これまで繰り返しアニメ化、映画化され、全世界にファンをもつ人気ヒーロー、バットマンとスーパーマンが対峙する大作映画『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』が来年3月に日本で公開されることが決定した。スーパーマンを新生させ、高評価を獲得した『マン・オブ・スティール』のザック・スナイダー監督がメガホンをとる。その他の情報大企業を率いる富豪でありながら、夜になると自身で開発したスーツに身を包んで悪と戦う男ブルース・ウェイン=バットマンと、地球とは異なる星からやってきた最強の男カル・エル=クラーク・ケント=スーパーマンが来春、スクリーンで激突する。『マン・オブ・スティール』は全世界で約800億円もの興収を記録しており、スナイダー監督がこの巨大なプロジェクトを手がけることになった。『マン・オブ…』に続いてヘンリー・カヴィルがスーパーマンを演じるほか、ベン・アフレックがバットマンを、ガル・ガドットがダイアナ・プリンス=ワンダーウーマンを、ジェシー・アイゼンバーグがスーパーマンの宿敵レックス・ルーサーを演じるほか、エイミー・アダムス、ローレンス・フィッシュバーン、ダイアン・レイン、ジェレミー・アイアンズ、ホリー・ハンターが出演する。また、クリストファー・ノーランとエマ・トーマスが製作総指揮を担当。『マン・オブ…』に続いてデイヴィッド・S・ゴイヤーが脚本を、ハンス・ジマーが音楽を務める。『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』2016年3月 全国ロードショー(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT. LLC
2015年06月16日2大スーパーヒーロー、バットマンとスーパーマンの対決を描く映画『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』(原題:BATMAN v SUPERMAN DAWN OF JUSTICE)が、2016年3月に日本公開されることが15日、明らかになった。製作クリストファー・ノーラン、監督ザック・スナイダーで描く。世界中で人気を誇るバットマンの正体は、昼間は大企業のトップを務め、夜は高級車でパーティに繰り出し美女たちと派手に騒ぐ変わり者ブルース・ウェイン。彼は夜が深まる頃、"バットマン"となり、天才的頭脳と鍛え上げた肉体、格闘スキルで、ゴッサム・シティに横行する犯罪に立ち向かう。そして、本作でバットマンと対峠するのは、すべてのヒーローにして地球最強の男・スーパーマン。前作『マン・オブ・スティール』では"スーパーマン"の誕生と選ばれし者として立ち上がる姿を描き、世界興行収入約800億円を突破する大ヒットを記録し、胸に刻まれたアイコン"S"マークは、今なお世界中で愛され続けている。そんな2大ヒーローが本作で共演。クラーク・ケント/スーパーマンはヘンリー・カビルが続投し、ブルース・ウェイン/バットマンをベン・アフレックが演じる。さらに、ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマンをガル・ガドットが演じるほか、エイミー・アダムス、ローレンス・フィッシュバーン、ダイアン・レインが『マン・オブ・スティール』に続き出演。また、悪役レックス・ルーサーをジェシー・アイゼンバーグ、ブルース・ウェインに仕える執事アルフレッドをジェレミー・アイアンズ、本作で新たに設定された役にホリー・ハンターが決定した。ワーナー・ブラザース映画では、本作の公開を皮切りに、2020年までにDCコミック原作のアクション大作10作品の公開を予定。6月17日には、特別サイトもオープンする。「プロジェクトDCコミックス」公開予定2016年公開:『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』(原題)』2017年公開:『ワンダーウーマン(原題)』『ジャスティス・リーグ Part 1(原題)』2018年公開:『ザ・フラッシュ(原題)』『アクアマン(原題)』2019年公開:『シャザム(原題)』『ジャスティス・リーグ Part 2(原題)』2020年公開:『サイボーグ(原題)』『グリーン・ランタン(原題)』(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
2015年06月16日バットマンとスーパーマン、夢の共演作の邦題が『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(原題:BATMAN v SUPERMAN DAWN OF JUSTICE)と決定し、2016年3月公開となることが分かった。世界で最も有名な2大ヒーローによる世紀の大プロジェクトが動き始めた。世界興行収入約800億円を突破する大ヒット『マン・オブ・スティール』の続編となる本作は、『ダークナイト』、『ダークナイト ライジング』『インターステラー』の大ヒットメーカー、クリストファー・ノーラン製作、『300』のザック・スナイダー監督による超大作だ。すべてのヒーローの原点、世界中でいまなお愛される“クラーク・ケント”こと、スーパーマン。天才的な頭脳と、極限まで鍛えあげた肉体・格闘スキルで、ゴッサムシティを守るダークヒーロー、バットマン。その彼らが“ vs ”と銘打たれ激突をする本作。バットマンのアイコン、コウモリとスーパーマンの代名詞“S”の文字を組み合わせた最新ビジュアルはヒーロー映画史の新しい幕開けを予感させる。クラーク・ケント役には『マン・オブ・スティール』のヘンリー・カビルが続投。バットマンことブルース・ウェインをベン・アフレックが演じ、さらに、ヒロインのワンダーウーマンをガル・ガドットが演じる。エイミー・アダムス、ローレンス・フィッシュバーン、ダイアン・レインが『マン・オブ・スティール』に続き出演。また、悪役レックス・ルーサーをジェシー・アイゼンバーグ、ブルース・ウェインに仕える執事アルフレッドをジェレミー・アイアンズ、また、本作で新たに設定された役にホリー・ハンターが、それぞれ演じる。本作を皮切りに、DCコミック原作のアクション大作映画が2020年までに10作品連続で毎年公開される。2017年には『ワンダーウーマン』(原題)、そしてDCコミックのヒーローがチームを組む『ジャスティス・リーグPart 1』(原題)、そして2019年には『ジャスティス・リーグ Part2』(原題)などが予定されている。『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』は2016年3月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月16日俳優として、ラジオナビゲーターとして活躍する別所哲也さんのライフワークのひとつに「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」がある。17年目を迎える今年のテーマは「シネマチック モーメント(映画的な瞬間)」。映画は映像作家たちの人生の“一瞬”を切り取ったもの。映画を観ることは彼らの一瞬を共有すること。だから心が動いていく。長編映画よりもグッと短いショートフィルムはその一瞬がより凝縮され「短い時間のなかにキラッと光るダイヤの原石がある、エスプレッソコーヒーのようにギュッと旨味が詰まっている」と別所さん。彼がショートフィルムに魅了されるきっかけ、またショートフィルムが教えてくれたという人生について、ファッションについて──。──17年目を迎えた「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」。どんなきっかけで主宰することになったのでしょうか。23歳のときにアメリカ映画『クライシス2050』でスクリーンデビューしたのがきっかけで、アメリカと日本を行き来するようになったんです。アメリカにいると「ショートフィルムのスクリーニングがあるからこないか?」って誘われることが多かったんですね。でも、当時の僕は「ショートフィルムは実験的、短くて学生映画のようなもの」という先入観があって、誘われてもずっと断り続けていたんです。それから10年ほど経った頃、アメリカに住む友人が映像作家としてショートフィルムを作って「ハリウッドのメジャースタジオで上映会をやるから観に来てくれ」と言われて。友だちとして渋々、観に行ったんです。10本のショートフィルムが上映されたんですが、どれもものすごく面白くて。コペルニクス的転回といいますか、天動説と地動説ほど自分のなかの映画の概念が変わった瞬間でした。映画って長くなくていいんだ、短くてもこんなに表現できるんだとか、ジョージ・ルーカスやクエンティン・タランティーノなどの監督も、トム・クルーズを始めとする有名俳優たちもショートフィルムからキャリアをスタートしていることを知って、驚くことばかりでした。それが僕にとってのショートフィルムとの出会いです。1997年の出来事ですね。──その2年後の1999年に日本発の国際短篇映画祭「アメリカン・ショートショートフィルムフェスティバル」を主宰することになったというわけですね。その後もいくつかの偶然が重なりまして──友人がサンダンス映画祭に長編映画を出したことを機に映画祭に行ったとき、そこでもショートフィルムの素晴らしさを目の当たりにしたんです。当時はまだ無名だったベン・アフレックや少し有名だったクリスティーナ・リッチ、前線で活躍していたスパイク・リー(監督)らがいて、彼らはごく普通に短編映画について語っていました。そして、1998年の米アカデミー賞では“日本の『シンドラーのリスト』”と言われるショートフィルム、クリス・タシマさんの『ビザと美徳』が賞を取ったんですが、その年は現地からアカデミー賞を伝える番組の司会を担当していたこともあって……そんな3つの出会いが重なったことで「日本でショートフィルム映画祭をやりたい!」と勝手に運命を感じてしまったんです(笑)。──心を動かされたんですね。今ではすっかり定着した映画祭ですが、今年は100の国と地域から集まった5,000作品の中から選ばれた200作品を上映。どんなふうに映画を選んで観たらいいのでしょうか。ショートフィルムの尺は25分までと決まっていますが、短いものだと2、3分の作品もあります。200作品はいろいろなプログラムとして上映されるので、興味のあるプログラムを選んで観るのもいいですし、特に観て欲しいのはオフィシャルコンペティション。米アカデミー賞につながる、今は無名だけれどこれから有名になる映画の原石をみなさんで発見してほしいんです。あとは、ポーランド、ブラジル、スウェーデン、フィリピンなど世界各国の映画を観る機会はそう滅多にないので、こういう国でこういう映画が作られているんだと、映画を通じて旅をしてほしいですね。最新のアカデミー賞受賞作やノミネート作品をまとめて上映するプログラム、ファッションとショートフィルムがコラボしたプログラムなど、たくさんのメニュー(プログラム)があるので、レストランでメニューを選ぶように映画を選ぶことを楽しんでほしいです。──今年からのプログラム「ファッションショートプログラム」も楽しみです。また、多くの中から自分にとっての選りすぐりのものを選ぶことは、洋服選びにも通じると思います。洋服を選ぶとき、別所さんが大切にしていることやこだわりはありますか。今日は“スマート・カジュアル”がテーマということでしたので、ブルーを差し色にコーディネイトしてみました。映画祭のような公式の場はわりとダークでベーシックなものが多くなってしまうので、タイ、チーフ、カフスで変化をつけたり、あとは足もと、靴にもこだわっています。洋服選びは楽しいですね。そう思うきっかけもやはり映画でした。ハリウッド映画に出たときに言われたことなんですが、その人がどんな人かを想像するとき、その時に着ている洋服やファションがその人の人となりを表す情報になると言われたことがあって。それから気にするようになりました。また、洋服を選ぶときは自分の価値観と向きあう時間でもある。デザインだったり、肌触りだったり、着心地だったり……自分が何に惹かれているのかを知ることはとても大事だと思うんです。そうやって惹かれるものがあって選んだ洋服のなかには、何年経っても着続けているものもあります。20歳のときに買った「Schott(ショット)」のライダーズの革ジャンはいまだに着ています。かれこれもう30年も着ていますね(笑)。時代時代の流行りを取り込むのも楽しいですけど、繕いながら経年変化を楽しむ、洋服に想い出を刻んでいくのもいいですよね。──そう思います。洋服に想い出が刻まれるように、映画館で観た映画の“一瞬”も誰とどんな状況で観たのかなど想い出として刻まれますよね。そうですね。今はインターネットでも映画を観ることのできる時代で、それはそれでアリだし、そうやってショートフィルムをどんどん観てほしいんです。ただ、映画祭にはそれとは違う感動がある。映画って、暗闇の中で大きなスクリーンに光の絵の具で作られたものが映し出される魔法みたいなもの、映像作家のその時の想いが真空パックされたようなもので、昔はフィルム、今はデータなのでハードディスクですが、それらに光があたることで物語が動き出す。すごくロマンチックな時間なんです。そんな不思議な魔法を映画祭で体験してほしいんです。──最後に、映画祭の主宰者であり、俳優としての活動もあり、ラジオナビゲーターとしても毎日活躍している別所さんのその活力は一体どこから湧いてくるのでしょうか。僕は、人間は生きている間はずっと「オン」の状態で「オフ」になる感覚はないと思っているんです。というのは、旅をしたり家族と過ごしたりする時間は仕事を基準にすると確かに「オフ」ですが、プライベートな時間としては「オン」なんです。そして、ずっと「オン」でいることによって泣いたり笑ったり驚いたり……いろんな感情が動く。本当に素晴らしいことです。それを日々感じることが活力に繋がっているのかもしれないですね。
2015年06月08日破局説が浮上しているベン・アフレック&ジェニファー・ガーナー夫妻だが、娘2人も一緒に外出しているのを目撃された。先週、芸能誌「OK!」で離婚間近と報じられた夫妻は28日(現地時間)、カリフォルニア州ブレントウッドでランチに出かけた。食後には9歳と6歳の娘たちを連れてフローズンヨーグルト店に立ち寄るのも目撃されている。夫妻には3歳になる息子もいる。「OK!」誌は、夫妻はしばらく前から別居していて、ベンは結婚10周年を迎える6月29日より前に破局を公表したいと考えていると報じた。4月にジェニファーが43歳の誕生日を迎えたときもベンはカナダに1人で旅行、結婚指輪をはめていなかったという。ベンと新作『The Accountant』(原題)で共演したアナ・ケンドリックの関係をジェニファーが疑っているという説もある。ランチに出かけた28日、ベンもジェニファーも濃いグレーや黒ずくめのスタイルでサングラスをかけ、手をつなぐこともなく表情は険しかったが、2人とも結婚指輪をはめていたことは、破局報道に対する夫妻からのメッセージと言えそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年06月01日ハーイ、みなさん!お花見シーズンを満喫しましたか。東京に住んでいた時は、私も毎年楽しみにしている季節でした。さて、スーパーヒーロー映画史上、最も期待値が高い『Batman v Superman: Dawn of Justice』(原題)の“リーク映像”を見た人はいますか?本来は2016年3月24日(現地時間)公開予定ですが、もうすでに世界中のたくさんの映画ファンたちが、この映画の話をしていますよね。その最大の理由は、ベン・アフレックが初めてバットマンを演じるからです。実は約1週間前に、第1弾トレーラーが“間違って”ネットにリークしてしまい、ソーシャルメディアは大騒ぎになりました!その週のトレンドにもなりましたよ。しかし、(もちろん)ワーナー・ブラザーズはこの“リーク”を知っていたことが分かり、多くの報道によれば、これは宣伝活動の一環だったようですね。そして、公式のトレイラーが24時間以内に公開されました。ところで、バットマンの歴史に詳しい人なら、去年バットマンが75周年を迎えたことを知っているかもしれませんね。このタイミングで、ワーナー・ブラザーズはバットマンを称え、彼のカッコいい衣装などを展示したミュージアムをオープンしました。私もつい先週、長野の女子高校生グループを引率して、ワーナー・ブラザーズのVIPツアーに同行したときに、このミュージアムもチェックしてきましたよ。この夏、ロスに遊びにこようと思っている人に、このツアーは絶対オススメ!入場料は50ドルで、ワーナー・ブラザーズが世に送り出した映画やドラマの裏側が見れちゃいます。さっきお話したバットマン・ミュージアムだけでなく、実際の撮影セットが見られたり、どうやって映画が作られるかが垣間見れるんです。バットマン・ミュージアムの2階には、ハリー・ポッターの展示もあって、衣装だけでなく、“組み分け帽子”で組み分けされることもできるんですよ!それからオリジナル版『アニー』を撮影した場所も見られるし、ジム・キャリーの『マスク』を撮影したビルもあります。でもなんと言っても、このツアーの最大の魅力は、テレビドラマ「フレンズ」に出てきたカフェ“セントラル・パーク”に行けること!もしLAに来るなら、“絶対行きたいリスト”に加えてくださいね!(text:Lisle Wilkerson)
2015年05月12日米国発のプレミアムアイスクリーム「ベン&ジェリーズ」が1年に1度開催しているフリーコーンデー。今年は、4月14日(火)11時から、国内では表参道ヒルズ店/ららぽーと豊洲店/コピス吉祥寺店/舞浜イクスピアリ店の4店舗で開催される。フリーコーンデーの日本での実施は4回目となり、昨年は14,600人以上の来店を記録した。この日は、11時~20時までの営業時間内(ららぽーと豊洲は21時まで)に来店すれば全員にスモールサイズのアイスクリーム1個が無料でプレゼントされる。全てのフレーバーからお好きなものを選べるので、食べたことのないフレーバーにトライしてみてもいいかも。1978年の創業以来、 「『楽しくないなら、 やる意味ある?』社会のためになることを、 楽しい方法で」をモットーにしている「ベン&ジェリーズ」。最高品質のアイスクリームをつくるために、すべての商品にフェアトレード認証の材料を使用するよう心がけるほか、 契約農場では牛へのrBGH(遺伝子組み換え増加ホルモンで牛乳の生産量を増やす方法)を使用していないなど、アイスクリームのおいしさだけでなく、社会全体を考えた企業活動を行い、エシカルなアイスクリームブランドとしても知られている。今年3月には、環境や人・社会への配慮である「社会性」と、 品質や機能、 デザインなどの「商品性」の両方を兼ね備えた商品・サービスに授与される「ソーシャルプロダクツ大賞」を受賞するなど、アイスクリームを通して様々なソーシャル・ミッション(社会貢献活動)に取り組んでいる。そんな「ベン&ジェリーズ」で、すべての人がハッピーになれるフリーコーンデーに、ぜひあなたも足を運んでみて。(text:Miwa Ogata)
2015年04月07日“コミコンの帝王”と称されるケヴィン・スミス監督の最新作であり、“衝撃の現在”写真が話題を呼んだハーレイ・ジョエル・オスメントも出演する映画『Tusk』が、『Mr.タスク』として7月18日(土)より日本公開されることが決定。併せて、かわいい(?)セイウチが登場するティザービジュアルが解禁となった。ポッドキャストを運営するウォレス・ブライトン(ジャスティン・ロング)は視聴率を伸ばすため、取材でカナダを訪れる。とあるバーで航海の話を聞いてほしいという老人ハワード・ハウ(マイケル・パークス)がいることを知り、彼の家を訪ねることに。そこで手厚いおもてなしを受けたウォレスはハワードが体験した壮絶な航海の話を聞きながら、紅茶に手を伸ばすが、それには睡眠薬が混ぜられていて…。目が覚めると足の感覚がないウォレスに、「これから君はセイウチになるんだ。“Mr.タスク(キバさん)”」と告げるハワード。ウォレスの友人テディ(ハーレイ・ジョエル・オスメント)と恋人のアリー(ジェネシス・ロドリゲス)は、連絡がとれなくなった彼の捜索を始めるが…!?本作は、かつてないほど斬新な“人間コラボ”映画。人間と生き物が掛け合わされる“人間コラボ”映画は、1986年、デヴィッド・クローネンバーグ監督『ザ・フライ』の人間とハエが融合という“コラボ”で衝撃と恐怖が日本を席巻。さらに、衝撃的でまさかのシリーズ化を果たした『ムカデ人間』。そして、人間と武器を融合させた『武器人間』に続き、本作では人間と“セイウチ”の融合という何とも斬新なコラボが誕生した。監督を務めたのは、コミック作家として、アメリカ・サンディエゴで毎年行われているコミコン・インターナショナル(通称:コミコン)で彼を知らない者はいないほどの人気を博すケヴィン・スミス。映画監督としても『チェイシング・エイミー』『ドグマ』『レッド・ステイト』などで知られ、ハリウッド第一線で活躍するあのマット・デイモンやベン・アフレックにいち早く目を付け、彼らを幾度もキャスティング。さらには役者として『ダイ・ハード4.0』などにも出演する多才さも発揮している。“セイウチ人間”と変貌してしまう主人公・ウォレスには、『そんな彼なら捨てちゃえば?』『スペル』のジャステイン・ロング。老人・ハワードには、クエンティン・タランティーノ組のマイケル・パークス。オタクの友人・テディを演じるのは、かつて子役として『シックス・センス』『A.I.』に出演し一世を風靡した面影はもうない(?)ハーレイ・ジョエル・オスメントだ。公開決定と同時に解禁されたティザービジュアルには、「人間とセイウチの新しいカンケイ」というポップなコピーに、1滴の血液が恐怖を感じさせつつも、どこかカワイイ、セイウチのアイコンと諦め顔のジャスティン・ロングがちょっと微笑ましくもある。果たして、新たな“人間コラボ”映画である“セイウチ人間”はどのような姿なのか?想像を膨らませつつ続報を待とう。『Mr.タスク』は7月18日(土)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイント(レイト)ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月27日『007』シリーズの“Q”役で知られ、ベネディクト・カンバーバッチらとともに現在の英国俳優ブームを牽引する、ベン・ウィショーの最新主演作『追憶と、踊りながら』。サンダンス映画祭始め、本国イギリスでも絶賛を受けたこの珠玉のドラマから予告編映像がシネマカフェに到着した。ロンドンの介護ホームでひとり暮らすカンボジア系中国人のジュン(チェン・ペイペイ)。英語ができない彼女の唯一の楽しみは、優しく美しく成長した息子のカイ(アンドリュー・レオン)の訪問だった。だが、カイは、自分がゲイで恋人リチャード(ベン・ウィショー)を深く愛していることを母に告白できず悩んでいた。やがて、突然の悲しみ訪れ、リチャードはカイの”友人”を装ったまま、ジュンの面倒をみようとする……。本作は、介護ホームで暮らす母親と息子の“恋人”との関係を静かに見守る、愛の物語。主演を務めた『007 スカイフォール』や『クラウド アトラス』で知られるウィショーは、これまで18世紀の青年やロックスターなどを特徴的なキャラクターが多かったが、本作では現代のロンドンに暮らす普通の青年役に。等身大の佇まいを初めてスクリーンで見せているのは大きな魅力で、ふとした視線の動きや声の揺れだけで愛する人を失った悲しみを繊細に伝え、一瞬のまなざしで情熱を溢れさせるウィショーの演技は必見だ。また、ベン演じるリチャードの恋人の母親ジュンには、『グリーン・デスティニー』などで知られるベテラン女優チェン・ペイペイ。ペイペイのイメージを一新する静かな演技とともに、リチャードの恋人を演じる新人アンドリュー・レオンの美しさも要チェック。監督・脚本は、カンボジア出身の新鋭ホン・カウ。長編デビューとなる本作は、監督自身の母への想いを重ねあわせた物語で、ウィショーやペイペイ始め、すべてのスタッフ・キャストが「素晴らしい脚本!」と称賛。その繊細でエモーショナルな演出は第一作とは思えないほどの完成度で、デビュー作として異例のオープニング作品に選ばれたサンダンス映画祭では「撮影賞:を受賞、ブリティッシュ・インディペンデント・アワードやBAFTA英国アカデミー賞でも多数ノミネートされた。公開された予告編は、中国系のジュンが愛する李香蘭(山口淑子)が歌う名曲「夜来香」をバックに、英国人男性と踊るシーンから幕を開け、少しずつジュンとリチャードとの関係性が明かされていく。恋人への愛の大きさゆえに感極まって言葉を失い、涙するウィショー演じるリチャードの姿には、映像だけでも胸しめつけられるほど。映し出される「あなたが“母”なら?」「あなたが“恋人”なら?」という問いに揺れながら、この心奪われる予告編をご覧あれ。『追憶と、踊りながら』は5月23日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月26日『セッション』で今年のオスカー助演男優賞に輝いたJ・K・シモンズが、リュック・ベッソンが製作する『The Lake(原題)』に出演することになった。監督は『イントゥ・ザ・ストーム』のスティーヴン・クォーレ。ベッソンのヨーロッパ・コープ社にとって、これまでで最大の予算をかけた期待作になる様子だ。脚本は、ベッソンと『イコライザー』の脚本を手がけたリチャード・ウェンクが書き下ろした。物語は、セルビアの湖の下に眠るお宝を探そうとする戦士たちを描くもの。シモンズの役は、彼らの行動に決して賛成ではないものの、サポートをする年配の上司ということだ。北米公開は2016年7月の予定。シモンズの次回作は、この夏公開の『ターミネーター:新起動/ジェニシス』。来年は、ベン・アフレック、アナ・ケンドリック共演の『The Accountant(原題)』も控える。『セッション』4月17日(金) TOHOシネマズ 新宿ほか全国順次ロードショー『ターミネーター:新起動/ジェニシス』7月11日(土) 全国ロードショー文:猿渡由紀
2015年03月25日博物館の展示物が真夜中に動きだし、大騒動を繰り広げるアドベンチャー大作の最終章『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』で主演を務めるベン・スティラーのインタビュー映像が公開になった。本シリーズは大ヒットを飛ばし続けているが、ストーリーは「続編をやるなら存在意義が必要だった」という。スティラーはなぜ、新作への出演を決めたのだろうか?インタビュー映像本作の舞台はニューヨーク自然博物館。ここには展示物を動かす不思議な石板があり、夜に見学者がいなくなると展示物たちは館内を自由に動き回っている。しかし、その石板に異変が発生。警備員のラリーは、異変の謎を解くべく、仲間や息子のニックと共にイギリスの大英博物館へと向かう。1作目ではニューヨーク自然博物館、2作目ではスミソニアン博物館、そして本作では世界最大級の大英博物館が舞台になっているが、スティラーは「別の博物館に行って新しい冒険をするだけでは新鮮さがなく、続編を作る意味がない」と言い切る。そんな彼が製作陣と考え出したアイデアが“別れ”だった。本作では石板に異変が起こり、ラリーと博物館の展示物たちはそれぞれ“別れ”を意識する。さらに、ラリーの息子ニックは成長し、親元から巣立とうとしている。シリーズはついに最終章を迎えるが、スティラーは「永遠に一緒にいられると思っていた仲間たちにラリーは別れを告げなくてはならない」と予告する。ラリーは本当に博物館の展示物たちと別れてしまうのだろうか? それともアッと驚く展開が起こり、深夜の大騒ぎは続くのだろうか? 世界中の映画ファンから愛されてきた人気シリーズ最終章の結末が気になるところだ。『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』3月20日(金) 全国ロードショー
2015年03月06日アメリカ生まれのプレミアムアイスクリーム「ベン&ジェリーズ(BEN&JERRY’S)」から、アイスクリームのコア(芯)にアツアツのホットなソースが入った新商品「コアサンデー」が国内全4店舗にて発売中だ。「ベン&ジェリーズ」のアイスクリームは、原料生産者にも公正な価格のフェアトレード原料を使うことや、環境にも牛にもやさしい、持続可能な酪農方法でミルクをつくることなど、創業以来の変わらぬポリシーを貫いて製造されている。今回の新商品「コアサンデー」は、好きなフレーバー2種を選び、コアのソースはチョコレートファッジとキャラメルの2種類からコアのソースを選ぶ。最後にフレッシュな生クリームとお好みのトッピングを乗せて完成。自分好みのフレーバーを組み合わせれば、幾通りもの味わいを発見できる。冷たいアイスクリームとあつあつのソースを混ぜて食べればクセになる美味しさ。この冬、ぜひトライしてみて。(text:Miwa Ogata)
2015年03月03日毎年アカデミー賞授賞式前日に発表される、最低映画を表彰するラジー賞こと第35回ゴールデンラズベリー賞が21日(現地時間)に決定。最多7部門ノミネート作『トランスフォーマー/ロストエイジ』のマイケル・ベイ監督が最低監督賞、先月結婚したばかりのキャメロン・ディアスが最低女優賞に輝いた。先月5日にロックバンド「グッド・シャーロット」のベンジー・マッデンと挙式したキャメロンは『The Other Woman』(原題)、『Sex Tape』(原題)の主演作2本が対象。実は『ANNIE/アニー』でも助演女優賞候補になっていたが、こちらの受賞は逃した。最低作品賞は、80年代の人気TVシリーズ『愉快なシーバー家』で知られるカーク・キャメロン主演の『Kirk Cameron’s Saving Crhistmas』(原題)が受賞。カークは最低男優賞を受賞、作品はほかに最低脚本賞、最低スクリーンコンボ賞もゲット、最多4部門で受賞した。最低助演男優賞は『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』や『トランスフォーマー/ロストエイジ』などに出演したケルシー・グラマー、最低助演女優賞は『ミュータント・タートルズ』のミーガン・フォックス。『ミュータント・タートルズ』のプロデューサーでもあるマイケル・ベイは、2009年の『トランスフォーマー/リベンジ』に続く2度目の最低監督賞受賞となり、すっかりラジー賞に欠かせない存在となった。受賞結果は以下の通り。最低映画賞:『Kirk Cameron’s Saving Christmas』(原題)最低男優賞:カーク・キャメロン(『Kirk Cameron’s Saving Christmas』原題)最低女優賞キャメロン・ディアス(『The Other Woman』『Sex Tape』ともに原題)最低助演男優賞:ケルシー・グラマー(『エクスペンダブルズ3ワールドミッション』『トランスフォーマー/ロストエイジ』)最低助演女優賞:ミーガン・フォックス(『ミュータント・タートルズ』)最低スクリーンコンボ賞:カーク・キャメロンと彼のエゴ(『Kirk Cameron’s Saving Christmas』原題)最低前日譚、リメイク、パクリ、続編映画賞:『ANNIE/アニー』最低監督賞:マイケル・ベイ(『トランスフォーマー/ロストエイジ』)最低脚本賞:『Kirk Cameron’s Saving Christmas』(原題)ラジー名誉挽回賞:ベン・アフレック(ラジー受賞作の『ジーリ』からオスカー候補作の『アルゴ』『ゴーン・ガール』へ)(text:Yuki Tominaga)
2015年02月23日人気キャラクターを演じてお馴染みの海外ドラマスターが、新作映画で印象の全く異なる意外な役柄に挑戦!俳優としての力量を見せつけながら、新たな魅力を放っている彼らの“素敵なギャップ”に注目。今回は、全米の大人気コメディ「ママと恋に落ちるまで」に9シーズンにわたって出演したニール・パトリック・ハリスです。昨年の3月にアメリカで最終回を迎えた「ママと恋に落ちるまで」は、主人公の青年・テッドと仲間たちの青春を描いたコメディ。年頃の娘と息子の父親になっている2030年のテッドが、ニューヨークで恋に仕事に奔走していた青春時代をふり返りつつ、“ママと出会って恋に落ちるまで”を子どもたちに語り聞かせるスタイルで物語が進行していきます。惚れっぽくて恋愛運もいまいち微妙なテッドが様々な女性との出会いと別れを繰り広げる中、“ママ”とはどのようにして出会ったのか?“ママ”はいったい誰なのか?といったミステリーも興味を煽る中、ニールが演じたのはテッドの友人のひとりであるバーニー・スティンソン。大勢の女性たちを相手に一夜限りの関係を繰り返す“真性プレイボーイ”バーニーは、なかなかの曲者キャラです。自信たっぷりで、人をからかってばかりで、けれどもなぜか憎めないバーニーは視聴者に愛され、ニールはこの役でエミー賞やゴールデン・グローブ賞の候補にも挙がりました。また、ニールと言えば、今年はブロードウェイのミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」でトニー賞を受賞。軽快なトークでエミー賞授賞式の司会を2度、トニー賞授賞式の司会を4度務めたエンターテイナーとしても知られていますが、「ママと恋に落ちるまで」のバーニーのイメージからも、ブロードウェイスターとしての活躍からも、愛すべき司会者の顔からも遠く離れたキャラクターを新作映画で大熱演。それが、デヴィッド・フィンチャー監督の『ゴーン・ガール』です。ギリアン・フリンのベストセラー小説を映画化した『ゴーン・ガール』の主人公は、誰もが羨むような結婚生活を送るニック(ベン・アフレック)&エイミー(ロザムンド・パイク)夫妻。結婚5周年の記念日に妻・エイミーが突然、失踪したことから物語が展開していきますが、その中でニールはエイミー失踪事件のキーパーソンとなる人物を演じています。ネタバレとなるので多くを語るのは控えますが、1つ言えるのは、この作品のニールは怪しげで、謎めいていて、ちょっとキモかったりも!?「まさかそんなことに!?」と目を疑うようなシーンにも挑んでいます。『スマーフ』シリーズや『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』などでも映画スターぶりを発揮しているニールですが、衝撃度で言えば『ゴーン・ガール』がNo,1。自身が司会を務める今年のアカデミー賞授賞式でも、演じたキャラクターを茶化してくれるのではないかと今から期待してしまいます!(text:Hikaru Watanabe)
2015年02月21日2月7日(土)より、ついに全国公開となった『ミュータント・タートルズ』。もともと1984年にアメコミから誕生した「ミュータント・タートルズ」は、その後、アニメ化・実写映画化・ゲーム化がされ、一大ブームを巻き起こした。当時は“キッズ向け”の印象が強かったが、マイケル・ベイのもと生まれ変わった本作は、本格バトル・アクションあり、キモかっこいいタートルズたちの個性豊かなキャラクターありで、全米始め世界中で大ヒット。すでに続編の製作も決まっている。同作に加え、2015年の洋画界に登場するのは、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(7月4日公開)、『テッド 2』(原題/8月28日公開)といった近年の大ヒット作の続編を始め、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(6月公開)、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(7月公開)、『ジュラシック・ワールド』(8月7日公開)など、かつて“一時代を創った”話題作の“新章”となる続編やリブート作。さらに、その“ラスボス”的存在として『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が12月18日より全世界公開される。そこで、オリジナルやシリーズそのものをよく知らなくても楽しめる(?)それぞれの見どころを探ってみた。まず直近では、最終章を迎える『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』(3月20日公開)。シリーズ化されるとは誰もが思っていなかった2006年、博物館の展示物が真夜中に動き出すという荒唐無稽な発想と、友情や家族愛も絡んだストーリー、そしてベン・スティラーら個性豊かなキャストが受けて、意外にも(!?)大ヒット。3作目は惜しくもロビン・ウィリアムズの遺作のひとつとなってしまったが、ダン・スティーヴンス(日本語版吹き替え:徳井義実)、レベル・ウィルソン(同:渡辺直美)ら新キャストも加わり、物語のスケールはパワーアップ。今回も、ただ目の前で巻き起こるアドベンチャーをとことん楽しむ、という単純明快なエンターテイメントに仕上がっている。『ワイルド・スピード SKY MISSION』(4月17日公開)も、ポール・ウォーカーの悲しい事故を乗り越え、実にシリーズ7作目を迎える。2001年、ロサンゼルスのストリートレーサーだった彼らの活躍の舞台は、いまや世界中。本作では原点回帰として、北川景子や妻夫木聡も出演した『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』以来、東京が舞台に。また、今度の敵役はジェイソン・ステイサムとあって、ヴィン・デーゼル、ドウェイン・ジョンソンとの最強スキンヘッド対決は見物。もしかしたら、特別なゲストの出演もあるかもしれない!?さらに、夏休みをにらんだ『マッドマックス』と『ターミネーター』は、主演に抜擢された新鋭俳優を一気にスターダムに押し上げた、言わずと知れた大ヒットシリーズ。前者は、当時無名だったメル・ギブソンがブレイク、作品もその後のカーアクション映画の金字塔となった。およそ30年ぶりの最新作となる本作は、シリーズの創始者ジョージ・ミラー監督が再びメガホンを握るとはいえ、主人公マックスを演じるのは『ダークナイト ライジング』のベインなどで知られる英国俳優トム・ハーディ。また、スキンヘッドの女戦士役にシャーリーズ・セロン、まさかの怪メイクでニコラス・ホルトも出演するなど、その狂気に満ちた斬新な世界観は健在ながら、“完全新生”として期待ができそうだ。一方、アーノルド・シュワルツェネッガーの出世作の第5弾『ターミネーター:新起動/ジェニシス』では、1作目の若きシュワと、白髪の老年シュワによるターミネーター同士のバトルが明らかにされている。海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」から抜擢された新たなヒロイン、エミリア・クラークは、もはや未来から来た戦士に守ってもらい、ただ逃げ回る、か弱き女性ではない点が現代的。しかも、液体金属の超最新型“最凶”ターミネーターを演じるのはアジアのトップスター、イ・ビョンホン。オリジナル・シリーズの単なる続編とは言い切れない、“新機動”されたキャスト&ストーリーだけに、かつてのファンも、改めて興味を持ったファンも楽しめることだろう。同じく新たなキャストで臨むのは、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮の大人気シリーズが約20年ぶりに“開業”する『ジュラシック・ワールド』。主演を務めるのは、マーベル作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で一躍ハリウッドの人気者となったクリス・プラットだ。彼は先日、ディズニーが新たに製作する『インディ・ジョーンズ』でかつてハリソン・フォードのハマり役となった主人公を演じるのでは?と伝えられたばかり。最新VFXによって蘇った恐竜たちの、さらなる“進化”も楽しみだ。加えて注目したいのは、マイルズ・テラー、ケイト・マーラ、マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・ベルという、若手から中堅の最旬キャストが揃うリブート版『ファンタスティック・フォー』(原題/10月9日公開)。特に、主人公ミスター・ファンタスティック役のマイルズは、賞レースで熱い注目を集める『セッション』の怪演で、公開前に認知度をグンと高める可能性大。ヒューマン・トーチ役のマイケルも、『ロッキー』のスピンオフ『Creed』(原題/11月25日全米公開)で、シルベスター・スタローン扮するロッキーがトレーナーにつく、かつての友人でライバルの“孫”を演じており、こちらも要注目株。だが、注目度の高さでいえば、2015年のトリを飾る『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』だろう。1977年に始まったエピソード4~6までの旧3部作、ダース・ベイダーの誕生までを描いたエピソード1~3の新3部作を経て、当時のファンが親世代となったいま、リアルタイムでない世代にもダース・ベイダーやストームトルーパー、R2-D2、C-3POなどキャラの浸透度は別格。ディズニーのもと、J・J・エイブラムス監督がメガホンをとる新章には、マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーらオリジナルのメインキャストに加え、オスカー・アイザック、ジョン・ボヤーガ、デイジー・リドリー、アダム・ドライバーら少々クセのある若手個性派ばかりがキャスティングされており、先の特報に続く新情報が待ち望まれている。さらに、トム・クルーズの代名詞ともなった『ミッション:インポッシブル5』(原題)は、先日、全米公開がクリスマスから夏休み7月31日に変更されたばかり。今年53歳になるトムが、まだ若い者には譲れない!とばかりに製作と主演を務め、またもや大活躍を見せてくれるはずだ。2016年には、ベン・アフレックの新バットマンとヘンリー・カビルの新スーパーマンによる『Batman v Superman: Dawn of Justice』(原題)、豪華キャストそろい踏みの『X-MEN:Apocalypse』(原題)、リアム・ヘムズワースの出演がうわさされている『インディペンデンス・デイ 2』(原題)、マット・デイモンが復帰する『ボーン』シリーズ、2017年には『パイレーツ・オブ・カリビアン』の最新作『Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales』(原題)、『アバター2』(原題)なども続々と控えているハリウッド。“邦高洋低”の日本でも起死回生の大ヒット作がこれらの中から登場するのか、引き続き注目していて。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミュータント・タートルズ 2015年2月7日より全国にて公開(C) 2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2015年02月15日マイケル・ファスベンダーが、アップルの創業者の故スティーブ・ジョブズを演じることが正式に決定した。マイケルが主演するのは、ウォルター・アイザックソンが2011年に発表した伝記本「スティーブ・ジョブズ」を映画化する『Steve Jobs』(原題)で、『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが脚本、ダニー・ボイルが監督を務める。映画化が決定した際、まずはレオナルド・ディカプリオにオファーしたが、監督の予定だったデヴィッド・フィンチャーの降板を受けてレオが出演を辞退。マット・デイモン、ベン・アフレック、ブラッドリー・クーパーが候補に上がり、昨年10月にはクリスチャン・ベイルの起用が発表されたが、わずか数日で降板が発表された。ほかにはアップルの共同設立者のスティーブ・ウォズニアックをセス・ローゲン、マッキントッシュの元マーケティング担当のジョアンナ・ホフマンをケイト・ウィンスレット、アップル社の元CEOのジョン・スカリーをジェフ・ダニエルズが演じる。ジョブズの最初の妻・クリスアン役はイギリス出身のキャサリン・ウォーターストーン、マッキントッシュOSの開発にあたったプログラマーのアンディ・ハーツフェルド役はマイケル・スタールバーグ。撮影はすでにサンフランシスコで始まっている。映画の公開は2016年の予定。(text:Yuki Tominaga)
2015年01月30日弱小アメフトチームの再建を託された崖っぷちゼネラルマネージャー(GM)の、人生をかけた“究極の心理戦”を描くケヴィン・コスナー主演『ドラフト・デイ』が、いよいよ1月30日(金)より全国公開される。本作で、ケヴィン演じるGMサニーの恋人にして、仕事上の右腕でもある女性を熱演しているジェニファー・ガーナーから、インタビュー映像とラブラブの劇中写真がシネマカフェに到着。実生活では、『ゴーン・ガール』が大ヒット中のベン・アフレックの妻であり、ハリウッドきっての“おしどり夫婦”として知られる彼女が、本作でも、窮地に立たされた“彼”のために“内助の功”を発揮していることが分かった。市場規模約1兆円といわれるアメリカン・フットボール。毎年開催されるNFL(ナショナルフットボールリーグ)のドラフト会議は、有望な新人選手獲得を狙う、チーム運営を担うGMたちによる壮絶な心理戦。レギュラーシーズンに劣らない注目を集め、派手なショーアップも施されるドラフト会議は、全米に生中継され、驚愕の視聴率を記録するほど、一大エンターテインメントとなっている。ケヴィンが演じる本作の主人公は、このドラフト会議でチームの指揮をとり、選手を指名するGMサニー。そして、ジェニファーが演じるのは、選手の年俸を管理するサラリーキャップマネージャーという重要なポストで、公私共に彼を支えるキャリアウーマン、アリだ。男性ばかりの世界でも物怖じせず意見を言い合い、仕事に情熱を注ぐ彼女の姿は、大胆で、芯が強く、美しい…まさに現代を生きる女性の手本というべきキャラクター。その一方では、サニーの恋人として、ドラフト会議に挑む彼を優しく見守る魅力的な女性でもある。そんなジェニファー、私生活では結婚8年目を迎えたいまも夫ベンとラブラブで、3人の子どもたちを育てるしっかりとした母親ぶりも有名。さらに、ジェニファーと結婚してからのベンは、監督作『アルゴ』でアカデミー賞「作品賞」を受賞、デヴィット・フィンチャーと組んだ『ゴーン・ガール』は世界的大ヒット中、『バットマン』新シリーズでは主人公のブルース・ウェインに抜擢されるなど、一時期の低迷がどこへやらの上り調子!まさに“人生のベストサポーター”として夫ベンを支えている。実は本作にも、そんなジェニファーの“内助の功”ぶりを発揮する場面が。ケヴィン演じるサニーが、ドラフト会議本番前の緊張とプレッシャーから、恋人アリに不安を吐露すると、彼女は優しく温かく、サニーを励まし続ける。その甲斐あってか、サニーは自信を取り戻し、駆け引きやハッタリを駆使した、手に汗握るドラフト会議に挑むことができるようになるのだ。このほど公開された劇中写真でも、互いに見つめ合い、キス間近(!?)な熱々ぶりを披露。また、インタビュー動画の中でも、笑顔でケヴィンとの共演について「最高に楽しかった」と彼の魅力を語っている。『アルゴ』や『ダラス・バイヤーズクラブ』など、ハリウッド業界人が秀逸な脚本を選出する“ブラックリスト2012”でNO.1となった、“駆け引きエンターテイメント”ともいえる本作。ジェニファーが見せる“憧れの女性”の姿にも注目してみて。『ドラフト・デイ』は1月30日(金)よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドラフト・デイ 2015年1月30日より全国にて公開(C) 2014 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2015年01月19日その年の最低の映画に与えられるゴールデン・ラズベリー(ラジー)賞。その候補が発表14日(現地時間)発表になり、『トランスフォーマーロストエイジ』が作品賞など最多7部門でノミネートされた。全世界の興収が11億ドルに達した大ヒット作は、作品賞のほかに最低シリーズ作品賞、最低脚本賞、最低スクリーン・コンボ賞、最低監督賞(マイケル・ベイ)、最低助演女優賞(ニコラ・ペルツ)、最低助演男優賞(ケルシー・グラマー)で候補になった。『Kirk Cameron’s Saving Christmas』(原題)、『ザ・ヘラクレス』が作品賞を含めて6部門ノミネートでそれに続き、作品賞にはニコラス・ケイジ主演の『Left Behind』(原題)、『ミュータント・タートルズ』がノミネートされた。俳優部門では、ニコラス・ケイジ、セス・マクファーレン(『荒野はつらいよ~アリゾナより愛を込めて~』)、カーク・キャメロン(『Kirk Cameron’s Saving Christmas』)、ケラン・ルッツ(『ザ・ヘラクレス』)、ラジー賞常連のアダム・サンドラー(『Blended』原題)が男優賞候補に。女優賞はドリュー・バリモア(『Blended』)、キャメロン・ディアス(『The Other Woman』原題、『Sex Tape』原題)、メリッサ・マッカーシー(『Tammy』原題)、シャーリーズ・セロン(『荒野はつらいよ~アリゾナより愛を込めて~』)、ガイア・ワイス(『ザ・ヘラクレス』)という豪華な顔ぶれ。そして今年は新たに名誉挽回(Redeem)賞が設けられた。これは、かつてラジー賞を受賞しながら、新作で高い評価を得た俳優に贈られる賞で、ベン・アフレック(『ゴーン・ガール』)、ジェニファー・アニストン(『Cake』原題)、マイク・マイヤーズ(『Supermensch: The Legend of Shep Gordon』原題)、キアヌ・リーヴス(『ジョン・ウィック』、クリステン・スチュワート(『Camp X-Ray』)が候補になった。授賞結果は例年通りにアカデミー賞授賞式前日、2月21日(現地時間)に発表される。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:トランスフォーマーロストエイジ 2014年8月8日より全国にて公開(C) 2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2015年01月15日毎年恒例になっている映画ファン向けのサイト「TC Candler」の“世界で最もハンサムな顔”ランキングの2014年度版が発表された。スポーツ選手や歌手などもいるが、俳優が圧倒的に多数ランクインしているといえる。トム・クルーズ(83位)、レオナルド・ディカプリオ(33位)、ジョージ・クルーニー(20位)、ブラッド・ピット(16位)などの大御所俳優はやはり上位に来ているようだ。そのほかにも、マシュー・マコノヒー(92位)、ジュード・ロウ(88位)、ジェイク・ギレンホール(68位)、ベン・アフレック(60位)、ベネディクト・カンバーバッチ(46位)、ブラッドリー・クーパー(28位)、チャニング・テイタム(19位)、ジェラルド・バトラー(8位)、ライアン・ゴスリング(7位)、など有名俳優がランクインしている。また、テレビドラマ「ハンニバル」でレクター博士を演じ注目を集めているデンマーク出身の俳優マッツ・ミケルセン(53位)や、こちらのサイトでも紹介している好評上映中の映画『サンバ』に出演したフランス出身の俳優オマール・シー(13位)など、非英語圏の俳優がランクインしているのにも注目だ。さて、気になる日本人の順位だが、52位にアメリカデビューも果たした歌手の赤西仁、29位に台湾人とのハーフでアジアでも活動している俳優の金城武、ACミラン所属で国際的な評価も高いサッカー選手の本田圭佑が24位で日本人1位という結果になった。いずれも国際的に活躍している有名人だというのが特徴だといえるかもしれない。ちなみに3位は『インセプション』『ダークナイト ライジング』で知られる俳優トム・ハーディ、2位は韓国アイドルグループ「スーパージュニア」と派生グループ「Super Junior-M」のチェ・シウォン、1位は2015年に公開が待たれる官能系映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の俳優ジェイミー・ドーナンという結果になった。2014年“世界で最もハンサムな顔”の上位10人は以下の通り。1位ジェイミー・ドーナン(俳優・モデル)2位チェ・シウォン(歌手・俳優)3位トム・ハーディ(俳優)4位ディエゴ・ボネータ(歌手・俳優)5位マイケル・ファスベンダー(俳優)6位イドリス・エルバ(俳優)7位ライアン・ゴスリング(俳優)8位ジェラルド・バトラー(俳優)9位マティアス・スーナールツ(俳優)10位テギョン(歌手)(text:cinemacafe.net)
2014年12月31日ベン・スティラー主演の『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』のヨーロピアン・プレミアが15日(現地時間)、ロンドンで開かれ、ベンやオーウェン・ウィルソンらキャストが、同作に出演した故ロビン・ウィリアムズを偲んだ。夜の博物館で動き出す展示物たちとガードマンのラリーの冒険を描いたヒット・シリーズは今回が3作目。ロビンはシリーズを通して、展示物のセオドア・ルーズベルトを演じていた。西部開拓時代のミニチュア人形役のオーウェンはロビンについて「彼は素晴らしいユーモアのセンスと本物の優しさ、謙遜する心を持つ人だった。偉そうに振る舞ったっていいのに、彼は絶対にそうしなかった。いつも温かくて、好奇心旺盛な人だったよ」。博物館のキュレーター、マクフィー博士役のリッキー・ジャーヴェイスは「彼は素晴らしかった。僕にとっては崇拝の対象だったけど、会った途端に友だちになってくれた。地に足の着いた人でもあったし、常にみんなを楽しませてくれていた。特別な人だ」と、エジプトのファラオを演じたベン・キングズレーも「尊厳と分別があり、ユニークな魅力があった」と語った。主役のガードマン、ラリーを演じたベンは『ナイト ミュージアム』シリーズについて、ロビンと仕事することができた唯一の機会だったという。「とても心が広くて優しかった。誰にも分け隔てなく接して、いつも楽しませてくれたし、僕も彼を楽しませていると思わせてくれた。でも実際は、僕はただの一ファンだった。彼と一緒に過ごせて、同じ映画に出演できて、本当に幸運だと思う」とふり返った。『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は2015年3月20日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:Yuki Tominaga)
2014年12月18日『セブン』、『ソーシャル・ネットワーク』、『ドラゴン・タトゥーの女』などで世界中の映画ファンを魅了してきた鬼才デヴィッド・フィンチャー監督。その最新作『ゴーン・ガール』が12月12日(金)に公開されます!全米では初日から10週間経ってもTOP10圏内をキープ。先日、ハリウッド賞レースの幕開けとなるハリウッド・フィルム・アワードで[作品賞][脚本賞][音響賞]の3部門を受賞し、アカデミー賞受賞への注目が集まっています。独創的な映像表現と力強いストーリーテリングでアメリカ映画界を牽引してきたフィンチャー監督が、今回選んだテーマは失踪事件を起こした若い夫婦の物語。公開に先立ち、本作を配給する20世紀フォックス映画が国内の配偶者or恋人ありの男女300人(15歳~59歳)を対象に、パートナーにまつわるアンケート調査を実施しました。予告編には失踪事件が起こる前、夫ニックが嘘をついて外出し、妻エイミーに浮気現場を目撃されるシーンが登場。ということで、回答者に「パートナーに嘘をついたことはありますか?」「パートナーに嘘をつかれたことはありますか?」と質問したところ、それぞれ以下のような結果に。==================Q:「パートナーに嘘をついたことはありますか?」男性…81.3%女性…80.0%Q:「パートナーに嘘をつかれたことはありますか?」男性…74.7%女性…76.7%==================男性のほうが嘘をつきやすく、でも女性のほうがその嘘を見抜くのが上手なんですね!?そこで、恋愛科学研究所所長の荒牧佳代先生に「男性がつきやすい嘘」と「嘘の見抜き方」を教えていただきました!≪男性がつきやすい嘘の傾向は?≫「男性は必要に迫られたら嘘をつきますが、実はもともとあまり嘘をつけない性なんです。でも、男性本来の“自由気まま”で“シングル”な生き方を女性から邪魔されたくないと感じると嘘をつきます。例えば浮気のときは、恋人がいたり既婚者だったりするのに女性の存在がないふりをしますね。女性から(承知の上で)束縛されているのに、一切束縛されていない男のように振る舞い、多くの女性と関係を持とうと画策するのです。また、自分へのハッタリ(実力以上の誇示、大げさ)として嘘をつくのも男性ならでは。嘘をつき、カッコつけてモチベーションを上げ、その嘘をついた自分に向かって努力します。そうすることで、本当に力のある男性はリアルな功績として実現させますが、力のない男性は嘘だけで終わってしまいます。自分に負荷をかけて男を上げようと頑張るのが男性なんです。一方、女性の嘘は、自分自身が商品ですから、生まれながらにして自分の身を守るために存在するスキルなんです。例えば、化粧やボディメイキングなどはやりすぎは嘘になります。自分の身体や外見をより美しくみせるよう着飾り、少しでも高値で売ろうとアピールしますから見分けるのが困難。浮気の嘘は、女性のほうが秀逸というかずる賢いです。完全犯罪のように完璧に嘘をつけますから怖いですよ(笑)」≪男性の嘘を見抜く方法≫「女性は本能的に命を産み育てる性なので、性質的に自然と洞察力(人を見抜く力)が備わっています。ですが、相手の男性の魅力にドキドキとときめくと途端に嘘を見抜けなくなります。女性は恋愛に対する感受性が男性より高いので、恋の媚薬ホルモンの脳内麻薬的な威力に、通常の思考回路がイカれて使い物にならなくなっちゃうんです。もっと厳密に言えば、大好きな男性には嘘をつかれてもいい!なんてワケのわからないところまで考えが飛んでしまいます。傍から見たら明らかにだまされているでしょ!ってことも本人にはわからない。わかってても事実を直視しようとしません。いわゆる恋は盲目(Love is blind)の状態ですね。女性はその点だけ気を付けていれば、大抵の男性の嘘は見抜けるでしょう。ただし、的中率は訓練しないと上がりません。結婚して妻という立場になれば、毎日のように夫や子どもの様子を観察しますから、自然と洞察力も磨かれ、相手のちょっとした変な動きにも気付くようになります。女性の洞察力の鋭さは観察の積み重ねですからね。大好きな恋人でもお付き合いが長くなると女性の洞察力は鋭くなります」なお、アンケート調査にはこんな質問もありました。==================Q:「パートナーは、結婚後に印象が変わったと思いますか?」男性…51.7%女性…49.5%==================男女共に、結婚前後で相手に抱く印象が変わる人は約半数いることが判明。この結果に関して荒牧先生は、以下のように解説しています。≪恋愛中は演技で結婚後は素の自分≫「恋のドキドキの興奮はエンターテイナーです。多かれ少なかれ、誰でも現実の自分にちょっと演技を加え、相手がときめく理想の恋人を演じているのです。お互いが惹かれ合うためには、そのくらいのパワーがないと仲も続きませんからね。一方、結婚はふたりで協力し合いながら日常の幸せを築いていく現実的な世界です。結婚して相手の印象が変わったと思うのは、通常の自分に戻っただけで、本当は変わっていません。恋しているときのパートナーや自分が普段と違っていただけで、結婚後のほうがノーマルで素な自分に近いでしょう。ただし、理想を追い求める人は、結婚後も恋しているときのエンターテイナーな華やかさを望むでしょう。私は恋は衝動で非現実、愛(結婚)は理性と定義し、コラムやカウンセリングで提唱し続けています。“恋愛”の恋と愛そのものが相反するもので、矛盾しているんですね。アンビバレンツ(アンビバレンス)な世界なんです。恋愛科学的に解説すれば、男女の恋愛そのものがもともと矛盾したところだらけなので、結婚後に印象が変わるくらいはそう不自然なことでもないと言えるでしょう。とはいえ、愛と憎しみは表裏一体です。特に女性の愛情は深くなるので増悪もそれと同時に深まります。男性のみなさんは注意してくださいね」恋と愛は矛盾していて、男女の恋愛も矛盾している。なんだか悲しくなってきますが…未婚の方はそのあたり、肝に銘じておいたほうが良さそうです。「あなたは、愛する伴侶のことをどれだけ知っていますか?」一番近い人=パートナーこそ、実は最も謎めいた存在であることを、見る者全てに突きつける衝撃作『ゴーン・ガール』。フィンチャー監督ならではのスリリングな映像と鋭く研ぎ澄まされた演出を、ぜひ映画館で目撃してください。【STORY】結婚5周年の記念日。誰もがうらやむような幸せな結婚生活を送っていたニックとエイミーの夫婦の日常が破綻する。エイミーが突然姿を消したのだ。リビングには争った後があり、キッチンからは大量のエイミーの血痕が発見された。警察は他殺と失踪の両方の可能性を探るが、次第にアリバイが不自然な夫ニックへ疑いの目を向けていく。新妻失踪事件によってミズーリ州の田舎町に全米の注目が集まり、暴走するメディアによってカップルの隠された素性が暴かれ、やがて、事件は思いもよらない展開を見せていく。完璧な妻エイミーにいったい何が起きたのか…。12月12日(金)全国ロードショー監督:デヴィッド・フィンチャー原作・脚本:ギリアン・フリン出演:ベン・アフレック/『アルゴ』、ロザムンド・パイク/『アウトロー』、他配給:20世紀フォックス映画『ゴーン・ガール』 (C) 2014 Twentieth Century Fox★オリジナルグッズプレゼント★作品の世界をイメージした、スタイリッシュなノート&ペンのセットを2名様にプレゼントします!応募・詳細はこちらから♪※プレゼント応募にはcocoloni PROLOの会員登録が必要です。ご応募期限:12/25(木)荒牧佳代先生が恋愛・結婚・男ウケにまつわる恋愛科学豆知識を伝授!今日の恋愛科学プチコラム
2014年12月12日いよいよ今週末12月12月(金)に日本でも公開となり、熱烈なファンの声で前夜の特別上映も決定している、鬼才デヴィッド・フィンチャーの最新作『ゴーン・ガール』。本作で、美しい妻の失踪にメディアや世間から疑惑の目を向けられる夫を好演するベン・アフレックから、インタビュー映像が到着した。5回目の結婚記念日に突如、姿を消した妻エイミー(ロザムンド・パイク)。帰宅したニック・ダン(ベン・アフレック)が、半開きのドアと散らかったリビング・ルームを見て通報する。だが、この瞬間、ニックは幸せな夫からメディアの関心の中心へと公衆の面前で変貌していった。第一容疑者のレッテルを貼られたニックからは、数々の嘘や策略を思わせる不適切な行為が噴出。彼のメディアにおける“人格”は好ましい人物ではなく、失望と憤りのかたまりで、想像を掻き立てるような愚かな秘密をたくさん抱えていたのだ。ニックが、エイミーに手をかけたのだろうか――。フィンチャー監督は、「キャストの組み合わせは、バスケットボールチームのメンバーを決めるようなもので、ニックは攻撃の指示を行うポイントガードだ」とアフレックについて語る。監督は彼の中に、突然メディアや市民の“悪意”を全身に受けてしまう男を演じられるポテンシャルを見出していた。それは、彼が俳優の活動外のプライベートでこれまで受けてきた実体験からなのか、失踪した妻のポスターの前に立ったときに人々の心に波風を立てる、“不自然な何か”を醸し出す能力がアフレックにはあったようだ。そして、「彼の起用に文句をつける人はひとりもいなかった」と話すように、監督以外も満場一致の起用だったことを明かす。また、監督だけではなく、全米メディアからも「アフレックは、尊大なところと好感を抱かせるニック像をちょうどいい具合にとらえた」(ケネス・チューラン/LA TIMES)、 「アフレックが順応性のある、共感を呼ぶ演技を披露」(マノーラ・ダージス/NY TIMES)、「ニック役でアフレックは、今までのキャリアで一番自然な演技を見せた」(クリス・ナシャワティ / ENTERTAINMENT WEEKLY)と、その演技は大絶賛を受けている。アフレックは、「尊敬する監督と仕事ができることが一番の魅力だった。デヴィッドは俳優を見る目が確かだし、撮影が楽しみだった」と、映像ではふり返っている。実際に彼はバットマンを演じる『Batman vs. Superman』(原題)の撮影と自身の監督作の準備を延期して、本作の撮影に臨んだ。本作への意気込みや、フィンチャー監督との撮影の様子は、到着した映像でたっぷりと語られている。全米のみならず全世界の興行収入が、フィンチャー監督の最高記録となる大ヒットとなっている本作。アカデミー賞受賞への期待も高まっており、この冬、日本でもその勢いは加速することになりそうだ。『ゴーン・ガール』は12月12日(金)より全国にて公開。12月11日(木) 、前夜特別上映決定(一部劇場を除く)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴーン・ガール 2014年12月12日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox
2014年12月09日東京・銀座の「メグミオギタギャラリー(MEGUMI OGATA GALLERY)」は、12月6・7日の2日間、ベン・アイン(Ben Eine)のタイポグラフィーが印字されたキューブ「objet d’art」を展示する。ベン・アインは店のシャッターや公共の壁などの様々な場所に、“シャッターフォント”と呼ばれるフォントでグラフィティを描くストリートアーティスト。イギリスのキャメロン首相が初めてアメリカを訪問した際に、アインの作品をオバマ大統領に贈ったことで一躍有名に。12年には「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」とコラボレーションして、グラフィティをあしらったスカーフを発表した。今回の展示会では、アート作品の3次元化を手掛ける「Fragile Ventures」とコラボレーションした作品を披露している。これまでにアインが描いてきた「シャッター」、「デンダーロイン」、「サーカス」の3つのフォントで、アインを表す「E」の文字を打刻した。材質はコンクリート、メタル、ウッドの計3種類で、すべて手仕上げで製造されている。キューブは3種類全てが120ミリの正方形。コンクリート製にはアインがシャッターに描いた「シャッターフォント」が、木製には初期の作品に用いられた「サーカスフォント」が、金属製には「テンダーロインフォント」がそれぞれ使用された。「objet d’art」はFragile Venturesのオンラインストアーで購入も可能。価格は3種類とも約50万円。
2014年12月04日ルーニー・マーラにアカデミー賞「主演女優賞」ノミネートをもたらした『ドラゴン・タトゥーの女』から3年。世界中の映画ファン待望のデヴィッド・フィンチャー監督最新作『ゴーン・ガール』が、このほど、12月12日の日本公開を前に、これまでの『ベンジャミン・バトン数奇な人生』を抜いて監督自身キャリア最高となる全世界興行収入を記録。監督から、喜びのコメントが到着した。本作は、ベン・アフレックとロザムンド・パイクが初共演で演じる、結婚5周年の記念日に失踪事件を起こした、ある夫婦の物語。アメリカで600万冊以上を売り上げ、「NYタイムズ」ベストセラーランキング第1位を記録したギリアン・フリンによる小説の映画化で、脚本もフリン自身が手掛けている。先日、賞レースの幕開けとなるハリウッド・フィルム・アワードでは、「作品賞」と共にフリンが「脚本賞」を受賞するなど3部門を受賞し、今後はアカデミー賞受賞への注目が集まっている。受賞の影響もあってか、全米では公開9週目となる先週末も、TOP10圏内をキープ。そして今回、日本とイタリア(12月18日より)の公開を待たずして、全世界の興行収入累計が、フィンチャー監督のこれまでの最高記録『ベンジャミン・バトン数奇な人生』の3億3,390万ドルを超え、3億3,470万ドルとなり、監督しては最高記録を達成した。脚本を担当したフリンは、本作について「デヴィッドが監督してくれたら良いのに、と思っていたから、デヴィッドが監督に決まって本当に良かったと思ったの」と言う。彼女の無慈悲なまでの洞察力とフィンチャー監督の圧倒的なストーリーテリングが相乗効果を生み、ダーク・ユーモアが随所に散りばめられた本作を作り上げた“共犯者”として、監督を絶賛。また、全米メディアも、「『ゴーン・ガール』はこれ以上ないほどすごい」(ケネス・チューラン / LA TIMES)、「おもいきり楽しんだ。フィンチャーの最高傑作。それ以上言いようがない。衝撃を覚悟して」(ジョシュ・ロスコプフ / TIME OUT NEW YORK)「デヴィッド・フィンチャーが『ゴーン・ガール』でオスカーに爆弾投下」(HITFIX)など、早くもアカデミー賞の本命として名指しするほど。そんな本作が自身のキャリア最高の全世界興収を挙げたことについて、フィンチャー監督は「作ろうと思っていた映画を作ることができたと思っているから、たくさんの人たちが映画を観に行ってくれて嬉しいよ。僕らが映画を作って、人々がそれを見たいと思うのは、嬉しいからね」と満足気。そして、公開が待たれる日本のファンに「出来るだけ何も知らずに劇場へ行くのをオススメするよ。デートにも相応しいと思うよ。だって、もし僕がデートでこの映画を観に行ったら、楽しいと思う。この映画の内容を巡って、相手と楽しい小競り合いになると思うからね」と、やや意味深なメッセージを送った。現代映画界きっての鬼才が贈る、サイコ・スリラーの大傑作。あなたもぜひその世界観にハマってみて。デヴィッド・フィンチャー監督作『ゴーン・ガール』全米興収$160.8M全世界興収$334.7M『ベンジャミン・バトン数奇な人生』$127,509,326$333.9『セブン』$100,125,643$327.3『ドラゴン・タトゥーの女』$102,515,793$232.6『ソーシャル・ネットワーク』$96,962,684$224.9『パニック・ルーム』$96,397,334$196.4『エイリアン3』$55,473,545$159.8『ゲーム』$48,323,648 $109.4『ファイト・クラブ』$37,030,102$100.9(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴーン・ガール 2014年12月12日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox
2014年12月01日ジャスティン・ティンバーレイクとベン・アフレックが出演する映画『ランナーランナー』が公開されている。本作はオンライン・カジノの世界を題材にしたスリリングなサスペンスだが、劇中で主人公を翻弄するカジノ王を演じたアフレックは過去に実際にオンライン・カジノで被害に遭っていたようだ。その他の写真本作は、オンラインカジノの詐欺行為に気づいた天才学生リッチー(ティンバーレイク)が、裏社会でカジノ王(アフレック)やFBIを敵に回し、自分の命を賭けた攻防を繰り広げる様が描かれる。アメリカのオンライン・カジノ市場は巨大で、年間300億ドルの収益を上げると言われている。この映画は、大手オンライン・カジノ“アルティメットベッド”で実際に起きた不正事件を参考にしている。元オーナーの証言によると、あるシステムを使って他人のカードをのぞき見ていたそうで、被害者の中にはプロのポーカープレイヤーに交ざって、ベン・アフレックの名前があった。アフレックはプライベートでは大のギャンブル好きで、ラスベガスのカジノでハプニングに巻き込まれたり、大金を使い込んで妻を怒らせた、という報道もあった。本人はこの事実を隠しておきたいのか、映画のPRやインタビューではプレイヤーを“ダマす”カジノ王について語っているが、実際に演じる上では自身が“ダマされた”経験も何らかのかたちで役立っているかもしれない。『ランナーランナー』公開中
2014年11月28日鬼才デヴィッド・フィンチャー監督とベン・アフレックがダッグを組み、現代を生きる夫婦の不協和音を描いたサイコロジカル・スリラー『ゴーン・ガール』。このほど、本作の日本語版予告とともに、物語の鍵ともいえる“失踪事件”の証拠品の画像が解禁となった。結婚5周年の記念日。誰もが認める幸せな夫婦だったニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)。しかし、争った痕跡と大量の血痕を残し、エイミーが突然姿を消した。妻を探すニックだが、警察とマスコミはアリバイや言動が不自然な彼を第一容疑者として考え始め…。本作は『ドラゴン・タトゥーの女』などで知られる鬼才フィンチャー監督が、全米ベストセラーのギリアン・フリンによる同名小説を映画化。先日のハリウッド・フィルム・アワードでは「作品賞」「脚本賞」「音響賞」の3部門を見事受賞し、早くも大きな注目を集めている。今回、公開される日本オリジナル予告は、『アルゴ』でオスカー賞を受賞したベン演じる夫・ニックが、失踪した妻を必死に探すも疑いをかけられ追い詰められる様子や、ロザムンド・パイク演じる妻エイミーの表情が映し出されており、物語の行方を一時も見逃すことができない仕上がりとなっている。息を飲むような展開で、誰よりも長い時間を一緒に過ごしてきたはずのパートナーの知られざる秘密が次々と暴かれ、さらに新たに「殺される」と書かれたエイミーの日記や、彼女が銃を探していたという証言も明らかに。また、公開された証拠品の画像は4点。華やかで祝賀ムードに包まれた結婚式と思われる写真、燃え残った日記の一部、血痕が付着したカッター、そして赤いランジェリー。これらが“完璧な”夫婦に訪れた突然の失踪事件に、どのようなキーポイントとなるのか注目だ。ベンは「現在の監督の中でも、最も優れた監督のひとりだと思うから、デヴィッド・フィンチャーと一緒に組むチャンスは夢のようだった。ゾクゾクしたよ。もしまたこんな機会に恵まれたら、何度でも引き受けると思うよ」と明かす。そして、『007 ダイ・アナザー・デイ』でボンドガールに大抜擢され、トム・クルーズ主演の『アウトロー』でヒロインを演じたロザムンドも「俳優としてのキャリアは“フィンチャー以前”“フィンチャー以後”で演技が分かれると思うの」と、監督作への出演がいかに大きいものだったかを語っている。そんなフィンチャー監督からの挑戦状とも取れる今回の映像と画像。妻を愛する夫が犯人なのか、はたまた別の誰かが…。監督の完璧なまでの演出と、怒濤のストーリー展開に魅惑されるのは間違いなさそうだ。『ゴーン・ガール』は12月12日(金)より全国にて公開。12月11日(木) 、前夜特別上映決定(一部劇場を除く)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴーン・ガール 2014年12月12日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox
2014年11月26日『セブン』『ソーシャルネットワーク』のデイヴィッド・フィンチャー監督の最新作『ゴーン・ガール』の日本版予告編映像と、劇中で描かれる事件の“証拠品画像”が公開になった。本作は妻の失踪から始まるミステリーを描いた作品だが、この証拠から導き出されるのは“失踪”の真相だけではないようだ。『ゴーン・ガール』予告編本作は、アメリカだけで600万冊を売り上げたギリアン・フリンの同名小説を、ベン・アフレック、ロザムンド・パイクらをキャストに迎えて映画化したもの。結婚5年目を迎え、誰もが幸福だと思っていた妻エイミーが突然、姿を消したことから、事件の容疑者として人々の注目を集めながら妻の捜索を続ける夫ニックの姿と、夫婦の間の秘密を描き出いていく。このほど公開された日本版予告編で注目すべきは、妻を捜索する夫ではなく、妻のエイミーの視点から描かれていることだ。通常、この種のミステリーは“探す側”に視点があり、捜査が進むに連れて妻の真実が明らかになることが多い。しかし、このほど公開された映像はエイミーの語りで進んでいき、彼女がニックと初めて会った日、ふたりが恋に落ちた日、ふたりの関係に入った亀裂が少しずつ広がっていく過程が描かれる。やがて視点はニックへと移り、消えた妻を捜しながら、マスコミや警察によってニック自身が容疑者にされていくまでが描かれるが、消えたエイミーが何を考えていたかが、物語にとって重要な役割を果たすと考えて間違いなさそうだ。ちなみに同時に公開された証拠品は、女性の下着、カッターナイフ、ニックとエイミーの幸福な瞬間をとらえた写真、エイミーの日記の一部の4点で、写真と日記は焼かれて一部だけが残っている状態だ。この証拠が物語にどのように関係しているのか? 予告映像のラストに登場するコピー“あなたは愛する人のことをどれだけ知っていますか?”は何を意味するのか?本作は妻の失踪事件を扱いながら、単なる犯人探しだけではない“人間関係の謎”を描いた作品になりそうだ。『ゴーン・ガール』12月12日(金)全国ロードショー
2014年11月26日イギリスで記録的大ヒットをした『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』が、ついに日本に上陸する。本作は、日本でも大ヒットしたスティーブン・ダルドリー監督作『リトル・ダンサー』のミュージカル版。バレエを通じて、父と子が愛を再確認する感動の物語だ。本作を始め、12月の公開作でひと際目立つのは、キム・ギドクやデヴィッド・フィンチャーなど、世界各国の有名監督たちが手がけた“家族”をテーマにした作品ばかり。良くも悪くも昼夜、生活を共にする家族。悩みを共有したり、安心を得られる一方で、“最も近くて最も遠い”存在に感じることもしばしば。一見、いかにも幸せそうに見える家庭が、実は周りの人には知られたくない問題を抱えているというのも、決して珍しいことではない。ひとつ屋根の下でも、日々ドラマは起きている…となれば、ミドルエイジを迎え、家族を持った監督たちの作品も、その描き方はさまざま。今回は、一見まったく異なるが、実は“家族”という共通のテーマを描いた4本の新作をご紹介。●『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』12月5日公開1984年、ストライキに揺れるイギリス北部の炭鉱の町。11歳の少年ビリーは、炭鉱夫の父と兄、祖母と暮らしている。偶然目にしたバレエに興味を持ったビリーは、父親に内緒でバレエを習い始める。彼の素質を見抜いたバレエ教師の指導を受け、ビリーは“ロイヤル・バレエで踊る”という夢を抱くように。息子の才能と夢を知った父は、一大決心をする――。監督は、日本でも大ヒットした映画『リトル・ダンサー』と同じ、イギリス出身のスティーブン・ダルドリー(54歳)。映画版は、ちょうど14年前の2000年9月29日にイギリスで劇場公開され、英国アカデミー賞を受賞した。2005年からはロンドンのウエスト・エンドで、舞台版の上演が開始。ダルドリー監督は、こちらの舞台版でも演出を務め、音楽監督はエルトン・ジョンが担当した。2008年にはブロードウェイに進出し、トニー賞を独占。2014年の現在もロンドン・ウエストエンドで観客を魅了し続けている。そして、今年の9月28日。これまでビリー役を演じてきた27名が全員が共演する、1日限定の夢のステージも実現した。その模様はライブ配信され、週末興行成績第1位を獲得という偉業を達成。その夢のステージこそが、今回日本に上陸した『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』なのだ。ダルドリー監督は「情緒的な作品だ。家族が絶望的だと思われる状況に立ち向かう物語で、それはどの文化や言語に置き換えても共通のテーマだと思う」と語っている。ありのままの思いをぶつけ、衝突する父と息子。でもそれは、誰よりもお互いを愛してるからこそゆえ。自分の心を理解してほしいから、真剣に、不器用に向き合うのだ。少年ビリーは、言葉では伝えられない思いを、体いっぱいで表現する。家に帰ったら、すぐに自分の家族を抱きしめたくなるような、ハートウォーミングな家族の物語の傑作は、ミュージカル版でも顕在だ。●『メビウス』12月6日公開ある日、夫の浮気を知った妻。彼女は嫉妬と怒りのあまり、夫の性器を切断しようとするが失敗。ところが、その激情を抑えられない彼女は、息子の性器を切断して、姿を消してしまう。途方に暮れる息子に、父は性器がなくても絶頂に達する方法を教えるが、妻が戻ったことで――。監督は、韓国の鬼才キム・ギドク(53歳)。これまで『うつせみ』や『嘆きのピエタ』など、数々の衝撃作を生み出してきた彼が、新たに送り出す問題作だ。今回は上流階級の一家に起きた衝撃の出来事を、一切の台詞を省き、笑う、泣く、叫ぶといった感情表現のみで描写。ギドク監督の特有のちょっとグロくて、ちょっと歪んだ、でも人間の真実をえぐり出す家族愛には注目だ。●『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』12月6日公開『スパニッシュ・アパートメント』から連なるシリーズ第3弾。ウェンディとの間に2人の子どもをもうけ、パリで生活しているグザヴィエ(ロマン・デュリス)。小説家としてもある程度成功した彼だが、あるとき、スペイン留学時の親友でレズビアンのイザベルから精子の提供を頼まれる。しかし、このことが原因となり、ウェンディは子どもを連れてニューヨークへ移住してしまう――。監督は、フランス出身のセドリック・クラピッシュ(53歳)。これまで、ハリウッド映画とはまた違う、日常の小さなドラマを切り取り、すぐ隣にいそうな人間たちを映し出してきたクラピッシュ監督。彼の代表作となる、ロマン・デュリス演じるダメ男・グザヴィエの物語も、ついに最終章。いろいろな女性の間を行ったりきたりしていた彼には、呆れつつも、なぜか嫌いになれず、見守り続けてしまった女子も多いはず。そんな彼も親となり、家庭を持ち、すっかり落ち着いたのかと思えば、やっぱりそんなわけはないらしい。クラピッシュが描く、単なる“フランス式”とも言えない、愛おしいダメ男の家族の物語もまた必見だ。●『ゴーン・ガール』12月12日公開誰もがうらやむ完璧夫婦だったニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)。5年目の結婚記念日に、突然エイミーが行方をくらましてしまう。メディアによって夫婦の実態が暴かれ、不審な行動を続けるニックに、次第に世間はエイミー殺害の疑惑を持つように――。監督は『セブン』、『ソーシャル・ネットワーク』などのヒットメイカーで、アメリカ生まれのデヴィッド・フィンチャー(52歳)。スタイリッシュな映像と音楽は、まさにミュージックビデオ出身の監督ならでは。1分先も予測できない完璧な脚本が、観る者をただならぬ緊張感で包み、ただ一度の瞬きすらしたくないと思わせる。幸せいっぱいに見えた夫婦の徐々に明かされていくほころびを、容赦なく描き出していく本作は、『ベンジャミン・バトン数奇な人生』とはまるで違う、生々しい家族の物語だ。2014年もあと1か月。今年の締めくくりに、世界の巨匠から“家族の在り方”を学べば、あなたの家族の物語がもっとキラキラ輝くかもしれない。『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』は、TOHOシネマズ日劇にて12月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴーン・ガール 2014年12月12日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Foxニューヨークの巴里夫 2014年12月6日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開(C) 2013 Ce Qui Me Meut Motion Picture - CN2 Productions - STUDIOCANAL - RTBF - France 2 Cinemaメビウス 2014年12月6日より全国にて公開(C) 2013 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.
2014年11月25日鬼才デヴィッド・フィンチャーのもと、『アルゴ』のベン・アフレックと『アウトロー』のロザムンド・パイク共演で、現代に生きる夫婦の不協和音を描いたサイコロジカル・スリラー『ゴーン・ガール』。本作の公開を記念し、明日11月22日の「いい夫婦の日」を前に、配給元の20世紀フォックス映画が男女300人を対象にパートナーに関する調査を行ったところ、「10人に1人がパートナーに一度でも殺意を抱いたことがある」という衝撃の事実が判明した。結婚5周年の記念日。誰もが羨む幸せな夫婦だったはずのニックとエイミー。しかし、争った形跡と大量の血痕を残し、エイミーが突然姿を消す。警察やマスコミは、アリバイや言動が不自然な夫ニックへ疑いの目を向けていくが…。本作は、『セブン』『ドラゴン・タトゥーの女』などで知られるフィンチャー監督が、全米ベストセラーのギリアン・フリンによる同名小説を映画化。脚本もフリン自身が務めており、先日行われた賞レースの幕開けとなるハリウッド・フィルム・アワードでは、「作品賞」「脚本賞」「音響賞」の3部門を見事受賞した。日本でも、一刻も早く作品を観たいというファンからの声がSNSなどで日に日に高まり、今回の受賞も大きな後押しとなって前夜の特別上映(一部劇場を除く)が決定するほど、大きな注目を集めている。だが今回、15歳~59歳までの配偶者もしくは恋人のいる男女300人を対象に行った調査で分かったのは、「10人に1人がパートナーに殺意を抱いたことがある」という衝撃の事実!本作で、5回目の結婚記念日に妻の失踪事件の第一容疑者のレッテルを貼られ、数々の嘘や策略などの不適切な行為が噴出する夫のニックを演じたアフレックは、「この作品をひと言で表すと“愛”と“死”だと思う。時にはパートナーの見難い真実を目撃してしまい、そうなったときに人はどうなってしまうのか…」と分析する。もしや彼が演じたニックも、エイミーの何かを目撃し、殺人を犯かしてしまったというのか?さらに、エイミーを演じたパイクは「私たちはパートナーの関係を徹底的に解剖してみたのだと思う。親密な関係にあるからこその素晴らしいところ、それから親密な関係だからこその裏切りがあるわ」と意味深に語る。つまり、調査の結果もパートナーとの親密な関係がゆえに抱く感情なのだろうか?また、届いた本編シーンの映像には、ニックがエイミーの血液型すら分からず、受け答えものらりくらりで、いっそう警察の疑念が増していく様子が…。今回の調査でも「パートナーのことを100%理解している」と回答した人は、全体の9.7%に過ぎなかった。さらに、ニックのようにパートナーの友人のことや昼間の行動、血液型すら知らないという人が、実に90.3%にも及んだという。パイクが、本作が伝えるメッセージについて「“自分のパートナーを本当に理解してる?”ということよ」と明かすように、今回の調査の結果から見えてくるのは、『ゴーン・ガール』で描かれる失踪事件は、実際に起こり得るのということなのだろうか。『ゴーン・ガール』は12月12日(金)全国にて公開。12月11日(木) 前夜特別上映決定(一部劇場を除く)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴーン・ガール 2014年12月12日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox
2014年11月21日ジャスティン・ティンバーレイクとベン・アフレックが出演する映画『ランナーランナー』が21日(金)から公開されるのを記念して、TOHOシネマズで本作の観賞料金が実質無料になるキャンペーンが開始される。その他の画像映画は、年間300億ドルの収益を上げると言われている米オンラインカジノの世界を題材にしたスリリングなサスペンス。オンラインカジノの詐欺行為に気づいた天才学生リッチー(ティンバーレイク)が、裏社会でカジノ王(アフレック)やFBIを敵に回し、自分の命を賭けた攻防を繰り広げる様が描かれる。“逆転確率4パーセント!人生はギャンブルだ!!キャンペーン”は、TOHOシネマズで本作を観賞してチケットの半券を応募すると、応募者の4パーセントに、TOHOシネマズギフトカード2000円分がプレゼントされるもの。ちなみに映画タイトルの“ランナーランナー”とは、ポーカー用語で、危機的状況において、最後の2枚のカードで大逆転することで、その発生率は4パーセントと言われている。キャンペーンの詳細は映画公式サイトに掲載される。『ランナーランナー』11月21日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
2014年11月20日