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大阪が世界に誇る伝統芸能「文楽」の魅力をもっと多くの人に届けたいと、2015年にスタートした『うめだ文楽』。20代から40代の若手技芸員たちによる熱演や、テレビ局が主催する公演ならではの、バラエティ豊かなゲストと技芸員によるトークショーも親しみやすいと好評だ。「うめだ文楽2018」チケット情報毎公演、世代やジャンルを問わず多彩なゲストが登場するトークショー。今回は落語家の桂南光、ヴァイオリニスト・作編曲のNAOTO、モデル・アーティストの三戸なつめ、タレントの石田靖、作家の三浦しをんに決定。公演回ごとにさまざまな目線で文楽の魅力を知ることができそうだ。4度目の開催となる今年は、『傾城恋飛脚~新口村の段~(けいせいこいびきゃくにのくちむらのだん)』を上演。近松門左衛門の『冥土の飛脚』を改作したもので、実際に起こった横領事件をもとにした、歌舞伎でも上演される人気作だ。「新口村の段」は遊女梅川を身請けするため300両の金を横領した忠兵衛が、実父・孫右衛門の住む大和国・新口村へと逃げていく場面から始まる。梅川の孫右衛門を思いやる気持ち、目隠しで対面を果たす父と子など、涙なしには見られない『傾城恋飛脚』のクライマックス。降りしきる雪の中を追っ手から逃れようとする忠兵衛と梅川、美しくも悲しいふたりの姿は必見!『うめだ文楽2018』は、2018年2月2日(金)から4日(日)まで大阪・グランフロント大阪 北館4F ナレッジシアターにて開催。チケットは10月28日(土)10:00より一般発売開始。
2017年10月10日三浦しをんの同名小説を原作に、井浦新主演で実写映画化した『光』。先日、ローマ国際映画祭のオフィシャル・セレクションに公式招待が決定したことでも話題となった本作だが、この度ついに予告編が公開された。今回公開されたのは、「ものすごい映画だ。」という原作者・三浦氏のコメントから始まる予告編。まず映像では、物語の“起点”となる25年前の少年たちの様子が描かれる。閉塞した環境である美浜島に暮らす主人公・信之の生活は、美しい同級生・美花を中心に回っていたが、その美花が森で男にレイプされているのを見た信之は、美花を守るため男を殺害。しかし、美浜島を巨大な津波が襲い、3人の秘密は闇に消えてしまう…。そして映像は25年後に切り替わり、過去を封印し妻(橋本マナミ)と娘と平穏に暮らす信之(井浦さん)の元に、秘密を握った輔(瑛太)が現れる。また、食卓を蹴り飛ばし鬼気迫る表情で首を絞める井浦さんや、叫ぶ瑛太さん、美しく妖しく信之を翻弄する長谷川京子、生々しいエロスにどこか空虚な表情を見せる橋本マナミと、それぞれの俳優たちがこれまでの作品で見せたことのなかった全く新しい演技と、衝撃的なシーンが垣間見える予告編となっている。さらに、『光』というタイトルとともにテクノ・ミュージックの巨匠、ジェフ・ミルズの音楽が、切り裂くように鳴り響く。「野生」に踏み出してしまった人間の狂気を描く、上質・かつ衝撃的サスペンスドラマを予感させる仕上がりとなっている。『光』は11月25日(土)より新宿武蔵野館、有楽町スバル座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年10月03日三浦しをんの小説を原作に、井浦新主演で描く大森立嗣監督最新作『光』が、イタリア・ローマで開催される「第12回ローマ国際映画祭」のオフィシャル・セレクションに公式招待されることが決定。今回の決定を受け、井浦さんと大森監督から喜びのコメントも到着した。本作は、映画化・アニメ化もされた「舟を編む」の原作者・三浦氏の作品群で、徹底的に人間の闇を描き、ファンの中で特別な評価を得ている同名小説が原作。これを今回『さよなら渓谷』『まほろ駅前』シリーズの大森監督がメガホンをとり、かねてからの競演を望んでいた井浦さんと瑛太、さらに長谷川京子、橋本マナミらを迎え映画化。25年前、消滅したはずの「罪」を携えて、やってきた男の目的とは…。心に潜む闇を徹底的に描いた、苛烈なる人間ドラマが誕生した。そんな本作が、この度10月25日~11月5日(現地時間)に開催される「第12回ローマ国際映画祭」への公式招待作品に決定。世界3大映画祭のひとつであるベネチア映画祭に対抗して、2006年より開催されたローマ国際映画祭は、世界的な映画スターが参加し、国際色豊かでありながら、一般市民が審査を行う市民参加型の映画祭であることでも有名。近年では、2014年に三池崇史監督作『神様の言うとおり』(福士蒼汰主演)がコンペティション部門に出品され、三池監督には日本人として初めて特別賞“マーベリック賞”が授与。また昨年は、西川美和監督の『永い言い訳』(本木雅弘主演)がオフィシャル・セレクションに招待されている。大森監督は「この度ローマ国際映画祭に映画『光』が選ばれたこと大変嬉しく思います。僕にとってこの『光』という映画は特別な想いがあります。理性の外側の生命の輝きを撮りたいと思っているのに、自分が自分に収まったり、映画の枠に収まっているわけにはいかなかったからです。ですから本当に国際映画祭に選んでいただいて嬉しいのです」と今回の決定に喜びのコメントを寄せる。また井浦さんも「この『光』という作品は、日本人にしか感じ取れない世界観ではなく、世界中の人間の本質だったり、生き物であれば必ず感じ得られるものが、封じ込められていると思います」と世界でも通用する作品だと語り、「ローマの皆さんがどんなことを感じるのか、とても興味があるし、楽しみにしています。この映画を観た人たちの中にあるそれぞれの光というものを感じて、探してもらえるきっかけになれば嬉しいです」と話している。『光』は11月25日(土)より新宿武蔵野館、有楽町スバル座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月27日男性同士の親密な友情“ブロマンス”(ブラザー+ロマンス)が注目されるなど、男たちの熱い絆が話題になる昨今。実はこの秋は、井浦新&瑛太の『光』をはじめ、旬な人気俳優たちが贈る“バディもの”作品の公開が目白押しとなっている。映画好きなら必見の4作品をご紹介!■井浦新×瑛太『光』11月25日公開25年前、消滅したはずの「罪」を携えて、やってきた男の目的とは……。三浦しをん原作×大森立嗣監督、心に潜む闇を徹底的に描いた、苛烈なる人間ドラマ。東京の離島、美浜島で暮らす中学生の信之は、同級生の美花と付き合っている。信之を慕う幼なじみの輔は、父親から激しい虐待を受けている。ある夜、美花と待ち合わせをした場所で信之は美花が男に犯されている姿を見る。そして信之は、美花を救うために男を殺す。その夜、島に津波が襲いかかり、全てを消滅させた。生き残ったのは、信之のほかには美花と輔と、ろくでもない大人たちだけ。それから25年後、島を出てバラバラになった彼らのもとに過去の罪が迫ってくる――。大人になった信之を井浦さん、輔を瑛太さんが演じている。■菅田将暉×ヤン・イクチュン『あゝ、荒野』前篇10月7日公開後篇10月21日公開いまもなおカルチャーアイコンとして注目され続けている寺山修司が唯一遺した長編小説を、『二重生活』で高い評価を得た岸善幸監督が舞台を近未来に置きかえて映画化。ふとしたきっかけで出会った新次(菅田将暉)とバリカン(ヤン・イクチュン)。見た目も性格も対照的、だがともに孤独な2人は、ジムのトレーナー・片目(ユースケ・サンタマリア)とプロボクサーを目指す。おたがいを想う深い絆と友情を育み、それぞれが愛を見つけ、自分を変えようと成長していく彼らは、やがて逃れることのできないある宿命に直面する。幼い新次を捨てた母、バリカンに捨てられた父、過去を捨て新次を愛する芳子、社会を救おうとデモを繰り広げる大学生たち…。2021年、ネオンの荒野・新宿で、もがきながらも心の空白を埋めようと生きる2人の男の絆と、彼らを取り巻く人々との人間模様を描く、せつなくも苛烈な刹那の青春物語。■菅田将暉×桐谷健太『火花』11月23日公開又吉直樹(ピース)が第153回芥川龍之介賞を受賞した同名小説を、ドラマ化に続いて映画化。芸人、俳優、映画監督として多岐に活躍する板尾創路がメガホンをとった。若手コンビ「スパークス」としてデビューするも、まったく芽が出ないお笑い芸人の徳永(菅田将暉)は、営業先の熱海の花火大会で先輩芸人・神谷(桐谷健太)と出会う。神谷は「あほんだら」というコンビで常識の枠からはみ出た漫才を披露。それに魅了された徳永は神谷に「弟子にしてください」と申し出、神谷はそれを了承し、その代わり「俺の伝記を作って欲しい」と頼む。その日から徳永は神谷との日々をノートに書き綴る。2年後、徳永は、拠点を大阪から東京に移した神谷と再会する。2人は毎日のように呑みに出かけ、芸の議論を交わし、仕事はほぼないが才能を磨き合う充実した日々を送るように。しかし、いつしか2人の間にわずかな意識の違いが生まれ始める――。■大泉洋×松田龍平『探偵はBARにいる3』12月1日公開北海道生まれの作家・東直己のハードボイルド小説「ススキノ探偵」シリーズの実写化第3弾。北海道・札幌にあるアジア最北の歓楽街ススキノを拠点とする探偵(大泉洋)と相棒・高田(松田龍平)の予測不能なコンビが人気を博している。ススキノの街の裏も表も知り尽くす探偵のもとに、相棒である高田が行方不明になった大学生の麗子(前田敦子)の捜索話を持ってくる。調査を進めていくと、彼らはモデル事務所の美人オーナー・マリ(北川景子)にたどり着く。探偵と高田はミステリアスなマリに振り回されるうちに、やがて大きな事件に巻き込まれていく――。ヤクザの不気味な用心棒・波留を演じる志尊淳と松田さん演じる高田の対決シーンなども見どころだ。(text:cinemacafe.net)
2017年09月24日三浦春馬が主演を務める、不器用な大人たちの学園ドラマ「オトナ高校」。このほど、高橋克実が55歳の童貞部長役で、三浦さんの“同級生”役を演じることが決定。三浦さんや高橋さんを徹底指導する毒舌スパルタ教師を竜星涼、エロ小悪魔教師を松井愛莉が務めることになった。深刻な少子化問題に歯止めをかけるべく、政府が打ち立てた「第ニ義務教育法案」に基づく“オトナ高校”を舞台に、性体験のない30歳以上の男女=「やらみそ(ヤラないまま三十路)」たちが繰り広げるオリジナルドラマ。三浦さんが東大卒エリートの童貞=“チェリート”を演じる。■三浦春馬と“童貞同級生”に高橋克実!竜星涼&松井愛莉の役どころとは?本作で高橋克実が演じるのは、トップバンクの部長で、主人公・荒川英人(三浦さん)の上司・権田勘助。「最近は女に飽きた」などとスカしたことまでのたまうも…実は童貞!国から強制入学させられたオトナ高校で、あろうことか部下の英人と“クラスメート”になり、ともに卒業条件である“童貞卒業”を目指していく。3年前に共演した際は、親子を演じた三浦さんと高橋さん。同じ教室で恋愛を学び、青春をやり直す中、よき親友&よきライバルになっていく英人と権田には期待大。また、竜星涼と松井愛莉は、オトナ高校の教師として、自分よりも年上の生徒たちを相手に度肝を抜く授業を展開していく。竜星さんが演じるのは、英人らの担任・山田翔馬(ぺがさす)。生徒たちに向かって「君たちは腐ったチェリーです!」と言い放ち、圧倒的恋愛理論で平伏させる“毒舌スパルタ教師”になりきり、堂々たる存在感を見せつける。一方、松井さんは副担任・姫谷さくら役で、性経験において百戦錬磨の“エロ小悪魔教師”という、かつてない役どころに初挑戦!その清楚な見た目とは裏腹に、オトナな単語も連発しながら新境地を開拓する。■生徒役にも教師役にも個性豊かな豪華出演者が勢ぞろい!ほかにも、キャラクターの濃い共演者が続々決定。英人のクラスメートで、ひきこもりオタク処女・斑益美役には、NHK連続テレビ小説「花子とアン」の女流作家・宇田川満代役や西川美和監督『永い言い訳』などで知られる実力派女優・山田真歩。実家に引きこもり続けた結果、長らくその姿を見た者はおらず、実在するかどうかが町内でも“卑弥呼レベルの謎”だったことから、あだ名は“卑弥呼”。また、同じくクラスメートで、チャラすぎる弁当店の店長、川本・カルロス・有役にはブラジル出身の夕輝壽太。超モテるゆえ、1,000人以上の女を抱く…直前までは行ったのだが「なんだかピン」とこない…と、未だ童貞の身。弁当店の名物であるパスタが“すごくアルデンテ”であることから、あだ名は“ヤルデンテ”。一方、教師陣も個性豊かで、英人らの副担任で、超美女と結婚して5人の愛人がいる勝ち組・持田守を演じるのは「DOCTORS最強の名医」や「信長のシェフ」「HERO」などで幅広い役を演じる正名僕蔵。そして、英人にオトナ高校の召喚状を突きつける、神出鬼没で謎多きオトナ高校校長・嘉数喜一郎を演技派俳優・杉本哲太が演じる。■期待膨らむ!出演者陣のコメント紹介三浦さんは、「以前共演したときも、親身になって僕の相談に乗ってくださった」という高橋さんと、今回は「“同級生の絆”を深めていくのが楽しみ」とノリノリ。竜星さんについても、「彼なら役どころをしっかり演じてくれるんじゃないかという期待」があるとコメント。さらに、「実は、第1話で松井さんに罵られる場面があるのですが、本読みの段階で窒息しそうになりました(笑)。ズバズバと弱点を指摘されるところなんて、かなりアップアップ!早くも現場でのモノづくりの方向性が見えた気がして、さらに気持ちが上がりました」と、大いにテンションが上がった様子だ。「55歳童貞、初めての役柄です」と語る高橋さんは、「台本に出てくるセリフも刺激的なものが多く、『大丈夫か?』と心配になってしまうものも多々あるのですが、本当に面白くて、本読みでも大笑いしました!権田は銀行勤務のエリートなので、おそらく“デキる”男なのですが、“デキてない”んです(笑)。彼がこの歳になるまで童貞だった理由は先々明らかになっていくと思うので、楽しみにしながら演じたいですね」と期待を込める。そして竜星さんは「こういうテイストの作品を待ち望んでいました!」とうれしそう。「生徒を演じられるのが大先輩ばかりなので、やりづらいなぁ…と思ったりもしますけど(笑)、それ以上に撮影が楽しみで仕方ありません。情熱、そして愛ある毒舌を持って、生徒たちを指導していきたい」と熱く語り、「教師役という点でも新しいチャレンジになりそうです。きっと“新しい竜星涼”を見ていただけるはず!」とアピールする。さらに、“エロ小悪魔教師”役という初めての役どころに挑む松井さんは、「今回は結構きわどい言葉も連発するのですが、台本を読みながらセリフを練習していると、刺激的な単語やフレーズもだんだん普通に思えてきちゃって…。ふと我に返って『私、大丈夫かな?』と思ってしまうこともあります(笑)」と激白。キャラも濃い共演たちにも、「負けないように精神を強くして、現場に臨もうと思っています(笑)」と語っている。土曜ナイトドラマ「オトナ高校」は10月14日(土)より毎週土曜23時05分~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月17日実力派シンガー・三浦大知に「DREAMS COME TRUE」の吉田美和と中村正人が楽曲提供。新曲「普通の今夜のことをー let tonight be forever remembered ー」として、9月27日(水)より配信限定でリリースされることになった。■三浦大知×「DREAMS COME TRUE」は相性バッチリ!7月7日に発売された、「DREAMS COME TRUE」(以下、ドリカム)を愛してやまないアーティストが思い入れのあるドリカム・ナンバーをカバーするアルバム「ドリウタ」に、「決戦は金曜日」で参加した三浦さん。彼が「ドリカム」の楽曲をカバーするのは実は2度目。1度目は「未来予想図II」だったが、今回は踊れるアレンジにしたいことから、自ら「決戦は金曜日」をセレクト。ダンスミュージックのトレンドを取り入れながら、原曲が持つファンキーさやグルーヴを混ぜ合わせたアレンジを施し、見事なカバーを完成させた。この三浦さんカバーによる「決戦は金曜日」を聴いた「ドリカム」の2人は大絶賛したという。「ドリウタ」発売日の翌日7月8日には、大阪・舞洲で開催された「ドリカム」をリスペクトするアーティストたちが参加した「ドリウタフェス2017」に出演した三浦さん。「決戦は金曜日」をカバーアレンジで披露すると、メインアクトの「ドリカム」のライブ中に再びステージに呼びこまれ、原曲の「決戦は金曜日」を「ドリカム」と三浦さんでコラボ!吉田さんと三浦さんが共にダンスをしながらパフォーマンスするというサプライズなひと幕もあった。■楽曲一部が視聴可能にこうした一連の流れを受け、「ドリカム」から“三浦大知をイメージした楽曲”が作られた。作詩は吉田さん、作曲は吉田さんと中村さんの共作による。なお、三浦さん自身のInstagramでは同楽曲の一部が試聴できる動画を公開中。ぜひチェックしてみて。■それぞれのアーティストからコメント到着!■DREAMS COME TRUEコメント「大知くんがこういうメロディーを歌ったらきっとカッコいいだろうね!」という吉田の一節のメロディーが種となり、音楽の神様と何度もやり取りをして完成した楽曲です。「どんなときもカッコよくてスマイル全開の大知くんのプライベートが、実はこの詩の世界みたいだったらヤバい!」と変な妄想をする中村さん。「普通の今夜のことを― let tonight be forever remembered ―」をライヴでパフォーマンスをする大知くんを見る日が待ち遠しい。ちなみに、レコーディング制作中の仮タイトルは「DAICHI」だったので、NEW YORKでも現地のスタッフが「DAICHI! DAICHI!」と連呼していました。■三浦大知コメント夢が叶いました。「ドリカム」さんが三浦大知をイメージして曲を作る。こんな事が現実になるなんて本当に言葉にならないほど幸せです。「ドリカム」さんが紡いでくださった1つ1つの言葉、音、想いを噛み締めながら大切にレコーディングさせていただきました。「ドリカム」さんに、「ドリカム」さんが生み出してくださった音楽に、少しでも恩返しができるようにこれから大事に大事に歌わせていただきたいと思います。最高の楽曲、最高の経験、最高の喜びをいま胸に刻み中です。三浦大知 配信限定シングル「普通の今夜のことをー let tonight be forever remembered ー」は9月27日(水)より配信開始。(text:cinemacafe.net)
2017年09月06日花王の衣料用洗たく洗剤「アタック」の誕生30周年を記念したプロジェクト「よごそう。」の一環として、神奈川県三浦市の三浦海岸海水浴場に、大人も子どもも思いきり汚れて遊べる巨大な「ギガ砂場」が期間限定でオープンします。期間は、2017年7月28日(金)~30日(日)までの3日間。300トンもの砂を使用した、高さ4メートル、横幅12メートルもの巨大な砂山で、様々なゲームやアクティビティが楽しめますよ。思いきり汚れて遊べる巨大な「ギガ砂場」が、三浦海岸海水浴場に登場!花王株式会社の衣料用洗たく洗剤「アタック」は、2017年で誕生30周年を迎えます。発売以来、30回以上もの改良を重ね、洗浄力を高めることに挑戦し、家庭での衣類の汚れを落とすことをサポートし続けてきた「アタック」。今回は、発売30周年を記念して、子供から大人までよごれを気にせず夢中になって、思いっきり挑戦してほしい、というメッセージを込めて、「よごそう。」をテーマに、プロジェクトサイト「よごそう.com」を起点とした様々な企画が展開中です。そんなプロジェクト「よごそう。」の一環として、2017年7月28日(金)~30日(日)の3日間、三浦海岸海水浴場に「ギガ砂場」が登場。期間中は、巨大な砂場を舞台に4種のアクティビティが実施されます。ファミリーではもちろん、大人同士でも盛り上がれること間違いありませんよ。およそ300トン!巨大な砂山と「ギガシャベル」が出現「ギガ砂場」を象徴するのが、およそ300トンもの砂を使用し、2日かけて制作する巨大な砂山。高さは4mあり、全長は大型10トントラック1台分と同じ12mと過去最大規模の砂山で、普通の公園で子どもが作る砂山の約32,000倍にもなります。また、会場には、砂山と同じ4mもの大きさの「ギガシャベル」も設置。巨大な砂あそび空間を演出します。大人も子どももガチで楽しめる砂あそびイベントを開催!およそ300トンもの砂で作られる砂山をバトルフィールドに、様々なゲームやアクティビティが開催されます。大人から子どもまで思いきりよごれて砂場を楽しめますよ。●砂あそび①:ビーチサバゲーバトルフィールド「ギガ砂場」をかけめぐり、みんなで逃げまわる鬼をやつけましょう。ウォーターガンを武器に逃げる鬼の紙風船を割ったら見事勝利です。●砂あそび②:ダートスライダーギガ砂場を滑って遊びましょう。●砂あそび③:ダートフラッグスギガ砂場のてっぺんにあるフラッグを奪い合うゲームです。●砂あそび④:ダートハンティングギガ砂場に埋もれている宝をゲットしましょう。イベントは参加無料。参加申込みは当日現地にて受付を行い、定員になり次第締切りとなります。イベント参加者には景品も用意されていますので、こぞって参加しましょう。なお、時間帯により実施するアクティビティーが異なるのでご注意ください。イベント詳細名称:ギガ砂場 in 三浦海岸会場:三浦海岸海水浴場住所:神奈川県三浦市南下浦町上宮田日程:2017年7月28日(金)~30日(日)参加費:無料参加方法:当日現地で申込みを受け付ける(定員になり次第締切り)開催時間・実施アクティビティー:【受付開始9:30~】ダートハンティング 10:00~10:15/10:30~10:45/11:00~11:15/11:30~11:45ダートスライダー 10:00~12:00ギガ砂場開放 10:00~13:00(自由に遊べるよう砂場を一部開放)【受付開始12:00~】ビーチサバゲー 13:00~13:30/13:45~14:15ダートフラッグス 15:00~15:15/15:15~15:30/15:30~15:45/15:45~16:00特設サイト:
2017年07月28日「舟を編む」の三浦しをんの小説を原作に、『さよなら渓谷』『まほろ駅前』シリーズの大森立嗣がメガホンをとった映画『光』。主演の井浦新のほか、瑛太、長谷川京子、橋本マナミら豪華キャストが顔を揃える本作から、この度ポスタービジュアルが到着した。東京の離島、美浜島。中学生の信之は記録的な暑さが続く中、閉塞感のある日々を過ごしている。信之を慕う年下の輔は、父親から激しい虐待を受けている。美しい恋人の美花がいることで、毎日は彼女を中心に回っていた。ある夜、美花と待ち合わせをした場所で信之は美花が男に犯されている姿を見る。そして信之は美花を救うために男を殺す。その夜、理不尽で容赦ない圧倒的な力、津波が島に襲いかかり、全てを消滅させた。生き残ったのは、信之のほかには美花と輔とろくでもない大人たちだけだった。それから25年後――。島を出て、バラバラになった彼らのもとに過去の罪が迫ってくる。妻子とともによき父として暮らしている信之と、一切の過去を捨ててきらびやかな芸能界で貪欲に生き続ける美花。誰からも愛されずに育った輔が過去の秘密を携え、ふたりの前にやってくるのだった…。本作は、松田龍平と宮崎あおい共演で映画化され、昨年はテレビアニメ化もされた「舟を編む」の原作者三浦氏の作品群で、徹底的に人間の闇を描き、ファンの中で特別な評価を得ている一作「光」の映画化。井浦さん、瑛太さん、長谷川さん、橋本さん、さらに南果歩、平田満らが出演し、苛烈なる人間ドラマを描く。このほど到着したのは、「僕たちは人間のふりをして生きている」というショッキングなコピーが書かれたポスタービジュアル。そして、生まれ育った東京の離島・美浜島を離れ、大人になり美しい妻と可愛い娘と、どこにでもある幸せな家庭を手にし、平穏に暮らす井浦さん演じる信之。瑛太さん演じる信之の元に25年ぶりに現れ、島で起きたある秘密をほのめかす幼なじみの輔。島で暮らしていたころ信之と交際し、そして大人になったいま、東京で女優として大きな成功を収めている、長谷川さん演じる美花。夫である信之にある秘密を抱えている、橋本さん演じる美しい妻・南海子と、この物語の鍵を握る4人の登場人物が印象的な表情で映し出されており、本作のエネルギーが凝縮された仕上がりとなっている。『光』は11月25日(土)より新宿武蔵野館、有楽町スバル座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月20日松田龍平や宮崎あおい共演で映画化され、昨年にはテレビアニメ化もされた「舟を編む」の原作者・三浦しをんの小説を、大森立嗣監督が映画化する『光』。この度、井浦新、瑛太らの鬼気迫る演技が覗ける特報映像が到着した。東京の離島、美浜島。中学生の信之は記録的な暑さが続く中、閉塞感のある日々を過ごしている。信之を慕う年下の輔は、父親から激しい虐待を受けている。美しい恋人の美花がいることで、毎日は彼女を中心に回っていた。ある夜、美花と待ち合わせをした場所で信之は美花が男に犯されている姿を見る。そして信之は美花を救うために男を殺す。その夜、理不尽で容赦ない圧倒的な力、津波が島に襲いかかり、全てを消滅させた。生き残ったのは、信之のほかには美花と輔とろくでもない大人たちだけだった…。それから25年後、島をでてバラバラになった彼らのもとに、過去の罪が迫ってくる。妻子とともによき父として暮らしている信之と、一切の過去を捨ててきらびやかな芸能界で貪欲に生き続ける美花。誰からも愛されずに育った輔が過去の秘密を携え、ふたりの前にやってくるのだった――。「舟を編む」で本屋大賞を受賞した三浦氏の作品群で、徹底的に人間の闇を描き、ファンの中で特別な評価を得ている一作がこの「光」。『さよなら渓谷』、『まほろ駅前』シリーズの大森監督がメガホンをとり、大人になり、東京で美しい妻と可愛い娘と平穏に暮らす信之役を井浦さん、信之の元に25年ぶりに現れ、島で起きた秘密をほのめかす島の幼なじみ・輔役を瑛太さんが演じるほか、かつて信之と交際し、女優として大きな成功を収めている美花役を長谷川京子、信之の妻・南海子役を橋本マナミが演じている。到着した特報映像では、「25年前の罪が、僕らの狂気を呼び覚ます」というナレーションと共に、ごく普通のサラリーマンに見える信之、卑しい笑いを浮かべる輔、そして美花、南海子が映し出される。また、テクノの王者として世界的な人気を誇るDJジェフ・ミルズが手掛ける、切り裂くような音楽で画面は急転。幸せそうな信之と南海子の姿に被さる不穏な声、妖しく寄り添う信之と美花、南海子は誰かと激しく情事を交わしている…。さらに音楽は一層激しくなり、寂しそうな表情で涙を浮かべる輔、冷たい表情で輔の首を締める信之の姿…と、目まぐるしく場面は変わる。そして「暴力で傷ついたら、暴力で返すしかないんだよ」と、信之の静かな狂気を感じるセリフで映像は終了し、人間の狂気を描く上質、かつ衝撃的サスペンスドラマを予感させる映像となっている。『光』は11月25日(土)より新宿武蔵野館、有楽町スバル座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月04日『まほろ』シリーズや『舟を編む』の原作者・三浦しをん最大の問題作を、大森立嗣監督が映画化する『光』。このほど、25年前におきた殺人事件の秘密をめぐるサスペンスから、井浦新、瑛太、長谷川京子、橋本マナミの鬼気迫る熱演が垣間見られる場面写真が一挙に解禁となった。東京の離島、美浜島で暮らす中学生の信之は、同級生の美花と付き合っている。ある日、島を大災害が襲い、信之と美花、幼なじみの輔、そして数人の大人だけが生き残る。島での最後の夜、信之は美花を守るため、ある罪を犯し、それは2人だけの秘密になった。それから20年。妻(橋本マナミ)とひとり娘と共に暮らしている信之(井浦新)の前に輔(瑛太)が現れ、過去の事件の真相をほのめかす。信之は美花(長谷川京子)を守ろうとするが…。東京の離島・美浜島で暮らす少年たちに突然襲いかかった天災。直後に発生した津波の猛威は、島での暮らしと共に、彼らだけが知る“ある秘密”をも飲み込んでしまった。そして25年の月日が経ち、舞台は東京へ。大人になった彼らのもとに、消え去ったはずのあの“秘密”が訪れる。過去の秘密が新たな秘密を生み出し、関わる人間たちを追い込み、本性をむき出しにさせる。大人になり東京で美しい妻と可愛い娘と、どこにでもある幸せな家庭を手にし、平穏に暮らす信之役には、井浦さん。その信之の元に25年ぶりに現れ、島で起きた秘密をほのめかす島の幼馴染の輔役には瑛太さん。かつて信之と交際し、そして大人になったいま、女優として大きな成功を収めている美花役には長谷川さん。そして、夫である信之にある秘密を抱えている美しい妻・南海子役を橋本さんが演じる。「最も化学反応を起こせたのが瑛太くんでした」と語る信之役の井浦さん。「彼と芝居がしたいと前々から大森監督に言っていた分、この座組でナニかが起きないわけがないとは思っていましたが、彼のポテンシャルは想像以上、互いに後ろを顧みない変化球なしの真っ向勝負の連続は、どのシーンも何が起きるか、どこに向かうのか、まったく予測なんてできません。芝居が終われば心には辛さが残りましたが、微かに全部出し切った心地良さもありました」と、その手応えを熱く語る。一方の瑛太さんも、「もともと大好きだった井浦新さんとの共演はとにかく刺激的で芝居の新たな面白さを教えていただいた。新さんが演じる信之の内側にある凄まじい熱量と冷酷さは、原作、台本を超越していた」と語っており、お互い望み続けた共演が本作にて実現し、計り知れない化学反応が巻き起こっている様子だ。届いた場面写真からも、井浦さんの冷たい熱情、瑛太さんが見せる優しい怪物性、長谷川さんが体現する狂気と美、橋本さんのどこか疲弊したような母性と色気が、ひしひしと伝わってくる。過去の秘密により、4人の本能が徐々に剥き出しにされていく本作。これらの写真から、その狂気を感じ取ってみて。『光』は11月下旬、新宿武蔵野館、有楽町スバル座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月02日TBS系で毎週金曜22時から放送中のドラマ「リバース」に出演中の俳優・三浦貴大が、笑福亭鶴瓶と「ViVi」モデルのemmaが司会を務めるトークバラエティー「A-Studio」の4月21日(金)放送回に出演する。三浦友和と山口百恵の息子として生まれた貴大さん、2010年『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』で俳優デビュー。翌年『学校をつくろう』で映画初主演を飾ると、その後『劇場版SPEC』シリーズや『許されざる者』『進撃の巨人』シリーズなどに出演。昨年は大ヒットを記録、数々の賞を受賞した『シン・ゴジラ』をはじめ、『怒り』『CUTIE HONEY -TEARS-』『淵に立つ』と立て続けに出演作が公開、「モンタージュ 三億円事件奇譚」や「瀬戸内少年野球団」「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」といった話題のドラマへの出演と一層活躍の場を広げ、今年に入ると地上波、衛星放送とマルチに展開する「銭形警部」に国木田晋太郎役で出演したほか、4月に公開された『ブルーハーツが聴こえる』をはじめ、今後『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『世界は今日から君のもの』の公開が控えるなど、いま最も注目される俳優の1人へと成長を遂げた。そんな三浦さんが今夜「A-Studio」に登場。日本を代表する俳優である父・友和さんとのエピソードの数々や、大先輩である父への想いなどを明かす。三浦さんが俳優としていま全力投球中の「リバース」は“イヤミス”小説の女王、湊かなえによる同名小説のドラマ化作品。タイトルの「リバース」は「逆」「反転」という意味の“reverse”と「再生」「復活」を意味する“rebirth”の両方の意味を持ち、視聴者の目線を毎回「リバース」させ事件や事故の真実を「反転」させるミステリーであると同時に、亡くなった親友を軸に登場人物たちが友情や絆を「再生」させていく人間ドラマになっている。主人公・深瀬和久には藤原竜也。その深瀬と運命的に出会う越智美穂子を戸田恵梨香が演じ、「Kis-My-Ft2」の玉森裕太や小池徹平、門脇麦、市原隼人、武田鉄矢、YOU、志賀廣太郎、片平なぎさらが共演する。貴大さんは主人公・深瀬の大学時代のゼミ仲間でいまは県議の秘書をしている村井隆明役で出演する。「リバース」は毎週金曜22時~TBS系で放送中。三浦貴大をゲストに迎える「A-Studio」は4月21日(金)今夜23時、「リバース」放送後に続けてTBS系で放送。(笠緒)
2017年04月21日現在フジテレビ・ノイタミナほかにて放送中のTVアニメ「舟を編む」。この度、本作の朗読劇が上演されることが決定した。「まじめもいいけど、もう少し空気を読めってコト」「西岡さんの仰る『空気』は【呼吸する】ものではなく、【場の状況、雰囲気】を表す際に用いる『空気』ですね…」。口下手なのに営業部員の馬締光也と、一見チャラ男だが辞書編集部員である西岡正志は、偶然街中で出会う。中型国語辞典「大渡海」の刊行計画を進める出版社・玄武書房のベテラン編集者・荒木は、自身の定年を間近に控えて後継者探しに躍起になっていた。そんな中、西岡から馬締の話を聞き、彼をスカウトすることに…。「人をつなぐ―言葉を編む」。伝わらない言葉。伝えられない想い。これは、そんな不器用な人間たちの物語――。本作は、累計発行部数128万部を記録し、2012年本屋大賞受賞した三浦しをんによる同名小説。2013年には実写化もされており、今回のアニメ化も豪華声優陣が集結するなど人気を博している。今回の朗読劇には、放送中のTVアニメで主人公・馬締光也役を務める櫻井孝宏、西岡正志役の神谷浩史、林香具矢役の坂本真綾、岸辺みどり役の日笠陽子ら、豪華キャスト陣が出演!本公演は、来年発売されるTVアニメのBlu-ray&DVD完全生産限定版の上巻に封入される、「鑑賞ご招待応募券」に記載の方法で応募し、当選した人を無料招待するという形となっている。なお、発売される本作のBlu-ray&DVD完全生産限定版上巻には、応募券のほかにもキャラクター原案・雲田はるこ描き下ろし上下巻収納三方背ボックスや、キャラクターデザイン・青山浩行描き下ろしディスクケース、16P豪華ブックレット(黒柳監督×シリーズ構成佐藤氏対談インタビュー掲載)と特典盛りだくさんの内容だ。朗読劇「舟を編む」は2017年7月2日(日)イイノホール(東京)にて上演。「舟を編む」Blu-ray&DVD上巻は2017年1月25日(水)、下巻は3月22日(水)より発売。アニメ「舟を編む」はフジテレビノイタミナほかにて放送中。(cinemacafe.net)
2016年12月16日三浦しをんの小説「光」が、井浦新、瑛太、長谷川京子、橋本マナミら豪華キャストで2017年秋に実写映画化されることが決定。監督には大森立嗣が務め、『まほろ駅前』シリーズのタッグが再び実現することになった。東京の離島、美浜島で暮らす中学生の信之は、同級生の美花と付き合っている。ある日、島を大災害が襲い、信之と美花、幼なじみの輔、そして数人の大人だけが生き残る。島での最後の夜、信之は美花を守るため、ある罪を犯し、それは2人だけの秘密になった。それから20年。妻子と共に暮らしている信之の前に輔が現れ、過去の事件の真相を仄めかす。信之は美花を守ろうとするが――。原作は、本屋大賞を受賞し話題となり、現在もテレビアニメが放送中の「舟を編む」の三浦氏が書いた「光」。明るいテーマの多い三浦氏の作品群の中でも特別な位置を示す本作。今回は、映画化決定と共にメインキャストも発表となり、黒川信之役には井浦さん、幼馴染みの輔役に瑛太さん、同級生・美花(篠浦未喜)役に長谷川さん、信之の妻・南海子役に橋本さんがキャスティング。井浦さんは「人間の意識・無意識の中、そして自然の中にも潜む様々な形の暴力と向き合い続けた撮影期間は、自分の心の奥底のほうにこびり着いている得体の知れないナニかを引っ掻き出し、光にさらし、時にはまた飲み込み、正直、しんどい日々でした(笑)」とふり返り、大森監督作品への参加は3度目ということで、「信頼があるからこそ、自分でも理解できないナニかが出てきてしまっても、どんなに振り切ってしまっても、いつもカメラ横でしっかり受けてくれる監督に、喜んで全身全霊を捧げることができます」とコメントした。一方、楽しんで役を演じられたという瑛太さんは「もともと大好きだった井浦新さんとの共演は、とにかく刺激的で芝居の新たな面白さを教えていただいた。新さんが演じる信之の内側にある凄まじい熱量と冷酷さは、原作、台本を超越していた」と井浦さんとの共演を喜んだ。また、今回演じる役において、撮影の中でどんな人物なのか模索したという長谷川さん。結局、撮影が終わったいまも彼女のことが分からないと話すも、「撮影中は考えても考えても正解の出てこない旅路に疲れ、逃げ出したくなるときもありましたが、もしかしたらそれが“美花”だったのではないかと、いま思います」と語った。これまでにも、『まほろ駅前多田便利軒』『まほろ駅前狂騒曲』という『まほろ駅前』シリーズで三浦氏とタッグを組んできた大森監督。“光”という抽象的かつ強い意思を感じるタイトルにいままでの三浦作品とは違う気配を感じたそうで、「いざ読んでみるとこれは恐ろしい小説でした。小説の持つ強度に驚きました。強度とはモラルやコンプライアンス、あるいはカテゴライズされやすいイメージとかけ離れたものでできあがっているという意味です。それから枠の外側に向かっていくという点にものすごく興味を持ちました。飼いならされた犬の悩みみたいな話ではなく、野性に踏み出した人間たちのドラマに強く心を動かされました。僕にとって『光』という小説は生命そのものの讃歌でした」とコメント。そこから「小説『光』を映画化するということは、生命そのものの讃歌、命の輝きを描きたい」と思ったと話している。すでに撮影を終え、編集中だという大森監督は、「井浦新の冷たい熱情、瑛太の優しい怪物性、長谷川京子の狂気と美、橋本マナミの色気と母性が映画に充満しています。スゴい映画になると確信しています。観客が観ることを想像するとワクワク感を押さえきれません」と自信を見せた。そのほか、未喜のマネージャー小野役に南果歩、輔の父・洋一役に平田満が出演する。『光』は2017年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年10月22日俳優・三浦翔平が26日、無料のインターネットテレビ局・AbemaTV『三浦翔平の沖縄バカンスに完全生密着~翔熱大陸 第2弾Day2~』に登場し、お笑い芸人・TKOの木下隆行と、スマートフォンアプリで”顔交換”した画像を見せた。先日最終回をむかえたフジテレビ系の月9ドラマ『好きな人がいること』でも活躍していた三浦は、少し遅い夏休みを楽しむ“沖縄バカンスに出発。2日間の旅の様子を、「AbemaSPECIAL2」チャンネルで、2日間計12時間にわたり生放送した。バカンス2日目となった26日は、沖縄県恩納村からスタートし、三浦はゲストの山田親太朗、エハラマサヒロ、そして木下と4人で旅を楽しんだ。三浦が本番前に撮影した木下との顔交換写真をアップすると、視聴者からは「顔交換笑ったーーー」「男前木下さん」「顔交換違和感ない」など大反響に。木下も「本当にこういう人いそう、太った男前やな」と満足気様子を見せた。また、待ち時間には三浦が「赤いきつねのCMのときの勢いのいい武田鉄矢さんのモノマネをするエハラさん」のモノマネを披露。さらにドラマ『好きな人がいること』撮影中も、「エハラさんがマネする布施明さんの歌マネ」にハマった出演者たちが、監督に怒られたというエピソードを明かした。(C)AbemaTV
2016年09月27日フジテレビ・ノイタミナほかにて10月より放送が決定しているTVアニメ「舟を編む」。この度、本作に人気声優の櫻井孝宏と神谷浩史、そして坂本真綾が出演することが決定。併せてキービジュアルやメインキャラクターの最新ビジュアルも到着した。「まじめもいいけど、もう少し空気を読めってコト」「西岡さんの仰る『空気』は【呼吸する】ものではなく、【場の状況、雰囲気】を表す際に用いる『空気』ですね…」。口下手なのに営業部員の馬締光也と、一見チャラ男だが辞書編集部員である西岡正志は、偶然街中で出会う。中型国語辞典「大渡海」の刊行計画を進める出版社・玄武書房のベテラン編集者・荒木は、自身の定年を間近に控えて後継者探しに躍起になっていた。そんな中、西岡から馬締の話を聞き、彼をスカウトすることに…。「人をつなぐ―言葉を編む」。伝わらない言葉。伝えられない想い。これは、そんな不器用な人間たちの物語――。原作は、累計発行部数120万部の大ヒットを記録した三浦しをんの同名著書。2012年には本屋大賞を受賞、また翌年には松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョーらを迎え実写映画化され、今年、満を持してアニメ化される。このほど発表されたのは、物語の中心人物となる3キャラクター。「亜人」「ジョーカー・ゲーム」などの話題作に出演するほか、永野芽郁や竜星涼ら若手俳優が勢ぞろいするドラマ「こえ恋」に声の出演もしている櫻井さんが演じるのは、玄武書房・第1営業部に所属する馬締光也役。営業マンではあるが、口下手で自分の想いをうまく相手に 伝えられない。西岡との出会いをきっかけに、言葉に対する能力を開花していく役どころだ。偶然にも馬締と出会う西岡正志役には、「おそ松さん」や「デュラララ!!×2」ほか人気作に出演し、「クレヨンしんちゃん」の2代目ぶりぶりざえもんに抜擢されるなど話題が絶えない神谷さん。玄武書房・辞書編集部に所属しており、見た目通りのチャラ男でコミュニケーション能力は高いが、 辞書編集に興味はないようだ。そして、馬締が下宿している「早雲荘」の大家・タケおばあちゃんの孫娘で板前修行中の林香具矢役には、「黒執事」「アルスラーン戦記」などのアニメ作品をはじめ、『スター・ウォーズ』シリーズのパドメ・アミダラ役や海外ドラマなどで吹き替えとしても活躍する坂本さんが担当。それぞれ世の中を生きていく上で想いをうまく伝えられないでいる、不器用な人間たち。そんなキャラクターを豪華キャスト陣が熱演する。また今回、本作の本格始動に併せて原作者の三浦氏と、「昭和元禄落語心中」の作者で本作ではキャラクターデザイン原案を手掛けた雲田はるこからコメントが到着。三浦氏は「シナリオ、絵コンテ、美術設定など、どれもこれも感嘆のため息が出てきます。スタッフのみなさまの情熱が詰まった作品になりそうで、とっても楽しみです !」と期待を語る。また雲田さんと共にアフレコに立ち会ったという三浦氏は「登場人物に声を吹きこむとは、まさに命を吹きこむことなのだなと実感し、感激しました。いまの段階でこんなに素晴らしいということは、完成品をテレビで拝見したら、私はどうなってしまうのでしょうか。感激死しないよう気をつけます」と興奮気味に語る。雲田さんも「冒頭の、荒木さんと松本先生がそば屋で語り合うシーン。後のお話を知っているからなのか、ムネアツだからか、声優さんの演技があまりに素敵だからか、涙がにじんで止まりませんでした」と思わず感極まってしまったと明かし、「これから絵も動いて、色もついて、我が子…というにはおこがましいですが、我が孫も同然のキャラクターたちが動いて行くこと、楽しみにしております。ぜひ、皆様もご期待ください。世界一のファンから見ても、すごく良いアニメになりそうです」と絶賛した。さらに本日8月18日(木)25時5分からフジテレビにて放送されるノイタミナにて、最新プロモーションビデオが放映。初公開となるTVアニメ「舟を編む」アニメーション映像とキャラクターボイスが披露される。「舟を編む」は10月よりフジテレビ・ノイタミナほかにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年08月18日年齢を重ねるごとに魅力が増す、三浦理恵子さんアイドルグループ「CoCo」のメンバーとして1989年にデビューし、現在は女優として活躍する三浦理恵子さん。今年で43歳になる三浦さんは、年齢を重ねるごとに美しさが増していることで、魅力ある40代として男女問わず人気を集めている。そんな三浦さんが、美容情報サイト「毎日キレイ」で連載する「三浦理恵子の美容ライフ」にて、自身の化粧ポーチの中身を公開した。三浦さんの美しさの秘密を紐解く鍵となりそうだ。気になるポーチの中身は?愛用スキンケアグッズ今回公開されたのは、2016年夏バージョンのポーチ。季節に合わせて持ち歩くコスメを変えているという。気になる中身のまず1つ目は、「JOMALONE」の「E ハンド トリートメント」というハンドクリーム。こちらは基礎化粧品を作っていたブランドで、最近では香水やルームフレグランスも人気ということで、使用感と香りがピカイチとのこと。ミストとして持ち歩いているのは「Eau de RoseGRASSE FRANCE」のローズウォーター。ダマスクローズ100%の化粧水のため、香りがとても良くリフレッシュできるそうだ。そして必ず持ち歩いているというアロマオイルは、「SHIGETA」の「ラベンダーファイン」と「ゴールデンドロップス」、「オダシテ」の「セラムコンセントレートワイルドキャロット」。疲れた時のリフレッシュや、化粧水に混ぜて使用しているという。香り重視のコスメたち化粧直しに使用するのは、「THREE 」のUVプロテクターとリップ。こちらも香りと使用感にこだわっているブランドだ。フェースパウダーはCHANELの「レ・ベージュ・プードゥル・ベル・ミン」。全体的に香りと使用感にこだわりを持って、スキンケアを重視しているようだ。これら三浦さんオススメのアイテムを、日々のリフレッシュや女子力アップのための参考にしてみてはどうだろうか。【参考】※三浦理恵子の美容ライフ
2016年08月16日今秋、武井咲主演で蘇る昭和の名作「瀬戸内少年野球団」に、三浦友和と山口百恵の息子で、演技派の呼び声高い三浦貴大の出演がこのほど決定。併せて、本作で初共演となる武井さんと三浦さん2人の写真も到着した。昭和19年、春。駒子(武井咲)は数日後に出征を控えた網元の長男とささやかな結婚式を挙げる。駒子の願いは、婚約者ではなく妻として夫の帰りを待つこと。甲子園球児だった夫は、駒子から生きて帰るためのお守りにするようにと言われた野球のボールを手に、戦地へと旅立っていく。駒子が務める江坂町国民学校の校庭はイモ畑へと変わっていた。子供たちは常に空腹を抱えていたが、それでもまだ笑顔でふざけ合う元気を蓄えていた。そんな中、足柄竜太(坂田湧唯)に父の戦死が伝えられる。届いた骨箱には、父が使っていたとされる歯ブラシだけがぽつんと入っていた。「お父ちゃんは名誉の戦死して、歯ブラシになってもうたんか?」。子どもらしい疑問を抱く竜太。時をおかず、駒子には紙切れ一枚で夫の戦死が伝えられる。そして、戦争が終わる。その夏、海軍提督の娘、波多野武女(本田望結)が江坂町国民学校に転校してくる。終戦を機に学校の教育方針は一変。男女が同じ教室で勉強することになり、竜太と武女は席を隣同士にする。大人びた雰囲気のある武女に竜太はドギマギしながらも、駒子の指導のもと教科書に掲載された軍事色の強い内容を墨で塗りつぶしていく。その従順な姿に、駒子は胸を痛める。夫の弟、鉄夫(栗山航)は駒子の胸中を深く理解。長男亡きいま、両親の銀造(大杉漣)と豊乃(高橋惠子)は、そんな鉄夫の嫁に駒子を改めて迎えたいと思い始める。そんな中、淡路島には進駐軍が上陸し、島はたちまちアメリカ文化に感化。竜太と同級生の三郎(山下真人)の兄、二郎(えなりかずき)は大阪で一発当てると島を出て行く。半ベソの三郎と一緒に二郎を見送る竜太。その前に、謎の3本足の男が現れる。それは、戦地で片足を失い松葉杖をついた駒子の夫だった。約束通り野球のボールとともに戻ってきた夫は、大人の都合に左右されない確かなルールのある野球を子どもたちにやらせてはどうかと提案。駒子は監督となり教え子たちと少年野球団を結成する――!現在公開中の『シン・ゴジラ』に続き、『怒り』『CUTIE HONEY -TEARS-』と続々と出演作の公開が控える三浦さん。今回三浦さんが演じるのは、武井さん扮するヒロイン駒子の結婚相手、中井正夫。誠実で家族思いの理想的な夫で、夏目雅子がヒロインを演じた1984年の映画では郷ひろみが演じた役だ。物語の前半で正夫は新婚の妻を残し戦地に出征。一度は戦死が伝えられるのだが、片足を失いながらも奇跡的に復員し、駒子と子どもたちに野球を通して生きる希望と夢を与えていく。肉体は傷ついても生来の優しさを失わず、悩める妻を励まし導く、頼れる夫を爽やかに演じていく三浦さん。ささやかながら心温まる結婚式の場面も含め、武井さんと三浦さんが描き出す夫婦愛は、子どもたちの笑顔とともに本作の大きな見どころとなっている。撮影を終えた三浦さんは「戦地で片足を失った姿をどう見せるか、また方言の難しさなど大変なこともあったはずなんですが、ふり返れば、子どもたちの元気で純粋でまっすぐな演技に触れて、芝居の楽しさを再確認することができました」と語り、「郷ひろみさんがかつて演じられた役を僕がやらせてもらうのは、非常にうれしい反面、怖い部分もありました」と不安も口にしていた。また印象に残っているシーンについては、家族団欒のシーンと回答。「本当の家族みたいで、こんなお父さん、お母さんと暮らしたら楽しいだろうなという撮影ができました」とふり返った。そして、今回が初共演となる武井さんについては「僕、きれいな人恐怖症なんです。きれいな人は怖い人という感覚があって、武井さんは自分の奥さん役なのに、会話がまったくできなかったらどうしよう…と思っていたのですが、こんな僕の適当な感じを現場でうまく受け入れてくださった。駒子と武井さんのイメージにも相違があまりなかったので、非常にやりやすかったですし、優しくしていただきました」と撮影裏を明かした。一方武井さんは「夫婦役ということで、2人のシーンが多くありましたが、三浦さんは自然な方で、初めて会った気がしませんでした。三浦さんが自然体でいてくれたおかげで、居心地よく演じることができました」と、互いに良い雰囲気の中、夫婦役を演じられたようだ。「瀬戸内少年野球団」は2016年秋、テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年08月02日三浦春馬がドラァグクィーンを演じることで話題のミュージカル「キンキーブーツ」の初日公演を前に7月21日(木)、リハーサルの模様が公開され、三浦さんとW主演の小池徹平が役柄の衣裳で報道陣の取材に応じた。映画化され、ブロードウェイでも人気を博したミュージカルを日本語で上演。経営不振に陥った老舗の靴屋が、女装して踊るドラァグクィーンのローラとの出会いから彼らのための靴を作る中で、差別や偏見を捨てて工場を再生させていくさまを描く。小池さんも三浦さんも劇中衣裳で報道陣の前に登場!特に、メイクもガッチリと施され体にぴったりと密着した赤いワンピースにハイヒールの三浦さんの姿にどよめきが!三浦さんは「みなさんに生でこの姿を見ていただきたいです」とニヤリ。役作りのために、家でもハイヒールを履くなどしていたそうで「普段、生活してても女性の動きに目が行くことが多くなった」と明かす。会見時に履いていたのは、最も低いヒールだが、それでも12センチ!「本当に女性って大変だなと身をもって感じています」としみじみと語る。相棒を演じる小池さんも「どんどん女の人に思えてきて、不思議な錯覚に陥ります(笑)」と感嘆した。「目力が強いので、パッと見られると『そんな目で見んじゃねーよ!』ってなります(笑)」と語っていた。報道陣からは「ハマるのでは?」「プライベートでも女装したくなるのでは?」という質問が飛んだが、三浦さんは「想像にお任せします」「それは、誰にもわかりません」と思わせぶりにほほ笑む。公開リハーサルでは、赤いドレスを中心に、衣裳をとっかえひっかえ、華麗なダンスと歌声でドラァグクィーンになりきっていた。派手な見た目に目を奪われがちだが、2人は物語の持つメッセージ性も強調。三浦さんは「他人を受け入れれば自分も変わり、世界さえも変わるというメッセージ。父と息子の心温まる物語です」と力強く訴えた。「キンキーブーツ」は8月6日(土)まで東京・新国立劇場中劇場にて上演中。8月13日(土)から22日(月)まではおおさか・オリックス劇場にて、8月28日(日)から9月4日(日)までは再び東京・東急シアターオーブにて上演。(text:cinemacafe.net)
2016年07月21日俳優・三浦翔平に12時間密着する生配信番組『三浦翔平の丸一日完全密着 翔熱大陸』が、23日(10:00~22:00)にインターネットテレビ局・AbemaTVで配信される。三浦が、密着の生放送を受けるのは初めてで、今回の番組では、仕事風景、トレーニングや買い物の様子、友人と酒を飲みながらプライベートトークを繰り広げる場面まで潜入予定。仕事現場での顔と、プライベートな顔まで、三浦のさまざまな表情に迫る。「プライベートだったり、仕事風景だったり、まだわからないのですが、精いっぱい頑張りたい」と意気込む三浦。「1日そのままでいいと言われているので、本当にそのままでいようかなと思います」と、肩の力を入れすぎずに過ごしたいとコメントしている。三浦は、第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで「フォトジェニック賞」「理想の恋人賞」を受賞。深田恭子主演のTBS系ドラマ『ダメな私に恋してください』に出演して話題を呼び、放送中にはTwitterのトレンドワードに「三浦翔平」が入るなど注目を集めていた。
2016年04月21日三浦春馬と小池徹平が初タッグを組み、挑戦するブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」。この度、“キンキーブーツ”を履いた三浦さんが写る新ビジュアルが解禁された。イギリスの田舎町ノーサンプトンの老舗の靴工場「プライス&サン」の4代目として産まれたチャーリー・プライス(小池徹平)。彼は父親の意向に反してフィアンセのニコラ(玉置成実)とともにロンドンで生活する道を選ぶが、その矢先父親が急死、工場を継ぐことになってしまう。工場を継いだチャーリーは、実は経営難に陥って倒産寸前であることを知り、幼い頃から知っている従業員たちを解雇しなければならず、途方に暮れる。従業員のひとり、ローレン(ソニン)に倒産を待つだけでなく、新しい市場を開発するべきだとハッパをかけられたチャーリーは、ロンドンで出会ったドラァグクイーンのローラ(三浦春馬)にヒントを得て、危険でセクシーなドラァグクイーンのためのブーツ“キンキー・ブーツ”をつくる決意をする。チャーリーはローラを靴工場の専属デザイナーに迎え、ふたりは試作を重ねる。型破りなローラと保守的な田舎の靴工場の従業員たちとの軋轢の中、チャーリーはミラノの見本市にキンキーブーツを出して工場の命運を賭けることを決意するが――。本作は、シンディ・ローパーが全曲作詞作曲を担当し、2013年の「トニー賞」作品賞をはじめとする6部門受賞という快挙を成し遂げた大ヒットミュージカルを、日本人キャストで再上演するというもの。経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーが、ドラァグクイーンのローラに出会い差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描いた2005年に公開されたイギリス映画をミュージカル化。シンディのパワフルで最高に魅力的な書き下ろしの楽曲の数々が大きな話題を集め、いまもなおブロードウェイで人気を集める大ヒット作品だ。そして今回の日本人キャスト版は、音楽・演出・振付はオリジナルをそのままに、主演のチャーリーとローラには、高い歌唱力を持つ小池さんと、卓越した歌とダンスで舞台での評価も高い三浦さんが初タッグを組んだ。そしてヒロインのローレン役にはソニン、そのほか、玉置成実、勝矢、飯野めぐみら実力派俳優たちが集結している。先日、小池さんと三浦さんが“キンキーブーツ”と写った新ビジュアルのチラシが解禁されたばかりだが、今回新たに初解禁となる新ビジュアルが完成。なんと今回は、本国ニューヨークからはるばる届いた真っ赤な“キンキーブーツ”を、実際にはいたドラァグクイーン・ローラ役の三浦さんの姿が写し出されたビジュアル。妖艶な赤の醸し出すオーラにも負けず、15cm越えの超ハイヒール“キンキーブーツ”を早くも履きこなし、その傍らでブーツに見入るチャーリー役の小池さんのツーショットが収めている。すでに夏の公演に向けて、高いヒールを履く練習を始めているという三浦さんは、「去年L.A.で、ドラァグクィーンが履く黒の15cmヒールブーツを脚を慣らすために購入しましたが、本国からお借りした真っ赤なブーツを初めて見たときは、妖艶でかつ迫力がありました」とやはり本物は違うと語り、また「このブーツを履くことで背丈が増すということは、それ相応の責任が増し、高揚すると共に、身が引き締まる思いでした。ミュージカルキンキーブーツの魅力を是非とも皆様に届けたい。劇場でお待ちしております」と熱い想いを寄せている。“ドラァグクイーン”三浦さんの全貌が徐々に明るみになり、本ビジュアルの早くも役に徹した三浦さんの表情からも、ますます期待が高まるようだ。ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」は、7月21日(木)~8月6日(土)東京・新国立劇場にて、8月13日(土)~8月22日(月)大阪・オリックス劇場にて上演。ブロードウェイミュージカル「Kinky Boots」来日版は、2016年10月、渋谷・東急シアターオーブにての公演予定。(cinemacafe.net)
2016年03月28日2015年より在阪民放5局が文楽とタッグを組み、より分かりやすく、よりカジュアルに、その魅力を伝えようと始まった『うめだ文楽』。第1回にも関わらず、5公演すべて満員御礼と好評を博した本公演が、今年も開催される。「うめだ文楽2016」チケット情報演目は大阪・玉造が舞台の「傾城阿波の鳴門 ~十郎兵衛住家の段~(けいせいあわのなると ~じゅうろべえすみかのだん~)」。文楽の代名詞ともいえる大曲で、母と娘の切ない情愛を描いた物語だ。この大曲を、通常公演では手がけることのない若手技芸員が演じるのも『うめだ文楽』の見どころの一つ。昨年も出演し、若手技芸員たちのリーダー的存在でもある人形遣いの吉田幸助は、「今年は6公演と昨年より1公演増えたので、力を合わせて頑張っていきたい。『傾城阿波の鳴門 ~十郎兵衛住家の段~』は、“阿波”とありますが徳島ではなく大阪でできたお芝居。普段はあんまりやらない曲でもありますので、ぜひ見ていただけたら」と意気込んだ。同じく2年連続の出演となる三味線の鶴澤寛太郎も、「昨年は、『壺坂霊験記』という背伸びどころかジャンプするような演目を勤めさせていただき、今年も昨年に勝るとも劣らない大曲をやらせていただくので身の締まる思いと、また大変な思いをするのかという気持ちが入り混じっていますが(笑)、2年連続で与えてもらったチャンスですし、たくさんの人に協力してもらってこの会が成立しているので、少しでも期待に添えられるように頑張りたいです」と語った。そして今年初出演となる太夫の竹本小住大夫は、「出演させていただき、非常に光栄です。体当たりで務めさせていただきます」と自らを奮い立たせた。公演は、トークショーとの二部構成。トークショーでは、わかぎゑふ、三浦しをんら、多彩なゲストが日替わりで登場。技芸員とともにビギナーにもわかりやすく、文楽の魅力を語りつくす。2年連続でゲスト出演する桂南光は「会場であるシアターの小さな空間で観る文楽は臨場感たっぷり。とても伝わりやすかった」と絶賛。会場は大阪駅からすぐと利便性も高く、より気軽に楽しめる。『うめだ文楽2016』は3月25日(金)から27日(日)まで、大阪・グランフロント大阪 北館4F ナレッジシアターにて上演。チケットは発売中。
2016年01月25日湊かなえ、三浦しをん、角田光代という現代を代表する女性作家の短編小説を映像化するオムニバスドラマ「女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘」が2016年1月4日(月)にフジテレビにて放送されることが決定。それぞれのドラマの主人公に永作博美、土屋太鳳、鈴木京香、そして全話に三浦友和が登場することが明らかになった。「女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘」は、これまで多くの作品が映像化されてきた湊氏、三浦氏、角田氏のいまだ未映像化の短編小説を題材に、“短編”ならではの長さをそのまま活かして映像化。“大人の鑑賞に堪えうるミステリー”をテーマに、現代を生きる様々な世代の女性たちが抱える“秘密”と“ウソ”にまつわる珠玉のミステリードラマが全3作品で紡がれる。第1話は、湊氏原作の「ムーンストーン」(ハルキ文庫刊「サファイア」所収)。主人公の私は、市議会議員の夫が県会議員選挙で落選したことをきっかけに彼からDV被害を受け、抵抗したはずみで夫を殺してしまう。逮捕され警察の取り調べを受ける私のもとに、ある女性が現れて…。主人公の私には永作博美、私を訪ねる女性に檀れい、私を取り調べる刑事役に村上淳、私の夫に滝藤賢一、夫側の弁護士に柄本明という豪華キャスト陣が集結。また、監督は『神様のカルテ』シリーズ『トワイライト ささらさや』などで知られる深川栄洋が務める。永作さんは本作が深川監督とは初タッグとなるが「ある意味、挑戦的な、とても新しいアプローチで描く作品です。深川監督と一緒に、“新しい表現”をお見せできるよう頑張りたい」と撮影を楽しみにしている様子。第2話は、三浦氏原作の「炎」(新潮文庫刊「天国旅行」所収)。毎朝、通学バスで登校する高校生の香川亜利沙の日課は、憧れの先輩・立木尚吾の横顔を眺めること。図書委員の亜利沙は、図書室で仕事をしながらも、テニス部で練習に励む立木の姿を追ってしまう。そんな憧れの立木がある日突然、学校のテニスコートで…。主人公・亜利沙に土屋太鳳、立木の元彼女・初音に門脇麦、立木に村上虹郎、亜利沙の担任で社会科教諭・木下に柄本佑と最旬若手俳優がずらり。土屋さんは「誰の心の中にも“炎”のような何かが必ずあると思いますが、この作品で亜利沙という役としての“心の炎”と一緒に、いまの私自身がこの作品と出会って生まれた“心の炎”を監督や、共演の麦ちゃんをはじめとした素晴らしいキャストの方々に引き出していただいたので、是非この“熱”を感じていただけたら」と熱いコメントを寄せた。そして第3話は、角田氏原作の「平凡」(新潮社刊「平凡」所収)。宮本紀美子は、結婚生活も20年を越えた主婦。紀美子の中高校の同級生・榎本春花は人気料理研究家で、テレビに出ない日はないほどの有名人。彼女の活躍を見るにつけ自分が地味で不幸に思えてしまう紀美子は、春花に会えば、退屈な毎日から脱却できるのではと考え20年以上ぶりに再会を果たす。しかし突然、春花が「わたし、人を殺したかも」とつぶやき…。「平凡」には、主人公・紀美子に鈴木京香、榎本春花に寺島しのぶ、紀美子と春花の高校時代の教育実習生・宮本に染谷将太、紀美子の夫に寺脇康文と、豪華実力派キャスト陣を迎え、『64-ロクヨン-』前編&後編の公開を控える瀬々敬久がメガホンを取る。本作で初共演となる鈴木さんと寺島さんだが、それぞれの印象について「“春ちゃん”のイメージ通りで、台本で描かれているように快活で活発、そして才能あふれる女性ですので、ご一緒していてとても楽しいです」(鈴木さん)、「鈴木京香さんは、いつまでも本当にきれいな方だなと思って、現場でも見とれていました。日傘を差している姿がとても似合う方です」(寺島さん)と明かした。さらに、3作それぞれに、三浦友和が刑事として出演。三浦さん演じる刑事が全く異なる3作品を連結させる役割を担い、各作家の独立した短編作品が、まるでリレー小説のように一連のドラマとして連なりを見せることもこのドラマの見どころの一つといえるだろう現代を代表する女性作家たちの短編を、それぞれの世代のトップランナーと言っても過言ではない女優陣を主演に迎え紡ぎ出す、新春にふさわしい豪華絢爛な本格ミステリードラマの本作に期待が高まる。「女性作家ミステリーズ美しき三つの嘘」は2016年1月4日(月)21時よりフジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月25日ピース・又吉直樹さんの小説『火花』の芥川賞受賞が話題ですね。発行部数は200万部を突破!発行元としては村上春樹さん以来の快挙だそうです。これほどメディアで騒がれていると、普段あまり本を読まない人も興味が沸いてくるのではないでしょうか。暑い日はまだまだ続きますし、たまには部屋にこもって読書…なんて過ごし方も◎。≪おすすめ!官能的な作品たち≫といっても、こう暑いと、硬めの小説はなかなか頭に入って来ないかもしれませんね。せっかくならセクシーな気分に浸れる作品を読んだりするといいかも…。ということで今回は、賞そのものが注目を浴びている芥川賞・直木賞受賞作家の作品の中から、官能的な世界に浸れる小説を厳選してご紹介します!≪ある意味“純愛”≫■村山由佳・著『ダブル・ファンタジー』『星々の舟』で2003年に直木賞を受賞した村山由佳さんは、いわずと知れた恋愛小説の名手。2009年刊行の『ダブル・ファンタジー』は、中央公論文芸賞をはじめ三冠を受賞し話題になりましたが、文壇に衝撃を与えたのはむしろその内容のほうでした。主人公である脚本家の奈津は、自身のマネージャーを務める夫から逃れ、次々と男と体を重ねていく…レビューからは“淫乱”で“自分勝手”という言葉も散見されますが、心と体の結びついた官能を求める奈津の様子は、“純愛”とも取れそうです。自分の行動の結果は自分で引き受ける、そんな生きる強さももらえるはず。『ダブル・ファンタジー』〈上〉 (文春文庫)≪耽美な官能世界に浸れる≫■小池真理子・著『欲望』1995年に『恋』で直木賞を受賞した小池真理子さんが、次に発表した長編小説『欲望』。単行本の刊行が1997年と少し古い作品ですが、2005年にはR-18指定で映画化もされています図書館司書の女性・青田類子、美しく性的不能者の正巳、“存在そのものが性器”と言われる阿佐緒の3人は中学時代の同級生。阿佐緒の夫である袴田亮介を加えた4人の男女の物語です。3人が偶然再会したことで各人の感情は大きく揺れ動き、様々な形の性、愛、そして死が描かれます。ドラマチックでリアリティに欠ける点はあるものの、だからこそ日常を忘れ、耽美な官能世界に浸ることができるでしょう。『欲望』 (新潮文庫)≪ラブホテルにまつわる人間模様≫■桜木紫乃・著『ホテルローヤル』“新官能派”と呼ばれ注目を集める桜木紫乃さんが、直木賞を受賞したのが『ホテルローヤル』。道東にある、タイトルと同じ名称のラブホテルが舞台となる連作短編集です。最初の1編は、ケガでアイスホッケー選手を引退した恋人に請われ、廃墟となった“ホテルローヤル”で投稿ヌード写真撮影を行う女性店員の物語。そこから時間は遡り、性の欲望が行きつくラブホテルという場所に関わる、様々な人たちの人間模様が描かれます。セックスシーンは控えめですが、まずは直木賞受賞作を読んでから、その他の作品に手を伸ばしてみても。『ホテルローヤル』 (集英社文庫)≪生が絡み合うストーリー≫■石田衣良・著『sex』石田衣良さんといえば、『池袋ウエストゲートパーク』シリーズや直木賞受賞作『4TEEN フォーティーン』のように、男性同士の友情をテーマにした作品が有名ですが、恋愛小説も多数発表しています。その中のひとつ、どストレートなタイトルの『sex』は、様々な男女の性をテーマにした12編から成ります。最初は、夜道を歩きながら、お互いの体を刺激し合う夫婦の話。ポルノ的な小説とは一線を画する、“生”が絡み合うセックスストーリーをぜひ。『sex』 (講談社文庫)≪ほのかな性のエッセンス≫■三浦しをん・著『小暮荘物語』三浦しをんさんというと、直木賞を受賞した『まほろ駅前多田便利軒』を思い出す人も多いのでは。同作を彷彿とさせる人間ドラマ小説『小暮荘物語』は、安普請のぼろアパートを舞台に、住人たちの哀しみ、それを癒す心地よい繋がりを描いた7編の連作短編集…なのですが、随所に“セックス”という言葉が登場します。“セックスがしたい”と思春期の男の子のように願う大家の老人、刹那的な恋にのめり込む女子大生、覗きが趣味のサラリーマン、消えた恋人を思いながら別の男性を受け入れる女性…。セックスの直接的な描写は多くありませんが、個性的な人々の“人生”に没頭しながら、ほのかな性のエッセンスを楽しんでみて。『木暮荘物語』(祥伝社文庫)≪番外編:青春時代の恋を思い出す≫■窪美澄・著『よるのふくらみ』芥川賞・直木賞の受賞歴はありませんが、R-18文学賞でデビューした背景もあってか、官能的な作品を多く発表している窪美澄さん。その中でも、マイルドな部類に入るのがこちら、『よるのふくらみ』です。あらすじだけをざっとご紹介すると、同じ商店街で育った文房具屋の娘・みひろと、酒屋の兄弟・圭祐と裕太、3人の物語。セックスレスからの三角関係…と言ってしまうと陳腐な印象を受けるかもしれませんが、どうにもならない複雑な気持ちが丁寧に書き込まれ、不思議と爽やか。デビュー作で映画化もされた『ふがない僕は空を見た』より官能シーンは控えめですが、胸がちくりと痛むような、青春時代の恋愛を思い出させてくれるはず。『よるのふくらみ』(新潮社)いずれも、いわゆるポルノのような露骨なものではなく、物語の一要素としてセックスが描かれているので、気軽に手に取れるのも魅力。日本を代表する文学賞を射止めた、実力作家たちが紡ぐ官能の世界を、ぜひお楽しみください。(文=橘いつき)誕生日で占うふたりの体の相性【無料占い】
2015年08月12日ピエール瀧主演という話題性と共に、その重厚なつくりが称賛を浴びたドラマ「64(ロクヨン)」に、「鹿の王」で本屋大賞を受賞した上橋菜穂子の大人気ファンタジーの実写化として期待を集める「精霊の守り人」など、注目作品の脚本を次々と手掛ける大森寿美男。ドラマから映画になった「悪夢ちゃん」に「テンペスト」、NHK大河ドラマ「風林火山」、映画『悼む人』など、これまで脚本を執筆してきた作品は枚挙にいとまがない、押しも押されもせぬ人気脚本家である。そんな大森さんが、脚本家としてペンのみならず、監督としてメガホンをも握った映画『アゲイン 28年目の甲子園』のDVD&ブルーレイがまもなくリリースされる。重松清の小説を原作に、かつて甲子園を目指し汗を流した高校球児で、いまはすっかり中年オヤジとなった主人公たちが「マスターズ甲子園」を目指して再び立ち上がるという本作。大森監督にとっては、三浦しをんの同名小説を原作に箱根駅伝をめざし奮闘する大学生たちを描いた『風が強く吹いている』に続く監督2作目となる。監督作の2作がいずれもスポーツを扱った作品ということで、さぞや本人もスポーツが好きかと思いきや決してそういうわけでもなく「たまたま(笑)」とのこと。「ただ、箱根駅伝と野球の二つだけは昔から大好きでした。これがサッカーだったら馴染みがなさ過ぎて無理でした(笑)。スポーツが描きたいというより、その人間が過ごした時間を描きたい。その意味でスポーツ、特に箱根駅伝や高校野球というのは、その人間がそこにたどり着くまでに過ごした濃密な時間――成功も挫折も含め、その人が背負ってきたものが見えやすいんだと思います」。主演を務めたのは中井貴一。「脚本を書きつつ、ボンヤリと頭の中にあったのかな…。書き上げて、誰に演じてもらうか?と考えた時、最初に浮かびました。人間ドラマとして主人公の心情を表現でき、リアリティを持って演じられて、野球のシーンもこなせる中年男性。他に思い浮かばなかった」と言うが、当初、中井さんはリアルな野球シーンを体現できないと出演を固辞し、難航した。「中井さんに『野球のシーンはどう撮るか?』と聞かれて『ドキュメンタリーのように撮りたい。みなさんが試合をする姿をこっちが勝手に撮りたい。楽しんでプレーしてくれたらいい』と言ったんですが『それなら無理だ』と(苦笑)。ドキュメンタリーのようにどこを切り取ってもいいという形にしてしまうと、“無意識”が映ってしまい、嘘がばれてしまうので厳しいと。慌てて『無理はさせないし、恥はかかせない』と約束して何とか受けてもらいました(笑)。本番に入ったら、理想に近い形で撮影できました」。映画では、オヤジたちが泥にまみれる。プロ野球やJリーグ、オリンピックの世界では、不惑の40歳を超えたベテランたちが“レジェンド”として尊敬のまなざしを向けられているが…。「この映画のオジサンたちはレジェンドと呼ばれる成功者からはかけ離れてます(笑)。ただ、レジェンドたちが持っている思いと同じものを、普通に生きている彼らも、心の奥にくすぶらせつつも持っているんじゃないか?体はレジェンドのようには動かないけど、思いを取り戻したら、一瞬にして若い頃の情熱が戻る――マスターズ甲子園を見に行って、まずそれを感じました。いま、熱い時間を過ごしてる彼らの熱量は高校生の頃と変わらないんです。前作の箱根駅伝では、その時にしか味わえない時間をいかに彼らのその後の人生に残せるか?という、かけがえのない時間を映画にしたかったんですが、今回、オジサンたちにとっては、そのかけがえのない時間が過去になってる。既に失われているんだけど、思いを取り戻すことで、“いま”という時間が少し変わっていく。それを描きたかった」。オヤジだけではなく若い俳優陣も存在感を見せる。「マスターズ甲子園」を扱う男くさいドラマにあって、主人公・坂町がなかなか心を通じ合わせることができない実の娘を演じるのは現在、朝ドラ「まれ」に出演中の門脇麦。そして、坂町のいまは亡き同級生の娘で、彼の元を訪れマスターズ甲子園出場を勧める女子大生・美枝を、来期の朝ドラ「あさが来た」のヒロインに決まっている波瑠が演じている。特に坂町と美枝の関係について、大森監督は「親子でも男女でもない、ありえないような関係性があり得るのを描きたかった」と語る。「マスターズ甲子園をめざして野球をやることで、人のつながりが変化していく物語にしたかったし、普通の血のつながりのある親子よりも踏み込んだ特別な関係を描きたかった。坂町は実の娘との関係は壊れてるし、美枝は父親を亡くしてるけど、そんな血のつながらない2人が出会い、濃密な時間を過ごして関係を築いていく。波瑠さんは、実は以前に仕事で甲子園の観戦記を書いたこともあるそうですが、会ってみると全然、野球クサくなかった(笑)。そこがいいと思いました。活発そうでもなく、ひねくれてるわけでもなく、意外な女優さんです。どこか不思議な人で、掘り起こしてみたいなと感じました(笑)」。してその結果は?「不思議な人でした(笑)。打てば響くし、言えばどんどん変わるけど、どこか控え目というか、自分を過小評価してるんじゃないかと思うようなところがありました。もっと自分がいい女優さんだって気づいてほしい。そういう思いで演出していましたが、自分が感じたポテンシャルは間違っていませんでした。今回、その彼女の魅力を自然に引き出してくれたのは中井さん。私の言葉なんかよりも、中井さんの雰囲気に自然に心を開いて言いってくれたなと思います。そこは坂町と美枝の関係そのものでした」。複数の世代について話をしてもらったが「見る年齢によって、印象が大きく異なるのがこの映画の特徴」と大森監督。一人で、パートナーと、親と、子供と――誰と見るかでもまた感想が違ってくるはずだ。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:アゲイン28年目の甲子園 2015年1月17日より全国にて公開(C) 重松清/集英社(C) 2015「アゲイン」製作委員会
2015年07月07日肩ヒジ張らずに読めて、爽快な読後感を味わえる秀逸なエッセイに出会った時の歓びは、ささくれた心を、洒脱なユーモアで包み込んでくれる親友を得たようなもの。そのおもしろさに快哉を叫びながら、大きく深呼吸できるような気分になれるから不思議です。著者がアラフォー、あるいは、アラフォーの頃に書かれたエッセイ集で、クスリと笑えるのにジンとくる、味わい深い珠玉の3冊をご紹介しましょう。類まれなるセンス。片桐はいりさんの文才にハマる!▼『わたしのマトカ』片桐はいり(幻冬舎文庫)片桐はいりさんという俳優をもともと好きだったのですが、2006年に出版された彼女の初エッセイ集「わたしのマトカ」を読んだとき、あまりのおもしろさと類まれな文章センスにぶっ飛びました。2005年、映画「かもめ食堂」の撮影のため、フィンランドに1カ月間滞在したことをきっかけに、書き下ろされたエッセイが本書。マトカは、フィンランド語で「旅」という意味だそうです。撮影の待ち時間、フィンランド人の若手俳優と「ヤッチマイナ!」と「キル・ビル」ごっこをしたり、フィンランドの鬼才、アキ・カウリスマキ監督映画の常連俳優との共演に胸ときめかせたり、サルミアッキという甘塩っぱいゴムみたいなお菓子に驚いたり、「大根おろしが食べたい」と発作のように思ったり、フィンランドの魅力のみならず、片桐さんの役者人生と世界各地への旅がレイヤーで描かれ、息もつかせぬおもしろさ。映画好き、芝居好きという芳醇な愛情が根底にピシッと1本通っており、生き方にも感銘を受けずにおれません。この後に出た『グアテマラの弟』(幻冬舎)、『もぎりよ今夜も有難う』(キネマ旬報社)も間違いなくおもしろいので、心から一読をお勧めします。電車で読んだら危険!? 報復絶倒のエッセイ『ワタシは最高にツイている』小林聡美(幻冬舎文庫)女優の小林聡美さんが、30代から40代にかけての3年間に書いたエッセイがまとめられ、2007年に出版されたもの。「かもめ食堂」つながりというわけではないのですが、主演された映画の撮影期間はこの3年間に含まれるので、ヘルシンキ滞在中のエッセイも2編。もちろん映画を観ていない人にも楽しめる内容で、笑いなしには読めません。長期滞在者向けのアパート型ホテルで、鉢植えの花を窓辺に飾って愛で、ささやかな幸せを満喫しながらも、控えめそうな国民性なのになぜか目立つ若者の尻出し率(パンツの位置が下過ぎ)を憂う。また、フィンランドと日本のスタッフが双方の言葉を覚えて、互いに「ホンバンイキマ~ス」「ウスコマトンタ(信じられない)!」などとやりとりする現場の雰囲気を活写。それ以外にも、3年分のリアルアラフォー感が味わえます。かつて夫であった三谷幸喜さんが、原稿が書けなくて七転八倒し、リビングルームで気分転換に彼女の本を手に取ったら、おもしろ過ぎてかえって自信をなくした…というエピソードが残っているくらいの名文家。同じく幻冬舎から出ている『マダム小林の優雅な生活』『マダムだもの』なども、報復絶倒なので電車の中では読まないほうがいいかもしれません。一切ハンパなし! 妄想炸裂の爆笑エッセイ『お友だちからお願いします』三浦しをん(大和書房)作家の三浦しをんさんは、もちろん小説も素晴らしいですが、エッセイの絶品さは他の追随を許さないものが。脳内で妄想が炸裂し、血中濃度の臨界点を振り切った描写は、一切ハンパなし。とはいえ、これは、様々な新聞や雑誌に書かれたものが1冊にまとめられ、2012年に刊行されたエッセイ集。帯に「よそゆき仕様・自社比」とある通り、初心者の方にも非常に入りやすく、食わず嫌いの方にも読みやすい内容となっています。「私はふだん、『アホ』としか言いようのないエッセイを書いているのだが、本書においてはちがう!(自社比) よそゆき仕様である!(あくまで自社比)」という前書きから始まり、個々のタイトルからして、「オヤジギャグのマナー」「加齢の初心者」「ヴィゴ・モーテンセンと妄想旅行」「町田も東京だったんだ」など、妙にそそられるものばかり。また、後書きで「いかがでしたでしょうか。お友だち以上になっていただけそうですか? 『なれるわけないだろ、ごるぁ!』という怒声が聞こえてくるようだ。精一杯よそゆきの姿勢を装ってみたつもりなのだが、ほうぼうで本性が表れてしまってるもんなあ……。今回読み返して、自分のあまりのダメぶりに、『お友だちですらご免です』と思った」としをんさん。いえいえ、もうお友だちですってば。よそゆきじゃないほうをお望みなら、新潮文庫の『しをんのしおり』『人生激場』『乙女なげやり』をぜひ!この3冊は、すべて“旅”が通底しています。それも魅力のひとつかもしれません。笑ったりジワッとしたりスカッとしたり…脳内の果てしない旅をどうぞお楽しみください。・ 『わたしのマトカ』(幻冬舎文庫) 片桐はいり ・ 『ワタシは最高にツイている』(幻冬舎文庫) 小林聡美 ・ 『お友だちからお願いします』(大和書房) 三浦しをん
2015年05月18日瑛太と松田龍平という10代の頃から公私にわたって付き合いのある2人が、高校の元同級生という役柄でタッグを組んで人気を集めてきた『まほろ』シリーズ。第1弾の映画『まほろ駅前多田便利軒』(’11)、連続ドラマ「まほろ駅前番外地」(’13)に続く第3弾で劇場版として昨年公開された『まほろ駅前狂騒曲』のブルーレイ&DVDが発売となる。ブルーレイ&DVD用のオーディオコメンタリーの収録で久々に顔を合わせた瑛太さんと大森立嗣監督が、改めて本作への思いを語ってくれた。原作はこちらも松田さん主演で映画化され、日本アカデミー賞の主要賞を総なめにした「舟を編む」などのベストセラーで知られる三浦しをんによる、直木賞受賞作「まほろ駅前多田便利軒」から続く人気シリーズ。なぜかいつも厄介ごとを背負ってしまう便利屋の多田(瑛太さん)と彼の元に転がり込んできた元同級生の変人・行天(松田さん)がワケありの依頼に奔走するさまを描き出す。久々に松田さんと再会し、3人でオーディオコメンタリー収録に臨み、映画公開から少し時間を置いて改めて作品を鑑賞した瑛太さんは、収録を無事に終えたが「前回の時は(作品に)見入っちゃって口数が少なかったので、その反省を生かして今回は話題を振ろうと心掛けてみたんですが、ホントに世間話みたいになっちゃって…(笑)」と述懐。大森監督も「映画観ながら友達のウチでしゃべってる感じでした(笑)」とふり返る。だが、この仲の良い関係が映画の中で、多田と行天のつかず離れずの微妙な距離感や空気に影響を及ぼしているであろうことは容易に想像がつく。特に今回の映画では、行天の過去が明かされる中で、2人の関係性にも変化が…。「多田が行天の心を少しずつ開かせていくところがあり、それは脚本上もそうなんですが、現場でもそれは感じていて、龍平がそこをどんな風にアプローチしてくるのか楽しみでしたし、僕も多田として、行天から引き出すつもりでやっていました。これまで、多田が行天に振り回される感じで、自由奔放な行天としっかり者の多田という構図でしたが、そのボケとツッコミが今回は逆転しているところもあって面白かったです」。ちなみにシリーズ第1弾の『まほろ駅前多田便利軒』では大森監督がメガホンを握ったが、続く連ドラは『モテキ』などで知られる大根仁監督が演出を務めた。ドラマは基本的に1話完結で描かれており、原作にはないエピソードや各話のゲストの存在なども話題を呼んだ。この連ドラを挟んだことは、今回のシリーズ第3弾の劇場版にどのような影響を与えたのか?大森監督は、多田と行天のキャラクターの“幅”の広がりに言及する。「やはり、原作者のしをんさんは、キャラクターをしっかりと描かれる方ですので、僕らも1作目でそこを強く意識して、探り探りで多田と行天を作っていったところがあったと思います。でも、ドラマを見てると大根さんはすごく自由で、そこは今回の映画にも大きく影響してますね。僕としてはドラマの時の2人のキャラクターを踏まえて、うまく利用して乗っかっていく感じでやりやすさはありました。何よりドラマを経て、瑛太も龍平も何をやっても多田と行天になってたから、そこは大いに助けられました」。瑛太さんも、映画、連続ドラマで積み上げてきたものの大きさについてこう語る。「最初に多田を演じた時、彼の中にある闇――子どもを亡くしたことなどがハッキリと描かれてはいるんだけど、でも便利屋を営んでいるからなのか、人に対して希望を与えたいという人間性、人生はやり直せるんだという思いを持っていて、そこはすごく好きな部分でした。そこをベースにドラマに入って、正直、大根さんが書かれたものに最初は『これ大丈夫なのかな?』と思うこともあったんです(笑)。でもそうやって、自分が考える多田のイメージから外れていくんだけど、そのはみ出し方が『人間だからいろんな側面があっていい』というところに落とし込めた。それからは自由にやれましたね。立さん(=大森監督)が先ほど言ったように、僕が何をしようと多田になるようになったのかな――。考える必要がないところまで行けた気がしました。今回の映画にもそうやってボキャブラリーが増えた状態で入ることができて、自由な発想で楽しめました」。第1作の公開は4年前。当時は瑛太さんもまだ20代で、原作の多田の設定よりも若いこともあって、映画化が発表されても多田のイメージと違うという声もあった。だが、シリーズを重ねる中で当然、瑛太さん自身も年齢と経験を重ねて、もはや誰にも文句を言わせない瑛太さんにしかできない多田像を作り上げた。「最近聞けた言葉で『いい意味で枯れてきたね』というのがあって、よかったなと思います(笑)。僕自身、年齢を重ねるのはすごく良いことだなと思ってるし、30代もいろいろ大変なこともあるでしょうが(笑)、頑張っていきたい、努力していきたいと思ってます」。大森監督にとっても、瑛太さん、松田さんをはじめ、シリーズを彩った俳優陣の活躍は嬉しく、そして大いに刺激となっているよう。「2人とも、最初の第1作を撮ってから数年空いて、その間にものすごくいっぱい仕事をしてますよね。ひとつひとつの作品に、すごくちゃんと向き合っているのを外から見ていたので、今回の映画ではむしろオレが、2人に問われているような気持ちでした。今後もまた一緒に仕事をする機会を持てるように頑張らなきゃと思うし、2人とも歳相応の良い顔をしているので、それを捉えられる監督でありたい。それから今日、オーディオコメンタリーの収録で思い出しましたが、はるちゃん(※行天の遺伝上の娘/岩崎未来)が朝ドラ(※一年前の『花子とアン』)で、吉高由里子さんの娘役をやってて、それはすごく嬉しいですね。何百人とオーディションをして、彼女を選んだんですが5歳ですからすごく大変だったとも思います。怖いシーンだってありましたからね。そういう子が、朝ドラとか大きな作品で頑張っているのを見ると、親心じゃないけど(笑)『あぁ、よかったなぁ』と思います」。さて、これは昨年の劇場公開時から幾度となく監督や瑛太さんに対しても質問がなされ、『まほろ』ファンの願い、総意とも言われているが、今後、シリーズがさらに続く可能性は?この日、久々に顔を合わせて“再始動”に向けて何か約束や言葉を交わすことはなかったのだろうか…?大森監督は「そんな気分になりそうだったけど、言うのはやめときました(笑)。まあ、オレは、やるなら次は多田と行天に絞った、2人の関係がよく見える話をやりたいな…と独り言のように瑛太と龍平の顔を見ないで言ってました(笑)」とあふれんばかりの意欲をのぞかせる。瑛太さんも「(話が)あればやります」と断言した上で、大森監督の「オレたちが自分で言うよりも周りが『やってくれ』と言わないと出来ない」という言葉に深くうなずく。ドラマ、映画とメディアを問わず、新章orスピンオフどのような形式であれ、ファンは常に、多田と行天が瑛太さんと松田さんのように、渋く、カッコよく画面の中で年齢を重ねていくさまを見続けたいと心から願っている。【瑛 太】ヘアメイク:勇見勝彦(THYMON Inc.)スタイリング:壽村太一(SIGNO Inc., Ltd. )(text:cinemacafe.net)■関連作品:まほろ駅前狂騒曲 2014年10月18日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014「まほろ駅前狂騒曲」製作委員会
2015年04月15日大竹しのぶ、三浦春馬が出演する舞台『地獄のオルフェウス』の製作発表会見が3月25日、都内で行われ、大竹、三浦をはじめ、水川あさみ、三田和代らキャスト陣と、演出のフィリップ・ブリーンが顔を揃えた。舞台『地獄のオルフェウス』チケット情報上演するのはアメリカを代表する劇作家テネシー・ウィリアムズが1957年に発表した作品。アメリカ南部にある保守的で排他的な町を舞台に、報われない日々を送っていた女レイディ(大竹しのぶ)と野生的な青年ヴァル(三浦春馬)の不倫の恋と破滅を描く。「テネシー・ウィリアムズ作品は『欲望という名の電車』以来久しぶり」と話す大竹。大竹は同作のヒロイン役で紀伊國屋演劇賞に輝いているが、「その時は、やってもやってもやりきれない……。『今日はよし!』という日が来るんだろうかと考える毎日でした」と当時を振り返りながら「それでも今回新たにウィリアムズ作品に挑戦することができてすごくうれしいです。フィリップさんがどういう演出をして、わたしたちをどこへ連れてってくれるのかわかりませんが、絶対に面白くなる予感がします」と舞台に期待を寄せた。三浦は今回がストレートプレイ初挑戦。「諸先輩方とすばらしい戯曲に向き合える機会をいただけてすごくうれしい。こんな機会は僕の一生の中で、あるかないかぐらいのことだと思う。稽古に入って、一瞬一瞬を大切に過ごしていけたら」「昨日初めてフィリップさんとお会いしたのですが、とてもユーモアがあるすばらしい方で、この作品に対する強い思いが感じられました。稽古場でも、いろいろアドバイスいただけることを期待せずにはいられない、そんな演出家だと思いました」とコメント。水川は「私は演劇の経験がまだ浅く、正直不安で怖いです。私の演じるキャロルは露出癖があって、自分を表現しようとすればするほど、世界から孤立してしまうような女性。心が飢えていないとできない役なので、今それを模索中です」、三田は「自分はこのラブストーリーを悲劇に追いやってしまう女という役どころ。自分にわからない感覚は若いフィリップさんに教えていただきながら、躍動的なラブストーリーが作れたら」とそれぞれ話した。公演は5月7日(水)から31日(日)まで東京・シアターコクーン、6月6日(土)から14日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて。チケットの一般発売は東京公演が3月28日(土)午前10時より、大阪公演が4月12日(日)午前10時より。チケットぴあでは東京公演のインターネット先行先着を実施中、3月27日(金)午後11時59分まで受付。
2015年03月26日クリスマスが終わって新年を迎えたと思ったら、バレンタインまでもうあと3週間…!恋人がいてもいなくても、恋愛気分を高めたいところですね。そこで今回は、読書派の方にも映画派の方にもオススメの恋愛作品をご紹介します。自分のスタイルに合わせてラブストーリーを楽しんでみては?≪恋する勇気をくれる≫■『シュガー&スパイス風味絶佳』2006年/監督:中江功出演:柳楽優弥、沢尻エリカ、ほか原作:山田詠美山田詠美の短編小説『風味絶佳』(谷崎潤一郎賞受賞)の一編が原作。舞台は基地の街・福生市、ガソリンスタンドで働く18歳の青年・志郎(柳楽優弥)は、新しくアルバイトとして入ってきた乃里子(沢尻エリカ)にやがてほのかな恋心を抱き…。初々しくもリアルな恋愛模様に大きく関わってくるのは、志郎の祖母・不二子。清々しいほどの自由さで志郎を振り回します。原作も軽快に読めるので、ぜひ2度楽しんでみて!シュガー&スパイス 風味絶佳 [DVD]==================■『きいろいゾウ』2013年/監督:廣木隆一出演:宮崎あおい、向井理、ほか原作:西加奈子“きいろいゾウ”とは、作中に登場する絵本のタイトルです。この絵本を大切に読んで孤独な日々を癒していたツマ(宮崎あおい)と、背中にタトゥーのある小説家・ムコ(向井理)が満月の夜に出会い、すぐに結婚。田舎で穏やかに暮らしていたのですが、過去の秘密が原因で、ふたりの関係にはやがて溝が生まれてしまいます。そこからふたりの関係はどうなるのか、どのように絆を深めていくのか…結婚っていいな、そんな気持ちになれるかも?きいろいゾウ [DVD]==================■『ジョゼと虎と魚たち』2003年/監督:犬童一心出演:妻夫木聡、池脇千鶴、ほか原作:田辺聖子言わずと知れた名作。本命彼女とセフレのいる男子大学生・恒夫(妻夫木聡)と、ジョゼと名乗る足の不自由な少女(池脇千鶴)の恋物語。衝撃的な出会いから、少しずつ惹かれ合っていくふたり…。待っているのは切ない結末だけど、恋を通して強くなっていくジョゼの姿に、きっとパワーをもらえるはず。映画が原作の先を書く形になっているので、まずは小説から手に取ってみても。ジョゼと虎と魚たち [DVD]≪男性の恋愛観をチラ見≫■『ニシノユキヒコの恋と冒険』2014年/監督:井口奈己出演:竹野内豊、尾野真千子、ほか原作:川上弘美芥川賞作家・川上弘美の連作短編ラブストーリーが原作。主人公はイケメンで仕事もできるモテ男・ニシノユキヒコ(竹野内豊)。女性の扱いは手慣れたもの、だけど最後はいつも女性が去ってしまう…そんな恋の始まりから終わりまでを、複数の女性の視点で描きます。映画でイケメンとの恋にうっとりするもよし、深く理解するなら原作を読み込むのもオススメです♪ニシノユキヒコの恋と冒険 [DVD]==================■『舟を編む』2013年/監督:石井裕也出演:松田龍平、宮崎あおい、ほか原作:三浦しをん出版社で言葉に対する知識・感性が評価され、辞書を編纂する部署に異動した男性・馬締(松田龍平)が主人公。童貞と噂される馬締ですが、ある日運命の女性・林香具矢(宮崎あおい)と出会います。彼女に気持ちを伝えるために馬締が選んだ手段はなんと、恋文。言葉がひとをつなぐ――不器用ながらも一生懸命な恋に、心ほぐれること間違いなし。原作は本屋大賞受賞、さらさらと読める文体が魅力的なので、こちらもぜひ。舟を編む[DVD]==================■『人のセックスを笑うな』2008年/監督:井口奈己出演:松山ケンイチ、永作博美、ほか原作:山崎ナオコーラ19歳の男子学生・みるめ(松山ケンイチ)と、非常勤講師の39歳の女性・ユリ(永作博美)、年の離れた男女の恋模様。ユリは結婚しているので不倫関係ですが、ふたりの恋は純度100%。打算や駆け引きのない、青春時代のストレートな恋愛を思い出させてくれます。いい意味で淡々と話が進むため、こたつでほっこりと鑑賞したいところ。第41回文藝賞受賞、第132回芥川龍之介賞候補作の原作はみるめの一人称で書かれているので、映画と違った視点で楽しめます。人のセックスを笑うな[DVD]≪思いっきり泣きたいときに≫■『100回泣くこと』2013年/監督:廣木隆一出演:大倉忠義、桐谷美玲、ほか原作:中村航累計85万部のベストセラーである同名小説が原作です。主人公・藤井(大倉忠義)の彼女・佳美(桐谷美玲)が、卵巣がんにより亡くなる前後を描いたラブストーリー。大切な人と同じ時間を過ごすことができる幸せを、たっぷり噛みしめることができます。“藤井がバイク事故で佳美とつき合っていた記憶を失い、再び出会う”という小説にはなかった設定が加えられているので、原作を読んだ人も少し違った印象で鑑賞できるかも。100回泣くこと[DVD]==================■『抱きしめたい -真実の物語-』2014年/監督:塩田明彦出演:北川景子、錦戸亮、ほか原作:北海道放送 報道部取材班交通事故で記憶障害と半身麻痺を背負ってしまったつかさ(北川景子)と、網走市の平凡なタクシードライバー・雅己(錦戸亮)の恋物語。ノンフィクション『記憶障害の花嫁』が原作……つまり、これは実話なのです。障害を抱えながらも前向きに生きるつかさ、“逃げるなら今だよ”というつかさの言葉を振り切って結婚を決意した雅己――生きるチカラ、愛のチカラをきっと感じられるはず。抱きしめたい -真実の物語[DVD]小説が原作の映画は、両方読む(観る)のも楽しいですよね!映画を観た後、作品を深く理解するために原作を読んだり、小説を読んだ後に映画で映像・音楽を堪能し、「イメージ通り」「ここは違う」と突っ込んだり…どちらから入っても違った発見があることでしょう。おうちでラブストーリーに浸って、恋の一大イベントへ向けて気持ちを高めてみてはいかがでしょうか?(文=橘いつき)あなたの運命の人は、今どこにいるのか【無料占い】
2015年01月21日上海を舞台に、三浦春馬が美しい双子の姉妹に恋をするミステリアスなラブストーリー『真夜中の五分前』。主演の三浦さん、ヒロインを演じた中国の人気女優リウ・シーシー、『GF・BF』など台湾の若手トップスターのチャン・シャオチュアン(ジョセフ・チャン)、行定勲監督、とアジアの才能が集結した本作に込めた想いをたっぷりと語ってもらった。本作で三浦さんが演じるのは、時計修理工の良。ひょんなことからルーメイ(リウ・シーシー)という美しい女性と出会うが、彼女には女優をしているルオラン(リウ・シーシー/1人2役)という一卵性双生児の妹がいた。ルオランには、人気俳優・ティエルン(チャン・シャオチュアン)という婚約者がいる。ルーメイは妹の婚約祝いに、彼女を驚かせる贈り物をしたいと知り合ったばかりの良にプレゼント選びを手伝ってもらうことに。良は美しいルーメイとの出会いに胸を躍らせるが、親しくなるにつれ、良はルーメイが抱える心の闇に気づいていく…。ーーアジアにまたがる映画を作るにあたり感じた期待や不安など、また参加したことで得たものを教えてください。行定:「これは必然だったと思うんです。当初は日本映画として作ろうと思っていたんですが、現在、日本で映画を作る状況というのは閉塞的で、“結末を観客にゆだねる映画”を嫌う傾向にある。そうしたら、上海のプロデューサーがこの企画に賛同してくださって。それで一緒にやろうということになり、シナリオを全部書き換えて、スタートしたんです。だから、この映画はこのメンバーが集まらないと出来上がらなかったんですよ」。三浦:「結末を考えさせるという作品に関われたことは、とても楽しくもあり、僕の役者人生において、チャレンジでしたね。行定監督が『上海でやることに意味がある』と仰っていたのですが、実際、上海に行く前から高揚感があり、上海に降り立って、撮影をしていくうちに、その意味が分かってきたんです。というのは、上海の街並、夜景、そして光の入り方というのがこの作品にとてもマッチしていて。光が、この作品のテーマも訴えかけていますし、登場人物の心情も表現してくれているんじゃないかと思っています。全編に渡って中国語にトライさせていただいたり、僕の人生の中でも、とても刺激的な時間を過ごすことができました」。リウ:「私は初めて国を超えた作品に出演したので、違う国の人たちと協力し合うことで新しいものが得られることへの期待が大きかったです。行定監督はとても優しい方で、プレッシャーをかけられることもありませんでした(笑)。撮影前にカット割りなども教えてくれましたので、心の準備もできました。中国では、カット割りなどを事前に教えてくれる監督はほとんどいないんです。みんな一旦リハーサルをして、そこから段取りを考えるというやり方でしたから。でも今回は、最初から決まっていたので、準備をすることが出来て、とてもよかったです」。三浦:「無言のプレッシャーはありましたよね(笑)」。リウ:「でも、楽しかったですよ」。行定:「基本的に僕は役者を信じているので。たまに裏切られる場合もあるんですけど(笑)、彼らは裏切らなかったですね。信じていないと、国を越えて作るのは難しい。中国で撮るということで、彼らの培ってきたもの、アイデンティティを頼りにしているわけですから。いろいろ話もしたし、春馬を含め、3人ともきちんと考えを持っている人たちなので、そこは信頼していました」。チャン:「僕は最初から、国を超えたプロジェクトということで、かなり興奮していましたし、期待していました。違う国の方と協力し合ってどんなものが出来る上がるのか、とても楽しみでした。そして実際にやってみて、もちろん多少の問題はありましたが、やっぱり楽しかったです。国に関係なく、一人一人誰もが仕事のやり方というのは違うと思うんです。ただ行定監督と仕事をしてみて、監督はとても繊細な方ですし、僕たちにも繊細なものを要求する、という部分はあったと思います」。ーー三浦春馬さんと共演した印象を教えてください。リウ:「三浦さんは台詞をすべて中国語で話さないといけないので、撮影の合間もずっと練習していましたね。それを横で聞いていて、たまに『発音がちょっと違う』と指摘すると、それをすごく真面目に受け止めて、すごく感謝してくれて。最後には私は申し訳ない気持ちになってしまいました(笑)」。チャン:「三浦さんは、本当に真面目。すごく芝居に集中していました。僕と三浦さんで階段の踊り場で話しをするシーンがとても印象に残っています。とても気持ちよかったんです。演じながら、2人のヒロインに対する感情がいっぱい出てきて、深いところまで演じることが出来たと思いますね」。ーー劇中、ある事件によってリウ・シーシーさん演じる双子が入れ替わったのでは…?という疑いが生まれますが、どのように演じてみて如何でしたか?三浦:「(演じた主人公の)良について言えば、彼自身、どちらの女性を愛していたのか…そして自分の中の愛とは何なのか?という問題に焦点が当たっている作品なんじゃないかと感じました。でも現実的な問題が後半に出てくる。後半、いろいろなことが起きて、自分の愛と現実の狭間で揺れる感情が面白い。観ている方にも、自分の愛とは何なのか、ということを考えていただけたら嬉しいですね」。リウ:「ルオランとルーメイという双子をはっきり分けて演じようとは思わなかったんです。一卵性なので、あまりに違いを出すと、観客も違和感があるでしょうから。同じようで、違うところを見せ、自分でも曖昧な部分を演じてみたかったんです」。チャン:「愛というものは、何かものを作り上げるパワーであると同時に、壊すパワーもあると思うんです。ティエルンという人物は最初、大人で包容力があるように見えましたが、愛の力によって自分が崩壊してしまう。一方、良は子どもっぽいところはありつつ、愛に対して一直線です。そこが対照的で面白いと思いますね」。ーー愛する人の存在を疑うわけですが、それは自分自身をも疑うことにも繋がるのでは?行定:「誰もが人を愛することはあるけれど、何において愛しているのか。それは不確かだということを、この話は浮き彫りにしているんです。これは、自分は恋人の何に対してを愛を持っていたのかを疑う話なんです。その疑いの目を持ったときに初めて、自分という存在に対しても疑いを持つ。同時に人格についての話でもある。リウ・シーシーさんが素晴らしいのは、2人の演じ分けと、混乱を、自分の中で受け入れている。ある意味、混乱しているんだけれど、それによって3人目の人格を作りあげているんですね。それを2人の男が的確に受け止めている。実は、『どっちがどっちなのかさっぱりわからない』という人もいるんだけど、そういう犯人探しをするような話しではなく、人をどう愛するのか、という話なんですね。“愛する”という行為自体が不確かなんです」。三浦:「上海の街並や、登場人物たちの持つ空気にゆったり包まれながら、自分の愛は打算もあるのか、本当の愛なのか、ということを含めて、愛するとは…ということを考えていただけたら、嬉しいですね」。(photo / text:Ayako Ishizu)
2015年01月05日三浦春馬が中国・上海を舞台に、全編中国語での芝居に臨んだ『真夜中の五分前』が12月27日(土)に公開を迎え、三浦さんと行定勲監督が舞台挨拶に登壇した。原作は人気作家・本多孝好の「真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side-A/side-B」(新潮文庫刊)。上海で時計の修理工として働く寡黙な青年・良は美しい双子の姉妹と出会い、姉のルオランと恋に落ちるのだが…。ある出来事から過去を生きる男と過去をなくした女のゆくえが静かに描き出される。三浦さんと監督を、映画を見終わったばかりの観客はスタンディングオベーションで迎える。国際映画祭などでは見られる光景だが、国内のイベントで起こるのは異例のこと。三浦さんは、映画を作り上げた行定監督の功績を強調しつつ「その熱意と頑張りがみなさんに届いて拍手をもらえるのが嬉しいです」と笑顔を見せた。行定監督は、中国での現地スタッフと組んでの撮影ということで多くの苦労があったようだが、無事、日本での公開を迎えてホッとした様子。「近い国だけど遠い部分もあって“乗り越える”というのもこの作品のテーマでした。政治問題もあったりして、うちのスタッフと『どうしようか?』と話しているときに『三浦春馬はやる気で、中国語を勉強してます』と聞いて、『やらなきゃ。逃げられない』と思った。背中を押してもらいました。感謝してます」と三浦さんへの感謝と労いを口にした。すでに中国では4,000スクリーンという大規模で公開され、大きな話題を呼んでおり、2人はキャンペーンでも中国各地を回ったが、日本では考えられない様々なハプニングや出来事があったという。行定監督が「向こうではMCが主役なんです(笑)」と言えば、三浦さんは「挨拶の途中で変な効果音が入ってきたりするんです(苦笑)」と中国ならではの演出を困惑気味に明かす。さらに「映画の話は最初の挨拶だけ…」(三浦さん)、「あとはダーツ大会やらされたり。(映画にちなんで)双子が出てきて『どっちが姉でどっちが妹?』とか…。どうでもいいよ!観客を突き放す舞台挨拶でした(笑)」(行定監督)とカルチャーショックを口にし、会場は笑いに包まれた。それでも海外で撮影し、公開されたことに三浦さんは大きな意味・意義を感じているよう。「全てが新鮮で、役者人生だけでなく、ひとりの人間として大きな経験をさせてもらいました」と手応えを口にし、今後についても「オファーがいただけるならぜひやりたいです」とさらなる海外進出への意欲を口にした。『真夜中の五分前』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:真夜中の五分前 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014“Five Minutes to Tomorrow” Film Partners
2014年12月28日