黒木華主演の木曜劇場「ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇」が1月6日(木)よりスタート。この度、気になる第1話のあらすじと登場人物たちの場面写真が解禁となった。黒木さん演じるニュースサイトの編集部員を主人公に、そこで働く者たちの仕事・生き方・恋愛を通して、新時代の“人と人とのつながり”を描く、完全オリジナルの社会派風お仕事エンターテインメントとなる本作。根津道春(溝端淳平)、瀬古凛々子(黒木華)、山田礼二(生瀬勝久)大手出版社・クスノキ出版の経理部に所属する瀬古凛々子(黒木さん)は、他人の気持ちを理解したり、場の空気を読んだりすることは苦手だが、この世界や他者を知りたいという欲求は強く、優れた洞察力を生かしてちょっとした矛盾や誤りを見抜く能力に長けた女性。経理部では、その厳しいチェックぶりから地獄の番犬“ケルベロス”とも呼ばれている。そんな凛々子の能力を認め、彼女の協力で同期のライバルを蹴落として執行役員となった仁和正樹(安藤政信)は、凛々子にある仕事を命じる。それは、クスノキ出版が運営するニュースサイト「カンフルNEWS」の立て直しだった。仁和正樹(安藤政信)「カンフルNEWS」には、温厚で争いごとが苦手な放任主義の編集長・山田礼二(生瀬勝久)以下、凛々子と同期で、ひねくれていて口も悪いが人を丸め込むのが上手い根津道春(溝端淳平)、様々な女性と広く浅く付き合い、仕事は早いが中身の薄い男・下馬蹴人(野村周平)、「週刊カンフル」の元エース記者だったシングルファーザーの椛谷静司(野間口徹)。下馬蹴人(野村周平)、椛谷静司(野間口徹)そして、少年マンガ誌「ジャンクス」の編集部志望だった一本真琴(石井杏奈)が所属している。だが、その仕事ぶりはといえば、他社のニュースやブログ記事のコメントをコピペしただけの“コタツ記事”ばかりを発信しており、PVは月間50万程度、広告もろくにつかないというお荷物部署状態だった。一本真琴(石井杏奈)編集部にやってきた凛々子は、月間5000万PVという目標を掲げ、そのために「ゴシップで攻める」という戦略を立てる。そんななか行われた編集会議で、アイドルと人気声優の交際がうわさされるきっかけとなったあるクリスマスパーティーが話題に上がった。そこで、そのパーティーにはゲーム・アプリ会社グリフィン・ラボの代表や社員たちも出席しており、彼らをパワハラ企業として告発するという投稿があることを知る一同。下馬は、危険だという凛々子の反対を無視し、このパワハラの件で1本記事を書くよう真琴に告げる。だが…。瀬古凛々子(黒木華)「ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇」は1月6日より毎週木曜日22時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年01月05日クリス・エヴァンスのアイディアをベースとした映画の製作が開発中で、クリスはジーン・ケリー役で出演交渉中であることが明らかになった。「Deadline」が報じた。脚本はジョン・ローガン(『グラディエーター』『007 スペクター』)。ローガンはマーク・カッセン(『パンクチュア 合衆国の陰謀』)、クリスとともにプロデューサーを務める。またクリスと『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』で組んだライアン・ジョンソン&ラム・バーグマンも、製作会社「T-Street Productions」を通じて製作を行う。映画の内容は、「1952年、MGMの撮影所で働く12歳の少年が、伝説的な映画スターのジーン・ケリーと想像上の友情を築き始める」というもの。1952年といえば、ジーンが主演し、スタンリー・ドーネンと共同で監督を務めた『雨に唄えば』が作られた年だ。ダンサー、俳優、歌手、監督、振付師とマルチな才能にあふれるジーンを演じるのは、俳優にとって大きな挑戦となるが、クリスも「エレンの部屋」で一瞬ではあるもののタップダンスを披露しており、2014年に『Before We Go』(原題)で監督デビュー済み。偶然にも最近、クリスと“マーベル・ヒーロー仲間”のトム・ホランドが、ジーンとともにMGMの二枚看板として活躍したフレッド・アステアを演じる(本作とは別の作品)と報道された。(Hiromi Kaku)
2022年01月05日昨年11月、ヴィン・ディーゼルが『ワイルド・スピード』シリーズの元共演者で、険悪な関係に陥っていたドウェイン・ジョンソンに、同シリーズの最終章(『F10』)に出演してほしいとSNSで呼びかけ和解を申し入れた。その理由として、メインキャストで2013年に亡くなったポール・ウォーカーと最終章を最高のものにすると約束していたことを挙げた。以降、ドウェインの「返答」に注目が集まっていたが、12月30日、CNNとのインタビューでドウェインはヴィンのオファーを正式に「拒否」した。「ヴィンのあの投稿には本当に驚きました。7月に、私はSNSを通してではなくヴィンに直接、個人的に、『ワイルド・スピード』シリーズには戻らないと告げたからです」とヴィンの投稿より4か月も前に、すでにドウェインは「再出演はしない」と本人に宣言していたことを明かした。ドウェインはヴィンの投稿の内容に対しても苦言を呈した。「子どもたちやポール・ウォーカーの死の話題を持ち出したのも好ましくありません。彼らを巻き込んではならないのです。この件に関して、私たちは何か月も前に話が付いているのですから」と語った。ヴィンは投稿の中で、自身の子どもたちがドウェインのことを「ドウェインおじさん」と呼んでいるとつづっており、下手に出ていることをアピールしている様子だった。「私のゴールはこの素晴らしい『ワイルド・スピード』シリーズでの最高の旅を、感謝の気持ちを持って、優美に終わらせることでした。残念ながら、(このような)対話が公になったことで、ややこしくなってしまいましたが」とヴィンの行動を暗に批判した。(Hiromi Kaku)
2022年01月05日2002年の『めぐりあう時間たち』でヴァージニア・ウルフを演じ、アカデミー主演女優賞を獲得したニコール・キッドマンが、同役を演じた際に「うつを経験していた」ことをBBC Radio 4の「This Cultural Life」で明らかにした。「ダロウェイ夫人」などの作品で知られる作家のヴァージニア・ウルフは、1941年、自宅近くの川で入水自殺した。そのウルフを演じることに対し、「危険性を考えたことがあったかどうかはわかりませんが、私は彼女の役に入り込んでいたんです」と語るニコール。「(撮影で実際のウルフのように)小石をポケットに詰めて、川の中に入るわけです。何度も何度も」とスタントダブルを使わずに自身で困難なシーンを演じきったことをふり返る。撮影の一年前には、トム・クルーズと離婚。「当時、私は自分自身に背を向け、意気消沈し、身体の中から追いやられるような感じがしていたのだと思います」と当時の心境を明かす。だからこそ、「ヴァージニア・ウルフを演じるというアイディア」に対しては、自身が「完全に受け入れる容器になろう」と思ったという。そうすることでウルフと同じくうつを自身も経験することになったが、「それを理解しようとしたし、俳優としての人生のすばらしさであるのかもしれないとも思います」と、俳優ならではの経験として得られたものとして、否定はしなかった。「『あぁ、私って本当に色んな経験をしてきたな』と思う時が来るものです」と語っている。(Hiromi Kaku)
2021年12月28日「ビッグ・リトル・ライズ」『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレ監督が亡くなった。58歳だった。地元当局の発表によると、26日、ケベック・シティー郊外の山小屋で亡くなっているのをヴァレ監督と会う約束をしていた友人が発見したという。「ニューヨーク・タイムズ」紙などが報じた。パブリシストのバンブル・ウォードは「予期せぬ死」と語っており、現在のところ死因は分かっていない。ヴァレ監督の代表作にはアカデミー賞3冠&自身も編集賞にノミネートされた『ダラス・バイヤーズクラブ』、エミー賞(リミテッドシリーズ・テレビ映画部門)で監督賞、作品賞などを受賞し、ゴールデングローブ賞でも作品賞、主演女優賞などを受賞した「ビッグ・リトル・ライズ」などがある。「ビッグ・リトル・ライズ」のリース・ウィザースプーンは、「心が張り裂けそう。私の友人。大好き」とヴァレ監督の死を報じたニュース記事を引用し、ツイート。同じく「ビッグ・リトル・ライズ」のローラ・ダーンは「素敵なジャン=マルク・ヴァレ。世界は偉大で純粋なアーティスト、夢追い人の一人を失った。それに私たちは大切な友人を失った。本当に悲しい」との追悼文とヴァレ監督との2ショットをインスタグラムに掲載した。(Hiromi Kaku)■関連作品:ダラス・バイヤーズクラブ 2014年2月22日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2013 Dallas Buyers Club, LLC. All Rights Reserved.
2021年12月28日大ヒットドラマ「ブリジャートン家」シーズン2の配信日が3月25日に決定した。シーズン1の配信開始からちょうど1年の12月25日、Netflixが特別動画を公開。キャストたちが読み上げる形でシーズン2の配信日を発表した。シーズン2では、ジョナサン・ベイリー演じるアンソニー・ブリジャートンのストーリーが中心となる模様。アンソニーは“適切な花嫁探し”に奮闘し、インドからやってきたケイト&エドウィナ姉妹のエドウィナに接近する、しかしケイトはアンソニーの純粋ではない本当の目的に気付き、エドウィナと仲が深まるのを全力で阻止するのだった。ケイトを演じるのは、「セックス・エデュケーション」でオリヴィア役を演じているシモーヌ・アシュリー。シーズン1で大ブレイクしたサイモン役のレゲ=ジャン・ペイジは出演しない。「レゲ=ジャン・ペイジが出演しないのはあまりにも悲しい」という声が上がっているが、「シーズン2にあたる原作にほぼ出てこないのだから仕方ない」と、原作小説(ジュリア・クイン著「ブリジャートン シリーズ」の内容に沿っているとして理解を見せるファンも。同ドラマはすでにシーズン3とシーズン4が製作されることも決まっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年12月27日『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の世界興行収入が、コロナ禍に公開された作品で初めて10億ドル(約1140億円)を超えた。同シリーズでスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じている主演のトム・ホランドが、胸を張って「スーパーヒーロー映画もアート(芸術)である」と「The Hollywood Reporter」に語った。これは、巨匠マーティン・スコセッシの「マーベル作品は映画(シネマ)ではない。テーマパークの乗り物のようなものだ」という2019年の発言に対する反論だ。「スコセッシに『マーベル映画を作りたい?』って聞いてみたらいいよ。でも彼はそういう映画を作ったことがないから、作り方がわからないと思う。ぼくはマーベル映画に参加してきたし、オスカーの候補に挙がるような映画にも参加してきた。これらの作品にはたった1つの違いしかない。それは、マーベル映画はもう一方の映画よりすごく(製作費が)高いということだけだ。でも、(俳優の)ぼくが役を掘り下げたり、監督がストーリーやキャラクターを描く方法はまったく同じだ。スケールが違うだけ。だから、マーベル映画は本物のアートだと思う」と主張した。また、ベネディクト・カンバーバッチ、ロバート・ダウニー・Jr.、スカーレット・ヨハンソンといった“マーベル仲間”の名前を挙げ、「彼らも“オスカーにふさわしい”作品にも出演しているけれど、ぼくと同じことを言うと思うよ」と語った。(Hiromi Kaku)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月27日23日(現地時間)、ジャーナリスト、小説家、脚本家などの様々な肩書を持ち、「ニュー・ジャーナリスト」の書き手の一人と呼ばれたジョーン・ディディオンが、マンハッタンの自宅で亡くなった。87歳だった。「ニューヨーク・タイムズ」紙によると、死因はパーキンソン病に伴う合併症。1934年、カリフォルニア州サクラメント生まれ。ジョーンはカリフォルニア大学バークレー校在学中に、雑誌のエッセイコンテストで優勝し、卒業後に「VOGUE」誌でコラムを書くきっかけをつかんだ。小説家としては1963年に処女作「Run, River」を出版。2作目の「Play It As It Lays」は映画化され、脚本を夫のジョン・グレゴリー・ダンと共に担当した。夫は「TIME」誌のライターで、ジョーンが「VOGUE」に勤めていたときに出会い、結婚した。『スター誕生』や『告白』などの脚本も共同で執筆。2003年12月30日、40年連れ添った夫が心不全で亡くなった。その5日前に娘のクィンターナが肺炎の合併症により意識不明となっていた。その後、夫を亡くした後の一年間をつづったノンフィクション「悲しみにある者」を発表し、ベストセラーに。全米図書賞を受賞した。この作品はヴァネッサ・レッドグレイヴ主演で舞台化&ブロードウェイで上演。脚本はやはりジョーンが手がけた。(なお、クィンターナは肺炎から回復するも、2005年に急性膵炎で死去)。日本に翻訳されているジョーンの著書には「悲しみにある者」のほか、「さよなら、私のクィンターナ」「日々の祈りの書」「ラテンアメリカの小さな国」などがある。(Hiromi Kaku)
2021年12月24日クリスマス・イヴの前日の23日(現地時間)、ヘンリー王子&メーガン妃夫妻が今年のホリデーカードに使用している家族写真を公開した。撮影は、この夏にカリフォルニア州・サンタバーバラの自宅で行われた。撮影を担当したのは、夫妻のウェディングフォトを撮ったアレクシー・ルドミルスキ。写真では6月4日に生まれた第2子長女のリリベット・ダイアナちゃんの姿をお披露目している。4人そろった家族写真が公開されるのは初めてで、子どもたちの愛らしさに注目が集まった。撮影時、2歳になるかならないかというアーチーくんは、ヘンリー王子と同じ赤毛で、カーリーヘアが「あまりにもかわいい!」と王室ファンを虜にしている。リリちゃんはメーガン妃に「高い高い」をされて満面の笑みを浮かべており、やはり「かわいい!」の声が寄せられている。ホリデーカードのメッセージには「2021年の今年、私たちは世界にリリベットを迎えました。アーチーは私たちを“ママ”と“パパ”に、リリは私たちを家族にしてくれました。きたる2022年を楽しみにしながらみなさんに代わり、アフガニスタンから移住してきた家族から、育児のための有給休暇が必要なアメリカの家族まで、家族を敬い保護するいくつかの団体に寄付をしました」と書かれ、その団体の名前を挙げている。(Hiromi Kaku)
2021年12月24日HBO Maxオリジナル「ゴシップガール」のPart2(第7~12話)が12月24日(金)0時よりU-NEXTにて独占配信されるのを記念して、最新のキーアートと予告編動画が解禁された。全米でのべ1億人以上と実に米国民の3人に1人が視聴し、全世界約200か国でも放送、社会現象を巻き起こした「ゴシップガール」(2007年~2012年)。世界中のファンが待望した新「ゴシップガール」は、オリジナルのDNAを引き継ぎながらも、キャストを大胆に刷新。よりスキャンダラスに、よりファッショナブルに生まれ変わった。全米ではTwitterトレンド第1位を獲得、関連動画はTikTokで150億回再生されるなどSNSで大旋風を巻き起こし、主要キャストは数々の雑誌の表紙を飾り、METガラに招待されるなど時の人に。また日本でも「ゴシップガール」Part1(第1話~第6話)が8月20日より配信開始されるや否や、U-NEXTの海外ドラマジャンルにおける歴代1位の視聴者数の記録を瞬く間に塗り替える人気ぶりを見せた。「ゴシップガール」Part1では、突如開設された謎のInstagramアカウント「ゴシップガール」によって、華やかなスクールライフを送るZ世代のセレブ高校生たちの秘密が暴露され、愛憎渦巻くサスペンスフルな物語が展開。続くPart2(後半6話)では、「ゴシップガール」によって投下された新たな“爆弾”に衝撃が走る展開が待っている。この度解禁された予告編は、過激に急展開を迎えるPart2の雰囲気をいち早く味わえる内容。学園の女王的ポジションのジュリアンは窮地に立たされ、登場人物たちを取り巻く三角関係も複雑に絡み合う。さらには、生徒、教師、親を巻き込む波乱を予感させるシーンも切り取られており、放送が待ち遠しい予告編になっている。「ゴシップガール」Part1(第1話~第6話)はU-NEXTにて見放題で独占配信中。「ゴシップガール」Part2(第7話~第12話)は12月24日(金)0時よりU-NEXTにて見放題で独占配信。(text:cinemacafe.net)
2021年12月23日ティム・バートン監督の『バットマン』『バットマン リターンズ』でブルース・ウェイン/バットマンを演じたマイケル・キートンが、HBO Maxの映画『Batgirl』(原題)で同役を再演するという。「Variety」誌が報じた。マイケルは、エズラ・ミラー主演の『The Flash』(原題)でもバットマン役を再演している。『Batgirl』はタイトル通り、主人公のバットガールに焦点を当てた映画で、同役を『イン・ザ・ハイツ』のレスリー・グレイスが演じる。『ジャスティス・リーグ』でジェームズ・ゴードン市警本部長を演じたJ・K・シモンズが同役を再演、『ハムナプトラ』のブレンダン・フレイザーがヴィランのファイアフライを演じることも決まっている。マイケルは『The Flash』で30年ぶりにバットマンとしてスクリーンに復帰することに、「興味を引かれたという理由だけで、それが『やりたい』に結びつくわけではありませんでした。だから、(オファーを承諾するまで)すごく時間がかかりましたね、正直に言って。簡単に『やりますよ』なんて言えないのです。良いものにしなくてはならないので。それに、(演じるための)理由も必要でした」と、相当悩んだことを明かしている。『Batgirl』は現在ロンドンで製作中。『バッド・ボーイズ フォー・ライフ』のアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーがメガホンを取り、『The Flash』のクリスティーナ・ホドソンが脚本を担当している。(Hiromi Kaku)
2021年12月23日『スパイダーマン』シリーズで、トム・ホランド演じるスパイダーマン/ピーター・パーカーの親友ネッドを演じているジェイコブ・バタロンが、112ポンド(約51キロ)の減量に成功した。「Men’s Health」誌でそのきっかけについて語った。「この“変身”というか“旅”というか、健康を考えてフィットネスに打ち込もうと決めたのは2019年の終わりだった」と振り返る。「脂肪の多い食事を食べていたから、体力を使っていなくても仕事先で眠くなってしまう。息切れせずに階段を上るのは、ほぼ無理だった。それにある日、ふとシャツを身につけていない自分の姿を見ちゃったんだ。ただ『ありえない』と思った。自分で自分をここまで(の姿)にしたことが信じられなかった。それがすべての始まり」と語っている。減量を決意したジェイコブは、トレーナーの助けも借り、週6日・90分のエクササイズに精を出した。最初の1時間は筋トレのような無酸素運動、後の30分は有酸素運動だ。もちろん食事にも気を使った。たんぱく質や野菜をたくさん摂ることを心掛けた。5ポンド(約2.3キロ)落ちると「もう5ポンドいってみよう」とやる気が出て、10ポンド、15ポンドと落としていくことができたという。(Hiromi Kaku)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月23日2020年7月、アメリカ・ワイオミング州で、犬に襲われそうになった妹(当時4歳)を守り、顔や頭に90針以上も縫う大けがを負ったブリッジャー・ウォーカーくん(当時6歳)。“小さなヒーロー”のニュースはマーベル映画のヒーローたちにも伝わり、スパイダーマンを演じているトム・ホランドは、『スパイダーマン』のセットに招待することを約束していた。その約束が先日、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のセットで果たされたという。ブリッジャーくんの父ロバートさんが、一家をセットに招いてくれたトム、ゼンデイヤ、マーベル/ソニーのキャストやスタッフにインスタグラムで感謝を述べ、報告した。ブリッジャーくんはスパイダースーツに身を包んだトムに抱えられ、ワイヤーでゆっくりと吊られるアクションを体験したり、スパイダーマンのキメポーズを教えてもらうなどして、楽しい時間を過ごしたという。セットの案内を務めたのはトムの弟のハリー。ロバートさんは「彼のご両親は誇りに思っているでしょうね。ジェントルマンで正真正銘の良い人」と称え、「ハリウッドでホランド兄弟以上に謙虚で親切な若者たちを想像することはできません」と絶賛している。また、ゼンデイヤについても「会ってすぐに娘のネイルを褒めてくれたんです。彼女は知らないかもしれませんが、そのちょっとした行動は私にとってすごく意味のあることでした。私の愛する娘の顔が、自信と喜びでパッと明るくなったのですから」と彼女のやさしさに触れている。(Hiromi Kaku)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月22日「セックス・アンド・ザ・シティ」(以下、「SATC」)と「AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章」でミスター・ビッグ役を演じているクリス・ノースが、先週、複数の女性から過去の性的暴行を告発された。これを受け、所属事務所はクリスを即解雇。出演中のドラマ「The Equalizer」もクビに。さらに、「SATC」時代から長く共演してきたシンシア・ニクソン、サラ・ジェシカ・パーカー、クリスティン・デイヴィスのメインキャスト3人が、連名で被害者の女性たちを支持すると表明した。「クリス・ノースに対する訴えを聞き、心から悲しく思います。私たちは、前へ進み出てつらい経験をシェアしてくれた女性たちを支持します。それは、本当に苦しいことだったに違いありません。彼女たちの行動を称えます。シンシア・ニクソン、サラ・ジェシカ・パーカー、クリスティン・デイヴィス」。(Hiromi Kaku)■関連作品:SEX and the CITY/セックス・アンド・ザ・シティ [海外TVドラマ]
2021年12月22日『デッドプール』シリーズや『フリーガイ』など、これまでに数々の主演作をヒットに導き、ハリウッドの中でも「Aリスト」俳優のライアン・レイノルズ。超有名人でありながら、意外にも行きつけのピザ屋では、ベン・アフレックに間違えられて“いる”という。現在進行形なのは、ライアン自身が訂正しないから。それは一体なぜなのか…。ポッドキャスト「Dear Hank and John」で語った。「ニューヨークのイースト・ヴィレッジに、ここ数年通っているピザ屋があって。そこのみんなは、ぼくのことをベン・アフレックだと信じているんだ。で、ぼくは間違っているとは指摘していない。正体を明かしたら受け入れてもらえないんじゃないかと思って」と話す。「(お店では)ほかのみんなみたいに、普通のことをしているよ。彼らはぼくのことをベンだと思っているから、『J.Lo(ベンと交際中のジェニファー・ロペス)は元気?』って聞いてくる。だからぼくは『最高だよ。イイ感じ』と答えて、ピザを受け取って店を後にするんだ」と、店員と客の他愛もない日常的な会話をベンになりきってしていることを明かした。ベンは49歳で身長は約192センチ、ライアンは45歳で身長は約188センチ。顔立ちが似ているようには見えないが、ヒゲを生やしてサングラスをかけていれば雰囲気が似ているかもしれない。(Hiromi Kaku)
2021年12月21日先週、トム・ホランド主演『スパイダーマン』シリーズ三部作最終章の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、ついにアメリカを含む複数の国で公開を迎えた。コロナ禍にも関わらず、世界でのオープニング興収が歴代3位を記録し、すでに大ヒット&大成功!そんな中、朗報だ。少し前に、『スパイダーマン』シリーズを手掛けてきたプロデューサーのエイミー・パスカルが、今作で“終了”かと思われていたトム版『スパイダーマン』シリーズについて、「新たな三部作を作る」と語っていたが、それをマーベルの社長ケヴィン・ファイギも認めたのだ。「エイミー、私、ディズニー、ソニーで話し合っているところです。そうです。私たちは物語が次にどこへ進んでいくかということを、前向きに開発しています。こうもはっきりと言うのは、ファンの皆さんに『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の後に起こった離脱騒動のトラウマを経験してほしくないからです。今回はそういうことは起こりませんよ」と明言した。“離脱騒動”とは、2019年8月にソニー・ピクチャーズとディズニーが利益をめぐって対立し、『スパイダーマン』シリーズがMCU映画から離脱しかけた事件で、当時、多くのファンが動揺し、悲しんだ。その後、『スパイダーマン』のMCU残留が決まり、いまに至る。(Hiromi Kaku)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月21日先週、2人の女性から過去に性的暴行を受けたと告発されたクリス・ノース(「セックス・アンド・ザ・シティ」のミスター・ビッグ役)。17日(現地時間)、新たに3人目の女性(30)から18歳のときに受けた被害を告発され、クリスは「そんなことは起きていませんし、その女性を知りません」と主張した。さらに、女優・監督のゾーイ・リスター=ジョーンズからも、好ましくない話が暴露された。2005年、駆け出し女優だったゾーイはクリスが経営していたクラブで働いていたといい、クリスは来店すると「一貫して性的に不適切な行動をとっていた」とインスタグラムで明かしている。また、2005年に「Law & Order:犯罪心理捜査班」でクリスと共演した際は、撮影現場でクリスが「酔っぱらっていた」ともつづっている。「Insider」などによると、クリスのマネージメントを行っているエージェンシー「A3 Artists Agency」は事態を重く見た模様で、クリスを解雇。同社の代表が「クリス・ノースはもう我が社のクライアントではありません」と声明を出したという。俳優業のみならず、ほかの事業にも暗雲が。「Fox News」によると、つい最近までクリスがオーナーを務めるテキーラブランド「Ambhar」の買収に興味を示していた企業があったが手を引き、契約が決まっていれば得ることになっていた1200万ドル(約13億6000万円)を失ったという。(Hiromi Kaku)■関連作品:SEX and the CITY/セックス・アンド・ザ・シティ [海外TVドラマ]
2021年12月20日マット・リーヴス監督が、『THE BAMAN-ザ・バットマン-』(以下、『ザ・バットマン』)でロバート・パティンソンが演じるバットマンについて、故カート・コバーンにインスパイアされて書いたと「Empire」誌に語った。リーヴス監督は、ピーター・クレイグと共同で脚本を手掛けている。「私は脚本を書くときは、音楽を聴いています。(『ザ・バットマン』の)最初の部分を書いているとき、ニルヴァーナの『Something In The Way』を聴いていたんです」とカートが1991年に書いた1曲を挙げた。この曲は『ザ・バットマン』の予告編にも使われている。「その音楽を聴いていたとき、私たちがこれまで見てきたプレイボーイタイプのブルース・ウェイン(バットマン)ではなく、大きな悲劇を経験して世捨て人になったという別のタイプのブルースを描いたらどうかと思いました。それで、ガス・ヴァン・サント監督の『ラストデイズ』にも結びつきがある、腐敗した社会に存在するフィクション化されたカート・コバーン版(のブルース)の構想を立て始めました」と語っている。『ラストデイズ』はカートをモデルとして、伝説のアーティストの最期の2日間を描いた作品。リーヴス監督は、カートがモデルのバットマンをロバートが演じることに、「ロックスターのように見えながらも世捨て人にも見える」として適役だと思ったという。(Hiromi Kaku)■関連作品:THE BATMAN -ザ・バットマン- 2022年3月11日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2021年12月20日「セックス・アンド・ザ・シティ」のミスター・ビッグ役で知られ、同ドラマの続編「AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章」で同役を再演しているクリス・ノースに、性的暴行疑惑が持ち上がっている。2人の女性が、過去クリスによって同意のない性行為を強いられたと「The Hollywood Reporter」に語っている。※以下には性暴力被害に関する記述がございます。ご注意ください。一人は現在40歳のゾーイ(仮名)さん。2004年、当時22歳だったゾーイさんは、大学卒業後にセレブが頻繁に訪れるようなロサンゼルスの会社で下っ端として働いていたという。クリスはなぜかゾーイの電話番号を知っていて、くどくようなボイスメールを電話に残したという。デスクで働くゾーイに声をかける姿も、当時の上司が目撃している。その後、ゾーイさんはクリスから本を借りるような出来事があり、クリスの自宅へ本を返しに行ったところ、レイプされたという。ショックを受けたゾーイさんはその後友人宅へ直行し、異変に気づいた友人が病院へ連れて行った。そこで警察官にレイプについて報告したが、だれによるものかは言えなかったという。ゾーイさんは記憶にないというが、この日、前述の上司にもこの件について電話で話したことが上司によって明らかになっている。もう1人の被害者・リリー(仮名)さんは、2015年、当時25歳でVIPエリア担当のウェイトレスをしていたニューヨークのナイトクラブでクリスと知り合った。クリスが結婚していることは知っていたが、大ファンだったため、連絡先を聞かれて舞い上がったという。レストランでディナーをすることになり、飲みすぎてしまったリリーさんは近くのクリスの家に誘われた。そこでリリーさんは同意なく性行為を強いられる。クリスに対して結婚していることや子どもの話題を振るも、「結婚は偽り。一夫一婦制は現実的じゃない」と言っていたという。クリスは「数年前、十数年も前に出会った人たちから受けた告発は、完全に間違っています」「関係は同意の上でした」「なぜこのような話がいまのタイミングで出てきたのか疑問を持たずにはいられません。なぜ彼女たちはいま、これを明るみに出すのかわかりませんが、確かなことは私が性的暴行を行っていないということです」と主張している。(Hiromi Kaku)■関連作品:SEX and the CITY/セックス・アンド・ザ・シティ [海外TVドラマ]
2021年12月17日来年2月10日から20日まで開催される第72回ベルリン国際映画祭で、フランスの女優イザベル・ユペールが、金熊名誉賞を受賞することが分かった。授与式は15日に行われる。「Variety」誌が伝えた。同映画祭のディレクターは、「イザベル・ユペールはすべてのメジャーな映画祭で高い評価を受けてきた数少ないアーティストであり、比類のないキャリアを築いてきたことから、金熊名誉賞の受賞は、自然な成り行きのように見えるかもしれません。しかし、イザベルは単なる有名な俳優にとどまらず、リスクを取ることをためらわないし、トレンドの主流にとらわれないという妥協しないアーティストなのです」とイザベルを称賛している。イザベルは14歳で演技の勉強を始め、パリのフランス国立高等演劇学校で学んだ。1971年の『夏の日のフォスティーヌ』で映画デビュー。フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で、『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』と『エル ELLE』で2度の主演女優賞に輝き、同賞で14回ノミネートされている。『エル ELLE』のイザベルの演技は世界中で高く評価され、ゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞し、アカデミー主演女優賞にノミネートされた。第72回ベルリン国際映画祭では、イザベルの50年にわたる俳優人生を称え、過去の作品を上映するという。(Hiromi Kaku)
2021年12月17日リリースから50年を記念し、故ジョージ・ハリスンの大ヒット曲「マイ・スウィート・ロード」の初のオフィシャルMVが製作された。製作総指揮の一人をジョージの息子ダーニ・ハリスンが務めている。出演者がとても豪華で、まず初めに登場するのがマーク・ハミルだ。「目に見えないなにかが、また現れた」という謎の電話を受け、特別捜査官のフレッド・アーミセンとヴァネッサ・ベイヤーを現場の調査に送り出す。2人はマークに渡された懐中電灯と、“見えないなにか”に反応する謎のスキャナーを持って現場へと向かう。2人は途中で分かれ、フレッドは映画館を調査。そこで待っていたダレン・クリスと合流。支配人のパットン・オズワルトに入場を一瞬止められかけるも、無事に中へ入り、調査を開始する。観客席にはロザンナ・アークエット、アツコ・オカツカらが観客としてカメオ出演。スクリーンにはジョージの映像が映っており、懐中電灯の光によって視界を妨げられて激怒したリンゴ・スターとジョン・ウォルシュがフレッドにポップコーンをぶちまける。その後、ジョン・ハムからビデオ通話で「たくさんの捜査官をヘルプに向かわせる」と言われ、ホッとしたフレッド。捜査官としてダーニ、タイカ・ワイティティ、ジョージの妻オリヴィアらが登場する。俳優、アーティスト、ジョージの家族など40人以上が出演している。(Hiromi Kaku)
2021年12月16日『ブラックパンサー』でブラックパンサー/ティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンが2020年8月に亡くなるも、続編『Black Panther: Wakanda Forever』(原題)が製作中の同作。2020年12月、マーベルの社長ケヴィン・ファイギは、ブラックパンサー役のリキャスト(ほかの俳優に演じさせること)をしないと表明しており、それに対してファンは「リキャストしてほしい」と今年4月に署名活動を始めていた。まもなく、目標の4万5,000人に届きそうなところ(執筆時点)で、心強い賛同者が現れた。チャドウィックの兄弟のデリック・ボーズマンだ。「TMZ.com」に対し、「『ブラックパンサー』シリーズで、ブラックパンサー/ティ・チャラというキャラクターは生き続けるべきだ」として、それがたとえチャドウィックでなく、他の俳優が演じることになったとしても「そう思う」し、「チャドウィックもそう望んだだろう」とコメント。ブラックパンサーがマーベル映画史上初の黒人スーパーヒーローであり、ティ・チャラが黒人の王である意義は大きく、特に黒人の子どもや若者たちにポジティブな影響を与えると語っている。なお、署名活動は、“いますぐ” ティ・チャラの後任俳優を決めてほしいと主張しているわけではなく、「MCUからティ・チャラの存在を消さないで」という願いを込めているとのこと。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpanther
2021年12月16日『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督が、ファッションブランド「ZARA」のホリデーシーズンの広告として、短編映画(43分)のメガホンを取った。タイトルは『O Night Divine』で、主人公のサンタクロースをジョン・C・ライリー(『シカゴ』)が演じている。脚本はグァダニーノ監督と短編映画『The Staggering Girl』で組んだマイケル・ミトニックで、音楽はペドロ・アルモドバル監督とたびたびコラボしているアルベルト・イグレシアス。キャストはジョンのほか、『ジュマンジ』シリーズのアレックス・ウルフ、モデルのヘイリー・ゲイツらが出演している。舞台はスイスのサンモリッツにあるホテルで、時はクリスマス・イヴ。本物のサンタという素性を隠し、ホテルにやってきたサンタは「クリスマスのお祭り騒ぎからなるべく遠ざかれる部屋」をリクエスト。とても疲れ切っているからだ。テレビを観たり、スパでマッサージを受けてのんびりしている間に、ホテルの中では様々な出来事が展開していく。ピンチに陥った登場人物たちに、サンタはちょっとしたミラクルを起こし、助けるのだった。「グァダニーノは絶対に失敗しない」「なんてかわいいストーリーなの」「観終わった後、ジョンをハグしたくなった」などの感想が寄せられている。(Hiromi Kaku)
2021年12月15日A24がSF冒険コメディ『Everything Everywhere All at Once』(原題)の予告編を公開した。映画ファンから「こういう映画を待っていた!」「今年最もよかった予告編」「ミシェルの才能が生かされた映画」など、高評価を受けている。主演は、『グリーン・デスティニー』『クレイジー・リッチ!』のミシェル・ヨー。税金を払い終える目処が立たずに疲れ切っている、移民の中国系アメリカ人イヴリンを演じている。予告編の冒頭では、そのお金の支払いについて辛口で容赦ない、役所らしきスタッフを演じるジェイミー・リー・カーティスが登場。厳しいことを言われてイヴリンが落胆していると、突然周りの光景が変わり、別世界に引き込まれ、「何が起きているの?」と困惑する。物語が展開するにつれ、イヴリンは、世界は一つだけ存在するのではなく多数あり(マルチバース)、イヴリンという人物もそれぞれの世界にいることを知る。イヴリンはそれぞれの世界の「自分」の記憶や感情にアクセスができ、彼女たちの技術――たとえばカンフーなども自分のものとして使うことができるのだ。複数の世界に存在する“邪悪なもの”を退治するには、イヴリンが必要だとして、ほかの世界から助けを求められる。予告編で、ミシェルが様々なイヴリンを演じている姿は圧巻。監督は『スイス・アーミー・マン』のダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン。全米公開は2022年3月25日。(Hiromi Kaku)
2021年12月15日ラッパーの50セントがStarzで手掛けている、犯罪の裏側に焦点を当てるアンソロジーシリーズ「A Moment in Time」(原題)のシーズン2で、スヌープ・ドッグが1993年に第一級殺人罪に問われた事件を取り上げることが分かった。タイトルは「A Moment in Time:Murder was the Case」。「AV Club」によると、現在脚本家を探しているという。1993年、スヌープは対立していたギャングのメンバー、フィリップ・ウォルデマリアムを射殺して殺害した容疑で起訴された。(実際に発砲したのはスヌープのボディーガードで、スヌープは共犯者の扱いで、2人は正当防衛を主張した)。この年は、スヌープがデビューアルバム「Doggystyle」をリリースした年でもあり、裁判は同アルバムのプロモーション中に行われた。そんな話題性の効果もあったのか、アルバムは500万枚以上を売り上げたが、その中の一曲「Murder was the Case」の暴力的な歌詞は裁判に影響を与えたという。それでも、最終的に3年後の1996年、スヌープとボディーガードは無罪を勝ち取った。スヌープは今作で50セントと共に製作総指揮を務める。O・J・シンプソンやマイケル・ジャクソンの担当を務めた自身の弁護士のジョニー・コクランと歩んだ日々などをふり返る。「やっとこのストーリーを伝えることができることをすごくうれしく思う」と語っている。(Hiromi Kaku)
2021年12月14日第79回ゴールデングローブ賞のノミネーションが発表された。日本からは外国語映画賞に『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)が堂々ノミネート。同作はすでにボストン映画批評家協会賞の作品賞、監督賞、男優賞(西島秀俊)、脚本賞やニューヨーク映画批評家協会賞の作品賞など、数々の賞を受賞し、世界で高い評価を得ている。テレビ部門では、今年最も話題になったといっても過言ではないNetflix大ヒット作「イカゲーム」が作品賞の候補に選ばれた。受賞者・受賞作品は2022年1月9日に開催される授賞式で発表される。■映画部門作品賞(ドラマ部門)『ベルファスト』『Coda コーダ あいのうた』『DUNE/デューン 砂の惑星』『ドリームプラン』『パワー・オブ・ザ・ドッグ』作品賞(ミュージカル・ドラマ部門)『シラノ』『ドント・ルック・アップ』『Licorice Pizza』『tick, tick... Boom! チック、チック…ブーン!』『ウエスト・サイド・ストーリー』外国語映画賞『Compartment No. 6』(フィンランド、ドイツ、ロシア)『ドライブ・マイ・カー』(日本)『Hand of God -神の手が触れた日-』(イタリア)『A Hero』(フランス、イラン)『Parallel Mothers』(スペイン)監督賞ケネス・ブラナー『ベルファスト』ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』マギー・ギレンホール『ロスト・ドーター』スティーヴン・スピルバーグ『ウエスト・サイド・ストーリー』ドゥニ・ヴィルヌーヴ『DUNE/デューン 砂の惑星』脚本賞『Licorice Pizza』『ベルファスト』『パワー・オブ・ザ・ドッグ』『ドント・ルック・アップ』『Being the Ricardos』主演女優賞(ドラマ部門)ジェシカ・チャステイン『タミー・フェイの瞳』オリヴィア・コールマン 『ロスト・ドーター』ニコール・キッドマン 『Being the Ricardos』レディー・ガガ 『ハウス・オブ・グッチ』クリステン・スチュワート 『スペンサー』主演男優賞(ドラマ部門)マハーシャラ・アリ 『スワン・ソング』ハビエル・バルデム 『Being the Ricardos』ベネディクト・カンバーバッチ 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』ウィル・スミス 『ドリームプラン』デンゼル・ワシントン『マクベス』主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)マリオン・コティヤール 『アネット』アラナ・ハイム 『Licorice Pizza』ジェニファー・ローレンス 『ドント・ルック・アップ』エマ・ストーン『クルエラ』レイチェル・ゼグラー 『ウエスト・サイド・ストーリー』主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)レオナルド・ディカプリオ 『ドント・ルック・アップ』ピーター・ディンクレイジ 『シラノ』アンドリュー・ガーフィールド 『tick, tick... Boom! チック、チック…ブーン!』クーパー・ホフマン 『Licorice Pizza』アンソニー・ラモス 『イン・ザ・ハイツ』助演女優賞カトリーナ・バルフ 『ベルファスト』アリアナ・デボーズ 『ウエスト・サイド・ストーリー』キルスティン・ダンスト 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』アーンジャニュー・エリス 『ドリームプラン』ルース・ネッガ 『PASSING -白い黒人-』助演男優賞ベン・アフレック『The Tender Bar』ジェイミー・ドーナン『ベルファスト』キアラン・ハインズ『ベルファスト』トロイ・コッツァー『Coda コーダ あいのうた』コディ・スミット=マクフィー『パワー・オブ・ザ・ドッグ』アニメ映画賞『ミラベルと魔法だらけの家』『Flee』『あの夏のルカ』『My Sunny Maad』『ラーヤと龍の王国』■テレビ部門作品賞(ミュージカル・コメディ部門)「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」「Hacks」「マーダーズ・イン・ビルディング」「Reservation Dogs」「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」作品賞(ドラマ部門)「ザ・モーニングショー」「POSE/ポーズ」「イカゲーム」「キング・オブ・メディア」「Lupin/ルパン」男優賞(ドラマ部門)ブライアン・コックス「キング・オブ・メディア」イ・ジョンジェ「イカゲーム」ビリー・ポーター「POSE/ポーズ」ジェレミー・ストロング「キング・オブ・メディア」オマール・シー 「Lupin/ルパン」女優賞(ドラマ部門)ウゾ・アデュバ「イン・トリートメント/セラピスト ブルック・テイラー」ジェニファー・アニストン「ザ・モーニングショー」クリスティーン・バランスキー「The Good Fight/ザ・グッド・ファイト」エリザベス・モス「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」ミカエラ・ハエ・ロドリゲス「POSE/ポーズ」男優賞(ミュージカル・コメディ部門)アンソニー・アンダーソン「ブラッキッシュ」ニコラス・ホルト「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」スティーヴ・マーティン「マーダーズ・イン・ビルディング」マーティン・ショート「マーダーズ・イン・ビルディング」ジェイソン・サダイキス「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ハンナ・アインビンデル「Hacks」エル・ファニング「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」イッサ・レイ「インセキュア」トレイシー・エリス・ロス「ブラッキッシュ」ジーン・スマート「Hacks」作品賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」「Impeachment」「メイドの手帖」「メア・オブ・イーストタウン~ある殺人事件の真実」「地下鉄道~自由への旅路」男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)ポール・ベタニー「ワンダヴィジョン」オスカー・アイザック「ある結婚の風景」マイケル・キートン「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」ユアン・マクレガー「HALSTON/ホルストン」タハール・ラヒム「ザ・サーペント」女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)ジェシカ・チャステイン「ある結婚の風景」シンシア・エリヴォ「ジーニアス:アレサ」エリザベス・オルセン「ワンダヴィジョン」マーガレット・クアリー「メイドの手帖」ケイト・ウィンスレット「メア・オブ・イーストタウン~ある殺人事件の真実」(Hiromi Kaku)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2021年12月14日英王室から、今年のウィリアム王子一家のクリスマスカードに使用されている家族写真が公開された。ケンジントン宮殿の発表によると、今年初め、プライベートの休暇中に一家で訪れたヨルダンで撮影されたものだという。ヨルダンは、キャサリン妃にとってゆかりのある国。父親が航空会社に勤務していた関係で、小さな頃に2年間ヨルダンで暮らしたことがある。また、ウィリアム王子は2018年にロイヤルツアーでヨルダンを訪問した。写真の真ん中にウィリアム王子&キャサリン妃、ウィリアム王子の左にジョージ王子(8)、キャサリン妃の隣にシャーロット王女(6)、夫妻の前にルイ王子(3)が座っており、全員が笑顔で写っている。「子どもたちの成長は本当に早い」「本当に素敵なファミリー」「毎年シェアしてくれてありがとうございます」などのコメントが届いている。(Hiromi Kaku)
2021年12月13日『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の原作「夜明けのヴァンパイア」の著者で、同映画の脚本を手掛けた小説家のアン・ライスが亡くなった。80歳だった。アンの息子で同じく小説家のクリストファー・ライスが「今夜(現地時間11日)早くに、母のアン・ライスが、脳卒中による合併症で亡くなりました。私の父で彼女の夫であるスタンが亡くなった日(2002年12月9日)からほぼ19年後です」とSNSで伝えた。1941年、アメリカ・ニューオーリンズ生まれ。「Variety」誌によると、主にゴシック・フィクションの小説を多数執筆し、これまでに世界中で計1億5000万冊を売り上げているという。1972年に6歳の娘ミシェルを亡くしたことをきっかけに、以前短編として書いた小説を1973年に「夜明けのヴァンパイア」として書き上げる。同書の登場人物で、映画版でキルスティン・ダンストが演じたクローディアは、ミシェルがモデルだという。同署は1976年に出版され、1994年にトム・クルーズ、ブラッド・ピット、クリスチャン・スレイター、キルスティンらが出演する『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』として映画化された。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(C) APOLLO「夜明けのヴァンパイア」から始まった「ヴァンパイア・クロニクルズ」シリーズ3冊目の「呪われし者の女王」も、2002年に『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』として映画化された。現在、AMC局で『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』とアンの著書「Lives of the Mayfair Witches」(原題)のドラマ化が進められている。(Hiromi Kaku)
2021年12月13日クリストファー・ノーラン監督×ユニバーサル・ピクチャーズの『Oppenheimer』(原題)に、フローレンス・ピュー(『ミッドサマー』)、ラミ・マレック(「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」)、『グッド・タイム』で兄と監督を務め、俳優としても活躍するベニー・サフディの出演が決まったという。「The Hollywood Reporter」が報じた。同作にはすでにキリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.の出演が報じられており、フローレンスら3人が加わったことで、さらに豪華な顔ぶれに。『Oppenheimer』はカイ・バード&マーティン・シャーウィン著「オッペンハイマー 『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を基とした映画。キリアンは第二次世界大戦中に原爆開発のための「マンハッタン計画」科学部門を率いたロバート・オッペンハイマー、エミリーはその妻、フローレンスはオッペンハイマーの愛人で共産党員のジーン・タトロック、ラミは科学者、ベニーは「マンハッタン計画」に携わる物理学者のエドワード・テラーを演じるという。マットは「マンハッタン計画」を指揮したレズリー・グローヴス、ロバートはアメリカ原子力委員会の委員長ルイス・ストロースを演じる。(Hiromi Kaku)
2021年12月10日『スパイダーマン』シリーズの主演トム・ホランドとプロデューサーのエイミー・パスカルが、フレッド・アステアの伝記映画(タイトル未定)でも主演俳優とプロデューサーとしてタッグを組むことが決定。アステアを演じることになったトムは、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のプロモーション中に、ゼンデイヤとジェイコブ・バタロンを前に、「古いタップシューズを引っ張り出して、(ロンドンの)パイナップル・ダンス・スタジオに戻ってタップダンスのレッスンを受けるよ」と「Variety」誌に語ったという。「ぼくはかなり上手なタップダンサーなんだ。タップダンスはすごーく長い間やっていたから、間違いなくうまく覚えられると思う」と自信を見せた。実際に、トムは2008年から2010年まで舞台版『ビリー・エリオット』でタイトルロールを演じ、タップダンスを披露していたこともある。しかし、ビリーのタップとは違い、「アステアは独自のダンススタイルがあり、とてもエレガントで優雅」と分析。「どうやってあんな風に踊るのか、ぼくは学ぶ必要があると思う。でも練習するのもワクワクする。最高の映画になると思う」と意欲満々に語った。フレッド・アステア Photo by Sasha/Hulton Archive/Getty Imagesトムは2017年にも「リップ・シンク・バトル」で『雨に唄えば』のジーン・ケリーに扮し、タップを披露したことがある。(Hiromi Kaku)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月10日