「大切な存在」「支え合える友達になれた」という声がある一方で、グループができあがっている、悪口を言われた…など悩みのタネにもなりうる〝ママ友〞。でも、すごく仲良くならなくても、同じ園に子どもを通わせるママとして良い関係を築きたいと思うのは、みんな同じではないでしょうか。気持ち良く付き合うために大切なことやトラブルが起きたときの解決法を、一緒に考えていきましょう。監修/西東桂子(あんふぁんサポーター)illustration/KAWAZOE Mutsumi【自然体でいる】ママ友と仲良しの自分を演じ過ぎるとしんどくなってしまう。【笑顔であいさつ】あいさつは人間関係の基本。どのママにも分け隔てなく。【家庭のことを質問し過ぎない】夫の仕事やプライベートなことを聞くのは仲良くなってから。【約束を守る】不安解消のための大切な過程。一人遊びも大事な時間です。【お互いを尊重し合う】年齢も価値観も教育方針もバラバラだからこその思いやり。【悪口を言わない】同調するのも悪口を言っているのと同じこと。【対面の会話を大事にする】LINEやメールだけでなく相手の表情を見て会話する。【気遣いを忘れない】仲良くなった後も思いやりや礼儀を大切にする。【ウソは言わない】バレたときトラブルのタネになるのでできるだけ正直に。【ママ友づくりを焦らない】必死にママ友をつくっても気が合わないと後がつらくなる。【いい距離感を保つ】干渉し過ぎず、質問し過ぎず。けれど困ったときは助け合う。【子どもの友達のママだと割り切る】あくまで子どもが主体の関係性だということを忘れずに。ここに挙げた12個は読者アンケートで多かったコメントです。あなたが共感するものはありますか?次は、ママ友の間で起こりがちなトラブルにどう対処するか、あんふぁんママたちの意見を紹介します。あんふぁん読者アンケートQママ友との付き合いを難しいと感じることがありますか?※期間:2016年1月28日~3月1日WEBアンケート、有効回答数1171人あんふぁんママに聞きました。こんな場面、あなたならどうする?ママ友の間で起こりがちなトラブルや悩みの中から、7つのケースについて読者のママたちにアンケートをとり、回答してもらいました。自分ならどうするかを想像しながら、読んでみてくださいね。ケース1苦手なママとの付き合い苦手なママの子と、うちの子が仲良し。園以外でもその子と遊びたがりますが、無理して付き合った方がいい?子どものために一緒に遊びます!もしかしたら、思ったよりもいい人かもしれないし。ただし、初めはムードメーカーとなってくれそうな他の親子も誘います。[アケルさん・35歳]幼稚園の帰りに公園で遊ぶくらいなら、我慢して付き合います。自宅に呼んだり、休みの日も遊んだりするのでなければ、ストレスはそんなにないと思うので。[クロチェさん・39歳]子どものけんかへの対処が違ったりしたときに戸惑うので、私なら無理しません。子どもはその場その場の遊びを楽しんでいるものなので、園以外で遊ばなくても仲良くいられると思います。[RHさん・34歳]ケース2子ども同士のトラブル「お宅のお子さんにけがをさせられた」とママ友に言われ、謝りました。でも先生に事情を聞くと、うちの子だけが悪いわけではないようで…。お互いさまなので謝るのは当たり前。モヤモヤする必要はありません。「わが子がけがをしなくてよかった」とプラスに考えれば、気持ちも落ち着くのでは?[SNさん・33歳]幼稚園でけがをしたのであれば、先生に「こういうことがあったのですが、今後何かあったら園から連絡を頂けますか?」と相談しておくといいかも。[ゆりあさん・37歳]けがをさせてしまった事実は変わらないので「けがへの謝罪」だったと気持ちの整理をします。ただわが子には「悔しかった気持ちは分かってるよ」と伝えるようにします。[RHさん・34歳]ケース3家へのお呼ばれ自宅に人を呼ぶのが好きなママ友。「今度はあなたの家に行きたい」と言われますが、人を家に呼ぶのが好きじゃないので困っています。お邪魔している以上、1回くらいはお呼びした方がいいと思います。相手も家の雰囲気を見たいだけではないですか?一度呼べば気が済むと思います。[ATさん・41歳]普段の感謝を伝えた上で、「うちにもお招きしたいんだけど、おもてなしが苦手なの。代わりにおでかけをプロデュースさせてくれない?」と誘ってみては。[マシューママさん・42歳]そのママ友の気持ちも分かります。全然招待されないと「遊び場として利用されてるのかな?」と心配になるので。呼ぶ気がないならお邪魔するのは控えた方がいいと思います。[さおりんさん・29歳]ケース4嫌われているママ友あるママの態度が、周囲から反感をかっています。気を付けた方がいいよと教えるのは余計なお世話?指摘しません。自分が実際に嫌な思いをしたのであれば、その場で言うこともアリだと思いますが、そうでないなら、周囲のママの反感を正しく伝えられるとは思えないので。[BABAさん・36歳]相手が親しいママ友なら、他の人の話という設定にして、「こういう人がいるんだけど、周りの受けが悪いみたいなんだよねー」とさりげなく話してみます。[かおりママさん・34歳]余計なお世話なので言いません。ただ、そのママの子どもまで嫌われるなどの場合には、園に事情を説明した方がいいと思います。[ゆりあさん・37歳]ケース5ランチを断りたいランチ代がバカにならないのでやんわり断ったら、気まずくなってしまいました。無理せずいい関係を保つには?うやむやな断り方だとそれこそ「距離を置かれた?」と思われて、気まずくなるのだと思います。「その日は予定があって」と理由をつくるか、「ちょっと今月厳しくて」と、あっけらかんと言ってしまう方が印象がいいです。[さおりんさん・29歳]ランチをしなくても付き合える方法を考えてみる。あるいは、自分からワンコインでおいしいお店を薦めてみるのはどうでしょうか。[小梅ちゃんさん・36歳]「義母が急に来ることになって…」と言うと、みんな同情してくれるので、後味が悪くなりません(笑)。 [RHさん・34歳]ケース6SNSの返信下の子が生まれたため、LINEの返信をできずにいたら、遊びやランチに誘われなくなりました。即レスできないとダメなのかな?即レスができないのは、子育てを一生懸命頑張っている証拠です。自信を持って!みんなも気を使っているだけかもしれないので、自分から誘ってみるといいですよ。[HKさん・39歳]行けないときは「ごめん、行けない」だけでも即レスするよう心掛けています。誘う側としては、即レスがないと行きたくないのかなと思ってしまうので。[よねさん・34歳]周りは遠慮しているだけだと思います。行ける余裕があるなら「即レスは無理だけど、ランチには行きたいから、何かあったら誘ってね!」と伝えておきます。[かおりママさん・34歳]ケース7ママ友の輪に入りたい送迎時や行事のときなど、ママたちの輪に入りたいけれど話し掛けるのが苦手。自然に仲良くなるには?子どもが仲良くしている友達のママが、そのグループ内にいるなら、一人でいるところを狙って話し掛けます。そのママを通して徐々に輪に入れるかもしれません。[ゆりあさん・37歳]上の子がいるなど長い付き合いの場合もあるので、既存の輪の中に入るのは諦めます。クラスの集まりに積極的に参加すれば、自然と交流が深まりますよ。[MYさん・34歳]幼稚園は子どもがお友達との関わりを学びに行く場所。親が群れる場所ではありません。面倒なところには首を突っ込まず、役員の仕事で一緒になった人に話し掛けてみては?[ロロちゃんさん・37歳]幼稚園は「社会勉強」の場ですお付き合いのコツはいいところ探し巻頭特集監修者・西東桂子さんからメッセージ幼稚園は親子で入園する「社会」。子どもは初めての集団生活で折り合いの付け方を学び、ママは久しぶりに組織の中でのお付き合いの方法を思い出す場所です。職場では、苦手な人にもあいさつしていたはずですよね。気は合わなくとも、その人のやり方に感心する点があったりもしませんでしたか?わが子のいいところ探しをすると子育てが楽になるように、ママ友もいいところを探してお付き合いしていきましょう。そして「価値観が違う」人と出会えるのは貴重な機会。子育てに関して新たな気付きをもらえるチャンスかもしれません。卒園後も仲良くしたいママ友が一人二人見つかったらラッキー、というくらいの気持ちでいればよいと思います。
2016年05月11日強い日差しが感じられる時期になってきました。幼稚園や習い事の送り迎え、食材の買出し、洗濯物干しなど、紫外線にさらされる機会が多いママの日常。日焼けしたくないからと、徹底したUV対策を行っている人も多いでしょう。でも、「ママ友の過剰なUV対策に呆れる」という声もチラホラ聞こえてきます。絶対焼きたくない! でもママ友からドン引きされるようなやりすぎは避けたい…。今回は、そんなママたちのUV対策について考えてみましょう。 ■まるで不審者!? ママ友もドン引きの日焼け対策太陽がサンサンと降り注ぐ気持ちの良い朝なのに、上から下まで完全防備。気持ちはわかるけれど、周りから見ればかなりアヤシイですよ! ママ友の声を聞いてみると…「幼稚園の送り迎えに全身真っ黒の日焼け対策ファッション+マスクは、完全に不審者」(32歳・4歳女の子のママ)「スポーツイベントなのに長袖、手袋、サングラス、さらに日傘までさして参加しているママがいます。気持ちはわかるけどTPOってものがあるでしょ、と思わず言いたくなる」(35歳・6歳女の子のママ)「一緒にランチをしている間中、日焼け止めを何度も塗り直して真っ白になっているママを見ると、必死すぎて笑っちゃう」(32歳・4歳男の子のママ)など、本人は単なる日焼け対策のつもりでも、ママ友たちは心の中でかなりの勢いで “突っ込み” を入れているようです。 ■過剰なUVケアは間違い! 美肌をつくる “ビタミンD” って?シミや日焼けの元になる紫外線。浴びないことに越したことはないけれど、過剰なUVケアもまたお肌によくないということをご存知でしょうか?太陽の光を浴びると、私たちの体は“ビタミンD”を生成します。このビタミンDは、骨粗鬆症や免疫機能の向上など、健康を維持するために不可欠な物質。ほかにも、殺菌作用やお肌のバリア機能を高める働きがあるため、美肌やアンチエイジングの手助けもしてくれます。しかし近年、成人女性の半数以上がビタミンD欠乏症であるされています。その原因のひとつが過剰なUVケアによるものなのだそう。お肌を美しく保つためのUVケアも、やりすぎるとかえって逆効果なることも。 ■快適&時短を目指すなら、スプレータイプの日焼け止めを強い日差しの下では、SPF値が高くウォータープルーフタイプの日焼け止めが崩れにくく安心ですが、独特の皮膜感や重ね塗りによる不快感が気になるところ。日焼けは防ぎたいけど、時短もできて使用感のよいものがイイですよね。日焼け止めは時間が経つと効果が弱まってしまうため、強力な日焼け止めを使用しても、持続時間はせいぜい数時間。それなら、SPF値が弱く使用感のよいものをこまめに塗りなおすほうが、効率よく紫外線をカットできるんです。均一に塗ることができるスプレータイプなら、ムラにならず、うっかり焼けしやすいうなじや首元などにもシュッとかけるだけ。簡単にケアできます。適度におしゃれを楽しみつつも、効率的な日焼け対策を取り入れていきましょう。UVファンデーションの塗りすぎは、メークだけでなくママ友からも浮いています。ご用心!
2016年05月09日世界中の人とつながることができるFacebook。家族や親しい友人と交流するのに便利なツールです。子育て中のママたちも、Facebookを活用してママ友と情報共有を楽しめますね。一方で、Facebook上でのママ友とのつながりに疲れてしまったり、トラブルに発展したりすることもあるようです。あんふぁんママたちに、Facebookを楽しく使う秘訣を聞きました!嫌われ投稿の上位は「自慢」「リア充アピール」「愚痴」今回のアンケートは208人の読者が回答。そのうち「Facebookを毎日1回以上、利用(閲覧・投稿)している」人が60%、「週1回以上利用している」人が17%、「まったく利用していない」人は12%でした。「昔はやっていたが、今はほとんど利用しない」という人も11%。友だち申請に関しては、「積極的につながっているし自分からもどんどん友だち申請している」のは6%だけで、「ママ友とはつながらないようにしている」が23%。どうやら、ママ友との利用には消極的な人も多いようです。ママ友はFacebook上では気を遣う相手なのでしょうか?「子どもばっかり」「自撮り」「かまってちゃん」もNG!乳幼児ママの生活が、子ども中心になるのは仕方ないこと。Facebook投稿も、「子どもがいないときは他人の『子ども投稿』に見向きもしなかったのに、いざ子どもが生まれると自分の子どもの話ばかりでどうなの?」(恭さん、36歳)と思われているかもしれません。ママ友なら子育ての話題に共感しもらえるかというと、「子どものちょっとしたことなど、ハッキリ言ってどうでもいい」(ばばばさん、34歳)とバッサリな意見も。一方で、子どものことを全然載せていないママの投稿について、「子どもや家庭の話題はなく、いつも遊び歩いている感じ。ちゃんと子育てしているのか疑問を感じる」(accoさん、37歳)という目で見ていたり。ママ目線といえば、「赤ちゃんが生まれた日に何度も投稿していると、『上の子との時間を作ってあげればいいのに』と思ってしまう」(りぃママ、38歳)という意見も。「赤ちゃんのエコー写真は気持ち悪い」(りっちゃん、28歳)、「かわいくない子どもなのに顔出している」(るかっぴ、32歳)…。ママはみんな、自分の子だけがかわいいものと思っておいた方がよさそうですね。自撮りについては、「自撮りの写真ばかり載せる人には、『いいね!』しか押せない」(めぐりさん、39歳)。つまり、「いいね!」を押してもらっているからといって、安心できないということでもありますね。意外に多かったのが、“かまってちゃん”にうんざりしているママ。「『私はかわいそうな子』をアピールする人はとりあえず無視。気づかなかったことにする」(さくらそうさん、33歳)。疲れるのは「お付き合いコメント」と「比較」!余計なものを見せてしまう、見てしまうことでのトラブルも多いよう。「誘っていない人に写真を見られた」(しゅうのんさん、31歳)は頻発トラブル。「ドタキャンされた相手が、違う人との遊びを優先していたのがわかった」というママ(るかっぴさん、32歳)は、これをきっかけに絶縁したそうです。トラブルにはならなくても、Facebookでママ友疲れの人は多いようです。「たいしたことない内容でも『いいね!』を押さないといけない雰囲気が疲れる」(なでしこりんさん、33歳)のように、「いいね!」やコメントが面倒だという人も少なくありませんでした。「遊びに自分だけ誘われていないと知って疲れる」(おまみさん、29歳)、「子どもの洋服や習い事を比べてしまう」(きくのんさん、33歳)、「落ち込んでいるときに投稿を見ると、自分とのギャップにさらに落ち込む」(匿名、39歳)。疲れの2大要因は、「お付き合い」と「比較」のようですね。トラブル回避のためには「つながらない」選択も「勝手に写真を載せられた」というのも、よくあるトラブル。余計なトラブルを招かないように、友だちの写真を掲載するときに確認を取ることは、最低限のマナーですね。最後に、Facebookを上手に使う秘訣を聞いてみました。「登録せずに閲覧で楽しんでいる」(るかっぴさん、32歳)、「わかる人にはわかるあだ名で登録」(ゆうりぃさん、38歳)、「じいじ、ばあばに子どもたちの様子を伝える手段に使用」(陽ニコママさん、34歳)、「ママ友とはつながらない」(ねこさん、33歳)、「『自分のみ閲覧』設定で日記帳として使う」(ガムシャラ母さん、34歳)、「嫌な気分になる人は友だち解除」(げんげん、30歳)、「遠方の友だちとのやり取りのみ」(匿名、36歳)。というわけで、5人に1人は「ママ友とはつならがない」ことで余計なストレスを回避しているようです。楽しく使うには、見るのも見せるのも、相手を選ぶしかないのかもしれません。何かと自由が制限される育児中なので、友だちとつながる便利なツールとしてFacebookを楽しく活用できるといいですね。「楽しそうな企画があればシェア」(5010さん、42歳)という使い方は友だちに喜ばれそうです。いずれにしても、「依存しすぎない」(やまねこさん、48歳)ことも大切かも。<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年05月09日「ママ友」は、いわゆる学生時代の友だち関係とは違うことが多く、戸惑う人も少なくないでしょう。しかし、噂されているほど怖い関係ばかりではありません。孤立せず、かといってべったりすることもない、気の合うママ友を上手に探す方法について紹介します。■あくまでも主役は「子ども」ママ友が学生時代の友人と大きく違うところは、「子どもありきの関係」であること。「同学年、または年の近い子どもがいる」という共通点があるだけで、お互いの趣味も価値観もまったく違う、本来なら友だちにならないであろう間柄がほとんどです。したがって、ママ友との関係は「職場の同僚」と思うくらいがベスト。普通の友だち関係より一歩引いたくらいの距離感がちょうどよいでしょう。「そんな距離感なら、ママ友なんていらない」と思うかもしれませんが、そうバッサリと切り捨ててしまうのはもったいないですよ。子育てをしていると、必ず悩みや愚痴が出てきます。そうした話題を遠慮せずに話せるのは、同じ環境で頑張っているママ友ならでは。ランチが苦手なら、無理につき合わなくても大丈夫です。立ち話で楽しくおしゃべりできるだけでも良好な関係を保つことができます。■ママ友づきあい2つの鉄則・あいさつは笑顔でこちらから幼稚園の送り迎えですれちがうママには、進んでこちらからあいさつをしましょう。あいさつは友好関係を築く第一歩。「あなたに心を開いています」というサインを、こちらから積極的に送るのです。はじめは知らない者同士でも、何度か会ってあいさつを重ねるうちに顔なじみになり、少しずつ会話を交わせるようになるでしょう。・悪口は絶対に言わない、うなずかない「その場にいない人の悪口を言わない」は人間関係のルールですが、ママ友同士ではとくに気をつけましょう。違う園のママ友ならいいだろう…と考えるのもNG。ママ友ネットワークは、どこでどうつながっているかわかりません。「悪口を言ったら絶対に、相手の耳に入る」くらいに考えたほうが無難です。また、他人の言う悪口に同意してもいけません。これも同じく「あの人も同意してたわよ」と本人の耳に入るおそれがあります。悪口には絶対うなずかず、同意を求められても、「そうなの? よく知らないけど」「○○さんって誰だっけ…わからないや、ごめんね」などと濁して、話にのらないことが重要です。悪口大会が続くようであれば、タイミングを見はからって「しまった! もう行かなきゃ」と、その場から抜けることをおすすめします。 ■気の合うママ友には出会えたらラッキー仲のいいママ友は「作るもの」ではなく、自然と「できるもの」と心得ましょう。入園当初から「ママ友をつくらなきゃ!」と意気込むママもいますが、あまりママ友関係の構築に全力投球しすぎると、ほどよい距離を保てなくなり、うまくいかないことも。ばったり会えば世間話をする程度の関係のなかにも、「なんとなくしゃべりやすい人」や「気の合う人」が出てくるはず。「次に会ったら、ちょっとお茶に誘ってみようかな…」と無理のないお付き合いを続けていくうちに、いつしか行動を共にするといった関係に発展するかもしれません。いつも自然体で人と接していれば、自分に合ったママ友に巡り合いやすくなるでしょう。親しいママ友には「出会えたらラッキー」くらいに考えて、肩の力を抜きましょう。かわいい子どものためを思って日々を過ごしていれば、いつか自然に、気の合うママに出会えますよ!(あとりゆうか<フォークラス>)
2016年05月08日子育てをしていて、もっともやっかいなのがママ友付きあい。ご近所、おけいこ、産院などなど、たまたま子育て環境が同じということだけでつながりが生まれ、当人同士には共通項や友だちになりたい要素がまるでない! なんてこともよくあります。つかず離れず、良好な関係を保ちながら付きあうにはどうしたらいいの? とっておきの方法を紹介します。■すでにできているグループには近づかないママ友との出会いで多いのが、産院や地域の児童館、子どものおけいこなど、定期的に通う場所です。何度も顔を合わせているうちに自然と友だちに…という流れ。逆に言うと、少しタイミングがちがうだけで既にグループができていて、輪のなかに入りにくい…なんてことも。そんなときは無理に入ろうとする必要なんてないのです。むしろ、避けたほうがいいでしょう。グループは、新入りをとても軽んじます。何かに誘われても断るに断れないという状況に陥りやすいのも新入りなのです。みずからやっかいな場所に足を踏みいれないようにしましょう。どうしてもママ友がほしかったら、同じようにグループに所属していない、単独ママに声をかければOKです。■ママ友にバックヤードを明かさないママ友との会話は子どもの話だけにするのが基本。もともと子どもの関係だけでつながっている間柄です。本人の趣味や価値観、旦那さまの仕事などについては、話題にしないのがいちばん。年齢も、いちど聞いてしまうとうっかり年上だった場合、敬語でしゃべるべき!? ともやもやしてしまうのでやっかいです。年下かもと思う相手でも、「~ですよね~」「~なんですよ~」と、「です」をベースに会話をしましょう。たまにいきなり「ねーねー、だんなの年収っていくら?」など、びっくりすることを聞いてくるズケズケママがいますが、笑顔で「内緒~」とかわせばトラブルになりません。いやなことやしつこいことがあった場合にも「あ~、なんだかもう付きあいたくなくなっちゃう~」「その話、したくないんだけどなぁ~」とのんびりとした口調で、笑顔を絶やさずに言ってみてください。■1ヶ月のママ友予算を組むママ友と親しくなると、ランチに行ったり、子連れでBBQや海水浴にでかけたり、ホームパーティをしたりなんてことも増えていきます。そうなれば、必然的にお金がかかってきますよね。一度出費がかさむなぁと思ってしまうと、楽しいはずのママ友付きあいもどんどん負担になってきてしまいます。とはいえ、付きあいが悪いと陰口をたたかれるのも避けたい。まずは、予算を組みましょう。そして、つねにその8割で収まるようにお誘いをコントロール。バッファを取っておくことがポイントです。「今月はちょっとお財布的に無理なのよ」と言える環境を整えておけば、断りやすくなりますよ。ママ友は、子育てをするうえで身近な情報を得たり、悩みの相談を乗ってもらったりと大切な存在です。でも、メリットもあればデメリットもあります。上手なママ友との付きあい方をして、楽しい子育てをしていきましょう。
2016年05月07日【女性からのご相談】今、ママ友の中で大問題になっていることがあります。最近まで仲良くしていた方の自宅に、保健所職員を名乗る人物から電話がかかってきたそうです。 用件は、「予防接種の件で、自宅の電話に連絡をしたものの連絡がとれないため、あなたの友人の携帯番号を教えてほしい」ということだったそうです。保健所の人がそんな連絡するはずもないのですが、すっかりだまされ、友達何人かの個人情報を教えてしまったようです。その後、教えてしまった携帯電話に怪しい連絡が何件かあった人もいたらしく、大変迷惑をしています。こういったときは、流出させた人に責任をとってもらえますよね?●A. プライバシーの侵害になり得るが、二次被害の責任追及まではハードルが高いです。ご相談ありがとうございます。アディーレ法律事務所弁護士の篠田恵里香です。最近は、「個人情報」自体に大きな価値が見いだされるため、個人情報を盗んだり、売買したりという悪質な犯罪やビジネスも横行しているようです。基本的には、個人情報を流出させたことにつき、「プライバシー侵害」に該当するのであれば、慰謝料等の請求が可能です。●他者の個人情報を流出させた場合、どんな罪になるのか(故意)住所・氏名・電話番号といった個人情報の扱いについては、個人情報保護法や個人情報保護条例等の法律が定められています。合理的な理由なく個人情報を流出した場合、これらの法律違反・条例違反となり、犯罪となる可能性があります。ただし、処罰対象はあくまで「個人情報を取り扱う事業者等」となっています。したがって、企業や団体・事業者等が、個人情報を流出させた場合には罪になる可能性がありますが、日常生活において個人が個人情報を流出させる行為については、基本的に犯罪とはなりません 。名誉棄損的な内容を公表した場合には、名誉棄損罪等の犯罪の成立はあり得ますが、これは個人情報の流出行為そのものを処罰するものではありません。●故意ではなく、過失によって個人情報を流出させた場合故意であれ過失であれ、個人情報を流出させた場合には、プライバシー侵害として民法709条に基づき、慰謝料等の支払い義務 が生じる可能性があります。住所・氏名・連絡先等の情報は、むやみやたらに他人には知られたくない情報ですし、一般的に公表されないように保護されている情報ですから、これを流出された場合には、プライバシー侵害に該当する可能性があります。今回のケースは“わざと(故意)”ではないようなので、過失があったか否か が問題となります。あまりに電話をかけてきた相手のだまし方が巧妙で、ウソだと見抜けなかったような場合には、流出させた本人にも過失がないとされる可能性があります。その場合、過失がない以上、慰謝料等の責任を負わないことになります。一方、流出させた本人の行為が、あまりにずさんで、「流出に関して過失あり」と考えられてもおかしくないということであれば、慰謝料等の責任を負う可能性が出てきます。特に、ママ友の間で、「番号を聞き出そうとする変な電話がはやっているようだから気をつけようね」などと注意を呼び掛けていたにもかかわらず、まんまとだまされたということであれば、過失が認められやすいといえそうです。●流出させたことによる2次被害(悪徳セールスやストーカーなど)が起こった場合、流出させた者に責任が行くのか仮に、電話番号を知られたことをきっかけに、悪徳セールスや詐欺の被害に遭ってしまった場合、その損害を流出者に賠償請求できるか、は問題です。「電話番号が流出したこと」により、「今回だまし取られた金額」という損害が発生したという関係、すなわち因果関係があるか、ということが争点です。ただ、電話番号が流出したことによる被害と認められるのは「変な電話が鳴って困る」という範囲に限られ、それによって「だまされた」「購入してしまった」その被害金額まで因果関係ありとはなかなか認められないと思われます。電話がかかってきた後の、だまされた、購入してしまった、というのはあくまで、基本的には「だまされた人」「購入した人」の責任 ですから、その損害まで賠償せよというのは難しいと思われます。仮に、流出と被害との因果関係が一定程度認められ、流出者が被害金額につき賠償責任を負うとしても、「だまされて買った・支払った側の過失も大きい」として、過失相殺により、賠償額は相当減額されるでしょう。----------個人情報が流出することにより、悪質商法やストーカー被害など、大きな被害につながる可能性があります。日頃から、自身のみならず、友人の個人情報についても慎重に配慮し、みだりに流出しないよう心掛けることが大事ですね。●ライター/篠田恵里香(アディーレ法律事務所:東京弁護士会所属)
2016年04月30日「産後に口臭が気になるようになった」というママの声をよく聞きます。子どもの世話に追われてきちんと歯を磨けていないのかと心配するかもしれませんが、じつはホルモンバランスが影響しているのだとか。夫に指摘されて気付く人も多く、ママたちの口臭問題は後を絶ちません。女性ホルモンの影響で口臭が発生妊娠中だけでなく、産後の女性の体はホルモンバランスが不安定になります。母乳を作り出すことで女性ホルモンが少なくなっていき、これが口臭の原因になるそうです。女性ホルモンが減少すると、唾液の分泌量が少なくなります。すると、口の中の細菌が増えやすくなり、口臭を生み出してしまうのです。また、便秘を誘発することで口臭に影響することもあるのだとか。これは産後だけでなく、生理中や更年期といった時期にも見られます。女性の体が変化するタイミングには、意識的に水分補給を心がけたいものです。 妊娠中の歯周病が原因に妊娠中は唾液の減少やつわりなどによって、口腔内を清潔に保ちにくい時期。さらに、エストロゲンの増加によって歯周病になりやすいといわれています。これが産後に悪化して、口臭の原因になってしまうことも。子どもに手がかかる時期は自分のことは二の次になりがちですが、早めに対処しておかないとどんどん悪化してしまいます。デンタルフロスなどを使ってケアするのはもちろん、歯科医院での治療も忘れずに。とくに歯石がたまってしまっている場合は、自分で除去することは困難です。産後のダイエットも要注意こうした体調の変化が口臭の大きな原因となりますが、産後ママの場合はダイエットにも気をつけなければなりません。妊娠前の体型に戻したくて過激なダイエットをしてしまうと、これが口臭を生み出すことになるのです。無理な食事制限をすると、体内でケトン体という物質が作られてしまいます。するとケトン臭という甘酸っぱいニオイとなり、体臭や口臭となってあらわれるのです。これは口腔内のケアでは改善できないので、食生活などを見直す必要があります。誰かに「くさい」といわれてしまったらショックですが、口臭を気にしすぎるのはよくありません。意識することがストレスとなり、口が乾いてしまってさらに口臭が強くなることもあるのです。産後の口臭は体の変化によるものなので、仕方がない面もあります。口臭が強くなることを知っておくだけでも、適切なケアができるので気が楽になるかもしれません。積極的に水分ととったり、よく噛んだりすることで唾液の分泌を促して、体調の変化と上手に付き合っていきましょう。
2016年04月23日不快な言葉で精神的な苦痛を与え、ときに暴力的な言動で相手を傷つけるモラルハラスメント、略して「モラハラ」。本人がモラハラを自覚していないこともあるようです。相手を傷つける行為とは思っておらず、むしろ本人は“相手のために正しいことをしている”という価値観でいるとか。知らないうちに彼を傷つけている…なんてことが、あるかもしれません。そこで今回は、モラハラしやすい人の特徴をご紹介します。1.自分の考えを押しつける傾向があるモラハラ彼女に共通するのは、自分の意見や考えを彼に押しつけるところ。本人はアドバイスしているつもりでも、彼にしてみれば一方的な押しつけになっています。相手の意見はどうでもよく、「こうしたほうがいいよ!」といった決めつけで自分の考えを受けいれさせることが前提なんです。2.否定されると反撃してしまうモラハラする人は極端に自己愛が強く、自分の価値観を否定されると鋭く反撃します。加えて、プライドが高いのも特徴です。「否定される=攻撃された」と無意識に判断し、自分の考えや意見を押しとおして相手を納得させる傾向があります。自分はまちがっていない、という強い気持ちの表れです。3.負けを認めないモラハラ彼女は、とにかく負けず嫌い。自覚がなくても本能では自分が正しいと思っているわけですから、負けを認めるはずがありません。「たまには素直に謝れよ!」と、彼がうんざりするパターンも。何かと理由をつけたり相手の弱点を持ちだしたりして、最悪でも“引きわけ”にもっていく傾向にあります。4.他人の幸せに強く嫉妬する自分以外の人が幸せそうな状況にいると嫉妬します。しかも、かなり強く嫉妬します。自分優先なので、自分よりも幸せな人は気にくわないんです。他人の幸せを素直に喜べないようなら、注意したほうがよいかもしれません。5.話を最後まで聞けない人の話を最後まで聞けないのもモラハラ彼女の特徴。たとえば、話の途中で会話の方向性を変えたり話の流れを遮ってしまったりする傾向があります。自分の意見を優先したがりますから、とりあえず口を挟んでしまうようです。6.被害者意識が強いモラハラ彼女は被害者意識が強く、「私ってかわいそう」とか「こんなにがんばっているのにわかってくれない」など、少し落ちこむことがあると自分のことを哀れみます。いつだって自分は被害者。まるで物語の主人公かのように悲劇に浸ることがありますが、結局は自分の思いどおりにいかないことを不満に思っているだけです。7.誰かと比べてしまう彼と誰かを比べたり、現在の自分の状況を他人を比べたりして、満足度を確かめるのもモラハラ彼女の特徴です。たとえば、友だちの彼氏と比較して自分の彼を査定したり、その彼女をうらやんだりします。モラハラ彼女がもっている根本的な“闇の部分”と言えるでしょう。8.責任転換してしまう不利になると人のせいにしてしまうクセがあります。なので、素直に謝ることができません。うまく方向性を切りかえ、さも相手が悪いように責任転換します。「○○君だって」とか「私がこうなったのは…」など、決して自分一人の責任ではないことを主張するかのように強引な反撃をしてしまいます。9.過去の話を引っぱるネチネチしているのもモラハラ彼女の特徴です。過去の話を持ちだしたり、ささいなことでも根にもったりして、口ゲンカや普段の会話など、ことあるごとに引っぱりだします。あげくの果てには「だから言ったじゃん」「前もそうだったじゃん」と相手を追いつめ、自分が正しかったことをわからせようとするんです。モラハラが原因で恋人との関係が終わる…なんて事態もありますから、くれぐれも用心したいところです。
2016年04月18日ママ友との会話のなかでよくある、「私なんてもう年だから」「うちの子全然できなくて」といった“自虐ネタ”。つい「そうだね」なんて言ってしまうと、あとで「あの人から悪口を言われた」なんて自分が悪者になってしまうことも。そこは大人らしく、スマートな返し方で切りぬけましょう。■「私なんかもうオバサンだから」子ども同士は年が近くても、ママの年齢はバラバラなのがママ友コミュニティ。自分よりも年上のママから「私なんかもうオバサンだから」なんて冗談半分で言われても、どう言葉を返していいか戸惑ってしまいますよね。何と言ったらいいかわからず引きつった笑顔でごまかしてしまうと、「あの人は私のことオバサンだって思ってるんだ」と、逆恨み(?)されることもあるかも。こんな自虐ネタには、年齢以外のところに触れてほめるようにしてみましょう。たとえば顔立ち。「上品な顔立ち」「エキゾチックな顔つき」などという言葉を使い、「年齢を感じない雰囲気でステキ」と返してみては。また、「肌がキレイ」「目がパッチリしている」など、相手の長所をピンポイントでほめるのもおすすめです。■「うちの子は全然できない」勉強でも運動でも、子どもには誰でも得意不得意があります。ほかの子に比べてできなかったことを「うちの子全然できなくて嫌になっちゃう」という会話、ママ友同士ではよくありますよね。「心配しなくてもそのうちできるようになるよ」と励ましたくても、そのまま伝えては「上から目線で偉そう」と誤解されてしまいがち。ここは、その子の良いところをほめてフォローするのが得策です。ポイントは、テストやかけっこといった順位がつくものには触れないこと。「○○ちゃんはセンスがいいよね。この間の絵を見て感動しちゃった」「○○くんはお友だちに優しくできてステキだね」など、相手のママが「そうかな?」と思うようなことでもどんどんほめていきましょう。■「最近、太っちゃって…」子育て中は忙しくて、美容やダイエットにかけられる時間もあまりありません。少し油断すると、すぐに体重が増えてしまう…なんてこともよくあります。ママ友から「最近、太っちゃって」と言われたとき、NGなのは、「私も」と返すこと。相手より自分が痩せていた場合(または相手がそう思っている場合)、ただの嫌みになってしまいます。ここは「そんなことないよ」「いまのままがいい」などと言うよりも、「えー、そうかなぁ」とあいまいな反応をするのがベター。それでも話が続くようなら、「気付かなかった」「顔に出ないからわからなかった」というように、あくまで自分の感想としてフォローをするのが無難です。親しい間柄の友人同士ならギャグにできても、ママ友相手だと反応に困ってしまう「自虐ネタ」。さらっとかわして、上手にコミュニケーションをとっていきたいですね。
2016年04月09日【ママからのご相談】子どもが保育園に入ることができました。インターネットでは、よく「ママ友が集まっておしゃべりをしていてうるさい、邪魔」という評判を見かけていたので、気をつけなければ……と思っていました。でも実際はみんな仕事をしているため、集まるどころか、満足に会話をし合う時間もないほど、送り迎えはせわしないです。震災や事件が起きたときのことなどを考えると、助け合える“ママ友”が欲しいのですが、きっかけがありません。どうすればいいでしょうか。●A. “ママ友”は生涯の友になってくれることもある、大切な存在です。こんにちは、佐原チハルです。“ママ友”は、無理に作る必要などは当然ありません。けれど、いざというときや、日頃の育児・家族のことなど助け合える、とても大切な存在になってくれる可能性もあります。「私はこうやってママ友作ったよ!」という声をもとに、ママ友を作るキッカケについて、ポイントをまとめてみました。●先輩ママが実践した! ママ友作りのコツ3つ●(1)事前に声かけのイメージトレーニングをしておく・『イメトレしておかないと、緊張して声が出せない』(20代・ワーキングマザー)・『もう仲のいいお友達同士になっているように見えるママたちにも、勇気を出して声をかけてみたほうがいい。そのためには、最初から心の準備をしておくのが必要』(20代・ワーキングマザー)職場や学生時代であれば、毎日顔を合わせたり、同じスペース・時間を共有したりする機会も多いです。けれど保育園のママ同士の場合、友達になるための声かけは、意識的に行わなければ機会を持つことさえできません 。ママ友は「いなくても問題はない」からこそ、声かけの内容には迷いますし、緊張してしまうこともありますね。チャンスを逃すことのないよう、しっかりとイメージトレーニングをしておきましょう。●(2)名刺は念のために用意しておくのもアリかつて“ママ名刺”は、その言葉の流行とともに、インターネット上では大きなバッシングを受けました。・『スマホを買い換えたとき、ミスしてSNSのアカウントに復帰できなくなってしまったことがあった。名刺くれたママがいて助かった』(30代・ワーキングマザー)・『口下手なので、会話は苦手だし、連絡先を聞くっていうハードルがすごく高い。でも名刺なら、渡したりもらえたりすればいいだけだから、気が楽 』(30代・ワーキングマザー)“ママ名刺”には、アナログならではのメリットがあるようです。お金をかけるほどのものではないかもしれませんが、作成を検討してみるのもいいかもしれません。●(3)“夫”の存在がポイントになることも・『うちの園は“パパ”の参加率が低いので、あえてパパのいる人に狙いを定めて声をかけてみた』(20代・ワーキングマザー)・『イベントのときは夫と目配せしあって、各自で友達を作る時間を作ったり、夫婦そろって話しかけにいったりしました』(40代・ワーキングマザー)ママが“ママ友”がいたら心強いな、と思うのと同じで、パパもまた“パパ友”を作ってみたいと思っている可能性があります。その点、パートナーにも確認をしてみて、イベントの際にはタイミングなど協力しあえるといいですね。----------“ママ”と頭についてはいますが、ママ友は、要は“友達”です。“女同士の友情”“シスターフッド”は、時に「一緒に人生を戦っていける相棒」のような存在になることもあります。いざというときのためだけではなく、ママたち自身の人生をより豊かにするにも、助け合える友達ができれば心強いことも多いかもしれません。勇気を出してお友達が作れますように、応援しています!●ライター/佐原チハル(フリーライター)
2016年04月07日【ママからのご相談】こんにちは。先日ママ友に勧められて、写真を投稿してシェアできるSNSを始めました。さっそく娘と同じくらいの赤ちゃんを持つママさんたちとたくさんつながり、初めのころは純粋に楽しめていたのですが、 ママ友たちが楽しそうにランチをしていたり、旅行に行ったりと充実していて、毎日が精いっぱいのわたしは常に嫉妬してしまいます。見なければいいと分かっているのに、つい気になってスマホに手を伸ばしてしまいます。なにかいい対処法はありますか?教えてください。●A. いっそのことSNSのアプリケーションをアンインストールして!こんにちは!ママライターのなかやまあぽろです。わたしも似たような経験をしたことがあります。スマートフォンで手軽に写真を撮ることができ、ネットを介して発信できる時代になりました。一昔前では考えられなかったコミュニケーションツール ですね。SNS上で知り合ったママ友と、わが子の笑顔を共有できることはとてもうれしいものです。ただ、初めのうちはわが子の“成長記録”として投稿していても、“いいね”などのスタンプが増え、うれしくなってどんどん投稿するうちに自慢合戦になっていた……という話もよく聞きます。わたしの娘は乳児期に夜泣きがひどく、「よく寝てくれていい子」のような写真の投稿に敏感で、よく娘と比べてうらやましがったものでした。それを主人に相談すると、今すぐそのSNSのアプリをアンインストールしたほうがいい!と言われ、本当に削除してしまったことも。でもそのおかげで、悩んだり投稿をチェックしたりする無駄な時間が減り、心もスッキリしました。今回は、同じ悩みを持ったことのあるママ友に対処法を聞いてまとめてみましたので、参考にしてくださいね!●他人と比べない『他人の子どもの成長とわが子を比べないことは基本中の基本。よく、「育児本通りに子どもは成長しない」と聞くけど全くその通りで、SNS上の情報をうのみにしないようにしました』(3歳の女の子・8か月の男の子のママ)『SNS上で知り合った裕福な家庭のママ友が、毎日のようにランチやアフタヌーンティーなどの写真を投稿していてうらやましかった時期がありました。でも、わたしの家庭で背伸びしても長続きしないし、実際にお会いしたこともなかったので、彼女の投稿を見られない設定にチェンジしました 』(1歳の女の子のママ)SNS上で手軽に検索し、いろいろな情報が入手できますが、他人と比べたらキリがないという意見が寄せられました。“いいところだけ見せる”ことのできるSNSは、気になってもさらりとかわす心構えで見るようにしましょう。●極力見ないように努力する『他のママ友が何をしているのか気になって、毎時間ごとにチェックするほど依存していましたが、スマホの待ち受け画面から消すことによって1日数回程度に。簡単な方法ですが、メニュー画面から探す少しの手間がわたしには効果的でした 』(3か月の男の子のママ)『見たら絶対イライラする、と自分に言い聞かせていましたが、ついついチェックしていました。あるときから、SNSを見終わって毎回ログアウトするようにしたら、いつの間にか見なくなりました』(1歳の女の子のママ)見ないように、と意識することで人はさらに見たくなるもの。簡単でもひと手間かけることによって、徐々に見なくなったという対処法が寄せられました。急に見ないようにするのは大変なので、1日の閲覧数を徐々に減らしていくようにするのがポイントです。●実際のママ友とはSNS上でつながらないようにする『仲の良いママ友や、健診などで会ったことのあるママ友をSNS上で見つけても、友達申請などをせずつながらないようにしている。その方が気が楽です』(2歳の男の子のママ)『いくつかのSNSは他人から閲覧できないように設定し、名前などの個人情報も仮のもので登録してあるので、リアルママ友から見つかりにくいです。ママ友からSNSに誘われても、「スマホのメモリが足りないからダウンロードできない」や「登録しても、いつも長続きしなくて放置しちゃうんだよね」などとやんわりお断りしています』(1歳の男の子のママ)その他では、SNS上で知り合い、実際に会ってリアルなママ友へ移行する場合は、会う前に必ずお相手のSNSの投稿頻度をチェックしてからの方がよいという意見もありました。心のトラブルに発展しないためにも、張っておける予防線は自分で用意する ことがポイントだとか。----------ママ友や知り合いの1日の行動は、ときに大きなストレスになるもの。過剰にSNSに登録せず、本来の目的を見失わずに上手に利用することによって、ストレスも軽減でき無駄な時間も減ります。SNSの依存から抜け出すことは、自分らしく子育てする第一歩にもつながりますよ!●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年03月30日「学校の持ち物がわからない」「行事の予定がはっきりしない」などの困ったことがあったとき、質問してフォローし合うことができるママ友がいると安心です。心強いママ友がいれば、何か問題が起きたときにも相談できるので、解決策を見つけることができ、乗り越えていけますね。いざというとき頼りになるのは、近所のママ友フランスでは子どもを預かるシステムが整っていて、働くママも安心して働ける環境だと言われています。しかし、一方で日本より不便なこともあります。それは、子どもの送り迎えをする期間の長さ。日本より治安が悪く、交通機関が発達していないフランスでは、小学校に通う間は子どもの送り迎えが必須です。場所によっては中学校になっても送り迎えは続き、さらに習い事や試合、友だちの家に遊びに行くときにも…。仕事をしながらこれだけの期間にわたって子どもの送迎をするのは大変なこと。祖父母がいるなら多少は助けてくれるかもしれませんが、いなければ全部母親か父親だけでこなさなくてはなりません。そんな時にフランスで一番頼りになるのは「ママ友」(もしくは「パパ友」)なのです。どうしても都合がつかない場合に頼めたり、交代で子どもたちの送迎ができたりすればとてもありがたいですし、負担も軽減されます。そんなママ友がいれば、学校のことで相談したい、子どもが学校を休む、宿題に使う教科書を忘れた…などの困ったときに、とても頼りになります。日本では小学校から子どもひとりで通学しますし、学校の先生が休んだ日の宿題の配慮をしてくれるので、小学校以後の子育ては、フランスより日本のほうが楽かもしれません。それでも、クラスメイトのママとメールアドレスなどの連絡先を交換しておけば、いざというときに安心です。同じ境遇や近所に住むママ友がいれば、とても心強いものです。積極的にママ友づくり、でも無理は禁物ママ友をつくるには、よく見かけるママに声をかけてみるのがいいでしょう。「子どもの年齢が同じですね」「家族構成が似ていますね」「お子さんはどんな習い事をしていますか」「PTAの役員をやったことがありますか」など、園や学校が同じなら、共通の話題はたくさんあるはずです。保育園でママ友を探すなら、お迎えでよく会うママがおすすめ。時間帯が一緒ということは仕事のスタンスや生活スタイルの共通点が多いということ。ふだんはお互いに忙しくてゆっくり話せないなら、運動会や保育参観などの行事のときに話しかけみては。小学生ならば、子どもが仲良くしている友だちのママなら、きっかけがつくりやすいですね。でも、無理は禁物です。ママ友との関係に悩む人もいますが、一緒にいるべきなのは「心がリフレッシュできて、エネルギーが充電できるような関係を築ける人」。毎日、忙しいのですから、時間は有効に使うべき。ママ友としてつき合うのがつらくなってしまうような関係は意味がないと割り切ることも必要です。かといって声をかけた手前、あからさまに距離を置くことは避けたいもの。女性同士の関係は複雑ですが、ママ友になったからといって『行きたくない』と思う誘いには、相手が納得のいく理由で断ることです。数ある出会いのなかで、「気の合うママと仲良くなれればいい」ぐらいの気持ちで、余裕ができたときに少しづつ交友の輪を広げていければいいですね。(Ulala<フォークラス>)
2016年03月25日【ママからのご相談】4月から息子が幼稚園に入ります。母である私もママ友たちとうまくやっていけるか不安なのですが、仲良くなるポイントはあるでしょうか?●A. ママたちの体験談をもとに、アドバイスをご紹介します。こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのmomoです。初めての園生活、期待と不安で胸いっぱいのことと思います。今回は実際に幼稚園に通う子どものママたちにお話を聞いてきましたのでご紹介します。●ママ友を作るためのコツ3つ●(1)あいさつは迷わずに自分から・『朝の「おはよう」、帰りの「さようなら」はとても大事。笑顔で元気にあいさつをすることが大切』(4歳、2歳女の子のママ)・『イマイチ誰のママか分からなくても、とりあえず自分からあいさつ。年中さんや年長さんのママにもあいさつします』(4歳男の子、0歳女の子のママ)あいさつはどこへ行っても基本のルール。同じ幼稚園のママだと思ったら迷わずあいさつしましょう 。「あの人いつも元気にあいさつしてくれるな」と思われることが大切です。●(2)登園時間や方法が同じママを狙う・『園バスで同じバス停のママとは毎朝顔をあわせるのでまず仲良くなりやすい存在。家が近いことや小学校の学区が同じことなども仲良くなりやすいポイント』(4歳、0歳の女の子のママ)・『毎朝同じ時間に幼稚園で会うママは仲良くなりやすい。最初はそのために同じ時間に登園するようにしていた』(6歳男の子のママ)仲良くなりやすいママは“よく会うママ” とのこと。会う頻度が高ければ自然と仲良くなりやすいですよね。徒歩通園の場合、毎朝同じ時間に登園することで同じママと会うことが増えるでしょう。逆に友達を増やしたい場合は登園時間を少しズラすのもいいかもしれませんね。●(3)兄弟の名前を覚えておく・『3歳で入園の場合、下の子が一緒にいる場合もよくあります。下の子の名前や特徴もしっかり覚えておくと好印象です 』(5歳男の子、2歳女の子のママ)・『お互い上の子も下の子も同じ学年だったりすると仲良くなりやすい。園以外でも一緒に遊ぶ機会が増えました』(4歳男の子、2歳女の子のママ)入園時にすでに下に兄妹がいる場合も少なくありません。下の子はつねにママと一緒にいる存在なので、その子たちの名前や年齢をしっかり覚えておくといいでしょう。会ったときに「○○ちゃん今日もかわいいね〜」とサラッと名前がでてくるとステキですね。----------幼稚園は保育園に比べて母親の参加する行事が多くありますし、顔を合わせる機会も自然に増えます。最初は緊張すると思いますが、それはどのママも同じ。まずは笑顔で明るくあいさつをするところからはじめましょう。●ライター/momo(ママライター、元モデル)
2016年03月19日アメリカではエリアによって住んでいる人たちの人種や収入がまったく異なります。さまざまな人種がミックスしているからこそ、ママ友とのつき合い方も日本とはちょっと違っています。それぞれの文化や宗教を尊重しながら、よい距離感を持ってつき合うアメリカ式交流を学んで、気楽にママ友作りを楽しみませんか?バラエティ豊かな人種の国アメリカでも日本と同じように公園でママ友との交流があります。特に子どもが学校に入るまでの幼い時期は毎日、公園に行く人は多いです。いろいろな情報を得るためにも、やはり公園でのママたちとの交流は大切なこと。アメリカではママたちの人種がとにかくバラエティ豊かです。白人からメキシコ人などのヒスパニック系、アフリカンアメリカン、アジア系、ヨーロッパ系など、住む場所にもよりますが、特に都市部はさまざまな人種が集まります。そこで子育ての仕方や知恵などの情報交換をするのも、なかなかおもしろいのです。なぜなら文化背景が違うから! 赤ちゃんの時から子供は別室というアメリカ式子育ても、人種が違えば日本のように「同じ部屋で子供と寝ているわ!」なんていうことも。いろいろな文化背景があるからこそ、子育ての仕方もバラエティ豊か。新鮮な情報が得られるだけでなく、「人と比べず自分は自分」と思えるもの良い点です。浅すぎず深すぎず公園でよく会ううちにお互いの家で遊ぶようになったり、一緒に出かけたりするプレイデートの約束をする関係もできてきます。しかし、日本のママ友づき合いと違うのは、気軽に話しかけて愛想もいいアメリカのママたちでも、基本的にはプライバシーを守り、深い話はあまりしないということ。そのため、ママ友との関係も浅すぎず、深すぎずという印象です。ただ、しつけに関しては自分の子どもでなくともきちんと言う、という国。他人の子供でも悪いことをしている場合は、はっきりと言い聞かせる人が多くいます。また、安全上の問題があるため、子どもから目を離さず、常に近くにいて一緒に遊んでいるスタイルが多いのも少し日本と違います。そんなアメリカのママたちは、日本人から見ると少し過保護にも見えるかもしれません。子どもを遊ばせてママ同士が話に夢中という光景もあまり見かけません。お互いの価値観を尊重するつき合い方とは共働きが多いアメリカでは、忙しいママは多く、ママたちのつき合い方はかなりあっさりしています。あくまでも子ども同士を遊ばせることがメインで、ママ友になってもベタベタした関係はあまりありません。日本人からするとあっさりしていると思いがちですが、それぞれの文化背景や生活環境の違いを尊重して、あまりプライベートに入り込んでこない付き合い方なのです。そういう関係は慣れるととても楽です。学校のボランティアやイベントの手伝いで仲良くなるケースもありますが、ママ友同士のつき合いの原点は子ども。みんな子ども中心の会話も多く、いい意味でよい距離感を持ったつき合いができるのが、多民族国家であるアメリカのママ友関係なのです。(フレシュラスともみ<フォークラス>)
2016年03月19日子どもが卒園・卒業を迎え、入園や入学を機におつき合いしてきたママ友とも、これからは会う機会が少なくなることもしばしば。ママ友はお互い、手のかかる時期の子どもを抱え、共に乗りきってきた仲間です。人生のほんの一時期といえ、苦楽ともに分かち合う存在がいるということは心強いことですよね。これも素敵なご縁。「せっかくだから、この出会いを大切にしたい」というママ友がいる人は、これまでのつき合いを1歩進めて、ママ友としてでなく、ひとりの人間としてのつき合いを始めてみませんか?まずは苗字で呼んでみよう子どもの入園・入学で親しくなり、お互いに「○○ちゃんママ」という呼び方をしてきた方も少なくないはず。子どもを通してのお付き合いだから、そう呼び合うことは自然なことと言えるでしょう。でも、子どもの卒園・卒業などの節目は、ママの気持ちにも区切りという変化が訪れることがあります。そんな変化のときが、○○ちゃんママから○○さんに呼び方を変えるチャンス。相手の苗字に「さん」づけで呼んでみてください。親しい気持ちは変わらなくとも、名前で呼ぶことでお互いにひとりの人として尊重する気持ちが、よりいっそう強まります。たまには子ども抜きで話してみてはママ友のなかで何でも話せて、一緒にいると自分らしくいられる人はいますか?そんな人がいたら、子ども抜きでも付き合ってみることをおすすめします。たまには、ママだけでランチしてみましょう。はじめは子どもの話が中心でも、徐々に会話は自分の趣味などプライベートな大人同士の話題になっていくはず。共通の趣味が見つかれば、盛り上がることもあるでしょう。これまで知らなかった相手の一面を知ることもできれば、なおさらです。本当にわかりあえる関係になるには、相手のことをどれだけ理解できるかが大切。ママという立場ではなく、ひとりの人として話をすることで、さらに相手への理解を深めることができるのです。お互いの夢や未来についての話をするママ友としてのつき合いから脱却して、ひとりの人としてつき合っていけそうな人とは、今のことだけでなくこれから何をしたいかと未来について話してみてはいかがでしょう。自分の夢について向かいあって話せる相手というのは、そう多くは出会えないものです。これまでは、子どもや家庭のことが話題の中心だったかもしれません。「あのときはこうだったよね」と思い出話も楽しいですよね。でも、子どもは日々成長しています。いつか巣立ってしまうもの。それよりも、お互いにこれからのことを話してみては?同じ女性として、わかりあえる部分はおそらくたくさんあるに違いありません。○○ちゃんママという間柄から、なんでも話せる友人になるまで多少のハードルが出てくることもあるでしょう。でも、そのハードルを越えて、よりいっそうわかりあえる友人になったとき、あなたにも相手にも大きな影響があるはず。子どもが成長して親の元から巣立った後に、わかりあえる友人がいると心強く、楽しく生きていくための支えそして刺激になります。あなたもそんなかけがえのない友だちを、ママ友のなかから見つけてください。(舘山由里<フォークラス>)
2016年03月19日【ママからのご相談】5月に出産予定のプレママです。保活が厳しい地域住まいのため、テレビやネットで「保育園落ちた」的な話題を見るたびに、今から心配になってしまいます。保活がうまくいかず、育休から復職できず退職してしまう人も少なくないと聞きました。 どうしたら無事に子どもを保育園に入れることができるのでしょうか。●A. 「無理はしない」と「取捨選択」がキーワード。パパライターの矢山ユースケ@育休中です。「保育園落ちた。日本死ね」「#保育園落ちたの私だ」といったワードがインターネット界隈に踊り、国会内外でも話題になりました。今この記事を目にしているママの中にも、二次募集やキャンセル待ちの連絡を待っている方がいらっしゃることでしょう。「働くために保育園に入れる」はずが、「保育園に入れるために働くの? 」と思えてしまうような状況。何かがおかしいとは思うのですが、そうは言っても、すぐにその“何か”が変わることはありえません。今回は、無事に激選区での保活を終えた先輩ママのからのアドバイスをお送りします。●保活激選区を勝ち抜いた先輩ママからのアドバイス●(1)認可園は最初から諦める『うちは、私が産休に入れず仕方なく退職しました。そうなると、両親揃ってフルタイム勤務の家庭と比べて基礎点が低すぎるので、認可園は最初から諦めていました。区の補助金が欲しいので、申請だけは出しました』(34歳・1歳児のママ・認証保育園に入園決定)何らかの事情でママが出産前に退職してしまった場合、保活が厳しくなることは事実です。早い段階で認可園は選択肢から除外し、認証園狙いに切り替える のも良いでしょう。●(2)役所への挨拶回りは都市伝説?『区役所へ挨拶回りとか、職員や園への口利きは都市伝説。あれはただの迷惑でしかない ので、やめたほうがいいです。メリットを感じません。そんな暇があったら1園でも多く保育園見学に行ったほうがマシですよ』(32歳・1歳児のママ・認可保育園に入園決定)確かに、意味があるかどうかわからないお役所参りより、保育園見学のほうが意味がありそうですね。それまでノーマークだった保育園でも、見学に行くことで「あ、こんなところに力を入れているんだ」と気づくことができるかもしれません。●(3)入園させたい園の“優先順位”を決める『複数の園に受かった場合、どこに入園させるか優先順位を決めておくといいと思います。保留しておくと、後から即決した人に枠を奪われる可能性もあります』(38歳・0歳児のママ・認証保育園に入園決定)保活激選区では、10園を超える保育園へ入園申込みをすることも珍しくありません。入園希望の優先順位が固まっていれば、上位の園から連絡があった場合には即決できます。もし、入園許可を保留にして他の園への入園を決めた場合、保留キャンセルの連絡は速やかに行うようにしましょう 。あなたが保留しているその枠は、別のママが熱望している枠なのです。●(4)送迎に無理がある園は避ける『2つの園から入園OKの連絡がきたのですが、どちらも微妙で……。片方は徒歩で行けるのですが、最寄駅とは逆方向で、子連れだと30分近くかかるんです。もう片方は職場へ行く途中の駅にあるのですが、ものすごい混雑路線なので、そんな路線に赤ちゃんを乗せていいものかと……。両方お断りして二次募集や5月以降のキャンセル待ちに賭けようかと思っています』(35歳・0歳児のママ・認証子ども園と無認可園で悩み中)保活激選区の場合、通勤途中にある中継駅などの園も候補に上がってきます。しかし、通勤時間帯の満員電車やギュウギュウ詰めのバスに子どもを乗せることはお勧めできません。電車やバスを使わない場合でも、距離的に毎日の送り迎えが厳しく、パパやママの負担が大きすぎるような場所にある園 もお勧めできません。仮に入園できることになっても、「年間を通して通わせ続けられるのか」という問題が出てきてしまいます。【参考リンク】・都内の保育サービスの状況について | 東京都()●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)
2016年03月14日【ママからのご相談】小1男の子のママです。リビングルームで子どもがテレビを見る機会が多いのが心配です。こちらもついつい家事で忙しいとテレビに子守りをさせてしまい、罪悪感もあります。勉強に影響が出ないのか心配です。また、どうせ見るのならば勉強に興味を持てるようにならないかとも考えています。なにか良い方法はありますか?●A. テレビとの上手な付き合い方をお教えします。こんにちは、遊びと学びの専門家大根はじめです。子どもがテレビにかじりついているとあまりよくないのでは……と心配になってしまいますよね。うちの子どもも、恥ずかしながらテレビ大好きないわゆるテレビっ子です。テレビと上手に付き合う方法 をご紹介します。●安心してください。テレビを見ても大丈夫です中室牧子さんの著書『「学力」の経済学』によると、親が心配するほどテレビは子どもに悪影響がないこと、1時間程度ならばテレビを見ても問題がないことが分かっています。同時に、2時間以上だと悪影響がある ことも判明しています。時間にメリハリをつけて見る番組を決めるなど、ルールを決めることでダラダラ視聴を防ぎましょう。●テレビを見ているときに学習効果を上げる方法その1わが家ではテレビの置いてある居間に、子ども専用の国語辞書を置いています。先日テレビで『肺結核』との言葉が出てきて質問してきたので、夫が「自分の辞書で調べてみなよ」と促し調べていました。深谷圭助さんの著書『辞書引き学習が自分でできる!』でも、小学校で覚える言葉は7,000語、語彙力を増やすためにも辞書を引くことが有用である と指摘しています。いきなり辞書を引くよりも、テレビを見て興味を持ったらすぐに調べるということを繰り返していると、自然と自分で調べることができたり、語彙を増やす力になったりします。●テレビを見ているときに学習効果を上げる方法その2テレビを通じて子どもが興味を持つのは言葉だけではありません。この国はどこ?ここはどこ?と地名にも興味を持ちます。日本地図、世界地図、地図帳を置いておくと社会科の勉強 にもなります。地図帳は難しすぎる……という場合は地図絵本もあるので絵本でもいいですね。興味を持ったらすぐ調べることを習慣化すると、ものを学ぶ習慣を身につけるきっかけにもなります。働くようになっても自分で物事を調べる力は大いに役に立つので、テレビを見ながら一石二鳥を狙いましょう。----------いかがでしたか?まずはテレビの前に辞書や地図絵本を置いてみることから始めてみるのもいいかもしれませんね。【参考文献】・『「学力」の経済学』中室牧子・著・『辞書引き学習が自分でできる!』深谷圭助・著●ライター/大根はじめ(マンガ家)
2016年03月08日【ママからのご相談】私には仲のいいママ友がいるのですが、最近うつ気味になっているらしく、連絡が以前よりも少なくなりました。どのように接すればいいのか教えてください。●A. 無理に接触しようとせず、暖かく見守ってあげてください。こんにちは。メンタルフリーライターの木田あゆみです。ママ友がうつ気味とのこと、さぞかし心配だとお察しいたします。このようなときに友達ができるベストな対応法は、“暖かく見守る”ことです。●励ましよりも肯定を鹿児島県の精神病院の院長(60代男性)にうつ病の人への接し方を尋ねたところ、『普段通りに接するか、あまりうつに触れないことが大切だ』とおっしゃっていました。うつ気味、うつ病になってしまった人への対処方法は、普段通りに接してあげることが大切です。ただ、うつ病のことに関しては、本人が言うまでは触れないことが肝要と言えます。うつ気味で苦しんでいるのは、ママ友本人が一番よくわかっていることです。よって、こちらからはうつに関して触れないようにすることがまず必要になります。ただ、ママ友本人が「うつで苦しんでいる」と相談者様に直接話してくることもあるでしょう。そういうときは、「頑張って」と無理に励ます のではなく、「大変そうだけど頑張って“いる”んだね。何か話したいことがあれば話せる範囲で話してね」と、うつになっているママ友を肯定 してあげるとよいでしょう。●一番苦しんでいるのはママ友本人とその家族うつで苦しんでいるのは、ママ友本人とその家族なので、友達としては必要以上に深入りしない ことが大切です。相談されれば無理にアドバイスせず、治そうと頑張っているんだと肯定してあげることが、うつで苦しんでいるママ友に対するベストな接し方といえるでしょう。ママ友のうつ状態が軽いものであれば、必ず治ります。うつ気味のママ友から、「うつが治ったよ、迷惑をかけてごめんね」という感じで話しかけてくると思います。そのときは、うつだったことには極力触れず、自然に接してあげてください。----------うつになってしまったママ友との接し方は難しい面が多々ありますが、今まで通り+αで接してあげましょう。+αの部分は「頑張って!」ではなく「頑張って“いる”ね」と相手に強要しない言い回しを工夫することです。ご相談者様のママ友が一日も早くうつ状態から回復されることを、心からお祈りいたします。【参考文献】・『マンガで分かる心療内科』ゆうきゆう・原作/ソウ・作画●ライター/木田あゆみ(メンタルフリーライター)
2016年03月07日【女性からのご相談】私は高校生です。最近母がうつ病になってしまい心配なのですが、うつ病が遺伝するのか心配です。私も母みたいにうつ病になってしまうのでしょうか?●A. うつ病が遺伝することはありませんので安心してください。こんにちは。メンタルフリーライターの木田あゆみです。お母様がうつ病とのこと、さぞかし心配ですね。ご相談のうつ病が遺伝しないか心配とのことですが、うつ病は遺伝することはありませんので、まずはご安心ください。これは多くの精神科医が認める事実です。●うつ病が遺伝することはないが、うつ病になりやすい家庭環境に要注意うつ病が遺伝しないことを案内しましたが、むしろ、うつ病になる原因は、本人の気質と家庭、仕事環境などのミスマッチ にあることが多いと言われています。相談者様のお母様がうつ病とのことですが、高齢になってからのうつ病は珍しくありません。逆に子育てが一段落したお母様だからこそ、今までのストレスの反動でうつ病になった可能性があります。まずは主治医の指示に従って、お母様を相談者様が支えてあげることが大事と言えます。相談者様は恐らく健康であると思われますので、うつ病に関する正しい知識をお母様の主治医から聞いて、その通りにお母様に接すればよいでしょう。うつ病は遺伝しませんが、うつ病のお母様との接し方を間違えると、それがストレスになり、家族もうつ病になってしまう 可能性もありますので、主治医の指示に十分に従うことが重要と言えます。例えば、フィンランドでは家族や友達同士の会話によるコミュニケーションを重視したうつ病の治療法を実践しているそうです。うつ病になってしまったお母様のためにも、家族で正しいうつ病の知識を身に付け、今まで頑張ってきたお母様を家族の会話で支えてあげることが肝要と言えるかもしれません。----------うつ病は悪化することもありますが、寛解することも多い病気です。お父様と一緒に家族でお母様を支えて、暖かい家庭でうつ病を克服してもらいましょう。【参考リンク】・諸外国の精神保健医療福祉の動向 | 厚生労働省(PDF)()●ライター/木田あゆみ(メンタルフリーライター)
2016年03月05日こんにちは。ママライターのamuです。今年の春、お子さんの入園や入学が控えているというご家庭も多いのではないでしょうか?先日、友達に「幼稚園に入ったらママ友を作りたいんだけど、どうすればいい?」と聞かれました。「たくさんの人と話してみて、合いそうだな、居心地がいいなと思った人を誘ってみるか、子どもが仲良くなった子のママと話してみるか……」と言うと、「話しやすい、感じがいいって思われたいんだけど」とのこと。「笑顔、あいさつ、適度な距離感じゃないかな」と答えましたが、逆に「話しづらい」と思われてしまう人の特徴を経験談とママ友の声をもとにまとめてみました。●「話しづらい」と思われる人の特徴8つ●(1)前回会ったときに話した内容を忘れている『何度も同じことを聞かれたり話されたりすると返答に困る』(20代ママ)これはやってしまいがち!元キャバ嬢だったママ友にとっては基本中の基本だったようですが、「一人っ子?」「(子どもの)名前の漢字どうやって書くの?」など、前に話したんだけどなという質問をされて「定型文みたい 」と思ったそうです。●(2)真面目すぎる『冗談を言っても「え?」と聞き返されたり、「そうじゃなくて……」と訂正されたり、ずっと敬語で話されたりすると居心地が悪くなる』(30代ママ)幼稚園ではママの年齢がバラバラで年がわからないので、同い年の子を持つママ同士という点からタメ口で話すことが多いです。明らかに年上の人からタメ口で話しかけられたときは敬語が無難ですが、それでも次第にタメ口混じりになっていくほうが距離が縮まります。また、明らかに年下のママからタメ口で話しかけられたときは、タメ口で返事するのがベター。相手に気まずい思いをさせずに済みます。ずっと敬語だと、「一線引きたいのかな…… 」と思われることも。●(3)否定したり価値観を押し付けたりしてくる『「あの先生はよくない」「お菓子は体によくない」「子育てとはこうあるべき」などの発言は敬遠される』(30代ママ)ただ、「仲良くなってからのネガティブな話や愚痴、弱音なら受け止めてもらえるし、言われると逆に親近感がわく 」との声もありました。『自分を卑下した発言は困る。「大丈夫だよ~!」「そんなことないよ~!」と気を使うのが続くとつらい』(20代ママ)たまに差し込む変顔や失敗談などは……ウケます!●(4)自分語りばかりする『うちの子はうちの子はって自分の子の話や、自分の若いころの話ばかりされて正直疲れてしまった。LINEにペットや下の子の写真を送ってくることも……。かわいいし、「かわいい」って返すけど……』(30代ママ)あちらから聞かれていないときの自分語りはほどほどに。自慢話や相手がわからない話ではなく、押し付けがましくない経験に基づいたアドバイス をくれるママは好かれます。●(5)謎の間がある『話しかけると必ず何秒かシーンとする人がいる。すごくソワソワする』(20代ママ)考えているのだと思うし間ができてしまうのもわかりますが、たしかにボキャブラリーが多くて頭の回転が速いママのまわりには人が集まる気がします。会話のキャッチボール が上手にできると居心地がいいですよね。●(6)勘違いや早とちりが多い『話を最後まで聞かず、どんどんあさってのほうから答えてきて脱線していく』(30代ママ)サザエさんタイプでしょうか。私もたまにしてしまいます。途中で気づいて恥ずかしくなることも。●(7)質問攻めをしてくる『根掘り葉掘り聞かれると構えてしまう。しかも、自分の話はあまりしたくないらしい』(30代ママ)旦那さんの話など、あまり踏み込んだ質問はしないほうがいい かと思います。●(8)目を合わせない『会話中、目を合わせない人がいるけど、「私のこと苦手なのかな、早く帰りたいのかな」という気持ちになって会話が続かなくなる』(20代ママ)これは人見知りなだけという気もしますが、やっぱり相手のことを考えると頑張って目を合わせたほうがいいのかなと思います。仲良くなるまでは、どんなに社交的に見えるママもドキドキしながら話しているはず!----------場所に合った声の大きさで話せない、キョロキョロする、やたらうんうんうなずく、落ち着きがないなどの態度も「あれ?」と思わせてしまうとか。話をきちんと聞いて共感し、ユーモアをもって会話に花を咲かせましょう!●ライター/amu(ママライター)
2016年02月22日子どもを預けて働いていると、独身のときには感じることはなかった罪悪感に悩まされることもあるでしょう。毎日頑張っている。それなのに褒められるどころか、責められているような感覚に陥る。そのせいで仕事のモチベーションだって下がってしまう。それはフランスのママも同じ。でも、フランスのママは罪悪感をプラスに転じるように考えています。子どもに「あとでね」とばかりいってしまう。「時間をかけられていない」ことへの罪悪感日本では「母親は自分の自由を犠牲にしてでも子どもにつきっきりになることが良いことだ」とされています。そのため罪悪感に苛(さいな)まれる人が多いです。しかし、一緒に居ないことは、本当に子どもにとって不利なことなのでしょうか?そんな問いに、働くフランスのママの多くはこう答えます。「生き生きと働いているところを見せるのがいいと思うわ。私が子どものお手本なのよ」もちろん、フランスのママの中にも、日本人と同じように罪悪感に悩んできたママは多いです。子どもと一緒に居てあげたいという気持ちの葛藤はあるけれど、フランスでは経済的な理由で働かなくてはいけないケースが多いもの。そのため、どちらか一方を選択する自由もなく、頑張っている人もたくさんいます。それでも、「女性でもこんなに立派に働ける」「生きがいがある人生は楽しい」。フランスのママは、働く自分の姿を子どもに見せることで、子どもたちが自分の将来をイメージしていけると考えているのです。日本でも昔から「子どもは親の背中を見て育つ」と言われています。だから、フランスのママの言う通り、働いているママの姿自体が子どもにとっては学ぶことにつながるのかもしれませんね。「やりたいことをやるのは自分のわがままではないのか」という罪悪感「好きだからって理由で、子どもを置いて仕事するのって、ただのわがまま?」「仕事をして家を空けている上に、息抜きに行っていいの?」そんな悩みにもフランスのママたちはこう言うでしょう。「子どもも大切だけど、一番大切なのはあなた自身よ」やりたいことをやらないと精神的に良くないし、ママがイライラしていたら子どもにも悪い影響が出てしまいます。ムリして長時間子どもと居たあげく、「私はこんなに自分を犠牲にして、あなたたちに尽くしているのに!」と思ってしまうよりも、自分もやりたいことをやる。そして、心が安定した状態でいる。このほうが子どもにもきっといい影響を与えられるでしょう。仕事に時間をかけられない罪悪感仕事へのタイムシェアが浸透しているフランスでは、罪悪感を抱かなくとも良い社会が出来上がっています。しかし、いま現在、日本でも国を挙げて働く女性の就業環境を改善しているところです。日本でも最近は働くママに配慮したシステムがある会社も増えてきました。でも、まだまだのところが多いのも現状です。大切なのはこれを期に、我慢せずに話し合ったり、声を上げたりしていくことではないでしょうか。現在のフランスの労働環境は、そうやってママたちが頑張ってできた結果だと言えます。仕事にかけられる時間が限られているのであればむしろ、仕事への積極性を重視し、「短時間」で成果を出すことに集中する。子どもの病気などで休まなくてはいけないという負い目を糧に、「仕事の質」にこだわる。負い目を挽回するぐらいの気持ちで仕事に取り組む。周りには感謝の気持ちを言葉にしていく。そういった心がけを持つことで、自分への自信にも信頼にもつながっていくのではないでしょうか。(Ulala<フォークラス>)
2016年02月08日カレの浮気が心配。これは女子なら誰でも持つ悩みですけど、ヒドい場合には、心配すぎて仕事や勉強が全然手につかなくて、一日中そのことで頭がいっぱい、なんて子もいると思います。そういう子に「心配しないで」とは言えません。私は逆に、「心配するのはいいことだよ」って言ってあげたい。その心配は、きっとあなたの幸せにつながる大切な気持ちです。「心配ばっかりして、私ってなんてダメなんだろう」と自分を責めないであげましょうね。今回は、20代女子10人とみっちり語り合って「浮気を心配しすぎる人に伝えたいこと」について考えてみました。■1.心配は最悪の事態を防ぐ「私心理学の勉強してるんだけど、心配性の人って人生で成功する人が多いんだって。心配って『予期恐怖』とも言うんだけど、先回りしてあれこれ心配すると、ちゃんと準備ができるから失敗が少なくて済むんだよ」(大学院生/23才)たとえばカレの浮気が心配だったら、しっかりカレと密に連絡をとったりして、カレに嫌われないように努力します。浮気されたくないから、自分磨きを頑張る人もいると思います。浮気されてフラれたときのために、次の彼氏候補を準備しておくなんて人もいるかもしれませんね(笑)。心配は辛いし疲れちゃいますけど、自分の脳が「失敗」を防ごうと一生懸命になっている証拠なんですよ。■2.大丈夫、きっとされないから「私もすごく心配性なの。でも、心配性の人ならわかると思うんだけど、『心配してること』ってだいたいは実現せずに、『心配して損したっ!』てなることがほとんどなんだよね(笑)。だから、きっと心配してるはずの彼氏の浮気も、起こらないよ」(営業/25才)私はあまり心配しないタイプなのでこの感覚はわかりませんけど、じっさい、心配性の人の不安とか心配って、だいたいが杞憂に終わることが多いみたいですね。「心配してることはたいてい起こらない」って人生を振り返って思えるなら、きっと浮気も大丈夫。■3.浮気以外の理由で別れるかも。楽しもう「浮気の心配ばっかりしてたら、結果普通に自分のほうがカレに飽きちゃって別れるなんてこともあると思う。浮気されようとされなかろうと別れるかもだし、それはわかんないよね。だから、毎回のデートを楽しんだほうがいいよ」(美容師/25才)これは私もそんな気がするんですよね。浮気の心配をずっとしてる子って、最終的に心配することに疲れちゃって「もうこんな心配するの面倒だし、この人いいや」ってなっちゃうことがあると思うんです。カレの浮気の可能性よりも、「ほかの別の理由でのお別れ」の可能性のほうがずっと高いです。そう思ったら、別れる前にしたいことを全部するしかないですね!■4.そんなにひとりを愛せるあなたは絶対に幸せになれる「浮気の心配ができる人って、それだけ彼氏に対する気持ちがすごく強くて、一途な関係を求めている人な気がする。そんなに愛情深い子なら、絶対に将来幸せな人と結婚できそうだよね」(キャバ嬢/26才)今のカレはあなたを心配させてばっかりで、しかも「心配しすぎ。重い」なんて言ってしまう人かもしれません。でもきっといつか、あなたの気持ちを全部受け止めてくれて、ちゃんとあなたを安心させてくれる人はあらわれます。なので、安心して今を楽しんでくださいね。今がどうなろうと、幸せな未来が待ってますから。■おわりにどうでしたか? 絶対に自分を否定しないでください。むしろ、そんなに一生懸命なあなたに心配ばかりさせているカレのほうこそ、否定したいです。心配が募るときはとても辛いかもだけど、少しでも明るいことを考えて前を向いてくださいね。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)(島村遥/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年10月17日育児に関する情報交換をしたり、夫や姑の愚痴を聞いてもらったり、主婦にとってママ友とのランチ会は息抜きの場でもあります。しかし、家庭によって主婦が自由に使える金額が異なるので、どのくらいの予算を考えておけばいいのか悩むことも……。そこで主婦183名に、ランチ会の予算をズバリ教えてもらいました!○「1,000円以上」と回答したのは約半数!Q.ママ友とのランチ会の上限金額はいくらですか?500円未満……13人 (7.1%)500~1,000円……79人 (43.2%)1,000円以上……91人 (49.7%)ランチ会の上限金額を尋ねたところ、「1,000円以上」と回答した人が約半数を占めました。たまにはぜいたくしたいから?それとも、意外とみんなリッチだったりして……。予算に差はあるものの、ママ友ランチでは金銭面で悩むも多いようです。どんなことに悩んでいるのか詳しく聞いてみました。○最大の問題は金銭感覚・「普段節約していると、ほかの方との金銭感覚でずれを感じてつらい時がある」(28歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「やたら高級なランチに行こうとする、金銭感覚の違うママ友」(33歳/小売店/販売職・サービス系)・「安く上げたい人と、ちょっと奮発しておいしいものを食べたい人で意見が割れる」(24歳/食品・飲料/専門職)・「めったにないので、たまの1回ぐらいちょっと高くてもいいと思う。頻繁になったら、理由つけて断ればいいだけだし」(33歳/小売店/販売職・サービス系)・「あたしは金額よりゆっくりできるお店にしたいけど、1,000円でも高いと言われてしまうと困る」(30歳/通信/事務系専門職)ランチに1,000円も出すのは高いと感じる人もいれば、たまにはぜいたくしたいという人もいます。懐事情はそれぞれなので、合わせるのは大変ですよね。思い切って断る勇気も必要かもしれません。○単価よりも回数が問題?・「連日ランチに行くとお金がかかって仕方がないこと」(28歳/人材派遣・人材教育/事務系専門職)・「同じ月に回数が重なると経済的につらい」(46歳/学校・教育関連/専門職)たまになら奮発していい店に行きたいけれど、月に何回もあるとさすがにキツい……。ランチ会が好きなグループと距離を置くか、持ち寄りパーティーなどを提案してみては?○メニュー選びも悩みどころ・「なるべく安くすませたいけど、最安値のメニューは頼みにくい」(29歳/建設・土木/事務系専門職)・「デザート込みでリッチにいくか、軽くランチだけにするか」(37歳/ソフトウェア/技術職)・「みんなが食後のデザートを頼んでいるのに、自分だけ頼まないわけにはいかないので、どうしても金額が高くなってしまう」(34歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「食べ放題のランチを好む人がいて、食べ放題だと、最初の設定金額が高めなので元も取れないし付き合いきれなくなります。10回誘われたら、付き合うのは1~2回程度にとどめています」(50歳以上/商社・卸/事務系専門職)お店選びも頭を悩ませますが、そこで何を食べるかも考えてしまいますよね。特にデザート問題は多くの主婦の悩みの種に。「ダイエット中だから」と断るしかない!?○準備が大変!?・「混み合った店での別会計は常識的にナシだと思うが、先に伝票を持っていかれ、別会計にされるのは困る」(28歳/学校・教育関連/専門職)・「お釣りが出ないように小銭を用意しなくてはいけないこと」(46歳/食品・飲料/事務系専門職)「ランチタイムの個別会計はご遠慮ください」という店も少なくないですよね。だからといってあらかじめ小銭を用意するのは面倒。事前にルールを決めておくといいかもしれません。○そもそも楽しくない・「話が合わないのを我慢する時がある」(32歳/食品・飲料/事務系専門職)・「しょっちゅうあると、話したいこともないし、面倒だと感じる」(32歳/金融・証券/営業職)子どもが小学校に入学するまでは、毎日のように顔を合わせることが多いママ友たち。子どものためと思っても、話が合わないとつまらないですよね。パートや習い事を始めたりして、フェードアウトを狙う作戦もありますよ。楽しいはずのママ友ランチ会が、ささいなことで苦痛な時間になってしまうこともあるようです。特に金銭感覚の違いを埋めることは難しいものですが、正直に「今月はキツくて」と打ち明けてみては? 最初は恥ずかしくても、"節約キャラ" を浸透させれば面倒なことから解放されるかもしれません。調査時期: 2015年8月26日~2015年9月2日調査対象: 全国のマイナビニュース会員調査数: 女性183名調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません。
2015年10月01日日本法規情報の発表によると、子どもがいる女性の5人に1人が、「ママ友との関係で悩んでいる」のだそうです。以前、 Woman.exciteママでも取り上げました ね。ママ友との付き合いは、自分や子どもの世界を広げてくれる一方で、人間関係がうまくいかないとトラブルになる危険性も。ママ友と継続して子育てライフを楽しむためにも、トラブルになりそうな事例を知って、気遣いを忘れずに上手にお付き合いをしましょう。「子どもの喧嘩に口を出さない」をママ友とも共有2歳を過ぎると、子どもの自己主張は一気に激しくなります。しかし、コミュニケーションがまだ上手ではないので、喧嘩で意思を訴えることもしばしば。子どもが誰かを傷付けたり、反対に傷付けられたりする場面も出てきます。その時の母親の対応によっては、「あの母親が子どもを見ていなかったから…」「謝罪はあれだけ?」などと不信感を持たれてしまうことも。しかし、子どもたちは喧嘩の中で多くのことを学んでいます。ケガをさせることは良くありませんが、喧嘩自体は悪いものではありません。そこで、子ども同士が喧嘩になった時の対応の仕方を、接触の多いママとは、日頃から丁寧に話しておくことが大切です。「大きな喧嘩になるまで、そっと見守ろうか」「いつもごめんね」こうした気持ちを、普段から伝えていれば、大きなトラブルになることも少ないでしょう。愚痴は子ども以外の身内と独身時代の友人にママ友への不満は心に留めておくのが一番ですが、誰かに吐き出したくなる時もあります。心を許しているママ友だけにでも話して、意見を聞きたくなることもあるでしょう。しかし、軽い気持ちで話したつもりのことが「悪口」と取られ、周囲のママ友にまで広まってしまうことがあります。そうなると、「私の悪口も言ってそう」と、別のママの信頼を失ったり、子ども同士が遊ばないよう遠ざけられたりする可能性もあります。また、「身内に話すだけなら」と、自宅でこっそり愚痴を言っても、その場にいた子どもから相手の子どもを経由して、母親に伝わってしまうことも。愚痴を言いたい時は、子どもが不在の時にパートナーや自分の親に聞いてもらうか、どうしても友だちに話したいなら、独身時代から付き合いがあり、子ども同士があまり関わることのない友人に話を聞いてもらいましょう。 写真のアップは慎重に近年多いのが、SNSでのトラブルです。「この写真のうちの子、かわいい♪」と、SNSに投稿。しかし、後方には小さく写ったお友だちの姿が。中には、勝手に子どもの写真をアップされて憤慨する人もいるでしょうし、写り込んだ他人の子どもが泣き顔だったり、母親が怖い顔でしつけをしているような写真だったりすると、相手はさらに気分を害してしまいます。ある市では、そんな後方の写り込み写真が、市内の保育施設全体の問題に発展し、写真撮影に対し厳しくなったケースも。写真を掲載したことで、幼稚園のママたち全員から無視をされ、転園を余儀なくされた人もいます。かわいいわが子の写真をSNSにアップしたい気持ちはわかりますが、他人の写り込みは慎重にチェックし、近しい間柄でも最初は掲載の確認を取るほうが無難でしょう。「グループではずされている」と落ち込む時は最近同じく多いのが、「LINE」などのコミュニケーションツールのトラブルです。簡単にグループでメッセージがやり取りできる一方で、それがかえって心の闇を生みだすことも。「私の知らないグループで会話が交わされている」と感じて落ち込み、マイナス思考に陥り、極端になると、「ママ友から嫌われている」と思いつめてしまう人も多いようです。しかし、考えてみると自分も誰かを偶然にもグループに入れないまま、メッセージのやり取りを続けていることもあるもの。大切なのは、このようなデジタルツールに振り回されず、自分と子どもの生活を大切に慈しむことです。周囲が気になって仕方がない時は、新しい趣味を親子で始めてみたり、これまで訪れたことのない子育て施設に出かけて、異なるママと会話を交わしてみたりなど、自分たち親子だけの世界をもっと広げてみてはいかがでしょう。すると忙しくなって「次はこれをしてみたい」「あれにもトライしてみたい」と興味の幅が広がり、LINEのトラブルなど小さなことだと感じられるはずです。また、あなた自身ではなく、周囲のママがコミュニケーションツールの疎外感を理由に落ち込んでいる場合もあります。「最近、疲れていそうだな」「連絡が途絶えがちだな」と感じた時は、SOSのサインかも。それとなく様子を見るためにも、一対一のやり取りで、多めにメッセージを送ってみてはいかがでしょうか。ママ友と上手に付き合う8つのコツ大阪市天王寺区保健福祉センター主催の子育てセミナーで、「ママ友と上手に付き合う8つのコツ」を教えてくれました。<ママ友と上手に付き合う8つのコツ>うわさ話はほどほどに人のしつけを批判したり、自分の育児を押しつけたりしないよその家庭内のプライベートに立ち入らないお出かけの際は割り勘で人はそれぞれがすばらしく、個性があるので、子ども同士を競わせない派閥争いに入らない悪徳商法とは距離をとる気の合わない人とは無理をして付き合わない 子どもが大きくなると、親同士の付き合いもさらに広がります。「ママ友とは付き合いたくない」と、一切の付き合いを絶ってしまうと、今後、子どもが大きくなってから、もっと大きな悩みに直面する可能性もあるでしょう。ママ友付き合いで悩んだ時は、すべての付き合いを絶つのではなく、まずはより良い関係が築けるよう少しだけ努力し、それでも自分の精神が安定せず、子育てに支障をきたしそうなら、無理に付き合わない、という選択肢を選ぶ。そうしたステップを踏むのがよいかもしれませんね。(ライター:滝川)
2015年08月31日芸能人の離婚問題などでも話題になった、「モラハラ」という言葉。もしも今付き合っている彼氏がモラハラだったら…と考えると、結婚したい気持ちへもブレーキがかかってしまうかもしれません。国内最大級のQ&Aサイトの オウケイウェイヴ にも、「モラハラ」に関するさまざまな意見が飛び交っています。果たして、「モラハラ男」を見分ける方法はあるのでしょうか。■質問モラハラ男の見分け方ありますでしょうか?現在、バツイチの男性とお付き合いしてますが、離婚理由を聞いて内容にはいたって納得しましたが、彼による一方的な説明なので、奥さん側の主張を勝手に想像してみた時に、これってモラハラ夫ってことか?? と思い…。具体的にはお子さんが重大な問題を起こしたのを、夫の出張が多いのを利用してか 、奥さんが数か月かくし続けたことが原因云々だそうで、奥さんのご実家も子供がかわいそう! と奥さんの肩を持っていたそうです。これ以上は分からないというか、聞いてないのですが…。問題行為は更生しなければならないので彼の主張は普通に考えて最もな意見かと思いますが、そこまで揉めた原因を想像しましたが、奥さんが相当クレイジーか、彼がモラハラ系だったかって感じかなと想像しました。怒ったところをまだ見たことがないので分からないですし、すごく優しいのでそんな風には見えないのですが…。モラハラは、性格の癖にて、なかなか治らないときいています。これから彼と時間を過ごして見極めたらいいと思いますが…。■回答1ないです。外面がいいのも特徴のひとつですし、そんな便利な判別方法があるならモラハラ被害を受ける男女もいなくなります。それに、いたって普通の人を「モラハラに誘導する」ような、そんな性の人間も確実にいますから。束縛が強い(連絡がないと嫌がる、キレる)、弱者に強く出る、自分がモラハラを受けて育った、切れやすいくせに優しいなどは、危険なのかもしれないです。できればお友だち、ご実家とも深く付き合い、多角的に人間性を見ると良いと思います。 それ抜きにしても、あなたの彼氏さんはなんか、ダメな匂いしますけどね…。奥さんが隠し続けたのか? 言っても無駄だと思っていたのか。出張、仕事にかまけて家庭を放り出してたのではないか(離婚理由と別に、自分の子供にたいしてなんかケアとか責任とかとんないの?)。彼との話のなかに、その子供のことに対する反省や本気の悔恨がないなら、かなりアウトー! な人間だと思います。まあ、だったら別れてないだろうし、もと奥さんへの離婚理由もそんな感じにゃならないのでは? と思うのですがね。彼の主張を私は直接聞けないので、うがって考えてると思いますが、ここにかかれてることで考えるに…お察しレベルかな~って感じです。自分が出張ばかりで家庭を開け気味だから~とか、普通は思うよねえ。んで、次の恋愛とか、子供のことがちゃんと片付くまでは~とか思うよねえ? というのと、優しくて怒ったとこ見てないというのは、なんかまあ危ない気は個人的にしますが、彼氏さんが頭が上がらない人と積極的に仲良くなり、実家や友達と連絡を絶やさず、仕事も続け、問題が上がったらすぐ行動できる用意と胆力があれば、「もら夫」もおとなしくしてると思いますよ。(モラハラする人は世間体を大事にするから)■回答2こればかりは見抜けませんよ。見抜けてたら世の中離婚する人いないでしょう。みんな猫かぶってるのでわかりません。彼に離婚の理由聞いても自分のいいようにしか言いませんよ。前の私の元旦那も、離婚の理由を私のせいにしてました。それは新しい彼女から相談されて聞いたことです。わざわざ自分の悪いところを言えば逃げられますからね。できることは相手をよーく見ることですね。後は同棲してみるのはどうですか? 別れたくなったらすぐ逃げれるし。 ■回答3質問者さんが精神的に強く自立していたら見抜けると思いますよ。モラハラするのは精神的に弱い人ですから。そんなクレイジーな女の人そうそういないでしょ? てことは、彼側の落ち度を隠して100%奥さんが悪いことに押し付けた意見やものの見方だから、そうなると考えられる。それって、男らしいですかね? 自立した強い男ですかね? 「モラハラを見分ける方法はない!」という回答が目立ちましたが、そもそもそんなに簡単に見分けられるものなら、これほどまでに話題にならなかったでしょうね…。ただ、ヒントとなるのは二つ。自分の精神を強く持ち、彼をよく見ること。また、彼の周りの人の意見も聞いておくこと。それらを行えば、「モラハラ」かどうかに限らず、彼があなたにとってふさわしい人間か、自ずと見えてくることでしょう。・ オウケイウェイヴ 元記事は こちら
2015年08月24日「親になって初めてわかる」とよく言いますが、映画の中にもママになってから見ると、より実感を持って見られるようになる作品があります。そこで今回はママにお薦めの泣ける映画をいくつかご紹介します。おおかみこどもの雨と雪(2012年)この映画は、狼男と結婚した女性が夫亡き後、女手一つでおおかみこどもの姉弟を育てていく物語。ファンタジックな設定ですが、アパートで子どもが騒いで困り果てるシーンや、子どもが危険な目にあって胸がつぶれそうなほど心配するシーンは、ママになってから見ると共感度が大幅にアップ。また、女の子と男の子で成長や自立の仕方に違いがあり、女の子のママと男の子のママで見方が違ってきそうなのも面白いところ。ちなみに現在公開中の「バケモノの子」も親子の絆がテーマになっていますが、こちらはママよりもパパにお薦めの作品です。そして父になる(2013年)この映画は、6年間育てた息子の取り違えを知った二組の夫婦の物語。タイトルに「父」とついてはいますが、母親にとっても心に染みるシーンがたくさん出てきます。特に母親が取り違えに気付かなかった自分を責める場面や、育ての子を大切に思いながらも血のつながった子どももだんだん可愛く思えてきてしまうシーンは、見ていて胸が苦しくなるほど。また、「血のつながった子と6年間育ててきた子、自分だったらどちらを取るか」という問いも、実際に子どもがいると見方が大きく変わってきます。母なる証明(2009年)この映画は、殺人事件の容疑者となった“子どもの心を持つ"息子と、息子の無実を信じて真犯人を追う母の物語。母親が息子の無実を証明し、ハッピーエンドで終わるかと思いきや、衝撃のラストが待ち受けます。また、警察に狂言あつかいされる中、行方不明になった息子を一人で懸命に探し続ける母の姿を描いた実話「チェンジリング」(2008年)も、同じく母の強さや無償の愛をテーマとした物語。ラストは大きく違うものの、どちらも「自分が同じ立場に立たされたらどうするか」という大きな問いをつきつけられる作品です。ママになると映画やDVDを見る時間を確保するのも難しくなりますが、時には映画を見て思い切り泣いてリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
2015年08月01日彼氏がモラハラみたいに口うるさいのはイヤだけど、だからといって完全にほったらかされるのも物足りないよね。「私ばっかり彼のことを心配しているみたい・・・・・・」という不公平感がわいてきたり、「心配しないってことは私のことあまり好きじゃないのかな・・・・・・」なんて思い悩んだり。付き合う前、片思いの頃はよくある話である意味しかたないけど、両思いのカップルになったはずなのにこれではますます寂しさがつのってきちゃうよね。どうして彼は大好きなあなたのことを心配しないんだろう?そのあたりのカラクリを一緒に見ていこう。■1.すぐメールを返す大好きな彼からのメールって嬉しいよね。届いたらすぐ読みたいし、返事もすぐに出したくなる。彼への返信を速攻でしたいがために、携帯・スマホをいつでも肌身離さず持っている・・・・・・なんてことはないかな。そういう彼女って彼氏のほうからすれば「いつでも連絡がつく人」ってことになっちゃって、心配するどころかむしろ安心しちゃうんだ。そうすると彼は彼女からのメールに対して一つ一つの返信を大切にしなくても大丈夫だと思うようになってきて、あまり気持ちがこもってないようにみえる文面になったり、しまいには返信すらしなくなってきちゃうんだね。■2.決まった行動パターン朝起きて、学校・職場へ行って、お昼に休んで、夕方に帰宅し、夜はテレビを見て眠る・・・・・・こんな決まった生活を送ってはいないかな。彼女の行動がほぼ毎日同じで、聞かなくても何をしているのかわかるという状況だと、彼は心配する必要がなくなっちゃうんだ。聞かなくてもわかるから彼女に質問をするなんていうことすらしないし。しもあなたがいつもと違った行動をとり始めて、しかもその新しいことを楽しんでいるように見えると、彼は絶対気になってくるよ。でも、彼に聞かれたからといって全部教えなきゃいけないってわけじゃない。すべて報告したらまた彼は関心を失ってしまうし、あなたが彼の全てを知っているわけではないのと同じで、あなたにも彼が知らない部分があっていいんだよ。■3.いつでも彼を歓迎する彼からデートの誘いとかがあったりすると、無理をしてでも出かけていったりしていないかな。夜中に「いますぐ来て」とか、もう他の予定が入ってるのに「その日会おう」とか・・・・・・。彼の要望に合わせることが大事と思うかもしれないけど、本当はあなた自身の都合のほうを大事にしたほうがいいんだよ。友達から遊びに誘われたけど都合がつかないから断る場合と同じように、彼からのお誘いでも普通にあっさり断ってね。理由を聞かれても「今日はちょっとダメなの」とだけ言えばオッケーだよ。すると彼は不思議に思ってあなたのことを考えるようになり、それがあなたのことを心配するきっかけになるからね。■4.彼のことを心配しすぎる「私のことあまり好きじゃないのかな・・・・・・」みたいに思い始めると、彼の言葉や行動の一つ一つが心配になってきちゃうよね。「もしかして他に好きな人が?」なんて疑いの目を向けてしまったり。「何時に帰ってくるの?」「どこに行ってたの?」「誰と一緒だったの?」などなど、彼に対してしつこく問いただすようなことも。これだけ熱心に働きかけているんだから、あなたの心配な気持ちは彼にも通じる?いえいえ、むしろ逆効果。彼はだんだんうっとうしくなってきて、あなたのことを心配するどころかイヤになっちゃうよ。彼のではなく自分の心配をする、つまり、あなたはあなた自身の楽しいことを優先してみてね。■羽林由鶴さんからのメッセージメールをなかなか返さなかったり、新しい行動パターンにしたり、彼からの誘いを断ったり・・・・・・「こんなことしたら嫌われちゃうんじゃ」なんて心配してない?だいじょうぶ、今まで仲よくやってきたカップルならこれくらいのことで別れたりしないよ。彼がちょっと怒りだすことくらいはあるかもしれないけどね。でも、それでいいんだ。いままで安心しきっていた彼が、あなたのことを心配して気にかけるようになる第一歩だからね。今までだってもちろんあなたは彼の大事な彼女だったけど、これからは今まで以上にあなたのことを大切にしてくれるはずだよ。(羽林由鶴/ライター)(柳内良仁/カメラマン)
2015年07月25日今回は、「夫が私の仕事についてどう思っているか」である。○カレー沢氏、夫に仕事のことを聞く…?「旦那が怒ったところを見たことない」とか、「ケンカしたことない」などと円満夫婦をアピールする女の家ほど、旦那の一方的な我慢のみで成り立っていたり、もはや相手が怒る気力すら失っている場合が多いのだが、おそらく夫が私に言いたいことは2万個ぐらいあると思う。その内、どうしても我慢しきれない、1、2個を注意してくることはあるが、残り1万9,998個は我慢していると思われる。主に、「自分の部屋をきれいにしろ」「トイレをキレイに使え」と言われ続けてきたが、最近では「頭をちゃんと洗え」という、とてつもない注意が追加された。しかも「言いにくいんだけど」と前置きがあってからのこの注意であり、まさに「業を煮やした」結果である。おそらく私の肩に季節外れの粉雪が降り積もっているのを見続けた末の事であろうが、30をとっくに過ぎた自分の妻にこんな注意をするのはさぞ情けなかったであろう。しかし、自らの名誉のために言わせてもらえば、風呂には毎日入っているし頭も洗っている、ただ私のフケがそれを凌駕しただけなのである。なので「貴様の妻は頭もろくに洗わないズボラな女というわけではなく、ただ1日1度の洗髪ごときではどうにもならない選ばれしフケ症なだけだ」と反論したくなったが、悲しみの種類が変わるだけなのでやめておいた。このように、私の生活態度については言いたいことが山ほどあるだろう夫であるが、漫画の仕事に関しては、ほぼ何も言ってきたことがない。今回のテーマは当初述べた通り「夫に私の仕事についてどう思っているか聞く」というものであったが、そんなことを聞いた日には、仕事の話は2秒で終わって、あとはここぞとばかり、私の素行に関する小言になるに決まっている。いくらネタのためとは言え、それは虎児を得ようとして虎のケツの穴に頭を突っ込むぐらいの危険行為なので、今回はなしとしたい。○漫画家の妻と暮らすと起こる事柄私が漫画家になったのは、夫と結婚する1年ぐらい前からだ。その時から彼は一貫して「好きなようにやればいい」と言っており、私はそれを真に受け、好きなように漫画を描き、文章を書き、トイレをフリーダムに使い続けてきたが、怒られたのはトイレの使い方だけである。また、「協力できることがあればするが、ないだろう」とも言っていた。確かにない。漫画家というのは「何かネタくださいよー」などと簡単に言う癖に、いざ相手がこんなのどう?とネタを出してくると「そんなの使えないよ、これだから素人は」と言いだす、100万回殺しても殺し足りない生き物なので、そんな会話を夫婦間で繰り返していたら、離婚どころか傷害事件が起きる。それに、私が漫画家だからと言って特殊なことが起こるわけでもない。地方住みなので、家に編集者が来るということもないし、完全一人作業なのでアシスタントが来ることもない。ただ、妻が会社と寝る以外の時間、ずっと自室にこもってパソコンに向かっているだけなのである。つまり、私が漫画家ではなくただのネトゲ廃人でも、彼にとっての生活自体は変わらないのだ。唯一の恩恵は、私の漫画の掲載誌が毎回送られてくるので、漫画には困らない生活が出来るという点ぐらいだ。例え自分の連載が終わったとしても、その元・掲載誌を継続して送ってもらえる場合が多い。私としては、自分不在の雑誌が延々送られてくるという若干切ない状態なのだが、夫としては、他の作品が読めればそれで良いのだろう。このように、お互いのことにあまり干渉しないのと、夫の1万9,998個の我慢により、特に揉めることもなく生活している。○好きなことが仕事になったら、それは仕事であるしかし、これが「好きなようにやれ」だけでなく「好きなことをやらせてやるんだから、その分家事はちゃんとしろ」とかだったら話は180度違う。これは漫画家だけに関する話ではないが、「好きなことを仕事にしている以上、他のことは我慢すべき。苦労は当たり前」という不思議な理論がこの世に存在するのだ。例としては、「好きなことをしているんだから低賃金でもいいだろう」「休みがなくても我慢すべき」などという主張である。夢を叶えた奴は何かハンデを背負うべき、という恐ろしい話なのだが、それで食っている以上は、好きな事をしているわけではなく仕事をしているのだ。それを理由に相手に我慢を強いてはいけないし、それを夫婦間でやりだしたらおしまいである。夫は「協力できることはない」と言っているが、漫画家という職業に限らず、共働き家庭において、「自分のことは自分でやる」以上の相手に対する協力はないと私は考えている。そういう意味では夫は私の仕事に最大限協力してくれているが、問題は私が自分のことを自分でできていない、という状況である、先日夫はついに「部屋を片付けろ」ではなく「俺が片づける」と言って、私の部屋を片づけてしまった。中華料理屋のようにベタついていた床もキレイにしてもらったのだが、それから1カ月もしない内にまたベタベタするようになった。これに関し小言を言われたら「掃除はしているが、それを越える量の脂が私から出るのだ」と言い逃れようと思う。もちろん、掃除はしていないが。カレー沢薫漫画家・コラムニスト。1982年生まれ。会社員として働きながら二足のわらじで執筆活動を行う。デビュー作「クレムリン」(2009年)以降、「国家の猫ムラヤマ」、「バイトのコーメイくん」、「アンモラル・カスタマイズZ」(いずれも2012年)、「ニコニコはんしょくアクマ」(2013年)、「負ける技術」(2014年)など切れ味鋭い作品を次々と生み出す。2015年2月下旬に最新作「やわらかい。課長起田総司」単行本第1巻が発売され、全国の書店およびWebストアにて展開されている。「兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃」、次回は7月28日(火)昼掲載予定です。
2015年07月21日彼氏が出来たら急に付き合いが悪くなったり、いつ予定を聞いても回答が返ってこなくなった女友達がいたら、モラハラ男に引っかかって身動きが取れなくなってしまっているのかもしれません。モラハラとは、モラル・ハラスメントのことです。肉体的に暴力を振るったりして相手を支配しようとするドメスティック・バイオレンス(以下DV)に比べて、言葉や態度で相手を支配しようとするのがモラル・ハラスメントです。カップル間での洗脳とも言えるモラハラ。一度引っかかるとなかなか別れられないのはDV男もモラハラ男も同じですが、痣や外傷などで他人に気付いてもらいにくい分、モラハラの方が長期化する傾向があるようです。怖いですよね。そんな男に引っかからないためにはどうしたら良いのでしょうか?危険なモラハラ男の特徴をまとめてみましたので、元女探偵の筆者が解説します。■1.自分のために予定を開けていないと怒る彼の同意なく予定を入れたりしていて、彼のデートに応じないと怒ったり悲しんだりするのが、モラハラの始まるきっかけとして多いです。本来、彼の都合に合わせる必要はないのですが、優しい女性ほど彼に合わせてしまいがちです。「この女は従順だ」と思ったらより酷いモラハラが始まっていくので、初めの段階で「ちょっとおかしいな」と気付くことが大事です。■2.平気で彼女を待たせる自分の都合で呼び出して、夜中でも彼女を待たせたりするのがモラハラ男の特徴です。彼女が少しでも遅れて自分が待たされると激怒しますが、そのくせ、自分は平気で彼女を何時間も待たせたりします。「凄い仕事をしているので遅れても当然だ」と思っていたりするのです。■3.「愛している」という言葉をよく使うモラハラ男は、よく「愛している」という言葉を使います。女性は言葉に弱いので、「私はカレに愛されているから我慢しなくてはいけない」と思ってしまいがちです。付き合ってすぐに愛していると気軽に口にするような男性は、チャラいかモラハラ男かどちらかの可能性が高いので、いずれにしても要注意です。■4.他の人と会うことを禁じる他の人がその状況を聞いたら「その彼氏おかしいよ」と指摘されて洗脳がとけてしまうかもしれないので、モラハラ男は2人だけの世界にいたがります。他の男性と会うのを禁じるだけではなく、女友達とも会わせないようにするのが特徴です。最近友達から連絡が減ったな~と思ったり、何か様子がおかしいようだったら気付いてあげてくださいね。■おわりに一見紳士で良い人そうな男性が隠れモラハラ男だったりするので、見た目だけでは分からないのがコワイところです。嫉妬と愛情はセットになることが多いので、本当は彼から愛されているのではなく、ただ支配したいだけなんだと本人が気付くには時間がかかるかもしれません。上記に当てはまるポイントがいくつもあったらくれぐれも気をつけてくださいね!(上岡史奈/ライター)(柳内良仁/カメラマン)
2015年07月11日「ママ友付き合い」について、どう感じていますか? 「子育ての悩みを共有できるから、ありがたい」という人もいれば「適度な距離感がないと、たまにうっとうしくなる」という人もいるかもしれません。子どもを通じて知り合った存在ゆえに「ママ友」という呼び方でくくられてしまうこの関係、私も出産した当初は「めんどくさそうだから、ママ友なんていらない」と斜に構えていました。でも、子どもが大きくなるにつれて「ママ友付き合い」を前向きにとらえることができるようになったのです。その理由を、ここでご紹介します!どうしてママ友付き合いを「面倒」と感じてしまうのか自分と波長の合う人や、親しみやすい人。人は知らず知らずのうちに、お付き合いする人を選んでいるものです。でも、「ママ友」になっている人のなかには同じ園、同じ学校、同じマンション、子どもが同い年など、共通する環境があるだけで好みはまったく合わない、という人もいます。自分の好みで選ぶことが難しい関係、だからこそママ友付き合いを面倒に感じることがあるのでしょう。しかし、面倒と感じながらもそのように良好な関係を保っているのは、ひとえに「子どものための情報収集」のためではありませんか? 人と話すことが苦手な私の場合、ママ友とつかず離れずの付き合いをしている背景には、子どもの病気の対策法や評判の良い病院のこと、これから通う学校や先生のことなど「有益な情報が手に入る」という意識が少なからずありました。目的のない「お付き合い」をするための発想転換子育てにおいて、役立つ情報をくれるママ友はありがたい存在。けれど、目的が「情報収集」だけになってしまうのは、寂しい気もします。では、どうしたら純粋にお付き合いを楽しめるようになるのでしょうか?そう思った時に私が、周囲のママ友を見渡して気付いたのは「このママたちとは、子どもを介さなければ知り合いになることもなかったのでは?」ということでした。たとえば、自分よりかなり年上で会話に困りそうなママ、反対に10代で子どもを産んだ若いママ、生活レベルの違うセレブママ…。「子ども」という存在がなければ、つながることさえなかった縁が、今まさにつながっている! これは実はおもしろいことだ! と考えることにしたのです。ママ友との付き合いは「壁」をこわすチャンス考え方を変えたことで私は「この人の話は、共感はできないけれど、おもしろい」「この人は、口は悪いけれど、的を射たことを言ってくれる」といった、ママ友の長所に気付けるようになりました。「この人は苦手」と、最初から一線を引いていた人付き合いも、ママ友に接する時の考えを変えたことをキッカケに、その人の良いところに目が向くようになったのです。良いところに気付けるようになると、今度は「いろんなタイプの人と知り合うのは楽しい」と思えるようにまで変わっていきました。独身時代であれば「何を話せばいいのか分からない」と消極的になっていた相手とも、今は「子ども」という鉄板の話題があります! ネガティブにとらえられがちな「ママ友」という子育てオプションも、前向きにとらえることができれば、人と付き合う毎日がもっと楽しくなるかもしれません!
2015年07月11日