ミュージカル俳優の山崎育三郎(35)が年末に放送される『第72回 NHK紅白歌合戦』に内定したと9月13日に報じられた。『スポニチアネックス』によると昨年の紅白では、自身も出演した連続テレビ小説『エール』(同局系)の企画枠で登場した山崎。今回が初の“単独紅白出演”になるという。いまやミュージカル界だけでなく、ドラマや映画にもひっぱりだこの山崎。とはいえ、遡ること6年前。’15年12月に同じくミュージカルでも活躍する元モーニング娘。の安倍なつみ(40)と結婚したが、当時彼の名前はそれほど浸透していなかった。同年のドラマ『下町ロケット』(TBS系)で人気に火はついていたものの、“格差婚”といわれることもあった。「ですが山崎さんは結婚以降、話題作に次々登場。そして現在放送中の大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合)でも好演しています。紅白出演が実現すれば、快進撃の勢いはますます加速するでしょう」(芸能関係者)現在2児の父である彼は昨年12月、『婦人公論.jp』にアップされたインタビューで、コロナ禍について「家族とゆっくり過ごす時間を持てたのは幸いでした」とコメント。さらに「『ここまでちゃんと家族と向き合ったことはなかったなあ』としみじみ思った」とも語っており、結婚後は安倍がメインで家庭を切り盛りしている様子が伺える。実は安倍は結婚当時、ブログで“内助の功宣言”をしていた。「彼の人生を支えることができる良き妻であることを何よりも心がけ、(中略)ささやかながらも明るくてあたたかい家庭を築いていければと思っています」「今後は家庭を第一に考えたゆっくりとしたペースで活動していきたいと思っています」そして実際に彼女は仕事をセーブし、’16年と’18年には出産も経験している。今年8月に公開されたアニメ映画『パウ・パトロール ザ・ムービー』に吹き替え版声優として参加したが、メディア露出は約3年ぶりとのことだった。「オファーを受けた理由も、もともとお子さんたちが同作のテレビシリーズ版のファンだったため。『ママが映画で声優をしたら喜んでくれるかも?』と思ったそうです。仕事のことでも、子供たちの思いを優先しているようです」(前出・映画関係者)しかし、不安もあったようだ。「“表現する”ということを長らくしていなかったため、『やり切れるだろうか』と当初は緊張したそうです。それほど安倍さんは結婚してから、家事と育児に専念していたのでしょう。ですが、安倍さんは子育てを通して『とにかくポジティブに!』と学んだといいます。もともと思い悩む性格だそうですが、『困難を楽しもう』と思うことで吹き替えも乗り越えられたそうです」(映画関係者)山崎は昨年9月、本誌に「ドラマ、舞台、いろんなチャレンジはまだまだしていきたいですね」と語っていた。その挑戦意欲を、安倍という心強い援軍が支えているーー。
2021年09月14日室町時代(14世紀)に誕生して以降、独自の様式でその命脈を保ってきた日本の代表的古典芸能である能。しかし現在、多くの人が観ているとは言い難い状況から、銕仙会(てっせんかい)が新たな試みを取り入れた新作能『長崎の聖母』と『ヤコブの井戸』を8月4日(水)より座・高円寺1にて上演する。銕仙会は、従来の作品の演出的見直しや現代に生きる演能活動を続けるほか、他の芸術分野とのコラボレーション作品や現代演劇、映画などにも参加するなど意欲的に活動する演能団体。今回は現代の観客に「能は自分の生きる社会を表現する芸術」と感じてもらうため〝今の時代に生きる能″を目指す。『長崎の聖母』(多田富雄作)は、巡礼者が長崎・浦上天主堂でひとりの老女と出会うことから始まる。老女は1945年8月9日に火の海となった浦上での被爆の有様を語り、夕闇に消えていき・・・・・・。「原爆をテーマにした能を」という長崎市民の求めに応じて創作され、2005年に浦上天主堂で初演。原爆投下を描くことで、近代科学技術が産み落とした核兵器の悲惨を訴える作品だ。通常、曲中の聖歌は地域の合唱団に依頼しているが、今回はメゾソプラノ歌手・波多野睦美を迎えて上演される。『ヤコブの井戸』(ディートハルト・レオポルド作)は、2019年に欧州で世界初演、今回が日本での初演に。対立する2つの民族が砂漠で1つの井戸の水を分け合うという「新約聖書」ヨハネの福音書の物語を題材に、レオポルドと演出・出演(シテ)の清水寛二が数年にわたり対話を重ねて創作。今なお世界で絶えない民族間、宗教間の諍いに疑問を呈し、象徴としての水を分け合うことの意味を問いかける。さらに、能楽堂ではなく現代舞台芸術の劇場である座・高円寺での上演、そして舞台美術・照明・映像の導入などに挑戦するなど、表現方法の面でも通常の公演にはない新たな試みに挑戦。演出協力には劇作家・演出家の佐藤信、映像デザインの飯名尚人らが参加しているのも注目だ。なお、『ヤコブの井戸』に出演予定だった欧州キャストは、日本での新型コロナウイルス感染拡大のため招聘中止に。アイ狂言(野良猫)は女優・みょんふぁが担う。8月7日(土)ライブ配信あり。文:伊藤由紀子銕仙会 新作能『長崎の聖母』『ヤコブの井戸』2021年8月4日(水)~8月8日(日)会場:東京・座・高円寺1※公演日時により演目が異なります。
2021年08月04日2021年8月、勅使川原三郎+KARASが2年ぶりに東京芸術劇場にてゲストダンサーを迎え、新作「羅生門」を上演する。ポーランドの作家ブルーノ・シュルツの諸作品、アルチュール・ランボー、スタニスラフ・レム、萩原朔太郎、中原中也、宮沢賢治など、内外のさまざまな作家の作品から着想を得た数々のダンス作品を創作している勅使川原三郎。そんな彼が今回取り上げるのは、近代日本文学を語る上で欠かせない存在である芥川龍之介の短編「羅生門」だ。「羅生門」に描かれているのは、飢餓と疫病が蔓延する極めて生きにくい世界で、安らぎを失った人間の、極限の状態に置かれた時のふるまい。そこに、コロナ禍に喘ぐ現代に通ずる真実を見出した勅使川原は、羅生門に棲むという鬼の存在に重きを置きながら、ダンスでこそ表現し得る独自の「羅生門」を打ち出すべく、構想を練った。捨てられた死体が重なる、忌まわしい空気に包まれた羅生門。そこで繰り広げられる人間の悪事と葛藤、その先に見えてくるものを、鋭く、かつ幻想的に描き出す、新たな「羅生門」が誕生する。舞台では、勅使川原自身と、勅使川原のアーティスティック・コラボレーターとして活躍する佐東利穂子に加え、ゲストダンサーのアレクサンドル・リアブコが重要な役割を担う。リアブコは現代バレエの巨匠、ジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団のプリンシパルとして活躍。『椿姫』『ニジンスキー』をはじめとする数多くの作品で卓越した表現力を発揮し、世界を魅了している。また音楽では、平安時代から継承された東洋の伝統的な楽器、笙の演奏が大きな役割を果たす。奏者は、国際的な活躍で知られる宮田まゆみ。東京公演では舞台上での生演奏が実現。宮田の崇高な音色をもって、人々を「羅生門」の世界へといざなう。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により予定されていた「三つ折りの夜」上演を断念。勅使川原三郎+KARASにとって東京芸術劇場での公演は2年ぶりとなる。満を持しての公演に期待してほしい。●勅使川原三郎コメント『羅生門』をダンス作品にしようという試みは、私の他の創作と同様、単に物語をダンスでなぞって見せようということではない。芥川の『羅生門』は、平安時代の飢餓、疫病の時代に、生きる術を失い、困り果て、もうこれ以上どうしようもないほどに切羽詰まった人間を描いている。多くの死体が横たわる羅生門の中にぽつんと生き残った人間が、行くところもなく雨の滴る音を聞いている。そんな時ですら、人間には欲があり、どこかに善悪の観念があり、そして裏切りがあり、葛藤があるということが面白く、また滑稽でもある。貧しさの、最低の状況にこそ、鮮明に見えてくる何かがある。私は、羅生門の「鬼伝説」に立ち返るとともに、芥川の筆跡、その文体を、ダンスとしてどう表すことができるか、探っていきたい。勅使川原三郎【公演概要】勅使川原三郎版「羅生門」開催日時:2021年8月6日(金)〜8月8日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス演出・構成・振付・照明・美術・音楽構成:勅使川原三郎アーティスティスティックコラボレーター:佐東利穂子出演:勅使川原三郎 佐東利穂子 アレクサンドル リアブコ(ハンブルク・バレエ団)宮田まゆみ(笙 演奏) ※東京のみ生演奏詳細:
2021年07月30日俳優の山崎育三郎が、テレビ朝日系列を中心に22日より放送される第103回全国高校野球選手権大会の新CMに出演する。新CMは、この夏に様々な思いをもって挑む高校球児たちを、高校野球を愛する全ての人とともに応援したいという思いを込めて制作。山崎は、第1回大会より高校球児を見守り続けてきた「全国高校野球選手権大会の化身」に特殊メイクで扮し、甲子園球場に立つ。CM中に流れる「栄冠は君に輝く」は、山崎が今回新たにレコーディングしたもので、歌詞をかみしめるようにゆっくりと歌いながら情感を込めた歌声を披露している。なお、新CMのフルムービー(1分18秒)が、朝日新聞Webサイト『CMギャラリー』ほか、朝日新聞社公式YouTubeチャンネル、スポーツブル『バーチャル高校野球』で公開される予定。○■山崎育三郎コメント野球少年だった僕にとって甲子園は憧れの聖地でした。そして今回「全国高校野球選手権大会の化身」として甲子園球場に立たせて頂き、バックに流れる「栄冠は君に輝く」も歌わせて頂いています。昨年出場を果たせなかった高校球児たちの思いを胸に、全国の高校球児には、夢のステージを全力で謳歌してほしいです。僕からのエールを送りたい、そんな思いで撮影に挑みました。
2021年07月22日俳優の三浦春馬さんが、30歳という若さで旅立ったという衝撃的な出来事から、7月18日で1年になる。生前の三浦さんについては、誰もが口をそろえて、「どんな人にも真摯に接する純真な人」と評した。三浦さん自身、かつてこんなことを語っている。「自分で言うのも何ですが、僕はちょっと人に優しすぎるとこがあって(笑)」(『からだにいいこと』’19年10月号)超多忙な芸能活動の傍ら、常に弱い立場にいる人たちに心を寄せ、ときには難病患者と、ときには被爆者と語り合い、元気づける姿があった。エイズの啓発を行う「Act Against AIDS」(現:Act Against Anything)に積極的に参加していたことは、ファン以外にはあまり知られていないかもしれない。その支援金などをもとにラオスでは小児病院が設立されているが、彼が病院建設中から現地を訪れ、HIVポジティブの子供たちとふれ合う光景は、本誌でも報じている。そんな三浦さんとじかに接した多くの人の証言から、真面目で心温かい彼の人物像が浮かび上がってきた。■広島へ被爆者を訪ね、直筆の手紙を――「以前、広島を訪ねたとき、ある被爆者の方から、『人間は想像力が欠如したときにむごいことをする』というお話をうかがいました」三浦さんは’20年7月8日、戦時中の新型爆弾開発を題材にしたNHKドラマ『太陽の子』のプロモーションで広島を訪れた際に、こう語っていた。彼が突然、亡くなったのは、その10日後のことである。「三浦さんが広島を再訪したあのとき、会って、『がんばっとるのう』とひと言でも話しておれば、という後悔が今もあるんじゃよ」梶矢文昭さん(82)は、三浦さんが「ある被爆者の方」と口にしたその人だ。6歳で被爆し、教員を定年退職後、「ヒロシマを語り継ぐ教師の会」を設立、現在も語り部活動などを続けている。三浦さんは、47都道府県を訪ね歩いての交流をまとめた著書『日本製』(ワニブックス)の広島編の取材で「改めて平和について考える機会にしたい」と熱望し、梶矢さん宅を訪問していた。「三浦さんがうちに取材でやってくる前から女房の輝實は末期の乳がんで入院中じゃったが、病室で尋ねたら、『会いたい、会いたい』と。わしが主治医と交渉して10分だけの帰宅が許されたのじゃった」映画好きの夫妻は、特攻隊員と家族の葛藤を描いた『永遠の0』(’13年)を見て以来、三浦さんの大ファンになっていた。ところが取材当日の’17年3月13日、一行は遅刻してきたのだという。「こりゃ、だまされたわいとも思っておったが、20分もして、三浦さんが車から降りてきたときは、一目見た瞬間からオーラが輝いておって、まぶしいようじゃった」まず、三浦さんは車いすの輝實さんと向き合った。「『がんばってください、がんばってください』と、末期がんのおばあちゃんの目をまっすぐに見て、手を握りながら言ってくれました。あれは演技ではできんこと、彼の人柄でしょう。女房は、帰りの介護タクシーの中で『満足、満足』と繰り返したそうじゃ」続いて、三浦さんと梶矢さんの会話は、予定を大幅に超えて3時間近くに及んだという。「三浦さんからも彼の曽祖父の戦争体験を聞いて、わしも驚いた。過去から学ぼうとする探究心が、あの演技にもつながるんじゃね。女房が息を引き取ったのは、三浦さんと会った3日後じゃった」さらに1カ月後、三浦さんから手紙が届いた。「いまどき教え子からの手紙もワープロ文字じゃが、三浦さんのは直筆で驚いたし、うれしかった。ただ、これには前段があっての。取材で、三浦さんがカーディガンを忘れてな。聞けば、仕事に集中するあまり、けっこう忘れ物をするタイプじゃと。で、それを送り返してあげたら、お礼の手紙が届いたんじゃった」便せん2枚に、端正な文字でつづられた手紙には、こうあった。《まずは家族から忘れてはいけないことを繋げていくことがどんなに大切か身を持って感じました。三浦春馬》「彼と話をできたことは、わしの人生の宝じゃ。だから余計、なんで死んでしまったんじゃと思うんじゃよ。あんなに、うちの女房に『がんばってください』と繰り返していた男がなぜ、と。あの優しさが、死につながったのかもわからん。今の世の中、ちいとこすい(ずるい)くらいがエエのかもしらんが、彼はそんなこすさとは真逆の人じゃったから」■徹底的にASLの情報を学び、命をテーマに演じた「春馬さんがお亡くなりになって、それは本当に悲しいことですが、“拓人”として、いまだに多くの患者さんが生きるための支援を続けているんです」東京都立神経病院リハビリテーション科の本間武蔵さん(59)は語る。芸能関係者やファンの間で、’14年の『僕のいた時間』(フジテレビ系)を、三浦春馬さんのドラマにおける代表作として挙げる人は多い。三浦さん演じるALS(筋萎縮性側索硬化症)を患った大学生の主人公・澤田拓人の壮絶な闘病の日々を通じて、「今を生きる」ことを社会に問いかけた秀作。制作には日本ALS協会も協力した。三浦さん自らドラマの企画を立ち上げ、プロデューサーにも、「“命”を題材にしたドラマをやりたいんです」 と掛け合って番組を実現させたという。本間さんが三浦さんと出会ったのは、自身が開発した“マイボイス”(声を失ったALS患者などのためのコミュニケーションツール)の使い方の演技指導の場だった。「19時のお約束が、撮影が延びて実際に春馬さんがやってきたのは23時過ぎ。第一印象はとても痩せていて、もう体力も収録で使い切り、スタッフに肩を支えられるようにして入ってこられた姿に驚いたのを、鮮明に記憶しています。それが、いざ指導が始まると、パッと表情が一変して、そこにいたのは、“生きていこうとする拓人”だったんです」放映から7年が過ぎた今も、『僕のいた時間』の影響は大きいと本間さんは語る。「ALSに関する情報収集など下準備を徹底していた春馬さんの演技があまりにリアルで、ドラマを見ていて“もしや自分も”と気付き、病気を早期発見できた患者さんもいらっしゃいます。三浦春馬という役者さんは、拓人として、今も患者さんを救いながら生きているんですね」ドラマの最終話、拓人が語るセリフは、今となっては、そのまま命について真剣に考え続けた三浦さんの言葉として胸に響く。「僕が僕であり続けるにはどうしたらいいんだろう。そうなったとき、僕を支えてくれるのは、それまでの生きた時間、僕のいた時間 なんじゃないか」■三浦さんの愛は、今なお続いている彼が生前にさまざまな活動を通じて注いできた愛情は、ここにきて実を結びつつある。今年5月、アミューズから「三浦春馬支援」に関して報告がなされた。これは、彼の死後、新たに設立されたラオス支援等の基金だ。《このたび第一回目の支援として、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN様を通じ、ラオ・フレンズ小児病院内にて使用される以下の医療物資を購入・寄贈させていただくことを決定いたしました》リストには、注射器、新生児血液採取用針、マスクなどが並ぶ。同時に、フレンズJAPAN代表の赤尾和美さんのコメントから、三浦さんの生前の活動の様子がうかがえる。《春馬さんはご多忙の中、年に1度は必ずラオスの現地へ赴き、(略)同じ目線で「何ができるだろうか」と真剣に考えてくださったことにラオス人スタッフも感動していました》4,000キロ離れたラオスの地でも、子供たちを笑顔にしていたのは、何より三浦さんの「温かいお気持ち」だったそうだ。三浦さんは遠くへと旅立ったが、「人間・三浦春馬」が出会いの場で残した言葉や思い出は、これからも人々の心に寄り添い、励まし続けるだろう。(文:堀ノ内雅一/取材:堀ノ内雅一、小野建史、鈴木利宗)
2021年07月18日突然の訃報から早くも1年。7月18日に三浦春馬さん(享年30)が一周忌を迎える。真摯な人柄と、役に対して誠実な演技で視聴者を魅了してきた三浦さんの輝きは多くの人々の胸に刻まれていることだろう。そこでそんな彼の人生観を、本誌に語っていた言葉から振り返っていく。【理想の大人の男性像?仕事に対して誠実な人かな】(2011年2月1日号より)ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ系)で、実年齢より5歳年上の教師を演じるにあたり、理想の男性像について、こう語っていた三浦さん。さらに、「仕事だけじゃなくて、同時にプライベートな時間も自分らしく楽しめる人が、僕の憧れる“大人の男”ですね」ともいい、理想の男性として同じ事務所の先輩である福山雅治(52)を挙げている。また、プライベートについては「いつか自分の子供たちと笑顔で食卓を囲むような、そんな温かい家庭を築けたらいいなって思っています」と理想の家庭像も語っていた。【今は、自分の仕事をたくさんの人に観てもらうことが、すごく気持ちいい】(2012年12月25日号より)22歳を迎え、念願だった「劇団☆新感線」の舞台『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII』への出演が決まった取材では、こんな言葉が。11歳から15歳ごろまで、養成所でダンスを特訓していたものの、当時は苦手だったという三浦さん。しかしその結果、“動ける役者”が求められる舞台への出演につながったこともあり、「頑張っておいてよかった!(中略)次の舞台でいいものを作れたら、またひとつ、いい景色が見られるんだと思います」とさらなる成長にむけて意気込んでいた。【目標があるとモチベーションが全然違います】(2015年9月1日号より)映画『進撃の巨人ATTACK ON TITAN』で主演を務めた際には、「今までぶつかってきた壁」というテーマに、語学の習得や、役者としてのキャパシティの“壁”を挙げていた。「映画のために中国語を学びましたけど、語学に限らず、目標があるとモチベーションが全然違います」と壁を越える原動力について熱弁。また「19歳のとき、仕事で悩んだ時期がありました。それからまた、役者を頑張ろうと思えたのは20歳になってからです。役の幅が広がり、いろんな挑戦ができるようになったんです」とかつての悩みを明かす姿も。【計画性と努力を継続的に続けられる忍耐力と探求心を持っている人でありたいと思いますね】(2017年11月28日号より)いつもの三浦春馬のイケメンぶりとは一変、残念すぎる男子を体当たりで演じる姿が話題になった、ドラマ『オトナ高校』(テレビ朝日系)。“オトナ”ってどんな人?というインタビューには、「スケジュール帳に記したものに忠実に生きるってことかな」「自分が設定したビジョンに対して妥協せずに頑張れる人、きちんと目標を決めて毎日努力して目標の達成に近づいていける人」と、2011年の取材時とはまた違った““オトナ観”を教えてくれた。【役者としての人生を振り返ると、生意気な時期もあったように思います】(2019年3月26日号より)亡くなる1年前、本誌では最後となったインタビューで、「生意気な時期」があったと明かしていた三浦さん。「たぶん当時は気が大きくなっていたんだと思います。いまの自分だったら、“そんなことをしても得るものなどなかったよ”と言ってあげますよ」と若いころの自分へアドバイスを送っている。また、「僕も今年で29歳。人間の苦悩や後悔、嘆きを表現する機会が重なって。そういう芝居に挑戦させてもらえる年齢になったということかな」と、役の幅が広がっていくことを喜んでいた。実直で誠実な彼の言葉は、今も私たちの胸に残り続けている――。
2021年07月18日俳優の三浦翔平が、ライフスタイルマガジン『GOODA(グーダ)』Vol.60(ブランジスタメディア)の表紙&巻頭グラビアに登場している。三浦は今回、色気のあるスクエアプリントのシャツ、脱力感漂うレトロなワイドパンツと白シャツなど“男の色気”をテーマにしたアーバンリゾートファッションを披露。インタビューでは、趣味のサーフィンについて「基本的には毎日でも海に行きたいんです」「仕事が早く終わった日には、そのまま海に直行することもありますよ」と明かし、「もう少し子どもが大きくなったら、一緒にサーフィンやツーリングにも連れて行きたいですね」と語っている。また、もともとゴルフやキャンプとアウトドアの趣味が多いが、キャンプでの釣りにも挑戦してみたいという三浦。キャンプに至っては「外出自粛の期間にはキャンプもできなかったので、気分だけでも浸ろうと、ベランダにアウトドア用のイスを出して、iPadで焚き火の映像を流しながら、ビールを飲んだりしていました」と話すほどの没頭ぶりだ。
2021年07月15日岡田将生が主演、共演に峯田和伸、寺島しのぶらを迎えた、三浦大輔3年ぶりの新作舞台「物語なき、この世界。」が開幕。三浦さんと、岡田さんらキャスト陣からコメントが到着した。誰もが物語の“主人公”であり“脇役”で、人生に物語を求めがちな現代。なにか起きそうで、起こらなそうな危うい街、新宿・歌舞伎町で、「ドラマ」の主人公に憧れる売れない俳優と、人生に「ドラマ」を求める売れないミュージシャンが10年ぶりに邂逅する。映画監督としてのキャリアを積み上げた三浦さん作・演出の本作は、観客を演劇と映画の狭間にいざなう。売れない俳優で、同棲している彼女の稼ぎでヒモ生活をおくる菅原裕一役には、岡田将生。売れないミュージシャンで菅原の田舎の高校の同級生、今井伸二役にはロックバンド「銀杏BOYZ」の峯田和伸。売れない俳優と売れないミュージシャンという現実とは真逆の役柄を、初共演の2人が演じる。そして、今井のバイト先の後輩でフリーターの田村修役には柄本時生。菅原の彼女でOLの鈴木里美役に内田理央。事件のキーパーソンとなる橋本浩二役に星田英利、本作品の鍵を握る歌舞伎町のスナックのママ・橋本智子役に寺島しのぶ。さらに、宮崎吐夢、米村亮太朗と個性豊かな俳優陣が脇を固めた。三浦大輔コメント稽古中はマスク着用で何とかやってきました。難しいテーマでしたので、舞台として成立するのか手探りでしたが、良いものをお届けしたいと皆で一緒に意見交換しながら協力しあってこの世界感を作り上げました。(キャスト・スタッフの皆さんには)感謝しています。いよいよお客様にお見せ出来るので、反応が楽しみです。岡田将生コメント感染対策を徹底的に行いながら稽古をやってきました。この作品は疲れれば疲れるほど良くなってプラスになっていき疲労感イコール気持ちよくなってきて、とても充実した稽古ができました。やっとお客様の前で最高の芝居を届けられるのが嬉しいです。一つ一つのシーンを大切に演じていきます。峯田和伸コメント稽古場ではマスク着用でしたので目だけの情報だけで稽古をしていましたが、劇場に入ってマスクを外してお芝居ができるのでやっと一緒にお芝居ができているな、と実感がつかめた感じがしました。本場が楽しみです。舞台は同じ設定で同じセリフを話しますがそこに楽しみを見出したいと思っています。これが最期になってもよいという覚悟で、自分がやらなくてはいけない事をやるだけです。頑張ります。寺島しのぶコメント三浦さんの舞台は「禁断の裸体」以来で、その時も子供が生まれて2年経った時で煙草の火がつけられない程緊張したのを覚えています。今回も2年振りに舞台へ引き戻してもらい縁を感じています。三浦さんのグサッと刺さるセリフを理屈っぽくなくいかにサラッとメッセンジャーとして伝えるためにどう身体に入れるのか戦っています。COCOON PRODUCTION 2021「物語なき、この世界。」は【東京公演】~8月3日(火)Bunkamuraシアターコクーンにて公演中、【京都公演】8月7日(土)~8月11日(水)京都劇場にて公演。(text:cinemacafe.net)
2021年07月12日井之脇海、松本穂香、山崎育三郎が出演するさそうあきら原作映画『ミュジコフィリア』より特報映像が公開された。本作は、『神童』『マエストロ!』に続く音楽シリーズ三部作の最終作。長編映画初主演となる井之脇さんが主人公・朔を、朔の異母兄・大成を山崎さん、朔に想いを寄せるヒロイン・凪を松本さんが演じる。今回到着した映像では、朔が楽しそうにピアノを弾くシーンからスタート。大成が泉涌寺仏殿を前にオーケストラを率いるシーンや、朔と大成がぶつかる場面、ポスタービジュアルにも落とし込まれている朔と凪のアンサンブルシーン。また、松本さんが歌う主題歌「小石のうた」が今回初公開されている。『ミュジコフィリア』は秋、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(京都先行)。(cinemacafe.net)■関連作品:ミュジコフィリア 2021年秋、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(京都先行)(C)2021 musicophilia film partners(C)さそうあきら/双葉社
2021年07月09日山崎育三郎が、8月11日にリリースするニューシングル『誰が為』のジャケット写真と最新アーティスト写真を公開した。白いシャツと背景のアーティスト写真は、目線を外す山崎の姿が何かを想像させるものとなっており、色気さえ漂わせている。なおシングル表題曲「誰が為」は、7月4日に開催されたオーケストラツアー『billboard classics 山崎育三郎Premium Symphonic Concert Tour 2021 -SFIDA-』愛知県芸術劇場大ホール公演にてフルオーケストラバージョンで初披露された。同曲について山崎はMCで、「昨年甲子園出場が決まっていたにもかかわらず、いけなくなってしまった高校球児と対談する機会がありました。彼らは、出演できなくなりとてもショックで、悔しい思いをした。お母さんがお弁当を一生懸命作ってくれたり、家族みんなで応援してくれていたのに、本当に悔しかった。昨年僕たちが果たせなかった夢を、後輩たちに託したい。など、いろんな想いを話してくれました。〝誰が為〟は、そんな高校球児の想いを、メロディーにのせました。」と語っており、森山直太朗の作詞共作者でもある詩人の御徒町凧がこの対談をもとに歌詞を書き上げている。<リリース情報>山崎育三郎「誰が為」8月11日(水) リリース●初回盤【CD+DVD】:7,370円(税込)●通常盤【CD】:1,320円(税込)「誰が為」初回盤ジャケット「誰が為」通常盤ジャケット【CD収録】※全形態共通1. 誰が為2. 僕のヒロインになってくれませんか? feat. 3時のヒロイン3. 誰が為(Instrumental)4. 僕のヒロインになってくれませんか? feat. 3時のヒロイン(Instrumental)【DVD収録内容】『山崎育三郎 LIVE TOUR 2020 MIRROR BALL at TOKYO DOME CITY HALL』(2020.02.01)<ツアー情報>billboard classics 山崎育三郎Premium Symphonic Concert Tour 2021 -SFIDA-※終了分は割愛【福岡】福岡サンパレス ホテル&ホール7月8日(木) 開場 17:30 / 開演 18:30【西宮】兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール8月7日(土) 開場 16:00 / 開演 17:008月8日(日) 開場 13:00 / 開演 14:00【札幌】札幌文化芸術劇場 hitaru8月19日(木) 開場 17:30 / 開演 18:30【東京】東京芸術劇場 コンサートホール9月2日(木) 開場 17:30 / 開演 18:309月3日(金) 開場 17:30 / 開演 18:30公演HP:関連リンク山崎育三郎 オフィシャルサイト:山崎育三郎 ユニバーサルミュージックサイト:山崎育三郎 Instagram:山崎育三郎 Twitter:山崎育三郎 オフィシャルFC Twitter:山崎育三郎 ファンクラブサイト:山崎育三郎 TikTok:
2021年07月05日山崎育三郎が、6月15日の東京 Bunkamura オーチャードホールを皮切りにコンサートツアー『billboard classics 山崎育三郎Premium Symphonic Concert Tour 2021 -SFIDA-』をスタートさせた。今回のツアーで山崎はフルオーケストラとのコラボレーションコンサートに初挑戦しており、初日公演ではオリジナル楽曲やミュージカル楽曲、ドラマで披露した楽曲などを流れるように披露していき、会場は観客からの拍手で沸き上がった。ステージ上のMCでは、新曲「誰が為」を8月にリリースすることが発表された。同曲は、あらゆるスポーツや吹奏楽など頑張る学生に向けたエールソングで、森山直太朗氏の作詞共作者でもある詩人の御徒町凧氏が作詞を担当している。さらに、山崎と昨年の甲子園出場が決まっていたにも関わらず、新型コロナウィルスの影響で中止になり試合が出来なくなってしまった元高校球児が対談を行った際のリアルな言葉も取り入れられている。<リリース情報>山崎育三郎「誰が為」2021年8月リリース作詞:御徒町凧作曲:宗本康兵<ツアー情報>billboard classics 山崎育三郎Premium Symphonic Concert Tour 2021 -SFIDA-※終了分は割愛【名古屋】愛知県芸術劇場 大ホール7月4日(日) 開場 16:00 / 開演 17:00【福岡】福岡サンパレス ホテル&ホール7月8日(木) 開場 17:30 / 開演 18:30【西宮】兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール8月7日(土) 開場 16:00 / 開演 17:008月8日(日) 開場 13:00 / 開演 14:00【札幌】札幌文化芸術劇場 hitaru8月19日(木) 開場 17:30 / 開演 18:30【東京】東京芸術劇場 コンサートホール9月2日(木) 開場 17:30 / 開演 18:309月3日(金) 開場 17:30 / 開演 18:30公演HP:関連リンク山崎育三郎 オフィシャルサイト:山崎育三郎 ユニバーサルミュージックサイト:山崎育三郎 Instagram:山崎育三郎 Twitter:山崎育三郎 オフィシャルFC Twitter:山崎育三郎 ファンクラブサイト:山崎育三郎 TikTok:
2021年06月16日ヨルシカが新曲「又三郎」のMUSIC VIDEOを公開した。本日6月7日に配信リリースされた「又三郎」は、dアニメストアCMソングとしてオンエアされており、多くのファンから配信が待ち望まれていた楽曲。宮沢賢治『風の又三郎』をモチーフに制作され、現代社会の閉塞感を風の子に打ち壊して欲しいという想いを託した疾走感溢れるナンバーとなっている。公開されたMVは、風の正体を追い求めるストーリーがファンタジックなアニメーションで描かれている。ディレクションは、2020年6月3日に配信された「春ひさぎ」以来2度目のタッグとなるヴィジュアルアーティストの勝見拓矢(TAKUYA KATSUMI)が担当している。ヨルシカ「又三郎」MV<リリース情報>ヨルシカ デジタルシングル「又三郎」2021年6月7日(月) 配信リリースヨルシカ「又三郎」配信ジャケット配信リンク:「又三郎」特設サイト:関連リンクヨルシカ公式サイトヨルシカ / n-buna YouTube
2021年06月07日ヨルシカの新曲「又三郎」が、2021年6月7日(日)より配信リリース。今回ヨルシカがリリースする新曲「又三郎」は、「春泥棒」以来約5か月ぶりとなるデジタルシングル。dアニメストアのCMソングとして起用されており、ファンから音源化が待ち望まれていた一曲だ。本楽曲は、宮沢賢治の作品『風の又三郎』をモチーフに制作。“現代社会の閉塞感を風の子に打ち壊して欲しい”という想いを歌った、疾走感溢れるナンバーとなっている。【詳細】ヨルシカ「又三郎」配信リリース日:2021年6月7日(日)
2021年06月06日俳優の山崎育三郎が、Skyの大規模ユーザ向けシンクライアントシステム「SKYDIV Desktop Client」の新CM「シンクライアントなら盗めない」編に出演している。新CMでは、不穏な音楽が流れるなか、探偵にふんした山崎がスポットライトに照らされ、「セキュリティが甘くなる」「テレワークのパソコンが狙われた」と、演劇を思い起こさせるジェスチャーを交えて美声を響かせる。そのあと、宝石が映ったパソコンのデスクトップ画面を虫眼鏡で覗き、何かを突き止めたようにうなずいてみせると、「パソコンは盗めても重要なデータは盗まれない」とピシャリ。チラリと見える怪しい人影を「残念だったな!」と指差し、データを盗みとろうと企てていた犯人を追い詰める。そして最後はスーツ姿で爽やかに締めくくる……というストーリーだ。なお、CMは6月より全国各局にて放送されるほか、同社の公式Instagramでも動画が公開されている。
2021年06月03日ヨルシカが新曲「又三郎」を6月7日に配信リリースすることが決定した。今年1月に配信リリースされた「春泥棒」以来約5カ月ぶりのデジタルシングルとなる同曲は、宮沢賢治の小説『風の又三郎』をモチーフに制作され、現代社会の閉塞感を風の子に打ち壊して欲しいという想いを託した疾走感あふれる楽曲。現在dアニメストアCMソングとしてオンエアされており、多くのファンから配信が待ち望まれていた。なお、「又三郎」のラジオ初解禁も決定。配信リリースより一足早く本日6月3日放送のTOKYO FM『SCHOOL OF LOCK!』内にてオンエアされる。<番組情報>TOKYO FM『SCHOOL OF LOCK!』放送日時:6月3日(木) 22:00~23:55<リリース情報>ヨルシカ デジタルシングル「又三郎」2021年6月7日(月) 配信リリース配信リンク:「又三郎」特設サイト:関連リンクヨルシカ公式サイトヨルシカ / n-buna YouTube
2021年06月03日2021年4月3日に心不全のため亡くなった、俳優の田村正和さん。往年のスター俳優の訃報に多くの人が悲しみました。田村さんといえば、数々の名作ドラマに出演。中でも、刑事ドラマシリーズ『警部補・古畑任三郎』(フジテレビ系)は幅広い世代に大人気です。急きょ『古畑任三郎』再放送フジテレビは、追悼特別番組として『新春ドラマスペシャル古畑任三郎ファイナル』を2日間にわたって急きょ放送することを決定。『フェアな殺人者』前編を2021年5月20日、『フェアな殺人者』後編を同月21日、『ラスト・ダンス』を同日20時から放送します。『フェアな殺人者』は、元プロ野球選手のイチローさんが出演しており、『ラスト・ダンス』は俳優の松嶋菜々子さんが出演。『フェアな殺人者』は、瞬間最高視聴率29.6%、『ラスト・ダンス』は32.8%を出すほど注目が集まった作品です。田村さん演じる、古畑任三郎を目に焼き付けたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年05月20日フジテレビでは、4月3日に亡くなった俳優・田村正和さんを偲び、5月20日・21日の2日間に渡って追悼特別番組として代表作のひとつ「古畑任三郎」が放送される。本シリーズは、田村さん演じる古畑任三郎が、犯人たちの難解なトリックを卓越した推理力で解いていくドラマで、毎話登場する豪華ゲストが演じる犯人たちとの対決が大きな見どころだ。1994年、「警部補・古畑任三郎」としてスタートし、連続ドラマとして3シーズン続いたほか、数々のスペシャル・スピンオフなど12年間にわたって愛され続けた本シリーズから、今回はラストとなる2006年1月放送の「新春ドラマスペシャル古畑任三郎ファイナル」のうち2編。イチローが“イチロー選手役”で出演し、宿泊する都内某ホテルの地下駐車場に停めてあった盗難車の中から男の死体が発見されることから物語が展開する「フェアな殺人者」前編&後編。松嶋菜々子が、売れっ子の作家の加賀美京子こと大野かえでともみじ、双子を2役演じる「ラスト・ダンス」を放送する。(cinemacafe.net)
2021年05月19日ダンスカンパニーKARASを率いるダンサー・振付家・演出家の勅使川原三郎による新作公演「読書 本を読む女」が、6月24日(木)より東京・両国シアターXカイにて上演されることが決定した。新型コロナウイルスの影響によりヨーロッパでの活動が全て中止になったことを「国内での創作活動に注力する好機」と捉え、年明けから4カ月の間に5つもの新作を発表している勅使川原。まさに、これまで以上に精力的な創作活動の只中にいる彼が今回シアターXの公演のために選んだ題材は、2018年11月に アパラタスでの「アップデイトダンス」公演で初演した『読書』だ。活動の拠点であるカラス・アパラタスでの創作や、勅使川原が芸術監督を務める愛知芸術劇場における進行中のプロジェクトで共に取り組む佐東利穂子が出演し、デュエット作品として改作上演する。本を読む女=佐東は、さまざまな文学作品、 物語から抜き出されたいくつかの断片を誦じ、 やがて本の中へと没入していくさまをダンスで表現。 ドヴォルザークのロマンス、 弦楽セレナーデ、 コダーイの無伴奏チェロ・ソナタ、 イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタほか、 さまざまな音楽の響きをもって、読書する者が辿る内面の動きに迫る。また、2013年より定期的にシアターXで公演を行ってきた勅使川原にとって、ここはより自由な創作ができる場所の一つであり、 その特徴について「一般的な機構の劇場のイメージとは異なる、 個性的な、 まるで大きさがあらゆるサイズに変わる部屋のような空間。 創作上の細やかな仕事を可能にさせ、 創作に集中することができる」と明かしたことも。 シアターXの“部屋のような舞台”で表現される、自室で読書する人のイメージ。本作品では、 自室で読書する人のイメージを表現するが、 が、 創作の過程に、 ここでしかできない何かをもたらすに違いありません。勅使川原の多彩な読書体験と身体感覚に基づいた、 読書にまつわる深い思索と冒険のダンスがここに誕生する。■勅使川原三郎アパラタスで創作した『読書』は、 読書する者について考察したダンスであり、 当初は佐東利穂子のソロ作品として上演しました。 オーストリアの作家、 ロベルト・ムージルの『特性のない男』を朗読する佐東の声を基調に、 想像をかき立てる様々な音楽を用い、 部屋の中で読書する者、 その読むという行為を客観的に捉えてダンスとして表現したものです。 今回、 新たにデュエット作品として上演するにあたっては、 読書する者に起こることを、 より主体的に捉えていこうと考えています。閉じられた本の中は暗く、 空気のない状態であるけれども、 一度開けば、 開かれたそのページには光が差し、 文字が目に触れる。 実際に声で発することがないとしても、 言葉は自身の声、 あるいは登場人物の声として響き、 音響が身体の内に広がっていく。 身体は次第に前のめりになり、 本の中に没入し、 落ちていくような感覚をおぼえる。 その身体は本の中に浮遊し、 徘徊し、 俯瞰し、 会話するーー。ところが、 読書する者が本から離れ、 言葉が途切れ、 その響きがなくなると、 自由を削がれたかのようにその身体は固まり、 息苦しくなる。 現実の時間感覚に捕われ、 支配されてしまう。 つまり、 読書の中にいる時より、 現実のほうが不自由になってしまう。 しかし、 その状況は逆転し得る。 読書している時の感覚が、 読書をしていない時に再現されれば、 現実はどんどん豊かになっていくーー。 そうも考えるのです。v■佐東利穂子劇場にはその場所ごとに個性、 特徴があるけれど、 近頃はずっとアパラタスでの活動を続けていただけに、 シアターXの空間で公演をすることをとても楽しみにしていました。 というのも、 ここは創作に集中しやすい場所であるとともに、 舞台と客席との距離が近く、 そこを行き来することで作品の題材をあらためて見直したり、 新鮮な気持ちで見たり触れたりすることが、 比較的容易にできる場所なのです。今回の公演で『読書』を上演することが決まった時、 この作品とこの劇場とが空間的にとても合うと感じました。 けれど、 新たな『読書』の構想が見えてくると、 場所にまつわる事柄に留まらない、 何かが湧き上がってくるのではないかという期待感が高まったのです。■作品テキスト「読書 本を読む女」密閉された本の頁を開く暗闇だった紙面が明るくなり目が言葉に触れる声が言葉を飲み込む落ちるように本の中に吸い込まれる女無時間の文字空間に身体を失い浮遊動揺や謎をまとい理解と無理解に遊ぶ言葉と音調の密着と分離の繰り返し読書を止めると沈黙に身体は掴まれ現実に放りされる静寂に押しつぶされるが再び本に戻る言葉の響きと透明の動きを重ね合わせて自在に時間を伸縮変形させる真空を呼吸しダンスする者勅使川原三郎【公演概要】勅使川原三郎 新作公演「読書 本を読む女」構成・振付・演出・美術・照明・衣装:勅使川原三郎出演:佐東利穂子、勅使川原三郎劇場:東京・両国シアターXカイ(東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア1階)<開催日時>・6月24日(木) 19:30・6月25日(金) 19:30・6月26日(土) 16:00・6月27日(日) 16:00※客席開場は開演の15分前※客席へはチケットに記載の整理番号順にご案内します<料金(全席自由・税込・入場整理番号付)>・一般:前売5,000円、 当日5,500円・学生・シニア(65歳以上):前売3,500円※学生券・シニア券は各日各10枚ずつ限定。 KARASでの取り扱いのみ、 当日券はありません。
2021年05月14日ぴあアプリ版で昨年12月まで連載された映画評論家・川本三郎さんのエッセイ『映画のメリーゴーラウンド』が、連載時のタイトルのまま、文藝春秋から書籍化、14日に発売された。映画の尻取り遊び、連想ゲーム。作品や俳優、監督だけでなく、でてきた場所や食べもの、風俗などをつなげていく。一本の作品の話をすると、映画の話は止まらない。ちょっとした小物、小道具が、そこに込められた思いを想像させ、いろいろなことを暗示させる。映画についての雑学、トリビアならこの人、川本三郎さんの楽しいエッセイ集だ。「こうしたことが映画批評の本流からは、はずされてゆく。なんとも勿体ない。まるでパンの耳を捨てるようなもの。ディテイルにも映画の作り手の思いが込められているのに、それを無視してしまうのは、長年、映画を見て来てきた人間には、まったく納得出来ない。映画のメリーゴーラウンド(つまり、尻取り遊び)とは、遊びながら、同時に普通、忘れられがちなディテイルをよみがえらせようとする試みである。時には、パン本体より耳のほうがおいしいもの。あまりディテイルにこだわるとすぐに「木を見て森を見ない」と批判されるが、木あっての森であることを忘れてはならない。「神は細部に宿る」と大仰なことは言わないが、小さなお地蔵さんぐらいは潜んでいると思う。」(あとがきから)。著者の川本三郎さん66回の連載は、ウディ・アレンの『女と男の観覧車』で始まり、『アニー・ホール』『マンハッタン』で幕を閉じた。とりあげられた作品は、『東京物語』、『駅馬車』、『ティファニーで朝食を』、『素晴らしき哉、人生!』、『男はつらいよ』シリーズ、『浮雲』、『七年目の浮気』、『アパートの鍵貸します』、『風立ちぬ』、『勝手にしやがれ』、『007/危機一髪』、『甘い生活』、『ローマの休日』、『天国と地獄』……。連想ゲームだから、日本映画、外国映画、古典的名作、最近作と時空を自在に超える。ぴあアプリ連載時と同じ高松啓二さんのイラスト(カバーも)が、楽しさを倍加している。『映画のメリーゴーラウンド』文藝春秋刊定価1980円(本体1800円+税10%)4月14日(水)発売著者:川本三郎カバー・本文内イラスト:高松啓二『映画のメリーゴーラウンド』本文ページ『映画のメリーゴーラウンド』本文から イラストレーション:高松啓二
2021年04月15日ミュージカル『モーツァルト!』の開幕前日取材が7日に東京・帝国劇場で行われ、山崎育三郎、古川雄大が登場した。同作は音楽家のヴォルフガング・モーツァルトの生涯を描き人気のウィーン・ミュージカル。2002年の日本初演以来再演を重ね、今回が3年ぶりの上演となる。山崎は「コロナ禍ということでマスクをした状態での稽古。今までに経験したことのない現場で、舞台稽古に入って始めてマスクを取って声を出したので、鍛えられますね。山でトレーニングするような感覚です。貧血になるくらい、マスクをつけっぱなしでの稽古がしんどかったので、逆に強くなった気がします」と苦笑する。Wキャストで天才を演じるということで、互いの天才だと思うところを聞かれると、古川は山崎について「お芝居ももちろんですけど、歌の部分がずば抜けてると思っています。色んな方がいますけど、育三郎さんはミュージカルの歌とポップスの歌、両方出来る。そんな方を僕は見たことがなくて、天才だなと思います」と絶賛。一方、山崎は古川について「ストイックで、努力の天才だなと。それが1番だと思うんです。デビューからの年々進化がすごくて、僕は若い時から『(古川が)ヴォルフガングをやるだろうな』と思ってたんですけど、想像を遙かに超えた表現力を自分でつかみにいっている。すごく努力家ですね」と讃えた。改めて山崎は「今回、コロナ禍ということで、本当に1回1回の公演が千秋楽、明日何が起こるかわからない時代の中で、『立つのはこれが最後でいい』と思うようにやりたい」と力強い言葉を残す。他の出演者についても「市村(正親)パパ(※ヴォルフガングの父親・レオポルト役)は11年ずっと一緒にやらせていただいてるんですけど、今回が1番艶がある声で、どんどん声が出る。びっくりするんですよ、若返り!」と驚いた様子。古川も「市村さんはいつもそうですけど、今回気合いが入ってるというか、まだ成長が……」と表すと、山崎から「成長!?」とつっこまれ、「成長というか、進化が止まらない」と言い直す。「あの年齢になってもまだまだ止まらないというのは恐ろしいなと思いますし、そういう風になりたいなという憧れでもあります」と先輩のすごさを実感していた。最後に山崎は、「今、こういう状況だからこそ届けられるものがありますし、劇場に足を運んでくださる方皆が戦っている状態。ヴォルフガングが自分の人生をまっとうする、自分の運命と戦っていく姿に元気づけられ、"エール"をもらえたらいいなという気持ちで、頑張っていきたい」と意気込む。古川も「3年ぶりの上演で、僕自身も作品としても進化していると思います。たくさんの方に見ていただけたらと思いますので、ご期待ください」とメッセージを贈った。
2021年04月07日ミュージカル『モーツァルト!』の開幕前日取材が7日に東京・帝国劇場で行われ、山崎育三郎、古川雄大が登場した。同作は音楽家のヴォルフガング・モーツァルトの生涯を描き人気のウィーン・ミュージカル。2002年の日本初演以来再演を重ね、今回が3年ぶりの上演となる。山崎は「実は2021年になって赤いコートがはじめて新しくなって、気持ちが高まっています。11年この役をやってるんですけど、ずっと先輩のを着ていて。雄大もですけど、昨年朝ドラに出た効果で、ついに自分の赤いジャケットを作ってもらったんじゃないかな」と、2人ともNHK連続テレビ小説『エール』に出演していたことに絡めて明かした。古川も「とても気持ちがいいですね、朝ドラのおかげで作っていただいたので」とトークにのっかり笑いを誘う。2人がWキャストで主演を務めることになるが、古川は山崎に対して「関係は全く変わらず、優しい先輩、頼れる先輩という印象です。今回の稽古場でも、すごく助けていただきました。歌の面ですごく力になっていただきました」と感謝。「僕がわからないところをとにかく育三郎さんにたくさん聞いて、『こうやった方がいいよ』というアドバイスをたくさんいただいて、お芝居の面でも『自分はこう思う』と育三郎さんの意見を聞いたりとか、Wキャストとして高め合っていけたのかなって思います」と自信を表した。さらに古川は「3年ぶりの作品ですし、小池(修一郎)先生も『より良いものを』という演出をつけてくださって、変わった部分もありながら、僕自身もどうにか進化したいなという思いでいて。(山崎が)目の前で素晴らしいヴォルフガングを演じてくださってるので、何か盗めないかなと、とにかく学ぶという気持ちで挑みました」と心境を吐露。山崎は「雄大のヴォルフガングも3年前から本当に見違えるほど進化して。(自分は)24歳からこの役をやって35歳、再演ごとに自分の変化に気付かされるというか、こういうことできるようになったんだとか、逆に今まで何も思わなかったシーンでグッときたり、自分の変化を楽しんでやっています」と充実した様子を見せる。山崎は古川について「先輩扱いをしてくるんですけど、年齢は1歳しか変わらないんですよ。僕が長くやってるというだけで、同世代だと思ってるので、一緒に盛り上げていきたいな」と語る。3年前は山崎が古川について「ごはんにもあんまり来てくれない」とぼやいていたが、「今は何でも語ってくれるようになりましたね。役のこと、歌のことも含めて役作りとか音楽的なことも相談しながら。朝ドラでもずっと一緒、一番ずっといる相手」と表した。稽古場では2人で一緒にトレーニングをしているそうで、山崎は「2人とも、サイズが一回りくらい大きくなってるんですよ。それに合わせて衣装を新調してくださったというのもあります。雄大も、脱いだらものすごいムキムキですから」と紹介。古川は「(衣装で)あんまりわからないかもしれないですけど、体重で言うと5〜6kg増えたのかな」と驚かせ、山崎は「僕も4〜5kgくらい増えました。30代半ばになってきたので、筋肉の支えがないと。ケガをしないためというのが一番大きい目的ですね」と目的を説明する。2人での稽古の合間のトークについても、古川は「筋肉トーク、もっぱら筋トレの話ですね。どうやったらここ(腕)に筋肉がつくんだろうとか、どういうプロテインを飲んでるとか、いろいろ筋肉の話をさせていただきました。あとはくだらないこと。互いに笑いのセンスが似てるところがあるので『これ面白いよね』みたいな他愛もない話から真面目な話まで」と明かした。東京公演は帝国劇場にて4月8日〜5月6日、北海道公演は札幌文化芸術劇場 hitaruにて5月14日〜17日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて5月25日〜6月7日。
2021年04月07日新国立劇場のフルオーディション企画第3弾として、上村聡史を演出に迎えて三好十郎の名作『斬られの仙太』が4月6日より上演される。幕末の水戸の天狗党の史実を絡めつつ、数奇な運命を生きることになる仙太の姿を描く本作。3月中旬、稽古場に足を運んだ。年貢の減免を申し立てた兄への酷い仕打ちに絶望し故郷を出て百姓から博徒となり、さらに勤皇を掲げる水戸天狗党の一員となって激動の幕末を生きる仙太の人生を描く本作。全三幕で上演時間は4時間30分(休憩二回含む)を予定しており、この日は第二幕の通し稽古が行われた。舞台はかなり角度のついた、いわゆる“八百屋舞台”となっており、俳優陣は武士から町人、百姓、博徒、さらには黒子まで複数の役柄を演じ分けながらこの傾斜の上り下りを繰り返す。主人公の仙太を演じるのは阿佐ヶ谷スパイダースで活躍する伊達暁。この第二幕では、水戸藩内の尊王攘夷派・天狗党の一員となっており、卓越した剣の腕前から人望を集めている。一方で、身分に関係なく世のためにと加わったはずが、党の幹部からは便利な“人斬り”のように扱われており、権力争いや内紛ばかりの党の現状にもうんざりしており、どこかやるせなさを感じている様子が伝わってくる。そんな中、そもそも仙太が百姓をやめて村を出るきっかけともなった兄・仙右衛門の死の“真相”を知ってしまい…。悲哀にあふれた仙太の叫びが胸を打つ。もう一人、要な役割を果たしているのが、仙太と同村の幼なじみである段六(瀬口寛之)。仙太が百姓→博徒→天狗党と身分を変えて生きていくのとは対照的に、段六は徹底して百姓として生き、常に仙太の身を案じ、故郷の村に帰ることを勧める。「俺達の頼りにするのは貧乏人だけど、また、これで、何が頼りにならねえと言っても貧乏人ほど頼りにならねえものはねえ」(仙太)、「仙エムどんは、本当のお百姓であった」(段六)――彼らの言葉、そして生まれも育ちも同じながら、ひょんなことから道を違えた2人の関係性から、土と共に生き、命の源となる食べ物を作るその生き方とは何なのか? という問いかけが浮かび上がってくる。この第二幕には、世の中を変えることに躍起になる男たちをよそに、孤児たちを引き取り育てる情と強さにあふれたお妙(浅野令子)、仙太に惚れたがゆえ運命に翻弄される芸者のお蔦(陽月華)といった魅力的な女性たちも登場する。歴史的背景、入り組んだ人間関係など、全体像を理解するのが決して容易ではない本作だが、市井の者たちの視点で、殺陣あり、愛と友情の物語ありの珠玉の人間ドラマとして楽しんでほしい。「斬られの仙太」は4月6日より新国立劇場にて上演。
2021年04月02日春の新月9ドラマ「イチケイのカラス」に出演する山崎育三郎が、月9ドラマ「監察医 朝顔」の本日3月22日(月)放送の最終話に“クロスオーバー出演”していることが分かった。山崎さんが「イチケイのカラス」で演じるのは、正義感の強いクールな中堅検事・井出伊織。自由奔放な刑事裁判官みちお(竹野内豊)のお目付け役だ。今夜、“右ほほに大きなヤケドがある男”をめぐる事件を追う様子が描かれる「監察医 朝顔」最終話では、そんな井出が、ひょんなことから法医学教室を訪れる。また、朝顔と井出は元々面識があるようで…。山崎さんが撮影現場に入り、スタッフから「井出伊織役の山崎育三郎さんです!」と大きな拍手とともに紹介があると、「イチケイから来ました!」と笑顔で挨拶した山崎さん。出演に関して「クロスオーバー出演ということが初めてだったので、『監察医 朝顔』の世界に『イチケイのカラス』の井出としての出演は、不思議な感覚はありました」と感想を明かし、「上野さん始め出演者の皆さんが温かく迎えて下さったので、リラックスして楽しみながら撮影に挑む事ができました。そして何より、監督含め、撮影現場の皆さんのチームワークの良さに感激しました」とコメント。4月5日(月)よりスタートする竹野内豊主演「イチケイのカラス」は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の型破りな刑事裁判官・入間みちおと、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する坂間千鶴(黒木華)らイチケイメンバーの活躍が描かれる。これからの放送について山崎さんは「これまでにない裁判官に焦点をあてた作品で、数々の事件と戦う魅力的なキャラクターたちが登場します。笑えて泣けて、最後は幸せな気持ちになる、入間みちお劇場をお楽しみ下さい」とアピールしている。「監察医 朝顔」最終話は3月22日(月)21時~フジテレビにて30分拡大放送。「イチケイのカラス」は4月5日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。※初回30分拡大(cinemacafe.net)
2021年03月22日2021年4月、 新国立劇場で三好十郎の『斬られの仙太』が上演される。本作は江戸末期から明治にかけての動乱期を舞台に、農民上がりの博徒・仙太郎が水戸天狗党の乱に関わるようになるも、組織の理想と現実の間で翻弄される物語。この度、本作の演出を手掛ける上村聡史と主人公の仙太役を演じる伊達暁が、『斬られの仙太』の舞台となる水戸・筑波を訪ねた動画の後編が公開された。前編では上野駅からスタートし、筑波神社から仙太の出身地である真壁に移動。後編では那珂湊反射炉跡から、水戸志士が幽閉された蔵が移築された回転神社、そして水戸殉難志士の墓、那珂川と本作に出てくる場所をめぐる。江戸末期に思いを馳せるふたりの様子をご覧いただきたい。■新国立劇場の演劇『斬られの仙太』筑波水戸紀行~前編■新国立劇場の演劇『斬られの仙太』筑波水戸紀行~後編【公演概要】『斬られの仙太』会場:新国立劇場 小劇場公演日程:4月6日(火)~25日(日)作:三好十郎演出:上村聡史芸術監督:小川絵梨子 / 主催:新国立劇場出演:青山 勝、浅野令子、今國雅彦、内田健介、木下政治、久保貫太郎、小泉将臣、小林大介佐藤祐基、瀬口寛之、伊達 暁、中山義紘、原 愛絵、原川浩明、陽月 華、山森大輔チケット発売中料金(税込):A席7,700円 / B席3,300円公演詳細: チケットに関するお問い合わせ:新国立劇場ボックスオフィス(03-5352-9999 / 10:00~18:00)Webボックスオフィス:
2021年03月19日山崎育三郎と升毅が、竹野内豊主演の刑事裁判官を主人公にした新月9ドラマ「イチケイのカラス」にレギュラー出演することが分かった。2人が演じるのは、竹野内さん演じる刑事裁判官・入間みちおらがいる東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の公判を担当する検察官。数々の名作ミュージカルに出演する山崎さんが演じるのは、みちおのお目付け役として東京地検第3支部に異動してきた、正義感の強いクールな中堅検事・井出伊織。裁判所主導の現場検証に立ち会ったり、法廷での言動を見聞きしたりするうちに、みちおの裁判官としての確固たる信念に気づき一目置くようになる一方で、起訴した以上被告人の有罪判決を勝ち取らなければならないという検察官の使命もあり、一筋縄ではいかないみちおの存在は厄介でもある。月9ドラマにレギュラー出演するのは「突然ですが、明日結婚します」以来、4年ぶり2作目となる山崎さん。「台本を読み終わった後の爽快感が印象的でした」と語り、「今までになかった刑事裁判官をメインとした作品で、笑いあり、涙あり、家族みんなで楽しめるような内容になっています。1週間の始まりである月曜の夜にぜひ楽しんでご覧いただきたいです」とアピールした。升さんが演じるのは、そんな井出の上司で主任検事の城島怜治。マイペースなみちおの行動を問題視し、破天荒な言動にうんざりしながらも、現場検証には毎回真面目に付き合っている。また、イチケイの部長(小日向文世)とは、司法修習時代の同期でライバル視している。井出とのクスッと笑える絶妙な名コンビ感にも注目だ。「裁判官と検察官は、本来なら一線を画す存在ではあるのですが、現場ではみんなとても仲良く、1つのチームのような雰囲気で撮影しています」と撮影の様子を語った升さんは、「竹野内さんは常に自然体で唯一無二の存在感ですし、黒木さんはとても気さくで気立ての良い女性です。山崎さんもクールで優秀な検事である井出にぴったりはまっています」と共演者についても明かす。そして「“裁判劇”と聞くと堅苦しいイメージやサスペンスを想像されると思うのですが、このドラマはコメディー要素とシリアスな部分のメリハリがついています。裁判に対するイメージも変わると思うので、そこにも期待してご覧いただけたらうれしいです」とメッセージを寄せている。「イチケイのカラス」は4月5日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送※初回30分拡大。(cinemacafe.net)
2021年03月10日女優の天海祐希と俳優の山崎育三郎がドライブトークを繰り広げる動画の後編が16日、研音YouTube公式チャンネル『Ken Net Channel』で公開された。11日に公開された前編で天海が同チャンネル初登場を果たすと、「天海さんをYouTubeで見られるなんてすごい時代になった」「ずっとお綺麗」など驚きと感動のコメントが殺到。舞台出身の2人による舞台と映像の違いや、天海の芸名の由来、宝塚時代のエピソード、好きなお笑い芸人まで貴重な話が展開された。後編では、天海が語る名俳優たちへの憧れ、演劇の世界に“正解”はあるのか、今の時代に生きる子供たちへ伝えたいことなど、さらにディープな内容が語られる。
2021年02月16日女優の天海祐希が11日、研音YouTube公式チャンネル『Ken Net Channel』に初登場。俳優の山崎育三郎がゲストを招いてドライブする企画でトークを繰り広げた。同企画で菅野美穂をゲストに招いた際、菅野が「尊敬する女優」として名前を挙げていた天海。今回の動画では、舞台出身の2人だからこそ思う舞台での在り方、映像の世界に入ったときのエピソードなど、普段テレビでは語られない話が満載。ドライブ企画ならではのプライベート空間が垣間見れる映像となっている。このたび、天海からコメントが到着した。天海は「皆様、お元気でいらっしゃいますか? 私は、元気です!」と呼びかけ、山崎について「ちょいちょいお目にかかる機会はあったのですが、あんなにゆっくり、お話したのは初めてだったので、とても楽しかったです」と感想を述べる。そして「お仕事、プライベート、沢山の事をお話しました。公の場では、なかなか話すチャンスのない事も飛び出してるかも? しれません(笑)」と明かした。後編は、16日に公開される予定。
2021年02月11日落語家の笑福亭鶴瓶が即興ドラマを繰り広げる舞台『スジナシシアターVol.13』に、俳優の山崎育三郎、中井貴一、お笑い芸人の渡辺直美が各日ゲストとして出演することが26日、発表された。東京・世田谷パブリックシアターで2月26日・27日・28日に開催され、チケット一般発売日は2月19日。オンライン配信も行われる。その日に知らされるセットのなかで即興ドラマを繰り広げる「スジナシ」 は、1998年にCBCテレビにて放送を開始。その後2015年より『スジナシ BLITZシアター』として赤坂BLITZで年2回の公演を行ってきたが、2020年9月、会場の一時休館に伴い幕を下ろすこととなった。今回からはTBS、サンライズプロモーション東京主催で新たな「スジナシ」がスタートするが、芝居の後にプレビューを見ながら演技を振り返るトークや、舞台とテレビの連動企画として後日テレビでも放映する点はこれまでと変わらず行う。ゲストには、ミュージカルや舞台に加え、ドラマや映画、そして歌手としても活躍する山崎が初日、芸人という枠にとらわれず様々なジャンルで活動し、海外でも著しい活躍を見せる渡辺が2日目、ドラマ、映画で幅広い役柄を演じ、舞台やナレーションなどマルチに活躍する中井貴一が3日目に登場。案内人は中井美穂が務める。鶴瓶は今回の開催について「13回目になりますが、未だに慣れないですよ。でも毎回初めての感じがいいんですよ」と改めて“スジナシ”の魅力を語った。今回のゲストについて山崎には、「今非常にノッてますし、役柄をみていても面白い。クサイ役もうまいだろうし、楽しみですね」と期待し、渡辺には「バラエティ風になったほうがいいのか、シリアスになったほうがいいのか、どこまでやっていいのか悩みますね」と思案。そして中井貴一には「長い付き合いになりますが、あんな何でもできる人いないですよ。器用ですし、面白い。こんなフリーの舞台に出るってね、ありえないでしょ(笑)」と笑いを交えて賛辞を述べる。最後に「でも、こんな舞台を出来ることはありがたいと思うので、精一杯がんばりますし、羽目を外さないようにします」と真摯なコメントを寄せた。
2021年01月26日7月18日に亡くなった俳優・三浦春馬さんの所属事務所・アミューズは21日、公式サイトを通じ、9月4日に発表していた「三浦春馬基金(仮称)」の詳細について報告した。同社は、「2020年9月4日にお知らせさせていただいておりました『三浦春馬基金(仮称)』に関しまして、現状のご報告をさせていただきます」の書き出しから、「三浦春馬が2007年に初めて参加したAct Against AIDS『THE VARIETY』。この活動を通じて、彼はその支援先であるラオ・フレンズ小児病院に何度も足を運び、現地で活動するスタッフの方々と共に、『ラオスの子供たちの未来を守りたい』という強い気持ちを持って、チャリティ活動に取り組んでおりました」と背景を説明。「その想いを未来へ繋げていくべく、三浦春馬に関する弊社の全ての利益は、『三浦春馬支援』と称し、ラオ・フレンズ小児病院を始めとする、あらゆる困難に立ち向かう人々への寄付・支援に充てさせていただきます」とし、「まずは、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN様を通じ、ラオ・フレンズ小児病院内にて使用される注射器や、感染症予防の為のスタッフ用グローブなどの購入、小児病院の運営維持に充てられます」と最初の支援先を明かした。今後については、「現在の新型コロナウイルス感染拡大の状況に鑑み、その時々に必要な国内外における支援を関係各所とご相談の上で、決定して参ります」。内容は決まり次第、報告していくという。
2020年12月21日横浜FCの三浦知良選手とモデルの三浦りさ子の長男で俳優の三浦りょう太(「りょう」はけものへんに寮のうかんむりなし)が、21日より放送される日本航空(JAL)と日本コカ・コーラが共同制作した新CM「JAL×コカ・コーラ2020『Airport』篇」で、CM初出演を果たした。旅の出会いをつないできたJALと、青春の日々を応援してきたコカ・コーラがコラボレーションした同CMでは、三浦りょう太と永井彩加が初々しい演技を披露。東京に住む男の子(三浦)と故郷に残る女の子(永井)の遠距離カップルを演じ、ずっと会えなかった恋人同士の再会を表現した。CM撮影が初体験だったという三浦は、飲み物を自然に飲むことも難しかったそうで、「14テイクを出してしまった」と苦笑い。また今回は博多弁にもチャレンジ。博多に住む知り合いに頼んで、毎日レクチャーしてもらったそうで、その努力の甲斐もあって方言指導の方からお墨付きをもらっていた。クリスマス時期に流れるCMに出演するのが夢だったそうで、「小さいころから家族がそろうのがクリスマスから年始にかけてだったので、僕にとってあったかくて好きな期間でした。その期間にテレビに流れているCMが心に残っているので、(CMが決まって)うれしかったです」とその理由を告白。また、CM初出演がJALだったことに対して、「僕が生まれたキッカケというか、両親の出会いがJALだったので、とても縁を感じました」と感慨深そうに語った。5年前まで毎年家族でグアムかハワイに旅行に行っていたという三浦。だが、「父親がトレーニングを始めるので、僕たち子どもはそのトレーニングに毎回つきあってました」と、三浦にとってグアムやハワイは「砂浜で走って、ホテルのジムでトレーニング」というイメージになってしまったそう。自由に海外旅行ができるようになったら「ハワイでバカンスを楽しみたい」と話した。今回のCMは「人との再会・出会い」をテーマにしているが、三浦が今一番会いたい人は、サッカー選手のペレとのこと。「ペレは、世界のキングです」と興奮気味に語った。
2020年12月21日