ブルーボトルコーヒーが2016年9月から10月にかけて、都内に新たに3店舗をオープンする。新店舗は、9月に六本木のトライセブン ロッポンギ(TRI-SEVEN ROPPONGI)内、10月28日(金)に中目黒、そして11月15日(火) に品川へ出店する。六本木カフェは、東京ミッドタウンの真向かいに位置しながら、緑と光あふれる空間となっており、四季のうつろいを感じられるスペースに。店内では、六本木店限定フードメニューとして「サンドイッチ‟ROPPONGI”」が展開。カタネベーカリーのパンで、六本木の‟6”にかけた、6種類の有機野菜をサンド。ボリューム満点なベジタブルサンドイッチに仕上がっている。また、中目黒カフェは「コーヒーを楽しむ人を育てる」というテーマのもと、カフェスペースのみならず、トレーニングスペースやカッピングなどのできるワークショップスペースも完備。また、オープンを記念した限定企画を用意。LA発のプレミアムデニムブランドであるシチズンズ・オブ・ヒューマニティ(CITIZENS of HUMANITY)とコラボレーションし、同社と製作したトート バックの発売、そして、同社が手掛けるフリーマガジン「HUMANITY MAGAZINE」の写真展を10月28日(金)から10月30日(日)の3日間限定で開催する。スタッフはシチズンズ・オブ・ヒューマニティのデニムシャツを着用し、来店者を迎えてくれる。さらに、ブルーボトルコーヒー創業者であるジェームス・フリーマンと、シチズンズ・オブ・ヒューマニティのクリエイティブディレクターであるジェラード フリードマンによるトークイベントも実施される予定だ。各店舗とも、清澄白河ロースタリー&カフェにあるロースタリーで毎日焙煎されたコーヒー豆を使用し、一杯ずつ丁寧に淹れるコーヒーを楽しむことができる。なお空間アレンジは、引き続きスキーマ建築計画が担当した。【詳細】ブルーボトルコーヒー 新店舗・六本木カフェオープン時期:2016年9月16日(金)住所:東京都港区六本木7-7-7店舗面積:138m²(42.02坪)席数:27席営業時間:8:00~20:00・中目黒カフェオープン日:2016年10月28日(金)住所:東京都目黒区中目黒3-23-16営業時間:8:00~19:00席数:8席・品川カフェ※アトレ品川3階「FOOD&TIME ISETAN」オープン時期:2016年 11月15日(火) 住所:東京都港区港南2-18-1店舗面積:165.80m²(50.15坪)■限定アイテム・BLUE BOTTLE COFFEE × CITIZENS of HUMANITY トート バック 2,500円+税■写真展PHOTOGRAPHY EXHIBITION FROM HUMANITY MAGAZINE会期:10月28日(金)~10月30日(日)開催時間:8:00~19:00(19:00クローズ)開催場所:ブルーボトルコーヒー 中目黒カフェ ワークショップスペース■トークイベントBLUE BOTTLE COFFEE × CITIZENS of HUMANITY開催日:10月26日(水)開催時間:17:00~18:00開催場所:ブルーボトルコーヒー 中目黒カフェ ワークショップスペース※詳細や申込み方法は、後日ブルーボトルコーヒーのインスタグラムより告知予定。
2016年08月06日サンフランシスコ発で東京にも上陸した「ブルーボトルコーヒー」や、バークレーの有名オーガニックレストラン「シェ・パニーズ」でも使われるなど、地元で支持されている器ブランド「ヒースセラミック」。その品質、デザイン、使い勝手の良さに定評があり、日本でも人気が出始めています。そこで今回は、ヒースセラミックの魅力をお伝えします。マットな質感&アースカラーが特徴。和洋中どんな料理でも盛り付けがキマるPhoto by Heath Ceramicsヒースセラミックはサンフランシスコから車で30分ほどのサウサリートという街で、1948年に創業された陶器メーカー。今でもセラミックを型にひとつひとつ流し込んで、手作業で作っています。プレート、ボウル、マグカップがメインでどれも形はシンプル&ミニマル。厚みがしっかりあって丈夫で、オーブン、電子レンジ、食洗機使用可能。程よい丸みがあり、素焼きのようなマットな質感です。そして特徴的なのがアースカラー。グレー、キナリ、ベージュ、ブラウンなどの落ち着いたカラーは、料理を盛り付けるとどんなジャンルの料理にも合い、食材の色が映えるんです!一見ほかにもありそうなシンプルなデザインですが、実際に使ってみると毎日使いたくなる不思議な安心感に気づきます。Photo by Pinterestサンフランシスコのおしゃれなエリア「ミッション」にあるフラッグシップショップ。器以外にもキッチングッズや家具などもセレクトされています。店内一角にはブルーボトルコーヒーも。ヒースセラミックは、クリエーターやデザイナーにもファンが多いことで知られています。地元サンフランシスコの有名カフェやレストランに愛される器Photo by Pinterest同じくサンフランシスコエリア発祥のブルーボトルコーヒーでは、ヒースセラミックのマグカップを使用。あたたかみのある質感とシックな色使いで定番人気です。Photo by Pinterestアメリカオーガニックフードの母アリス・ウォータースのフレンチレストラン「シェ・パニーズ」では、プレートやボウルが使われています。ヒースセラミックとレストランがコラボ製作した「シェ・パニーズ・ライン」と呼ばれる商品は野菜料理が映えると評判で、特に料理好きに人気です。日本ではBEAMSやアマゾンで。オフィシャルサイトから通販も可能Photo by Heath Ceramics日本ではセレクトショップの「BEAMS」、「Amazon」でもいくつか見つけることができます。また、ヒースセラミックのオフィシャルサイトから直接ネット通販することもできます(英語のみ)。日本へのシッピングコストは72ドル〜と安くはありませんが、ラインナップが豊富でカラーバリエーション、今季の新作なども揃っているのでチェックしてみて。オーガニックフード先進都市サンフランシスコのシェフ、フーディーズ、そしてクリエーターたちに愛される器ブランド「ヒースセラミック」は注目度大です。
2016年04月21日ルミネは3月25日、JR新宿駅新南口(東京都新宿区)に複合施設「NEWoMan(ニュウマン)」を開業。話題のブルーボトルコーヒーをはじめ、新業態のショップも充実している。注目の店舗をご紹介しよう。○こだわりのコーヒー&紅茶を上質な空間で「女性が輝き続けることができる経験と価値を提供する」をコンセプトにしている「NEWoMan」。メインターゲットは「上質で本物を求める大人の女性」で、新しいモノや体験からインスピレーションが得られるような施設を目指したという。ファッションや雑貨、それにレストランなど3月25日と4月15日の2期であわせて約100店舗がオープン予定だ。中でも話題となっているのは、国内3店舗目となる「ブルーボトルコーヒー」の出店。初のビル内店舗ということだが、店内は広々としていてゆったりとくつろげる。コーヒーは清澄白川にあるロースタリー&カフェで焙煎(ばいせん)されている豆を使い、1杯1杯丁寧にいれてくれる。新宿限定メニューもあるというから、見逃せない。また、同じカフェでも紅茶にこだわったアフタヌーンティーが楽しめるのは、新業態となる「SALON BAKE&TEA」だ。紅茶は、フランス「THE O DOR(テオドー)」の上質な茶葉を使い、南部鉄器のティーポットでいれてくれる。オススメは、ミニサイズのキッシュやマフィンなど7種類のお菓子を70分制で好きなだけ楽しめる「ケーキセット」(2,000円・税別)。紅茶も6種類から1杯を選ぶことができ、大満足のセットとなっている。○世界で唯一! SABONの新ブランドショップさらに、女性の気分を高めてくれるボディーケア・アロマ商品を展開する「SABON GOURMET(サボン・グルメ)」もオープン。イスラエル発のボディーケアブランド「SABON(サボン)」が立ち上げた新ブランドで、世界で唯一の店舗となる。「夢の国のデリカテッセン」をテーマにした商品はミルクやケーキなどの食品がモチーフとなっていて、まるで芸術作品のよう。部屋に置いておくだけでインテリアにもなりそうなスタイリッシュなデザインで、ギフトにもぴったりだ。同店舗の特徴は、「Tasting Corner」と呼ばれるエリアで好きな香りを確かめてから商品を購入できること。このエリアはバーのようなつくりになっていて、ソムリエが客の好みそうなお酒をアドバイスするように、スタッフが客にぴったりの香りを提案してくれる。6種類の香りがあり、それぞれの香りごとにハンドクリームやボディーミルク、ボディースクラブなどをそろえている(ほかに、別の3種類の香りを使用した商品も販売)。ほかにも新宿初出店となる「エストネーション」や「メゾンキツネ」など、ラグジュアリー感の高いブランドショップが展開。JR新宿ミライナタワー内の6フロアと新宿駅新南口構内の1フロア(4月15日オープン)、そして線路上空部の3フロアを占めていて、歩いているだけで感度が高まりそうな空間デザインも魅力だ。アクセス抜群の同施設、一度訪れてみてはいかがだろうか。※記事中の情報・価格は2016年3月取材時のもの
2016年03月25日東京都現代美術館やギャラリーなどアートスポットや、個性的な品ぞろえの古書店が集まり、近年ではブルーボトルコーヒー、アライズ コーヒー ロースターズ、オールプレス エスプレッソなど、サードウェーブと呼ばれる焙煎や淹れ方にこだわったコーヒーショップが続々とオープン。新たなカルチャーを発信する街であり、その一方で昔ながらの甘味処やつくだ煮屋、おでん屋などの暮らしに根づいた名店が混在する街・清澄白河。新旧のスポットが混在するおもしろさ、そんなアンビバレンツな街の雰囲気に惹かれて、紅茶専門店・ティーポンド(TEAPOND)の店主・三田祐也さんは清澄白河に店を構えた。もうすぐ2年が経つという店は、センスのよいティーポットやカップ&ソーサ、品質にこだわった豊富な種類の紅茶を目当てにご近所さんだけではなく遠方からもお客さまがやってくる。夕方になると店内に優しい西日が差し込む「TEAPOND」■農園別の紅茶、自社ブレンド紅茶、フルーツティーとバラエティ豊かなラインアップ「産地や農園別の紅茶、自社でブレンドするフレーバーティー、ドイツやオーストリアでブレンドしたフルーツハーブティーなど、常時60種類ほどのお茶を揃えています。最近では、コーヒー豆と同じように、摘み取り時期や農園名にこだわるお客さまが増えてきました」と三田さん。同じ農園でも、摘み取り時期で紅茶の味はまったく異なる。春摘みは若々しい爽やかさがあり、夏摘みには深みや甘味が出てくるそうだ。だからTEAPONDでは、同じ農園で摘み取り時期が異なる茶葉を何種類も展開している。個装された茶葉の包みがずらりと並ぶ店内。まるで薬局のよう。ディスプレイ用にビン詰された茶葉。蓋を開けるとふわっといい香りが。さて春に向けたこの時期、TEAPONDのおすすめ紅茶をいくつかご紹介いただいた。まず三田さんが自らブレンドする同店人気のフレーバーティーシリーズ。特に「アールグレイ ブルーバード」と「レモンジンジャー」の2種類は人気があるとか。オリエンタルな果実の香りと矢車菊をブレンドした軽やかな味わいの「アールグレイ ブルーバード」は、紅茶通にもファンが多い。また少し寒い時期にカラダを温めてくれる「レモンジンジャー」は柑橘系の爽やかな飲み口で男性に人気が高いそう。またハーブティーの「ニライカナイ」は、南国のフルーツの華やかな香りと鮮やかな色合いが楽しめる。ノンカフェインなので寝る前にもぴったりだ。左)「アールグレイ ブルーバード」袋入り50g 864円(缶入り50g 1252円)、右)「ニライカナイ」袋入り50g 864円(缶入り50g 1252円)産地&農園別からは、「2015年夏摘みセイロンルフナ地区・シタカ農園BOP1」と「2015年春摘みネパールイラム地区・ミストバレー農園EX-2」だ。スモーキな香りとマイルドで豊かな深みが口に広がるシタカ農園の紅茶は、ストレートだけでなくミルクティーで飲むのもおすすめ。そしてネパールイラム地区はインドのダージリン地区に隣接、ゆえにミストバレー農園の紅茶は極上のダージリンのような味わいだとか。若々しいグリーンノートが漂い、また爽やかな甘味があるため、水だしアイスティーなどにも最適だそう。奥)「2015年春摘みネパールイラム地区・ミストバレー農園EX-2」袋入り50g 1,242円(缶入り50g 1630円)手前)「2015年夏摘みセイロンルフナ地区・シタカ農園BOP1」袋入り70g 1134円(缶入り60g 1360円)■日本産紅茶も人気!その時々でお気に入りの一杯を楽しんでほしい最近のトレンドとして、TEAPONDでは日本産地の紅茶にも注目している。「屋久島や静岡の農家が手掛ける紅茶を仕入れています。生産量が少ないので、入荷したらすぐに売れてしまいますけどね」と三田さん。最後に紅茶の楽しみ方について「当店で扱うだけでも本当に色々なタイプの紅茶があります。その時にしか出会えない紅茶も多い。だから色々とスタッフにたずねてください。いつもの定番紅茶だけではなく、朝昼晩とその時々の気分にあわせていろんな一杯を楽しんで欲しいですね」ちなみにフクロウは「TEAPOND」のマスコットモチーフ。【店舗情報】紅茶専門店「TEAPOND」東京都江東区白河1-1-1103-3462-3337営業時間:11時~19時月、火曜日休み(※3月からは月曜日のみ定休)
2016年03月01日ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)が展開するブランド、アンルート(EN ROUTE)の銀座店に「ブルーボトルコーヒー -ポップアップストア-(BLUE BOTTLE COFFEE -POP UP STORE-)」がオープンする。期間は2月10日から3月6日まで。同ポップアップストアは、アンルートが大切にする「fashionとsportの共存」と、ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)の「コーヒーの美味しさとホスピタリティーの追求」という思いを軸に新しいカルチャーを提案したいという双方のブランドビジョンに対する共感から実現。空間アレンジは、双方の内装デザインをしたスキーマ建築計画が担当した。店内では、清澄白河のロースタリー&カフェにあるロースタリーで焙煎されたコーヒー豆を使用し、注文を受けてから1杯ずつ淹れるドリップコーヒー(ブレンドコーヒー450円)が提供される。また、コーヒー豆 200g(1,500円から)の販売のほか、KIYOSUMI MUG(2,000円)、オリジナルトートバック(1,200円)、オリジナルドリッパー(1,800円)などのコーヒー関連グッズもラインアップ。その他、コーヒーに関連したイベントの開催も予定している。
2016年02月09日都内近郊の『スターバックスコーヒー』のようなコーヒーショップで、PCを広げている人の姿をよく見かけます。確実な統計があるわけではありませんが、比率としては男性の方が多いというのが筆者の実感。場所によっては電源や無料WiFiを用意しているところもあるだけに、「気分を変えて仕事をしたい」という需要は確実にあるのでしょう。毎日通っている人も多そうです。しかし、こうしたスタバ男子にとって、「場所代」としての支出は決して小さなものではありません。スターバックスに限らず、このようなチェーン店の場合、一番安いレギュラーコーヒーが300円程度。カフェラテのトール(Mサイズ)だと400円前後になります。もしも平日に毎日カフェラテを飲んだとしたら、400×22=8,800円と、月間9,000円近くかかるという計算になります。ちょっとした飲み会2回ぶん……。これを高いと感じるか安いと感じるかはその人次第ですが、家計の支出を計算してみた際にどうなのか、見なおしてみる価値はありそうです。■一食あたりの価格がカフェラテ一杯と同じに……?仮に、月収が25万円(年収300万円)だとすると、全体の3.6%なので決して高い数字には見えません。しかし日割りで8,000~8,333円になると考えると、1日の給料分よりも毎月のコーヒー代の方がかかっていることになります。20代~30代の平均エンゲル係数は20%ですが、月収25万円ならば50,000円。そのうち9,000円をコーヒー代に使っていると、残りは41,000円。30で割ると約1,366円。一食あたり約455円となり、カフェラテ一杯とあまり変わらない額で毎食をやりくりしなければならない計算になってしまいます。こうなると、月収25万円でスタバ男子をやっていくのはあまり現実的ではないといえるのではないでしょうか。■「サードウェーブ男子」は月45万円稼げている?最近では、『ブルーボトルコーヒー』のようなこだわりのコーヒーや、自然志向の食材を好むサードウェーブ男子といった、スタバ男子よりさらにコスパの高そうな存在も話題になっています。彼らはオーガニックなシリアルやスムージー、無添加のレモネードなどを好むとされていますが、シリアルは一袋450~700円、スムージーやレモネードは500円前後で販売されている場合が多い様子。平日に毎日『ブルーボトルコーヒー』のブレンドコーヒー(450円)を注文して、600円のシリアルを4袋購入し、550円の無添加レモネードを10回飲んだとすると、計算では17,800円。月の食費に9万円程度かけても余裕があるならば、このくらい使っても平気なのでは?そこでエンゲル係数を逆算してみると、月収45万円(年収540万円)程度稼げているのであれば、このような生活が成り立つと考えられます。*流行のワークスタイルとして、オフィスの外で働くことに憧れを持つ人も多いと思います。しかし結果的に仕事の生産性が上がらないのであれば、「なんのためのサードプレイスなのか?」ということになってしまいます。ついついSNSを見てしまったり、ゲームをはじめてしまったりする人は、そこでかかる「場所代」が収入と見合っているのかどうか、見なおしてみる必要があるのではないでしょうか。(文/ふじいりょう)
2016年02月07日オンライン学習サービスの「スクー」はこのほど、ブルーボトルコーヒー青山カフェにおいて「ブルーボトルコーヒーのブランド戦略」と題した授業の生放送を実施。ブルーボトルコーヒージャパンの代表社員/取締役として、日本における事業立ち上げに携わった井川沙紀氏が、同社のブランド戦略を元に「ブランドの本質」について語った。○農園から一杯のコーヒーを提供するまで、そのプロセスを徹底的に管理するブルーボトルコーヒーは、2002年にジェームス・フリーマン氏が米国で創業。サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルスと東京で23店舗を運営している。創業当時はフリーマン氏が自身で買い付けてきたコーヒー豆を自宅の裏庭にあるガレージで焙煎し、マーケットで販売していたこともあるそうで、その様子から「コーヒー界のApple」とも呼ばれることも。日本では、2015年2月に1号店をオープンしたが、清澄白河を選んだのは同社の本社がある米国オークランドに雰囲気が似ていることが理由なのだという。井川氏は、米国で生まれたブランドを日本で展開する上で、「重視したのは、"こだわりにこだわる"ということです。創業者であるジェームス・フリーマンが考えた、美味しいコーヒーやコーヒーを楽しむ空間作りへの細部にわたるこだわりを日本でも徹底しようと考えました」と説明する。「こだわりの1つとして、ブルーボトルコーヒーには"SEED TO CUP"という考え方があります。コーヒー豆(生豆)の生産現場から焙煎、提供までのすべてのプロセスに、責任とこだわりをもってコーヒーを提供していくというものです」(井川氏)同社では、季節ごとコーヒーの旬を吟味し、バイヤーがそのシーズンの最も美味しいコーヒー豆を買い付けているほか、焙煎の際にはコーヒー豆の種類に応じたレシピを用意し、焙煎の専門家は豆のオリジナリティや個性を引き出すための焙煎方法についてデータを取りながら研究することで、日々レシピを進化させているのだという。また、店舗でコーヒーを淹れて提供する際のプロセスも厳格に決められており、バリスタの育成も徹底して行っている。「野菜を作って店舗で出すのに比べ、コーヒーは、提供するまでの工程と関わる人の数が非常に多い。このプロセスを最終的に良くするのもダメにするも、一杯のコーヒーを表現するバリスタ次第というところがあるので、そこを徹底的に管理してバリスタが自信をもってコーヒーを提供できるようにしています」と井川氏は話す。同時に、こういったこだわりだけでなく、ブランドの信用を生み出し維持するために「品質管理」も必要不可欠なものだ。この点について井川氏は、「ブルーボトルコーヒーでは、豆の焙煎を行う店舗において"カッピング"というテイスティング作業を毎日行い、焙煎したコーヒー豆の香りや味をスコアリングして基準に適合しているかをチェックしています。米国にて品質管理を行う専門家が、日本で販売される豆の味を責任を持って管理・監督するために来日したといっても過言ではありません」と説明。チェックの結果、基準に適合しなかった豆は、店頭には絶対に出さないという徹底した管理を行っている。加えて、「品質管理の専門家を置くこと自体珍しいと言われますが、私たちは品質を厳格に維持管理することがビジネスにおいて最も重要なことだと考えています」と井川氏。同社では、焙煎担当とカッピング担当は、どうすればベストな香りや味わいを実現できるかを、日々ディスカッションしながら進化を続けているという。○共通のコンセプトを持たない、地域に合わせた店舗を作るワケまた、コーヒーを楽しむための空間作りについても、細部に及ぶこだわりを持っている。同社の店舗は、その特徴として、全23店舗でそれぞれ店舗の場所に応じたデザインを採用し、共通のコンセプトを持たない。「清澄白河カフェと青山カフェを比べても、内装のカラーイメージ、家具の種類や配置、キッチンの位置などは店舗によってすべて違います。一杯のコーヒーを美味しく楽しんでもらうために、その地域の顧客ニーズに合わせてゼロから店舗作りを考えています」と井川氏は説明する。たとえば大手チェーンなどと比較すると、ブランドの認知を浸透させたいと考える場合には、一般的に、商品や店舗のデザインを統一してアイデンティティを持たせるのが定石だ。しかし、ブルーボトルコーヒーではあえてそれをせず、出店する地域の雰囲気や顧客層に合わせて、最も快適にコーヒーを楽しめる雰囲気を考える。ブランドが顧客をリードするのではなく、顧客体験を第一に考えた戦略だと言えるだろう。「例えば、青山カフェでは、ほかのチェーン店が選びそうな大通り沿いではなく、あえて路地裏で建物の2階という"店舗出店では選ばないような場所"を選びました。窓から見える木々の緑が気に入ったのが理由で、店舗の壁の色なども、すべてこの緑を引き立たせることを意識してグレーの色にしたんです」(井川氏)○ブランドを作り出すためには「変えない勇気」が必要そのほか、井川氏はブランドを作る上で重視している点として「変えない勇気」を挙げた。井川氏によると、ブルーボトルコーヒーが日本に進出する際に、(日本企業から業務提携の相談もあったそうなのだが)あえて米国本社の直営店舗として展開するという選択をした。パートナーを希望する企業からは、日本の市場に合わせ、米国の方法と変えるべき点の提案なども受けたが、そこには創業者のこだわっている部分も含まれていた。であるならば、たとえ失敗してもブルーボトルのこだわりや大事にしていることを変えずに進めたいという考えに至ったのだという。では、同社はどのような点について"変えない"と決めたのか。一例として井川氏は、コーヒーを焙煎する方法を挙げ、「正直、日本人は深煎りのコーヒーに慣れているため、"もっと深煎りにすべき"という意見も頂いていました。ですが、ブルーボトルコーヒーではコーヒー豆のキャラクターに合わせた焙煎をすることにこだわっているので、結果的に浅炒りのコーヒーも出すんですよね。豆が持つそれぞれの特徴を楽しんでもらうためには浅炒りのほうが適切な場合もあるんです」と話す。顧客の味の好みに合わせて焙煎方法を考えるのでなく、コーヒー豆の良さを引き出すことを第一に考えて焙煎方法を考えるというは、変えることができないブルーボトルのこだわりだ。そして、こうしたこだわりを理解してもらうためにも、顧客への説明や雰囲気作りをトライしていかなければならないのだという。また井川氏は、ドリップコーヒーの量が多くワンサイズしかない理由として、「時間の経過とともに変化していく味わいを楽しんでほしいという創業者のこだわりがある」と話す。「華やかでフルーティーな味わいのコーヒー豆は、熱々の湯を淹れてから冷めていくに連れて味わいが変化していくのが特徴。その変化を温度変化と共に、長い時間を掛けて味わってもらうことも楽しみ方の一つと考えたのです。今の時代、コーヒーはボタンひとつで飲める手軽なものになりましたが、私たちは生産者が長い時間かけて育てたコーヒー豆を収穫し、焙煎し、一杯のコーヒーにするという長いプロセスを間近で見ているので、その一杯のコーヒーが持つ味わいの変化をしっかり伝えていくことも役目だと思っています」(井川氏)井川氏は最後に、今後の事業展開に向けた抱負として「日本でのオープン以来、多くの方に来店してもらっているものの、まだまだ"上陸したブランド"という話題性で初めて来店する人が多いのが現状です。これを一過性のブームにするのではなく、ブルーボトルのこだわりを理解してもらい、文化として育てていくことが重要だと考えています」と語った。現在は2店舗での展開だが、今後は3月25日に新宿、次いで六本木などへの出店を予定しており、顧客に"こだわり"を伝える機会を増やしていく。ブルーボトルコーヒーの挑戦は、まだ始まったばかりだ。なお、同記事の内容は、録画授業としてスクーにて公開されている。ご覧になりたい方は、こちらよりアクセスすることが可能だ。
2016年01月19日ブルーボトルコーヒージャパン合同会社は3月25日、「ブルーボトルコーヒー 新宿カフェ(仮)」をJR新宿駅新南口に同日開業を予定している複合施設「NEWoMan」(東京都新宿区)にオープンする。席数は、全45席。「ブルーボトルコーヒー」は2002年に創設し、2015年11月時点ではサンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルス、東京の4都市圏で22店舗を展開しているコーヒーチェーン。コーヒーの生豆は厳しく選別され、カフェで販売する豆は焙煎してから48時間以内の豆のみを店頭に並べている。今回オープンする同店では、新宿に集う「忙しい人々」の日常の中に、コーヒーを飲みながらほっと一息心を落ち着かせる空間や時間を提案するという。毎日「清澄白河ロースタリー&カフェ」(東京都江東区)で焙煎するコーヒー豆を使用し、豆本来の特徴を最大限に生かした焙煎、抽出方法により1杯ずつ丁寧に入れるコーヒーを提供するとのこと。
2016年01月06日ブルーボトルコーヒージャパン合同会社は2016年1月8日、「Dick Taylor×Blue Bottle Coffeeペアリングギフトセット」(税別4,800円)を国内の「ブルーボトルコーヒー」全店舗にて1,000個限定で発売する。同商品は、ブルーボトルコーヒーとチョコレートブランド「Dick Taylor Craft Chocolate」がコラボレーションした、コーヒーとチョコレートのギフトセット。原料となるコーヒー豆とカカオは、どちらもシングルオリジンと呼ばれる単一種を使用している。コーヒーの「アルタ・ヴェラパズ サンタ・ソフィア」は、グアテマラ共和国アルタヴェラパズ県の深い霧に包まれた地域で造られた。この地域の不安定な気象条件からは、美しく上品なテイストのコーヒーが育つという。チョコレートの「アルタ・ヴェラパズ チョコレートバー」は、コーヒー農園から48キロ先に位置するカカオ農園で収穫。同地は火山土壌のジャングルが広がっており、収穫したカカオはスモーキーでどっしりとした甘みのチョコレートとなるとのこと。
2015年12月28日ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)が11月13日から11月26日まで期間限定で、東京・自由が丘にあるTODAY’S SPECIAL Jiyugaokaに「BLUE BOTTLE COFFEE - POP UP STORE」をオープンする。同ショップでは、清澄白河ロースタリー&カフェのロースタリーで焙煎されたコーヒー豆を用いて、注文を受けてから一杯ずつ丁寧に淹れるドリップコーヒーが提供される。コーヒーに合わせて、毎日キッチンで焼き上げる限定種のペイストリーも販売される予定だ。また、同店限定で、京都の職人によるブルーボトルコーヒーの刺繍ロゴをあしらったミニマルシェバッグや、同期間同店舗限定の豆なども用意。TODAY’S SPECIALのオンラインストアでも、コーヒー豆やスペシャルギフトセットの販売も実施する。
2015年11月03日ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)が16年下期、商業施設併設型オフィスビルTRI-SEVEN ROPPONGI内(東京都港区六本木7-7-7)に「ブルーボトルコーヒー 六本木カフェ(仮)」オープンする。東京ミッドタウンの真向かいに16年3月末竣工予定の新施設内にオープンする同カフェ。清澄白河ロースタリ-&カフェにあるロースタリーで焙煎されたコーヒー豆を用いて、一杯ずつ丁寧に淹れられたコーヒーを提供する。138.91平方メートルの店内は緑と光溢れる空間となっており、忙しいビジネスマンにもコーヒーを味わいながら四季のうつろいを感じてもらうことが出来る。2002年にジェームス・フリーマンによって創設されたブルーボトルコーヒー。現在はサンフランシスコ、NY、LA、東京の4都市圏で22店舗を展開している。東京では、清澄白川、青山に続いて3店舗目となる。
2015年10月31日スイスの家具ブランド、ヴィトラ(VITRA)が10月17日から11月23日まで、東京・清澄白河のブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)で体験型展示イベント「Vitra × Blue Bottle Coffee」を開催する。4月に国際的な家具見本市「ミラノサローネ」で、デザイナーコンビのロナン&エルワン・ブルレック(Ronan & Erwan Bouroullec)による新作のベルヴィルチェア、アームチェア、テーブルなどのホームコレクションを発表したヴィトラ。展示イベントでは、「ミラノサローネ」で会場のブースデザインを担当した日本人建築家、「スキーマ建築計画」の長坂常がデザインを担当。ヴィトラにとって長坂常との2度目のコラボレーションとなる今回は、「ミラノサローネ」でも登場した新作、カリグラフィーのような美しいラインとカーブが特徴のベルヴィルチェアに腰掛け、ゆっくりと寛ぎながらブルーボトルコーヒーのコーヒーを楽しむことが出来る。【イベント詳細】「Vitra × Blue Bottle Coffee」展示イベント期間:10月17日~11月23日時間:8:00~19:00場所:東京都江東区平野1-4-8 ブルーボトルコーヒー 清澄白河ロースタリー&カフェ
2015年08月17日コーヒーの新潮流“サードウェーブ(第三の波)”の代名詞であり、ブームの火付け役でもある『ブルーボトルコーヒー』。創設者ジェームス・フリーマン氏は日本の洗練された喫茶文化やおもてなし文化に触発され、同店に影響を与えたとも言われている。そんなジェームス氏が「昔ながらの喫茶店で本当に素晴らしい」と評したのが、渋谷『茶亭 羽當』だ。「渋谷というと若者の街というイメージがありますが、この店は近隣で働くビジネスマンやご近所の方々が喧噪を忘れてゆっくりと過ごしてもらえる高級コーヒー専門店として1989年9月にオープンしました。仕事の打ち合わせで使う方もいれば、買い物やデートの合間に訪れる方々もいらっしゃいます。それぞれの目的に応じたコーヒーを提供したいと日々努めていますので、ご来店されたお客様の顔と様子、雰囲気や季節も考慮しながら一杯一杯抽出しています」とは、バリスタの寺島和弥さん。そんな同店のコーヒーは挽き立てが身上、粗挽きを贅沢にたっぷりと使用する。レギュラーコーヒーは炭火焙煎。大正時代から続く老舗のロースター「山下珈琲店」が手掛けたものだ。種類は大きく分けてペーパードリップとネルドリップの2種類。レギュラーサイズのコーヒーはペーパードリップで。デミタスコーヒーはネルドリップを採用している。「お店の看板のブレンドは苦味と酸味のバランスを取りながら、多くの方に好んでいただけるような苦みと酸味のバランスが取れた味わいにしています。ネルドリップの場合はオールドビーンズを使い、コーヒーのエキスだけを抽出していきます。時間はかかりますが、コーヒーの甘味や深みをより感じられます」寺島さんにレギュラーサイズのブレンドコーヒーを入れていただいた。適量のコーヒー豆を缶からフタに手早く移し、挽き立てのままきれいに折り目を付けたペーパーフィルターにセットする。その間、選んだカップをお湯で温めておきながら、口の細い専用ポットで丁寧にお湯を回しかける。するとコーヒー豆がまるでスフレのように盛り上がり、さらに中央の泡をめがけてお湯を落としていく。流れるような所作は茶道の型を思わせるが、たくさんの注文をこなすうちに自然と身に付いた無駄のない動きなのだとか。「フィルターの真ん中から湯を落とし、浸透させます。コーヒーは蒸らしの際にエキスが抽出されるのです。下から落ちるコーヒーはきめ細やかでコロコロと弾けます。この液体の粒はフランス語で琥珀色を意味する“ランブル”と称されており、純度の高いクリアなコーヒーの証でもあります」。抽出方法のみならず、最高の1杯を提供するために、客の雰囲気に応じてカップを選ぶおもてなしのスタイルも注目すべき点だ。「スターバックスやタリーズなどのファースト系は、コーヒーの間口を広めてくれた。そこから『ブルーボトルコーヒー』のように原点回帰したブランドが日本に上陸して、新しい魅力を伝えてくれる。それが最近の流れでしょう。ペーパーフィルターはドイツ、ネルドリップはフランスが発祥ですが、進化したのは日本。時間と手間は掛かりますが、確実に味に表れていると思います」。ここに息づくのは、古き良き日本の喫茶文化。時には絵画やクラシック音楽を鑑賞するように、丁寧に抽出された名店のブレンドを味わうのもいいだろう。【店舗情報】茶亭 羽當(さてい はとう)住所:東京都渋谷区渋谷1-15-19 二葉ビル2FTEL:03-3400-9088営業時間:11:00から23:00L.O.定休日:無休
2015年04月21日ブルーボトルコーヒーの日本出店で、さらに熱を帯びた「サードウェーブコーヒー」の波。そんなコーヒーブームの裏で、ここ数年、紅茶に力を注いでいるカフェやメーカーが増えている。世界的コーヒーチェーンであるスターバックスでは、2013年にニューヨークで紅茶をはじめとしたお茶の専門店「ティーバナ」をオープン。日本出店の計画もあることが明らかになっている。また、「カフェ&バー プロント」を展開するプロントコーポレーションでは、「"WONDER TEA"(紅茶ってすごい!)」をテーマに、産地や製法にこだわった本格的な紅茶の発売や、新しい紅茶の飲み方を積極的に提案している。さらに、紅茶ブランド「リプトン」では、 30年以上にわたって高級ホテルやレストランなどで使われてきたプレミアムライン「サー・トーマス・リプトン」シリーズの一般販売を2014年8月より開始。このほど、スリランカ・ヌワラエリア地方の茶葉を100%使用した「アールグレイストレートティー」も発売された。このように紅茶に注目するカフェやメーカーが増加している現状をうけ、紅茶の人気がどの程度高まっているのか、現在の紅茶トレンドを確認するため、マイナビニュース会員へのアンケートとメーカーへのインタビューを行ってみた。○潜在的な紅茶派も少なくない?4月上旬、マイナビニュース会員300名を対象としたインターネットによるログイン形式アンケートを実施。まず、「紅茶派かコーヒー派か?」という問いに対しては「紅茶派」が37.3%、「コーヒー派」が62.7%となり、コーヒーブームの中で約4割の人が、「紅茶派」と回答した。また「最近カフェや店頭などで紅茶を見かける機会が増えたか」「最近カフェや店頭などで紅茶の種類が増えたと感じるか」との問いでは、どちらも「はい」と回答した人が24.3%となっており、回答者の約4分の1がカフェやメーカーが紅茶に注力していることを感じ取っているようだ。ここ数年は、コンビニの店頭で淹れたてコーヒーが手軽に飲めるようになっているが、コーヒーと同様に「本格的な紅茶が手軽に飲めるようになれば、飲む機会や山地や茶葉などを選ぶ機会が増えると思うか」との質問では過半数を超える59.7%が「はい」と回答しており、このままカフェやメーカーが紅茶の販売拡大や飲用機会の創出を進めていけば、今後、紅茶派が増える下地は十分ありそうだ。○飲料メーカーが考える今後の紅茶トレンドと商品展開今まで、産地指定茶葉を売りにする喫茶店やホテルは存在していたものの、「カフェ&バー プロント」のようなカフェチェーンでの展開は新しい試みだ。こうした茶葉にこだわった本格紅茶の動きを受けて、リプトンブランドの商品をライセンス販売する森永乳業マーケティング担当の並木氏は「今後、紅茶はコーヒーのように"産地で味の違いを楽しむ"という、新しい楽しみ方が主流になっていくのではないでしょうか」とコメントしている。森永乳業では、この春「サー・トーマス・リプトン」シリーズのチルドカップ「アールグレイ ストレートティー」と「ディンブラ ミルクティー」を発売。同シリーズは、「茶葉のおいしさを最大限に引き出す」ことに最もこだわっており、リプトンブランドの茶葉ブレンドを担当しているマスターブレンダー江間氏が監修、産地ごとの茶葉を知り尽くしたエキスパートが認めた味わいになっているとのこと。さらに並木氏は、茶葉だけでなく「アールグレイ ストレートティーは、強い渋みとシャープな口当たりが特徴の茶葉の味わいを感じられるよう甘さを控えめに、ディンブラ ミルクティーは、渋みよりも香りや甘さといった特長の茶葉の個性が引き立つよう、生乳を使用しキレのある味わいに仕上げています」と茶葉を生かす味へのこだわりについても語った。このように、本格的な紅茶がコンビニなどで手軽に購入できる商品として普及していくことで、カフェに限らず様々な休息のひとときに、紅茶が浸透していくのかもしれない。
2015年04月17日いよいよ春本番!ぽかぽか陽気の休日は、外で暖かな日差しを浴びてのんびり過ごしたいですよね。でも、何かとお金のかかるゴールデンウイークを目前に控えている今は、あまりお金を使いたくないのが正直なところですよね。というわけで、今回はお金をかけなくても春デートを満喫できる公園情報を紹介しちゃいます。●大都会の真ん中でもあふれる緑! イベントも楽しい代々木公園まずは、大都市・東京のど真ん中に位置しながら、東京ドーム約11個分という広大な敷地を持つ「代々木公園」。交通アクセスが良いので、「ちょっと行ってみようか」と気軽に出かけることができるのも嬉しいポイント。もちろん入園は無料。お弁当を持っていけば交通費以外1円も使わずにデートできるかも!?豊かな緑に包まれて、ゆったりと園内を散策するもよし、フリスビーやバドミントンで遊ぶもよし、ドッグランがあるのでペット連れのデートにもぴったりです。また、毎週末のようにイベントが開かれているのも、代々木公園の魅力の1つ。今月は、4月18日(土)、19日(日)に開かれる「アースデイ東京2015」がおすすめです。地球のことを考えて行動する日「アースデイ」に合わせて行われるイベントで、オーガニック食品を扱うファーマーズマーケットや飲食ブースのほか、さまざまな展示やパフォーマンスが企画されています。ぜひ立ち寄ってみたいですね。●文化系カレと楽しみたい、美しい庭に心洗われる清澄庭園次は、最近「ブルーボトルコーヒー」のオープンで話題になった清澄白河エリアの名所「清澄庭園」。明治時代に作られた泉水、築山、枯山水を主体にした回遊式林泉庭園で、東京都の名勝に指定されています。無料開放されている公園ゾーンもありますが、入園料150円と格安なので、ぜひ日本庭園にも入ってみて。三菱財閥の創業者である岩崎弥太郎氏が、社員の慰安や賓客のもてなしのために造成したこの庭園は、静かに水をたたえる池を中心に、富士山を模した築山、池の端を歩けるよう石が飛び飛びに置かれた磯渡りなどが配され、どこから見ても絵になる景色が広がっています。全国各地から集められた名石や季節の花々も見どころ。計算されつくした日本庭園の美しさを存分に味わえるスポットです。また、周辺の清澄白河エリアは前述のブルーボトルコーヒー開業でも騒がれたように、近年、こだわりのあるカフェが増え、“コーヒーの聖地”と呼ばれるようになった場所。ほかにも、ギャラリーや個性派の書店、オシャレなアパレルショップなどが点在しているので、清澄庭園を楽しんだあとは、街をのんびり探索して、お気に入りのコーヒーショップを見つけてみては?読書やアートが好きな文化系のカレとなら、充実した1日を過ごせそうです。●せっかくだからタンデムしちゃう!?皇居外苑・パレスサイクリング最後は、アクティブ派のカップルにおすすめなパレスサイクリング。毎週日曜日に皇居外苑に出現するサイクリングコースです。これは皇居前の内堀通りの一部、祝田橋から平川門までの往復約3kmを、一般車両を通行止めにしてサイクリングロードとして開放しているもの。片道4車線と3車線の広い道路を自転車で悠々と走るのは気分爽快!皇居の緑だけでなく、丸の内のビル群や東京駅、東京タワーなど都心ならではの景色を楽しむことができます。自転車は無料で借りられるので(持ち込みも可)、自転車を持っていない人でも気軽に楽しむことができます。レンタサイクルにはいくつかの種類があり、普通のシティ車もありますが、人気があるのはタンデム車(2人乗り車)だそう。カレと息を合わせてペダルをこげば、2人の距離もいつも以上に縮まるかもしれません。気持ちのよい春の休日、お金をかけなくても楽しい思い出をいっぱいつくってくださいね。<文/市川裕子>
2015年04月02日先日、ブルーボトルコーヒーが日本に上陸して話題となりました。これに代表されるような、一杯ずつドリップしておいしいコーヒーを飲ませる「サードウェーブコーヒー(コーヒーの第3の波)」がブームです。そんな「サードウェーブコーヒー」を、お家でも簡単に飲む方法があります。それは、「沸騰浄水コーヒーメーカーNC-A56」を使ってコーヒーを淹れること。これなら、お家で簡単に「サードウェーブコーヒー」を再現できるのです。その特徴をご紹介します。■「全自動」でラクラクドリップでコーヒーを淹れるとなると、豆をミルで挽いて、お湯を沸かしてドリップし…といった作業に手間がかかります。「沸騰浄水コーヒーメーカー」なら、豆を挽くところから、お湯を注いで抽出、ドリップ、保温まで全自動。忙しい朝でも、身支度をしている間に挽き立てコーヒーの用意が整います。またミルの洗浄も自動だから、後片付けもラクですね。■沸騰浄水機能でカルキを90%以上カットおいしいコーヒーはやはりおいしい水から。「沸騰浄水コーヒーメーカー」は、抽出前にあらかじめ沸騰させたお湯を活性炭フィルターにくりかえし通すことで、カルキを90%以上カット。いつものコーヒー豆でも、もっとおいしいコーヒーが淹れられるかもしれません。■4種類のコーヒーが簡単にマイルド/リッチの「淹れ分け」に加え、新たにメッシュフィルターを付け替えることで、豆を粗挽き/中細挽きに挽き分けられるので、それぞれの組み合わせで4種類のコーヒーを淹れることが可能です。最近人気のスペシャルティコーヒーも渋みをおさえ、風味豊かに味わえます。抽出・抽湯中が見える「シャワードーム」があるので、抽出中の状態が見え、よりわかりやすいうえ、コーヒーを淹れる時間まで楽しめそうです。ゆったりとコーヒーを淹れる時間そのものも楽しめるといいですね。さらに、コーヒーを淹れてから30分後に、自動で保温温度を低くし、煮詰まりを軽減してくれるので、ずっとおいしく飲むことができます。朝の目覚めからくつろぎのひとときまで、一杯のコーヒーがあれば、時間の過ごし方も変わってきます。「沸騰浄水コーヒーメーカー」で淹れたコーヒーで、豊かな時間を過ごしては?・パナソニック 公式サイト
2015年04月01日ブルーボトルコーヒーの上陸を筆頭にコーヒーカルチャーが話題を集める中、日本らしいスタイルを打ち出し、高い評価を得ている人気のコーヒーショップがある。一軒家の古民家を改築して営む「表参道コーヒー(OMOTESANDO KOFFEE)」だ。ロケーションは表参道の住宅街に差し掛かった裏通りにも関わらず、通りにまで人が溢れるほど。この人気店の仕掛け人は、バリスタの國友栄一氏。もともとはイタリアン・レストランのサービスマンとして活躍、その後バール文化とエスプレッソの奥深さに開眼。2001年に大阪でコーヒーのキャリアをスタートし、2003年にイタリアン・バールをオープンさせた。「当時はスターバックスが出来はじめた頃で、“バールの活気を日常的に”というコンセプトでオープンしました。今でこそスタンディングは認知されていますが、当時の大阪ではまだまだ受け入れられなかったですね。本場イタリアの味とスタイル、メニュー構成に店づくりなど忠実に再現しましたが、わかる人にはわかっても、大半のお客様にとっては少々堅苦しかったのかもしれません」そこで方向性を見直し、日本の文化やスタイルに合わせたバールづくりをスタートさせた國友氏。「これまでコーヒーはヨーロッパやアメリカ西海岸のコピーばかり、特にエスプレッソのカルチャーはそうでしたね。海外のバリスタに日本のスタイルは?と聞かれた時に、どう答えていいかわからない。もうそろそろ日本人だからこそできる表現方法を作っていかなければと思ったのがきっかけです」東京に進出してから立ち上げに携わったのが、「パンとエスプレッソと」。利用頻度が高いコーヒーとパンをそのままストレートに打ち出したお店だ。「何の店かもすぐにわかってもらえるし、特化したこだわりのある店とも理解してもらえる。わざわざイタリア語の名前を付ける必要はないかと。僕としてはパン屋に併設しているコーヒー店でも、コーヒー店の一角にあるパン屋でもなく、フィフティーフィフティーのイメージ。どちらも自立した存在を目指しました」2/3--「茶道のような“引き算の美学”が日本のコーヒーのあるべき姿」に続く。
2015年03月27日東京・代官山の商業施設「ログロード代官山(LOG LOAD DAIKANYAMA)」が4月17日オープンする。かつて東横線が走っていた総面積3,200平方メートル、全長220mの線路跡地に建設された同施設。細長い形状の敷地を端から端まで結ぶ散策路には、スタイリッシュなコテージライクな建物、四季折々の花と緑が楽しめる緑豊かなランドスケープなどを併設した。オープニングの第1弾として、国外初出店、及び日本初上陸となるライフスタイル複合セクレクトショップ「フレッド・シーガル(Fred Segal)」が登場する。ハリウッドセレブリティーから愛されるアメリカ西海岸を代表する同ショップは今回、ショップを代表するカテゴリーを元に、それぞれ三つに分店化したショップを出店する。そのうちの一つ、「フレッド・シーガル・ウーマン(Fred Segal WOMAN)」では“Preciousmoment for my style(密かな贅沢)”をテーマに、アクティブに生きる現代女性のためのライフスタイルを提案。ウィメンズアパレルをはじめ、コスメ、ライフスタイル雑貨などをラインアップした。取り扱いブランドは「マルニ(MARNI)」「ランバン(LANVIN)」「3.1フィリップリム(3.1 PhillipLim)」など。一方、「フレッド・シーガル・マン(Fred Segal MAN)」のコンセプトは“Filling the needs and lifestyle of men with curiosty(好奇心に満ちた大人の男性のニーズとライフスタイルを満たす)”。モード、ストリート、ビンテージ、カルチャーなどの様々な側面からクラシックスタイルを継承しつつ、ショップ独自のフィルターで新たなスタイルを発信していく。「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」「ランバン」などのブランドを中心に、メンズアパレルの他、趣味やライフスタイルにまつわる雑貨を展開する予定だ。また、食を中心に展開する「ザ・マート・アット・フレッド・シーガル(THE MARAT AT FRED SEGAL)」では、オーガニック&ローフードの先進エリアとしても有名なアメリカ西海岸テイストのフードやコーヒー、日本限定発売のライフスタイル雑貨を展開。また、オレゴン州ポーランドの行列ができるドーナツ店「カムデンズ ブルー☆ドーナツ」も日本初出店する。隣接する「フレッド シーガル キッチンカー」では、ショップのフィルターを通したカジュアルフードを期間限定で展開していく予定だ。その他、その場で作られたクラフトビールを提供するキリンビールの新業態「スプリングバレーブルワリー東京(SPRING VALLEY BREWERY TOKYO)」も登場。通年で提供する6種類のクラフトビールの他、数多くの限定ビールや実験的なビールも随時展開していく。また、5月以降には食のオスカーとも呼ばれる「JAMES BEARD FOUNDATION AWARDS」を受賞した、サンフランシスコの行列店「タルティーン ベーカリー&カフェ(TARTINE BAAKERY&CAFE)」のオープンも予定。本店の主力メニューであるカントリーブレッドとクロワッサンに加え、日本で起こしたオリジナルの酵母で作られた、この地の気候や風土に合わせたメニューを展開していく。一方、ドリンクでは、清澄白河に日本1号店をオープンしたばかりの「ブルーボトルコーヒー(Blue Bottle Coffee)」のコーヒーも提供される。
2015年03月18日サードウェーブコーヒーの違いとは何か。『ブルーボトルコーヒー』のように品質を重視した潮流は「サードウェーブ(第三の波)」と呼ばれている。コーヒー豆をブレンドしない単一産地、またはコーヒー農園を限定した「シングル・オリジン」が特徴で、大量焙煎せず、抽出にもこだわって新鮮なうちに提供する。第二の波『スターバックスコーヒー』や『タリーズコーヒー』は深煎り豆を使用し、エスプレッソやラテが中心なのに対し、『ブルーボトルコーヒー』は浅煎り。3月7日のプレスプレビューでエチオピア2種とコンゴ1種をブレンドした「アフリカンブレンド」を試してみたが、果実の風味を感じさせるピュアな味わいが楽しめる。深煎りに慣れている人にはやや薄く、酸味が効いた味わいに感じるかもしれない。カフェの旗艦店となる青山店は、装飾を控えたシンプルで開放的な空間も魅力。スタンディングやハイスツールのカウンター席にテーブル席と、目的やスピード感に応じて席が選べる造りも面白い。ベニエやポーチドエッグといったフードメニューもクオリティが高く、納得の美味しさ。『ブルーボトルコーヒー』の登場によって、ますます広がりを増す日本のコーヒーブーム。これを機に、自分のスタイルにあった1杯を見つけてみては?
2015年03月15日東京の下町・清澄白河に次いで、ファッションの街・青山に早くも日本2号店をオープンした『ブルーボトルコーヒー』。同ブランドは2002年、アメリカ・サンフランシスコのベイエリア、オークランドに誕生。ガレージに常設したコーヒーのキオスクからスタートし、現在はサンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルスの3都市圏で16店舗を展開している。創業者は元クラリネット奏者という異色の経歴をもつ、ジェームス・フリーマン。厳しく選別された新鮮な生豆を自家焙煎、48時間以内に使い切ることに徹底し、オーダーを受けてからバリスタが1杯ずつ丁寧にハンドドリップ。完璧な1杯を追求する“品質重視”の姿勢は高く支持され、そのビジネススタイルに賛同したGoogleやTitterの創業者が相次いで出資。「コーヒー界のアップル」と呼ばれ、全米で急成長を遂げている。今年2月にオープンした清澄白河の1号店は連日行列ができるほどの人気ぶり。青山も同様に開店前から行列ができ、70席ある店内は早くも満席状態で反響の大きさがうかがえる。-- 後編は、「サードウェーブのコーヒーは何が違う?」を解説。
2015年03月15日火付け役「ブルーボトルコーヒー」も上陸! 話題の“サードウェーブコーヒー”注目店昨年ごろから、コーヒー好きを虜にしていると話題の“サードウェーブコーヒー”。今年に入っても勢いは止まらず、2015年の開幕から立て続けにアメリカ発の人気コーヒー専門店が日本初上陸!さっそく、オープンほやほやのコーヒーショップへ行ってきました。●ブームの火付け役「Blue Bottle Coffee」がいよいよ日本上陸!コーヒーブームにおける“サードウェーブ(第3の波)”とは、産地や焙煎、淹れ方まで徹底的にこだわった“スペシャルな一杯”を提供するスタイルのこと。また、そうしたスタイルのコーヒーショップは「サードウェーブコーヒー」と呼ばれています(ちなみに、ファーストウェーブはコーヒーの一般家庭への普及、セカンドウェーブはスターバックスやタリーズコーヒーなどの深煎りコーヒー)。そんなサードウェーブコーヒーの火付け役となったのが、サンフランシスコ発の「Blue Bottle Coffee(ブルーボトルコーヒー)」。その海外初進出店が、この2月6日、なんと東京都江東区・清澄白河にオープン!その名も「ブルーボトルコーヒー 清澄白河 ロースタリー&カフェ」です。「海外初出店が、なぜ清澄白河!?」と不思議に思う人も多いかもしれませんが、もともとブルーボトルコーヒーの創業者が日本の喫茶文化が大好きで、かつ、本社があるカリフォルニア州オークランドと雰囲気が似ていることが決め手になったのだとか。いまやこのエリアは本格派のロースタリーカフェ(焙煎所併設のカフェ)が集まる、知る人ぞ知るコーヒータウンに。お店は元倉庫をオシャレに改装した2フロア。1階には8席ほどのカフェスペースと、その3倍もロースター(焙煎所)があり、2階は事務所とキッチンになっています。ドリップコーヒーは、ブレンド(450円)とシングルオリジン(550円~)が日替わりで1種類(ワンサイズのみ)。注文すると、バリスタが1杯ずつコーヒー豆を挽き、ハンドドリップで丁寧にお湯を注いでいきます。注文してから少し待ちますが、目の前で自分のコーヒーが出来上がる工程を眺めているのも至福の時間。2階にあるキッチンでは、クッキーやグラノーラなど10種類以上のペイストリーを手作りしています。どれもこれもコーヒーと相性抜群の美味しそうなものばかりで、全種類制覇したくなるほど。もちろんコーヒー豆の販売もしていて、焙煎後48時間以内のフレッシュなものだけが並んでいます。お気に入りのコーヒーを見つけたら、買って帰るのもいいですね。清澄白河店はロースターがメインでカフェスペースは狭いですが、3月には青山に約70席の2号店、4月には代官山にキオスクスタイルのスタンドコーヒー店として3号店がオープン予定です。“サードウェーブ”の実力をぜひ味わってみて。■ブルーボトルコーヒー 清澄白河 ロースタリー&カフェ住所:東京都江東区平野1-4-8営業時間:8:00~19:00(年中無休)●ニューヨーカーもうなった! ガツンとパンチのある味「GORILLA COFFEE」1月17日、渋谷・神南エリアにオープンしたのは、NY・ブルックリン発の「GORILLA COFFEE(ゴリラコーヒー)」。ガツン!とインパクトのある味が特徴です。NYデイリー紙で「NYで飲める美味しいコーヒーBEST5」にも選出されたほど、味にうるさいニューヨーカーたちをもうならせるハイエンドコーヒーショップ。ロゴマークもインパクトあるゴリラの絵柄で、一度見たら忘れられません。ブランドカラーである赤と黒を基調とした2フロアの店内は、全75席のゆったりした空間。広々とした2階は、落ち着いたベージュの大きなソファー席、窓辺のカウンター席、中央の長テーブルに分かれています。電源のある席も多いので、つい長居してしまいそう。コーヒーの価格は270円から。注文を受けてからハンドドリップで淹れるプアオーバー(520~550円)や、コーヒーにエスプレッソを加えた看板メニューのレッドアイ(370円)、さらにエスプレッソもブレンド(300円)とシングルオリジン(350円)に分かれているなど、多数のメニューがあります。10種類以上ある菓子パンや店内で手作りしているサンドイッチなど、日本オリジナルのフードメニューも大充実。ゴリラコーヒーらしいガツンと食べられるボリューム満点のゴリラドッグ(650円)やステーキサンド(1200円~)は、普段おしとやかな女性もぜひ大きな口を開けて頬張りたい一品です。ほかにも、アップルパイやチョコケーキなどのケーキ類(350円~)も食べごたえバッチリで納得の美味しさ。ぜひ、フードメニューにも注目してみてくださいね。■GORILLA COFFEE 渋谷店住所:東京都渋谷区神南1-20-17 1-2階営業時間:7:30~22:00●2014年に話題をさらったサードウェーブ先駆店も要チェック!気づけばサードウェーブコーヒーの激戦区になりつつある東京。昨年のオープンから、早くも常連客の心をとらえて離さない人気店もあわせて紹介しましょう。・ABOUT LIFE COFFEE BREWERS(アバウトライフコーヒーブリュワーズ)2014年5月に渋谷・道玄坂にオープン。サードウェーブコーヒーのセレクトショップで、複数の有名ロースターのコーヒーが味わえるコーヒースタンド。・COUTUME(クチューム)「パリで一番美味しいコーヒーが飲める」と賞される、パリを代表する名店。2014年4月に青山骨董通りに1号店がオープンし、2月11日には二子玉川の玉川タカシマヤに早くも3号店がオープン。休日やブレイクタイムには、バリスタが自分のために淹れてくれる極上のコーヒーでくつろぎの時間を過ごしませんか?<文・取材/西村亜希子>
2015年02月17日米・サンフランシスコ発のサードウェーブコーヒー「ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)」が2月6日、日本第1号店となる「清澄白河 ロースタリー&カフェ」(東京都江東区平野1-4-8)をオープンする。創設者のジェームス・フリーマン氏は清澄白河というロケーションについて「日本初上陸の場所としてはユニークに映るかもしれないが、生産拠点として最高の場所。ゆったりとした空気が漂っていて、地元の人達の日々の営みの場でもある」とコメント。海外初進出となる同店は、倉庫をリノベーションし、1階にロースタリー(焙煎所)とカフェ、2階にキッチンとトレーニングラボ、オフィススペースを設置する。焙煎されてから48時間以内のコーヒー豆の使用を徹底し、2階のキッチンで手作りするクッキーやグラノーラなどのペストリーや、オリジナルグッズも販売。カフェエリアは60平方メートルで、8席を用意している。「地元の方に愛される場所になることを意識した、コーヒーができる流れを体感できるスペース」を目指したという。約180平方メートルの焙煎所では、各地から届いた豆を毎日焙煎し、ブレンド、シングルオリジン、エスプレッソ、希少種など常時10種類前後を取りそろえる。焙煎所の手前に設けられた「カッピングスペース」では、クオリティーコントロールマネジャーや焙煎士・バリスタがカッピング(テイスティング)を行う。現在、2010年世界バリスタチャンピオンのマイケル・フィリップス氏が、清澄白河・青山両店のバリスタのトレーニングを行っている。ドリップメニューはブレンド(450円)、シングルオリジン(550円から)、オ・レ(500円から)。様々な豆が用意されたシングルオリジンはどれもフルーティーな香りで軽く飲みやすい。エスプレッソドリンクは、エスプレッソ(450円)、マキアート(460円)、ジブラルタル(480円)、アメリカーノ(450円)、カプチーノ(500円)、カフェラテ(520円)、モカ(600円)。ニューオリンズ(500円)、シングルオリジン(500円)のアイスコーヒーも用意している。フードメニューは、有機オーツのおいしさを最大限に活かし、厳選した国産ハチミツを使ったハニー&シーソルト グラノーラバー(350円)、有機オーツに有機くるみとピーカンを加えたグラノーラ(90g/イートインのみ・ミルク付き600円、227gバッグ/1,500円)、アメリカの伝統的な焼き菓子バックル ケーキ(450円)、常陸野ネストのスタウトビールをふんだんに使ったスタウトケーキ(350円)、バニラとサフランが入ったオリジナルのサフラン スニッカードゥードル クッキー(300円)、ダブル チョコレート クッキー(300円)、リエージュ ワッフル(500円)、代々木上原の「カタネベーカリー」のバゲットを使用したサンドイッチ(グリュイエルチーズ、ゴートチーズ&ロースハム各500円)など。営業時間は8時から19時。2号店「青山 カフェ」も3月7日にオープンを予定している。
2015年02月05日日本で唯一のスターバックス空白県だった鳥取への出店が決まったり、「アメリカコーヒー界のアップル」と称されるブルーボトル・コーヒーの日本進出が今秋に迫っていたり。そんな旬なネタにワクワクそわそわしているコーヒーラヴァーたちに今一度聞きたい。「カフェラテとカプチーノの違いって何ですか? 」基本中の基本だが、しっかりと語れる人って意外に少ないのではないだろうか。カフェラテ、カプチーノの細かな定義は企業や店によって異なるのだが、今回はスターバックス コーヒー ジャパンにその定義を聞いてみた。お答えいただいたのは、ビバレッジ部ビバレッジチームの中島史絵さんだ。○フォームミルクの量の差が重さの違いにつながるまず大きく異なるのが、フォームミルク、そう、あのふわふわとしたミルクの泡の量が違う。「フォームミルクの量はラテよりカプチーノの方が多くなります」とのこと。それは、つくり方が違うから。ミルクは、スチームして温めていくのだが、スチーミング完了直後のミルクは細かい気泡が全体に散らばっている。ここから少し時間を置くと、スチームミルクとフォームミルクの層に分かれ、この状態のミルクを使ったものが「スターバックス ラテ」となり、スチーミング直後のミルクを使ったものが「カプチーノ」となる。「スターバックス ラテとカプチーノのカップを持ち比べてみると、重さの違いがわかるはずです。フォームミルクの多いカプチーノのほうが軽いんですよ」と中島さん。また、「ラテはエスプレッソにスチームミルクを注ぎ、最後にフォームミルクで蓋をするイメージですが、カプチーノは一気にミルクを注ぎ入れるので最初の一口目からコーヒーの味わいが感じられるのも大きな違いとなりますね」とのことだ。見た目はほとんど変わらないが、味わい、さらには重さまで違うとは。また、「カフェミスト」もコーヒーにミルクがのった同じようなルックスである。こちらは一体どんなドリンクなのだろうか。スターバックスの「カフェミスト」は、エスプレッソがベースのラテやカプチーノとは異なり、ドリップコーヒーを使っている。カップの半分量までコーヒーを注ぎ、もう半分をスチームミルクで満たし、最後はフォームミルクでふんわりと仕上げているのだ。エスプレッソには濃縮されたコーヒー感があるが、こちらは香り高いドリップコーヒーの上品な味わいはもちろんのこと、時により種類が異なるコーヒー豆の個性とふわふわミルクのマリアージュが楽しめるドリンクとなっている。見た目は似ていても、味わいは全く異なるカフェラテ、カプチーノ、カフェミスト。飲み比べた後に、気分や体調によって使い分けてみてはいかがだろうか。撮影: キミヒロ
2014年09月29日