『トップガン マーヴェリック』のハングマン役で知られるグレン・パウエルが、リブート版『バトルランナー』に主演すると発表された。監督はエドガー・ライト。原作はスティーブン・キングがリチャード・バックマンの名前で書いたSF小説。重病の娘を救う金を得るために、生死を賭ける残酷なリアリティ番組に出演する男性を描く。1987年の映画には、アーノルド・シュワルツェネッガーが主演した。パウエルの最近作は、シドニー・スウィーニーと共演した恋愛コメディ『恋するプリテンダー』。日本公開は5月10日。また6月にはパウエルが主演とプロデューサーを兼任するリチャード・リンクレーター監督作『Hitman』がNetflixで配信開始される。文=猿渡由紀
2024年04月12日『トップガン マーヴェリック』でハングマン役を演じたグレン・パウエルが、同シリーズ第3弾について言及した。今月中旬、パラマウントで『トップガン』第3弾を企画中だと報じられて以来、グレンのもとにたくさんの人たちからメールが届いているという。グレンは「みんな私のことを、『何が起きているか知っているんじゃないか?』というように見てくるんです。まもなくものすごく楽しいことが発表されますよ…でも私には内緒にされていたんですけど」と近々正式発表があることをほのめかした。また、グレンは監督のジョセフ・コシンスキー、製作・主演のトム・クルーズ、製作のジェリー・ブラッカイマーと「よく話している」と語っており、「あることが起きつつあり、とてもおもしろそうなんだ。私はいつ戻れるのかわからないけれど、いつかきっとジェット機は待っていてくれると思います」とコメント。第2弾でルースター役を演じたマイルズ・テラーの続投も報じられている。前作から36年後の2022年に製作・公開された『トップガン マーヴェリック』。興行的に大成功しただけではなく、アカデミー賞で作品賞、脚色賞など計6部門の候補に挙がり、作品としても高い評価を得た。(賀来比呂美)■関連作品:トップガン マーヴェリック 2022年5月27日より全国にて公開©2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
2024年01月23日『トップガン マーヴェリック』でハングマンを演じたグレン・パウエルが、スリラー映画に主演することになった。タイトルは『Huntington』。監督、脚本はジョン・パットン・フォード。1949年のイギリス映画『カインド・ハート』(日本劇場未公開)にインスピレーションを受けたストーリーで、パウエル演じる主人公は富豪の息子。自分が受け取れるはずの遺産を手にするためにどこまでもやる姿を描く、オリジナルよりもダークなトーンの映画になるらしい。製作はスタジオカナルとブループリント。A24が北米公開を手がける。パウエルが主演するロマンチックコメディ『Anybody But You』は、先月北米公開され、静かにヒットして、現在までに世界興収1億ドルを達成した。パウエルは今年、リチャード・リンクレーター監督の『Hit Man』と、ディザスター映画『ツイスター』の公開が控えている。文=猿渡由紀
2024年01月23日フランス系アメリカ人作家ゾーイ・パウエル(Zoë Powell)の日本初個展「Ethereal」が、2022年10月8日(土)より順次、東京のI’M OK 代官山・千駄ヶ谷・二子玉川にて開催される。ゾーイ・パウエルが日本初個展を開催ゾーイ・パウエルは、1994年シカゴに生まれた作家だ。陶芸と並行して生物学を学び、発生学や寄生虫学、植物学、形態学にも造詣が深いパウエルは、自ら採集した粘土や鉱物を素材に、有機的な造形の器を手がけている。作品のモチーフとなるのは、子宮や繭、種子のさやなど。脆弱な生命を包み込んで保護するための構造が有する象徴性や造形性に着目し、これらのモチーフを掛けあわせ、抽象化することで、彫刻のような器を生みだしている。日本では初となる単独展「Ethereal」では、洗練されつつも生命力が宿る、パウエルの作品の数々を紹介する。展覧会概要ゾーイ・パウエル「Ethereal」■I’M OK 代官山会期:2022年10月8日(土)〜10月16日(日)住所:東京都渋谷区猿楽町10-8 1F時間:11:00〜19:00■I’M OK 千駄ヶ谷会期:2022年10月22日(土)〜10月30日(日)住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-11-1時間:11:00〜19:30■I’M OK 二子玉川会期:2022年11月3日(木)〜11月13日(日)住所:東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川髙島屋S・C 南館 1F時間:11:00〜20:00※観覧料無料
2022年10月01日『キャロル』のプロデューサーが豪華英国俳優陣を迎えて贈る『帰らない日曜日』。その衣装を手掛けたのはアカデミー賞常連スタッフのサンディ・パウエル。その時代を反映した豪華絢爛な衣装を、以前組んだことのあるコリン・ファースとオリヴィア・コールマンが絶賛するインタビュー映像とメイキングカットが解禁となった。衣装を担当したサンディ・パウエルといえば、アカデミー賞を3度受賞し、『キャロル』や『シンデレラ』など数々の話題作の衣装デザインを手掛け、アカデミー賞史上最多の15回ノミネートという記録をもつ。本作のプロデューサーであるエリザベス・カールセンとスティーヴン・ウーリーとは長年の友人関係にあり、キャストからの信頼も厚い超一流スタッフである。その仕事ぶりは『女王陛下のお気に入り』でパウエルとコラボしたオリヴィアも「本当に天才」と絶賛するほど。「衣装のうち少なくとも2着は彼女の家にあった生地を使っています。私にはカーテンみたいに見えたのですが、彼女がアレンジしてピンで止めると、驚き!1920年代の衣装が出来上がったのです!」と、機転を利かせた職人技に驚きを隠せなかったという。また、コリンは昼食会のシーンで着用した緑色のウェストコートがお気に入りだそうで、「衣装は役を理解するのに非常に役に立ちます。プロジェクトの始めからサンディとよく話し合い、ニヴン氏というキャラクターの理解を深めました。彼女との会話のなかで、ニヴン氏は出版業者だというアイデアがでて、想像を膨らませました。彼女のように洞察力のある人と一緒に組むと、物事がよりクリアに見えてきます」と明かし、役作りの上で衣装が大きな役割をもたらしたと語っている。本作では、1920年代~1980年代に渡り、オデッサ・ヤング演じるメイドだったジェーンが小説家となって成功するまでの生涯を描いているが、どの年代のジェーンも赤を基調とした衣装を着用しているため、大ベテランであるグレンダ・ジャクソンが演じる後年の姿でも、ひと目で昔の彼女と同一人物だと観客に認識させることができる。豪華キャストと一流スタッフの才能が集結した愛の傑作には、観る者を魅了する煌びやかな衣装も必見だ。『帰らない日曜日』は新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:帰らない日曜日 2022年5月27日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE AND NUMBER 9 FILMS SUNDAY LIMITED 2021 All rights reserved.
2022年05月27日『Travels with my Aunt(原題)』『ナイル殺人事件(1978年)』『テス』の3作品でアカデミー賞を受賞したアンソニー・パウエルが、先週末に亡くなったことが分かった。85歳だった。衣装デザイナー組合が、Facebookで発表した。同組合はアンソニーを「イギリスの伝説的な衣装デザイナー」と称賛し追悼。新型コロナウイルスの影響で、大規模とはいえないものの小規模なお別れ会が2人の姪によって開かれるという。アンソニーは前述の3作品でアカデミー賞を獲得しただけでなく、『ポランスキーの パイレーツ』『フック』『102』の3作品でノミネートを受けたというオスカーの常連衣装デザイナーだった。ほかの映画作品は、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』『ナインスゲート』など。最後の映画作品は2006年の『ミス・ポター』だった。映画芸術科学アカデミーはツイッターで「アンソニーは、クルエラ・ド・ヴィルからインディ・ジョーンズ、成長したピーター・パンまで、私たちの大好きな映画キャラの象徴的なルックスを作り上げてくれました。本当に寂しくなります」と功績を称えた。舞台の衣装デザイナーとしてキャリアをスタートさせたアンソニーは、1963年には「The School for Scandal」でトニー賞の衣装デザイン賞を受賞。最近ではパリ・シャトレ座で上演された「マイ・フェア・レディ」(2013)、「雨に唄えば」(2015)の豪華な衣装を手掛けた。衣装デザイナー組合は、2000年にアンソニーに功労賞を授与していた。(Hiromi Kaku)
2021年04月21日1978年に公開された『グリース』でダニーを演じたジョン・トラボルタと、サンディを演じたオリヴィア・ニュートン=ジョンが、約40年ぶりにダニー&サンディの姿でイベントに出席した。2人が出席したのはフロリダ州で13日~15日まで3日間行われた「Meet’n’Greece」で、『グリース』の映画を観ながらみんなで歌を歌ったり、ジョン&オリヴィアに質問することができるという『グリース』ファンにはたまらないイベント。10月にジョンがインスタグラムでファンに参加を呼び掛けていた。オリヴィアはサンディに扮した自分とダニーに扮したジョンと手をつなぎ、イベントに参加する前に撮影した写真をインスタグラムで公開。「この衣装を着るのは映画を製作してから初めて。すごい楽しみ」とつづった。写真に写っているオリヴィアは、劇中でサンディが清純だったころに着ていた黄色のカーディガン&スカート、白のブラウスを着用。映画と同じように、イベントの途中で黒のライダースジャケット&レギンスに着替えてワイルドなサンディの姿も披露したという。2人は観客と「愛すれど悲し」、「いとしのサンディ」、「グリースト・ライトニン」を歌い、イベントは大いに盛り上がったようだ。(Hiromi Kaku)
2019年12月16日マーティン・スコセッシ監督の最新作となるNetflix映画『アイリッシュマン』が、11月27日(水)より全世界同時配信。第57回ニューヨーク映画祭のオープニング作品として初お披露目された本作では、スコセッシ監督が劇中衣装への思い入れも明らかになった。上映時間209分というスコセッシ監督渾身の超大作は、全米トラック運転組合のリーダー、ジミー・ホッファ(アル・パチーノ)の失踪、殺人に関与した容疑をかけられた実在の凄腕ヒットマン、フランク・“The Irishman”・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)の半生を描いていく。言わずと知れたレジェンドで、本作でも第23回ハリウッド映画賞で助演男優賞を受賞したアル・パチーノは、意外にも初タッグとなるスコセッシ監督について「マーティンは、偉大な男であり、偉大な人間であり、共に分かち合い、共に働く、素晴らしい人です。バランス感覚に優れた疑う余地が無い監督で、彼の判断力は信頼でき、確信と自由を与えてくれます」と称賛を惜しまない。そんなスコセッシ監督と『ヒューゴの不思議な発明』『アビエイター』などで長年組んできたコスチュームデザイナーであるサンディ・パウエルは、「マーティンは、私がこれまで一緒に働いた中で最も視覚的な監督です。特に服が大好きで、服に興味があり、衣装選びのプロセスを理解しています」と、衣装において視覚的にも観客を楽しませるスコセッシ監督の手腕を絶賛する。さらに半世紀を描く本作では、「ロバート、アル、ジョー(・ペシ)は、数十年に渡る役を演じているので、膨大な数の衣装替えをしています。ロバートだけでも100回以上、衣装替えしました」と明かし、各年代に合わせて、撮影している1日の中でも何度も衣装を替えたという。また、スコセッシ監督の思い入れは衣装だけでなく、「マーティンは、ロケ撮影に非常にこだわりを持っています。ドキュドラマの撮影ではないことを彼は承知していますが、全て可能な限り本物を使いたいと考えていました」とロケーションマネージャーのキップ・マイヤーズは明かす。続けて「この映画は非常に大きな物語で、フラッシュバックの中にさらにフラッシュバックがあって、ストーリーは数十年に渡っています。結局、160近くの場所を見つける必要がありました。この映画は常に挑戦でしたね」と手ごわい仕事だったという。衣装やロケ撮影に加えて、プロダクションデザイナーのボブ・ショウは「マーティンは、真正性へのこだわりがあるため、空調の通気口に溜まったほこりにも層を作り、まるで何年もの間、そこで空気を吸い込んでいるかのようにするなど細部までこだわりました」と、プロダクションデザインについてもスコセッシ監督の希望に応えるため、細部まで努力を惜しまなかったことを明かしている。本作は、アカデミー賞3部門を受賞したNetflixオリジナル映画『ROMA/ローマ』同様、今後の映画賞レースを席巻すると注目を集めている。Netflixオリジナル映画『アイリッシュマン』は11月27日(水)よりNetflixにて全世界同時配信開始。アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】アイリッシュマン 2019年11月27日よりNetflixにて全世界同時配信開始
2019年11月25日アカデミー賞受賞のオリヴィア・コールマン、レイチェル・ワイズ、エマ・ストーンの競演で贈る『女王陛下のお気に入り』。そのブルーレイ&DVDリリースに先駆け、豪華女優陣に負けず劣らずの装いを披露しているニコラス・ホルトに注目した特別映像がシネマカフェに到着した。豪華絢爛の英国王室に渦巻く、女性たちの愛と嫉妬、裏切り、野心を描いた本作。ニコラスが演じたのは、病気がちで気まぐれなアン女王(オリヴィア)に代わって権力をふるうレディ・サラ(レイチェル)と対立するロバート・ハーリー。国内経済のためフランスとの戦争には反対しており、戦争推進派のレディ・サラの動向を探るべく、又従兄妹であるアビゲイル(エマ)を利用しようとする横柄で傲慢な政治家だ。3人の女性たちに絡むキャラクターであり、出番も多めだが、劇場公開時から「TLがニコラスホルトでざわざわしっぱなし」と話題を呼んでいたのは、やりすぎともいえるハーリーのいでたち。「なんだこの愛着しかわかないビジュアルは?合格」「また白塗りになってる!!!!似合うな!!!」「ばっちり化粧でキメてるニコラスホルトが可愛くて可愛くて」「ニコラスホルトの『男は美しくなくては』がキいてました」「それにしてもニコラスホルトが可愛いかった」などなど、SNS上にはニコラスも強烈な印象を放っていたという声が続々とアップ、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』以来の白塗りメイクも注目を集めていた。白塗り+カツラ+ハイヒールのニコラス・ホルトは必見!今回の映像では、「18世紀の男性の装いは女性よりもはるかに派手だった」と語るヨルゴス・ランティモス監督や、本作の衣装デザインを担当しアカデミー賞にノミネートされたサンディ・パウエルほか、ニコラス本人らキャストたちもド派手な衣装やメイクについてコメント。188cmのニコラスが8センチヒールを履きこなし、白塗りメイクにカツラ、大げさなレースだらけの衣装を着けた姿を「最高だったわ」とエマが語れば、「まるでスーパーモデルよ」とレイチェル。「思わずとろけそうになった」と打ち明けている。『女王陛下のお気に入り』は5月24日(金)より2枚組ブルーレイ&DVDリリース、5月15日(水)より先行デジタル配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Fox
2019年05月10日いつの時代も女の子たちをワクワクさせてくれるディズニーの魔法。その秘密は芸術品という言葉がふさわしい、デザイナーや職人のこだわりが詰まったドレスにある。そこで、本日3月3日の「ひな祭り」に、憧れの“絢爛ドレス”が登場するディズニー・ライブアクション作品をピックアップ。■個性あふれる豪華なドレスが次々登場!『くるみ割り人形と秘密の王国』『くるみ割り人形と秘密の王国』に登場する主人公・クララ(マッケンジー・フォイ)は、好奇心旺盛な女の子。一方で、「女性は女性らしく」という昔ながらの風潮には違和感を抱き、理解者だった母を亡くしたことで自信も失っている。そんなクララが<秘密の王国>に足を踏み入れ、持ち前の個性を発揮し、自分らしさを取り戻す姿が印象的な本作。そんなクララの冒険と成長を後押しするのが、豪華なドレスの数々!冒頭のパーティ会場で着るパープルのドレスに始まり、“お菓子の国”のシュガー・プラムが用意してくれたビクトリア様式のドレスは、パールやゴールドをあしらったゴージャスな1着。また、オモチャの兵隊をイメージした衣装は、彼女の芯の強さを物語る。さらに、クライマックスで着用するドレスには、なんと2,500個のスワロフスキーが施され、クララの知性と美しさをより一層輝かせている。これらの衣装を担当したのは、アカデミー賞衣裳デザイン賞を2度受賞しているジェニー・ビーヴァン。■映画公開後、黄色いドレスが大流行!『美女と野獣』『美女と野獣』で印象的なのは主人公のベル(エマ・ワトソン)が、野獣とボールルームで踊るシーンで着用する黄色のドレス!映画が公開された後、セレブを中心に世界中で大流行したのも記憶に新しいところ。こだわりは「踊ったときに、最も美しく見える」こと。そのため、羽根のように軽いサテンのオーガンザを黄色く染めた生地(約55m)が使用されている。表面にプリントされた金の葉の飾り、そして2,160個のスワロフスキーにも注目。また、ベルを活動的なヒロインとして描くため、コルセットは使用していない点も大きなこだわり。■目にも鮮やかなブルーのドレスが初々しい!『シンデレラ』アカデミー賞衣装デザイン賞に3度輝く“常連”サンディ・パウエルが『シンデレラ』で手がけたのは、シンデレラ(リリー・ジェームズ)が身にまとう目にも鮮やかなブルーのドレス。その上品でエレガントなフォルムは、愛に目覚めるシンデレラの初々しさを表現。王子とのダンスや、深夜12時を前にあわてて階段を駆け下りるシーンで見られるドレスの“美しい動き”にも目を奪われる。また、『シンデレラ』になくてはならないのがガラスの靴!パウエルがオーストリアのスワロフスキー本社で技術者と一緒にデザインにあたり、約150時間を経てようやく完成に至った逸品。これまで数々のプリンセスを誕生させ、人々に愛と希望、夢と感動を与えてきたディズニー・ライブアクション作品。登場する主人公たちは、常にその時代を生きる女性の姿が投影されている。新たな生活が始まる春、ぜひディズニー作品から、すてきな女性への第一歩を踏み出してみては?『くるみ割り人形と秘密の王国』は3月6日(水)よりブルーレイ+DVDセット(4,000円+税)で発売、先行デジタル配信中。『美女と野獣』MovieNEX(4,000円+税)は発売中、デジタル配信中。『シンデレラ』MovieNEX(4,000円+税)は発売中、デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シンデレラ 2015年4月25より全国にて公開© 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開© 2016 Disney. All Rights Reserved.くるみ割り人形と秘密の王国 2018年11月30日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年03月03日映画『女王陛下のお気に入り』が2019年2月15日(金)より全国ロードショー。監督はギリシャの鬼才・ヨルゴス・ランティモス、エマ・ストーン主演最新作となる。『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン主演最新作映画『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』で新境地を開いた女優エマ・ストーン。彼女の主演最新作となる映画『女王陛下のお気に入り』では、再び貴族の地位に返り咲くため必死に戦う、召使いの役を演じる。貴族へ返り咲くため戦う召使い役にエマ・ストーン演じるアビゲイルは、18世紀初頭フランスと戦争状態にあるイングランドの女王のもとに入った、新しい召使い。しかし、アビゲイルはただの召使いではなく、再び貴族の地位に登りつめたいと激しい野望を持つ人物だった。レイチェル・ワイズが女王の下で絶大な権力を振るう強者にそんなアビゲイルに惹かれたのが、レイチェル・ワイズ演じるレディ・サラ。レディ・サラは虚弱な女王・アンの幼馴染でありながら、病身で気まぐれな女王の世話をし絶大な権力を振るう強者。そんなレディ・サラと友情を育み、女王の近臣としてサラを手助けするアビゲイル。レディ・サラがサポートしてくれるものの、アビゲイルの行く手には数々の試練が待ち受けていた。共演はレイチェル・ワイズ&オリヴィア・コールマン共演はオスカー女優のレイチェル・ワイズ。ゴールデン・グローブ賞/エミー賞に輝く名女優オリヴィア・コールマンが女王役を担当する。また、実力派に加え、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィンといった、フレッシュな英国俳優たちの登場も作品の魅力の一つだ。監督は“ギリシャの鬼才”ヨルゴス・ランティモスメガホンをとるのは、『ロブスター』でカンヌ映画祭 審査員賞、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』でカンヌ映画祭 脚本賞を受賞した、ヨルゴス・ランティモス。今最も注目されるギリシャの鬼才と呼ばれる人物だ。ベネチア映画祭&ゴールデングローブ賞で快挙、オリヴィア・コールマンが主演女優賞受賞なお、映画『女王陛下のお気に入り』は、第75回ベネチア映画祭のコンペ部門で、FOXサーチライト配給作品として出品されワールドプレミアを実施。審査員大賞の“銀獅子賞”を受賞した他、オリヴィア・コールマンが“女優賞”を受賞し、W受賞となった。またアカデミー賞の前哨戦となる第76回ゴールデングローブ賞においては、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、女優賞(オリヴィア・コールマン:ミュージカル・コメディ部門)、助演女優賞(レイチェル・ワイズ、エマ・ストーン)、脚本賞(デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ)の主要賞4部門5ノミネート。授賞式では、オリヴィア・コールマンが主演女優賞の受賞を果たした。アカデミー賞で最多10部門にノミネート新たに発表された第91回アカデミー賞においては、作品賞、監督賞(ヨルゴス・ランティモス)、主演女優賞(オリヴィア・コールマン)、助演女優賞(レイチェル・ワイズ、エマ・ストーン)、脚本賞(デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ)、編集賞(ヨルゴス・モヴロブサリディス)、衣裳デザイン賞(サンディ・パウエル)、美術賞(フィオナ・クロムビー)、撮影賞(ロビー・ライアン)の9部門10ノミネートの快挙。ついにアカデミー賞も本格的になり、この賞レースから目が離せない。エマ・ストーンら着用の舞台衣装が六本木に第91回アカデミー賞で『女王陛下のお気に入り』『メリー・ポピンズ リターンズ』のWノミネート中の衣裳デザイナー、サンディ・パウエルの衣装展が、2月6日(水)より、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催。オリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズが『女王陛下のお気に入り』の撮影で実際に着用した舞台衣装が展示される。ストーリー18世紀初頭、フランスとの戦争状態にあるイングランド。虚弱な女王、アン(オリヴィア・コールマン)が王位にあり、彼女の幼馴染、レディ・サラ(レイチェル ・ワイズ)が病身で気まぐれな女王を動かし、絶大な権力を振るっていた。そんな中、没落したサラの従妹アビゲイル(エマ・ストーン)が召使いとして参内し、その魅力がレディ・サラとアン女王を引きつける。レディ・サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を伺っていた。戦争の継続をめぐる政治的駆け引きが続く中、急速に育まれるサラとの友情がアビゲイルにチャンスをもたらすが、その行く手には数々の試練が待ち受けていた。【詳細】映画『女王陛下のお気に入り』公開時期:2019年2月15日(金)監督:ヨルゴス・ランティモスキャスト:エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ、オリヴィア・コールマン、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィン2018年/アイルランド・アメリカ・イギリス映画配給:20世紀フォックス映画原題:The Favourite
2018年07月29日人気女優エル・ファニングとNetflix『心のカルテ』のアレックス・シャープが、遠い星から来た美少女とパンク好きなのに内気な少年を演じ、二度とない恋に落ちる『パーティで女の子に話しかけるには』。本作で、“親友”ジョン・キャメロン・ミッチェル監督のために参加し、いまだかつてない強烈な役どころを演じているニコール・キッドマンのインタビュー映像がシネマカフェに到着した。映画が製作されたイギリス・アメリカに先駆け、日本で世界初公開となる本作。1977年のロンドン郊外を舞台にした物語で、ニコールが演じるのは、この界隈のパンクシーンのボス的存在であるボディシーア。かつては「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」に勤めていたが、服の色でモメてクビになり、パンクロックバンド「セックス・ピストルズ」のジョニー・ロットンや「ラモーンズ」のディー・ディー・ラモーンらとも親交があったという役どころだ。映像では、舞台出演のためにロンドンに滞在していたところを親友でもあるミッチェル監督から出演のオファーを受けたと語るニコール。「もちろん!あなたのためなら何だってやるわ!」と出演を即決したことを明かす。これまであらゆる役どころを演じてきたニコールだが、ここまで本人のイメージとかけ離れたブッ飛んだキャラクターを演じるのは稀。ニコール自身、自分であれば、ほかの女優に当たっているであろうと語り、「ジョンの大胆なところが大好き」と監督の魅力を語る。また、アカデミー賞3度受賞を誇るサンディ・パウエルが衣装デザインをした、こだわりの70年代イギリスのパンク・ファッションも本作の見どころの1つだが、パウエルから衣装とヘアスタイルを提示され「どうしよう、これはすごい!って」と興奮したことを改めてふり返っている。そしてインタビューに続いて登場するのは、インパクト大の本編映像。ボディシーアがパンク小僧相手に“お下品”ワード連発、ものすごい剣幕で怒鳴り散らし、ビンタまで繰り出している。インタビューに答えるニコールの姿からはとても想像つかない強烈さだが、その女優魂には脱帽のひとこと!この場面のみならず、ニコールがこの役を心から楽しんで演じていることがスクリーンから伝わってくるかのよう。さらに、ニコールは主演のエルについて、「とてつもない才能の持ち主。10年後、20年後に女優としてどうなってるのか、見届けるのが待ちきれないわ」とべた褒め。2人は、2月公開のソフィア・コッポラ監督作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』でも共演しているが、初共演となった本作では、ボディシーアが遠い星からやってきた少女ザン(エル)のよき理解者として、“パンク”という生き方を教えていく重要なシーンでの共演もあるので、ぜひ注目してみて。公開初日には本作の全ての上映劇場で、先着で<オリジナルステッカー>をプレゼント(数量限定/なくなり次第終了)。劇中のエルの熱唱シーンをモチーフに、「セックス・ピストルズ」のシンボルカラーであるイエロー&ピンクの賑やかなデザインに、ザンが恋に落ちるパンク好きの少年エンに投げかける「DO MORE PUNK TO ME(もっとパンクして)」という出会いの言葉がプリントされた“パンク”なものとなっている。『パーティで女の子に話しかけるには』は12月1日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月30日映画『パーティで女の子に話しかけるには』が、2017年12月1日(金)、日本で公開される。名作『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェルが監督を担当。製作されたイギリスとアメリカでは2018年の公開が予定されており、日本が世界初公開となる。舞台はセックス・ピストルズが活躍した70年代ロンドン舞台はセックス・ピストルズ、ストラングラーズ、クラッシュなどが活躍し、パンクが爆発的な盛り上がりを見せていた77年のロンドン郊外。音楽、そしてファッションと”セディショナリーズ”と呼ばれる伝説的なショップを中心に、ヴィヴィアン・ウエストウッドやマルコム・マクラーレンが活躍していた時代だ。そんな中、パンクだが内気なエンは、遠い惑星からやってきた美しい少女ザンと出会う。エンはパンクやそのファッションに共感してくれるザンに魅かれていく。リミット48時間の恋を音楽やこだわりぬいたファッションなどとともに描いていく。『パーティで女の子に話しかけるには』キャスト少女ザンをエル・ファニング少女ザンを演じるのはエル・ファニング。最近では『20センチュリー・ウーマン』や『ネオン・デーモン』に出演。またソフィア・コッポラやウディ・アレンの新作も控える若手人気女優だ。少女ザンにとって初めて見る地球、初めて聞くパンクやそのファッション。エルは、パンクの知識がなく今のヴィヴィアン・ウエストウッドのファッションが当時のパンクだと思っていたそうだが、その勘違いが演技に役立ったと語っている。なぜならザンはパンクを全く知らないのだから…パンクにハマるエンをアレックス・シャープパンク高校生エンは、舞台「夜中に犬に起こった奇妙な事件」で2015年に史上最年少でトニー賞主演男優賞を受賞した実力派俳優アレックス・シャープが演じる。『パーティで女の子に話しかけるには』では、傷つきやすくも時に生意気な少年を美しく演じた。以前ヴィヴィヴァンの服を売っていたボディシーア役にニコール・キッドマンニコール・キッドマンが演じるボディシーアは、元ヴィヴィアン・ウエストウッドの元で働いていたという地元のパンク・クラブの風変わりなオーナー。若きパンクロッカーたちを仕切るボス的存在だ。衣装デザインはサンディ・パウエルもちろんファッションも注目ポイント。過去3作品で、アカデミー衣裳デザイン賞を受賞、最近では『シンデレラ』 、『キャロル』を手掛けたサンディ・パウエルが担当している。サンディは、意外にも当時ロンドン・パンク界に身を置いていたそうで、当時を再現するようにリアルな衣装を心掛けたという。コラボレーションアイテムが登場映画の公開に併せたコラボレーション企画がアパレルショップを中心に行われる。セレクトショップアメリカンラグシー(AMERICAN RAG CIE)では、映画とのコラボレーションアイテムを発売。映画オリジナルのTシャツ、トートバック、ジャケットなどが店頭へ並ぶ。いずれも劇中でエンが描くキャラクターやアニメーションをプリントしたポップなデザインだ。さらに、映画の世界観をイメージして、トータルビューティーサロンukaではオリジナルネイルが登場、カフェ&クリエイティブ「サナギ」新宿店では、オリジナルドリンクが発売される。劇中に衣装を提供したヴィヴィアン・ウエストウッドは、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の来日PR時にもトータルコーディネートを行った。『パーティで女の子に話しかけるには』あらすじパンクなのに内気な少年エンは、偶然もぐりこんだパーティで、反抗的な瞳が美しい少女ザンと出会う。大好きなセックス・ピストルズやパンク・ファッションの話に共感してくれるザンと、たちまち恋におちるエン。だが、ふたりに許された自由時間は48時間。彼女は遠い惑星へと帰らなければならないのだ。大人たちが決めたルールに反発したふたりは、危険で大胆な逃避行に出るのだが…。作品情報『パーティで女の子に話しかけるには』監督・脚本:ジョン・キャメロン・ミッチェル原作:ニール・ゲイマン「パーティで女の子に話しかけるには」衣装:サンディ・パウエル『キャロル』、『ベルベット・ゴールドマイン』出演:エル・ファニング、アレックス・シャープ、ニコール・キッドマン公開日:12月1日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー(c)COLONY FILMS LIMITED 2016■コラボレーション商品情報・アメリカンラグ シー オリジナルグッズ販売販売店舗:アメリカンラグ シー店舗(新宿、ルクア大阪、名古屋、京都BAL、札幌ステラプレイス、オフィシャルオンライショップ)販売日:2017年12月1日(金)Tシャツ 3,500円+税 (色:ブラック、ホワイト/サイズ:S、M、L )※ユニセックストートバッグ 3,500円+税 (色:ホワイト、レオパード、ピンク)ヴィンテージリメイクMA-1ジャケット 80,000円 (色:カーキ/サイズ:M、L)※新宿フラッグス店では、映画をイメージしたディスプレイ展開。大阪、名古屋、京都、札幌店でも商品をコーナー展開。・トータルビューティーサロン「Cu by uka」映画をイメージしたオリジナルネイルデザイン2種類を展開。抽選で劇場鑑賞券を5組10名にプレゼント(施術した人または商品を購入した人限定)映画の半券提示で、先着15名に映画オリジナルグッズ&ukaシャンプー&ヘアートリートメントのサンプルをセットでプレゼント実施期間:2017年11月18日(土)~12月17日(日)実施店舗:Cu by uka二子玉川店Cu、 by uka梅田店、S.COEURCu×枚方T-SITE店・「サナギ」新宿店映画をイメージしたオリジナルドリンクを作成。販売期間:2017年12月1日(金)~12月29日(金)※販売期間は予告なく変更になる場合あり※11月25日(土)より、店内にて予告映像も上映。
2017年11月13日『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の原作・監督・脚本・主演を務めたジョン・キャメロン・ミッチェル待望の最新作『パーティで女の子に話しかけるには』。1977年のロンドン郊外が舞台となる本作で、内気な少年エン(アレックス・シャープ)と遠い惑星からやってきた美しい少女ザン(エル・ファニング)を結びつけるのは、“パンク”。今回、そのパンクファッションについて、3度のアカデミー賞に輝くサンディ・パウエルが見どころを語ってくれた。現在ではファッションアイコンとしてとらわれがちな“パンク”だが、70年代当時は「ムーブメントであった」と、本作で衣装デザインを務めるロンドン出身のサンディ・パウエルは言う。『恋におちたシェイクスピア』『アビエイター』『ヴィクトリア女王 世紀の愛』でアカデミー賞衣装デザイン賞に3度輝き、『ベルベット・ゴールドマイン』『キャロル』に『シンデレラ』など9度にわたって同賞にノミネート。サンディが“関わればアカデミー賞”といっても過言ではない、現代の映画界にはなくてはならない存在の1人だ。パンクに影響を受けた異端の映像作家デレク・ジャーマン監督の衣装デザインを手掛け、自身もロンドン・パンク界に身を置いていたサンディが本作で目指したのは、“リアルなパンク”。「観客が少しでも遠い惑星の存在を信じるためには、地球が現実的な世界でなくてはならないと思ったの。この映画のパンクは、いまの人が思い描く多色な髪の毛や大きなモヒカンではなく、もっと初期のころの制服を切り裂き、自分の持っているものを利用していたパンクよ。ファッションではなくムーブメントだったころの」とこだわりを語る。摩訶不思議なパーティにもぐりこんだエンが、遠い惑星からやってきたザンと初めて会うのは、彼女が属するコロニーの規律に嫌気がさし、身に着けていた服をハサミで切り裂き、まさに“パンク”しようとしていた瞬間だ。ザンが身に着けているラテックス製のワンピースは、いま見てもファッショナブルでキュート。ザンたち惑星の人々のビジュアルについてサンディは、「サブカルに見えつつ、魅力的な若者のグループである必要があった」と語り、エリザベス女王即位25周年の式典に、彼らが本物そっくりのユニオン・ジャックの雨用ポンチョを着てうまく溶け込もうと試みるのも、彼女ならではの天才的発想といえる。ちなみに、エル・ファニングはそのワンピースについて、「この衣装を着るには、2人に手伝ってもらう必要があったのよ。ローションを塗ってするっと簡単に着られるようにしたり…毎回おおごとだったわ」とふり返って笑う。また、ザンがひょんなことからステージに立ち、エンと一緒にライブを行う場面があるが、ザンのトップスは、プラスティックのごみ袋で編み上げられたユニークな衣装になっている(この衣装は、撮影中にライトの熱で何度も解けて大変だったとか)。普段では使わない素材を衣装に取り入れるという意味では、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のクライマックスのライブシーンにも繋がる。この場面でミッチェル監督自身が演じるヘドウィグが着ているのは、包装ビニールを体にグルグルに巻き付けた衣装で、ライブ中についに壊れてしまったヘドウィグは、それを自ら引き裂いてしまう。そして本作でも、このライブの終盤、ザンとエンの今後を左右する決定的な出来事が起こり、この場面にはミッチェル監督の思いが詰まっていると言えそう。さらに、エンと逃避行に出た後のザンのトレードマークとなるヴィンテージのコートは、シェフィールド(イギリス・イングランド中央部にある工業都市)の古着屋から調達したこだわりの1品。また、本作にはオスカー女優ニコール・キッドマンが、若きパンクロッカーたちを仕切るカリスマ的存在ボディシーア役で出演しているが、かつては「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」に勤めていたが、服の色でモメてクビになったという役どころだけあり、彼女の衣装もアナーキーを体現したようなぶっ飛んだものばかり。ニコールも、パウエルが自分のために考えたスタイルを見て興奮を隠せなかったという。そのほか、英国でパンクが爆発な広がりを見せていた、まさにその渦中にティーン時代を過ごしていたサンディならではの“リアルなパンク”。エンとザンの恋の行方とともに、魅力的なファッションもチェックしてみて。『パーティで女の子に話しかけるには』は12月1日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月12日名作『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェル監督が手掛け、人気女優エル・ファニングが出演する『パーティで女の子に話しかけるには』。この度、映画が製作されたイギリス・アメリカに先駆け、新場面写真が一挙世界初公開された。1977年のロンドン郊外を舞台に描く本作では、音楽だけを救いに冴えない毎日を送っていた内気な少年エン(アレックス・シャープ)が、パーティで出会ったエル演じる美しい少女ザンと恋に落ちる…。解禁された場面写真では、恋する2人の思わずキュンとしてしまう2ショットがお披露目。また、黄色いワンピースを着たザンが、自らハサミを入れようとする“パンク”なシーンや、ニコール・キッドマン扮する、かつて「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」で働いていたという、若きパンクロッカーたちを仕切るボス的存在であるボディシーアの姿も!挑戦的なニコールのビジュアルは必見だ。また本作は、アカデミー衣装デザイン賞を何度も受賞しているサンディ・パウエルの手掛ける“パンク・ファッション”も見どころのひとつ。エンとザンはパンクファッションを自分流にカスタマイズできる缶バッチをたくさん身に着けており、中でも注目したいのが、劇中でエンが描く漫画のキャラクターで冴えない人々にパンクなスピリットを感染させていくという“ウイルス・ボーイ”の缶バッチ。今回、この劇中に登場する「オリジナル缶バッチセット」付きに劇場鑑賞券(ムビチケカード)が、9月23日(土)より発売決定。数に限りがあるので、欲しい方はお早目に劇場へ。『パーティで女の子に話しかけるには』は12月1日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年09月21日50年代のニューヨークを描いた映画『キャロル』。アカデミー賞に衣装デザインで3度も輝いたサンディ・パウエルが衣装を手掛けていることもあって、ファッション好きには堪らない作品となりそう。今回は映画の主人公キャロルとテレーズのヘアとリップにフィーチャー。当時のレトロでモダンなヘアスタイルから、現代風のアレンジメント、リップの色や塗り方などを動画で詳しくご紹介します。■短めバングがトレードマークのテレーズ。劇中で登場する“ヘアバンド”を主役にしたヘアスタイルと、太眉を引き立てるガーリーなリップ【STEP1】50年代のクラシックなヘアスタイル1. 髪全体にブローしてください。この時、艶を出し、面を整えることを意識しながら行うことが重要です。2. 耳が出るようにターバンを巻きます。その後、前髪をフワッと内巻きにしたら、両サイドも同じように内巻きにします。3. 前髪を内巻きにするのは、ターバンによってはペタッとなりやすくなるのを防ぐため。このヘアスタイルの鍵は、ふわっとした前髪。彼女のキュートさを一層際立たせます。4. 仕上げに用いる、つや出しのスプレーは、ファイバー入りのタイプを選ぶのがベスト。ヘアスタイルの美しさをキープしてくれます。【STEP2】ガーリーに仕上げるピンクベージュのリップピンクベージュのリップを唇の輪郭に沿ってつけます。ピンクベージュは、しっかりと描いた眉毛を引き立てる色。そんな主張しすぎない色に、テレースのようなピュアな心を表すかのようなマットな質感が素朴な内面を投影しています。【STEP3】50年代のヘアから、現代のナチュラルヘアにアレンジ1. ヘアバンドで耳をすっぽりと覆い隠します。2. くるんと内巻きにした前髪は横に流しましょう。3. 毛先にニュアンスを持たせることで、ヘアスタイルに動きを加えたら、完成です。【使用アイテム】保湿力のあるヌードメイキングクリーム「GARDEN ideal SERIES LALA」(2,000円)バングをしっかり作るヘアワックス「GARDEN ideal SERIES Tot」(1,800円)使用リップ「レトロ マット リキッド リップカラー レディ ビー グッド」(M・A・C / 3,600円) Text&Telop: 渡部玲
2016年03月15日50年代のニューヨークを描いた映画『キャロル』。アカデミー賞に衣装デザインで3度も輝いたサンディ・パウエルが衣装を手掛けていることもあって、ファッション好きには堪らない作品となりそう。今回は映画の主人公キャロルとテレーズのヘアとリップにフィーチャー。50年代ニューヨークののレトロでモダンなヘアスタイルから、現代風のアレンジと印象的な赤リップの色や塗り方などを動画で詳しく紹介します。■50年代のファッション誌から飛び出したような、クラシックでモダンなスタイルのキャロル。女性が憧れるような艶感のある雰囲気に仕上げるヘア&リップ【STEP1】50年代のクラシックなヘアスタイル1.下準備として、髪全体にカールをキープしやすくするヘアスプレーを行き渡らせます。2.毛束をとってヘアアイロンで巻き込み、ピンで固定させる。これを髪全体に繰り返し行います。ヘアアイロンは26mmがベストですが、一般的な32mmでもOK!3.ピンをつけたままの状態で、冷風を当てることでカールをしっかりと持続させ、固定することができます。多少、面倒でも端折ることなく行いましょう。4. 前髪をリバースしながら巻き、アイロンで形付けます。5. 全体のバランスを見ながら、落ちないようにピンを留めたら、ホールド力のあるスプレーで髪全体にスプレーしてください。この時、後ろの髪よりも両サイドの巻きがしっかりできていることを確認しながら行うのがポイントです。6. 留めていたピンを外せば、完成です。【STEP2】プロが教える、赤リップの塗り方をマスターチェリーレッドのような赤いリップをチップのまま、ラフに唇の上に乗せていきます。唇の輪郭をあまり意識せず、力を抜きながら彩色します。僅かな青みを感じさせるクラシックでモダンな印象の口もとが内に秘めた女性性を引き出すリップメイクです。【STEP3】50年代のヘアから、現代のボリュームあるナチュラルヘアにアレンジ1. 手で空気を入れるような感覚で、髪全体をほぐしていきます。2. 無造作に崩した髪に、手でつまむような要領でファイバーワックスを全体につけていきます。3. ポイントは、分け目。コントランストをはっきりとつけないように意識しながら、自然なニュアンスになるように仕上げてください。【使用アイテム】ツヤ感を出すブロー前のヘアオイル「GARDEN ideal SERIES Anica」(2,900円)毛先をなじますワックス「GARDEN ideal SERIES mia」(1,800円)使用リップ「レトロ マット リキッド リップカラー フィールズ ソー グランド」(M・A・C / 3,600円) Text&Telop: 渡部玲
2016年03月15日2月11日より公開されるケイト・ブランシェット主演の映画『キャロル』と、今年20周年を迎える伊勢丹のリ・スタイルから生まれたファッションブランド・ルーガ(LUGHA)がコラボレーションするポップアップイベントが、1月27日から2月1日まで伊勢丹新宿店本館3階で開催される。『キャロル』は、アメリカの人気作家パトリシア・ハイスミスが別名義で発表した大ベストセラー小説が原作。1952年のニューヨークを舞台に、高級百貨店でアルバイトする若きテレーズと、この上なく美しき魅惑の女性キャロルが出会うところから物語が始まる。監督は鬼才トット・ヘインズが務め、実力派若手女優ルーニー・マーラと、アカデミー賞の常連である大女優ケイト・ブランシェットの競演が話題を呼ぶ。また50年代のニューヨークを美しく再現した衣装や作品を引き立てる名曲の数々も脚光を浴び、本年度アカデミー賞最有力候補と名高い作品だ。物語の中で2人が出会った場所が百貨店であることから、今回のコラボレーションイベントを企図。劇中で描かれる50年代のニューヨークの世界観を、ファッションで表現する。ルーガはクラシカルなレースをあしらったドレスなど、映画からインスパイアを受けてデザインされた新作コレクションを紹介。また、代官山のヴィンテージショップ、エヴァ ファッション アート(EVA fashion art)のオーナー・宮崎聖子氏が、世界中を巡って買い付けた50年代のヴィンテージアイテムの中から、映画に登場する2人のキャラクターをイメージしてセレクトしたアクセサリーや小物なども販売する。会場ではビリー・ホリディやジョー・スタッフォードといった本作の魅力を盛り上げる音楽がBGMで流れ、劇中でキャロルが着用しているサルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)のシューズや、衣装デザインを手掛けたデザイナー、サンディ・パウエルのデザイン画を始め、印象的な映画のシーンを切り取ったパネルが展示される。また会期中の29日には、雑誌・テレビで活躍する著述家・湯山玲子を迎え、1日限りの招待制のスペシャルパーティー「キャロルナイト」を開催。ミュージシャンの野宮真貴をゲストにトークセッションを行う他、コスメブランドM・A・Cと、人気ヘアサロンGARDENのトップスタイリストが集結し、クラシカルな女優気分が味わえるヘアメイクを伝授するなど、様々なコンテンツを用意している。
2016年01月19日誰もが知る物語を心に残る感動のストーリーと圧倒的な映像美で蘇らせ、日本中を夢中にさせた大ヒット映画『シンデレラ』が、本日8月12日(水)よりデジタル先行配信が開始、9月2日(水)にはMovieNEXで発売される。このほど、デジタル配信スタートに合わせて、劇中の見どころの1つとなっていた豪華絢爛な舞踏会の裏側に迫るスペシャル映像が解禁された。今春より公開され、興行収入57億1千万円(8月9日付)超えの大ヒットを記録した本作。ガラスの靴やカボチャの馬車、魔法のドレスに豪華絢爛な舞踏会…有名なシーンやアイテムの数々を圧倒的な映像美で映し出し、話題を呼んだ。さらに、新星女優のリリー・ジェームズが演じた“勇気と優しさ”を持った行動的な新しいシンデレラ像が、世界中のファンに愛されたことも、大ヒットに繋がった。今回届いた映像は、そんな本作の大きな見どころである、壮大でゴージャスな舞踏会の舞台裏。「みんなきれいで、魔法みたい!」と興奮気味に語り、華麗なダンスを披露するのは、海外ドラマ「ダウントン・アビー」から抜擢されたシンデレラ役のリリー。彼女を始め、「ダウントン・アビー」では料理人のデイジーとして知られるソフィー・マクシェラら、キャスト陣が笑顔で撮影している様子や、ケネス・ブラナー監督のこだわりを確認することができる。ちなみに、シンデレラの舞踏会用ドレスには約247m以上の生地が使われ、1万個以上のスワロフスキー・クリスタルが散りばめられ、撮影には全く同じドレスが9着使用されたという。アカデミー賞「衣装デザイン賞」受賞デザイナー、サンディ・パウエルによってつくられたこのドレスは、着用したリリーいわく「見ているだけで破れそう」なほど繊細で、踊るのに相当に苦労した様子。また、そんなシンデレラをリードする王子役のリチャード・マッデンは、なんと撮影までダンス経験がなく、レッスンを重ねて習得したというから驚きだ。こうした舞台裏をのぞいてから映画本編を見れば、『シンデレラ』がいかに細部に渡って作りこまれた作品か実感できるはず。なお、8月12日(水)より、限定映像の視聴やプリントアウトして遊べる迷路、オリジナル壁紙のダウンロードなど、『シンデレラ』MovieNEXのコンテンツを一足先に無料体験できる“MovieNEXワールド かんたんおためしページ”も公開されているから、ぜひチェックしてみて。『シンデレラ』はデジタル先行配信中、MovieNEXは9月2日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シンデレラ 2015年4月25より全国にて公開(C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年08月12日2015年オープニング成績で洋画1位の大ヒットスタートを切った実写映画『シンデレラ』(公開中)の豪華な舞踏会シーンがこのほど、公開された。公開された映像は、豪華な宮殿のセットや、踊るたびにふわりと揺れる美しいドレスなどが輝きを放つ舞踏会のシーン。色とりどりのドレスに身を包んだ大勢の来賓たちに交じって、幸せそうに踊りを楽しむシンデレラ(リリー・ジェームズ)と王子(リチャード・マッデン)は、突如会場から走り去っていく。2人の娘を売り込もうと必死になっている継母の姿も見られる。映画の世界観を盛り上げる豪華な衣装を担当したのは、『恋におちたシェイクスピア』(99)、『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(09)などでアカデミー衣裳デザイン賞を3度受賞したサンディ・パウエル。彼女は、クラシック・アニメーション『シンデレラ』が作られた19世紀を意識した衣装にしたら面白いと考え、自由な発想でデザインを考えた。最大のチャレンジは、舞踏会のドレス。特にシンデレラは、普通の"召し使い同然の扱いを受ける娘"にふさわしい格好にしながらも、舞踏会では最も光り輝く女性として目立つ存在になるよう試行錯誤した。サンディ・パウエルは「あのドレスはとても賢い方法で設計されているから、たしかにボリューム感はすごいけれど、実際にはとてもバランスの行き届いた服に仕上がっているわ」と解説。「この舞踏会の中にあって、最も飾り立てられた服でもなければ、最もキラキラと輝いている服でもなければ、最も贅(ぜい)をつくした服でもないけれど、最も美しいものでなければならなかったの」と言い、「そこのところがかなりのチャレンジだったわね」と振り返る。また、「私はこのドレスに何らかの装飾をほどこしたいと思っていたけれど、どうすべきか思いつかずにいたわ」と悩んだと告白。「そんなとき、蝶々を使うというアイデアが浮かび、最終的に、私たちは、フェアリー・ゴッドマザーが作り出したドレスに小さな蝶々たちがとまり、それがこのドレスの装飾として一体化するというアイデアに行き着いたの」と語った。(C)2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月27日世界一有名なプリンセスを演じたことでリリー・ジェームズも世界から注目される存在に──。リリーの演じる新しいシンデレラは何を伝えたいのか?今の時代にどうして『シンデレラ』を映像化するのか?その答えは女性の生き方の変化にあった。優しい両親から大きな愛情を注がれて育ったシンデレラ。両親の亡きあとも、母が遺した「勇気と優しさを忘れないで」という言葉を信じて行動するとても気立てのいい女性、どんなに継母にイジメられても耐えるとても我慢強い女性だ。そこまでは、これまで描かれてきた『シンデレラ』と同じ。新たな『シンデレラ』が異なるのは、自ら「舞踏会に行きたい」と願う意志とその理由がより強く描かれていること、王子と単に恋に落ちるのではなく相手の内面に惹かれて好きになること。優しさはそのままに活発で力強い女性像がプラスされている。そんなパーフェクトなヒロインに大抜擢されたリリー。主演決定の通知を受け取った時、「あまりに驚いて叫んじゃったのよ!」と瞳を輝かせる。「ちょうど『ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~』(TVシリーズ)の撮影中にケネス・ブラナー監督から電話があったの。いつもはエージェントから“次はこの役が決まったよ”って連絡がくるから、なんで監督が私に電話を?ああ、きっと選ばれなかったから慰めの電話なのかも…って出たら、その逆だったの。傍にいたドラマのキャスト&スタッフが、いったい何ごとだ!?って驚くほど大きな声で叫んじゃって。ただ、その時はまだシンデレラを演じることを公言できなくて…。黙っているのは拷問のようだったけど、もちろんうまく嘘の演技をしたわ(笑)」。夢のような役を手にした喜びと興奮がいったん落ち着くと「やっぱり私には荷が大きすぎるのでは?」という大きなプレッシャーも生まれ、「プリンセスを演じることは恐いことでもあるんだって気づいたの」と静かに語る。けれど、そう言いつつもしっかりとプレッシャーと向き合い、乗り越えてしまうのが“選ばれし者”。どう乗り越えたのだろうか?「私はどこか完璧主義なところがあって、何でも自分でコントロールしたいって思うタイプだったの。シンデレラを演じるプレッシャーもコントロールしようとしたけれど、撮影中、もしかして私はプリンセスとかけ離れているんじゃないかって、落ち込んだことがあったの…」。そんなリリーに手を差し伸べたのは、映画の中でシンデレラに魔法をかけるフェアリー・ゴッドマザー役のヘレナ・ボナム=カーターだった。「彼女は、そういう日が一週間に一日くらいあってもいいのよ、落ち込むから人間らしいのよ、自分を許してもいい、自分に優しくしてもいいのよって。彼女の言葉に救われたわ。ケネスもとても優しくて心が広い監督。私が自信を失いそうになるといつだって温かく接してくれた。自分で抱え込まずに監督にすべてを委ねようって思えたの。本当に温かい現場だったわ」。このエピソードからもリリーがどれだけ強い女性なのか、どれだけ人に愛されている女性なのかが伝わってくる。彼女がシンデレラ役に選ばれたのはこういうことなのだろう。そして、心も美しければドレスも美しい!リリーが纏うブルーの魔法のドレスは、アカデミー賞に3度輝く衣裳デザイナー、サンディ・パウエルによるもの。「このブルーの色、大好きなの!」と、ドレスについて説明するリリーの声が弾む。「あのブルーの色はまるで海を象徴していると思わない?ドレスは薄いシルクが何層にもなっていて、ブルーだけじゃなく紫がかったブルー、ターコイズや緑やシルバーがかったブルー、いろんなタイプのブルーが重なっていて、動きにあわせて色が変わる。まるで水彩画のようなの。ただ、ものすごく美しいドレスだけど、難点はかなり重たいことね(苦笑)。一度あのドレスを着てしまうと座ることはできないし、エクササイズをしているような感じだったわ」。王子(リチャード・マッデン)とダンスを踊るシーンは見とれてしまうほど華麗だが、ドレスの裾をうっかり踏んでしまわないようにマッデンとの呼吸を合わせてのダンスは想像以上に大変だったそう。また、忘れてはならないのは“ガラスの靴”。「素敵な靴は素敵な場所に連れて行ってくれる」という言い伝えがあるように、ガラスの靴によってシンデレラは王子と再会を果たす、特別な存在だ。もちろんガラスの靴も美しい。ちなみにこの日、リリーが身につけていたのは「ジミー・チュウ(JIMMY CHOO)」の靴だった。「このデザインはどんな服にも合うから大好きなの!実は、ガラスの靴にちなんでジミー・チュウをはじめサルヴァトーレ・フェラガモ、ポール・アンドリュー、総勢9人のデザイナーがそれぞれガラスの靴を作ってくれたの。私もその9足をプレゼントしてもらったんだけど、ものすごく感動したわ!」。このあどけなさ、この天真爛漫さがリリー・ジェームズの魅力であって、彼女がそんな風にいられるのは「家族のおかげ」だと言う。「私の両親も、シンデレラの両親と同じくらい愛を注いで育ててくれた。何をやってもどんなことがあっても、もちろん今だってサポートしてくれる。帰る場所があるという安心感はとても大きいわ。私には兄と弟がいて、両親はもちろんだけど、彼らがいてくれることでたとえ世界一有名なシンデレラを演じてもふつうの女の子でいられるの」。一瞬でリリーをふつうの女の子に戻す家族の愛は、ある意味、最強の魔法かもしれない。(text:Rie Shintani/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:シンデレラ 2015年4月25より全国にて公開(C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月23日――映画の中でも存在感を放つケイト・ブランシェット演じる継母の衣装について教えてください。彼女は冷酷でいじわるな役どころなので、衣装のどこかに黒を使いました。そして、グリーンを多く使っています。私にとって、グリーンは嫉妬や強さを表す色で、可愛げや親しみのある色ではありません。強くて美しい色。まさに、悪役である継母のイメージですね。――継母の連れ子「ステップシスターズ」も、鮮やかな色彩と装飾で着飾っています。実は、彼女たちの衣装には本当に安い生地を採用しています。そうすることで、チープな輝き、つまり知性や内面からの美とは無縁のガサツな中身を表現しました。デコラティブな80年代的要素も取り入れています。例えば、2人が舞踏会に着て行くドレスには、ビビッドなカラーのドレスにメタリックなプリントを施し、さらに花のシルエットにカットした生地を重ねています。まさに、謙虚さを持ち合わせず、賢明でない姉妹を象徴するようなデザインですね。誰もが知るシンデレラのストーリーを華やかに彩る衣装は、デザインだけでなく登場人物のキャラクターを洞察することで生み出されている。彼女の手掛けた衣装は4月22日から都内2ヶ所で間近に見ることが可能。日本橋三越本店では、フェアリー・ゴッドマザーの魔法でシンデレラを美しく変身させるシーンを再現。フェアリー・ゴッドマザーの衣装と変身前のシンデレラのピンクのドレス、舞踏会にシンデレラを運ぶ馬車が展示される。また、三越銀座店ではシンデレラ、王子、継母、ステップシスターの衣装が展示される。伊勢丹新宿店<は「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」など、九つのブランドがシンデレラにインスパイアされてデザインしたオリジナルシューズを展示する(一部ブランドは受注販売可)。1/2に戻る。■サンディ・パウエルプロフィール1960年英国生まれ。「アビエイター」「恋に落ちたシェイクスピア」「ヴィクトリア女王 世紀の愛」の衣装デザインで3度のアカデミー賞に輝く衣装デザイナー。11年には映画業界の貢献を讃えられ大英帝国勲章を贈られた。
2015年04月13日4月25日に日本公開されるディズニー映画『シンデレラ』の衣装デザイナー、サンディ・パウエル(Sandy Powell)が来日。幻想的な現代のシンデレラの世界に生きるキャラクターの衣装に込められたメッセージを聞いた。――数々の歴史映画において、その時代の雰囲気を保ちながら、モダンな要素を備えた衣装を製作しています。映画のコスチュームデザインにおいて大切にしていることとは?私が映画の衣装デザインを手掛けるときは「もし私が映画の背景である時代のファッションデザイナーだったら、何をデザインするのか?」というところからイメージを広げていきます。それから、スクリーンの中でキャラクターを表現するのに「色」という要素も大切だと考えています。実際、今回シンデレラに登場するキャラクターたちにも、イメージにあった色の衣装をデザインしました。――『シンデレラ』全体の衣装の雰囲気はどのように構築したのでしょう。まず、シルエットについては、16世紀から19世紀までの様々な時代のファッションを考察しました。結果、今回は1940年代版19世紀ファッションという感じにするのが面白いと思い、それを採用することにしたの。ジョン・ガリアーノやクリスチャン・ディオールのように、普遍的なシルエットを現代の感性で再解釈していく作業でした。――シンデレラが舞踏会で着るブルーのドレスについて教えてください。彼女のドレスカラーは、最初からブルーにしようと考えていました。ブルーよりシンデレラに相応しい色はないと思ったからです。このドレスの深みのあるブルーを出すために、異なる素材や質感の生地を重ねています。一番上の生地はシルク。シルクやポリエステルなど、異なるテキスタイルを重ねることで、シンデレラが動き、ドレスに光が差し込む度に、新しい輝きを見せてくれるドレスに仕上げました。このドレスを製作するにあたり、20人のスタッフで延べ1万時間くらいかけています。――舞踏会でシンデレラが着たドレスには、1万個ほどのスワロフスキーのクリスタルが散りばめられているそうですね。このスワロフスキーや内側のテキスタイルがグリッター素材なのは、シンデレラの内面から溢れる美を表現するためでしょうか?その通り!それから、シンデレラのドレスの表面に使用したシルク生地もそうですが、上質な素材というのは気品のある表情を作り出してくれます。シルク生地から透けて見える輝きで、シンデレラの内から溢れ出る魅力を表現しました。このドレスの華やかな揺れや広がりを生み出すには、素材のセレクトも大切です。シンデレラのドレスの動きをCGによるものだと思う人もいるけれど、これはリアルです(笑)。――舞踏会のシーンには中国、インド、日本、ロシアなど、多くの国のお姫様が登場しますが、そのアイデアはどこから?これは台本にあったアイデアなの。シンデレラの舞台は、世界のどこかにある海辺の港街という設定で描かれています。その街中に異なる国々の人がいることで、ユニバーサルで現代的なシンデレラの世界を描くことを企図し、多様な文化を感じさせる人物を登場させています。2/2に続く。
2015年04月13日ハーイ、みなさん!こちらロサンゼルスは、だんだん暖かくなってきました。つい先日、実写版『シンデレラ』を観てきました。メガホンをとったのは、俳優兼 監督として活躍するケネス・ブラナーです。正直、期待していなかったんです。だって子ども向けのおとぎ話で何度も耳にした“お姫様の物語”は、あまり好きではないんですもの。でもね、この映画はとっても素晴らしくて、最初から最後まで楽しかった!まず何よりも、キャスティングが完璧でした。シンデレラを演じているのは、いま最もホットな若手女優のリリー・ジェームズ。最近では、BBCのテレビドラマ「ダウントン・アビー」でも注目されていますよね。そしてベテラン女優たちも出演していますよ。意地悪な継母役がケイト・ブランシェットで、フェアリー・ゴッドマザー役はヘレナ・ボナム・カーターです。物語は…シンデレラのお話はみなさんよく知ってますよね。本作は1950年のアニメ映画をリメイクですが、大人も子どもも楽しめるはずです。コンピューターグラフィックスも見事だし、脚本も素晴らしいです。気の利いた台詞がいくつもあって、何度も感激しました。それに、この映画のメッセージに心を打たれて、涙を浮かべてしまうシーンも!それから、3度のアカデミー賞に輝いたデザイナー、サンディ・パウエルが手掛けたコスチュームも忘れちゃいけません。うっとりするほど素敵なの!この映画は、イギリスのバッキングシャーにあるパインウッドスタジオで撮影されたんですが、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』や『マレフィセント』も撮影されています。1つだけ残念だったのは、シンデレラのウエストが細すぎたこと。たくさんの大人たちが、シンデレラを細く見せるためにエアブラシを使ったんだと言っていました。そしてそれは、世界中の子どもたちにとってよくないことだってね。私も正直、ちょっとヘンだなって違和感を感じました。だから彼らの批判も、少しだけ分かります。この“エアブラシ”問題はメディアでも取りざたされるようになり、ついにシンデレラ役のリリー・ジェームズが「エアブラシは使っていません。私はそんなことを許しません」ってコメントを出しました。でもエアブラシを使ってるにしろ、使っていないにしろ、本当に素晴らしい映画ということに変わりはないですし、見る価値はありますよ!北米で3月13日に公開された『シンデレラ』は、週末の興行成績7,270万ドル、世界興行成績は6,240万ドルを記録。つまり世界中の人たちが、この映画を気に入っているってことね。日本でこの映画を楽しみにしているみなさんもご心配なく。日本の公開日は4月25日(土)。もうすぐですよ!それから、名作の実写映画化は、まだまだほかにも続きます。『ジャングル・ブック』、『ダンボ』そして『美女と野獣』…しばらくディズニーさんは忙しそうですね!(text:Lisle Wilkerson)■関連作品:シンデレラ 2015年4月25より全国にて公開(C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月04日スワロフスキー・ジャパンはこのほど、ディズニー新作実写映画「シンデレラ」とコラボレーションしたジュエリーを発売した。○おとぎ話をさらに輝かせたクリスタル同社は、4月25日公開予定の同映画において、衣装デザイナー、サンディ・パウエルとパートナーシップを組んだ。映画で使用された「ガラスの靴」を始め、衣装やジュエリー、アクセサリー、ヘア、メイク、ウィッグ、小道具において、170万個のクリスタルを提供したという。このほど発売される商品は、同映画からインスピレーションを得たもの。シンデレラ城の庭園に咲く花や、シンデレラが魔法をかけられた時に周りで祝福している蝶と花をモチーフにしたジュエリーなどを揃えた。ネックレス「CINDERELLA : ALL-AROUND LMUL/RHS」は、3万6,288円(税込)。リング「CINDERELLA : RING 52-60 VROS/CRY/RHS」が、1万7,064円(同)。ペンダント「CINDERELLA : PENDANT BUTTERFLY LONG CRY/RHS」が、2万4,408円(税込)。ピアス「CINDERELLA : PIERCED EARRINGS PEARL CRY/RHS」が、1万2,528円(同)。リング「CINDERELLA : RING FLOWER 52-60 LMUL/ROS」が、1万8,144円(税込)。ペンダント「CINDERELLA : PENDANT FLOWER LMUL/ROS」が、1万9,332円(同)ジュエリーの他に、映画をモチーフにしたクリスタル・フィギュリンも発売する。(C)2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年02月01日スワロフスキー・ジャパン株式会社は、4月25日(土)公開予定のディズニー新作実写映画『シンデレラ』で衣装デザイナーであるサンディ・パウエルとパートナーシップを組んで、ガラスの靴を始めとする、作中の衣装協力を行い、約170万個にもおよぶクリスタルを提供した。スワロフスキーは、これまでにも数々の映画作品の中で、クリスタルの華やかなきらめきで物語を彩ってきた。『オズの魔法使い』でドロシーが赤いクリスタルを散りばめた靴のかかとを鳴らすシーン、『お熱いのがお好き』で、マリリン・モンローがスワロフスキー・クリスタルで飾った美しいドレスを着てセクシーに歩くシーン、『ティファニーで朝食を』で、オードリー・ヘップバーンがリトルブラックドレスにシックなスワロフスキー・ジュエリーをつけていたシーンなどが思い出されるほか、最近では『ヴィクトリア女王 世紀の愛』、『ブラック・スワン』、『007』シリーズ、『オズ はじまりの戦い』、『華麗なるギャツビー』、スワロフスキー・エンタテインメント製作の『ロミオとジュリエット』など、スワロフスキー・クリスタルが登場する映画作品の例は枚挙にいとまがない。今回のディズニーの新作映画『シンデレラ』は、アカデミー賞ノミネート経験を持つケネス・ブラナー(『マイティ・ソー』、『ハムレット』)を映画監督に、主役に新進気鋭の若手女優リリー・ジェームズを起用し、1950年に公開されたディズニーの傑作アニメ映画を、美しいスペクタクルで実写化した作品。日本語吹き替え版の声優には、シンデレラ役に高畑充希、プリンス役に城田優が決定し、注目役者が揃った注目作品だ。「『オズの魔法使い』に出てくるドロシーの赤い靴と同様、ガラスの靴は物語を象徴するアイテムであり、プロットの要として完璧でなければなりませんでした」とスワロフスキー社取締役のナディア・スワロフスキーが語るように、『シンデレラ』の物語になくてはならない「ガラスの靴」は、サンディ・パウエルがオーストリアのスワロフスキー本社で技術者とともにデザイン・制作にあたり、総勢8人から成る制作チームは約150時間をかけて6種類のガラスの靴をデザイン・制作し、ようやく決定版が選ばれたという。クリスタルの塊から彫り出されたガラスの靴は、ヒールが6インチという優美なフォルムで、クリスタル・ブルーABのコーティングと221ものファセットが施され、内部から輝きを放つような神秘的な仕上がりだ。また今回の映画からインスピレーションを得たジュエリーやフィギュリンなどのコラボレーション・アイテムが、全国のスワロフスキー・ショップにて1月30日(金)より発売中だ。シンデレラや、ガラスの靴をモチーフにしたクリスタル・フィギュリン、シンデレラ城の庭園に咲く花や、シンデレラが魔法をかけられた時に周りで祝福している蝶と花をモチーフにしたフェミニンでロマンティックなジュエリーなど、デイリーユースにおすすめのジュエリーが揃う。 映画と併せてぜひチェックを。映画『シンデレラ』は4月25日(土)より全国にて公開。(text:Miwa Ogata)
2015年01月30日スワロフスキー(SWAROVSKI)が衣装デザイナー、サンディ・パウエルとパートナーシップを結び、ディズニーの実写映画『シンデレラ』の衣装を製作。更に、映画とのコラボレーションアイテムを、1月30日より全国のスワロフスキー・ショップにて発売する。これまで、数多くの映画の衣装や小道具を手掛けてきたスワロフスキー。4月25日に公開予定の『シンデレラ』では、アカデミー賞の受賞経験もある著名な衣装デザイナーであり、同社とのパートナーシップ歴も長いサンディ・パウエルと共同で、物語のキーアイテムである「ガラスの靴」を製作した。総勢8人からなる製作チームが6種類のガラスの靴をデザインし、そのうちの一つをクリスタルの塊から彫り出している。これに、全221ヶ所のファセット、及びクリスタル・ブルーAB・コーティングが施され、ヒールが6cmある優雅なシューズを完成させた。両者はこの他にも、衣装やジュエリー、アクセサリー、ウィッグ、小道具などを製作。合計170万個にも及ぶクリスタルが使用された。それらは、シンデレラのブルードレス、ゴッドマザーの魔法の杖などに輝きを与え、舞踏会の一幕を華やかに演出している。一方、スワロフスキーから発売されるコラボレーションアイテムは、同映画からインスピレーションを得たもの。主人公のシンデレラが纏うブルーの美しいドレスや、ガラスの靴をモチーフにしたクリスタル・フィギュリン。さらには、シンデレラ城の庭園に咲く花などをイメージした、日常使いも可能なジュエリーなどがを展開される。スワロフスキー社取締役のナディア・スワロフスキーは、今回のパートナーシップを振り返り、「ガラスの靴は、魅惑的に光を屈折させるために、高度な技術を使った作品です。『オズの魔法使い』に出てくるドロシーの赤い靴と同様、ガラスの靴は物語を象徴するアイテムであり、プロットの要として完璧でなければなりませんでした」と語っている。一方、サンディ・パウエルは「私にとって、スワロフスキー・クリスタルは衣装に輝きと深みと色をプラスしてくれる重要で独創的な要素です。『シンデレラ』は究極のロマンチック・ストーリーであり、スワロフスキーの協力のおかげで、登場人物を生き生きとさせるのに必要な華やかさや魅力を加えることが出来たのです」とコメント。映画『シンデレラ』はディズニーの傑作アニメを実写化した作品。監督は『マイティ・ソー』などを手掛けたケネス・ブラナー(Kenneth Branagh)で、シンデレラをリリー・ジェームズ(Lily Jame)、継母役をアカデミー女優のケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)が演じている。
2015年01月28日ディズニーが贈る、誰もが知る物語の実写化『シンデレラ』。先日、初のビジュアルが解禁となり話題を呼んだばかりだが、このほど、2014年を代表する大ヒット作『アナと雪の女王』の最新作となる短編映画『フローズン・フィーバー』(原題)が、2015年4月25日より本作と同時上映されることが決定した。世界中のラブストーリーの原点であり、すべての女性に捧げるラブストーリーの頂点『シンデレラ』。今回、ディズニー初の実写化となった本作をはじめ、『白雪姫』『リトル・マーメイド』『美女と野獣』と、これまでディズニーは童話原作の映像化をその時代に合わせてストーリー設計し、新しいキャラクターとして世に送り出してきた。そして、主題歌「Let It Go」を始め、いまもなお日本を席巻している『アナと雪の女王』。後者では、“ありのまま”を受け入れ、殻を破って自由に生きようとするヒロイン、エルサの姿が多くの現代女性の共感を得た。もちろん最新作『シンデレラ』でも、そのメッセージ性は受け継がれており、ただ運命の王子さまを待っているのではなく、自らの手で勇気を持って運命を切り開くヒロイン像が描かれている。いつの時代も、観る者に夢や希望を与え続けてきたディズニーが贈る新たなヒロインが、今回は実写とアニメーションという豪華2本立てで楽しめるというわけだ。さらに、魅力あるキャラクターをより際立たせ、ロマンチックに演出してくれるのが、実力派スタッフ陣。『シンデレラ』のメガホンをとるのは、監督・俳優としてその才能を惜しみなく発揮しているケネス・ブラナー。『ヘンリー五世』『から騒ぎ』『ハムレット』など、シェイクスピア作品を扱ったものを多く手がけてきただけに、華々しい“宮廷”という独特の世界の描写はお手のものだ。また、衣装デザインには『恋におちたシェイクスピア』『アビエイター』『ヴィクトリア女王世紀の愛』とアカデミー賞「衣裳デザイン賞」を3度も受賞しているサンディ・パウエル、プロダクション・デザイナーには『アビエイター』『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理容師』『ヒューゴの不思議な発明』と、こちらもアカデミー賞「美術賞」を3度受賞しているダンテ・フェレッティが担当する。そして、シンデレラ役に大抜擢されたのは、新進気鋭の若手女優リリー・ジェームズ。悪名高き継母にはアカデミー賞女優のケイト・ブランシェット、フェアリー・ゴッドマザー役にはヘレナ・ボナム=カーターと、実力派スター女優たちがしっかり脇を固めている。一方、『フローズン・フィーバー』のほうは、オリジナルキャスト&スタッフ陣が再集結するとあって、こちらも期待が高まるところだ。ディズニーが総力を結集し実写映画化する『シンデレラ』、そして日本で歴史を作った『アナと雪の女王』の最新作。待望の新たな名作の日本上陸を楽しみにしていて。実写版『シンデレラ』は2015年4月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アナと雪の女王 2014年3月14日より2D/3Dで同時公開(C) Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2014年12月04日誰もが知るファンタジーをディズニーが新たに描く実写映画『シンデレラ』が来年4月25日(土)から日本で公開されることを決定し、ポスター画像が公開になった。本作は、有名な“シンデレラ”の物語を、英国演劇/映画界の巨匠ケネス・ブラナーが実写映画で描き出す超大作。新鋭リリー・ジェームズがシンデレラを演じるほか、ケイト・ブランシェット、ヘレナ・ボナム=カーターらが出演する。このほど公開されたポスター画像は、世界的な写真家アニー・リーボヴィッツがビジュアルを手がけたもので、青いドレスを着て、ガラスの靴をはいたシンデレラの姿が描かれている。ちなみに映画では『ヴィクトリア女王 世紀の愛』『アビエイター』『恋に落ちたシェイクスピア』で3度のオスカーに輝いている英国人デザイナー、サンディ・パウエルが衣裳デザインを手がけており、絢爛豪華な衣裳と美術にも注目だ。『シンデレラ』2015年4月25日(土) ロードショー
2014年11月27日ニューヨーク市やニュージャージー州を含むアメリカ北東部沿岸に上陸した「サンディ」が多くの死者や避難民を出したことを受けて、ニューヨーク育ちのレディー・ガガは先日、ハリケーン被害への追悼声明を発表し、さらに被害者のために、自身が16歳のときに作曲した未発売曲「No Floods」のリンク先をTwitter上で公表した。これに伴ってガガは、「いまのハリケーンを考えると微妙な気持ちね。『No Floods』がみなさんを元気づけるといいわ」、「大丈夫だって分かってるけど、私の友人たちが暗闇で取り残されている市街地で洪水が起きてるのは悲しいことだわ」、「ニューヨーク、愛してるわ」、「私の古くからの隣人を助けるためにできるだけ早くそっちへ行くつもりよ。ツアー中でファンをがっかりさせるわけにいかなくて。みんなと共に手を取り合って助けたいわ」とツイートしている。そんなハリケーン「サンディ」に対しては、2日(現地時間)にチャリティーコンサート「ハリケーン・サンディ:カミング・トゥギャザー」が急遽開催されており、NBCで放映された同イベントにはジョン・ボン・ジョヴィ、クリスティーナ・アギレラ、ブルース・スプリングスティーンらが駆けつけパフォーマンスを行い、集まった募金総額2,300万ドル(約18億4,700万円)は米赤十字社による被災者救助活動のために寄付される。■関連作品:Machete Kills (原題)
2012年11月06日