「コロナによる外出自粛を機に、これまでよりも、夫婦でいっしょに過ごす時間が増え、ケンカをする頻度も増えていると聞きます。それを劇的に改善する方法は、いっしょに映画を見ることです」こう話すのは、映画好きで知られる心理研究科の御瀧政子さん。えっ、いっしょに映画を見るだけで夫婦仲が改善するんですか?「映画というのは、そのほかの総合芸術に比べても、作る時間、人材、資金が膨大にかかっています。それが2時間前後に集約されて、しかもDVDソフトなら、繰り返し見ることができる。単に画面に向かっているようで、じつは目、耳、肌感覚など、人の五感を通して、大きなエネルギーに包まれているんです。夫婦で、それを共有することで、お互いに対する思いが確実に変化するんですよ」ひとくちに不仲と言っても、その原因はさまざま。そこで、今回は不仲の原因を分類。年間百本以上の映画を見ているという御瀧さんが、それぞれの不仲の原因を改善するのにマッチする映画ベスト3を厳選。■「セックスレスに悩む夫婦」向け【1位】『31年目の夫婦げんか』(2013年/デヴィッド・フランケル監督)「最高の結婚をしたとしても、荒んでしまう時期はあるもの。長いときをともに無事歩んできたと自負がある夫は結婚生活に問題はない、一方妻はもう一度『結婚を取り戻したい』と思ってカウンセリングを受ける。絆が一度失われてしまうと、求め方がわからなくなり、結婚生活の救済に奮闘する夫婦の姿に胸が熱くなります」(御瀧さん・以下同)【2位】『きいろいゾウ』(2013年/廣木隆一監督)「それぞれ心に大きな秘密を抱えた夫婦が、静かに日々を大切に生きている姿を描いています。痛みを抱えている心は、決して立ち入らないで、そっとしておくこと。五感を駆使して、ふれ合いや心から寄り添うことが必要になります。時がくれば自分で決着をつけられる。だからあせらなくてもいいんだということがわかる物語です」【3位】『グッバイ・ゴダール!』(2017年/ミシェル・アザナヴィシウス監督)「20歳の妻は夫の才能を信じているが、35歳を超えた芸術家はマヌケ、というコンプレックスを抱えた不器用な夫。世の中が大きく動く時代に、ポジションに迷い、嫌われるのをわかっていながら、自分や主張を変えられない。あなたを大切に思ってくれている人は才能以外に、あなた自身を尊敬してくれているはず。そのことを気づかせてくれます」夫婦のスキンシップに関しては、欧米と日本では大きく違う。「映画でも洋画では、年齢を問わずに肌をふれ合い、夫婦の愛の営みが自然に描かれているのが、日本の夫婦には気恥ずかしいかも。でも、夫婦の営みが仲むつまじさを深めるのは世界共通です。『31年目の夫婦げんか』では、夫婦関係を取り戻したい妻がカウンセリングを受けるシーンを自分のこととして受け止められたら、きっとあなたの背中を押してくれるはず」」■「会話がなくなった夫婦」向け【1位】『砂漠でサーモン・フィッシング』(2012年/ラッセ・ハルストレム監督)「砂漠でサケを養殖し釣りを楽しむプロジェクトを依頼された主人公。そんな不可能だと思える課題を、あきらめずに、抱えている問題点(課題)を明らかにし、解決しようとする過程で、翻弄されるカップル。どんなに冷めかけた絶望的な状況でも、相手の立場に共感し、自分の気持ちに正直になって話し合えば、目標に近づけることを教えてくれます」【2位】『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017年/白石和彌監督)「“好きな人が笑顔でいてくれるなら、それでいい”と思い、一緒に行動している男。8年前に別れた男を忘れられずに生きている女。自分が選んだ道でよかったか、答えは最後の最後までわからない。でも人は精いっぱいやれることをやっていくしかない。それはいつか必ず相手に通じると信じるひたむきな心にうたれます」【3位】『her/世界でひとつの彼女』(2014年/スパイク・ジョーンズ監督)「24時間いつでも呼べば応え、しかも自分の想像を超える答えを得ることもできる頼れるAI(人格を持つ最新の人工知能型OS)がやがて恋愛対象に。『あなたの心の中にある恐怖を私の力で消してあげたい。そしたらもうあなたは深い孤独を感じなくなる』と語るAIとの別れがやってきて−−。人とのつながりをもう一度信じてみようという心持ちになる映画です」ずっと顔を突き合わせていると、黙っているほうが楽なこともあるのは事実。「でも言葉によるコミュニケーションがないと、血の通った夫婦関係は復活しません。『砂漠でサーモン・フィッシング』は、主人公が砂漠でサケ釣りをする事業を依頼され、翻弄されるカップルを描いていますが、破綻しかけた仲を回復するのは会話の力です」しかし、いきなりいっしょに映画を見ることはかなりハードルが高いと思う人もいるだろう。「おすすめは、まず自分一人で『よさそう』と思った映画をチェック。そして本当にこれはいいと思ったら、少し強引にでもご主人を誘って二人で見るといいでしょう」「女性自身」2020年7月7日号 掲載
2020年06月25日テレビ東京「サタ☆シネ」枠では3月7日(土)深夜に、ユアン・マクレガー、エミリー・ブラントらが出演したロマンチック・コメディ『砂漠でサーモン・フィッシング』を放送する。イギリスのベストセラー「イエメンで鮭釣りを」を原作に映画化、2011年に公開された本作。ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが共演した『ギルバート・グレイプ』やジュリエット・ビノシュ主演の『ショコラ』、『ハチ公物語』をアメリカを舞台にリメイクした『HACHI 約束の犬』、アカデミー賞脚色賞に輝いた『サイダーハウス・ルール』などで知られるラッセ・ハルストレム監督がメガホンを取り、第81回アカデミー賞で脚色賞を受賞した『スラムドック$ミリオネア』などのサイモン・ボーファイが脚本を担当。主人公の水産学者・ジョーンズ博士には『トレインスポッティング』が世界的な話題となり、99年から公開された『スター・ウォーズ』シリーズのオビ=ワン・ケノービや『プーと大人になった僕』『ドクター・スリープ』などのユアン・マクレガー。ジョーンズに荒唐無稽な計画を持ち掛けるハリエットには『プラダを着た悪魔』でゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたほか、『ヴィクトリア女王 世紀の愛』でもゴールデングローブ賞はじめ数々の賞にノミネートされ高評価を受けたエミリー・ブラントを迎える。英国の環境・食糧・農村地域省で働くジョーンズ博士は、投資会社勤務のハリエットから砂漠の国イエメンでサケ釣り可能にするというプロジェクトの相談を受ける。この荒唐無稽な計画の依頼者はイエメンの大富豪シャイフ・ムハンマド(アムール・ワケド)。あまりにも無謀な話にジョーンズは実現不可能とメールで断るが、中東情勢が悪化するなか、アラブとの良好な関係アピールの好機と政府広報から圧力が掛かり、やむなく引き受ける。スコットランドのシャイフの城で彼に接したジョーンズはその人柄に共感と尊敬を抱くが、計画が進む中、ハリエットの恋人で軍人のロバート(トム・マイソン)が戦闘中に行方不明という報が入る。失意のハリエットとともにジョーンズはイエメンに向かう…という物語。サタ☆シネ『砂漠でサーモン・フィッシング』は3月7日(土)深夜27時15分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年03月07日9月27日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では、映画『僕のワンダフル・ジャーニー』の公開を記念して、前作『僕のワンダフル・ライフ』を本編ノーカットで地上波初放送する。W・ブルース・キャメロンが愛犬を亡くした恋人のために書いたベストセラー小説を原作に、『ギルバート・グレイプ』『HACHI 約束の犬』『くるみ割り人形と秘密の王国』など数々の名作を世に送り出してきた名匠ラッセ・ハルストレムが監督をつとめ映画化した本作。同ジャンルの映画としては異例の日本興収約10億円を記録するヒット作となったのも記憶に新しい本作が、続編の公開を記念して待望の地上波初放送となる。ゴールデン・レトリバーの子犬ベイリーの“最愛の人”は、自分の命を救ってくれた少年イーサン。以来、1匹と1人は固い絆で結ばれていく。しかし、犬の寿命は人間よりうんと短い。ついに、ベイリーが旅立つ日がきてしまう――はずが、彼の愛は不死身だった!ベイリーはイーサンに会いたい一心で、生まれ変わるが、そう簡単にはイーサンと遭遇できない。ようやく3度目で再会を果たしたベイリーは、自ら与えられた“重要な使命”に気づく――というストーリー。50年にわたり3度生まれ変わり、計4度の“犬生”を生きるベイリーの声優には『アナと雪の女王』オラフ役などで知られるジョシュ・ギャッド。ベイリーの命を救ったイーサンの少年時代にはK・Jアパ、成人してからを『デイ・アフター・トゥモロー』などのデニス・クエイドが、イーサンの妻となるハンナの少女時代を『トゥモローランド』のブリット・ロバートソンが、成人してからを「ツイン・ピークス」のペギー・リプトンがそれぞれ演じる。日本語吹き替え版ではベイリーを「名探偵コナン」シリーズなどの高木渉。イーサンの少年時代に「あんさんぶるスターズ!」梅原裕一郎。大人のイーサンにはスティーヴン・セガールやニコラス・ケイジなどの吹き替えでお馴染みの大塚明夫、ハンナの少女時代には大ヒット中の『天気の子』などで知られる花澤香菜らが集結。本作の続編となる『僕のワンダフル・ジャーニー』はイーサンとハンナと平和に暮らしていたベイリーだが、イーサンの孫娘をママのグロリアが連れて出て行ってしまう。イーサンとハンナの哀しむ姿を見たベイリーは、いまの“犬生”を終えたのち、再び生まれ変わってCJを見つけ出し彼女を守ることをイーサンと約束する――という物語。『僕のワンダフル・ジャーニー』は現在絶賛公開中。金曜ロードSHOW!『僕のワンダフル・ライフ』は9月27日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:僕のワンダフル・ライフ 2017年9月29日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC
2019年09月27日『僕のワンダフル・ライフ』の続編映画『僕のワンダフル・ジャーニー』が、2019年9月13日(金)に公開。世界を感動の渦に巻き込んだ『僕のワンダフル・ライフ』続編『僕のワンダフル・ライフ』は、自分の命を救ってくれた少年イーサンに再び巡り会うため、何度も生まれ変わる犬のベイリーの姿を描いた、犬と人間のラブストーリー。運命の再会を果たした愛犬と飼い主が紡ぐこの物語は、2017年に公開され世界で大きな感動を呼び、スマッシュヒットを飛ばした。新たな“犬生”で家族の絆を繋ぐため、奮闘するベイリー前作では、50年で3度生まれ変わり、ようやく最愛の飼い主イーサンと再会を果たした犬のベイリー。続編『僕のワンダフル・ジャーニー』では、イーサンの妻ハンナと共に農場で幸せな人生を過ごしていたが、その生活に次なる問題が発生する。新たな家族の一員となっていたイーサンの可愛い孫娘CJを、ママであるグロリアが連れて出てしまったのだ。イーサンとハンナの哀しむ姿を見たベイリーは、いまの”犬生”を終えたのち、再び生まれ変わってCJを見つけ出し、彼女を守ることをイーサンと約束。こうして新たな使命を見つけたベイリーは、CJを守り抜き、みんなにもう一度幸せを届けるため、家族の絆をつないでいく。何度も“転生”を繰り替えすベイリーCJを守るために、何度も生まれ変わるベイリーは、転生のたびに変わるそのキュートな姿にも注目。異なる犬生を重ねた末に、ベイリーは果たして使命を全うすることができるのか…?!ベイリー/バディ前作のラストで大活躍した“ボス犬”。幼少期のCJを含む、イーサンの家族と共に暮らしている。モリーイーサンの家を出て、シカゴで遊び歩いてばかりのままに代わってCJの親友に。ひとりぼっちのCJを癒す存在。ビッグ・ドッグ最高に忠実な大型犬の王様。ママと喧嘩して家を飛び出し、NYへと向かう途中のCJと出会うけれど…。マックスNYでミュージシャンを目指すCJと再会。夢を叶えるはずが何もうまくいかないCJを幸せにしようと奮闘。前作監督、“犬映画の名手”ラッセ・ハルストレムが製作総指揮監督はゲイル・マンキューソ。制作は、前作でも関わったギャヴィン・ポローンが務める。また、前作で監督を務めた“犬映画の名手”ラッセ・ハルストレムは、製作総指揮として参加する。ベイリーの新たな”犬生”を通して描かれる、犬と人間のラブストーリー。愛犬がつなぐ家族の絆を描いた物語が、再び日本をやさしく幸せな涙で包み込む。日本語版キャスト日本語吹替え版のキャストが発表。前作に続き、ベイリー役に高木渉、イーサン役に大塚明夫が続役。そのほか本作から登場する新キャラクター達を、石川界人、朴璐美、久野美咲といった声優勢が担当する。【詳細】僕のワンダフル・ジャーニー原題:A DOG’S JOURNEY公開日:2019年9月13日(金)監督:ゲイル・マンキューソ脚本:W・ブルース・キャメロン、キャスリン・ミション、マヤ・フォーブス、ウォレス・ウォロダースキー原作:W・ブルース・キャメロン出演:デニス・クエイド、キャスリン・プレスコット、ヘンリー・ラウ、マージ・ヘルゲンバーガー、ベティ・ギルピン、ジョシュ・ギャッド製作:ギャヴィン・ポローン製作総指揮:セス・ウィリアム・マイヤー、ラッセ・ハルストレム、ルーエン・ファン、ウェイ・チャン配給:東宝東和
2019年04月05日自分の命を救ってくれた少年イーサンに再び会いたい一心で、何度も生まれ変わる犬のベイリーの長い旅路を描いた極上のラブストーリー『僕のワンダフル・ライフ』の続編が、『僕のワンダフル・ジャーニー』(原題:A DOG’S JOURNEY)の邦題で9月に日本公開されることが決定した。前作公開から2年。今回の続編では、そんな犬のベイリーの更なる生まれ変わりの旅路を描く。ベイリーは、50年で3度生まれ変わり、ようやく最愛の飼い主イーサン(デニス・クエイド)と再会を果たした前作。イーサンの妻ハンナ(マージ・ヘルゲンバーガー)と共に農場で幸せな人生を過ごしていたが、その生活にも次なる問題が発生。新たな家族の一員となっていたイーサンの可愛い孫娘CJを、ママであるグロリア(ベティ・ギルピン)が連れて出て行ってしまう。イーサンとハンナの哀しむ姿を見たベイリーは、いまの“犬生”を終えたのち、再び生まれ変わってCJを見つけ出し、どんな犠牲を払ってでも彼女を守ることをイーサンと約束。新たな使命を見つけたベイリーは、CJを守り抜き、イーサンと家族みんなにもう一度幸せを届けるため、愛する人々を導き、家族の絆をつないでいく――。なお、前作の監督ラッセ・ハルストレムは本作では製作総指揮として参加。新たに、「モダン・ファミリー」のゲイル・マンキューソが監督を務める。『僕のワンダフル・ジャーニー』は9月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:僕のワンダフル・ライフ 2017年9月29日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC
2019年04月02日原作やバレエを知る人の心の中だけに存在していたファンタジックな「くるみ割り人形」の世界が、ついに映画化。『美女と野獣』のディズニーが贈る『くるみ割り人形と秘密の王国』が11月30日より、全国で公開されます!☆かわいいプレゼントもあります。最後まで読んでくださいね♪■息を飲む映像美&世界観に注目記憶に新しい『美女と野獣』同様、今作も、手を伸ばせば触れられそうなほどリアルで煌びやかな映像に圧倒させられっぱなし!登場人物の豪華絢爛な衣装にも、カラフルなメイクにも、そして“くるみ割り人形”ならではのバレエにも、瞬きを忘れて見入ってしまいます。筆者は吹き替え版を観賞したのですが、声優さんも豪華で作品のイメージにピッタリでした。例えば、クララを助ける“くるみ割り人形”キャプテン・フィリップ役は、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』の主人公ジョルノ・ジョバァーナを担当する小野賢章さん。その声が優しくて本当に素敵で…。クララでなくとも、みなさんきっとキュンキュンしますよ。というわけで吹き替え版もおすすめです!■気になるストーリーは?母を亡くし、悲しみに打ちひしがれる少女クララは、クリスマス・イブに母が生前、用意してくれていた贈り物を受け取ります。それは鍵がかかった“卵型の入れ物”。添えられたカードには「クララ、あなたに必要なものはすべてこの中にあるわ、母より」と。メッセージの意味を知りたい――。クララは卵を開くために鍵を探し始め、いつの間にか不思議な世界へと足を踏み入れます。そこは“花の国”“お菓子の国”“雪の国”、そして謎多き“第4の国”からなる、誰も知らない<秘密の王国>でした。■冒険を続ける中で価値観に変化が一番の理解者である母を亡くしたクララは、深く傷つき心を閉ざしている状態。しかも「女性は女性らしくあれ」と言われる時代(ヴィクトリア朝)に、機械いじりという女の子っぽくない趣味を持っていたことから、自分にどこか劣等感を抱いています。物語の最初の頃、彼女は常識に縛られ、一般的な物差しに当てはめて物事の良し悪しを判断していたのですが、冒険を続ける中で価値観が変わり、前とは少し違う角度から見られるように…。そして母のメッセージを理解したとき、クララの中で大きな変化が起こるのです。■テーマは「見た目に惑わされるな」ところで『くるみ割り人形と秘密の王国』は、ドイツの作家ホフマンが記した原作に立ち返っています。原作の重要なポイントは、くるみ割り人形が“醜い”こと。少女が醜いくるみ割り人形を愛し、そのお陰で人形の呪いが解ける…つまり、この映画の最大のテーマは、真実は外見通りではない、だから“見た目に惑わされるな”ということなのです。今回は、そんなテーマにちなんで「心理テスト」をご用意しました。映画の登場人物を、あえて見た目で選ぶと“特別な恋”を見つけるための必須アイテムがわかる、というテストです。併せてあなたの恋愛傾向も解説します。■“特別な恋”を見つけるためには?それでは心理テストをどうぞ。次の中で、ヴィジュアル的に気になるのはどの人物でしょうか?[1]クララ飾り気がなく科学実験が好きな少女[2]シュガー・プラムピンクの綿菓子みたいな髪型の女性[3]ドロッセル・マイヤー片目を隠した、謎めいた男性[4]マザー・ジンジャー火のような赤毛とひび割れた顔を持つ女性[5]キャプテン・フィリップ白い雪に黒馬、黒肌、黒目が印象的な男性選びましたか?結果ををチェックしてみましょう。[1]クララを選んだあなた◎関連シーン物語の序盤でクララたちは、宝探しのようにお屋敷中に張り巡らされた糸をつたって贈り物を受け取ります。それは子どもでなくともワクワクする場面です。◎あなたが恋をしたら子どものように純粋な気持ちで相手に接するでしょう。今のあなたは少しだけ自己中心的。好きな人以外は目に入らない、誰よりも見た目に惑わされやすいタイプです。◎特別な恋を見つけるためにクリスマス・イブまでに“特別な恋”を見つけるキッカケをくれるのは「鍵」のアイテム。お気に入りのキーチェーンやキーケースを探して。[2]シュガー・プラムを選んだあなた◎関連シーン“第4の国”の反乱で危機に瀕している王国を救おうと、クララが立ち上がります。その援助のためシュガー・プラムは兵隊を用意しますが、そこには彼女なりの戦略もあるのです。◎あなたが恋をしたら好きな人に愛情を注ぐのは、それなりの見返りを期待してのことかも。今のあなたは寂しがり屋で依存度も高め。相手には自分と同じ気持ちでいてもらえないと嫌だし、己の欲望にも忠実。そして見た目で惑わすタイプです。◎特別な恋を見つけるためにクリスマス・イブまでに“特別な恋”を見つけるキッカケをくれるのは「羽」のアイテム。お気に入りの羽飾りや羽ペンを手に入れて。[3]ドロッセル・マイヤーを選んだあなた◎関連シーン動きが鈍い機械仕掛けのおもちゃを見て、どの部分に問題があるのかを探し当てたクララに彼は、他の誰にもない彼女の魅力をさりげなく伝えます。◎あなたが恋をしたらドロッセル・マイヤーのように優しく、好きな人を見守るでしょう。けれど少し謎めいていて、相手にニュアンスで訴え続けるところも。見た目で惑わすタイプです。◎特別な恋を見つけるためにクリスマス・イブまでに“特別な恋”を見つけるキッカケをくれるのは「フクロウ」のアイテム。お気に入りのアクセサリー、置物などをゲットして。[4]マザー・ジンジャーを選んだあなた◎関連シーン人々を寄せ付けない怖さを持ちながらも、ピエロやねずみといった、一見、胡散臭そうなキャラクターに慕われているマザー・ジンジャー。王国の支配を企んでいるという彼女は、まるでサーカスの団長のように彼らを巧みに働かせます。◎あなたが恋をしたら一途で、好きな人に忠誠を誓うでしょう。ただ、今のあなたは愛が少々重くて傲慢。なお、見た目で惑わしたり惑わされたり。両方の要素を持っています。◎特別な恋を見つけるためにクリスマス・イブまでに“特別な恋”を見つけるキッカケをくれるのは「キャンディ」のアイテム。お気に入りの飴やキャンディ・モチーフのアクセサリーなどを持ち歩いて。[5]キャプテン・フィリップを選んだあなた◎関連シーンクララが<秘密の王国>で初めて出会う彼は、彼女を“プリンセス”と呼んで王国の案内役を買って出る、頼りになるキャラクター。クララとも親友のような関係を築くことになります。◎あなたが恋をしたら疑うことなく、素直な気持ちで好きな人に接するでしょう。今のあなたは新しいことに興味津々。知らない世界や、これまで知ろうとしなかった相手と向き合いたいと思っています。やや見た目に惑わされやすいタイプかも。◎特別な恋を見つけるためにクリスマス・イブまでに“特別な恋”を見つけるキッカケをくれるのは「馬」のアイテム。お気に入りの馬モチーフの文房具やアクセサリーなどを選んで。■あなたも特別な何かを見つけてこの冬、みなさんも美しく幻想的な<秘密の王国>を冒険してみてはいかがですか。たくさんの出会いの中で、クララと同じように“特別な何か”を見つけられるかもしれません。ついでに“特別な恋”も!【STORY】「美女と野獣」のディズニーが、不朽の名作「くるみ割り人形」を映画化した、究極のプレミアム・ファンタジー開幕!愛する母を亡くし心を閉ざした少女クララは、4つの国から成る<秘密の王国>に迷いこみ、母が残したメッセージを探す壮大な冒険を繰り広げる。11月30日(金) 全国公開監督:ラッセ・ハルストレム、ジョー・ジョンストン映画ストーリー&脚本:アシュリー・パウエルキャスト:マッケンジー・フォイ、キーラ・ナイトレイ、モーガン・フリーマン、他©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン『くるみ割り人形と秘密の王国』公式サイト:
2018年11月30日不朽の名作「くるみ割り人形」を実写映画化した『くるみ割り人形と秘密の王国』のワールド・プレミアが、現地時間10月29日(月)、ロサンゼルスのエル・キャピタン・シアターにて行われ、主人公クララを演じるマッケンジー・フォイが可憐なドレス姿で登場した。この日、ハリウッドの街中には、映画に登場するパーティーシーンをモチーフにした豪華絢爛な会場が出現!シュガー・プラムやクララの煌びやかな衣装が並び、今回舞台となる“秘密の王国”の世界を表現した華やかな装飾が施され、大道芸人がサプライズ登場するなど、まるで映画の世界に迷い込んだかのような特別な空間が用意された。■ディズニーの新たなヒロインが初お披露目!詰め掛けた世界各国のマスコミとファンが待つ中、ゲストたちが会場に次々に到着。中でも一際目を引いたのは、本作の主人公クララを演じるマッケンジー・フォイ。3歳の頃からモデルとして活動し、『トワイライト』シリーズや『インターステラー』などで注目を浴び、今回は何百人という候補から見事大抜擢されたマッケンジー。その実力もさることながら、17歳とは思えぬ、透き通った美しさを兼ね備えているのも彼女の魅力の一つ。モデル出身ということもあり、オフホワイトで小花が散りばめられた「シャネル(CHANEL)」のドレスを見事に着こなし、会場にいる人たちの目を奪った。マッケンジーは「この作品に参加できたことはすごくエキサイティングで、私にとってまさに冒険のような経験となりました。まさにクララが遭遇した冒険と同じですね」とコメント、「映画が完成し、こうやってキャストの仲間を含め皆の顔を見ると、“遂にこの時を迎えたんだわ!”という気分になるんです。とても幸せな瞬間です!」と、可愛らしい笑顔を見せながら語った。■マッケンジー、武道の経験生かしスタントにも挑戦!また、撮影当時について聞かれると「すごく楽しかったです。私は武道の経歴があるので、今回スタントシーンに取り組むことができたのは、本当に面白かったですね」と告白。「それにイギリスの田園地方で数週間にわたって乗馬のトレーニングも受けて、最高の経験になりました」と語り、体を張った演技にも積極的に取り組んだ様子を明かしてくれた。最後に「この映画を観る全ての人々にとって、何かお気に入りの要素をきっと見つけてもらえると思いますし、バレエ作品や本では知ることのできないクララの違った一面を垣間見てもらえたらと思っています」と、ファンに対してメッセージを送ってくれた。■「とても楽しみ」モーガン・フリーマンら豪華ゲストも続々!本作でクララの名づけ親でありよき理解者、また謎を多く抱えた男ドロッセルマイヤー役のオスカー俳優モーガン・フリーマンも登場した。「“くるみ割り人形”はバレエ作品として誰もが知っていますから、今回の映画は全く違った経験を私達に与えてくれるのではないかと思います。私自身、どんな発見ができるのかとても楽しみです」と作品への期待をにじませた。そのほかにも、アフリカ系初のプリンシパル・ダンサーに昇格したことで世界的に注目を集め、本作ではバレリーナ・プリンセスとして登場するミスティ・コープランド、監督のラッセ・ハルストレムとジョー・ジョンストンなどスタッフ陣も会場に駆けつけ、イベントは盛況のうちに幕を閉じた。『くるみ割り形と秘密の王国』は11月30日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くるみ割り人形と秘密の王国 2018年11月30日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2018年10月31日シャーリーズ・セロンが18キロもの体重増量を行い、3人目の子の妊娠中から出産後の姿を文字どおり“体を張って”演じた『タリーと私の秘密の時間』が日本公開され、話題となっている。『マッドマックス 怒りのデスロード』のスキンヘッドのフュリオサや、『スノーホワイト』『ワイルド・スピード ICE BREAK』の悪役といった“強い女性”のイメージがある中、今回シャーリーズが演じているのは、仕事で不在がちな夫の助けを求めることなく、生まれたばかりの赤ちゃんと上の子2人の育児を完璧にこなそうとして疲れ切り、夜間のベビーシッターの助けを得ることになる現代に生きるママ。モデル並のスタイルで知られる彼女の今作での激変ぶりには、すでに「見事なおばちゃん体型」「子育てに心身ともに憔悴しきった姿をリアルに演じてる」「体をしっかり作って見せてくれる母の姿」「女優魂がすごい」といったコメントが続々。シャーリーズの“体を張った”演技は、まさに彼女の女優魂そのものだ。壮絶な少女時代、挫折からの女優デビュー1975年、南アフリカ生まれのシャーリーズ・セロン。先日8月7日に、43歳(!)の誕生日を迎えたばかり。15歳のとき、アルコール依存症で日常的に暴力を振るっていた父親を、母親が正当防衛により彼女の目の前で射殺するという、痛ましい少女時代を送る。その後、バレエダンサーになるために母娘でニューヨークへ。モデルの仕事をしながら、「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」に出演するも、膝の怪我でバレエを断念する。1つの転機となったのは1994年。女優を目指し、母親に買ってもらった片道切符で何のコネもないままロサンゼルスへ向かったときのこと。なんと、500ドルの小切手を換金できず銀行員と口論していたところを、エージェントがスカウト。アメリカ英語を習得するよう言われた彼女は、テレビのソープオペラを見て覚えたとか。最初に出演したホラー映画は出演時間わずか3秒、セリフもなかった。そして1997年、殺人事件をきっかけに交錯する人間模様を描いた群像劇『トゥー・デイズ』で妖艶な愛人役を演じて本格デビューを果たす。生来のブロンドに抜群の美貌とプロポーションは瞬く間に業界で注目され、トム・ハンクス主演『すべてをあなたに』、キアヌ・リーブス主演『ディアボロス悪魔の扉』などに抜擢、レオナルド・ディカプリオが自身のような若手スター俳優を演じたウディ・アレン監督『セレブリティ』にはスーパーモデル役で登場。賞レースを席巻したラッセ・ハルストレム監督の『サイダーハウス・ルール』ではトビー・マグワイアが恋に落ちるヒロインを演じ、ジョニー・デップ共演『ノイズ』、マット・デイモン&ウィル・スミス共演『バガー・ヴァンスの伝説』などで着実に知名度を上げていく。『マイティ・ジョー』ではCGの心優しきゴリラとも共演していた。2001年の『スウィート・ノベンバー』で期間限定の恋人同士で再共演したキアヌとは、交際報道が出たこともあったが、後に『アトミック・ブロンド』のデヴィッド・リーチ監督のジムで再会、『ジョン・ウィック:チャプター2』が控える彼と一緒に激しいトレーニングに勤しんでいたという。13キロ増の肉体改造!『モンスター』でオスカーを手にそして、“ハリウッドに好まれる”セクシーなブロンド美女のイメージを払拭するかのように挑んだ『モンスター』(’03)で、ついにアカデミー賞主演女優賞を獲得し、ゴールデン・グローブ賞やベルリン映画祭銀熊賞など様々な女優賞を受賞。その実力が広く認められることになる。同作の監督は、この14年後に『ワンダーウーマン』で女性監督史上最高の興行収入を記録したパティ・ジェンキンス。監督から『ワンダーウーマン』にも出演の打診を受けていたそうだが、スケジュールの都合で参加できなかったことを後に明かしている。2005年にはハリウッドのウォーク・オブ・フェイム入り。ほかにも、当時の実生活での恋人スチュアート・タウンゼントを相手役に『モンスター』とは打って変わったミステリアスな女性を演じた『トリコロールに燃えて』(’04)、来日してPRを行った『ハンコック』(’08)、ヴィゴ・モーテンセン主演『ザ・ロード』(’09)、グリム童話「白雪姫」を大胆にアレンジし、邪悪な女王を喜々として演じた『スノーホワイト』2作(’12/’16)、鍛えあげたボディでプロジェクト責任者を演じたリドリー・スコット監督の『プロメテウス』(’12)などに出演。手塚治虫の原作をハリウッドでアニメ化した『ATOM』(’09)や、日本をモチーフにし、映画賞レースで絶賛された『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(’16)では声の仕事も務めた。ケイト・ブランシェットが演じたマーベル『マイティ・ソー バトルロイヤル』のヴィラン、ヘラ役にはシャーリーズも候補に挙がっていたという。2016年にはタイム誌の「最も影響力を持つ100人」にも選ばれている。プライベートでは、スチュワートと9年間交際し、誰もが結婚するかと思われたが破局。その後は、アカデミー賞俳優ショーン・ペンとの交際、婚約でも知られた。アフリカの内戦地を舞台にしたシャーリーズ主演、ショーン監督による『ラスト・フェイス』は2016年・第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたが、その前年のラブラブぶりとは一転、このころには破局しており、レッドカーペットや記者会見でも微妙な距離を保っていた姿が話題となった。2012年には自身の故郷である南アフリカから男の子を、2015年にはアメリカ生まれのアフリカ系の女の子を養子として迎えており、現在は2児の母。『スノーホワイト/氷の王国』で愛憎の“女王姉妹”を演じたエミリー・ブラントとは映画の後も交流を深め、エミリーの第2子の“ベビーシャワー”をシャーリーズがハリウッドの自宅で盛大に開いたと伝えられている。プロデューサーとしての手腕シャーリーズが20代のころとはまた違った形で、いやむしろ、現在のほうが生き生きと仕事を続けているのは、彼女自身がプロデューサーであることも大きい。2008年、主演と製作総指揮を務めた『あの日、欲望の大地で』においては、まさに原石だったジェニファー・ローレンスにヴェネチア映画祭の新人俳優賞マルチェロ・マストロヤンニ賞をもたらしている。シャーリーズが設立した製作会社「デンヴァー&デリラ・プロダクション」では、美しいボディと超絶アクションを披露した『アトミック・ブロンド』など彼女自身の主演作だけでなく、様々なテーマの作品に果敢に挑んでいる。Netflixシリーズのデヴィッド・フィンチャー監督による「マインドハンター」や『ピッチ・パーフェクト』シリーズのケイ・キャノンと手掛けた「ガールボス」、クロエ・グレース・モレッツを主演に迎えた『彼女が目覚めるその日まで』のほか、セス・ローゲンと共演するコメディ映画『Flarsky』(原題)も待機。公開最新作の『タリーと私の秘密の時間』も、もちろんその1つだ。最新作『タリーと私の秘密の時間』って?シャーリーズが演じた主人公のマーロは、家事や育児、なんでも1人でこなしてきたが、3人目の子どもが生まれたことで、ついに夜間だけベビーシッターを雇うことに。やってきたのは、気さくだが年上にもタメグチ、へそ出しルックのタリー(マッケンジー・ディヴィス)。人は見かけによらず?朝になるとそっと姿を消している彼女は、実は完璧に仕事をこなすスーパーベビーシッターだった!しかも、夫とのセックスレスや、長男に発達障がいの可能性があることなども1人で抱え込むマーロの話を、タリーは親身になって聞いてくれる。2人の間には不思議な絆が生まれ、マーロは輝きを取り戻していくが…。「朝はファーストフード、ミルクシェークを2杯」といった具合にジャンクフードを食べまくり、体重を増量させ、どってりとした産後体形を見事に作ったシャーリーズ。しまいには、うつ気味にもなるほど壮絶な体験だったという。そこまでして彼女が描きたかったのは、出産直後のオムツ姿や、搾乳しないと母乳でパンパンに張る胸など、これまであまり描かれることのなかった産後のリアルさ、日本でも問題となっている“ワンオペ育児”だけではない。人生のうちで何度か訪れる、“もう、あの頃とは違う”と実感する瞬間をどう受け入れていくかというメッセージもはらみ、結婚していてもいなくても、男性であっても、誰もが共感できるポイントとなっている。脚本を手掛けた、自らも3児の母であるディアブロ・コディと、メガホンをとったジェイソン・ライトマン監督とは『ヤング≒アダルト』(’12)以来のタッグ。この脚本&監督コンビは『JUNO/ジュノ』から続いて3作目となり、奇しくも“応援せずにはいられない女性”を描く3部作となっている。では、思わず応援したくなる、シャーリーズの女優魂あふれる作品を見てみよう。お飾り女優ではないことを実証『モンスター』約13キロも体重を増やし、眉も全て抜いて特殊メイクで二重アゴになるなど、衝撃の肉体改造で挑み、アカデミー賞女優となった『モンスター』。製作も担当して演じたのは、アメリカ史上初の女性の連続殺人犯アイリーン。彼女は幼少期より虐待され、何度もレイプされ、虐げられてきた女性であり、愛する少女(クリスティーナ・リッチ)のために犯した罪の数々は、いわば彼女にとっての“反逆”だった。シャーリーズは、アカデミー賞授賞式のころにはすっかり元の体形を取り戻して華やかなドレス姿を披露、そのギャップにも感嘆の声が上がった。まるでオーシャンズのノリ!?『ミニミニ大作戦』強盗団のリーダーである父(ドナルド・サザーランド)を殺め、金塊を横取りした裏切り者(エドワード・ノートン)に復讐を誓う、金庫破りのプロを演じた『ミニミニ大作戦』(’03)。その男に口説かれるも、毅然とした態度をとり、真っ赤なミニクーパーで街を駆け巡る姿がカッコいい!マーク・ウォールバーグやジェイソン・ステイサムなど、キャストも豪華な小気味よいクライムアクション。初のセクハラ集団訴訟を描く!『スタンドアップ』いまの時代にこそ、改めて見てほしい社会派ドラマ。『スタンドアップ』(’05)は「セクシャル・ハラスメント」という言葉が初めて生まれた90年代はじめ、アメリカ北部の鉱山を舞台に、筆舌尽くしがたいほどの“性的迫害”を受ける女性労働者による世界初のセクハラ集団訴訟を描いた。今作でも、同僚役を演じたフランシス・マクドーマンドとそろってアカデミー賞にノミネート。同僚役でミシェル・モナハンや、まだ垢抜けていないジェレミー・レナーらが出演、シャーリーズの高校時代をアンバー・ハードが演じた。ディズニー実写版『ムーラン』のニキ・カーロ監督作。黒髪でアサシンに変身!『イーオン・フラッグス』2415年の近未来を舞台にしたSFアクション『イーオン・フラッグス』(’08)でも肉体改良を行い、マーシャルアーツなどを徹底トレーニング、バレエで鍛えた柔軟さも生かしたアクションを披露している。ブロンドを黒髪に染め演じたのは、独裁者を狙う女性暗殺者。作品ごとにまったく新しい顔を見せてくれるのも、彼女の魅力の1つだ。『ガールファイト』などを手掛けている日系女性監督カリン・クサマがメガホンをとった。イタいけど愛おしい『ヤング≒アダルト』ヤングアダルト小説のゴーストライターで人気は落ち目、バツイチ・恋人ナシ、アルコールと愛犬のポメラニアン(その名もドルチェ)だけが友達…というアラサー女性を描いた『ヤング≒アダルト』。高校時代の人気者がオトナになれないまま、帰郷。赤ちゃんが産まれたばかりの元カレ(パトリック・ウィルソン)はいま「絶対に幸せじゃない」と勝手に思い込む、とにかくイタい彼女を熱演。だが、彼女の孤独さと痛みを誰も見放すことなどできない。変なコメディがつらいよ!?『荒野はつらいよ~アリゾナより愛を込めて~』『テッド』のセス・マクファーレンが手掛けたパロディ満載のウェスタン・コメディ『荒野はつらいよ』(’14)は、自ら「ラブ・コールを送った」という。ダメ男の羊飼い(セス)を巡ってアマンダ・セイフライド、ニール・パトリック・ハリスと四角関係になるミステリアスな美女のガンマン、しかも大悪党(リーアム・ニーソン)から逃げる妻というかつてない役どころ。「ずっと前からコメディには興味を持ってたんだけど、観客が私に対してそうじゃないイメージを根強く持ってるでしょ。私が興味あるのは、変なコメディなの」とコメントしていただけに(?)、その年、ゴールデン・ラズベリー(ラジー)賞にノミネートされた。自身の過去と向き合う…『ダーク・プレイス』1985年、田舎町で起こった一家惨殺事件の生き残りの少女が大人になった姿を熱演した『ダーク・プレイス』(’15)。プロデュースも務めている。有名事件の真相を追う“殺人クラブ”の主催者ライル(ニコラス・ホルト)から、事件について語れば謝礼が出ると聞き、生活に困っていた彼女は忘れ去りたい忌まわしき過去に向き合っていく。作品の評価はけっして高くはないが、自身のトラウマと対峙しようとするヒロインはシャーリーズ自身とも重なり、彼女を知る上でもぜひ見ておきたい1本。ハマリ役になった女スパイ『アトミック・ブロンド』全米でシャーリーズ単独主演作史上最高のオープニングを記録した『アトミック・ブロンド』(’17)。構想5年、『ジョン・ウィック』『デッドプール2』のリーチ監督のもと、8人ものパーソナル・トレーナーを雇い、2か月半、1日5~6時間のハードなトレーニングを受けたという。本人が実際に、必死に演じていることが伝わってくる壮絶な格闘シーンの連続で、撮影中に歯を3本折っていたことも伝えられた。『マッドマックス』のフュリオサ、そして今作のスパイ・ロレーンと来て、「姐さん、一生ついていきます」と心を捧げたファンは数知れず?さらに今作の直後に、今度は『タリー』のための増量を始めたというから恐れ入る。「Total Film」誌に語ったインタビューによれば「世界中の人々は、女性がほかのスーパーヒーローやアクションスター同様にぶちのめす姿がみたいのよ。私は自分の子どもたちにそれを見て欲しいもの」と語っていたシャーリーズ。現在、準備中だという『アトミック・ブロンド2』(原題)はもちろんのこと、これからも“体を張り続ける”彼女から目を離すことなどできない。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ヤング≒アダルト 2012年2月25日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures and Mercury Productions, LLC. All Rights Reserved.モンスター 2013年4月27日より丸の内 TOEI ほか全国にて公開© 2013「モンスター」製作委員会マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED荒野はつらいよ〜アリゾナより愛をこめて〜 2014年10月10日TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Universal Picturesアトミック・ブロンド 2017年10月20日より全国にて公開© 2017 COLDEST CITY, LLC.ALL RIGHTS RESERVED.タリーと私の秘密の時間 2018年8⽉17⽇よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2017 TULLY PRODUCTIONS.LLC.ALL RIGHTS RESERVED.
2018年08月23日『美女と野獣』をはじめ、『シンデレラ』『アリス・イン・ワンダーランド』など数々のファンタジー作品を実写化してきたディズニー・スタジオが、ついに「くるみ割り人形」を実写化、『くるみ割り人形と秘密の王国』の邦題で11月30日(金)に公開されることが決定した。これに併せて、ポスタービジュアルも解禁となった。■語り継がれてきたあの童話が、完全実写化!約200年前にドイツで生まれた童話がもとになり、そこからクラシック・バレエへと展開、チャイコフスキーによる音楽や、多くの舞台や書籍など様々な形で時代を超えて愛され続けてきた「くるみ割り人形」。ディズニーは過去に名作アニメ『ファンタジア』でもこの物語を描いているが、実写映画化はこれが初めて。今回本作を手がけたのは、『ギルバート・グレイプ』や『ショコラ』、近年では『僕のワンダフルライフ』など、数々の名作で人々の心を震わせてきた名匠ラッセ・ハルストレム監督。ファンタジーのディズニーと名匠が手を組み、まだ誰も観たことがない究極のプレミアム・ファンタジーを完成させた。■幻想的なポスタービジュアルに、クララを演じるマッケンジー・フォイの姿も!日本公開日と併せて、今回解禁された第一弾ポスターでは、中央に立つ主人公クララの背後に豪華なロシア風のお城が描かれ、お城へと続く橋の上におもちゃの兵隊が並んでいる。幻想的な空の下、雪に覆われた枝に止まりこちらを見据えるフクロウやクララの意味深な視線に、何かが起こる気配を感じさせるビジュアルとなっており、その世界観と物語へ期待が膨らむ。そんな本作の主人公、少女クララ役には『インターステラー』で主人公の娘を演じて強い印象を残した、現在17歳のマッケンジー・フォイ。まだ初々しさが残る透明感溢れる容姿と、まっすぐな眼差しは観客を引きつけ、『美女と野獣』のエマ・ワトソンや『シンデレラ』のリリー・ジェームズとは違った新しいヒロイン像を見せてくれそうだ。■名俳優たちの、夢の共演でより引き込まれる世界観にそのヒロインの脇を固めるのは『アンナ・カレーニナ』のキーラ・ナイトレイをはじめ、オスカー俳優のヘレン・ミレン、『ショーシャンクの空に』のモーガン・フリーマンという実力派が勢ぞろい。単なる童話の世界ではなく、ドラマにリアリティを与え、幅広い観客を映画の世界に引き込んでいく。ほかにもミスティ・コープランドと、近年ドキュメンタリー映画も作られたセルゲイ・ポルーニンというトップ・ダンサーの出演も明かされており、早くもバレエ・ファンの間で話題になっている。チャイコフスキーの名曲の数々を含む、豪華で煌びやかな音楽への期待も高まり、映画の枠を超えたディズニー史上最もプレミアムなファンタジーが誕生しそうだ。『くるみ割り人形と秘密の王国』は、11月30日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年07月12日「自分に自信がない」と不安になったりしていませんか?でも大丈夫、あなたにも映画のヒロインのような輝く魅力が眠っているんです。この連載では、様々な映画のヒロインをピックアップ。男子のトリセツ by 阿雅佐を監修するフォーチュン・ナビゲーター阿雅佐が、12星座別の「ヒロイン度」を分析します。さらに、隠れたあなたの魅力を映画のヒロインのように輝かせるセルフプロデュースのポイントも伝授!■第7回のヒロイン…ヴィアンヌ『ショコラ』『ショコラ』監督:ラッセ・ハルストレム出演:ジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップ、ジュディ・デンチ公開:2000年・古い伝統、偏見や先入観にとらわれない・周りに流されず、自分が良いと思ったことは最後まで通す勇気がある・明るくおおらかで、心を閉ざした相手にもひるまず自分から話しかけていく・社会的な立場や権力に興味がなく、心の豊かさや愛を大切にする・人間観察が得意で、相手の心の痛みに寄り添い、悩みを解決しようとするすべての人を幸せにしてしまう不思議なチョコレートを売る母娘の物語。素敵なチョコレートだけでなく、若きジョニー・デップにもうっとりできるロマンチックな作品です。古くからの伝統が根付くフランスの小さな村にやって来たヴィアンヌは、チョコレート・ショップを開店する。ヴィアンヌは、客の好みにあったチョコを見分ける魔法のような力で、人々の閉ざされた心を解き放っていく。そんな中、ヴィアンヌは村に流れ着いたよそ者であるジプシーの青年と交流を持つようになり、次第に惹かれ合うようになる。偏見にとらわれず、価値観の違う相手にも話しかけていくヴィアンヌ…あなたにその素養はどのくらいあるでしょうか?■牡羊座ヴィアンヌ度65%牡羊座は正義感が強くてアクティブ。たとえ上司や先輩でも、間違っていると思えばストレートに意見するタイプです。筋やけじめを重んじるため、一人一人の細やかな心に寄り添うのは後回しになってしまう傾向も。その代わり、正しいと信じる道を何があっても突き進むでしょう。【セルフプロデュースのポイント】まっすぐな道だけではなく、時には迂回や抜け道があるのではと想像してみる■牡牛座ヴィアンヌ度40%牡牛座は与えられた役割をコツコツこなしていくマイペース女子。周りに流されるつもりはないけれど、ルーティン以外のことに自ら首を突っ込んでいくケースは少ないでしょう。根っからの食いしん坊なので、ヴィアンヌのように美味しいスイーツを作ることには興味がありそう。【セルフプロデュースのポイント】一歩踏み出してみると広がる世界があるのだと考える■双子座ヴィアンヌ度35%コミュニケーション上手の双子座は、状況に応じて駆け引きを展開するタイプ。人間観察が上手なのはヴィアンヌ同様ですが、相手の社会的な立場によって対応を変える巧みさも。フレキシブルな対応をよしとするため、ヴィアンヌのように自分の信条を押し通すことはしなさそう。【セルフプロデュースのポイント】最後はどこへ行きたいのか自問する■蟹座ヴィアンヌ度45%蟹座は家族や仲間に対する愛情が深いタイプ。大切な相手なら、心に寄り添って悩みを解決してあげようと奔走します。古い伝統は大事にしたいし、社会的立場のある相手に異論を唱えるなんて怖いと考える人。臆病だからというよりも、それによって家族や仲間が危険にさらされることを避けたいのです。【セルフプロデュースのポイント】心の奥にある愛を表現することを恐れない■獅子座ヴィアンヌ度75%獅子座は快活で表現力豊か。心を閉ざした相手にも、臆さず笑顔で話しかけていきます。周りに流されず信念を貫く姿勢はヴィアンヌ並み。違うのは、表現することそのものを楽しもうとする根っこの部分。相手にチョコを選んであげるのも、人前で特技を披露する女優の気分で臨むでしょう。【セルフプロデュースのポイント】誰かのために力になれる歓びを体感する■乙女座ヴィアンヌ度30%乙女座は慎重で注意深いタイプ。誰彼ともなく話しかけるのは苦手だし、伝統や慣習を打破して新たな価値観を持つことに対しても、「それが本当にいいことなのか?」とまず自問するでしょう。観察眼の鋭さは12星座中1、2を争うため、人におすすめチョコを選んであげるのは上手そう。【セルフプロデュースのポイント】自分の心の声に耳を傾ける■天秤座ヴィアンヌ度55%天秤座はどんな相手ともソツなく接する社交家さん。とはいえバランスを重視するため、心を閉ざした相手には距離を置いて様子を見ます。人間観察は得意な方ですが、相手の心に立ち入って何かしようとは思いません。心の奥に信念を持っていても、それを声高に主張することはしないでしょう。【セルフプロデュースのポイント】時には感情を解放することを楽しんでみる■蠍座ヴィアンヌ度60%蠍座は芯が強く洞察力のあるタイプ。周りに流されず自分を貫く姿勢や、人間観察の鋭さはまさにヴィアンヌ並みと言えそう。心を閉ざした相手にも必要とあれば接近しますが、明るくおおらかに距離を詰めていくのは苦手。権力者に媚びるのは嫌いなので、時に不器用なまでに対立することも。【セルフプロデュースのポイント】人との距離を詰めるには、まず自分の心を開くことだと考えてみる■射手座ヴィアンヌ度80%射手座は自由を愛する冒険家タイプ。どんな時も先入観や偏見なく、自分の感性で物事を見ようとします。伝統や慣習にとらわれるのは面倒だと感じるため、結果的に枠組みからはみ出すことも。相手が誰であれノープロブレムで飛び込んでいくおおらかさは、ヴィアンヌ以上と言えそう。【セルフプロデュースのポイント】人はどこかに痛みを抱えているものだと想像してみる■山羊座ヴィアンヌ度15%山羊座は古風で責任感が強いタイプ。伝統や慣習は、生きていくために必要不可欠なものだと考えます。基本的にマイペースなので、人の懐に踏み込むのも人から踏み込まれるのも苦手。心の痛みは誰しも抱えているものだけど、それを解決するのは自分自身しかないというポリシーも。【セルフプロデュースのポイント】人と心を寄り添わせることを受け入れてみる■水瓶座ヴィアンヌ度85%水瓶座は前例のないことに臆さず飛び込んでいくタイプ。伝統や慣習に縛られるのはナンセンスだし、自分と価値観の違う相手とこそコミュニケーションを楽しむべきだと考えます。人間観察は好きだし得意な方。他人のウエットな感情や心の痛みも、クールに分析しようとします。【セルフプロデュースのポイント】新しい何かを作り出すことを楽しむ■魚座ヴィアンヌ度90%情緒豊かな魚座は、12星座中最も共感力の高いタイプ。人の痛みを自分のことのように思いやり、その傷を癒そうとします。社会的立場や権力より愛を大切にする思いはヴィアンヌ同様。ただデリケートなハートの持ち主なので、一人で何かに立ち向かうのは勇気がいるかもしれません。【セルフプロデュースのポイント】信じることを貫き通して得られる達成感をイメージする慣れない土地で自分に心を閉ざす人々の中にあっても、臆せず積極的にコミュニケーションを楽しむヴィアンヌ。あなたの中にもヴィアンヌのような明るくおおらかな魅力が眠っています。そんな魅力を引き出すヒント「セルフプロデュースのポイント」も試してみてくださいね。隠れたあなたの魅力を輝かせてみましょう☆監修者紹介阿雅佐-agatha-(あがさ)古今東西の占いと心理学を駆使し、迷える子羊たちをナビするフォーチュン・ナビゲーター。会った人が皆幸せになるという風評から、幸運配達人の異名を取る。交友関係は多岐に渡り、有名人の“駆け込み寺”としても知られる。NTV「スッキリ!!」、CX「新堂本兄弟」、TX「スカ☆J」他テレビ出演多数。多数の著書をはじめ、「PASH!」「anan」「JUNON」などの雑誌記事・Webコンテンツを執筆する恋占いのエキスパート。テレビ・ラジオなど幅広いメディアで活躍中。今までに鑑定した人数はのべ1万人に及ぶ。また、小説『魔女たちの占いゲーム』(イースト・プレス)、『モデル♡マジック』(学研教育出版)を上梓するなど、作家としても活動している。阿雅佐著『おそ松さん占い』TVアニメ『おそ松さん』公式ファンブック「われら松野家6兄弟!」を発行したPASH!編集部より、『おそ松さん』の占い本を発売♪阿雅佐の完全書下ろしによる本格占い本です。メインの占い以外にも、『おそ松さん』式心理テストや行動心理学コラムなども充実。早くも話題沸騰中!大人気の心理テスト連載がパワーアップして書籍化!『それ、男はこう見ています。だからあなたは選ばれない』異性、友人、職場、SNS…関わるコミュニティがどんどん増えていく現代社会の中、「他人からどう思われるか」を気にかける女性が増えています。フォーチュン・ナビゲーター阿雅佐さんの緻密な心理分析で、あなたが「どんな女」だと思われているのかを徹底解説。
2018年02月13日「トーキョーノーザンライツフェスティバル 2018」が2018年2月10日(土)から2月16日(日)の期間で、渋谷・ユーロスペースほか周辺店舗にて開催される。「トーキョーノーザンライツフェスティバル 2018」では、ユーロスペースで北欧映画の上映を行う。日本とスウェーデンの外交関係樹立150周年を記念し、ラッセ・ハルストレム監督『アバ/ザ・ムービー』をはじめ、スウェーデンの新鋭監督作品や、サイレント映画末期の傑作を上映。スウェーデン以外にも、フィンランドやノルウェーの注目の新作から、未公開作まで全14作品がラインナップされる。さらに、ヨーロッパロケを敢行し、撮り下ろされた作品『さらば夏の光』上映後には、監督の吉田喜重と主演の岡田茉莉子によるトークショーも実施するほか、周辺施設ではアイスランド写真展やノルウェーのアーティスト「アルヴァス(ARVVAS)」らのライブも同時開催する。2月3日(土)から2月18日(日)には、渋谷地域の飲食店で北欧に関するメニューの提供を実施。LOFT 9 Shibuyaなどでは北欧ビールフェアも開催され、渋谷の街で北欧のカルチャーや風情を存分に楽しむことができるイベントとなる。盛りだくさんのコンテンツで、北欧の空気を感じてみて。【詳細】■トーキョーノーザンライツフェスティバル 2018 北欧映画の1週間開催期間:2017年2月10日(土)~2月16日(金)会場:ユーロスペース住所:東京都渋谷区円山町1-5チケット料金:一般 1,500円、学生・シニア・ユーロスペース会員 1,200円上映作品例:『アバ/ザ・ムービー』、『トム・オブ・フィンランド』、『さらば夏の光』、『ディグレロ 撮られなかった映画』、『愛せない息子』など全14作品■同時開催イベント開催店舗・内容:・LOFT 9 Shibuya 期間:2018年2月3日(土)~16日(金) ・道玄坂 コックマン 期間:2018年2月10日(土)~16日(金) 北欧料理を提供・シブヤバル 209 期間:2018年2月10日(土)~16日(金) 北欧風スペシャルメニューを提供・西村フルーツパーラー期間:2018年2月10日(土)~18日(日)※予定・Bar Q 期間:2018年2月10日(土)~16日(金) 北欧のアルコールを提供・ギャラリー・コンシール・カフェ 期間:2018年2月5日(月)~17日(土) 北欧オリジナルドリンクとスイーツを提供・タベラ 期間:2018年2月10日(土)~16日(金)・『TIME LAPES』-シバノショシア・アイスランド写真展-期間:2018年2月5日(月)~2月17日(土)会場:ギャラリー コンシール住所:東京都渋谷区道玄坂1-11-3 第一富士商事ビル4F時間:11:00~23:00 ※5日、10日、12日、17日は時間が異なる。・アラヴァス来日公演公演日:2018年2月18日(日)時間:オープン 12:30、スタート 13:00料金:前売 4,500円、当日 5,000円(別途1ドリンク)
2017年12月22日もう一度君に会いたい――。最愛の飼い主にまた会いたくて、50年間に3度も生まれ変わりを果たした犬を主人公に贈る『僕のワンダフル・ライフ』のブルーレイ&DVDが、3月7日(水)にリリース、同時レンタルスタートすることが決定。あわせて予告編も到着した。原作は、W・ブルース・キャメロンが愛犬を亡くした恋人のために書いたベストセラー小説。それを『ギルバート・グレイプ』『サイダーハウス・ルール』『HACHI 約束の犬』の名匠ラッセ・ハルストレム、『スタンド・バイ・ミー』編集のロバート・レイトンらが集結し、『E.T.』以来数多くの名作を送り出したアンブリン・エンターテイメント製作のもと映画化。観客に高い満足を与え、口コミ人気で劇場大ヒット。同ジャンルの映画としては異例の興収約10億円を記録した。全く異なる4つの“犬生”を生きる主人公・ベイリーの声を、『アナと雪の女王』オラフ役などを演じたジョシュ・ギャッド。ベイリーの“最愛の人”、自分の命を救ってくれた少年イーサンを新人のK・Jアパ、成人したイーサンをデニス・クエイドが演じているほか、イーサンの初恋の人・ハンナをブリット・ロバートソン、大人になったハンナをペギー・リプトンが好演。さらに本作の日本語吹き替え版では、ベイリーを高木渉、大人のイーサンを大塚明夫、10代のイーサンを梅原裕一郎、10代のハンナを花澤香菜と、ベテランから若手まで人気の声優陣が担当した。今回リリースが決定したブルーレイ+DVDセットには、本編のほか映像特典も収録。未公開シーンやNGシーン集などが収められている。『僕のワンダフル・ライフ』ブルーレイ&DVDは2018年3月7日(水)リリース、同日レンタル開始。(cinemacafe.net)
2017年12月21日米映画『僕のワンダフル・ライフ』の公開記念舞台挨拶が9月30日(土)、都内で行われ、日本語版の声優を務めた高木渉、梅原裕一郎、花澤香菜、寺崎裕香、大塚明夫が登壇した。『HACHI 約束の犬』『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』など、数々の感動“犬映画”を手掛けるラッセ・ハルストレム監督の最新作。ゴールデンレトリーバーのベイリーが、愛する飼い主イーサンに再会するために、50年の間に3度も生まれ変わる“時空を超えた旅路”を描く。原作は小説家のW・ブルース・キャメロン氏が、愛犬を亡くした恋人のために書いたベストセラー小説だ。ベイリーの声を演じた高木さんは「(初日を迎えた)昨日、劇場で見た。自分の声が、それぞれの犬の気持ちにマッチしているか心配で…。やっぱり、犬との別れや健気さには、泣いちゃいますね」と感無量の面持ち。幼い頃に、犬と触れ合った経験をふり返り「やっぱり、犬は癒される存在」と話していた。寺崎さん、梅原さん、大塚さんはそれぞれ少年期、ティーン、大人時代の飼い主イーサンを演じており、この日初めて“三世代”が勢ぞろい。「子どもの頃に飼っていたハスキー犬の温かみを思い出しながら、演じました」(寺崎さん)、「持ち前の明るさはそのままに、ある事件をきっかけに殻に閉じこもってしまうイーサンの二面性を意識した」(梅原さん)、「青春期に負った心の傷が原因で、社会生活がうまく送れない姿を声だけで表現したかった」(大塚さん)と役作りを語った。花澤さんはイーサンの初恋相手ハンナ(10代)を演じ、「天真爛漫だけど、イーサンとの関係など将来のことも見つめていて、しっかりしている」と役どころを説明。それだけに、「イーサンがあんないい子を振るなんて、おかしな話ですよね!」とプンプン。イーサン役の梅原さんは「まあ、あのときは仕方がなかったと思ってください」と役に代わって、釈明していた。舞台挨拶にはAmazonプライムビデオのCMで話題となり、本作の宣伝“ワン”バサダーを務めるゴールデンレトリーバーのゼウスが駆けつけた。『僕のワンダフル・ライフ』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年09月30日今月の「映画ではじめるデートプラン」は、ハロウィン気分を2人で満喫できる3つのデートプランをご用意!貴方のお気に入りのプランをチョイスして、シックでハッピーなハロウィンを過ごして!◆“大切な人を想う気持ち”から生まれた、感動のストーリー9月29日(金)公開の映画『僕のワンダフル・ライフ』は、『ギルバート・グレイブ』『ショコラ』などで知られる名匠ラッセ・ハルストレム監督の最新作で、『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』『HACHI 約束の犬』に連なる“ドッグシリーズ”の集大成ともいえる「A DOG’S PURPOSE」が原作の感動ストーリー。笑いあり、感動ありの犬と人間の絆をハッピーに描く本作。ほっこりとした幸せな気分を2人で楽しんで!◆ハロウィン限定の“魅惑の森”でとびきりのシャンパーニュを!in六本木映画と一緒に楽しめる、おすすめハロウィンイベントの1つ目は、港区・六本木にて開催されるフランスのシャンパンブランド「Veuve Clicquot(ヴーヴ・クリコ)」による、3日間限定の大人のためのハロウィンイベント「ヴーヴ・クリコ イエローウィン」(10月26日~28日)。イベントのコンセプトは「シークレット アーバン フォレスト(魅惑の森)」。本イベントのためだけに建てられた期間限定の会場は、まるで闇に包まれた森の中に迷い込んだような幻想的な演出。豪奢な鳥かごからは躍動感溢れるパフォーマンスが繰り広げられ、目を凝らすと木々の間には神秘的な動物たちが蠢く演出がされている。シャンパーニュとフィンガーフードを楽しみながらスタイリッシュなパーティーイベントへ立ち寄ってみよう。六本木で映画を鑑賞するなら「TOHOシネマズ 六本木ヒルズ」へ。「ヴーヴ・クリコ イエローウィン」のイベント詳細と事前チケット購入は10月上旬より、ヴーヴ・クリコの公式Webサイトにて確認して。◆おばけフード&フェイスペイントで、フォトジェなハロウィン!in原宿ハロウィンイベント2つ目のおすすめは、「ラフォーレ原宿」で10月1日(日)~10月31日(火)の期間、2F「GOOD MEAL MARKET」をはじめとする、各飲食店舗がおばけがモチーフのフォトジェニックなハロウィン限定メニューやイベントを展開する「Laforet Halloween(ラフォーレ・ハロウィーン)」だ。「MAX BRENNER CHOCOLATE PIZZA BAR」(2F)では、目玉をイメージしたミルクゼリーやゴーストのマシュマロをトッピングして自分好みのオリジナルチョコレートピザを作れるなど、2人で楽しみながら味わえるメニューも登場。また、10月31日(火)のハロウィン当日(15時~20時)には、「Guzman y Gomez」(2F)で“世界の美しいフェスティバルTOP10”に選ばれている、メキシコの「Dia de Muertos」を開催。当日店舗で商品を購入すると、カトリーナと呼ばれるガイコツをモチーフにしたフェイスペインティングを無料で体験できる。2人でメキシカンハロウィンを楽しんでみては?「ラフォーレ原宿」からアクセスが便利な映画館は「TOHOシネマズ渋谷」。映画と併せてチェックしたいトレンド満載のハロウィンスポット!◆女子受け100%な“ハロウィンスイーツブッフェ”in大阪3つ目のおすすめハロウィンイベントは、大阪の新たなランドマーク「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」の最高階層(33~40階)に、今年6月に開業した「コンラッド大阪」にて、10月6日(金)から10月29日(日)までの週末(金・土・日・祝日)とハロウィン前日の10月30日(月)と当日31日(火)に開催される「ホーンテッド・ハロウィーン・デザートブッフェ」。ダークでちょっぴり不気味な遊び心にあふれたハロウィン限定メニュー全30種を楽しめる。15時~17時までなので、アフタヌーンティーや早めのディナーとしても最適。またハロウィン当日には、コンラッド大阪「40スカイバー&ラウンジ」にて「ヴーヴ・クリコ」のイエローウィンとコラボレートした大人のハロウィンパーティーも開催されるので、映画を見終わった後に2人でパーティへ参加してもよさそうだ。「コンラッド大阪」からは、大阪駅前の「TOHOシネマズ梅田」で『僕のワンダフル・ライフ』が鑑賞できる。『僕のワンダフル・ライフ』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:Miwa Ogata)
2017年09月29日最愛の飼い主にまた会いたくて、50年間に3度も生まれ変わりを果たした犬を主人公に贈る『僕のワンダフル・ライフ』。主人公・犬のベイリーの声を務めたのは、『アナと雪の女王』のオラフ役や実写版『美女と野獣』のル・フウ役で知られるジョシュ・ギャッド。彼は自身の声を入れる前に、本作を観て大号泣していたことが分かった。映画公開前から「予告映像だけで泣けた」との感涙コメントが続出している本作。さらに、吹き替え版声優には高木渉をはじめ、梅原裕一郎、花澤香菜、大塚明夫ら、人気と実力を誇る豪華声優たちの起用が決定。この秋一番の感動作として注目を集めている。吹き替え版では高木さんが声を務めている主人公のベイリーだが、オリジナル版で声を務めているのがジョシュ・ギャッド。ユーモラスで感情豊かな声は、まるでメロディのようで、その比類なき才能にラッセ・ハルストレム監督は“彼なら完璧にベイリーを演じてくれるはず”と確信したという。「いざ始めてみると、彼の声と犬の映像が見事なまでにマッチして、彼がこのキャラクターに入り込んでいる様子に胸を打たれたよ」と監督。さらに、「彼のことはとても好きさ。完璧な声だね。『アナと雪の女王』のオラフの声を聞いて、犬たちのビジュアルにぴったりだと思ったんだ。あの犬たちの声だと信じられる。犬たちの映像とつながってるんだ。とても多才な役者で、面白いし、この作品に多大な貢献をしてくれている。いい役者に求める全てのものをもたらしてくれた」と大絶賛を贈っている。一方のギャッドは、ベイリーたちの“心の声”をモノローグで語っていくが、当初、喋る犬の“吹き替え”をすると思っていたそうで、「ずっとラッセの大ファンで、いつか一緒に仕事をしたいと望んでいた。だから、僕にやってもらいたい役があると言われて、めちゃくちゃ興奮した!」と語り、「でも、撮影はもう終わっているって言うんだ。意味がわからなかったよ(笑)」と明かす。待望のハルストレム監督作であるとはいえ、ギャッドは喋る動物の役にはやや抵抗があったそうで、すぐにはオファーを受けられなかったとか。そこで、キャスティング・ディレクターのレスリー・フェルドマンから、「映画を観てから決めてくれ」と言われたという。「試写に行くと、彼から『これ、必要になるから』ってティッシュの箱を渡されたんだ」とギャッドはふり返る。「もちろん、泣きじゃくったよ(笑)すごく感動して、絶対参加したいと思った。『アナと雪の女王』以来、こんな気持ちになった作品はなかったよ!」。そんなギャッドのユーモラスで感情豊かな声が乗った犬たちのいたずらっ子ぶりには思わず吹き出し、けなげでかわいい姿にはメロメロになること間違いなし!ハルストレム監督に“完璧”と言わしめる、彼の声の演技に注目していて。『僕のワンダフル・ライフ』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月27日「たぶん、“声をあてる”ということに関しては、同じはずなんですよね。ただ、僕もなにかが違う気はしていて、それがなんなのか…まだ掴みきれてはいないんです」──アニメと吹き替えの違いを尋ねると、少し困ったように笑いながら、声優・梅原裕一郎はそう答えた。■ 快活な主人公の“影”にリアルを感じた飼い主・イーサンに会いたい一心で何度も生まれ変わる犬・ベイリーを主人公に描いた、ラッセ・ハルストレム監督の最新作『僕のワンダフル・ライフ』。日本語吹き替え版において、K・J・アパ演じる“10代”のイーサンの声を担当した梅原さんだが、実はこれまで、動物とのふれあいを描いた映画を観たことがなかったという。「僕が観た映画で、動物が出てくるものって…『アナコンダ』とか『ジョーズ』とかのパニック系になっちゃうんです(笑)。だから、“感動する動物のお話”ということでいえば、今回この『僕のワンダフル・ライフ』を観たのが初めてですね。以前は“動物が喋る”ことにも違和感がありましたが、今作に携わらせていただいたなかで、そういった違和感は全くなかったので、『純粋に感動するものだったんだなあ』と思ったんですよね。だから、いままでこういった作品を観てこなかったのって、損していたんじゃないかな?って思いました」。梅原さんが演じる“10代”のイーサンは、高校のアメフト部で将来有望な選手として活躍し、かわいらしいガールフレンドもいる、明るく優しい青年だ。そんな、表向きには完璧に見えるイーサンだが、家庭では両親の不和に悩み心を痛める様子がベイリーの視点を通して描かれる。「イーサンはスポーツもできるし、友だちも多いし、ペットは大事にするし、本当に完璧なんですが…お父さんとの確執みたいなものがたぶん彼の弱点であり、いちばん触れてほしくないところなんだろうなあと思いました。そういった…表面上は明るいけれど、若干の影があるっていうのがすごいリアルで、共感できましたね」。梅原さんの言うイーサンの“影”の部分は、物語を通して徐々に色濃くなっていき、それでも変わらず愛を注ぎ続けるベイリーとのやり取りが本作の見どころのひとつとなるのだが、そういった感情のグラデーションを梅原さんはどのように表現していったのだろうか。「最初のアフレコのときに僕はその“影”の部分を考えすぎてしまったようで、『ちょっと暗い』とディレクションをいただいたんですね。最初は明るくてスポーツ万能な青年を演じてほしいということで、暗さを隠して…お父さんとの会話のシーンになったら少しだけ出して。その後、怪我をして殻に閉じこもってしまったところから、イーサンの暗い部分を爆発させるように意識しました」。■ 役者になって画面に入ったつもりで声の芝居をするそもそも、“洋画に日本語のセリフを吹き替える”というのは、なかなか無理のある作業のように思える。たとえば今回の場合、26歳で日本人の梅原さんが、10代のリアルなアメリカ人の“声だけ”を担当している。一体その作業を、声優たちはどのように構築していくのだろうか?「吹き替えの世界が不思議で仕方ない」と梅原さんに伝えると、「僕もいまだに不思議です」と笑い、丁寧に説明してくれた。「わかりやすいところで言えば、声のトーンですよね。年齢にあわせて変えていかないといけませんが、声のトーンだけじゃダメで…呼吸感だったり、若いからこその勢いみたいなものを意識しています。イーサンを演じるときも、外からの反応に対して落ち着かなかったり、10代特有の冷静じゃない部分を出せたらいいなと思いました。ハンナとの会話も、最初はぎこちなさや初々しさを出すように…そういったことが、イーサンの若さに繋がるんじゃないかなと思います。英語の口パクに日本語をあてることについては…あんまり意識してないかな?台本の時点でもう、翻訳家さんが口に合わせて翻訳してくださっているので、それを信じて演じるだけですね」。これまでもいくつかの吹き替え作品に出演してきた梅原さんだが、今回改めて、「映像を見る」ことの重要性を再認識したという。「アニメ以上に、吹き替えは映像を見なきゃいけないんだなって再確認しました。表情を見て…セリフはもちろんですが、セリフ以外のところでも、この人はいまどんな表情をしているんだろうとか、目の動きはどうだろうとか。イーサンだったら、お父さんと接するときは表情がこわばっていたり、目が泳いだりしていたので、『こういうとき、人間ってどんな喋り方になるんだろう?』って…そういったヒントをセリフ以外のところから拾えるのが吹き替えかなあって思います」。そこで冒頭の言葉に戻る。普段アニメのキャラクターに声をあてる機会の多い梅原さんが思う、アニメと吹き替えの違いとは?という質問に、「まだ掴みきれてはいないんですが…」と前置きしてから言葉を続けた。「なんていうのかな…“生きてる感”というか、生身の人間がそこで動いて喋っていることを、より意識するのが吹き替えなんじゃないかなって思います。たとえば…遠くにいる相手に話す場合、アニメだとボソボソ喋ったとしても演出次第で成立するんですよね。でも吹き替えは実際に役者さんがその距離で演じているので、役者さんの動きを忠実に再現して、声で表現しないといけない…細かさが求められるなあと感じました。尺もすごい難しかったですね。アニメだと後から調整することも多いので、少しこぼしても大丈夫なんですが、吹き替えは画ができていて、口がパクパクしている状態にあてるので、こぼれちゃうとおかしなことになってしまう…かなり苦労しましたね」。そういった細かい技巧のうえに、先述したような感情のグラデーションを乗せていかなければならない。しかも驚くことに、それらは声のみの表現としてアウトプットされるのだ。「難しかったですねえ。役者さんの心の動きにうまく合わせていかないといけないので、自分だけが先走ってもダメだし、役者さんに引っ張られすぎても声が遅れるので…アフレコではありますが、イーサン役の役者さんになって画面に入ったつもりでやらなきゃ、どんどんズレてきちゃうんだなあって思いました。だから、違和感なく演じられている先輩方のお芝居を見ると…もう、すごいとしか言いようがなくて。『役者さんが喋っているようにしか聴こえないんだけど、どうやったらこんなお芝居ができるんだろう?』って思いますね」。■ ベイリーを通して、人と人との巡り合わせを感じてほしい声優という職業を知る前から、洋画を吹き替え版で観ることが多かったという梅原さん。吹き替え版の魅力について尋ねると、それまで淡々と語っていた彼の声がわずかに大きくなった。「吹き替え版を観た後に字幕で観ると…『あれ?こんな声なんだ』って思うことが多かったんです。もちろん、字幕で観るとまた違った魅力があって楽しいんですが、吹き替え版って…顔が整った海外の役者さんに、すごい整った声が乗っかることで…なんかもう、ものっすごいものになってるんですよね(笑)。顔も良ければ芝居も良くて、声もいいっていう。観ていて迫力がありますよね」。「たしかに、トム・クルーズに森川(智之)さんの声とお芝居が乗ったら最強ですよね」と言うと、「いやほんと、そうなんですよ!(笑)」と、この日いちばんの笑顔を見せた梅原さん。「僕は吹き替えの経験があまりないので、今後も吹き替えのお仕事を増やしていけるように勉強していきたい」と語った。そんな、吹き替えの魅力と難しさを再確認することになった『僕のワンダフル・ライフ』。最後に見どころを教えてもらった。「ベイリー役のワンちゃんのお芝居がすごい良くて、本当にベイリーという犬がそこに生きているかのように、リアルな感情を覚えるんですよね。特に…ベイリーは生まれ変わっていろんな人と出会いますが、人と人との巡り合わせみたいなものを感じていただけるんじゃないかなあと思います。僕もこの映画を見て、『周りの人って本当に大切なんだな』って気付けたので、ぜひ観てくださる方にも感じていただければと思います。いちおしは…農業学校へ行くために車で家を出たイーサンを、ベイリーが追いかけてくるシーンが僕はいちばん好きですね。感動のシーンなので、ぜひ楽しみにしていただきたいです」。ベイリーのお芝居を思い出したのか、嬉しそうに笑う梅原さん。これまであまり犬と触れ合う機会がなかったとのことだが、この日撮影に協力してくれたゴールデンレトリバーのゼウスくんとの息もピッタリ。優しく声をかけ、頭を撫でる様子はまるでイーサンとベイリーそのものだった。「犬と触れ合った機会があまりなかった僕でも感情移入できて…感情移入を超えて、『犬飼いたいな』って思っちゃうぐらいの(笑)、魅力が詰まった作品だと思います。これまで僕は、『確実に自分より早く亡くなってしまう存在に対して、きちんと向き合えるのかな?』って思って、ペットを飼うことを躊躇していましたが、この作品を通して…亡くなったペットも転生して、自分のところに会いに来てくれたりするんじゃないかって、希望みたいなものが感じられて、ペットって…いいなあって思いました」。この秋は、健気でかわいい犬が人間たちと織りなす感動の物語『僕のワンダフル・ライフ』で、心をホッコリ温めてはいかがだろうか。(text:とみた まい/photo:You Ishii.)
2017年09月25日『HACHI 約束の犬』『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』などで知られるラッセ・ハルストレム監督最新作にして、ドッグシリーズの集大成ともいえる『僕のワンダフル・ライフ』。飼い主に会いたい一心で何度も生まれ変わる犬・ベイリーを主人公に描いたこの映画の日本語吹き替え版に、高木渉、梅原裕一郎、花澤香菜、大塚明夫といった豪華声優陣が出演することが決定した。ゴールデン・レトリバーの子犬ベイリーの“最愛の人”は、自分の命を救ってくれた少年イーサン。それ以来、1匹と1人は固い絆で結ばれていく。しかし、犬の寿命は人間よりうんと短い。ついに、ベイリーが旅立つ日がきてしまう――はずが、彼の愛は不死身だった!ベイリーはイーサンに会いたい一心で生まれ変わりを繰り返すが、そう簡単にはイーサンと遭遇できない。ようやく3度目で再会を果たしたベイリーは、自ら与えられた“重要な使命”に気付く…。原作は、W・ブルース・キャメロンが愛犬を亡くした恋人のために書いたベストセラー小説。もしも、かつて愛した犬が自分にもう一度会いたいからと生まれ変わってきてくれたなら…。全ての愛犬家の夢を形にした、“犬と人間の極上のラブストーリー”がここに誕生した。そして今回、本作の日本語吹き替え版を務める声優陣が決定!字幕版では『アナと雪の女王』でオラフの声を務めたジョシュ・ギャッドが演じる、全く異なる4つの“犬生”を生きる主人公の犬ベイリーを、「名探偵コナン」シリーズの高木刑事役や小嶋元太役を始め数々の人気アニメ作品に参加し、大河ドラマ「真田丸」など俳優としても活躍する高木さんが担当。ベイリーのひたむきな気持ちがモノローグで語られる本作は、物語の中でゴールデン・レトリバー、ジャーマン・シェパード、コーギー、セント・バーナードとオーストラリアン・シェパードのミックスと、大好きでたまらない飼い主のイーサンに会いたいという一心から何度も生まれ変わって会いに行く。高木さんは、「僕が犬の役を演ってどんなヒューマンドラマになるのかとても楽しみでした。誰かと会話をするというのではなく心の声(本心)なので、気持ちをそのままストレートに乗せました。そこで人間の立場から思うことと犬の立場から思うことの『ズレ』が絶妙に相俟って面白くなれば良いなぁと。それと、自分の命を救ってくれたイーサンに対する一途な愛をもって演じました」とコメント。また「やはり、ベイリーの健気でひたむきなところですね。寿命の長さが違うので僕は何度も生まれ変わります。別れは悲しいけれど、人間と犬がパートナーとなっていまを生きている様を観ていると、やっぱり縁ってあるんだなぁ~って思います」とおすすめポイントを語る。また、K・Jアパ演じる“10代”のイーサンの声には、「バッテリー」「カブキブ!」などに参加し、現在発売中の「TVガイドVOICE STARS vol.2」ではレスリー・キーの連載に登場している梅原さん。デニス・クエイド演じる“成人した”大人のイーサンの声を、サミュエル・L・ジャクソン、スティーヴン・セガール、ニコラス・ケイジなどの吹き替えを多く担当し、様々な番組・CMでナレーションを担当する実力派声優の大塚さんが演じる。吹き替えの経験は少なく、とても緊張したと言う梅原さんは、「両親、ベイリー、ハンナなど、いろいろな関係性の人物との会話があるので、その違いを出すのが難しかったです」とコメント。「理屈をこねないじゃないですか。そこがやっぱりいいんですよね」と犬愛を語る大塚さんは、「泣くもんかと思っていても泣いてしまいました。仕事なんだからと思っていても涙してしまいました。一番感動するタイミングに大人になったイーサンは登場して、ベイリーに負けじと涙を誘います」と語っており、感動&感涙のクライマックスを予感させる。そして、ブリット・ロバートソン演じるイーサンの初恋の人、10代のハンナの声を「<物語>シリーズ」「3月のライオン」、現在放送中の「恋と嘘」にも出演している花澤さんが担当。今回演じる上で「ベイリーに話しかけるときの普段との声色の違いに気をつけました」と話す花澤さん。「私自身、幼い頃から一緒に育ったシーズーの女の子がいたので、胸が熱くなるシーンがたくさんありました。こんな素敵な作品に関わることができて光栄に思います」と自身の思い出と重ね合わせたアフレコ収録をふり返った。『僕のワンダフル・ライフ』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月10日『HACHI 約束の犬』『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』の名匠ラッセ・ハルストレム監督が、飼い主に会いたい一心で何度も生まれ変わる犬・ペイリーを主人公に描く最新作『僕のワンダフル・ライフ』。このほど、涙なしには観られない感動の予告編が解禁となった。ゴールデン・レトリバーの子犬ベイリーの“最愛の人”は、自分の命を救ってくれた少年イーサン。以来、1匹と1人は固い絆で結ばれていく。しかし、犬の寿命は人間よりうんと短い。ついに、ベイリーが旅立つ日がきてしまう――はずが、彼の愛は不死身だった!ベイリーはイーサンに会いたい一心で、生まれ変わるが、そう簡単にはイーサンと遭遇できない。ようやく3度目で再会を果たしたベイリーは、自ら与えられた“重要な使命”に気づく――。W・ブルース・キャメロンが愛犬を亡くした恋人のために書いたベストセラー小説を原作とする本作。愛犬と飼い主との不思議な縁を描き、読者の心を揺さぶった感動ストーリーの映像化ということで、愛犬家のみならず、全ての動物を愛する人々の注目を集めている。このほど解禁された予告映像は、ゴールデン・レトリバー、ジャーマン・シェパード、コーギー、セント・バーナードと全く異なる4つの“犬生”を生きる、主人公ベイリーの姿からスタート。始まりは、自分に“ベイリー”という名前をつけたイーサン少年との出会い。イーサンを愛し、イーサンに愛されることが何よりの喜びであり、ずっとイーサンの側にいたいと願ったベイリー。しかし、それは叶わぬ願いだった…。ベイリーはもう一度イーサンに会うために何度も生まれ変わり、ようやく3度目で大人になったイーサンとの再会を果たすが、一方のイーサンは彼がベイリーだと分かるのか…?コミカルなナレーションで語られる、ベイリーの“無償の愛”が微笑ましくもあり、「ただ、いまを一緒に生きる!」そのけなげな姿と、必ず訪れるお別れのとき、犬と人間の間に生まれた“絆”が胸を打つ、感動的な映像となっている。独創的なスタイルと実績が評価され、満場一致で本作の依頼を受けたというハルストム監督は、撮影するにあたり「ルールとして決めたのは、犬はカメラ目線で喋らないということ。この作品のおかげで、僕は生まれ変わりという考えにすっかり引き込まれてしまった。でも、実際に生まれ変わる可能性があるかどうかなんて誰にもわからない。要はこの世界で起こっている、理屈で説明のつかない魔法のような出来事に対してオープンでいようということだ」とコメント。“ドッグシリーズ”の集大成ともいえる本作への思いを明かしている。すべての愛犬家の夢を叶える、犬と人間の極上のラブストーリー。まずはこちらの映像から、愛くるしいベイリーとイーサンのかけがえのない絆を確かめてみて。『僕のワンダフル・ライフ』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月20日『ギルバート・グレイブ』『ショコラ』などで知られる名匠ラッセ・ハルストレム監督の最新作にして、『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』『HACHI 約束の犬』に連なる“ドッグシリーズ”の集大成ともいえる『A DOG’S PURPOSE』(原題)が、『僕のワンダフル・ライフ』とのタイトルで9月29日(金)より日本公開されることになった。ゴールデン・レトリバーの子犬ベイリーの“最愛の人”は、自分の命を救ってくれた少年イーサン。以来、1匹と1人は固い絆で結ばれていく。しかし、犬の寿命は人間よりうんと短い。ついに、ベイリーが旅立つ日がきてしまう――はずが、彼の愛は不死身だった!ベイリーはイーサンに会いたい一心で生まれ変わりを繰り返すが、そう簡単にはイーサンと遭遇できない。ようやく3度目で再会を果たしたベイリーは、自ら与えられた“重要な使命”に気づき…。最愛の飼い主に会うために50年で3回も生まれ変わった、けなげでかわいい犬を主人公に贈る本作。原作は、W・ブルース・キャメロンが愛犬を亡くした恋人のために書いたベストセラー小説で、「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラー第1位の座を1年以上キープし、これまでに世界29か国、20の言語に翻訳。愛犬と飼い主が織りなす不思議な縁が熱狂的な支持を集めている。もしも、かつて愛した犬が、自分にもう一度会いたいからと生まれ変わってきてくれたなら…。そんなすべての愛犬家の夢を形にした、“犬と人間の極上のラブストーリー”となっている。全く異なる4つの“犬生”を生きる本作の主人公・ベイリーは、物語の中でゴールデン・レトリバー、ジャーマン・シェパード、コーギー、セント・バーナードとオーストラリアン・シェパードのミックスと姿を変えていくが、その声を担当するのは、製作スタッフたっての願いで、世界的大ヒット作『アナと雪の女王』でオラフの声を演じ、実写版『美女と野獣』ではル・フウ役を好演してみせたジョシュ・ギャッド。ピュアなスピリットとユーモアに満ちた声の演技で、ファンタジーとリアルを自然に繋ぐ、心地よい架け橋を作り上げている。また、若き日のイーサン役には、新人のK・Jアパが抜擢。成人したイーサンには、『エデンより彼方に』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたベテラン俳優デニス・クエイド、イーサンの初恋の人・ハンナには『トゥモローランド』やNetflix「ガールボス」のブリット・ロバートソン、さらに大人になったハンナには、「ツイン・ピークス」シリーズのノーマ役で知られるペギー・リプトンら実力派俳優たちが集結する。犬をテーマとした映画に関わってきたハルストレム監督が、犬と人間の絆をハッピーに描き、ドッグシリーズの集大成となった本作。最愛の飼い主のために何度も生まれ変わる、けなげでかわいい犬の物語が、この秋、笑いと涙と感動を運んできてくれそうだ。『僕のワンダフル・ライフ』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月04日ラッセ・ハルストレム監督の実写版『くるみ割り人形』の製作が、2018年の公開に向けて進んでいます。キャストは金平糖の精役にキーラ・ナイトレイ、人形使いのドロッセルマイヤー役にモーガン・フリーマン、少女クララ役にマッケンジー・フォイという魅力的なメンバー。公開前にストーリーを確認しておきたいと思っていたら、このタイミングで英国ロイヤル・バレエの「くるみ割り人形」が映画館で上映されると聞き、“映画館でバレエ鑑賞”を初体験してきました。「くるみ割り人形」のタイトルはよく耳にしますし、何と言ってもチャイコフスキーの音楽が有名です。しかし、日本ではほかのポピュラーなバレエの演目「シンデレラ」、「ロミオとジュリエット」などと比べると、詳しい内容はあまり知られていないかもしれません。私も「くるみ割り人形をもらった少女クララが、人形と一緒にねずみの王様と戦った後に不思議なお菓子の国への冒険へ繰り出す」というざっくりとした知識しかなく不安だったのですが、「英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズン2016/17」の『くるみ割り人形』は、そんな初心者を置き去りにしない構成で作られています。バレエの舞台を見に行ってみたいけど、初めの一歩が踏み出せない…そんな人に自信を持ってオススメしたいのが“映画館でバレエ”という鑑賞スタイルです。■至れり尽くせりの解説付き&舞台裏が覗ける!映画館でバレエ鑑賞といえば、文字通り、バレエの開幕から閉幕までを撮影したものを見るというイメージがあるのでは?ところが、この『くるみ割り人形』では、練習風景、キャストや伝説的振付師ピーター・ライト(なんと90歳!)へのインタビュー(物語の解説もアリ)、バレリーナたちがトゥシューズの扱いにどんな工夫をしているかなどの裏話が第1幕と第2幕それぞれの前に流れ、演目に興味や親近感を沸かせます。物語の流れを聞いた直後に実際のバレエを見られるので、内容も理解しやすいのです。■特等席を独り占め!ダンサーの表情や光る汗までをも堪能4階建ての円形観客席を有する世界最高のレベルを誇る名門歌劇場「英国ロイヤル・オペラ・ハウス」。この劇場でわずか2か月前に上演された「くるみ割り人形」を、素晴らしいカメラワークにより、特等席で見ているかのようなゴージャス感に浸れます。オペラグラスなしに、ダンサーの豊かな表情、息づかい、汗まで目に出来るのは、“映画館でバレエ鑑賞”の最大のメリットでしょう。映画2本分のわずかな価格(特別料金:一般3,600円、学生2,500円)で極上のひとときを味わえるのもポイントです。■“体力大賞”は金平糖の精&王子!日本人ダンサーも出演見どころは、挙げたらきりがないほどたくさんありますが、中でも思わず息を止めて見入ってしまうのは、第2幕の金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥ。たとえバレエの初心者であっても「ものすごく高度で、ものすごく体力を消耗する踊り」のオンパレードだというのが一目瞭然です。ペア、王子、金平糖の精、ペアの順で間髪を入れずにハードな踊りが続くのですが、ツラそう、大変そうなネガティブなイメージは一切にじませず、気品高く優雅に観客を魅了するプロ意識の高さ!王子役のフェデリコ・ボネッリも金平糖の精役のローレン・カスバートソンも、踊りだけでなくビジュアルもパーフェクトな美しさで、目を楽しませてくれます。アラビアン・ダンサーとして出演している日本人の平野亮一さんも、ミステリアスかつ力強い踊りで会場を盛り上げます。「くるみ割り人形」はクリスマスのお話なので時期は少しずれていますが、クリスマスのお祭りムードはいつ見てもワクワクするもの。今年のクリスマスに舞台のバレエ「くるみ割り人形」を見ることを目標に、映画館で予習するのもいいかもしれませんね。「英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズン2016/17」は、現在公開中の『くるみ割り人形』を含め、バレエは『眠れる森の美女』など5本、オペラは『蝶々夫人』など3本が今後公開されます。それぞれ上映期間はわずか1週間で1日1回と限られているので、お見逃しなく!(Hiromi Kaku)
2017年02月11日米BOX OFFICE MOJOは1月27日~1月29日の全米週末興業成績を発表した。前週に引き続き、M・ナイト・シャマラン監督、ジェームズ・マカヴォイ主演のサイコスリラー『スプリット』が2週連続1位を獲得。累計興行収入は7,799万8,775ドルに到達した。2位は初登場の『A Dog’s Purpose(原題)』。W・ブルース・キャメロン原作の『野良犬トビーの愛すべき転生』を『HACHI 約束の犬』のラッセ・ハルストレム監督が映画化した作品で、人間と犬の運命と絆を描く。主人公をデニス・クエイドが演じている他、『アナと雪の女王』でオラフの声を担当したジョシュ・ギャッドが犬の声でキャストしている。4位の『バイオハザード:ザ・ファイナル』も初登場。日本では2016年12月23日に先行公開されているが、全米公開は今週初。テレビゲーム"バイオハザード"シリーズを原作とした実写版映画の6作目となる。最終作となる本作でもポール・W・S・アンダーソンが監督、ミラ・ジョヴォヴィッチが主演を務め、人類を守るためアンブレラ社との最後の戦いに臨むアリスを描く。その他マシューマコノヒー主演で、金鉱を探し求めインドネシアのジャングルへ冒険に立ったビジネスマンの実話を映画化した『Gold(原題)』が10位に初登場している。
2017年01月30日ラッセ・ハルストレムがメガホンを取るディズニーの実写版映画『くるみ割り人形』のについて、新しい情報が入ってきた。「The Wrap」によると、タイトルは『The Nutcracker and the Four Realms』(くるみ割り人形と4つの王国)に決まり、以前から決定していた名門バレエ団アメリカン・バレエシアターのプリンシパル・ミスティ・コープランドとモーガン・フリーマンに加え、マッケンジー・フォイが新たに決定、キーラ・ナイトレイが交渉中だそうだ。『トワイライト』シリーズでロバート・パティンソンとクリステン・スチュワートの娘レネズミー役や、『インターステラー』でマシュー・マコノヒーの娘役を演じて天才子役と称えられたマッケンジーがクララ役を演じる。キーラは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズに出演して以来、ディズニーと良好な関係を保っており、『くるみ割り人形』で金平糖の精役を打診されているという。映画は1816年に発表されたE.T.A.ホフマンの「くるみ割り人形とねずみの王様」をベースにしており、生命を宿したクララのくるみ割り人形が邪悪なネズミの王様と闘い、クララを冒険に連れ出すというストーリー。1892年の初演以来、バレエ界で高い人気を誇る物語だ。映画の公開日は未定。(Hiromi Kaku)
2016年08月17日ディズニーが企画中のライブアクション版『くるみ割り人形』の主演に、マッケンジー・フォイが決まった。フォイは、クリストファー・ノーランの『インターステラー』で、マシュー・マコノヒーの娘の幼い時代を演じて注目された。その他の情報正式なタイトルは『The Nutcracker and the Four Realms』。監督には、ラッセ・ハルストレム(『サイダーハウス・ルール』『ショコラ〈2000年〉』『HACHI 約束の犬』)が決まっている。フォイは『インターステラー』で放送映画批評家協会賞にノミネーションされた。最近はアニメ『リトルプリンス 星の王子さまと私』に声の出演もしている。同作品は、アメリカではもともとパラマウントが劇場公開する予定だったが、公開予定日直前に取りやめ、来月5日に、Netflixがストリームを開始する予定になっている。文:猿渡由紀
2016年07月28日女優のメイミー・ガマーが、実の母メリル・ストリープと共演した映画『幸せをつかむ歌』が公開になる。母が誰もが知る大女優であることを「まさに乗り越えようとしているところ」と語るガマーは、本作にどのように取り組んだのだろうか?その他の写真ガマーは大学を卒業後、舞台の世界で活躍し、映画やドラマの世界に進出。ラッセ・ハルストレム監督の『ザ・ホークス』や、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『サイド・サイドエフェクト』などに出演。本作で彼女は、ストリープが演じるロック・ミュージシャンの母リッキーに幼い頃に出て行かれ、数十年ぶりに戻ってきた母に反発する娘のジュリーを演じている。ガマーはかつて『いつか眠りにつく前に』で、母が演じた役の若い頃を演じたことがあるが、母と娘を“演じる”のは初めての経験だ。「この脚本が来たときには、突然のことで母も私も驚いたけど、私たちが語ることのできるストーリー、語りたいと思うストーリーであることは、はっきりしていたわ」。監督を務めたのは名匠ジョナサン・デミで、ふたりには撮影中は可能な限り、別々にいるようにリクエストしたという。「最初の頃は、それぞれのキャラクターや、彼女たちの関係性を確立する上で役に立ったわ。ストーリーを理解するにつれて、それほど厳密に守る必要はなくなったけれどね」。「母の仕事ぶりや、彼女が演じることにどれほどの喜びを感じているか、どれほどこの仕事を愛しているのかをずっと見ていたから、影響や刺激を受けた」というガマーは、本作で、久々に再会した母に対して反発し、悪態をつくも、いつしか母の歌とギターに救われる娘ジュリーの心情を見事に演じており、「ずっと演じ続けていたいわ。使ってもらえる限りね。後は、電話を待っている立場ではなく、自分からいろいろな人に声をかけていく仕事もできたら嬉しいわ」と今後の展望を語った。『幸せをつかむ歌』3月5日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
2016年03月01日“北欧の旅”と聞いてまず思い浮かべるのは、オーロラを見る旅でしょうか。北欧ツアーを調べてみると、オーロラを観測できるベストスポットに案内してくれるツアーをはじめ、オーロラを見つつ犬ぞりやトナカイそりなど北欧ならではのアウトドアが楽しめたり、ゴージャスなホテルの温泉やスパで身心を癒したり…どれも魅力的なものばかりです。北欧映画においても──ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、アイスランドの映画は日本で観るチャンスは限られていますが、素敵な作品が多い。たとえば、スウェーデン映画でいうと、ラッセ・ハルストレム監督の『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』や、ヴァンパイアものをリアルな切り口で切なく描いた『ぼくのエリ 200歳の少女』。フィンランド映画『365日のシンプルライフ』は、断捨離やミニマリストという時代背景をうまく表現して日本でも話題になりました。また、デンマーク出身のラース・フォン・トリアー監督がアイスランド出身のビョークを主演にした『ダンサー・イン・ザ・ダーク』はカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞、語り継がれる名作です。個人的にはデンマーク出身の女性監督、スサンネ・ビアの『悲しみが乾くまで』『愛さえあれば』も好きな映画です(これはデンマークが舞台ではないですが…)。北欧からまたひとつ素晴らしい映画が届きました。今年のカンヌ国際映画祭・ある視点部門でグランプリを受賞したアイスランド映画『ひつじ村の兄弟』です。アイスランドの雄大な自然を舞台に、そこで牧羊を営む人々の人間模様を描いています。主人公はアイスランド辺境で羊飼いとして暮らすグミーとキディーの老兄弟。親から譲り受けた優良種の羊を育てていますが、実は40年間も口をきいてない不仲の兄弟。やがて、彼らが会話をする機会がやってくるわけですが、皮肉なことにそれは自分たちの羊が疫病に侵されてしまい、大切に育ててきた羊を殺処分しなくてはならなくなったことがきっかけでした。美しい自然のなかで走り回るかわいい羊たち──そんな風光明媚な情景のなか徐々に人間の内面がえぐり出されていきます。羨望、挫折、欲望…と、兄弟の絆。この大地からもきっとオーロラは見えるんじゃないかと想像させる美しい自然と、そこで渦巻く人間のさまざまな感情、その対比も面白くて。そして、そう来ますか…!!というラストシーン。真っ直ぐで深いあの感情表現は忘れられないワンシーンとして記憶に刻まれるはずです。最後にこぼれ話をひとつ。映画に登場する羊たちにもオーディションがあったそうなんです。選ばれたのは、とある牧場の羊たち。彼らがとても人懐こい気性なのは、飼い主である酪農家さんがものすごく愛情を注いで育てていたから。監督は「動物役者の賞があれば、この映画の羊たちは間違いなく賞に輝く」と絶賛。愛くるしい羊たちの演技も必見です。オーロラだけでなく、羊に会いに行く北欧アイスランドの旅もありですね。(text:Rie Shintani)(text:Rie Shintani)
2015年12月25日個性派俳優としても引っ張りだこの芸人・板尾創路がナレーションを担当した、話題のスウェーデン映画『さよなら、人類』が8月8日(土)より公開される。昨年来、劇場でロングランヒットとなった『シンプル・シモン』や『100歳の華麗なる冒険』、さらにカンヌ国際映画祭で「ある視点」部門審査員賞を受賞した『フレンチアルプスで起きたこと』が7月4日(土)に公開となるなど、いま、スウェーデンには勢いのある作品ばかり。独特の世界観で人々を魅了し続ける、スウェーデン映画の魅力に迫った。スウェーデンといえば、近年話題の北欧インテリアや空間デザインの魅力が先行されがちだが、実はこれまで、映画界をけん引してきた巨匠・鬼才を数多く輩出する“映画大国”としての一面も持っている。その代表的な存在が、板尾さん始め、倉本美津留(放送作家)、岡田利規(演劇作家)、福里真一(CMプランナー)など、業界の垣根を越えた熱狂的なファンを有する、巨匠ロイ・アンダーソンだ。ロイ・アンダーソン、その才能を世界が絶賛!CF界でも活躍アカデミー賞受賞作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を抑え、第71回ヴェネチア国際映画祭にて「金獅子賞」(グランプリ)を受賞したアンダーソン監督の『さよなら、人類』。「ヴェネチア史上最高の映画!」(ポジティフ誌)との絶賛を受け、すでに日本のTwitter上でも「最新作公開が待ちきれない!」という声も相次いでいる。彼が26歳で完成させた『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』(’69)は、初の長編映画にしてベルリン国際映画祭で4つの賞を受賞。少年と少女の淡い恋を瑞々しく描いた本作は、スウェーデンで70万人を超える動員を記録し社会現象にもなった。以降、2作目『Giliap』がカンヌ国際映画祭の監督週間に選出。人間の本質がシニカルな視点で描かれた“リビング・トリロジー”3部作の<序章>『散歩する惑星』(’00)はカンヌ国際映画祭「審査員特別賞」を受賞し、続く<第2章>『愛おしき隣人』(’07)では、スウェーデンアカデミー賞にて「グランプリ」を含む3冠に輝いた。アンダーソン監督独自の、固定ショットや綿密に構想された絵画的なシーン、不条理な笑い、本質的なヒューマニティは、常に各国の映画祭から大絶賛。5作目となる長編映画『さよなら、人類』は、15年かけて完結した“リビング・トリロジー”の最終章となる。ストックホルムに自身のスタジオを設立し、CG全盛のこの時代に、全編にわたり細部にまでこだわったセットを組み立て撮影を行った。また、アンダーソン監督は映画製作の傍ら、1975年にコマーシャル監督としてのキャリアをスタート。世界3大広告賞の一つといわれるカンヌ広告祭では「ゴールドライオン」を8度受賞。人間であるがゆえの愚かさ、滑稽さを優しいユーモアに包みながら、丁寧に描き出してきた監督の魅力は、日本でも多くのクリエイターから支持され、愛されている。映画史に影響を与えてきたスウェーデンの至宝たち昨年、日本公開のものだけでも、『シンプル・シモン』(アンドレアス・エーマン監督)、『ストックホルムでワルツを』(ペール・フライ監督)、『100歳の華麗なる冒険』(フェリックス・ハーングレン監督)と、相次いでスマッシュヒット。加えて、今年は、カンヌで話題を呼んだ『フレンチアルプスで起きたこと』(リューベン・オストルンド監督)、そしてロイ・アンダーソンの『さよなら、人類』と、今年もその人気はとどまるところを知らない。意外と知られていないが(!?)、スウェーデン映画界の巨匠たちは世界でも一目置かれる存在だ。■イングマール・ベルイマン(1918-2007)黒澤明、フェデリコ・フェリーニとならび「20世紀最大の巨匠」と称される、スウェーデンを代表する映画監督。スティーヴン・スピルバーグ、スタンリー・キューブリックやトリュフォー、ゴダールなどなど、現在に至るまで、ベルイマンに影響を受けた監督は数多い。『第七の封印』(’57)『野いちご』(’57)『処女の泉』(’60)で各国の映画賞を受賞し、世界的名声を確立。スウェーデン映画界の基盤を築く。■ラッセ・ハルストレム(1946-)『アバ/ザ・ムービー』(’78)が世界的にヒット。『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』(’88)がアカデミー賞「監督賞」にノミネート。以後、ハリウッドでも活躍。『サイダーハウス・ルール』や『ショコラ』など、アカデミー賞ノミネート作品を続々発表。世界的評価を受ける、ドラマ性のある作品を数多く手掛けている。■トーマス・アルフレッドソン(1945-) 『ぼくのエリ 200歳の少女』(’08)で国際的に知られ、ハリウッドでは『モールス』としてリメイクされた。また、ジョン・ル・カレのスパイ小説「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の映画化で、ゲイリー・オールドマンを主演に迎えた『裏切りのサーカス』はヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映され、「金獅子賞」にもノミネートされた。このように、北欧の中でもひと際異彩を放つ監督を多く輩出しているスウェーデン。これからも、従来の価値観をくつがえす世界を見せてくれる、スウェーデン映画から目が離せない。『さよなら、人類』は8月8日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月23日iTunes Storeでレンタル100円の「今週の映画」と、iBookstoreでおススメ電子書籍が1冊無料の「今週のブック」を見逃すな! iPhoneやiPadで上質なコンテンツをお得に楽しんじゃいましょう。お手軽価格&無料で利用できるので、レンタルや電子書籍未体験の方もこの機会に試してみては。関連作品やコンテンツ利用時に便利な機能・使い方のコツも紹介していますので、ぜひご活用ください。○100円で! 今週の映画ラッセ・ハルストレム監督の『ギルバート・グレイプ』や『サイダーハウス・ルール』はよく"心温まる作品"と紹介されますが、優しいだけでなく苦さも切なさもたっぷり含んでいます。今週の映画『ショコラ』は、タイトルからしてほろ苦そうなハルストレム監督の作品です。ジャケットは恋愛映画のようですが、社会・規則・血縁など、自分を縛るものとどう関わっていくのか、監督らしいテーマがチョコレートを媒介に描かれます。何かを変える力があってもおかしくないほど、本当においしいチョコレートは人の心を動かすものです。小さな町でチョコレートショップを開くヴィアンヌにジュリエット・ビノシュ、その町にやってくるロマの青年ルーにジョニー・デップという、華やかかつ実力派のキャストも見所です。(作品紹介)<< フランスの小さな町に謎めいたヴィアンヌが娘とともにやって来た。伝統と規律を守り、日々静かに生活を送るその町で母娘はチョコレート・ショップを開店する。見たこともないおいしそうなチョコレートで溢れた店、人々は自分の好みにピタリとあわせて勧められ、すっかりチョコレートの虜になる。おいしいチョコレートとヴィアンヌの不思議な魅力が閉ざされた人々の心を解き放つ。だがそれが古き伝統を守ろうとする町の指導者の反感をかってしまう。つながり作品超絶イケメンでありながら、次々に個性的な役をこなすジョニー・デップ。海賊、変人工場長、ヴァンパイア、謎のヒーローなど、そろそろ素顔を忘れてしまいそうだと思ったら、昨年はスーパーコンピュータにインストールされるという人外ぶり。現在公開中の『チャーリー・モルデカイ』では怪しい美術商、3月公開の『イントゥ・ザ・ウッズ』ではオオカミと、個性的すぎる役柄が続いています。○無料で! 今週のブック女性が男性にチョコレートを贈る習慣は日本と韓国だけ、などと揶揄して言われることもあるバレンタインデーですが、それがどうした! もらってうれしい、食べておいしいものを贈って悪いことなんてひとつもありません。楽しいことに敏感な10代女子の間では、みんなで贈り合う"友チョコ"がメインイベントになっている様子。みんなで楽しむなら、やっぱり手づくりスイーツが盛り上がりますよね。今週のブックは、それにピッタリな『ヤミーさんのチョコスイーツ』です。簡単・おいしいレシピで人気のブログ『ヤミーさんの3 STEP COOKING』の作者・ヤミーさんによる、オーブンなし・時間なしでもOKの簡単チョコレートレシピを40種以上も収録。ラッピング方法も参考になります!(作品紹介)<< 超簡単だけどちょこっと自慢できるチョコレートのお菓子レシピがいっぱい!】累計1000万アクセスの超人気ブログ「ヤミーさんの3 STEP COOKING」シリーズ。超簡単だけど、おいしくてオシャレな、彼にも友達にもちょこっと自慢できるチョコレートのお菓子レシピがいっぱい!の1冊です。アイディアあふれる「おもしろスイーツ」やあっという間に完成の「超簡単スイーツ」、おなじみでも作り方は簡単な「定番スイーツ」まで、どれもオーブンを一切使わないレシピで、さらに道具がなくても時間がなくても完成する、驚きのお菓子レシピばかりです。かわいいラッピングのアイディアも満載ですつながり作品レシピ本は"読む"ための本でもあります。ビジネス書や実用書だけでなく、ファンタジーや時代小説を読むように、想像の世界を広げてくれるものだからです。普通の人には作れなさそうなレシピを見て、それを作る職人の技と魂、できあがった一品に思いを馳せれば、重厚な物語一冊を読んだかのような充実感が得られるはずです。簡単・おいしいだけでないレシピ本も、ぜひ読んでみてください。
2015年02月11日北欧と言えばインテリア雑貨というほど日本でもその可愛さやお洒落さが注目を集めています。が、インテリア雑貨だけでなく、北欧の映画もおすすめなんです。名作として映画史に刻まれている名匠ラッセ・ハルストレムの『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』を始め、今年公開した『シンプル・シモン』や『なまいきチョルベンと水夫さん』などはスウェーデン発の映画。そして、現在公開中の『ストックホルムでワルツを』は、スウェーデンが生んだ世界的ジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドが歌手として頂点を極めるまでを描いた、実話を基にした映画です。モニカ役に抜擢されたのは、モニカとそっくりなエッダ・マグナソン。スウェーデンを拠点に活躍している歌手で、この映画で女優デビューを果たしています。物語で描かれるのは、女手ひとつで娘を育て、電話交換手をしながらジャズ歌手として成功することを夢みるモニカの人生の一部です。周りからどんな批判があっても、挫折しても、何度でも立ち上がり前へ進んでいく姿はとても力強く、諦めない勇気が伝わってきます。そんな波瀾万丈のサクセスストーリーだけでなく、先に挙げたように、北欧の街並やインテリア、あらゆるデザインが素敵!しかも物語の舞台は1960年代。50~60年代は北欧デザインの全盛期真っ只中であるだけでなく、ファッション界ではミニスカートが流行。そんな時代のレトロでお洒落なファッションも満載でみどころになっています。ちなみに、雑貨でいうと、モニカの実家のキッチンなどに出てくるカップなどはヴィンテージを使っていて、購入もできるそうです。お洒落な北欧の町は、現代に生きる私たちにとって魅力的。モニカが歌うジャズクラブもお茶を飲んで過ごすカフェも、首都ストックホルムの街は本当に絵に描いたよう。実際に行ってみたい!と旅ごころをくすぐられます。また、モニカの故郷、ストックホルムから300km離れた小さな田舎町、ハーグフォッシュは原風景の広がるのどかな町。都会とはまた違う意味でとても魅力的です。けれど、モニカのセリフにハーグフォッシュは「ちっぽけな町」とあるように、彼女にとっては魅力的とは言えないんですね。自分が生まれ育った愛すべき町ではあるけれど、夢を叶えるために飛び出したい町でもある。モニカが何度も行き来したハーグフォッシュとストックホルム、300kmを実際にドライブしてみるというのも、この映画ならではの旅になるでしょう。ストックホルムを旅した際に訪れてみたい映画のロケ地は「Café Valand(カフェ・ヴァーラント)」と「Nalen(ナーレン)」です。モニカがスウェーデン語でジャズを歌うきっかけとなるシーンで使われているのが「Café Valand」。1954年創業の老舗カフェです。「Nalen」は1888年に建てられた歴史あるライブホール。襟付きの黒いコートチックなドレスを着たモニカが「歩いて帰ろう」をスウェーデン語で歌ったライブ風景が撮影されました。時間とお金に余裕があるなら、ストックホルムからニューヨークという旅もありです。ジャズ評論家にその歌唱力を認められて、冒頭はマンハッタンのジャズクラブ「Swing 46」で歌い、エンディングでは再起をかけて「LENOX LOUNGE」で歌うモニカ。ハーグフォッシュ→ストックホルム→ニューヨークという経路で『ストックホルムでワルツを』をなぞる旅。決して近い距離ではないですが、それでもモニカは町から街へ旅を続けた──それは歌うことへの情熱ゆえ。とてつもない情熱を持っているからこそ、彼女が歌う歌が人の心に突き刺さるんです。そんなモニカの情熱を感じる旅になりそうです。もちろん、長旅のおともにはモニカ・ゼタールンドの歌を忘れずに!また、今月の12月20日(土)と21日(日)の2日間にはモニカを演じた歌手のエッダ・マグナソンがブルーノート東京で歌うので、東京で北欧を感じるのもいいですね。(text:Rie Shintani)
2014年12月04日まもなく恋人たちが待ちに待ったクリスマスシーズンがやってくる。銀座の目抜き通りに並ぶデパートやブティックのショーウィンドウには、クリスマス・イルミネーションがいっせいに灯される。この時期、銀座はほかのどの街よりも華やかなムードに包まれる。今回は、銀座の中でも特にカップルにぴったりのスポット、10月30日(木)に銀座一丁目にオープンしたばかりの「KIRARITO GINZA(キラリト ギンザ)」に注目したデートプランをご紹介!キラリト ギンザは、「銀座でいちばん、幸せな場所。」をコンセプトに、結婚式や結婚記念日、誕生日などのギフトをテーマに、地下1階から地上12階のビルに全52店舗が集結。ジュエリーや雑貨など大切な人へのギフトにぴったりのアイテムが見つかるショップや、旬で話題のレストラン、そしてブライダルサービスの専門店などが充実し、まさにこの時期、カップルで訪れたいスポットのひとつ。飲食店には、デート時に使いやすいオシャレな最新のカフェやレストランが多く、また手頃な価格でスペシャル感の高いジュエリーやアクセサリーがゲットできるショップが多数入っているので、映画館→キラリトギンザでディナー→ギフトショップめぐりという、クリスマスに向けた王道のデートコースが叶う。ギフトのプレゼントはクリスマスまでとっておきたいという人も、彼氏彼女の好みを探っておくために、さりげなく一緒にお店をのぞいてみて。まず食事処をみていくと、軽めのランチやお茶するならパンケーキの火付け役となったハワイアンカジュアルレストランの人気店「Eggs’n Things(エッグスンシングス)」がおすすめ。ディナーなら、窯焼きピッツアとイタリア料理「トラットリア・デル・パチョッコーネ」で、パスタやナポリピッツァ、魚・肉料理が1600円~2000円、デザートは600円とお手頃だ。少し奮発して豪勢に食事をしたいなら、今年ブームになった極上のお肉をワインとともにスタイリッシュな空間で味わえる焼肉ダイニング「ワールドダイナー プロディース 牛の達人」などはいかが? コース料理は4,500円~。銀座の夜景が眺められるビューシートもあるのでぜひチェックを。お腹が満たされたら施設内のギフトショップへ。日常使いもできるブライダルリングを取り揃えるファッションジュエリーブランド「TAKE-UP(テイクアップ)」なら、1万円代~3万円前後でクリスマス限定のネックレスやピアス、リングが選べる。ペアジュエリーを探すなら「THE KISS Anniversary(ザ・キッス アニバーサリー)」。クリスマスにぴったりの特別感のあるデザインのペアリング、ペアネックレスが2人合わせて3万円前後で見つかる。「ふたりの旅」をコンセプトにデザイン性の高いアイテムを揃える「PORTADA(ポルターダ)」では、オリジナリティの高いお気に入りアイテムが見つかりそう。今月ピックアップする映画は、ディズニー映画『マダム・マロリーと魔法のスパイス』。監督は『ショコラ』のラッセ・ハルストレム。製作はハリウッド映画界の巨匠スティーブン・スピルバーグが務め、オスカー女優のヘレン・ミレンを主演に迎えて贈る、美味しい料理とその周りで起こる人々のドラマを描いた作品。笑って、楽しめて、観終わった後は、心温まるほっこりとした気分になれそうだ。最寄りの劇場は、有楽町の「角川シネマ有楽町」。ある日、南フランスでマダム・マロリーが経営するミシュラン1つ星フレンチ・レストランの真向いに、インド・レストランが開業した。究極の味と穏やかな雰囲気を重んじるフレンチに対して、賑やかな音楽とともにスパイスたっぷりの料理を提供するインド・レストラン。道を隔てた相容れない2つのレストランの間で、ありえない“戦い”が繰り広げられる。そしてこの“戦い”が、やがてマダム・マロリーと2つのレストランに拘わる人々の心に、変化をもたらして行くのだった。『マダム・マロリーと魔法のスパイス』は、全国にて公開中。(text:Miwa Ogata)■関連作品:マダム・マロリーと魔法のスパイス 2014年11月1日より全国にて公開(C) 2014 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
2014年12月03日ミシュランに認められた老舗フレンチレストランと、ある日突然現れたインドの新興レストランを舞台に繰り広げられる、美味しくて、可笑しくて、温かい心の交流の物語『マダム・マロリーと魔法のスパイス』が、いよいよ11月1日(土)より公開となる。このほど、本作の見どころのひとつである、フレンチレストランの副料理長マルグリットと“絶対味覚”を持つインド料理の若シェフ、ハッサンという、ライバル同士の2人のラブストーリーに迫った特別映像が到着した。本作は、リチャード・C・モライスのベストセラー小説をもとに、『ギルバート・グレープ』『ショコラ』など、数々の珠玉ドラマを手掛けてきた名匠ラッセ・ハルストレムが監督。製作をスティーブン・スピルバーグと有名TV司会者で女優でもあるオプラ・ウィンフリーらが手掛けたディズニーの最新作。マダム・マロリー役には、アカデミー賞女優のヘレン・ミレン。そして、敵対するレストラン同士にもかかわらず、恋仲になる若き2人の料理人を、“インドの山田孝之”との呼び声も高いマニッシュ・ダヤルと、『イヴ・サンローラン』で注目を集めたフランスの若手女優シャルロット・ルボンが演じ、作品全体に瑞々しさを振りまいている。『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞受賞したA.R.ラフマーンによる軽快な音楽で幕を開ける、この映像。ヘレン演じるマロリーと、インドレストランの店主パパとの食と文化を巡る“戦い”とともに、シャルロット演じるマルグリットとマニッシュ演じるハッサンが、シェフの仕事を通じて次第に相手に惹かれていく様子も描かれている。特に、本作で初めてハリウッド進出を果たし、ネクスト・ブレイク間違いなしといわれているシャルロットの、ころころと変わるコケティッシュな表情は必見。ライバルでもある同業者と恋に落ちても、仕事には“自分らしさ”を貫きたい、そんな芯の強さと乙女心を繊細に表現している。彼女らしいキュートなファッションにもぜひ注目してみて。『マダム・マロリーと魔法のスパイス』は11月1日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マダム・マロリーと魔法のスパイス 2014年11月1日より全国にて公開(C) 2014 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
2014年10月31日