ベンジャミンフランクリン効果とは、頼み事をすることによって、相手からの好意を引き出すテクニックのことです。この効果を使って、恋を有利に進める方法についてご紹介しましょう。ベンジャミンフランクリン効果って何?ベンジャミンフランクリン効果は、18世紀のアメリカの政治家、ベンジャミン・フランクリンによって提唱されました。人は、相手を助けるという行動を起こしたときに、「親切にするのは、相手のことが好きだから」と結論を出すというのです。ベンジャミン・フランクリンはペンシルベニア州議会の場で、あまり仲のよくなかった議員を味方につけたいと考えました。そして、親切にして好意を得るのではなく、「本を貸してほしい(親切にしてほしい)」と頼み事をしたのです。その後、議員の彼に対する態度が優しく親切になりました。なぜ親切にした相手を好きになるのか親切にしてもらったから好きになるのではなく、親切にしたから好きになるというのは、意外な気がしますよね。なぜこんなことが起こるかというと、人は、自分が抱いている「感情」と「行動」に食い違いがあると我慢ができない、という心理があるのです。ですから、「あまり好きではない(マイナスの感情)」相手に「親切にする(プラスの行動)」という状況が起こると、どちらかを修正しようとします。でも、やってしまった行動を修正することはできません。ですから、感情の方を変えようとするのです。頼みごとをされる→あまり好きではない相手を助ける→感情と行動に食い違いが起こる→自分の心を修正して、「相手を助けたのは、相手に好意を持っているから」というふうに考えが変わります。このプロセスは、ほとんど無意識に行われます。恋愛漫画やドラマでも、似たようなシチュエーションを見たことがありませんか?好きだから行動を起こした、と思いがちですが、実は逆なんです。行動を起こしたから、好きになったというわけです。気になる相手に試してみようベンジャミンフランクリン効果を使うと、苦手な相手にでも、好感を持ってもらえることが分かりました。もちろん、この効果を利用して、気になる相手の自分への印象を、プラスの方向へ向けることも可能です。甘え上手な人がなぜかモテるのは、ベンジャミンフランクリン効果を上手く利用しているからです。頼られた相手は、お願い事をされることによって、自分の価値が上がったような気がして嬉しくなります。そして、嬉しくなったのは相手が好きだから、と考えるのです。男性は特に、「好きな相手のために何かしてあげたい」という欲求が強い傾向があります。ですから、ベンジャミンフランクリン効果が抜群に効きます。ベンジャミンフランクリン効果を使うときのコツ頼み事は、「分からないところを教えて」「ちょっとペンを貸して」など、小さなことで構いません。相手が忙しくしていて、余裕がないときは逆効果になってしまうので、避けましょう。また、自分でも簡単にできるようなことを頼むのは、不信感を持たれる可能性があるので注意してください。相手に余裕があり、「やってあげようかな」と心が動きそうな瞬間に頼みましょう。そして、相手が得意なことを頼むようにしましょう。ベンジャミン・フランクリンの場合は、相手が読書家だったこともあり、希少な本を借りるという作戦に出ました。「珍しい本を持っていると聞いたので、貸してほしい」と切り出したのです。本当は、彼の持っている本には全く興味がなかったそうですが。
2019年10月21日ホイットニー・ヒューストンとケビン・コスナー主演の大ヒット映画を舞台化したミュージカル『ボディガード』来日公演が東京・東急シアターオーブにて初日を迎えた。公演を前に主要キャストと来春開幕の『ボディガード』日本版キャストらが劇場のレッドカーペットに登場。華やかなドレス姿で来場客を沸かせた。【チケット情報はこちら】まず来日版の主役3名、レイチェル役(Wキャスト)のアレクサンドラ・バークとジェンリー・シャロー、フランク(ボディガード)役ブノワ・マレシャルに加え、オフィシャルサポーターのLiLiCoがボディガードに守られながら登場。レイチェル役のふたりは「お客様が一緒に立ち上がって楽しんでくださるのを楽しみにしています」(アレクサンドラ)、「ホイットニーというレジェンドの音楽を披露できることに感謝しています」(ジェンリー)と喜びを抑えきれない様子。ブノワは「1年ほど一緒にやってきたカンパニーなので、最高のものをお見せしたい」とダンディーな笑顔を見せ、「ハジメマシテ」と覚えたての日本語を披露。LiLiCoは「映画はみなさんよくご存知だと思いますが、あのシーンをこう見せるんだ、というのが一番の驚き。そしてホイットニーの歌を誰が歌えるのか?と思ったけれど、この素晴らしいキャストは映画を超えてます!」と興奮気味に絶賛。続いて来年3月に開幕する日本版キャストの柚希礼音、新妻聖子(Wキャスト)、大谷亮平の3名が登場すると、歓声があがった。英国での公演を観たという柚希は「私がボディガード役だと思う方もいたんじゃないかと思いますが(笑)、守られる役をしっかりと演じたい。歌が多いので、稽古して自分なりのレイチェルに挑む」と意気込みを語った。新妻は「日本版は歌詞も日本語になるので、ポップスシーンの歌がより演劇的になるのでは?」と推測。フランク役の大谷は今回が初舞台。「おふたりを役としてしっかり守れるように、舞台期間中は気持ちだけでも守っていけたら」と抱負を述べた。その後、初日が開幕。人気絶頂の歌手レイチェルのきらびやかなコンサートから始まり、ストーカーへの恐怖、フランクとのラブストーリーがスピーディーに展開するが、妹の影にいる姉ニッキーの葛藤、息子への思いも丁寧に描かれ、映画とは違った印象を残す。大ヒット曲『I Will Always Love You』はもちろん、ホイットニーの名曲が数多く使われ、カーテンコールは『I Wanna Dance with Somebody』で客席も総スタンディング。大迫力のパフォーマンスと芝居を楽しめるので、ミュージカルになじみがない人にこそおすすめしたい。公演は、10月6日(日)まで東急シアターオーブ・東京にて。10月11日(金)~20日(日)まで梅田芸術劇場メインホール・大阪にて上演。日本キャスト版は、大阪公演は2020年3月19日(木)~29日(日)、東京公演は4月3日(金)~19日(日)。取材・文:郡司真紀
2019年09月18日フランク & アイリーン(Frank & Eileen)の歴代アーカイブから人気のシャツを復刻する「10 イヤー ヘリテージ コレクション」より、秋冬素材の新作が登場。2019年10月より、フランク&アイリーン千駄ヶ谷店にて発売される予定だ。フランク & アイリーンのブランド10周年を記念した「10 イヤー ヘリテージ コレクション」。フランク & アイリーンの10年分の歴代アーカイブの中から人気の素材、柄のシャツをピックアップして復刻する本コレクション。今回は2019年3月に次ぐ第2弾となる。新たに登場するのは、温かみのあるイタリア製のコットンフランネルを使用したシャツたち。ベーシックなチェックパターンや無地などのバリエーションを用意し、それぞれのシャツの内側には10周年を記念したアニバーサリーロゴを添えたブランドタグが付いている。【詳細】「10 イヤー ヘリテージ コレクション」第2弾発売日:2019年10月予定販売店舗:フランク&アイリーン 千駄ヶ谷店住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-28-4価格:各28,000円【問い合わせ先】サザビーリーグTEL:03-5412-1937
2019年09月15日ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストン主演により、世界的大ヒットを記録した映画『ボディガード』。そのミュージカル版がついに来日、英国版がこの9月に、そして日本キャスト版が2020年春に上演される。そこで日本キャスト版に出演する大谷亮平に話を聞いた。【チケット情報はこちら】『逃げるは恥だが役に立つ』でブレークし、現在放送中の『ノーサイド・ゲーム』も好評な大谷。そんな大谷にとって本作は、初の舞台出演となる。「映像の仕事をメインにさせていただいてきたので、自分が舞台に出るということは、正直あまりイメージが出来ませんでした。というのも舞台は生なのでミスが許されませんし、覚悟を持って臨まなければいけないなと。今回のお話をいただいた時も、まずは挑戦だという気持ちが強くて。ただ同時に、みんなで時間をかけてつくっていく楽しさ、やりがいもすごく感じていますし、いい作品、いいご縁をいただいた喜びもとても大きいです」人気歌手レイチェル・マロンの身辺警護を依頼された、元シークレット・サービスのフランク・ファーマー。楽観的なレイチェルは当初フランクを邪険に扱うが、彼のボディガードとしての仕事ぶりを目の当たりにし、徐々に信頼し始める。そしていつしかふたりの間に恋心が芽生えるが…。極上のサスペンスとラブロマンスが融合した名作。大谷は作品としての魅力をどんな点に感じているのか。「常に追われている感はありますよね。その緊張感、スリルがある中での禁断の恋というか。ふたりの距離がだんだん縮まっていく、あの瞬間が僕は結構好きで。いいのか?いいのか!?みたいな(笑)。とても興味深い関係性なので、自分がそれを演じられるのはとても楽しみです」そのフランクを大谷が、レイチェルを柚希礼音と新妻聖子がWキャストで演じる。「フランクはとにかく無骨な男ですよね。自分の仕事をひたすら全うする。それ以外のことは排除してきたような生き方というか。まぁ男の僕から見てもカッコいいですし、共感も出来る。ただそれを超えていくのが、ちょっと言うのも恥ずかしいですが、“愛”だったりするわけで。駄目だと思っていても、どうしても自制心がきかなくなってしまう。そういう役を演じるってこともまた挑戦ですし、それが舞台というのがやはり一番の挑戦。やる前とやった後では全然違う、大きな財産になるだろうなと。新しい世界を見るような感覚なので、自分がその時にどうなっているのか、それもまた楽しみですね」公演は2020年3月19日(木)~29日(日)まで、梅田芸術劇場メインホール・大阪にて、4月3日(金)~4月19日(日)まで東急シアターオーブ・東京にて上演。ひと足早く、ぴあ貸切公演のいち早先行を、9月14日(土)11:00~受付開始!取材・文:野上瑠美子
2019年09月13日『マイティ・ソー バトルロイヤル』『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも共演したクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンが「MIB」シリーズに新たな魅力を吹き込んだ『メン・イン・ブラック:インターナショナル』。そのブルーレイ&DVDのリリースに先駆け、特典映像から2人のお茶目なNGシーン集が一部公開された。クリスとテッサの“最強コンビ”が対照的なエージェントコンビを好演したほか、リーアム・ニーソン、レベッカ・ファーガソンら豪華キャストに加え、エマ・トンプソンが前作に続きエージェントOとして登場。また、テッサ演じるエージェントMと行動を共にする可愛らしい毒舌エイリアンのポーニィなど、新たな愛されキャラのエイリアンが誕生した。今回公開された映像は、特典映像に収録されているNGシーン集の一部。クリスやテッサはじめ、本作のキャスト陣が撮影中に思わず転んでしまったり、セリフを噛んでしまったりと、劇中でMIBエージェントを演じるクールな姿からは想像できない、お茶目な表情が収録されている。特に、主演2人が同じタイミングで笑ってしまったり、テッサのミスをクリスが機転をきかせてフォローしたりと、撮影中も抜群のコンビネーション。さらに、緊迫したシーンで自分のほうにニューラライザーを向けてしまうクリスや、投げられたものを受け取れず何度も落としてしまい、同じシーンを繰り返すテッサなど、笑いの絶えない楽しい現場だったことが伺える。さらに2人の上司であるエージェントOを演じるエマが、NGを出してしまった2人に対し「ダメな部下ね」と、役柄さながらの冗談で返す場面もあり、キャストたちの掛け合いにも注目。本映像のほかにも、ブルーレイ&DVDには「未公開シーン」「MIBの秘密道具と乗り物」など製作の舞台裏に迫るものや、パグ犬フランクと毒舌エイリアンのポーニィが本作を語る特別映像「フランクとポーニィの映画談義」など、MIBの世界をより楽しめる映像特典が収録されている。『メン・イン・ブラック:インターナショナル』ブルーレイ&DVDは10月23日(水)よりリリース。10月9日(水)よりデジタル先行配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メン・イン・ブラック:インターナショナル 2019年6月14日より全国にて公開
2019年09月10日名匠フランク・ワイルドホーンの楽曲を堪能できるコンサート「FRANK WILDHORN & FRIENDS 2019」が10月12日 (土)・13日 (日) ・14日 (月・祝)に東京・日本青年館ホールで開催される。【チケット情報はこちら】同公演は元宝塚歌劇団星組トップスター・柚希礼音をメインアクターに据え、ブロードウェイの若手女優ジャッキー・バーンズ、ブロードウェイ『ピピン』でトニー賞を受賞したマシュー・ジェームス・トーマスが一堂に会し、名匠フランク・ワイルドホーンの楽曲を本人の演奏と歌唱を繰り広げる。柚希の代名詞とも言える『スカーレット・ピンパーネル』から『マタ・ハリ』をオリジネーターと共に届ける初の試みは、間違いなく最高の舞台となりそうだ。また、10月14日(月・祝)公演は、趣向を変えて“ブロードウェイヒッツ”を中心に、『ウエイトレス』でブレークしたベッツィ・ウルフ、『春のめざめ』や『War Horse』などブローウェイで活躍するマット・ドイル、そして韓国版『ジーザス・クライスト・スーパースター』で一躍韓国ミュージカル界を席巻するようになったチェ・ジェリムらがショーを展開。もちろんフランク・ワイルドホーンもゲスト演奏者として公演に参加し名曲の数々を披露する。チケットは9月14日(土)より一般発売開始。なお、一般発売に先駆けて、8月31日(土)午前11時よりいち早プレリザーブを実施。受付は9月4日(水)午後11時59分まで。■「FRANK WILDHORN FRINDS 2019」日時:10月12日 (土) 【昼公演】開場12:00 開演13:00 【夜公演】開場16:30 開演17:3010月13日 (日) 【昼公演】開場12:00 開演13:00 【夜公演】開場16:30 開演17:3010月14日 (月・祝)【昼公演】開場12:00 開演13:00 【夜公演】開場16:30 開演17:30会場:日本青年館ホール(東京都)出演:【10月12日 (土)・13日 (日) 】柚希礼音、ジャッキー・バーンズ、マシュー・ジェームス・トーマス【10月14日 (月・祝)】 ジャッキー・バーンズ、マット・ドイル、チェ・ジェリムゲスト演奏・フランク・ワイルドホーン音楽スーパーバイザー:塩田明弘【演奏】フランク・ワイルドホーン/フランク・ワイルドホーンバンド/ダット・ミュージック料金:指定S席12,000円(税込)U20指定席5,000円(税込)※一般発売より。20歳以下のお客様席・指定席※入場の際に年齢判別ができる身分証の開示必要
2019年08月30日東京マリオットホテルでは、高級機械式時計ブランド「フランク ミュラー(FRANCK MULLER)」とのコラボレーションによるアフタヌーンティーを、2019年9月1日(日)から11月30日(土)までの期間限定で提供する。“時を刻む”スイーツ&セイボリーを楽しめるアフタヌーンティー東京マリオットホテルとフランク ミュラーが“時の世界”へと誘うアフタヌーンティーで楽しめるのは、時計の針やネジをモチーフにしたスイーツ&セイボリー。情熱的な想いを大切な人へ届けるフランク ミュラーの腕時計「ハート トゥ ハート」の世界観を真紅のハート型オブジェで表現したグラススイーツや、代名詞といっても過言ではない「ビザン数字」を描いたフィナンシェなど、“時を刻む”メニューがティータイムを華やかに彩ってくれる。注目のメニューは、カットすると中から数字が現れるという、本コラボレーションならではのギミックが詰まった「トンカ豆とフランボワーズのムース」。数字の代わりに現れる「ラッキー ハート」を見事引き当てると、フランク ミュラーのオリジナルグッズをプレゼントするという、嬉しいサプライズも用意されている。イブニングハイティーやオリジナルカクテルもまた、各国の王室に愛されるシャンパン「アンリオ ブリュット・スーヴェラン」やワイン、カクテルなどの充実したフリーフローと、贅沢な食材をふんだんに使用した料理とのマリアージュが楽しめるイブニングハイティーも提供。ビザン数字のオブジェが彩る華やかなラウンジ空間で、アフタヌーンティーとはまた一味違う、優雅なひと時を堪能してみては。そのほか、ルーレットを文字盤に組み込んだモデル「ヴェガス(VEGAS)」をイメージし、カジノでの熱く燃える鼓動を、唐辛子入りのカルーアリキュールでスパイシーに表現したカクテルなど、フランク ミュラーの腕時計をモチーフにしたカクテル3種類も同期間限定で楽しめる。詳細東京マリオットホテル×フランク ミュラー コラボレーションメニュー期間:2019年9月1日(日)〜11月30日(土)場所:東京マリオットホテル 1階 ラウンジ&ダイニング G■アフタヌーンティー時間:13:00~17:00(13:00~/15:30~ ※2部制)料金:1名 5,500円+税 ※2名〜の予約制。■イブニングハイティー時間:17:00~21:00(ドリンクフリーフロー90分)料金:女性1名 8,000円+税/男性1名 9,500円+税■カクテル時間:11:00〜23:30(L.O.)料金:全3種 各1,800円+税※全てサービス料10%別【予約・問い合わせ先】ラウンジ&ダイニング GTEL 03-5488-3929
2019年08月03日映画『アンタッチャブル』でフランク・ニッティ役を務めた俳優のビリー・ドラゴさんが、米国時間24日にロサンゼルスの自宅で死去したとThe Hollywood Reporterが報じている。73歳だった。ドラゴさんは1945年カンザスに生まれ、20代はAP通信のジャーナリストとして活躍。その後、テレビ映画で俳優デビューを飾ったのは1979年のことだった。30歳を超えてからのキャリアスタートだったが、100以上もの作品に出演した。ブライアン・デ・パルマ監督の『アンタッチャブル』(1987)では、悪名高いマフィアのボス、アル・カポネの右腕を見事に演じ、これをきっかけに悪役での起用が増えていった。チャック・ノリスやクリント・イーストウッドとの共演が多く、ほとんどの出演作で演じるキャラクターが死亡する筋金入りのヒール俳優だった。私生活では女優のシルヴァーナ・ギャラードさんと結婚。2012年に58歳で死別するまで連れ添った。息子のダレン・E・バロウズも俳優となり、『CSI:科学捜査班』などのテレビドラマで活躍している。
2019年06月27日写真展「ロバート・フランク展 - もう一度、写真の話をしないか。」が、2019年6月29日(土)から9月23日(月・祝)までの期間、山梨県北杜市の清里フォトミュージアムにて開催される。スイス出身の写真家 ロバート・フランクは、『ハーパーズ バザー』などで活躍した後、代表作となる『アメリカ人』を発表し、写真界に多大な影響を与えた、世界で最も重要な写真家の1人として評価される人物。『アメリカ人』を発表後、映画制作へと身を転じ、写真展の開催が少ないことから、“伝説の写真家”とも称されている。「ロバート・フランク展 - もう一度、写真の話をしないか。」では、清里フォトミュージアムに収蔵されているロバート・フランクによる作品106点を一挙に公開。日本での大規模な展覧会は、1995年以来23年振りとなる。見どころは、ロバート・フランク自身による“ヴィンテージ・プリント”の作品群。“ヴィンテージ・プリント”とは、撮影後あまり時間をおかずに制作されたプリントの呼称のことで、撮影当時の作家の心境やエネルギーを最も明確に表す、唯一無二の方法と言われている。また、展示作品では、これまで写真集に掲載しなかった未発表の作品も登場。貴重な作品たちから、ロバート・フランクが送るメッセージを感じ取ってみて。【詳細】ロバート・フランク展 - もう一度、写真の話をしないか。会期:2019年6月29日(土)~9月23日(月・祝)開館時間:10:00~18:00(最終入館17:30)会場:清里フォトミュージアム住所:山梨県北杜市高根町清里3545-1222入館料:一般 800円、大学生 600円、中・高生 400円※毎週火曜日休館。7・8月は無休。※7月7日(日)・28日(日)、8月11日(日・祝)は無料開館。<展示作品構成>『アメリカ人』掲載作品 9点、アメリカ 70点、ペルー 3点、パリ 6点、イギリス 7点、イタリア 3点、スペイン 7点、スイス 1点 全106点【問い合わせ先】清里フォトアートミュージアムTEL:0551-48-5599
2019年06月06日フランク ミュラー(FRANCK MULLER)の「ハート トゥ ハート」から、新作ウォッチが登場。「ハート トゥ ハート」は、“愛”をテーマに、ハートのモチーフをダイアルに採用した人気のウォッチコレクション。アール・デコ様式を源泉にしたというケースフォルムは、ふっくらとした仕上がりが特徴。またブランドのアイコニックなウォッチ「トノウ カーベックス」の曲線美も引き継いだものとなっている。ステンレススティールで仕上げた新作ウォッチは、シックなゴールドカラーのインデックスを採用。2時の位置に配置した真っ赤なハートのモチーフがアクセントになるデザインだ。またダイアルカラーは、深く艶めくブルーエナメルとミニマルな表情のホワイトを用意。いずれも光の加減によって浮き上がるビザン数字の隠し数字を施したこだわりの仕上がりとなっている。【詳細】フランク ミュラー「ハート トゥ ハート」全2種 各540,000円+税<各70本限定>仕様:クォーツ、時分表示、ステンレススティールケース、ステンレススティールブレスレット、縦31.00mm×横26.00mm【問い合わせ先】フランク ミュラー ウォッチランド東京TEL:03-3549-1949
2019年05月23日映画『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』が、2019年6月7日(金)にヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて公開。元バンドマンの父×医大を目指す娘の交流を描くハートフルストーリー『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』は、ニューヨーク・ブルックリンの海辺の小さな街を舞台に、赤字のレコードショップを営む元バンドマンの父と、将来のために医大を目指す娘の交流を描いたハートフルなドラマ作品。物語は、ある日ひょんなことから、2人で作った楽曲を音楽ストリーミングサービスにアップしたことから始まる。“We’re Not a Band.”というバンド名で出したその楽曲は、予想外の反響を生み父は歓喜!再び音楽の扉が開けたと夢が膨らむ。もちろん、サムを説得できればの話なのだが…。やがて二人に訪れる、新たな一歩のための人生の決断の行方とは?主演にカーシー・クレモンズ物語の主役・サムを演じるのは、近年メディアから注目を集める女優 カーシー・クレモンズ。父から期待される音楽の道以外にも、将来の夢や恋人との関係など、人生の課題に懸命に向き合うフレッシュな若者を演じる。話題の俳優勢が集結またそんなサムを取り巻くメインキャラクターにも注目俳優らが勢ぞろい。サムの父親役は、アニメ映画『SING/シング』で声の出演も果たしたニック・オファーマン、サムの恋人・ローズ役は、映画『ヘルボーイ』のサッシャ・レインが担当する監督・脚本にブレット・ヘイリー監督・脚本を務めるのは、ブレット・ヘイリー。過去作品『アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームス』『ザ・ヒーロー』に続き、本作もサンダンス映画祭に出品している。【詳細】映画『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』公開日:2019年6月7日(金)劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか監督/脚本:ブレット・ヘイリーオリジナルソング・音楽:キーガン・デウィット出演:ニック・オファーマン/カーシー・クレモンズ/トニ・コレット/テッド・ダンソン/サッシャ・レイン/ブライス・ダナー原題:HEARTS BEAT LOUD■ストーリーフランク・フィッシャーは、ブルックリンのレッドフックでレコードショップを17年に渡り営んでいた。かつてはミュージシャンだったフランクの人生は、妻の事故死により自分と娘だけ残されたことで一変する。フランクはシングルファーザーとして娘サムを育て、成長したサムはLAの医大へ通う事が決まっていた。娘の進学後の生計を立てるにはレコードショップは赤字続きだし、フランクはお店の貸主で友人のレスリーに夏の終わりにお店を閉めることを告げる。古くからの友人デイヴが経営するバーに行ったり、年老いて痴呆症の母親の面倒を見たり、彼の人生の未来には心が踊るものがあるわけでもなかった。 ある夜、勉強中のサムの邪魔をして一緒にセッションするよう無理やり誘う。サムは書きかけていた歌詞を引っ張り出し、二人は夜通し曲をレコーディングする。翌日サムはフランクに「私たちはバンドじゃないわよ」(“We’re not a band!”)と告げ、昨晩の共同作業により喜び興奮しているフランクを鎮めようとするが、フランクは娘の才能に感心し、一緒に作った曲を衝動的にSpotifyにアップロードしていたのだった。“We’re Not a Band.”というバンド名で。フランクもサムも驚いたことに、その曲はSpotifyで人気の曲を集めた”New Indie Mix”にリストインされ、たくさんの人の耳に届くことになる。フランクにとっては急に未来の扉が開かれた気分になり、サムとライブやレコーディングをする将来を描き始めてしまう。サムを説得できればの話だが。 しかし、サムには彼女の人生があった。出会ったばかりの恋人ローズとの関係や、進学予定の医学部など、向き合わなければならない人生の課題は山積みだ。音楽で人生の冒険を始めるなんて不可能なことに思えた。夏は終わりに近づき、大学ももうすぐ始まる中、フランクもサムも人生の決断を迫られる。二人が新たな人生に一歩踏み出すために。
2019年05月13日横浜赤レンガ倉庫で、移動遊園地とビール&フードで春の訪れを楽しむドイツの春祭りを再現した「ヨコハマフリューリングスフェスト(Yokohama Frühlings Fest)2019」が、4月26日から5月6日まで開催される。会場イメージフリューリングスフェストは、春の訪れをお祝いするドイツのお祭り。ビール祭りと移動遊園地がセットになっており、ドイツでは家族や仲間とともに春の一日を楽しむことが風物詩となっている。そんなドイツの春祭りを再現した「ヨコハマ フリューリングス フェスト」。7回目を迎える今年は、これまでのアトラクションエリアを拡大。会場海側に、子どもも大人も思う存分楽しめる「キッズパーク(KIDS PARK)」を新設し、アトラクションエリア・ステージエリア・野外シアターエリアを中心に家族で楽しめる催しを多数展開する。海側の「キッズパーク」エリアには、フリューリングスフェストの特徴の一つである子ども向 けアトラクションとワークショップが集結。アトラクションには、昨年も人気だったドイツ製のメリーゴーランドやコーヒーカップなど全8種類を設置する。他にも、“DJ”と“リトミック”が融合した新感覚リズム遊びキッズディスコや、ボルダリング、ドイツで開発され たボール運動プログラムのバルシューレなど身体を使って楽しめる催しや、キッズステージでは、あっと驚くジャグリング、手に汗握るアクロバット、神奈川フィルハーモニー管弦楽団によるクラシック演奏などの多彩なステージパフォーマンス、野外シアターなどを展開。キッズディスコ5月1日から5日の各日19時から開催される野外シアターでは、家族が楽しめる映画を上映し、横浜港の心地よい海風を感じながら、映画館にはない雰囲気の中、映画を観賞できる。入場料は無料、事前予約不要、飲食物の持ち込みも可能だ。上映作品は、米国アカデミー賞にノミネートされた細田守監督の最新作『未来のミライ』『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』の全5作品を野外初上映予定。野外シアターイメージドリンク・フードメニューも家族や仲間とシェアできるピクニックメニューやフィンガーフードが充実。「フレンスブルガー エドレスヘレス」や「ヴァイエンステファン ノンフィルターケラービア」など、本場ドイツから輸入した日本初上陸のビールや、ここでしか飲めない限定ビール、「アイスバイン」や「ぐるぐるソーセージ」など定番のドイツフードが並ぶ。さらに、家族や仲間とシェアしやすい「ドイツ風サンドのランチBOX」や「フリューリングス ピクニックBOX」などのピクニックメニューに、「ジャンボフランク チーズドッグ」や「ジャーマンタコス(2個入り)」といったフィンガーフードも充実。「ドイツ風サンドのランチBOX」キッズパークでは、人気のクレープやタピオカロイヤルミルクティーなどをキッチンカーで販売する。会場内のテーブル・ベンチだけでなく、横浜港が一望できる赤レンガパークの芝生の上など、春の陽気を楽しめる場所でピクニック気分を味わえる「ヨコハマフリューリングスフェスト」。今年のGWは赤レンガ倉庫で丸ごと一日、ドイツの春を感じてみては?【イベント情報】ヨコハマフリューリングスフェスト(Yokohama Frühlings Fest)2019会期:4月26日~5月6日会場:横浜赤レンガ倉庫イベント広場・赤レンガパーク時間:10:30~21:00(飲食のラストオーダーは20:30)※4月26日のみ15:00~21:00、営業日時はエリア毎に異なる入場無料(飲食・物販・アトラクション代は別途)
2019年04月30日2018年のサンダンス映画祭、サウス・バイ・サウスウエストで話題となった元バンドマンの父と、LAの医大を目指す娘の物語『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』の予告編と日本版ビジュアルが解禁となった。本作の主演はメジャー大作『フラッシュポイント』(原題:Flashpoint)の出演が決まっているカーシー・クレモンズ、父親役には『SING/シング』で声の出演もしているニック・オファーマン。また、トニ・コレットやブライス・ダナーといった豪華俳優陣が脇を固めている。今回解禁となった予告映像では、元バンドマンの父・フランクとLAの医大を目指す娘・サムの押し問答の様子が映し出されている。「大学へは行かずパパとバンドをやれってこと?」と問うサムに「大学行くのを一年延ばせないかな?」と返すフランクだが、ハッキリと「私は医者になるの」と言い返されてしまう。夏は終わりに近づき、決断を迫られた2人が出した答えは…?映像の後半では、軽快なリズムに乗ったクレモンズの伸びやかな歌声を聴くことができる。予告映像と同時にキービジュアルと場面写真も解禁。キービジュアルでは、フランクとサムが父娘仲睦まじくセッションする様子を映し出すビジュアルに、「大切なものを手放して前へ進もう」というキャッチコピーが配置されている。身体を動かしたくなるようなリズムが耳に残る極上のサウンドトラックと、ブルックリンの街並みを背景に夢に向かって走り出す娘と、その背中を押す父との心温まるハートフルな物語。観る人を“幸せな気分”にさせる本作を是非劇場でチェックしてみて。『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』は6月7日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハーツ・ビート・ラウドたびだちのうた 2019年6月7日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて公開© 2018 Hearts Beat Loud LLC
2019年04月10日フランク & アイリーン(Frank & Eileen)は、10年分の歴代アーカイブから人気のシャツを復刻した「10イヤー ヘリテージ コレクション(10 YEAR HERITAGE COLLECTION)」を発売。2019年にブランド設立10周年を迎えるフランク&アイリーン。「10イヤー ヘリテージ コレクション」は、10年分の歴代アーカイブの中から人気のシャツをセレクトし、復刻するコレクションだ。第1弾では、ウィメンズは代表作の「BARRY」、メンズは「PAUL」をチョイス。シャツには、ストライプ、チェックなどのベーシックな柄や、ハート、スター、フラワー、ナンバーといった遊び心溢れる柄をあしらった。カラーは爽やかなブルー系の色味を採用している。【詳細】フランク & アイリーン「10 YEAR HERITAGE COLLECTION」■第1弾発売時期:2019年3月・ウィメンズ「BARRY」各25,000円・メンズ「PAUL」各28,000円<販売店舗>・フランク & アイリーン千駄ヶ谷(Women/Men)TEL:03-6447-4841・フランク & アイリーン阪急うめだ店(Women)TEL:06-6313-2060
2019年04月06日3月26日、東京・Bunkamuraオーチャードホールで「フランク・ワイルドホーンpresents Special Musical Concert in Japan 2019」が開催され、多くの観客がブロードウェイを代表する作曲家の名曲の数々を堪能した。参加アーティストは元宝塚歌劇団宙組トップスターの和央ようか、ブロードウェイのスター、コンスタンティン・マルーリス、日本ミュージカル界のホープ、城田優という日米のトップスター。この豪華な顔ぶれに加え、次世代ミュージカル女優として注目される韓国のイ・ジヘがゲストとして参加。さらに、ワイルドホーンが彼の名を冠したバンドを率いて自ら演奏も手がけると聞いて、早くから期待が高まっていた。数あるワイルドホーンの曲の中でも、粒ぞろいの名曲が用意されたこの日のオープニング・ナンバーは『スカーレット・ピンパーネル』の『炎の中へ』から。マルーリス&城田の力強い歌声が観客の心を一気に掴む。続けて、城田、和央、マルーリスがソロで『私という人間』(『ルドルフ~ザ・ラストキス』)、『LIFE AFTER LIFE』(『ドラキュラ』)、『ハリケーン』(『デスノート』)を次々に披露。見事な歌唱に会場は大いに沸いた。贅沢な組み合わせによるデュエットもこの日の目玉のひとつ。ワイルドホーンの名声を決定づけた作品『ジキル&ハイド』のナンバーから、和央&城田が『罪な遊戯』を雰囲気たっぷりに歌う。ゲストのイ・ジヘも同作の『あれは夢』を聴かせた。次に、QUEENのトリビュートアルバムに参加した経歴をもつマルーリスは『ボヘミアン・ラプソディ』で会場を興奮の渦に巻き込んだ。『ドラキュラ』からもう1曲『Loving You Keeps Me Alive』を披露した和央は、そのまま帽子を着けて早変わりし、『イカれた帽子屋』(『アリス・イン・ワンダーランド』)で多彩な魅力を見せた。そして、マルーリスが『モンテ・クリスト伯』の『地獄へ堕ちろ!』を熱唱。第1部のラストは城田優が『ジキル&ハイド』の『時が来た』で飾る。休憩を挟んで行われた第2部も、集まった会場の観客がワイルドホーンだけがもつ楽曲の魅力とアーティストの見事な歌声に酔いしれた、贅沢な夢のような一夜となった。取材・文:小田香
2019年04月05日フランク ミュラー(FRANCK MULLER)から、「ロングアイランド ダイヤモンド」の新作腕時計“フラワー コレクション”が登場。2019年4月1日(月)から、ギンザ シックスにて先行発売される。新作の“フラワー コレクション”は「悠久の美しさ」をテーマに、花とパールで自然美溢れる世界を表現したウォッチ。マザー オブ パールのダイアルに、華やかな牡丹の花が装飾されている。牡丹は、古くから「棘のないバラ」「美の象徴」として、中国や欧州北アルプス地方などの様々な地域で親しまれてきたモチーフ。また、薬用植物としても用いられ、学名が古代ギリシャ神話の医神に由来される神秘的な花としても捉えられている。自然の神秘から生まれたマザー オブ パールと、優美な牡丹、2つの美しさが呼応するかのような、エレガントなデザインが魅力だ。【詳細】フランク ミュラー ロングアイランド ダイヤモンド発売日:2019年4月1日(月)取扱場所:フランク ミュラー ジュネーブ(ギンザ シックス 2F)価格:3,550,000円+税仕様:18KPG×ダイヤモンド、クォーツ、36.5×26mm、マザー オブ パール、クロコダイルストラップ【問い合わせ先】フランク ミュラー ジュネーブTEL:03-3569-0660
2019年04月04日『ジキル&ハイド』などの大ヒットミュージカルの生みの親の楽曲を、日米韓の実力派たちの歌唱で紡ぐコンサート「フランク・ワイルドホーンpresents Special Musical Concert in Japan 2019」。ワイルドホーンと城田優が、初タッグとなるステージへの思いを語り合ってくれた。ミュージカル俳優として存在感を増している城田は、巨匠との仕事を夢だったと語る。「ワイルドホーンさんとお会いしたのは、僕が『デスノート THE MUSICAL』(2015年初演)を観に行った時が最初でした。作品が最高に面白くて、とにかく楽曲が大好きでした。だからものすごく興奮して話をしたと思います。そこでワイルドホーンさんが“いつか一緒に何かできたらいいね”と言ってくださったんです」一方、ワイルドホーンも城田の才能を認めていたという。「(城田)優の歌を聴き、パフォーマンスを見れば素晴らしいシンガーであると同時に、素晴らしいミュージシャンであることはすぐに分かります。譜面に書かれた音をたんに正確に美しく歌うことができる人はたくさんいるでしょう。でも、そこに自分のクリエイティブ性を持って、音楽性を注ぎ込んで歌える人はめったにいません。役を勝ち取れても自分が何者かを探求せずに、ただ演じてしまう人がブロードウェイでも多くいます。そうではなく、素晴らしい舞台の演じ手であると同時に、ミュージシャンとして解放されていて、自在に表現できる力を持ち、自分の視点を持ってその歌を届ける。それこそが僕にとってはとても大事であり、真のアーティストだと思うのです。優はまさにそのひとりですね」「今のお話はとても共感すると同時に大変光栄です」と語る城田は、自らの音楽的趣向がワイルドホーン楽曲にはまるという。「僕自身、数あるミュージカルの中でも、ポップス系の音楽を使った作品が好きなんです。なのでフランクさんの楽曲はまさに好み。よく歌うのが難しいと言われるのですが、そういう部分もありつつ、ちゃんと身体に入りさえすれば、フランクさんの楽曲は歌っていて本当に気持ちがいいんです」その秘訣を「僕は常にソウル、魂で音楽を作っているから」と語るワイルドホーンは、城田には「人の心を大きく動かす力がある」という。「優とはこのコンサートをきっかけに、これからたくさんの冒険をシェアしたいと思っているよ」3月、その冒険の一歩を目撃したい。公演は3月26日(火)・27日(水)いずれも19時から、東京・Bunkamura オーチャードホールにて。取材・文:宇田夏海
2019年03月08日フランク・ワイルドホーンといえば、ミュージカルを中心に世界的に注目を集める作曲家。その彼の実生活の伴侶でもある和央ようかが、この3月、彼の人気ナンバーを日米韓のトップ歌手と共にステージで魅せる。【チケット情報はこちら】「フランクも私もアメリカに住んでいますけど、日本でこのようなコンサートをお届けできることに大きな意味を感じています」韓国からはオク・ジュヒョン、日本からは城田優、アメリカからはコンスタンティン・マルーリスが登場。和央はジュヒョン、城田とデュエット曲も披露する。「素晴らしい歌手の方たちばかりですから、今からとても楽しみです。もう本当に全員、ホンモノ。そのホンモノたちの中でどう自分が存在できるのか、ですね。フランクはニューヨークから最強のバンドを連れてきますし、最高の世界観が広がることと思います。そこはもうノー・クエスチョンに素晴らしいはずです。私はせめて、その場にふさわしい人間でありたいと願っているところです」公演前の2月には、宝塚の『ベルサイユのばら45』に出演。双方のステージに機能する声を準備するなど、備えに怠りはなかった。「宝塚の方は男役ですから、かなりキーが低い。それはフランクの曲想とずいぶん違いますから、高い方の曲も歌えるように気をつけていました。フランクの『ドラキュラ』は低い方もありつつ高いところも出すので、そのあたりを真ん中に持ってきて調整しました」今回のステージでは、夫が彼女のために書き下ろした新曲も用意される。「新曲についてはポップスを意識した曲になっていますが、まだキーもちゃんと決まっていません。本番ではどうなるのか。私はあまり器用な方ではありません。とりあえず目の前のことをひとつずつ、明日のことをまず頑張ろうと生きてきた人間です。お客様に少しでもいいものをお届けできるよう、私なりに調整して頑張りたいと思っています。お楽しみいただければ幸いです。ご期待ください」公演は3月26日(火)・27日(水)いずれも19時から、東京・Bunkamura オーチャードホールにて。取材・文:賀来タクト
2019年03月08日古くから繊維街として知られ、近年ではアートの街としても注目を集めている馬喰町にミナ ペルホネンの新しいショップ「minä perhonen elävä 」が2月にオープンした。elävä(エラヴァ)はフィンランド語で「暮らし」を意味。日々の暮らしの中で、長く大切に愛せるものや、丁寧なものづくりをされている作り手との出会いの場所として歩みはじめた。minä perhonen elävä Ⅰスターネット東京がリノベーションして営業していた馬喰町の古いビルを引き継いだそう。エラヴァIは、器と食品の販売。2階のショップ兼ギャラリースペースでは、作家の個展を不定期に開催。エラヴァ I は、器と食品がメインの店。日常使いの食器、作家の器やアートピース、オーガニック野菜や果物、ナチュラルワイン、調味料、缶詰、乾物、焼き菓子など、こだわりのアイテムをセレクト。はじまりは、益子のセレクトショップ、スターネット東京が閉店をする際に、その場所を残したいというデザイナー皆川 明さんの思いから。スターネット東京がリノベーションを手掛けた空間の一部は設えそのままに、エラヴァIを開店した。郡司製陶所による日常使いの器。ブルーの縁どりが効いたシンプルな器は重ねた姿も美しい。上段のオブジェは、岐阜の陶芸家、吉田次郎の作品。中段は、陶芸家、小前洋子による花器。沖縄の大嶺工房、岐阜の陶芸家 吉田次朗、沖縄の陶芸家 宮城正幸など、人気作家の作品が並ぶ。缶詰、ピーナッツバター、蜂蜜、調味料など、拘りのセレクト。Ome Farmの無農薬のサツマイモ 紅はるかとぽんかん。石垣島ペンギン食堂の島こしょうと、フランスの老舗缶詰メーカー、ラ・ベル・イロワーズのオイルサーディン。福田商店の干し芋と、皆川さんのお姉様がつくっている生味噌。ともにパッケージは皆川 明デザイン。櫻井焙茶研究所によるエラヴァ オリジナルブレンドの茶葉と、陶作家 安藤雅信がミナ ペルホネンのために手掛けた花茶杯。山形 タケダワイナリーの白ワイン、サン・スフルと、オーストリアのワイナリー、グート・オッガウのオーガニックワイン。器は、作家によりつくられた毎日の暮らしに役立つ日常使いの食器と、1点で存在感のある作品などを展開。またアートピースとして、陶芸家のオブジェや花器も揃える。独特の存在感を放つ小前洋子の作品は、皆川さんも自宅に置いているそう。東京都青梅市にあるOme Farmは、西洋野菜や日本の伝統野菜を有機農法で栽培。オイルサーディンは、ブルターニュの漁港で獲れた新鮮な魚介と良質の植物オイルのみを使用し、伝統的なハンドメイドでつくられる。静岡の干し芋専門店、福田商店の紅はるかの干し芋は、皆川さんもよく召し上がっているそう。サン・スフルは、山形でつくられた無添加の辛口発泡性ワイン。グート・オッガウは、さまざまな年齢、性別の架空の人物が描かれたエチケットに注目。葡萄の樹齢や土壌の個性などを反映している。minä perhonen elävä Ⅱ真鍮製のノスタルジックなサインが目印。ヴィンテージの什器に並ぶアートピース。服と家具を線引きせずに、どちらも暮らしの一部として捉える、という皆川さんの思いから、ヴィンテージ家具とミナ ペルホネンのアーカイブコレクションを同じ空間に並べているという。エラヴァⅡは、北欧を中心に集められたヴィンテージの家具をメインに、アートピースやビンテージのテーブルウエア、書籍、ミナ ペルホネンのアーカイブコレクションが並ぶ。丁寧につくられた昔からのいいものを次世代につなぎたいという思いで集められたヴィンテージは、出会った姿のまま店頭に並べている。そのままの状態で使うもよし、希望があれば張り地のカスタマイズをはじめ、さまざまなリペアの相談にも乗ってくれるそう。アルテックのチェアが積まれたインスタレーションのようなコーナー。北欧のヴィンテージシェルフ。ミナ ペルホネン オリジナルの張り地を選んで家具をカスタマイズすることもできる。シャルロット・ペリアンのサイドチェア、フィン・ユールのチェア、アルテックのティートロリー、フィンランドのアーティストによるモビール。フィンランドのガラス作家、オイバ・トイッカによるガラス製のバード。カイ・フランクによるカルティオグラス。上段の洋書も購入可能。フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトがデザインしたアルテックの名作チェアは、無地のシートの他に、ミナ ペルホネンのファブリックを張ったチェアも展開。デンマークの巨匠フィン・ユールのチェアは曲線の美しさが秀逸。シャルロット・ペリアンのサイドチェアは、誕生から50年経った今でも色褪せないシンプルで力強いデザイン。皆川さんがフィンランドで出会った作家ミラ・ヴァーテラが手がけるモビールは斬新でモダン。ミラ・ヴァーテラの展示会は3月末にエラヴァⅡで開催予定。フィンランドでも入手困難と言われているイッタラのカルティオグラスやピッチャーは、ヴィンテージならではの繊細な薄さと美しい色味に惹かれる。informationmina perhonen elävä Ⅰ東京都千代田区東神田1-3-903-6825-3037Open 11:00-19:00日曜定休(展覧会開催期間は無休)minä perhonen elävä II東京都千代田区東神田1-2-11 201号室03-6825-8037Open 11:00-19:00日曜定休(展覧会開催期間は無休)
2019年02月28日ブロードウェイミュージカルの作曲家と知られ、多数のヒット作があるフランク・ワイルドホーンの作品に焦点を当てたミュージカル・コンサート「フランク・ワイルドホーンpresents Special Musical Concert in Japan 2019」が3月に東京・Bunkamura オーチャードホールにて開催される。【チケット情報はこちら】フランク・ワイルドホーンが楽曲を提供した作品は、繊細にして壮大なドラマを生む楽曲でいずれも人気作として、世界中で上演を繰り返されるものばかり。日本では2015年以来4年ぶりとなる本コンサートは、代名詞とも言える『ジキル&ハイド』や『スカーレット・ピンパーネル』から、ここ数年日韓のミュージカル界を席巻している『デスノート the musical』、昨年の日本初演で好評を博した『マタ・ハリ』、今年4月に上演が決定している『笑う男』まで、様々な楽曲をコンサート形式ならではのめくるめく歌唱リレーで披露する。出演には、『エリザベート』『マリー・アントワネット』などでタイトルロールを演じるほか、ワイルドホーン作品には『マタ・ハリ』で出演、演劇賞の受賞歴もある、韓国ミュージカル界のディーバ、オク・ジュヒョン。元宝塚歌劇団宙組のトップスターであり、退団後はブロードウェイミュージカル『CHICAGO』、ワイルドホーン作品である『ドラキュラ』にも出演した和央ようか。『ロック・オブ・エイジス』オリジナルキャストでトニー賞候補となり、ワイルドホーンとは、2013年『ジキル&ハイド』で主演したコンスタンティン・マルーリス。『エリザベート』では最年少でトート役を演じたほか、『ブロードウェイと銃弾』など話題作に出演し昨年ミュージカルカバーアルバム『a singer』を発売した城田優といった豪華キャストがそろう。そのほか、『ジキル&ハイド』のエマ役でデビューし、大型ミュージカルに多数出演しているイ・ジヘがゲストとして登場する。ワイルドホーン自身のピアノ演奏、実力派ミュージカル俳優らの歌唱、フランク・ワイルドホーンバンドとともに、趣向を凝らした演出を予定しているという今作。ロマンチックで艶あるメロディライン、そしてドラマチックな珠玉のワイルドホーン楽曲をぜひ体感してほしい。公演は3月26日(火)・27日(水)いずれも19時から、東京・Bunkamura オーチャードホールにて。チケットぴあでは2月11日(月・祝)まで抽選先行を実施中。
2019年01月31日今年もあと残すところ1か月。クリスマスに向けて、街のイルミネーションがキラキラと輝きだすこの季節。カップルでどこかへ出かける予定を立てたり、これから誰かを誘おうかとドキドキしている人も多いかも。そんな今年の冬は、絢爛豪華な映像美や感動の実話など、カップルで楽しめる“デートにぴったり“な作品が目白押し。寒い冬、映画館で寄り添い合って観たい3作品をピックアップ!●『くるみ割り人形と秘密の王国』誘われたら脈アリ?冒険要素もたっぷり『美女と野獣』のディズニーが、時代を超えて世界中から愛され続ける不朽の名作「くるみ割り人形」を映画化した『くるみ割り人形と秘密の王国』(公開中)。主人公クララが冒険を繰り広げるのは、秘密の王国を中心とした豪華絢爛な世界。手を伸ばせば触れられそうなほど、リアルな雪や花が装飾された王国や、登場人物が身に纏う宝石のようにキラキラと輝く衣装など、壮大で豪華に創り込まれた世界観は、まるで自分もその場にいるかのような感覚さえ覚えてしまうほど。そして本作の舞台はクリスマス。クララが秘密の王国へ迷いこむきっかけとなった、おじのドロッセルマイヤーが開いたパーティでは、人より何倍も大きいツリー、子どもたちのために用意されたいくつものプレゼントがあり、そのシーン含め全編を彩るチャイコフスキーの楽曲と豪華な世界観が、クリスマスの訪れを感じさせてくれる。豪華な世界観や、数々のシーンに散りばめられた煌めく装飾など、まるでイルミネーションをみているかのような映像美は、カップルで観るのにぴったり。その一方、クララが個性豊かな仲間たちと冒険を繰り広げる中で、第4の国の統治者マザー・ジンジャーと戦ったり、自らの知識を活かして恐れることなく勇敢に突き進んでいくという、手に汗握るハラハラドキドキなシーンも見逃せない。●『おとなの恋は、まわり道』“こじらせた”大人の恋は笑い&ときめきあり!イケメンだけどヘンクツなフランクと、美人なのにドクゼツが止まらないリンジー。ちょっと“こじらせた”2人が、豪華でロマンチックなリゾート・ウエディングに招待される『おとなの恋は、まわり道』(公開中)。そんな2人は出会った瞬間から険悪なムード。というのも、花婿はフランクと絶縁中の異父兄弟で、リンジーを捨てた元婚約者だったのだ。口を開けば意見が対立し、白熱したバトルを繰り広げる2人。しかし、あるときから思いがけないときめきが舞い降りる。こじらせ同士の2人の恋の行方は――?本作には、現代社会に生きる私たちが思わずうなづいてしまうような“あるある”を盛り込んだユーモアもあり、2人が対立しながら惹かれ合う姿は、笑いながらもキュンとでき、「いま恋がしたい!」「絶賛恋愛中!」という人にぜひ観てほしい作品。フランクとリンジーを演じるのは『マトリックス』『スピード』、『ジョン・ウィック』シリーズなどの超大作で世界を制したキアヌ・リーブスと、『シザーハンズ』『若草物語』などの感動作で知られ、人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」にも出演するウィノナ・ライダー。数々の役柄をこなしてきた2人が、4度目の共演で贈る“大人の恋愛物語”に乞うご期待!●『こんな夜更けにバナナかよ』感動あり、笑いあり。見終わったあとは2人でほっこり主人公は鹿野靖明、34歳。札幌在住。幼少の頃から難病の筋ジストロフィーを患い、体で動かせるのは首と手だけ。介助なしでは生きていけないのに病院を飛び出し、風変わりな自立生活を始める。自ら大勢のボランティアを集め、わがまま言い放題。ずうずうしくて、おしゃべりで、ほれっぽくて!自由すぎる性格に振り回されながら、でも、まっすぐに力強く生きる彼のことが、みんな大好きだった――。『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』(12月28日公開)は、そんな鹿野さんと、彼に出会って変わっていく人々の人生を、笑いあり涙ありで描く最高の感動実話。実在の人物・鹿野靖明役を演じるのは、同じ北海道出身の俳優・大泉洋。最初は鹿野に反発しながらも、少しずつ心を開いていく新人ボランティアの安堂美咲役には、高畑充希。その美咲の恋人で医大生の田中久を演じるのは、三浦春馬。将来や恋に悩みながらも、鹿野と触れ合う日々を通じて変わっていく青年を三浦さんが繊細に演じる。思うがままに生きる鹿野の姿は、観ているこちらも清々しくなるほど。その反面、破天荒で手に負えない彼と周りを取り巻く人物が、衝突しながらも、お互いに打ち解けようとする姿には、ほろっとする瞬間も。笑いと感動を両方楽しみたい、よくばりなカップルにおすすめ!『くるみ割り人形と秘密の王国』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くるみ割り人形 2014年11月29日より全国にて公開© 1979,2014 SANRIO CO.,LTD.TOKYO,JAPANこんな夜更けにバナナかよ愛しき実話 2018年12月28日より全国にて公開予定©2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会おとなの恋は、まわり道 2018年12月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2018年12月09日◼︎キアヌ・リーブス × ウィノナ・ライダーの恋物語DRESS読者のみなさん、こんにちは。今回みなさんにご紹介したいのは、『マトリックス』シリーズのキアヌ・リーブスと『シザーハンズ』のウィノナ・ライダー共演の、スパイスの効いたラブストーリー『おとなの恋は、まわり道』です。物語の舞台となるのは、極上ワインの産地としても知られ、“アメリカで最も幸せな都市”と呼ばれるカリフォルニア南部のサンルイスオビスポ。それぞれに事情を抱え、とあるリゾート・ウエディングに出席したふたり。のどかな自然と美しい街並みを背景に、運命の出会いなんて信じない男と、運命の相手を見つけたい女が、まさかの恋におちていく顛末を描きます!◼︎『おとなの恋は、まわり道』のストーリーイケメンだけどヘンクツなフランク(キアヌ・リーブス)。美人なのに、毒舌が止まらないリンジー(ウィノナ・ライダー)。空港で交わした初対面同士の挨拶が、思わぬ口論に発展したふたりは、なんと同じ飛行機の隣同士の席に座ることに……。やがてふたりが同じリゾート・ウエディングに出席すること、フランクは花婿のキースと異父兄弟であること、リンジーはキースに捨てられた過去のある元婚約者だということが判明。最悪の第一印象をお互いに抱きながらも、一台だけの迎えの車に仕方なく同乗したふたりは、なんとホテルでも部屋が隣同士で……!◼︎運命の恋を引き寄せるコツは⁉今さら自分を変えられないし、駆け引きも苦手だけれど、ステキな恋はしたい……。この映画は、そんなあなたに「運命の恋を引き寄せるコツ」を教えてくれる作品です。フランクとリンジー、気が付けば、“おひとり様”記録を更新中のふたり。口を開けば意見は対立、バトルを繰り広げるふたりでしたが、「週末を潰してまで、遠くから幸せを祝いに来いだなんて、リゾート・ウエディングは傲慢だ」という点で、初めて意見が一致します。第一印象は最悪なふたりでしたが、互いに激しくツッコミを入れながらもしゃべり通すと、テンポはぴったり。もしかしたら「悪口や毒舌で盛り上がれる」というのも、運命の恋のひとつのサインなのかもしれません。あるとき、思いがけないトキメキが訪れ、どういうわけか強く惹かれあい始めるふたりですが、お互いにこじらせた性格のため、なかなか素直になることができません。果たして、まわり道を続けるふたりの恋はどうなってしまうのでしょうか?男女間の「あるある」を、ユーモアたっぷりに描き、観る人に元気を与えてくれる『おとなの恋は、まわり道』は、12月7日(金)より公開です。◼︎『おとなの恋は、まわり道』公開情報『おとなの恋は、まわり道』※R-15+12月7日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開監督・脚本:ヴィクター・レヴィン出演:ウィノナ・ライダー、キアヌ・リーブス配給:ショウゲート上映時間:87分公式サイト:koi-michi.com
2018年12月07日キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーが、個性が強すぎて恋愛も人生もうまくいかない男女を演じた『おとなの恋は、まわり道』。この度、ウィノナ演じる“ヘリクツ女”リンジーを襲うハプニングを収めた映像が到着した。過去の大失恋が原因で運命の恋を信じられなくなってしまったウィノナ演じるリンジーは、「自分の寛大さを示す」「気持ちにけじめをつける」という理由で元婚約者の結婚式に参加することを決意。空港で、同じ式に向かう“ヘンクツ男”フランク(キアヌ・リーブス)と出会う。しかし、皮肉屋同士お互いの第一印象は最悪。飛行機への搭乗列、飛行機内、迎えの車内と、ひたすらに口論を繰り広げながら宿泊先のホテルへと共に移動していくことに。今回公開されたのは、そんな2人がホテルに到着した直後の映像。飛行機の座席に続き、ホテルの部屋までも隣同士だった2人だが、ただ隣同士なだけではなく、なんと部屋までもドア1枚で繋がっていたのだ。映像では、フランクがパンツとシャツ、靴下というラフすぎる格好で、立ったままテレビに文句を言っているシーンから始まる。すると、突如リンジーが現れる!リンジーの部屋とフランクの部屋がドアで繋がっていたと知ると、リンジーは「クロゼットのドアかと…」と、入ってきた彼女自身も驚いた様子だ。ところが、ヘンクツ男のフランクは、女性の部屋と繋がっていたからといって、まるで動じない。それどころか、あまりの出来事に固まるリンジーに「僕に何か期待してる?」とデリカシーのない上から目線な一言まで。リンジーは一瞬絶句したのち「いいえ。ほら、ドアに鍵がついてる。ロックすべきよね」と、すぐに皮肉が飛びだすヘリクツ女にしては珍しく普通の言葉を残し、何事もなかったかのようにフランクの部屋と繋がる扉を閉じる…。常に強気なリンジーにしては意外にも、草食系らしいうぶな対応。そんなヘリクツ女が運命の恋を信じたい“肉食系”へと転身し、ヘンクツ男との間を隔たる扉を開く時はくるのか?リンジーを演じるウィノナは10月29日に47歳の誕生日を迎え、その美しさは衰えないどころか、歳を重ねるごとにより一層磨きがかかっている。口を開けば毒舌が止まらない“ヘリクツ女”リンジーは、いまのウィノナだからこそ演じられたハマり役。そんな魅力たっぷりの彼女の姿はぜひ劇場で確認してみて。『おとなの恋は、まわり道』は12月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おとなの恋は、まわり道 2018年12月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2018年10月29日キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーが、個性が強すぎて恋愛も人生もうまくいかない男女を演じる『おとなの恋は、まわり道』。この度、キアヌ演じるヘンクツ男とウィノナ扮するヘリクツ女が空港で口論を繰り広げる本編映像が解禁された。『マトリックス』シリーズのキアヌと『シザーハンズ』のウィノナが、約10年ぶり4度目の共演となる本作。キアヌが演じるフランクは花婿の異父兄、ウィノナが扮するリンジーは花婿の元婚約者という役柄で、互いにうんざりした気持ちでリゾート婚に参加した皮肉な男女を熱演。今回解禁された本編映像は、初対面の2人が交わす“毒舌バトル”の皮切りとなるシーン。軽い会話を交わした後、フランクが飛行機の搭乗列の最前に並んでいたリンジーの一歩前へ踏み出す。すると、それまでは穏やかだったリンジーが激怒。割り込みは容赦しないとばかりに、「なんのつもり?一歩前に出た」と食ってかかる。しかしフランクは、ひるむことなく、「いいや」の一言でリンジーの主張を一蹴。リンジーは「とぼけないで」と応酬するも、フランクは素知らぬ顔だ。しかし、ここから“ヘリクツ女”リンジーが本領発揮。身振り手振りを駆使してフランクの行動をあげつらい始める。愛想よく話しかけたとみせかけて、割り込んで前に出たと言うと、「15秒前あなたは後ろにいた、忘れてると思うの?」とチクリ。「まさか」の一言で話を切り上げようとするフランクに、「ほら、また前に出た。それってまるで武術みたい」と追い打ちをかける。フランクもとうとう業を煮やし、「時間を気にしながらゲートへ来て楽しい会話を試みた。しかし君が冷淡だったから、それを避けるために前へ出た」と言い訳。なおも食い下がるリンジーは「前じゃなくて後ろに行けば?」と言い返す。するとフランクは「そしてまた追い越せと?」と、大人とは思えないトドメの一言を返すのだが…この後も、リゾート婚に参加したヘンクツ男とヘリクツ女の毒舌バトルが更にヒートアップしていくことに。4度目の共演ともあって、テンポよく舌戦を繰り広げる2人の演技はまずこちらから確認してみて。『おとなの恋は、まわり道』は12月7日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おとなの恋は、まわり道 2018年12月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2018年10月19日男性からのLINEってそっけない、冷たい、用件だけと思ったことはありませんか?男性から嫌われないためのLINEマナーを今一度おさらいしましょう!文・フランク裕香【みんなの恋テク】vol.19男性はLINEで会話するのが苦手っていう人も少なくありません。また、LINEをするにしても用件のみで簡潔に済ませるという男性のほうが多いのも事実。そのため「彼はLINEがそっけない」「彼に嫌われているのかも?」と思う前に、男性から「こいつウザいなぁ・・・」と思われないようなLINEの基本をおさえておきましょう!女のダメLINEその1返信をせかさない!「LINEでいちいち既読をチェックするA子。既読になったまま返事をしないと既読要求するスタンプを連打してくる。彼女になったら鬱陶しいタイプだなと思い距離を置くことにしました」(27歳・広告)男性はLINEに限らず「ねぇねぇどうなの?」といった返信をせかされることを嫌います。LINEが既読になっているのをみて「なんで返事くれないの?」などと返信を要求すると「ウザいなぁ……忙しいんだから」と嫌われてしまう可能性大。気をつけましょう!女のダメLINEその2質問攻めにしない!「LINEの文でやたらと自分の近況を報告してきて、最後に『●●君はどう思う?』と締めくくる子。正直どうでもいいって思っていたりすることもあるので、FBのメッセンジャーだったら読んだ後に再度未読にして放置してしまったりもします……」(30歳・IT関係)恋愛ノウハウを特集した雑誌の企画などで、LINEの最後を質問文にすることで返信をもらう確率アップなどと書かれていたりもしますが、やたら質問ばかりするのはNG! 何回も質問ばっかりしてきて返信するのが面倒くさいな~と思わせてしまうため、「面倒な子」というレッテルをはられてしまう可能性大ありです。女のダメLINEその3事情聴取しない!「付き合って1か月しない彼女。付き合ってすぐから『今何してるの?』『何時に仕事終わるの?』といちいち聞いてくる。仕事中にもLINEがくるので、『仕事してるに決まってんだろ!』といらっとしてしまうことも。探りを入れているようにも感じてきついです」(28歳・不動産)彼の行動が気になったとしても「今何してるの?」とか「今日は何してたの?」というLINEを受け取ると男性はどうしても「束縛」されてる感を感じ、「ウザいなぁ……」と思わせてしまいます。彼の日常が気になったとしても、根掘り葉掘り事情聴取しないほうが男性はノビノビとできるものです。いかがでしたか? 女性はついLINEを大事なコミュニケーションツールとして使いがちですが、男性にとっては単なる「連絡手段」のひとつにしかすぎないことが多い、と考えておいたほうがいいみたいです。「そっけない!」「冷たい!」と憤慨する前に、男性との感覚の違いを認識して上手にLINEを使ってみてはいかがでしょうか?※2015年2月5日作成©MilanEXPO/gettyimages
2018年10月01日『マトリックス』シリーズのキアヌ・リーブスと『シザーハンズ』のウィノナ・ライダーが4度目の共演を果たす『Destination Wedding』(原題)が、『おとなの恋は、まわり道』の邦題で12月に日本公開決定し、予告編も到着。2人は個性が強すぎて恋愛も人生もうまくいかない男女という、インパクト絶大のキャラクターに挑む。■ストーリーイケメンだけどヘンクツなフランク(キアヌ・リーブス)。美人なのに、ドクゼツが止まらないリンジー(ウィノナ・ライダー)。気が付けば、“おひとり様”記録を更新中のふたりが、最悪の結婚式に招待された。花婿は、フランクが絶縁中の異父弟で、リンジーを捨てた元婚約者なのだ。出会った瞬間から、互いに感じ悪さ爆発のふたりだったが、言い合いを繰り返すうちにお互いに惹かれ始める。しかしこれは、なかなか素直に恋に落ちることができない、大人の恋の始まりだった――。■キアヌ・リーブス&ウィノナ・ライダー、およそ10年ぶり4度目の共演!“絶縁した家族の結婚式”に出席するフランクと、“元婚約者の結婚式”に出席するリンジー。独身生活が長くてお互いにもういい歳をした大人だが、口論や会話を重ねるうちに、徐々にお互いの共通点に気づいていく…。本作は、いまさら自分は変えられないけど、素敵な恋はしたい。そんな全ての人に贈る、“まわり道”ラブストーリーだ。出演するのは、『ドラキュラ』『スキャナー・ダークリー』『50歳の恋愛白書』に続き、今作が4度目の共演となるキアヌとウィノナ。『ドラキュラ』では本物の司祭を呼び、正式な儀式にのっとって結婚シーンを撮影したそうで、2人の結婚は成立していたとかいないとか…。今回は脚本を気に入ったウィノナが、キアヌに脚本を送ったことで実現。共演を重ねてきた2人だから実現できた掛け合いに注目だ。■個性強めなキャラを好演!今回キアヌが演じるのは、ヘンクツで憂鬱な男フランク。キアヌは「ものすごく不安定で人間嫌いだけど、僕は彼のウィットが好きだし、苦しみも理解できる」と演じるキャラクターについて語り、「愛は多くの人にとっては良いものかもしれないが、彼には大きな不幸をもたらして終わるだけのもの。だったら最初から痛みを感じずに済むように関わらなければいいと思っている。だけど彼はリンジーと出会って、彼女に惹かれていく自分に気づき、自分の過去を乗り越えようとするのです」とコメントしている。そして、ウィノナが婚約者に結婚式を目前にして棄てられた過去を持ち、運命の恋を信じられなくなった“毒舌ヘリクツ女”リンジーを演じる。本作の監督を務めたヴィクター・レヴィンは、ウィノナについて「彼女のようには誰も演じられない。この自然なウィノナらしさは誰にも真似できないんだ。彼女はキャラクターを本能で理解している。だから簡単に自分を開放して、自然に演じられるんだ」とまさにハマり役と大絶賛している。■最悪な結婚式での出会い――予告編公開決定と同時に到着した予告編では、キアヌ演じるフランクとウィノナ演じるリンジーが、全く祝う気になれない最悪の結婚式での出会いからスタート。キアヌのキャリアの中でもトップクラスの変人男は、キスをしても相手に「心は開かないからな」と言い放つ始末。一方の“ヘリクツ女”は、元婚約者の結婚式に「過去との決別のため」という理屈で出席するも、逆に上手くいっていないいまの自分にヘコんでしまう…。キアヌ・リーブス×ウィノナ・ライダー、輝き続ける2人が贈るスパイスのきいた大人のラブストーリーをまずはこちらから覗いてみて。『おとなの恋は、まわり道』は12月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年09月14日1961年に公開されたマリリン・モンローの遺作『荒馬と女』の未公開ヌード映像が見つかった。「Daily Mail」紙が伝えた。同作を監督したジョン・ヒューストンは、当時マリリンのヌードシーンを撮影したものの、本編では使用しないことに決めたという。以降、現在まで紛失したと考えられていたそのヌードシーンの映像が、残っていることが先日明らかになった。マリリンの伝記本を執筆しているチャールズ・カジッロが、同作のプロデューサー、フランク・テイラーの息子にインタビューし発覚した。父フランクが死去した1999年から、息子が保管していたそうだ。フランクはそのヌード映像を非常に大切なもの、画期的なものと信じていたといい、もし『荒馬と女』で使用していれば、メジャー映画史上アメリカ人女優による初のヌードシーンになっていた。取材をしたチャールズによれば、そのヌードシーンとは本編でゲイ(クラーク・ゲーブル)が裸の胸元をシーツで隠しているロズリン(マリリン)にキスをし、部屋を出ていった後の様子を描いたもの。ロズリンが胸元を覆っていたシーツを外し、シャツに着替えるというシーンで、「とても自然な行動だった」とチャールズは語っている。「だって、部屋に誰もいないのに、ベッドに座っている女性が胸元を隠しながら服を着るっていうのはおかしいでしょう?」フランク・テイラーの息子は、今後この未公開映像を公開するかはまだ決めていないとのことだ。(Hiromi Kaku)
2018年08月14日「フランク ミュラー パティスリー(FRANCK MULLER PÂTISSERIE)」より、人気商品マロングラッセの夏季限定フレーバー「マロングラッセ レモン」が登場。ギンザシックス(GINZA SIX)限定で販売される。「マロングラッセ レモン」は、マロンをじっくりとレモンリキュールに浸し、最後にイタリア産レモンダイスを上にのせた贅沢な一品。マロンは、職人が一粒ずつ選別し、丁寧に手で甘皮を剥いたものを使用する。たっぷりのレモンと、沢山の時間をかけたマロングラッセは、レモンの酸味と甘さが引き立つ特別な味わいに仕上がっている。スイスの高級時計ブランドが手掛ける夏スイーツと共に、華やかなひとときを過ごしてみては。【詳細】「マロングラッセ レモン」販売店舗:フランク ミュラー パティスリー住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 2F価格:1粒 1,600円+税(箱入り)【問い合わせ先】フランク ミュラー パティスリーTEL:03-3569-0663
2018年07月28日この秋、サントリーホールで新たな室内楽フェスティバルが始まる。【チケット情報はこちら】2011年から続く「ARK Hills Music Week」(昨年まで「アークヒルズ音楽週間」)は、サントリーホールのあるアークヒルズを中心に、周辺のホテルや美術館、大使館、教会、レストランなど、さまざまなスペースを会場にコンサートが開かれる「まちの音楽祭」。今年も10月5日(金)から13日(土)まで開催されるが、そこに、新たなコンテンツとして加わるのが、「サントリーホール ARKクラシックス」だ(サントリーホール、エイベックス・クラシックス・インターナショナル共催)。サントリーホール大ホールと同ブルーローズ(小ホール)を使って行なわれる室内楽フェスティバルで、10月5日(金)から8日(月・祝)の4日間に全9公演が予定されている。そして、このイベントのプロデューサー役に当たる「アーティスティック・リーダー」として、ヴァイオリンの三浦文彰とピアノの辻井伸行という、人気・実力ともに現代の日本を代表するふたりのアーティストがタッグを組むというから超強力。5月14日に開かれた発表会見にも、ふたりが揃って出席して抱負を語った。「室内楽のアンサンブルは音楽の原点。10年前ぐらいから、日本でももっと室内楽を広めていきたいと思い始めた。それがサントリーホールで実現できるのはうれしい。この東京のど真ん中で、室内楽を演奏して皆さんで盛り上がるのが楽しみ。ヨーロッパの仲間たちもすごく楽しみにしている」(三浦)「昨年初めて三浦さんとフランクのヴァイオリン・ソナタを演奏して、それまであまり経験のなかった室内楽にはまっている。互いに音を聴き合い、音で対話しながら、それぞれがどう弾きたいかを考え、またぶつかり合って音楽を作っていくのが大事。そんな室内楽の魅力を伝えたい」(辻井)初共演以来意気投合したふたり。プライベートでも食事をしたりカラオケに行ったりという間柄なのだそう。このふたりのカラオケは何を歌うんだろうという興味は措くとして、こちらが勝手に、あまり接点がないんじゃないかと思い込んでいたふたりが、互いの音楽を信じて真摯に向き合いながら本格的な室内楽の祭典を先導してゆくのは、なんともうれしく頼もしい。それぞれのファンも多いふたり。室内楽に新たなファンをいざなってくれるだろう。参加アーティストは三浦、辻井以外に、ユーリ・バシュメット(指揮、ヴィオラ)&モスクワ・ソロイスツ、ヴィキングル・オラフソン(ピアノ)、川久保賜紀(ヴィオラ)、遠藤真理(チェロ)、三浦友理枝(ピアノ)ほか。全9公演は、休憩なし1時間と、休憩含めて2時間という2種類のプログラムで構成されている。取材・文:宮本明
2018年05月24日エモーショナルな「歌」で心を揺さぶる豊かな表現意欲を、松田理奈はおそらくナチュラルに持っているヴァイオリニストだ。そんな彼女の今回のリサイタルのテーマは「愛」。「今まで組んできたプログラムとはまったく違うえぐり方。トライしてゆきたいです」と抱負を語る。【チケット情報はこちら】曲目は、前半にフォーレとエルガーの愛の小品と、イザイの結婚祝いのために書かれたフランクの《ヴァイオリン・ソナタ》。後半は、シューマンの小品とブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番《雨の歌》を組み合わせた。クララを巡るシューマンとブラームスの愛の歌たちだ。核となる2曲のソナタのカップリングでCDもリリースする。「ブラームスのソナタ全3曲を録音してゆく予定ですが、3曲それぞれに別のストーリーをフィーチャーしたいと考えました。その第1弾として第1番をフランクと組み合わせたのも、『愛』がテーマなのです」末子フェリックスが早世して悲しむクララのためにブラームスが捧げたとされるのがヴァイオリン・ソナタ第1番。「悲しく暗い第3楽章の、最後の一段に出てくる主題にすべてがかかっている。それを聴いて、どれだけあたたかい気持ちになっていただけるかが自分に課した課題です。そこに向けてしっかり歌い込めるようにしてゆきたい」数年前まで、ブラームスの盟友ヨーゼフ・ヨアヒムが使用していたガダニーニを弾いていたことで、さまざまな気づきを得た。「楽譜に不自然に弱音の指示がある箇所が、ヨアヒムの楽器だと特別によく鳴る音なんです。ブラームスがヨアヒムの演奏を聴いて、鳴りすぎと感じて書き加えたのかもしれませんね。それを実際の楽器を通して感じることができた経験はとても貴重でした」CDのレコーディング中には、フランクのソナタで不思議な体験をしたという。「第4楽章を弾いていたら突然、今まで苦手だった人のイメージが、感謝のイメージと一緒にわーっと浮かんできたんです。そうか、感謝の気持ちを忘れずにというメッセージが込められた曲なのかと感じました。10年以上弾いてきて、結婚祝いにしては、あのドロドロした第3楽章はなんだろうと、ずっと疑問だったんです(笑)。“感謝”を感じてからは、若い勢いで弾きがちな第4楽章にも、ぬくもりが出てきたような気がします」最近「クラシック音楽が楽しくて仕方がない」という。「あらためて“あれ?なんて素敵な世界なんだろう”と感じています。音楽に触れる時間が昔よりも貴重になったのがよかったのかも。ひとつの曲にいろんな解釈があって、正解がないからこそ楽しい。聴いてくださる方の解釈もそれぞれ。私がトライするのは、最後にホッとして帰っていただくこと。相手を思いやるあたたかい気持ちになっていただけるように。それが願いです」リサイタルは5月18日(金)東京・浜離宮朝日ホールにて開催。チケットは発売中。取材・文:宮本明
2018年04月18日