子どもの写真整理やアルバム作りは、時間も手間もかかって、なかなか続きませんよね。「忙しくて放置している間に、大量の写真データが溜まってしまって、整理が追い付かない」「子どものためにアルバムを手作りしていたけど、途中で挫折した」「何から手を付けたらいいかわからない」。そんなときは、アルバム作成の「目的」を明確にすることで、あなたにピッタリの写真整理の方法を見つけることができるかもしれません。■ 写真撮影やアルバム作成の「目的」は3つあなたは、何のために写真を撮っていますか?何のためにアルバムを作っていますか?この「目的」をハッキリさせることで、写真作成やアルバム作成にまつわる無理や無駄を省き、あなたに最適な写真整理の方法を見つけることができるかもしれません。整理収納アドバイザーの筆者が考える、アルバム作成の目的は次の3つです。子どもの「記憶」に刷り込む家族のできごとを「記録」する親の「愛情」を子どもに伝えるこのそれぞれの目的ごとに、無理なく続けられる方法で写真整理を行っています。では、その目標を一つずつご説明していきます。*ちはる* / PIXTA(ピクスタ)■ 目的1.子どもの「記憶」に刷り込む子どもには、いろんな経験をさせてあげたい。だけど、子どもって、すぐに忘れてしまいますよね。せっかくの楽しい経験を忘れないうちに、写真を見返すことで、記憶に刷り込んでいこう……という親の魂胆です。この目的を果たすために、大切なのは「スピード」。子どもの記憶が新鮮なうちに、写真をプリントして、子どもが自由に見られる場所に置いておきたいところです。子どもの年齢や性格にもよるかもしれませんが、1~3か月単位で、定期的に写真整理を行いたいですね。そのためにも、なるべく簡単で続けやすい方法でのアルバムづくりを心がけましょう。shimi / PIXTA(ピクスタ)■ 目的2. 家族のできごとを「記録」する。スマホやデジカメの手軽さも手伝って、大量の写真を撮影後、データのままで保管されている方も多いのではないでしょうか。せっかく撮り貯めた写真。楽しかったあの頃、かわいかったあの頃を、いつでも見返すことができる状態に、記録しておきたいですよね。この目的を果たすために、大切なのは「手軽さ」。大量の写真を、残すものと残さないものに取捨選択する手間をなるべくかけずに、見返しやすいようにできるだけコンパクトにまとめられる方法を心がけましょう。Yoshi / PIXTA(ピクスタ)■ 目的3.親の「愛情」を子どもに伝える。子どもには、愛されていることを実感してほしい。親である私たちは、あふれる愛を表現したい。できるだけ、手間ひまをかけずに……。この目的を果たすために、大切なのは「楽しむ」こと。かわいくオシャレにデコレーションされたボリュームたっぷりなアルバムは素敵だけれど。作ること自体が大変で、苦痛を伴うようなら本末転倒。アルバムに貼る写真選びも、飾り付けも、愛情たっぷりに楽しめる範囲で取り組みたいですね。photomai / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか?写真撮影やアルバム作成の目的は3つ。子どもの「記憶」に刷り込むこと。家族のできごとを「記録」すること。親の「愛情」を子どもに伝えること。この目的を明確にして目的別にアルバムをまとめていけば、無理なく無駄なく、アルバム作成をしていくことができるのではないでしょうか。具体的な方法は、また別の記事でご紹介いたします。「整える」ほど丁寧じゃなく「トノエル」くらいがちょうどいい。整理収納アドバイザーのトノエルでした。
2018年10月18日「ものをすっきり片付けられない」「使い勝手のいい収納方法が分からない」。そんなときは収納のプロ、整理収納アドバイザーに聞くのが一番!今回は、整理収納アドバイザーが実践している、片付け上手になる収納術と気をつけたいポイントをまとめ記事で紹介。あわせて、整理収納アドバイザーの個人レッスンを受けた、体験レポートもお伝えします。この機会に一度、片付けの際に気をつけるポイントをチェックして、収納術を磨いてみませんか?■ 保存容器の収納で守るべき5つのポイントたくさんの道具を使うキッチンは、収納に悩まされがちです。特にスペースをとるのが保存容器。使っていない保存容器が棚にゴロゴロあり、スッキリ収納できない、という悩みはありませんか?素人考えでは、つい「棚にどう詰め込もうか」と考えがちですが、整理収納アドバイザーは別のポイントを指摘します。実は収納の前に大切なことは、まず「整理する」こと。例えば、「ニオイ移りがひどい」「蓋が閉まらない」「汚れが染みついている」「大きさや形に使いづらさを感じる」など、難ありの保存容器は思い切って処分しましょう。この記事では、保存容器をスッキリ収納するために見直したいポイント5つをわかりやすく解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。保存容器のごちゃつきをスッキリ解消!記事はこちら■ 食器の引き出し収納は「立ててしまう」が正解キッチンの引き出し型収納は奥まで見渡せて、収納力も抜群です。キッチンの引き出し型収納は、うまくスペースに収まる方法がわかれば、常に綺麗さを保つことができて使い勝手がよくなります。「取り出しにくい」「使いにくい」といった不満を抱える方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。引き出し型収納に食器をしまうときは、重ねて置くのではなく、「立てて収納する」ことが大切。では、食器をどうやって立てればよいのでしょうか?それは、「ディッシュスタンド」「ファイルボックス」「仕切り板」など、身近にあるグッズを使えば簡単にできます!ぜひこの機会に見直して、キレイに収まった引き出し型収納で、家事効率を上げてみませんか?食器の引き出し収納「立てる収納術」記事はこちら■ プロがオススメするニトリの収納グッズ4つリーズナブルな値段でさまざまなグッズが揃うニトリ。収納グッズにも、優秀な製品が多いと評判です。こちらの記事では、整理収納のプロが太鼓判を押す、ニトリの収納グッズを4つピックアップ。使いやすい収納方法や、見せる収納としてのオシャレなインテリア実例も紹介しています!使い勝手のよいニトリの収納グッズ記事はこちら■ 整理収納アドバイザーの個人レッスンを受けてみた!「片付けてもすぐに汚部屋に逆戻りしてしまう」。そんな人は思い切って整理収納アドバイザーの個人レッスンを受けると、根本的な解決ができるかもしれません。こちらの記事では、整理収納アドバイザーの探し方から始まり、料金、レッスン内容、頼んでみた感想など、1日の実践内容を順を追ってレポートしています。片付けにかける時間の削減や生活の質の向上など、たくさんのメリットが得られレッスンを受けてよかった!という大満足のレポートになっています。知りたい!整理収納アドバイザーの個人レッスン体験レポートはこちら関連記事「整理収納アドバイザー」ってどんな資格?自分の片付け下手を見つめなおしたことがきっかけで、整理収納アドバイザーを目指すようになった人もいます。苦手を克服してライフワークにまで発展させたeiriyさん。整理収納アドバイザーになるまでの実体験を綴りながら、さまざまな疑問にお答えしています。資格取得に興味のある方は必見です!記事はこちら
2018年07月21日付き合っていくうちに倦怠期を迎え、ケンカも増えてしまい最終的に距離を置く形で、そのまま別れてしまった人もいるでしょう。離れてから彼の大切さに気がついた場合、どのように対応していけばよいでしょうか。1. 復縁したいのは現状がつまらないから時間の経過と同時に新しい恋をしようと思っていたのに、自分の気持ちが分からなくて悩んでしまう女性は多いと思います。その感情とは・失った喪失感が大きい時・好きかどうか分からない時・友達の期間が必要かもと感じた時・元彼以上の人が現れるか不安な時とりあえず元カレに連絡をとって復縁するべきか悩み始める女性が多いです。今の恋愛が不満だと、過去の恋愛に執着してしまいます。あの時の恋愛が一番最高だったかも?と思い込みに変わっていくからです。2. 復縁した時のデメリットは大きい一度別れてしまうと、また関係が悪化した場合、すぐに別れる方向に話が進みやすくなります。復縁が上手くいかないのも何かしらの違和感があるから。復縁したとしても、そこにあるのが愛ではなく「情」かもしれません。この違和感と上手く付き合うことができれば交際も上手くいくでしょう。また、「友達」から再スタートする場合は、異性としてみれないなど恋愛対象から外れてしまう可能性があります。彼に気になる女性が現れた場合、平然とした対応ができる自信はありますか?3. 復縁したい時は耐える時悩んだ結論のすえに自分の気持ちを彼に全面にぶつけても迷惑がかかるだけです。相手にも必ず考える時間を与えましょう。彼に対する気持ちが強くなっても、復縁に必要なことは「自分の気持ちも完全に相手から失くすこと」が大切です。・自分からは連絡しない・元彼の連絡を待たない・変化を楽しむこと元彼を期待しないで、自分も冷静になって見つめ直すことが大切です。復縁して同じことを繰り返さないためにも自分が成長する努力を心がけましょう。4. 未練を断ち切ると見え方が変わる過去に執着するよりも振りきって前を向くことも必要なことです。未練を断ち切れば不思議と相手にも伝わるので、彼も今までとは違った見方をするようになり、もう一度、あなたのことが魅力的に映るかもしれません。written by キララ
2018年07月06日忙しくて、部屋を片付ける時間も余裕もない…。そうして散らかった部屋で過ごしていると、次第に心まで乱れてきませんか?そこで今回は、週末を利用して、部屋と心を整理する方法をご紹介します。「部屋の乱れは心の乱れ」出典:byBirth昔から「部屋の乱れは心の乱れ」といわれるように、部屋の状態が心の在り方を表していると考えられています。確かに、私自身心が落ち着いているときは部屋がきちんと片付けられていますし、反対に心に余裕がなくなっているときは部屋が散らかっているような気がします。それなら、部屋を片付けることによって、心を落ち着けることができるということ?そこで今回は、部屋と心を整理する週末の過ごし方をご紹介します。平日は忙しくて部屋の片付けに手が回らないという方は、週末を利用してリセットしましょう!洗濯物を外干しする出典:byBirth平日にお洗濯をすると、帰宅が遅くなるためどうしても部屋干しになってしまう方が多いのではないでしょうか?最近では、洗濯物は部屋干しでも構わないといわれてはいるものの、やっぱり外干しすると気持ちが良いものです。また、洗濯物をお日様の元で干そうと思ったら、朝からお洗濯をする必要がありますよね。早起きは、部屋と心の乱れを正すのに最適な習慣です。「週末ぐらいは、お昼まで眠りたい…」という気持ちは痛いほど分かりますが、目覚めたと思ったらすぐに夕方がきてしまう切なさを思うと、私は断然早起きすることをおすすめします!今週末は、お洗濯をしている間に朝食を摂り、お日様を浴びながら洗濯物を干しませんか?爽やかな朝は、心をリセットしてくれるはず!クローゼットを整理する出典:byBirth特に女性は、TPOに合わせてたくさんのお洋服を用意している方もいることでしょう。大量の服は部屋が散らかる原因になるため、週末にクローゼットの中を整理しませんか?本当に必要な服か、そうでないか…。何年も着ていない服があれば、思い切ってリメイクしてしまうのもひとつの手です。クローゼットを整理することによって「これ以上服が入らないから…」と、自分に言い訳をしてその辺に出したままにするのを防ぐことができるでしょう。パリジェンヌのように、クローゼットの中の服を10着以内に収めるのは至難の業です。しかし、部屋の収納に収まりきらないほど大量の服は、あなたの生活に本当に必要かどうか考えてみてください。不要な服を片付けることで、部屋も心もすっきりするはずだから。家計簿をつける出典:byBirth家計簿は毎日つけるものですが、忙しいと「明日でいいや…」と後回しにしがち。そのうちにレシートがなくなってしまい、家計簿をつけることを諦めた経験のある方もいるのではないでしょうか?毎日家計簿をつけるのが面倒なら、週末に1週間分のお金の出入りを確認するのもよいでしょう。お金の流れを把握しておくと、自然と乱れた生活を遠ざけることができます。また、本当に必要なものや欲しいものを見直すきっかけにもなるため、仕事に対するモチベーションを上げることもできるはずです。テーブルの上に置いている物を片付ける出典:byBirthテーブルやデスクの上が散らかっていると、それを見ているだけで疲れてきませんか?何でもポンとテーブルに置くのはやめて、専用の収納を作りましょう。例えば、本はテーブルではなく本棚に、化粧品はドレッサーに片付けるだけでも、不思議と部屋が広くなったような気がするはずです。テーブルの上を片付けることによって、食事をおいしく感じることもできますし、仕事や勉強にも集中することができるでしょう。週末の過ごし方を見直して、丁寧な暮らしを実現しましょう出典:byBirth「毎日忙しくて、部屋を片付ける暇がない」と散らかった部屋の中でイライラしながら過ごしていると、次第に心も乱れ、生活も荒んだものになってしまいます。それでは、いつまで経っても忙しさから抜け出すことはできませんし、資格取得や貯金も叶わないでしょう。丁寧な暮らしは、自身の心の在り方を変えてくれます。服は畳んで、出したら元の場所に戻して、ご飯はテーブルでいただいて…。そうした当たり前のことの繰り返しによって、人は形作られていくのではないでしょうか?週末は、乱れた部屋と心を整理して、1度リセットしてみませんか?
2018年06月30日写真整理どうしてますか?みなさん、子どもの写真整理、どうしていますか?スクラップブッキングを習って、とってもきれいにしている方や、スマホアプリを使って整理しています、という声も聞きますね。年に一度、選りすぐりの写真を選んでフォトブックにしてまとめています、という人も。でも、スマホで撮ってそのまんま、そんな方も多いはず。今回はカメラ好きな夫婦がたどり着いた、増え続ける写真整理の方法を紹介したいと思います。我が家は夫婦でカメラ好き!つまり枚数が多い!現在小6・4・2年生の我が家の子どもたち。もともと旅行好き、カメラ好きな夫婦ですが、追い打ちをかけるように3人分の保育園・小学校の行事が続きます。長女が生まれたころは、夫婦それぞれがフィルム式カメラを持ち、2泊3日の旅行で、36枚撮りフィルム5本以上、200枚近く撮っていました。その長女が保育園で運動会を経験するころには、我が家も遅ればせながらデジタル一眼レフカメラに移行しました。デジカメになると、当然ながら撮る枚数が増えてしまいます。運動会1日で、1000枚ということも!増えてしまったアルバムの量にガクゼン!1000枚の中からデータ上で選りすぐって200枚程度に減らし写真プリントします。そしてさらに、50枚程度を選んでアルバム化。その結果、出来上がったのが、こちら。長女が保育園卒園の頃には、押入れの下半分が埋まる勢いです。できるだけシンプルに、ということで、現場監督をしていた夫のすすめで、工事写真整理用の写真3枚をポケットに入れるタイプのアルバム台紙を使っていました。手書きコメントを入れながら、こんな感じで整理していました。しかーし!3人姉弟の我が家、なんでも×3です。このまま写真が増え続けてはアルバムを収納する場所がなくなってしまうという危機感、それでも長女と3番目の子と写真の量に差をつけてはいけない、という親としての使命感もありました。さて、どうしよう。ということで、データ上で写真を整理するデジタルアルバムの登場です。我が家の写真整理ソフトデジタルアルバムのソフトは、スマホアプリも含めると莫大な種類が出ています。その中で我が家が選んだのが、シーサイドソフト社の「一発!写真帳」です。本来、工事現場等での写真整理、役所への提出書類として使用できるなど、業務用として作られた有料ソフトです。選んだ理由は、これまでと同様、1ページに3枚の写真を並べられ、コメント欄があるということです。これだとレイアウトを考える必要がありません。もちろんきれいにレイアウトを考えて、デザインを考えるのも楽しいし、見た目もおしゃれです。でも、『大量の写真』という前提があります。これを気軽に見られる形にすることが我が家の場合ポイントでした。それにはシンプルイズベスト、です!こちらのソフトを使って大量の写真を整理し始めた我が家。2年ほど使ったある日、パソコン上でしか見られないデジタルデータになってしまうと、これまでのように、「ディズニーランドに行った時は…」などというアルバムをめくる親子の貴重なコミュニケーションの時間がなくなったことに気づいたのです。親子で思い出を振り返る時間のためにそこで、これまで作ってきたデジタルアルバムを、印刷することを検討しました。でもそもそも「なぜデジタルアルバム化したのか」というと、増え続けるアルバムの置き場に困ったから、でしたよね。ということは、印刷したら、またその「場所を取る」、という懸念が発生するということです。そこで、ただ「ページをめくって見る」ということを考え、普通のコピー用紙に両面印刷することにしました。その結果は一目瞭然。上が、写真を紙焼きして台帳に入れていた頃の2か月分のアルバム、下は2年分の整理した写真をデータ上でアルバム化して両面印刷したもの2年分です。もちろん普通紙なので、子どもが無造作にバラバラめくったらやぶれることもありますが、元データは残っているのでいつでも印刷できるのでよしとしましょう!中身はこんな感じ。以前と同じようにコメントも残すことができます。気軽に出して見ることができるようになり、親子の思い出コミュニケーションタイムも復活です。この量なら、カメラ好き夫婦が子どもたちが成人するまでこの調子で撮り続けても大丈夫、ですよね(^^)/シーサイドソフト社「一発!写真帳」<文・写真:フリーランス記者鳥山由紀>
2018年05月28日クローゼットの中をきれいに整理したい!収納したい!見た目を良くしたい!という理想があると思いますが、モノが増えたり減ったり動いたりするのでなかなか理想通りのクローゼット収納ができていない方も多いようです。ここでは、簡単に出来るクローゼットの整理の仕方や収納術をご紹介します。整理・収納する前にクローゼットの掃除からクローゼットの整理収納を始める前に、まずは掃除をすることが大事です。せっかくキレイに収納しても、カビや汚れがついてしまっては元も子もありません。掃除方法クローゼットの中の物を全て取り出し、汚れが付着するのを防ぎましょう。クローゼットの中を見渡せるような状態になったら、ホコリやゴミを掃除機で吸い取ります。エタノールをマイクロファイバーのクロスに噴きかけたものでクローゼットを拭くとカビ対策になりますよ。整理整頓されたクローゼットを作る3つのポイント様々なジャンルのアイテムが収納されているクローゼットは、どのようにして整理整頓し収納すれば良いのでしょうか?そこには、いくつかのポイントがありました。【ポイント1】衣類は丈の長さでまとめるコートやワンピースなど丈の長い衣類・ジャケットやブラウスなどの丈の短い衣類の順で左から並べていきましょう。こうすることで、丈の短い物の下に新たな収納スペースがうまれます。【ポイント2】高いところは箱で収納手の届きにくい上段の収納は、100円ショップなどでも販売している収納ボックスにいれておくと手軽に取り出すことが出来ます。さらに「冬物」や「寝具」などネームタグをつけておくと、どこに何があるか一目瞭然です♪【ポイント3】小物はまとめてストールや帽子、靴下などは一か所のスペースにまとめましょう。先ほどの丈の長さを合わせたことによって出来たクローゼットの下のスペースにカラーボックスや衣装ケースに収納すると忙しいときでもすぐにアイテムを見つけることが出来ますよ。100均でも手に入る!整理・収納に役立つアイテム圧縮袋ご家庭に押入れがなく、寝具をクローゼットに収納しているという方もいらっしゃると思います。しかし、寝具は奥行きも幅もあるので広いスペースが必要になってきますよね。冬用の厚手のコートも同じです。そんな時に役立つのが「圧縮袋」。圧縮袋に寝具やコートを入れて掃除機で中の空気を吸いだし真空状態にするとペチャンコになります。その状態のものをいくつも重ねれば少ないスペースでもたくさん収納が出来ますよ。同じ種類のハンガー収納スペースが狭くなる原因の一つがハンガー。ハンガーの種類がバラバラだと、並べたときにわずかな隙間が出来てしまいます。デッドスペースを減らすためにも、同じ種類のハンガーはとても重要なアイテムなのです。突っ張り棒100円ショップやホームセンターで販売している突っ張り棒は「ここにハンガーをかけられたらな」というときのお役立ちアイテム。奥行きのあるクローゼットの手前に突っ張り棒を設置すれば収納スペースがさらに広がりますよ♪まとめクローゼットの収納は、整理の仕方でとても広がります。クローゼットを普段からキレイにしていると、どこに何を収納しているかが把握しやすいので衣替えの季節もラクに過ごせますよ。ぜひ参考にして、クローゼットの中を整理・収納してみませんか?毎日、クローゼットを開けるのが楽しみになるかもしれません♪記事提供:家事の宅配 カジタク (イオングループ)カジタクは安心の品質を全国一律価格でお届けし、累計70万件を超える家事サービスを提供している会社です。日々家事について学び、サービスに反映させ、実践し、いつの時代も最高の家事サービスをお届けし続けます。HP:⇒Facebook⇒Instagram
2018年02月15日〔ダイソー〕で見つけたなんの変哲も無いトレイ。実際に使ってみるとあまりにも便利すぎて欲しくなっちゃいました!今回はそんな《整理トレイ》でいろんなものを整理整頓してみましたよ♪ぜひチェックしてくださいね。なんでも整理整頓できちゃう《整理トレイ》〔ダイソー〕で見つけたこの《整理トレイ》。買ったはいいものの、何を入れて使おうか決めていませんでした(笑)。「たくさん仕切りがあるけど逆に使いづらいかも……」。なんて思いながらも、とりあえずオフィスで目につくいろいろなものを入れて整理整頓してみることにしました♪まずは定番の文房具。すっごい入ります!とにかく大容量です。仕切りが多すぎて使いづらいなんてこともありませんでした♪むしろたくさんあってくれて助かりました……。トレイ自体が薄いので、オフィスの引き出しにすっぽり。引き出しの中の整理整頓に向いていますよ。続いてキッチン雑貨。お箸やカトラリーはもちろんのこと、いろいろな大きさに区切られているので箸置きや、爪楊枝なども入っちゃうんです♪キッチンの引き出しの中にはもちろん、食卓に一つ置いておくのも良いかもしれません。次はネイル雑貨。お買い物部でたくさん紹介してきたネイルやネイル雑貨。オフィスにぐちゃっと置かれていたので、《整理トレイ》で整理整頓してみました!想像以上にぴったりで驚きました(笑)。なんだかディスプレイみたいでかわいいですよね♪ネイルだけじゃなくて、メイク用品にも使えるかもしれませんね。そして最後はDIY、ハンドメイドグッズ。LIMIA読者のみなさまは、特にDIYやハンドメイドをされている方が多いのではないでしょうか。お買い物部で使ってるグッズを入れてみると、これもなかなかぴったりです♪まとめどんなものでもきれいに整理整頓できちゃう《整理トレイ》、いかがでしたでしょうか。このトレイ1つあれば、整理整頓が苦手な人でもできちゃいますよ♪とにかく使い方はたくさんあるので、おうちに1つあると便利かもしれません。ぜひお店でチェックしてみてくださいね!
2018年01月18日キレイなお部屋にはあこがれるけど、片付けはちょっと苦手……。いつでも片付けられるように、整理整頓はやはり簡単にできるようにすることが大切です。今回はラベリングから写真整理まで、片付けがはかどるアイテムをご紹介します!ラベリングだってスタイリッシュに!《ピータッチキューブ》収納するときに、中身がわかるようにラベリングしておくだけで後々がとてもラクになります。ラベルライターはいかにも業務用というような見た目をしているイメージがありますが、実はこんなにコンパクトでおしゃれなものもありますよ!__________7hm7_____さんのアイデアでは使い方をとても分かりやすく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。ピータッチキューブで整理整頓♪ラベリングは楽しくわかりやすく♪《pomini》「ラベリングするなら中身を一目瞭然にしたい!」という方にはこちらがおすすめ。収納ケースに入れる前に中身の写真を撮るだけで、その場でラベルができあがります。しかもかわいくデコレーションもできるから、片付けが楽しくなりそうですね☆スマホの写真をその場で印刷!《pomini》でできる収納整理術かわいいタグで仕分けをしよう♡《ガーリー「テプラ」》かわいいものが好きな方におすすめしたいラベルライターがこちら♡フォントや囲みなどが種類豊富で、別売りりぼんと《お名前タグメーカー》を使えば子どもの持ち物に便利なネームタグも作れます。そして、タグに二次元コードを付けて専用アプリで読み取れば、収納の中身を確認することもできる優れもの☆これは大活躍してくれますよ!絶大な人気《ガーリー「テプラ」》がパワーアップ♡気になる新機能などを徹底解説思い出もこれで整理整頓☆《Omoidori》写真は意外と整理整頓のお悩みポイント。アルバムにしてしまい込む方が多いと思いますが、せっかくの思い出はやはりすぐ出せる場所に置いておきたいものですよね。《Omoidori》は写真をキレイにデータ化するのにとっても便利!家に写真がたくさんある方はぜひ参考にしてみてくださいね☆写真を整理整頓!《Omoidori》でアルバムに入れたまま簡単・キレイにデータ化!最後に毎日の整理整頓を助けてくれるラベリング用と写真整理用アイテムをご紹介しましたが、気になるものはありましたか?忙しい毎日だからこそ、お片付けは上手に楽しくラクしたいものですよね☆便利なアイテムを活用して、あこがれのお部屋を目指しましょう!
2017年12月31日寒くて忙しい年末に気力を振り絞ってする大掃除、考えただけでも辛いですね(涙)。でも大掃除をしないまま新年を迎えるのも、なんだか落ち着かない...。そんな人には、ラクに短時間でできる「ちょこっと整理」がおすすめです。こびりついた汚れを取ったり、ふだん放置している場所を片づけたりする大がかりな作業は、寒い季節にはそもそも不向きです。暖かくなって汚れが緩み、進級や進学のタイミングでもある春先に掃除や片づけをするほうが、はるかに効率もよく、新年度を気持ちよくスタートできます。大掃除は春になるまで待ちましょう。その代わりの「ちょこっと整理」です。大がかりではなく、ちょこっと。掃除ではなく、整理。これを「毎日使うところ」限定でやってみましょう。整理後の使いやすさとスッキリ感がハンパないですよ!■知っておきたい整理の手順整理にも基本の手順があり、手順を踏むことで効率よく進めることができます。まずは手始めに、家族みんなで使っている筆記用具入れを整理してみましょう。【手順1】中身を全出しとにかくすべてを容器から出します。このタイミングに容器内のホコリや汚れを取っておきましょう。【手順2】「使える」「使えない」に分けるすでにインクが出なくなっているペンや、壊れて書けないものが混じっていることも。物理的に「使えない」ものを処分します。【手順3】「使っている」「使っていない」に分ける家族がよく使っているものなので、この仕分けはすぐにできると思います。同じペンなどが複数ある場合は、1つあればじゅうぶんと考えて別の保管場所へ移しましょう。滅多に使っていないものも移動させるか、不要ならば処分、あるいは人に譲っても。【手順4】「使っている」ものを元に戻す「使っている」ものだけ戻して、整理は終了。所要時間は3分くらいでした。必要なものだけになった筆記用具入れは、スペースに余裕も生まれ、出し入れが驚くほどスムーズに。また、使いやすさだけでなく、整理をした充実感、中身を全て把握できている爽快感も味わえます。基本の手順を覚えたら、他の場所も同じように整理してみましょう。■キッチンを整理するならこの2箇所よく使う場所の筆頭、キッチンのカトラリー入れ。知らない間に不要なものが紛れ込んでいたり、同じ種類のものがいっぱいあったり。こちらもザックリで構いませんので整えましょう。全出しし、仕分けして元に戻し、毎日「使っている」ものだけになったカトラリー入れ。見た目もスッキリ、使うのが楽しみになってきますね。追い出したものたちは処分したり、別の引き出しに移しました。 次は調味料コーナー。いつの間にかギュウギュウ詰めになっていて、取り出しにくいなぁと思っていたんです...。全出しし、ひとつずつチェックしてみたところ、賞味期限切れがいくつか出てきたので処分。存在すら忘れていた調味料もありました。「使えない」「使っていない」ものを処分し、「使っている」ものだけを自分が使いやすいように収めて終了です。カトラリー入れも調味料コーナーも、ほんの数分でサクサク整理できました。いつも使っている場所だから、「使っている」「使っていない」を迷うことなくすぐに判断できるんですね。逆に、ふだんあまり使わないクローゼットや引き出しなどに入っているものは、「使う」「使わない」の判断に時間がかかります。今の自分に必要なのか、必要ではないのか、実際に使っていないのですぐには決められないからです。このような場所の片づけは春先にまわし、あくまでも今回は「毎日使うところ」限定で進めましょう。■隙間時間に自分のペースで簡単な整理といえども、まとめてあちこちすると疲れます。1日1箇所ずつでもいいので、自分のできるペースでやってみてください。もちろん時間や気持ちに余裕があるときで構いません。コスメコーナー、洗面スペース、子どものプリント類、薬箱、玄関の靴箱など、日常使いするところ、よく目につく場所だけすればじゅうぶんです。小学生くらいのお子さんなら、学習机の引き出し、おもちゃ箱など、自分で整理してもらってもいいですね。手順をママが教えてあげることで、お子さんも作業しやすくなるはずです。年末を機にあちこち「ちょこっと整理」しておくと、いつも使うアイテムが使いやすい状態でスタンバイ。ある意味、大掃除よりもスッキリと気持ちよく新年を迎えられるかも知れません。隙間時間を見つけて、ちょこちょこ手を動かしてみてくださいね。
2017年12月26日恋愛運の開運につながるというメイクボックスの整理。メイクボックスに適した素材や、アイテム別整理法を、生活コーディネーターのきさいち登志子さんにお聞きしました!美を司る水の神・弥都波能売神(みつはのめのかみ)を招きたいこの箱は、何より水ものを大事にしたい場所。「さらに、上段は自分をアピールする表舞台、下段を舞台裏として捉えると簡単。きれいになりたい、愛されたいと思いながら整えましょう」。汚れがちな箱だけれど、神様の居心地が良いようひときわ清潔を心がけることが大切。こんな箱がオススメ・明るい色のもの・紙、木などパワーが出る赤の他、ピンク等の明るい色が良い。「汚れやすいメイクボックスは、安価な紙にして、マメに取り換えるのも手」アイテム別整理法・ネイル、グロス、リキッドファンデなど仕切りボックスを使い、水ものは特別席を用意。「小箱を使って仕切り、立てることで特別席を。役割を明確にするため仕切り箱はプラスチックでもOK 。テクスチャーが水っぽいものはここに」・固形の色ものコスメ色ものは異性を惹き付ける。整えて、恋愛運向上。「ピンクであれ茶色であれ、太古の昔から色は異性を惹き付けるもの」。美と恋愛を司る神様への目印として、色ものは上段で表舞台を飾るように収納。・固形のベースメイクベースメイクは色ものを引き立たせる裏方に。「色ものが表舞台なら、肌を整えるものは舞台裏に。ファンデやお粉は舞台の屋台骨を支える重要な役目。ミラーやケースなどもきれいに拭き、清潔に」・テンションが上がるものメイクボックスにだけは遊びアイテムを入れてOK。基本的に用途外のものを入れないのが開運箱の鉄則だが、「好きな小物などは、愛されたい・かわいくなりたいと願いながらメイク箱に入れるのならOK」。・ツール類ザ・下働きの道具はねぎらいながら入れて。「道具あってこそのメイク。毎日の儀式としてウェットティッシュで拭うなどし、清潔に。神様に見られたらどう思うかを意識して整えてみて」きさいち登志子さん生活コーディネーター。家に宿る八百万の神様の力を味方にして、開運に導くスピリチュアルな掃除・整理整頓術を伝授。最新刊『幸せを呼びこむ台所そうじ』(ソレイユ出版)を10月に発売予定。靴箱(赤)子供用(W24×D16×H9.5cm)¥1,400(GOOD DESIGN SHOP)uka ネイル¥2,000(クラスカ ギャラリー&ショップ“ドー”渋谷ヒカリエ ShinQs店)その他はスタイリスト私物※『anan』2017年10月4日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・大谷優依取材、文・有馬美穂(by anan編集部)
2017年09月27日年末と言えば大掃除。お部屋のみでなく、コスメポーチ内もしっかり掃除を行って整理整頓しちゃいましょ♪掃除をするとコスメポーチのダイエットができて、荷物がコンパクトになりますよ。コスメポーチの太りすぎってださいし重いあれもこれも!使うかもしれない。持っていないことを外出先で後悔するかもしれない。と心配になり、ついついポーチにたくさんのコスメを入れてしまうのって、女性あるある・・・。気がついたらポーチがパンパンで、いつもチャックを閉めるためにパズルを組み立てるかのごとく、コスメを綺麗にポーチ内で並べなければなくなってはいませんか?さらには閉まらないのは当たり前。いつもなにかがはみでてはいませんか?肥大化したポーチはバッグの中で邪魔だしなにより重たい・・・。鞄は小さいほうがファッショナブル!重たい荷物は肩こりや歪みの原因になるかも!思い切って、「ポーチのダイエット」をしてみませんか。ポーチをダイエットさせる方法いるもの・いらないものを分類まずはポーチの中身を全部出してみて!久しく出先で登場していないコスメがどれだけあるかを確認してみましょう。そのパーツ、日中にお直ししたことあります?そのコスメ、直す際に使いますか?「いるもの・いらないもの」をきちんと分けて、家に待機させるコスメと持ち歩くべきコスメの適切な判断を行ってください。これをすると、実はかなり不要なコスメが入っていたことがわかるはず。不要なものを減らせばポーチは自然とダイエット可能です。「ちょっと残ってる」コスメは思い切って捨てる振れば使えるリキッドライナー、持ち手の短いペンシルライナー、何度も出し入れしたら使えるマスカラ・リップグロス、底が見えているチーク・アイシャドウなどのパウダー類・・・これらを大事に使うマインドはとても素敵です。だけど、もしかして・・・「出先で本当に使えなくなったときのため」の新品もストックして入れてはいませんか?これでは同じ用途のコスメが2つ入っていて邪魔なだけ。コスメ本来のパフォーマンスを十分に発揮できなくなっているコスメは、お礼を伝えながら思い切って処分をしましょう。汚れたブラシは太り気味汚れたブラシは不衛生なだけではありません。化粧品の粉を含み、ブラシそのものが肥大化をするのです。これでは繊細なメイクができないですし、ポーチの中でも場所を取ります。さらには粉がポーチ内を汚すなど、とにかく悪いことばかり!頻繁に使うブラシは最低でも週に1回、それ以外の最近見ていないものも、年末を機会に全て一回綺麗にしましょう。使用頻度別に小分けにするのも手どうしてもコスメがこれ以上減らせない!全部必要なの!そんなあなたは使う頻度に合わせてポーチを小分けにしてみて。大きなポーチが1つだとバッグの中央を独占するほか、使うものを探すときも時間がかかります。一方小分けにすれば、バッグの空いた隙間に入れることも可能ですし、いざお直しの際に使うものを探す手間が減ります。ポーチをダイエットさせるメリットファッショナブルだし身軽になるバッグが大きい女性は、一説によるとだらしなく見えるそうです。また、近年のトレンドはクラッチバッグやウォレットバッグなど断然ミニマム!よって、コスメポーチが大きい=バッグが大きい女性は、お世辞にもファッショナブルとは言えません。なるべくすっきりとダイエットさせ、バッグを小さくする方向に持っていくだけで、一気にオシャレ風に見えますよ。また、荷物が重いと長時間出歩くのが億劫になり、結果行動範囲が狭くなったり、せっかくのチャンスを逃したりしやすくなってしまいます。フットワークを軽くするためには、ポーチの軽量化が不可欠です。メイク直しの時間が短縮できる不要なものまで溜め込むと、本当に必要なものが見えなくなってしまうのは人生もポーチも同じです。「マスカラを塗り直したいのに見つからない・・・」とポーチをガサゴソガサゴソ。遂にはパウダールームでポーチをまるごとひっくり返し、メイク直しが終わったらまた戻す。それって時間の無駄です。ポーチの中身を本当に必要なもののみにすることで、いざというときに使いたいアイテムがすぐに見つかるようになります。それをサッと取り出してお直ししたらまたポーチに戻すだけ。どうですか?時間までミニマム軽量化ができてしまうのがお分かりですよね?結果、ストレスフリー!コスメポーチをダイエットさせただけで、ポーチの中身もバッグそのものもすっきり爽快。荷物の軽さとともに心もなんだか軽くなり、時間の有効活用もできるようになります。軽いバッグを持って空いた時間に気の向くまま出かけてみたら、新しい発見やちょっと良いことがあるかも?!不要なものは、お部屋の中にも心の中にもポーチの中にもいりません。2016年中に処分して、2017年には持ち込まないようにしてみては?!
2016年12月28日博報堂は4月5日、店頭における生活者の買物行動データ測定の強化を目的として、測定データをビッグデータと統合して分析し、買物行動の活性化につなげる同社独自のプラニング手法である「ショッパーズ・カスケードモデル」の構築を開始すると発表した。同社は、リアルな場での買物行動データ測定を強化することにより、従来の調査手法では実現できなかった「無意識下の行動の可視化」と「アクチュアルデータによる行動捕捉」の2つのアプローチを強化する。また、同データを広告・販促投資額・売上データ・生活者データなど、ほかのビッグデータと統合し分析することで、メーカーおよび流通双方の売上・利益拡大につながるアクションをプラニングしていく。新手法により、生活者の買物行動を来店前・店内・来店後まで拡大してとらえることができ、より精緻な分析やアクションの検討が可能になるという。例えば、店頭におけるブランドの潜在的なターゲットに向けたプロモーションの展開や、買物行動で商品が手に取られているものの購買されていない商品を明らかにし、その要因分析を行う。この取り組みについては、同社のデータドリブンマーケティング局とショッパーリテールマーケティング局が連携し、推進していく。新モデルの構築にあたり、先行して無意識下でのブランドに対するイメージを明らかにする調査プログラムの提供を開始している。同プログラムは店頭における商品との出会いを再現する直感的な選択テストとなり、心理学の知見を応用し、特定の言葉やイメージの組み合わせへの反応時間からブランドや製品に対する期待イメージや感情を測定するという。同社は今後も、同モデルを構築するソリューションを順次拡充していく方針だ。
2016年04月06日●データから自分の人生を振り返る時代アクロニスは、全世界500万人以上の個人ユーザーと、30万社を超える企業ユーザーが利用している、データバックアップソリューション、障害復旧ソリューションなどを提供している企業だ。アクロニスのセルゲイ・ベロウゾフCEOは、「データを保護するだけでなく、いかにコントロールするかが大切になってきている。その変化にあわせて、大手企業だけでなく、中小企業や個人が、データの重要性を再認識する必要がある」と指摘する。ベロウゾフCEOに、データを取り巻く環境変化と、それに向けた同社の取り組みについて聞いた。――昨今のデータバックアップ市場をどう捉えていますか。ベロウゾフ氏:データバックアップ市場は、目まぐるしく変化しています。昨今では、データバックアップそのものを捉えるのではなく、データ保護やシステム保護といった幅広い観点で捉えたり、あるいは、データを検索したり、共有したりといった点において、データをどうコントロールすべきか、という点にも注目が集まってきています。ただ、すべてにおいて共通しているのは、「誰もがデータを失いたくはない」ということです。第三者によってデータが破壊されたり、間違った人の手に渡ってしまいデータがなくなってしまったという場合はもちろんですが、データが見つけにくい、探し出せないということで事実上データを失うこともありますし、データをある場所から別の場所に移動させたいのだが、それができずに結果としてデータを失うということもあります。つまり、いま重要視されているのは、データをどうコントロールするのか、ということだといえます。また、安全にデータを格納するには、複数のコピーを用意する必要があり、それらのデータをまったく違う場所に格納しておくことが最適であるにも関わらず、それがまだ浸透していない、あるいはできていないという点も改善していく必要があります。もうひとつ見逃せない動きが、データそのものの重要性が増しているという点です。従来は、大企業のみがデータを保護していればいいという状況でしたが、いまでは中小企業においても、個人においても、データを保護し、データをコントロールしなくてはなりません。前世代では写真やビデオの数も少なく、昔を振り返るには、自分の記憶に頼るしかありません。しかし、いまの時代は、多くの記録が残っていて、データから自分の人生を振り返ることができるという、これまでにないユニークな時代を迎えています。しかし、それを実際にできている企業や個人は少ないといえます。もっとデータに対する意識を高めていく必要があるのではないでしょうか。一方で、いまの時代は、これだけ数多くのデータが活用されているにも関わらず、データに関する法律が原始的であり、文化といえるものが育っていないという問題点も指摘できます。人間は、自分の身体について考えれば、ダイエットをしなくてはならないことに気がつきます。しかし、データについては、そうした考えに至るところまで認識したり、熟考するような人はひと握りしかいません。データに関する法律についても単純なものに留まっており、データの権利保護まで深く踏み込んだものにはなっていません。今後のデータを取り巻く法律や権利というものは、「もはやデータは、人を形成する一部である」というような認識を持った上で作られたものでなくてはいけません。――こうした市場環境のなかで、アクロニスは、どんなメッセージを出していますか。ベロウゾフ氏:我々のメッセージはとてもシンプルです。それは、こうしたデータバックアップ市場の変化に対して、常にベストなソリューションを提供しているという点です。データを格納し、管理し、保護を簡単にできる。迅速に、信頼性のある形でデータを復旧できる。そして、データを保護する際にも、利用者が自由に選択できる環境を用意しています。他社のソリューションの場合は、ローカル環境におけるデータ保護であったり、クラウド環境への保護であったりといったように特定の方法でしか、バックアップができないという提案です。しかし、アクロニスの提案は、自分の好きな方法で、好きな場所にデータを保護し、しかも、それがいつでも変えられるという環境を実現しているわけです。データをバックアップしなくてはならない理由はいくつもあります。たとえば、ランサムウェアへの対策という点がそのひとつです。この部分にも、アクロニスは強いソリューションを持っています。そして、アクロニスの最大の特徴は、データをコントロールする機能や能力を提供している点にあります。信頼性の高いサービスを提供していますから、高いクオリティに対する期待値が高い日本のユーザーに応えることができるソリューションだと自負しています。――アクロニスの技術的な強みはどんなところにありますか。ベロウゾフ氏:アクロニスには、データに関する技術に優れた、310人の超人的な人材がいます(笑)。そのうち、博士号を持っている技術者が20人と、システムソフトウェアに精通した技術者が多い点も特徴です。コンピューティングに関しては、マイクロソフト、オラクル、IBMといった大規模企業が市場をリードしていますし、ネットワークもシスコシステムズ、ジュニパー、ファーウェイという大きな企業が市場を牽引していますが、ストレージについては、マーケットリーダーがいない状況だと私は考えています。そのような状況を捉えれば、いまの段階からエンジニアを増強して、ストレージ分野におけるマーケットリーダーを目指すのが得策です。また、当社では、すでに100以上の特許を取得しており、これも他社との差別化につながる要素だと考えています。――日本ユーザーにおけるデータの保護、データのコントロールに対する意識はどう捉えていますか。ベロウゾフ氏:日本に限ったことではないですが、日本でもデータバックアップをしていない人が多いのは事実です。とはいえ、世界各国のユーザーと比べてみると、日本のユーザーは、データ保護の意識が高い方だといっていいでしょう。しかし、日本は地震などの自然災害が多い国でもあり、日本人はデータを失ってしまいやすい環境にいるともいえます。日本人は、もっとデータ保護に関して関心を持つべきだと考えています。●アクロニスの2016年事業戦略――2016年はどんなことに取り組みますか。ベロウゾフ氏:アクロニスは、データバックアップの企業から、データの保護、管理まで網羅できる企業へと変化していき、技術的にも、ビジネス面でも、クラウドアーキテクチャーへと移行し始めています。まさに会社としての再構築、ビジネスの再構築をしている段階にあります。我々がフォーカスしているのはデータを保護し、コントロールするという部分であり、ある地域や、ある製品に特化しているというものではありません。データ保護やデータコントロールという取り組みのなかで、それを実現するのがソフトウェア・デファインド・ストレージであり、ブロックチェーン技術やモビリティ対応ということになります。データ保護については、5つのキーワードがあります。「セーフティ」、「セキュリティ」、「プライバシー」、「オーセンテック」、そして「アクセス」です。自らのデータを安全に保護し、そして、自らがコントロールできる環境を保持し、いつでも、どこからでもアクセスできる環境を実現することが大切です。アクロニスは、これらの点に力を注いでいきます。――今後の事業拡大において、M&Aはどう考えていますか。ベロウゾフ氏:具体的な戦略については開示できませんが、基本戦略はデータにフォーカスしていく姿勢に変わりません。そのなかで、様々な買収の可能性があるといえます。データの保護、管理、あるいはストレージという領域において、必要なものがあれば、自社内での開発も進めますし、買収した方がよければそれを検討していくことになります。過去36カ月の間に3社を買収していますので、平均すると1年に1社というペースになりますが、特にM&Aだけにこだわらずに拡大を検討していきます。一方で、コンサルティングサービスやプロェッショナルサービスのような領域については、パートナー各社との連携によって対応していくことになります。――日本におけるビジネスはどう成長させていきますか。ベロウゾフ氏:地域ごとの成長率は開示していないのですが、日本におけるビジネスは、非常に目覚ましい成長を遂げており、毎年、数100%の伸びをみせています。とくに、新たなアーキテクチャーを備えた製品の成長が著しいですね。高品質の製品が望まれている市場だけに、我々が成長できる余地は高いと考えています。今回、来日したのは、日本におけるパートナーとの関係をさらに強いものにすること、そして日本の組織の拡大で新たなオフィススペースへの移転を検討しており、それを見に来たのも目的のひとつです。年内には日本のオフィスの移転を考えています。――最後に、日本のユーザーに対して、メッセージをお願いします。ベロウゾフ氏:データの保護、管理およびストレージの活用は非常に重要であり、それに向けて、正しく、適切なツールを使用する必要があります。まだ適切なツールを使っていない人たちも多いですから、その点はぜひ学んでいただきたいですね。いまでもデータの保護の重要性は知られていますが、今後さらに高まっていくことになるでしょう。そうした動きに対して、アクロニスは、どんな規模の企業であっても、個人であっても、最適なツールを提供できると考えています。3月31日は、World Backup Dayと呼ばれており、アクロニスもこの活動に賛同しています。全世界で、データバックアップの大切さを知り、重要なデータや大切な思い出を、しっかりとバックアップすることの必要性を訴えていきます。日本のみなさんも、この日を機会に、データのバックアップに取り組んでいただきたいですね。その際には、ぜひアクロニスのサービスを使っていただきたいと思っています。
2016年03月29日KDDI、沖縄セルラーは22日、同社の4G LTEスマートフォン・タブレットにデータ容量をチャージできる「データチャージカード」の販売を開始した。全国のauショップから購入可能で価格は1,620円から。「データチャージカード」は1.5GB(1,620円)/3GB(3,240円)/5GB(,5400円)の3種類が用意されている。カード背面のQRコードもしくはPINコードを専用アプリ「デジラアプリ」で読み取りもしくは入力するか、「データチャージサイト」でPINコードを入力することでチャージできる。auショップでの販売を記念して、「データチャージカード」でチャージすると、データ容量が50%増量されるキャンペーンも実施する。期間は3月22日から4月30日まで。また、auショップでは、全国のスーパーやコンビニなどで利用できる「au WALLET プリペイドカード」へ入金できる「au WALLET チャージカード」の販売も開始する。こちらは1,000円/3,000円/5,000円の3種類。
2016年03月28日IDCフロンティア(IDCF)とヤフーは3月25日、大規模データセンターである福岡県北九州市の「北九州データセンター」と、福島県白河市の「白河データセンター」にそれぞれ新棟を建設することを発表した。建設規模は「北九州データセンター」が1棟約610ラック規模、「白河データセンター」が1棟70ラック・全6棟で構成される計420ラック規模となり、工期は「北九州データセンター」が2016年2月から12月中旬の約11カ月、「白河データセンター」は同年4月末から10月末の約6カ月を予定している。「北九州データセンター」の新棟となる6号棟は、ヤフーとIDCFのクラウドサービスおよび外販での利用を予定しているという。同センターは西日本地域におけるクラウドサービスの提供拠点であり、外販のハウジングサービスなどにおいては東京・大阪に集中するシステムの地理的分散や電力供給会社の分散により事業の継続や災害対策に機能を発揮している。将来は最大11棟までの増設が可能であり、拡張余力をシステム選定の条件とした企業の大規模需要にも応えるとしている。空調方式は、1~5号棟では直接外気空調が取り入れられていたが、6号棟に関しては、水冷空調システムが導入される予定となっている。「白河データセンター」の新棟となる4号棟は、2016年3月に第1期分が竣工した3号棟に引き続きヤフー向けに増設され、増加を続けるデータの格納や、ヤフーが保有するマルチビッグデータを活用するための処理基盤強化が目的だとしている。
2016年03月25日AOSデータは23日、マイナンバー対策製品の販売において明光商会と業務提携を行うことを発表した。AOSデータは、マイナンバーに対策に対応するソフトとして電子データシュレッダーを販売している。同ソフトは、グループ会社でありフォレンジック分野などにも強いAOSリーガルテックが開発しているソフトウェアで、PC上のデータを復元できない状態に廃棄・削除を行う。マイナンバーが記載されたメールを消去するメール抹消機能やあらかじめ設定した日時に自動で行えるスケジュール抹消機能なども搭載されているほか、いつ、誰が、何のファイルを抹消したのかを記録に残すレポート機能も備える。明光商会は、1960年という古くからMSシュレッダーを世に送り出してきた実績を持ち、オフィスユースを中心に個人認証型のシュレッダーから大量の機密文書の細断を行う破砕機まで、ニーズに応じたシュレッダーのラインナップを揃える。今回、明光商会が「電子データシュレッダー」の販売で提携、紙/デジタルともに徹底したデータ抹消が可能になる。なお、明光商会配布のカタログからの申し込み限定で同ソフトの60日間無料の体験版が利用できる。
2016年03月23日アイ・オー・データ機器は16日、データ復旧サービスが付属する外付けHDD「HDJA-UTWHQシリーズ」を発表した。容量2TBの「HDJA-UT2.0WHQ」と3TBの「HDJA-UT3.0WHQ」をそろえ、いずれも3月末に出荷する。価格は2TBモデル「HDJA-UT2.0WHQ」が税別29,900円、3TBモデル「HDJA-UT3.0WHQ」が税別34,400円。熱や振動に強いとされるウエスタンデジタル製のNAS用HDD「WD Red」を搭載するほか、独自のヒートシンク構造と冷却用ファンで冷却性能を高め、HDDの温度上昇などによる故障のリスクを低減する。付属のデータ復旧サービスは、ミスやウイルス感染によってデータが消失してしまったり、故障などによってデータ障害を起こした時に復旧をサポート。3年の保障期間保証期間内に1回のみ無料で利用で、申し込む際に購入日を証明するレシートなどが必要となる。このほか、同社のWebサイトから、ファイルの同期やアクセスの高速化などを行うことができるツール群「IO.APPs」も無料ダウンロード可能。インタフェースは、USB 3.0。電源はAC100Vで、電源ユニットを本体に内蔵するため、ACアダプタを必要としない。また、PCとの電源連動機能を備える。本体サイズは約W45×D216×H155mm、重量は約1.2kg。対応OSは、Windows Vista / 7 / RT / RT 8.1 / 8 / 8.1 / 10。Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2。Mac OS X 10.7~10.11。
2016年03月17日EaseUS Softwareは3月11日、Windows 10へのアップデート時にデータを損失してしまっても、安全にデータを復元、バックアップできるソフト「Data Recovery Wizard」と「Todo Backup」の最新バージョンを提供すると発表した。Windows 10へのアップデート時、ユーザーによる設定や各ソフトやアプリ、データはそのまま残るが、アップデート時にエラーが起こるとシステム上の全データが損失・消失してしまうリスクがあり、こうしたケースを防ぐためには、事前にバックアップをとっておく必要があるという。最新バージョン「Data Recovery Wizard 9.9」を利用することで、アップデート前のバックアップを容易に実行でき、Windows 10へのアップデート時に万一、データの損失や消失してしまっても、バックアップがあれば短時間かつ簡単にすべてのデータを復元、アップデート時のエラーでシステムからの起動ができなくてもすべてのデータ復元ができるとしている。アップデート時のデータ損失・消失からの復元だけでなく、システムをはじめHDD、パーティションも含めたバックアップに適しているのが「Todo Backup 9.1」。PCやHDD、外付けHDD上の全データのバックアップが可能なほか、増分や差分、自動バックアップ機能を備え、さらにクラウドバックアップ機能を使うことにより、Google Drive、OneDrive、Dropboxなどクラウド上に保存してあるすべてのデータも安全かつ便利にバックアップすることができるという。
2016年03月14日エンタープライズデータストレージ・ソリューションのプロバイダであるイスラエルのINFINIDATは3月8日、日本法人としてインフィニダット ジャパン合同会社(インフィニダット)を設立した。INFINIDATはモシェ・ヤナイ氏が2011年に設立し、2013年末にInfiniBoxの出荷を開始。これまでグローバルで主要企業のデータセンターに導入されており、投資機関のTPG GrowthとMIIVenturesから資金提供を受けている。ユーザーには金融や銀行、政府機関、ヘルスケア、エネルギー、クラウドサービスなど多様な分野のFortune 500企業が含まれているという。インフィニダットは、実証済みのエンタープライズデータストレージ・ソリューション「InfiniBox」を日本および周辺地域の企業に提供する。カントリーマネージャには岡田卓也氏が就任した。InfiniBoxは、19インチ/42Uのシングルラックで最大2PBまでの容量を使用可能であり、99.99999%の可用性、100万IOPS以上、最大12.5GB/sというスループットを実現しているという。エンドツーエンドのデータ保護、三重化冗長電源/データパス、スナップショットとレプリケーション、ホットスワップアップグレードなどを有する。こうしたストレージ性能/効率化機能により、InfiniBoxはユーザーのTCO削減を実現するとしている。
2016年03月08日米Lookoutは2月29日、プライバシー・データ保護調査を行う「Ponemon Institute」と共同で行った調査「モバイル端末からの機密データ漏えいにおける経済的リスク」の結果を公開した。同調査は、Forbesが発表する世界の公開企業上位2000のランキングリスト「Global2000」におけるIT・ITセキュリティ分野の従業員588名を対象に行っており、モバイル端末で企業情報にアクセスする際のリスクを検証して、実際にモバイルマルウェアが偉業に与える損失を測定している。これによると、モバイルマルウェアに感染した場合、感染端末すべての調査・復旧の直接費用や、コンプライアンス違反、信用喪失などの間接費用をあわせた総コストが、感染端末一台あたり「106万2320円(9485ドル)」にのぼることがわかった。なお、調査対象となった企業で利用されているモバイル端末のうち、3%(1700台)以上がマルウェアに感染している可能性があるという。こうした状況ではデータのアクセス権限管理が重要となるが、セキュリティ担当者の過半数が「社員のデータアクセスについて適切に把握している」と回答する一方で実態は大きく異なるとLookoutは指摘。例えば、顧客データへのアクセスは19%の担当者だけが「アクセスできる」と考えているのに対し、実際にアクセスしている従業員は43%にのぼった。ほかにも「個人の特定が可能な社員情報」や「連絡先リスト・名簿」「機密・極秘文書」など、従業員がセキュリティ担当者の監視の目をかいくぐり、データを利用している実態がわかった。こうした状況から、調査対象となった企業のITセキュリティ年間予算は現状が2730万ドルであるのに対し、12カ月後は3276万ドルと予算が増加傾向にある。また、モバイルセキュリティ分野においても436万8000ドルから598万4160ドルへと、各企業が予算増の見通しを立てていることが明らかとなっている。
2016年03月01日ウイングアーク1stは2月17日、NECと大規模データにおけるデータ分析基盤の協業を強化し、製造業におけるセンサーデータ収集による故障の未然防止や、金融業における取引の異常監視をはじめ、大容量のデータを蓄積できるデータ分析環境の構築を支援すると発表した。両社は、2014年2月からNECのIAサーバ「Express5800」、ストレージ「iStorage Mシリーズ」とウイングアーク1stのBI・情報活用基盤「Dr.Sum EA」を組み合わせ販売。あわせて共同で性能検証を行い、従業員数20,000名以上の大規模ユーザーや100億件以上の大容量データを保持したユーザーに最適なパフォーマンスを実現できることを検証してきた。今回新たに数億~数百億件のデータ分析を想定した性能検証を実施し、従来比で数倍~数10倍の集計スピードにおける性能向上を確認できたことから、製造業におけるセンサーデータ収集による故障の未然防止、金融業における取引の異常監視などの大規模データにおける展開を本格化。各種センサー等で収集されるライフログ分析の実証実験に着手し、ビッグデータ分析の実用化に向けた取り組みをスタートする。また両社は、今回の発表に伴い大規模データ分析のトライアルユーザーを限定募集。ハードやソフトの費用を無償で提供する(別途構築費用が発生する場合もある)。
2016年02月17日富士通は2月17日、ビッグデータの分析サービス「FUJITSU Intelligent Data Service データキュレーションサービス」(以下、データキュレーションサービス)を拡充し、教育サービス「ビッグデータ活用実践講座」「ビッグデータ分析体験ワークショップ」の2つの講座を同日より提供すると発表した。「ビッグデータ活用実践講座」は、企業内でビッグデータ活用を推進・運用できる人材を育成したい企業向けに、業務データの規模や目指すデータサイエンティスト像に合わせてカスタマイズした標準8週間の教育サービス。事業所内の環境で、実際の業務データを教材として使用し、目標設定・データ可視化・加工・モデリングなどの一連のプロセスを学習する。これにより、企業の業務に基づいた、より実践的な分析スキルを持つデータサイエンティストを育成できるという。一方、「ビッグデータ分析体験ワークショップ」は、ビッグデータの活用を検討中の企業向けに、ビッグデータ分析を1日体験できる教育サービス。ワークショップ後には、キュレーターとの個別相談会を開催し、データ活用に関する具体的な取り組みについて提案する。いずれのサービスも価格は個別見積もり。
2016年02月17日富士通は2月4日、同社のビッグデータの分析サービス「FUJITSU Intelligent Data Service データサービス「FUJITSU Intelligent Data Service データキュレーションサービス」(以下、データキュレーションサービス)において、新たな分析手法としてDeep Learningを適用し、同日より提供すると発表した。このサービスは、新ビジネスの創出や業務改革に向けて、自社で保有する画像や音声などのデータを有効活用したい顧客向けに、専門スキルを持つキュレーター(データサイエンティスト)がデータを分析し、Deep Learningを導入した場合の効果を検証するサービス。Deep Learningは、膨大なデータを機械(コンピュータ)が学習し人の判断や知識創造を助ける機械学習手法の1つ。顧客がこのサービスを活用することで、自社で分析を行うのに比べ初期投資を抑えながら短期間で検証することが可能になるという。Deep Learningを活用した「データキュレーションサービス」では、同社キュレーターが、顧客の画像・音声などのデータを預かり、目的に合わせた効果検証のフレームワークを適用。Deep Learningを用いて約2カ月でデータ分析モデルの作成と評価を行い、結果をレポートする。さらに、本サービスで作成したデータ分析モデルをビジネスに活用したい顧客には、分析モデルの提供や活用のためのコンサルティング、システム構築なども行っていくという。同社はこれまでの「データキュレーションサービス」で行っていた、機器のログや顧客・商品情報など発生した情報の分析による予測モデルの提供に加え、今回、画像や音声などのデータにDeep Learningを適用した学習・認識モデルを提供することで、ヒトの五感に対応したより精度の高いサービス開発や業務改革を支援していくという。なお同社は、コスメ・美容情報サイト「Hapicana(ハピカナ)」を運営するクーシーと連携し、新サービス開発に向けた共同プロジェクトを開始した。プロジェクトでは、顔画像データ5万点にDeep Learningを適用し顔を構成する各パーツの特徴を検出・学習することで、新たなレコメンドサービスの開発につなげていくという。
2016年02月04日IDC Japanは2月3日、国内ビッグデータソリューション市場動向の調査結果を発表した。同社は、ビッグデータ関連のテクノロジーは従来のBA(Business Analytics)のような単純なレポーティング/予測にとどまらず、リアルタイム処理を内包したアプリケーション基盤となることで、直接的に企業の収益に貢献することが期待されているが、ユーザー層の拡大という面で課題を抱えていると指摘している。その一方で、同社は業務/業種特化型のビッグデータソリューションが今後の国内ビッグデータテクノロジー/サービス市場の成長に重要な役割を果たすと見ている。国内は北米などのビッグデータ活用の先進地域に比べてビッグデータ活用やアプリケーション開発に対応した組織や人的資源を十分に持たない企業が多いため、ベンダーやSIerの提供するビッグデータソリューションの役割はきわめて重要であるという。同調査では、ユーザー企業にベンダー/SIerを挙げて、ビッグデータソリューションの提供者として強いイメージを持つ企業を聞いた。その結果、最も印象に残るベンダーとして、国内企業では富士通がトップの10.6%、NTTデータが2位で8.5%の回答を得。海外企業ではグーグルが9.3%、IBMが7.1%で続いている。同社は、富士通がトップとなった要因について、ミドルウェアやクラウドサービスも含めて独自の製品を持ち、ビッグデータイニシアティブとして包括的なソリューション体系をアピールしているためと分析している。
2016年02月04日NTTデータは2月1日、同社のデータセンターとアマゾンウェブサービス(AWS)やMicrosoft Azure(Azure)を専用線で直接接続する「マルチクラウド接続サービス」を同日より提供開始すると発表した。同社では、同社のデータセンターとAWSやAzureの間を専用線で接続し「マルチクラウド接続サービス」として同サービスを提供することで、安全性や信頼性を担保しつつ、複数のクラウドサービスや自社システムを連携させるハイブリッドクラウドやマルチクラウドを利用したいという企業のニーズに応えるとしている。同サービスでは、複数の異なるキャリア回線、ネットワーク機器を物理的に冗長化することにより、可用性の高いネットワーク環境を利用できるようになった。また、システムごとにAWSやAzureのアクセスポイントにおいて、ユーザー自身で回線の手配や追加ラック契約など追加設備の用意が不要なため、低価格でサービスを利用することが可能だ(最高速度1Gbpsまで対応)。同社は今後、顧客企業の事業パートナーとして、複数のクラウド基盤の最適化や運用管理を支援する新サービスの提供を計画中であり、順次発表していく計画。
2016年02月02日●複雑化するデータをデジタルマーケティングにどう活用するか2015年のデジタルマーケティングをめぐる動きを振り返ると、ユーザーの行動履歴をはじめとするデータの利活用は当たり前になり、スマートデバイスの普及により時間や位置情報といったデータを活用したO2Oの展開も活発になってきた。一方、テクノロジーの分野ではIoT(Internet of Things:モノのインターネット)への注目が高まり、今年は一層技術の進化が期待できるところだ。こうした動きを踏まえ、2016年のデジタルマーケティングはどうなっていくのか。その展望について、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)プロダクト開発本部広告技術研究室長の永松範之氏にお話を伺った。――2015年は、アドテクノロジーにおいて一層「データドリブン」の必要性が高まったのではないでしょうか。この動きは今後どうなっていくと感じていますか?永松氏:私たち広告技術研究室では「テクノロジー」、「メディア/コンテンツ」、課金や効果指標、取引手法といった「メソッド」、そして「データ活用」という4つの領域で研究を行っていますが、近年はそれぞれの領域が複雑に絡み合い、融合してきていると感じています。データの領域について、私たちが注目しているのはロケーションデータの活用です。これまでもロケーションデータはターゲティングの手段として使われてきましたが、それに加えてスマートフォンのGPS機能によってデータが収集しやすい環境が整い、またPOI(Point Of Interest)のデータが整備されてきたことによって、「どの位置にどのような関心を持ったユーザーがいるのか」ということが見えてくるようになりました。つまり、ユーザーのロケーションデータとPOIデータを組み合わせることで、より精度の高いプロファイリングができるようになったのです。さらに、オンラインの行動履歴とリアルな位置情報を組み合わせることで、より深いターゲティングもできるようになります。――アドテクノロジーの最大の関心は「どこに潜在顧客がいるのか」ということであり、それを探すための技術ということが求められています。ロケーションデータとPOIデータの組み合わせはその答えのひとつということでしょうか?永松氏:そうですね。今のアドテクノロジーではあくまでもオンラインにおける行動をベースとしたデータの活用が盛んに行われていますが、今後はこれにリアルなロケーションデータを加えることで、よりユーザーの興味関心に応えるアプローチが可能になるのではないでしょうか。PCとモバイルといったクロスデバイスの利用シーンで、複数のデバイスを横断するユーザーに対して広告配信を最適化させる仕組みも、今年は活用していきたいと考えています。――「潜在顧客を探す」という点では、CRM=既存顧客データの活用も昨年から注目されてきています。永松氏:アドテクノロジーとマーケティングテクノロジーの融合、つまり顧客データをはじめとする企業が保有するアセットとの融合もひとつの大きなテーマですね。私たちでも、いくつかの案件でデータの連携を開始したり、LINEビジネスコネクトを活用して間接的に企業のデータをマーケティングに活用したりといった動きが出てきました。いかにして企業の保有するデータをマーケティングに活用するかという点は、重要視されてきていると感じています。まずは企業が持っている顧客のデータを解析し、それを私たちのようなサードパーティが持つデータと融合させることで、企業の顧客と近い見込み顧客がどこにいるのかを発見することができるようになる。私たちもそういった価値を提供する仕組みを用意しているので、実際に企業に活用していただき、そのメリットを実感してもらいたいと思っています。●アドブロックは“話題先行”、しかし対応を考える必要はある―― 一方で、広告を配信する技術では新しいトピックスはありますか? 広告配信では前述のターゲティング技術はもちろん、効率やコストの最適化などが求められると思いますが。永松氏:取引の仕組みについては、プライベートマーケットプレイスのようなものが拡大するのではないかと思います。私たちでも、完全オープンな広告オークションでの取引に抵抗のある企業に対して、招待制で厳選された広告主、媒体社だけが参加することができる価値の高い広告在庫のマーケットプレイスを用意しています。加えて、配信技術については、昨年から注目されてきているアドブロックに対して技術的にどう対処していくかは、少しずつ出てきているところです。例えば、「アドステッチング」という従来のコンテンツ=コンテンツサーバー、広告=アドサーバーという区別を見直して、コンテンツと広告を一体化して同じサーバーから配信するといった考え方や、「ファーストパーティー・アドサーヴィング」といって媒体社もしくは広告主のドメインで広告を配信するといった考え方が生まれています。アドブロックについては日本では話題が先行しているものの、実際のところはまだまだこれからなので早急に対応する必要はありませんが、市場の動向次第では2016年の大きなテーマになる可能性はあるので、今後対応を考えていかなければならないと感じています。○テレビとネットの融合、技術的には連携させるロジックが確立へ――民放各局が参加する「TVer」に代表される見逃し配信の拡大や、オンライン動画を活用したコンテンツマーケティングの発展などを背景に、動画に対する注目も高まってきています。このような動きはデジタルマーケティング、中でもターゲティングや効果測定にどのような影響を与えるでしょうか?永松氏:ここ最近では、テレビ広告とオンライン広告を一緒に売るという動きは浸透してきていると感じています。ただ、データという点ではテレビとオンラインはまだ繋がりが弱い状態にあって、例えばテレビを観ていない視聴者にオンライン広告を見せたいといったニーズに対しては、まだ明確なロジックが生み出されているわけではありません。テレビ広告とオンライン広告の組み合わせで“リーチを拡げる”という効果を求めようとしても、まだその方法は確立していないのです。ただ、例えば一部のスマートテレビ(ネット接続が可能なテレビ)で可能となってきた視聴ログの収集が拡大すれば、ネットの視聴ログと組み合わせて広告に活用できるのではないかと考えています。まだ研究段階の技術も多いですが、これまでありそうでなかったテレビ視聴データのデジタル化は技術的にかなり現実的になってきました。これが実用化されれば、テレビとオンラインを連動させたターゲティングのロジックとそれによるリーチの拡大も現実味を帯びてくるのではないでしょうか。○データの利活用とプライバシーの課題は“表裏一体”――ネットに繋がるシーンが増え、ユーザーとの距離も近づくと、取得できるデータも豊富になる。そうなると、やはりデータとプライバシーの問題は避けて通れないと思います。「広告はユーザーデータをどこまで収集・活用するか」という論点はまだまだ議論の余地があるのではないでしょうか?永松氏:そうですね。ユーザーにどのような配慮をしてデータを収集・活用するかという点は、改正個人情報保護法の動きなどを踏まえながら当社でも厳しくチェックをしているところです。データを取得するという場面においても、オプトアウトの選択権をユーザーに提供しています。また、当社がデータを取り扱う際も、いくら匿名データであっても細分化された様々なデータを積み上げていくと個人の特定性が高まってしまうので、常にユーザーがある複数のセグメントで固められた母集団で構成されるよう分析ロジックを工夫しているところです。この問題は、ユーザーの近いところに迫れるようになったからこそ、真剣に考えなければなりません。私たちにとって「データ」は大きな研究テーマですが、それと同じくらい「プライバシー」も重要なテーマだと位置づけており、社内では専門チームをつくり、社外では各業界団体と連携して考えているところです。●実態を伴う効果指標によってメディアと広告の新たなエコシステムを――広告手法の高度化、タッチポイントの多様化によって、広告の指標やビジネスモデルも大きく変化していくと思います。広告のビジネスモデルで今後どのような動きがあるでしょうか?永松氏:パフォーマンスを目的とした広告については、最適化のロジックや運用方法の進化はあるものの、あまり大きな動きはないと思います。一方で、ブランディング広告については大きな変化があるのではないかと思います。例えば、最近増えている動画広告については従来のような“1インプレッション”では効果を評価できない場合が出てくる。オンラインの動画広告はテレビのように15秒や30秒といった固定値とも限らない。そこで、視聴時間に応じた課金モデルである「CPH(Cost per Hour)」など新しい効果測定の手法について検討が進んでいくのではないでしょうか。――確かに、ログデータとして記録されるインプレッション数や再生回数が実態(ネット視聴者の広告接触・視聴)を伴っているかどうかについては、疑問の声が挙がっていましたね。永松氏:よりネット視聴者の利用実態に合わせた効果測定・課金のモデルの最適化が考えられていくのではないかと思います。例えば昨年は海外で、ブラウザ下部のユーザーが見えない場所に表示された広告を1インプレッションとカウントしていることへの課題意識から、バナーが視認できる場所に表示され、実際にネット視聴者がバナーを見た回数を1インプレッションとみなす「ビューアビリティ」という言葉が出てきていて、この考え方で課金する「vCPM(v=viewability)」というモデルも生まれています。これは日本でも現在検討が進んでいて、より現実に即した課金モデルが普及していくのではないでしょうか。――vCPMはとても良い発想だと思いますが、広告収益に依存しているパブリッシャーにとっては少し辛いところですね。永松氏:そこが大きな課題だと思います。アメリカではvCPMでなければ広告を買わないという広告主も多くなってきていて、GoogleやFacebookといった大手メディアも対応を始めています。他のメディアも追随せざるを得ない状況が生まれつつあります。日本ではまだそこまでではありませんが、もし同じような状況が生まれた際には、広告単価をしっかり向上させなければ広告メディアにとってのメリットがなくなってしまいます。その点には十分に注意を払っていく必要があると思います。――CPCにしても、CPMにしても、単価は右肩下がりの傾向が続いている。それはブランドの認知やトランザクションといった広告主のKGIに対して十分な費用対効果を提供できていなかったからだとも言える。それに対して、vCPMによって費用対効果を向上することができれば、広告単価は向上するのが自然だと言えますよね。永松氏:そのようなスキームに落とし込んでインターネット広告のエコシステムを活性化していくことが広告会社に課せられた使命なのではないかと思います。○新しい技術、アドテクノロジーにどう取り込むか―― 昨年はウェアラブルデバイスに対する注目が高まった年でした。デジタルマーケティングはこの動きに追随していくのでしょうか。永松氏:いくつかアドテクノロジーとして検討する方向性があるのではないかと思います。ひとつは、広告を表示するメディアとしての可能性。ただこれは、表示面の大きさが多種多様などの点から、ハードルはかなり高いのではないかと思います。一方で、広告配信のベースとなるユーザーの状態や興味関心といったデータを取得する手段として活用するという考えもあり、まずはここからウェアラブルデバイスやIoTの活用が進むのではないかと思います。――また、テクノロジーの世界ではIoTやAI(人工知能)の動きが加速しています。デジタルマーケティングはこうした技術をどのように取り込んでいくのでしょうか?永松氏:人工知能(特に機械学習やディープラーニング、認識技術等)をどうマーケティングのテクノロジーに取り込んでいくかという点は、既にターゲティングといった広告配信で活用しているものもありますが、さらに研究を進めていくところです。考えられる活動領域としては、レコメンドやターゲティング、予算配分、クリエイティブの最適化、効果検証といった分野ですが、それぞれでどのような活用が可能かを試行錯誤しています。○ネット広告とユーザーが、良い関係を築くために――AIなどは、収集したデータを基に広告をアウトプットする場面で活用できるのではないかとも思います。例えば、ユーザーはネット広告を“邪魔な存在”だと思っている場合が多い。こうした課題に対して、機械学習や人工知能の活用はネット広告とユーザーとの間に良い関係を築くためのヒントを生み出すのではないでしょうか?永松氏:それは大いにあると思います。今までは、広告会社はあまりユーザー目線でネット広告を考える立場ではなかったとも言えます。しかし、データとプライバシーの問題を例にとっても、今後はそのような立場では難しい時代になってくるのではないかと思います。広告会社・広告主とユーザーの距離がどんどん近くなってきている中で、広告とユーザーが発展的に良い関係を築くことができるような方法論を考えていくことは、非常に重要だと思います。広告会社はユーザーに対してもオープンでいなければ、立場が難しくなっていく時代になるのではないでしょうか。――ネット広告そのものに対してユーザーからの支持・信頼を得られなければ、業界全体が高まっていかないですよね。永松氏:そうですね。スマートフォンが普及したことによって、ユーザーとネットの距離がさらに縮まり、その課題はより顕在化したのではないかと思います。これまでと違って、ネットでは本当に様々な広告手法が生み出されています。様々なネット上のサービスをみても、ユーザーの支持・信頼を得ているものが継続的な成長をしていき勝者となっています。ネット広告とユーザーの間に良い関係を築くためには、考えていかなければならない重要な課題です。
2016年02月01日データビークルは1月29日、電通、アプレッソ、takram design engineeringと共同開発したデータサイエンス専用変換ツール「Data Ferry」(データフェリー)を5月9日より発売すると発表した。初めに、代表取締役 CEOを務める油野達也氏が新製品を開発した経緯を説明した。油野氏によると、データ分析がうまくいかない原因はデータの切り分け方にあり、データ切り分けにおける課題を解決する製品として、同社が昨年7月に発表したのがデータ分析ソフト「Data Diver」だ。「データ分析は、収集・分析・行動といったステップを踏む。データの切り分けがよくないパターンは2つあり、1つはIT部門が収集と分析を行い、現場が行動を行っているパターン、もう1つはIT部門が収集を行い、分析を外部のデータサイエンティストが行い、現場が行動を行っているパターン。前者の場合、現場がどのように行動するべきかわからなくなっており、後者の場合、データサイエンティストはお金と時間がかかる割には、業務についてわかっていないという問題が生じている」そこで、「Data Diver」はプログラミングの知識がなくても高度な統計技術を利用できるようにすることで、現場が分析まで踏み込めるようにした。ただし、「Data Diver」を展開する中で、「データ連携ソフトが高い」「データをタイミングよく入手できない」といったデータ連携やデータ整備における課題が見えてきたという。こうした課題を解決するため開発されたのが「Data Ferry」だ。油野氏には、データ分析を行うデータサイエンティストには専用機が必要であると考え、「素性のよいエンジン」を探していたところ、アプレッソに行き着いたと語った。「『高度な改善要求に耐えられる製品を持っていること』『共に戦えるエンジニアがいること』『海外で実績を持つファクトリー体制があること』という要素がそろっているエンジンを探していたが、正にアプレッソがそうだった」(油野氏)「Data Ferry」にエンジンを提供するアプレッソの代表取締役社長を務める小野和俊氏も説明会に登壇した。小野氏は代表取締役社長という立場ながら、根っからの"技術者"ということで、今でもアプレッソの製品のエンジニアリングに関わっているという。小野氏は、油野氏が挙げた「素性のよいエンジン」の条件を引き合いに出し、同社の技術力の高さをアピールした。「これまで、各所からコンサルティングも提供してはどうかとの声もいただいてきたが、一貫してプロダクトの開発に注力してきた。また、ビッグデータの分析に対するニーズの高まりなどを踏まえ、大量のデータを高速処理できる機構も独自で開発しているほか、Javaエンジニアも多数そろっており、技術力には自信がある。また、エンジニアについても、新規の戦略アライアンスなどに対応できる開発体制を構築しており、開発生産性を最大化するための環境への投資も積極的に行っている。製品のグローバルかも着実に進めており、販売に加え、シンガポールに開発拠点を設けたり、英語・中国語でサポートを提供したりするなど、力を入れている」「Data Ferry」の機能については、製品企画担当の藤田大地氏が説明を行った。藤田氏は、「Data Ferry」のコンセプトについて、「分析に特化したツールであり、基本となるEAIは安定した国産エンジンを搭載している。ターゲットはIT部門以外としているため、設定はすべて自然言語で行える思い通りに、ユーザー自身がデータを加工できるような仕組みを用意している」と語った。「Data Ferry」の技術面におけるキモは専用ストレージ「Analytical Source Lake」だ。各種データソースを統一されたデータセットに変換し、分析可能な形で醸成・蓄積することができる。Analytical Source Lakeに蓄積されたデータについて集計、テーブル統合、サンプリング、クレンジングが行われる。加えて、藤田氏は「Data Ferry」の特徴として「完全なプログラムレス」「データベース内蔵」「分析に関する処理をすべて自動化」「オンプレミスとクラウドを双方向で接続」「データのマスキングによるセキュリティ対策」を挙げた。「Data Ferry」はクラウドサービスとして提供され、利用料は月額40万円から(1ユーザーID、初期データ容量は1TBまで)。オンプレミスの販売については、国内のSIベンダーと協業を進めているところだという。
2016年01月29日アシストは1月28日、データウェアハウス最適化のための中核ソリューションとして、データクレンジングに必要なソフトウェアとハードウェアをパッケージとして提供する「ビッグデータ・クレンジングパッケージ」を提供開始した。「ビッグデータ・クレンジングパッケージ」は、分析用データを蓄積する基盤として活用が広がっている「MapR Enterprise Edition(M5)」、IAサーバ「HP ProLiant DLシリーズ」、ETLツール「SyncsortDMX-h」、各種技術支援サービスを組み合わせて提供するもの。同パッケージは、データベースのライセンスコストおよびストレージコスト、データ収集や加工といったデータクレンジングに要するコストを低減する。同社は、同パッケージの提供開始に合わせ、1月21日より「MapR版Syncsort DMX-h Sandbox(トライアルキット)」のダウンロード提供を開始している。これは、「Syncsort DMX-h」と「MapR」を同梱したVMWarePlayer用仮想マシン。自社にHadoop環境がなくても、Hadoop上でビッグデータをクレンジングするためのETL処理の開発と実行が体験できる、トライアルキットに含まれるサンプルのデータとアプリケーションで、売上集計、差分抽出、Webログ集計、文字列カウントの4つのジョブをチュートリアルに沿って実行することも可能。
2016年01月29日インフォテリアは1月28日、トレジャーデータが提供するクラウド型のデータマネジメントサービス「トレジャーデータサービス」とのデータ連携に、インフォテリアのEAI/ESB製品であるASTERIAシリーズの「ASTERIAWARP(アステリアワープ)」が対応し、双方で検証が完了したことを発表した。トレジャーデータサービスは、各種データベースやファイルシステムからデータを抽出する機能とクラウド上に保存する機能を備える。最近ではIoT(Internet of Things)の利活用を検討している企業が増加し、大量のデータをクラウドで集計・管理を行うトレジャーデータサービスへの注目も高まっている。しかし、多くの国内企業では既存システムや、さまざまなクラウドサービス、インターネット上のデータを分析の対象とする要望が数多く存在しているという。一方、ASTERIAWARPは異なるコンピューターシステムのデータをノンプログラミングで連携できるミドルウェア。メインフレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、さまざまなシステム間の接続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行い、既存システムから最新のサービスまで連携することができる。今回の連携によるメリットは、トレジャーデータサービスで各種データベースやファイルシステムから抽出したデータに対して、ASTERIAWARPが既存システム、クラウドサービスなどのデータを統合し、送付することでデータの見える化を推進するものだという。また、データの集計結果を帳票とする際にもASTERIA WARPを利用してExcelの帳票とすることが可能なためきめ細やかな帳票出力に対応し、互いのメリットを活かせる協力関係を築くことができるという。インフォテリアでは今後もASTERIAWARPの多様なデータソースとの連携機能を駆使し、最新のクラウド環境に対応するなど社内業務のクラウド化による利便性を引き出せるITソリューションを構築していく方針だ。
2016年01月29日NTTデータグローバルソリューションズ(NTTデータGSL)と日本マイクロソフトは1月26日、Microsoft Azureをクラウド基盤として利用したSAPソリューション・マイグレーション・サービスで協業すると発表した。NTTデータGSLは、Microsoft Azureの特性を生かした形で、SAPソリューションの移行・運用ベストプラクティスの検証・開発・展開を行う。SAPソリューションがどのデータベースを利用していてもAzure上に展開でき、ライセンス移管および保守サービスの継続提供も可能だという。東日本・西日本の2つのデータセンターリージョンおよびグローバル・ネットワークを持つAzureの特性を生かし、ディザスタ・リカバリをクラウドサービスとして提供することができる。また、Azure Site Recovery(ASR)を利用して、オンプレミスからクラウドへのディザスタ・リカバリ設計を、SAPソリューションのシステム構成に最適化してベストプラクティス化する。システム監視にはNTTデータのオープンソース監視ソフトウェアである「Hinemos」を採用するほか、インシデント管理には「SAP Solution Manager」を利用し、新たなソフトウェアを構築することなく運用プロセスの効率化を実現する。両社は今後、Azure上でのSAPソリューションの拡販に向けてバーチャル・チームを組織し、共同でターゲット顧客の選定と共同提案を行うとしている。日本マイクロソフトは、同バーチャル・チームを通じ、米マイクロソフトの開発部門が実施するSAP認証取得の中で得た技術情報を共有し、ユーザー企業への展開に際してトラブルを最小化した展開が可能となるよう技術情報の拡充も図っていくとしている。両社はすでに連携しており、不動産市場向けのクラウドサービスを提供するいい生活の基幹業務システムであるSAP ERPをMicrosoft Azureに移行した事例を公開している。
2016年01月27日