フレッドペリー(FRED PERRY)が6月11日より、ヨーロッパを代表するアイウエアブランド・オリバー・ゴールドスミス(OLIVER GOLDSMITH)に別注したサングラスの予約受付を開始する。サングラスの展開はフレッドペリー初となる。1950年代にセンセーショナルなデザインや色使いで話題をさらい、ヨーロッパで一大ブームを巻き起こしたオリバー・ゴールドスミスのサングラス。その後、一時のブランド休止期間を経て05年に鮮やかに復活した。その独創的でエッジの効いたサングラスは、これまでにファッション誌『ヴォーグ(VOGUE)』のフォトグラファーであるデビッド・ベイリーをはじめ、ピーターセラーズ、マイケル・ケイン、ジョン・レノン、モナコ王妃グレース・ケリー、オードリー・ヘプバーン、ジャクリーン・オナシスなど多くのセレブリティーが愛用してきた。今回フレッドペリーは、そんなオリバー・ゴールドスミスに別注して、ブランド初となるサングラスを製作。オードリー・ヘプバーンが愛用したことで有名で、映画『シャレード』や『おしゃれ泥棒』などに使用されていたモデルの復刻版「オードリー(AUDREY)」(3万4,000円)や、ブリッジ部分のキーホールがアクセントとなったシャープなフォルムが美しい、オリバー・ゴールドスミスでは珍しい細目のフレーム「アナベル(ANNABEL)」(3万3,000円)といったモデルが登場する。すべてのサングラスのレンズと付属のクリーニンググロスに、ローレルマークとオリバー・ゴールドスミスのロゴが刻印され、オリジナルのボックスに収められた。このサングラスは6月11日から19日まで予約を受け付け、7月15日からは一般発売を開始。なお、東京店、大阪店では7月1日より先行発売される。また、東京店で7月1日から10日まで、大阪店で7月15日から24日まで、今回のコラボレーションを記念したポップアップショップがオープン。2店舗のみ取り扱いとなる「アナベル」のマットネイビーカラーが数量限定で発売される他、オリバー・ゴールドスミスの貴重なアーカイブコレクションが展示される。
2016年06月07日『カサブランカ』『秋のソナタ』などで知られる伝説の女優イングリッド・バーグマンの素顔に迫ったドキュメンタリー『イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優~』の予告映像が公開された。予告映像1915年にスウェーデンで生まれたイングリッドは、1939年にアメリカ映画『別離』に出演し、一躍脚光を浴びる。同時期に、オードリー・ヘプバーンやマリリン・モンローといった名女優が活躍する中で、アカデミー賞に7度ノミネート、そのうち3度主演女優賞に輝くなど、知性溢れる美貌と演技力で人々を魅了してきた。一方プライベートでは、不倫騒動や3度の結婚といったスキャンダルも多く波乱万丈だった。本作はイングリッドの生誕100周年を記念して製作されたドキュメンタリーで、イングリッド自身が持ち歩いていたカメラに収められた貴重なスチール写真、彼女自身の日記や手紙、プライベート映像とともに、彼女の人生が語られていく。予告映像には、カメラの前や授賞式での女優としての堂々とした表情や、子供や夫と過ごす愛に溢れた素顔のイングリッドが捉えられる。しかしイングリッドは、そんな日常を幸せとしながらも「もう半分の自分は窒息寸前」と語る。そして後半、イングリッドの不倫が発覚し、世の中に衝撃を与える。それでも再び世間から受け入れられ「後悔は何もない」と話す彼女の表情には、“自分らしく”生きてきた強さがうかがえる。本作でナレーションを務めたのは『リリーのすべて』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデル。また音楽は『髪結いの亭主』『ピアノ・レッスン』などの映画音楽を手掛けてきた巨匠マイケル・ナイマンが担当しており、今をときめく女優のナレーションと、イングリッドの人生に寄り添うような楽曲とともに、彼女の凛とした“強さ”に魅了される作品になっているようだ。『イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優~』8月27日(土)より全国ロードショー
2016年06月06日多部未華子が突然20歳の姿に若返ってしまった73歳のおばあちゃんを演じる、感動と爆笑のコメデイ『あやしい彼女』。多部さんが演じる最強にキュートでコミカル、そして破天荒なヒロインが魅了する本作は、Yahoo!映画レビューでは5点満点中4.21点(4月14日付)、ぴあ映画初日満足度1位(4月2日「ぴあ」調べ)を獲得。さらにSNSでも高評価を得て、公開中だ。実はこの『あやしい彼女』、2014年韓国版の『怪しい彼女』を皮切りに世界各国で製作され、多くの人の心を魅了し続けている。今回、その国ごとの“あやかの”を比較する特別映像が到着した。まず、ドラマ「のだめカンタービレ~ネイル カンタービレ~」や『サニー 永遠の仲間たち』のシム・ウンギョンをヒロインに迎え、「B1A4」のジニョン、イ・ジヌクらが出演した韓国では、865万人を動員し、社会現象を巻き起こす大ヒットを記録。次いで、中国では、『20歳よ、もう一度』というタイトルで製作され、人気女優ヤン・ズーシャンや元「EXO」ルハン、チェン・ボーリンなどが出演、その観客動員は1,160万人となった。さらに『ベトナム版怪しい彼女』(主演:ミウ・レ)は、同時期に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を抑え、ベトナム歴代興行記録の第1位を樹立した。ほかにも、インドネシア、タイ、インドなどのアジア各国のみならず、ドイツでも製作されることが決定、そしてアメリカも名乗りを上げるなど、まさに世界中に『あやしい彼女』が広がり続けている。そんな各国の『あやしい彼女』は、やはりお国柄ともいうべき各国のエッセンスが絶妙に加えられている。日本版では多部さんが演じ、そのキュートな表情と透き通るような歌声で観客の心を虜にした主人公“大鳥節子”は、オードリー・ヘプバーンと原節子からその名を取っているが、韓国では同じくオードリーにちなんで“オ・ドゥリ”、そして中国ではテレサ・テン、ベトナムではタン・ガーと国民に愛される人物へのオマージュが込められているのがポイント。また、数々のシーンでも、その国ならではの魅力が盛り込まれている。例えば、すばらしい歌声のヒロインをスカウトするため追いかけてきた音楽プロデューサー(日本版では要潤扮する小林)を撃退するシーンでは、節子が握っていたのは“フライ返し”。韓国では“お魚”、中国は“大根”、そしてベトナムは“鶏の足”(!)と手にしているものも様々。日本版はもちろん、世界の“あやかの”を観比べてみるのも、楽しみ方の1つ。世界を魅了する『あやしい彼女』に、引き続き注目していて。『あやしい彼女』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月17日多部未華子が主演を務め、73歳おばあちゃんが、ある日突然20歳の姿に若返ってしまったことから巻き起こる爆笑と感動を描く『あやしい彼女』。このたび、キュートな20歳の容貌とは裏腹に、中味は毒舌・皮肉屋・頑固と三拍子揃ったおばあちゃんという、かつてない強烈なキャラクターに挑んだ多部さんの“衝撃”七変化画像が解禁となった。まるでオードリー・ヘプバーンのような(?)可愛いルックスと天性の歌声を持つ20歳の女の子・大鳥節子。だが、その容姿とは裏腹に、口を開けば超毒舌、相手かまわず罵声を浴びせ、ときには熱く説教をする。そんな“超絶あやしい20歳”の正体は、73歳のおばあちゃん!戦中生まれの下町育ち、早くに夫を亡くし、女手一つで娘を育ててきた彼女に、突如訪れた人生二度目の20歳。家族も名前も捨て去り、新たな人生をスタートさせた彼女の天声の歌声は、たちまち周囲を魅了していくが…。10代から女優としての道を歩む多部さん。本格的な連ドラ出演となった「山田太郎ものがたり」(’07/TBS)でテンションの高いヒロインに扮し、コメディエンヌとしての才能を発揮。昨年放送された「ドS刑事」(’15/NTV)では、悪人を好きなだけいたぶることができるという理由から刑事になった「史上最強のドS刑事」と異名を取る主人公を熱演し、注目を集めた。人気恋愛コミックの映画化『ピース オブ ケーク』などでも等身大の魅力をふりまき、異性からはもちろん同性からの支持も高い、愛され実力派女優として大活躍している。そんな多部さんが、さらなるコメディエンヌぶりを開花させたのが本作。スカーフを被り、あやしくも可愛い表情を見せたかと思うと、クルクルパーマ&おばあちゃんファッションで腰をグルグル回しながら満面の笑みでフラフープ!多部さん演じる節子が加入する前の「怪しい彼女」バンドの演奏に顔を歪ませてみたり、はたまたつまようじを加えながら睨みをきかせたり、さらに、ビックリ顔やくしゃくしゃ顔、なぜかフライ返しを持って怯え顔…と、コロコロ変わるキュートでコミカルな表情を披露する。とはいえ、撮影現場での多部さんは、本番が始まる前は至って物静か。しかし、いざカメラが回り始めると、スイッチが入りまるで別人に!『謝罪の王様』『舞妓Haaaan!!!』を始め、数々のヒットを連発してきた“コメディ映画のプロ”=水田伸生監督も、「笑いの間が完璧。何度テストを繰り返しても狂わないのは、天才」と、卓越した多部さんのコメディセンスを絶賛している。そんな最強のコメディエンヌ・多部さんの魅力を、スクリーンでも確かめてみて。『あやしい彼女』は4月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月15日多部未華子が『舞妓Haaaan!!!』『謝罪の王様』の水田伸生監督のもと、韓国、中国でも大ヒットとなったプロットで“20歳のおばあちゃん”を演じる『あやしい彼女』。このほど、本作の場面写真が一挙に解禁、前髪ぱっつんで70年代ファッションに身を包んだ多部さんがコミカルな表情を見せる姿や、“孫”役の若手注目株・北村匠海とのバンドシーンなどが明らかになった。本作は、毒舌・皮肉屋・頑固と三拍子の揃った73歳おばあちゃんが、ある日突然、なぜか20歳の姿に若返ってしまったことから巻き起こる爆笑と感動の物語。まるでオードリー・ヘプバーンを思わせるかのような(?)キュートな容貌とは裏腹に、相手構わず罵声を浴びせ、ときには説教をする怖いもの知らずのヒロイン・大鳥節子に、周囲の人々は戸惑いながらも、彼女の“あやしい”魅力のとりこになっていく――。若手実力派女優の多部さんが、見た目20歳、中味は毒舌キャラの73歳というかつてない強烈なキャラクターに挑む本作。“本来の姿”(!?)である73歳の毒舌おばあちゃん、カツ役には倍賞美津子、カツの娘・瀬山幸恵役に小林聡美、節子の歌声に魅了される音楽プロデューサー・小林拓人に要潤、そしてバンドに夢中なカツの孫・瀬山翼を北村さんが演じるなど、豪華キャストの共演でも注目を集めている。今回、解禁となった8点の場面写真は、ポップでカラフルな70年代ファッションに身を包む多部さんが超絶にキュート。白のブラウスに首にスカーフを巻き、スポットライトを浴びて“秘密ポーズ”でキュートにキメたり、チェックのシャツに赤のカーディガンを羽織った多部さんが、要さん演じる小林になぜかフライ返しを突き付け睨みをきかせたり…。北村さん演じる翼とのライブシーンでは、大きな水玉のブラウスを着て髪はアップに、まるで本物のシンガーのように気持ちよさそうに歌い上げる姿がお披露目されている。さらに、アサガオの浴衣でびっくり顔を見せたかと思うと、レトロなワンピース姿で銭湯の湯舟に腰かけ、物憂げな表情を見せたりと、クルクル変わる表情で“あやしい彼女”を見事に演じきった様子が伺える。『あやしい彼女』は4月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月30日1月10日(現地時間)に発表される第73回ゴールデン・グローブ賞において、ケイト・ブランシェット&ルーニー・マーラの2人が「主演女優賞」にWノミネートされるなど、本格化する映画賞レースの中でも女性からの注目を集める『キャロル』。このほど、本作の主演女優ケイト・ブランシェットが1月22日(金)に6年ぶりに来日することが決定、今回初めて、ジャパンプレミアへの登壇など日本での映画のプロモーション活動を行うことが分かった。1952年、ニューヨークのクリスマスシーズン。多くの人が行き交う高級百貨店のおもちゃ売り場で出会った、ジャーナリストになる夢をひそかに抱くテレーズ(ルーニー・マーラ)と、娘へのプレゼントを探しにきたエレガントで美しくミステリアスな雰囲気を醸すキャロル(ケイト・ブランシェット)。やがて、別居中の夫に娘を連れて行かれ、孤独なキャロルは、車での小旅行にテレーズを誘う。キャロルへの想いが予想もしなかった感情に変わっていることに気づきながら、テレーズは2人だけの旅に出発。しかしこのとき、2人の運命が大きく動きだすことを、まだ彼女たちは知らなかった…。ルーニー・マーラと美の競演を果たした本作で、『ブルージャスミン』に続く2度目のアカデミー「主演女優賞」受賞との声も上がるケイト・ブランシェット。2007年11月、2010年1月以来、6年ぶり3度目の来日となるが、意外にも映画の来日プロモーションは今回が初めて。本作は、ワールドプレミアとなったカンヌ国際映画祭ではルーニーが見事「女優賞」の栄冠を手にし、11月20日にニューヨークとロサンゼルスの4館で先行公開を迎えるや、大ヒットスタートを切った。有力紙・批評サイトでは「ケイトとルーニー、今年のアカデミー賞確実!!」(The Rolling Stone)、「エレガントでクール、眩惑的でミステリアスな魅力に震える」(NYタイムズ)、「数々の素晴らしきラブストーリーの殿堂に、新たな傑作が仲間入りした」(LAタイムズ)など最大級の賛辞で迎えられ、今回のゴールデン・グローブ賞ではドラマ部門「作品賞」と「監督賞」「作曲賞」、そして異例のドラマ部門「主演女優賞」にWノミネートという最多4部門5ノミネートを達成。これまで、若き女王エリザベス1世を演じた『エリザベス』でゴールデン・グローブ賞ドラマ部門など「主演女優賞」を多数受賞し、大女優キャサリン・ヘプバーンを華やかに演じた『アビエイター』ではアカデミー賞「助演女優賞」を初受賞、その後も2008年、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』で同「主演女優賞」と『アイム・ノット・ゼア』で「助演女優賞」とそれぞれ主演・助演でノミネートされるという快挙を果たし、ついに『ブルージャスミン』で「主演女優賞」のオスカー像を獲得したケイト。昨年は、ディズニーの大ヒット作『シンデレラ』での意地悪な継母ぶりも話題を呼んだ。初のエグゼクティブ・プロデューサーも務めた本作では、22日、都内劇場で行われるジャパンプレミア上映への登壇ほか、精力的にプロモーション活動を行う予定とのことだ。『キャロル』は2月11日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月06日多部未華子が主演する映画『あやしい彼女』のポスタービジュアルと特報映像が解禁された。ある日突然、20歳の姿に若返ってしまった73歳の毒舌おばあちゃんが巻き起こす騒動と、奇跡を描く本作。特報映像では“あやしい彼女”を演じる多部が歌ったり、踊ったり、変顔したり、恋したり、キュートな七変化を披露している。『あやしい彼女』特報映像『あやしい彼女』は韓国で大ヒットしたシム・ウンギョン主演の映画『怪しい彼女』を、『舞妓Haaaan!!!』や『謝罪の王様』の水田伸生監督がリメイクするヒューマン・コメディ。戦中生まれの下町育ち、はやくに夫を無くし、女手ひとつで娘を育ててきた主人公・カツが、突然若返ったことをきっかけに、二度目の青春を謳歌しようと、大鳥節子と名前を変え、家族も捨てて新たな人生をスタートさせる。そんな中、彼女のもつ天声の歌声がひとりの音楽プロデューサーの目にとまる。ポスタービジュアルには、多部をはじめ、本来の彼女の姿を演じる倍賞美津子や、彼女に翻弄されていく周囲の人々を演じる要潤、北村匠海、金井克子、志賀廣太郎、小林聡美ら個性溢れる全キャストが集結。特報映像では、突然若返った彼女が、オードリー・ヘプバーン風に髪型も服装も変えたり、異性にときめいたり、なぜか枝切りはさみをもって鬼の形相で睨んだり、相手構わず罵声を浴びせ説教をしたりと、ときにぶっ飛んだ行動を起こしながらも、伸び伸びと新たな人生を謳歌していく姿が描かれている。望むような人生を生きられなかった73歳の主人公が、とことん好きなように生きてやる!と踏み出した先にはなにが待つのか? 人には言えない秘密を抱えた“あやしい”彼女を演じる多部の“あやしい”魅力に釘付けになりそうな映像になっている。『あやしい彼女』2016年4月1日(金)エイプリルフール 全国ロードショー!
2015年12月18日人気急上昇中のイモージェン・プーツをヒロインに、オーウェン・ウィルソン、ジェニファー・アニストンらをメインキャストに迎え、ブロードウェイを舞台に描くロマンチック・コメディ『マイ・ファニー・レディ』。このほどその最新版ポスターが解禁となった。新進のハリウッドスター、イジー(イモージェン・プーツ)。コールガールをしていた過去をも天真爛漫に語る彼女は、 “お客”として出会った演出家・アーノルド(オーウェン・ウィルソン)と過ごしたロマンチックな一夜について、とある取材で語り出す。アーノルドから「君の将来のために3万ドルをプレゼントする」という奇妙な申し出をされ、人生が一変した日のことを…。まさに現代版『マイ・フェア・レディ』ともいえる、大人たちのおとぎ話を描く本作。演出家・アーノルドを演じるのは『ミッドナイト・イン・パリ』のオーウェン・ウィルソン。夢見がちながらもチャーミングなヒロイン・イジーを演じるのは、「ミュウミュウ(Miu Miu)」のモデルを務めるなど人気急上昇中のイモージェン・プーツ。イジーに一目ぼれしてしまう脚本家の恋人で、エキセントリックなセラピスト役に、ドラマ「フレンズ」で人気を集めたジェニファー・アニストンを迎えているだけでなく、『午後3時の女たち』のキャスリン・ハーンや、ウィル・フォーテ、リス・エヴァンスなど名優たちが脇を固め、話題を呼んでいる。先日解禁されたイラスト版ポスターに続き、今回解禁となったのは、ピーター・ボグダノヴィッチ監督を慕って集まったスターたちがそれぞれ役の個性を主張する表情で並ぶ、最新版ポスター。メインキャストの4人が顔を揃え、良質な”大人”のためのロマンチック・コメディを予感させる、楽しげなビジュアルとなっている。また、今回劇中に登場する台詞にちなみ、ヒューマントラスト有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAにて<リス割引>が実施されることが決定。リスをモチーフにした小物、洋服の柄をお持ちの方なら誰でも、本作を一律1,000円で鑑賞できるという(当日券鑑賞限定)。加えてYEBISU GARDEN CINEMAでは、11月28日(土)から12月11日(金)の間、本作と同じく、ブロードウェイにちなんだオードリー・ヘプバーンの名作『マイ・フェア・レディ』のデジタルリマスター上映が実施されるとのこと。ハリウッドの黄金期を生き、映画評論家としても活躍するピーター・ボグダノヴィッチ監督の13年ぶりの最新作となる本作。ぜひ「映画と人生への愛」にあふれた極上のロマンチック・コメディを堪能してみて。『マイ・ファニー・レディ』は12月19日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月19日日本ジェラート協会は「ジェラートの日」に認定されている8月27日、東京都・台場と浅草で、ジャンケンで勝つとジェラートやイタリアのキャラクターグッズがもらえるイベントを開催する。「ジェラートの日」(8月27日)は、映画「ローマの休日」がアメリカで公開された1953年8月27日にちなんで制定されたもの。オードリー・ヘプバーン演じるアン王女がイタリアのスペイン階段でジェラートを頰張るシーンが世界中にジェラートを知らしめたとして、日本記念日協会が2014年に認定した。同イベントは東京都・台場のジェラート店「ドナテロウズ」と、東京都・浅草の「ITALIAのじぇらぁとや」で開かれる。「ドナテロウズ」では11時~12時(予定)、「ITALIAのじぇらぁとや」では14時30分~15時30分(予定)に行われるジャンケン大会に勝つと、それぞれ先着100人を対象に、店内のジェラート1種類がどれでも無料でプレゼントされる。雑誌の読者モデルとして活躍する菊田真衣子さん、こいずみさきさん、まつきりなさんが、午前と午後の部に分かれてイベントに参加し、ジャンケン勝負をする。また当日は、イタリアのキャラクター「ロディ」もジャンケン大会に参加。勝った人には「ロディ」グッズがそれぞれ先着30人に無料でプレゼントされる。プレゼントはジェラートか「ロディ」グッズのいずれかとなる。混雑した場合、整理券を配布し定員に達し次第、締め切りとなる。
2015年08月24日世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』から20周年を記念して贈るディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が大ヒット公開中だ。すでに映画を鑑賞した人からは11才の少女ライリーの幸せを見守る“感情たち”が可愛い!と話題になっている本作。そのキャラクターたちがどのように誕生したのかを探るべく、シネマカフェはアメリカのカリフォルニア州に存在するピクサー・アニメーション・スタジオに潜入。今回は、キャラクターが何で作られて、どのように完成していったのか…キャラクター・アート・ディレクターのアルバート・ロザーノとキャラクター・スーパーバイザーのサージャン・スカリアにインタビューを敢行した。ピート・ドクター監督が手掛けた『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』そして『インサイド・ヘッド』と3作全てに携わってきたアルバート・ロザーノは、ピート監督がこの映画のアイディアを持って来たとき、彼の娘・エリーについての作品になるだろうと分かったという。「『モンスターズ・インク』を覚えてる?エリーの年齢の女の子についての映画だったんだ。その後、『カールじいさんの空飛ぶ家』をやったときには、エリーはもっと大きくなっていたよ。彼女は、キャラクターの声(エリーの幼少期)の吹き替えをやっただけではなく、キャラクターの名前も彼女にちなんでつけられたんだ。そして、ピートは、彼女が11歳という年齢で、変わってきていることに気づいた。一体、彼女の心の中で何が起きているのか…彼がそのアイディアをピッチしたとき、僕らは、多分彼の娘についての話になるんだろうと思ったよ」。ピート監督は娘の変化から彼女の頭の中を舞台に“感情たち”を主役にした。そのアイディアにアルバートとサージャンはどういったキャラクターになるのかとても興奮したそう。基本的な形を思いつくところから始めたというキャラクター作り。ヨロコビは最初ポンポンがついた髪型をしたとてもシンプルな形になるだろうと想定していたという。「初期の頃、僕が初めてキャラクターデザインを始めたとき、もしヨロコビがとてもシンプルな形なら、彼女はとてもエモーショナルに、はじけるように感じるだろうと思ったんだ。その例に出たのが、星だよ。アメリカで宿題をうまく出来れば、時々、先生たちがその宿題に星のステッカーを貼ってくれる。そうすることで子どもたちは、とてもハッピーに感じるんだ」と語り、その後も花火や、オードリー・ヘプバーン…と“ハッピー”を連想させるものをいくつかピックアップ。さらにヨロコビは何で出来ているのか…?と考えた結果、まるでエネルギーのような光を発した、粒子で出来たキャラクターにしようと決まったという。サージャンは「毎週1種類ずつを手がけ、13種類の違うアプローチの仕方を試したんだ。(ダメなものは)除外していくことで、ヨロコビが何で出来ているかを考えた。最終的に決めたものは、ガスのようなもの。彼女は実はホログラムなんだよ。電球みたいに。そしてこれらの粒子がヨロコビから出ているんだ」。そしてアルバートは実際にキャラクターが動く様子を見せながら、「それからヨロコビが歩くとき、粒子をいくらか残していくことになる。そのテストを何度か行って最終版に仕上げた。ヨロコビをどういう風にするかという問題を解決したことで、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリといったほかのキャラクターがどういう見た目になるべきかも考えることができたよ」と話した。このエネルギーで出来たヨロコビをジョン・ラセター氏も気に入ったそうで「彼らはみんな同じ種類の存在なんだ。だから彼らはみんな同様に見えるべきなんだ」と語り、ほかの感情たちの“素材”もすべてエネルギーから出来ているように仕上げたという。それから次々とキャラクターを作っていったわけだが、作った当初はヨロコビとカナシミがメイン・キャラクターではなかったとアルバートが明かした。「一緒に出かける2人のメイン・キャラクターは、ヨロコビとビビリになるはずだったんだ。でも、カナシミがビビリと替わって…だから、ヨロコビ、ビビリ、カナシミが最初僕らが手がけたものになるよ」と語るとサージャンは「もっとも大変だったのはムカムカだったな」とポツリ。「ムカムカは本当に難しかった。あのキャラクターを作り上げるのには2年もかかったんだよ」と話した。そんな個性豊かな感情たち。特に日本では“ネガティブ可愛い”とカナシミに夢中になる人が続出している。その秘密は愛くるしいビジュアル。丸メガネに、柔らかなボブヘア、ちょっぴり大きめのセーターにマシュマロボディ…これにはアルバートとサージャンもこだわりがあったという。「カナシミは、悲しくて、寒く感じていて、体をすり寄せて、自分自身を抱きしめたいんだ。だから、とてもソフトなトレーナーやセーターが適切だろうと思ったよ。悲しいとき、ベッドから決して出たくないからパジャマとかも試してみたんだけど、彼女は昼間に外に出て行って、動き回ることになったから、セーターにすることにしたんだ」と悲しいときを連想しながらピッタリな衣装を選んだという。続けて「カナシミのメガネはね…」と話すアルバート。「あのメガネにはレンズが入っていないんだ。ほとんど小道具みたいなものだよ。だから彼女の目はしっかり見えているよ」「メガネはただ浮かんでいるだけなんだ」「耳にはつながっていないんだよ」とカナシミの製作秘話をこっそり教えてくれた。考えたことも見たこともない“感情たち”につい感情移入してしまうのは、人々がどんなときに怒ったり、悲しんだり、楽しむのか…徹底的に考え抜かれ作られたキャラクターだからなのかもしれない。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月28日■アーバンリサーチウエアハウスURBAN RESEARCH WAREHOUSE最大89%OFF!大人気セレクトショップ「アーバンリサーチウエアハウス(URBAN RESEARCH WAREHOUSE TOWN WOMEN)」から、デイリーユースにトレンドを踏まえたカジュアルウェアが多数登場。着回し力の高いリバーシブル ストライプxボーダー スカート(税込1,600円)やオフィスでも楽チンおしゃれな変形8分丈タックパンツ(税込2,600円)、トレンドのデニムワンピース(税込2,300円)など、今すぐ活躍してくれるアイテムがお買い得価格に。バッグやシューズも含め、レディースは2セール開催でアイテム合計300点以上!早い者勝ちセールをお見逃しなく。■サルヴァトーレ フェラガモSALVATORE FERRAGAMO夏ファッション&紫外線対策に欠かせないサングラスを手に入れるなら、「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」を要チェック。イングリッド・バーグマン、マリリン・モンロー、オードリー・ヘプバーンなどハリウッド大女優御用達ブランドならではの、スタイリッシュで洗練されたデザインのサングラスがラインナップ。大人の女性に相応しいラグジュアリーなサングラスなら、いつもの夏スタイルを格上げしてくれるはず。■エリクソン ラボラトワERICSON LABORATOIRE元フランス大統領・ファーストレディも愛用のパリ発メディカルエステティックブランド「エリクソン ラボラトワ(ERICSON LABORATOIRE)」から、セレブリッチなコスメが登場。今回はたっぷり使えるプロ限定サイズの化粧水や、美白ケアセット、一か月集中ボディケアセットなど、この時期のお肌の悩みに対応したスキンケア&ボディケアコスメがお得な会員限定価格に。世界で認められた実力派アイテムで、夏のキレイを手に入れて!■モダンスタイル 美濃焼MODERN STYLE 美濃焼普段使いやギフトにもぴったり!「モダンスタイル 美濃焼(MODERN STYLE 美濃焼)」から、全てが国産、美濃焼にこだわった洋食器&和食器をご紹介。今回はカラフルで温かみのあるポーリッシュ柄風の食器が登場。柄が一つ一つ違うプレートセットやカップセットは、テーブルを華やかに彩ってくれます。和食器は小鉢や椀など種類豊富な品揃え。木箱入りの和食器セットは幅広い年代に喜ばれるギフトとしてもオススメです。食器を揃えたい方は必見のお買い得セール。【セール日時】■アーバンリサーチウエアハウス(URBAN RESEARCH WAREHOUSE)2015年7月16日(木)19:59~ 7月24日(金)09:00セール内容をチェックする≫■サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)2015年7月13日(月)19:59~ 7月21日(火)09:00セール内容をチェックする≫■エリクソン ラボラトワ(ERICSON LABORATOIRE)2015年7月13日(月)19:59~ 7月21日(火)09:00セール内容をチェックする≫■モダンスタイル 美濃焼(MODERN STYLE 美濃焼)2015年7月19日(日)19:59~ 7月27日(月)09:00セール内容をチェックする≫=====================その他の開催セールを見る>>=====================元の記事を読む
2015年07月10日水谷豊が主演する『王妃の館』の完成披露イベントが4月16日(木)、グランドプリンスホテル高輪貴賓館で行われ、水谷さんをはじめ、共演する田中麗奈、吹石一恵、安達祐実、中村倫也、山中崇史、野口かおる、石橋蓮司、石丸幹二、尾上寛之が勢ぞろいした。作家・浅田次郎の同名小説を原作に、水谷さん演じるスランプ気味の小説家、その名も北白川右京が、パリ・ヴォージュ広場でおよそ300年の伝統と格式を誇るホテル“シャトー・ドゥ・ラレーヌ”(別名:王妃の館)に宿泊するワケあり旅行者10人の珍道中に同行し、そこからインスピレーションを受けた新作を執筆させようと奮闘するトラベルミステリー。実際にパリで22日間のロケを敢行し、ルーブル美術館、セーヌ川といった観光名所に加えて、邦画初となるベルサイユ宮殿での撮影も実現した本作。水谷さんは「浅田先生は『この小説は唯一映像化できない』とおっしゃっていた。ベルサイユはもちろん、ルーブルも撮影は制限が多く無理だろうと…。ところがこうして、すべてが実現したのですから、私は心からうれしいです」と感激しきり。また、撮影の合間をぬって観光も満喫したようで、「美術館に行ったり、(画家の)藤田嗣治やドラクロワが住んでいたと言われるアパートを訪ねたり。それにパリはカフェ文化がすばらしい。壁を見れば、ピカソやマリア・カラス、オードリー・ヘプバーンが来た印があって」とうっとりした表情。そこで何を飲んだかは明かされなかったが、もしかすると“右京”のように紅茶を味わったのかも?共演陣については、「ワケありが似合う俳優さんばかり」と意味深な水谷さん。旅行者のひとりを演じる安達さんは、「私にとって水谷さんは、“元子役”の先輩。こういう先輩がいてくれる幸せに涙が出ました」と感極まっていた。『王妃の館』は4月25日(土)全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:王妃の館 2015年4月25日より全国にて公開(C) 浅田次郎/集英社 (C) 2015「王妃の館」製作委員会
2015年04月16日1月24日(土)に待望の日本公開となった名作ブロードウェイ・ミュージカルの映画化『ANNIE/アニー』。主演を務めたクワベンジャネ・ウォレスの明るい歌声に心惹かれてか、10代から50代まで幅広い年齢層から支持を集め、順調な滑り出しを迎えている。とりわけ女性人気が高く、劇場客の7割が女性で占められているという。友人同士や若いカップルに混じって、年配層の夫婦連れの姿も目立っており、最近暗いニュースも多い世の中で、明るくたくましく生きる少女・アニーの姿を描く本作が“笑顔と感動を与えてくれる映画”として人気を呼んでいることが伺える。そんな『ANNIE/アニー』から、さらに心温まる特別映像が到着した。直近では『レ・ミゼラブル』のヒットも記憶に新しく、『オペラ座の怪人』『シカゴ』『マンマ・ミーア!』『ドリームガールズ』など、一大ジャンルとして着実にファン層を広げつつある実写ミュージカル映画。実は、これらの作品には2つの共通点がある。歴代の実写ミュージカルの興行成績と日本での公開日を見てみると、1位『レ・ミゼラブル』58.9億円2012/12/21公開2位『オペラ座の怪人』42億円2005/1/29公開3位『シカゴ』36.5億円2003/4/19公開4位『マンマ・ミーア!』 26億円 2009/1/30公開5位『ドリームガールズ』 19.16億円 2007/02/17公開まず、そのほとんどが“冬に公開”されており、ベースとなるのが“ブロードウェイ・ミュージカルである”ということ!この動きは、ブロードウェイ・ミュージカル映画が多く公開された60年代から始まっており、あのオードリー・ヘプバーン主演の『マイ・フェア・レディ』(1964年12月1日公開)、「glee/グリー」のレイチェルも尊敬するバーブラ・ストライサンドがオスカーを獲得した『ファニー・ガール』(1969年2月1日公開)などもそれに当てはまっている。その理由としては、クリスマスシーズンから始まる冬映画は、ハートウォーミングな感動作や、アカデミー賞ノミネート作を始めとした期待を裏切らない映画が多いことが挙げられるだろう。ブロードウェイ・ミュージカルのヒット作なら、その知名度やクオリティは目の肥えた観客たちのお墨付き。さらに、暗くて寒い冬には、心を潤し、温めてくれる歌とダンスと人間ドラマを、人々は無意識に求めているのかもしれない。今回到着した映像は、主人公・アニーの心を温めてくれた、愛犬サンディにクローズアップ。撮影中はもちろん、カメラが回ってないところでも、アニー役のクワベンジャネとサンディ役の名犬・マーティは大の仲良しに。なんと劇中同様に、以前はシェルターに1年半もの長い期間収容されていたこともあるという雑種犬マーティだが、天性の頭の良さであっという間に“芝居”を覚え、アニーの大切な親友役を見事に演じきっている。自宅でも犬を飼っているクワベンジャネも「とても愛らしくて抱きしめたくなるほどかわいい」と、彼にはベタ惚れの様子だ。こんな時期だからこそ、思わず笑顔がこぼれ、元気がもらえるミュージカルに、癒やされてみては?『ANNIE/アニー』はTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ANNIEアニー 2015年1月24日より全国にて公開(C) 『ANNIEアニー』
2015年02月04日ドキュメンタリー映画『ディオールと私』が、3月14より全国で順次公開される。これを記念して、3月7日より渋谷のBunkamuraル・シネマでは、一週間限定で特集上映「モードと映画」を開催する。料金は一般1,200円、学生1,000円。この上映会では、ディオールを始めとした老舗ブランドに縁のある全4作品を、『ディオールと私』の公開1週間前となる3月7日から13日まで毎日上映。そのうちの一つが、イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman)主演のラブロマンス映画『さよならをもう一度』だ。「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」の後継者イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が、ディオールで手掛けた最後の仕事をバーグマンが纏っている。その他、会場では同じくイヴがデザインしたゴージャスなドレスの数々が登場する『暗くなるまでこの恋を』、当時のパリに住む女性達のリアルクローズを見られる『女は女である』、「ジバンシィ(GIVENCHY)」の衣装を身にまとったオードリー・ヘプバーン(Audley Hepburn)が魅力的な『シャレード』を上映。60年代を代表する映画を通じて、当時の様々なファッションに触れることが出来る。
2015年01月31日みなさん、映画やテレビはよく見るほうですか?筆者は会社員時代、映画関係の仕事をしていました。もちろん昔から映画は大好きでしたが、それで映画に関係する面白話を色々と知っています。例えば、可愛い子豚ちゃんが出てくる映画『ベイブ』。この中で主演を務める豚があまりに成長が早かったため、なんと48頭もの豚が使われたという制作秘話があります。筆者は映画を観ている時、代役の存在に全く気付きませんでした!でも、映画やテレビには、このような数字が色々と複雑に絡んでいるのです。そこで今回は、ミッチェル・サイモンズの新刊から、映画とテレビにまつわる数の世界を一部ご紹介します。■1:フランシス・フォード・コッポラ監督は映画『ゴッド・ファザー』演出中に5回も解雇されていた!衝撃ですよね。名画『ゴッド・ファザー』はコッポラ監督なしには作り得ない作品だと思っていましたが、5回も解雇だなんて……。彼は一体何をしでかしたんでしょうか?これについては、当時コッポラがまだ新人監督だったのに、様々なことに注文を付けたと言われています。例えば、キャンスティングについて。制作者サイドの反対を押し切って、コッポラが起用すると言って譲らなかったのは、主役であるヴィトー役のマーロン・ブランド。そして、その息子のマイケル役には無名のアル・パチーノを。どちらも結果的には功を奏したわけですが、このエピソードひとつとっても、コッポラがいかに頑固で、周囲と色んな衝突があったであろうことは想像がつきますよね。■2:ピーター・セラーズがイギリスの紅茶『PGチップス』の初テレビCMの可愛いチンパンジーのぬいぐるみ役で声だけ出演した際のギャラは、たったの25ポンドだった!25ポンドというと、4,516円程度。かの有名なピーター・セラーズは、たった4千円弱でオファーを受けていたのです!彼は、作品ごとに声や発音を見事に使い分け、フランス人・イタリア人・中国人・日本人・インド人など、様々な国のキャラクターを巧みに演じ分けたイギリスの天才コメディアンです。一般的には、『不思議の国のアリス』の3月ウサギ役が有名でしょうか。実は39歳という若さで心臓を患いペースメーカーをつけていたのですが、惜しくも54歳という若さでこの世を去りました。ちなみに、このテレビCMはとにかく可愛くて、目が釘付けになります。ぜひ気になる方はチェックしてみてください!■3:名画『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラ役の面接を受けた1,400人のうち、実際に撮影テストまで受けられた女優は400人だけだった!この400人の中には、ラナ・ターナー、ベティ・デイヴィス、ルシル・ボール、キャサリン・ヘプバーン、ジョーン・クロフォード、ジーン・ハーロウ、キャロル・ロンバードなどもいて、そうそうたるメンバーだったのです。しかしその中でも、ポーレット・ゴダードとヴィヴィアン・リーだけが、オーディションのためにカラー撮影をしてもらったそう。ご存知のように、この中からスカーレット役を勝ち取ったのはヴィヴィアン・リー。彼女は、狂おしいほどの美しさですよね。あ~なんだか、またじっくり見たくなっちゃいました!■4:クマのギャラはなんと1日に2万ドルで、演技できる動物の中で最も高給な動物だった!最近では、人間顔負けで演技のできる動物が増えていますが、一番高い出演料をもらう動物はクマなのです。確かに、クマは猛獣ですからね……。演技をさせるとなると、よほど時間と労力を使うでしょう。でも、共演する側は、ちょっと怖いかも……。さて、映画とテレビに関する数の世界、いかがでしたか?名画には、興味深い数のエピソードが残されていましたね。他にもまだまだ、映画やテレビに絡んだ数字の話は、結構あるんですよ!話足りないくらいです。みなさんも、これからは映画を見た後こういった裏話を探して楽しんでみませんか?(文/喜田宏美)【参考】※Average human grows 590 miles of hair and eats 35 tons of food… AMAZING human stats- Daily Express
2015年01月06日東京・京橋の写真センターTOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY内ギャラリー・72Galleryで2015年2月4日より、「オードリー・ヘップバーン-KOBAL コレクションより」が開催される。3月29日まで。清純な美しさで未だ人気が衰えないオードリー・ヘプバーン。「ジバンシィ(GIVENCHY)」のアイコンであり、ファッションフォトグラファー、リチャード・アヴェドンのミューズだった。今展ではキャリア初期のポートレート27点のオリジナルプリントが展示販売される。コバール・コレクションは1969年ジョン・コバール(John Kobal)がロンドンで設立した映画写真のアーカイブ。映画スターのポートレートやシーンスチール、ポスターなどを収集している。【イベント情報】オードリー・ヘップバーン-KOBAL コレクションより会場:TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY住所:東京都中央区京橋3-6-6エクスアートビル1階会期:2015年2月4日から3月29日時間:12:00から20:00(金・土・日曜日は19:00まで、最終日は17:00まで)休館日:月・火曜日入場無料
2014年12月21日一瞬にしてその輝きに引き込まれる──。“オードリー・ヘプバーンの再来”と言われ、『白雪姫と鏡の女王』で大きな注目を集めてから2年。リリー・コリンズはさらに輝きを増し、美しさも実力も兼ね備えた女優としていまを生きている。そんな彼女が新作『あと1センチの恋』で演じるのは「好き」のひと言が言えないがゆえに12年間、幼なじみとの恋をすれ違い続ける女性・ロージー。「脚本を読んですぐに気に入った」というこの主演作に、「ロージーは私自身でもあるの」と全身全霊を注いだ。これまでにない挑戦としては、高校生から大人の女性まで幅広い年齢を演じたこと。しかも、初の母親役。完成した映画を観たときに「私のママ、そっくり!」だと自分自身の成長に驚いたそうだが、演じるときもやはり参考にしたのは「自分と母親の関係」だった。「母親としてのロージーを演じていて難かったのは、娘との距離感ね。友だちのように親しみやすくて、イカしたお母さんでありながらも、母親としての威厳は保つ。そのバランスが難しかった。ロージーはとても若い母親だから完璧じゃなくて、まだ自分探しもしているの。だけど、それなりに自信を持った母親であらなければならない。どうやって演じたらいいのか…って、その混乱がそのままキャラクターに出ているはずよ(笑)」。きっと演じながら自分の母はどうだったのかと、過去の記憶をたどったに違いない。そして語ったのは、彼女が母親から教えてもらった大事なこと、今でも大切にしていること。「誰にでも“自分のココが嫌だな”っていう所ってあるわよね。そういう嫌な所があってこそ人は美しいのよって教えてもらったの。思春期の頃は自分の容姿が気になる。私は自分の眉がとてもコンプレックスだったの。もちろん、今はそうじゃないけれど。母はそういう私を見て、『不完全であることこそが美しい』と教えてくれた。自分を受け入れられるようになることが幸せに繋がって、そうやって人は前に進んでいくんだって」。なんと素晴らしい教え。今ではその凜々しい眉が彼女らしさでもあり、『あと1センチの恋』で演じたロージーの心の“強さ”としても表現されている。そう言えば、『白雪姫と鏡の女王』の白雪姫も、『シャドウハンター』のクラリーも、もちろんロージーも、女性らしいけれど芯の強さのあるキャラクターだ。そういう役を次々と引き寄せるからこそ、さらに強く、さらに魅力的になっていくのだろう。ロージーからは「自分を解き放つ、ということを学んだ気がするの」と愛すべきキャラクターについて説明する。「監督は俳優たちにとても自由にお芝居をさせてくれたの。だからアドリブも多かったし、自由であるからこそ、その分、自分の感情もさらけださなくてはならないし、生々しい演技を見せなくてはならなかった。それがひとつの学びだったと思う。というのは、私は何でもかっちりと決めたい人間なのよ。でも、ロージーはそうじゃない。あっちこっち行くでしょう(笑)。恋して、失恋して、いろんな問題を起こして、彼女の人生はものすごく混沌としている。どうなるか分からないのが人生なんだなってロージーに教えてもらった。そして、どうなるか分からないなかでも自分自身の心の奥底で感じている部分に忠実でいれば、後悔することはないと思うの」。たしかに、こんなリリー・コリンズが見たかった!と感動してしまうほど、とても人間くさい魅力がロージーにはある。そんなロージーのさまざまな経験のなかで、一番大変だったシーンは?という質問には、少し照れくさそうに笑いながら「トイレで鏡をあてて見るシーンね」と、撮影をふり返る。「あのシーンの撮影はクランクインから1週間くらいしか経っていなかったと思うんだけど、狭いトイレのなかに男性スタッフが5人いて、そのなかであんなふうに鏡をあてなくちゃならなかったのよ!もう、とてつもなく恥ずかしかった(笑)。でも、ああいう可笑しなシーンは、同じシチュエーションじゃないにしても、自分も似たような恥ずかしいことがあったなとか、友だちから聞いたなとか、思い出すものなのね。だからこそ、みんなロージーに共感できると思う。なのに、編集の段階であのシーンをカットしようとしていたらしくて…『あのシーンは絶対にカットしちゃダメ!』って私が主張して残したのよ」。また、さまざまな感情が入り交じるお葬式のシーンは「ロージーの過去を思い出しながら、泣いて泣いて笑っちゃうような、人間ってこういうものなのねって感じたの」。リリー・コリンズの演技のすばらしさに、もらい泣きしてしまうだろう。女優として着実にステップアップしているからこそ、彼女のこれからも気になる。この映画とこの役を経て、今後はどう生きていきたいと思っているのか──。「ロージーを演じて自分を解放することだけじゃなく、本当にたくさんのことを教えてもらったの。たとえ道筋は違っていたとしても、最終的に自分の行きたい方向がしっかりとしてさえいれば、“そこ”に行き着くことができるということ。何が正しいとか何がまっとうか、こだわることはやめるべきなんだってこと。ロージーと一緒に私も学んだわ。私の行き着きたい先?そうね…まだ準備はできていないけど、いつかお母さんになりたい。あと、女優の仕事が忙しくなって大学から離れてしまったから大学にも戻りたい。学位を取って卒業したいわ」。そして、この映画はラブストーリー!男女の恋愛については「恋人に穴を埋めてもらおうとか、何かを完結してもらおうと思うのではなく、まずは自分を知って自立することが大切なのよね。私は幸せだと思えなくちゃ相応しい人は現れないもの!」。(text:Rie Shintani)■関連作品:あと1センチの恋 2014年12月13日より全国にて公開(C) 2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH
2014年12月12日ジョニー・デップがストリート・アーティストのギャラリーを訪問、英国王室のキャサリン妃のヌード・ポートレイトを注文した。ジョニーが買い求めたのはストリート・アーティスト、ペガサスの作品。7日(現地時間)ロンドン北部にあるペガサスのギャラリー・オープニングに足を運び、エリザベス女王の肖像画を2万5,000ポンド(約470万円)で購入。あわせて、現在第2子妊娠中のキャサリン妃がおなかに王冠を載せただけの姿を描く画をリクエストした。ジョニーは、オードリー・ヘプバーンからマドンナ、ネルソン・マンデラまで題材にストリート・グラフィティを描くペガサスの大ファンだという。ペガサスのマネージャーは「Metro」紙上で、ジョニーがギャラリーに来ることとキャサリン妃にまつわる作品を求めていたことを知っていたと話している。ジョニーはギャラリーに着くなり1点買い上げ、さらに先述のキャサリン妃の肖像を注文した。オープニングは大盛況だったようで、展示された作品は15分以内に全て売却されたそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2014年12月10日『ハーパーズ バザー(Harper’s Bazaar)』(ハースト婦人画報社刊)は、9月20日発売の11月号で、オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)の孫娘エマ・ファーラー(Emma Ferrer)を表紙とする特別版を発売する。2,000部の限定発行。一部書店とアマゾン(予約受付中)で販売。同誌電子版の表紙もエマとなる。米国の定期購読者向け『ハーパーズ バザー』の表紙でモデルデビューを飾ったエマだが、11月号では彼女のポートレイトと素顔を8ページにわたり特集。オードリーと1950年代の『ハーパーズ バザー』で様々なコラボレーションを行った写真家のリチャード・アヴェドン(Richard Avedon)の孫、マイケル・アヴェドン(Michael Avedon)がエマを撮り下ろした。その他、通常版の表紙を飾るレディー・ガガ(Lady Gaga)など総勢17名が旬のファッションに身を包む「アイコンズ バイ カリーヌ ロワトフェルド(ICONS BY CARINE ROITFELD)」、20代の太田莉奈、30代の菊地凛子、40代の梨花など年代別の日本人女性5名が今考えていることを告白する「ファビュラス アット エブリー エイジ(FABULOUS AT EVERY AGE)」などを掲載。また、これまで隔月で発行してきた『ハーパーズ バザー』だが、2015年1月20日発行の3月号より年10回の月刊で発行する。エマは、オードリーの息子であるショーン・ファーラー(Sean Ferrer)の長女としてスイスで誕生。2歳で移り住んだ米・ロサンゼルスでアートとバレエに着手し、14歳よりイタリア・フィレンツェ在住。
2014年09月12日日本でも大ヒットを記録した、あの『猟奇的な彼女』から11年。この夏、日本にやってくるのは“猟奇的”よりも、もっと過激で愉快な韓国映画『怪しい彼女』。本作でシム・ウンギョンが演じる、見た目はキュートなピチピチの20歳、だけど中身は毒舌で頑固な70歳のおばあちゃんが、ドラマ「ナイン~9回の時間旅行~」で知的なカリスマ性を発揮したイ・ジヌクや、人気アイドルグループ「B1A4」のリーダー&ボーカル、ジニョンといったイケメンたちを翻弄させていることが判明。さらに、本作にカメオ出演を果たしている、ドラマ「太陽を抱く月」で人気沸騰中のイケメン俳優キム・スヒョンの、とっておきの場面写真も初公開となった。口の悪さと頑固さで、行く先々でトラブルを起こし、時には嫁の手料理にも文句をつける70歳のおばあちゃん、マルスン(ナ・ムニ)。だが、ある日、家族が自分を老人ホームへ入れようとしていることを耳にしてしまう。ショックで家を出た彼女が、奇妙な光に導かれ、たどり着いたのはオードリー・ヘプバーンの写真を掲げる“青春写真館”。遺影のつもりで写真を撮り、店を出ると、そこにはまるでオードリーのように(?)麗しい“ハタチ”の自分の姿が!彼女は自らを“オ・ドゥリ”と名乗り、叶わなかった人生の“全盛期”を謳歌しようとする…。70歳のおばあちゃんが、ひょんなことから20歳に若返り、恋に、夢に再び奔走する姿を描いた、笑いあり涙ありの本作。『トガニ 幼き瞳の告発』で社会を揺り動かしたファン・ドンヒョク監督が、まさかのハートフル・コメディに挑み、韓国でも860万人動員を超える大ヒット。今年3月に行われた第6回沖縄国際映画祭では、観客賞に当たる【Peace部門】海人賞グランプリも獲得した。主人公のオ・ドゥリを、まるで本物のおばあちゃんのようにコミカルな魅力たっぷりに演じるのは、『サニー 永遠の仲間たち』『王になった男』で期待の若手トップ女優となったシム・ウンギョン。ウンギョンが扮した“ハタチのおばあちゃん”は、かつて“歌、顔、体と三拍子揃った、オードリー・ヘプバーンも顔負けの少女”だったことを思い出し、安否を気にする家族たちをよそに、昔なじみのパク氏の家に下宿しながら、オシャレなワンピースに着がえ、2度目の青春を謳歌し始める。あるとき、“シルバーカフェ”で懐メロを熱唱していたオ・ドゥリの歌声を聞いたアマチュアバンドのリーダー、パン・ジハ(ジニョン)と、最近の似たり寄ったりの音楽に閉口していたTV番組のプロデューサー、スンウ(イ・ジヌク)は、一瞬にして圧倒的な歌唱力を持つ彼女の虜に。ジハは、彼女こそが探しているおばあちゃんとは夢にも思わず、バンドのヴォーカルに勧誘。バンドは一躍、注目を浴びることになり、スンウは番組の新人紹介コーナーに抜擢する。天性の才能を生かし、生まれて初めて、ありのままに人生を歩んでいることを実感するオ・ドゥリ。その姿に、実の孫であるジハは「初めてだったんだ、あんな気持ち」と想いを告白、スンウも「なんて個性的なんだ」と特別な感情を抱き始めていくのだが…。日本でも高い人気を誇る「B1A4」のジニョンは、多くの若手スターが希望したジハ役をオーディションで獲得し、見事スクリーンデビュー。そして、ドラマで活躍中のイ・ジヌクも、オ・ドゥリに惹かれていく音楽プロデューサー役で本格的映画デビューを果たしている。この2人のイケメンに挟まれた、“ハタチのおばあちゃん”は、いったいどちらを選ぶことになるのか?そして、カメオ出演のキム・スヒョンはこの怪しい彼女にどう関わってくるのか?その先は劇場で確かめてみるしかなさそうだ。『怪しい彼女』は7月11日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:怪しい彼女 2014年7月11日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2014 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.
2014年07月11日米国・ロサンゼルス(LA)の海岸沿いの町マリブで1947年から、結婚式場やアルコール・薬物依存症患者のリハビリ施設、リアリティ番組の撮影スタジオなどとして幅広く施設運営を行っている「カラミゴス牧場(CALAMIGOS RANCH)」を4代目で引き継いだギャレット・ガーソン(Garrett Gerson)が、マリブのライフスタイルをテーマにしたファッションブランド「ショーベック・マリブ(Sjobeck Malibu)」を設立した。“Sjobeck”は、スカンジナビア語で“海の傍”という意味を持っており、コンセプトは“レイドバック(のんびり)・ラグジュアリー”である。6月1日には、同ブランドをメインで扱うショップ「オット・ラブス・カラミゴス(OTTE LOVES CALAMIGOS)」がカラミゴス牧場内にオープン。オープンに至った経緯について、ガーソンは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で人と簡単に繋がることは可能だが、こういう牧場の中で食事や買い物をし、直に人と繋がるというバランスを大切にしたいと思った」と説明する。ショップのコンセプトは、“洗練されたクール&フェミニン”。ガーソンが愛用するイタリアのビンテージバイク「ベスパ(Vespa)」のイメージをテーマとした。べスパは、映画『ローマの休日』の中で女優のオードリー・ヘプバーンが乗ったことでも有名だ。「のどかな雰囲気の牧場の中で、食事をし、お酒を飲み、買い物をする。マリブの贅沢なライフスタイルを自宅へ持ち帰って」とガーソンは提案している。また、同ショップはニューヨークのセレクトショップ「オットNY」と事業提携しており、商品カテゴリーを三つに分けている。一つ目はショーベック・マリブの商品、二つ目はオットNYのオリジナル商品と16ブランドのセレクト商品、三つ目はジュエリーや石鹸などの小物と、バイク、自転車、サーフボードだ。ビンテージTシャツなど1点ものから、オリジナル・ブランド「カラミゴス」のサーフボードや自転車など、他のブティックでは手に入らない品ぞろえを目指した。商品の価格帯は、石鹸5ドル(約500円)からバイク9,500ドル(約9万5,000円)。アパレルは50ドルから650ドル(約5,000円から6万5,000円)。買い付けはパリで行い、新商品が毎月入荷する。カラミゴス牧場内にある「マリブ・カフェ (Malibu Cafe)」など、牧場内には1日に1,500人、ショップには平均500人が訪れる。開店直後には女優のジュリア・ロバーツ、歌手のピンクやバーブラ・ストライサンドなど、大物セレブも来店した。ガーソンは今後の展望として「口コミで同ショップの知名度を上げていこうと思っている。更に今年中には、マリブビーチとサンタモニカにあと2店オープンし、メンズ事業も設立する予定だ」と明かした。
2014年07月09日(画像はプレスリリースより)オードリー・ヘプバーンをキャラクターに起用!グンゼ株式会社は、“強く、やさしく、美しく”のブランドコンセプトのもと、デビュー20周年を機にキャラクターに「オードリー・へプバーン」を起用し、プレーンストッキング『SABRINA(サブリナ)』をリニューアルして、2014年2月より全国で順次発売する。今回のリニューアルでは、同社の独自調査で、基本的な好みとして3つのタイプに大別されることが判明した。しっかりフィットする履き心地が好き、スリムに見せたい「ひきしめ派」と、締めつけを嫌い、カラーや肌なじみが重要の「ソフトフィット派」、すっきりした透明感を基準に選ぶ、「つややか透明派」の好みに合わせた3タイプを新たに開発した。強く、やさしく、美しく。ストッキングの頂点へ【ひきしめ派の Shape fit(シェイプフィット)】メディカル技術をいかした着圧設計で、すっきりスリムにトータルをシェイプ。強さと美しさを兼ね備えたこだわりのグラデーション着圧。【ソフト派の Natural fit(ナチュラルフィット)】素肌の自然な美しさを引き出すハイゲージゾッキ(一種類の糸で編んだもの)で、鮮やかな発色性をもち、なめらかではき心地のよい、きめ細かな美しい素肌感。【つややか透明派の Sheer fit(シアーフィット)】業界初となる、交編サポートなのに“伝線しにくい”オリジナル新素材「融着交編」(特許出願中)で、しなやかでつやのある透明感。リニューアルした3商品には、素材や機能に対するニーズに応え、「伝線しにくい」、「丈夫さ」、「自分の肌に合う色」の基本機能に加え、「通気性がよくムレにくい」素材、「デオドラント」、「紫外線(UV)対策」、「静電気防止」などの付加機能が加わった。2月1日発売と同時に、SABRINAキャンペーンを実施クイズに答えると、オードリー・ヘプバーンの愛した「プリンセス・クルーズ」豪華客船の旅や、商品を購入した人に毎月抽選で「こだわりの名品セレクト」が当たるキャンペーンもはじまる。【参考リンク】▼SABURINA(サブリナ)公式サイト/グンゼ株式会社
2014年01月30日*画像はニュースリリースより(「SABRINAポスタービジュアル」)“ひきしめ派”“ソフト派”“つややか透明派”の3タイプを新たに開発グンゼは、1995年に発売以来、やさしい肌ざわりや耐久性、脚を美しく見せる効果などが評価され、働く女性を中心に多くの女性に愛用され続けてきたプレーンストッキング「SABRINA(サブリナ)」をリニューアルし、2月より全国で順次発売する。今回のリニューアルでは、女性の嗜好に合わせて、“ひきしめ派”の 「Shapefit(シェイプフィット)」、“ソフト派”の「Naturalfit(ナチュラルフィット)」、“つややか透明派”の「Sheerfit(シアーフィット)」の3タイプを新たに開発した。プロモーションではオードリー・ヘプバーンを起用プロモーションでは、「SABRINA」が1995年デビュー当時もキャラクターとして起用していたオードリー・ヘプバーンを起用。生活の質を高め、より自分らしいスタイルを築いていくという視点が重要な、2014年のファッショントレンドの下、女性としての理想のスタイルを想起させる象徴として、再び「SABRINA」のポスター、雑誌広告などに使用するという。「Shapefit」は、メディカル技術を活かした着圧設計で、すっきりスリムに、トータルシェイプ。強さと美しさを兼ね備えた新・着圧ストッキング。「Naturalfit」は、肌なじみのよい、きめ細かな美しい素肌感と、鮮やかな発色性。なめらかではき心地のよい素肌美ストッキング。「Sheerfit」は、しなやかでつやのある透明感。業界初の交編サポートなのに“伝線しにくい”オリジナル新素材「融着交編」で、「つや肌」と「丈夫さ」の両立を実現したという。【参考リンク】▼グンゼニュースリリース
2014年01月28日「ディオール(Dior)」は、写真家のマーク・ショウ(Mark Shaw)が同ブランドのオートクチュールを写した作品を集めた写真集「ディオールグラマー マーク・ショウ(Dior Glamour Mark Shaw)」をリッゾーリ(Rizzoli)社より発売した。1952年から62年の間、当時最も影響力があったと言われる『ライフ』誌に掲載された130の作品を白黒とカラーで収録。そのほとんどが初公開のもの。クリスチャン・ディオールのお気に入りモデルのルネを写した作品や、ディオール本社内のグランドサロンで開かれたショーでディオール3代目のデザイナー、マルク・ボアンがデザインしたウエデングドレスを着たモデルのコウカを写した作品などが収録されている。テキストは、パリを拠点としUK版ヴォーグ、ビジョネア、US版ヴァニティフェアなどに執筆をしているイギリス人ライターのナターシャ・フレーザー・カヴァソーニが担当している。ジャクリーン・ケネディの妹でファッションアイコンのリー・ラジウィルが序文を寄せている。フランス語版と英語版があり、価格は90ユーロ。ショウは、ニューヨークを拠点に、ファッションと広告の分野で活躍。『ハーパース・バザー』誌や『マドモワゼル』誌でキャリアをスタートし、その後『ライフ』誌で16年間撮影を担当。27の表紙、100を超える特集を手掛け、ケネディ家やエリザベス・テイラー、オードリー・ヘプバーン、パブロ・ピカソなど豪華なセレブリティのポートレートでも知られている。彼の作品は、パリのクチュールのエレガンスをアメリカ伝えた。1969年に逝去。
2013年12月10日50年代のフランスを舞台に、実在したタイプライター早打ち世界大会にすべてをかけるヒロインを描いた『タイピスト!』が、全国の劇場で満席続出の大ヒットとなり、かつて日本中の女子を夢中にさせた『アメリ』のような一大ムーブメントの再来を予感させている。1950年代のフランス。女性たちの憧れの職業は“秘書”で、最も高く評価されるのは、当時一大競技として人気だった“タイプライター早打ち大会”で勝つこと。田舎から出て来たローズ(デボラ・フランソワ)は、保険会社を経営するルイ(ロマン・デュリス)の秘書として採用されるが、不器用なため、一週間でクビに。しかし、彼女の唯一の才能“タイプの早打ち”を見抜いた彼は、彼女と組んで世界大会で優勝するという野望を抱いて…。2001年公開のフランス映画『アメリ』は、本作と同様、公開と同時に異例の大ヒットとなり、いまで言うところの“不思議ちゃん”アメリを真似た、前髪パッツンの女子が続出。また、彼女が大きなスプーンでクレームブリュレを崩す姿のキュートさに憧れた女子たちの影響で、クレームブリュレは一躍人気スイーツとなった。また、雑誌やテレビでは“フレンチ特集”や“フランス・ファッション・家具特集”が組まれ、小規模公開だった劇場も一週ごとに公開館が続々増えるなど、その話題は社会現象化となったが、本作の盛り上がりもまさに『アメリ』と同様。ファッションやカルチャーに敏感な幅広い層の女性の支持を受け、拡大公開となった劇場では満席が続出、公開していない地区の劇場からも上映希望のオファーが殺到しているという。劇場にはローズのファッションをイメージした女性の姿もあり、雑誌では50年代のフレンチ特集が続々と掲載されている。ローズがタイプを練習するために5色に塗られたネイルも話題で、ファッションブランド「EDIT FOR LULU」では、店舗でこのネイルサービスを実施したり(現在は終了)、ネイルサロン「アトリエはるか」でも、ローズネイルのカラーリングを展開するなど、オシャレ女子の間では、空前の“『タイピスト!』現象”が巻き起こりつつある。様々なファッション誌のコラムなども担当する映画ライター・山縣みどりさんも、「今は女性らしさを感じさせるフェミニンなスタイルが逆に新鮮?ローズが着こなす素敵ファッションはスタイルもカラーも見る側を楽しい気分にさせてくれるし、マリリン・モンローやオードリー・ヘプバーンの名作にインスパイアされたというのも納得のおしゃれっぷり」と本作のファッションを絶賛。SNSも引き続き盛上がりを見せており、「『タイピスト!』のオシャレ度は異常」や「フランス好きにはたまらない!高揚感もあり言うことなし」、「かわいさも含め今年NO1!」などの満足度の高さを伺わせる声が数多く上がっている。さらに、ファッションのみならず、“鬼コーチと生徒”というシチュエーションに、萌える女子も続出なのだとか。季節も夏から秋に変わりゆき、ひと肌も恋しくなってくる“オシャレと恋”の季節・秋/冬に備えて、『タイピスト!』をチェックしてみて。『タイピスト!』は全国にて公開中。(小泉浩子(cinema名義))■関連作品:タイピスト! 2013年8月17日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2012 - copyright : Les Productions du Trésor - France 3 Cinéma - France 2 Cinéma - Mars Films - Wild Bunch - Panache Productions - La Cie Cinématographique - RTBF (Télévision belge)(C) Photos - Jaïr Sfez
2013年09月06日ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の製作発表が2月21日、都内で行われ、霧矢大夢、真飛聖、寺脇康文、田山涼成、松尾貴史、江波杏子ら出演者が顔を揃えた。『マイ・フェア・レディ』本作はオードリー・ヘプバーン主演で映画化もされたブロードウェー・ミュージカルの名作。ロンドンの下町に住む花売り娘イライザが、言語学者ヒギンズ教授(寺脇)によって貴婦人に変貌を遂げるシンデレラストーリーで、元・宝塚歌劇トップスターのふたり、霧矢、真飛がWキャストでイライザを演じる。宝塚退団後初舞台となる霧矢は「出演のお話をいただいた時は、まだ宝塚でバリバリの男役を演じていたので、今ドレスを着てここにいるのが夢のよう。麗しいの“う”の字も私の辞書にはないのでこれから作り上げていきたい」。ひと足先に女優デビューを果たしている真飛も「男役の時は背中で哀愁を演じてきたのですが、その哀愁は取っ払いたいです」と笑わせた。今回の舞台は初演から50周年を数える記念公演。1963年に日本語で初めて上演されたブロードウェー・ミュージカルが今作だ。会見では当日出席できなかった演出のG2からのメッセージも読み上げられた。「オファーをいただいた際に「日本で初めて上演されたブロードウェイ作品として東宝ではこれからも大事にしていきたい」と伺い感銘を受け、ご指名いただいたことを光栄に、かつ意気に感じております。初演時はゴージャスな英国貴族の場面が当時の観客に憧れをもって迎えられた作品だったのではと想像します。2013年にニュー・ヴァージョンとして上演するにあたり、主人公・イライザをより「等身大」に描くことで、さらに現代の日本人の心情に訴える、より心に染みいる作品としてリメイクではなくリボーン(再誕生)させようと目論んでいます。今回、お許しを得て翻訳も新しく書かせて頂きました。十年前、ウエストエンドで本作を観て「なるほど英語だと直感的に分かり易い!」と感動した経験を生かし、イライザの言葉の特訓シーンに、ユニークな工夫を凝らしてあります。そのあたりもお楽しみ頂けるのではないかと自負しております」ストレートプレイからミュージカル、翻訳劇からオリジナル作品まで、幅広い活動に注目が集まる売れっ子劇作家・演出家のG2。その新演出版に期待が高まる。公演は5月5日(日・祝)から28日(火)まで、東京・日生劇場にて。その後、愛知、大阪、福岡でも公演。東京公演のチケット一般発売は2月23日(土)午前10時より。東京公演は2月22日(金)18:00まで先着先行プリセールを受付中。
2013年02月22日この場所であの名シーンが!大ファンの俳優さんが実際に演技していた場所に行くとテンションがあがるものですよね。その時のセリフを思い出したりして作品の世界にどっぷり浸かるのも楽しいもの。そんな気分にさせる映画のロケ地をマイナビ会員の女性514人にアンケートをしてみました。>>男性編も見るQ.映画ロケ地、行ってみておもわず興奮した場所を答えてください(複数回答)1位お台場(踊る大捜査線)22.4%2位イタリアスペイン広場(ローマの休日)14.8%3位屋久島(もののけ姫)9.3%4位秋葉原(電車男)8.9%5位祇園(舞妓Haaan!!)3.9%■お台場(踊る大捜査線)・「あのシーンであの人が撃たれた場所だ!!と気づいた自分にさらに興奮しました」(26歳/運輸・倉庫/営業職)・「織田裕二のファンだから」(28歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)・「青島さんに会えそうな気がした」(30歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)■イタリアスペイン広場(ローマの休日)・「映画そのままの変わらないロマンチックな風景だったから」(36歳/生保・損保/事務系専門職)・「お決まりのジェラートを食べた」(31歳/小売店/販売職・サービス系)・「思わずロマンチックな気分になった」(27歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)■屋久島(もののけ姫)・「もののけ姫の世界観そのものでした」(28歳/建設・土木/販売職・サービス系)・「とても綺麗で神秘的な森だった。気持ちまで澄んでいくような気がした」(28歳/医療・福祉/専門職)・「ほんとにもののけ姫みたいで感動した。普通に野生の鹿がいたので、自然に戯れた感があった」(28歳/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)■秋葉原(電車男)・「AKBCAFEとかが本当にあって…少し引きました」(25歳/自動車関連/事務系専門職)・「オタクが多い~って思った」(23歳/運輸・倉庫/営業職)・「メイドさんがかわいかった!」(28歳/食品・飲料/販売職・サービス系)■祇園(舞妓Haaan!!)・「舞妓さんは見かけただけでテンションがあがります」(27歳/金融・証券/専門職)・「その地域独特の雰囲気があり、異国の地にきたのかと思った」(31歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「流石にワァワァできないので、静かに鼻息を荒くしてました」(24歳/小売店/事務系専門職)■番外編:海外のあの映画の舞台でも興奮!・ロンドン動物園(ハリーポッター)「イギリスが好きだし、ハリーポッターの世界も大好きだから」(31歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・ラスベガス(ハングオーバー)「ラスベガスはいろいろな映画で使われたものを見る前に実際に行っていた街なので、逆に映画を見て興奮した場所のベスト1」(30歳/医薬品・化粧品/秘書・アシスタント職)・ビバリーヒルズ(ビバリーヒルズコップ)「スターの住宅地でもあるので、興奮した」(38歳/自動車関連/技術職)総評1位はテレビドラマでも人気の「お台場(踊る大捜査線)」となりました。主演の織田裕二さんのファンであることからお台場を訪れた人は「事件は会議室で~」の名セリフを口にした人が多いようです。また、作品が撮影された場所を発見した人は「ここが封鎖できなかったところだ」と盛り上がるなど、作品への思い入れを感じさせるコメントが多く寄せられました。2位は「イタリアスペイン広場(ローマの休日)」です。ここでの傾向はスペイン広場でロマンチックな雰囲気に浸り、オードリーヘプバーン演じる主人公になりきったというコメントが多いことです。作品のストーリーと場所の持つシチュエーションが見事に一致しているので、作品世界に人を引き込む力が強いのだと言えるでしょう。3位は「屋久島(もののけ姫)」です。これも作品の世界観と場所の雰囲気が一致したと感じさせるコメントが多いですが、通常の映画と違うのは、アニメーションであること。つまり「絵」で実際の場所をイメージさせるには相当な描写力が必要かと思われますが、「描ききった」ために屋久島を訪れた人たちの共感を引き出したものと思われます。4位の「秋葉原(電車男)」は意見が分かれました。つまり「おたく」を見て「引く」か「受け入れられる」かです。かなり辛辣な意見もありましたが、「メイドさんがかわいい」など容認派も多くみられます。5位の「祇園(舞妓Haaan!!)」は映画よりもロケ地となった祇園という場所にウエイトを置いたコメントが多かったことが特徴的です。顕著だったのは雰囲気、シチュエーションに重きを置いたコメントが多く寄せられたことです。ただ単にロケ地を訪れ、映画と同じシーンを再現して楽しむのではなく、ロマンチックなストーリーであればあるほど、作品に深く自己投影していく傾向がみられました。(文・OFFICE-SANGA秋田茂人)調査時期:2012年11月12日~2012年11月19日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性514名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】『007』『ONE PIECE』『仮面ライダー』など12月公開"お正月映画"の中で最も期待度の高い作品ランキング【女性編】『アウトレイジ』VS『009』『ギャバン』-10月公開映画で最も期待度の高い作品ランキング【女性編】映画『バイオハザード』最新作公開! ゾンビのありがちな設定ランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年12月28日行ってみたい街、訪れてみたい場所、自分の目で確かめたい風景──そんな願望を映画の中で叶えてくれるのが“旅”を感じる映画の良さ。その中でも、フィクションではない実在の人物の半生を辿るドキュメンタリーは、街、場所、風景はもちろん、約2時間でその人が歩んできた道をも追体験できる、凝縮された旅と言えます。『ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ』もその一つです。ダイアナ・ヴリーランドとは、20世紀のファッションを語る上で避けて通ることのできない人物。直接その名前を知らなかったとしても──“ファッション誌「ヴォーグ」の編集長だった女性”という形容詞が付けば、どれだけカリスマ的存在だったのか想像できるのではないでしょうか。オードリー・ヘプバーン主演の映画『パリの恋人』やパリのモード界を舞台にした映画『ポリー・マグーお前は誰だ』で登場する雑誌編集長はダイアナがモデルでしたし、ローレン・バコールやシェール、バーブラ・ストライサンド、イーディー・セジウィック(挙げたらきりがない!)といった歴史に名前を刻むアイコンたちの輝きをいち早く捉え、彼らを表舞台へと誘ったのも彼女でした。時代を先取りする目を持った女性でもあったのです。そして、生前(1903~1989年)、彼女が目にしたもの、体験したもの、経験したものを、自伝出版のために彼女が受けたインタビュー映像を基にまとめたのが、この映画です。映画ファンにとっては、ダイアナ・ヴリーランドよりも映画『プラダを着た悪魔』の鬼編集長のモデルであり、ドキュメンタリー『ファッションが教えてくれること』でファッション誌の裏側を案内したアナ・ウィンターの名前の方が世界的編集者としてピンとくるかもしれませんが、ダイアナが凄いのは、さまざまな流行を仕掛けた人物であること。先に挙げたアイコンたちの発掘もそうですが、とにかく彼女の創造の意欲は年齢を重ねても衰えることはなく、「ヴォーグ」を解雇された後もニューヨークのメトロポリタン美術館で衣裳研究所の顧問になり、眠っていた歴史的衣裳を“魅せる展示”として美術館にも変革をもたらしました。本作のタイトルに“伝説の”とありますが、次々と生み出される創造力はたしかに伝説です。そんなダイアナの半生を追うことは、そのままファッションの歴史を旅することにも繋がります。仏パリで生まれ、米ニューヨークへ移住。その後は、英サウサンプトン、米ワイオミング州、英ロンドン、アメリカ…というように、幼少期から世界を旅していた彼女。編集者として活躍中も「目は旅をするべき」という信念のもと、世界中を背景にした写真をカメラに収めさせ、誌面で紹介してきました。彼女が作り出す雑誌はまさに“旅”の1ページであり、当時の誌面や映像と共に描かれるこのドキュメンタリーには、ファッションを中心にした20世紀がギュッと詰まっています。そして、数々の写真と映像を観ているうちに、ダイアナ・ヴリーランドが生きた街を歩きたくなるはず!「スタイルこそすべて」と言い切った彼女の意志を尊重するなら、とびきりのお洒落をして旅に出たくなるはずです。(text:Rie Shintani)
2012年12月21日2010年公開の『ソーシャル・ネットワーク』で本格的に映画俳優としてデビューして以来、翌年にはキャメロン・ディアスと共演を果たした『バッド・ティーチャー』に『TIME/タイム』と次々に話題作へと出演している、ジャスティン・ティンバーレイク。そんな彼が、ついに“ハリウッドの生ける伝説”クリント・イーストウッドと共演を果たした『人生の特等席』が今冬より公開!クリントも認めるジャスティンの魅力とは?本格的な映画俳優としての活動歴はたった2年。しかし、彼の芸歴は子役時代を含めると約20年近くにもなるベテラン組だ。初めてアメリカショービズの世界に足を踏み入れたのは、ブリトニー・スピアーズなどと同じくディズニーの子供向け番組「ミッキーマウス・クラブ」への出演。その後、音楽業界に進出すればグラミー賞6つも獲得。さらに、TV業界のエミー賞にも輝くなどマルチな才能を発揮するエンターテイナーだ。今回、クリントの4年ぶりの俳優復帰作とて注目を集めている『人生の特等席』でジャスティンが演じるのは、クリント演じるベテランスカウトマンのガスを師のように慕う若手スカウトマン・ジョニーという役どころ。野心家でロマンチスト、しかも過去の影を背負いながらもユーモアを忘れず、常に乙女心をくすぐる、まさにジャスティンにピッタリなキャラクターだ。クリントも「彼はオーディションでジョニー役を実にうまく掴んでいたよ。実は、ジャスティンの作品は『ソーシャル・ネットワーク』以外あまり観ていないんだが、あの作品での彼はとても良かった」とその確かな演技力に太鼓判を押している。そんなジャスティンとクリントが初めて撮影したのは、ガスと揉める男との間に割って入るというバーでの乱闘シーンだったそうだ。ジャスティンは当時をふり返り、「僕は2人の間に割り込んでガスを抑えつけるシーンだった。クリントは82歳で僕は31歳。初めて彼を掴んだとき、この人は心も体も本当に強いんだって分かった。クリント・イーストウッドの体を動かすのは想像していたより、とんでもなく大変だった!あれはすごく興奮した!彼はまさに完璧な映画人なんだ」とその興奮を明かしてくれた。「僕は明らかに音楽から多くのことを得てきた。でも僕の最初の仕事は、10歳のときのTV番組だ。それから全てのエンターテインメントが僕の夢の一部となっているんだよ」と話すジャスティン。クリント・イーストウッドという伝説の映画人からのお墨付きを得て、俳優業ではアカデミー賞も射程圏内に?さらに、ミュージシャンとして培ってきた経験でミュージカルにも進出すれば、既に受賞しているエミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞という過去にオードリー・ヘプバーンが達成したグランドスラムを成し遂げる偉大な俳優になることを期待できるかも。今年8月にはジェシカ・ビールと結婚し、公私ともに絶好調な彼の今後に要注目だ。『人生の特等席』は11月23日(金・祝)より丸の内ピカデリー3ほか全国にて公開。■関連作品:人生の特等席 2012年11月23日より丸の内ピカデリー3ほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2012年10月17日グリム童話の「白雪姫」を、『ザ・セル』(00)、『落下の王国』(06)の映像派ターセム・シン監督が現代的な解釈で映画化した『白雪姫と鏡の女王』。本作で白雪姫を演じた、若手注目女優のリリー・コリンズが来日。強く成長していく新しい白雪姫像を創り上げたエピソード、オードリー・ヘプバーン風の髪型や衣装は監督のオーダーで実現した秘話を明かした。その他の写真白雪姫と言えば、毒リンゴを食べてしまうことで、王子様の助けを待っているかよわい姫のイメージ。しかし、本作でコリンズが演じる白雪姫はピュアで世間知らずなお姫様から、自分の手で運命を切り開いていくタフネスな主人公。権力欲が深い鏡の女王(ジュリア・ロバーツ)に立ち向かい、王国と王子様をめぐってバトルを繰り広げる痛快な少女として登場するのだ。「今までの白雪姫を演じるわけじゃなかったから、ディズニーの昔のアニメーションは観なかったわ」と語るコリンズ。アクティブで新しい白雪姫を創り上げるため、「撮影が始まった直後の―新鮮で不安で好奇心旺盛な―自分の心情を応用して彼女の気持ちを作って、撮影中に完璧に白雪姫になったのよ」と自身の成長とともにキャラクターを構築したという。その代わりモノクロ時代の映画、とりわけオードリー・ヘプバーンの出演作を参考にしたというコリンズ。そのエレガントなビジュアルは確かにヘプバーンと似ているが、そこにはターセム監督のオーダーがあったという。「実は昨年の1月にイギリスのファッション誌の表紙用に、若い頃のヘプバーンにインスピレーションを受けた写真を撮影したわ。前髪を短くカットして。今回の映画も同じような髪型よね。その表紙をターセム監督が見ていて、すごく気に入っていたの(笑)それで取り入れることになったのよ」。劇中のコリンズは、漆黒の髪と対照的な白い肌にクラシカルな衣装をまとい、息を飲む美貌を放っている。そしてヘプバーンを意識した理由は、外見的な要素だけではなかった。王位継承者である白雪姫は、王国を預かる王女の風格がなければいけなかった。成長した後の白雪姫を演じる上で、彼女の存在が助けになったとコリンズは言う。「成長を遂げていく白雪姫はアクションもするけれど、ヘプバーンの気品が漂っているイメージにしたかったから、内面的にも意識していたわ。だから彼女に似ているって言われることは、最高のほめ言葉なの(笑)」。『白雪姫と鏡の女王』9月14日(金)より、丸の内ルーブルほか全国ロードショー取材・文・写真:鴇田 崇
2012年09月14日