■前回のあらすじ 最近は夫の暴力的な一面まで垣間見て、ますます恐怖を感じる日々。夫に会いたくなくて、震えます…。■モラハラ夫から夜のお誘いが…なんとか言い訳をして切り抜けられたけど、そもそも夫としても男としても無理すぎる!しかしそんな夫の不満に対して、思わぬ誘惑センサーが作動することに…■不満だらけのモラハラ夫に誘惑が…自己中でかまってちゃんのプリ彦。とある女性からの誘いによって、妻への不義理が始まろうとしていたなんて…!次回に続きます!この物語はフィクションです。 【同じテーマの連載はこちら】 モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >>
2020年12月24日■前回のあらすじ育児の仕方も容姿も暴言を吐き続ける夫。妻は離婚を考え始めたのだが…。【夫side STORY】俺は、けいた。妻のかおりにはいつまでも綺麗でいて欲しいと思っている。それなのに子どもが生まれてからのかおりは、いつでも同じような洋服ばかりで、オシャレすることを放棄してしまっている。昔のかおりに戻ってほしい。そのために俺にできることは…かおりが仕事をやめたのは、俺が家庭に入ってほしいと言ったからだ。かおりは当時嫌がったが、俺の両親も「妻は家庭を守るべき」とかおりを説得し、かおりは仕事を辞めた。しかし専業主婦になったかおりは…この有様だ。俺が稼いだ金なのに、かおりは足りないという。かおりだって生き生きと輝いていた頃に戻りたいはずだ。それなのに俺のアドバイスを聞き流し続け、さらには小言まで言うなんて、そんな女性を妻にしたはずではなかった…。妻という立場を放棄したかおりを目覚めさせようと、俺は必死になって「かおりのため」を考え続けた。最近のかおりの泣きそうな顔を見ると、厳しすぎるかなと少し思うことがある。それでも今のかおりの状況は、結婚詐欺と同じレベル。だからといって俺はかおりを見放したりはしない。かおりのためにも、「理想の妻」を追い求めることが正しいことだと信じていた。次回【妻side STORY】に続く!▼「夫はモラハラかも?」と思ったら… 「離婚できない妻のモラハラ対処法」 連載Vol.1 【専門家監修】あなたの夫はモラハラ体質?その特徴や原因とは 【同じテーマの連載はこちら】 教えて!弁護士さん この連載の全話を見る >> ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ モグ /イラスト・ もちふわ
2020年11月07日■前回のあらすじようやくモラハラ夫との生活を終わらせる決心をした若菜は…そして…健一との離婚が決まってから、最後にお義母さんに挨拶しにいくと…「健一も被害者なのかもしれない…」そう思いましたが、私が健一に会うことは、もうありません。私は、たくさんの人に支えてもらい、モラハラ夫との離婚ができました。もし、あなたの周りの人がモラハラなパートナーとの生活に耐えていたら、ぜひ手を差し伸べてあげてほしいです。 【同じテーマの連載はこちら】 教えて!弁護士さん この連載の全話を見る >> ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ ぺぷり
2020年10月18日彼氏の態度や言い方がきつくて心が挫かれそうに感じたら、相手がモラハラ男の可能性を考えてみましょう。危険な男性にハマらない為にも早めのジャッジが必要です。今回はモラハラ男の見分け方をご紹介していきます。容姿を否定をしてくるタイプは要注意彼女の容姿に対して否定をしてくるようなタイプはモラハラ傾向がありますので要注意。「可愛くない」とか「太っている」などの言い方を平気でしてくるタイプは、彼女がその言葉を言われてどう思うか考えて発言していません。大好きな彼氏に否定をされるということは女性にとってとても苦しく辛いことです。それを平気な顔をして言ってくるようなタイプは気を付けた方がいいでしょう。世の中でそのような男性をドSな男性として認識している女性がいますが、ドSな男性はその言葉の後に彼女への愛情表現があるはずです。それがないだけの男性はただのモラハラと認識しておきましょう。ましてや、こちらがショックを受けていることを伝えても「冗談だよ」と流すタイプは彼女の気持ちを理解しようとしない危険な男性の可能性が高いです。運転が荒いタイプにも気を付けて車の運転をする時に、いつも優しい彼氏が急に暴言を吐いたり、運転が荒いタイプはモラハラ傾向があります。モラハラ男は表面的にはとても優しく気遣いができるタイプが多いのですが、裏表があることが多く、運転中はその傾向が出やすいと言われているのです。その為、ドライブ中の様子をチェックしておくと、その男性がモラハラタイプかどうかを見分けることができます。彼女とデートをしているといった意識がある男性は、彼女に不快な思いをさせないような運転を心掛けます。例え、迷惑ドライバーがいたとしても、そこで暴言を吐けば車内の空気が悪くなることを予想できるからです。しかし、感情的になりやすいモラハラ男は、その感情を抑えることができずについ口に出してしまいます。否定をされることを嫌うモラハラ男は彼女に対して否定をすることを平気でするものの、自分自身がされることはとても嫌がります。自分が否定されたとなると、より攻撃をしてくることが多いので、喧嘩をした時の態度でモラハラ男かどうかを見極めましょう。ただし、モラハラをするようなタイプの男性は口で勝てないとなると、手が出てくるDV男になることもありますので、なるべく人がいる場所でするようにしてください。自分の間違いを認めることができないプライドが高い男性もモラハラ男の可能性がある為、付き合っていくのはとても苦労が多いでしょう。役職など地位のあるタイプの男性にモラハラ傾向が高いと言われていますので、外面が良すぎる男性は要注意です。モラハラ男に捕まらない為にはモラハラ男に捕まらない為には、女性側が男性に従い過ぎないということが大切です。自分の思い通りにならないと分かると、態度を豹変することがありますので、その点をよく見極めましょう。車の運転や喧嘩中などは見極めるポイントになってきますので、しっかり観察してみてください。
2020年10月07日モラルハラスメントという言葉を耳にしたことはありますか。一般的にパワハラやセクハラは話題になることが多いですが、モラハラはまだあまり認知が進んでいないかもしれないので、この記事で紹介します。モラルハラスメントとは何かまず、「モラルハラスメント」とは何かという点について解説します。モラハラとは、言葉や態度などで相手を傷つける精神的な暴力のことです。例えば、暴言を吐いたり、大声で怒鳴ったり、束縛や無視をしたりするなどの行為がこれに当たります。特に女性は、体格や体力で勝る男性から理不尽な要求をされたり、突然怒ってこられたりするととても怖いと思います。実際にモラハラを一度でも受けた経験のある人は、トラウマが残りストレスから心理的にダメージを受けてしまうケースもあります。またモラハラは、パラハラやセクハラなどと異なり、目では見えない形で仕向けられるので、当事者でさえも気付きづらいし、周囲の人にも分かりづらいという傾向があります。そのため被害者が独りで孤独に悩みを抱え込み、追い詰められてしまうリスクもあります。モラハラがなぜ危ないのか次にモラハラにはどのようなリスクがあるのかという点について、そのポイントを説明します。まず、分かりづらく気づきづらいという点が特徴的です。モラハラをしてくる男性は、一見いい人そうに見えるし、親しみやすく、優しい印象を受ける場合があります。そして女性が自分でもよく理解しないまま被害にあい、その悪影響で心が疲弊してしまう危険性があるのです。そして周囲の人からも、加害者の男性は表向き良さそうな人と見られていることが多く、頼れる人が見つからず孤立してしまうこともあるのです。次に、いじめや暴力かどうかを見抜くことが難しいという問題点もあります。モラハラは本人に対する直接的なメッセージだけではなく、視線、声のトーン、しぐさ、語気など間接的なコミュニケーションでなされることもあるからです。そのため、被害者と加害者のお互いが自覚していなくて、無意識のレベルで人間関係の癒着が進み、共依存に陥る可能性があります。さらに恐ろしいリスクまた、被害者が自分を加害者だと思い込んでしまうリスクが考えられます。モラハラをしてくる男性は、被害者にたいして罪悪感や恐怖でマインドコントロールを行い、あたかも被害者が悪いかのような態度で接してくることがあります。ですがこれは、ただの支配と洗脳です。被害者を緊張させ、不安をあおり、言葉巧みに操ることが真の狙いなのです。そして最後に、一度でも被害にあうと、そこから抜け出すことや解決した後にトラウマを克服することが難しいという問題も残ります。モラハラの加害者とは会話すること自体が危険です。ほんの少し話しただけでも、引きずり込まれるように攻撃のターゲットへとされてしまう場合もあります。それは必ずしも弱そうな人というだけではなく、優秀な人や心が強い人でも被害にあうことはあるので、誰にでもリスクは存在するのです。モラハラかもしれないと思ったらもしモラハラの被害にあってしまっても、それは被害者が悪いわけではありません。もちろん責任は加害者にあるので、自分を責めずに冷静になることが大切です。相手の近くにいるとエネルギーを奪われてしまうので、逃げることを恥ずかしいなどと絶対に思わないで下さい。モラハラの相手とは、距離を置くことが重要です。
2020年08月09日モラルハラスメント、通称モラハラの定義とは「モラル(道徳)による精神的な暴力、嫌がらせのこと」とウィキペディアには書かれています。当たり前に言葉が浸透しているモラハラですが、コロナ禍によって「これか!」と感じた人も多いことでしょう。「コロナ離婚」という言葉も出るくらいのこの状況。強制的な生活の変化は、私たちの心や人間関係には、大きな見直し課題が見えてきたことになります。そんな中、タレントの熊田曜子さん(38)の発言が、話題となっています。5月22日放送の「ノンストップ!(フジテレビ系)」内で「自粛生活…家庭内ガッカリさん」というテーマで討論した際のことです。夫がご飯を食べないという日常を吐露した熊田さん。その内容が、モラハラではとネットでも言われているのです。■食事拒否、未解決問題暴露、どっちがモラハラなのか?番組内で熊田さんは、煮込み料理など手間のかかる料理を振る舞った際、旦那さんに「俺は刺身とかサラダとか、切っただけのものが好き」と言われ、手を付けてもらえなかったそうです。過去にも、旦那さんがご飯を食べないという不満をインスタグラムにアップし、話題となっていた熊田さん。夫がご飯に手を付けない日は日常茶飯事の事だそうで、これはモラハラと言えるのか……番組でも討論されていました。しかし筆者は、なんだかモヤッとしてしまうのです。なぜならこの話は、一見すると妻側の主張は夫のモラハラ気味な態度として自然と受け止めることができます。しかし視点を逆にしてみると、妻は夫との話し合いが終わる前の、未解決な状態で不特定多数に不満を拡散していることになり、これも見方によってはモラハラに近いような気がしてしまうのです。SNSでこういった疑問をつぶやいた際、知人からは「『切ったものだけが好き』というニーズを無視するのもモラハラの1つだと思う」という意見もありました。モラハラの境界線は本人たちの中にしかないものですが、夫婦やパートナーシップは「違い」を受け止め、お互いがOKを出せる場所まで歩み寄ることで良くなっていきます。そう考えると、モラハラ心配……というより、熊田さんとこは夫婦の対話、大丈夫か?と、思えなくもありません。■「不満を暴露」という共感キャラは本当に必要なのか?コロナによって、タレントのスタンスや価値にも大きな変化がありました。きゃりーぱみゅぱみゅさん(27)を始め、多くの芸能人が、今までタブーとされてきた政治に関する発言をするようになりました。また有名人への誹謗中傷に対する見直しや取り組み方も、悲しい出来事をキッカケに変わろうとし始めています。全てコロナとひとくくりにするのは雑かもしれませんが、この1カ月あまりで世界の価値観が変わり、エンタメ業界の価値観も大きく変わったように思います。そんな変化を通り、芸能界は今後「よくある共感を促すだけのタレント」へのニーズが減っていく気がしてます。※あくまでも熊田さんを指しているわけではなく、その場の話題や空気に適切に順応する“だけ”の芸能人全般に対して思うことです。もちろんSNSというツールでは身近感も大切なのですが、そんな中にも、キラリと人を引きつける一貫性があってこその特別な存在。それが今後求められる数少ない“タレント”なのではないかと思うのです。緊急事態宣言が明け、新たなスタートを切り始めた今日この頃。熊田さん夫婦は、無事コロナ禍ご飯問題を切り抜けられたのでしょうか。そして私達ひとりひとりも、この大きな変化を乗り越え、ただ「大変だったね」と元に戻るのではなく、踏まえた結果、新たな成長の一歩を踏み出したいものです。(文:おおしまりえ)
2020年05月27日前回 からのあらすじ(【夫放置モンスター】全3回)里帰りした妻は、出産後も戻ってこず、父親である大樹が妻実家に子どもを会わせてもらいに通う日々に。ようやく戻ったものの、ひとりで育児ができない妻は実家の母を頼り…。そんな中、妻実家近くへの引越し話が持ち上がる…!妻との夫婦時間が持てないことに危機感を感じていた夫の大樹。妻実家近くに住むことに躊躇したが、近距離ならば義母が泊まることも少なくなり、夫婦の夜生活も家族時間も取れるはずと、引越しを決意したのだが…。自分と息子さえ快適に過ごせれば、夫のことなどお構いなし、というモンスターとなってしまったあずさ。自分の都合や利益しか見えなくなり、相手に対する思いやりが持てなくなる。これはモンスター化の始まりです。「夫に頼れないから、実家に頼るしかない」と考える妻。「娘が大変な時には、助けてやりたい」と思う妻の実家。どちらにも悪気などないでしょう。けれども、注意していないと、この「妻・実家協力体制」が夫婦仲を崩壊させる恐れもあるのです。※この漫画は、男女にまつわる数々のお悩みを受ける「恋人・夫婦仲相談所」所長・三松真由美が、妻の中に見出した“モンスター”の実際の事例を分類し、リアル・エピソードをべースにしたフィクションです。\「モラハラ夫図鑑」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪▼ 「モラハラ夫図鑑」 ▼ 『リアル・モンスターワイフ、再び』 イラスト・ 山口しずか
2020年05月11日前回 からのあらすじ(【夫放置モンスター】全3回)夫の大樹、息子と妻あずさの3人暮らしの家族。しかし夫が帰宅しても食事も風呂も用意はなかった。なぜなら妻は実家で風呂も食事もすませてくるから。さらには「食費を浮かしてやってる」と言い放つ妻。なぜこんなことに…?ひどいつわりの中、夫は仕事で助けてくれず、妻を救ってくれたのは実の母。妊娠中に夫と協力できなかった妻あずさは、出産までまだ時間があるなか里帰りをすると言い始めたのです。「家族水入らず」の生活が、初めから難航し、出産後の大変な状況を夫婦で協力ができなかった大樹とあずさ。さらに義母に甘える妻を女性としてみづらくなり、夜の生活も遠のいていきます。「そろそろなんとかしないと、まずいのでは?」と大樹が危機感をいただく中、浮上した引越し。これにより大樹は少しでも妻との距離を縮められることを期待したのですが、これが致命的な決定打に!次回、完全に崩壊した家族の行く末、そして「夫放置モンスター」にならない方法をお届けします。※この漫画は、男女にまつわる数々のお悩みを受ける「恋人・夫婦仲相談所」所長・三松真由美が、妻の中に見出した“モンスター”の実際の事例を分類し、リアル・エピソードをべースにしたフィクションです。\「モラハラ夫図鑑」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪▼ 「モラハラ夫図鑑」 ▼ 『リアル・モンスターワイフ、再び』 イラスト・ 山口しずか
2020年05月10日仕事ばかりの夫に対して、妻は文句も言わずに「子育てをがんばっている」と思っていました。しかし、夫婦間では絶対忘れていけないものがあったのです。妊娠中に夫婦で協力して乗り越えることができなかったあずさと大樹。そして里帰りを決めたあずさの行動が、夫婦仲の破綻の一途をたどることになったのです。次回、破綻の始まりは長めの“里帰り出産”をお届けします。※この漫画は、男女にまつわる数々のお悩みを受ける「恋人・夫婦仲相談所」所長・三松真由美が、妻の中に見出した“モンスター”の実際の事例を分類し、リアル・エピソードをべースにしたフィクションです。▼ 「モラハラ夫図鑑」 ▼ 『リアル・モンスターワイフ、再び』 イラスト・ 山口しずか
2020年05月09日ここ数年で広まった「モラハラ」という言葉。モラハラをするパートナーに苦しむ人は近年増えています。結婚を考えている彼が、もし「モラハラ夫予備軍」だったら…そんなことを考えると、不安ですよね。そこで今回は、「モラハラ夫の特徴とその心理」「モラハラ夫予備軍の特徴」についてまとめてみました。モラハラ夫とは?特徴を紹介モラハラ(モラルハラスメント)とは、簡単にいうと「言葉や態度による精神的な暴力」のことです。つまり「モラハラ夫」とは、「精神的な暴力で妻を傷つける夫」のことなんです。モラハラ夫の特徴としては、・常に自分を正当化し、絶対に謝らない・嫉妬が激しく、妻を過剰に束縛する・妻には厳しいが自分には甘い・妻が何をしても否定し、無力感を与える・世間体を気にするので外面は良いなどがあげられます。職場やご近所に対しては「いい人」なので周囲からの評判は良く、妻はひとりで悩みを抱え込むことが多いといいます。ただ、こんな男性と一緒に暮していたら、確実に精神を病んでしまいますよね。モラハラ夫になる男性の心理妻にモラハラをする男性は、実は劣等感が強く、自分に自信が無いタイプが多いそうです。その裏返しで相手を見下したり、相手を支配することで自分の価値を確かめようとするのだとか。自己肯定感の欠如から「見捨てられたくない」「愛情を試したい」という気持ちも強く、そのために異常な嫉妬心や束縛に至ってしまうのですね。また、自分の育った環境で日常的にモラハラが繰り返されていたために、「夫婦とはこういうものなんだ」という間違った価値観が形成されている場合もあります。モラハラ夫予備軍チェック!できれば結婚前に、相手がモラハラ夫予備軍かどうか気付きたいですよね。モラハラ夫予備軍の特徴は「自信の無さの裏返しからくるプライドの高さ」が目立つことです。チェックポイントは次の5つ・人より優位に立ちたがる・意見が対立した時に譲らず、相手を正論で追い詰める・明らかに自分が悪くても謝らない・都合の悪いことは全部人のせいにする・見栄っ張りで自慢話が多いこれらの項目が全て当てはまる場合は要注意です。ただ、結婚前はいい彼でいるため、これらの特徴が目立たないことも多いのです。「付き合っている時は優しかったのに結婚したら豹変した…」というモラハラ夫被害者の声が多いのは、そのせいなんですね。我慢せずに逃げることも必要夫婦間のモラハラは、立派なDVです。結婚してからモラハラ夫に豹変してしまった場合は、「見抜けなかった私が悪い」と一人で抱え込まずに、早めに周囲の人や相談機関などに相談することをおすすめします。普通の夫婦ゲンカならどの家庭にもあることですが、一方的なモラハラは完全に別のものです。あまりに酷い場合は、別居や離婚という選択肢も考えた方がいいでしょう。
2020年04月02日言葉や態度で相手に精神的なダメージを与える「モラルハラスメント」(略してモラハラ)。暴力とは違い心の傷は目に見えにくいことから、「うちの夫、モラハラかも?」と思っても、その被害を口に出せない人もいるのではないでしょうか。最終回は、「モラハラによって起こる2次被害」、「モラハラ夫とは離婚するべきか」、そして「攻撃がおさまったあと、離婚せずに自分の人生を生きる方法」について、Joeさんのお話をうかがっていきます。 「あなたの夫はモラハラ体質?その特徴や原因とは」 「夫のモラハラスイッチを入れない3つの方法。される側の原因は!?」 の続きです。■「誰もわかってもらえない」モラハラの2次被害モラハラの被害者は、勇気を振り絞って親や友人に相談しても、「女は我慢するもの」と言われたり、「そんな態度をされるのは自分が悪いからでは?」と心ない言葉を返されがちだと言います。というのも、モラハラ夫の大半が外面の良いタイプで、周りの人に「まさかあんな良い人がモラハラをするわけがない」と思わせるのがうまいのだとか。結果、被害者は「誰にもわかってもらえない」ことで2次被害に陥ることも…。Joeさんは、「まずはモラハラという言葉にとらわれず、今もし相手との関係がつらいならば状況を変えることを考えてほしい」と言います。もし、周囲の人にわかってもらえなければ、公的機関で必死に訴えるのもひとつの方法だとか。被害者になる人にはこういうことが苦手な人が多く、「こんなこと言ってもいいのだろうか?」と、どうしても控えめになってしまうといいます。だからこそ、必死に伝えることで、相手に「何かあるんじゃないか」と思わせることがポイントだそう。誰かに「自分がつらい」と伝えることは、状況を変える一歩につながるはず。あきらめずに、必死に伝えること。わかってくれる人がひとりでもできれば、前向きに立ち向かう力が出てくるのではないでしょうか。■モラハラ夫と別れる? 別れない?もし、夫にモラハラを受けたら離婚したほうが良いのでしょうか。それともしないほうが良い? モラハラ夫を相手に手続きするのは、一筋縄ではいかないとは思いますが…。Joeさんにこの質問を投げかけると、こんな答えが返ってきました。「どちらでもよいと思っています。重要なのは、どちらにしても本人が状況を客観的に見て理解し、納得できているということ」。これまで数多くのモラハラ被害者から話を聞いてきたJoeさん。夫からモラハラを受け続けても“離婚しない”妻には、さまざまな理由があったといいます。「離婚しないことを選ぶ人は、育てるべき子どもがいる、簡単に離婚してもらえないからトライする方が骨が折れる…などの理由があります。なかでもお金の心配をする人が多いです。実際に、ひとりで子どもを育てていくのが困難な社会であることも事実です。あるいは単に、離婚してしまうと世間体が悪いと考える人もいます」(Joeさん)。モラハラ被害者に限ったことではなく、シングルマザーが日本の社会を生きていくのはとても厳しいといわれています。金銭的な問題だけでなく、子どもを育てるためには人手も必要になります。仕事中の子どもの預け先は? 自分が体調を崩したときは? 子どもが体調不良のときは仕事を休める? こういった不安を持つ人は、モラハラされても夫と一緒に暮らすことを選ぶ場合が多いとJoeさんはいいます。■本当の人生は、攻撃が終わってから始まるさて、「Joeメソッド」を遂行し相手の攻撃が終わった場合、もうモラハラの心配はなくなるのでしょうか。「即座にテンションを戻してはいけない」とJoe先生は警告します。「基本的にモラハラをする人は、モラハラできる状況であればします。攻撃されないためには、“その人が攻撃したくならないキャラ”として存在し続ける必要があります」。また、多くのカウンセリングを行ってきたJoeさんによると、「攻撃のターゲットになる人には、ひとつの場所や人に依存する傾向がある」と言います。攻撃をなくすために始めたメソッドなのに、いざ相手と距離が離れていくと寂しく感じてしまうのだとか。そこで、Joeさんが勧めるのが、夫には内緒でほかに夢中になれるものやよりどころを見つけること。趣味でも仕事でもいい、それが見つかれば人生の目的や生きがいになると言います。そして、モラハラ夫とある程度の距離感を保つ具体的なポイントとして、以下を挙げてくれました。<モラハラ夫と距離感を保つポイント>・趣味や友達を、夫と共有しない・予定を報告しない・夫はひとつ家にいる同居人と考える・単独者として生きる意識を持つこと・自分の趣味。自分だけのアジトを持つJoeさんは「本当の人生は、攻撃が終わってから始まる」と言います。ここがスタートラインであり、本当に大事なのはその先の人生をどう生きるか。幸せは夫や他人が運んでくれるものではなく、自分でつかむもの。モラハラ夫がいたって、状況を変えることさえできれば、自分の望む幸せをつかむことができるのです。■状況は自分でいつでも変えられる最後にJoeさんに「このJoeメソッドを作ったときに心掛けたこと」を聞いてみると、「その人の余計な先入観や感情をどかして、客観的に状況を見てもらうこと」との答えが返ってきました。モラハラを受けている人の大半は、「夫はそんな人じゃない」とか「自分のせいなんだ」と思ってしまうのだと言います。だからこそ我慢してしまうし、努力して愛してもらおう、認めてもらおうと、自分をすり減らしてしまう。「そんな自分を、本人が客観的に判断できていて、納得していればいいんです。でも、状況を捉え違えて損をしていたり、気付かずに搾取されていたり…。それは悔しいんですよね。だから、『あなたの感情抜きで、こういうことになっていますよ』と状況を伝えてあげたい。僕のスタンスはそこだと思っているんです。共感して“大丈夫だよ”というカウンセラーもいます。もちろんそういったカウンセラーも大事だと思うけれど、僕の役割ではないと思っています」もし今、「夫はモラハラかも…」と感じているならば、客観的な目で、自分たち夫婦のやり取りを振り返ってみてはいかがでしょうか?モラハラだとあえて決める必要はありません。生命などの危機がなければ、すぐに行動を開始しなくてもいいかもしれません。でも、つらくなったらいつでも自分の手で状況は変えられる。それを知っただけでも、心が軽くなったのは筆者だけでしょうか? 夫との関係につらい思いを抱いている人たちが、そんなお守りのようなこのメソッドに出会えますように。■今回お話をうかがったJoeさんの著書 『離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本』 (Joe/SBクリエイティブ ¥1,430(税込))モラルハラスメントを受け苦しんでいるけれど、“離れられない”または“離婚できない”人に向けて、自分の平和を取り戻すメソッドを紹介。シチュエーションに合わせた表情やしゃべり方、心の持ち方まで、具体的ですぐ実行できるメソッドが並ぶ。Joe(ジョー)さんモラハラ対策カウンセラー。1976年、典型的なモラルハラスメントの関係にある家庭に生まれる。自身の経験から、モラハラをする人、被害を受ける人の心理を学び、モラハラで苦しむ人にアドバイスを始める。現在は、ブログや講演会などでメソッドを伝えている。ブログ: 離れられない『モラハラ』『身近な人からの攻撃』対処の超裏技! 【同じテーマの連載はこちら】 モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >>
2020年02月27日夫の言動や態度につらい思いをしたり、夫の自分への態度とそのほかの人への態度に大きな差(自分がひどく扱われている)を感じる…。最近、メディアや生活の中でも見聞きする機会が増えてきた「モラルハラスメント」(略してモラハラ)。「私は夫にモラハラを受けているのかも?」、「どうすれば平穏な毎日を送れる?」。そんな悩みについて、モラハラカウンセラーのJoeさんにお話を伺います。Joeさんは、書籍 『離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本』 でモラハラを受けていても、その相手と離婚できない人のためにメソッドを紹介しています。Joe(ジョー)さんモラハラ対策カウンセラー。1976年、典型的なモラルハラスメントの関係にある家庭に生まれる。自身の経験から、モラハラをする人、被害を受ける人の心理を学び、モラハラで苦しむ人にアドバイスを始める。現在は、ブログや講演会などでメソッドを伝えている。ブログ: 離れられない『モラハラ』『身近な人からの攻撃』対処の超裏技! ■うちの夫はモラハラですか?モラハラの認知が広がってきているとはいえ、「自分がモラハラを受けている」ことに気付いていない人も実は多いのではないでしょうか。【モラハラとは】暴力ではなく、言葉や態度によって精神的に人を傷つけるハラスメントであり、「マインドコントロールを伴う支配」とも定義づけられ、夫婦や恋人関係はもちろん、職場でも起こるもの。無視される、暴言を吐かれる、何をやっても自分が悪いと責められるなどの行為。Joeさんによると、「程度はグラデーションのように濃淡があり、被害を受けている人が自分でモラハラに気付くのは難しい」といいます。では「モラハラ」と判断するにはどうすればいいのでしょうか。Joeさんはモラハラ被害者の傾向として、「自分以外の誰かが不当な扱いをされていたら、それを『不条理だ』と判断できるのに、自分のこととなると、その判断ができなくなる」と言います。そこで、Joeさんは簡単なチェック法を教えてくれました。<「モラハラ夫」チェック法>□「自分の友だちがその夫から、今の私とまったく同じ扱いをされていたら、どう感じるか?」これによって「今のあなたが夫に対して、どのように反応するべきかの感覚がつかめる」と言います。■モラハラをするタイプとは?では、どんな人がモラハラをする体質を持っているのでしょうか。Joeさんによると、モラハラ体質の人には、「攻撃欲の強いタイプ」と「攻撃欲と支配欲が強いタイプ」があるといいます。●攻撃欲の強いタイプ単なる八つ当たり型。相手に対する嫉妬心や説明のつかない不快感、差別意識などによって、ただムカつくから攻撃するタイプ。相手を「有害」とみなし、自分を被害者に仕立てあげて攻撃する。●攻撃欲が強く、なおかつ支配欲も強いタイプ攻撃によって相手を支配下に置きたいから、攻撃してくるタイプ。「自分は誰かにずっと一緒にいてもらえるような存在ではない」と心のどこかで思っており、多くが自信、自己肯定感に乏しい人と言える。さらに、Joeさんにモラハラ体質の人の行動パターンを具体的な例で教えてもらいました。<モラハラ体質の行動パターン(例)>□悪意のある冗談から始まり、日に日に態度が横柄になっていき、エスカレートしていく行為が止まる兆しがない□その人の、妻に対する言動に「容赦のなさ」がある□家の中での冷酷さと、家の外での外面の良さに、極端に差がある(外の人の目に映るときだけ、急に家庭的でやさしい夫を演じる)□その人の価値観が、「強・弱・勝・負・得・損」だけで構成されているなど「モラハラ夫は最初から相手を攻撃するわけではなく、徐々にエスカレートしていき、結婚後にその攻撃が本格化することも多いんです」(Joeさん)。家庭を一緒に築くパートナーとして信頼し結婚した相手なのに、結婚後に豹変(ひょうへん)されたら…、途方に暮れてしまいそうです。■モラハラ体質はどこで生まれる?カウンセリングで数多くのモラハラケースを見てきたJoeさん。その経験から、「もちろん全員に言えることではない」としながらも、モラハラする側、そして被害者に、ある共通の傾向が感じられると言います。それは、「幼少期に養育者から“肯定されなかった経験”」。とくにモラハラ体質の人は親に認められなかったり、いじめられたりといった壮絶なつらい出来事から逃げるために、自分の尊厳を投げ出した経験がある人が多いという印象があるのだとか。「たとえば、子どもはケガをすると『痛い』と泣きますね。そこで親は『痛かったね』とフィードバックします。そしてそれを何度も積み重ねて、自分の受ける感覚がわかるようになり、それと同時に『自分は受け止めてもらえる人間なんだな』と自信がついて、人格や自尊心ができていくんですよね。しかし、親自身もそう育てられた経験がなかったり、ストレスに弱かったりすると、子どもが泣くと『私を苦しめたいのか?』という風になってしまいます。すると、子どもは『自分は親を苦しめるような人間なんだ』と思ってしまうんです」。つまり、「幼少期の“受け止められなかった経験”が自己肯定感を持てない人間を育てることになり、精神的に満たされない気持ちが攻撃に向かわせる」とJoeさんは言います。また、典型的なモラハラ体質の人には「自分がない人が多い」と言います。「自分という核がないから、やることに限度がないのだ」と。■モラハラ被害に遭いやすいタイプはいる?一方、被害者はどうなのか。これまでのカウンセリングで見てきた感想としては、「モラハラされる妻にも、育ち方から受けた影響が出やすいと感じているそうです。「子どもは養育者とのやり取りから“愛”を覚えていくものです。しかし、たとえば養育者が、自分に尽くしてきたときだけ子どもを褒めたり、かわいがったりするような場合だと、その子どもは『愛っていうのは自分が尽くした分だけ分配されるものなんだ』と思ってしまうんです」(Joeさん)このようにして育った子どもは、自分を受け入れてくれる相手のために、その人の「一部」のような気持ちで尽くしてしまう。これがモラハラ体質の人の攻撃欲を刺激し、攻撃された側は「もっと努力しなければ」と頑張ってしまうのだとか。なんて不条理なサイクルなのでしょうか。でも、たとえどんな生い立ちを持っていても、モラハラしていい理由にはなりません。次回は、今すぐ実践できる「戦わずに、相手の攻撃をなくす方法」をご紹介します。離婚できない夫との関係を、変えるのにはどうしたらいいのか? Joeさんの言葉から探っていきます。■今回お話をうかがったJoeさんの著書 『離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本』 (Joe/SBクリエイティブ ¥1,430(税込))モラルハラスメントを受け苦しんでいるけれど、“離れられない”または“離婚できない”人に向けて、自分の平和を取り戻すメソッドを紹介。シチュエーションに合わせた表情やしゃべり方、心の持ち方まで、具体的ですぐ実行できるメソッドが並ぶ。 【同じテーマの連載はこちら】 モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >>
2020年02月25日最近、付き合ってはいけないダメ男として特に警戒されているのは、モラハラをする男性。モラハラ男性は、精神的にじりじりと追い詰めてきます。一見するとマトモなだけに、トラウマになりやすいのです。なかなか見抜くのが難しい“モラハラ男性”ですが、今回はその特徴と見抜き方をご紹介します。身の回りに当てはまる人がいたら要注意ですよ。■ 不機嫌になったら無言モラハラをする男性は基本的に異論を認めません。自分の意見が絶対に正しいと思い込んでいるので、彼女と意見が違うときには論破しようとしますし、ときに強引な態度も見せてきます。ですが、論破しようとしても彼女が納得しなかったり、どう考えても彼女の方が正しかったりする場合、モラハラ男性は急に黙り込んでしまいます。自分の意見が通らないことで不機嫌になり、話すことを放棄するのです。話しかけても返事をしない、デートの途中で急に「帰る」と言い出す、電話に出ない、LINEをブロックする……こうした行動を取るなら、彼はモラハラの傾向があると言えます。そもそも、モラハラ男性とは「話し合い」という行為は成立しません。他人の意見を受け入れないですし、たとえ自分に非があっても絶対に認めず、彼女に謝らせないと気が済まないのがモラハラ男性の特徴です。無視をするのは、彼女を困惑させ、罪悪感を与えることが目的。彼の機嫌を直そうとして不本意に謝ると、モラハラ男性の思うままになってしまいます。■ 謝るのが苦手私は以前、モラハラの傾向がある男性と付き合ったことがあります。彼は、自分が悪くても謝ることができない人でした。これは、先ほども触れたように「自分の意見が絶対に正しい」という強い思い込みに由来するものです。たとえ謝ったとしても、私がさんざん指摘して、やっと「悪かった」とつぶやくくらい。それも、「お前が言えというから言ってやっている」という口調でした。悪いことをした自覚がないのでしょう。呆れたのは、ケンカになったときに彼が暴力を振るったことです。彼は「お前が煽るようなことを言ったから手が出た。俺は暴力を振るうような人間じゃない」と、堂々と私のせいにしました。もはや反論する気にもなりませんでした。■ 人が悪い。会社が悪いモラハラ男は、あくまでも「自分が絶対に正しい」と思っています。そのため、仕事でうまくいかないことがあっても、「あいつが悪い」「会社がそもそもダメ」と批判することで、自分ではなく他人のせいにしようとします。さらに、モラハラ男性には“アドバイス”というものが通じません。自分に足りない部分を認めて改善するという発想がないので、よかれと思って伝えるアドバイスも“攻撃”と受け取ります。彼女から短所を指摘されたときには、「キミだって○○ができていない」と、自分のことを棚に上げて反論してくるでしょう。まるで「負けるわけにはいかない」というようなスタンスで、彼女の弱みを見つけてマウントをとってくるのです。■ プライドが高いモラハラは、いわゆるハイスペックな男性に多く、プライドが高いのが特徴。年収や職場でのポジションの高さが理由になっているのかもしれません。ハイスペック男性の中でも特に、“頑固で柔軟性が足りない” “ユーモアに欠ける”タイプは、モラハラをしやすい傾向があります。周りの人のほとんどが自分に従い、思うがままに行動できる日々に慣れてしまっているので、「俺がいちばん」「異論は認めない」と思い込んでしまうのです。■ 俺様系メンズに要注意!自信があってちょっと強引な“俺様系”を好む女性は少なくありませんが、俺様系とモラハラは紙一重。「俺がいちばん正しいから俺についてこい」と、彼女の気持ちをいっさい無視する男性は、ただのモラハラです。たとえ強引なところに魅力を感じても、「きちんと思いやりがあるかどうか」や、「こちらの話をちゃんと聞いてくれるかどうか」という点は、注意してチェックするようにしましょう。“俺様系” “ハイスペック男性”は、本来はどちらも彼氏として理想的なタイプ。だからこそ、「最高の彼氏候補を見つけた!」と思ったときは特に、モラハラ男性でないことをしっかり確認することが大切です。(沙木貴咲/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年02月11日「モラハラ」とは相手に、言葉や態度など、モラルによる精神的な苦痛を与えること。近年は夫婦間のモラハラが話題となっていることから、結婚前に恋人がモラハラ気質かどうかを見抜けるかどうかが大切とされてます。今回は、そんなモラハラ夫と「離婚」をした女性たちに、今思えばモラハラの片鱗が見えていた!と思う恋人時代の彼のエピソードについて詳しく聞いてみました。■機嫌を損ねると極端な態度を表す「大きな音を立ててドアを閉めたり、無視をし続けたりして怒ってるアピール。ケンカになると殻に閉じこもったようにふさぎ込んで、話し合いにならない」(36歳/看護師)ケンカの際、相手に必要以上の苦痛を与えようとするのはモラハラの兆候。無視をして存在を否定することや、モノに当たって威嚇する行為は精神的DVに当たります。相手が謝るまでだんまりを決め込むことで、自分が優位に立とうとしているのでしょう。■外面がいい割に友達が少なめ「一見、他人には愛想がよく、知り合いレベルの人からの評判は上々。その割には、彼自身が心を許せるレベルの友達は少ない。本音で話せるのは私だけなのかな…なんてちょっとうれしく思ってたのが間違いでした」(30歳/営業事務)モラハラ夫の特徴としてよく聞くのが「外面がいい」ことでしょう。出会って日が浅い頃は表向きの顔で愛想よく振舞うため「素敵な人」に見えますが、付き合いが深まったところで支配的な本性を出し、内と外の顔を使い分けるようになるのです。■付き合ってすぐに結婚したいと言う「付き合った初日から結婚したら~とか、子どもが~と将来のことを当然のように語っていた。私をこんなに愛してくれてる人はいない!と舞い上がってそのまま突き進んでしまい後悔…」(40歳/教員)支配的な男性は、結婚や子どもなど、社会的に認められるライフイベントに固執する傾向があると言います。「お互いに好きなんだから、すぐ結婚するべき」「子どもを作って幸せな家庭を築くべき」など、こうあるべきという価値観が固まっているのです。その裏には、彼女に逃げられたくないという恐れやプライドも隠れているのかもしれません。■容姿についてからかってくる「『食べすぎじゃない?また太るよ』とか『なんか前より老けたね~』など、こちらの容姿や年齢に関することを軽いノリでいじってくる。逆に自分が外見をからかわれるのは大嫌いで、少しでも言うと不機嫌に」(35歳/事務)モラハラ男性は「女らしさ」や「男らしさ」に重きを置く人が多いよう。容姿についても自分だけの強い価値観を持っている場合があります。たとえ冗談めかしていたとしても、容姿について口出しをする男性は要注意。そういったタイプは逆に自分が言われることには全く耐性がないことも多々あるようです。■「君の成長のために言うけど」が口癖「彼のアドバイスに従わないと『君のためを思って言ってるのに』、従えば『成長につながったね』と恩着せがましい。すぐに上下関係を作りたがる感じ」(29歳/アルバイト)意見が合わなかったときにこのセリフが出る彼はモラハラの可能性が濃厚!「君のため」という言葉で「彼女を真に愛しているからこそ、忠告してあげる正しい自分」という都合のいいスタンスをとることができるのです。素直な女性であればあるほどこのセリフによって「自分が悪かったんだ」と思い込み、彼が作った上下関係にはまってしまうでしょう。■モラハラの兆候は結婚前に見極めて付き合っていたときは優しい彼氏でも、モラハラの本性は結婚後に徐々に表れてくるもの。言葉や態度で精神的に苦痛を与えられたり、不当に行動を制限されたりしては結婚生活が不毛なものになってしまいます。思い当たる節があるなら、今回ご紹介したエピソードを参考に、現在の恋人や気になる男性にモラハラの兆候があるかどうか、客観的に判断してみてくださいね。
2020年01月20日困った男性のパターンとして、モラハラやメンヘラなどが挙げられていますよね。そこで今回は、モラハラな男性とメンヘラな男性では付き合うならどちらがいいのか紹介します。モラハラって何?モラハラはモラルハラスメントのことを指していて、簡単に言えばモラルに関するハラスメント行為を言います。暴力行為がメインとなるDVと違って言葉や態度で精神的に相手を追い詰めるところが特徴であり、相手のことを見下したり否定するような行為を繰り返すところが問題となっています。モラハラを受けた女性は「自分は駄目な人間なんだ」と思い込みやすく、「それでも一緒にいてくれるこの人はいい人なんだ」とモラハラな男性に依存しやすいところがあります。メンヘラとは何か?メンヘラとはインターネットで使われる用語のひとつで、心に何かしらの問題を抱えている人のことを指しています。心に抱えている問題には色々な種類があるので一言でまとめることは難しいですが、極度に寂しさを感じやすかったり人との関わりを求めるあまり相手に対して依存しやすいなどの特徴が挙げられています。その結果付き合っていくにはやや面倒くさいと感じられることもあり、何らかのきっかけで相手を束縛したり過激な行動をとることがあるため注意が必要です。モラハラとメンヘラ、付き合うならばどちらがいいのか一般的にモラハラもメンヘラも、付き合おうとすると何らかの被害を被ってしまうため避けた方がいい男性のパターンとして挙げられています。モラハラは付き合うだけであれば最初の頃は優しく接してくれることが多いですし、メンヘラも情緒不安定になってしまうきっかけさえ分かっていれば自分を大切にしてくれる・愛してくれるという点では魅力があります。このため付き合うのであればどちらがいいかは人によって異なるものの、メンヘラは過激な行動が男性自身に及ぶことが多いという点からメンヘラの方が安全だという意見があるようです。どちらのパターンも過度であれば要注意このようにモラハラとメンヘラでは、どちらも人によって付き合いたいと思えるパターンは異なります。ただモラハラは過剰になると自分自身が精神を病んでしまう可能性がありますし、メンヘラもあまりに過度な行動が見受けられると自分に被害が及ぶばかりか自分自身もメンヘラになってしまうというリスクがあります。そのためモラハラもメンヘラも過度な状態であれば、その男性と付き合うことは避けた方がいいようです。
2019年12月13日近年とても深刻化している「モラハラ」。言葉や態度で人を傷つけるため、表面化しづらいのが特徴です。また人によってもモラハラを感じる「ものさし」が違うので、理解が得られないこともあります。とはいえ、を受けた方は大きな傷を負うので、自分が嫌だと思ったらもう近づかないこと。今回はどうしてそんなに避けるべきなのか?!の理由をまとめてみました。■ モラハラ男性の特徴とはあなたの気になっている男性や今お付き合いしているパートナーは、モラハラの気質はないでしょうか?モラハラ男性には次のような特徴があります。「バカ、生きている価値なし、などの言葉を軽々しく使う」、「俺が食べさせてやっている、などの見下す発言がある」、「パートナーのスマホ着信履歴やメール履歴をチェックする」、「物に当たり散らしたり、舌打ちなどで威嚇する」、「稼ぎを全てギャンブルにつぎ込む」などなど…。このような男性は、モラハラ男性だと考えた方が良さそうです。縁をつないでしまったら人生を狂わされかねないモラハラ男。自分はもちろん周りに被害が及ぶ前に避けるべき理由を3つご紹介いたします。■ 理由1、理解してもらえない辛さを味わってしまうモラハラ男性は、モラハラする対象以外には外面が良かったり、評判が良いことが多々あります。相談しても、「彼がそんな風に暴言を吐く人には見えない」「職場ではかなり有能で評価が良いのに…」などと自分に非があるからだと言われたり、人によっては「そのくらい…」と温度差が違うために理解してもらえないことも…。自分の味方になってくれる人がいなくて辛さを味わうのがモラハラ被害者なのです。■ 理由2、子どもや家族へのモラハラ拡大してしまうもし、このままモラハラ男性と結婚して子どもが生まれたら?家族と同居することになったら?モラハラ被害が広がる可能性は否定できません。モラハラを受けた子どもは自己肯定ができなくなるだけでなく、モラハラをするような子どもに育ってしまうかもしれません。モラハラ人間を増やしてしまうのも恐ろしいことです。子どもに悪影響しかないのであれば避けるのは当然でしょう。■ 理由3、モラハラは簡単に直らないモラハラ男性は自分の価値観が絶対だと思っているし、自分以外の人間を見下す傾向にあります。ゆえにモラハラに至るわけですが、このモラハラ気質は長く培われてきたものです。「私の愛で彼を…」と思いたくなる気持ちは分かりますが、そう簡単にはいきません。そもそも、自分より下に見てる人間からの言葉をまともに取りあうでしょうか?直らないことを受け入れて自己犠牲を続けるか、別れるか。そんな辛い思いをするなら最初から避けるべきですよね。■ おわりにモラハラ男性が兼ね備える外面の良さは本当に危険で、多くの女性が騙されてきました。心に傷を負っても離れられればマシな方で、交際や結婚に発展して自分だけでなく親や子どもにまで悪い影響を与えてしまうことも…。更生させるのは難しく、「私が彼を変えてみせる!」なんていうのは、すぐに甘い考えだと分るでしょう。できる限り避けて、近づかないことが大正解です。(森山まなみ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年10月24日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「夫の愚痴 甘え? それともモラハラ? やってはいけない妻の対応」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、夫から愚痴をぶつけられる妻側の立場に立ってお話しましたが、今回寄せられたお悩みは、子どもに対する注意の仕方について、妻から責められてしまう夫からのご相談です。■お悩み:モラハラ妻? 子どものしつけで責め立てられる夫小5男の子、高3女子、21歳社会人、そして妻の5人というごく普通のサラリーマン家族です。よく生活の中で、子どもに「また靴直していない」「また湯沸かしのスイッチ切ってないな」「ゴミが落ちてるのに見て見ぬふりか」など、小言のようなことをついつい言ってしまいます。そのため、ちょっと妻と口げんかになった時には「あなたもたまに同じことをしているんだから、人のこと言える立場じゃないでしょ」と昔の失敗などいくつも掘り返してきて責め立てられます。でも、だからといって注意しなかったらしなかったで「なんで注意しないの?」「子どもたちに関心がない」などと責められます。どう対応したらいいでしょうか?■回答:子どもを通して自分が責められているように感じる妻普段、仕事で忙しいお父さんが、これほど日常生活の細かいところまで注意できるというのは、関心がないどころか逆によく子どものことを見ている方だと思います。しかし、せっかく子どもに良かれと思って言っているのに、妻からそれを否定されて、どうしたらいいのかわからなくなってしまう気持ちも理解できます。人工知能研究者、脳科学コメンテイターで『妻のトリセツ』(講談社+α新書)著者である黒川伊保子さんによると、女性脳の中では一定程度の体験記憶が「心の動き」と共に格納され、それをトリガー(引き金)にして、過去の類似体験を瞬時に引き出すことができるそうです( 「俺のごはんは?」育児でヘトヘト妻の“怒りの地雷”を踏む夫の一言【夫にイライラするのはどうして? 脳から科学する“妻のトリセツ” 第2回】 参照)。もしかすると妻は、かつて夫が子どもと同じ行動をとってイライラした記憶を、夫との口げんかを引き金に思い出したのかもしれません。または、子どもが叱られていることを妻自身も苦手と感じていたり(例えば、妻もスイッチを切り忘れるなど)、きちんと子どもをしつけできていないと遠回しに夫から責められているように感じて、反発したくなったのかもしれません。■夫と妻では大きく違う「注意したいポイント、注意してほしいポイント」夫が困惑してしまう原因の一つとして、妻が夫に期待している「子どもを注意するポイント」と、夫自身が「注意したくなるポイント」におそらくズレがあることが考えられます。もしかすると妻は「夫は外でいろいろな世界を見ているのだから、子どもには細かい日常のことより、将来についてなどもっと大局的な視点で話をしてほしい」と考えているのかもしれません。しかしそうであったとしても、その妻の不満をけんかの際にいきなり持ち出され、過去の失敗まで引っ張り出されると、夫もいい気はしませんよね。「それならもう注意しない!」と言いたくなる気持ちもわかりますが、そこでグッとこらえて「だったら、どういことを注意してほしいと思っているのか」と妻に問いかけてみてはいかがでしょうか。子どもを注意するポイントにズレが生じていることでもわかるように、何を一番大事にして子どもを育てるのかという点が夫婦間で共有されていないように感じます。普段からお互いの考えを伝えあうコミュニケーションが不足しているのかもしれませんね。■「子どもがどうあってほしいか」夫婦で意見を共有する子育てに絶対の正解はありません。これを良い機会ととらえ、今一度、夫婦で「子どもたちにはどう育ってほしいか」「そのためにどういう働きかけをするか」を話してみてはいかがでしょうか。そのうえで、例えば勉強への姿勢や習い事、進学など、将来に関することは父親、日常の生活習慣やマナーについては母親というように、子どもに対する責任分野を2人で分担してはいかがでしょうか。それぞれの範囲で意見が違うところについては、話し合って決めていくといいでしょう。子育ては自分自身の価値観がダイレクトに反映されるものです。夫婦で話し合う過程で、お互いの考え方に新たな発見がみつかるかもしれません。それに気づくことで理解が深まり、夫婦としてより良い関係になれるように思います。いかがでしたか。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年08月29日モラハラという言葉が世に知られ始めて数年。モラハラと聞いたら、支配的かつ高圧的でキツい男性をイメージする人は少なくないのではないでしょうか。実は本当に厄介なのは、時間が経ってからモラハラ気質が現れる「隠れモラハラ」タイプの男性なんです!今回はそんな隠れモラハラ彼氏の特徴を、女性に聞いた体験と共にご紹介します。■ 1、恩を着せるような言い方をしてくる「私の成長のため、という体裁で色々なアドバイスをくれていた元彼。『君のために言ってるんだよ』と言って、親身に相談に乗ってくれる姿に感動して、言われるがままになっていたけど、今考えたらあれは思い通りに動かすための指示だった」(27歳/営業事務)隠れモラハラ彼氏は一見すると彼女思いの優しい男性です。過保護なほど彼女に尽くし、成長の手助けをしようとしますが、その根底には支配欲があります。自分の思うように動いて欲しいという気持ちを隠して、「彼女のため」にあえて苦言を呈するという体裁を仕立てあげるのが上手いのです。■ 2、愛の言葉を免罪符のように使う「言い合いになりそうなときや、自分が言い過ぎたときなどの不利なタイミングで『愛してる』と言ってくる。『俺を受け入れろ』という意味だと気づいたのは別れてから」(30歳/飲食店)彼が愛の言葉をしょっちゅう使ってくるタイプなら要注意。大切なのはどんなタイミングでその言葉を使うか、ということ。話し合いの結び文句にとってつけたように「好きだよ」などという男性は隠れモラハラの可能性が高まります。愛情や同情などの感情面に訴えかけることで自分の不利な部分を流そうとするのはモラハラ彼氏の常とう手段です。■ 3、一見紳士的だが、思い通りにならないと態度が豹変「すごく穏やかで物腰が優しいと周囲からも評判の彼氏。びっくりしたのはデート先で店員さんのミスに厳しい口調で詰めていたとき。目つきや雰囲気がガラッと変わって怖かった」(22歳/看護師)自分より下の立場と感じる相手には必要以上に強い態度を垣間見せるのがモラハラの特徴。優位性を示したがるため、あからさまに不機嫌な態度を出したり相手を無視したりと、どちらが悪かったのかを表明するような行動をします。さらに「何が悪かったか自分でわかってる?」などミスを細かく責め立てるのがモラハラ気質の怖いところです。■ 4、理論立てたような言い方で口が上手いと感じさせる「いつも理論だてた物言いで、彼の都合のいい方向に言いくるめられる。後から冷静になって考えると彼の発言が矛盾していたり、前と言うことが変わっていたり、あれ?と思うんだけど上手く言い返せない……」(26歳/ショップ店員)口が上手い人というのは頭の回転が早く、魅力的な部分でもありますよね。しかし一人の相手を思い通りに動かすための理論だとすると、一つずつの主張を紐解けば実は穴だらけであることも往々にしてあります。その場では矛盾に気づけない場合は一度メモや録音で彼の主張を記録しておき、時間を置いてから見返してみることがおすすめです。■ 彼は実はモラハラ気質?早めに気づくことで対策できるかも支配欲の強い男性は意外と多いもの。私の彼氏もモラハラ傾向あり……?なんてことがあるかもしれません。長年重度のモラハラに遭い続けていると、下手をすると心身の不調へと繋がってしまいます。後に引けなくなって後悔する前に、彼が本当に優しい人かどうかを見極めることも忘れないで下さいね!(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年07月25日こんにちは、トイアンナです。モラハラ男と付き合うと自尊心をズタズタにされ、後遺症は年単位。だから、モラハラ男とは付き合わないに限ります。とはいえ、モラハラ男だって「こんにちは~!モラハラ男です!」とは自己紹介してくれません。むしろ付き合う前はあなたに尽くしてくれるマメな男性なこともしばしば。モラハラ男と本気の誠実男子、どうやったら見抜けるの……?というわけで今回は、モラハラ男を経験しつくした私が、LINEだけで見破れる“モラハラ文法”をお伝えします。これらのフレーズを多用する男はまずモラハラとみて構いませんので、暗記しておきましょう。■ 可愛がる、甘やかす、~させるもし彼があなたのことを「可愛がる」「甘やかす」といった表現をしたり、「本を読ませる」「マナーを身に着けさせる」といった「~させる」文法で説明したらモラハラ度高め。彼にとってあなたは格下なので、ペットのように従わせるものとみています。■ このままでは友達や親に見せても恥ずかしいたとえ対象があなたでなくとも「~なんて、友達や親には恥ずかしくて見せられない」といった表現はモラハラ特有です。モラハラは周囲の評価を第一にしており、そのために彼女をも利用します。あなたがこんなことをいう彼と付き合ったら、友人や親に見せても恥ずかしくないよう“教育”されることでしょう。■ 愛があるから叱るんだ、愛がなければ怒る価値もない怒りは“自分が正しい”という感情のこと。愛情から怒るなんてことはありません。それを「愛があるから」と言い訳に使う人は危険です。付き合ってからも愛をダシにして存分に自分の正しさを主張してくるでしょう。■ 厳しいことをいうのもあいつのためなんだ部活や仕事で、厳しい指導をすることもあるでしょう。しかしその人は「別に厳しくしなくてもいい」のです。優しく褒めてのばすこともできるのに、あえて厳しくしているのはその人の好みにすぎません。それを「あいつのため」と相手のせいにする人間と付き合えば、「お前のために厳しくしてやってるんだ」と怒りの的にされることでしょう。■ モラハラフレーズを使う彼からは今すぐ逃げようこのようにLINEで普段彼が使う言葉遣いからもモラハラ度を検知することは可能です。特に、彼がバカにしている相手について語るとき、どういう言葉を選ぶか見てください。そこで上記のフレーズを使う彼は、将来あなたへも同じ態度を取ることでしょう。さあ、モラハラ男からは走って逃げて!今すぐに!(トイアンナ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年07月16日大きな声を出したり、威圧的になったりという「モラハラ」な態度。ちょっと気になった彼でも、何かの拍子にその傾向が出るかもしれません。男性の干支別に、モラハラ度をパーセンテージで占います。どんなときにモラハラになるのか、また、なるとどうなるのかも合わせてお伝えします。■ ●子(ねずみ)年生まれ…モラハラ度60%子(ねずみ)年の男性は短気でせっかち。気になる女性がちょっと色っぽい仕草や態度をすると、「男なら誰にでもいい顔をする!男好き!」と早とちりして、しかもすぐに口に出して責める傾向が。誤解だと説明しようにも、ちゃんと聞いてくれません。■ ●丑(うし)年生まれ…モラハラ度40%冗談が通じない、思い込みも激しい丑(うし)年生まれの男性。しかも頑固なので、一回ケンカすると、自分から折れようとはしません。不機嫌な態度で無視をするので、彼をなだめて機嫌をとる方はビクビクしてしまいます。時間が解決するのを待つしかなくなるでしょう。■ ●寅(とら)年生まれ…モラハラ度70%普段は怒らない寅(とら)年生まれの男性ですが、自分が正しいと思っていることをダメ出しされると、突然怒りのテンションが上がり、大きな声を出すことがあります。そんなときは感情に任せて、人格を否定するようなひどい言葉を言い、相手を傷つけます。■ ●卯(うさぎ)年生まれ…モラハラ度45%自分に都合の悪い状況になったり、何かで気分を害して話したくなかったりすると、「無視」というモラハラに走りがちなのが、卯(うさぎ)年生まれの男性。自分からは何もせず、彼の気分を良くすることを女性が言ってくれるのを待っているのです。■ ●辰(たつ)年生まれ…モラハラ度75%細かい心の動きを察するのが苦手な辰(たつ)年生まれの男性。場の雰囲気が悪くなっているのは何となくわかるのですが、どうしたらいいのかわからず、「うるさい」などと怒鳴ってその場から立ち去ります。残された方は、かなりモヤモヤするでしょう。■ ●巳(へび)年生まれ…モラハラ度55%巳(へび)年生まれの男性は、自分の考えをあまり人には見せたがらず、話しかけるのもイヤだと思います。気に入らない相手はにらんで黙らせようとしがちです。それも一回ではなく、かなり執拗ににらみ続けます。相手がいなくなるまで続けるでしょう。■ ●午(うま)年生まれ…モラハラ度85%根が単純で、後先考えずに突っ走る傾向がある午(うま)年生まれの男性。自分が正しいと思って走りますが、気分にも左右されがち。自分が失敗したときは八つ当たりしたりして、「怒らせるお前が悪いんだ」と、理不尽な文句をつけてくるかもしれません。■ ●未(ひつじ)年生まれ…モラハラ度50%目標を達成させるため、地味に努力する未(ひつじ)年生まれの男性。その努力を乱されると怒ります。例えば、期間限定の映画デートのために調整してきたのに、あなたの体調が悪いと不機嫌になり「最悪だな」とつぶやく、といった感じです。■ ●申(さる)年生まれ…モラハラ度35%見栄っ張りな申(さる)年生まれの男性は、話を盛って言いがちです。小さな嘘が重なるので、つじつまが合わなくなることも。すると、「俺じゃなくてあいつが言ってたんだよ」と、一番身近な友だちや彼女に嘘をなすりつけようとします。■ ●酉(とり)年生まれ…モラハラ度90%自分の思い通りに他人に動いて欲しいと思っている、上から目線の性格である酉(とり)年の男性。しかも、自分の方が立場やレベルが上だと思っているので、相手ができないことがあれば馬鹿にしたように注意し、しつけようとモラハラをしがちです。■ ●戌(いぬ)年生まれ…モラハラ度30%安心と安定が大好きな戌(いぬ)年生まれの男性。そのために社交性を演出したりもしますが、それなりに親しい人相手でも、自分と関係のない部分には無関心。関わりたくないとワザと知らないふりをしたりなど、地味にモラハラをします。■ ●亥(いのしし)年生まれ…モラハラ度65%好きと嫌いがはっきりしている亥(いのしし)年生まれの男性。好きな人の家族や友達でも、嫌いならあら探しをして悪口を言います。そして、「あの人とは付き合わないでほしい」と命令してくることも。言うことをきかないと不機嫌に。■ ●さいごに好きになってしまうと、相手からのモラハラをモラハラとして感じなくなってしまうことも。客観的に彼のことを見る目も必要です。自分では判断できていないかもしれないので、信頼できる友だちや家族からアドバイスを受けるようにしましょう。(紅伊珊瑚/占い師)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年06月04日モラハラ男って、ぱっと見だとまったくわからないので、見極めが難しいですよね。付き合ってはじめてその本性を知る……というのもよくある話。今回は、モラハラ彼氏にありがちな特徴を3つご紹介します。モラハラ彼氏につかまって、あなたの大切な時間を台無しにしないためにも、しっかりとその特徴を覚えておきましょう。■ 1.歩幅を合わせてくれない「違和感を覚えたのは、一緒に歩いているとき。どれだけ人が多い場所でも、彼は自分だけさっさと歩き、必死についていく私のことを振り返ってもくれませんでした。そして最終的に『さっさとしろよ!』と怒鳴る。自分のペースを崩したくない、ペースについてこれない私は邪魔者……そんな風に思っていたみたいです。私は彼の機嫌を損ねないように、彼の言いなりになっていました」(25歳/看護師)相手のペースに合わせない、相手が自分に合わせて当然、そう思っている男はモラハラ男の可能性大。パートナーへの気配りができないのに、自分は配慮されて当然、そんな王様気取りの男は一緒にいても疲れるだけ。早めに見切りをつけることが大切です。■ 2.アドバイスが後出し「前の彼氏は私が失敗すると、必ず『だから言っただろ』『そうなると思ってたんだよね』というのが口ぐせでした。例えば『次のデートでどこ行きたいか考えといて』と言われて流行りのカフェへ行くと長い行列。『あ~あ、こんなことだと思ってたんだよね。長時間並んで休日をムダにするとか、最悪。俺なら雑誌に載っている店なんて選ばないけどね?』と私を責める。私はずっと非難されてずっと落ち込んでしまいました」(28歳/会社員)愛する人へ何かアドバイスしてあげることはとっても重要。でも、本当に愛しているなら、トラブルが起きる前に前もって助言するはず。あとでグチグチ非難するのは、「相手より自分の方が優位だ」ということを知らしめたい……という「エゴ」でしかないのです。■ 3.怒ると無視する「私の彼は気に入らないことがあると無視する。一週間でも一ヵ月でも平気で無視。『話し合いたい』って言っても、だんまりを決め込みます。解決法はただひとつ。私が謝ること。私が悪くなくても、虫の居所が悪いと平気で無視できるその神経が信じられない」(23歳/会社員)相手と意見がぶつかる、そんなとき、たいていの人は現状を改善するために、何か行動を起こします。それが大人です。しかし、そこで「無視する」「相手の存在を無いことにする」ことをチョイスするのがモラハラ男。相手の気持ちや心情を理解しようという気持ちに欠けているのです。■ 「逃げるが勝ち」ですもし、あなたの彼氏がモラハラ男だったら……残念ながら、「愛の力」でなんとかできる相手ではありません。また、あなたが我慢すればそれでOKという話でもないのです。恋人同士とはお互いわかりあい、助けあう存在のこと。それが望めない相手からはすぐさま逃げること、これが唯一にして最善の解決法です。(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年05月25日職場の人間関係、多すぎる仕事量、責任の重いプロジェクト…。そんなストレスから「もう勘弁してほしいよ」「やってられないよ」なんて仕事の愚痴を、妻にこぼす夫は少なくないでしょう。愚痴をこぼせるのは、信頼している妻だからこそ。心を許している妻に弱音をはくことで、甘えているんです。妻のほうもそんな夫を気遣って「ご苦労さま」とねぎらったり、「負けないで」と応援したりしますよね。でも、その愚痴の対象がだんだんと自分に向けられるようになってきたら? 怒りの対象が仕事だったはずが、なぜか矛先が妻に向かい始め、「おまえのせいだ」と言い始めたら要注意。それはもう、甘えの域を超えています。今回は、「夫の愚痴。妻への甘えなのか、ライトなモラハラなのか」を見極めるポイントと、その対処法について考えていきましょう。■夫の愚痴テーマ、大きく分けると4パターン夫の愚痴は大きく分けると、下記のような4パターンに分かれます。・自分の能力・スキルに関すること・職場の人間関係・仕事の内容について・勤務先の待遇・業界について例えば「今日はすごく疲れた。なんで俺だけこんなに多く仕事を振られるんだろう…?」というのは自分の能力に関する愚痴です。「あの上司と、俺。なんか相性悪いんだよなあ」というのは職場の人間関係にあたる愚痴ですね。「昨日、大きなミスしちゃって…。夏のボーナスに響くかも」は仕事内容について。「少子高齢化の時代に、うちの会社はやってることが逆行しているよ。もう先細りかなあ」は勤務先や業界について… というような感じです。■愚痴る夫の心理「自己嫌悪の甘えか、責任転嫁のモラハラか」愚痴をいうとき、夫の心の中はどのような状態になっているのでしょうか? 実は、愚痴をこぼす夫の心理は2つのタイプに分けられます。1つ目のタイプは「どうしたらいいんだろう…」「俺ってダメだなあ…」という自己嫌悪からくる愚痴です。これは「弱音をはく」と言い換えることもできますね。自分に対する愚痴をいうのは「妻に甘えたいから」です。成果を出さなければならない毎日の中で、頑張る自分を励ましてほしい、話をやさしく聞いてほしい…。つまり、夫は弱音をはくことで妻に甘えているんですね。2つ目のタイプは「部下(上司)は分かってない!」「会社の制度が悪い!」など周りを批判する愚痴です。会社という組織の中にいれば理不尽な目に合うことも珍しくありませんし、こうした文句はどうしても生まれてしまうものでしょう。だから、たまにあるのは仕方のないことです。でも、自分の身に起こった出来事を、いつまでも周りの誰かや環境のせいにしている、自分を省みることがほとんどない、といった場合は要注意…!なぜかというと、このタイプは自身のイライラの矛先を妻にスライドさせる恐れがあるからです。例えば、部下の悪口をいっていたと思ったら「おまえもいつも要領が悪いよな」といってきたり、給料が上がらないといった愚痴から「お金がないのは、君が節約してないからじゃないか?」といってきたり…。愚痴を聞いていただけなのに、いつのまにか自分が責められている…。周囲の誰かや環境を批判する愚痴は「妻へのモラハラ」の第一歩になる危険を秘めているのです。■夫の愚痴、モラハラになりかけた時の対処は?誰でも愚痴をこぼしたくなるときはあるものです。では、夫の愚痴に対し、どのように対応するのが望ましいのでしょう?「俺ってダメかも」「どうしよう…」といった自分に対する愚痴をいうのは、妻を信頼して弱みを見せている証拠です。だから、ひたすら聞いてあげましょう。「うんうん」とうなずきながら、会話の途中に「そうなんだね」「大丈夫、なんとかなるよ」など、気休めでもいいので励ましの言葉を入れてあげると効果的です。「話をきちんと聞いてくれている」と思えると、どんな人でもホッとしますよね。信頼している妻に自分の気持ちを聞いてもらった夫は、次第に気持ちも落ち着いてくるはずです。周囲を批判する愚痴も、最初の対応は同じ。話を聞いて、励ましてあげましょう。ただし、矛先が自分に向いてきたな…と感じたときは、決して「謝らない」ことを意識してください。自分が責められたとき、なだめようとして「はいはい、私が悪いね。ごめんね」と謝まってしまうと、夫は「妻がイライラの受け口になってくれる」と認識し、外での鬱憤(うっぷん)をますますぶつけてくるようになります。だから、決して謝らず、極力言葉を挟まないようにすることです。「聞いてる?」「どうなの?」など夫からの問いかけがあったり、何か言葉を返さなければならなくなったときは「まあ」「うーん」「ふーん」「あ、そうだっけ?」「ああ、そうなのね」といった感情のこもっていない、そっけない反応を示すようにします。すると夫は「あれ?」と肩すかしをくらったような気分になり、それ以上ヒートアップしにくくなるのです。「長くなりそうだな…」と感じたときは最初だけ話を聞いて、さりげなくその場を離れるのも有効です。すべて受け止めようとせず、我関せずといった態度が周囲を批判する愚痴への望ましい対処といえるでしょう。甘えの愚痴なのか、モラハラに発展する愚痴なのか。夫の愚痴タイプを意識して、上手にガス抜きさせてあげられると良いですね。
2019年05月02日こんにちは、トイアンナです。なぜ人はモラハラ男と付き合ってしまうのか……。答えは付き合う段階で、彼がモラっ気を出してこないからです。最初から彼がモラハラだと見抜けてたら、誰が付き合うかって話ですよね。そこでモラハラ男ばかり愛してきた私が、同じ被害者を出さないためにも「隠された見分け方」をここに遺言させてしまいます。お前は、死ぬなよ。■ モラハラ男は先に「過剰に親切」まず、モラハラ男は過剰なほど親切です。「今月、金欠でさ」とボヤいたら、付き合ってもいないあなたへ5万円を貸してくれる。ごはんもおごってくれる。荷物は持ってくれるし、エスコートもしてくれる。彼は恋愛初期にパーフェクトな振る舞いをしてくれます。そしてあなたが心を許したころに、モラハラ男はこう言います。「君がまともな人間なら、僕を傷つけるようなことはしないよね?」と。ようは、最初に親切を押し付けて断れない状況を作ってから、ワガママを言い出すのです。そこであなたが危険を察して別れようとすれば、彼はこう言います。「君が大人なら、共通の友人もいるこの場の雰囲気を怖そうなんて思わないはずだ」「別れたい君を止めるつもりはないけれど、僕は塩対応を続けるからね」彼は「あくまで自分は被害者で、この女が僕を傷つけるんだ」というメッセージを発することで、あなたを悪者に仕立て上げるのです。■ 落ち着け、あいつの行動はカタギじゃないところで、こういう「親切の押し売り」をよく使う集団がいます。反社会勢力です。たとえば彼らは足しげく小料理屋へ通い、たくさんお金を払って気心知れてから「この親切を裏切るようなこと、あんたならしないよな?」とみかじめ料を請求します。最初に恩を受けると、人は相手を拒絶しづらくなるからです。モラハラの彼がやっていることは、反社と同じです。これから過剰な親切を受けそうになったら「わ~~まるで反社の手口~~警戒しよ~~」と心の中で手を叩いていればよろしい。もちろんその後、モラハラではなくただの菩薩系男子と判明するかもしれません。それなら末永く甘えさせていただきましょう。しかし相手が少しでもモラっ気……つまり「あなたが期待通りに動かないと不機嫌になるしぐさ」を見せたら、走って逃げましょう。恩知らずと罵られようが、あなたは、悪くありません。むしろ危ない親切の押し売りから逃げ出した勇者です。(トイアンナ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年04月18日【元ホステスが語る男ゴコロの裏事情348】表沙汰になりづらく、深刻化しない限り、なかなか周りに気づかれないモラハラ。彼の言動について誰かに相談し「それ完全にモラハラじゃん」と言われて、ようやく自分が被害者だと知る女性もいるでしょう。付き合ったときはわからなくても、結婚前には正体を見抜きたいですよね?というわけで今回は、モラハラ男子の特徴をご紹介します。交際中に以下のようなことがあったら、結婚するのは危険かも。■女性への偏見に満ちた発言をする「女は何を考えているかわからない」「女は感情的で頭が弱い」と決めつけている彼と結婚して……幸せになれると思います?「女のくせに」「女なんだから」「これだから女は」と見下す発言をしてくるのなら、結婚後は確実に雑に扱われるでしょうね。仮に、今あなたには優しくても、女性全般を見下している印象があるのであれば、気をつけたほうがいいですよ。将来はその発言があなたに降りかかりますから。■嫉妬深いうえ、要求が多いやきもちをやく程度ならまだいいのですが、嫉妬深いうえに、やたらと要求が多い場合はモラハラ男かもしれません。「俺の言うことが絶対で常識」と思いこんでいるのか、彼女の意見を聞かず、マイルールを押しつける彼は、偏見に満ちた発言をする男性同様、相手を見下していますよね?少なくとも彼女のことを尊敬してはいないでしょう。「お前のために言っているんだ」などと、洗脳しようとする男性はロクでもないですよ。稀にいますよね?「女は男の要求を飲むのが当たり前」という態度を取る男性。どこでそんな差別的なことを学んだの?学校の授業では教わってないよね?と思ってしまいます。そういう人はたぶん、知性が低いんじゃないかと。また、カナダのブロック大学で心理学を研究しているGordon Hodson氏によると、保守的・差別的な思想に走りがちな人は、相手の立場に立って考える能力が欠如しているそうです。そんなおバカさんと一緒にいたら、あなたもおバカさんになってしまうかも。さっさと離れたほうが身のためですよ。■興味のないことは無視!モラハラ言動をするような差別的な男性は、相手の立場に立って考える能力が欠如していると書きましたが、これはつまり共感力が低いということ。なので興味のないことは無視するでしょう。楽しいこと、うれしいことをシェアできない彼氏って……寂しいですよね?交際中、あまりにも彼が淡白で、あなたの発言をスルーしたりするなら結婚は考えものです。また、共感力が低い男性は、まず謝らないと思います。自分が悪いと頭のどこかでわかっていても、変なプライドのせいなのか謝らないんですよね。むしろ逆ギレしたり、責任転嫁したり。一生懸命、正当化して自分を守ろうとします。こういう人は成長しないし、人間関係で何かと問題を起こしがち。彼が自分の悪い部分に気づき、考えを改めない限り、一生そのままでしょう。自分のことしか考えないモラハラ男子との結婚は、自ら不幸を招くようなものだと思います。■彼がどんな人かをチェックしてもちろん、好きな気持ちだけで結婚を決め、ずっと円満な夫婦もいますが、それだと後々、大変なことになる場合もあると聞きます。結婚後に後悔しないためにも、事前に彼がどんな人かをしっかり見極めたいものですね。
2019年04月05日言葉や態度で人を傷つけるモラハラ。精神的暴力や嫌がらせをしてくる男子となんて、付き合いたくないですよね。そこで今回は、モラハラ男の特徴をご紹介します。もし、交際前や交際中にこんなことがあるのなら、我慢せずにさっさと離れたほうが賢明ですよ。■ 自分の価値観が絶対で、常識だと勘違いしている自分の価値観が“絶対”で“常識”だと思い込み、他の人と意見がぶつかりがち。譲ることも歩み寄りもできずにいる男子は危ないですよ。付き合ったら彼女の意見はまず受け入れないでしょう。受け入れたとしても、交際前や交際当初だけ。好かれるためにちょっと妥協してるだけです。自己主張のできる男子ってどこかカッコよく見えるもの。しかし、自己中心的な一匹オオカミ系の男子は、高確率でモラハラな態度をとることでしょう。■ 女は別の生き物で分かり合えない、と完全見下している何かあるたびに「これだから女は」「女のくせに」と完全に見下した発言をするなら要注意。女は別の生き物で、話し合っても分かり合えない。男は論理的なのに女は感情的で考える力がない、などなど。そんな考えの男子が素敵なパートナーになるわけないですよね?男女平等の概念がなく、単純に“男が偉い”と考えている価値観の男子と付き合えるかどうか、価値観はそう簡単に変わらないという点をよく考えてみてください。■ 共感力に欠ける、何事もしてもらって当然だと思っている共感力に欠ける男子も危険です。相手の立場になって物事を考えられないタイプは、人間関係がこじれがち。共感力の低い人って、相手を精神的に傷つけていても気づいてなかったりしますから。また、自分が特別な存在とでも勘違いしているのか、周り人から“してもらって当然”と思っているタイプにも注意です。ギブ&テイクでいえば、テイクが多いタイプ。クレクレ精神の人は相手を大事にできず、恩を仇で返すことも。交際前には共感力を軸に相手を観察した方がよさそうです。■ ヤバい男子につかまらないように女子に対して偏見がある、自分を特別な存在と思っている男子との恋愛は長続きしないもの。少しでもおかしいなと感じたら周囲に相談したり、相手の行動をよく観察したりして、我慢しないことが大切。冷静な判断をしたいものです。(美佳/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年03月27日目に見えない精神的な暴力「モラハラ」。しつこいモラハラ男と縁を切るには、コツを知っておくことが得策です。思いつきで行動すると、・激昂させてしまう・余計に執着されてしまうこのようなことに、なりかねないからです。では、モラハラ男と上手く縁を切るコツとは、どのようなものなのでしょう?今回は、その内容を紹介していきます。距離を取り、第三者の味方を見つけるまずは、とにもかくにもモラハラ男と距離をとることです。・一緒に住んでいるなら、あなたが家を出る・近くに住んでいるなら、物理的に距離の遠い実家などに一時的にでも避難する・職場が同じなら、まったく会わないで済む方法を考える(できる限り)物理的な距離を取ることで、別れに必要なこの2つを手に入れることができるでしょう。・モラハラを受けずにすむため、冷静な判断ができるようになる・主導権を取り戻せるまた、1対1で話すのではなく、第三者の味方を見つけてください。両親や信頼できる友人または弁護士などに、相談できる環境を作るのです。そうすることで、モラハラ被害者によくありがちな極端な劣等感から抜け出せるでしょう。モラハラ男に「そんなこともできないのか?」と罵られたことでも、第三者から見れば「それで十分だよ」ということも沢山あるのですから。また、できるなら第三者に間に入ってもらいましょう。モラハラ被害者は、加害者に対してなかなか強く出れないことがあります。そのため、第三者の力を借りながら、しっかり自己主張していくことが大切です。会話やLINEを記録に残すモラハラ男は、自分が正しいと主張するために、嘘をつくことがあります。自分の意見が通らないと気が済まないため、嘘をついてでも自分を正当化しようとするのです。そのため、言っていることがコロコロ変わるモラハラ男も多いと言われています。そんなモラハラ男の矛盾を指摘する材料として、会話内容を録音したり、LINEのやりとりをスクショして記録を残しましょう。あとから見返して、相手が納得せざるを得ない状態を作り、誰が見ても「あなた(モラハラ男)が悪いでしょ?」という状況を作り出すのです。こうなれば、モラハラ男は反論できなくなり、女性側の意見が通りやすくなる可能性が高まります。利用価値がないと思わせるモラハラ男にとって価値のある相手とは、自分の言いなりになる女性です。たとえば、・「そんなこともできないのか?」と罵られても、頑張って尽くす女性・多少口論になっても、最後は言いなりになる女性・機嫌が悪いとき、怒鳴り散らしても黙って聞いている女性このような女性は、・身の回りの世話をさせることができる・いつでも自分の意思を通すことができ、プライドを保てる・ストレス発散に使えるという利用価値があり、利用価値があると思われ続けると、なかなか縁を切れないことがあるのです。そのため、あえて利用価値がないと思われるよう仕向けることも、縁を切るひとつの方法です。具体的には、・身の周りの世話をずっとしていたなら、それをしない状態・できない状態を作る・いいなりの状態だったなら、第三者を味方につけるなどして反論できる状態を作るこのような状態を作ることで、利用価値がないと思われ、自分への関心を薄れさせることもできるかもしれません。ただ結婚していて専業主婦の場合、いきなり家事を放棄すると離婚などに不利となるケースもあるようです。大きな行動を起こすときは、信頼できる第三者にしっかり相談してから行動に起こしてくださいね。まとめしつこいモラハラ男との縁の切り方はこの3つです。● 主導権を取り戻すために距離を取る● 会話やLINE内容を記録して、矛盾点を指摘できるよう準備する●「利用価値がない」と思わせれば、縁を切りやすいと知っておく彼氏のモラハラに深く悩んでいるなら、特に①と②はできるだけ早くやってみてくださいね。
2019年02月22日できれば起きてほしくない変化の一つに、結婚した相手のDV・モラハラ化があります。DVが肉体的な暴力なのに対し、モラハラは精神的な暴力です。モラハラ夫を選んでしまうと、結婚生活が辛いものになるだけでなく、精神を病んでしまうことにもつながります。優しかった彼がなんでこんな人になったんだろう……そんな思いはしたくないもの。彼はモラハラ夫になるか、できれば見抜いておきたいと思いませんか?一つの見極め方をお教えします。■ 意識してモラハラするわけじゃないらしい夫婦間のモラルハラスメント(モラハラ)は、相手の心を傷つける発言を繰り返したり、無視するなどして精神的に追い詰めることを言います。交際中は優しい人だったのに、結婚したとたんに夫が行動や態度、言葉の暴力で人格否定をしてくるようになった……。夫からのモラハラにあっている人は声をそろえてそう言います。「見抜けないの?」と思いきや、結婚前にはそんなそぶりを見せない男性が大半です。夫からのモラハラに耐えている女性が全員、男を見る目がないとは限らないし、男性が猫をかぶっていたわけでもありません。そして、態度が激変したように見える夫も、意識的に態度を変えてモラハラを始めるわけではないんです。■ モラハラ男が言う「あるキーワード」そんな水面下に隠れたモラハラ男を、交際期間から見極めるための一つの基準があります。それは、彼があなたに対して「女の子だから」という発言をするかどうかということ。男性から「女の子なんだからお金なんて出さなくていいよ」「女の子なんだからわからないことがあってもいいよ」こんなことを言われたことはありませんか?初デートでこんなことを言われたら「優しいなあ」なんてときめいちゃいませんか?でも、一見、彼のやさしさ・気配りに見えるこの発言が、彼に潜むモラハラ気質を教えてくれるんです。被害者が口をそろえて「結婚したとたんに性格が変わった」と言うモラハラ男ですが、実は彼らの中には一貫した「自分は特別」「彼女よりも自分が上」という信念があります。それが「女の子だから」という発言に現れるんです。■ 結婚後に態度が変わるワケある意味差別的な発言の「女の子だから」。まだ他人である交際期間は、「(俺より劣る・稼げない)女の子だから」とご馳走してくれたり、できないことなどを大目に見てくれるなど、それがいい方向に作用することが多いです。でも、結婚後は、他人である彼女から、奥さんという身内になります。「(俺より劣る)女が夫の言うことに反論するなんておかしいでしょ?」「(俺より稼げない)女なんだから共働きでも家事を完璧にやって当たり前でしょ?」に始まり「(俺の身内なのに)そんな当然のことができないお前はクズ」と、厳しく当たるようになるんです。他人からは態度が激変したように見えますが、モラハラ男は一貫して「女は男より下」という基準で動いています。ずっと「女の子だから」って言ってただろ?と、自分の行動に矛盾は感じません。時には「人や状況によって態度を変えない正しい自分」に酔っていることもあります。■ 「君だから」って言ってくれる人がいいよ女性であることが理由の特別扱いは、彼を一見優しそうに見せますが、「君だから」ではなく「女だから」という理由は、あなたを一人の人間として見ていないからできること。「彼は私を一人の人間として見てくれてる?」こんな振り返りも交際中から時にはしておいたほうがいいでしょう。(中野亜希/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年01月05日「セクハラ」「パワハラ」に続き、「モラハラ」に注目が集まる今日この頃。「モラハラ」と聞くと、夫が妻に「俺の稼ぎのほうが多いよな!」とすごむような光景を思い浮かべがちですが、モラハラの加害者はいつも夫とは限りません。実は、強力なモラハラ系モンスターワイフも、そこかしこで暗躍しているのです。モラハラの恐ろしいところは、DVなどと違って、加害者に加害者意識がない場合が多いこと。 前回 ご紹介した友梨佳さんのケースではどうでしょう。夫の裕貴さんの目に映る友梨佳さんは、完全なモラハラモンスター。しかし、当の友梨佳さんには何の悪気もなく、まさか自分がモラハラをしているなどとは夢にも思っていません。それどころか、「自分は家族のためにしている。家族を正しい方向へ導いている」という気でいるのです。夫と妻、それぞれに見える現実が完全に乖離(かいり)したまま、ついに夫は「妻を断舎離する」というところまで追いつめられてしまいました。その後、友梨佳さんと裕貴さんはどうなったのでしょうか。離婚も辞さない覚悟の裕貴さんに対して、友梨佳さんは夫がなぜ自分を捨てたがるのか、まったく理解できずに大混乱。「離婚だとか、そんなこと考えられません。私は夫を愛しているんですから。愛しているからこそ、夫にも消費社会の呪縛や物欲から解放された、本当に自由で健全な生き方をして欲しくて…。一体、夫はどうしたら、私の思いを理解してくれるのでしょうか?」「悪気がないからタチが悪い」というケースの典型例です。この期に及んでまだ、友梨佳さんは自分がモラハラの加害者であると認識できずにいるのです。このままではいつまでたっても、2人の主張は平行線をたどるだけでしょう。あなたも知らず知らずのうちに、モラハラ妻になりつつありませんか? 自分の中に危険な傾向を見つけたら、早め早めにリスクを摘み取ることが重要。早速、以下のチェックテストをどうぞ。■「モラハラ系モンスター 暴走ダンシャリアン」度チェックここでは、あなたの「モラハラ系モンスター 暴走ダンシャリアン」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?1. 物事の「違い」を尊重するよりも、「優劣」をはっきりさせたい性格だ。2. 自分がいいと思ったものは、人にすすめずにはいられない。3. 自分のやり方が受け入れられないとイラっとする。4. 善意と熱意を持って接すれば、相手を変えることはきっとできる。5. 家族が効率の悪いことやムダなことをしていると、すぐに口出ししてしまう。6. 不必要と思えば、人もモノも遠ざけたくなる。7. 自分のことを道徳的、常識的な人間だと信じている。 8. 夫に直して欲しいところ、変えて欲しいことが即座に5つは思い浮かぶ。9. 夫婦けんかの中で、相手の癖や生活習慣を否定したことがある。10. 子どもたちの前で夫を「悪い大人の見本」扱いしてしまったことがある。■あなたの「モラハラ系モンスター 暴走ダンシャリアン」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果「モラハラ系モンスター 暴走ダンシャリアン」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。○の数が3個以上6個未満は、暴走ダンシャリアン度「C」(「自分こそ正義」「家族は私のやり方を見習うと幸せになる」という態度をとり始めていませんか?)○の数が6個以上8個未満は、暴走ダンシャリアン度「B」(自分のスタイルを夫にゴリ押しすることが多いのでは? 要注意!)○の数が8個以上は、暴走ダンシャリアン度「A」(夫もあなたと同じ、個性を尊重されるべき個人です。夫の気持ちやポリシーを切り捨てないで!))■モラハラモンスターにならないための「2つの心得」「セクハラやパワハラの定義は難しいが、被害者がセクハラだ、パワハラだと感じたなら、それはセクハラであり、パワハラである」と言いますね。モラハラも同じです。妻にどれほど悪気がなかろうと、善意しかないと言っても、夫が妻の言動をモラハラだと感じたなら、それはモラハラ以外の何物でもないのです。「それじゃあモラハラを避けるために、具体的に妻はどうしたらいいんですか?」そんな声が聞こえてきそうです。大丈夫。モラハラモンスターワイフ化を防止するための心得が、ちゃんとあります。どんな時も妻たちに心に留めておいて欲しいのは、以下の2つの点。一つ目は、「他人が操作して人を変えることはできない」ということです。これは、夫婦関係のみならず、あらゆる人間関係の基本です。大の大人が、それもプライドを傷つけられるのが大嫌いな男性たちが、「あなたのここがよくない」「こうしなくちゃダメよ」などと妻から言われると、気持ちよくはありません。誰しも大人になるまでに、さまざまな経験をして、たくさんの選択を重ねて、今の自分があります。本人にしか分からない心の傷があり、本人にしかわからないこだわりがある。そうしたことが、各人の「個性」を形成しています。それなのに、いくら妻だからといって、自分ではない別の人間が「ああしろ、こうしろ」と指図してきたのでは、それは夫にとってストレスにしかなりません。「自分なりのこだわり」を単なる「ムダ」と切り捨てられた時にも、夫のプライドは傷つきます。夫独自のやり方があるのに「そんなんじゃダメ。もっとこうして」とダメ出しされたり、個人の好みの問題にまで口を出されて、自分のスタイル、自分の趣味を否定されたり…。それが続くと、夫は妻に自分の人格や人間性を否定されていると感じるようになります。それを子どもの前でやるなどというのは、言語道断。夫の自尊心をひどく傷つける行為です。「自分と夫は別の人間」「夫を自分の思い通りに変えることなどできない」という事実が見えていない、あるいは事実に目をつむっている妻が多いのです。だから、それと気づかぬまま夫にモラハラ攻撃を続けてしまう。さらに、自分の善意のアドバイスや指示が夫に受け入れられないと、妻たちは傷つき、腹を立てます。そして「アドバイス」はいつしか「命令」になり、夫に自分の要望を飲ませよう、夫を自分の望み通りに変えようと躍起になります。こうなると、もはや夫にとって妻はモラハラモンスターでしかありません。夫がしていることや持っているものが、ムダか否か。それを決めるのは妻ではなく、夫本人です。「でも、相手はほかの誰でもない、私の夫なんだもの。自分の夫だからこそ、自分がいいと思うものはすすめたいし、よりよく変わってもらいたいんです」そんな妻の気持ちも分かります。では、どうすればいいのか?人を変えることはできないし、変えようとしてはいけません。人というのは自ら変わりたいと思った時に、初めて変わることができるのです。「あなたにこうして欲しい」「あなたにこう変わって欲しい」を上から目線で押しつけない。夫を変えようとするのではなく、夫が自ら「変わろう」と思うような機会を提供するのです。例えば、「夫のファッションセンスが理解不能。もういい大人なんだから、もっとちゃんとした格好をしてよ。一緒に外出するのも恥ずかしいから、私が選んだものを着てちょうだい」というのが、妻のホンネだとします。それをそのまま伝えたら、夫は自分の趣味を否定された気持ちになって傷ついたり、腹を立てたりするでしょう。では、「夫の着るものを変える」というゴールは同じであっても、伝え方を変えてみたら?「もっと正統派のおしゃれのほうが、あなたの魅力が引き立つと思うのよね。ちょっとあなたに着てみて欲しいお洋服があるんだけど…」まずは、相手の好みや趣味を否定しない。そして、妻の好み(夫自身の趣味ではない)を受け入れるか否かの選択権を、あくまで夫に委ねてみるのです。この後者の方法であれば、夫が「自分を否定された」と思うことも、「自分を曲げるよう強要されている」と感じることもないでしょう。このやり方であれば、妻の「要望」が夫に対する「モラハラ」になることもないのです。■妻のモラハラ行為「実は自信のなさの裏返し?」モラハラモンスター化防止のため、そして夫と幸せで安定した関係を築くために大切なポイントの二つ目は「自信」です。「モラハラモンスターって、自分や自分のやり方に自信過剰な人がなるんじゃないの? それなのに、モラハラモンスター化防止に大切なのは自信…?」そう思った方もいるでしょう。確かにモラハラ系モンスターは一見、「我が道に自信満々」というタイプに見えます。けれども、最近急増中なのは「自信満々に見えて、実は本当の意味での自信をまったく持てずにいるタイプ」のモラハラモンスターワイフです。「私の人生、これでいいのかしら?」などと、自分の生き方に漠然とした不安を抱いている妻。彼女たちは「新しいライフスタイル」や「洗練」といった言葉に弱く、常に「よりよい暮らし」を目指さなければならないような気がしています。これまでにも何度かお話ししてきましたが、ある種の妻たちにとって現代社会は非常に危険な社会です。自分自身のことをしっかり理解できず、自分のスタイルを確立できていないと、情報に流されてしまいます。インターネットによって無限の情報にアクセスすることができるようになりましたし、SNSの普及で人の暮らしをのぞき見ること、自分のライフスタイルを発信することが可能になりました。人の暮らしぶりや持ち物にいちいち嫉妬して張り合いたがる。自分だって幸せだと、見えを張りくなる。自分のスタイルが確立できていないから、ちょっとおしゃれに見える他人のスタイルをすぐにまねしたくなる。新しいもの、話題のものにすぐに飛びついて夢中になる。けれど、それが本当に自分が求めているものなのか、自分に合ったものなのか確信が持てないから、不安をかき消すために周りの人まで巻き込もうとするのです。本当に自分のこと、自分の求めるものを知っていて、自分の生き方に満足している人の心は安定し、落ち着いています。そんな妻は、以下のようなこととは無縁です。「没頭できるものがないと、不安で落ち着かない」「よさそうなものを目にすると、とりあえず片っ端から飛びつかずにはいられない」「何かが『マイブーム』になると、周囲の人にも加わって欲しくて仕方がない」自分の信条がしっかりしている人ほど、人の生き方も尊重できます。そして、人に押しつけられたライフスタイルや人にねじ曲げられたテイストでは、結局うまくいかないことも分かっています。自分に自信を持ち、自分の生き方に満足している妻は、「私もOK、あなたもOK、みんなOK!」と考えられるのです。そんな妻の心には、モラハラモンスターも侵入できません。知らず知らずのうちに、夫を全否定してその心を荒ませるモンスターワイフと化さないように。「私は私、夫は夫」という冷静な線引きができ、「私は私の生き方に満足」と思える、理性的なハッピーワイフを目指してください。
2018年11月11日夫の愛が冷めてゆく…それは、妻にモンスターワイフの影が見えるから…。「親しき仲にも礼儀あり」とは、人生の真実。とはいえ「親しい」どころのレベルではなく「運命共同体」である夫婦の間で、このことをきちんと理解できていないケースが多いのは非常に残念なことです。夫婦としてどれだけ親しい、近しい関係にあろうとも、夫はあなたとは別の人間。あなたとは違う感じ方、考え方、好み、ポリシーを持っていて当然なのです。ところが、そんな当然のことを認められない、認めたくない場面が出てきてしまうのが、夫婦生活の難しいところ。「この人の、こういうところがどうしても理解できない。苦手」「親身になってアドバイスしてるのに、まったく聞く耳を持ってくれなくて頭にきちゃう」相手が知人や友人ならば、距離を置くという選択をすることも可能です。けれども、夫婦となると、そうはいきません。毎日顔を合わせなければならないし、簡単に距離を置くことなどできない。今後もおそらく、ずっと一緒にいる相手。お墓もおそらく一緒…。だからこそ、夫を自分の都合がいいようにしたい。夫に気になる言動があったら、直して欲しい。夫にも、自分のやり方に従って欲しい。そう思うようになってしまうのです。「長い人生を共にする、代えなどきかないパートナー」だと思うからこそ、「相手と自分は違う人間」という当たり前過ぎる事実が見えなくなる。相手を支配したいと思うようになってしまう…。妻の中のこうした傾向は、夫の人格を否定する「モラハラ系モンスター」の卵。このタイプのモンスターワイフは、夫という自分とは別の人間の存在を無意識に否定し、夫婦仲を崩壊させます。あなたも知らないうちに、モラハラ系モンスターへの第一歩を踏み出し始めていないでしょうか?悪気などまるでなく、けれども気づけば完全なモラハラモンスターと化していた友梨佳さんのケースを参考にしてみてください。■断捨離に狂ったモラハラ系妻「家から次々とモノがなくなっていく…」「モラハラ系モンスター 暴走ダンシャリアン」代表:友梨佳(仮名)34歳の場合裕貴は我が家のドアの前に立つと、ドアノブに手をかけて大きくひとつ深呼吸をした。最近ではこの瞬間が、一日の中で最も緊張する時間かもしれない。意を決して家の中に入る。リビングに異変はない。そこから見えるキッチンも、問題なさそうだ。鍋の中をのぞき込みながら「おかえり」とつぶやくように言った妻の友梨佳の様子も、いつもと変わりない。よかった。今日我が家では、何も起こらなかったようだ…そう胸をなで下ろして洗面所のドアを開けた裕貴はギョッとした。洗面所が、異様に広々として見える。それもそのはず、1年半前に友梨佳に懇願されて渋々購入した乾燥機が、跡形もなく消え去っているのだ。裕貴が唖然としていると、いつの間にか彼の背後に立っていた友梨佳が、不気味な笑いを浮かべて言った。「どう?スッキリしたでしょ。乾燥機も断捨離しちゃった。やたら場所を取るし、やっぱり服を傷めちゃうし。それにね、ネットで見たんだけど、乾燥機にかかる平均的な1カ月分の電気代って…」裕貴は嬉々としてしゃべり続ける妻の声が、遠のいていくのを感じた。勘弁してくれ。毎日毎日、家の中から何かしらなくなっていく。最初は、去年のクリスマスにねだられたホームベーカリーだった。次はトースター。続いて炊飯器が消えた。そして、今度は乾燥機?裕貴は文字通り頭を抱えると、「断捨離」の素晴らしさについてお決まりの熱弁を続けている妻をその場に残して、フラフラと寝室に逃げこんだ。■浪費と衝動買いを繰り返す「片づけられない妻」友梨佳と裕貴は、ともに27歳の時に結婚した。いわゆる「授かり婚」で、長女の芽衣は今年7歳。2歳下には長男の海斗もいる。少々いい加減でだらしないところはあるが、基本的に明るくニコニコしている友梨佳。優柔不断なところもあるけれど、穏やかで優しい裕貴。2人の結婚生活は、それなりにうまくいっていた。けれど、経済的な不安はあった。裕貴は小さなメーカー勤務で、収入はそれほど多くない。それなのに働くのが嫌いな友梨佳は第一子妊娠を理由に、ほとんど独断でショッピングモールの販売員の仕事を辞めてしまったのだ。長男の幼稚園入園後、夫にせっつかれてようやく友梨佳は重い腰を上げ、パート先を探し始めた。友梨佳の口癖は「好きなことしかしたくない」。そんな調子なので彼女の仕事探しはなかなか進まず、夫婦けんかも増えた。妻の「好きなこと」は、世の中にあまりないように裕貴には見えた。しょっちゅう「何か楽しいことないかなぁ」などと言いながらダラダラとネットサーフィンを続け、その時々の流行の商品やサービスを購入したりする。だが、どれも1カ月もしないうちに、友梨佳はきれいサッパリ忘れ去ってしまう。そんな性格の反動なのか、数年に一度、何かにハマると友梨佳はすさまじい勢いで熱中した。彼女が好条件とは言えない雑貨屋のパートの職にあっさり収まったのも、そのショップの雑貨にハマったからだった。キッチン小物やらベランダ用の置き物やらガーデニング用品やら、友梨佳はしょっちゅう細々したものを購入してパートから帰って来る。稼いだそばから浪費してしまうのも困りものだったが、それ以上に裕貴を困惑させたのは、どんどんひどくなる家の散らかりぶり。「春になったらハーブを植えるのよ。そのハーブを使ってお料理するの。すてきじゃない?」友梨佳はそんなことを言って自分の妄想にうっとりしているが、実際に春が来る頃にはそんな妄想などすっかり忘れているに違いないと、裕貴はため息をつく。一体どうして妻は、「ベランダ」というより「エアコンの室外機置き場」と言ったほうがいい小さな小さなスペースのために、これだけ大量のモノを購入してくるのだろう。キッチンだってそうだ。同じようなものをすでに持っていても、「デザインがすてき」、「ひと工夫あって使いやすい」などと言って、似たようなものを山ほど買ってしまう。おかげでキッチンも、モノだらけでグチャグチャ。その収納のために「すきま収納」家具が欲しいと友梨佳が言い出した時には、さすがの裕貴も異議を唱えた。「家具を増やして収納することより、少しはモノを減らすことも考えてくれよ。似たようなものがいっぱいあるじゃないか。同じようなものは処分するなり、ネットで売るなりできないのか?」自分の要望が通らず、友梨佳は逆上した。「何よ。私は家族のためにおうちをすてきな場所にしようと思って、そのためのアイテムを買いそろえてるのに。それに、料理なんてほとんどしない裕貴に、キッチン用品の使い勝手なんて分からないでしょ。何にも分からないくせに、口出ししないでよ」こうして始まった冷戦は結局、友梨佳が自分のパート代ですきま収納家具を購入し、裕貴がそれを黙認するまで続くことになった。この家が足の踏み場もない状態になるのも、時間の問題だな…。さらに狭くなったキッチンをながめながら、裕貴はがっくりと頭をたれた。 ■断捨離に目覚めた妻「トースター、炊飯器、次は…」やりすぎで生活崩壊ところが、事態は思わぬ展開を見せた。雑貨コレクターと化していた友梨佳が、断捨離ブームに乗っかったのである。「モノに依存しても、本当の幸せは得られないって気づいたの。それどころか、モノをためこむことで、幸せは逃げていってしまうみたい。これからはできる限り、シンプルライフを目指すわ」断捨離に関する本や雑誌を、散らかり放題のテーブルに山積みにして満足そうに笑う友梨佳。どうせ断捨離のムック本やら、お片付け講座のDVDやらが増えて、さらに部屋が狭くなるだけに違いない。そう思っていた裕貴だったが、翌週から本当に部屋が片づき始めた。毎晩裕貴が帰宅すると、友梨佳は夫の帰りを待ち構えていたかのようにやって来て、すごい勢いでまくし立てた。「今日はゴミ袋4つ分捨てちゃった」「しゃもじはね、厳選してこれ一つだけ残すことに決めたの」「私はこれまで新しいモノを買うことで、『新しい自分』になれるような気がしてたんだけど、今は違うの…」友梨佳は何やら、断捨離によってすさまじい充足感・達成感を得ているらしい。その没頭ぶりは多少異常なような気もしたが、とにもかくにも部屋が片づくのは素晴らしい。裕貴はそう思い、妻の変化に目を細めていた。しかし、そんなふうに呑気に構えていられたのは最初のうちだけ。裕貴はすぐに、断捨離にハマり過ぎた妻についていけなくなっていった。似たようなものが山ほどある、鍋しきやら調味料ケースを断捨離してくれるのは大歓迎。だが、さんざんねだられて買ったばかりのホームベーカリーを手放したと聞いた時には、裕貴も驚いた。「まだ新品同様だったじゃないか。これからまだまだ使えたのに…」「そういう問題じゃないのよ」決然とした口調で、まるでその道の専門家か何かのように友梨佳が解説する。「『まだ使えるモノ』であっても、『実際には使っていないモノ』を家に置いておくのが大問題なわけ。使われていない不要なものは、負のエネルギーを出すようになっちゃうんだから」確かにホームベーカリーは購入直後に2、3度使われたきり、まったく使用されていなかった。費用を負担した裕貴としては「もったいない」という気持ちはあったが、これからもずっと使われない運命にあるモノに、決して広くない家の中の空間を占拠させておくほうが「もったいない」のかもしれない。裕貴はそう考えて、自分を納得させることにした。ところが、しばらくしてトースターまで捨てたと言われた時には裕貴は訳が分からなくなった。「トースターは毎日使ってるじゃないか」すると友梨佳は、「まったく、これだから何も知らない人は…」と言わんばかりの顔で答えた。「トーストなんて、フライパンでもできるんだから。ミニマリストの間では、家電を減らしてほかのもので代用するのは常識よ、常識」ミニマリスト…? ついこの間まで「私って『ステラレネーゼ』なの」などと言っていた妻が、一体いつの間にミニマリストになったというのだ。裕貴はひたすら理解に苦しんだ。その間にも友梨佳の断捨離熱は、ひたすら過熱していった。次に姿を消したのは、炊飯器。友梨佳に言わせれば、「時短料理ブームの時に買った圧力鍋を使えば、あっという間にごはんが炊けるから炊飯器なんていらない」とのことだった。ところが、そこはもともとズボラな友梨佳のこと。「フライパンでトースト」も「圧力鍋で炊飯」も1週間と続かず、朝食のパンは「トーストしなくたっていいじゃない」とそのまま出されるようになり、ごはんの代わりに麺類ばかり出される日が続いた。「今日は米が食べたい」と裕貴が何日か連続でリクエストすると、とうとう「そんなにごはんが食べたければ、コンビニでパックのやつ買ってきたら?」などと言い出す始末。この頃になると、断捨離に関する夫婦けんかが急増した。「何でもかんでも後先考えずに処分して、生活に支障が出てきてるじゃないか」「支障って何よ? 家の中はどんどんスッキリ、快適になってきてるじゃない。きれいなものはネットフリマで売ると2000円位になるのよ。上等じゃない!」「なんだよ、その言い方。俺は前みたいに毎日普通に米が食べたいし、子どもたちだって朝はトーストが食べたいって言ってるだろ。快適、快適って言い張ってるのは、友梨佳だけじゃないか」こんな時、友梨佳はお決まりの「あきれた」「あなたは何も分かってない」という顔をする。そして、やれやれと首を振りながら言うのだ。「あなたは本当の『快適』の意味が理解できてないのよ。麺か米か? パンがトーストしてあるかどうか? そんなことが本当に重要だと思ってるの? だとしたら、あなたはこの過剰消費社会に踊らされてるのよ。あれこれ用途別に家にモノを増やして、それで快適な生活を手に入れているつもりなんだとしたら、そんなの健全じゃないわ。モノだらけの空間は精神衛生上よくないし、お金も浪費…」「じゃあコンビニの白米パックやコインランドリーは何なんだよ!」裕貴はすかさず反論した。「乾燥機なんてスペースばっかり取って服を傷めるって言って処分しておいて、やっぱり干すのが面倒でコインランドリーに頼ってるのは一体、何なんだ? せっかく買ったものを何にも考えずに処分して、新たな出費まで発生してるようじゃ、それこそ浪費以外の何物でもないじゃないか」「どうしてあなたは、いつもそうなの!?」ここで友梨佳は、まさかの逆ギレ。「私はいつだって家族のために、最善のライフスタイルを目指して頑張ってる。それなのにあなたは、いつもそうやってあげ足を取って、ケチをつけて…。どうして私の気持ちを分かってくれないの!?」こうして友梨佳の大爆発で、何の解決にもならないまま、けんかが強制終了されるのがいつものパターン。友梨佳は自分のやり方が通らなければ逆上し、泣きわめく。裕貴はそんな日々に疲れきっていた。けれども実は、この頃はまだよかったのだ。友梨佳の断捨離テリトリーが、主婦の主戦場であるキッチンや洗面所に限られていた頃は…。 ■「パパ、ダメね~」子どもを味方に断捨離を強要する妻そのうち友梨佳はベッドまで断捨離したいと言い出した。さらには、裕貴の個人的な持ち物にまで、連日うるさく口出しするようになる。「ねえ、このカタログ捨てていいでしょ」「この漫画本、全然読んでないじゃない。売りましょう」「あなたのクローゼットで、こんなシャツ見つけたんだけど。悪趣味よ。全然あなたに似合わない。捨てちゃっていいわよね」自分の持ち物にまで、断捨離に狂った妻の魔の手が伸びてきそうになり、裕貴も自分の身を守るために徐々に攻撃的になっていく。もはや断捨離をめぐる衝突は、日常の一部と化していた。ひたすら断捨離の素晴らしさを説き、それを夫にも押しつけようとする友梨佳。そんな妻を異常だと感じ、抵抗する裕貴。自分が理想とするライフスタイルを認められず、じれにじれた友梨佳は、とうとうこの問題に子どもたちまで巻き込み始めた。裕貴と口論になると、これ見よがしに子どもたちに向かって大声で言うのだ。「パパったら、いらないものをいつまでもためこんでダメねぇ。整理整頓ができなきゃダメって、幼稚園でも習うわよねぇ」「あーあ。パパはまだ、使わないものを捨てられずにいる。芽衣ちゃんと海斗くんは、パパみたいな大人になっちゃダメだぞー」子どもたちの前で「ダメな大人の見本」扱いされるにいたって、裕貴の妻を見る目も完全に変わってしまった。以前はズボラでミーハーで、とても「できた奥さん」とは言えなくても、それなりにかわいいところもあって、一緒にいて楽しいこともあった。けれども、今の友梨佳は独裁者だ。家庭内で自分の設定したルールが通らなければ即、激怒。自分のやり方こそ正しく、これを認められないのはお前がダメだからだという態度。そのうえ、子どもたちの前で、「パパはダメ人間」と毎日のように繰り返す。一体なぜこんな妻と一緒にいるのか。裕貴はいよいよ分からなくなってきた。■ついに夫のコレクションまで断捨離、その結果…そんなある日、決定的な出来事が起きた。大けんかの翌日、仕事から帰った裕貴がパソコン部屋に入ると、コレクションしていた映画のキャラクターのフィギュアが消えていた。何が起きたか、疑問に思うまでもなく一瞬で分かった。友梨佳が捨ててしまったのだ。持ち主である裕貴に何の相談もなく、何の許可も得ずに。裕貴専用のパソコンの横の、小さな箱に収められた、本当にささやかなコレクションだった。そんな小さな空間であっても、友梨佳は自分にとって「ムダなもの」にスペースを取られるのが、どうにも我慢ならなかったらしい。裕貴はリビングで、ミニマリストのブログに夢中になっている友梨佳に話しかけた。「お前の言う通り、健全な人生のためには、思いきっていらないものを捨てる覚悟も必要かもな」友梨佳はびっくりした顔でスマホから顔を上げたが、その顔はすぐに輝くばかりの笑顔に変わった。「もう! やっと分かってくれたのね! そうよ。ムダを排除して、本当に必要なものだけを持つことが一番大事なの。そういう生き方を、子どもたちにも早い段階から見せてあげることが…」友梨佳の弾んだ声を、裕貴がキッパリとした口調でさえぎった。「それなら俺が真っ先に断舎離すべきは、友梨佳、お前だよ」今ではガランとしたリビングで、友梨佳はポカンと口を開けたまま裕貴を見上げていた。「私が進む道こそが、我が家が進むべき道」と断捨離に没頭した友梨佳さん。夫の意見も持ち物も勝手に断捨離した結果、自分自身が夫の断捨離対象になってしまいました。果たしてこの夫婦の行く末は? 次回は、モラハラ系モンスターの診断チェックテスト、そして友梨佳さん、裕貴さん夫婦の結末をご紹介しましょう。
2018年11月10日ライターの山田 芽依です。モラルハラスメント、通称モラハラという言葉があります。DV(ドメスティック・バイオレンス)のように、分かりやすい力や言葉の暴力ではなく、モラルによる精神的な暴力、嫌がらせのことです。モラハラって、付き合っているうちはそうではなくとも、結婚して「身内」になるとその片鱗が見え始める・・・ということが多いので、なるべく早くに「モラハラになりそう」というのをキャッチしておくのが得策です。とはいえ、じゃあ実際モラハラってどんなことなの?となると、分からないものかもしれないですね。今回は、付き合っているうちから分かる、結婚したらモラハラ男に変貌しかねない男性の特徴を紹介します。■特徴その1.やたらと同情を引きたがる筆者が「結婚したら彼氏がモラハラ男に変貌した」という女性の話を聞いていく中で多かったのが、そもそもモラハラ男と付き合ったきっかけが「同情」だったというもの。どういうことかというと、モラハラ男は「やたらと同情を引きたがる」のです。筆者が知るケースでは、初対面でいきなり「自分は家庭環境が昔から悪くて。他にも、付き合った女性に裏切られたり、いろいろな苦労をしてきて・・・・・・」と語られたそう。それを「私が傷を癒やしてあげたい」「私ならそんな目にあわさないのに」と同情してしまうのが破滅の元。今まで苦労してきたことを語るというのは、誰しもあること。それ自体が悪いわけではありません。しかし、何事に関しても「自分が全面的に被害者」のような顔をする男性には要注意。モラハラ男は、同情を買うのが上手いことが多いのです。■特徴その2.自分に都合のいい人間には優しい彼女である自分にはとても優しいのに、周りの評判は悪い・・・・・・。これは「モラハラ男は外面がいい」という、よくいわれていることとは正反対ですが、モラハラ男が外面を良くしているのは「自分にとって都合のいい相手」だけ。逆に自分に都合の悪い相手や、どうでもいい人間には冷たい場合があります。たとえば、コンビニや飲食店で、店員さんに対して少しでも気に入らないことがあると、尋常ではないぐらい怒りを見せたりします。そこで彼女が「そのとおり。あなたが正しい」と、賛同者になるようであれば、彼女に対しては優しいままです。しかし、彼女が「今のは怒りすぎじゃないの?」、「ちょっとおかしいよ」といった疑問を口にした瞬間、モラハラ男の怒りが彼女に対して向くということもあります。モラハラ男が認めているのは、ずばり「自分にとって都合のいい人間」なのです。彼女が自分の絶対的な味方ではないと認識した途端に態度が急変するような男性は、要注意です。■その3.さり気なく束縛をしてくるモラハラ男は、付き合っている最中はあからさまな束縛はあまりしてきません。むしろ「飲み会に行っておいでよ」「たくさん友達と遊ぶといいよ」と、「彼女の交友関係に理解のある彼氏」という顔をすることさえもあります。これだけなら、実際に理解のある彼氏のような気がします。しかし、これだけでは終わらないのがモラハラ男。彼女が飲み会に行けば飲み会の場所を調べて、飲み会が終わるまで、外でずっと待っていたり・・・・・・友達のことをチェックして「あの子は性格が悪いから、付き合いを控えたほうがいいよ」と意見してきたり・・・・・・これはどちらも、結婚したら彼氏がモラハラ男に変貌したという女性から実際に聞いた話です。あからさまな束縛をされるのであれば「この人、危ないのかも?」と判断することもできますが、分かりにくい、さり気ない束縛をしてくるのがモラハラ男なのです。さり気ない束縛が、結婚したらあからさまな束縛になり、外出さえ自由にできない。例に出した女性は、そのような状態に陥ってしまっているそうです。■おわりにもちろん、今回出した3つの特徴はあくまでも「結婚したらモラハラ男に変貌する可能性がある」というだけであって、こうした特徴がある男性全てが、必ずしもモラハラ男になるとは限りません。しかしながら、実際に経験した女性の話を聞いていると、こうした特徴が共通点として見受けられるのです。「これってモラハラ?」という疑問を彼氏に感じたら、気のせいだろうと流してしまわずに、しっかりと問題に向き合うことも大切だというのは、間違いないと思います。(山田 芽依/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年09月05日