バトラーが出演するという。「Deadline」が報じた。シュナーベル監督は、これまで手掛けた長編映画の本数は少ないものの、『夜になるまえに』でヴェネチア国際映画祭審査員特別賞、『潜水服は蝶の夢を見る』でカンヌ国際映画祭監督賞、ゴールデングローブ賞監督賞などを受賞し、高い評価を受けてきた。ニック・トーシュの同名小説(「ダンテの遺稿」)を原作とする今作。ニューヨークのマフィアから、闇市場に出現したダンテ自筆の「神曲」の鑑定を依頼されるニック役をオスカーが演じる。ストライキ中の全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)より暫定合意を得て、すでにイタリアで製作中。撮影現場では、役柄は不明だが白いスーツ姿のジェイソンとガル・ガドットがお互いに銃を向け合っているシーンが目撃されている。ジェイソンはガルと『ジャスティス・リーグ』で、オスカーとは『DUNE/デューン 砂の惑星』で共演したことがある。オスカー、ジェイソン、ジェラルドの3人が共演することに映画ファンは「よくこんなすごい3人を集めたものだ」「キャストを見ただけで楽しみ」と期待を寄せている。(賀来比呂美)
2023年10月17日2024年1月7日に開催予定のゴールデングローブ賞授賞式は、例年テレビ局NBCで行っていた生中継を取りやめ、ストリーミング配信を行う可能性があるという。今年6月に、同賞を主催するハリウッド外国人記者協会(HFPA)から賞に関する資産を買収した「エルドリッジ・インダストリーズ」のCEOトッド・ベーリーが、CNBCの「Closing Bell」で明らかにした。「(来年もゴールデングローブ賞授賞式を)NBCで放送するのですか?」と聞かれたベーリーは、「NBCで生中継するとは思えませんね。大きな転換期がやってきている。ストリーミングは世界が向かっているところの不可欠なものになりつつあるので。ストリーミング環境でできる柔軟性というのは、テレビ局でできることと全く違います。私たちはその柔軟性を利用するつもりです」と答えている。米アカデミー賞の前哨戦の一つである、全米映画俳優組合賞(SAG賞)も2024年からNetflixにてストリーミング配信を行うことが発表されている。同賞は、今年初めてNetflixのYouTubeチャンネルで配信を行い、世界中のファンから喜びの声が寄せられた。2024年はNetflixで全世界にライブ配信を行う。現在のところ、ゴールデングローブ賞のライブ配信がどのプラットフォームで行われるかは不明だ。(賀来比呂美)
2023年10月17日濱口竜介監督作『悪は存在しない』がロンドン映画祭で最優秀作品賞を受賞した。審査員全員一致の決定だったという。「繊細で、シネマティック、そして完全に悟った演技によって強調された、濱口監督の確信に満ちたドラマ」「家族とコミュニティ両者の抒情的な肖像画であり、土地開発の倫理についてのニュアンスを含む考察でもある」と評された。濱口監督は同映画祭のXアカウントに動画で喜びのコメントを発表。「『悪は存在しない』がロンドン映画祭で最優秀賞受賞という本当にうれしいニュースを聞いて、驚きました。ありがとうございます」と感謝を述べた。キャストやスタッフの仕事ぶりをカメラ越しで見ていて、濱口監督自身も「素晴らしい」と思っていたため、それが評価されたことに「勇気づけられる」と語った。また、前作『ドライブ・マイ・カー』の音楽を担当し、今作では音楽と共に企画・発案も担当した石橋英子氏の名前を挙げ、「彼女の音楽の存在が、この映画を完成まで導いてくれた」と説明した。『悪は存在しない』は今年のヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞も受賞した。日本公開は2024年GWを予定している。(賀来比呂美)
2023年10月16日『ダークナイト』三部作、『グランド・イリュージョン』シリーズの名優マイケル・ケインが、BBC Radio4の「Best of Today」に出演。「引退すると言い続けてきましたが、いまがその時です」と俳優業引退を表明した。「主役を演じて素晴らしい評価をもらったこともある」と俳優として残した実績に満足している模様。「いま、私が得られる役は90歳の男性か85歳くらいの男性です。主役といえるものではないでしょう。90歳で主役を演じる男性というのは無理がある。若い男性や女性を起用するんじゃないですか。だから、辞め時かなと思って」と引き際を考えたことを明かした。最近届いた脚本を読んでみたところ、自分の役のセリフが99ページ中15ページしかなかったというのも引退の決め手に。「小さな役を引き受けて、ひどい評価を受けたらと思うとね…」と考えたという。マイケルは『アルフィー』『探偵スルース』『リタと大学教授』『愛の落日』でアカデミー主演男優賞候補となり、『ハンナとその姉妹』『サイダーハウス・ルール』で同助演男優賞を受賞。俳優として最後の出演作は『The Great Escaper(原題)』となる。2014年にDデー(ノルマンディー上陸作戦決行日)の70周年記念行事に出席するため、老人ホームを抜け出したバーナード・ジョーダンの実話を基にした映画。マイケルはバーナードを演じている。(賀来比呂美)
2023年10月16日2019年にシーズン9で終了するも、いまだ高い人気を誇る「SUITS/スーツ」。同ドラマのクリエイター、アーロン・コーシュがNBCユニバーサルで同ドラマの新シリーズを企画中であることが分かった。関係者が「Deadline」に明かした。今作は「SUITS/スーツ」のリバイバルやリメイクではなく、「SUITS:ジェシカ・ピアソン」のようなスピンオフドラマでもないという。「CSI」や「NCSI」シリーズのように、「SUITS」の世界観を引き継ぎ、新たな舞台と新たなキャラクターをフィーチャーしたものになるようだ。視聴率調査を行う「ニールセン」の調べによると、つい最近まで12週連続でストリーミング配信サービスにおける週間配信ランキング1位を獲得していた「SUITS」。13週連続1位は「ヴァージンリバー」の台頭により実現しなかったが、それでも2020年に「ニールセン」がランキングを発表し始めてから史上最多記録であり、現在も高い関心が寄せられている。クリエイターのコーシュはこの「史上最多記録」に驚きを隠せず、「ぼくたちはいつも過小評価されていると思っていたけれど、蓋を開けてみるとぼくでさえ『SUITS』を過小評価していたことに気付いた。キング(トップ)になれるっていうのはいいものだ」とXでコメントした。「SUITS」はガブリエル・マクトとパトリック・J・アダムスが出演する法廷ドラマで、かのメーガン妃もメインキャストとして活躍したことでも知られている。(賀来比呂美)■関連作品:SUITS/スーツ [海外TVドラマ]© 2011 Universal Television. All Rights Reserved.
2023年10月13日エマ・ストーンとカナダ出身の人気コメディアン、ネイサン・フィールダー(『マルセル 靴をはいた貝』)が主演を務めるコメディドラマ「The Curse(原題)」の初予告編が公開された。製作会社はA24とShowtime。本作は、家のリノベーション番組のホストを務めるホイットニー(エマ)&アッシャー(ネイサン)夫妻の物語。ホイットニーによると、番組は「ただのリノベーション番組ではなく、地域社会を反映した家を作る」というこだわりのあるものだという。テレビではブレイクを果たし、私生活では子どもが欲しいと願う2人。ある日、カメラが回っている際に、アッシャーが地元の少女に100ドルをあげるというシーンを撮影した。常々「ぼくらは善人だ」と主張していたアッシャーだが、後に100ドルを奪い返すという行動に出て少女に「呪ってやる」と言われてしまう。これを発端に、夫婦の周りで奇妙なことが起き始めて…。ドラマファンの予告編への感想は「予告編を観て好奇心と興味をそそられた」「エマ・ストーンは彼女の世代で最高の俳優だ。彼女が出演する作品はどんなものでも観たくなる」「エマ・ストーンは作品選びがうまい。最新映画の『哀れなるものたち』も素晴らしいと評判だ」など。「The Curse」は現在開催中のニューヨーク映画祭で世界初上映を迎え、11月10日よりParamount+で配信開始、同12日よりShowtimeで放送開始となる。(賀来比呂美)
2023年10月13日A24が製作する『The Iron Claw(原題)』の予告編が公開された。同作はプロレスの名門フォン・エリック一家をテーマとした伝記映画で、監督・脚本は『マーサ、あるいはマーシー・メイ』のショーン・ダーキン。ザック・エフロン、ジェレミー・アレン・ホワイト、ハリス・ディキンソン、スタンリー・シモンズがケヴィン、ケリー、デヴィッド、マイクのフォン・エリック4兄弟を演じている。予告編は、「子どもの頃からずっと、ぼくの家族は呪われていると言われてきた。母は神と共にぼくらを守ろうとした。父はレスリングでぼくらを守ろうとした。ぼくらがタフで最強である限り、何にも傷つけられることはないと。ぼくは信じた。家族も信じた」というザック演じるケヴィンの意味深なナレーションからスタート。ケヴィンら兄弟がプロレス界を盛り上げていく様子、父親フリッツ・フォン・エリックによるしごき、ケヴィンの結婚、ケリーに起きる悲劇などが描かれている。映画ファンやレスリングファンは、予告編に「ここ数年、キャリアを好転させているザック・エフロンがいいね。彼は本当に才能豊かな俳優だ」「完璧なキャストに完璧なストーリー。どんなことがあっても映画館で観る」「レスリング史上、最も悲劇的な話の一つ。観るのはつらくもあり、興味深くもあり…楽しみにしているよ!」などの感想を寄せている。『The Iron Claw』は12月22日全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年10月12日10月17日に回顧録「Worthy(原題)」を発売するジェイダ・ピンケット・スミスが、米NBCのニュース番組「トゥデイ」に出演し、取材に応じた。インタビュアーのホーダ・コトビーが、「Worthy」を読んで最も驚いたこととして、ジェイダが2016年に夫と別れたことを挙げた。「2016年、あなたとウィルはまったく別々の人生を歩むことを決めました。ペーパー上では離婚していないけれど、“夫婦関係を解消”ということなんですよね?」とホーダが聞くと、ジェイダは「その通りです」と認めた。ジェイダとウィルは1997年に結婚し、ジェイデン(25)とウィロー(22)の2人の子どもをもうけた。ジェイダによると、ウィルとは別居しているとのことだが、現在もビジネスパートナーであり、子どもたちの親としてのパートナーの関係は続けている。2016年以降も、2人はたびたびイベントやレッドカーペットで仲睦まじい姿を見せていた。2022年3月、アカデミー賞授賞式で司会のクリス・ロックがジェイダの無毛症をジョークのネタにし、ウィルがクリスにビンタしたあの事件の日にも。なお、ビンタ事件についてはつい最近「People」誌のインタビューで、「スキット(余興の寸劇)だと思ったんです。ウィルが彼(クリス)を叩くわけがないと。ウィルが椅子に戻ってくる時にスキットではないんだと気付きました」と語っている。(賀来比呂美)
2023年10月12日ワーナー・ブラザース史上最高ヒットとなった『バービー』のマーゴット・ロビー&ライアン・ゴズリングが、『オーシャンズ11』の前日譚映画で再び共演するようだ。同作には主演にマーゴットが決定しており、昨年ライアンも出演交渉中かと報じられていた。監督は『オースティン・パワーズ』シリーズのジェイ・ローチ、脚本は「グッド・ファイト 華麗なる逆転」のキャリー・ソロモンで、1960年代のヨーロッパが舞台だという。『バービー』を手掛け、『オーシャンズ11』の前日譚映画も製作する「LuckyChap Entertainment」の重役は、「言えることはそんなにないのですが、(『オーシャンズ』)シリーズにとって正しいことをしたいと思っていますね。準備ができて、みなさんに体験してもらうのがとても楽しみです」と「Games Radar」にコメント。マーゴットとライアンの再共演について尋ねられると「2人の相性は素晴らしいです。それ(『オーシャンズ11』の前日譚)以外でも、もっと多くの作品をやってもらえたら最高です」と、将来的にも再共演してほしいという願望を明かした。映画ファンは「本当にパーフェクトなコンビ!」「ますます楽しみになってきた」と『オーシャンズ11』の前日譚映画に期待を寄せている。(賀来比呂美)
2023年10月11日パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの衝突をめぐり、イスラエル出身のナタリー・ポートマンらがイスラエル支持を表明した。ナタリーは「イスラエルの人々のことを思うと心が打ち砕かれます。子ども、女性、高齢者が殺害され、自宅から拉致されました。このような野蛮な行為に恐怖を感じます。また、被害を受けたご家族への愛と祈りで、心臓が激しく鼓動を打っています」とつづった。マドンナはハマスの攻撃の様子を収めた動画をインスタグラムに上げ、「胸が張り裂けそう」「これがあなたに起こったらと想像してみてください?理解しがたいでしょう?」「この悲劇的な攻撃は、人々にさらなる苦しみをもたらすだけです」と嘆いた。マーク・ハミルはアメリカとイスラエルの国旗の画像をXに投稿し、「アメリカはイスラエルと共にあります #常に」と表明。その他、ガル・ガドット、エイミー・シューマー、ジョシュ・ギャッド、サラ・シルバーマンらもSNSで悲痛の叫びを上げている。(賀来比呂美)
2023年10月10日伝説のオペラ歌手マリア・カラスの伝記映画『Maria(原題)』より、主演のアンジェリーナ・ジョリーがマリアに扮したファーストルック画像が公開された。監督は『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』『スペンサー ダイアナの決意』のパブロ・ラライン。舞台は1970年代のパリで、マリアの波乱万丈で美しくも悲劇的な人生を描き、53歳で亡くなった彼女の最期の日々に焦点を当てるという。脚本は、『スペンサー ダイアナの決意』でラライン監督とタッグを組んだスティーヴン・ナイト。キャストはアンジェリーナのほか、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(『離ればなれになっても』)、アルバ・ロルヴァケル(『ハングリー・ハーツ』)、コディ・スミット=マクフィー(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)ら。「The Hollywood Reporter」によると、本作はインディペンデント映画のためSAG-AFTRAより許可を得てまもなく撮影に入るという。撮影地はパリ、ギリシャ、ブダペスト、ミラノで、撮影期間は8週間を予定している。マリアに扮したアンジェリーナの画像を見た映画ファンは、「再びオスカーをゲットだね!」「ラライン監督が手掛ける伝記映画なら期待できる」「クイーンが帰ってきた!」などの感想を寄せている。(賀来比呂美)
2023年10月10日A24が、今年3月に発売されたパリス・ヒルトンの回顧録「Paris: The Memoir(原題)」をドラマ化することが分かった。「Entertainment Weekly」が報じた。脚本家、キャストは未定だが、ダコタ&エル・ファニングが姉妹で設立した「Lewellen Pictures」を通じて製作総指揮を務める。また、パリス自身もブリタニー・カーハン・ウォード(「THE GREAT~エカチェリーナの時々真実の物語~」)らと共に製作総指揮に名を連ねているという。これまでパリスは「シンプル・ライフ」「The World According to Paris」などのリアリティー番組に出演したり、『パリス・ヒルトンの真実の物語』『アメリカン・ミーム』といったドキュメンタリー番組が作られたことはあったが、自身の人生がテレビドラマ化されるのは初めて。原作となる回顧録は、パリスが10代の頃に寄宿学校で受けた性的虐待、性犯罪スキャンダルで現在服役中の元大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインと遭遇した恐ろしい出来事など、暗い過去にも踏み込んだ内容となっている。製作総指揮の一人を務めるエルは、以前からパリスの大ファンであることを公言し、「シンプル・ライフ」時代のパリスに扮した姿をインスタに載せたことがある。「パリス・ヒルトンが大好きなんです。何度かお会いしたことがありますが、最高にやさしくてクールな人です」と「W」誌で語ったこともあった。(賀来比呂美)
2023年10月06日Netflixの実写ドラマ「ONE PIECE」シーズン2に、ジェイミー・リー・カーティスが出演するようだ。製作総指揮、脚本、共同ショーランナーを務めるマット・オーウェンズが「Deadline」に明かした。「非常に重要な役に有名俳優をキャスティングする機会に恵まれました。ジェイミー・リー・カーティスが『ONE PIECE』のファンだということもわかって。ジェイミーが『ファンだ』と言うや否や、私たちは『よし、彼女に出演してもらおう。さぁどうしよう』となりました。そしてとてもラッキーなことに、シーズン2に出てくるDr.くれはがジェイミーにぴったりな役だったんです」。製作チームは今年のアカデミー賞で、ジェイミーが助演女優賞(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)を獲得した際にDr.くれはのフィギュアを贈って受賞を祝ったという。実は、ファンから「Dr.くれは役にはジェイミーがいい!」という要望は前から出ており、ジェイミー本人もインスタグラムでストライキが終わったら「Dr.くれは役をもらうために働きかける」と宣言していた。その投稿にはDr.くれは役に扮したジェイミーのイラストや、「ONE PIECE」ファンであることをアピールする写真がアップされていた。コメント欄にはオーウェンズから「“働きかける”なんて必要ないですよ。フィギュアを贈ったのはそういうわけですから。(ストライキが終わって)私たちが手にするべきものを得て仕事を再開したら、話をしましょう!」と匂わせていた。ハリウッドでは、全米脚本家組合のストライキは終了したものの、全米映画俳優組合のストライキは継続中。オーウェンズはストライキが終結したら「彼女をディナーに招待して話をします」「どうしてもシーズン2に出演してほしいので!」と語っている。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年10月06日アクション映画『The Beekeeper(原題)』の予告編が解禁された。主演は『ワイルド・スピード』『エクスペンダブルズ』『MEG』と数々のアクションシリーズで活躍してきたジェイソン・ステイサム。本作では養蜂家(Beekeeper)に扮している。予告編の前半では、養蜂家のクレイ(ジェイソン)と隣人のパーカーさんとの穏やかでピースフルな交流が描かれている。クレイは、自分を気にかけてくれるパーカーさんのことを家族のように思っていた。しかしある日、パーカーさんはフィッシング詐欺に遭って貯金をだまし取られ、自ら命を絶ってしまう。復讐のため詐欺組織に一人で乗り込んだクレイは、呆気なく警備員を倒して建物の中に入ると、「この場所を焼き尽くす」と宣言してその通り実行。実は、クレイは単なる養蜂家ではなく、法を超越する秘密組織「Beekeepers」の一員だったのだ。詐欺組織がフィッシング詐欺以上の犯罪に手を染めているとにらんだクレイは、容赦なく彼らを追い込んでいく…。監督は『スーサイド・スクワッド』のデヴィッド・エアー、脚本は『ソルト』のカート・ウィマー。ジェイソンのほか、ジェレミー・アイアンズ、ジョシュ・ハッチャーソンらが出演。『The Beekeeper(原題)』は2024年1月12日全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年10月05日A24より、ソフィア・コッポラ監督作『Priscilla(原題)』の予告編が公開された。本作はエルヴィス・プレスリーの元妻プリシラが1985年に出版した回想録「私のエルヴィス」を基に、彼女の人生とエルヴィスとの関係を描いた伝記映画。プリシラをケイリー・スピーニー(『パシフィック・リム:アップライジング』)、エルヴィスをジェイコブ・エロルディ(「ユーフォリア/EUPHORIA」)が演じている。先月ヴェネチア国際映画祭にて初上映され、7分のスタンディングオベーションを受けた。ケイリーは同映画祭で女優賞を受賞。映画批評サイト「ロッテントマト」で肯定的なレビューが95%以上と高い評価を受けている。予告編ではプリシラとエルヴィスとの出会いや結婚、娘リサ・マリーの誕生などが描かれ、最後は離婚へと向かっていることを匂わせる「私は自分の人生を歩みたい」というプリシラのセリフで締めくくられる。映画ファンの予告編への感想は、「予告編だけでも、プリシラがどれだけジェットコースターみたいな人生を送っているのかがわかる」「ソフィア・コッポラはやっぱり素晴らしい」「この作品に対する興奮を表現しきれない!」など。『Priscilla』は11月3日全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年10月04日ジョン・ウー監督がメガホンを取った『Silent Night(原題)』の予告編が公開された。本作は製作陣にウー監督と共に『ジョン・ウィック』シリーズのベイジル・イヴァニクが名を連ねているアクション映画。ある年のクリスマス・イブ。庭でフェスティブムードを楽しんでいた一家が、ギャングの銃撃戦に巻き込まれ、幼い息子を失う。父親は一命を取りとめたが喉にケガを負い、声を失った。復讐心に燃える父親は過酷なトレーニングに打ち込み、“その日”のために備えるのだった…というストーリー。本作の特徴は、「全編セリフなし」ということだ。ウー監督は「Vulture」に、「ビジュアルを使って物語を伝え、キャラクターが何を感じているかを伝えることができました。言葉の代わりに音楽を使いました。この映画は見えているものと音がすべてです」と語っている。主人公(父親)を演じるジョエル・キナマンについては「キャラクターに入り込んでいました。自分を追い込み、一生懸命鍛えていましたよ。彼は目だけでリアルな演技を目指していました。彼の目は多くのストーリーと感情を伝えます。一緒に仕事ができてとてもうれしかったです」と「Entertainment Weekly」誌で絶賛している。『Silent Night』は12月1日全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年10月04日『マエストロ:その音楽と愛と』でメイクを担当したメイクアップアーティストのカズ・ヒロが、主演のブラッドリー・クーパーを主人公レナード・バーンスタインに変身させるまでの苦労を「Variety」誌に明かした。特殊メイクに高い評価を受け、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』『スキャンダル』でアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞の受賞歴があるカズ・ヒロ。本作で特に大変だったのは、ブラッドリー演じるバーンスタインの晩年(70代)のメイクで、毎日午前1時にメイクアップチームと集合していたこと。晩年のバーンスタインに扮したブラッドリーは、「ほとんどの部分を覆った」メイクをしており、それに5時間以上かかったという。主演と監督を兼任したブラッドリーは撮影時、スタッフを呼ぶ前に自分のメイクを終え、撮影の準備を行うことを希望した。そのため、メイクチームは通常より2時間早く呼ばれることとなり、カズ・ヒロは「かなりキツかったですね」と語っている。バーンスタインの特殊メイクは「年を取るごとに、いろんな要素を付け加えていかなければならない」そうだ。20代の彼を再現するには2時間半で済んだとのこと。苦労の甲斐があり、カズ・ヒロのメイクはバーンスタインの子どもたちから絶賛を受けている。『マエストロ:その音楽と愛と』は12月20日(水)よりNetflixで独占配信スタート、12月一部劇場公開。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年10月04日Netflixよりサスペンス映画『終わらない週末』のオフィシャル・ティザー予告が公開された。監督・脚本は「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」のサム・エスメイル。原作はルマーン・アラムの同名ベストセラー小説。キャストは夫婦を演じるジュリア・ロバーツとイーサン・ホークのほか、ケヴィン・ベーコン、マハーシャラ・アリらが出演している。エスメイルとジュリアは2018年のドラマ「ホームカミング」以来のタッグとなる。アマンダ&クレイ夫婦は子どもたちを連れ、郊外に借りた別荘で週末を過ごしていた。ところが夜中に予期せぬ来客が訪れ、「地球に何かがやってくる」と深刻な表情で語りだす。それは事実だった。国内各地でサイバー攻撃が発生し、アマンダたちはカオスに直面。楽しいはずの週末が一変することに。今作は、バラク・オバマ元大統領とミシェル夫人が設立した製作会社「Higher Ground Productions」が手掛ける初めての作品で、2人は製作総指揮を務めている。ティザー動画を観たファンの感想は「原作を読んだ。映画にものすごく期待している。楽しみ!」「まるで私たちのこの世界の未来を教えてくれているようだ」「アポカリプティック!」など。『終わらない週末』は北米の一部の劇場で11月に公開、12月8日(金)にNetflixで配信開始。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年10月03日『スポーン』のリブート映画が、2025年にリリース予定で製作が進められていることが分かった。製作会社「ブラムハウス」の社長ジェイソン・ブラムが、「Comic Book」とのインタビューで「2025年は『スポーン』が公開される年です」と明かした。1997年、トッド・マクファーレン原作のアメコミを映画化した『スポーン』。主人公でCIAの工作員アル・シモンズが、上司ジェイソン・ウィンの裏切りにより焼死。地獄の王に魂を売り、尖兵スポーンとして現世に復活する。しかし地上ではすでに5年の月日が流れ、様々な状況が変わっていた。スポーンは自分を陥れた者たちへ復讐を誓うという物語。リブート版は2017年からブラムハウスが製作に携わることを発表した。これまでに複数の脚本家を起用したことが何度か報じられ、いまに至る。オリジナル版の監督はマーク・A・Z・ディッペだったが、今作はマクファーレンがメガホンを取る模様だ。オリジナル版ではアル・シモンズ/スポーンをマイケル・ジェイ・ホワイトが演じ、マーティン・シーン、ジョン・レグイザモらが出演。リブート版のスポーンはジェイミー・フォックスに決定している。映画ファンは「本当に待つのが長すぎた」「作品を観るまでは信じない!」「どうか公開に漕ぎつけて」などの声を寄せている。(賀来比呂美)
2023年10月03日2024年に開催される第96回アカデミー賞の国際長編映画賞に、フィリピンからゲイのアニメーターを主人公としたアニメ映画『Iti Mapukpukaw(原題)/The Missing(英題)』が出品されたことが分かった。フィリピン映画開発評議会がSNSで発表した。監督・脚本はカール・ジョセフ・パパ。長編アニメ映画を手掛けたのは初めてだという。主人公のエリックはフィリピンでアニメーターとして働きながら、ごく普通の生活を送っていた。マンションに住み、高収入の仕事に就き、好きな男性もいる。唯一目立つことといえば、「口がない」ということだけだった。ある日エリックは母からの電話で、音沙汰のないおじの様子を確認してきてほしいと頼まれる。おじがすでに亡くなっていることを知ったエリックは、なぜだか知っているような気がする異星人と出会う。異星人はエリックの記憶と感情を紐解く手助けをしてくれるのだった。エリックの声は『Seasons: めぐりゆく季節の中で』のカルロ・アキノ、母ロザリンダは、今年『逆転のトライアングル』でゴールデングローブ賞助演女優賞にノミネートされたドリー・デ・レオンが担当。なお、日本からは同部門にヴィム・ヴェンダース監督×役所広司主演『PERFECT DAYS』が出品されている。(賀来比呂美)
2023年10月02日トム・ハンクスが「注意してください!!AI版の私を使ってデンタルプランを宣伝している動画がインターネットに上がっています。私は全く関与していません。トム・ハンクスより」とネット上に出回っている、歯科系の宣伝動画についてファンにインスタグラムで警告した。投稿した画像は、そのAI版のトムらしい。実物のトムより若く、恰幅がいいように見える。奇しくもトムは今年5月、アダム・バクストンのポッドキャストに出演した際に、AIの脅威について次のように語っていた。「いまや、だれもがAIやディープフェイクの技術を使い、どの年齢の自分でも作れるようになりました」「明日私がバスにはねられるとしたら、(人生は)それで終わりです。でも俳優としては演技をずっと続けられるかもしれませんね。それが、AIやディープフェイクによって作られたものと知らなければ、本物の私でないとわかりようがない。ある程度、実物そっくりのクオリティになるだろうから」。そして、「人々が間違いなくAIと本物の区別をつけられるとして、疑問なのはそれを気にするのかなということですよね」と疑問を呈していた。トムからの警告に、ファンは「AI版のトム・ハンクスが、本物のトム・ハンクスを『信じるな』と言っているかもしれないよね。それはどうすればわかる?」「怖い世界になったものだ」などのコメントを寄せている。(賀来比呂美)
2023年10月02日2002年に製作されたトム・クルーズ主演作『マイノリティ・リポート』が、イギリスで舞台化されることが分かった。原作はフィリップ・K・ディックの短編小説で、映画はスティーヴン・スピルバーグが監督。トムのほか、サマンサ・モートンやコリン・ファレルが出演した。舞台版の演出はマックス・ウェブスター、脚色はデヴィッド・ヘイグが手掛ける。映画版では、主人公はトム演じる犯罪予防局の刑事ジョン・アンダートンだったが、舞台版ではトムが演じたキャラクターは女性神経科学者のジュリア・アンダートンになるという。2050年、ジュリアは自身が開発した「プレ・クライム(犯罪前)プログラム」の次の段階に着手するところだった。そのプログラムは、犯罪に手を染める前の犯人をキャッチし、拘束するものだ。しかし、ジュリア自身がこれから犯罪を起こす人物として告発され、自身のシステムから自分を守るために時間との闘いを強いられる。ヘイグは「史上最高のSFストーリーを基に、この未来的なスリラーを舞台用に書くことは、私にとって最もエキサイティングな挑戦でした」と語っている。世界初上演は2024年2月16日にノッティンガム・プレイハウスにて迎える。同劇場での上演は3月9日までで、その後バーミンガム・レパートリー・シアター、リリック・ハマースミスで上演される。(賀来比呂美)
2023年09月29日『ハリー・ポッター』シリーズでホグワーツの校長ダンブルドアを演じたマイケル・ガンボン(82)が亡くなった。家族が発表した声明によると、「肺炎のため病院で妻のアンと息子のファーガスが見守る中、安らかな眠りにつきました」とのこと。マイケルは『ハリー・ポッター』の1作目、2作目でダンブルドアを演じたリチャード・ハリスが2002年に亡くなったことにより、3作目『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』から同役を務めた。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(C) APOLLOハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフは、「Variety」誌に「マイケル・ガンボンは私が一緒に仕事をしてきた中で、最も素晴らしく、多大な努力をしていながらそれを感じさせないという俳優の一人でした。そんなとてつもない才能を持つマイケルですが、私がこの先によく思い出すであろうことは、彼がいかに仕事を楽しんでいたかということです」「彼が亡くなったと聞いて大変悲しいです」などと追悼メッセージを寄せた。ロン役のルパート・グリントは、「マイケルのことを聞いてとても悲しいです。撮影現場での毎日、彼はいつでも温かく茶目っ気を忘れませんでした。子どもの頃の私を魅了し、人生に楽しさと奇抜さを見出すための個人的なロールモデルになりました」と自身のインスタグラムに投稿。その他にもジェームズ・フェルプス(フレッド役)、ジェイソン・アイザックス(ルシウス・マルフォイ役)らがSNSでマイケルへのお悔やみメッセージを送っている。マイケル・ガンボン、ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリント、アラン・リックマン/Photo by Stephen Lovekin/Getty Images(賀来比呂美)
2023年09月29日2024年に放送開始から20周年記念を迎える人気アニメ「ペッパピッグ」が、ケイティ・ペリーをゲスト声優として起用するという。ケイティが出演するのは、2024年春に三部構成で放送されるアニメ「Peppa Pig Wedding Party Special」のうちの1つのエピソード。ミスター・ブル&ミセス・カウの結婚式の準備を手伝うドレス職人ミズ・レオパードの声を担当する。ケイティはこれまでにも「ザ・シンプソンズ」『スマーフ』『スマーフ2 アイドル救出大作戦!』に声優として出演したことがある。製作を行っているハズブロ・エンターテインメントの社長は、「『ペッパピッグ』の家族で楽しめる冒険に、一流のスターを迎えることができて大変うれしく思います。愛情深い親として、また、ペッパのファンとして、ケイティ・ペリーはミズ・レオパード役の声にパーフェクトマッチします」とコメント。2024年はアニメのみならず、ライブイベント、ペッパパーティーなど、華やかな催し物で20周年を祝う意向も示した。「ペッパピッグ」のXアカウントは、ミズ・レオパードのキャラクター画像をお披露目しており、ファンから「早く予告編が観たい!」「(ケイティの娘の)デイジーちゃんがきっと喜ぶだろうね」などの感想が寄せられている。(賀来比呂美)
2023年09月28日エマ・ストーンとカナダ出身の人気コメディアン、ネイサン・フィールダー(『マルセル 靴をはいた貝』)が主演を務めるコメディドラマ「The Curse(原題)」のティザー動画が公開された。2人が演じるのは、「Flipanthoropy」というリアリティー番組で、家をリフォームするアッシャー&ホイットニー夫婦。テレビでは大ブレイクを果たし、私生活では子どもが欲しいと願う2人だが、全てが順調なわけではなく、関係を乱す謎の呪い(Curse)と直面することになるという。ティザー動画には、2人が消防局の前で番組を撮影している様子が収められている。「太陽で火を消せるって知ってた?」と笑顔で夫に尋ねるホイットニー。「そんなわけないじゃないか」と答えるアッシャーに「そんなわけ、あるんだよ」と言って、エピソードの趣旨を伝えていくのだが、背景に流れている音楽は妙に不穏で不気味だ。「ティザーではどんなドラマなのかよくわからないけど、なんだかそそられる」「めちゃくちゃA24っぽい!」などの感想が寄せられている。製作会社はA24とShowtime。ネイサンはベニー・サフディとクリエイターを務め、共に脚本も手掛けた。さらに自身でメガホンも取ったという。ベニーは「Flipanthoropy」のプロデューサー役としても出演している。また、兄のジョシュ、ネイサン、エマ、エマの夫のデイヴ・マッカリーらと製作総指揮にも名を連ねる。「The Curse」は11月10日よりParamount+で配信開始、同12日よりShowtimeで放送開始。(賀来比呂美)
2023年09月28日ディーン・フジオカとイギリス人俳優カラム・ウッドハウスが、ホラー映画『Orang Ikan(原題)』に主演することが分かった。「Variety」誌が報じた。舞台は1942年、第二次世界大戦中の太平洋。占領地にイギリス人捕虜を運ぶ日本船が連合戦の魚雷攻撃を受け、日本兵とイギリス人捕虜は無人島に取り残された。そこで彼らは魚と人間のハイブリッドのような、謎の獰猛な生物オラン・イカンに追われていることに気づく。互いの言葉が通じ合わない敵同士ではあるが、未知なる脅威から生き延びるために彼らは団結を余儀なくされる…という物語。監督・脚本はインドネシアとシンガポールを拠点に活動している『バッファロー・ボーイズ』のマイク・ウィルアン。製作は10月より、インドネシアのバタム島にあるウィルアンの製作スタジオ「Infinite Studios」でスタートする。その後、ジャワ島のジャングルへと場所を移して撮影するという。ウィルアン監督は「この信じられないような冒険を始めるために、素晴らしいキャスト、才能豊かなアーティスト、最高のスタッフを集めました。どの作品の製作においてもそれぞれに挑戦がありますが、この作品は私にとって創造的にも肉体的にも究極的な挑戦であり、取り組むのを楽しみにしています」と語っている。(賀来比呂美)
2023年09月24日『ボーダーライン』シリーズ第3弾が製作されることが分かった。同シリーズのプロデューサーのベイジル・イヴァニクと製作総指揮のエリカ・リーが、ニュースサイト「The Messenger」に認めた。現在、ハリウッドでは脚本家と俳優のストライキ中であることから、リーは「いまは中断していますが(脚本を)書けるようになったら。アイディアは最高なんですよ」と第3弾の構想がすでに固まっていることを明かした。イヴァニクは「『ボーダーライン3』が待ち遠しいです。あの役を演じるベニチオのことは永遠に見ていられます。まぁ、ベニチオが出演するならどんな作品も観られますけど、あのキャラクターは飽きませんね」と、シリーズ2作にわたって出演しているベニチオ・デル・トロが続投することを語った。ベニチオは、同シリーズで麻薬カルテルに家族を殺された過去を持つ暗殺者アレハンドロを演じている。同じく2作に出演しているアレハンドロの相棒マット役のジョシュ・ブローリンについては触れなかった。監督は、1作目の『ボーダーライン』はドゥニ・ヴィルヌーヴ、2作目『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』ではステファノ・ソリマが務めたが、3作目については明らかになっていない。(賀来比呂美)■関連作品:ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ 2018年11月16日より全国にて公開© 2018 SOLDADO MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年09月22日脚本家のデヴィッド・S・ゴイヤー(『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『ターミネーター:ニュー・フェイト』)が、ポッドキャスト「Happy Sad Confused」に出演。ゴイヤーは「4年ほど前に、ギレルモ・デル・トロ監督がメガホンを取る予定でありながらボツになった『スター・ウォーズ』映画の脚本を書きました」と発言。「当時、ルーカスフィルムでは水面下で行われていることがたくさんありました。でも、素晴らしい脚本だったんですよ。彼(デル・トロ監督)に聞いてみてください。あれ(脚本)から生まれたクールなアートワークはいっぱいある」と自賛した。デル・トロ監督は、ゴイヤーがこのように語ったポッドキャストの動画をXでリポスト。「事実です。多くは語れませんが。2文字ならいいかな。“J”と“BB”。これじゃ3文字か」と認めた。その数時間後に「ところでこの件は、本当にずいぶん前の話なんです…6年とか、もっとかな」ともポスト。映画ファンや映画メディアは、「Jはジャバ・ザ・ハット、BBはBB-8を意味しているようだ」と推測している。映画ファンは「これが実現しなかったなんて、なんたる痛恨の極み!」「いまからでも遅くない!て」などの感想を寄せている。(賀来比呂美)
2023年09月22日