俳優のジョニー・デップの娘リリー=ローズ・メロディ・デップが映画初主演を務めた『Yoga Hosers』(原題)が、『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』の邦題で7月1日より日本公開されることがこのほど、明らかになった。ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘リリーが演じるのは、やる気のないコンビニバイト店員コリーン・コレット。親友で同じコンビニでバイトするコリーン・マッケンジーを、『チェイシング・エイミー』や『ドグマ』などで知られる本作の監督ケヴィン・スミスの娘、ハーレイ・クイン・スミスが務める。ジョニー・デップの出演もあり、『Mr.タスク』以来の父娘共演を果たす。リリー演じるコリーン・コレットとハーレイ演じるコリーン・マッケンジーは、授業もバイトもやる気がないが、ヨガだけは好きな女子高生(JK)。ある日2人は、店長不在のバイト先のコンビニで学校のモテ男子とパーティを行おうとするが、誤って地下に眠っていた邪悪なミニナチ軍団を呼び起こしてしまう。長い眠りから覚めたミニナチ軍団は巨大な怪物を解放し、世界侵略へと動き出す。彼らを止めるべく、2人は地球の命運をかけて壮大なバトルを繰り広げる。(C)2015 YOGA HOSERS, LLC All Rights Reserved.
2017年02月10日ハーレイ・クイン、デッドプール、そしてドクター・ストレンジといった大人気のキャラクターを抑え、「最も期待されるアメコミキャラクターの実写デビューランキング」(米チケット販売サイトFandangoの調査)でNo.1に輝く『ワンダーウーマン』。その日本公開日が8月25日(金)に決定。ワンダーウーマンを演じるガル・ガドットと、監督のパティ・ジェンキンスからコメントが到着した。人間社会から孤立した女性だけの一族のプリンセスであり、誰よりも優しく育った最強の女戦士、ダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)。ある日、浜辺に不時着したパイロット(クリス・パイン)を助けたことで、彼女の運命は大きく動き出す。人間社会とはじめて触れ合うことで、1人の女性として、また特別なチカラを持つ戦士として、彼女は何に目覚め、誰のためにその力を使うのか――?このダイアナ・プリンスことワンダーウーマンは、好奇心旺盛だが外の世界を一切知らず、“男性を見たことすらない”という世間知らず。大都会ロンドンを初めて訪れた際には、セクシーすぎるそのコスチュームに男性たちがドギマギしても、自分では気がついていないという女性だ。本作では、ただ強くて優しいだけのヒーローではない、そんなワンダーウーマンの魅力的な一面が描かれている。ワンダーウーマンを演じるのは、ミス・イスラエルであり、2015年の「世界で最も美しい顔100人」で2位に選出された美貌の女優ガル・ガドット。彼女は「現代においてどんな女性がワンダーウーマンか?」という問いに、「夢を持つ少女、働く女性、世の中のお母さんたち、人々を癒やす女性…いえ、女性なら誰でもワンダーウーマンね。本当にそう思う」と応じ、ヒーローモノのカテゴリだけで見られてしまいがちな『ワンダーウーマン』では、女性が共感できるいくつもの要素がテーマになっていることを明かす。また、監督のパティ・ジェンキンスを含め、数多くの女性スタッフたちによって製作された本作。監督は「『ほら、女だってこんなことができるのよ!』って必死に売り込む必要がない。ワンダーウーマンはそんな時代を体現するキャラクターだと思う」と語っている。『モンスター』(’03)でシャーリーズ・セロンをアカデミー賞主演女優賞へ導いたジェンキンス監督は、マーベル・スタジオからもオファーがあったといわれている注目の女性監督。そんな彼女が満を持して監督作に選んだのが『ワンダーウーマン』なのだ。この女性監督には、ミス・イスラエルにも選ばれた完璧な美貌を持ち、実際の兵役経験による“圧倒的”アクションセンスも持ち合わせるガルも「かつて少女だった女性こそ、この物語を正しく描ける」と、絶大な信頼をよせている。「自分の着たいものを着ているだけ」と人間社会を突っ走り、潔くチャーミングなキャラクターと芯のある美しさは、多くの女性たちを励まし、心を鼓舞してくれる存在となるだろう。『ワンダーウーマン』は8月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月03日DCが贈るクレイジーでポップな爽快アクション・エンターテイメント『スーサイド・スクワッド』。現在ブルーレイ&DVD発売中、デジタル配信中の本作に登場する、人気キャラクターたちの意外な過去やエピソードが明らかになる特別動画が公開された。世界崩壊の危機を前に、政府はあるとんでもない決断を下す。それは、バットマンやスーパーマンによって捕らえられた悪党たちによる最“狂”軍団を結成すること。情に厚い凄腕暗殺者デッドショット、地獄の炎を操る小心者エル・ディアブロ、唯我独尊を貫く女侍カタナ、コンプレックスを抱える怪力男キラークロック、トラブルメーカーのブーメラン使いキャプテン・ブーメラン。そして、予測不可能までにぶっ飛んだ悪カワヒロイン、ハーレイ・クイン。思いがけず“正義のヒーロー”を任された寄せ集めの悪党たちは、世界を救えるのか――!?週間レンタル ブルーレイ&DVDランキング洋画部門で初登場から3週連続1位を獲得、セル商品も週間販売ランキング 洋画部門で2週連続1位を獲得し、人気を博している本作(集計期間: 2016/12/19~2017/1/8、TSUTAYA調べ)。ヒーロー側の集合チーム『ジャスティス・リーグ』の新画像が解禁されるなど、今後も続々登場するDCフィルムズやTVドラマシリーズだが、今回、これらDCに関連する様々な情報が集約されたアプリ「DC All Access」のホストの1人、ジェイソン・インマンが本作の人気キャラクターを徹底解説する動画が初公開。映像特典にも未収録の映像となっている。(5)【キャプテン・ブーメラン編】おもちゃメーカー社長の私生児として生まれたキャプテン・ブーメラン。ブーメランを使うキャラになる意外なきっかけが明かされる。『スーサイド・スクワッド』で演じているのは、『ターミネーター:新起動』などのジェイ・コートニー。(6)【ハーレイ・クイン編】ほかのメンバーとは違い、初登場はコミック本ではなく1992年放送のアニメ「バットマン」だったということが、動画で明かされることに。1回きりの登場のはずがファンの間で話題となり、いまもなお続く大人気キャラとなった。演じるのはもちろん、ハーレイ・クイン単独主演映画も決定しているマーゴット・ロビー。(7)【キラークロック編】メンバーの中でもひときわビジュアルにインパクトがある怪力のキラー・クロック。彼が怪物の姿になった悲しいいきさつとは?演じるのは、アドウェール・アキノエ=アグバエ。(8)【カタナ編】彼女の本名はタツ・ヤマシロ。マセオとタケオという名の兄弟に求愛され…カタナのドラマチックな過去エピソードは必見かも。演じるのは、本作で映画デビューを果たした福原かれん。そのほか、ウィル・スミスが演じた最強スナイパー(1)【デッド・ショット編】、アダム・ビーチ演じるロープ使い(2)【スリップ・ノット編】、カーラ・デルヴィーニュ演じる魔女(3)【エンチャントレス編】、ジェイ・ヘルナンデス演じる炎を操る(4)【ディアブロ編】も先に公開されている。『スーサイド・スクワッド』ブルーレイ&DVDは発売中、デジタルレンタル配信中。(text:cinemacafe.net)
2017年01月22日エムシーエム(MCM)と英ファッションデザイナーのクリストファー・レイバーン(Christopher Raeburn)とのコラボレーションコレクションを、12月26日から17年1月10日まで伊勢丹新宿店メンズ館 2階 インターナショナルクリエイターズで先行販売する。同コレクションのキーワードとなったのは、「シーズンレス」、「サスティナブル」、「ユニセックス」、「マルチファンクショナル」、「モバイル」の5つ。MCMのアイコニックなビセトスと、レイバーンのシグネチャーである“リメイド”の美学が、トレンチコートやジャケット、パーカーなどのアイテムに落とし込まれた。その他、カスタマイズ可能なバッグ「3-in-1」や、MCMの代表的なバックパックがウエアと融合して登場する。また、すべての素材はブルーサイン(R)の規格をクリアしたものを採用。カラーは、バーバリアンフラッグからインスピレーションを得たダブグレイやクリスプブルー、レモンイエローなどが使用された。なお、同コレクションは伊勢丹新宿店メンズ館での世界先行発売後、17年2月16日より各直営店にて展開される。
2016年12月25日2016年夏、大ヒットを記録した『ペット』のブルーレイ&DVDが12月21日(水)よりリリースされる。このほど、ブルーレイだけの特典映像となるモルモットのノーマンが大活躍するミニ・ムービーが初公開。声を務めた人気声優・梶裕貴からコメントが到着した。本作は、飼い主のケイティのことが大好きな犬のマックスが主人公となり、大都会ニューヨークを舞台にハラハラドキドキの冒険、仲間たちとの絆、困難を乗り越える勇気の物語が展開するアニメーション。『ミニオンズ』のスタッフが手がけ、今夏、全世界で大ヒット。続編の制作も決定している。そして今回、本作のブルーレイ&DVDリリースに先駆け、ブルーレイのみに収録されるミニ・ムービー「NTV:ノーマン・テレビジョン」を一部初公開!さらに、ノーマンの声を演じた梶さんが本作についてコメントを寄せた。ブルーレイ&DVDで楽しめる本作に、梶さんは「そのシーンの主役でない動物たちも、よく見るとそれぞれ個性を持って動き回っています。細部までこだわって作られている本作なので、ぜひお家でじっくりとご覧ください!一緒に住んでいるペットと観るのも楽しいかもしれません(笑)」とコメント。梶さん自身も「小さいころ、ハムスターを飼っていた」そうだが、「“彼”は小動物らしく常にせわしない子だったので、のんびり屋のノーマンとはだいぶキャラクターが違ったのかなと思います…(笑)。でも、げっ歯類特有の口元はイメージしながら演じさせていただきました」と明かす。もちろん、本作に登場するキャラクターで一番似ていると思うのは、「やはりノーマンだと思います。どこか眠そうな目もそうですし、僕にも頬袋があるので…(笑)」。この特典映像ミニ・ムービー「NTV:ノーマン・テレビジョン」は、そんなノーマンが主役。「もしかすると本編以上に喋っているかもしれません…!(笑)今回は小動物ならではの行動エリアで描かれているので、まさにノーマンの魅力のつまったミニ・ムービーになっていると思います!」と自信を覗かせる。最後に、「一度でもペットを飼われたことのある方は『あるある!』を沢山感じていただけると思いますし、飼ったことのない方も観終わるころには、思わず近くのペットショップを検索しているのではないでしょうか(笑)笑えて泣ける素敵な作品です。ぜひ何度もご覧ください」と本作をアピールした。『ペット』ブルーレイ&DVDは12月21日(水)より発売、同日レンタル開始。(text:cinemacafe.net)
2016年12月20日マーゴット・ロビーと『スーサイド・スクワッド』のデヴィッド・エアー監督が、再び新作『ゴッサム・シティ・サイレンズ』でタッグを組むことになった。DCコミックのキャラクターの1人で、セクシーながらも猟奇的な女性ハーレイ・クインを主役にした同作品の中で、マーゴットはハーレイ役を再び演じるだけでなくエグゼクティブプロデューサーも務めることになるとザ・ハリウッド・レポーターが報じている。同作品の基となる最近発刊されたコミックシリーズの中にはキャットウーマンやポイズン・アイビーらもハーレイと一緒に登場していたため、映画作品の中にも姿をあらわす可能性があるようだ。『シャーロック・ホームズ』第3弾の脚本を手がけるジェニーヴァ・ロバートソン・ドウォレットが『ゴッサム・シティ・サイレンズ』の脚本を担当する。今年9月、ハーレイ・クインのスピンオフ作品製作に向け、ワーナー・ブラザースとマーゴットがファーストルック契約を結んだと報じられていた。『スーサイド・スクワッド』に出演後、マーゴットは自身の演じたキャラクターにすっかり夢中になっていると言われている。同スピンオフ作品にハーレイの恋人であるジャレッド・レト演じるジョーカーや、ハーレイとジョーカーの企てる犯罪計画を阻止するスーパーヒーローであるベン・アフレック演じるバットマンが登場するかはまだ分かっていない。一方で以前マーゴットは、ハーレイとジョーカーに再びタッグを組ませたいとコメントしており、「そうなるように頑張っているところよ。明確には決まっていないけど、何かの形でね。だって2人にはもっとたくさんやるべきことがあるんだもの」と話していた。そんな中、ワーナー・ブラザースは『スーサイド・スクワッド』続編、さらにウィル・スミス演じるデッドショットのスピンオフ作品の製作に向けても動き出しているところだ。(C)BANG Media International
2016年12月15日マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインを主役とした新作の脚本家が決定したようだ。『スーサイド・スクワッド』に続き、マーゴットが演じるセクシーでクレイジーな悪役ハーレイ・クインを主役にした新作に向けて、クリスティーナ・ホッドソンが脚本を執筆することになった。マーゴットがプロデューサーも兼任する同作については、ワーナー・ブラザース社から正式なコメントは出されていないものの、ザ・ラップはハーレイ・クインだけでなく数々の女性スーパーヒーローが登場する作品になると伝えている。しかし、登場するキャラクターやその位置付けについては分かっていない。今回その注目作で筆をとることが決定したホッドソンは、まだ製作のされていない脚本の人気投票であるブラック・リストにこれまで3作も選ばれ、その中の『逃亡者』のリバイバル版と『ジ・エデン・プロジェクト』はソニーとマテリアル・ピクチャーズがそれぞれ版権を獲得している注目の脚本家だ。最近では、ナオミ・ワッツが心理学者メアリー・ポートマンを演じる新作『シャット・イン』の脚本も手掛けている。ハーレイ・クインのスピンオフ作品については今年の9月、『スーサイド・スクワッド』でその役を演じたことをきっかけにすっかり虜になったと言われているマーゴットが、プロデューサーとしてワーナー・プラザースとファーストルック契約を交わしたことが報じられていた。新作でハーレイ・クインの危険な恋人ジョーカー、そしてそのペアを止めに来るのでおなじみのバットマンが登場するのかどうかについては分かっていないが、マーゴットは以前、またジョーカーとハーレイ・クインがタッグを組む姿を見たいと口にしていた。(C)BANG Media International
2016年11月16日ハーレイ・クインやデッドプール、ドクター・ストレンジなどを抑え、全米で「最も期待されるアメコミキャラクターの実写デビューランキング」(※)のNo.1を獲得した『ワンダーウーマン』。今年で生誕75周年を迎えるDCコミックスのキャラクター、“ワンダーウーマン”は、先日もジェンダーの平等や女性・少女たちの社会的地位向上を呼びかける国連の名誉大使に任命されるなど、現在、“いい女”の代表として存在感を発揮している。2016年、日本では女性初の東京都知事が誕生し、また、アメリカでは明日にも女性初の大統領が誕生する可能性も高い。“ワンダーウーマン”という存在が75年もの間訴え続けてきた、 “自分の理想を男性に求めない、自立した女性”が体現される記念すべき年になるかもしれない。本日は“いい女(11月07日)”の日ということで、現代の“いい女”像について検証してみた。これまで数々の作品で、“いい女”として描かれることが多かったのは、『天空の城ラピュタ』のシータのような女性らしく、一見か弱く見えるも、しかし確固とした芯を持っていて、ここぞというときに強さを見せる姿は、“守ってあげたい”男性陣からの人気はもちろんのこと、女性からの好感度も高い憧れの“いい女”の代表といえる。しかし、近年描かれることが多く、支持を集めるのは、『アナと雪の女王』のアナとエルサや、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のレイ、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフュリオサなど、ふだんは揺るぎない自分らしさを持っているが、ふとした瞬間に見せる弱い部分を持っている『風の谷のナウシカ』のナウシカような女性。小池百合子都知事やヒラリー・クリントン候補も当てはまるような、現代の“いい女”は、自らの運命を男性に委ねることなく、自らの力で道を切り開いていく。ヒラリー・クリントンは、こう語っている「大きな夢を見る少女たちへ。あなたたちは何にでもなることができる。大統領にもなれるのよ」と。男性だけがスーパーヒーローとして活躍してきたコミックスの中、さっそうと登場したワンダーウーマン。男性ヒーローを尻目に、圧倒的なパワーでリーダーシップを取り、正義の心を広め、平和のために闘い続けてきた元祖“いい女”のワンダーウーマンが望んでいた時代が、ついにいま、到来したのかもしれない。2017年夏に日本上陸する映画『ワンダーウーマン』で、主人公ダイアナ・プリンスことワンダーウーマンを演じるのは、ミス・イスラエルにも選ばれた完璧な美貌を持ち、実際の兵役経験による“圧倒的”アクションセンスも持つスーパー美女モデルにしてハリウッド女優のガル・ガドットだ。ガルは本作について、「私はワンダーウーマンを演じられることをとても誇りに思っている。そして、ようやく、このような映画が誕生する時期が訪れたと思う。若い女性が憧れる存在がいるというのは重要なことよ。男の子にとってはスーパーマンやバットマンがいるのに、女の子には誰もいなかった。だから、ようやくワンダーウーマンが登場したというのはとても喜ばしいことね」と語っている。監督を務めるのは、『モンスター』(’03)でシャーリーズ・セロンをアカデミー賞主演女優賞へ導き、女性刑事を主人公にしたクライムドラマ「THE KILLING/キリング」などを手がけてきた実力派の女性監督パティ・ジェンキンス。彼女たちがスクリーンに映し出す、いまの時代の“いい女”を見逃すことはできない。『ワンダーウーマン』は2017年夏、全国にて公開。(※)米チケット販売サイト「Fandango」の調査より(text:cinemacafe.net)
2016年11月07日先日のハロウィンには、著名人を含めハーレイ・クインやジョーカーのコスプレをした人が続出した『スーサイド・スクワッド』。このほど、劇場版では描かれなかった未公開シーンを追加したエクステンデッド・エディション版もラインナップするブルーレイ&DVDのリリースが決定した。迫り来る世界崩壊の危機を前に、政府はあるとんでもない決断を下す。それは、バットマンやスーパーマンによって捕らえられた悪党たちによる最”狂”軍団を結成すること。情に厚い凄腕暗殺者デッドショット、地獄の炎を操る小心者エル・ディアブロ、唯我独尊を貫く女侍カタナ、コンプレックスを抱える怪力男キラークロック、トラブルメーカーのブーメラン使いキャプテン・ブーメラン。そして、予測不可能までにぶっ飛んだ女ピエロ、ハーレイ・クイン。思いがけず“正義のヒーロー”を任された寄せ集めの悪党たちは、世界を救えるのか!?本作は、全世界興行収入7億4,400万ドルを超える大ヒットとなったクレイジーでポップな爽快アクションエンターテインメント。『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』に続くDCプロジェクト第2弾で、正義感なし!協調性なし!の個性が豊かすぎるヴィラン(悪党)たちが、それぞれのキャラを生かして大活躍!?また、サントラも世界中で大ヒットとなっており、「QUEEN」の「Bohemian Rhapsody」のカバー曲や、エミネムの名曲「Without Me」、スクリレックス&リック・ロスによる「Purple Lamborghini」など新旧名曲が劇中を彩り、「トゥエンティ・ワン・パイロッツ」の新曲「Heathens」がエンディングを飾っている。今回発売されるエクステンデッド・エディションには、劇場版では描かれなかった約11分の未公開シーンを追加。ブルーレイ(劇場版)には85分を超える豪華映像特典を収録する。なお、来たる2017年には『ワンダーウーマン』をはじめ、バットマンらが一挙に集結する『ジャスティス・リーグ PART1』(原題)と続々、公開予定。「SUPERGIRL/スーパーガール」「レジェンド・オブ・トゥモロー」など、TVシリーズも高い人気を博している。『スーサイド・スクワッド』は12月21日(水)よりブルーレイ&DVDリリース(※同日デジタルレンタル配信開始)。11月23日(水・祝)よりデジタルセル先行配信開始。<『スーサイド・スクワッド』リリース情報>12月21日(水)リリース◆ブルーレイ&DVDセット3,990円+税◆エクステンデッド・エディションブルーレイセット4,990円+税◆エクステンデッド・エディション 3D&2Dブルーレイセット8,990円+税◆エクステンデッド・エディション9,990円+税※ブルーレイ&DVDレンタル、デジタルレンタル開始発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントSUICIDE SQUAD and all related characters and elements are trademarks of and c DC Comics.(c) 2016 Warner Bros. Entertainment Inc. and Ratpac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved.(text:cinemacafe.net)
2016年11月05日神奈川・横浜アリーナで30日、ハロウィンイベント「ジャック・オー・ランド」が開催され、グランドフィナーレでは出演モデルやゲストがランウェイに集結し、華やかなラストとなった。10月29日・30日の2日間かけて行われた「ジャック・オー・ランド」は、ゲストがハロウィン仮装でランウェイを彩る今年初のハロウィンイベント。親子向けの昼の部「KIDS PARK」では、人気キャラクターやティーンモデルたちが登場し、大人向けの夜の部「CELEBRITY PARADE」では、人気モデルやスペシャルゲストが登場するハロウィンパレードが繰り広げられた。30日のグランドフィナーレでは、この日の夜の部に登場した出演者たちが集結。唇をモチーフにしたセクシー衣装の石田ニコル、ラムちゃんコスプレの香川沙耶、赤デビル姿の八木アリサ、ハーレイ・クインに扮した立花恵理らが続々とランウェイに登場した。歌手のレディー・ガガ風ものまねメイクで観客を圧倒したざわちんは、グランドフィナーレでも存在感を発揮。シスターに扮した三吉彩花と松井愛莉は2人でポーズを決め、ぺこ&りゅうちぇるは手をつないで仲良く歩いた。そして、大トリを飾ったヴァンパイア姿のディーン・フジオカが登場するとひと際大きな歓声が。ディーンは手に持っていたスティックを突き上げながら歩き、ランウェイの先端で赤いマントを翻して向きを変える華麗なパフォーマンスで沸かせた。2日間イベントを盛り上げたピカチュウも駆けつけ、出演者がステージ上に一列に。最後に金銀の紙テープが舞い降り、拍手と歓声の中で幕を閉じた。29日は8,600人(昼:2,600人/夜:6,000人)、30日は9,000人(昼:4,000人/夜:5,000人)の観客が駆けつけた。撮影:蔦野裕
2016年10月31日"10頭身"のスタイルを誇るモデルの香川沙耶が30日、神奈川・横浜アリーナで開催されたハロウィンイベント「ジャック・オー・ランド」に出演し、『うる星やつら』のラムちゃんコスプレを披露した。香川は、黄色の虎縞模様と緑のロングヘアが特徴のラムちゃんコスプレで登場。大胆に肌を露出したセクシーな衣装で、10頭身の完璧なボディを見せつけた。ランウェイの先端では笑顔でポーズを決め、観客の心をつかんだ。同じステージには、石田ニコルや立花恵理、浦浜アリサ、舟山久美子、八木アリサらも登場。ハーレイ・クインやスパイダーマン、赤デビルなど、それぞれインパクトのある仮装姿を披露し、華やかなランウェイとなった。10月29日・30日の2日間かけて行われた「ジャック・オー・ランド」は、ゲストがハロウィン仮装でランウェイを彩る今年初のハロウィンイベント。親子向けの昼の部「KIDS PARK」では、人気キャラクターやティーンモデルたちが登場し、大人向けの夜の部「CELEBRITY PARADE」では、人気モデルやスペシャルゲストが登場するハロウィンパレードを実施。29日は8,600人(昼:2,600人/夜:6,000人)、30日は9,000人(昼:4,000人/夜:5,000人)の観客が駆けつけた。撮影:蔦野裕
2016年10月31日神奈川・横浜アリーナで29日、ハロウィンイベント「ジャック・オー・ランド」1日目が開催され、人気モデルによるハロウィンパレードや、アーティストによるスペシャルライブが行われた。10月29日・30日開催の「ジャック・オー・ランド」は、ハロウィン仮装をしたゲストが次々に登場する今年初開催のハロウィンイベント。親子向けの昼の部「KIDS PARK」では、人気キャラクターやティーンモデルたちが登場し、大人向けの夜の部「CELEBRITY PARADE」では、人気モデルやスペシャルゲストが登場するハロウィンパレードを実施。初日は昼の部に2,600人、夜の部に6,000人の観客が駆けつけた。初日の夜の「CELEBRITY PARADE」は、ステージの城にハロウィンをイメージした映像を映し出す華やかなプロジェクションマッピングで幕開け。最初のステージで、石田ニコル、筧美和子、朝比奈彩、三吉彩花らが、おそろいのハロウィンの帽子と仮面を取り入れたファッションを披露し、石田はショートパンツスタイルで、筧はミニスカワンピで美脚を披露した。玉城ティナ、新川優愛、八木アリサらが猫耳カチューシャをつけて登場したステージでは、ランウェイの先端で猫ポーズを披露。キュートな姿で観客の視線を集めた。その後のステージでは、さらにインパクトのある仮装がお披露目され、朝比奈彩はセーラームーン、新川はトランプの女王、玉城ティナはユニコーン、トラウデン直美は白雪姫に扮し、立花恵理はセクシーなハーレイ・クイン姿でバットを振り回しながらランウェイを歩いた。また、俳優の佐藤健とシンガーソングライターの高橋優が一夜限りの限定ユニット"YUTAKE"を結成し、ライブを披露。5人組ダンス&ボーカルグループのDa-iCEは新曲「恋ごころ」など3曲を熱唱し会場を魅了した。そのほか、マジシャンのセロ、メイクアップアーティストのIKKO、DJダイノジ、加藤諒などによるパフォーマンスも行われた。
2016年10月30日最近、30歳を過ぎたバンドマンは実年齢が分かりにくいというツイートが話題になりました。たしかに、バンドマンっていつまでも若いイメージがあって、実年齢を知ったときに「嘘でしょ!?」と驚くことがあります。皆さんも同じような経験をしたことがあるのではないでしょうか。そこで気になるのが、実年齢とイメージしている年齢が一番ズレているのは誰なのかということ。あなたは誰だと思いますか?今回は、パピマミ読者の皆さんに“45歳以上に見えない男性アーティスト”について聞いてみました!●45歳以上に見えない男性アーティストは?・1位:西川貴教(T.M.Revolution)……44%(116人)・2位:hyde(L’Arc〜en〜Ciel)……27%(71人)・3位:桜井和寿(Mr.Children)……12%(31人)・4位:氷室京介(元BOΦWY)……4%(10人)・5位:吉井和哉(THE YELLOW MONKEY)……3%(7人)・6位:TERU(GLAY)……2%(6人)・同率7位:横山健(Hi-STANDARD)……2%(5人)・同率7位:トータス松本(ウルフルズ)……2%(5人)・9位:甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)……2%(4人)・10位:宮本浩次(エレファントカシマシ)……1%(3人)・11位:Toshl(X JAPAN)……1%(2人)・12位:奥田民生(ユニコーン)……0%(1人)※有効回答者数:261人/集計期間:2016年10月21日〜2016年10月24日(パピマミ調べ)●1位:西川貴教(T.M.Revolution)『てか、このアンケートで初めて西川貴教が45歳以上だと知った……昔から年齢不詳ではあるけど40代には確実に見えない 』(41歳男性/広告代理店)『なんだろう、この人老けないよね。デビュー当時からずーっと同じ雰囲気を出してる』(43歳女性/主婦)第1位に輝いたのは、『西川貴教』さんで44%(116人)となりました!『T.M.Revolution』での音楽活動やタレントとしても人気を誇っている西川さんですが、現在の御歳はなんと46歳。デビュー当時から中性的な顔立ちが魅力でしたが、46歳になった今でも「フェアリー」と呼ばれるほど中性的です。また、西川さんが若く見られる要因の一つとして、40代とは思えないほどの優れた“歌唱力”が挙げられます。一部で“声量オバケ”と呼ばれるほどのパワフルなボーカル、感情表現の豊かさやビブラートなどの技術的な面においても超一流と言われています。その一方で、気取ったり大御所感を出したりせずに気さくにトークができるため、人間性の面においてもあまり年齢を感じさせないように思います。西川さんにはいつまでも若々しく、気さくなフェアリーで居続けてほしいですね。●2位:hyde(L’Arc〜en〜Ciel)『この人が45歳を超えてるなんて信じられない。こんな40代は奇跡だ 』(37歳女性/金融業)『45歳以上ってことは私の父親でもおかしくない年齢なんだけど、全然想像できない』(25歳女性/通信業)第2位にランクインしたのは、この人!『hyde』さんで27%(71人)となりました!hydeさんと言えば、『L’Arc〜en〜Ciel』のボーカルとして有名ですね。その端正なルックスと人並みはずれた歌唱力でカリスマ的人気を誇っています。現在47歳ですが、アラフィフとは到底思えないイケメンぶりです。そんなhydeさんは中性的な顔つきであるため、女装にも定評があり、2016年のハロウィンイベントでは『バットマン』の登場キャラである“ハーレイ・クイン”の仮装をして話題となりました。本当に似合っているので、興味のある方は調べてみてください。また、歌唱力もずば抜けており、桑田佳祐さんやLADY GAGAさんなど同業者からの人気も高いようです。ロック界の永遠のイケメンとも言われているhydeさん。いつまでもカッコいい人であり続けてほしいですね。●3位:桜井和寿(Mr.Children)『デビュー当時から聞き続けているからか、この人が40代ということが未だに信じられない。若すぎ』(38歳女性/広告関係)『爽やかなイメージがあるからか、まったくオジサンに見えない 』(32歳女性/主婦)第3位は『桜井和寿』さんで12%(31人)という結果になりました。桜井さんといえば、言わずと知れた国民的バンド『Mr.Children』のボーカル、ギターとして広く知られていますね。メジャーデビューから20年以上たった今でも多くの人の心を魅了し続けていますが、ビックリするのはその年齢。なんと46歳です。46歳といえば世間的には“オジサン”ですが、桜井さんを“オジサン”と認識している人はまずいないでしょう。ポップな音楽で老若男女問わず親しまれているミスチルの楽曲のほとんどを手がける桜井さんだからこそ、いつまでも若々しいのかもしれませんね。----------いかがでしたか?30歳を超えたバンドマンの年齢不詳疑惑は本当のようですね。見た目と同じく何歳になっても衰えない彼らの音楽を、これからも楽しんでいきたいですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜12位)】45歳以上に見えない男性アーティストは?()●文/パピマミ編集部
2016年10月25日お手軽に♪ アラレちゃん衣装を着てメガネをかけたら即席アラレちゃんの出来上がり。パタパタな帽子の羽がキュートです♡今年の大本命! ハーレイ・クイン(スーサイド・スクワッド)今年絶対ハズせないのはハーレイ・クイン! ウィッグをかぶり、赤と青のアイメイクまでほどこせば、完成度が一気に高まります。帽子が本格的♡ 魔女大人かわいいコスプレの大定番の魔女は、初心者にもおすすめです。ワイヤーで自由自在に折り曲がる帽子で一気に本格的に。ニーハイとピンヒールを合わせて足元はセクシーが◎。アダルトオレンジセクシーウィッチ 4,900円/ドン・キホーテ男性の憧れ♡ ナース注目を集めたいなら、男性の憧れ・ナースで! 付属のニーハイについたリボンがセクシーさをプラスします。マジカルキュートナース 5,900円/ドン・キホーテ大人の色気♡ アーミー大人女子はワンピース1枚で完成するアーミーを。ハロウィンという特別な行事は、膝上15cmミニを着こなしちゃいましょう!肩に視線♡ 囚人セクシーとポップの両方を兼ね備えた囚人コスプレ。ゆるく見えている肩は、思わず周りの視線を集めます♪もふもふの耳が◎♪ ジュディ(ズートピア)今年話題になった「ズートピア」の「ジュディ」。露出をしたくないけど流行りに乗りたい! という人におすすめです。思わず触りたくなるもふもふの耳は注目の的に♪ハロウィンコスプレ予定は決まりましたか? 衣装を買うだけでお手軽にできるコスプレ。まだやったことがないという人も、今年はぜひ始めてみてください!
2016年10月19日マーゴット・ロビーは、新作『アイ、トーニャ』の撮影中にスケートで負傷することを心配しているという。1994年のリレハンメルオリンピック前にライバルのナンシー・ケリガンにけがを負わせたアメリカのフィギュアスケート選手トーニャ・ハーディングをこの新作で演じるマーゴットだが、リンク上でけがをして製作を遅らせるのではないかと心配しているようだ。マーゴットはグラマー誌のインタビューで「私はプロデューサー業も兼任するからとても楽しみよ。ただ演技をしている時には考えないようなほかの不安も初めて経験しているの。今はけがをして撮影日が延期になって、すごい費用がかかることになるのをとにかく心配しているの。すごく怖いわ」「役を演じることで新しい能力が得られるからとてもワクワクしているの。それって俳優業の最高のメリットだと思うから。でも製作面でいったら、私がけがをしたらすべてを台無しにすることになるんじゃないかと不安よ」と語った。マーゴットは『スーサイド・スクワッド』で演じたハーレイ・クイン役のために1日3時間のトレーニングをこなしたそうで、今回の役作りも大丈夫そうだ。マーゴットのトレーナーを務めるアンディ・ヘッカーは先日、「マーゴットは本当にがんばり屋でした。あんなに短期間でマーゴットがなりたい体形になっていったのを見るのは本当に満足のいくものでした。『スーサイド・スクワッド』の中で彼女が大勢の前で服を着替えるシーンがあったので、腹筋を完璧な状態にする必要がありました。ハーレイは短パンを着ているので、お尻が常に見られる状態にありました」とマーゴットの努力を称賛していた。(C)BANG Media International
2016年10月17日アカデミー賞作品賞に輝いた『アルゴ』で監督・主演を務め、バットマンとしてDCコミックスの実写映画化「DCエクステンデットユニバース」の中心的役割を担うベン・アフレック。彼が、昼は田舎の会計士の仮面をかぶり、夜は裏社会の“掃除屋”として巨悪に対峙するサスペンス・アクション『The Accountant』が、『ザ・コンサルタント』として2017年正月第2弾公開されることが決まった。田舎町の会計士クリスチャン・ウルフに舞い込んだ、大企業からの財務調査依頼。彼は重大な不正を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られる。その日から、何者かに命を狙われるウルフ。実は彼は、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切る裏社会の掃除屋でもあった。年収10億円、天才的頭脳を持ち、最強のファイターにして命中率100%のスナイパー。本籍・本名・私生活、そのすべてが謎に包まれた会計士が、アメリカ政府、マフィア、一流企業に追われてまで危険な仕事に手を出す、本当の理由とは――?政府、マフィア、巨大企業――アメリカ裏社会をたった1人でかき回す“会計士”を描く本作。イーサン・ハント、ジェームズ・ボンド、ジェイソン・ボーン…名だたる男たちに並ぶ新たなヒーローがまた誕生する。主演を務めるのは、アカデミー賞7部門にノミネートされ、作品賞始め3部門に輝く『アルゴ』で製作・監督・主演を務めたベン・アフレック。言わずと知れた新たなバットマンを務める彼が次に選んだアンチ・ヒーローは、驚異的な頭脳といくつもの顔を持つ謎の男クリスチャン・ウルフ。昼は田舎の会計士の仮面をかぶり、夜は裏社会の殺し屋として巨悪に対峙する。共演には、『マイレージ・マイライフ』でアカデミー賞にノミネートされた、『ピッチ・パーフェクト』『イントゥ・ザ・ウッズ』のアナ・ケンドリック、『セッション』の怪演でアカデミー賞を手にしたJ・K・シモンズ、『フューリー』「デアデビル」のジョン・バーンサル、「トランスペアレント」で2年連続エミー賞コメディ・シリーズ部門主演男優賞に輝くジェフリー・タンバー、『人生は小説よりも奇なり』などで知られるベテラン、ジョン・リスゴーら豪華な布陣。メガホンを取るのは、トム・ハーディとジョエル・エドガートンが兄弟役で共演した『ウォーリアー』、ナタリー・ポートマン主演の『ジェーン』など、重厚で人間くささを押し出す演出と映像表現に定評のあるギャビン・オコナー監督。ひと筋縄ではいかないストーリーをまとめ上げ、アクション映画の新機軸を打ち出す。アメリカ政府はなぜ彼を追うのか?彼は何のために危険な仕事に手を出すのか?そもそも彼はいったい何者なのか?壮大な謎のパズルが最後にすべてカチリとはまった瞬間、“もう一度最初から観たくなる”というサスペンスの魅力にもあふれた本作。全米での公開を10月14日(金)に控え、『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインやジョーカーに負けず劣らずの無双ぶりを見せる、新たなアンチ・ヒーローの誕生に注目だ。『ザ・コンサルタント』は2017年正月第2弾、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月26日9月24日(土)、銀座四丁目交差点に新しい複合商業施設「GINZA PLACE(銀座プレイス)」がオープンした。今春に、銀座五丁目の数寄屋橋交差点に「東急プラザ銀座」がオープンしたこともあり、今年の銀座はトレンドショップのオープンラッシュが続いている。そこで今月は、そんな旬の銀座で映画デートを楽しみながら新ランドマークをチェック!ついでに季節の変わり目のこの時期、デートファッションを秋バージョンにアップデートすべく、「Gapフラッグシップ銀座」で最旬のデニムファッショントレンドもキャッチアップしてみよう。それでは早速、銀座の秋デートをお洒落に楽しむデートプランをご紹介!今月ピックアップする映画は、『スーサイド・スクワッド』。マーゴット・ロビーが演じる“悪カワ“のヒロイン、ハーレイ・クインをはじめ、バットマンをはじめとするヒーローたちによって投獄されたヴィラン(悪役)たちが繰り広げる痛快なアクションムービー。子煩悩な伝説の暗殺者デッドショット演じるウィル・スミスや、バットマンの最大の宿敵であるスーパー・ヴィラン=ジョーカー役ジャレット・レトなど、魅力的なキャラクターが続々と登場。ストーリーは、死刑や終身刑となった彼らは、政府の秘密機関によって、減刑と引き換えに自殺に等しい任務を強制された部隊スーサイド・スクワッドへの入隊を余儀なくされるところから始まる。精緻な狙撃手、狂気の道化師、ブーメラン使い、女侍、魔力の持ち主、ウロコに覆われた怪力男、必殺縄師、地獄の炎を操る男など、強烈な個性が揃った映画史上最狂チームの誕生して…。ありきたりなヒーロー映画にはマンネリ気味だという、刺激を求めるカップルにぴったりの作品だ!銀座近辺で『スーサイド・スクワッド』を観るなら、有楽町寄りの「丸の内TOEI」にて公開中なので、お出かけ前に上映時間をチェックをしてみて。「丸の内TOEI」から銀座方面に歩きながら、晴海通り沿いのガラス張りのモダンな外観の「Gapフラッグシップ銀座」へ立ち寄って。Gapストアには、世界のファッショントレンドを把握し、デニムについて知り尽くしたデニムファッションのプロ「Denim ADDICT(デニム アディクト)」というスタッフがいることをご存知?(胸に金のバッジを付けているのが目印!) カップルで訪れれば、秋のトレンドを取り入れた旬のカップルコーデをアドバイスしてくれる!早速「Gapフラッグシップ銀座」の「Denim ADDICT」池村恵子さんに、今秋おすすめのカップルコーデを教えてもらった。まず彼女のデートコーデは、9月に入ってから人気上昇中のデニムジャケットをキーアイテムに、カラフルなニットをインして、ボトムスは着回し抜群なネイビーのコーデュロイスカートを合わせた、アクティブでありながらもガーリーなスタイリングに。襟元のシェルパとコーデュロイの質感が秋らしさを演出し、顔周りに明るい色を配して、キュートでポップな印象にまとめた。足元は、お出かけ先に合わせてヒールやブーツでも◎。一方の彼のデートコーデは、秋らしいダークトーンのストレートデニムが主役のアーバンアウトドアなスタイリング。メンズでは最近、スリムやスキニー等のテーパードフィットのデニムが人気とのこと。アウターには敢えてトレンドカラーのカーキではなく、ブラックのジャケットをチョイスして、キュートなルックスの彼女と合わせたデート映えするコーディネートに仕上げた。海や山へのちょっとした行楽アウトドアオケージョンにも使える、お洒落なカップルコーデで、秋デートの楽しみも倍増しそう!銀座四丁目の交差点まで来ると、目の前に現れるのは「GINZA PLACE(銀座プレイス)」。地上11階、地下2階から成る銀座の新しいランドマークだ。8月3日(水)には地下1・2階にビアホール・ブラッスリーの「銀座ライオン GINZA PLACE店」が先行オープン。1~2階は「NISSAN CROSSING」として、「日産ギャラリー」が日産ブランドをグローバルに発信する拠点として生まれ変わるほか、4階~6階には「ソニーショールーム/ソニーストア 銀座/ソニーイメージングギャラリー銀座」が出店し、デジタル一眼カメラ、ハイレゾオーディオ、4Kテレビなど、ソニーの最新テクノロジーが搭載された商品を体感できるスペースや、写真・映像の楽しさや新しい表現をフォトグラファーと共に発信していく写真ギャラリーが展開される。デート中に立ち寄るなら、映画を観る前に小腹を満たすスポットとして、7階の世界初出店となるガストロノミーレストラン・グランビストロ&プレミアムテラスバー「THIERRY MARXS(ティエリーマルクス)/BISTRO MARX(ビストロ・マルクス)」や3階のイベントスペース&カフェ「common ginza (コモンギンザ)」を覗いてみるといいかも。フランスの最も名高いシェフの1人であるマルクス氏がプロデュースする「BISTRO MARX」では、パリのブーランジェリーでも大人気のブリオッシュやブリオッシュを使ったハンバーガーやフレンチトーストなどのメニューが展開される。ビストロに併設するブーランジェリーに立ち寄ってパンやガトーをテイクアウトして。3階には、「GINZA PLACE」の施設コンセプトを象徴する場として、開放感のあるガラス開口部による明るく心地の良いスペースであるイベントスペース&カフェ「common ginza (コモンギンザ)」がオープンする。ここのカフェスペース「RAMO FRUTAS CAFE(ラモ フルータス カフェ)」では、老舗フルーツショップ「フタバフルーツ」の厳選された旬のフルーツを使った季節メニューをはじめ、パフェやパンケーキ、ロースイーツやコールドプレスジュース専門店「サンシャインジュース」のコールドプレスジュース、フルーツと野菜たっぷりのタルティーヌやパスタなど多彩な内容が展開される。「SKILLET PANCAKE 熱々もちもちの薄焼きパンケーキ ドリンク付き」(1,350円~)や、季節フルーツのタルティーヌやベジ&フルーツタコライスなどが盛り付けられた「MEAL PLATE 果物や野菜たっぷりの欲張り ミールプレート ドリンク付き」(1,250円~)などの美と健康をテーマにしたメニューは、彼女にも喜ばれること間違いなし!「common ginza (コモンギンザ)」では、開業日である9月24日~10月10日(月・祝)までの17日間は、オープニング記念としてさまざまなイベントが企画されている。2名の新進気鋭の女性アーティストが共通のテーマを元に描き下ろすアートエキシビション「PANORAMA GALLERY Art Exhibition ~girls, fruits & ginza!D[di:]× 越ちひろ~」や、ミュージシャンでありアーティストである野宮真貴のスペシャルライブなどが華やかにオープニングを彩る。ぜひ開催イベントの日程をチェックしてみて。『スーサイド・スクワッド』は、全国にて絶賛公開中。(text:Miwa Ogata)
2016年09月24日公開から10日間で興行収入10億円を突破し、大ヒット中の『スーサイド・スクワッド』。その人気をけん引するのが、“悪カワ”ヒロインにしてジョーカーに恋する女子ハーレイ・クインだ。彼女のポップでセクシーな姿は公開前から話題となっていたが、ネット上では「ハロウィンはハーレイ・クインコスプレで決まり!」との声が上がり、さらに本作でデッドショットを好演するウィル・スミスも「ハロウィンでのハーレイ・ブームは間違いない」と断言している。最旬女優マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインは、左右で異なる色のツインテールにセクシーすぎる超ホットパンツといういで立ちで、バットとド派手な銃を武器にクレイジーに暴れまわり、爽快ともいえる魅力をスクリーンで放っている。そのキュートさで、流行に敏感な女性たちからの支持は絶大だ。日本の芸能界からも熱視線が送られており、ツイッターでは元「SKE48」の松井玲奈が「HARLEYちゃん!!史上最強に可愛い女の子!」と発言したり、前田敦子が「スーサイド・スクワッドみたーーーい!!」と注目映画に挙げるなど話題になっている。そんなハーレイについて、“ザ・ハリウッド・スター”のウィルも「今年のハロウィンは、間違いなく女の子が全員ハーレイ・クインの格好をするだろうって、みんなでいつも言っていたよ」と語っている。Google Trendsの「Frightgeist」によると、実は2015年の段階で、全米で人気ナンバーワンのコスチュームはハーレイ・クインだったという。さらに今年は日本でも注目を集めており、ハロウィンに向けてネット上では早くもハーレイ・クインのコスプレグッズが続々。「今年のハロウィンはハーレイ・クインのコスしたい!」「ハロウィンまでにハーレイ・クインの準備!」となり切り宣言をする人や、「今年のハロウィンはハーレイクインコスが大量発生するんだろうな」というブームを予感する声で盛り上がりを見せている。そんなハーレイのポップでセクシーな衣装について、演じたマーゴットは「刑務所にいた彼女は、檻から出てコスチュームが入った箱を開けた瞬間ものすごく喜ぶの。このキラキラのホットパンツを見ると、もうたまらなく嬉しくなるのよ!」と、ハイテンションになってしまう“理由”を語る。さらに、衣装を担当したケイト・ホーリーは、「ハーレイは、“Harley loves Joker(ハーレイはジョーカーを愛してる)”と書かれたネックレスや、ジョーカーのスカルを指に付けたりしているわ」と、単にポップな可愛い衣装だけでなく、ジョーカーにベタ惚れな“恋愛依存症ガール”ぶりを表すこだわりも散りばめられていると明かしている。今年のハロウィンまでに、ハーレイ・クインの魅力を徹底研究してみては?『スーサイド・スクワッド』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年09月23日9月10日より日本公開されている『スーサイド・スクワッド』。この度、本作が19日(月)までの10日間で、興行収入1,089,318,870円、動員706,598人を記録した。本作は、バットマンやスーパーマンのDCコミックに登場する史上最凶のスーパー・ヴィラン(悪役)たちが、米政府と裏取引し、減刑と引き換えに危険な任務を遂行するチームを組んで、未知なる脅威と戦う掟破りなアクションエンターテイメント。キャストには、“恋愛依存症ガール”のハーレイ・クイン役マーゴット・ロビーを始め、子煩悩な伝説の暗殺者デッドショット演じるウィル・スミス、バットマンの最大の宿敵であるスーパー・ヴィラン=ジョーカー役ジャレット・レトなどが出演している。シルバーウィークは、神木隆之介や上白石萌音らが声優を務める『君の名は。』や、京都アニメーションが制作した『聲の形』の後塵を拝したものの、公開から2週連続で興行収入ランキングは洋画No.1と実写映画No.1を堅持した形となる。さらに、本作のヒロイン“ハーレイ・クイン”の人気も高まっており、Twitter上ではイラストの投稿や、コスプレした写真の投稿に加え、写真アプリではハーレイ・クインやジョーカーの“なりきり写真”も日々投稿され続け、こうした根強いキャラクター人気により、全国の劇場で20代を中心に集客し、リピーターも続出しているようだ。『スーサイド・スクワッド』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年09月20日ついに『ワンダーウーマン』の日本公開が、2017年夏に決まった。初登場した『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』では世紀の2大ヒーローを向こうに回し(?)、華麗に、クールかつセクシーに闘う姿で絶大な支持を獲得したガル・ガドット演じるワンダーウーマン。もちろん、この秋にも、同じくDCコミックスの実写映画化『スーサイド・スクワッド』で、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインや、日本人女優の福原かれん演じるカタナなどが話題をさらっている。そんな、いま最も“バズっている”(=拡散されている)女性キャラたちに迫った。■アメコミは“スーパーヒロイン”の時代へ!?最強の女性たちに注目まずは、DCコミックスのスーパーヴィラン(超悪役)たちが世界を救う“はめになる”『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインだ。予告編映像などが解禁されるたび、そのクレイジーでポップなルックスや、ぶっ飛んだ小悪魔的言動、バットを振り回しハイヒールで見せる超絶アクションで、“悪カワ”ヒロインとして話題を独占。同作が全米で“バズった”理由の1つは、彼女の存在によるところが大きい。ハーレイ・クインは、最凶ヴィラン・ジョーカーのことがとにかく大好き、バトル中でも彼からのメールはチェックしちゃう恋愛依存症ガール。しかも、もともとは彼を診ていた犯罪者専門の精神科医なのだから、どんな経緯が2人にあったのかは大いに気になるところ…。道化と狂気が共存する、(おそらく)壮絶な過去を抱えた“悪カワ”ヒロインを、見事に演じ切ったマーゴット自身の魅力も相まって、ファンはなおも増殖中!また、同作では、妖刀を操る女サムライ・カタナ(福原さん)のクールな闘いぶりや、非情なまでに悪役たちをこき使うアマンダ・ウォラー(ヴィオラ・デイヴィス)、カギを握る邪悪な魔女エンチャントレス(カーラ・デルヴィーニュ)と、“アクの強い”女性キャラクターたちが続々登場するのも見逃せない。一方、マーベル作品でのヒロインも忘れてはならない。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でアイアンマン側についたブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)、キャプテン・アメリカ側のスカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)がよく知られているが、今回はTVシリーズ「マーベル エージェント・カーター」のペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル)に注目。ペギー・カーターといえば、キャプテン・アメリカと恋に落ちたエージェントで、S.H.I.E.L.D.(国際平和維持組織)の創設メンバーとして『アントマン』などの映画にもちらりと出演してきた。第二次世界大戦直後、S.H.I.E.L.D.前身の秘密諜報機関SSRに所属していたが、当時は完全な男性社会。同僚は彼女をキャプテン・アメリカの元・世話役で、お茶くみ&雑用要員としか思っていない。しかし、そんな彼女にある極秘任務を依頼するのが、アイアンマン/トニー・スタークの父、ハワードだ。アイアンマンの人工知能のモデルになったスターク家の執事ジャーヴィスも協力するが、このペギーのめちゃくちゃ強いこと!時にはキャプテンを想って人知れず涙する一面もありつつ、カッコいいヒロインの先駆者的な存在となっている。残念ながら、ドラマはシーズン2で打ち切りとなってしまったが、継続を望むファンからは署名運動が起こったほど。また、同じくTVシリーズの「エージェント・オブ・シールド」でも、“メイ姐さん”こと謎多き最強エージェント・メイや、元ハッカーのスカイ、ブロンド美女バーバラ・モースなど、強い女性たちが大活躍を見せている。■世界を救う、アツいハートとク-ルな頭脳の“オタク系女子”!実はこの夏、邦画洋画合わせて3DでNo.1の人気となったのが、『ゴーストバスターズ』だ。スクリーンから映像が飛び出るだけでなく、“ハミ出る” 3Dが好評で、同作を3Dで観た人は4割以上に及ぶ。主人公となったのは、超常現象を研究していた過去がばれ、大学を首になったエリン(クリステン・ウィグ)、エリンの旧友で研究ひと筋のアビー(メリッサ・マッカーシー)と、その研究パートナーの発明家ホルツマン(ケイト・マッキノン)の3人の学者に、地下鉄で働いていたNY歴史オタクのパティ(レスリー・ジョーンズ)という女性たち。彼女たちが最新鋭の武器を駆使し、ニューヨークで暴れ回るゴーストたちを一掃する!のだが、主要キャストを全員女性でリブートさせたことやキャストのレスリーに対する非道な差別も話題となってしまった。だが、彼女たちのアツい友情と信念は、そんなものをやすやすと吹き飛ばしていく。高校時代、ゴーストを信じていたことからいじめにあっていたエリンは、本来の自分を“隠してきた”が、アビーと再会し、リアルなゴーストにも遭遇して改めて開眼する。さらに注目なのは、普段はやることなすことが奇抜な、武器開発担当のホルツマン。エリンに何かとちょっかいを出すところもおもしろく、クライマックスで、二丁拳銃型プロトン・ガンをひと舐めし、次々とゴーストを倒していく姿には惚れる人が続出中。彼女が作りだした武器を、みんなで試すときのワチャワチャ感もたまらない。もちろん、日本の理系女子だって負けてない。観客動員420万人突破、興収60億超えの『シン・ゴジラ』では、市川実日子が演じる環境省・自然環境局野生生物課長補佐、尾頭ヒロミが大人気だ。矢口(長谷川博己)や志村(高良健吾)、安田(高橋一生)ら、注目男子ぞろいの「巨大不明生物特設災害対策本部」、通称「巨災対」において、このバリバリ理系女子は自身の見解を冷静沈着に、超早口でまくしたてる。そもそも、海に出現したゴジラが「上陸する可能性は捨てきれない」、巨大なゴジラのエネルギー源を最初に言い当てたのは彼女。さすがのひと言しかないが、終始、ノーメイクで仏頂面(に見える)尾頭が、すべて終息したときに初めて見せる微笑みには、余計にキュンとなってしまう。また、石原さとみ演じる米国大統領特使カヨコ・アン・パタースンも、圧倒的なシーン・スティーラー(シーン泥棒)だ。自身の野望のため?保身のため?と思わせておきながら、祖母が生まれた国への愛を示してくれる姿には、グッと来た人も多いことだろう。ほかにも、年末には『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)、『バイオハザード:ファイナル』のアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)なども控える今年。いずれも基本的に、オタク気質で偏屈だったり、恋愛依存症だったり、アウトローだったり、ストイック過ぎたりと、ひと筋縄ではいかないヒロインたちばかり。しかし、やると決めたら有言実行で、世界を軽やかに救っていく姿に、ときめかずにはいられない。(text:cinemacafe.net)
2016年09月19日女優のマーゴット・ロビー(26)が、映画『スーサイド・スクワッド』のスピンオフ作品においてワーナー・ブラザースとファーストルック契約を交わした。同スピンオフ作は、『スーサイド・スクワッド』の中でマーゴットが演じたセクシーでクレイジーなヒロイン、ハーレイ・クインを中心に描くことになり、マーゴットは主役ハーレイ役として出演するだけでなく、ラッキーチャップス社とともにプロデュースも行う。そんなマーゴットは、DCコミックスの女性ヒーローたちが登場すると言われている同スピンオフ作品作りの起動力になったようだ。ハーレイ・クインの役をもらった時にマーゴットが自身の演じるキャラクターについて学んでいくその過程でDCコミックスの女性キャラクターたちに夢中になり、その後ライターに力を借りてスピンオフのための企画を立ち上げてワーナー・ブラザースに話を持ち込んだところ、その製作にゴーサインが出たのだそうだ。スピンオフ作にジャレッド・レト扮する残酷な悪のプリンス、ジョーカーや、ハーレイとジョーカーの犯罪計画を止めようとするベン・アフレック演じるバットマンが出演するかどうかはまだわかっていない。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で一躍その名をとどろかせたマーゴットは、現在新作『ターミナル』でプロデュースを行っているところだ。今後もサイコスリラー映画『バッド・モンキーズ』でヒロインとプロデューサーを担うことが決まったのに加え、不名誉なフィギュアスケート選手トーニャ・ハーディングを描く伝記映画『アイ、トーニャ』ではタイトルロールを演じる予定で、引っ張りだことなっている。(C)BANG Media International
2016年09月17日「1980年代後半か90年代に、マーベルが『AKIRA』を出版したと思うんだけど、それが素晴らしかったんだ。僕がマーベルで『X-MEN』という本を手がけているとき、とても影響を受けたよ。それから、『アップルシード』(作:士郎正宗)『ガンスミスキャッツ』(作:園田健一)『ゴン』(作;田中政志)が大好きで、最近『デスノート』を読み始めたよ。僕の子どもたちは、『ナルト』や『るろうに剣心』にも夢中になっていたよ」。インタビューが始まると、日本からの取材陣である私たちに好きな漫画の話を始める。表情は終始笑顔、子どものような笑顔からは、漫画やコミックへのあふれんばかりの愛が感じられた。シネマカフェが実施した『スーサイド・スクワッド』現地取材。最終回の今回は、「DCエンターテインメント」の共同発行人であり、コミックスのペンシラー(作画家)としても活躍するジム・リーのインタビューをお届けする。韓国系アメリカ人であるジム・リーは、かつてはマーベル・コミックスにおいて「X-MEN」の新しい月刊シリーズを手掛けヒットを記録し、のちに自らのレーベルを立ち上げた経歴を持つ。その後、DCコミックスによるレーベルの買収を受け、同社にて数々のコミックスを担当。2010年には共同発行人として、スーパーマンやフラッシュ、ワンダーウーマンのコスチュームの刷新にも携わっている。第1回目のレポートで紹介したクリエイティブ・チーフ・オフィサーのジェフ・ジョンズが、映画やテレビ、ゲームなどといったメディア側のクリエイティブを手掛けている一方で、ジムはコミックスの出版ビジネス全体を担当しているという。「ダン・デディオと僕が共同発行人なんだけど、僕らはエディトリアル・チームと出版するすべての本の予定を考えることや、編集長やほかのグループ・エディターたちとの仕事を含む、出版ビジネス全体を見ているんだ。それから、プロダクションやデザイン、プライシング、セールス、マーケティングも管理してる。『DCエンターテインメント』にはクリエイティブとビジネスの2つの構成要素があって、この2つを組み合わせることで、僕らのコミックを読者に届けることができるんだよ」。ジェフ・ジョンズと共に2011年に「The New 52!」と呼ばれるDCユニバースの再編を行う新しいシリーズを開始したジムは、DCコミックスのスーパーヒーローチームである「ジャスティス・リーグ」のはじまりを描き、その際にキャラクターのコスチュームの刷新を行ったことでも知られている。映画『マン・オブ・スティール』においても、これまでのスーパーマンのイメージとは異なるコスチュームが話題を集めたが、ジムはコスチュームのリデザイン過程における“スクイント・テスト”(※squint 目を凝らして見るの意)について語る。「どんなコスチュームでも、デザインするときにガイドとなる指針として、僕はスクイント・テストのようなことをやるんだ。キャラクターのことをじっと目を凝らして見てみるんだよ。もちろん、もっとも重要な要素はキープしたい。それは一貫している。それはキャラクターたちの由来であり、歴史であり、コスチュームに反映されているからね。スーパーマンのようなキャラクターには、赤いケープがあって、ブルーのコスチュームじゃないといけない。でも、ほかの要素はもう少し重要じゃなかったりするんだ。例えば赤いパンツとかね。僕らが赤いパンツをやめたのには理由があったんだ。なぜなら、赤いパンツは1930年代後半の時代のことを示しているからだよ。サーカスのショーの強い男が、パンツをはいていたんだ。彼らは、彼らの胸の半分をカバーした布地と動物の皮のレザーのパンツをはいていて、それは当時をとても強く反映している。だから僕らは、赤いパンツは失ってもいい古いビジュアル要素だと感じたんだ。キャラクターの外見をアップデートするプロセスにおいて、そういった決断を下さないといけないことはたくさんあるんだ」。先日刊行された、様々な作家によるハーレイ・クインのコミックスを集めたアンソロジー「HARLEY QUINN’S GREATEST HITS」にも参加しているジムだが、表紙を飾るハーレイ・クインをはじめとする『スーサイド・スクワッド』のキャラクターのコスチュームを見ると、映画版の衣装から大きく影響を与えているのがわかる。映画作品とコミックスの関係性についてジムは語る。「常にキャラクターがどのようにコミックに描かれているかということと、メディアでどのように描かれているかということの間には、いつも関係がある。それは、双方向的なんだ。アーティストとして、もし何かがクールに見えれば、『あのルックを使いたい』と思う。素晴らしく見えるものに影響されずにはいられないんだ。もちろん、それはコスチュームだけに限らないよ。ハーレイ・クインについて言うと、もちろん、映画の中で彼女がどう描かれていたかは、すでにコミックブックに影響を与えているんだ。ポニーテイルの左右が違う色になっていることかね。僕らは以前彼女をポニーテイルで描いたことがある。でも、そのときの彼女はブロンドの髪じゃなかった。だから、今回の映画は大きな変化だったんだ」。ペンシラーとしてジムは、『スーサイド・スクワッド』の中ではハーレイ・クインとワニの皮膚を持つキラー・クロックを描くのが好きなようだが、彼にとっての『スーサイド・スクワッド』の魅力は、登場人物であるヴィランたちへの共感なのだという。「『スーサイド・スクワッド』で僕が好きなのは、ヴィランである彼らは多くの意味でとても欠点だらけで、真実や正義のお手本であるスーパーマンとかよりも、もっとたくさん欠点がある僕たちに似ているところなんだ。でも、彼らはスーパー・ヴィランだからね、必ずしも彼らのことを100%応援するわけじゃないけど、映画の中で彼らは、ヒーローにならないといけない状況に置かれてしまう。それはとても興味深いチャレンジだと思う。だって、多くの意味でそれは人生と同じだからだよ」。かつてはマーベルに所属した経歴も持つジムに、「マーベル・シネマティック・ユニバース」への印象を尋ねると、「彼らはシネマティック・ユニバースを持っているの?知らなかったよ」と、いたずらっぽく冗談を言いながら、現在の立場からはライバルとも言えるマーベルへの敬意を語った。「僕はマーベルの大ファンだし、マーベル映画が好きなんだ。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は特によく出来ていたと思う」。そして、「DCエクステンデット・ユニバース」におけるザック・スナイダーが手掛けた『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』へ賛辞を述べる。「僕は『バットマン vs スーパーマン』が大好きだった。スーパーマンとバットマンが一緒にいると世界はどういうふうに見えるものになるかということを、とてもクールなやり方でザック・スナイダーは見せてくれたと思う。ゴッサムとメトロポリスを、お互いとても大きなベイを挟んだところに置くというのは、とても大胆だと思ったよ。それは、コミックではされてなかった設定だからね」。「『スーサイド・スクワッド』のプレミアで、上映前にキャスト全員がステージに上がったんだ。そのときウィル・スミスが、『このチームは多分、大画面で映されたもっとも多様性のあるチームだ』と、とても雄弁に語っていたよ。それはとても興味深かった。誰もが共感出来るチームがいるというのはとてもクールだからね」。そうジム語るように、『スーサイド・スクワッド』では、人種やバックグランドを超えたキャラクターたちによるチームが描かれ、映画界における“ポリティカリー・コレクト”という言葉を超えた、自然で有機的な登場人物たちの結びつきが感じられる。それは、ジェフ・ジョンズも同じく語るように、DCコミックスが持つ“神話性”を表しているように思える。「僕にとってDCユニバースの魅力は、それが常に広がりをもって変化していることさ。DCコミックスの神話は、僕らみんなが熱望する理想や、善良であること、正義を表しているんだ。これらの理想のために立ち上がるヒーローたちがいて、正しいことのために喜んで闘う。僕はそれはとても重要なメッセージだと思う。特に、今日ではね」。「コミックブックを読んで育った12歳の子どもだった僕にとって、決して想像できなかった世界に住んでいるように感じるよ。当時は誰もコミックブックを読んでいなかったからね」。いまやアメコミ映画の公開作が相次ぐ現状について、ジムは笑いながら話す。しかしながら、子どもの頃から彼をとらえて離さないコミックスの魅力は、一過性のブームとはまた異なる、時代を超えた物語を、映画を通して観客である私たちに再び教えてくれる。「コミックスがいまではポップカルチャーの土台になったということは、子どもの頃ファンだった僕らがずっと知っていたことを証明しているんだよ。それは、コミックスのキャラクターがとてもとてもパワフルだということさ。彼らが単に強いということだけじゃなくて、彼らが表しているテーマやアイディアもね。彼らは“正義のクルセイダー(※改革者の意)”なんだ。彼らは、僕らが熱望するゴールを与えてくれる、僕ら自身の神話の土台でもあり、ポップカルチャーの神話なんだ」。2020年まで公開作が続く「DCエクステンデット・ユニバース」が、映画界に新たな神話をもたらすことを期待したい。『スーサイド・スクワッド』は全国にて公開中。協力:ワーナー・ブラザース(text:cinemacafe.net)
2016年09月16日現在日本で公開中の『スーサイド・スクワッド』から、マーゴット・ロビー演じる悪カワヒロイン・ハーレイ・クインが主役のスピンオフ映画の誕生が決定したようだ。「The Hollywood Reporter」が伝えている。『ウルフ・オブ・ストリート』のナオミ役で一躍有名女優の仲間入りを果たしてからわずか3年。主演を張るだけでなく、マーゴットは「LuckyChap Entertainment」という制作会社でプロデュース業にも手を広げ、キャリアを順調に築いている。同制作会社は、現在進行中のマーゴットが主演するフィギュア・スケーターのトーニャ・ハーディングの自伝映画「I, Tonya」(原題)もプロデュース。マーゴットは『スーサイド・スクワッド』のスピンオフ映画で、主演と製作総指揮を兼任するということでワーナー・ブラザースと契約を結んだ。タイトルやストーリーは未定だという。ワーナーとは『ターザン:REBORN』に出演したときから良好な関係を築いており、スピンオフ映画以外にもう1つ進行中のプロジェクトがある。それはディーン・N・ジェンセン著の「Queen of the Air」を映画化するもので、マーゴットは1900年代に人気を博した実在の空中ブランコ曲芸師を演じると共に製作総指揮も務める。ワーナーは近頃、『Wonder Woman』(原題)や『Ocean’s Eight』(原題)などの女性が主役の映画に力を入れており、『スーサイド・スクワッド』のスピンオフもマーゴットがド派手に活躍する姿が期待できそうだ。(Hiromi Kaku)
2016年09月16日シネマカフェが実施した『スーサイド・スクワッド』現地取材。第3弾の今回は、「DCエンターテインメント」の本社に訪問。「DCコミックス」が誇る81年の歴史が日々継承される現場に、日本初取材として訪問することができた。ロサンゼルス郊外に居を構える「DCエンターテインメント」社は、スーパーマンやバットマンといったキャラクターを擁する「DCコミックス」をはじめ、『コンスタンティン』『V・フォー・ヴェンデッタ』などの映画化原作を発刊する「VERTIGO」、そして風刺雑誌として知られる「MAD」の3つのブランドを手がけている。取材当日は、日本からの本社へ取材陣を迎え入れた初の機会ということで、本社スタッフのガイドのもと、至る所に展示された様々な貴重なアーカイブ作品とともに、社内の様子を窺い知ることができた。まず案内されたエントランスで目を引いたのは、『マン・オブ・スティール』から続くヘンリー・カビル版のスーパーマン・コスチュームと、『ダークナイト』シリーズにおけるバットマン・スーツ、そして『ウォッチメン』に登場するロールシャッハの劇中衣装が収められた3つのガラスケースだ。さらに視線を右手に送ると、「バットマン:アーカム・ナイト」などのヒットゲームも手がける本社らしく、関連ゲーム作がプレイできるコーナーが広がり、さらに奥の窓際にはDCコミックスのキャラクターで構成されたチェス盤が配置されている。スーパーマンやワンダーウーマンたちスーパーヒーローチームと、ジョーカーたちヴィランチームでチェス盤が構成されているというもので、キャラクターへの愛とユーモア感じる展示が来場者を出迎えてくれる。同じフロア奥に進む廊下には、1935年の創刊時のコミックブックの表紙から、現在に至るまでのエピックとなるタイトルのビジュアルが1面に並べられ、来場者はDCコミックス辿ってきた81年の歴史を感じることができる。時の流れの中で、絵のタッチやキャラクターの描かれ方が変化してきた様が一目で分かり、その多様かつ豊穣な歴史の変遷に、思わず足を止めて眺めてしまう。ガイドに導かれ社内へと歩みを進めると、スタッフのパーソナルスペースの周辺にカラフルに彩られたDCコミックスのキャラクターグッズやパネル、ポスターの数々が目を楽しませてくれる。さすがアメリカ最大級の老舗コミックス社なだけあって、コミックやキャラクター愛溢れる雰囲気が社内に漂っていた。社内は、廊下や壁面、通路のちょっとしたスペースなど、至るところにコミックスや映画のビジュアル、フィギュア、アートピースなど、様々な展示物が並べられている。映画ファンとしては、1989年のティム・バートン版『バットマン』から『ダークナイト』シリーズ、そして『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』のポスタービジュアルがずらりと並んだスペースには、思わずシャッターを切ってしまった。ほかにも、「LIFE」誌の表紙を飾ったバットマンや、モハメド・アリとスーパーマンとの戦いを有名人が取り囲んで観戦しているという巨大なアート作品など、いかにDCコミックスがアメリカのカルチャーの歴史の一部として刻まれ続けているのかが感じられる展示ばかりだった。中でも、6階の来客フロアに展示された存在感たっぷりの等身大クラーク・ケント像にはインパクトがある。受話器を顎にはさみ、何やらメモを取っているデイリー・プラネット社の新聞記者としてのクラーク。手元にメモ帳に目をやると「Batman is…」の文字が綴られており、こういったユーモアと愛が来場者の頬を緩ませてくれるのだろう。そして、「DCコミックス」の歴史において、数え切れないほどの刊行物の全てが保管されているという地下一階のライブラリーに案内された。扉には、「FUN」という名前で発刊された創刊号の表紙が描かれている。案内してくれたのは、「DCエンターテインメント」社の中でも、ライブラリーの鍵を保管する権利を持つたった2人のうちのひとりであるベンジャミン氏。そのあまりに貴重な役割についてベンジャミン氏は「本当にラッキーだと思うよ。だから僕がしてることは誰にも言わないようにしてるんだ。じゃないと殺されて鍵を奪われちゃうかもしれないからね」と冗談めかして語る。長い年月の積み重ねを感じさせる古い紙の匂いでいっぱいのライブラリーの中、最初に披露されたのは、引き出しに保管された『スーサイド・スクワッド』の面々が初めて登場したコミック。その後の様々なバージョンリリースを経て、公開中の映画に登場するメンバーが描かれるようになったようだが、デッドショットやキャプテン・ブーメラン、そしてリック・フラッグ大佐の姿は、創刊号の表紙において既に確認することができる。続いて、ハーレイ・クインが初めて登場したコミックについても紹介。ハーレイはもともとコミックではなく、バットマンのアニメーションシリーズの中で登場したようで、のちにコミックでも登場し、彼女がはじめて登場したコミックには、子ども向けコミックとして発刊されたため数が少ないことからも、1,000ドル(約10万円)の値段が付くこともあるのだとか。ほかにも、アマンダ・ウォーラーや「フラッシュ」のシリーズに登場したキャプテン・ブーメラン、エンチャントレス、デッドショット、ディアブロ、スリップノット、キラークロック、そしてカタナなど、『スーサイド・スクワッド』で活躍するメンバーそれぞれが初めて登場したコミックが披露された。どれも映画で観ることができるルックとは大きく異なるものが多く、2016年に初めて彼/彼女たちを知ることになる観客からしたら、こんなにも歴史のあるキャラクターたちによるチームだということには驚いてしまうだろう。さらには、真珠湾攻撃の直前である1941年にリリースされたというワンダーウーマンが初登場するコミックや、ジョーカー、ロビンといったDCコミックスお馴染みのキャラクターが初登場されたコミックももちろん保管されている。これらのコミックは、刊行された号ごとにファイルされ、デジタル・データ化されるなど、後の創作におけるリファレンスのための貴重な資料として、「DCエンターテインメント」の地下に大切に保管されているのだ。さらに、世界で初めて作られた20冊ほどのコミックのうちのひとつが、最も貴重なコミックとしてガラスケースに保管されている。いまでは、スーパーマンやバットマンといった、キャラクターの名前を冠したコミックが当たり前になったが、それ以前はそういったかたちでキャラクターを前面に押し出したコミックスが作られていなかった。のちにスーパーマンの登場によって、スーパーヒーローというジャンルが生まれることになり、まさにDCコミックスは、スーパーヒーローという概念そのものを生み出したと言ってもいいだろう。ほかにも、ライブラリーにはミシェル・ファイファーが劇中キャットウーマンとして使用した鞭や、アーノルド・シュワルツェネッガーが「Mr.フリーズ」として使用した銃などの映画美術や、スーパーマン初のアニメーションのセル画など、様々な貴重なアートワークが保管されている。同じ種類のコミックスでも、異なるバージョンなどもアーカイブされているというこのライブラリーには、ベンジャミン氏の予想では8,000種類にものぼるコミックスが保管されているという。「僕はコミックが好きで、歴史も好きなんだ。その両方がここにはある。ここには1930年代、40年代、50年代の生活があって、その変遷を感じることができるんだよ」。そうベンジャミン氏が語るように、「DCエンターテインメント」社全体から、81年の伝統を確かに繋いできた同社の誇りと、アメリカのカルチャーを担う存在としての確かな自負を感じることができた。そして、同社が編んできた歴史は、映画『スーサイド・スクワッド』の中で新しい物語として語り直されている。ハーレイ・クインをはじめとするキャラクターたちの生き生きとした姿は、この歴史の地続きにある存在として考えると、また異なる感慨が生まれてくるかもしれない。『スーサイド・スクワッド』は全国にて公開中。協力:ワーナー・ブラザース(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんの映画評。今回は悪党たちが主役のアクション大作『スーサイド・スクワッド』です。***まごうことなき今年のライジングスターは彼女!マーゴット・ロビーよん。なんでかっていうと、今年だけで助演女優として出演した作品が『ターザン:Reborn』と『スーサイド・スクワッド』の2本。どっちも超大作で、「今夏はマーゴットの夏ね!」と本人もウホウホ。「(両作ともアメリカ公開が夏だから)夏が終わるころには『もう彼女はウンザリ!』って言われるんじゃないかって思ってるほどよ。でも、『ターザン~』のジェーンは良妻で『スーサイド~』のハーレイは精神錯乱してるド悪女。両極端な役だから飽きられないかしら?(笑)」飽きるもなにも!だって、『スーサイド~』のハーレイ・クインはド悪女かもしれないけど、いくとこまでイっちゃってるからむしろ強烈なインパクト!「だよね~(笑)。私も彼女のことはカッコイイと思うの。俳優としては演じがいのある刺激的な役だったわ。だってシンパシーを感じるところがほとんどないんだもの(笑)」現場をしっかり楽しんでたマーゴットだけど、大変だったのは「トレーニングよ……」と曇り顔。「原作でのハーレイの設定は体操選手なの。だから体操、それに柔術とボクシングもやったわ。しかもそのうえ、銃の訓練も。私が登場する最初のシーンでやってるシルクの布にぶら下がる、シルク・ドゥ・ソレイユみたいな動きも、自分でバッチリできちゃったほどよ」先駆けて公開されたアメリカではすでにハーレイが大ブレイク。今年のハロウィンは彼女のコスプレだらけになるだろう、なんて予測も出てるほどなのよね~。「もう大興奮よ。ハロウィンが来るたびに、女子って男子キャラのコスプレを無理してやったり、ムダにセクシーな衣装着たりしてるでしょ。ハーレイは最高にクールで意味のあるルックスのキャラだから、私もうれしいわ。みんなマネして!!」◇1990年7月2日、オーストラリア生まれ。’11年にドラマ『PAN AM/パンナム』でハリウッド進出。’13年の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のレオナルド・ディカプリオの妻役で話題に。◇バットマンらによって投獄されていた悪党たちが、減刑と引き替えに命がけのミッションに挑むアクション大作。監督/デヴィッド・エアー出演/ウィル・スミス、マーゴット・ロビーほか。9月10日より全国ロードショー。(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC※『anan』2016年9月14日号より。インタビュー、文・よしひろ まさみち(オネエ系映画ライター)
2016年09月13日シネマカフェが実施した『スーサイド・スクワッド』現地取材レポート。第2弾の今回は、カリフォルニア州バーバンクのワーナー・ブラザース・スタジオに訪問。現在開催中の「DC COMICS:THE EXHIBIT」及び、歴代の「バットモービル」を展示した「THE PICTURE CAR VAULT」の様子を写真とともにお届けする。カリフォルニア州バーバンクの居を構えるワーナー・ブラザース・スタジオ。現在開催中の「DC COMICS:THE EXHIBIT」は、「DCエクステンデット・ユニバース」第3弾として公開中の『スーサイド・スクワッド』の劇中美術の数々が間近で鑑賞できる、ぜひとも注目したい展示だ。展示会場に入り、最初に目に飛び込んでくるのは「DCコミックス」のスーパーヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」のメンバーが一堂に会す巨大ビジュアル。左からグリーンランタン、フラッシュ、バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマン、サイボーグ、そしてアクアマンの6人のキャラクターが並び、各キャラクターたちそれぞれの登場するコミックブックがガラスケースで展示されている。今後展開されれる「DCエクステンデット・ユニバース」への大きな意気込みと、「DCコミックス」の伝統へのリスペクトを感じさせるスタイリッシュな会場装飾が印象的だ。先日のコミコンで公開された『ジャスティス・リーグ』のティーザー映像にて、はじめて映画でのジャスティス・リーグの面々のビジュアルが公開されたが、本展にてグリーンランタンがメンバーとして位置付けられていることからも、今後の「DCエクステンデット・ユニバース」作品のどこかで、グリーンランタンがジャスティス・リーグに参加することがおそらく確実なのではないかと思われる。2020年には単独映画の公開も予定されているが、誰がその役を演じ、どういったかたちでチームに加わるのか、今後の展開が楽しみでしょうがない。会場の奥に歩みを進めると、まずは『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』の展示が広がる。スーパーマン、バットマン、そしてワンダーウーマンのコスチュームはもちろん、幼少期のブルース・ウェインや、エイミー・アダムス演じるヒロインのロイス・レイン、ローレンス・フィッシュバーン演じるペリー・ホワイト、そしてジェシー・アイゼンバーグ演じるレックス・ルーサーといった登場人物たちの衣装が展示されている。さらには、劇中で登場するロビンのものと思しきスーツや(ジョーカーによるものと思われる“HAHAHA JOKE’S on YOU BATMAN”の文字も確認できる)、スーパーマンの弱点であるクリプトナイト、バットマンが使用するガジェットの数々もずらりと展示コーナーに並ぶ。また、バットマンが使用するコンピュータなどを再現したバットケイブのコーナーもあり、映画の中を生きるキャラクターたちの世界が、いかにリアリティと奥行きのあるものとして生み出されているのかを間近で目撃することができる。会場の奥へ歩みを進めれば、本展最大の目玉である『スーサイド・スクワッド』の展示空間が広がっている。その中央にどしんと構えているのは、彼らが収容されているベール・レイヴ刑務所の牢屋を模した記念撮影コーナー。そして、その周りを囲むように、本作のヴィランたちの巨大ビジュアルパネルと、それぞれのキャラクター衣装、小道具といった美術が展示されている、何より最初に目を引くのが、本作で最も鮮烈な存在感を放つヴィラン、ハーレイ・クインの衣装展示だ。赤と青のラメ入りのスタジアムジャンパーとショートパンツをはじめ、全身至るところに使用されたスタッズのアイテム、そしてヒール仕様にカスタムされたアディダスのシューズなど、ディティールに目を配ると、いかに登場人物の衣装がキャラクター性に結びついたものとしてデザインされているのかがわかる。これはほかのキャラクター衣装についても言えることだが、コミックスのキャラクターの映画化でありながら、現実の世界に存在するアイテムとのバランスがとても計算されているようで、本作のカラフルでエキセントリックな世界観の中でも、確かに生きた存在としての彼/彼女たちを感じることができるための演出が、衣装や美術においても十分に施されているのだということを強く印象付けられる展示内容だった。牢獄の周りをぐるりと回ると、ウィル・スミス演じるデッドショットやキャプテン・ブーメラン、キラー・クロック、エル・ディアブロ、スリップノットといったスーサイド・スクワッドの面々はもちろん、ジャレット・レト演じるジョーカーやエンチャントレス、スーサイド・スクワッドを招集する指揮官アマンダ・ウォーラーや、部隊を率いるジョエル・キナマン演じる軍人リック・フラッグ大佐、福原かれん演じるカタナなど、各キャラクターの衣装美術がずらりと並んでいる。各キャラクターの個性がぶつかりあい、独自のテンションが生まれている本作の通り、それぞれが徹底したキャラクター造形に基づいたデザインが施されている様はここでも圧巻の一言だった(ジョーカーの履く靴のつま先に、笑った顔が刻まれているのを見つけた時には、ため息が出る思いだった)。続いて訪れたのは、同じくワーナー・ブラザーズ・スタジオにて開催中の、歴代バットマン・ムービーに登場した“バットモービル”を一挙展示した「THE PICTURE CAR VAULT」。“バートモービル”とは、バットマンとして活動するブルース・ウェインが劇中で乗回す改造車だが、1989年公開のティム・バートン版『バットマン』からはじまり、クリストファー・ノーランによる『ダークナイト』トリロジー、そしてザック・スナイダーが手掛ける『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』に至るまで、数々のバットマン・ムービーで独自のデザインが施され、観るものに鮮烈なイメージを残してきた。それらが同じ空間に展示されているのも驚きだが、それぞれの監督の個性を見比べることができるのもとても興味深い。展示では、“バットモービル”のほかにも、バットマンのマークを象った「バットサイン」や、『バットマンリターンズ』にてミシェル・ファイファーが演じたキャットウーマンの衣装、『ダークナイト・ライジング』における中性子爆弾などなど、数々の展示が会場に広がっている。ファンはもちろんだが、映画という世界を作り上げる行程で、ここまでこだわり拔いた精緻なデザインが施された作品を間近で鑑賞できる体験は、何にも代えがたい驚きと感動を得ることができるだろう。また、これらの展示の他にも、ワーナー・ブラザーズ・スタジオの敷地内にずらりと並ぶ撮影スタジオの数々は一見の価値あり。巨大な箱が並べられているかのようなその景観は、まさにハリウッドが持つスケールの大きさを体現しているようで、中のスタジオを覗いてみても、あまりの天井の高さには思わず口が開いてしまう。それぞれのスタジオの入り口には、『カサブランカ』『東のエデン』といった名作から、『インセプション』『J.エドガー』などといった21世紀の作品まで、そこで実際に撮影が実施された作品の名前が刻まれており、映画が長い伝統が築きあげてきた道の上に成り立っているのだという確かな事実を感じることができる。ワーナー・ブラザーズ・スタジオでは、ガイドに導かれながらスタジオ全体を回ることができる「Studio Tour」が実施されており、ハリウッド屈指のスタジオをプロのナビゲーターの解説と共に見学することができる。価格は62ドル。『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』の世界、そして「DCエクステンデット・ユニバース」の今後に大いに期待しているファンは、ぜひハリウッドまで足を運んでみてはいかがだろうか。『スーサイド・スクワッド』は、全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年09月13日「僕らはフィルムメーカーたちと、素晴らしくクリエイティブな関係を築いているよ」。「DCエンターテインメント」において“チーフ・クリエイティブ・オフィサー”という肩書きを持つジェフ・ジョンズは、笑顔を浮かべながらそう話す。『バットマンvs スーパーマンジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』において製作総指揮を務める彼は、若干43歳にして、80年にも渡る歴史を誇るDCコミックスのクリエイティブを司る、最重要人物の一人だ。シネマカフェでは、DCコミックス本社へ赴き現地取材を敢行。第1弾レポートでは、ジェフ・ジョンズのインタビューをお送りする。今後の「DCエクステンデットユニバース」の展開のキーを握る人物である彼に、『スーサイド・スクワッド』をはじめとする今後の公開作のヒントを伺った。スーパーマンやバットマンといったアメリカン・コミックスのヒーローを擁する「DCコミックス」は、アイアンマンやキャプテン・アメリカなどのヒーローが所属する「マーベル」コミックスと共に、アメリカにおける2大コミック出版社のひとつとして知られている。「マーベル」コミックスは、2008年の『アイアンマン』の実写映画化を皮切りに、様々なスーパーヒーローたちが共通の世界観の中で活躍する「マーベル・シネマティック・ユニバース」の展開をスタートさせ、のちに公開されたスーパーヒーローチームの活躍を描く『アベンジャーズ』では驚異的な興行収入を記録。多くの観客から高い満足度と支持を獲得し、アメコミ原作による映画の大きな可能性を世界に提示した。そして「DCコミックス」は2013年に公開された『マン・オブ・スティール』から、「DCエクステンデット・ユニバース」の展開をスタート。いよいよその第3弾となる『スーサイド・スクワッド』が公開され、来年には『ワンダーウーマン』、DCコミックスのスーパーヒーローチームが登場する『ジャスティス・リーグ』の公開が決定しており、2020年まで続々と公開作が控えている。今回、シネマカフェのインタビューに応じてくれたジェフ・ジョンズは、2010年よりDCコミックスにおけるチーフ・クリエイティブ・オフィサーとして、今後のDCエクステンデット・ユニバースの展開において、様々な立場でコミックの映画化におけるプロセスで重要な役割を担ってる。かつては『リーサル・ウェポン』シリーズや『グーニーズ』を手掛けた映画監督リチャード・ドナーに師事した経歴を持つジェフは、のちに「DCコミックス」「マーベル」のライターとしても活動を始め、これまでに数多くのコミックス作品を手掛け、アメリカン・コミックスの発展に大いに貢献してきた人物だ。「僕はリチャード・ドナーの下で働いていたんだけど、同時にコミックを書き始めたんだ。DCコミックスに書いたものを送ったら、彼らはその1本を買い取った。それで僕は、副業で書く仕事をしようと思ったわけだよ。小さな仕事をね。それが、どんどん大きくなっていって、彼らは僕にもっと書くようにと頼んできた。最終的には、フルタイムのライターになるために、リチャード・ドナーの会社を去ったんだ」。リチャード・ドナーといえば1978年に公開されたクリストファー・リーヴ主演の『スーパーマン』を手掛けた監督としても知られている。『スーパーマン』が大好きだったという彼は、リチャードと共に働いた4年半のことを回想する。「僕は毎日『スーパーマン』についての質問を彼に投げかけていた。どうやってやったの?どうやって彼を飛ばしたの?どうやって脚本をベストなかたちにしたの?とかね。彼と一緒に仕事が出来てとてもラッキーだったよ。子どもの頃、彼は僕の大好きな監督だったんだ。いまでも彼とは会っているよ。2週間ほど前も、僕の家に来たんだ。彼は僕のメンターであり、父親みたいな存在なんだ」。すると、控えめな笑みを浮かべながら少しだけ自慢げにジェフは付け足す。「ちなみに、幸運なことに僕はクリストファー・リーヴと一緒にランチをしたことがあるんだ。とてもクールでスペシャルな経験だよ」。バットマンやフラッシュなど、DCコミックスのスーパーヒーローたちによって逮捕されてしまった悪役=ヴィランが、政府の指揮官の提案によって寄せ集めのチームとして活躍する姿を描いた『スーサイド・スクワッド』。いよいよ日本公開を迎える本作では、ジェフは製作総指揮として作品に関わっている。映画ではウィル・スミス演じるキャラクター、“デッドショット”がお気に入りだという彼は、ヴィランたちを中心に添えた本作の“予測不可能”な魅力について語る。「僕はずっと80年代のオリジナルの『スーサイド・スクワッド』のコミックブックが大好きだった。キャラクターたちの何がとても素晴らしいかというと、彼らが予測不可能だということだよ。彼らは悪いこともするし、良いこともする。どんな状況においても、彼らのことは予測出来ないんだ。中でもデッドショットは本当に興味深いキャラクターだよ。彼は殺し屋だけど、家族への愛があって…ただの悪いやつじゃなかった。『スーサイド・スクワッド』は、すべての悪いやつらを集めて、彼らはただの犯罪者じゃないことを提示したんだ。映画の中でキャラクターたちはとてもうまく表現されているし、役者たちによって完璧に演じられているよ」。中でも、強力な個性を発揮するヴィランたちの“予測不可能性”の中心とも言えるのは、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインだ。バットマンシリーズの中で圧倒的な存在感を誇るヴィラン、ジョーカーに心酔するキャラクターとして描かれる彼女を、鮮烈なビジュアルとセクシーな存在感で演じたマーゴットに、ジェフは惜しげない賛辞を送る。「マーゴット・ロビーは、完璧なハーレイ・クインだよ。彼女は、キャラクターへリスペクトを持って演じていて、まさにあのキャラクターそのものさ」。さらに、そんなハーレイ・クインの“予測不可能性”を象徴するかのように、もととなるコミック版「スーサイド・スクワッド」のメンバーとしてハーレイ・クインが抜擢された経緯について尋ねると、ジェフ自身も把握していないという意外な答えが返ってきた。「実は、誰がハーレイをスクワッドのメンバーに入れることを決めたのかはわからないんだ。なぜ、そして誰がハーレイ・クインを『スーサイド・スクワッド』に入れることにしたのか、真実は闇の中だよ。それにしても素晴らしいアイディアだ。誰が決めたにしても、そうしてくれてよかったよ」。映画版『スーサイド・スクワッド』は、『エンド・オブ・ウォッチ』『フューリー』などを手掛けたデヴィッド・エアーがメガホンをとっている。ロサンゼルス市警として働く警察官の日常や、戦場における兵士たちの現実など、これまでの作品における、目を背けたくなるほどのリアルな現実の中でタフに生きていかざるをえない人物を描いてきた彼の作風からすると、コミック原作の映画を手がけるのは少し意外な印象を受けるひとも多いかもしれない。彼の起用に至るまでの過程をジェフは語る。「ワーナー・ブラザース・ピクチャーズの社長のグレッグ・シルバーマンが、デヴィッドに会って、『君は『スーサイド・スクワッド』の監督にすごくいいと思う』と言ったんだ。彼らはそれについて大きなミーティングをして、デヴィッドはとても興味を持っていた。僕は彼に会って、オリジナルのコミックをたくさん渡して、それがどういうものか話し合ったんだ。彼はとても興奮していたよ。彼は軍隊にいた経歴があるから、すぐこの世界に入り込んでいったよ」。「彼はキャラクターたちのことがとても気に入っているんだ。彼がコミックを読んだときに反応したのは、キャラクターたちがとてもグレイな存在で、オルタナティブで、典型的なスーパーヒーローとは違うことだったんだ」。デヴィッド・エアーがこれまで描いてきた登場人物は、観客に対して不快感を抱かせるような行動をとりながらも、物語が進むにつれて、彼らの人間的側面や、優しさとも呼べる表情が示され、様々な現実を生きる登場人物たちのアンビバレンスな魅力をたたえているものが多かった。ジェフが指摘するデッドショットが見せる家族への愛など、『スーサイド・スクワッド』のヴィランたちが見せる人間的な一面やその描写の奥深さは、映画作家としてのデヴィッド・エアーに本作のメガホンを取らせる大きな要因だったのかもしれない。1999年にDCコミックスにてライターとして招かれたジェフは、これまでにも様々なコミックスの執筆に関わり、グリーンランタンやフラッシュ、アクアマン、スーパーマンなど、様々なキャラクターたちに新たな命を吹き込んできている。「DCエクステンデッド・ユニバース」において彼は、それぞれの作品における企画開発をはじめ、クリエイターたちが参考にするクラシックのコミックブックのセレクトや、キャラクター構築に関わるなど、コミックスの世界観を映画に変換する上で重要な役割を担っている。「もっとも大切なことは、キャラクターを正しいものにするということだ。なぜそのキャラクターがこれほど長く続いてきて、なぜそのキャラクターに人気があるのか。僕らは、クリエイターがアイコニックなキャラクターたちの伝説を見つける手助けをするんだよ」。『スーサイド・スクワッド』におけるデヴィッド・エアーの起用など、映画ファンとしては今後の公開タイトルの発表と同じく、どの監督がクレジットされるのかにも注目したいところだ。ジェフは、監督決定に至るまでの“有機的”なプロセスについて説明する。「『フラッシュ』のリック・ファイムーア(『ブラウン・シュガー』『DOPE/ドープ!!』など)は、多くの監督たちと会う中で出会ったんだよ。映画に対する彼のビジョンについて聞いて、とても説得力があったんだ。『アクアマン』のジェームズ・ワン(『ソウ』『死霊館』シリーズ)は、アクアマンの熱狂的なファンで、どれほどアクアマンのことが大好きかということをスタジオのトップと話していたんだ。そして、『バットマン』のベン(・アフレック)については、もちろん、彼はバットマンを演じているからね(笑)。僕らは、僕らと同じくらいキャラクターが大好きで、本当にそのキャラクターを描きたいと思っている人を見つけるんだよ」。「ジェームズ・ワンと僕は、いま『アクアマン』のストーリーに取りかかっていて、それを分析している段階だ。それと、ベン(・アフレック)と『バットマン』の映画の仕事をしている。ベンとは脚本を一緒に書いたんだ」。今後も続々と公開を控える「DCエクステンデッド・ユニバース」において、ますます忙しくなるであろう彼に、少しでも公開予定作についての情報をもらうべく尋ねてみると、幸いなことに、わずかではあるが『グリーン・ランタン』についてヒントを与えてくれた。「いま、企画開発をしているところだよ」と断りを入れながら、2020年に予定されているリブート作では、宇宙の平和維持軍である「グリーン・ランターン・コァ」が描かれる物語であるとコメント。「つまり、グリーンランタンが一人以上登場するということだよ。それ以上のことは言えないんだ」。「僕は、スーパーヒーローたちが希望に満ち溢れていて、楽観的なところが大好きなんだ。彼らが表わしているポジティブな理想や、それらを称賛する希望にあふれたストーリーは、DCユニバースの重要な要素だと思うよ」。DCコミックス、マーベルを台風の目として、少なくとも2020年まではスーパーヒーローの活躍を描いた映画がますます勢いを増していくことだろう。アメリカン・コミックスの伝統を引き継ぎ、革新を生み出し続けてきたジェフは、DCコミックスの魅力としての“神話性”について語る。「僕がいつもDCのスーパーヒーローが大好きだったのは、彼らがとてもアイコニックで、神話的で、僕らが努力して目指すべき理想を表しているからだ。僕らは彼らのことを尊敬し、彼らみたいになりたいと願う。彼らは、意思があり、人々に感動を与える、象徴的な存在なんだよ」。アメコミ映画黄金期のいま、DCコミックスが描き出す希望の物語が、私たちに多くの感動をもたらしてくれることを期待したい。協力:ワーナー・ブラザース(text:cinemacafe.net)
2016年09月10日しかしマーベルもDCも、アメコミ原作映画のスーパーヒーローたちは、ちょっと悩みすぎでさあね!ということでね、二言目には「正義! 正義!」と恩着せがましいスーパーヒーロー映画は、もう飽きましたよね?その窮屈感が支配するスーパーヒーロー映画界隈に、まったく正反対の主人公たちが登場して大暴れする映画、『スーサイド・スクワッド』(9月10日公開)が全世界で大ヒット中。ナニシロこの映画、"悪"と"邪悪"が闘う前代未聞の超絶痛快作なのだ!もともとヴィランズ(=悪役たち)ゆえに「はい、そうですか」とお利口さんに従うわけではなく、チーム結成直後はバラバラ状態。ところが、小型爆弾を首に埋め込まれているので、逃げ出せば即死亡!行っても戻っても自殺行為なら、いちるの望みを掛けて前進するしかないわけで、邪悪な悪党たちに立ち向かっていくことに。程なく、スクワッドのメンバーも、邪悪な存在が自分たちにとっても不都合な真実であることを理解。こうして強烈個性がそろった映画史上最狂の寄せ集めチームが、不慣れな共同作業に従事。まさしく毒を以て毒を制す!極めてシンプルだが、真理を突いたバトルがおっ始まるのだ!この『スーサイド・スクワッド』、クレイジーな悪党たちが世界を救う大枠のストーリー以外にも、興奮する胸熱ポイントがいくつもそろっている。ウィル・スミス演じる銃の達人で凄腕の暗殺者デッドショットや、マーゴット・ロビー演じるキュート&セクシーで、男なら彼女のバットでブン殴られたい!と必ず思うハーレイ・クインなどの個性豊かなキャラクターたちをはじめ、爽快すぎるアクション描写、とにかくアガる音楽など、いままでのシリアスで病み期到来中デス!みたいなスーパーヒーロー映画とは一線を画す。特にハーレイ・クインと悪のプリンス、ジョーカーがおりなす"いかにも報われなさそうな、悪い男と盲目的な女子の恋愛模様"は、日本中のそこかしこにありそうなリアルな恋愛模様であって、地方に強いイオンシネマのスクリーンでは涙が止まらないアベックが続出しそうな予感がしなくもない。どうみても悪い男に惹かれる女性って、なぜか多いですよね。ともあれ、筆者最大の胸熱ポイントは、クライマックス!スクワッドのメンバーたちは誰もが認める悪党で、観ているほうも容易には感情移入しないと思うが、完全に狂った悪党ではない限り、それぞれの顛末には"理由"があるということ。そして、最初は自分の命惜しさに渋々立ち上がった奴らが、後半は"何のために戦いに身を投じるのか?"という点などに注目してほしい。ここでシルヴェスター・スタローンの『エクスペンダブルズ』(10)を思い出さずにはいられなかったが、クライマックスで発生するカタルシスは、善なるスーパーヒーローが主人公の場合の、2万パーセント増しで大感動するに決まっている!まさかの号泣シナリオを用意した『スーサイド・スクワッド』、本作を観ずに2016年は終われないですぞ!(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
2016年09月10日可愛いだけじゃない、セクシーなだけじゃない、アクロバティックなだけじゃない──なんともクレイジーなヒロイン、“悪カワ”という新しいジャンルを作り上げた『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン。演じるのは、マーゴット・ロビー。少し前に公開した映画『ターザン:REBORN』のジェーン役と同一人物とは思えないほどのギャップを披露している。キャラクターはもちろん、衣装もメイクも奇抜すぎだが「自分とは思えなかった」ことは、役を演じるうえで「パーフェクト」だと説明する。「ハーレイ・クインの衣装を着てメイクをしてもらって(鏡のなかの自分を見て)思ったのは、ぜんぜん私じゃない!ということね(笑)。それは役者としてとても良いことなの。キャラクターと自分に少しでも似ている部分があると、ふとしたときに自分自身のリアクションに立ち戻ってしまうことがある。今回のハーレイ・クインは自分と全然違うからこそ演じやすかったし、楽しかった」。「楽しかった」という言葉のなかには解放感、爽快感も含まれている。有名女優として活躍するからこそ溜まっていくフラストレーション、それがハーレイ・クインを表現する原動力の一部になっているのだ。「仕事とプライベートを分けられたらいいけれど、女優である以上、発する言葉から外出するときの格好までプライベートの行動にも気を遣わなくてはならなくて…。だからハーレイ・クインのように周りに何も気を遣わなくていいキャラクターを演じるのは、とても爽快だったのよ!」と興奮気味に語るが、その爽快感ある演技のためには6か月間のハードなトレーニングが必要だった。「肉体面では撮影の6か月前から準備を始めたの。毎日パーソナルトレーニングをこなし、週3回は体操と柔術を、一日置きに拳銃の練習もしたわ。ただ、当時は別の映画の撮影をしていたこともあって、トレーニングをこなすのはかなり大変だった。いよいよ撮影が近づいてくると、加えてつり下がるアクションや水中に潜るシーンのために息を止める訓練もした。さらにフィジカルトレーニングに加えて、撮影の6週間前にはデヴィッド・エアー監督によるメンタルトレーニングもあって。エアー監督は独特な方法で私たち俳優を精神的に追い込んでいくの。それぞれが持っているトラウマな出来事や恐いと思っていることを事前に聞き出して、ここぞというときにその話を持ち出して恐怖を煽ってくる。なかなか強烈な経験ではあるけれど、素晴らしい演技に繋がったわ(笑)」。見た目が強烈なキャラクターは“外見”に目を奪われてしまいがちだが、たしかにハーレイ・クインをはじめどの悪党も“中身”にも惹かれる。特にハーレイ・クインは、真面目な精神科医からジョーカーと出会いクレイジーな女になるまで、そして何があってもジョーカーを愛し続ける女へ──。実は変化に富んだキャラクターだ。「そうなの!ハーレイ・クインは誰も予測ができないような言動のあるキャラクターで、それが面白さのひとつだけれど、そもそも彼女は精神科医だったというバックグラウンドがある。だから予測不可能に見えたとしても、実は戦略的だったりする。だって、精神的な病について、人の性質や癖、犯罪者の心理を理解しているわけだから、たとえジョーカーに変えられたとしてもどこか計算しているんじゃないかって思うの。どうやって人を操るのかを考えているキャラクターなのよ」。そんなふうに準備と撮影あわせて約1年間、身も心もハーレイ・クインとして生きたマーゴット・ロビー。撮影を終えた後はどんな気持ちになったのだろう──。「1年間ずっとエクササイズ漬けだったこともあって、あまりにもつらくって、撮影を終えた後は『もうエクササイズはしたくないわ!』と自由な生活を送っているわ。ふだんは食事制限していないのよ!でも、元フィギュアスケート選手のトーニャ・ハーディングを演じることが決まったから、オリンピックレベルの身体作りのために、そろそろエクササイズを始めないと…(苦笑)。そういった準備は大変だけれど、どんなに大変であっても女優をやめられないのは、やっぱり演じることが楽しいから。心から楽しいと思えるからね。いま、出演作品やプロデュース作品を含めて約8本の作品に関わっていて休みはないけれどとても楽しいし、寝る前に大好きな『ハリー・ポッター』の小説を読むことで仕事脳をリセットしているの。もちろん、ハーレイ・クインを演じてDCコミックスにもハマって、コミックも愛読書よ!」(text:Rie Shintani/photo:Michimaro Takeuchi)
2016年09月09日映画『スーサイド・スクワッド』の期間限定ストアが西武渋谷店にオープンする。期間は2016年9月10日(土)から26日(月)まで。期間中は、ヒロインのハーレイ・クインをイメージして、3人のデザイナーが制作したウェアを受注販売。ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)の北澤武志・佐藤絵美子はボンバージャケットを、ターク(TAAKK)の森川拓野はビーズプリントスカジャンを制作、そしてダブレット(doublet)の井野将之はカットソーを提案する。他にも、映画のロゴやキャラクターのイラストをデザインしたオリジナルTシャツやパーカーなど17型のほか、限定トートバッグやコインケースなど、ファン必見のアイテムが勢揃いだ。また、人気のフィギュア「ベアブリック(BE@RBRICK)」からはジョーカーとハーレイ・クインのデザインを施したアイテムが登場する。【詳細】『スーサイド・スクワッド』POP‐UP SHOP会期:2016年9月10日(土)〜26日(月)会場:西武渋谷店 B館5階 プロモーションスペース住所:東京都渋谷区宇田川町21-1※西武池袋本店でも同時開催。会期:2016年9月10日(土)〜27日(火)場所:本館5階紳士服フロア 特設スペース住所:東京都豊島区南池袋1-28-1<展開アイテム例>■デザイナーアートファッション(ハーレイ・クインモチーフ)受注販売・ターク ビーズプリントスカジャン 60,000円+税(予定)・ダブレット カットソー 19,000円+税・ドレスドアンドレスド ボンバージャケット 90,000円+税■「スーサイド・スクワッド」そごう・西武オリジナル商品Tシャツ、パーカー 3,800〜9,800円+税■「FABRICK」(メディコム・トイ)そごう・西武限定デザイン雑貨販売・トートバッグ 6,000円+税・ショルダーポーチ 6,000円+税・ペンケース 3,000円+税・コインケース 2,500円+税■「BE@BRICK」(メディコム・トイ) ・そごう・西武先行販売<数量限定>ジョーカー 1000% 37,000円+税、ハーレイ・クイン 400% 8,800円 +税 ・そごう・西武先行受注ハーレイ・クイン 1000% 37,000円+税 (引き取り時期 17年2月頃)・一般販売ジョーカー 400% 8,800円+税
2016年09月09日