“Alternative band from Ogikubo Tokyo.”を掲げる4ピースバンド、ルサンチマンが10月24日、東京・LIVE HOUSE FEVERで自主企画ツーマンライブ『TWO SHOT』を開催。対バン相手は、崎山蒼志(さきやまそうし)。00年代生まれの同世代であるルサンチマンと崎山は、圧倒的な個性と溢れんばかりの熱量をぶつけ合うようなステージを繰り広げた。崎山蒼志まずは、崎山蒼志。いつものようにサディスティック・ミカ・バンドの「よろしくどうぞ」を流しながらステージに登場した崎山とバンドメンバー(有島コレスケ / Ba、GOTO / Ds)は、「Helix」からライブをスタートさせた。有島コレスケ(Ba)GOTO(Ds)尖りまくったギターサウンドと叙情性が滲む歌メロのコントラストが印象的な曲だが、3ピースとは思えないほどの濃密なバンドグルーヴによって、楽曲のポテンシャルが増幅され、いきなり身体と頭を揺さぶられてしまう。さらに爽やかな疾走感とオルタナ的な音響、美しいメロディラインが共鳴する「過剰/異常」(リーガルリリーとの共作曲)、アコギと歌で繊細にはじまり、凛とした声で<悪夢の根源に居た君を いつか必ず 救い出すから>というラインを響かせる「嘘じゃない」と最新アルバム『Face To Time Case』の楽曲を披露。アルバムを携えたツアー、フジロックをはじめとするフェスへの出演によって、崎山のステージングは確実に向上し続けている。ここからは崎山の奔放な音楽性を体感できるシークエンスへ。エレキからアコギに持ち替え、「幼少期、寝る前に母親に絵本を読んでもらっていて。絵本の世界と眠りに入っていく感じが同時にある感覚を歌った曲です」と「舟を漕ぐ」を披露した後、ギターを置き、エレクトロ的なトラックを交えながら「Pale Pink」「水栓」へと移行。エクスペリメントな意匠を感じさせる打ち込みのビート、そして、生のドラム、ベース、歌が響き合う刺激的な音楽空間が出現する。実験性とポップネスがせめぎ合う音響のすごさは、生で体感しないとわからないだろう。「FEVERは久しぶりなんですけど、なぜか新代田を大井町の近くだと思っていて。下北沢にめっちゃ近い!と思いました。東京に住んで1年半くらいなので、わからないことだらけです」というホッコリするようなMCから、ライブは後半へ。洗練されたコード進行、軽やかな旋律とともに、夏の風景と“生きている”という感覚そのものを歌った「通り雨、うつつのナラカ」、ジャジーなギターに導かれた「潜水」。崎山のポップサイドを堪能していると、エンディングでいきなりフィードバック・ノイズがさく裂。強烈な刺激と透明を内包したギターサウンドを打ち鳴らしながら暴れまくる崎山、めちゃくちゃ楽しそう。その直後、今度はアコギを手にして初期の代表曲「Samidare」へ。純粋無垢なメロディと独創的すぎるコード構成と切れ味鋭いバンドアンサンブルは、まさに崎山の真骨頂だ。最後は「“その場所に積み重なっている記憶が立ち上がる”という曲を最後にやります」と紹介された「タイムケース」の弾き語り。混沌と解放感を同時に描き出すような素晴らしいアクトだった。そして、ルサンチマンのステージ。まずはクーラーNAKANO(Gt)がエッジ―かつキャッチーなリフを響かせる。そこに北(Gt / Vo)、清水(Ba)、もぎ(Ds)が音を重ね、インスト曲「kazaana」を放つ。北(Gt / Vo)NAKANO(G)勢いと熱量を増幅させながら「心配事」へ。つんのめるようなビートと爆音ギター、<あなたのことが心配で心配で心配で心配でしょうがないから>という切実な思いを刻んだフレーズが真っ直ぐに飛び込んできて、オーディエンスは体を激しく揺らしはじめる。さらに超高速のビートと重厚なアンサンブルがさく裂した「十九」、クラシック曲の旋律からはじまり、“君と僕”の危うすぎる運命的な関係を描き出した「アンチドベル」、理不尽な出来事に対するどうしようもない感情をぶちまける「滅茶苦茶怒鳴られた」、マスロックの影響を感じさせるインスト曲「not wrong」を続けざまに披露。バンドのテンションが上がるにつれて、観客の興奮も引き上げられ、フロア全体が熱気で包まれる。清水(Ba)もぎ(Ds)新曲「忘れそう」も印象的だった。北のギターと歌ではじまるこの曲は、過去のイヤな記憶をモチーフにした楽曲。どんなに辛い出来事もいつかは忘れる、でも、その経験は確実に体のどこかに残っていて、人の価値観や人生観に影響を与え続けるーー筆者はこの日、初めてこの曲を聴いたのだが、演奏中、ずっと自分のことばかり考えてしまった。ミディアムバラードっぽく進行し、中盤で突然スピードを上げる構成も激アツ。「忘れそう」はまちがいなく、彼らの新しい代表曲になるだろう。「こんばんは、ルサンチマンです。集まってくれてありがとうございます。崎山くん、ありがとうございます。同じ年なので、“蒼ちゃんと呼んでいいよ”と言われて。葵ちゃん、今度、サウナ行こうや」(北)というMCで一瞬だけ空気が緩んだが、インスト曲「nihill」によってピリッとした緊張感がすぐに戻る。そしてライブアンセムのひとつである「ニヒリズム」によってライブの高揚感は最高潮へ。“パッパラッパラッパラパ~”というあっけらかんとしたコーラス、ヒリヒリした痛みを伴うようなメロディライン、<ニヒリスト僕は知りたいよ、僕の苦労は所詮ゴミですかね>というラインがぶつかり合うこの曲は、ルサンチマンをバンド名に関した4人の精神性、音楽性をダイレクトに象徴していると言えるだろう。サビに合わせて手を上げ、踊りまくる観客からも、この楽曲を本気で求めていることがはっきりと伝わってきた。オルタナティブロック、マスロック、グランジなど、90年代以降のロックの要素を肉体的に取り入れながら、鋭利なスリリングと独自のサウンドスケープを描き出す演奏にも惹きつけられた。緻密なアンサンブルと爆発的なテンションが同時の押し寄せるパフォーマンスはこのバンドの大きな武器だと思う。イントロがはじまった瞬間にオーディエンスが拳を突き上げた「荻窪」、そして、<あの人が消えた / どこか遠い街に消えてった>と歌い上げる「かぜかぜふくな」で本編はエンディング。アンコールではまず、北が2023年1月に東京・大阪で行われるワンマンツアー、3rdシングル『忘れそう』のリリースを告知。会場からは大きな拍手が巻き起こった。そして「ホント、楽しかったです。“蒼ちゃん”と言いつつ、まだ敬語で話してるんで(笑)。もっと仲良くなります(笑)」(北)という言葉を挟み、アッパーチューン「収束する未明」「いやいやいやいや」を続けざまに放ち、ライブは終了した。2023年1月15日に3rdシングル『忘れそう』(C/W「滅茶苦茶怒鳴られた」「lares」)を発売し、本作のリリースを記念した東阪ワンマンツアー"Three Count" tour(2023年1月15日(日) 大阪・心斎橋 Live House Pangea / 1月29日(日) 東京・渋谷 Spotify O-Crest)も決定。初期衝動そのままに、加速度的に活動の規模を広げ続けているルサンチマン。2023年、彼らはバンドシーンのど真ん中に突き進んでいく。そのことを確信したライブだった。Text:森朋之Photo:中山涼平<公演情報>『ルサンチマン自主企画ツーマン「TWO SHOT」』2022年10月24(月) LIVE HOUSE FEVER【崎山蒼志 セットリスト】01. Helix02. 過剰/異常03. 嘘じゃない04. 舟を漕ぐ05. Pale Pink06. 水栓07. 通り雨、うつつのナラカ08. 潜水09. Samidare10. タイムケース【ルサンチマン セットリスト】01. kazaana02. 心配事03. 十九04. アンチドペル05. 滅茶苦茶怒鳴られた06. not wrong07. 忘れそう08. nihil09. ニヒリズム10. lares11. ラル12. 荻窪13. かぜかぜふくなEN1. tsuki ochiEN2. 収束する未明EN3. いやいやいやいや<ルサンチマン リリース情報>3rdシングル『忘れそう』2023年1月15日(日) リリース【収録曲】・忘れそう・滅茶苦茶怒鳴られた・lares<ルサンチマン ライブ情報>3rdシングル『忘れそう』リリース記念ツアー "Three Count" tour■2023年1月15日(日) 大阪・心斎橋 Live House Pangea1月29日(日) 東京・渋谷 Spotify O-Crest【オフィシャル先行受付】受付期間:2022年11月1日(火) 18:00〜11月13日(日) 23:59先行受付はこちら:公式サイト:ルサンチマン 関連リンクオフィシャルサイト::崎山蒼志 関連リンクオフィシャルサイト::
2022年11月01日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「サッカーの基本動作習得が難しい」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は、前後左右への動きがあります。相手の動きを見てドリブルなど縦に動くときもあれば、足元でコントロールしながら横に動いて交わすことも。しかし、初心者のうちはどの動きがどのプレーにつながるかわからないもの。最初のうちは相手のプレーをマネすることが動きの習得につながるのです。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、試合で使ういろんな動きの基礎を身に付けられるトレーニングを紹介します。【やり方】1.親子で対面して立ち、ボールを手でバウンドさせる。相手の動きに合わせて高さや使う手を変える2.できるようになったらボールを地面に置いて足裏でボールタッチ、転がしながら横に移動など、足でボールを扱う3.横に動いたり、縦に動いたりしてボールを動かしながら行う【トレーニングのポイント】・親と子の距離感を保つ・常に顔を上げ、親の動きをよく見てマネする・ボールを扱う高さやスピードも合わせる・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年10月28日サッカー日本代表として、日韓W杯に出場した森岡隆三さん。現役時代はクレバーな守備が光るDFとして、清水エスパルスや京都サンガで活躍しました。引退後は京都サンガU-18やガイナーレ鳥取の監督を経て、現在は清水エスパルスの「アカデミーヘッドオブコーチング」として活動中です。選手として、監督として、そしてアカデミーでの経験も豊富な森岡さんに「成長するために必要な目標の立て方」や「サッカーノートの書き方」についてうかがいました。(取材・文:鈴木智之)日韓W杯には代表のキャプテンとして出場した森岡隆三さんサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■「もっとやれる!」など根性論を書いていた現役時代。具体的なアクションプランの立て方を知らなかった小学生時代から、サッカーに打ち込んできた森岡さん。「プロになる」という目標を掲げ、日々走り込みや自主練をしたり、サッカーノートを書くなど努力は惜しまなかったと言います。「小学生時代は家の周りでボールを蹴ったり、とにかく走り込んだりと、ハードなトレーニングをしていました。練習のしすぎで怪我をして、試合に出られないこともあったほどです」当時を懐かしそうに振り返る森岡さん。サッカーノートは、小学生の頃から書き始めたそうです。「小学生の頃は、まだやれる、俺はできるなど、自分を奮い立たせるための言葉を書いていました。それが中学、高校になるにつれて、練習メニューや相手のシステムなども書くようになり、プロになってからも続けていました」現役引退後、当時のノートを見返すと「プロになってからも、俺はもっとやれる! みたいな根性論が多かったんですよね。具体的な目標の立て方や、そのためのアクションプランなどはあまり書いていませんでした」と、恥ずかしそうに話します。■目標を達成するためには「こうなりたい」というイメージと、そのために必要なことは何かを理解することが大事もっと効果的な目標の立て方があるのではないか? と考えるきっかけになったのが、「Jリーグヘッドオブコーチング養成コース(JHoC)」での経験だったそうです。「そこで『IDP(インディビジュアルディベロップメントプラン)』という考え方を知り、設計図って大切なんだと、改めて気がつきました。この経験は大きかったですね」IDPを日本語にすると「個人が成長するための計画」です。森岡さんが言う「設計図」とは、成長するために必要な要素と全体像のことで「目標を達成するためには、主観と客観をすり合わせることが大事なんだ」と感じたそうです。「わかりやすく言うと、カレーを作ろうと思って買い物に行くのと、何を作るかを決めずに行くのとでは、買い物にかかる時間が違いますよね。カレーを作ると決めて行った方が、必要なものがわかっているので、最短で目標にたどり着くことができます」サッカーの目標も同じで「自分はこうなりたい!」とイメージを持ち、「そのために必要なことは何か?」を考えて努力するのと、とくにイメージを持たず、やみくもに努力するのとでは、どちらが効果的でしょうか?「イメージを持って、計画を立てることの大切さは、若い選手たちにも常々言っています。計画を立てれば準備も変わりますし、心構えも変わります。最終的には、未来も変わっていくと思うんです」子ども自信が効果を実感!成長できるサッカーノート>>■日本代表として海外で試合する中で目標の大切さを痛感した森岡さん自身、日本代表に選ばれて、海外で試合をすることになり、目標の大切さを痛感したそうです。「日本代表としてコパ・アメリカに出場したときに、『本気で高いところを目指していたら、結果が変わったのではないか』と思ったんですよね」コパ・アメリカではペルー、パラグアイ、ボリビアと戦い、1分2敗のグループリーグ敗退。力の差を見せつけられた大会でした。「当時、トルシエ監督は、コパ・アメリカ開幕前の合宿で『本当に勝ちたいと思っているヤツはこっちに来い!』って、すごい剣幕で選手に言ったんです。言われたときは真意がわからなかったのですが、大会後によくわかりました。自分自身、本気で勝つための計画、準備ができていなかったことに気づかされました」森岡さんは当時のことを、著書「すべての瞬間を生きる~PLAY EVERY MOMENT」(徳間書店)でこう綴っています。「目標の設定で変わるのは計画であり、準備であり、マインドセット、心構えだ。そして『可能性』が変わり、『結果』につながるものだと思う。帰国してから、自然と日々のトレーニングへの意識、行動が変わった。今まで以上により幅広い知見から、自分を引き上げることへの意識が高まった」■ノートを書いて目標を共有することは、指導者にも選手にもメリットがある現在、清水エスパルスのアカデミーヘッドオブコーチングとして活動する中で、若い選手たちに多くのことを伝えている森岡さん。目標を達成するために、サッカーノートの重要性を感じていて、アカデミーでオリジナルのノートを制作し、活用しているそうです。「スポンサーを募って、エンブレム入りの専用ノートを作りました。ノートを書くことで、具体的なアクションプランに落とし込んでほしいです。たとえば『クリスティアーノ・ロナウドのようなブレ球を蹴りたい』という目標を立てたとして、そのために、いつ、どこでどんな練習をするのかまで、具体的に考えてもらえたらと思っています」アクションプランを立て、進捗を確認する。その繰り返しが、成長につながります。「指導者や保護者は、子どもが何を課題ととらえていて、どんな努力をしているかがわかれば、そのチャレンジを後押しする声かけや接し方ができますよね。ノートを書いて目標を共有することは、お互いにメリットがあるので、続けていってほしいです」現役時代の経験に加え、アカデミーヘッドオブコーチングとして活動する中で、多くの知見を得る森岡さん。サッカーをする子どもたちや保護者に向けて、たくさんのアドバイスをしてくれました。サッカーノートの書き方などは、非常に参考になるのではないでしょうか。20次回の記事では「保護者のあり方」について、森岡さんの考えを紹介します。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年10月27日株式会社日本能率協会総合研究所(東京都港区・代表取締役社長:譲原 正昭)は、20~69歳の既婚女性を対象として「メニュー」と「食卓」をテーマとした自主企画調査を実施しました。調理に関する手作り・こだわり意識や、加工食品・中食の利用実態、食事シーン別の実態・意識等、様々な角度から普段の食卓を捉えます。本調査レポートは有償にて販売していますので、詳細は最下段をご参照ください。今回は「メニューからみた食卓調査2022」( )の調査結果を一部抜粋してご案内いたします。■調査結果のご紹介【調査結果1】全年代の中で20代が最も「料理好き」。30~50代の料理好き傾向はやや弱い「料理することは好きだ」に対して、「はい」「どちらかといえば、はい」の「料理好き」は、20代が7割弱と最も高い。一方で、30代は5割半、40代は5割弱、50代は5割強と食べ盛りの子育て世代の既婚女性は、料理好きが5割前後に留まった。60代は約6割で20代に次いで高い。有職主婦と専業主婦で比べたところ、いずれも5割強で、差は見られなかった。【調査結果2】20~30代は料理の「省力化」、60代はメニューバランスや健康への「心配り」が特徴料理や食に対する考え方・行動をみると、20代は「家族が喜んでくれるので料理が楽しい」と高く、調査結果1の「料理好き」の背景要因の一つと推察できる。また、20~30代は「普段は手間がかからないメニューが多い」「普段は調理時間が短いメニューが多い」「洗い物を減らすため使う食器を極力少なくする」といった省力化志向が高い傾向。一方で60代は「メニューのバランスに気を配っている」や「できるだけ健康に良い食材を使う」「盛り付けや彩りに気を配っている」といった心配りの面において高い傾向がみられた。専業主婦と有職主婦とでは、「メニューバランスへの気配り」「健康に良い食材」は専業主婦が高く、「手間がかからないメニュー」「調理時間が短いメニュー」の省力化の面では有職主婦が高い傾向が見られた。【調査結果3】20代はWEBを活用しつつ「母親・姑」にも頼りながらメニューレシピを学ぶメニューの作り方・レシピの情報源は年代差が顕著に見られた。全体で最も高い「インターネットのレシピサイト・まとめサイト」は、いずれの年齢層でも5割を超える。次いで「料理本・レシピ集」4割、「母親・姑」「アプリ(クックパッド・クラシルなど)」「テレビ番組」が3割強と続く。年代別でみると、20~30代は「SNS:Instagram・YouTube等」が高く、特に20代は45.8%と高い。また20代は全年代で「母親・姑」も最も高く、「SNS」を活用しつつ「母親・姑」にも頼りながらメニューレシピを学んでいる様子がうかがえる。一方、「テレビ番組」は60代の割合が顕著に高く44.8%だが、年代が若くなるにつれ低下し、20代は1割を下回る。【調査結果4】朝食・昼食は、「便利な市販品利用」意識寄り、夕食は「食材から手作り」寄りの意識朝・昼・夜の食事を準備する気持ちについて「食材から手作り調理したい(1)」から「便利な市販品を利用したい(惣菜・レトルト・冷凍食品・弁当など)(10)」まで10段階を設定し、回答者の気持ちを尋ねた。その結果、平日の朝食と昼食は「便利な市販品利用」意識寄りだった。一方で平日の夕食は「食材から手作り」意識寄りであることがわかる。年代別では、30代以降は年代が上がるにつれて「食材から手作り」意識寄りの傾向。専業主婦と有職主婦とでは、平日の夕食において、専業主婦の「食材から手作り」意識が高い。【調査結果5】「買った惣菜だけで夕食のおかず」「買った惣菜をトレーやパックのまま食卓へ」の抵抗感は、年代差が大きい惣菜、外食・弁当等、加工食品について、よくおこなうことと抵抗を感じることを確認したところ、「買った惣菜をトレーやパックのまま食卓に出す」「買った惣菜だけで夕食のおかずにする」についての抵抗感が特に年代差が大きい。20~30代は抵抗を感じると回答した方が2割前後だが、60代は3~4割台と高い。また20~30代は、外食やコンビニ弁当をよく活用する傾向が高く、「調理済み冷凍食品」の活用も半数を超える。■調査概要調査名 :JMAR生活者調査レポートメニューからみた食卓調査2022※今回のリリースでは、上記調査の中に収録されている調査結果の一部を抜粋してご紹介致します。調査期間:2022年7月15日(金)~2022年7月22日(金)調査対象:全国に居住する20~69歳の既婚女性(主婦)調査方法:インターネット調査回答者数:2,000名※年齢・エリアに基づき母集団人口構成比に準拠してサンプル設計の上、回収【調査結果1】全年代の中で20代が最も「料理好き」。30~50代の料理好き傾向はやや弱い「料理することは好きだ」に対して、「はい」「どちらかといえば、はい」の「料理好き」は、20代が7割弱と最も高い。一方で、30代は5割半、40代は5割弱、50代は5割強と食べ盛りの子育て世代の既婚女性は、料理好きが5割前後に留まった。60代は約6割で20代に次いで高い。有職主婦と専業主婦で比べたところ、いずれも5割強で、差は見られなかった。Q. 次にあげる質問に、「はい」~「いいえ」であてはまるものを選んでください(単一回答)図表1【調査結果2】20~30代は料理の「省力化」、60代はメニューバランスや健康への「心配り」が特徴料理や食に対する考え方・行動をみると、20代は「家族が喜んでくれるので料理が楽しい」と高く、調査結果1の「料理好き」の背景要因の一つと推察できる。また、20~30代は「普段は手間がかからないメニューが多い」「普段は調理時間が短いメニューが多い」「洗い物を減らすため使う食器を極力少なくする」といった省力化志向が高い傾向。一方で60代は「メニューのバランスに気を配っている」や「できるだけ健康に良い食材を使う」「盛り付けや彩りに気を配っている」といった心配りの面において高い傾向がみられた。専業主婦と有職主婦とでは、「メニューバランスへの気配り」「健康に良い食材」は専業主婦が高く、「手間がかからないメニュー」「調理時間が短いメニュー」の省力化の面では有職主婦が高い傾向が見られた。Q. 次のうち、あなたの考えや行動であてはまるものは?(複数回答)※38の項目のうち、年代差が大きいものを掲載図表2【調査結果3】20代はWEBを活用しつつ「母親・姑」にも頼りながらメニューレシピを学ぶメニューの作り方・レシピの情報源は年代差が顕著に見られた。全体で最も高い「インターネットのレシピサイト・まとめサイト」は、いずれの年齢層でも5割を超える。次いで「料理本・レシピ集」4割、「母親・姑」「アプリ(クックパッド・クラシルなど)」「テレビ番組」が3割強と続く。年代別でみると、20~30代は「SNS:Instagram・YouTube等」が高く、特に20代は45.8%と高い。また20代は全年代で「母親・姑」も最も高く、「SNS」を活用しつつ「母親・姑」にも頼りながらメニューレシピを学んでいる様子がうかがえる。一方、「テレビ番組」は60代の割合が顕著に高く44.8%だが、年代が若くなるにつれ低下し、20代は1割を下回る。Q. あなたはメニューの作り方・レシピを、誰から・何から知ることが多いですか?(複数回答)※上位10項目を掲載図表3【調査結果4】朝食・昼食は、「便利な市販品利用」意識寄り、夕食は「食材から手作り」寄りの意識朝・昼・夜の食事を準備する気持ちについて「食材から手作り調理したい(1)」から「便利な市販品を利用したい(惣菜・レトルト・冷凍食品・弁当など)(10)」まで10段階を設定し、回答者の気持ちを尋ねた。その結果、平日の朝食と昼食は「便利な市販品利用」意識寄りだった。一方で平日の夕食は「食材から手作り」意識寄りであることがわかる。年代別では、30代以降は年代が上がるにつれて「食材から手作り」意識寄りの傾向。専業主婦と有職主婦とでは、平日の夕食において、専業主婦の「食材から手作り」意識が高い。Q. 朝・昼・夜の食事シーンにおいて、食事を準備する気持ちを「食材から手作り調理をしたい」「便利な市販品を利用したい(惣菜・レトルト・冷凍食品・弁当など)」にわけたとき、あなたの気持ちはどの程度でしょうか。(それぞれ1つずつ)※休日の朝食・昼食・夕食についても別途結果あり図表4-1図表4-2図表4-3【調査結果5】「買った惣菜だけで夕食のおかず」「買った惣菜をトレーやパックのまま食卓へ」の抵抗感は、年代差が大きい惣菜、外食・弁当等、加工食品について、よくおこなうことと抵抗を感じることを確認したところ、「買った惣菜をトレーやパックのまま食卓に出す」「買った惣菜だけで夕食のおかずにする」についての抵抗感が特に年代差が大きい。20~30代は抵抗を感じると回答した方が2割前後だが、60代は3~4割台と高い。また20~30代は、外食やコンビニ弁当をよく活用する傾向が高く、「調理済み冷凍食品」の活用も半数を超える。Q. 普段の食事での、市販品の利用や外食についてお伺いします。(1)あなたがよくおこなったり、便利に使ったりしていることは?(複数回答)(2)行なっているかどうかに関わらず、あなたが抵抗を感じることは?(複数回答)※28の項目のうち、年代差が大きい項目を掲載図表5― 本レポートについて ―今回のリリースでご紹介した「JMAR生活者調査レポート メニューからみた食卓調査2022」は有償にて販売しています。本リリースではご紹介できなかった「メニューのポジショニング」や「食事シーン別実態」など様々なトピックを有償版では多数掲載しています。詳しくは下記までお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。※本リリースに関するお問い合わせにつきましても、下記までお願い申し上げます。【レポート販売のご案内】■アウトプット【JMAR生活者調査レポート メニューからみた食卓調査2022】(1)調査報告書:PDFデータ・2022年9月末完成(2)ローデータ・集計データ:Excelファイル◆集計表にないクロス集計をご希望の際は、オーダーメイド集計にて承ります。【都度お見積りさせていただきます】※弊社は、本調査をご購入いただいた企業(法人・個人)以外には、成果物を提供いたしません。ただし、本調査を告知するための限定的な利用、及び発刊から一定期間経過後はこの限りではありません。※本調査の成果物のご利用はご購入いただいた企業(法人・個人)の内部でのご利用のみに限らせていただきます。■調査購入のご案内・定価420,000円(税別) ・MDBメンバー価格390,000円(税別)◆《単身世帯編》とのセット価格・定価700,000円(税別) ・MDBメンバー価格650,000円(税別)【お問い合せ先】株式会社日本能率協会総合研究所 経営・マーケティング研究部〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22担当 : 山口 荒木TEL : 03-3578-7607FAX : 03-3432-0109Email: info_mlmc@jmar.co.jp 本件引用の際は、お手数ですが、上記あて掲載紙をご送付ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月27日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「細かいボールタッチできない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は、思い通りにドリブルで運んだり、相手を交わすことがあります。方向を変えたり、相手を交わす動きの時には細かいボールタッチをして奪われないようキープすることが大事です。しかし、初心者のうちはボールコントロールが大きくなったり、思ったところにコントロールできなくてあっちに行ったりこっちに行ったりしてしまうもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、ドリブル細かいボールタッチができるようになるトレーニングを紹介します。親は手でボールを持っていてOKです。サッカーの技術は無くてもできるので、親子で楽しんでください。【やり方】1.親が自由に歩き、子どもはその後ろをドリブルでついていく2.親は時折方向を変え、子どもは細かいタッチでボールをコントロールしながらドリブルする3.親は移動しながらどこかのタイミングでボールを地面に置く。子どもは置かれたボールに、自分のボールを当てる慣れたら、ボールを置いてから当てるまでの時間に制限を付けてみる【トレーニングのポイント】・親はとにかく細かく方向を変えることを意識して動く・親の動きをよく見て、方向転換の際に細かいボールタッチをする・子どもは親と離れすぎない距離感でドリブル・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年10月25日「サカイクキャンプから帰ってきたら、子どもがびっくりするほど変わっていたんです!」と話してくれたのは、2022年夏のキャンプに参加してくれた惺真くんのお父さん。積極的に話をするようになり、兄弟に優しくなったり、学校やサッカーの支度も自分からするなど、それまでとは別人のような子になって驚いたそう。3日間のキャンプで劇的に変わったという惺真くんとお父さんにお話しを聞きました。(取材・文:前田陽子)サカイクキャンプでトレーニングに励む惺真くん<<「チームを引っ張っていくんだという意欲が出た」低学年でも3日間で自分に自信がついて、積極的になれたサカイクキャンプの魅力■コミュニケーション力を身につけたいとキャンプに参加サカイクキャンプの動画を見て、このキャンプは僕に向いていると感じたという惺真くん。現在4年生の惺真くんは高学年の試合に出ることがあるものの、5・6年生に自分の意見が言えないことをもどかしく感じていたそうです。そんな時に見つけたのがサカイクキャンプの動画でした。「みんな声を出して考えてプレーしている様子を見て、僕に似合いそうだなと思ってキャンプに行きたくなった」と言います。さらに、「元々コミュニケーションを取る、人と会話をするのが苦手でそこを高めたいと思っていました」とも。サカイクキャンプに参加して会話する力=コミュニケーション力を高めることで、高学年のレベルでサッカーができるようになると考えたそうです。実際に参加したことで、以前からできていたというチームでの声掛けも質の部分が向上。プラスな声、ほめる声掛けが増えたと教えてくれました。「キャンプの間、コーチたちがすごく褒めてくれたので真似をしようと思ったらできるようになりました」と惺真くん。コミュニケーション力を身につけたいという、キャンプに参加する目的がきちんとクリアでき、自分のチームでの練習や試合にも役立っているそうです。■自分で考えて行動できるようになり、プレーにも自信が付いた「サカイクキャンプから帰ってきて、いろいろなことを考えているように感じています」とお父さん。以前はお母さんに言われなければできなかったサッカーの支度も自分でするようになったそうで、いつのもように「準備はできている?」と聞くと「とっくにできている」と返ってくるようになったと教えてくれました。サッカーでも、以前は言われるがままに動いていたのが、自分で考えて動いていることがピッチサイドから見ていてもよくわかるそうです。惺真くんも「大好きなディフェンスの練習がたくさんできて、1対1が強くなったと思います。自分のプレーに自信が持てるようになりました」と言います。家庭でも、それまでは兄弟喧嘩で手を出してしまうこともあったそうですが、キャンプから帰ってきてからは冷静に「僕はこう思うよ」と自分の考えを言えるようになったり、食事の支度を手伝ってくれたりと、キャンプの前と後では"別人のように変わった"とうれしそうに教えてくれたお父さん。サカイクの合宿ではライフスキルの講習を取り入れています。そのひとつ、リーダーシップのセッションでは相手の立場になって考えることの大切さを伝えていますが、それを体現できているようです。■キャンプでは自ら手伝いを申し出たキャンプでは食事の配膳などを高学年に手伝ってもらっていて、食事の時間に参加者のみんなにそのことを伝えています。すると2日目のお昼の準備をしているときに惺真くんたちが「箸とか配ろうか?」とお手伝いを申し出てくれたとサカイクキャンプの柏瀬コーチは言います。コーチや高学年が食事の支度をしている様子を見ていて、自分たちにもできることがあるかもと気づいて行動してくれたそうです。「まわりの人のことを思って行動してくれたことがとてもうれしかったです。リーダーシップを発揮してくれました」とコーチ。わずか3日間と短い期間にあらゆることを吸収できるのも、小学生の年代ならでは。サッカーの技術的な部分はもちろん、人として成長できるのもサカイクキャンプの最大の特徴です。自分で考えて行動する力がつくサカイクサッカーキャンプとは>>■子どもを主導するから、一緒に考えるに。親子の関わり方が一変以前はお父さんが先導して自主練などをさせていたそうですが、キャンプで別人のように変わった我が子を目の当たりにして、親の方も考え方や接し方が変わったそう。以前は、上手くなってほしいからこそ、漠然と練習をするのではなく何のために練習をするのかを考えさせたいと、「今日の課題は?」「目標も決められないのに練習に行ってどうするの?」と、練習前にお父さんが声をかけていたそうです。ですが、サカイクキャンプの後からは「今日は○○を頑張る」と惺真くんから言うようになり、子どもへのアプローチの仕方が変わったと明かしてくれました。きっかけは、キャンプの帰り道。「ここに僕がいて、こことここに相手がいて、こういう風に考えて動いたらうまくできたんだよ。それでコーチに褒められたんだ。でも、他のにもこんな場面もあるよね~」と惺真くんが話してくれたこと。自分のプレーを詳細に伝えてくれた様子に驚くと同時に、「本当に考えて、学んで、たくさんのことを得てきたんだ」と感じたと目を細めるお父さん。「○○したよ」「どうだった?」「楽しかった」という単調だった会話も「こう思ったからこうやったんだ」と惺真くんが考えたことを話してくれるように。惺真くんが変わったことをきっかけに、親としての関わり方も自然と変化して、「教える」から「一緒に話し合う」になったそうです。「キャンプに行く前と比べて、お父さんはサッカーのことを詳しく教えてくれます」と惺真くんも嬉しそうに語ってくれました。ここまで短期間で子どもに変化が表れ、子どもが変わったことで親の方も関わり方が変わったというのは、サカイクキャンプのこれまでの参加者の中でも効果がいち早く出たケースかと思いますが、惺真くんとお父さんにとっては、双方にとっていい影響を生んだ体験になったようです。親も子どもの年齢の分だけしか親の経験はありません。子どもと一緒に親も成長していくものだということを再認識させられました。サカイクキャンプをきっかけに、素敵な親子関係を築きませんか?自分で考えて行動する力がつくサカイクサッカーキャンプとは>>
2022年10月19日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「ドリブル突破ができない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は、相手の動きを見てドリブル突破を仕掛けることがあります。ただし、どんな場面でもドリブル突破を目指すのではなく、突破が無理そうならやり直すという判断も大事です。しかし、初心者のうちはドリブル突破をすることだけでなく、やり直しの判断をすることも難しいもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、ドリブル突破のしかたと、突破できないときのやり直しが身につくトレーニングを紹介します。親は手でボールを転がしてもOKです。サッカーの技術は無くてもできるので、親子で楽しんでください。【やり方】1.3つの目印を置き、親子で対面して立つ。子どもがパスを送り親からリターンパスをもらったらスタート2.親はDF役として子どもの進路をふさぎ、子どもは前方の目印いずれかにドリブル突破する3.ドリブル突破が難しそうならやり直して再度組み立てなおす慣れたらスピードアップするなど難易度を上げる【トレーニングのポイント】・ドリブルの動きはゆっくりでOK・相手の動きをよく見て、ドリブル突破が無理そうなら逆の目印を目指して方向を変える・思い通りにプレーできなかった場合は、スタート地点にドリブルで戻る・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年10月18日ポスト・トリップホップバンドTAMIWが、12月6日(火) に開催する自主企画ライブ『PIACERE』にBREIMENがゲストアクトとして出演することを発表した。イタリア語で“初めまして”や“お会い出来て嬉しいです”と言う意味がある「PIACERE」をタイトルに冠した本イベントで、以前から音源やライブを観てBREIMENとの共演を熱望していたTAMIWが念願の初共演を果たす。東京で二度目、そしてTAMIW初となる渋谷WWWでのライブ演出にも要注目だ。BREIMENチケットは、10月25日(火) の23時59分まで第2次先行予約を受け付けている。<ライブ情報>『TAMIW presents “PIACERE”』『TAMIW presents “PIACERE”』告知画像2022年12月6日(火) 渋谷WWWOPEN 18:30 / START 19:00出演:TAMIW / BREIMEN【チケット料金】ADV:3,500円(+1drink)DOOR:4,000円(+1drink)チケットはこちら:
2022年10月17日サッカーにおける各ポジションや、そのポジショニングを理解させる効果的な方法はある?とのご相談をいただきました。サッカーを始めるのはのは3年生からの子が多く、技術もだけどルールもわかっていない子が多い少年団とのこと。同じようなチームの皆さんはどんなふうにしていますか。今回も、ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、ポジショニングを理解させるアプローチをお伝えしますので、参考にしてください。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<ボールを持てるのは数人、他はパスも上手くできない。レベル差のあるメンバーが楽しく基礎技術を身につけられるメニューを教えて<お父さんコーチからの質問>こんにちは。スポ少でサッカーの指導をしています。(指導年齢はU-10)地方(かなり田舎)なので近隣にはほかのチームやスクールなど幼少期からサッカーをする環境はなく、3年生から入団しています。なので、技術だけでなくサッカーのルールなどもわかってない子が多いです。ほかのスポーツをする場所(クラブ、チーム、施設)もないので、昔からあるこのチームに入ってくる感じです。さっそくですが、サッカーにおける各ポジションやそのポジショニングを理解させる効果的な方法を教えていただけませんでしょうか。各ポジションでどう動いていいか、動く範囲や役割も含めて分かってない子が多くて困ってます。どんなふうに指導したらよいのか、アドバイスお願いいたします。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。先日、石川県で「サカイク×池上カップ」を開催しました。その時のやり取りを挙げながら説明させていただきます。■映像を使ったレクチャーで子どもたちのポジショニングが良くなった当日は午前中があいにくの雨模様だったので、本来は午前中に私がクリニックをしてから子どもたちの試合を進める予定でしたが、午前中は室内でU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジのアーカイブ動画(バルセロナ対ヴィッセル神戸)※大会公式ページに飛びますを一緒に観てから、レクチャーをしました。子どもたちは4年生が数人で5年生が中心です。事前に「2つのチームの何が違うか、意識して見てね」と話してからみせた後、子どもたちからこんな意見が出ました。「バルサの選手はいいポジションにいた」「バルサのほうが、攻撃するためのパスが前に入る」その後に私が「バルサの子たちは、相手が3メートルくらい近寄ったら、すぐにパスを出していた。日本の子は1メートルくらいまで相手が近づいてからしかパスを出していない」と解説しました。加えて、私が「サッカーはトライアングルが大事です。どうしてかな?」と尋ねると、「パスコースが2本できるから」と答えます。私がトライアングルと言ったので、3人を想定した答えです。そこで「では4人だと、トライアングルはいくつ?」と聞くと、最初は「2つ」の声があがりましたが、そのうち何人かが「4つ」と答えました。試合のときに自分がかかわっているところは、横に広がっているトライアングルと、縦にできるもので三つのトライアングルができます。そこで「じゃあ、5人になったら、いくつできる?」と聞くと、「めちゃくちゃたくさん!」と言ってくれました。「そうだね。どんどん増えるよね?プロの選手は11人でやっているから、めちゃくちゃたくさんのトライアングルを理解できているんだよ」子どもたちは目を輝かせて聞いてくれました。そこで「じゃあ、そういうことを考えて、午後はサッカーをやってみようね」と話しました。すると、午後の試合は「普段と変わった」とコーチが言うのです。皆さん「子どもたちが周りを見るようになった」「ポジショニングが良くなった」と言ってくれました。レクチャーしたことで、子どもたちの意識に変化が現れたのです。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■「広がること」が大事。幅と深さが浸透するように理解させること入り口のところで、このようなレクチャーをして子どもたちに理解をさせてください。多くのコーチが、子どもが左に偏っていると「右は?右は誰もいないよ」と言うだけです。欧州では、トライアングルのことを「カイト」と呼び、この原理を丁寧に教えます。それを知ったうえで、わざと左に偏らせておいてから、右にサイドチェンジして展開する。それがサッカーの醍醐味であり、ひとつの攻め方だと伝えてください。ポジショニングにしても、広がることが大事です。よく言われる「幅と深さ」が子どもたちに浸透するよう指導しましょう。例えば、単に「広がれ」ではなく「幅をとれ」で伝わるよう、事前にレクチャーをして原理原則を教えてください。そのうえで、チームのなかで「幅とれ」と言ったり「深さは?」と言えば何をしたらいいのかわかるようにしておく。つまり、共通理解が必要です。この連載や講習会でよく使うように「認知・判断・行動(プレー)」の順番で、選手たちの頭の中でサッカーのイメージを育ててください。まずはサッカーの原理原則を理解して、次にどう判断するかが重要です。■「いま、どこが見えてた?」と子どもたちの頭の中を確認しようそもそも、選手の頭のなかまでコーチは見ることができません。したがって、皆さん最後の「行動」つまりプレーについてのみ言及してしまいます。例えば、左サイドがフリーだったのに、パスせずにシュートを打ってしまった子に「どうして?左が空いてたよね」と声掛けします。プレーは目に見えるので言いやすいから、目に見えていることしか言わなくなる。そんな傾向はないでしょうか。そうではなく「いま、どこが見えてた?」と、そこの認知・判断のところに注目して問いかけてください。目に見えるプレー(行動)は誰でも見えます。仮にミスすれば、当事者である本人が一番わかっています。誰もがわかっていることを、コーチが「なんでミスするの?」と言っても意味がないのです。シュートを外した場合「どうして外したの?」ではなく、「右に味方がいたよね?見えていた?」と問いかけます。子どもが見ていなかったなら、「右にいたフリーの味方と、君のシュートではどちらが入る確率が高いかな?」と再び問いかけます。判断材料を補足してあげます。そうではなく、子どもが「フリーの味方がいるのは見えてたけど、僕はシュートしました」なら、それでOK。子ども自身の判断を否定しません。■育成年代の選手がミスするのは「認知・判断」の部分が8割(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)オランダ在住の倉本和昌さんによると、認知・判断・行動のうちで育成年代の選手がどこで最もミスをするかといえば、認知と判断のところが8割だそうです。行動、つまり止める、蹴るといったスキルのミスは2割だけです。日本の選手は、足元の技術ばかりを切り出して練習し、認知・判断のところを早くから学ばせていないようです。日ごろの練習で雨が降ったら、ぜひビデオレクチャなどの座学を取り入れてください。そのためにはコーチ自身が理解しなくてはいけません。育成年代に伝えたい原理原則は、私が監修したメニューを扱った何冊かの書籍に詳しいです。この連載のアーカイブにもたくさん載っています。▼池上正さんの著書(一部)池上正の子どもが伸びるサッカーの練習(池田書店)「蹴る・運ぶ・繋がる」を体系的に学ぶ ジュニアサッカートレーニング(カンゼン)池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年10月14日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「リブルするとき顔が下がってしまい、相手や周りが見れない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は、相手の動きを見て臨機応変にプレーを変える必要があります。しかし、初心者は足元のボールを見てしまうので顔が下がってしまい、周りの状況や相手の動きを見ながらドリブルするのが難しいもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、顔を上げて相手を見ながらドリブルできるようになるトレーニングを紹介します。【やり方】1.ボールを2つ用意し、親子で対面して立つ。2.子どもはドリブルしながら親が合図をしたらプレーを変える。親がボールを上にあげたらボールを止める、バウンドさせたらドリブルの足を変える、などルールを作って行う。3.親がボールを片手で持ち、DF役となって子どもにプレッシャーをかけに行く。子どもは横に交わす4.親はボールを転がし、子どもは足元のボールを親に向かって蹴り、親が転がしたボールを止める動き(パス交換)を追加慣れたらスピードアップするなど難易度を上げる【トレーニングのポイント】・ドリブルの動きはゆっくりでOK・顔を上げて相手の動きをよく見る・動きに慣れたらルールを増やす・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年10月11日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「相手の動きを見て自分のプレーを変えることができない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は、自分の思った通りにプレーが遂行できるわけではありません。相手チームは常にボールを奪いに来るので、相手の動きを見て臨機応変にプレーを変える必要があります。しかし、初心者は足元のボールに注意が行ってしまい、顔を上げて相手の動きを見ながらプレーすることが難しいもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、相手の動きを見てプレーの判断ができるようになるトレーニングを紹介します。【やり方】1.目印を3つ用意し、それぞれに「親が緑の目印をタッチしたらボールを止める」「親が青の目印をタッチしたらドリブルの足を変える」などのルールを決める2.子どもはドリブルをしながら親がどの目印をタッチするか見て、ルールに合わせて動きを変える3.慣れてきたら、スピードを上げるなどレベルに合わせて難易度を上げる【トレーニングのポイント】・ドリブルの動きはゆっくりでOK・顔を上げて相手の動きをよく見る・慣れたらスピードを上げる・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年10月04日株式会社光文書院(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長谷川知彦、以下「光文書院」)は、小学校向けデジタルドリル「ドリルプラネット」において、児童が選んで学べる「自主学習機能」や学習意欲を高める各機能の追加、そして教師用画面がより使いやすくなるアップデートを2022年9月28日に実施いたしました。これらの新しい機能と従来の「宿題配信機能」を備える「ドリルプラネット」で、児童が自分の学びをふり返り、次の学びに向かう力を育てます。そして児童が学ぶ楽しさに出合うきっかけを創出します。選んで学べる「自主学習機能」で児童の学びを応援■ドリルプラネットについて「ドリルプラネット」は、これまでのデジタルドリル教材にはない特長を備えています。【特長1】自己学習能力が身につく機能と、シンプルでわかりやすい導線【特長2】ピクサーのキャラクターによる、児童の学びを楽しくするサポート【特長3】先生が手軽に選べる、お求めやすい納得の価格設定これらの3つの特長を備えたデジタルドリルであり、児童が「学ぶ楽しさと出合う」チャンスを広げる教材です。>>ドリルプラネットに関する詳細はこちら: ■新たに「自主学習機能」を追加「自主学習機能」は「きほん」「れんしゅう」「たしかめ」「テスト」の4段階の学習メニューとなっています。【4段階の学習メニュー】ドリルプラネットの「自主学習機能」は、児童が自由にメニューを選択することができるので、自発的に学習に取り組むことで、学ぶことの楽しさを見出します。取り組んだ単元には取り組み済みのしるしがつき、【連続学習記録】や【ポイント制】になっているので、学習の達成度が一目でわかるようになっています。児童は日々の自主学習によってポイントが増えていくのを見ることで、自主学習に取り組むのが楽しくなり、学習意欲アップにもつながります。【連続学習記録と学習ポイントが一目でわかる!】■さらに使いやすくなった児童用と教師用画面児童用画面で以下の3つの機能を追加し、児童がより達成感を得られるような仕様になりました。<児童用画面>■テストマップ【テストマップ】テストで100点をとると、当社のくりかえし漢字ドリル・計算ドリルでもお馴染みの「ピクサー」のキャラクターを獲得でき、取り組みによって絵が完成していきます。絵を完成させるために学習に取り組むことで、学習の習慣化につなげます。■スタンプ【自分の学びをふり返ることができるスタンプ】自主学習が終わるごとに自分でスタンプを選んで押すことができます。「あきらめなかった!」「発見があった!」「できるようになった!」など、学びへの姿勢、学びの内容、学びの結果を表す言葉がついた「ピクサー」キャラクターのスタンプで、楽しみながら自分の学びをふり返り、次の学びに向かう力を育てます。■学習のきろく【学習のきろく(児童用画面)】宿題・自主学習・テストすべての取り組み状況が記録されます。学習内容や正解数が表示されるので、自分の頑張りを感じることができ、次の学習へのやる気につなげます。教師用画面では、以下の5つの機能を追加し、先生がより使いやすい仕様になりました。<教師用画面>■児童の自主学習への取り組み状況がわかる「自主学習」においても児童の取り組み状況を把握できるようになりました。個別の学習進度や理解度を把握する材料としての活用も可能です。【学習のきろく(教師用画面)】■漢字の判定基準を任意で設定可能先生が漢字の判定基準を設定することで、慣れないデジタルドリルでの漢字学習に対する学習意欲を保ちます。【漢字の判定基準が選べる】■宿題配信に「きほん」が追加「れんしゅう」の前段階である「きほん」から宿題を配信できるので、その日の授業の理解度に応じた適切な宿題を出せます。■配信済マーク表示で、配信済の単元が確認できる配信した宿題が一目でわかるので、誤って同じ単元を配信するということを防ぎます。■ホーム画面にお知らせ欄を追加光文書院からのお知らせを受け取れます。ログイン時に確認することでお知らせの見落としを防ぎます。<実証研究参加お申し込み受付中!>リリース初年度の2022年度(※2022年9月~2023年3月31日)では、学校からお申し込みいただいた児童先着22万名様限定で、費用負担なくドリルプラネットを利用できる実証研究を実施しています。※実証研究のお申し込みは2023年2月28日までです。※お申し込みは、光文書院の教材を取り扱っている販売店(販売店がご不明の場合は当社窓口)までお問い合わせください。(個人向けの提供はございません)※お申し込みが上限に達した場合、実証研究は予告なく終了させていただく場合があります。※掲載している画面や機能は開発中のため、変更になる可能性があります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月29日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「ボールの行き先に合わせて移動するのが苦手」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中パスを受けるときは、ボールが転がる先を予測してその場所に走ったり、バウンドしたボールの高さに身体を合わせてコントロールするなどの動きが必要になります。しかし、初心者はどこにボールが来るか予測が正確にできなかったり、バウンドしたボールに身体を合わせる動きがうまくできないもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、ボールの行き先に合わせて体を動かすことができるようになるトレーニングを紹介します。【やり方】1.動ける範囲を自由に決めて、親がボールをもって立つ2.親が適当な方向にボールをバウンドさせ、子どもはワンバウンド以内に手でキャッチ3.慣れてきたら、ももや胸など体のどこかでボールを触ってから手でキャッチ4.親子で対戦。親、子とも自由に動きながら、どこかのタイミングでボールを投げ、相手は移動してキャッチ5.ボールを投げる方は、動きながら体のどこかを指定し、キャッチする方は指定された箇所でコントロールしてからボールをキャッチ【トレーニングのポイント】・それぞれの身長よりボールを投げる・ボールをよく見て、相手が投げた瞬間に素早く反応すること・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年09月28日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「相手を交わすキックフェイントがうまくできない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中、ドリブルで相手を交わす際やシュートの時に、ボールを蹴るふりをして相手を交わす「キックフェイント」を使う場面があります。しかし、初心者はステップの踏み方がぎこちなかったり、ボールを足元でうまく扱えないため、相手をだますフェイントの動きが中々できないもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、相手を交わすキックフェイントが身につくトレーニングを紹介します。【やり方】1.親子で対面して立ち、2人の中間あたりに2つの目印を置く2.子どもは片方の目印にボールを蹴るふりをして(キックフェイント)、もう片方の目印に進む3.アウトサイドを使って同じようにキックフェイントの動きを習得4.慣れてきたら、親が転がしたボールを足元でコントロールしてからキックフェイントを行う5.子どもがボールを足元でコントロールしたら親がDF役になり、ボールを奪いに行く。子どもはキックフェイントを使って親を交わすなど難易度を上げてみる【トレーニングのポイント】・右足で蹴るふりをして右のインサイドで方向を変える、という風に蹴る足のインサイドを使って方向を変える。(左も同様)・しっかり狙って蹴るふりをすることで、相手をだますことができる・間合いを大事に。相手が詰めてくるので、ボールを取られない間合いでフェイントを入れる・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年09月26日イスラエルで行われたサッカーの試合中に起きた出来事が話題になっています。2022年9月、サッカーチーム『ハポエル・リション・レジオン』でミッドフィールダーとして活躍するイーライ・タマム選手は、試合に出場していました。彼はこの試合で見事なシュートを決めます。ボールがゴールネットを揺らした直後、イーライ選手はユニフォームを脱ぎました。すると、喜んで駆け寄るチームメイトを押しのけて、テレビ中継をしているカメラのほうに走っていきます。彼がカメラに向かって見せたかったものは…こちらをご覧ください。הצליח לרגש אותנו: אילי תמם כובש שער ומקדיש אותו לכלב שלו pic.twitter.com/lL8uCiR8Pj — מנהלת הליגות לכדורגל (@IPFL_FOOTBALL) September 6, 2022 イーライさんが着ているTシャツにプリントされているのは、愛犬のスカイの写真。実はこの試合の数日前に、スカイは天国へ旅立ったのです。イーライさんは8年前に、子犬だったスカイを家族に迎えました。しかし、スカイが1歳の時に、獣医からてんかんを患っていることを知らされます。それからはスカイは病気と闘い続ける日々だったそうです。あらゆる治療や薬を試したものの、この2年間はスカイにとって非常に困難な日々が続いていたといいます。その結果、イーライさんは最愛の犬を失う悲しみとともに、スカイを苦しみから解放してあげることを選んだのです。試合でゴールを決めた後、彼はスカイの写真にキスをして、涙を浮かべながら空を見上げました。悲しみをこらえながら出場した試合で決めたゴールを、空の上のスカイに捧げたかったのでしょう。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by elay tamam ● אילי טמם (@elay_tamam) この感動的なシーンは、見ていた多くの人たちの心を揺さぶったようです。・彼はスカイへの愛情を、この感情的な追悼で示したんだね。・こういうの大好き。ペットは無条件の愛とサポートをくれる。美しい示し方でペットの愛を称えてくれてありがとう。・素晴らしいね。スカイは天国から見ていただろう。ウェブメディア『The Dodo』によると、試合中にユニフォームを脱いだことでイーライさんは罰を受けたそうです。彼はルール違反をしてでも、多くの人たちに、自分のスカイへの愛情を知ってほしかったのではないでしょうか。大勢の前で自分への愛を示してくれたイーライさんを、スカイも見守っていたかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2022年09月23日子どもがサッカーを始めたら自分もハマってしまった。今では子どもと同じぐらい上達し、練習前の自主練では子どもの友達が「○○君のお母さん、1対1やろう」と声をかけてくれる。自分の上達にも活かしたくて練習を見学しているが、見に来た夫に「顔が本気すぎて声をかけられなかった」と言われた。私ってコーチ目線で見て子どもを監視する迷惑な親? とのご相談です。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの子育てと取材で得た知見をもとに、アドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<夫から本気過ぎると指摘され......息子のサッカーにはまり過ぎなの?問題<サッカーママからのご相談>初めまして、いつも楽しみにしています。学びや、気づきをありがとうございます。今回相談させていただきたいのは、偏った考えをもつ夫についてです。年中からサッカーをしている小4(10歳)の息子がいます。年長の頃にTVでワールドカップを観て「サッカー選手になりたい!」と将来の夢を話すようになりました。その言葉を聞いた夫が、自分もその夢に乗っかる感じで行動を始めました。「プロサッカー選手を目指すなら楽しいサッカーはするな!」と言い始め、幼稚園サッカーにもかかわらず、目立っていなかったりガツガツしていなかったら愚痴と嫌味が始まりました。自分の思い通りにいかないと、怒りが込み上げてどうしようもない状態になるようです。オンオフもほとんどなく、低学年の頃は試合後に 結果が悪いと車で数時間説教されながら帰宅するのが定番になっていました。そのたびに夫婦喧嘩も始まってしまいます。夫は、24時間スケジュールを管理して、個人レッスンを付けてプロにさせたいんだと強く思っています。そして、やる気が見えないプレーをしたときは「やる気がないならサッカー辞めれば!」 と嫌味と愚痴が長々と始まります。「プロサッカー選手になる人間は、いつもがむしゃらで、なんでも夢中になる人間なんだ!気持ちが落ち込んで動けない人間はプロにはなれないから辞めちまえ!」 という理屈らしいです。子どもはただじっと申し訳なさそうに話を聞いています。息子は何も悪くないです。サッカーを始めたきかっけは、人とのかかわりが苦手だったのもあり、仲間と一緒に楽しみを味わってもらいたいと いう思いから始めたものでした。こんな状況ですが、息子自身はサッカーは大好きです。レギュラーにも選ばれ活躍しています。ただ、練習や試合中仲間とコミュニケーションが取れず、そこはコーチや監督に指導されています。人とかかわることが苦手なことは変わっていません。サッカーを一生懸命頑張る息子を応援していますが、夫の感覚にはついていけません。私はモラハラに感じており、とても深刻な問題だと感じています。こんな夫をどうにか改善できますでしょうか。息子のためにも何とかしたいと思っています。アドバイスのほどよろしくお願いいたします。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。最悪に事態になる前にご相談いただけて本当に良かったと、胸をなで下ろしているところです。お母さんがお父さんのミステイクに気づいているのと、そうでないのとでは、息子さんが受けるストレス量が変わってきます。今現在、息子さんがサッカーが大好きで頑張れているのは、お母さんの理解と励ましのおかげかと思います。ぜひ、お父さんから浴びるストレスの盾になってあげてください。■お父さんの言動は、見方によっては虐待。しつけや教育ではないさて、お父さんの息子さんに対する言動は、見方によっては児童虐待になります。児童虐待の定義は、保護者がその監護する児童(18歳未満)に行うもので、殴る、蹴るなどの身体的虐待や、性的虐待だけでなく、心理的虐待やネグレクトが含まれます。いただいたメールを読んでいくと、「やる気がないならサッカー辞めれば!」をはじめ、「○○ができないのならサッカーをやめろ」というパターンが散見されます。これらは「言葉による脅し」です。他の言動を鑑みても、常に緊張を強いられる状態がうかがえます。つまり、お父さんの言動はおしなべて心理的虐待にあたると思われます。これらを、お父さん自身はもしかしたら「しつけ」や「教育」ととらえているかもしれません。しかし、執拗な否定、感情に任せた理不尽な怒号など、すべて息子さんに対する行き過ぎた懲戒です。この「懲戒」について、お父さんにまずは理解を求めてみましょう。サカイク公式LINEアカウントでイベントや最新情報などをお届け!■民法でも保護者は子どもの心身の健全な発達に配慮しなければならないと決められている民法820条では、親権者は「子の利益のために」子の監護・教育を行う権利を有し、義務を負うと定められています。2011年改正以降の現行規定では、懲戒権についても「子の利益のための監護・教育に必要な範囲内で」行うべき旨が明記されました。ところが、この「子の利益のための監護・教育に必要な範囲」は、それぞれの主観による部分が大きく、ハラスメントを正当化する材料になるとの懸念は強く言われていました。このため、政府は懲戒権の削除を含む民法改正の要綱案をベースとして、今秋以降の臨時国会での成立を目指すとしています。それに加え、同案には親権の行使に関して以下の文言が記されています。「親権を行う者は、第820条の規定による監護及び教育をするに当たっては、子の人格を尊重するとともに、子の年齢及び発達の程度に配慮しなければならず、かつ、体罰その他の子の心身の健全な発達に有害な影響を及ぼす言動をしてはならない」最後の「子の心身の健全な発達に有害な影響を及ぼす言動をしてはならない」をぜひ訴えていただければと思います。■状況は深刻ひとりで抱えず周囲に頼ったり、専門家の力も借りることを考えてただし、お父さんへのこのような訴えを、お母さんひとりでしてはいけません。まずは周囲に助けを求めてください。家族の中の問題で片付けない、ひとりで抱えてはいけません。例えば、お母さんの兄弟姉妹、実のご両親らに助けを求めてください。ほかには、クラブ内で信頼できるコーチと一緒に、お父さんに話すことができればと思います。そして、もうひとつのSOSは、子どもに関する相談窓口です。市区町村には子育て支援センターがあります。こちらに対面で相談できれば、地域の機関ですし話しやすいかもしれません。ほかにも、「児童相談所虐待対応ダイヤル」にかけると、近くの児童相談所につながります。通告・相談は、匿名で行うこともでき、通告・相談した人、その内容に関する秘密は守られます。(児童相談所虐待対応ダイヤル=189)私が相談員として参加している「スポーツ暴力・パワハラ相談窓口相談」もあります。こちらは、「日本スポーツマンシップコーチング普及コミュニティ」が運営しており、ケースによって相談者の希望があれば弁護士さんからの助言も得られます。「児童相談所とか相談窓口なんて大げさだ」と思わないでください。お母さんが「深刻」と書かれたように、私も状況はとても深刻だと感じます。なぜならば、お父さんにお母さんからの意見に対し、今のところ聞く耳を持っていません。妻への強いモラルハラスメントもうかがえます。そして、息子さんが5年生、6年生と前思春期の期間に入れば、自我が芽生えてきます。つまり、お父さんからの暴言によって、今よりも傷つきやすい年齢になります。この主たる3つの理由を考えると、早急の環境改善が必要だと考えます。■父親によって破壊されつつある子どもの自己肯定感をどう取り戻せるか......(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)もうひとつ。私が気になるのは、息子さんが「練習や試合中に仲間とコミュニケーションが取れず、そこはコーチや監督に指導してもらっている」と書かれていることです。息子さんにとっては、お父さんから叱責され、コミュニケーションについてもコーチから言われるといった非常にストレスフルな状況のようです。これについては、コーチらに事情を話し、息子さんへのストレスを慎重に考えて指導してもらうよう伝えたほうが良いかと思います。何よりも、お父さんによって破壊されつつある彼の自己肯定感をどうすれば高められるか。それは試合で活躍するとか、勝つといった成果だけでは果たせません。お母さんやコーチや、祖父母ら周囲の大人や仲間たちが「今の君が大事な存在なんだよ」と伝えていくことが大切です。そのために何ができるか。そこをたどれば、答えは見つかると思います。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)。
2022年09月21日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「状況に合わせたとっさの判断ができない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中、状況に合わせて急にプレーを変えたり、相手の急な動きに反応して素早く対応する場面があります。しかし、初心者はどうしても相手の動きが予想しづらいもあり瞬時に判断して動くことができないもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、「とっさの判断」がより早くできるようになるトレーニングを紹介します。【やり方】1.親子の中点地点にボールを置き、離れて立つ2.じゃんけんをし、負けた方がドリブルで相手の周りを一周する。あいこの場合は2人ともボールの周りをまわり、元の位置に戻る3.じゃんけんをし、負けたら先程と同じようにドリブルで相手の周りを一周、あいこの場合はボールを取り合い、どれかの目印に向かってドリブルし、ボールを止める【トレーニングのポイント】・じゃんけんの結果を見て素早く反応して動く・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年09月15日子どもがサッカーを始めたら自分もハマってしまった。今では子どもと同じぐらい上達し、練習前の自主練では子どもの友達が「○○君のお母さん、1対1やろう」と声をかけてくれる。自分の上達にも活かしたくて練習を見学しているが、見に来た夫に「顔が本気すぎて声をかけられなかった」と言われた。私ってコーチ目線で見て子どもを監視する迷惑な親? とのご相談です。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの子育てと取材で得た知見をもとに、アドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<息子を試合に出さない理由を、親がコーチに聞いてもよろしいか問題<サッカーママからのご相談>はじめてお便りいたします。8歳男児の母です。相談は端的に言うと「練習をずっと見学している親はあやしいですか?」です。息子は保育園の卒園間際から地元のクラブに入会してサッカーを続けているのですが、子どもがサッカーを始めるまで、私自身はあまりサッカーに興味を持っていませんでした。ですが、子どもの練習を見学するにつれ「こんな面白いスポーツがあったのか!」と目からウロコが落ちまくりの日々をいただいています。あまりにも楽しいので、割と早い時期から自分用のボールとトレーニングシューズを揃え、クラブの練習前の自己トレタイムや週末などに子どもと一緒に練習をするようになりました。そのおかげかどうか、まったくの初心者であった母は、今や子どもと同等なくらいのボールタッチができるようになり、ますますサッカーが大好きになっています。見学をしたい理由は1.子どもの怪我や体調不良への対処をしたい2.子どものサッカー練習を応援したい3.自分も上手になりたいです。1.については、職業が看護師だからということもあるかもしれません。また、超高齢出産での一人っ子ということもあり、子離れのできない過保護な母ともいえるのかもしれません練習前の自己トレタイムでは、子どものお友だちから「○○くんのお母さん!僕と1対1やろう!」と誘ってもらったり、子どもとパス練をしていたら「まーぜーて!」と仲間に入りに来てくれたりしており、私の存在はまずまず自然に受け止めてもらえているのかなと思っています。ちなみに、ほかの親御さんは練習開始5分ほどでお帰りになられるので、見学者はほぼ毎回私一人です。練習が始まったら、体調不良者やトイレに行きたいお子さんがない限りは後ろに下がって静かに見学しています。ところが、先日練習をこっそり見に来たらしい配偶者が、私が見学している姿を見て、「顔が本気過ぎて、ガードマンみたいで恥ずかしくて声をかけられなかった」と言うのです。コーチ目線からも、もしや監視しているように見えなくもないのではと思ったり。もしも「迷惑なお母さん」になっていたとしたら行動を考えなくてはいけないのかなと思って相談メールを申し上げてみました。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。最初に、私からお礼を言わせてください。サッカーを大好きになってくださって、ありがとうございます。サッカーの魅力にとりつかれたことが、お母さんが書かれた文章から伝わってきます。■親も楽しんで関われることは良いこと何も落ち込むことはないサッカーママのなかには、サッカーには興味がないので当番などが苦痛だとおっしゃる方もいます。せっかく子どもが打ち込んでいるスポーツなら、親御さんも楽しんで観られるといいですよね。その点、お母さんは息子さんと一緒に楽しめますね。ところが、見学をしている様子を見た夫から少しばかり否定的なことを言われたため、自分は迷惑なお母さんになっているのでは気にされているようです。何も落ち込むことはありません。これからも観に行って良いと思います。とはいえ、3つほど気をつけてほしいことがあります。良かったら参考にしてください。サカイク公式LINEアカウントでイベントや最新情報などをお届け!■見学したい理由をコーチに伝えておこう1つめ。メールを読む限り、お母さんはとてもピュアにお子さんのサッカーに向き合っているようです。であれば、その気持ちをまずは担当コーチの方へ伝えておきましょう。その際に、自主トレのときは一緒に子どもとボールを蹴らせてほしいこと、練習に入る前には引き揚げて静かに見守るつもりであること、自分の息子だけでなくチーム全員を応援したいと思っていることなどを話してください。そして、それについてコーチに意見を求めてください。多くの場合、まったく構わないと答えると思います。もし何か問題があるのならば、すでにお母さんに話しているはずです。ただし、この一言を忘れないようにしましょう。「子どもたちの様子を見て、ちょっと邪魔かなと思ったらお声がけください」そのくらい謙虚に伝えておけば大丈夫でしょう。練習前にお父さんが子どもとパス回しなどしてボールを蹴っている姿をよく見かけます。お父さんはOKでお母さんはNGというのはおかしいですよね。コーチのコンセンサスがとれていればまったく構わないと思います。しかも上手くなっているなんて素晴らしいじゃないですか。■「過干渉になっていないか」については見直してみよう2つめ。ご自分が過干渉になっていないか、見直してみましょう。上記のようにコーチと話をしたことを伝え、自分は純粋にサッカーが好きになったのだと伝えてください。それよりも、夫が「顔が本気過ぎて、ガードマンみたい」と表現したことが気になります。果たして、子どものサッカーにのめり込み過ぎてはいないでしょうか。今はまだ息子さんも低学年ですが、徐々に勝ち負けが気になったり、プレーの出来栄えが気になり始めるかもしれません。今現在のピュアな気持ちから結果主義になってしまうと、息子さんが苦しくなります。お母さんも自覚があるようで「超高齢出産での一人っ子ということもあり、子離れのできない過保護な母といえるかも」と書かれています。過保護だと感じるのであれば、接し方を変えましょう。そこを改めず、見たいから見に行く、世話を焼きたいから焼くという態度では子どもを尊重していないことになります。ケガをしないか、体調不良にならないかと不安になる気持ちはわかります。が、その不安はそこにいるコーチやお子さんを信頼できない証とも考えられます。不安を少しずつでも信頼に変える努力をしましょう。夫に再度、自分がどんなふうだったのかを確かめ、お母さん自身が息子さんのサッカーに多くを求めていないか。依存していないか、息子さんは心からサッカーを楽しめているのかどうかを点検してみましょう。■子どもが親の見学をどう思っているか、を聞いて行動を変えることも大事3つめ。見学するのは構わないのですが、お母さんが挙げた「見学したい理由」については少し考え直す必要がありそうです。1.子どもの怪我や体調不良への対処をしたい。この対処をするのは、子どもを預かっているクラブ側の責任です。練習が始まると親御さんたちは帰宅するようで練習当番など親のサポートは必要なさそうです。ということは、民間のクラブでしょうか。もし少年団だったとしても、練習や試合をしている時間や空間は基本的に選手とコーチのものです。もちろん、偶然居合わせ必要そうであれば手助けするのは構いませんが、基本的にチームに任せる姿勢を保ちましょう。2.子どものサッカー練習を応援したい。練習を見学するのは構いませんが、その都度息子さんの気持ちを聞いてあげてください。中学年、高学年になって思春期に近づくと、子どもによっては親と距離を置きたいと感じるケースもあります。3.自分も上手になりたい本気で上手くなりたいのなら、ママさんサッカーのチームに所属して汗を流してはいかがでしょうか。すでにお伝えしましたが、少年サッカーはあくまでも子どもの場所です。そこは認識しておきましょう。■親子ともに、楽しくサッカーの入り口に立っている。今後必要なことは......(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)以上、私の指摘はもしかしたら考え過ぎな部分もあるかもしれません。メールだけでは、お母さんがどんな態度で練習や試合を観ているのかはわからないので、少しばかりシビアな見方をしてみました。お母さんと息子さんはともにサッカーを始めたばかり。とても楽しそうにサッカーの入り口に立っているように見えます。今の気持ちを忘れずに、楽しくプレーできる環境を考えながら一緒に歩んでいってください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)。
2022年09月14日9歳の、そらじろーくんと、5歳の、こさぶろーくんを育てている、母親のなおたろー(@naotarotarou)さん。兄のそらじろーくんは、5歳の頃にサッカーを始めたそうです。弟のこさぶろーくんは、2歳の頃からそらじろーくんがサッカーをする姿を見ていました。そらじろーくんがサッカーをする姿に憧れていた、こさぶろーくん。5歳になったこさぶろーくんは「僕もサッカーをする!」と主張したのですが、なおたろーさんには少し不安に思うことがありました。速く走れないことを気にして泣いていた、こさぶろーくん。そんな姿を見ていたため、なおたろーさんは「サッカーチームに入団して大丈夫かな?」と心配していました。しかし、こさぶろーくんのやる気は十分です!監督の後押しもあり、2日間の体験入団をしてみることになったのでした。体験入団1日目!なおたろーさんの予想に反して、きっちりと頑張れた、こさぶろーくん!こうして、体験入団1日目を無事に終えることができました。こさぶろーくんは、2日目も頑張れるのでしょうか。体験入団2日目は…?5歳次男、サッカー少年への道のり【再掲】(8/8) #漫画が読めるハッシュタグ #コミックエッセイ pic.twitter.com/iZhtHINfYq — なおたろー@育児絵日記&PMDD体験談書いてます (@naotarotarou) September 14, 2022 体験入団2日目は、ボールを扱うテクニックの練習やミニゲームが行われました。初めてのことばかりで、時には転んでしまう場面も…。しかし、こさぶろーくんは泣かずに最後までやりきりました!そんなこさぶろーくんの姿を見て、なおたろーさんは息子さんの成長を感じたのでしょう。「これからは、こさぶろーの頑張りたい気持ちを応援しよう」と決意したのでした。この先、こさぶろーくんは、なおたろーさんやサッカーチームの先輩たちに優しく見守られながら、メキメキと成長していくのでしょうね![文・構成/grape編集部]
2022年09月14日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「ドリブルしながらパスを出せない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中、ドリブルをしながら味方にパスを出す場面はたくさんあります。しかし、初心者はどうしてもボールの扱いが覚束ないので、いったん止まってしまったりドリブルをしながらパスを出す動きが難しかったりするもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、ドリブルをしながらパスを出す動きを身につけられるトレーニングを紹介します。親は難しい動きはありません。【やり方】1.数メートル離れて対面して立ち、親はバックステップやサイドステップを使って動く。子どもはドリブルしながら親についていく2.親が手を上げたら子どもはドリブルしながら親にパスを出す3.スピードを上げたり、親がボールを奪うDF役として子どもに近づいてきたら子どもはそれを交わすなど、試合に近い状況を作るなど難易度を上げる【トレーニングのポイント】・ボールだけでなく、親の動きなどいろんなところを見る・常にパスが出せる位置にボールを置く・スピードを上げるとボールが足元から離れがちだが、しっかり状況を見ながらコントロール・しっかり顔を上げて状況を確認して判断・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年09月09日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「ドリブル中にインサイド/アウトサイドを使ってターンすることができない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中、ドリブルしている時に相手がボールを奪いに来たら、ターンして交わします。ボールを奪われずにクルッと方向転換することは大事な技術です。しかし、初心者はどうしてもボールの扱いが覚束ないので、ドリブルで精いっぱいだったり、スムーズに回ることができなかったりするもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、インサイド、アウトサイドを使ったターンができるようになるトレーニングを紹介します。親は難しい動きはありません。【やり方】1.数メートル先に目印を置き、子どもは目印に向かってドリブル。目印の所でインサイド、アウトサイド、足の裏などを使ってターン2.親がDF役として子どもについていく。子どもは親がいない場所に向かってドリブル3.親の動きをスピードアップ、子どもはフェイントも入れながらドリブル&ターンを繰り返す【トレーニングのポイント】・ボールが転がる先に足を出して壁を作り、ターンする・足の裏を使う時は、ボールを踏む感じでキュッと止めてターン・常に親の位置を見ていることで顔を上げてドリブル、ターンする習慣をつける・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年09月06日ルサンチマンが、10月24日に新代田LIVE HOUSE FEVER、10月29日に名古屋CLUB ROCK’N’ROLLにて自主企画ツーマン『TWO SHOT』を開催することを発表した。新代田公演には崎山蒼志、名古屋公演にはmudy on the 昨晩が出演。チケットはオフィシャル先行を9月19日まで受付中。崎山蒼志mudy on the 昨晩ルサンチマンは、北(Vo・G)、クーラーNAKANO(G)、清水(B)、もぎ(Ds)からなる、東京発オルタナティブロックバンド。2019年には、ロッキング・オン主催のオーディション「RO JACK」で優勝し、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』に出演。2021年3月31日に1stミニアルバム『memento』をリリースしている。<ライブ情報>『TWO SHOT』●2022年10月24日(月) LIVE HOUSE FEVEROPEN 19:00 / START 19:30出演:ルサンチマン / 崎山蒼志スタンディング 前売:3,800円 / 当日 未定(税込・ドリンク別)一般発売:10月1日(土)●2022年10月29日(土) 名古屋CLUB ROCK’N’ROLL出演:ルサンチマン / mudy on the 昨晩OPEN 17:30 / START 18:00スタンディング 前売:3,300 / 当日 未定(税込・ドリンク別)一般発売:10月1日(土)■オフィシャル先行受付受付期間:9月4日(日) 21:00〜9月19日(月) 23:59:エイティーフィールド03-5712-5227関連リンク■ルサンチマンOfficial WebSite Twitter■崎山蒼志Official WebSite■mudy on the 昨晩Official WebSite
2022年09月04日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「前を向いてドリブルすることができない」を克服するトレーニングをご紹介します。サッカーでは、パスやシュートをするために顔を上げて前を向いた状態でドリブルできなければなりません。しかし、初心者はどうしても足元のボールを見ながらドリブルしてしまい、なかなか前を向けないもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、常に顔を上げて前を見ながらドリブルできるようになるトレーニングを紹介します。親は難しい動きはありません。【やり方】1.2つの目印を置いて、子どもはその目印をグルグル回りながらドリブル2.動きに慣れたら、親がどこかのタイミングで手を上げ、子どもはそれを見たらボールを止め、手を下ろしたらドリブル再開3.右足だけ、左足だけなど片足だけでドリブルし、親が手を上げたら止まるなどアレンジする4.親が鬼になり、子どもを追いかける。子どもはボールを取られないよう逃げながらドリブル【トレーニングのポイント】・最初はゆっくりでいいので、顔を上げて前を向くドリブルの動きに慣れる・常に親の位置、手の上げ下げを見ていることで顔を上げる習慣をつける・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年08月30日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「ボールに合わせた動きがうまくできない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は、ボールに合わせて素早く反応して身体を動かさなければなりません。しかし、初心者は動きがぎこちなかったり、運動経験があまりないと、ボールの位置を見てどこに動けばいいか素早く判断して位置取りをするのが難しいもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、ボールに合わせて移動し、素早く反応して身体を動かせるようになるトレーニングを紹介します。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親子で対面し、子どもは膝立ちの姿勢をとり、親が転がしたボールに素早く反応し、蹴って返す2.慣れてきたら、子どもは長座やうつ伏せの姿勢でスタート。手を使って素早く身体を起こす3.上記も慣れたら、親子の中間地点にボールを置き同じ姿勢を取り、じゃんけんをしてあいこになったら、素早く反応してボールを奪いに行くなど難易度を上げてみる【トレーニングのポイント】・ボールをよく見て、どこに転がってくる/バウンドしてくるを予想・ボールの位置に合わせ、素早く身体を動かす・あくまで最初はボールの扱いに慣れることが優先なので、楽しみながら行うこと・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年08月22日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「ボールに合わせた動きがうまくできない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は、ボールや相手の状況に合わせて動きながら、ももや足元、胸でコントロールしてパスを出すことが必要です。しかし、初心者は動きがぎこちなかったり、運動経験があまりないと、ボールに合わせて移動しながらももや足元、胸などでコントロールして自分の蹴りやすい位置にボールを置くことが難しいもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、ボールに合わせて移動し、コントロールができるようになるトレーニングを紹介します。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親子で対面して立ち、親が転がしたボールを子どもは足元でコントロールして返す2.もも、胸、足の裏など親が指定した箇所でボールを触って足元にコントロールして返す3.親がボールを持ち、親子ともに動きながらコントロールする箇所を指定してボールを投げる、子どもは指定された箇所でコントロールしてボールを返す【トレーニングのポイント】・ボールの落下地点に合わせて身体を動かす・自分が蹴りやすい場所にコントロールする・あくまで最初はボールの扱いに慣れることが優先なので、楽しみながら行うこと・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年08月19日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「ボールに合わせた動きがうまくできない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は、ボールに合わせて身体を動かすことが多いもの。ボールに合わせてステップを変えたり、臨機応変に対応しなければなりません。しかし、初心者は動きがぎこちなかったり、運動経験があまりないと、ボールに合わせて自在に身体を動かすことが難しいもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、ボールに合わせて身体を動かすことができるようになるトレーニングを紹介します。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親子で対面して立ち、子どもは手でボールをバウンドさせる。右手だけ、左手だけ、両手でバウンドをする2.子どもはボールを上に投げて両手でキャッチ。動きに慣れてきたら、頭や肩、お腹を触ってからキャッチするように難易度を上げる3.足でドリブル。両足を使ってちょこちょこボールを触りながらドリブルする。その後、右足だけ、左足だけでドリブルをする4.親の動きを見て、動作をマネする(※動きだけでなく、「見る」トレーニングにもなる)【トレーニングのポイント】・ボールを投げる動きの時は、ボールをよく見て落下地点を見定め、どこに手を出せばいいか理解する・親の動きを見て、マネをして同じ動きをする・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年08月16日今年の夏も暑い日々が続いています。そこで気をつけたいのが熱中症。どれだけ対策をしていても、危険がつきまとうのが夏場のサッカー活動です。ときには指導者の判断で、練習や試合を中止、中断する必要があります。そこで今回は日本スポーツ協会スポーツ医・科学委員会「スポーツ活動中の熱中症事故予防プロジェクト」班員で、立教大学コミュニティ福祉学部の安松幹展教授に「熱中症リスクを踏まえた、練習・試合中止の判断基準」について話をうかがいました。子どもたちの健康を守るため「どのようなときは練習・試合を中止にした方がいいのか?」の基準を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。(取材・文鈴木智之)写真は少年サッカーのイメージ■暑さ指数=WBGTが31度以上になったらサッカーは中止して中田さんは東京都の技術委員長に就任するまでの12年間、日本サッカーを先頭に立って引っ張っていくエリートの育成を目標にするJFAアカデミーに所属していました。所属するのは、3次まである選考を進んだ10数名の選手のみ。合格した親御さんの中には、「将来はプロになれる」と期待を抱かれる方もいましたが、中学、高校年代で伸びていくかは本人と指導者をはじめ周囲のサポート次第です。「優秀な選手が多かったですが、誰が順調に伸び続けるか、いつ伸びるのかは指導者も分からない。私たち指導者含め、お父さん、お母さん皆さんでサポートし続けましょう!と伝えていました」と中田さんは振り返ります。「保護者が期待するのは当然ですが、親御さんは見守ったり、励ましたりするのが大事。年齢が下がれば下がるほど、みんながプロになれるチャンスがある。だからと言って、そのまま順調にいくかは全く分からない。指導者と保護者と我々がタッグと組んで子どもたちの成長を見守ることが大切です」。WBGT31度以上:運動は原則中止28度以上:厳重警戒(激しい運動は中止)25度以上:警戒(積極的に休憩)21度以上:注意(積極的に水分補給)20度以下:ほぼ安全スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブックより「WBGTは湿度と気温、日差しの強さをもとに導き出す数値です。WBGTは専門の機器で計測できるほか、環境省のHP(熱中症予防情報サイト)や天気予報サイトにも掲載されているので、サッカー活動がある日は、前日からチェックして、練習をする・しないの判断の参考にしていただけたらと思います」WBGT計測機は5千円程度で購入可能なので、コーチは各自持っておくと良さそうです。ほかにも、アスリート向け気象ウェブサービス「MiCATA」を使うと、グラウンドが登録できて、そこのWBGT値がわかるようになっています。「責任ある立場の指導者として、練習を中止するための基準を知っておくことは、非常に大切です。機器やWebサービスなどのテクノロジーを活用すると、判断材料になると思います」サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■日本サッカー協会の熱中症ガイドラインの内容安松先生は「昼間の暑い時間の活動は避けて、WBGTが31度以上のときは中止にすることが大前提です」と話し、次のように続けます。「それ以下のWBGTが30度~28度、『厳重警戒』のときは、指導者が十分に気をつけながら、練習時間を普段より短縮し、10分~20分おきに休憩をとり、水分と塩分を補給しましょう。『JFA熱中症対策ガイドライン(PDF)』の内容を、練習にも当てはめてほしいと思います」JFA熱中症対策① ベンチを含む十分なスペースにテント等を設置し、日射を遮る。② ベンチ内でスポーツドリンクが飲める環境を整える。③ 各会場に WBGT 計を備える。④ 審判員や運営スタッフ用、緊急対応用に、氷・スポーツドリンク・経口補水液を十分に準備する。⑤ 観戦者のために、飲料を購入できる環境(売店や自販機)を整える。⑥ 熱中症対応が可能な救急病院を準備する。特に夜間は宿直医による対応の可否を確認する。⑦ [Cooling Break]または飲水タイムの準備をする。JFA熱中症対策ガイドラインより上記は試合開催時のガイドラインですが、練習にも当てはめたいところです。安松先生は「公式戦では飲水タイムを設けていても、練習試合やトレーニング中はおろそかになるケースがあるので、積極的に水分摂取の時間を設けましょう」と呼びかけます。■15分ごとに水分補給をするとスプリントの回数が落ちないというデータもまた、安松先生は「暑熱環境下における運動中の体温の調節機能とパフォーマンスの関係」の研究もしており、「高い気温のもとでは、プレーの質が低下する」ことが明らかになっているそうです。「気温が高いところと低いところを比較すると、暑いときはダッシュの距離が短くなり、ジョギングが多くなります。夏のインターハイと冬の選手権を比べると、炎天下で行われるインターハイの方が、オフェンスラインとディフェンスラインの距離が間延びしているというデータも出ています」サッカーの上達のためには、高強度でプレーすることが望ましいですが、夏はそれがしづらい環境とも言えます。「15分ごとに水分を補給すると、スプリントの回数が落ちない、ハーフタイムに冷却すると、後半はリフレッシュされるといったデータがあります。熱中症予防を子どもたちに伝えるときに『気持ち悪くなるから』『頭が痛くなるから』と言っても、積極的に聞き入れにくいので、『水を飲んだら、足が速くなるんだよ』『しっかり休むと、この後のパフォーマンスが上がって、点が取れるようになるかもよ』という言い方をしています」サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは■子どもは体内に熱がこもりやすく、熱中症リスクが大人より高いサカイクではビニールプールを使って熱中症対策をしています。安松先生も水で身体表面を冷やすことは熱中症対策に効果的だと教えてくれました。かつては、「水を飲まないことで、メンタルを鍛える」などと言われていましたが、暑い夏に水分を補給しないとことは、百害あって一利なしです。「とくに子どもは、体重あたりの体表面積が大人よりも大きいので、体温に近い環境温度下での運動時は、深部体温が上がりやすくなります。また発汗能力が未発達なので、体の外に熱を逃がすことが苦手です。暑さで顔を真っ赤にしている子がいますが、それは体内に熱がこもっているサインとなります。また、子どもの方が大人よりも身長が低く、地面に近い分、暑さの影響を受けやすくなるので、熱中症には大人以上に気をつけてほしいと思います」暑さを理由に練習を中止にすると、子どもや保護者から「練習させてください」という意見が出るかもしれませんが、熱中症は最悪、死に至ることもあるので、最大限の注意が必要です。正しい知識のもと、適切な判断をくだすための情報を得ること、準備をすることが、万が一を防ぐために必要なことと言えるでしょう。次回の記事では、「夏に気をつけたい雷の対処法」について、安松先生に話をうかがいます。安松幹展(やすまつ・みきのぶ)立教大学コミュニティ福祉学部 スポーツウエルネス学科教授環境生理学および運動生理学的アプローチから、サッカーを中心に競技力向上に関する研究を行っている。現在は「暑熱環境下における運動中の体温調節機能とパフォーマンスの関係」「サッカー選手に対する適切なトレーニング負荷量の検討」「サッカーのゲーム中のフィジカルパフォーマンス分析」を、日本サッカー協会および国立スポーツ科学センターなどと連携しながら進めている。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年08月08日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソードをご紹介します!楽勝だと思っていたレギュラーへの道高校生でバスケ部に所属したときの話です。私は中学生の頃、試合に必ず出場しており、高校にはバスケ部顧問によるスカウトで入学しました。そのため、高校に入っても試合に出場することは簡単だと勝手に思い込んでいたのですが…。監督からのメンバー発表に、私の名前はありませんでした。すごく悔しかったので、監督に話を聞きにいったのですが、返ってきたのは「まだ早い。」の一言のみ…。自分の中で「次の大会までに絶対ユニフォームを獲得する!」という目標ができました。悔しさをバネに、毎朝自主練する日々。しかし、ユニフォームがもらえないまま月日が経ちました…。そして高校3年生の夏。ついに私の名前が挙がりました。監督から「よく耐えた。今大会はお前の苦しんだ気持ちを全部ぶつけていけ。」と言われ…。正直なところ、「もう監督から見捨てられているのでは…」と感じていたので、涙が出てくるほど幸せでした。「努力は必ず報われる」ということを実感できた体験でした。(男性/大学生)娘たちの努力が実って…私の娘たちは、小さいころからあるスポーツをとても頑張っています。努力とタイミングが重なり、小学校高学年から高校卒業まで、全国大会の常連となりました。数ヶ月に1回はその活躍が地元の新聞に載ります。娘たちが小さい頃は、なにかと義妹の子どもと比べられては、義母に馬鹿にされ、見下されてばかりいたのですが…。出典:lamire今は娘たちが載っている新聞をせっせとスクラップしながら「あなたたちは私の自慢よ〜」と嬉しそうに語る義母。やっと見返せたと、とても清々しい気持ちです。(女性/主婦)いかがでしたか?どちらのエピソードも、スポーツを頑張る人の素敵なお話でした。努力の末に結果を出すことができて、とてもかっこいいですね!以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年08月06日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「顔を上げてドリブルできない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中ドリブルをしている時は、常に次のプレーを考えながら顔を上げて視野を広く保つことが大事です。しかし、初心者はボールに気を取られて顔が下がってしまうことが多いもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、顔を上げてドリブルできるようになるトレーニングを紹介します。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親子で対面して立ち、子どもはゆっくりドリブルしながら動く2.対面する親が手に持ったボールを上に挙げたらドリブルをストップ3.親がボールを投げ、子どもはドリブルしながらキャッチして親に返す。このとき2バウンドまでOK4.動きに慣れたら、ドリブルのスピードを上げ、ボールもワンバウンド以内でキャッチするなどレベルアップ【トレーニングのポイント】・足元のボールだけでなく、親が持つボールも見ることを意識・親の動きを視野に入れつつも、ドリブルを止めない・親の動きを常に見て、ボールを投げてくるタイミングに合わせてドリブルする・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年08月02日シンガーソングライターHaruyが、10月15日(土) に渋谷WWWにて自身初の自主企画イベント「『MAO』Release Party 〜Murmurs vo.00〜」を開催することを発表した。本イベントは、SuchmosのベーシストHSUがプロデュースしたHaruyのデビューEP『MAO』のリリースを記念したイベントで、Haruyにとって東京での初パフォーマンスとなる。ライブはバンド編成で行われ、サポートメンバーとしてベース・市川仁也(D.A.N.)、キーボード・TAIHEI(Suchmos / 賽)、ドラム・澤村一平(SANABAGUN.)の出演が決定している。チケットは8月8日(月) まで先行予約を実施中。ゲストアーティストは後日発表される。■Haruy コメントこの度は、私のデビューEP『MAO』のリリースを記念いたしまして、東京ではじめてのライブを企画させていただきます!こうして都内で、聴いてくださっている方と直接お会いして同じ空間で音楽を楽しめる機会をいただけることに感謝いたします。はやたさんと作った楽曲たちをお届けできると思うと喜びが込み上げます。とても楽しみです! 10月15日WWWでお待ちしております。<ライブ情報>『MAO』Release Party 〜Murmurs vo.00〜2022年10月15日(土) 渋谷WWWOPEN 17:00 / START 18:00【チケット料金】前売り券:3,000円(税込 / ドリンク代別)当日券:3,500円(税込 / ドリンク代別)<リリース情報>デビューEP『MAO』『MAO』ジャケット発売中価格:1,650円(税込)Produced by Hayata Kosugi(HSU form Suchmos)※CDはタワーレコードのみで限定発売【収録曲】1. Snake2. Swimmer3. Lovely4. Don’t catch the now5. Ryan関連リンクYouTube
2022年08月01日