2014年6月、群馬県富岡市にある富岡製糸場は、ユネスコの世界文化遺産として登録された。富岡製糸場とは、明治時代を迎えた日本が輸出品の要であった生糸の品質改良と大量生産を目指して建てた初の器械製糸工場。殖産興業を推進するために国が建てた産業施設だ。風光明美な自然のなかに佇む煉瓦造りの美しい建物という印象はあるものの、他の世界遺産である寺院や城郭と比較すると、なぜ富岡製糸場が世界遺産に選ばれたのだろうかという疑問がわいてくる。そこで世界遺産・富岡製糸場をめぐる旅に出掛けることにした。織物に限らず化粧品や食品に、シルクうどんやシルクそばまで東京から長野新幹線で高崎駅まで、高崎からは上州電鉄を乗り継ぎ上州富岡駅で降りる。駅から15分ほど歩くと富岡製糸場だ。製糸場前は、食事処やカフェ、お土産屋などの商店が軒を連ねている。シルクそばやシルクソフトクリームといった看板も目に入る。案内いただいた富岡市シルクブランド係・長谷川直純さんによれば「最近は、絹織物だけではなく、シルクタンパク成分を配合した食べ物や化粧品も増えましたね。富岡では、シルクそばやシルクうどんの店もありますよ」と教えてくれた。しかし平日だというのに人出が多い。世界遺産に登録される前と比べると、多い日で3倍以上の入場者数になっているとか。製糸場の条件に適した町、そして設計者の故郷に似ていたとも!?そもそも製糸場がどうして富岡市に建てられたのか?工場造ることに決めた明治政府は、まずは建設のための指導者としてフランス人の技術者ポール・ブリュナを雇い入れる。ブリュナは「養蚕が盛んで原料の繭が確保しやすいこと、工場用の広い敷地や製糸に必要な水が確保できること、外国人指導の工場建設への住民賛同が得られること、燃料の石炭が近くで獲れること」を条件に、いくつかの候補地を調査する。その条件すべてに当てはまっていた富岡が選ばれたのだが、さらに「製糸場から見える光景が、プリュナ氏の故郷のブール・ド・ペアージュの景色を思わせたことも決め手になったと言われています。私も実際に訪れたのですが、山並みや川の流れがよく似ていましてね」と長谷川さん。今も変わらない稲含山や曲線を描いて流れる鏑川、そんな富岡ならではの自然景観も工場誘致に貢献したのかもしれない。フランスの智恵と日本の職人技の融合した製糸場明治3年に建設計画がはじまり、2年後には現在見学コースになっている東繭倉庫や西繭倉庫(外観見学のみ)、そして繰糸場が完成する。建物に使用する煉瓦や瓦は、近郊の町で焼くところからはじめたというのだから、どれほど急ピッチで建設が進められのかがよくわかる。煉瓦や瓦をはじめ、木材、目地に使った漆喰、礎石などはすべて近くの町にて調達。それらメイド・イン・群馬の資材をもってフランス人の智恵と日本の職人技で造られた製糸場だったのだ。後編に続く。
2014年10月14日ベトナム屋台食堂「チョップスティックス」は2日、ベトナムの名物麺「カオラウ」(ホイアン風焼豚のせ和え麺)を、秋限定メニューとして提供を開した。○ベトナムでも珍しい強いコシの麺を日本米で製麺することに成功「カオラウ」は、ベトナムの世界遺産の古都ホイアンでしか食べられない名物麺。このほど、日本米にて製麺することに成功し提供を開始する。ベトナムでは柔らかい麺が主流だが、その中で「カオラウ」の麺は珍しくコシがしっかりとしたものを使用している。「カオラウ」がベトナムでもホイアンでしか食べられないのは、製麺の際に使用する土地固有の水が理由で、現在では「井戸水」と「かん水」を使用しており、ホイアンの井戸水にミョウバンと同じ成分が多く含まれていることで麺にしなやかさが生まれているという。「カオラウ」作りに重要なホイアンの井戸水を使うことは不可能だが、同商品では代わりにアルカリ性のかん水を使用している。ベトナムでは「カオラウ」を含め「蒸し麺」が一般的だが、日本米の「生麺」を使用することで、ざらつき感やかん水ならではの茶色っぽい色を解消し、つるりとしたなめらかな食感と米粉の白さを実現。「カオラウ」ならではの「強いコシ」と「米麺ならではの味」が楽しめる商品が完成したという。「ホイアン風焼豚のせ和え麺」は、焼き豚を作る際のダシ、ヌクマムのタレ、ハーブや野菜と焼き豚をよくかき混ぜて食べる、ベトナムでも珍しい温かい和え麺。八角やシナモンの風味、魚醤を使った甘しょっぱい味付け、ベトナム風の焼き豚のうまみが混ざりあうと同時に、ハーブや野菜の清涼感でさっぱりとしたヘルシーな料理に仕上げたとのこと。価格は、890円(税込)。提供店舗は、「チョップスティックス 高円寺本店」(東京都杉並区高円寺北3-22-8 大一市場内)。なお、「吉祥寺店」(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-31-4 日得ビル1F)での提供は10月中旬を予定している。
2014年10月03日エアバス(本社: フランス トゥールーズ)は10月1日、ベトナム航空のA350 XWB初号機の最終組み立てが開始されたことを発表した。ベトナム航空はアジアで最初のA350 XWB運航会社となり、また、世界で2番目のA350 XWB運航会社となる。ベトナム航空は合計10を発注しており、初号機の引き渡しは2015年半ばの予定。
2014年10月01日ヤマハ発動機は22日、新開発の空冷125cc・FIエンジン搭載の女性向けスクーター「Nozza Grande(ノザ グランデ)」を、8月からベトナム市場で発売すると発表した。製造・販売は、ベトナムにある同社グループ会社のYamaha Motor Vietnam Co., Ltd.が行う。Nozza Grandeは、優れた加速性能・燃費性能・環境性能を備えた新開発の次世代低燃費エンジンを、ヨーロッパテイストのボディに搭載したという都市型ファッションスクーター。同社は、2011年にベトナムで女性向けスクーター「Nozza」を発売し、これまでに11万台を販売。第2弾となるNozza Grandeは、ベトナムの若い女性をターゲットに開発し、これまでの同社アセアン向けスクーターと比べて大きめの車格感や、乗車姿勢が美しく見えるライディングポジション、エレガントやラグジュアリーといったエッセンスを盛り込んだ外観デザインを採用し、女性の心を捉える「美」を追求したとのこと。主な特徴は、クラス最高レベルという54km/Lの低燃費と加速性能を両立し、アイドリング時のエンジン回転数が低く静粛性にも優れた新開発エンジン、美しいドレープを彷彿させるラインが優麗なボディデザイン、利便性の高い大容量(27L)のLED照明付シート下トランクなど。カラーリングは全7色を設定し、幅広いニーズに対応する。価格は、スタンダードタイプが3,999万ベトナム ドン、デラックスタイプが4,199万ベトナム ドン。
2014年07月22日ワールドカップ、終わりましたね! 朝4時や5時に起きてテレビ観戦し、寝不足の日々を過ごした方も多かったのではないでしょうか。一方、世界遺産業界にとって年に一度の最大のイベントだった世界遺産委員会も、6月25日に終了しました。『富岡製糸場と絹産業遺産群』の世界遺産登録も、ワールドカップのニュースに押され気味であまり扱いが大きくなかったのが残念でしたが、実は今回の会議では様々な出来事がありました。そこで今回と次回の2回に分けて、あまり報道されていない、世界遺産委員会について解説します!○世界遺産を決める会議は年に1度のみ今年、世界遺産はついに1,000件の大台を突破して、1,007件となりました。こんなにたくさんの世界遺産が、これまでにどうやって誕生したのかというと、1978年に世界遺産第一号の12件が決まって以降、毎年少しずつ増えていったのです。増える、といっても日々少しずつ増えているのではなく、1年に1度開催される世界遺産委員会のみで審議が行われるのであり、この会議以外で世界遺産が誕生することはありません。毎年決まった数が増えるのではなく、多少のばらつきはありますが、例年約20件前後が誕生します。なお、現在の保有国トップ3は、1位イタリア(50件)、2位中国(47件)、3位スペイン(44件)となっています。各国は事前に世界遺産登録を目指す物件を推薦しており、年間で合計約50件の推薦があります。この推薦は各国政府による自薦なのですが、それでは客観的に見て本当に世界遺産にふさわしい価値があるのかどうか分かりません。そこで、文化財や自然保護の専門家による審査が行われます。その審査結果を参考にして、世界遺産委員会の場で最終的に決議を行っています。そもそも世界遺産とは、世界遺産条約を締約している191カ国の中から登録されるのですが、さすがに全締約国が一堂に会して審議を行うわけには行きません。そこで、21カ国の委員国を選出し、合議制で決めているのです。○来年はドイツ開催会議が開催されるのは、世界遺産を保有している国で持ち回りとなっています。今年は第38回世界遺産委員会が、6月15日~25日にかけてカタールのドーハで開催されました。会場は、磯崎新氏が設計したカタール国立コンベンションセンターです。時期は固定ではないのですが、ここ最近は6~7月にかけて2週間弱の日程で開催されることが多いです。開催地は、昨年はカンボジアの首都プノンペン、一昨年はロシアのサンクトペテルブルクでした。来年はドイツのボンが決定しています。開催国イコール議長国ということで、今年はカタールのマヤサ王女が議長を務めました。「富岡」登録を告げる、木づちをたたいていた女性です。カタールといえば、会議の初日に、紛争・災害によって崩壊の恐れがある世界遺産を守るための新たな基金として、1,000万ドル(約10億円)の寄付をすると表明しました! 10億円……。さすが世界有数の成長国です。カタールはFIFAワールドカップ2022の開催も決まっていますし、国際社会で果たす役割がどんどん大きくなっていきそうですね。ところで委員国以外にも、会議にはオブザーバーという形での参加(傍聴)が可能です。例えば、将来的に世界遺産登録を目指す物件を保有する自治体の担当者の方や、報道関係者、世界遺産に関する情報を扱っている関係者・研究者などです。筆者もいずれ、ぜひ委員会を見に行きたいと思っています。次回は、今年新しく誕生した世界遺産の中での注目物件や、世界遺産委員会で問題視されている課題などについて詳しくお話していきたいと思います。○筆者プロフィール : 本田 陽子(ほんだ ようこ)「世界遺産検定」を主催する世界遺産アカデミーの研究員。大学卒業後、大手広告代理店、情報通信社の大連(中国)事務所等を経て現職。全国各地の大学や企業、生涯学習センターなどで世界遺産の講義を行っている。○世界遺産検定とは?世界遺産の背景にある歴史、文化、自然等の理解を深め、学んだことを社会に還元していくことを目指した検定。有名な観光地のほとんどは世界遺産になっているため、旅の知識としても役立つと幅広い世代に人気。主催:世界遺産アカデミー開催月:3月・7月・9月・12月(年4回)開催地:全国主要都市受検料:4級2,670円、3級3,900円、2級5,040円、1級9,250円、マイスター1万8,510円、3・4級併願6,060円、2・3級併願8,220円解答形式:マークシート(マイスターのみ論述)申し込み方法:インターネット又は郵便局での申し込みその他詳細は世界遺産検定公式WEBサイトにて
2014年07月14日「富岡製糸場」を含む「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産に登録されたことを記念し、このほど東京・銀座にある群馬県のアンテナショップ『ぐんまちゃん家』にて特別イベントが開催された。○限定100部の貴重な絹新聞を配布!同イベントでは、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録を記念し、群馬県に本社を置く上毛新聞社が発行した、本物の絹で作られた「絹新聞特別号」(限定100枚)を賞品としたクイズ大会が行われた。クイズ大会では、配布された資料に答えが書かれてあるような簡単な問題から、「富岡市にあるゴルフ場の数」といった難問も出され、参加者たちを大いに悩ませた。ぐんまちゃんもクイズ大会に参加したが、まさかの1問目不正解。どうやらクイズは苦手のようだった(笑)。○次のチャレンジは織るだけで新聞になる絹織物?「絹新聞特別号」を発行した上毛新聞社の齋藤紀雄さんに話を聞いた。――今回、なぜ絹製の新聞を発行しようと思ったのでしょうか?上毛新聞社では、今回の世界遺産登録にあたり7月に記念号の発行を予定しています。それに合わせて何か面白いことができないかと考えていました。そのなかで、技術的に絹で新聞を作ることが可能と分かり、絹製の新聞の号外を発行いたしました。――「富岡製糸場」ですから、やはり絹なんですね。そうです。使用されている絹は100%国産で、ほぼ群馬県産のものですよ。――これほどハイクオリティの絹新聞特別号を作るにあたり、どんな点で苦労しましたか?やはり印刷ですね。紙と違い表面がデコボコしているので、印刷するのはかなり難度の高いものでした。――今回は、絹への印刷という難しいことにチャレンジされたわけですが、今後はどのようなことを企画されていますか?次は絹に印刷するのではなく「新聞を織る」ということにチャレンジしたいと考えています。――なるほど!じゅうたんのように色付きの絹を織り込んで、新聞の文字や写真を浮き上がらせるのですね!そうなります。技術的に難しいので少し時間はかかりそうですが、秋口くらいにはお見せできるようにしたいと思います。――楽しみにしています!日本の製糸技術の向上に大きく貢献した富岡製糸場。今回の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録によって、さらに多くの人に注目されることだろう。この夏は、ぜひ世界遺産見学に出掛けてみてはいかがだろうか?(貫井康徳@dcp)
2014年06月23日いよいよワールドカップの開幕が迫ってきました! 実は、世界遺産ギョーカイ人(というものがあるのかどうか分かりませんが)にとっても、とても大事なイベントが迫っています。それは「世界遺産委員会」という、世界遺産の新規登録物件などを決定する会議です。1年に1回行われるのですが、今年は『富岡製糸場と絹産業遺産群』が登録決定を待ち構えていることはみなさんご存知のとおりです。こちらは6月15日~25日にかけて、カタールのドーハで行われます。……ドーハといえば!! このコラムをご覧になっている方は、1993年の「ドーハの悲劇」をリアルタイムで見ていた方も多いかと思いますが、そのドーハです。今回の会議では、絶対にそんな悲劇は起こらないと思いますが。○リオ・デ・ジャネイロも世界遺産!世界遺産委員会の話はこれくらいにして、ワールドカップですよ! ブラジルの世界遺産に目を向けてみると、ポルトガルの植民地であった歴史的経緯から、ポルトガルによって開発された都市や鉱山などが数多く登録されていることが分かります。南米においては、宗主国であったポルトガルやスペインの文化が色濃く残っており、世界遺産にもそれが反映されているのはブラジルに限らず他の国でも言えることです。決勝が行われるリオ・デ・ジャネイロは、実は2012年に世界遺産に登録されています。ブラジル第2の都市として知名度は十分メジャーですが、世界遺産のタイトルまで持っているというのは少し意外かもしれません。2016年のオリンピックの開催も決定していますし、いま世界が大注目している旬の都市といえるでしょう。ところで、「リオ・デ・ジャネイロ」の名前の由来はご存知ですか? この地は1501年1月1日に、この近くの湾を発見したポルトガル人探険家によって"発見"されました。南米にはもちろん先住民がいるわけで、発見というのは完全にヨーロッパの征服者による発想です。ただここではその議論はおいておいて、ひとまず"発見"としましょう。探検家はその湾を川と間違えてしまったことから、ポルトガル語で「1月の川」を意味する「リオ・デ・ジャネイロ」と名づけました。お正月というめでたい時に発見したんですから、もう少し気のきいた名称にしてほしかった気もしますが、南米にはこうした単純な由来の名称が多い気がします。モアイ像で有名なイースター島も、発見されたのはイースターの日でした。○リオは「世界三大美港」ってご存知?リオは、なぜ世界遺産に登録されたのでしょうか。この地は発見された当初は小さな港町にすぎなかったのですが、リオから内陸に入った地域で金鉱が発見されたことから、大きく運命が変わっていくのです。リオは金の積出港として繁栄していきます。そして18世紀後半には、ポルトガル・ブラジル連合王国の首都となったのです。リオは、急峻(きゅうしゅん)な山とコパカバーナに代表される海岸に挟まれた独特の地形をもっていますが、この繁栄下で独特の都市景観が築かれていくことになります。世界三大美港に数えられ、奇岩が連なる紺碧の海、そして白砂の海岸線が織り成す大都市へと成長していきました。1950年代にはイパネマなどの海岸地区に住む中産階級の学生やミュージシャンたちによって、ボサノヴァという新しいスタイルの音楽が登場します。独特の景観が音楽家や芸術家たちにインスピレーションを与え、様々な都市文化を生み出したのです。こうしたと人と自然の営みが共存・融合した景観が評価されて、ついに2012年、世界遺産に登録されました。日本は1次リーグではリオでの試合はありませんが、C組1位通過となれば日本時間で29日にリオでの試合となります。各試合の日本でのテレビ放送時間から深夜から早朝にかけてとなり、当分寝不足の日々が続くことになりそうです。筆者の場合、世界遺産委員会の審議結果も当然押さえなければならないので(それが仕事ですから)、開催国・カタールと日本の時差を調べたところ、日本の方が6時間進んでいることが分かりました。……ということは、日本時間では夕方から深夜になるのかな? いったいいつ寝たらいいんでしょう。なんだかよく分からなくなってきましたが、ともかく、どちらもいい結果が出ることを祈りましょう!世界遺産データ:リオ・デ・ジャネイロ:山と海に囲まれたカリオカの景観(文化遺産)ブラジル連邦共和国2012年登録。ポルトガル・ブラジル連合王国以降、1960年にブラジリアに遷都されるまで首都であった。リオを代表するキリスト像は、ブラジル独立100周年を記念して建設されたもので、コルコバードの丘の上にたつ。○筆者プロフィール : 本田 陽子(ほんだ ようこ)「世界遺産検定」を主催する世界遺産アカデミーの研究員。大学卒業後、大手広告代理店、情報通信社の大連(中国)事務所等を経て現職。全国各地の大学や企業、生涯学習センターなどで世界遺産の講義を行っている。○世界遺産検定とは?世界遺産の背景にある歴史、文化、自然等の理解を深め、学んだことを社会に還元していくことを目指した検定。有名な観光地のほとんどは世界遺産になっているため、旅の知識としても役立つと幅広い世代に人気。主催:世界遺産アカデミー開催月:3月・7月・9月・12月(年4回)開催地:全国主要都市受検料:4級2,670円、3級3,900円、2級5,040円、1級9,250円、マイスター1万8,510円、3・4級併願6,060円、2・3級併願8,220円解答形式:マークシート(マイスターのみ論述)申し込み方法:インターネット又は郵便局での申し込みその他詳細は世界遺産検定公式WEBサイトにて
2014年06月09日フジエクスプレス、富士急行観光、富士急湘南バスの3社は、富士山の世界遺産登録1周年記念バスツアー「世界遺産富士山と日本屈指の名水忍野八海&柿田川湧水」を発売した。このツアーでは、8つの池からなる神秘的な湧水群で知られる「忍野八海」、1日100万トンもの富士山の伏流水が湧出する「柿田川湧水」など、富士山の大自然が育んだ名水スポットを訪問。ランチタイムはパリの街並みと焼きたてパンやクッキーのショップが人気の「リサとガスパールタウン」(山梨県富士吉田市)で90分間過ごす。「道の駅すばしり」(静岡県小山町)では、富士山のふもとで育った野菜と花の苗のうち好みの1種類と、迎賓館で来賓をもてなす際にも供される「富士ミネラルウォーター」ペットボトル1本がもらえるという。出発日は6月22日と7月5・12日。東京都内5カ所・神奈川県内4カ所の合計9カ所が出発地として設定される。料金は、富士山世界遺産登録日だった6月22日出発分が「2,230(フジサン)円」、7月5・12日出発分は3,900円。富士山情報サイト「フジヤマNAVI」にて申込みを受け付ける。
2014年06月03日世界遺産に登録されて12年が経つ、日光の二荒山神社。国立公園を飲み込む広大な境内地の中でも冬花が一番パワーを感じるのは中宮祠です。こちらは男体山中腹の中禅寺湖畔に鎮座し、本社と奥宮との「中間の祠」という意味です。日光へ観光に出かけた際に気軽に寄れるので参拝しやすく、それでいて強力なエネルギーを頂けるパワースポットです。こちらは勝の神様がいるので、勝ち運をあやかる、「勝活(ショウカツ)」とでもいいましょうか? 「勝つ」とは何事においても物事が願いどおりにうまく運ぶことを指します。自分の願いを叶えたいなら、中宮祠でエネルギーをチャージし、勝ち運を手に入れましょう! それでは、参拝ポイントをご紹介していきます。■中宮祠こちらは重要文化財に指定されている建物も多く、参拝だけでなく、建築文化にも触れることができます。立派な手水舎で手と口をきれいにしてから、参拝の開始です。中門(重要文化財)を入ると中宮祠本殿・拝殿(重要文化財)があります。本殿は拝殿の後ろにあり、正面からは見えづらいですが、拝殿からしっかりお参りしましょう。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)(大国主命)です。わかりやすくいうと、大黒様ですね。恋愛、結婚の縁結びの神様としても有名ですが、財運や商売繁盛の神様と言われているように、マルチにご利益がいただけます。まさに勝活の神様です! 力強いイメージもあるかと思いますが、大きな口をあけて笑っている姿のように、とても穏やかで優しいエネルギーをわけてくれます。参拝する時は、友人に相談するかのようにお願い事をしてみましょう。■山霊宮本殿の隣には、山の霊を鎮める御宮があります。ここの御宮では個人のお願い事をするのではなく、「男体山に入らせて頂いています、よろしくお願いします」と言ってお祈りしてくださいね。神様への御挨拶だと思って下さい。謙虚な気持ちで臨むのがよいでしょう。■ご神木のイチイ山霊宮のすぐ裏に、ご神木のイチイがあります。栃木の名木百選でもあり、樹齢1100年の大変立派な樹木です。そしてなにより、勝運上昇させ、邪悪なものを打ち消し、豊かな心と強い精神力を導くパワーをそそいでくれる神様がいらっしゃいます。イチイは一位と書いて最高を表し神職の持つ、シャクの材料として使われており、昔から高貴で縁起のよい木として、日本人に愛されてきました。ゆっくりと歩いて、両手を天に仰ぎ、深呼吸をしてみてください、それだけでもかなりのパワーを頂けます。■登拝口鳥居(重要文化財)と登拝門参拝が終わったら、中宮祠全体のエネルギーを感じるために、散歩をしましょう。ここは男体山山頂への登山口となっていて、登拝門は開山時(5月5日-10月25日)のみ門が開いています。霊峰二荒山(男体山)の中腹にあたるこの地域はまさに神域であり、山頂に向けてのパワーの通り道でもあります。山頂までは4~5時間かかるのでちょっと難しいのですが、1合目まで約10分の階段状の山道なので、プチハイクするにはおススメです。ガッツリ登りたい人は季節を考慮して計画を立てて臨んで下さいね。ちなみに。ニュースでも放映される開山祭、閉山祭はここで行われます。■稲荷神社中門の手前にある稲荷神社は中宮祠の勝運を担っていますので、金運をアップさせたい方や勝負ごとにチャレンジする人には特におススメ、是非参拝してください。■変わり石中禅寺湖畔には不思議な石が祀られています。はるか昔、まだ御山は女人禁制・牛馬禁制だった頃でしょうが、禁を破り、入山してしまった巫女が巫女石・牛が牛石にされたという言われがあります。何とも悲しいお話ですね。この牛の姿に似ている「牛石」や、三つ並んだ「さざれ石」などが祀られていることから、自然霊を神様として崇める思想があり、その現れではないかと思われます。■お土産神社恒例のお楽しみ、おみくじとお守りはせっかくですから、押さえたいところですね。特にこちらのお守りでイチオシは「いちいの勝守」です。勝運上昇、願望成就には最強でしょう。お守りではないのですが、冬花のおススメは日光の金谷ホテルにある「金谷ベーカリーのパン」です。その地のフードにもエネルギーがあるので、食すことでもパワーは頂けます。それにお味もよく絶品、ホテルに泊まらなくても、伝統のホテルの味を是非お試しください。お土産にも喜ばれますよ。日光二荒山神社中宮祠は日光国立公園の中心部にあります。「中禅寺湖畔」はすぐ隣に位置し、御天気がよければ湖畔をお散歩することで御山のパワー、水のパワーを頂けます。日頃疲れ切った心も洗われ、そこにいるだけでエネジーチャージができます。その他、「華厳の滝」、「日光東照宮」、「いろは坂」と見所は満載ですから、せっかく行くなら、長い時間留まるようにしていっぱい吸収してくださいね。観光とパワースポット巡りが一緒に出来る、世界遺産日光、是非お勧めです。冬花のインスピレーションフラワーは黄色い菊です。近頃は丸いボンボンの形やスプレーのものなど、洋風な菊も多いのでお部屋に飾っても違和感ありませんので是非飾ってみてください。・日光二荒山神社 公式サイト
2013年12月28日静岡県菊川市は、石川県七尾市で開催されている世界農業遺産(GIAHS)国際会議において、「静岡の茶草場(ちゃぐさば)農法」が世界農業遺産に認定されたことを発表した。「茶草場農法」とは、秋冬期に茶園周辺のススキやササなどの草を刈り取り茶畑に有機物として敷く、昔から続けられてきた伝統農法。同市では昨年、この「茶草場」の存在が確認された掛川市、島田市、牧之原市、川根本町と協力し「静岡の茶草場(ちゃぐさば)農法」世界農業遺産推進協議会を設立し、国際連合食糧農業機関(FAO)が行っている「世界農業遺産」への登録をめざして活動してきた。また、9月27日には世界農業遺産「静岡の茶草場農法」実践者認定委員会を掛川市役所で開催。4市1町(菊川・掛川・島田・牧之原市、川根本町)に在住する生産者9団体から提出された申請書により審査が行われ、9つの団体、個人が実践者に認定された。同市からは、倉沢の山本哲さんと堀延弘さんの2人が、認定区分の最高位(三つ葉)として認定され、認定証書を受け取ったとのこと。なお、「世界農業遺産」はこれまで世界で19の地域が登録済み。日本では「能登の里山里海」と「トキと共生する佐渡の里山」が認定されている。詳細は同市公式ホームページ(を参照のこと。
2013年12月11日山梨県と言えば、世界遺産登録で注目を集めている富士山を思い出す人が多いかも。けれども、他にもワイン・温泉・フルーツ・自然・パワースポットなど、特に女性に人気の「美」にまつわるアイテムがたくさんあるのだとか。このたび、それらを「世界『いい肌』遺産」として登録していくキャンペーンがスタートしました。そのキャンペーンは、山梨県が「やまなしは、肌にいい。」をキャッチコピーとして、富士山以外にも県内に多数ある「美」にまつわるアイテムを 「世界『いい肌』遺産」として 公式facebook で紹介し、ユーザーからの「いいね」数により、「世界『いい肌』遺産」として登録していくというもの。その記者発表イベントが、10月8日、東京丸の内KITTEで開催されました。当日は、ハリウッド映画「ウルヴァリン:SAMURAI」にメインキャストとして出演中の女優・モデルの福島リラさんらが登場。福島リラさんは「やまなし いい肌広報部」の一日部長に就任、横内正明山梨県知事より福島さんへ「やまなし いい肌広報部」一日部長の辞令が手渡されました。海外メディアや外国人ブロガーも多数来場する中、富士山をイメージしたブルーの衣装で登場した福島さんは英語を交えて就任の挨拶をし、今回のプロジェクトを世界に向けて発信。また、「“女性を美しくする山梨県”やこの“世界『いい肌』遺産”登録プロジェクトを、日本国内に限らず世界の多くの方々に知っていただきたいですし、これから山梨に行ったときにはfacebookやtwitterで発信していきたいです」と、一日広報部長として意欲的な様子を見せていました。また、「フルーツが好きなので、山梨のブドウは好き。富士山はまだ途中までしか登ったことがないので次は頂上までチャレンジしたい」と、山梨県への想いも。さらに、ものまねタレントのみかんさんも西川史子先生のモノマネで登場。「主人の実家が山梨なので山梨にはよく行っています。特に山梨の桃は美味しくて大好き。お正月には家族で石和温泉に行こうかと計画もしています」と山梨県との関係を披露。そして、「世界『いい肌』遺産」登録プロジェクトを発表。企画を担当した山梨県観光部ブランド推進課の佐藤浩一さんからは、「山梨にある、女性が体験すると心が安らぐものを女性たちに伝えていき、facebookでのコミュニケーションと、リアルなイベントでもって、山梨の情報に多くの方に触れてもらいたい」という今後に向けた意欲的な発言が。「福島リラさんは世界基準。世界に発信できる福島さんの特徴を山梨とミックスさせて、県内の情報を富士山のように世界に発信できればと考えます」という佐藤さんのコメントからは、世界に向けた取り組みとして意気込みが感じられますね。富士山はもちろん、他にも世界に誇れるアイテムがたくさんあり、女性向きのものが多いという山梨県。ぜひ次の女子旅は山梨県に足を伸ばしてみてはいかが? また、山梨の「いい肌」アイテムが当たる 豪華プレゼントキャンペーン もあるので、ぜひこちらもチェックして。・やまなしは、肌にいい。「世界『いい肌』遺産」登録プロジェクト 公式サイト
2013年10月10日シネマ・トラベラーズ。それは、映画館で体験する素敵な旅。異国情緒ゆたかな魅惑の世界遺産を舞台に、大人女子の“旅”と“恋”を感動的に描いた珠玉の作品2本が今秋から来春にかけて公開されることが発表になり、シネマカフェ独占の予告編が届いた。大人女子なら誰でも経験しているはずの“女の一人旅”。もし経験していないあなたも、映画で味わうシネマ・トラベラーズになってみてはいかがだろう?今回、公開されるのは、エジプトのカイロを舞台にアメリカ映画界最高の名女優パトリシア・クラークソンが主演する、旅情ラブ・ストーリー『カイロ・タイム~異邦人~』と大ヒット作『バグダッド・カフェ』(’87)のマリアンネ・ゼーゲブレヒトが久々に主演する、バチカンを舞台にした『バチカンで逢いましょう』の2本。どちらも“世界遺産”“異国情緒”“ファッション”“食”など、大人女子ならでは、目が離せない要素が満載の作品だ。10月12日(土)から公開の『カイロ・タイム~異邦人~』は、国連職員の夫を持つ女性誌編集者ジュリエットが主人公。夫とエジプトのカイロで待ち合わせたはずが、空港に現れたのはエジプト人のタレク。ジュリエットは見知らぬ異国の街で、いつ来るか分からない夫を待ちながら心細い思いをしていた。そんな彼女の姿を見て、タレクは街を案内して回る。歴史ある街並みや建造物の数々、エキゾチックな異文化の匂い。はじめは不安でいっぱいだったジュリエットだが、タレクの紳士的なエスコートでしだいにカイロの街や人々の魅力を知るようになる。仕事と子育てで忙しかった彼女にとって、これほどのんびりと時間を過ごしたことも、妻でも母でもなく、一人の女性として扱われることも久しくなかったことだった。やがて、ジュリエットとタレクは、お互いが好感を持っているだけでなく、しだいに強く惹かれ合っていく…。ギザのピラミッド、カイロ歴史地区、ハン・ハリーリ・バザール、カスルエルニール橋、白砂漠、スルタン・ハサン・モスクとマドラサ、エル・フィジャウィ・カフェ、絨毯工房…。数々の世界遺産や観光名所など、カイロ各地で撮影が行われた本作は、2009年のトロント国際映画祭で最優秀カナダ映画賞を受賞。全米劇場公開時(10年8月6日)には、わずか5館でのスタートながら、週末のチケットが全回ソールドアウトとなる大人気を博し、興収1位の『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』、2位の『インセプション』などを圧倒するスクリーン・アベレージで同週1位を獲得、その後最大76館まで拡大され14週にわたるロングランヒットを記録し、映画批評サイト「ROTTEN TOMATOES」では、「2010年の最も高い評価を受けたラブストーリー」に選ばれた。“映画で味わう大人女子の一人旅”では、“予期せぬ恋”や“人生の選択”が、きっとあなたを待っているはず。『カイロ・タイム~異邦人~』は、10月12日(土)より新宿武蔵野館ほか日本全国ロードショー。続く『バチカンで逢いましょう』は2014年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2013年08月01日湿度が高く暑い気候のせいか、それとも国民性か、ベトナムでは路上でくつろいでいる人たちをよく見かける。そのため、食事や軽食、あるいは集まってのおしゃべりなどに利用される店舗とは言えないような露店が数多くある。旅の途中ではいくつもの憩いのシーンに出会った。世界遺産の街ホイアンは、かつては日本人町もあったという美しい街並みが続いている。多くの観光客がそぞろ歩くその脇では、「お茶」して過ごす人たちの姿や、手書きの看板を出しただけの店でプラスチックの低い椅子に腰かけて軽食を食べる人々がいる。トゥボン川沿いには、カゴ2つとたらいを並べただけの小さな「店」が開店していた。チェー(ベトナム風ぜんざい)を売っている。グラスに黒や白の寒天を入れ、マンゴーのシロップを注ぐと出来上がりだ。女の子たちがグラスを手におしゃべりに興じていた。フエにあるドンバ市場では、野菜や魚・肉を売る店がずらりと並ぶ。中には、蓮の実やハーブなどの専門店もある。イートインとして、フエ名物ブン・ボー・フエ(スパイシーな牛肉スープの米麺)などローカルフードを供する店も多い。迷路のように道が入り組んだ建物の内部を歩いていると、向こうから小さなバケツを持った女性が歩いてきた。買い物客に呼び止められると、バケツを地面に置いただけで、「開店」する。バケツに置かれたザルにはいっぱいにバイン・ミー(ベトナム風サンドイッチ)の材料が盛られている。手のひらより少し大きめのバゲットにバターを塗り、ミントの葉やパクチーの葉と薫製肉を挟む。オプションで目玉焼きやチーズも入れてくれるらしい。ひっきりなしに注文する人が現れ、かなりの人気だ。フエ郊外の街ドンホイはベトナム戦争中、米軍の爆撃を受け、その傷跡を残す場所もある。ドンホイ空港近くのカフェに入ってベトナムコーヒーを注文すると、コンデンスミルクが入った小さなグラスにアルミ製のフィルターがのせられてきた。コーヒーを落とすのに5分ほど時間がかかるが、現地の人たちのように通りを行く車を眺めながら待つ。少し湿った空気の中で、行きかう車やバイクのスピードや喧騒とは対照的に穏やかでゆっくりとした時間が流れていく。ベトナムの空気感を味わうなら、まずこの椅子に座ってみるといいだろう。現地の人々の目線でベトナムの空気を体感できるはずだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月30日ベトナムの世界遺産と言えば、ハロン湾、古都フエの建造群、かつて日本人町のあったホイアンなどが有名で、欧米人や日本人観光客の姿を多く見かけるが、今回はあまり知られていない穴場のスポットを紹介したい。ベトナム5番目、2003年に世界遺産に認定されたフォンニャケバン国立公園だ。世界最大、アジア最古の岩山が集積し、2億5000万年前にできたとされるフォンニャ洞窟をはじめ、約300の鍾乳洞があると言われている。ドンホイの町を拠点に向かうのが一般的だが、最近はフエ発着のツアーも増えて便利になっており、今回はフエからバスで向かった。フエから約3時間、秘境の雰囲気すら漂う山の中にある船着き場に到着する。それぞれボートに乗り込んでライフジャケットを着ける。ボートは十数人乗ればいっぱいだが、エンジン音を響かせてひたすら川を進んでいく。強い日差しの中でも川面の風がとても心地いい。船からは、船で海草を獲る人々、川で泳ぐ子供たち、水浴びをする牛などの姿が見え、この地に根差して生きる人々の暮らしが伺えた。川を30分ほど上がると、岩肌をむき出しにした山に突き当たる。ここがフォンニャ(風の牙)洞窟の入り口だ。このまま川が奥まで約8㎞続いているが、途中で船を降りて、洞窟内を歩いてみた。内部は見やすいように青や黄色の光にライトアップされている。洞窟内は高さが約28m。周囲はすべて、石灰成分と雨水や地下水が混ざってできた大自然のオブジェの神秘的な世界が広がっている。木のように足元から生えているような錯覚にとらわれるが、一滴ずつ落ちたしずくが蓄積されたものだ。その途方もない時間に思いを馳せ、圧倒される。もう一つ見学できるのがティエンソン洞窟だ。「ティエンソン=仙人の山」という名の通り、岩山の上、500段を超える石段を上がった先にある。息を切らせてようやくたどり着くと、牙の化石のような入口が見えた。内部は意外に奥深く、ライトアップのためか、ちょっとしたアトラクション気分にもなる。しかし足元は濡れていてかなり滑りやすい。鍾乳洞内部では、今この瞬間にも新たなオブジェが形作られていることを実感した。ネイチャー体験と絶景の両方を楽しめるフォンニャケバン国立公園。外国人にはまだ知られていないこの世界遺産からぜひ、ベトナムの新たな一面を知ってほしい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月29日トリップアドバイザーでは同サイト上において、「第49回トリップグラフィックス・数字で見る世界遺産」を公開している。「トリップグラフィックス」は、旅行に関する様々な情報をインフォグラフィックにして毎週公開しているもの。今までも「世界一のミュージアムは?」「世界一高い展望台」などを公開してきた。今回公開したのは「数字で見る世界遺産」。世界各国にある世界遺産を「数字」に着目して分析している。ユネスコに登録されている世界遺産は962件(2012年11月現在)で、その内訳は文化遺産77%、自然遺産20%、複合遺産3%。地域別では、ヨーロッパと北アメリカで48%と、実に半数近くの世界遺産が欧米に集中していることが分かる。その他にも、芸能や伝承、儀礼など232件が登録されている「無形文化遺産」や、書物や映像などの記録物245件が登録されている「世界記憶遺産」なども紹介している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日世界遺産をレゴ(R)ブロックで作るチャリティアート展『PIECE OF PEACE -「レゴ(R)ブロック」で作った世界遺産展PART-3-』が2012年11月2日(金)~2012年12月3日(月)まで東京・渋谷のパルコミュージアムで開催中。この展覧会は、世界遺産活動のテーマである「未来に引き継ぐたからもの。世界遺産も!身近なものも!」を、子どもにも大人にも楽しみながら感じてもらい、ユネスコ世界遺産活動を応援しようという思いから立ち上がった企画で、これまでに全国で約150万人が来場。PART-3となる今回は、「ウィーン歴史地区」「シドニー・オペラハウス」「日光東照宮」など新たなモデルもお目見えし、週末にはレゴ(R)モデルビルダー来場のイベントなども開催。世界一周旅行気分も味わえる会場の様子をレポート!(c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.会場にはレゴ(R)ブロックで作った世界27カ国の世界遺産の数々がズラリ。1万ピース以上の大作も多く、なかには完成までに数週間を要したものも。とはいえ、パーツはすべて市販されているものばかりで(※)で、その気になれば自分でも作れるというからビックリ。カラフルでかわいらしい作品も多い(※一部のパーツはすでに販売終了)。古都グアナフアトとその銀鉱群/メキシコ合衆国(c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.四川ジャイアントパンダ保護区群/中華人民共和国(c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.細部まで実に精巧なつくり。日光の社寺/日本(c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.アーティストによる作品や文化人によるメッセージなどの展示もユニーク!(c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.ピサとおでんくん/リリー・フランキー(c)PIECE OF PEACE LEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.未来に残したいまことちゃんんハウス/楳図かずお (c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.宇宙から見た世界遺産の写真や映像の展示なども見ごたえがある。(c)PIECE OF PEACE LEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.さらに会場には「みんなでつくるPEACE!」と題し、レゴ(R)ブロックの楽しさを体感できるコーナーも設置。これは入場者ひとりひとりがピースを重ね、ひとつの作品を作りあげるというもの。週末には日本でただひとり、レゴ社から公認された「レゴ(R)モデルビルダー」である直江和由氏が来場。プロならではの技を見ながら、一緒にレゴ(R)ブロックが楽しめるスクールイベントも開催される。11月18日(日)・24日(土)、各日13:00~/15:00~の1日2回。渋谷パルコ・スペイン坂広場特設会場にて(※開催日当日10:00よりパルコミュージアムにて整理券を配付。なくなり次第終了)。(c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.ちょうど今年は世界遺産条約採択40周年という記念の年。ぜひ、親子で出かけてみては。(c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.■PIECE OF PEACE「レゴ(R)ブロック」で作った世界遺産展PART-3会期:2012年11月2日(金)~12月3日(月)時間:10:00~21:00(※入場は閉場の30分前まで・最終日は18:00閉場)会場:パルコミュージアム (渋谷パルコ・パート1・3F)入場料:大人400円(中・高校生含む)、小学生200円、小学生未満無料(みんなで作るPEACE!参加証付き)※入場料とグッズ売り上げの一部は、日本ユネスコ協会連盟が行う世界遺産活動に寄付されます。問い合わせ:パルコミュージアム03-3477-5873
2012年11月16日ジェーシービー(JCB)の海外業務を行う子会社、ジェーシービー・インターナショナル(JCBI)と、ベトナムの大手商業銀行のSaigon Thuong Tin Commercial Joint Stock Bank(サコムバンク)は9日、ベトナム国内でのJCBブランドカード発行に関するライセンス契約を締結し、ベトナムにて「Sacom JCB Car Card」の発行を開始した。サコムバンクが発行する「Sacom JCB Car Card」は、自動車関連の特典を付帯したクレジットカード。同カード独自の特典として、サコムバンクが提携する対象加盟店で利用すると、車両保険やカー用品の購入、メンテナンス、洗車などで優待や割引サービスが受けられる。あわせて、サコムバンクが提携するベトナム国内の加盟店でショッピングや飲食の際にも各種優待が利用可能。また、JCBカードの機能・サービスとして、ベトナム国内の4万2000店以上のJCB加盟店や世界190の国と地域で利用できることにくわえ、世界61ヵ所に展開する海外サービス窓口「JCBプラザ」を含む、JCBブランド会員向け旅行関連サービスが利用できる。サコムバンクは、ベトナムの商業都市ホーチミンに本店を置く民間の大手商業銀行。クレジットカードやプリペイドカードの発行事業に注力する銀行としてベトナムの金融業界で着実に存在感を高めており、高品質なサービスの提供にも定評があるという。JCBおよびJCBIは、1991年のベトナム進出以来、サコムバンクを含む銀行8行とJCB加盟店業務について提携し加盟店ネットワークの拡充に努めている。また、両社は、アジアのなかで急速な経済発展によりクレジットカード市場の大きな成長が見込まれるベトナムにて、2011年9月より現地在住者向けJCBカードの発行に積極的に取り組んでいる。このたびのサコムバンクの発行開始により、同国のJCBカードの発行銀行は、ベトナム工商銀行、ベトコンバンクと合わせ3行となる。今後も、両社は引き続き加盟店ネットワークを強化するとともに、JCBならではの付加価値の高いサービスを提供し、ベトナムにおけるJCBブランドカードの発行拡大に努めていくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月12日ベトナム国立交響楽団の音楽監督を務める本名徹次が、11月3日、長年のベトナム音楽界における貢献に対して、ベトナム政府より「KY NIEM CHUONG」(文化功労賞)を授与された。「本名徹次」の公演情報本名徹次は、2001年よりベトナム国立交響楽団のミュージック・アドバイザー兼指揮者を務め、2009年から同音楽監督を務めている。2011年には、日本とベトナムの文化交流の促進に貢献したことが評価され、日本国より外務大臣表彰を授与されている。今回の文化功労賞受賞にあわせ、ベトナム国立交響楽団の音楽監督の任期も2017年3月まで延長されることが決定。2011年に同楽団初のアメリカ・ツアーを成功に導いた本名徹次。2013年には、同楽団とのイタリア・ツアーを実施予定のほか、「日本ベトナム外交関係樹立40周年」を記念して大規模な日本ツアーも行う予定だ。
2012年11月05日世界各地に存在する古代の文明の遺跡や、世界的な遺産の数々。歴史好きではない人でも、やはり実際に見に行ってみると感動してしまうものです。今回は、そんな歴史ロマンあふれる世界の古代遺跡や歴史遺産の数々を紹介します。参考までに、その遺跡までの行き方の例も紹介しますので、この秋の連休旅行の参考にぜひ!●マチュ・ピチュ(ペルー)アンデス山麓の一部であるウルバンバ渓谷の頂上に存在する「空中都市」とも称される南米ペルーの遺跡。インカ帝国の遺跡のひとつで、1911年に探検家のハイラム・ビンガムによって発見されました。日本からマチュ・ピチュのあるペルーへ行く場合、直行便がないためいったんアメリカを経由する必要があります。航空会社によって異なりますが、だいたい20時間ほどでリマに到着します。リマから飛行機でクスコへ行き、そこからさらに列車でマチュピチュ村へ向かいます。最後はバスに乗り、ようやくマチュ・ピチュ遺跡です。所要時間はだいたい24時間ほどになります。●モヘンジョ・ダロパキスタンにあるインダス文明の都市遺跡です。綿密な都市計画を基にして設計・建設されており、上下水道も整備されていたとされています。ユネスコの世界遺産にも登録されており、観光地としても有名ですが、治安があまり良くないので訪れる際は十分に注意を。日本からは直行便がないため、途中経由で向かう必要があります。航空会社によって経由地は異なりますが、パキスタンの都市・カラチまでは15時間ほどです。カラチからはサッカルまで飛行機で移動し、そこからさらにモヘンジョ・ダロ空港に向かいます。全部で18時間ほどの移動時間になります。●カッパドキアトルコの中央アナトリア地方にある奇岩地域。火山灰によって作られた不思議な形の大地や岩山が並ぶ壮大な風景を見ることができます。日本からはトルコの首都・イスタンブールまで直行便で約12時間。イスタンブールからカッパドキアのあるカイセリ空港までは飛行機で1時間30分ほどです。カッパドキアは個人で見学することができないので、観光ツアーなどに申し込むのがベストです。●イースター島日本から見て太平洋上の右下、南米側に浮かぶ島。モアイ像があることでも有名ですよね。モアイ像以外にはこれといって観光する所は少ないですが、南の島らしいのどかな観光を行えます。日本からイースター島に行く場合は、アメリカで乗り継ぎを行う必要があり、チリの首都サンチアゴまでが約21時間。サンチアゴからイースター島のマタベリ空港までは、ラン航空で約5時間。トータルで26時間ほどかかります。ほぼ地球の裏側ですので、やはり遠いですね。●ストーンヘンジ今年、夏季オリンピックが開催され盛り上がりを見せたイギリスにある、巨石が円状に並べられた遺跡です。イギリスのウィルトシャー州の州都・ソールズベリーの外れにあります。なぜ円状に並べられているのか、どういった理由で作られたのかなどはいまだ解明されていないそうです。日本からストーンヘンジ観光に行く場合は、まずロンドンのヒースロー空港までが約12時間。ロンドンからソールズベリーまでは鉄道で約1時間半かかります。そこからさらにバスで30分ほど移動。トータルで14時間ほどかかります。交通の便はあまりよくないので、観光ツアーなどに参加するのがベストかもしれません。有名どころかつ人気の遺産ばかりの紹介になりましたが、やはり人気遺跡はそれだけ壮大なのです。遺跡目当てではない海外旅行の場合でも、旅程にねじ込んでみる価値はありますよ!(貫井康徳@dcp)
2012年11月02日今回紹介する世界遺産はスリランカにある古代都市シーギリヤ。スリランカ中央部の密林の中、巨大な岩山の頂上にある大規模な遺跡のことだ。スリランカには、かつて2000年以上続いた敬虔な仏教王国シンハラ王朝が存在した。紀元477年、カッサパ1世が父を暗殺し、第65代の国王の座に就く。弟の復讐を恐れたカッサパ1世は、密林の中の岩山の頂上に王宮を移し、そこに庭園や沐浴池も建築、麓には市街地を造った。市街地には上下水道が完備され、噴水の美しい 「水の庭園」も造営。これはアジア最古の造園例にも数えられ、当時の灌漑技術の高さがうかがえる。ちなみに、シーギリヤとは「獅子の山」を意味する。王宮への入口「獅子の門」は現在前足しか残っていないが、当時は獅子の全体像があり、獅子の口に吸い込まれていくような入口だったとされてる。スリランカは2009年に内戦が終結し、昨年、米ニューズウィーク誌で「2010年訪れるべき旅先」の1位にランキングされた。第12回開催実施日: 2012年12月9日(日)申込み開始: web11月7日(水)18時実施級: マイスター・1級・2級・3級開催都市: 札幌・仙台・さいたま・千葉・柏・東京(23区)・東京(多摩地区)・横浜・金沢・松本・名古屋・京都・大阪・広島・高松・福岡・熊本申し込みは世界遺産検定公式WEBサイトにて【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月02日ビール好きならぜひベトナムへ! ベトナムビールといえば「333(バーバーバー)」が有名だが、実はそれ以外にいくつもの地ビールがあるのだ。その面々を紹介しよう。ベトナムには一体どのくらいのビールがあるのだろうか。ヨーロッパやアメリカ、日本に比べ、地ビールやビールメーカーの数が少ない東南アジア。しかしカールスバーグ(デンマーク)やハイネケン(オランダ)は東南アジアにも工場があるし、なにしろ暑いので地元の人だってビールが大好きだ。親せき同士でもなんでも、男性が集まれば「1、2、3(モン、ハイ、バー)、ヨーォ!!(=乾杯)」と何度も何度も乾杯の掛け声をかけ、飲み狂う。ビール競争があってしかるべきな土壌なのである。そんなベトナムへビールを飲みに出掛けた。ベトナム航空のビジネスクラスを利用して行ったのだが、ここでカートに鎮座していたのは「HALIDA」。ベトナム航空といえば、国営の航空会社である。以前はもっとも有名な「333」を積んでいたと記憶しているが、久しぶり(3年ぶり)に乗ってみたら、なんと新参者のHALIDAにギャレーを奪われていたのである。いきなり有名どころではないビールにお目にかかるとは、まさかの幸運。今回はホーチミンで乗り継ぎ、中部のダナンへ。ここは白砂の美しいビーチリゾートとして知られているが、ベトナム中部の主要都市でもある。ダナンのビールといえば、「Biere LARUE」だ。虎のイラストが目印で、なんとなくシンガポールのタイガービールをほうふつとさせるが、フランス語風の名前はフランス統治下にあったベトナムならでは。ダナンあたりでは、まだ「BIA SAIGON」も普通にメニューに載っている。「サイゴン」とはご存じのとおり「ホーチミン市」の旧名。つまり、こちらはホーチミンのビールということである。緑色のボトル、そして「Special」の文字。ちょっと高級感があると感じるが、LARUEと価格は同じである。次に向かったのはダナンから3時間ほど北上したところにあるフエ。こちらは旧市街の建造物が世界遺産に認定されている古都である。向かう途中のハイヴァン峠の売店には、もうLARUEではなく「FUDA」ビールだけが売られていた。このあたりからFUDAの陣地となっているらしい。車窓に見える看板にもFUDAの文字が多く、レストランでもLARUEの姿は見えない。そしてもう1つ、フエにおいてFUDAと人気を二分しているのが「FESTIVAL」ビール。実はFUDAと同じ会社のビールだそうだが、FUDAに比べると看板の数は少ない。また、FUDAビールは缶のみだが、FESTIVALはビンのみの展開で、どちらも「デンマークの製法で作られた」ことが売りである。次はかなり北上して、フォンニャ鍾乳洞へ。そのあたりのレストランでは地ビールは「BIA HANOI」のみの扱いだ。名前からわかるとおり、ハノイのビールである。全土にわたり、333はだいたいどの店でも取り扱っているし、タイガービールやハイネケンといった輸入ビールもメニューに載っていることが多い。だが、地元の人にはやはり地ビールが人気だそう。地ビールは値段が安いうえに輸入ビール(といってもベトナムに工場があるそうだが)と比べてサイズが大きいことも選ばれる理由のひとつかもしれない。肝心の味だが、ベトナムのビールは総じてライトな味わい。東南アジアではよくあることだが、ベトナムでもビールに氷を入れて飲むのが一般的。そのせいで薄まることもあるが、しかしちょっと甘みの強いBiere LARUEやBIA HANOIは氷を入れたほうがおいしいと感じるし、のどごしがスムースになるような気もする。FUDAやFESTIVALのようにフルーティな味わいのビールには氷は不要だが、汗をいっぱいかいた後にゴクゴク飲むならやはり氷入りがすっきりしていいかもしれない。筆者が一番気に入ったのはBIA SAIGONで、こちらは麦の味がなかなかしっかり感じられる。もっとも日本のビールに近いのではないだろうか。よくベトナム料理についてくる揚げせんべいがビールにとてもよく合うのがうれしい。その一杯のために、炎天下を歩き回りじゃんじゃん汗をかきたいものである。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月25日日本各地にいろいろなテーマパークがあるが、姫路には“知る人ぞ知る”というにふさわしい、ミニチュア世界遺産がズラリとそろったテーマパーク「太陽公園」がある。この公園は、姫路市北西部に位置する峰相(みねあい)山の麓にある。公園の隣は、甲子園の常連校でもある東洋大姫路高校野球部の練習グラウンドという立地。広大な敷地は、石を使って作られた世界の遺跡や石像などが多数設置された「石のエリア」と、山上に建設された山城「白鳥城」がある「城のエリア」の2つで構成されている。園内には世界遺産を中心に、約70にも及ぶ世界の有名建築物のミニチュア版レプリカが点在している。元の建築物の大きさはもちろん違うが、縮尺度合いもそれぞれによって異なるのが面白いところ。“ワンダーランド”とでもいいたくなるような雰囲気が漂っている。太陽公園管理事務所の森下真樹子さんは、「2009年4月に『城のエリア』がオープンしたのをきっかけに、それまでのエリアを『石のエリア』としました」と説明。2つのエリアの入り口は分かれていて、それぞれ別の場所から入場するようになっている。共通入場券で両エリアを全て見て回るとしたら、約半日はかかるのだとか。「石のエリア」では入り口のゲートをくぐるとすぐに凱旋(がいせん)門があり、その奥に通じる道には中南米の石像が立っている。また、石のコインが無造作に置かれているなど、整然としたテーマパークとは一線を画す “カオス的”な展示が楽しめる。そうした「石のエリア」の中でも特に目を引くのは、全長2キロもある万里の長城と、1,000体の兵馬俑(へいばよう)がズラリと並んでいる兵馬俑博物館。実際に目の前に立つと、そのサイズ感に圧倒されること間違いなし!他にも、天安門広場やモアイ像、ピラミッドなどといった誰もが知る有名建築物のレプリカもある。さすがにそれらは実物よりもかなり小さく作られているが、中には実物大で作られているものもある。縮尺度合いを想像しながら見るのも楽しいかもしれない。園内の一番奥まった場所にある山の肌には、磨崖仏が掘られている。かと思いきや、そこに向かう道中には自由の女神がポツンと立っているなど、どういった意図でどういう並びになっているのか(少なくとも私には)まったく分からない。来園の際は、敷地の隅々まで見落とさないようにしていただきたい。一方、「城のエリア」の中心には、小高い丘の上に立てられている「白鳥城」がある。城までは歩いて登ることもできるが、専用にモノレールに乗れば5分で到着できる。「白鳥城はドイツにあるノイシュヴァンシュタイン城を再現したものです。このお城は世界でも最も美しいと言われているお城です」(森下さん)。城内では西日本最大級のトリックアート展である、「服部正志トリックアート展in白鳥城」を見ることができる。どことなく太陽公園そのものもトリックアートのような雰囲気なので、まさにピッタリの展示ではないだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月24日ジェーシービー(以下JCB)はこのたび、富士山の世界文化遺産登録と環境保全を応援するため、JCB ORIGINAL SERIES(※1)およびJCBビジネスカード(※2)に富士山デザインのカードを新たに追加し会員募集を開始した。また12月18日からはOki Doki ポイントプログラムの交換・応募商品ラインナップの寄付コース「ポイントチャリティー」に、認定NPO法人「富士山を世界遺産にする国民会議」(以下国民会議)などが運営する「富士山基金」を追加すると発表した。富士山の世界文化遺産登録については、2007年1月に国連教育科学文化機関(以下ユネスコ)の暫定リスト搭載が決定し、静岡県・山梨県や関連する自治体、関係省庁などが一体となって準備を進めた結果、今年の1月には日本国政府からユネスコへ「富士山推薦書」が提出され、世界文化遺産登録へ向けて大きく前進した。今後は、2013年6月に開催されるユネスコ世界遺産委員会にて登録の可否が審議される。JCBではこうした活動を応援するため、富士山の再生を通じ日本を元気にすることを目指す企業連携プロジェクト「富士山ルネッサンスプロジェクト」(以下ルネッサンスプロジェクト)、国民会議、「富士山世界文化遺産両県県民会議」に協賛・参画している。このたび下記2点の取り組みを通じて、富士山の世界文化遺産登録と環境保全を応援する。JCB ORIGINAL SERIESに、特別デザインとして葛飾北斎の「冨嶽三十六景 凱風快晴」(通称赤富士)をモチーフにした「富士山浮世絵」(一般カード)や、朝日に染まる雲海に立つ富士山を上空から撮影した「富士山空撮」(ゴールドカード、一般カード)を追加。またJCBビジネスカードのラインナップにも「富士山」デザインを追加。いずれのカードにもルネッサンスプロジェクトのロゴを表示国民会議や静岡県・山梨県などが運営する「富士山基金」へ寄付ができるコースをOki Doki ポイントプログラムの交換・応募商品「ポイントチャリティー」に追加し、富士山の保全や世界文化遺産登録をサポートしたいJCB会員からの寄付を受け付ける。クレジットカードで貯まるポイントで「富士山基金」への募金が可能になるのは同件が初とのこと今後もJCBは社会や環境に貢献する企業として、ルネッサンスプロジェクト、国民会議、県民会議との連携・協業のもと、富士山の世界文化遺産登録や環境保全に努めるとともに、顧客に満足してもらえる商品やサービスの開発に取り組んでいくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月24日2011年6月、世界遺産委員会において日本から2件の物件が世界遺産に新規登録された。これは1996年の「厳島神社」「原爆ドーム」の2件同時登録から、実に15年ぶりの快挙であった。そのうちの1件である平泉は、2008年に「記載延期」の勧告を受けていたため、見事リベンジを果たしたことになる。「平泉 -仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」という登録名にある仏国土とは、阿弥陀如来が創り上げた国のこと。浄土思想とは仏教における「天国思想」といっても過言ではない。世界遺産は”有形”、つまり形のあるもの。有形の世界遺産保全のためには、無形の伝統や精神文化の継承が必要である。浄土庭園に込めた藤原一族の平和思想は日本人が受け継いでいくべき大切な精神文化といえる。なお、現在の金色堂はコンクリートの覆堂で覆われているが、藤原一族滅亡後、金色堂に最初の覆堂を建設したのは誰かご存知であろうか。答えは記事下部に記しておく。第12回開催実施日: 2012年12月9日(日)申込み開始: 9月3日(月)申込締切: web11月7日(水)18時・郵便10月31日(水)実施級: マイスター・1級・2級・3級開催都市: 札幌・仙台・さいたま・千葉・柏・東京(23区)・東京(多摩地区)・横浜・金沢・松本・名古屋・京都・大阪・広島・高松・福岡・熊本申し込みは世界遺産検定公式WEBサイトにて答え: 「源頼朝」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日フクモチックはベトナムの有名な焼き鳥専門店、「ビンミン」の東京支店を開店した。店は高円寺の大一市場内に出店している。「ビンミン」はベトナムのガイドブックには必ず掲載されるほどの有名焼き鳥店。日本語メニューも用意され、ハノイに駐在する日本人にも人気の店となっている。ビンミン本店のファンだった同社の代表が、日本に支店を開業させてほしいと交渉した結果、親日家だった「ビンミン」本店のオーナーが快諾。このほど東京・高円寺に開店することとなった。メニューは独特のスパイスとバター、はちみつなどで複雑に調味され、大串に大胆に刺された串焼き料理。焼き鳥といっても日本のものとは別格で、バーベキューに近い。スパイシーで甘じょっぱい味は、ビールや焼酎との相性が抜群。一度食べたら止まらなくなるような魅力があるという。同店では日本では珍しい「鶏の足」や「焼きパン」も食べることができる。特にベトナムやアジア全域で最も人気の部位「鶏の足」の焼き鳥が食べられるお店は、東京でもまだ数が少ない。「鶏の足」目当てに、同店へ通うベトナム人もいるという。また、同店は高円寺の大一市場の中にあり、隣の区画には日本初の“生麺フォーとベトナム屋台料理”の専門店「チョップスティックス」がある。料理はどちらの店からも注文することが可能。両店ではベトナム語が飛び交い、雑多な雰囲気も合わさって、まるでベトナム現地のような中で食事を楽しむことができる。同店は17時30分~深夜2時まで営業。定休日は火曜日。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日世界遺産の「小笠原諸島」。「知床」「白神山地」「屋久島」に続く日本で4つ目の自然遺産である。小笠原諸島は「地球生成の歴史」と「独自の進化を遂げた生態系」「生物多様性」の3つの登録基準で世界遺産登録を目指していたが、認められたのは独自の生態系のみで、日本で最初の「地球生成の歴史の価値が認められた自然遺産」になることはできなかった。また、外来種が諸島の生態系を崩してきた歴史を踏まえ、「外来種対策」や「観光管理」を続けることが世界遺産委員会から求められている。ちなみに、小笠原の英語名「BONIN」(ボニン)の語源となっているのは「無人島」である。2012秋の特別開催実施日: 2012年9月23日受付期間: 7月11日~8月24日18時実施級: 2級・3級開催都市: 東京・名古屋・大阪申し込みは世界遺産検定公式WEBサイトにて【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月27日世界遺産である五箇山、相倉合掌集落で、7月19日から22日まで「夜涼みライトアップ」が実施される。幻想的な風景を見に行ってはいかがだろうか。五箇山には相倉(あいのくら)合掌造り集落と菅沼(すがぬま)合掌造り集落がある。今回ライトアップされるのは相倉合掌造り集落で、ライトアップの期間は、7月19日から22日までの4日間、時間は日没から21時までの間だ。五箇山の相倉合掌造り集落と菅沼合掌造り集落は岐阜県の白川郷とともに1995年に世界遺産に文化遺産として登録された。合掌造りとよばれる茅葺の家屋は、五箇山と白川郷にしかない現存しない貴重な建物だ。合掌造りは、雪深く厳しい自然環境に耐えられる強い造りのうえ、一つの建物の中に居住スペースと養蚕、和紙作りなどの生業スペースがあるなど非常に合理的。人間の知恵が結集された建物といえるだろう。現在、相倉合掌造り集落には民家や寺、小屋なども含めて23棟の合掌造りの建物が、菅沼合掌造り集落には9棟が残っている。100年~200年前に建てられたものが多く、中には400年前に作られたというものもある。いずれの集落も、合掌造りの建物だけでなく、田畑や石垣、雪持林とともに懐かしい景観を残しており、地域全体が世界文化遺産として登録された文化財保護区である。五箇山は世界遺産であり国指定史跡でありながら、現在も地域住民が生活しているほか、合掌造りの家で民宿を営んでいるところもある。そのため、地域住民や集落内で静に過ごしたい観光客のために、早朝や夕暮れの見学は許可されていない。しかし、年に5回、五箇山の四季を楽しんでもらおうとライトアップが実施される。現在行われている「夜涼みライトアップ」のほか、3月上旬のライトアップでは残雪の中に合掌造りが浮かび上がる。5月中旬は水田に逆さに映し出される合掌造りを楽しむことができる。9月中旬には刈り取った稲穂とともにライトアップされ、初雪が降る11月下旬は冬支度をした合掌造りが照らし出される。この機会に、山あいを吹きぬける心地よい風を感じながら、ふるさとの原風景に癒やされてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日富士急行はこのほど、富士山の世界遺産文化登録への応援活動の内容を発表した。同グループで保有するバス・タクシーの全車両(約1,000台)に、「富士山を世界遺産に」と記載したオリジナルステッカーを掲出するほか、富士急行線車内および各駅へのポスター掲出、富士急ハイランドおよびぐりんぱへの看板設置など、グループ全体で啓蒙活動を行う。世界遺産登録をめざす富士山については、今年1月に、登録推薦書の正式版が世界遺産委員会へ提出された。国際記念物遺跡会議による現地調査と審議を経て、来年夏の世界遺産一覧表への登録をめざすという。富士急行では、こうした動きが「富士を世界に拓く」の同社の創業精神と合致することから、各種啓蒙活動の実施を決めた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日広島県などでは、県内の国道2号線宮島口周辺の混雑緩和のためゴールデンウィーク中にパーク&ライドを実施する。日本三景・世界遺産の宮島方面に家族旅行をされる方は、目的地に早く到着できる快適なパーク&ライドを利用してみてはいかがだろう。【アクセス1】JR広島駅北口(徒歩約7分)無料駐車場からJRで●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●駐車場利用時間:9時~18時(入場は14時まで)19時以降は駐車場を施錠●宿泊される方はご利用できません。また,乗用車のみご利用いただけます。●JR広島駅から宮島口駅までの所要時間:約30分【アクセス2】広島港から高速船で●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●24時間まで無料(高速船往復利用者限定)●乗船券の購入時に窓口に駐車券を提示してください。●広島港から宮島港までの所要時間:約30分【アクセス3】廿日市市浄化センター(無料駐車場)からシャトルバスと広電電車で●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●利用時間:10時~18時(入場は15時まで)19時以降は駐車場を施錠します。●宿泊される方はご利用できません。また、乗用車のみご利用いただけます。●広電廿日市市役所駅から広電宮島口駅までの所要時間:約10分【アクセス4】ちゅーピーパーク駐車場(廿日市市大野)からシャトルバスで ●実施日:4月28日(土)~4月30日(月),5月3日(木)~5月6日(日) ●駐車料金:1,000円 ●駐車場から宮島口までの所要時間:約15分※パーク&ライド:自宅から自家用車で最寄りの駅等まで行き,車を駐車させた後,鉄道等の公共交通機関等を利用して目的地に向かう方法です。プレスリリース提供元: PR TIMES
2012年04月29日小学生のための世界自然遺産プロジェクト「ユネスコキッズ」は、ユネスコ世界遺産条約採択40周年の特別企画として、無料公式サイトを刷新。「親子で楽しみながら世界自然遺産について学べる」をテーマにコンテンツも一新した。同サイトでは、絵や写真を中心とした、まるで「百科図鑑」のようなサイトにリニューアルした。学習意欲を刺激するために、子どもたちの興味の湧く切り口をコンテンツとしてラインアップ。「自分で調べる」ことで知識の深堀へとつなげていくことが狙いである。そのコンテンツ一例として、世界自然遺産事典ではすべての世界自然遺産を完全網羅。183カ所の世界自然遺産の情報がわかる。また、なぜ世界自然遺産に選ばれたのか、世界自然遺産としての見どころなど、百科事典といえるほど豊富な情報を取りそろえている。「世界自然遺産ハカセへの道」や「ユネスコキッズふしぎ図鑑」のコンテンツも、子どもの探求心や好奇心を喚起する内容にリニューアル。「自然に興味を持ち、深く学び、好きになってもらう」というコンセプトにマッチングしたサイトに改良された。同サイトはこれまで、モバイルサイトをメインに展開してきたが、4月26日より、スマートフォン、PCにも対応する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月27日